穂乃果「海未ちゃんの誕生日は何の日?」 (35)

8人「海未(ちゃん)誕生日おめでとう!」

海未「みなさん・・・ありがとうございます!感激です!」

凛「お祝いするにゃ~!」

ワイワイガヤガヤ

穂乃果「さーてそろそろこれやろうよ!」

穂乃果「じゃーん!サイコパス診断!」

穂乃果「海未ちゃんの誕生日は~?」

海未「3月15日・・・サイコの日、というわけですか?」

穂乃果「その通り!海未ちゃんはサイコの日が誕生日だからサイコパスかもしれません!」

海未「ありえません」

絵里「何よその極論」

穂乃果「っていうのは嘘だけどね。ちょっと面白そうでしょ?」

ことり「面白そうかも!」

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穂乃果「それでは第一問!」

真姫「クイズじゃないんだから・・・」

『貴方は夫の葬儀の参列者に一目惚れしました。
数日後、貴方は自分の息子を殺しました。
殺した動機は?』

穂乃果「えっ!?何で殺しちゃったの!?」

ことり「問題の意味がよくわかんないよ・・・」

海未「えぇ・・・再婚するときに息子が邪魔になる・・・から?」

凛「???」

花陽「全然理由がわからない・・・」

にこ「息子の顔が夫にそっくりだったから。息子を見ると夫を思い出すから」

ことり「それじゃあ葬儀の参列者に一目惚れした、っていうのが関係なくなっちゃうよ」

にこ「そうね・・・」

真姫「しらない」

希「惚れた人に殺せって依頼された・・・とか?」

絵里「愛よ。愛ゆえに妻は過ちを犯してしまったのよ!」

穂乃果「それでは回答を!」

普通の回答例:再婚するときに息子が邪魔になるから
サイコパスの回答例:息子の葬儀でもう一度その人に会えるから

穂乃果「あっ、海未ちゃん普通だ」

海未「まるで普通じゃないのが良いのような言い方ですね・・・」

穂乃果「だってそっちのほうが楽しいし・・・」

凛「凛って普通の人でもないの!?」

真姫「そんなことないでしょ。人を殺す人の気持ちなんて考えられるわけないじゃない」

ことり「別にサイコパスの回答をするゲームじゃないからね」アハハ

希「愛よ!愛ゆえに妻は過ちを犯してしまったのよ!」

にこ「やめなさい希・・・ぷぷぷ・・・」

絵里「ハラショー・・・」

穂乃果「第二問!」

『貴方はマンションのバルコニーに出た。
すると男が人を殺していた。
通報しようとしたとき、男と目が合った。
男は貴方のほうを指してその手を一定の動きで動かした。
男は何をしている?』

穂乃果「ぐへへ・・・次はお前を殺してやるぜ!」

ことり「違うの!僕じゃないの!」

凛「こっち来て!この人助けるの手伝って!」

花陽「凛ちゃん問題聞いてた・・・?」

真姫「次はあんたよ。覚悟しなさい」

にこ「これが僕の決めポーズにこ!」

希「希パワーたっぷり注入!はーい『ぷしゅ!』」

絵里「次はあんた。どんな方法で殺してやろうかしら・・・ふふ・・・」

海未「マンションのバルコニーだから、主人公の居る階数を数えてるんじゃないですか?殺しに行くために」

穂乃果「えーっと・・・」

普通の回答例:次はお前を殺すという意思表示。貴方をどうやって殺そうか考えている
サイコパスの回答例:貴方の居る階数を数えている

穂乃果「きゃーー!!サイコパスだーー!!」

ことり「殺されちゃうよ~!きゃ~!」

海未「穂乃果!ことり!冗談でもよしなさい!」

海未「こんなものでサイコパスだと決め付けるなんてバカバカしいです」

穂乃果「冗談冗談。怒らないで海未ちゃん」

ことり「海未ちゃんどんぴしゃだったからすごいな~って思って!」

海未「すごい・・・というのは褒めてるんですか・・・?」

絵里(くっ・・・またしても普通の回答だった・・・サイコパスな回答をしてみんなを脅してやるんだから!)

穂乃果「第三問!」

『サンタクロースが男の子にサッカーボールと自転車をあげた。
でも男の子は喜ばなかった。
なぜ?』

穂乃果「持ってるからいらな~い」

ことり「わがままな子だな~・・・」

海未「足がないから」

凛「わぁ・・・海未ちゃん怖いにゃ~・・・」

海未「それかただのわがままでしょう」

花陽「別のものが欲しかったんでしょ?」

真姫「私、興味ない」

にこ「何で大事なお金をそんなものに変えちゃったのよ!お父さんのバカ!」

希「両方とも壊れてた」

絵里「そんなものじゃ人を殺せないから」ドヤッ

穂乃果「さてさて・・・」

普通:もう持ってたから。いらないから
サイコ:足が無かったから

穂乃果「きゃーー!海未ちゃんに殺されちゃうーー!!」

海未「もうやらなくて結構です」

ことり「海未ちゃんもしかして知ってた?」

海未「いえ、初めて聞きましたが・・・」

凛「海未ちゃん・・・まさか・・・」

海未「だからありえませんって。ちょっと考えれば誰だって想像できますよ」

希「にこっち・・・」ポンポン

にこ「なによその目は?」

真姫「・・・・・・」プルプル

花陽「・・・・・・ぷぷ・・・」

希「・・・・・・そんなものじゃ人を・・・」ボソッ

真姫「や、やめなさいよ!ぶふっ」

絵里「」

穂乃果「第四問!」

『貴方は連続殺人犯。テクニックに自信を持っている
10人目のターゲットは一人暮らしの男。
部屋に忍び込むとかなり散らかってる部屋で寝ていた
貴方は気付かれないように男を殺した
その後、貴方は逃げ出すことなく部屋を綺麗に片付けた
なぜそんなことをした?』

穂乃果「私だったらそのままだけどな~・・・」

ことり「盗みをしたら罪が重くなっちゃうでしょ?もし捕まったとき盗みもしたと思われたくないから!」

凛「凛だったらすぐ逃げるにゃ~」

花陽「凛ちゃん。それは論外っていうんだよ」

海未「せっかくの10人目ですし。私も弓道のときは10本ごとに少し区切りをつけます」

真姫「普通さっさと逃げるでしょ?バッカじゃないの?」

にこ「掃除業者なんじゃないの?綺麗にしたのはつい癖で・・・」

希「綺麗好きなんやろね」

絵里「殺しの美学よ。私が殺す人間は全て綺麗に殺す」

穂乃果「それでは!」

普通:綺麗好きだから
サイコ:記念すべき10人目の犠牲者に散らかった部屋はふさわしくないから

海未「納得できません!」

穂乃果「ま、まぁまぁ海未ちゃん落ち着いて。ただのジョークテストだから・・・」

ことり「でも海未ちゃん凄いよね~。ことごとくサイコな解答を出しちゃう!」

海未「うれしくありませんこんなの!」

海未「たとえこんなものでもみんなからの評価が変わってしまうこともあります!」

花陽「う、海未ちゃん大丈夫だよ・・・」

海未「ほら!花陽ちょっと引きつってるじゃないですか!」

海未「いいですかみなさん。私は決してサイコパスなんかではありませんから!」

凛「大丈夫だよ!誰もそうだとは思ってないよ・・・」

海未「むぅ・・・」

真姫「殺しの美学 殺しの美貌♪」

にこ「」ドッヤァ(エリチのマネ)

希「エリチ綺麗好きやもんな~」ニヤニヤ

絵里「やめてー!///」

穂乃果「それではお次は~?」

『貴方はある人を恨んでいます。
その人の家に忍び込み、その人を殺しました。
そして、無関係な子供とペットも殺しました。
なぜ?』

穂乃果「だって、顔とか見られたら捕まっちゃうもんね」

ことり「ワンワン吠えられたら近所の人にバレちゃうもん」

凛「その人に関係あるもの全部を憎んでいたから!」

花陽「ナンデコロシチャッタノォ!?」

にこ「みんな一緒じゃないと寂しいにこ!」

海未「みんな殺せば恐らくあの世で再開できますよね」

真姫「気持ち悪い。あんたの家の人間なんか皆殺しよ」

希「そのほうが発見が遅れるやんな」

絵里「皆殺しをしたいという衝動よ」

穂乃果「う~んと」

普通:現場を見られたから、犬が吠えると面倒だから、残されるとかわいそうだから
サイコ:あの世で再開させてあげようとした

海未「私はサイコパスなんかじゃありません!」

穂乃果「海未ちゃん!だからこれはジョークテストだから!」

ことり「海未ちゃんはサイコパスなんかじゃないってみんなわかってるよ?」

海未「ですが!」

海未「もう一問!もう一問お願いします!」

海未「次でサイコパスな解答だったら私はサイコパスと認めてやりますよ!」

穂乃果「わ、わかった!じゃあ次やるよ!」

穂乃果(どっちにしてもこれで最後にしよう)

『貴方の家に強盗がやってきました。
貴方は武器を持たず、隠れる事しかできません。
武器を持った強盗から隠れるため
貴方が身を隠したのは家のどこですか?』

海未「ドアの裏です!」

海未「ドアの裏なら反撃のチャンスがあります!」

穂乃果「流石海未ちゃんだね!う~ん・・・穂乃果だったら怖くてベッドの下とかに隠れちゃうかな~?」

ことり「海未ちゃん強いもんね♪海未ちゃんならうまく行けば勝てるかも!」

真姫「まぁ武道をたしなんでる海未ならそんなところでしょ」

穂乃果「見てみよう!」

普通:迷って家の中の場所を答える
サイコ:迷わずドアの裏。自分が有利になれる可能性があるから

海未「・・・・・・」

穂乃果「あ、あははは!でも普通じゃないかなドアの裏って!」

ことり「そ、そうだよね!海未ちゃんみたいに強い人ならみんなドアの裏って答えると思うよ!」

凛「凛はタンスの中って思ったけどそれじゃ怖くて仕方ないもんね!」

花陽「海未ちゃんは強いもん!強いから反撃できると思ったんでしょ?」

真姫「こんなものにマジになってどうすんのよ海未」

にこ「こんなんだったら誰でもサイコパスよね~」

希「うちのパワーのおかげで海未ちゃんはサイコな解答しかできなかったのかもしれんよ?」

絵里「しかし凄いわね海未は。私なんかわざとサイコな解答をしようと思ったのに・・・」

絵里「素でサイコパスな解答を当てるなんて、ある意味才能じゃないの?」

絵里「誕生日の3月15日と合わせて実は海未は本当のサイコパスなのかも、なんてね♪」

希「バカ!」

絵里「えっ・・・?」

海未「ふふふ・・・そうですか、わかりましたわかりました」

海未「そうですよそうですよ。私はサイコパス。病的に狂った人間ですよ」

穂乃果「ち、違うよ海未ちゃん!偶然だよ偶然!」

海未「偶然にも解答のほとんどがサイコパス。これってもう私はサイコパスってことじゃないですか」

ことり「海未ちゃんはそういう人じゃないよ!昔から知ってるもん!」

海未「四六時中ずっと一緒のわけではないでしょう?貴方達の知らないところで私は殺しをしてるかもしれませんよ?」

凛「海未ちゃんはそんなことしないよ!」

海未「確証はありますか?」

花陽「海未ちゃんオコラナイデー」

海未「怒ると殺されそうで怖いですか?」

真姫「こんなのただのジョークよ?」

海未「ジョークですらサイコパスですか。これは本物です」

にこ「にっこにっこにー♪これで笑顔になって海未ちゃん!」

海未「殺したいような笑顔です」

希「うちのパワーのおかげやん?」

海未「いいえ。希は善なので善良なパワーしか送れませんよ」

海未「そのパワーを無効にするほど私にはサイコパスのパワーが溢れているのです」

絵里「海未、どうやればサイコパスな解答ができるようになるの?」

海未「怒られてもなお空気読みませんね貴方は。今日の絵里はかしこくないです」

海未「もう気分が悪いです。今日は帰ります!」

ことり「待って!まだパーティは終わってないよ!」

穂乃果「主役の海未ちゃんが居なくちゃつまんないよ!」

海未「サイコパスの誕生日なんか祝ってもどうしようもないです!」ダッ

ことり「海未ちゃんはサイコパスなんかじゃないってば!」

希「海未ちゃん・・・泣いてたで」

絵里「!まさかこれから人を殺しに行くの!?」

のぞにこ「」グイーッ

絵里「いだだだだ!両耳引っ張らないで!」

凛「海未ちゃんかわいそうだよ・・・」

花陽「うん・・・せっかくの誕生日なのに・・・」

真姫「私達が行っても刺激するだけかもしれないから、二人とも、海未のこと頼むわよ」

ことり「うん!」

穂乃果「サイコパス診断をやるって言ったのは穂乃果だし・・・しっかり謝らなきゃ!」

海未ちゃん家

海未「はぁ・・・私は最悪です・・・」

海未「せっかくみんなが祝ってくれたのに・・・」

海未「知っていましたよ。穂乃果とことりに至っては一週間も前から私に隠し事をして・・・」

海未「みんなも私を部室に入れないようにあれやこれやで引き止めて・・・」

海未「昨日、チョコに汚れたことりのエプロンも見つけて・・・」

海未「みんながせっかく準備してくれたのに、私はあんなジョークグッズに本気になって・・・はぁ・・・」


海未「最近、私は・・・」

ことり『えっ!?あ、あのぉ~・・・ちょ、ちょっと用事なの!バイバイ!』

穂乃果『ひゃぁ!み、見た!?見てないよね!?』

海未「穂乃果もことりもあまり私に構ってくれなくって・・・」

海未「自分のためってわかってるのに・・・拗ねて・・・いじけて・・・」

海未「穂乃果のゲームだって毎年ろくな物じゃないってわかってたのに・・・」

海未「せっかく・・・みんなが祝ってくれる誕生日なのに・・・」

海未「・・・・・・」

海未「でも、二人があまり構ってくれないからこそ編み出したストレス解消法があります」

海未「いつからでしょうか・・・気付いたら誕生日前の構ってくれない期間も多少好きになっていました」

海未「今までこれは誕生日と同時にやめていましたが・・・」

海未「でも今日は特別です!いでよ!私の神器!」

ピンポーン ガチャ

海未ママ「あら、穂乃果さんことりさん」

穂乃果「こんにちは!海未ちゃんいますよね?」

海未ママ「はい。海未さんなら部屋ですよ。どうぞあがっていって♪」

ことり「おじゃましま~す♪」

海未ちゃんの部屋の前

穂乃果「さ~てことりちゃん。準備はオッケー?」ヒソヒソ

ことり「いつでも大丈夫だよホノカチャン!」ヒソヒソ

穂乃果「しっかり海未ちゃんに謝ってお誕生日のお祝いをしてあげるんだ!」

穂乃果「いくよ~?せーの!」

ガラッ!


ことほの「海未ちゃんたんじょう・・・び・・・」

海未「穂乃果!穂乃果!穂乃果!穂乃果ぁぁああああああああああああああああん!!!
あぁああああ・・・ああ・・・あっあっー!あぁあああああああ!穂乃果穂乃果穂乃果ぅううぁわぁああああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハースーハースーハー!いい匂いだなぁ・・・くんくん
んはぁっ!(中略穂乃果へ届け!」

ことほの「」

ことほの「」

ことほの「」

海未「次はあれをやりましょうか」

海未「えっと・・・ゴソゴソ・・・あった!ことりのブラとパンツ!」

海未「ビックリするほどユートピア!ビックリするほどユートピア!」パン!パン!

ことほの「」

ことほの「」

ことほの「」















ことほの「」

海未「あぁー!白目向いちゃう~!」

海未「さて、次は・・・」

ことほの「」

海未「」

ことほの「」

海未「・・・ほ、穂乃果!?ことり!?いつの間に・・・!」

ことほの「」

海未「ち、違うんですこれは!勘違いなんです!」

ことほの「」ナニガ?

海未「あ、あの!さっきのは実は洗脳されてて!」

ことほの「」ソンナワケナイジャン

海未「じ、実は今でも!」

海未「み、右腕が疼きます!」棒

ことほの「」ヨケイイタイヨ

海未「あれ!私のブラとパンツなんです!」

ことほの「」ヒクワ~

海未「しょうがないじゃないですか!貴方達二人のせいなんですよ!」

ことほの「」チョットナニイッテンノカワカラナイデスネ

ガラガラ バタン!

ことほの「」ダッシュ!

海未「ま、待ってください!誤解です!誤解なんですよー!」ダッシュ!

ことほの「」無言のダッシュ!

海未「お願いします!なんでもしますから話を聞いてくださいー!」ダッシュ!

ドタバタ ドタバタ





海未ママ「あらあら、仲が宜しい事」

ことり「海未ちゃんサイコパスだったね」

穂乃果「下着泥棒に遭遇しちゃったよ」

ことり「病的に狂ってるよ」

穂乃果「病的に狂った同性愛者・・・」

ことり「そう・・・それを人はこう呼ぶ」

ことほの「クレイジーサイコレズ」

穂乃果「でも穂乃果は嬉しいな。それだけ私が好きってことでしょ?」

ことり「ことりも・・・海未ちゃんなら嬉しいかも」

海未「あっ!いた!穂乃果ことりー!」ダッ!

ことほの「」無言のダッシュ!


しばらくは、会話する自信ないけど

終わり

海未ちゃんの誕生日にはすでに書き溜め終わってたのにね
何で今頃と自分で思いました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月10日 (水) 23:02:01   ID: RuB8Lmk2

でもまぁ、うん…
海未ちゃんはいろんなSSでμ'sのメンバー殺しまくってるから、サイコパスじゃないって言っても説得力無いよね…

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