カーズ「スティール・ボール・ラン・レース?」(1000)

男「」パラリ パラリ

男「」パラ…

男「ハァー・・・」

男「何にも面白い記事がねーなァー・・・新聞変えるか?」ポイッ

パサッ

男「っと、そろそろ買い物にでも行こっかなーッ。トイレットペーパーがそろそろ・・・」

ヒルルルルルルルルルルルル…

男「あん?」

ドッガァァァァァァァアアアアアアアアン

男「!?」グラグラグラ

ガシャンガシャン パリンパリーン グワシャ

男「な・・・何だ!?」グラグラグラ

ガチャッ

男「チイッ」バン!

男「!」

男(土煙?やっぱ地震じゃねーみてーだな・・・)

モクモクモク…

隕石「」ブワァッ

男「!」

男(岩!?隕石か!)

隕石「」シュウウウウウウウ…

男「・・・」ザッ…

男(気のせいか?人間の顔みてェなのが・・・)

男(それに腕?も・・・変わった隕石だなァ・・・)

男「写真でも撮って新聞社に売りつけてやる!そうすれば金が手に入るぜッ!!」ゴソゴソゴソ

隕石「」ピシィッ

男「ん?」

隕石「」ピシィイッ ビシッ

男「・・・え?」

男「動いた・・・?」

男(き、気のせいだよなッ!落下の衝撃で割れたんだ・・・多分)

隕石「」バキッ!

男「」ビクゥッ

隕石「」ビキ…バキビシィッ ビキビキ パキ

隕石?「」バギバギバギ! ビギッ!

隕石?「」ドガン! バガン!

隕石?「」ゴキッ ゴキッ

隕石?「」ググ…グググググ…ッ

男(ヒ・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男(ヒトォォォオオオッ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ム・・・ウ・・・ウウ・・・」コキッ コキッ

バキッ

カーズ「ク・・・クククククク・・・」バキ! ググッ

男(た・・・立ち上がったァーーーーーーーーーーーーーッ!?)

カーズ「ついに・・・ついに!帰ってきたぞォォオ・・・JOJOォオオオーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

カーズ「フハハハハハハハハハ!!フハハハハハハハハハ!!フハハハハ!!」

カーズ「フー・・・」

カーズ(地球に帰ってこられたのはよい!しかし、今はいつだ?このカーズが宇宙空間に吹き飛ばされて、何年が経過したのだ?)

男「あ・・・ああ・・・あ・・・」ガクガク

カーズ「!?」

カーズ(馬鹿な・・・何故人間がいるッ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(俺が宇宙空間をさまよい続けて・・・いきなり時が加速したりもしたが・・・おかしい)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(人類の文明は何万年も前に滅び去ったはず!それなのに!何故!人類がいるッ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(まさか、いつの間にかワームホールにでも入ってタイムスリップしたのか?まさかなァ・・・)

カーズ「まァよい!まずは地球に帰ったことを喜ぼう・・・」

ダンッ!!

男「ヒイッ!?」

カーズ「」スタッ

カーズ(結構大きなクレーターを作ったようだな・・・)

カーズ「おい人間!少し私の質問に答えてもらうぞォ」ズイ

男「ヒ・・・ヒイイイイイイイイイイイッ」ガチャガチャガチャ

カーズ「!」

男「寄るんじゃあねェェーーーーッ!!俺のそばに近寄るなァーーーーッ!!!」ジャキッ

男「」ガタガタガタ ガタガタガタ

カーズ「拳銃か・・・リボルバー式。コルト社の製品だな」

男「」ガチャガチャガチャ

カーズ「いい判断とは言えぬな」ザッ

男「うおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」カチッ

ドン!!!

ボッ

シュウウウウウウウ…

カーズ「・・・」シュウウウウウウウウウ…

グググ…

弾丸「」ポロッ

弾丸「」ポトン

男「え・・・」

カーズ「無駄だ。質問を言おう――」

男「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ドン ドン ドン

カーズ「」シャッ

弾丸「」スカッ

男「ヒ――」

カーズ「」ガシィ!

男「ぐうううえええええええええッ」ギリギリギリギリギリ

カーズ「無駄な抵抗はやめることだな・・・質問に答えろ」ギギギギギ

男「がああああああッ分かった!分かった答えますゥゥゥウウウ」ギギギギギギ

カーズ「よし・・・まず最初の質問だ!世界大戦からは何年が経った?」

男「ゲホッ、ゲホゲホッ!エホォオッ」

男「ハア・・・ハア・・・」

男「せ・・・世界対戦?知らねーよ、そんなの・・・ゴホ」

カーズ「・・・何?」

男「」ハッ

男「し、知らないんですゥゥウウウ本当にッ!本当に知らないッ!知らないんです!!何かのスポーツの大会ですかァッ」

カーズ「・・・」

カーズ(嘘をついていれば目の動きで分かる・・・本当のようだな)

カーズ(ここは相当の田舎のようだ・・・学問を学んでいないのか?格好も古めかしい・・・)

カーズ「次の質問だ。アメリカ英語を話しているな・・・ここはアメリカか?」

男「え・・・ああ!アメリカのサンディエゴだ・・・です」ゲホ

カーズ「SPW財団という物を知っているか?」

男「財団?それは知らないです・・・」ゴホ

男「SPW石油会社なら知ってますけど、SPW財団というのは・・・」

カーズ「・・・」

カーズ「あの小屋は貴様の家か?」

男「そ、そうです」

カーズ「家族はいるのか?」

男「い、いえ・・・妻とは離婚!息子達は妻についていきました・・・私だけが1人で」

カーズ「新聞はとっているのか?」

男「は、はい」

カーズ「ならばよい」ジャキィン

男「ヒッ!?」

ズバッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

男「」ドサッ

男「」ドクドク ドクドク…

カーズ「」シャキン

カーズ「新聞の日付・・・それで西暦を確認するか。同時にここ最近のできごとを調べ上げる・・・」ザッ

ガチャ

キィィイイ…

バタム

カーズ「・・・酷く荒れているな」

カーズ(酒瓶が転がっている・・・飲んだくれだったのか。離婚してもおかしくはないな・・・)

カーズ「ム!」

カーズ「こんなところに・・・」ヒョイ

カーズ「」パタパタパタ パンパン

カーズ「」バサッ

カーズ「日付は・・・」バサ

カーズ「何ィ・・・!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「1890年・・・9月・・・23日・・・ッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「どういうことだ・・・ッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「どうやらこれが最新のようだな・・・」キョロキョロ

カーズ(いや、少し待て・・・)

カーズ(戦車戦の前、リサリサは50歳であると言っていたな)

カーズ(このカーズが宇宙へ吹き飛ばされたのは1939年2月28日。リサリサが生まれたのは1889年もしくは1888年)

カーズ(つまりは今、リサリサは赤ん坊。家族構成はエリナ・ジョースター、ストレイツォ・・・後は若き日のスピードワゴンが付き添っていたか)

カーズ(今!リサリサ共々皆殺しにしてしまえばJOJOやそれを取り巻く連中は消える!歴史からなッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(残る心残りはシーザーだが・・・リサリサがいないのだ。波紋修行もできまい)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「クク・・・ククク・・・こうも簡単にエシディシやワムウの仇を討てるとは・・・クックックッ」

カーズ「・・・待てよ?」

カーズ「SPW財団は存在しない・・・?SPW石油会社・・・?」

カーズ「SPW財団設立は1910年!今はその20年前だ!!このカーズはタイムスリップしたというのに・・・!!」

カーズ「しかもSPW石油会社だと・・・ッ!?どうなっている・・・!!」グシャァ

ポイッ

ポトッ

カーズ(平行世界・・・ということもありうるか?もしかすると・・・)

カーズ(JOJOやリサリサがいた宇宙は滅び去り、新たな宇宙が始まっているのか?そして、このカーズは今その宇宙に・・・)

カーズ(だから元の宇宙と違いがある!だから過去にいる!くッ・・・なんということだ)

カーズ「ン」

カーズ「・・・」パサ

カーズ「スティール・ボール・ラン・レース・・・?」

・総走行距離:約6000km(サンディエゴ発ニューヨーク)

・参加資格:16歳以上

・参加料:1人1200ドル

・賞金:1位5000万ドル、2位100万ドル、3位50万ドル、4位25万ドル、5位12万ドル、以下10位まで
 ◦Final STAGEのみ各スポンサーから833万ドルの懸賞金あり

・STAGE制:ゴールを含めて9つのチェックポイントがあり、各チェックポイントの通過順をSTAGE順位とする
 ◦STAGEボーナス:各STAGE優勝者に1万ドルとタイムボーナス1時間
  ◾タイムボーナスは8th.STAGEの順位を決める走行タイムから減算される

・ポイント制:優勝は最終STAGE一着の選手ではなく、各STAGEで得たポイントの合計が一番多い選手である
 ◦ポイント:各STAGEの着順に応じて1位100P~21位1Pまで



カーズ「・・・」

カーズ(レースか・・・スタート地点はサンディエゴ・・・ここか!)

カーズ(サンディエゴのビーチ・・・賞金はイーストアンドウエスト銀行の個人口座に振り込まれる・・・か)

カーズ「これだけ大掛かりのレースであれば・・・相当の人間が集まるだろうなァ・・・」

カーズ「人間が集まるということは情報が集まるということだ。時の加速についても何かわかるかも知れぬ・・・行くか」

カーズ「コートに・・・銃・・・拝借するか」バサッ チャカッ

カーズ「本も持っていくか」ドサッ バン!

カーズ「死体の始末は・・・別にいいか」

カーズ「借りて行くぞォ」ガチャ

キィ…

バタム

銀行

銀行員「ご本人様ですか?」

カーズ「いや、代理だ」

カーズ(あの男の個人情報は一応盗んでおいた。口座名を俺の名前に変更しておく・・・)

カーズ(この世界で情報収集をするのであれば多少は金が必要になるだろう・・・誰かに成り済ますこともあるだろうしな)

銀行員「以上です」

カーズ「ああ」

カーズ(なんという男だ・・・酒に全てを注ぎ込んだのか?残高がほとんどないではないか・・・)

カーズ(とんだ無駄骨だったな・・・)

カーズ「レース会場の近くに・・・」ザッ

サンディエゴビーチ

ワイワイワイ ガヤガヤガヤ

カーズ「レースまで2日もあるというのに・・・かなり人が集まっているな」ガヤガヤ

スリ「ヒャハハハハハハーーーッ!!」

カーズ「!」

ザワザワ ザワザワ

スリ「オレがその気だったら今!死んでたなヒャハハハハ!!スキだらけなんだよォ・・・勘はいいみてーだが!」

スリ「オレの方が素早いぜッ!恥をかかせやがって・・・テメーにつきまとってやることに決めたぜ!」

スリ「オレはオメーをトコトン困らせてやりてぇって心の底から思い始めたぜ!!ケケッ」

カーズ(・・・何の騒ぎだ)

「・・・」

「喋るのが終わったら。そいつに銃を帰してやれ」

男「・・・」

スリ「・・・」

男「・・・え?」

「・・・」

「そいつは訴えるのをやめた・・・」

ジャイロ「放せ。そして銃を返してやれ」

カーズ「・・・?」

ジャイロ「」ス

ジャイロ「」パシ

ポイッ

ガシャッ

スリ「!」

ジャイロ「ただし」

ジャイロ「拾ったらそれが『合図』になる。オレを困らしたいって言うんならな・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スリ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(何だ・・・あの腰の鉄球は?アレが武器なのか・・・?)

スリ「イ・・・イエエエ~~~イ!マジに受け取ってんのかァ・・・?じょ・・・冗談だって・・・あんた・・・」

スリ「ビビるだろーがよォ・・・怖い顔しちゃって・・・言ったこと冗談!」

スリ「オレはただのスリ・・・頑張ってよ・・・レースをさ・・・ヒヒ」

ジャイロ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スリ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

保安官「おいお前ら!ここで何やってる?」ザッ

スリ「」シャッ

ジャイロ「」バッ

ジャキ!

鉄球「」ドゴォオオッ!!

スリ「うげッ・・・!?」

保安官「あ・・・ッ?」

カーズ「ヌウ!?」

鉄球「」ギャルギャルギャルギャル

スリ「うごおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ギャルギャルギャルギャル

ギャルギャルギャルギャル

カーズ「・・・!?」

鉄球「」ピシュン!

ジャイロ「」パシィ

鉄球「」ストンッ

カーズ(何だ・・・?鉄球が腕に食い込んで、さらに回転していた・・・ッ!?)

スリ「ああ・・・あ・・・」

グル…グル…

スリ「ぬううううおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」グルグルグルグルグル

カーズ(肉に渦が?)

ジャイロ「俺は優しくないぜ。その銃から指を離すんだ・・・そして病院へ行け。昼飯前までにな・・・」

スリ「こ・・・の・・・!」プチッ

スリ「くそ野郎がァーーーーーーーーーーーーーーッ!!」ジャッ!!

グルゥゥウン

スリ「ハッ!?」

カーズ(銃を持つ腕が!?)

カチッ

ドン!!!!

スリ「ぐッ」ボグァァァ

グラ…

スリ「」ドサッ

民衆「わああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

ジャイロ「」スタ スタ スタ

男「保安官!ど・・・どうしますッ」ワアアアアアアッ スゲー ナニガオキタンダ!?

保安官「いや・・・」コシニモッテルテッキュウミタイナノヲブチコンダンダ!

保安官「法に触れているところは何もない・・・何てことないただの『決闘』だ。お互い納得ずくの『決闘』・・・行かせろ」ワアワア ザワザワ ドヨドヨ

カーズ(・・・)

カーズ「おい、貴様!」

ジャイロ「!」

ジャイロ「・・・オレかい?」クル

カーズ「ああ・・・その鉄球は何だ?『波紋』とは違うようだが・・・」

ジャイロ「・・・『波紋』?」

カーズ「・・・」

ジャイロ「その『波紋』っていうのはあんまり知らないが・・・まあ1つ言っておく」

ジャイロ「『鉄球』そのものは武器ではない。『回転』が武器だ」

ジャイロ「これ以上は言えないな・・・オレはレースに出る。大陸を横断して優勝するために・・・オレはここにはいないからな」

カーズ「・・・」

「どけ!」

カーズ「?」クル

ジョニィ「てめーらどけって言ってるんだッ!オレを前に行かせろ!!」

男「痛ッ、この野郎!」

カーズ「何・・・?」

カーズ(あの星のアザは)

ジョニィ「そこのコート来たデカい奴もどいてくれ!」キコキコ

カーズ「あ、ああ」サッ

カーズ(この男・・・まさか)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(ジョースターの者か!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(別の宇宙のジョースターか・・・もしこの宇宙でJOJOが生まれるなら・・・その先祖か)

カーズ(この男を始末すればッ!)サッ

カーズ(・・・・・・しかし、この宇宙にワムウやエシディシがいるとは限らぬ・・・)

カーズ(それに、この宇宙にJOJOが生まれるとして、それは俺の知るJOJOと同一人物なのか?)

カーズ「・・・」

カーズ(とにかく!俺が気にしたのは鉄球だ!この鉄球の回転・・・これを突き止めたくなった)

カーズ(しかもあの鉄球使い・・・どことなくシーザーに似ている?気のせいかも知れんが・・・気のせいか?いや・・・)

カーズ(・・・あの男はレースに出場するらしい。回転の謎を探るには・・・)

カーズ(レースに出なくては)パカァ

シュル…

シュッバァッ!!!

バシッ

シュルン

カーズ「」パシッ

男「ン?」

男「アレ?」パン パン

男「オレの財布がねェーーーーッ!!スリかァーーーッ!!!」ギャアギャア

カーズ「フム・・・1200ドル入っているな。貰うぞ」チィーー…

スタ スタ スタ スタ…

ザッ

カーズ「」ジャラジャラジャラ

係員「参加料1200ドルは一度支払ったら個人的理由による返金は一切できません。2日後のレースは天候や災害に関係なく開催されます」チャッ チャッ

係員「承諾なさるのならここにサインしてください」

カーズ(・・・別に本名でいいか)

カーズ「」サラサラサラ

係員「スタート前日に乗り手の指紋と出場する馬の鼻紋を採取します。一度記録されたら乗り手と馬の交換はルールにより認められないのでご注意ください」

係員「これが選手証とゼッケンB-652!レース出場記念メダルとバッヂです」

カーズ「・・・ああ」パシ

係員「領収書です。ご健闘をお祈りします」ス

カーズ「」パシ

今日はここまで。

2日後

カーズ「」サッ

カーズ「・・・」キョロキョロ

カーズ(誰もいないか)

カーズ「」ズズ…

ズモモモモモモ… ボコボコボコ!! グニョグニョ

馬「」ザン! ズモモ ボゴボゴォ ボゴッ

馬「」ストッ

馬「」ブルルルル… バルルル

カーズ「よしよし」ナデナデ

数時間後

アナウンス『全参加者の皆さん!』ビーッ ガーッ

アナウンス『各自の番号はスターティング・グリッドの番号でもあります。公正をきすため・・・』タメ…

アナウンス『10時のスタート2分前までに各自の番号のスターティング・グリッド内にお並びください』サイ…

アナウンス『9時58分より10時までの2分間・・・並ばなかった参加者、あるいはグリッドないから出た者はフライング見なし・・・』ナシ…

アナウンス『フライングとみなしペナルティが加算されるので注意してください』サイ…

アナウンス『それでは大会マスコットである手乗り馬の行進と楽団の演奏のあと・・・』アト…

アナウンス『スティール・ボール・ラン・レースの大会理事であり主催者のスティーブン・スティール氏の開催にあたっての挨拶がございます』マス…

パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ

ズンチャ ズンチャ ズンチャ ズンチャ

パカラッ パカラッ パカラッ… ズンチャ ズンチャ ズン…

スティール「」スッ…

バサッ

スティール「この「氷」はどこの国にも所属しない南極という場所から運ばれて来ました。学者によると3億年前に凍ったものだそうであります。この氷の中に優勝者が手にするトロフィーを埋め込みました」

スティール「これを「スティール・ボール・ラン」の「聖氷」とし・・・!そのしてこの氷を溶かすのは我々の熱き思いだッ!」

スティール「健闘と前身のシンボルッ!そして無事を祈るッ!」

スティール「開会のあいさつはこんなもんで」

スティール「ああ~~~イイッすかねェェエエエ~~~~と」

民衆「」

ルーシー「」パチ パチ

ザッ ザッ ザッ

ザッ!

民衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーッ!!」ウオオオオオオオ オオオオオオオオ ワアアアアアア

実況『優勝候補たちが!入ってきたァァーーーーーッ!!』ワーーーーッ ウオオオーーーーッ

実況『カウボーイのマウンテン・ティムがいるッ!イギリス競馬界の貴公子ディエゴ・ブランドーの姿も見えますゥッ!』エマスッゥッ! ピューウウピューーーッ ウオオオウアアーーーッ

実況『サハラ流浪民ウルムド・アブドゥルもラクダで入ってきたァッ!モンゴルから来たドット・ハーンもいるゥウッ!!』イルゥウッ!

実況『スタート時刻5分前まで迫りましたァッ!グリッド内に入る時間は後3分ッッ!!3分以内に各自番号のグリッド内にお並びくださいィイイッ!!』サイィイイッ!

カーズ「」ザッ ザッ

ツェペリ「・・・!」

ツェペリ(あの大男・・・参加するのか。あんまりヤバい敵にはならないでくれよ・・・)

パカ パカ パカ

ジョニィ「」ズル… ズル…

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「・・・お前の鉄球の正体・・・あきらめねーぞ・・・絶対につきとめてやるからな・・・『回転』なんだ・・・」

ジャイロ「・・・おたくは既に答えを掴んでいる」

ジョニィ「・・・え?」

ジャイロ「馬に乗ろうとする意志を持つなら何故それを使わない?」

カーズ(・・・あの男、下半身不随の男か)

ジャイロ「ニョホ」

カーズ「・・・」

カーズ(1st.ステージは短い。よって・・・鉄球の男に同行する必要はないだろう)

カーズ(奴がどの程度の実力なのかを見極め・・・他の参加者で邪魔になりそうな者を記憶する)

カーズ(重要なのは2nd.ステージからだ!2nd.ステージにて接近し鉄球を謎を調べることとしよう)

カーズ(それにしてもあの鉄球使い・・・どこかで見たことがあるな)

『・・・が・・・れたのだッ!目の・・・らいで・・・こたれるかッ!』

カーズ「!」

シーザー『友人が殺されたのだッ!目のひとつぐらいでへこたれるかッ!!』

カーズ「・・・!」

カーズ(まさか・・・ッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シーザー『きさまはフィルムだ写真のフィルムだ!真ッ黒に感光しろ!ワムウ!』

カーズ(違う宇宙での・・・!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シーザー『俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!人間の魂だ!』

シーザー『JOJOォーーーーーーーッ!俺の最期の波紋だぜェェーーーーーーッ!受け取ってくれェエーーーーッ』

カーズ(シーザーか・・・!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(い、いや・・・だから何だ?JOJO以外の波紋戦士などもうどうでもよい・・・)

カーズ(・・・あの男は波紋を知らなかった。ということは・・・この世界に波紋法は存在しないのか?単にこの世界のシーザーが波紋を知らないだけかも知れぬが・・・)

カーズ(波紋法がない・・・ということは『柱の男』が存在しなかったということ。つまり、元の世界で我々が影響させ起こった事は、この世界では起こらない)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(すなわち吸血鬼・・・『石仮面』が存在しない!『石仮面』に代わる物はあるのだろうか・・・?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

実況『スティール・ボール・ラン開始時刻ですッッッ!!』

ボヒュウウウウウウウウ…

ドドドォオオオン!!

実況『花火が上がりました!!北米大陸横断レース、スティール・ボール・ランがついに動き出しましたアァーーーッッッ!!』

ダンッッッ!!!!!!!!!!

バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ! バガラッ!

実況『3600を超える馬ァッッ!そして出場選手に大きな混乱はありませんッ』マセンッ…

実況『全長4km以上にも延びるスターティング・グリッド!太平洋の波がそのまま上陸したかのように一斉に走っています!!』

カーズ(・・・なかなか凶悪そうな顔をした連中がチラホラ・・・あそこは3人似たのがいるな。家族か?)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(こいつはあのシュトロハイムとかいう軍人に似ている・・・あそこの男は?)バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(・・・眼窩で何かが蠢いている?)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ミセス・ロビンソン「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(まあいいか)ダンッ!!!

実況『おーッと!説明を聞いている間に1頭3600の群れから飛び出したァッ!!』

ジャイロ「・・・何?」

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(あの鉄球の男・・・俺の読みがか正しければ)

カーズ(このあたりで加速する!)

ジャイロ「チィッ」ダンッ!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『つ、続いてもう1頭ォォオーーーーーッ!!何者なのかァ~2人ともッ!ゼッケンを確認しますッ!』

実況『ゼッケンは・・・前のコートの男がBの652!後ろの男はBの636!!信じられないスピードだァアーーーッ!全くスピードを緩めませんッ』

実況『えー・・・はいッ!前の男は『カーズ』!後ろは『ジャイロ・ツェペリ』と記録されていますッ!1万5000mを逃げ切るつもりかァカーズッ!!』

カーズ(やはり加速したなァ)

ジョニィ(・・・ジャイロ・・・か。彼の馬はストックホースという品種・・・物凄いスタミナのある種類と聞いたが、それに懸けるのか?)

ジョニィ(それよりも前の男!馬の種類は分からないが、1万5000m!後半確実にバテる!!)

ジョニィ(何か策が・・・)

男「」グラッ

ジョニィ「!よれた!」

ジョニィ(彼らが飛び出したので他の馬も興奮しているッッ!)グッ

シュバッ バッ

男「うお・・・」グラアァァ

男2「・・・え?」

…ガッ

ガッ!

ドドドォオッ!!!

実況『倒れたーーーッ!転倒だァアーーーーッ!!ぶつかりあっているッ!レースらしくなってきたァアアッ!!』

実況『なお、体当たりはルール違反となりません!カウボーイは牛の体当たりを回避し馬を操作!体当たりはかわすのが当然でしょう』

Dio「」バッ

実況『おーっと!ここでジャイロ・ツェペリとカーズに挑戦する者がいるぞォッ!迫っていくッ!ディエゴ・ブランドーだァアッ!』

実況『イギリス競馬界の貴公子が短距離スプリントなら我が物!と競りかける気だァァアーーーーーーーッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『おぉーーーっと!左方向からも迫っている者が・・・!!ツェペリを射程にとらえていますッ!巨大な塊は・・・!』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

実況『ウルムド・アブドゥルのラクダだァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

アブドゥル「」グイッ!

ラクダ「」グゥウン

ダァァアン!!

ジャイロ「!」ヨロッ

グラグラグラァアッ

カーズ(ラクダか・・・脚の長さは馬の約2倍。その歩幅!スローモーションに見えるが馬と十分に張り合える速度で走行できる)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(しかも体重は800kgを超え馬の1.5倍・・・敵を物理攻撃で捻じ伏せるかッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「どれ・・・」パキ… ピシピシッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「味方してやろう・・・ジャイロ・ツェペリ」ピシィイッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ギャン!!

カーズ「羽の弾丸・・・」ピキキ…

バシュゥッ!!!

ギュン!!

アブドゥル「誰かがタイム・ボーナスを手にするというのならそれはこのアブド」ドッゴオォオオ!!

ジャイロ「ッ!?」

アブドゥル「ぐおわああああッ!?」バンッ

アブドゥル「ぎゃッ」ドザァァアアア

アブドゥル「ぅ・・・」ピク ピク

アブドゥル「」ガクッ

実況『ど・・・どうしたんでしょう!?カーズの踏んだ石が肩に命中したようですッ!転倒していますッ』

実況『ジャイロは無傷!転倒しているのはウルムド・アブドゥルだーーーッ』

実況『動きません!ウルムド・アブドゥル!!リタイアだァアアーーーーーーーッ!なんという幕開け!!』

実況『1st.ステージ!まだ1000mも走っていないのに!なんという波乱!!ウルムド・アブドゥル!!脱落ゥウーーーーーッ!!』

実況『なんと優勝候補が早くもォオーーーーーーーッ!!!』

ジャイロ(何だ・・・今のは!?)

ジャイロ(石なんかじゃあねえ・・・甲羅!羽!?どっちだ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(もしあの男・・・カーズだったか?が本当に今のを射出したんなら・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(次に狙われるのは俺・・・!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ジャイロ・ツェペリ・・・」バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「貴様に消えてもらうのは困るのでな・・・」バカラッ バカラッ

実況『優勝候補、ウルムド・アブドゥル脱落!!同じく優勝候補、ディエゴ・ブランドーことディオ!必死に2人の後を追っていますが・・・』

実況『まったく近づけていませんッッ!!その差20馬身!圧倒している!カーズ!ジャイロ・ツェペリィイーーーーッ!!』

実況『後続集団とは50馬身差!一方、ジャイロ・ツェペリとカーズの間の差は小さくなっているように見えます』

Dio「・・・」クイ!

バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ(・・・あのDioの動き・・・妙だ!右方向から追ったり左から寄ったり・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(そして!少しずつ2人との距離を詰めているッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(彼はたしかここ数年でのし上がってきたイギリス競馬界の俊英ジョッキー!まさか・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

Dio「・・・フン」バカラッ バカラッ

Dio「ラクダの攻撃があんな形で終わるとは思いもしなかったが・・・あのジャイロ・ツェペリ!ド素人と認識した・・・先が読めた」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『ッ!?』ガタッ

実況『な・・・な・・・な!な!』ガタガタガタ

実況『並んでいるーーーーッ!!ジャイロ・ツェペリと左後方首一つの差で並んで走っているぞォオーーーーーーーーーッ!!』

実況『どういうことなのか!どういうことなのか!一体!!!まるで魔法だァァッ』

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ほう・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『いつの間にかツェペリの加速に追いついているーーーーッ!まったくディオが加速しているようには見えなかったァアアッ!』

ジョニィ(ヤツは見つけているッ!こんな短時間で!!)

Dio「」ペロリ

Dio「なんであろうと、必ず『クセ』というものが存在する・・・機械だろうと、生物だろうとな。レース中、どんなスタミナの馬だろうと!個々の馬のクセを読み取りそこを攻撃すれば!抜くことは可能ッ!」

Dio「当然この男の馬にもクセがあり!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「この馬は8回呼吸するごとに1回!体をわずかに左にぶらす!!そしてその時スピードも落ちるッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ブハーッ ブハーッ

Dio「・・・」ブハーッ ブハーッ

Dio「5呼吸、6呼吸、7呼吸」ブハーッ ブハーッ ブハーッ

Dio「左にぶれる・・・」

…グラッ

Dio「」ダンッ!!!

実況『追い抜いたァアーーーッ!』

Dio「つまり!スピードの落ちた時だけを狙って加速すれば、我が愛馬は無駄な労力を使わずにヤツのスピードに追いついていく」

カーズ(フーム・・・人間にしては優れた洞察力)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(『クセ』を直そうとすれば別の穴が開く。直さなければ・・・言うまでもない)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(一度抜かれたならば、もう抜き返せない)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『なんということだッ!加速しているように見えるのはジャイロ!なのにディオの方が先にいる!!天才だッ!!魔法だッ!!』

カーズ(しかしだなァ・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(それは、このカーズが手助けを『しない』場合だ)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(どういうことだ?あの馬・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(『クセ』がない・・・!?)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『1200mッ!枯れた川ァアアッ!!カーズ!そして次にディオが渡るゥゥゥウウウウウッ!!』

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」チラッ

ジャイロ「!!!」

ジャイロ(何だ・・・?今!こっちを見た・・・!?)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」コオオオオオオオオオ…

バチッ バチバチッ

Dio「!」

Dio(何だ・・・!?電流・・・!?いや・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バチッ!!!!

Dio「!!!」

バァァァァァアアアン!!!!

Dio「ッ!?」

実況『な、何だァァア!?橋が・・・どおしたんだァアアアアッ!?』

実況『橋板が吹き飛んだァアアーーーーーーッ!!』

グイ!

シルバーバレット「ヒヒヒン」バッ ガガガッ

実況『ディオ渡れない!!ディオ躊躇したァアーーーッ!!』

ジャイロ「」ダンッ!!!

実況『ジャイロ、無理矢理突っ込んだァアーーーーッ!!』

実況『よく見ると、ジャイロが通った橋の右側は、橋板が残っていますッッ!!吹き飛んだのはディオのいた左ッッ』

実況『ディオ、一旦橋を降りて川を渡るしななァァーーーいッ!』

Dio「く・・・そォオオッ・・・!!」

ジョニィ(な・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(何が起きた・・・!?鉄球じゃあないのか!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「フン・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

今日はここまで。
3部アニメヌルヌル動くなぁ・・・

ジャイロ「なあアンタ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ム?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「さっきからよォ・・・手助けしてくれてんだろ?どうやったか分からねーが橋板を吹っ飛ばした!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・貴様に潰れてもらっては困る。回転の謎をこのカーズに喋ってから自由に消えてもらおう」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「そーかい。だがよォ・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「お宅も後々敵になるってこったなァ~~ッ!?」スッ

シュル シュル シュル シュル シュル シュル シュル シュル

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「出たか・・・鉄球・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」ブンッ!!

鉄球「」ギュン!!!

カーズ「輝彩滑刀・・・」ス…

鉄球「」クォン

カーズ「!?それたッ!?」

鉄球「」ガッ!!

バヂンッ

石「」ギュンッ!!

カーズ「」ハッ

カーズ(鉄球を地面にぶつけ、そのエネルギーで石を弾き飛ばす!!鉄球が直接飛んでくると予測した敵は、予想外の位置から攻撃が来るため――)

カーズ(俺のように、鉄球が武器であることを知っている者に対してはかなり有効だッ!)

石「」グアッ!!

カーズ(!鉄球の回転は石にも伝わるのか・・・!)

カーズ「しかし!」ジャキッ

ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

ジャイロ「!?」

ジャイロ(腕から剣が・・・!?しかも光りはじめたッ!)

カーズ「」ヒュオン

スパッ

石「」バラッ

ゴトッ ゴトッ

ジャイロ「・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」ス

カーズ(・・・腕)

カーズ(腕が多少捻じれたな・・・そういえば、ビーチのスリも腕が回転して自分を撃ち抜いていた)

カーズ(この程度ならどうでもよいがな・・・)シュルン

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「さて貴様!次はどうせ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「雑木林に突っ込んで!ショートカットするのであろう!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「フフン・・・では俺も」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そうさせてもらおうッ」ダンッ!!!

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「チッ」ダンッ!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『おおーーーっとォ!どうしたんだ!?ジャイロ・ツェペリとカーズがコースを外れていますゥゥッ!!右に外れているッ!大きく外れているッ!』

ジョニィ「・・・?」

ポコロコ「?」

2人「・・・まさか」

実況『何を考えているッ!?まさか!まさかまさかまさか!!』

実況『ショートカットするつもりなのではァァッ!?』

実況『先は雑木林!右に大きくコースを外れているッ!この雑木林を突っ切ればァーーーーーーーッ』

実況『走行距離!なんと800mから1000mは浮くことになるぞォォオッ!!ショートカットだ!林越えだァアアーーッ!』

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『だが障害もあるッ!障害もあるッ!雑木林というよりは『森』ィィイッ!!木が密集しすぎている!危険な賭けだッ!』

実況『馬の速度は落とさなくてはならない!体力も使うッ!!だが成功すれば圧倒的な勝利に限りなく近づくゥゥーーーーーッ!!!』

実況『後続はどうするッどっちのルートを選択する!?』

実況『雑木林か!通常ルートか!!雑木林では、馬が怯えて走るのを拒否することもあるが――』

2人「」ダンッ!!!!!!

実況『後続行ったァアーーーーーーーーーーーッ!!2頭!2頭がジャイロとカーズを追うーーーーーッ』

実況『さらに後続が続く!7頭!8頭!2人の賭けに乗るつもりだァーーーッ!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」ダン!!!

ジャイロ「」シュバッ バッ

実況『森の中に姿を消したァアーーッ!カーズ!ジャイロ!!』

実況『3600の後続馬が二手に!二手に分かれているッ!カーズ・ジャイロの賭けに追従するグループ!1000m遠いがリスクの小さい道を選んだグループ!』

実況『ただし!どちらが速いかは!走り終えてみないとわかりませんッッッ!!』

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ(あの野郎・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(どういう理屈だ!?あの馬が走った後に・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(木も草もないッ!道ができているッ!!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」ジャギィ!!

ブウウウウウウウウウウウウン

ジャイロ「ま・・・またあの剣」

カーズ「」シャッ! シャッ!!

スパパパパパパパパパパパパパパパパパ

バガァァアアッ

ジャイロ「枝を切り落とした・・・!」バラバラバラ

ジャイロ(チッ・・・あの男の背後を走るのは楽だ!道ができてるんだからな・・・)

ジャイロ(しかしそれでは追い越せない!!奴よりも右側を走る!!ゴールに近づく右側を!!!)

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」ピクッ

カーズ「ン・・・?」クルリ

バカラ バカラ バカラ…

ジャイロ「?」クルリ

ヒャッハーー オレハゴジュウオクブンノイチッ!

カーズ(・・・近づいてきている)

「なんてスッゲ!枝も何もない道なんだあーーーッ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・ヌウ!」

ポコロコ「すげえぞッ!こいつはスゲエェーーーッ!ポコロコ絶好調ォォーーーーーーッ!!バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ」

カーズ「・・・」

ジャイロ「チ・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「確かに、カーズの後ろを走っていたんじゃあ追い越せねえ・・・だが!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「奴は森に突っ込んでからも同じ速度で走っている!対して俺は木を回避するため遅くなるッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「つまりだ!つまり・・・奴の後ろを走っていれば追い越せないものの速く走れる!!」

ジャイロ「チイイッ!カーズ以外の奴にも先を行かれるとは・・・!!」

シュル シュル シュル シュル

ジャイロ「木で連中を挟み込んで、2人まとめて遅らせるとするかよッ!!」ブンッ

鉄球「」バシュッ!!

ギュンッ

ドガァッ!

カーズ「!」

鉄球「」ギャルギャルギャルギャル

木「」グ… ググ…

グゥゥゥゥウウウウウン!!!

カーズ「ヌウ!!」シャッ

スパパァッッ!!!

カーズ(馬鹿が・・・)

木「」グォン

ポコロコ「!?」

ポコロコ「ぐげェェエーーーッ」ボグォォオオッ!!!

ポコロコ「」ドサッ

カーズ「ム?」クル!

カーズ「・・・どうやら邪魔者を1名始末できたようだなァァ・・・」ペロォ…

ポコロコ「ぐううう~~」ズルズルズルズル

カーズ「いつまでもそうやっていろ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」パシィ

ジャイロ「こっちも木を無理矢理どけるとするかァッ!」バシュバシュッ

鉄球「」ギュン!

ドガッ ギャルギャルギャルギャル

木「」グォオオン!!

カーズ「・・・ほう」

ジャイロ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(奴ももうすぐ雑木林を抜ける・・・おそらくステージ1位となる候補は)

カーズ(ジャイロ、そして後ろの蹄鉄をつけた男・・・後は橋でタイムロスをした男の3人くらいか。俺を除いて・・・)

カーズ(・・・いや)

カーズ(気のせいか?後ろの裸馬・・・)

カーズ(人間の気配が・・・?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」クルリ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「!?」

ポコロコ「へへ・・・地面にデカい石があってよォ~」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ポコロコ「それに弾かれたらメチャクチャ痛かったけどよ、馬の上に戻れたぜェッ!!もともと脚が馬具に引っ掛かってくれてたしな!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(なんという強運・・・!しかも、落馬によって空気抵抗が小さくなる!馬は通常より速く走れる・・・!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(カーズとの距離も狭まってるぜェエッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「なんという・・・JOJO並みの強運!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ポコロコ「・・・JOJO?」

カーズ「しかし!」ダン!!!

ボグワァアアッ!!

ポコロコ「うぷ」ドシャァァアッ

ポコロコ「ゲッ!土だァァ~~~ッ!!」ボロボロ バラバラ ドサッ

ポコロコ「チクショー、汚ェぜッ!2つの意味で!!」パタパタパタ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「フン・・・気球が雑木林の内部を見られない以上、今はなんでもありの戦場だ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「できるだけ汗をかかず危険を最小限にし!バクチをさけ!戦いの駒を一手一手動かす、それが「真の戦闘」だァァーーーーーッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ポコロコ「―――ッ!」

カーズ(別に奴とは決闘の約束などもしていない!ルール無用の闘いよ・・・)

カーズ「そォ~れェ!もう一発!!!」ドグァアッ!!

ポコロコ「ぐあああッ」ボサァァアアッ!

ポコロコ「く~ッ」パタパタパタ ボロボロ バラバラ

ポコロコ「・・・ん?」

ポコロコ「何だこりゃあ・・・?」パシ

ポコロコ「うおッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ポコロコ「スッゲ!マジスッゲ!ラッキィイーーーーー!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「?」

ポコロコ「財布じゃあねーかッ!財布!!ウホホホホホホ、財布!財布ゥゥ~ッ」

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ポコロコ「中身は・・・と!」チィイーーーッ

ポコロコ「どわッ!すんげーーーッ!800ドル(10万円)は入ってやがんぜ!!ヤリィイーーーッ」

カーズ(・・・あの男から盗んだ金にそんな大金は入っていなかった。ということは以前に誰かが落としたのか・・・)ウハハハハハハ!! ノォホホノォホ アヘアヘアヘ

カーズ「本当に運はいいようだな」ダンッ!!!

カーズ「」バッ!!!

ジャイロ「」バッ!!

実況『おお~~~ッと!ついに1頭!いや2頭!森から飛び出てきたァアーーーッ!やはりカーズが最初!次にジャイロォオオオオ』

実況『しかし!ジャイロの方がゴールに近い方から飛び出てきました!!2頭が並走・・・いや!ジャイロの方が首1つ前ッ』

ジャイロ「」ニヤリ

実況『成功です!ショートカット成功!正規のルートを通る集団から800mは差をつけて――』

実況『なッ』

実況『何ィィイイイイイイッ!!!もう1頭いる!もう1頭森から・・・!ジャイロと5馬身差、いや3馬身ッ!』

ジャイロ「・・・!」

ポコロコ「YO!YO!!YO!!!」

実況『どういうことだーーッ!独走状態だったカーズとジャイロ!そこに謎の男がァッ!一体何者ォオーーーーーッ』

実況『とにかく!残り4000mだァアッ!この下り坂で農場跡を抜けると!!』

実況『ゴールまでの最終直線ッッ!2000mが待っているぞォォオオオオオッ!!!』

実況『ここから農場跡までの2000mは長い下り坂!高低差約50m!!所によっては30度の急な勾配も』

実況『下り坂ではスピードを落とさなくてはならないッ!もしこの坂道でスピードを出し過ぎれば!最終直線の平地でどんな馬であろうと脚がつぶれてしまうッ』

実況『悪魔が住んでいる悪魔の下り坂!!脚を使い切るわけにはいかないッ!しかし順位を落とすわけにも・・・!ここはどう『こらえるか』が最大の勝負どころォオオ』

ポコロコ「」ダンッ!!!

カーズ「」ダンッ!!!

ジャイロ「・・・何!?」

実況『おおっと!カーズとゼッケン777が飛び出したぞォーーーッ!!名前はポコロコ!ジョージア出身の21歳ポコロコと記録されていまッす!』

実況『ジャイロは抑えているッ』

ジャイロ「・・・」

実況『だがこれは愚かだ!下り坂に加速の作戦なんてありませんッ!!あの蹄の音は!自分の葬送行進曲の作曲だァァーーー!!!』

カーズ「・・・」

カーズ(この馬は俺だ・・・疲れなどない・・・)

カーズ(しかしあの馬は違う!なぜここで加速する・・・!?)

ポコロコ「」ガクッ

カーズ「!」

実況『ああッポコロコつんのめったァーーーッ』

ポコロコ「俺達はラッキーガイだ!そのまま行け――」

グラァッ

ポコロコ「え――」

ドザァァァァアアア!!!!

実況『転倒だッ!転倒だッ!ポコロコ倒れたッッッ!!!ポロコロやはり愚かだったァァーーーーーーーッ』

カーズ「・・・フン」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『カーズの馬は倒れない!しかし時間の問題かァアーーーッ!?』

カーズ「・・・」

カーズ(何だ・・・?奴・・・滑っている?)

ジャイロ「・・・どういうことだ?あいつ・・・動いているッ!」

実況『ど、どういうことだ!?ポコロコ移動しているッ!高速で!坂を・・・移動しているゥゥウーーーーーーーーーッ!!!』

2人「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(こ・・・こいつは!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(このフザけた事態は・・・なんなのだァッ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(こいつ『計算』だッ!もう間違いないッ!もうこいつの行動は偶然とかマヌケとかじゃあないッ!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(あらかじめ『知っていなくちゃあ』こんな事は誰にも出来ないッ!このレースの『敵』はこいつだッ!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ(恐るべき野郎だッッッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

実況『死体だァーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!』

実況『なぜか『牛の死体』が牧草の中に落ちていたあああーーーーーッ!!ポコロコ死体に乗って滑り降りているゥゥウウ!!』

ポコロコ「驚きだよオオ!YEEEEHAAHHH!!!草の中に牛の死体があるなんてよオオーーーッ!!」ズザザザザザザ

ポコロコ「さっきの人形みたいなのは幻覚じゃあねぇッ!オレの幸運だッ!オッタマげェェだぜェーーーッ」ザザザザザザザザ

ジャイロ「まずいぜッ!!こいつはまずいぜェ~~~~ッ!!」

ジャイロ「脚を止めているッ!100%馬が休んでいるッ!!このままでは農場を越えた時ッ!ヤツの馬は脚を温存したまま平地の直線に向かうことになるッ!」

ジャイロ「チィッ」ジャッ

パシ!

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「このレースは馬に乗るレースだッ!!『牛の死体』に乗り換えちゃあいけねえぜッ!」ブンッ

鉄球「」バシュッ!!!

カーズ(なるほど・・・岩を転がし、牛の滑走を止めるか)

鉄球「」ドギャッッ!!

グラ…

サンドマン「」スタッ

カーズ「!」

ジャイロ「!?」

サンドマン「うう・・・!」グラグラグラ

サンドマン「」ダンッ!!

岩「」ゴロッ

岩「」ドガッ ゴロゴロゴロ…

ジャイロ「だ…誰だ!?なんで人がいるッ!?」

ジャイロ「なんてこった!岩の落下が遅れたッ!!」

サンドマン「」タタタタタタタ…

実況『何者でしょうかッ!?あの人物はッ!ランニングだッ!!自らの脚で坂をかけ降りて行きますッ』

実況『乱入ですッ!!速いッ!速いぞッ!!!』

実況『サンドマン!サンドマンと記録されていますッッ!超波乱!予測不能!!1位カーズ、2位サンドマンで最終直線突入ゥゥゥウウウウ』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

タタタタタタタタタタタタタタタ

カーズ(あの男・・・衝撃を再利用している)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(普通、地面に当たった衝撃はかかとから膝へ行く。しかし、あの男はかかとを即座に地面から離すことで――)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(前方へ!足の前方へ移動させる!!そのまま衝撃エネルギーは推進力となる・・・!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(時速45kmは出ているッ!疲労はなく、推進力がある!!あの男は大地を味方にしているッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「面白い・・・」ペロ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」ダンッ!!!

ポコロコ「!」

実況『ジャイロ!ここで動いたァアーーーーーーーッ!』

ジャイロ(サンドマンの乱入もあるが・・・最大の敵はポコロコ!!ここで仕掛けるッ!!)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『い、いつの間にかァアーーーッ!カーズ!サンドマン!ジャイロの3人を追って!!』

実況『後ろからッ何人もが仕掛けてきたッ!!そして!そしてエェーーーーーーーッ』

実況『ディオが!ディオが帰ってきたァアーーーッ!!!なんと!』

Dio「フン・・・」

ジョニィ「!」

実況『ポコロコもジャイロに仕掛けたッ!熾烈な!激しい戦いだァァアアアアアアア!!!!』

今日はここまで。
1st.ステージは今日で終わらせたかった・・・

実況『残り1000mだァアーーーーーーーーーッ!もの凄い勢いッ!!メキシコから吹く「サンタアナ」の風の中を崩れた『土石流』たちが一直線にゴールめざして襲い掛かるゥゥ!!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『ゴール前に集まった観衆の声は大津波のようだあーーーーッ!!到着する機関車の音がまったく聞こえませんッ!』

カーズ「・・・」チラ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「やはり戻ってこれたのか、ディエゴ・ブランドー」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(蹄鉄の男の後ろにディエゴがいる。スリップストリーム・・・別名、風圧シールド走法!)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(前走馬の向かい風の死角に位置し、風圧による疲労を避け・・・自分の脚力を温存する。そしてここまで他の馬を追い抜いてやって来た!しかも正確な操馬術を必要とする)

カーズ(奴からは危険なニオイがするッ!何かをしでかすな・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ(くそッ・・・このディエゴとかいうイギリスのジョッキー!引き離しても引き離してもオレの馬をさっきから風圧のシールドにしてまったく離れないッ!!)

ジョニィ(このままこの風の中を!このオレにピッタリとゴールまで引っぱらせておいて直前に全馬を一気に抜き去るつもりだ・・・!)

ジョニィ「だがそうはさせるかッ!ジャイロも限界が近づいているはずだ!あのジャイロ・ツェペリ差すのは・・・!!」

ジョニィ「」グンッ!

カーズ「ヌウッ!?」

Dio「ナニィ!?」

Dio「馬体が沈んだッ!?」

ジョニィ「この!ジョニィ・ジョースターだァァァァァアアアーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ダンッ!!!

バシュッ バシュバシュシュッ

Dio「ぐぶァッ」バシ! バシバシバシ!!!

カーズ「・・・ほう!」

Dio「小石・・・!」パラパラ

ジョニィ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「こいつ!プロのジョッキー出身かッ!加速する時、ついでに小石を巻き上げてぶつけてよこしたッ!!!『風圧シールド』をプロテクトされたッ!」パラ…

Dio「伝統のイギリス競馬界の外にこんな技術を持つヤツがいるなんて」

実況『おおおーーーーっと!後方で転倒している馬がいるッ!転倒に巻き込まれるッ!よれている馬もいる!!』

実況『疲れていますッ!全馬疲れていますッ!ここまで14000m走って来たのですッ!死闘という集中力の頂点を保ちながら走り続けて来たのですッ!』

実況『全馬疲労の限界に来ています!』

実況『そこを逃げ切れるかですッ!!!』

実況『そこを追いつけるかですッ!!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(どうやら、ここから先はもう・・・『テクニック』なんて使っても無駄なようだ)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(あるのは『脚力』だけだ!ここに来るまでどれだけ『脚力』を温存して来たか・・・!!)

Dio(それだけだッ!!残された『脚』だけがッ!勝者の条件となるッ!)

Dio「」チラリ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(・・・なのに)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio(なぜあの男は!!坂道で抑えなかったのに!!暫定トップを走っているんだッ!!!)

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(この大会に興味はない・・・1位など他の奴に譲ってくれる)

カーズ(だが、不自然に手を抜けば怪しまれる。しかし、ここで1位をとってしまえば・・・)

カーズ(坂道での消耗をものともしない馬とは一体何なのか、という話になる!しかし、ここまで走ってしまった・・・)

カーズ(2位!3位!狙うべきはそのあたりだ!!)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(いかにも坂道の疲れが出てきたように見せかけ速度を落とす・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バッ!!!

カーズ「!」

サンドマン「」シュバァアァアァァァア!!

実況『ここでサンドマンが岩場を下って合流だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』

サンドマン「」ダダダダダダダ!!!

実況『ここでサンドマンが戻って来たッ!ジャイロの前だッ!前に合流だッ!時速40kmは出ているぞォォッ!!』

実況『これが人間の走りなのかーーッ!?だがもうショートカットはないぞ!!サンドマン!馬に対してゴールまでもつのかッ!逃げ切れるのかッッ!!』

Dio「」ダンッ!!!

実況『ここでディオも出たッ!ディオが飛び出したッ!ゴールまでおよそ300ッ!ディオもの凄い脚だッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『それともう1騎ディオと並んでいる者がいるッ!いやディオよりも先に出ているぞッ!!』

ジョニィ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『ゼッケンはつけていない無名の騎手だッ!!ジャイロへ7馬身と襲い掛かるッ!!』

実況『ジャイロ、サンドマンを追ってまったくペースは落ちていないが後続はさらに鬼気迫る物凄い追い込みだあ!!!』

実況『サンドマン!!!カーズへ迫る!迫る!!迫るゥゥゥウウウッ!!!カーズ、気のせいかスピードがダウンしているッ!落ちているぞスピードがァアアアーーッ!』

実況『サンドマンが詰める!距離を詰めるゥ!!カーズ、ついに!とうとう!!坂道の疲れが出たのかァアアアーーーーーーー!!』

実況『ポコロコ、左後方からジャイロを差しにかかるッ!!サンドマンを追って4騎が襲いかかるぞッ!ジャイロ!サンドマンに3馬身ッ!!』

実況『サンドマン!!カーズにほぼ追いついたァァアーーーーーーーーーーーッ!!サンドマン追い抜くか!!カーズが復活するか!!』

実況『おッ!おおお!!ああ!あああああ!!!』

実況『並んだ!並んだ!!並んだ!!!並んだッ!!!!』

実況『サンドマンとカーズを追って4騎が並んだァァアアアアアーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!!!!

ポコロコ「」バインッッッ!!!

カーズ「!」

全員「!?」

実況『何だァポコロコジャンプしたァァアーーーーーーーーーーーーッ!!!!』

実況『枯れ木だッ!枯れ木を『跳び箱』の時のように『ふみ台』としてのり上げたああああ!!ポコロコが抜け出――』

実況『えッ』

実況『い!いや違う!ポコロコじゃあないッ!抜けたのはポコロコじゃあないーーーーーーーーーーーッ!!!!』

ジャイロ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!

実況『ジャイロだァアアーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』ドォオオーーーーーン

ポコロコ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ポコロコ「『下り坂』はオレの勝ちだった!!なんでこいつが出れるんだ!?出られるはずがねえんだッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」クルッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「あれはッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ジョニィ・ジョースター、たまげたよ」クル!

ジョニィ「!」

ジャイロ「ところで突然だがおまえさん、船に乗ったことあるか?オレは乗ったことがある」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「カーズ!おたくもだ・・・いいか!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「知ってるか?帆船てのは海の上で向い風を帆に受けるほど早くなるんだぜ。『向い風』だぜ!メキシコからの『向い風』ってのは・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「愛馬が走るのを助けるためにあるんだ・・・初めっからな!」バァアアアアン

ジョニィ「」ハッ

カーズ(・・・鉄球!)

カーズ(背中のマントを鉄球で巻きこみ!帆に!!風のパワーで推進力をォォッ!!!)

Dio「何者だこいつ・・・世界にこんな騎手がいたとは!!」

実況『ゴールまで50m!あと30!抜けるッ!来たッ!来たッ!離すッ!離して抜けてきたッ!!抜けるッ!ゴールが近づくうう!!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!!

実況『ジャイロ・ツェペリ1着ゥゥウウウウーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!』ドオオオオオオオオ ワアアアアアアアアアアア

実況『後続を5馬身以上離して圧勝オオオオ!!!スタート時から最終直線まで!強い!強いぞッ!!1st.ステージの王者はジャイロ・ツェペリだッ!走行タイム18分07秒ォォォ~~~ッ!』ワー!ワーッ! キャー ピューーーッ

実況『『スティール・ボール・ラン』の『レース・リーダー』誕生だあああーーーッ!!』ワーワーワーワーワー ピューウウピュウッ

ジャイロ「・・・ニョホッ」

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「気に入ったぞ・・・ジャイロ・ツェペリ!!ますます!その『鉄球』を知りたくなったぞォォ・・・!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バァーーーン!!

実況『2位はカーズ!!3位はサンドマン!!4位はポコロコ・・・い、いや!!ディエゴ・ブランドーかァッ!?混戦のため審議ィッ!』

実況『審判員5名と!!最近発明され、史上初の導入となる映写機撮影での判定をもとに着順は確定しますッ!!』ワーワーワー パチパチパチパチパチパチ

ワアワアワアワア ザワザワザワザワ パチパチパチパチ ピュウウウウッ ピュウウーウウッ

今日はここまで。
1st.ステージついに終了ッ!

民衆「」ワーワー ワーワー

カーズ「」バッ

カーズ「何と言う数だ・・・まあ無理もないか・・・」スタッ

カーズ(これだけ大規模なレースだ。むしろ観客が多いのは好都合だったはずだ・・・『鉄球』を解き明かすために参加することになるとは・・・)

カーズ「・・・そういえば」

カーズ(宇宙から戻ってきて・・・ほとんど何も食っておらんな。食った分のエネルギーは馬に回したからなァ・・・・・・)

係員「さ!飲み水をどーぞ!食べ物は?いかがですか?」ジュージュー

カーズ「ン!」クルッ

カーズ(受付の男に似ている・・・・・・同一人物ではないが)

係員「選手はフリーとなっております~」

カーズ「!」

カーズ(あの男の講座・・・借金だらけだった。金は引き落とせたが・・・使わぬ方がよい)

カーズ(しかし無料・・・無料か!実際、加速するまでの何十年も宇宙空間にいたのだ・・・カロリーの高い食事が必要だ!)

カーズ「・・・もらおう」

肉「」ジュー ジュー

カーズ「・・・」

ガシィッ!!

係員「えッ」

カーズ「」ガシィイッ

カーズ「」バグウッ グビグビグビ

係員「」

カーズ「」ベリベリ ガツガツ

サンドマン「・・・」

サンドマン(なるほど、やはりああやって食すのか。水はあのデカい容器をそのまま・・・)

サンドマン「もらうよ」スッ

カーズ「・・・サンドマンか」

サンドマン「ああ。2位、おめでとう」

ガシィ

係員「え」

サンドマン「」バグウッ グビグビグビ

係員「・・・・・・・・・」

ワイワイワイ ガヤガヤガヤ

スティール「・・・」

男「スティール様・・・ジャイロ・ツェペリの『経歴』について少しばかり情報が入ってきました・・・・・・」

男「入国管理局に情報があるそうです。彼は今年の5月にイタリアのジェノヴァを出港し5月22日にこの国に入国しています・・・つまり外国人」

スティール「何ィ!?外国人なのか?あいつは!!カウボーイとかガンマンじゃあないってことか!?」

男「それどころか乗って来た船が貨物船とか移民船とかじゃあないんです。ヨーロッパのある国の皇族所有の船での入国です」

スティール「皇族?つまり・・・それって・・・・・・どういう事だ?」

男「政府の要人とか大金持ちとか・・・ま、金持ちがこのレースに出るかな?って疑問はありますが・・・とにかくです。ツェペリ本人に直接質問なさってはいかがですか?『何者ですか?』と・・・」

スティール「そうか・・・で!カーズの方は?」

男「それが・・・そちらの方はまったく情報がないのです」

スティール「そうか・・・」

男「ですが・・・」

スティール「?」

男「南米・・・アステカの『壁画』に『カーズ』という文字が刻み込まれているそうなのです」

スティール「・・・『壁画』ァ?まったく関係ないじゃあないかね」

男「いえそれが・・・刻まれている身長・体格・髪の色・瞳の色が一致しているのです。していないのは服装くらいです・・・」

スティール「・・・全世界には自分とそっくりな人間が何人かいるという話だが?それだろう」

男「・・・まあ、壁画の男は1万年前に『死亡』した、とありましたが・・・・・・」

男「『神』『悪魔』という説明が彫られていました。それに、日光に首を斬られている彫刻も・・・人間とは思えないような体位をしている図も」

スティール「・・・考えすぎだ。ただのオカルト・・・それだけだ」

男「はい・・・」

スティール「カーズの方も!ジャイロ・ツェペリの方も!キチンとした情報を出せ!」

スティール「アステカの『壁画』だとか・・・そんなモノはどうでもいい!今ここに生きている人間!!それだけだッ」

スティール「奴等は2人も、レースの書類に何ひとつ記入していないんだ!!外国人なのになぜ経歴を隠す?・・・質問しても答えないかも・・・」

スティール「次の2nd.ステージは長距離1200?のレースだ…次のステージからは誰が1位か『賭け』の予想が全米中で始まるんだ!ジャイロ・ツェペリとカーズの情報は絶対に調べあげろ!・・・いいなッ」

男「はい!!」

カーズ「・・・」

カーズ(『神』?『悪魔』?日光に首を斬られている彫刻・・・?人間とは思えないような体位をしている図・・・)

カーズ(この宇宙にも我々は存在するのか?そして・・・1万年前に・・・)

カーズ(『死亡』?)

ドクン

カーズ「・・・」

ワーワー ワーワー

カーズ(1万年前は・・・俺が石仮面をはめて『柱の男』と呼ばれる段階へ進化した時だ)

カーズ(それが『死亡』?・・・)

カーズ(考えられるのは・・・この宇宙の『カーズ』が1万年前・・・石仮面を装着する前に一族から狙われたか)

カーズ(もしくは石仮面以外の方法で究極生物を目指し失敗したか・・・その辺りはどうでもよい)

カーズ(が、とにかく・・・この宇宙は『カーズ』が死亡した宇宙!!だから『波紋法』も存在しないのか・・・!?)

カーズ(そして代わりに存在するのが『鉄球』ッ!!なるほど・・・)

カーズ(いやしかし・・・『石仮面』は1万年前の時点で製作していた。ということは・・・『柱の男』がいてもいなくても『波紋』は存在する)

カーズ(ということはつまり・・・『波紋』がないということは『石仮面』も存在しない。フム・・・)

カーズ(では『カーズ』は何を用いて究極生物を目指し実験した?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(それは『鉄球』と対になるモノなのか・・・?それともならないのか・・・?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(・・・まあいいか)

サンドマン「・・・どうした?食べないのか?」

係員「あ、あのですね・・・」

ビーッガーッ

係員「」ビックウ

実況『ただ今!順位結果が確定しましたッ!発表します!!』

ジャイロ「!」

実況『審議によりィ・・・1位ジャイロ・ツェペリ選手のォ・・・』

ジャイロ「・・・!?」

ジョニィ「?」

実況『サンドマン選手に対するゥーーー・・・』

実況『『走行妨害』があったためェ・・・』

民衆「!?」ドヨドヨ

ザワザワザワザワ ドヨドヨドヨ

ジャイロ「な・・・」

ジャイロ「にィ~・・・ッ!?」ギリリリ…

実況『ツェペリ選手へ『ペナルティ』が課されますッ!』ドン!

実況『順位降格のペナルティですッ!!』ドドン!!

実況『優勝はくり上げてカーズッ!確定しましたッ!1st.ステージの王者はカーズだぁぁぁーーーーーーッ』ドドドォォオオオオーーーーン!!!

ワアアアアアアアアアアアアア ワアアアアアアアアアアアアアア

サンドマン「やったじゃあないか」バン!

カーズ「ム、ムウ」

実況『繰り返します!気球上審判員からの報告によりジャイロ・ツェペリ選手の武器による走行妨害行為が認められましたッ!場所は1300m付近の下り坂終了地点ッ!』

実況『よってーっ、ジャイロ選手は20位降格のペナルティが課せられ・・・!!2位の選手以下が順位くり上げとなりましたッ!!』

民衆「」ワァァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!

ジャイロ「」ギリリ…

カーズ(20位降格・・・失格ではないのだな。よかった・・・ここで退場されては、『鉄球』の謎がつかめぬ)

カーズ(騒がれているのは牛の滑走を止めようとした時のみ・・・ということは、俺に対し鉄球を投げたことは見られていないか?輝彩滑刀の光で気球からの観測はできなかったのか?)

カーズ(運のよい男よ・・・しかし、21位ということは得点は1ポイントのみか)

カーズ「」ゴクゴクゴク… トンッ

カーズ(さて・・・明日の10時に2nd.ステージ開幕だったな。明日にあの男と同行・・・)

ボォォン!!

カーズ「!」

カーズ「」クルッ

スティール「」プルプルプル

スティール「な・・・何だ・・・!?」プルプルプル

カタカタカタ… カタカタッ

カーズ「・・・?」

瓶「」カタカタカタカタ カタカタカタカタ

瓶「」ガタガタガタガタガタガタガタガタッ

カーズ(瓶?)

瓶「」ガタガタガタガタガタッッッ!!

瓶「」ボォン!!!

バン!! ボン! ボン! バン!

「うわああああ!!」「うわあーッ」「わーッ!!何じゃこりゃーッ!!」バァン! ボァン!! ボン ボン バン ボン ボン

スティール「お、おい!1本500ドルもするシャンパンだぞ!!こぼすなよ!!!」バン バン バン バン ボォン

ポォオオン!!

ジョニィ「」パシッ

給水樽「」カタカタカタカタ…

給水樽「」ビシィイッ

ドバァァアアアアアアッ!!!!!

スティール「あ」ザバァァァアアアア

スティール「・・・」ピチョン ピチョン ピチャン

カーズ「・・・」

ス…

カーズ(コルク・・・これも『鉄球』の『回転』で?)

ジャイロ「」スタ スタ スタ

ザッ

ジャイロ「ちょっと気分は落ちついたぜ・・・なあ・・・ついて来る気か?・・・次のステージでも・・・ジョニィ・ジョースター」

ジョニィ「もちろん!あんたを負かしてみせるさ」

カーズ「・・・」

ジャイロ「いいだろう、LESSON2は『筋肉には悟られるな』・・・だ!」

カーズ「」ピクッ

ジョニィ「!」

ジャイロ「たとえば腕をつかむこんな動作!腕をこうやって強くつかめばつかむほど『筋肉』はこの力をふりほどこうと理解して反応してくる!」ガシィ

ジャイロ「肉体が本能的に身を守ろうとするのは筋肉に気づかれるからだ。それが生物の体だ」

ジャイロ「鉄球の回転はそれを悟らせない!皮膚までだ・・・皮膚を支配しろ!!皮膚までなら筋肉は異常事態が起こっていると気づかれない」

ジャイロ「悟られるな・・・武器なのは『鉄球』そのものではなく回転の力が武器なんだ」

カーズ「・・・皮膚」

カーズ「・・・」ス

カーズ(・・・もう止まっている)

カーズ「」クイ…

ピンッ

コルク「」グルゥウッ!!

カーズ「!」

コルク「」シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル

シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル

カーズ「・・・ほう!」

カーズ「だが・・・」パシイッ

カーズ(まだ『先』がある・・・波紋にも応用があったように、鉄球にもまだ『先』があるはずだ)

カーズ(俺が今やったのは基礎中の基礎でしかないはずだッ!掴ませてもらおう・・・『回転』の全てをッ!!)

翌日

ワーワー ワーワー

アナウンス『各選手は!スターティング・グリッド内に入り位置についてください!2nd.ステージは!あと5分でスタートですッ!!』デスッ…

アナウンス『フライングした選手は!後に規定のペナルティを受ける事になりますのでご注意ください!!』サイ…

アナウンス『2nd.ステージは・・・ゴール『モニュメント・バレー』までの総距離約1200kmの長距離レースとなります』リマス…

アナウンス『ルート選択、1日の走行距離は各選手の自由、宿泊も自由となります。既に決められた1ヶ所のチェック・ポイント通過の『義務』をのぞけば』ケバ…

アナウンス『なお・・・仮にレース中やむをえずリタイヤを表明する選手は各自のゼッケンを旗にしてかかげ、ルート上を動かない事!救助と審判の幌馬車隊がレース後方より向かっております』マス…

アナウンス『また、走行はできても救助隊に水や食糧・薬などを要求する事だけでも『リタイヤ』とみなされますのでご注意ください』サイ…

カーズ(このカーズは水なしでも移動できる・・・だがジャイロ・ツェペリは違う。そこを配慮しなくてはな。『回転』の謎を探るッ!)

ワーワー ワーワー

ボヒュウウウウウウウウ…

ドドドォオオオン!!

実況『花火が上がりました!!北米大陸横断レース、スティール・ボール・ラン!2nd.ステージッッ!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」ダンッ!!!

実況『飛び出したァアーーーーーーーッ!!ジャイロだッッ!後方には1st.ステージ5位のジョニィ・ジョースター!』

実況『さらにその後方にはカーズ!!この3人!!50km先の水場を無視するつもりなのか!砂漠のど真ん中を突っ切る方角だァアアーーーーーッ』

実況『150km先にも水場があるかわからない方角!!追尾者もいるッ!!このルートを選ぶのは普通ではないッ!自殺志望者かァッ!!』

実況『ゼッケンが見えるッ!!ミセス・ロビンソンだああああああ!!!』

ミセス・ロビンソン「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

今日はここまで。
ミセス・ロンビンソン波紋使い説好きだなー

4時間後

カーズ「・・・」バカラ バカラ バカラ バカラ…

ミセス・ロビンソン「」バカラ バカラ バカラ バカラ

カーズ「あの男・・・」

カーズ(おかしい。奴から複数の生物の気配を感じる・・・)

カーズ(少し警戒・・・)

ヒュッ

カーズ「!」ジャキ

カーズ「」ブンッ

ギャキキキキキキキキキキキキ

パラ…

カーズ「・・・」

シャコン

カーズ(トゲ?しかもサボテン・・・)

ミセス・ロビンソン「」バカラ バカラ バカラ バカラ

カーズ(あの男か?)クルリ

カーズ(しかし、トゲは前方から・・・あの男は後方)

カーズ(どういうことだ?)

ミセス・ロビンソン「」バカラ バカラ バカラ バカラ

カーズ「・・・」

カーズ(接近されない内に・・・)バンッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ 

ビュッ!! ビュビュビュッ!

カーズ「!」

ドスドスドスゥゥウウウッ

カーズ「な・・・」

カーズ(手綱を!)

ブヂンッ

カーズ「うッ!」ガクッ

ヒュ…

ザグザグザグザグザグッッッ!!!

カーズ「ぐおああッ」ブシュ!

カーズ「ヌウウ」ドサッ

カーズ「く・・・」ググ

ミセス・ロビンソン「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「!」

カーズ(まずい!!先に行かれたら・・・狙われるのはジャイロ・ツェペリ!!!)

カーズ「く・・・」パカパカパカァ

シュルッ

ミセス・ロビンソン「!」

カーズ(血管針攻撃――)シュルル

ビュン

カーズ「ヌッ!」バッ

ズガガガガガガガッ!!!!

カーズ「チイイッ」ブシュッ ドクドクッ

カーズ「」スタッ

ミセス・ロビンソン「フン・・・」バカラ バカラ バカラ バカラ

カーズ「・・・!」バカラ バカラ バカラ バカラ…

カーズ(これは・・・『チョヤッ』の針!動く物に反応してトゲを発射するサボテン!『殺人サボテン』という異名を持つ・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(しかし、この時代のライフルでは届かない距離から・・・一体どうやって?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「RRRRYYYEE・・・」ギリッ

カーズ(落ちつけ・・・あの男からは複数の気配を感じた。しかも人間のそれではない・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(脊椎動物の気配でもなかった!節足動物・・・その中でも昆虫に近い)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(奴め・・・耳飾りに昆虫を飼っているのか?飛行可能な昆虫を・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(昆虫の高速飛行風圧・・・それを使いチョヤッを操作しているのだろうか?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(・・・可能ではあるなァ。チッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(・・・ジャイロ・ツェペリと・・・ジョースターの男。それに気づくかどうか・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「すぐに手綱を修理しなくてはな・・・」クル!

カチャカチャカチャ カチャカチャ…

さらに2時間後

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「なんだ?あいつ」チャッ

ジョニィ「耳になんかぶらさげているぞ・・・でもよく見えないな」

ジョニィ「名前はゼッケンからのリストによるとミセス・ロビンスンて男・・・距離はここからおよそ150馬身差。尾かず離れずさっきからこの間隔だ」

ジャイロ「そうか・・・」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「・・・なあ、ジャイロ。進路の方向は確かだよね?新鮮な水を手に入れるまで最低でもあと80kmのルート!確認するようだけど間違いないね?この方向にあんな山なんか載ってないんだよね?この地図には・・・」

ジャイロ「・・・」

バサァアアッ!!

ジャイロ「・・・」ガサッ

ガサガサ バッ バッ

ジャイロ「・・・」バッ バッ

ジャイロ「」グルリ…

ジョニィ「・・・」

ジャイロ「」ガサ ガサ

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「」バサ ビッ

ジャイロ「はい、大丈夫ッ!完璧に合ってるぜ!OK!」バサッ

ジャイロ「・・・たぶん」ボソ

ジョニィ「え!今なんて言った!?ちょっと待って!今、小さく『たぶん』てつけたさなかった!?『たぶん』ッ!?」

ジャイロ「心配すんなって!!合ってるよッ!気球だって後続だって来てんだから合ってんだよッ!」

ジャイロ「・・・きっと」ボソ

ジョニィ「なにそれ!?・・・っていうか『きっと』ォォ!?」

ジョニィ「水場まで80km!それを逃したら死ぬってルートだッ!僕が聞いているのはあんたが砂漠に詳しいのかどうかってことだ!!」

ジャイロ「だからこれでいいんだよ!砂漠っていうのはだいたいでいいんだ!!それより『回転』できてんのかオマ――」

ドシュッ!!!

2人「」ピタッ

2人「・・・」

ジャイロ「」クルッ!

ミセス・ロビンソン「」パカ パカ パカ パカ

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「今何か飛んできた・・・『前方』からだが・・・」クル

ジョニィ「!?」

ジョニィ「ジャ・・・ジャイロ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「あんた・・・その耳・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「」ポタ ポタ ピチャッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「」シュッ シュッ シュッ シュッ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「」ブシュウウウウウウウウ!!!

ジャイロ「!!」バンッ!!

ヒュンッ! ヒュンヒュンッッ!!

ジョニィ「う!」スパッ! スパスパッ!!

ジョニィ「う・・・うおお!!」スパパッ!!

ジャイロ「うおッ」ズパ!

ジャイロ「ぜ・・・『前方』だ!!『前方』から何かが飛んでくるッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「くそォッ!!切られてる!!『何か』に腕を切られたッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「」ダンッ!!!

2人「!!!」

ミセス・ロビンソン「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「あいつ・・・走り出したぞ!ボクたちに並ぼうとしているッ!!」

ジャイロ「あいつなのかッ!あいつがやったのかッ!!オレ達に走行妨害しようとしているのかッ」

ジョニィ「落ち着くんだジャイロ!攻撃の方向がおかしい・・・攻撃は『前方』からだ!奴は『後方』!!」

ジョニィ「攻撃は『前方』からだ。岩の陰へ身を寄せるんだ、ヘタに馬を激しく動かすな」

ジョニィ「・・・」

スポッ

ジョニィ「ジャイロ、これはサボテンのトゲだ」

ジョニィ「サボテンにはトゲを飛ばす奴もいる。名前を『チョヤッ』という」

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「動物とかが近づくと・・・その巻きあがる空気の振動に反応して針を飛ばしてくるんだ。この『チョヤッ』は針が種子でもあるからだ・・・」

ジャイロ「そこらへんに群生してるみてーだな・・・・・・で!どっちが悪いんだ?このサボテン地帯に足を踏み入れた俺達か!それともアイツがサボテンを利用している悪人なのか!?」

ジョニィ「分からない・・・そしてありえない!このトゲを射出させるには『チョヤッ』にかなり近づかなくてはならない!!ライフルだってとどかない距離だぞ!!何かを飛ばして来てるとして・・・ボクたちを狙えるなんてありえない」

ジャイロ「・・・だが動機なら物凄くありえるぜ。気球審判員にペナルティを喰らうことなく競争相手・・・オレたちをうまく排除できる!」

ジャイロ「1st.ステージでも既にやってたのかもな・・・回り込んできているッ!ヤバイぜジョニィ!!ここはヤバイ!!走るぜーーッ!!!」ダンッ!!!

ジョニィ「」ダンッ!!!

ヒュヒュヒュン

ドズドズドズドズッ

ジョニィ「・・・え?」

ブヂンッ

ジョニィ(手綱・・・!!)

ジョニィ「」ガグゥッ!!

ジョニィ(手綱を切られたッ!バカな!!)

ヒュヒュヒュ

ジョニィ「ぐッ」ズドドドッ!!

ジョニィ「うおおおおおあああああああああ」ドサァアッ

ジャイロ「ジョニィ!!」

ジャイロ「ううッ!!」ザクザクザク!!!

ジャイロ「こ・・・これは完全にヤツの仕業だな!!」

ジョニィ「さ・・・先に行けッ!目に血が入った。だが眼球は無事だ」グググ

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「ゴールまではいっしょに行くと約束したがお互いライバルでもあるぜ!」ググ…

ジョニィ「この地帯は先に抜けろ・・・ッ!レースはレースだ・・・オレを待つ必要はない・・・血をふいたらすぐに行くッ!」ググッ!!

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「分かった・・・お互いライバル同士だ、先に行ってるぜ」ブルルル





ジャイロ「ただし方角はあの野郎の方だがな」ギン!!

ジャイロ「」ダンッ!!!!

ジョニィ「・・・」

ミセス・ロビンソン「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

パチン

鉄球「」ドシュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ヒュ…

ザグザグザグザグザグザグザグザグゥゥウウウウウッ!!!

ジャイロ「うごあ!!!」ドアッギャァ!!

ジャイロ「うくッ・・・くッ・・・」グラグラ

鉄球「」ドスン ドスン

モゾ…モゾモゾ

ジャイロ「・・・?」

モゾモゾ モゾモゾ

ジャイロ「!」

虫「」モゾモゾ ゴソゴソゴソ

ミセス・ロビンソン「ある砂漠の村ではもめ事で殺し合いが起こった時・・・敗者をサボテンに鎖でくくりつけてわざと『死ぬ』のを待つ」ブーン ブーン ゴソゴソゴソ

虫「」ブウウウウウ…ウン ブウウウウウ…ウウン プウウウ…ン

ジャイロ(虫・・・!?眼窩に!)

ミセス・ロビンソン「サボテンは死人に『呪い』をかける。死んだあとも奴隷にできて復讐とか恨んだりできないようにようにとな」

ジョニィ(眼・・・球・・・!!眼球のアクセサリ!!)

ミセス・ロビンソン「オレはそんな村で育ち、人に支配されねえようにワザを身につけた・・・」

虫「」オオオオオオオ…

ミセス・ロビンソン「誰にも負けないように体内に虫を飼ってな・・・この『虫たち』をおまえらの周囲に向かわせたッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

虫「」ブーン… ブーン… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「虫たちの『高速の飛行風圧』は!チョヤッの針を標的に向かって自由自在に飛ばせるッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「そしてオレの秘密を知り終えたなら・・・」

ミセス・ロビンソン「くらえッ!このレースでオレの前を走るやつはいねえッ!!!」クワアッ!!!

地面「」ズズ…

ズパァアアアン!!!

ミセス・ロビンソン「!?」

ジャイロ「何!?地面が・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ヒュン ヒュンヒュン ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」ヒュン ヒュヒュン ヒュイン ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「何だこれは・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャイロ!!地面からロープッ!!あれもミセス・ロビンソンの『罠』なのかッ!?」

ジャイロ「いや!アイツの反応を見る限り違うッ!!!」

血管針「」ズバァアアアン!! ズバァアアン!!

ジョニィ「つ、次々にロープが」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ミセス・ロビンソンの周りに次々にロープがァッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」ズバァアアン!! ズバアァアアン!!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「あ・・・あああ!あああああ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ミセス・ロビンソン「何だこれはッ!貴様の仕業か!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

地面「」ビシッ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「」ハッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャイロ!地面が割れているッ!亀裂が!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ミセス・ロビンソンを中心として!!!亀裂が放射線状にィッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」シュルン! シュルシュルシュル…

ジョニィ「ロープがさらに出てくるぞォォーーーーッ!!!今出ているのは一部分だけだァアアアアッ!!!君は亀裂の上にいるッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

地面「」ズガッ! ガギギギギギギギ!!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

地面「」ビキビキビキィ!!! ビシビシッ ボグァ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」シュルン!! ヒュンヒュンヒュン ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ボグァアア バグァァア ビギィイッ! ズバァァアアン ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャイロ!避けろォオーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ッ」バッ!!

地面「」ビシッ…

血管針「」ヒュバァッ!!!!

ジャイロ「くうおッ」ドサッ

ジョニィ「ジャイロ!!」

ジャイロ「あ・・・危ねェーッ!もう少し!もう少しあの場に留まっていたら・・・」ググ

ジャイロ「股間をあのロープに潰された挙句、股を引き裂かれるところだったぜ!!」

血管針「」ヒュン! ヒュルゥ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「どんどんロープが地面から露出していく・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」ク…

スポォオオン!!!

ジョニィ「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ロープの先端がッ!ついに!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ついに!!ついに!!!地面から抜けた!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「抜けてしまったぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

血管針「」ウゴ ウゴウゴ

血管針「」シュル…

ジャイロ「」ハッ

ジャイロ「ジョニィ!!伏せろッ」

ジョニィ「え?」

ジャイロ「いいから早く伏せろッ!!このロープ!!!『チョヤッ』を利用する気だッ!!」

ジョニィ「!」

2人「」サッ!

ミセス・ロビンソン「何だとォ~~ッ!『チョヤッ』を利用・・・!?」ピクピク

ミセス・ロビンソン「CHHEYYYYYYY!!!だったらこっちも伏せて当たる面積を最小限に――」

血管針「」ズボッ!! ズボッ!!!

ミセス・ロビンソン「何ッ」ギュルギュルギュル

ミセス・ロビンソン「ぐえあッ!!」バシィ!!!

ミセス・ロビンソン「ぐ・・・ああああああああ・・・!!!」ギギギギギ メシメシ

ミセス・ロビンソン(地面からまた2本ロープが・・・!!俺の体を縛りやがった!!)グググググ

ミセス・ロビンソン「くお・・・ああああああ!!放せ!!放しやがれェェエエエエ」

ジョニィ「・・・」

血管針「」ヒュン!

ヒュンッ ヒュンンッ!

チョヤッ「」ク…ククク…

ミセス・ロビンソン「や・・・」

血管針「」ヒュンッ

チョヤッ「」クククッ ググッ

ミセス・ロビンソン「やめろッ!!やめろォォッ!!!」

血管針「」ヒュン!!!

チョヤッ「」ググッ!!

ミセス・ロビンソン「やめてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

チョヤッ「」シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ミセス・ロビンソン「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ミセス・ロビンソン「ひいいいいいいいああああああああああああああああああああああああああ」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ミセス・ロビンソン「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ミセス・ロビンソン「あ・・・ああああ・・・」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ミセス・ロビンソン「・・・」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ミセス・ロビンソン「」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ジョニィ「・・・」ポカーン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ジャイロ「・・・!!」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ………

ミセス・ロビンソン「」グラ…

ドチャ…

シィィィイイイーーーーーーーン…

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・終わったの・・・か・・・?」

血管針「」ズズッ…

ジャイロ「」ビク!

血管針「」ズズズズ…

ズルズルズルズルズルズルズル…

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「ミセス・ロビンソンの方に・・・」

血管針「」スルスルスルスル

血管針「」スルスルスル…

スルスルスルスルスル…

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「・・・穴に入っていく」

スルルルルルルル…

スルッ…

スポン…

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「・・・」

シーーーーーーーーーーーーーン…

ジャイロ「・・・」

ザッ!

ジョニィ「ジャイロ?」

ジャイロ「」ザッ ザッ ザッ…

ジャイロ「」ザ…

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「これは・・・」

カーズ「危ない所だったなァ」ザン!!

2人「!!!」

ジャイロ「なッ・・・」クル!

カーズ「感謝してもらいたいものだな・・・あの虫使いを始末してやったのだから」

ジャイロ「・・・あのロープは」

カーズ「これだが」シュルルル…

ジャイロ「・・・!」

カーズ「さて。これで1つ・・・いや」

カーズ「1st.ステージも合わせれば3つかァ?そのくらい貸しができた」

カーズ「『鉄球』・・・教えてもらうぞ」ニマァ

ジョニィ「・・・」

ジャイロ「・・・」

カーズ「何・・・敵ではない。それだけは分かってほしいのだ」

今日はここまで。
ブンブーン一家まで書きたかったのに・・・

ジャイロ「そんなこと言われてもよ・・・」ザッ

ジャイロ「信じらんねーな。あんな大がかりな罠!どうやって設置したかは知らねー。でも・・・」

ジャイロ「あれで俺達を捕獲することもできた・・・罠にかかったのがたまたま!ミセス・ロビソンだったというだけだッ!!違うか!!!」ビシィッ

ジャイロ「それに、ロビンソンを始末したのも、同業者を潰すためじゃあないのか!?他の連中ではなく、自分が手柄を手にするために!!!」

ジョニィ(手柄?)ピクッ

ジョニィ「ま・・・待てよジャイロ!まさか君を狙う刺客がいるみたいな言い方じゃあないか・・・」

カーズ「ムウ・・・」

カーズ「では1つ聞こう。『罠』を仕掛けるよりは、1st.ステージで貴様を直接襲撃した方が良かったのではないか?」

ジャイロ「・・・!」

カーズ「貴様が俺にした攻撃は、気球からは見つからなかった・・・つまり、俺が貴様を攻撃しても発覚しなかった」

カーズ「1st.ステージでは貴様と俺は独走状態だった(ポロロコもいたがな)・・・もし敵であれば他の連中が手出しできないよう、先に仕留めるがな」

カーズ「さらに言うなら、1st.ステージで見逃してしまえば、他の刺客にこのように狙われ、先に手柄を奪われる。こうして他の刺客を潰していくこともできるが」

カーズ「こんなことに体力を使うのもどうなのだ?2nd.ステージはアリゾナ砂漠・・・後のステージも危険な場所がいくつもある」

カーズ「第一、2nd.ステージ以降で合流できるかどうかも分かったものじゃあない・・・貴様がレースで死亡することもあれば、俺がすることもあるだろう」

カーズ(ま・・・俺が死ぬというのはあり得ないことなのだが)

ジャイロ「・・・」

カーズ「それに・・・だ。仲間にするかどうかは・・・『信頼』できるかどうかも重要な点だ。しかし」

カーズ「『利点』があるかどうかで考えてみる気はないか?」

2人「!!!」

カーズ「もし俺が敵であろうと・・・貴様等2人で俺を利用してレースを上手く進めばいい」

カーズ「利用できるものは全て利用し、駒を1手1手動かす」

カーズ「それが真の『戦闘』だッ!!『レース』においてもな!!」グッ!

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・」

カーズ「まあ・・・いざ裏切られた時の損害は大きいだろうがな」

カーズ「まずは俺の『過去』について話そう。あり得ない話だが・・・俺の『弱点』を掴めるかもな」

カーズ「そうすれば裏切られた時も対処でき・・・『信頼』もできるんじゃあないか?一石二鳥・・・疑う理由はないだろう」

ジャイロ「・・・嘘という可能性がある」

カーズ「では、騙されないように注意して俺を観察することだな」

2人「・・・」

ジョニィ「・・・」

カーズ「・・・どうしたかしたか?」

ジョニィ「少し質問がある・・・ちょっとした・・・興味本位の質問だが」

ジョニィ「アンタ・・・馬はどうした?」

ジャイロ「・・・」

カーズ「ああ・・・」ス

カーズ「これか?」ゴボォオッ!!!

2人「!?」

ボゴボゴボゴ!! ズモモモ バキバキ! ゴキィッ

ググッググッグッグググググ…

馬「」ダン!!!

馬「」ブルルル… バルルルル…

カーズ「・・・」ナデナデ

2人「・・・!?」

カーズ「『馬』はこうして体内から作り出している。安心しろ・・・鼻紋は一致する」

ジョニィ「・・・!!」

ジャイロ「なるほど・・・下り坂を抑えずに走って平気だったのは・・・特別な馬だったからか!!!」

ジャイロ「どーゆー事かまるっきり理解不能だが・・・!体から馬を作って・・・!?」

カーズ「・・・このことも詳しく説明しよう」

カーズ「」ニィ…

2人「・・・!」



メラメラ パキパキ パチパチ ボッ

ジャイロ「・・・火も用意できたな」パキパキ メラメラ

カーズ「ご苦労だったな」パチパチ

ジャイロ「・・・」イラ

ジャイロ「お前・・・話すんじゃあなかったのか!?」

カーズ「話すとも。だがそんなことより・・・」

ジャイロ「『そんなことより』だと!?フザけてるのかお前――」

カーズ「何者かが接近している」

ジャイロ「・・・何?」

ジャイロ「」チラッ

???「・・・」パカ パカ パカ

ジャイロ「・・・」

ジャイロ(夜通しで走ることはないだろう・・・夜の闇で馬が事故るだけだ)

ジャイロ「こっちに来るのか・・・」

カーズ「だろうな」

ジャイロ「ジョニィ!」

ジョニィ「何?」

ジャイロ「武器持ってんなら出しとけよ・・・ロビンソンみたいなのかも知れねえ」

ジョニィ「え・・・」

ジョニィ「とりあえず銃はあるけど・・・」ガサゴソ

ズルズル ドシャアアッ

ジョニィ「あ」

ジョニィ「え・・・?」

ジョニィ(ツェペリ・・・法務官?少年死刑確定・・・?)

ジョニィ(処刑は12月・・・紋章のついた書簡入れ・・・)

ジョニィ(盗んだのか?『紋章』ってヨーロッパでは領主とかの許可なしでは・・・)

ジャイロ「おたくは他人のものを盗み見る教育を受けて育ったのか?」

ジョニィ「」ドキィッ!!

ジョニィ「べ・・・別に盗み見たわけじゃないぜ!だ、だがあんた・・・」

ジョニィ「この国の人間じゃあないのか・・・?」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・開けるのは自分の荷物だけにしとくんだな」クルリ!

ジョニィ「・・・」

カーズ「・・・ジョースター」

ジョニィ「え?」

カーズ「ジョースター、ジャイロ・ツェペリがこの国の人間ではないからと言って・・・それがどうかするのか?」

ジョニィ「え・・・」

ジョニィ「そ、それもそうか――」

カーズ「『人間』ですらない者が近くにいるというのに・・・」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「・・・え?」

ジョニィ「ちょ・・・ちょっと待てよ、それって――」

ジャイロ「そこで止まれェーーーーーーーーッ!!!!」

ジョニィ「」ビク!!

ジャイロ「それ以上こっちに近づくな!オメーだよッ!オメーに言ってんだ!!そこで止まれと言ったんだッ」

「う・・・」

アンドレ「撃たないでくれェ~!怪しいモンじゃあないッ!火が見えたから来たんだよォォォォ」

ジャイロ「怪しくないかどうかはオメーがいなくなってから評価してやる」

アンドレ「噛まれちまったんだよォ~!しゃがんでクソしてたらよォォ指をやられたッ!チクショオッ!左手2本だぁぁ!毒トカゲッ!黄色と黒のシマのヤツ!」

カーズ「・・・種類はスポテットサラマンダーだな。全身に毒がまわれば死ぬ」

アンドレ「たき火の『火』をくれよォオ~~!!その『火』でキズ口を焼いて消毒したいんだああああ~~~ッ」

アンドレ「ナイフで毒を切り取った後よォ、消毒したいんだ・・・火をくれよォォオオ~~~~」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「近づくことは許さねえ!ただしマキについた火はくれてやる!!」

ジャイロ「勝手にたき火でも起こして消毒するんだなッ」

アンドレ「!」

アンドレ「ありがとう・・・ありがとう~~ありがとう~~ありがとうありがとうありがとうありがとうありがとう~ありがとう」

アンドレ「」サッ

パサッ クルリ

ピン!

パサッ クルクル ピッ!

アンドレ「うッ・・・くッ」グイ

ジャイロ「おい何やってる!?」

アンドレ「ま・・・麻酔だよォ~~今から肉のよォー、毒のとこだけえぐり取っからさああ~~~痛み止めが必要だろう」

アンドレ「オレだけがあみ出した方法だぜ・・・ブッ飛んだ」

アンドレ「お、マネすんなよ、女の子たちにもいっつも締めてもらってる」

グイ!

アンドレ「意識が遠のく限界のとこがよオオオオオオオオオ」グイイイイイ

ジャイロ「何言ってんだこいつ!」

ジョニィ「見当もつかない!何なんだ!?」

カーズ「・・・」

アンドレ「」スチャ!

ザグ!!!

アンドレ「あああひィィィイイイイイイイ~~~~~~ッ!!!」

2人「・・・!」

カーズ「・・・」

アンドレ「ごぼ・・・」ブクブクブクブク

アンドレ「」ビクン ビクン ビクン

ガク…

ナイフ「」ポロッ

ナイフ「」カチャァーン

ジャイロ「くそ・・・マジにトカゲにやれれたのか!寝る前に変なモン見せやがって!!!オラ、火だッ!!!」ポイ!!!

ジョニィ「動かなくなった・・・締めすぎて死んだのかな」

カーズ「・・・さあな」

ジャイロ「オラ起きろーーーッ!!咬まれたのに冷たくして悪かったがそこに一晩いてもらっちゃあ困る!とっとと立て!!」

ゲシッ

ナイフ「」カラン カラン

ジョニィ「ジャイロ、カーズ・・・そいつ、アンドレ・ブンブーンって名前だ。1st.ステージ11位・・・」

ジャイロ「・・・?」

ジャイロ「」サッ

ジャイロ(オレの・・・ブーツが・・・?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「待てよ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「10位はベンジャミン・ブンブーン、12位がL.A.ブンブーン」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「同じ姓だ・・・家族?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」ピク…

ガン!!!

2人「!」

ベンジャミン「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

L.A.「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

L.A.「アンドレ兄さん死んじゃったのかなぁ~~~~父さん!本当に兄さん死んじゃったのかなぁ~~~」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ベンジャミン「うるせえぞボゲッ!男はメソメソしねェェーーーッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ベンジャミン「それよりあのジャイロ・ツェペリ!用心深く最後までアンドレに近づこうとしねえッ!アンドレが本気だしてるっつーのによォォォ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ベンジャミン「だがついにアンドレのナイフには触りやがったッ!アンドレの体には直接触らなかったが血のついたナイフには触りやがったぜーーーッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ジョ、ジョニィ!お前は銃で右の――」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

バリィッ!!

ジャイロ「!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

バリバリバリ バリバリ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「俺の・・・脚・・・」バリッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「どうしたのだ?その脚はッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「左足の皮膚が鋼のように硬くなっている・・・痛みもスゴイ・・・どんどん脚を上に登って来ているッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ビギッ ビギビギィッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「足の中に何か・・・塊が入っているみたいだッ!!」ビギビギ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「何をされたんだ!?そこのアンドレ・ブンブーンがやったことかッ!?近づいているあそこの2人の仕業ってことかッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「間違いない!・・・だが何をされたのかわからないッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「体の中がおかしいッ!この足でヤツのナイフを蹴りはらった!何かの毒かッ!もしかして・・・病気みたいなものを感染させられたのかァッ!?」バギバギ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ベンジャミン「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

L.A.「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ジョースター!貴様は右を撃てッ!俺は左を攻撃する」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「え・・・」

カーズ「」ジャギ!

ブウウウウウウウウウウウウウン

カーズ「我が流法は光・・・輝彩滑刀の流法!!!」シャイイイイイイイン!!!

ジョニィ「な・・・」

ジョニィ(腕から剣が!しかも・・・光りはじめたァッ)

カーズ「早く銃を構えろォジョースターッ!!」ブウウウウウウウウン

ジョニィ「あ、ああッ」ジャキ!

バラッ

ジョニィ「え・・・ッ?」

銃「」フワ…

銃「」バラバラバラ

キリ…

ネジ「」キリキリキリ

ネジ「」キリキリキリキリキリキリキリキリ

ジョニィ「な・・・」

カーズ「ヌウ!?」

銃「」グッパオン!!

ドヒュヒュッ

ジャイロ「うぐッ!?」ドゴォ! ボゴゴォ!!

ジャイロ「ジョニィ、何やってる!?」

カーズ「・・・!」

ジョニィ「わ・・・!」

ジョニィ「分からないんだ・・・!銃が!突然・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「古い銃じゃあないんだ・・・!!でも・・・急にバラバラになった!!!しかも!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「引っ張られるんだッ!!!」グググ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「銃がッ!!君の方にッ!!!」ググググググググ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「な・・・」ブシュッ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「!?」ブシュブシュッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ズブズブズブ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「こ・・・これはッ!?部品が皮膚の・・・中に!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」

カーズ「なるほどな」

ジョニィ「・・・!?」

ジャイロ「何か分かったのかカーズ!!!」

カーズ「銃の部品は鉄・・・おそらく今の貴様は・・・」

カーズ「身体が『磁石』になっている」バァアーーーン

ジャイロ「・・・ハァア!?」

カーズ「連中はどういう方向を使っているのかは分からんが、貴様を磁石化させた!!」

ナイフ「」カタ… カタカタカタ…

カーズ「つまり」

カチャカチャカチャカチャカチャカチャ

カーズ「」ダン!!!

ナイフ「」ガジャッ!

ナイフ「」キチ…

カーズ「鉄が貴様に吸い寄せられる。貴様は今、『鉄球』は使えない!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「あの2人組は我々を囲むつもりだ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・チッ、あの男も起き上ったか」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「何ィ!」

アンドレ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「うぐッ・・・」ブシュ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャイロ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「部品がどんどんめり込んでいく・・・!!奴等に囲まれて酷くなっている!!これはチーム攻撃だ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ヤツらとの距離が近いほどこの『鉄』は強力に作用してくるようだ・・・!ここのそばまで来られたら!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ジョニィ!カーズ!お前らは大丈夫なのか・・・!?」

カーズ「ああ・・・おそらく貴様がこのナイフを蹴ったことに関係するのだろう・・・」

ジャイロ「・・・待て、じゃあなんでお前は平気なんだ!?」

ジョニィ「」ハッ

カーズ「・・・」

カーズ「・・・踏みつけなければよい。自分自身や衣服が触れなければな・・・」

ジャイロ「・・・」

カーズ「単純な答えだ。俺は一切このナイフには触れていない」

ジョニィ「・・・そ、それでどうやって」

カーズ「『管』だ!」ドォーーーーン

2人「!?」

カーズ「管を使った・・・足首から管を突き出し、体内で超圧縮した空気を吹き付ける・・・それでナイフをロックした!」

2人「・・・!」

カーズ「よく見れば、足もナイフから数cm離れているだろう。さて・・・」

カーズ「」ス…

カーズ「連中を片付けなくてはな」ギャバン!!!

アンドレ「おい!おい!おい!おい!あの黒服の大男!!ナイフを踏みつけたのに鉄を引き寄せてねーぞ!!!どーいうこったL.A.!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

L.A.「知らないよォ兄さん・・・何か『トリック』でもあるんじゃあないの・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

アンドレ「チッ・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

アンドレ「ムカムカするぜェ~ッ・・・俺の『能力』を超えられたみたいでよォォオオ・・・」

アンドレ「しかも!あいつらオレに対してすぐくれなかったからな~・・・『火』」

アンドレ「もうちょっとでトカゲの毒が全身にまわるところだったぜ!!この恨み・・・」

アンドレ「 晴 ら し て や る  ッ ! ! ! 」ドッギャァアアーーーーン

カーズ「」ス…

アンドレ「・・・何だ?右手を挙げたぞ?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

アンドレ「・・・まァいっかァ~ッ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

アンドレ「行くぞォォオオ!!レースは俺達一家が1着ダァァアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ドッ!!!!!

ジョニィ「・・・カーズ」

ジャイロ「な・・・何を」

カーズ「さっき・・・空気を体内で超圧縮した。今度は違う・・・」

カーズ「『水』だ!!体内で『水分』を圧縮し・・・」

カーズ「手!指先から噴射するッ!!!」

カーズ「」ジャッ!!

アンドレ(ン?人差し指と中指を指してきたぞ・・・?)

カーズ「」キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

ボッッッ!!!!!!!!!!

アンドレ「!!!」

ギュン!!!

アンドレ「がポッ」ズギュウウウウウウウウウン!!!

アンドレ「ごぶァ」ドバッ

ビチャチャッ

アンドレ「ガぱッ・・・」グラリ

ガク…

L.A.「うわああああ兄さああああああああああああん!!!!!」

カーズ「今だ!馬に乗れ・・・この場を脱出するぞッ!」

2人「ああ!」ガッ

ダンッッッ!!!!!!!!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「おお・・・ヤツらから距離を置いて離れたら・・・ダメージが軽くなってきてるぜ。脚の異常が元に・・・」

ジョニィ「ど・・・どういうトリックなんだ?それともやはりヤツら「毒」とか「病気」みたいなものを使っているっていうのか?」

カーズ「『トリック』というより『呪い』と考えた方がいいかも知れぬな・・・そう考えるしかない」

ジャイロ「・・・それはアンタもだぜ」

カーズ「ン?」

ジャイロ「体から管?圧縮空気?水?それに日中には馬まで!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「お前・・・一体何なんだ?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そうだな・・・話しておこう」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「俺の過去について――」

弾丸「」ヒュン ヒュンッ

カーズ「!」

2人「ッ!」

弾丸「」ヒュウ!!

ウウウ…ウウ…

カーズ「・・・外れたか」

ジャイロ「・・・そういえばなんで連中は生かしておいたんだ?ミセス・ロビンソンは余裕でオーバーキルだったのに・・・」

カーズ「・・・少し例え話をしようか」

カーズ「5人の兵士がいる・・・その兵士のうち1人が死ぬと、残りは何人だ?」

ジョニィ「・・・4人」

カーズ「そうだな。その4人はそのまま戦闘を続行するだろう」

カーズ「だが・・・1人が『死ぬ』のではなく重傷を負ったとすると・・・戦闘を続行できるのは何人だ?」

ジョニィ「・・・4人じゃあないのか?」

カーズ「違うな。重傷の味方を救うため・・・戦闘をやめて救護にあたる兵士が必要となる。死んでいない限りは見捨てないからな」

カーズ「担架で運ぶとして・・・2人だな。2人戦闘をやめ、1人の兵士を救う。戦闘を続けられる兵士は2人だけだ」

ジャイロ「・・・」

カーズ「つまり。死なせておいては1人しか減らせない敵を、生かしておくことでさらに減らせるのだ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「今回も、死んだのであれば見捨てて追跡にあたるだろう。しかし、重傷であれば応急手当てを行いレースをリタイヤするだろうな。家族ならなおさらだ」

カーズ「・・・まあもちろん」

カーズ「奴らに『仲間を想う』心があるかどうかは謎だがな――」

今日はここまで。
L.A.がもっと賢かったらジャイロとジョニィ倒せたと思う

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

3人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・そろそろ話すとしよう」バカラッ バカラッ バカラッ

2人「!」

2人「」…ゴクッ

カーズ「察しているかも知れぬが・・・俺は人間ではない」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・」

カーズ「突拍子もない話だが・・・突拍子もないという点では『回転』もそうだ。回転が実際に存在するのだから、俺の話も実際の事だと思え」

2人「・・・」

カーズ「この世には『サイクル』というものがある」

カーズ「『宇宙』はその『サイクル』を無限に繰り返している。この宇宙もいずれ終焉を迎え、新たな宇宙が始まる」

ジャイロ「宇宙?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ああ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そして俺は――」

カーズ「1つ『前』の宇宙から来た」

2人「・・・!?」

ジョニィ「ど、どういうことだ!?」

カーズ「その説明は後でする。とりあえず、俺は前の宇宙で生まれた」

ジャイロ「・・・」

カーズ「前の宇宙で・・・そうだな。前の宇宙にも西暦は存在した。20世紀の時点で10万年以上前に・・・俺は生まれた」

ジョニィ「10万年・・・」

ジャイロ(別の宇宙・・・闇の一族?話が壮大すぎるぞ・・・)

カーズ「俺の一族は人間ではない。闇の一族・・・人類が歴史を持つずっと以前に、進化の過程でこの地上に出現したのだ」

カーズ「闇の一族は夜しか生きることができず、日光に当たると消滅してしまう。だから一族は地底に住んだ。他の動植物のエネルギーを吸い取り、生活していた」

カーズ「原始人は連中を『神』や『悪魔』として恐れた」

2人「・・・」

カーズ「・・・俺にはエシディシという友人・・・親友がいてな」

カーズ「そいつと共に行動を起こした」

ジャイロ「・・・行動?」

カーズ「・・・ああ」

1万年前―― 宇宙1巡前

カーズ『』ガリガリ… ガリガリ

エシディシ『カーズ、シカ獲ってきたぞ』ザッ

カーズ『』ピクッ

エシディシ『・・・』

エシディシ『また何かやってたのか・・・カーズ』ザッ ザッ

カーズ『ああ』

エシディシ『そろそろ何やってんのか見せてくれてもいいだろ・・・な』

カーズ『・・・他の連中に知られたら計画を無茶苦茶にされかねん』

エシディシ『・・・』

カーズ『自分達に進化の必要性がないと思っている猿共に・・・遺伝子を残していく資格はない』ガッガッガッ

エシディシ『・・・お前に同調しないとも限らないだろう』ストン

カーズ『ありえんな。前も優れた道具を開発してやったというのに・・・』

エシディシ『ああ、あれか。あれ便利だったよなー、どうしたんだ?』

カーズ『・・・『伝統が壊れる』と言われ、使用を拒否された。挙句の果てに、俺の知らないところで壊されていた』ガリッ

エシディシ『それは・・・』

カーズ『そんな奴等が俺に?同調する?』クル!

カーズ『エシディシ。貴様の言っていることは・・・滝の水が空へ上るのと同じだ』

エシディシ『・・・』

カーズ『・・・』

カーズ『だがまあ・・・』

エシディシ『?』

カーズ『貴様にはいつも世話になっているしなァ。それに・・・一族で唯一考えが通じる奴だ』

カーズ『見せてやってもよい。ただし、他言するなよ』

エシディシ『・・・!』

エシディシ『ああ!約束する』

カーズ『・・・』ニ

カーズ『これだ』ピッ

エシディシ『これは・・・』パシ

エシディシ『紙とか言った・・・確か貴様が発明したものだったな』バサァアッ

カーズ『ああ。炭をこすりつけることで字を書いたりだとか・・・絵画も描くことができる』

エシディシ『これも使われなかったのか?』ガサ

カーズ『そうだ。能無しどもめ・・・』ペッ

エシディシ『これだったら携帯することだってできるし・・・漏洩させられないような情報なら燃やせばなくなるのにな。もったいねー』

カーズ『全くだな・・・』

カーズ『』ハッ

カーズ『おいエシディシ、話題がズレている。本題に戻すぞ』

エシディシ『え?』

エシディシ『あ、そーだったな』バサッ

カーズ『まあ、まずはその図を見ろ』

エシディシ『・・・何だァこりゃあ・・・』

カーズ『見て分からないか?』

エシディシ『脳だろう?脳の図・・・』

カーズ『そうだな』ニコ

エシディシ『脳・・・に点?が打ってあるな・・・それが直線で結ばれて?なんか曲線もあるけど』

カーズ『脳には我々の知らない未知なる能力が秘められている』

エシディシ『・・・未知なる能力?』

カーズ『ああ。その能力は脳を刺激することによって手に入れられる』

エシディシ『へー・・・』ポリポリ

カーズ『その図にある点は、刺激する点だ。20ヶ所くらいあるだろう?方程式なんかを使って求めた』

エシディシ『ああ・・・あの文字を数式に当てはめてる奴か?』

カーズ『まあそんなものだ』

エシディシ『あれ面白いんだよなー、パズルみたいでよ』

エシディシ『でもそれをこんな風に使うとはなァ・・・』シゲシゲ

エシディシ『で、どうやってこの点を刺激するんだ?仮面の絵が描いてあるが・・・これに関係するのか?』

カーズ『冴えているな。エシディシ』

エシディシ『お、あたりか!』

カーズ『仮面から骨針を射出し、脳に打ち込む。これで刺激する』

エシディシ『・・・死なねーのか?』

カーズ『この点をある順に刺激していけば、死なず、かつ能力を得られることが分かった』

エシディシ『ほーん・・・』

エシディシ『前はお前・・・』

カーズ『?』

エシディシ『北の方に落っこちた隕石使ってよ・・・矢とか作ってなかったか?』

カーズ『ああ・・・あれは失敗だった』

エシディシ『あれはどういう理論だったんだ?』

カーズ『隕石に付着したウイルスで能力を手に入れられないかと思い加工したのだがな・・・』

エシディシ『ウイルスか・・・で、結局どうなったんだっけ』

カーズ『マウスを使って実験したのだがな。40匹のうち39匹が死んだ。生き残った1匹も、骨格とか・・・身体に何の変化もなかった』

エシディシ『なるほど。そりゃあ失敗だわなァ』

カーズ『生き残りのネズミは野に放した。矢の方は連中に知られるわけにはいかないからな・・・遠い大陸の土地に埋めたさ』

エシディシ『今回のは自信あるのか?』

カーズ『前はウイルスに頼っただけだったからな・・・今回の方が確信はある』

エシディシ『フーン・・・』

エシディシ『・・・』

カーズ『・・・どうした?』

エシディシ『お前・・・』

エシディシ『能力を手に入れてどうするつもりだ?』

カーズ『!』

エシディシ『何をするつもりなんだ?一族を支配するのか?新しい動植物でも生み出すのか?』

カーズ『・・・』









カーズ『・・・『太陽』を克服する』








エシディシ『・・・ッ!!』

カーズ『・・・不服か』

エシディシ『いや・・・』

カーズ『日光すら克服すれば・・・我々はこの地球上で最も秀でた存在となる。克服するのだ・・・あらゆる『恐怖』を!』

カーズ『俺は『恐怖』を克服することが『生きる』ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者ッ!』

カーズ『いや・・・『克服する』というよりは『我が物にする』と言った方がよいのかも知れんな・・・』

カーズ『今の我々にとっては害である太陽を・・・その美しさを我が物とする・・・そして、究極の力をッ!!』グッ

エシディシ『・・・そうか』

エシディシ『確かに、俺も太陽を拝んでみたいものだな・・・』

『・・・』

男『カーズ・・・貴様の考えが分かったぞ』

男『究極の力?そんなモノを手にしてしまえば・・・地球上の生物は皆滅びる!!!それだけは!!それだけは阻止しなくてはならないッ!!!』

グッ!

男『フザけるなよカーズ・・・!我が部族と祖先に対する裏切り行為でもある・・・!!!』

男『カーズ!貴様はガキの頃からいつも仲間らか外れて過ごしてきた・・・!そうやって我々の伝統・信仰・生活を馬鹿にしてきた・・・!そうやって我々を見下している!!』

男『族長に伝えなくては・・・カーズを処刑しなくては!!』

ザッ…

男『エシディシ。貴様も・・・それ以上カーズといると・・・』

男『罪を被るぞ』ドン!

ザッ… ザッ…

エシディシ『その仮面が完成したら教えてくれよ』ピシガシグッグッ

カーズ『ああ。貴様しかこのことを知る奴はいない・・・絶対に教えるとも』ピシガシグッグッ

エシディシ『じゃあな。俺はおいとまするぜ。・・・あ、シカは腐らない内に食っとけよ』ザッ

カーズ『ああ。食料は定期的に持って来い』

エシディシ『自分で狩りくらいしろよ・・・』

カーズ『そんなことをするくらいなら研究をする』ハハッ

エシディシ『ハイハイ・・・今度からリスだな』

カーズ『!?や、やめろ!やめろエシディシ!それだけはやめるのだ!!』

エシディシ『うお・・・急にキャラ変わるな』

カーズ『当然だ。命が懸っているのだからな。完全生物でもないのに食料無しで生きていけるものか』

エシディシ『分かった分かった。じゃーな』ザッ

エシディシ『フー・・・』ザッ ザッ

エシディシ『・・・』

エシディシ『今思ったけど・・・アイツ、少しくらい俺に報酬くれてもいいんじゃあねーかな・・・せめて木の実くらい・・・』

男『よお、エシディシ』

エシディシ『!?』

エシディシ『』バッ

男『おいおい、何ビビッてんだよ』ハハハ

エシディシ『い、いや・・・』

男『今日もカーズんとこ寄ってたんだな。物好きだなあお前も・・・アイツ皆から嫌われてるのに』

エシディシ『いや、喋ってみると面白いぜ。1回会話してみろよ』ハハ

男『そーいやお前、不思議なモノ好きだったな。カーズとかそういうの詳しそうだよな』

エシディシ『事実詳しいぜ』

男『・・・それでさ、エシディシ』

エシディシ『あん?』

男『カーズと一緒にいるのは・・・よした方がいい』

エシディシ『・・・』

エシディシ『・・・別に俺自身の評判が落ちようと、面白い話を聞ければそれでいい。カーズは大切な友達だからな』

男『・・・評判なんて問題じゃあないんだ』

エシディシ『?』

男『・・・とにかく、これは『警告』だ。カーズからは距離をとっておけ。その方がいい・・・』

エシディシ『・・・』

数日後・・・

メラメラメラ パチパチ

族長『では判決を言い渡す・・・』パキパキ メラメラ

全員『・・・』

ゴクリ

族長『『カーズ』を・・・』

族長『殺害せよ!!どんな手を使ってでも!!!』ダァン!!!

ワーーーーーーーーーーッ ワアアアアアア ワアワア ワーワー

族長『奴が存在するのは危険だ!奴をこの地球上から消してしまわなくては!!奴を殺してしまわなくては!!!』ワー!ワー! ギャアギャア ワアアアア

族長『エシディシは確保しここへ連行せよッ!カーズは見つけ次第全員で殺せェエーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』バァアン!!

エシディシ『んじゃ、兎2匹。そこ置いとくぜ』ザッ

カーズ『ああ。それじゃあな』カリカリカリカリ

エシディシ『』テク テク テク テク

エシディシ『・・・お?』

男『こっちだ!こっちだァアーーーーッ』タタタタタタタ

エシディシ『あれは・・・』

一族『ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』ドドドドドドド!

エシディシ『!?』

一族『カーズを殺してしまわなくては!カーズを殺してしまわなくては!!』ドドドドドドド!!

一族『カーズを!殺して!!しまわなくては!!!』ドドドドドドド!!!

エシディシ『や・・・やべぇ!!』

エシディシ『カーズ!!』バッ

カーズ『エシディシ・・・なんだこの騒ぎは!』

エシディシ『分からん!!とにかく逃げろ!!貴様、狙われているぞォッ!!!』

カーズ『貴様が密告したのか!?』

エシディシ『違う!!』

一族『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

エシディシ『とにかく逃げろ!俺は先に逃げているぞ!!』

カーズ『ま、待て!石仮面が・・・!研究書類がッ!!』

エシディシ『そんなモノはいいから早く逃げろォーーーーーーーーーーーッ!!!』

一族『エシディシだ!!』ドドドドドドド

エシディシ『チッ・・・!』

エシディシ『』バッ!!

一族『!』

男『追え!岩を上がったぞ!!エシディシの確保命令も出ている!!』

エシディシ『!?』

一族『ウオオオオオオオーーーーーーッ!!!』バッ バッ ダン!

エシディシ『チイッ・・・!!』バッ

一族『待てェエーーーーーーーーーーーッ!!!』バッ

男2『優先度が高いのはカーズの方だ!カーズを捕まえろッ!!』

男3『ヤツはいつも洞窟の中にいる!!袋の鼠だァアアーーーーーーーーーーーーーッ!!!』

バン!!!

一族『』ドカドカドカドカ

カーズ『・・・』ドカドカドカドカ

男2『カーズ!貴様を殺せという命令が下っている』ジャキ!

男3『貴様の計画は危険思想だ!!地球の生命を滅ぼすつもりかァーーッ!!』チャッ!

カーズ『・・・『滅ぼす』?滅ぼすだと!』

カーズ『貴様等は、何も分かっちゃあいない!!『究極の生物』が・・・どれだけ自然に!地球に!害をなさないのかッ!!』

男2『黙れ!!』

男3『この場で貴様を殺す!!』ジャッ!!

カーズ『・・・そうか』

カーズ『では・・・貴様等全員、あの世で事実を確かめるといい』

男『・・・は?』

男2『貴様!何を・・・』

カーズ『』ガコッ

石仮面『』ギャン!!!

男3『仮面?そんなもので一体・・・』

カーズ『』ガッ!

ナイフ『』バン!!

一族『!!!』

カーズ『貴様等は!これから進化の礎となるのだッ!!!!』チャッ!!

カーズ『』ブン!!

男『!ナイフを――』

ザグゥウッ

男3『え・・・』ブシュッ

男3『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』ブシュウウウウウウウ

石仮面『』ビチャチャッ

男2『の・・・脳に刺さってる!もう助からねえェッ!!』

男『チッ!カーズ貴様ァアッ!!』ブンッ

一族『』ブンッ ブンブンッ

カーズ『ぐ・・・!!』ザク ズパズパ スパッ

カーズ『石仮面をッ』ガッ!

ガコォッ!!!!

石仮面『』ビン!

石仮面『』ビン! ビビン! ビビンッ!!

石仮面『』ガッシィイーーーーーーン!!!!

男『何だ!?仮面が!!』

石仮面『』ファゴォォォオーーーーーーーッ!!!

男2『な・・・何だこの光はッ!!』

男『ううッ・・・』

カーズ『』オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

カーズ『』オオオオオオオオオオオオ…

オオオオ…オオ…

オ…オ………

石仮面『』パシン

石仮面『』パシン パシン パシパシン

石仮面『』バカッ

ゴトッ

一族『・・・』

カーズ『』グラ…

カーズ『』バタッ

シィイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…

一族『・・・』

男『・・・』

男『・・・カーズの仮面なんぞを被ってのバカげた行動も疑問だが・・・』

男『とりあえず、カーズは死んだ!首を切断して族長の所まで運ぶぞッ!!』

一族『オオオオオオオーーーーーーーーーーッ!!!』

オオオオーーーーッ ヤッタゾ! セカイハスクワレタ! アトハエシディシ… アア,ソウダナ…

カーズ『』ピク…

男『』ハッ

カーズ『』ピク ピク

男『お、おい!』

男2『どうした?エシディシなら今すぐ・・・』

男『違う!!カーズの死体が・・・!死体を見ろッ!』

一族『?』ザワザワ ドウシタ? ナンダ?

一族『!!!』

カーズ『』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『』ポキ ピキ ポキ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『』ググ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『』グゥゥウウウウウン!!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『』ドッギャァァアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

男2『ああ・・・あ・・・た』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男2『立ち上がったァアアーーーーーーーーッ!!!』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男『う、うろたえるんじゃあないッ!!この人数なら多勢に無勢!何が起こったのかは分からんが――』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ゴキッ

男『・・・へ?』

男『く、く、く・・・び・・・が・・・』ギギギギギギギ

男『は・・・反・・・転・・・』ギギギギギギギ

男『』ガクッ

ドサ…

『・・・』

カーズ『・・・柔い』バァァアアーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

一族『ヒ・・・ヒィイイイッ!!』

カーズ『よく見ておけィ、愚かな猿ども・・・』

バッ!!

カーズ『俺はこんなにッ!こんなに素晴らしい力を手に入れたぞッ!!石仮面からァ・・・』

カーズ『貴様等の仲間の血からァアッ!!!!』ダッ!!!!

男2『く、来る――』

男2『な』ボギョォ

男2『』ドチャァ…

一族『ヒ・・・』

カーズ『』ペロ…

『う、うろたえるな!!』  『この野郎!この人数を相手に勝てるの思ってんのか!!!』 『糞が!全員でのしかかれ!!』

カーズ『』バッ!!!

『ごぷァ』ドギャァアッ!!!

『ごあああッ』 『うああ駄目だッ』 『ひッ』 『たすッ』 『やめ・・・』 ドガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!

バギィ ドグォ ガボッ ズガッ ビシィイッ ドギャア グバ! ドゴ グシャ メキョ ビギン ズギャッ

メギィ ドグッ バギ ベキン ボグッ ピッ ドガ ズビシィ ドグチア ドグシャア ズバオオン ベグラァ ゴシャ…



カーズ『』ザッ

一族『』バッ

エシディシ『!』

エシディシ『くッ』クル…

一族『』バババッ

エシディシ『うくッ・・・』

エシディシ『』ダンッ!!!

一族『』ダダダンッ!!!!!!!!!

エシディシ『!!!』

一族『』ヒュ…

エシディシ『ぐ・・・!!』ドガドガドガァッ!!

エシディシ『駄目・・・かァッ』ヒュウウウウ…

エシディシ『ぐあッ』ドガン!!

一族『』スタッ

男『・・・エシディシ。確保する』シュ

グルグル ギュウウウッ

エシディシ『・・・』ギュッ ギチッ

男『立て、エシディシ』グイッ

エシディシ『・・・』スクッ

男『さ、族長のところへ行くぞ』ザッ

エシディシ『・・・分かった』ザッ

男『入れ』

エシディシ『・・・』ス

ギィィィイイ…

ガシャァァアーーーーーーーーーーーン

エシディシ『・・・』

族長『』ザッ… ザッ…

エシディシ『!』

族長『エシディシよ』

エシディシ『・・・何です、族長』

族長『何故カーズの危険な計画を知って、儂に報告しなかった?』

エシディシ『・・・』

族長『・・・まあ、後々取り調べがある。答えるのはその時でよいがな』

族長『おそらく・・・無期懲役が妥当ではないか?エシディシよ』

エシディシ『・・・!』

族長『ではな、エシディシ』ザッ

ザッ ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ ザッ…

エシディシ『・・・』

エシディシ『ハァー・・・』

エシディシ『カーズ・・・逃げれたのか・・・?』

エシディシ『石仮面は・・・完成・・・したのだろうか――』

女『ねぇ、そっちはいた?』

女2『いえ――』

ズバッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウ

女2『』ドサッ

女2『』ドクドク ドクドク

女『え――』

ズバァアアッ

女『』ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ドサッ

カーズ『』ジャキン

カーズ『素晴らしい・・・この能力!』

カーズ『そうだな・・・『流法』!『流法』と名付けるかッ!』

カーズ『今行くぞ・・・エシディシ!!』

ダンッ!!!!

ヒュン

壁『』ズガァァァァァアアアアアアアン

一族『!?』ガラガラガラ バラバラ

バラバラ… パラ…

族長『何・・・』

族長『カ・・・』

族長『カーズッ!!!』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『・・・』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『族長・・・』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『死んでもらうぞォ・・・』ペロォ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャギィン!!!

族長『・・・!!』

男『うおおおッ、族長をお守りしろ――』

カーズ『死ねィ!!!』ギュアッ!!

ズバァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ギャアアアアア ウオアアアアアア ガシャァアーーン パリィーン ザグゥ! ブシュウウウウウウウ

エシディシ『・・・!?』ドカン ズバッ ドサッ シャイイイイイーーーン

男『い、一体何の騒ぎだ・・・』

男2『す、少し見てくる!牢の見張りは頼むぜ・・・』

男『ああ・・・』

男2『』ス…ススス…

男2『』ス…

エシディシ『・・・』

男2『族長――』ガララ…

ザンッ!!!

男2『』ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

男『なッ・・・』

男『に』ザンッ!!!

男『』ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

ドサドサァッ

エシディシ『・・・!?』

『エシディシ』

エシディシ『!』

エシディシ『カ・・・』

エシディシ『カーズ!!』

カーズ『』バァァアアーーーーーーーーン

カーズ『今出してやる』ブウウウウウウウウウウウウウン

エシディシ『な・・・』

エシディシ『カーズ・・・その剣は・・・?』

カーズ『・・・石仮面が完成した』

エシディシ『!!!』

エシディシ『・・・なるほど』

カーズ『ただし、完全生物にはなれなかったがな・・・だが、一族よりも上の存在となった。未来を拓く新しい生物だ』ニコ

カーズ『』シャッ

檻『』ズバァアアッ!!!

檻『』パラ… カランカランカラン

カーズ『エシディシ、お前も使うか?』

エシディシ『ああ、もちろんな』

カーズ『』ニ

カーズ『』ス

石仮面『』ガコッ

石仮面『』ビン!

石仮面『』ビン! ビビン! ビビンッ!!

カッシィイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

石仮面『』ファゴォォォオーーーーーーーッ!!!

エシディシ『』オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

男『・・・出てくるぞォッ!!』

一族『・・・!』チャッ!!

…ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ ザッ

カーズ『』ザン!

エシディシ『』ザン!

男『!』

男『エ・・・エシディシ!!貴様・・・』ギリ…!

男『あの2人を殺せェエエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』

一族『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!』

カーズ『』ギリ…

カーズ『バカ者どもがァッ!』

一族『』ビクゥ!

カーズ『太陽を克服したいと思わないのかッ!』

カーズ『何者をも支配したいと思わないのかッ!』

カーズ『あらゆる恐怖をなくしたいと!思わないのかァーーーーーーーーーーーッ!!』

男『う・・・』

男『か・・・かかれェッ』

一族『ウ・・・ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』ドドドドドドドドドドドドドドドド

カーズ『・・・』

カーズ『・・・では、滅びよ』ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

ズバァアッ ザグゥゥウウッ ジャキィィイイン…













カーズ「俺とエシディシはこうして一族を皆殺しにした・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そして、当時赤ん坊で何一つ知らないワムウとサンタナを連れ、我々は旅に出た・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「その後、『波紋使い』という人間達と敵対した我々は、波紋使い達と死闘を繰り広げることとなった」

ジャイロ「・・・波紋?」

カーズ「特殊な呼吸法によって生み出されるエネルギーだ。太陽の光と同等で、我々や石仮面を使い覚醒した人間・・・吸血鬼が苦手とするものだ」

カーズ「それと日光を克服するには、完全なる生物にならなくてはいけない。しかし、石仮面の骨針では押しが弱く、究極生物へはなれなかった・・・」

カーズ「しかし5000年後、『エイジャの赤石』という宝石を石仮面に組み込んだところ、石仮面のパワーがアップしたのだ」

ジョニィ「・・・『赤石』」

カーズ「しかし、その『赤石』を使っても失敗した・・・だから我々は、一点の曇りもない奇跡の完全結晶!『スーパーエイジャ』!!これを使うことにした・・・」

カーズ「『スーパーエイジャ』が存在するのはヨーロッパ、しかもローマ皇帝が代々受け継いでいるという情報を手にした俺は、ヨーロッパへ行く計画を立て始めた」

カーズ「そのうちワムウとサンタナも成長し、ワムウも流法を体得した。しかし・・・」

カーズ「サンタナは流法を体得できなかった。ヨーロッパは我々にとって未知の大陸で、危険だ。だから南米にサンタナだけを残し、我々3人は海を越えヨーロッパへ渡った」

カーズ「そして、ヨーロッパでも波紋使いとの闘いは続いた。ローマ皇帝との頭脳戦も繰り広げられた」

カーズ「ついに波紋使いを絶滅させることはできたものの、エイジャの赤石を手に入れることは不可能だった・・・」

カーズ「我々3人は2000年の眠りについたのだ・・・」

2人「・・・」

カーズ「しかし、2000年後だ。目覚めると、サンタナは既に殺されていた」

ジョニィ「・・・誰に?」

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ジョセフ・ジョースター」

ジョニィ「!?」

ジョニィ「ジョースター!?ジョースターだって!?」

カーズ「それに・シーザー・ツェペリというのもいた」

ジャイロ「ッ!?」ビクッ

ジャイロ「・・・!」

カーズ「・・・」

カーズ「その2人・・・それとその師であるリサリサ・・・この3人と我々はエイジャの赤石を懸けた闘いを繰り広げ・・・」

カーズ「エシディシが殺され、ワムウも倒され・・・最終的にこのカーズのみが残った」

2人「・・・!」

カーズ「唯一生き残った俺も、JOJOに宇宙空間へ吹き飛ばされ、2度と地球へ戻れなくなった・・・」

カーズ「そして、何十年も経つと時が何故か加速を始め、宇宙は1巡した。ここは『1巡後』の宇宙だ」

2人「・・・」

ジャイロ「信じられるか?そんな話・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・だろうな」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」ピク!

カーズ「」バッ!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・カーズ?」

カーズ「・・・あれはッ!!」

???「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ブンブーン一家じゃあない・・・!!何者かが追跡しているッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

2人「何だとォッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

今日はここまで。
なんかSBRというより2部の外伝だったなー・・・

???「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「でもよォ~~・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「他に誰が追ってくるっていうんだ?こんな夜中によォ~~~ッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「とにかく!!ヤツらをオレに近寄らせたら『鉄の磁石』がまた始まるッ!なんとしてもヤツらより先に『水場』に行かなくてはッ!やっかいな事になるぜーーーッ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

???「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

???「」ガン!!

3人「!?」

ジョニィ「な・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「何だッあいつ!!あいつもう岩場を登り切っているぞォーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!

???「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

3人「・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「どういうスピードだッ!次の岩場もすでに登っているぞッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「加速している!!上り坂だというのにッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「い・・・いや!違う!違うッ!!!」

カーズ「?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「分かりかけてきた・・・!彼は加速している、でもそれだけじゃあない!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「何・・・?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ひっぱられているんだ!!!後方にィィイイッ!!!!」ガグン

ジョニィ「僕の体が!!」グオン!!

カーズ「!!」

ジャイロ「!?」

馬具「」ピシ…

キリキリキリキリ…

馬具「」ボンボンボンッ

ジョニィ「うげェッ!!」ドゴドゴドゴォオッ

ジョニィ「」ドザァァ

ジャイロ「ジョニィ!!」

馬具「」カチャカチャカチャ…

ジャイロ「!」

馬具「」ガチャガチャガチャガチャ

ジャイロ「う・・・」

ヒュン!!!

ジャイロ「ぐおおッ!!!」ドズドズドズ!!!

馬具「」ズブ!

ズブゥゥウウウウ…

ジャイロ「」ドサッ

カーズ「何ッ・・・」

グイ!!

カーズ「!」クオン

カーズ「チッ」グッ!!!

グググググググググ

カーズ「・・・」ググググググググググ

カーズ「・・・!」ギギギギギギギギギギ

カーズ(下手に抵抗すれば皮膚が裂けそうだッ!!それ自体は問題ではないが・・・!!)ギギギギギギギ

カーズ(ダメージを負って動けないうちに攻撃されるのはまずいッ!!抵抗しない方が・・・!!!)ギギギギギ

カーズ「うおおッ」ドグァアッ

ドザァア!!

カーズ「ヌウ・・・」ググ

ズルッ

カーズ「!」

ズルズルズル

カーズ「・・・何?」

ズズッ!!!

カーズ「!」ズォォォオオーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!

カーズ「ひ、引きずられる!!」ズオオオーーーーーーーーーーー!!!

カーズ「ぐお・・・!」

カーズ「」チラッ

ジョニィ「あ・・・あれはマウンテン・ティムだッ!!」ズルズルズル

ジョニィ「きっとマウンテン・ティムもどこかでヤツらに触られたんだッ!!マウンテン・ティムに引っ張られている!!!」

ジャイロ「何だとォォ~~~ッ!!」ズズズズズズズ

ジャイロ「岩にへばりついてるのに、岩ごと引きずられているッ!!なんてパワーだッ!!!」ズズッ!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「おそらく『3人の時』はまだ弱くて気づかなかった!だが『4人』近寄って集まれば!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「さらにお互いがお互いを引っぱり合う!!きっとその磁力は相乗して最大級となるんだッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ぼくらは後方に・・・!彼は加速して!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ギャアギャアギャアギャア ゴロゴロゴロゴロ

カーズ「連中もか・・・!」ギリッ

カーズ(おそらく、マウンテン・ティムがここまで来たら4人全員爆裂する!!俺は無事だろうが、『回転』の謎は・・・!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ならば馬を止めるかッ!!」ビシ! バシバシ!

マウンテン・ティム「・・・!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「なんだ!?なぜジョニィ・ジョースターが馬を降りている・・・!?」

マウンテン・ティム「ジャイロ・ツェペリもいる・・・カーズも!しかも・・・」

マウンテン・ティム「何か叫んでいるッ!!砂煙でよく見えないが・・・!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

キラッ

マウンテン・ティム「ん?」

ギュアッ!!!

マウンテン・ティム「!!!」

マウンテン・ティム(何だ!?)

ヒュン!!

マウンテン・ティム「ぐおッ!!!」ズバァァアッ!!!

マウンテン・ティム「う・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

グラリ

ガタン!!

マウンテン・ティム「!?」

マウンテン・ティム「な・・・なんだ!?この・・・」

マウンテン・ティム「『ひっぱり込むようなこの力』は!?」

拳銃「」スオオ

拳銃「」ピタリ

マウンテン・ティム「俺の腕に・・・俺の『拳銃』が地面に落ちず吸いついて来ているッ!!」

マウンテン・ティム「ぐううッ」ドザァ!!!

ジャイロ「マ・・・マウンテン・ティムが落馬したッ!」

ジョニィ「・・・!」

ジョニィ「カーズか!?」バッ!

カーズ「ああ・・・」ズモモモ…

カーズ「奴の馬の状態を調べ上げ、どの角度からどの速度で突入するか計算した。無論、磁界の強さもな・・・」

カーズ「その計算で・・・『羽の弾丸』がギリギリで命中する速度、角度で射出した!奴の肩を少し切り裂くことになったなァ・・・」

カーズ「これで、我々が四方に霧散することは避けられよう!!」バアァアーーーーーーーン

ジャイロ「す・・・凄えぜ!」

ジャイロ「だが・・・」

ズズッ

マウンテン・ティム「」ズズッ!!

マウンテン・ティム「!!!」

マウンテン・ティム「何・・・!?」ズルッ

ズルズルズルズル

マウンテン・ティム「ぐうおおわあッ!!」ズルズルズルーーーーッ

マウンテン・ティム「こ・・・これは!?」ズォオーーーーーーーーーーッ!!!!

ジョニィ「・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「か、彼もまだ引きずられているッ!!このままじゃあ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ああ!いずれぶつかって引き裂かれるぞッ!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ズルズルズルズル!!!

ジョニィ「まずい!!距離が!!」ズルズルズル

ジャイロ「うぐおおおおッ」ズズズズズズズズズ!

カーズ「・・・!!」

ジョニィ「うッ」ブシュ! 

ジョニィ「うああああッ!!!」ブシュッ! ブシュブシュ! ブシュ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「や・・・やべえ」ブシュウウ!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「10mも距離はねえぞォーーーーーーーーッ!!!!」ブシュ! ブシュシュ!! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ 

マウンテン・ティム(ど・・・!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム(どうなっている・・・!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「」バラッ

カーズ「!」

マウンテン・ティム「」バラ

バラ バラ バラ バラ

カーズ「・・・何!?」

マウンテン・ティム「」シュルッ

ジャイロ「な・・・」

ジャイロ「何だあこりゃあ・・・身体が分割されて・・・!?」

カーズ「・・・!?」

マウンテン・ティム「」バァァーーーーーーーーーン!!

マウンテン・ティム「ロープを投げた・・・『ロープの距離だけは肉体をバラバラにして移動できる』」

マウンテン・ティム「この今の状況・・・4人とも近づくと・・・ヤバイ事が起こるようだな」

カーズ「・・・」ポカーン

ジャイロ「」ポカーン

ジョニィ「」ポカーン

マウンテン・ティム「オレは・・・」

マウンテン・ティム「追跡の相手を誤解していたようだな・・・ジョニィ・ジョースター。今オレを引っ張っている『磁力』のような力は誰の能力なんだ?」

ジョニィ「・・・!?」

カーズ(何だこいつは・・・!?人間なのか!?)

ジャイロ「何なんだそれは・・・!?人間なのか!?俺の鉄球は『技術』だが、あんたのはそうと思えない」

マウンテン・ティム「・・・簡単に話そう。15年前、俺は当時16歳。軍に入隊し、地図に載っていない場所の調査のため、このアリゾナ砂漠の任務に就いた」

マウンテン・ティム「隊は『悪魔の手のひら』と呼ばれる場所に踏み込んだ」

カーズ「・・・『悪魔の手のひら』」

マウンテン・ティム「俺のいた小隊16名は遭難し、水を求めて何日もこの砂漠をさまよった。その過程で・・・」

マウンテン・ティム「方位磁石がまったくきかない場所で、しかも流砂のため地面が動いた。だから隊は『悪魔の手のひら』から動けなかった」

マウンテン・ティム「結果、隊は全滅した。水はなく・・・」

3人「・・・」

マウンテン・ティム「しかし、俺は目を覚ました。ごくわずかな夜露がロープにつく・・・それを俺の体は吸いとっていた・・・ロープとオレの体が一体化してな」

カーズ「・・・!」

マウンテン・ティム「なにかの『引力』のせいなのか・・・『悪魔の手のひら』はその人間の眠ってる未知の才能を引き出すんだ」

マウンテン・ティム「インディアンは『呪われた能力』と呼ぶ・・・そうなのかもしれない。オレは隊の他のみんなとともに死ぬべき人間だったんだからな」

マウンテン・ティム「この能力を『立ち向かう者』・・・『スタンド』とオレは個人的に呼んでいる!」グッ!

マウンテン・ティム「間違いない!!攻撃している奴も、『悪魔の手のひら』に踏み入っている!!!」

カーズ「・・・そいつはブンブーン一家だな」

マウンテン・ティム「・・・そうか。じゃあ俺の追う殺人犯もそいつらだな」

ジャイロ「『磁力』がだいぶ弱くなったぞ・・・いいぞ、そのままそのロープでどんどん離れろ!もう30mは距離をとらないと」

マウンテン・ティム「ああ!」シャッ

ジャイロ「でもな・・・どこかにいるヤツらを探し出して倒すしか旅を続ける方法はなさそうか?」

カーズ「・・・いや」

カーズ「その必要はないようだぞ」ジャッ!!!

3人「!?」

L.A.「・・・へえ」

L.A.「気づかれたのかァ・・・」

ジャイロ「ッ!」バッ!!

L.A.「」バッ!!

地面「」ボグォ…

4人「!」

ドズァァアアアッ!!!

4人「!?」

ギャオン!!

ジャイロ「うッ!?」

砂鉄「」ドザァァアアアアアア!!!!

カーズ「さ、砂鉄ッ!!」

ズズズズズズズズズズズズズズズ!!!!

ジャイロ「ぐおおおッ」ボザァァアア!!!

ジョニィ「ううッ」ブァザアアアア!

カーズ「・・・!」ボファッ!!

砂鉄「・・・」

ギョロン!!

砂鉄「」ジャアッ!!!

ジャイロ「マ、マウンテン・ティムの方へもつっ走って行くぞオオーーーーッ」

マウンテン・ティム「」ジャキ!!

マウンテン・ティム「」ドン ドン ドン!!!

弾丸「」シャァアッ!!!

ベンジャミン「お!」サッ

砂鉄「」バンッ!!!

ビャキキキキキキン!!!!

弾丸「」バラ バラバラ…

マウンテン・ティム「防がれ・・・」

砂鉄「」サッ!!!

マウンテン・ティム「!」

砂鉄「」ヒュ

ブチィイイイイッ!!!

ジョニィ「ロープを切られたッ!!」

ベンジャミン「オメェらはもうこの磁界の中じゃあなにやっても無駄なんだよォオオオオオ!!!」

ジョニィ「・・・!」シルシルシルシル

カーズ「!?」

シルシルシルシル

カーズ「ジョニィッ!!!貴様!その音は何だ!?」

ジョニィ「・・・音?」

ジョニィ「・・・」

シルシルシルシル

ジョニィ「・・・!?」シルシルシルシル

ジョニィ「手から音がするッ!?」クル!!

ジョニィ「!」

カーズ「!!」

ジャイロ「!?」

マウンテン・ティム「・・・!?」

ジョニィ「つ・・・爪!?僕の爪が回転している!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「何だそれは!?何の影響だ!?鉄球の回転にそんなのはねえ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「これは・・・まさか・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「スタンドッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シルシルシルシル

ドシュッ!!!!





…ズバッ

ベンジャミン「・・・え?」

ブシュッ

ベンジャミン「な・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!

ベンジャミン「わああああああああーーーーーーーーーッ!?」ブシュウウウウウウウウウウウウ!!!!

ドシュシュシュシュ!!!!

ベンジャミン「ぐおッ」ズババババッ!!!

ベンジャミン「ぐあばああああああああああああああああ」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ドサッ

L.A.「・・・」

L.A.「え・・・」

L.A.「父・・・さ・・・?」

カーズ「・・・こうか?」ピシピシ パキパキ

L.A.「!!!」

3人「!?」

カーズ「見よう見まねでやってみるが・・・」シルシルシルシル

ジャイロ「な・・・」

ドシュッ!!!

L.A.「」ズバァァァアッ!!!

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!

3人「・・・!!!」

マウンテン・ティム「な、何なんだそれは!?」

ジャイロ「・・・」

カーズ「・・・今のは羽を回転させただけだ。しかし・・・」

カーズ「ジョニィのは違う。鉄球とは大きく違うものだった」

ジョニィ「・・・」

カーズ「一体それは何だ?」ズイ

ジョニィ「・・・分からない」

マウンテン・ティム「・・・それはおそらく」

マウンテン・ティム「スタンドだ!!」バァアーーーーーーーン

3人「!!!」

もうちょい進める気だったけど今日はここまで。

マウンテン・ティム「この砂漠はおそらく『悪魔のてのひら』のエリア内だ!俺達は知らず知らずにそこにいた!!」

カーズ「・・・!」

マウンテン・ティム「ここが『悪魔の手のひら』なら早いとこ走ってここを出なくてはいけない!!磁界も消えたしな・・・」

マウンテン・ティム「なぜ悪魔の手のひらがここにあるのか!?・・・偶然かもしれないし、『土地』の方がオレたちをひっぱったのかもしれん。おそらく後者だろう・・・」

バカラ バカラ バカラ

カーズ「・・・」クル!

馬「」バカラ バカラ バカラ

ジャイロ「・・・馬が戻ってきた」

マウンテン・ティム「よし・・・」バカラ… バカラ…

マウンテン・ティム「早く馬に乗れッ!地面が動いて地形が変わるぞッ!」グイッ ドッ

マウンテン・ティム「すぐに脱出しないと迷いはじめるッ!水場なんてどこか分からなくなるんだッ!!」

ジョニィ「・・・」グッ

L.A.「・・・!!!」

L.A.「ま・・・」

4人「!」

カーズ「・・・」

L.A.「待ちやがれェェエエ・・・貴様等ァアア・・・!!!」グググ

L.A.「」ブハー ブハー ドクドクドクドク

L.A.「復讐してやるぅぅううう~~~~ッ!!!!おまえら絶対に許さねぇぇぇぇ!!!!!」

カーズ「・・・」

L.A.「ジャイロ・ツェペリィィ~~!!どうせおまえはゴールまで行けっこねえんだからよォォォッオオオーーッ!」

カーズ「・・・下らんな」

カーズ「ブンブーン一家は終わりだ・・・救援隊にも見つかるまい」プイ

L.A.「テメェェェエ・・・!!!」ギリギリギリ

L.A.「・・・いや!それよりもジャイロ・ツェペリ!!テメェだ!!!」

L.A.「おまえの命を狙ってんのはぼくたちだけだと思ってんのかァア!?違うだろォ~~がよォオオオ」

ジャイロ「・・・」

L.A.「あんたの『国』の奴に聞いてみなッ!!」ビシィイッ!

ジョニィ「・・・『国』!?」

L.A.「おまえの命を狙った理由は・・・おまえの順位が1位だからだけじゃあねえ!」

L.A.「おまえが死んだら『20万ドル』やるってあるヤツにいわれたからだッ!」バァアーーーン

ジョニィ「!?」

カーズ「!」

ジャイロ「・・・!」

L.A.「お前の首には懸賞金がついてんだからなァァアアアアッ!」

マウンテン・ティム「なにしてるッ!急げ3人とも!来た時の足跡が消え始めている!!地面が動いているんだッ!」

カーズ「・・・そうだな」バカッ

ジャイロ「・・・お前ら」

ジャイロ「誰に雇われた!?」

マウンテン・ティム「もたもたするなッ!方位が分からなくなるぞッ!!!」バカッ

3人「・・・」

ダンッ!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

L.A.「戻ってこいよオラァアッ!!!こっち来いテメェラアアアアアア!!!ブッ殺す!ぶっ殺してやるウウウウウウ」

L.A.「父さあああああああああああん!アンドレ兄さあああああああああああああああん!!!」

ウオアアアアアアアアア!!! オオオオオオ ウアアアアアア! コロスウウウウウウ!

コイヤァァア! コロシテヤルカラヨォォォ!モドッテコイーーーーッ

キイテンノカアアアア!コロス!コロスゥウウ!! コロシテヤラァアアーーーーーーッ!!

ウアアアアーーーーーーーーーーッ… ウオオオオオオオオオオオオオオオオ…

4人「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・ジャイロ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「『『国』の人間に命を狙われている』って一体何のことだ!?あのL.A.ブンブーンの言っていたことは何なんだ!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「お前には関係ないと言ったろう!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「いや!!質問には答えてもらうぞッ!ぼくには聞く権利があるッ!今、命を失くしかけたんだからな・・・!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「しかも思い返すとあのミセス・ロビンソンッ!彼もきっと実のところあんたの賞金を狙って追って来たヤツだったんだッ!!」

マウンテン・ティム「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「あんた、なんのためにこのレースに参加している!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「ツェペリ法務官てなんなんだッ!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・確かに気になるのも無理はないな」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・カーズ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ジャイロ・ツェペリ!貴様がどこの国の人間だろうと・・・おそらくはイタリア人だろうがな。どんな罪を犯していようと・・・興味はない」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「しかし・・・貴様にあのような『追っ手』がいるとなれば話は別だ」

ジャイロ「・・・」

カーズ「俺の目的は貴様の鉄球!その謎を探ることだ・・・貴様に『追っ手』がいれば、その弊害になる!!」

ジャイロ「・・・!」

カーズ「それに、俺は自分の過去について話したしな。今度は貴様に話してもらう番だろう?」

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・そうか」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「じゃあ話そう・・・俺の過去について――」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

数時間後・・・

カーズ「・・・話は終わりか」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「ああ・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「国王の『恩赦』・・・か」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(『マルコ』・・・確か、ローマでワムウが殺した軍人も似たような名だったな・・・)

マウンテン・ティム「もう街に着くな。中継地点の街だ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そうだな」バカラ バカラ バカラ バカラ

バカラ バカラ バカラ バカラ…

係員「」ガチャッ バン!!

ジャイロ「!」

数時間後・・・

カーズ「・・・話は終わりか」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「ああ・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「国王の『恩赦』・・・か」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(『マルコ』・・・確か、ローマでワムウが殺した軍人も似たような名だったな・・・)

マウンテン・ティム「そうか・・・そんな目的でレースを」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

カーズ(・・・朝か)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(やはり美しいな・・・太陽は)

カーズ(ツェペリ家が代々受け継ぐ技術が『鉄球』・・・太陽の次の目的はこれだ!!)カッ!

数日後・・・

マウンテン・ティム「・・・もう街に着くな。中継地点の街だ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「そうだな」バカラ バカラ バカラ バカラ

バカラ バカラ バカラ バカラ…

係員「」ガチャッ バン!!

ジャイロ「!」

係員「」ダダダダダダ…

マウンテン・ティム「おはよう」バカラ バカラ バカラ…

係員「おはようございます。そしてお疲れ様です!凄くお早いお着きで・・・」

ジョニィ「そんなに早い?」

係員「ええ。先頭集団のご到着は明日あたりと私たちは予想していましたので・・・」

係員「貴方様は現在1位でございます、マウンテン・ティム様」

ジャイロ「何!?」バン!

ジョニィ「僕じゃあないのかッ!?」ダン!

係員「ええ・・・2位がカーズ様、3位がジャイロ・ツェペリ様。ジョニィ・ジョースター様は4位でございます」

ジャイロ「フザけるな!!俺の方が首1個速かったッ!!!俺が1番だッ!!」

ジョニィ「いーや!僕が1番だね!!!」

カーズ「・・・下らんな」ボソ

ジャイロ「何だとカーズ!!」

係員「ちゅ、中継地点ですので、ポイント数や記録には関係ございません!!!」

2人「えッ」

係員「・・・」

2人「・・・」

2人「・・・じゃあ別にいっか」

カーズ「・・・ハァ」

係員「」ホッ

係員「こ・・・この街はスティール・ボール・ラン・レース中継地点として使用する特別に作った街です」

係員「宿泊施設ではシャワー付きのホテル・・・レストランにバー、床屋や鍛冶屋などもございます」

カーズ「そうか」

ジャイロ「じゃ、まず朝食でも食うか。行こうぜカーズ、ジョニィ・・・それにおたくも」

マウンテン・ティム「いや・・・悪いが俺は先にホテルへ行く」

ジャイロ「・・・ああ、そうか」

マウンテン・ティム「ホテルはどこかな?」

係員「ホテルはあちらでございます」

マウンテン・ティム「ありがとう・・・じゃあな、3人とも。また後で会おう」

ジャイロ「ああ。先にレストラン行ってるぜ」

カーズ「レース用の街・・・ということは、選手はどの店も無料か?」

係員「はいそうです。ただし、郵便と電報だけは有料となっております」

カーズ「それはよかった。何しろ、借金が多いのでな」

ジャイロ「そうなのか・・・ま、メシ食おうぜ」

カーズ「そうだな」ザッ

スタ スタ スタ スタ…

ガチャ

ギィ… カランカラーン

係員「いらっしゃいませー!」

カーズ(ここも同じ顔か・・・)

ジャイロ「とりあえずホットドッグ・・・それとコーヒー」

ジョニィ「彼と同じで」

カーズ「コーヒーだけでいい」

ジャイロ「・・・おたく、何日も食ってなくね?」

カーズ「そういう体質だ」

ジョニィ「なるほど?」

カーズ「この辺の席でいいな」ガララ ドサッ

ジョニィ「ああ」トッ

ジャイロ「」ドサッ

係員「おまたせしましたァー」

ジョニィ「早いな」コト

ジャイロ「・・・で、おたくら本当についてくるの?」モグモグ

カーズ「口に入れたまま喋るな」

ジャイロ「ああ、悪ィ」モグモグ

ジャイロ「」ゴクン

ジャイロ「これでいいな?」

カーズ「・・・」

ジャイロ「で、おたくら本当に俺についてくるのか?」

カーズ「貴様以外に『鉄球』を使える奴がいるとは思えないのでな」ズズズ…

ジョニィ「僕もだ・・・ジャイロ、君の『鉄球の回転』が僕にとっての希望だ。だからついてきたんだ」モグモグ

ジャイロ「・・・そうか」

カーズ「テロリストのことなら、気に留めるな。このカーズが全て始末する」ズズ…

カーズ「敵に『鉄球使い』がいるなら話は別になるかもだがな・・・フフッ」コト

ジャイロ「悪い冗談はやめてくれ」ズズ

カーズ「すまないな」ニ

カーズ「・・・これだけ心が和むのは何年ぶりだろうか」ポツリ

ジョニィ「・・・」

ジャイロ「・・・」

カーズ「・・・おっと!すまんな、飯が不味くなるか」

ジャイロ「いや・・・別にいいぜ」ムシャ

ゴク…

ジャイロ「・・・俺はもうちょっと『ドロッ』したコーヒーがいいなァ」コト

カーズ「・・・ほう」

ジャイロ「コーヒーと同じ量の砂糖をドバァーっと入れてよ。それこそコールタールみたいな感じに」

カーズ「・・・それはどうかしている」

ジャイロ「ええッ」

ジョニィ「まァー・・・でも飲んでみたい気はするね、うん」パクパク

ジャイロ「だろォ!?」ビシィッ!

ジョニィ「うん・・・怖いもの見たさ?みたいな感じなんだろーね・・・」ゴクゴク

カーズ「そうだな。ある意味飲みたいかも知れぬな」

ジャイロ「そーだろ!?」ビシ!

ジャイロ「1回飲めば凄いぜェー!!疲れが全部吹っ飛んでよォ、元気が体の芯から湧いてくるんだぜッ!」

カーズ「なるほどな、うむ・・・」ゴクッ

ジョニィ「・・・カーズ」

カーズ「ン?」

ジョニィ「君は確か・・・僕の爪について『鉄球とは大きく違う』と言った」

カーズ「・・・」

ジョニィ「でも・・・君も大概じゃあないか?指から水を射出したりだとか、羽を飛ばしたりだとか・・・」

ジョニィ「完全に『技術』じゃあない。技術以上のものだ・・・違うか?」

カーズ「・・・確かに、『技術』ではないな」

カーズ「しかし、『スタンド能力』でもない。俺は波紋使いとの激戦の末に、石仮面と赤石を手に入れ完全生物となった。その能力だ」

ジョニィ「・・・そうか」

カーズ「ジョニィ・ジョースター。貴様の能力はおそらく爪を飛ばすスタンド能力だな。遠距離攻撃が可能ないい能力じゃあないか」

ジョニィ「そうだな」

カーズ「『鉄球の回転』とは違うようだ、完全再現は俺にでも出来ぬ・・・しかし、ほぼ同じことならできる」

カーズ「『鉄球』とは大きく違うが・・・同時に似てもいるのだろう」

ジョニィ「・・・」

カーズ「もしかすると、『鉄球の回転』と同じように・・・あるのかもしれないな」

カーズ「『上』が」

ジョニィ「・・・上」

ジャイロ「・・・」

カーズ「『鉄球』もさらなる術があるのだろう?爪にもあるのかも知れない・・・ないのかも知れないがな」

カーズ「とりあえずは『上』を探すのだ。見つけるのだ・・・能力の限界を」

ジョニィ「・・・」

カーズ「・・・そろそろ出るとするか?」ガタッ

ジャイロ「そーだな。腹も膨れたし」ガタッ

係員「ありがとうございましたー」

カランカラーン ギイイイ…

バタン…

ジャイロ「・・・さて!どこに行く?しっかりと休めるところが・・・」

カッ

カーズ「!」

ドグォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!

3人「はァッ!?」

腕「」ヒュオン!

腕「」ボドォ!

カーズ「この腕はッ!」

オオオオオオオオオオオオオオオオ…

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

係員「何が起こったんだァーーッ!」

係員「爆発だァーーッ近づくな近づくな」

係員「危険だーッなんでホテルが爆発するんだァァーー」

シュウウウウウウウウウウウウウ…

ジャイロ「・・・!」

ジャイロ「」ハッ

シュウウウウウウウウウ…

マウンテン・ティム「」シュウウウウ…

ジャイロ「マウンテン・ティムッ!!!」ザッ!

ガシィ!

ジャイロ「!」

腕「」グイイ…

ジャイロ「・・・!」

マウンテン・ティム「・・・う」

3人「!」

マウンテン・ティム「う・・・あ・・・・・・う・・・」ググ

ジョニィ「マウンテン・ティムッ!生きてるぞッ!!!」

ジャイロ「ロープで体をバラバラにしたのかッ!!ティム!!」

マウンテン・ティム「く・・・」

マウンテン・ティム「来るな・・・ジャイロ・・・うぐあああ・・・」ググ

マウンテン・ティム「俺の方に・・・くッ・・・この・・・爆発・・・は!」

ジョニィ「・・・?」

マウンテン・ティム「来るなッ!オレから離れろォーーッ!!ジャイロ近くに潜んでいるぞォーーッ!!スタンド能力だァアアアッ!!!」

ジャイロ「!?」

スゥウ…

???「」スゥウ…

カーズ「!」ピクッ

???「」スゥゥウゥ…

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

???「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ヌウ!!」ダッ!!!

???「!」

ジャイロ「!」

???「」バッ!

ジャイロ「うおおおッ」サッ!

シピッ

カーズ「」ヒュ!

マウンテン・ティム「だ!駄目だァァアアアアカーズッ!!そいつに触るなァアアーーーーーーーッ!!」

カーズ「!?」

ドゴォオオオ!!!

???「うぐッ・・・!?」ゴプ

???「ぐおああッ」ドザアァア!!

ゴロゴロゴロ

ゴロゴロ…

ピタ…

カーズ「・・・!?」

マウンテン・ティム「ああ・・・あ・・・」

マウンテン・ティム「触られてしまった!!!触ってしまった!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「ジャイロ!!お前は鉄球に『ピン』を付けられたッ!!カーズ!お前は腕にだッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「それがそいつの能力だッ!爆発するぞッ!!『ピン』が飛ばないよう抑えろォッ!!!」

カーズ「何・・・何のことだッ」

マウンテン・ティム「いいから早く『ピン』を抑えろォォーーーーーーーーッ!!俺の時と同じだ!そのピンが飛んだら爆裂したんだッ!!!」

ジャイロ「・・・!」

ジャイロ「」ガシィッ!!

カーズ「!くッ・・・」

カチッ カチッ カチッ カチッ…

ピン「」カチッ カチッ カチッ カチッ

ピン「」ピンッ

カーズ「!」

ピンピンピンッ ピピピンッ

カーズ「な・・・ッ」

カッ!!

ボグァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!

ゴオッ!!

3人「うおおおおおおーーーーーーーーーッ!!!!」ブオアアッ!!!

ドガッ!

ゴロゴロゴロゴロ ズザザザザザ…

マウンテン・ティム「ま・・・!」ゴロッ

マウンテン・ティム「間に合わなかったかッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

???「」ググ…

3人「!」

???「」ムクッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・お前は!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「久しぶりだな・・・ジャイロ・・・ツェペリ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

今日はここまで。
マジシャンズレッドとオエコモバのスタンドそっくり

マウンテン・ティム「ジャイロ!!絶対指をはなすな!!それが『ルール』だッ!」

マウンテン・ティム「まるで『地雷』だったッ!その部品が空中にはじけ飛ぶッ!そしてお前の手は爆発するんだ!!」

ジャイロ「どうなってんだ!?この時計みたいな『輪っか』!オレの指と一体化してるぞッ!しかも本物の『機械』みたいに見えるッ!4本くらい見えるぞ!!」

マウンテン・ティム「それが『スタンド』だッ!」

マウンテン・ティム「『スタンド』とは精神のエネルギーのこと・・・俺達の心の中にまるで存在するかのように見せ・・・そして『破壊』もする!『爆発』もそのエネルギーだッ!」

マウンテン・ティム「ピンがはじけ飛んでスイッチが入るッ!『地雷』といったのはそういう事だッ!ヤツはその間、爆発の衝撃から安全なところまではなれることが出来るッ!」

オエコモバ「」ス…

ザッ…

ジョニィ「・・・!」

ジャイロ「・・・」

ジョニィ「ジャイロ・・・そいつ今、君に『久しぶり』だといった!」

ジャイロ「!」

ジョニィ「そいつのことを知っているのか!?」

マウンテン・ティム「・・・」

オエコモバ「・・・」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・ああ、名前は『オエコモバ』」

ジャイロ「2年前、こいつは国王の馬車を爆弾で爆破したテロリストッ!国王は乗っていなかったが・・・」

ジャイロ「巻きぞえで子供2人を含む5人が死亡した。そしてこいつは捕らえられて死刑判決を待っていたが・・・脱獄した」

ジョニィ「・・・」

ジャイロ「獄中なぜかほんの少しの爆薬を持っていて、看守の耳の中に入れ爆殺!脱獄したんだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「・・・おまえのオヤジさんは元気か?聞くところによると処刑人の任務を引退したそうじゃあないか?」

オエコモバ「オレの脱獄に対して責任をとって・・・そりゃそうだよなぁ~~・・・部下である看守の死に責任はあるよなあ」

オエコモバ「国王からの『任命』だもんなあ~~・・・」

ジャイロ「・・・!」

マウンテン・ティム「ジャイロ!もうひとつ言っておく!!」

ジャイロ「!」

マウンテン・ティム「『スタンド能力』から身を守る手ッ取り早い方法はッ!!」

マウンテン・ティム「ヤツ本体が死ねば!!『能力』も同時に消滅するッ!」バァアーーーーーーン!!

ジャイロ「・・・」グググ

「・・・なるほど?」

オエコモバ「!?」

3人「!!」

ヒュ…

オエコモバ「!」タッ!

ズバッ!!!!

オエコモバ「・・・!!!」ブシュッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!

オエコモバ「な・・・」ガクッ

「・・・」

「『殺すだけ』でいいのか・・・」ザッ

オエコモバ「・・・!?」

マウンテン・ティム「・・・!」

ジャイロ「・・・」

ザッ!!

カーズ「なんとも楽な作業だなァッ!!」バァアアーーーーーーーーーーーーーン!!

ジョニィ「カッ・・・」

ジャイロ「カーズッ!!」

マウンテン・ティム「・・・!!!」

オエコモバ「何・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「礼を言おう・・・少しだけなァ」ザッ

カーズ「貴様のおかげでコートとターバンが燃え尽きた・・・綺麗にな」シュウウウウウウ…

カーズ「おかげで、よく動けるようになったぞ」ペロォ

オエコモバ「貴様・・・何故生きているッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「簡単な話だ・・・『治癒』した。たったのそれだけだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「何・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「まあ・・・右腕が消し飛んだのには驚いたがな。やはりピンが爆弾になるのではなく、ピンを付けられた物体が爆弾化するようだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「マウンテン・ティムッ!!こいつを殺せばいいのだな?殺すだけでッ!」クル!

マウンテン・ティム「・・・あ、ああ!」

カーズ「決まりだ」クル

ジャイロ「」ジワ…

ジャイロ「?」ジワア…

ジャイロ「」サッ

鉄球「」ジワ…

ジワジワジワジワ

ジャイロ「・・・!!!」

オエコモバ「フン・・・」

カーズ「?」

オエコモバ「あ・・・あんたはどういう原理か知らないが助かったな・・・だが・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「お仲間はどうなんだァ?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」クル…

カーズ「!!」

鉄球「」ジワジワジワジワ…

カーズ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「あ・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「汗と共に!ピンが染み出てきているッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「気がついたかい・・・汗であろうとなんであろうとその手から離れるものは、それはピンが抜け落ちるという事だ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ヌウウウウウ・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「くそ!抑えれば抑えるほど・・・汗がッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「5個6個ピンが滲み出ているぞッ!汗を拭きとれェーーーーーーーーッ!!!」

ジャイロ「駄目だッ!それは無理だッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「汗とピンが一体化しているッ!流れ出てくるぜ!くそォォーーーッ!ヤツをやるしかねえッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オエコモバ「フン・・・やられるのはそっちだがな」

4人「!」

オエコモバ「」バッ!!

シュバッ!!!

ジョニィ「な・・・何かを寄越したぞッ!地面だァッ!!!」

シャァァアアアア…

ネズミ「」シャァァアアア!!

カーズ「ネズミかッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャイロッ!カーズッ!!ネズミからはなれろッ!近づかせるなーーーッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「おそらく『爆弾』になっているッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ネズミ「」ピンッ

ピンピンピンピンッ ピピピンッ

ブスブスブス ブスブスブスブス

ネズミ「」ギュアッ!!!

ジャイロ「駄目かァアーーーーーーーーーーーッ!!!」バッ!

2人「くうッ」サッ

カーズ「」ヒュ

ネズミ「」ザムウ!!!

カーズ「」シュウウウウウ…

オエコモバ「・・・!?」

3人「く・・・ッ」

3人「・・・」

3人「・・・え?」パチ…

カーズ「・・・」ス

カーズ「どうせ爆弾になっているのなら、助からん・・・いっそのこと全部消化して消してしまえばよい」

ジャイロ「・・・!!」

オエコモバ「チッ!!!」ポイ!!

シャァッ!!

ネズミ「」バッ!!!!

シュタタタタタタ!!!

ジャイロ「今度は何匹もッ!!」

カーズ「」ダンッ!!

ヒュ!

ネズミ「」ガオン!!

オエコモバ「うッ・・・」

ガオン ガオン! ガオーン ガオン

カーズ「」タンッ!!!

オエコモバ「うぐうう・・・ッ!!」

カーズ「」グオッ!!!

オエコモバ「チ・・・!」

オエコモバ「」チラッ

オエコモバ「・・・!」

オエコモバ「」ニヤ…

オエコモバ「」ブンッ!!!

ドグァ!!!

カーズ「!」

ボロッ…

ジョニィ「な、何だあれは!?」

ボドォッ

カーズ「・・・!?」ピタ…

カーズ「」ハッ

ジャイロ「あ・・・あれは!!」

ジャイロ「『蜂の巣』だッッ!!」

蜂の巣「」ブーン… ブーン…

カーズ「・・・まさか」

蜂の巣「」ブーン ブーン ブーン

ブアッ!!

蜂「」ゴォオッ!!!

カーズ「蜂・・・!!全てピンがッ!!」

蜂「」ギュアァアッ!!!

オエコモバ「」ニッ!

蜂「」グオアアアアッ!!!!

カーズ「」ピシュ!

シュルゥゥウウーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

オエコモバ「!!」

オエコモバ(い・・・糸?)

オエコモバ(奴の指から糸が・・・?)

カーズ「」シュルンッ!

カーズ「」バシュ!!

糸「」シバァアッ!!!!!

蜂「」ビタァッ

ビタビタビタァアアッ

バァァアアアアアアアアアアアア!!!

オエコモバ「い・・・糸で蜂をッ」

カーズ「クモの糸だッ!!」シァッ!!

蜂「」ピンッ

ピンピンッ ピピンピンッ

糸「」ギュオォオッ!!

糸「」ゴオッ!

オエコモバ「い・・・糸がァッ!!」

オエコモバ「ぶッ」バサァ!!

オエコモバ「く・・・糞ッ!引きちぎってやる・・・」グイ!

グイグイ グググググ

オエコモバ「え・・・」

オエコモバ「き!切れないィッ!!」グイ!

カーズ「マヌケがァアーーーーーーーッ!!クモの糸はッ!同じサイズの鋼鉄の5倍の強度!ナイロンの2倍の伸縮性を持つッ!!!」

カーズ「貴様如きのパワーで千切れるものかァッ!!」

オエコモバ「う・・・ッ!!!」

ダーウィンズ・バーク・スパイダーと呼ばれるクモは、幅24.4mもの巣を張ることがある

鳥やコウモリですら巣の餌食にする!同じ質量ならば鋼鉄よりも頑丈、ケブラー繊維の10倍以上の強度を誇るッ!

カーズの場合は!さらに!さらに丈夫な糸を生成し、蜂を絡め取り!オエコモバに巻きつけたのだッ!!!

オエコモバ「ぐお・・・あああ!!」グググググ

蜂「」ピンッ ピピンッ ピピピンッピンッ ピンッ

オエコモバ(ま・・・まずい!!爆発するッ!!!)

蜂「」ピンッ

オエコモバ「うおああああああああーーーーーーッ!!このオエコモバがァアーーーーーーッ」ピンッ ピンピンピンッ…!

オエコモバ「ぐおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」カッ!!!

バグォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

オエコモバ「」シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

カーズ「フン・・・」スッ

ジャイロ「おお・・・!」

ジャイロ「ピンが消滅したッ!」シゥウウウ…

マウンテン・ティム「つ・・・つまり爆弾化は」

マウンテン・ティム「解除されたのかッ!!!」グッ!!

ジョニィ「」ホッ

カーズ「さて・・・」ザッ

カーズ「マウンテン・ティム。その傷を癒そう・・・レースを続けるぞ」コオオオオオオ…

パリパリパリ…

ズズズ…

マウンテン・ティム「おお・・・傷が治っていく!それに疲れも!疲れも消えていく・・・」ズズズ…

カーズ「そうだろう・・・これが『波紋エネルギー』だ」パリパリ

ジョニィ「え・・・?」

カーズ「何だ?」

ジョニィ「君達は『波紋使い』とは・・・敵対していたんじゃなかった?」

カーズ「そうだが・・・太陽を克服したことで使えるようになった」バチバチ

ジョニィ「・・・なるほど」

カーズ「『波紋エネルギー』の力は太陽のそれと同じなのだ。日光がセロトニンなどの成分を出させ、健康を改善させるように・・・波紋も肉体に生命力を与えるのだ。傷が治るのもその効果だ」

ジャイロ「何時間か休憩して、出発することにしよう」ザッ

マウンテン・ティム「そうだな・・・そういえば、まだレストランに行っていなかったな」

ジャイロ「ホットドッグ美味かったぜー」

マウンテン・ティム「そうかい。じゃあ俺もそれにしよう・・・」スタ スタ

ジャイロ「カーズ、俺にもその『波紋』とやらをやってくれるか?」

カーズ「いいだろう」

ジョニィ「カーズ、先に服を買った方がいいんじゃあないか?」

カーズ「ああ、そうだな。服を1式・・・できればターバンも買ってきてくれ」

ジョニィ「・・・自分で行かないのか?」

カーズ「言わなかったかァ?借金が多いんだ」

数日後・・・

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

4人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(中継地点の街を出発して数日・・・)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(街を出発する時、ある程度のことを決めておいた)



ジャイロ『うーん・・・』

ジョニィ『どうしたジャイロ?』

ジャイロ『いやー・・・』

ジャイロ『少し水は多めに持っていきたいんだよなァ・・・』

ジョニィ『・・・でも多いと馬の負担になるし邪魔だろう。いつも通りの量で行こうよ・・・』ゴソゴソ

ジャイロ『ンンン~~~ッでもなァァア~~・・・』

カーズ『・・・なら俺の馬に積めばいいだろう』

ジョニィ『・・・え?』

ジャイロ『マジッスか!?』ガタッ

カーズ『俺の馬なら疲労もない・・・好きなだけ水を持って行け』

ジャイロ『ッシャーーーーーッ!!!』ダッ!

カーズ『フーやれやれ』

ジョニィ『・・・』

カーズ『そうだ、どうせなら貴様等3人の荷物も俺の馬に乗せればいい』

マウンテン・ティム『馬が確実に潰れるぞ!?』

カーズ『潰れたりなどせぬ。それに・・・』

カーズ『貴様等の荷物が少なくなれば、その分それぞれの馬に掛かる負担は小さくなる・・・その分速くなるということだろう』

ジョニィ『そうだな』

カーズ『ジャイロを我々で優勝させるとして・・・俺も男から奪った口座の借金をなんとかしなくてはならんしな』

カーズ『全く・・・大酒飲みというのは困るな』

ジョニィ『何でもっとマシな奴のを奪わなかったんだよ・・・』

カーズ『たまたま出会った男の口座を奪ったら借金だらけだったんだ』

マウンテン・ティム『フーン・・・ま、俺も優勝を譲る気はないけどな』

ジャイロ『は!?てめー何言ってんだ!?』

マウンテン・ティム『俺だって優勝目的でレースに参加してるんだ。途中で殺人犯の捜索なんかもあったがな』

ジャイロ『裏切り者がァアアーーーッ!!!』バタバタバタ

マウンテン・ティム『レースに出たからには優勝を狙わないと・・・な!2人とも』

ジョニィ『え・・・別に優勝はできなくてもいいけど』

カーズ『うむ。鉄球の謎を探れたらレースを降りてもよい』コクン

マウンテン・ティム『』



カーズ(・・・とまあ話し合って俺が荷物を持つようになったわけだが・・・)

カーズ(数日も経てば水もなくなってくるわけで・・・)チャポチャポ

ジャイロ「カーズ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「!」

ジャイロ「ここの岩陰で休もうぜ!水も飲みてーし、馬も限界だろうぜ」

マウンテン・ティム「そうだな。水はどのくらい残っている?」パカッ パカッ

カーズ「ほとんど残っていない・・・これが最後だ」ポイッ

ジャイロ「!」パシィ

ジャイロ「・・・」ブンブンブン チャポチャポチャポ

ジャイロ「・・・ほんとだな」チャポン

ジョニィ「じゃあ、水も用意しないといけないね・・・」

マウンテン・ティム「そうだな」ストンッ

ジャイロ「よーしよし、お前らはここで休め」ブルルル… バルルル… ヒヒン

ジョニィ「結構水は持ってきたつもりなんだけどな・・・」チャプチャプ

マウンテン・ティム「まあ仕方がないさ」キョロ キョロ

ジョニィ「・・・何探してる?」

マウンテン・ティム「カタツムリとかいないかなー・・・と思ってな」キョロ キョロ

ジャイロ「カタツムリは寄生虫がいるから食えねーぞ?」ドサッ

マウンテン・ティム「違う違う・・・カラを割って水を吸うのさ。でもいないな・・・」

カーズ「カタツムリなんかが生息している水は貴様等人間には飲めんだろう。いない方がいいな」

ジャイロ「じゃ、いつも通り穴を掘って水を手に入れるか・・・」

ジョニィ「そーだね」シルシルシルシル

ジョニィ「」スッ

ギャルギャルギャルギャル ギャルギャルギャルギャル

ジョニィ「・・・爪が回転するようになってから楽に掘れるなー」

ジャイロ「ああ。じゃ、ションベンすっから見んなよ」ゴソゴソ

マウンテン・ティム「誰が見るか」プイ

ジャイロ「ま、そーだわな」ジョーーーーーーー…

ジャイロ「ふう」ブルルッ

カーズ「幕と容器だ」ポイッ

ジャイロ「サンキュー」パシッ

ジャイロ「・・・でもこれで何時間もかかるんだよな・・・」ハァー

ジャイロ「仕方ねえ!!もう水筒貸せ!飲む!!」パシッ

カーズ「いや、待て」

ジャイロ「いいや!無理だねッ!!もう限界だァア!!」キュポッ

カーズ「これでもか?」ポイッ

ジャイロ「!?」ドスン

ジャイロ「これ・・・」

ジャイロ「スイカか!?」

ジョニィ「!?」

カーズ「お前たちの分もある」ポイ ポイ

マウンテン・ティム「おお」ドスン

ジャイロ「そーいやスイカには水分が多く含まれてるんだったか?頂くぜ」ジャキ!

スイカ「」ザクッ!!

スイカ「」ザクザクザクザク

スイカ「」パカァァッ

ジャイロ「へへ」ゴロン

ジョニィ「でも・・・野生のスイカって甘くないんじゃあ無かったか?」スパッ パカァ

ジャイロ「そーでもねーぜ!!甘くて美味い!!」バクバクバク

マウンテン・ティム「本当か?」

ジャイロ「ああッ!!凄えぜッ!こいつぁ凄えッ!!なんつーか、気品に満ちた味っつーか、たとえると、アルプスのハープを弾くお姫様が食べるような味っつーか、スゲー爽やかなんだよ・・・」

ジョニィ「・・・どれ」パクッ

ジョニィ「・・・」モグモグ シャクシャクシャク

ジャイロ「・・・」ゴクリ

ジョニィ「・・・うん」ゴクン

ジョニィ「なかなか美味しいと思うよ」

ジャイロ「だろォォ~~~ッ!?3日間砂漠をうろついて、初めて飲む水っつーかよぉーッ!あっ!こりゃたまらん!ヨダレずびッ!ツウ~よーな味だぜェ~ッ」

マウンテン・ティム「うむ。確かに甘くて美味いな」シャクシャク

ジャイロ「だろッ!?」バクバク

ジャイロ「こりゃたまらん!ヨダレずびっ!ツウ~よーな味だぜェ~ッ!」

ジョニィ「・・・」シャクシャクシャク

ジョニィ「・・・ねぇカーズ」

カーズ「・・・ン?」

ジョニィ「ジャイロはこうやって何度も同じ台詞を言って絶賛してるけどさ・・・いや、確かに美味しいよ?」

ジョニィ「でも、こんなスイカを一体どこで?」

マウンテン・ティム「」ピク…

カーズ「・・・何を言っている?」

カーズ「普通に俺の体から作っただけだが?」ズモモモモ

ジョニィ「!」

マウンテン・ティム「!!」

ジャイロ「!?」

ジャイロ「ウ・・・ウオゲエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」ビヂャヂャヂャヂャヂャヂャヂャ!!!

ジョニィ「うおおッ汚い!!!」サッ

カーズ「何だもったいないな・・・大丈夫だ、心配するな」

ジャイロ「うう・・・おえ・・・いや、心配というかよ・・・」ゼェ ゼェ

カーズ「まだまだ追加は作れるからな」ボコボコボコォオオ!!!

ジャイロ「ぐえあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ビダァーン

ジャイロ「」ビクンビクン ビクン ビクン

ジョニィ「ジャッ・・・ジャイロが痙攣を起こしたッ!!」ガバァアッ

マウンテン・ティム「大丈夫かァジャイロォォーーーッ!!!!」ユサユサユサ

ジャイロ「」ビクン ビクン ビクン

ジャイロ「」ピタ…

2人「死んだァアアーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ガァアーーーーーン!!!

ギャアギャアギャア ギャアギャア ワアアアアアア ジャイロォォオオオオオオオ…

今日はここまで。
やっぱり尿を再利用して手に入れた水を飲むのは抵抗があるな・・・カーズのスイカほどじゃないけど

数時間後・・・

ジャイロ「う・・・ううう・・・」

カーズ「・・・」

ジャイロ「うあ・・・うおおおおお・・・うあああ~~~ッ」

ジョニィ「・・・」イライラ

マウンテン・ティム「・・・相当うなされているな」

ジャイロ「うああああああ~~ッ、うううう~~~ッ」ゴロ!

ジャイロ「あああ・・・」ゴロ

マウンテン・ティム「途中で起きてしまった・・・カーズ、ジャイロを起こしてくれ」

カーズ「ああ・・・」ザッ

ジャイロ「うかかかァァァ~~・・・」ゴロ…

ジャイロ「う・・・」

ジャイロ「」スゥ スゥ

カーズ「・・・」

カーズ「当て身」ドスッ

ジャイロ「うぼォッ」ガタッ

ジャイロ「うげ!」ドサアッ!!

ジャイロ「い・・・痛ェエエッ!!」ゴロゴロゴロ

ジャイロ「くお、お、お」ゴロゴロゴロ

ジャイロ「いいいい~~~ッ」ビリビリビリ

ジャイロ「あ、頭打ッ・・・うくく」ゴロゴロゴロ

ジョニィ「大丈夫か!?」

ジャイロ「全く」ズキズキズキ

カーズ「大分うなされていたぞ。変な夢でも見たか」

ジャイロ「え・・・ああ・・・うん・・・」ヨロヨロ

ジャイロ「とてつもなく変な夢だった・・・」フラフラ ガク

ジョニィ「どんな?」

ジャイロ「・・・何と言ったらいいのかねェ・・・」

マウンテン・ティム「・・・夢なんだから摩訶不思議なことだってある。どんな夢だった?」

ジャイロ「ああ・・・そうだな」

スー… スー…

ジャイロ『』スー… スー…

ジャイロ『ん・・・』ゴロ…

ジャイロ『むう・・・』ゴロン

ザッ ザッ

『・・・』ザッ ザッ

ザッ

『ジャイロや、起きなさい』

ジャイロ『ん・・・』ゴロ

ジャイロ『ッ!?』ガバッ!

ジャイロ『・・・!?』

ジャイロ『こ、ここは・・・!?』キョロ キョロ

ツェペリ『私かね』トントントン

ツェペリ『私は君の鉄球の精だツェペリ』サッサッサッ

ジャイロ『・・・は?』

ツェペリ『』サッサッサッ

ジャイロ『・・・』

ジャイロ『・・・胡椒?』

ツェペリ『あ!』ドバッ

ツェペリ『』ムオオ

ツェペリ『』ハブショッ

ツェペリ『あれッ』クラリ

バタァーーーーーン

ジャイロ『・・・何だァこいつ?』

ジャイロ『とりあえず、ここはどこだ!?お前は何なんだ!?どうやったら元の場所に・・・』

ツェペリ『質問は1つずつだツェペリ』スッ

ジャイロ『!?』ビクゥッ!!

ツェペリ『ま!今すぐ元の世界に戻りなさい。ジョニィとティムが待っている・・・カーズも』サッサッサッ

ジャイロ『・・・まだかけるのかよ?』

ツェペリ『ほら、帰った帰った』シッ シッ

ジャイロ『嫌だッ!またあのスイカが・・・』

ツェペリ『スイカか。スイカにはやはり塩が・・・』

ジャイロ『おい聞いてんのかッ!!』

アアキイテイルトモ ウソツケヨォッ! ギャアギャア ギャーギャー…



ジャイロ「・・・という夢だった」

ジョニィ「すごくいいよちょーいけてる(棒)」

マウンテン・ティム「イカれているのか?」

カーズ「気が狂っているな」

ジャイロ「酷くね?」

ジャイロ「大体てめぇが体からスイカなんか出すから・・・ッ」

カーズ「誰が喉が渇いていたんだったかァ?」

ジャイロ「いや、そうだけどよォォ!!もうちょっと考えて・・・」

カーズ「所持している水も消費しない、BESTな方法だと思ったが?」

ジャイロ「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ」

ジャイロ「俺達はフツーの人間!フツーの人間なんだぜッ!!もうちょっとフツーの人間の感覚をよォ・・・」

カーズ「人間の感覚なぞ理解したくもないな」

ジャイロ「ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア」

ジャイロ「お前もよ!人間に交じって生活してるんだから人間としての感覚を身に付けよーぜ、なあ!!」

カーズ「断る。自分の信念をなるべく曲げたくはないのでな」

ジャイロ「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」

ジャイロ「人間としての『常識』を身に付けろよォオッ!!周りに怪しまれたら・・・」

カーズ「攻撃されたら俺が処理する」

ジャイロ「そーゆー問題じゃあねェんだって!!!」

ギャアギャアギャア ケンケンガクガク

マウンテン・ティム「・・・」ワーワー ギャーギャー

マウンテン・ティム「・・・なあ、ジョニィ」

ジョニィ「ん?」

マウンテン・ティム「あれ、どう思う?」ピッ

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「『自分の信念をなるべく曲げたくはない』・・・って言ってるけど」

ジョニィ「人間とはかなり近い感覚を彼は持っている。十分、普通の人間と喜びなんかを分かち合えるんじゃあないかな・・・まだ無理かも知れないけれど」

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ「」ギャアギャア ワーワー

ジャイロ「」ウオーウアー ガル

マウンテン・ティム「・・・どうだろうな」クス

ジョニィ「前の宇宙でも・・・彼は仲間を大切にする人格だったんだろうな」

マウンテン・ティム「ああ・・・そんな奴が宇宙に飛ばされるとは」

マウンテン・ティム「『正義』の敵は『正義』なのかも知れないな・・・」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「・・・あ!」

ジョニィ「ジャ、ジャイロ!」

ジャイロ「!どうした!?」

ジョニィ「もう日が沈む!君が起きるのを待っていたんだ!!」

マウンテン・ティム「そうだ。急いで出発しよう!夜が来るまでの間・・・少しでも先へ歩を進めなくてはッ!!」

ジャイロ「そ・・・そうだなッ!急ごう!!」バッ

カーズ「待て!!」

3人「!」

カーズ「フフ・・・夜間でも、走行できるぞ。ある程度はな・・・」ジャキッ! ブウウウウウウウウン

3人「・・・なるほど!」グッ

カーズ「だが、あくまである程度だけだ。ほんの少し走行距離を稼げるだけだ」ドサドサッ

ジョニィ「それでもかまわない。他の連中とは差をつけておかなくちゃあな」

カーズ「これで最後か?荷物は」ドンッ

ジャイロ「そのはずだ」ガチャッ ドサッ

マウンテン・ティム「じゃあ行こう。無理はしない程度に」ガシャッ

マウンテン・ティム「」ダンッ!!!

3人「」ダンッッッ!!!!!!!!!

4人「」バカラッ! バカラッ! バカラッ! バカラッ!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ… バカラッ… バカラッ… バカラッ…

ザッ…

ザパラ ザパラ ザパラ…

ザッ

「・・・」

「」ウィィイイーーーーーー…

「・・・遅かったか」

「今・・・出発したのだな」┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

「ジャイロ・ツェペリ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「そして、カーズ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

今日はここまで。
ナチスの科学は世界一ィィィイイイイイ

シュトロハイム(我が国の科学は世界で最も優れている・・・)

シュトロハイム(いや、科学だけではない。占星術、魔術、錬金術、超能力の研究も進められている)

シュトロハイム(中でも、超能力と占星術の研究はもう完成形に近い!)グッ!

シュトロハイム(その占星術で自らの前世を調べた結果・・・同じドイツ人で、軍人であることが分かった)

シュトロハイム(しかも、俺と同じで改造手術を施していたらしい・・・しかし)

シュトロハイム(『カーズ』という謎の人物に敗北を喫したと言う・・・その後も闘いを挑み、殺されかけたそうだ)

シュトロハイム(まさか同一人物ではないだろうが・・・俺のように前世とごく近い存在なのかもしれない。前世の俺を負かした相手を生かしておけるものか)

シュトロハイム「ジャイロを消すついでに始末するッ!!!」ダンッ!!

ベチャッ

シュトロハイム「・・・?」

シュトロハイム「・・・吐瀉物か?」

シュトロハイム(拡大レンズ)カシャン

ウィイイイ…

ガチャッ カシャン カシャン カシャン

ジャカァン!!!

シュトロハイム「」ジィイーー…

シュトロハイム「・・・スイカか?スイカの吐瀉物・・・」

シュトロハイム(野生のスイカなぞ、この辺りにはないはず・・・しかし、持参したとも思えん)

シュトロハイム(・・・)

シュトロハイム(もう日は没したか。電灯で夜道を照らすことはできるが・・・できるだけ使わないようにしたいな)

シュトロハイム「今日はここで寝て・・・明日から追跡することにするか」ジャッ

数日後・・・

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

4人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

シュトロハイム「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・!」ギリリ

ジャイロ「なあ・・・」

マウンテン・ティム「どうした?」

ジャイロ「ドーピングじゃあねェーかァ~~~後ろの野郎ォォ~~~」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「ゴールまで25km!こんな所で仕掛けてくるなんてよほどのテクニックかドーピング野郎だぜ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(あの男・・・JOJOと戦った時の?)

カーズ(いや、違うな・・・髪型も多少違う。それに・・・)

カーズ(この宇宙に奴がたどり着くはずがない・・・宇宙が加速を始めるまでに死んでいるはずだ)

ジャイロ「いいや!ドーピングだねッ!!決めつけてやるッ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「何だっけ?後ろのヤツの名前!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「『フリッツ・フォン・シュトロハイム』だ」

カーズ「!?」

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ「・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「カーズ?」

カーズ「」ハッ

マウンテン・ティム「・・・どうした?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・なんでもない」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「フー・・・」

マウンテン・ティム「何かある時、人は皆そう言う」

マウンテン・ティム「・・・何かあるのだな。ブンブーンの時には話さなかったことが」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・別に話に大きく絡んでくるわけではないから省略したが」

カーズ「奴は・・・前の宇宙にもいた。同一人物ではないだろうがな・・・!」ギギ…

マウンテン・ティム「・・・嘘だな。話に大きく絡んでこないなら・・・そんなに歯ぎしりするこもないだろう」

カーズ「・・・」

カーズ「奴はエシディシの動きを監視し・・・我々を出し抜いた!断じて許すわけにはいかぬ・・・俺を宇宙へ追放したのも奴が加担したッ!」

マウンテン・ティム「・・・でもそれなら。どうしてジャイロやジョニィに怒りの矛先を向けない?」

カーズ「・・・俺もそこまで愚かではない。前の宇宙の連中とは別人として捉えている」

カーズ「しかしな・・・奴は姿が似ている。ジャイロやジョニィはあまり・・・ほとんど似ていない。それが原因かもな」

カーズ(奴は許せん・・・!断じて!!しかも・・・人類の科学ごときが我々に傷を付けるなど・・・!!)ギギ

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「如何に姿が似ていようと・・・奴も別人だ!」

カーズ「オリジナルの『生まれ変わり』・・・またはオリジナルの遠い『子孫』がこの世界に来た・・・いろいろと考えられる」

カーズ「エシディシの『仇』だ!サンタナの『仇』だ!!そして・・・人間如きの科学が我々に傷をつけた『恨み』でもある」

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ「貴様等人間はよく・・・『復讐は憎しみしか産まない。許すことが大切だ』などとほざくが・・・」

カーズ「友を殺された恨みは・・・晴らさなくてはならないッ!!」ギン!!!

マウンテン・ティム「・・・だがその理屈なら・・・ジョニィやジャイロも殺さなくてはならないだろう」

カーズ「そうなるな」

マウンテン・ティム「・・・!!!」ジャキッ

カーズ「・・・抑えろ。別に、俺は奴を殺すとは言っておらぬ」

マウンテン・ティム「・・・え?」

カーズ「銃を下ろせ。貴様等を裏切ったりはしない」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「このカーズが人間で唯一認めた・・・『仲間』だからな」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「」スチャ

カーズ「最も、貴様等が俺を信頼しているかどうかは知らん」

カーズ「しかし、俺は貴様等を信頼しているつもりだ」

ジョニィ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「聞いていたな?後で見物料を・・・そうだな・・・10ドル!10ドルは取るからな」フッ

ジャイロ「ハハ・・・冗談キツいぜ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「で・・・問題は」チラッ

シュトロハイム「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「アイツだ・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「ジョニィ!ヤツについて何か知ってないか!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「ええーと・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「ドイツ人!そうだよドイツ人だ!1st.ステージ8位!ブンブーンよりちょっと上だ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「先に行かせよう!ジャイロ!馬の脈拍が分220回に上ってきた!こんな場所で馬をトップスピードで走らせたらゴールまで持たないッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」

ジャイロ「いや!ジョニィ!近寄らせるなッ!!知らねーヤツは近づかせねェッ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「左回りのコースは我が愛馬ヴァルキリー得意の地形だッ!!ここで奴をツブしとくぜッ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・そうだな」

カーズ「奴を近づけるのは危険だ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「それは『遠距離』でも同じだろうがな」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・何?」

カーズ「言っただろう・・・『科学』!奴は――」

シュトロハイム「」ガシャッ!!

3人「!!」

シュトロハイム「」ウィン ウィン ウィン ウィン

シュトロハイム「」パカァアアッ

ジャコォオッ!!!

ジョニィ「!?」

シュトロハイム「」ジャッ!!

ジョニィ「ジャイロ!あいつ銃を出しているぞォォーーーーッ!テロリストだァァァァーーーッ!!!」

ジャイロ「!!!」

シュトロハイム「」ドドドン!!!

ジャイロ「くうッ!!」サッ

ジャイロ「がッ」ボギュン!!!

ジャイロ「」グラ…

ドザァ!!

ジョニィ「ジャイロォォォーーーーーーーーーッ!!!」

シュトロハイム「」ジャキッ!!

マウンテン・ティム「まずいッ、ジョニィ!!」シバッ!!

ガシィ!!

ジョニィ「!」

バラッ

ジョニィ「・・・!!」バラバラバラバラ

シュトロハイム「何ッ!?」

シュトロハイム「・・・!!」ドン ドン ドン!

マウンテン・ティム「」バッ!

ジョニィ「うわッ」バッ!

弾丸「」スカッ

2人「」ドサァアッ!!

シュトロハイム「ス・・・」

シュトロハイム「『スタンド』かッ!」ジャッ!!

シュトロハイム「くッ・・・!!」ジャカッ!

ジョニィ「!こっちに銃口を」

シュトロハイム「」ドン ドン ドン ドン!!

マウンテン・ティム「!くッ・・・」シルル

弾丸「」ギァアッ!!!

シャッ

ビャキキキキン!!!

弾丸「」パラ…

ポトポトポト

シュトロハイム「・・・!?」

ジョニィ「・・・!」

カーズ「・・・フム」ヒョイ

カーズ「・・・どうやら前と比べて威力が落ちたんじゃあないか?軍人」ベキン!!

シュトロハイム「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(弾丸をへし折った!?それに・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(何故弾丸が真っ二つに切断されて落ちている!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(一瞬影が見えたと思えば・・・金属音がして弾丸が切り落とされていたッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(一体何が・・・!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「」ペッ

シュトロハイム(こいつは『前と比べて威力が落ちたんじゃあないか』と言った・・・しかし、俺は以前、こいつに会ったことはない)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(前世の俺を倒したのがもし!こいつだったとすれば・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(俺は勝てるのか?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「く・・・」ムク

シュトロハイム「!!!」

シュトロハイム「」ガン ガン ガン!!!

ジャイロ「うぐッ」ズガガッ!!!

ジャイロ「痛でェ!!痛でェェェェェーーーッ」グギギギギギギ

シュトロハイム「!!」

シュトロハイム「・・・なるほど?」

シュトロハイム「『鉄球の回転』・・・その回転で物質をけずり取ったりまた人体の筋肉を支配したりもする」

シュトロハイム「自分の皮膚を硬くして弾丸をはじいたりもできるのか・・・」

カーズ(・・・性格は大分違うようだ)

ジャイロ「くそォォオオてめえ!!」シルシルシル

シュトロハイム「」ドン ドン!

ジャイロ「うぐああッてめえ!!」ガン ガィン

シュトロハイム「」ヒュ

チャキッ

ジョニィ「・・・!」

シュトロハイム「捨てろ!ジャイロ・ツェペリ!すぐに『それ』を手から捨てるんだ。さもなくば今度はお前の友人とお前の馬の方を撃つ」

カーズ「」ザッ…

シュトロハイム「お前たちも動くんじゃあない!!」

カーズ「・・・」

シュトロハイム「次に動いた場合、即座に射殺するッ!!」カチ…

カーズ「ほう・・・」

カーズ「できるのか?シュトロハイム?」ニィ

シュトロハイム「!?」ゾクッ

シュトロハイム「・・・!」ジャリッ

ジャイロ「で・・・本当に捨てちゃっていいの?」シルシルシルシル

シュトロハイム「!」ハッ

シュトロハイム「」バッ!!

ジャイロ「捨てろってそんなに言うならよォ~~~・・・」ガリ

ガリガリ ガリガリ

シュトロハイム「・・・」ガリガリガリ

ジャイロ「本当に捨てちゃうぜェェ~~~~~~」ガリガリガリガリ

ガリガリガリガリガリガリガリガリ

シュトロハイム「はッ!!」

カーズ「」バチバチッ

ジャイロ「放した」パッ

カーズ「」バヂィイッ!!!

ヒュゴォオオッ!!!!

シュトロハイム「うくッ・・・」サッ

シュトロハイム「!?」バヂッ

シュトロハイム「な・・・」ガクッ

ギュォオオッ!!!

ドゴドゴドゴドォォオオオオオオオオッ!!!!!

シュトロハイム「ぶはッ」バキャァァアア

シュトロハイム「」ドザザザザザザザザ

ザザザザ…

ジャイロ「・・・フー」パタパタ パタパタ

鉄球「」シルシルシルシル…

鉄球「」シュッ シュッ

ジャイロ「」パシィッ

ジャイロ「うーん・・・こりゃあ全治1ヶ月ってとこかな」シゲシゲ

カーズ「ほう・・・球体の直撃ではそんなものか」

ジャイロ「?」

カーズ「実は足止めのために波紋を流してな・・・1年は昏睡状態が続くだろう」

ジャイロ「1年!?・・・そりゃあ長ぇな」

カーズ「ま・・・これでスッキリしたな」

ジャイロ「え」

カーズ「」ザッ ザッ ザッ

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ「」ニ

マウンテン・ティム「・・・」フゥ

マウンテン・ティム「じゃ、出発するとしよう・・・」ザッ

ジョニィ「・・・」ガシ

ジョニィ「!」

ジョニィ「」ポタ ポタ

ジョニィ「・・・馬から落ちた時に切ったかな」ポタ ポタ ポタ

ジョニィ「でも痛みは・・・」

バリィイッ!!!

ジョニィ「えッ」

バリバリバリバリ バリィイッ

ジョニィ(僕の手から腕がッ!?)ブシュッ ビュッ

ジョニィ「何だァアアアアアッ!?さ、3人ともォオオッ!!!来てくれェッ!!」

3人「!」

ジョニィ「僕の左手が・・・何なんだッ、これは!?み、見てくれェエーーーーッ!いきなり僕の手が・・・ああッ!?」

シィイーーーーーーーーーーン

3人「・・・」

ジョニィ「え!?」バッ

グモ…

グモグモグモグモ グモグモグモ…

ジョニィ「・・・!?」

ジョニィ「ぼ・・・僕の手の中に何か入っていった!1回左手から出てきてまた入っていったんだッ!!」バッ!

カーズ「・・・波紋で見てやろうか?」

ジョニィ「え・・・ああ・・・!」グニグニグニ

ジョニィ(痛みはない、幻覚か!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(いや・・・そうじゃあない・・・心の中で感じる・・・『幻覚』だとか『スタンド能力』とかそういうんじゃあない!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(何かがいる!僕の『左手』の中に・・・僕じゃあない誰かの『左手』が!?ずっと中にいるッ!い・・・いつから!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

今日はここまで。
7部シュトロハイムも軍人なんだろうか・・・?

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

チラッ

ジョニィ「うー・・・」ギュム…

ジョニィ「」グニグニグニグニ

カーズ「・・・」

ジャイロ「見ろ!あそこがモニュメント・バレーだ!あと1・2時間でゴールが見えてくるッ」

ジョニィ「加速するか!?」

ジャイロ「いや!ペースはこのままだ・・・一着は十分すぎる程にオレたちだぜ」

カーズ「・・・まあそうだろうな」

カーズ「波紋で馬や騎手の疲れを消し、光の流法で夜も少し走行しているのだからな・・・これでトップじゃあないなら、どんな化け物が出場しているというのだ

ジャイロ「だよな!俺達は無敵の作戦を手に入れたんだぜッ!!」

カーズ「・・・少しは恥じたらどうだ」

ジャイロ「重要なのは結果だぜ!ニョホ」

ジャイロ「向こうもルール無視で攻撃してきてんだ・・・こっちはルールに従ってるしな!」

マウンテン・ティム「スタンドを使ってレースを有利に進めている奴もいるだろう・・・こっちも使っておくにこしたことはない」

ジャイロ「そッ!貪欲に飢えて、最高の方法を模索してんだぜ!な、ティム!!」

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・ティム?」クルッ

ジャイロ「!?」

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「え・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」キョロ キョロ

ジャイロ「ティムがいないッ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

2人「何ッ!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「くッ・・・」グイ!!

バカッ バカッ バカカッ バカ…

馬「」ブルルルル… バルルルル…

パカッ パカッ ブルルルル…

ジョニィ「さ・・・裂け目にでも落ちたかッ!?」

カーズ「それはない。俺が波紋で、ジャイロが鉄球で地形を調べているからな・・・」バルル

ジャイロ「ああ・・・しかし」

ジャイロ「」チラッ

チラッ

ジャイロ「馬まで消えてるんだぜ・・・ティムだけならまだ落馬の可能性だってあるが・・・」

カーズ「こんな平坦な場所で、ティムほどの実力者が落馬なぞするものか」

ジャイロ「あくまで『可能性』の話だ!波紋で疲れが癒えなかったとかよォォ・・・」

ジョニィ「『可能性』があるかどうかは別として、問題なのは馬まで消えていることじゃあないのかッ!!」

カーズ「・・・そうだな、すまない」

コオオオオオオオオ…

パチパチッ バチバチバチチッ

カーズ「・・・」バチバチバチバチ

ジャイロ「」シルシルシルシル

オオン… オオン… オオン…

カーズ「・・・」オオン… オオン… オオン…

カーズ「・・・駄目だ。いない」

ジャイロ「・・・こっちもだ」

ジョニィ「え・・・ッ」

ジョニィ「どういうことだッ!?なんで見つからないんだッ!?まるで消えたとでも・・・」

ジャイロ「落ちつけ!これは地面に波紋を流し、回転のエネルギーを加えて探知しただけだ」

ジョニィ「つまり!?」

ジャイロ「だから落ちつけって・・・いいか。この場合、物体が地面についていないと探知できねーわけだ」

カーズ「つまり。ティムは今・・・」









2人「上空にいる可能性が高い」バァァーーーーーーーーーーーーーン

ジョニィ「は・・・」

カーズ「亀裂に落ちたとしても、必ず地面に接している・・・もし木に引っ掛かっていても、波紋は木にも流れる」パリパリ

ジャイロ「だから残るは・・・」

ジャイロ「」スィ

ジャイロ「・・・上空だけだ」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「でも何もないじゃあないかッ!」バッ

ジャイロ「あー、そうだな」

ジャイロ「だからどーだってんだ?」サッ

ジョニィ「え・・・」

ジャイロ「ブンブーン一家のスタンド・・・オエコモバのスタンド・・・見たろ?」

ジャイロ「あんな風に常識では計り知れない超常現象を、スタンドなら起こせる」

カーズ「考え方はいくらでもあるぞ?空中に持ち上げたティムを透明化させているだとか・・・目視不能なほど小さくしているだとか・・・もしくは高く遠くまで吹き飛ばしただとかなァ」

カーズ「しかし、透明化だとか、小さくしているとかはありえんな」

ジョニィ「・・・どうして?」

カーズ「透明化していようと・・・音、体温、臭いは消せぬ・・・しかし、それらは今感じられぬ」スン スン

カーズ「小さくしていても同じだ。細胞レベルまで小さくなっていても、このカーズなら感知できる」

ジョニィ「・・・細胞よりも小さくなっていたら?」

カーズ「その可能性も確かにあるが・・・有力な証拠がある」

ジョニィ「?」

カーズ「」ス…

ビシィイッ!!!

カーズ「あの『岩山』だッ!あの『岩山』にティムの存在を感知したッ!!」

ジョニィ「い・・・岩山」

カーズ「そうだ・・・これで『遠くまで吹き飛ばされた』も候補から消すことができる」

ジョニィ「・・・え!?」

カーズ「あの岩山の方向に吹き飛ばされたなら、視界に入る・・・ましてや、馬と共に消えたのだぞ?なおさら気が付く・・・」

カーズ「そして・・・岩山にもう1人!もう1人だけ人間がいる」

ジョニィ「敵か!」

カーズ「おそらく」

カーズ「子どもだな・・・人間の子ども・・・男だ」

ジョニィ「こ・・・子ども?」

ジョニィ「な・・・なら敵じゃあないんじゃあないか?偶然そこに居合わせたとか・・・」

カーズ「敵なのかそうじゃあないなのか・・・真相はそこに行けば分かる」バッ

カーズ「」ドンッ

カーズ「おそらく波紋で探知できないのは・・・『スタンド』で吊るされているからだろう。それが『能力』で吊るされているのか『スタンドビジョン』に吊るされているのかは分からんがな」

カーズ「馬に乗れ。岩山に殴り込むぞ」ギッ

ジョニィ「ああ・・・」

ジョニィ「っと」ドサッ

カーズ「・・・」

カーズ(妙だ・・・)

カーズ「」クルッ!!

カーズ「!」

ジョニィ「・・・どうした?」

カーズ「・・・ジャイロも消えた」

ジョニィ「・・・ハァアッ!?」

ジョニィ「」キョロ キョロ

ジョニィ「・・・!!!」

ジョニィ「お、おい!どーゆーことだッ!!なんでいきなりジャイロまで・・・」

カーズ「・・・」

カーズ「」サ

カーズ「・・・」

ヒラ ヒラ ヒラ

羽「」ヒラ ヒラ ヒラ

カーズ「・・・」

カーズ「」ハッ

カーズ「ジョニィ・・・これはただの勘だが」

ジョニィ「何だ!?」

カーズ「この『羽』・・・」

羽「」ヒュギャッ!!!

ギュォン!!!!!

カーズ「やはり!!」バシィィイッ!!!

ジョニィ「!?」

キリ キリ キリ キリ

カーズ「・・・このロープは」キリ キリ キリ キリ

カーズ「あの『羽』から出ている・・・」キリ キリ キリ キリ

ジョニィ「・・・!!」

カーズ「おそらくはティムも、ジャイロも・・・これで釣り上げられたのだッ!!」キリ キリ キリ キリ

ジョニィ「!」

カーズ「あの羽・・・このまま移動することはないだろうが」

カーズ「おそらく『ワームホール』になっているッ!!このロープがこのままあの羽に引き寄せられれば・・・」

グイッ!

カーズ「」グイイイッ

ジョニィ「カーズ!」

カーズ「おそらく岩山へワープする・・・ッ!!!」グググ

ジョニィ「・・・!!」



カーズ「・・・だがこれは好機でもある」

ジョニィ「・・・えッ」

カーズ「こいつが俺を引っ張るとのであれば・・・」ググ

カーズ「逆にこちらから出向く!!!」ギャァアーーーーーーーン!!

ジョニィ「!なッ・・・」

カーズ「ついてこいッ」シュバルゥン

ジョニィ「うおおおッ!?」バシィイイッ

ジョニィ「タ・・・タコ足ッ」ニュルニュル ヌルヌル

カーズ「馬ごと連れて行く・・・岩山から再出発とするかッ!」グンッ!!!

ゴオッ!!!



ポーク・パイ・ハット小僧「・・・れ?」

×こいつが俺を引っ張るとのであれば・・・

◯こいつが俺を引っ張るのであれば・・・

カーズ「」バシャァァアッ!!

ポーク・パイ・ハット小僧「げッ・・・」

カーズ「輝彩滑刀の流法ッ!!」ヒュルルルン

ザグゥウウッ ズバァァアアアアアアッ!!!

ポーク・パイ・ハット小僧「うぎいいいいあああああああああああああああああああああああああ」ブシュウウウウウウウウウウウウウ

ポーク・パイ・ハット小僧「」ドサァアッ

ドクドク… ドクドクドク…

カーズ「・・・フン」シャコン

カーズ「」スタッ

ジョニィ「」スタッ

ジョニィ「」ハッ

ジャイロ「」ブラー…

マウンテン・ティム「」ブラブラ

ジョニィ「ジャ・・・ジャイロ!ティムッ」ズズズッ

ジョニィ「!」

ジョニィ「カ・・・カーズッ」

カーズ「?」

ジョニィ「い、いつの間にか・・・僕の左腕に・・・も、文字がッ!」

カーズ「・・・何?」

ジョニィ「この文字は・・・?」

今日はここまでズラ

カーズ「どれ・・・」サ

カーズ「・・・movere・・・crus・・・」

カーズ「ラテン語だな。意味は「足を動かせ」だ」

ジョニィ「足を・・・」

ジョニィ「」グッ

足「」ズズッ

ジョニィ「!!!」

カーズ「・・・」

カーズ「問題なのは・・・何がそれを書いたか、だな」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「多分それは・・・」

遺体「」ピ…

ジョニィ「」ハッ

カーズ「!」

遺体「」ズルゥウウッ!!!

ジョニィ「ま・・・まただッ!!」

遺体「」ボドォッ

カーズ「何だこれはッ!?」

ジョニィ「分からない!おそらくこれが僕の腕に書いたんだッ!文字を!!」

カーズ「これが・・・!?」

チ…

ジョニィ「!?」

ジョニィ「え・・・!?」

カーズ「・・・どうした?」

ジョニィ「見えなかったのかッ!?」バッ!

カーズ「・・・何がだ?」

ジョニィ「今ッ!クラゲみたいなのが腕から・・・!!」

カーズ「・・・別に何も感じられなかったが」

ジョニィ「えッ・・・」

カーズ「パニックによる幻覚じゃあないのか?この腕も現実か分からんがな・・・」

ジョニィ「・・・そんな」

カーズ「それは今も見えるのか?」

ジョニィ「い・・・いや。もう腕に戻っている・・・」

カーズ「そうか」

カーズ(・・・この腕)

カーズ(誰の左腕だ・・・?ミイラ化しているが・・・)

カーズ(・・・それにしても)

カーズ(この腕・・・どこかで見たことが・・・)

カーズ「・・・」

カーズ「」ス…

遺体「」ガシッ

ジジ…

















…フッ

カーズ「」ハッ

カーズ「え・・・」

カーズ(服が消えた・・・い、いやッ!!それだけではないッ!!)

カーズ「」バッ! キョロ キョロ

カーズ(ジョニィがいない・・・!!ジャイロも、ティムもッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(風景も全く違う・・・!岩山なんかじゃあないッ!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「!!」

カーズ「な・・・何故だッ・・・何故『あれ』が・・・!!!」

カーズ「あ・・・あれはッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ピッツベルリナ山神殿遺跡ッッッッッ!!!!!」ドッギャァァアアアーーーーーーーーーン!!!

カーズ「何故これが・・・ッ」

シュトロハイム『このカーズは我がナチスの紫外線照射装置がとどめを刺すゥゥゥゥーーーーッ!!』

カーズ「!!」バッ

カーズ「あ・・・あの軍人ッ!!」

紫外線照射装置『』グオオオオオオオン ジャカッ ジャコン

紫外線照射装置『』ウォォオオオオオオオンンン…

カシャンッ

紫外線照射装置『』キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

カーズ「一体何が・・・」

シュトロハイム『くらえィィィィィィィィィカァァァアアズ!!!貴様にとどめを刺せるなんてスカッとするぜェエーーーーッ!!!』イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

カーズ「お・・・俺が見えていないのかこいつらはッ」

カーズ「」ハッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

『・・・』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「何ィイイイ!?このカーズが・・・2人ッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(し・・・しかもこれはッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(俺が完全生物へ進化した時の・・・!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『・・・』

ニィ

カーズ『』グルンッ!

SPW『なッッ!?』

シュトロハイム『!!!』

スモーキー『!!』

ジョセフ『!』

紫外線照射装置『』ゴォオッ!!!

SPW『やめろッシュトロハイム!!石仮面だッ!赤石が石仮面にはまっているぞッ!!紫外線はまずいッ!!!』

シュトロハイム『ヤ・・・ヤメイッ!!ストップだッ!紫外線を照射するなァアーーーーーーッ!!!』バッ

紫外線照射装置『』ビガァアアッ!!!

シュトロハイム『しっ』

シュトロハイム『しまったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』シュゴォォォオオオオ

カーズ「・・・!!」

カーズ『』ギャン!!

石仮面『』ビンッ!

ビンビンビン ビビビンッ

カーズ『』ガシャァアアン!!!

シュトロハイム『あ・・・ああああ~~~ッ』

シュトロハイム『し・・・知らなかったんだ・・・いつの間にか石仮面を隠し持っているなんて・・・』

シュトロハイム『いつの間にか赤石をはめちまっているなんてッッ!!』

ジョセフ『カ・・・』

ジョセフ『カーズ・・・!!』ギギッ

カーズ『』ギャワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

石仮面『』バガンッ!!

カーズ『』ググッ…

カーズ『』グウウウウウウン

石仮面『』バラバラバラ

カーズ「・・・」

ドイツ軍人『あ・・・ああ・・・あ』

ドイツ軍人『た』

ドイツ軍人『立ち上がったァアアーーーーーーーーーーッ!!!』

シュトロハイム『う、うろたえるんじゃあないッ!ドイツ軍人はうろたえないィイッ!!』

ビガァアッ!!!

カーズ「!」

カーズ『ムウ!』

『や・・・やった夜明けだ!!』 『カーズは太陽の光に弱いッ!!』

太陽『』オオオオオオ…

太陽『』カァッ!!!

全員『・・・!!』ゴクッ

カーズ『』ドォォオオーーーーーーーーーーーーン!!

ジョセフ『あ・・・あああ』

SPW『カ・・・』

SPW『カーズが・・・』

SPW『』ガクッ ベシャッ

SPW『太陽を・・・背にして・・・!!!』ワナワナワナ

カーズ『』バァァァアアァァアアアアアン

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ『フフ・・・ククッ。フハハハハハハハ・・・究極の生命とは・・・あらゆる生物の全ての能力を身に付け、全ての生命を兼ねる・・・』

カーズ『あの太陽をついに!ついに!克服したぞォ!!!』

SPW『や・・・奴は無敵になった!弱点はもうない!おそらく波紋も奴にはきかない!不老不死!不死身!誰も倒せないッ』
             アルティミット・シィング
SPW『完全なる生物!究極生命体カーズの誕生だァアアーーーーーーーーーーーッ!!』

カーズ『フン!』キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

シュトロハイム『おお、俺のせいだ・・・俺が奴に赤石の石仮面を被せてしまったんだ!!』

スモーキー『も・・・もうアイツを倒す方法は何もないのかッ!?ぼ・・・僕たち人間はあいつの食料になって滅びるだけなのかッ!?』

カーズ「・・・」

カーズ(やはり・・・やはり俺は見えていないのか?)

カーズ「」ジャキ…

ブウウウウウウウウウウウン

カーズ「輝彩滑刀ォォオオオオオオッ!!!」ブンッ!!!

ジョセフ『』ヒュオッ

スワンッ

カーズ「・・・!!!」

カーズ「触れもしない・・・ッ!」ジャッ!!

カーズ(一体これは・・・!?あの遺体の腕に触って・・・)

ジジ…













フッ

カーズ「」ハッ

カーズ「ば・・・場所が移っているッ!!火山・・・ヴォルガノ島火山かァッ!!」

カーズ『』コオオオオオオオオオオオオオ…

カーズ『この呼吸法だ・・・波紋使いである貴様を死という暗黒の淵に突き落とす儀式には・・・やはりこの波紋が』コオオオオオオオオオオオオオオオ

バリバリバリバリィィィイイイイッ!!!!!

カーズ『ふさわしいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』バァアアアーーーーーーーーン

カーズ「こ・・・これは!!」

カーズ『無限の谷底へッ!融けて流れ落ちろォォォオオオオオオーーーーーーーーーーーーーッ!!!』ゴォオオオッ!!!

ジョセフ『』バッ!!

カーズ『!』

カーズ「や・・・」

カーズ「やめろ・・・」

赤石『』バン!!

カーズ『何ィィイイイイイ!?赤石ッ』ゴオオオオオオオオオオオオ…

ドッギャァァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

ジョセフ『』ボゴン!!

地面『』ギャドンッ!!!!

地面『』バゴバゴ バギッ ボゴゴ

カーズ「やめろ・・・」

地面『』ゴゴ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カーズ「やめろ・・・!」

地面『』バギィイッ バガッ

ジョセフ『赤石は・・・波紋増幅器だった・・・』

ドォン!!!

火山『』ボッグォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!

ドグァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

シュトロハイム『が・・・岩盤ごと2人が』

シュトロハイム『押し上げられたァアアアッ!!!!』

ドッゴォォォォオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

カーズ「やめろ・・・!!」

カーズ『RRRRRRRRRYYYYYYYYY!!!』ゴア!

カーズ『い・・・岩ごと猛烈なスピードで飛ばされるッ!!確かに凄まじいパワー・・・!!』

カーズ「やめろ・・・!!!」

カーズ『しかし!このカーズが噴火如きで消し飛ぶとでも思ったかJOJOォォオオオ!!!』

ジョセフ『うぐうッ』

カーズ『鳥に変身して逃れてやるッ!!』バサァアアアッ

カーズ「やめろ!」

カーズ『永遠にSAYONARAだよJOJOォォーーーーーーーーーーーーッ!!!』バァッ!!

カーズ「やめろ!!!」

ギュンッ

ドズウウウウッ!!!

カーズ「あ・・・」

カーズ『ぐおおッ・・・!?』ブシュ!

ジョセフ『さっすが地球のエネルギー!凄まじいスピードッ!だから俺の腕がここまで飛んできたかッ!』

ジョセフ『そおうカーズッ!お前は、『これも計算のうちかJOJO』と言う!』

カーズ「やめろ・・・ッ!!!!!」

カーズ『これも計算のう・・・』

ドゴドゴドゴドゴドゴォォォォォォォォオオオオオオオッ!!!!!!!

カーズ「・・・!!!!」

カーズ『RRRRRRRRRYYYYYYYYYYYYYY!!!!』ドグアァアアアッ!!

カーズ『これも計算のうちかァアッ!!JOJOォオーーーーーーーーッ!!!』

ジョセフ『当たり前だぜッ!このJOJOは!何から何まで計算ずくだぜェエーーーーーーーーーーーッ!!!』

バァアーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

カーズ『RRRRRRRRRRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEE!!!!』

カーズ『ほ・・・星ッ!馬鹿なァアッ!!!』

カーズ「やめろ!やめろォォオオッ!!!」

カーズ『き・・・軌道を変えられんッ!!戻れんッ!!』

カーズ「やめろォォォオオオオオオオッ!!!」

カーズ『うぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』

カーズ「やめろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

ジジジ…

バラァアッ

ガラガラガラガラガラガラガラガラ…
























「・・・やあ、カーズ」








今日はここまで。

カーズ「・・・」

ハッ

カーズ「」ガバァアッ

シィイイーーーーーーーーーーーーン…

カーズ「・・・」

カーズ「」キョロ

カーズ「」キョロ

カーズ「植物・・・」

サラサラサラサラ

カーズ「・・・」サラサラサラサラ

カーズ「砂・・・」サラサラ

カーズ「・・・」グググ

カーズ(・・・どういうことだ?)

カーズ(植物が生い茂っている・・・つまりは密林)ペタペタ ガサガサ

カーズ(・・・しかし)

カーズ(足元には砂・・・砂漠だ)サラサラ

カーズ(しかもこの植物・・・)

カーズ「」スゥ…

スカッ

カーズ「・・・」

カーズ(触れない時とそうでない時がある・・・)スッ スッ

カーズ「・・・」ペタペタ

カーズ「」ス…

スカッ

カーズ(砂も同じようだ・・・)

カーズ(まるで・・・2つの環境が同時に存在しているかのような・・・)

「ご名答」

カーズ「!?」

カーズ「」バッ!!

「」ニヤニヤ

カーズ「・・・何だ貴様は」

「私かい?」ニヤニヤ

カーズ「・・・」

「そうだな・・・特に名前はない」

カーズ「・・・ここは何だ?密林のようで・・・砂漠でもある」

「!!!」





「・・・ほう」

「やはりお前は素晴らしいな」

カーズ「・・・?」

「知っているか?『宇宙』というものは1つではない・・・無数に存在する」

カーズ「・・・パラレルワールドか」

「君達はそう呼ぶらしいな」コクッ

「隣の宇宙でも、同じ人物は大抵存在する。存在しないとすれば、宇宙が分岐した結果生まれなくなったということだろう」

「隣の宇宙に存在しなくても・・・他の宇宙を巡って行けば必ず同一人物は存在するわけだ」

カーズ「・・・」

「しかし・・・お前はなかなかイレギュラーな存在だよ、カーズ」

カーズ「・・・どういうことだ?」

「ありとあらゆる平行世界が存在するが・・・お前はたった1つの世界にしか存在しないのさ」

「いや・・・存在『しない』ではなく『しなくなった』と言うべきか」

カーズ「・・・?」

「お前が完全生物に覚醒した時・・・他の平行世界に存在する『お前』も同時に覚醒していたのさ」

「その結果・・・あらゆる世界の『お前』が結集し始めた・・・宇宙の壁を突破してな」

「今の『お前』はあらゆる宇宙から集まった『お前達』の集合体なのだよ」

カーズ「何・・・?」

「私にもそれがどういうことなのかは理解できなかったさ・・・貴様は私が生み出した1つ目の『特異点』だ」

カーズ(・・・『1つ目』?)

「まあ、その結果他の平行世界に、『お前』は存在しなくなったわけだ」

「そんなことがあったから、私はお前を特別視しているのだよ。私の理の外にいるのはお前ともう1人だけだった」

「今も私はお前を特別視している・・・今も、この『空間』の真理に一歩近づいている」

カーズ「・・・」

「しかし、私の掌からお前が外れたのは・・・その1回だけ。その1回だけだった」

「私はお前を認めようとも思ったが・・・やはり、私の計算に反する動きをしたのには少々怒りを覚えたな」

カーズ「怒り?」

「私はお前に『力』を与えたために、与えすぎたために・・・お前は私の予想できない現象を引き起こした」

「自分の撒いた種だ。自分で刈り取ったさ」

カーズ「・・・」

「・・・」

「私は貴様に・・・『絶望』を与えた。終わることのない絶望を・・・」

カーズ「!」

「私に逆らい、全てを超越し支配したつもりになっていたからだ」

「人が思い上がらぬよう、正しい『絶望』を与える――」











「それが私だ」

カーズ「!!!」

カーズ「なッ・・・」

「・・・もう察しはついているだろう?」

カーズ「まさか貴様・・・!!!」











「私はお前達が『宇宙』と呼ぶ存在」

カーズ「・・・」

ギッ!!

カーズ「」ジャキィイッ!!!

カーズ「」ダンッ!!!

ゴオオッ!!!

ガイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!

パラ… パラパラ…

「・・・」

「無駄だ」

カーズ「・・・!」ギリ…

「お前が私の掌から脱出したのは・・・たった一度きりだ」

「次元が違うのだ。無駄な抵抗はやめておけ」

カーズ「ッ・・・!」

「私の気分で・・・お前は地球に帰還できたのだ。気分次第でお前の運命は決まる」

「2つ目の特異点も・・・一時だけ私に反することができただけだった。すぐに消えたさ」

カーズ「・・・」

ス…

シャコン

「・・・物わかりがよいな」

「自己紹介は終わった。次は・・・ここがどこか、ということだな」

カーズ「・・・」

「この『空間』・・・いや、厳密には『空間』ではないのだが・・・便宜上、『空間』ということにしておこう」

「『シュレディンガーの猫』を知っているか?」

カーズ「・・・赤石を探す過程で読んだな」

「あれは複数の状態が『かさなりあっている』ということだ」

「それは『この空間』も同じだ」

カーズ「」ピクン

「この空間はありとあらゆる状態が重なり合っている」

「お前が『密林』と感じ・・・同時に『砂漠』と感じたのはそれが原因だ」

カーズ「・・・」

「珍しいな。2つ以上の状態を知覚できたのはお前が初めてだ」

「『空間』でないと言ったのは・・・『空間』以外の概念も重なり合っているからだ」

「ここには『無』があり『有』もある。同時に『無』はなく『有』もない」

「あらゆる次元が存在し、あらゆる次元が存在しない。あらゆる概念が存在し、あらゆる概念が存在しない」

「『存在』という概念すらなく・・・同時にあるのだ」

カーズ「・・・」

「お前が今、呼吸しているのは・・・ここに存在し、同時に存在していない酸素を『知覚』し利用しているからだ」

「私の声を聞いているのは・・・音を知覚できているからだ」

「『知覚』していないだけで・・・あらゆるモノがここには『ある』のだ」

カーズ「そして同時に・・・『ない』」

「その通り」

「そしてここは『私』の一部だ」

「お前が『遺体』に触ったからな。ここに連れてきたのさ」

カーズ「ここに来る過程で・・・過去の世界を見た」

「・・・それに私は関与していないな」

「おそらく、『遺体』を触ったことで脳がフラッシュバックを起こしたのだろう」

「私は直接にはそれに関与していない」

カーズ「・・・『遺体に触ったから』と言ったな。『遺体』は貴様の特別な産物・・・なのか?」

「惜しいな」

カーズ「・・・」

「それより・・・私がお前をここに連れてきたのは、少し話したいことがあったからだ」

カーズ「何?」

「『鉄球の回転』・・・また新しいものを手に入れようとしているな」

カーズ「・・・そうだが」

「あまり思い上がらないことだ」

カーズ「・・・」

「お前は面白いからな・・・どこまで生物が進化を遂げるのか見てみたいものだ」

「しかし・・・また全ての頂点に立った気になれば」

カーズ「・・・」

「既にお前には『絶望』は与えた。今回は何もしない・・・」

「  ま  た  次  に  私  の  世  話  に  な  ら  な  い  よ  う  に  な  」

カーズ「・・・!」

カーズ「」ギリッ

「出口は用意してある・・・そこの光る球体を通過すればお前の世界に戻れる」

カーズ「・・・」ザッ

「さようならだ、カーズ。・・・いや」

「お前は私の一部で、私はお前の一部だ・・・別れの挨拶はおかしいか」

カーズ「・・・!」

「私とお前は・・・」

「   永   遠   に   一   緒   だ   」

カーズ「――ッ!!!」ギリィイッ!!





























オ…

オオオ…

オオオオオオオオ…

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

カーズ「」ハッ!

カーズ「何・・・」バッ

遺体「」ボドォッ!

ジョニィ「あ!遺体が・・・」

カーズ「!!!」

カーズ「ジョ・・・ニィ・・・!?」

ジョニィ「・・・どうしたんだカーズ?」

カーズ「・・・!」

カーズ(あの野郎・・・ッ!)ガッ!

ジョニィ「・・・カーズ?」

ジョニィ「おいどうし――」グイ

カーズ「」ハッ!!

カーズ「触るなッ!!」バッ!!!

バギァッ!!!

ジョニィ「ッ!?」

ジョニィ「うあッ・・・」ドガッ! ズザザザザザザ

ジョニィ「う・・・何を!」グググ

カーズ「黙れッ!!」

ジョニィ「」ビクッ

カーズ「」フー… フー…

カーズ「俺に触るんじゃあないッ!!ぶち殺すぞヒューマンッ!!!」ギンッ!!!

ジョニィ「・・・」ビクッ ビクッ

カーズ「・・・!!」ハー ハー

カーズ「・・・」ハー… ハー…

カーズ「・・・」フー…

カーズ「・・・いや、すまない。いきなり殴ったりなんかして・・・」

ジョニィ「え・・・」

カーズ「骨は折れていないか?波紋で治してやる」パリパリパリ

ジョニィ「あ・・・ああ・・・」

カーズ「本当に・・・すまない」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「カーズ・・・」

カーズ「・・・ン?」

ジョニィ「何か・・・あったのか・・・?」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・まあ・・・な・・・」

ジョニィ「・・・」

カーズ「・・・ジャイロとティムが起きたら出発だ」

ジョニィ「・・・分かった」

カーズ「・・・」

今日はここまで。
『もう1人』についてはご想像にお任せします。一応プッチのつもりで書いたけど

ジャイロ「」スヤァ…

ティム「」スヤァ…

カーズ「・・・」

ジョニィ「・・・」

カーズ「・・・なかなか起きぬな」

ジョニィ「そーだね・・・起こしたほうがいいんじゃあないか?」

カーズ「そうだな」ベヂィイッ!!!

ジャイロ「痛ッ!?」バッ!!

ジャイロ「・・・ああ、カーズか・・・何したんだ?」ズキズキ

カーズ「デコピン」

ジャイロ「おま・・・デコピンってレベルじゃあねーぞコレ・・・痛ッ・・・」ズキン ズキン

カーズ「すまんな」ベヂィイッ!!!

マウンテン・ティム「ぐおッ!?」バッ!!

マウンテン・ティム「う・・・おお・・・カーズか・・・」ズキズキ

カーズ「早く支度しろ。ディオとサンドマンが来るぞ」

マウンテン・ティム「全く・・・最悪なモーニングk」

ジャイロ「ディオとサンドマンだとォオオオッ!?」

マウンテン・ティム「」

ジャイロ「じゃあ急がねーといけねえじゃあねーかッ!!何でもっと早く起こさなかった!?」バッ!!

カーズ「・・・気持ちの整理をつけていてな」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・俺が寝ているうちに何かあったのか?」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・いや」

マウンテン・ティム「すぐに支度するぞッ!3rd.ステージに行く!!」ガッ

ジャイロ「ああッ!!」ガポ ガポ

ジョニィ「そうだ――ジャイロ、ティム」

2人「?」

ジョニィ「行きながらでいい・・・少し話をしたいんだ」

マウンテン・ティム「・・・話?」











マウンテン・ティム「・・・『遺体』か」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「そりゃあおそらく聖人の『遺体』だな。それをティムが持ってると思われたから、ティムが一番にやられたワケか」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「俺の目的はそんな『遺体』じゃあないが・・・テロリストどもはそれを狙ってるらしーな」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」

ジャイロ「っと!そーこーしてる内にディオを捉えたぜッ!!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『先頭は英国の騎手ディエゴ・ブランドー!それをサンドマンが追うッ!ジャイロ・ツェペリもいるぞッ!その後ろにカーズッ!!!そして1st.ステージ5位のジョニィ・ジョースターーーーーーーーーッ!!!』

実況『ジャイロ・ツェペリが出たッ!2nd.ステージゴール前!またジャイロだッ!ここでジャイロが飛び出したぞォォォーーーッ』

バサッ…

新聞「」バサバサバサァアアッ

新聞「」バァッサァアア!

ジョニィ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ガンッ!!!

実況『ここでディエゴ・ブランドーも加速したあーーーーーーーーーッ!!!サンドマンも驚異の脚力で熱砂を跳ぶッ!』

ジョニィ「」ハッ

ジョニィ「」バサッ

カーズ「・・・?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「」バッ バサッ!

ジョニィ「・・・!!」

ジョニィ「ジャイロ!こ・・・これはッ!この新聞はッ!ジャイロ!見ろ!これはまさかッ!!」

ジャイロ「勝てるぜッジョニィ!このままお前もフルスロットルだッッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「見ろって言ってるんだジャイローーーッ!これをヲヲヲーーーーーーッ!!!!!」バッサァア!!

ビッシィイッ!!

ジョニィ「この山ッ!この記事の写真にある山!『同じ形』だぞッ!ジャイロッ!!これは次の3rd.ステージコース上の記事ッ」

ジョニィ「この『形』!見ろッ!この山の頂上のところの形だッ!同じだッ!同じなんだッ!!」

カーズ「!」

ジョニィ「」グイッ!

バッ!

ドギャァアアーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

ジョニィ「この傷は文字じゃあないッ!『場所』だッ!ここへ行けッ!と教えてくれてるんだッ!!コース上だッ!きっと次の遺体はこの山にあるッ!」

ジャイロ「何――」

実況『ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーールゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!!』







ジャイロ「・・・えッ?」

実況『ディエゴ・ブランドー1着ぅぅぅぅーーーーーーーッ!!』

ジャイロ「え?」

実況『1位はディオだあぁー――ッ!!2着カーズ!3着ジョニィ・ジョースターッ!4着サンドマンンッ!!5着マウンテン・ティム!!!』

ジャイロ「え??」

実況『ジャイロ・ツェペリは6着だああぁぁーーーーーーッ』

ジャイロ「え・・・」

ジャイロ「おい 何言ってんだ?ジョニィ カーズ ティム ちょっと待てッ! なんでオメエラが先にゴールしてんだ? 今の待て・・・ 違う! ちょッ、タンマ!」

ジャイロ「おいてめーら待ちやがれッ!!!!」

3人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『止まりませんッ!先頭グループ走行をやめませんッ!休憩をとらないつもりだッ!』

実況『各選手このままレースを続行するつもりですッ!『3rd.ステージ』突入だあああーーーーーーーッ』ワアアアアアアアアアア

ワーワー キャーキャー ピュウウーウッ

部下「・・・」

部下「気球上からの報告です。ポーク・パイ・ハットがしくじりました・・・大統領・・・彼は・・・」

大統領「・・・『再起不能』だろう?分かっているさ・・・ジャイロとティムが楽しそうにゴールしているんだからな・・・私の知らない情報を言いたまえ」

部下「・・・それが大統領」

部下「ポーク・パイ・ハットは『再起不能』ではありません・・・『死亡』しています」

大統領「・・・」…ピク

大統領「」カタン

ス…

カーテン「」ジャッ

カーテン「」シャララ…

大統領「ということは・・・闘ったのはマウンテン・ティムか?」

大統領「ジャイロはそうやすやすと人を殺す人間ではないと・・・私は思う。マウンテン・ティムなら違う・・・」

大統領「もっとも・・・人は見かけでは判断するな、だとか・・・人間は非常時には計り知れない行動に出る、だとか・・・そう言われることもあるがな」

部下「それが・・・」

部下「ポーク・パイ・ハットの死体は、綺麗に『切断』されていたのです」

大統領「・・・」

大統領「・・・ほう?」

部下「真っ直ぐ綺麗に斬られていたのです・・・それに」

部下「ポーク・パイ・ハットの死体の切断面は、合わせることができなかったのです・・・つまり、『削れて』いた」

大統領「・・・削れて?」

部下「はい・・・しかし、削り落とされたと思われる肉片は、付近にはありませんでした」

大統領「・・・」チャッ

大統領「・・・フム」ソリソリ

部下「まるで・・・刀身に肉が取り込まれたかのような跡で・・・」

大統領「なるほど・・・マウンテン・ティムではないようだな」ソリソリ

部下「それに・・・足跡状況から見て、やったのはおそらくカーズかジョニィ・ジョースター」

大統領「・・・」

大統領「今回ポーク・パイ・ハットを殺ったのはカーズだろうな・・・彼は人を殺すのをためらわないような目をしていた」

大統領「一方で・・・仲間のことを考えていそうな目もしていたがな」

部下「遺体を所有しているのはジョニィ・ジョースターかカーズ・・・足跡状況を見るに、ジョニィ・ジョースターの方が有力です」

部下「この2人のうち、面倒なのはカーズかと思われます」

大統領「だろうな・・・」

大統領(カーズ・・・一体どのようなスタンド使いなのやら・・・)

大統領「・・・とりあえず。ポーク・パイ・ハットを殺したということは次の遺体も探す気なのだろう・・・」

大統領「『アリマタヤのヨセフの地図』によると遺体は全部で『9つ』に分かれて大地に散らばっている!彼らに見つけさせるのもいいだろう・・・」

大統領「次の刺客はそこへ向かわせろ」

部下「はッ・・・」

部下「既に向かわせております、大統領」

ガッシュ ガッシュ ガッシュ ガッシュ

今日はここまで。

ジャイロ「う・・・ううううううう~~~~ッ・・・」ギギリギリギリ

1着 ディエゴ・ブランドー  100P+40P=140P

2着 カーズ          50P+100P=150P

3着 ジョニィ・ジョースター 40P+25P=65P

4着 サンドマン        35P+50P=85P

5着 マウンテン・ティム   30P+30P=60P

6着 ジャイロ・ツェペリ    25P+1P=26P

7着 ホット・パンツ      20P+20P=40P

8着 東方憲助         15P+2P=17P

ジャイロ「う・・・うおおう~~~ッ!!」

ジャイロ(やべえ・・・マジにやべえ!今回の3rd.ステージこそはオレが1位でゴールするのは間違いねえとしてもそれ取ったとしてポイントは1位100点だから総合でも合計126点にしかならねえッッ!!カーズの野郎ォォオオ~~ッ!!)

ジャイロ(しかも・・・ディオが0Pってのもありえねえよなァアーーーッ!!!くそッ!クソッ!!)

1位 150P カーズ

2位 140P ディオ・ブランドー

3位 85P  サンドマン

4位 65P  ジョニィ・ジョースター

5位 60P  マウンテン・ティム

6位 40P ホット・パンツ

7位 26P ジャイロ・ツェペリ

8位 17P 東方憲助

ジャイロ・ツェペリ(うくううーーッ!!ヤツらゼロだったらいーよなァアーーーーーーーッ!!!!)

カーズ「・・・何をやっているんだあいつは」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「!」ピク…

カーズ「」スンッ スンッ

マウンテン・ティム「・・・どうかしたのかカーズ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「臭いがする・・・血だ。血の臭いがする」スン スン

カーズ「もったいない・・・地面にこぼしたな。もし屍生人でもいれば貴重な食料だ。先を争って飛びつくだろうなァ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ「この臭いは・・・ゲルマン人だな。おそらくイギリス・・・」

マウンテン・ティム「・・・!イギリス!」

ジャイロ「・・・俺らの先を行くイギリス人って言えば・・・」

ジョニィ「・・・ディオか!」

ジョニィ「でも・・・血?出血?落馬でもしたのか・・・?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「だろうな」バカラッ バカッ

ギァッ!!!

ザッ

カーズ「・・・あそこで座り込んでいるな」ピッ

ジャイロ「落馬か・・・山岳コースだからな。ヤツの苦手コースなのかも」

ジャイロ「・・・見てくるぜ」ガッ

カーズ「・・・」

カーズ「」スン…

スン スン

カーズ「・・・」

カーズ(妙だな・・・若干、『爬虫類』の血の臭いがする)スンッ…

カーズ(いや・・・爬虫類というよりは『鳥類』か?・・・いや、どちらとも言えない臭い・・・)

カーズ(こいつは一体・・・)

ジャイロ「おいディオ大丈夫か!救援隊が欲しいならそう言えッ!呼んでやるぜ!!」

Dio「・・・」ギロ

カサ… カサカサ

Dio「」カサ カサカサ

カーズ「!」

カーズ(哺乳類にしては乾燥した肌・・・それにウロコ!さらに鉤爪まで・・・!)

カーズ(爬虫類の捕食動物?しかし・・・鳥の臭いがした説明がつかんな)

カーズ(・・・まさか)

Dio「」サ…

Dio「余計なお世話だ。さっさと先に行け・・・お前らッ!!どうせ・・・最後に追い抜くのはこのDioだッ!!」ダラダラ

ジャイロ「・・・ニョホ!どうやら平気らしいな!罠にしても元気すぎるしよッ!!」バッ

ジャイロ「」ドスン

ジャイロ「行くぜ」ガンッ!!!

3人「」ガンッ!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

Dio「・・・」ガク…

…ドサッ

オオオオオオオオ…

バカッ バカッ バカッ バカッ…

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ガンッ!!!

4人「」ドンッッッ!!!

4人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

マウンテン・ティム「『遺体』の場所は見えるが・・・今日は無理だな。明日にしよう!」

ジャイロ「そうだな!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「!」

カーズ「」バッ!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「・・・カーズ?」

カーズ「・・・異質な生物が接近している」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「・・・異質?」

カーズ「・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「さっき・・・ディオと遭遇した時に感じた感覚と同じだッ!人間と爬虫類・・・それに鳥類が混ざったような生物が接近しているッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

3人「・・・!?」

バフゥゥッ!!

ジャイロ「!」

マウンテン・ティム「う・・・馬が怯えはじめたッ・・・怯えはじめているッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・来る!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!!





ガンッッッ!!!!!!

4人「!」

Dio「」シバァアアアアッ!!!!!

カーズ「・・・やはり貴様か!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「ンン・・・?何のことかな?サッパリだが・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「ま!とにかくッ!今日はもう終わりだ・・・日が暮れる!その先に小さな村がある・・・そこで泊まろう!キャンプはやめた方がいい」

Dio「この辺は猛獣がいるからな。この間、日が暮れた時に猛獣に囲まれたんだ。数匹のクーガーと数匹のガラガラヘビにな。クーガーとガラガラヘビがオレの行く道を塞いで通れなかったんだ・・・」

カーズ「・・・下らんな。洒落か」

Dio「あれれ・・・バァレちゃったかァーッ!?ま!いいや!ガラガラヘビが道を譲ってくれたんだ・・・毒!どくぅーーーっ。道をどくヘビィィーってね!」

3人「・・・」

3人「・・・は?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

Dio「気分がいいッ!なにかすごく気分が爽快なんだッ!いいぞッ!さっきの落馬のせいかなッ!?体もすごく軽いッ!日が暮れるのが残念だ!最高にハイ!ってやつだアアアハハハハーーーーーッ!!」パァァァ

Dio「」ヒュッ…

ビッシィイイ!!!

ジャイロ「な・・・何だ!?」

マウンテン・ティム「馬の上で逆立ち・・・ッ!?」

Dio「ハイ!君達も馬の名手ならこんなことできるか!?ハイ!」ビッシィィイイ

4人「」

Dio「ハイ」ピッタァアー

Dio「ハイ」ビシィィイイ

Dio「ハイ」ビッシィーッ

Dio「ハイ」ビッシィア

4人「・・・」

ジャイロ「おいジョニィ!」なんだ?あいつは?天才騎手ってこんなラリったキャラなのか?」

ジョニィ「知るもんか!だがなんか変だ、あいつ変だ!さっきは大ケガだと思ったのに!」

ジョニィ「ジャイロ!今夜はあいつと一緒なのか?」

ジャイロ「「イヤダ」っツってもよォォー、ヤツの言う通りこの辺りはオオカミもいる。オレらの馬がやばい!村に泊まらなくてはならない」

Dio「そう!」ビシィッ

Dio「そう!それが安全だ。オオカミが群でいるぜ」

3人(・・・)

ジャイロ「聞こえているぜ」

カーズ「・・・」

カーズ(聴力も人間としては異常にいい・・・か)

集落・・・

ジャイロ「フー・・・みんな結構レースの事は知ってるみたいだな。こんな山奥でもよ・・・」

ジョニィ「ジャイロ!Dioはどこ行った!?Dioがいないぞッ!」

ジャイロ「さーな。村人にあいさつにでも行ってるんじゃあないのか?」

ジョニィ「マジに聞いてくれ!あいつとは絶対同じ場所には寝ないからな・・・」

ジョニィ「あいつは間違いなく人間として最低の騎手だ!エサに毒を入れるとか馬具に細工なんてDioにとって朝メシ前なんだ!」

ジャイロ「わかってる。馬や食糧を見張るのは外のキャンプの時と同じで行こう」

ジョニィ「黒い噂はいっぱいある・・・たとえば彼が20歳の時、財産を手に入れるために83歳の老婦人と結婚したことだってあるんだ!」

ジョニィ「その老婦人は半年後、死んだ・・・Dioが殺したかもって噂さ・・・」

カーズ「・・・だったら何だ?」

3人「!?」

カーズ「確かに、俺は他人や自然を思いやる心はある。だが・・・」

カーズ「利用できるものは何でも利用し勝利を掴む・・・これが『生きる』ということではないのか?」

カーズ「利用できるものがゴロゴロあるのに利用しないのは・・・生きることを否定しているのと同じだ」

3人「・・・」

カーズ「俺はそう思う。『信頼』というものも・・・『利用』の上に成り立っている」

カーズ「エシディシは俺を利用し『娯楽』を求め・・・俺はエシディシを利用し『力』を手に入れようとした。ワムウも似たようなものだ」

カーズ「『利用』があるから『信頼』があるのだ。『利用』は双方にとってプラスの時もあるのだ」

ジョニィ「・・・」

カーズ「全てのものを取り込み利用するため、気高く飢える。それが『生きる』ということだ」

ジョニィ「気高く・・・飢える」

カーズ「」コク…

マウンテン・ティム「・・・」

ジャイロ「・・・隣の部屋にかまどがあるぜ。薪を集めてくる。カーズ、一緒に手伝ってくれ」

カーズ「分かった。いいだろう」

ガチャッ

キィ…

…バタン

ジョニィ「ティム、コーヒーでも淹れるよ」

マウンテン・ティム「ああ、ありがとう」

今晩はここまで。

ジャイロ「っと・・・」ガサガサガサ パキパキ

ジャイロ「痛ッ!」シピッ

ツゥ…

ジャイロ「あー、血が出た・・・」ポタ ポタ

カーズ「波紋疾走」バチチチッ

ジャイロ「サンキュー。いやあ、波紋ってホント便利だよなー・・・使いてーぜ」ジジジ…

カーズ「使えるようにしてやってもいいぞ」

ジャイロ「マジでッ!?」バッ

カーズ「一時的にだが貴様の肺を動かす横隔膜の筋肉を刺激して軽い波紋を使えるようにできるが」

ジャイロ「あ、やっぱいいぜ」サササ…

カーズ「何故だ。遠慮するな」

ジャイロ「痛いのは嫌だぜ」

カーズ「案ずるな。数十秒ろくに立ち上がれなくなるだけだ」

ジャイロ「十分な苦痛じゃあねーかッ!!!」

カーズ「フフ・・・ン?」ピク

カーズ「・・・」

ジャイロ「・・・どうかしたのか?」

カーズ「空気が動いた・・・血の臭いもする」スン スン

ジャイロ「・・・」

カーズ「薪をくべたら・・・様子を確かめることにするか」ガラッ

ジャイロ「だな」カラン

ガチャッ

ブーン ブーン

ジョニィ「!」

ジャイロ「なにしてるジョニィ?なんかここ・・・やたらハエが多くねーか?」ブーン ブーン

ジャイロ「スゲー多いぞ!窓から入ってきてる!窓を閉めろッ!そっちのドアもだ!」ブーン ブーン

ジョニィ「えッ・・・」

マウンテン・ティム「」ハッ

カーズ「ここだ・・・血の臭いだ」クイッ

ジャイロ「・・・」コク

ガチャァッ

ジャイロ「!!!」

ジャイロ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ジョニィッ!早く窓を閉めろォォオーーーーーーーーッ!ハエの話じゃあねえッ!気づかなかったのかッ!近くになにかいるッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「これはッ・・・人間の仕業じゃあないッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨





ジャイロ「クマの死体だーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

クマ「」バァァァァアアーーーーーーーーーン

ジャイロ「い・・・いつからここで死ん――」

ヒュッ…

ジャイロ「」ハッ!



ドギアアアッッッ!!!!



カーズ「ッ!?」

マウンテン・ティム「!!!」

ジャイロ「」ゴバァ!!

ジョニィ「ジャイロォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

Dio「」シャッ

ジョニィ「!!!」

Dio「ウシャアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ギュァアアッ!!!

マウテン・ティム「な・・・ッ!!」バッ

カーズ「何ィ!?」バッ

ジョニィ「タスクッ!!」ドンドンドンドンッッッ!!

Dio「ギャァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!!」ドドドドッッッ!!!

ジョニィ「ぐううッ」バッ ゴロゴロッ

Dio「」ザグゥ!! ガスガスガス バリィーーン ガシャァアーーン

ジョニィ「うくおおッ」ドザァ!!

ジョニィ「敵だッ!やはりDioは敵ッ!!テロリストだった!!」

Dio「クアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」グアッ

ジョニィ「」ドンドンドンドンドン!!!

Dio「」スッ

スカァアアーーーーーッ

ジョニィ「!!!」

天井「」バズバズバズ

ジョニィ「つ・・・『爪弾』をかわしたッ!この距離で・・・!!」

Dio「」トッ!!

ゴォッ!!!

マウンテン・ティム「」バラッ

ヒュアアアッ!!!

鉄球「」ゴォオッ!!!

Dio「」ス!

鉄球「」スッカァアアーーーーーーッ

壁「」ドカン!!!

ギャルギャルギャルギャル…

マウンテン・ティム「なんという動体視力だ・・・ッ!」ジャキ!!

ヒュバァアッ!!!

マウンテン・ティム「完全に人間をやめてやがる・・・害獣は『殺処分』しなくてはな!」ジャッ!!

Dio「」ヒュ

ブツッ!!!

マウンテン・ティム「!!」

ジャイロ「余裕こいてロープを切断しやがった・・・ッ!」ヨロ…

マウンテン・ティム「」ジャキィッ!!!

マウンテン・ティム「まだ左腕があるッ!!」ジャカァアッ!!

Dio「」スゥ…

マウンテン・ティム「」ドンドンドンドンドンドン!!

ジョニィ「援護するッ!!」ドンドンドンドンドンドン!!

Dio「」シャァッ!!!

Dio「」シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ

ヒュヒュヒュンッ!!

壁「」ドドドドドドドッ!! ボボボッ ビシュン!! バシュゥウン

マウンテン・ティム「ま、また、避けられッ!!」

Dio「」グォォッ!!!

鉄球「」ゴバァアアッ!!!!

Dio「!」

Dio「」タンッ!!!

鉄球「」スカァアッ!!

ジャイロ「えッ!?」

ジョニィ「ジャイロオオーーーーーーーッ!!頭上だァアーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

ジャイロ「!!」

Dio「」ヒュアアッ!!!













ドゴォォォオオッ!!!!

Dio(!?)グァァァァアアアア…

Dio「」ドガァッ!!

ダンッ ガンッ

壁「」ダァァァアアン!!!

Dio「」…ドサッ

3人「・・・」

カーズ「・・・なるほど」

3人「!」クルッ!

カーズ「『恐竜』を模しているようだ・・・それも、白亜紀の小型獣脚類・・・」

カーズ「ラプトル」バァアーーーーーーーーーーン!!

ジョニィ「キョ・・・キョーリュー・・・?何だそれ」

カーズ「中生代・・・三畳紀に出現し白亜紀に絶滅した生物。鳥類の祖先だ」

ジョニィ「・・・これが!?」

カーズ「これはそのうちのディノニクスだ。竜盤目獣脚亜目テタヌラ下目コエルロサウルス類・・・ドロマエオサウルス科の肉食恐竜」

カーズ「鳥類へ進化したのは竜盤目獣脚亜目の恐竜だ。鳥盤目というグループもあるが、これは鳥類とは関係ない」

マウンテン・ティム「紛らわしいんだな・・・」シルル

カーズ「奴の後ろ足を見ろ。1つだけ鉤爪が大きいだろう」

ジャイロ「あ・・・ああ」

カーズ「この鉤爪を獲物や敵の喉に突き刺し、失血死させていたんだ」

ジョニィ「・・・で、どのくらい強い生物なんだ!?」

カーズ「・・・そうだな」

カーズ「哺乳類が敵う相手ではない。それは確かだ」

ジャイロ「・・・何!?」

カーズ「コイツなら牛さえ急所に攻撃を入れて仕留められる。勝てる候補はサイやカバ、ゾウ・・・後は大型のネコ科猛獣くらいだろう」

カーズ「・・・いや。ライオンやトラでも勝つことはできないかも知れんな」

ジョニィ「そんなに・・・!!」

カーズ「加えて、ラプトルは白亜紀の獣脚類としては非常に発達した頭脳を持つ。なかなか洗練されたハンターだ。敏捷で、生まれながらの殺し屋」

カーズ「なんて美しい・・・これを傷つけるという行為は、犯罪と言ってもいいほどだ・・・」ス…

3人「・・・」

カーズ「・・・だが」

カーズ「形あるものはいつか滅びるのだ」

3人「・・・!」















ズバァァァァァァアアアアアッ!!!!!

今日はここまで。

Dio「ギ・・・」

ブジュッ!!

ブジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

Dio「グガガガッ・・・!」ゴトッ

Dio「カ・・・カカカ・・・カ・・・」ピクピク グググググ

Dio「カ・・・・・・・・・」グッ…

Dio「」ガク…

ジョニィ「・・・」ゴクッ

カーズ「珍しい物を見せてもらった礼だ。殺してはおらぬ・・・」シャコン

カーズ「まあ・・・止血せねば出血多量で死ぬことになるだろうが・・・」

Dio「」ピク… ピク…

カーズ「驚いたな・・・このカーズ以外に、このような能力を持つ者がいるとは」ザッ

カーズ「これも『スタンド』なのか・・・」ザッ ザッ

ジャイロ「・・・」

カーズ「『スタンド』というものはただのカスのような能力だと思っていたのだが・・・どうやら違ったようだ。このカーズを模倣するスタンド能力者が現れるとは・・・」

カーズ「・・・臭ってかなわんな。外の死骸を始末しよう」

マウンテン・ティム「そうだな・・・近隣住民にも迷惑だしな」ザッ

ガチャ

キィ…

クマ「」

ジョニィ「」ブル…ッ

ジョニィ「やっぱり・・・クマを食い殺すなんて、規格外な生物だな・・・」

ジャイロ「哺乳類が敵う相手じゃあない・・・なるほどな。クマでさえおやつなんだ。納得できる」ブーン

マウンテン・ティム「部屋にハエがいなくなったと思ったら・・・逃げてたんだな。Dioから・・・」ブーン ブーン

ジャイロ「もうじきアイツにもハエが止まるだろーぜ」

ジャイロ「・・・で、どうするんだカーズ?どうやってコイツを片付ける」

カーズ「・・・」

ジャイロ「・・・どこ見てんだカーズ?どうした?」

カーズ「少し・・・分かったことがある」

3人「?」

カーズ「ジョニィ!」

ジョニィ「え?」

カーズ「その左腕のことだ・・・それは文字ではない」

カーズ「『星座』の形ッ!文字の形が『星の配列』になっているのだッ!!北斗七星ッ!」バッ!!

ジョニィ「!?」

ジョニィ「・・・!」バッ

カーズ「形が一致する・・・場所もだ。crusの方は北極星・・・文字自体が星座を表す地図なのだッ!!」ドッギャァアーーーーーーーン!!

3人「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「なるほど・・・!」ザッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「北斗七星が地上に沈む位置ッ!!それを示しているのか!正座を山と地上に合わせるッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「遺体のある場所はあの丘だッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「そうか・・・!じゃあ早速行こうッ!!」ズッ

カーズ「待て。まだだ」ガシ

ジョニィ「え?」クル

ジョニィ「あ、そうか・・・クマの死骸を片付けないといけないよね」

カーズ「そうじゃあない・・・話を聞け」

3人「?」

カーズ「この村・・・いつの間にか人間の臭いがなくなっている。衣服や家具に・・・多少は残されているが」スン スン

カーズ「代わりに・・・爬虫類の臭いが増えた」スンッ

3人「・・・え?」

カーズ「それにもう1つ!そのクマの死体だが・・・」

カーズ「腐臭がだんだん消えていく・・・爬虫類の臭いが強くなっていく」

3人「・・・!?」

マウンテン・ティム「そんな馬鹿な・・・!」ザッ

ファサッ

ポロポロ カサカサカサ

マウンテン・ティム「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

2人「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「そんな馬鹿なッ!!Dioは致命傷を負った!スタンド能力の持続はもう不可能だッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・Dioの能力ではなかったのかもしれない」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「・・・何!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「この能力が・・・もし・・・恐竜化『する』のではなく・・・『させる』のであれば・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「Dioもスタンド能力の支配下に置かれ・・・恐竜化させられたのかも知れぬ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「じゃ、じゃあ――」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ああ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨









カーズ「我々を襲撃した真犯人は別にいる」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「じゃ、じゃあ、そいつが村人を恐竜にし、そこのクマも・・・」

カーズ「いや。実行犯はDioだろう・・・建物に入った時、Dioはどこかへ消えていた・・・その時に村人を襲撃し、恐竜に変えたとみるべきだろう」

ジャイロ「ちょ、ちょっと待てよ!Dioは恐竜に『された』だけなんだろ!?他人を恐竜に『する』ことが――」

カーズ「可能だ」

ジャイロ「・・・ッ」ズリ

カーズ「俺の開発した石仮面・・・それを被った人間は永遠の命とパワーを授けられ、『吸血鬼』となる」

カーズ「その吸血鬼の食料は人間だ。人間の血を指から吸い上げ、獲物は枯れ木のように朽ち果てる・・・」

カーズ「しかし、吸血鬼はその朽ち果てた死体に『命』を吹き込むことができる」

ジョニィ「・・・『命』」

カーズ「『屍生人』としてな・・・」コク…

カーズ「石仮面により命を与えられた吸血鬼は、死体に命を与え屍生人を生み出す」

カーズ「この『スタンド』も同じようなものなのだろう・・・恐竜が恐竜を生み出す」

ジョニィ「・・・!」

カーズ「とりあえず打開策は・・・恐竜を皆殺しにするか、元に戻すか、だな」

ジャイロ「殺すのは駄目だ・・・連中は元々人間だったんだぜッ!?」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・善処しよう」

ハァアーーーー… ハァアーーーー…

3人「」ピクッ

フゥウーーーーッ… ハァアアーーー

フゥウーーーーーー… フゥウーーーーーーー…

カーズ「・・・復活か」

ハァアアーーーーーーーーーーーーー…

3人「・・・」

カーズ「・・・」



グッ…

グォォォオオオオオンッッッ!!!



ティラノサウルス「GOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」ズン!!!

ジャイロ「で・・・」

ジャイロ「でけぇ・・・!!」ザッ…

ティラノサウルス「GUAAAAAAA・・・」ゴルル…

カーズ「ティラノサウルス・・・この時代ではマノスポンディルスという恐竜もいたはずだが、それだ」

ジャイロ「・・・どういうこった?」

カーズ「マノスポンディルスとティラノサウルスは同じ恐竜だ。これが発覚するのはおそらく90年は先だろうな」

マウンテン・ティム「90・・・年・・・」ザッ

カーズ「90年先の知識を教えてやったんだ。授業料は高いぞ」

ジャイロ「ヘッ・・・その授業料、遺体にはできねーか?」ハッ

カーズ「現金で頼もうか」

ティラノサウルス「GUOOOOOOOO・・・」ゴルル…

ジョニィ「そろそろ冗談言ってる場合じゃあないみたいだけど・・・」ザ…

ティラノサウルス「」フシュウウウーーーーー…

カーズ「動くな。動いたら狙われるぞ」

マウンテン・ティム「これだけ大きいなら・・・楽に避けられそうだが?」

ティラノサウルス「GOOOHHHH・・・」ゴル…

カーズ「ティラノサウルスの脚は第3中足骨を上端で消失している。ティラノサウルス科が生息していたのは北半球だが、南半球に生息していたカルノサウルス類の脚はこうなっていない」

カーズ「このティラノサウルス類の脚の特殊化は・・・オルニトミモサウルス類などの俊足恐竜に見られる特徴だ。この形状は負荷の方向を一直線にしている」

カーズ「これは俊敏性が増し、靭帯の損傷を防ぐというオマケ付きだ」

ティラノサウルス「GARRRRRRRRRR・・・」

マウンテン・ティム「・・・つまり?」

カーズ「・・・パワーはもちろん、スピードも十分ということだ」

ティラノサウルス「」フシュウウウウウウ…

ズン ズン ズン ズン

ジャイロ「・・・そ~~かい」ズン ズン

ジャイロ「だったらそのスピードに・・・懸けようじゃあないか」ス…

ジャイロ「」ブンッ!!!

ティラノサウルス「!!!」

鉄球「」ヒュォォッ!!!

ゴッ!

壁「」パラ…

鉄球「」シルシルシルシル

ティラノサウルス「GU・・・」

ティラノサウルス「GOAAAAAッ!!」ダンッッッ!!!!!!

建物「」ズガァァァァアアアアアアン!!!!

ティラノサウルス「GUOOOOOOOHHHHHHHHHHHHH!!!GOAッ!GOOAAAッ!!!」ドガァアン ズガァアン バギィィイイ

ジャイロ「・・・よし!」グッ!!

ジャイロ「鉄球のスピードに反応できてくれてよかったぜ・・・で、どうするんだカーズ!?」

カーズ「この崖を下る」

ジャイロ「よし!そうだな、この崖を・・・」









ジャイロ「・・・は?」








ジャイロ「え?今なんて・・・」

カーズ「崖を下る。聞こえなかったか?」

ジャイロ「い、いや・・・ちょっと待てよ!正気かよお前さん!?」

カーズ「安心しろ。底まで降りてクライミングする気はない」

ジャイロ「じゃ、じゃあ・・・」

カーズ「ある程度まで降り、BESTな地点から向こうに飛ぶ!それだけだ」

ジャイロ「」

カーズ「ジョニィは俺が持つ。ティム!ジャイロを頼むぞ。谷底へ落ちないようにな」

マウンテン・ティム「ああ!任せておけ」バラッ シュルル…

カーズ「いずれティラノサウルスも感付く!それまでに飛ぶぞッ!!」

ジョニィ「うおああッ」グイィイッ

ジョニィ「」ボスッ

カーズ「落ちるんじゃあないぞ」バッ!!

マウンテン・ティム「」シュルルル

ガシィ!!

マウンテン・ティム「地面を掴んだ・・・これで転落はないはずだ」

ジャイロ「ああ・・・だといいな!」

マウンテン・ティム「」バッ!!

ズガガッ!!! ギャギャギャギャギャギャギャ

3人「うッ・・・くおおおおおッ!!!」ガガガガガガガ

ガガガガガガガガッ ドガガガガガガガ

マウンテン・ティム「う、うおおッ」ドギャッ ガッガガッ ズギャギャッ

カーズ「・・・」ズザザザーーッ ガガガッ ガリッ!

4人「」ズギャギャギャギャギャ ガガガガガガガガ

ガリガリガリ ズギャギャギャギャギャギャ

ティラノサウルス「!」ピクッ

ティラノサウルス「」ダンッ!!!!

4人「」ガガガガガガ… ズガガガガガガ…

ティラノサウルス「GA・・・ッ!!!」

ティラノサウルス「GAAABAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!」

マウンテン・ティム「とっ、とおっ、とォォ」ズギャギャッ!!!

マウンテン・ティム「この辺でいいのか?カーズ」シルルルル ヒュパッ

カーズ「ああ」トッ

カーズ「・・・」チラ

グオオオオオオオオ!! ギャォォォォオオオオオオ!! グオアアアアアアア…

カーズ「奴は降りて来られないな」

ジャイロ「ニョホ!じゃあゆっくり休んでから行こうぜ!水分補給してーしよ」

カーズ「・・・いや」

カチャ… カチャカチャ

カーズ「それはできなさそうだぞ」ザッ!

カチャ… カチャカチャ…

3人「・・・」

3人「」バッ!!

ディノニクス「KUAAAAA・・・」ザッ!!

ディノニクス「KORRRRRRRRRRR・・・」カチャ… カチャカチャ

ジョニィ「ディ・・・ディノニクスッ!!」

マウンテン・ティム「見ろ・・・下にもいるッ!!」

2人「!!!」バッ

カチャ カチャカチャカチャ

ディノニクス「SYAAAAAAAAHHHHHHHHH・・・」カチャ カチャチャッ カチャカチャ

3人「・・・」ゴクリ

ピチャ…

ジャイロ「!?」バ!!!

ジャイロ(う・・・上から水滴が・・・)サ

ジャイロ「!!!」

ジャイロ「・・・う・・・上もかッ!!」ジャリ…

2人「なッ・・・」サッ!

ディノニクス「KUAAAAA!!!」バッ ピョン ピョン

ザッ ピョン ピョン

バッ バッ ババッ ピョン タンッ ズザザッ

3人「」サッ!!

ディノニクス「KORRRRRRRRRRR・・・」ザッ カチャカチャカチャ

3人「」バッ!!

ディノニクス「KUAAAAAA・・・」カチャカチャ… キィイ…

3人「」シャッ!!

ディノニクス「KORRRRR・・・」タンッ タンッ タッ

3人「・・・!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(360度、全方向から・・・来るッッ!!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

今日はここまで。
調べてみたら、ディノニクスは2部や7部の頃は発見されてなかった・・・orz

   人間の胎児は母親の胎内でたった10ヶ月で
   約九億年の生物進化の変態を遂げて人間になる。
   遺伝子が記憶しているからだ。

   それと同じくカーズの体細胞も
   進化過程の遺伝情報を知っているので
   応用してどんな生物にもなる。


って書いてあるからいける

ディノニクス「KUAAAA・・・」ザッ ザッ

カーズ「・・・」

カーズ「」サッ

ガシィ!!!

ジョニィ「!?」

カーズ「」ブンッ!!!

ジョニィ「うわッ!?」ギュンッ!!!

マウンテン・ティム「!!!」

ジャイロ「ジョニィッ!?」

ジョニィ「」ゴォッ

ジョニィ「うおッ!!!」ドザァア!!!

ジョニィ「う・・・!?」ボスッ グググ

ジョニィ(投げ飛ばされたのか・・・?崖の向こうに!)グググ

ジャイロ「ジョ、ジョニ」ガッ!!!

カーズ「」ブンッ ブンッ

ジャイロ「うッ、うおおッ!!!」ギュァッ!!!

マウンテン・ティム「くおおおおおおッ!!!」ゴオッ!!!

ドザン!!!! ボファアアッ

ジョニィ「ジャイロ!ティム!!」ズッ

ジャイロ「うッ・・・」グググ

ディノニクス「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーッ!!!」ビャァアッ!!!

3人「カーズッ!!!」ズッ

カーズ「・・・」

グ…

カーズ「」タンッ!

ディノニクス「ッ!?」ジャァァァッ!!!

カーズ「」ヒュオオオオオオオオ…

カーズ「待たせたな」スタッ!!

ジャイロ「カーズ!」バッ

カーズ「・・・ケガはないか?」パタパタパタ

ジョニィ「あ・・・多分。砂地に落ちたし・・・」

カーズ「・・・そうか」

ディノニクス「SYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

3人「!!」

ディノニクス「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!KUAAAAAAAAAAAAAAA・・・」ヒルルルルルルルル…

ジャイロ「お・・・」

ジャイロ「落ちていくぞッ!!」

カーズ「・・・恐竜とはいえ、この崖を飛び移ることなどできぬ」

ヒルルルルルル… …ドゴォオッ

カーズ「・・・死んだか」

ティラノサウルス「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ジャイロ「うおッ」ビクッ

ジャイロ「・・・アイツは今問題じゃあないんだよな?」グアアアアアアアアアア ギャオオオオオオオオオオオ

カーズ「ああ」コクッ

ディノニクス「KORRRRRRRR・・・KORRR」コルル… コルルルル…

ディノニクス「KUA!」バッ!

ババッ バッ バババッ バッ…

4人「・・・」

ジャイロ「ディノニクスどもが崖を降りていく・・・」

ジョニィ「カーズ!ヤツら崖を下って谷底から越えてくるつもりだッ!!」バッ!!

カーズ「心配ない。ヤツらは無視だ」

マウンテン・ティム「だな・・・ここまで来るのに何分かかるだろーかな」ザッ

ジョニィ「・・・」

マウンテン・ティム「そんなことより・・・俺達は正しかったな!」

サラサラサラ… サラサラ…

マウンテン・ティム「どうやら俺達は・・・間違ってなかったようだ」

マウンテン・ティム「この場所で・・・!」

ジョニィ「・・・」

サラサラ サラサラサラ

ジョニィ「・・・」パラパラ サララ…

ジョニィ「・・・砂が」サラサラ サラサラサラ

ジャイロ「ああ・・・動いているな」サラサラサラ

ジャイロ「それも・・・下から上へッ!!」サラサラサラサラサラサラサラサラ

サラサラサラ…

ザラザラザラザラ

ザザザザザザザザザザザザザザザザ

4人「・・・!」ザザザザザザザザザザザザザザザザ

岩「」ズズズズズズズズズズズズズズズ

岩「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

4人「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ど・・・どういう原理なんだ・・・それにこの地形!」サラサラサラサラ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「おまえさんの『左腕』に反応してるからじゃあねーのか・・・つーかよォー『遺体』が『遺体』に反応してるんだ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「おめーが近づいたから呼び合っている!2nd.ステージん時と同じっつーなら!場所はスゲー近いぞッ!それに・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ここの岩々の並び!まるで『悪魔の手のひら』だッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「つ・・・次の遺体はどこにッ!どこに埋まっているんだッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「・・・!」ザッ ザッ





バリッ…

マウンテン・ティム「・・・え?」

バリッ… ベリベリ…

マウンテン・ティム(何だ・・・この音)

バリバリ バリバリバリ

マウンテン・ティム(頬・・・ッ?)

マウンテン・ティム「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「・・・」ス… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「」ハッ

ジョニィ「ティ・・・ティムッ!!その口は・・・ッ!どうしたんだ!?」

ピトォッ…

サワ…

マウンテン・ティム「・・・」サワサワ…

マウンテン・ティム「・・・!!!」サワサワサワ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ま・・・まさかッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「『恐竜化』しているのかッ!!ティムッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「!何・・・」

カーズ「」ハッ

カーズ「ジョニィ・・・貴様、その肌は・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「え・・・」クルッ!

ジョニィ「」ス…

パラ…

パラッ ポロポロポロ

ジョニィ「!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ま・・・まずいッ!なんで恐竜化して・・・ッ!!」ポロポロポロ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「わ・・・分からんッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「!」ハッ!

マウンテン・ティム「い、いや・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ『』ドンドンドンドンドン!!!

スカァアアーーーーーッ

ジョニィ『つ・・・『爪弾』をかわしたッ!この距離で・・・!!』

Dio『』トッ!!



マウンテン・ティム『完全に人間をやめてやがる・・・害獣は『殺処分』しなくてはな!』ジャッ!!

ブツッ!!!

マウンテン・ティム『!!』



マウンテン・ティム「・・・そうかッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「おそらく・・・ヤツに『傷をつけられた』時だ・・・恐竜化するのはッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

3人「!!!」

マウンテン・ティム「オレはロープを切断された・・・!ジョニィ!お前は鉤爪を突きたてられた・・・ッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「その時!俺達は『傷』を付けられたんだッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「な・・・なんてことだ・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「ジョニィの『傷』は・・・本当に!本当に小さい傷だろう・・・!だがそれでも恐竜化が起こっている・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「どんなに小さい『傷』でも恐竜化するッ!!まずいぞ!!ヤツらにほんの少しでも・・・引っかかれたり・・・咬まれたりすれば・・・!終わりだッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「なるほど・・・ジャイロ・ツェペリ!貴様は尾で殴られただけで、『傷』は木に引っ掛かった時のもの・・・!だから恐竜化していない」

カーズ「つまり、この『恐竜化』の能力が何かの『感染』とするならば・・・!空気感染はしないということだな。接触感染・・・それも傷がついた時のみ」

カーズ「そして・・・その『感染』に対する特効薬は」

カーズ「ジョニィ・ジョースターッ!貴様の持つ『遺体』だッッ!!」ビシィイッ!!

ジョニィ「!!!」

カーズ「ティムとジョニィ・・・貴様等で、先に傷を付けられたのはジョニィだ。にも関わらず、感染が進んでいるのはティムの方だ」

カーズ「二人の違いは・・・血液型、人種、生まれ育った環境などいろいろと考えることができるが・・・最大の違いは『遺体』の有無ッ!!」

カーズ「その左腕にある『遺体』が『恐竜化』を食い止めているのだッ!!」

3人「・・・!!」ドッギャァアーーーーーーン!!

カーズ「その証拠に・・・左腕に全くウロコがない。確定だッ!」

ジャイロ「じゃあ早く・・・遺体を手に入れてティムに渡さなくてはならないッ!!『能力』の支配下に入ったらまずいッ!」

マウンテン・ティム「た・・・頼む!オレの体の方もヤバくなってきたッ!!」ビシビシビシ パキパキ

ジョニィ「ああ!とっとと探してこんな山から早いとこ立ち去るんだッ!!」

ティラノサウルス「GOAAAAAAッ!GOAAAAAAAAAAAAAA!!!」ズン!!

ティラノサウルス「GOA・・・ッ!?」ピクンッ!

砂「」ザ…

砂「」ズザザザザザザ…

砂「」ズザザザザザザザザザザザザザザザ

ティラノサウルス「G・・・!」



ジョニィ「ッ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「ジャ・・・!ジャイロ!君の上に・・・石像がッ!い、いや・・・違うッ!!あれは石像じゃあない・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「何・・・」バッ!

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「『空洞の形』に砂が被って汚れているだけ・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「あれは『エネルギーの形』だ・・・ス・・・『スタンド』!!

ジョニィ「スタンドの形ッ!!!!」ドォーーーーーーン!!

マウンテン・ティム「なッ・・・」

マウンテン・ティム「!」ズザッ

マウンテン・ティム(ヤ・・・ヤバい・・・意識が支配されそうだ・・・!)グググ



カーズ(・・・あれが『スタンド』か。連中にはいつもあんなものが見えていたのか)

ティラノサウルス「!」

ティラノサウルス「G、GG・・・GOAA・・・ッ!!」

ティラノサウルス「GOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!GOAAッ!GOAAAッ!!」ダン! ダァン!!

ティラノサウルス「GUA・・・」ピクッ

ティラノサウルス「!!!」サッ!!

「・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ティラノサウルス「G・・・」

ティラノサウルス「KYUU・・・」ペコ

「・・・」フシューーーーッ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「『手の形』のところに何かあるぞッ!手に何か持っているッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「あったぞッ!中に何かあるッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「あ・・・あれは遺体だッ!!遺体の一部・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「次の遺体は『眼球』だッッッ!!!」ズッギャァァァアーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

ジョニィ「て・・・手の中に!眼球が左右あるぞッ!やったッ!!発見したぞォッ!!」

マウンテン・ティム「て・・・手に入れろ!」ズズッ

マウンテン・ティム「恐竜の『本体』が・・・この真犯人が来る前に・・・!」ズル ズルズルズル

マウンテン・ティム「いよいよ恐竜になりそうだ・・・!早く手に入れろッ!そして俺に『眼球』を回してくれッ!!」ズルズルズルズル

ジョニィ「ああ!」サ

ジョニィ「」ズザザッ!! ズザザッ!!

ジョニィ「く・・・!」ザザザッ ズズズズズッ

ジャイロ「砂は上に動き続けているッ!!砂はお前の味方だッ!!下手に『流れ』のパワーを失うんじゃあないッ!!」

ジャイロ「砂のパワーを利用するんだッ!遺体同士も引き付けあうはずだ・・・!利用しろッ!!パワーを利用しろッ!!!」

ジョニィ「現に今やってるよ!」ズズッ!!

ジャイロ「あ・・・そりゃ悪かった・・・でも急げ!」

ジョニィ「分かってるってば!」ズズッ!

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「もう・・・」ズズッ

ジョニィ「少し・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨










Dio「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」








4人「!!!」

Dio「」ブンッ!!

ディノニクス「GYAッ!?」バギアアアッ!!!

ディノニクス「GO・・・ッ」ゴプッ

ヒルルルルルルルル…

ジャイロ「おいジョニィ・・・!あれは・・・ハッキリ見える!Dioが仲間を2頭突き落とした!」

Dio「」タンッ

Dio「」ビュオオオオオオオオオッッッ!!

ジャイロ「崖から飛び降りたぞッ!!」

Dio「KUA!」ゴキィイッ!!!

ディノニクス「GYAッ!!!」グワシィッ!!!

4人「!!!」

ディノニクス「G・・・GUE!?」

Dio「」ギュオッ!!

ディノニクス「GUEッ!!!」ドギャァアッ!!!

ディノニクス「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA・・・」ヒルルルルルルル…

ディノニクス「GOAAAAA!OAAッ・・・」ヒルルルルルルルルル…

ヒルルルルルルルルルルルルル…

4人「・・・!?」

カーズ「何ィィ・・・ッ!?」ギリリ…

Dio「」ヒュオッ

Dio「GUA!」ドッザァアアア!!

ジョニィ「何ッ!?な、何だってェエーーーーーーーッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「あ、あの怪我で・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

Dio「H・・・HAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHH・・・」グググ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

Dio「」グググググググググググググググ

バシィイッ!!!

Dio「SHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ガァッシィ!

ジョニィ「な・・・何ィィィィィィイイイイイイッ!!Dioに『眼球』を盗られたァァァーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「は・・・早く奪い返さなくてはッ!!!カーズ!」バッ!!

カーズ「・・・」

Dio「HAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH・・・」











カーズ「・・・その必要はない」

2人「・・・え?」

Dio「HAAA・・・HA!HAッ・・・」

Dio「」ガク… ガクガクガク

Dio「」ガクガクガク ガクガクガクガクッ

Dio「GA・・・GABAッ」ゴボォオッ

ビチャチャァアッ ボジャァアッ

Dio「KU・・・A・・・AA・・・A・・・」ガクガクガクガク

ジョニィ「・・・!?」

Dio「」フラ…

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!

Dio「KA・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

Dio「・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

Dio「」ガグガグガグ ガグガグガグガグ ブシュウウウウウウウウ…

Dio「」ドサッ…

ドクドクドク… ドクドクドクドク…

ジャイロ「・・・!?」

ジャイロ「な・・・何があった!?」

カーズ「・・・さっきこいつを切り裂いたとき」

カーズ「激しい運動をすれば・・・全血液が逆流するようにしたのだ」

2人「!!!」

カーズ「止血すれば助かったものを・・・」

カーズ「もう終わりだ。こいつは・・・」

カーズ「・・・」

Dio「」ドク… ドク…

Dio「」ギュ…

カーズ「・・・」

ス…

カーズ「『眼球』を握りしめている・・・主君への忠誠か?」

カーズ「絶対に眼球を渡すよう・・・その信念で動いたのか・・・動かされたのか・・・定かではないが」

カーズ「よく働いたのは確かだろう・・・」ス

カーズ(まるでワムウを・・・見ているかのようだ)

今日はここまで

Dio「」ドクドク… ドク…

カーズ(・・・いや。やはり動かされたのだろう)

カーズ(1st.ステージでの走り・・・あれを見れば分かる・・・野望と狡猾さに満ちていたた)

カーズ(薄っぺらな忠誠心を植え付けられても、下には莫大な野望がある。確信できる・・・やはりワムウとは違う)

カーズ(だが・・・ワムウに対し手のひらを返した吸血鬼共とも違う・・・)

カーズ(・・・)

カーズ「・・・早く遺体を手に入れよう」ザッ

ジョニィ「ああ・・・」ズズッ…

シュアッ…

ジョニィ「」ハッ!

ジョニィ「うおおおッ――」バッ!!

スカアアッ

ギュオォオッ!!!

ジョニィ「!ジャ、ジャイロッ!!」

ジャイロ「え?」グァァアッ!!









ジャイロ「」ドズゥウッ!!!

ジャイロ「が・・・ッ」

ブジュッ

ジャイロ「ごぼッ・・・がッ・・・」ゴプッ

ジョニィ「ジャイロッッッ!!!」ジャッ!!

ジャイロ「く・・・」

ジャイロ「か・・・・・・」ガクッ

ジャイロ「」ドザァッ

カーズ「・・・!?」

ジャイロ「」ダラダラ ダラダラ

ジョニィ(ジャ・・・)┣¨┣¨┣¨

ジョニィ(ジャイロの首に付いた・・・恐竜の腕・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジャイロ「」ドクドクドク… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「」チラッ

腕「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ロープ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ロープ「」シュル…

シュル シュル シュル シュル

「・・・」シュル シュル シュル シュル

マウンテン・ティム「・・・」シュル シュル シュル シュル

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「そ・・・」

ジョニィ「そんな」ヘタッ…

マウンテン・ティム「・・・」ス…

マウンテン・ティム「・・・KU」

マウンテン・ティム「KU・・・KU・・・KUKUKU・・・KAKA・・・」

ジョニィ「ティムまで・・・ッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



マウンテン・ティム「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」ジャァッギャァアアア!!!

マウンテン・ティム「SHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!KUAAAAAAAAッ!!!」パキパキパキパキ

ジョニィ「あ・・・ああ・・・」

ジョニィ「ああ・・・あ・・・・・・」ガク…

マウンテン・ティム「KURRRRRRRRRRRRRRR・・・KAAAAAHHHHHHHHH・・・」フシュゥゥゥウ…

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(これはまずいな・・・Dioや村人なら・・・簡単に対応できる。ただの『恐竜』だからな・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(しかし・・・ティムやジャイロが恐竜化すれば話は別だッッ!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(ティムには体をバラバラに解体し移動させる能力が・・・そしてジャイロには『鉄球』の能力があるッ!傷をつけられている以上、ジャイロも恐竜化する・・・ッ!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(特にジャイロが・・・俺の知らない・・・鉄球の『秘術』か何かを用いればかなり危うい!手加減している場合ではない・・・!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ(殺さなくてはならないッッッ!!殺す気でかからなくてはならないッ!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マウンテン・ティム「KU・・・KUKU・・・KU!」

マウンテン・ティム「KUAAAAAA~~~ッ」ザッ!

カーズ「・・・ジョニィ!」

ジョニィ「な・・・何!?」ビクッ

カーズ「ティムとジャイロを『殺す』覚悟はしておけ」

ジョニィ「は・・・」

カーズ「」ジャキィィィイイイッ!!!!

ブウウウウウウウウウウン

カーズ「受け身の『対応者』ではいけない・・・『漆黒の意思』を持てィッ!」キュィィィィイイイイイイ

「・・・」

「・・・ほう。漆黒の意思・・・」ザッ

2人「!?」バッ!!

マウンテン・ティム「!」クルッ

ジャイロ「・・・」コヒューーッ… コヒューーッ…

「ディエゴ・ブランドー君にも・・・それがあったのかな?それにしても、よく働いてくれた・・・死を賭して『遺体』を手に入れてくれた」ザッ ザッ

2人「・・・」

「そして新たに・・・マウンテン・ティムが支配下に・・・ジャイロ・ツェペリもか。やはりディエゴ・ブランドーを恐竜たちのリーダーにして正解だった」ザッ ザッ

カーズ「・・・貴様は」ジャキッ

フェルディナンド博士「そうだな・・・私の名はフェルディナンド。地質学・古生物学者だ。『フェルディナンド博士』と呼べ」バァアーーーーーーーーーーーン

ジョニィ(きょ・・・恐竜に乗って・・・こいつが騒動の根源か・・・ッ!!)

フェルディナンド博士「とはいえ・・・だ。ディエゴ・ブランドー君・・・」クルッ

フェルディナンド博士「最期に血を偉大な『大地』にブチ撒けたのは・・・遺憾に思うぞ。君の作戦と崖を飛び越える決断力には敬服したが」

フェルディナンド博士「『大地』を敬う・・・これが最も重要なことだ!かつて『恐竜』がこの地球で繁栄したのに突如滅んだのはなぜか・・・お前たちにわかるか?」

カーズ「・・・隕石の衝突」

フェルディナンド博士「それもある」

カーズ「大規模な火山活動」

フェルディナンド博士「それもある!」

カーズ「被子植物の誕生」

フェルディナンド博士「それもあるッ!」バッ!!

フェルディナンド博士「だが!一番の理由は・・・それはこいつらが!『尊敬』という概念を知らないアホ頭だったからだ!」ドン!!!

フェルディナンド博士「『大地』を『尊敬』しない!だから滅んだ!『大地』を汚せばその報いは君ら自身一人一人が受ける!!」

フェルディナンド博士「その深い因果関係をこいつらの脳ミソでは理解できないのだ!」

2人「・・・」

マウンテン・ティム「KUAAA・・・」

フェルディナンド博士「」ス…

ググ…

フェルディナンド博士「」パシィッ

フェルディナンド博士「・・・フム!」チャッ

フェルディナンド博士「なんて見事な『遺体』だ・・・持つ手が興奮でふるえる。1900年前の遺体とは思えないほどのみずみずしさだ・・・」

フェルディナンド博士「一体なぜ君らは遺体を探している?動機はなんだ?『不老不死』とか『無敵の力』を手にいれたいからか・・・?」

フェルディナンド博士「だがッ!!そんなちっぽけでレベルの低い話をしてるんじゃあない!!」ドン!!!

フェルディナンド博士「この遺体は全てのパーツがそろったらこの世のあらゆる人間に『尊敬される遺体』となるのだ!その意味が分かるか・・・?」













フェルディナンド博士「『尊敬』は『繁栄』だ!この『遺体』を全て手に入れる者は真の『力』と『永遠の王国』を手にする事が出来るッ!」ドッギャァアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

ジョニィ「・・・・・・・・・」

ジョニィ「なんか・・・凄い話だ・・・凄い立派な話で・・・でもかなり頭がイカレてる・・・・・・そんな事までできる『聖人』・・・この世にはいない・・・」

フェルディナンド博士「・・・フン」スッ…

パチン

2人「!」

フェルディナンド博士「恐竜ども!ジョニィ・ジョースターの体から『遺体』を取り出せ!」

ジョニィ「なッ・・・」

ディノニクス「」バッ!!!

2人「!!!」

バッ ババッ バババババッ!!!

ディノニクス「SHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!」ドピャォォォオオオ

ディノニクス「」ザッン!!!

ジョニィ「・・・!!!崖を登って来たのか・・・早いな・・・!」

フェルディナンド博士「当たり前だ・・・こいつらは地上最強!いや・・・史上最強の護衛であり攻撃生物だ!!」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・フッ」

フェルディナンド博士「!!!」

フェルディナンド博士「貴様ッ!何がおかしいッ!!今の話の・・・どこに笑える点があるッ!?」ザッ!!

フェルディナンド博士「自分達が挽き肉にされ殺される様を想像し・・・絶望のあまり頭がイッたか?イッたのか?」クリクリクリ

カーズ「フフ・・・クククククッ・・・フハハハハッ・・・」

カーズ「フゥハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハ!!ウハハハハハハハハハ」

ジョニィ「」ビクッ

カーズ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッハハーーーーーーッ!!!ハハハハーーーーーーッ!!!」

フェルディナンド博士「・・・!!」イラッ

カーズ「ククク・・・クハハハハハ・・・いや、失礼・・・フフッ」

カーズ「貴様があまりにも無知なモノでな・・・つい笑いが出てしまったのだ」ニヤニヤ

フェルディナンド博士「・・・何ィィィ・・・」

カーズ「これが・・・史上最強の攻撃生物だと?クク・・・笑わせるな」



   貴   様   の   科   学   で   は   想   像   も   つ   か   な   い   世   界   が   こ   の   世   に   は   あ   る   の   だ

フェルディナンド博士「ッ!?」ビクッ

ジョニィ「・・・!!」ビクビクビクッ

カーズ「・・・フン」

カーズ(あまり驕ると・・・ヤツが出てきそうだな)

カーズ(自分も『下』の存在だと意識しなくては・・・)

ディノニクス「・・・」キュウウ…

カーズ「・・・で。その恐竜で我々を殺そうと?」

フェルディナンド博士「・・・」

カーズ「どこまでも愚かな男だ」

ヒュッ…

ザザザンッッッ!!!

ディノニクス「」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ドサドサドサ バタバタバタ

フェルディナンド博士「・・・!」

カーズ「」チャキ…

フェルディナンド博士「くッ!」シピッ

フェルディナンド博士「」ピゥウッ!!!

カーズ「!」

カーズ(指笛・・・)

ジョニィ(何を呼んだ!?)

ディノニクス「」ズアッ!!!

ディノニクス「KUAAAAAAAAッ!!!!」バババババッ!!!

フェルディナンド博士「貴様等全員で2人を始末しろォォーーーーーーーーッ!!!喰ってもいいが、遺体は残せッ!!」

ディノニクス「GOOAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」ダッッッッッッ!!!

マウンテン・ティム「」バラッ

マウンテン・ティム「SHYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」ズアッギャァアアア!!!!

ジャイロ「」パチン パチン

ジャイロ「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!」ブンンッッッ!!!

ゴォォォォォォォオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ジョニィ「だ・・・駄目だァアッ!!爪弾じゃあ追いつかないッ!!!」ドオアアアアアッ!!!!

カーズ「・・・」

コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

バチバチッ バチバチバチッ

カーズ「」コォォォォォォォォオオオオオオオオオオ…

バリバリッ バリバリバリバリ

カーズ「この呼吸法だ・・・一呼吸あればッ!!」コオオオオオオオオオオオオオオ

バヂバヂバヂバヂバヂバヂィィィイイイッ!!!

ジョニィ「は・・・波紋!!」

カーズ「」ブンッッッ!!!

ジョニィ「なッ・・・何をォォッ!」

ドゴォォォォォオオオオオオオオオッッッ!!!!

今日はここまで。

ディノニクス「KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」

ズガガッ ザクゥッ ズバッ ガガッ ドガガガッ

パシィイン シュバッ バッ ブゥゥゥウウウン ギャルギャルギャルギャル シュルン ビュッ!

ドカン バギ! マギィ ドグチア ズバババババッ シャィィン ズッバァアーーッ ドギャギャギャギャ ギャルギャル

フェルディナンド博士「・・・」

フェルディナンド博士(何だ・・・?ラプトルどもが飛びかかる前に・・・何かしたように見えたが)

ドギャアッ シガバアァーーーッ

フェルディナンド博士(・・・気のせいか)

フェルディナンド博士「仮に何をしようと・・・これだけのディノニクスだ!連中の全ての動作を上回る!」

フェルディナンド博士「お前達は全方向から攻撃を加えられているッ!ハムエッグ!お前たちはハムエッグだ!!両面焼きの・・・いや!『全面焼き』のハムエッグだッ!!!」

バタバタバタ…

フェルディナンド博士「」ハッ

フェルディナンド博士「おお・・・!」バッ

フェルディナンド博士「来たかッ!こいつらが揃えばついに『完成』ッ!」

バタバタバタ… バタバタバタバタ…

フェルディナンド博士「ディナータイムだッ!!!『遺体』を残し・・・全てを食い尽くせ!『翼竜』どもォォッ!!!」

バタバタバタ バタバタバタバタ

バタバタバタ!! バタバタバタバタバタ!!!!!

バァァアアアッ!!!!

ランフォリンクス「SHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」ブワァアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!

フェルディナンド博士「ほおー・・・ランフォリンクスか。エウディモルフォドンでも十分だと思っていたが・・・猛禽類も翼竜にしたかッ!それもこんな数を!」

ランフォリンクス「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」バサバサバサバサバサバサバサバサバサバサ

フェルディナンド博士「いいぞォォッ!!喰え!喰ってしまえィィ!骨の髄まで!奴等を何1つ残さず喰えッ!!骨のほんのひとかけらまで残すんじゃあないぞッ!!!」

フェルディナンド博士「もっともお前達は・・・本来は魚や昆虫を獲物にしていたらしいが・・・そんなことはどーでもいいッ!!その口から突き出た牙で・・・奴らの眼球を抉り取れッ!!!」

ランフォリンクス「SHAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!」グワァアアアッ…









ボギョァァアアアアアアッ!!!!

ランフォリンクス「」パキ…

フェルディナンド博士「・・・」

ランフォリンクス「」バラッ

フェルディナンド博士「・・・は」

ランフォリンクス「」バラバラバラバラ

ボドボドボドボド

フェルディナンド博士「え・・・」

フェルディナンド博士(撃ち落とされた?翼竜たちが・・・?)

フェルディナンド博士(いったいどうやって?・・・いや・・・)

フェルディナンド博士(   誰   が   撃   ち   落   と   し   た   ?   )

ランフォリンクス「」バラバラバラ…

バラバラバラバラ…

バラバラバラ…

フェルディナンド博士「・・・」

フェルディナンド博士「・・・!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョニィ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フェルディナンド博士「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ディノニクス「W・・・」ピク ピク

ディノニクス「W・・・W・・・WKAKAKA~~~ッ・・・・・・」ピク ピク ピク

ディノニクス「」ガクッ

フェルディナンド博士「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フェルディナンド博士「全ッ・・・めッ・・・・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フェルディナンド博士「き・・・貴様がやったのか・・・!貴様がディノニクスとランフォリンクスの群れを全滅させたというのか・・・ッッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フェルディナンド博士「そうなのか・・・ッ!ディエゴ・ブランドーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



Dio「」ドギャァァアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

カーズ「勘違い・・・されちゃあ困るなァァア~~~ッ」ザッ!

フェルディナンド博士「!!!」

カーズ「このカーズがほとんど片づけた・・・なに、全員生きている・・・死んではいない」

フェルディナンド博士「・・・!」

カーズ「もっとも!翼竜を全滅させたのは彼で・・・ある程度のディノニクスも片づけたがな」

Dio「KUAAA・・・!」フシュウーーーッ…

フェルディナンド博士「や・・・やつは死んでいたはずだッ!死んだはずなのだッ!!それなのに!なぜ・・・ッ!」

カーズ「『個体』が死んでも『細胞』は生きている・・・その程度、科学者なら知っているだろう」

フェルディナンド博士「・・・?」

カーズ「生き残っていた細胞を・・・もっとも、100を切っていたが・・・その『細胞達』を波紋で『活性化』させたッ!!!」バアァアーーーーーーーン!!

フェルディナンド博士「は・・・波紋・・・!?なんだそれはッ貴様のスタンドか!?」

カーズ「ン~~・・・まあ・・・近いも・の・か・なァ」

フェルディナンド博士「・・・!」

カーズ「そして・・・活性化させたほんのちょっぴりの細胞達が死体を操っている!そしてその細胞達を操るのは波紋エネルギー!!」

カーズ「つまりは・・・このカーズだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

フェルディナンド博士「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「Dio!貴様の目の前に・・・貴様に薄っぺらな何の価値もない『忠誠心』を植え付け・・・『恐竜』に変えた男がいるぞッ!」

Dio「KUWAAAAAAAAAAAAAA・・・!!!」ギギギギギ

カーズ「どうする・・・?貴様の『野心』は・・・『飢えた心』は!どう行動したいのだ・・・?」

Dio「GGGGGG・・・ッ!!!!」ガルルルル…

フェルディナンド博士「フ・・・フン!そいつが私に刃向ったところでどうなる!!」

フェルディナンド博士「見て気付かなかったのかッ!!私が上に乗っている恐竜は『ユタラプトル』だッ!!!ディノニクスを遥かに上回るパワー!!」

フェルディナンド博士「ラプトルの中では最大・・・ッ!!スピードでは劣るが!ディノニクスが勝てる相手ではないッ!!」

ジョニィ「カーズ・・・確かにヤツの言う通りだ」

カーズ「ほう?」

ジョニィ「ヤツの乗っている恐竜・・・でかい。ティラノサウルス程じゃあないが・・・Dioよりでかいぞ」

カーズ「ああ。パワーも段違いだ・・・ティラノサウルスも楽に勝てる相手ではないだろうな。鉤爪もディノニクスの2倍以上はある」

ジョニィ「じゃあなおさら――」

カーズ「だが・・・ディノニクスが負けるのは『普通』の時だけだ」

ジョニィ「・・・!?」

カーズ「黙ってみていろ・・・もしくはティムとジャイロを見張っておけ。攻撃が弱かったかも知れん・・・起きるかもな」

ジョニィ「・・・」

カーズ「さあ・・・行け。自分のしたい行動をとるのだ。Dio」

Dio「GG・・・GGG・・・ッッッ!!」グググ…!!

タンッ









Dio「GOOOAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!」ギュォォオンッッ!!!!

今日はここまで。
ランフォリンクスがただのダイアーさん\(^o^)/

Dio「GOOOAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!」ギュォォオンッッ!!!!

フェルディナンド博士「うッ・・・だが無駄だッ!!ユタラプトルにディノニクスが勝てるかッ!!うぬぼれるんじゃあない!」

フェルディナンド博士「絶対的に明らかだ!ディエゴ・ブランドー!貴様の牙が届く前にッ!ユタラプトルが貴様の首を引き裂い――」













ダグゥウッ!!!

フェルディナンド博士「・・・は」

フェルディナンド博士「」サ…

ブジュッ ドクッ…

ボジュォオッ ドグドグッ

フェルディナンド博士(わ・・・)

フェルディナンド博士(私の胸に・・・)

フェルディナンド博士(脚が・・・鉤爪が・・・)

ボジョォオッ ドブォオッ

フェルディナンド博士(・・・血)

フェルディナンド博士(この感覚・・・心臓と肺を・・・)

フェルディナンド博士(やられ・・・)

フェルディナンド博士(・・・ッッッ!?)

フェルディナンド博士「なッ、何ィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイ!?」グアッバァアアッ!!!

Dio「KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」シュゴバァアアアア!!!!

フェルディナンド博士「ぐおおおおばあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ボォオーーーーーン

Dio「」ボォオーーーン!

ヒュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ



ジョニィ「が・・・崖から落ちていくぞッ!!Dioの鉤爪がフェルディナンドの胸に打ち込まれたッ!そのまま落ちていくッ!!両者とも!!」

カーズ「・・・」

ユタラプトル「・・・!?」ザッ ザッ

ジョニィ「ユ、ユタラプトルは落ちていない・・・」

ジョニィ「でもどうしてだッ!?何故Dioの・・・ディノニクスの攻撃がフェルディナンドに通用したんだ!?しかもユタラプトルは落ちていない・・・ッ」

カーズ「簡単だ。理由は4つある・・・」

カーズ「1つ!ディノニクスはスピードの面ではユタラプトルを上回っている!」ビシィッ

カーズ「2つ!Dioの肉体はこのカーズの波紋によって活性化している!」ビシィィッ

カーズ「3つ!フェルディナンドはDioを恐竜たちのリーダーにした!それだけ普通の恐竜よりも高い身体能力が備わっているということだ!」ビシィィィッ

カーズ「そして4つめだッ!!Dioの目的はあくまでも上に乗っていたフェルディナンドのみだ・・・」

カーズ「奴ら恐竜はフェルディナンドに対し忠誠を誓っている。しかし、それは偽りの忠誠だ・・・一皮むけば別の感情が表に出る」

カーズ「それほどまでに薄っぺらな忠誠心!ピンチになれば、そのチンケな忠誠心よりも先に自己防衛本能がはたらくのだ」

カーズ「つまり!Dioの突撃を視認したあのユタラプトルは、主君であるフェルディナンドを守る事よりも・・・自身をガードしようと考えたのだ!とっさにな」

カーズ「恐竜の動きは素早い。おそらく、自身を守った後は直後に主君であるフェルディナンドを守ろうとしたのだろうが・・・『一瞬』遅かったのだ」

カーズ「先の3つでスピードはDioが有利・・・ユタラプトルの遅れた『一瞬』を3つの槍でDioは突いたのだッ!!」

ユタラプトル「G・・・GG・・・」フルフルフル

ジョニィ「!」

ユタラプトル「GUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」ダンッッッ!!!

マウンテン・ティム「」ガバッ!!

マウンテン・ティム「SHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHH」バラァァ シュァアアアッ!!

ジョニィ「ユ・・・ユタラプトルがッ!ティムまで目を覚ましたぞ!」

マウンテン・ティム「」グォオオン!!!

腕「」ゴォォッ!!!

カーズ「フン」バシィイッ!!

マウンテン・ティム「!」

カーズ「自由自在に動く腕・・・傷を付けられたら恐竜化する・・・リーチも長く予想不能な動き」

カーズ「だが・・・!予想できなくとも、『見て』からロープを掴めるスピードがあればとるにたらぬッ!!!」グンッ!!!!

マウンテン・ティム「Gッ!!」グインッ!!!

マウンテン・ティム「GAAッ」ブォオオン!!!!





ユタラプトル「GA・・・!?」ゴォオッ

ベギャァァァァアアアアアアン!!!!!!!!



ユタラプトル「GOBOBOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHH」ドガン!! ゴロゴロゴロ

マウンテン・ティム「GYAAAッ」ドザン!!!

カーズ「フー・・・やれやれ。コートが大分砂で汚れてしまったな」パタパタ

カーズ「弾く波紋・・・」コォォォオオオオ…

バチバチッ バチッ

砂「」ベベベッ

サラサラ… サラ…

ジョニィ「いーね・・・便利だね。砂が全部落ちた・・・下手なスタンドよりもいいんじゃあないか」

ジョニィ「・・・他に起き上がる奴がいるかもしれない。注意しないと」

カーズ「フン・・・その心配はないだろう」



ヒュウウウウウウウウウウウウウウウ…

2人「」ギュンッッッ!!!!!!!!!!

Dio「KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!GOWAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ジャキィイッ!!

フェルディナンド博士「ぐ・・・ゴブッ!!は・・・刃向うのか・・・!この私にィィッ・・・!!!」ドプッ

Dio「SHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH・・・」ゴキンッ! ビキビキビキ

Dio「」グググ… ズズズズズズ…

フェルディナンド博士「」ハッ

Dio「」ズズズズズズズズズズズズ

フェルディナンド博士「何・・・!」

Dio「KUAAAA・・・」ズズズズズズ

Dio「HAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHH・・・」ズズズズズ

フェルディナンド博士「う・・・ウロコが消えていく」

フェルディナンド博士「顔がだんだんと短く・・・ッ!!これはッッッ!!!」

Dio「ハアアアアア・・・」ズズズズズズ

Dio「」ブワサァアッ!!

フェルディナンド博士「間違いない・・・髪も!いつのまにか尾がないッ!!!これは間違いないッッッ!!」

フェルディナンド博士「人間に『戻って』いるのかッ!!こいつは!!!」

Dio「フェルディナンドォォオ~~~・・・」ズズズ…

フェルディナンド博士「」ハッ

Dio「あんたには感謝しなくちゃあな・・・『恐竜』なんて人知を超えたパワーを与えてくれたんだからな・・・」

フェルディナンド博士「・・・!」

Dio「だが!!」クワッ!

Dio「俺が『与えられたモノ』で満足できると思うかッ!!NOだッ!NO!NO!NO!」

Dio「他人から・・・他者から『与えられる』んじゃあない!!!『奪い取る』んだッ!!!」

フェルディナンド博士「何・・・!」

Dio「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」

ズッ!!

フェルディナンド博士「・・・!?」

腕「」ズ…

腕「」ズズズ…

フェルディナンド博士(う・・・腕?あれは・・・まさか)

フェルディナンド博士(スタンドッ!?)

THE WORLD「」バァァアーーーーーーーーーーーーン!!!

フェルディナンド博士「き・・・き、貴様ッ!スタンド使いだったのか・・・!!」

Dio「?」

Dio「」サ…

THE WORLD「・・・」

Dio「・・・」

Dio「これが・・・『スタンド』?『スタンド』なのか・・・これが・・・」

THE WORLD「・・・」

Dio「死の直前に『スタンド』を発現するとはな・・・まあいい」

Dio「名をつけてやろうッ!俺の『スタンド』よッ!!どうせ後数秒しかこの世に存在できないだろうが・・・名前を付けてやる!名付けてやるぞッ!!」

THE WORLD「・・・」

Dio「そうだな・・・世界の中心!『THE WORLD』というのはどうかなッ!?」

THE WORLD「・・・」

フェルディナンド博士(フ・・・フザけている・・・!この状況になってスタンドを・・・!!)

Dio「いくぞッ!『THE WORLD』!!!」ガァッ!!!

Dio「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァアアアッッッ!!!!」

THE WORLD「」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!

フェルディナンド博士「ぎ・・・ぎいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

Dio「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッッッ!!無駄ァアアーーーーーッ!!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

フェルディナンド博士「ごばぁあッはぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

Dio「無ッッ駄ァァァアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」ゴォオオッ!!

THE WORLD「」グンッ…!!





ドッガァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!!

フェルディナンド博士「ごおばばばばばばばばばばばばばばあああああああああああああああああああああああああああああああ」ボワァアアアア

Dio「これが・・・『THE WORLD』だ・・・フェルディナンドォオッ!!!」グッ!!

THE WORLD「」ドォオーーーーーン!!

フェルディナンド博士「か・・・ぱぱッ」ゴブォオ

Dio「フ・・・ッ」









…ドゴォォオッ

ヒュウウウーーーーーーッ…

村人「う・・・ぐぐッ・・・」ムク…

村人「な・・・何が・・・うくッ」グググ…

ジャイロ「ハッ」ガバッ

ジャイロ「うごおッ!!!」ズキン!!!

ジャイロ「ぐ・・・う、ぐ、ぐ、ぐ~~~ッ」ズキン ズキン

マウンテン・ティム「痛ッ・・・な、何が・・・」ズキン ズキン

マウンテン・ティム「」ハッ

クーガー「」グググ… ガクガクガク

マウンテン・ティム「ク、クーガーッ!」バッ ズザザザザ

クーガー「ウ・・・ウウウ・・・・・・」

マウンテン・ティム「・・・弱ってる?」

カーズ「なるほど。クーガーがユタラプトルの正体だったか」

マウンテン・ティム「!!!」

カーズ「すまないな。お前をハンマーにしてユタラプトルに思いきりぶつけたからな。脳震盪は起きていないか?」

マウンテン・ティム「あ・・ああ・・・」

ジャイロ「カ・・・カーズか・・・俺も恐竜化してたのか・・・?」

カーズ「ああ。だがフェルディナンドはもうくたばった。心配はいらない」

ジャイロ「そっか・・・」ゴロン

ジャイロ「うぎぎッ!」ズキッ!!

ジャイロ「おうう・・・あああ・・・」ズキン ズキン

マウンテン・ティム「・・・Dioの死体がないようだが」

カーズ「ああ・・・蘇生して、フェルディナンドと共に崖から落ちていった」

マウンテン・ティム「・・・そうか」

ジャイロ「カーズ・・・早いとこ傷や痛みを波紋で消してくれよォォ~~ッ・・・」ズキン ズキン

カーズ「そうだな・・・ジョニィ」

ジョニィ「何?」

カーズ「この袋の中身を村人全員に配って回れ。クーガーは俺が逃がしておく」ポイッ

ジョニィ「うお」ドサッ

ジョニィ「・・・何の袋これ」

カーズ「チョコレートだ。さっきカカオ豆を体内で作って・・・それを使った。疲労回復にいいぞ」

ジョニィ「へえ・・・」

カーズ「ほら、貴様は早く行け。傷は治したぞ」バチチッ

クーガー「ガルル・・・」

クーガー「」ザッ ザッ ザッ

ガサガサガサ… サン…

ジャイロ「・・・」

カーズ「ほら、お前たちの分だ」ポイッ

マウンテン・ティム「ああ」パシ

ジャイロ「サンキュー・・・にしてもなんで今回は波紋じゃあないんだ?」

カーズ「同じ方法だと貴様等も飽きると思ってな」

ジャイロ「そりゃどーも」パキッ

ジャイロ「!」トロリ

ジャイロ「おーい、割ったら中からトロリって変な汁が出てきたぞ・・・何だこれ」トロー…

カーズ「飲んでみろ」

ジャイロ「え、ああ・・・」トロー

ジャイロ「」ゴクッ

ジャイロ「!めっちゃ甘え!」

マウンテン・ティム「本当だな」パク トロリ

カーズ「だろうな。疲れた時には等分が必要だ・・・多すぎるとインシュリンを分泌しすぎて逆効果だがな」

ジャイロ「もう1個もらえる?」ス

カーズ「・・・多すぎると逆効果だと言ったろう。ほどほどにしておけ」ス

ジャイロ「分かってる」パシ

ジャイロ「」パクッ

ジャイロ「んんん~~~ッ♪」パァァ

ジャイロ「も1個」ス

カーズ「・・・」

マウンテン・ティム「ところでカーズ・・・この甘い汁は何なんだ?サトウキビの液か何かか?」

カーズ「ああ、それはな・・・」

ジャイロ「~♪」ムグムグ

カーズ「アブラムシの排泄物だ」

ジャイロ「」ピタッ

カーズ「甘露と言ってな・・・アブラムシは植物の師管液を食料としているわけだが、その師管には大量の糖分が含まれている」

カーズ「自然と排泄物も糖が多くなる・・・」

ジャイロ「」ガタガタガタガタ

カーズ「アブラムシはアリと共生しているだろう?あれはアリに甘露を与える代わりに守ってもらっているのだ。アリは甘露が欲しいわけだ。重要な糖分だからな」

マウンテン・ティム「なるほど。そういうわけだったのか」

ジャイロ「う・・・ッ」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

ジャイロ「おげぇぇぇえええええええええええ」ビチャビチャビチャビチャ!!!!

カーズ「・・・」 ギャアアアアアア ナンダァアア!? アノアンチャンガハイタゾ! ドーシタ!?アレルギーカ!? キタネェエエ

カーズ(・・・またか) ウワアアアアアア オチツケ! ダ,ダレカフクモノヲ! セナカサスロウカ!? ダイジョブウカ!ナニガアッタ!?ン!?

今日はここまで。

ジャイロ「おえッ・・・げふッ・・・」グシグシグシ

ジャイロ「お前なあ・・・カーズ!なんで普通に砂糖作らねえんだよッ!?テンサイだとかサトウキビだとか・・・もっとあるだろ!!!」

カーズ「ああ知っている。他にもサトウカエデ、サトウヤシ、スイートソルガムから砂糖を作る方法がある」

ジャイロ「じゃあ何でよりによって排泄物食わせるんだよォォオオッ!?」ダン!!!

カーズ「大丈夫だ。変な菌はいない」

ジャイロ「菌がいないからいいって問題じゃあねーよ!『大腸菌いないからこの大便食えよ』って言われて『ハイそうですか』つって食えるか!?無理だろ!」

マウンテン・ティム「いいじゃあないか・・・アリだって実際にこれを貴重なエネルギー源にしてるんだ」

ジャイロ「アリと一緒にされてたまるかッ」ダンダンダン!!

カーズ「ジャイロ。貴様だって馬の体調を調べるのに・・・糞を分析したりするだろう?」

ジャイロ「うぐぐッ」

ジャイロ「そ、それとこれとは話が――」

カーズ「どう違うんだ?」

ジャイロ「ぬッ・・・」

ジャイロ「う、馬の場合は仕方なしに、だろッ!?好き好んで排泄物なんか食うかッ!しかも虫!アブラムシだぜッ!!」

カーズ「だが・・・結局は排泄物を口にする。ということだな?」

ジャイロ「いッ・・・」

ジャイロ「・・・」

マウンテン・ティム(・・・静かになったな)

カーズ「さて。こんなどうでもよい排泄物の話なんかよりも、もっと重要な話があるのだがな」

ス…

カーズ「」サ…

サササササササ

砂「」ササササササササササササ

砂「」ザッザッザッザッ ザザザザザザザ

砂「」パタパタパタ…

カーズ「」パシッ







カーズ「『聖なる遺体』・・・『両眼球』を手に入れたぞ」バアァーーーーーン!!!

ジャイロ「おおッ・・・!」ザッ!

ジョニィ「!」

ジョニィ「・・・」キョロキョロキョロ

ジョニィ「カーズ!村人がいる・・・ここで『遺体』の話は」

カーズ「ン!・・・それもそうだな」

カーズ「」キョロ キョロ

カーズ「木も・・・まったく生えていないわけではないな」コオオオオオオオオオオオオオオ…

バチバチッ バチッ

3人「!!!」

地面「」バリバリバリバリィイイィイイイッ!!!

ジョニィ「地・・・地面に波紋を」バリバリバリバリ!!!

バリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!!!

木「」バリバリバリバリバリバリバリバリッ

木「」ブワサァァアアアアッ

葉「」ゴババァアアッ!!!!

マウンテン・ティム「は、葉っぱが・・・ッ!?」

葉「」ゴォォオオオオオッ!!!

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!

カーズ「・・・」ス…

葉「」ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

カーズ「」ピ…

葉「」ゴォオッ!!!

ギュルン ゴォオッ!!!

ジャイロ「葉・・・葉っぱがカーズの周りを」

ジョニィ「取り囲んだ・・・」

カーズ「・・・」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

カーズ「」ク…

クク… ク…



ピンッッッ

葉「」ドォアアアッ!!!

村人「・・・!!??」ドヨォッ

葉「」ブワァアッ!

葉「」バラバラバラ

バラバラバラバラバラバラバラバラ

バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ!!!

バラバラバラバラバラバラ…

バラ… バラ…… バ………

ジャイロ「な・・・ッ」

マウンテン・ティム「これは・・・ッ!!」

3人「グ、グライダァーーーーーッッッ!!!!!!!!!!」



グライダー「」ドォオオーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!












村人「・・・」ポカーン

マウンテン・ティム「・・・」ポカーン

ジャイロ「・・・」ポカーン

ジョニィ「・・・」ポカーン

3人「・・・」

3人「」ハッ

ジョニィ「カ、カーズ!これは・・・」

カーズ「見ての通り、グライダーだ」

ジョニィ「どうやって・・・」

カーズ「生物は微妙に磁気を帯びていてな・・・生命磁石になっている。波紋でその生命磁気をパワーアップさせ、くっつけたのだ」パリパリ…

カーズ「・・・と。ティム」パリ…

マウンテン・ティム「えっ、あ、ああ」

カーズ「村人全員をロープでくくって、村まで送り届けろ。このグライダーを使ってな」クイッ

マウンテン・ティム「あ、ああ!」バラッ シュルル…

カーズ「・・・」ハーイ,ミナサンコッチデスヨー。ハイハイ,アワテナイデネー ゾロゾロゾロ…

カーズ「・・・それで、遺体のことだ」 バッサァアアアア トンダ!スゲー!

2人「」…コクッ

カーズ「これを見ろ」

…コロンッ

2人「」ズイ…

スタンド「」バンッ!!!

2人「!!!」

ジョニィ「い・・・いつの間にッ!宙に浮いて・・・ッ」

ジャイロ「いつの間に背後に・・・!」

カーズ(?)

スタンド「タ・・・」

スタンド「タアアァ・・・『T・U・R・・・B・O』・・・ボ」

スタンド「BOボ・・・TUR・・・タァアアアァ~~~『T・U・R・B・O』」

ジョニィ「これは・・・!次の遺体の『場所』かッ!!」

スタンド「タァァアアアアァァアァァアァ・・・『T・U・R・B・O』」

眼球「」キラッ

カーズ「!」

眼球「」キラッ キラッ

ジョニィ「!」

ジャイロ「お・・・」

眼球「」キラキラキラキラ

眼球「」ピッカアァーーーーッ!!!

地面「」パッ!!

3人「!!」

ジャイロ「地面・・・地面にッ!眼球から出た光が地面にッ!!」

ピカァアアアアーーーーーーー…

ジョニィ「T・U・R・B・O」

ジョニィ「『ターボ』・・・間違いない。これがヒントだ」

ジャイロ「何の暗号だ?地名なのか?『ターボ座』『ターボ山』『ターボ池』『ターボ沼』?『ターボ』は台風とか旋風って意味だが」

カーズ「・・・2進法だ」









2人「・・・えっ?」

カーズ「そうだ・・・2進法だ。アルファベットの中の模様は・・・『数字』だ。1と0」

カーズ「2進法は・・・10進法に直すと『1は1』で『2は10』だ。これに従うと・・・」

カーズ「Tは100110・・・39だ。Uは110・・・6。Rは11000で24。Bは1011110で94」

カーズ「次は記号だ。101000・・・40。最後はOで110。6だな」

カーズ「そしてこれは『座標』。『北緯』と『西経』だ。Tはラテン語で横線のことを言い、Bには次と言う意味がある」

カーズ「つまり・・・北緯39度6分24秒、西経94度40分6秒」

カーズ「そこに次の『遺体』があるッ!!!そこはおそらく『カンザス・シティ』だッッッ!!!」バァァアーーーーーン!!!





2人「・・・!!!」

グライダー「」グォンッ…

3人「!」

グライダー「」ドザッ! ズザザザザザザ…

バサァッ

マウンテン・ティム「送り届けてきたぞ!」タッ タッ タッ

カーズ「よし・・・次の遺体の位置が分かった。カンザスシティだ」

マウンテン・ティム「!へえ」

カーズ「そろそろ馬たちも合流してくる頃だろう・・・出発しよう」ザッ!

ジャイロ「ああ・・・あと60kmで3rd.ステージのゴールだぜッ!!!絶対に100Pとってみせるッ!!!」グッ!!!

マウンテン・ティム「フ・・・次にタイム・ボーナスをとるのは俺だ!!!」グッ!!

今日はここまで。
Dioが死んだので先の展開考え中

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『いよいよ3rd.ステージロッキー山脈も下りに向かうッ!キャノン・シティ!ゴール直前5km手前ですッ!』

実況『ゴールに近づいてみればこれが不思議ですッ!まるで『人間磁石』だッ!距離は510kmあり、最短予想行程7日間もあるのに夜が明けたら実力選手達が続々終結して来ています!』

実況『散らばっていた間隔距離がどういうわけか固まってくるのですッ!また接近戦になるぞッ!ゴール前のデットヒートになるのは必至ッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!!

実況『ロッキー山脈を背後に背負い、キャノン・シティ ゴール3km手前に迫ってきたッ!!各選手の顔ぶれを見てみましょうッ』

実況『まずは集団のトップに位置するのは・・・ジャージアから来た『ポコロコ』!続いて裸足の健脚『サンドマン』!モンゴルの騎馬民族『ドット・ハーン』!メキシコの『ガウチョ』!ロシアの軍人『バーバ・ヤーガ』の順ッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『そして若干距離をあけて『ジャイロ・ツェペリ』!現在ポイント総合3位の『ジョニィ・ジョースター』!そしてポイント1位『カーズ』!5位『マウンテン・ティム』ッ!』

4人「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ(・・・前方には湖か)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『さあ~~~~~て!ゴール直前に立ちはだかるのは周遊3900mのキャノン湖です』

実況『湖の『右』へ行くと水辺を回り!起伏はありませんがゴールまでの距離は2400mと結構長いッ!長いぞッ!』

実況『『左から回る』と!ゴールまで700m短い1700mだが断崖道となっておりアップダウンは今まで以上に激しいぞッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『どちらの道を選択するのか!?5日間も山を越えて来た『馬たち』の筋肉へどのような化学反応を起こすのか!?』

実況『それは何者にとってもいや馬たちにとってさえ未知なる経験ッ!その決断が各選手たちのかけひきとなりますッ!』

サンドマン「」バッ!!!

ポコロコ「」ガンッ!!!

実況『やはりサンドマンは左へ向かったァァーーーーッ!そして『ポコロコ』もそれに続くッ!崖に賭けたぞッ!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『右に向かったのは『ドット・ハーン』。順位入れかわって『バーバ・ヤーガ』!『ガウチョ』と続くッ!』

実況『さあ、ジャイロ達はどっちを選択するッ!!!』

カーズ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「ジョニィ!ジャイロ!ティム!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

3人「!」

カーズ「何があっても曲がるんじゃあないぞ・・・このまま真っ直ぐだ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジョニィ「えッ!?」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「俺と同じ考えか!水中で馬を休ませるッ」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「いや・・・」

カーズ「それは違うな」















バシャァアッ!!!

3人「!?」

実況『これは驚きですッ!第3のルートですッ!湖に飛び込――』

実況『・・・え?』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!!

実況『は、走っているゥゥーーーーーッ!!!水面を走っているーーーッ!!まるで地上のように・・・いやッ!地上よりも軽やかに走っているッ!爽快だッ!爽快な走りッ!!!』

実況『何が起こっているのかァアアーーーーーーッ!!我々にはまったく理解できませんッ!こ、これは魔法なのかッ!魔術なのかッ!超能力なのかッ!何なんだァァーーーッ』

カーズ「早く来いッ!波紋効果の射程外になるぞッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

3人「・・・」

カーズ「波紋エネルギーで水を弾き、水面を走るッ!バシリスクとは違い、本当に水の上を走る!」

カーズ「波紋の反発で地上よりも速く走れるぞッ!距離は450m!相当な短縮だッ!!」

3人「・・・!」

3人「」ガンッ!!!

バシャッ…

…バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『ジャ、ジャイロ達も湖面を走っているーーーーッ!!!何が起きているッ!?人間じゃあないのかッ!人間をやめてしまっているのか!』

ジョニィ「す・・・凄い!本当だッ!本当に走れる・・・陸上より速くッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「ぶ・・・ぶっちぎりじゃあねェかッ!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カーズ「フッ」

実況『は、速いッ!速すぎるゥゥーーーッ!!他の選手を置いてけぼりにしてゴールインかッ!!!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

サンドマン「・・・」チラ…

サンドマン「」バッ



カーズ「」バッ!!!

実況『カーズが上陸ッ!!!後の3人もそれに続くゥゥーーーッ!!!』

ジャイロ「・・・」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ(このステージは何としても100Pとらなくちゃあな・・・!)バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

カチッ

バラァアッ!

カーズ「!」

ジョニィ「!!」

マウンテン・ティム「!?」

実況『おおーーーーーーッとジャイロ・ツェペリが馬から荷物を捨て始めたァァァーーーーーッ』

実況『馬にかかる重量を出来る限り軽くしようとしているのかッ!毛布を!カバンをッ!水筒をッ!』

ジャイロ「」ガンッッッ!!!

実況『加速を開始したぞッ!ジャイロ・ツェペリッ!ここから猛烈なスピードを出し始めましたッ』

実況『まるでウサギに襲いかかる猟犬のように・・・!カーズを追いますッ!』

マウンテン・ティム「・・・!!!」

マウンテン・ティム「」ガチャッ!!!

バッラァアアアアーーーーーッ!

実況『おおーーっと!マウンテン・ティムも荷物を捨て始めたァァアーーーーーーッ!!』

マウンテン・ティム「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ!!

ジャイロ「・・・!」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

ジャイロ「」ス…

鉄球「」パシィイッ!

ジャイロ「」ガチャッ!!

バラァアアッ!!!

実況『ジャイロ、鞍まで捨ててるぅぅぅううーーーッ!手綱だけ残して全て外し落としていますッ!!』

ジャイロ「」バッサァアア!!! ボドッ!

実況『上着とマントも捨てましたッ!そして腰の護身用ホルスターまでもッ!!』

実況『なんという執念!凄まじいデッドヒート!!現在ジャイロとティムが並走!そのすぐ後ろをカーズ、ジョニィの順で走っていますッ!』

ジャイロ「・・・」

鉄球「」シルシルシルシル

ジャイロ「」ス…







ガシィィイイン!!

ビッ

ギシッギシッ

ギュギュッ

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「」ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル

マウンテン・ティム「!!!」

カーズ「!」

ギシィィッ

水「」ブワァアッ

水「」バシャァアッ

マウンテン・ティム「な・・・」

ジャイロ「どうだ?ヴァルキリー!?少しは軽くなったか!?」ブシュウッ

ジャイロ「人体のよォーー、70%は『水』つー事だからなッ!!」ガンッッッ!!

ザバァァァァァアアアア!!!

実況『ジ、ジャイロ・ツェペリすごい汗ですッ!汗が体の表面をまるでコロラド河のように流れ落ちますッ!』

実況『残り80m!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『50!30!』

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

実況『10mッ!!!』









実況『ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!!!!!!』








民衆「」ワアアアアーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!

ジャイロ「」バカッ バカッ バカッ

マウンテン・ティム「・・・」バカッ バカッ

実況『ジャイロ・ツェペリッ!ジャイロ・ツェペリッ!!ジャイロ・ツェペリがフィニッシュ!』

実況『着順はジャイロ・ツェペリ、マウンテン・ティム、ジョニィ・ジョースター、カーズの順』

実況『そして、遅れてポコロコ、サンドマン、ドット・ハーン、バーバ・ヤーガ、マック・ザ・ナイフ、その後ろにガウチョ!計6名がゴールへ向かってきています!』

実況『さらに!この時点で既に次のステージ『4th.ステージ』は始まっております!湖越えのデッド・ヒートを制したのはジャイロ・ツェペリですが遡ること一時間前にホット・パンツ選手がゴールを単独で通過して優勝しております』

ジャイロ「な・・・」

ジャイロ「何・・・!?既に・・・通過しているだと・・・!?」

ジャイロ「ホット・パンツ!!!」

100P ホット・パンツ

50P ジャイロ・ツェペリ

40P マウンテン・ティム

35P ジョニィ・ジョースター

30P カーズ

25P ポコロコ

20P サンドマン

15P ドット・ハーン

13P バーバ・ヤーガ

12P マック・ザ・ナイフ

11P ガウチョ

今日はここまで。

ウサギ「」ピョン

ウサギ「」ピョン ピョン ピョン

ウサギ「」スンスン スンスン

ウサギ「」パク…

ウサギ「」ムシャムシャムシャムシャ

ムシャムシャムシャ…

ジョニィ「・・・」

ウサギ「」ピクッ

ジョニィ「タスクッ!!!」ドドドンッ!!!

ウサギ「!!!」

ウサギ「PYYYーーーーッ!!!」バッ!!!

スカカカッ

地面「」バスバスバス!

ウサギ「」ダッ!!!

ジョニィ「」ドン!! ドン!!

ウサギ「PYYーーーッ!!!」バスッ バスッ

ウサギ「」タタタタタタタ バスッ バスッ

ガッ!!!

ウサギ「!?」

ウサギ「KYA!!」ボデェ!!!

ウサギ「PYYーーーッ・・・」グググ…!!

マウンテン・ティム「」チャキ…















ガン!!!

マウンテン・ティム「よし!ウサギ仕留めたぞ」ガサッ ガサガサ

ジョニィ「やったね」パチーン

ジャイロ「おいおい・・・俺の活躍も忘れないでくれよ」

シルシルシルシル…

鉄球「」シルシルシルシル…

鉄球「」バッ!!

ジャイロ「」バシィッ!!!

ジャイロ「鉄球で草をウサギの脚にからませたのはよォーー、俺なんだからよォォーーー」シルシルシル

マウンテン・ティム「ああ、そうだな」

ジャイロ「にしても!カーズ以外の肉なんて久々だな!」ペロリ

ジョニィ「肉どころか、最近食べたもの全部カーズが自分の肉体から生み出したものだもんね・・・」

ジャイロ「全くだぜ!別に毒とかは入ってねーし、もう慣れちまったしいいんだけどよォォーー・・・やっぱな!な!」

マウンテン・ティム「確かに」コクッ

ジャイロ「じゃあ早速サンドイッチにでもしようぜ!ハンバーガーでもいいぜ!ニョホ」

マウンテン・ティム「待て」

ジャイロ「え?」

マウンテン・ティム「パンなんかないだろう。焼いてそのまま食べるしかない」

ジャイロ「味なしかよ・・・」

ジョニィ「あ、僕、塩と胡椒持ってるよ!」

マウンテン・ティム「ん、じゃあそれでいこう」

ジャイロ「フライパンとかないけどどーやんだ?」

マウンテン・ティム「そーゆーのは自然にある物を使って・・・」

ガサッ

3人「!」

ガサガサガサガサ

カーズ「血の臭い・・・ウサギでも仕留めたのか?」ガサッ

ジャイロ「何だカーズか。おどかすなよ」

カーズ「別におどかしたつもりはないが」

ジャイロ「まあいいや。なんか鉄板みたいなのねーか?」

カーズ「鉄板ン?」

マウンテン・ティム「ああ。これからウサギの肉を焼くんだが、平らな面が欲しくてな。別に金属でなくとm」

カーズ「作れるぞ」ベキィ ベキベキベキ

ジャイロ「あ、いやちょっt」

カーズ「ほら」バキィ ズズズズズ

ジャイロ「ちょ」

ズズズズズズズ…







鉄板「」バァアーーーーーーーーーン!!!

ジャイロ(だ・・・出しやがったァァァ~~ッ)

カーズ「楽しい焼肉といこうではないかァ?ン?」

ジャイロ(ま・・・ハンバーガーやサンドイッチなら、またカーズが自分の体からパンを作り出すことになってた・・・それに比べればまだいいか・・・)

カーズ「ほう、このウサギか。なかなか大きいな」グイッ

カーズ「輝彩滑刀」シパパパパパパパ

肉「」ボトボトボトボトッ

ジャイロ(や・・・)

ジャイロ(やっぱ無理だ・・・ッ!!!)

肉「」ジューーッ ジューーッ

ジャイロ(カーズから出来た鉄板の上で焼かれた肉なんか食いたくねェーーーッ!!くそォッ!!直火焼きにしておけばよかったッ!!!!なんであの時直火焼きの考えが出なかったッ!!)

肉「」ジューーーッ ジューーーッ

ジョニィ「ところでカーズ。この鉄板どうやって作ったんだ?」

カーズ「血液中の鉄分をかき集めた。最初は骨のカルシウムを使おうと思ったが、危ないからやめておいた」

ジャイロ(うぷッ・・・)

ジョニィ「カルシウムが危ないって?」

カーズ「お前たちの言うカルシウムは骨の主成分であるリン酸カルシウムだろう。カルシウム単体では酸素・水・二酸化炭素と反応して腐食するのだ」

カーズ「それに、水と激しく反応して水素を発生させたりだとか・・・発火しやすかったりだとか・・・いろいろあるからな。危険すぎる。お前たちの方が焼肉になるところだった」

マウンテン・ティム「気を付けてほしいところだな」

カーズ「フォークやナイフもついでに作っておいた。しっかり・・・と言っても量は限られているがな。食べておけ」

ジャイロ(オェェ・・・)

ジューーー…

ジョニィ「最後の一個、貰うよ。いい?」パクッ

マウンテン・ティム「許可貰う前に食べてるじゃあないか・・・というよりジャイロどうした?全然食べてなかったが・・・」

ジャイロ「別に・・・」ゲッソリ

カーズ「・・・」ス

ジャイロ「ぶッ!?」ドズゥ!!!

カーズ「」ドギュン ドギュン ドギュン

カーズ「・・・よし」ズボッ

ジャイロ「げはッ・・・」ドサァアッ!

ジャイロ「何をした!?」ガバッ!!

カーズ「全く食べておらんようだったからな・・・指を頸動脈に刺して直接養分を送り込んだぞ」

ジャイロ「」

カーズ「倒れられたら困るんだ・・・しっかり食べろ」

ジャイロ「」フラ…

パターン

カーズ「・・・あれ?」

ジョニィ「・・・間違えて血を吸ったんじゃあないだろうね?」

カーズ「・・・」

カーズ「・・・それはない」

マウンテン・ティム「何だ今の『間』はッ!?」ガタッ!

カーズ「まァいいだろう。減るモンじゃあない」ハハハ

マウンテン・ティム「減るモンだろ・・・」ハハッ

ハハハハハハハ ハハハハハハハハハ ハハハハハ…









ジャイロ「うーーーッ・・・チックショ、本当に血ィ吸ったんじゃあないだろうな?」ヨロヨロ

カーズ「吸ってなどおらん。貴様の思い込みだ」パカ パカ

ジャイロ「ううーーー・・・」パカ パカ

ジャイロ「・・・お!」パカ パカ

ジャイロ「見ろよ!牛の死体だぜッ!!」ビッシィィ!!!

カーズ「・・・食う気か」

ジャイロ「いや、今は食う気になれねえ。持ち帰るだけだよ」」ゴソ…

ナイフ「」チャキッ

ジャイロ「ヘヘッ」

ジョニィ「ジャイロ・・・僕ならそれに近づかない。牧場主がいる」

ジャイロ「肉をよく見ろジョニィ・・・既にコヨーテどもにかなりの部分食われてるじゃあねーか!全部な亡くなる前によォ」

ジャイロ「600gほどもらうだけだってェ」サクッ

ジャイロ「・・・っと!」ザクザクザク

肉「」ボドッ

ジャイロ「よし!缶に入った・・・あとはフタをして」パコッ

ジャイロ「立ち去るだけ・・・行こうぜ!」ザッ

3人「・・・」

パカッ パカッ パカッ パカッ…







…ザッ

ホット・パンツ「・・・」

今日はここまで。
登場シーンだけで勘弁

パカ パカ パカ パカ

4人「・・・」パカ パカ パカ パカ

カーズ「・・・」パカ パカ パカ

カーズ「前方から何者かが接近している・・・アメリカ人だな。おそらくホット・パンツだろう」

ジョニィ「・・・一匹狼のあいつか。年齢不詳、本名・略歴も不明」

マウンテン・ティム「つまり、他に仲間はいないということか」

ジャイロ「・・・」

パカ… パカ… パカ…

ホット・パンツ「」ザッ

カーズ「・・・ビンゴだったな」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「」ガサガサ

ジャイロ「」バサァッ

1着 ホット・パンツ      100P+40P=140P

2着 ジャイロ・ツェペリ    50P+26P=76P

3着 マウンテン・ティム   40P+60P=100P

4着 ジョニィ・ジョースター 35P+65P=100P

5着 カーズ          30P+150P=180P

ジャイロ(で・・・サンドマンが105Pか。ポコロコが77P)

ジャイロ(・・・結構なヤローじゃん?)

1位 180P カーズ

2位 140P ホット・パンツ

2位 140P ディエゴ・ブランドー

4位 105P サンドマン

5位 100P マウンテン・ティム

5位 100P ジョニィ・ジョースター

7位 77P  ポコロコ

8位 76P  ジャイロ・ツェペリ

ジャイロ「・・・」グ…

ジャイロ「・・・ッ」グシャッ

ジョニィ「・・・ジャイロ」

ジャイロ「あん?」

ジョニィ「どうする?ヤツと口をきくか?」

ジャイロ「・・・いや」

ジャイロ「シカトする」

カーズ「・・・」

パカ パカ パカ パカ

ホット・パンツ「」パカ パカ パカ

4人「・・・」パカ パカ

ホット・パンツ「・・・」ス…

ホット・パンツ「」シュッ!!

ロープ「」ヒュォッ

ロープ「」シュルン!!

4人「・・・?」

シュルンッ シュルンッ シュルンッ

4人「・・・」

カーズ(ロープ・・・)

ホット・パンツ「ごきげんよう」

ホット・パンツ「挨拶はこのくらいにして用件を言う。これからおまえらを木に『吊るす』」

4人「・・・は?」

ホット・パンツ「オレの牛を食ったな?」

ホット・パンツ「食料用にあらかじめ金を払ってレースのコース上に放牧しておいたものだ」

ホット・パンツ「牛泥棒は・・・」

ス…

クイッ!

パラリッ…

焼印「」バァァーーーーン!

ホット・パンツ「『縛り首』だ・・・そのロープを首に回せ!!」

ホット・パンツ「それが『法』・・・その場において・・・裁判も不要」

ジャイロ「・・・あ!」

ジャイロ「その焼印は・・・!」

カーズ「!」

ジャイロ「待て・・・どっかで見たことが・・・」

ジャイロ「えーと、どこだっけェェ~~~ッ・・・?」

カーズ「・・・」

ジャイロ「アハハハハハハ、全然忘れたァァ~~~ッ・・・」クルッ







ジャイロ「」ハッ

カーズ「!」

ホット・パンツ「」シュッ…

ジャイロ「ッ!!」パチンッ

鉄球「」バシィッ!!!

ジャイロ「くッ」ブンッ…

ホット・パンツ「」カチッ!

スプレー「」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!

ジョニィ「!?」

マウンテン・ティム「!?」

スプレー「」ブシュゥゥゥーーーーーーーーーーーッ!!!

ジャイロ「こ・・・」ブシュウウウウウウ

ジャイロ「これはッ!?」ギャル

ギャル ギャル ギャル ギャル

ジャイロ「こいつはッ!!!」ギャル ギャル ギャル ギャル

ズブズブズブズブ

ジャイロ「うおあッ!目が・・・ッ」ズブズブズブ

ジョニィ「ス・・・スプレーから出た液体に・・・指の形がッ!!」

マウンテン・ティム「に・・・肉かッ!?肉をスプレーに・・・!?」

ジャイロ「ホット・パンツ!こいつは『スタンド使い』だッ!!」ズブズブズブズブ

ホット・パンツ「」バァァーーーーーーーン!!!

ジョニィ「」ジャッ…

ホット・パンツ「」ガシィッ!!

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッ!!!

ズ…

ズギュウウウウウウウウウ!!!!

ジャイロ「な・・・何ィィィィィィィィ!!!これはッ!」ズギュウウウウウウ

ジャイロ「オ・・・オレの左腕がッ!!減っているッ!?」ズギュウウウウウウウウウウ!!!

ジョニィ「う・・・」ズブズブ

ジョニィ「うおおあああああッ!!!目がッ!!」ズブズブズブ!!

ホット・パンツ「」チャッ!!

マウンテン・ティム「おっと!動くなよ」ジャキィッ!!!

ホット・パンツ「ッ!?」ピクッ

ホット・パンツ「」チラッ

銃「」チャキ…

マウンテン・ティム「ドタバタの間に腕を伸ばし・・・拳銃を忍ばせてもらった」

マウンテン・ティム「脳を撃ち抜かれたくなければ・・・そのスプレーを捨ててもらおうか」

ホット・パンツ「・・・」

マウンテン・ティム「スプレーを地面に捨て、能力を解除しろ。ホット・パンツ!お前がするのはそれだけだ」

マウンテン・ティム「簡単なことだ・・・たったのそれだけ。捨てて、能力を解除しろッ!!」ジャキッ!!

ホット・パンツ「・・・」

ホット・パンツ「・・・理解した」ポイッ

スプレー「」ボドォッ

マウンテン・ティム「そうだ・・・そのまま能力を解除するんだ」チャキ…

ホット・パンツ「・・・甘いな」

マウンテン・ティム「・・・何?」

ホット・パンツ「能力を解除すれば・・・肉は消え、元の場所に戻る」

ホット・パンツ「気づかなかったのか?頭上の木々の異常に・・・」

ホット・パンツ「俺の『左手』が一部ないことにッ!!!」ギンッ!!

マウンテン・ティム「!?なッ・・・」

マウンテン・ティム「」ハッ

マウンテン・ティム(た・・・確かに左腕がない・・・ッ!!!)

ホット・パンツ「本当にいいのか・・・?」

ホット・パンツ「・・・能力を解除しても」

マウンテン・ティム「・・・!」

マウンテン・ティム(頭上!!)バッ!!!

木「」キラ…

キラ… キラキラ…

キラッ キラッキラッ

キラッキラッキラッ キラッキラッ

マウンテン・ティム「・・・!!!」

キラキラキラキラ

ナイフ「」キラキラキラキラ

マウンテン・ティム「ま・・・まずいッ!!」

ナイフ「」バァアーーーーーーーーーーーーーン!!!

マウンテン・ティム「木にナイフが仕込まれてッ・・・!」

ジャイロ「何・・・!?」

スゥ…

ジャイロ「え・・・」スゥ…

ジャイロ「目が・・・見える?」

カーズ「!!!」

カーズ「に・・・肉が消失しているんだ」

カーズ「肉が元の場所に戻りつつある・・・!」

肉「」スゥゥ…

カーズ「ということはッ!!!」バッ!!

3人「・・・!」バッ!!

ジジ…

肉「」ジジジジジ…

肉「」ズズズズズズ…

3人「・・・!!!」

プチッ









ナイフ「」バッラァァァアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!








3人「ッ・・・!!!」

ナイフ「」シャィィィィィィイイイイイイイイイイイ…!!!















ナイフ「」ズバァァァァアアアアンン!!!!

ナイフ「」バラバラバラバラ…

ホット・パンツ「・・・」

ホット・パンツ「・・・え!?」

カーズ「・・・くだらぬ」シャィィィィイイイイイ

カーズ「実にくだらぬ。ナイフ程度で我々を傷つけられるとでも思ったかッ!」シュルルルンッ シャコンッ

ホット・パンツ「か・・・刀!?」

カーズ「銃弾に比べると・・・蝿の止まるスピードだなァ。このカーズに傷を付けたいのであれば・・・最低限、爆弾を設置しておくべきだったなッ!!」

ホット・パンツ「・・・!!!」

カーズ「このカーズがいる限り・・・この3人には指1本触れさせぬッ!!」バァァーーーン!!

ホット・パンツ「・・・ッ」

カーズ「この場で切り殺してもいいが・・・」

カーズ「ジョニィ!」クルッ

ジョニィ「え」

カーズ「何か言いたそうだな。言え。言えよ・・・ジョニィ」

ジョニィ「え・・・ああ・・・」

ジョニィ「・・・聞くんだ。牛の肉には『銃創』があった。既に・・・死んでいたんだ!」

ジョニィ「しかも肉に開いた傷は大口径のものだ。僕らの持つ銃や武器の跡とは一致しない!」

ホット・パンツ「・・・」

ホット・パンツ「」ス…

スプレー「」ヒョイッ

マウンテン・ティム「!お前ッ・・・」

カーズ「落ちつけ」ス

ホット・パンツ「」スクッ…

ホット・パンツ「」ズザッ!!

スプレー「」クルクルクル

スプレー「」スタァッ

ホット・パンツ「確かに・・・」

ホット・パンツ「そして妙なヤツらだ・・・だがお前ら肉は食ったよな。オレの牛を食った!だから謝ってはやらないぜ・・・」

ジャイロ「・・・ケッ。何だてめえ偉そうによォ~~~!ほとんど食ったのはコヨーテだってのによ!」

ホット・パンツ「・・・牛を撃った奴は縛り首だ」ドッ

ジョニィ「待った!聞きたいことがある!」

ホット・パンツ「!」

ジョニィ「馬に乗って・・・出発する直前で悪いが・・・君はどこでそのスタンド能力を身につけた?」

ホット・パンツ「・・・」

ジョニィ「アリゾナの砂漠でか?2nd.ステージのレース中に?『悪魔の手のひら』」

ホット・パンツ「・・・・・・別に興味あるわけじゃあないが・・・他にもそーゆーの何人かいるわけ?」

ジョニィ「分からない・・・僕らには・・・何も見当もつかない」

ホット・パンツ「・・・」

ザッ!

パカ パカ パカ パカ…

ジョニィ「・・・彼は『遺体』を奪い合う相手じゃあないな。『遺体』のことを何も知らない・・・敵じゃあない。政府とかテロリストとかじゃあ・・・」

ジャイロ「・・・かもな。だがハッキリしてる事がある・・・『オレは嫌いだっつー事だ』。」

マウンテン・ティム「全くだな・・・」カチャカチャ

マウンテン・ティム「で・・・『遺体』についてだが」

3人「・・・」

マウンテン・ティム「カンザス・シティに到着する前に・・・『遺体』をとろう」

ジャイロ「・・・ゴールを先に誰かに奪われるかもな」

カーズ「レースなんかよりも・・・優先度が高いのは『遺体』の方だ」

カーズ「それに・・・闇夜でも光の流法で走行できる。我々は十分リードできる」

ジャイロ「・・・そうか。じゃあ、ゴールの前に『遺体』をブン取るぞッ!!!」グッ!!

今日はここまで。

ジャイロ「じゃあよ、ちょっとこの果樹園で休んで行かねーかい」

ジョニィ「」

マウンテン・ティム「」

カーズ「・・・言っていることが矛盾していないか」

ジャイロ「いや、ちょっとした休憩だよッ!オレだって遺体は全力で取ろうと思うぜ!?でもよォー、休憩もたまには必要だって思うのよ」

ジャイロ「ホラよ、休憩しないと疲れがたまるし・・・疲れは波紋で癒せるとして、イライラだって蓄積するぜ?心と体を休めねーとなー」カポ カポ

ジョニィ「ジャイロッ!!何かフザけてるな!?」

ジャイロ「だって常に全力って嫌いだしめんどっちーしィ」

カーズ「・・・」ハァ

カーズ(性格はあの2人とは真逆のようだ・・・)

ジョニィ「・・・!」ジロ

ジャイロ「!わッ、わッ」

ジャイロ「わーッてるってジョニィ・・・ほんの冗談だってーの・・・」

ジョニィ「・・・」

ジョニィ「」プイ

ジャイロ「・・・フウ」ゴシッ

ジャイロ「・・・ん?」

ジャイロ「」キョロ キョロ

ジャイロ「・・・?」

ジャイロ「・・・・・・この家」

カーズ「?」カポッ カポッ…

カーズ「・・・!」ピクッ

カーズ「」バッ!!













肉「」バァアーーーーーーーーーーーーン!!!

マウンテン・ティム「・・・あれさっきの肉か!?」

ジョニィ「『肉』だぞッ!ここは!あの『肉』の場所だッ!」ガタッ!

ジャイロ「お・・・おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいッ!!!」ガサァッ! ガサッ ガサッ

ジャイロ「どこで間違えた?20分近くもロスしちまったぞ!クソッ!あのホット・パンツの野郎がさっき右へ別れたからオレもてっきり右と思い込んで逆方向へ向かっちまったんだ!」

ジャイロ「あいつ疫病神だ!なんてこった!たかが600gの肉とっただけでこんな目に遭うとは!!」クル

ジャイロ「これはヤツの作戦だ!ワザと右へ向かって俺らを小細工でひっかけたんだ!あの野郎ッ!!方向はあっちだ!」

ジャイロ「行くぜッ!!時間を無駄にするなッ!!!」ガンッッッ!!!!

3人「え・・・ああッ!」ガンッ!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラ バカラ バカラ…

…バカラ バカラ バカラ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

4人「」バンッ!!!

4人「・・・」











肉「」ドォォーーーーーーーーーーーーン!!!!

ジャイロ「・・・!!!」

マウンテン・ティム「・・・どういうことだ!?あれ同じ肉かッ!何でまたここに出る!?」

ジョニィ「・・・!?」

ジョニィ「僕らは3回しか曲がらなかった・・・!地図に記載されていない小さな農道があったとしても・・・そこに入ったとは考えられないし・・・」

ジャイロ「糞ッ!!40分のロスだッ!!これ以上時間を無駄にできっかッ!!!」ガンッ!!!!

3人「」ガンッッッ!!!!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラ バカラ バカラ…



…バカラ バカラ バカラ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

4人「・・・」バンッ!!!

4人「・・・ッ!!!」









家「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

4人「何・・・ッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「か・・・」

カーズ「考えられん・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ホット・パンツ「!」ザッ!

ホット・パンツ「君達も迷ったのか?今ので何度目だ・・・?」カポッ カポッ

4人「!!!」

ホット・パンツ「」カポ カポ

ジャイロ「そこで止まれェェーーーーーーーーーーーッ!!そこでだッ!これ以上オレらに近づくなッ!これは警告だッ!」

ホット・パンツ「・・・」ピタ

ホット・パンツ「」ゴソ…

方位磁石「」ス…

方位磁石「」フラ… フラ…

ホット・パンツ「ここの果樹園の木は『プラム』だ。鉄分の多い作物・・・そのせいか方位磁石は役に立たない」チャッ

ホット・パンツ「オレもかれこれもう1時間近くここでロスしている。どの道を通ってもどう行ってもこの場所に戻ってしまうんだッ!」

ジョニィ「ホット・パンツ、それ以上近づかないでくれ!ボクらは君が何かだましてるんじゃあないかと疑っている!!」

ホット・パンツ「俺がここへ戻ったのはすでに4回目だ。地面の足元を見てくれ.4回この道を通過してるだろう・・・?」

ホット・パンツ「なぜなのか?知りたいのはこっちの方なんだ」

ジャイロ「オマエがだからどーだっていうんだ!?さっさと向こうへ行きな!!いいか!!オレらは永遠におまえなんか信用するワケにはいかねーんだからなッ」ペッ

ホット・パンツ「それならオレの方は君らを信用する。君らは悪い人間じゃあないからな。もし悪人ならすでに俺が攻撃を仕掛けている・・・それでどうだ?」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・は?」

ジャイロ「ど・・・どーゆーことだ?何を言ってる?」ヒソヒソ

マウンテン・ティム「・・・どうやらお互い迷ってるみたいだから信頼しあっていっしょに道を探さないか?と言っているようだ」

ジョニィ「ジャイロ・・・」

ジャイロ「あん?」

ジョニィ「さっきも言ったけどボクの意見は『彼は敵じゃあない』と思う。こっちも状況が呑み込めていないんだ。共同戦線を張ろう」

ジャイロ「・・・」

カーズ「同感だ。この俺も・・・状況を把握しきれていない」

カーズ「・・・もっとも、空を飛べば手っ取り早いのだがな・・・」

カーズ「協力し合おうではないか。ただし・・・この果樹園を抜けるまでだ」

ホット・パンツ「・・・」

マウンテン・ティム「俺も賛成だ。・・・で、どうするんだ?まずは?」

ホット・パンツ「・・・そこに家がある」シピッ

ホット・パンツ「中に誰かいるみたいだぞ。ボロボロだと思ったが人が住んでいる・・・」

ホット・パンツ「あの住人に道を聞こう!道を聞かなきゃ何も始まらない」ザッ

カーズ「・・・」

カーズ「・・・!」







ガウチョ「」ガサァアッ!!!

4人「!!!」

ガウチョ「くそッ!またここだッ!クソッ!」バカッ バカッ

ガウチョ「あの野郎~~~ッ!またこの場所だッ!!」ギリリ…

ガウチョ「」ハッ

ガウチョ「」クルッ

ガウチョ「お前らもか!お前らも道に迷っているのかッ!」ビシッ!!

マウンテン・ティム(・・・ガウチョか)

ガウチョ「またあの野郎がいる!ドアのとこのカーテンのそばにいやがる!」

ガウチョ「何度も何度もあいつに道を聞いた・・・この果樹園を出ていく方法をッ!!そしたらヤツはいつもこう言うんだ・・・」

ガウチョ「『オレを殺したらここを出ていける』・・・と!!!」

5人「・・・!?」

ガウチョ「もう我慢ならねえッ!!」バッ!!!

ガウチョ「俺はあいつを許さねェッ!!!」スタッ!!

5人「・・・」

ガウチョ「てめー表へ出て来い!このウソつきめェーーーーーッ!!」ザッ!!!!

ガウチョ「望みどおり撃ち殺してやるッ!でたらめの腰抜け野郎ッ!!姿を見せろォォーーーーーッ!!!!」ザッ!!!!

「・・・」

ガチャ…



リンゴォ「」ザッ

リンゴォ「」ガサッ…

ス…

新聞「」パサッ

リンゴォ「」ペコ…

リンゴォ「改めて・・・よろしくお願い申し上げます」

ガウチョ「~~~~ッ!!!」

ガウチョ「ふざけやがってェェッ!!そんなに死にたけりゃあ始末してやるッ!!!」ス!

リンゴォ「ここで対等となる話をしよう・・・その腰の拳銃は1873年型コルト。お互いのこの距離ではその弾丸は狙って発射されても命中しない」

ガウチョ「・・・!!!」ピクッ…

リンゴォ「そのコルトの射程内ではあるが空中での飛投誤差で十数センチほど右へそれて着弾する」

リンゴォ「正確に当てるにはあなととオレとの距離をあと『5歩』縮める必要がある」

リンゴォ「『5歩前』で撃っても命中度は低い」

ガウチョ「」ハァーー… ハァーーー…

リンゴォ「どうする?俺を撃ち殺すと言ったのは嘘なのか?」

リンゴォ「やめるのは自由。だがその場合・・・嘘つきはあなたの方ということになりますが・・・」

ガウチョ「てめぇもう限界だぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ジャッ!!!

リンゴォ「」バッ!!

ガウチョ「」ダァァアン!!!



弾丸「」ギュォッ!!!!

リンゴォ「ッ・・・」ビシュッ!!!

リンゴォ「・・・!!」ブシュゥゥッ!!!

ランプ「」ガッシャァァアーーーーン!!!

ランプ「」バラバラバラバラ…

リンゴォ「・・・」バラバラバラバラ



ガウチョ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ガッ!!

ガウチョ「」ドン!! ドン!! ドン!!

柱「」ビシュンッ!! ベキィッ!! バギン

窓「」バリィイーーーン ガシャァァーーーン

リンゴォ「」ヒュ…

















ドォン!!!!!!!!!!

ガウチョ「・・・」

ゴブッ

ガウチョ「」ガクッ…

ガウチョ「かッ・・・」ドシャァッ!!

ドクドク ドクドクドク…

5人「・・・!!」

リンゴォ「」チラッ

リンゴォ「『5歩』。この位置から正確に命中し始める。・・・だが『威力』としてはまだ弱い」

リンゴォ「弾丸は筋肉と胸骨体で止められ、心臓までは達しているが完全に破壊したわけではない」

ガウチョ「・・・!!」ゼェ ゼェ

ガウチョ「ひ・・・ひでぇ・・・熱い・・・ものすげぇ・・・熱い・・・」ドク ドク ドク

リンゴォ「さらに1歩近づけば・・・」ザッ

ガウチョ「ヒィー、ヒィー・・・てめえ・・・よくもォォォォオオオオ」ブバッ…

ガウチョ「」ジャキッ!!!

リンゴォ「」ジャカッ!!!









ガァァーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

ガウチョ「」ドチャッ

リンゴォ「・・・」

リンゴォ「」ス…

銃「」ストンッ…

リンゴォ「感謝いたします」ペコッ

ガチャッ…

…バタン



4人「・・・!!!」

カーズ「・・・・・・ふむ」

今日はここまで。

カーズ様がいれば美味しいご飯食べ放題だから、ローストビーフサンドイッチとか意味をなさないだろうな…

ジョニイ「な・・・何なんだあいつはッ!?」

ジョニイ「あの家で何してる!?レース場で殺人が起こった!!ガウチョがッ!どういうトラブルだ!?」

ジャイロ(スタンド使いか・・・!?だが、どの部分がだ!?)

カーズ「・・・」

カーズ「・・・読めたな」

4人「・・・え?」

カーズ「あの男・・・ガウチョを射殺した男が、今回のスタンド使いだ。我々をこの果樹園から脱出させまいとしている・・・」

カーズ「目的は当然ながら・・・おっと」

ホット・パンツ「・・・当然ながら?」

カーズ(・・・事を知らぬ女に言う必要はないか)

カーズ「とにかく!ヤツの能力・・・察しはついた」

マウンテン・ティム「何!?」

カーズ「1つの可能性は・・・『空間転移』だ。ヤツの能力は・・・」

カーズ「我々の位置を後方に瞬間移動させ・・・曲がるべきだった地点に到達する前に曲がらせたのだろう・・・」

ジャイロ「・・・なるほど」

カーズ「2つ目・・・我々を移動させるのではなく、『空間』を歪める能力」

カーズ「空間の方を歪め、我々の位置や進行方向は一切変えず、後方にワープさせる・・・」

カーズ「先に言った1つ目にしろ、2つ目にしろ・・・操作しているのは『空間』だ。要は空間を操作する能力というわけだが・・・」



カーズ「3つ目の可能性は『時間操作』だ」

ジャイロ「!?なッ・・・」

ホット・パンツ「時間操作・・・!?」

カーズ「ああ」コクン

カーズ「いや・・・『3つ目』にまとめてしまっていたが・・・時間操作も『2つ』考えられるな・・・」

ジョニィ「2つ・・・?」

カーズ「時を『止めて』いるか・・・時を『戻して』いるかのどちらかだろう」

4人「!!!」

カーズ「時を止めてその間に我々を後ろまで引きずり戻したか・・・時を戻したか・・・どちらかだな」

ジャイロ「じ・・・!時間を止めるなんて最強じゃねえか!どうやって勝つんだよそんなもんッ!?」

カーズ「まあ待て。まだ話は終わっていない」

カーズ「この4つ・・・この内3つは、実際にその能力だとすれば行動が不自然だ」

ジャイロ「・・・不自然?」

カーズ「例えば・・・空間転移。実際にそんなことが可能なら、地球の裏側にでも飛ばせばよいだろう?」

ジョニィ「・・・確かに!」

カーズ「俺ならもっと確実に潰すため・・・海溝の底だとか、火山の底だとか、宇宙の果てだとかに飛ばすがなァ」ニヤニヤ

4人「・・・」

カーズ「仮に自分のところに連れてきて直接殺したいのであれば、自分の目の前に転送すればいい。わざわざ果樹園に閉じ込めるだなんて、回りくどい方法を使わなくていいだろう」

ホット・パンツ「・・・そうだな。じゃあ空間転移はなし、か・・・」

カーズ「ああ。・・・空間転移に距離の制限があるのかも知れんがな」

カーズ「だがそれでも、数メートルしか移動させられないとしても・・・付近の木に位置を被せ、串刺しにして殺すことができる。空間転移はあり得ない」

カーズ「次に空間の方を歪める能力だが・・・これもおかしい。この能力も、全世界のどんな場所へも対象を飛ばせるはずだ」

カーズ「それに、対象のいる地点を歪ませ、対象の肉体を破壊することもできる。よってこれもなしだ。果樹園に閉じ込める理由がない」

ジャイロ「・・・!じゃあ、時間操作能力じゃんッ・・・!」

カーズ「そうなるが・・・時間停止にも疑問がある」

カーズ「本当に時を止められるなら・・・なぜ時を止めている間に直に攻撃しない?首を描き切ったり、心臓を貫いたり・・・脳を完全に破壊もできる」

カーズ「馬を後方に移動させるだけのはずがない。止めている間は何でもできるからな・・・」

カーズ「それに、能力の射程が長すぎる。スタンドビジョンが本体から離れられる距離は決まっているのだろう・・・?その距離が長すぎるのだ」

カーズ「そこまで長い射程距離であれば・・・わざわざ能力を使わずとも我々を攻撃できる。ますます時間停止である可能性が無くなってきたな」

ジョニィ「・・・ということは」

カーズ「ああ・・・ヤツの能力は『時間を戻す』能力だ」

ジャイロ「時間を戻す・・・」

マウンテン・ティム「・・・それにしても、スケールの大きい能力だな。全宇宙の時間を戻せるんだろう?」

カーズ「・・・そうだな。宇宙を支配していると言ってもいいのかも知れぬ」

カーズ「『特異点』とは、あの男のこと・・・なのかもな」ハァ

ジャイロ「・・・特異点?」

カーズ「!」

カーズ「ああ、いや・・・何でもない」

マウンテン・ティム「・・・しかし、能力が判れば対応もできる」

ジャイロ「できるのか?」

マウンテン・ティム「ああ」

マウンテン・ティム「時間が戻って、実際に進んだ距離を進んでいないことにされたんだ。だから早く曲がってしまう」

マウンテン・ティム「つまり、記憶は消えていない。今ここで時間を戻されたとしても・・・ここで会話した『記憶』は残る」

マウンテン・ティム「記憶が残っていないと、早く曲がることもないからな」

ジャイロ「・・・時を戻されても記憶は残る。戻される前の状況を記憶し、それを元に追い詰めることができればッ!!」グッ!

マウンテン・ティム「あの男を倒せる!!!」グッ!

ジャイロ「よォし!突破口はあるッ!!!」

カーズ「・・・」ワーッ タオセルゼーーッ

カーズ「・・・1つ聞いてくれるか」

2人「?何だ?」ピタッ

カーズ「・・・」









カーズ「・・・あの男とは、一対一で対決してほしい」









4人「・・・は?」

ジョニィ「・・・ちょ!何言ってるんだカーズ!?」

カーズ「・・・頼む」

ジャイロ「ハァァ!?何言ってんの!?何言っちゃってんのお前ッ!?」

マウンテン・ティム「正気か!?」

カーズ「・・・」

カーズ「あの男を見ていると・・・」


―――――――
――――
――


ワムウ『お待ちをッ!!カーズ様!!!』

カーズ『』ピクッ

ワムウ『カーズ様・・・この男と私はローマで決闘の約束をしました・・・』バサッ

ワムウ『エシディシ様が倒れた遺恨もあります・・・ぜひ闘いの許可を!』

カーズ『・・・』

カーズ『・・・ならぬ!我々の目的はあくまで『エイジャの赤石』を手に入れるということを忘れるな、ワムウ・・・』

ワムウ『・・・は・・・・・・』ペコ…

カーズ『・・・』

――
――――
―――――――

カーズ「かつての仲間を・・・ワムウを思い出すのだ・・・」

ジャイロ「・・・仲間」

カーズ「俺は・・・やむを得ん状況下だったとはいえ・・・絶対に負けられない状況下だったとはいえ・・・」

カーズ「ワムウの・・・誇り高き決闘者の意思を・・・汚してしまった」

ジョニィ「・・・」

カーズ「あの男はワムウだ。ワムウと同じ決闘者・・・」

カーズ「『男の世界』だ。『男の世界』に2人は住んでいる・・・男としての高みにいるのだ・・・」

カーズ「俺は一度、ワムウの意思を汚した。もう二度と汚せない・・・」

カーズ「俺には二度と足を踏み入れることの許されない領域だ。だがお前達なら・・・」

カーズ「特にティム。お前だ」

マウンテン・ティム「・・・は?」

カーズ「お前はヤツと同じ銃使いだ。フェアな闘いができるだろう」

マウンテン・ティム「え、ちょ」

カーズ「それに、貴様は保安官だろう?レース場で殺人が起こったのだぞ?犯罪だぞ・・・何とかしたらどうだァ?ン?」

マウンテン・ティム「いや、あの」

ジョニィ「僕だったらただの撃ち合いになる・・・勝てるかどうか、五分五分だ」

マウンテン・ティム「ちょ、あの」

ジャイロ「俺も鉄球を投げる動作が、銃に間に合うかどうか分からねーもんなー。ニョホ」

マウンテン・ティム「おま」

カーズ「体をバラバラにすれば回避も可能だろう。やれよ」

マウンテン・ティム「だ、だから」

カーズ「戻される前の記憶は残るではないか・・・やれ」

マウンテン・ティム「い、いや、だからって」

カーズ「関係ない」



カーズ「     や     れ     」ギロ



マウンテン・ティム「・・・はい」

ジョニィ「」プッ

ジャイロ「」ププププ…

マウンテン・ティム「ハァ・・・」ガックリ

今日はここまで。

たまにはティムを活躍させないとかませにしかならない…

ガチャ…

リンゴォ「」ヌ

ス…

スコップ「」ガッ

リンゴォ「」パシィッ

リンゴォ「」ス…

スコップ「」ザクゥッ!!!

地面「」ボコォォッ

リンゴォ「」ポイッ

土「」…ドサッ

ザクッ

ポイッ

土「」ドサッ

ザクッ

ポイ

土「」ドサッ

ザク…

リンゴォ「・・・」

ポイッ

スコップ「」ガシャァァーーーーン

リンゴォ「・・・」クル…

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「・・・お前は何者だ?おまえの狙いはなんだ!?『テロリスト』かッ!政府と関係があるのかッ!?」

リンゴォ「・・・自己紹介させていただく」

リンゴォ「名は・・・『リンゴォ・ロードアゲイン』。3年ほど前、砂漠で『能力』を身につけた『スタンド使い』・・・」

リンゴォ「能力名は『マンダム』。そう認識していただきたい」

マウンテン・ティム「・・・」

カーズ(・・・マンダム)

リンゴォ「ほんの『6秒』」

リンゴォ「それ以上長くもなく短くもなく、キッカリ『6秒』だけ『時』を戻す事ができる。それが『能力』」

リンゴォ「君らが馬を駆っている時・・・ほんの少し・・・たったの『6秒』だけ『時』を戻しても君らはそのささいな事に気付きもしない」

リンゴォ「だがただ『走り終わった』・・・という『記憶』だけは残る」

リンゴォ「だから『曲がる予定』の位置をより手前で道を曲がってしまう事になる」

リンゴォ「そして何度でも・・・時を戻すのは『6秒』以上さえ間隔を開ければ何度でも繰り返して戻せる」

リンゴォ「だからこの果樹園地帯からは決して脱出する事は出来ない」ドォォーーーーーン!

カーズ(・・・やはりか)

マウンテン・ティム「お前の狙いは・・・!?俺達を迷わせるのが何だというんだ!?」

リンゴォ「・・・」

スゥ…

リンゴォ「このオレを『殺し』にかかってほしいからだ」バァァーーーーーーーン!!

マウンテン・ティム「・・・は!?」

リンゴォ「公正なる『果し合い』は自分自身を人間的に生長させてくれる」

リンゴォ「卑劣さはどこにもなく・・・漆黒なる意志による殺人は、人として未熟なこのオレを聖なる領域へと高めてくれる」

マウンテン・ティム「お前・・・」

マウンテン・ティム「イカれているのか?リンゴォを射殺したことを引き金に・・・!」

リンゴォ「いいや、至って冷静だよ、マウンテン・ティム保安官」

マウンテン・ティム「・・・知っていたのか」

リンゴォ「レースの話はこの合衆国にいる以上、嫌でも入ってくるさ・・・それに」

リンゴォ「『上の方』からも情報は入ってくる・・・君達の能力にも予想がついているんだ」

リンゴォ「まぁ・・・そこのコートの男は完全に謎だがね」

カーズ「・・・」

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「・・・だろうな」

リンゴォ「・・・話を元に戻そう」

リンゴォ「乗り越えなくてはならないものがある・・・『神聖さ』は『修行』だ」

リンゴォ「だから君たちに全てを隠さずに話している・・・『能力』にも『目的』にもオレにはウソはない。本当だ」

マウンテン・ティム「・・・」

リンゴォ「よろしくお願い申し上げます・・・どうする?決めるのは――」

マウンテン・ティム「」ジャキッ!!!

リンゴォ「」ジャキッ!!!

リンゴォ「」ドンドンドンッ!!!

弾丸「」ドォッ!!!

弾丸「」キュォォォォォォ…!

マウンテン・ティム「・・・」









マウンテン・ティム「」バラァアアアアッ!!!

リンゴォ「・・・」

弾丸「」スカスカスカッ

リンゴォ(体をバラバラに離して回避・・・)

マウンテン・ティム「」ドンドンドン!!!

弾丸「」シュバァァッ!!!

リンゴォ(確かに、防御に向いている能力だ。応用モ利く・・・)





リンゴォ(だが)

時計「」クイッ

ドォォォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

マウンテン・ティム「・・・」

マウンテン・ティム「・・・!?」ハッ

マウンテン・ティム(な、何ッ!?)

リンゴォ「」ジャキッ!!!

マウンテン・ティム「!」

マウンテン・ティム「え・・・ッ」ジャ,ジャカ…ッ

リンゴォ「」ドンドンドン!!!

弾丸「」シュゴォォッ!!!!



マウンテン・ティム「・・・ッ!!!」バラッ…

弾丸「」ビシュッ!!!

マウンテン・ティム「ぐッ!!」ビシュッ!! ビシュッ!!

マウンテン・ティム「・・・!!!」ツー…

リンゴォ「」ドンドンッ! ドンッ!!

マウンテン・ティム「うくおおッ」バラァアッ ビシュビシュビシュ!!!

マウンテン・ティム「」ブシュッ ブシュッ!

マウンテン・ティム(ま・・・まずいぞッ!!)

ロープ「」スル…

ロープ「」ビンッ!!!

リンゴォ「!」

マウンテン・ティム「」ギュンッ!!!!

リンゴォ「・・・ッ!!?」シャッ!

リンゴォ(!柱!)

リンゴォ(柱にロープをくくりつけ、引っ張ることで高速で移動を・・・!対応がッ!)

マウンテン・ティム「ッ・・・」ダァンッ!

マウンテン・ティム「」ジャキィッ!!

リンゴォ(が――)

マウンテン・ティム「」ドンドンドンッ!!!

リンゴォ(『6秒』戻す)クイッ

ドォォォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

マウンテン・ティム「」ハッ

弾丸「」シュゴォォッ!!!

マウンテン・ティム「な、何ィィッ!!!」

マウンテン・ティム「チ・・・」バラ…ッ

マウンテン・ティム「くうッ!!」ビシュッ!!! ビシュッ!!!

弾丸「」バスッ

マウンテン・ティム「!!!」

マウンテン・ティム(ま・・・まずいッ!!今までの弾丸とは違うッ!)

マウンテン・ティム(『命中』しやがったッ!かすったんじゃあない・・・モロに『当たった』んだッ!!!)

マウンテン・ティム(命中率が徐々に上がっていく・・・危険だ!!)

リンゴォ「・・・『マンダム』」

リンゴォ「『6秒』だけ時を戻せる・・・フェアにだ・・・すでにフェアにそれは話した」

リンゴォ「この腕時計の『秒針』をつまみそれだけ戻す。それでスタンド能力『マンダム』のスイッチが入る」

リンゴォ「何度でも聞くぞ・・・どうする?」

リンゴォ「オレを殺さなくてはここからは絶対に出て行けないッ!」

マウンテン・ティム「重々承知だ!そんなことはよォォ~~~ッ!!」

マウンテン・ティム「絶対に殺すッ!!!」バシュッ!!!

リンゴォ「!」

ロープ「」シュバァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

ロープ「」シュバァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

シュバァァァアアア

リンゴォ「・・・!」シュババアッァアアアアア…

リンゴォ(両手を飛ばすとは・・・ッ)

リンゴォ(どっちの手に銃が握られているッ!?く・・・ッ見切れないッ!)

ロープ「」ヒュァァアァアアアアアアッ!!!

リンゴォ(ロ・・・ロープの先端がわからんッ!!)

マウンテン・ティム「・・・残念だな。お前の見ている範囲に『正解』はない」

リンゴォ「!?」

マウンテン・ティム「気づいていないようだから『忠告』しておいたぞ・・・フェアにッ!」ギンッ!

リンゴォ「何ィッ・・・!!」









銃「」ガァァーーーーーーーーーーーーン!!!!








リンゴォ「・・・」

銃「」シュウウウウウウウウウウウ…

リンゴォ「・・・なッ」

リンゴォ「」ゴプッ

血「」ボドドォッ

リンゴォ「・・・!」ボタ ボタ

リンゴォ「背後に・・・!!」ギリリ…! ボタ ボタ

マウンテン・ティム「あまり高速でロープが行きかうから・・・ろくに見えてなかったろう?」

マウンテン・ティム「まばたき1つで既にOUTなんだ・・・銃を持っている手を後ろへやった」

リンゴォ「」ガクガクガクガク

リンゴォ「う・・・ッ!」グググググ

リンゴォ(『6秒』過ぎる・・・ッ!!!)グググ…

マウンテン・ティム「・・・」

リンゴォ「・・・?」

リンゴォ(何故・・・止めない?)







時計「」クイッ

ドォォォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!









銃「」ガァァーーーーーーーーーーーーン!!!!








リンゴォ(え・・・!?)

銃「」シュウウウウウウウウウウウ…

リンゴォ「・・・なッ」

リンゴォ「」ゴプッ

血「」ボドドォッ

リンゴォ「・・・!」ボタ ボタ

リンゴォ(じ・・・時間が・・・!)ギリリ… ボタ ボタ

リンゴォ(間に合わ・・・なかったか・・・)ボタ ボタ

リンゴォ「フ・・・完敗だ・・・」

リンゴォ「もう私が生き延びる道は・・・永遠に・・・閉ざされたのだな・・・」ググ…ッ

リンゴォ「『真の勝利への道』には『男の価値』が必要だ・・・お前はそれがわかる男だ。それを行けッ!」

リンゴォ「『光輝く道』を・・・オレはそれを祈っているぞ・・・」ゴフッ

血「」ボダ ボダ ボダ

リンゴォ「・・・」

リンゴォ「・・・感謝する」

ガクッ…







…ドサッ

カーズ「・・・」

カーズ「リンゴォ・ロードアゲインは死んだ。果樹園から脱出できる・・・」ガサッ

カーズ「だが1つ・・・気になる点がある」

マウンテン・ティム「・・・気になる?」

カーズ「リンゴォの小屋・・・中に『鳥』がいる」

ジャイロ「・・・鳥?」

カーズ「伝書鳩だ・・・おそらくな。ここで両眼球を持つジョニィがヤツと対決し、もし負けていれば・・・」

カーズ「次なる遺体の場所がヤツに発覚し、そのまま伝書鳩でヤツの『ボス』のところへ情報が渡った」

3人「・・・!!」

カーズ「・・・危なかった・・・か」

ホット・パンツ「・・・」

カーズ「世話をするリンゴォが死んだ。鳩たちもこのままだと飢え死にする」

カーズ「・・・逃がしてやろう」ザッ

3人「・・・」ザッ

カーズ「」ジャキィィイッ!!!

カーズ「」ブンッ!







壁「」ズババババババッ!!!!!

バラバラバラバラバラバラバラバラ

…カラン

カーズ「」ザッ

伝書鳩1「」バサ… バサバサッ

伝書鳩2「」バサッ

鳥かご「」ガランッ ガランガランッ ガタンッ

ジョニィ「・・・鳥かごに2羽」ガタンガタンッ ガタッ

カーズ「」ス…

カチャカチャカチャ

鳥かご「」ガシャンッ

伝書鳩1「」バサァアッ!

伝書鳩2「」バサァァアアアッ!!!

バサバサ… バサバサバサバサ… バサ…



5人「・・・」

カーズ「・・・」ゴトッ

ジャイロ「・・・行こうぜ。もうカタはついた」ザッ

スタ スタ スタ スタ

4人「・・・」コク…

スタ スタ スタ スタ…

カーズ「」スタ スタ スタ スタ

カーズ「・・・」ピタ

カーズ「」クル…

肌「」シピィッ

血管針「」シュルンッ

血管針「」ググ…

血管針「」プッ!!





沸騰血「」ペチョッ









小屋「」バグォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








4人「ッ!?」バッ!!

カーズ「・・・」

ツタ「」シル…

ツタ「」シルシルシルシルシルシルシルシル…

ツタ「」シュルンッ

カーズ「・・・」ズズ…

カーズ「・・・」パッ

カーズ「・・・」ザッ

4人「・・・」

カーズ「・・・」ザッ ザッ

ゴォォォォオオオオオオオオオオオオオオ…

リンゴォ「」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

カーズ「・・・」ザッ ザッ ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…







カーズ(永久に――安らかに眠れ。リンゴォ・ロードアゲイン)ザッ ザッ




今日はここまで。
なかなかモチベが上がらない・・・また1週間後くらいになるかも

小屋「」ゴォォォオオオオオ メラメラメラメラ

カーズ「この勢いなら直に果樹園も全焼する」ガコッ…

カーズ「とっとと脱出するぞ」ドサッ

ジョニィ「・・・でもそこまでする意味って」

カーズ「・・・気球だ」

ジョニィ「・・・気球?」

カーズ「ああ」コクッ

カーズ「あの気球はスティール・ボール・ラン・レースの審判用の気球だが・・・これだけ大掛かりなレースだ」

カーズ「政府が介入している可能性は十分にある・・・我々の行動を読まれて先回りされるかもな」

ジャイロ「なるほど・・・火の熱で近寄らせないってわけね」

カーズ「ああ・・・気球が離れた隙に脱出する。それも、なるべく木陰をなァ」

ジャイロ「そうだな・・・それと、こうやって・・・」

ジャイロ「こうやって口を隠して方がいいんじゃあねえか?手でこうだ」スッ

カーズ「・・・ほう?」

ジョニィ「・・・何それ?」

ジャイロ「『読唇術』だよ。上空から『会話』を読まれるな!」

ジャイロ「軍隊で訓練されるもんなんだ。全然特殊な技術じゃあない。その係員が機乗している・・・間違いなく『スティール』も政府の手先だろうからな!」

ジョニィ「・・・なるほど」

マウンテン・ティム「じゃあ出発だ。樹に燃え移り始めた・・・本格的に燃え始めるぞ」

ホット・パンツ「・・・そうだな」

カーズ「・・・いや、待て。ホット・パンツ」

ホット・パンツ「?」クル…















バヂッ!!!

ホット・パンツ「・・・!?」

シルシルシルシル

鉄球「」シルシルシルシルシルシルシル

ホット・パンツ「・・・ッ!!!」ビリッ…

鉄球「」ポロ…

鉄球「」ゴトッ

ホット・パンツ「・・・」

ホット・パンツ「」トロン…

3人「・・・!?」

ジャイロ(て・・・鉄球!?)

ホット・パンツ「・・・」

ガッ!

ホット・パンツ「」ガンッ!!!

ホット・パンツ「」バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

3人「・・・」

カーズ「言っておくがな・・・今の鉄球は・・・貴様のを盗んだんじゃあないぞ。ジャイロ」

ジャイロ「・・・作ったのか」

カーズ「ああ。焼肉の鉄板を再利用してな。残りの鉄球は体内に収納してある」

鉄球「」シルシルシルシル…

鉄球「」シバッ!!

カーズ「」パシッ

カーズ「ヤツはお前達3人より順位は上だ・・・だから波紋で操作した」

カーズ「だが・・・波紋で操作した場合、後遺症が残ることがある(数時間程度だが)。調節できなくもないが・・・」

カーズ「この俺の波紋は常人の数百倍だ。基本強すぎるのだ」

カーズ「だから・・・鉄球の回転を使うことにした」

ジャイロ「波紋に・・・鉄球を?」

カーズ「波紋の後遺症を鉄球の回転で取り除く。回転のエネルギーを波紋エネルギーよりも少し弱め調節することで可能になる」

カーズ「波紋と鉄球の複合技・・・ってとこだなァ」

ジョニィ「でも・・・彼を操作してどうしたんだ?」

カーズ「・・・彼?」

カーズ「ああ・・・そうか」

カーズ(全く人間というものは・・・感覚が鈍りきっているな)ハァ

カーズ「・・・ヤツは波紋で1時間程度操る。レースのコースとは見当違いの方向へ走らせる」

カーズ「その間に我々は遺体を手に入れ、1着で4th.ステージをゴールする・・・」

カーズ「異論はあるか?」

マウンテン・ティム「ないな」

ジャイロ「ないぜ」

ジョニィ「ないよ」

カーズ「・・・よし、急ぐことにしよう・・・」

ジャイロ「そうだな。もう炎が・・・」

カーズ「ああ・・・そっちじゃあない」

ジャイロ「・・・え?」

カーズ「遺体の場所へ到達する頃に・・・おそらく『嵐』が来る」

ジョニィ「・・・嵐?」

カーズ「ああ。その前に遺体を手に入れよう」

マウンテン・ティム「・・・1週間以上先の天気なんか想像もつかないが・・・お前の感覚なら信用できる」

マウンテン・ティム「急ごう!嵐になると走行は困難になる」ガンッ!!!

3人「」ガンッ!!!

バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ…

…ザアアアアアアアアアアアアアアアアアア

大統領「・・・」ザアアアアアアアアアアアアアアアアアア…

大統領「」ピラッ…

大統領「・・・この気球どもについて・・・2~3質問があるんだが・・・」ザアアアアアアアア…

大統領「風上へ進めたりできるのか?」

部下「いいえ・・・気流に乗って方向を多少変えるのみです」

大統領「滞空時間はどれくらいだ?」

部下「基本的にバルーンからガスが抜けなければずっとです・・・しかし現実には上下移動にガスを噴射し、夕暮れまでには降りてきます」

大統領「現在レース上で何機飛ばしている?」

部下「約36機。晴天日のみですが・・・」

大統領「じゃあ最後に聞くが」

大統領「そんな数飛ばしているのに『気球からの『報告』がカーズ達4名を見失いました』・・・といつもなのは何故だと思う?」

部下「上空から常に4人だけ追跡するのは不可能かと思われます」

大統領「・・・かも、しれない」ガタッ

大統領「だが・・・4人だけというのは・・・『4人も』でもあるわけだ・・・」

大統領「4人もいれば発見できるものじゃあないのかね?顔、服装、馬、走行スタイル・・・ここまで割れていてしかも4人」

大統領「リンゴォの小屋が爆発し、果樹園が全焼してからというもの・・・そこまで把握できている4人組を発見できないとは・・・」

大統領「あのスティールが裏切っているんじゃあないのか?普通、プロモーターどもは金と権力を欲しがる。だがヤツは何か妙だ・・・」

大統領「情熱というか・・・少年じみているというか・・・くだらない理想主義というか・・・特に・・・特にモニュメント・バレー以降な」

部下「・・・」

大統領「いまはそうでなくてもいずれ我々を『裏切り』そうな気がする・・・どっちかな・・・どうするかな・・・」

大統領「このレースにあいつは別にいなくてもいいような気もするし・・・」

大統領「でももう少し利用できそうな価値もあるし・・・」

部下「スティーブン・スティールにはカリスマ性があります。マスコミや労働者、ボランティア・・・彼について来ている者は多い・・・彼が消えたらレースは混乱するでしょう」

大統領「うむ・・・そうだな・・・」

大統領「とりあえず今はやめておこう。ただし利用価値がいずれなくなったらご退場願おう」

大統領「・・・それよりも『遺体』だ」

大統領「我々はこのカンザスのどこかにある次に『遺体』を必ず見つけなければならない!!」

部下「・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大統領「カーズの能力は未知数だ・・・あり得ない話だが・・・『複数』の能力を持っているのかも知れない・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大統領「そうでなくとも、あの4人組に『遺体』を渡すわけにはいかないッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大統領「次の『遺体』は『脊椎』だッ!脊椎部分!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大統領「アリマタヤのヨセフの地図によるとあの方の『背骨の部分』がここにあるッ!!分裂した遺体の部位で人体の中心!最も重要な部分!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大統領「それさえ手に入れば他の部位はあとでどうにでもなるッ!必ず手に入れるようにスタンド使いどもを・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨









大統領「この町へ呼び寄せておけッ!!」バァァーーーーーーーーーーーーーン!!!

ブラックモア「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・









…ザアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ブラックモア「」バァアッ!!!

ブラックモア(2nd.ステージや3rd.ステージの移動速度から考えて・・・連中がリンゴォの小屋からどの程度の距離にいるか予測できる)バッ ババッ!

カーズ「・・・」

3人「・・・!!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

地面「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ジョニィ「悪魔の・・・手のひらだ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

マウンテン・ティム「ここで間違いはないようだな・・・『緑色の墓標』」ゴゴゴゴゴゴゴ…

地面「」ズズズズズ…

地面「」ズズズズズズズズズズズズズズズズ

ズ…

遺体「」ズズズズズズズズズ…!!!

カーズ「出てきたな・・・脊椎か!」ズズズズズズズ…

遺体「」ズズズズズ…ズ…

ジョニィ「・・・」ス…

遺体「」ガシィ!!

ジャイロ「・・・よし!」

ジャイロ「とっとと袋か何かに入れて、とっととカンザスシティで休もーぜ。短いとはいえ、嵐の中を走ったんだからよ」

ジョニィ「そうだね・・・嵐で脊椎が飛ばされないようにしないと・・・」グ…



カーズ「」…ピク

カーズ(人間の臭い?)

ブラックモア「」ス…

カーズ「・・・!!!」

カーズ「くッ!反応が遅れ・・・ッ」バッ!!

ブラックモア「」キンッ!!!











カーズ「ッ!!!」ズバァァアアアーーーーーーーーッ!!!!

今日はここまで。
ほぼ1巻分カット。

3人「ッ!?」

カーズ「くッ・・・!」ザクッ!! ブジュッ

カーズ(何・・・!!!皮膚が切断・・・ッ!!)ズザッ…

ボッ

カーズ「ッ!?」

カーズ「・・・!」バッ

ドク… ドク…

カーズ「」ドク ドク ドク ドク

カーズ(穴・・・ッ!?)

ブラックモア「・・・」

カーズ「何が・・・ッ」ズザ…

ボボボボボボッ!!!

カーズ「ヌウウッ!!!」ドバァアッ!!!

血「」バシャァアッ!

ジョニィ「カーズッ!!!」

ブラックモア「」チラ…

ジョニィ「!!!」

ジャイロ「・・・!!」

ジャイロ「やれやれだぜッ!!!」パチッ

鉄球「」スト!

ジョニィ「」ドン ドン ドン ドン ドン!!!

ジャイロ「」ブンッ!!!!

マウンテン・ティム「」シュアアアッ!!!!

ゴォォオッ!!!

ブラックモア「・・・」





雨「」ピタァアア



ビャギギギギギギギギギギギギギギギギンッ!!!!!!!!

手「」ズパッ ズパズパッ!!

マウンテン・ティム「・・・!!!手がッ!」ドク ドク ドク ドク…

ジャイロ「ッ!!!」ボッ!!!

ジョニィ「うおおッ・・・!!!」ブシュウウウッ!!!

ジョニィ「うああ」グラリッ

雨「」ドス…

雨「」ブシュッ! ブシュブシュブシュ

ジョニィ「あああああああ・・・あ・・・ああ・・・」ブシュッ ドクッ

ジョニィ「あああ・・・!こ・・・これはッ!?あ・・・あ、『雨粒』がッ!?『空中』にッ!?」

ジャイロ「・・・!!」ブシュッ

ジョニィ「完全に『固定』されている・・・!!ビクともしないッ!しかも尖っていて鋭く切れる!!」

ジョニィ「『動いた』ら!全ての肉がッ!!!」

ブラックモア「・・・」

ブラックモア「」ザッ…

ズン…ッ

ブラックモア「」ブニョンッ

ジョニィ「・・・!!こっちに・・・ッ!!」

カーズ「・・・!!」

ブラックモア「ジョニィィ~~ジョースタァァ~~~~」

ジョニィ「・・・!!!」

ブラックモア「さぁ『遺体』を返してもらおう・・・『遺体』は我が大統領の所有ッ!返してもらうぞッ!!」ザッ!!

ジョニィ「ぐ・・・!!」プルプル プル

ジョニィ(完璧に固定された『雨粒』・・・雨粒と雨粒の隙間ッ!必ずいい角度があるはず・・・!!)

ジョニィ(ヤツまでのこの距離ッ!雨と雨の隙間を探せ!!うろたえるんじゃあない!ジョニィ・ジョースターはうろたえないッ!!)

ブラックモア「」ブンッ!!

手「」ヒュォッ!!!







ジョニィ「!!!」ドガシィアッ!!!

ジョニィ「がッ・・・!!!」ギリギリギリギリ…

ジョニィ「うぐ・・・おぶぶう・・・!!」ギギギ…!

ブラックモア「・・・」

ブラックモア「『遺体』は!」スッ!

ジョニィ「うッ!!」ドズウ!

ブラックモア「この目に入ってるなァ」グギギッ グリッ

ジョニィ「・・・!!」グググ…!

眼球「」グググググググ…!

眼球「」グググ…! ググ…!!

ブラックモア「おおお!」

眼球「」グギギギギギギギギギギギギギギギ

ブラックモア「『左眼球』!この時を待って数年!ついに目のあたりにするぞッ!」

ブラックモア「もともとこの『遺体』は大統領が手にすべき物ッ!!」

ブラックモア「さあ出てくるぞォォ・・・!!!残りの『遺体』もいただくぞッ!」グググ…!

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「」グゥウーーーーーーン!!

ブラックモア「!」

ジャイロ「・・・なんつーこたあねーぜ」

ジャイロ「空中に・・・動かねェーで・・・完璧に『固定』されてるだろ?この雨粒・・・一粒一粒は・・・」

ブラックモア「・・・」

ジャイロ「」ブウゥウンッ!!!

ブラックモア「・・・」

ジョニィ「・・・!」

ジャイロ「傷穴は既にトンネルみてぇに開いちまってる・・・同じ軌道なら動かせるッ!さっき投げたのと同じ軌道ならよォォォ!!」

ジャイロ「もう一発いくぜッ!これからおめーにできる事は『覚悟』それだけだぜ!これをくらったあとの覚悟だけな・・・!!」

ブラックモア「・・・」

ブラックモア「・・・気付けないのか」

ジャイロ「・・・」

ジャイロ「・・・?」

ブラックモア「『時間』は私に味方する」





ザクゥゥウウウウウウッ!!!!!



ジャイロ「・・・ッ!!!!」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!

ジャイロ「ぐ・・・ぐあああああああああああああああああああッ!!!!」ブシュウウウウウウ!!!!

ジャイロ「」グラッ…

マウンテン・ティム「!だ、駄目だッ!よろけるんじゃあないッ!ジャイロッ!!!」

ジャイロ「」ズンッ!!!

ジャイロ「ぐ・・・ッ!!!」グググググググ…!!!!

ブラックモア「雨は次々に落下してくる・・・時間が経てば経つほどに・・・私は強くなる」

ブラックモア「お前ら全員・・・あの世で自分の罪を償うといい・・・」ザッ!

ジャイロ「ううおおおおあああ・・・!!!」ドクドクドクドク

ジャイロ(か・・・かなり深く斬られたッ!!まずい!ヤツに殺されるか・・・失血死するかッ!!!)ギリッ…!!

マウンテン・ティム「・・・ッ!!!」ギリ…!

マウンテン・ティム(まずいな・・・動けないッ!!指一本でも動かせばヤツの目を潰せるが・・・その前に切断されるッ!!)

マウンテン・ティム(俺たちの攻撃はヤツに届かないッ!!!)

マウンテン・ティム(そうこうしている間に雨は増えていく・・・ッ!!ますます攻撃できなくなっていくぞッ!!!!)



カーズ「・・・」

ブラックモア「・・・」

ブラックモア(マウンテン・ティムとカーズは動かない・・・賢明だ)

ブラックモア(大人しく、『遺体』が回収されるのを見ていればいい・・・)

ブラックモア「・・・」

ブラックモア「・・・?」

ブラックモア(何だ・・・?ヤツの・・・カーズの血の中で・・・)

ブラックモア(何か・・・蠢いているような・・・)

ブラックモア「」ズィ…

血「」ピチャ…

ピチャ ピチャ ピチャ

ピチャ ピチャ ピチャ ピチャ

モンハナシャコ「」ピチャ ピチャ

モンハナシャコ「」ピチャ ピチャ ピチャ ピチャ

ブラックモア「!!!」

カーズ「・・・」

カーズ「」ニヤ

ブラックモア「!何ッ・・・」

モンハナシャコ「」ピョン

モンハナシャコ「」ピョン ピョン ピョン

ブラックモア(こ・・・このエビのような生物は一体ッ!)

カーズ「モンハナシャコだ・・・」

ブラックモア「!」

カーズ「ただし、陸上でも活動できるようにし・・・身体も少しコンパクトに改良したがなァァ・・・」

カーズ「こいつらがこの後一体何をするか・・・分かるかァ?」

ブラックモア「ま、まさか・・・」

ブラックモア「こいつらで私を仕留めに・・・ッ!雨の隙間をかいくぐって!!」

カーズ「ンッン~♪惜しい!惜しいぞ・・・」

カーズ「正解はッ!!!」



モンハナシャコ「」シュッ…

モンハナシャコ「」スパァン!!!!

雨「」ゴボ…

雨「」ゴボゴボゴボゴボ!!

雨「」ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!

ブラックモア「ふ――」

ブラックモア「沸騰しているッ!!」ボゴボゴボゴボゴボゴ

カーズ「通常のモンハナシャコは、水中で甲殻類を殴打すれば火花が出る程度だ。それでも十分水槽のガラスを割り、ダイバーの指をへし折るくらいはわけない・・・」

カーズ「だがッ!!!このカーズが血液から生み出したモンハナシャコがッ!!普通のモンハナシャコだと同じだと思ったかマヌケがッ!!!」

ブラックモア「・・・!!」

カーズ「殴れば瞬時に雨粒程度は沸騰するッ!蒸発だッ!!二十二口径の拳銃とは違うッ!!」

カーズ「かかれ」

モンハナシャコ「」バァアアッ!!!

雨「」ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!



ブラックモア「・・・!!!!」シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ブラックモア「固定していた雨が・・・瞬く間に・・・全て・・・」ガクッ

「・・・サンキュー、カーズ」

ブラックモア「」ハッ


ジャイロ「これで躊躇なく一撃をお見舞いできるってわけだぜ!」シルシルシルシル

ジョニィ「・・・」シルシルシルシル

マウンテン・ティム「口を閉じてろ・・・この弾丸で永遠にな・・・」ジャキッ…

ブラックモア「・・・!!!」







ジョニィ「」ドン ドン ドン ドン ドン!!!

ジャイロ「」ブンッ!!!!

マウンテン・ティム「」ドン ドン ドン!!!!

ブラックモア「」バスバスバスバスバスバスバス!! ボギャァァアアアッ!!!!!

ブラックモア「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」バァァアアッ!!

カーズ「」ヒュ…













カーズ「切り刻んでやろうッ!!!」ズババハ