アスカ「ツイッター?」 (28)

アスカ「あーあのヒカリがやってるやつねぇ…それが何よ」

シンジ「委員長だけじゃない、皆やってるよ」

アスカ「くだらないわね、そういうのするとバカになるってママも言ってる気がするわ」

シンジ「でも委員長は馬鹿じゃないよ」

アスカ「うっさいわね、ヒカリは別」

シンジ「ツイッターをアスカに始めて欲しいんだよ!」

アスカ「なんでアンタの言うことなんて聞かなきゃいけないのよ馬鹿らしい」


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シンジ「……ありがとうアスカぁ!」

アスカ「無理やり押し切ろうとしても無駄よ」

ヒカリ「お願い、アスカ」

アスカ「考えとく。帰るわよ、バカシンジ」

シンジ「うん、ありがとうアスカ」

アスカ「いいからさっさと帰る」

アスカ「やるとは言ってみたものの、なにをつぶやけばいいのかしら」

アスカ「参考までにみんなのツイートを眺めるわ」

アスカ「……そういえばだれもフォロー?してなかったわね…」

アスカ「…………」

アスカ「えっと…バカシンジは…」

アスカ「………これかな…」

ヒカリ「あっアスカにフォローされた!」

トウジ「予想通りやな!」

ヒカリ「フォロー数1…最初に碇くんを求めたのね…」

トウジ「あんなのでも可愛いとこあるんやなぁ」

ヒカリ「……まぁいいや、とりあえずこのままなりきって行きましょ!」

トウジ「いいんちょも悪趣味なやっちゃなー…」

ヒカリ「さっ!考えて考えて!」

アスカ「……よし、クラスの人達はこれで全部かしら」

アスカ「皆自己紹介をちゃんと書いてくれてるから割と楽だったわね!」

アスカ「あ、ヒカリがつぶやいてる」

いいんちょ
はぁー今日も家事全部終わり!笑
借りてきた本読もーっと

アスカ「流石ヒカリ、可愛らしいツイートするじゃない…」

アスカ「あたしもこんな感じで呟いてみるわ!!」

シンジ「いいんちょに誘えって言われて伝えたのはいいけど、放置しちゃったな…」

シンジ「あっ、アスカが呟いてるや」

シンジ「えーっと…」

アスカ・ラングレー
今日は家事たくさんして疲れたー!
寝るまでなにしよっかなー笑

シンジ「何言ってるんだアスカのやつ!!」

シンジ「今日もいつも通り僕がすべての家事をこなしたんじゃないか!!」

シンジ「偽装だよ、暴いてやる!」

ヒカリ「あ、アスカが詐欺ツイートしてる」

トウジ「こうも迷わずに詐欺とか言われるのも可哀想やな」

ヒカリ「アスカがそんな事するはずないもの。さ、私達は碇シンジなのよ、なにか言ってあげよ?」

トウジ「せやなぁー…、ほな、とりあえずふぁぼっといたらええんちゃう?」

ヒカリ「それもそうね…実際してるわけでもないんだし…あっ」

ゲンゲン
嘘言うなよ!家事やったのは僕だぞ!

ヒカリ「チッ…本物の碇くんね…」

アスカ「あっ、返信が来たわ」

アスカ「なになに…?…何よこのゲンゲンってやつ!あたしはちゃんと食器を流しに持っていったわよ!」

アスカ「はー、こんな人は無視よ無視!多分仲良くないし!」

アスカ「…よーし、次はなにをつぶやこうかしらね…」

アスカ「あ、シンジにお気に入りされた…なんで?」

シンジ「返信が帰ってこない…無視するつもりだなアスカのやつ!」

シンジ「ちょうどいいや、文句言うのも兼ねておやつ持って行ってやる…」

シンジ「えーっと…」カタカタ

今からおやつだ!
たけのこ食べる:-)

シンジ「これでよしっと…」

ヒカリ「さぁーて、そろそろこっちでも動こっか」

トウジ「なにをするんや?」

ヒカリ「まずは、恋しちゃったんだツイートをします」

トウジ「ほうほう」

ヒカリ「そして、それがアスカだよ?みたいな雰囲気を漂わせます」

トウジ「ふんふん」

ヒカリ「アスカが気づいたら後は現実で解決させ、このアカウントは削除します!」

トウジ「穴だらけな気がするのは気のせいやろか?」

ヒカリ「私達に死角はないよ」カタカタッターン

アスカ「…なんかお腹すいてきたわね…」

アスカ「あ、さっきのやつ、おやつ食べてる」

アスカ「たけのこなんて…よくわかってるじゃない…」

アスカ「はぁ…余計減ってきちゃった…」

コンコン  アスカー

アスカ「あ、バカシンジ」

アスカ「…髪はいいわね、部屋も綺麗、よし、」

アスカ「……何時だと思ってんのよーバカシンジー!!」

アスカ「…よしっ」

シンジ「よし、オッケーの合図」

シンジ「じゃあ、失礼しまーす」ガチャ

アスカ「………」

シンジ「………」

シンジ「………」スタスタ

アスカ「………」スッ

シンジ「…今日はこれだよ」

アスカ「…早く開けて」

ヒカリ「おかしいわ…なんで一回も返事してくれないの…」

トウジ「便所とかやないんか?」

ヒカリ「違うわ、普通持って入るもん」

トウジ「えっ」

ヒカリ「これは無視されてると考えるべき…もう3回も送ったのよ…」

トウジ「いいんちょが便所で会話いいんちょが便所でと会話…」

ヒカリ「うーん…よし、ダイレクトでもう一回…」

アスカ「で、なんでちょっとロマンチックに入ってきたの?」

シンジ「アスカもちょっと乗ってくれたじゃないか」

アスカ「アンタバカぁ?私はちょっと弱ってただけよ!」

シンジ「ふーん…じゃ、今日は別にいいんだ」

アスカ「それとこれとは話が別よ。さぁたけのこたけのこ」

シンジ「はいはい……うん!やっぱりたけのこは最高だね!」

アスカ「たけのこってホントいいわよね…」

ヒカリ「おっっっっっかしいーーーーーー!!」

トウジ「落ち着きーやいいんちょ、ホンマ忙しいだけやて!」

ヒカリ「アスカが忙しいなんてありえない!もしかして気づいてる?いやまさか…」

トウジ「もうクラスに協力を仰いでみよか?」

ヒカリ「…そうね!クラス全員に回します!それっぽい雰囲気をTLに流し込むの!!」

トウジ「それでこそいいんちょや!」

シンジ「あー美味しかったー…」

アスカ「やっぱりたけのこね」

シンジ「さて、じゃあそろそろだね」

アスカ「……いいわよ、あたしはもう」

シンジ「あすかぁっ!」ガバッ

アスカ「あぁっ、シンジぃ!」

タロウ
そういや、あの夫婦ってまじ仲いいよな…

そのこ@3.20
なんかもう、夫婦だよねー

ケン/スケ
黙れよお前ら夜だぞ

ヒカリ
あ、アスカと碇くんでしょ?笑笑

トウジ
名前出すとは流石いいんちょやで…

ケン/スケ
なあ、黙ろうぜ

夜だし

ヒカリ「……ねぇ、これもう不自然よ」

トウジ「せやな…普通なら怒り狂った惣流が来てる頃やで…」

ヒカリ「いきなりツイッターの使い方がわからなくなったのかな…」

トウジ「大学卒業してるんやで」

ヒカリ「…電話かけてみる」

トウジ「唐突やね」

ヒカリ「……」プルルルルル

シンジ「はぁっはぁっ!あすかぁ!あすかぁぁー!!」ギシギシ

アスカ「シンジっ…好きっ!…っあんっ!」ギュー

シンジ「はぁっ!…ん?アスカ、電話っ着てるよ…!」

アスカ「えっ…うそっ…ごめん…!ぁあっ…」

シンジ「…ちょっと出てみてよ」

アスカ「え?」

シンジ「ほら、もう取っちゃった」ニコ

アスカ「もっもしもし?だれっ?」

ヒカリ「こんばんは、アスカ。なーんだ、ちゃんと起きてたんだ」

「ひっヒカリ?…うん、もう、超…元気よ!ダンケダンケ!」

ヒカリ「アスカ…?まぁいいの、それよりツイッター見てないの?」

「え?あーちょっと…ってあんっ!…チョット…」

ヒカリ「…どうかしたの?」

「ううん!なっ、なんでもっ、ないのぉっ!アンっ…モウバカシンジ!…」

ヒカリ「………えーっと、暇だったら、見てみて、ね?」

「うんっ!わかっ…た…わっ!あぁっ…ぁあぁ!…ばいばいっヒカリぃ!!!」

ヒカリ「う、うん…」ピッ

トウジ「いいんちょ、どないしたんや」

ヒカリ「…ううん、なんでもない…」

トウジ「なんでもないやないで、言ってくれな分からん」

ヒカリ「ねぇ、鈴原」

トウジ「なんやねん」

ヒカリ「たけのこときのこ、どっちが好き?」

トウジ「なんやねんいきなり…いいんちょは?」

ヒカリ「私はきのこ」チラッ

トウジ「うわあああああああいいんちょおおおおおおおおお!!!」ガバッ

シンジ「…ふぅー…」

アスカ「何一服みたいな雰囲気醸し出してるのよ…」

シンジ「いや…アスカ、好きだよ」

アスカ「そんなの半年前から知ってるわ」

シンジ「つれないね」

アスカ「ふん……ねぇ、シンジ」

シンジ「……何?」

アスカ「やっぱりたけのこね」

シンジ「言ってくれるね毎回」




なんでつまんない展開にしちゃうんだよ

最初からつまんなかったし問題なかろう

ツイッター絡みのコメディ風かと思って期待したのに
なんだこれ

いい湯[ピーーー]

つまりたけのこ最強って話だろ

きのこって言ったいいんちょは殺されたか……

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