エレン「おっぱい?」(56)

アルミン「ああ、おっぱいさ」

エレン「いきなりどうしたんだよ、アルミン」

アルミン「エレン、キミはおっぱいについて何も思うことはないのかい?」

エレン「はあ?」

アルミン「おっぱいについて日頃どんなことを考えているのか教えて欲しいって言ってるんだよ」

エレン「俺は、特にないかなあ」

アルミン「嘘だッ」

エレン「はあ?」

アルミン「僕たちの年頃でおっぱいについて考えてないなんてことがあるわけないだろッ」

アルミン「きつい訓練のときなんかはおっぱいのことを考えて乗り越えるものだろ!?」

エレン「お前そんなにおっぱいのこと考えてるの?」

アルミン「当たり前だろ」

エレン「巨人のことは?」

アルミン「たまに考えるよ」

エレン「外の世界のことは?」

アルミン「最近はあんまり考えてないかな」

エレン「冗談はよしてくれよ」

アルミン「大丈夫、冗談じゃないから」

アルミン「大体さ、砂の雪原とかみて何になるの?」

エレン「外の世界にそれがあるっていうなら見てみたいじゃないか」

アルミン「理由になってないよ」

エレン「そんなことないだろ」

アルミン「そんなことあるよ」

アルミン「じゃあさ、その砂の雪原をみたら、エレンは何するの?」

エレン「え?」

アルミン「そこで何かしたいことがあるかって聞いてるの」

エレン「あー……えっと……ただ見て感動するってだけじゃあ、ダメなのか」

アルミン「ダメに決まってるだろ」

エレン「そうかなあ」

アルミン「だって砂の雪原てさ、ホントに砂しかないんだよ。砂しかない上にすごく暑いんだよ」

アルミン「そんなのボクだったら2秒で飽きるよ」

エレン「そんなことないだろ!」

アルミン「いや、絶対飽きるって。だって何もないんだもんただ砂がいっぱいあるだけなんだよ」

アルミン「そんなに砂が好きなら砂場で満足してればいいじゃないかって思うよ」

エレン「お前、昔はあんなに目をキラキラさせながら語ってたくせに」

アルミン「人はね、変わるんだよ。エレン」

アルミン「今のボクはそんなの見るくらいなら女の子のおっぱいについてる桜色のぽっちがみたい」

エレン「なんでだよ!」

アルミン「女の子の服の中にそれがあるっていうなら見てみたいからだよ」

エレン「理由になってねえよ!」

アルミン「エレンのと同じ理由だよ」

エレン「うるせえ!」

アルミン「おっぱいは凄いよ。きっと見てるだけで幸せな気持ちになれるだろうね」

エレン「そ、外の世界のほうがすごいって!」

アルミン「砂の雪原で何もしたいことも思い浮かばなかったくせによく言うよ」

アルミン「おっぱいはそんなのとは違うよ、見てよし、揉んでよし、吸ってよし、挟んでよし、枕にしてよし」

アルミン「いくらでも楽しみ方があるのさ!」

エレン「くっ…」

アルミン「大体さ、エレン」

エレン「なんだよ」

アルミン「キミは外の世界に行くことを自由の証みたいに言ってるけどさ」

エレン「悪いかよ」

アルミン「身近にあるおっぱいを見ることもできないのに、それは本当に自由といえるの?」

エレン「言えるよ!」

アルミン「本当に?」

エレン「本当だ!」

アルミン「絶対?」

エレン「絶対だ!」

アルミン「まぁ、そこに関して平行線だからボクが折れるよ」

エレン「ああ、そうしてくれ」


アルミン「その代わりボクのおっぱい論を聴いてくれるかい」

エレン「全く意味のわからない交換条件だけど飲んでやるよ」

アルミン「ありがとう」

アルミン「この世におっぱいは無数にあるよね」

エレン「ああ、そうだな」

アルミン「それに比べて実際に実際に触ることのできるおっぱいはあまりにも少なすぎると思わないか?」

エレン「まぁ、そうだな」

アルミン「なんでだ!なんでおっぱいに触っちゃいけないんだ!」

エレン「そりゃ常識だろ」

アルミン「常識?ハッ、ちゃんちゃらおかしいね!」

エレン「なんだよ」

アルミン「調査兵団志望のキミが常識になんか縛られてるのがちゃんちゃらおかしいと言ったんだ」

エレン「なんだと!」

アルミン「そんなに常識が大切なら壁の中に引き篭もってるがいいよ!」

エレン「アルミン、お前…!」

アルミン「いいか、調査兵団は常に革新を求める人間の集団だ!」

アルミン「そんなところに常識に縛られているヤツがいたら迷惑なんだよ!」

エレン「くっ…!」

アルミン「何か反論はあるかい?」

エレン「悔しいが、お前の言うとおりだな」

エレン「つまらない常識に縛られていて、巨人の駆逐なんてできるわけがない」

アルミン「ふふ、わかってくれて嬉しいよ」

アルミン「おっぱいの話に戻るね」

エレン「ああ」

アルミン「この世にある無数のおっぱい。状況次第では少し手を伸ばせば届くところにおっぱいはある」

アルミン「だけど、僕たちはそれらに触れることは許されていない」

エレン「うん。そうだな」

アルミン「それは何故か。」

アルミン「ボクはね、その理由は物理的距離に加えて性的距離、社会的距離があるせいだと考えているんだ」

エレン(何言ってんだこいつ)

アルミン「例えばさ。ユミルなんて四六時中クリスタのおっぱいを揉んでるだろ?」

エレン「確かにそういうシーンよくみるな。」

アルミン「でもユミルはそれによって罰せられることはない。クリスタが少し膨れっ面をするだけだ」

アルミン「もし男子がそんなことをしたら女子に袋叩きにされたうえに営倉送り、最悪開拓地に行かされるかもしれない」

アルミン「何でだ!何でユミルはクリスタのおっぱいを揉めるのに僕たちは揉めないんだ!」

エレン「そりゃあ、ユミルもクリスタも女だからだろ」

アルミン「じゃあなんで女同士ならおっぱいを揉んでいいんだよ!」

エレン「え?」

アルミン「分からないのかい、エレン!」

エレン「えっと、下心が……ない……から……?」

アルミン「あるに決まってるだろ!」

アルミン「クリスタのおっぱいを揉んでるときのユミルの手つきをみてみろよ!」

アルミン「エロすぎるぐらいにいやらしい動きをしてるじゃないか!」

エレン(何言ってんだこいつ)

アルミン「あれで下心がなかったら僕たちの下心なんてむしろ空を飛んでるレベルだと!」

エレン「わけわかんねえよ」

アルミン「つまり、何が言いたいかというとだね」

アルミン「下心の有無なんて関係ないんだ!」

アルミン「仮に男が下心なくおっぱいを揉もうとしても心の無い拒絶を受ける!」

アルミン「だが女が下心満載でおっぱいを揉みにかかっても何のあっさりと受け入れられる!」

アルミン「理由は何故か!それは女だからだ!」

アルミン「女だから!女が女のおっぱいを揉んでいい理由はそれしかないんだ!」

アルミン「これがボクの考える性的距離だ!エレン、何か意見はあるかい!?」

エレン「えー…あー…うん。ご高説いただき光栄に存じます」

アルミン「ありがとう」



アルミン「それで社会的距離はどういうものかというとだね」

エレン「ああ」

アルミン「これはどちらかというとリスクといったほうがいいかな。おっぱいを男が触ろうとすることにはリスクが大きすぎるんだ」

アルミン「ボクたちぐらいの年ならまだいいさ」

アルミン「でも、大人になってそんなことをしたら開拓地送りどころじゃない」

アルミン「今までの人生で積み上げてきたものは全て崩れてしまうことすら起こりえるんだ…!」

エレン「ああ、確かにそうかもな」

アルミン「ボクはね、この二つがボクらをおっぱいから遠ざけてる主な理由だと考えているんだよ」

ジャン「さっきからうるせえぞ、お前ら!」

ジャン「何も言わずにいてやりゃあ飽きずにおっぱいおっぱい言ってやがって」

エレン「わりいな。そろそろ静かにするからよ」

ジャン「ったく、こっちも疲れてるんだから。いつまでもくだらねえこと喋ってるんじゃねえよ」

エレン「はは、わりいな」

アルミン「ちょっと待てよ、ジャン」

ジャン「あ?」

アルミン「ボクの耳が詰まってたかもしれないから確認するよ」

アルミン「キミは、もしかしていま、くだらないことって言ったのかい?」

ジャン「ああ、言ったぜ。それがどうかしたか?」

アルミン「そのくだらないことってのは外の世界のことだよね」

ジャン「あぁ?」

アルミン「まさかとは思うけど、おっぱいのことじゃあないよね?」

ジャン「何言ってんだ。どっちもくだらねえことだけどな」

ジャン「俺が今言ったのはおっぱいの方だよ」

アルミン「なんだと!」

ジャン「何怒ってんだ。くだらねえことをくだらねえって言って何が悪いんだよ」

エレン(よく言ってくれた、ジャン)

アルミン「訂正しろ!おっぱいはくだらなくなんてない!」

エレン(折れるな、頑張れ)

ジャン「はっ何言ってんだ。俺がおっぱいをくだらないなんて考えてるわけねえだろ」

エレン(え?)

ジャン「俺がくだらねえって言ったのはな」

ジャン「目の前のおっぱいを揉むことしか考えてない、お前の浅ましさに対してなんだよ!アルミン」

アルミン「なにぃっ!」

エレン(えー……)

ジャン「あのな、若い時分から目先のおっぱいにこだわってどうするんだよ」

ジャン「俺たちが今考えるべきなのは同期の女のおっぱいを如何にして揉むかでなくて」

ジャン「将来より多くのおっぱいを揉むために今をどう過ごすすべきかっていうことだろうが」

エレン(何言ってるんだこいつ)

ジャン「お前ら俺が何のために憲兵団に入ると思ってんだ?」

エレン「内地で安全な暮らしを得るためだろ?知ってるよ」

アルミン「まさか…」

ジャン「はっ相変わらず察しがわりいな、死に急ぎ野郎は」

ジャン「憲兵団ってえのは3つの兵団のなかじゃあズバ抜けて金回りがいい」

ジャン「さらに仕事は楽な上に安全な内地に住めるってえ特権付きだ」

ジャン「そんな仕事についてるヤツをよお、女が放っておくわけねえだろ?」

アルミン「やっぱり…キミは…」

ジャン「そうだ!俺は憲兵団に入って安全な暮らしと無数のおっぱいを手に入れてみせる!」

ジャン「目先のおっぱいなんかにつられねえで将来のおっぱいのために人事を尽くす」

ジャン「これが本当のおっぱいエリートなんだよ。アルミン」

アルミン「……」

ジャン「まっお前たちはせいぜい目先のおっぱいに目の色を変えててくれや」

ジャン「俺はその間に成績を稼いで、未来のおっぱいに近づいておくからよ」

アルミン「……」

エレン(こいつ…こんなこと考えてやがったんだな…)

エレン(正直気持ち悪いけど、まあ、アルミンが静かになったしよかったかな)

アルミン「ふふ」

ジャン「どうした?なにかおかしいことでもあったか?」

アルミン「ああ、おかしいよ」

アルミン「ジャン、キミのまだみぬおっぱいのために努力を惜しまないという姿勢には」

アルミン「一おっぱい星人として敬意を表すよ」

ジャン「当然だ」

アルミン「だけどね。キミは一つだけ間違いを犯している」

アルミン「それはね。おっぱい星人としては致命的な過ちさ」

エレン(なんだよおっぱい星人って)

アルミン「おっぱいはね。一期一会なんだよ」

ジャン「…どういう意味だ」

エレン(ホントにどういう意味だよ、俺もうお前がわからないよアルミン」

アルミン「そのまま意味さ。おっぱいは一瞬足りとて同じ様を保つことは無い」

アルミン「僕たちがこうして話している間にも時間は流れ、おっぱいは変わっていってるんだ」

アルミン「確かに未来のおっぱいのために努力を続けることは素晴らしい!」

アルミン「だけどね、今あるおっぱいを愛でることも、それもまた素晴らしいことなんだ!」

アルミン「だから、将来のために今のおっぱいを犠牲にするなんて!絶対に間違ってるな!」

ジャン「甘ったれた理想を語るんじゃねえ!目の前のおっぱいを見てなんになる!」

ジャン「手に入らないものを追うぐらいなら、まだ見ぬおっぱいに夢を託したほうがいいに決まってるだろうが!」

エレン(今、この場を離れたら怒られるかなあ)

アルミン「ジャン!そうやってキミは逃げるのか!おっぱいから逃げるのか!」

ジャン「違う…!俺は逃げてなんかいない…!俺は…ただ…!」

アルミン「いいかい。ジャン」

アルミン「確かにキミが憲兵団に行けば、調査兵団に行くボクたちよりも多くのおっぱいも揉むことになるだろう」

ジャン「当然だ…!」

アルミン「だけどね、ジャン。キミが将来どれだけのおっぱいをその掌におさめたとしても」

アルミン「キミが訓練兵時代に一度もおっぱいを揉めなかったという過去は塗り替えられることはないんだよ!」

ジャン「……!」

ジャン「それが、それがどうしたっていうんだよ!」

アルミン「それに、ジャン。キミが将来揉むことができるのは大人のおっぱいばかりだろう」

ジャン「それの何が悪いってんだ」

アルミン「悪くは無いよ。大人の女性には訓練兵にはない色気がある」

アルミン「大きなおっぱい、成熟した体、素晴らしいじゃないか」

ジャン「だったら…!」

アルミン「でも、それと同じぐらい女子訓練兵…いや、JKのおっぱいも素晴らしいんだ!」

アルミン「大人には無いハリとツヤ!吸い付くような肌!素晴らしいと思うだろ!」

ジャン「だったら、俺だって憲兵団に入ってからJKのおっぱいを……はっ!?」

アルミン「気がついたみたいだね」

アルミン「大人になってからJKのおっぱいを揉むことはリスクが高すぎるんだ」

アルミン「バレなければいい、だが事実が一度露見してしまえば」

ジャン「職を失い、場所を追われ、一生ロリコン野郎と後ろ指をさされる…か…」



アルミン「そうだ。JKのおっぱいを最も低いリスクでもめるのは男子訓練兵、DKである今のうちだけなんだ」

ジャン「俺は間違ってたのかな、アルミン」

アルミン「そんなことはないよ。」

アルミン「何度も言う様に将来を見据えたジャンの計画性は素晴らしいものがある」

アルミン「ただ、将来のおっぱいのために今のおっぱいを犠牲にする必要なんてないんだよ」

アルミン「おっぱいに貴賎なし。どちらのおっぱいも大切にすればいいんだよ」

ジャン「おっぱいに貴賎なし…か…」

ジャン「バカにして悪かった。お前は立派なおっぱい星人だよ」

アルミン「いや、ごめんよ。ボクのほうこそ熱くなっちゃって」

ジャン「なに、おかげで大切なこと思い出せた」

ジャン「むしろ、お前に礼を言いたいぐらいさ」

アルミン「ジャン…!」

ジャン「アルミン、頭がよくて、誰よりもおっぱい情熱を持つお前のことだ」

ジャン「きっとJKのおっぱいを自分のものにする計画を何か考えてるんだろ」

アルミン「ああ、当然さ」

ジャン「その計画の目処が立ったらすぐに俺のところにきてくれ」

ジャン「お前とおっぱいのためなら俺はなんだってしてるぜ!」

アルミン「ありがとう、ジャン!千人の兵士を得るよりも心強いよ!」

ジャン「よせよ、照れちまうじゃねえか」

アルミン「ふふ、仕方ないよ。ホントに凄く嬉しいんだから」

エレン(帰りたい……)

アルミン「エレン、ボーっとしてないでこっちきてよ!」

エレン「ああ、わりいわりい」

アルミン「さ、早く手を出して」

アルミン「ジャン」

ジャン「おお!」

アルミン「エレン」

エレン「ん、ああ」

アルミン「今日からボクたちはおっぱい之党だ!」

ジャン「我ら三人、生まれた年、生まれた月、生まれた日は違えども!」

エレン「え?」

アルミン「願わくば同年同月同日に死せん!」

エレン「は?」

アルミン「天も地も乳房も乳首も照覧あれ!」

ジャン「全てのおっぱいが垂れ、全ての乳首が黒くならない限り」

アルジャン「俺たちの誓いは永遠だ!!」

エレン「ちょ、ちょっと待てお前ら!」


遂に結成したおっぱい之党!
東方におっぱいの気配を察した時、アルミンの神算鬼謀が光る!
ジャンが宙を駆けおっぱいへの道を辿る!
おっぱい達が無意味にエレンへ迫る!
エレンが欲望に負けたとき、おっぱい之党に亀裂が走る!
頑張れおっぱい負けるなおっぱい
おっぱいおっぱい夢を見る!


完!

酔った勢いでスレ立てたらダメだね。
思ったよりもさらにグダグダになってしまった。
下手糞なSSなのに見てくれた人もレスくれた人もありがとねー。

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