エレン「巨人?」 (305)

これはエレンが巨人の事を知らず、
ミカサとアルミンにも出会ってないという設定です(ミカサとアルミンは幼馴染)

それでもいい方はどぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375371808

入団式

エレン「ふぁ~ぁ…」

キース「おい貴様…」

サシャ「モグモグ…」

エレン「(ん?なんだ…?あぁあそこで芋食ってるやつのことか…にしてもねみぃ…)」

キース「おい…おい!貴様だ!貴様の事だ!」

エレン「はい?(あ、俺なの?)」

キース「貴様なぜアクビをした?」

エレン「アクビをしてはいけないのでしょうか?」

キース「もういい…死ぬまで走ってこい!」

エレン「ハッ…(アクビしちゃダメなのか…?)

サシャ「モグモグ(お気の毒ですね…まぁ自業自得でしょう)

キース「……貴様もだ!」

サシャ「えぇ?(なんでですか?)

キース「返事はどうした…!」

サシャ「…はぃ(ぅぅ腑に落ちません)

コニー「おい、あいつらまだ走ってるぜww」

ジャン「バカなやつらだなww」



サシャ「はぁ…はぁ…」

エレン「……(これいつまで走んなきゃいけないんだ?)」

サシャ「あ…あの…」

エレン「…」

サシャ「あの!!」

エレン「ん?おぉ…どうした?」

サシャ「もう…日も沈んできましたし…やめませんか?」

エレン「終わっていいのか?」

サシャ「多分…いいと思います」

エレン「なら終わるか…」





エレン「おーい大丈夫かー?」

サシャ「ゼェ…ゼェ…なんであなたはそんな平気そうなんですか?」

エレン「いや、これでも結構疲れてるぞ?」

サシャ「なら…いいです…」

エレン「おぉ…(なにがよかったんだ?)

サシャ「うぅ~お腹空きました…」グゥ~

エレン「おいおいホントに大丈夫かよ?」

サシャ「もう…ムリ…」バタッ

エレン「あ!…普通気絶するか?…まぁいっか」ヨイショット

クリスタ「……」

ッタク…ブッ倒レルマデ走ンナヨナ…

クリスタ「…あ!」

エレン「ん?あんたそれpサシャ「パァン!!」

エレン「うおっ!」
クリスタ「キャッ!」

サシャ「ハグっフグっ」ガツガツ

エレン「急に元気になんなよな…」

クリスタ「あの…」

エレン「ん?どうかしたか?」

クリスタ「もう一個あるけど…」

エレン「…あんた…メシ食ったのか?」

クリスタ「え?…いや…」

エレン「ならいらね」

クリスタ「!…どうして!」

エレン「あんたが食えよ」

クリスタ「私は食べなくても平気だから!」

エレン「ダーメーだ!メシちゃんと食わねぇとくたばっちまうぞ?」

クリスタ「で、でも!」

エレン「はぁー…あのな、よく聞いとけよ?他人を大事にするのは確かに大事な事だと思う」

エレン「でも、それがただの自己犠牲だとしたら話は別だ」

エレン「まぁ…あれだ!とにかくだ!俺は俺のために誰かが傷つく事はイヤなんだ!分かったら食え!な!」

クリスタ「…分かったよ」

エレン「んじゃそいつ連れてってくれよな~」フリフリ

クリスタ「あっ!」

エレン「ん?」

クリスタ「あり…がとう」ウツムキ

エレン「気にすんなって、んじゃーなー」ハハハ

クリスタ「(私のためにあんな叱ってくれたの始めてだったな…」

サシャ「(あの人私をおぶってくれてたんですね」

サシャクリ「名前なんて言うんだろう(でしょう)

エレンについて追加設定です

・強いがやる気ない
・性格がすごく軽い、でも色々と抱えてる
・相変わらず鈍感
・頭はあんまり良くないが芯はしっかりしてる

とまぁこんな感じです
よろしくお願いします

男子寮

エレン「ここが寮か…」

グゥ~グゥ~ キレイナ…黒髪ダァ ウホッ
僕ハベルトルトダァ…

エレン「全員寝てるな…」ツカ寝言ウルセェ

???「おい…」

エレン「誰だ?」

???「おいおいそんな怖い顔しないでくれよ」

エレン「あぁ…悪い…(俺そんな怖い顔してたか?)」

コニー「自己紹介がまだだったな!俺はコニー・スプリンガーだ!よろしくな!」

エレン「あぁ俺はコニー「エレン・イェーガーだろ?」

エレン「なんで知ってんだ?」

コニー「お前有名だぜ?まぁ野郎にだけどよ!」

エレン「そーなのか?まぁよろしくな!」

コニー「おう!俺のことはコニーって呼んでいいからよ!」

エレン「わかった!んじゃ俺もエレンでいいよ」

コニー「あぁ、よろしくなエレン!」スッ

エレン「おぉ、コニー!」ギュッ

コニー「んじゃ今日はもう寝ようぜ!明日は適正診断で朝はやいからな!」

エレン「俺朝苦手なんだよ…」

コニー「おやすみー」グゥ~

エレン「おやs…寝んの早過ぎだろ…」

エレン「(コニー…か…いい奴だけど…)」

エレン「俺と関わると…ろくな事がねぇ…俺は…」

翌日 食堂

コニー「お、やっと起きたかエレン」

エレン「眠過ぎんだろ…」ファ~

コニー「おいおいそんなんじゃ開拓地行きだぞ?」

エレン「おぉ…(開拓地ってなんだ?)」

???「あの~…」

エレコニ「「ん?」」

サシャ「昨日はどうもありがとうございました!」

エレン「ああ、昨日の…」

コニー「芋女じゃねぇか!」

エレン「お前芋女っていうのか、
面白い名前だな」

サシャ「違いますよ!!私の名前はサシャ・ブラウスです!」

コニー「ウソつけ!」

サシャ「ここでウソついてもなんにもなりませんよ!」

エレン「まぁよろしく、ブラウス、俺の名前はエレン・イェーガーな」スッ

サシャ「サシャでいいですよ!よろしくお願いします、エレン」ギュッ

コニー「あ、俺コニーな!よろしくサシャ!」

サシャ「よろしくお願いします坊主さん!」ニコッ

コニー「俺今名乗ったじゃねぇか!」

サシャ「冗談ですよ、よろしくです、コニー」

コニー「おう!」

サシャ「もらったぁ!」シュバッ

コニー「あ、俺のパン!」

サシャ「油断大敵ですよコニー!」

コニー「このやろ、返せサシャ!」

サシャ「あははは!それじゃ先行ってますね!」

コニー「待t…くそ、逃げられた」

コニー「…あれ、エレンどこ行った?」

エレン「なぁコニー…」

コニー「お、そこにいたのか…って、なんだ?お前メシぐちゃぐちゃじゃねぇかばかだなーw」

エレン「お前らが暴れたから俺のメシgコニー「じゃあ俺は腹一杯になったし先行っとくぜ!!」

エレン「……(この世界は…残酷だ…)

訓練所

キース「今日は適正診断だ…」

コニー「なぁエレン」ヒソヒソ

エレン「なんだよ」ムスッ

コニー「なに怒ってんだよ」ヒソヒソ

エレン「怒らない方がおかしいだろ」ムスッ

コニー「(俺なんかしたかな…つかこいつ怖えぇー)ま…まぁ勝負しようぜ」ヒソヒソ

エレン「勝負?」ヒソヒソ

コニー「ああ、この訓練であのハゲの評価が高かった方が…」

エレン「高かった方が?」

コニー「メシを全部高かった方にやるってのはどうエレン「のった」

コニー「お、おお(返事はやっ!)」

エレン「(こちとら二日間メシ食ってねぇんだ…負けるわけにはいかねえ!)」ゴゴゴゴ

キース「次!エレン・イェーガー!ジャン・キルシュタイン!ベルトルト・フーバー!コニー・スプリンガー!」

エレ・ジャン・ベル・コニ「ハッ!」

ベル「(名前を…)」ウルウル

アイツナニ泣イテンダ?サア…

エレン「(とうとうきたか…)」

コニー「(ついにきたか…)」

エレコニ「(この時が…!)」

エレコニ(思えば長かった…)」

エレン「(一日目は訳もわからず走らされ…今朝は小坊主と芋女に荒らされ…)」

コニー(朝…あの芋女が…クソ!思い出したくもねぇ!なんで俺が意味もなくパンを…!)」

エレン「(雪辱を…)」

コニー「(果たす時…!)」

エレコニ「(勝つのは…)」

エレコニ「この俺だぁぁぁぁぁ!!!」

オイアイツラミロヨ スゲェドッチモブレテネェ
ザワザワ…ザワザワ…

キース「……ほぅ」

エレン「負けてたまるかぁぁ!」

コニー「うおおおおおお…あれ、なんかヤバイ、あら?ちょっウソだろ?」グラッ

エレン「(コニーの体制が崩れた!俺の勝ちだ!)」ガッツポーズ…グラッ

エレン「え…?」ガターン!

エレン「バ…バカな…」ワナワナ

???「くっくっくっ…はっはっはっはー!」

コニー「引っかかったなエレン!
体制を崩したのはお前にガッツポーズをとらせるための演技だ!」

エレン「なんだと?」

コニー「ガッツポーズをとればバランスは必ず崩れる!俺はそこを狙ったのさ!」

エレン「さ…策士か…」ガクッ

コニー「これでハゲからの評価は間違いなく俺の方が高い!お前のメシは俺のものd???「おい…」

キース「ハゲとは…私のことか…」ゴゴゴゴ

コニー「え?いや…えっと…」

エレン「(ざまぁねぇな!)

キース「コニー・スプリンガー!
エレン・イェーガー!貴様らはメシ抜きだ!そして死ぬまで走ってこい!!」

エレン「なんで俺まキース「返事をしろぉぉぉ!」

エレコニ「ハッ…」





タッタッタッタッタッタッ

コニー「……」タッタッタッ

エレン「……」タッタッタッ

コニー「……」タッタッタッ

エレン「……」タッタッタッ

コニー「なんでこーなるんだぁぁぁぁぁぁ!!!」

エレン「俺が一番言いてぇよぉぉぉぉぉぉぉ!」

とりあえず今日はここまでです
ヒマな時書いていきますのでよろしくです


食堂

コニー「ぜぇっ…ぜぇっ…なんとか…メシには間に合った…」

エレン「……(やっとメシが食える…)」ウルウル

コニー「さっさと食おうぜ!(なに泣いてんだこいつ…)





サシャ「あっ!来ましたよ!はやく行きましょう!」ヒソヒソ

クリスタ「ちょっと待ってよ…心の準備が…」ヒソヒソ

サシャ「そんな事言ってる場合ですか!」ヒソヒソ

ユミル「な~にコソコソしてんだお前ら!」

サシャ「ヒッ!」

クリスタ「な、なんでもないよ!はやくご飯食べよ!」

ユミル「なんか隠してないか?お前ら」

クリスタ「なにもないよ!ね?サシャ?」

サシャ「え、あ、はい!なにもないです!」

ユミル「そーか?ならいいや」



???「なんだよ!なにか文句でもあんのかよ!」

???「別に文句言ってるわけじゃないよ!ただ恥ずかしいと思わないのかいって聞いてるだけだ!」

???「ケンカはやめてアルミン」

???「ジャンもやめなよ!」

アルミン「ミカサには関係ないよ!」

ジャン「お前はだまってろよマルコ!」

ダイタイオ前羨マシインダヨ!
意味ガワカラナイヨ!

エレン「なんだ?騒がしいな」

コニー「あぁ気にすんな、昨日もやってたから」

エレン「でもうるせぇぞ」ガタッ

コニー「なにするつもりだ?」

エレン「ケンカの仲裁?みたいなやつ」

コニー「へぇ~まぁ怪我すんなよ~」フリフリ

エレン「おーいお二人さん?」

ジャンアル「「なんだよ?」」ギロッ

エレン「おーおー、そんな怖い顔してんじゃねぇよ」

アルミン「君には関係ないよ!」

ミカサ「アルミン、人に当たってはダメ」

ジャン「なんだ?結局はミカサにおんぶにだっこかよ?」

アルミン「違うよ!!」

ジャン「はたからみりゃそうにしかみえねぇけどな!」

エレン「おいおい落ち着けって、今は食事中だぞ?そんなんじゃ不味いメシがもっと不味くなるじゃねぇか」

エレン「大体なんでケンカしてんだよ」

アルミン「ジャンが僕の考えをあたまから否定してくるんだ!」

ジャン「てめぇの考えが間違ってたからだろうがよ!」

エレン「だから落ち着けっての…」

アルミン「君はおかしいと思わないの?」

エレン「おかしいと思わないのかって言われてもな…どんな考えなのかわかんねぇし」

ジャン「俺が憲兵団に行って巨人に会うことなく内地で快適に暮らすってのがおかしいって言ってやがんだよ!」

アルミン「巨人が壁を破らないとは限らないんだぞ!だから調査兵団に行って巨人を倒すべきだ!」

ジャン「んだよ!おい!お前はどう思うんだよ!」

エレン「ん?俺?」

アルミン「そーだよ!君はどっちの意見に賛成するんだ!」

エレン「んー…別にどっちでもいいんじゃねぇか?」

アルミン「なっ…!」

エレン「だって自分が決める事だろ?別にどんな選択しよう自由じゃねぇのか?」

ジャン「だよなぁ!ほらみrエレン「でもよぉあんた巨人に会いたくないんだろ?」

ジャン「なんか悪いかよ」

エレン「ならなんで訓練兵になんかなったんだ?」

ジャン「それは!憲兵団に入って…」

エレン「内地で快適に暮らしたい…だろ?」

ジャン「あぁそうだ」

エレン「…別に訓練兵になる必要なかったんじゃないのか?」

ジャン「憲兵団になるには…」

エレン「巨人に会いたくない、つまり死にたくないんだろ?」

ジャン「だから内地に…」

エレン「さっきそこの金髪くんが言ってたようにもし壁を破って入ってくるんだろ?そうなったら戦うのと逃げるの、どっちが助かる?」

ジャン「逃げる方が確率は高いだろ」

エレン「…戦う気がないんなら兵士じゃなくて普通の人として暮らせばよかったんじゃねぇのかよ?」

ジャン「…っ!なんだと!」

エレン「お前他には言えない理由でもあるんじゃねぇのか?」

ジャン「そんなもん…あるわけエレン「なら兵士やめろよ」

ジャン「…っ!」

エレン「お前がいても全体の士気が下がるだけじゃねぇの?」

ジャン「てめぇ…!言わせときゃ!俺は!兵士をやめるわけにゃ行かねぇんだ!どんな事があっても…這いつくばってでも憲兵団にならねぇといけねぇんだよ!なにも知らないてめぇが偉そうに諭してんじゃねぇぞ!!」

エレン「…やっぱ理由あんじゃねぇかよ…」

ジャン「…っ」

エレン「なぁ…どんな理由があんのかは知らねぇしムダな詮索もしない」

エレン「ただ…勝手に自分で自分を追い詰めてんじゃねぇよ」

ジャン「……」

エレン「ここにはたくさん仲間がいる、無理に一人にならなくていいんだよ」

エレン「今ケンカしてた金髪くんでも隣にいるソバカスくんでも誰でもいいんだ」

エレン「心の拠り所ってのを作ってみろよ、ちょっとは楽になるんじゃねぇの?」

一同「「「……」」」

エレン「っと…しらけちまったな…」

コニー「おーいエレーン!…ってどうしたんだ?こんな静かになって」

エレン「あぁ、気にすんな、なんか用か?」

コニー「お、そうだった(俺がトイレに行ってる間に何があったんだ?)」

コニー「お前のメシ俺が食ってあげたぜ!!」 ニコッ

エレン「……っと聞き間違いか?お前が俺のメシをくったのか?」

コニー「いや、バッチリ合ってるぜ!いやーやっぱ腹減ってたらどんなメシでもうまく感じるんだな~、ついお前の食っちまったよ!」 ハハハハ

エレン「コニィィィィィィィ!!!!!!」

コニー「うおっなんだよ!危ねぇ!」

エレン「なにしてくれてんだお前ぇぇぇ!!」

コニー「恐ぇぇぇぇ!!逃げるが勝ちだ!!」

マテコニー! マテトイワレテマツバカイルカヨ!
イヤ、チョ、危ナイ チョ、ギャァァァァァァ!!……

ジャン「(心の拠り所…か…)」

ジャン「みんな、食事中なのに騒いで悪かったな…さっきあいつが言ってたように俺には理由がある、今はまだ言えないけどいつか必ず言う…その時は力になってくれるか?」

マルコ「もちろん!」

サシャ「しょうがないですね!」

クリスタ「私ももちろんいいよ!」

ユミル「クリスタが言うなら…」

ジャン「お前ら…」

アルミン「僕も…手伝うよ、それとゴメンよ」

ジャン「いや、俺が悪いんだこっちもゴメンな、まぁこれからは仲良くしようぜ!」スッ

アルミン「よろしく!」ギュッ

ミカサ「アルミンは大人になった…」

アルミン「僕は子どもじゃないってば!」

一同「「「ハハハハ!」」」

ライナー「…くだらないな」

ベルトルト「僕たちには関係ないよ」

アニ「……」

すいません限界です
誰か続き頼みます

イヤならがんばります

とりあえず今日はここまで

<<30の言うとおりですね

それじゃ今から書いていきます
投下はだいぶ後になります

やっと続き書けました

なんかすごく長くなりそうな気がするのでお付き合い下さい

あと世界観がめちゃくちゃなのでそこらへんはご了承を


それでは投下します

男子寮

コニー「だから悪かったって!元気出してくれよ!」

エレン「俺の…メシが…」ズゥゥン

コニー「ゴメンって!」

エレン「はぁ…もういいよ」

コニー「さすがエレン!」

エレン「うるせぇ!」

アルミン「ねぇねぇエレン…くん?」

エレン「ん?あぁ、さっきの金髪くんとソバカスくんと…馬面くんじゃないか」

ジャン「馬面じゃねぇよ!」

エレン「おぉ、悪い…んで、なんか用か?」

アルミン「用ってほどでもないんだけどね…さっきのお礼を言おうと思って」

エレン「なんか礼言われるような事したっけ?俺?」

コニー「いや、してねぇ、つかするわけねぇ」

エレン「だよな…コニー後で話がある」

コニー「なんでだよ!」

アルミン「いや、さっきのケンカを止めてくれたでしょ?そのお礼だよ」

ジャン「俺は別に…!」

マルコ「ジャンが一番お礼言わないとダメなんじゃないの?」

ジャン「うぐ…っ!んじゃ一回しか言わねぇからよく聞いとけ!」

エレン「いらない」

アル・ジャン・マル「え?(あ?)」

エレン「さっきは偉そうな事言ったけど…俺にあんな事言う資格なんてないんだ」

アルミン「どういう事?」

エレン「…いや、なんでもねぇ…
忘れてくれ」

ジャン「おいおmエレン「んな事で礼言うより名前教えてくれよ!」ニコッ

ジャン「え?ああ、俺の名前はジャン・キルシュタインだ」

マルコ「僕はマルコ・ボットだよ」

アルミン「……僕はアルミン・アルレルト」

エレン「そうか!よろしくな!俺はエレン・イェーガーだ!」

アルミン「ねぇ、エレン…過去になにかあったの?さっきからムリに明るく振舞ってるように見えるよ」

エレン「……なにもねぇよ…」

アルミン「さっき君はジャン「アルミン!」

アルミン「…?」

ジャン「いいじゃねぇか…言えなくても」

ジャン「誰にだって言いたくない事はあるもんだろ?」

ジャン「でもよ、エレン…お前さっき俺に心の拠り所をつくれって言ったよな」

エレン「……」

ジャン「だからお前もなんでも言えるようnエレン「キルシュタイン…」

ジャン「…なんだよ、つかジャンでいいぞ」

エレン「…悪い…心の拠り所なんての、ここにいる奴らなら簡単にできるんだろうな」

エレン「でも…俺は違う」

エレン「俺は…俺は……すまねぇ…」ダッ

ジャン「あっおい!エレン!…行っちまった」

アルミン「エレン…なにか僕たちに隠してるね」

マルコ「確実にね」

ジャン「あいつは俺の心を軽くしてくれた、だから今度は俺があいつを救う…」

ジャン「心の拠り所ってのになってな…」

アルミン「…意外とジャンって優しいんだね」

ジャン「一言余計だっつの」

コニー「グ~グ~zZZ」






エレン「(俺は…ちくしょう!…)

エレン「(ん?あれは…?」

中庭

ライナー「解団式の時が一番よくないか?」

ベルトルト「みんな油断してるだろうしね」

アニ「…はやく決めて寝たいんだけど…」

ライナー「まぁそう急かすなアニ」

ライナー「最後に作戦の確認だ」

ベルトルト「解団式の時に僕が超大型巨人になって壁を破壊して…」

アニ「次は私が他の巨人を雌型になって呼び寄せて中に巨人を入れる…でしょ?」

ライナー「あぁ…最後に俺が鎧の巨人になって壁を破壊する…後は巨人が人類を滅亡させるのを待つだkエレン「面白そうな話してんじゃねぇか、俺も混ぜろよ」

ライ・ベル・アニ「!!!!」

エレン「ん?そんな驚いてどうした」

ライナー「お前…どこから聞いてた?」

エレン「んーと…きんにくんが解団式が一番よくないか?って言ってたとこからかな」

アニ「…一番まずいとこからじゃないか…(きんにくん…?)」

ベルトルト「ちょっと…まずいかもね(きんにくん…?)」

ライナー「(くっ…!しまった!こんなとこにいたとは!…きんにくんって俺の事か?…悪くない)

エレン「おーいどうしたー?みんな黙り込んじゃって…なにがまずいんだ?」

ライナー「エレン…でいいんだよな…」

エレン「あぁ、合ってる」

ライナー「今、なにを考えてる?」

エレン「…質問の意味がわかんねぇな」

ライナー「今、お前は俺たちの秘密を聞いたわけだろ?それを聞いてなにを考えた」

エレン「いや、みんな知ってんのかな~って」

ライナー「どういう意味だ?」

エレン「だからあんたらが巨人になれるって事みんな知ってんのかって…」

ライナー「言ってるわけがないだろう、それに言ってたとしたなら俺たちはここにいない」

エレン「なんでだ?」

ライナー「お前は何も知らないのか?」

エレン「俺は巨人の事なんか知らん、存在してた事を知ったのも最近だ」

エレン「でも、人間が巨人を恨んでるってのは知ってるぞ」

ライナー「俺たちがいなくなる理由も分かるだろう」

エレン「わかんねぇな」

ライナー「…なんでだ…?」

エレン「人間が巨人を恨んでるのは巨人が人間を殺しまくったからだろ?」

ライナー「その通りだ!現に俺たちは人間をたくさん殺した!自分たちの都合でな!」

エレン「…なにも感じないのか?」

ライナー「あぁ!感じないな!たとえお前たち同期を殺したとしても何も感じる事はnエレン「それはウソだ」

ライナー「…ウソだと…?」

エレン「いずれ俺たちを[ピーーー]んだろ?ならなんで俺たちに情を移してる?」

ライナー「…!情なんか移して…」

エレン「移してないのならなんで俺の名前を覚えてる、滅ぼすのなら覚える必要はないはずだ」

ライナー「…っ人の名前なんてのはその場にいれば覚えて…!」

エレン「俺はあんたの前で名乗った覚えはない」

エレン「それにあんたら5年前にもやったらしいな」

ライナー「ああ!その時たくさんの人間を!」

エレン「本で見たけど鎧の巨人も超大型巨人も壁を破壊しただけで直接手は下してないみたいだな」

エレン「さっきの作戦でもそうだ…破壊して巨人呼んで勝手に殺してもらう…違うか?」

ライナー「…っ!なんdエレン「できもしねぇくせに!」

エレン「[ピーーー]なんて言葉軽々しく使ってんじゃねぇよ…!」

エレン「あんた程できた人間なら命の重さぐらいわかんだろ!

ライナー「ああ!分かるさ!ただ同郷の人間のだがな!」

ライナー「大体お前たち壁内の人間が俺たちに何をしてきたと思ってる!!」

エレン「……」

ライナー「お前たち壁内の人間は俺たちが壁外にいるというだけで忌み嫌い、理不尽に暴力を受けてきた!だから滅ぼすんだ!お前たち壁内の人間を滅ぼして故郷に胸を張って帰ってやる!」

エレン「…言いたい事はそれだけか…?」

ライナー「なんだと…!」

エレン「さっきも言ったけど俺は巨人の事なんか知らないしそれをとりまく変な事情なんかも知らん」

エレン「でもわかることがある」

エレン「怒りのまま…恨みのまま…復讐をしたら…また別の復讐を生むだけだ」

エレン「そしたらあんたらの故郷は滅ぶだろ…あんたらの勝手な行動で恨みを買った連中の手によってな」

ライナー「なにがいいたい…」

エレン「俺があんたらの復讐を受けとめる」

ライナー「受けとめるだと?できるわkエレン「できる!」

エレン「あんたらのそんなちまっこい復讐ぐらい俺が全部受けとめてやる!そんでお前らに向かってる人間の復讐も俺が受けてやる!」

エレン「…だから裏切って仲間[ピーーー]なんて悲しい事言うんじゃねぇよ…」

ライナー「…なんでお前はそこまで俺たちに執着するんだ?」

エレン「さぁな…ただ…俺のルールを守っただけだ」

ライナー「お前の…ルール?」

エレン「あぁ、ガキん頃色々あって俺は生きる意味をなくした」

エレン「そんな時にすげぇ人にあったんだ…その人が教えてくれた…君は強い、だからその力は守るために使いなさい…ってな…」

エレン「だから俺は自分の手の届く範囲のものは全部守ることにした、たとえ自分の命を投げ売ることになるとしても…」

エレン「…っと…もうこんな時間か…じゃあ俺は寮に戻る」

エレン「もし、考え直してくれるのなら俺は今日の事は誰にも言わない…だからみんなと仲良くしてくれよ!」ニコッ

エレン「最後にこれだけ言っとく…もしもあんたらの正体がバレてみんなに殺されそうになっても絶対に俺が守ってやる…!」

エレン「だからあんたらは俺を信じろ!そのついでといっちゃなんだけど…俺は…あんたらを最後まで信じる」

エレン「じゃな…」ヒラヒラ

ライナー「……」

ベルトルト「ライナー…」

ライナー「……はっはっはっ…」

ライナー「はっはっはっはっ!」

ライナー「…やられたな…」ハハハ

アニ「(エレン・イェーガー…か…
面白そうなやつだね…)」

ベルトルト「ライナーどうするの?(…まずいな…)」

ライナー「俺はあいつにかけてみるよ…あいつのルールってやつにな」

アニ「私もそれに賛成しようかな…」

ベルトルト「そう…か…(エレン・イェーガー…余計なことを…!)

ライナー「お前はどうするんだベルトルト」

ベルトルト「二人がそうするなら異論はないよ(僕一人でもやってやる…!だからここは賛同するふりをしといたほうがよさそうだ)

ライナー「そうか!じゃあ寮に戻ろうぜベルトルト!アニもまた明日な!」

ベルトルト「おやすみ、アニ」

アニ「ああ、おやすみ」







エレン「(手に届く範囲のものは全部守る…か…守れなかったくせになに言ってんだろうな…俺)

エレン「…先生…俺…自分が…わからなくなっちまったよ…どうすりゃいいんだ…教えてくれよ…先生…」ジワ

疲れた…今日はここまでです

文字がピーってなるの知りませんでした
すいません

なんかてきとーになってるけど許して下さい

それではまた

あ、今更ですけど初スレです

なのでアドバイスとかくれたら嬉しいです!

あとなんかIDがころころ変わるので名前つけときます

それでは

42さんありがとうございます!

今から書いていくので投下はだいぶ後になると思います。

それでは

投下していきます

数日後 立体起動訓練

エレン「あ、サシャ、コニーあっちにあるぞ」

サシャ「む!コニー競争です!」

コニー「負けるかよ!」

エレン「おーいスピード出しすぎて事故んなよー」

サシャコニ「はい!(おう!)」



ミカサ「ふっ!」ズバッ

ジャン「おら!」ズバッ

アルミン「はぁっ…はあっ…(2人ともはやすぎ…」



ライナー「やはりミカサはすごいな」

ベルトルト「ライナーもすごいよ…」

アニ「目立ってないけどジャンもはやい」

ライ・ベル・アニ「アルミン…」



クリスタ「みんなはやいな…」

ユミル「気にすんなクリスタ!お前はかわいいから大丈夫だ!」

クリスタ「関係ないしかわいくもない!」

ユミル「怒ってるところもかわいいな~さすが私のクリスタ!」

クリスタ「もうっ!訓練中にふざけないで!」

マルコ「…(僕いる意味ないな…)」



コニー「またドベかよ…」

サシャ「ご飯抜きにならなかっただけで嬉しいです!」

コニー「なんで勝てないんだ?俺たち」

エレン「運が悪いんじゃね?」

コニー「くそ~運か…」

サシャ「運も実力のうちですもんね!」


フンッ! グワッ!
声ニデテルヨ…


エレン「お、上位軍団だ」

コニー「エレンあいつらにコツ聞きに行こうぜ!」

エレン「はいよ」

サシャ「ご飯食べに行きましょうよ~」

エレコニ「「行ってらっしゃい」」

サシャ「ひどくないですか?」





クリスタ「ライナー大丈bコニー「おーい!」

アルミン「あ、コニーどうしたの?」

コニー「いやな、お前ら三ペアいつも上位だろ?俺たちはいつも最下位だからさ、コツを聞きにきたんだ」

エレン「そゆこと」

サシャ「です!」

ベルトルト「三人は仲いいんだね」クスッ

ライナー「コツか…これといったものはないな」

エレン「なんでそんなにボロボロなんだきんにくん」

ライナー「俺はライナーだ。覚えてくれ」

エレン「むっ…ライナーか…よし!覚えたぞ」

コニー「きんにくんってなんかいいな!」

サシャ「話が逸れてますよ」

コニー「おお、すまん。そっか…特にないのか」

ユミル「ま、お前らは三バカだから言っても無駄だと思うけどな!」ニヤニヤ

コニー「っんだとこのブス!」

ユミル「ああ?なんだチビ!」

サシャ「ちょっと落ち着いてください!」

ユミコニ「「うっせー!芋女!」」

サシャ「ひどい!」

エレン「落ち着け~」


ミカサ「……ねぇ」

エレン「ん?おお、首席さんじゃないか。なんか用か?」

ミカサ「あなた…訓練本気でやってる?」

エレン「ひでぇな。本気でやってるぞ?」

アニ「それ、私も思ってた」

アルミン「僕もだよ」

エレン「ムエタイさんとアルミンもかよ」

アニ「(ムエタイさんって私?)」

ミカサ「あなたは対人訓練の時は教官の目を盗んでサボってる。座学の時は寝てる。馬術の時はただ馬に乗って散歩してるだけ。立体起動の時は人に教えてばっかり。自分で行こうとしてない」

エレン「なんだろうな、胸に突き刺さるな」

エレン「でも対人はムエタイさんだってサボってんじゃねぇか」

アニ「(あ、やっぱり私なんだ)」

ミカサ「アニは対人だけ。他はちゃんとやってる」

エレン「座学はコニーだって寝tミカサ「でもコニーはちゃんと技術を上げようとしてる。だからみんなにコツを聞きにきた」

エレン「なんか泣きたくなってきた」

アルミン「エレンもみんなにコツとか聞いてみたら?」

ミカサ「いや、その必要はない」

アルミン「え?」

ミカサ「この人は本気を出してない。立体起動装置がその証拠」

アルミン「どういうこと?」

ミカサ「この人の立体起動装置を見れば分かる」

アニ「ちょっといいかい?」

エレン「…あのなぁ」

アルミン「……え?これは…」

ミカサ「分かった?」

アルミン「ガスが全然減ってない…」

エレン「そりゃあんたガス使ったら速くなるだろ?怖いだけだって」

ミカサ「あなたはガスを使ってないにも関わらず私やジャンと同じスピードを出している」

ミカサ「このことからあなたは本気を出しているのならもっと速い」

ミカサ「それに私はあなたが訓練中息があがっているのを見たことがない」

アルミン「エレン…なんで本気を出さないの?」


アニ「ここにいるやつは誰でも本気でやってきてる。それはみんなに失礼なんじゃない?」

エレン「はぁ…あんたらの目に俺がどう映ってるのか知らねぇけど俺は本気だって。俺の力はこれ以上でも以下でもねぇよ」

ミカサ「…そう」

エレン「もう行っていいか?」

ミカサ「ええ…どうぞ」

エレン「ん。まぁ気にかけてくれてありがとな!じゃ!」タッタッタ

アルミン「…それにしても珍しいねミカサ」

ミカサ「なにが?」

アルミン「自分から友達じゃない人に話しかけるなんて今までなかったよ」

ミカサ「うん。今までにない。そしてこれからもない。」

アルミン「じゃあなんで…」

ミカサ「あの人は…」ボソッ

アルミン「え?なに?」

ミカサ「なんでもない。アルミン、はやくご飯を食べに行こう」

アルミン「え?あ!待ってよミカサ!」


ギャーギャー
コノソバカス女!ナンダトチビ坊主!
ユミル落チ着イテ! 結婚シヨ フンッ!グワァァァァ!






マルコ「……ごちそうさまでした」

マルコ「……あと三ヶ月か…」

マルコ「楽しみだ…」ニコッ

とりあえずここまでです

元気があったらまたがんばります

ミスしました

>>52

>>53の間にいれ忘れてました




キース「……では結果を発表する」

一同「ハッ!」

キース「一位!アッカーマン!アルレルト!キルシュタイン!」

キース「二位!ブラウン!フーバー!レオンハート!」

キース「…最下位はいつも通りだ」

キース「それでは今日の訓練は終了だ!なお、最下位だった者達は食後倉庫の整理をするように!
以上!解散!」

一同「ハッ!」



ライナー「くっ!またミカサ達にやられたか」

ミカサ「ライナー達もすごかった。一瞬でも気を抜いたら順位は入れ替わってたと思う」

ジャン「おしかったな!」ニカッ

アニ「…(笑顔うざい…)」

アルミン「みんなすごいよ…」ハァ~

ジャン「アルミン大丈夫だって!最初に比べりゃだいぶ成長してるぜ!」

ミカサ「そう。ジャンの言うとおり。アルミンは最初の頃怖くて飛べなかった」

アルミン「それを言わないでよ!」

ユミル「ほぉ~アルミンもか」

アルミン「うわっ!ユミルいつから後ろにいたのさ」

ミカサ「ユミル。アルミンを驚かせないでほしい。なぜならアルミンは昔驚きすぎておもrアルミン「うわぁぁぁ!ミカサなに言おうとしてんのさ!」

ミカサ「ごめんなさい」

アルミン「はぁ~…あ、ところでユミル、さっきアルミンもって言ったけどどういう意味?」

ユミル「あぁ、実はさ、クリスタも最初は飛べなかったんだよ、なあ!クリスタ!」ニヤニヤ

クリスタ「ちょっとユミル!やめてよ!」

アルミン「(かわいい…)」

ジャン「(女神…)」

ベルトルト「(天使…)」

ライナー「結婚しよ!(結婚しよ)」

アニ「ふんっ!」バキッ

ライナー「ぐわっ!」

アルミン「声にでてるよ…」

倉庫

コニー「さてと、いつものように整理しますかね」

サシャ「もう慣れたもんです」

エレン「とっとと終わらせてはやく寝ようぜ」ネムイ…


エットコレヲコッチニ…
バカッ違ウゾエレン コレハコッチダ
コニーコソ違イマスヨ アッチデス
ンデ次ハコレヲ…エレンソレハ俺ノ頭ダ




クリスタ「大変そうだね」

サシャ「クリスタ!それにユミルも!どーしたんですか?」

クリスタ「手伝おうと思って来たんだよ!ユミルも!ね!」

ユミル「ん、ああ、うん」

コニー「クリスタはともかくユミルは違う理由だろ。こいつが手伝うとかありえねぇ」

ユミル「んだと小坊主!」

クリスタ「もう!ケンカはやめて!」

ユミル「チッ!クリスタが言うなら仕方ない」

クリスタ「ありがとっユミル!」ニコッ

サシャ「さて!人数も増えたことですし終わらせちゃいましょう!」

コニー「おう!ってあれ?エレンは?」

エレン「……」スゥ~スゥ~

コニー「起きろ!」ゴンッ

エレン「お、朝か」

コニー「夜だ!」

クリスタ「あっあの!…」

エレン「ん?」

クリスタ「えっと…キツかったら寝ててもいいからね?」

エレン「あ~…なるほど。そういうことか」

クリスタ「え?どうしたの?」

エレン「いや、なんでもない」

エレン「よっしゃ、はやく終わらせようぜ」

ユミル「……(いや、まさかな。クリスタに限ってそんなわけないよな)」

コニー「ぼさっとしてんじゃねぇよユミル!」

ユミル「ああ、悪い」

コニー「ああ?…ああ、わかりゃいいんだ…(なんだよ調子くるうなー)」


エレンソレジャナイヨ!
ン?アア、コレカ
エレンソレハ俺ノ頭ダ
アハハハ

ユミル「……(一応…注意しとくか…もしかしたら私のクリスタが…)」

サシャ「(ユミル…明日の朝ごはんのこと考えてますね。流石です…が、私はこれから1年先の献立まで記憶しています。まだまだ私には敵いませんね)」フフッ

すいません。

何かの規制がかかってこの書き込みが最後になります。

中途半端すぎるのですがこのスレはこれで終わりとさせていただきます。

読んでくださってたみなさま申し訳ありませんでした。

それでは、さよならです

ちょっとずつならなんとか投下できるみたいです

では投下していきます

男子寮

ライナー「さぁ、夜も更けてきたし…始めようか」

アルミン「いきなりみんなを集めてどうしたんだい?」

ジャン「俺にはなんとなく分かるけどな」

トーマス「見当がつかないな」

ライナー「夜遅く、みんな集まってするものと言えば…恋バナだ!」

「「「恋バナ?」」」

ライナー「ぬっ…知らん人が多いな…」

ジャン「俺が説明してやるよ」

ジャン「いいかお前ら。恋バナってのは同性同士が集まってあの人が好きだとか気になるだとかあいつらは付き合ってるなどの異性関係を話し合うことだ!!」ドーン

「「「なるほど!」」」

トーマス「結構恥ずかしいな…それ」

ライナー「だが避けては通れない道だ。覚悟を決めるんだみんな」

ジャン「さて、なら言い出しっぺのライナーから言ってもらおうじゃねぇか」ニヤニヤ

ライナー「よかろう…お前ら聞いても驚くなよ?俺の好きな人は…」

「「「(多分……)」」」

ライナー「……クリスタだ!!」

「「「ですよね~」」」

ライナー「なんだお前ら!一斉に声をそろえて!まさか知っていたのか?」

アルミン「態度を見てれば分かるよ…」

ライナー「そうなのか!バレないようにしていたんだがな…」

ジャン「アルミンはどうなんだ?」

アルミン「え?僕?そうだなぁ…やっぱりクリスタかな。かわいいし」

ジャン「な!お前ミカサは?」

アルミン「ミカサもいい人だけどそんな目で見たことないよ。多分ミカサも僕をそういう風に見てないよ」

ジャン「マ、マジか!うおおおお!俺にもチャンスが…!」

ライナー「がんばれよジャン!」

ジャン「ああ!ありがとよ!」

ジャン「ああ、言ってなかったけど俺の好きな人は…」

「「「ミカサ」」」

ジャン「お前らエスパーか?」

アルミン「ほとんどの人が知ってるよ…知らないのはコニーとエレンくらいじゃない?」

コニー「俺とエレンがどうかしたか?」

エレン「騒ぎすぎだろお前ら…特にジャン」

ジャン「確かに少し騒ぎすぎたな。ちょっと声落とそう」

トーマス「エレンたちもまざったら?」

コニー「おお!で、なにやってんだ?」

トーマス「恋バナだと」

エレン「なんだそれ?」

トーマス「自分の好きな人とかを話し合うんだってさ」

エレン「へぇ~…えっと」

トーマス「ああ、俺はトーマス・ワグナーだ。よろしくな、エレン」

エレン「ああ、よろしく。トーマスでいいか?」

トーマス「もちろんだ」

エレン「んで、トーマスにはそういう人はいるのか?」

コニー「お、それ俺も気になるな!」

トーマス「んー…強いて言うならミーナかな」

エレン「みーな?」ダレダ?

ライナー「ほう、トーマスはミーナが好きなのか。なかなかだな」ウンウン

エレン「(誰なんだ?)」


コニー「ミーナが好きなのか!告白しちまえよ!」

トーマス「いや、流石に…//」

アルミン「顔赤くするほど好きなんだね」アハハ

ライナー「ふむ…そうだな。告白するのはいつ頃がいいと思う?ジャン」

ジャン「卒業の後が一番いいんじゃねぇのか?」

アルミん「うん。僕もそう思うよ」

トーマス「そ、そうか?…なら、がんばってみるかな」

エレコニ「「おう!がんばれよ!」」ニコッ

「「「(やっぱ仲いいな)」」」

ライナー「お前らは好きな人とかそういうのはいないのか?」

エレン「んー…俺まだ女子サシャしか名前しらねぇもんな」

「「「は?」」」

エレン「お、どうした?」

ライナー「入団してから結構経つのにお前すごいな」

エレン「照れる」

「「「ほめてない」」」

ジャン「はぁ…コニーはいないのkコニー「エレン!蝶々だ!珍しいぞ!」

エレン「おお!きれいだな!」


ココノトコロヨク見テミロヨ!
模様ガ違ウナ…
コイツノ名前ハ…ナンダッケ?
イヤ、知ランゾ……


ジャン「あいつらにこの話をしたのが間違いだったな」ハァ

ライナー「まぁ気にするな。しかしトーマス。ミーナとはどんな感じなんだ?」

トーマス「一日に一回しゃべるかしゃべらないか…くらいだな」

アルミン「そのままじゃ告白成功するのは難しいよ」

ジャン「仕方ねぇ…俺たちが手を貸してやるよ!」

ライナー「ああ!男子みんなでトーマスの恋を成就させてやるんだ!」

「「「おお!!!」」」

トーマス「みんなありがとう//」ハハ

ジャン「告白する前に巨人に食われるとかはやめろよな!」

トーマス「冗談でもやめてくれよ……」

時同じくして女子寮

ミーナ「はーいみんな集まってー」

サシャ「どうしたんですか?」

ミカサ「ミーナ、明日も訓練がある。ので、用があるならはやくしてほしい」

ミーナ「大丈夫!就寝時間までまだだいぶあるよ!」

ミカサ「なら付き合おう」

クリスタ「なになに?どうしたの?」

ユミル「そんな引っ張んなよクリスター」

ミーナ「おおー!みんな集まった……アニ!寝ちゃダメ!」

アニ「う…眠いんだけど…」

ミーナ「ダメダメ!ほら起きて!」

アニ「わかったよ…起きるから布団を返して」

ミーナ「ふぅ~やっと集まったね!」

サシャ「で、どうしたんですか?」

ミーナ「恋バナしよ!」

ミカサ「こいばな?」

ミーナ「うん!自分の好きな人とかをみんなに話して相談とかしてもらうの!」

クリスタ「ええ?好きな人?」

ユミル「私はもちろんクリスタだ!」

ミーナ「ユミル、これは同性はナシだよ」

ユミル「なんだよ連れねぇな~」

ミーナ「それじゃまずは…ミカサ!」ビシッ

ミカサ「え?…」

ミーナ「ミカサ!」ビシッ

ミカサ「…わかった」

ユミル「お前好きな人とかいんのか?あ、アルミンか!」

ミカサ「アルミンは確かに好き。でも恋なのかと言われると違う」

クリスタ「え?じゃあ誰なの?」


ミカサ「好きな人は…いない。でも、気になる人ならいるかもしれない」

ミーナ「お、だれだれ?」

ミカサ「確か名前は…ジャン….だったと思う」

クリスタ「ジャン?」

ミカサ「ジャンはやけに私に話しかけてくる。ので、その理由が気になっている」

ユミル「(ああ、やっぱりそういうのか…残念だったな、ジャン)」

ミーナ「えっと…分かった!それじゃ次は…ユミル!」

ユミル「クリスタはダメなんだろ?」

サシャ「それはずるいですよね」

ユミル「ろくなやついないと思うけどな」

ミーナ「じゃあ、一番マシだと思うのは?」

ユミル「……ベルトルさんかな~」

クリスタ「え?ベルトルトのこと好きだったの?」

ユミル「一番マシなやつだってさっき言っただろ」

ミカサ「それでも意外」

ユミル「そうか?普通だと思うけどな」

ミーナ「みんなちゃんとそういうの考えてるんだねぇ~」


アニ「そういうあんたはどうなんだい?」

ミーナ「へ?あたし?」

サシャ「確かに、聞いてばかりじゃダメですよ」

ミーナ「えっと…あたしは…トーマス…かな///」カァァァァ

サシャ「おや、顔が赤くなりましたね。相当ほれてるみたいですね」ニヤニヤ

アニ・クリ・ミカ・ユミ「(トーマスって誰?)」

ミーナ「訓練してるとことかなんか惹かれるんだよね~//」

サシャ「そんなに好きなら告白すればいいじゃないですか!」

ミーナ「あーもう!この話はおしまい!次はサシャ!」

サシャ「ええ?私ですか?」

ユミル「どうせ芋だろ」

サシャ「失礼な!でも好きな人とかはいませんね~訓練でそれどころじゃありませんもんね」

ミーナ「ええ~なにもないの?」

サシャ「あ、でも一緒にいて楽しい人ならいますよ!」

クリスタ「だれ?」

サシャ「エレンとコニーです!」

アニ「ああ、あのバカコンビか」

ミーナ「確かにあの二人いつも騒いでるよね。そして笑ってる」

ミカサ「確かに…一緒にいれば楽しそう」

クリスタ「この間倉庫の整理手伝ったけどすごく楽しかったよ!」

ユミル「(クリスタ…?)」

サシャ「あの二人はホントにいい人です!コニーはいつも元気ですしエレンはすごく優しいです!」

アニ「あのサボりくんが?」

サシャ「エレンはそんな人じゃありませんよ。立体起動でも私とコニーに標的を譲ってくれますし対人でも点数を取らせてくれます!」

ミカサ「……」

アニ「へぇ~そうは見えないけどねぇ」

サシャ「それにエレンは夜みんなが寝た後一人で訓練してます!休日も休まずずっと訓練してました!」

ミカサ「サシャ。ウソはダメ」

サシャ「ホントですよ!私とコニーもたまに一緒になってやってるんですから!」

クリスタ「へぇ~エレンのその姿ってあんまり想像できないね」フフ

ミーナ「あ、もうこんな時間だ!
クリスタ!アニでもいいから言いなさい!」

アニ「私は特にいないよ」

クリスタ「あ、私は…気になる人ならいるよ//」

ミーナ「え?クリスタなんて言った?」

クリスタ「い、いや!なんでもない!なんでもないよ!」

ミーナ「そう?じゃあみんなおやすみ~」

「「「おやすみー」」」

ミーナ「アニ、ウソはだめだよ」ボソッ

アニ「なんか言った?」

ミーナ「なんでもないでーす」

とりあえずここまでです

それでは、また

翌日 食堂

エレン「うーん…」

サシャ「どうしたんですか?朝からずっと考えこんでるみたいですけど」

エレン「ああ、気にすんな。なんでもない」

サシャ「そうですか?なにかあったら言ってくださいね!」

エレン「ありがとな」

コニー「おーいはやくしろよー」

エレン「もうこんな時間か…確か今日は午前で終わりだったよな」

サシャ「ええ!ラッキーです!」

エレン「うし!んじゃいくか!」

サシャ「はい!」




ジャン「あいつら相変わらず忙しないな」

マルコ「うん。そうだね」

ジャン「じゃあ俺らも行くか」

マルコ「うん」




トーマス「マルコのやつ最近元気ないな」

サムエル「エレンもじゃないか?」

トーマス「確かにな…ムリに明るく振舞ってるように見える」

ダズ「どうでもいいよ…なんで訓練兵になんかなっちまったかなぁ…」ハァ

トーマス「お前は相変わらずだな」

サムエル「トーマス、ダズ俺たちも行こう」




ライナー「トーマスのやつミーナに話しかける気ないな」

アルミン「まぁしょうがないよ」

ミカサ「アルミン、トーマスとミーナがどうかしたの?」

アルミン「あ、いや!なんでもないんだよ!」

ライナー「ああ、お前が気にすることはないぞミカサ」

ミカサ「そう…ならはやく行こう訓練に遅れたら咎められると思う」

アルミン「なんか罰もあるだろうね」

ライナー「ならとっとと行こう!」





ベルトルト「(ライナー…君は戦士…なのか?)」

もうないんか?

>>88
あと一回くらい投下しようかと思ってます

対人訓練

エレン「……(眠い…)」ウトウト

「…い!……ガー…お…ろ!」

「……ガー!おきろ!」

キース「おい!イェーガーおきろ!」

エレン「っ!!」ビクッ

エレン「ハッ!(やべ、やっちまった)」

キース「貴様…訓練中にうたた寝とは…分かっているな?」

エレン「…どんなペナルティですか?」

キース「資料室の整理だ…終わるまで出てくるな!いいな!」

エレン「ハッ!(はぁ…めんどくせぇ)」




コニー「また怒られてやんの!」ハハハ

エレン「うるせぇよこのヤロー」

サシャ「それにしてもよく怒られますね~」

エレン「俺は不運に恵まれてるんだよ」

コニー「お前が悪いだけだろ」ハハハ

エレン「いつまでも笑ってんなよ」ハァ

サシャ「じゃあ整理がんばってきてください!」

エレン「はいよ…」


資料室

エレン「おー…ここか」

ドサッ…ガサガサ

エレン「ん?誰かいるのか?」

ユミル「あ?誰だ?」

エレン「ああ、ソバカス女か…」

ユミル「サボり野郎か…誰がソバカス女だ!」

エレン「なんだ?名前じゃないのか?」

ユミル「そんな名前の人間この世にいねぇよ!」

エレン「いっつもコニーが呼んでるからそうだと思ってたけど…違うみたいだな」

ユミル「あたりまえだ…で、なにしに来たんだ?」

エレン「訓練の時にうたた寝してたらばれちまった…」

ユミル「なんだそりゃ?バッカじゃねぇの?」アハハハ

エレン「笑いすぎだちくしょう…」

ユミル「お、反省してんのか?」

エレン「ああ…次はバレないように寝てやるさ」

ユミル「お?おお…(そういう事じゃねぇと思うんだがな…)」

エレン「ソバカスさんはなんでここにいんだ?」

ユミル「ソバカスじゃねぇユミルだ。私は遅刻したんだ」

エレン「そうかユミルか。お前俺を笑う資格ないぞ」

ユミル「クリスタが起こしてくんなかったんだよ」

エレン「誰だ?それ…つか自分で起きろよ」

ユミル「お前クリスタしらねぇのか?」

エレン「知らんな」

ユミル「クリスタはお前の事知ってるらしいけどな」

エレン「あ?なんで?」

ユミル「はぁ…もういい…」

エレン「おお、そうか。」

ユミル「おいエレン。とっとと終わらせるぞ」

エレン「はいはい」


ドサッ…ゴソゴソ
コレドコダ?アッチジャネェノ?
ドサッ………




ユミル「ふぅ…こんなもんだろ」

エレン「だな…疲れた…」

ユミル「なぁエレン」

エレン「なんだ?」

ユミル「お前よぉ…なんかおかしくないか?」

エレン「どういう意味だ?」

ユミル「訓練の時とか手ぇ抜きまくってんだろ?でもお前は強い。多分ミカサよりもな」

ユミル「それにお前…自分の事全然話そうとしないらしいな…まぁまだ聞きたいことが山ほどあるけどよ簡潔して言うぞ」

ユミル「エレン…お前は謎が多すぎる。お前は何者だ。答えろ」

エレン「……」

とりあえずここまでです

更新の速度はこれから遅くなっていくと思いますがなんとか完結できるようにがんばります

ただ、規制がかかるかもしれないので完結できないかもしれません

そこらへんはご了承を
それでは

エレン「んー何者か…ねぇ」

ユミル「……」

エレン「…ホント…なんなんだろうな、俺」

ユミル「あ?」

エレン「…昔話…聞いてくれるか?」

ユミル「……」

エレン「沈黙は承諾ととるぞ」

ユミル「ああ。かまわない」

エレン「ある日、ある村で小さい子どもが産まれた」

エレン「とても元気で無邪気な子だった」

エレン「両親とも仲良く暮らし、幸せの人生を送る…」

エレン「はずだった…」

エレン「その子の両親はなんの前ぶれもなく突然姿を消した。その子になにも言わずに…」

エレン「子どもは色々考えた。なぜ親は突然いなくなったのか。自分になにか非があったのか…ずっと考え込んでいた。でも所詮子どもだ。なにもわかるはずがない」

エレン「その子は真っ赤に染まった部屋でなにか温もりのあるもの二つを抱いて寝た。もう外は真っ暗だ。自分がなにを抱いているのか分からないがなぜかそれを抱いているととても安らぐことができ、眠りに落ちた」

ユミル「……」

エレン「そして朝がきた。もしや帰ってきているかもしれない。そんな淡い希望をもって団欒していた部屋へと向かう」

エレン「いなかった」

エレン「その子は肩を落とした。
真っ赤の布団を片そうと押し入れを開けた」

エレン「親が…いた」

エレン「声をあげて喜んだ。『お父さん!!お母さん!!』ってな

エレン「でも返事はない。なんだ寝ているのか。そう思って寝顔を覗き込んだ」

エレン「おかしい。身体はある。でも首から上がない。困惑した。ただひたすらに。」

エレン「自分を喜ばせようと隠し芸でも披露しているのか。そう思った。そう思い込んだ。」

エレン「焦燥がとまらない。嫌な汗が頬をつたう。その子は激しい動悸と共に昨日寝た部屋へと飛び込んだ」

エレン「そこには昨日自分が抱いていたものが転がっていた。部屋が暗い所為かよく見えない。」

エレン「近寄る。まだ見えない。暗いとかそういうのではない。見たくない。視界が滲む。なぜか目頭が熱い。昨日の抱き枕に近づくにつれ動悸が激しくなっていく」

エレン「…そこには、見たことのある人が二人…いや、顔が二つこちらを血まみれの目で横たわりながら見ていた」

エレン「おかしい。おかしい。いつも笑顔だった二人が苦しみと、どこか憎しみを顔に浮かばせながらこちらを見ている」

エレン「身体が震える。胸が痛い。吐き気がとまらない。声も出ない」

エレン「その子はその場に立ち尽くしていた。何時間も…ずっと…」

ユミル「……終わり…か?」

エレン「…入り口だ」

ユミル「は?」

エレン「今のは序章、エピローグみたいなもんさ」

ユミル「なんだよ…それ…!」

エレン「地獄は…」

エレン「続く」



世界観めちゃくちゃになってますね
ごめんなさい
でも色々と考えているので
お付き合い申し上げます

文才の方はまだ高1なのでまだまだです
おかしいなと思うところがあれば指摘してください

次の投下はいつになるか分かりませんが
完結できるようがんばります。
それでは

エピローグは終章
序章はプロローグ

>>111
ミスってました
×エレン「今のは序章、エピローグみたいなもんさ」

○エレン「今のは序章、プロローグみたいなもんさ」


すいませんでした

>>114
ご指摘ありがとうございます!

いつもいつも遅くにすいません。
投下していきます

エレン「……なんてな」

ユミル「あ?」

エレン「作り話だよ」

ユミル「あ?」

エレン「だーかーらー冗談だっての」

ユミル「実話じゃねぇのか?」

エレン「ふつうに考えてそんな不幸な子どもいねぇって」

ユミル「まぁ…確かにぶっ飛んではいたな」

エレン「だろー?あんなの信じる方がどうかしてると思うぞ」ハッハッハ

ユミル「爽やかに笑ってんじゃねぇよ」

エレン「お、もうこんな時間か!じゃあ俺は教官に報告してくっからユミルは食堂いっとけよ」

ユミル「なんだ?私を優しさで惹こうってのか?」

エレン「なにわけわかんねぇこと言ってんだ?」

ユミル「なるほど。無意識でこの行動か。鈍感恐るべし」

エレン「なんかわかんねぇけどもう行くぞ」

ユミル「じゃあ私はお言葉に甘えて食堂行ってくるかな」

エレン「おう!じゃあな~」

ユミル「あ、ちょっと待ってくれ」

エレン「なんだ?」

ユミル「さっきの話…ホントに作り話なんだよな?」

エレン「…ああ」

ユミル「…分かった。悪いな、引き止めて。(ウソついてんじゃねぇよ。話してる時に手ぇ握りすぎて血が出てんじゃねぇか…)」

エレン「別いいぞ。ああ、そういやさっきのお前の質問だけど」

エレン「答えは『わからない』だな」

ユミル「…そうか」

エレン「ああ。じゃあな」ニコッ

ユミル「おう」






ユミル「(わからない…か)」

エレン「(あれが…ユミルか…)」

エレン「ユミルの…たみ」ボソ

エレン「なんか頭ん中に入ってんよな~。あいつとなんか関係あんのかね」


夕食 食堂

エレン「あーつかれた」ガラガラ

コニー「よう!エレン!おつかれ!」

エレン「おーう。お前は訓練の後なのに元気だな」

コニー「まぁな!俺は天才だからな!」

サシャ「私も元気ですよ!」

エレン「お、サシャもいたのか」

サシャ「はい!やっぱりコニーとエレンと三人でいるのが一番楽しいですから!」

エレン「……」

コニー「……」

エレコニ「「メシはやんねぇぞ」」

サシャ「ええっ?」


ガラ…


一同「「「っ?」」」ビクッ

キース「私が入ってきただけでそんなに驚くのか」

エレン「威圧感がすごいですからね」

キース「ほう。そうか。みな、そうかしこまるな。成績表を掲示しにきただけだ」

ザワザワ ザワザワ

キース「では。明日も訓練に励め」

一同「「「はっ!」」」

ガラガラ
ピシャ

サシャ「はぁ~」

エレン「どうしたサシャ」

サシャ「緊張したんですよ…」

エレン「へぇ~俺はそんなにしなかったけどな」

サシャ「エレンはすごいですね」

コニー「おい!エレン!サシャ!
俺30位以内に入ってるぜ!」

サシャ「すごいじゃないですか!」

エレン「よかったな」

コニー「サシャも入ってるぞ!俺より順位は下だけどな!」

サシャ「ホントですか!やった!」

エレン「お前らすごいな~」

サシャ「エレンは私達よりも順位上ですよ!」

エレン「……いや、俺は入ってないな。100位圏外だ」


サシャ「それはそれは…ってえぇ?」

コニー「は?お前が?」

エレン「どうした?」

コニー「いや、ありえねぇだろ。だってお前俺たちよりも立体機動とか上手いじゃねぇか」

サシャ「そうですよ!対人でも私たち二人がかりで全部かわされたじゃないですか!」

エレン「いや知らん」

エレン「まぁ次がんばるさー」

コニー「お前は軽いな~。俺もお前が成績上がるように手助けしてやるよ!」

サシャ「私もです!」

エレン「おー頼もしいな」

サシャコニ「「はい!(おう!)」」




ジャン「相変わらずうるせぇな~あいつらは」

マルコ「元気なのはいいことじゃないか」ニコニコ

ジャン「まぁそうだけどよ…」

マルコ「そういえばジャンは何位だったの?」ニコニコ

ジャン「ああ!俺は20位以内にはギリギリ入ったぜ!」

マルコ「さすがだね。ジャンは立体機動が上手だからね」ニコニコ

ジャン「ほめてもなにもでねぇぞ…つかマルコ。お前最近ずっとニコニコしてんじゃねぇか。なんかいいことあったのか?」

マルコ「別になにもないよ。」ニコニコ

ジャン「そうか?なんかいいことあったら俺にも教えてくれよ!」

マルコ「もちろんさ」ニコニコ

マルコ「(なにもないさ、なにも…ね)」




ライナー「よし!2位だ!」

アニ「…4位」

ベルトルト「僕は3位だね」

ライナー「みんな好成績だな!」

ベルトルト「…そうだね。これでこkライナー「ああ、これで兵士として活躍できるってもんだ」

アニ「そうだね」

ベルトルト「ライナー…アニ…」

ライナー「どうした?ベルトルト。お前は嬉しくないのか?」

アニ「みんな喜んでるんだから喜びなよ」

ベルトルト「…うん。そうだね。僕も嬉しいよ」

ベルトルト「(もう、ライナーとアニは…)」

ベルトルト「戦士じゃない」ボソ

ライナー「何か言ったか?」

ベルトルト「いや、なんでもないよ」

ベルトルト「(こうなったら…)」

なかなか難しいですね。
あと、みなさん書き込みありがとうございます。

シリアスでいくかほのぼのでいくか
それともどっちもいくかで迷ってます。

それでは

男子寮

ライナー「今日も疲れたな…」

アルミン「そうだね…ついていけるか心配だよ」

ジャン「その分座学でカバーすりゃいいだろうが」

アルミン「座学だけじゃ難しいよ」

コニー「弱気になっちゃダメだぞ!」

エレン「その通り。アルミンは50位に入ってたじゃねぇかよ。俺なんて100位にすら入ってなかったぜ?」

ライナー「態度だろうな」

ジャン「だな」

アルミン「だね」

エレン「照れる」

ライ・ジャン・アル「「「ほめてない」」」

コニー「なんか見たことあるやり取りだな!」ハハハ

ライナー「まぁ、訓練の話はもうやめよう。もっと疲れちまう」

アルミン「賛成だよ…」

コニー「じゃあさ、宝物の話とかしようぜ!」

エレン「宝物?」

コニー「ああ!ガキの時とかに大切にしてた物を発表しあうんだ!」

ジャン「へぇ~暇つぶしにはなりそうだな」

ライナー「よし!するか!」

ジャン「あー…ちょっといいか?」

アルミン「どうしたの?」

ジャン「誰かマルコ見てないか?さっきから見かけないんだ」

ライナー「そういやベルトルトもいないな」

エレン「なんか罰則でもくらってんじゃねぇのか?」

コニー「かもな!」

ジャン「んー…まぁ話してたら帰ってくんだろ」

ライナー「そうだな」

コニー「じゃ、ライナーからな!」

ライナー「おう!わかった」

ライナー「これは小さい時の宝物じゃなくて今のでもありなんだよな?」

コニー「ありだ!」

ライナー「そうか…なら言おう。俺の宝物は…」

アルミン「宝物は…?」ゴクッ

ライナー「クリスタだ!」

ジャン「おお~…おお?」

ジャン「なに言ってんだお前!」

エレン「クリスタって物か?」

アルミン「人だよ」

エレン「そっか。誰だ?」

ライナー「エレン!お前はクリスタを知らないのか!」


エレン「有名人か?」

ライナー「俺らの同期の天使だ!」

エレン「てんし?…ああ、金髪の天使さんか」

ライナー「そうだ!俺はクリスタを守るために産まれてきたんだ!」

アルミン「ちょっと怖いよ…(確かにクリスタは天使)」

コニー「そうか!宝物は人それぞれだもんな!」

ジャン「なんだそんなんでもいいのか?」

コニー「宝物だったらなんでもいいぞ!」

ジャン「なら俺はミカサだな」

コニー「お前はミカサが宝物だったのか!」

エレン「あの人は守らなくてもいいような気がするけどな」

アルミン「多分自分で全部やっちゃうよ」ハハ…

コニー「じゃあ次は俺な!俺の宝物はな!」

コニー「家族だ!」

アルミン「家族?」

コニー「ああ!家族はいいぞ!帰ったらおかえりって言ってくれる!出て行く時は行ってらっしゃいって言ってくれるんだ!」

コニー「どんなに疲れてても家族の笑顔を見れば一気に元気になるんだぜ!だから俺は!その笑顔を守るために兵士になったんだ!」

アルミン「そっか…すごくいいと思うよ!」

ライナー「ああ、感動した」

ジャン「俺の家族はそんなやつらじゃねぇもんなぁ~…でも家族が大事ってのには同意だな。カッコいいぜコニー」

エレン「(家族…か…)」


コニー「へへっなんか照れ臭いな!じゃあ次はアルミン!」

アルミン「僕?僕は~そうだな…
本…かな」

ライナー「本?」

アルミン「うん。昔おじいちゃんの本に外の世界のことが書いてあったんだ。それから僕は本の虜になったよ」

コニー「本か!俺読んでる途中で寝ちまうぜ!」

ライナー「本はいいよな~リラックスできるもんな」

ジャン「目は疲れるけどな」

アルミン「でも、一度集中して読んだら止まらなくなっちゃうよ」

コニー「今度読んでみるか!」

アルミン「オススメの本紹介するよ」

コニー「ありがとな!じゃ最後はエレンだ!」

エレン「うーん…宝物か~」

エレン「そうだな…まぁ今はもう持ってないんだけどよ」

コニー「おう!いいぞ!」

エレン「俺がガキの時親からもらったんだ。それはよ、すっげぇ温かくて母さんや父さんの温もりを感じることができたんだ」

エレン「いつでもどこでも持っててよ、少しでも手放したくなかったんだ」

ライナー「でも今は持ってないんだろ?」

エレン「ああ…あんまし覚えてないんだけどな…誰かにあげたと思うんだ」

コニー「へぇ~一目見たら思い出すみたいなやつか?」

エレン「いや、あれと同じような物は沢山あるからな。触ればわかるようなわからないような」

ジャン「なんだそりゃ」

エレン「世の中そんなにうまくできてないってことだ」

ジャン「わけわかんねぇよ」

アルミン「で、それはなんだったの?」

エレン「ああ、俺の宝物はーーー」



女子寮

ミーナ「みんな集まれー」

アニ「今度はなに?」

クリスタ「はーい♪」

ユミル「なんだよめんどくせぇな(クリスタ天使)」

ミカサ「今日は時間がある。つきあおう。」

サシャ「いいですよ!」

ミーナ「ねぇねぇ!みんな宝物とかある?」

アニ「ない」

サシャ「パァンです!」

クリスタ「私はみんながいればそれでいいよ!」

ユミル「さっすが私のクリスタ!あ、私はもちろんクリスタだ!」

ミーナ「私はね…この髪留めだよ!」

サシャ「ん?綺麗な柄ですね~」

アニ「へぇ…」

クリスタ「うわ~綺麗だな~」

ミカサ「綺麗…」

ミーナ「えへへ、でしょ?実はこれね…トーマスからもらったの!///」

アニ「結局のろけたいだけか」

ユミル「お、付き合ってんのか?」

ミーナ「付き合ってるなんてそんな///」

ユミル「なんだよ面白くねぇな~」

クリスタ「もう!そんなこと言っちゃだめだよ!」

サシャ「素敵ですね!」

ミーナ「ありがとう!」

クリスタ「ミカサは?なにかないの?」

サシャ「そういえばさっきミカサだけ言ってないですもんね」

ミカサ「一応…ある。」

アニ「ふ~ん。あんたがねぇ」

ユミル「あんま似合わねぇよな」

クリスタ「ユミル!」

ミカサ「少し…長くなるけどいい?」

ミーナ「いいよ!」

ミカサ「ありがとう。話させてもらう」


ミカサ「あれは私が小さい頃の話。お父さんとお母さんと楽しくおしゃべりしていた」

ミカサ「本当に他愛もない話ばかりしていた。それでも楽しかった」

ミカサ「そんな時ドアがノックされた。お父さんが出たけど…なかなか帰ってこなかった」

ミカサ「お母さんが不思議に思って見に行った。お母さんもなかなか帰ってこなかった」

ミカサ「すると、知らない男の人が三人、入ってきた。その手には真っ赤なナイフが握られていた」

ミカサ「逃げようとしたけれど怖くて身体が動かなかった。後頭部に強い衝撃がきた。目の前が真っ暗になった」

ミカサ「目を開けたら知らないとこにいた。身体は縄で縛られてる」

ミカサ「怖くて震えが、涙が止まらなかった。もうすぐ殺される、そう思ってた」

アニ「でもあんたは生きている」

ミカサ「そう…アニの言うとおり。私は助かった」

クリスタ「なにかあったの?」

ミカサ「…あった。まさに殺されようとする時、ドアが勢いよく開いた」

ミカサ「そこには当時の私と同い年のような男の人がいた。でもその姿はあまりにすごかった」

ミカサ「全身は返り血で真っ赤になっていた。なにより目が…この世の者とは思えないほどの殺気を放っていた」

ミカサ「その人は私たちを見るとすぐに私を殺そうとしてた人に飛びかかった」

ミカサ「顔を殴って、腕を折り、ナイフを奪い取って、首をかっ切った」

ミカサ「二人目はそのまま流れるような形で心臓に一突き」

ミカサ「怯える三人目の人を殺そうとした時、隠れていた四人目が出てきた」

ミカサ「その人はまったく気づかずに三人目の額を串刺しにした。その時四人目がその人の脇腹を強く蹴った」

ミカサ「いくら強くても私と同じ小さい子ども。大人に真っ向から戦って敵うわけがない」

ミカサ「首をしめられていた。とても苦しそうに私に向かってなにか叫んでいた」

ミカサ「でも私は怖くてなにも聞こえなかった自分の心臓の音しか聞こえなかった」

ユミル「とんだ腑抜けだったんだな」

サシャ「それでどうしたんですか?」

ミカサ「叫び声が聞こえた。子どもじゃなくて大人の。手を噛みちぎっていた。子どもが苦しみながら私の方に這いつくばってきて私の手を掴んでこう言った」

ミカサ「『戦え、戦うんだよ、勝てなきゃ死ぬ、勝てば生きる、戦わなければ勝てない』」

ミカサ「その時私の身体の震えが止まった。なんでもできると、そう思えた」

ミカサ「私は落ちていたナイフを拾って背中から突き刺した」

ミカサ「私は…勝って、生きた」


ミーナ「なんか…壮絶だね」

アニ「あんたが化け物の理由がわかったよ」

ユミル「なぁ、これって宝物の話だよな?」

ミカサ「まだ終わってない」

サシャ「続けてください!」

ミカサ「…騒ぎを聞いてか分からないけど、私たちが人を殺してすぐに憲兵がきた」

ミカサ「家はどこか、家族はどこかと聞かれたけど答えることはできなかった」

ミカサ「それは子どもも同じだったみたいで一人だった。結局私は憲兵に引き取られることになったけど、その人は違った」

ミカサ「理由はわからないけど引き取ることはできなかったみたいだった」

ミカサ「私は、寂しかった。家族がいなくなって、家もなくなって…とても…寒かった」

ミカサ「そんな時その人がくれたの。そして、こう言った」

ミカサ「『…なにがあったのかわかんねぇからなんであんたがそんなに暗い顔してるのかわからねぇよ。でもなこれだけは覚えとけ。
生きることに絶望すんな。そんで死ぬとき生きててよかったって言えるような人生を送れよ』」

ミカサ「私はその言葉で温まった…そして私は引き取られ、そこでアルミンと出会って今に至る」

ミカサ「これで終わり」

サシャ「ミカサの過去ってものすごいですね」

クリスタ「途中からドキドキしてたよ」

ユミル「私にか?」

クリスタ「違うよ」

アニ「ホントに長い話だね」

ミカサ「ごめんなさい。出来るだけまとめたつもりだったけど」

アニ「聞いて損はなかったから別いいよ」

ミーナ「その人とはもう会ってないの?」

ミカサ「会ってない…もう一度会ってちゃんとお礼を言いたい」

クリスタ「会えるといいね!」

ミカサ「ありがとう」

サシャ「それでなにをもらったんですか?」

ミカサ「それは私がいつもつけてるこれ。」










エレミカ「「赤い、マフラー(だ)」」

ちょっと長くなっちゃいました。
すいません。

次の投下はまたしばらく後かそれとも明日か。

まぁがんばります。
それでは

>>142

ミスってました
コニー「一気に元気に…

コニー「いっきに元気に…」

すいません。ちょっと忙しくて投下できませんでした。

今から投下しようと思います。

少し前の中庭

ベルトルト「急に呼び出してごめんよ」

???「話ってなんだい?ベルトルト」

ベルトルト「この間の事なんだけど…」

???「やっぱりライナーとアニは戻れないの?」

ベルトルト「まだ分からないけど…今は…戦士には見えないよ」

???「そうか…まぁ、待っててもしょうがないね。二人で考えよう」

ベルトルト「君は頼りになるよ…」

ベルトルト「マルコ」

マルコ「巨人に頼られても気持ち悪いだけだよ」ニコッ

ベルトルト「っ!ごめんよ…」

マルコ「そんなに怖がらないでよ。怖がってる様子も気持ち悪くて吐き気がするからさ」

ベルトルト「ごめんよ」

マルコ「そうそう。そうやって無表情になってくれないとね。」

ベルトルト「わかったよ」

マルコ「さてと、あれはもうできるの?」

ベルトルト「そのことなんだけど…」

マルコ「なにかあった?」

ベルトルト「それは…やっぱりライナーとアニが手伝ってくれないとできないよ」

マルコ「…なんだと」

ベルトルト「だから…あれはまだできないよ」

マルコ「ふざけるな」

ベルトルト「え?」

マルコ「僕はずっと楽しみにしてたんだぞ…ここに入団する前から考えてたんだ。でもそれは僕じゃできないから諦めかけてた!でも…この前エレンとお前たちが話してるところを聞いて確信した!お前ら巨人がいれば必ずできると!でもなんだこの体たらくは!人を殺せないだの戦士になれないだの!これだから巨人は気持ち悪いんだ…いや、人間のお前たちも気持ち悪い!僕さえこの世界に在ればいいんだ…!お前ら巨人どもは黙って僕の言うことを聞け!この凡愚どもが!」

ベルトルト「…」

マルコ「はぁ…はぁ…」

ベルトルト「アニと…ライナーを戦士に戻せばいいんだね?」

マルコ「ない頭で考えたか」

ベルトルト「二人を戻したらまた話し合おう」

マルコ「とっとと行け!」

ベルトルト「…ねぇマルコ。これだけは言っとくよ。僕は巨人になって完全に人類の敵になったら…」

ベルトルト「真っ先に君を殺すよ」ギロ

マルコ「その前に僕が殺すさ…人類も…巨人も…!」

ベルトルト「じゃあ、先に寮に戻るよ」

マルコ「…ふぅー、おやすみ、ベルトルト。」ニコッ

ベルトルト「おやすみ、マルコ」

ベルトルト「(なんて横暴なやつだ…ああいう奴は口だけでなにもできやしない。注意すべき人間ではないな)」

マルコ「(この世界はクソみたいだ。僕以外なにもいらない。なのにあなたはこんな価値のないものを守ろうとした。だから死んだんだ)」

マルコ「あなたはバカだ…先生」

?????

エレン「ん?なんだここ」

エレン「夢か?」

???「夢じゃないよ」

エレン「誰だ?」

???「ひどいな…私のこと忘れちゃったのかい?」

エレン「(忘れたのかって言われてもな…顔がよく見えねぇし…声からして男みたいだけど)」

???「まぁいいや」

エレン「おお、そうか」

???「エレン…君はーーをーーーたーーい?」

エレン「(なんだ?雑音が入って聞こえねぇ…声も出ねぇ!)」

???「ーーーーーーーーーーーーーーー」

エレン「っ!(頭が…いた…)」

???「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー………」

???「守れ」

エレン「っ!な??」パチ

チュンチュン チュンチュン

エレン「……夢か」

エレン「…にしてははっきりしすぎだろうが…まだ頭いてぇし」

エレン「食堂行くか…」


食堂

コニー「エレン!今日なんか予定あるか?」

エレン「訓練だろ」

コニー「今日やすみだぞ?」

エレン「なら寝る」

サシャ「って言って自主練ですよね」

エレン「いや、今日はホントに寝るわ…ちょっと最近体調悪くてよ」

コニー「そうか、大丈夫か?明日には元気になれよ!」

サシャ「ですよ!」

エレン「ああ…ありがとな」






ベルトルト「ライナー、アニちょっといいかい?」

ライナー「お?なんだ?恋の相談か?」ニヤニヤ

ベルトルト「いいから来てよ…アニもいいよね?」

アニ「うん」

ライナー「ベルトルトは誰が好きなんだろうな~?」ニヤニヤ

ベルトルト「…」ハァ

ライナー「…マジメな相談みたいだな」

ベルトルト「分かってくれて嬉しいよ」

今回は短めです。

それでは、またいずれ

投下していきます

中庭

ライナー「…で、話ってなんだ?」

アニ「まぁ、なんとなくわかるけど」

ベルトルト「ああ、実hアニ「成績のことでしょ?」

ベルトルト「え?」

ライナー「なんだ?成績のことなのか?お前3位なんだから別に心配することないだろう」

アニ「ライナーに負けたくないって昔から言ってたからね。ライナーに勝ちたいんじゃないの?」

ライナー「なんだそんなことか!」ハッハッハ

ライナー「お前なら大丈夫だ!すぐに強くなるさ!まぁ俺も負ける気はないgベルトルト「ちがう!」

ライナー「うおっどうした急に…」

アニ「驚いたじゃないか」

ベルトルト「なに腑抜けたこと言ってるんだよ二人とも!」

ライナー「腑抜けてるってどういうことだ?」

ベルトルト「僕たちはなんでここに来たのか忘れたのかい?」

アニ「……覚えてるよ」

ベルトルト「…ライナーは?」

ライナー「…忘れろという方がムリだろう」

ベルトルト「なら腑抜けてるって意味も分かるはずだ!」

ライナー「腑抜けてなどいないだろ!俺たちは兵士として生きることを決めた!お前もそれに賛成してたじゃないか!」

ベルトルト「…なにが君をそうさせたんだ…!昔は責任をはたす立派な戦士だったのに!」

ベルトルト「アニもだ!入団当初はあまりみんなの前で表情を出さずにしていたのに!最近は…!」

アニ「ちょっと落ち着きなよ。なに熱くなってんだい」

ベルトルト「……ふぅー…!ふぅー…!」

ライナー「いったいなんだってんだ今頃」

アニ「なにかあったのかい?」

ベルトルト「…エレンか…!」

ライナー「む?」

ベルトルト「君たちがこうなってしまったのは全部エレンのせいかと言ってるんだ!」

ライナー「…そんなことはない」

ベルトルト「ウソはダメだライナー。君たちが変わったのはあの時エレンの話を聞いてからじゃないか」

ライナー「その前から迷いはあっただろ!」

ベルトルト「それでもだ!君たちは責務を果たそうとしていた!でも今の君たちはそんなことなかったかのように毎日を送ってる!」

ベルトルト「なにが楽しい!なにが笑える!あんな悪魔どもと一緒にいて!いいことなんてただの一つもないだろ!」

ライナー「っ!なにを言っt???「おいおいひでぇな」

アニ「エレン?」

エレン「せーかい」

ライナー「なんでお前がここに?」

エレン「俺だけじゃないけどな。出てこいよマルコ。いるんだろ?」

マルコ「…よく分かったね」

エレン「部屋からじゃよく見えるからな」

ベルトルト「エレン…!」ギロ

エレン「そんな怖い目で睨むなよ」

ライナー「ベルトルト…」

マルコ「まぁ僕からしたらエレン、君には早急にこの場から退場願いたいよ」

エレン「俺も退場したいんだけどな…ちょっと面倒なことになってるみたいだからな」

マルコ「君は面倒ごとには首を突っ込む人じゃないと思ってたけどね」

エレン「普段は…な」

マルコ「これは…例外ってことかい?」

エレン「まっ、そんなとこだ」

マルコ「相変わらずのお人好しめ…そんなところがあいつに似てて腹が立つ」

エレン「お前は全然似てねぇな。あの人とは」

マルコ「僕はあの人の考え方が嫌いだったからね」ニコ

エレン「…ただの推測で話を進めてたんだけどな…あの人が分かるってことはお前やっぱりそうなのか」

マルコ「君のせいで沢山の人が死んだということを忘れるなよ」


ベルトルト「二人でコソコソ話をするのはやめてくれないかな」

エレン「ああ、悪い」

マルコ「……」

エレン「で、俺たちが悪魔だって?」

ベルトルト「その通りだ」

エレン「アホか。俺たちは普通の人間だ」

ベルトルト「僕らからすれば君たちは悪魔なんだよ」

エレン「俺らからすりゃお前らが悪魔なんだろうけどな」

エレン「まぁ俺は見たことないからわかんねぇけど」

ベルトルト「エレン…君のせいでライナー達は狂ってしまった…なんにも知らない君のせいで!君は僕たちの計画を狂わせた!」

エレン「計画?俺なんかしたっけ」

ベルトルト「とぼけるな!この前君はライナーたちを口車に乗せたじゃないか!」

エレン「普通にしゃべってただけなんだけどな~でもお前らがそう受け取ったならそうなんだろうな」ハハハ

ベルトルト「なにがおかしいんだ!お前は…!」

マルコ「まぁ落ち着きなよベルトルトこいつになに言ってもムダだよ」

マルコ「ねぇ、ライナー、アニ」

ライナー「なんだ?」

アニ「なに?」

マルコ「なんで君たちはこの任務を引き受けたんだい?」

ライナー「俺は…故郷に帰るためだったな」

アニ「私もだよ。帰ってお父さんに会うんだ」

マルコ「はたして今のままでそれが成せるかな?」

ライナー「……」

アニ「……」

マルコ「…できもしないのに」

マルコ「てきとうに言ってんじゃねぇぞクズどもめ」

ライナー「っ!てめぇ!」

マルコ「なにが故郷に帰るだ…!お前ら巨人がそんな生ぬるいこと言ってるからいつまでたっても人類が滅びないんだろうが!」

ライナー「俺たちはもう人類を滅ぼさないし誰も殺さない!故郷には巨人を倒してみんなで帰るんだ!」

ライナー「俺たちはもう人類を滅ぼさないし誰も殺さない!故郷には巨人を倒してみんなで帰るんだ!」

アニ「ライナー…」

ベルトルト「……」

マルコ「お笑いぐさだなライナー」

ライナー「なんだと?」

マルコ「巨人が巨人を倒すだと??意味わかんないこと口にしてんじゃねぇぞ!それにこれから先お前らがどんな行動をとろうとな…お前らが過去にしたことは変えられないんだよ!」

ライナー「っ!」

ベルトルト「(そういうことか)…その通りだよライナー」

ライナー「ベルトルト??」

ベルトルト「僕だって辛いさ。でもね、僕たちはもう人を数え切れないほど殺してるんだ。直接手を下してないといってもやっぱり僕たちは人を殺してるこれは揺るぎようのない事実なんだよ」

アニ「だから私たちはそれの償いのためにこれから先いいことをやるんじゃないか」

ベルトルト「いいこと?いいことってなんだい?ゴミ拾いとか、クリスタみたいに他人に優しくすることなのかい?」

アニ「そうだよ。それの他にもまだたくさん…」

ベルトルト「それはただの自己満足なんじゃないのかい?」

アニ「え?」

ベルトルト「人殺しを打ち消すようないいことってなんなの?他人の命を救うこと?それで自分が勝手に満足して、償えたって思えるのかい?」

アニ「それは…!」

ベルトルト「ねぇアニ…いい加減に目を覚ましてよ。そんなことしても誰も喜ばない、自分の気が楽になるだけだよ」

エレン「……」ハァ

ベルトルト「…なんだいエレン。なにか文句でもあるのかい?」

エレン「いやーなんかくだらねぇことうだうだ話してやがるからさ。疲れたんだよ」

ベルトルト「くだらない…だと?」

エレン「いいことしても誰も喜ばないっつったよな」

ベルトルト「うん」

エレン「俺は喜ぶぞ?」

ベルトルト「それは君がバカなだけだよ」

エレン「確かに俺はバカだ。でもな、人間ってもんは単純なんだよ。ムカつくことされたらムカつくし、優しくされたら嬉しくなる…誰もがみんなお前みたいに考えてるわけじゃねぇんだ」

ベルトルト「前々から思ってたけど…君は僕たちのことなにも知らないんだから口出さないでほしいな」

エレン「……」

ベルトルト「他人の君が…無関係の君が口出したせいでライナーとアニはおかしくなったんだ…!君さえいなければこんなことにはならなかった!全てがうまくいくはずだった!君が!全部壊したんだ!」

エレン「…言いたいことはそれだけか?」

ベルトルト「…なんだと!」

エレン「なら俺からも言わせてもらうとしますかね」

エレン「まぁ、あれだ。まずは…色々と口出してすまなかった。」

ベルトルト「え?」

エレン「でもな…ムエタイさんもライナーも変わろうとしてんじゃねぇか」

エレン「それに口出す権利…お前にはないと思うけどな」

ベルトルト「なにが言いたい…」

エレン「二人は人間だ。無能な巨人なんかじゃねぇ。お前の言うとおりにはならねぇよ」

エレン「確かにお前らは許されるようなことをしたわけじゃねぇよ。それになにをどうすれば償えるのか知らねぇしそもそも償えるかどうかも知らん」

エレン「ただ、過去は過去で今は今だ。過去を完全に忘れろとは言わねぇ。でも俺たちが生きてるのは今でこれから生きていくのは未来だ」

エレン「今と未来を行くことはあっても過去にだけはもう行けない。今と未来はいくらでも変えれるけど過去だけは変えられない」

エレン「過去に大きな罪を犯しても今と未来で償えばいい。やり方がわかんなくてもわかんないなりにやればいい。自己満足でもいいんだ」

エレン「償おうと思う気持ちそのものが大事だと思う。だから俺はムエタイさんとライナーを応援するけどベルトルト。お前だけは応援できない」

ベルトルト「……」

エレン「償おうともせず罪を重ねようとするやつには誰もついていかねぇよ」

エレン「って、今日まで思ってたけどな」

ベルトルト「…?」

エレン「どうもちがうみたいだ」

エレン「ベルトルト。お前が一番悩んでるみたいだな」

ベルトルト「っ!なにを言ってるんだ!僕は悩んでも迷ってもいない!僕は人類を滅ぼす!」

エレン「いいや、お前はそんなことしない」

ベルトルト「なんの根拠があって…!」

エレン「普段のお前の姿からだよ」

エレン「ライナーみたいに積極的に人と接してないみたいだけどな。でもわかる、お前は訓練してるときやみんなでメシ食ってるとき、部屋で他愛ない話してるとき…輪の中心に入っては来ねぇけど後ろで楽しそうに笑ってることはみんな知ってる」

エレン「お前も…兵士なんじゃねぇのか?」


ベルトルト「ちがう…ちがうちがうちがうちがうちがう!」

ベルトルト「僕はそんなことしてない!」

エレン「ベルトルト…」

ベルトルト「もし…もしそうだとしてもそれは心の底からの行動じゃない!みんなを油断させて殺すときの快感を大きくするためだ」

エレン「こっちを見ろ」

ベルトルト「僕は揺るがない!僕は戦士だ!僕は…ぼくは…!」

エレン「…こっちを見ろベルトルトォ!!」

ベルトルト「っ!」ビクッ

エレン「自分にウソついてんじゃねぇぞ…!」

ベルトルト「ウソなんか…」

エレン「俺は…俺はな!お前がどんなに仲間想いか知ってる!みんなの立体機動装置のチェックを一人で隠れてしてたのも知ってる!座学でコニーに教えてたし、俺にもノート見せてくれた!」

エレン「アルミンがケガしたときも医務室に運んでたし、応急処置も完璧にしてた…って教官が言ってた」

エレン「ベルトルト…お前は自分が思ってるほど悪いやつじゃない。お前が…お前らが故郷にどんな思い入れを持ってるのかはわからねぇけど」

エレン「お前には仲間がいる。あいつらはみんなお前のことを信頼してる。」

エレン「なによりお前には…唯一無二の親友がいるだろうが」

ライナー「ベルトルト…」

アニ「……」

エレン「…俺が口出すのはここまでだ。あとは三人で勝手に話し合えよ」

エレン「ただベルトルト…お前には…お前にはお前を信じる仲間がたくさんいるってことを忘れるな」

エレン「そんで、たとえお前の事情を知ったとしてもお前のことを心から信頼してるバカが…」

エレン「今、お前の目の前にいるってこと…覚えてろ」

ベルトルト「……」

エレン「じゃあな」

マルコ「相変わらずバカみたいなことを口にするねエレン。ホントはそんなこと思ってもないくせに…」

マルコ「だから君は…先生を殺したんだよ」ボソ

エレン「なんか言ったか?」

マルコ「…別に。僕もここら辺でおいとまするよ。じゃあね」

エレン「…くえねぇやつ」






ライナー「ベルトルト…」

アニ「……」

ベルトルト「ねぇ、ライナー、アニ」

ベルトルト「僕は…間違ってたのかな…僕は…ぼくは…」ポロポロ

アニ「……」ギュッ

ベルトルト「アニ…」

ライナー「なぁベルトルト…お前は間違ってなんかいない…誰よりも俺たちのことを考えてくれたんだろ?」

ベルトルト「……」

ライナー「お前は…よく戦ってくれた…!自分と…!戦士と…!ありがとう……!」ボロボロ

ベルトルト「…うっ…うぐっ…んぐっ…」ボロボロ

アニ「…まったく…バカだね。あんたら」グス











マルコ「所詮使えないクズ…か…まぁしょうがない。エレンにやられたな…でも諦めないぞ」

マルコ「見ててよ先生…あなたが命をかけて守ろうとしたエレンが…世界が壊れるさまを…ね」

今日はここまでです。

ただただ疲れました。

それでは、また次の投下時に。

ミスしてました。
同じセリフを2回投下してるけど
気にしないでください

まじ銀魂だな。銀さん、高杉でたから桂的なのが来そう

>>232今気がついた、確かに銀魂みたいやな

桂役は…はっ!ダズか!!

>>232 >>234
ばれましたかw
銀魂にちょっと似せて作ってます
桂役は…まぁ…ね

それでは投下していきます。
短めです。

エレン「(疲れた…。あいつらがギャーギャー言ってたせいで寝れなかったし、かといって自主練する気分でもねぇしな~)…散歩すっか」

コニー「エレーン!」

エレン「コニーか。どうした?」

コニー「暇だったから散歩してたんだ!お前寝てたんじゃないのか?」

エレン「色々あって眠れなかったんだよ。で、暇だから散歩してんだ」

コニー「なんだ俺と一緒か」

エレン「みたいだな。つーかサシャは?」

コニー「いつものだ」

エレン「凝りねぇな~あいつ」

コニー「サシャだからな」

エレン「だな」

コニー「なぁエレン」

エレン「んー」

コニー「なんで目の前に教官がいるんだろうな」

エレン「お前が肉をくわえてるからじゃないか?」

コニー「あーこれか」

エレン「それだ」

キース「スプリンガー…」

コニー「よし!グラウンド走ってくるとするぜ!」

エレン「ついでに倉庫の整理行ってこいよ~」

キース「そしてメシ抜きだ」

コニー「よっしゃ!気合い入れていくぜ!じゃあな!エレン!」

エレン「気合い入れすぎて死ぬなよ~」

キース「イェーガー…お前は?」

エレン「無関係ですな」

キース「…ならいい」

エレン「うす」

キース「だが態度が悪いから減点だ」

エレン「マジか」

キース「マジだ」

エレン「それじゃ失礼します」

キース「…ああ(掴めん男だ…)」








エレン「ちょっと焦ったぜ」

エレン「ん?あれは…」

アルミン「もう!僕は子供じゃないってば!」

ミカサ「アルミンは私がいないとダメ」

アルミン「わけがわからないよ!」

ミカサ「私がわかっている。ので、別にいい」

エレン「朝っぱらから夫婦漫才ですかいお二人さん」

アルミン「あ、エレン。夫婦じゃないよ…」ハァ

ミカサ「なにか用?」ギロ

エレン「なんで俺は主席さんにこんな目の敵にされてんだろうな」

ミカサ「その理由がわからないの?」

エレン「まぁわかりたくねぇから別いいや」

ミカサ「そう…」

アルミン「ミカサ、エレンとなにかあったのかい?」

ミカサ「いや、別にない。ただ、この人を見てると腹が立つ。それだけ」

エレン「ひでぇなぁ…」

ミカサ「ひどいのはあなた」

アルミン「ミカサ!」

ミカサ「アルミンには関係ない。この際言いたいことを言わせてもらおう」

エレン「どうぞどうぞ、ちょうど暇だったから聞いてやるよ」

ミカサ「…あなたのそういう態度に腹が立つ」

エレン「さっきから腹立ってばっかだな」

ミカサ「うるさい。黙って聞いて」

エレン「はいはい」

ミカサ「前も言ったけどあなたは何事も全力でやろうとしない。実力を隠してるのかなんなのか知らないけどそういうのは気に入らない」

ミカサ「なのにあなたは成績上位の私たちと仲良くしてる。それもまた気に入らない。あなたみたいな人が近くにいたら私たちの成績にも響いてしまう」

アルミン「ミカサ!そんなこと言う必要はないだろ!」

ミカサ「アルミンは黙ってて」

アルミン「ひどすぎるよ!エレンが仲良くしたからって成績が下がるわけないじゃないか」

ミカサ「下がる。私にはわかる」

アルミン「意味がわからないよ!」

エレン「まぁまぁ、アルミン。俺はそんな気にしてねぇからお前がそんなに怒る必要はねぇよ」

アルミン「でも!ミカサ「気にしてない?」

エレン「ああ、気にしてねぇぞ?」

ミカサ「これだけ言っても…エレン「だってよ~」

エレン「さっきアルミンも言ったけど俺が仲良くしてるやつの成績が下がってるなんてこと別にねぇしな」

エレン「だからあんたが言ってるのはただの妄言にしか聞こえねぇよ」

ミカサ「…あなたはなにか勘違いしてる」

エレン「勘違い?」

ミカサ「現状じゃない次期そうなる」

エレン「なんでわかるんだ?」

ミカサ「私にはわかる。なぜなら私は主席。あなたたちより強い。ここにいる誰よりも強い」

エレン「意味がわからん。ここまでの自信家には今まで見たことねぇな」

ミカサ「ありがとう」

エレン「皮肉だ」


ミカサ「とにかくあなたには金輪際私とアルミンに近づかないでほしい」

エレン「安心しろよ。そこまで言われて近づこうなんて思うやついねぇだろ」

ミカサ「なら安心した。さっそくだけどどこかに行ってほしい。はやく」

エレン「なぁ…最後に一つ聞いていいか?」

ミカサ「…なに?」

エレン「あんたは仲間ってのをどう思う?」

ミカサ「仲間?」

エレン「ああ、仲間だ」

ミカサ「…私には…必要のないもの。なぜなら、私は一人でなんでもできるから」

エレン「アルミンはどうなんだ?」

ミカサ「アルミンは親友。そして家族でもある」

エレン「仲間ではねぇのか?」

ミカサ「仲間?それはちがう。仲間というのは助け合う関係だと思ってる。アルミンには私を助けることなど不可能。ので、アルミンは仲間ではない」

アルミン「……」

エレン「…そうか。どうやら今期の主席は思ったよりもクズ野郎らしいな」

ミカサ「クズ野郎?それはどういう意図があってそんなことを私に向かって言ってるの?」

エレン「はやくどっか行ってほしいんだろ?じゃあな」

ミカサ「待て!」

エレン「待たねぇよ。生憎だが俺は面倒なことに首を突っ込まない主義でね。あんたとこれ以上話しててもただめんどくせぇし」

エレン「…ムカつくだけだ…!」

ミカサ「っ!待てと言っている!」ゾクッ

エレン「待たねぇっつってんだろ。じゃあな」

アルミン「ごめんよ…エレン」

エレン「なんでお前がしょげてんだよ。気にすんなって、な?」

アルミン「…うん」

ミカサ「…ゆるさない…私をクズ呼ばわりしたことを!」

アルミン「ミカサ…」

ミカサ「行こうアルミン…」

アルミン「いや…僕はもう寮に帰るよ」

ミカサ「わかった…」

アルミン「……(ミカサ…君にとって僕はなんなんだい?僕は…)」

とりあえず今回はここまでです。
銀魂が苦手という人はすいませんでした。

それでは、次の投下時に

みなさんこんばんは。

テストやら部活やらで放置してました。
今から書いていくので投下は後になると思います。

今回はエレン、マルコとジャンについてです。

ではではまた後ほど

馬小屋

エレン「過保護な保護者ってのもうっとおしいもんだな」ブツブツ

???「エレン?」

エレン「……」ブツブツ

???「おーいエレーン」

エレン「……」ブツブツ

???「エレンってば!」

エレン「…ん?ああ、天使さんか」

天使さん「え?天使??」

エレン「おう。ライナーとかアルミンがあんたのこと天使だ天使だって言ってるからな」

天使さん「天使じゃnユミル「私の天使になんか用かサボり野郎」

エレン「いや、俺話しかけられたほうだからな」

天使さん「そうだよユミル!」

エレン「で、天使さんは俺になんか用か?」

天使さん「いや、ブツブツ言いながら歩いてたからなにかあったのかな~って思ったの」

クリスタ「あと私クリスタ・レンズって名前だからね!」

エレン「天使が名前じゃないのか」

クリスタ「違うよ!クリスタって呼んでね」

エレン「りょーかい。よろしくな、クリスタ」

クリスタ「うん!」


ユミル「話が逸れてっぞー」

クリスタ「あ!そうだった。なにかあったの?」

エレン「いや、別になんもねぇよ。心配してくれてありがとな」

ユミル「礼なら行動でしてほしいけどな」

エレン「お前なんもしてねぇじゃねぇかよ」

エレン「お前らはなんでここにいんだ?今日訓練休みだろ?」

クリスタ「私は馬のお世話しにきたの」

ユミル「私は付き添いだよ」

エレン「へー、なら俺も世話するか」

クリスタ「一緒にしよう!」

ユミル「なら見といてやるよ」

エレン「えらそうだなユミル」

ユミル「えらいからな」

クリスタ「えらくないでしょ」

エレン「さーてまずはエサあげるか」

コウシテアゲタラ喜ブンダヨ!
ヘェ~…ウオッ!
アーア馬怒ラセテヤンノ
見テネェデ助ケテクレ!
アハハハ

クリスタ「…ねぇエレン」

エレン「んー」

クリスタ「生きてるってなんなんだろうね」

エレン「なんだよ急に」

クリスタ「私さ、誰かのために生きて誰かのために死のうって思ってるの」

エレン「おいおい」

クリスタ「でも入団式の日にエレンに自己犠牲って言われて」

エレン「俺そんなこと言ったっけ」

クリスタ「間違った生き方してたのかなぁ~って思ったの」

エレン「あのー俺の言ってること聞いてます?」

クリスタ「エレンはどう思う?」

エレン「(まさか全部ムシされるとはな…)なんでそれを俺に聞くんだ?」

クリスタ「エレンならなにか知ってるかと思って」

エレン「生き方の正解ねぇ~…ないんじゃねぇの?そんなもん」

クリスタ「え?」


エレン「まぁあったとしても正解かどうか答え合わせするのは自分だろうけどな」

クリスタ「答え合わせ?」

エレン「今は絶賛回答中ってとこじゃねぇの?」

クリスタ「ちょっと待って、どういうこと?」

エレン「じゃあ逆に質問だ。生き方の答え合わせをするのはいつだと思う?」

クリスタ「…わかんない」

エレン「死ぬ寸前だよ」

クリスタ「死ぬ…寸前」

エレン「ああ、死ぬ寸前に自分がどんな人生を送ってきたのか考えんだ」

エレン「そんで生きてて良かった。生まれて良かった。って思うことができたらその生き方は正解だったんじゃねぇの?」

クリスタ「じゃあ、回答は今ってこと?」

エレン「その通り」

クリスタ「…なら私の回答は間違ったことばっかだね」

エレン「あ?」

クリスタ「私さ、生まれてきて良かったって思ったこと一度もないの。いつもなんで生まれたんだろって後悔してるんだ」

ユミル「……」

クリスタ「だから正解なんてしないのかもね」

エレン「…なんかあったみたいだな」

クリスタ「……」

エレン「まぁ話せないなら別に話さなくていいけどよ」

エレン「ただ、まだ回答は始まったばっかなんだからよ。100点満点だとしたらまだ10点分くらいしか回答してねぇぞ?あと90点全部ぶん取っちまえばいいじゃねぇか」ニコ

クリスタ「…ありがとう」

ユミル「(まぁ筋は通っちゃいるが…)」

エレン「おう…さて次はこいつの顔洗ってやるか」


???「おい!やめろ!」

エレン「うおっ!おいクリスタ!この馬しゃべったぞ!」

???「馬じゃねぇ!馬面d…いや馬面じゃねぇ!」

エレン「おぉこれはこれは…トム君じゃないか」

???「誰だ!そいつは!」

クリスタ「あ!ジョン!」

ジャン「ジョンじゃねえ!ジャンだ!」

エレン「騒がしいなお前は」

ジャン「誰のせいだ誰の」

エレン「つーかお前馬に混ざってなにやってんの?」

ジャン「ここは落ち着く」

エレン「とんだ変人だな」

マルコ「あ、ジャンやっぱりここに…」

エレン「……」

マルコ「…ごめんユミルとクリスタ。どこかに行ってくれない?」

クリスタ「え?」

ユミル「お邪魔ってことか」

マルコ「ごめんよ」

ユミル「わかったよ。ほら行くぞ」

クリスタ「ちょっと引っ張らないでよ!」

マルコ「…考えたら何年ぶりかな?久しぶりだね、三人だけで話すのは」

ジャン「は?なに言ってんだ?久しぶりもなにもこれが初めてだろ」

エレン「……」

マルコ「エレンは気づいてるみたいだね。思い出したのかい?」

エレン「…なに考えてんだお前は」

ジャン「ちょ、ちょっと待てよ!話についていけねぇ!説明してくれ!」

マルコ「うるさいなぁ…簡単に言うよ。僕とジャンとエレンはね幼馴染なんだ」

ジャン「…は?幼馴染?俺たちが?」

マルコ「そうだよ」

ジャン「いや、意味わかんねぇこと言ってんなよ。お前らのことなんか覚えてねぇぞ?」

マルコ「それはね、君とエレンに記憶障害がおこる注射をうったからだよ。エレンはなぜか全部思い出してるみたいだけどね」

マルコ「まったくエレンの演技には笑っちゃったよ。キルシュタインなんて…まぁ僕もその場にいたから付き合ってあげてたけどね」

エレン「……」

ジャン「まてまてまてまて!注射??俺とエレンが??んなわけねぇだろ!」

マルコ「はぁ…じゃあ君はなんで憲兵団に入ろうと思ってるんだい?」

ジャン「それは…」

マルコ「憲兵団を変えるためだろ?」

ジャン「なんで知ってんだ!」

マルコ「じゃあなんで憲兵団を変えようと思ったんだい?」

ジャン「なんでって…!憲兵団は腐ってる。憲兵団は人を殺した…」

マルコ「誰をだい?」

ジャン「誰って…誰だ?」

マルコ「わからないのかい?」

エレン「…おいマルコやめろ」

ジャン「(誰だ?誰が殺されたんだ?わかんねぇ思い出せねぇ!)」

マルコ「……先生…じゃないの?」

とりあえずここまでです

それでは

ちょっと忙しくて書けませんでした。すいません
今日は色々あって疲れたので、明日の朝書きます

>>296
ありがとうございます(。´Д⊂)
舞ってるq(^-^q)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年08月31日 (土) 12:47:25   ID: RFIUbkez

おもしろい。応援してます
できればシリアスで

2 :  SS好きの774さん   2013年09月01日 (日) 18:28:34   ID: rPkr1AKQ

すごく面白い

3 :  SS好きの774さん   2013年09月02日 (月) 00:28:06   ID: BtWG4NX1

良かったです
次回作も楽しみにしてます

4 :  SS好きの774さん   2013年09月10日 (火) 01:18:51   ID: qkNow0El

途中でやめないで欲しい

5 :  SS好きの774さん   2013年09月25日 (水) 23:12:48   ID: LVZtRo8p

再開した!応援してます。

6 :  SS好きの774さん   2013年09月28日 (土) 01:25:40   ID: ws7VZl-M

マルコがなにかと怖いな

7 :  SS好きの774さん   2013年10月17日 (木) 21:02:12   ID: FDlUQAoZ

めっちゃ面白い!
期待!

8 :  SS好きの774さん   2013年10月21日 (月) 17:25:42   ID: U_KBB-9I

続き早くみたいです!

9 :  SS好きの774さん   2013年10月27日 (日) 19:43:06   ID: G1hCauEY

すごくおもしろい
続きを待ってます&期待

10 :  SS好きの774さん   2013年11月08日 (金) 17:49:46   ID: eFrTiQDe

続き読みたいので書いてください!!

11 :  SS好きの774さん   2013年11月10日 (日) 23:19:03   ID: Qnzo-mR4

続き!続き!続き~!!

12 :  SS好きの774さん   2013年12月22日 (日) 02:35:44   ID: Dh1QBHvI

続きはよ!

13 :  SS好きの774さん   2014年01月15日 (水) 23:15:31   ID: TZSd0sck

まってます

14 :  SS好きの774さん   2014年01月18日 (土) 17:11:35   ID: UH3apsp4

エレン・ジャン・マルコが銀魂の銀時・桂・高杉みたいな感じですね

15 :  SS好きの774さん   2014年09月11日 (木) 19:50:18   ID: 0bZINUTK

続き期待しています

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