春香・美希「雪歩の家に行こう」 (51)

雪歩「え?す、すごくいきなりだね...」

春香「だ、だめかなぁ...」

雪歩「お弟子さんの集まりが無かったら大丈夫だと思うんだけど...」

美希「それに最近皆忙しいからお休みの日合わないかもなの...」

雪歩「それにしてもなんで急に?」

春香「この前お茶の淹れ方を教えてほしいって言ったんだけどなぁ...」

雪歩「あっ!ごっ、ごめんね!最近忙しくってすっかり忘れちゃってて...」

美希「雪歩が本出すってハニーに聞いたから仕方ないって思うな」

雪歩「うん、ちゃんと書けるかどうかはわからないけどね...」

春香「すごいよね雪歩、出版されたらすぐに買いに行くね!」

雪歩「ありがとう春香ちゃん」

美希「それにしても本当にどう予定を合わせるかがまったくなの...」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395822923

ガチャッ

小鳥「ただいまーっと...って、あら?春香ちゃんたち、帰って来てたのね」

春香「あっ小鳥さん、お昼ですか?」

小鳥「ええ、今たるき亭で食べて来たところよ」

美希「ねえ小鳥ー、三人のお休みを合わせたりってできないのー?」

雪歩「美希ちゃん...音無さんはプロデューサーじゃないんだし...」

小鳥「ふふっ、三人で遊んだりするの?」

春香「はい!雪歩にお茶の淹れ方を教えてもらうんです!」

小鳥「雪歩ちゃんの言う通りだけど、一応プロデューサーさんにもお願いしてみるわ。最近は皆頑張ってるし一日くらいなら合わせてくれるはずよ」

美希「さっすが小鳥なの!いつもよくわからない本を読んで変な笑いしてるとは思えないの!」

小鳥「最後のは余計よ...」

春香「ありがとうございます小鳥さん!」

雪歩「じゃあお父さんにいつ集まりが無いか聞いてみるね」

小鳥「お茶の淹れ方教えてもらったら是非淹れてちょうだいね」

美希「まかせてなの!」

小鳥「美希ちゃんは...不安ね...」




雪歩「うん...うん...じゃあその日は大丈夫なんだね?...はい...え?...真ちゃん?...違うよー、その日はお父さんも会ったことない子だよ...え?...う、うん...は、はーい...」

ツー...ツー...

春香「どうだった?」

雪歩「う、うん...大丈夫だったよ。プロデューサーに言ってみるね」

ガチャッ

響「あれ?三人とも何してるんだー?」

美希「あっ響!今からお仕事?」

響「うん、今日は昼からだからな。一応行く前に事務所に寄ろうと思って。で、三人は何してたんだ?」

春香「次の土曜日に二人で雪歩の家に行こうと思って相談してたの」

響「へー、この三人って珍しいな!よかったら自分も行っていいか?その日は午前中は収録だけど...」

雪歩「うん、もちろんいいよ!と言っても私たちも午前中はまだ何も予定決めてないけどね...」

響「じゃあまたLINEとかで教えてね!じゃ仕事いってくるぞー!」

「「「いってらっしゃーい」」」ナノー

春香「じゃあ私たちもそろそろ解散しよっか」

雪歩「そうだね、私もそろそろ時間だし...」

美希「ミキも帰ってお昼寝するの、じゃーねー」

「「ばいばーい」」



小鳥(若いってやっぱりいいわねぇ...)

その夜...

雪歩「そうだ、響ちゃんもLINEで教えてって言ってたしグループ作っておいた方がいいかも...」

パーンポーン

雪歩「?...誰だろう...」

ミキが萩原雪歩,春香さん,響を招待しました

ミキ:グループ作っておいた方がきっと楽なの(^_-)-☆

雪歩「あはは...美希ちゃんも同じこと考えてたんだね」

萩原雪歩:ありがとう美希ちゃん

ミキ:ところで土曜日の午前中は何もしないの?

ミキ:もし暇だったら一緒にお買い物したいの

萩原雪歩:私は大丈夫だよ

響:うがー!自分も一緒に行きたいぞー!

ミキ:春香は?

春香さん:のヮの<私は今勉強中でございます

ミキ:春香は真面目なの

春香さん:とりあえず私も大丈夫だよ

ミキ:じゃあ決まりなの!9時に駅前にするの!

雪歩:私そろそろお風呂に入ってくるね

ミキ:いってらっしゃいなのー

響:うう...自分も行きたいぞ...

ミキ:響も今度別の日にお買い物行こ!

響:本当!?約束だぞ!

ミキ:じゃあミキもお風呂入ってくるのー

響:自分も入ってくるぞ!



雪歩「ふぅ...、来週の土曜日、楽しみだなぁ...」

美希「だいすきはーにぃー♪いちごみたーいにぃー♪ふんふーんふんふふーんふーん♪」

響「みんなー、自分お風呂入ってくるから順番に来るんだぞー」

春香「しゅ、宿題終わらないよぅ...」

小鳥「そういえばプロデューサーさん、次の土曜日春香ちゃん雪歩ちゃん美希ちゃんの三人の予定は何になってますか?」カタカタカタカタ

P「その日は三人とも午後はレッスンですね、午前中は何もありません」カタカタカタカタ

小鳥「そのレッスン、その次の土曜日に回せませんか?」カタカタカタカタ

P「来週の土曜にですか?まあまだ時間は全然ありますし、千早貴音真のレッスンと入れ替えれば問題なさそうですね。OKです、講師の方にも連絡しておきます。でもどうして急に?」カタカタカタカタ

小鳥「今日その三人が息抜きにお休みが欲しいねって話してたんですよ」カタカタカタカタ

P「たしかに最近は皆休みが少ないですしね、三人でどっか出掛けたりすんのかな」カタカタカタカタ

小鳥「その春香ちゃん美希ちゃん響ちゃんで雪歩ちゃんの家に行くみたいですよ、流石に響ちゃんは番組撮影ですからプロデューサーさんに予定ずらしてもらったりはできませんが...」カタカタカタカタ

P「いいなぁ...俺も休み欲しいなぁ...」

小鳥「プロデューサーさんは休み取ってください。本当に働き詰めで倒れちゃいますよ?」

P「いやぁ、有給とか一切使ってないので取ろうと思えば取れるんですがね...いくら働いても仕事はなくなりませんから...あっ、コーヒーどうぞ」カチャ

小鳥「ありがとうございます。まあうちは超少数精鋭ですからね...でもプロデューサーさんが休んでもできる限りのフォローはさせていただきますよ」

P「心配性なんですかねー...もし休んでも不安でいっぱいですよ」

小鳥「皆プロデューサーさんの心配するほど成長してないわけじゃないですよ、やよいちゃんや亜美ちゃん真美ちゃんももうしっかり者です」

P「あはは...まあ善処してみますよ、休みを取るの」

小鳥「絶対ですからね?」

本日はここまで
以前雪歩と美希のSSを書いた者ですがそれとほんの少しだけ繋がってるだけですので安心してお読みください

次の土曜日...

雪歩「うーん...早く来すぎちゃったかなぁ...」

<オーイ!!ユキホー!!...ッテウワァッ!!ドンガラガッシャーン!!

雪歩「は、春香ちゃん...大丈夫...??」

春香「だ、大丈夫大丈夫!ごめんねー、待った?」

雪歩「ううん、ちょっとだけだよ。あとは美希ちゃんだけだね」

春香「美希のことだからまだ家で寝てたりして...」

雪歩「あはは...」

美希「ちょっとその言い方は酷いって思うな」

春香「ですよねー...って美希!?いつからそこに!?」

美希「つい今なの」

雪歩「三人揃ったし、そろそろ行く?」

春香「そうしようか」

美希「レッツゴーなの!」

雪歩「響ちゃんも来れたら良かったのになぁ...」

美希「あっ!あの服屋さん寄っていい?」

春香「私はいいよ、雪歩は?」

雪歩「私も大丈夫」

美希「ありがとうなの!ちょっと良さそうな服が見えたんだけど、どれだったかな...」

春香「あっ、ここアクセサリーも売ってるんだね」

雪歩(このネックレスかっこいい...真ちゃんに似合いそうだな...メモメモ...)

春香(何かプロデューサーさんに似合いそうな物はないかな...)

美希「二人ともー、この服とこの服だったらどっちがミキに似合うかな」

春香「ええっ!美希そんな細いの着れるの!?」

雪歩「美希ちゃん、凄くスタイル良いもんね...」

美希「でも春香も雪歩も寸胴みたいな体型ってわけじゃないの。で、どっちがいいかな?」

雪歩「うーん...美希ちゃんなら、右かなぁ?」

春香「私も右が美希っぽいと思うよ」

美希「じゃあこっちのを買ってくるのー」

春香「いやー...本当に凄まじいスタイルだよね...」

雪歩「うん...」

春香「次どこ行く?」

雪歩「うーん...あっ、事務所のお茶、切れかかってたから買いに行ってもいいかな」

美希「事務所のお茶事情は雪歩しかわからないから本当に任せっきりなの」

雪歩「音無さんも淹れてくれるときがあるんだけどね、お茶っ葉とかは私担当だなー」

春香「今日三人でお茶の淹れ方を覚えれば雪歩と音無さんの負担も減るってことだね」

美希「ハニーのためにお茶淹れするならミキ、どんな辛い修行も頑張るの」

雪歩「そっそんな肉体的なことは何もしないよ...そういえば今日はお昼どうするの?」

春香「うーん...事務所のお茶が切れかかってるなら一度事務所に寄って響と合流してから一緒に食べたらどうかな」

美希「それは名案なの、ミキ的にはまた雪歩のおにぎりが食べたかったけどね」

雪歩「言ってくれたらいつでも作るよー」

美希「ミキからお願いするのは何か気が引けるの...」

春香「あっ、雪歩の行きつけのお茶屋さんってここ?」

昨日は急用に落ちてしまい申し訳ありませんでした
一段落したのでまた投稿させていただきます
書き溜めはしていませんので安定の遅レスです
よろしくお願いします

雪歩「そうそう、いつもこのお茶屋さんで買ってるんだー」

美希「なんか凄くお硬ーい感じがするの...」

雪歩「そ、そんなことはないんだけどね...早速入ろうか」

カララララ

店員「いらっしゃいませ。...って、雪歩ちゃんじゃない、今日はお友達と?」

雪歩「はい、事務所のお茶っ葉が切れかれてたので...」

春香(雪歩のサインが飾ってある...)

店員「いつものやつでいいわよね?はい、どうぞ」

雪歩「ありがとうございます」

美希「わぁ!この花型の和菓子すっごく美味しそうで綺麗なの!」

雪歩「美希ちゃん、もしよかったらここで少しお茶していく?ここ店内でお茶できるスペースがあるんだよ」

美希「していくの!」

雪歩「春香ちゃん、いいかな?」

春香「全然大丈夫だよー、私も食べたいなーと思ってたし」

店員「では奥の席にどうぞ、ご注文がお決まりになられましたらお呼びください」

美希「ミキはもう決まってるの!」

春香「私はみたらし団子にしようかなー」

雪歩「二人とも、お茶はどうする?」

美希「ミキは雪歩に任せるの」

春香「私も雪歩に任せるね」

雪歩「じゃあベル鳴らすね」ピンポーン

春香「それにしても雪歩、本当にこのお店によく来てるんだね」

雪歩「お茶とお茶菓子を買うときはほとんどこのお店だからねー」

店員「ご注文お決まりでよろしいですか?」

雪歩「えっと、花筏とみたらし団子と栗羊羹と、うーん...じゃあ雲南茶三つでお願いします」

店員「ご注文繰り返します。花筏とみたらし団子、栗羊羹、雲南茶三つでよろしいですか?」

雪歩「はい」

店員「かしこまりました。あ、もしよければ春香ちゃんと美希ちゃんのサインお願いできるかしら」

春香「サインですか!もちろんOKですよ!ペンお借りしますね!」

美希「春香、がっつきすぎなの...ミキもサインOKだよ、ペン借りるね」

店員「ありがとうございます、メニューお下げします、少々お待ちください」

春香「雪歩、雲南茶ってたしか緑茶じゃなかったよね?雪歩が緑茶以外を飲むって意外だね」

雪歩「今日は家でお茶を淹れるから、たまには緑茶以外でもいいかなーと思って、だめだったかなぁ...」

春香「いやいや!そんなことないよ!」

美希「どーでもいいけど、ミキは早くあのお花が食べたいのー」

雪歩「響ちゃんも一緒に食べたかったねー...」

店員「お待たせいたしました、花筏をご注文のお客様は?」

美希「ありがとうございますなの」

店員「みたらし団子ご注文のお客様は?」

春香「ありがとうございます」

店員「栗羊羹ご注文のお客様は?」

雪歩「ありがとうございます」

店員「そしてこちら雲南茶三つになります、ご注文お揃いですか?それではごゆっくりどうぞ」

美希「いただきますなの!」ムグムグ

春香「美希も人のこと言えないくらいがっついてるんじゃ...」

雪歩「あははは...」

美希「これ、すっごく美味しいの!春香も一口食べてみて!」

春香「いいの?じゃあ遠慮なく...!...本当に美味しいね!」

美希「じゃあ春香のお団子ももらうのー」ヒョイッパク

春香「あ!いきなり取らないでよ!まあ美希の貰ったからいいけど...」

雪歩「あはは...美希ちゃんよかったら私のも一口食べて?春香ちゃんも」

美希「いいの!?じゃあミキのも食べて!」

春香「うう...雪歩は平和だよぉ...ありがとう雪歩...私のもどうぞ...」

雪歩「えへへ...ありがとう二人とも...」




<アリガトウゴザイマシター

春香「ふぅ...美味しかった...」

美希「次はどこ行くの?」

雪歩「春香ちゃんは行きたいところある?」

春香「えっ?私?うーん...私は特にないかなぁ...」

雪歩「じゃあそろそろ事務所に行ってみる?音無さんにお茶のこと言っておきたいしお昼前に行きたいかも...」

美希「ミキはいーよー」

春香「うん、じゃあそうしよっか」

本日はここまでです
明日もこのぐらいの時間になりそうですね

本日はSSを進めていくことができそうです
書いている途中に春香の誕生日が来ますね
皆でお祝いしましょう
それではよろしくお願いします

ガチャッ

春香「こんにちはー」

小鳥「あら、春香ちゃん。今日は休みだったわよね?雪歩ちゃんと美希ちゃんと...」

春香「ええっと、響の収録が終わったら事務所に戻って来ると思ったので合流するために事務所に来たんです」

小鳥「あぁ、なるほどね。響ちゃんならあと小一時間もすれば帰ってくるんじゃないかs美希「ハニー!ハニーはいる!?」

小鳥「み、美希ちゃん...いきなり驚かさないでよ...プロデューサーさんなら響ちゃんの収録の付き添いでいないわよ」

美希「ハニー...」シュン...

雪歩「今日も音無さん以外誰もいないんですね」

小鳥「最近の皆は人気が出てるから仕方ないわよー、雪歩ちゃんも今度詩集出すんでしょう?頑張ってね!」

雪歩「あ、ありがとうございますぅ...でも誰にも詩集とは言ってないんだけどな...」

小鳥「え、あ、それはあれよ!雪歩ちゃんなら出す本は詩集かなと思って!」

雪歩「そうですよね...私なんて恋愛小説とかミステリーとか大層な物書けないですよね...やっぱり穴掘って埋まってた方が...」

小鳥「そ、そんなことないわよ雪歩ちゃん!雪歩ちゃんの詩集が発売されたら布教用保存用読書用の3冊揃える予定だから!」

春香(布教用...??)

美希「ミキ、皆と歩き回って疲れちゃったの。響が帰ってくるまでソファーで寝てていいかな」

春香「午前中だけなのに結構歩き回ったもんねー。おつかれ美希」

美希「あふぅ...おやすみ~...」

雪歩「あ、私お茶淹れてきますね」

小鳥「あらありがとう雪歩ちゃん。さ、私も仕事に戻らないとねー」

春香「私は何しようかな...」

小鳥「そういえば事務所がとってる雑誌の最新号が届いていたからそれでも読んだらどうかしら」

春香「うちの事務所って雑誌とってたんですか?読んでみようかな、どんな雑誌ですかね」

小鳥「はい」ノ[薄い本]

春香「ふざけないでください」グシャグシャ

小鳥「ふ、冬コミで買った至高の一品がぁ...」

雪歩「お茶が入りましたよー、はい春香ちゃん」カチャ

春香「ありがとう雪歩」

雪歩「音無さんどうぞ...ってどうしたんですかデスクに突っ伏して...」カチャ

小鳥「いいの...私が悪いの...仲間を増やそうとした私が...」

雪歩「は、はぁ...」

ガチャッ

響「ただいまだぞー!」

P「お、おい響、何もそんなに急がなくても...」

響「自分午後のために今日の撮影は全力の全力の全力出して早く終わらせたんだからな!急いだっていいじゃないか!」

雪歩「あ、響ちゃん、おかえりなさい。プロデューサーもお疲れ様です」

響「ただいまだぞ!」

P「おお雪歩か、なんで事務所に?」

春香「響と合流するためですよー、お疲れ様ですプロデューサーさん」

P「ああそうか、なるほどな」

美希「...はにぃ?...ハニー!?...ハニー!おかえり!」ガバッ

P「おい美希!いきなり飛びつくなって!」

響「三人とも事務所で待っててくれたのか!ありがとうだぞ!」

小鳥「お疲れ様です、プロデューサーさん。響ちゃんもお疲れ様」

P「あ、小鳥さん、お疲れ様です。俺はこの後すぐに千早と貴音のところに行かなきゃならないんで事務所お願いしますね、それでは」

小鳥「頑張ってくださいねー」

美希「あっ、ハニーいってらっしゃい!」

響「よし!すぐに準備するからな!ちょっと待っててね!」

春香「あっ、そういえばお昼ご飯どうする?響はもう食べて来ちゃったかな」

響「いや、自分も食べてないぞー」

美希「うーん、ミキはなんでもいいの」

prrr!!prrr!!

雪歩「わ、私の携帯だ。はいもしもし...あ、お母さん?どうしたの?...お昼ご飯?まだ食べてないけど...そうなんだ...一度皆に聞いてみるね、はい、はーい」

春香「どうかしたの?」

雪歩「今日来る予定だったお弟子さんたちが急に来れなくなっちゃったみたいでね、その人たちの分に作ったお昼ご飯が勿体無いからよかったらお友達も食べないかって」

響「えっ、いいのかそんなこと」

春香「うーん、何か気が引けちゃうけど...」

美希「ミキはいいと思うけどな、雪歩のお母さんがどうぞって言ってくれてるし」

雪歩「む、無理して私の家で食べなくてもいいからね?」

春香「うーん...ここはお言葉に甘えておこうかな...」

響「自分もそうするぞー」

美希「決まりなの」

雪歩「じゃあ少し家に電話して来るね」

雪歩「お待たせ、じゃあ行こっか」

響「自分、雪歩の家に行ったことないから凄く楽しみだぞ!」

春香「私も雪歩の家には行ったことないなぁ、事務所の人の家で行ったことあるのは千早ちゃんと響とやよいの家ぐらいかな」

美希「ミキも響とやよいの家くらいしかないの」

響「自分も千早とやよいの家ぐらいだなぁ、どんな家なんだろうなぁ雪歩の家」

雪歩「そ、そんなに凄くないよ?」

美希「THE・和風って感じの家だと思うな」

春香(きっと伊織とは別ベクトルで凄い家なんだろうなぁ...)

響「家と言えば思い出したんだけど、この前犬美の散歩中に大量のカップラーメン入りスーパーの袋を持った貴音を見たんだ...」

雪歩「四条さん?」

響「それで自分いつもなら声をかけるんだけど貴音が帰り道っぽかってさ、貴音の家が見たいと思って少し尾けてみたんだ...」

美希「確かに貴音の家はすっごく気になるの...」

春香「響、随分と暇だったんだね...」

響「そしたらいつまで経っても家に着かなくておかしいなと思ってたら貴音が急に立ち止まって空を見上げ始めてさ」

雪歩「ストーカーはよくないと思うけど...」

響「んで何かあるのかな?と思って一瞬貴音の目線の先に目を向けたら...貴音がいなくなってたんだー!」

美希「さすが貴音なの...」

春香「きっと響には気づいてたんだろうね...」

響「うぎゃー!気になるぞー!次の日に貴音に問いただしてみたら上手い具合にはぐらかされるし!」

雪歩「やっぱり後を尾けるのはよくないよね...」

春香「そういえばさっきから道の左側の壁がずっと同じなんだけどもしかして...」

雪歩「うん、この壁は私の家の壁だよー」

響「えっ!?さっきからずっと続いてる壁全部!?」

美希「へぇー、すごいねー」

春香(やっぱり予想通りの広さだ...)

雪歩「お弟子さん達の集まりがあるときは家中お弟子さんでいっぱいになっちゃうからどうしてもこれくらいになっちゃうんだよね...」

響「な、なんか伊織とは別ベクトルで凄いぞ...」

美希「もしかして『果てしなき仁義ない戦い』のときのセットみたいな庭もあるの?」

雪歩「うーん、そこまで広くはないかもしれないけどあることにはあるかな。あ、門に着いたよ」

響「うわー、テレビドラマでしかこんな門見たことないぞ...」

春香(真から聞いたあれはくるのかな?)

ピーンポーン

『はーい』

雪歩「あ、お母さん、私だよ」

『はい、今お出迎えするわねー』

春香(やっぱりくるのかー...)

本日はここまで
はるるん誕生日おめでとう
ではまた次の投稿でよろしくお願いします

雪歩「春香ちゃん、大丈夫?なんだか顔が強張ってる気がするけど...」

のヮの;;;「え?...だ、だだ大丈夫!!!雪歩の家初めて来るからちょっと緊張しちゃったかなーって!」

響「春香何緊張してるんだ?春香らしくないぞー」

美希「春香って他人の家でもすぐ馴染めそうなのに緊張するんだね」

春香「あ、あはは...」

春香「...」(大丈夫、私は絶対にビックリしない、覚悟はできてる...)

ガラガラガラ

雪歩母「雪歩ちゃん、おかえりなさい。お友達もどうぞ上がってね」

雪歩「お母さん、ただいま。じゃあ入ろっか三人とも」

響「お邪魔しまーす!」

美希「お邪魔しますなのー」

春香「お、お邪魔s「「「「「お嬢!!!よくお戻りになられました!!!」」」」」

響「うぎゃー!!なんだこれー!!!」

美希「な、なんなのなの!なんなのなのこれは!」

雪歩母「こらこらあんたたち、雪歩のお友達がびっくりしちゃったじゃない」

弟子1「す、すいません姐さん...しかしオヤジから常にこうするよう言われてまして...」

弟子2「かくなる上は自分たちの誰かが...」

雪歩母「この家、本当に雪歩中心で回ってるわねぇ...」

雪歩「さ、三人とも!?大丈夫!?」

響「だ、大丈夫だぞっ...ぐすっ...じぶ...自分...完璧だからなっ...ひっく...」

美希「ダ、ダイジョウブナノー...」

春香「私は全っ然大丈夫だよ!」ドヤァ

雪歩「春香ちゃんは何か違う意味で大丈夫じゃなさそうだけど...」

春香(勝った!これで賭けは私の勝ちだね真!)

雪歩母「雪歩、お友達は大丈夫そう?大丈夫そうなら、一度あなたの部屋に荷物を置いて大広間までいらっしゃい」

雪歩「はい、お母さん。じゃあ私についてきてね三人とも」

カラカラカラ

響「おー!なんか雪歩の部屋って感じがするぞ!」

美希「和室なのにすごく女の子っぽいの!」

春香「荷物はどこにまとめておいたらいいかな?」

雪歩「あっ、荷物はテレビの横に置いておいて」

美希「了解なのー」

雪歩「私お昼ご飯運んで来るから、それまでちょっとゆっくりしておいて、狭い部屋で申し訳ないけど...」

響「お、運ぶものなら自分も手伝うぞー」

春香「私も手伝うよ」

雪歩「本当に?じゃあお願いしちゃおうかな」

美希「ミキは荷物番してるのー」

合間を縫って投稿させていただきました
大きな時間をとれれば大きく進められるのですが...
それとも合間合間に書き溜めして投稿って形がいいんですかね

雪歩「お母さん、どれを運んだらいいかな」

雪歩母「あ、雪歩、早かったわね。とりあえずお父さんに挨拶してらっしゃい」

響(おっ、お父さんか...)

春香(きっとすごく怖いんだろうなぁ...)

雪歩「行こっか、春香ちゃん響ちゃん」





弟子1「あれ、お嬢、もしかしてオヤジにご挨拶ですか」

雪歩「はい、もう皆さん食べてらっしゃるんですか?」

弟子1「いえ、もう少しで始まるところです。オヤジは大広間にいらっしゃいますよ」

雪歩「ありがとうございます」

弟子1「あ、お嬢!お嬢のお連れの方、同じ765プロアイドルの我那覇響さんと天海春香さんですよね?も、もしよかったら、サイン貰えませんかね...」

響「自分は全然大丈夫だぞ」

春香「私も大丈夫だよ」

弟子1「ほ、本当ですか!嬉しいなぁ、私765プロの大ファンなんですよ、この色紙にお願いします、ペンはこれで」

響「自分完璧だからな、サインも任せるぞー」サラサラ

弟子1「ありがとうございます!これで娘も喜んでくれます!」

春香「いえいえ、アイドルとして当然のことですっ!」

春香「ねえ雪歩、お父さんのお弟子さん、男の人なのに大丈夫なの?」

雪歩「え?ああ、お弟子さんたちは昔からウチにいる人もいるから大丈夫な人もいるんだー」

弟子1「それに私はお嬢の生まれる前からオヤジについていまして、お嬢が産まれてからはよくお世話をさせていただいていたんですよ」

雪歩「私が泣いていた時も『お嬢!誰にやられたんですか!お嬢を泣かせた野郎はどこの組みのモンだ!』ってあやしてくれてたんだよ」

弟子1「お嬢を泣かせるような輩は生かしておくわけにいきませんからね」

響(それあやしてるんじゃなくて本気だぞ雪歩ー!)

雪歩「そんな感じでこの人にはとてもよくしてもらってるんだ。あ、そろそろ行かないと、お父さんが待ってるかも」

弟子1「そうですね、オヤジを待たせるわけにはいきませんから。ではお連れの方もありがとうございました」

雪歩「じゃあ行こうか二人とも」

春香「う、うん...」

雪歩「お父さん、ただいま」

雪歩父「おお雪歩か、おかえり。後ろの方はお友達か?」

雪歩「うん、今からお昼ご飯運ぶところ」

雪歩父「そうなのか。お二人とも、いつも雪歩がお世話にになってるね、ありがとう」

春香「い!いえお父さん!私のほうが雪歩にお世話になってばっかりで!」

響「じ、自分も雪歩にいつもお茶いれてもらったりお世話になってるぞ!」

雪歩父「そうか、それはよかった」

春香(正直言うとお父さん、めちゃくちゃ怖いです。一挙手一投足に威圧感が半端ないです)

雪歩父「雪歩、きっとお母さんは人手が足りなくて大変なはずだ。手伝ってきなさい、お友達も私なんかに時間をとらせてしまってすまなかったね」

雪歩「お、お父さん、顔が堅いけど...大丈夫?」

雪歩父「大丈夫、だから早く行きなさい」

雪歩「う、うん...」

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