会計「権力振りかざして恥ずかしくないんすか」

会長「少しは」

会計「なんでまた俺に」

会長「面白みがないからよ」

会計「意味わかんない上に会長三年ですよね」

会長「姉さん女房は嫌かしら？」

会計「俺一年だし友達とかで固めたらどうですか、好きでしょお友達内閣」

会長「心外ね、貴方も数少ないお友達の一人なのに」

会計「やだなあ、取り巻きという名のハイエナがいるじゃないですか」

会長「あいにくハイエナを友達にする趣味はないの」

会計「まあそれは分かります」

会長「それはよかった、じゃあ」

会計「会長さんと俺って友達じゃない以前にほとんど接点すらないですよね」

会長「それまじで言ってんのお前」

会計「急にキャラ変えてもないもんはないです」

会長「ひどいわーまじひどいわー」

会長「昔のことだから覚えてないかな・・・」

会計「結婚する約束とかは100％してないですからね」

会長「えー、じゃあ他の設定でいくわね」

会計「はい」

会長「私いじめっ子だったの」

会計「現在進行形で俺をいじめてるので過去形はおかしいと思います」

会長「小学生のときに周りのクソチビ共を下僕にして遊んでたのよねー」

会計「それ今もやってますよね」

会長「そこに鉄拳制裁したのが貴方」

会計「それ僕じゃないです」

会長「女の子を無理やり馬にしてお尻叩いてたらいきなりぶん殴られてびっくりしたわ」

会計「知りませんって」

会長「あのときの取っ組み合いで傷物にされちゃったの」

会計「へー」

会長「この首のところ」

会計「かわいそうに」

会長「あれから私は心を入れ替えて世のため人のために生きてきたわ」

会計「もう帰りますね」

会長「でも流石に傷物にされちゃ私のプライドが・・・ね？」

会計「で？」

会長「そいつを跪かせてこき使うことだけが私の夢なの」

会計「チンケな夢ですね」

会長「私が悪いとはいえ女の子に傷残しといて罪悪感とかないの？ないの？」

会計「俺関係ないし・・・」

会長「そうですか」

会計「そうです」

会長「ここに書記ちゃんがいます」

会計「書記？」

書記「はい」

会計「げっ・・・」

会長「この子のこと知ってるわよね」

会計「お前は・・・お馬さん三号！」

書記「ぶち殺すぞ」

会計「じゃなくて俺の同級生で恩を仇で返すことで有名な根暗ちゃんじゃないか！」

書記「おう、おかげさまで順調に歪んでますわ」

会長「なにか言いたいことは？」

会計「そんなこと言われても知らんし」

書記「いじめられてた私のこと助けてくれたよね！」

会長「ほら」

会計「ボクジャナーイーボクジャナイー」

会長「社会的に抹殺されるのと会計やってチャラにしてもらうのどっちがいいかしら？」

会計「ぜひ会計やらさせていただきます」

書記「ざまあ」

会計「おま・・・ホントお前な」

書記「なんだよ」

会計「助けなけりゃよかったわ」

書記「おいこれ以上私の精神をぶっ壊しにかかるのはやめろ」

会長「そうよ、いじめはよくないわよ」

会計「お前が言うな」

会長「今日のところはもう帰っていいわよ、詳しいことはまた明日話すわね」

会計「明日は予定が入ってます」

会長「キャンセルしなさい」

会計「デートなんでまじすいません」

会長「え・・・そ、そう」

書記「嘘ですよ、こいつ彼女いませんから」

会長「なんだ嘘か」

会計「クソアマまじ[ﾋﾟｰｰｰ]よ」

会計「どうしてこうなった」

書記「いっしょにかーえろ！」

会計「いいかげん俺を解放しろブス」

書記「解放するのはお前だハゲ」

会計「お馬さんの首輪外してあげただけでここまで粘着されるとは」

書記「弱ってる女を助けるときは責任取る覚悟が必要って学べたわね」

会計「そういうので好意持たれても迷惑なの？わかる？」

書記「お前辛辣すぎんだよ・・・まじ死にたくなるわ」

会計「少しでも感謝してるなら死んでくれ」

書記「やめてよ・・・ひどいよ・・・」

会計「いや俺にまとわりつくのやめればいいだけだからな？」

書記「やだ」

会計「お前絶対感謝してないだろ」

書記「中二くらいから恨みのほうが上回ったからね」

会計「それ中二病じゃね？」

書記「ちげーよ！」

書記「じゃあさ、もう適当に恩返させてくんね？」

会計「もう返してもらったはい終わり」

書記「なんでもやるよ？・・・エッチなことでも」

会計「・・・い、いいや」

書記「あーほら動揺した、そういうところで淡い希望抱かせるのが憎いわ」

会計「ぺちゃんこじゃなかったらとっくにお願いしてます」

書記「多少はあるだろうがクソ」