兄「働きたい」妹「だめっ!」(37)

設定は 妹16歳 兄20歳

兄「どうして?」

妹「だめだから!」

兄「二人暮らしで生活もきついだろ?働かせてくれよぉ」

妹「だめなの!お金はおじさんが振り込んでくれてるし、私もがんばって働くから!」

兄「それじゃあお前がかわいそうだよ・・・」

妹「とにかく!兄貴ははたらいちゃだめ!」

兄「むぅ・・・」

         ―――兄の部屋...―――
兄(どうして妹が俺を働かせてくれないのかわからない...)

兄(二人暮らしだから生活もきついだろうに・・・)

――1ヶ月前――

母「日曜日だしみんなでどこかに出かけましょうか」

父「お、いいじゃないか!運転は任せろぉ~」

兄「どこいくの?」

母「うーん・・・そうねぇ・・・」

妹「んーなになにー?何の話ー?」

父「妹ちゃんおはよう~」ニヤニヤ

妹「お父さん・・・顔気持ち悪いよ・・・」

母「あなたっ!!」

父「すいません」サッ

兄(この会話も日課になってきたなぁ・・・)

母「兄と妹ちゃんは行きたいところとかないのかしら?」

兄「俺は特に・・・」

妹「私は水族館いきたーい!」

父「お!いいねぇ~それじゃ、早速準備していこうか!」

期待

――――約30分後――――

ガチャ バンッ!

父「よーしみんな乗ったか?」

兄「のったよー」

父「それじゃ!しゅっぱーつ!」

ブーーーン

――――水族館――――

妹「わぁ!魚だよぉ!かわいい~~」

兄(子供みたいにはしゃいでかわいいなぁ~)ニコニコ

妹「兄貴・・・私見ながらニコニコして・・・気持ち悪いよ?」

兄「あっ、すまんすまん」

兄「可愛くてつい見とれてしまったよ」

妹「ば、ばかっ!///」

すると、周りが騒がしくなってきた。

妹「あ、マズい!」

兄「ん?」

そして俺が振り向くと後ろには女性の方がいっぱい俺のほうをみていた。

女性「あの人だれかしら・・・イケメン・・・」

女性2「やだぁ・・かっこよすぎて気絶しちゃうぅうう」

妹「マズい!兄貴!ほかの魚みよっ!」

兄「・・・?あ、あぁいいけど・・・」タタタ

妹(そう・・・兄貴はかなりのイケメンで外出すると数十人の女性がよってくる。だけど兄貴は自分がイケメンっていう自覚はないらしい)

――――1時間後――――

母「ふぅ・・・楽しかったわねぇ・・・」

妹「うん!すっごい楽しかった!」

父「ふぅ・・・さて、帰るか!」

母「そうね」

ガチャ バタン!

ブーーーン

車の中でははしゃぎきって疲れた妹が幸せそうな顔で寝ている。
母さんも気持ちよさそうに寝ている。父さんは楽しそうに運転している。
そう、この何気ない光景を見るのが最後になるとは誰も思っていなかった。

キキィーーー  ドンッッッ!

そう。事故にあった。大型トラックとの衝突事故。
そのとき、俺と妹は何とか怪我だけですんだが、父と母は・・・亡くなってしまったのだ。
妹は壊れたかのように涙を流している。俺は我慢したが無理だった。
そして、今に至る。

―――現在 妹の部屋―――

妹(おにいちゃんは働かせちゃだめだ!働いたら職場の女とできちゃうかも・・・!)

妹(明日学校だし、ねよっかな・・・)

――――

――



ピピピピッ ピピp ガチャ

兄「んっ・・・もう朝か・・・」フワア...

兄「さてと着替えてリビングに行くか・・・」

ガチャ

兄「おはよう」

妹「あ、兄貴おはよう」

妹「じゃ、兄貴ーいってくるねー」ガチャ

兄「おう。いってらっしゃい」

兄(俺も準備して大学いくか。)

―――妹の高校――――

妹友「お、妹ちゃんおはようー」

妹「ん、おはよー」

妹友「相変わらずかわいいねぇ」

妹「うるさい」ベシッ

妹友「うぅ・・・はたかなくてもいいじゃーん」

妹「いいのっ!」

先生「はーい席に着けー」ガラガラ

妹友「それじゃー!」

妹「うん」

――――大学――――

兄友「おはよっイケメン」

兄「おはようー」

女友「お、おはよう兄君//」モジモジ

兄「ん、女ちゃんおはよう」ニコッ

女友「ひゃぅ!・・・//」

兄友(こいつ・・・相変わらずもててるなぁ・・・)

クラス女「兄君今日もかっこいいね」ヒソヒソ

クラス女2「そうだよね!・・・告ってみよっかな・・・」ヒソヒソ

クラス女3「えーずるい!あんたが告るならわたしも・・・」ヒソヒソ

兄友「相変わらずお前の噂だらけだな」

兄「えっ・・・やっぱり俺嫌われてるの?」ウルッ

兄友(いや、むしろその逆なんだけど・・・でも本当の事いうとみんなに変な目で見られるから・・・)

兄友「いや、そういう噂ではないとおm」

女友「そんな噂じゃないよ!詳しくはいえないけど・・・」

兄「そ、そうなのか・・・」ホッ

女友(兄君のホッとしたときの顔・・・かっこいい!///)

兄友(なんなんだよ・・・)

―――放課後 大学体育館―――

ポニテ女「兄君・・・私・・・ずっと前から兄君のことが好きでした!」

ポニテ女「もしよかったら・・・付き合ってください!!」

兄「・・・ご、ごめんなさい。」

兄「僕、好きな子がいるので・・・で、でも!これからは友達としてよろしくね!」ニコ

ポニテ女「ひゃっ///・・・は、はい!」

―――家―――

ガチャ

兄「ただいまー」

妹「おかえり兄貴ー」

兄「今日何食べたい?」

妹「から揚げかなー」

兄「よーし!じゃあちょっと待っててね~」ニコ

兄「先お風呂入っていいよ~」

妹「お、ありがとーおにいちゃん!」

兄「え?」

妹「あ!・・・///」カァァァ

妹「っ!なんでもない!入ってくる!」タッタッタ

兄「あ、うん」

兄(お兄ちゃん・・・かぁ・・・懐かしいなぁ・・・いつからだろう兄貴って呼ぶようになったの・・・)

――お風呂――

妹「はぁ・・・やっちゃったぁ・・・ばれたかなぁ?」

妹「私が・・・おにいちゃんのこと・・・すきなの・・・」

兄『妹ー飯できたからねるべく早くあがってねー』

妹「ひゃっ!///あ、うん!」

兄「?」

妹「はぁ、気持ちかった~」

妹「お、すっごくいいにおい!」

兄「自信作だ!さぁさぁ食べてくれ~」

妹「いただきまーっす!」

兄「あ、あのさ・・・」

妹「ん?なになに?」

兄「まず、タオルじゃなくてパジャマに着替えたら?」

妹「あ・・・」

妹「キャアアアアアアアアアアアアアア!早くいってよおおお!///////」カァァァァ

妹「っ!///き、着替えてくるから!」

兄「う、うん」

妹 「モグモグ」

兄「おいしい?」

妹「うん!うまい」

兄「おぉ~!ありがとう!お世辞だとしてもうれしいぞ」

モグモグ モグモグ

妹「ごちそうさまでしたー!」

兄「ごちそうさまでした!」

兄「アイスいるか?」

妹「ダイエット中だからいいや」

兄「ん?スタイルいいくせにダイエット?」

妹「よ、よくなんかないよ!///」カァァ

兄「いや、十分いいと思うんだが・・・」

兄「お前、学校でモテモテだろぉ~?」

妹「も、もててなんかないよ!もててるのはそっちでしょ?」

兄「え、あ、・・・・」

妹「え、本当なの?」

兄「モテてはないけど告白はされた・・・」

妹「だれに?」ピキッ

兄「え・・・だれって・・・教えなきゃだめ?」

妹「いいから。教えろ」

兄「妹ちょっと怖いよ・・・?」

妹「はよ」

兄「同級生の・・・ポニテ女ちゃんに・・・」

妹「返事は?」

兄「断ったよ・・・」

妹「ふーん・・・」

妹「本当に?」

兄「う、うん」

妹「そう。じゃ、わたし部屋戻るね」タタタ...

兄「う、うん」

兄(妹ちゃんこわかったぁ・・・)

兄「さて、俺も片付けて部屋に戻るかな」

―――――

―――


ピピピピ ピピp

兄「朝かー」ハァ

兄「おはよう」

妹「おはよー」

モグモグ モグモグ

妹「じゃいってきまーす」

兄「いってらっしゃい」

――――帰宅―――

兄「ただいま」

妹「おかえりー」

兄「今日は何食べたい?」

妹「焼きそばとか?」

兄「わかったー!」

TV「なんでやねん!」HAHAHA

妹「ププッ」

兄「そういえばお風呂は?」

妹「もうはいったよー」

兄「そうか」

TV「おわかりいただけただろうか」REPLAY

妹「こわいよぉ・・・」ガタガタ

兄「飯できたぞー」

妹「う、うん」ガタガタ

兄「どうした?」

妹「いまTVで怖いのやってて・・・」ガタガタ

兄「一人で寝れるか?」ププッ

妹「ね、ねれるよ!//」

兄「そうか。もし寝れなかったらいつでもこいよ~」ニコニコ

妹「い、いくわけないじゃん!」プイッ

兄「まぁ、おなか減ったし早くたべるか」

妹「うん!」

モグモグ モグモグ


妹「ごちそうさまー」

兄「ごちそうさまでしたー」

妹「・・・・」モジモジ

兄「ん?妹どうしたの?」

妹「い、いやぁ・・・部屋行っても暇だから兄貴と遊ぼうと思って・・・」ガタガタ

兄「そうか。じゃぁなにする?」(こわいのかぁ・・・しょうがないな~)

妹「と、とらんぷ!」

兄「お、りょーかい」

妹「神経衰弱やろー」

兄「お、いいねぇ」

妹(そ、そうだ!)

妹「ただやるだけじゃつまらないから負けた人は勝った人の言うことを聞くってことで!」」

兄「ふぁ!?」

妹「だめ?」

兄「いや、いいけど・・・」

―――――

―――



兄「まけた・・・だと・・・っ」

妹「やったぁ~」

兄「で?」

妹「ん?」

兄「言う事聞かなきゃだめなんだろ?」

妹「ああ、忘れたw」

兄「おいおい!」

妹「じ、じゃぁさ・・・」

兄「・・・ゴクリ」

妹「好きな人・・・教えて」

妹「だめ?」

兄「いや、いいけど・・・」

―――――

―――



兄「まけた・・・だと・・・っ」

妹「やったぁ~」

兄「で?」

妹「ん?」

兄「言う事聞かなきゃだめなんだろ?」

妹「ああ、忘れたw」

兄「おいおい!」

妹「じ、じゃぁさ・・・」

兄「・・・ゴクリ」

妹「好きな人・・・教えて」

兄「!?」

兄「す、す、好きな人?」

妹「いるでしょ?ポニテ女さんから聞いたよ?」

兄「あ・・・むぅ・・・」

兄「言わなきゃだめか?」

妹「うん。本当のこと言わないとポニテ女さんに兄の好きな人はあなたって伝えちゃうよぉ~?」

兄「ググッ・・・」

兄「・・・と、だよ・・・」

妹「え?」

兄「妹、だよ!」

妹「ええ?」

妹「えええええええ!?」

兄「」カァァァ

妹「そ、そ、そ、それ、本当?」

兄「・・・」コクッ

妹「・・・」カァァ

兄「・・・」カァァ

妹「・・しもだよ・・・」カァァ

兄「え?」

妹「わたしもだよ・・・」カァァ

兄「えええええええ!?」

兄「ほ、本当!?」

妹「う、うん」

兄「じ、じゃあ・・・付き合って・・・くれる・・?」

妹「う、うん!もちろんだよ・・・!」

兄「じ、じゃぁさ・・・今度からはおにいちゃんってよんでくれないかな・・・?」

妹「も、も、もちろん!」

兄「じゃあこれからよろしくね!」

妹「うん!!」

妹「あ、そ、それと・・・今日一緒に寝てくれない?」

兄「え?あ、いいよ!お願いしたいくらいだよ!!」

兄「じゃあ、もう11時だしねよっか!」

妹「うん!」

兄「僕の部屋でいい?」

妹「うん!」

―――兄の部屋―――

兄「電気消すね~」カチカチ

妹「うん」

兄「おやすみ」

妹「お、おやすみ」

兄「あ、あのさ、き、キスしてもいい?」

妹「へ?」

兄「あ、だめだよね・・・ごめん変な事いって・・・」

妹「い、いや!だめじゃない!ぜんぜんダメじゃない!」

妹「わたしもお兄ちゃんとキスしたい!」

兄「そ、そう?じ、じゃぁ・・・」

チュ・・れろ・・んぅ・・・ちゅぱ・・はぁはぁ・・・

兄「今度こそおやすみ!」

妹「うん!」

――――

――



―――日曜日 朝―――

ピピピピ ピピp

兄「あさかぁ~」

妹「スゥ・・・スゥ・・・」

兄「寝顔かわいい・・・」ツンツン

妹「んー・・・ふわぁ・・・ん?あに・・・お兄ちゃんおはよう!」

―――リビング――――

兄「ねぇ妹ちゃん」

妹「なぁに?お兄ちゃん」

兄「働きたい」

妹「だめ!」

兄「なんで!」

――――

――



―――日曜日 朝―――

ピピピピ ピピp

兄「あさかぁ~」

妹「スゥ・・・スゥ・・・」

兄「寝顔かわいい・・・」ツンツン

妹「んー・・・ふわぁ・・・ん?あに・・・お兄ちゃんおはよう!」

―――リビング――――

兄「ねぇ妹ちゃん」

妹「なぁに?お兄ちゃん」

兄「働きたい」

妹「だめ!」

兄「なんで!」

兄「浮気なんてしないって・・・」

妹「でもだめ!」

兄「むぅ・・・わかったよ・・・」

妹「で、でも・・・」

兄「ん?」

妹「毎日ちゃんといってきますのチューするなら・・・いいよ・・?」

兄「本当!?」

―――2年後―――

2年制の大学を卒業し、見事に就職した俺。
そして妹との甘い生活を送っている今
俺はすごく幸せだ。

兄「いってきます!」

妹「いってらっしゃい!」

チュッ

おわり

初めてSSかいて変だと思うけど見てくれたひとありがとう

不自然にモテすぎ

出来ればもうちょいイチャイチャなところ読みたかった

乙でした

ライトな感じですごく良かった

続き見たいなぁーチラッ

見たいなぁーチラッ

イケメンは存在自体が罪である

いいね

>>30
それがイケメンだろ

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