幼馴染「ヤンキー君!」 ヤンキー「え?」 (92)


・今の段階で何も考えていません

・消えてしまうかもしれません

・書くのは初なので頑張ろうと思います!ホントに!

             

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幼馴染「ほら起きて!遅刻しちゃうよ!」

ヤンキー「へ?え、あぁ」

ヤンキー(やっべ寝ぼけてんのか)

ヤンキー(一瞬忘れてたわ。コイツは幼馴染じゃねーか)

幼馴染「ほら早く!準備して!」

ヤンキー「うっせーな…。着替えっからちょっと出てけ」

幼馴染「もー、早くしてよねー」

ヤンキー「わーったから。ついでに姉貴も起こしといてくれ」

ヤンキー「おーっす…」

母「おはようでしょ!幼馴染ちゃんは?」

ヤンキー「姉貴起こしにいってる」

母「まったく…あの子もいい年だっていうのに。」


幼馴染「おねーさん!朝ですよー!」

姉「zzz…」

幼馴染「起きてー!」ユサユサ

姉「zzz…」

ヤンキー「おう。姉貴起きたか?」

幼馴染「ダメ、全然起きない」

ヤンキー「もうほっとけ。学校行こうぜ」

幼馴染「うん、仕方ないね」

姉「ほっとけとはなんだ」

ヤンキー「うぉっ!?」

幼馴染「おねーさん!?」

ヤンキー「起きてんなら起きてるって言えっつーの」

姉「……」

幼馴染「…?おねーさん?起きてますかー?」ユサユサ

姉「なぁヤンキー」

ヤンキー「何だよ?」




姉「この子、誰?」

ヤンキー「は?寝ぼけてんの?」

幼馴染「おねーさん!寝ぼけてる場合じゃないですよ!」

姉「これ以上ないくらいスッキリしてるんだが…」

ヤンキー「幼馴染だろ。ボケ始めてんのか?」

姉「うるせーよ。つーかマジ?」

ヤンキー「は?」

姉「幼馴染とかいたっけ」

ヤンキー「は?」

幼馴染「えっ?」

姉「あ、お前学校は?」

幼馴染「あ!ヤンキー君!時間ヤバいよ!」

ヤンキー「あぁ!?クソ姉貴のせいで余計な時間くっちまったじゃねーか!」

ヤンキー「行こうぜ!じゃあな姉貴!」

ドタドタ

姉貴「いってらっさーい」

姉貴「………幼馴染…誰だっけ…」

学校

ヤンキー「姉貴のせいでギリギリじゃねーか…」ハァハァ

幼馴染「だね…」ハァハァ

友「ようヤンキー」

ヤンキー「あぁ」

幼馴染「おはよう!」

友「?」

友「…なぁ」

ヤンキー「あ?」

友「……おまえ彼女いたっけ?」

幼馴染「ひぇっ!?」

ヤンキー「は?幼馴染だろーが」

幼馴染「ちょっとヤンキー君!酷いよぉ!」///

友「え…?」

幼馴染「じゃあ昼休みに屋上ね!」

ヤンキー「あぁ、またな」

友「……」

ヤンキー「で、お前ついにボケたんか?」

友「いや…あれ…?」

友「ちょっと待て、ちょっと待ってくれ」

ヤンキー「はぁ?どうしたんだよ」

友「おーい!DQN!ちょっと来てくれ!」

DQN「どうした?」

友「ヤンキーに幼馴染とかいたっけ?」

DQN「は?なに言ってんだ?」

DQN「居るじゃねぇかよ。ほら、あそこに」

友「……あれ?」

ヤンキー「おいおい…頭大丈夫か?」

友「俺疲れてんのかな…ちょっと保健室行ってくるわ」

ヤンキー「アイツどうしたんだ?」

DQN「クスリでもやってんじゃねーかwwwwww?」

ヤンキー「おめぇじゃあるまいし」

DQN「あのなぁ…オレだってタバコしか吸ってねーし」

DQN「……でさ、ヤンキーよ」





DQN「さっきの女の子、誰?」

ヤンキー「……は?」

DQN「オレには教えろよwwwwwwせっかくお前に味方してやったんだからよwwwwww」

ヤンキー「…何言ってんだ?」

DQN「だからさwwwwww友に一杯食わそうとしたんだろwwwwwwあんな女の子まで用意してよwwwwww」

DQN「めっちゃカワイイじゃねーかwwwwwwオレ欲しいな~つってwwwwww」

ヤンキー「いや、幼馴染だぜ?お前、惚れてただろ」

DQN「惚れてたってwwwwww確かにタイプだけどよwwwwww」

ヤンキー「は?…は?」

DQN「とぼけんなっつーのwwwwwwマジ羨ましいわwwwwww」

先生「おい席につけー!」

DQN「チッ、またあとでなwwwwww」

ヤンキー「……?」

ヤンキー(何かおかしい…)

ヤンキー(みんなが幼馴染を忘れてる…?)

ヤンキー(いやけど…お袋は憶えてたし…)

ヤンキー(DQNは元々頭悪いし…だからって友も…?)

ヤンキー(……あとで訊いてみっか…)

休み時間 保健室

ヤンキー「おい友、具合はどうだ?」

友「おう、少し休んだら良くなったよ。どうした?」

ヤンキー「……小学校の時のこと憶えてっか?」

友「小学校…あー、お前が万引きしたときのことか」

ヤンキー「そう、それ!!!」

友「あん時はマジしくじったよな~…いまだに先公の言ったこと覚えてるわ~…」

ヤンキー「なぁ友…あの時のメンバー覚えてっか?」

友「? 覚えてっけど?」

友「オメーだろ?俺だろ?DQNだろ?」



友「で?」

ヤンキー「…………いや、ありがとよ。すまねぇな」

友「…?あぁ、今日はオレ授業休むから。じゃーな」


ヤンキー(……もう笑えねーわ。確信した)

ヤンキー(友…DQN…)

ヤンキー「……家に電話すっか」

prrrrr prrrrr ガチャ

母『はいもしもし』

ヤンキー「あー、お袋?」

母『どうしたん?なんか忘れものしたの?』

ヤンキー「…今日の朝さ、幼馴染きたよな?」

母『えぇ…それがどうしたの?』

ヤンキー「! だよな!そうだよな!」

母『…?どうしたの?』

ヤンキー「いや…なんか…あれ…?」ポロポロ

母『あんた泣いてるの?』

ヤンキー「な、泣いてねーし!」グスッ

母『まったく、変な事で電話してくるねぇ…』



















母『あれ?何の話だっけ?』

ヤンキー「………………………………は?」

母『え~っと…忘れ物の話だっけ?』

ヤンキー「…………………」

母『もしもし?もしも~し?』

ヤンキー「……な、なぁお袋」

母『ん?』

ヤンキー「俺にさ…幼馴染って…いるよな?」

母『何言ってんだい?』

母『あんたに幼馴染なんかいないでしょ』

ヤンキー「……」

母『もしもし?どうしたの?もしもs』

ガチャン

ヤンキー「……は?」

昼休み

DQN「おーいヤンキー!いっしょにメシ食おーぜー」

DQN「って居ねぇしwwwwww俺ボッチじゃねーかwwwwww」


屋上

ヤンキー「……」

幼馴染「ヤンキー君…」グスッ

幼馴染「今日ね、教室に行ったらね、席が無くなってて…」グスッ

幼馴染「女ちゃんからも知らないって言われて…」

幼馴染「先生も…先生も…」

ヤンキー「…」

幼馴染「……私、イジメられてるのかなぁ…」

ヤンキー「……いや」

幼馴染「え…?」

ヤンキー「大丈夫だ」ギュッ

幼馴染「や、ヤンキー君…?」

ヤンキー「…なぁ、お前は幼馴染だよな?」

幼馴染「う、うん…そうだけど…?」




屋上入口

DQN「くぅ~ッ!ヤンキーのヤロぉ~!イチャコラしやがって~!」

ヤンキー「……」

幼馴染「……(ど、どうしよう…)」アセアセ

ヤンキー「……」

幼馴染「……(ヤンキー君に抱きしめられてるよ…)」アセアセ

ヤンキー「……」

幼馴染「……(う~気まずいよぉ…)」アセアセ



屋上入口

DQN(チューしろ!もうチューしてしまえヤンキー!)

ヤンキー「よしッ!」

幼馴染「!?」ビクッ

ヤンキー「今日は帰るぞ!」

幼馴染「え!?まだお昼だよ!?」

ヤンキー「知るか!帰るぞ!」グイグイ

幼馴染「や、ヤンキ~君~!」


屋上入口

DQN「げっ、コッチに来るなっつーの!」アセアセ

ヤンキー「帰る用意はできたかよ?」

幼馴染「う、うん…(ロッカーがなかったからずっと手元にあったし…)」

ヤンキー「よし。お前サボるの初めてだっけ?」

幼馴染「は、初めても何も、サボっちゃいけないんだよ!」

ヤンキー「知るかよ。そうだな…映画でも行くか!」

幼馴染「う~…、その辺はヤンキー君に任せるよ…」

ヤンキー「おっしゃ、そうと決まれば行こうぜ!」


教室

DQN「ヤンキーの野郎…青春してんなぁ…」

先生「おいDQN!窓の外ばっか見てんじゃねぇぞ!」

ヤンキー「俺たちは日が暮れるまで遊んだ」

ヤンキー「小、中学校の時のヤツにも会った」

ヤンキー「けどみんな同じだった」

ヤンキー「だれも幼馴染を憶えてなかった」

ヤンキー「遊んでる時、ふと思った」

ヤンキー「おかしいのは俺なんじゃないかって」

ヤンキー「けど、決めた」

ヤンキー「それでも幼馴染はここに居る。絶対に」

夕方

ヤンキー「今日は楽しかったな」

幼馴染「だね~。あんなに遊んだのは初めてだよ!」

幼馴染「また行きたいなぁ…」

ヤンキー「……また行けるだろ」

幼馴染「…だね!」

幼馴染「よし!今日は帰ります!」

ヤンキー「おーそうか。送ってこうか?」

幼馴染「いや、いいよ。一人で帰れるよ」

ヤンキー「…そうか」

幼馴染「………ねぇ、ヤンキー君」

ヤンキー「ん?」


幼馴染「…また明日ね」

ヤンキー「…おう。また明日、起こしに来てくれよ」

幼馴染「もー!自分で起きなきゃいけないよ!じゃーね!」プンスカ

ヤンキー「じゃーな」


ヤンキー「また、明日な」

次の日

午前6時55分

幼馴染が来るまで、あと5分

ヤンキー(…結局、眠れなかった)

ヤンキー(大丈夫、忘れてない。幼馴染は来る)

ヤンキー(大丈夫だ。大丈夫だ)

午前6時56分

あと4分

ヤンキー(大丈夫。来る)

ヤンキー(アイツは来る。絶対に)

ヤンキー(マジ胸騒ぎとかしねーから。マジ)

午前6時57分

あと3分

ヤンキー(……そろそろだ)

ヤンキー(幼馴染が来て、お袋に挨拶して)

ヤンキー(階段を上ってくる)

ヤンキー(…静かだ)

午前6時58分

残り2分

ヤンキー(……まだ58分だ)

ヤンキー(そうだ…まだ焦るような時間じゃない…)

ヤンキー(幼馴染が来ないワケがない…大丈夫だ…)

午前6時59分


ヤンキー(……きっと寝坊してるんだろうな)

ヤンキー(そうだ、きっとそうだ)

ガチャ

ヤンキー(!?)

姉「起きな、遅刻するよ」

ヤンキー「………へ?」

ヤンキー「な、なんで姉貴が…」

姉「ハァ?寝ぼけてんの?」

姉「アンタはいつもアタシが起こしてるじゃねーか」

ヤンキー「………」

姉「ほら、支度しな。早く」

ヤンキー「……………」

母「ほら!ちゃっちゃと食べないと遅刻するよ!」

ヤンキー「……悪ぃ、今日休むわ」

母「? どこか具合が悪いの?」

ヤンキー「…あぁ、そんな感じ」


姉「……」

自分の文才の無さに心折れそう

姉「ねぇ」

ヤンキー「…あんだよ」

姉「昨日の女の子ってさ、彼女?」

ヤンキー「…ちげーし」

姉「ふーん」

ヤンキー「姉貴にはカンケーねーだろ」

姉「…アンタさ、嘘つくの下手だよね」

姉「大事にしなよ、その子」

ヤンキー「……」

ヤンキー「…姉貴、パソコン借りっけどいいか?」

姉「好きにしな」

ヤンキー(みんな忘れちまってる…)

ヤンキー(証拠がいる…アイツがいた証拠が…)

ヤンキー(残ってるものは…)

ヤンキー「……これだな…」

姉「なに調べてんの?」グイッ

ヤンキー「おわっ!?」

ヤンキー「ぉ、驚かすなよ…」

姉「何々…催眠療法?」

ヤンキー「姉貴にはカンケーねーって…」

姉「………」カタカタ

姉「…隣町ね。行くわよ」

ヤンキー「ど、どこに?」

姉「ここ、隣町の心療内科」

姉「ほら、メット」

姉「後ろ乗って。飛ばすからしがみ付いてな」

ブロロロロロロロロ………

ヤンキー「姉貴、なんでここまでしてくれんだ?」

姉「別にー?興味があるだけよ」

ヤンキー「何に?」

姉「アンタの妄想彼女さんに!」

姉「アンタも高校生なんだから、妄想にしがみついてんなよ」

ヤンキー「妄想じゃねーっつの。幼馴染は…」

姉「…昨日の子が幼馴染なの?」

ヤンキー「…なんだよ」

姉「いや、見かけたことないなーって思って」

ヤンキー「そんなワケねーだろ、いっつも起こしてもらってたくせに」

姉「そだっけ?つーかアタシは自力で起きてたじゃんかよ。毎朝」

ヤンキー「よく言うよ…」

姉「で?」

ヤンキー「あ?」

姉「アンタにとってその子はどういう子なの?正直に吐きなさいよ」

ヤンキー「……好きだ」

姉「ハッ、その調子じゃ心底惚れこんでるねぇ」

ヤンキー「うるせぇんだよ!」

姉「アンタも男なんだ。惚れた女にゃ筋ってモンは通しなよ」

ヤンキー「けっ、テメーはそんなんだから男に逃げられんだろうが…」

姉「何か言ったか?オイ」クルッ

ヤンキー「べっつにー?」

姉「…!…………」

ヤンキー「? どうした?」

姉「…後ろからバイクが2台」

ヤンキー「…は?」

姉「ついてきてる」

ヤンキー「白バイ?」

姉「違う。フルフェイスで顔を見えなくしてる」

姉「面白くなってきたかもね」

ヤンキー「面白くって…」

姉「そろそろ目的地だよ」

ヤンキー「いや…あいつ等は?」

姉「さぁ?つーかアタシにどうしろっての?まず勝てないよ?」

ヤンキー「じゃあどうするんだよ!」

姉「まずは目的を果たしな。電話で予約しといたから」

姉「アタシはあとから行くから」

ヤンキー「…なんかヤバい感じがするんだが」

姉「いいから。手続きしてくだけだよ」

ヤンキー「…金ねーから支払い頼むわ」

姉「フリーターなめんなよ。またあとでな」

病院

医師「こんにちは」

ヤンキー「うっす…」

医師「よし、じゃあ早速始めようか。たしか、昔の事を思い出したいんだっけ?」

ヤンキー「は、はい…」

医師「えーっと、何歳くらいとか希望は?」

ヤンキー「えっと……小、いや、5歳くらいで…」

医師「うん、分かった。じゃあリラックスして…肩の力を抜いて…」

病院 駐車場

バイク男A「Yは病院へ入りました」

『分かった。お前たちはその場で待機』

バイク男A・B「了解」

姉「ねーねー」

バイク男A「………」

姉「おにーさーん」

姉「ねーってばー」

バイク男B「………」

バイク男A「(目標も姉が接触、どうします)」

『ほっておけ』

バイク男A「(了解)」

姉「聞いてますー?」

姉(クッソが…。フツー女が色気ふりまいたら反応するもんだろうが!)

姉(何だコイツ等、揃いも揃って童貞か!?それともゲイってか!?)

姉(いくら弟のためだからってコレは精神的に辛いぞクソッタレ!)

姉(なんなんだよこのバイク野郎は!ホントに!)

姉(つーかあの妄想野郎とっとと帰ってきやがれ!あーもう恥ずかしぃ!)

今日はここまで

今夜もノープランで行ったるゾ☆

回想

ヤンキー『……ん?』

ヤンキー(5歳)「ひっさつパーンチ!」

DQN(5歳)「バリアしたし!」

友(5歳)「じゃあオレひっさつビームな!ビビビビ!」

ヤンキー『あぁ…たしかこんな事やってたな…』

DQN「おれのバリアむてきだから!」

友「はんそくだろーが!」

DQN「バリアはせいぎですー!」

ヤンキー「オレのパンチもむてきだ!」

DQN「な、え」

友「オレのビームもむてきだ!」

DQN「う、うぅ…」

DQN「おれのバリアむてきだも~ん!うわぁ~ん!」

ヤンキー「あ、ないた!」

友「よわむし~けむし~!」

DQN「うわぁ~ん!むてきだもぉ~ん!」


幼馴染「……」オドオド

ヤンキー『……!』

幼馴染「ぁ、あの…」

友「あ?なんだおまえ」

ヤンキー「だれ?」

幼馴染「け、ケンカはいけないよ…」

DQN「びぇぇぇぇん!」

ヤンキー「なにこいつ?」

友「なまいきだぞ!こいつ!」コツン

幼馴染「いたっ!…ぅ…ぅぅぅ…」

友「あ、なくぞ!よわむし~!」

幼馴染「…な、なかないもん……!」フルフル

DQN「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

友「ヤンキーくん、こいつなかないよ!」

ヤンキー「こいつ、つえーな…」

幼馴染「グス…あたし…つよいもん…」フルフル

DQN「びぇぇぇぇぇぇん!」

友「えいっ!」ゲシッ

ヤンキー「いいぞ!友くん!やっちゃえ!」

幼馴染「うっ、ぅうっ……」






姉(13歳)「何やってんだお前ら」

ヤンキー「」チーン

友「」チーン

姉「大丈夫か?」

幼馴染「は、はぃ…」グス

DQN「ぅっ、ぅぅ…」

姉「オイDQN、大丈夫だよな?」

DQN「! は、はい!げんきッス!」

姉「オイ、ヤンキー」

ヤンキー「なんだよアネキ…」

姉「この子引っ越してきたんだって。仲良くしな」

幼馴染「よ、よろしく…」

ヤンキー「けっ、だれがするもんk」

姉「逆らったらボコるから。友もDQNもな」

ヤンキー・友・DQN「」

ノープランだと苦しいなぁ…

今日はもう寝よう うん そうしよう!

友の家


友「あ~…気分サイアクだぁ~」

友「相変わらず頭痛はするし…クッソォ~…」

ピンポーン

友「…メンドイ。居留守しよう」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

友「……」

友「アァイ!?」ガチャ

DQN「よっ!」

バタン

友「寝よう」

DQN「待って待って待って待って!お願い入れて!」ドンドン

友「……ハァ」

友「学校はどうしたんだよ?」

DQN「サボった。今日はヤンキーもいねーし」

友「ヤンキーも?…そういやアイツ昨日おかしかったな」

DQN「ああ。そのこともあって来たんだ」

友「?」

DQN「昨日ヤンキーが連れてた女の子、覚えてっか?」

友「あぁ。つーかあの子幼馴染って…っつ」ズキッ

友「お前も知ってたんじゃなかったのか?」

DQN「いや昨日はヤンキーの嘘に乗ったつもりだったんだけど…」

DQN「ちょっと気になってさ」

友「気になるって?」

DQN「俺さ…あの子めっちゃ好みなんだ」

DQN「で、ヤンキーに昨日の夜メールしたんだよ」

DQN「連絡先とか教えてもらおうと思って」

DQN「そしたらさ、『もう知ってるだろ』って言うんだよアイツ」

友(…もう?)

DQN「なんでも俺たちと小・中・高と同じだったらしい、その子」

友「いや…だったら俺たちだって知ってるだろ。顔くらいは」

DQN「そうなんだよ。だから名前とか、席番号とか聞いたんだ」

DQN「けど…俺アルバム失くしちまっててwwwwww」

友「……それで俺ん家か」

DQN「休んでたし、アルバムついでにお見舞いにwwwwww」

友(ついでかよ…)

DQN「というわけで、アルバム見せてくれ」

友「ハァ…ちょっと待ってろ」

DQN「お、コレ新刊じゃね?ごゆっくり~」

友「…ったく、何しに来たんだよ」ゴソゴソ

友「あったぞ。ほら、コレが小学校でコレが中学校」

DQN「お、サンキュー」

友「で?アイツの『幼馴染』の名前は?」

DQN「幼馴染だよ。小も中も並び方は五十音だったからな……大丈夫か?」

友「…ぅ、ああ。ちょっと頭痛がするだけだ」

友「で、まずは小学校だな」

DQN「小学校6年の時は…っと、6番だってよ」

友「6番、6番…っと。…やっぱ違ぇな」

DQN「6番って誰だっけ?」

友「…『白』、だってよ」

DQN「…『白』?」

友「…やべぇ、誰だ?シロって」

DQN「…俺たちボケ始めたのかもな」

友「やめろよ、冗談じゃない」

DQN「取りあえず、次は中学校のアルバム見っか」

友「…なんか怖ぇぞ」

友「で、これが中学校の卒業アルバム」

DQN「……」パラパラ

DQN「…もう見たくねぇ」

友「…お、おい」

DQN「……」スッ

15番 『白』

友「………やべぇな」

DQN「……やべぇよ」

DQN「ヤンキーが言ってた幼馴染ちゃんは居なくなってて」

友「その代わり俺たちも知らない女の子がいる…」

DQN「何これホラー?」

友「いや…ホラーじゃないと信じたいんだが…」

DQN「……と、取りあえずメシ食おーぜ。それから連絡ってことで…」

友「…だな。やべーよ、正直めっちゃ怖いんだが」

DQN「お、俺に言うなよ…シーフード食うわ」

友「じゃあカレーヌードルを…」

―回想―

ヤンキー『これは…』

「不幸よねぇ…」

「2人ともでしょう?あの歳で…」

「良い夫婦でしたのに…」

幼馴染「………………」

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