モバP「その気になってた愛海の姿はお笑いだったぜ」 (144)


P「探しましたぞ、棟方愛海ちゃん。いや、師匠」

愛海「だ、誰ですか!? しかも初対面でいきなり師匠呼ばわりって……」

P「CG事務所のプロデューサーでございます」


P「貴方にトップアイドルになっていただきたく、スカウトに参りました」

愛海「えっ……あ、あたしをスカウト!?」

P「最強の変態おっぱい大好き娘、棟方愛海の優秀さを、全国に知らしめてやろうではありませんか!!」

P「貴方の手で、トップアイドルの座を掴み取るのです!!」

愛海「ええぇっ~~……い、いきなりそんなこと言われても……アイドルになんて急に………」



P「今私の事務所に入れば、事務所のアイドルのおっぱいをモミモミウヒャウヒャし放題にr」

愛海「さっそくアイドルになりに出かける!! 後に続けッ!!」

P(この変わり身の早さ……俺の見込んだとおりぜ)


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P「ここが事務所でございます」

愛海「う~ん……思ったよりも小さいね……」

P「創業したばかりだからしょうがない。けれど、大事なのは外見ではない。中身だ!!」

愛海「確かに!! 大事なのは中身だよね……中身の女の子……うひゃひゃひゃwww」


社長「ほうほう、君がプロデューサー君がスカウトした将来有望なアイドル候補生だね」

社長「私はこの事務所の創立者でもある社長だ。よろしく頼むよ」

愛海「あっ、どうもどうも。棟方愛海です。今日からお世話になります!」

社長「うん、よろしく頼むよ。棟方くん」

愛海「はい。こちらこそ、よろしくお願いします!」


「……………」


「……………」

愛海「あれ? ほかの人は?」

社長「ん? 何を言ってるのかね?」

社長「この事務所には私とプロデューサーくんの二人―――いや、君を入れて三人だけだよ」



愛海「………」








愛海「ダニィ!?」




愛海「あ、あたしのほかにアイドルは!?」

社長「いないよ」

愛海「わ、若葉色のスーツを着た事務員さんは!?」

社長「いないよ」

愛海「お、女の子は………」

社長「キミ一人だけだ!」


愛海「」




愛海「……………」


愛海「…………………」


愛海「…………………………」




愛海「騙したな!?」


P「wwwwwwwwwww」

P「やっと能天気なお前でも飲みこめたようだなぁ~」

P「全ては社長の言うとおりだ。こぉ~んな出来たばかりのボロい事務所に、おっぱ―――もとい女の子などいようはずがございません」

P「お前がおっぱい大好きなことがわかったからこそ、嘘の釣り文句を言って、お前を呼び寄せたのだよ」

P「むひょひょ可愛い女の子のおっぱい揉むぞぉ~♪ などと、その気になってたお前の姿はお笑いだったぜwww」

P「わひゃはははははははwwwwバーカwバーカwwwwwww」

愛海「…………」




愛海「オラァ!!」ドゴォ

P「ぐひぉ!」

愛海「ヤローテメーぶっ○してやるッッ!!」

P「ひぃぃぃ!! お、お助け下さい!!」

社長「そりゃあれだけ煽ったら怒るに決まってるだろうがキミィ………」

愛海「ケッ! 時間を無駄にしたわ!」

P「ちょ、どこに行く気だ!?」

愛海「帰るに決まってるでしょ!!」

P「お、お待ちください!!」ガシッ

愛海「ええい、放せ!! あたしは乳のない所に用はない!!」

P「確かに今現在この事務所にはお前以外のおっぱいはない!」

P「けれど、俺は将来収集なプロデューサーに育つはずです! そうすればお前に献上する後輩アイドルをどんどんスカウトできるはずです!」

愛海「信用できるかッ!! どいて! あたしはもう帰る!!」

P「フッ……本当に帰っていいのかな?」

愛海「は? どういう意味よ……?」

P「仮にだ。今お前がこの事務所に所属すれば、この事務所所属アイドル一号となるのだよ」

愛海「それがなんだってのよ?」

P「芸能界というのは、体育会系以上に上下関係にうるさいところなんだよ。例え年齢が自分より年下であっても、芸歴が長ければ向こうが先輩。先輩の言うことは絶対服従。それが芸能界だ」

愛海「………つまり?」

P「つまりだ。お前がこの事務所に所属し。後に後輩アイドルやって来たとしたら―――」

――――――――――――――

――――――――――

―――――

社長(後輩)『この度この事務所でアイドルをやらしていただくことになりました後輩です。棟方先輩、よろしくお願いします!』

P(愛海役)『むふふふっww。こちらこそよろしく。仲良くしようね~むひょひょひょ♪』


P『ではさっそく………πタッツィー!♪』モミモミモミ

社長『ああっん!/// な、なにをするんですか棟方先輩!』

P『スキンシップよ♪ この事務所ならではのねぇ~~♪」

社長『そ、そんな……やめ……んんっ///』

P『こらこら抵抗しちゃダメよ? 先輩の言うことには絶対服従。これ芸能界の常識なんだから♪』

社長『そ、そんな………お、お願いだから……やめ……ああんっ!///』

P『むひょひょひょひょひょひょwwww♪』

――――――

――――

―――


P&社長「「という風になるわけだぁ!!」」

愛海「な……ん……だと!?」

P「この事務所の最初のアイドルになり。そこからアイドルランクが上がって名声を手に入れれば、後輩アイドルもどんどん入ってくるはずだ」

P「そうすればここが、愛海にとってのパイパイパイオツパラダイスに―――」


愛海「早速アイドルになるためにレッスンを受けに出かける! 後に続けプロデューサー!!」

P「おお、切り替え速ッ!?」

愛海「何をグズグズしてるのよ! さっさとしてよ!!」

P「お、お待ちください!!」

愛海「早くしろ―――ッ!!! おっぱいは待ってくれないんだど―――ッ!!」 


社長(この溢れんばかりの熱意……プロデューサーくんの目に狂いはなかった!!)





P「その後愛海はアイドルとしてデビュー。芸能界の荒波に乗り込んでいった」



P「持っていた才能を生かし、厳しいレッスンに耐え。仕事もそつなくこなしていった」



P「そのおかげでルーキーでありながら、それなりに名前が知り渡るようにになった………」



P「そんなある日―――」



社長「いいよ棟方くん。出だしは好調なようでなによりだよ」

愛海「そんなことよりも社長! おっぱい―――いや、後輩となる女の子はまだ来ないの!?」

社長「う~ん、プロデューサーくんがスカウトに励んでいるようなんだけどねぇ……」

社長「私としても、事務所の名前が少し広まったから、所属アイドルを増やしたいと思っているんだけどね」

愛海「くそたっれぇ~~!! も、もどかしい……あたしの右腕がおっぱい揉みたいと真っ赤に燃える! ビーチクつまみたいと轟き叫んでいるのにッッ!!」

社長「まるで性質の悪い中二病みたいだねぇ」


ガチャリ!


P「ただいま戻りました」

愛海「おお、来たか!!」

愛海「プロデューサー! 成果は!? おっぱい釣れた!?」

P「おかえりも無しでそれか」

愛海「いいから!! で、スカウトして来たの!?」

P「……すまない。ティンと来る女の子が見つからなくて……」

愛海「ええぇぇぇッッ!? またぁ!? この前もそうだったんじゃん!!」

P「スカウトってのは難しいんだ。それに責任も伴う。才能のない子にアイドルを無理やりやらせてしまえば、その子の人生を壊してしまうことにもなりかねんからな」

P「だからこういうのは慎重に―――」

愛海「だからって、あたしとの約束はどうなるのよ!? あたしは約束通り一生懸命アイドルやってるのに……うう………」

P「…………」


P「などと、その気になってたお前の姿はお笑いだったぜww」


愛海「えっ?」


P「申し上げます!! 実はスカウトしてきましたァ――――ッ!!」


愛海「!!」

愛海「ほ、本当なの……プロデューサー……?」

P「イエス! しかも三人もだ!!」

愛海「マジで!? すごいじゃん!」

P「俺こそ優秀なプロデューサーそのものだった……なんなりと褒めてください♪」

愛海「いいぞぉ!いいぞぉ! プロデューサーサイコー! イケメン! ステキ―――ッ!!」

P「ふぁ~はははははははwwwww」


愛海「で? スカウトした娘はどんな娘? 胸のサイズは? 富士山級? それともエベレストとか? まぁ、あたしとして盆地の子でも……グフフ♪」

P「ハァ………やれやれ………」

愛海「な、なによ……そのため息は?」

P「やれやれ、富士山だのエベレストだの発想が貧困すぎる。トップアイドルを目指す者がそんなじゃたかが知れてるぞ?」

愛海「富士山やエレベストが貧困?」



P「俺が連れて来たのは――――――惑星級だ!!」

愛海「!?!?!?!?!?!?!」

愛海「わ……惑星!? ど、どんなおっぱい!? サイズ何!? G……もしかしてHとか!?」

愛海「そんなすごい娘を……三人もスカウトして来たの!?」

P「オフコース!!」

愛海「もう本当プロデューサー最高だよ♪ あたし……この事務所に入ってよかった……」

P「ならばご対面と行こうか。ちゃんと仲良くしろよ?」

愛海「もちろん! 仲良く……ね。うひょうひょうひょ♪」


P「よし………じゃあ入って来てくれ!」


ガチャリ


愛海「おお~~♪」ワクワク



翔太「元961プロ所属、ジュピターの御手洗翔太です。よろしくね♪」



北斗「チャオ☆ 同じくジュピターの伊集院北斗です。よろしくね可愛い子猫ちゃん♪」



冬馬「そして俺は、ジュピターのリーダー……天ケ瀬冬馬だ」




冬馬「今日からこの事務所にお世話になる。よろしく頼むぜ!」





愛海「」



愛海「……………」


愛海「…………………」


愛海「…………………………」




愛海「騙したなッッ!?」


P「wwwwwwwwwww」

P「やっと能天気なお前でも飲み込めたようだなぁ」

P「全ては見ての通りだ。アイマスで惑星と言えばジュピター以外にあろうはずがございません」

P「サイズがH? などと、無邪気に喜ぶお前の姿はお笑いだったぜwww」

P「わひゃはははははははwwwwwwwゲッチューゲッチューwwwwひゃはははははははwwww」


愛海「オラァッ!!」ドゴッ!

P「ぐほぉ!!」


愛海「氏ね―――ッ!!」ドオゴォバキッ

P「ぎゃああああ!! お、お助けください!!」

愛海「よくもぬか喜びを……もう……許せない! 氏ね―――ッ!!」

P「ぐぶほぉぁ!!」

冬馬「よせ、棟方」ガシッ

愛海「離せ―――ッ!! 今度という今度こそ許せない―――ッ!!」


冬馬「お前の事はプロデューサーから聞いている。お前がどうしてこんなにも怒ってるのかもだいたいはわかっている……俺達に不満を持つのも無理はない」

愛海「いや……別にあなた方に文句があるわけじゃないけど―――」


冬馬「でも俺達はどうしてもこの事務所に入りたい。961プロを辞めたせいで俺達ジュピターは苦境に立たされてる」

冬馬「かつての栄光を取り戻すためにも、俺たちはこの事務所に所属したいんだ!」


冬馬「だから―――」ヌギヌギ


愛海「ちょ、な、なんで服脱いで―――」


冬馬「俺の胸で我慢して欲しい……///」

愛海「おま」

冬馬「さぁ、遠慮はいらねぇ! 思う存分揉んでくれ!! だから翔太と北斗には手を出さないでくれ!」

愛海「いやあのあたし……男の人は対象外で……」


翔太「うう……冬馬くん……」ホロリ

北斗「あいつ……俺達を庇うために……くっ!」


愛海「あ、あの……だから―――」

冬馬「俺はジュピターを再起するためにはなんだってやってやる! 体を張ることだってためらわねぇ……だから―――」


冬馬「遠慮なく揉んでくれ……///」

愛海「いや、だから!!」

愛海「だ、だからあたしは男の胸は対象外―――」

P「何を寝言言ってる!! 不貞腐れる暇があったら冬馬のおっぱいを揉め!!」

愛海「えええぇぇぇっ!? な、なんで!?」

P「お前には冬馬の気持ちがわからんのか!? あいつはプライドが高いのに、恥や外聞を捨ててまでお前に胸を晒しているんだぞ!!」

P「全てはジュピター再起のため……そして同じユニットの仲間のために……その自己犠牲心をお前は踏みにじる気かッ!?」

愛海「だからあたしは男はr」

冬馬「………///」プルプル

P「ほら、あのままじゃ風邪引いちまう! 早く揉んでやれよッ!!」

愛海「だ・か・ら! あたしは男の胸なんかには―――」

P「何がおっぱい大好きアイドルだ! ジェンダーで差別するなんて……お笑いだぜ」

愛海「な、なんだとぉ~!!」

P「このおっぱい差別野郎!! 見損なったぜ! そんな根性でやってるならおっぱい大好きの看板を下してしまえ―――っ!」

愛海「こ、この………好き放題言いやがって………ッッ!!」ワナワナワナ


愛海「わかったよ! 揉めばいいんでしょ! 揉めば!!」

冬馬「………///」プルプルプル

愛海「うっ………」


冬馬「………///」プルプルプル

愛海「うう………」


P「早くしろ―――ッ!! 冬馬が風邪引いちまっても知らんぞ―――ッ!!」


愛海「わ、わかったよ! こ、こうなったら当たって砕けろ! えい!!」


モミモミモミ!



冬馬「んんっ!///」ビクンビクン!


愛海「…………」



愛海「うっ……うえぇぇぇぇ………」ポロポロポロ


P「おお、泣くほど嬉しかったか。よかったなぁ~~♪」

愛海「んなわけあるか―――ッ!!」ドゴォ!

P「ぐほぉぁ!」

愛海「もういい!! こんなクソ事務所今度こそ辞めてやる―――ッ!!」

P「お待ちください!!」ガシッ

愛海「離せ―――ッ!! この詐欺師ッ! あたしは本当におっぱいのある事務所に移籍するんだ―――ッ!」

P「やれやれ、目先のおっぱいに目がくらみ大局が見えないとは……本当にお前はお笑いだな」

愛海「あのさ、本当になんなのさっきから? なんでそんなに煽るわけ? いやさ、マジでぶっ○すよ?」

P「ご、ごめんなさい……調子に乗り過ぎました……」


P「だが、今言ったことは本当だ。冬馬たちをプロデュースすることは、お前のためにもなるんだ」

愛海「ど、どういう事よ?」

P「いいか、よく聞け」



P「俺はお前をジュピターの新メンバーとして加入させる」

愛海「!?」



愛海「ええぇぇッ!? あ、あたしをジュピターに!?」

P「そうだ。ジュピターは確かに961プロを辞めたことによりかつての栄光をなくした。けれど、その影響力は大きなものがある」

P「そこでお前を加入させ、女性ファンだけでなく男性ファンも手に入れることを視野に入れ、新たな道を切り開く。これが俺の考えたプランだ」

P「これが上手くいけば、ジュピターは過去の961時代以上の人気を手に入れ、お前もアイドルとして更に高みへと登り詰めれるというわけだぁ!!」

愛海「いや、あのさ………あたしはそんなことよりもおっぱいが欲しいの!!


愛海「おっぱいおっぱいおっぱい!! ギブミーおっぱい!」

P「まだ気づかないのか?」

愛海「何が!?」

P「やれやれ、察しが悪いな」

P「では、愛海。一つ聞くが……ジュピターってのは……どんなアイドルだ?」

愛海「えっ……そりゃ、イケメンアイドルユニット?」

P「そうだ。では、イケメンアイドルと言えば何だ?」

愛海「な、何だって……何よ?」

P「ヒントをやろう。イケメンアイドルユニットを好きなファンの人達の性別は何だ?」

愛海「そりゃ女の子に決まって―――」



愛海「―――ハッ! ま、まさか!!」

P「そうだ。お前がジュピターの新メンバーとして活躍すれば…………」

―――――――――――――――

―――――――

―――


社長(ファン役)「キャーッ、ジュピターよ! サインして―――ッ!!」

社長「あっ、あの娘はジュピターの新メンバーとして加入した新人アイドルの愛海ちゃんじゃない! サインして―――ッ!」

P(愛海役)「もちろんいいよ♪ いつも応援ありがとね」

社長「あ、あと………私の胸を揉んでくれませんか!」

P「やれやれ……本来プロデューサーには止められているんだけど、ファンの頼みなら断れないなぁ♪ それでは―――」

モミモミモミッ!

社長「ああん/// も、もっとぉ………///」

P「おっと、悪いけどここまでだね」

社長「ええっ!? そ、そんな……どうして!?」

P「もっと揉んであげたいのは山々なんだけど。あたしにはほかにも揉んであげないといけないファンが大勢いるんでね」

P「キミにばっかり贔屓するわけにはいかないんだ」

社長「そ、そんなぁ~~~!!」

P「でも………また次のイベントに来てくれたら……その時は―――ね♪」

社長「は、はい……///」

―――――

――――――――――


P&社長『という風になるわけだぁ!!』

愛海「よりどりみどりキタ――――ッ!!!」

愛海「あたし棟方愛海って言います! これから一緒に頑張っていきましょ―――ッ!!」

翔太「うん、よろしくね♪」

北斗「チャオ☆ 君みたいな可愛い女の子がジュピターに加入するなんて嬉しいね♪」

冬馬「こちらこそよろしくな」

冬馬「正直…新メンバー加入ってのは乗り気じゃなかったんだ。けど、お前のその切り替えの早さと、夢に向かってへの執念」

冬馬「俺達以上のプロ意識を感じたぜ。お前とならばやっていける。俺はそう確信した!」


愛海「よ~し~! 大勢の女の子のファン達のために、新生ジュピター行くぞ―――ッ!

愛海「目指せ、トップアイドル!」

全員『オ―――ッ!!」


社長「おお、あっという間にジュピターの三人と仲良くなるとは……」

P「フッ………やはり、あいつは天才だな」ニヤリ


P「その後愛海の新生ジュピターの一員としての活躍が始まった」

P「当初、ジュピターに新メンバー加入というのはファン達ので賛否両論であったが」

P「愛海の持ち前の図々しさと、豊富なライブパフォーマンスの甲斐あってか、否の意見を持っていたファン達は鳴りを潜め」

P「そして地道な活動の中、確実に人気を上げていき―――」



P「気がつけば、新生ジュピターはAランクアイドルへと登り詰めたいったのだった」


P「しかし―――」

おばちゃん「キャー、愛海ちゃんよ―――ッ! 可愛い―――ッ!♪」

おばちゃん2「ほんと、ウチの娘よりか可愛いわ♪」

おばちゃん3「おっぱい揉むのが好きなんだって? ほら、おばちゃんの揉んでいいわよ?」


愛海「……………」



愛海「なんでおばちゃんのファンしかいないの!?」

愛海「な、なんでこんなことに……?」

北斗「なんでも俺らのファン層は、熟年の女性が七割。後の三割は男性で占められてるみたいだね」

愛海「じゃあ、若い女の子はゼロってこと!? 女性は全部B○A!?」

冬馬「おい、棟方! 俺達を支えてくれてるファンの人達をそんな風に呼ぶな!」

愛海「だって………ってかそっちこそ文句ないの!? 若い女の子がゼロで!」

翔太「う~ん……別にこれと言ってはねェ……? どういう人であれ応援してくれること自体凄く嬉しいし♪」

冬馬「俺達ジュピターはスキャンダルが原因ではなかったとはいえ、落ちぶれたアイドルに変わりはない。そんな俺達に対してファンでいてくれる人たちに文句なんてあるわけないだろ」

愛海「不満なし!? どんだけさわやかの!?」

北斗「なんなら愛海ちゃんにも教えてあげようか? 熟年のマダムのオトシかた♪」

愛海「だからあたしは若い女の子がいいの!!」


ガチャリ


P「諸君おはよう!」

愛海「あっ、プロデューサー!!」

愛海「ちょっとどういうこと!? 話と違うじゃんかよ!」

P「ああ、ファンの事だな。俺も正直予想外だ……まさか若い女の子がまったく見向きもしないなんて……」

愛海「どうしてくれんの!? おっぱいは!? あたしの可愛いおっぱいちゃんはいつ来るの~~!?」

P「まぁ、でも。アイドルランク自体はAなんだし」

愛海「おっぱいがなければ全然意味ないよ!! 早くおっぱいプリーズ! アイウォーンチューおっぱい!!」

P「やれやれ、まったくブレないやつだ。まぁ、でもそんなお前に朗報だ」

愛海「朗報?」



P「申し上げます!! うちの事務所に移籍を希望するアイドルが表れましたぁッ!!」

愛海「ダニィ!?」

P「ジュピターも今やAランクの売れっ子だ。そのおかげで事務所の名も広まったわけだからなぁ。こういう話が来てもおかしくないというわけだぁ!」

愛海「おお、あたしのこれまでの努力は無駄じゃなかったんだねぇ……ううぅ……」

愛海「それで! どんな娘が来るわけ!?」

P「フッフッフッ……なんと、最近流行の中二病アイドルだ!」

愛海「中二病!? ってことはまさか―――神崎蘭子ちゃん!?」

P「いや、残念ながら違う。蘭子ちゃんは俺達以上に売れてるからなぁ~」

愛海「それじゃ、誰なの?」

P「一番上に『あ』の付く……新人の娘さ」

愛海「『あ』の付くアイドル……?」

愛海(あ、あ、あ………飛鳥。まさか二宮飛鳥ちゃん!?)

P「おっ、どうやらその顔はわかったようだな? ではご対面と行こうか!」

P「入って来てくれ!」


ガチャリ


愛海「おお~~♪」ワクワクワク






アスラン「我は混沌世界を漆黒に包むために生まれし闇の一族の末裔、サタンの僕!」



アスラン「アスラン=ベルゼビュートⅡ世なり!!」




愛海「!?」



愛海「あ、アスラン……ベルゼ……? だ、誰!?」

アスラン「定命の者よ、我の名を知らぬと見える。ならば括目するがいい。闇の王の実力を……アーハッハッハッ!!!」

愛海「な、なんなのこの男の人!? ほ、本当に誰!?」

P「何だお前、アスランを知らないのか?」

愛海「初めて見たんだけど!?」

冬馬「あっ、アスランじゃねぇか」

翔太「うわぁ~久しぶり~~!」

愛海「し、知ってるの?」

翔太「うん。少し前に共演したことあるんだ♪」

北斗「フフフッ、相変わらず面白い人だね」

愛海「そ、それなりに有名なんだ……」

アスラン「木星の使者達よ、貴公らもこの地に召喚させられたか。ククク……これもまた運命か」

愛海「な、なんなのこのキャラ……濃いにもほどがあるよ……」

愛海「ってかこの人歳いくつよ!? なんかプロデューサーと同じぐらいに見えるけど………」

アスラン「我が生まれた年月は、マヤ歴5174年の10の月だ」

愛海「いや、わかんないよ!?」

P「26歳だよ」

愛海「えっ………に、26……? 26で……これ!?」ガタガタガタガタ

アスラン「我の闇の力に恐怖を覚えたか……定命の者には刺激が強すぎたかな」

愛海「ドン引きしてんだよ!!」


愛海「はぁ……まったく………」


愛海「…………………」


愛海「…………………」



愛海「…………………」



愛海「ハッ! そういやまた騙された!?」

P「wwwwwwww」


P「やっと能天気なお前でも飲み込めr」

愛海「もういいよそれ!!」ドゴォ!

P「ぐぼほぁ!」

愛海「また騙しやがって、今度という今度はマジでキレた! 氏ね―――ッ!!」ドゴォボゴォズカァ!

P「ぐぶふぉぁ! お、お助け下さ―――がはぁ!!」

冬馬「お、おい棟方……もうその辺に―――」

愛海「邪魔するな―――ッ! あたしを止めたければおっぱいをくれ―――ッ!」

モミモミモミモミッ!

冬馬「あっちょ、やめ―――んんっ///」ビクンビクン


ギャー ワー ギャー!


社長「なんだかまた騒がしいことになってるねぇ……」

愛海「あっ、社長!!」


愛海「あたしもう今度こそ本当に辞めるから!!」

社長「はぁ……やれやれ、またプロデューサーくんが嘘をついたのかね?」

愛海「もうここまで来たら絶対に確信持ってやってるよね!? いい加減うんざりなんだけど!?」

社長「これこれ待ちたまえ棟方くん。君は少し誤解しているよ」

愛海「誤解ってどこが!? あたしまた騙されたんだけど!?」

社長「アスランくんのこととは別の朗報があるのだよ」

愛海「えっ」

社長「プロデューサーくん、意地悪しないでちゃんと説明しなさい」

P「了解しました」


P「愛海……それに冬馬達もよく聞いてくれ。実は―――」


P「今月末に876プロとの合同ライブを行うことが決まりましたぁ!!」


全員『!!』

冬馬「876って言えば、765と姉妹関係とも言われるあの―――!!」

北斗「アイドルの数こそ少ないけれど、みんなそれぞれ可愛い女の子三人が所属している事務所だね」

翔太「凄いねプロデューサー! それによかったね愛海ちゃん! 今度こそ女の子と共演できるよ!」

愛海「う、うん……確かにそうだけど……ライブ中じゃあ流石におっぱい揉むチャンスなんて―――」

P「それなんだがな愛海。実はお前に謝りたいことが一つあるんだ」

愛海「な、何さ……急に……?」

P「実はそのライブをやる会場にはな、控室が二つしかないんだ」

愛海「えっ? どういうこと?」

P「ご存じの通り新生ジュピター四人のうち三人は男。女の子はお前一人しかいない。これまでのイベントで着替える際も、お前だけ別の部屋で着替えてもらってたよな」

P「しかし……今回の会場では控室が二つしかない。つまり、876さんと俺たちが使うには数が足りないってわけだ」


P「そこでお前には申し訳ないが―――」



P「876の娘達と一緒の控室に行ってもらう」


愛海「!!」

愛海「ってことはあたし……ライブ前まであの密室空間で876の女の子三人達と一緒にいられるってこと!?」

P「だから愛海。くれぐれも876の人達に迷惑をかけるなよー(棒)」

愛海「い、いいの……? 本当に876の子たちのおっぱいを揉んでもいいの!?」

P「俺は何もいいとは言ってないぞ? ただ、876の子たちと一緒の控室に設定しただけだ」

P「そこからのことは―――お前次第ってことさ」

愛海「プロデューサー!」抱きっ


愛海「あたしアイドルやっててよかったよぉ~~!!」

P「バカ野郎、まだライブは始まってないんだぜ……」

翔太「で、でもさ……いくら愛海ちゃんとはいえ、あんまりやり過ぎちゃうと事務所的に危ないんじゃ……」

愛海「そ、それは………」

P「気にしなくていい。万が一の時は俺が責任をとってやる」


全員「!?」

冬馬「おい、プロデューサー……マジで言ってるのか!?」

P「この事務所がここまで有名になったのも、全部愛海が頑張ってくれたからこそだ」

P「その恩返しとして、これぐらいしてやるのもワケないさ」

冬馬「………」

P「愛海、今まで嘘ついたりからかってしてて悪かった。でも今度のは嘘じゃない」

愛海「プ、プロデューサー……」


P「だから、お前の好きにするといい。後の事は俺にまかせてな」

愛海「うっ、うえぇ……ぷろでゅーさぁ~……」ポロポロ

冬馬「なにやってんだよお前ら」

愛海「冬馬さん……」

P「冬馬……そうだったな。お前らにしてみれば迷惑にしかならない話だよな……でもわかって欲しい! 愛海は―――」

冬馬「勘違いするなよ。そんなことを言いたかったわけじゃねェ」

P「ど、どういうことだ?」

冬馬「愛海も、あんたも、俺達ジュピターの一員だってことだ。あんたらだけにカッコつけさせるわけにはいかねぇってことさ」

冬馬「死ねばモロどもだ。あんたらだけに責任を負わせたりなんかさせねぇ」

P「冬馬………」


翔太「そうだね。ここまで来れたのも愛海ちゃんのおかげだもんね♪」

北斗「一蓮托生……それも悪くないかもね」

P「お前ら……ったく、みんなそろってバカ野郎だぜ!」


愛海「み、みんな……ありがとう……!あたし揉むよ! 876の娘たちの胸を……揉んで揉んで揉みまくるよ!!」

P「いいぞぉ!! もう邪魔する奴は一人もおらん! 今のお前のパワーで876の娘達の胸を揉みまくってしまえ―――ッ!!」


愛海「よっしゃぁぁぁぁぁ!! やってやるぞぉぉぉぉ!!!」




☆876との合同ライブ当日☆



愛海「ついに来た………とうとうこの日が!!」

愛海「い、いよいよ女の子の胸を揉める時が来た! しかも876プロの美少女三人……最高のターゲット……」

愛海「むひょひょよひょひょwww! ワクワクがとまんな~い♪」

P「楽しみなのはわかるが、いくらなんでも早く来すぎだ……」

P「集合時間三時間前だぞ。876の娘達はおろか、冬馬たちさえも来てない」

愛海「うひひひwwwこの待ってる時間をも、いまのあたしには祝福の時なのだよ♪」

P「まぁ、喜んでくれて何よりだが………」

P「さっきも話したが一応もう一回説明するぞ。この控室は特別仕様になっている」

P「ドアは外からなら普通に開けられるが、中からでは開けられないようにしてある」

P「つまり、控室に入ったら最後、外から誰かが開けない限り、逃走不可能になってるというわけだ」

愛海「おお、なんとあたし的に好都合な蟻地獄仕様♪」

P「万が一何かアクシデントがあった際も、俺が常に近くのスタッフルームに待機しているから平気だ」

愛海「何かあったらすぐに駆けつけてくれるってわけだね」

P「そういうことだ。では愛海………」


P「健闘を祈る!」(`д´)ゝピシッ

愛海「 (・д・)ゝ」ピシッ


愛海「うひひひひwwww後はこの控室に876の娘達が来るのを待つだけ♪」

愛海「プロデューサーが言ってたように三時間ほど待たなきゃいけないけど。今のあたしにはそんな時間苦でもなんでもない♪」

愛海「その間イメトレでもしてじっくりと―――うひいひひひひひwwww♪」


ガチャリ


涼「さてと……みんなが来る前に早く着替えないと―――ってえぇぇぇぇぇッッッ!!??」

愛海「嘘!? もう来た!?」

涼「な、なんで………こ、こんなに早くに……?」

愛海(まさかこんなに早く来てくれるなんて………うひひひひひひwww♪)

愛海(おっといけない! いきなりがっついてはダメよ愛海。まずは挨拶から―――)


愛海「始めまして~♪ この度ライブを御一緒させていただきます新生ジュピターの棟方愛海で~す♪ よろしくお願いしますね♪」

涼「あっ……は、はい……! 僕……いえ、わ、私は……876所属の秋月涼……です。きょ、今日はよろしくお願いします……」

愛海「よろしくお願いしまーす♪」



愛海(秋月涼・あの765所属の秋月律子さんの親戚だとか)

愛海(確かスリーサイズは876の娘たちの中で一番じゃなかったけ? ぐふふ♪ まさか最初からこんなおいしい状況になるなんて……)


愛海(生きててよかった……うひょひょひょwww)


涼「ど、どうしよう……愛ちゃん達と一緒にならないように早く来たのに……まさか僕より先に来ていたなんて………」

愛海「あれ? どうかしましたか?」

涼「い、いえ! な、なんでもないです!!」

涼「そ、それにしても……む、棟方さんはずいぶんと早くに来ましたね……お、驚いちゃいました……」

愛海「あたしはまだデビューしてまだ間もない新人ですしー♪ ほかの人より早く来るのは当然かなーって思ってまして♪」

涼「そ、そうなんだ……あははは……」

愛海「あと、あたしの事は愛海でいいですよ~♪あたしの方が年下だし、アイドルとしてのキャリアもそちらの方が長いんですから♪」

涼「そ、そう? だ、だったら僕―――じゃない私のことも涼って呼んでいいから………」

愛海「は~い、わかりました涼さん♪」

愛海「さてと、少しお話したいところですけど、その前にちょっと早いけど衣装に着替えましょうか♪」

涼「えっ!? そ、それじゃあ……私は向こうで着替えてるから―――」

愛海「なに言ってるんですか~? 女同士恥ずかしがる必要ないじゃないですかぁ?」

涼「い、いやの―――」

愛海「照れることはないですよ~♪ ほらほら♪ 脱いで脱いで♪」

涼「い、いや……ぼ、僕は………」

涼「―--そ、そうだ!! ちょ、ちょっとトイレに行ってくるからその間に着替えておいて!」タッタタタッ


ガチャガチャ


涼「えっ……ドアが開かない!?」

愛海「むひょひょひょひょwww」

涼「そ、そんな……どうして……!?」

愛海「隙あり!!」抱きっ

涼「うわっ!? あ、愛海ちゃん!? いきなり何を―――」

愛海「にゅふふふふwwwスキンシップですよぉ~♪ 

涼「ちょ、や、やめて―――///」

愛海(さぁ、いまこそ胸へπタッツィー!!)


モミモミモミモミ


涼「ぎゃおおんんんん!!???」

愛海(ん? この感触は―――)

愛海「この人口的な感触…………まさかパッド!?」

涼「あっ、いやその………///」

愛海「あ~あ、なるほど……プロフィールを偽装していたのね……それであんなに着替えるのを嫌がって……」

涼「そ、そうなんだ……! だからこの事は内緒に………ね?」

愛海「芸能界ではよくあることよね……大丈夫、あたし口は堅いから」

涼「そ、そう……。あ、ありがとう……」

愛海「だから、そのかわりおっぱい揉ませて♪」

涼「!?」

涼「な、何を言って……」

愛海「大丈夫大丈夫~♪ あたし胸差別とかしないから♪ 貧乳だからって気にすることないよ♪」

涼「い、いやそういうことじゃなくて! ぼ、僕はそんなこと―――」

愛海「ふ~ん……だったらパッドのこと言いふらしちゃおうかな~?」

涼「そ、それは……」


愛海「隙あり!!」

ガバッ!

涼「うわぁぁぁぁぁ!?」

愛海「うひひひひ♪ もう逃げられないよぉ~♪ 涼さんの生乳ゲットだぜ!!」


モミモミモミモミモミモミモミモミ♪


涼「んん!!/// や、やめて………///」


愛海「ああ、そう……この感触………このためだけにあたしは生きて――――」




愛海「―――ってあれ?」




愛海「な、なんだか感触がまだおかしい……? パッドはもう外したのになんで………?」モミモミモミ

涼「ちょ、愛海ちゃん……/// 手を……は、離して………んんっ///」

愛海「な、なんだこの女の子にあるまじき硬さは………いくら貧乳でもこの硬さはまるで―――」


愛海「まるで―――冬馬さんのを揉んだ時と同じ――――」



愛海「――ハッ! そ、そんな………まさか…………」


愛海「ちょっと失礼するね!!」脱がし脱がし

涼「ちょ、何するの愛海ちゃん!? 下を脱がそうとしないで!!」

愛海「いいから、脱いでッッ!!」


涼「う、うわああぁぁ―――!?」









涼ちんの涼ちん『やぁ』ボロン








愛海「」


愛海「た……た………」


涼「あ、愛海ちゃん! こ、これはその―――」


愛海「た―――――――――」




愛海「タマもあるぅぅぅぅぅ!!!!!!! チンもぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!????」





愛海「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッツッッ!!!!!???????」



P「おいどうした愛海!? 何かあったのか――――ってぎゃああああああああああああ!!???」


P「涼ちゃんの股間に狂暴なアレがぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!??」

涼「ひゃああああああああああ////」


愛海「うわぁあぁぁぁぁぁっぁっぁぁっぁ!!!??」


愛海「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!????」


愛海「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁッッッ!!!???」




愛海「あ―――」バタリ


P「愛海ィィ!? しっかりしろぉぉぉ!!! 愛海ィィィ!!!???」

――――――――――――――


―――――――――


――――


翔太「この前の合同ライブは大変だったね」

冬馬「ああ。放心状態の棟方をフォローしながら踊るのは本当に大変だった……」

北斗「それにしても……まさか、秋月涼ちゃんが男の子だったとはねぇ……」

P「あの後、876の人達から平謝りされちゃったよ。事情があったとはいえ、男の子と同じ控室で着替えさせようとして申し訳ございませんでしたってさ」

P「土下座までされちゃって……何だか罪悪感が……」

北斗「元はと言えば、こっちが企んでいたようなもんですしね」

P「愛海はどうしてる?」

冬馬「棟方ならあそこで……」チラッ



愛海「」



P「まだ抜け殻状態のままか………」

P「ほら、愛海。この後ラジオの収録があるんだからいい加減立ち直れ」

愛海「」

P「ほら、愛海」ユサユサユサ

愛海「」

P「ショックなのはわかるけど、いい加減立ち直れよ。次はきっとおっぱい揉めるからさ」

愛海「………」


愛海「プロデューサー………」

P「おっ、立ち直ったか?」

愛海「あたし………アイドルを辞める………」

P「!?」

冬馬「なっ……何言ってるんだよお前!」

翔太「そうだよ! ショックなのはわかるけど、だからって……」

愛海「辞める……。今度は本当に辞めるよ」

北斗「この前の時と違ってマジな雰囲気だ……」


P「………理由を聞かせてくれないか? この前の涼ちゃんのことだけが、理由じゃないんだろう?」

愛海「………もう、疲れたんだよ………」


愛海「あたしはこれまでおっぱいのためだけにアイドル活動を頑張って来たんだよ……」

愛海「けれど頑張っても頑張っても、おっぱいを揉むどころか、遠ざかってくばかり」

愛海「もうきっと……これ以上頑張ったところで、あたしの夢は叶ったりしないんだ……」

愛海「叶わない夢なんか見ないほうがいいよ……。だから、あたしはもう……本当にアイドルを辞めたい……」


冬馬「棟方………」

P「…………」


P「わかった。辞めたければ辞めてもらって構わない」

冬馬「なッ……! プロデューサー!?」

北斗「ちょっと! なんてこと言ってるんですか!! いつもみたいに引き留めてくださいよ!!」

P「やる気のない奴に無理矢理やらせるほうが酷ってものだ」

翔太「で、でも………」

愛海「…………」


P「けどな愛海……お前は本当にそれでいいのか?」

愛海「………………」

P「らしくないんじゃないのか?」

愛海「………どういう意味?」

P「ここで諦めて逃げてしまうのは、棟方愛海らしくないんじゃないかってこと」

愛海「………ッ! そ、それは………」

P「愛海、俺がお前をスカウトしたのは、お前が絶世の美少女だからとか、歌が上手いとかダンスが凄いとかいう理由じゃない」

P「お前には決してブレることのない、確固たる執念と欲望があったからさ」

愛海「執念………」

P「執念や欲望ってのは夢を叶えるためになくてはならないものなんだよ」

P「言うのは簡単だが、それを持ってる奴はなかなかいない。たいていは途中で挫折して、その信念は燃え尽きてしまう」

P「お前がここまでアイドルとして成長できたのも、おっぱいを揉みたいという確固たる執念を燃やし続けてきたからさ」

愛海「で、でも……」

P「俺の見た限りじゃ……お前の中にある執念はまだ……燃え尽きてはいないんじゃないのか?」

愛海「!!」

P「それにお前はこれまでのアイドル活動において、確かにおっぱいを揉むことはできなかったかもしれない」

P「けれど、何も手に入らなかったわけじゃないだろう?」

P「お前を慕ってくれるファン達。そして、共に芸能界で戦ってくれる仲間たち―――」

愛海「仲間………」


翔太「愛海ちゃん、アイドル辞めるとか言わないでよ! これからも僕たちと一緒に頑張って行こうよ!」

冬馬「女ぐらい……俺がその辺でナンパして拾って来てやるからよ…」

北斗「冬馬には無理だね。こういうのは俺の役目だよ♪」

冬馬「な、なんだとぉぉ!!」


愛海「みんな………」

P「それはお前が手に入れたいと望んだものじゃなかったかもしれない。でも、お前にとってかけがいのないものになってるんじゃないのか?」

愛海「…………」

愛海「……そうだったね。これまであたしは何も手に入らなかったわけじゃなかったよね」

愛海「それに………ちょっとばっかしあたしらしくなかったかもね」

愛海「この程度で諦めるなんて………ッッ!!!」ゴゴゴゴゴゴ

冬馬「おお、棟方!!」

P「フッ……どうやら再び火が点いたようだな」


愛海「やってやるぞ!! この手でおっぱいを掴むために!! あたしのアイドル活動はまだ終わっていない!!」

P「いいぞ、その意気だ!」

冬馬「ったく……心配かけやがって」

翔太「愛海ちゃんなら出来るよ! 僕らも協力するからさ♪」

北斗「なんならさっき言った通り、俺がナンパしてとってきてもいいしね♪」

愛海「みんな……ありがとう!!」

愛海「よ~~し……やってやるぞ~~~ッ!!」


愛海「目指せ、トップアイドル!!」

全員『オ――――ッ!!!』



社長「フッ……どうやら私の出番は必要なさそうだね」


P「よし、愛海が復活したところでラジオ出演に行くぞ! 今回はパッション事務所の人達との共演でやるから失礼のないように―――」


ガチャリ!


PaP「どうも失礼いたします。私はパッション事務所の者です。この度仕事をご一緒させていただくことになりましたので、挨拶に参りました」

P「ああ、わざわざどうも。わたくしはCG事務所所属新生ジュピターの担当プロデューサーのPと申します」

PaP「パッション事務所所属プロデューサーPaPです。今日はよろしくお願いします。そしてこちらが私が担当しているアイドルの―――」


ムギュ


未央「ハーイ、PaPの彼女の本田未央でーす!」

PaP「ちょ!?」

P&愛海『!?』

PaP「何とんでもないことを言ってるんだお前は!?」

未央「えへへへ、ジョークだよジョーク♪」

PaP「スキャンダルになりかねないジョークはやめろ!! あと胸を俺の腕に押し付けるな!!」

未央「おや~、照れているのかな~?」ムギュ

PaP「だから押し付けるな~~!」

愛梨「むぅ~~! 未央ちゃんだけずるいです! 私も―――」ムギュウウウ

PaP「ちょ、愛梨お前まで!?」

拓海「何デレデレしてるんだよお前ってやつは……ッ!!!」ギュウウウウウウ!

PaP「ご、誤解だ拓海! だから首を絞めないでぇぇ……! あと背中に胸がぁ……ふおぉぉっ!?」


ギャーギャー ワーワー!


P&愛海『』

翔太「な、仲がいいんだね……あははは……」

北斗「いいなぁ……あそこのプロデューサーさん……」

冬馬「裏山氏ねッ!!!」


愛海「…………………」プルプルプルプル


P「ど、どうした愛海……?」



愛海「あたしあそこの事務所に移籍する―――ッ!!!」


P「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」




おしまい



☆おまけ☆


P「おーい、お前ら! 新しいアイドルをスカウトしたぞ!」

愛海「けっ、どうせまた男でしょ」

P「いや、今回は女の子だぞ」

愛海「………………え?」


P「紹介しよう。今日からこの事務所に所属する、結城晴ちゃんだ」


晴「……どうも結城晴です……父親に無理矢理応募されてここに来ました」ムスッ

晴「ったく……なんでオレがアイドルなんかに……」

P「とまぁそういうわけだぁ。みんな仲良くしてくれよな?」

愛海「ほ、本当に………女の子だ………」ブルブルブル

翔太「よろしくねー♪ 結城晴ちゃん♪」

冬馬「なんだか男ぽっいやつだなぁ」

北斗「いや、あの娘は磨けばかなり変わると見た。流石は俺たちのプロデューサー、見る目があるねぇ♪」


愛海「あ、あ、あ………」ブルブルブルブルブル

翔太「ほらほら愛海ちゃん。待望の女の子だよ。ちゃんと挨拶しないと♪」

愛海「う、うん……そ、そうだよね……、と、突然の事で少し驚いちゃって……」


愛海「は、初めまして……あ、あたし……む、むむ棟方愛海と――――」

晴「な、なんだこの人? なんだか様子がおかしいけど……」

愛海「も、も、も………」

晴「も?」



愛海「もう辛抱たまらな―ー^い! 胸揉ませろやゴルァァァァァッッ!!!!」

晴「!?」

北斗「いけない! 愛海ちゃんが嬉しさのあまり暴走しちゃってる!!」

翔太「晴ちゃん逃げて――――ッ!!」

晴「えっ、いやちょ」


愛海「むひょひょひょひょひょひょ♪ いっただっきま―――す!」ジャンプ


晴「うわぁぁぁぁぁぁ!?」




P「ウエスタンラリアット!!」ドゴッ



愛海「ぐへぇッ!!」


ドンガラガッシャーン!!


全員『!?』


翔太「うわぁぁぁ! 愛海ちゃ―――ん!?」

愛海「」ピクピクピクピク

北斗「うわぁ、プロデューサーさんのラリアットがモロに………」

冬馬「おい! いくらなんでもやり過ぎだろ!!」




P「かぁん違いするなよ愛海ィ……晴は……」


P「晴は――――」










P「晴は俺のものだぁッッッ!!! 誰も手を出すなァァァァァァッッッ!!!!」










木星s『!?』



冬馬「いや、何言ってんだよあんた!?」

晴「そうだよ! いつからオレがあんたなんかのモノに―――」

P「だから当然この成長過程の胸も」モミモミ

晴「なっ!? ど、どこ触ってんだ……てめ―――んあああっ!///」

P「この唇も!! ん――――チュウ♪」

晴「や、やめ―――んんんっ///」


チュチュチュチュチュチュチュ♪


P「ぷはぁ!……全て俺のものというわけだぁ!」

晴「ふ、ふわぁ……///」ヘナヘナ~


木星s『』

P「くっ、そういやここには愛海のほかにも危険な野獣が三人もいやがるッ!」

北斗「えっ、もしかして俺達の事ですか?」

P「ここは危険だ! ラブホに避難するぞ!!」ガシッ

晴「いや、ちょ!? なにすんだこの変態!! は、離せ―――ッ!!」ジタバタジタバタ

晴「う、うわぁぁぁぁ!?」


ドドドドドドドドドッッ!!


木星s『』ポカーン


――――――――――――――


冬馬「―――ハッ! や、やべぇ! あまりの展開で唖然としちまったけど、あのプロデューサー、ラブホがどうのって!」

北斗「ま、まさか……晴ちゃんはまだ12歳なのに!」

翔太「そもそもラブホってなに?」

冬馬「と、とにかくプロデューサー達を探さないと、下手したらウチの事務所の評判が大変なことに―――ッ!」


『臨時ニュースをお伝えします』


翔太「あれ? テレビで何かやってるよ」

『先程、○○区XXのラブホテルで、12歳の少女に無理矢理わいせつ行為をしたと通報を受け』

『モバゲー署は強制わいせつ罪の疑いで CG事務所所属のプロデューサー、P容疑者(26)を現行犯逮捕をしました』

『同署によると、P容疑者は「総選挙が開催されているので、ついテンションが高まってやってしまった。後悔はしてない」と容疑を認めてるとのことです』

『現場の中継が入りました。お繋げします』


P『この俺を逮捕したところで、晴をラブホに連れて行くのを止めることはできぬぅ!!』

早苗『いいからキリキリ歩けや!』ドゴォ!

P『ぐはぁ!!』


『尚、P容疑者は、人気アイドルユニット、<ジュピター>の担当プロデューサーでもあり―――』





翔太「」

北斗「」



冬馬「もうダメだぁ……お終いだぁ」ガクリ


アスラン「彼の者は深淵に飲みこまれたというわけか………」



おしまい

これで終わりです。まったく成長していない駄文ですいませんでした。

先日入社式が行われ、新入社員全員がむさい男ばっかりだったので。
師匠も俺と同じ思いを味わってしまえ―――ッ!的なノリで書きました。
ごめんね……師匠……。

876の娘たちのプロフに間違いあってすいませんでした。指摘されたた通り一番スタイルがいいのはエリーでした。申し訳ございません。


そのきになってた>>1の前作です。なんなりとお読みください。

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晴きゅんの新規R可愛いんのぉぉぉぉぉぉぉ!!

駄文失礼しました!!

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