モバP「愛のシ者」 (21)

モバP「今後のプロデュースの参考に、彼女の印象を周りのアイドル達に聞いてみよう」

モバP「アイドルを客観的に見る機会なんてのはなかなかないし」

モバP「ある意味ではプロデューサーの自分よりも近くで見ているはずだからな」

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【年上の視点1:A.Tさん(23)】

A.T「印象、か」

A.T「明るい笑顔。キレのいい動き。よく通る声……」

A.T「なんていう無難な意見を求められているわけではないだろうね」



A.T「彼女は……そうだね。学校では同性に人気が出るタイプだ」

A.T「裏表がなく素直で、分け隔てなく周囲と接する」

A.T「しかもアイドルになれるルックスと、元々の運動神経のよさもある」



A.T「逆にその付き合いやすさゆえに、男子諸君から異性として見られる機会は少ないかも知れない」

A.T「とは言えあの笑顔だ、人気が無いなどということはないだろう」



A.T「実体験……? ご想像にお任せするよ」

【年上の視点2:S.K(28)】

S.K「今時の若い子にしては珍しいくらいに真っ直ぐな子よねぇ」

S.K「真面目一辺倒ってわけでもなく、遊び心もあるんだけど、決してひねくれちゃいない」

S.K「アイドルじゃなきゃ警察への就職をオススメしたいくらいだわ、マジで」

S.K「あんないい子、芸能界で変に歪ませちゃダメよ、プロデューサー?」



S.K「あと2年もしたら……うん。一緒に飲みに行きたいわね」

S.K「ああいう子が意外と面白い酔い方するもんなのよ」

S.K「酔わなくても、楽しく盛り上げてくれれば美味しく飲めるしね」



S.K「あー……でも2年後か……あぁー」

【同年代の視点1:H.A(20)】

H.A「いっつも元気っスよねえ」

H.A「スキマ時間を見つけては誰か誘って近くの公園行ってまスし」

H.A「私? 付き合うように見えまスか?」



H.A「……っスね。インドア派の私らとは対極っスよ」

H.A「私も学生時代はフェイダウェイシュートや……とかやってたもんっスけど」

H.A「ん、話逸れたっス」



H.A「ああいうタイプは自分の悩みを抱え込みがちってのが王道っスけど」

H.A「あの子は、そういうの当てはまらないっスね」

H.A「悩みとかあったら、全力でプロデューサーにぶつけてきまスよ、きっと」



H.A「そういう直球勝負なとこは見てて気持ちいいっスね」

【同年代の視点2:U.S(17)】

U.S「努力って、色々な方向があると思うんですけど」

U.S「智香さんとか洋子さんとかと同じ、『汗を流す』努力が似合いますよね」

U.S「結構みんな当てはまっちゃうから、ありきたりな表現かも?」



U.S「うーん、やっぱりこう、爽やかに運動してる姿が一番印象的なんですよね」

U.S「スポーツドリンクのCMとか似合いそう」

U.S「運動会とか、毎年ヒーローですよね。女の子だからヒロイン?」

U.S「あんまり自信ない私からするとちょっと羨ましいかな」



U.S「でも、私も負けないように頑張りますよ!」

【年下の視点1:A.M(14)】

A.M「ユニフォームって横からふくらみがちらちらするんだよ」

A.M「激しく動いたりするともっと、ね!」



A.M「無防備というか無頓着というか、警戒心は薄いかな」

A.M「結構気軽にマッサージとかさせてくれるし……うひひ」

A.M「日頃の運動のせいか、張りがあって綺麗な形してるんだよねぇ」



A.M「大きさは……ボール二つ! とまではいかないね、流石に」

A.M「年齢相応、アイドルとして人に見せても恥ずかしくないものをお持ちだと思うよー」



A.M「うん、ちょっと真面目に答えちゃったなー……って、何その顔」

A.M「見返りとかご褒美とかあってもいいと思わない? もちろん……じゅるり」

A.M「本人に言え? 本人がOKしたら揉んでもいいってことだね!!」

【年下の視点2:H.Y(12)】

H.Y「印象? っても、オレは来たばっかりだしあんまり知らないぞ」

H.Y「あーまあ、時間が空いてるときはサッカーとか付き合ってくれてるけど」



H.Y「スポーツ慣れしてる動きってのはああいう感じなんだろうな」

H.Y「オレもサッカー続けてくのに見習わなきゃな」

H.Y「……何だよ、別にアイドルの話じゃなくてもいいだろ」



H.Y「あとはアレだ、あの人結構負けず嫌いだぜ」

H.Y「年下のオレに手を抜かないし、大人気ないよな」



H.Y「意外とオシャレな服着てる割に、化粧はあんましないらしい」

H.Y「面倒だもんな、気持ちはわかる」



H.Y「ばっ、おま、どうせ似合わねーしかわいくねーし、オレのことはいいんだよバーカ」

【異星人の視点:Uミン星人(18コス)】

Uミン「印象ですか……そうですねえ」

Uミン「やっぱり普段から走り回るスポーツをしてるだけあって、スタミナは抜群ですね」

Uミン「ナナは一時間も動き回るとヘトヘトになっちゃいます」



Uミン「若さっていいですね……」

Uミン「……はっ! いえ、ナナの方が年下ですけどね!?」

Uミン「ピチピチの17歳ですから! キャハ☆」



Uミン「の、ノーコメントはやめてくださいよぅ」

【トレーナーの視点:Tさん(23)】

T「動けるアイドルというのは珍しくないですが……」

T「ダンス以外の運動の経験があると、表現の幅は広がりますね」

T「本人が身体を動かすのが好きっていうのもいいことです」



T「積極的に自主練したり、外で誰かとスポーツしてたり」

T「いつだって楽しそうなんですよね」

T「そういったことの延長で、自然体でお仕事できるのも一つの資質ですね」



T「アスリートらしく、上を目指す意識が高いのも強みだと思いますよ」

T「負けを引きずらず、相手を認める潔さもあり」

T「まだまだ伸びていけますよ、あの子は」

【事務員の視点:C.Sさん(お得な特別ガチャは200MCから)】

C.S「明るくていい子、ですね」

C.S「いるだけで場が明るくなる……のはアイドルですからみんな似たようなところですが」

C.S「士気が上がるって表現すればいいでしょうか」



C.S「茜ちゃんやきらりちゃんみたいに自分が先頭を走って周囲を引っ張るのとは違って」

C.S「前向きな姿勢に周囲が感化される、そんな感じです」

C.S「突き抜けた個性がないので、うちのアイドルの中では埋没してしまっている感もありますが」

C.S「学年に一人はいそうな等身大の女の子として、魅力的だと思いますよ」

【という話をN.A(18)本人に伝えてみる】

モバP「――と、概ね好意的な話しか出てこなかった」



N.A「へへッ、改めて聞かされると恥ずかしいなァ」

N.A「魅力を引き出してくれてるプロデューサーのおかげ、かもねッ」



モバP「謙遜しなさんな。渚自身の実力と努力がなきゃ、引き出す魅力も無いさ」



渚「ま、褒め言葉は素直に受け取っておくよッ」

渚「これが誕生日プレゼント、ってことかな」



モバP「いや、これはあくまで俺が勝手にまとめたみんなからのプレゼント」

モバP「俺からはまた別に用意してあるよ」

モバP「そんなに高いもんでもないけど、な。ほれ」

モバP「誕生日おめでとう、だ」



渚「やったァ!開けてみてもいいかな?」



モバP「どうぞどうぞ」



渚「うわァ、可愛いリボンだッ」

渚「ありがとッ! 大切にするからね!」

渚「……へへ、私のハートに豪快なダンク決められちゃったかなッ」



渚「よォし。アイドル愛野渚、一つ大きくなって目指せナンバーワン☆ッてね!!」

渚「これからもちゃんと見ててよね、プロデューサーッ!」



おわり

くぅ疲ッ!
渚ハッピーバースデーッ!ということで初SSに挑戦してしまったが不手際があっても知らぬ
タイトルは総選挙の時に見かけたエヴァパロが妙に印象に残ってた
そろそろ艦隊組みたいので再登場お願いします!何でもしますから!
上位でも完走でも衣装でも招待でもイベNでもいいですッ!
嘘です。月末目玉だけは勘弁してください
バスケサッカーやきうで球技大会アイプロはよ

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