一方通行「黄泉川が俺の尻を狙ってる」(11)

一方通行「……ン……?」モゾ

一方通行(変な時間に起きちまった……まだ、14時か)

一方通行「ふァ……のど、かわいた」


ペタ、ペタ、ペタ。

一方通行がフローリングを踏む音だけが聞こえる。

家の中は、静かだ。


一方通行「……ガキどもがいないと静かで、いいなァ」

一方通行は昼寝をするのが日課だ。

その分夜に寝ないのかと言えばそうでもなく。
そのため能力を使い始めた頃から常に能力を使い続けてきた彼の睡眠欲は人一倍になっていた。
学園第一位の脳は、燃費が悪いのである。
今では能力自体使う頻度は激減したものの、それが当たり前になっている体は脳を損傷してからも眠ることを要求していた。

一方通行(打ち止めは病院だし芳川はイベントだとかでどっか出てったし……あいつらがいないと平和でいい)

ペットボトルの水をグラスに移しながら、ささやかな日常の静寂を味わう。
一杯の水を一息で飲み干す。

しかし、静寂の中にわずかながら異質な――家の外からではない、音が聞こえてきた。

一方通行(音、というよりも声……うめき声、か? まさか黄泉川?)

珍しく休日だという黄泉川は最近忙しかったからと部屋で寝ると言っていた。
一方通行も昼寝をする時間だったため静かでいいと思っていたのだが……。

一方通行(まさか侵入者か? また妙なことを企む奴が出てきてもおかしくはねェ……)

足音を極力立てないよう、声のする方へ近づく。
近づくほどそれは一方通行の知る声になっていくようだ。

敵か、何人か、目的は何か。
目に殺気を滲ませながら気配を探る。

一方通行(だめだ……わからねェ)

黄泉川の部屋の前についたが、何の手がかりもない。
侵入者への対処法を幾通りも考えながら、チョーカーに手を伸ばす。

「あ―せら、れ―――っ」

黄泉川の、一方通行を呼ぶような苦しげな声。
視界が眩むような焦燥に襲われると同時に、電極のスイッチを入れた。

一方通行「黄泉川ァ!!」バァン

黄泉川「うう……一方通行……」

侵入者「へっへっへっ」

一方通行「本当に襲撃されてんのかーい!」

打ち止め「...という夢だったのさ!」

一方通行「...俺の尻は」

打ち止め「あんなのはアホどもをつる餌なのだー!ってミサカはミサカはバカにしてみたり!」

一方通行「...俺が襲撃と勘違いして横泉川のオナニーを見る」

一方通行「こちとらなァ!そォーゆゥ展開を途中まで期待してたンだよォォ!!」

一方通行「なンですかァ!?この思わせ振りな展開はァ!!エロイシーンにはいンねーじゃねェかァァァ!!」

一方通行「ふっざけてんじゃねェェェぞォ!三下がァァァァ!!!!」ジテンパワーパーンチ

打ち止め「だから、貴方もアホなんだよってミサカはミサカは説明してみる!」

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