浜面「メルヘヴン?」(145)

 

「とある魔術の禁書目録」と「メルヘヴン」のクロス作品です。



>>1は初SS、遅筆ですがよろしくお願いします。


スレタイの通り浜面が主人公です。


では始まります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1349732894

 





「これは賭けだ」







 





「答えよ――――」






「異界の住人!!」







 










 
「……」ボー


「何つーか……、ここ最近同じ夢見るなぁ」


そう呟いたのは金髪の男、浜面仕上。


レベル0の学園都市における元暗部組織『アイテム』の構成員である。


「何ブツブツ言ってんのよ、気持ち悪い」

浜面の目の前の席でファミレスにいるというのに鮭弁を頬張っているのは『アイテム』のリーダーでありレベル5の原子崩し(メルトダウナー)の麦野沈利。


「麦野の言う通りですね、ただでさえ浜面は超気持ち悪いんですから」


麦野の隣で映画のパンフレットを読み漁るのはレベル4の窒素装甲(オフェンスアーマー)の絹旗最愛。


「大丈夫だよはまづら、そんな気持ち悪いと言われるはまづらを私は応援する。」


浜面の隣にぴったりとくっついて座っているのは絹旗と同じくレベル4の能力追跡(AIMストーカー)であり浜面の彼女でもある滝壺理后。


このメンバーは暇な時はこうしてファミレスに集まっていたのだった。

 
「はぁ……」


ファミレスをあとにして、帰路を歩く浜面は溜め息をつく。どうしていつもこう悪態をつかれなければならないのか、と。


結局、自分の見た夢の内容を話した。滝壺は信じてくれたようだが、麦野には鼻で笑われ、絹旗には失笑されたのだった。


「ん……?」


ふと何か違和感を感じた彼は足を止める。


「な?何だ!?」


大きな音をたてて大きく地面が揺れ始め辺りが急に暗くなったのだ。

 




「トンネル開通デース」






 
「なっ、何だよ……これ……」


浜面の目の前にはピエロのような人形が張り付いた木製の巨大な扉が現れた。


「ソレデハ……」


「っ!?」


目の前のピエロは何かを投げる、それに気付いた浜面はバッグステップで距離をとる……が何も起こらず、地面を見れば何か文字が印されていた物が落ちていた。


「ダイスの目ハ1デス」


「え?は?」


今の状況に追い付けず混乱する彼をしり目にピエロは言葉を続ける。

まwさwかwのwwwwww
これは期待するしかない!

クッソ懐かしいな
……成る程確かにクロスオーバーモノならメルヘヴンうってつけだ
身体能力増強されて無双も楽だし


>>9>>10 出来る限り期待に答えれる様に頑張ります


今更ながらですが垣根が主人公でも良かったかなぁと思ってみたりしてます。


また夜に更新出来れば更新したいと思います

メルかよwwwwww
懐かしすぎるwwwwww

今になってメルのSSが見れるとは思わなかった

メルって烈火の炎の前作だっけ?
烈火は全部読んだけどメルは1話しか読んでないんだよなぁ…

メル懐かしいな!クロスも違和感ないし期待

>>14
烈火の炎が先
メルは終盤ぐらいで作者が疲れて駆け足。アニメ版は終盤が欝

これは期待
メルヘブンは烈火ほど読み込まなかったから内容ほとんど覚えてないわww

読んでて死にそう



こんばんは、次の投下は21時~22時の間を目処にしようと思います。

浜面以外も呼ばれるのかな

 
こんばんは遅くなりましたが投下しようと思います。

 





「一名様ゴアンナーイ……」







 










 
そして浜面仕上は学園都市から姿を消し――









そしてその数日後――

 






滝壺理后も彼の後を追うかのように学園都市から姿を消してしまったのだ。








 












 



「どこなんだよここ……て言うか足場が悪すぎるだろ!!」


浜面は一人、足場の悪い岩場をのそのそと動いていた。


動いているなかで彼は思う、なぜこんな場所にいるのかと。


……まぁ、これに関しては言うまでもなくあの意味のわからない扉の出口がここだったと言う訳だと、求めてもいない自問自答が成立してしまった。


(大将の言葉を借りるなら――)


「不幸だー!!」


叫んではみたものの、叫び声がただ空しく木霊するだけだった。

小雪役は滝壺か…期待! 



とりあえず今回は以上です。


さてこれからどうしようか悩んでます。


次の予定は明日か明後日の夜に更新出来れば更新したいと思います。


あ、酉をつけました。

>>18
懐かしいフレーズだ…

上条は右手関係でいけないし、一方さんはバッテリーが異世界にないから浜面が適任だな
ステイルという選択肢もあるが・・・・・

浜面は異世界を守るために戦ったりしないだろうからな

おい、浜面の両親はまだ出てないよな?

期待しかしてない

そういえば、昔小ネタスレで垣根がメルヘブンに呼ばれる話の提案があったな。
結局書かれなかったけど

>>35
スマンそれ俺だ。

プロットの段階でクソ長くなって結局途中で投げたんだわ。

内容はウォーゲーム終了後のMAR世界に召喚されたていとくんが残党のチェスとドンパチやらかすって感じだった。

オメガ?そんなのはなかった。

これは期待
メルはロコが好きだったな。次点でアクア。敵ばっかりだ
原作であった試合も省略せずに書くのかな?

あとメルオメガなんてなかった


お久しぶりです。投下していきます

 

あれからというとやっとの思いで岩場を抜けて今は平地をひたすら歩いてはいるが人っこ一人も見つける事ができなかった。






気がつけば辺りは少し薄暗くなって来ているようだ、大分動いているとは思うがどういう訳かさほど疲れを感じていなかった。


だが今はそんな事はどうでもよくて、それよりも今一番知りたいのはここが何処なのか。誰かに会いさえすればここが何処なのかはわかるし、もっと言えば元の世界への帰り方もわかるかもしれない。


「でもそんな簡単にいくわけねぇよな……んぁ?」


半ば諦めかけていた時、木製の巨大な建築物が彼の目に写ったのだ。




 









 
「……で、入り口でこそこそと何しとったんや?」


「いや、なんて言うか……」


(どうしてこうなった……)



建物に近づいたのはいいものの運悪く不審人物と間違われてしまい建物の中に無理矢理押しこ込められた。


状況は最悪ではあるが当初の目的であるここが何処なのかが判るチャンスが巡って来たのだがここにきてある考えが頭に浮かんでくる。


(こことは別の世界から来ました、って言って信じてもらえんのか?)


十中八九信じてはもらえないだろう。だからと言ってこのまま黙り通すのは難しい、どちらにしろ言わなければどうする事も出来ない気がしてきたのだ。


(えぇい、いったれ!!)

 
「あ、あのよ。それより一つ聞きたい事があるんだけど」


「いきなりなんや聞きたい事って?まぁええわ、言ってみぃな」


「ここって、何処なんだ?」


「ここか?ここは自分らギルドの基地みたいなもんや」


「あー、いやそう意味で聞いたんじゃなくてここ日本?」


「ニホン?なに言っとんねん、ここはやな――」

 





「――メルヘヴンって言うんや」








短いですが以上です。次は遅くても一週間後には頑張って更新したいと思います。

問題はギンタが来る前か帰った後かってことだな

何も書いてない空白はなんか意味あんの?

行の間は2行空けてるけど1行だけでいいと思う。2行以上空けるときは何かのアクセントとかイベント時ならよさげ
時間、場所の変化は――――(ハイフン)でやればレス数も取らないしわかりやすいと思う


浜面なら残念な性能のARMでも戦略戦術フル回転で勝つビジョンが見えるからな…
上条や一方通行は自分の能力で力押ししそうなとこがあるし、この浜面はいいチョイス
どんなARMを手に入れるのか楽しみだ

>>45
相手はナナシだけどこれだけの描写じゃ後か前か判断できないわ…
そういえば、ナナシ=ジョーカー(烈火の炎)という説が出たりしてたけど、>>1は肯定派?否定派?
自分は作者がやろうと思ったけど、結局やらなかった説に

続き楽しみにしてたんだ
空白は1行のが読みやすい
次も楽しみにしてるよ

 
いろいろとレスありがとうございます。


時系列については

禁書→22巻後新訳1巻前

メルヘヴン→第一次メルヘン大戦終戦から数年後

としています。

なのでギンタが来る前と言うよりはギンタの代わりに浜面が来た、と言う風にとってもらえればと思っています。

>>46 空白については場面の移り変わりという意味で使用しました。

>>47 アドバイスありがとうございます

>>48 ナナシ≠ジョーカーだと思います。
>>49 そう言ってもらえると嬉しいです。


メルヘン大戦ってなんだよ……orz

メルヘヴン大戦ですね……

メルヘン大戦…垣根さんの出番か!

むぎのん…

今更だけど>>32
最近の浜面はすんごい勢いでかみやん病が進行中。
つまりそう言う事

こんなスレが立ってたのか メルは好きだし期待
しかし滝壺さん来ちゃうとメルの世界の誰かにフラグ立てるのは難しくなるな


ナナシ=ジョーカーは先生がぼかしてるからな、個人的には本人だと思いたいけど

懐かしすぎるわwwwwwwwwww
烈火SSすら見たことないのにまさかメルかwwwwwwwwww

烈火の炎は昔に禁書とクロスしたことがあるよ。詳しくはエレ速

姫と烈火がレベル5になってるやつか

あれと同じ作者ののび太主役の打ち止めヒロインなやつも面白かったな
何気にその2つはクロスしてたし

禁書×烈火は面白かったな
厨二的な意味でメルにも期待してる

禁書×烈火・禁書×[たぬき]といえばエレ速にはないけど完結編みたいな続きがあるよな

のび太「ミサカちゃんに出会ってもう3年か…」ってやつ
少し蛇足的だから微妙に思うかもだけど、個人的には面白かったわ

たぬき=どらえもん ね、規制忘れてたわ

メルとは懐かしい
期待

[たぬき]?

浜面はどことなくイアンと被るな


お久しぶりです。22時を目処に投下していこうと思います


今さらですがこのSSには原作に既存するキャラクター、ARM以外にもオリジナルキャラクター、ARMが多数登場します。ご了承ください。


では、短いですが投下していきます


「メルヘヴン?」

「せや、でもそないな事聞いてなんの意味あるんや?」

「そ、それはだな、あれだよあれ」

「まさか他の世界から来ましたー、とでも言うんかいな?」

「あぁ、そのまさかだ……」

男の問いに浜面は小さく頷く。

「ほんま?」

コクリと、また小さく頷く。

「ハハハ!!冗談も大概にしぃや!!そんなもん――イデッ!?いきなり何すんねん!!」

「笑いすぎよボス。で、あなたはここに来る時どうやって来たのかしら?」

「あ?えっと……」


「……って感じ」

「……」

自分がここに来た経緯を聞いて黙り込む目の前の二人、それを目の前にし不安になる浜面。

「ねぇボス、本当にあったのね」

「せやなぁ、噂程度やと思っとったで」

二人だけが分かる会話が展開されている。何を言っているのか良くわからない彼は業を煮やした。

「ちょっと待て!!何の話してんだ!?」

「あなたが言ってた事よ。あなたが見たのはね多分門番ピエロよ」

「門番ピエロ?」

「そ、門番ピエロ」


「門番ピエロはこの世界と異世界を繋ぐ為のARMや」

「へぇー、……ん?じゃあそれを使えば元の世界に戻れんじゃん!!」

「そうね、けどそう簡単にいかないのよこれが」

「あぁ、そうやで」

「へ?」

思わずすっとんきょうな声をあげてしまう。

「あれね、相当なレア物、レア中のレアなのよ。極一部の限られた人しか持ってない代物なのよ」

「だからそう簡単に手に入れるのは無理やっちゅー話やな」

「ま、まじか……」

思わず落胆してしまう、帰る方法は見つかったもののそれを手に入れるのが難しいと言うことに。


「じゃあ一生ここに住めってか?冗談じゃねぇよ……」

「そんなに落ち込む事かしら?」

「そうやな、ここで暮らすのも悪うないで?お前が住んどった場所がどないな所かは知らんけどな」

「そんな暢気になれねぇよ!!」

「そないな事言ってもしゃーないやろ。せや、名前言ってなかったな。自分はナナシ言うんや。で、こいつがスターリン」

「よろしくね?」

「はぁ……、浜面仕上だ。浜面でいい」

「了解や。じゃ浜面、これからよろしゅう頼むで。」

「……あぁ」


以上です。

次からどうしようか思考中です。

次回投下は遅くても週末から来週の月曜を予定してます。


メル勢の誰とからむか、禁書で誰がでてくるか気になる


お久しぶりです、>>70からの続きを投下します


現在、浜面はと言うとナナシよりARMについての説明を受けていた。

この世界に存在するARMと呼ばれる物は日常生活で使われるものから抗争などの戦闘に用いられる武器になるものなど数多く存在している。

そしてARMは、

[ウエポンARM]
[ネイチャーARM]
[ディメンションARM]
[ガーディアンARM]
[ダークネスARM]
[ホーリーARM]

これらの六種類に分けられるが、

[分類不能のARM]
[ゴーストARM]

といった例外も存在している。


そしてARMを使うにあたり重要な要素となるのが、

[魔翌力]
[第六感(シックスセンス)]

この二つである。

魔翌力は経験を積むことにより術者に染み込んでいくものである。

第六感はARMを使用する際、ARMを自分の体の一部の様にシンクロさせる時に反応する五感とは違う感覚の事を指す。

第六感には直感や想像力が必要となり、会得が出来れば相手の弱点を見極める事やARMの動きを見切る事が出来てくるのだ。


「まぁ、大体はこんな感じやな」

「うーん……」

ナナシから一通りの説明を受けた浜面は頭をひねる。

「なんとなくは分かるんだけどよ、魔力だの第六感だの言葉だけで言われても良くわかんねぇよ」

浜面の言葉に対しとナナシはそれもそうやな、と言う。

「よっしゃ、じゃあ実際使って見るか?」
「ARMをか?」

「せや、低級のヤツなら誰にでも使えるから安心せぇ」

「そういうもんなのか……?」

ナナシの言葉に一抹の不安を覚える浜面だった。


ナナシに連れられて来たのはギルドの地下。ここには大量とまでは言わないが多くのARMが保管されているようだ。

好きなもん選びー、なんて言われたがどれがどういう物かさっぱり分からない――。そのおかげで浜面は普段あまり使わない頭をフルに使っていた。

「目ぼしいものはあったかしら?」

「目ぼしいって言われてもどれがどれやらだな」

「そうねぇ……。これなんかどうかしら?」

「何だこれ?」

スタンリーに手渡されたのは鷲の頭部がデザインされた指輪だった。

「それはイーグルダガーよ、この辺りのARMは初心者にうってつけよ」

「ふーん。で、どうやって使うんだ?」

「手本見せてあげるわ、見てなさい。」


「イーグルダガー!!」

スタンリーのやや大きな掛け声と共に指輪は発光し、ダガーへと形を変えたのだ。

「要領としてはこんな感じね」

「すげぇ、すげぇけどよ……」

歯切れの悪い浜面に対しスタンリーは首を傾げ、何かまずかった部分でもあったかしら、と考える。

「叫ばないと……駄目なのか?」

「恥ずかしいって訳ね?」

「……まぁな」

「別に叫ばないといけないって訳じゃないわよ?」

「はぁ?」

「雰囲気かしら?」

「……はぁ!?何だよそれ!?」


短いですが以上です。

次からは浜面がARMを使っていく……予定です。

次はまた遅くても一週間後には投下出来るようにします。

メル懐かしい

浜面のARMか・・・
銃とか警棒あたりが合うと思う

まだー?

>>81
光界玉か


えらくお久しぶりです、次の投下は24日か25日にします。

ではでは

明日かな?

明日か明後日か…楽しみだ


こんにちは。

21:00頃に続きを投下していきます。

ではでは。


こんばんは。では>>78からの続きを投下していきます


「大体こんなもんかな」

「じゃあ外に行こうかしら」

「おう」

スタンリーの助言をもとにARMを選び終わった浜面はスタンリーと共に外で待つナナシのもとに向かった。


外にはナナシが待機していた。

「お、やっと終わったか」

「あぁ、でどうするんだ?」

「じゃ、一つだけ適当にARM出してみ」

「お、おぉ。……じゃあこれだな」

と無作為に取り出したのは腕輪だった。

「そいつやな、じゃあやろか。そいつに意識を集中させるんや」

「集中……」

瞼を閉じて腕輪を掴む。ナナシに言われた通り腕輪意識を集中させる。


「おっ……!!」

手に持っていた腕輪が発光して形状を変える、どうやら発動に成功できたみたいだ。先程まで腕輪だった物が銃器へと変わっていた。

「うわっ……と、出来たみたいだな」

「おう、上等やないか。」

「で、これは何て言うんだ?」

「……なんやろ?」

「おい」

「しゃーないやろ、あんなにARMがあるんやで?名前が分からんモンが一つ二つあったっておかしくないて」

「いや、その理屈はおかしくないだろ」


ミスった

×おかしくないだろ

○おかしいだろ


「……まぁいいや。じゃあ、取り敢えず使ってみても?」

「あぁ、大丈夫や」


目の前にある大きめの岩に銃を向けて構える。

「おっ。なんや様になっとるやないか」

「茶化すんじゃねぇよ!!」

ナナシに茶化されつつも集中をする。

そして引き金に指を当ててそのまま引く。

ドゴォッ!!

銃口から球体の電撃が勢い良く放出される、そのまま電撃は岩へと直撃し大きな音を立て崩れ落ちた。

「おぉ……」

「へぇ……」

(これは意外やな……)

と思わず感嘆するナナシ。

一方、浜面は威力もさながらARMを初めて使ったことに身震いをしていた。

「ど、どうよ!?」

「ええやんええやん。じゃあ他のも試してみよか?」

「お、おぉ!!」





――――とある島にて

「わ、私……?」

「あなたは……誰?」

「こ、これは一体……!?」

容姿が限りなく似通った二人の少女が対峙していた、一人は獣人を連れている。

「あなた、名前は?」

獣人を連れている少女は目の前の少女に問いかける。

「私は滝壺理后、あなたは?」

「私はスノウ。で、この子はエドワード。エドって呼んであげて?」





二人の少女が邂逅した時、




物語は加速する――――。




以上です、えらく時間かかりました。

あーでもない、こーでもないと四苦八苦してました。

つぎの投下は未定です。すいません

次の投下分からは学園都市編と滝壺編になります

ではでは

銃にえらい威力あったのはかみやん病の進行で主人公補正がついてきたからかな?
期待

浜面が主人公のSSって少ないから嬉しいわ。

まだか


お久しぶりです

26日か27日の投下を予定しています

ではでは


お久しぶりです、では投下していきます


浜面仕上がメルヘヴンに来て数日がたった。
否応なくここでの生活に徐々に慣れつつある浜面は一人でぶらついていた。
現在彼がいるのはメルヘヴン東部に位置する小さな島パヅリカである。

「あー、ここがパヅタウンか」

パヅリカでただ一つの街であるパヅタウンは小さい街とは言えど多くの人が存在している。
しかし街の民度は他の場所よりは低い為注意しなければならない、とナナシに教わったのだ。

「誰かー!!そいつを捕まえてくれっす!!」

「ん?何だぁ?」

街に入るやいなや男の大声が耳に届いた、聞こえた方を見るとこちらに向かって走ってきている。
恐らくスられたか、はたまた店の物を取られたのであろうと認識したが自分には関係の無い事だとその場を後にしようとした時だ。

「そこのあんた!!悪いけどそいつ捕まえてくれっす!!」

「はぁ!?」

捕まえてくれなんて言われたがめんどくさいし面倒事はゴメンだ、と内心で思いつつも断る理由もなければ無視する理由もない彼は手伝う事にしたのだ。

「仕方ねぇな……」


徐々に二人の距離が縮まる。体格は小さめだが用心に越したことはないと考え、一つ二つとARMを握る。
捕まえようとした時、目の前の人物の手元が微かに光るのを見逃さなかった。

(げっ、まずいっ!?)

何かが来ると思い、距離を取り直すが何も起こらなかった。

(ハッタリかよ!!やられた!!)

慌てて距離を縮めるとまたしても手元が光るが気にせず突っ込む、その瞬間。

「邪魔っ!!ネイチャーARMニトロゲンボム!!」

「んなっ!?」

大きな音をたてて目の前で小さな爆発が次々と起こる、小さい爆発とは言えども数が多いと砂埃が立ち目の前が見えなくなる。
そして目の前にいた人物も姿を消してしまった。

「あー、くそっ!!やられた!!」

逃してしまった事に苛立ちを覚えその場で地団駄を踏む。すると自分に声をかけた男に声をかけられた。

「あ、大丈夫っすか?」

「あ?……まぁ大丈夫だ。悪かったな、捕まえられなくて」

「いやいいっす、捕まえてくれようとしてくれただけでありがたいっすよ」

男は申し訳なさそうに頭を掻きつつ浜面に謝辞を伝える。

「そう言えば名前言ってなかったすね。オイラはジャックって言うっす」

「浜面仕上だ、浜面でいい」


んじゃあ浜面は別の世界から来たって言うんすか」

「まぁな」

ジャックは驚きつつもどうやら信じてくれたようだ。そんなジャックに浜面は問いかける。

「つうかさっきの奴に何かされたのか?」

「商品を盗られたんすよ……」

言ってジャックは、はぁと溜め息をついた。

「あ、これから何か予定とかあるっすか?良かったら家でご馳走するっす」

そして思い出したかのように浜面聞いた、それを聞いた浜面は

「んー、特にねぇからそうしようかな?」

「じゃあ決まりっすね」

こうして浜面はジャックの家に向かうことにした。


短いですが以上です。

学園都市編と滝壺編としてましたがもう少し浜面の方を更新していきます。

来たー!!
落ちるかと思ってヒヤヒヤしたぜ

乙!

まだかなー

     _
              //.|
             //./|
           //./| |

          //./ /|. |
        //./|/::/| |          _______________
        □/ / // | |.          |
        | |/.;;;;//.  | ||.         | じゃあ、>>1は死刑という事で・・・。
        | | ;;;;;;//   | |||         |_
        | |.;;;//    | |.||     ∧ ∧  |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        | |//..    | | ||.    ( ・∀・)
        | |/.     | |. ||    (    )           ワイワイ  ガヤガヤ
 ______.| |___//| ||__ / | | |__

        | |   //  |. ̄∠/(__(__) /.|          ∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧.
..∧_∧   (| |⌒/. ∧ ∧⊃イヤァァァ.     //|         (´-`;)(@・ )(;´∀)(
( ・∀・).(⌒| |//(;´Д`) ←>>1   //  |        ∧∧ ∧ ∧  ∧_∧. ∧∧
(    )  ̄| |/ (⊃ /  ⊂.⊃.   //   |       (∀・ )( ´,_ゝ)(   )(´∀`
| | |.   | |    /   └─┘ //   /.      ∧_∧ ∧ ∧ ∧ ∧. ∧_∧
(__)_)   | |  /         //   /       <_`  )(´・ω)(д゚` )(
        | |/         //   /.       ∧_∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧_∧ ∧
        ~~         //   /        (   )( ゚∀゚)(`   )(   )(゚д
.                //   /        ∧_∧ ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
.               //   /         (д- )(   )( ´,_ゝ)(TдT)(∀` )


お久しぶりです、またしても2ヶ月ギリギリになりました……

投下していきます。


学園都市、とある学区にて

「浜面仕上が学園都市から姿を消した」

その報告を受けて滝壺理后は毎日浜面を探し続けている。

「滝壺さーん、一回超休憩しましょうよ」

「まだ、探す」

「えー……」

(全く、浜面は何やってるんでしょうか、滝壺さんもまだ完全に超回復してないっていうのに……)

溜め息をつく絹旗、滝壺の方をみると肩で息をしているのが分かった。

絹旗の言う通り、まだ彼女の身体は完全に回復しておらず長時間動くのは厳しいのだ。

「ほら、滝壺さん」

「……うん、休憩しよっか」


「ねぇ、きぬはた?」

「何でしょうか?」

絹旗はちらりと滝壺の顔を見る、滝壺の顔は物悲しげな表情をしているのが分かった。そして二人の間に沈黙が流れる。

「はまづらは私の事嫌いになったのかな?」

「そんな事、超あるわけないじゃないですか」

またしても二人の間に沈黙が流れる。お互い無言のまま路地に差し掛かった時、滝壺の足が止まった。

「滝壺さん?どうかしました?」

「ここから何か感じる」

「何かって?」

「分からない、けど何か感じる」

そう言うと滝壺は路地に入っていく、そしてその後に続くように絹旗も入っていった


「何か変な感じがするね」

「そうですね……」


「あ……」

路地に少し入った場所で滝壺の足が止まる、そこには携帯電話が落ちていた。

「これ、はまづらの携帯電話……」

「ですね……」

(本当に浜面に何か超あったのでしょうか?)

一抹の不安が過る、もし浜面に何かあったとしたら滝壺はどうなるのだろうかと。

拐われた?もしかして、本当に……

(いやいや、何て事を超考えてるんですか。あり得ませんって!!)


「きぬはた?」

「えっ?は、はいっ」

「大丈夫?」

「はい、大丈夫ですよ」

心配する滝壺に笑顔を見せて答える絹旗。余計な事は考えてはいけない、彼がいなければ代わりに守ればいい、と心に決めた。




──が、しかし。その決意はすぐに崩れ去る。






   「トンネル開通デース」



以上です。近いうちに続きをあげれたらと思っています。
頑張ります。

乙?

乙!

乙!焦らせ上手なんだから

スレ落ち防止


どうもです、投下していきます


二人の目の前に現れた大きな扉、それと同時に二人の周りは真っ暗になる。異常事態と気付いた絹旗は滝壺の前につく。

「何なんですかこれは……」

辺りを見回すも能力者の気配は無い、単に暗い為見つけづらいだけなのかも知れないが。

「きぬはた、すごいよ。見たことが無いものが沢山だよ」

「こんな時に何そんな事……え?」

言葉がつまった。今彼女は何と言っただろうか?

「すごいね、ほら見たこと無い生き物がたくさんいるよ」

見たこと無い生き物、と聞いてハッとする。おかしいと気づく、周りは真っ暗なはずだ、しかし滝壺は何か見えると言う。

(精神系統の能力者でしょうか?けどそう易々と滝壺さんは能力を受ける筈は……)


「ソレデハイキマス」

「っ!?」

今まで沈黙していた物体から何かが放られ、放られた物は短く放物線を描いて地面に落ちる。

「ダイスのノ目ハ1デス、オ一人様ガコノ扉ヲ通過デキマス」

「その中に入ればはまづらに会える?」

「ちょっと滝壺さん!?」


「何?きぬはた?」

「そんな間違った事言ってないみたいな顔しないで下さい!」

「……」

「いいですか!?仮にあの中に入ったとしても浜面が見つかるか分からないんですよ!?」

「分かってるよ」

「じゃあ!!」

「でも、浜面はきっとあの扉の先にいると思う」


目線の先にある扉を見て、滝壺は言う。

対する絹旗は苦虫を噛んだ表情で滝壺を見る。こうなると彼女は止めれないだろう、そう考えた絹旗は一つ提案をする事にした。

「じゃあ私も一緒に……「ソレハ出来マセン」

絹旗の言葉を遮ったのは目の前の扉の人形。それはさらに説明を続ける。

「ダイスノ出タ目以上ノ人間ガコノ扉ヲ潜レバ招カザル人間ノ身ニ異常ガ起コルデショウ」

「そ、そんな……」


「……」

(滝壺さんはもう行く気です、おそらく私がどうこう言っても意味がないでしょう。……しょうがない、ですね)

絹旗はそう考えて、滝壺に目を向ける。


「滝壺さん」

「何?」

「ちゃんと浜面を連れて帰って来てくださいよ?」

「うん、任せて」



そして滝壺理后は扉の中に入って行く、それを絹旗最愛はただ見つめる。



(滝壺さん、どうか無事に戻って来てください……)



心で願いながら──。


短いですが以上です。

次は浜面の方を更新したいと思います

更新待ってた


来週土曜日投下します

まだー


お久しぶりです。更新出来ずすいませんでした。

では更新します


日が沈みかける夕方、浜面はジャックの家に到着し、ジャックの母親に手厚く歓迎された。

「いやぁ人間のお客だなんてどれくらい久しぶりだろうねぇ」

「えっ……?」

「あっははは、冗談だよ冗談!ほら、ウチはこんな辺境にあるからね」

「は、はは……」

確かに、と浜面は思う。ここまで来るのにかなりの時間を費やしたのだ、ディメンションARMがあれば時間もかけずにここに来れたのかもしれない。

だがしかし、いかんせんこちらに来てまだ日も浅い上にあのギルドの近場を行ったり来たりしていた為そんなARMを持ち合わせてはいないのだ。


「はい、沢山食べな!」

「お、おぉ……」

目の前の種類豊富な料理を見て思わず見とれてしまう、むしろ目の前に出された料理の多さにこんなに貰っていいのか?とさえ思う部分も出て来たのだ。


「別世界ねぇ……」

ジャックに話した事を同じように話してみたがこちらは半信半疑のようだ。

「母ちゃんは夢が無いっすよ」

「ジャックは信じてるのかい?」

「当たり前っす!」

当の本人である浜面は目の前の親子のやり取りをぼんやりと眺めていた。

親の事は覚えていない、「置き去り(チャイルドエラー)」である彼は目の前の光景が少し羨ましく感じていた。

「どうかしたっすか?」

「ん?何でもねぇよ」

なんか喋り方で香焼くんやゴーグルを思い出すな、ジャック



─アォォォオオォォン……


食事も終わり、談笑していると大きな動物の鳴き声が聞こえてきた。

(今のはもしかして狼か?)

狼の鳴き声を聞いたのは言わずもがな初めてである。今いるメルヘヴンと学園都市は真逆の環境なのだから。ふと二人を診ると表情が沈んでいるように見える。

「おい、ジャック。どうかしたか?」

「へっ!?な、何でも無いっすよ!?」

「明らかに動揺してるじゃねぇか」

「な、何でも無いっす!」

決して口を割ろうとはしないジャック。沈黙が続くなか、

バンッ!

何かがぶつかる大きな音が聞こえた。


「ジャック、話してもいいんじゃないかい?」

「……分かったっす」

ジャックの母親は重い口を開けてジャックに説明するように促す、ジャックは悔しそうな表情を浮かばせ話し始めた。

一年程前からジャックの住むこの家に「ルーガルーブラザース」と名乗る人狼兄弟が現れたという。その人狼兄弟は外にある畑で育てた食物に目をつけて食い散らかして味をしめたのかそれ以降度々やって来ては食物を食い散らかすようになったというのだ。

「一年ねぇ……」

一年とはずいぶん舐められたものだ、と浜面は思いはした、だがしかしジャックはジャックで抵抗はしたのだろうが赤子の手を捻るように軽くあしらわれたのだろう、と結論付ける。

「けどね、しょうがないさ。相手はおっかない人狼だよ、こう言っちゃなんだけど畑は荒らされても作り直せる。でもジャックの替えは無いんだよ」

「しょうがない……か」

ぽつりと浜面は呟く。確かにジャックの母親の言う事は正しい、だがそれでも腑に落ちない。いや、どちらかと言えば浜面自身は人狼兄弟の方だ。しかしだからと言って見過ごすのは癪に障る。  

(大将なら……)

彼の言う大将、上条当麻ならどうするか──、答えは決まっている。この二人を見返りなく助けるであろう。なら自分はどうだ?

(俺は……)


「ほら、今日はもう遅いから寝ちゃいな」


思考を巡らせるなか、ジャックの母親に寝る事を催促される。関わらせたく無いのだろう、関係無いのだから。

何とも言えないもやもやを残しつつも寝床に就くことにした。

寝ている中で物音がたったが疲れていたか特に気にすることは無かった。


次の日の明け方。

起きると隣で寝ていたジャックの姿はそこには無かった。

(そういえば朝早いって言ってたな)

窓から外を見る。しかしそこには人がおらず替わりにある何かしらが目に入った。 

(何だあれ……)

(ん……?)

ここである違和感に気付く、昨日ちらっと見たがその時は見た事の無いものが育っていたが今はどうだ、平地に近いうえにちぎれた植物がちらほらと見受けらる。

(ま、まさか……)

気がつけば窓を開けてそのまま畑に向かっていた。そんなに遠くは無いはずなのに心臓の脈打つスピードが速くなっていくのは気のせいだと彼は願う。

「っ……!?」



「──くそっ!!」



畑に着いた彼が目にしたのは──。






身体中に数多の傷痕を残したジャックが倒れている姿だった──。




今回は以上です。

浜面が置き去りだと言うことはこのスレでの設定です。

では

乙です
こんなスレががあったなんて!
もっと早く見つけていたかった


浜面の親とか想像付かないからチャイルドエラーっていうのは違和感ないな


浜面の親はなんか似ているタイプの沢田綱吉の親をイメージしてたわ
ママンがきれいなイメージ

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