豊音 「スターダストクルセイダースだよー」 (79)

初ssです

ジョジョ3部のキャラを咲キャラに置き換えただけ

更新速度にムラあり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395295718

トシ 「豊音...ママにボールを投げて」

トシ 「フフ、おじょうずおじょうず」


トシ 「豊音、あしたの運動会ガンバッてね」

豊音 「うん」


トシ 「豊音、なにか食べる?」

豊音 「家に帰ってかあさんの料理のほうがいいな」


トシ 「豊音...」

豊音 「......」

トシ 「豊音...」

トシ 「ねえ、豊音」


                ------------------------------------------------------

                 --------------------------------------------------

                   --------------------------------------------

豊音 「うるさい! うっとうしいよ!」

トシ 「はァーい」

トシ 「アンタ、ほんとは優しい子なんだよ
    そんな大それたことができる子なんかじゃあないんだよ」

姉帯豊音...17さい 身長196cm

父親は日本人でジャズミュージシャン現在演奏旅行中

母親はイギリス系アメリカ人

なぜ身長が195cmでも197cmでもないのか

警官A 「おかあさん日本語おじょうずですなあ
    日本に住んでどれくらいで?」

トシ 「20年だよ」

警官A 「どうりで」

トシ 「そ...それで 豊音は何人ぐらい殺したんだい?」

トシ 「親としては聞きたくないよ...」

警官A 「あのですなあ 誰が殺したなんていったんです」

警官B 「ケンカですよ」

警官A 「もっとも相手のゴロツキ共はヌンチャクとナイフを所持
    元ボクサーもいる4人ですが4人全部で15の骨折...タマタマもつぶされて
    おっと失礼病院送りにしましたがね」

警官B 「おかあさん 反省させて下さいよ反省を!!」

トシ 「はァーい」
             ・・   ・・・・・・・・
警官A 「しかし問題はそのあとです 変わってますなァ
    ・・・・・・・
    おたくの娘さん」

トシ 「え...」

>>6
ミスです 195で行きたいと思います すいません

警官B 「こらッ! 起きろ姉帯ッ!
    おかあさんがむかえにきてくれたぞッ!
    出ろッ! 釈放だ!」

トシ 「ええ! もう釈放ですか―――?」

警官A 「いつまでも泊めとけませんよ」

警官A 「こらッ姉帯! 出てとっとと帰れというのが
    わからんのかァアア~~~っ!」       

ゴゴゴゴゴゴゴ

ズオォォ (豊音が起き上がる)

警官A 「ゴ...」

警官B 「ゴクリ...」
   

豊音 「なんだ...おかあさんか」

豊音 「帰って...私はしばらくここから出ないよー」

トシ 「.........?」

豊音 「私には『悪霊』がとりついているんだよ...」

豊音 「『そいつ』はわたしになにをさせるかわらないの」

豊音 「さっきも私はその『悪霊』を必死にとめてたんだよ...だから」

豊音 「だからわたしを この檻からださないでほしいよー」

トシ 「豊音...」

警官A 「おかあさーん これですよ...」

警官A 「釈放だってのにさっきからこういって出ようとせんのです...
     こういっちゃなんですがおたくの娘さん...こっちのほうは大丈夫なんでしょうね?」 (頭を指差しながら)

警官B 「やれやれホテルじゃねーつーの!」

ガシャン ガシャン (同じ房の囚人が檻をゆらす)

囚人A 「監房をうつしてくれーッ」

囚人B 「こいつのいうことは本当だッ!」

囚人C 「おれたちは知ってるッ! こいつには本当に悪霊がとりついてるんだ」

囚人A 「助けてくれッ! おっ... おそろしいーッ!
    もう悪事は働きませんッ!」
       ・・・・
囚人A 「だからこいつといっしょの部屋はやだーッ」

警官B 「やかましいッ! さわぐのはやめろォッ」


警官B 「!! 姉帯ッ! き...きさまッ! いつの間にッ!
    どうやってビールを持ち込んだ!?」

警官が気づかぬ間に、豊音は缶ビールをどこからか持ち込み、
飲んでいた。

それを見て囚人たちが 「ヒィィーッ」 と悲鳴を上げる。

豊音 「だからいったよねー 『悪霊』だよ、『悪霊』が持ってきて
    くれるんだよー」

そう言いながら豊音はどこからか持ってきたラジオの電源を入れた。
ラジオからは相撲中継が聞こえてきた。
豊音はラジオを聞きながら、これまたどこからもってきたのか少年ジャンプを読み始めた。

警官A 「うぉぉぉぉん しょ...少年ジャンプを読みながらラジカセを聞いているッ!」

警官B 「ど...どうやって!?」

警官B 「も 問題だぞ、これは問題だぞッ......!」

豊音 「待って、この程度のことじゃあまだ釈放されるかもしれないよー
   『悪霊』のおそろしさをみせてあげるよー」

豊音 「私を外に出したら、どれだけやばいかを、教えるためには」

豊音からいきなり半透明の腕が出てくる。
その腕は牢屋の格子をすり抜け警官の銃を奪った。

警官B「ああああー、わ...私の拳銃が!」

警官B「うばわれちまった な...なぜ? どうやって!?」

警官B「た...たいへんだ!」

豊音 「見えなかったんですか、私の 『悪霊』が!」

豊音 「見えないのなら」 (銃を頭に向ける)

豊音 「これでどう?」カチッ

トシ 「と...豊音―――ッ」

パンッ!豊音が自分の頭へ向かって拳銃を撃ったが
銃弾を半透明の腕がつかんだ

豊音 「私のうしろに誰かいるよー、最近とりつかれたみたいなんだー」

トシ 「塞おばあちゃんも...不思議な力を持っているけれど
    私の娘はい...いったい...!?」

今日はこれで終了します

ミスの指摘ありがとうございました

再開する前に

宮守の5人だけでは仲間が1人足りないので、
安価で仲間を決めたいと思います。

・誰のポジションを安価にするか

1、花京院 2、ポルナレフ 3、イギー

↓×3で

塞おばあちゃんは波紋の影響で若いのか?
そんで浮気して子供産んでると。

ではイギー初登場のシーン(SPW財団のヘリ到着時)で安価を取りますのでよろしくお願いします


>>23
そういうことです。

空港のシーンでは一般人から見たらとても変な光景に見えますね。

―成田新東京国際空港―


トシ 「ママ! ママ! ここよママ!」

塞  「トシ!」

塞  「どいて!」ガンッ

トシ 「ママァ!」ギュッ

塞  「フフフ」

トシ 「よくきてくれたねえ」

塞  「私は一人娘のおまえが困っているなら地球城どこでも
    24時間以内にかけつけるつもりだよ!」

トシ 「ウフフ パパは?」

塞  「プーたれてたよ でもあの人にはジョースター不動産会社の社員旅行といってあるよ
    キヒヒ」

トシ 「ママ」

トシ 「う~~~ん」

塞  「ねえ トシいいかげん離れなさい」

トシ 「や だってママに抱きしめてもらうのひさしぶりなんだモン」

塞  「あんたねえ 45のオバンのくせしてなにがモンよ」

トシ 「ああ! いったわね」

トシ 「くすぐってやる! コちょコちょコちょ」

塞  「え...ちょっとやめてよ~」










トシ 「ウリウリ」

塞  「ヌオオオオーッ」

ザワザワザワ...(野次馬が集まる)

塞  「あんたたち なに見てんのよッ!」

トシ 「カバンもつよ」

塞  「ところでトシ 豊音のことだけど」

トシ 「......」

塞  「たしかに『悪霊』といったのね」

トシ 「......」コクン

トシ 「ああ! なんてことッ! 豊音ッ!」(うつむいて顔抑える)

トシ 「そうよ おまわりさんたちには見えなかったらしいけど
    あたしには見えたよ... 別の腕がみえてそれで拳銃を...」

塞  「他の人の目には見えないのにおまえには見えたのかい?」


トシ 「ええ...」

塞  「豊音は最近取り憑かれたといってるらしいけど
    おまえにも何か異常はあるのかい?」

トシ 「あたしにはないよ でも豊音は原因がわかるまで
    2度と牢屋から出ないっていうのよ!」

塞  「よしよし可愛い娘よ このサエ・ジョースターが来たからには
    安心しな!」

塞  「まずは早く会いたい...」

塞  「我が孫の豊音に」チラリ

パチンッ

???「.....!」

???「だるい...」コッコッコッコッ

一旦中断します

今日の夜に塞と豊音が会うところ、そしてマジシャンズレッド登場まで
やりたいと思います。

書き忘れていた事を

>>1でキャラを置き換えるだけとしましたが

 展開に無理があるシーン(例えば審判戦の時にカメオが呼吸してる竹筒にアヴドゥルが放尿するシーン)
 は改変します。

・それと今更ですがこのスレでは咲キャラが死にますので
 苦手な方はそっ閉じしてください。(最後に救済はありますが)

・最後に、このまま3部全ての話をやるとテンポが悪いので
 豊音側のキャラの活躍シーンを1回ずつやって残りはダイジェストという形に
 したいと思うのですがいいでしょうか?

 ちなみにエジプト上陸後のエピソードは全部やる予定です。

いいんじゃない。
だらだら続けてもしょうがないし

どうせこれでやる意味ある?の好例みたいなスレなんだから適当にどうぞ

>>32,34
ありがとうございます、そうさせてもらいます

>>35
咲要素皆無ですからね...ダービー兄弟のF‐MEGAやポーカーを麻雀にするとか
なんとかしてみましょうか...

―留置所―

警官A「お...恐ろしい...」

警官A「ま...またまたいつの間にかも...物がふえている...」

警官A「そ...そして凶暴なんです...か...彼にはなにか恐ろしいものが

    取り憑いている...こ...こんなことが外部に知れたらわたしは即
    免職になってしまう」

塞  「大丈夫...孫は私がつれて帰る...」

豊音 「孫...?」ムクリ

警官A「なにをする? これより奥へ行くことは禁止といったはずだぞ
    ここで説得してくれッ」

警官A「危険だ せ...責任がもてんッ」

塞  「いいからどいてて 私にまかせて」

トシ 「豊音! おばあちゃんよ! おばあちゃんはきっと
    あなたの力になったくれるよ」

トシ 「おばあちゃんといっしょにでてきなさい!」

ガシャーン(牢の扉が開く)

ゴゴゴゴゴゴゴゴ(向き合う豊音と塞)

塞  「出なさい! 私と帰るよ!」

豊音 「帰って」

豊音 「およびじゃあないよー...」

豊音 「私の力になる? なにができるの... ニューヨークから来てくれて悪いけど...
おばあちゃんは私の力にはなれないよー」

バン!

塞  「は!」

塞  (わ...私の左の義手の小指だ...だ...い...いつの間にか
    ぬき取られている)

豊音 「見えた? 気づいた? これが悪霊だよー」

豊音 「私に近づかないで...  残り少ない寿命が縮むだけだよ...」

塞  (なんてこと... たまげたよ... このわたしを
    いきなりあざむくほどだなんて...)

塞  (そう... 私は豊音の悪霊の正体を全て知っている... 知っていてやってきた...
    正体を自分で調べるといってたけど今おしえてあげる)

塞  (だけど... 口で説明するより実際にあの子自身がこれから体験すれば
    よりよく理解できるでしょ... いや将来出会う危機のために体で理解する
    必要がある!)

塞  「シロ あなたの出番よ...」

シロ 「......」ドオオオオオ

塞  「三年前に知り合ったエジプトの友人シロだよ
    シロ... 孫の豊音をこの牢屋から追い出して」

豊音 「やめなよ」

豊音 「力は強そうだけど追い出せって目の前で言われてすなおにそんな
    無愛想な娘に追い出されてあげる私だと思うの?」

豊音 「いやなことだよー... 逆にもっと意地をはってなにがなんでも
    出たくなくなったよー」

シロ 「ジョースターさん...手荒くなるよ...ダルイから...
きっと自分の方から『外に出してくれ』とわめきこん願する位」

豊音 「......」

塞  「かまわないよ」

トシ 「ママ いったいなにを!!」

警官A「お... おい さわぎは困るぞ」

塞  「だまってて!」

警官A「はい」

シュゴオオオ

シロから鳥のような半透明のもの... 豊音と同じ物が
とびだした。

豊音 「これはっ!」

塞  「これはっ!  そう! あなたのいう悪霊をシロも持っている
    シロの意志で自由に動く悪霊!」

塞  「悪霊の名はっ」

塞  「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」グォボァ

ドッガーーン(豊音の両腕両足を火が壁へ押さえつける)


豊音 「う...あ... 熱い! 火... 火だ! や...焼ける!
    わ...私の腕が焼けるよーッ!」

豊音 「い...いったい悪霊ってなんなの...?」

トシ 「ママ 豊音に何をするのッ!」

警官A「火? 火なんて見えるか?」

警官B「なんだあいつ なに苦しがってるんだ?」


そのときッ!豊音の体から人型の半透明の物体が出てきたッ!


塞  「おおお 出... 出た よ... 予想以上の豊音の力(パワー)!」

今回はここまでで終了します。

再開までの間にDio側のキャラを考えてきます。

まだ数人しか決まってないので...

警官A「な...なにをやってるんだ やつらッ?」

警官A「姉帯のやつがかべにへばりついたまま動かないが 何かみえるか」

警官B「わ...わたしにもわかりません」

警官B「し...しかし この留置所内」

警官B「異常ですッ! あ...暑... いや 熱すぎるッ!」




塞  「つ......... ついに『姿』を見せたか」

シロ 「へえ ここまではっきりとした形で出せるんだ...」

シロ 「意外ッ!」

豊音 「あなたも私と同じように... 『悪霊』をもってるんだー...
    そしておばあちゃん あんたは『悪霊』の正体を」

塞  「うん 知ってるよ... しかしシロも驚いているように
    『悪霊』の形がこんなにはっきりみえるとは相当のパワーね!!」

シロ 「ジョースターさん あなたはお孫さんを牢屋から出せといわれました」

シロ 「手かげんしようと思ったけど... ...... 私の首をみて...
    予想以上に骨がおれそう 彼女のパワーに ヘタするとこちらが危ない...」

シロ 「やめる? このままどーしても出せ! というのならお孫さんを病院に
    送らなければならないほど」

シロ 「荒っぽくやらざるをえないけど」

塞  「かまわないよ ためしてみて」

シロ 「イエッサー!!」

シロ 「ムウン! 赤い荒縄(レッドバインド)!」

マジシャンズレッドから放たれた火の縄が豊音を縛り付ける。
その上、飛び散った火が辺りに火をつける。

警官A 「あ... 熱い... すごい熱だ!」

警官B 「さ... さっぱり何が起っているんだかわからないッ!」

トシ 「ママ! いったいこれはッ!」

塞  「トシィ~~~♡ いい娘だからおまえはだまっておいてね」

豊音 「い... 息が...」ゾゾゾゾ

塞  「悪霊がひっこんでいく...... 熱で呼吸が苦しくなればおまえの悪霊は
     よわまっていく」

塞  「正体を言うよ! それは『悪霊』であって『悪霊』ではないものだよ!」

塞  「豊音! 悪霊だと思っていたのはおまえの生命エネルギーが作り出す
    パワーある像(ビジョン)なの!」

塞  「そばに現れ立つというところからその像(ビジョン)を名づけて......」

塞  「『幽波紋』(スタンド)!」

シロ 「イソップの話にある... 寒風では 旅人は衣をまとうだけだが
     熱さは音をあげさせる... オリを出たくなった? 豊音」

豊音 「い... いいかげんにして... 私が出ないのは他人に知らず知らずのうちに
     害を加えるからだよー」

豊音 「同じ悪霊持ちとは親しみがわくけど このまま続けると
     あなた...」

豊音 「死ぬよ」

そう言うと豊音は房内の便器を蹴り、檻を力で
こじ開けた。

豊音 「おおおおおお あなたッ 私はもう知らないよッ!」



警官A 「ひ... ひとりでに鉄ごうしがまがっていく」

鉄格子を折って尖らせ、シロへ向かって投げようとする
豊音のスタンド。するとシロはなぜか背を向けた。

豊音のスタンド 「きさま なぜ急にうしろを見せるのかッ
         こっちを向けい!」

シロ 「ジョースターさん... みてのとうり彼を牢屋から
     出しました... が」

たしかに今、豊音は牢屋の外に立っていた。

豊音 「してやられたというわけ?」

シロ 「そうでもない...... 私は本気で病院送りにするつもりだった...
     予想外のパワーだった」

豊音 「もし 私の悪霊がこの鉄棒を投げるのをやめなかったら
     どうするつもりだったの?」

シロ 「私の能力... 幽波紋(スタンド)は魔術師の赤(マジシャンズレッド)」

シロ 「その程度の鉄棒なら空中でとかすのは わけないよ」

塞  「シロはあなたと同じ能力をもつもの... もう牢屋内で
     悪霊の研究をすることもないでしょ」

風呂入るので一旦中断します

トシ 「わー 豊音 ここを出るのね♡」

豊音 「おかあさん ウットーしいよ」

トシ 「はあーい ルンルン♡」ニコニコ

塞  「ム」

塞  「ちょっと! 豊音ッ! 自分の母親に向かってその口のききかたはなにッ!」

塞  「トシもいわれてニコニコしてるんじゃないのッ!」

トシ 「はーーい」

豊音 「おばあちゃん ひとつ!」

豊音 「ひとつだけ今...... わからないことをきくよー......」

豊音 「なぜおばあちゃんは私の『悪霊』いや... その幽波紋(スタンド)とやらを
     しっていたの? そこがわからないよー」

塞、シロ 「......」オタガイチラリッ

塞  「いいでしょ... それを説明するためにニューヨークから来たのよ...
     だけど説明するにはひとつひとつ順序をおわなくちゃ」

塞  「これはジョースター家に関係ある話でね...」

塞  「まず この写真をみて」

塞は懐から一枚の写真を出した

豊音 「なんの写真?」 
    

塞  「今から4年前 その鉄の箱がアフリカ沖大西洋から引き上げられた
     箱は私が回収してある... ブ厚い鉄の箱は棺桶なの ちょうど100年前のね...」

塞  「棺桶は あなたの5代前の祖父... つまりこの私のおじいさんジョナサン・ジョースター
     が死亡した客船につんであったものということは調べがついているの」

塞  「中身は発見された時カラっぽだった」

塞  「だけど私には中に何がはいっていたのかわかる!」

塞  「私とシロはそいつの行方を追っている!」

豊音 「『そいつ』? ちょっと待って... そいつってまるで人間のようないい方だけど
     百年間海底にあった中身をそいつと呼ぶなんてどういうこと?」

塞  「そいつは邪悪の化身」

塞  「名はヒサ!! そいつは百年のねむりから目覚めた女 私たちは
     その女と闘わねばならない宿命にあるッ!」

今回はここまでで

――喫茶店――


シロ 「ねえ 豊音 話聞いてるの? 『関係ないね』って
    ふうな顔しないで」

豊音 「シロとかいったね 君 何者か知らないけど
    態度でかいね」

豊音 「それに おばあちゃん... 百年前に死んだそのヒサとかいう
    女の人が海底から甦った? そんな突拍子もない話をいきなり
     『はいそーですか』って信じろっていうの?」

シロ 「フ... しかし私やあなたの悪霊も...... 突拍子もないという点では
    共通の事実ではないのかな」

塞  「フン! まあいいよ... うむをいわさず信じるようになるよ」

塞  「なぜ私がHisaの行方を知り やつの行方を追っているのか
     理由をきけばね!」

塞がそういうと、シロはカメラを机の上に置いた

トシ 「?」

塞  「理由をみせてあげる」

塞  「実は 私にも一年ほど前 あなたのいう悪霊―― つまり
     『幽波紋』(スタンド)能力がなぜか突然発現しているの!」

トシ 「なんですって ママ!」

豊音 「おばあちゃん 今なんていった?」

塞  「みせよう 私の幽波紋(スタンド)はッ!」

塞  「これだぁーーーーッ!!」ガシァン

塞がカメラを叩くと、カメラから一枚の写真が出てきた。

塞  「見た? 手から出たいばらを! これが私のスタンド!」

塞  「能力は遠い地のヴィジョンをフィルムに写す『念写』!」

塞  「ブッたたいていちいち3万円もするカメラをブッこわさなくちゃ
     ならないけどねッ!」

ウェイター 「お客様 いかがなされましたか」

シロ 「なんでもない... 向こうへ行って」

塞  「豊音ッ! これからこのフィルムに浮き出てくるヴィジョンこそ!」

塞  「あなたの運命を決定づけるのッ!」

豊音 「えっ」

塞  「豊音 トシ あなたたちは自分の首のうしろをよく見たことがある?」

豊音 「...? なんの話?」

塞  「注意深く見ることはあまりないだろうね」

塞  「私の首のつけ根には星形のようなアザがある」

トシ 「は!」

豊音 「......」

豊音 「だからなんの話かって聞いてるんだよー」

塞  「私の母にもきいたが幼い時死んだ私の父にもあったそうなの...
     どうやらジョースターの血すじには 皆この星型のアザがあるらしいの」

豊音 「だからいったいそのフィルムには何が写るの?」

塞  「今まで気にもとめなかったこのアザが私たちの運命なの」

トシ 「ママ!」

豊音 「ねえ いいかげんに......」

豊音 「なにが写ってるのか見せてよッ!!」バッ

フィルムには首に星形のアザがある茶髪の女が
写っていた

塞  「Hisa! 私の念写にはいつもこいつだけが写る そしてやつの
     首のうしろにあるのは!」

塞  「このくそったれ女の首から下は 私の祖父ジョナサン・ジョースターの
     肉体をのっとったものなのよぉおおお――――おおお!!!」ガァーーーン

塞  「百年前の大西洋の事件は私が若いころ エリナおばあさんから
     聞いた話からの推測しかないがとにかくHisaは 祖父の肉体を
     奪って生きのびた」

塞  「そしてこれだけはいえる! やつは今! この世界中のどこかに潜んで
     なにかを策しているッ!」

塞  「やつが蘇って4年 私の『念写』もあなたの『悪霊』もここ一年以内に
     発現している事実... おそらくHisaが原因!」

シロ 「われわれの能力は 世間でいう超能力... 私のはもってうまれた

     『スタンド』だけど あなたたちの能力はHisaの肉体 つまり
      ジョナサンの肉体とみえない糸でむすばれている」

シロ 「Hisaの存在があなた方のねむれる能力をよびさましたとしか
     今はいえない...」

塞  「シロ... この写真からコイツが今 どこにいるか わかる?」

シロ 「わかんない 背景がほとんど写ってないから」




塞  「トシ 私たちはしばらく日本に滞在する あなたの家にやっかいになるよ」

――どこかの建物内――


Hisa 「んっ... またね......」

Hisa 「.........」

Hisa 「今...... また... 誰かに見られてた気がするわ......」

Hisa 「.........」

Hisa 「やっぱ ジョナサンの子孫かー............ この肉体が何らかの
    魂の信号を子孫どもに送っているのね...」

Hisa 「.........」

Hisa 「いいでしょ...... 宿命ともいうべきかな... 始末すべき宿命
    抹消すべき因縁...... すでに 手は撃った!!」

Hisa 「........................」

――翌日――

チュンチュン

女子生徒A 「あ 豊音だわ」

女子生徒B 「え! 豊音!」

女子生徒C 「ほんとだ 豊音」

女子生徒D 「豊音」

女子生徒E 「豊音」

女子生徒たち 「豊音」 「おはよう豊音」 「おはよう豊音」 「おはよう豊音」 「おはよう豊音」
       「おはよう豊音」

女子生徒B 「豊音 4日も学校休んでなにしてたのよ?」

豊音 「......」ジロリ

女子生徒A 「ちょっとあなた! 豊音の腕になにこすりつけてんのよ なれなれしいのよ
       はなれなさいよッ!!」

女子生徒B 「なによブス」

女子生徒A 「うるさいわね ペチャパイ」

女子生徒A、B 「ブス」 「ペチャパイ」 「ブス」 「ペチャパイ」 「ブス」 「ペチャパイ」

女子生徒B 「ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス」

女子生徒A 「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」

豊音 「うるさいッ うっとうしいよーッ」

女子生徒A、B 「きゃー♡ あたしにいったのよ!」 「あたしよおー!」





このとき遠くで豊音をじっと見ている者がいた

??? 「.........」

彼女はキャンバスに豊音の絵を描いていた

彼女が豊音の絵の足に赤い絵の具を上から塗った瞬間、「本物」の豊音の足から
血が噴き出した!

豊音 「えっ なにこれ!」

豊音 「きゃあっ」

豊音が石段を踏み外して落ちた!

女子生徒たち 「きゃああーーー 豊音ェーーーッ」

今回はこれで

関係ないけど他スレでも言われてたsakiquestを
やってみましたが面白いですね





Hisa 「あのとき 私は弱っていた... 首だけだったからね
     もしジョナサン・ジョースターの肉体をうばわなかったら」

Hisa 「彼のエネルギーがなければ――― 非常に少なかったけど」

Hisa 「百年も海底で生きのびることはできなかったでしょうね」

Hisa 「しかし!」

Hisa 「この肉体は親子のきずなのようなもので」

Hisa 「ジョナサンの子孫と通じているみたいね」

Hisa 「やつらはこの私の存在に気づいている」

Hisa 「このジョナサンの肉体を得たことによって私が身につけた
     新しい力――― 『スタンド』!」

Hisa 「このスタンドも子孫の体に影響を与えている」

Hisa 「.........」

Hisa 「『長所』と『短所』は表裏一体... ままならぬものよ...」

Hisa 「根だやしにしなきゃね...」

Hisa 「ジョナサンの一族は... 排除しなきゃ」

Hisa 「.........」

体は男?





豊音 「ム... 木の枝」ガシッ

豊音 「うおおおお」バキバキバキ

女子生徒たち 「きゃあ 豊音ェーーー!!」

女子生徒たち 「わああああ た...たいへんよーーーッ 豊音が石段から落ちたわ...」

女子生徒たち 「あっ でもうごいているわよッ! 木の枝がクッションになって助かったんだわッ!」

豊音 「いったーい......」キャアァーーッ トヨネェー

豊音 「左足のヒザが切れてるよー...」(木の枝で切った? ...い ...いやちがう... 
     落ちる前に切れていたッ... だから石段をふみはずしたんだ... たしかだ...)

豊音 (しかし...... いったいなぜ?)





??? 「...... へえ... なるほどなかなか強力な『スタンド』を出すね...」

??? (あの方が始末しろとおっしゃるのも無理はない)

??? (しかし... 私の『スタンド』の敵ではない)

ポトッ (絵筆を落とす)

女子生徒たち 「大丈夫豊音?」 「豊音大丈夫?」 「運がいいわ... もしあと15cmずれていたら

         石だたみに激突だったわ...」 「大丈夫!? 豊音」
         「この石段はよく事故がおこるのよ あしたからあたしと手をつないで
         おりましょうネ豊音」

豊音 「ハッ」

見知らぬ女が豊音に近づいてきていた
女はハンカチを差し出した

??? 「君... 左足を切ったようだけど......」

??? 「このハンカチで応急手当をするといいよ...」

女は豊音の手にハンカチを置いた

??? 「...... 大丈夫?」

豊音 「......... うん... かすり傷だよ」

それを聞くと女はその場を立ち去ろうとした

豊音 「待って」

??? 「.........」

豊音 「ありがとー 見ない顔だけど...... うちの学校?」

??? 「鹿倉胡桃 昨日転校してきたばかりです よろしく」

今回はここまで

>>74
全く考えてませんでした 男・女どちらでも
お好きな方で 男なら敵が非処女だらけになりますけど

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