浜面「お~い」 (42)

バトルしない浜面のssです。

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浜面「お~い、朝だぞ麦野~」

麦野「ふわぁ~………後5分…」

浜面「それもう3回目だぞ。ほら起きた起きた!」

麦野「う………さ~む~い~!」ガバッ

浜面「ちょ、麦野!? な、なにして」

麦野「馬鹿面がフトンとるから寒い.…」ウツラウツラ

浜面「だからって抱きつくな//」

麦野「きもっ」

浜面「酷いなおい!? 抱きついて来たのそっちじゃねえか!!」

麦野「男の赤面に需要はないのよ。朝飯できてるんでしょ? 私先に食べるから、あんたゴミ出しして来て」スタスタ

浜面「……今日ゴミの日じゃないんだけど」ズバッ

麦野「な~ん~か言った~?」

浜面「言ってない! 言ってないからビームはやめてください死んじゃう!!!」


麦野「このスープなに? 今まで食べたことない味なんだけど」ズズッ

浜面「ああ、それか? ビシソワーズっていうんだ。ジャガイモと玉ねぎ、あとは生クリームとかで作るんだ」

麦野「冷製スープって、あんたいよいよ専業主夫の頂点に立ちつつあるわね」

浜面「朝飯作れって言ったのお前じゃん!? それどころか家事全般俺がやってるんだが!?」

麦野「で?」

浜面「この場面で芸人殺しを使えるお前の精神が羨ましいわ」

麦野「それでこっちは? なんかいつものソースとちがくない?」

浜面「お前が『市販のドレッシングは意外とカロリーが高いのよねー』とか言ってたから自分で作ってみた。どうだ?」

麦野「……まあまあね」

浜面「…………そか」

麦野「………………なんでそんなに嬉しそうなのよ。ついにMに目覚めたの?」

浜面「お前がまあまあって言う時は大抵美味いって思ってくれてるからな。嬉しいんだ」

麦野「……ちょっとお花つんでくる」

浜面「お、おう」








浜面「あんな顔赤くしたらなんて思ってるなんかバレバレなんだがな……」




浜面「お~い、邪魔だぞ麦野~」

麦野「なんとかしなさいよ、男でしょ」

浜面「なんだその無茶な理論は。掃除してるのが見えないのかお前は」

麦野「見えないわよ。これ見てるんだから」

浜面「なんだそれ。ファッション誌?」

麦野「…………え? あ、あんたまさか」

浜面「なんだよ」

麦野「これ、知らないの?」

浜面「全く知らねぇ!!」

麦野「………………ちょっと出てくる」スタスタ

浜面「おー、はやいとこ帰ってこいよ~」



キーヌーハーター
ア、ムギノジャナイデスカ。チョウドウシタンデス?
ゼンッゼンウマクイカネェジャネェカァ!!
チョ、イキナリチョウナンナンデスカ!? エ?ハマヅラガゼクシィヲシラナカッタ!? ソンナバカナ!?
ツギノサクセンカンガエナサイハヤク!!!




浜面「今日は天気いいな、洗濯日和だな、うん!!」



浜面「お~い、そろそろ出るぞ麦野~」

麦野「あー、あともう少し待って」

浜面「なんで女ってのはこう準備に時間がかかるんだ……」

麦野「メイクってのはあんたの想像の10倍時間がかかるのよ、次文句言ったら殺す」

浜面「お前の場合冗談にならねえぞそれ!? すまん俺が悪かった!! ただ…」

麦野「ただ? 返答によっちゃその[ピー]切り落とすぞ!!!」


浜面「ひ、ひいぃぃぃ!!! 」

麦野「早くしろ」

浜面「た、ただそんなにメイクしなくても麦野はいいのにって思っただけだって! 元が美人なんだからさ!」

麦野「…………」

浜面「」ガクガクブルブル

麦野「つ、次はないから!!!」プイッ

浜面「お、おう?」





浜面「お~い、こっちだ麦野~」

麦野「あんたが休日に私をどこに連れて来たいのかと思ったら……」

浜面「今の季節にピッタリだろ?」

麦野「スケート場って…。もう3月終わるわよ?」

浜面「だから4月終わる前に来たかったんじゃねえか。麦野スケートやったことあるか?」

麦野「………………………………………あるわよ」

浜面「なんだその無駄に長い沈黙は」





[スケートリンク上]

麦野「……」グスン

浜面「………お前やっぱり来たことねえんじゃねえかよ」

麦野「わ、悪い!?」

浜面「いや、悪くはないがそれなら先に言えって」

麦野「あんたより下手だなんて考えただけで虫唾が走るのよ」

浜面「ひでぇいいようだなおい!」

麦野「あ~もう、これなら来るんじゃなかったかな……」ボソリ

浜面「………麦野」

麦野「なによ」グスン

浜面「手、かせよ」

麦野「いやよ」


浜面「拗ねるなって。今日は一日中俺が手引いてやるから、な?」

麦野「…」スッ

浜面「滑れるようになるといいな」ニコリ

麦野「……うるさい」

浜面「滑れるようになるまで手離さないから。 それが嫌ならちゃんと俺の指導に耳かせよ?」

麦野「……なら滑れるようになんなくてもいいわよ」ボソリ

浜面「じゃ、行こうぜ!」





浜面「お~い、そろそろ時間だ麦野~」

麦野「なによ、もうこんな時間?」

浜面「せっかく少しなら滑れるようになったのにな。またこようぜ」

麦野「はいはい、仕方ないから付き合ったげるわよ」

浜面「なぜ指導される側のお前がそんな偉そうなんだ」

麦野「私があんたのご主人様だから」

浜面「想像の5倍増しでひどかった! そんな関係じゃ断じてねぇ!」

麦野「ならどんな関係なのよ」

浜面「か、彼氏と彼女……………」

麦野「…………」カ、カァァ

浜面「照れるぐらいなら言わせるな!」カァァ




浜面「お~い、選び終わったか麦野~」

麦野「そうね、こっちのシャケの方が身がしまってるわよ」

浜面「ほんと鮭の目利きだけは上手いよな麦野」

麦野「は? それ以外も凄いわよ。舐めてるの?」

浜面「ならせめて風呂掃除ぐらいやってくれ……」

麦野「あんたは私に奉仕できる、私はあんたにシャケを提供する。これwin-winな関係、分かる?」

浜面「シャケはお前の好物じゃねえか! どこもwin-winじゃねえ!!」

麦野「え、シャケ嫌いなの? 」ズーン

浜面「え」

麦野「ごめん…そうとは知らずに毎日夕食に一品シャケ料理出させて……」ズーン

浜面「い、いや嫌いじゃねよ! 寧ろ大好きだな! シャケ最高だ!!」

麦野「なら今日はシャケ尽くしね。おじさん、あと二匹追加ね♪」

浜面「え〝!?」

麦野「夕飯楽しみね、浜面♪」

浜面(………ま、いっか。嬉しそうだし)




こんな感じの大したオチなしssを定期的に投下してこうと思ってます。

こんばんは、では今から投稿再開します



麦野「お~い、そろそろ帰るぞ馬面~」

浜面「俺は動物じゃねぇ浜面だ! ちょっと待ってくれ。卵のタイムセールまであと少しだからさ」

麦野「そんなみみっちいことしなくても普通に売ってるの買えばいいのに…」

浜面「いやいや、今は暗部の仕事もないからお前の貯蓄だけが頼りなんだぜ? 将来のことを考えてだな……」ウンヌンカンヌン

麦野(しょ、将来!? 将来ってもしかして…)

麦野(ケ、ケコーン!?!?)

麦野「イ、イヤベツニワタシハソンナコトシナクテモイイケドハマヅラガシタイノナラヤブサカデモナイトイウカナントイウカスルナラロクガツガイイトカオモッチャッタリ……//」ブツブツ

浜面「お前が婆さんになったときのことも今から考えとかなくちゃな!!!」

麦野「……」

浜面「ん? どうした麦野」

麦野「……シネヨ」

浜面「ちょ、いきなりどうしたってなんでいきなりビーム発射体制整えちゃってるの!? ここで打っちゃダメ「大丈夫…外さないから…」…って大丈夫な所が見当たらねぇ!? や、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」




浜面「お~い、お湯汲めたぞ麦野~」

麦野「先入りなさいよ、私この番組まだ見てたいから」

浜面「そういや麦野って大体俺の後に風呂入るよな。普通女って男の後には入りたがらないもんじゃないのか?」

麦野「あんたごとき気にしてられないのよ」

浜面「予想以上に雑な扱いだなおい。ま、いいか。先入るぞ~」スタスタ








麦野「………浜面の後じゃなきゃ意味ないんだっつーの」




浜面「お~い、なにしてんだ麦野~」

麦野「音楽鑑賞以外の何に見えるのよ。馬鹿なの? あ、ゴメンあんた馬鹿だったわ」

浜面「なんでちょっと聞いただけで罵倒されてんだ俺!? いやいやいつもならこの時間になると長電話してるのにな~って思ったんだって」

麦野「絹旗は何日か放置して焦らすことにした」

浜面「あれって絹旗相手だったのか…。てかそれもうある種のプレイじゃねえか!」

麦野「プレイって……あんたの頭にはそういう変態行為しかないの? キモッ」

浜面「キモい言うな! 誰だって今の会話の後だったらそう思うわ!!!」

麦野「安心しなさい、そういうのはあんたとしかしないから」

浜面「」

麦野「……な、なによ」

浜面「お前、時々そういう不意打ちするよな。可愛いな」

麦野「う、うるさい!」カアッ




浜面「お~い、なんか届いたぞ麦野~」

麦野「へ? 私Amazonで何か頼んだっけ?」

浜面「差出人は……御坂…みこっちゃん? なんでだ?」

麦野「浜面♪」

浜面「なんだ?」

麦野「なんであのガキをみこっちゃん呼ばわりしてんだぁ!!!!!! 死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

浜面「なんでぇぇぇぇぇ!?!? ちょ、ま、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」





浜面「ゼェゼェ……結局それなんだったんだ?」

麦野「ゲコ太よ」

浜面「なんだその奇怪なフォルムのぬいぐるみは」

麦野「奇怪言うな、可愛いでしょ?」

浜面「だめだ、どこが可愛いのか全く分かんねぇ」

麦野「あんたにそんなこと言われるゲコ太が不憫ね……」ギュー

浜面「なんだよ、そんなにそれ気に入ってるのか?」

麦野「は、はぁ!?そ、そんなわけないでしょぶっ殺されたいわけ!?//」ギュー

浜面(可愛い)




浜面「お~い、コタツで寝るなよ麦野~」

麦野「……zZ」

浜面「ったく……、仕方ねぇな……」

麦野(……私は嘘つきだ)

浜面「よいしょっと、相変わらずかっるいな麦野は」ガシッ

麦野(こうして欲しいから、浜面に抱いて欲しいから…)

浜面「しっかし心なしかにやけてねぇか? どんな夢見てんだろ……」

麦野(これくらいなら、いいよね?)



浜面「お~い、どっか行くのか麦野~」

麦野「ちょっと絹旗のとこにね」

浜面「あぁ、前のやつの謝罪にか?」

麦野「ちょっとパフェ奢ってもらってくるわ」バタン

浜面「………絹旗、御愁傷様です」

浜面「さて、俺も出かけるとするか!」










浜面「おーい、浜面さんが来ましたよー」

御坂「あ、来たの? 早く上がって」






今回はここまでです

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