森久保乃々「>>3なんて……むーりぃー…」 (109)

P「いいから行くぞ」

乃々「私……やっぱりお仕事とか……」

P「よし車に乗るんだ」

乃々「あうぅ……」

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乃々「14歳で風俗って……帰るぅ……」

乃々「帰って静かに暮らします……」

P「だからドラマ!ドラマの収録だって!」

P「お前に指名来てんだって!ネガティブ風俗嬢役で」

乃々「演技とか……むーりぃー」

P「……じゃあ練習するか?」

乃々「え」

P「俺はな?お前のためにこの仕事をとったんだ」

乃々「えぇ……」

P「引っ込み思案なお前にもっと堂々として欲しい」

P「この仕事を通じて、もっと新しい自分をお前に見つけて欲しいんだ」

乃々「新しい自分なんていりませんから……帰りたいんですけど……」

乃々「そもそも……風俗なんて……そんな役やりたい人、いませんよぉ……」

P「でも、アイツは物凄くやる気だぞ?」

乃々「えぇ……なんで……」

もう一人>>17

佐藤さん

心「はぁと、すっごく楽しみぃ☆」

P「新しい自分を見つけたいらしい」

乃々「確かに、26歳であのキャラは流石に……」

心「歳のことは言っちゃらめなの☆えい、はぁとアタック!」ゴスッ

乃々「うっ……」

P「乃々?おい、乃々!」

心「あれぇ、やりすぎちゃったかなぁ?はぁと、ちょっと反省☆」

P「乃々……引っ込み思案でチキンで仕事したくないアイドルでも、お前のこと、一生忘れないからな」

乃々「勝手に……殺さないでください……」

P「お、生きてたか」

乃々「もう無理です……本当に帰らせてください……」

P「乃々!」

P「俺はな、乃々。お前をトップアイドルにしてやりたいんだ」

乃々「むーりぃー……」

P「お前には素質があるんだ。でも、ただの仕事じゃただのアイドルにしかならない」

乃々「アイドルじゃなくていいです……」

P「だから俺は、あえて普通のアイドルがやらないような仕事をお前に投げたんだ」

乃々「……投げた?」

心「はぁとも?」

P「いや、お前は仕事が来ないから」

P「俺はお前を信じているんだ」

P「きっとこの仕事で新しい何かをつかんでくれるって」

???「で、本音は?」

P「普段そんなそぶりを見せない乃々が演技とはいえ男を誘うのを見たい」

P「ネガティブに男を操る様を……ハッ」

早苗「ほうほう、続けて?」

バキッグシャイタイイタイソッチニハマガラナイイタアアアッ

早苗「いたいけな少女にそんな仕事持ってきて」

早苗「あまつさえ強制するとは、もうセクハラの域を越えてるよね?」

早苗「ほら、乃々ちゃんに謝る!」

P「すいませんでしたぁっ!」

乃々「うぅ……しなくていいなら……よかった」

早苗「乃々ちゃんは事務所でゆっくりお茶でも飲んでて」

早苗「私は……ちょっと……ね♪」

グシャグシャグシャ

P「うわあああああっ!」

早苗「女の子にセクハラするのはギルティ!」

早苗「まったく……今回は逮捕しないけど、次やったら手錠だよ?」

P「はい……反省してます」

早苗「これからはもっとアイドルらしい仕事をとってくるように」

P「はい……努力します」

早苗「ならよし、今回の件はちりろさんに報告するだけで済ませる」

P「やめてください!ちひろさんには……いや、ちひろ様には……!」

心「……ところで、はぁとは?」

P「あ、ドラマの現場ここだからよろしく、はい台本」

早苗「オシゴトがんばってね」

心「がんばるね☆」

P「佐藤さんはいいんですね」

早苗「まあね」

【その二】
乃々「風俗のお仕事はしなくてよかったけど……」

乃々「>>34も……やっぱりむーりぃー」

事務所のアイドルとのデート企画

P「別に今回のはただの面白企画じゃないか」

乃々「女同士……むーりぃー……」

P「いやいや、普通のバラエティの企画だからな」

P「相手の女の子の事を好きな人だと思って、デートプランを作って実際に二人で行ってみる」

P「恋愛禁止のアイドルとしては面白い企画だと思ったんだけどな」

乃々「そもそも……相手を聞いてないですし……」

P「あ、そういえばデートの相手は>>41だ」

幸子

幸子「彼氏役はカワイイボクにお任せあれ!」

P「カワイイ彼氏ってなんか違くないか?」

幸子「じゃあカワイイ彼女で」

P「というわけだ、俺としてはいい人選だと思うんだが」

乃々「あうぅ……じゃあ、ちょっとだけ……」

P「収録は三日後らしいから、その間に幸子と乃々一つずつデートプラン、考えとけよ」

P「あ、他の人に相談するのはいいけど、相手には知られないようにな」

幸子「ふふっ、カンペキなボクのデートプランを楽しみにしていてくださいね!」

乃々「あうぅ……」

乃々「少女漫画みたいなことはできないし……」

乃々「とりあえず、誰かに相談しよう…………帰りたいけど……」

乃々「……>>52さんだ」

喜多日菜子

乃々「日菜子さんなら……」

日菜子「どうしました~?」

乃々「一緒に……デートプランを考えてください」

日菜子「デートプラン?むふふふふふ……王子様とデートですか……」

乃々「いえ、輿水さんです」

日菜子「え」

日菜子「二人が禁断の関係……音無師匠に伝えなければ……」

乃々「え」

日菜子「デートプランには、妄想パワーを働かせればいいのですよ~」

乃々「妄想……パワー?」

日菜子「自分が白馬の王子様にされたいことをしてあげればいいのですよ~」

日菜子「例えば~……むふ、むふふふふふ……」

乃々「……妄想しながら行っちゃいました……私も帰りたいです……」

乃々「もう一人くらい……その人に全部……丸投げしたいです……」

乃々「あ……>>62さんだ……」

ヘレン

乃々「ヘレンさんだ……」

ヘレン「あら、世界レベルの私に何か用かしら」

乃々「実は……」カクカクシカジカ

ヘレン「あら、それなら私に聞いて正解だったわね」

乃々(嫌な予感しかしないです……)

ヘレン「この私がワールドワイドでダンサブルなデートプランを考えてあげるわ!」デデーン

乃々(あ……)

ヘレン「そうね、まずはベネツィアでゴンドラに乗りながら愛を語るなんてどうかしら…」

乃々「」スタッ

ヘレン「そして昼御飯はスペインの……あら?」

乃々(海外とか……むーりぃー……)

乃々「自分で考えるしかない……」

乃々「あうぅ……辞めたい」

【収録当日】
幸子「まずはボクのデートプランからですね!」

乃々「あうぅ……外……」

幸子「さあノノさん、行きましょう!」

乃々「むーりぃー……」ズルズル

幸子「この日のためにナナさんとちひろさんに相談したとっておきのデートプランを体験させてあげましょう!」

【その1.ショッピングモール】
幸子「ノノさんにはこんな服も似合うと思うんです!」

乃々「ヒラヒラ……むーりぃー」

幸子「こんなのも」

乃々「色が派手すぎて……むーりぃー」

幸子「これもいいですね」

乃々「露出が……むーりぃー」

幸子「ううう……それならこのボクが、ノノさんのコーディネートを完成させてみせます!」

乃々「帰りたい……」

カンペ『お金は全てこちらが出しますので、自由に選んでもらって大丈夫です』

カンペ『ちょうど新ガチャの後で潤っているらしいので』

幸子「それなら安心です!さあ行きましょう!」

乃々「……ガチャ?」

幸子「それじゃあまずはこのお店から」

乃々「あうぅ……」

【数時間後】
幸子「ぜえ…ぜえ……さあ、これでどうです!」

乃々「可愛いけど……私には……」

幸子「何を言ってるんですかノノさん!このボクが選んだんですよ?合わないはずがありません」

乃々「うう……でも、ちょっと嬉しいですけど……」

幸子「そうでしょう?さすがボクですね!」

カンペ『ところで、このままだとショッピングモールだけでデート終わっちゃいますけど』

幸子「あっ!カワイイボクとしたことが、時間を考えていませんでした!」

幸子「本当ならナナさんお薦めの白いビーチで追いかけっこをしたり青い珊瑚礁を二人で見たりする予定だったのに……」

幸子「しかし、それなら最後の場所に直行しちゃいましょう」

幸子「カワイイボクの手にかかればこんな時もどんとこい!ですよ」

乃々「ビーチよりは……ここでよかったです……」

【最終ポイント.レストラン】
幸子「ふふふ、ちょっといい感じのレストランです!」

乃々「高級そう……うぅ……どうしよう……」

幸子「さあ座ってください!」

乃々「緊張します……」

幸子「さあ、食べましょう」

モグモグ……

幸子「ボクのデートプラン、どうでした?」

乃々「ちょっとだけ……楽しかったです……けど……」

幸子「けど?」

乃々「やっぱり、静かに暮らしたいです……身の程にあった……」

幸子「それなら、明日はノノさんのデートプランを堪能させてもらいますよ!」

乃々「……正直、ここで終わりたいです……ダメですよね」

【次の日】
幸子「……で、ここは一体」

ちひろ「プロデューサーさん、この仕事の件なんですが」

P「あ、はい、ここはですね」

乃々「机の下です……」

幸子「それは分かってます!」

早苗「そういえばちひろさん」

P「」ギクリ

幸子「なんでデートプランに『机の下』っていう選択肢があるんですか!」

乃々「私が、一番安心する場所です……」

幸子「だからってデートプランに組み込まなくても……」

ちひろ「最近変な仕事が多いと思ったら……」

ちひろ「スタドリ値上げしておきますね」ニコッ

P「それだけは……それだけはお慈悲を……」ドゲザアッ

幸子「……騒がしくなってきましたね」

乃々「出ます……」

【CGプロの外】
幸子「で、どこにいくんですか?」

乃々「うぅ……どうしよう」

【数十分後】
幸子「……ここは、ボクも過ごしている女子寮ですね」

幸子「……まさか」

乃々「帰ります……」

幸子「デート中!デート中ですよ!」

乃々「……それなら……一緒に」

幸子「ノノさんの部屋、物凄く片付いてますね……まあボクには敵いませんけど」

乃々「やることないから……」

幸子「机の上も片付いて……あれ、一冊ノートが出しっぱなしですね」

乃々「え……あ」シュビッ

幸子「!?」

乃々「このノートは……むーりぃー……」

幸子「ノノさんがいきなり高速移動を!?一体そのノートには何が書いてあるんですか」

乃々「だめ……なのぉ……」イヤイヤ

幸子「あの乃々さんをしてここまでの動きをさせるとは……」

乃々「これは……しまう」

カンペ『ところで、家に来て何をするんですか』

カンペ『こちらとしてはここで二人のイチャイチャ……もといほのぼのを撮り続けてもいいですが』

乃々「ええっと……」

幸子「さあ、このボクを満足させてください!」

乃々「あうぅ……」

幸子「……で、この状況は」

乃々「……机の下です」

カンペ『机の下ですね、あ、おかしありますけど』

乃々「……ください」

幸子「あ、美味しいですねこのチョコ」

幸子「ええっと……」

カンペ『ちょっと飲み物買ってきます』

乃々「収録終わっても……」

カンペ『カメラは撮影状態にしておきますので』

乃々「ダメですか……」

幸子「…………」

カンペ『』ピコピコ

乃々「…………」

幸子「あのぉ……」

カンペ『』ピコピコ……アッ

幸子「あ、今失敗しましたね?」

幸子「じゃなああああいっ!」

乃々「ひゃあっ!?」

幸子「机の下に何時間いるつもりなんですか!これは確実にデートじゃないですよ」

乃々「えぇ……」

幸子「それにスタッフも寛ぎすぎですよ!何でゲームやってるんですか!」

スタッフ『いや、何も起こらなそうだったので』

乃々「仕方ない……ですよね」

幸子「あれ……ボクが間違っているんですか?」

幸子「まずスタッフはゲームをやめる!」

スタッフ『えー』シブシブ

幸子「どうして渋ってるんですか!」

幸子「そしてノノさんはちゃんとボクをエスコートしてください!」

乃々「あうぅ……むーりぃー……家で静かにしてるしか……」

幸子「じゃあボクと行き先を考えましょう!」

乃々「……それなら」

カンペ『……趣旨変わってきてません?』

幸子「デートといえば動物園!」

乃々「肉食獣怖くて……むーりぃー……」

幸子「じゃあ水族館」

乃々「イルカとか……華やかすぎて……むーりぃー……」

幸子「じゃあどこがいいんですか!」

乃々「家で、ずっと静かにしているとか……少女漫画読むとか……」

幸子「だーかーらーそれはデートじゃないんです!」

乃々「あうぅ……」

幸子「もうダメです……ボクにはどうしようもできません」

カンペ『ちなみにもうデートの時間も終わりですね』

幸子「えぇっ!結局机の下で一日たっちゃったんですか!?」

カンペ『はい』

乃々「それじゃあ……そろそろ」

グウ

カンペ『あれ、今誰かお腹鳴りましたね』

幸子「い、いえ、ボクでは」カーッ

乃々「……ご飯くらいなら……作っても」

幸子「いいんですか?」

乃々「……それくらいなら」

カンペ『お、急にデートっぽい』

乃々「……どうぞ……多分美味しくないですけど……」

幸子「いただきます……美味しいです!」

カンペ『あ、本当だ美味しい』

幸子「いや、なんでスタッフさんまで食べてるんですか」

カンペ『いや、食べていいって』

幸子「仕事してくださいよ」

乃々「お世辞は……」

幸子「いえ、本当に美味しいですよ!ボクと争えるくらいには料理上手ですね!」

乃々「あうぅ……誉められすぎると照れます……」

幸子「いいお嫁さんになれますよ!ボクのお嫁さんになって欲しいくらいですね」

乃々「そんなの……むーりぃー……」カーッ

幸子「あれ、ボク誉めすぎましたか?」

カンペ『やりすぎましたね』

幸子「まあいいでしょう、乃々さんも自分に自信を持ってください」

乃々「えぇ……」

幸子「ふぅ……ごちそうさまでした」

幸子「お皿はこのボクが洗いますね」

乃々「え」

幸子「折角料理を作ってくれたんですから」

乃々「えぇ……でもぉ……やっぱり私が……」

幸子「なら二人でやりましょう!」

乃々「え……あぁ、じゃぁ……それで」

スタッフA「おい、これは確実に撮影しろよ」ヒソヒソ

スタッフB「はい、ついでにダビングしておきますね」ヒソヒソ

~~~~~~~

幸子「最後に中々デートらしいものを体験できましたよ!」

乃々「うぅ……それなら……」

幸子「そろそろ時間みたいですし、ボクはもう帰りますね!」

乃々「はい……じゃあ……」

幸子「ご飯、美味しかったです、ノノさん」

乃々「えぇっと……来たければ……また来ても……」

幸子「!?」

幸子「いいんですか?ボクがまた来ても」

幸子「なら毎日来ます!」

乃々「あうぅ……やっぱりだめです……」

幸子「聞きましたからね、それではお疲れさまでした!」

乃々「えぇ……」

~~~~~~~~
P「で、どうだったか?収録を終えて」

乃々「二人きり……むーりぃー……」

P「……もうちょい他の仕事も増やそうか」

幸子「ノノさんのご飯はとても美味しかったですし、カワイイボクのお陰でいい絵もとれましたし、最高の収録でした!」

P「え、ちょっと待って手作りご飯?」

幸子「それにボクに何時でも来ていいって!」

P「手作りご飯作ってくださいお願いします」

乃々「うぅ……作らなきゃよかった……」

【おわり】

総選挙のためにぼののステマSSを書こうと思っていたのに……あれ?

まあいいかぼののかわいい
ちょっとぼののに投票してきます

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