斑鳩「暇ですね」葛城「暇だなぁ」(115)


斑鳩「そういえば飛鳥さんたちはどこに行ってるんですか?」

葛城「飛鳥は焔と修行つってたな。んで柳生と雲雀はデートしてたぞ」

斑鳩「羨ましい限りです」

葛城「けしからんよな」

斑鳩「いえ、そういう意味ではないです」

葛城「悔しいからあたしたちもいちゃいちゃしようぜ」

斑鳩「嫌です」

葛城「ちぇー」


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葛城「飛鳥が太巻き食ってる姿ってエロいよな」

斑鳩「いきなりですね」

葛城「どうみてもフ○ラにしか見えないよな」

斑鳩「もう少しオブラートに包んでください!」

葛城「自己紹介でも好物はじっちゃんの太巻き…ハッ!」

斑鳩「どうやら気付いてしまったようですね」

葛城「こりゃあとんでもねえな…!」

斑鳩「飛鳥さんは…半蔵様と……」

葛城「出来てる……ッ!」

斑鳩「……ないですね」

葛城「ねーな」


葛城「今思ったんだけどさ、柳生の好物も卑猥だよな」

斑鳩「また下ネタですか」

葛城「だってスルメだぜ?」

斑鳩「別に卑猥な単語を連想させるわけでもありませんけど」

葛城「匂いだよ匂い」

斑鳩「……?」

葛城「ほら、よく男のあの汁の匂いはスルメって聞くじゃんか」

斑鳩「……っ!?」

葛城「うお、顔が真っ赤」

斑鳩「そういえば、一時期お兄様の部屋がスルメ臭かったのは……」

葛城「うわあ」

斑鳩「……今後は距離を取ります」

葛城「お、おう」


葛城「雅緋って厨二病だよな」

斑鳩「ああ、思春期に罹ってしまうといわれる恐ろしい病気ですね」

葛城「ただ切りつけるだけで駆けるNatura!とか振りかざすArmonia!とか叫んでたぞこの前」

斑鳩「あそこまで行くともう逆に突き抜けてかっこいいですね」

葛城「……あたしも考えよっかな」

斑鳩「どうしてですか?」

葛城「え?いやほら、なんかかっこいいだろ?」

斑鳩「葛城さんがやってもさほど…」

葛城「ひでえ!」

斑鳩「…素のままの葛城さんが一番だと思います」

葛城「……うん」


斑鳩「忌夢さんは……分かり合えると思ってたんですが」

葛城「見た目思いっきり委員長キャラって感じだったからな」

斑鳩「はい。眼鏡は委員長ポイント高いです」

葛城「何だよ委員長ポイントって…」

斑鳩「それはですね──」

葛城「あーやっぱいいよ。うん」

葛城「それにあいつおもいっきしレズだからな」

斑鳩「葛城さんに言われたくないと思いますよ」

葛城「あたしのはセクハラだ!」

斑鳩「なお悪いです!」

葛城「そういえば斑鳩はレズっつーか、同性同士でそういうのはやっぱ嫌い?」

斑鳩「……別に否定はしません」

葛城「…そっか」

斑鳩「でもあそこまで一途に誰かを想えるって、いいことですよね」

葛城「あれはヤンデレとかそういう域だけどなー」


斑鳩「ヤンデレで思い出しましたが」

葛城「お前さりげなくひでーな」

斑鳩「紫さんは…どうなんでしょう?私はあまりお話をしないのですが」

葛城「あたしもあんま話さねーなあ。よく未来や叢となんか話してるみてーだけど」

斑鳩「いつもお家に引きこもってるみたいですし」

葛城「今容姿が無かったらただのヒキオタメンヘラ女じゃねーか!って電波を受信した」

斑鳩「あながち間違ってはないと思います」

葛城「お前さらっと毒吐くよな」

斑鳩「最初に会ったときに匂いを嗅がれたのは驚きました」

葛城「あー確かに。ちょっとびっくりしたな」

斑鳩「そういえば匂いを嗅がれたとき、ほんのりイカ臭いと言われたのですが…」

葛城「……」

斑鳩「どこに行くんですか?」

葛城「ちょっと町内鎖鎌大会6位の奴を締めに行く」

斑鳩「なぜ!?」


葛城「あー少し話しすぎたなー」

斑鳩「確かに少し疲れましたね」

葛城「飲み物でも飲むか」

斑鳩「私が買ってきます」

葛城「んじゃお茶で」

斑鳩「はい」

葛城「さぁて、と。なにすっかなー…ありゃ、なんであいつがここにいるんだ?」

雪泉「葛城さん、こんにちは」

葛城「おう。なんかあったのかー?」

雪泉「飛鳥さんはいますか?」

葛城「飛鳥なら焔と修行とか言ってたぞー」

雪泉「…先を越されました」

葛城「へ?」

雪泉「ありがとうございます。お礼にこちらを差し上げますので召し上がってください」

葛城「お、おう…」

雪泉「飛鳥さんを独占とかあの2Pカラーやってくれますね……!」

葛城「……」

斑鳩「ただ今戻りました。……どうかしたんですか?」

葛城「いや…飛鳥も大変だなって思っただけ……」

斑鳩「それとその手に持ってるのは…?」

葛城「カキ氷(あずき)だ」

斑鳩「本当に何があったんですか」


葛城「ごちそーさん!」

斑鳩「ご馳走様でした」

葛城「うまかったな、カキ氷」

斑鳩「ええ。あとでお礼をしないといけませんね」

葛城「そういうところ律儀だよな斑鳩って」

斑鳩「これくらい財閥の令嬢として当然です」

葛城「あーそういえば令嬢っていうともう一人…」

叢「わ、我のお面返して~!」

美野里「えっへへ~やっだよーん♪返してほしかったらこっちまでおいで~!」

四季「へい美野里っち!パース!」

叢「それがないと恥ずかしくて死んじゃうからぁ…返して~!」

葛城「……」

斑鳩「……」

葛城「なあ斑鳩」

斑鳩「やめましょう」

葛城「なんであいつら下着姿で追いかけっこをしてるんだ?」

斑鳩「……」

葛城「恥ずかしくて隠すべき場所が他にあると思うんだけどさ」

斑鳩「……」

葛城「いやあ良いもん拝ませてもらって大変ご馳走様でした」

葛城(つーかなんで半蔵の校庭で遊んでるんだよあいつら)

斑鳩「本音と建前が逆ですよ」

葛城「おっとこいつは失礼」


葛城「…で?ん?令嬢がなんだって?」

斑鳩「~~っ」

葛城「あっはっは!」

斑鳩「もう…こんなことで私をいじめて楽しいですか」

葛城「すっげえ楽しい!」

斑鳩「……」

葛城「そんな目で見るなよ」

斑鳩「葛城さんのいじめっこ」

葛城「ほら、好きな子にちょっと意地悪しちゃうってやつ」

斑鳩「そんなこといって、ただのセクハラの言い訳でしょう」

葛城「うへえ」

斑鳩「まったく」

葛城「……こんなこと、斑鳩にしかしないって」

斑鳩「え?なんでしょうか」

葛城「なんでもないっ!」



斑鳩「詠さんって可愛いですよね」

葛城「確かに」

斑鳩「礼儀正しく、趣味は裁縫。いいお嫁さんになれますね」

葛城「もやし暴走や料理に草とかぶち込む癖さえなかったら最高の嫁さんだよなー」

斑鳩「前にみんなでやった闇鍋パーティは悲惨でしたね」

葛城「ああ、詠がもやしやら雑草やらを沢山持ってきてたな」

斑鳩「皆さん他にも鍋にそぐわないようなものばかり持ってきて…大変でした」

葛城「いや、一番の戦犯は間違いなく斑鳩だけどな」

斑鳩「私はむしろ善戦した方だと思います。良くあの支離滅裂とした素材を組み合わせたものだと自画自賛してしまうほどです」

葛城「そこでやめる発想がねーのがどうにも」

斑鳩「真の料理人は素材を選びませんっ」

葛城「いや忍だよ」

斑鳩「料理人でもあるのです」

葛城「例え真の料理人でも素材はむしろ選ぶんじゃねーかなぁ」

斑鳩「…そうでしょうか」

葛城「あーえーっと。たぶん。でも斑鳩はそのまま突き進んだ方がいいな!」

斑鳩「…ですよね!」

葛城「……あー、うん」

ネタが無くなったので本日はここまでにします。
こんな感じで基本は葛城と斑鳩がだらだら話す内容です。

カグラのSSが増えたらいいなとわずかな希望を込めて。
何か話題やネタを提供していただけると嬉しいです。

アンジャッシュ的なすれ違い会話

感情ないさんの感情ないアッピルについて


葛城「そういえばさあ…紫のアレ、やばいよな」

斑鳩「アレ…ですか?」

葛城「アレって言ったら…分かるだろ?」

斑鳩(アレ…もしかしていつも持っている人形の事でしょうか?)

斑鳩「ああ、アレの事ですね」

葛城「揉んだら気持ちいいだろうなぁ…うひひ」

斑鳩「確かに柔らかそうですよね」

葛城「お、斑鳩も話が分かるじゃん!」

斑鳩「ええ、まあ。見た目はアレですけど」

葛城「いやいや、紫はすげーよ。あれだけのもん持ってるのに形が崩れないし」

斑鳩「いえ、結構不安定なところもありますが(情緒不安定的な意味で)。無くなった時とか」

葛城「え?は?アレ偽物なのか?」

斑鳩「え?いや偽物かはわかりませんけど…」

葛城「偽物だったら両備とキャラが被るだろ」

斑鳩「いえ全く被らないと思いますけど」

葛城「??」

斑鳩「??」


葛城「そういやさー、日影いるだろ?」

斑鳩「はい、それがどうかしました?」

葛城「感情無いって大嘘だよな」

斑鳩「あれって設定じゃなかったんですか?」

葛城「無印の一番のネタバレが日影に感情が無かったとか言われてるくらいだしなー」

斑鳩「狂乱状態とか感情出しっぱなしじゃないですかやる気あるんですか」

葛城「怒るなよ斑鳩」

斑鳩「アニメ初期で私はちょっと嫌味なキャラになってたじゃないですか」

葛城「その点日影はEDとかむちゃくちゃ可愛かったもんな」

斑鳩「喜怒哀楽全部出してたじゃないですか!なんなんですか!」

葛城「まあアイツは感情あるよな。なんであんなアピールしてんだろーなぁ」

斑鳩「感情無かったら個性なくなりませんか?日影さん。他の紅蓮隊の皆さん個性強すぎますし」

葛城「感情無いと言ったら構ってもらえるから…か。なんか日影がかわいく思えてきたぜ」

斑鳩「きっと葛城さんにセクハラしてる時も心の中では何か思ってますよ」

葛城「今度セクハラするときはちょっと力入れるぜ」

???「感情ないで」

葛城「おいなんか湧いてるぞ」

???「全然ないで」

斑鳩「必死にアピールしてますね」

???「ホンマにないから」


葛城「すげー昔から思ってたんだけどさ、斑鳩の声って貧乳臭いよな」

斑鳩「言ってる意味が分かりません」

葛城「なんて言うんだろ…貧乳であることを運命づけられたような声って言うかさ」

斑鳩「ものすごく失礼なこと言いますね」

葛城「正直斑鳩を最初に見たときにあ、この胸はパッドだって思ったわ」

斑鳩「いえ、まごうことなき本物です」

葛城「あたしも隙ありゃ揉んでるからそれは分かってるんだけどさ…」

斑鳩「……ええ、でも確かに私もそう思いました」

葛城「?」

斑鳩「改めて自分の胸を見て、それからバストのサイズを測ると…心の底から嬉しいと思います」

葛城「大げさだなあ」

斑鳩「何故か、本当になぜか突然私のバストサイズが72になってしまう夢を見るのです」

葛城「んふwwwww72ってwwwwwwwそれ壁とwwww変わらないwwwwwwww」

斑鳩「今あなたは私を敵に回しましたわ」

葛城「い、いや…斑鳩は違うだろ?」

斑鳩「いえ、今私はあなたの脳の海馬に電極をぶち込みたい気分です」

葛城「何がお前をそこまでさせるんだよ」



日影「あー感情無いわー笑いたいわー」

未来「めちゃ鬱陶しいんだけど」

春花「ちょっとぉ焔、日影が鬱陶しいからどうにかしてよ」

焔「なぜ私が…」

詠「私の鉄板ネタはもう飽きたと言われまして…」

未来「アンタもやしネタしかないじゃない…」

詠「今もやしをバカにしましたか!?」

未来「し、してないわよ!」

日影「あーまじつれー。感情無いのまじつれー」

春花「…ね?うざいでしょう?」

焔「……はぁ。仕方ないな。私のとっておきを見せてやる」

未来「……ねえ春花、これ意味あるの?」

春花「あたしはただ焔の天然バカを見たいだけよ」

詠「コレのすごいところは感情無いアピールの人が本当に感情無くなるところですよね」

焔「さあ行くぞ…」フトンモゾモゾ

未来「うわぁ…」

日影「あー笑いたいわー」


焔「  ヤ  ド  カ  リ  !  」


焔「……フッ」ドヤァ

未来「……」

春花「……」

詠「……」

日影「……」


葛城「って夢を見てさー」

斑鳩「んふwwwwwヤドカリwww想像しただけでwwwwうふふwwww」

葛城「えっ」

ネタが尽きました。和ませるのって難しい。
すれ違い会話は難しかったです。アンジャッシュは凄いですね。葛城は胸、斑鳩はべべたんの話ししている設定です。

斑鳩と葛城だけでなく、他の娘の会話が見たいみたいなのもあれば書きます。
>>12>>13ネタ提供ありがとうございました。


紫「……お姉ちゃん」

忌夢「どうした、紫」

紫「……あの、私、ね」

忌夢「ああ」

紫「魔法少女になりたいの!」

忌夢「それには及ばないわ」キリッ

焔「あたしって、ほんとバカ」

柳生「ティロ・フィナーレ(棒)」


斑鳩「という夢を見たのですが」

葛城「もうネタ不足感が否めないな」

葛城「というかなんで焔と柳生が出てきたんだ?」

斑鳩「中の人的に出ざるを得なかったのでしょう」

葛城「中の人って何だよ…っていうか本当に話題が見つからないな」

斑鳩「大丈夫です。まだいじってない人はいますから」

葛城「ああ、全員いじる気なのか…」

斑鳩「こうなったら日ごろの鬱憤全部晴らしましょう!」

葛城「ストレス溜まってんなぁ……」


葛城「キスの練習しようぜ!」

斑鳩「ずいぶん唐突ですね」

葛城「将来に備えての予行演習だ」

斑鳩「お断りです」

葛城「えー」

斑鳩「大切な初めてをこんなお遊び気分で無くすのは勿体無いです」

葛城「お遊びって…練習は大事だろ!」

斑鳩「人形相手にすればいいと思いますけど」

葛城「それじゃあ雰囲気とかでねーだろ!!あたしはこう…らぶらぶむちゅーってやつをだなあ!」

斑鳩「まずは相手を見つけませんと」

葛城「相手なら目の前に──っあ」

斑鳩「……」

葛城「……の、ノーカン!今のはノーカンで!」

斑鳩「そ、そそそ、そうですねっ……」



葛城「そういやヤンデレズといえばウチの柳生もそれに近いな」

斑鳩「造語をさらっと使わないでください。ですが…柳生さんはそこまでじゃ」

葛城「お前は柳生を舐めてるな」

斑鳩「なぜです?」

葛城「この前偶然更衣室に入ったんだけどさ」

斑鳩「偶然更衣室に入るってどういうことですか」

葛城「いやいや!ただ忘れ物しちゃってさ…んで、更衣室に入ったら柳生がいたんだけどさ。何してたと思う?」

斑鳩「……修行?」

葛城「更衣室で修行ってどういうことだよ」

斑鳩「分かりませんね…」

葛城「雲雀の体操服の臭いを嗅いでいた」

斑鳩「」

葛城「しかもだ、その少し前にあたしらは組み手をやってた。つまり汗がたっぷり染み込んでいるわけだ」

斑鳩「」

葛城「そのとき柳生は──」


柳生「……言い訳はしない。雲雀が忘れた体操服を持って行こうとしたが……本能には抗えなかった」


葛城「あいつは立派だよ…」

斑鳩「いやド変態ですよ」

葛城「本能に抗えなかったんだよ!仕方ないだろ!」

斑鳩「汗が染み込んだ体操服で抗えなくなる本能なんていらないと思いますけど!」

葛城「そうだよな」

斑鳩「なんで急に物分り良くなったんですか」

葛城「よく考えたらあたしもそこまでしないし冷静に考えるとド変態だわアイツ」

柳生「……オレは変態じゃない。雲雀への愛が行き過ぎてただけだ」

葛城「!?」

斑鳩「今…居ましたよね?」

葛城「なんだ幻覚か」



斑鳩「雲雀さんは…」

葛城「可愛いとしか言えん」

斑鳩「ですよねー」

葛城「不満といえばあたしがセクハラしても倦怠期のカップルのような反応しか返してくれなくなったことかな」

斑鳩「それは誰も不満に思ってないので問題ないです」

葛城「問題大有りだよ!あたしの生きがいがなくなっちゃうだろ!」

斑鳩「そんな生きがいはドブにでも捨ててください」

葛城「雲雀の可愛いエピソードといえば…やっぱりふとしたときに見せるドジだよなあ」

斑鳩「雲雀さんの失敗は見ていて微笑ましいですね」

葛城「最近は忍として一皮剥けたのか、頑張ってるみたいだぜ」

斑鳩「飛鳥さんに柳生さん、雲雀さん…私達の後輩は頼もしいですね」

葛城「フ○ラに変態に、ブルマ……マニアックだな」

斑鳩「どうしていい話をめちゃくちゃにするのですか貴方は」

葛城「いっひっひ」

斑鳩「まったくもう」


葛城「あたしにも苦手なタイプってのは居る」

斑鳩「意外ですね」

葛城「そりゃあ一人や二人くらい苦手なやつが居てもおかしくないだろ~。その一人が、両奈だ」

斑鳩「あー」

葛城「このあたしがドン引きする相手なんてそういないと思ってたけどさ、アレには負けるよ」

斑鳩「確かに両奈さんは…こ、個性的ですものね」

葛城「個性的っていうか人知を超えたマゾっていうか…どうも苦手なんだよなあ」

斑鳩「私も少々苦手ですわね。なんというかあの独特の思考がどうも…」

両奈「はーい!ねえねえ両奈ちゃんの事呼んだ?」

葛城「うおわっ!?」

斑鳩「ひっ!?」

両奈「あぁん♪両奈ちゃん気持ち悪がられてる…でも感じちゃう」ビクンビクン

葛城「誰だよこの変態校内に入れたの!」

両奈「あはん♪もっと、の・の・し・っ・て☆」

葛城「り、両奈はセクハラしても面白みがないんだよなぁ~あっはっは」

斑鳩「へ、へえ~そうなんですか~」

両奈「え?両奈ちゃんのおっぱい揉みたかったの?だったら言ってくれれば~…あ、もしかしておっぱいじゃなくて…下の方?そんな事いわれたら絶対気持ちよくなっちゃう~」

葛城「あ、はは…全くアイツにも困ったもんだよな全く」

斑鳩「ほ、本当ですわね」

両奈「え?無視?もしかして放置プレイなの!?ダメッ!そんなにいぢめられたらぁ…あはぁん♪」

葛城「放っておくのが心配になってきた」

斑鳩「何をしても自分に都合のいいほうに解釈してますね」

葛城「つーより何やってもご褒美なんだろ…」

両奈「両奈ちゃん今、大・興・奮!なので思い切って脱いじゃいまーっす」

葛城「よーしストップだ。後は拳でなんとかするぞ」

斑鳩「了解です」


葛城「ぜぇっ…ぜえ…」

斑鳩「ほ、本当に…何しに来たんですかあの人……」

葛城「終始アヘ顔だったよな…」

葛城「そんな両奈と姉妹だってんだから両備はすげーな」

斑鳩「確かに。あの様子だと両備さんも大変ですね」

葛城「本人は割りと楽しそうだけどな」

斑鳩「でも私、両備さんとは腹を割って話せば仲良くなれる気がします」

葛城「へ?なんでだよ」

斑鳩「彼女の状況が…他人のように思えないのです」

葛城「あの貧乳の話まだ引っ張ってたのかよ」

斑鳩「諦めなければ夢は叶うと、そう伝えたいです」

葛城「おお、そうか…」

斑鳩「……」

葛城「なあ、斑鳩」

斑鳩「なんでしょう」

葛城「両備ってさ」

斑鳩「はい」

葛城「貧乳は未来という先駆者が居るし、Sって言うのも元々は春花の設定だよな」

斑鳩「……」

葛城「あいつもしかして…そこまで個性がないんじゃ……」

斑鳩「……そう、ですね」

葛城「どうしたんだよ、斑鳩」

斑鳩「いえ、その…後ろに」

葛城「?」


両備「」


葛城「あっ……」


斑鳩「ちょっと泣いてましたね」

葛城「いやそれが別に悪いって言うわけじゃないぞ!?」

斑鳩「分かってますよ。ポテトチップスのうす塩味のようなもの、ということでしょう?」ドヤァ

葛城「なんでドヤ顔なのか分からんが喩えがムカつくからセクハラしていいか?」

斑鳩「やめてください」

葛城「いやーしかし、あらかた話題には出たなー」

斑鳩「そうですね…多分話題には全員でたと思います…」

葛城「誰か忘れてるような気もするけど」

斑鳩「大道寺先輩でしょうか?」

葛城「いや、そうじゃなくて…うう~ん……」

斑鳩「気のせいですよ」

葛城「気のせいだよな」

斑鳩「ふふふ」

葛城「あはは」


夜桜「どーして!思い出せんのかのう!」


斑鳩「あ…」

葛城「ああー」

夜桜「わし、そんなに影が薄いのですか?うす塩味よりも?」

両備「」

葛城「なんでまだいるんだよ」

斑鳩「本人居るのでうす塩味は勘弁してあげてください」

夜桜「ご、ごめんなさい…」


葛城「そういや夜桜がいたかー…こんなセクハラしがいのあるヤツを忘れるなんてどうかしてたぜ!」

夜桜「いや、そういう形で覚えられるのは不本意なんじゃが……」

斑鳩「ちょうどいいです、夜桜さん。この真っ白な人を持ち帰ってください」

夜桜「ふぇ?ま、まあ良いが……」

両備「…貧乳…うす塩味……劣化蛇女……あはは…」

夜桜「だ、だいぶ重症じゃ……」

葛城「……半蔵の警備はザル過ぎるな」

斑鳩「さっきから普通に他校の生徒が出入りしてますしね」

葛城「蛇女とか設定的に気軽に来ちゃだめだろ」

斑鳩「そんなことはさておき、夜桜さんの話です」

葛城「あ、続けるんだ」

斑鳩「ぶっちゃけあの大きさの手甲つけて何が忍ですかって感じですよね」

葛城「怒るが、そこは突っ込んじゃダメなところだ」

斑鳩「あんなに大きい得物だと暗殺も何もありませんし」

葛城「そんなこと言ったらあたしたち忍らしいこと何もしてないぞ」

斑鳩「よく考えたらそうですね」

葛城「この話題は深く考えちゃダメなんだよ」

斑鳩「今まで通りガールズトークを続けましょう」


雲雀「柳生ちゃん…どうしたの?」

柳生「ん……なんでもないぞ」

春花(…もしかして、尾行がばれたかしら)

春花(たまたま出掛けたら偶然雲雀と柳生のデート現場に遭遇、傀儡を使って尾行)

春花(この完璧な計画がばれている筈がないわ!)

柳生「……なあ、雲雀」

雲雀「うん?」

柳生「丁度こんな所にボールがあった。ちょっとサッカーでもしないか?」

春花「ちょ、それ私の傀儡じゃない!」

雲雀「へ?春花さん?」

柳生「雑な尾行だ…バレバレだぞ」

春花「だからって人の頭でサッカーしなくてもいいでしょう」

柳生「イラついたから」

春花「ったく…あ、そうそう。雲雀、こんにちは」

雲雀「春花さんこんにちは~、何してるの?」

春花「実は雲雀とデートしようと思って」

柳生「……おい」

雲雀「で、デートって…えへへ」

春花「……ふふん♪」ニヤリ

柳生「……ふんっ」グリッ

春花「んぐぁっ!?」

雲雀「ど、どうしたの?」

春花「べ、別になんでもないわよ?うふふ」プルプル

雲雀「…今は柳生ちゃんとお出かけしてるから…」

柳生「…♪」

春花「っふん!」ゲシッ

柳生「~~っ!」ビクビク

雲雀「三人で一緒にお出かけしようよ!」

春花「え、ええ…それがいいわね~」ギリッ

柳生「ああ、オレも賛成だ…」ギッ

春花「……とっとと失せろよイカ野郎」ボソッ

柳生「……黙れ痴女」ボソッ

春花「…っ!」グリグリ

柳生「……!」グリグリ

雲雀「ほら~二人とも早く行こうよ~」


葛城「平和だなあ」

斑鳩「平和ですね」


飛鳥「せいっ!」

焔「たあっ!」

雪泉「はあっ!」

焔「うおっ!?」ドサッ

飛鳥「きゃっ!」ドサッ

焔「あ、飛鳥…すまん」

飛鳥「あいたたた…だ、大丈夫だよ焔ちゃ──ってぇ!?」

焔「っ!?」

飛鳥(こ、転んだ拍子に焔ちゃんの身体に、み、密着してるよ…)

焔(こ、これは少し…恥ずかしいな……)

飛鳥「す、すぐ退くからっ」

焔「あ、ああ…」

飛鳥「……ぅ」ドキドキ

焔「……っ」ドキドキ

雪泉「…こほんっ」

飛鳥「うわわっ!」

焔「ひゃっ!」

雪泉「早く訓練を再開しますよ」

飛鳥「そ、そうだよね…ごめんね雪泉ちゃん」

焔「すまなかった。気を引き締める…」

雪泉(焔さん羨まし過ぎますその位置交代して下さい)


葛城「なーんて修羅場が今頃広がってるんだろうなぁ」

斑鳩「下衆ですね」


両備「両備のキャラが薄いとか言われてるのもアンタのキャラの濃さのせいよ!このっ!このっ!」

両奈「あはぁん!理不尽に攻め立てられちゃってるよぅ!」

両備「このダメ犬!ダメ犬!」

両奈「くぅ~~~~ん♪」


葛城「……」

斑鳩「見てはいけない世界ですね…」

葛城「原因の一端はあたしらなんだけどな。っていうかいい加減に帰れよあいつら」


夜桜「全く!よそで何をしているんですか!」

四季「ちょっとしたおふざけだってぇ~」

美野里「鬼ごっこがしたかっただけなの」

叢「しくしく…もうお嫁にいけない……」


葛城「こっちはこっちで……」

斑鳩「まあ、皆さん楽しそうでいいじゃないですか」

葛城「話題には事欠かないな、いろんな意味で」


雅緋「今日は久しぶりに技名を考えるか…ふむ」

忌夢「やあ雅緋」

紫「…こんにちは」

雅緋「お前ら、今日はどうした?各自で休みといっていたはずだが」

忌夢「たまには幼馴染三人で遊ぼうと思ってさ」

紫「お姉ちゃんに…誘われたので…」

雅緋「……よし、いいだろう。たまには息抜きも大切だ。今日は三人で遊ぶか」

忌夢「うんっ!」

紫「はい…!」


葛城「そして三人は泥沼の三角形に…」

斑鳩「変な妄想しないで下さい」


葛城「…なあ斑鳩」

斑鳩「なんですか?」

葛城「あたしのことはさ、どう思ってる?」

斑鳩「はい?」

葛城「その、みんなのことを話しておいてあたしだけ無しってのも変じゃんか?」

斑鳩「はあ…そういうことでしたら」

葛城「……ごくり」

斑鳩「セクハラ大魔神です」

葛城「…デスヨネー」

斑鳩「というか、葛城さんこそ私のことをどう思ってるんですか」

葛城「その、あたしは…」

斑鳩「……」ジーッ

葛城「斑鳩は…あたしたちのまとめ役みたいな感じで…料理とかも美味いし…本当にお世話になってるって言うか」

斑鳩「……」


葛城「あたしも三年間一緒に居て楽しかったって言うかなんていうかその…あーもう!好きなんだよ!」


斑鳩「」

葛城「だからそのっ、友達として…もそうだけど、その、恋愛対象的な意味でその、好き、です……」

斑鳩「……そ、そそそそうですか」

葛城「あーもう、なんかすごい…うわー…」

斑鳩「えと、それはその、どうも……」

葛城「っていうか斑鳩はどうなんだよ!あたしは答えたから次は斑鳩の番だろ!」

斑鳩「……秘密です」


葛城「秘密って何だよー教えろよー!」

斑鳩「酔っ払いの絡みみたいになってきました」

葛城「答え聞くまでずっとこんな風に絡むぞー!」

斑鳩「そ、そのうち答えます…」

葛城「いーまー答えろー!」

斑鳩「こ、こういう事はもっと…その、雰囲気があると思います」

葛城「うー」

斑鳩「だから、その時まで待ってください」

葛城「約束だからな」

斑鳩「はい、必ず返事をします」

葛城「それじゃ、手を繋いだら許す!」

斑鳩「まあそれ位なら…」ギュッ

葛城「……あったかいな」

斑鳩「そうですね」

葛城「柔らかいな」

斑鳩「…そうですね」

葛城「ずっとこうしてのんびりするのも、ありかもな~…」

斑鳩「それはダメです。私たちは忍ですから」

葛城「分かってるって」

斑鳩「暇ですね」

葛城「暇だなぁ」


終わり

くぅ~疲w
お疲れ様です。ネタがないのでここまで。全員書き切れたし満足しています。
正直ネタさえあればもう少し続けられました。
葛城と斑鳩がのんびりいちゃいちゃしてるのを書きたかっただけです。

アニメ放送してたのにSSが増えなくて愕然としていたので、これを機に誰か書いてください。
続きとかどうしましょうかね。明日ネタが浮かぶか希望かなんかあったら書くかもしれません。無かったらこのままhtml化しちゃいます。

>>1 試みとしては面白いので、閃乱カグラのネタ安価SSとして続けてはどうでしょうか。
ネタ安価は、1ヵ月程ほど早いけど七夕の短冊にこめる願いについて

>>36
なるほど、そうですね。
ちょっと短いですし、そうさせてもらいます。
需要があるのかはさておき。

というわけでとりあえず七夕ネタだけ書きます。


焔「そろそろ七夕だな」

未来「もうそんな時期なんだね」

詠「皆さんは短冊にこめる願いとかって考えてますか?」

春花「私はそうねえ…雲雀ともっと仲良くなりたい、かしら?」

日影「感情が欲しい」

未来「友達が欲しい」

詠「私はもやしをおなかいっぱい食べたいです。いえ、もやし信者を増やすというのも…むむ」

焔「……言ってて悲しくなってこないか?」

日影「そう言われてもな、他に思いつかんし」

春花「それに、願いって自分の力で叶えるものだと思うしね」

焔「その意見には同意だが…せめてもう少し夢のある願いは無かったのか」

未来「そういう焔の願いは?」

焔「む?私か…」

詠「やっぱり、最強の忍とかですか?」

春花「それじゃあ私達と大して変わらないじゃない」

焔「……いや、秘密だ」

未来「ちょっと!それはずるくない?」

日影「自分だけ答えないのはフェアじゃないやろ」

焔(……流石に、『お前達とずっと一緒に居たい』なんて言える訳が無いな)


焔「ほら、下らんことを言ってないで、たまには修行をするぞ!抜け忍の私たちに気を抜いているヒマは無い!」


雅緋「そういえば」

忌夢「どうかしたの?雅緋」

雅緋「そろそろ七夕だな」

紫「…ロマンチックな日だと、思います」

両備「両備的には結構重要な日ね」

両奈「両備ちゃん、いつもこの時期になると目が血走ってるもんね~」

忌夢「ああ、短冊の願掛けか」

雅緋「景気付けに願いを書くのも悪くないな」

紫「いいと思います」

両備「ふふふ…今年こそ願いは叶うはず……両備は巨乳になりたい!」

両奈「両奈ちゃんは~素敵なご主人様にいぢめてもらえたらいいな~」

雅緋「お前たちは相変わらずだな…本当に」

忌夢「ボクは当然、雅緋とずっと居る事さ。……それと、紫もな」

紫「…私は、お姉ちゃんともっと仲良くなりたいです」

両備「アンタたちはもう十分に仲がいいと思うし、そんな願い今更じゃない?」

忌夢「ふん、分かってないな。ボクは今よりもディープな関係で、といったんだ」

両奈「あ~ん!なんかギスギスしてる~両奈も混ぜて!虐めて~~!」

紫「…えと、どうしよう……」

雅緋「全くお前らはどうしようもないな…」


雅緋(だが…こういう生活も悪くない。どうやら、私の願いは既に叶っていたようだな)


四季「そういえばもうすぐ七夕じゃん!」

美野里「七夕ってなんでも願いが叶うんでしょ?美野里も何かお願いしたいな~!」

叢「七夕は本来彦星と織姫が一年で唯一会うことの許されるロマンチックな日だ」

夜桜「そういえばわしも弟達と短冊に願いを書いていましたね」

雪泉「でしたら、皆で短冊に何か願いを書いて見ましょうか」

美野里「さんせ~い!美野里はぁ…やっぱりお菓子をいーっぱいもらうことにしよっかな~」

四季「あたしは新作コスメでしょ♪あーでもケータイの機種変もしたいな~」

叢「我は…オシャレなお面が欲しい。いや、漫画のネタでもいいな…」

夜桜「み、見事に即物的ですね……」

雪泉「そういう夜桜さんはどうなのですか?」

夜桜「わしか?わしは…もう一度、弟達に会いたい、かのう」

雪泉「それは素敵な願いですね」

夜桜「そ、そういう雪泉はどうなんじゃ?」

雪泉「私は…おいしいカキ氷が食べたいですね」

四季「ちょ!それあたしらと大して変わんないし~」

美野里「あ、じゃあ美野里がもらったお菓子少しあげるから、雪泉ちゃんのカキ氷も少しちょうだい!」

叢「お菓子の交換…これは使える…!」

雪泉「…そろそろ小腹が空いてきたでしょう。おやつにかき氷でも食べましょう」

美野里「やった~!」

夜桜「全く…最近の雪泉はちょっと甘いです」


雪泉(私の願いは私自身で叶えます。ですから七夕の願いは、皆さんを笑顔にするものが良いのです)


飛鳥「もうすぐ七夕だね!」

雲雀「七夕かぁ…七夕といったらお願い事だよね」

葛城「やっぱり年頃の乙女には人に言えないあま~い願いがあるもんだよな!」

斑鳩「皆さんも何か願い事を短冊に書くのですか?」

柳生「……オレは特に無いな」

雲雀「ええ~、柳生ちゃんも何か考えようよ!」

柳生「雲雀が言うのなら」

葛城「さすが柳生、ちょろいな」

飛鳥「私はやっぱりじっちゃんみたいな忍になる!かな」

斑鳩「飛鳥さんらしいですね」

雲雀「私は皆とずっと仲良くなれます様にってお願いするよ」

柳生「いい願いだな。さすが雲雀だ」

葛城「そういう柳生はどうなんだよ?」

柳生「…雲雀とほとんど同じだ。皆とずっと居れるように」

飛鳥「柳生ちゃんの事だから雲雀ちゃんと一緒に居たいって言うのかと思ってたよ」

柳生「雲雀も大切だが…同じくらい、飛鳥たちも大切だ」

斑鳩「ふふ…どうやら私たちの願いは皆同じようですね」

葛城「だな!」

飛鳥「ちょ、ちょっと待ってよー!それじゃ私だけが自分のお願い事したみたいに」

葛城「あはははっ!」

飛鳥「わ、私も皆と同じ願い事にする!」

斑鳩「ふふっ」

雲雀「えへへー」

柳生「……ふふ」


葛城「……ま、それはそれとして。斑鳩とずっと一緒に居たいっていう願い事も吊るしておかないとな♪」

斑鳩「……ぅ」

葛城「いひひ~」

七夕ネタ終了です。非常に書きやすいお題でした。>>36ありがとうございます。
ネタは随時募集中です。基本的には何かネタが浮かぶorネタが出たら書いて安価出すかネタ待ちという形にします。

6月ということでジューンブライドで何か一つお願いします


葛城「なあ斑鳩、ジューンブライドって知ってるか?」

斑鳩「確か…6月に結婚した花嫁は幸せになるって話でしたよね?」

葛城「おー、知ってたか」

斑鳩「それは知っていますが…それがどうかしたのですか?」

葛城「結婚しよう」キリッ

斑鳩「お断りします」

葛城「けちー」

斑鳩「ケチじゃないです。いきなり何を言うのかと思ったらそういうことでしたか」

葛城「幸せになるんだよ?」

斑鳩「…そもそも日本では同姓婚は認められていません」

葛城「それは日本じゃなかったら結婚してくれるってことか!?」

斑鳩「ど、どうしてそうポジティブなんですか貴方は!」


飛鳥「また二人でイチャイチャしてるよー」

雲雀「でも幸せそうだねぇ~」

柳生(結婚しよ)

飛鳥「あー私もちょっとしてみたいなー結婚。今はまだ修行中の身だから考えられないけど…いつかは」

焔「結婚したいのか?」

飛鳥「わわ、焔ちゃん!?」

雪泉「話は聞かせてもらいました!」

飛鳥「雪泉ちゃんまで!?」


柳生「雲雀はこっちに来い。醜い争いを見る必要はない」

雲雀「ふえ?」

春花「そうはいかないわよ?」

柳生「チッ…お邪魔虫が」

雲雀「わー春花さんだー♪」


忌夢「み、みやび!」

雅緋「どうした忌夢。声が上ずってるぞ」

忌夢「そ、そその…ジューンブライドは知ってる?」

雅緋「意味は知っているが…それがどうかしたのか?」

忌夢「そ、その…ぼ、ボクとけ、けけけっ!けっ!」

雅緋「…?おかしなヤツだな。今日は少し休んだほうがいいんじゃないのか?」

忌夢「そ、そうじゃなくて…その、あの…」

雅緋「いいから少し休んでいろ」

忌夢「あ、あうぅー…」

少し時間があったのでジューンブライドも書きました。>>43ありがとうございます。良いネタでした。
どうも百合っぽくなるのは作品上仕方ないのです。

素晴らしい、ありがとうございます。

せっかく未来ちゃんが詠を詠おねぇちゃんって呼んでるのにそのへんの絡みがSVでもなかったから、そのあたりを読んでみたい。

両備が詠をお姉ちゃんって呼ぶネタがアンソロにあったが
真の姉キャラは忌夢と夜桜と柳生なんで3人の妹になる話とか
斑鳩と雲雀と妹談義とかするのも可愛いと思います。


未来「ねー詠おねえちゃん」

詠「どうしました?」

未来「なにしてるのー?」

詠「お裁縫ですよ。ほら、この前の戦いで忍装束が裂けてしまいましたので」

未来「ふーん。隣で見ててもいい?」

詠「勿論、いいですわよ」


焔「……むぅ」

日影「焔さん、どうかしたんか?」

焔「少し試したいことがある。付き合ってくれ」

日影「?」


焔「おい、未来」

未来「んー?なに焔」

焔「……いや、なんでもない」


日影「今のがどうかしたんか?」

焔「日影も同じことをしてくれ」

日影「はあ…」


日影「おーい、未来さんや」

未来「なにー日影おばあちゃん」

日影「いや、なんでもないでー」


焔「想像してたのとはちょっと違うが…まあいいか。春花は?」

日影「雲雀さんのところにでも言ってるんとちゃうんか?」

焔「む、まあいい。データは取れた」


焔「なあ、なんで未来は詠の事をお姉ちゃんと呼ぶのに私たちの事は呼び捨てなんだ?」

日影「いや、知らんけど」

焔「非情に気になるな」

日影「だったら本人に聞けばええんとちゃうか?」

焔「むぅ…一理あるか」

日影「わしが聞いてくるわ」


日影「なあ未来さん」

未来「また?何の用よ」

日影「なんで詠さんの事はお姉ちゃんって呼んでるん?」

未来「ああ、そんなこと?」

詠「それが私がそう呼ぶように言ったからですよ」

日影「ふーん」

未来「それだけじゃないよ。なんか詠お姉ちゃんって…あたしたちの中で一番女の子っぽいし、尊敬してるんだよね」

詠「あら…嬉しいですわね」

日影「なるほど、参考になったわ」


日影「という話らしいで」

焔「納得がいかん!」

日影「せやろか?」

焔「私もリーダーとして頑張っているだろう!他にお姉ちゃんと呼ぶべき人物がいるはずだ」

日影「いや、正直焔さんはお姉ちゃんちゅーよりお父さんって感じやな」

焔「!?」

日影「そんで春花さんは…お母さんか」

日影「詠さんがお姉ちゃんでわしが…近所のお姉さん?」

焔「おい、さりげなくお前もお姉さんに入ってるじゃないか」

日影「別にわしは何でもええけど」

焔「そうか…私はお父さんだったのか……そうか…」


未来「あれ…なんか焔が落ち込んでる」

詠「どうしたんでしょうか?」

未来「またきっとしょーも無いことだよ」

詠「本当にどうしようもなくなったら相談してくるでしょうし、放っておきましょうか」

未来「やっぱそういうところもお姉ちゃんっぽいな~」

詠「ふふふ♪」

未来「ねえ、今度私に裁縫のやり方教えてよ」

詠「勿論、構いませんわ」

未来「ふふ、やった…♪」


焔「今日はヤケだ!飲みに行くぞ」

日影「未成年やろ?」

焔「雰囲気だ。お父さんに付き合え近所のお姉さん」

日影「しゃーないな。お二方は…ま、楽しそうやし、放置でええか」

焔「うえーい!」


未来「そだ、今度私が書いた小説見てくれる?」

詠「勿論構いませんけど…よく分からないかもしれませんよ?」

未来「それでいいよ。詠おねえちゃんに読んでもらうって事が大切だから」

詠「そうですか、分かりました」

未来「それから……えっと…」

詠「……?」

未来「……zzz」

詠「あらあら。最近バイトが忙しかったみたいですし、少し寝かせてあげましょう」

未来「…よみ…おねーちゃ……」

詠「はい、私はここにいますよ」

未来「えへへ……♪」


春花(少し買い物に出かけたら)

春花(なにこの甘ったるい空気……)



両備「……あー、いい加減両奈を虐めるのにも飽きたわね」

両奈「え?え?」

両備「相性はいいと思うけど、たまには普通の姉と姉妹ごっこがしたいわ」

両奈「両備ちゃん、冗談だよね?これはそういうプレイなんだよね?」

両備「というわけで、今からお姉ちゃんを探す旅に出るわ。両奈は好きにしなさい」

両奈「え?一生そこで座ってなさい~とか、そういうのは?」

両備「いいえ、両備も好きにするから好きにしていいわよ」

両奈「そ、そんな~!これは両奈ちゃんでも興奮できないよ~!」


両備「さあ、まずは誰から行きましょうか」


両備「というわけで忌夢」

忌夢「何がというわけなのかさっぱりわからないんだが」

両備「両備のお姉ちゃんになって」

忌夢「意味が分からない」

両備「たまには変態マゾの姉じゃなくて、普通の姉と過ごしたいのよ」

忌夢「そうか、他を当たってくれ。ボクは忙しい」

両備「アルバムめくって鼻血出してるだけじゃない」

忌夢「ロリ雅緋に興奮していて忙しいんだ、言わせるな」

両備「どうどうと何変態発言してるのよ」

忌夢「……だって、両備だろ?」

両備「ね?いいでしょ?忌夢おねえちゃん…?」

忌夢「ふーん、じゃ」

両備「そんな!両備のとっておきの上目遣いが!」

忌夢「生憎だがボクは雅緋の上目遣い以外でドキドキしたりなんてしない」

忌夢「それに…どちらにせよ今日はダメだ」

両備「どうしてよ」

紫「…お姉ちゃん、準備できたよ」

忌夢「そうか。それじゃあ行こう」

忌夢「…というわけだ。残念ながらボクは本物の妹の相手で忙しい」

両備「む、むぅ…」

忌夢「そうしょげなくても……それじゃあ、今度遊んであげるから。今日は我慢してくれ」

両備「…まあ、仕方ないわね。二人とも姉妹水入らずで楽しみなさい」

紫「行ってくるね、両備ちゃん」

両備「楽しんできなさい」


両備「残念ながら忌夢はダメだったわ…」

両備「次はどうしようかしら…」


両備「というわけで柳生」

柳生「…何の用だ?」

両備「あれ?雲雀といないなんて珍しいわね」

柳生「今日は飛鳥たちと遊んでいる。たまにはオレ以外の人と遊ぶのもいいだろう」

両備「それじゃあ私のお姉ちゃんになる時間はあるわね」

柳生「頭が沸いたのか」

両備「酷い言われようね」

柳生「腕のいい医者を知ってる。迅速に治療を受けた方が良いぞ」

両備「違うわよ!」


柳生「……なるほど」

両備「というわけで、特別に両備のお姉ちゃんになってもいいわ」

柳生「帰れ」

両備「なんで!?」

柳生「むしろなんでオレはお前の姉にならなくちゃいけない」

両備「両備が可愛いから?」

柳生「……」カチャリ

両備「冗談だから傘を構えないで」

柳生「…まあいい。ちょうど暇だったし姉妹ごっこに付き合ってやろう」

両備「本当!?」


柳生「両備、お茶」

両備「はい、お姉ちゃん♪」サッ

柳生「両備、スルメ」

両備「はい、お姉ちゃん♪」サッ

柳生「両備、肩が凝った」

両備「はい、お姉ちゃん♪」トントン

柳生「…いいぞ、その調子だ」

両備「……ねえ」トントン

柳生「なんだ?」

両備「これ絶対違うわよね?」トントン

柳生「何の話だ」

両備「両備は妹になりたいと言ったのよ?」トントン

柳生「だから妹にしたぞ?」

両備「両備は召使いか何かと思ってたんだけど」トントン

柳生「そうとも言うな」

両備「……むぐ、ぐ」トントン

柳生「……」

両備「…うぅー」トントン

柳生「分かった。もぅいい」

両備「…つ、次は?」

柳生「オレの膝に座れ」

両備「へ?」

柳生「早く」


両備「こ、これでいい?」ストッ

柳生「……髪が乱れてるな」サラッ

両備「え?あ、本当だ…」

柳生「髪は女の命だ、大事にするんだぞ」

両備「う、うん……」

柳生「今日は特別にオレが髪を梳いてやる」スッ

両備「あ、ありがと…柳生おねえちゃん…」

柳生「……」

両備「……」

両備(そう、こういう穏やかな心地よい時間……これが両備が求めていたものよ!)

両備(柳生おねえちゃんなら…私の……)

両備「ね、ねえ…柳生おねえちゃん」

柳生「なんだ?」

両備「私のおね──」

雲雀「ただいまー!」

飛鳥「たっだいまーっ!」

柳生「おかえり雲雀…!」ピューン!

両備「あう…あ…」


両備「ぐす…べ、別に分かってたし…」

両備「つ、次に行くわよ。次!」


両備「……で、結局最後に行き着くのがここなのよね」

夜桜「む?両備じゃないですか」

両備「夜桜、両備を妹にして」

夜桜「へ?それは構いませんけど…」


夜桜「それじゃ、洗濯物を畳むの手伝ってください」

両備「えー」

夜桜「わしの妹ならこれくらい出来ないとダメです」

両備「全く…なんで両備がこんな事…」ブツブツ

夜桜「ふーんふーん♪」

両備「…まあ、いっか」


夜桜「お疲れ様です」

両備「どんだけあるのよ…」

夜桜「美野里さんが洗濯物を溜めこんじゃうので」

両備「あの子その癖まだ治ってないんだ…」

夜桜「さて、休憩におせんべいでも食べましょう」

両備「よっしゃ!」


夜桜「おせんべいはおいしいのう…」ボリボリ

両備「確かに。ほっとするわ~」ボリボリ

夜桜「両備さん、寂しくなったらいつ来てもいいですよ」

両備「……うん」


両備(こうして、両備の妹な一日は終わった)

両備(成果としては、意外と悪くない)

両備(忌夢も柳生も夜桜も…意外とみんなお姉ちゃんしてて)

両備(両備は彼女たちと過ごして、少しだけ姉の優しさに触れた)


両奈「両備ちゃ~~ん!ねえねえ!両奈ちゃんの事捨てないよね?ね?」


両備(でもやっぱり私の一番の姉は……)


両備「当たり前でしょ!今日も両備がたっぷり虐めてあげるわ!」

両奈「わお~ん♪」

本日は>>46>>47のネタを採用しました。貧乳組は二人とも可愛いですね。ネタありがとうございました。
>>47の妹談義についてはまた近いうちに書きたいと思います。考えてたらものすごく長くなりそうなので、現在まとめ中です。

それと本日の致命的ミス

両備「私のおね──」

両備「両備のおね──」

でした。
後呼び方とかをたまに間違えていることがありますが、生暖かい目でスルーしてください。
ネタは随時募集中です。

乙です ネタは詠がモヤシを育てるだけでは飽き足らなくなり、家庭菜園を始めようとする話

乙!俺のネタ使ってくれてありがとう
あと妹談義に紫の名前忘れとるわ・・・
ちゃうんや・・・紫は性格上無理とかそんなんで・・・決して忘れてたとかやないんや・・・

1のネタに雪泉と焔と飛鳥の三人の修羅場があったけどそこに雅緋を足してもええやん
というわけで飛鳥と雅緋が手合わせ雪泉と焔が草葉の陰に潜む話おなしゃす


詠「む~~ん……」

詠(私はもやし伝道師…もやしに人生を捧げた女ですわ)

詠(しかし、焔さん達はここ最近私のもやし料理に食傷気味)

詠(アクセントに道端で拾った詠おススメの食べられる雑草を入れてみましたがむしろ嫌そうな顔をされました)

詠(それでもおいしいといってくれるのは嬉しいのですが、このままではもやしに飽きられてしまいます)

詠(何か…何か手を考えませんと……)

詠「……そうですね、こういうときは友達を頼ることにしましょう」


斑鳩「……それで、私のところに?」

詠「はい、私に何か素晴らしい知恵をお授けください!」

斑鳩「そう言われましても…いっそのこともやしをやめるというのは──」

詠「……」ニッコリ

斑鳩「まずありえませんね」

斑鳩(背後に修羅が見えました…)

詠「ペットボトルで栽培するもやしにも限度がありますし…どうしましょう」

斑鳩「でしたら、家庭菜園をするのはどうでしょう?」

詠「家庭菜園ですか…」

斑鳩「ええ。詠さんの好物のもやしだけでなく、他の野菜も栽培できますよ」

詠「…!」

斑鳩「うまく野菜ともやしを組み合わせれば、詠さんの腕ならきっと他の皆さんも喜びますよ」

詠「ありがとうございます!!」

斑鳩「え、あの、はい」

詠「無事に栽培に成功しましたら、私のもやし料理を披露して差し上げます」

斑鳩「ありがとう、ございます……?」

詠「それでは!」タッタッタッ

斑鳩(何かとてつもない事をしでかしてしまったような気がします)


詠「家庭菜園…どうしてそれに気付かなかったのでしょう……!」

詠「幸いアジトの近くには家庭菜園に向いている土壌がありますね」

詠「あそこは誰も手をつけてないでしょうし、使わせてもらいましょう」

詠「ふふ、うふふふふふふ……もやし♪」


焔「ただいま」

未来「おかえりー」

日影「お帰り」

春花「おかえりなさい」

焔「……?詠の姿が見えないが」

未来「それが今日の昼間ごろからどこかに出掛けちゃってるんだよね」

日影「わしが見かけたときにはスコップを抱えてニヤニヤしとったで」

春花「私が声をかけたときはホームセンターに行くとか言ってたわね」

焔「詠が…ホームセンター?」

未来「詠おねえちゃんがあたしたちに何も言わないでホームセンターにいくなんて珍しいよね」

日影「特売日のスーパーとかにはしょっちゅうおるけどな」

焔「何をしているのかは知らんが、今日の食事当番はあいつだぞ。どうするんだ?」

春花「私もお腹すいちゃってるのよね~」

日影「どっちにせよ今から料理するのは時間かかるしなあ」

焔「仕方ない。あまり良くないが今日はカップ麺でも食うとしよう」

未来「あたしラ王!」

日影「わしはなんでもええで」

春花「わたしはスープヌードルで良いわ」

焔「ああ、分かった」

焔(何があったか知らんが、帰ってきたら説教だな)


詠(ふふふ…あまりの嬉しさに忍転身で作業をしてしまいましたわね)

詠(おかげで一日で土作りから種蒔きまでやり終えましたけど)

詠「さてそろそろ帰るとしますか……はっ」

詠(そ、そういえば今日は食事当番の日でした…なんてことを……)


詠(結局皆さんに怒られてしまいました…)

詠(まあ理由を言わなかったのがいけないんだと思いますが)

詠(家庭菜園で無事に野菜を収穫できるまで…)

詠(今ネットで調べて分かりましたが、どうやらもやしはペットボトル栽培でキッチン菜園と呼ばれているようですね)

詠(私が今までやっていたのは普通の野菜の家庭菜園らしいです。これは豆知識ですね!)

詠(とりあえずもやしの方は2lのペットボトルを3本ほど用意しました)

詠(大体サラダ一食分辺りに500mlらしいので6l分あればもやしパーティを開けます!!)

詠(問題は野菜のほうが時間がかかりすぎるということでしょうか)

詠(キュウリやトマトは2ヶ月弱…むぅ)


未来「最近の詠おねえちゃん少し怖い」

日影「ほんまに何してんのやろな」

焔「まあ、本人が話すまでは私たちで見守っておこう」

春花「そうね」


一週間後

詠「ついに……ついに完成しました!」

焔「なにがだ?」

詠「ふふ、皆さんにお見せして差し上げます…もやしを!」

未来「それって結局いつもどおりって事じゃん…」

詠「いいえ、今日は違います。なんとですよ、スーパーで買ったものでもなく、みんなの食べ残したもやしをペットボトル菜園もどきで増やしたもやしではありません」

日影「へえ、そうなんか」

詠「私が選び抜いたさまざまな種類のもやしを私が丹精込めて育て上げた…そう、いわば世界でたった一つだけのスペシャルなもやしなんです!」

焔「お、おう…」

詠「市販で売っている29円の大豆もやしも確かにおいしいです。完璧です。計算尽くされた味わい深いパーフェクト食材といっても過言ではありません。しかし、手間隙かけた愛と汗と涙の結晶は、それにも優るおいしさです!!」

春花「ま、まあそこまで言うのなら食べてみましょうか」

未来「そ、そだね…」


詠(そう、野菜が出来るまで2ヶ月弱も皆さんを待たせられない…そんな私が出した結論が、このもやしの種類を増やすということです)

詠(一般的にスーパーなどで買えるもやしは大豆モヤシが多いです。私が以前に無意識につくっていたもやしもこの種類でした)

詠(しかしもやしの種子に関して調べてみると、カイワレ系のもやしにはゴマ・青じそ・ブロッコリー・ソバの様にさまざまな種類があることに気付いたのです)

詠(そう、短期間でたくさんのもやしの種類を栽培し、皆さんに振舞う→もやしの奥深さに皆さん感動して号泣→そしてもやし教へ…)

詠(完璧です。もはや私を止められるものは誰もいません…さあ、もやしの奥深さを知りましょう!)


焔「……む?」

未来「……ふわぁ」

日影「……」

春花「……あら」

詠「……」

詠(あ、あれ…?予定ではこのあたりで皆さん「美味い!!」と叫んで涙を流すはずなのですが)

詠「あ、あの…もしかして、おいしくなかったでしょうか?」

詠「それとも飽きたり…とか?」


一週間後

詠「ついに……ついに完成しました!」

焔「なにがだ?」

詠「ふふ、皆さんにお見せして差し上げます…もやしを!」

未来「それって結局いつもどおりって事じゃん…」

詠「いいえ、今日は違います。なんとですよ、スーパーで買ったものでもなく、みんなの食べ残したもやしをペットボトル菜園もどきで増やしたもやしではありません」

日影「へえ、そうなんか」

詠「私が選び抜いたさまざまな種類のもやしを私が丹精込めて育て上げた…そう、いわば世界でたった一つだけのスペシャルなもやしなんです!」

焔「お、おう…」

詠「市販で売っている29円の大豆もやしも確かにおいしいです。完璧です。計算尽くされた味わい深いパーフェクト食材といっても過言ではありません。しかし、手間隙かけた愛と汗と涙の結晶は、それにも優るおいしさです!!」

春花「ま、まあそこまで言うのなら食べてみましょうか」

未来「そ、そだね…」


詠(そう、野菜が出来るまで2ヶ月弱も皆さんを待たせられない…そんな私が出した結論が、このもやしの種類を増やすということです)

詠(一般的にスーパーなどで買えるもやしは大豆モヤシが多いです。私が以前に無意識につくっていたもやしもこの種類でした)

詠(しかしもやしの種子に関して調べてみると、カイワレ系のもやしにはゴマ・青じそ・ブロッコリー・ソバの様にさまざまな種類があることに気付いたのです)

詠(そう、短期間でたくさんのもやしの種類を栽培し、皆さんに振舞う→もやしの奥深さに皆さん感動して号泣→そしてもやし教へ…)

詠(完璧です。もはや私を止められるものは誰もいません…さあ、もやしの奥深さを知りましょう!)


焔「……む?」

未来「……ふわぁ」

日影「……」

春花「……あら」

詠「……」

詠(あ、あれ…?予定ではこのあたりで皆さん「美味い!!」と叫んで涙を流すはずなのですが)

詠「あ、あの…もしかして、おいしくなかったでしょうか?」

詠「それとも飽きたり…とか?」

投稿ミス。連投なんてだらしないね。


焔「いや、うまい…!」

未来「うん、これいつも食べてるもやしとぜんぜん違うよ!」

日影「わしに感情があったら踊ってしまうくらいうまいで」コオドリー

春花「踊ってるわよ~…ってこれ本当においしいわね」

詠「ほ、本当ですか…!」パアア

焔「ああ、詠が一生懸命育てたお陰だろう。普段よりもずっとうまいな」

未来「このもやしなら毎日食べられるかもしれないっ」モグモグ

日影「うまいうまい」コオドリー

春花「ありがとうね、詠ちゃん」ニッコリ

詠「皆さん……良かったです!」


詠(やりました!私、もやしの素晴らしさを皆さんに教えることが出来ましたよ!)


焔「そうだ詠、これから手伝えることがあったら言ってくれ」

日影「せやな。詠さんだけに任せるのも悪いし、わしも手伝うわ」

未来「あたしも勿論手伝うよ」

春花「私も当然、ね?」

詠「はいっ、よろしくおねがいします!」


詠(こうして焔紅蓮隊に新しく、家庭菜園当番が出来ました)

詠(きっと私たちは数ヵ月後、無事に収穫することができた野菜ともやしを食べて笑いあっていることでしょう)

詠「アイラブもやしです!」


雅緋「少し出掛けてくる」

忌夢「どこに行くの?雅緋」

雅緋「ああ、飛鳥と手合わせの約束をしてるんだ」ソワソワ

忌夢「ふ、ふぅん…ボクも着いていっていいかな?」

雅緋「別にお前は来なくていいぞ?これは個人的なものだしな」

忌夢「でもほら、ボクも飛鳥と雅緋の手合わせを観察して参考にしたいからさ」

雅緋「……そ、そういえば忌夢。今日は紫が呼んでいた気がするぞ?行ったほうが良いんじゃないか?」

忌夢「…………分かったよ。いってらっしゃい、雅緋」

雅緋「あ、ああ。行ってくる」

忌夢(……怪しい、まさか雅緋は飛鳥の事を…?いや、無い。ありえない!ボクに決まってる!)

忌夢(雅緋の一番は、幼馴染のボクのものだ!)


焔(さて、今日は飛鳥と修行でもするか。何故か偶然食事当番で昼飯を作りすぎてしまったからな)

焔(本当に偶然だが余ってしまったものは勿体無いし私が食べきれるわけでもないから飛鳥にも分けてやろう)

焔(本当の本当に偶然だけどな!…って誰に言い訳をしてるんだ私は)

雪泉(今日は飛鳥さんに稽古をつけて上げましょう。最近緩みがちです)

雪泉(善忍たるもの日々の修行を怠ることはいけません。友人として助言してあげましょう)

雪泉(それが終わったら、二人でのんびりとかき氷を食べるのも悪くありませんね)

焔「おっと、悪い」トンッ

雪泉「いえ、こちらこそ」スッ

焔「……雪泉?」

雪泉「焔さん?」

焔「ここは半蔵の近くだが、何をしに来た?」

雪泉「貴方こそ何をしに来たのですか?」

焔「私はその…飛鳥と修行でもどうかと誘いをだな……あ、あいつの親友として!」

雪泉「…」ピクッ

雪泉「そうですか…私も飛鳥さんに稽古をつけてあげようと思っていたところだったのです。善忍としてこれから“長い付き合い”になりそうですし」

焔「…」ピクッ

焔「悪いな、先客は私だ」

雪泉「いいえ私のほうが先でした」

焔「いや私が──」

雪泉「いえ私が──」


飛鳥「ごめんねー雅緋ちゃん!わざわざ付き合ってもらっちゃって」

雅緋「それくらい構わん。私とお前の仲だろう?」

飛鳥「えへへ!ありがとう」


焔「<●><●>」

雪泉「<●><●>」


飛鳥「それじゃ、行くよ──はぁっ!」キンッ

雅緋「遠慮しないでかかって来い!…ハッ!」カキンッ


焔(……勢いで着いてきてしまったが、どうやら単純に手合わせのようだな)

雪泉(よく考えれば雅緋さんが飛鳥さんと何か特別な仲と言うのは考えづらいですね)


飛鳥「きゃっ」ビリッ

雅緋「ふん、この程度か?もっと本気出せ」


焔(なんというかこう…改めて飛鳥の服が破けていくのは……興奮するな)ダラダラ

雪泉(飛鳥さんかわいい飛鳥さんかわいい飛鳥さんかわいい)ダラダラ

焔「おい雪泉、鼻血が出てるぞ。ティッシュをやる」ドクドク

雪泉「そういう貴方こそ鼻血が出ていますよ」ドクドク

焔「なんというか…戦闘以外でああいうところを見ると変に興奮してしまった」

雪泉「ええ、しかも隠れて覗き見ているという背徳感が興奮を増長させます」

柳生「その気持ちは良く分かる。お前たちも自分に素直に生きろ」


飛鳥「いたたた…やっぱり雅緋ちゃんは強いね!」

雅緋「いや、お前も十分強くなってきている。この調子ならもう少しで私も追いつかれそうだな」

飛鳥「またまたーそんな事いって!」

雅緋「少し休憩にするか」

飛鳥「そうだね!」


焔(休憩か…私もそろそろ帰るか)

雪泉(二人の間にやましいことは無さそうですし、これ以上は迷惑になりそうですね)

焔「帰るか」

雪泉「帰りましょうか」



飛鳥「……」コクッコクッ

雅緋「?どうした飛鳥」

飛鳥「はへ…?なんでもないよぉ…?」

雅緋「そ、そうか?」

飛鳥「……ぅ、ん…むにゃ……」コテン

雅緋「!?!?!?」

雅緋(あ、飛鳥が、私の肩の上に頭を!?ど、どういうつもりだ!?)

雅緋「お、おい」

飛鳥「……んにゃ」

雅緋「こいつ…寝てるのか?」

雅緋(そこまで練習はハードじゃなかったはずだが…少し疲れが溜まっていたのか?)

雅緋「……まあ、いいか」

雅緋(少しくらいは寝かせておいてやろう)

飛鳥「……むにゅ」

雅緋「ふふっ…可愛いじゃないか」ナデナデ

飛鳥「えへへ……」


焔(そんなカップルの真似事のような一幕があったのを)

雪泉(帰ってしまった私達は知る由も無かったのです)

家庭菜園&雅緋飛鳥終わりです。>>57>>59ありがとうございました。
家庭菜園とか良く分からないまま初めて、良くわからないまま突っ走ったらもやしの話になってました。難しかったです。
発想力がないのは問題ですね。
雅緋のほうはすっと書けました。

紅蓮隊が呼び方間違えまくりで恥ずかしい限りです。
BURSTの時とSVで微妙に違うからこんがらがってました。
次回以降は気をつけたいです。

ネタ募集中です。そろそろ妹談義ネタをやります。
それと質問なんですが、ネタタイトル的なものを各話の冒頭につけておいたほうが良いでしょうか?
読み返して、これ読み辛くないかと思いましたので。特に意見が無ければ変更はしません。

乙ー
ネタタイトルは入れてくれた方がわかりやすくていいかな

飛鳥の気を惹こうとして空回る雪泉が見たいです、最後はフリフリ雪泉(百華繚乱記雪泉√のアレ)で大滑り



「シスターズ・トーク」


両備「というわけで、女子会ならぬ妹会を始めるわ」

斑鳩「わーわー」

雲雀「どんどんぱふぱふー」

紫「ぱちぱち」

両備「それじゃあ、始めましょうか」

斑鳩「それにしても個性的な面々が集まりましたね」

雲雀「はい紫ちゃん、ポッキー」

紫「ありがとう」ポリポリ

両備「正直紫と斑鳩が集まってくれるとは思ってなかったわ」

斑鳩「私はこういう集まり嫌いじゃないですよ」

紫「せっかく…誘ってもらったから」ポリポリ

雲雀「あ、斑鳩さんは羊羹があるよ~」

斑鳩「ありがとうございます」モグモグ

両備「ねえ、両備には?両備には?」

雲雀「ちゃんと用意してあるよ~。はい、棒付きアメ」

両備「ありがとうね!さすが雲雀」チュパ

雲雀「えっへん」


両備「そういえば斑鳩は個性的って言ってたけど、どんな感じで個性的なワケ?」

斑鳩「私達は妹って事以外に共通点が見当たらないような気がするのですが」

紫「確かに…。皆タイプの違う妹だね」

雲雀「斑鳩さんは世話焼きで真面目な妹って感じだよね~。ひばりからしたらお姉さんって感じだけど」

両備「そうよねー。斑鳩って第一印象は姉って感じだから妹って聞いて驚いたわ」

紫「うん…私もそう思った」

斑鳩「そうでしょうか?私としては結構妹らしいと思っていたのですけど」

両備「普通は気づけないわよね」

雲雀「うんうん」

紫「……」コクコク

斑鳩「どうやら、もう少し妹力を上げなければならないようです」

両備「妹力って何よ妹力って」


斑鳩「初見では妹と見抜けないと言えば、両備さんもそうだと思いますよ?」

両備「へ?そう?」

雲雀「あー…確かに両奈ちゃんとのやり取り見てると、両備ちゃんがお姉ちゃんに見えるよね」

紫「始めに二人を見たとき、両備ちゃんが姉だと思った」

両備「私からしたら両奈が姉って分かってるからなにも思わなかったんだけど…他人から見たらそう見えるのかしら」

斑鳩「両備さんは妹って性格でもないような気もしますし」

両備「ちょ、ちょ」

雲雀「あー、そうだねー。どっちかというと気の強い幼馴染みたいな感じだよね」

両備「え、ちょ」

紫「え、えと…小悪魔系妹みたいな感じ…だと思うよ?」

両備「むらさきぃ…」ブワッ

紫「よ、よしよし…」ナデナデ

斑鳩「意外と繊細ですね…」

雲雀「ご、ごめんね両備ちゃん、悪口ってわけじゃないよ?」

両備「分かってるわよ…うう……私も妹力上げようかしら…」


両備「じゃあ次は……紫か」

斑鳩「うーん……」

雲雀「むー……」

紫「……」ドキドキ

両備「ヤンデレ」

斑鳩「兄姉に病的なまでに依存しそうですよね」

雲雀「人形をお姉ちゃんだと思っちゃうくらいお姉ちゃん大好きだよね~」

紫「全員の意見が一致してる…っ」

両備「でも妹としての需要はかなり高いんじゃないかしら」

斑鳩「ヤンデレ妹、流行ってますものね」

雲雀「人気者だねぇ」

紫「……別にヤンデレじゃないのに」

両備「なんていうんだろ、その暗い感じがダメなんじゃない?もっとこう、明るく行きなさいよ」

紫「いきなりそんなこと言われても…無理」

斑鳩「では、外に出るだけでも」

紫「最近は頑張って外に出ようと努力は……バスティーさんにはなりたくない」ボソッ

雲雀「??どうかしたの紫ちゃん」

紫「ううん、なんでもないよ」

斑鳩「なぜでしょうか、今猛烈に謝罪しなければならないような気がしたのですが」


雲雀「次は雲雀だね」ムフン

両備「かわいい」

斑鳩「かわいい」

紫「かわいい」

柳生「かわいい」

雲雀「なんか雑だよっ!」

両備「褒めてるわよ?」

雲雀「褒められてるのは嬉しいけど…なんか雑だよ!」

斑鳩「とは言っても…雲雀さんといえば可愛いという図式が成り立ってますし」

紫「あの…」

雲雀「うーん、具体的に言ってほしいかなぁ~って」

柳生「もう存在が可愛いな」

斑鳩「具体的、ですか…ふむ」

両備「意外と悩むわね」

紫「いやあの、さっきから…」

両備「どうしたのよ」

斑鳩「何かありましたか?」

雲雀「どうかしたの~?」キョトン

柳生「変な奴だな」

紫「……」ゴシゴシ

紫「……え、えぇー」


両備「ふぅ、なんだかんだで楽しかったわね」

雲雀「うん、たまにこうして皆でお話ししたいね」

斑鳩「ええ、大賛成です」

紫「うん、そうだね」

両備「これまで皆の妹っぽさを見てきたわけだけどさ…」

斑鳩「はい」

両備「一番妹っぽいのって誰なのかしら」

雲雀「」ピクッ

斑鳩「」ピクッ

紫「」ピクッ

両備「ふぇっ?」

斑鳩「ついに…その言葉を言ってしまいましたわね」ウデノバシー

雲雀「ひばり…誰も傷つけたくないけど、これだけは譲れないよ」クッシンー

紫「妹として…負けられない」ソデマクリー

両備「え、何この流れ?え?」

斑鳩「最早是非も無し、決着をつけましょう」

雲雀「妹王…略していもおうになるのはひばりだよ!」

紫「…私も、負けない」

両備「いやいやいや、意味が分からないし…え?本当にやるの?え?」

斑鳩「次回、シスターズトーク第二部」

紫「妹選手権、開始」

雲雀「とぅーびーこんてにゅーだよ!」

両備「ちょ、本気で意味が分からないんだけど!?」



「月閃の日常」


夜桜「皆さん、起きてください」

叢「……おはよう、夜桜」

夜桜「はい、おはようございます」

四季「ん~~~っと!おはよ夜桜ちん、むらっち!」

夜桜「おはようございます」

叢「おはよう」

美野里「やだー!もぅすこし寝るのー!」

雪泉「もう朝です、十分に寝たでしょう?」

美野里「布団でゴロゴロするのー!週休八日なのー!」

雪泉「バカなこと言ってないで起きてください」

美野里「うう~、ゆみちゃんのいじわる」

雪泉「まったくもう」

夜桜「全く…相変わらずですね」

四季「そんな事より朝ごはんっしょ~。今日のおっかずはなーにかなー?」

夜桜「おかずはアジの開きです。お米とお味噌汁の日本人らしい和食ですよ」

四季「あ、じゃあ飲み物はトマトジュース用意してよー。一日の始まりはやっぱトマトジュース以外ありえないっしょ!」

叢「いや、和食にトマトジュースはあまり合わない気が…いや、合うのか?」


美野里「ごちそうさまでしたっっっ!おいしかった~!」

夜桜「そうですか、それは良かったです」

四季「夜桜ちんの朝ごはんは超おいしーよね」

叢「流石夜桜だ」

雪泉「ええ、私も精進しなくてはいけませんね」

夜桜「ほ、褒めすぎですっ」

美野里「お腹いっぱい食べたら眠くなってきちゃった……」

夜桜「食べた後すぐに寝ると牛になりますよ」

四季「あ、そうだ!今日皆オフでしょ?」

叢「まあ、予定は無いな」

雪泉「私もありませんね」

美野里「みのりもないよ」

夜桜「わしもありませんが」

四季「それじゃさ、皆でショッピングいこーよ!」


美野里「なんだかこうやって皆でお出かけするの久しぶりだね!」

夜桜「最近はみんなバラバラに過ごしてましたからね」

四季「他の友達と過ごすのも楽しいけど、やっぱ月閃のみんなと過ごすのが一番かなー」

叢「我もだ。気心の知れる仲間と過ごすのは落ち着く」

雪泉「ふふ…そうですね、私もです」

四季「お、あったあった!このお店の服が──」


女「キャーー!ひったくりよ!」


雪泉「!」

夜桜「どうやら、ショッピングより先にやることができたようですね」

美野里「悪い人は懲らしめないと!」

叢「ああ、見逃せない」

四季「あちゃー。ま、しょうがないかな」

雪泉「善任として見逃すわけには参りません。皆さん、ひったくりを取り押さえますよ」

四季「オッケー!」

夜桜「分かりました!」

叢「承知」

美野里「やっちゃうよー!」


女「ありがとうございました」

雪泉「いえ、今後は十分に気を付けてください」

女「はい、本当にありがとうございます。そうだ、よろしければこちらを」スッ

雪泉「いえ、お礼なんて」

女「いえいえ、本当に助かったので。ぜひ皆さんで召し上がってください」

雪泉「はい、それでは有難くいただきます」


四季「おかえりー雪泉ちん」

美野里「あー!その包みなにー!?」

雪泉「先ほど助けた女の方からお礼にと頂きました」

叢「これは…ケーキだな」

夜桜「美味しそうですね」

雪泉「ショッピングは出来ませんでしたが、忍部屋に戻ったら皆さんで食べましょうか」

四季「やっぱ人助けって良いことだよねー!こんなチョーラッキーが転がってるし♪」

美野里「ケーキ♪ケーキ♪やっほー!」

夜桜「美野里さん、はしたないですよ」

雪泉「少し早いですが、帰りましょうか」

叢「ショッピングはまたの機会、だな」


美野里「……おいしー!」モグモグ

四季「これチョーヤバくない?美味しすぎっしょ!」モグモグ

夜桜「おお!なんてうまいんじゃ…!」モグモグ

叢「美味……ほ、本当においしいこれ…」モグモグ

雪泉「きっと皆さんが頑張ったから普段食べるケーキよりもずっとおいしくなったのですよ」モグモグ

四季「まー、出来る事なら次のお出かけの時くらいはふつーに過ごしたいけどね」

夜桜「そうですね、次こそは皆で楽しくショッピングをしましょうか」

美野里「オモチャとかお菓子とかたーっくさん買おうね!」

叢「我の画材も買わなくては」

雪泉「私は新しい和服が欲しいです」

夜桜「あ、和服はわしもほしいですね」

四季「今日行こうとしてたのって実は有名和服屋だったんだよねー」

雪泉「それは惜しいことをしましたね」

夜桜「残念です」

美野里「まーまー!ケーキがおいしいんだから今日はそれでいいよー!」

叢「うむ、そうだな」


夜桜「おや、ケーキが一つ」

美野里「忍転身!!ケーキは渡さないよ!」

四季「ちょ、あたしも食べるって!」

叢「美野里、我もそこは譲れない」

雪泉「ええ、そうですね。最後のケーキは私のものです」

夜桜「ちょ、雪泉まで…もう、喧嘩をするならわしが食べますよ!」

だいぶ日が空いてしまいました。申し訳ないです。
妹談義&月閃日常終わりです。
妹談義はその内妹選手権ネタで再びやる予定です。
月閃日常は物足りない部分がありますが、ネタが浮かばなかったので。もし浮かんだらまた続きとしてやります。

次回はメイド喫茶。焔or四季で構想していますが、どちらか希望があればそちらにします。
雪泉ネタもやります。

それとネタタイトルを冒頭に付けました。分かりやすくなったのならうれしいです。
ネタは相変わらず募集中です。ぷちどるならぬぷちにんとかどうですかね。



「雪泉さん奮闘記」


雪泉「飛鳥さんといちゃいちゃしたいです」

四季「んえ?いきなりどうしたの」

雪泉「飛鳥さんといちゃいちゃしたいのです」

四季「い、いきなりだね随分」

雪泉「もうこの胸のときめきを我慢することは出来ません」

四季「一応言っておくけど、飛鳥ちん女の子だよ?」

雪泉「たまたま恋をした人が女の子であったというだけの話。問題はありません」キリッ

四季「まあ、分かるけどね。飛鳥ちん天然ジゴロの気あるし、たまに超イケメンだよね」

雪泉「ま、まさか四季さんも…!?」

四季「あ、あたしは違うよ!」

雪泉「ほっ…これ以上ライバルがいたらどうしようかと…」

四季(飛鳥ちんの事を狙ってる人、他にもいるんだー…)

四季「てかてか!そのことをカミングアウトしてくれたのは嬉しいけど、ぶっちゃけどうして?」

雪泉「四季さんは流行の最先端を行く『ぎゃる』と聞いています。『ぎゃる』ほどの人物ならば恋愛もお茶の子歳々でしょう」

四季「いや、ギャルと恋愛って…あー結構関係ありそう」

四季(ってマジ無理恋愛なんてしたこと無いって~!こういうネタはむらっちの方が得意…いや、むらっちだと色々やばいかな。あの子意外と思い込み激しいし)

四季「う~ん、あたしで力になれるか分からないけど、アドバイスくらいで良いなら」

四季(まあ雪泉ちんに頼られるってのは悪くないよね!ここはあたしが一肌脱いであげよう)

雪泉「!ありがとうございますっ。是非!」


四季「やっぱ王道って言ったら料理だよね」

雪泉「料理ですか」

四季「うん、男の人の胃袋を掴めばメロメロ間違いなしって言ってたし、女の子相手でも同じっしょ!」

雪泉「ふむふむ」

四季「飛鳥ちんもメロメロ~にしちゃう超ヤバイ料理を作っちゃえばさいきょーだよね」

雪泉「超ヤバイ料理…なるほど」

四季「雪泉ちん、飛鳥ちんの好きな料理知ってる?」

雪泉「ええ、確か彼女は太巻きが大好きだったはずです」

四季「じゃあ、それをまずは作ってあげたらいーじゃん!」

雪泉「ですが太巻きは飛鳥さんも食べ慣れていますし、インパクトは薄いのでは?」

四季「雪泉ちんの手料理ってのがポイントだよ!誰かに作ってもらったものって超おいしいっしょ?」

雪泉「なるほど…真心ですね!」

四季「そーそー!一回やってみなよ!」

雪泉「はいっ!」



飛鳥「ん~!修行疲れたなぁ」

雪泉「こんばんは」

飛鳥「あ、雪泉ちゃん!こんばんは」

雪泉「修行の帰りですか?」

飛鳥「うん!雪泉ちゃんは?」

雪泉「私はちょっとした用事です」

飛鳥「そっか~…」グゥ

雪泉「あら」

飛鳥「あ、えと、こ、これはそのっ!」カアア

雪泉「もしかしてお腹が空いていますか?」

飛鳥「あ、あはは…」

雪泉「よかったら食べてください」スッ

飛鳥「?これって…あ、太巻き!」

雪泉「ええ、作ってみました。お口に合えばよいのですが」

飛鳥「ほ、本当に良いのっ?雪泉ちゃん!」

雪泉「ええ、貴方の為に作りましたから」

飛鳥「うわあ…ありがとう!いただきます」ハムッ

飛鳥「……ん~、おいしいよ!雪泉ちゃん!」

雪泉「そ、そうですか」テレテレ

飛鳥「これ本当においしいよ~」モグモグ

雪泉「それで、その…何かこう、思いませんか?こう、結婚したい的な?」

飛鳥「とってもおいしいよ!」ニコッ

雪泉「そうですか……それは良かったです」シュン

飛鳥「え、なんで落ち込んでるの雪泉ちゃん?」


雪泉「失敗しました」

四季「あれ~!?あたし的に大成功だったんだけど!?」

雪泉「いえ、飛鳥さんに結婚したいという気持ちはありませんでした。これは失敗です」

四季「ごめん雪泉ちん、目標が斜め上過ぎて無理だって」

雪泉「なぜっ!?」

四季「いや、もっとこう…仲を発展させたいみたいな感じの悩みだと思ってたんだケド」

雪泉「仲を発展させたいんですよ?」

四季「雪泉ちんのは発展じゃなくて飛躍っしょー」

雪泉「面妖な」

四季「面妖かなぁ…」

雪泉「とにかく、四季さんの力を私に…」

四季「ま、まあ…やれるだけやってみるケドね…」


四季「うーん、それじゃデートに誘ってみるのはどうかな?」

雪泉「で、デートですか…」

四季「うん!やっぱ仲を発展させるならデートっしょ!飛鳥ちんも雪泉ちんの魅力でメロメロに!」

雪泉「で、ですが…どう誘えば」オロオロ

四季「むー、確かに。ちょっち待ってね~」

四季(確かこの前買った雑誌に…あった。ふんふん)パラパラ

四季(なるほどねー。デートは中身だけじゃなくて、誘い方も大事なんだ)

雪泉「どうしましたか?」

四季「オッケー。ばっちしだよ!まずはときめくデートの誘い方から考えようよ」

雪泉「ときめく、ですか…難しいですね」

四季「えっと、自分はなんでもない風に装って、相手をドキドキさせるのが良いって」

雪泉「……?」

四季「わかんないよねー…えっと、ようは無理にでもキッカケを作ってデートに持ち込むってことだよ!」

雪泉「なんだかだいぶ強引ですね」

四季(あたしに言われても経験ないし恋の駆け引きとか知らないって~)

四季「とにかく、無理にでもキッカケを作っちゃえばこっちのもんだよ。デートの中身は後で考えても良いんだしさ!」

雪泉「わかりました」


飛鳥「え、修行は休みですか?」

霧夜「ああ、明日の修行は急遽休みにする。たまにはゆっくり羽を伸ばせ」

飛鳥「随分と急なんですね」

霧夜「お前は最近頑張っていたからな。ご褒美だ」

飛鳥「ありがとうございますっ」


飛鳥(うーん…休みかあ。嬉しいけど何もすることないなあ…)

飛鳥(私って他の皆みたいに打ち込んでる趣味も無いし…)

飛鳥(はあ…言ってて悲しくなってきちゃったよ。明日は家でごろごろしてようかな…)

飛鳥「ふぅ…」

雪泉「おや、飛鳥さん」

飛鳥「あ、雪泉ちゃん。偶然だね~」

雪泉「ぐ、グウゼンデスネ」

飛鳥(なんで片言なんだろう)

飛鳥(あ、そういえば明日雪泉ちゃん暇…だったりしないよね、うん)

飛鳥(気を使わせちゃうのも悪いし、誘うのはやめておこうかな)

雪泉「何か悩み事ですか?」

飛鳥「え?えっと…実は明日休みをもらってさ~。何しようか悩んでたんだ」

雪泉「っしゃ!」グッ

飛鳥「!?」

飛鳥(雪泉ちゃん今ガッツポーズしてなかった!?なんか「っしゃ!」とか聞こえたし!)

雪泉「デートに行きましょう、飛鳥さん」

飛鳥「ふえっ!?」

雪泉「実は私も明日休みに(してもらう)予定なのです。飛鳥さんの予定が無ければどうでしょうか?」

飛鳥「そ、それは嬉しいけど…その、デートなの?」

雪泉「はい、デートです」

飛鳥「そ、そっか…デートなんだ…」ドキ

雪泉「どうでしょうか?」

飛鳥「行くよ!…その、私でよければだけど」

雪泉「むしろ飛鳥さんじゃないとダメです」

飛鳥「え?それって…」ドキッ

雪泉「では明日の朝、駅でお待ちしてますね」

飛鳥「う、うんっ!またね、雪泉ちゃん!」



雪泉「大成功です!デートに誘えました!」

四季「……」

雪泉「どうかしましたか?」

四季「雪泉ちん、さっきの狙ってやったの?」

雪泉「狙って…?」

四季(さっきのはどう見ても飛鳥ちん意識してたよね…?)

雪泉「残念ながらドキドキさせることは出来ませんでしたが、デートに誘うことが出来ただけでも上々だと思いませんか?」

四季(気付いてない…!雪泉ちん…恐ろしい娘っ!)

四季「じゃあ後はデートの内容だね~」

雪泉「問題ないです、どうせデートなんて特に内容を書くまでも無く終わります」

四季「メタ発言やめようって」

雪泉「そうですね、定番の遊園地デートはどうでしょうか?」

四季「あ、いいねー!それ最高じゃん」

雪泉「内容は決まりました…後は」

四季「勿論服でしょ!デートはやっぱりオシャレしないとね~!」

雪泉「オシャレ…!」キュピーン

四季「ん?どしたのん?あたしがオススメのコーデ教えたげよっか?」

雪泉「ついに…『アレ』を使うときが来たのですね……」

四季(……アレ?)

雪泉「四季さん、正義とは何だと思いますか?」

四季「それ前も聞いてなかったっけ?雪泉ちん」

雪泉「はい、そして私は正義が何たるかを知りました。それを明日、飛鳥さんにお見せします」

四季(…デートと正義って何か関係あるっけ?)

雪泉「~~♪飛鳥さんとデート♪」

四季(ま、楽しそうだしいっか)



翌日。

雪泉「ついに、来ました!この時が!」

四季「おはよう、雪泉ちん。気合入ってるね~」

雪泉「ええ、色々とありがとうございます。四季さんのお陰で私はここまでこれました」

四季(何もしてない気がするけどなぁ)

雪泉「さて、それでは着替えましょうか」

四季「あ、そういえば服とか聞いてなかったけど、本当に大丈夫?アドバイスできる範囲内でするよ?」

雪泉「大丈夫です。この日のために温めておいた一張羅があります」

四季「へぇ…どんなの?」

雪泉「少し待っててください」


雪泉「これです」ドーン


四季「」

四季(アカン)

四季「い、いや…こ、これは…やめたほうが」

雪泉「大丈夫です!可愛いは正義です!」フリフリ

四季「何か!何か間違ってるって!」

雪泉「可愛いは正義です!可愛いはジャスティスなのです!らぁめんは至高です!」フリフリ

四季「と、とにかく考え直そうよ!それだけは、それだけはっ!」

雪泉「いいえ行きます!この可愛さでメロメロに!飛鳥さんをメロメロに!」フリフリ

四季「だめええええええっ!!」


四季(……雪泉ちんを止められなかった)

叢「どうかしたのか?四季」

四季「ううん…なんでもない…」

四季(がんば、飛鳥ちん)


雪泉「飛鳥さーん」フリフリ

飛鳥「」

雪泉「お待たせしました」

雪泉(この可愛い衣装で飛鳥さんもメロメロのはず)ドヤァ

飛鳥「ファーーーーーーー!」

雪泉「!?」

飛鳥「い、今から洋服買いに行こう?ね?」ガシッ

飛鳥(雪泉ちゃんのファッションセンス…私が何とかしないと)

雪泉「え?あ、あの…」ズルズル

雪泉(おかしい…どうしてメロメロになっていなかったのでしょうか……?)



雪泉ネタ終わりです。雪泉が可愛く見えたらよかったです。
>>75ありがとうございます。あんまり空回ってないような気もしますが気にしないでいただけるとありがたい。
話をだらだら続けるのは嫌いなのでまとめにまとめたら簡素になってしまいがちです。難しいですね。

ネタが溜まりがちですが、いただいたネタは全て書くつもりです。ネタは現在も募集中です。
ネタを全て書き終えたら終わりにしようと思ってます。

次回はメイド喫茶。ここ最近忙しいので投下遅くなり申し訳ないです。



「焔さんメイド奮闘記?」


焔「……むぅ、バイトが決まらないな」

春花「あら、焔ちゃん。珍しく何か悩んでいるわね」

焔「珍しくは余計だ…いやその、バイト先がなかなか決まらなくてな」

春花「そうねえ、私もサービス旺盛でよくクビにされちゃうわよ?」

焔「それは自業自得だろう…私はやる気はある、のだが…どうも難しくて」

春花「だったら、焔ちゃんのキャラをウリにしましょう」

焔「私のキャラ?」

春花「ええ、世の中なんにでも需要はあるのよ。貴方みたいなひねくれ者でも、ね」

焔「言い方は気になるが…バイト先があるのなら紹介してくれ。なんでもする」テクテク



焔「おい、春花」

春花「なぁにぃ?」

焔「ここはなんだ?」

春花「メイド喫茶よぉ?」

焔「そんなことは見ればわかる!どうして私がこんなところで働かなくちゃいけないんだ!」

春花「貴方さっき何でもいいって言ったじゃない」

焔「あれは常識の範囲内での話だ!私にメイドなんかできる訳がないだろう!」

春花「大丈夫よ?このお店って色々なキャラのメイドを楽しめるっていうのがウリだから。きっと貴方も快く受け入れてもらえるわよ」

焔「う、うむ…?」


四季「は~い♪お客さんおまちどーさま!ガチウマアイスだよーん!」

「今日も四季ちゃんはかわいいね!」

四季「えー!マジ?ちょー嬉しいんですけどー!」



焔「……なんだかどこかで見たような顔だな」

春花「ああいうギャルみたいなメイドだっているんだし、貴方でも十分に行けるわ」

焔「ま、まあ…文句を言うつもりはないが……大丈夫か?」

春花「任せておきなさい、店長とはちょっとした知り合いだから話はつけてあげるわ♪」

春花(面白いことになりそうね……あ、良い事思いついちゃった♪)


焔「結局採用された……ネッケツクールはキショウシュだよとかよくわからんことを言っていたが、採用されたからには最善を尽くすしかないな」

焔「お客さんに挨拶をして、席に誘導して、注文を聞く。笑顔でなくてもいいから、誠意は込めること…過剰なスキンシップははっきりと断る…か。意外と真面目なんだな」

焔「まあいい、物は試しだ。客が来るのを待つか」




カランカラン

焔「い、いらっしゃいませ!ご、ご主人様…」

焔(い、いかん…こんなことを言うのは屈辱とかそれ以前に、いろいろ恥ずかしいぞ!?)

焔(こんなひらひらした服着たこともないし…だ、ダメだ…!)

「お、見ない顔だね。新人さんかな?」

焔「え、えっと…そうです…。その、よろしくお願いします」

「あはは、そんなにかしこまらなくていいよ。素のままの対応でいいから」

焔「あ、ああ…その、よろしく」

「それじゃ、席に案内してもらえるかな?」

焔「り、了解した。こっちだ」

焔(客相手にこんな砕けた口調で話すのは初めてだが…特に不快だという顔もされなかった…)

焔(それどころか、ギャップがあって可愛いなどと言われてしまった…)

焔(仲間からも飛鳥達からもどこか男のように雑な扱いを受けていたが、これでも女だ。可愛いといってもらえればうれしい)

焔(も、もしかしたらこの仕事、楽しいんじゃないか!?)


焔「いらっしゃい、ご主人。何名様だ?」

焔「ああ、分かった。席に案内してやるからついてこい」ルンルン

焔「注文はなんだ?…ほう、オムライスか。特別だ。私が食わせてやる」

焔「むぅ…そんなことを言われると…照れるな…」テレテレ

焔(こ、この職は、天職なんじゃないか?)ニコニコ

焔(メイド服もなんだかかわいいし、普段の態度で全然大丈夫だし、給料も貰える)

焔(これは後で春花にお礼を言わないとな!)ムスー

 



カランカラン

焔「いらっしゃ──」

飛鳥「やっほー!焔ちゃんがバイトしてるって聞いて来ちゃった!」

焔「うおおおおおわあああああああ!?」

飛鳥「え、ええっ!?そんなに驚く!?」

焔(ええええ!?飛鳥!?飛鳥なんで!?)

焔(こ、こんなメイド服でニコニコと楽しそうに接客する姿を…飛鳥に見られるのか!?)

焔(む、無理に決まってるだろう!?そんなはずかしいことができるか!?)

焔「帰れ!お前の居場所はない!」

飛鳥「えええ!?入店拒否!?」

焔「い、いや…その…」

焔(いかん、店長が睨んでいる…。このままじゃクビになるな。せっかく見つけた職なんだ…ここは恥を忍ぶしかないのか…)

焔「い、いきなり来たからびっくりしたじゃないか。ふ、ふはは」

飛鳥「えへへ、春花ちゃんから聞いたんだよ」

焔(あいつ後で締める)

焔「そ、そうか…それじゃあ席に案内するからついてこい」

飛鳥「うんっ!…へえー、メイドさんがいっぱいだねぇ」

焔「そうだな、メイド喫茶だからな」

飛鳥「焔ちゃん、メイド服すごく似合ってるよ?」

焔「ふぇっ…あいた」ゴチン

飛鳥「だ、大丈夫?」

焔「あ、ああ…少し驚いてぶつけただけだ」

飛鳥「あはは、焔ちゃんはドジっ子メイドさんだね」

焔「ぐ、ぅぅ…」



焔「それじゃあ、注文はどうするんだ?」

飛鳥「えっとね…このオムライスが欲しいな」

焔「オムライス!?」

飛鳥「うん、なんだかすごくおいしそうだし」

焔(こ、こいつ…説明しっかり読んだのか?…それは)

焔「え、えっとだな…その料理は、その…メイドが一口だけ食べさせてあげるサービスというのがあってだな…」

飛鳥「え?焔ちゃんにあーんしてもらえるの?」

焔「ま、まあそういうことだ」

飛鳥「じゃあこれにするよ!」

焔「なんでだ!?」

飛鳥「だって焔ちゃん、普段はそういうこと絶対してくれないだろうし、たまにはいっかなって…えへ」

焔「む、むむぅ…了解した。…………頼まれればいつでもやってやるんだがな」

飛鳥「え?なんだって?」

焔「なんでもないっ。少し待ってろ」



焔「愛情たっぷりおむらいす…待たせたな」

飛鳥「あ、きたきた。待ってたよ~」

焔(く、くぅ…恥ずかしい…!)

焔「そ、それじゃあ、失礼するぞ。ほ、本当にやるからな?」カチャ

飛鳥「うん、お願いします」

焔「あ、う……あ、あーん……」

飛鳥「あーんっ」

焔(飛鳥め…ニヤニヤして……くそ、可愛いな)クイッ

飛鳥「んっ…あむ」

焔「ど、どうだ?うまいか?」

飛鳥「うん♪すっごくおいしいよ!えへへ…焔ちゃんの愛情が入ってるからかな?」

焔「ば、バカなことを言うな!」

焔(よ、よし…これでもう…)


「うわー…あそこの女の子たち、すげえラブラブだ」

「あれ百合プレイってやつ?最高ジャン!」

「キマシタワー」

焔「あ、ぅ、あ…」カアアア

飛鳥「あ、あはは…私たち、目立ってたみたいだね」カア

焔「~~~~~~っ!!」

焔(ダメだ!ダメだダメだーーーーっ!)



焔(結局、私はその日限りであの店をやめた)

焔(私にああいうのは、やっぱり似合わない。何も考えない肉体労働の方が性に合っている)

焔(ただまあ、あの体験がキッカケで私にも小さな変化があった。それは──)

詠「あ、焔ちゃん!出来ましたよ、例のアレ?」

焔「本当か?助かった」

詠「ふふ、それにしても焔ちゃん。女の子していたんですわね。メイド服を着てみたいだなんて」

焔「ほ、他の奴には内緒だぞ?」

詠「ええ、分かっていますわ。さ、こちらです」

焔「お、おお…っ!」フリフリ

焔「ど、どうだ?似合っているか?」

詠「ええ、とてもよく似合っていますわ」

焔「そ、そうか…!」

焔(詠と二人でメイド服のファッションショーをする。趣味のようなものだ)

焔(いつか、飛鳥の目の前でも着れるように)

焔「ご、ご主人様!注文はなんだ!」

投下終了です。多忙のため大分放置してしまいましたが、再開します。
妹選手権、ぷちにん、雅緋と飛鳥デート、ケーキバイキング、大人の付き合いネタのどれかを次回やります。
ネタを書ききるまでは終わらせないつもりですので、長い目でお付き合いしてもらえると嬉しいです。

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