百合子「765事務所探偵倶楽部第一話!」美奈子「もっと食べたい」 (43)

ミリマス×クトゥルフ

1話完結のまったりとしたものです


基本的にご都合主義です
お許しください



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アクアフロントシアター12:30

百合子「ただいま帰りました!」

ニャルラトホテP「おお百合子、ちょうどいいところに」

百合子「どうかしたんですか?」

P「今から昼飯に行こうと思ってたんだが、一人じゃ寂しいから誰か誘おうと思ってな」


百合子「小鳥さんいますよ?やさしいプロデューサーさんに限って小鳥さんを無視するような真似は………ハッ!もしかして」

百合子「またしてもCIAからの圧」

P「そんなわけないだろ、今日は奢ってやるからさっさと行こう」

百合子「はぁ……夢も希望もない……、今日は何処に行くんですか?」

P「美奈子の店だ」

百合子「そういえば美奈子さん、店を事務所に引っ越したって言ってましたね」

P「近いうまいデカイが詰まってるからなかなか便利だぞ」

百合子(美奈子さんの『デカイ』は洒落になりませんけどね)

アクアフロントシアターin佐竹食堂

P「うぃーっす」

美奈子「あっ!プロデューサーさんに百合子ちゃん、来てくれたんですね!今案内しますから」

百合子「今日の仕事は終わったんですか?」

美奈子「ううん、次の仕事まで時間があるから、折角だし料理を作ろうって思って!」

百合子「仕事熱心なんですね!」

美奈子「事務所から、繁盛してるのが見えちゃいましたから。はい!二人席へどうぞ、注文が決まったら言って下さいね」

P「はいはーい、百合子は決まったら言ってね」

百合子「プロデューサーさんもう決まったんですか!?えーっとえーっと……」

P「俺はいつものやつだからな」

百合子「いつもって何を頼むんですか?だったら同じのを……」

P「ラーメン大盛と餃子5人前と……」

百合子「それならラーメンを並にして餃子を一人前にしたものを……」

P「炒飯大盛玉子スープワンタンエビチリ麻婆豆腐担々麺酢豚八宝菜蒸しガニ小籠包焼きそばシュウマイ中華まん春巻、デザートにマンゴーバケツプリンと特大杏仁豆腐だ」

百合子「美奈子さん!ラーメン並と餃子一人前で」

美奈子「かしこまりました!少々お待ちくださいね、いつものとラーメン並餃子一!」

「カシコマリィー」

客「すみませーん」

美奈子「はいはーい、今いきまーす。それじゃあまたあとでね」ヒラヒラ

百合子「美奈子さん忙しそうですね」

P「そうだな、仕事にアイドル活動に支障がでないくらいならいいが……」

美奈子「はい!端から端までですね!かしこまりました!少々お待ちください!」

美奈子「大将!メニューの端から端まで!」

百合子「えっ!?」

P「楽しそうにやってる美奈子を見ると、どうも止める気が失せる」

百合子「そこは止めましょうよ!作る料理の量が尋常じゃ無いですよ!?」

P「そうだ!さっきの事だが小鳥さんは既に出前をとってたんだよ、だから百合子を誘ったんだ」

百合子(流された!?)

百合子「あーあ、謎が歩いてこないかな?」

P「なーに、ちょっとした謎くらい直ぐに目に入るさ」

美奈子「お待たせしました!」

P「おっ、来た来た」

美奈子「ラーメン二人前と餃子六人前、あと小籠包とシュウマイです!他のはまた後で持って来ますね!」ドンドン!!

百合子「それにしても……凄い量。これをいつも食べてるんですか?」ゴクリ

P「いつもじゃないさ、週六くらいかな」

百合子(七尾百合子は考えるのをやめた……)

P

百合子「これは……事件の匂い!」ピーン

P「どうした!美奈子……ハッ!」

プロデューサー達が見たのは常軌を逸した光景!

芸能界で鍛えられた彼らでさえ息を飲むほどだった!


P「他の席からは見えない場所ッ!気付かなかったが恐ろしく異常だ!!手掴みで、山盛りの料理を平らげていく男がいるぞッ!」

百合子「そ、そんなまさか!」

客「」ガツモグパク

美奈子「火傷するって言っても聞いてくれないんです!」

P「あっという間にすべての料理を平らげてしまったぞ!!……何ッ!皿まで食うと言うのかァ?!?」

客「まだもの足りんぞォ?バリバリィ!」バリバリ

美奈子「プロデューサーさん!止めてください!お願いします!」

百合子「待って下さい!足元が!足元が!」

P「な、何だこれはッ!まるで何かに『食べられている』かのように足が消えていく!」

美奈子「足が……体が……く、首まで……消えているッ!?」

客「んっん?」

百合子「か、顔だけになっても食べ続けてるッ!恐ろしい執念……」

P「ついに口だけになったがまだだ!飛んだぞッ!!」

百合子「口が飛び込んで……キャッ!」

美奈子「ヒッ!」ドサリ

P「美奈子にあたる寸前で消えたが……今のは……」

百合子「大丈夫ですか?美奈子さん、手をどうぞ」

美奈子「いてて、ありがとう百合子ちゃん」

P「待て!何か聞こえるぞ」

「「「「「「「もっと……たべたい」」」」」」」

翌日


P「その日の美奈子の仕事はキャンセルしようと思ったが、美奈子が大丈夫だと言ったのでやらせることにした」

P「特に失敗などはなかったが少し雰囲気が暗かった、百合子はかなりびっくりしていた……が」

百合子「プロデューサーさん!今度こそ本格的な超常現象ですよ!大きな陰謀の片鱗が見え隠れしています!」フンス

P「やはりこうなった、というのも」



美奈子「百合子ちゃん、私はこの事にはあんまり首を突っ込まない方がいいと思うな」

百合子「そういうわけにはいきません!美奈子さんが『あの客』の様になってしまったのを見たら放ってなんて置けません!」

P「そうだぞ、朝『冷蔵庫の食料』をひたすら貪ろうとしていたんだ、俺と百合子がいなかったらどうなってた事やら」

百合子「そうです!目を話した隙にそうなられてはかないません!」

美奈子「ごめんなさい……でも、二人が危険な目に遭うかもしれないと思うと……」

百合子「美奈子さんがいなくなるなんて考えられません!もしそうなったら私は……私は……」

P「そうだ、美奈子はなくてはならない存在だ、この謎を解き明かすまで一人にはしないぞ」

美奈子「プロデューサーさん!百合子ちゃん!」ホロホロ



P「と、いうわけ」

百合子「でも、重要参考人は消えちゃいましたよ?」

P「財布を既にくすねてある、大丈夫だ」

美奈子(普通に犯罪なんだけどなぁ……)

『無駄死に』の住んでいたマンション

百合子「鍵はどうするんですか?」

P「しまった!」ガチャガチャ

美奈子「結局、振り出しに戻っちゃったのかぁ」

P「開いたぞ」ギィ 1

百合子

『無駄死に』の住んでいたマンション

百合子「鍵はどうするんですか?」

P「しまった!」ガチャガチャ

美奈子「結局、振り出しに戻っちゃったのかぁ」

P「開いたぞ」ギィ 1

百合子


『無駄死に』の住んでいたマンション

百合子「鍵はどうするんですか?」

P「しまった!」ガチャガチャ

美奈子「結局、振り出しに戻っちゃったのかぁ」

P「開いたぞ」ギィ 1

百合子

書き込めん(´・ω・`

百合子

百合子・美奈子「「!?」」

百合子「ななな何やってるんですか!?プロデューサーさん!」

美奈子「いいいいくらなんでも犯罪は良くないですよ!」

P「なーに、ばれやしないさ。それにピッキングは探偵の必須技能だろ?」

百合子「言われてみればそうかも……」

美奈子「ええ?!?」

P「さぁ、ばれないうちに入るんだ」

百合子「お邪魔しまーす」コソコソ

美奈子「失礼しまーす」コソコソ

P「よし、見られてないな」バタン

美奈子「なんだか探偵団っていうより怪盗?」

百合子「これも美奈子さんを助けるため、喜んで怪盗になりましょう!……あれ?」

P「ここが無駄死にの部屋か、よし!手掛かりが見つかるまで探すぞ」

百合子「あっ!プロデューサーさん美奈子さん、メモですよ、メモ!」

美奈子「えーっと『今日の19:30イタリアンレストラン「メシマズ」』待ち合わせですかね?」

P「こっちにはカウンセリングの資料だ、摂食症の資料もあるぞ」バサバサ 

百合子「じゃあ無駄死にさんは医者だったんですか?」ペラペラ

美奈子「それにしてもこの部屋、ファイルがたくさんあるなぁ…」ガサゴソ 

P「いや、医者じゃないな。医者ならもっといい家に住んでる」 

美奈子「もしかして記者の人ですか?」ペラペラ 

P「そうだろうな」

百合子「このレバニラさんって人の取材をしてたみたいですね」ペラペラ 

美奈子「レバニラ?」

百合子「なんでも、さっきの……殺生?症の治療をしてたらしいです」

P「カウンセリングだな、あと摂食」

美奈子「じゃあ私は摂食症なんですか?」

P「摂食症はだいたい過食症と拒食症に分けられるんだが、美奈子はちょっと特殊だな」

百合子「確かに、正気を失ってたのは異常でしたね」

P「ラーメンを前にした貴音のようだ!」

「「「HAHAHAHAHA!!」」」

美奈子「って笑い事じゃありません!」

美奈子「私との将来がどうなってもいいんですか!?」

百合子「えっ」

P「大丈夫だ、トップアイドルにしてやる!」

P「おおっ!こんなところに捨てられた紙が」 1

百合子「ゴミ箱の中じゃないですか」

P「こういうゴミ箱にこそ、重要な物は隠されているのだ!RPGでもゴミ箱はあさるだろ?」

美奈子「言われてみればそうかも……」

百合子(プロデューサーさん、本当に探偵だったりして……見た目はプロデューサー、頭脳はホームズその名も名探偵P!数々の難事件を解決してきたPであったが、ある日黒井社長の取引現場を見てしまう。目が覚めた時にはプロデューサーになっていた!幼馴染みの百合子と共に数々の………」ウットリ

美奈子「百合子ちゃんがまたトリップしてますけど……」

P「ほれ、起きろ」ペシペシ

百合子「はっ!また私、妄想の世界に入って……」

P「帰るぞ」

百合子「もう帰るんですか?」

P「この家の人間に来られても困るからな」

美奈子「一人じゃないんですか?」

P「妹がいるらしい、メモの相手だ。同じ家に住んでなくても、突然やって来たりするのはあるからな」

百合子「親族が突然来るなんてあり得ませんよー」

美奈子「プロデューサーさんって、本当は探偵だったりしますか!」

P「いや、プロデューサーをやっていれば当然さ」

???「妹子です、いる?」

百合子「あわわわわわ、帰って来ましたよどうしましゅう」

美奈子「おちおちおちちちち!」

P「よし、撮影って体にしよう。うみみという前例があるからいけるぞ。二人とも、さんはい!」カメラカマエ

ガチャ

妹子「兄さん?じゃない、誰ですか!大声出しますよ!」

百合子「無駄死にさんにサプライズ!」

美奈子「生っすか特製の……」

P「違う違う、無駄死にさんじゃないよ。あんた誰?」

妹子「それはこっちの……」 

妹子「キャー!百合子ちゃんに美奈子ちゃん!」

ギャーギャー

精神分析

説得



P「危なかった……」

百合子「アイドルでよかった……」

美奈子「見事に言いくるめましたね」

P「いやぁ、二人の演技力にもびっくりさせられたよ」

美奈子「それほどでも」ニヘラァ

百合子「それで、手懸かりはレバニラっていう人ですよね?」

P「スマホで今blogを見てるが……」

P「取材はNGらしい」

美奈子「ちょっと見せて下さい」

P「ほい。誰かの紹介か強い理由がないと、潜入出来そうにないな」

百合子「理由ですか……アイドルだからばれたくないとか」 

P「採用、仲の良いアイドルとプロデューサーという体でいこう」

美奈子「なんかすごく評判がいいみたいですね、絶賛の嵐ですよ!」

百合子「そんなに?……本当だ!こんなに凄い人だったなんて!」

P「評判がすべてではないと思うが……ところでこの『ウガァ・クトゥン・ユフ』ってのはなんなんだ?」

美奈子「それが分からないんです、突然出てくるから……」

百合子「わっほーい!って感じじゃないんですか?」

P「特に意味のない言葉か」

P「そんなどうでもいいことは置いておいて」

P「アポを取るから、また明日朝9:00にアクアフロントシアター前駅集合な」

百合子・美奈子「はい!」

翌日アクアフロントシアター前駅9:00

百合子「おはようございます、プロデューサーさん、美奈子さん」

美奈子「おはよう、百合子ちゃん」

P「おはよう、早速だけどアポが取れたから行こうか」

百合子「もう取れたんですか!」

P「俺の交渉マジックに掛かればイチコロよ」

美奈子「流石ですね!敏腕の名は伊達じゃない」

P「もっと褒めてもいいのよ」

そういえば

話の都合上、モブの名前が出てきますのでお気をつけ下さい


韮崎のマンション

P「おかしいなぁ……レバニラさんがいない」

百合子「今更ですけど、韮崎さんじゃないんですか?」

美奈子「そんなにレバニラが食べたいなら、毎日作ってあげますよ♪」

P「202号室だ」

美奈子「スルースキルが高すぎますよぉ……」

百合子(美奈子さん、ぶっ飛んでますね。人に言える立場じゃ無いですけど)



P「」ピンポーン

韮崎「Pさんですか?」

P「そうです、うちのアイドルを連れてきました」

韮崎「佐竹さんと……そちらは?」

P「七尾百合子です、彼女が行きたいと言って聞かなかったもので」

百合子「すみません、でも!友達が病気で苦しんでるって聞いて、いてもたってもいられなくて……」

韮崎「はぁ……仕方ないから、中に入ってください」

P「ありがとうございます」

美奈子「お邪魔します」

百合子「ありがとうございます、お邪魔します」

韮崎「そこのテーブルに座って、ケーキと紅茶を入れるわ」

P「どうも」

百合子「綺麗な人だね」ボソボソ

美奈子「そうだね、カウンセラーってはじめてかも」ボソボソ

韮崎「はい、どうぞ。それじゃあ今から、カウンセリング……といっても私と話すだけよ、リラックスして頂戴」

美奈子「は、はい」

韮崎「ケーキは食べてもいいわよ」

百合子(あっ、うさぎ飼ってるんだ)

百合子「すみません、でも!友達が病気で苦しんでるって聞いて、いてもたってもいられなくて……」

韮崎「はぁ……仕方ないから、中に入ってください」

P「ありがとうございます」

美奈子「お邪魔します」

百合子「ありがとうございます、お邪魔します」

韮崎「そこのテーブルに座って、ケーキと紅茶を入れるわ」

P「どうも」

百合子「綺麗な人だね」ボソボソ

美奈子「そうだね、カウンセラーってはじめてかも」ボソボソ

韮崎「はい、どうぞ。それじゃあ今から、カウンセリング……といっても私と話すだけよ、リラックスして頂戴」

美奈子「は、はい」

韮崎「ケーキは食べてもいいわよ」

百合子(あっ、うさぎ飼ってるんだ)

韮崎「この子、気になる?」

百合子「はい、とっても可愛いですね」

韮崎「友人から預かってるの、名前は」

美奈子(あの白い布が掛かった物、中身は何だろう?)




?20分後?

1

P(こいつド素人じゃねーか、カウンセラーの話し方じゃないな)

百合子(ケーキ、残しちゃいそう、美味しいのにな……)

韮崎「ウガァクトゥンユフ、実はそうじゃなくてウガァクトゥンユフ」

美奈子(何だろう?この感覚)

美奈子(赤い?流れてる?モノ……トマトじゃない、チリソースデもない)

韮崎「ウガァ・クトゥン・ユフ」

美奈子(からだのなか?血かなぁ?)

ナイフ「」キラン

美奈子(あれを使えば?でも、血の入った……いた)

うさぎ「 ̄(

美奈子(刺せばいい。そうすれば血が見れる)

美奈子(どうして見るの?……どうでもいいや)ブン


グチャァ


百合子「えっ?」





美奈子「プロ、デュー…サー?」




P「いたいな、左手が開通してる」

百合子「血が!」

美奈子「違う!違うの……私は……ただ!」

――ウガァ・クトゥン・ユフ――

美奈子「ウ、ガァ?」

――ウガァ・クトゥン・ユフ――

美奈子「あ、あぁ……」

美奈子「ウガァ・クトゥン・ユフ!」

P「血が物理法則を無視して布の中に入ったな、韮崎あの布の中は何だ?」

韮崎「言えない」

P「は?馬鹿にしてる?」

???「ウガァ・クトゥン・ユフ!」

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

美奈子の口から黒い液体が大量に溢れ出た。


腐った土のような悪臭を放つ、黒曜石のような光沢を持った液体は、床に流れ落ちて一つの塊を成す。


下腹部には百足のように脚を生やして、海蛇のように鎌首をくねらせる。


顔の無い塊の先端には、木の杭のような歯を生やした口が開き、体のあちこちにギラギラと煌めく目が見開かれる。


液体の性質を持ったままの体からは、ドロリと滴のように体の一部が溶け落ちていたが、触肢となって動いたり、何かを掴もうとすることもあった。



その怪物は、210センチを誇るプロデューサーよりも大きく、


どのようにして美奈子の体に潜んでいたのかを考えるのは無意味なことだ。






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美奈子の口から黒い液体が大量に溢れ出た。


腐った土のような悪臭を放つ、黒曜石のような光沢を持った液体は、床に流れ落ちて一つの塊を成す。


下腹部には百足のように脚を生やして、海蛇のように鎌首をくねらせる。


顔の無い塊の先端には、木の杭のような歯を生やした口が開き、体のあちこちにギラギラと煌めく目が見開かれる。


液体の性質を持ったままの体からは、ドロリと滴のように体の一部が溶け落ちていたが、触肢となって動いたり、何かを掴もうとすることもあった。



その怪物は、210センチを誇るプロデューサーよりも大きく、


どのようにして美奈子の体に潜んでいたのかを考えるのは無意味なことだ。






P「なんだ!?」

百合子「ヒッ!美奈子さんから黒い液体が!」

P「這い出ているぞ……明らかに美奈子よりもでかいヤツが出てきおった」

韮崎「ふん」ダッ

百合子「布の中身を持って逃げました!」

P「百合子はレバニラを頼む、俺はこいつを止める」

百合子「とと、止める!?無茶ですよ!こんなお化け!」

P「俺はいい、早く追うんだ百合子!黒幕はあいつだ!」

百合子「レバニラさん待ってー!」ダダダダダダ

美奈子「はー……」

落とし子「バリバリダー」ツクエアポーン

P「美奈子、無事か?体に異変は?」

美奈子「はい、大丈夫ですけど……コレどうするんですか?」

P「マジックイスアタック!」ベチャ

美奈子「あ、飛び散った……」

P「この手の敵はすぐ戻る、急いで百合子を追うぞ」

百合子「待ってー!レバニラさーん!」

韮崎「ハヒッ!フヒッ!ハヒッ!」

百合子(物凄く必死に走ってるけど……追い付きそう。むしろ、レバニラさんが遅すぎて泣けてきますね)

韮崎「わたして!なぁるものかぁぁあ!」

百合子「追い付いた」

韮崎「ギャア!」ポーン

百合子「あっ!中身が!」パリーン

……………………………………………………………………………………………………………

………………………………………………………………………………………………………………


そこはありとあらゆる生物の残骸が敷き詰められた、暗黒の洞窟。

何処からともなく聞こえる「ウガァ・クトゥン・ユフ!」という歓喜に満ちた叫びに包まれ、

怠惰に惰眠と血肉を貪るヒキガエルに似た怪物の姿がある。

その怪物が放つ邪悪さは、961プロの嫌がらせとは比べるべくもなかった。

こちらに何かをする仕草すら見せないが、目で見なくとも、凍えた背筋を打ち砕くような恐怖を感じさせる

あの怪物の気分を僅かでも損ねたのならば、塵すらも残さずに滅ぼされるのは容易に想像できた

怪物は今まで我々の方を物憂げに見ていたが、もう飽きたといった感じで目をそらすと、

どこから裸体の女性をつまみ上げ、ゆっくりとその口に運んだ

飲み込まれた女性――他でもない韮崎、その人だった


……………………………………………………


韮座「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!」

百合子「ああ……手足が枯れ枝のようになって……」

P「百合子!大丈夫か?」

美奈子「プロデューサーさん!またあいつが来ますよ!」

落とし子「……」

韮崎「ウガァァァ……」

韮崎「ウガァ・クトゥン・ユフ!」カサカサカサ

P「キモッ!」

韮崎「」バクバクバク

百合子「食べてる?」

美奈子「でも、なんだか受け入れてるみたい……」

P「食い終わった……しかし韮崎は餓鬼のような姿になっている……」

韮崎「もっと食べたい…………」ガク

P「死んだな、110番しよう」


こうして七尾百合子探偵助手の初の本格?ミステリーは幕を閉じたのであった。

その後、警察と救急車が来て、軽く事情を聞かれました。

プロデューサーさんが警察が来る前に

『今来たところだったって言うんだぞ』と言われたのでそう言いました。

何でも死因が餓死だったらしく、特に疑われる様なことはありませんでした。

そして美奈子さんに変化が起きました。

作る食事の量が減ったのです、と言っても20人前が10人前になっただけですが……

何でも、たくさんの料理がトラウマになったとかなってないとか。

みんなが「これは病気だ!」と言って、私に事情を聞くので

ありのままを話したら春香さんに

「百合子ちゃん、いくらなんでもそういうのは良くないよ」

と怒られてしまいました

プロデューサーさんが「本当だぞ」と言ったせいて、余計に疑われましたが

百合子「これにて一件落着、ですね!」

P「百合子よ、これに懲りたらもう、『謎が、謎が私を呼んでいます!』とか言うんじゃないぞ」

百合子「わ、私はただ純粋に……」

百合子「わくわくするような、誰も見たことの無いようなものを知って、体験したいだけなんです!」

百合子「私の言う謎も……アイドルも」

百合子「ずっとずっと、追い求めてみたいんです!だから…」

星梨花『キャァアア!』

百合子「!」

百合子「この続きは、また今度にしましょう……」

百合子「今この瞬間は、訪れるミステリーの影を追いかけます!それでは!」

百合子『どうしたの!?星梨花ちゃん?』

星梨花『パパからもらった水晶を見ていたんですけど……』

未来『なんだか、ぞわって感じがして……』

静香『落として割ってしまったんです』


P「……」

P「猟犬乙」


終わり

くぅ疲

クソスレですまん

二話目は未定

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