男「力がみなぎってきた」友「よかったね」(25)

男「ああ、凄くいいよ!なんか絶好調って感じでさ、マジでなんかアレが凄いアレでナニがソレなんだよ!」

友「表現力は絶好調とは言いがたいな。」

男「そうかもな!」

友「(なんだこの感じ…いつも暗い性格の男が…)」

男「そうだ!今日は身体測定だったよな?」

友「あ、ああ!そうだったな(やっぱしいつもと雰囲気が…)」

男「俺最近ほんと調子良くてさ!外でバーッって走って来てもなんかこう…疲れないっていうか、辛くないっていうかさ、体力が増えたみたいなんだよ!」

友「はは…良かったな…」

~身体測定~


友「最初はソフトボール投げか。」

男「ニヤニヤ」

友「うわぁ皆結構飛ぶなー…」

男「ニヤニヤ」

友「うおっ…すげえなあいつ何組だっけ…」

男「ニヤニ…」
友「うるせーよ男!口でニヤニヤ言うなよこのハゲ!」

男「まあまあ落ち着けよ、俺にも悪いとこはあったからさ。な?」

友「(なんだこいつ)」

教師「はい次、友!」

友「は、はい!」

友「(えっと、どう投げるんだっけ…)」

友「ふっ!!」ブゥン   ボトッ

友「結構いったぞ!20くらいか?」

男「18.5㎝だ。」

友「!?」

友「なにいってんだ…」

男「見えるんだよ、俺には」

友「(…後で先生に聞いてみるか…)」

男「次は俺の番か!」

友「(なんなんだ一体…男のこの変化は)」

男「いくぞ…ファッ!!」ズドォォン

生徒「え?」

教師「な、なんだ…今凄い音がしたが…」

友「ッッ!!」

友はとっさに、地面に叩きつけられた「ボールだったモノ」を回収した。

友のそのときの判断は、非常に賢明なものだろう。

教師「お、おい!お前ら!記録はどうした!」

友「い、いや!」

教師「何を言ってるんだ!物凄い音が聞こえたから来てみれば…おい!ボールはどうした!」

友「い、いえ!男が変な所に投げちゃったから今男と探して来ます!」

教師「そ、そうか、いや!さっきの音はなんだ!?」

友「えっ」チラッ

男「ん?なに?」

友「お、男が放屁した音です!」

男「ふえッ!?」

教師「そ、そうか…ちゃんとボール見つけろよ!」スタスタ

友「は、はい!」

男「おい、どういう事だよ友!お前、俺の絶好調に泥を塗る気か!?」

友「ち!ちげーよ!しょうがなかっただろ!じゃあお前あの状況どう説明すんだよ!」

男「俺が思い切り地面にボールを叩き付けた音ですって言えばいいだろ?」

友「馬鹿かお前!!そんなこと言ったらたかしの二の舞だ!戦争の道具にされるぞ!」

友「お、男が放屁した音です!」

男「ふえッ!?」

教師「そ、そうか…ちゃんとボール見つけろよ!」スタスタ

友「は、はい!」

男「おい、どういう事だよ友!お前、俺の絶好調に泥を塗る気か!?」

友「ち!ちげーよ!しょうがなかっただろ!じゃあお前あの状況どう説明すんだよ!」

男「俺が思い切り地面にボールを叩き付けた音ですって言えばいいだろ?」

友「馬鹿かお前!!そんなこと言ったらたかしの二の舞だ!戦争の道具にされるぞ!」

そうだ。それは先月の事だった。
俺と男とたかしの三人でいつものように商店街をブラブラしていた…

たかし「あー!腹減った!なに食って行く?」

友「駅前に新しいクレープ屋さん出来たらしいよ。行く?」

たかし「おめーは女子かよ!」

男「…」

友「ん?なんだあれ?」

たかし「小学生だ!女子小学生が車道に佇んでいるッ!!」

小学生「あわわ…ど、どうしよう」

友「あ!あぶねえぞ!あっちからトラックが!」

たかし「あの位置からじゃ小学生が見えないんだ…クソッ!!」ダダッ

男「た…たかし?」

友「よ!よせ!」

昨日も寝てないからまた明日書きます
明日はかなり書くスピード上げる予定です

たかし「うおぉぉぉぉ!!」ガバッ

小学生「えっ!?何!?」ビクッ

バーーン  ドチャァッ

男・友「「たかしぃぃぃぃ!!」」ダダダッ

友「ぐっ…たかし…お前は正真正銘の紳士だぜ!そんじょそこらのロリコンとは違う…お前の勇姿は俺たちが必ず後世に語り継いでいく!!」

友「だから…今は安らかに…」

たかし「勝手に殺すな!」むくっ

友「い、生きていたのか!!」ビクッ

男「あれだけ激しく体を打ち付けて生きてるなんて…」

たかし「ハハ!当たりどころが良かったんだろ!」

小学生「あ、あの…!」

たかし「ん?」

小学生「あ、ありがとうございました!」ニコッ

たかし「ッッ!!」

友「た、たかし?大丈夫か?」

たかし「お、おう!なんともないぜ!」

友「そうか…おいたかし!商店街の皆がお前に称賛の拍手を贈ってるぜ!」


スゴイゾー ステキー ヤルナロリコン ロリコンノクセニ

たかし「へ、へへ…まあ当然の事よ」

しかし!平和はそう長くは続かなかった!

~数日後~

黒服「君がたかしくんだね?」

たかし「は、はい、そうですけど…」

黒服「国からの命令だ。着いてきたまえ。」ガシッ

たかし「えっ」

バタン  ブロロロロ

友「な、なんだ?たかしの奴、変なおっさんに連れてかれちゃったぞ?」

男「…嫌な予感がする…」

友「大丈夫だろ、トラックに跳ねられてもピンピンしてる奴だぜ?」

男「いや…そういう問題じゃ…」

~さらに数日後~

友「どうしたんだろうたかし…さすがに心配になってきた…」

友「テ、テレビでも見ようぜ!」

アナウンサー「続いては興味深いニュースです。戦争の兵器として、生身の人間単体が使われている様子です。」

友「す、すごい…俺らと同じくらいの子供が戦車相手に生身で…」

アナウンサー「彼らは近年稀に現れる突然変異の少年たちで、脳の一部が我々とは大きく異なり、このような驚異的な戦闘能力を持っているというのです。」

男「友!!これ!!」

友「こ、これは!」

男「たかしだ…」

友「な、何でこんな所に…」

男「た、たかしも突然変異とかいう奴だったんだ…」

男「どうしよう…このままじゃたかしが…」

友「俺たちに出来ることはない…相手は国だぞ?」

男「で、でも…」

友「今は祈る事しか出来ない。たかしの無事を…」

男「…」

また後で書きます

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