総統府にて

アベルト「彼女達の提督になってはもらえないか?」

電「よろしくお願いします！」

ドメル「し、しかし······」

タラン「総統の頼みを断るつもりか！」

ドメル「いえ、そんなことは、ただ···」

セレステラ「ただ?」

ドメル「何故自分がそのような重要任務を?」

アベルト「君が優秀だからだよ、それではいけないか?」

ドメル「今、戦線を離れる訳には···」

ディッツ「増援を派遣した、案ずることはない」

アベルト「引き受けてくれるだろうね？」

ドメル「ザーベルク」

アベルト「では電君、ドメル中将を鎮守府に案内してくれたまえ」

電「ザーベルク!」

ドメル「鎮守府でありますか？」

セレステラ「総統があなたの為に特別に作った、言わば新しい職場です」

アベルト「詳しくは彼女から聞いてくれ」

電「それでは私について来てください」

鎮守府にて

電「ここが鎮守府です」

ドメル「中々いい建物だな」

電「旧大公国の迎賓館を再利用しているそうですよ」

ドメル「そうか」

電「ただいまなのです」

球磨「おかえりクマー」

金剛「ミーが噂の提督さんですネー」

ドメル「君は?」

金剛「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!、ヨロシクオネガイシマース」

ドメル「ああ」

電「そういえば第2艦隊の姿が見えませんが？」

天龍「あいつらなら···」

小マゼランにて

大和「砲雷激戦、用意!」

加賀「またガトランティスですか」

扶桑「こればかりはなんとも···」

霧島「今日は新しい提督が着任するそうなので早めに帰投した方がよいかもしれません」

叢雲「そういうことだから先に行くわよ！」

鎮守府

電「そうですか······」

天龍「第2艦隊の連中に応援の要請が入ってな、ところで雷と金剛は何をしてるんだ？」

雷「何口走ってるのよっ！」

金剛「ごめんなさいデース」

ドメル「どうした?」

雷「なんでもないわ、ところであなたは？」

ドメル「本日付で君たちの提督に就任したエルク·ドメルだ」

雷「この人が提督!?」

電「はい、総統が正式に任命した本物の提督ですよ」

雷「だから金剛が口走ったのね」

金剛「······」

>>14すまん、sagaだった