男「なんで皆僕に押し付けるかなぁ?」(95)


男「はぁ・・・掃除掃除・・・」サッサッ

男「結局今週は全部僕だけがやったな・・・」サッサッ

男「なんで皆僕に押し付けるかなぁ?いやまあこれだけに限った話じゃないけど」ゴミバコポイッ

男「まあ、これで皆の役に立ててると考えれば良いか・・・ってなんで僕は一人で喋ってるんだろ・・・」

男「虚しくなってきた・・・掃除も終わったし帰るか・・・はぁ・・・」

というわけで初SSです。書き溜めなどまったくしていないので展開やいつ終わるかなどは未定です
地の文も入りますがそこはご容赦を
エタらないように頑張ります。投下中のレスなどは大歓迎ですので罵倒を容赦なく浴びせてください
では、続けます

・・・と、まあ

これが僕の高校生活の日常である。いや、これは既に小学校から始まっていたような気もするが

何しろ僕は頼まれては断れない、そんな超が付くほどのお人好しである

自分で言うのも何だが、この十数年間自分の行動を考えたらそうであるとしか言いようがない

今、僕は学校からの帰路についている

当然一緒に帰るような女子などいない、幼馴染などという気の利いていて素敵な存在などいるはずもない

僕だって年頃の男子なんだからそんな存在に憧れてはいるが、恥ずかしいので自分から行動を起こす気にもなれない

そんな気持ちを一層強くさせる原因はこの道にある

まあぶっちゃけてしまえばカップルが多い。独り身の僕からすれば何とも肩身の狭い話である

幸い家は近い、今日もいつものように悶々とした気持ちを抱えながら我が家に帰宅するの僕であった

男「ただいまー・・・って、誰もいないよね」

僕は一人暮らしである。両親は早くに亡くなってしまったので、幼い頃は親戚が僕を引き取って育ててくれた

しかしこのまま迷惑をかけるわけにもいかないので、この年になってからすぐに一人暮らしを始めた

案外あっさりと承諾してくれたのには正直、驚いた。猛反対してくるのだとばかり思っていた

親戚も実は僕の事を迷惑だと思っているのではないか?などという迷妄に囚われそうなるが

さすがにそれは被害妄想が過ぎる、きっと僕の意思を尊重してくれて送り出してくれたのだ

生活費も負担してくれるし、面談の時などにはわざわざ遠い家から来てくれる

そんな大好きな二人に対して僕はなんという事を思ってしまったのか、ちょっと自分を殴ってやりたい

まあそれは良いとして、疲れたので適当に夕食を作って食べ、風呂に入って、今日はベッドに潜る事にした

明日は、どんな事を押し付けられるのだろうか・・・

友「よっ、今日はおネムな顔してんな男ちゃん?」

男「・・・うーん寝過ぎたのかな・・・ってなんでちゃん付け?」

コイツは友。こんな僕にもちゃんと友人はいる

バカに見えて実際は頭が良い、頭が良いからバカのフリをしているのだろうか

友「だって、男って肌白いし指長いし、何より顔が美人じゃん!俺男ちゃんになら掘られても良いぜ?」

男「朝っぱらから何だよ・・・男としてはあんまり嬉しくないよそれ」ゲシッ

友「ぐはっ、最後のセリフをスルーしつつ足蹴りにする!さすが男だ、俺達に出来ねえ事を平然とやってのける!そこにシビれる憧れるぅ!」

男「はいはい・・・」スタスタ

友「はぁ、もう男ってばノリが悪いねぇ・・・」

まあ、こんな風に騒がしいが悪い奴ではないのだが・・・如何せん女に飢えている節があるあたり残念な奴だ

モブ男1「あ、男ージュース買って来いよー金は出すからさ」

モブ男2「あ、俺も俺も!」

モブ女1「男君これ職員室に運んどいてー!」

モブ女2「私のは図書室にね!」

男「はいはい・・・分かった分かった」

友「今日も人気者だねぇ・・・妬けちゃうぜ?」

男「からかうなよ・・・どうせ皆僕の事を体の良いパシリ程度としか思ってないんだし」

友「ネガティブだねぇ・・・そうじゃない奴もいるかもだぜ?」

男「それだったら良いけどね・・・でも、男はともかく女子で普段僕に話しかけてくるようなのっていたっけ?」

友「・・・ぐうの音も出ません」

男「でしょ?つまりそういう事だよ。じゃあ僕はさっさと片付けてくるから、それじゃあね」スタスタ

友「・・・」ヤレヤレ

委員長「・・・」スクッ

友(おや?あれは我がクラスの華、委員長じゃないか、男を追いかけるように行っちまったな・・・)

男「さあ、まずは書類運びから片付けるか・・・多いな・・・よいしょっと・・・」

委員長「・・・男君?」

男「わひゃっ!?」ビクッ

委員長「っ!」ビクッ

男「・・・え、えぇっと、あ、い、委員長さん?後ろから急に話しかけられるとびっくりするよ・・・」

委員長「だからと言ってそんな小動物みたいに飛び上がる事もないでしょうに・・・」

男「そ、それで何の用なの?君も僕に頼み事?」

委員長「いえ、逆よ・・・手伝ってあげるわ」

男「え、でも悪いよ・・・」

委員長「良いから、大体あなたはなんでそうホイホイと引き受けるのよ・・・私から見ればいじめられてるようにしか見えないのだけど?」

男「そ、そんな事ないってば・・・」

委員長「はぁ・・・とにかく寄越しなさい!」バッ

男「わっ、ちょっと・・・無理やり奪うなんて」

委員長「うっさい、黙ってあなたはそっちを運んで来なさいよ、まったく男のくせにウジウジして・・・ブツブツ」スタスタ

男「あ、行っちゃった・・・僕は大丈夫なんだけどなぁ、でも委員長さんは僕の事を心配してくれたみたいだし・・・あとでお礼言わなきゃ」

………


男「はいどうぞー」

モブ男1「お、サンキュー」

モブ男2「いやぁ、困った時の男ちゃんってか!」ハハハハハ…

きっとあの言い方に悪気はない、と思いたい・・・

友「おや、お帰り男ちゃん、キスしても良いぜ?」

男「君にはこれがお似合いだ」ゴッ

友「ぐはっ・・・脇腹に膝蹴り・・・凄く良いっ!」

男「もういっそ死んでみようか変態?」ゴスッ、ドガッ

友「・・・で、委員長と会ったか?」パッ

男「復活早いね・・・え、何の話?」

友「いや、お前が出て行ったあとすぐに委員長も教室出たからな、お前を追いかけたのかと」

男「いや、一応会ったけど・・・それが何か?」

友「そっかぁ・・・ついに男も愛の告白を・・・」

男「それは絶対にないね」

友「でも委員長と話せたんだろ?良いなー羨ましいなーあんな美人と」

男「女の人と話す時に緊張しちゃってあんまり話せない事友は知ってるよね?」

友「あぁ、もちろん知ってるぜ。そんな初心の男も可愛いぞ?」

男「男に可愛いって言われても嬉しくないし気持ち悪い・・・」

男「ただ手伝って貰っただけだよ、なんか凄く無理やりだったけど」

友「へー・・・でもそこまでして手伝ってくれたって事はやっぱ委員長お前に気があるんじゃ・・・」

男「だからないって、話すのも初めてだったし、ただ単に委員長として僕を心配してくれたんじゃないのかな」

友「まぁ、端から見ればお前いじめられてるようにしか見えないもんな・・・」

男「同じ事言われた、でも僕はあんなのいじめの内に入らないと思ってる、嫌がらせも特にないしね」

友「まったく強いねお前は・・・俺だったらあんなのすぐにギブアップするぜ」

男「昔からやってたんだしそりゃ慣れるよ」

友「健気だなぁ・・・でも俺はそんな男がs」

男「言わせないよ?」ヒザゲリー

男「大体、いない人の事で話すのは失礼なんじゃないの?」

友「いんや、いるけど?」

男「えっ」

友「ほら、そこ」

男「」

友「ついでに言うと男が戻る数分前には戻ってた」

男「歩くの早いのかなぁ・・・?一回もすれ違わなかったよ」


委員長「・・・さっきから二人して楽しそうね、一体何の話をしているのかしら?」

友「・・・で、委員長の事どう思う?」

男「どう、って・・・そりゃまあ、美人だとは思うけど」

友「だろ?スタイル良いしな。あ、でもペチャパ――ぐほぁ!?」

委員長「あらごめんなさい、凄く失礼な事が聞こえたのでつい股間を蹴ってしまったわ?」

男「い、いつの間に・・・うわ、友が気絶してる・・・」

委員長「ほっときなさい、こんなケダモノ」

友「・・・」ピクピク

男「え、えぇと・・・それで、さっきはありがとう」

委員長「構わないわ、委員長として当然の事をしただけだもの」

男「それでも嬉しかったからさ・・・一応お礼だけは言っておこうかなって」

委員長「・・・ま、ありがたく受け取っておくわ」

委員長「それと男君、あのケダモノと話してる時よりも随分声が上ずってる気がするのだけども」

男「え!?そ、そんな事ないんじゃないかな・・・」

委員長「・・・ふふ、冗談よ。女の子と話す時は緊張しちゃうのよね?」

男「え、あ、聞こえてたんだ・・・もう、からかわないでよ」ムスッ

委員長「あらごめんなさい、楽しくてつい。でもそんなムスっとした顔も可愛いわよ?」

男「か、可愛いって・・・男としてはあんまり嬉しくない・・・///」

委員長「ふぅん、顔は正直なのにね?」

男「う、うるさいなぁっ!///」カァッ

委員長「まあ良いわ、折角だしこれからもよろしくしましょう?男君」スッ

男「え、あ、うん・・・」ギュッ(委員長さんの手、冷たいな・・・)

男「・・・はぁ、なんか結局委員長さんのいいように弄ばれた気がする」

友「てめぇっ!さっきはお楽しみだったじゃねーか!」シュバッ

男「うわっ、もう復活してる・・・というかその言い方は誤解招くからやめて?」

友「くそっ、仲良くしやがって羨ましいぞこの野郎!」

男「はぁ・・・なんか一方的だったけどね」

友「俺も仲良くしたいよぉ!俺の事も紹介してくれるか?」

男「いや、明らかに自業自得だったよね?それに君はケダモノとして委員長の頭に残ったから大丈夫だよ」

友「あ、そっか、じゃあ忘れ去られる事もないな良かった!」

男「・・・駄目だコイツ」

今日はここまで、指摘などたくさんレスしていただけると嬉しいです
あと遅筆で申し訳ありません・・・

女「あ、あの・・・男君?」

男「ん?あ、あぁ、えっと・・・女さん、だったよね?」

女「あ・・・覚えててくれたんだ」

男「まぁ、記憶力には自信あるし、ね・・・」

確か一度だけ頼み事をされた気がする。あんまり大した事ではなかったはずだが

あんまり目立たない、というよりはっきり言ってしまえば地味な印象だったので自分の記憶力を褒め称えたくなる

女「何だか吃ってるけど・・・大丈夫?」

男「ご、ごめんね、女の子と話すといつもこうなっちゃって・・・気にしないで良いよ」

女「そうなんだ・・・分かったよ」

男「えっと・・・それで、何の用かな?」

女「あ、ちょっと相談があって・・・」



男「・・・つまり、仲が良いと思っていた人が最近女さんに対して冷たい、と」

女「うん・・・私友達少ないし・・・私の事迷惑だって思ってるんじゃないかって・・・不安で」

男「そんなネガティブに考えちゃ駄目だよ。とにかく僕がその人に話聞いてみるから」

女「え、良い、の・・・?」

男「もちろん、女さんの力になれるなら」

女「ありがとう・・・ごめんね、迷惑かけて」

男「役に立てるかは分からないけどね・・・とにかく、やってみる」

友「・・・ふーん」

男「何だよ、聞いてたの?」

友「『もちろん、女さんの力になれるなら』だっけー?」ニヤニヤ

男「やめてよ・・・それ結構恥ずかしい・・・」

友「いやいや、女が苦手なお前にしては上出来だと思ったぜ?」

男「あの時はお人好しモードが発動してたんだよきっと」

友「それにしても女さんって可愛いよな、地味で気付かなかった」

男「確かにそうだけど・・・友がそれを言うと「可愛い」という言葉が凄く安っぽく感じるね」

友「うわぁ、ひっでぇなオイ・・・」

男「えっと・・・あ、いたいた、女友さーん」

女友「あら、貴方は確か・・・男君?」

男「あ、僕の事知ってるんだ・・・」

女友「えぇ、それなりに有名だから貴方」

男「そうなんだ・・・」(多分変な意味で有名なんだろうな・・・)

女友「それで、何かしら?」

男「あぁ・・・ちょっと込み入った話だから、誰もいないところに行かない?」

女友「分かったわ。でも変な事したらすぐに叫ぶからね」

男「し、しないよ!」

-空き教室-

女友「それで、ご用件は?」

男「あぁ、女さんの事なんだけど・・・」

女友「ふーん・・・あの子の、ねぇ?」

男「単刀直入に聞くけど、どうして女友さんは女さんに冷たくするの?」

女友「はぁ・・・それ、貴方に関係ある事?」

男「あるよ。相談されたんだから」

女友「あら、パシリだけじゃなかったのね。進んでこういう事に巻き込まれるって事は・・・もしかしてMなのかしら?」

男「話を逸らさないでよ、女さん物凄く不安がってたよ。自分は迷惑だと思われてるんじゃないかって」

女友「はぁ・・・悪い事をしてるとは思ってるわ、でも私だって自分の身が大事なの」

男「・・・詳しく話してくれる?」

女友「はぁ・・・面倒事になるわよ?」

男「構わないよ、何か深い原因があるならそれも解決しておきたいし」

女友「・・・あぁ、やっぱり貴方はMの素質があるわね」

女友「・・・不良さんにあの子かに冷たくするよう脅されたのよ、弱みを握られてね」

男「・・・不良さんって、あの?」

女友「そうよ、あの悪名高い不良さん」

男「うげぇ・・・確かにこれは厄介だな・・・」

不良さん・・・悪名高いその名は学校中に轟いている

一匹狼だが、様々な犯罪に手を染めているのではないかとまことしやかに囁かれている

以前、僕も彼女のパシリとして使われた事があったがそれはそれは過酷であった、もう思い出したくもない

女友「あの子、彼女のターゲットになっちゃったみたい。他の人も私と同じように脅されて・・・こんな私が言うのもなんだけど、あの子を守ってあげて」

男「分かってるよ、でも、女友さんもこれからはなるべく普通に接してあげてね?」

女友「でも、あの子、許してくれるかしら・・・」

男「大丈夫だよ、きちんと謝って事情を話せば」

女友「・・・優しいのね、その可愛い顔の通り」

男「か、顔は関係ないでしょ!まったくもう・・・それじゃあね、ありがとう」

なんだおっぱいじゃないのか

>>26
紛らわしいタイトルでごめんなさい、違うんです

本日はここまで

男「・・・というわけで、今日決行するんだけども」

友「お前すげえな・・・あの不良さんとタイマンとか・・・」

男「喧嘩じゃないって・・・話し合いだよ話し合い」

友「死んだら骨は拾ってやるからな・・・」

男「いや聞けよ・・・」

不良「・・・」ガララッ

友「うおっ・・・相変わらずだねぇ、誰も寄せ付けないあのオーラ纏いながらの遅刻は」

男「文字通り一匹狼って感じだね・・・」

男(とにかく二人きりで話さないと・・・)

不良「・・・」

男(にしても綺麗な人だな・・・目付き鋭いけど)

不良「・・・」ギロッ

男(やば・・・こっち睨んでるし、次の教科の準備でもしてよう)ソソクサ

-放課後-

男(まだ残ってるのか・・・今がチャンス!)

男(なんか心臓バクバクしてる・・・告白するんじゃあるまいし落ち着け僕!)

男「あ、あのー・・・不良、さん?」

不良「・・・あ?」ギロッ

男「あ、いえそんな睨まないでください・・・」

不良「・・・元からこんな目付きだ、悪かったな」

男「あ、そ、そうなんですか・・・」

不良「つか、おめえさっきあたしの事チラチラ見てただろ」

男「そ、それはその・・・」

不良「ま、良いや。それで、あたしに何の用だ?」

男「あのですね・・・えっと・・・」

不良「もっとハッキリ喋れよ、女みたいな顔してるけどお前だろ?」

男「・・・女さんをいじめるの、もうやめてもらえませんか?」

不良「・・・それ、誰から聞いたんだよ?」

男「それは言えません、言ったらその人を狙うんでしょう?」

不良「チッ・・・まあ良いや、やめねーし」

男「お願いします、どうかやめてください」

不良「しつけーな、やめろと言われてやめるとでも?」

男「思ってませんけど・・・なら、僕が彼女の代わりになりますから」

ありがとうございます、地の文はなるべく出さないように善処しますね
では続けます

>>31が間違っていたので訂正します

男「あのですね・・・えっと・・・」

不良「もっとハッキリ喋れよ、女みたいな顔してるけどお前男だろ?」

男「・・・女さんをいじめるの、もうやめてもらえませんか?」

不良「・・・それ、誰から聞いたんだよ?」

男「それは言えません、言ったらその人を狙うんでしょう?」

不良「チッ・・・まあ良いや、やめねーし」

男「お願いします、どうかやめてください」

不良「しつけーな、やめろと言われてやめるとでも?」

男「思ってませんけど・・・なら、僕が彼女の代わりになりますから」

不良「・・・あ?」

男「聞こえなかったのならもう一度言いますけど」


不良「ちゃんと聞こえたからいらねぇよ・・・つか、お前はアイツの何なの?」

男「・・・ただの友人です」

不良「あつーい自己犠牲の精神かよ、くっだらねぇ」

男「・・・」

不良「良いぜ、そこまで言うんなら女に対するいじめはやめてやるよ。その代わりお前はこれからあたしの奴隷な?」

男「・・・・・・・分かり、ました」

不良「たっぷりとこき使ってやるからなぁ、覚悟しとけよ?」

男「・・・は、い」

不良「あぁそうだ、名前を聞いていなかったな。名前は?」

男「男、です・・・」

不良「そーか、男って言うのか。これからよろしくな?」

男「はい・・・不良さん・・・」

友「・・・はぁっ!?お前何やってんの!?」

女「そ、そうだよ・・・!何もそんな私のためにそんなっ・・・」

男「心配してくれてありがとう、でも大丈夫だから」

女「で、でもこんな事って・・・!」

友「・・・お前が何の考えもなしにそんな事言うとは思えねえ、何かあるんだろ?」

男「うん・・・不良さん、言い方はキツイけど凄く寂しそうな目をしてた」

男「多分何か抱えてこんな事したんだと思う・・・だから、それさえ何とかすれば・・・」

友「・・・分かった、お前がそうするって決めたならもう俺から言う事はないよ。女さんもそうしてやってくれないか?」

女「で、でもっ・・・」

友「男は一度決めたら意地でも動いちゃくれねえ。だから信じてやってくれよ」

女「男、君・・・」

男「あはは、僕なら大丈夫だって。うまくやるよ」ニコッ

友「こんな状況でも笑顔になれるお前を尊敬するぜ・・・つーかその顔マジ天使だわ」

女「・・・本当にごめんね、私男君の事、信じる」

男「うん、そうして」


委員長(ふーん・・・不良さん、ね。男君に何かあったら・・・ただおかないわ。委員長として)

不良「・・・」ガラッ

男「来た・・・それじゃ、僕は行って来るよ」

男「おはよう、不良さん」

不良「ん、あぁ、おはようどれ・・・男」

ヒソヒソ・・・ オトコクンアノヒトニハナシカケテル・・・ ユウキアルワー・・・

不良「チッ、外野がうっせぇな・・・」

男「それにしてもひどいや、早速僕達の関係をクラスには言わない約束破ろうとしたよね?」

不良「うるせぇな、生意気な口利いてんじゃねえよ。今すぐバラしても良いんだぞ?」

男「・・・分かりましたよ」

不良「つかお前いつの間にか敬語じゃなくなってんな、昨日のアレは何だったんだよ?」

男「いや、あれは気が動転してたというか・・・とにかく不良さん、怖くて」

不良「情けねぇなぁ・・・とりあえず缶コーヒー買って来い。甘口でな」

男「・・・意外と子供っぽい」

不良「うるせぇ潰すぞ」

男「・・・行ってきます」

ヤッパリパシラレテル・・・ カワイソウニ・・・ ドウジョウスルワー・・・ ヒソヒソ・・・

男「っ・・・」スタスタ

男「・・・どうぞ」スッ

不良「おっ、早いな」パシッ

男「まぁ、こういう事には慣れてるんで・・・いつもの事だよ」

不良「言ってて悲しくなんねぇのかそれ・・・」

男「さぁ?もう慣れたしね」ゴクゴク

不良「で、お前はお茶か・・・渋いね」ゴクゴク

男「僕の中ではお茶に勝る飲み物なんてないね」ゴクゴク


友「・・・なぁ、奴隷って何だっけ?」

女「さ、さぁ・・・?」

友「なんかこう・・・もっと殺伐としたのを想像してたぜ俺は」

女友「あら、でも何だか不良さんったら表情が活き活きとしてないかしら?」

女「お、女友さんっ!?」ビクッ

友「おわっ、どっから出て来やがった・・・」

女友「失礼ね、人を幽霊みたいに・・・」

女「あ、そ、その・・・」

女友「・・・ごめんね、あんな事しちゃって。友達売って自分を優先したこんな私でも・・・許してくれる?」

女「うっ・・・うっ・・・女友さぁん!」ダキッ

女友「まったくもう・・・甘えん坊なんだから・・・でも、ありがと」グスッ ナデナデ

友「うっ、うっ・・・やっぱ女の友情ってええわ・・・良い話だなぁ・・・」キマシタワー

女友「・・・それにしても男君ったら、やっぱりMなのかしら・・・?」

友「おいやめろ。俺の親友のイメージが崩れるから!」

女「そ、そんな事ないよ!きっと嫌々やってるだけだよ・・・多分」

友「ちょっと多分ってなんだ多分って!言い切ってくれよぉ!」

女友「あら、友君ったら男君がそんなに好きなのね。友×男か・・・イケるわね」

女「と、友君・・・?」

友「やめてそんな目で俺を見ないで!俺バリバリノンケだからね!つーか女友さん腐ってらっしゃるよ!」

委員長「あなた達さっきから賑やかね、私も混ぜてくれないかしら?」

女友「あら、委員長じゃない」

友「おぉ!長身でほっそりスレンダーの委員長!でもぺちゃぱぐほぁ!?」ドゴォッ

委員長「・・・次、その単語を口に出したら殺すわよ?」ピキピキ

友「は、はいすいませんでした・・・」

女「あ、あはは・・・」ドンビキ

委員長「それで、何の話だったのかしら?ちなみに私は男×友を推すわよ」

女友「いや、ここはやっぱり王道の友×男よ!」

委員長「一転攻勢というのも面白いんじゃないかしら?普段はやられっぱなしの男君がここぞという時に友君を・・・あら、どっちにしてもイケるわね、これ」

女友「確かにそうね。私貴女と仲良くなれそうな気がするわ」

友「もう何この会話!?てか委員長まで腐ってやがったよ!あ、でも男に掘られるなら良いかも・・・」

女「やっぱりホモなんだ・・・うわぁ・・・」ドンビキ

友「あっ、冗談だからねだからお願いします嫌わないで!」

男(なんかあっちの方楽しそうだなぁ・・・)

不良「おい何ボケっとしてるんだよ、さっさとこれ捨てて来い」

男「はいはい・・・」

不良「はいは一回だ、分かってんのか?」

男「お母さんじゃないんだから・・・」ポイッ

不良「何か言ったか?」

男「いえ何も。それで、次に何をやらせるつもり?」

不良「そーだな・・・まあ、今はこうやってあたしと会話するだけで良い」

男「分かったよ・・・ところで、これ本当に奴隷なの?」

不良「あぁん?もしかしてそういうのがお望みか、変態だなお前」

男「違うからね・・・いや、奴隷っていうからもっと厳しいものかと思っただけで」

不良「安心しな、本番は放課後だぜ?」ニヤリ

男「あぁ、そうですか・・・」

今回の更新はこれまでです

復活したようなので

-放課後-

不良「おし、逃げずにちゃんと残ってんな」

男「奴隷だからね・・・一応」

不良「自分の立場をちゃんと弁えてるようで何よりだ。とりあえずまず金出せ」

男「・・・そんな持ってないけど」

不良「つべこべ言うんじゃねえ」パシッ

不良「ふーん・・・確かにシケてんな。使えねえ」ヒョイッ

男「と、言いつつしっかり万札を抜き取ってるじゃん・・・」パシッ

不良「当たり前だろ。奴隷のもんはあたしのもんだ」

男「どこのジャイアンだ・・・はぁ、それで次はどうするの?」

不良「あたしに付き合え、家まで一緒な?」

男「・・・で、僕らは何故か一緒にパフェを食べてるわけだけども」

不良「あ?文句あんのか?」

男「・・・いいえ」モグモグ

不良「よろしい。それにしてもうめぇなこれ・・・」モグモグ

男(思っていたのと本当に違う・・・これってアレだよねデートだよね?)

不良「良い店見つけたなー、さすがあたしだ!」

男(・・・まぁ、楽しそうだし良いか)

ふむふむ、続けろ下さい

>>53
もちろん続けますよ、ありがとうございます

男(結局あの後買い物とかに付き合わされて不良さんの家に向かってるんだけども・・・)

不良「お、家が見えて来たな・・・帰りたくねぇけど」

男(使ったお金もちょうど一万円だし・・・不良さん実はこういう事をしたかっただけなんじゃ・・・)

不良「よし、ここまでで良いぜ」

男「うん・・・って不良さん結構近くに住んでるじゃないか」

不良「あ、そうなの?なら今度お邪魔させてもらうぜ」

男「あー・・・言わなきゃ良かったかも・・・」

不良「あぁん?」

男「冗談です。それじゃまた明日ね不良さん」

不良「・・・おう、また明日な!」ニコッ

男「・・・!それじゃあね」ニコッ

男(この時不良さんが見せた笑顔は歳相応に、とても可愛い笑顔だった。いやぁ危ない危ない惚れるかと思った)

安価ミス・・・>>52です

不良「・・・ただいま」

不良母「――あなた、どうしてこんな事したの!?」

不良父「――最近相手をしてくれなかったお前が悪いんだろ!」

不良「・・・だから、帰りたくなかったんだよ・・・」

ここ最近、うちの親はずっとこの調子である。原因はただ一つ、父親の浮気が発覚したから

親子三人で食卓を囲み、美味しい夕食を食べる・・・そんなあの他愛ない日常はどこに行ってしまったのだろうか

要はグレたのだ。あたしの事を誰も見てくれないから

前はもう少し、可愛げがあったのかなと自分でも思う。

何にせよ、あたしはこうして不良になってしまった。皆あたしを恐れて逃げていく

そんな様子が自分でも不思議な事に、愉快だった。快感だった

何か命令をすればヘコヘコと頭を下げてやってくれる、まるで独裁者の気分

スクールカーストの最底辺から最上位に駆け上がったような、そんな優越感だ

体も少し鍛える事にした。もし逆らう奴がいた時にヘナっこい体では舐められるから

こうしてあたしは不良になった。勉強?何それ美味しいの?

それでもやっぱり、家に居るとストレスが溜まる

だから適当な奴をいじめる事にした。誰でも良かった。ただのストレス解消なのだから

ターゲットは確か・・・女と言ったか、とにかく地味で友達も少なさそうな印象だった

今の自分に良心と呼べるものは何も無かった、とりあえずそいつにはあたしと同じ気分を味わってもらう事にした

数少ない友達を脅して、あいつを孤立させる――はずだった

そこに現れたのがあの奴隷、いや男

奴はあたしを前にしても動じず・・・いや多少は怯えていたがそれでも堂々とあたしの行為をやめろと言ってきた。

もちろん、やめろと言われてやめるほど今のあたしは甘くない

そしたら今度は自分が身代わりになると言って来やがった、自己犠牲精神かよ腹立つな

でも、あの真剣な眼を見てると今やっている事が馬鹿らしくなってきてしまった。勢いがない火に上から思いっきり水をぶっかけられるように、いやいやそりゃオーバーキルだって

でも、やっぱりそれだけだとムカムカするので奴隷にしてやった

まぁ、それにしても生意気だ

口答えするのもそうだが、何よりも生意気なのはあの笑顔だ。何それあたしを萌え死にさせるつもり?頑張ってポーカーフェイス保ってるけどもはや兵器だ。あれが今流行りの男の娘だと言うのか

不良らしく金も巻き上げた。一緒にパフェ食べたり色々やって全部使ったけど。あれ、奴隷にパフェおごるとかあたしめっちゃ良い奴じゃん

・・・後半は男の事しか考えていない気がするな、まあ良いや

下の階ではまだ喧騒が聞こえる。もう聞きたくないし考えたくもないのであたしはベッドに倒れこむ。

余談だけど男って凄く可愛いと思う。愛でたい、抱き締めてクンカクンカペロペロしたい

・・・って何を考えている、それでは変態じゃないか。そんな邪な考えをした数秒前のあたしを殴りたい

不良「・・・近所、かぁ」

・・・そうだ、今度泊めてもらおう。この家から逃げられるしさっき考えた事も実行出来るし・・・ってだから後者はナシだって

良い具合に睡魔が襲って来たのでもう寝よう、今日は楽しかったし良い夢あるなきっと

男「・・・え、今なんて?」

不良「・・・あたしをお前の家に泊めろっつってんだよ、耳あんのか?」

男「いや、聞き間違えたかと・・・え、それ本気?」

不良「本気に決まってんだろ、これは命令だからな。拒否は許さねえぞ」

男「あー・・・それで、何日間?」

不良「・・・一週間」

男「長っ・・・いやでも男女が同じ屋根の下でそんな長くいるのは・・・」

不良「・・・これ以上口答えすると、殴る」

男「分かった、分かったから!もう意味が分からないよ・・・」

>>57でシーンと視点が切り替えたなら、何か欲しいな

* * * ←みたいので区切るか、地の文で説明するか
でもちょっと面白くなってきた、支援

>>64
指摘ありがとうございます、参考にさせていただきます

友「なーんか浮かない顔してねえ?男」

女「何かあったのかな・・・やっぱり不良さんに乱暴な事を・・・」

友「そういうわけでもなさそうだし・・・うーん」

委員長(不良さんがお泊りするらしいけど、黙っておくべきなのかしらね・・・)

委員長(これって、委員長として注意した方が良いのかしら?)

委員長(不良さんが男君を独り占め・・・もとい、普通男女が同じ屋根の下って駄目よね、うん)

委員長(可愛い顔してたって男なのよ、狼になる可能性だって十分にあるわ)

委員長(それはそれで素敵・・・いやいや、ともかく駄目よ)

委員長(そうだ、私も監視役として泊まれば良いんだわ。別に男君ハァハァしたいわけじゃないわよ、あくまで監視役よ監視役)

委員長「ちょっと、そこで聞き捨てならない会話をしている二人」

男「え?」

不良「あぁ?委員長が何の用だよ?」

委員長「男女が同じ屋根の下で二人きりなんて危ないわ、私も監視役として泊まるわよ」

男「え・・・」

不良「おいコラ何勝手に」

委員長「拒否したらこの事先生に言いつけるわよ?不純異性交遊として何かしらの罰が下りるでしょうねぇ?」

不良「ぐ・・・あぁもう、勝手にしろよ!」

男「僕その家の主なのに無視されてる・・・はぁ、頭痛の種が増えた・・・」

委員長(ごめんなさいね男君・・・不純異性交遊の話はただのハッタリよ、ともかくこれでお泊り決定ね)ガッツポ

男「・・・という事があって」

友「」チーン

男「と、友?なんか魂抜けてるみたいになってるよ?」

女友「そっとしといてあげなさい・・・」

友「・・・ハッ!?で、なんの話だっけ?」

男「だから、不良さんと委員長さんが家に泊まりに来るって・・・」

友「」チーン

男「と、友ー!?」

友「・・・くそう、ちくしょう、なんでお前ばっかり羨ましい・・・」

男「それどころじゃないんだけど、大体同じ家に男一人女二人っておかしくない?」

友「良いだろ別に・・・どうせ委員長がいるんだし何も間違いは起こらねえだろ、はい解決」

男「簡単に言ってくれちゃって・・・」

女「あれ、でも何かおかしくない?男君入れて三人って・・・」

友「あぁ、コイツ一人暮らしだから」

女「え、そ、そうだったんだ・・・初耳だよ」

男「まあ言ってなかったしね、何とかやっていけてるし問題はない・・・ん?」

友「どうしたんだ?」

男「・・・おかしいな、委員長、僕が一人暮らしだってことなんで知ってるんだ・・・?」


>>69
ごめんなさい、男の委員長の呼び方は「委員長さん」なので脳内変換お願いします

友「なんでって・・・そりゃお前の家に上がった事あるからじゃ・・・」

男「・・・いや、委員長さんが遊びに来た事なんてないよ」

女「ほ、ほら委員長なんだしクラスの家庭事情とか把握してるんじゃ・・・?」

女友「まあ良いじゃない、何も問題ないでしょ?」

男「それもそうか・・・まあ、別に良いや」

友「それにしてもほんとなんでお前ばっかり・・・俺ってイケメンのはずなのにな・・・」

女友「自称じゃないそれ、そんな落ち込まないでよ」

――――
―――
――

委員長(今、私は男君の家に立っているのだけども)

委員長(もちろん彼は帰ってきていない、ではなぜ私が彼の家の場所を知っているかって?)

委員長(ふふふ、前に一度張り込みをした甲斐があったわね。男君ったら足が早くて疲れたわ)

委員長(さて、ピッキングの術は心得ているし・・・犯罪?バレなきゃ罪に問われないわ)ガチャッ

委員長(開いた開いた・・・では、彼が帰ってくるまで堪能しましょうか、男君のアレやコレを・・・)

委員長(ついでにエロ本も探しておきましょう、彼の趣味って何なのかしら・・・?ふふふ・・・)

委員長(清純で真面目な私は仮の姿、本性はこんな変態だと男君が知ったらどう思うのかしら・・・あ、パンツ発見)ゴソゴソ

委員長(幻滅する・・・いいえ、彼はとっても優しいからきっと受け入れてくれるわ。エロ本どこかしら・・・所持してないのかしら?)

委員長(突然引っ越しちゃって・・・ひたすら調べ回って追いかけてきたのよ?あ、パソコンあるじゃない。履歴調べましょ)

委員長(ずっと見てきたのに、幼稚園の頃からずっと。顔の一つも覚えられてないなんて悲しくなっちゃうわよね。彼も男の子なのね・・・イケないサイトが出てくる出てくる)

委員長(はぁ・・・それにしても可愛い、ちょっといじめたくなっちゃう。それにしてもやっぱり彼ってM・・・?攻められる方が好みかしら)

ガチャッ

委員長(まずっ、帰って来た・・・証拠隠滅っと・・・)ブツッ

男「ただいまー・・・」

不良「誰もいねえのに言う必要あるか・・・?」

男「そうなんだけど・・・クセでついね」

不良「まあ良いや、お邪魔しまーs」

委員長「お帰りなさい」

男・不良「」

委員長「・・・?どうしたのかしら、二人共固まっちゃって」

不良「お、おまっ・・・な、何で入ってきてんだよ!?」

男「委員長に家の場所教えてなかったよね?え?なんで?戸締まりちゃんとした・・・よね・・・」

委員長「良いじゃない、細かい事は」

不良「細かくねーよ・・・」

男「まぁ、うん・・・取り敢えず、上がってよ」

男「お茶出すから、待ってて」トテトテ

不良「しっかし結構広いな……」

委員長「これで一人暮らしだって言うのだから、随分と贅沢よね」

不良「へぇ、一人暮らしって……えっ?」

委員長「あら、知らなかったの……」

~~~~~~~

不良「そ、そうだったのか…」

委員長「うーん、これ本人に黙って話して良い事なのかしらね…」

不良「えー…何も考えてなかったのか…」

男「お待たせー…あれ、どうしたの?」

不良「い、いや別に何でも」

委員長「男君の家庭事情について話したのよ」

不良「お、おい!」

委員長「あら良いじゃない、ねえ男君?」

男「えっ?あ、う、うん…」(だから何で僕の事情を知っているのか…)

不良「そ、そっか…」

委員長「うん、美味しいわね」

不良「…何でこんなに家庭的なんだろう…」ブツブツ

男「お菓子も用意しておくからね」

委員長「女子力高いわよね、男君」

男「やだなぁ、からかわないでよ…あはは」

不良「(可愛い)」

委員長「(可愛い)」

男「…あ、そろそろ夕飯作らないと」

委員長「あら、もうこんな時間?」

不良「すげぇなぁ…ほんと」

委員長「手伝いたいのだけど、残念ながら私料理は苦手なのよね」

不良「あたしも…女子としてどうなんだろうこれ」

委員長「(むぅ…これじゃ男君を支える事が出来ない…)

男「♪~」カチャカチャ

委員長「(エプロン似合ってる…あれが裸エプロンだったらさらにgood…)」ジュルリ

不良「おい涎出てんぞ、腹減ってんの?」

委員長「え!?え、えぇ、まあ…」

不良「まあ美味そうな匂いするからなー…分からんでもない」

委員長「(危なかった…はぁ…)」

~~~~~~~~~

男・不良・委員長「「「ごちそうさまでした」」」

不良「美味かった…」

委員長「そうね、羨ましいわ」

男「えへへ…」テレテレ

不良「(可愛い)」

委員長「(襲いたい)」

男「…あ、お風呂沸かしとくね。僕は最後で良いから」

不良「え、別に良いけど」

委員長「そうね、先に入っちゃいなさい男君」

男「うーん…分かったよ」

委員長「(本当なら男君が入ってるところに突撃したいところだけど…我慢ね。あくまで私は監視するためにいるんだから)」

・・・・・・・・・・・・

男「ふぅ…」チャプン

男「なんかとんでもない事になったけど大丈夫なのかな…」

男「…だめだめ、僕がしっかりしないと。余計な事を考えないようにしなきゃ」


~その頃~

委員長「…ねえ」

不良「…あんだよ?」

委員長「私達って、気が合いそうじゃない?」

不良「はぁ?突然なんだよ…」

委員長「だって貴女男君を可愛いと思ってるじゃない」

不良「んなっ!?な、なんでそれを…」

委員長「顔に出てるの、まるで小動物を見る目だったわ。私も同じだけどね」

不良「…でも、だからって友達になれるとは限んねえだろ。むしろアンタは絶対に友達になれないタイプだ」

男「…しかし、生理現象は抑えようがないしなぁ」

男「どうしようどうしよう…やっぱり素数を数えるのが…」

~その頃~

委員長「…ね、手を組まない?」

不良「はぁ?」

委員長「貴女は男君の事を可愛いと思ってる。私も男君の事を可愛いと思ってる。ほら同じでしょう?」

不良「いや、手を組むって具体的に何をするんだよ…」

委員長「男君を愛でるの」

不良「…あんた監視役で来たんだよな?発想がおかしいぞ」

委員長「欲求を抑える事は良くないわよ」

不良「う…そりゃ、まあ、あたしだって可愛がりたいと思うけどな…」ゴニョゴニョ

委員長「決定ね、色んな事をして男君をドギマギさせましょう」

不良「あ、あんまり変な事すんなよ…?」

ここまで
設定が所々ガバガバなのは気にしない。というか気にされたら書けない

男「ふぅー…良いお湯だった…」

不良「お、お帰り…じゃああたし入るな…」

男「?」

委員長「(二人きり…襲いたい襲いたい…ハッ、抑えなきゃ)」

男「何かあった?」

委員長「いえ別にそんな事ないけど」

男「なら良いけど…」

男「……………」

委員長「…………………」

男「(気まずい………話す話題も見つからないし………)」

委員長「(男君の寝巻姿……エロい……)」

男「………」ハァ

委員長「………」ムラムラムラ


不良「良い湯だなー……」ザパァッ

男「……………」コクン コクン

委員長「(あら、眠そうにしてる。今なら鎖骨ペロペロしてもバレない?そうよ、きっとそうよね)」

男「zzz……」

委員長「(あ、これは無理ね。抑えられるわけない)」

委員長「(ではちょっと失礼して……頂きまーす♪)」ススッ

不良「ふー、良い湯だった」ガラッ

委員長「!?」ビクゥ

男「ん………上がったんだ……ふわぁ……」

不良「ん。じゃあ委員長入れよ」

委員長「えぇ……覗かないでよ?」(覗いて良いのよ?襲っちゃって良いのよ?)

男「するわけないじゃん…………あー、眠い………」

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