脇山珠美「タマミックスRPG!」 (24)

・モバマスSS

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396362988

珠美「RPGの仕事……まさか珠美に白羽の矢が立つとは」

珠美「珠美のポジションは女侍! 憧れの! 侍!」

珠美「しかも新撰組をイメージした衣装とは、なおさら気合いが入ります」

珠美「ここで華麗な演技を見せて、珠美のオトナの女性としてのイメージをアップです!」

珠美「今から楽しみだなー」アハハハハー

P「珠美、なんでそんなに笑顔でブランコ漕いでるんだ……」

シーン1

珠美「この珠美、あこがれの女侍役! 無事つとめおおせてみせまする!」

珠美「珠美の出番は三回……シーン1のメンバーはこの部屋にいるとの事ですが」ガチャ

里奈「うぃっすー☆ このハンマーちょー手に馴染むっつかマジハマりー?」

珠美(ハンマー!?)

フレデリカ「フンフンフフーン♪ 踊り子的なシーフ的なそんなカンジー☆」

珠美(ヘソ出し……)

美玲「ぐるる…ウチのツメでひっかかれたいのかッ?」

珠美(いつもより狼してますね……)

杏「えー……喚ばれたのー? 仕方ないなー、でも働かないよ?」←139cm

珠美(杏殿はかわいいなあ)←145cm

珠美(総合的に見てキュートしてますね……ここは珠美がクールらしくビシっとせねば!)

麗奈「ひっひっひ! 合法的に嫌がらせも足の引っ張り合いもできるのよ!」

珠美「最初は麗奈殿が相手ですか……適役といえば適役ですね」

麗奈「その前に、まずはこの飴を舐めなさい!」

杏「飴!?」

珠美「いけません、杏殿!」

麗奈「ほらっ!」

杏「キャッチ! んー、飴うm辛いー!?」

麗奈「あーっはっはっゲホッゲホッ……どうよ、この海の投げれば魚を浮かばせるほどの特性激辛キャンディーは!」

珠美「ああ、言わんこっちゃない……」

フレデリカ「イェーイ♪ おフランス風にフレンチカンカンだよー♪」

里奈「このクマのストラップマジヤバくない?」

珠美「こちらはこちらで……」

美玲「マジメにやれよっ!」

珠美「美玲殿! ここは二人で一気に決めましょう!」

美玲「ああ!」

珠美「真正面から打ち込みます!」

美玲「ひっかくぞッ!」

麗奈「フン、このレイナサマに敵うわけがアイタッ!?」

フレデリカ「ごめーん、クツ飛んじゃったー♪」

麗奈「い、いまのはたまたま」

里奈「そろそろテンションアゲアゲでいくぽよー♪」ブンッ

麗奈「あぶなっ!? そんなもの振り回すとか反則でしょ! に、逃げないと」ガシッ

杏「杏にした仕打ち、忘れたとは言わせないよ」

麗奈「ど、どこにこんな力が……ぐぬぬ」

珠美「てやーっ!!」

美玲「がおーッ!!」

麗奈「ぎゃーっ!!」

麗奈「やっぱりアタシが勝つストーリーのほうがいいわよ!」

ちひろ「ほら、今回は麗奈ちゃんの色じゃなかったから、それまで我慢我慢」

麗奈「ふん、せいぜい楽しむがいいわ、すぐにレイナサマの時代が来るわ!」

ちひろ「そういえば今回、紗南ちゃんも参加していましたよね?」

麗奈「それがどうしたのよ」

ちひろ「この間、麗奈ちゃんが紗南ちゃんにイタズラをしたって話を聞きましたけど?」

麗奈「え!? いや、それはもう千夏に怒られ……」

ちひろ「……」ニコニコ

麗奈「~~!」

シーン2

珠美「さて、次のメンバーは……」

紗南「ついにあたしがRPGに登場! これは廃プレイ間違いなしだね!」

珠美「ゲームは一日一時間を守りましょうよ……」

きらり「よばれてー飛び出てーきらりんとうじょーう☆」←186cm、B92

珠美(くっ、珠美もいつかきらり殿のように大きく……)←145cm、B72

美嘉「ワルい子はアタシのムチでビシバシ! イッちゃうかんね★」

珠美(鞭使いは適役が別にいるような……)

アーニャ「マギヤ&ミエーチ…魔法も剣もアーニャにお任せ、ですね」

珠美(ああ、なんとなく安心します)

幸子「フフン♪ 悪魔でもカワイイボクが最後の相手になってあげます!」

幸子「魔王も勇者も似合うボクですが……何の役でもボクが一番カワイイのは不変の事実ですからね!」

きらり「幸子ちゃんきゃわわー☆」

幸子「ってきらりさんが相手だなんて聞いてませんよ!?」

紗南「なんかもう、存在がチートキャラだよね」

美嘉「アタシも同感かな」

珠美「身体も大きいですし……」

アーニャ「まるでマギヤ……魔法みたい、です」

きらり「じゃあいくよー☆ せーの、きらりんぱわー☆」

幸子「フギャー!!」

幸子「なんなんですか、これ!」

ちひろ「正直、私もきらりちゃんを侮っていました」

幸子「そもそも身長40cm以上の差があると壁ですよ壁! 全く……」

ちひろ「でも、ちっちゃくてもカワイイ幸子ちゃんなら目立つんじゃないかな?」

幸子「それは当然です! カワイさでの勝負ならきらりさんにも絶対負けません!」

ちひろ「その意気ですよ、幸子ちゃん!」

幸子「ええ! 次はボクが如何にカワイイかを知らしめてあげます!」

シーン3

珠美「ラストは魔王戦とのことですが……」

春菜「ふっふっふ…私の作った秘薬でだれもが眼鏡をかけたくなる…」

珠美(眼鏡をかければ珠美も大人っぽく……いやいや、眼鏡をかけた侍などあまり聞いた事が……)

卯月「私、勇者役にチャレンジです! 卯月の活躍、見ていてくださいね!」

凛「ふーん、剣士か。…ま、私はどんな役でも務めるよ」

未央「カモン! シューティングスター! 未央ちゃんに…見とれないでね!」

珠美(そしてニュージェネレーションの皆さんが勢ぞろい……凄いメンバーですね)

蘭子「我が呪われし右手には炎! 我が聖なる左手には氷を!」

珠美(あの手、どうやって光っているんだろう……)

凛「一気に走るよ! ワンダフルマジック、『アイオライト』!」

卯月「島村卯月、頑張ります! ワンダフルマジック、『スマイリング』!」

未央「負けないからね! ワンダフルマジック、『パーフェクトスター』!」

蘭子「蒼き乙女、花咲く乙女、そして三つ星の乙女よ……我が真の力の前に溺れよ!」

珠美(皆思っていた以上に全力……珠美が入る隙が)

春菜「……! ……」

珠美(そしてこちらには眼鏡を両手に隙を窺ってる方が……なるほど)

珠美「春菜殿、少し作戦が……」

春菜「ふふふ、その話、乗りましたよ!」

珠美「では、行きます! てやぁぁああ!」

蘭子「ひっ、結界の陰からだと!? だが、我が力の結晶、この程度では砕けぬ!」

春菜「そう、砕く必要はないんです。むしろ、さらけ出すんです」カシャン

蘭子「!?」

春菜「どうですか? 眼鏡をかけた事で見える世界は美しいでしょう?」

蘭子「えっ? えっ?」

凛卯月未央「……」ポカーン

珠美「いや、皆さんまで動きが止まってどうするんです!」

春菜「私は剣と魔法の世界にも眼鏡は似合うと思うんですよ。事実、私も以前騎士の衣装を着る仕事もした事がありますし、眼鏡をかける事でいかなる職業であっても知的なイメージがつきます。もちろん魔王とて例外ではなく、むしろ眼鏡をかけているという事実が存在する事により、ノー眼鏡の普遍的な魔王とはまた魅力を――」

数十分後

蘭子「うぅ……」チーン

凛「眼鏡についての講釈だけで倒しちゃった……」

卯月「すごいですね!」

未央「私達、必要だったかなぁ……」

珠美「皆さんが引きつけてくれなかったら成功しなかったので……まさかそのまま決まるとは思いませんでしたが」

蘭子「ぐはっ…我が覇道は潰えぬ…何度でも蘇るわ…! きっと!」

春菜「こうして眼鏡によって浄化された魔王は、今度は世界の隅まで眼鏡を伝えるための活動を始めましたとさ。ちゃんちゃん♪」

蘭子「猫耳の乙女……みくちゃんよりも恐ろしかったです……」

ちひろ「春菜ちゃんにとっては当然の事なんでしょうけどね」

蘭子「最近は絵にも思わず眼鏡を描き込んでしまいそうで……」

ちひろ「あら……」

蘭子「もう、自信なくしそうです……」

ちひろ「ほらファイト! 弱気は禁物ですよ!」

蘭子「ちひろさん……」

ちひろ「たとえ眼鏡があってもなくても蘭子ちゃんは蘭子ちゃんじゃないですか」

蘭子「私は私……?」

ちひろ「天使で魔王、そして二代目シンデレラガール。これは、蘭子ちゃんだけの価値。他の誰も侵せない、蘭子ちゃんだけの領域」

蘭子「私だけの領域……?」

ちひろ「そう。そこに眼鏡が加わっても、蘭子ちゃんが壊れるわけじゃない。もちろん、受け入れなくてもね」

蘭子「私、私……ふ、ふふ、そうであったな……我が覇道はまだまだこれからよ!」

ちひろ「ふふ、闇に飲まれよ♪」

おわり

おまけ

珠美(ふう、休憩時間のうちに、せっかくなので他の方も見ておきましょう)

小梅「ふ、ふふ…喚ばれちゃった…私も…たくさん喚んでいい…?」

珠美「ひゃああああああ!?」

小梅「……?」

珠美「あ、べ、別に、珠美は、たま、み、は……」

珠美(同じチームにならなくて本当に良かった……)

小梅「何もないならいいけど……」←142cm

珠美(でも、小梅殿といると何故か見下ろされてる気になるんですよね……)


あの子(     )←???cm

光「アタシを呼んだのはアンタかい? あぁ、任せろ!」←140cm

珠美(半年前に共に仕事をしましたが、光殿もかわ)

南条光:B79

珠美(くっ……)

光「正義の味方は挫けない! 行くぞっ!」

麗奈「ここで会ったが百年目、今日こそ決着をつけてあげるわ!」

珠美(そしてやってる事はいつもと変わらない気が……)

莉嘉「ねーねーみてみてー! クマだよクマー! すごくなーい?」←149cm

珠美(……)

幸子「ふふーん♪ 誰が相手でもボクが一番カワイイのは変わりませんね!」

莉嘉「しかもこのクマねー、ジェット機能がついてるんだよー☆」ビューン

幸子「何か急に速くなった!? クマの表情とスピードがマッチしてなくて不気味ですよ!」

莉嘉「いけークマジェットー☆」ビューン

幸子「うわぁぁぁぁあああ!!」

珠美(身長と大人らしさって関係ないのかな……)

ありす「私も喚ばれた以上は完璧な仕事をしますから」←141cm

珠美(ありす殿もかわいいなあ。イチゴとフライパンの組み合わせが気になりますが……)

ありす「この一皿で黙らせます」

蘭子「苺の妖精よ! その緋色の一皿を除けよ!(ありすちゃん、そのイチゴパスタを何故私に勧めるんですか……?)」

珠美(魔王をも黙らせる一皿……)

菜々「ビビッときました! この感じ…メルヘンですね♪」←146cm

珠美「菜々殿は妖精ですか」

菜々「はい! 皆をウサミンパワーでメルヘンチェーンジさせます♪」

珠美「……」

菜々「あれ? 急に真剣な顔をしてどうしたんですか?」

珠美「菜々殿、珠美もウサミンパワーの加護を受けたら大人になれるでしょうか」

菜々「え?」

珠美「菜々殿の明るさと時折見せる大人っぽい陰、それらを繋げるのはウサミンパワーの力なんですね?」

菜々「ななななななナナは17歳ですよ!? 大人らしさなんて知りませんよ?」

珠美「いいえ、菜々殿なら大人の秘訣を知ってる筈です! さあ、お答え下さい!」

菜々「え、えーと……そうなんです、菜々が立派な大人の女性なのはウサミンパワーの力なんです、キャハッ♪ なんちゃ」

珠美「やはりそうでしたか! いやぁ、流石は菜々殿、ためになります。あ、そろそろ時間ですので珠美はこれで失礼します。では!」

菜々「いやあのちょっと今のはエイプリールフールの嘘っていうか珠美ちゃぁぁぁぁん!!」

おわり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom