金剛「鎮守府でお留守番」(22)

 こんなんエロのうちに入らない程度のエロあり

金剛(ヘーイ。金剛デース)

金剛(いつもは前線にいる私デスが、今日は鎮守府の留守を任されてマース!)

金剛(何でも、今日の留守を任せられるのは私だけらしいデース)

金剛(これは提督からのラヴを感じちゃうネー!)

金剛(このミッション、しっかりとやり遂げて……)

暁「………………」ジー

雷「………………」ジー

叢雲「………………」ジー

望月「………………」フワァ…

文月「………………」ジー

龍驤「………………」ジトー

金剛(…………やるつもりだったネー……)

金剛(めっちゃやり辛いネー……)

金剛(駆逐艦ガールズと、って言うのは伝えられてたから)

金剛(スゴロク、とか。カルタ、とか楽しみたかったデスが……)

金剛(気が付けば駆逐艦ガールズにじーっと見られたティータイム……)

金剛(これじゃ、ティーも空気に耐えれなくて冷めちゃうネー……)チラ

金剛(暁がめっちゃ見てるデース……! もしかして、顔に何か付いて……!?)アセアセ

暁(鏡で自分の顔をチェックしてる……。金剛さんはやっぱりレディよね……暁も見習わなくっちゃ……!)ジィー

金剛(フゥ。何にも付いてなかったデース。良かった良かった)チラ

金剛(雷もめっちゃ見てるデース! 顔じゃなくて、服が乱れて……!?)アワアワ

雷(常に自分の服装はチェックしてるのね……。雷も見習わなきゃ)ジィー

金剛(……ンー、特に変な箇所は無い……デスネー)チラ

金剛(望月もこっち見てるネー……。マァ、きっと大丈夫ネー)ズズ…

望月(金剛さん緊張してるなーぁ。ま、この状態じゃしょうがないよねぇ)フアァ

金剛(おっきな欠伸ネー……。なんだかプリティーネ)チラ

金剛(……文月がずっと見てたデース! 何デスカー! ティーの飲み方に文句でもあるノー!?)アセアセ

文月(大人の女性、って感じなの~……如月お姉ちゃんにも負けてないかも~)ジィー

金剛(もう知らネー! ティーは楽しく飲めればそれで良いネー!)ゴクゴク

叢雲(あの飲み方…………。イギリスじゃ、あれが主流なのかしら……)ジィー

金剛(!!! ……咽そうになったネー……。叢雲の視線が突き刺さるように感じるネー……)チラ

金剛(ところで……何で、軽空母ガールがここに居るデスカー?)

龍驤(飛鷹の奴……おしとやかにとか言うても、見本がこれでええんかなぁ……。……あかん、やめよ)ジィー

金剛(マァ、良いデース。問題はこの空気ネー)

金剛(なんとか、普通に会話のある鎮守府に戻してみせるネー……!)

金剛「あー暁? さ、最近どうナノー?」

金剛(シィーット! これじゃ、会話の無い家庭で若干浮いてるファザーの台詞ネー!)

暁(最近どう……って言われても、どっちなのかしら……)

暁「上々よ。昨日はバケツを二杯も持って帰ってきたわ」ファサ

金剛「オー! ベリーグッドネー!」

叢雲「金剛さんはどうなの?」

金剛「フッフッフ~。私は昨日戦艦タ級を二隻沈めたネー!」ワースゴーイ サスガヨネー ヤルワネ…

金剛(……って私は何で戦果の話してるデスカー!)

金剛(オーウ……もう成す術無しネー……この空気のまま、比叡達が帰ってくるのを待つだけネ……)

文月「ねぇねぇ~。文月ね、前から皆に聞きたい事があったの~」

龍驤「お、なんやなんや? 言うてみ」

文月「皆は~司令官のどんな所が好きなの~」

金剛(いきなりのキラーパス!?)ブッ

金剛(い、いやでも……これはナイスパスネー。さっきの空気より、こっちの桃色空気の方が全然マシネー)

望月(……文月の暴走が始まっちゃったかー。ま、面白いから放っておこ)

金剛「私は当然、大好きネー。どこが、って言われるとちょっと難しいケド……」

金剛「一目逢った時から、ラヴを感じたネー……」

叢雲「一目惚れ、ねぇ」

金剛「このラヴは、このティーのように冷める事は無いデスネー」ズズ…

文月「へ~。キスとかしちゃったの~?」

金剛「」ブフッ

望月「……?」

暁「ちょ、文月!?」

叢雲「は、破廉恥よ! そういうのは順番が! ……手を繋いでから……とか!」

文月「???」

金剛(この娘……あなどれないネー……)フキフキ

金剛(しかし、マズイ事になったネ……)

金剛(テイトクは私のアプローチに気付いてるのか気付いてないのか、ちっとも構ってくれません……)

金剛(だ、だから……キス、はおろか……まだ、手を握った事さえも……)ズズ…

雷「何言ってるのよ! 相手は金剛さんよ? キスなんてとっくに終わってるに決まってるじゃない」

金剛「」ブフォ

望月「…………!」ハハーン

龍驤「最近の娘は耳が肥えとんなぁ~」

金剛(キ、キスの先……!? そ、そんな……)ドキドキ

提督『金剛……お前のカラダ、いつも触りたい、って思ってたんだ……』

金剛『ふふっ……テイトク、可愛いネー。でも……』

金剛『触るなら、時間と場所を弁えて……きゃっ』

提督『もう……我慢できないんだ……!』

金剛(……で、でも、テイトクが相手なら……寧ろ、バ、バッチコイネー)バクバク

金剛(そ、それに、遅かれ速かれこういうのはやりたいデスし……)ドキドキ

望月「なーに言ってんの。金剛さんだよ? じゃあもう行けるとこまで行ってるっしょー」チラ

金剛(い、いいいい行けるとこマデ!?)カァァァァ

暁「そ、そそそそう……よね……。金剛さんはレ、レディだもの……」ドキドキ

叢雲「ち、知識として、は……知ってる、けど……」ドキドキ

龍驤(なんか、おもろい事なってんなぁ……)ニヤニヤ

龍驤「そらもう、激しくてものすごいんやろうなぁ~。なんてったって、英国ガールやもんなぁ~」

暁「は、はははは激し……!」

金剛(そ、そんな事やった事無いネー!!!)

望月(こりゃ、見てて飽きないねえ)ニヤニヤ

雷(な、なんだか……雷もドキドキしてきちゃった……)ドキドキ

文月(??? 行けるところまで~……? 激しく~?)

金剛「ま、まままままぁ、モチロン? そ、その……」モジモジ

金剛「テイトクとは……いっぱい、触りあったり……」モジモジ

望月(なんかエロいな……)ズズ…

龍驤(こんなん青葉にでも見られたら大変な事なるやろなぁ~)ズズ…

文月「…………! 金剛さんは~、激しくイっちゃったの~?」

金剛「」

望月「」ブフォ

龍驤「」ブフォ

叢雲「は、激し……! イ、イっちゃ……」カァァァァ

暁「……ふ、ふえぇ……」マッカッカ

雷「さ、流石になんか、恥ずかしいわね……」カァァァ

龍驤「ちょ、ちょい望月。アンタが教えたんとちゃうやろな?」ヒソヒソ

望月「た、多分如月姉、かな? ……は、はは……。意味までは分かってないと思うけど……」コソコソ

文月「??? 間違ってたの~?」

金剛「」

龍驤(アカン、フリーズしとる)

金剛(テイトクと激しく……)

提督『金剛! 良いぞ……!』

金剛『アァン! テイトクゥ……激し……すぎ……ッ!』

提督『出す……ぞ……!』

金剛『出して……! 私に……テイトクの……!』

金剛「」ボンッ

龍驤(アカン、爆発した)

暁「…………」フラフラ

雷「あ、暁? 大丈夫?」

暁「…………」キューバタン

望月(暁が沈んだ……)

叢雲「あ……あ……は、破廉……破廉恥……」バタン

文月「あれ~? 暁ちゃんも叢雲ちゃんも大丈夫~?」

龍驤(元凶はお前やけどな)

金剛(あ……あ……ああああああああああ……)カァァァァァ

金剛(は、恥ズカシイデス……)プシュー

提督「ただいまー。金剛、ちゃんと見てくれてた……か……?」ガチャ

龍驤「あ……提督……」

金剛「!?!?!? て、てててててて……!?」ガタガタ

提督(暁と叢雲が倒れてて、雷と金剛の顔が真っ赤で、龍驤と望月が苦笑いしてて、文月が笑ってる……)ナンダコノカオスハ

提督「ちょっと早く終わったから、帰ってきたんだが……」

望月「……あぁ、そりゃ……まずいんじゃないかなぁ……?」

金剛「あ、あのあのあの……! て、てててテイ、テイト……テイ、トク……!」

提督「顔が赤いぞ……。風邪ひいた……んならマシな気がする……」

望月「察した?」

提督「なんとなく……だが……」

雷「し、司令官! 金剛さんに、ちゃんと優しくするのよ! 良いわね!」ビシッ

提督「お、おう?」

文月「あのね~。文月皆とお話したの~」

提督「そ、そうか。聞きたくないけど……どんな?」

文月「あのね~えっとね~。金剛さんが、激しくイっちゃったお話~!」

提督「」ブッ

龍驤(端折りすぎやろ!?)

提督「良いか、文月。そう言う事は、あんまり言わないように」

文月「??? 分かった~」コクリ

提督「……お前ら。如月を探して来い」

望月「あいよ~。如月姉ご愁傷様~っと」ガチャ

龍驤「ま、身から出た錆言う奴やなぁ」テクテク

文月「?? 如月お姉ちゃん探して、どうするの~?」

雷「ほら、行くわよー。邪魔しないの」グイグイ

提督(雷は雷で、なんか誤解してる気がするな……)

金剛(…………ハッ! ま、待って……み、皆は……!?)

提督「さて、金剛。まぁ、お疲れ様だったな」スッ

金剛(と、とっとととととと隣に座って……!? こ、これって……)ドキドキ

提督『ご褒美、やらなくちゃ、な……』

金剛『フフ……今なら確かに誰もいないデスケド、せっかちさんネー……』

提督『外に居る時もずっと、お前の事を考えてたんだ……』チュッ

金剛(こ、こここここんな事に!?!?!?)カァァァァ

提督「大変だっただろう。いつも感謝している。ありがとう」ポンポン

金剛(あ、頭を……!)

提督「あ、あぁ……すまない。つい、いつもの癖で。レディの髪を触っちまったらダメだよな」

金剛「あ、あの……」

提督「うん? どうした」

金剛「よ、良かったら……その、撫でて……欲しいデス……」ドキドキ

提督(……戦艦の艦娘だからって、まだ子供だよな)フッ

提督「あぁ、良いんなら、喜んで」ナデナデ

金剛(あ……。なんだか……幸せな気持ちでいっぱいネー……)トローン

暁(……うーん…………ハッ!)

叢雲(私……寝て……? …………!?!?!?)

暁(し、しし司令官と金剛さんが……!!!)

叢雲(提督が頭を撫でて……!! キ、キスしちゃうの!? 今からしちゃうの!?!?)アワワワ

提督(ん……? 何か視線が……)

暁・叢雲「あ……」

提督「あ……」

暁「お、おおおおおおお邪魔しましたなのです!!!」ダッ

叢雲「お、お幸せにににい!!!」ダッ

提督「…………また、誤解された気がする……」

提督(でもまぁ……)チラ

提督(金剛は幸せそうだし、良いか……)ハァ

金剛(ふふっ……幸せデース……)エヘヘ

   終わり

金剛が恥ずかしがってたけど一番恥ずかしいのは紛れも無く俺
ありがとうございましたー

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