ライラ「フゴフゴさん」 (14)

ちひろ「これは……」


みちる「はい! この前お仕事で我が家に帰ったとき、お土産として買ってきました!」


ちひろ「これがみちるちゃんの実家の……」


みちる「一番おいしいパン、フランスパンです!」


ちひろ「こんなにたくさん……いいの? みちるちゃん」


みちる「実は、あたし分とお土産分と分けて持ってきたんです。ほら」


ちひろ「そ、そういう意味じゃなかったんだけど……。でも、ありがたくいただくわ」


みちる「フゴフゴ(いえいえ)」


ちひろ「食べながら会話しないの」


みちる「フゴフゴ!フゴゴゴ! …っはぁ、すいません。パンの魅力に勝てなくて」


ちひろ「もう。レッスン前なのに。ほら、もうレッスンの時間ですよ?」


みちる「おや。それではいってきます! ……フゴゴゴ」


ちひろ「いってらっしゃい。……さて、私一人では多いですね。事務所のみんなで分けますか……」

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みちる「フゴ、フゴフゴフゴゴ(さて、レッスンに行きますか)」


ライラ「フゴフゴ? おはようございますです」


みちる「フゴゴ?フゴゴゴ!(ライラちゃん?おはよう!)」


ライラ「フゴフゴです」


グー


ライラ「おや、お腹がグーグーです」


みちる「! フゴゴ!フゴフグフゴ!(! そうだ!このパンあげるよ!)」


ライラ「このパンをライラさんにくれるのでございますか?」


みちる「フゴ!」


ライラ「ありがとうございますです」


みちる「ング! …っふう。困ったときはお互い様です!」


ライラ「フゴフゴさんありがとうございますです」


みちる「みちるだよ? それじゃ、あたしレッスンいってくるね!」

ライラ「フゴフゴさんからパンを貰いました」


ライラ「今日は天気がいいので公園に行くでございます」







ハト「クルー」


ライラ「ハトさんでございます」


ライラ「……物欲しそうにこちらを見てますです」


ハト「クルゥ……」


ライラ「困ったときはお互い様でございます。どうぞ、めしあがれー」


ハト「クル!」


ライラ「ハトさん美味しそうに食べますですねー。ハトさん…美味しそう…」


ハト「クル!?」

モバP「ふぅ。春に近づくにつれてちょっとずつ暑くなってきたな」


モバP「営業も一通り周ったし、少し公園で休憩するか」






モバP「お?」


ハト「クルー」


スズメ「チュン」


ライラ「あらスズメさんもいつのまに?」


モバP「おーいライラー」


ライラ「おープロデューサー殿。おはようございますです」


モバP「……今昼過ぎだぞ?」


ライラ「ゲイノウカイはいつでもおはようございますと挨拶するところとチヒロさんが教えてくれましたです」


モバP「ちひろさん……よけいなことを」

ライラ「プロデューサー殿もパンをあげるでございますか?」


モバP「そういや、このフランスパンって……」


ライラ「パンはフゴフゴさんに貰いました」


モバP「みちるか……口の中に入れて話すなとあれほど」


ライラ「…………」


モバP「ん? どうしたライラ?」


ハト「…………」


ライラ「…………。じーっと見ますです」


モバP「……こういうのもいいな」

モバP「ライラ、最近どうだ?」


ライラ「どうとはどういうことですか?」


モバP「うーん、学校生活とか、アイドルとしての生活とか」


ライラ「学校生活でございますか。学校でみなさんと話しますです」


モバP「お、大丈夫そうだな」


ライラ「クラスのみなさんとおしゃべりするとみなさん優しい人ばかりでうれしいですねー」


モバP「アイドル活動はどうだ?」


ライラ「お洋服をいただけるのはうれしいです」


モバP「服だけって……。ライラ……最近人気出てきたんだぞ?」


ライラ「! ライラさん、人気者ですか?」


モバP「あぁ。人気者だぞ」


ライラ「ライラさん人気者です。嬉しいです」


モバP「それはよかった」

ハト「クルー?」


ライラ「ハトさんが寄ってくるですね」


モバP「ライラはハトに懐かれてるな。ライラからパンを貰えてうれしかったんだろ」


ライラ「ライラさんに懐いていますですか? それはうれしいですねー」


ハト「クルー」


スズメ「チュン」


モバP「はは。ライラはとうとう動物までもファンにしてしまったか」


ライラ「わたくし、求められてますねー」


モバP「動物だけじゃなくて、人間のファンにもだぞ?」

モバP「ライラ、あげるのそのくらいにしないとパンが全部なくなるぞ?」


ライラ「ほんとでございます。プロデューサー殿。残りのパンはふたりで分けっこで食べますね」


モバP「お、俺にもくれるのか」


ライラ「どうぞ、めしあがれー」


モバP「ははは。俺は鳥じゃないぞー。では、いただきます」


モバP「んぐんぐ。これはうまいな。流石みちるの家で作っただけはある」


ライラ「ハムハム。プロデューサー殿と食べるパンはアイスよりもおいしいかもですね」


モバP「ほんとか~? よし。今度アイスも一緒に食べるか」


ライラ「それは楽しみですー。アイス楽しみです」


モバP「そうか。なら美味しいアイスを買わないとな」

ライラ「プロデューサー殿」


モバP「ん?」


ライラ「わたくし、知ってますです。ハトさんは平和の象徴ですね?」


モバP「確かにそうだぞ」


ライラ「だから、ライラさんもハトさんと優しくお喋りしますですよー。フゴフゴさんやチヒロさん、事務所のみなさん、プロデューサー殿がわたくしに優しくしてくれたように、でございます」


モバP「ライラ……」







ライラ「…………」


ハト「クルッ!?」


ライラ「ハトさん…やっぱり美味しそう…」


モバP「そういう会話はダメだぞ!?」


終わり

短いですが終わりです
ライラさんSレア記念&総選挙ステマです
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました

大原みちる(15)
http://i.imgur.com/fB8QrNV.jpg
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ライラ(16)
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