みほ「魔法少女?」ほむら「戦車道?」(146)

まどかマギカ×ガルパンのクロスSSです
初めてのSSなのでおかしなとこがあるかもしれませんがご了承ください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371812935

戦車道決勝戦
大洗女子対黒森峰で大洗女子優勝から12話EDの凱旋帰還直後より
沙織「ねぇ戦車道で男子にモテモテのはずだよね?どう考えても還暦過ぎた御爺ちゃんしかいないんだけど!?」
麻子「仕方ないだろ平日の昼間に男子学生がいるわけでもあるまいし」
みほ「あはは…」
桃ちゃん「全員注目!!」
会長「みんなご苦労さんだったねさっそくで悪いんだけどさ町内会の要望があってさ、小山説明よろしく」
柚子「1週間の間だけみんなの戦車を大洗町に展示しなきゃいけないの、その間戦車に乗れないけどみんな我慢してね」
優花里「そんな1週間も戦車に触れないとは…うぅ生き地獄です…」
みほ「優花里さん落ち着いて 1週間なんてあっという間だし戦車も休ませてあげなきゃ」
華「そうですね 黒森峰戦を戦い抜いてどの戦車もお疲れのようですし少しは暇をあげないと」
優花里「そ、そうですね!さすがは西住殿です感激します」
会長「じゃあそんなわけだから、あとそれと今晩大洗ホテルで宴会やるから全員強制参加ね」(OVA6巻の特典映像の話です)
全員『は~いわかりました』

-その夜-
大洗ホテル駐車場にて

ほむら「一体何なのこの世界は?」

ほむら「これまでのループで戦車道なんて絶対に存在してなかった…しかも学園艦って…
軍用艦の上に学校や街を立てる重要性なんかあるのかしら?」

ほむら「まあそんな事は置いといて優勝校の大洗女子…仮にも優勝校なんだから優れた武器だか戦車があるはずと
思ってたんだけど…」

並び立つ大洗女子の戦車一同

ほむら「いくら戦車に詳しくない私にだってわかるけどWW2大戦時くらいの古臭いのばかりじゃない!
これじゃワルプルギスを倒せるわけないじゃない!!」

桃ちゃん「誰だゴルァー五月蠅いぞ!!」

ほむら「不味い聞かれた隠れないと」




ほむら…
せめて黒森峰にいけ

桃ちゃん「ふむ誰か今声が聞こえたが気のせいか?」

柚子「桃ちゃんどうかした?」

桃ちゃん「いや気の所為だろ ていうか桃ちゃん呼ぶな!!!!」

ヒョッコリ

??「暁美ほむらを追ってきてみればこの宴会場どうやら女の子たちが集まっているようだね
ふむ絶好の機会かな」

○○「魔法少女?」

こういうスレタイのクロスはエタる

メール欄にsagaって入れた方がいいですよ

ガルパンクロス貴重だから応援したいなぁ
今まで自分のも含めて数篇しかみたことねえし

一方宴会場では生徒会チームによる挨拶が行われていた
桃ちゃん「みんなの素晴らしい活躍で我が校は優勝する事が云々(以下省略」

柚子「桃ちゃん長いよ」

会長「いやいやよかったね廃校にならずにすんで、じゃかんぱーい♪」

桃ちゃん「それだけですか!?」

一同『かんぱ~い』

―それから数時間後―
わいわいガヤガヤ ペチャクチャペチャクチャ

この光景を窓から覗き込む??

??「ひいふうみいと全部で女の子が全部で32人か、これだけの娘たちを魔法少女にすれば僕のノルマも
相当なものになるはずだね」

沙織「でぇやっぱさ思うのよ!結局戦車道やってても男子にはモテないんだってさ!!」

華「まぁまぁ沙織さん落ち着いてください」

??「じゃあ僕と契約して魔法少女になれば男子にモテモテになれるよ」

沙織「え!マジで!?…って誰!?ていうか何コレ!!???」

>>7
わかりましたここからsage入れます

みほ「白いぬいぐるみが喋ってる?」

QB「やぁ僕はQB、僕と契約して魔法少女になってよ」

うさぎさんチーム「キャーカワイイねえ抱いていい?」

アリクイさんチーム「即画像うpってスレ立てなきゃ」
カチャカチャ
【大洗にて変な生き物見つけた画像うpる】
ねこにゃー「あ、あれ?ちゃんと撮ったはずなのに写ってない?」
 
スレ主嘘つくんじゃねー何も写ってねーぞ!

糞スレ乙

ねこにゃー「しょぼん」

ももがー&ぴよたん「ねこにゃー元気出して」

バレー部「あの白い感じいいな、うちの部のマスコットキャラにしよう」

桃ちゃん「ぎゃー化け物だぁぁぁぁぁ!!!!!!!!恐いよ柚子ちゃ~ん」

柚子「桃ちゃん五月蠅いよ」

QB「あの…いい加減話を進めていいかい?」

sageじゃない! sagaだ!

詳しくは

SS製作者総合スレ32
SS製作者総合スレ32 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369403329/)

これの最初の方を見てくれ
他にも色々決まり事書いてあるよ

QB「ゴホン、それじゃ改めて言うけど僕と契約すればなんでもひとつだけ願い事が叶えられて魔法少女になれるんだ」

沙織「じゃあ契約すれば私が男子にモテモテになれるの!?」

QB「勿論さ」

典子「バレー部復活も!?」

QB「勿論さ」

優花里「それじゃ戦車に囲まれた生活を送れることも!?」

QB「勿論さ」(というかキミはもう戦車に囲まれた生活を送ってるじゃないかわけがわからないよ)

歴女チーム「昔の偉人に会えたり出来るのか!?」

QB「勿論さ」(あれこれちょっとハードル高くね?でも適当に言っておこう)

桂利奈「帰ってきたウルトラ〇ンと会えるの!?」

QB「勿論さ」(ただし着ぐるみだけどね)

コソコソ忍「ヒソヒソ(小声で)おっぱい大きく出来る?」

QB「(何で小声で聞くのかわからないけど)勿論さ」

桃ちゃん(私のヘタレも治るのかな?)

QB(勿論さ)テレパシー

>>11
すみません以後気を付けます

QB「じゃあみんな乗り気みたいだしさっそく契約しようか」

先ほどからの光景を窓から覗き込むほむら

ほむら「今まで様子を見てたけどこのままじゃQBの思惑通りに…こうなったら強硬手段に」

盾から拳銃を取り出すほむら、だがしかし

会長「ハイみんなチョイ待った、あんたさっきから調子良い事ばっかり言ってるけどさ当然何かしらデメリットあるっしょ」

QB(ギクッ)ほむら「!?」

みほ「そうですよね、確かにさっきから調子の良い事言ってるのが如何にも胡散臭いような…まるで典型的な詐欺師ですね」

そど子「そんなとんでもないお願い叶えられたら風紀が乱れるわ!」(ていうかそど子じゃないから!!)

ナカジマ「私らも珍しい車を整備やレストアしたいけどそれはあくまで自力でやりたいよね」

ホシノ「変な願い事で叶えたいってのは違う気がするし」

華「私ももっと上手にお花を生ければと思いますがそれだと今までの努力や苦労を否定される気がします」

すいません間違えてまたsageてしまいました

QB(不味いな、せっかくいい雰囲気だったのにこれじゃせっかくの契約がパーだ
こうなれば魔女について『だけ』は教えておくべきだね)

QB「わかった、説明しよう 実は魔法少女になる代わりに魔女と戦ってほしいんだ」

会長「やっぱデメリットあったんだ、んでその魔女って何?」

QB「魔女とは云々…以下省略というわけさ」

「え~魔女だって恐いね」「けど魔法少女になって戦うとかちょっと面白そう」

桃ちゃん「柚ちゃ~ん魔女だって!恐いよ!」(ガクガクブルブル)

柚子「だから桃ちゃん五月蠅いって、大事な話だから静かにして」

QB「確かに魔女との戦いは大変だけど先ほど僕が調べた限りだとこの町には魔女が一匹もいないんだ
だから今なら魔女と戦わずに契約できるから僕としては今のうちに契約しておくべきだと思うんだけどな」

「なんだよかった魔女なんかいないんだ」「なんだちょっと残念」「でもこれなら契約しても大丈夫だよね」

QB(よし今がチャンスだ)「だから僕と契約して魔法少女になってよ」








みほ「…」

優花里「西住殿浮かない顔されてどうされました?」

みほ「うんどうしても腑に落ちなくて、ねぇQBその契約なんだけど確かに私たちにはメリットがあるけど
あなたにはどんなメリットがあるの?」

QB「何故そんな事を聞くんだい西住みほ?」

みほ「契約ってそもそもお互いの利益があるからするものだけどあなたの説明だと私たちにだけ利益があってあなたは
何の得も無いように思えるの」

当然の疑問をぶつけるみほ

QB「だから僕はキミたちを魔法少女にしたいだけなんだよ」(これは嘘にはならないよね)

みほ(怪しい絶対何かを隠してる)

???「その通り!貴女が思う様にそいつは大事な事を隠してる!!」

「え?誰!?」「どこ!?」

???「ここよ!」

ガッシャーン

窓が割れ少女が一人颯爽と現れた、暁美ほむらだ
ずっと出のタイミングを伺っていたのだ

ほむら(ようやく出のタイミングが見つかったわ、さてそれじゃQBの正体を言わないと…ってアレ?)

桃ちゃん「ぎゃー!今度は暴漢が出た!柚ちゃぁぁぁぁぁぁぁ」

柚子「ちょっと桃ちゃんいい加減怒るよ」

「何あの子?変な格好?」「ていうか何で窓壊してんの?」

会長「ちょっとアンタ何窓壊してんの?小山!警察に連絡して!」

柚子「ハイ会長!」

ほむら「待ってぇぇぇぇぇぇぇぇ」

大洗ホテル「……」ピクピク

典子「えい!」妙子「やー!」忍「とー!」あけび「たー!」

ほむら「は~な~せ~!あとそこの二人おっぱいを押し付けないで!!」

バレー部に拘束され時間停止も発動できないほむら
それから十数分後警察が到着しほむらは警察に連れて行かれ
またこの混乱でQBもいつの間にかいなくなり大洗女子の宴会はこの騒ぎによりホテル側より突如中止となった

会長「ゴメンねみんな、宴会は後日改めてって事でよろしく~!」

柚子「後日ってあんな大騒ぎ起こして次また借りられるんでしょうか?」

華「まぁ騒ぎを起こしたのは私たちじゃありませんから大丈夫かと思いますよ」

おりょう「我らの宴会の中窓を蹴破り押しよるとはまるで池田屋事件ぜよ、もしやあのおなごは新撰組の末裔じゃ…」

エルヴィン「敵ながらただ一人で敵地に忍び込む器量は認めよう」

カサエル「だが蛮勇は勇気に非ず」

左衛門左「一騎当千で渡れる程戦場は甘くない」

沙織「あのねそんなカッコいいものじゃないよ、ただの押込みなんだから」

みほ「結局あの子は一体なんだったんだろう?それとQBも気になるし…」

こうしてQBとほむらの横やりはあったものの誰も魔法少女の契約もせず大洗女子の優勝による宴会記念はなんとか無事終了した

ちょっと休憩します
さすがに大洗女子32人全員出すのはきつい、しかも全員出せてない…特にうさぎさんチームごめん…



対QB決戦兵器丸山紗希をお忘れか?

翌日-
大洗リゾートアウトレット付近にて大洗女子の戦車の展示会が行われていた
一方その頃大洗交番にて

おまわりさん「じゃあ今回はキミも悪意があってやったわけじゃないし今度から気を付けるように」

ほむら「ハイスミマセンデシタモウニドトシマセン」(棒読み)

あの後ほむらはなんとか「あれは事故なんですよマジで!おまわりさん信じて!」と言い逃れ水戸警察まで連れて行かれることはなく(実際に大洗近辺調べてみたら所轄はなく交番しかなかった)
ホテル側も全額弁償してくれるなら訴えないとの事で示談により一応解決した

ほむら「ふぅ、まさか一晩を交番で過ごさなきゃいけないなんて…おまけに魔法少女の格好でとは酷い罰ゲームだわブツブツ」

愚痴を溢すほむら、それもそのはず
ワルプルギス戦に備え強力な武器を探しに来たものの結局あった物といえばWW2大戦時の今なら博物館に飾られそうな骨董品ばかり
こんな錆付いた骨董品で挑める程ワルプル戦は甘くはない、ほむらでなくワルプルギスを知る他の魔法少女なら誰もがそう思うだろう

ほむら「ここまで来たついでだし大洗のアウトレットモールでも覗いてさっさと見滝原に帰りましょう」

そんな時だった

優花里「西住殿こちらですよ!早く我らのⅣ号の勇姿を観に行きましょう!!」

みほ「もう優花里さんたらはしゃぎ過ぎだって」

沙織「ねぇねぇ戦車もいいけどモールで買い物もしていこうよ!」

華「まずは何か食べに行きません?」

麻子「クレープ…ゴクリ」

(隠れながら)ほむら「あの子たちは確か昨日の…」


>>8
ガルパンのクロスSS見た事ないんですけどどんなのがあるんですか?
出来れば参考にしたい
>>19
丸山ちゃんはそろそろ出す予定です

桃ちゃん「あんこうチーム遅いぞ!」

みほ「あ、河嶋先輩お早うございます」

沙織「ていうか何で私たち怒られなきゃいけないのよ!?」

会長「あれ?言ってなかったっけ?今日この展示会で私らの表彰式やってくれんだってさ」

あんこうチーム『聞いてないよ!!!!!!』

柚子「会長…昨日の騒ぎ(ほむらがホテルの窓壊した事)で他の娘たちに連絡が行き届いていませ~ん…」

ウサギさんチーム「沙織せんぱ~い」

沙織「みんな来てくれたの!」

梓「梓大丈夫です!」

あや「あや元気です!」

優希「優希無事です!」

桂利奈「桂利奈絶好調!!」

あゆみ「あゆみも平気です!紗希も大丈夫って言ってます」

みほ「何この点呼?」

>>21
百合SSっていうまとめサイトにストライクウィッチーズとのクロス『みほ「さよならは言いません」』というSSがまとめられているよ。

それから他のみんなにも携帯で連絡したが…

典子「すいません今練習してる最中なので、おりゃーいくぞお前ら殺人スパイクだ取ってみろ!!」

そど子「学園の風紀を取り締まらないと…だからそど子じゃないって!?」

ナカジマ「すんません今レストア中で手が離せないんで…コラツチヤ!試運転でいきなりドリフトすんな!?」

ねこにゃー「今みんなでネトゲの最中でして…あぁ新人のオリーコさんとキーリカさん…はじめましてコンニチハと」

桃ちゃん「駄目です会長、残りの連中は全滅ですハイ」

会長「しゃーない、このメンバーだけで表彰受けるか」

>>23
わかりました、後で拝見します

みほ「あれ?歴女チームは?」

優花里「ハイわかりましたそのように伝えておきます」

エルヴィン「うむすまんなグデーリアン」

優花里「先ほどエルヴィンから連絡があり今日は歴女チーム全員でのぼ〇の城の観賞をするとか」

沙織「なんて微妙な…せめてる〇剣見ようよ…」

まどマギとのクロス…さすがにガルパンだと無理なんじゃ…
クロスだとコノサイトにガルパンとアイマスのクロスがあってだな

結局表彰式を受けるのはあんこうチーム、カメさんチーム、うさぎさんチームの計3チームとなった

ワイワイガヤガヤ 会場には近隣の住民たち、それに町の名士たちが大洗女子一同のための表彰式の準備を進めていた

桂利奈「賞状受け取るの中学校の卒業式以来だよ!」

優希「桂利奈ちゃん卒業証書はみんな貰うものだからそれちょっと違うと思うな」

桃ちゃん「ごるぁー!一年ひょーしょーしきなんだぞ静かにせんか!!」

柚子「桃ちゃん…もしかして緊張してる?」

始まる表彰式
-その頃閲覧席では-

優花里パパ「まさか戦車狂いでろくに友達もいなかったうちの優花里が…うぅグスッ」

優花里ママ「そうねぇ、今じゃ戦車道で全国制覇しちゃったんだからたいしたものねぇ」

麻子おばぁ「うぅ見てるかいお前たち(麻子の両親)…私の…そんでお前たちの娘が立派になったもんだよグスッ」

華ママ「最初の頃は鉄臭い戦車道などと…と思いましたが今ではこんな名誉ある表彰を受けるとは親としては喜ばしい事ですが
出来れば次は華道で表彰してもらいたいものね」

新三郎「お嬢の戦車道は世界一ィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!」

華ママ「新三郎…いい加減黙らないとスターリングラード戦線に送り出しますよ」

その様子を窺うほむら

ほむら「関係者の御家族かしら、妙に暑苦しい人たちばっかりだけど…あらあの二人もそうかしら?」

??「みほに直接会わなくてよろしいのですか?」

??「私はあの子を破門させたのです、おいそれと会えるわけがありません…(けど近くで拍手くらいは)」


>>26
そうですね、ガルパンキャラばっかでまどマギキャラはほむらとQBのみ
両方いい案配に取り上げる自信がないです…まぁ一応途中で投げ出さず最後までやってみます

開始される表彰式、最初に隊長格のあんこうチーム、次にカメさんチーム、そしてうさぎさんチームと順調に行われていた
表彰式にはこれまで大洗町ではありえない程余所からの人で賑わっていた

QB「こんな寂れた町にいきなりこれだけの人間が集まってるんだ、何も起こらない訳がないよ」

QBの予想通りこの後とんでもない事態になるのだが今の段階ではみほたちあんこうチームはおろかほむらですら気づけなかった
たった一人を除いては…

紗希「…」

桃ちゃん「コラ丸山!いつもいつも何処見ている!?次はお前の番だぞさっさと行け」

紗希「…」

みほ「丸山さんどうしたんだろ?」

沙織「あの子が明後日の方向見てるのはいつもの事だけどさ今は本当に様子がおかしいよね」

麻子「もしかしたら何か異常事態が起こる前触れかもしれん」

優花里「もしや我々の表彰を妬んだ何者かが奇襲を仕掛けるのでは!?西住殿急いで戦闘準備を!!」

華「優花里さん落ち着いて、あら丸山さんが何か指を指していますわ?」

紗希が指したその方向には今にも孵化寸前のグリーフシードがあった

ほむら「何でこんなところにGSが!?」

急ぎ対処しようとするほむら、しかしもう遅かった



>>21
他の人が紹介しちゃったけど俺の書いたやつで良ければ…

雪歩「戦車道はじめますぅ」

大洗魔女大戦期待してまっせ

>>30
自分のタイトル間違うなよ!orz

雪歩「戦車道やりますぅ」

>>31
あの作品面白かったから今度違うの期待してます

突然発生した魔女の結界
その結界に閉じ込められたのは大洗女子一同とその戦車たち、そして…

桃ちゃん「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!ここは地獄だぁぁぁぁぁ柚ちゃぁぁぁぁぁ!!!!」

柚子「もうその五月蠅い口はいい加減ガムテープで塞ぐね」ペタ

会長「そんでここは何処なのさ?」

QB「ここは魔女の結界の中でキミたちは閉じ込められてしまったのさ」

みほ「QB!?」

QB「やぁみんな昨日はどうも、あれから騒ぎになって大変だったね」

麻子「一人だけさっさと逃げたくせによく言う」

QB「さっそくだけどこの空間は普通の人間じゃ抜け出せない、僕と契約して魔法少女にならない限りはね」

会長「人をこんなとんでもない場所に連れ込んで契約とはね…悪いけどコレ論外だわみんな勝手に契約しちゃ駄目だかんね」

QB「魔女が現れたのは僕の所為じゃないんだけどな、でも魔法少女にならない限りこの空間からの脱出は不可能なのは事実だよ」

その時エンジン音が聞こえた
ブオンブオンブオン

沙織「エンジン音?誰か戦車のエンジン入れた?」

優花里「違います沙織殿!これは戦車のエンジン音ではありません!?」

みほ「この音は…もしかしてバイク?」

【銀の魔女】ギーゼラ出現

桃ちゃん「ぎゃぁぁぁぁぁ今度妖怪が現れた!水木しげる先生を呼べぇぇぇぇぇぇ」

柚子「桃ちゃん落ち着いて!水木しげる先生は霊媒師じゃなく漫画家だからね」

会長「ふぅんあれが魔女なんだ、いやはやゲテモノだねぇ」

QB「恐いのは勿論見かけだけじゃない、あいつはここにいる全員を皆殺しに出来るだけの力を持っている
それに敵は魔女だけじゃないよ」

背後からそっとうさぎさんチームに忍び寄る使い魔たち

みほ「うさぎさんチーム危ない!?」

梓「みんな大丈夫!?」

あや「キャーエッチ!」

あゆみ「何この小さいの!」

優希「近づかないでよ!!」

桂利奈「喰らえコンニャロー!桂利奈パンチ!!」

QB「言っておくけど使い魔一匹でも人間を殺すには十分な力を持っている、もうキミたちには選択の余地は無いし早く契約しないと命に係わ…」

ほむら「その必要はないわ」

バンバンバンバンバン

突如現れたほむらにより使い魔は一掃された

ダージリンさん(とツチヤ)の中の人ってまどマギのさやかなんだよね

>>35
YES あと喜多村さんはガルパン9話でプラウダ校のフラッグ車操縦手の声も当ててるよ

沙織「あーアンタ昨日の暴漢!また私たちを襲いに来たの!?」

麻子「前には魔女で後ろには昨日の暴漢とはまさに前衛の虎、後門の狼だな」

ほむら「だーかーらー…一応弁解させてもらうけど別に私はあなたたちを襲いに来たわけじゃない」

華「では何をしにここへ?」

ほむら「決まっているでしょう、魔法少女がやるべきことはただ一つ魔女を倒す事よ!」

そういってギーゼラに挑むほむら
だがしかし…

ギーゼラはほむらが時を止めようとするタイミングでバイクに変形しそのまま高速移動でほむらに襲いかかった

ほむら「きゃぁぁぁぁ!」

突然の突進をなんとか防げたほむら
けれど敵はすぐに急反転しほむらに攻撃のチャンスを奪う

ほむら「くっこれじゃジリ貧だわ、なんとか好転したいけど早すぎるヤツの突進に対応できない!?」

その頃大洗女子一同は

桃ちゃん「今だみんな早く逃げるんだ!」

柚子「桃ちゃん逃げるといっても何処に行く気よ?」

優花里「西住殿この緊急事態いったいどう対処すれば…」

ほむらの戦いを見つめるみほ そしてひとつの決断を下した

みほ「…よし!皆さんあの女の子を私たちで援護しましょう!」

一同『えぇー!?』

桃ちゃん「西住貴様正気か!?相手は昨日私たちを襲った暴漢なんだぞ」

みほ「だってさっきあの子『自分は暴漢じゃない』と言ってましたし何より今私たちの事守ってくれてるじゃないですか」

沙織「そうだねみほりんの言う通りインチキっぽいマスコットキャラや気味の悪い化け物よりは信じられそうだし」

会長「じゃあ西住ちゃんの言う通りあの女の子に協力しよっかみんな賛成だよねー?」

一同『は~い』

桃ちゃん「まぁ会長が仰るのなら…ブツブツ」

QB「戦うというけどキミたちは無力な女の子じゃないか?どうやってあんな凶悪な魔女に立ち向かうというんだい?」

優花里「ふふんご心配なさらずに、私たちには戦車がありますから!!」(ドヤ顔

沙織「けど黒森峰戦で私たちの戦車スクラップ寸前にされたけど大丈夫なのかな?」

麻子「問題ない、黒森峰戦の直後自動車部の連中が完璧に修理してくれたからな」

華「おまけに燃料も弾薬も十分備わっていてすぐにも実戦が出来る状態です」

みほ「みんな急いで戦車に乗り込んでください!」

各自の戦車に乗り込む大洗女子たち、既にどのチーム発進準備が完了した

会長「こちらカメさんチーム、発進準備OKいつでも行けるよ」

梓「こちらうさぎさんチーム、こちらも発進準備完了しましたいつでも行けます!」

沙織「了解しました!みほりん全チーム発進準備OKだよ」

みほ「わかりました…すぅー(深く深呼吸し呼吸を整えるみほ)」

みほ「パンツァーフォー!!」

画してここ大洗町において大洗女子学園戦車道対魔女の戦いの幕が切って落とされた

みほ「まずは全車前方の魔女に向けて機銃発砲してください、あの女の子(ほむら)には絶対に当てないで!」

カメさん&うさぎさんチーム『了解!』

ドガガガガガ

桃ちゃん「ええい!何故さっさと主砲を撃たんのだ?」

柚子「主砲なんか撃ったらあの女の子に当たっちゃうからだよこの桃ちゃんの脳筋!」

大洗車輌による機銃援護によりギーゼラと距離が離れたほむら

ほむら「今なら時間停止を使える!」

だがギーゼラも偶然なのか意図的なのかほむらの時間停止を危惧し距離を取ってしまった

ほむら「これじゃ私の射程距離に届かないクッ!」

そしてギーゼラは攻撃目標をほむらから大洗車輌に変更しヘッツァーとM3に突進した

ドーン

カメさん&うさぎさんチーム「キャアァァァァ!」

沙織「みんな大丈夫!?」

会長「こちらカメさん無事だよ、戦車道の試合だったら白旗出てたけどね」

梓「こちらうさぎさんチーム全員無事です」

みほ「ふぅ…みんな無事でよかった」

優花里「けど西住殿…あの魔女の高速突進は戦車じゃ対応出来ませんよ」

麻子「さすがにこのⅣ号ではあの魔女の速さには追いつけんぞ」

華「一瞬でも敵の足を止められればなんとか致命傷を与える事が出来るんですが…」

みほ「こうなったらイチかバチかの勝負に…」

ほむら「やめておきなさい」

沙織「さっきの子!Ⅳ号の上に乗ってるの!?」

麻子「無断乗車するなさっさと降りろ」

ほむら「そんな事言ってる場合?死人が出る前にあなたたちはここから下がりなさい、あいつは私が倒す」

優花里「でもあんな化け物を一人でどうやって…」

ほむら「私は今まで多くの魔女を殺してきた、ワルプルギスの前に…いえまどかを救う前にこんなとこで死ねない!」

みほ「あなただけじゃありません!誰だって…私たちだってこんなとこで死にたくないんです!」

沙織「そうだよ私だって彼氏出来る前に死にたくなんかないし!」

優花里「西住殿やみんなを死なせでもしたら私は生きてはいけませんよ!」

麻子「またおばあに会いたいし…」

華「生きたいのは皆同じはずです」

みほ「あなたも私たちと目的が一緒なら協力してくれませんか?」

Ⅳ号のハッチに上りほむらに手を差し出すみほ

ほむら「…暁美…ほむら…」

みほ「え?」

ほむら「私は暁美ほむらよ!あなたは?」

みほ「私は西住みほ!よろしくね!」

手を握り合う二人
今この時をもって魔法少女と大洗女子の共同戦線が開始されたのだ

桃ちゃん「おいコラ西住早く指示を出せこのままじゃ全滅するギャー!」

柚子「もう桃ちゃんたら今いいとこなんだから邪魔しないの!」

ほむら「それでどうやってあいつを倒す気?あのスピードじゃ戦車では対応できないのよ」

みほ「なんとかあいつをこっちに誘い込んでそこで…ヒソヒソ」

ほむら「その作戦じゃ心許ないわ、私に良い手がある…ゴニョゴニョ」

沙織「二人ともとりあえず戦車の中入ろうよ!外は危ないんだから!」

Ⅳ号に乗り込むみほとほむら

みほ「カメさんとうさぎさんは機銃撃ちながら後ろに後退してください、ここはⅣ号だけで勝負します!」

会長「ちょっと西住ちゃんそんなんで大丈夫なの!?」

みほ「大丈夫!私たちを信じてください」

梓「了解しましたうさぎさんチーム機銃撃ちつつ後退します」

会長「わかったこっちも後退するよ西住ちゃん健闘を祈る!」

機銃を撃ちつつ後退するヘッツァーとM3
その場にはⅣ号とギーゼラのみが残った

麻子「これで一対一のタイマン勝負だな」

ほむら(今時タイマンなんて言う人いるんだ…さすがは茨城…)

麻子「何か言ったか?」

ほむら「いいえ何も…それよりもタイミングに注意して」

優花里「敵!こちらの正面に高速突進します!」

華「クッ…機銃じゃ威力が足りないし75mm砲ではあのスピードには当てられません!」

沙織「もう駄目!敵が突っ込んでくるよぉ!?」

みほ「今です!ほむらさん!!」

ほむら「了解!時間停止!!」カチッ

この瞬間全ての時間が停止した

動けるのは暁美ほむらと同じく彼女の乗るⅣ号車内にいたあんこうチームのみであった

ほむら…グンマーだって大差ないぞ
あ、東京出身だったか

>>44
まどマギ1話にてクラスメイトからの質問攻めで自分から「東京のミッション系よ」と答えてましたね

沙織(恐る恐る目を開けてみると)「嘘でしょ…魔女が止まってる…!?」

ほむら「これが私の能力のひとつ時間停止、魔女を倒すなら今のうちよ」

みほ「華さん正面の目標魔女に向かって75mm砲を撃ってください!」

華「ハイわかりました!」

ドカーン
だが75mm砲一発だけではすぐにギーゼラは倒せなかった

ほむら「急いで!私の時間停止はそんなに長くはもたないわ!」

みほ「やはり一発では倒せない…それなら華さん照準を下の車輪に変更し兎に角車輪が壊れるまで撃ち続けてください」

華「了解しました優花里さん装填もっと早めに(優花里)『了解であります!』それ!!」

ドカーンドカーンドカーン

ほむらの時間停止が解除されたと同時に倒れだすギーゼラ
だがまだ完全に死んだわけではなかった

麻子「おいまだあいつ死んでないぞ…また起き上がってこっちに向かってくる」

華「どうしましょう…こちら先ほどの攻撃で75mm砲を全弾撃ち尽くしてしまいました」

沙織「あわわ…みほりん魔女がこっちへ近づいてくるよ」

ほむら「でもこれだけ致命傷を負わせれば…あとは私がやるわ」

みほ「大丈夫最後まで私たちを信じて!」


ギーゼラは先ほどの攻撃で車輪が破壊され高速突進できなくなったとはいえ攻撃能力はまだ残っている
Ⅳ号に迫りくるギーゼラ、みほは意を決して叫んだ

みほ「よし今ですカメさん!うさぎさんチームお願いします!」

会長「ほいきた待ちくたびれたよ!小山前進!河嶋装填よろしく!」

柚子「了解!」

桃ちゃん「ククク魔女め人間様の力を思い知れ!」

梓「うさぎさんチームこちらも前進します!桂利奈ちゃんお願い!」

桂利奈「アイー!」

先ほど一時後退したヘッツァーとM3が左右に展開しちょうど挟み撃ちの形で陣取っていたのだ

みほ「もうあの魔女は先ほどのような高速移動は出来ません!みなさん思いっ切りやっちゃってください!」

会長「OK任せな、さぁ魔女ちゃん75mm48口径の味十分に堪能しなよ!発射!!」

梓「こっちも負けてらんないよ!あゆみ!あや!」

あゆみ「了解!75mm砲発射!」

あや「こっちも37㎜砲発射!」

みほ「私たちも負けてられません華さん残りの機銃全部魔女に撃ち尽くしてください!」

華「わかりました!」

ドカーンドカーンドカーン

容赦のない大洗の砲撃の前に沈黙するギーゼラ…そしてとうとう…

優花里「西住殿!魔女が消滅していきます!やりました勝ちました!!」

ヤッター!!

誰もが喜んだ瞬間魔女の空間が消滅し元の表彰式の会場に戻った

大洗町長「キミたちいきなり消えて今までどこにいたんだ!?」

ざわめく会場
ワイワイガヤガヤざわざわ

会長「あ~これはそのちょっとしたイリュージョンでして今日会場に来られたお客様をもてなす趣向でして…」

とりあえずその場で適当な言い訳で場を収める会長

沙織「ハァ…なんとか生きて帰ってこれたね」

麻子「とてもじゃないが生きた心地がしなかったぞ」

華「生きてるって本当に素晴らしい事だと実感できる出来事でした」

優花里「西住殿お疲れ様です!」

みほ「みんなこそありがとう、それにほむらさんも…ってあれほむらさん何処?」

既にⅣ号の車内にほむらの姿は無かった

突然いなくなったほむらを見つけるため会場内をくまなく探すみほたちあんこうチーム
だがほむらは一向に見つからない

みほ「ほむらさん一体何処へ…?」

その時M3から降りてきた紗希がある方角を指した

みほ「丸山さん?…その方角にほむらさんがいるの!?」

優花里「確かこの方角は大洗の駅前です!」

沙織「そっかあの子地元の子じゃないから電車で帰るしかないもんね!」

華「急ぎましょうこの時間では次の電車はあと10分後です!」(大洗駅の電車は一時間に二本しか走ってない)

麻子「みんなⅣ号に乗れ…余裕で間に合わせてみせる」(ニヤリ

みほ「ありがとう丸山さん!」

ブロロロロロロロ

一方その頃大洗駅では-

ほむら「ふぅまさか電車が一時間に二本しか走らないなんて…これだから田舎は…うちの見滝原だってJRが走ってるのよ」ブツブツ

アナウンス「次の電車は水戸駅行きです」

ほむら「結局ワルプルギスに有効な武器は見つからなかった…これから一体どうしたら…」

ドドドドド

ほむら「電車の振動…にしては物々しい音…いえこの音は戦車!?それもⅣ号!!?」

みほ「ほむらさ~ん!」

ほむら「西住みほ!?」

みほ「よかった間に合った」

麻子「言ったろ、余裕で間に合わせてやるとな」(ドヤ顔

沙織「麻子…106号線全速力で直進して交差点前でドリフトすんのやめようよ…いくらここが茨城だってあんな運転したらおまわりさんに捕まるって…」

ほむら「一体どんな運転してきたというのよ!?ていうかそもそもあなたたち無免なんだから公道走れないでしょ!!」

優花里「そこは戦車道なので特に問題ないのです」

ほむら「やはりこの世界は狂ってる…関東の秘境茨城…早々に立ち去るべきね」

みほ「兎に角待って…まずはお礼を言わせてほしいの!あなたがいなきゃ私たちは死んでたかもしれなから」

ほむら「それには及ばないわ、元々この大洗に来たのは戦車道で全国優勝したあなたたちの戦車を調達するのが目的だったわけだし」

沙織「何よそれじゃつまりアンタうちに泥棒しにきたわけ!?」

麻子「うちの戦車を盗もうとはとんだ物好きもいたもんだ」

ほむら「だけど実際に実物を見たらどれもこれもWW2大戦の頃のオンボロ戦車ばっかりでとてもじゃないけどワルプルギス戦では使えない物ばかりだったのよ」

優花里「ムッ!もしかして戦車道で使われる車輌がWW2大戦時の物だというルールを知らないのでありますか?」
(※公式設定で1945年8月15日までの戦車を使用する事が戦車道の大会ルールとの事)

ほむら「今知ったわよ…道理で博物館行きの骨董品ばかりなわけね…これではとても実戦では使えない…これなら自衛隊から10式戦車でも盗んできた方がマシだわ」

麻子「何かとんでもない物騒な事を呟き始めたぞ」


みほ「え~と…それで何で貴女は武器を調達したいわけ?」

ほむら(こんな一般人(?)の女の子たちを魔女との戦いに巻き込みたくないしそれにもし下手に関わったらQBと契約される危険もある、出来れば何も話さず帰りたいんだけど…)

その時みほたちあんこうチームの背後から現れる人影が…紗希だ

みほ「丸山さんどうしてここへ!?」

紗希はいきなりほむらの顔を凝視してこう呟いた」

紗希「一ヶ月後、見滝原、とても強い魔女、ワルプルギスの夜、街が消滅…」

あんこうチーム『なんだって!!??』

ほむら(何なのこの子!?)

この後紗希を追いかけてきたうさぎさんチームと合流し紗希の言ってる事を詳しく通訳してもらった

紗希「ヒソヒソゴニョゴニョ」

あゆみ「ふむふむなるほど」

あゆみ「えーと紗希が言うには今から一ヶ月後に見滝原という街に魔女の中でも『超』強いワルプルギスの夜が現れて最悪街が消滅しちゃうらしいんです」

あや「そこでほむらさんはワルプルギスの夜に備えて武器を集めてた…というのが紗希の話です」

沙織「ちょっとちょっとそれって一大事じゃないの!?アンタ何でそんな大事な事を一人で抱え込んでんのよ!?」

華「どなたか相談できる方はいなかったんですか?」

ほむら「どうせ言っても誰も信じてくれないわ…というかその前に何でそこの丸山とかいう子は私の顔見ただけで
そんな裏事情が理解できたのか誰か疑問に思いなさい!!」

みほ「いやそこはほら…丸山さんだし」

全員『そうそう丸山さんだしアッハハハハ』

ほむら「だからそんな簡単な一言で片づけないでよ!」

QB「そうだね、そこの丸山という娘がいうようにワルプルギスの夜という超弩級の魔女がいる事は確かだ」

みほ「QB!?無事だったの?」

華「そういえば魔女との戦いに夢中になって途中忘れてましたわ」

QB「そんな事より暁美ほむら…何故キミはワルプルギスの夜一ヶ月後見滝原に来ることを知って…」

紗希「ジー」

いきなりQBの顔を凝視する紗希

紗希「ソウルジェム…濁り…呪いが溜まる…魔女化…エネルギー回収」

優花里「一体何の事でありますか?」

ほむら&QB「本当に何なのこの子!?」

梓「ふむふむ…えっそれ本当なの!?」

梓「あの紗希がいうには魔法少女というのは魂をソウルジェム変換された存在でそうなると身体は外付けのハード機器みたいなものだそうで…」

優季「おまけに魔法少女はソウルジェムの濁りをため込みすぎると魔女に変化して呪いを撒き散らすそうです、QBはその時発生するエネルギーを回収するのが本来のノルマだそうで…」

ほむら「全部正解よ…本当一体何者なのよ丸山さん…」

みほ「エネルギーの回収…これがQBのメリット…」

沙織「この悪魔!詐欺師!腹黒!ウワーン華!また男に騙されたよぉシクシク」

華「よしよし」ナデナデ

麻子「別に沙織が騙されたわけじゃないだろ」

優花里「けどエネルギーの回収をして何に使うんでしょうか?」

紗希「ゴニョゴニョ」

桂利奈「え~と宇宙の寿命を延ばすんだって」

会長「そんなわけのわからない事にうちの大事な子たちの命を使わせたくはないんだけどなぁ」

全員『会長!!』

みほ「いつからここに?」

会長「う~んとね西住ちゃんが『ほむらさ~ん!』って大洗駅までⅣ号で全速力で来たところからかな」

沙織「最初からずっと聞いてたの!?」

桃ちゃん「我々生徒会は表彰式に出席してくださった主賓の方々の帰りをお見送りしてたからな、駅にいるのは当然の事だ」

柚子「だからみんなよりも早く駅についてたの」

華さん「河嶋先輩に小山先輩まで」

会長「さてQBくんよ、ここにいるみんなだけじゃなくうちの大事な生徒たちをキミのような詐欺師の消耗品にさせるわけにはいかないんだよねぇ…金輪際近づかないでもらえるかな?ていうか近づくな」

QB「おかしいなぁ、僕は公平な取引を持ちかけているはずなのに」

ほむら「何処が公平な取引よ…アンタの頭は脳みそじゃなくスポンジでも詰まってんの?」

QB「まぁここまで険悪な雰囲気じゃ契約は難しいだろう…悪いが僕はこれで退散するよ、じゃあねほむら
僕は一足先に見滝原で待っているよ」

麻子「この状況下で逃げられると思っているのか?」

形勢不利なQBであったがその時駅のホームよりアナウンスが流れた

アナウンス「〇時××分の電車が発車します、この電車は水戸駅行きです、次は常澄、常澄」

桂利奈「あいつ飛び乗って無賃乗車していった!」

ほむら「私が本来乗るはずだった電車…駄目…もう間に合わない」

優花里「大丈夫ですⅣ号の機銃でQBを撃てば!」

みほ「駄目だって優花里さん他の乗客にも当たっちゃうから!」

ほむら「それにあいつは宇宙人で殺したって死なないから無意味よ、諦めなさい」

梓「電車…見えなくなっちゃいました」

ほむら「これでわかったでしょ、一般人が関わるには危険すぎる…今日の事は忘れなさい」

みほ「…会長ちょっといいですか…」

会長「なんだい西住ちゃん?」

みほ「私はこれからほむらさんと一緒に見滝原に行って一ヶ月後のワルプルギスの夜に備えます」

全員『えぇー!?』

会長「いいよ行っておいで学校の方はこっちでなんとかしといてあげるから」

全員『納得すんの早ッ!?』

柚子「会長!そんな危険な場所に西住さんを一人行かせていいんですか?こういう時は率先して
止めるのが会長の勤めでしょ!」

会長「いやだって西住ちゃんは一度言い出したら聞かない方だしさっきの話聞いた限りじゃQBも野放しにできないっしょ」

柚子「だけど…」

会長「それに行くのは西住ちゃんだけじゃなさそうだし…」

会長の視線の先にはみほ以外のあんこうチームの面子がいた

みほ「みんな…」

沙織「みほりん一人行かせるわけないじゃん!」

華さん「私たちも同行させて頂きます」

麻子「とりあえずおばあに許可取りたいんで明日まで待ってくれないか?」

優花里「西住殿が行くとこならたとえ火の中水の中…いえ地獄の釜の淵まで一緒に行ってみせますよ!!」

みほ「アハハ…そこまでしなくてもいいんじゃ…」

だがそこでほむらの当然の疑問が投げかける

ほむら「あなたたち正気なの!?今日の魔女戦やさっきのQBの話聞いたでしょ!それなのに何故関わろうとするの?」

誰も信じられない…そう思って生きてきたほむらにはありえない出来事だった

みほ「さっきも言ったけどほむらさんには助けられた借りがあるしそれにほむらさんも本当は誰かに助けてほしいんじゃないのかって思うんだ」

優花里「そうですよ戦車の履帯だって一人で直せるものじゃありません!けど協力し合えば履帯の修理だって朝飯前なんですから!」

沙織「優花里…それちょっと違くない?」

ほむら「戦車の履帯修理ってあんなの人力で修理出来るわけないじゃない…おまけに女子の力でってあなたたち握力どうなってるのよ!?」

麻子「野暮なツッコミはやめておけ」

華「ほむらさん、西住さんの事ですからあなたが断っても絶対付いていくはずですよならここはお互い協力なされては?」

ほむらは再度みほに尋ねた

ほむら「死ぬかもしれないわよ」

みほ「元より覚悟の上だよ」

ほむら「QBと契約なんかしたら私があなたを[ピーーー]わよ」

みほ「あんな話を聞いたら契約する気にはなれないから安心して」

ほむら「あなたが危険に陥っても私は助けてあげられないかもしれない…それでもいいの?」

みほ「ほむらさんを助けに行くんだもん、そんなあべこべな事態にはならないよ」

ほむら「最後に…勝手な事かもしれないけど絶対に死なないと約束してくれる?」

みほ「勿論!ほむらさんも怪我しないでね」

会長「そんじゃ交渉成立って事でいいね♪」

>>1、sagaじゃなくてsageになってますよ
あと、がルパンのssだったら『みほ「蒼いランタン光……」』がおすすめ
伍長がかっこよかった

沙織「そういえば一つ気になるんだけど…」

麻子「どうした?」

沙織「見滝原ってどこ?」

梓「あれそういえば見滝原ってどこなんだろうね?」

会長「小山、河嶋、見滝原なんて学園艦あったっけ?」

柚子「そんな艦は聞いた事もないですね?」

みほ「優花里さん知ってる?」

優花里「さすがの私も見滝原なんて戦車は知りませんね」

ほむら「あぁ見滝原っていうのはその…」

ほむらが言おうとしたその時あやが携帯でググっていた

>>64
さっき他のスレでレスしてたらそのままsageになってたの気づかずに…
すいません

あや「みんなわかったよ!見滝原っていうのは群馬県の街なんだって!」

全員『グンマー!?』

桃ちゃん「あの関東一ド田舎県で得体の知れない蛮族どもが蔓延る未開の土地グンマーだと!?」

あや「はいその群馬県です」

ほむら「おいコラ待ちなさい」

梓「群馬県って一年中とんでもない強風が吹雪いてるんだよね」

あゆみ「太田市と桐生市ってとこなんて土人しかいないって!」

桂利奈「夜10時以降に女の子が外を出歩いたら黒いハイエースに連れて行かれるんだって聞いたよ!」

優希「キャーやめて桂利奈ちゃんもう恐いから聞きたくないよー!!」

ほむら「いい加減にしないと私泣くわよ」

そう言うとほむらの目はもう涙目寸前になっており今にも涙腺崩壊しそうになった

沙織「やだもー!ほむらちゃん泣き出しちゃったじゃない…ハイハイもう泣かないでね」

ほむら「べ…別に泣いてなんか…」(別に見滝原で生まれ育ったわけじゃないのに何でこんな悔しい思いしなきゃいけないんだろ)

麻子「だが群馬県といえば海無し県だぞ、大洗の学園艦では直行できん」

華「学園艦の大きさじゃ利根川や荒川に入れませんからね」

翌日-
大洗駅にて
駅ホーム内にはあんこうチームの出発のために全チームが出送りに来てくれていた

ほむら「Ⅳ号を一緒に連れて行く事になるなんて…しかも貨物列車でなんて、学生がこんな大そうな設備使えるなんて
本当にこの世界はどうなってるのかしら?」

みほ「みなさんそれじゃ行ってきます」

沙織「お土産買ってくるからみんな楽しみにしててね」

麻子「なんとかおばあに反対されずにすんでよかった」

華「あの…みなさん遊びに行くんじゃないんですからね?」

優花里「それでは我々あんこうチームは見滝原防衛任務を全うしに行きます!」(敬礼

会長「じゃあみんなよろしく頑張ってね、先方にはもう話をしてつけておいたから
それとこれお土産ね、先方に渡しといてよ」

そう言ってダンボール一箱をみほに渡す会長

ほむら「いまいち緊張感に欠けるわね…まるで初めて遠出に挑戦する幼児を心配する親みたいだわ」

自動車部「あんこうチームさん、Ⅳ号の搬入完了しました!それと一ヶ月分の燃料や弾薬、修理パーツも入れといたので
ちょっとのトラブルも対処できるようにしときましたから」

みほ「自動車部のみなさんありがとうございます!」

ほむら(本当は私の盾を使えばわざわざこんな貨物列車を使わなくてもⅣ号の運搬簡単に出来るんだけど…)

つまんね

>ほむら(本当は私の盾を使えばわざわざこんな貨物列車を使わなくてもⅣ号の運搬簡単に出来るんだけど…)

教えたげてよwwww

機械操作魔法で使ったほうが無茶な起動も自由自在で装填手の腕も関係なく修理いらず、
とは今さら言えないほむら
押しが強いって大事なことなんだな

ほむらがブツブツ文句言ってるとまたもや紗希がほむらの顔を凝視した

ほむら「あなた…確か丸山さん!…今度は何よ?」

紗希「鹿目まどか、ループ、」

そして最後にこう呟く

紗希「救済の魔女…クリームヒルト・グレートヒェン」

ほむら「あなた一体どうして!?」

梓「紗希ちゃんどうしたの?」

他のうさぎさんチームの子たちが駆け寄ってくる

ほむら「お願い丸山さん!今の事は絶対に誰にも言わないで!いずれ時が来たら必ず私から説明するから…」

ほむらは紗希に硬く口止めした

みほ「ほむらさんどうしたの?そろそろ出発時間だよ」

ほむら「わかったわ…すぐ行く、お願いよ丸山さん」

そう言ってほむらはみほたちのもとに駆け寄った

>>70
>>71
ほむらちゃんが場の空気を読んであげてると思ってください

Ⅳ号を摘んだ貨物列車の発車時刻がやってきた、乗車するあんこうチームとほむら

柚子「みんな忘れ物はない?大丈夫?」

沙織「バッチリOKです!え~と携帯でしょ化粧道具でしょ勝負服と勝負下着でしょそれから…」

優花里「私も変装用のサンクスの制服に作りかけの戦車のプラモに愛用の西住殿抱き枕に…」

麻子「要らん物ばかりじゃないか」

ほむら「全部置いていきなさい」

華「ところでこの駅弁美味しいですね」モグモグ

沙織「ちょっと華!?まだ出発前だよ!!」

その光景を半ば呆れ気味に見守りつつみほはホームで出送りしてくれみんなに視線を移す

みほ「え~と…それじゃみなさん行ってきます!」

全員『あんこうチーム行ってらっしゃ~い、頑張って~ね♪』

ガタンゴトンガタンゴトン

貨物列車が動きだし一路見滝原に向かった、窓の外から力いっぱい手を振るあんこうチーム

笑顔で送り出す大洗女子一同だが紗希だけが浮かない顔をして明後日の方向を見ていた

紗希「救済の魔女…倒さないと世界が…滅びる…」

こうして戦いの舞台は大洗より見滝原に移る事になる―

丸山ちゃんの織莉子化がヤバイ

見滝原中学校―
会長の取り計らいによりみほたちあんこうチームはここ見滝原中学校に
一ヶ月間戦車道の指導を行うという名目でやってきた

和子「今日はみなさんに転校生…ではなく戦車道の指導に当たる方々をご紹介します
先日の戦車道全国大会で優勝なされた大洗女子あんこうチームのみなさんいらっしゃい」

みほ「え~と…どうも西住みほです…一応…大洗女子の隊長です…その…よろしく」

沙織「武部沙織で~す☆みんな!戦車だけじゃなく恋愛についても指導してあげるからよろしくね♡」

和子(指導してもらおうかしら…)

優花里「秋山優花里であります!装填手を担当してます戦車についてなら何でも聞いてください!」(敬礼

華「五十鈴華です、戦車道だけでなく華道にも興味ある方は是非とも私の元へお尋ねください」

麻子「冷泉麻子だ…よろしく…以上終わり」

(ここらか小声で会話)
ゴニョゴニョヒソヒソ

沙織『会長ったら取り計らったとか言って中学校の戦車指導って何よ!?ヤダモー』

華『仕方ありません、私たち学生ですから何の理由もなく一ヶ月も休学するわけにもいきませんし』

みほ『ていうか今頃気づいたけどほむらさんって中学生だったんだ…私たちよりも3つも学年が離れてたなんて…』

優花里『うちのうさぎさんチームよりも大人っぽいですからすっかり同年代かと思ってましたよ』

麻子『いやはや年下だったとは、今度から麻子先輩と呼ばせてやろう』

沙織『でもまあ改めて見るとほむらちゃん中学生な部分もあるよね』ジー

そういうと沙織はほむらの平たい胸元に視線をやった

ほむら(なにかしらとんでもなく失礼な事をされてる気がするんだけど…)

和子「みなさんどうかされましたか?」

みほ「あぁいえなんでもありません!ところでうちの生徒会長がみなさんにお土産があるとの事でしたのでお渡ししますね」

そういって先ほど会長に渡されたダンボールの中を開けてみた(ガサゴソ
出てきたのは宴会で優勝記念にとアンツィオ高校の隊長アンチョビから送られたアンチョビ缶が入っていた
(※わからない人はガルパンDVD6巻特典映像をご覧ください)
(ここから再び小声)
沙織『ちょっとこれ貰ったはいいけど結局誰も手付けなかったアンチョビ缶じゃないの!?ヤダモー』

麻子『しかも半額シールがまだ貼られてる…贈り物にするならせめて半額シールは外せ』

場所は変わって大洗女子高校生徒会室―

柚子「そういえば会長は西住さんにお土産持たせてましたけど何を渡したんですか?」

会長「例のアンチョビ缶だよ」

桃ちゃん「結局誰も手を付けずにいたあのアンチョビ缶ですか…先方に送り返せばいいじゃないですか」

会長「いやだってさ一度貰った物を送り返すの失礼っしょ、だからどっかで処分できないかなと思ってね」

柚子「もしかして会長が西住さんたちの見滝原行きを許可したのって…」

会長「勿論アンチョビ缶の処分に決まってんじゃん☆」

再び見滝原中学校―

(またも小声で)
沙織『どうしようこんな在庫セールの余り物出せるわけないじゃん!?』

華『けど今更引っ込めるわけにもいきませんし他に代用できるお土産もありませんよ…』

優花里『あわわ…さすがの西住殿もお困りです…こうなれば私の西住殿抱き枕をお土産代わりに!』

沙織『優花里それはもっと駄目だから!?』

ほむら(なんだかわからないけどそれには及ばないわ)カチッ

見かねたほむらが時間停止してアンチョビ缶を別の物に取り換えた

みほ(あれ?ダンボールの中身が別の物になってる?もしかしてほむらさんが…)

ほむら(みほ、ひとつ貸しよ)

和子「西住さんどうされました?」

みほ「え~とそれじゃこの…ガサゴソ最高級干し芋をどうぞ」

沙織『あれたしか宴会の時に会長たちがゲットした10万円相当の最高級干し芋じゃない!何でここに?』

ほむら(あなたたちが宴会してた時ちょっとくすねておいたのよ)

―――――――――――――――――――

会長「小山ー、私が宴会で頂戴した最高級干し芋どうした~?」

柚子「もう自分で食べちゃったんじゃないんですか?」

―――――――――――――――――――

さやか「まったく…バクバク…お土産が干し芋…モグモグ…なんてイバラギモンなんてカッペだよ」

まどか「さやかちゃん…ムシャムシャ…食べながら…パクパク…文句言うなんてお行儀が悪いよ」

仁美「お二人共ですわ、けどこの干し芋意外と癖になる味ですわね」

散々文句言いつつお土産の干し芋を頬張るまどかたち

さやか「それにしても武部さんと五十鈴さんだけどあのマミさんに負けず劣らずええ乳してますなぁ
戦車道やってると巨乳になれるんか?」

まどか「さやかちゃん発想がスケベ親父だよ」

仁美「隊長の西住さんと秋山さんも豊満な胸元ですわね、さやかさんの言う事もある意味適確かも」

ほむら「あなたたち…冷泉さんの胸元を見なさい、必ずしも巨乳になれるとは限らないわよ」

そういって麻子の胸元に視線を送るまどかたち (ジー

麻子「まったくもって不愉快な視線を感じるぞ」

沙織「そう?気のせいじゃない?」

華「私は羨望の眼差しで胸元を見られているような気がしますが」

教室内でそれぞれの雑談が交わる中みほが話を切り出す

みほ「それじゃみなさん外に出て戦車動かしましょう!」

クラス全員『いきなりー!?』

さやか「ちょっとちょっと車の練習じゃあるまいしまずは簡単な座学からじゃないの!?」

沙織「大丈夫だって、私らもいきなり実戦からスタートだったし…」(それで敵チーム全車撃破できた武勇伝は今は言わない方がいいかなビビらせるだけだもんね)

麻子「心配しなくても操縦なんてマニュアル見ればすぐ覚えられる」

華「さすがにそれはちょっと手厳しいのでは?」

優花里「実戦に勝る訓練はありません!みなさん我らがⅣ号の元にレッツラゴーです!」

まどか「レッツラゴーってなんだろ?」

みほ「優花里さんうさぎさんチームの口癖移ってるよ」

それからクラス全員が校庭に出て既に待機してるⅣ号の元に駆け寄った

男子A「おいこれが戦車だってよ」

女子B「なんか油臭~い」

男子C「でっけぇ砲塔だなおい!」

女子D「太くて黒くて固いなんて厭らしいわ」

沙織「男子と女子で感想が丸っきり違うんだけど…」

優花里「私が初めて戦車を見た時は感激して夜眠れなかったのですが」

華「全員が優花里さんみたく戦車狂いではありませんよ」

麻子「まぁ中学生なんてこんなもんだろ」

みほ「それじゃみなさん、どなたか代表してⅣ号に乗ってみませんか?」

さやか「いきなり戦車に試乗って中学生に何やらせる気なんだか…けど面白そうだよね
まどか!仁美!一緒に乗ってみよ!」

ほむら「待ちなさい美樹さやか、まどかにそんな危険な真似はさせられない…私も一緒に乗るわ」

こうしてⅣ号にまどか、さやか、仁美、ほむらの4人が乗り込む事になった

みほ「え~とほむらさんは知ってるけどあなたたちお名前は?」

さやか「どうもさやかちゃんで~す☆」

まどか「私は鹿目まどかです」

仁美「初めまして、志筑仁美です」

次に役割分担が決められた

さやか「私大砲撃ってみたいから砲手やるね!」

まどか「それじゃ私は運転手を…」

ほむら「まどかに戦車の運転なんて危険よ!間違いなく怪我をするはず!だから私がやるわ!
それに装填手もあんな重たくて危険な砲弾を持たせるわけにはいかないのでまどかは通信手にしなさい!!」

まどか「うぅ…ほむらちゃん過保護すぎるよ」

仁美「それでは私は残った装填手を担当しますわ」

各員の配置も決まりまどかたちはいよいよⅣ号を試乗する事になった

>仁美「それでは私は残った装填手を担当しますわ」

腹パンの妙技で砲弾が装填されるのか・・・

―――――――――――――――――――

一時間後まどかたちの初の戦車体験は散々な結果に終わった

ほむらは発進時のクラッチ操作だけで10回近くもエンストしアクセルとバック操作を逆に行うという初歩的ミスを
何度も繰り返してしまった

仁美は装填時の薬莢をⅣ号車内に落としてしまいただでさえテンパっていた操縦手のほむらをパニックに貶めてしまった

最後にさやかは本来当てるはずであった射撃の的にではなくどういうわけだか二宮〇次郎象に命中させてしまい校長室に呼び出しを喰らった

麻子「酷い有様だな」

沙織「言っちゃ悪いけど私たちの時とは大違いだわ…」

ほむら(魔法さえ使えれば戦車なんて簡単に動かせたのに…さっきだけでソウルジェムの濁りが凄い事になってしまったわ…暫く戦車なんか見たくもない)

仁美「私が車内で薬莢を落とさなければ…暁美さんゴメンなさい」

まどか「結局私何もせずに終わっちゃった…そもそも通信って戦車一台しかないのに何処と通信すればいいんだろ…」

華「校長室に呼ばれたさやかさんはいつ帰ってくるんでしょう?」

みほ「え~とみなさんお疲れ様でした…まぁ最初は誰でもあんなものですから次頑張りましょう!」

みほの微妙なフォローの締めで初日の指導は終了した


放課後―

Ⅳ号の整備をするみほたちあんこうチーム
その合間に雑談をしていた

華「それで結局さやかさんはどうなったのでしょうか?」

麻子「なんでも反省用紙千枚提出ですんだそうだ」

みほ「それは…ご愁傷様…」

優花里「けど私たちみたくピンクのタイツ着てあんこう踊りしながら町内周るよりはマシだと思いますよ」

沙織「あれ?Ⅳ号の無線に応答が入ってる?なんだろ」

「…Z…ザザ…こち…暁美ほむら…Ⅳ号…誰か応答して」

みほ「ほむらさん!?沙織さん代わってください、ほむらさん今何処にいるんですか!?」

ほむら「見滝原…病院…急いで…魔女が…」

沙織「ゴメンみほりん…無線が途切れた…」

みほ「みんな急いでⅣ号に乗って!ほむらさんを救出しに行きます!!」

あんこうチーム『了解!』

公園前、そこには砂場で遊ぶまどかの弟たっくんと父である鹿目知久が居た

たっくん「パーパー、パーパー!せーしゃ、せーしゃ!」

砂場で戦車の落書きを描くたっくん

知久「うんそうだね上手に描けてるよ」

なおも続けて『せーしゃ、せーしゃ』と連呼するたっくん

知久「わかったわかった、そんなに騒がなくても大丈夫だって」

その時戦車と言い続けるたっくんに呼応するかのように背後からとんでもない振動を感じた

ドドドドドドド

恐る恐る知久が視線を送るとそこには本当に戦車が来てた

みほ「すみません!見滝原の病院ってどこにありますか?」

戦車の中から出てきた女子高生が出てきてさすがに驚いたが一応方角を指差しておいた

みほ「どうもありがとうございます、麻子さん急いで!」

沙織「あれもしかしてヤンパパさんですか?初めまして私武部さお…ちょ…ちょっと自己紹介位させてよ!?」

そう言って戦車は全速力で過ぎ去っていった

知久「な…なんだったんだ?

たっくん「せーしゃ、せーしゃ」

さすがにちょっと訂正
戦車の中から出てきた女子高生が出てきてさすがに驚いたが一応方角を指差しておいた×

戦車の中から出てきた女子高生にさすがに驚いたが一応方角を指差しておいた〇

見滝原の街中を突き進むⅣ号、その姿は多くの人々に目撃された

喫茶店にて

織莉子「それでね私はお父様に代わって救世を成し遂げようと…(ドドドドドドド)キャアッ何この振動!?」

キリカ「コラー!そこの戦車!よくも織莉子との幸せなひと時を邪魔したな!愛は無限に有限なんだぞ!!?」

交差点にて

杏子「よしゆま、私が当たり屋やるからお前は『キャーひき逃げ!』て叫ぶんだぞ」

ゆま「わかったよ杏子、けど怪我しちゃ駄目だよ…」

杏子「ガキがいらねえ心配すんな!よしいくぞ(ドドドドドドド)何だこりゃ!戦車じゃねーか!?」

ゆま「キャーひき逃げ!」

Ⅳ号車内

沙織「気のせいかな…さっきから街中が騒然としてるよ」

華「見滝原では戦車道はやってませんから住民の方々は戦車を見慣れてないんじゃ?」

麻子「果たしてそれだけなのだろうか…」

みほ「見えた!前方見滝原病院…あれは魔女の結界!?麻子さん構いませんこのまま突っ込んでください!!」

麻子「了解した」

駐輪場付近の自転車をなぎ倒しⅣ号は魔女の結界に突入した

魔女の結界内に突入したⅣ号は光るりぼんに拘束されているほむらを発見した

みほ「ほむらさん待ってて今すぐ助けるから!」

ほむら「私の事は良いからすぐにこの奥の魔女を倒しに行って!」

みほ「けど…」

ほむら「この拘束は簡単に解けないわ…ぐずぐずしないで時間がないの!」

みほ「わかりました、華さん機銃でほむらさんを拘束してる周りを撃ってください!間違ってもほむらさんには当てないで」

華「わかりました」
ガガガガガ

機銃の発射によりほむらの拘束が解除され同時にⅣ号に乗り込むほむら

ほむら「ちょっと…いくらなんでも生身の人間相手に機銃を向けないで…生きた心地がしないわ」

みほ「ごめんなさい…時間がないって言うからつい…」

その頃魔女の結界最深部では巴マミと魔女シャルロッテの戦いが繰り広げていた

マミ「体が軽い……!こんな幸せな気持ちで戦うの初めて……!もう何も恐くない……!」

ここまでの道中まどかとの魔法少女コンビ結成で巴マミは意気揚々となりながら使い魔や魔女と戦っていた

マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて貰うわよ!ティロ・フィナーレ!!」

さやか「やったぁ!」

ティロ・フィナーレにより誰もが巴マミの勝利を確信した次の瞬間シャルロッテの第2形態が現れ
巴マミの頭部をかみ砕こうとした

シャルロッテ「ガブッ」

まどか&さやか「マミさん!?」

マミ「あれ?私…生きてる?」

不思議がるマミ、シャルロッテを見ると…

シャルロッテ「グギャァァァァァァ」

シャルロッテの大きな口の中にⅣ号が突入していたのだ

マミ「せ…戦車!?」

さやか「あの戦車ってたしか!」

まどか「間違いないよ今日私たちが試乗した戦車だ!?」

QB(あれは大洗で見かけた戦車…あの子たち追ってきたのか)

なんか超展開になってきたな
出演ほむらとQBだけじゃなかったのかよ!

麻子「なんとか間に合ったな」

ほむら「けどここまで来るのに時間停止を連発して使ったから私の魔力はもう限界…」

いくらⅣ号の全速力でも所詮40kmが限界なのでほむらの時間停止を使いマミが食べられる瞬間に間に合わせたのだ

沙織「間に合ったはいいけどこの後どうすんのよ!私たち一応食べられてんだけど」

優花里「大丈夫心配ありません、厚さ35mmの装甲に加え黒森峰戦に備え追加された増加装甲+カーボンで
コーティングされているこのⅣ号をかみ砕けるわけが…」

優花里が説明を続ける最中に車内で…ミシ…ミシ…と誰もが不安になる物音がした

ほむら「魔女を侮らないで!こいつらはあなたたちの想像をはるかに超えてる化け物なんだから戦車位
かみ砕いても不思議じゃないわ!」

みほ「華さんこのまま75mm砲を撃ってください!」

華「けどこんな零距離ではこちらもただではすみませんけど…」

みほ「構いません!ここで死ぬよりはマシです」

華「了解です、既に標準を付けなくても狙いは十分…発射!」

ドカーン

Ⅳ号の砲塔は既にシャルロッテの口内深くに飲み込まれておりそこから砲弾が発射されればさすがのシャルロッテもただではすまなかった

シャルロッテは大爆発を起こしⅣ号はシャルロッテの拘束から解放されそのまま魔女の空間も消滅した

ほむほむ、大戦時代の骨董品って……旧ソ連のT‐34は、中東やアフリカでは90年代半ばまで現役だぞ

御菓子と戦車ガンカタ! 本当に大戦時代の様相と化してる

さやか「ここは…元の病院…?」

まどか「私たち助かったんだ…あ、そうだマミさん大丈夫ですか!?」

マミ「私は…大丈夫…平気よ…けどあの戦車は一体何なの?」

ほむら「今日から戦車道の指導に来てくれた大洗女子高校の子たちよ」

そう言いながらほむらとあんこうチームの面々がⅣ号から降りてきた

マミ「暁美さん!あなたあの拘束を自力で解いたの!?…それにあなたたちは?」

みほ「初めまして巴マミさん、私たちは大洗女子高校のあんこうチームです」

そしてあんこうチームとマミが各々自己紹介をし終えた直後それは起こった

ガッシャーン

沙織「何この音!?」

華「大変!Ⅳ号の砲身が折れてます!」

優花里「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!プラウダ戦に備え変更された長砲身の43口径75mm砲がぁぁぁぁぁ」

そう絶叫した直後優花里は口から泡を吹き出し気絶した

みほ「やっぱりさっきの魔女に噛まれたのが直接的な原因か…それに零距離射撃…こちらの被害も大きかった…」

沙織「まぁまぁみほりん誰も怪我してなかったし良しとしなきゃ」

麻子「だが砲身が折れたとなれば私たちでは修理できん、それこそ自動車部じゃなければ無理だぞ」

華「ですが今から大洗に帰っても学園艦は海上ですよ、次の大洗港に入港するのは1週間後のはずじゃ」

打つ手無しかと思ったその矢先『あいつ』が解決策を持ってきた

QB「やぁあんこうチームのみんなお困りのようだね」

あんこうチーム「ゲッ…QB!?」

あんこうチーム全員がQBの顔を見てわかり易いほど不快な顔をした

QB「そんな顔をしないでほしいな、僕はキミたちに解決策を提供したいのに」

麻子「一応聞いてやる、言ってみろ」

QB「勿論僕と契約して…グチャッ」

QBが言い終える前にほむらがQBを踏み潰した

ほむら「わかってると思うけどQBと契約なんかしたら…」

みほ「うんわかってるから…ただ聞いてみただけだよ」

マミ「とりあえずお礼がしたいのでうちに来ません?お茶くらいお出ししますから」

沙織「ラッキー!ねぇみんな行こうよ♪」

みほ「そうだね、気絶した優花里さんをこのままにしておけないし」

麻子「この折れた砲身はどうする?」

ほむら「それは私の盾に収納するから問題ないわ」

そう言いながら先ほどⅣ号の折れた砲身を盾に収納するほむら

華「まぁ便利な盾ですね」

沙織「すっご~い!ドラ〇もんの四次元ポケットみたい!」

みほ「それじゃ行きましょうかみなさんⅣ号に乗ってください」

まどか&さやか『え?』

ドドドドドド

マミのマンション到着

さやか「うぅ…いくら場所がないからって私ら戦車の上に乗らなきゃいけないなんて…」

まどか「絶対近所の人たちに顔見られたよ…もう明日から恥ずかしくて表出れない…」

みほ「ゴメンね二人とも、さすがにⅣ号じゃ9人も入りきらないの」

マミ「あら、私は結構楽しかったわよ」(Ⅳ号最上部のハッチの上でもう何も恐くないのポーズをとりながら

優花里「う…うぅ~ん…」

みほ「あ、優花里さん気が付いた?ここはマミさんのお部屋だよ」

優花里「おぉ…起き抜けに我が女神西住殿のお顔を拝見できるとは私は幸せ者であります!」

沙織「優花里ったら大袈裟過ぎだよ」

優花里「ところで先ほどⅣ号の砲身が折れ曲がるという悪夢を見て不覚にも魘されてしまいまして…」

ほむら「それは現実よ」(盾からⅣ号の折れた砲身をチラリと見せる)

優花里「うんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」バタリッ

まどか「優花里さんまた気絶しちゃった…もうほむらちゃん虐めすぎだよ」

みほ「気にしないでいつもの事だから」

マミ「お待たせダージリンティーよ、今日はいい茶葉が手に入ったの」

さやか「おぉマミさん待ってました☆」

沙織「うわぁお洒落なカップ♪」

華「こちらのケーキも美味しそうですね♪」

全員「それじゃいっただきま~す!」

マミ「暁美さんに大洗のあんこうチームさん、さっきは助けてくれてありがとう」

ほむら「礼には及ばないわ、これで私の言う事を少しは信じてくれればありがたいんだけど」

マミ「えぇ…けどまずはあなたがQBを襲う理由は話してくれれば納得するんだけど…」

(小声で)
みほ『あの…ほむらさん、マミさんはQBが嘘ついてる事知らないの?』

ほむら『ええ彼女は何も知らない、仮に真実を話したとしてもそれに耐えきれなくなって発狂するのがオチよ』

麻子『なら肝心の事はボカしてとりあえずQBがやばいヤツだと伝えておけばいいだろ』

ほむら『けどそんな事どうすれば…』

沙織「そこは私に任せて♪ねぇマミちゃん、QBってマミちゃんが死ぬ思いしたってのに助けてくれなかったんだよ?
そんな男の事信用できるの?」

マミ「けどそれは…QBはあんなゆるふわなマスコットキャラな姿だから戦えないし…」

沙織「でもでも男だったらさ女の子のピンチに体張って守るの当然じゃん!マスコットキャラとか戦えないとか関係ないよ!」

女の子の危機に助けにすら来ない男は最低だと詰る沙織、これに同調するまどか

まどか「わかる気がします…マミさんがあの魔女に襲われそうになった時QBたらすぐに私たちに契約を持ちかけてマミさんの事心配しようともしなかったし…」

沙織「だよね!QBって絶対マミちゃんの事を金づるにしか思ってない超最低な紐男だよ!あんな男とはすぐに別れた方がいいって!!」

ほむら(その言い様だとまるでマミとQBが恋人みたいな感じになってるんだけど…とりあえずこれでマミが説得に応じてくれば…)

マミ「け…けどQBは私が事故にあってから今までずっと支えてくれたたった一人の友達だし…」

みほ「お友達だったらもう私たちがいるじゃないですか」

マミ「!?」

みほ「だってもう私たちお友達でしょう?」

マミ「みほさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

マミは年甲斐もなく全員の前で号泣してしまった、今まで築いてきた年上としてのそして魔法少女の先輩としての威厳は最早そこには無かった

マミ「びぇぇぇぇぇぇ!私本当は恐かったの!パパとママは死んじゃって頼りになる大人は誰もいないし!QBは無表情
だから正直何考えてるかわかんないし!佐倉さんはいなくなっちゃうし!」

みほ「よしよしもう大丈夫だからね」

マミをあやすみほ、だがタイミング悪く…

優花里「ムニャムニャ…ふぁ~ぁお早うございます秋山優花里ただいま起床しました!(敬礼)…って西住殿が他の女性と抱き合ってる!?」

思わずみほとマミを引き離そうとする優花里を身体を張って静止する沙織とほむら

沙織「優花里ちょっと今いいとこだから邪魔しないであげてね!」

ほむら「ごめんなさい…けどこれでマミが私たちの味方になってくれれば…」

優花里「うがぁー!私の西住殿から離れろー!?」

華「あらあら三角関係ですね興味津々です♪」

麻子「茶化すな悪趣味だぞ」

さやか「けど私は女子が男を守るってのもありだと思うんだけどな、今の時代女子も強くなきゃ駄目でしょ」

せっかくいい雰囲気になってたのにそこにさやかがいきなり水を差してきた
全員が「お前空気嫁よ」という視線をさやかに送った

ほむら(この馬鹿さやか!いい加減にしなさい!)

華「ところでさやかさん、反省文千枚の提出明日じゃないんですか?早く書かないと間に合いませんよ?」

さやか「ゲッ!?そうだったありがと華さん!それじゃ私先帰るわじゃーね」

ほむら(ナイスフォローよ華!)

思わずグッドポーズするほむら

まどか(さやかちゃん…マミさんの安否よりも反省文の方が大事って…薄情だよ…)

ほむら「それが美樹さやかという生き物の実態よ、いい加減学びなさいまどか」

10分後ようやく泣き止んだマミ

マミ「ごめんなさい…変なとこ見せちゃってみほお姉ちゃん」

みほ「いえ大丈夫ですよ…ってみほお姉ちゃん!?」

マミ「だって年上でしょ?お姉ちゃんでいいじゃない」

沙織「そういえばこの子私たちよりも2つ年下だっけ?ふーむそうは見えないわね」

そう言いながらマミの胸元に視線を送る沙織

華「沙織さんそのいやらしい視線は失礼だと思いますよ」

ほむら「何でみんな他人を推し量る時胸元に視線を送るのかしら?憎たらしくなるわ」ヘイターン

遠い目をして呟くほむら

まどか「そうだよね…他人のおっぱい見るのってすごい失礼だよね」マナイターン

麻子「同意する…」ペッタンコー

同じく遠い目で呟くまどかと麻子

みほ「ところでマミさん…ひとつ聞きたい事があるんだけど」

マミ「なあにみほお姉ちゃん?」

みほ「おねえ…(恥ずかしいなぁ)いえマミさんて聖グロリアーナ女学院に親戚とかいる?」

マミ「いないけどどうして?」

みほ「なんでもないのただちょっと知り合いにマミさんと似てる人がいたから」

沙織「そういえばマミちゃんが紅茶飲んでるところグロリアーナのダージリンさんに似てるよね」

華「ええ本当に、私もダージリンさんと姉妹じゃないかと思ってました」

一方その頃聖グロリアーナ女学院では―
ダージリン「ヘックション!」

オレンジペコ「風邪ですか?」

ダージリン「こんな諺を御存じ?馬鹿は風邪を引かないってね」

ペコ「日本の諺ですね、ご自分が馬鹿だと仰ってるんですか?」

うーん
キャラ愛が感じられない

再びマミの部屋―
楽しいひと時が過ぎいつの間にか辺りは真っ暗になった

まどか「もうこんな時間だ!早く帰らないとパパに怒られちゃうよ」

ほむら「それじゃ私が送っていくわ」

みほ「じゃあ私たちもそろそろ帰ろうか」

沙織「そういえば帰るっていっても私らどこに寝泊まりすんの?」

みほ&優花里&華&麻子「え!?」

みほ「会長がホテルとか下宿先用意してくれてるわけじゃないの!?」

華「そういえば会長さんから何も聞いてませんが」

麻子「兎に角電話して聞いてみろ」

沙織「もしもし会長!私ら今夜何処に泊まれば…え…嘘…マジですか…」

顔面蒼白になる沙織、恐る恐る聞いてみるみほ

みほ「あの…どうかした…沙織さん?」

沙織「急だったから私らが泊まるとこ考えてなかったって…マジでありえないんだけど…」

みほ「どうしよう…最悪これから暫くⅣ号の中で寝泊まるする事になるかも…」

QB「やぁキミたちお困りのようだね、僕と契約すれば今夜の寝床位あっという間に確保でき…グシャッ」

言い終える前にほむらに踏み潰されるQB

ほむら「仕方ないわね私の家に来なさい、どうせ一人暮らしだしあなたちを泊めても誰にも文句言われないわ」

優花里「えぇー!?私は戦車泊でもいいのに!!」

沙織「ちょっと優花里!?こういう時はご厚意に甘えるもんだよ!!」

華「そうですよ、年頃の女の子が一ヶ月もお風呂に入らないなんて不潔すぎます」

優花里「戦場では一ヶ月くらいお風呂に入らないのは常識ですよ?」

みほ「今は戦時下じゃないから落ち着こうね…」

麻子「それに戦車の中は固くて寝心地が悪い」

沙織「麻子この前戦車の中で爆睡してたじゃん!?」

ほむら「どうするの?泊まるのか泊まらないのかはっきりしなさい」

沙織「泊まる!泊まるから!一ヶ月も車中泊なんて冗談じゃないからね!」

こうしてあんこうチーム全員ほむらの部屋に泊まる事になった

マミ「みんな暁美さんのとこ行っちゃうの?私のとこに泊まってくれてもいいのに…」

みほ「ゴメンなさい、私たちまだ学校に荷物置いてきたままだしⅣ号の修理もしなきゃいけないから」

華「また次の時に来るから安心してください」

沙織「それよりもマミちゃん今日の事忘れちゃ駄目だかんね!あんな男(QB)とはすぐに別れちゃいなさい!」

マミ「けどいきなり追い出すのはちょっと酷いんじゃ…」

沙織「ダメダメ!ああいう男はこっちが優しくなるとそこに付け込んできて性質が悪いんだから!」

ほむら「そうねQBなんかの事を信じちゃ駄目よ、勿論まどかも今後QBの言う事を何ひとつ聞いちゃ駄目…もしも
契約したらあなたは必ず不幸になる…」

まどか「ほむらちゃん…それってどういう事なの?」

QB「まどか、その疑問を知りたければ僕と契約して魔法少女に…グシャッ!ポイ」

懲りずに契約を迫るQBを踏み潰しベランダから投げ捨てるほむら

マミ「ちょっと暁美さんここ何階だと思ってるの!?QB死んじゃう!!」

ほむら「大丈夫あいつは殺したって死なないしあなただってあいつを追い出す事に賛同したばかりじゃない」

沙織「そうそうこういうのは勢いが肝心なんだから!」

こうしてマミのマンションを後にしまどかを家まで送るほむらとあんこうチーム

まどか「ただいまー!ごめんなさい遅くなって」

詢子「まどかアンタこんな時間まで何処に…って何コレ!?」

まどか「えへへ…今日からうちの学校で戦車道の授業があるから乗せてもらったんだ」

知久「どうしたのママ…ってさっきの戦車じゃないか」

沙織「あー!さっきのカッコいいヤンパパさん♡どうも私まどかちゃんに戦車道を教えてる武部さお…ってちょっと!?」

ブロロロロロロ

沙織が言い終える前にⅣ号が発進した

沙織「何で自己紹介くらいさせてくれないのよ!?」

みほ「だってこんな狭い住宅地でいつまでも戦車を路駐させられないよ」

ほむら「さっさと帰るわよ、こんな戦車でうろついてたら悪目立ち過ぎるわ」

鹿目宅を後にし見滝原中に戻るⅣ号、その道中ある二人組が待ち構えていた
思わず停車するⅣ号

麻子「おい前方に誰かいるぞ、危ないから退けてくれ」

Ⅳ号のハッチから顔を出し呼びかけるみほとほむら

みほ「あの、戦車が通るんで避けてもらえますか?」

ほむら「あの二人…まさか!?麻子すぐに逃げて!!」

ほむらがそう叫んだ直後先ほどの二人組の一人が攻撃を仕掛けてきた

ドガンッ!

沙織「ちょっと一体なんなのよ!敵は魔女だけじゃなかったの!?」

ほむら「この二人は…間違いない美国織莉子と呉キリカ!何で二人がここに!?」

華「お知り合いの方なんですか?それじゃ攻撃をやめるよう説得してくれませんか」

ほむら「無理よ…あいつらは敵だしこの時間軸じゃまだ知り合ってすらいないんだから」

沙織「敵?時間軸?何言ってんのよヤダモー!?」

優花里「西住殿攻撃を!このままじゃⅣ号といえど撃破されてしまいます!」

みほ「けど相手は人間だし迂闊に攻撃するわけには…」

Ⅳ号に斬撃を与え続けるキリカ、その表情は鬼気迫るものだった

キリカ「聞こえるか戦車!よくも私と織莉子の愛の一時を邪魔してくれたな、その罪万死に値する!!」

織莉子「暁美ほむら…まさかこんなところで出会うとはこれも運命かしら?それにしてもあの戦車はネットで
お知り合いになったねこにゃーさんから聞いたけどこの前の全国戦車道を勝ち抜いた戦車と形が同じような…けど
そんな戦車が何でこの見滝原にいるのかしら?」

沙織「ちょっとあっちのショートヘアの子なんかすんごい怒ってるけど私ら何かした!?」

麻子「この街に来てから恨みを買うような真似はしてないはずだが…」

みほ「今のⅣ号はさっきの魔女戦で75mm砲が使えないし機銃なんか撃ったらあの子たちに大怪我を負わせちゃうしこうなれば…
麻子さんクラクションを鳴らしてください!人が集まればあの子たちも引いてくれるはずですから!」

麻子「了解した」

ヴー!ヴー!ヴー!

キリカ「ちぃッ!騒音を撒き散らして近所迷惑じゃないか!」

ほむら「自分たちから仕掛けておいてよく言うわ」

優花里「あの西住殿…これだけクラクション鳴らしているのに各家が不気味なくらい音沙汰ないのですが…」

織莉子「私たちも愚かじゃありません、事前にこの辺りの住民を撤去させておきました…彼女たちの力を借りてね」

杏子「よっと待たせたな織莉子ここいらの連中は全員公民館に移動させたぜ、幻惑魔法を使えば一発だかんな」

ゆま「ゆまも頑張ったよ褒めて褒めて♪」

ほむら「佐倉杏子!それに千歳ゆまもどうしてここに!?しかも美国織莉子と手を組んでるなんて…」


思わぬ伏兵に驚きを隠せないほむら、何故織莉子たちの味方をするのか尋ねてみると

杏子「そこの戦車が私の事ひき殺そうとしたんだ!やり返すのは当然だろうが!!」

沙織「ちょっとあの子何言ってんのよ!?私らそんな事してないからね!!!!」

杏子「とぼけんな!私の当たり屋を邪魔しやがっておかげで稼げなかったじゃねーか!」

麻子「酷い言い掛かりだな」

みほ「群馬の子ってみんなああなのかな?」

ほむら「私は違うわ…」

杏子「オラー!御礼参りしてやっからさっさと出てきやがれ!」

キリカ「今なら苦しまずにあの世に送ってあげるよ」

沙織「なんなのあの子たち!人の命を何だと思ってんのよ!!?」

華「どうしましょう…こちらは75mm砲は使用不可、機銃を使えばあの子たちが危険だしかといって人を呼ぶ事も出来ないのでは
打つ手がありません」

優花里「そうだマミ殿に救援に来てもらえれば!」

ほむら「無理ね、マミのマンションからここまで歩いて30分…変身して駆けつけてもそれまでにこの戦車がスクラップになってるはずよ」

みほ「そういえばほむらさんさっき折れた砲身を盾に入れてたけどもしかして…ゴニョゴニョ」

ほむら「それは可能だけど…けどそれが何だというの?」

麻子「おい攻撃が激しくなってきたぞ…このままじゃもたない…」

ドガッ!ズバッ!ドゴンッ!

キリカと杏子の斬撃、ゆまのハンマー、そして織莉子の水晶玉を使ったオラクルレイの攻撃でⅣ号は走行不能寸前に陥った


沈黙するⅣ号、再度警告を促す織莉子

織莉子「これが最後の警告です、降りてきて楽に殺されるかそれとも戦車の中で死ぬかどちらか選びなさい」

杏子「おいちょっと待て!何も殺さなくてもいいだろ…私はちょっと御礼参り出来れば十分だし…」

キリカ「佐倉杏子、キミの意見なんか聞いてないよ…さぁどうするんだい?本当に戦車の中で死ぬ気か!?」

Ⅳ号のハッチが開きみほが出てきた

みほ「大洗女子隊長西住みほです、先ほどの警告に返答します…私たちは殺される気はありません!」

キリカ「何それ?答えになってないんだけど…面倒だ…キミたちもう死んでいいよ!」

そう言いながらみほに斬りかかるキリカ

みほ「今です!もくもく作戦もくもく始め!!」

みほの号令と同時にⅣ号から煙幕が出て辺りが煙で充満した

杏子「ゲホッゴホッ!何だこりゃ周りが見えねえぞ!?」

ほむら「ついでにこれも喰らいなさい!」
そう言いながらほむらはスタングレネードを投げつけた

織莉子「何これ!?何も見えないし…聞こえない!!?」

みほ「すぐにここから離脱します麻子さん急いで!」

麻子「了解」

急速発進するⅣ号、なんとか対処しようとするキリカと杏子だが辺りが見えないとあってはどうしようもなかった

キリカ(落ち着くんだキリカ…こういう時は五感に頼らず第六感シックスセンスを使うんだ!燃え上がれ私の小宇宙!!)

その時キリカの背後から物音がした

キリカ「そこだ喰らえ!」ズバッ

???「きゃぁっ!」

キリカ「どうだ戦車女、舐めた真似なんかするからこうなるんだ!あの世で自分の選択を後悔するんだね」

同じくゆまも煙幕の所為で辺りが見えなくなっていた

ゆま「杏子どこ~?」ブロロロロロ

ゆまの近くを戦車が通る音が聞こえた

ゆま「これさっきの戦車の音だ!倒したら杏子に褒めてもらえるよ!タァ~!!」ボカッ

??「うぎゃー!」

ゆま「やった倒せた♪」

辺りがようやく晴れて一面を見渡すと二人は凄惨な光景を目にした

Ⅳ号を倒したと思ったが倒れた場所にいたのは織莉子と杏子だった

急いで杏子と織莉子の元に駆け付けるゆまとキリカ、二人から事情を聞くと…

キリカ「織莉子大丈夫かい!?こいつは酷い…一体何があったんだい?」

織莉子「煙で周りが見えなくてそしたら背後からいきなり誰かに斬りつけられた気がするわ…」

一方杏子は

ゆま「杏子すぐに治してあげるからね!けどどうしてこんな目にあったの?」

杏子「煙で何も見えなくなったと思ったら誰かにいきなり変なモン持たされて…」

そういって杏子が持っていたのは戦車の走行音が入ったICレコーダーだった

杏子「そんでその後いきなり殴られて…痛てて…」

キリカ「おのれあの戦車女よくも私の織莉子を傷物にしてくれたな!何処へ行った!?」

だが辺りを見回してみても最早そこに戦車は見当たらなかった

キリカ「まだそんなに遠くに行ってないはずだ!すぐに追いかけよう!」

そういって4人の魔法少女たちはすぐにその場から立ち去って行った
彼女たちが去った後一人の少女が隠れていた場所から出てきた

???「やっと行ってくれたわね、みんなもう出てきて大丈夫よ」

そういって出てきたのはみほたちあんこうチーム…彼女たちは如何にしてこの危機を潜りぬけたかというと…

数分前煙幕を撒いた直後―

みほ「麻子さんすぐに停車して!」

麻子「了解」

みほ「沙織さん今の走行音ICレコーダーに録れた!?」

沙織「バッチリだよみほりん!」

みほ「それじゃみんなすぐにⅣ号から降りてください!降りたら煙を避けてあの建物の中に避難して!」

急遽Ⅳ号から降りるほむらとあんこうチーム、だが優花里がⅣ号の事を危惧した

優花里「けどⅣ号はどうすれば!?」

みほ「大丈夫、ほむらさんお願い!」

ほむら「わかったわ」

そう言いながら盾にⅣ号を収納するほむら

沙織「そっかこの手があったんだ!」

ほむら「感心してないで早く非難して」

沙織「けどこのICレコーダーは何に使うの?」

みほ「それは…ちょうどいいところに居てくれた…貸して!」

そういって煙幕の中に入ってくみほ

優花里「西住殿危ないですよ!?」

だが優花里が心配するまでもなくすぐにみほは煙幕の中から出てきてみんなが隠れている建物の中に入った

ほむら「危ない真似しないで、けど何しに行ったの?」

みほ「あのICレコーダーを最大音にして近くにいた適当な子に渡したの…あれを聞いた子がうまくいけばこれで同士討ちを
起こしてくれるはずだから」

みほの言う通り煙幕が晴れるとキリカが織莉子を、ゆまが杏子をあの煙幕の中で同士討ちしていたのだった

麻子「おお本当に同士討ちしてるぞ」

優花里「西住殿の作戦通りです!さすがは西住殿であります!!」

ほむら「シッ、黙りなさい!気付かれるわよ」

みほ「あとはあの子たちがここからいなくなるまでここで待っていよう」

―――――――――――――――――――

織莉子たちがいなくなりみほたちは急いで見滝原中に行き必要な荷物を持ってすぐにほむら宅に向かった

ほむら宅―

沙織「ようやく着いたぁ…」

華「尾行されないために目立たない様に行動しなければいけないから戦車を使わず徒歩でしたからね」

麻子「もう駄目だクタクタだ…寝るぞ…布団は何処だ?」

沙織「ていうか何この部屋?変な資料とパイプ爆弾の材料しか置いてないじゃない…これ本当に女の子の部屋?」

一方みほ、ほむら、優花里はⅣ号の被害状況を見ていた

みほ「うん大丈夫、これ位の傷なら私たちでもなんとかなるよ」

優花里「ですがこの折れた長砲身…43口径75mm砲は私たちではどうする事も出来ませんよ…ほむら殿の魔法で直せませんか?」

ほむら「悪いけど私の魔法では機械は動かせても直す事は出来ないの…ゴメンなさい」

みほ「やっぱり大洗に戻って修理するしか…けどさっき華さんが言ってたけど学園艦は今海上だし…」

優花里「自動車部の方々が予備の砲身を準備してくれてればいいんですが」ガサゴソ

見滝原に来る際自動車部が用意したⅣ号の補給品類を調べる優花里、すると…

優花里「西住殿!ほむら殿ありましたよー!!」

ほむら「あったってまさか砲身の予備パーツが!?」

優花里「ハイこちらです」

それはアンツィオ戦までⅣ号に使用されてた短砲身の24口径75mm砲であった

みほ「でも何でこれがここに?…あ、なんか手紙が付いてる」

『こんな事もあろうかと予備に前まで使ってた短砲身の24口径75mm砲を用意しておいたよ、手軽に付け替え出来る仕様にしといたから
換装は難しくはないからね by自動車部ナカジマ』

優花里「ナカジマ殿…この様な事態を想定して用意してくれたとは私感激しました!」

ほむら「戦争で勝つには優秀な兵士より有能な技術官が鍵という事かしらね」

みほ「ほむらちゃんたら…けどこれでⅣ号の修理が出来る!」グゥ~

みほ「アハハ…安心したらお腹空いちゃった…」

ほむら「悪いけどうちにはまともな食料が無いわよ…カ〇リーメイトやウ〇ダーinゼリーくらいしかないから」

沙織「みんなご飯出来たよ、早く来てー」

そう言った矢先沙織が晩御飯が出来たと呼んできた
食卓に行ってみるとそこには御飯にお味噌汁、肉じゃがが出来上がっていた

みほ「うわぁ美味しそう♪」

華「これ全部沙織さんが作ってくださったんですよ!私はお花を生けただけですが…」

ほむら「けどこの食材どうしたのよ?うちには肉じゃがの材料どころか白米だってないのよ!?」

沙織「すぐそこのスーパーで買ってきたに決まってるじゃん、自炊できる女はモテるっていうしね♡」

ほむら「緊張感が無いわね、ここだって織莉子たちに見つかる危険があるというのに…」(自炊する女はモテるか…私も自炊出来たらまどかに…)

麻子「兎に角腹が空いたので早く頂こう」

沙織「麻子寝てたんじゃないの!?」

麻子「空腹で寝れないんだ」

沙織「さっきまで寝てたくせに…」

華「まぁまぁ冷めないうちに早くいただきましょう」

全員「いただきまーす」

優花里「男子にモテるかどうかは別にしてやはり沙織殿の肉じゃがは絶品ですな!」

ほむら「そうね、これだけの腕ならすぐにも嫁に行けるかもしれないわよ」

華「私のお嫁さんになってくれるなら大歓迎しますよ」

麻子「私の嫁になってくれてもいいぞ」

沙織「えへへ♪」

みほ「それでいいの沙織さん…」

食事もひと段落したところでみほが話を切り出した

みほ「それでほむらさん…さっき私たちを襲ってきた子たちは一体何者なの?」

ほむら「そうねあなたたちももう無関係でなくなったわけだし話してしまわないといけないわね」

沙織「まったくいきなり他人様に刃物振り回して親の顔が見てみたいもんだわ!」

ほむら「それは無理ね、あの4人のうち親が健在なのは呉キリカだけだろうから」

みほ「え?それはどういう事なの?」

ほむらはあの4人の素性を説明した、佐倉杏子は一家心中を起こし千歳ゆまは両親を魔女に殺され美国織莉子は
父親が汚職の濡れ衣を着せられ自殺を図った事を

優花里「どこの家庭も殺伐としてますな…私はちゃんとした両親に恵まれて幸せ者です」

麻子「だな、これから人生で何があっても群馬県で永住だけはしたくない」

ほむら「言っておくけどあの3人の家庭が特殊過ぎるの、他の家庭普通に決まってるでしょ!というかいい加減都道府県ネタで弄るのやめなさい…」

みほ「けどあの子たち何で襲ってきたんだろ?」

ほむら「佐倉杏子はどうだか知らないけど美国織莉子とはいずれ対決するのはわかっていた事だから特に
イレギュラーな事態ではないわ」

ちょっと訂正
佐倉杏子は一家心中を起こし×
佐倉杏子の父親は一家心中を起こし〇

沙織「そういえばさっきほむらちゃん時間軸がどうのこうの言ってたけどあれってどういう意味なの?」

沙織が思わずほむらの核心を突く質問をした

ほむら「まだあなたたちに言ってない事があるけど私はこの時間軸の人間ではないわ」

ほむらは自分が魔法少女になった経緯、自分の能力が時間停止の他にもうひとつ時間跳躍の能力がある事、
そして鹿目まどかを助けるためこの一ヶ月間をループし続けている事を話した

優花里「なるほどこれですべて合点がいきました」

華「けど今までのループ世界で何で私たちの事が出てこないんでしょうか?」

ほむら「私がこれまで体験したあなたたちは…いえ戦車道なんてものすら存在してなかったわ」

みほ「それってどういう事?」

麻子「恐らく多次元世界の一種だろう、ほむらがたどり着いたこの世界が偶然魔法少女と戦車道が重なった世界になっただけにしかすぎない」

沙織「麻子なんでそんな事がわかるのよ?」

麻子「この前読んだライトノベルにそれっぽい事が書いてあった」

ほむら「話を続けるわよ、あるループ世界で美国織莉子は魔法少女が魔女になるというカラクリに気づきまどかを殺そうとしたの」

華「待ってください!まどかさんはまだ魔法少女じゃないのに何で殺そうとするんですか?」

訂正
ほむら「私がこれまで体験したあなたたちは…いえ戦車道なんてものすら存在してなかったわ」×

ほむら「私がこれまで体験した世界であなたたちは…いえ戦車道なんてものすら存在してなかったわ」〇

間違えてばかりですいません

その時ほむらはとても苦い顔をして重々しく説明を続けた

ほむら「あれは二度目のループ世界での出来事よ、ワルプルギスの夜をなんとか倒せた私とまどかだったけど
まどかはソウルジェムの濁りが激しくなり急激に魔女化した…ちなみに私が魔女化の事実を知ったのはこの時よ」

更にほむらは説明を続ける

ほむら「魔女化したまどかの力は凄まじかった…それこそあのワルプルギスの夜を凌駕するほどに…」

みほ「じゃあ美国さんが以前のループ世界でまどかさんを殺した理由って…」

ほむら「そう…あいつはまどかが魔女化になるのを恐れて殺したのよ!」ドンッ

鬼気迫る表情でテーブルに怒りをぶつけるほむら

沙織「ほむらちゃん恐いよ…」

ほむら「ゴメンなさい感情的になってしまって」

優花里「けど何でまどか殿ではなく我々を襲ったんでしょうか?今のまどか殿なら簡単に倒せるでしょうに」

ほむら「あいつの予知能力は万能じゃないわ、恐らくまだまどかが救済の魔女だとは知らないはずよ」

これは酷い
それともガルパンってこういうテンションの作品なの?

みほ「じゃあ私たちの当面の行動は…」

ほむら「そうねワルプルギスの撃破、それに備える準備、そしてまどかの契約阻止と命を守るのが最優先の課題よ」

華「けど美国さんたちはなんとか説得出来ないのでしょうか?同じ魔法少女なのでしょう?」

ほむら「無理よ、佐倉杏子は応じてくれるかもしれないけど美国織莉子は聞く耳を持ってくれやしないわ
そもそも普通なら魔法少女同士で共闘する事自体がありえないから」

みほ「そうなんだ…ねぇほむらさん…これからの戦いについてなんだけど…」

その後も今後の対魔女や魔法少女戦での対処方法、それにⅣ号の修理を行い気が付けば朝になっていた

麻子「zzzう~んお早う…なんだみんなもう起きてたのか」

みほ「あぁ麻子さんお早う、なんだもう朝になってたんだ」

沙織「やばい私まだお風呂入ってない!?ほむらちゃんお風呂貸して!」

華「沙織さん私も!」

ドタバタ学校に行く準備を始めるあんこうチーム

登校の準備も終わり朝食も食べさあ登校しようと自宅を出たほむらの目の前に
修理を終え長砲身から短砲身に換装したⅣ号が現れた

ドドドドドドド

ほむら「まさかあなたたち本気で戦車で登校するわけ?」

ほむらが呆れながら聞いてみる

みほ「まぁ私たち一応戦車道の指導も兼ねて来てるから」

優花里「戦車道を履修する者登下校は戦車当然であります!」

華「慣れてしまえば案外どうという事もありませんよ?」

麻子「早く乗れ、置いてくぞ」

発進するⅣ号、その道中周りを警戒するほむら

ほむら「まったく昨日襲われたばかりなのよ…こんなの敵のいい的じゃない…」

みほ「大丈夫だよ、こんな大通りで朝から襲ってくるわけないよ…あの子たちだって大事にはしたくないみたいだから」

ほむら(かつての時間軸で織莉子たちは堂々と学校に乗り込んでまどか一人殺すのに学校中の生徒を皆殺しにしたんだけど…)

嫌な過去を思い出すほむらだが結局織莉子たちが襲ってくる気配はなかった

戦車道の授業―

昨日と同じくまどか、ほむら、さやか、仁美のメンバーに新しくマミが加入してきた
「マミさん学年違うじゃん!?」というさやかだがこの授業は特別に学年関係無しに受けられるとの事で問題はなかった

マミ「それじゃ私が砲手担当ね♪」

さやか「それじゃ私は…車長やるわ!みんなに指示出せてカッコいいし!」

こうして新たにマミがメンバーに加わり
車長さやか、操縦手ほむら、装填手仁美、砲手マミ、通信手まどかの編成となった

麻子「うんじゃぁ…後は適当にやっててくれ…zzz」

沙織「ちょっと麻子起きなさい!あんたは昨日ぐっすり寝てたでしょうが!?」

みほ「じゃぁとりあえず昨日の復習ね、ほむらさん動かしてみて…あ、クラッチ操作一発で出来るようになったね!」

ほむら「さすがに昨日あれだけ失敗すれば馬鹿でも上達できるわよ、次はドリフトでもしましょうか?」(ファサッ

まどか「ほむらちゃん調子に乗っちゃって…けど相変わらず私のポジション暇過ぎ…通信する相手が誰もいないよ…」

さやか「よっしゃ戦車も発進した事だしマミさん標的ガンガン撃っちゃってください!!」

マミ「OK任せて!日頃の魔女退治の成果見せてあげる…ティロ・フィナーレ☆」

ドカーン

10分後
沙織「マミちゃん職員室に呼ばれたって本当?」

華「なんでも標的の的を外して校庭の記念樹に当てたとか…昨日のさやかさんみたく〇次郎象を粉砕よりは被害が少なかったのが不幸中の幸いだったらしいですけど…」

ほむら「カッコつけて必殺技叫んで全然違う目標を撃つとは無様ね巴マミ」

みほ「短砲身にしたから目標がずれた…わけじゃないよね…なんでみんな違うとこにばっかり当てるんだろ?」

さやか「いや~どうよまどか私の車長ぶりは!やっぱり指示を出す役の方が私には向いてるって感じだよね♪」

まどか「さやかちゃん舞い上がっちゃって…(でもさやかちゃんに何かやらせるのも危ないしこのまま車長やって
もらった方がいいかも…)」

午後のお昼時間、ようやく職員室から解放されたマミはまどか、さやか、ほむら、あんこうチームの面々と昼食を取っていた

さやか「結局マミさんも私みたく反省文書かされるんですか?」

マミ「いえ…今度は反省文じゃなく放課後校内のトイレ掃除しろって…しかも男子トイレを一人で…トホホ」

まどか「うわぁ…女の子に男子トイレ掃除させるなんて酷いですね…けどみんな悪気があってやったわけじゃないのに
罰を与えるなんて酷くないですか?」

みほ「たぶんだけど授業とはいえ一応兵器を扱ってるわけだから訓練でもちゃんと気を引き締めろっていう教訓を
兼ねてるんじゃないかと思うんだ」

さやか「けど砲手ばっかり罰与えるの酷くないですか!私らだって好き好んで失敗したわけじゃないんだから!」

優花里「軍隊でも部隊の訓練で失敗したら隊員全員で連帯責任負わされますからね、まぁその辺はこちらの学校の匙加減じゃないのでしょうか」

ほむら「あなたたちは格好ばかり気にしてるから駄目なのよ、次は私にやらせなさいきっと上手くやってみせるわ」

さやか「そんなに言うからには外したら罰ゲームでピンクのタイツであんこう踊りでもしてもらおうじゃないの!」

ほむら「いいわ、望むところよ」

沙織「ちょっとほむらちゃんやめときなよ…あれ本当に恥ずかしいんだからね!ていうかさやかちゃんは何であんこう踊り知ってんのよ!?」

さやか「だってあれネットで有名っすよ、みなさんのあんこう踊り動画サイトで流れてましたから」

沙織「嘘冗談でしょ!?…もうお嫁に行けない…ブツブツ」

お昼時間も終わりみんな教室に帰ろうするがほむらは午後で早退すると言い出した

みほ「ほむらさん早退だなんて気分でも悪いの?」

ほむら「いえ今日はこれから自衛隊と米軍で演習があって近くの駐屯地で武器の搬送をしてるらしいのよ」

優花里「おぉー!そこの見学に行くわけですね!ほむら殿も私と同じ戦争マニアだとは意外でした、
よもやこんなとこに同士がおられるとは私感激です!!」

ほむら「見学?何を言ってるの?駐屯地から武器を盗みに行くに決まっているじゃない」

「「「何言ってんのーーーーーーーーーーーーー!?」」」

みほ「あの…ほむらさん…冗談だよね?」

ほむら「本気よ」

華「でも軍の駐屯地ですよ…そんなとこからどうやって武器を持ち出す気ですか?」

ほむら「時間停止となんでも収納できる盾で1時間も掛からずに出来るわ」

麻子「能力的には可能な犯行だな」

沙織「いや…やばいし駄目だよから指名手配されちゃうよ!」

ほむら「時間停止で誰も私が駐屯地に侵入した事すら気づかないのよ、指名手配なんてされるわけがない」

みほ「けど何で武器なんか盗みに行かなきゃいけないの?」

ほむら「言ったでしょ対ワルプルギス戦の準備をしなきゃいけないって、そのためには武器が必要なの
私だって好き好んでやってるわけじゃないわ」

みほ「もしかして今までのループ世界でも…」

ほむら「えぇ私がこれまで使ってた武器はヤ〇ザの事務所から奪った銃器類と軍の武器が中心よ」

麻子「〇クザの密輸武器と軍の盗品で武装とはとんだ魔法少女もいたものだ…これからは『魔法少女』じゃなく『魔砲少女』と呼ぼう」

沙織「麻子にしては珍しく良い事言うね、私も魔法少女のイメージ崩れたわ…こんなの全然マジカルじゃないじゃん!?」

ほむら「仕方ないでしょ…私は願い事で時間操作の能力と引き換えに通常の魔法少女としての魔力が低いんだから…
こうでもしなければまともに魔女と戦えないのよ」

優花里「だからと言って軍の武器を無断で使うとは…そうなれば駐屯地にいる自衛官は勿論
いえ自衛隊の武器を盗むわけですから日本中の全自衛隊員…それも幕僚長殿までもが調査対象内は当然のはず…
おまけに米軍の指揮官や自衛隊に装備を搬入してる関連企業も疑われ内閣総理大臣なんて辞職確定で必ず大事になりますよ!?」

華「優花里さん長々と説明ありがとうございます、けどそれは間違いなく新聞の一面を飾る程の大ニュースになりますね」

麻子「魔女一体のためにどれだけの人間に迷惑をかける気だ?」

優花里「ハハ…どう見積もっても1万人は軽く超えてるはずですよ…」

最早驚きを超え呆れかえるみほたち、しかしほむらとて譲るわけにはいかない

ほむら「ワルプルギスの夜が来ればこの見滝原市は間違いなく壊滅するわ、これは必要な事なのよ!」

みほ「けどそれで軍の武器を盗む事に賛同するわけにはいかないよ…他のループ世界でもそうだったって
この世界でももう武器を盗んでるの?」

ほむら「いいえこの世界ではまだヤク〇の密輸品くらいしか…軍の武器なんて簡単に手を出せる代物じゃないわ」

みほ「じゃあ事実上まだやってないわけだね…それなら…とりあえずそのヤの人の密輸品はこの際目を瞑るとして」

沙織「目瞑っちゃうんだ…」

華「みほさんも大分ほむらさんに染まってきましたね」

みほ「軍の武器は私たちで何とか出来ると思うから安心して!」

ほむら「何を馬鹿げた事を…軍に知り合いがいるとでも言うの!?いえ仮にいたとしてもそんな簡単に提供してくれるわけが…」

>>130
作者の力不足のせいで酷い作品になりさがってるだけ

ガルパンはあくまで部活レベルの脳天気な話だから、
まどマギ側をそれに合わせようとしてグチャグチャになっているだけ
メインのほむらですらただの性悪DQNに改悪されてるのを見れば、
>>1はガルパンについてはともかく、まどマギに関しては
ほむらってキャラが兵器使ってなんか人気らしいからとりあえず組み合わせとけ、
程度にしか思ってないのは明らかに透けて見えてる

兎にも角にも句読点が足りない感ハンパなくて読みにくいったらありゃしない

最初はそこそこ面白かったんだけどねぇ
シリアスに入ったとたんに両作のギャップでぐちゃぐちゃになったな

再開待っています。

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