響「暇だねー」翔太「暇だなー」 (147)

響「…………」

翔太「…………」

響「……何か喋ろうよ」

翔太「……何を?」

響「…………」

翔太「…………」

響「…………」

翔太「……暇だなー」

響「暇だね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395382613

翔太「あ、あれって……」

響「?」

翔太「」チョイチョイ

響「!」


??「~~~!」

??「~~、~~~」

涼「~~~~ ~~~~~」

??「~~!!」


響「……声かける?」

翔太「……やめとこう」

響「了解……」

響「……向こうが気付いたら?」

翔太「その時はその時……」

響「了解……」

翔太「…………」

響「…………」

翔太「……暇だなー」

響「暇だねー」

翔太「最近調子は?」

響「ぼちぼち……」

翔太「新曲とかどう?」

響「それもぼちぼち……」

翔太「ソロパートなかったっけ?」

響「だからぼちぼち……」

翔太「そっか……」

響「うん……」

響「!」

翔太「? ……!」

響「おーい、みき――」

翔太「しーっ! しーっ!」

響「……どうしたんだ?」

翔太「ツ・レ・の・ひ・と!」

翔太「邪魔しちゃ悪いって!!」

響「いや、でも……」

翔太「悪いって!」

響「わかったわかった……」

響「そこまで言うなら……」

翔太「良かった……」

響「むしろ入ってった方がいいと思うんだけどなあ……」

翔太「?」

響「…………」

翔太「…………」

響「……何か頼む?」

翔太「あー……クリームソーダ」

響「了解……」ピンポーン

店員「お呼びでしょうかー?」

響「クリームソーダ一つ……あ、あとフライドポテト」

店員「ご注文繰り返させていただきます」

店員「クリームソーダが一点、フライドポテトが一点、以上でよろしいでしょうか?」

響「はい……」

店員「注文ありがとうございましたー」

響「……好きなの?」

翔太「……何が?」

響「クリームソーダ……」

翔太「うーん……まあ普通」

響「まあ普通……」

翔太「まあ普通」

響「そっか……」

店員「お待たせしました、クリームソーダとフライドポテトでございます」

翔太「どうも……」

響「ありがとうございます……」

店員「こちらの伝票、お帰りの際にレジまでお持ちください」

店員「それではごゆっくりどうぞー」

響「ポテト食べていいよ……」モグモグ

翔太「ありがとう……」モグモグ

響「……美味しい?」

翔太「……普通に」

響「普通に……」

翔太「普通に」

響「どうする……?」

翔太「どうしよ……?」

響「そろそろ帰る……?」

翔太「そうしようか……」

響「割り勘でいい?」

翔太「あー、クリームソーダの方が高いだろ?」

翔太「いいよ払うよ」

響「悪いな神峰……」

翔太「別にいいよこれぐらい……」

翔太「先、出ててくれ刻阪」

響「ああ……」


終わり

優菜「ケチャップ」

透「めんつゆ」


翔太「まだやってんスかあの二人……」

響「無駄な争いなのにね……」

響「目玉焼きに何をかけるか、なんて」

翔太「だよなあ……」

響「タバスコ一択に決まってるのに」

翔太「!?」

翔太「刻阪、お前……!」

響「何を驚いてるんだ神峰?」

響「目玉焼きにはタバスコ、常識だろう?」

翔太「イヤ、ありえねェよ!! どこの世界の常識だ!」

翔太「目玉焼きにタバスコかけるヤツがあるか!」

優菜「え!? 刻阪君、目玉焼きにタバスコかけるの!?」

優菜「う、なら私も……」

優菜「……ダメ! いくら刻阪君でもこれは無理! 目玉焼きにはケチャップ!」

透「何言ってんだオメーら! 目玉焼きにはめんつゆだってさっきから何度も言ってんだろ!」

優菜「それはないってば!!」

響「そうですよ打樋先輩!」

優菜・響「目玉焼きには……」

優菜「ケチャップ!」

響「タバスコ!」

透「めんつゆだっつってんだろ!」

涼「めでたい奴らだ……」ザッ

翔太「! 金井淵先輩、来てたんスか!?」

涼「目玉焼きに何をかけるかなどでそこまで争えるとは……」

透「こいつらがめんつゆが最強だってのを認めねェから長引くんだよ!」

優菜「ケチャップでファイナルアンサーだって言ってるでしょ!」

響「タバスコで決まりですってば!」

涼「どいつもこいつも……」

涼「目玉焼きには『何もかけない』が結論だろうが!」

涼「素材本来の味こそ究極にして至高!」

涼「この味音痴どもが!!」

優菜「出たわね素材厨……!」

透「口を開けば素材本来の味、素材本来の味……!」

響「他に言うことはないんですか!」

優菜「いい加減認めなさい! 目玉焼きには……」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「あんたたち、まだそんなくだらないことで言い争ってたの……?」ザッ

翔太「邑楽先輩!」

恵「目玉焼きには塩以外ありえないでしょ、全く……」

透「邑楽……テメェ、いい度胸してんじゃねェか」

恵「何、やる気? かかってくるなら相手になるわよ?」

透「ハッ、塩って言っときゃ通ぶれると思ったら大間違いだぞコラ!」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「君たち花見の席でぐらい、もう少し静かにできないのかい……」ザッ

俊平「大体、目玉焼きに何をかけるのかなんて、そばつゆで決まりじゃないか!」

翔太「奏馬先輩! ……そばつゆとめんつゆって同じものじゃないんスか?」

透「……神峰、お前それ本気で言ってんのか?」

翔太「え、だってそんな大した違いなんて……」

全員「全然違う!」

響「いいか神峰! そばつゆとめんつゆとは!」

響「甘さ! 辛さ! 濃度! 出汁感! 塩分! 糖分! 調理法!」

響「そうめんとそばという麺の太さが違う食べ物に合わせて!」

響「それぞれ微妙に配合と材料が変えられているんだ!」

響「決して同じものなんかじゃない!」

翔太「そ、そうなんだ……」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「お前ら何をやっているんだ……」ザッ

翔太「音羽先輩!」

悟偉「目玉焼きにはオランデーズソースに決まっているだろう……」

翔太「え? な、なんスか、そのオレンジソースっての」

悟偉「〝オランデーズソース”……バターとレモン果汁と卵黄を使ったフランスのソースだ」

悟偉「オランダのソースを模したことが名前の由来だと言われている。オレンジは入っていない」

優菜「あんた、こういうときにお洒落なものを持ち出してきて……!」

悟偉「普段から我が家ではこれ以外使っていないぞ?」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「み、皆争うのはやめようよ……」ザッ

翔太「御器谷先輩!!」

恵「忍、あんたは黙ってて!」

忍「……そうだよね」クシャッ

忍「目玉焼きには味噌だなんていう、ボクの意見はどうでもいいよね……」クシャックシャッ

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「……味噌」

鋭一「何を争っているかと思えば……」ザッ

神峰「伊調! どうしてここに!?」

鋭一「僕がさくらまつりに来ていたらいけないのかい?」

鋭一「……それより聞き捨てならないな」

鋭一「目玉焼きには醤油だろう!!」

鋭一「これこそ王道にして原点!」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「……味噌」

鋭一「醤油!」

花澄「みんなー、争うのはやめようよー」

花澄「目玉焼きに何をかけるかなんて納豆のタレでいいでしょー?」

悟偉「納豆のタレ……だと……?」

涼「さすがにそれは……」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「……味噌」

鋭一「醤油!」

花澄「納豆のタレ!」

聖月「お姉ちゃんは相変わらず味覚音痴なんだから……」

聖月「納豆のタレなんて普通の家には、備蓄されてないってば!」

聖月「目玉焼きにはミルクでしょ!?」

花澄「ええー……それはないよー聖月ー……」

優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「……味噌」

鋭一「醤油!」

花澄「納豆のタレ!」

聖月「ミルク!」

翔太(しかし皆どうでもいいことで喧嘩するなぁ……)


優菜「ケチャップ!」

透「めんつゆ!」

響「タバスコ!」

涼「そのまま!」

恵「塩!」

俊平「そばつゆ!」

悟偉「オランデーズソース!」

忍「……味噌」

鋭一「醤油!」

花澄「納豆のタレ!」

聖月「ミルク!」


翔太(目玉焼きにはチョコレートで決まりなのに……」

全員「それは絶対ない!!」

翔太「!?」


おわり

あえて言おう

最初アイマスだと思った

>>23
それを狙って書いたんだ……
某所で響「」がスレタイのソルキチSSあったらアイマスとややこしくね? みたいな話見てついカッとなってやった
反省はしている、後悔はしていない

あ、また小ネタ思い付いたら何か書くんでHTML化依頼は出さないでおいてください
たたむ時は自分で依頼出すんで

「キョクリスー、朝よー起きなさーい!」

晴海「もう起きてますー!」

晴海「はぁ……」


「キョクリス、最近学校はどうだ?」

晴海「ぼちぼちですねー」

「そうか、部活に打ち込むのもいいがほどほどにな」

晴海「わかってますよ」


晴海「いってきまーす!」

「いってらっしゃーい!」

「おはよう、キョクリス!」

晴海「おはようございます!」

「おはよ! キョクリス!」

晴海「はい、おはようございます」

「あ、キョクリス先輩。おはようございます」

晴海「おはようです、聖月!」


晴海「はぁ……」

「じゃあ次のページ……キョクリス、読んでくれ」

晴海「はい!」


「でさー昨日のテレビがー」

「ちょっとキョクリスちゃんと聞いてるー?」

晴海「ちゃんと聞いてますよ? 昨日テレビがどうしたんですか?」


「キョクリスー現国のノート貸してくんねー?」

晴海「またですかー? しょうがないですねー」


「あれ? キョクリス今日はパンなの?」

晴海「ええ! たまにはこういう日もあります!」


晴海「はぁ……」

「キョクリス先輩……私まだこの曲吹けなくて……」

晴海「大丈夫です! 最初は誰でも吹けないものですから!」


「キョクリスー、帰りにゲーセン寄ってかね?」

晴海「ごめんなさいです……今日はちょっと……」

「うーい、また誘うわー。またなー」

晴海「はーい、また明日でーす!」


「キョクリスー」

「キョクリス!」

「キョクリス?」

「キョクリス」

「キョクリス……」


晴海「はぁ……」

「おや……? あなたは……」

晴海「? ……君は確か、竹風の……」

「覚えていてくれたんですか、光栄です」

晴海「まあ、天籟ウィンドフェスでの君の指揮は強烈でしたからねー」

「天籟フェスでは、あなたのトロンボーンも素晴らしい演奏でしたよ……」

「曲山・クリストファー・晴海さん」

晴海「!! 君は……!」

「? どうかしましましたか?」

晴海「君こそ私の心の友でーす!!」

「うわっ! ちょっと、いきなり抱きつかないでください!」

「僕にそっちの気は……!」


しまった最後の最後で一人称間違えた
私→ぼくに脳内補完しといてください

音羽父「えーまた御器谷忍の生態として、重要なのがその性質です」

音羽父「御器谷忍は他のどんな生物よりも温厚で我慢強く、怒るようなことはまずありません」

音羽父「で~す~か~ら、こ~の~よ~う~に!」キュッキュッキュッ

音羽父「額に油性ペンで肉と書いても大丈夫です!」

御器谷(肉)「」プルプル

音羽父「ま、もっとも、これは模型なので怒ることもありえませんが……」

音羽父「実際の御器谷忍に同様のことをしても、まず感情的になることはないでしょう」

音羽父「他にもこのようにお尻を撫で回したりしても……」ナデナデ

御器谷(肉)「ぅ……、ふ……!」ピクッ

音羽父「怒るといった行動を示すことはないのです」

神峰(うわあ……)

音羽(うわあ……)

伊調(うわあ……)

金井淵(うわあ……)

しまったスレ間違えたごめんなさい

神峰「ああっ! 奏馬先輩がいきなり倒れた!」


神峰「しかも……心臓動いてねェぞ!」

神峰「心と一緒に停止しちまってる!!」

刻阪「なんだって!?」

神峰(くっ、こうなったら……)

神峰「刻阪ァ! 心臓マッサージ!!」バッ

刻阪(心臓マッサージ……)

刻阪(それは心肺蘇生時、胸骨圧迫のテンポをとるのに最適な曲……)

刻阪(つまり、アンパンマンマーチを演奏しろってことだな!?)コクッ

そうだ♪ おそれないで♪ みんなのために♪

神峰(ダメだ! 奏馬先輩の心臓……心はまだ止まったままだ!)

神峰(だったら……)

神峰「打樋先輩! パーカッションパートの皆!」バッ

=痺れるような音を!=

神峰(電気……雷で!)

神峰(AEDだ!!)

打樋「ウシャァアアア!! 任せとけコラアアアアア!!」

愛と♪ 勇気だけが♪ 友達さ♪

神峰(マズい……奏馬先輩の心臓、未だ動き出す気配が全くねェ!)

神峰(パワーが足りてないのか!?)バッ

=全員! もっとパワーを!!=

「おい」

「そんな処置をするな」

神峰「えっ……!」

あ♪ あ♪ アンパンマン♪

音羽「患者が死ぬ」

神峰「音羽先輩!!」

音羽「こんな難しいこと、オレ抜きでやれると思うな」

神峰「流石医者の息子!!」

音羽「この症状……恐らくこれは心タンポナーデだ」

音羽「閉胸式心マッサージは効果が薄い」

神峰「つ、つまりどういうことスか!?」

音羽「治療するには胸を開く……開胸式心マッサージをする必要がある」

やさしい君は♪

音羽「だがここに人の胸を切れるような刃物はない……!」

音羽「これでは……!!」

神峰「いや……刃物なら、あります!」

神峰「弦野! いるんだろ!」バッ

=メス!!=

神峰(お前の刀で……心臓までの道を切り開くんだ!!)

弦野(治療のために人を叩っ斬るのは初めてだなァ……!)カーンカーンカーンカーン

音羽「待て! 例え胸を切り開けたとしてもだ!」

音羽「そのままでは傷口から雑菌が入り、術後更なる障害、病気を引き起こす!」

音羽「手術には消毒が必須だ!」

神峰「消毒なら……うってつけの人がここにいます!!」

神峰「歌林先輩!」バッ

=もっと炎燃やして!=

神峰(あんたの心の燃える炎で……熱消毒!!)

いけ♪ みんなの夢まもるため♪

歌林(刻阪君とのデュエットの機会がこんな形でできるなんて……)

歌林(邪魔なのも何人かいるけど……刻阪君にいいところ見せる為にも!)

歌林(全力で! 演奏する!)

音羽「切開と消毒ができても!」

音羽「縫合は? 傷口はどう塞ぐ!?」

神峰「オレが塞ぎます!!」

そうだ♪

音羽「な……!?」

神峰(指揮棒を振って……出てくるこいつで!)

神峰(包んで! 巻きつけて!)

嬉しいんだ♪

神峰(これで……)

神峰「終わりだ!!」

生きる喜び♪











神峰「皆で演奏してる間に奏馬先輩は谺先生が呼んだ救急車に運ばれていきました」

fin









うわ、名前じゃなく苗字で書いてた
名前で書くのめんどいしもうこれから苗字でもいいか……

歌林「あたしもあだ名が欲しい」



邑楽「……いきなり何言ってんの?」

木戸「どしたん、カリン」

歌林「いや……皆ちょっとそれぞれの名前読んでみてよ」

歌林「まず雅」

邑楽「……雅」

吹越「みやびん?」

歌林「うん、で次は恵」

吹越「めぐみん」

木戸「メグ」

歌林「カスミン」

邑楽「カスミン」

木戸「カスミン」

歌林「それで、最後にあたし」

邑楽「カリン」

吹越「カリン」

木戸「カリン」

歌林「おかしいでしょ!?」

歌林「なんであたしだけ苗字呼びなの!!」

邑楽「あー……」

木戸「いや、まあ、それはねえ……」

吹越「苗字が名前っぽいからねー」

歌林「他の! 皆は! 名前で呼ばれてるのに!」

歌林「あたしももっと親しげに呼ばれたいー!!」

木戸「それで最初の発言に繋がるわけかー」

邑楽「なに、じゃあこれから優菜って呼べばいいの?」

歌林「いや! それはここまで来たら刻阪君専用の呼ばれ方にしたい」

邑楽「……あ、そう」

木戸(一年も同じパートでやっててまだあの距離感なのに)

吹越(殆ど進展してないよねー)

邑楽(あたしはまだ半年ぐらいだからセーフのはず……)

木戸「じゃなんて呼べばいいん?」

歌林「え、えーっとそれは……」

吹越「特に考えてないの?」

歌林「う、うん」

吹越「じゃあ皆で考えよっかー」

邑楽「しょうがないなあ……」

木戸「無難にカリリンとかは?」

邑楽「それ結局苗字じゃない?」

木戸「あー……そっかそうだねー」

吹越「はいはーい、ユーナンがいいと思いまーす!」

歌林「それあたしのあだ名?」

吹越「うん」

邑楽「本気で言ってる?」

吹越「もちろん! かわいくないかな、ユーナン」

木戸「YOU何なん?」

歌林「」ブフォ

邑楽「うわっ! きたなっ!!」

歌林「ちょっと! いきなり変なこと言うのやめてよ!」

邑楽「雅はそういうとこあるわよね……」

吹越「ぶっとびー(笑)」

木戸「……カスミンにだけは言われたくないなあ」

吹越「ん?」

木戸「なに、やる気?」

歌林「ちょっとやめてよ二人とも……、ここファミレスだよ?」

木戸「……そのうち決着はつけるからね」

吹越「いつでも相手になってあげるよー」

邑楽「ほら、話戻すわよ」

木戸「メグはどんなのがいいと思うわけ?」

邑楽「うーん……」

邑楽「ユウ……とか」

歌林「いやそれは流石に」

木戸「なんか男っぽいし」

邑楽「うん、やっぱそうよね」

邑楽「自分でも言っててないわって思った」

吹越「あーじゃあこんなのはどうかなー――」








神峰「結局カリンのままになったそうス……」

神峰「あ、吹越先輩誕生日おめでとうございます」






終わり
呼称に関しては一部捏造あります
ソルキチはキャラ多い弊害で呼び方定まってない関係が結構あって二次創作で困る
Wikiに呼称表とかできればなー

新年度始まってからこっち中々SS書く暇がない

刻阪「神峰がタクトを振るったら」

刻阪「に~じがみえるよ みらくるワールド!」

タッタットゥッタ♪タッタットゥトゥッタ♪

刻阪「カミーネカミネ みーらくるカミネ」

刻阪「指揮してカミネ ナンバーワン!」ワン!

刻阪「ホルンにオーボエ パーカッショーン」

刻阪「サックス トーロンボーンでポイ!」ポイ!

刻阪「あじにうるさい吹越聖月も」

刻阪「なにもかんじない金井淵も」

刻阪「みんなだいすき にじいろの指揮」

刻阪「とっておーきのしき~だよ」

刻阪「かーみねがタクートをー 振ーるったらー」

刻阪「にーじいろテープが」

刻阪「ハリラハリラハラリーイ!」ハイ!

刻阪「カミーネカミネ みーらくるカミネ」

刻阪「指揮してカミネ ナンバーワン!」ワン!

刻阪「ホルンにオーボエ パーカッショーン」

刻阪「サックス トーロンボーンでポイ!」ポイ!

刻阪「っていう替え歌を作ったんだけどどうかな?」

神峰「いやどうかなじゃねェよ!」

刻阪「?」

神峰「そのどうしたんだ神峰……みたいな顔やめろ!」

神峰「つーか本気で分かってねェのが『見』えるのが腹立つ!!」

刻阪「一体どうしたんだ? あっ、カルシウム不足か!」

神峰「違ェ!」

神峰「今何時だと思ってんだ刻阪!?」

刻阪「二時だな」

神峰「そう! 二時! 夜中の二時! 草木も眠る丑三つ時!!!」

神峰「そんな時間に自宅まで押しかけられて起こされたこっちの身にもなれ!!」

刻阪「ハッハッハッ」

神峰「だぁぁあああああああ!!!」

神峰「しかも! しかもだ!!」

神峰「こんな真夜中に来るなんてどんな大事かと思ったら!」

神峰「まさかの!! 替え歌披露!!!」

神峰「正直心の状態が普通だった時点でおかしいなって思ったよ!!」

刻阪「……僕、ムリしてないように見えた?」

神峰「えっ……刻阪?」

神峰「お前、まさか本当は……」

刻阪「まあしてないけど」

神峰「くそっ! やっぱりな!」

神峰「どーせ!! そうだろうとは思ったよ!!」

神峰「ちょっとでも心配したオレがバカだった!!」

刻阪「まあまあ、そんな興奮するなって神峰」

刻阪「飲み物でも飲んでちょっと落ち着け」

神峰「……なんか買ってきてくれたのか?」

刻阪「ああ、はいコレ」スッ

神峰「見たことないジュースだな……まあサンキュ」プシュ ゴクゴク

神峰「ぶふぉ!!」

神峰「何だこれ、マズッ! 湿布の味がするぞ!?」

刻阪「何って、ルートビアだよ」

神峰「いや知らねえよ! なんだよルートビアって!」

刻阪「いいか神峰! ルートビアとは!!」

神峰「やめろ! お前のそれ、地味にセリフ長ェんだよ!」

刻阪「……アメリカ発祥の炭酸ハーブ飲料だよ」

神峰「何だそれ……」

刻阪「で、どうだ神峰?」

神峰「どうだも何も、オレ未だかつてこんなマズイもん飲んだことねェぞ……」

刻阪「そっか……」

刻阪「残念だ、お前とは感性が合いそうな気がしたのに」

神峰「いや、こんなマズイもんを好き好んで飲むような感性は持ち合わせてねェよ」

刻阪「(´・ω・`)」

神峰「……そんな顔してもマズイもんはマズイからな」

神峰「つか、何? お前こんな夜中にオレんちに押しかけて来た理由は替え歌とジュースなの?」

刻阪「」コクッ

神峰「いい顔で頷いてんじゃねェよ!」

神峰「なんなんだよ……つーかジュースもそうだけどあの歌も何?」

神峰「オレ原曲知らないから、リアクションもロクに取れないんだけど?」

刻阪「アレは『味楽る!ミミカ ナンバーワン』って曲だよ」

神峰「……味楽るミミカって、なに?」

刻阪「いいか神峰!」

神峰「だからそれはやめろ!!」

刻阪「……NHKで昔やってた料理番組のOPだよ」

刻阪「モコと一緒によく見てたんだ……」

神峰「あ、そう……」

神峰「……なあ刻阪、オレ今凄ェ眠いんだけど」

刻阪「奇遇だな神峰、僕もだ」

神峰「お前マジでなんでこのクソ夜中に来たんだよ……」

神峰「せめて昼間に来たらもうちょっと歓迎してやったのに……」

刻阪「…………」

神峰「……なんか、家であったのか?」

刻阪「…………」

神峰「今帰ってきてるお姉さんと喧嘩したとか……」

神峰「モコちゃんと気不味くなったとか……」

神峰「……家族と何かあると、家に居づらくなるよな」

刻阪「…………」

神峰「あー……言いたくねェなら言わなくていい」

神峰「別に、無理して聞きたいわけでもねェし」

神峰「ただ、な」

神峰「お前は……オレにこの『目』の意味を教えてくれた……」

神峰「その、……大事な、し、親友だから……」

神峰「困ったときはできるだけ助けになってやりてェと思ってる」

神峰「だから……オレんちに来るならその……変な理由付けとかはいらねェ」

神峰「素直に一言……助けてくれって言ってくれれば、その、な……」

神峰「……刻阪?」

刻阪「…………」

神峰「おい……」

刻阪「………………」

神峰「刻阪……」

刻阪「…………zzz」

神峰「くそ!! こいつ! 寝てやがる!!!」

終わり

刻み大阪さんの誕生日にSSを書けなかったのは一生の不覚
来年は……来年こそは当日に……

神峰「かにゃいぶち先輩」



 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「正直にゃにも感じにゃかったにゃ」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「にゃんで賛成派がいるのかわからにゃい」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「……歌林は元々反対じゃにゃかったかにゃ?」


川和「きゃわわ」

 ∧ ∧
J彡三ミし
(;・ω・`)「谺先生が振らにゃいと、鳴苑の部員が動揺して実力が出せにゃいのでは……!?」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「……仕方がにゃい」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「ラストの曲……当然全身全霊で吹いてやる。……だが勘違いするにゃ」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(`・ω・´)「オレたちはお前にゃんか認めにゃい」


星合「きゃわわ」

管崎「きゃわわ」

 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「やるわけ にゃいだろう」


神峰「お願いします」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(´・ω・`)「やるわけ にゃいだろう」


神峰「何か……嫌なこととかあったんスか?」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(    )「やるわけ にゃいだろう」


神峰「……この先輩、持って帰っていいスか」


 ∧ ∧
J彡三ミし
(;・ω・`)「!?」


神峰「きゃわわ」

刻阪「きゃわわ」


終わり

刻阪「神峰! 神峰! ちびき拾った!」

神峰「……は?」

刻阪「ほらこれ!」

ちびき「…………」コクッ

神峰「え、何コレ? 刻阪何コレ!?」

刻阪「何ってちびきだよ。部室で飼おうと思って」

神峰「えぇー……何も答えになってねェ……」

ちびき「……」コクッコクッ

刻阪「かわいいだろー?」

神峰「いや、うん。まあ……そうだな……」

打樋「オー神峰に刻阪じゃねェか! おはようだコノヤロー!」

神峰「あ……打樋先輩、おざす」

刻阪「おはようございます」

打樋「オ……刻阪、お前の持ってるそいつ」

ちびき「……」コクッ

神峰(そりゃ気になるよな……こんな変な生き物)

神峰(いや、そもそも生き物なのか……?)

打樋「オレも似たやつ持ってるぞ」

とーりょ「ウシャ!!」

神峰「えぇぇえええええ!?」

とーりょ「オ? オ?」

ちびき「……」ブンブン

神峰(これ会話成立してんのか……?)

刻阪「打樋先輩も拾ったんですか?」

打樋「おう、おにぎり落としたら何か釣れてな」

神峰「……おにぎり好きなのか? お前」

とーりょ「ザハハ!」

神峰(心も見えねェから何考えてんのか全然わからん……)

打樋「あー神峰、そいつは白米全般何でも好きだぞ」

刻阪「ちなみにちびきは辛いものが好きみたいだよ」

神峰「あ……そうスか……」

金井淵「おまえたち……!」

神峰「! 金井淵先輩!」

神峰(心が今まで見たこともねェ反応を……!?)

神峰(こいつらが原因か!)

ちびき「……」コクッ

とーりょ「オ?」

神峰「あ、あの、こいつらは、その……」

金井淵「ず、随分かわいい奴を連れているな……」

金井淵「……撫でてもいいか?」

神峰「」ズコー

打樋「しょーがねェな! ホラ!」

とーりょ「ウシャ!!」

金井淵「おお……! おおお……!!」

神峰(……今までどれだけ働きかけても動かなかった金井淵先輩の心がこんな簡単に)

神峰(オレのやってきたことって一体……)ズーン

??「」ポンポン

神峰「慰めてくれんのか……? ありがとな、でも流石に高校生にもなって頭撫でられるのは――」クルッ

めぐめぐ「ミ゛ャッ!」

神峰「また増えたー!?」

木戸「あ、いたいた!」

木戸「駄目じゃんめぐめぐ、勝手にいなくなったりしたらー」

神峰「木戸先輩……この子、めぐめぐって言うんスか」

木戸「うん、何かメグに似てるでしょ? だからめぐめぐ」

神峰「あー……確かに邑楽先輩に似てますね」ナデナデ

めぐめぐ「ミ゛ャ、ミ゛ャー!!」

神峰「イテッ! あ……逃げちまった……」

神峰「撫でられんの嫌だったのかな……」ショボン

木戸(いやーホント似てるよね……)

木戸「じゃ、めぐめぐ行っちゃったしあたしも行くね」

木戸「よくわかんないけど元気出しなよ神峰!」

神峰「あざす……木戸先輩」


金井淵「ふぅ……」

打樋「満足したか? 金井淵」

金井淵「ああ……これはいい……実にいい」

金井淵「打樋、こいつをオレにくれ」

打樋「オ? 寝言は寝てる時に言えよ」

金井淵「……ダメか?」

打樋「ダメに決まってんだろ! とーりょはオレが飼うんだよ」

とーりょ「ザハハ!」

金井淵「じゃ、じゃあ刻阪……!」

刻阪「駄目ですよ、ちびきは部室で飼います」

ちびき「……」コクッ

金井淵「そんな……! それじゃ生殺しじゃないか!?」

打樋「諦めろ」

刻阪「諦めてください」

金井淵「」



終わり……?

見切り発車で書いてみたけどイラストないと難易度高すぎ
アイマス公式二次創作のぷちます!が元ネタっス

淵ます!って言いたかっただけ

弾「ペラペーラ」キョクリス「ペラペラペーラ!」



弾「ペラ? ペラペラ?」

キョクリス「ペラペラペラ!」

弾「ペラ!? ペラ……」

キョクリス「ペラーラペーララ」

弾「ペラッペラッペ」

キョクリス「ペラリラペラリラ!」

弾「ペランペペーララ」

キョクリス「ペーラペーラ!」

弾「ペラペラリ――」

キョクリス「ペラララ――」




重松「さっき話してた相手、ソニ学のキョクリス君だろ?」

重松「お前一体英語で何を話してたんだ?」

弾「ああ、別に大したことじゃねェべ」

弾「おっぱいはデケェ方が弾力があっていいって話よ」


ダンさん誕生日おめでとうございます

照りつける日差しが眩しい。太陽死ね。
でも冷えた体を温めてくれる熱はありがたい、やっぱ生きろ。

……水泳の授業は好きじゃない。
別にカナヅチだとか、水に浸かるのがイヤだとか、そういうわけじゃない。
むしろ、鼻をくすぐる消毒薬の匂いは気に入ってる。
クラリネットで鍛えた肺活量を活かせるのは満更でもない。

ただプールで泳いだあとの、あの体にかかる倦怠感が煩わしいのだ。

……ついでに言えば、同じクラスの雅が水着になるたびに
「いいなーメグはおっぱいあって。あたしもそれぐらい欲しいなー」
という視線を送ってくるのも煩わしい。

言葉にこそ出さないが、彼女のその目はどんなおしゃべりな口よりも意見を放っている。
羨ましさを感じるのは勝手だが、こちらも好きでこの体型に成長したわけではない。
そりゃもちろん「ない」よりは「ある」方に越したことはないとは思うが。

これはこれで、異性のいやらしい眼差しを頻繁に受ける原因だったりするのだ。
男というのは、何故か、すべからく自分の眼球がどこをフォーカスしているのかバレていないと思っているらしい。

もちろんアイツとて例外ではなかったりする。
……ただアイツの場合、どういうわけかそこに特有の粘つきがない。
澄んだ琥珀色の瞳に浮かぶのは、子供のような純真さだけ。

これはもしや、いわゆる「そういう対象」としてあたしは見られていないのだろうか?
この感情を抱くようになってからはや半年近く、それなりにアプローチも行ってきた。
だがしかし奴は一向に態度を変化させる気配がない。

自分で言うのもなんだが、こんな美人に気のある素振りをされたら普通、
多少なりとも何らかの反応があってしかるべきなのではないだろうか。

それをアイツはいつまでも朴念仁の頓珍漢で……!
この間も差し入れた弁当に桜でんぶで書いておいたハートマークを、
「これ桃のマークッスか? オレ子供の頃桃太郎好きだったんで嬉しいス! あざす!」
とか!!

違う!!
桃のわけあるか! 逆だ逆!!

しかも、
「あ、これが桃太郎だとしたらこっちのウサギとタコはお供スかね?」
だとう!?

どんだけ桃太郎好きなんだよ!
りんごとウィンナーのお供を引き連れて、鬼退治ならぬオニギリ退治に出かけるってか!?
残念ながら今回の弁当にはオニギリは入ってません! 残念! 鬼ヶ島は留守だった!

しかも好きとか言う割にお供二匹じゃねーか! 一匹足りてない!!
いや、そもそもウサギもタコもお供違う! 桃太郎のお供はイヌサルキジ!

「め、メグ? どうしたの、何か凄く怖い顔してるよ?」

はっ!

しまったついつい自分の世界にトリップしていた。
落ち着けあたし、クールダウン。

ほーら深呼吸深呼吸。
塩素の香りが肺を駆け巡るよー。

塩素。
原子番号17番、元素記号Cl。
あたしの楽器、クラリネットと同じ略号。

中学校でそれに気付いてから塩スイーツが好物になったんだから、
われながら単純な性格してると思う。

そして高校で塩の香り漂うアイツを好きになるっていうね……。

アイツ――神峰翔太。
指揮者志望のあたしの後輩。多汗症。
大概いつでもおびただしい量の汗をかいてる。

あたしの、好きな人。

きっかけは合奏練習の後。
立ちくらみで倒れそうになったあたしを、アイツが支えてくれた。

そのときアイツの体臭に気付いた。
かいた汗が乾くことによって生じる塩の匂い。
刺激的な塩素の匂いとも違う、嗅いでて安心する香り。
一緒にいると落ち着く、いつまでも嗅いでいたい香り。

アイツと付き合えたらやりたいこと第一位。
アイツの脇汗を舐める。

絶対いい味すると思う。
ペロペロしたい。

ちょっとくすぐったそうにカラダをよじって「んっ……!」とか喘がれたら鼻血出る。
やばい、想像したら興奮してきた。

体も十分温まったし、そろそろプールに戻ろう。
プールサイドに上がってからそんなに時間経ってないのに、こんなに体温上がるなんて今日は相当暑い。



ああ……こんな日はきっと、アイツ沢山汗かいてるんだろうなあ……。



邑楽恵の暑い夏の日
終わり

神峰「お前の! 音で!」

神峰「心を!! 掴め!!!」

刻阪(僕の音!? 違う!)

刻阪(僕たちの! 音だ!!)


・・・・・・・・・・・・・・・


モコ「響……あだし……がんばるよ」

刻阪「声が出たんだ……もう大丈夫」


・・・・・・・・・・・・・・・


刻阪「なぁ、神峰」

刻阪「僕と一緒に部活やんない?」

神峰「!」

刻阪「ウチの部……ここ数年ずっと予選落ちで」

刻阪「まるで部全体が大きな壁に阻まれてるみたいなんだ」

刻阪「モコのことが心配だった僕みたいに……」

刻阪「もし、お前の目で僕みたいに先輩たちの心を変えられたら……」

刻阪「お前は部の救世主になれる!!

神峰「刻阪……」

刻阪「僕がシュートで点を取る!」

刻阪「お前は僕の球を導き……そして!」

刻阪「選手をまとめ導くサッカー部の……」

刻阪「ホペイロになってくれ!!」

神峰「やめろ、オレを買い被る……えっサッカー部!?」


神峰「サックスは!?」

刻阪「親の趣味」

刻阪「僕はサッカー1本でやってくつもりだよ」

刻阪「モコにそう言ったら入院しちゃったけど……」

神峰「あの子の声が出なくなった原因お前かよ!!」

谺「とりあえず、ダメな理由3コ言っとこうか」

谺「マネージャー、コーチ、監督なんかの雑用仕事は顧問の私だけで十分間に合ってるし」

谺「サッカー部にホペイロ目的で入部するなんて聞いたことないし」

谺「部員たち絶対認めないだろうし」

谺「そもそも今は高校総体を三日後に控えた大事な時期だし!」

奏馬「先生4コになってます」

谺「ふざけてるなら、入部も認めてあげられないぞ」

刻阪「ふざけてなんか、いませんよ」ズイッ

谺「……刻阪どうしたの?」

谺「昨日と今日じゃ別人みたい……」

谺「なんか、こう、全体的に凄く、こう……いい感じになってる」

神峰(アバウト!!)

奏馬「うーん、とりあえず部員として入部してみてそれから考えればいいんじゃないかな?」

谺「そうね……いいわテストしてあげる」

谺「どうしてもホペイロとしてやっていきたいなら――」

ガラッ

神峰「!」

刻阪「!」

谺「各ポジションのスターティングメンバー、全員に認められなさい!」

飯島「おう、お前ホペイロになりてェんだって?」

飯島「面白いじゃねェか! 応援してやるから頑張れよ!」

神峰「あざす!」

GK(ゴールキーパー).スタメン 飯島

攻略!


刻阪「ちなみに僕もスタメンだから」

神峰「マジか!」

MF(ミッドフィルダー).スタメン 刻阪

攻略!


・・・・・・・・・・・・・・・


奏馬「大変だ! 飯島部長が交通事故に!」

谺「なんだって!?」


・・・・・・・・・・・・・・・


打樋「棟梁ォォォォオオオオオ!!!」

奏馬「そんな……ウチは部員11人しかいないんだ!」

奏馬「これじゃ明日の高校総体一回戦に出場できない!」

音羽「……部員ならいるじゃないか」

谺「! まさか……!?」

音羽「ホペイロ志望、お前がキーパーをやれ」

神峰「な……! お、オレがスか!?」

音羽「お前以外に誰がいる」

奏馬「確かに神峰君は形式上はサッカー部に入部している部員……」

谺「技術もない、ルールもろくに知らない素人でもいないよりはマシか……」

川和「暴君もたまにはいいことを言う」

神峰「……やらせていただきます!!」

打樋「オレはお前なんか認めねェ」

打樋「GKってのはチーム最後の砦! 試合を勝たせるも負かせるもそいつ次第!」

打樋「コイツになら背中を任せられるって奴じゃねェと! つとまんねェんだよ!!」

神峰(沸点が低い! 苦手なタイプだ!)


・・・・・・・・・・・・・・・


神峰「アンタ……細けェ事考えんの苦手だろ」

打樋(!! こいつ……棟梁と同じことを!)

打樋(ハッ! オレはそれで……いいってことかよ!)

打樋「ウシャァァアァアアアアアアア!!!!!」

相手A「うるさっ!」

相手B「耳ふさげ、耳!」

   トールハンマー
 〝10万ボルト″
   打樋透


神峰「相手の足が止まった! チャンスだ刻阪!」

刻阪「任せろ!」

刻阪「ボールを相手のゴールにシュゥウゥゥゥウウ!」

神峰「超! エキサイティン!!」


モブ一校 鳴苑高校
   0ー1

神峰「心までセカンドトップになるな!」

奏馬「!」


・・・・・・・・・・・・・・・


刻阪(音羽先輩……まさか、スタミナ切れ!?)

神峰「」バチン

刻阪「!」

奏馬「!」

音羽「!?」

打樋(音羽のスタミナ切れをカバーするために、ミッドフィルダーの刻阪を前に上がらせて……)

打樋(フォーメーションをツートップからスリートップに変えただと!?)

打樋(素人が即興で出来る指示じゃねェぞ!)

打樋(アイツの目には一体何が見えてんだ!?)


モブ二校 鳴苑高校
   0ー2

相手C「オオオ! なんだコイツ!?」

律田「小柄なのに! なんてフィジカルだ!!」

伊調「ボールが奪えない!!」


    ボクガード
 〝歩くボール金庫″
    御器谷忍


相手D「2ー0から! アイツの働きで!」

キョクリス「逆転されました!」


   ナンバーナイン
 〝九番目の男″
   九能


叉山兄「な、なんだコイツ!」

叉山弟「こんな奴いたっけ!?」


  ハイド&ハイド
 〝影も形も″
 黒子テツヤ


重松「アイツのメガネ! 光を反射してくるぞ!」

弾「うおっ眩しっ!」


   メガネ
 〝鋭い眼光″
  川和壬獅郎


相手E「気をつけろ! あのMF、ラフプレーしてくるぞ!」

室節「叩っ斬るって一体何なん……ぐわああああああああ!!!」


  カーンカーン
 〝刀匠″
 弦野政彦

川和「いい加減お前も認めてやったらどうだ?」

川和「神峰はいいプレイヤーだ、わかっているだろう」

金井淵「フン……」

金井淵(今更引っ込みがつくか)


・・・・・・・・・・・・・・・


金井淵「待たせたな……オレもようやく」

金井淵「飛べる」


   アンブロークン
 〝沈まぬ秘密″
   金井淵涼


星合「それよ金井淵!」

管崎「かっこいー!!」

吏人「お前らが高円宮杯決勝の相手か……」

神峰「神峰翔太……鳴苑高校を日本一に導くGK兼ホペイロだ」

神峰「覚えておいて、くれないか!」

吏人「ハッ、日本一になるのはオレ達だ!」

金井淵「打樋! 後ろからプレッシャーかけろ!」

打樋「クンバンクンバチェロォォオォシャァアァアアアアア!!」

佐治「こんなもん!」

及川「まだまだぁ!」

音羽「打樋のトールハンマーをはねのけた!?」

川和「こいつら! 強い!」

刻阪「だけど! 日本一になるのは!」

神峰「オレたちだ!」


   ボールキャッチャー
 〝BALLCATCHER″
   神峰翔太


┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨


   ガシャン!

   ボールキャッチャーズ
 〝BALLCATCHER(S)″
   神峰翔太

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


打樋「お、オレ昨日三時間しか寝てねーし!」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


歌林「べ、別に刻阪君のこととか好きじゃないしっ!」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


伊調「猥談? 興味ないね」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」


黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


金井淵「テスト勉強……やるわけ ないだろう」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


刻阪「モコに恋人ができたら? やだなぁ、祝福するに決まってるじゃないか」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


川和「人気投票でパーリー最下位になりそうなことなど気にしていない」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかなぁ?」

黒条「ホントかな体操~」


木戸「胸の大きさが全てじゃないと思うんだ」


黒条「ホントかなぁ?」


黒条「ホントかな体操~」

終わり

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)ブーチたちはだらだら喋るようです


 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「おっおっお、五月ももう終わりだお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「明々後日からは祝日が一日もない月、六月か……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「のび太くんみてーなこと言ってんじゃねーお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「そもそも祝日でも休日でも部活はあるお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「一日休んだら取り戻すのに三日かかる楽器吹きに休日なんかねーお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「トランペット吹きの休じ……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ありゃ休んでねーお、むしろ休日返上して頑張ってるお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「休むといえば、去年アンコン前に練習ぶっちぎって旅行に行った奴が」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「あいつはめでたい奴だからしょうがねーお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「めでたい奴か……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「めでたい奴だお」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「あんたたち、二人でなにくだらない話してんのよ……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「美子か、晩御飯はもうできたのか?」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「残念ながらまだよ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「なんだまだかお……」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「文句があるなら自分で作りなさいよ。あたしと舞に任せてないで」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「うっ! 持病の難聴が……!」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「……めでたい奴だ」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「めでたい奴ね」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「お前らとりあえずそれ言っときゃいいと思ってるお?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「全く、どいつもこいつも……」

 / 彡人_iiiil|
 《-Θ_Θソ「美っちゃん、こっちも終わったよ……」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「ご飯炊けたの?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ようやく飯かお」

 / 彡人_iiiil|
 《-Θ_Θソ「う、うん……今持ってくるね」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「手伝うわ」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「オレも運ぼう」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「……じゃあオレも」

 / 彡人_iiiil|
 《-Θ_Θソ「四人は流石にいらない、かな……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「あ、そう……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「さあ、食べるか……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ちゃんと感謝して食べるお?」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「なんで何にもやってないあんたが言うのよ」

 / 彡人_iiiil|
 《-Θ_Θソ「あ、あはは……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「おっおっお」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「……まあいいわ、食べましょ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「手と手を合わせて、いただきま……」
    人


  彡 入 ミ k≧
  彳>∀<卜≧「ご飯だ! ご飯の匂いだ!」

 / 彡人_iiiil|
 《-Θ_Θソ「あ、おはようお兄ちゃん」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「はかったようなタイミングで起きてきたな……」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「食べる……って聞くまでもないか。つけてくるわ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「時差ボケはもういいのかお?」

  彡 入 ミ k≧
  彳>∀<卜≧「うん! 大丈夫!」

 /λ人μ l
 レ´・ω・ ソ「はい、咲のぶん」

  彡 入 ミ k≧
  彳>∀<卜≧「ありがと!」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「じゃあ全員揃ったところで今度こそ」
    人

 / 彡人_iiiil| /λ人μ l   ミミミミミヽ
 《-Θ_Θソ レ´・ω・ ソ   ( o-o、》
   人      人      人


  彡 入 ミ k≧
  彳>∀<卜≧「いただきます!」
    人

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                         J彡三ミし    _,,-''"
                        _ ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'

                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)ブーチたちは今週のジャンプについてだらだら喋るようです


 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「おっおっお、遂に六月に入ったお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「暑い」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「確かに最近暑いお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「暑い」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「六月でこれなら八月とか……考えたくもないお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「暑い」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「まあ本編はまだ四月なんだけど」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「暑い」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「……それ以外もなんか喋れお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「懲りずに二回目だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「誰も得しない二回目だな」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「キャラは崩壊しまくってるし」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「特にお前のキャラとか、もはや金井淵の皮を被ったブーンじゃないか」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「うるさいお! 嫌なら見るなだお!」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「オレたちを作った人もまさかこんなことに使われるとは思わなかっただろうな……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「このSSは神海英雄先生とAA職人の皆様を応援しています」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「どの口が言うんだか……」


 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「今更だけど今週のジャンプについて語るからまだ読んでない人はネタバレ注意だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「まあ語るのはSOUL CATCHER(S)についてだけだがな……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「それにしても……遂に今週は来たな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「確かに……!」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「オレの担当回が」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「……え?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「いやいや、平然と嘘をつくのはやめるお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「お前今週は1コマ足りとも出てなかったお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「いや出てただろ、336ページに」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「お前コレ鳴苑ジャーナルじゃねーかお! 本編じゃねーお!」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「しかも使い回しの1コマだお!」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「メイエンジャーナル チューバカイ オレ タントウ ガッキ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「フューチャーされてるのはあくまでお前の担当楽器であってお前じゃねーお!」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「全く……開始早々ボケをブッ込んでくるなお……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「オレがツッコミに回るとか尋常じゃないお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「お前確か違う世界線でもツッコミまくってなかったか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「アレは企画が企画だからだお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「大体あの世界登場人物の殆どがボケじゃねーかお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「そりゃオレもツッコミに回らざるを得んお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「続きはよ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「鋭意執筆中ですお」


 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「さて、他所の宣伝はこれぐらいにしないと後で怒られるお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「誰に?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「管崎に……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「ああ……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「六月期のプレゼント……特製マウスパッド」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「おっぱい型?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ちげーお心型だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「逆にするとお尻型と言えなくも……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「言えねーお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「おっぱい型だったらな……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「どんだけおっぱいが好きなんだお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「おっぱいが嫌いな男などいない!!」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「まあ……うん……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「つ、つーかそんなもん懸賞にしたら戦争が起こるお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「当選人数100名だお? ……人気投票の締切もまだなのに何枚はがき書かせる気だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「でも人選が木戸だったら?」

  ミミミミミヽ                           J彡三ミ し
  ( o-o、》「いや……木戸だとそもそも企画が通らな ( ^ω^)「それ以上はいけない」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「世の中には触れない方がいいこともあるお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「揉めるにこしたことはないと思うがな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ようやく本編の話だお……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「今週は1ページ目から濃かった」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「何あの恰好」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「神峰が着ている衣装は『不思議の国のアリス』の白うさぎがモチーフか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「そのへんは疎いのでよくわからんお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「あのうさぎの手で耳かき持つの大変そうだな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「アレ指揮棒だからな? 耳かきじゃないからな? オレもちょっと思ったけど」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「見開きで書かれる各パーリーの衣装」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「みんなかわいいお!」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「どうやって用意したんだろうな……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「困ったときのおとえもん……と言いたいところだけど今回あいつは不参加だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「各自で用意してきたとかにしては気合入ってるしな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「桜のモチーフとか入ってるし寸法もあるから幼稚園側が用意したとも思えないお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「一番ありえるのは衣装だけ暴君に作って貰った、だな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「暴君マジ便利!」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「しかしこれ時系列どうなってんだお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「と、いうと?

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「だってSコンが四月中だお? ついこの前入学式やって今幼稚園演奏やるって密度濃すぎるお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「言うほど密度濃いか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「まず入学式が多分四月七日以降、Sコンが四月下旬と見積もるお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「学業ほっぽり出してSコンもないと思うから下旬なら26、27あたりだと思うお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「Op45までが入学式当日、一日目でOp46~47タイトルロゴまでがその翌日じゃないかと思うお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「谺先生のセリフと一年生の胸から前半は間違いないと思うお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「後半も朝練で2、3時間ロングトーンやったりするとは思えないし……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「二日目放課後の練習→三日目の授業風景なんじゃないかと」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「で、そのままOp49の途中まで同じ日の出来事で翌日Sコン開催のビデオ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「そこからOp51ラストまでで四日目かと」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「……要するに?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「四月十日(木)か四月十一日(金)で幼稚園の演奏依頼があって十四~十八の四月第三週どこかで演奏会」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「衣装作る速度、曲練習する速度やべえ」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「Sコン26、27なら幼稚園演奏は21~25じゃダメなのか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「今後の展開ではそれでもいいかもしれんお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ただ次週以降Sコン前に日付が何回か変わる描写があったらそれは無理になるお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「ふーん」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「……まあ所詮どうでもいいことだお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「というか幼稚園演奏は平日なのか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「幼稚園について詳しくないから断定はできないけど、休日にあれだけの園児が集まるかお?」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「演奏会ってイベントなら集まるんじゃないのか」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「まあそれなら十九日か二十日により絞り込めるからむしろありがたいお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ちなみにこれは全部現実の日付を使用していますお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「本編はある程度現実とリンクしてる……ということで日付もリンクしてるとみているのか」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「そんな感じだお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「ところで演奏会になんで邑楽と御器谷は参加してないんだ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「出番のつご……ゲフンゲフン」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「多分そのうち説明があるんじゃないかお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「大体不参加で言うならオレらだって不参加だお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「今回は『やるわけないだろう×3』はなかったな」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「別に今回トロンボーンいらないし……というか必要でももうキョクリスでいいし……」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「というかリンギンであれだけきっぱり拒否されて咲良のことで色々やってるのに頼みに来るわけないお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「誘って欲しかったのか?」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「……そんなわけないお」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「星合のしたり顔きゃわわ」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「きゃわわ」


 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「刻阪ハンドverキツネ」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「メガミン猫耳&尻尾武装」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「歌林は完全にこれ人魂」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「一人演奏攻撃からハブられる演藤」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「ほら、まだ攻略してないから……」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「歌林はいつ攻略されたんですかねえ」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「とりあえず総じて今週も神回」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「異議なし」

 J彡三ミ し
  ( ^ω^)「よし、粗方言いたいことは言ったしこのへんで終わっとくお」

  ミミミミミヽ
  ( o-o、》「そうだな……」



__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                         J彡三ミし    _,,-''"
                        _ ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'

                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

谺「打ち上げで焼肉食べに行くぞ!」

皆「うおぉおおおおおお!!!」



焼肉屋――JOJO苑~前から美味しかったけど、焼肉、本当に旨くなったね。~


打樋「よっしゃ食うぞぉぉおおお!!」

神峰「とりあえず最初に来たタンから焼いてこうと思――」

打樋「あ ?」

打樋「神峰……テメェ今なんつった!? タン焼くっつったかコラ!」

神峰「ひっ、な、なんスか打樋先輩!」

打樋「まだ、ご飯大盛りが来てねェだろうが!」ダン

打樋「白米無くても焼肉食えるっつったっか? オ!?」

打樋「テキトーに焼いても美味しく食えるっつったか? オ!?」

神峰「言ってねェス、言ってねェス!」

打樋「焼肉っつー戦場をかけるにはなぁ! 白米って馬がいんだよ!!」

打樋「ぶたさんやうしさんの命をいただくからには最高に美味い状態で食うのが礼儀だろうが!」

神峰(こ、これは……!)

神峰(度を越したご飯愛好者! 苦手なタイプだ!)

神峰「す、すいませんでした打樋先輩……」

打樋「おう、今度から気をつけろよ神峰!」


伊勢崎「神峰! ちょっとこっち来てくれ!」

神峰(た、助かった! これで席を変えられる! サンキュー伊勢崎!)

神峰「なんだ……? すいませんちょっと外します」

打樋「おー」


神峰「なんかあったのか?」

伊勢崎「それが向こうのテーブルがちょっとトラブっててな……」

九能「お前なら何とかできるだろ!? 頼む!」

神峰「はぁ? 一体何が……」

音羽「おい、そんな焼き方するな」

音羽「肉が死ぬ」


神峰(あれは……! 音羽先輩、自分の周りの肉を全部取っちまってる!)

神峰(あれじゃ、隣に座ってる人は何も食えねェ!)


久住(もうイヤ……音羽先輩の隣に座ったあたしがバカだった……!)

久住(少しでも仲良くなれたらと思ったあたしが……)

神峰(くっ……!)タッ…

音羽「ホラ、食え」スッ

久住「えっ……?」

音羽「あんな焼き方してたらすぐに焦げる……だからその前に取り分けた」

音羽「お前の分だ、食え」

久住「あ、ありがとうございます!」

神峰(……)ホッ

神峰「お前ら、別に問題ねェじゃ……」

伊勢崎「違う神峰! そっちじゃない!」

九能「問題が起きてるのは……あのテーブルだ!」



奏馬「いい……馬肉、いい……」モグモグ

ユーフォパートの子「奏馬センパイ、新しいお肉ですよー」

奏馬「わるいね」


黒条「あの……気を悪くしたらすみません」

黒条「それってもしかして、共食い……になるんじゃないでしょうか」

奏馬「」ジクッジワジワジワ



吹越「うわー刻阪君よくそんなにコチュジャンつけて食べられるねー」

吹越「辛くないの?」

刻阪「おいしいですよ。吹越先輩も食べますか?」

吹越「いいの? じゃあひと切れだけ貰おうかな」


歌林(ちょっとカスミン、刻阪君に近くない!?)メラメラ

木戸「ねえカリン! お肉! お肉焦げてる!」



星合「ほら、舞は血が薄いんだからレバー食べて体力つけな!」

管崎「う、うん……ありがと美っちゃん」


咲良「肉だ! 肉の焼ける匂いだ! この匂いでご飯3杯はいける!」ムシャムシャ

川和「お前……いつの間に来たんだ?」



神峰「……どのテーブルだ!?」

伊勢崎「あそこだ、あそこ!」

弦野「わからねェようだからもう一回真摯に言わせてもらうぜ? 金井淵先輩」

弦野「焼肉のタレって、ほんとに必要なんスか?」

金井淵「フン……タレの必要性もわからんとは笑止千万」

金井淵「絶対必要に決まっているだろう」

弦野「素材本来の味を活かす塩がありゃァ十分だと思うんスけどね?」

金井淵「愚か者め……真の通こそタレに回帰する」

金井淵「タレこそが人類が生み出した英知の結晶にして味の極み!」

弦野「……譲る気はねェみたいッスね」

金井淵「それはお前もだろう?」

弦野「塩」

金井淵「タレ」


神峰「……何コレ?」

伊勢崎「さっきから二人が喧嘩始めちまって大変なんだ!」

九能「何とかしてくれ神峰!」

神峰「いやホントに何コレ!?」

神峰「くっ……二人とも!」

金井淵「なんだ、何か用か?」

弦野「おう神峰ェ……お前からも言ってやってくれよ、塩こそ最強だってな」

金井淵「フン……」

神峰「塩かタレかでケンカするなら……オレはこうします!!」

金井淵「な……!」

弦野「塩とタレを……混ぜ合わせた!?」

弦野(ありえねェ……ありえねェありえねェ!)

弦野(いくら若くてもそんな食い方したら生活習慣病まっしぐら!)

弦野(味だって混ざちまってウマいわけがねェ!)

弦野(こいつ……イカレてやがる……)

金井淵「調味料とはいえ、食い物を粗末にするとは……めでたい奴だ」

金井淵「ふざけているのか?」

神峰「ふざけてなんか、いませんよ」ズイッ

神峰「……食べてもらえればわかります」

神峰「騙されたと思って食べてみてください」

金井淵「……いいだろう、そこまで言うのなら食べてやる」

弦野「マズかったら、わかってんだろうな神峰ェ……!」

金井淵「」パクッ

弦野「」パクッ

金井淵「騙された!」バターン

弦野「騙された!」バターン

伊勢崎「うわっ!? 二人とも倒れたぞ!」

九能「い、一体どうして!」

神峰「……塩を大量に溶かしたタレ、焼肉通の二人は肉の旨みをかき消すその味の濃さに耐えられなかったんだ」

神峰「これでしばらくは静かになる……」

金井淵「」ピクピク

弦野「」ピクピク

伊勢崎「神峰……お前、パネェな!」

神峰「さて、問題も解決したし戻るか……ってあれ?」

ガタッ

神峰「邑楽先輩、ビビンバしか食べてないんスか?」

邑楽「神峰……」

神峰「肉焼いたりとかは……もしかして焼肉好きじゃないんスか?」

邑楽「……焼肉なんて、イライラする」

邑楽「大事に育てたお肉も、いつも横から誰かに取られる……」

邑楽「心を込めて焼けば焼く程悔しい思いが大きくなる!」

邑楽「だったら……最初から焼かない方が100倍幸せ!」

邑楽「あたしは、ビビンバだけでいい……」

神峰(これは……この心は)

神峰(信じられないんだ、自分で焼いた肉を自分で食べることを……)

神峰(自分が焼いた肉は必ず他人に食べられる、そう思い込んじまってる)

神峰(この人には、肉を食べさせてやらなきゃ……!)

邑楽「別にいいでしょ? あたしが何をどう食べようと……」

神峰「……不肖神峰翔太、邑楽先輩の為に肉を」

神峰「焼かせて、いただきます!」

邑楽「えっ……?」

神峰「ワン ツー スリー フォー!」バッ

=カ ル ビ 裏 返 し す ぎ な い=

=ホ ル モ ン も っ と 軽 快 に=

=ロ ー ス じ っ く り=

=脂  跳  ね  て  =

=豚 ト ロ 酔 っ 払 い み た い に=

=や め ろ コ テ ッ チ ャ ン !=

邑楽(凄い……! 神峰の持つ箸が虹の奇跡を描いて……)

邑楽(まるでお肉を指揮してるみたい!)

神峰「さあ……焼けましたよ先輩」

神峰「どうぞ」

邑楽「……ありがと」モグ…

邑楽「おいしい……」

神峰「これからは邑楽先輩のために、ずっとオレが肉を焼きます」

神峰「だから……焼肉、焼かない方がいいなんて、そんな悲しいこと言わないでください」

邑楽「うん……うん? ずっと? ね、ねえそれって……」

ボボボボン!
ボンボボボボボボン!

邑楽「きゃあっ!?」

神峰「な、なんだ? 何の音だ!?」

御器谷「ごめんねごめんね、網に牛脂を引こうとしたら塊ごと火に落としちゃってごめんね」ボンボン

御器谷「ボクなんかが気の利いたことをしようと思ったのが悪かったんだ」ボンボボン

神峰「とりあえず御器谷先輩、火! 火ィ弱めて!!」

神峰「あっつ! 脂跳んであっつ!!」



終わり



演藤「……あれ? あたしの出番は?」ジクッジワジワジワ

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