春香「え?千早ちゃんで>>7を>>2?」【安価は命より重い】 (89)

春香「え?千早ちゃんで>>7>>2?」

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刺す

食べる

春香「え?千早ちゃんで食べるを刺す?」

千早「春香、違うわ」

千早「これは『食べ物』で、『食べる』じゃないわ」

春香「食べ食べ?千早ちゃんを刺す?」

千早「・・・・刺すのは私じゃないのよ」

春香「ちひゃー?食べる!刺す!」ガシャガシャ

千早「ちょっと、春香!?」

春香「刺すうーwww刺すうっうーwwww」

千早「もう、お皿を傾けちゃ駄目よ!」

千早「こうやって、フォークを、お肉に刺すの」

千早「お皿は固くて食べれないわ」

春香「硬い?平ら?千早ちゃん?おっさらー」

千早「・・・・・・」

千早「いいから、早く食べないと冷めるわよ」

春香「さめ!さめ!食べる!」ガツガツ

千早「ほら、きちんとフォークを使って・・・」

千早「手掴みは駄目よ」

春香「おいちいーおいし千早ちゃん」

千早「・・・・・・」



千早「・・・・・・春香」

千早(・・・半年前)

千早(私と一緒に、出かけた日のこと)

千早(春香はいつもみたいに、とても素敵な笑顔を見してくれました)

千早(そして、いつものように、いっぱいはしゃいで・・・)

千早(・・・いつものように、転びました)

千早(・・・いつものように、立ち上がらずに)

千早(虚ろな目線だけを残したまま、春香は転んだまま立ち上がりませんでした)

千早(春香はそのまま目が覚ましませんでした)

千早(転んだときの打ち所が悪かったらしく、一時は命さえ危うくて)

千早(病院のベットに縋り付いて泣いたのを、今でも覚えてます)

千早(事務所のみんな、プロデューサーさん、みんな同じです)

千早(誰よりも元気だった春香が倒れたのを、みんな一緒に悲しみました)

千早(・・・『みんな一緒に』)

千早(その言葉を誰より大事にした、春香のために)

千早(幸いなことに・・・本当に幸いなことに)

千早(春香は、一月もすると目を覚ましました)

千早(『このまま一生眠り続ける』、そう言われたにも関わらず)

千早(春香は目を覚ましてくれたのです)



千早(・・・・ええ)

千早(目は、覚ましました・・・)

病室前

千早『本当ですか!?春香が目を覚ましたって!』

P『あ、・・・ああ』

千早『春香!』

P『待て、千早!』

千早『何でですか!?』

P『ま、まだ、安静にしなきゃならないんだ、面会は・・・』

千早『プロデューサーさん、さっきここから出て来ましたよね?』

P『あっ、いや、』

千早『しかも、小鳥さん言ってましたよ、他のみんなも向かってるって』

千早『私、仕事がキャンセルできなかったんです、一番最後ですよね』

千早『みんな中にいますよね』

P『違うんだ千早、これには訳が、』

千早『何が違うんですか?』

P『と、とにかく、入っちゃいけない!』

千早『いいえ、一目だけでも!』

P『よせ、千早!!』

ガラッ

一同『!!』

真『駄目だ、千早!!』

伊織『ちょっと、あいつは何を!?』

千早『みんな、何を・・・?』

律子『みんな、早く千早を外に!』



春香『れれれー?』

春香『みなみけそとにー!?』

千早『・・・・・・?』

千早(何?)

千早(みんな、泣いたり、震えたりしてる)

千早(そうだ、春香!)

千早『春k――――』




春香『たわしはアマミンゴス!遺影!』

千早『・・・・・・!?』

やよい『春香さん・・・私ですよ!ほら、うっうー!って・・・』

春香『うー☆うー☆』

響『自分が分からないのか!?ほら、自分、完璧な我那覇響だぞ!?』

春香『ガナンハイダー響鬼?』

響『が・な・は・ひ・び・き!』

春香『鍛えてマスカラ!』




千早『・・・・・・はる、か?』

真『千早、外に出よう!』

貴音『・・・・・もうやめましょう、真』

真『!?』

貴音『千早、見ての通りです』

千早『見ての・・・通り?何、が・・・』

貴音『春香は・・・・以前の春香ではありません』

貴音『知能は赤ん坊以下に後退し・・・』

貴音『私達のことも何も覚えてません』

千早『・・・・!?』

伊織『ちょっと貴音、何言っちゃってんのよ!?』

貴音『何れ知れることです・・・』

貴音『・・・私とて、隠しとおせるものなら・・・』

貴音『活目なさい、千早』

貴音『あなたの親友だった者の末路を』

千早『・・・・・・・』



千早(・・・・・・違う)

亜美『はるるん、亜美だよ?ねえ!』

春香『死ぬしかないじゃない!』

真美『しっかりしてよ!みんなのリーダーだったでしょ!?真美のことわかって!?』

春香『かみ!おおせーのとおりに!』

春香『あははははは、ウェーイwwwwwwwwww』



千早(・・・・・違う!)

千早(こんなの、春香じゃない!)

千早(私の知ってる春香じゃない!)

律子『みんな、とりあえず落ち着いて、』

春香『エビビビビビビビビビビビビ』ガシュ

律子『!?』

真『止めるんだ春香、律子に噛み付くんじゃない!』ガッ

春香『ぼーちかんかん・・・』

春香『うえええええええええええええん』ボロボロ

雪歩『ちょ、春香ちゃん、泣かないで、』



千早(違う!絶対に違う!)

千早(春香は、いつも元気で、)

千早(なんにでも一所懸命で、)

千早(誰にでも気が配れて・・・・)

千早(誰よりも、みんなを大事にしてる)

千早(少しドジだけれど・・・・)

千早(誰よりも、私にとって大切な友達)

千早(なのに・・・・)



春香『ヴァwwwイwwwwヴァwwwwwwwwイwwwwwwww』

千早(・・・・・・・・、)

千早『・・・・どこへ行ったの?』

千早『春香は、どこへ行ったの?』ボロボロ

貴音『・・・春香は、ここに・・・』

千早『違うわ!』

千早『みんなだって気づいてるでしょう!?』

千早『ここにいるのは、春香なんかじゃない』

千早『春香の形をしただけの・・・別の何かよ!』

千早『もう、春香はっ・・・・・』

千早『自分自身のことだけじゃない、』

千早『私達のことも分からない』

千早『春香は・・・・・』

一同『・・・・・・・』



春香『あるぇー?(・3・)』

春香『千早ちゃん?』

一同『!!??』

千早『・・・・・・!!』

千早『・・・・・・え?』

千早『春、香?』

春香『どつたのせんせいしょなるあでゅ?』

千早『わかるの?私、千早、如月千早よ』

春香『千早、ちひゃー、きさらぎあくるす!』



貴音『なんと・・・誰も分からなかった筈では・・・!?』

真『まさか、千早のことだけは覚えていたなんて・・・!』

千早(・・・・・・・・そんな、いや、)

千早(私は・・・・・)

春香『wwwwwwサワサワのたしど!』

千早『私はなんてひどいことを・・・!』ウルッ

春香『wwwwwwンミームもでんな?』

千早『春香!!』ガバッ

春香『オオフwwwwwwww』

千早『ごめんなさい、ごめんなさい春香!』

春香『ハルチヒャー』

千早『どんなに変わってしまっても・・・』

春香『エリンゴス』

千早『あなたはあなたよ、春香!』

春香『そーかー助手よ』

千早『だから私も、あなたの親友よ!』

千早(・・・・・そんなわけで)

千早(私は一旦、アイドルを引退しました)

千早(春香の両親に、春香の世話をさせてもらうように頼んだのです)

千早(これまでの活動でお金には困らないこと)

千早(もしかしたら、私と触れ合うことで、少しづつ記憶を取り戻せるかもしれないこと)

千早(それらのことを言うと、『春香をお願い』と言われました)

千早「さ、春香、お風呂よ」

春香「フロートフロストフルオート」

千早「ほら、暴れないで・・・服を脱ぎましょ?」

春香「あははははのはウェーイwwwwwwww」ガバ

千早「ちょっと、裸のまま抱きついてこないで!?」

春香「おぃかぇてぃえ、にげうふいーをしつぇwwwwwww」

千早(・・・・・とっさに言ったけれど)

春香「ミーイズマーメイwwwwwww」

千早(裸じゃなかったらいいわけじゃないわ!)カアアアア

千早「頭洗うから、目を瞑って」

春香「つむ、つむつむ!」

千早「・・・そういえば、後ろ髪の跳ねてるところ」

千早「癖っ毛だったのね」

千早「解かしてるのかと思ってた」

春香「とーかー?ストー?」

千早「次は身体を洗うから」

千早「こっちをむい――――」

春香「千早ちゃん♪」ダキツキ

千早「!!??」

千早「ちょっと春香はなれて!」

千早「はずか、じゃなくて、洗えないわ!」

春香「げへへへへへへへへへへwwwwwww」ガシィ

千早「・・・・・・」

春香「なになにいたいたウェヒヒノヒ」

千早「・・・・・・しょうがないわ」

千早(引き剥がせないから)

千早(引き剥がせないからこのままあらうのであって私はそんな)

春香「ちーはーやーちゃーんwwwwww」スリスリ

千早「や!?動かないで春香!?」

千早「抱きついてるのが良いわけではないけど!」

千早「・・・・ふう」

千早「やっとお風呂も終わったわ・・・」

千早「身体も冷めてきたし、寝る時間ね」

春香「ねるねるねるふ?」

千早「春香、お布団しいたわ」

春香「ふともも?」

千早「もう寝ましょう?」

千早「・・・・・春香」

千早「春香のお布団はそっちよ?」

春香「のワの」

千早「ほら、戻りなさい」

春香「ヴァイ!」ダキツキ

千早「また!?」

春香「千早ちゃん!千早ちゃん!」

千早「春香、はなれ、」



春香「・・・・・・千早ちゃん」ボロボロ

春香「いくだめ、千早ちゃん・・・・」

千早「・・・・・・」

千早「大丈夫よ、春香」

千早「私はどこにもいかない」

千早「私はここにいるから・・・」

春香「・・・・・・・、」

事務所



やよい「春香さん、さん、はい、うっうー!」

春香「わっほいわっほい!」

響「ほら、ハム蔵だぞ」

春香「ヴォー・・・」

P「大丈夫か、千早」

千早「はい、慣れればどうということもないです」

P「病院では、なんて?」

千早「記憶に関しては、まだ・・・」

千早「でも、知能に関しては、ほんの少しは回復していけるそうです」

P「そうか!」

千早「何年、何十年掛かるかわかりませんが・・・」

千早「私と春香で、がんばっていこうとおもいます」

P「・・・辛いことだとかは、直ぐに相談しろよ」

千早「そう言っていただけるだけで、大丈夫です」

千早(月に一度、春香を病院に連れてく時)

千早(こうして、事務所に寄るようにしてる)

千早(みんなと触れ合うことで、なにかきっかけになればいいとおもう)

千早(それに、私自身も疲れが取れる)

千早(最初の方は、律子の頭に噛み付いたりしていたが・・・)

千早(最近は、おとなしくなってきたみたい)

亜美「やっほー!はるるん!」

春香「ティロティロ見てたろ」

真美「やっぱ元気そうだねー千早お姉ちゃんと一緒だし」

春香「タイツ万歳」

貴音「らあめんはきちんと食べてますか?」

春香「レッグラリアート!」

貴音「それを聞いて安心しました」


千早(もし・・・・もし、春香と私が逆だったら?)

千早(・・・・・多分、多分だけれど)

千早(春香は、私と同じようにしてくれたと思う)

千早(それでも春香は、私の隣にいてくれると思う)

千早(・・・・・そう思うと、何も辛くなくなる)

千早(私は、ずっと―――――――)



千早(春香の側に居てあげたい)

千早(いや、居たい)

千早(そう、思える)

小鳥「・・・・良い?春香ちゃん」

春香「モーマンタイ」

小鳥「はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義はるちはは正義」

小鳥「復唱してみて?」

春香「まな板ペロペロ」

小鳥「よろしい、これから一ヶ月も頑張りたまえ」

春香「ヴァイ!」





おわり

作者が余計なことを喋るのはssとしてどうかと思う
しかし一言だけいわせて欲しい
安価は命より重い
それを理解して欲しい

本当は虐待に走る千早が書きたかった
そんなのを期待してた人はすみません
春香で遊んですみません
不快感を覚えた方がいたらごめんなさい

最後まで見てくれてありがとう
また近いうちに頑張りたい

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