男「委員長可愛い」 (40)

委員長「えっ!?」


男「おはよう委員長。今日はいい天気だね」

委員長「えっ。あ、うん、えっ?」

男「こういう日は学校サボって河原で日向ぼっこしたくなるよね」

委員長「ん、んんん?」

男「あはは。大丈夫、本当にサボったりしないって」

委員長「う、うん?」

男「あ、ホームルーム始まっちゃうね。委員長も席ついたほうが良いよ」スタスタ

委員長「……うん」


委員長(あれ、聞き間違い……だったのかな)


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―――次の日

男「最高に可愛い委員長に朝から出会えるなんてラッキー」

委員長「!?」


男「おはよう委員長。今日はあいにくの雨だね」

委員長「いや、今! えっ!?」

男「今? ……あ、本当だ、もう雨上がってるね」

委員長「そ、そうじゃなくて」

男「自転車通学だから来るまで大変だったのに……タイミング悪いなぁ」

委員長「え、ええー?」

男「ん? ああ、ちゃんと合羽をはおって来たよ。傘を差しながらの自転車は危ないもんね」

委員長「う、うん……」

男「っと、いけない。数学の宿題やってないから今の内にやんないとなんだ……」スタスタ

委員長「……」


委員長(う、うーん?)

―――次の日

男「えっ、天使!? ちがった、委員長だ。おはよう」

委員長「てっ!?」


男「手? ……ああ、ちょっと切っちゃったんだよね」

委員長「ち、ちがっ」

男「そうそう、血が出ちゃって。慣れない料理なんてするもんじゃないね」

委員長「んんんんんっっ!!」(ち、が、う!!)

男「母さんがちょっと風邪ひいてさ。俺がお弁当作ってきたんだ」

委員長「ぅんっ!? ……………ゃ、やさしいね」

男「そんなことないよー! 委員長なんて毎日自分で作ってるんでしょ?」

委員長「う、うん、そうだけど。なんで知ってるの?」

男「そりゃいつも見てるし」

委員長「!? い、いつもって……!?」

男「あ、友が呼んでるや」スタスタ


委員長「ちょ、あっ……んんんんっ!!!」ジダンダ

―――次の日

男「うっひょう今日の委員長もマーベラス大天使可愛いぜぇ」

委員長「んんんっ!!」ガシッ


男「う、うわっ。どうしたの委員長!?」

委員長「今日は逃がさない! 逃がさない、からっ!」

男「逃がさないって。そもそも逃げたことあったっけ?」

委員長「いつもヘンなこと言って、はぐらかしてっ!」

男「……? …………あ! もしかして、あれのこと?」

委員長「あれのことだよ!」

男「まいったな、そんなつもりじゃなかったんだけど」

委員長「えっ……じゃあ、どんなつもりだったの?」

男「でも、うーん……やっぱり俺はアントニオ猪木かなって」

委員長「…………ん?」

男「ジャイアント馬場もいいけどね。やっぱりアントニオ猪木の方が、こう、アント感が強くていいよね」

委員長「な、なにかちがうっ! なにかがちがうよ男くんっ!!」

男「違わなくないないよ。アント感を語るならやっぱりアントニオ猪木は外せないよ」

委員長「そうじゃなくって……! 天使でね……可愛いってね……!」

男「天使が可愛い? まぁそうだよね、そうなのかな?」

委員長「じゃなくってぇ! 可愛いのは私っ!!」

男「えっ」

委員長「あっ、ちがっ、私は可愛くないよ!?」

男「い、いや、委員長は可愛いと思う……よ」

委員長「な、なんでそこで頬をあからめるの……!」

男「ご、ごめん、慣れてなくて。ごめんね。ほんと、ごめん!」バッ

委員長「ま、まって男くんっ!」


委員長「アント感って、アント感ってなんなの!? 男くん!!!!」

―――放課後

委員長「……ということがあってね、どうすればいいのかなって」

女「どうって、なにを?」

委員長「なにをって…………なにをだろう?」

女「あたしに聞かれても」


委員長「うーんと、いや、だからね、そのー」

女「アント感?」

委員長「ちがう! 男くんが、なんていうか……ね」

女「私に惚れてるかもって?」

委員長「い、言い方!」

女「ちがうの?」

委員長「…………ちがわなくないけど」

女「声ちっちゃ」

女「聞けばいいじゃない。私のこと好きなの? って」

委員長「そ、そんなの聞けるわけないよ!」

女「どうして?」

委員長「だって、もしも違うって言われたら……」

女「『委員長って自意識過剰の糞女だぜプゲラウヒョー』」

委員長「お、男くんはそんなこと言わない!」

女「いや、今のは私が言うつもりのセリフ」

委員長「んんんんっ!!」

委員長「それに……そう! 私はね、それよりも真意が知りたいの!」

女「アント感の?」

委員長「それはもう忘れて! ……だから、男くんがなんでそんなこと言うのかって」

女「そんなことって」

委員長「か、かわいいとか、そういうの」

女「そりゃ可愛いと思ってるからじゃないの」

委員長「…………そうなのかな」

女「実際、委員長は可愛いし」

委員長「そ、そんなことない」

女「じゃあ、可愛くない子に可愛いって言う嫌がらせだったってことね」

委員長「そんなことしないってばっ!」

女「なら、言ってよ。私は可愛いですって。まるで天使のようでしょって」

委員長「え、ええー……」


委員長「あっ! ほらっ、男くんの目にだけそういう風に映ってるのかも」

女「どうして?」

委員長「それは、その……あれのせいで」

女「あれって?」

委員長「……病気で」

女「恋の病とか言うつもり?」

委員長「……」


女「リピートアフターミー『男くんは私が好きだから人一倍可愛く見えてるんだと思います』」

委員長「い、言えるわけないっ! 言えるわけないっ!」

女「でも、そういうことでしょ」

委員長「う、うう」

委員長「……やっぱり、ただのいじわるなのかなぁ」

女「なに?」

委員長「よくよく考えなくてもおかしいもんね。いきなりかわいいとかって言うの」

女「まぁ、うん」

委員長「私がおろおろしてるの見て笑ってるだけなんだよね、きっと」

女「……それは違うんじゃない?」

委員長「えっ」

女「そこまでの悪者じゃないよ、男は」

委員長「……そうかな」

女「そうだよ。男の幼馴染の私が言うんだから間違いないって」

委員長「そっかぁ…………ん?」

女「ん?」

委員長「えっ!? 幼馴染って、えっ!?」

女「どうも、男の隣の家に住んでて幼稚園の頃からずっと一緒の幼馴染です。こんにちは」

委員長「じょ、冗談だよね!?」

幼馴染「冗談じゃないよ。ほら、呼称も変わった」

委員長「んんんんっ!?」


委員長「え、ええっ!? だって、そんな話きいてない!」

女「言ってないし」

委員長「あんまり仲良さそうにしてないし!」

女「学校じゃなくても家で話せるから。あっ、ベランダ繋がっててさぁ、部屋の行き来も自由にできるみたいなさぁ」

委員長「だっ、えっ、女の子で、男の子だよ!?」

女「はっはっはっ」

委員長「笑ってないで!」

女「まぁ、付き合ってるとか、そういうんじゃないから」

委員長「……ほんとに?」

女「ほんと、ほんと」

委員長「そ、そっかぁ」

女「これで付き合ってたら委員長がピエロ過ぎて笑いが止まらなくなるもんね」

委員長「いや、私は普通に泣くけどね?」


女「……てことは、やっぱり好きなんだ」

委員長「え?」

女「だから、男のこと。好きなんだ」

委員長「…………いや、そういうわけじゃ」

女「顔、あかっ」

委員長「ち、ちがうの! 本当に!」

女「いまさらそこを否定するんだ」

委員長「本当にちがうの! ……ただ、男くんに褒められると、すごく、動揺してしまうっていうか」

女「だから、好きだからでしょ」

委員長「いや、ええと……」

女「だって委員長、告られたりしてるじゃん。そういう時でもそういう顔、しないじゃん」

委員長「う、ううーん?」

女「特別なんでしょ?」

委員長「…………特別……ではある、かな?」

女「ふぅーん」

委員長「に、にやにやしないで」

女「じゃあ、聞いちゃおう」

委員長「え?」

女「なんで可愛いって言うのか分からないんでしょ。なら本人に直接きいちゃおう」

委員長「だ、だからそれは」

女「好きかどうか聞くわけじゃないし、それくらいなら大丈夫でしょ?」

委員長「んん……大丈夫、かなぁ」

女「この時間はあいつ、たいてい家で友とだべってるしね」

委員長「……詳しいね」

女「…………付き合う前からやきもちとか。委員長、重い」

委員長「ち、ちがう! そういうのも知ってるんだなっておどろいただけ!」

女「そりゃ知ってるよ。好みのタイプから今夜のオカズまで」

委員長「え、ええ?」

女「知りたい?」

委員長「……好みのタイプとか、そういうのは、うん」

女「は・ん・ば・ぁ・ぐ☆」

委員長「そっち!?」

女「どっちだと思ったの?」

委員長「…………い、いや、べつに……」

女「むっつりって嫌ね」

委員長「んんんんっ!!」

―――男宅

友「靴下もいいかなぁって思ったんだけど、やっぱり上履きの中敷きだな」

男「ふーん」

友「外履きの中敷きだとちょっと違うんだ。やっぱり上履きの中敷きなんだ」

男「へぇ」

友「でさぁ、プリンは上履きの持ち主に作ってもらえたら最高だよな!」

男「うんうん」

友「もはやアメリカンドリームだよ。3LDKだろ!?」

男「わかるー」


ガラガラッ


女「おーす」

友「うぃーす」

男「あいー」

女「なんのはなし?」

男「理想のプリンの話」

女「プリン?」

男「女の子の上履きの中敷きを煮詰めたのをカラメルソース代わりにして、プリン本体をその上履きの持ち主に作ってもらうんだって」

女「おお……」

男「上履きの苦味を有効活用するにはこれしかないんだって」

女「そういうものなの」


友「あのさ、何にも言わず俺のためにプリン、作ってくれないか?」

女「この説明を聞いた後に作ると思う?」


女「ていうか、今日はそういうゲスい話はやめて。お客様がいるから」

男「客?」

女「おいでー」


ガラガラ


委員長「すいません、お邪魔します……」

男「委員長!」

友「委員長!?」

委員長「はい、委員長です。ベランダから侵入してすみません……」

友「委員長! 俺にプリンを作ってくれ!」

委員長「きゅ、急になに? みんな食べたいとかなら今度作ってくるけど……」

女「ダメよ、上履きをチャーシューみたいにトロトロに煮込まれたくなければね」

男「あと、靴下もね」

委員長「プリンの話だよね!?」


友「プリンの話でもあり、カラメルソースの話でもあり、俺の夢の話でもある」

男「夢? 将来は警察官になりたいんじゃなかったっけ」

友「いや、正確に言うと、下着泥棒の押収品を並べる係になりたいんだ」

男「あぁ、あの体育館に並べるやつね」


委員長「な、なにを言ってるの……?」

女「いつもこんな感じだから。理解しようとしなくていいの」

委員長(男の子の部屋に入るの初めてだ……)キョロキョロ


男「ごめんね、片付いてなくて」

委員長「えっ!? いや、ぜんぜん、そんなことないと思うよ!」

男「そう? なんか気にしてるみたいだったから」

委員長「う、うん。別に、そういうわけじゃなくって」


女「男の子の部屋に入るの初めてって顔してたね」

委員長「心を読まないでっ!!」

女「読んでないけど」

委員長「えっ」

女「男の子の部屋に入るの初めてなんだってさー、委員長」

男「あ、そうなんだ」

委員長「う、ううう」

女「初めての男ってやつだね」

委員長「言い方!」

友「ちなみに委員長が初めてを失ったこの瞬間に居合わせた俺にもポイントってはいる?」

女「あー、三点くらい入るんじゃない」

友「マジで!? やっべ、久々の高得点!」


委員長「……なに?」コソッ

男「青春ポイントだよ。青春っぽいことすると点数はいるの」

委員長「へー」

男「異性と一緒に下校すると10点とか、そんな感じ」

委員長(あれ、久々に3点って、高得点って……んん?)

男「そういえば、今日は委員長はどうしてここに?」

委員長「え?」

女「ほら、そこは『用がないなら来ちゃだめ?』って上目遣いで攻めるところだよ」

委員長「変なこと言わないで!」

女「変なことって。じゃあ、どうしてきたんだっけー?」

委員長「そ、それは……」


友「俺に会いに来た可能性」

女「0%」

友「オッケー」b


委員長「それは、ですね、ええと……」チラッ

男「?」

委員長「…………あ、朝のあれが、気になって、てね、その」

男「朝?」

男「朝って……あ。ああ!」

委員長「う、うん」

男「アント感!」

委員長「もうそれいい加減にして!」


友「俺が作った言葉が流行ってる!」

女「それ知ったらたぶん、委員長からの高感度が10は落ちるよ」

友「なにがあったんだ」

女「まぁもともと10もないけど……」

友「せめて0よりは上でありてぇなぁ! ヒュー!」

委員長「か、かわいいって!」

男「ん?」

委員長「最近、褒めるよね……私のこと。かわいいって」

男「あー」

委員長「それがどうしてなのか気になって……しまって、聞きにきた。きました。です」

男「そうかー、それだったかー」

委員長「……」


男「まぁ本当は言っちゃいけないんだけど」

委員長「え?」

男「今月は委員長がチャンピオンだったからさ」

委員長「…………え?」

委員長「またアント感とか、そういう類の」

男「いやいや! 本当にそうなんだよ。委員長がチャンピオンだからなんだよ!」

委員長「いや、私チャンピオンじゃないし……」


友「そんなことはない! 委員長はチャンピオンだったよ!」

委員長「ええっ!?」

女「そうよ。先月のチャンピオンだったあたしも認める生粋のチャンピオンよ」

委員長「ええええっ!?」


男「ごめんね。ベルトがないのにチャンピオンって言われても戸惑うよね……」

委員長「そうじゃない。そうじゃなくて……んんんっ!?」

女「まぁ、とりあえずこれを」スッ

委員長「なに、これ?」

女「いいから読んで」

委員長「ええと……委員長、16票……なにこれ?」


男「今月のキングオブ可愛い選手権の結果だよ」

委員長「……ん?」

男「クラスで一番可愛い女子を投票で決めてるんだ。ばれると怒られるから秘密厳守なんだけど」

委員長「あ、うん?」

男「でね、一番可愛いって決まった女子には毎日可愛いって言う決まりなんだ。だから俺だけじゃなくて、みんな言ってると思うんだけど」

委員長「…………んん?」

男「あれ? 今月入ってから色んな人に言われてるでしょ。可愛いって」

委員長「……えと」

友「俺も毎日言ってるぜ!」

委員長「そ、そう……なんだ」


男「え?」

友「おう?」

委員長「ん、んん……」


女「なるほど、そういうこと」

委員長「お、女ちゃん……?」

女「気付いてなかったのね、委員長。特別な人以外からは褒められたりしても、一切」

委員長「……!?」


女「鈍さと一途さが混じり合って他の男をシャットダウンしてたんだ。やるぅ」

委員長「わ、わぁわぁ! わぁわぁ!!!」

男「特別って?」

友「甘くてクリーミィなやつだろ」

女「そうそう。色んな意味でゲロ甘なやつ」


委員長「っていうか! 女ちゃん! 先月のチャンピオンって! 知ってたんじゃん!!」

女「うん、知ってた」

委員長「どうして教えてくれなかったの!」

女「聞かれなかったから」

委員長「そういうとこある! そういうとこあるよ! ていうか聞いてたよ!!」

女「ぶっちゃけ面白かったから」

委員長「どう考えてもそれが本音だよ!!」

委員長「う、ううう。もういいです。今日は帰ります……」

女「泊っていっても良いのに」

委員長「ここ女ちゃんの家じゃないでしょ! もうっ!」

女「私の家にってことだったんだけど」

委員長「……! と、とにかく! 暗くなる前に帰らないといけないから」

女「ふーん……あ、じゃあさぁ」

委員長「なに?」

女「男、駅まで送っていってやんなよ」

委員長「えっ!?」


男「いいよー」

委員長「ええっ!?」

―――そんなこんなで


委員長「な、なんかごめんね。わざわざ……」

男「いや、元はといえば、俺が余計なこと言ったせいだし」

委員長「余計……ではなかったんだけど」ゴニョゴニョ

男「ん?」

委員長「なんでもない! ……そ、それよりさ! ああいうのダメだよ!」

男「ああいうの?」

委員長「キングオブなんちゃらっていうやつ」

男「ああ、クイーンだもんね」

委員長「そうじゃなくて! ああいうのは、よくないよ」

男「うん。大丈夫。もうやらないことになってるから」

委員長「……そうなの?」

男「だから、委員長は永遠のチャンピオンだよ」

委員長「……あと一回だけ開催してもいいと私は思うな」

委員長「でも、投票かぁ……」

委員長(男くんは誰に投票したんだろう?)

委員長(いや、やっぱり女ちゃんだよね……なんか前のチャンピオン? だったらしいし)

委員長(私と違って背も高くて、スラッとしてて、胸も大きいし)

委員長(胸も、大きいし……)ズーン


男「どうしたの?」

委員長「いや、べつに! ……ただ、あれだね。女ちゃんって人気すごいんだね!」

男「ああー。唯一の殿堂入りだしね」

委員長「殿堂入り?」

男「三連続チャンピオンだったから今回は投票枠から外されたんだよ」

委員長「そうなんだ」(あれ?)

男「まぁそれまでも俺は投票しなかったけどねー。なんか幼馴染にって照れ臭いし」

委員長「えっ」

委員長「あっ、そうなんだ、ふーん……」

男「んー」


委員長「……」

委員長「じゃ、じゃあさぁ」

男「ん?」

委員長「じゃあ、誰に投票……したの?」

男「ん……」

委員長「知りたい、な」

男「いや、まぁ」

委員長「……」

男「あー、あのさ、可愛いって言わないといけないっていうルールあったでしょ」

委員長「え? うん」

男「あれってさぁ、自分が投票した人が一位になった時にだけ言わないといけないってやつなんだよね」

委員長「ん……ん?」

男「まぁ、うん」

委員長「そ、それって」

男「これ以上は追及しないでくれると嬉しいです」

委員長「そ、そうだよね……あはは……」


男「……」

委員長「……」


委員長「…………あ、10点だ」

男「えっ?」

委員長(でも、個人的には100点、かな)


―――おしまい

あれ、委員長要素ないな……まぁいいか。どうもでした。

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