咲「京ちゃんをコンクリート詰めにして泉に沈めてから三年が経ちました」 (61)

和「……須賀くんとは昨日も会いましたけど」

咲「あはは、聞きたい? 聞きたい? 聞きたくなくても言うけどね」

和「(浅い付き合いだと魅力的に見えるのに深く付き合うと幻滅する人って居ますよね)」





ほのぼのスレ

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咲「あれは、今から三年前……お姉ちゃんを沈めそこねてからしばらくした頃だね」

和「そ、そうですか」

咲「私は京ちゃんというアッシーを使って岩手まで向かったの」

和「アッシーってあなたいくつですか?」

咲「でもね、道中で京ちゃんが錯乱を始めたの。その頃は私もロボトミーに慣れてなかったから」

和「慣れる? 慣れるってなんですか?」




―――「咲まな板にしようぜまな板にお前の胸まな板にしようぜこれかなりまな板だよまな板だってまな板にするよこれ!!!」




咲「それが、その京ちゃんの最後の言葉だったの……」

和「最後にしたのは咲さんなのでは」

咲「気づけば京ちゃんは、ドラム缶の中に入れられてコンクリート詰めにされて、手頃な泉に沈められてたんだ……」

和「沈めたのは咲さんなのでは」

咲「京ちゃんは私の中でキレイな思い出になったの」

和「思い出にしたのは咲さんなのでは」

咲「でもね、その時奇跡が起きたの!」

和「はぁ」

咲「女神様! 女神様が泉から出てきてね!
  『あなたが泉に落としたのは金の京太郎ですか? 銀の京太郎ですか?』
  って言って、私にやり直すチャンスをくれたんだ!」


和「ヤクでもやってんのかこのヴァカ女が」

大雑把に三年前




咲「め、女神様……!?」

エイスリン「Fuck you」

咲「日本語でおk」

エイスリン「Fack you」

咲「ラムネの口塞ぐビー玉みたいな眼しやがって……メリケン語が世界公用語だと思わないでほしいなぁ」

エイスリン「Oh miss spell」

咲「でもなんとなく意味は分かる……良かった、日本は中学校で英語が義務教育で」

エイスリン「Fuck you」

咲「『あなたが泉に落としたのは金の京太郎ですか? 銀の京太郎ですか?』だよねっ!」

エイスリン「Fuck you!」

咲「ファッキュー! 当たりみたいだね!
  私が落としたのは個性の欠片もない黒髪の京ちゃんだよ!」

咲「そしたら正直者の私に、女神様は金の京ちゃんと銀の京ちゃんをくれたんだ」

和「あ、黒い方は帰ってこなかったんですね。きれいなジャイアンか何か?
  不良でもなんでもない須賀くんの髪が金色に染まってるのは不思議だと思っていましたが、そういう理由でしたか」

咲「でも二人も要らないから銀色の方は岩手に捨ててきたの」

和「この畜生雀士はもうダメかも分かりませんね」

咲「銀ぎら銀にさり気なく捨ててきたんだよ」

和「そんなスプリガン終盤のAMスーツみたいなノリで……」



咲「今頃何やってるのかな、銀の京ちゃん……ランス9ぐらいには気になるなぁ……」

和「その後の経緯はご存じないので?」

咲「うん、全然。もしかしたらどっかでのたれ死んでるかもしれないけど、知るすべなんか無いし。
  ほら、貧しい国の子供達をかわいそうだと思うでしょ?
  小銭くらいなら募金するでしょ? でも基本的には自分と関係ないからどうでもいいでしょ?
  無関心ではないけど興味津々ってほどじゃ……みたいな。知れたら楽しそうだなぁ、的な」

和「はぁ」

シロ「咲に捨てられてから三年が過ぎた」

シロ「戸籍を偽造して、胸とかに詰め物して、なんとかやって行けてる」

シロ「いやあなんとかなるもんだな。普段はボロ出さないようダルい系キャラ演じて喋らないようにしてるけど」

シロ「同じクラスの黒髪さんで股間のリー棒が十三不塔でヤバいってくらいか」




エイスリン「DEEP♂DARK♂FANTASY」

シロ「……俺の戸籍偽造したり、衣食住用意したり、女子校に新入生設定作ったりこいつは一体なんなんだ」

エイスリン「でもVery Good」

シロ「女神? うーん、どうなんだ……? 会話も英語で話してるから微妙に聞き取りづらいし」

エイスリン「GAY♂BAR」

シロ「ん、わかってるって。そろそろ登校の時間だって事だろ? わざわざ言ってくれてありがとな」




シロ「父さん、母さん、咲……俺はこっちで上手くやってるよ……そっちの俺はどうだ?」

京太郎「あっあっあっあっ」

咲「どくたーぷらいすどくたーぷらいすー」

京太郎「あっ あっ あっ」

咲「てれぷしこーらー」

京太郎「あっ あっあっ あっ」

咲「……ん? 間違ったかな? 開頭も結構慣れてきたのになぁ」



優希「タコスがまずくなるから外でやるじぇ」

咲「今日はいい天気だしそうしようかなぁ」

和「通報されますよ? というか私がもうしたんですが」

咲「えー和ちゃんのイケズー」



京太郎「……ふぅ、あぶねえ。
    東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修の脳を鍛える大人のDSトレーニング
    をプレイしてなけりゃ、脳の物理強度が足りてなくて死んでたとこだったぜ」

和「へー、物理的に鍛えてるんですかへー」

咲「でもこれ以上脳味噌を直接弄っても京ちゃんの雀力は上がらなそうなんだよねぇ」

和「これ以上というかこれ異常ですよ」

京太郎「雀力は魂に由来するエネルギーだからな……今の俺はどのくらいなんだ?」

咲「数値に換算すると私が100フラクタル。覇権クラスだね。魔物の支配力が云々ってのはそういう事」

和「ふら……?」

咲「和ちゃんが75フラクタル。優希ちゃんが55フラクタル。
  今の京ちゃんは1キルミーぐらい」

京太郎「轟盲牌程度じゃ相手にもならねえか、くそっ!」

咲「私達誰にも見られないようにツモのたびに某盲牌、ですぐに描き込んで好きな牌に変えてるからね。
  最強の雀士はすべてが必然、ツモる牌すらも私達が創造する……
  麻雀初めて二ヶ月も立ってない京ちゃんはまだまだ初心者だよ」



優希「た、タコス……タコスが切れたじぇえ……」

咲「あ、もうそんな時期だったんだ」

優希「タコス……タコスぅ……タコタコタコ……む、虫が! 虫が私の皮膚の下から出てきたじぇ!」

和「そんなオカルトありえませんよゆーき。あなたの肌は綺麗なままです」

優希「ひぃぃぃぃぃぃぃ」

咲「優希ちゃーん、タコス食べればその虫消えるよー? いくら払うー?」

優希「いいいくらでもぉ!」


和「タコス……タコスとは一体……」

京太郎「隠語を使って直接的に口にしない奥ゆかしさが女の子らしいな」

咲「京ちゃんをこれ以上強くするためには……そう、もう一つ革新的なステップアップが必要だね」

京太郎「ステップアップ? 何か心当たりがあるのか?」

咲「ここに株式会社アルケミスト制作2013年8月29日発売定価7,140円(税込)の美少女大戦麻雀ゲーム、
  咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A ポタラブル……通称『阿知賀ポタラ』『阿知ポ』があるでしょ?」

京太郎「ん、ああ」

咲「これをPSP-1000に差し込んで二人の右耳と左耳に付けるとね、その二人が融合するんだよ!」

和「耳たぶもげません?」

咲「やだなぁ、セロハンテープがあるでしょ?」

和「あるからどうしたっていうんですか」




京太郎「つまり銀色の俺を探して融合してこいと……そういうことか」

咲「脳味噌足りてる? バカなこと言い始めてるねド低脳が」

京太郎「俺の脳に欠陥があったとしたら間違いなく原因はお前だよ」

咲「別れた二人がただ融合しても元に戻るだけでしょ? 弱いだけの黒い京ちゃんに」

京太郎「それもそうか」

咲「いい? 神様とピッコロが融合する前に、まずネイルを下準備で融合させるの。
  その後神コロさんになってはじめて、超サイヤ人を超えられるんだから」

和「須賀くんはナメック星人か何かですか?」

咲「ネギ星人くらいじゃないかなー」

京太郎「ケイちゃーん……なるほど、俺が二人か」

憩「呼びました?」

和「帰って、どうぞ」

優希「うひっ、うひひひっ、ひっ」




咲「というわけで合体素材を用意したよ」

リチャードソン「慕ー! 慕ー! 助けてくれー!」

咲「これで呪殺破魔火炎無効、氷結物理耐性、銃反射で弱点無しの良個体値京ちゃんが出来るよ」

京太郎「みなぎってきたな」

和「鬼! 悪魔! ちひろ!」

咲「悪魔合体! NEW京ちゃん!」

京太郎「俺、参上!」

和「あ、少しモブ臭さが消えてますね。というかこれは須賀くんなんでしょうか?
  テセウスの船なんてまわりくどい事を言うつもりはありませんか」

咲「私がそれを京ちゃんと呼んだなら、それが踏みつけられた犬のクソだろうとそれは京ちゃんだよ」

京太郎「だってさ」

和「あなたがたがいいならそれでいいんじゃないですか、それで」




慕「おじさん……! 間に合わなかった……!」

閑無「くっ、こんな事ならCoCo壱に寄るために遠回りなんてしなければよかった……!
   『閑無様カレーに参上!』とかギャグ考えてる場合じゃなかったんだ!」

慕「いや、待って……
  父親の遺伝子をA、母親の遺伝子をBとする。
  小文字を大文字の1/2の分量と仮定して、二人の子供の遺伝子はab。
  おじさんの遺伝子はAでお母さんも同じ親だからA。つまり私の遺伝子はabでおじさんとは三親等。
  でもここでおじさんと別の人間が融合すればその遺伝子はac、事実上のいとこと同じ四親等。
  私とおじさんは結婚できる……?
  (結婚しよ)」


閑無「慕! 病院に戻ろう!」

咲「よーし、これで最強の須賀強太郎ができるっ!」

和「……そろそろ貴女を警察に突き出した方がいい気がしてきました」

咲「ほほう? やるの? この私と?
  私は逆らった奴はたとえお姉ちゃんでも頭蓋骨を開いてそこに種を蒔いて花を咲かせる女だよ?」

和「咲さんの携帯電話の待受でしたから知ってますよ……このクレイジーサイコゲス」

咲「言うね、クレイジーサイコレズ」

和「大井さんがケッコンカッコカリを成し遂げたように、誰しもいつかはレズを卒業するものなのです。
  レズは青春、レズは若さ、レズは思い出。
  初恋はレズと同義です」

咲「ふふふ……悲壮な決意の和ちゃんと遊んであげたいけど、私は面倒が嫌いなんだ」



優希「きしゃあああああっ!」



和「!?」

咲「足止めしといてねゆーきちゃーん!」

和「ま、待ち……」

咲「ねえ、まだ気づかない?」

和「……?」

憩「宮永さん……原村さんの友達の高鴨と新子、どこに行きましたー?」

咲「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」

京太郎「まだ帰ってなかったのかあんた」

和「えっ?」




咲「幻覚、幻覚だよ……幼少期の友達と全国大会決勝で再会?
  そんなのが現実にあるわけ無いでしょ?
  全部幻覚だったんだよ」

和「なん……だと……?」

咲「京ちゃんの合体のくだりで不思議に思わなかった?
  いや、最初に気付いてたはずだよ、和ちゃんは。
  優希ちゃんと出会った時に二人の友人を思い出してたんだから」

和「ま、まさか……!」

咲「フッフフフ…クッククククク……なぁーんちゃってww
  イッヒヒヒヒハハハハハ、おかしくって腹痛いわ~www
  面白い人だね和ちゃん、ほんとに今まで優希ちゃんのことを…ウッヒヒヒヒヒヒヒw
  なら見せてあげようかぁ!? もっと面白いものをよぉ!!
  ビイィィィヤァァァァ! 融合解除! でもっかい融合!
  優希ぃ? 誰それぇ? あれ、穏乃&憧。鈍いなぁ、私は宮永咲だよォ!
  まぁだ分からないのぉw ぼっちだった和ちゃんの友だちになってくれたのは、私が和ちゃんの友達から生み出した操り人形だったの!
  優希ちゃんを影で操ってた私は、貴女の親友、宮永咲として影でせせら笑ってたんだよっ。
  ジャンジャジャ~~ン! 今明かされる衝撃の真実ゥ。
  いやぁ本当に苦労したよ、清純派魔王を演じつつリアルタイムで優希ちゃんを操作するのは。
  でも和ちゃんは単純だよねぇ、私の口から出たでまかせを、最初は全部信じちゃうんだからさァ! ウッヒヒヒヒヒヒww
  打ってたら自然とああなっちゃう~~? 麻雀が嫌いぃ~~?
  wwウッヒャハハハハハハハ! そんなわけないじゃん! 全部わざとだしザコを合法的に蹂躙できる麻雀は大好きだよぉ!
  楽しかったよっwww和ちゃんとの友情ごっこォ~~!!
  私も楽しませて下さいぃ~~? 一緒に全国に行こう!(キリッ ウッヒャハハヒヒハハハwww
  フッ…良くもまーそれで頑張っちゃったねぇ、でも頑張っちゃうよねぇ?
  固い友情で結ばれた大切な親友、さ き さ んの頼みだもんねぇ! ウッヒヒヒヒヒヒャハハハハハww
  ありがとう、私との約束を守って、今日まで一緒に麻雀wがwんwばっwwってwくwwれwwてwwwホホウッwwヒハハハハハwwウハハハハハフッハハハハハハww
  そろそろ正気に戻すとかそういう理由で逆らってくるんじゃないかと思ってたよwww
  和ちゃんてば、気持ちいいくらい思い通りに動いてくれるねぇぇ!!
  キヒャッハハハハハハハハwwヘヘw最高だよさいっっこぉぉぉwww  ハハハハ  ハフッハハハハハハwww
  さぁ~て、和ちゃん、自分一人で私と優希ちゃん相手に、ど う す る つ も りだァ~~ン? せいぜいあがいて楽しませてよ!
  どのみち京ちゃんは元より和ちゃんも生かして返すつもりはないんだからさぁ。
  和ちゃんが何もしなければ、優希ちゃんはこのまま一人の人間として生きていけたのにねぇ?
  和ちゃんにしてみれば、よかれと思ってェ~wやったんだろうけどねぇ!ww
  アッハハハハハハハハハハハ、ビャッハハハハハハハwwww
  ウワッハハウワッハハハハハハハハフーハハハハハハハwwwww」


∨: |l : : : : : : : : : : : : |ミトl /ヽ\.: : : : \: : : : : :∨: : : : : : : : : : : : : : : l  l: : : : : : : : : : : :/ : : : /  /: : : : :// l: : : : : : : : : : : : : l
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/     //       l      l   \   \  マ、.: : : :.` 二ニ-‐: : ̄: : } l/  /  /∨         二   ∨::∧l
      /       l      〉     \  \ ヾv、.: : : :. :. :.|.: : : : : :./   / / \∨           ∨::∧
      /       l    /    \ \ \ \\_.: : : : : :. :.ィ/    //     ∨        ニ    ∨::∧
     斗-、       l    /     \   \   `丶、` ― ´/      / |      |             ∨::∧
斗:::´::::::::::::::::\       l  /      \.   \    \`二´/     //   l        l               \::::\
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:::::斗 ´ ̄\:::::::::::\  l           \       \      /    /         l      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::‐-`::::::::\

和「   」

京太郎「和の心が折れた!」

咲「全て壊すんだ(精神)」

優希「ちちちちちちちちちち」

京太郎「さっき和に躊躇なく一回殴られてたはずの優希が元気ピンピンに……?」

咲「ジョグレスとパーティションを繰り返す事で無限に体力を回復する奥の手……まあどうでもいいや」



京太郎「てか俺が生き残る道ももしかして無し?」

咲「和ちゃんは知ってはいけない事を知ってしまったからね……残念だけど、口封じだよ。
  まあ私はそういうコトを積極的に他人に教えていくスタイルなんだけど。
  知られたら殺さないといけない秘密って、別に他人に話しちゃいけないなんて決まりは無いし」

京太郎「須賀須賀しいまでの畜生」

咲「京ちゃんも合体しても弱いままだったら八つ咲にしてあげるねっ」

和「心が折れました……辛い……まるで、血を吐きながら続ける悲しいマラソンです……」



久「立ちなさい、和」



和「部長!? 何故ここに……」

まこ「ワシも居るぞ」

和「染谷先輩……」

マホ「先輩達ばかりにいいカッコはさせませんよ!」

和「マホちゃん……」

ロビンマスク「正義超人は、おまえだけじゃないんだぜ」

ウォーズマン「コーホー」

和「みん……誰だお前ら」


京太郎「こ、これが友情パワーか……!」




久「私達五人が優希を抑えるわ。和は咲を追いなさい!」

和「ありがたいですけど5/6が足止めって人数比率おかしかないですか」

咲「ちっ、行くよ京ちゃん」

京太郎「いつの間に縛られてバイクに括りつけられてる!? ってかお前免許は……」

咲「ハワイでお父さんに習ったんだよ。ふふふ、私を捕まえたければ岩手まで来るんだね和ちゃん!」

怜「せやかて工藤!」

竜華「怜が交通事故にあって『工藤』しか喋れんようになってから二年が経った……」

怜「せやろか工藤?」

竜華「事故って麻雀とかが強くなるとかも特になかったなぁ」

怜「せやな工藤」

竜華「病気が治ったら、セーラも誘ってどっか行こうな、怜」

怜「どこや工藤?」

竜華「どこでもええやん? 友達と一緒なら」

怜「せやな工藤」

竜華「さ、そろそろ病院に戻ろうなー。この県のお医者様に見てもらったら大阪に帰るでー」




咲「私のバイクは二輪工藤新一~~♪」ブロロロ


怜「ぐああああああああっ!!」グチャァッ

竜華「ときいいいいいいいっ!!」




咲「あれ、なんかひいたかな。まあいっか」

京太郎「長野からずっと歩道走ってるくせに白々しい」

エイスリン「ああん? あんかけチャーハン?」

シロ「……おはよ」

塞「おはよ。今日もエイスリンは英語で何言ってんだか分かんないね」

胡桃「おはよっ」

豊音「おはよーだよー」



シロ「トシさんは?」

塞「いい加減アルツハイマーがひどくなってきたから老人ホームに放り込んできた」

胡桃「老人介護は頑張り過ぎると塞みたいに鬱になるから……」

エイスリン「仕方ないね♂」

塞「もう自分の意志じゃ出てこれないようふふ」

豊音「ちょーこわいよー」

エイスリン「あぁん? 最近だらしねぇな」



シロ「じゃあ今日もじゃんけんで負けた奴をハブにして打とっか」

胡桃「なんで四人でやるゲームなのに団体戦は五人ルールなんだろ」

塞「部員ギリギリの所は三麻でも四人でも余り出るよねぇ」

豊音「もう一週間くらいずっとぼっちだよー」

エイスリン「Perfume」

シロ「(こんな平和な日がいつまでも続けばいいのにな……)」

「あ、見つけた」

シロ「ん?」





                  ,. : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : .、
               ,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、

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              {:/  ' : : {: |/' Ⅵ  \  / '   }: : :, : : : }
              {: :,: :从 ィ=ミ     ィ≠ミ/: : /-、: /
              |:/: : :{` :.:.:. '     :.:.:.:. ム: :/ Yl}ィァ       来ちゃった
               ∧: :从     __   _   /:イ__///ア
               ∨  、   V  ノ 、 ヽイ: : ////
                   ` .   ....:::}  }'/ 〃- く
                ___   `T ´/:|    /, - }-、
                /:/::::::`ー-´l/::イ}   とイ-、 ノ、\
                 /:/:::::::/-/:/:.:八      / ∨ \
               /{::{:::::::/ /:/:.:./  \'  /:.、  ∨__〉
              , Ⅵ::::,/:/:.:./   /__/::::/∧  ,
              {  {:.∨:イ:.:./    ∨二二 イ:::∧  :.
              | ∧:.}':.:./       \__,/  、 ,
                 Ⅵ 「 ̄}         乂        \
              | { |_」           \       ヽ
              | | /:.:.∧            |\         }
              | /:.:.:/:.:.:.、           |  \     ノ




シロ「ほげっ」

シロ「んー! んー!」

京太郎「んー! んー!」

咲「あんまりうるさいから口の中に詰められるだけ麻雀牌詰めちゃった」

エイスリン「sukoshi.」

咲「女神様もお久しぶりー」



咲「これで棒二つ穴一つのハイブリット京ちゃんが出来る……何に使うかはまだ決めてないけど」

シロ「あばばばば」

京太郎「あばばばば」



咲「純日本人でオッドアイになるわけないじゃないですか、ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし……
  オッドアイの日本人はみんな私の成功作だよ」

シロ「!?」

京太郎「!?」

咲「副作用でホモかレズになるけど」

シロ「!?」

京太郎「!?」

和「咲さん! 正直来たくなかったけど来てしまいました!」

咲「桃太郎っていい歌だよねえ。特に四番と五番の歌詞」

和「? 何を……」

咲「そーりゃ進めーそりゃ進めー 一度に攻めてー攻めやぶりー つぶしてしまえーおにがしまー
  おーもしろいーおもしろいー 残らず鬼をー攻めふせてー ぶんどりものをーえんやらやー」

和「…………」

咲「うふふふふふ、いらっしゃーい和ちゃん」



和「須賀くんを返してもらいます。いや、知人以上友人未満なので本当はどうでもいいんですが。
  咲さんを精神病院に入れたら団体戦の人数が一人足りなくなりますからね……
  女装でどうにかなりそうな部員まで持っていかれるわけにはいかないんですよ」

咲「ふふ、目の付け所がシャープだね、和ちゃん。その予想は結構当たってるよ」




和「咲さん、病院に入りましょう。
  貴女には頭の治療が必要です。……ともかく、須賀くん合体の前に阻止できてよかった」

咲「和ちゃん、私は昔の漫画本の悪役じゃないんだよ。
  妨害される可能性が少しでもあるなら、妨害の可能性が生まれるタイミングで計画を明かすと思う?」

和「?」





咲「35分前に実行したよ」

京太郎「……悪い夢……いや、いい夢だった……」

和「髪が黒く……合体して元に戻ったということでしょうか」

京太郎「そうだ、俺は大工の息子で……だけどそれ以外の生き方を夢見て……幻の大地岩手に……」

和「宮永テリーと言い、魔王に人生狂わされたという点では間違ってないですね」

咲「ひっどいいぐさー」

エイスリン「強姦パウダー」




和「すべてを終わらせる時……!」

咲「さあ来なよ二人共! 私は実は一回ツモられただけで死ぬぞおおおおおおおおっ!!」

京太郎「もうお前にはついていけないぜ咲! くらえ必殺コンビ打ちライジングサン!」

咲「ぐあああああああっ! こ、この私が……そんなバカなああああああああ!!」




咲1「咲クローン4がやられたようだね……」

咲2「ふふ、咲クローン4はオリジナル宮永咲から作られたクローン四天王の中でも最強……」

咲4「やっべ、どうにもならないけどどうしようっか」


和「エンドレズエイトッ! ロンッ!」


「「「ぐああああああああ!!」」」




京太郎「咲は……弾けた。これで本物の咲が居座る魔王城(4LDK)の合鍵が手に入る!」

エイスリン「のまのまイェイ……ジン、ジン、ジンギスカン!」

咲「よく来たね二人とも……待ってたよ」

京太郎「宮永邸が魔王城だったのか……感じる、咲の雀力を……」

和「服のカレーうどんのシミが消えませんねえ」



咲「戦う前に二人に一つ言っておくことがあるよ……
  読者の皆さんは私をお姉ちゃんクラスの魔物じゃないと倒せないと思ってるようだけど……別に末原でも倒せる」

京太郎「なん……だと……!?」

咲「そして生け花の器にしてたお姉ちゃんは花が枯れちゃったんで解放したよ。後は私を倒すだけだね」

和「なら私も一つ言っておくことがあります。
  子供の頃の奈良の友人と全国大会で戦う約束をしたような気がしましたが別にそんな事はありませんでした」

咲「さあ来なさい二人とも!」

「「うおおおおおおおっ!」」




二人の勇気が世界を救うと信じて……!


ご愛読ありがとうございました!

 


その後和と京太郎は敗北し、更にその後照によって咲が討たれ世界は平和となる。


数年後京太郎と和は結婚し、その翌日ベンチで冷たくなっている白築慕が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。



カン

 

咲「って設定のSSを書いてるんだけど、どうかな?」

和「病院に行きましょう」

 

終わり


さーて赤生ちゃんねるでも見てくるか

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