八幡「7490回目の」 (61)

ほぼ受け売りというかそんな感じなのですがよろしくお願いね!

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八幡「んなわけねーだろアホか」

由比ヶ浜「ちょっとヒッキーアホって簡単に言うなし!」

八幡「俺はいつだって簡単に言ったこと無いぞ。アホって言葉を重んじてる」

雪乃「お取り込み中の所悪いのだけれど、もう各自解散にしましょう。
今日、比企谷くんも用事があるみたいだし。」

八幡「用事……?あ、そうだ!ありがとう雪ノ下!俺帰る!じゃな」ガラッ

~~~~~~~~~~~~~~~~

八幡「急がなきゃ」

八幡「自転車に……乗りたい……」

八幡「帰らねば………」

八幡「ダメなのに…0」

八幡「また…17×66×23412 47*23〒4127か………」

~~~~~~~~~~~~~~~~

八幡(朝………朝!?)

ガバッ

八幡(この状況での目覚め方なら統計で始めて朝に起きたことになる)

八幡(日付は!?)

カレンダー 四月二十五日 六時三十四分

八幡(駄目か………)

オニイチャンゴハンダヨー

八幡(わかってる。わかってんだよおおおおおおお!)

八幡(お前が四月二十五日 午前六時三十四分に俺を起こすことも!
あと三分二十秒で起こしに来ることも!
今日の朝食のメニューも!
なんだって知ってる!)

八幡(時間なんて進まなくていい…
そう思っていた……
だが、違った……
)

八幡(散々調べたよ…でもバタフライエフェクトは起こらない……
いろいろ考えた…
考えたけど…
なんだってした!
人を殺したり…強盗したり……死んでみたり…)

八幡(バタフライエフェクトだとか…
世界線の収束に係るだとか…そんな話じゃなく、もっと平らな話だったんだ……)

八幡(俺が生きていて、死ぬまで辿って行く世界線は……ひとつしかなかったんだ。運命なんてきまってたんだ。変えられやしない。

自分じゃ見られないけど、そうに違いない)

八幡(この状態が始まってもう20年余り…)

小町「お兄ちゃん~?ご飯だってば」

八幡「ああ…着替えたら行くよ…」

小町「ほーい」

『世界線の収束により辿り着く結末は同じ。何かアクションを起こして別の世界線へ』

八幡(20年前に書いたメモ。
俺が見ないなら、あと3時間後に書かれるメモ)

八幡(タイムリープのことは何度も話した……だが信じてもらえない)

八幡(アクションを起こしたって…辿り着く結末は同じ)

八幡(20年かけて、わかったことも、必要だったことも、これだけだ。
今はもう特に戻りたいとかは、考えていない。)

八幡(やりたいことはやり尽くした)

八幡(このメモだけは何故だかループにもついてくる。
これは希望だ。これを捨ててないってことは、まだ希望を捨ててない)

八幡(起こる出来事は覚えているが
前の周回で行った内容は覚えていない。
でもやったという行為自体は覚えている)

八幡「学校行くか」


デ、アルカラシテー

八幡(知っている。もうなにもかも知っている。)

八幡(だが例えば殴ったという行為は覚えていても、どういう風に、どこで、何故殴ったのかを覚えていない。)

八幡(このループで最も大事なのは、会話だ。
会話だけは~~のことを話したという形で記憶できる。)

八幡(だから何をどのように勉強しても研究しても同じ。)

八幡(今日も死んでみるか)

雪ノ下(最近、今日を繰り返しています。)

雪ノ下(今日も由比ヶ浜さんと比企谷くんとお話しできる日です。)

雪ノ下(うれしいなあ)

八幡(!?、雪ノ下の様子がおかしい……動作がいつもと違う…こんなのはじめてだ…こいつがこのループから出る鍵なのか……)


雪ノ下「何?ジロジロ見ないで欲しいのだけれど…」

八幡(こんなセリフ20年ぶりに聞いた。すごい!すごいぞ!)

八幡「雪ノ下!お前、今日を繰り返してないか?」

雪ノ下「!」

八幡「心当たりがあるようだな」

八幡(この周回はいつもと違う。違う世界線に飛べたのか……でもいつ由比ヶ浜が来るか読めない…
まあ、誤魔化しは効くだろうがな…)

雪ノ下「私が…今あなたにチャンスを与えてるのよ…」

八幡「どういう意味だ!」

雪ノ下「ここから出るチャンス…
それしかあなたにとって必要なチャンスは無いと思うわ」

八幡「わかってんじゃねぇか
早くここから出るぞ」

雪ノ下「私の言うとおりにしないと無理よ。それに今日は由比ヶ浜さんは来ないわ」

八幡「由比ヶ浜は今はいい。
出方を知ってるんだろ!早くここから出せ!」

雪ノ下「わかっているわ。
なら、明日、朝起きたら私の家に来なさい。」

八幡(雪ノ下が本当に出る方法を知っているのなら、この世界とももうおさらばだ。)

八幡(一刻も早く出たいが焦るべきじゃない…雪ノ下を刺激するべきじゃない…今日六時過ぎにループするからそれまでの一時間三十分はこの世界にお別れをしておこう)

八幡(朝か…)
オニイチャンゴハンダヨー

八幡(一時間半も経っていなかったような…まあいい、早く雪ノ下の所へ)

小町「ちょっとお兄ちゃん!?どこ行くの?まだ六時だよ!?」

~~~~~~~~~~~~~~~~

雪ノ下「来たのね」

八幡「早くしろ」

雪ノ下「簡単な所から説明するわね。
あなたは勘違いをしているの」

八幡「勘違い?」

雪ノ下「結末は変わらないけど、それまでの過程は世界線上で分岐する。
ここまでは知っているわよね?」

八幡「ああ。」

雪ノ下「ここでなんだけど、結末というものは主観的であって曖昧なのよ。」

八幡「?」

雪ノ下「つまり私がここであなたをナイフで刺し殺そうとする」

八幡「やめろよ?意味ねーけど」

雪ノ下「そしてあなたは死ぬ。
ここで死んだことが結末なのか、刺されたことが結末なのかという見解の相違、齟齬が起こるというわけよ。」

八幡「どういう意味だ?」

雪ノ下「あなたは私に刺された。←悲しい。
刺されたので死んだ。←どうでもいい

なのか、

あなたは私に刺された。←どうでもいい

刺されたので死んだ←悲しい

なのか。どうでもいいの所は過程だと考えて、悲しいの所は結末だと考えて頂戴。」

八幡「どこが結末で収束点なのかは人の主観で曖昧ということか」

雪ノ下「もっとも、この説明でも両方悲しいという人もいるし、両方どうでもいいと言う人もいるわ。」

雪ノ下「私は実は別の世界線から飛んで来ることに成功したのよ。」

八幡「そうなのか!?どうやって!?」

雪ノ下「あなたも知っているでしょう。内容は覚えられないわ」

八幡「そうか…そうだこのメモ翌用紙!


雪ノ下「ループしても内容が消えないという代物ね。私は大量に保有しているわ」

雪ノ下「それがなければここまでたどり着けなかったもの。
と言っても、元の世界線には全然近づけていないけれどね」

八幡「そうか…」

雪ノ下「あなた昨日いつもより一周が早かったでしょう」

八幡「なんでしってんの?」

雪ノ下「タイムリープについて知ると、パラドックスなのか一周が短くなるのよ。
首尾を違えると一瞬を永遠に繰り返すことになるわよ」

八幡「さいですか…」

雪ノ下「学校なんて行かなくていいわ。あなたは毎日朝起きたらここに来るだけでいいもの。」

八幡「それはまずいだろう。」

雪ノ下「変な所で真面目なのよね」

八幡「何がだよ?誰がだよ?」

雪ノ下「あなたよ。私のような美少女が隣にいるのだから生物学的に欲情くらいするでしょう。
しかも……これからは、…その………ずっと一緒……だし……」

八幡「馬鹿言ってるんじゃねえよ
俺はこの20年間で性欲なんて捨てたさ。
テクノブレイクして死んだら未来が変わるかなあとか。お前をレイプしたら未来が変わるかなあとか。色々試したぜ?」

雪ノ下「最っ低………」

八幡「正直に言えよ。そばにいて欲しいんだろ?」

雪ノ下「なっなにをそんなわけ無いじゃない私がなんであなたなんかにそんなやすらぎなんてもとめてるわけないじゃない馬鹿じゃな

八幡「20年たっても相変わらず長ったらしい肯定だな。」

雪ノ下「……気づいてたのね」


八幡「当たり前だ、俺は鈍いわけじゃねえ。敏感すぎて刺激を避けてただけだ。」

雪ノ下「比…企谷くん?…」

八幡「久しぶりだな、雪ノ下雪乃。
もう20年ぶりくらいじゃないか?」

雪ノ下「そうね…久しぶり……比企谷八幡…」

八幡「泣いてんのか?」

雪ノ下「なくわけなんてそんな

八幡「素直になれよ。」

雪ノ下「ひきがやくんっ!」ダキ

八幡(ちょ…胸が…胸が…当たって……ない!)

雪ノ下「ずっと……あいたかった!あいたかったよおおおおお!」ビエーン

八幡「ふふふ。俺もだよ。雪ノ下。
どうだった?何百回とみたそっちの世界線の俺じゃ満足できなかったか?」

雪ノ下「あなたとなら…毎日違うことを……好きなだけできるんだよ…」

八幡「そうだな。毎朝目覚めたら恋人同士なのは知ってるけど、なにをしたのか覚えていられないんだったら。いつまでも新鮮なカップルだな。
いつまでも初々しいカップルだなあ
前の晩にえげつないことをしていても!」

雪ノ下「///」

八幡(俺はその日から朝小町に起こされては雪乃の家へ向かうという生活を続けた。)

八幡(毎日が充実していて…ずっとループしていたいとはじめて思えた。)

八幡(けれど、その幸せは…)

コンマ79以下でバッドルート
コンマ80以上でグッドルート
コンマ95以上でトゥルールート

八幡「けれど、その幸せは長くは続かなかった。」

八幡(ループの自覚者二人ので何万周と四月二十五日を繰り返すことで、ひずみがたまり、やがて大きな世界線の断裂が起きたのだろう。)

八幡(時間という三次元を越えた次数の概念が消えたことにより、いつも先に周回を終える、つまり結末が速い俺の世界線は深い溝へと。
時間の狭間へと巻き込まれて行った。
雪乃と離れ離れになったのだ。)

八幡(ここでは世界線の断裂により時間が進むという現象が起こらない。
永遠にこのままだ。そしてここはなにもなく真っ白だ。)

八幡(時間の流れがないため死ぬことは不可能だろう。下手すると死の痛みを永遠に味わうことになる。
まあいいか、)

八幡(雪乃はこれで幸せに、元の世界にもどれたのだろうか?)

八幡(もし死ぬことができて生まれ変わることができたとしたなら、
俺は絶対に離したりしない。)

八幡(はあ、雪乃に会いたい。
もう時間にして何億年、何兆年あっていないだろうか。
)

八幡(皆と笑って笑われて、その方が幸せだった。そこに戻せとは言わない。せめて、雪乃が欲しい。)

八幡「あああああああああああっあああむたあたあなきこなてんり!4155○7168〒( ?^*4」÷いのゆにつほゆねへつのみをやあのゆきのつにおむほゆのぬおぬつなk_vnkepjあいたいにあのたとむなやにぬのむ*→ 8」

狂ったキャラの表現方法がわからなくて適当になった!スマソ

暇だからもう少しかく

>>6の続き

八幡「腹痛いな…」

八幡「コンビニ寄ってくか……」
ラッシャセー

八幡「お、あれは由比ヶ浜じゃねえか」

八幡(今まで下校中に腹が痛くなったことは何度もあった。そしてこのコンビニに寄ったことも十数回あったはずだ。
だが、7490回以上繰り返す中で下校途中に由比ヶ浜にあったのは初めてだった。
当然、にわかに希望を抱く。)

由比ヶ浜「あ、ヒッキー!」

八幡「ちっ、気づきやがったか。」

由比ヶ浜「嘘つけ!ヒッキーあたしの方みても全然隠れて無かったじゃん!
つまり~あたしにあいたかったってことだよね~?」

八幡(当たり前だろバカ野郎)

八幡「馬鹿言ってんなよ。
で、その口ぶりからするに俺がお前を見つける前からお前は俺を見つけていたってことでいいんだな」

由比ヶ浜「え…それは…その」

八幡(そうだよ、ここ20年同じ会話をしていたから全く覚えていなかったけど、こいつは、バカで素直な、眩しいやつだったんだ)

八幡「俺腹いてえからトイレ行って来る。外で待ってろよ」

由比ヶ浜「…?ヒッキーいつもならそこでじゃあなって言うよね?」

由比ヶ浜(まあ、嬉しいんだけどさ)

八幡「久しぶりだからな」

由比ヶ浜「久しぶり?昨日も会ったよね?」

八幡「あースッキリした」

八幡(由比ヶ浜の分もファムチキ買ってくか)

八幡(!)

八幡(財布の中身が…200円しかない)

八幡(俺は今朝財布から1000円札を抜いてきてなどいない。
いつもの周回なら2480円入っているはず…)

八幡(由比ヶ浜と会ったことといい…
世界線の分岐が起こっているのか……?)

八幡「またせたな」

由比ヶ浜「んーん、早かったね」

八幡「何が?」

由比ヶ浜「言わせんな!」

八幡「ははは」

八幡(世界線が分岐したのなら俺は助かるはずだ。この地獄から抜けられるはずだ。
今は非常に均衡が崩れた状態なんだろう)

八幡(この状態にダメ押しすれば、出られるのかも知れないが…下手に動くとどうなるかわからない。
何をすればいいのか分からないときは考えないことが一番だね!
生まれて初めて文系だったことを後悔したぜ…)

八幡(もう、ずっと相手の会話の先がわかっていた。何を言うかわかっていた。
だから、今日だけかも知れないから、由比ヶ浜との時間を楽しもう。)

由比ヶ浜「ヒッキー?」

八幡「お…すまん」

由比ヶ浜「ヒッキーが考えごとなんて珍しいね」

八幡「今日だけはめんどくせーけどツッコんでやる」

八幡「お前よりはしてるわ!」

由比ヶ浜「あはは、今日ヒッキーノリいいね~」

八幡「だろ?20年も経つとちょっとは性格も直るもんでな」

由比ヶ浜「20年?」

八幡「いや、なんでもない」

分岐このレスのコンマ92未満バッド
92以上でグッド

八幡「ほれ、ファマチキだぞ」

由比ヶ浜「あ、ありがと。
あれ?ヒッキーの分は?」

八幡「お札を忘れたんでな。」

由比ヶ浜「いいよ、もらえないよ~」

八幡「いいんだって、お前には何度も慰めてもらったしな」

八幡(本当に昔の昔の犬の事件なんて、誰も気にしてねーよ)

由比ヶ浜「慰めた?あたしが?」

八幡(色んなお前に、慰めてもらった。
色んなお前と、恋愛をした。)

八幡(一日が終わると、元の関係に戻るんだがな)

由比ヶ浜「な、なんだか、あれだね、あの」

八幡(いつもの俺ならお前が何を言うのかわかるから助けてあげられるんだが…すまん、今日のお前が何を言いたいかは、わからない)

八幡「いいよ、どうせ恥ずかしいことなんだろ?」

由比ヶ浜「そうだけどさ……」

八幡(どの周回でもこいつから告白してくるんだもんな…
同じセリフでだけど。)

由比ヶ浜「あ…あの服、かわいいね、あはははは」

八幡(この世界線がたまたま飛んだものだとしたら、今のお前とも今日で終わりかもしれないんだ。俺から言わせてくれよ)



八幡「由比ヶ浜、好きだ。」

由比ヶ浜「……?え?」

八幡「いつも慰めてもらったんだ。
好きにならないはずがない。」

由比ヶ浜「ちょっ、」

八幡「好きで好きでたまらないんだ。脳内メーカーで見たら由比ヶ浜一色ですらある。
お前のことしか考えられない」

八幡(多分、この気持ちは、元の地獄のループに持ち帰ってしまうだろう。でも、こうやって、7491回のうち1回でも本気で幸せな気持ちになれるんなら)


八幡(戻ってももう一回、7490回頑張ろうって思える。)

由比ヶ浜「え?状況が……わから…なく…て……」ジワ

由比ヶ浜「ありがとね…気を使ってくれて」

八幡「……?勘違いすんなよ、お前が昨日のこと、つまり俺にとっての7491日前のことを言っているんなら、俺はそんなこと覚えちゃいない」

八幡「お前の何に対して俺が気を使うかわからないが…何だ、三浦と喧嘩でもしたか?カーチャンと気が合わないか?雪ノ下にひどいこと言われたか?」

八幡「こういっちゃ悪いが、今の俺の気持ちに比べればそんなの小さいことだ。」

八幡(俺って結構ちょろいんだよな…
こうやってちょっと感傷に浸ってたときに奇跡が軽く起きて由比ヶ浜にあっただけでももう絶対離れたくなくなる)

八幡「好きなんだよ、お前を。
返事が聞きたい、明日にでも…っていいたいところだが、俺には明日は来ないからそれじゃ返事が聞けない。」

八幡「今すぐに聞きたい。由比ヶ浜。」

八幡(ビッグニュースが二つある。俺達は、その日から付き合い始めることになった。)

八幡(そして、なんと俺が世界線のループから解放された。今日朝何度カレンダーを確認したことか。
嬉しすぎて小町に抱きついちまったなあ。)

八幡(やはり、俺が告白したことに寄って何かがいい方に傾いたのだろう、世界線が変わったに違いない。よって、今はとってもいい気分だ。)

八幡(毎日がすごく充実して、あんなクソみたいなループにも感謝したくなる。)

八幡(俺の青春は、ようやく始まったんだなあと思えた。
リア充最高じゃねえか!)

八幡(にしても、今日の由比ヶ浜は変だったなあ。
昨日俺に告白されて気が動転してるのか、ぼーっとしてたんだが俺と雪ノ下が話してたときいきなり『そのセリフもう57463回目だよ!もう嫌だ!』つって部室を飛び出して行ったんだ。あいつあの時すごい涙流してたな。)

八幡(まるで俺みたいなことを言うやつだと思ってんだけど、あいつはちょっと何考えてるかわからないところがあるからな。
まあ、俺は全部ひっくるめてあいつが好きだ!)

八幡(これからも…永遠に一緒にいよう…結衣。)


BAD END

今日はとりあえずここまでにしておく
また明日

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

八幡(永遠に繰り返すこの世界は遊んでいなきゃやってられない)

八幡(何しろ内容を忘れちまうってのがいいスパイスであまり飽きが来ない)

八幡(この周回は雪ノ下でもからかって遊ぶか)

ガラッ

八幡「おっす雪乃」

雪ノ下「ええこんにちはひきが……え?」

八幡「どうした?雪ノ下?」

雪ノ下「いえ…今なんだかすごく違和感があったのだけれど……気のせいかしら」

八幡「そうか」

雪ノ下「ええ」

八幡「……」

雪ノ下「…」

八幡「おい」

雪ノ下「…」

八幡「無視すんな雪ノ下」

雪ノ下「…」

八幡「無視すんな雪乃」

雪ノ下「!………」ガタッ

八幡(かわいい)

雪ノ下「今のは確かに聞いたわよ。
それって私の主観からすればほとんどセクハラなのだけど」

八幡「何がだ?雪ノ下?」

雪ノ下「えっ……あれよ……その……私のことを…な…まえで…」


八幡「あれ?そうだったっけ?
俺なんて読んだっけ?」

雪ノ下「とぼけるのもいいかげんに……

はあ、もういいわ。
疲れました。
あなたに振り回されるなんて本当に癪だけれどね」

八幡「ほとんどセクハラって言ったよな?」

雪乃「それがどうしたのよ」

八幡「残りわずかはなんなんだ?」

雪乃「そんなこと覚えていないわ。


八幡「雪ノ下ってかわいいよな」

雪ノ下「!…なによいきなり?
そんなことっ…誰だって一目でわかることじゃない」

八幡「いやあ、違うんだ。
俺が考えているお前の可愛さって、お前より完全に優位に立ってこそわかる可愛さなんだ。
陽乃さんがお前を可愛いと言っていた気持ちがよく分かったよ」

雪ノ下「ほんとになによいきなり…
まず仮定が間違っているわ。
私は姉さんにもヒキガエルにも優位に立たれたことなどないもの」

八幡「ふうんそうかあ」

八幡「次にお前は、『当たり前じゃないそんなこと、大体ねえ』という!」

雪乃「当たり前じゃないそんなこと、大体ねえ…ハッ!」ハッ

八幡「お前の心の中が完璧に読めてるわけじゃあないが、このパターンでお前が言うセリフはほとんど把握している。
よって断片的にだがお前の心の中を読んでいるのだッ!」

雪ノ下「心を読まれるってこんなに気味が悪いものなのね…」

八幡「わかったら俺と遊ぼうぜ」

雪ノ下「調子に乗らないで気持ちが悪いから」

八幡「ウィッス」

雪ノ下「何があったか…話しなさい…」


八幡「どの周回でも鋭いなあ…
雪乃は。」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月25日 (土) 19:45:50   ID: e0hCcEZU

エグいな

2 :  SS好きの774さん   2017年01月03日 (火) 23:13:00   ID: 8VlZKOU7

なぜか五億年ボタンが連想された

3 :  SS好きの774さん   2017年01月04日 (水) 00:22:11   ID: msm9NXwi

解説してくれないと、、、

4 :  SS好きの774さん   2017年01月04日 (水) 08:15:04   ID: udZkF0FZ

くそこえーじゃねーか死ね

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