恒子「青春真っただ中、みんなっ燃えているかーっ!!」健夜「ふぁ、ふぁいや〜!」2 (815)

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350214514/
の続きです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358051426



はい、誘導リンクミスりましたね、アホです。すみませんm(_ _)m



以下、現在の得点です





怜チーム 洋チーム 宥チーム 照チーム
先鋒 -3900 -4900 12700 -3900
次鋒 3900 -1300 -1300 -1300
中堅 -16000 32000 -8000 -8000
副将 -4000 -8000 16000 -4000
大将 0 0 0 0
80000 117800 119400 82800



ではまた来週 ノシ




凄いミス発見。すみませんm(_ _)m
副将卓に莉子ちゃんがいるww 莉子ちゃんは恵ちゃんです
これはひどい






奈良 新子家


白石『さぁ次鋒卓東二局は安手ながら危険牌を切り回した岡橋にどうやら伏屋が振り込むか』

  初瀬「ロン! 2600の一本場で2900です」

  那都「お釣りよろしく」

  初瀬「はい」

  一(あれれ? 勝負手かと思ったけど、お手頃価格で親を蹴られちゃったなぁ)

  浩子(随分前に出てきますね。まぁ序盤の点差少ない内に仕掛けたいゆーことですやろか)


ひな「おおう。憧ちゃんのお友達さん、親の連荘阻止〜♪」

穏乃「ちょっと冷や冷やしたけどねー」


晴絵「いーんじゃない? 彼女はどうしたって実績的には格下に見られるし、それで大人しくてたら思う壺だよ」

凛「でもでも振り込んだら意味ないよー?」

晴絵「いや。振り込みを恐れずに前に出るべきなのさ。他家にとって楽な場を提供したらそれこそ勝ち目がない」

望「このルールで大人しくしてたら集中砲火で飛ばされちゃうものね」


白石『各卓2度の対局を終えまして、先鋒卓は片岡の連荘が続き二本場へ突入』

靖子『看板に偽りなしの活躍ですね』

白石『そうですね。中堅卓では大星が白のノミ手で天江の親を流したとのことです』

靖子『親を蹴る事だけに専念した一局だったんでしょう』

白石『副将卓では能口、大将卓では上重がそれぞれ和了って東三局へ進んでいます。さて藤田プロ、中堅卓東三局ですが』

靖子『荒川憩が南家、太陽が南中する時を迎えましたね。ここはちょっと見逃せませんよ』



  淡「骰子回すよー」ポチットナ

  憩「はーい。うちもそろそろ点取っとかんとあれやね〜♪」

  −カッッ−

  衣「!!」(うわぁぁ、ぽかぽか通り越してカンカン照りだぁ〜。だが憩よ、その輝きも昏き深海の淵底までは曝せまい!)

  −ザザーッ−

  淡(新感覚過ぎるよテルーw 私今すっごくファンタジーな気分だよーww なんだこれ! なんだこれ! 負けるもんかー!!)

  −ゴワッ−

  パリンッ パリンッ ボッ

  −ピシッ−


  淡「わぁ!? 停電? てかなんか割れたよっ!? あっちの照明が一瞬火ぃ吹いてた!」

  衣(う、頭ズキズキしゅる)  

  憩(クラッときたなぁ.....で、ピシッてなんやの? これまた知らん感覚やね...はて?)


白石『っと、これは長野大会の時同様でしょうか、照明が落ちた模様です』

靖子『いや、ちょっとこれ全階の照明が落ちてませんか?』


  春(きたっ! 完全に飽和した。強力な支配系の力が折り重なれば起こり得るとは思っていた)

  春(姫松の大将さんは言いました「普通の麻雀させてーな」その通り。ここからは普通の麻雀をしてもらう)








鹿児島 石戸家


初美「なんなんですかー、これ!?」

巴「なるほど、それで煽ったんですね」

霞「強すぎる力がぶつかり合って打ち消し合ったという事ね。加速と減衰でいずれも場を支配する能力だものね」

初美「えっと?」

巴「はっちゃん覚えてない? 昔、まだ姫様が憑代として未熟だった頃のこと」

霞「憑依状態が解けなくなってしまった姫様に、私が降ろした力をぶつけて飽和させたことがあったでしょ?」

初美「あー、あー! それ小学生の頃の話ですよねー?」


巴「そうそう。多分、それを引き合いにはるるが3人の力をぶつけさせたのよ」

初美「な、なるほどー」

霞「あの時は小蒔ちゃんも私も揃って体調を崩して寝込んでしまったわねぇ」

巴「そうでしたね」

霞「でも帰ったらお仕置きね。危ないことだもの、故意に仕向けるのはちょっと頂けないわ」

初美「厳しいですねー」


白石『さぁ照明の復旧を終えまして各卓の対局が再開されます』

靖子『こうした予期せぬトラブルを変に引き摺らずに良い勝負をして欲しいですね』


白石『注目の中堅卓配牌には目立った差は見受けられません。もっとこう偏りが出るかと思ったんですが』

靖子『そうですね。面子が面子だけにこの普通さが異常に感じてしまいますが、自摸を見ると.....普通だな』

白石『なんとなく集中力が戻っていないのでしょうか、手なりで打つ流れになっているかのようです。そうした中で−』


  春「リーチ」カチッ

  衣(リー棒立てた!? ....かっこいい)トン

  淡(え? 五向聴だよね? 無駄ヅモなしってこと? はやっ)トン

  憩(あらら、先手取られちゃったんかー)トン


  春(一発なし)トン

  衣(ふむ、水難を逃れたは加護か覡力か。さりとて世は寸善尺魔)

  衣「衣もリーチだ」カチッ

  ........パタン

  衣「立たぬ」

  淡「別にいーでしょw」

  淡(てか、おちびちゃんも無駄ヅモない感じ? でもそれっておかしくない?)トン

  憩(なんやろな〜、今ここにあるこの感覚、知ってる気ぃするんやけどぉ)トン


  春「ツモ、門断平は1300,2600」

  衣「!?(リー棒が倒れたばっかりに!)」


巴「和了りましたね。追っ掛け直後という事は」

霞「トゥンニャーね」

初美「これって宮守ののっぽさんの追っ掛けにも勝てるんですかねー?」

巴「どうだろう? 仮に勝てたとしてものっぽさんの場合は他にも引き出しがありますから」

霞「ともあれ、対局中に異能が戻らないようなら春ちゃんもプラスには持っていけそうね」


初美「能力封じられた時のガッカリ感は筆舌に尽くし難いですよー」

巴「経験者は語るw」

霞「うふふ」


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※滝見春の能力「トゥンニャー」
トゥンニャーは喜界島でかつて行われていた命びろいの故事に因んだ行事
追っ掛けリーチに対して即座に自摸和了り、難を逃れる事ができる
多分姉帯さんの先勝と近似の能力
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奈良 新子家


桜子「あ゛こぢゃんきたぁぁぁぁ」

穏乃「おっ、先鋒卓かー。あれ? 憧が親になってる」

晴絵「憧の点が多少戻ってるね。自力で蹴ったな」

望「にしても清澄の先鋒の娘だっけ? ホント子供の頃の憧とよく似てるわね」

晴絵「だろーw 何度見ても思うよ」

穏乃「世の中にはそっくりな人が3人は居るって言いますけど、過去の自分に似てるってのも珍しいですよね」



白石『ここ先鋒卓は東一局を起家片岡が連荘で二本場まで進めましたが、下家の新子が蹴って自らの親番を迎えています』

靖子『御多分に洩れず東場らしい片岡の持ち味が出て+15100。親こそ流されましたがまだ稼いで来るはずですよ』

白石『その片岡から2筒が出そうですが、ここは新子喰い一通を狙って鳴いて来るでしょう』


  憧「チ...」

  もこ「ポン」トン

  憧(持ってかれた〜。そう言えば夏に憩さん達と卓を囲んだ時も今みたいに鳴きたい所を攫われたんだよねぇ。参ったな)

  明華(吸い込みましたね。こうした鳴きと頭ハネの和了りの多さが対木さんの特徴の一つですが)トン


  優希(8筒。下家とお向かいさんに危険だじょ。でも下家は2筒鳴き損ねてるし対面もまだ一副露)

  優希(セオリーなら二鳴き聴牌だじょ。鳴いたばっかりだし今なら行けるじぇ!)トン

  憧「! チ...」

  もこ「ポン」トン

  憧(〜〜〜っ!! ちょっとぉぉぉぉ!)キッ

  もこ「な、なに?」タジッ

  憧「ううん、べつに」トホホ


  明華(さて、対木さんは聴牌でしょうから傾向から字牌は避けてオリるべきですけれど....河に東西北が2枚ずつですか)

  明華(2・8筒の鳴きなら南は暗刻で東か北の単騎待ち。南を切って明刻されても痛くないですし、槓はない。なら)トン

  優希(む、張り替えできるじょ。お向かいさん生牌の南をスルーなら高く見て清一、安手なら断幺で対々か?)

  優希(なら北単騎より端膨れの辺張で純全を和了りに行くじょ。黙継続で北とーれっ)トン

  もこ「ロン、混一対々南は12000」

  優希「じょ!?」


白石『出場最の跳ね直炸裂〜! 対木は+5700でトップ交代。総合でも空飛ぶ雀卓が+7600で2位に浮上です』


靖子『いいですね。東場の片岡、南場の南浦の様に得意とする場で好きにさせない事が大事ですから、これは大きいですよ』

白石『そう言えば東海大会の牌譜にも今の手と酷似した和了りがありましたね』

靖子『はい。ローカル役満の黒一色ですね。2・4・8筒と風牌の刻子で組む和了り役です』


晴絵「憧の副露を潰しながら組んだ黒一色か。差し詰めブラックホールってなもんだねー」

穏乃「おおっ、なんかカッチョいいっ!」

春菜「穏ちゃん、憧ちゃん応援したげなきゃだめ〜」

穏乃「わかってるって〜」



白石『さて、この間に副将卓、大将卓は親ノーテンのまま流局して東四局へ進んでいますが、全体的にどうでしょうこの東場』

靖子『そうですね。トップのおこた麻雀友の会が7回和了ってラスのダンデライオンと32100点差ですから好調な滑り出しです』

靖子『2位につけた空飛ぶ雀卓も6回和了っていて、天江の役満があったスーパーヅガンは2回で3位ですから』

靖子『ここまでを見れば、単発の大物手よりも数を和了る事が大切だと知らしめる結果になったと言えるでしょう』

白石『成程。現在唯一原点割れのダンデライオンは新子憧の和了1回のみで苦しい展開ですね』

靖子『エースの荒川が毎局ツモで削られている状況が痛いですね。他4卓での早急な動きが必要だと思います』

白石『その荒川、再び滝見のツモで親被り。これで中堅卓は他に先んじて南入です』

靖子『白石さん、片岡が2・3・5索の三門張ですよ』



  優希(親を流されても東場の残り二局は私がもらう!)

  優希「リーチッ!」タンッ

  憧(ぬあ、またこっちか。安牌ないなー。筒子は比較的通るカンジだけど)トン

  もこ「ポン」

  憧(ですよね〜)ニコ

  もこ(憧ちゃんの作り笑い怖い)トン

  明華(そのポン我慢して欲しかったですね。東風さんが和了りそうです)トン

  優希「ツモッ! 門断平三色ドラ1は12000!」



穏乃「くはーっ、高目の三色引き当てちゃったかー」

晴絵「宥のチームが団子状態からちょっと抜け出したねぇ」

綾「そーだった。憧ちゃんばっかり応援してたけど、この昔の憧ちゃん宥さんのチームだった」

よし子「昔の憧ちゃんてw」

ひな「むしょーに飛びつきたくなるよし」

桜子「ねー♪」

未来「でもさぁ? 憧ちゃんはあんなに変わったのに穏ちゃんは何一つ変わらないよね」

晴絵「ぶはっww」

穏乃「なに噴いてるんですかっ!! 私だってちゃんと変わってるのっ!」

凛「え〜、どの辺が〜?」


穏乃「そ、それは、中身! 憧は外見だけど私は中身が大人になった!」

春菜「あ、昔の憧ちゃんまた張ったよ」

ひな「おお、今の憧ちゃんは〜?」

穏乃「スルーすんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


  明華「リーチ」チャラン

  優希(6巡目か。例のパターンは捨てて掛かって来てる? でも東場はラスを引いたまま終わってもらうじぇ!)タンッ

  優希「リーチッ!」チャラン


  憧(親リーに追っ掛けかぁ。悔しいけどここはオリ)トン

  もこ(ほぼ原点だし無理しない。現物)トン

  明華(安牌引いただけ運がいいですね。東場は譲ります)トン

  優希「ツモッ! 立直一発發ドラ1 2000,4000!」


白石『先鋒卓東場のシメはやはり片岡! 跳ね直を受けてなお+24100は見事な戦果です』

白石『かたやオーダーチェンジで先鋒入りした雀は2度の立直も実らず焼き鳥のまま-15300。この辺はどう見るべきでしょうか?』

靖子『まぁ一荘戦ですから東場だけで語るわけには行きませんが、持ち点4700は雀明華と言えども心許無いでしょうね』


白石『するとやはりトビという形での決着も』

靖子『否定はできませんし、誰もが意識の片隅には置いているでしょう』

靖子『ただ、私個人としては雀の2度の立直はいずれも柔道で言う技の掛け逃げの様な印象を持ちましたね』

白石『掛け逃げですか。仮にそうだとした場合、本気で和了る意思はなかったという事になりますが、その意図は?』

靖子『印象付けです。得意のパターンを捨てて来たという印象操作を対片岡という局面で無理なく用いて来たように思います』







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試合当日  モニタリング席


宥「優希ちゃん凄い〜」パチパチパチ

照「片岡さんもそうだけど、副将の娘も強い。2人で+45000以上獲ってチームも首位独走」

宥「そうなんです。絹恵ちゃんも凄いんです♪」

洋榎「せやろ〜♪ あれな、うちの妹。にひっ、うちに似て才能あんねん。眼鏡美人やし」ニヘラー

怜「まーた愛宕さんちの妹自慢かいなw ほんま姉バカやなぁ」


照・宥「姉バカですが何か?」

怜「うわっ、せやった。揃いも揃って妹持ちやったわ」アイタタタ

洋榎「園城寺、妹はえーもんやで?」

照「妹がいないとか人生の大半をドブに捨てたも同然」

怜「どんだけやのww」ナイワー

宥「可愛くてあったかいですよ、妹って」

怜「そないにえーもんやったらレンタルしてやー」


洋榎「アホか。どこの世に妹を貸し借りする姉がおるんや」

照「許されない。畜生にも劣る行為」

怜「チャンピオンがさっきから濃厚すぎるでwww」

宥「松実館に泊まりに来て頂ければ玄ちゃんと一緒にお世話しますよ〜」

怜「そらおおきに。機会があったら是非行かせてもらうわ」

洋榎「それやったらうちも絹と一緒に行くでー。割安にしてやー」

照「じゃあ私も咲と行く」

宥「わぁ嬉しい♪ それなら姉妹プランを立ち上げちゃおうかな?」

照「すばらっ!」


怜「それ煌ちゃんの持ちネタや! てゆーか姉妹プランてなんやねん!」

洋榎「ツッコミ忙しないなw」

怜「誰のせいやw ほんまえらいわ」ゼェハァ

洋榎「おおっ、絹の二本場やっ!」

怜「かーっ、聞きよらん!」

照「洋榎の妹さんが活躍してる。黙って見るべき」

怜「いつの間にか呼び捨て!? それ以前に自分のチーム応援せなあかんやろ〜」

宥「絹恵ちゃんは私のチームなので〜」

怜「ww あんたにはゆーとらへんの! このトリプル姉めっさ疲れるわぁぁぁ!!」



白石『上柿の放銃、流局と来て副将卓は東四局二本場。東一局で倍満を和了った愛宕の勢いが衰えません』

靖子『インハイでも中々お姉さんの陰から抜け出せなかった彼女ですが、素直で力強い闘牌ですね』

白石『そのお姉さん、愛宕洋榎は下家能口のチームを率いる監督です。能口もここまで聴牌率は高いですね』

靖子『はい。どちらかというと門前派で即リーは避けるタイプですよね。公式の牌譜では1副露以上は鳴いていません』

白石『今の所この副将卓で和了りを見せているのは愛宕と能口だけ。得点では姉のチームメンバーを妹が圧倒しています』

靖子『能口は倍満の親被りが痛かったですね。そのせいで得点だけ見れば南浦にも後れを取っていますから』


怜「ん〜、やっぱめぐちゃんには辛い展開になってもーたなぁ」

洋榎「絹の餌食やったな」フフン


怜「うっさいわ。めぐちゃんはうちんチームのメシアなんやっ」

照「? 炊事係?」

怜「そんな、あんた、飯屋とか腰が砕けるほどベタベタな!」

宥「あ、そう言えばさっきスタッフさんがサンドイッチと紅茶のポットを置いてってくれてました。食べます?」

洋・照・怜「食べます!」


白石『さぁ愛宕12巡目に待望の東を引き当てました。今局、東はドラ。ダブ東ドラ3は上柿に当たれば試合終了の致命打だっ』

靖子『上柿も頑張りを見せて、危ない所を切っての西単騎混一七対ですから。運命の女神がどう出るか、ですね』


白石『さぁしかし、二者黙聴の捲り合いかと思われたが能口が追いついてきたぞ! こちらも黙で待ちは基本三門張』

靖子『ん〜、こうなると能口が強いかな』


照「あ、ツモられた」モグモグ

洋榎「おいこら、彩花ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

怜「あんたのチームやろっ」アホカッ

宥「う〜ん、絹恵ちゃんざんね〜ん。でもまだまだこれからっ、ファイト〜♪」

洋榎「せやな!」

照「南場は数絵が手強い。要警戒」

怜「もうええっちゅーねんww くっそ重たい愛で妹さんら押しつぶされてまうわっ!」ゼェハァ


怜「なぁ、あんたらにいっこ質問や」

洋榎「なんや? どしたいきなり」

怜「世の中にはな「姉より優れた妹などいない」っちゅー格言があるらしい。これってホンマか?」

照「ほう、浅学にして知らなかったが、中々に深みのある言葉だな」

洋榎「ふむふむ、成程な」

宥「んん〜と...」

怜「あんたらそれぞれの姉妹関係と照らし合わせてみてどないやねん?」


照「愚問だな。その言葉は確かに的を射ている」

洋榎「せやな。妹っちゅーんは姉の背を追いかけてくるもんや。やっぱそこがかわいーんちゃうか」

照「そうそう」

怜「さよかー。松実の姉さんは?」

宥「う〜ん。私は玄ちゃんには何一つかなわないかなぁ」

照・洋「!!?!」

照「いやいや、宥は阿知賀のポイントゲッターの筈」

洋榎「せや、かなわんちゅーことはあらへんやろ?」


宥「ええ〜、エースは玄ちゃんだよぉ」

照「お、おもち力!」グサッ ズーン

洋榎「自爆すんなっ!」ハッ! ウチアキラカニ マケトッタァー

宥「それもあんまり違わないと思うの。それに玄ちゃんはいつでも私のこと守ってくれたし。優しくてあったかいもん」

怜「宥さんは姉の鑑やなー。一人っ子のうちにもそれは分かるで」

宥「そんなことないよぉ////」

怜「それに引き替え、こら、そこでプスプスいってる二人!」

照「ぐぬ」

洋榎「胸以外は行ける筈なんや...」

怜「真実を告げたるわ。あの言葉とはまるで真逆の「妹より優れた姉などいない」ゆー言葉もあるんやで」


洋榎「なん...やと」

照「貴様、試したのか...」

怜「あんたら二人は失格や。姉妹は優劣をどうこうするもんやない。それでも問われた時は相手を自らの上に置くもんやないか?」

洋榎「か、完敗や」

照「言葉もない」

宥「あの〜、まだ続きます? お茶、熱いのと替えようと思うんですけど、後にします?」

怜・洋・照「頂きます!」

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東京 ワハハ祖母宅 離れ


佳織「ただいま〜」

桃子「戻ったっす〜。ムッキー先輩来てるっすかー?」

睦月「何とか辿りついたよ」

智美「お〜、随分かかったなぁ。寒かったろー?」ワハハ

佳織「かなり冷え込んできてるよ〜」

睦月「お疲れさま。今お茶淹れるから」

佳織「ありがとー」


ゆみ「どうだった築地市場は? 年末は大層混むらしいが」

桃子「すごい人いきれだったっすよー。老若男女外国人問わず人、人、人っすねー」

佳織「海鮮ちらしを買ってきましたので、良かったら」

ゆみ「おお、これは美味しそうだな。なんとも目に鮮やかだ」

睦月「イクラたっぷりで贅沢ですね」

桃子「築地本願寺すごかったっすよっ、やっぱり先輩たちも来ればよかったのに」

智美「そうは言ってもこの番組は見逃せないからなー」ワハハ

ゆみ「そうだな。年が明けたらどこかへ初詣に行こう」

佳織「都内だとメッカは明治神宮や浅草寺でしょうか?」


智美「浅草界隈なら色々案内してやれるぞー。今年の浅草はスカイツリーを眺めるスポットにもなってるしなー」ワハハ

睦月「スカイツリーいいですね。ライトアップされて綺麗だろうなぁ」

桃子「はぁ、一息ついたらお腹が減ってきたっす」

ゆみ「私も我慢の限界だ」

佳織「取り皿回しますねー」ハイ

智美「おまけのガリが山盛りだな。これ用の皿もいるぞ」

睦月「全員取り分けられたかな」

桃子「オッケーっすね」

ゆみ「では頂こうか」

ゆ・智・睦・佳・桃「いただきますっ」



白石『大将卓、南一局は鳴いて仕掛けた上重の親を池田が回り込むような打ち回しで流しまして、現在親番の南二局』

白石『先鋒片岡、副将愛宕に続いて池田も単独+のトップを行きます。おこた麻雀友の会も141400点の単独+です』

靖子『完全に序盤を制しましたね。見る側としてはこの独走にどのチームが待ったをかけるか期待してしまいますが』


  華菜(前局、親が臨海の發を鳴いて手が止まってたな)トン

  慧宇(北家一打目に白でこの中盤まで次が出ない。ならそろそろヨッ)トン

  漫「それポンッ」

  莉子(飛ばされちゃった。上重さんまた特急券。私も早く和了りたいけど)

  漫(さっきは聴牌止まりで先越されてもーたけど、今度こそ和了ってプラスに戻さんと)トン

  華菜(今度は白か。どーなる?)トン


  慧宇(前局、緑發は鏃。矢傷を受けたら和了れないヨ。指を加えて見いてるだけネッ)

  慧宇(白板は標的。的に掛けられた貴女は他家に振り込む定めネ。ゴシューショーさまヨッ)トン

  莉子(愚形かぁ。でも聴牌に取って様子を見る)トン

  漫(よっしゃドラ暗刻った。ここは勝負ですやろっ!)タンッ

  莉子「ロ、ロン! 断幺一盃口 3900です」

  漫「っちゃ〜。振ってもーたかぁ」トホホ


桃子「もう準決勝なんすね」

智美「そうだぞー。この卓は先鋒から大将まで全部同時に対局してるんだ」ワハハ


佳織「なんか面白そうかも」

ゆみ「見ている分にはな。実際これをやったら5卓分の点数に追われて集中力が保ちにくい筈だぞ」

睦月「ですね。私はちょっと遠慮したいルールですよ」

智美「とは言っても、今みたいにトップに立ったチームは個別の得失点とは別に全員が余裕を持てるんじゃないか?」ワハハ

ゆみ「そういう見方もあるにはあるな。しかし持ち点20000は結構シビアだぞ」


  漫(なんやねんもう。これ幸いと喰いついた役牌鳴きに綾が付いてもーたカンジや)トン

  華菜(むー。確かに鳴いた本人は和了れてないよな。けど鳴かせた本人も和了ってないし。それってどーなんだ?)トン


  慧宇(今度もそろそろいいカナ? 紅中当たれッ)トン

  莉子「あ、ポンです」

  漫(そっちも綾ついてまえ〜w)トン

  華菜(3連続....まぁ意図的に狙って鳴かせてる気はするよな)

  華菜(あ〜やめやめっ! 監督と約束したし、華菜ちゃん約束は守るし!)トン

  慧宇(紅中は命中。貴女の点棒、私が貰ってあげるヨッ)トン

  莉子(自風入って混一狙えそう。索子は対面が集めてそうだけど、下の方ならいけるよね)トン

  慧宇「ロン、七対ドラドラ、9600」

  莉子「あ....はい」



白石『大将卓初めての連荘は郝慧宇。不用意に役牌を鳴かせる打牌が続いていましたが、初和了、初連荘でプラス回帰です』

靖子『いや、不用意にではなく、意図的なものがあったように感じました』

白石『とすると、鳴いて流れを変えるといったようなものの変化形でしょうか?』

靖子『そこはまだ何とも言えませんね。ただ、アジア大会銀メダリストが3局続けて不用意に役牌を鳴かせることはしないでしょうね』

白石『なるほど』


智美「鳴きで流れを変えるってーと、龍門渕の井上君みたいだなー」ワハハ

桃子「鳴かせて変えるのもありっすけどね。それだとトップへの牽制が目的で、究極的には差し込みとかになってく気がするっす」

ゆみ「確かにな」


睦月「三元牌というのがちょっと暗示的ですよね」

佳織「なんで?」

睦月「三元牌って、幾つか由来が言われているけど、白は的、發は矢、中は命中を意味するという説があるんだ」

佳織「へー」

睦月「白を鳴いて的になって他家に振り込んだ。發を鳴いて矢を受けて和了れなかった。中を鳴いて鳴いた先から直撃された」

ゆみ「なるほど、面白いな。それが当たりなら持ち点20000のゲームで急ぎ足になり勝ちな失点者は容易に餌食になってしまう」

智美「でも郝慧宇って、早和了りやドラ爆もやるよーな多彩なタイプの打ち手じゃなかったか?」

桃子「そっすね。守りに入るとやたら堅いってのもあるっす」

佳織「それで三元牌のおまじないもできちゃったら本当に強いですね」スゴイナー



白石『さぁ、郝の一本場ですが、副将卓で動きがあったようですので、一旦そちらに移りたいと思います』

靖子『ほんと疲れますね。5卓同時とか白石さんも回しきれないでしょう?』

白石『ははは、一杯一杯なのは本当ですが、藤田プロの弱音が聞けただけでも良しとします。引き続き解説宜しくお願いします』

靖子『はいはい』


  郝(姐姐のチームに2位はないヨッ。ここから勝負決めるネ。疾如風!)

  −ゴゴッ−

  莉子(わぷっ!? か、風?)

  漫(はい聞いてまへんこんな話、ムリッ!)

  華菜(なんか来るなこれ。ドラ爆は食らいたくないし、序盤で勝負できなきゃ堅く守って見ていくか)







大阪 清水谷家


由子「副将卓よー」

セーラ「次鋒卓空気すぎるやろw」

泉「船久保先輩チラッと映っただけですもんね」

竜華「点差的には怜んとこの国広ちゃんがトップやったけど、派手さがないんやろな」

由子「南一局は南浦さんに和了られてるのよー」

セーラ「ほー、満貫和了っとるんやな。二回戦でも強かったもんなー」

泉「ほんとですよ。とんだ伏兵ですわ」


竜華「まーた怖い手伸ばしてきてるでー。門混一通南ドラやったら立直なしでも親倍や」

由子「混一までは来ないで欲しいのよー。怜ちゃんところの娘がトビで終わっちゃうわー」

泉「あ、絹恵さんが先に張りましたよ」

セーラ「よっしゃ立直や立直! ポッと出の1年坊なんざ足止め立直で黙らしたれっ」イケー


  絹恵「リーチするで」チャラン

  彩花「チー」トン

  数絵(この人の鳴きは一発消し等ではない。となると2人に聴牌されたのは正直キツイですね)トン

  恵(うう、完全に焼き鳥。でもオリるしかないですよぉ)トン



白石『南場を得意とする南浦が親番ながら、愛宕の立直に止められた。能口の聴牌は流局対策でしょう』

靖子『愛宕はきちんと南浦対策していますね。得点度外視で聴牌優先。前局は間に合いませんでしたが、これは良い立直です』

白石『これで親が流れて南三局は崖っぷちの上柿が親です。何とか粘りたいですが、どうでしょうか?』

靖子『ここまで一度愛宕に振り込んだだけですから健闘はしているんですが、やはり厳しいですね』

靖子『いっそ開き直って、普段の自分は通用しないという前提で新しい試みに手を付けることも大事かも知れません』


セーラ「愛宕の妹褒められとるやん」

由子「洋榎が聞いたら鼻の下伸ばすのよーw」

竜華「そやろなーw 洋榎さん絹恵ちゃん大好きやからなぁ」

泉「双方向のシスコンですよね」


セーラ「おっ、まーた南浦と愛宕妹の一騎打ちやぞ」

竜華「上柿さんは県大会でも下位の娘ぉやってさっきゆーてたからなぁ」

泉「ちょっと大物食いはできそうにないですね」

セーラ「オレに言わしたら大物なんておらん卓やけどなw」

竜華「南浦さん張ったな。高目三色の断平一盃口か」

由子「でも、どんなに高く和了っても親からはもう1900点しか取れないのよー」

セーラ「あ〜、そーやった。マイナス分までは食い込まれへんルールやったなー」

泉「それだと直撃以外で絹恵さん捲るのは難しそうですね」



  数絵「リーチ」チャラン

  恵(あう、みんなごめんなさい。あたしゃ、も、ムリ....)トン

  絹恵(オリか。可哀想やけどしゃーないわな。せやからうちが勝負したる。取っておいたコイツで)パタッ

  絹恵「カンッ」

  数絵「」ピクッ

  絹恵(よっしゃ、強い引きや! この卓制しておねーちゃんの鼻あかしたる!)

  絹恵「リーチやっ!」タンッ

  数絵「通しません。ロン! 立直、槓振り、燕返し、断平三色一盃口」

  絹恵「まっ....じ、かいな...」

  数絵「ウラウラ。あと1枚乗れば3倍満でしたが、16000と前局のリー棒頂きます」



  ----カットイン----


  優希(誰かが倍満喰らったじょ....。一時は14万越してた点が116200か。これは良くない流れだじぇ)

  初瀬(ごめん、私じゃ跳ねのけられない。こっちはジャブ打ちながらステップバックするので精一杯だもん)

  淡(あーもうっ、私がもっと行けてればなのに! あれもこれもちぐはぐで全然和了れてないじゃん!)

  華菜(場が平らになってきたらホッとしたヤツを見つけてもっかい突き落せばいーし。頼むから慌ててくれるなよ、ひよっ子ども)


  憧(よーし、追い風来た〜♪ チームは原点戻し、私もこっからブラスに戻るわよ〜)

  浩子(どこも南場やろーし、数絵さんがやってくれたかもしれませんね。せやけど祝砲打つには国広さんがお邪魔やねんなぁ)

  憩(荒川番外地異常なし〜♪ 番外編のことは忘れて、みんな頑張ってや〜)

  莉子(浮いてきた? あ、私もせめて逆転手のお手伝いくらいはっ!)


  ----カットアウト----



白石『やはり南場は南浦数絵が強かったー!! 今大会初の槓振りが燕返しとの合わせ技で綺麗に決まって一本!!』

白石『南浦数絵、このまま南場を制して勝負も征する勢いかっ!? いやー、藤田プロ、どうでしたか今のは』

靖子『どうって、ノリノリの白石さんが見れて良かったですけどw』クスクス

白石『そ、そういうのはやめて下さい////』


由子「...........」

セーラ「おーい、生きとるか〜?」

竜華「いってしまわれたようや」

泉「惜しい人をなくしましたね」


由子「なんなのよ〜〜っ!!!」バタン

セ・龍・泉「あ、元気やww」

由子「あーもー、どーにでもなーれっなのよー」ゴロゴロ

セーラ「ゴロゴロしはじめたw」

泉「なげやりモード入りましたねw」

竜華「せやったらギョーザ作りはじめよか?」

セーラ「おっ、ええな! 皮で包むとこまでしとったら、みんな来てから慌てることもないで」


竜華「お肉だけ買ってこなあかんねん。真瀬さん付き合って」

由子「はいなのよ〜」ムクッ

泉「うちらは待ってるだけでえーんですか?」

竜華「戻ったら手伝って貰うわ。好きにしててえーよ」

セーラ「したら今度こそ竜華の部屋探検やなw」

竜華「しつこいっ! 泉、見張っててな」

泉「了解でーす」ケーレー









各卓得失点現況、並びに総得点


先鋒南二局:片岡+20500/新子-7300/対木+4900/雀-18100

次鋒南二局:国広+13200/船久保+1600/岡橋-3300/伏屋-11500

中堅南四局:滝見-6100/天江+21700/大星-14200/荒川-1700

副将南三局:能口-4000/南浦+20900/上柿-18100/愛宕+1200

大将南三局一本場:上重-7700/池田+12000/郝+2800/安�-7100


総得点:空飛ぶ雀卓86200/スーパーヅガン90900/おこた麻雀友の会116200/ダンデライオン106400






今週はここまで〜
5卓同時はしんどいなっ! 見切り発車って怖い(カタカタ




岩手 臼沢家


塞「愛宕さんもったいなかったなー」

胡桃「槓から聴牌した勢いでそのまま立直しちゃったからねぇ」

エイスリン「ジコッタ!」

白望「上柿って娘を飛ばして終わらせに来るだろうし、逆転するのはしんどそうかなぁ」

胡桃「お、次は先鋒卓だよ」


  明華「ツモ、混一全帯二盃口、4000,8000」

  −フワッ−


  優希(風? 今卓初の終盤14巡目で東単騎ツモか。こっから来るのか?)

  憧(ここで被るとか!? やばいやばい! せっかくいい手張ってたのにぃ)

  もこ(これ来たっぽい。けど、この人、宮永さんみたいに連荘して来るわけじゃないから平気...のはず)


白石『先鋒卓はここまで我慢の雀がようやく反撃開始か。東単騎を自摸って倍満の和了りです』

靖子『まぁ、こうでないとオーダーチェンジをした意味がないですからね。チームとしては次も期待している筈ですよ』

白石『確かにそうです。元々この先鋒卓には野口彩花が座るはずでしたが、愛宕監督によるオーダーチェンジがありました』

白石『先鋒の能口と副将の雀を入れ替えてきたわけですが、立ち上がりから苦しい展開に見舞われた雀であります』

白石『風神と呼ばれる彼女が東単騎の和了りというのも何か印象的ではありますが』

靖子『彼女に限らず客風単騎はよくやりますけどね』


白石『っと、ここでもう一度副将卓です。慌ただしいですがご了承下さい。どうやら決着が付きそうとのことです』

靖子『来ましたか。このルールですから早い卓もあるだろうとは思っていました』


塞「なんか落ち着かないよね〜♪」

エイスリン「デモ ソレガイイッ!」

胡桃「ハラハラするもんね」

白望「のど乾いた」

塞「自分でやる!」

白望「はい」

エイスリン「スナオッ!?」

胡桃「モンブラン効果www」



  恵(やっと中盤過ぎたけど、流局まで遠い。どうしよ)トン

  絹恵(思うように伸びひんかったけど、悪くない待ちに取れそうやん。萬子の両面から先に埋まっても問題なしやで)トン

  彩花「ここは立直かなー? 足止めできりゃ儲けもんってね」チャラン

  数絵(上家は筒子の染め手か、下の三色も残ってますね。この状況、自摸か上柿さん以外からの出和了りを狙うはず)

  数絵(狙われているならば、ここは追わずに息を潜めましょう)トン

  恵(中とか生牌だし、發なら2枚切れだったのに....これじゃ形聴も取れないですよ)トン

  絹恵(張った。リー棒出とるし、さっきのミスの罰や思ーて黙で行っとこか。ポニテちゃん、遠慮のう振り込んでええんやで)トン

  彩花「一発ッ! なわけねーよなw」トン

  絹恵「おどかしっこナシやでぇ」


  数絵(聴牌。しかし、字牌は今や上家にも対面にも危険。ならば北を抱えて頭を崩しましょう)トン

  恵(あ、鳴けば聴牌できる。どうせ散るなら闘って散りますよっ!)

  恵「チー」トン

  数絵(ここで鳴いて暴牌切りですか。上柿さんは最後まで大人しくしていると思っていたのですが...)

  絹恵(大人しいもんが大人しいままでいる。それはあんたの思い込みの勘違いや。いい鳴きやった。ありがとさん!)

  絹恵「ツモッ! 小三元白中ドラ1 きっちり跳ねたでっ、6000allや! まくったで」ドヤッ

  数絵「くっ....」マケマシタ

  彩花「だぁぁぁぁ、終わりかよっ。さっすが姉さんの妹君ってか。あたしは南場いーとこなしだったー」ガリガリ

  恵「お疲れさまでした」グッタリ



白石『副将卓終了! 最後は直前の振り込みで転落した愛宕が意地の親っ跳ね! 捲り返して決めたっ!』

靖子『上柿の払いが1800止めで、900差か。能口のリー棒が餞別代りでしたが、いい勝負でしたね』

白石『そうですね。副将卓は南四局、通常ルールに当たる半荘にて全対局を終えました』



東一局 親 能口 / 和了 愛宕 4000,8000

東二局 親 南浦 / 和了 能口 800,1600

東三局 親 上柿 / 流局 南浦+3000

東四局 親 愛宕 / 和了 愛宕 5800  放銃 上柿

東四局 一本場  / 流局 南浦・愛宕+1500

東四局 二本場  / 和了 能口 1600,3100

南一局 親 能口 / 和了 南浦 2000,4000

南二局 親 南浦 / 流局 能口・愛宕+1500 (愛宕:供託1000)

南三局 親 上柿 / 和了 南浦 16000+供託1000 放銃 愛宕

南四局 親 愛宕 / 和了 愛宕 6000all+供託1000(能口)


※上柿、トビにて対局終了。南四局、上柿の支払いは1800止め


愛宕絹恵+15700/南浦数絵+14800/野口彩花-10500/上柿恵-20000



塞「よっし! よくやった!」

胡桃「やっぱ対戦したことある人が勝つと嬉しいよねー」

エイスリン「オメデトウッ」

塞「いぇ〜い♪」ハイタッチー

白望「姫、お茶が入りました」スッ

塞「くるしゅーないw」

胡桃「くるしい!」

エイスリン「クルシイッ」

白望「.....注げばいーんでしょ」ヤレヤレ







大阪 清水谷家


泉「ちょwwww」

セーラ「真瀬ちゃんのおらん間にwwww」

泉「今頃傷心のままお肉買ってますよw」

セーラ「いや〜、にしても意地の捲り勝ちやったなー」スカットシター

泉「勝った時のドヤ顔が洋榎さんに良く似てましたね」

セーラ「なーw ほんま姉妹やなぁ」



白石『ここ次鋒卓はたった今、岡橋が直撃で船久保を追い落とし、プラスに戻しました。船久保はマイナス転落です』

靖子『岡橋は大きな和了りこそありませんが、一本場へ進んだ国広、船久保の親を全て彼女が蹴っているんですよね』

白石『成程。確かに南一局一本場でも国広を直撃で止めています。東一局一本場は伏屋に当てて国広を阻止』

靖子『副将卓は下馬評通り格下の上柿が苦しみました。岡橋がここからトップの国広と伍せるか、期待したいですね』


セーラ「やっと次鋒卓か思たらフナQ転げ落ちとるんかいなwwww」

泉「先輩、容赦なく笑いますねww」

セーラ「いやいや笑う他ないでぇ。次代の千女の担い手がこれやったら先が思いやられるわ〜」

泉「私は接戦でしたから!」

セーラ「へいへい」



  浩子(あかん。下家の娘ぉが前に出過ぎなんが気にかかって思うように打たれへんですわ。一発当てて黙らしたいですね)トン

  初瀬(+200だけどとにかく這い上がった。今はこのペースで続ける。小走先輩直伝、浮かせ打ちっ)トン

  那都(またですか。これに幻惑される。手を開けば安いのに心筋や怖い筋の中張牌を切られると無視できない)トン

  一(上家は端に寄せるのかな? 思ったよりやり辛いんだよね、この卓。でもトップだし自信を持って打っていこう)タンッ

  一「リーチッ!」カチッ

  浩子(せやからその園城寺立直やめーやw!)イラッ



白石『国広一の立直です。待ちはドラ含み8999の7・8索待ちだ』

靖子『岡橋に引き摺られて走り気味の卓ですから、立直が掛かるだけでも十分な負担でしょうね』


セーラ「あちゃ、大阪ガスドラかいな」

泉「船久保先輩、5索嵌ったらガス切りますよ」

セーラ「よし、次巡で7索嵌めて4索切れ。オレが許す」

泉「無茶言いますねw」


竜華「戻ったでー」

由子「ただいまなのよー」

セーラ「お疲れ〜。またまた大阪ガスが空気読まん展開になりそーやで」

竜華「またかいなw」

由子「あら、船久保さんの出番来てたのねー」

泉「あっ! ガス引いたww 大阪ガスが微妙に空気読んで来ましたよ」

セーラ「そー来たかーw よし、そのまま雀頭にしとけ。オレが許す。次は5索にチェンジな」

竜華「ほほーう、大阪ガスもちょっとは成長したな」

由子「雀牌が成長とか意味不明よー」


泉「ぎゃー、7索引っ張って来たーwww」

竜華「ガス1枚邪魔ww」

セーラ「えー加減にせーよ、大阪ガスぅぅぅww!」

泉「7索が悪いのにガスのせいてww」アワレヤ

由子「抱え込んで亜両面なのよー」



  浩子(切れるワケないやろ、くそぼけガス! 手が動かせんくなったやないの〜)トン

  初瀬(一通テンパったけど上家も何かありそう。親だからオリたくないけど一回様子見)トン

  那都(形聴で回す。ツモらないで下さいね)トン

  一「ツモッ! 立直ドラ1 1300,2600」

  浩子「あかんわ〜、このまま逃げ切られしまいそーですねぇ」ハライー

  一「そーだといーんだけどねー♪」ムシリー


白石『国広、再び岡橋を沈めて盤石の一人浮き。続く南四局はそろそろ和了っておきたい伏屋の親番です』


※次鋒卓 得失点現況: 国広+18400/船久保-3200/岡橋-2400/伏屋-12800







奈良 新子家


未来「憧ちゃん凹みすぎぃ!」

穏乃「だ、だいじょぶだって...」チラッ

晴絵「いや、こっち見られてもw」

穏乃「うう、憧ぉ、がんばれっ、がんばれっ!」

桜子「ぎゃー、親の当たり牌引いたぁぁぁぁぁぁぁ!!」ヒギィ

ひな「抱えたっ」フイー

よし子「でも下家の当たり牌掴んでるぅぅぅぅ!!」

凛「切っちゃダメぇえぇぇぇぇぇ!!!」

穏&倶楽部メンバーズ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

晴絵「うるさいwww」



  憧(通ってちょ!)トン

  もこ「......」ジー

  もこ(するー)トン

  明華(あら? そこが当たりだと思いましたが、山越しなら新子さんの持ち点以上の手という事になりますか)トン

  優希(む、鳴けもしないしオリるじょ)トン

  憧(ラッキー、安牌。って、こんなことで喜んでる場合じゃないって。とほほ)トン

  もこ「ツモ。混一対々三暗刻、3000,6000」

  憧(げっ、直撃取らないでくれたんだ....感謝! でも、なりふり構わず誰からでも点取りに行くわよ〜)



白石『この和了りはーっ。対木もこ、またまた黒一色で跳ね満っ! 片岡との差もわずか600と追い上げてきました』

靖子『新子が危ういですね。鳴きを潰されて調子が掴めないでいるように思います』

白石『そうですね。ここまで新子の鳴きたい所を対木が被せてくるシーンが何度かありました。悪い流れから抜け出せるのか』


晴絵「1700点まで減ったかー。こりゃキッツイな」

穏乃「他人事みたいにっ」

晴絵「いや他人事だし」

望「インハイに連れて行ってもらった恩も忘れてw」

桜子・ひな「そーだそーだ」

晴絵「うっ....」ポリポリ


穏乃「これはキッチリとした落とし前が必要ですよ?」

晴絵「いやぁ、私は憧が勝つと信じてるからねぇ」ゲフンゲフン

綾・凛「ほんとに〜?」

晴絵「ほんとだって」フイッ

春菜・よし子「目ーそらした—w」

晴絵「いやいや、よし。じゃあもし憧が飛んだら何でも好きなもの出前取ってやるよ。憧は勝つからね」

穏乃「!? くっ、憧の犠牲には涙を禁じ得えないけどっ、ラーメン食べたいっ!!」

桜子「ピザー!」

ひな「お寿司一択!」

よし子「中華な気分かなぁ」


凛「ピザが出たからそれ以外のイタリアンでー」

綾「わたし天婦羅たべた〜い」

未来「うなぎ〜」

春菜「ケーキの出前もあったよね?」

望「えーっと、酒屋さんの番号は...」

晴絵「おまえらひどすぎだろっwww」


  憧「ロン! 5200」

  明華「はい」



白石『新子、起死回生の和了も、下位同士の苦しい点数移動です。上位から点が取れませんね』

靖子『ええ。それでも速攻が綺麗に決まったのはこの先の良い材料だと思いますよ』


穏乃「あぁ〜」

晴絵「あぁ〜、ってなんだよw」

穏乃「いえ、別に。ちゃんと応援してますよ?」メーソラシー

晴絵「薄っぺらい友情だなw」


※先鋒卓 得失点現況: 片岡+13500/新子-13100/対木+12900/雀-13300







大阪 清水谷家


セーラ「こねこねこねこねこ〜ねこねっ、とくらっ」

泉「えーカンジにこね上がりましたね」

セーラ「やろ?」ドヤァ

竜華「そしたら皮はこれな。二人で1袋分けて使ーて」

セーラ「ほいほい」


由子「これって包み上げる時のタックがうまく取れないのよー」

泉「あー、なんかぐちゃぐちゃしてまいますよね」

竜華「てきとーでえーんよ。味は変わらんし」

セーラ「お、漫ちゃんや。大将卓来たで」

由子「待ってたのよー。絹恵ちゃんの逆転劇見逃しちゃったし、漫ちゃんには頑張ってもらうのよー」

泉「皮切れてますよ」

由子「ぎゃーなのよー!」



白石『ここ大将卓は郝の連荘で南三局四本場を迎えています。安福のダブル立直から動かず中盤突入の7巡目』

靖子『ここを和了られるとトップ交代ですから、池田は何とか粘りたいでしょうね』


  莉子(嵌張でも郝さんの勢いを止めるにはダブルリーチで良いと思ったけど、来るのかな)トン

  漫(河が伸びて安牌で回せるゆーても、手が作られへんし、ジリ貧ですやん)トン

  華菜(前局差し込み切れなかったってのに今局はさらに無理だし。ダブリーは悪くなかったけど、さっさと和了れよ)トン

  慧宇(4連荘したし、疾如風の早和了りも潮時ネ。これ鳴いてくれれば儲けものヨ)トン

  莉子(生牌の白かぁ。上重さんちょっと腰使った? 2枚持ってるのかな)トン

  漫(鳴かん方がえーよーな気ぃしたけど、ん〜、どーにも手が伸びひんなぁ)トン

  華菜(我慢我慢)トン

  慧宇(もうダブリーに振り込む流れはなくなったネ)トン

  莉子「ツ、ツモッ! ダブリーツモでウラは...1枚あります。2000,3900の4本付けです」



セーラ「おー、泉捲った娘ぉがなんとかツモったなぁ」

泉「いちいち捲ったとか言わないで下さいよw」ンモー

由子「漫ちゃん頑張ってよー」

竜華「真瀬ちゃんが見てるとダメなんやないのw?」

セーラ「それやな」

泉「それですね」

由子「そんなわけあるかーなのよー!」プリプリ

泉「皮切れてますってw」

セーラ「もうボロボロやなww」

竜華「破れたヤツは真瀬ちゃんのノルマやからw」



白石『連荘明け南四局は池田が中盤に先制立直。上重がドラを抱えて追いすがるが間に合うかどうか』

靖子『郝は手が止まっていますし、安福はオリ気味ですから、ここは二人の対決ですね』

白石『はい、ここで次鋒卓に動きがあった模様です。西二局、船久保が親満を和了って国広を1400点勝ち越しています』

靖子『すると、前局の安福の和了りとつないで再びダンデライオンが原点に戻してきましたね』


セーラ「お、フナQ映った」

竜華「そのまま流されるかと思ったわ」

泉「まぁそこは録画ですから」

由子「トップとは言ってもまだまだ次鋒卓は先が見えないのよー」

セーラ「中堅卓も空気になって来とらん?」

竜華「そーやな。しばらく憩ちゃん見とらんかもな」



白石『南四局はこのまま流局になりそうですが−』

靖子『まるで見越していたかのような捨牌だったな』


  慧宇(徐如林....。和了らずとも私の勝ちネ)トン

  華菜「ちぇっ、マジで長嶋かよ。やられたな」

  慧宇「世界のナガシマ、華麗な流し打ちねネッ」キリッ

  華菜「うるさいしww」

  漫「ややウケですわw」

  莉子「これ流局扱いの方ですよね?」

  漫「そーですね。おこたさんのリー棒残して西入ですわ。はい、子ぉやから2000」

  慧宇「どうもネ〜♪」



由子「漫ちゃん5700点まで減ってる....」

竜華「のよーが消えとるで」

セーラ「重症や」

泉「園城寺先輩のチームやし、頑張って欲しいですけど。押され気味ですね」


※大将卓 得失点現況: 上重-14300/池田+4400/郝+13100/安�-4200







東京 ワハハ祖母宅


桃子「阿知賀のツインテさん、この満貫手は和了れそっすね」

睦月「彼女、倍満や満貫の親被りが痛かったですよね」

ゆみ「ここでトップに満貫親被りさせておけば少しは希望が見えてくるな」

智美「でもなー。風神が南三の倍満から例の展開なら、そっちに引っ張られる展開もあるんだよなー」ワハハ

佳織「和了りましたっ!」

ゆみ「新子は勿論、片岡もまだまだ稼ぎたいだろうし、飛ばしに掛かるのは対木だけか」

智美「以前松実さんのチームがトップだが、ラスとの差も25000程度だし。どうなるかなー」ワハハ


睦月「そろそろ中堅卓を見たいですね」

桃子「そう言えば回って来ないっすね。あの面子で目立った展開になってないって、逆に気になるっす」

ゆみ「ふむ。天江衣の開幕役満からこっち大人しいものだな」

佳織「風神さんまた風牌の単騎ヅモだぁ」

智美「6巡目3900の和了りかー。速く安くなってきてるなー」ワハハ

睦月「西単騎か。倍満が東単騎でしたから、西二の満貫は南単騎だったかも知れませんね」

ゆみ「ん? おい待て。欧州で初めて風神の名で呼ばれた時の牌譜もそんなだったんじゃないか?」

桃子「そうなんすか? 見てみるっす」スマホイジリー

ゆみ「ローカルの予選か何かで、邦訳サイトはないと思ったな。何かの時に調べたんだが」

睦月「ローカルの予選だと英語どころか仏語のサイトかも知れませんね」


智美「おっと、次鋒卓は千里山が連荘してるっぽいなー。西二の二本場だー」ワハハ

佳織「国広さん、ドラ抱えて断幺平和一盃口でしょうか?」

桃子「ドラ引いて中膨れっすね」


  一(頭と一盃口にドラの対子ならニコニコの方が近道かもねっ)トン

  浩子(ドラの次位牌かいな。連荘阻止の駆け足さんかと思たら、なんや手ぇ伸ばしてきてるみたいやな)トン

  初瀬(にわか仕込みの浮かせ打ちじゃ長丁場は通用しない。役牌握ったし、今はとにかく早く和了りたい)トン

  那都(ここまで1度しか和了れていないのは申し訳ないですね。とにかくここは連荘阻止で)トン



ゆみ「七対子に移行か。断幺ドラドラで黙の満貫なら分の良い勝負だろう」

智美「お、待ちを4索に取ったぞー。親狙いかなー」ワハハ

桃子「いや、8筒に変えたっすよ」

睦月「それだと上家に当てることになりますね」


  一(結果的には船久保さんの罠を避ける意味でも単騎に取れたのは良かったかもね)トン

  浩子(相変わらず下家が強い所切って来るんが鼻につきまくりや。大人しくしとられへんのかいな)トン

  初瀬(とにかく宥さんの指示通り最後まで強気で回す)トン

  那都「ポンッ(自風のみでもこれで聴牌)」トン

  一「ロンッ! 満貫二本付けは8600!」

  浩子「あっちゃ〜、やられた〜」

  那都「....3200の払い止めです」

  一「毎度あり! お疲れさまっ♪」

  初瀬「お、お疲れさまでしたっ」ペコッ



白石『次鋒卓決着です! 西二局二本場、国広一の満貫手が伏屋那都を直撃っ、国広、再逆転のトップで終了しました』

靖子『船久保とは僅か600点差ですから、本音としてはもう少し稼ぎたかったと思いますよ』

白石『そうですか。とするとここで終わらせたのは何故なんでしょうか?』

靖子『この卓では岡橋初瀬がトリックスターの役割を果たしましたから、ペースの作れない卓を蹴れる時に蹴ったとも取れますね』

白石『なるほど。ともあれ、副将卓に続いて次鋒卓もトビ終了という結果に終わりました』

靖子『まぁ20000点スタートの一荘戦だと中々戦いきれるものではありませんから、トビ自体は普通だと思います』



東一局 親 国広 / 和了 国広1300all

東一局 一本場 / 和了 岡橋2900 放銃 伏屋

東二局 親 船久保 / 和了 岡橋1000 放銃 船久保

東三局 親 岡橋 / 和了 国広2000,3900

東四局 親 伏屋 / 和了 船久保1000,2000

南一局 親 国広 / 和了 国広2000all

南一局 一本場 / 和了 岡橋2300 放銃 国広

南二局 親 船久保 / 和了 船久保1300all

南二局 一本場 / 和了 岡橋3500 放銃 船久保

南三局 親 岡橋 / 和了 国広1300,2600

南四局 親 伏屋 / 和了 船久保3900 放銃 伏屋

西一局 親 国広 / 和了 伏屋 1200,2300

西二局 親 船久保 / 和了 船久保4000all

西二局 一本場 / 和了 船久保800all

西二局 二本場 / 和了 国広8600 放銃 伏屋


※伏屋、トビにて対局終了。西二局、伏屋の支払いは3200止め


国広一+14500/船久保浩子+13900/岡橋初瀬-8400/伏屋那都-20000







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試合当日 大講堂 モニタリング席


洋榎「飛びよったぁぁぁぁ!!」

彩花「那都のヤツやっちまいましたねぇ」

怜「なかーまww」

洋榎「じゃかましいw」

絹恵「おねーちゃんとこ2卓合せて-30500やんw こら敗退濃厚やね」


洋榎「あーっ、あーっ! 絹はそーゆーこと言わん娘ぉや思っとったのになぁ! おねーちゃん悲しいなぁ!」

宥「洋榎さん、絹恵ちゃんのこと一杯応援してくれてたんだよ〜」

照「敵味方に分れようとも姉妹の絆は揺るがない」

絹恵「えっ//// そーやったんか。ありがとな。意地悪ゆーて悪かったわ。堪忍やで、おねーちゃん」

洋榎「わ、分かってくれたらそれでえーねん////」

怜「絹恵ちゃん、大阪勢としては胸のすく捲りやったで〜」

絹恵「おおきに〜♪」

怜「めぐちゃんもトビとか気にせんでええよ。このルールやったら全卓トビ終了やっても何もおかしーことないわ」

恵「はい。あとは精一杯応援しますよ」ギッヒ


照「あれ? 南浦さんは?」

彩花「トイレじゃないっすか?」

絹恵「あのポニ娘ちゃん強いですね。正直年下の雰囲気やないですし、あれは圧されますわ〜」

怜「クールビューティなカンジがチャンピオンと似てるしな」

照「♪」

洋榎「満更でもない顔しとるでぇw」

照「南浦数絵は私が育てた」ドヤッ

彩花「ドヤ顔頂きました〜ww」


宥「終了卓の合計だと宮永さんのチームがダントツですもんね」

恵「+28700ですね。私らは-5500かな?」

絹恵「うちらんとこが+7300や。ほんでも現行卓合せれば序盤からトップキープし続けてるんやけどな」

照「私のところは現行卓が全員マイナスだから、ここからギアを上げて行かないと厳しいかな」

洋榎「その点うちは、風神、アジア2位、去年のインハイMVPと三拍子そろっておまんがな」

怜「おまんがなやめいw 今日び芸人でも使われへんやろ」

絹恵「愛宕家やとでんがなまんがなは結構使いますよ」

怜「ほんまかいなw」


数絵「あのー、みなさん。スタッフの方が善哉を用意して下さってるので、良ければ運びますが」

照「善哉!」

恵「あ、運ぶの手伝いますよ」

彩花「善哉ってお汁粉とは違うんすかね?」

宥「お汁粉は善哉で合ってますけど、善哉はイコールお汁粉じゃないんですよ」

洋榎「ん? なんやて?」

宥「えっとぉ、お汁粉は善哉に含まれるんですけど、善哉は色々あってお汁粉だけが善哉じゃないってゆーのかな?」

照「東京だと多分イコールのイメージが強い」

怜「ほー、地方によって色々あるっちゅーパターンなんやね」


恵「お待たせですー」

彩花「お、餅入り汁粉タイプっすね」

数絵「出来立てですから気を付けて下さい」

絹恵「おお〜、冬場はこれやんな」

宥「あったかそ〜♪」

浩子「お疲れ様です〜って、お汁粉食べてのんびりしてるしw」

怜「おー、フナQお疲れさんやったなー。善哉なら隣でもらえるで〜」

一「ふーっ、外は寒いよ。モニタリングしてたんなら結果報告も必要ないよね。善哉善哉〜♪」


那都「姐さん、済みませんでした」

洋榎「おう、お疲れさん! 勝敗は時の運や、美味いもん食ってあったまったら、みんなの応援したり」

那都「はい」

宥「初瀬ちゃんお帰り〜♪」

初瀬「ただいまです。全力で喰いついてはみたんですけど」タハハ

宥「凄かったよ〜。連荘3回も止めてたし、最後まで誰かのペースにはさせてなかったもん」

初瀬「そう言って貰えたなら、頑張れたのかな。うん」

浩子「はい、善哉」

初瀬「あ、すみません。頂きます」


浩子「序盤から中盤にかけての打ち回し。あれ、浮かせ打ちやったでしょう?」

初瀬「え、はい。付け焼刃ですけど先輩に教わったやり方で」

浩子「先輩とゆーと晩成の?」

初瀬「はい。小走やえ先輩です」

那都「奈良個人1位ですね。基本はオーソドックスなオールラウンダー」

一「あー、あのチャーミングな髪形の人だよね」

浩子「あんたさん筋良さそうやし、緩急しっかり身ぃに着けたら全国クラスの仲間入りも夢やないと思いますわ」

初瀬「ホントですか!?」


一「今日の打牌は心臓に毛が生えてるのかと思うくらいだったからねーw」

那都「初顔合わせもあって惑わされましたね。まぁ何度もは通じないですから、そこで緩急なわけですけど」

初瀬「ですよね。緩急か」

一「伝家の宝刀はいざっていう時に抜くからこそ効果有りだからね。がんばって」

初瀬「はいっ」

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大阪 清水谷家


白石『西三局は滝見が荒川の立直を振り払ってジリジリと原点に近づいてきました』

白石『ところで藤田プロ、中堅卓は東一局以来、満貫手以上の和了りは前局の大星による和了り1回だけなんです』

靖子『最前から期待していた何かが犇めき合うような試合展開とは180度異なる流れになったのは確かでしょうね』

靖子『ただ、この面子がそんな景色を生み出すとは思わなかったという点では、私は素直に楽しんでいます』

白石『なるほど。と、ここで再び大将卓へ戻ります。郝慧宇が槓を用いた仕掛けに出たとのことですが−』



  慧宇「槓するヨッ」

  莉子(1索暗槓? 新ドラ表示5索....あ、この局でドラ爆!? どどどど、どーしよ。直撃躱しても痛そう)トン

  漫(来たん? 点数的にオリとる場合ちゃうしなー。手間暇かけて平和の一向聴とか、立ち向かうの心細いなぁ)トン

  華菜(これ、上家は親だし突っ張るしかないだろ? 親被りも振り込みもダメなら臨海以外が和了るしかないしっ)トン

  慧宇「槓ダヨッ」

  莉子(2索加槓!? 新ドラ表示が9索とか完全にドラ爆だ....。混一だったら字牌も落とせない)トン

  漫(かーっ、単騎かいな。んー、一回待って延べ単でも期待したい所やな。お向かいさんはもう無視や、黙で通しますわ)トン

  華菜(索子くんなよー! だぁぁぁ、ムリ臭くなってんじゃんか! 流局頼みとか最悪だしっ)トン


  慧宇(清一と見せかけて2・9萬シャボの対々ドラ6ウラ乗せネ。侵掠如火、ここで一気に勝負を決めてしまうヨッ)トン

  莉子(高目三色テンパッたけど、勝負するの怖いな....でもまだ総合2位だし。立ち止まれないよね)トン

  慧宇(へー、索子切りますか。上家張ったネ)ジー

  莉子(うう、見られてる〜)ビクビク

  漫(ここで林家かいな。あ、でも待ち。混清っぽく見えるお向かいさんの1枚切れか。上家は三色絡めの平和形っぽいし)

  漫(下家はあるとしたら七対子で握っとるケースやけど、その割に和了りに使いそうなの老頭牌落としとるもんな)

  漫(この巡目やし、山に眠っとるとしたら連続自摸っちゅーのもアリアリやん? これ賭けに出るとこなんかも知らんけど)

  華菜「? おい、早く切れよ〜」


  漫(やばっ、あ〜〜もう知りませんてっ! どーせ立直する気ぃでいたんや、行ったるわ!)パタン

  漫「ニイタカヤマノボッたる勢いからのオープン立直やっ!」ババーン

  華菜(オープンかよっ! 待ち北単騎!? 一盃口プンリー一発ドラドラならデカいし、下家のバ槓でウラアリアリかっ!)トン

  慧宇(ツモに賭けて開いてきたネ。実際北は他で握ってる感じもしないし山残2枚は有り得るヨッ。あれ? ちょっと困ったネ)トン

  莉子(安牌でオリよう。臨海さん連続でツモ切りしてるし、これはもう無理だよね)トン


  漫「すぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁ」

  華菜「おいおい溜めすぎだろ〜」

  漫「来るで〜! 一発来るで〜〜っ!」チャッ

  慧宇(来ないでいいヨッ)

  漫「っしゃーっこら! プンリー一発ツモやっ!!」ドヤァァァァ

  漫「ウラドラは〜、北、9萬、4索で5枚やっ! しめて11翻の12000allでおまんがなっ!!」



由子「きゃーー! きゃーー!! きゃーー!!!」

セーラ「お、おちつけ真瀬ちゃんww」

泉「すっご...うっひゃー、ついに爆発しましたねー」

由子「最高よー! さすが漫ちゃんなのよー!」ダキツキッ

竜華「わわわっ、あぶなっww」ドウドウ



白石『これはドデカい一発が決まったぁぁぁ!! 上重漫、親の三倍満でトップ! そしてチームも一挙に首位に躍り出たぞっ』

靖子『郝慧宇のプレッシャー下で冷静に北単騎を選択、強気のオープン立直で掴み取った価値ある和了りでした。熱いね』

白石『はい。そしてここまで首位を走り続けたおこた麻雀友の会が2位に後退です。その点も全体の見通しとしてはどうですか?』

靖子『空飛ぶ雀卓としては得点に応じた弾みを得て一気に抜け出したい所でしょうね』

白石『行けますか?』

靖子『充分な燃料だと思いますよ。ただ、何局も対戦して結果を問う競技ですから、一度の大量得点というのは悪く言えば』

靖子『泡銭なわけで、過信はできない。追う側も彼我の点差に囚われず、追撃の手を緩めない事が肝心ですね』



  莉子(ここだ。他家の一人がAトップ目前で私がラスなら飛ばしに来る。だから死中に活有り。ここを和了る)

  莉子(配牌....索子が縦で萬子筒子字牌はバラバラ。索子の暗刻と対子を上手く落として平和形にできるかな?)トン

  漫(一気に飛び出た勢いで行かせて貰いますよ。劔谷の1年生飛ばせばそれで終いや、狙えれば御の字ですわ)トン

  華菜(とうとうマイナスに突き落とされたか。でもまだ生きてるし、最悪対面に差し込むだけの余裕もあるよな)トン

  慧宇(風林火山の山場を叩き潰されたのは痛ずきヨッ。上家は三元牌鳴かないし、姐姐に叱られちゃうネッ)トン



セーラ「親の連荘やし、11600以上なら自摸でも上家飛ばせるな」

竜華「変に狙うよりツモやろーね。届かんでも連荘なら焦ることもないしな」

泉「でもこれ、ちょっと狙い気味じゃないですか?」

由子「狙ってるっぽいのよー」

セーラ「いんや、これはそーゆーのとはちゃうな」

竜華「乗せられてるな」

セーラ「劔谷が索子で待ちたくなる河作ってきてるカンジやな」


泉「西北3索發6索9筒なら不自然なことないですもんね。その実索子で待ち作りに行ってますし」

竜華「ま、振聴でツモ狙いに行くほどの余裕はないやろーから、甘い考え捨てれば引っかからんで済みそーやけどな」

セーラ「そんでも3倍満和了ったばっかしやからなーw」

由子「漫ちゃん頼むのよー」

竜華「大きいの和了った後にコロッと刺されるんはパターンやしな。勢い付いて駆け足になってる感じするわ」

泉「私も経験ありますよ。余裕が出来たら落ち着けばいいのに、勢いがあると信じて無駄に前傾になるパターンですよね」

セーラ「ま、そら麻雀しとったら誰しも経験することやけどな〜」アオイアオイ


由子「5索頭なら6・9索待ちに取るのねー」

竜華「安福さんは2・5・8の基本三面揃ったな。萬子の面子こさえて聴牌や」

泉「臨海がこのタイミングでガス切ってきましたよ」イヤラシイ

セーラ「さながら追い込み漁やなw で、劔谷が張ってナイスリーチと」

由子「漫ちゃん、なんでそんなのツモるのよー!!」

竜・泉・セ「ここで大阪ガスwwww」ガスガデタデー



  漫(ガスダブりよった。5索かガス切らなあかんけど、ここで頭挿げ替えて嵌張は意味ないやろ)トン

  莉子「ロン(そう言えば今日は、劔谷のみんなの応援メールの他に高鴨さんからもメール貰って嬉しかったな)」

  莉子「立直一発断平ドラドラ、一本場は12300です」

  漫「んがっ...くっく」ガックシ

  莉子(頑張ろう。勝って決勝進出の報告メールを書かなきゃだもん。応援してくれる人の為にも頑張らなくちゃ)



泉「見事にバスガス爆発ですね」

竜華「ほんま大阪ガスは綾っ牌やなぁ」

セーラ「オレ、これからはマンホール跨いで通るわw」

竜華「ここまで祟るんやったらうちももう踏まれへんわww」

由子「ちっとも面白くないのよー!」ブーブー


※大将卓 得失点現況: 上重+10400/池田-7600/郝+1100/安�-3900







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試合当日 中堅卓


憩「ん〜、なかなかなかなか和了れませんよ〜ぅ」トン

淡「それポンね。それにしてもさぁ、荒川憩と同卓すると流れが速くなるって聞いてたのに、鳴かないと手が進まないもんねー」トン

憩「ちょw うちのせいにせんといて〜」

春「リーチ」タン


淡「出た。追っ掛けても届かないずるっこ立直」

春「ずるっこじゃない」カチッ

憩「やっぱ立てるんやw」ウマイモンヤネー

春「様式美」

淡「様式美とかwww」

憩「衣ちゃん、自摸番やよ〜」

衣「あ、うむ」チャッ


衣(何かこう、摩訶不思議な卓になったものだな。確かに衣は麻雀を打っている。打ってはいるがこの感覚は?)

衣(円満具足の感こそ拭われたものの、式微を嘆く体とは異なるもの。今、この卓には懐かしい匂いさえあるかのようだ)

衣(衣が初めて麻雀をしたのはいつの事だったろう? モノクロームの記憶が鮮やかに蘇る。日向の臭いが....する)トン



***衣−回想***


衣「てて様、はは様、くつろいでいるのか?」ヒョコッ

父君「おや衣、起きてきたのかい?」オイデ

衣「厠へ行ったら灯りが漏れていた」トテテ

母君「目が覚めてしまったのならココアでも淹れてあげましょうね」

衣「わーい♪」

父君「そうだ。久しぶりに三人でドンジャラでもして遊ぼうか?」

衣「! それなら衣はアレがしたい!」


父君「あれ? 何の事かな?」

衣「この前、叔父上たちが来た時、てて様たち漢字のドンジャラをしていたであろ?」

母君「ああ、麻雀の事を言っているのだわ」

父君「そうか。でもあれは衣にはまだちょっと難しいかもしれないよ?」

衣「そんなことはない! 新しいルールがあってもちゃ〜んと覚えられる」エヘン

母君「いいじゃないですか。衣は利発だから言葉通り直ぐに覚えると思うわ」

父君「そうか。なら遊戯室へ行って暖炉に火を入れて来よう。衣はココアを飲んでからおいで」ナデナデ

衣「うん♪」ヤタッ


**************



衣(初めての麻雀。父君、母君と打った三麻....楽しかった。鳴ける牌が出るとすぐに鳴いて、役なしチョンボもしたっけ)

衣(点棒を貰う時のやり取りは無上の喜びで、持って行かれる時は悲しくて、父君も母君も決まって1000点負けてくれた)トン

淡「? あれ? あの、はいこれ」ハンケチサシダシー

衣「む? 何だ?」

淡「涙が」

衣「あ....」ポロッ

憩「あらら、どしたん?」

春「大丈夫ですか?」


衣「だ、大事ない。済まぬ白糸台の。感謝する」フキフキ

淡「白糸台のってw 淡だよ。あ・わ・い」

衣「そうか。ありがとう淡。後で洗って返す」

淡「そんなのいいのに」

衣「ダメだ。こーゆー事はきちんとする様に透華から煩く言われているのだ」シカラレル

淡「そーなんだw じゃあヨロシクッ」


憩「そしたら続けましょ〜」

衣「うむ、皆、済まなかった」

春「問題ない」

淡「ではでは〜♪」ツモッ

淡(ん〜辺張重なっちゃったかー。こっから一盃口や七対子は間に合わないよねー。1萬落として2萬頭かなっと)トン

憩「そろそろ来てーな.....はい残念賞〜♪」ツモギリッ

春「楽しそうですね?」トン


憩「ん〜? 楽しいよ〜。なんや普段の流れからしたら様変わりやけど、それが新鮮ゆーよりは、そうやね、なんか懐かしいんよ」

衣「!」ツモリー

淡「あ、わかる〜。なんかね、ずっと思ってたんだけど、麻雀始めた頃の卓に似てるんだよね」

衣「そ、そーなのだ。衣も昔日の追憶に触れて、この胸に懐古の灯が宿っていたのだ」

春「子供の頃の麻雀」

憩「そーそー、それや〜。競技とはちごーた遊戯そのものの麻雀。あの頃の空気を感じるんやわぁ」

淡「部活とかさぁ、とくに名門とか入っちゃうと無くなるんだよねー、そーゆーの」ウンウン

春「修練の色が濃くなる」


衣「それはそれで楽しみ様があるのだが、我らが愛した麻雀はそれだけではない」

憩「せやね〜。ほんでもここでの勝ちは譲らへんけどw」

淡「とーぜんっ」

春「勝つ」

衣「皆と卓を囲めた感謝の意を込めて、全員叩き伏せてやろう♪」

衣・淡・春・憩「....くふっ、あはは♪」

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各卓得失点現況、並びに総得点


先鋒西四局: 片岡+8100/新子-10100/対木+13200/雀-11200

次鋒西二局二本場(終了): 国広+14500/船久保+13900/岡橋-8400/伏屋-20000

中堅西三局: 滝見-6700/天江+21200/大星-5600/荒川-8900

副将南四局(終了): 能口-10500/南浦+14800/上柿-20000/愛宕+15700

大将西一局一本場: 上重+10400/池田-7600/郝+1100/安�-3900


総得点:空飛ぶ雀卓111400/スーパーヅガン80600/おこた麻雀友の会102200/ダンデライオン105800






今週はここまで〜
>>126 でポンしてる淡が >>133 で(一盃口や七対子は〜)とか言ってるのはいつもの幻覚です
ではまた〜




鹿児島 石戸家


初美「はるるがチマチマ稼いでますけど、このペースだとオーラスまでに原点に戻すので精一杯ですねー」

巴「チマチマってw これだけの面子相手に原点なら御の字だと思うけど」

霞「そうねぇ。総合首位になったのだし、チームとしても中堅卓は安全に終わらせていいと思うわ」


  憩(とっとっと。ん〜、どないしょ? ラスやし気持ち前に出てみよか。7索切り嵌4索なら面子はアレやけど出なくもないやん?)

  憩「リーチぃ」チャラン

  春(! 待ち惚けの嵌6萬鳴ける....でも嵌4萬残して一向聴になるだけだし、ここは亀になる)トン

  衣(しゃぼしゃぼ〜♪ 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし。素直に聴パりつつ立直は手控える)トン


  淡「それビンゴ〜♪」

  衣「なぬっ!?」

  淡「ドンジャラ〜♪ 対々和北ドラドラの8000て〜ん!」ペカー

  憩「ドンジャラはじまったw」

  衣「むむ、晒しで染めと見せかけてドラ含みか。衣がドンジャラするはずだったのに」シハライー

  春「門前でドンジャラとか怖いこと言いだした」

  憩「これは淡ちゃんのグッジョブやったね。自摸り四暗されたらうち飛んで終いやも〜ん」

  衣「淡はこれでプラスか。やるではないか」

  淡「えへへ〜、出場最っていいよね♪」

  衣「今局は末那識に囚われて戯れが過ぎただけのこと、同じ轍は踏まぬ。さぁ北入だぞ。サイコロ!」

  春「はい。北一局開局」ポチッ カラカラ



白石『大星淡、一局跨いでまた満貫の和了り! 天江を直撃してついにプラスに戻してきました』

靖子『いいんじゃないですか。何より表情が良いなぁ』

白石『そうですね。笑壺の会ならぬ笑壺の卓とでも言うんでしょうか。何やら楽しげな対局が続いています』

靖子『公式戦と違って特に私語は禁じられてませんからね。この番組に相応しい楽しんだ者勝ちの空気が感じられます』

靖子(どうだ衣。麻雀を楽しめば楽しむほど、本当の仲間が増えていくだろ?)



初美「およ、先鋒卓に代わりましたよー」

巴「東海チャンプがまた点を伸ばしていますね。動き出したはずの雀選手は結局ラス定着ですよ」

霞「和了の巡目を追って行くとあと一度和了れば両立直に持ち込んできそうだけれど、どうかしら」

初美「ん〜、清澄の娘、無筋2連続ですねー。これは要警戒ですよー」

巴「高目三色ですね。9索は阿知賀さんの三暗刻のメンツになってますから、あと1枚か」

霞「5萬引けば1筒待ちで四暗刻単騎ね。でも親リー来たわ」



  優希「リーチッ! これ以上のんびりとは打たせないじぇ」チャラン

  憧(くは〜っ、そりゃ12巡目だし待ってくれるわけないけど、臨海が動かなかったこの局で毟っておきたかったのにっ)トン

  もこ(親の河に1索2枚あるし、嵌2萬嵌れば三色和了るチャンスはあるもん......こないしw バーカバーカ)トン

  明華(次局で仕掛けたい。その前に削られてしまうのはちょっと苦しいですね)トン

  優希「来いっ!(6索! 低目だじょ。立直一発ドラ1か。でも裏が乗れば)」

  優希「ツモッ! 裏をめくるじぇ」カチャ

  憧(5索! 6索ツモで裏表示5索とか、そのツキちょっとでいいからこっちに分け欲しいっ)



白石『片岡ツキも引き寄せて親満っ! ここでトップに返り咲きました。そして新子、雀は底なし沼から抜け出せない』

靖子『片岡は場が進む毎に上手く気持ちを切り替えてる感じがしますね』

白石『気持ちの切り替えですか』

靖子『ええ、速さはそこそこに感じますけど、場の代わり端である一局目は東場の強さの片鱗を常に感じさせてくれます』

白石『なるほど。しかし、南一局、西一局はいずれも新子が和了っていますよ』

靖子『まぁ結果はそうですけど、そこでは対木が新子の鳴きを敢えて潰しませんでしたよね』

靖子『西三局で対木が逆転するまで片岡はトップでした。新子は当然トップの親を鳴きで加速して流しに掛かるわけです』

白石『そこを足止めせずに対木が新子の早さを使って片岡の親を流させたと?』

靖子『私の個人的な見立てでではそうです。しかし今回、新子は縦に手を伸ばして、鳴かずに四暗まで狙いに行った』

白石『対木としては片岡の挽回を阻止したかったかも知れませんが、これまでとは展開が違ったわけですね?』

靖子『恐らく、ですけどね』



巴「ん〜、藤田プロの話を聞くと、各卓順番にじっくり見たかったって思っちゃいますね」

初美「てゆーか私も打ちたいですよー」

霞「あらあら、うふふ」

巴「これで総合トップがおこた麻雀友の会に戻りましたね。スーパーヅガンは65300のダンラスです」

霞「優勝候補は姉帯さんのチームで、スーパーヅガンは対抗馬だったわよね」

初美「臨海の留学生二人と天江衣でもちょっと決勝進出が遠のく数字になってきましたよー」


霞「となると2位争いに注目かしら?」

巴「それは気が早いですよ。まだ上位3チームの首位争いと、それに割って入りたいスーパーヅガンとの混戦は続きますよ」

初美「とことんカオスですねー」

霞「ちょっと一息入れたいわね。軽羹があるけど食べる?」

初美「はいっ!」パァァ

巴「それでは新しい茶葉に替えてお茶淹れ直しますね」







長野 rooftop


カランカラン

美穂子「遅れてしまって済みません」ペッコリン

まこ「来なすったか。久がろくろっ首になってしまう所じゃった」

久「あはは、ホントよ〜。でも何とかキリンさんレベルで済んだわ」

美穂子「ほ、ほんとに済みません」


久「もう、冗談よ。さ、こっち来て座って」ポンポン

美穂子「はい。失礼します。あの、お店の方は今日は?」

まこ「大晦日に麻雀打つ程の好き者はこの界隈にはおらんですけぇ」

久「貸切よ貸切り」

まこ「福路さんは飲み物何がえーんかの?」

久「もちろんワインよね?」

美穂子「え? お酒はちょっと」

久「いーじゃない今日くらい♪ 一年の疲れを体の内側から拭い去るにはお酒が一番なのよ」


まこ「半分酔っぱらっとるから、相手にせん方がえーよ」

美穂子「そんなに呑んだんですか?」

久「うそうそ、景気付に一杯呷っただけよぉ」ダキツキー

美穂子「はうっ//// ちょ、上埜さん!」

久「まーた上埜って言った〜」カオ0キョリー

美穂子「っ///////////」

まこ「こーら! その辺にしときんさい。福路さんが困っとろーが」ゴツン

久「いたっ、まこがぶった〜」シガミツキッ


美穂子「」プシュー

まこ「ほれみぃ。福路さんがショートしてしまいよった」

久「あらら、ちょーっとおふざけが過ぎちゃったかしら? 美穂子〜」ツンツン

美穂子「は、はぃ////」ポー

久「池田さんの応援しに来たんでしょ。しゃっきりしなさ〜い?」

まこ「ほい、お冷じゃ」ピトッ

美穂子「ひゃあ!」

久「うぷぷw リアクションが王道過ぎるw」


美穂子「笑わないで下さい////」

久「だって可愛いんだも〜ん♪」

美穂子「む〜」ペチッ

久「えw なにそれ?」

美穂子「む〜」ペチッ

久「www 可愛すぎでしょ」ダキヨセッ

美穂子「は、放して下さい////」

久「だーめ。曲がったおへそが元に戻るまで放さないわ」


美穂子「曲がってません」

久「ほんとに〜?」

美穂子「本当ですっ」

久「それなら解放してあげましょう」パッ

まこ「済んだかいの?」

久「堪能したわ」

まこ「何をじゃww」マッタク


美穂子「染谷さん」クイッ

まこ「はい?」

美穂子「真ん中に座って下さい」

久「ちょっ」

まこ「福路監督の頼みは断れんけーね」ストン

久「な〜によ〜、まだ曲がってるじゃないの〜」ウソツキ

美穂子「違います。うえ...久の酒気が抜けるまでの措置です」

まこ「さもありなん」


久「っちゃ〜、やり過ぎたかしら?」

まこ「うんにゃ。やらかしたんじゃろw」

久「そっちかwww」

美穂子「さぁ、観戦しますよ」

久「は〜い」


白石『西二局は終盤も終盤。手堅い散家を向こうに親の池田自ら切り込んで一人聴牌です』

靖子『ここで生牌のドラは中々切れませんけど、それをした結果、流局でも親を繋ぎ止められる状態に持って行きましたね』



  華菜(総合点の動きからしてもう2卓は飛んでるだろ。それでトップってことは後れを取ってるのはあたしくらいだし)

  華菜(この親は意地でも流れさせる訳には行かないじゃんか)ツモッ

  華菜「っし! ツモッ、西海底撈月、1000all」


まこ「ほお、自力で連荘しよったか」

久「対面がドラを頭に固定して鳴いて来なかったからねー」

美穂子「頑張って、華菜」

まこ「3卓残して2卓は北入しとるし、3位と26400点差なら2位以上は堅そうじゃが」

美穂子「中堅卓は大星さんがプラスに戻ってるんですね。先鋒の片岡さんもトップですし」

久「中々に強いチームよね」


まこ「2回戦を2位通過じゃったとゆーても、姉帯豊音のビッグウェンズデー相手じゃったからのう」

久「おっと、また西を鳴いて仕掛けてるわねー」

まこ「中は頭にするんかの? 鳴いても良さそうなもんじゃったが」

美穂子「郝さんの三元牌は鳴かないのが正解だと思います」

久「綾が付きそうだもんね〜。それに、池田さんは徹底して臨海からの三元牌を鳴いてないし」

まこ「ふむ、そう言われれば確かに」

久「真っ直ぐ萬子の混一ね。うわ、私ならあの光り牌はちょっと河に流せないわね。勇気あるなぁ」

美穂子「ふふ。華菜はあれでいいんです」



  慧宇(來了。萬子染めで浮いた心筋を流してきたネ。ここからの回し打ちでは追いつけそうにないヨッ)トン

  莉子(うわ、親と萬子の引き合いになってるの? 苦しいけど今局も我慢なのかな)トン

  漫(返す刀の跳ね直喰らってから手牌が死んどりますわ。しんどいしんどい、もひとつしんどい!)トン

  華菜「ほいきたツモッ! 西混一、3900allの一本付だし」



白石『さぁ池田がチームをグイグイと押し上げて来たぞっ。東場池田、南場郝ときて西場は上重かと思われましたが池田復活』

靖子『持ち味ですね。粘り腰の効いた良い選手ですよ、彼女は』

白石『池田、一本場を12000の和了りでトップ奪回です。そして、先鋒卓では3巡目に雀が和了したようです』

靖子『ダブリーコースですかね。ちょっと見てみたいな』


まこ「やりよるのう」

久「総合点も136500で序盤の浮きに近い所まで戻してきたわね」

美穂子「このまま勝ち抜けて欲しいです」



  漫「かーっ、なかなか上手く行きませんわ」

  慧宇「マイナス転落....」

  華菜「まぁそう腐るなよ。って!? こいつは...」

  莉子「総合点動きましたね。この半端な数字」

  漫「えっ、払い止めなん?」

慧宇「好! いい感じに勝負が見えなくなってきたネッ」







奈良 新子家


白石『先鋒卓、北二局は親、新子憧。各選手、順々に手牌が並んで行きます』

白石『藤田プロ、前局北一局の一本場を雀は北単騎自摸のノミ手で和了ったわけですが、やはり今局は来ますか?』

靖子『南三局の倍満から満貫、ザンク、ノミ手と安く早く仕上げてきましたから、やはり今局でしょうね』



穏乃「臨海さんのダブリーかぁ。これキッチリ躱さないと憧辛いなぁ」

晴絵「持ち点3800だしな。他に振り込んで貰うしかないね」

望「ここを越せれば気分的にはもう一度仕切り直しってカンジなのかな?」

晴絵「その辺の切り替えは憧はしっかりしてるからね」

桜子「あ゛こぢゃんがんばれーっ!」

ひな「出前なんてなかった」イケーッ

穏乃「だぁぁっ、臨海さんの手牌映さないし!」

晴絵「演出だね」シカタナイネ



  憧(よりにもよって私が荘家の時に雀明華の見せ場が来ちゃったか。なんか前局から風ビュービュー吹きっぱなしだし)トン

  もこ(強風注意報、ダブリー不可避。ツモも不要牌だしツキもない。んで、雀明華のツモ番。もうどうにでもな〜れ)トン

  明華「.....」スゥ

  明華「エウロス、ノトス、ゼピュロス、ボレアース。四陣の風は今、私の指先に集う」チャッ


  −シンッ−


  優希(逆巻く風か消えた!? これって−)

  憧(台風の目に入った!?)


  明華「皆さん、お疲れさまでした」パララッ

  憧・優・も(ダブリーじゃないっ!?)

  明華「ツモ、地和は8000,16000」

  憧・優・も「なっ!!?!」ガタッ


白石『は.....?』

靖子『出ましたね』

白石『ち、地和ーっ!! 北二局、雀明華の和了りはまさかまさかの役満地和ですっ!』



  優希「......エニグマティックだじぇ」ストン

  もこ「地和はあなたの健康を損なう恐れがあります」ブツブツ

  明華「嫌なこと言わないでくださいっ」アセアセ

  憧「ごめん、3800の払い止めで」グッタリ

  明華「はい。それにしても皆さんお強くて、ここまで辿りつけるかどうか本当に最後まで不安でした」

  優希「あはは.....負け惜しみも出ないじょ」

  憧「ねー」

  もこ「確率的な推計によると地和は円形脱毛の危険性が1.7倍高くなります」ブツブツ

  明華「やめてください〜////」カミオサエー



白石『先鋒卓終了です。その結末には驚きを禁じ得ませんでしたが、トップは雀明華。新子憧はトビの払い止めとなりました』

靖子『雀は過去にも欧州リーグやローカル大会、その予選まで含めると天和、地和を和了っているんですよね』

白石『そうなんですか』

靖子『風神の呼び名を得たのは初めて天和を和了った時だったんじゃなかったかな。詳しくは覚えていませんが』

白石『な、なるほど』

靖子『にしても、今日ここで、この面子相手に見せてくれるとは思いもしなかったですけどね。驚きました』



穏&倶楽部メンバーズ「...............」

晴絵「お前ら固まり過ぎw」

望「いやいや、これは固まっちゃうわ〜。憧もどぎつい洗礼受けちゃったわねぇ」

晴絵「ん〜、でもまぁ憧の性格ならトラウマになるなんてことはないっしょ」

穏乃「ハッ! そうだっ、ラーメン!!」

晴絵「穏乃、あんたサイテーw」



東一局 親 片岡 / 和了 片岡3900all+供託1000(雀)

東一局 一本場 / 和了 片岡1400all

東一局 二本場 / 和了 新子1000,1800

東二局 親 新子 / 和了 対木12000 放銃 片岡

東三局 親 対木 / 和了 片岡3000,6000

東四局 親 雀 / 和了 片岡2000,4000+供託1000(雀)

南一局 親 片岡 / 和了 新子800,1600

南二局 親 新子 / 和了 対木2000,4000

南三局 親 対木 / 和了 雀4000,8000

南四局 親 雀 / 和了 対木3000,6000

西一局 親 片岡 / 和了 新子5200 放銃 雀

西二局 親 新子 / 和了 雀2000,4000

西三局 親 対木 / 和了 対木4800 放銃 片岡

西三局 一本場 / 和了 新子2100,4100

西四局 親 雀 / 和了 雀1300all

西四局 一本場 / 和了 対木1700,3300

北一局 親 片岡 / 和了 片岡4000all

北一局 一本場 / 和了 雀400,600

北二局 親 新子 / 和了 雀8000,16000


※新子、トビにて対局終了。北二局、新子の支払いは3800止め


雀明華+10400/片岡優希+5000/対木もこ+4600/新子憧-20000







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試合当日 大講堂 モニタリング席


絹恵「地和とか、積込みちゃうんっ!?」

宥「全自動ですよ〜」

洋榎「っしゃ! ヤキモキさせられっぱやったけど、〆の仕事はキッチリやったな♪」

彩花「うおおっ! 信じてたけどっ、すっげぇぇぇぇ!!」

那都「総合点も3位とほぼ並びましたね。2位とも10000点差無いですし、後は衣さんと慧宇ちゃん次第ですか」


照「」スクッ

数絵「どちらへ?」

照「ん、お花を摘みにね」

浩子「ん〜、ちょっとイタイですね〜。憩ちゃんは調子出んみたいやし、安福さんも苦戦してるとなると...」

一「そのまま沈んでくれると有難いけど、点差的にはまだまだなんじゃないの?」

初瀬「ですよね。うちだけちょっと浮いてますけど、今みたいに大物当てられたらコロッと行っちゃうし」

怜「春ちゃんはコツコツ稼いどるし、漫ちゃんがもっぺん弾けてくれたら勝ち抜けられるぅ思うんやけどなぁ」

恵「ですね。池田さんにもって行かれた流れを取り返したいです」ギッヒ





大講堂入口


優希「お? 咲ちゃんのおねーさん!」

照「お疲れさま。最後残念だったけど、結構調子は良かったんじゃない?」

優希「もちっとだったんですけどね♪ まっ、その分、決勝ではガツンっていっちゃいますので!」

もこ(あ、チャンピオンさんだ)ペコ

明華「あら、新子さんのお出迎えですか?」

照「まぁそんなとこ」

明華「ふふ、では失礼します〜」サムイサムイ


憧「........」トボトボ

照「お帰り」

憧「あっ、は、はい」

照「心の準備はいい?」

憧「はい? な、何ですか?」

照「デコピンターイム♪」

憧「ちょっ、なんでそんな楽しそうなんですかw」

照「ほらほら、こっち来て目を閉じる」

憧「うう、も〜」メートジー


照「おしおきだぺっちゃ〜」

憧「」ビクッ


−ギュッ−


憧「わふっ?」パチクリ

照「ww わふって」

憧「急に抱きつくからっ///// なんなんですか」

照「抱きしめタイムに変更」サスリサスリ


憧「......」

照「ちょっと悔しかったね。でも、頑張ってたのはちゃんと見てた。良くやった」

憧「え〜//// そんな、慰めてくれなくっ.....」ヒック

照「お疲れさま。よしよし」ナデナデ

憧「ふぇ....うぇぇぇぇん」

照「大丈夫。憩と莉子がちゃんと次に繋いでくれるから。大丈夫、大丈夫」

憧「んっく....うん」

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大阪 清水谷家


セーラ「何だかんだで3卓トビよったなぁ」

由子「これはオーラスまで行く方が難しいのかもしれないのよー」

泉「ほんまですよね。できれば上重さんにどっか飛ばして欲しいですけど」

竜華「せやなー。おこた麻雀友の会だけまだ誰も飛んどらんし、飛ばせたら1位通過やろーなぁ」

セーラ「おこたは無理やろー。捲られたばっかやし飛ばそ思たら役満ブチ当てなあかんでー」



白石『ここ法隆寺にて行われています南ブロック準決勝、3卓終了して残る2卓も佳境に入ってきました』

白石『現在、首位は123100点でおこた麻雀友の会。続く空飛ぶ雀卓は原点割れの97800点で差は25300点です』

白石『その後方、僅差で並ぶ2チームはダンデライオンが89900点、スーパーヅガンが89200点となっています』

白石『どうですか藤田プロ。中堅卓が北入して、大将卓も西三局という終盤への差しかかりですが』

靖子『1チームが浮いたこの状況は序盤の構図の再現なんですよね。そしておこた麻雀友の会は中盤で一度沈んでいます』

靖子『直近の体験から沈められる相手だと理解しているわけですから、3チームがこのまま黙して終わる事は有り得ないですよ』


白石『すると、ここからまだ二転三転すると予想されるわけですか?』

靖子『期待も含めてそうですね。それぐらいはやって欲しいかなと。麻雀は捲ってナンボでしょ?』

白石『確かに。私もReversal Queenの闘牌は大好きです』

靖子『いや、ここでそんなヨイショされても////』


  漫「リ、リーチ」

  華菜(ドラ2筒で3筒切りリーチか。233筒からのリーチ臭いし、ンなもん振り込むわけないしっ)トン

  慧宇(太奇怪了。親なのに安手も組めない酷い牌勢ネ。1筒掴まされて涙目ヨッ)トン

  莉子(嵌張で平和はつかないけど断幺一盃口張った。下家の立直の陰に潜んでみる)トン


  漫「つか〜ん」トン

  慧宇「それはこっちのセリフ!」

華菜「心底どーでもいいしw」トン

  慧宇「」ムスッ トン

  莉子「ロンです。断幺一盃口、2000」

  慧宇「はうっ.....はい」シハライー



竜華「リー棒持ってかれたー」

セーラ「どーもビッとせんなー」

由子「縮こまり気味なのよー。漫ちゃんの悪い癖なのよー」

泉「大した点差じゃないですし、今の内に持ち直してもらわんとアレですね」

竜華「アレやねー」

セーラ「せやな、アレやな」

由子「アレなのよー」

泉「いやいやいやw アレてなんですのw」


セーラ「泉がゆーたんやないかいw」

泉「そーですけど、おかしーでしょw」

竜華「ちょ、黙りっ! 上重さん好配牌やない?」

由子「1356799萬は悪くないのよー」

セーラ「ほんまや。5索、4筒、9索落として東北白持ちながらの萬子集めやな」

泉「初手、東引きましたよ」

セーラ「よっしゃ、染め一択や、5索切れ」

竜華「切ったな」



白石『西四局、親の安福、上重の河を見ます。そして8萬を入れて8索切り。索子の染めは捨てました』

靖子『1巡前に發が揃いましたし、ドラの7索を活かせれば無理に染めずに連荘優先でいいですね』

白石『はい。そして上重は3萬ツモで生牌の白を流しました。ん〜、萬子は入るんですが要所を引けませんね』

靖子『そこを苦にするより、混一七対目指せばいいんですけどね』

白石『なるほど、上重は現在1335567799東東北で対子5になりましたね』

靖子『まぁ、こーゆー時に限って要所を引くんですけどねw』



セーラ「そやろな。ここは七対子でえーで」

泉「七対ならツモ次第ですけど6萬は早目に落としときたいですね」

由子「臨海さんが45萬の塔子抱えてるし、急ぐのよー」

竜華「筒索で組んでる池田さんが先に聴牌しそーやな」

泉「立直してくる予感」

セーラ「ちぢこまる悪寒w」

由子「漫ちゃんはやればできる子よー」



  華菜「リーチだしっ」チャラン

  慧宇(10巡目ドラ傍の6索でリーチ。河に12筒と26索。369筒が危険? 39筒は2枚切れ、6筒は私の手に2枚ネ。なら)

  慧宇「チー」

  莉子(ドラを拾ってきた。手が安いか待ちが悪い? 取りあえずこっちも聴牌。池田さんの現物残しててよかった)トン

  漫(8萬引いてから3連続索子てw ドラやけど下家さん筒子待ちやろーから行けますやろ。上家は89索切ってんねんな)

  漫(切ってる巡目が遅いのはアレやけど、通してもらわんとうちかて死に体や)トン

  莉子「ロン、發ドラドラは9600です」

  漫「ぬあっ!?」



セーラ「ドラ切りよった」アホヤ

竜華「んー、まぁ染め手一直線やったしなぁ」キモチハワカル

泉「2223457の67索待ちゆーのも変形でいやらしいですけど」

由子「スッチーは疑って欲しかったのよー」







長野 rooftop


久「この劔谷だっけ? この娘いいわね」

美穂子「立直を躱して黙で和了るところは阿知賀の高鴨さんみたいですね」

久「うん。そこに固執しないで要所で使って来るのがいい感じ。それにこの娘、5回も栄和してるのよねぇ」

まこ「ほう、直取りだけで5回は多いのう。自摸和了りは?」

久「どうだったかしら、自摸でも和了ってたと思うけどちょっと覚えてないわ」

美穂子「今度は中堅卓ですね。まだ天江さんが幾分リードしていますけど、下降気味ですから、この先も分かりませんね」

まこ「永水の滝見さんが頑張っちょるのう」

久「ね。国士の親被りでノックアウトかと思ったら、中盤で荒川さんにラス押し付けちゃうんだもん」ヤルー



白石『さぁ中堅卓北一局は勝負所に踏み込んで来ました。二向聴の天江、そして大星、荒川が黙聴。さらには滝見が−』


  春「リーチ」カチッ

  衣(立直されたか。憩も淡も張っていておかしくはない。局面からすればオリ。しかし、今回は時機に投じて前へ出る)トン

  淡(3索かー。スレスレを通された。こっちの25索待ち見透かされたかな? でも親リー来たし下手には動けないよー)トン

  憩(衣ちゃん、オリとらんのやね。うちは単騎やし、牌種を読まれても4筒に絞るんはムズいはず。危ない橋やで〜)トン

  春(47萬待ちなら追われなくてもツモる目はある。追われても、もうトゥンニャーは使わない)トン

  衣(さて4筒。4456の形を崩すなら5筒から始めて6筒も落とし、肺腑を衝く一手に繋ぐっ)トン



白石『滝見の親リーに対して誰もオリを選択していません。取り分け天江は茨の道を行っている様に思えます』

靖子『4人それぞれが同じ密度の緊張感を共有する良い闘牌じゃないですか? クレバーであるより熱くなることを選んだような』

白石『青春ですねー』

靖子『青春かどうかは知りませんけど、まぁ学生麻雀らしくはあるのかなと』


まこ「要所の5萬を引き寄せおった。6筒落として一向聴」

久「中々踏み出せないところを躊躇なく行くのねー」シビレル

美穂子「アップになった時、額が汗ばんでました。私、あんな天江さんを見るのは初めてです」



  衣(張った....杯を銜んでのこの安手。うむ、悪くない。不利と知って尚勝ちに行く勇んだ思いが聴牌に届いた。ならばここは)

  衣「リーチッ」カチッ

  ........パタン

  衣「立たぬ」グム

  淡「だ か らっ ww」シツコイ

  憩「こだわり屋さんww」カワイイ


  淡(てゆーかリーチにビックリだよ。回してかなくていいの? よっぽどいい手? 追っ掛けても届かないかもじゃん)トン

  憩(んー、56筒落とされたんは4筒止められたっちゅーことなんやろーね。衣ちゃん勝負強いわぁ。しゃーないオリよ)トン

  春(1索ツモ....これは振ったかな)トン

  衣「ロン! 立直のみ、1000」

  春「はい。何だかすごいですね」オドロイタ

  衣「ん? そーであろ♪」ニパッ



まこ「安目、ノミ手の和了りじゃ」

久「高目っても断幺付くだけだし、和了りさえすれば御の字だわ」

美穂子「ですね。ここは全てを和了りに賭けた局面でした。次は天江さんの大好きな親ですから」

まこ「ふむ。そろそろもうひと暴れしてくれるんかのう」







鹿児島 石戸家


巴「和了られちゃいましたけど」

霞「そうねぇ。どうしてトゥンニャーの加護を使わなかったのかしら」

初美「混ざりたくなったんじゃないですかー?」

巴「え、とれはどういう?」

初美「能力なしの闘牌をあんな風に楽しそうに打てるなら、私も混ざってみたいですよー」


霞「そうかもしれないわねぇ。私たちはどうしても麻雀と能力が結びついてしまっているから、ピンと来なかったけれど」

巴「そりゃ御勤め的な部分もありますもんね」

初美「そーゆーの関係なしに麻雀は楽しいし、私たちは麻雀が好きだってことですよー」

霞「ふふ、何だか起きている時の小蒔ちゃんの真剣な顔を思い出しちゃったわ」

巴「奇遇ですね。私もです」

初美「お〜、龍門渕のおチビさんが連荘!」

霞・巴(永水のおチビちゃんに言われたくはないでしょうね)ニガワライー



  衣「直撃〜♪ 返す矢で射抜いてやった!」フフン

  淡「うぐぅ。でも私は満貫当てたもんね。チッチーくらいくれてやるぅ」シハライー

  衣「ならば一本場は何くれる〜?」ムシリー

  淡「え〜? 欲張りさんだなぁ。じゃースマイル0円で」ニヤリ

  憩「うわぁ、悪いスマイルや〜w」

  春「バイト即日クビ」

  淡「アルカイックスマイル0円、これは流行る!」ニヤリ

  衣「まず目つきを直せw」



白石『大星を沈めた天江が再び一人浮きです。一方、大将卓は安福が二本場まで進めましたが郝がこれを蹴って北入』

白石『先程、北一局を流局で終えて荘家据え置きの一本場へ突入したとのことです。藤田プロ、やはり差が縮まってきましたね』

靖子『そうですね。どうしても直撃が出てしまうとこうなりますから、首位を守る大星・池田は攻守のバランスで苦労してるでしょう』

白石『追う側の3チームはどうでしょうか』

靖子『ダンデライオンは安福が奮闘していますが、エースの荒川が動かないことにはオーラスまで厳しい展開が続きますね』

靖子『スーパーヅガンも天江が踏ん張りを効かせた処へ郝の援護射撃が必要です』

靖子『これがない場合、2位に甘んじない性格の天江は強攻に出ると思いますから、その隙が怖いですね』

靖子『空飛ぶ雀卓は現在行われている上重の北一局一本場、ここが正念場になって来ると思います』

白石『なるほど。それではその正念場、大将卓の戦況を見てみましょう』



  漫(安手でえーんで、さっさと親リーで追手に足止め掛けたいけど....ツモは、まぁまぁ。このまぁまぁがクセもんや)トン

  華菜(河からすると親に染め手はないよな。ドラの白もこっちの手に2枚。でもまぁ郝からは鳴けないからこれは頭候補か)トン

  慧宇(三元牌が対子ったヨ。ドラは握られているとして發が河に1枚。切らずに七対が速い?)トン

  莉子(清一。流したいのに大きい手が来ちゃってる。この牌勢、無理に逆らわない方がいい気はするけど)トン



初美「4人とも最終形が見えてきましたねー」

巴「北家が一番大きい手になりそうですね。23458筒どこか入れば1筒落として断幺と複合ですね」

霞「2筒は親が持ってるからもうないわよ。1222334467888だから1筒掴むと立直して清一一盃口ね」

初美「親も一向聴ですよー」

巴「純全の中でも綺麗な牌姿になってますね」

霞「ここは上り調子の北家と親の対決になりそうね」

初美「そーですねー。西家は七対二向聴ですし、南家は25筒待ちに納まりそうですから実質5筒単騎になりますー」

巴「さてさて、どう決着が付くか」







大阪 清水谷家


由子「来てるのよー、来てるのよー」ジリジリ

泉「いい感じですね」ゴクリ

セーラ「さー自摸番や、来るかー?」

竜華「来いっ!」ググッ


由・泉・セ・竜「来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 行け、行ったれ! リーーーーーチッ!!!」ガタッ

由子「ナイスよ漫ちゃん! 1筒・69索待ちなら和了れるはずよー!!」

泉「今回は大阪ガスが仕事して来ましたね」

セーラ「せやな。11筒・123萬・77788899索は他家と比べても好形や」

竜華「こうなると9索で和了っときたいな。一発付かんくても親っ跳ねや」

由子「贅沢は言わないわー、とにかく上がって欲しいのよー」



  漫(リーチしたんや、縮こまってくれへんかな? にしても高目安目の差がデカイ手や)

  華菜(だぁーっ、どれ切っても怖いな。前の親番で三倍満和了られてるし、ここは手を崩して現物か...)トン

  慧宇(鳴いてもらえそうな牌がないネ。七対だから回す分には困らないけど、ツモられたくないヨッ)トン

  莉子(その發はオリなのかな? あ、張った。親の河は.....1筒、行け...る? どうしよう。危ないような行けそうな)

  莉子(残ってる筈のもう一卓がずっと削られてるし、今は点が欲しい。親も流したい。行こう、ここは黙聴で潜る)トン



泉「1筒転がり出たぁ!!」

セーラ「あ〜っ、連荘優先で和了りやな〜。50符1飜の一本場で2700か、ちともったないな」ンー

竜華「せやけどしゃーない。二本場に期待しよーや」

由子「!! どスルーーッ」

泉・セ・竜「はっ!!?!」



  漫(やってもた。スルーしてもーたー。いやいやいや、行ける気ぃしますねん! 安っ、とか思て無視したんとちゃいますで!)

  漫(行ける行ける! 行けるやろ!? てか来る! 来ますってホンマ、これで親流れたらしょっぱすぎますやん!!)チャッ

  漫「.....」モーパイー

  華・慧・莉「?」ツモッタ?

  漫「っしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ガタッ ウラメクリー

  漫「乗ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

  華・慧・莉「!!?!?」ビクッ

  漫「トラ!トラ!トラ! ありがとう阪神! おおきに裏ドラ! 立直一発自摸平和純全ウラ1、8100の丸儲けやっ!」



白石『上重再びっ! 1筒見逃しから間髪入れずの9索自摸! 裏ドラをも味方につけた和了りは怒涛の親倍だーっ!!』

白石『さぁ接戦、正に混戦。空飛ぶ雀卓108200、おこた麻雀友の会105000、ダンデライオン95600、スーパーヅガン91200』

白石『勝利で幕を引くのはいずれのチームか。結末を託された8名の女子高生雀士、熱闘はまだまだ続きますっ』


由子「...!! ....!!!」スズチャンガッ

セーラ「....!!」ヤリヨッタ

泉「....!!!」バクハツシスギィ

竜華「キョドりすぎやww 顔が小林まことタッチになっとるでwww」


由子「ぷはーっ! 息が止まっちゃったのよー」

セーラ「ホンマやでw 過呼吸なったかー思たわ」

泉「いやー、こーゆーんを神憑りとでも言うんですかね。驚きっぱなしですよ〜」


−ガチャッ−


怜「あかんあかん、外寒すぎや。もうちょい待ったろかー思たけど無理やったわ」パタン

セ・竜・泉・由「!!?! は!?」

怜「ん? 来たでー」ニヘラー


泉「ジ、ジョイン!」

由子「ジョイン!」

セ・竜「トキィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」

怜「おひさ〜♪」ヘヤアッタカイナー

セーラ「おまっ、おまっ.....おひさ〜♪ やあるかいっ! 最悪やコイツ! ネタばらしにも程があるやろーっ!!」

竜華「どのタイミングで来よるねん! 怜がこんなKYな娘ぉやとは思わんかったわ!」

怜「ええ〜〜」ヒドイナァ


由子「これはひどすぎよー!! あんまりなのよー!!」ジタンダッ

泉「申ーし訳ないですけどっN!G!ですわっ」

セーラ「負けたヤツは6時集合やってあれほどっ! あれっほどゆーたやろぉぉぉぉ!!」

竜華「そーやっ、まだ4時半やで!?」

怜「あはは、それが16時とまちごーてん。途中で気ぃついておんもで待っとったんやけど、無理っ、寒すぎる!」

セーラ「んなっ....絶句するわ」ジユウスギルヤロ

怜「せやかて今寒波来てんねんで? 30分待ったうちを褒めたってもよさそうなもんやんか?」

由子「このブチ壊しムードを前に褒めろとのたまう大うつけなのよー」アリエナイノヨー


泉「なんぼなんでも擁護しきれませんよぉ、せんぱーい」ドッチラケヤ

竜華「これは稀に見るダメな怜や」ハァァ

セーラ「ダメダメやっ、ハミレスあたりで時間潰しとけーっちゅーねん!」

怜「あ、そら盲点やったな。ほんでもみんなして言いすぎやん」ムー

竜華「ほんましゃーないなぁ」

怜「堪忍やっ! ごめんなさいっ!」ペッコリン


竜華「まー来てしもーたんやからこれ以上ゆーてもな。ほら、怜」ポンポン

怜「なん?」

竜華「膝枕の刑や。こっち来ぃ」

セーラ「アっ、ホっ、かっ! なにが膝枕の刑や、甘やかしやろっ。そんなん逆に怜がオレに膝枕せー」コッチコイ!

泉「まぁまぁ、そしたらここは私がして貰うということで」

セーラ「なんでお前やねん!」ズビシッ

由子「なら間を取って私がしてもらうのよー」

怜「本人置いてけぼりで話進めんといてほしいんやけどなぁ」ポリポリ


竜華「怜」

怜「ん?」

竜華「改めて言うのも何やけど。お疲れさまやったな。怜のおかげで...」

怜「りゅーか...」ユルサレタ?

竜華「台無しやw」

怜「しつっこいわっwww」ンモー

ギャーギャー ダイナシー ノヨー ヤカマシッチューネーン アホー!









各卓得失点現況、並びに総得点


先鋒北二局(終了): 片岡+5000/新子-20000/対木+4600/雀+10400

次鋒西二局二本場(終了): 国広+14500/船久保+13900/岡橋-8400/伏屋-20000

中堅西三局: 滝見-8700/天江+22900/大星-4300/荒川-9900

副将南四局(終了): 能口-10500/南浦+14800/上柿-20000/愛宕+15700

大将西一局一本場: 上重+17800/池田-3000/郝-11600/安�-3200


総得点:空飛ぶ雀卓108200/スーパーヅガン91200/おこた麻雀友の会105000/ダンデライオン95600







東京 ワハハ祖母宅 離れ


  衣「ツモッ!」パララッ

  淡「んも〜!」

  衣「立直自摸一通一盃口、4000allだっ」ドヤァァ

  憩「っちゃ〜。1筒止めとったんやけど、ツモられたかぁ」マイリマシタ

  春「完全に突き放された...」



ゆみ「さすがだな天江は。1筒地獄単騎を和了って親満。これでもう中堅卓の大勢は決したろう」

智美「それでも、東二から西三まではこれが天江衣かってくらい苦しい戦いだったけどなー」ワハハ

佳織「これで総合2位だね」

睦月「ライバル校の選手ですけど、やっぱり地元が勝つと嬉しいですね」

桃子「総合得点の方は本格的に接戦になってるっすから、まだどこが勝ち抜けるかは分からないっすよ」

ゆみ「ああ。こうなって来ると先に対局を終えた選手の方がヤキモキし通しだろうな」



  衣(配牌悪しからず。さて、千金の子は盗賊に死せずとすべき処だが、別卓の輩に勢い無し。ここは更に棒を積みたい)トン

  淡(悔しー! こうなったらこの卓より総合点だよねっ。とにかく親をもらわなきゃだし、ノミ手上等だよっ)トン

  憩(あかん。これ、今度ばっかりは監督から本気のチョップ喰らっても文句言われへん....しかも縦気味とか死ぬる)トン

  春(格上相手にここまで来れた。分かってる。能力が飽和したおかげ。卑怯と思われても仕方ない)トン

  淡・憩・春(でも今は、この対局をとことん楽しむっ!)

  衣「皆、ここへ来て中々の面魂。衣と打つ麻雀は楽しいか?」トン

  憩「今更の問いやね。みんなおんなじ気持ちちゃう?」トン

  淡「その余裕の天狗っ鼻をポッキリへし折ってやる♪」トン

  春「終わった時、すごい思い出になる。今は言葉じゃない」トン



桃子「西家が仕掛けたっす」

智美「嵌6索をチーかー。おっと北家に槓材だ」

睦月「槓しましたね。この3筒暗槓で大星さんの辺張が死にました」

ゆみ「失速したな。だが滝見の槓もこの時点では好手とは言い難い」

桃子「なら、ここは親と西家の勝負になって来るっすね」

佳織「荒川さん持ち点6000、親の直撃ならほぼ飛んじゃうよね?」

智美「かといって守っていたら決勝には届かない。ここが荒川憩の土俵際だなー」ワハハ


  衣(この対局、常なる感覚はない。経験、そこからの読みが総てだ。春の槓から淡の河は濁ったと見えるが)トン

  淡(お向かいさんの槓から一向に手が進まないよっ、んもー! んもー! ツモがマゾすぎるでしょっ!)トン

  憩(上家がひーこら言ってるわぁ。うちの方はなかなかのなかなかですよ〜ぅ。ほらな、塾牌の刻子や)トン

  淡「それもらう。ポンッ」チョーダイ

  衣(憩の2枚目の9索をポンか。槓に邪魔されながらも索子染め?)

  憩(一向聴。これは和了れゆーお告げやね。むしろ和了れんかったら死ぬるに違いない。花の女子高生、まだまだ生きたる)トン

  春(役が付かない。とにかく聴牌して立直しかない。間に合えっ)トン


  衣(ドラ表示の白に始まって1索東3萬2筒西、9索5筒9索8萬か....憩、張ったか?)トン

  淡(愚形の二向聴から一歩前進。って、愚形のまんまでいいから一向聴になってよ〜)トン

  憩(よしっ、入り目や! 待ちは単騎やけど贅沢は言われへんね。せやから頼みますよ〜ぅ)トン

  春(あ、諦めてたドラの中が暗刻った。これでずっぽし鳴ける)トン

  衣(見えている牌からすると憩は同順か三暗、同刻もありか。萬子の一通は振聴だからこの局面ではないだろう)

  衣(9索2枚、8萬.....これでどうか)トン


  憩「衣ちゃん、その9萬や」ニコッ

  衣「持って行かれたか」

  憩「ロン、三色同刻三暗刻、槓ドラ3枚のウラなしで12600や」

  衣「1索刻子か」シハライー

  憩「そこは端から揃っててん。ツキが味方してくれたわ」ムシリー

  衣「いや、憩の実力だ」

  憩「おーきに♪ 衣ちゃんがうちと打ちたいゆーてくれたから、一所懸命打ったんよ。少しは手応え感じて貰わんと寂しいしぃ」

  衣「憩....」エヘヘ


  淡「はいはいそーこーまーでー! 次は私の親番だよ、けっちょんけっちょんにしてやるんだから!」ジャラジャラ

  春「そうはさせない」

  憩「ほなオーラス前の悪足掻きと行きますか〜」

  衣「存分に来るがいいっ」



東一局 親 滝見 / 和了 天江8000,16000

東二局 親 天江 / 和了 大星300,500

東三局 親 大星 / 和了 滝見1300,2600+供託1000(天江)

東四局 親 荒川 / 和了 滝見600,1200+供託1000(大星)

南一局 親 滝見 / 和了 荒川800,1600

南二局 親 天江 / 和了 大星700,1300

南三局 親 大星 / 流局

南三局 一本場 / 和了 滝見1300,2400+供託1000(天江)

南四局 親 荒川 / 和了 荒川2600all

南四局 一本場 / 和了 大星2700,1400

西一局 親 滝見 / 和了 天江700,1500

西二局 親 天江 / 和了 天江700all

西二局 一本場 / 流局 天江・荒川+1500

西二局 二本場 / 和了 大星2200,4200

西三局 親 大星 / 和了 滝見1300,2600+供託1000(荒川)

西四局 親 荒川 / 和了 大星8000+供託1000(荒川) 放銃 天江

北一局 親 滝見 / 和了 天江2000 放銃 滝見

北二局 親 天江 / 和了 天江7700 放銃 大星

北二局 一本場 / 和了 天江4100all

北二局 二本場 / 和了 荒川12600 放銃 天江

北三局 親 大星 / 和了 天江1000,2000

オーラス 親 荒川 / 和了 滝見700,1500


天江衣+25900/荒川憩-3900/滝見春-10900/大星淡-11100



  春「3位まくった」

  淡「なにこれっ!?」

  憩「淡ちゃんがべべちゃんやね〜」

  衣「結果を見れば年功序列であったか」

  淡「嘘でしょ!? 信じられないっ、やーだーもぉぉぉぉぉ」ジタバタ



白石『中堅卓、対局終了です。最後は滝見が三者の虚を突く和了りでした。オーラス到達、本当にお疲れ様でした』

藤田『仮定の話はあれですが、のっけの役満がなければ僅差で荒川を躱して滝見が首位でしたね』

白石『そうですね。あの親被りからよく健闘しました』

藤田『うん、堪能した。楽しかったです』



智美「4卓終了かー」ワハハ

桃子「大将卓が残ったっすね」

睦月「総合トップと総合ラスの差が11300点ですから、いよいよ分からなくなってきましたね」

佳織「なんだか釘付けになっちゃいました〜」

ゆみ「私ものどがカラカラだ」

桃子「ポカリ買ってあるっすよ」

智美「私も貰うぞー」ワハハ






やけに重くて更新しんどかった
今週はここまで、ではまた〜



>>218 でミス

  衣(ドラ表示の白〜  發です


>>221 でミス

  南三局 親 大星 / 流局     何故か罰符の点移動が抜けてる。またも幻覚か........

一通一盃口ってなんや?






>>236 一通一盃口

一通は一気通貫で、衣の和了り役は立直門前清自摸一気通貫一盃口

123・445566・789索+1筒から立直2巡目以降の1筒自摸和了り

複合に関する問なら上記や112233456789、123456778899で複合する

一方、漫ちゃんの立直一発自摸平和純全は一盃口も三暗刻も複合しない

こんなんでいいのかな?







長野 rooftop


まこ「親倍の後の二本場を流したのは良かったんじゃがのう」

久「満貫自摸られて親被りねー。僅差だけど総合ラスになっちゃったわ」

美穂子「大丈夫です。まだ北三局とオーラスがあります」

まこ「そうは言っても配牌からして厳しそーじゃが」

美穂子「華菜....」

久「あちゃー、対面に黙で張られたわ」

まこ「今局捨ててオーラスに賭けるしかないのー」



  莉子「ツモッ、1300,2600」

  華菜「総合トップか、やるなぁ」

  慧宇「泣いても笑ってもオーラスね」

  漫「点数動かんくなったし、うちらで総決算ですね」


白石『法隆寺五重塔5卓同時対決、最後まで残った大将卓もいよいよオーラスを迎えます。藤田プロ、ついに最終局面ですね』

靖子『通常の団体戦と比べて時間は5分の1、密度は5倍ですから、今夜は良く眠れそうです』

白石『いやまったく。私も長らく麻雀の実況をしてきましたが、今日ほど大変さを感じた日はありませんでした』



  莉子(とにかく和了れば1位抜け。僅差だから誰に和了られても危ない。振り込み厳禁、スピード最重視で)トン

  漫(2位で御の字やし、手作り必須の下位狙いでええんや。緊張すなー、ふつーや、ふつーに行けばえーねん)トン

  華菜(トップと9600差、2位と6000差か。お化けいらずだし少しは気が楽だよな。ゴンニー自摸辺りか)トン

  慧宇(ザンク目安ならトップの足にも負けないネ。筒子の歯抜けだけどドラ掴めば一気に楽になるヨッ)トン



まこ「中か自風で1翻乗せたいのう」

久「9筒暗刻と345萬の順子の2面子だし、両方欲しいくらいね」

美穂子「5索自摸。これで5索も対子です」

まこ「上家が一向聴じゃあ。急がんといけん」

久「ん、中を暗刻ったわよ。自風1枚握るより、5索の三暗刻期待で落としちゃってもいいわね」

美穂子「5索はあと1枚ですから....あ、自風残しますね」



  漫(役なしやけど自摸ノミ、立直ノミでえーんや。足止めと出和了り期待でリーチしときましょか)タンッ

  漫「リーチッ」カチッ

  華菜(リー棒か。手が伸びないし助かるな。2位と5000差で再計算...)トン

  慧宇(和了られたら終わり。なら一発怖がる必要もないネ)トン

  莉子(んー、リーチされちゃった。安牌1枚しか持ってない...)トン

  漫(来いっ! あらら、そーは問屋がおろさんゆーやつですわ。それどころか生牌引いてもーた。鳴かれるかいな?)トン

  華菜(お? んー、上家は1打目西なんだよな。下家はもう捨身だろーし、親も早いってなら)

  華菜「カンッ」モライッ



久「え? 中の暗刻を明槓にしちゃうの?」

まこ「お、王牌から5索が出よった。棚ボタじゃあ」

美穂子「これで自風単騎....萬子の順子を刻子にするつもりなのかしら?」

久「対子対子でシャボるのも有りよね。自摸って対々三暗」

まこ「下家一向聴の親聴牌じゃが、間に合うんか?」

久「あっ、上家の自摸が西」

美穂子「中明槓、9筒・5索暗刻、自風単騎の自風雀頭は60符1飜」



  華菜「ロン! 中ノミ、2000だしっ」

  漫「ぐわっ、負け......てない?」


白石『池田の和了りは60符1飜2000点! リー棒と合わせて3000点が移動した結果、総合2位タイです』

藤田『これ席次?』

白石『いえ、同卓内ではそうですが、総合点の場合はチーム毎の席次というものがないので点差が明確になるまで続行します』

藤田『となると特殊な形での返り東か。一荘戦ならではって感じですね』

白石『さぁ、もつれにもつれて返り東。そして親となる上重は今日、親倍、親の三倍満を和了っています』



久「へぇ〜、返り東なんて初めて見たわ」

まこ「普段の半荘戦じゃと北入すら滅多にないからのう」

美穂子「華菜、頑張って」


  華菜「早くツモれよ〜」

  莉子「あ、はい」ツモッ「あ、ツモです」


  華菜「ちょっ、そーじゃないし! って、あれ? いやいや、それでいーしっ!!」

  漫「早いすぎぃぃ! 親っ被りで終いやっ」ガックシ

  莉子「自摸ノミ。300,500です」パララッ

  慧宇「泣けるネ〜ッ!!」


久「ちょ、終わったww」

まこ「これはw」

久「うはっ、うける〜w」

美穂子「勝ち残りましたっ♪」



東一局 親 上重 / 和了 池田800,1600

東二局 親 池田 / 和了 上重5200 放銃 郝

東三局 親 郝 / 流局 池田3000

東四局 親 安福 / 和了 安福2600 放銃 上重

南一局 親 上重 / 和了 池田1600,3200

南二局 親 池田 / 和了 安福3900 放銃 上重

南三局 親 郝 / 和了 郝9600 放銃 安福

南三局 一本場 / 和了 郝600all

南三局 二本場 / 和了 郝1200all

南三局 三本場 / 和了 郝1000all

南三局 四本場 / 和了 安福2400,4300

南四局 親 安福 / 流局(流し満貫) 郝2000,4000 (池田:供託1000)

西一局 親 上重 / 和了 上重12000all+供託1000

西一局 一本場 / 和了 安福12300 放銃 上重

西二局 親 池田 / 和了 池田1000all

西二局 一本場 / 和了 池田4000all

西三局 親 郝 / 和了 安福2000+供託1000(上重) 放銃 郝

西四局 親 安福 / 和了 安福9600+供託1000(池田) 放銃 上重

西四局 一本場 / 和了 安福1400all

西四局 二本場 / 和了 郝1400,2500

北一局 親 上重 / 流局 上重・池田1500

北一局 一本場 / 和了 上重8100all

北一局 二本場 / 和了 池田700,1200

北二局 親 池田 / 和了 郝2000,4000

北三局 親 郝 / 和了 安福5200+供託1000(郝) 放銃 郝

オーラス 親 安福 / 和了 池田2000+供託1000(上重) 放銃 上重

返東一局 親 上重 / 和了 安福300,500


上重+9800/安福+1400/池田-3000/郝-8200









各卓得失点:

・先鋒: 片岡+5000/新子-20000/対木+4600/雀+10400

・次鋒: 国広+14500/船久保+13900/岡橋-8400/伏屋-20000

・中堅: 滝見-10900/天江+25900/大星-11100/荒川-3900

・副将: 能口-10500/南浦+14800/上柿-20000/愛宕+15700

・大将: 上重+9800/池田-3000/郝-8200/安�+1400


総得点:

・宮永照:ダンデライオン 106200 1位 決勝進出

・松実宥:おこた麻雀友の会 98200 2位 決勝進出

・園城寺怜:空飛ぶ雀卓 98000 3位 敗退

・愛宕洋榎:スーパーヅガン 97600 4位 敗退


準決勝南ブロック三賞(2回戦はMVPのみ)

・MVP(首位チーム最多得点者):南浦数絵+14800

・ポイントリーダー:天江衣+25900

・和了賞:安福莉子 9回(自摸和4回/栄和5回)









【大会編〜準決勝】 カン!









【大会編〜幕間2】







移動バス内


衣「けーい♪」ヒョコッ

憩「あらら、衣ちゃん。動き回ったら危ないよ〜」

衣「いま停まってるからへーきだ」

浩子「なんやったら席代わりましょか?」

衣「おお、すまないな。感謝する」

浩子「いえいえ、ほなどーぞ」ユズリー

衣「ありがとー♪」スワリー


憩「ご機嫌やね〜」

衣「うむ、今日は楽しかった」

憩「うちもや〜」

淡「私は散々だった〜」ガバッ

衣「おおっ、後ろの席は淡だったかー」

春「私もいる」ポリ

衣「わぁ♪ 向かい隣りに春がいた」

淡「ハルー、補助席使うねー」ガショコン

憩「あはは、なんや中堅卓の面子が横一列やね〜」


衣「今日はな、本当に楽しかった。チームは敗れたが、衣にとって忘れ得ぬ対局であった」

淡「そりゃダントツならそーでしょw」

衣「そーゆーことではなく!」

憩「わかるわかる。うちも良い思い出になったもん」

衣「そーであろ♪」

春「ごめんなさい」ペッコリン

衣・憩「へ?」

淡「え、なにそれ?」


春「今日の対局。みんなを煽って力を飽和させた。普段の打ち方ができなかったのはそのせい」

衣・憩・淡「.......」カオミアワセー

衣・憩・淡「それで手を打つ」

春「これ? あげるけど...」ハイ

淡「ん、メチャうま! はい衣さん」

衣「どれどれ。む、これはいけるな♪ 憩も食べてみよ」

憩「ほな失礼して....。あら! ほんと美味しいわぁ」


春「それが自慢」ニコッ

淡「じゃーそーゆーことで」

衣「今日の対局に何か問題があったか?」

憩「いっこもないで〜」

春「....ありがとう」

衣「いずれまた打ちたいな」

憩「そやね〜」

淡「べべちゃん返上するもん」

春「一から出直す」ポリ


憩「衣ちゃんと春ちゃんは京都駅から新幹線?」

衣「いや、衣は一と京都にお泊り〜♪」

淡「帰らないの?」

衣「北ブロックで透華と純、智紀が異なるチームで戦っているからな。誰かしら残るから決勝終わってからみんなで帰るのだ」

春「私も京都に泊まる。姫様と合流して年が明けたら神社関係に挨拶回り」ポリ

淡「私は決勝進出♪」

衣「だがべべちゃん」

淡「ぎゃー! うるさいうるさいっ」


憩「淡ちゃんとは明日再戦やね。あとは多分、春ちゃんの所のおひーさんも来るやろし。楽しみやわぁ」

春「年末年始の姫様はハンパないから」ポリ

憩・淡「マジでっ!?」

春「軽く飛べる」ポリ

憩・淡「どんだけww」

衣「神代小蒔か。衣も神に挑んでみたかった」

春「姫様もみんなも来年があるから、春も夏も勝ち上がれば闘える」ポリ

淡「あはは、衣大先生は難関の清澄が邪魔してくるけどねー」ニヤリ

衣「む、いかに咲相手と言えども、二度までも後れを取る衣ではない」


憩「その意気や〜。あ、でも来年は個人戦もエントリーして欲しーなぁ。うちのガッコ団体やとやっぱちょっと厳しいしぃ」

衣「うむ、来年は個人戦も出るぞ。約束だ」ユビキリー

憩「ほなお互い切磋琢磨して再戦に臨みましょ」ゲンマーン

春「今年はいい年だった」ポリ

淡「優勝すればなおさらねっ♪」

憩「来年はもっとやで」

衣「うむ、違いない」







JR京都駅


洋榎「おー、着いた着いた。こっから大阪まではあっちゅー間やな」

絹恵「そしたらおねーちゃん、おかーちゃんの面倒よろしくな」

洋榎「おう、今日だけな。明日は夕方から清水谷ん家で絹の応援せなあかん」

絹恵「そやったね。おねーちゃんのパワーもろて勝って来るわ」

洋榎「まあまあ頑張りや。うちは自分で打たれへんし準決あたりが潮時やったわ。こっからは絹のターンやで」

絹恵「うん。優勝したら京都土産ぎょうさん買ってくし、楽しみにしててな」


洋榎「せーへんかったら?」

絹恵「なしや」

洋榎「なしかいっw」ケチヤナー

漫「主将〜、スイカチャージして来ました〜」

絹恵「ん? 主将は自分やろ」

漫「あ、元主将やった」

洋榎「いー加減自覚持ったれや、自分」

漫「すんまへん」デヘヘ


洋榎「まーえーわ。ありがとさん。そしたら絹、しっかりやってきぃ」ポンッ

絹恵「ガツンと行ってくる。主将も応援よろしくやで〜」

漫「護摩焚いてお経あげとくわ」

洋・絹「なんでやねんっ」ズビシッ

漫「あいたっ、なんでデコをはたくんですか...」ヒリヒリ

彩花「姐さーん、うちら新幹線なんで、お先っす」

洋榎「おーう。二人とも一緒の方向やったん?」

那都「はい。米原で別になりますけど」


彩花「あたしは北陸本線、那都は東海道線に乗り換えっすね」

洋榎「さよかー。したら気ぃつけて帰りや。冷え込むらしいし、年越し前に風邪なんか引かんとけよ」

彩花「うっす。そいじゃ、妹さんも、また!」

那都「みなさん良いお年を」ペッコリン

洋・絹・漫「良いお年を〜」バイバイ







新幹線改札口


怜「二人とも気ぃつけて帰るんやで」

恵「はい。色々とお世話になりました」ペコッ

怜「いやいや、うちの方こそ楽しい思いさせて貰ったわ。ありがとな」

もこ「お、お怜さん」

怜「ん? どないしたん?」

もこ「メアド交換したい////」

怜「お〜、せやな。ほな二人とも携帯出し」

恵「あ、はい」ゴソゴソ


怜「うちから送るでー」ピッ

もこ「きた。じゃー次私」ピッ

恵「送信します」ピッ

怜「オッケーや。これで晴れてメル友やな」

もこ「うん♪」

恵「えへへ」テレッ

怜「大阪来ることがあったら遠慮なく連絡してや。色々案内したるし」

もこ「うん、お憩も誘って一緒にあそぼ」


怜「ええで〜。あと、そのうち今回のチームでまた集まれたらええな」

恵「ですね。国広さんにも声掛けときますよ」ギッヒ

怜「頼むで。漫ちゃんの方はうちがいつでも引っ張り出したるし」

もこ「姫松の主将さんだし来年は忙しそう。お怜さん受験は?」

怜「ん? うちの辞書に受験なんちゅー言葉は乗っとらへんな」

恵「大丈夫なんですかw」

怜「ダメやなw」

もこ「ダメじゃない。がんばってw」


怜「もこちゃんに応援してもろたら気合も入るっちゅーもんや。鉢巻しめて頑張るわ」

恵「あたしゃ初詣で監督の合格祈願して来ますよ」

怜「おーきに。めぐちゃんは初詣どこ行くん?」

恵「あたしゃ毎年善光寺さんですね。対木さんは?」

もこ「寝正月...」

怜「新春ヒッキーwww 熱田さんでも行けばえーやん」

もこ「人多過ぎ」

怜「そらそーやけど。っと、あかん。発車まで5分切ったで」


恵「あらら、それじゃ名残惜しいですけど」

もこ「またね」

怜「みんなと過ごせて楽しい年の瀬やったわ。ありがとさんやで。来年もよろしくしてや」

恵「こちらこそありがとうございました。それじゃ、良いお年を」

もこ「ばいばい」テーフリフリ

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---


怜「行ってもーた。さてと、うちは京都線や。お、向こうに漫ちゃんと愛宕姉妹がおるやん」トットット

チャクメローン♪

怜「あらら。メールか?」ゴソゴソ

怜「もこちゃんから早速きた♪ なになに」


title:楽しかったね

お怜さんのチームで良かったよ ヾ(=^▽^=)ノ また遊んでね

あ、おかーさんって呼んじゃったことは内緒ね (*μ_μ)σ| モジモジ・・・

ヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)o マタネッ♪



怜「天使やなぁ...。これは憩ちゃんから奪いたくなりますわ」ムフフ

憩「なにデレてますの?」ノゾキー

怜「どわっ、たったったぁぁぁ! びっくらこいた〜」

憩「リアクション芸人w んで、なに? 見せて?」

怜「あかん! ムリッ! てか勝ち抜け組がここで何しとんねん」

憩「監督が化粧室行ったきり戻らんくて手分けして捜してるんよ」

怜「出た、宮永伝説ww」アホヤナー

憩「ひっどいw あれで中々可愛い人なんよ?」

怜「さよか。したら漫ちゃんらにもゆーて、一緒に探したるわ」

憩「おーきに♪ 助かりますぅ」







売店 おみやげコーナー


慧宇「ダヴァ吉は生ラーメンでいいネ」

明華「メガバイトさんは何がいいかしら?」

慧宇「ギガバイトさんは生八つ橋でいいヨ」

明華「生八つ橋? テラバイトさんは甘いものよりお煎餅系では?」

照「これ、おすすめ」ハイ


慧宇「ヘンテコな形ネ。クッキー?」

照「うん。試食したけど味噌の香ばしい風味がクッキーのサクサク感とすばらなマリアージュ」

慧宇「へ〜。じゃあ胸がペタバイトさんはこれでいいネ。助かったヨッ」

明華「慧宇、アウトー」

照「? お菓子の事なら任せて」アウト?

明華「味噌松葉ですか。クッキーならむしろネリーちゃん向け....って、宮永さん。決勝組はお宿へ向かったのでは?」

照「トイレ行きたくなって待ってもらってる」


慧宇「どこ泊まるのカ?」

照「ひいらぎ屋とか言ってたかな?」

明華「柊屋! 京都でも一流所の老舗旅館ですね。柊屋と炭屋は一度泊まってみたいと思っていたので羨ましいです」

照「そうなんだ」

数絵「照さん!」

照「お〜、数絵」

数絵「何やってるんですか。みんな手分けして探してます。局の人たちなんて攫われたんじゃないかって大騒ぎです」

照「ここにいるけど」キョトン


数絵「何故、トイレから真っ直ぐ戻って来られないのですか」

照「何かお菓子を買って行こうかと」

数絵「はぁ...。それで、買い終えたのですか?」

照「うん。これだけ買った」ドッチャリ

数絵「............」

照「ひょっとして心配してくれたの?」

数絵「当然です」


照「あれがとう」ニコッ

数絵「///// い、行きましょう」

照「わかった。じゃあ雀さん、郝さん、ゼタバイトさん達によろしく」

慧宇「了解ネッ」

明華「決勝、頑張って下さいねー」テーフリフリ

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数絵「.....ゼタバイトさんて誰ですか?」

照「ん? 辻垣内さんのことじゃない?」

数絵「ああ」ナルホド







駅前ロータリー


衣「は〜じ〜め〜」テッテッテ

一「衣、もういいの?」

衣「うむ。永の別れでもなし、情を惜しんで殊更に時をかけるものでもあるまい」

一「そうだね。会おうと思えばまた会えるし」

衣「して、迎えの者は何処に?」


一「それが、さっきから探してはいるんだけれど...あ、やっと来た」

リムジントマリー ドアヒラキー

歩「衣様、一さん、お迎えに上がりました。お待たしてしまったでしょうか」オジギー

衣「おお、歩が来てくれたか。出迎え大儀」

一「メイド業は歩に一任しちゃっていいのかな?」

歩「お任せください。早速、お宿の方へ御案内させて頂きますね」ドウゾー

ノリコミー


歩「本日の対局は如何でしたか?」

衣「勝ったが負けた!」

一「右に同じ」

歩「そうだったんですか。それは残念でしたね」

衣「いや、むしろ快絶であったぞ。得難き時を過ごせた」

一「衣がご機嫌でボクも一安心だよ」

衣「透華たちの方はどうなってる?」


歩「先程萩原さんと連絡を取った時にはまだ副将戦開始直後だと仰ってましたね」

一「こっちは5戦同時進行だったからね」

衣「さてはて、誰が勝ち上がって来るか楽しみだ」

歩「透華先輩に勝って欲しいですぅ」ポワワーン

一「チームーメイトに恵まれてるのはともきーだよね。純君は末原さんのチームだから衣は長崎で対戦したでしょ?」

衣「うむ、割れ目ルールで点数移動が激しくてな。最後まで首位争いをした相手であった。あっ、停めてくれ」

キキッ


一「どうしたのさ、急に?」

ガチャッ タタタッ

歩「衣様っ!?」オッカケー

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---


衣「おーい、おぉ〜〜い!」

春「衣さん?」

衣「春っ!」

春「そんなに走ってどうしたんですか?」

衣「春を見かけて、はぁはぁ、走ってきた。....ちかれた」

一「衣〜」

歩「衣様〜」


春「今晩は」ペコッ

一「あ、永水の」

歩「どなたですか?」

衣「滝見春。衣のチームメイトで友達だ。な?」

春「うん。....ともだち」

一「だからって急に車から飛び出さないでよ」シンゾウニワルイ

衣「春も一緒にお泊りする!」

春・一・歩「えっ!?」


衣「春も京都に泊まると言っていた。ならば一緒で問題なかろ?」エヘン

一・歩「あ〜〜.....」

春「そのリアクションは何?」

一「衣は言い出したら聞かないから」

歩「宿泊先はどちらですか?」

春「嵐山。神社庁の庁舎に部屋を用意しもらってる」

衣「庁舎など味気ないではないか。歩、衣たちのお宿は何処なのだ?」


歩「偶然ですが嵐山方面です。渡月亭の碧川閣を手配済みです」

衣「合縁奇縁とはこうしたものか。神社庁へ寄って話を通せば問題はなかろう」

一「はいはい。決定決定」

春「それなら問題ない。お世話になります」ペコッ

歩「あ、はい。こちらこそです」ペコッ







大晦日 正午 京都祇園 鳥居本


みさき「さて、お料理も並んだようですので、一先ず乾杯しましょうか。みなさん決勝進出おめでとうございます」

理沙「乾杯っ!」フンスッ

カンパーイ♪

みさき「午前中のV撮りも終わって、昼食の後は自由行動になりますから、束の間ですけど観光を楽しんで下さい」

ハーイ


理沙「定時連絡っ」

みさき「はい。各チームの監督宛てにスタッフからメールで定時連絡を入れますので、返信漏れのないようにお願いします」

理沙「集合時間っ」

みさき「はい。午後4時厳守で金閣寺に集まって下さいね。今日は生放送なので、事前に進行の再確認などがあります」

理沙「いただきますっ」

みさき「高級料亭で学校給食みたいなこと言わないで下さい」

理沙「間違いっ///// 召し上がれっ」

ドッ wwww


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梢「鮮やかさが主張しすぎない彩りの妙は何とも言えませんね。さすがは祇園料理です」

煌「あの....後学の為に聞きますけど、ここはどのくらいの高級料亭なんでしょう?」

透華「そうですわね。確か暖簾は300年程受け継がれていて、店柄、格式は他の一流所と比べても何ら遜色ないと思いますわ」

灼「さん、びゃく、ねん」

和「思わず箸が止まりますね」

尭深「お茶が美味しいです」ズズッ


淡「たかみー先輩マイペースすぎw」

優希「所詮食べ物。お腹に放り込んでしまえばお値段よりも栄養価が問われるんだじぇ」パクパクッ

華菜「そうそう。うまっ、何だこれ? 見た目も楽しいしっ」モグモグ

パシャ

初瀬「何してるんですか?」

絹恵「食べる前に撮る! 愛宕家の外食作法やねん。この写真でおねーちゃんにエア料亭を体験させたるんや」

宥「エア...料亭? って何だろうね、玄ちゃん」


玄「おもちっ!」 ← キイテナイ

智紀「お正月を先取りしたメニュー。京都のお雑煮は白味噌仕立てで私好みかも」

咲「姉帯さん、姉帯さん、これ初めて見たんですけど何でしょうか?」

豊音「あー、これはねー、んっとねー、あー、ここまで出かかってるんだけどー」

小蒔「それは衝羽根ですね」

友香「つくばね?」ワット?

莉子「こっちの長芋さんが羽子板の形になってるでしょ? で、この衝羽根を添えてお正月の羽根つきになってるんだよ〜」


憧「へぇ〜、羽根つきだなーとは思ったけど、こんなにぴったり羽根の形した食べ物があるなんて知らなかったわ」

照「葉っぱの所は食べられない....」ニガイ

南浦「食べる前に気づきましょうよ....」

憩「あはは、こっちのお椀はなんやろねー」パカッ

浩子「おやまぁ。雀牌風にあしらったかぶらだかおおねだかの煮物ですわ」シャレガキイトリマス

煌「いやはや女子高生のランチとはかけ離れてますねー」スバラッ

透華「とは云えランチはランチ。老舗と云えどもリーズナブルなお値段だと思いますわよ」


優希「ところでのどちゃん、咲ちゃん。お昼の後の観光場所は決めたのか?」

和「そうですね。何処に行きましょうか」

咲「決勝戦を控えてるから、チーム別に行動、なのかな?」

みさき「ええ。チーム別でお願いします。引率は監督さんにして頂いて、何かあればスタッフにすぐ連絡して下さい」

理沙「事故注意っ」

ハーイ


豊音「みんなどっか行きたいところあるかなー?」

友香「鳥居がいっぱいある神社!」シャシンデミマシタッ

小蒔「伏見稲荷大社ですね。お正月や暮は八坂様や清水さんに匹敵するくらいの人出がありますよ」

玄「行ったことあります。雀の焼き鳥屋さんがあるんですよねっ」

咲「雀っ!?」

智紀「雀なんて骨をかじるだけな気がする....」

小蒔「美味しいかどうかは人それぞれですけど、名物ですよ」

玄「鳥居のトンネルはすっごい素敵なんだよ〜」

咲「あ、それは行ってみたいかも」

智紀「金閣寺とは対角線上の位置だから、そこだけになると思うけど?」

豊音「みんなが良ければ私はオッケーだよ〜」



絹恵「うちらはどーします? 私は大阪やし、いつでも来られるんで何処でもOKですけど」

華菜「う〜ん、京都は名所が多すぎて中々絞りきれないし」

初瀬「無難なところで東側なら清水寺、西側なら嵐山あたりですかね?」

優希「あっ、京都には御所があったはずだじょ」

宥「京都御所はお申込みしておかないと見せて貰えないんだよ〜」

淡「そーなんだ。私はねー、宮本武蔵とか新撰組ゆかりの場所に行ってみたいかなー」

華菜「おっ、それいいな!」

淡「でしょ? 決勝前に士気も上がるかもっ」

絹恵「なら三十三間堂とか見ごたえありやと思いますよ?」

優希「知ってるじょ! 武蔵が決闘した場所だじぇ?」



照「関西四天王ご推薦の場所から選ぶ。順番に言ってって」

浩子「いつから四天王ですのw そーですねぇ、よく時代劇の撮影に使われる大覚寺はどないです? 金閣寺にも近いですし」

憩「せやったら太秦の映画村もありなんちゃう? お寺さんや神社さんばっかりが京都っちゅーわけでもないやろし」

憧「京都タワー。ある意味おススメw」

莉子「憩さんもいることですし、五山別格の南禅寺はどうですか?」

数絵「w いいですね、南禅寺。興味あります」

照「南禅寺の名物は?」

浩子「そら何と言っても湯豆腐でしょうね」

憩「奥丹やね」

憧「湯豆腐かぁ。穏と天竜寺で食べたけど、湯豆腐じゃお腹一杯にならないとか言って食べきれなかったことがあったわね」

照「ちがーう。聞き方が悪かったのかな。名物の お 菓 子 は?」

莉子「そこw」

数絵「ですよね」



煌「さてさて、私たちも足を延ばす先を決めておきませんか?」

尭深「余り人の多い場所は避けたいです」ツカレチャウ

和「そうですね。決勝戦が控えていますし、人波に揉まれるのは避けておきたいところですね」

灼「奈良と違って京都はどこも人でごった返すからね」

透華「ここはひとつ監督の妙案を期待しましょう」

梢「それでしたら、決勝前に心を落着けられる場所という事で、鷹峰三山を見渡す光悦寺などは如何でしょう」

尭深「本阿弥光悦?」

梢「ええ」

灼「誰?」

透華「確か茶人ですわね。お山を開いていたとは知りませんでしたけれど」

梢「いえ、光悦の死後、日蓮宗のお寺が開かれたんですよ」

灼「さすが監督、博識だ」

和「場所はどの辺りでしょうか」

梢「鹿苑寺よりも少し北に入った辺りですね」







伏見区 伏見稲荷大社


玄「さぁさぁ、こちらが目玉の」

小蒔「千本鳥居ですよ〜」

咲「うわ〜綺麗。まるで朱塗りの隧道って感じだよ」

友香「ヤー♪ にしても右も左も人だらけでー」

豊音「れっつらごーだよ〜。みんなはぐれないように一列につながっていくよー」


智紀「迷子になったらアウト」

咲「だ、大丈夫ですっ」

友香「何故、フラグを立てるのでースか?」

玄「そこにフラグがあるから、かな?」

豊音「わわ、屈まないと当たっちゃうよ〜」

小蒔「あまり高さがありませんからね」

智紀「ここはどういう神社?」


小蒔「お稲荷様の総本宮で通っていますね。神社本庁に属さない単立の神社なんですよ」

友香「お稲荷さんなら知ってまース! 油揚げコンコーン♪」

玄「今日は冷え込むけどお天気だから、ところどころ日が差し込んで本当に綺麗だよね〜」

咲「関西方面は寒波が来てるって言ってましたよね。ひょっとしたら夜には雪が降るかもって」

友香「なかなか通り抜けられないでース」

小蒔「亀の歩みですね」

玄「でもこーゆー狭い道ってわけもなくワクワクしてくるよねっ」

智紀「なんとなく解る」

豊音「そろそろ抜けるよ〜」


友香「ふ〜っ、やっと開けたスペースに出られたでース」

咲「本殿周りと違ってこじんまりとしてる。あの建物は?」

小蒔「あれが奥の院です。この院の後ろに座すお山が霊峰稲荷山で、当宮の神体山なんですよ」

智紀「禁足地?」

小蒔「いいえ。ちゃんと参道が通されていて、誰でも自由に登れますよ」

玄「奈良の三輪山なんかは入れないのにな〜」

小蒔「そうですね。やはり神聖なお山を禁足とするお宮は今でも沢山ありますから」


豊音「お山に登ってみる〜? それとも戻る〜?」

智紀「この人の多さだと時間が読めない。戻ってどこかで一息つきたいかも」

友香「さんせ〜♪ ノド乾いちゃったで〜ス」

玄「あれ? 咲ちゃんは?」

ザワ....ザワ....

咲「ちゃんといますってばっ」ザワザワシナイデッ

智紀「監督の陰にすっぽりおさまってて気づかなかった」


小蒔「宮永さんはいつも姉帯さんの側にいますね」

咲「だって、姉帯さん大きいから傍にいると何となく安心できるし////」

豊音「そんな風に言ってもらえるとちょ〜うれしいよ〜」

智紀「屋久島の大杉みたいなもの」

小蒔「御神木ですね」

豊音「ええ〜、ちょ〜びみょ〜だよ〜」ムー

ドッ wwww







東山区 蓮華王院〜三十三間堂


華菜「うっひゃ〜」

優希「きんきらの仏像が山ほど並んでるじょっ」

絹恵「せやろ〜、圧巻やろ〜?」

初瀬「なんと言っても千体ですもんね」

宥「そうねぇ。淡ちゃんどう? ご要望の三十三間堂は」

淡「ヘヴィだよっ、最高! 外観も良かったけど、中はもっとスゴイッ」


絹恵「最前列の風神雷神や二十八部衆も味があるやろ? 国宝やで」

華菜「躍動感が凄いな。睨みも効き過ぎだしっ」

優希「まさにタコスに匹敵するほどの国の宝だじぇ〜」

初瀬「タコス凄すぎでしょw」

絹恵「千体の観音さんの中には自分だか誰だかに似てる顔が必ずあるゆー話やったんちゃうかな」

宥「会いたい人に似た顔があるんだって聞いたことあるわ」

淡「へ〜、じゃあみんなで誰に似たのが出てくるか探してみよーよ」


優希「ん〜、私にはみんなおんなじ顔に見えるじぇ?」

初瀬「あ、宥さん、宥さん、あそこのってちょっと憧っぽいかも」

宥「あ〜♪ 目元がちょっと似てるね〜。いたずらっぽい感じ?」

初瀬「ね。ほら、あの、なんとかスマイルってゆーのがぴったりな感じw」

淡「アルカイックスマイル!」ニヤリ

初瀬「それだww」

華菜「にゃにゃ! あの片目を閉じたっぽい感じはキャプテンに違いないしっ」

淡「テルーに似てるの発見っ!」


絹恵「あはは、ここまで男子に似たの見つけた人ゼロやん」

宥「そーねぇ。あ、玄ちゃんぽいの見つけた〜♪」カワイイ

淡「向こうのタレ目さんは絹恵のおねーちゃんぽいじゃん」

絹恵「ん〜、うちのおねーちゃんはもそっと美人やで?」

淡「え〜、くりそつだよ〜」

華菜「激似だしっ」

絹恵「似とらへん似とらへん」


優希「いたっ! 京太郎のそっくりさん発見だじょ!」

淡・初・絹・宥「!?」

淡「え? 誰それ?」

初瀬「明らかに男の子の名前だよね」

絹恵「彼氏なん?」

宥「わ〜、優希ちゃん恋人がいるんだ?」ステキ

優希「にししっ////」モジモジ


淡「こんなとこに勝ち組がっ」シンジラレナイ!

初瀬「麻雀やってる女子はモテないという定説は何処へっ!?」

宥「ええっ、定説なの?」コマルー

華菜「京太郎ってあれだろ? 犬とかって呼んでた男子部員だろ?」

絹恵「犬? なんやそれ? 高度なプレイなん?」

優希「イケダッ! 余計なこと言うなぁ」

淡「なーんだ犬かぁ」

初瀬「犬なら仕方ない」

宥「まぁまぁ、わんちゃんでも、似てるってことは会いたい人ってことなんだし」

優希「ぐむ...」

淡・初・絹(はぁ.....犬でもいーからボーイフレンドの一人くらい欲しい...)







左京区 南禅寺


憧「ほら、数絵。負けたんだからちゃんとやりなさいよ〜w」

莉子「デジカメスタンバイOKです〜」

数絵「くっ、なんで私が」

浩子「ジャンケンに弱い自分を恨むことやねw」

憩「ほな、いちにーのでいくで〜。監督よろしく〜」

照「いち、にぃ〜の、さん!」


数絵「ぜ、絶景かな、絶景かな〜/////」ミエキリー

憧「うまいうまいw いよっ、数右衛門! めっちゃうける〜♪」

数絵「う、うるさい////」

莉子「動画モードでバッチリとりました〜」

数絵「動画でっ!?」

浩子「ぎょーさんいる人が避けて下さって、なんかの撮影みたいなノリでしたね」

憩「南禅寺の三門ゆーたらこれやもんねー。数絵ちゃんは美人さんやし、女優デビューやなw」


数絵「もういいじゃないですか。行きましょうよ、恥ずかしい////」

照「可愛かったよ?」

数絵「やめて下さい/////」

浩子「さて、お参りして、疏水も見ましたし、三門で大見得も切って頂いたことですから、この次はどうされます?」

照「うむ、そろそろお菓子の頃合いかな」

憧「ずっと言ってますよねw」

憩「お菓子モンスターやw」


莉子「あの、少し足を延ばしても良ければ母が京都に来ると必ず寄る菓匠会の和菓子屋さんがありますけど」

照「それは芦屋のお嬢様御用達?」

莉子「え? どうでしょう。でも京都菓匠会に軒を連ねる老舗さんですよ」

浩子「どの辺りなん?」

莉子「京華堂利保さんは左京区の西端ですから、東端のここから二条通りを歩くよりはタクシーがいいと思います」

憩「行きます?」

照「行かねばなるまい」

憧「目がマジだしw」

数絵「とにかくここから離れましょう////」ズットミラレテル


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照「ここか」

数絵「如何にもな感じのする店構えですね」

憩「その京都菓匠会ゆーのはなんなん?」

莉子「なんでも献上菓子の寄り合いが東京遷都で解散した後に作られた会らしいですよ」

浩子「そら相当な歴史ありっちゅーことですね」

憧「穏の家も和菓子屋さんだけど、ここは明らかに格が違う感じするぅ」オーラガ


照「おススメは?」

莉子「それはこれです! しぐれ傘」

憧「大きいわね。なになに、8人分か」

莉子「ホールケーキと同じで等分切りにして、横から楊枝を差すんです。そうすると傘のように見えるでしょ?」

憩「なるほどやね〜。かいらしぃお菓子やねぇ」

数絵「俳菓と書いてありますが、これはどういう?」

莉子「与謝蕪村の俳句をヒントに生まれたお菓子なんですよ。化けさうな 傘かす寺の しぐれかな 知ってます?」


シーン

浩子「見事に風流を解さない面子が揃いましたね...」

照「風流でお腹は膨れない」

数絵「老舗の和菓子も風流の一端を担うのでは?」

照「......別腹は膨れるよ?」

憧「ああ言えばこー言うw」


憩「ほなこれ貰って、みんで食べましょか?」

莉子「ですね。済みません、切り分ける物も貰いたいんですけど」

ヨカッタラオチャオダシシマショーカ?

憩「あら、嬉しい心遣いや♪ おーきに」

照「おみやげもここで買って行こう」

憧・数・浩・憩・莉「わかりやすいww」







北区 光悦寺


和「こじんまりとした本堂ですね」

煌「全体的な色調もシックで大人の味わいですこと」スバラッ

透華「あら、監督はどちらに?」

灼「渋谷さんが御朱印帳を書いて貰いたいって、それに付き添ってる」

梢「お待たせしました」

透華「もう書いて頂けたんですの?」

尭深「帰りがけに受け取る」

梢「それではお庭の方を見せて頂きましょう」


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透華「紅葉の時期は見栄えのしそうなお庭ですけれど、今はいささか物悲しいですわね」

尭深「それもまた風流」

梢「皆さん、正面の立派な垣根が有名な光悦垣ですよ」

煌「すばらっ、何とも見事な青竹の垣根ですね」

和「あ、奥の茶室の雨どいも竹でできているんですね」


梢「毎年11月に盛大な茶会が開かれるのですが、今年はその時期に合わせて垣根や桟を全て新しいものに換えたんです」

灼「へぇ〜、一度そんなお茶会に参加してみたいな」

梢「光悦会は茶券の入手が困難で、一般の人は中々参加できないですね」

煌「お話だけで圧倒されてしまいますね」

透華「光悦会! 思い出しましたわ。日本中の銘茶器が集まると言われるあの光悦会ですのね」

尭深「国内随一の格式。茶道具だけで何百万、何千万は当たり前の世界」


透華「洋風好みの両親も一度は行ってみたいと申しておりましたわ。監督は参加されたことが?」

梢「ええ。記憶も怪しい幼少期にですが、祖父母に連れられて茶之湯を頂いたことがあります」

灼「へぇ〜。やっぱり流派とかも決まっているんですか?」

梢「いいえ。流派問わず参加できますし、素人さんでもフォーマルな場の心得があれば問題ないですよ」

尭深「光悦寺の高僧は皆さん表千家の技を極めた茶人」

和「このお庭にある幾つもの茶室が人で賑わうんですね」

梢「はい。普段はこんな風に閑散としているんですけれどね」


煌「確かに。金閣寺の近くを通った時は人が大勢いましたけど、鷹峯に入ってからはぱったり人の行き来が途絶えましたね」

灼「それがこの辺りの良さなのかな。侘び寂を感じるに相応しいような」

和「しんみりとしながらも、ここには寒さを忘れさせてくれるような温もりがありますね」

透華「良い事を言いますわね、原村和。私も同感ですわ」

梢「さぁ、開けた場所に出ました。この先に見える山々が鷹峯三山、中央に鷲ヶ峰、左右に鷹ヶ峰と天ヶ峯です」

灼「わぁ、なだらかで絵になる形の山」

煌「それこそ紅葉が映えそうな景観ですね」スバラッ


梢「そうですね。ですが、匂い立つ新緑の時期も負けていませんよ。紅葉の時期と違って人も少ないですし静かに堪能できます」

尭深「新緑.....命が芽吹く季節。来てみたい」

梢「うふふ、いつかこのメンバーでゆっくりと京都観光をしたいですね」

煌「是非是非っ」スバラッ


和「ですがその前に」

透華「そうですわ。その前に」

灼「中国・台湾旅行がある」

尭深「中国茶も嗜んでおかないと」

梢「そうでしたね。難敵揃いの決勝戦ですが、力を合わせて優勝しましょう!」

煌「皆さん、燃えてますね〜、すばらです!」






今週はここまで

透華が本阿弥光悦を「確か茶人」と言ってますが、家業だった刀剣鑑定や「寛永の三筆」と称された書家として有名
それらに加えて陶芸、漆芸、出版、茶の湯に携わった当時最高の芸術家といったところです

ではまた〜




北区 鹿苑寺〜方丈


友香「到着でース」

玄「私たちが一番乗りかな?」

みさき「お疲れ様です。奥の突き当りの部屋が控室になってますので、そちらで待機して下さい」

ハーイ


豊音「いよいよ決勝戦だね〜」

小蒔「頑張りましょう」ムン

咲「なんだか緊張しちゃうよ」

智紀「適度に力を抜いて。リラックス、リラックス」

和「咲さん」

咲「あ、和ちゃん」

煌「おや、一番乗りかと思ったのですが、先客がいましたか」


灼「玄、玄たちはどこ行って来たの?」

玄「伏見稲荷大社だよ〜。灼ちゃんたちは?」

灼「ここから近い光悦寺。そのあと北山杉のしょうざん庭園にも寄って来た」

透華「なかなか勉強になる行程でしたわ」

尭深「ほんと。北山杉の台杉なんて初めて見た」

梢「捩れた台杉から急に真っ直ぐ伸び出している姿は異様とも感じられますからね」

和「どちらも貸切りと言えるほど人が少なくて、ゆったりと過ごせましたよ」

咲「へぇ〜、こっちはどっちを向いても人、人、人で、寒さも忘れる熱気だったよ」


優希「のどちゃん、咲ちゃん発見っ!」ダダダッ ガバッ

咲「わわわっ」

和「優希! 飛びついたりしたら危ないじゃないですか」

優希「のどちゃんのオッパイクッションはエアバッグの比じゃないじぇ♪」グリグリ

和「や、やめてください/////」

咲「うわぁ////」

華菜「なーにをジャレてんだ。これから決勝を戦う相手だぞぉ」

淡「そーだそーだ。そんな規格外の胸は敵だもん」

和「言い掛かりですっ////」


絹恵「仲良しさんやなぁw 微笑ましいわ」

宥「あったかいね〜♪」

初瀬「あと来てないのはチャンピオンのチームだけみたいですね」

華菜「まだ15分前だし、そのうち来るだろ」

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咲「時間過ぎたけど、お姉ちゃんたちまだ来ない」ソワソワ

和「スタッフの方が連絡取っていると思いますから心配ないと思いますよ」

華菜「姉妹そろって迷子グセでもあるのか?」

優希「あるじょ」

淡「あるね」

咲「すみません」キョーシュクー

ガラッ


照「みんな、待たせてごめんね!」テヘペロッ

咲「お、おねーちゃん.....」

淡「無駄な営業モードでヒンシュク買うパターンw」

ブーブー

照「うう、おかしい。ゆるされない、だと....」

憩「堪忍してや〜。監督も反省してますんで、許したって下さいな〜」ペッコリン

カワイイカラユルスッ


憧「ほっ、ゆるされた」ヤレヤレ

浩子「監督形無しですわ」

数絵「あんまり言いすぎるとスネますよ」ヒソヒソ

照「」ピクッ

莉子「と、とりあえず席に着きましょ〜」アセアセ

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理沙「以上っ!」

みさき「繰り返しになりますが、生放送の為、1時間区切りで前の対局が終わっていなくても次の対局に入ります」

みさき「ですから、モニタリング席で釘付けにならず、次の対局者は時間に合わせて準備をしておいて下さいね」

ハーイ

みさき「それではスタジオから福与アナと小鍛治プロが到着するまでは自由に時間を使って下さい」

理沙「作戦タイムッ!」

みさき「建物の都合で仕切りがありませんので、お互いの作戦が漏れないように気を付けましょう」

理沙「また後でっ」

みさき「はい。私たちは舎利殿の方で準備にかかりますので、1時間後に呼びに来ます」

ハーイ


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豊音「さ〜、作戦タイムだよ〜」

小蒔「決勝ですから、相手チームも強い人ばかりですね」

玄「準決勝では抑え込まれちゃったから、今度は頑張りたいな」

友香「インハイ決勝進出者2人相手で腕が鳴りまース」

智紀「透華も強い。準決勝でも言った通り透華は基本デジタルでも、場の勢いに任せる所があるから動きをよく見て」

友香「了解で〜♪」


智紀「新子さんと片岡さんも合宿や練習試合で透華と対局経験があるから、似たようなスタンスで来ると思う」

咲「そっか、阿知賀は練習試合で長野に来たって言ってましたよね」

玄「うん、龍門渕の人たち、みんな強かったよ」

智紀「肝心なのは東場の片岡さん。小樽の劣悪な環境下と違って本領発揮してくるはずだから、要注意」

小蒔「緒戦の東場でつまづくのは厳しですから、頑張ってください」

友香「もちろんで〜ス」

智紀「ただ、新子さんがいるから、片岡さんと鳴き合いの流れも出てくるかも。隙があれば横からさらえばいい」

豊音「ふむふむ。次鋒戦はどうかな〜?」


智紀「ここは私が船久保さんを誘導して、連繋で鷺森さんを抑え込みに行ければと思ってる」

玄「灼ちゃんを?」

智紀「多門張と試合巧者なところが怖い相手。彼女が次鋒卓一番の難敵」

咲「でも、船久保さんが付き合ってくれますか?」

智紀「可能性はある。鷺森さんみたいなタイプは私も気になる。私と似たタイプの船久保さんもきっとそう」

小蒔「良く見てらっしゃいますね。それでは中堅戦はどうしましょう?」

智紀「要所。ここはオーダーチェンジを使いたい」チラッ

豊音「わわっ、ついに使っちゃうんだね〜。いいよ〜、沢村さんに任せるよ〜」


智紀「了解。じゃあ中堅卓には松実さんに入ってもらう。いい?」

玄「わわっ、私ですか?」

智紀「準決勝で花田さんは意識的に松実さんの和了りを牽制、封じに来てた。結果を見ても2回戦の様には得点できなかった」

玄「うう、確かにかなり抑え込まれました。インハイの対局から色々知られちゃってるみたいな感じでした」

智紀「だから対策持ちの花田さんとの再戦は避けて激戦区、火力勝負必死の中堅戦を戦って貰う」

玄「激戦区.....が、頑張るよっ!」フンスッ

豊音「大丈夫! ドラゴンロードの火力は誰にも負けないよ〜」


智紀「そういうわけだから、副将は神代さん、お願い」

小蒔「わかりました。何か注意点はありますか?」

智紀「先鋒から中堅まで厳しい戦いが予想されるから、副将戦は稼いで当然くらいの気持ちで行って欲しい」

小蒔「稼いで当然....。分かりました。とにかく全力ですね。大丈夫です。きっとトップで宮永さんにバトンを渡します」

咲「はい。それで、私はどうしましょう?」

智紀「宮永さんは得意のプラマイ0で終わらせてくれればいい」

咲「プラマイ0ですか。でもそれだと...」


智紀「副将戦までの結果に合わせて、仮定の持ち点でプラマイ0。行けるでしょう?」

咲「そ、それは....できなくはないと思いますけど。でも、和ちゃんもいるし....」

小蒔「トップのバトンを渡します。信じて下さい」

豊音「私たちなら勝てるよ〜」

友香「当然で〜♪」

玄「がんばろっ、咲ちゃん!」

咲「わ、わかりました。プラマイ0で行きますねっ」


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梢「みなさん、決勝の対局者を見て何かありますでしょうか。どんなことでも率直に仰って下さい」

和「私からは特にありません。相手が誰であれ、いつも通り全力で当たるまでです」

透華「私も同様ですわ。ここまで来れば相手は強くて当然。今から楽しみなくらいですことよ」ホホホ

灼「沢村さんと船久保さんがいる.....正直やり辛い相手。どうなるか蓋を開けてみないと判らな...」

尭深「中堅卓も神代さんがどのタイミングで火を噴くか読めない。だからこそ淡ちゃんは何とかして抑えたいところ」


煌「私はいっそ清々しく全力投球の完全燃焼ですね! 正直、中堅卓の結果をそのまま大将卓に繋げられれば御の字かと」

透華「随分と消極的ですわねぇ」

煌「身の丈に合った考え方のつもりですが。何分怖いのはビッグウェンズデーのオーダーチェンジです」

灼「確かに。この決勝を前に唯一オーダーチェンジできるチームだし、それだけで大きなアドバンテージ」

梢「そうですね。その点が不安要素として残ってしまうのは如何ともしがたい所ですね」

ワカリマシタ ±0デイキマスネ

和「」ピクッ


スクッ

梢「? 原村さん、どうかなさいましたか?」

和「済みません、少しだけ外します」クルッ

灼「? 姉帯チームに何の用だろ...」

スタスタスタ

和「咲さん」

咲「!? の、和ちゃん?」


和「盗み聞きをするつもりはありませんでしたが、耳に入ってしまったので」

咲「なに?」

和「咲さん、あなた決勝でプラマイ0をするつもりなんですか?」

咲「え、そ、それは....」

和「どうなんですか?」

咲「.........」

和「咲さん。.....何故、ベストを尽くさないのですか」

咲「え、えっと....」


和「何故、ベストを尽くさないのか!」

咲「うぅ....」

和「Why don't you do your best!」

咲「の、和ちゃん?」

和「Why don't you do your best!」

ザワ.....ザワ......マサカノナゼベス....

ノドチャンオコッテルジェー

ハツオンカンペキデース


咲「さ、沢村さ〜ん」ウルウル

智紀「はぁ、仕方ない。プラマイ0はナシで」

咲「はいっ」パァァ「和ちゃん、私、全力でちゃんとやるよっ」

和「.....本当ですか?」ジー

咲「うん」ニパッ

和「や、約束ですよ?/////」ニヘラー

デレタ ハラムラサンガデレタヨー

ナーンダチワゲンカオワリカー


照「おまえ、咲をいじめるな」

和「!? い、いじめたわけでは」

咲「お、お姉ちゃんは出てこなくていいのっ/////」ワッテハイリーノ

照「そ、そうなのか」シュン

チャンピオンクーキヨメー

ヤンヤヤンヤ

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憩「戻ってきた」

トボトボ

憧「お、お帰りなさ〜い」

照「そんなにKYだったかな?」

莉子「そ、そんなことないですよ。妹さんだって照れてただけだと思いますっ」

照「そうかな?」

数絵「そうですよ。心配ありません」

照「そっか、ならいいんだけど」ホッ


浩子「相変わらずチョロイお人ですね」

憩「Qちゃん余計なこと言わんのよ」ペシッ

浩子「あたっ、はいはい」

ザワ....ザワ.....

憧「まーたザワついてる。今度は何?」

莉子「姉帯さん?」


豊音「えー、みなさーん! どーもお騒がせしましたー。お詫びにー、うちのオーダーチェンジを今発表するよー」

オー、ヤンヤヤンヤ

豊音「変更ポジションは中堅と副将だよ〜。松実さんが中堅、神代さんが副将になるからね〜。以上!」

ウワーマジカー

浩子「これはやられましたわ」

数絵「良くないですか?」

浩子「そらそーです。エースを当てた中堅卓でのドラ封じは火力大幅減ですからね」


憧「あー、なるほど、そこかー」

憩「なんやの。ひょっとしてうち、またまた番外編なん?」

莉子「だ、大丈夫ですよ、憩さんの実力ならドラが引けないくらい。ね?」

照「ドラ、槓ドラは松実さんに、槓裏は淡に持って行かれる」

数絵「かろうじて裏ドラだけは、ですか」

憩「ひどい〜w」

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絹恵「あっはっはっ、く、くるしっ、くるしぃ〜」ゴロゴロ

華菜「笑いすぎだろw」

絹恵「せやかて、せやかてw」キリッ「何故ベストを尽くさないのか」ブホッ「あの原村さんがw ツボるわ〜」ゲラゲラ

淡「デカパイの原村さんが上田先生で、ナイペタの咲ちゃんが山田ねw」

絹恵「かっ、堪忍して〜www」ヒー

淡「SOA、SOA�、SOA�、なぜベス。絶賛発売中!」

絹恵「....! ....!!」ピクピク


初瀬「もう瀕死じゃん....」

優希「欠員出て敗退とか洒落にならないじょ」

宥「絹恵ちゃ〜ん」

絹恵「すん、すんまへん。も、もう平気ですわ.....くっ////」

華菜「しっかりしろよー。副将卓に神代小蒔が入ったから、相当キツイぞ」

絹恵「へ? ホンマかいな」パチクリ


淡「ホンマやで〜♪ 春が言ってたけど、年末年始の神代さんは相当ヤクイらしいよ」

絹恵「またまた。おどかしっこナシやで?」

宥「淡ちゃんは大丈夫?」

淡「もちろん! 宥ちゃん監督の妹さんとは抑えるドラが被らないし、たかみー先輩や憩もいて今から楽しみだよっ」







京都嵐山 渡月亭〜碧川閣


純「ふーっ、いい湯だったぜ」

一「純君にしては随分長湯だったね。そろそろ準決勝も終わりだよ」

衣「早く決勝を始めよ〜♪ 透華とノノカが勝つか、智紀と咲が勝つか、はたまた憩が来るか? とかく楽しみは尽きぬ」

春「私は姫様を応援」ポリ



みさき『タワー・オブ・インフェルノ。ルーレットバトルも最終局面です。聴牌即リーのルールを当てた大将卓もオーラスを迎えました』

理沙『完全決着っ』

みさき『気が早いですよ。とは言っても原村選手の和了スピードが群を抜いているのは明々です』

みさき『宮永、多治比、八木原の三選手はこのオーラスまで合わせてわずか8和了。苦しい苦しい戦いが続いています』

理沙『聴牌回避で遅くなるっ』

みさき『そうですね。どうしても愚形での即リーを嫌って一向聴で回すなどの一手遅れた打ち回しになる、さながら蟻地獄です』

理沙『リーチッ!』


みさき『オーラスも先制立直は原村選手! 見事な牌効率、見事な読み。最速の立直が散家の壁となって立ちはだかります』

理沙『槓材っ』

みさき『宮永選手、ここで9筒を加槓です。しかしこれが原村選手の和了り牌』

理沙『搶槓和! トップ!』

みさき『和了り止めで試合終了! 1位通過は雪中高士、そしてビッグウェンズデーが大方の予想に反して2位通過となりました』

理沙『三賞っ』


みさき『はい。準決勝北ブロックの三賞ですが。まずはMVPに鷺森灼選手。鷺森選手は2回戦から連続でのMVP獲得です』

みさき『そしてポイントリーダーに神代小蒔選手。また和了賞は原村和選手となりました。おめでとうございます』

理沙『おめでとーっ』

みさき『それでは決勝進出を決めた両チームにインタビューをしてみたいと思います−


衣「ノノカの勝ち〜♪」


純「ま、原村向きのルールだったからな。オレの時は完全先付けとか当てちまってマジしんどかった」

一「カンサキだと気軽に鳴けなくなるもんねー」

春「次鋒戦の宣言ドラも、筒子寄りの鷺森さんにやや有利だった」ポリ

衣「うむ。中堅戦のダブロン・トリロンや副将戦の一発賞は大した影響もなく」

純「決勝は基本ルールだけになるってんだから、妙な足枷なしで羨ましいぜ」

歩「御歓談中失礼します。お食事の用意が出来たそうですので、届き次第配膳させて頂きますね」

衣「わ〜い、ばんごはーん♪」


一「配膳は旅館の人に任せて一緒に食べようよ」

萩原「いえいえ、その辺りのけじめはきちんとさせて頂きませんと」

純「相変わらずお堅いなー」

春「仕事熱心」ポリ

一「春ちゃん、ご飯なんだから黒糖おしまいにしてw」







大阪 清水谷家


ピーンポーン♪

セーラ「お? 来たんちゃうか」

竜華「せやな。出迎えにいこか」

泉「ですね」

怜「いてら〜」

由子「一緒に行くのよー」グイッ

---------
------
---


ガラッ

洋榎「おー、敗残兵がやってきたでー」

恭子「いきなり自虐ですか」

漫「凹みますわー」

竜華「よう来てくれたなー。さぁさ、上がってやー」

洋・恭・漫「お邪魔しまーす」クツヌギー

セーラ「邪魔するなら

洋榎「帰るかアホ」

泉「切り返し早っw」

由子「相変わらずなのよー」


怜「寒かったやろー? 雪降るかもゆーてるくらいやし」

恭子「ですね。降っててもおかしくないくらい冷え込んでますよ」

漫「駅からこっち、どーにも洟が出てもーて」ズルッ

竜華「あらら、風邪の引き始めちゃう? うちブランケット出してくるわ。先に部屋であったまっとって」

漫「すんまへん。助かります」

洋榎「姫松の主将は体力勝負やで、漫」

セーラ「お前が体力バカなだけやろ」

洋榎「そっくりお返しするわ」


由子「また始まったわー」

怜「まぁまぁ、仲よーしてやー」

恭子「おー、暖かい。人心地つきますね」

セーラ「手荷物と上着は向こうにまとめてな」

洋榎「お、そっちやな」ヌギッ

漫「初めて来ましたけど、結構なお宅ですね」ヒロイナー

怜「せやろ? 竜華の家はコレもっとるねん」ニヒヒ

泉「いやらしいこと言わんといて下さいよ」


洋榎「親御さんたちはおらへんの?」

セーラ「親戚の所やって。うちらが集まる話したらそのまま泊まる事にして家空けてくれたらしいわ」

恭子「なんや気ぃ使って頂いて申し訳ないですね」

竜華「上重さん、ブランケット持って来たから使ってや」

漫「あ、ほんまありがとうございます。お借りしますぅ」

竜華「引き始めに飲む風邪薬も出したげるから、ちょお待っててな」

漫「何から何まですんまへん」


怜「竜華は優しーやろ?」

漫「ですね」ズルッ

怜「せやからゆーて惚れたらあかんで」ワキマエヤ

恭子「なんの話ですか....」

洋榎「さてさて番組の方は、まだ京都の紹介か」

泉「決勝戦は18:30やゆーてましたよ」

怜「この後チームの紹介が入ってそれからやろね」


竜華「怜ー、お茶出し頼まれてー」

怜「はいな」

竜華「はい、上重さんこれ薬とお水な」

漫「ありがとうございます」

セーラ「竜華ー、負け組も揃ったんやし、ケータリングはー?」

竜華「そやったな。昨日の内に大体の人数伝えてあるし、問題ない思うけど、直ぐ連絡するわ」

恭子「出張料理ですか。ここらやとセカンドテーブルですか?」

竜華「そこは人数確定してないと困る言われてん。アルチザンに頼んだんよ」


洋榎「うち大して金ないでー?」

竜華「気にせんでええよ。親が出してくれてん」

怜「な? コレもっとんねん」ユータヤロー

泉「先輩しつこいですねw」

洋榎「なるほどな。それで今の内からタラシ込みか」ヤルヤン

セーラ「財産目当てやな」ゲドウヤ

怜「バレてもーたわー」タマノコシヤデ

竜華「怜ぃ?」

怜「はす、ウソです」テヘペロ「お茶入ったでー」







長野 rooftop


カランカラーン♪

京太郎「須賀京太郎、只今到着しましたっ」ケーレー

久「おー、待ってたわよ〜。物資の方は?」

京太郎「もれなくっ」

まこ「おつかれさん。コーヒー淹れちゃるけぇ、荷物降ろしてゆっくりしてんさい」スクッ

京太郎「ありがとうございます。それでは失礼しまして」


美穂子「須賀さん、ご無沙汰ですね」

京太郎「福路さん! 相も変わらずお美しい」カンゲキダー

美穂子「いやだわ、そんな///」

久「あらあら、せっかく美穂子の隣が空いたと思ったのに、これは譲った方がいいのかしら?」

まこ「せっかくじゃあ、真ん中に座っときんさい」フフフ

京太郎「うおおおっ、突然の呼び出し&雪の中の買い出しが報われる時が来たっ」

久「え、降ってきたの?」

京太郎「降ってますよっ、多分今夜は積もりますよ」


久「あらら、となると辺鄙な雀荘に男一人女三人、隔絶されちゃったかしら?」

まこ「辺鄙で悪かったのう」

京太郎「これが俗に言うハーレム状態っ、真冬なのにウェルカム春!」

美穂子「うふふ、取りあえずどうぞ」

京太郎「はいっ///// お邪魔しますっ」スワリー

久「さてさて、決勝戦が始まる前に、到着した物資を広げるとしましょうか」

まこ「ほれ、京太郎。コーヒーじゃ」

京太郎「頂きますっ」


まこ「どれどれ、まー随分と買って来たもんじゃ」

美穂子「ご苦労様でした」

京太郎「なんのこれしき。いつもの事ですよ」

久「後で年越し蕎麦も啜るんだし、ご飯系のものは全部広げちゃいましょ」

まこ「取り皿とグラスを持ってくるけぇ」

美穂子「あ、手伝いますよ」



えり『はい。決勝戦が行われます京都の情景をご覧頂きました』

咏『福与アナと小鍛治プロが決勝会場へ移動したんで、ここからは私と針生えりアナウンサーがスタジオを仕切るぜぃ』

えり『仕切るとか言わないで下さい。TVをご覧の皆様、三尋木プロ共々、よろしくお願い致します』

咏『それにしてもVTRのダイジェスト方式とはいえ、長丁場だったねぃ』

えり『本当ですね。私は今からですが、ゲストの皆さんは大分お疲れなのではないでしょうか』

咏『だよねー、瑞原プロあたりは腰に来てたりw?』

はやり『エキサイタブルな発言だなーとは思うんですけど、どー受け取ればいーのかなー?』ニコヤカー

咏『はい、笑顔が怖いw』

えり『ゲストを挑発しないで下さい』



まこ「スタジオの進行はこの二人になったんか」

美穂子「福与アナと小鍛治プロは決勝戦の実況解説を担当されますから」

京太郎「今年最後のふくすこ節ですねー」

久「そう、最後なのよねー」シミジミ

美穂子「3年間、あっという間でしたね」

久「ほんとね。1年目は土の中、2年目に芽吹いて、3年目、思った以上に大輪の花を咲かせて貰ったわ」

美穂子「私も、充実した3年間でした」

久「まこ、須賀君。来年も、清澄麻雀部を盛り立てて行ってね」タノンダワヨ


まこ「まーだ3学期があろーに、もう卒業気分か。鬼が笑っちょるわ」

京太郎「来年は俺も予選、いや、初戦突破したいなー」

久「ふふ、みんなに鍛えて貰うことね。念じ、行えば夢はきっと叶うわよ」

美穂子「頑張って下さいね」

京太郎「はい〜」デヘヘ

まこ「お、金閣寺じゃあ。いよいよ始まるのう」









【大会編〜幕間2】 カン!









【大会編〜決勝戦】









※決勝戦 組み合わせ


 雪中高士(準決勝:1位/2回戦:1位)
 監督:古塚梢
 先鋒:龍門渕透華  次鋒:鷺森灼(MVP×2)  中堅:渋谷尭深  副将:花田煌  大将:原村和(和了賞)

 ビッグウェンズデー(準決勝:2位/2回戦:1位/1回戦:オーダー変更権獲得)
 監督:姉帯豊音
 先鋒:森垣友香  次鋒:沢村智紀  中堅:松実玄(MVP)  副将:神代小蒔(ポイントリーダー)  大将:宮永咲

 ダンデライオン(準決勝:1位/2回戦:2位)
 監督:宮永照
 先鋒:新子憧  次鋒:船久保浩子  中堅:荒川憩  副将:南浦数絵(MVP)  大将:安福莉子(和了賞)

 おこた麻雀友の会(準決勝:2位/2回戦:2位)
 監督:松実宥
 先鋒:片岡優希  次鋒:岡橋初瀬  中堅:大星淡  副将:愛宕絹恵  大将:池田華菜








スタジオin京都


えり「以上、決勝戦を戦う4チームの紹介でしたが。どうでしょう皆さん、決勝戦の展望について何か一言」

はやり「そーですねー。やっぱり決勝は基本ルールだけですから、横槍的な特殊ルールがない分、本命さんが来るのかなと☆」

えり「やはりその点が大きいですか」

靖子「でしょうね。ただ、ここまでの勢いは持ち込めますから、連続1位通過の雪中高士には期待しています」


えり「なるほど。それでは個人ではどの選手に注目されますか? 戒能プロ」

良子「連続MVPの鷺森灼さんは要チェックですねー。それと神代小蒔さん、今日辺りはかなりデンジャラスな気がしますです」

えり「デンジャラスですか」

咏「あたしにも聞いて〜」

えり「ちょっと待ってて下さいね。戒能プロ、その心は」

咏「」

良子「オカルトに否定的な人には信じたくない和了プロセスが見られるかもってカンジですかね」


えり「何だか怖いですね。はい、お待たせしました三尋木プロ」

咏「いや、知らんし」プイッ

えり「はい、ありがとうございました」

咏「ちょちょちょ! ひどくない?」

えり「時間が押してますから仕方ありません。それとも何かありますか?」

咏「う〜、あ、あのね。あたし的には大将戦に注目かな。何だかんだでキッチリ山場が回って来ると思うね」

えり「大将戦は宮永選手、原村選手の同門対決がありますね。インハイで活躍したフレッシュな2人の対決は確かに楽しみです」

咏「そーそー、そーなんだよー♪」


えり「それでは会場の福与アナ、小鍛治プロにお渡しする前に、それぞれ優勝予想を聞かせて下さい」

はやり「はやりは雪中高士を押しちゃいます☆ 明確なチームコンセプトと安定したバトンは最終勝利にいちばん近いっ☆」

良子「ビッグウェンズデーが来ると予想します。中盤から畳み掛けるオカルトの大波はドント ミス イットってヤツですね」

靖子「雪中高士だな。龍門渕の先鋒戦が鍵だけど、これまでを見ても監督が選手から得ている信頼の大きさが良く解る」

咏「ん〜、難しいけどビッグウェンズデーかねぃ。色々な見方があるにしても結局のところ火力が全てを飲み込むんじゃね?」

えり「なるほど。スタジオの予想は綺麗に二分されましたね。それでは福与アナ、小鍛治プロ、そちらにお渡しします」



恒子『はーい、どもども。針生アナ、三尋木プロ、リリーフどうもありがとうございましたー』

健夜『針生アナの登場でスタジオの雰囲気も引き締まりましたね』

恒子『そうですね! どういう意味かは聞かないでおきますけどっ』

健夜『さて、私たちは今、鏡湖池の前に立っているんですが』

恒子『二人してひっついて並んでいるのをバッと離れるとーっ! ご覧下さい、ライトアップされた舎利殿金閣ですっ!』

健夜『綺麗だよねー。本来は拝観時間もあってこんな夜景は直には見れません』トクシタナー

恒子『現在時刻は18:15。いよいよこれからあの黄金の御殿で決勝戦が行われます』


健夜『そして、今こちらには既にメンバーを送り出した各チームの監督さんに来て頂きました。今晩はー』

梢『宜しくお願い致します』オジギー

豊音『よろしく〜』テーフリフリー

照『今晩は。よろしくお願いします』ペコッ

宥『さ、寒いっ』ブルブル

恒子『あらら、松実さん大丈夫かな?』コートハオラセー

宥『あ、ありがとうございます〜////』アッタカーイ


健夜『カメラではちょっとまだ分かりにくいですけれど、さっきからチラホラと雪なんですよね』

恒子『ですね。決勝戦を進めていく内に金閣もうっすらと雪化粧になっていくんじゃないでしょーか』

恒子『さて、監督として決勝までチームを牽引してきた皆さんですが、どうですか今の気持ちは?』

梢『はい。何よりもまずチームメイトに恵まれた事。皆さんのお蔭でここまで来れた事に感謝しています』

恒子『優勝できそですか?』

梢『幸い弾みをつけてここまで来れましたから、チームの気持ちも一つに纏まって、今は優勝の二文字も遠くはないと感じています』

恒子『なるほどー。スタジオでは瑞原プロと藤田プロが雪中高士の優勝を予想されていました。頑張って下さいね』

梢『はい。有難うございます』


健夜『はい、ビッグウェンズデーの方も三尋木プロと戒能プロが優勝予想に挙げていらっしゃいましたが、どうですか自信の程は?』

豊音『私はこのチームが最高のチームだと信じてるよ〜。その結果が今日、これから見られるのがすっごく楽しみ〜♪』

健夜『やはり最初から目標は優勝だったんですか?』

豊音『うん♪ それと、みんなで一杯楽しい思い出を作ることだよ〜』

健夜『楽しかった?』

豊音『それはもう言葉にはできないくらいだったよ〜。今日、優勝したらもっとだから、どうなっちゃうのかな〜』タノシミダヨー

恒子『自信に溢れてますねー。さて、インハイチャンピオン宮永さん』

照『はい』


恒子『自身、監督役としてやって来られて、どうでしたかこの数日は?』

照『手探り状態から始めて、色々見当違いな事もしたと思いますけど、メンバーに支えられて何とかやって来れました』

恒子『何かこの決勝を戦うに当たって秘策はあったんでしょうか?』

照『優勝したら最高級おみたまプリンを御馳走すると伝えました。今夜、女子高生の正義がプリンであることが証明されます』

恒子『真顔で何を言ってるんでしょうかw 意味が分かりませんw』

照『私も分かりませんw』

恒子『wwwww』


健夜『意外とおちゃめなチャンピオンさんですね。さて、松実さん。小樽に続いて妹さんのいるチームと決勝の舞台で当たりますね』

宥『はい。玄ちゃんとはお互いに負けないよ〜って言ってるので、今日はおねーちゃんとして勝たせて貰います』

健夜『ここまで連続して2位通過、ギリギリで来ていますが、決勝ではついにトップを取りに行くというわけですね』

宥『とれるといーですね〜』

健夜『えw?』

宥『あ、取ります/////』

健夜『はい、期待しています』

恒子『それでは時間となりましたので、放送席へ移動します。CM明け、決勝先鋒戦、開局ですっ!!』







長野 rooftop


久「さー、いよいよ来たわね、この時が」

まこ「うちの1年トリオが揃い踏みとはちと出来過ぎじゃあありゃせんか?」

美穂子「若い芽が伸びて来て素晴らしい事じゃないですか」

京太郎「まずは優希の出番か。あいつちゃんとタコス食ってるかなー」

久「須賀君の特製タコス、届けてあげればよかったのに」

京太郎「無理言わないで下さいよ〜」

まこ「お、CM明けたの」



恒子『お待たせ致しました全国の女子高生ファン、並びに麻雀ファンの皆々様!』

健夜『なにそれ!? 何で分けたのっ、女子高生ファンっておかしいよね!?』

恒子『わかりませんっ! ですが全ての準備は整いましたっ、いよいよ決勝先鋒戦、開局ですっっ』

健夜『勢いだけで....』

恒子『今年最後の打ち納め。放送席からは小鍛治プロによる毒舌極まる解説と』

健夜『あんまりだよw』ヒドイッ

恒子『いーから、ほら、続けて下さいよw』


健夜『はい。素っ頓狂なこーこちゃんの実況とでお送りします』

恒子『ん? 今こーこちゃんて言った?////』

健夜『!! ああぁぁぁぁぁぁ〜〜っ、言っちゃた〜〜! こーこちゃんて言っちゃったよぉぉぉ///////』アワアワ

恒子『生放送って怖い! とゆーわけで、小鍛治プロ改めすこやんと共に決勝の模様をお届けして行きまっす!』

健夜『ご、ごめんね〜。ホントごめんね〜//////』

恒子『いーからいーからw 生だからこれ、早く立て直してっ』タラーリ

健夜『は、はい。うん、ごめんなさい。ちゃんとします』ナミダメ



まこ「相も変わらず走っとるのー。この二人は」

美穂子「普段から相当仲がいいんでしょうね」フフッ

久「対局場が映ったわよ。舎利殿の中に雀卓って違和感よねー」

京太郎「あれ? 手前と奥とで2卓あるじゃないですか」

まこ「生中継で時間も限りがあるっちゅーて、開局から1時間で次の卓も開局するんじゃ」

久「須賀君が買い出ししてる間にその辺の説明があったのよ」


美穂子「起家、やっぱり片岡さんですね」

京太郎「優希は東場の起家率、マジでハンパないっすよねー」

久「ラス親、龍門渕さんか。この大会、彼女の打ち筋ちょっと違うのよね」

美穂子「私も思いました。押すでもなく引くでもなく、終始デジタルに徹してる感じがします」

まこ「ふむ、あの目立ちたがりが珍しい事もあるもんじゃ」


京太郎「おおっ、いーぞ優希! さすがに東場は引きが強いなっ」

久「須賀君。優希を応援するのはいーけど、それだと和のチームが負けちゃうんじゃない?」ニヤリ

京太郎「しまった! するとここは龍門渕の部長さんを応援すべきなのかっ!?」

まこ「別にいーじゃろ。素直に優希を応援したげんさい。久も余計な事言いなさんな」

久「冗談よ、冗談♪」



  優希(牌姿は....好調な滑り出しだじぇ。今日は変な縛りもないし、タコス力の本領発揮だじょ)タンッ

  優希「リーチッ」チャラン

  憧(早速来た。鳴けないし、出し抜くにはちょっと手が重いんだよね。ここは我慢かな)トン

  友香(智紀さんの指示では東場は上家支援の下家任せで〜ス。南、鳴けまスかー?)トン

  憧(それ鳴くと頭無くなるんだよなぁ。小細工ポンになっちゃうのも癪だし、ここはスルー)

  透華「ロン」

  優希「はぇ!?」

  透華「混一七対、8000ですわ」



恒子『これは意外! 東場起家の片岡選手と言えば連荘なしには語れない存在ですが、龍門渕透華、これを一蹴したーっ!』

健夜『これが今大会の龍門渕選手ですね。先鋒戦を波立たせないという監督の指示を忠実にこなして来ています』

恒子『なるほどー。そーなってくると火力勝負の片岡選手や森垣選手辺りにとっては大きな障害じゃないですか?』

健夜『そうですね。ただ、龍門渕選手は牽制と堅守を軸に出る杭を打つスタンスで来ていますから、中々に隙がありませんよ』

健夜『先鋒戦においてこういったスタンスの提示、またそれを実行できる選手。これが雪中高士の連勝の鍵なんだと思います』

健夜『先鋒として点を稼ぎ、以降の闘いに得点差と心理的優位を残すという、いわば主流とも言えるスタンスの否定に始まり』

健夜『点数よりも相手チームの展望を崩すことに腐心した作戦の遂行はそう簡単なものではないと思います』


恒子『自分で点を取ってしまった方が手っ取り早くはないですか?』

健夜『必要ないと思います。実際、これまでも次鋒の鷺森選手は2回戦、準決勝と連続でMVPを獲得しています』

健夜『これは彼女が強かった、ツキに恵まれたという事ではなく、チームコンセプトが守られた結果なんだと思います』

恒子『つまり、小鍛治プロの見立てでは、チーム力が抜きんでているのは』

健夜『はい。雪中高士という事になりますね。ただ、明確なコンセプトは明確な対策を生むという事も言えますから』

健夜『試合そのものは、この先鋒戦から大将戦まで読み切れませんし、白熱してくると思います』

恒子『是非そうなって欲しいですねー。さて、東二局、親は新子憧。現在6巡目で手を伸ばしてきたのはやはり片岡選手だっ』



京太郎「優希のヤツ、今度はダマか」

久「そりゃね、棒の一本も積めないまま東場の親を流されちゃあ警戒も強くなるわよね」

まこ「優希にはちぃとばかし厳しい流れのようじゃのう」

美穂子「出足の躓きは早目に立て直したいですね。切っ掛けがあればいいのですけれど」



  透華(最初にして最大の目標達成ですわね。一荘戦である以上、片岡さんに東場の親はもうありませんわ)


  ***透華−回想***


  梢「決勝も、これまで通りでお願い致しますね」

  透華「ええ。ですが、欲を言えば私、決勝ではもう少しこう、華のある闘牌をお見せしたいのですわ」

  梢「透華さん」

  透華「何でしょう監督」


  梢「デジタル派の透華さんには麻雀の強さとは一局一局の積み重ねの結果であることは疑いのない所でしょう」

  透華「そうですわね。当然、そのように心得ておりますわ」

  梢「麻雀における華も同じことではないでしょうか。私たちが重ねてきた勝利、その起点は間違いなく透華さんでした」

  梢「今はまだ蕾の様なものかも知れませんが、最終的な結果に結びついた時、それはきっと輝かしい華になるでしょう」

  透華「.....どうやら私は考え違いをしていたようですわね。得心致しました。チームの為に成すべき事を為して参ります」


  **************



  透華(監督はいずれ名のある指導者になられますわ)トン

  透華(彼女の指導者としての最初の功績に私の、私たちの名が添えられるというのも一興ですわね)フフッ

  優希(そうやってご機嫌でいられるのも今の内だじぇ。親は流れても今はまだ東場。このままでは終われないじょ!)タンッ

  憧(早々に親が流れてラッキーだったけど、これ逆に龍門渕さんが怖いわよねぇ。慎重に見て行かないと)トン

  友香(智紀さんが梢先輩の統率力を心配してたのはこういう事でスねー。私もお仕事させてもらわなきゃで〜ス)トン

  友香「リーチで〜っ」チャラン

  優希「ロンッ! 燕返し平和一通ドラ1、12000!」

  友香「くっ、満貫、親満の連続は痛すぎで〜ス」ナミダメ






ようやく決勝戦まで来た!
今週はここまで、ではまた〜



おお、またやってるw

>>406 訂正でー

  優希「ロンッ! 燕返し平和一通ドラ1、8000!」

  友香「くっ、満貫連続は痛すぎで〜ス」ナミダメ



草は諦めて下さい(^^;

玄ちゃんについては、和了後確定する裏ドラの支配までは
明確に言われもいないので本作ではナシでいいかなと




嵐山 渡月亭〜碧川閣


衣「わーい、水剋火〜♪ 優希の牙城を透華が崩したっ」

春「五行?」ポリ

衣「うむ、透華の治水の力が忍びやかに働きかけてきているように思う」

春「治水.....龍神の力は修業を積んだ巫女でも御しきれない時がある危険なもの」ポリ

純「意識下であの力を使えてるってのか?」

衣「酔生夢死の境地をようやく抜け出たと言った辺りであろうが、そう考えるとあの力、今の打ち方が合っているかも知れぬな」

一「へ〜、普段通りの透華があの力を使えるならそれはステキなことだね♪」

衣「お次は火生土〜。満貫二つで劔谷、灰となり果つる♪」

純「タコス女にも意地があるからな」ソノチョーシダ



恒子『東場だけにトントン拍子で輪荘していますが、東三局はまたも片岡選手が最速の一向聴でっす』

健夜『森垣選手は2度の放銃で攻めに転じていますが、新子選手が守りに徹しているのは少し残念ですね』

恒子『ほほう、そのココロは?』

健夜『親を流された片岡選手は少なからず調子を崩しているわけですから、失点を恐れず攻めていいと思います』

健夜『おこた麻雀友の会の展望を崩す功績を龍門渕選手だけのものにするのか、自らそこへ参画するのかは大きな違いですよ』

恒子『さすが小鍛治プロ、だんだんと厳しい意見が出てくるようになってきましたっ』

健夜『そんなつもりじゃないってばっ』

恒子『はい、ここで片岡選手、一向聴から3巡待って聴牌。今度は曲げてきたぞーっ!』

健夜『片岡選手にとって、調子を取り戻すには立直は必要なプロセスという事なんでしょうね』



  優希「リーチだじぇ!」チャラン

  憧「チー(また闇テンかと思ったら今テンだったし。ここは一発消しつつこっちもチーテン!)」トン

  友香(いくら東場でももう振り込めないでース)トン

  透華「チー」トン

  優希「一発ならずだじぇ(カミシモは張ったのか? お向かいさんは混一狙いっぽいじぇ)」トン  

  憧(うっ、筋だけど....引っかけ怖いから崩して抱えとこう。現物で)トン



恒子『新子選手、手を崩して片岡選手の当たり牌を抱え込みました』

健夜『龍門渕選手のチーがなければ、新子選手のチーが片岡選手に和了牌を送り込む形になっていましたね』

恒子『軽率でしたか?』

健夜『いえ、一発消しの付いたチーテンですから変にオリグセを付けてしまうよりは断然いいですよ』



春「流局。親ノーテンでまた輪荘」ポリ

純「透華のヤツ判ってて鳴いたのか?」

一「どうだろね。いずれにしても1回和了っただけで東四局ってゆーのは片岡さんにしてみれば厳しすぎる展開だよね」

純「オーダー的にも、おこたは次鋒が穴だし、先鋒である程度稼いでおきたいよな」

衣「一縷の望みを絶ちに行くか。透華のチームの監督は随分とワサビの効いた采を振るうな」



  憧「チー」トン

  友香(今局は早くから仕掛けて来たでスね〜。棒聴勝負なら付き合いま〜ス)トン

  透華(ターツオーバーですわね....親とはいえ東場に連荘は不要。守りを堅くして、余程の隙がなければ流しましょう)トン


恒子『東ラス、西家新子、北家森垣は速さ比べっ。新子選手が攻めに加わってきましたっ』

健夜『流局して片岡選手の当たりを止めていたと分かりましたから、それで気持ちが前を向いたかも知れませんね。良いですよ』

恒子『逆に親の龍門渕選手は合わせ打ちをするなど、とても慎重な打ち回しに思えるんですけど?』

健夜『そういうプランなんじゃないでしょうか? 無理をして棒を積みに行くよりは、無難に流して南入を目指している様に見えます』



  優希(東場の当たりが厳しくなるのは当たり前の事だじょ。ここは分かってて手をこまねいてた自分が悪いじぇ....)

  優希(大丈夫、落ち着いてる。でもドラマみたいに南場でいきなりブッちぎるのは無理だじぇ)トン

  優希「リーチッ!」

  優希(先ずはここを和了る。それから南場で呼吸を整えるじょ。ホントの勝負は後半戦っ!)

  憧(シャボった。安牌の頭で回せるのはラッキーだったかも)トン

  友香(ん〜、上家も下家も立直への反応薄いで〜ス。余裕がありそうなので追っ掛け中止でー)トン


  透華(あら、二度受け達成で張ってしまいましたわね。とは言えここは.....)

  −ぞわりっ−

  透華(!? またですわ。この身の内に何かが蠢く感覚。準決勝の時よりもいささか強くなってきましたわね...)トン

  透華(ですがお鎮まりなさい。この龍門渕透華を相手に主客転倒は許しませんことよっ!)キュ

  優希「ツモッ! 立直一発断幺、30符3飜は1000,2000」


恒子『東場を終えてトップは片岡選手、続いて龍門渕選手もプラス。新子・森垣両選手はこれを追う展開となりましたっ』

健夜『片岡選手としては+12500では稼ぎ足りません。南入以降の戦いは新境地に挑む気概を見せて貰いたいですね』

恒子『熱い展開を期待しましょー』



春「龍淵の蓋が開き切らないように抑え込んでる」ポリ

衣「透華はやればできる子なのだ♪」

純「そういや準決勝を戦った時もサイドボードにあの手巾を置いてたな」イマツカンデタヤツ

一「なんだろね。透華に付いてたハギヨシさんなら何か

萩原「あれは必勝祈願の縁起物として盛岡で購入された向鶴紋の南部古代型染のスカーフですよ」

純「うお!? 隣の部屋にいたんじゃ...」


萩原「ちなみにご依頼の件、滞りなく済ませておきました」

純「あ、ああ。そいつはどーも....っていつの間に!?」

萩原「秘密です」フフフ

一「どうかしたの? 純君」

純「いや、タコス女にちょっとな」

一「?」







奈良 新子家


恒子『新子選手、南二の親を1300allの和了りで一本場に繋ぎました。初和了で連荘ですよ』

健夜『この辺りでトップ争いの2人に追いついておきたいですから、一本場、大事にしたいですね』

恒子『さぁ、南一でのトップ交代を見て森垣選手を後方に先頭集団に加わりたい新子選手、第一打は−』



  憧(南の対子はまぁ美味しい。南前提でドラ含みの123筒は確定、12索の辺3は考え所かな)トン

  友香(数牌から切ってきましたねー。こっちはラスだけど、今は点より親をもらいに行くでース)トン

  透華(トップとなったからにはひたすら棒聴ですわね。一盃、七対、二盃ゆらぎの好手ですけど)トン

  優希(親は蹴るもの。かけっこなら負けないじぇ)トン



穏乃「森垣さんもスピード重視かぁ。大差でも前半戦だから役作りどころか牌効率も無視で棒聴ってことですかね?」

晴絵「思惑は違えど、場は完全にスピードレースだな」

望「先に辺3索鳴いたら南は絞られて厳しいわね」

晴絵「別に鳴いてもいいだろ? 絞りへの警戒は必要だけど、それに囚われて固まる方が場が駆け足な分キツイよ」

穏乃「そりゃあたしらからは南が対死じゃないって見えてるからアレですど」


晴絵「そんなの関係ない。私なら鳴くね。憧は対応する力はあるけど主体的に強いかというと疑問が残る」

晴絵「ここは3索即鳴きで南を出和了るか自摸るかの勝負でいい。対死だって言うならそれこそ3索スルーで待つ意味がない」

晴絵「自分から動かすんだよ、憧。見も大事だけど、最後は自分だ。それが出来なきゃ戦い抜くのは難しい」

凛「東風さんが3索放り込んできたよー」

未来「すかさず鳴いたーっ!!」

晴絵「そうそう、出来るじゃないか」



  憧(鳴いて良かったんだよね? どの河も萬子置場だし、5萬うっちゃりで南と萬子の上下期待っ)トン

  友香(全帯で三色付きもありでスかー?)トン

  透華(今の鳴き、勝負の境目に入ってきましたわね)トン

  優希(河に南が出ずじまいで下家は聴牌? さらに前に出るのは危険かも?)トン

  憧(下に来てくれた! でもまぁ鳴いた以上和了り優先、三色・全帯両方消えても泣かないわよっ)トン



恒子『新子選手、国際安全牌の9筒を抱えて1萬・南待ちの一向聴。4萬は安目になっちゃいます』

健夜『軽々に南を諦めないのは良かったですね。山の2枚、散家に当たればほぼオリですから二本場が少し近づいてきましたよ』


  憧(この感触っ! 待ち合わせの時間は過ぎてるけど、ゆるしてあげちゃう♪)タンッ


桜子「南キターーーーーッッッ!!!」

ひな「高目親満、安目1000all!」



  友香(ここで南で〜ス。でもいっそ潔くオリる決断できてよかったかもでースね)トン

  透華(お隣オリですのね。ならば私も店じまいですわ)トン

  優希(南場はトントンでいいじょ。ここはもうムリしないじぇ)トン

  憧「さー、おいでませっ」モーパイー

  憧「オッケー1萬愛してるっ♪ ツモッ、全帯三色南ドラ1、4100all」

  友・透・優「痛っ!」



恒子『新子選手、親満自摸ーっ! トップを奪いつつ二本場に突入ですっ!』

健夜『終わってみれば新子選手お得意の鳴き三色。鳴きを絡めた手早い全帯はお見事でした』

恒子『さっきから褒めますねー?』ニヤニヤ

健夜『べ、別に意識してないからっ/////』ヤメテッ







長野 rooftop


まこ「確かにのう」

久「何よ突然?」アムッ

まこ「いやぁ、半荘終わってこれが先鋒戦かと思いたーなる点数じゃと思ったけーね、つい」



東一局 親 片岡 / 和了 龍門渕8000+供託1000(片岡) 放銃 片岡

東二局 親 新子 / 和了 片岡8000 放銃 森垣

東三局 親 森垣 / 流局 片岡・龍門渕+1500

東四局 親 龍門渕 / 和了 片岡1100,2100+場供託1000(片岡)

南一局 親 片岡 / 和了 龍門渕1600,3200

南二局 親 新子 / 和了 新子1300all

南二局 一本場  / 和了 新子4100all

南二局 二本場  / 和了 龍門渕900,1500

南三局 親 森垣 / 和了 片岡800,1600

南四局 親 龍門渕 / 和了 森垣1300,2600+供託1000(新子)


龍門渕+9300/新子+7400/片岡+5200/森垣-21900



京太郎「こう、何というか出っ張りの無いスコアですよね。物足りないというか」モグッ

美穂子「龍門渕さんのは、やはり例の治水なんでしょうか?」

久「どうかしら。夏の合宿で見たのはもっとこう力尽くで他を平らげていくカンジだったけど、語感的には今の方が合うのよね」アムッ

京太郎「あれっ!?」

まこ「なんじゃあ?」

京太郎「いや、優希が今食べてるタコス。あれって師匠の...」

久「あらあら、運よく向こうで居会わせたのかしらね」

美穂子「西一局、始まりますね」



  優希(ノッポからの差し入れタコス、京太郎スペシャルの上を行くデリシャスさだったじぇ)ポチッ カラカラ

  新子(私もこの5分休憩で何か口にしとけばよかったかな。見てたらお腹減っちゃった)チャッ

  友香(団体戦でなければ南二の一本場で飛んでたでース。なんとか前半焼き鳥回避、原点までは戻したいでスけど)チャッ

  透華(あのタコス、ハギヨシのお手製ですわね。ということは純あたりの差し金かしら。まったく余計な事をしてくれますこと)チャッ

  優希(ふおっ、ふぉぉぉっ、スペシャルタコスヂカラの勢いがとどまらないじぇ! 最後まで伸びてくるかっ!?)チョンチョン

  -ゴッ-

  憧・友(!!?)

  透華(じゅ〜ん〜。後でお仕置きですわよっ)


  優希「いくじぇ、待ったなし! ダブリー一閃っっ!!」タンッ

  優希「かーらーのー、オープンリーチッだっじぇーッッ!!」パララッ


恒子『これはーっ! 折り返しの西一局、開局早々片岡選手の大博打だっっ!!』

健夜『両面待ちのダブルオープン立直ですね。自摸って親満確定ですから、威圧効果は高いですよ』

恒子『んー、魅せてくれますねー。半荘2回の後半戦かと思わせる片岡選手の前傾闘牌っ』



  優希「ツモッ! ダブルプンリー一発、ウラは」メクリー「乗ったじぇ! 親っ跳ね6000allだじょっ!!」

  憧・友「マジでスかーっ!?」ヒギィ

  透華(じゅっんっっ! 死刑ですわっっ!!)プルプル


京太郎「おおおおーーーっ!! やったじゃんかっ、優希すげぇぞっ!!」ガタッ

まこ「これは優希が凄いんか、タコス力がすごいんかw」アリエンワー

美穂子「折り返し早々大きなリードですね」ヤリマシタッ

久「そうねー。後ろが怖いビッグウェンズデーの一人沈みって構図もなかなかに美味しいわ」







嵐山 渡月亭〜碧川閣


衣「クエ鍋うまー♪ 嵯峨豆腐がちゅるんちゅるん♪」ハムハムッ

一「ボクのオススメは筍の木の芽焼きかな。香り豊かで自然と笑みがこぼれちゃうね♪」パクッ

春「炊き合わせも目に楽しい。海老、百合根万十、糸掛野菜、柚子、色蕨。一足早い春の御持て成し」モグッ

歩「茶碗蒸しです。この後は赤出汁添えのかやく御飯に、〆のデザートとなります」

純「茶碗蒸し好きなんだよなー」パカッ「おっ、主役は雲丹か〜♪ あーたまんねっ」チュルンッ


衣「衣はもう腹八分目だ」

一「お鍋ばっかり食べるから」

春「箸休めして、また後で食べればいい」

衣「うむ、そーする」ハシオキー

純「試合の方はもう一山来そうかね」

一「どうだろね。北入したけどまだ動きらしい動きはないよね」



西一局 親 片岡 / 和了 片岡6000all

西一局 一本場  / 流局 新子・龍門渕1500

西二局 親 新子 / 和了 片岡1500,2800

西三局 親 森垣 / 和了 龍門渕800,1600

西四局 親 龍門渕 / 和了 森垣2000,4000+供託1000(片岡)

北一局 親 片岡 / 和了 新子700,1300


片岡+22400/龍門渕+1800/新子±0/森垣-24200



恒子『終盤北二局、親は新子憧。原点付近を行き来する状態が続いてますから、この親番でもう一歩前進したい所です』

健夜『団体先鋒戦での原点維持は決して悪くないですけどね。連荘狙いに見せての役作りは少し気負いすぎかも知れません』

恒子『しかし森垣選手も点差的に遅く高い役作り。片岡選手は辺塔子がネックになってますか?』

健夜『そうですね。その一方で龍門渕選手が待ちの広い一向聴になりました。索子・筒子の何を引いても聴牌になります』



  透華(得点差は十分許容範囲内ですし、ここからは自摸和了りで全体を引き下げて行ければ文句なしですわね)トン

  優希(さっさと12索落としとけば良かったじょ。今からだとちとリスキーすぎるじぇ)トン

  憧(役牌2つ暗刻った。この混一は和了っておきたいっ)トン

  友香(断平三色ドラドラ....立直で一発ロンか自摸、あるいはウラ期待。間に合うでスかー?)トン

  透華(聴牌。さて、上家と親を牽制しておきましょう)チャッ

  -ぞわり-

  透華(あら、お目覚めかしら? ですが不満気ではなさそうですのね。そまのの良い子にしていらして)タンッ

  透華「リーチですわっ」チャラン



一「2345678索、114567筒から一通の目が残る9索を引いて7筒切りのリーチ。ここは和了っておきたいね」

純「タコスのヤツは辺塔子と心中決め込まないと振り込んじまうが、さて」

衣「純は優希に振り込んでほしくないのだなw」

純「べ、別にそういうわけじゃねーって////」

一「透華を応援してあげなよーw」

純「してるっつーの!」

春「一発なし、親も聴牌。上家は聴牌即リーの倍満手」

一「張った。追っ掛けて来たね。次巡に持ち込みたくないなぁ」



  透華(和了れませんわね。けれど水面は細波一つなく静か。不安は感じませんわ)トン

  優希(完全に乗り遅れたじょ。崩して安牌)トン

  憧(2軒リーチで出和了り期待は虫が良すぎたかな。めくり勝負っ.....ん〜、来ないかぁ)トン

  友香(喰いつき悪すぎでース。もう山にないでスかー?)トン

  透華「ごめんあそばせ。リーヅモ平和一通ドラ1、2000,4000ですわ」



純「和了ったかー。もーこれ透華的にはプラン達成て感じか?」

衣「うむ、後は黒鉄の門扉を閉じて風雨が去るのを待つのみか」

一「年末特番なのに目立ちに行かない透華ってすっごく斬新。仕事人て感じでかっこいいよね!」ポッ///

純「まーた国広君の持病が首をもたげたかw」

一「純くん、今なんて?」

純「おっと、デザート食うの忘れてたっ」ハグッ







兵庫 椿野邸


恒子『オーラス序盤を終えて7巡目。トップ片岡との差は龍門渕-9600、新子-17900、森垣-48900です』

健夜『片岡選手がCトップで、ラスとの差が50000付いてませんから、静かな立ち上がりと言っていいと思いますね』

恒子『雪中高士の作戦は功を奏したんでしょうか?』

健夜『原点付近にいるダンデライオンは影響が少ないと思いますが、おこた麻雀友の会はロケットスタートを封じられましたし』

健夜『火力勝負の看板を掲げたビッグウェンズデーとしても一人沈みは歓迎できない流れでしょう』

健夜『真っ向勝負の勝ち負けと違って、してやられたとなるとどうしても気持ちの切り替えが難しくなるものですよね』

恒子『確かにそーですよねー。っと、ここで森垣選手、片岡選手が切ったドラ8萬をポン!』



澄子「ドラ3、警戒が厳しくなりますね」

美幸「ん〜、この鳴きだけなら断幺にも見て貰えるしまだ平気かも〜」

澄子「確かに。そう見立てて貰えればここから發が転がり出てくる可能性も充分残されていますね」

美幸「もーいっこ対子が欲しいかも〜。混一コースの絞りは尻上がりにキツイくなるし、この2,3巡のツモが肝〜」


澄子「7萬が暗刻になりました」

美幸「先に対子欲しかったかもー。むしろ索筒で対子っといて7萬はポンでもよくなかった?」

澄子「混一コースに見せて索筒で刈り取るパターンですか?」

美幸「あー、でも發が鳴けちゃえば7萬暗刻で問題ないかー。焦れるわも〜」



  透華(5索切り。索子のど真ん中は断幺より混一? まぁ浮き牌処理もありますわね)トン

  優希(オーラスだし、きっちり和了って次につなげたいじぇ。場風の混一、1枚切れの中を残して發は処分)トン

  友香「それポンでー♪」トン

  優希「ぐむ....」

  憧(飛ばされたし。てか、役牌だから幾らでも変化球はあるにしても下家はこれで混一特濃だよね)


  透華(大きな手でなければ和了って頂いて構わないのですけど、何分ドラ3ですものねぇ。ここは如何?)トン

  友香「それもポンでーっ!」トン

  透・優・憧(対々和發ドラ3の跳ね満コース! これは読みにくいっ)


澄子「下家さんから鳴けたのはラッキーでしたね」

美幸「シャボって北、2筒待ち。浮かせといた2筒だから河からは読めないし、もー和了っちゃっていいよ〜」



恒子『オーラス、いち早くチャンスを引き寄せたのは森垣友香! 山残からして自摸りの目も十分ですネッ』

健夜『森垣選手は和了り目がないと判断した時、副露を使って混一狙いをアピールしてましたから、この対々和は上手いですね』

健夜『他家は無意識の内に優先的に混一の可能性を考えていたと思います』


美幸「おー、気が付かなかった」

澄子「何となく混一に向かう手が多いなとは思ってましたけど」

美幸「気付いてたんなら言ってよも〜」

澄子「いえ、あくまでも何となくだったので」スミマセン



  透華(跳ね満親被りは+3500まで下げられてしまって芳しくはないですけれど、とにかく今は振り込まない事ですわ)トン

  優希(ど、ど、どれが危ないかわからないじょ? ベタオリで安全確保しかない?)トン

  憧(ぐわー、何とかプラスに留まれると思ってたのに.....ベタオリでっ)トン

  友香「ツモったでース! 3000,6000!!」


澄子「森垣さんがやりましたっ!」

美幸「友香がんばった! オーラス和了ってバトン渡せるのはおっきいよ〜♪」



恒子『先鋒戦終了ーっ! 最後は一人沈みの森垣選手が意地の跳ね満自摸っ! どうでしたか小鍛治プロ』

健夜『誰かしらが一辺倒になる事を許さない決勝戦らしい鬩ぎ合いだったと思います。それぞれの持ち味が出ましたね』

恒子『作戦的にはやはり雪中高士が一歩抜きん出たんでしょうか?』

健夜『そうも言えますけど、やり込められるといった所までの結果ではありませんから、肩を落とす必要はないと思います』

健夜『各チーム、プランの見直しをして、しっかりと軌道修正して次鋒戦以降を戦い抜いて欲しいですね』

恒子『はい。さぁ、既にその次鋒卓も立卓して、場決めは終わっている模様です。ひとまず先鋒戦の結果をどうぞっ』



北二局 親 新子 / 和了 龍門渕2000,4000+供託1000(森垣)

北三局 親 森垣 / 和了 新子1300,2600

オーラス 親 龍門渕 / 和了 森垣3000,6000


片岡+16100/龍門渕+3500/新子-1800/森垣-17800







スタジオin京都


えり「はい、決勝会場では既に次鋒戦がスタートしていますが、先鋒戦をご覧になって如何でしたか?」

咏「火力が足りないっ!」

えり「一刀両断ですね」

咏「特番の決勝、その先鋒戦だけあって打ち上げ花火を期待した面はあったねぃ。でもスルメのように味のある試合だったかな」


えり「噛めば噛むほどに?」

咏「そーそー。近年の先鋒戦は華々しいエース対決が主流という既定事実にメスを入れてきた点は素直に評価しとくよ〜」ヒラヒラ

えり「なるほど。雪中高士押しの瑞原プロ、藤田プロ、如何でしたか?」

はやり「んー、一度透華ちゃんと打ってみたいですね☆」

靖子「危なげなく、と言った所ですが、オーラスはちょっと勿体なかったかな」


えり「なるほど。ビッグウェンズデー押しの戒能プロ、ラスという結果でしたが」

良子「ノープロブレム! 次鋒戦で軌道修正して後は火力のオンパレードですっ」

えり「自信満々ですね。三尋木プロからも一言」

咏「そーだねぃ。次鋒戦は沢村ちゃん、船久保ちゃんといった監督のブレーン役がいるし、二人の動きには注目してるかな」

えり「ではその次鋒戦、早速、追ってみましょう。福与さーん、小鍛治さーん、お願いします」



恒子『はーいはいはい! 次鋒戦ですが、既に始まってまして、東一局終盤15巡目を迎えていまっす』

恒子『起家は沢村智紀選手、南家に鷺森灼選手、西家船久保浩子選手、北家岡橋初瀬選手となっています』

恒子『この次鋒卓は何と言っても2連続MVPの鷺森選手が注目株! そして沢村・船久保両選手のブレーン対決も見物です』

恒子『準決勝、結果的にはマイナス収支だった岡橋選手。物怖じしない力闘をこの決勝卓でも見せて欲しい所ですねー』

健夜『そうですね。まずは静かな立ち上がりとなった東一局ですけれど、これも読み合い、探り合いの結果かと思われます』

恒子『どうやら東一局はこのまま流局でしょうか。親の沢村選手が形聴ですので一本場となりそうで−



  初瀬「あ、ツモです。海底ドラ1、1000,2000」

  浩子「あちゃー、海底ツモられましたかー。なかなかツキがありますね」シハライー

  智紀「親流れ....」チャラン

  灼(のっけから手が重ったるい。これは油断してると泥沼の予感....)チャラン



はやり「あは♪ 北家の頑張り屋さんが海底拾ったー☆」

靖子「それにしも沢村は露骨に筒子を抱えたな。一枚も切らないのは極端すぎる」

咏「あたしちょっと化粧室行ってくんねー」ヒラヒラ

えり「あんまりゆっくりしないで下さいよ。福与アナはどのタイミングでこっちに振って来るかわからないんですから」

咏「へいへーい」

良子「今局も露骨な警戒と牽制のアピールですねー。キッツイ場作りをインプリンティングして終盤まで抑え込む気でしょーか」

はやり「おかっぱちゃんはそんな簡単な相手じゃないけどねっ☆」


靖子「意外と評価高いんですね?」

はやり「だってあの赤土晴絵ちゃんの愛弟子だもん。高いよ〜♪ この娘とも打ってみたいなっ☆」

靖子「赤土晴絵、ね。大宮に誘ったって聞いてましたけど?」

はやり「ふられたーw」

良子「年上は趣味じゃないのでは?」

はやり「そのケンカはお幾らなのかなっ? かなっ?」

良子「華麗にロープエスケープであります」


えり「あ、また岡橋さんが和了りましたね」

靖子「沢村は、いや船久保もだが、鷺森に対して過敏すぎやしないか。お蔭で岡橋が自由に打ててる」

良子「トップチームに連続和了させるのはバッドですねー」







大阪 清水谷家


竜華「テーブルの上かたしてー。じゃんじゃ料理来るでー」

洋榎「よっしゃ、運ぶの手伝ったるわ」

由子「みんなで行くのよー」

恭子「したらうちも」


怜「あんたはええよ。漫ちゃん調子悪そーやし、そのまま看たってや」

漫「ずびばぜん」ズズッ

泉「喉鼻つらそうですね」

恭子「ホンマしゃーない娘ぉやな。もそっとうちによっかかりぃ」

セーラ「おー、漫ちゃんへーきか? 食えるなら食っといた方がえーぞ。薬飲むにしても胃に何か入れとかんとあかんやろ」

竜華「せやな。引き始めの薬は遅かったみたいやし、別のお薬用意しとくな。立て続けだとアレやから、間ぁ置いて飲ませてな」

恭子「おーきに。助かります」


洋榎「にしてもぎょーさん料理が並んだなー。どんだけ頼んでんねんw」クイキレンヤロー

竜華「えー? 洋榎さんとセーラだけで半分は行けるんちゃうん?」

セーラ「おまっ、ムリやろwww」

洋榎「清水谷のやつ今真顔でゆーたでwww」オッソロシーワー

竜華「なんでー? 餃子も焼けたで?」キョトン

セーラ「いやいやいやw そら食べますけどもっ!」

泉「余ったらお持ち帰りでえーやないですか」

怜「せやな。一先ず料理も並んだことやし、乾杯しとかん?」


由子「そーねー、誰か音頭をとって欲しいのよー」

洋榎「」ズイッ

セーラ「おまえちゃうわ。座っとけ」

洋榎「?」

セーラ「不思議そーな顔やめーやw」

怜「」ズイッ

セーラ「怜もえーっちゅーねん。ここは竜華しかおらんやろっ」


竜華「うちなん? 誰でもえーやん」

泉「いやいや、先輩の家で、親御さんの心遣いも受けさせて貰ってますし」

竜華「そーか。そしたら手短に。えー今日は今年最後の一日をみんなして楽しく過ごせるゆーことで良かったです。ありがとうな」

竜華「これから、浩子と絹恵ちゃんを応援してくわけやけど、その二人に加えて漫ちゃん。漫ちゃん大丈夫かな?」

漫「なんとか、はい」ズズッ

竜華「漫ちゃんと泉は来年から姫松、千里山、それぞれの麻雀部で要となって活躍して貰いたい思ーてます」


洋榎「」ハナシナガイナ

セーラ「」イツモコンナヤ

怜「手短どこいったんや〜w」

竜華「そやったね。はい、カンパーイ!!」

洋榎「いきなりすぎるわw」カンパイ!

セーラ「はしょるとかゆーレベルちゃうやろーw」カンパーイ

ヤンヤヤンヤ


セーラ「さーてフナQや、どんなもんやろな?」

恭子「たった今チッチーを鷺森さんから直取りしましたよ」

怜「おっ、やるやん。今何局?」

恭子「南一終わって南二入ろーゆーとこですわ」

由子「へー、一応全員和了ってはいるのねー」ヤキトリナシ

洋榎「流れ的にはどーなん?」

恭子「Qちゃんは沢村さんと連動気味で鷺森さんを囲んでるかんじですかね」


泉「どんな感じで囲んでるんです?」

恭子「筒子絞りから始めて、向こうが待ちを変えて来た東ラスを見て南一2軒リーチの挟み込み。蛇のようにしつこい感じですね」

洋榎「MVPふたつで目の仇かいな。おかっぱちゃんもひーこらゆーてるやろ。災難やなぁ」

竜華「インハイで直対してるし、浩子にしたらみっつめ取らすわけにもいかんやろーからねぇ」

怜「あ、やばい」

由子「どーしたのよー?」


セーラ「おお、連荘阻止の喰いタンコースか? 岡橋ってのも攻めて来るな」

怜「そーやなくて、今のフナQの手変わり。沢村さん狙いに切り換えたんちゃうかな思て」

泉「ありそーですわ、それ」

洋榎「浩子はいつでも虎視眈々やからなー。裏切り上等やw」

セーラ「愛宕の血やなw」

洋榎「人聞き悪いこと言わんとけっちゅーねん。千里山魂やろ」

怜「どーでもえーわw」


恭子「親の手が伸びますね。23334445678筒の555萬、これは手強い」

泉「ドラ8筒か。2筒切りリーチですかね」

セーラ「アホ、高目あてにしすぎや。反目がしょぼすぎるやろっ」

洋榎「5萬切りやろ。黙で行っても親満確定や」

恭子「主しょ、洋榎の読み通りですね」

竜華「ん、浩子はオリたな」

由子「相変わらず鼻が利くのよー」


怜「ちょwww この岡橋って娘ぉ相変わらず怖いとこぶった切って来るわー」

セーラ「これは焦るなww」フイタッ

恭子「まぁでも当たらなければどうという事はないですし。安牌増えて他家は楽になりますよ」

由子「沢村さんもオリたわー」







奈良 新子家


  灼「ツモ、断平一盃口ドラ1は4000all」

  智紀「さすが」シハライー

  浩子「お強いですなー」チャラン

  初瀬「うーわ、さっきのやっぱりギリギリだった」ホッ



恒子『鷺森選手親満っ! 東場を抑え込まれ南一では放銃。しかしそれら総てをはねのける勢いで一本場へ突入でっす!』

健夜『何と言うか冷静なんですね。麻雀に限らず、勝負事に於いて一番大事な部分がブレないのは強みですよ』

恒子『そー言えば小鍛治プロは大会前日、彼女と握手とかしてませんでしたっけ?』

健夜『よく覚えてますね。ボーリングしている割には小柄で手も小さくて、でも今は何となく大きく見えますね』

恒子『へー』ニヤニヤ

健夜『な、なんですか!?/////』



望「あららー、ファン1号ちゃん取られちゃった?」ニヤニヤ

晴絵「うるさいな。ニヤニヤするんじゃないの」

望「例のネクタイもしてないわよ?」

晴絵「あれは、2回戦は制服で出てたからでしょ。準決勝から私服で、珍しくスカーフなんか巻いてるんだよね」

望「あのスカーフ、さっき先鋒の娘もサイドボードに置いてたわよね」

晴絵「そうだっけ? ふーん、チームでお揃いなのかねぇ」

望「面白くないわね?」

晴絵「しつこいって////」



恒子『強烈ーっ!! 鷺森選手、親満連続で散家は置き去りだ—っ!!』

健夜『ドラを上手く抱え込んでヤミで行っただけだなく、筒子・萬子・索子の各面子を上手くずらして待ちを読ませなかったですね』

恒子『まさに変幻自在のトリコロール! 連続MVPはダテじゃありませんっっ!!』

健夜『沢村選手、船久保選手も思考を巡らせてはいるんでしょうが、対応しようと思った時点でそれはもう後手なんです』

健夜『鷺森選手、岡橋選手のように自分の打ち方に信を置いて活路を開き、それによって他家に対応を迫る』

健夜『この辺りの事は自ら流れを生み出すという観点からしてもとても大事なことだと思います』



穏乃「うおおおっ! 灼さん絶好調っ!」スゲー!

晴絵「望がうるさいからまた見逃したじゃないかっ」プンスカ

望「ごめんごめんw にしても灼ちゃん強いわねー」

桜子「部長さんかっこいぃぃぃぃいぃぃ!」

よし子「さっすが赤土先生の愛弟子っ!」

凛「あたしらの姉弟子ってことかー♪」ハナガタカイッ

春菜「小鍛治プロもさっきから褒めてるっぽいしー」


望「だってさ。どうよ、晴絵的には?」

晴絵「んー? まぁ灼は冷静だし自制心も強い娘だからね。動揺しても直ぐ自分を取り戻せるタイプが強いのは当然」

未来「ベタ褒めだー!」

ひな「ひなも見習いたい所存っ」

穏乃「ちなみに私の評価は?」

晴絵「穏乃は周りが弄する策とかどーでもいーくらい突っ走れるタイプだからある意味最強なんじゃないw?」

穏乃「阿知賀最強の称号をゲッツしてしまったぁあぁぁあぁぁ!!」ウヒョー


晴絵(そーゆーところが....ね)

未来「まー、ある意味最強だよねーw」

凛「ある意味ねーww」

ひな「阿知賀最強がなにゆえ、今、ここにいるのか?」

穏乃「をいぃぃぃ!?」ホットイテヨッ







嵐山 渡月亭〜碧川閣


純「へー、やるもんだね鷺森灼も。あの智紀が安手で流す位しかできなくなってるじゃん」

春「勢いがある」ポリ

衣「あれに今少しの火力が備われば相手に取って不足なしと言ったところか」

一「夏に打った時はこれ程じゃなかったのに、やっぱりインハイを経験して化けたよね。ボクも来年は出たいなぁ」


純「出るに決まってるだろ」

衣「そうだぞ一。風越、鶴賀、清澄を葬り、来年こそは我ら龍門渕高校麻雀部が全国制覇を成し遂げるのだ!」

春「あ、鳴いた」ポリ

純「お? 流れ一本場で親だしチーテンか。しっかし789索を鳴くかね」

一「下家が一向聴だし、立直されたら逃げ回れないから店じまいになるよね」

春「5巡目5筒切りリーチ来た」ポリ

一「自風とドラのシャボってゆーのもちょっとかな」


純「ドラ自摸ってるし!」

衣「何切るー?」

一「オリるだろうから東かな」

春「まだ6巡目だしもう少し粘る。萬子の順子をどっちか崩して回して行きたい」ポリ

純「俺もそれかと思ったが、立直に対して無スジを切り続けるのはリスキー過ぎるし、オリかな。辺7索鳴きでケチがついたな」

衣「ふむふむ。鷺森灼の河は9萬8索北3筒5筒かー」



  智紀(東で店じまいが妥当。けれどもう後半戦。いつまでもこの調子では埒が明かない。ここは失投率8%の牌を通す)トン

  灼(ドラの2索切り。ここでドラを切って来るってことはオリてない。むしろ勝算のある攻めに見えるけど...)トン

  浩子(ドラと言っても8索の遠い筋やし、おかしーことはないですけど、一打目がドラやっちゅートコは、ちと考えますね)トン

  初瀬(巡目の早いリーチだし今回は筒子の多門張っぽい気がする。とりあえず上家に合わせよう)トン



一「ドラ切りかー。まぁ通りさえすれば残り2枚も安全に切り回せるってトコがミソだね」

春「その間に東でもツモれば儲けもの」ポリ

純「5萬入って2-8まで萬子がつながったな。東が引ければ3門張か」

衣「鷺森灼が東を引いたっ」



  灼(あ....これ持ってかれ...)トン

  智紀「ポンッ」トン

  灼(ぴったり後ろに付けられた。立直で首が絞まって逃げられな...)トン

  浩子(789索鳴いててもドラ暗刻落としなら混一ではないんやろから、安手やですやろ)トン

  初瀬(連荘は嫌だけど阿知賀の部長さんに上がられるのもキツイ)トン


  智紀「カンッ」メクリー

  灼・浩・初(東を加槓して新ドラ表示が北とかっ!?)アルア....アルアル!

  智紀「ツモ、嶺上開花東ドラ4の一本付は6100all」

  灼・浩・初(ツモとかっ!!)アルア....ナイナイッ!



恒子『嶺上開花ーっ! 沢村選手の和了りは大将宮永咲選手の代名詞とも言える一手! ドラ乗せサクサクの親っ跳ねだぁぁぁっ!』

健夜『鷺森選手の立直に対して東バックのドラ暗刻落としを瞬時に選択。ここが勝負の分かれ目だったと思います』

恒子『なんてゆーのかなー。河に流したドラが槓ドラになって帰ってきた感じしません? 日本昔話的な展開みたいな?』

健夜『あはは♪ なんとなく分かりますね、それ』

恒子『いやー、凄かったなー。次鋒卓だけの収支で行くと沢村選手はこの和了りで鷺森選手を捲りましたよ』



純・一・春「........」ポロッ

衣「わーい、智紀の大勝利〜♪」

純「いやいやいや、出来過ぎだろーw」

一「ガッポリ引き寄せたねー♪」

春「これは豪運」ポリ

衣「そうではない。この結果につながる一打が下家の立直に対するドラ切りだったのだ」エヘン

純「まぁ確かにな」ソートモイウ

一「何にしてもこうでないと盛り上がらないよね」



  智紀(親っ跳ねを和了った。ここからの守備が大事。得点は後ろに任せる)

  智紀(鷺森灼に巻き返しの機会を与えないことで、古塚梢のプランを狂わせる。この流れについて来れる?)チラッ

  浩子(上手いこと出し抜いて下さいまして、えー気分で前走らすのは癪ですけど、ここは徹頭徹尾鷺森攻略ですわな)チラッ

  初瀬(この空気、私には重すぎるけど、出来ることを精一杯やる。今はそれしかない)

  灼(痛烈。でも一発でひっくり返せる点差だし、ここで変に慌てる必要もな...)



東一局 親 沢村 / 和了 岡橋1000,2000

東二局 親 鷺森 / 和了 岡橋800,1600

東三局 親 船久保 / 和了 沢村1600,3200

東四局 親 岡橋 / 和了 鷺森700,1300

南一局 親 沢村 / 和了 船久保7700 放銃 鷺森

南二局 親 鷺森 / 和了 鷺森4000all

南二局 一本場  / 和了 鷺森4100all

南二局 二本場  / 和了 沢村1200 放銃 鷺森

南三局 親 船久保 / 和了 岡橋800,1600

南四局 親 岡橋 / 流局 鷺森3000

西一局 親 沢村 / 和了 沢村6100all


沢村+12500/鷺森+10000/岡橋-7700/船久保-14800

雪中高士113500/おこた麻雀友の会108400/ビッグウェンズデー94500/ダンデライオン83400







大阪 清水谷家


怜「フナQあかんなぁ」モグモグ

由子「共闘っぽかった沢村さんにも置いてかれちゃったのねー」

泉「軽く和了って親流しましたけど、西二、西三と沢村さんと岡橋さんに小遣い稼ぎされて自分の親も流れましたからね」


洋榎「浩子はインハイでもそーやったし、ここの2回戦でもおかっぱちゃんに負けてるんやな」ンマイッ

セーラ「フナQは火力ないからなー。そろそろ積み上げてかんとラス確定やろなー」プハーッ

恭子「なんとか頑張って欲しいですね。 漫ちゃん竜華さんの焼いた餃子も頂こか?」

漫「ん、もらいますぅ」ズズッ

泉「それメチャうまですよっ」

竜華「ニラとニンニクのパワーで風邪も撃退やで♪」



  灼「ツモ、40符2飜は700,1300」

  初瀬「はい(んー、親で粘り切れないっ)」チャラン

  智紀(300点差.....危う過ぎる。もう一度前へ出るべき?)チラッ

  浩子「ムリッ、そんなアイコンタクトされても今のは追いつかれしませんわ。ギッてもギッてもするする抜けて行きなさる」シハライー

  智紀「ですよね」チャラン

  初瀬「声に出てますけど.....」



恒子『次鋒卓はスピーディに進んで北入しました。ここからの最終局面、どうでしょうか?』

健夜『鷺森選手の多様性に段々と対応できてきましたから、慌てず気負わずを心がけてチャンスをものにして欲しいですね』


洋榎「おかっぱちゃんの河見すぎやろー」

怜「すぐ見を使いたがるんが玉に瑕やね。せやったら下家の河も見とかんと危ないで」

セーラ「ラスから取りに来てるもんな。小樽でビックウェンズデーがやった戦術や」


恭子「あー、あかん。そこは迷わず4筒切っとかんと」

竜華「ホンマや。一旦シャンポンにして一通と三色の変化待ちやろな」

泉「前局で索子待ちされましたからね。そろそろ筒子警戒な気分なんですかね?」

洋榎「気分で打つなっ。おまえは計算やろー」

セーラ「だーっ、下家に張られよったー! ぱっくり口開いて待っとんぞー」

由子「要所の5筒!」

漫「一個ずらしての三色は間に合いませんよ?」ズルッ

怜「ドラやっ! それ大事にせーっ、玄ちゃんにしかられるで!」


竜華「ここで玄ちゃんww」

由子「またドラww」

セーラ「ドラローきたこれww」

洋榎「そしてまさかのドラ槓www」

恭子「シャンポンのドラ6筒が槓まで行きますか。にしても3筒待つんか....びっくりやな」

泉「どーすんですかこれ? 断幺で行くんですか? ドラ頼みではじっこも取って自摸勝負行きます?」

洋・セ・怜・竜「しらんがなwww」



  灼(ドラ暗槓....さすがに当てたくない。39筒は通るかな?25筒は無理だよね)トン

  浩子(9筒出たんは悪くないですわ。一旦1索握りましょ。下家の聴牌気配がなければ待ちを変えてた所ですけど...)トン

  初瀬(立直掛けなくて本当に良かった....。捨牌からすると筒子で待ってる気がするけど)トン

  智紀(邪魔な暗刻が新ドラになった。今なら一枚落とせるかも知れないけど、危ない橋は渡れない)トン

  灼(3筒。これ切らないならオリになる。残り三局。囲まれてて親の連荘も厳しいし、通らばリーチで)タン

  灼「リー


  浩子「ロンッ! 燕返しドラ4、8000や!」

  灼「はい(6筒槓で45筒握ってるとかやめて欲し...)」シハライー


洋榎「直取るんかいっww」

怜「場当たり的なw」

由子「結果オーライなのよー♪」

漫「これも計算なんですかね?」ズズッ

セーラ「燕返しのみとか計算でけへんやろーw え? むりやろ?」







奈良 新子家


穏乃「ぐわっ、灼さんの親が岡橋さんに流されたーっ」

晴絵「そう言えば彼女、準決勝では親の連荘を何度も潰してたよね」

望「リードされてても好きに打たせない感じの娘よね」

チャクメローン♪

望「おっと電話だ。ちょっと失礼」スクッ

穏乃「いってらっしゃい」


春菜「北三局〜。次鋒戦ももう終わりだねー」

晴絵「オーラス前のここが一番面白い。突き放したい足掻きたいって気持ちが牌に乗っかって錯綜するからね」

凛「オーラスより面白い?」

晴絵「ここでの結果を踏まえた戦後処理がオーラスかな。オーラスは極端な話逃げるか、破れかぶれの追撃でしょ」

晴絵「接戦だだったり逆転劇になれば盛り上がるけど、オーラス前は玄人好みの闘牌が多いし、目が肥えるよ」

ひな「大人の闘牌〜♪」


未来「そして部長さんが来たっ!」

晴絵「ほらな? 70符2飜とか和了っちゃうんだこれが」

よし子「これで卓収支でのトップも十分射程圏内ですねっ」

桜子「ぶちょーさんがんばれぇぇぇえぇぇぇ!!」

望「晴絵、盛り上がってるとこ悪いけどちょっと手貸して」

晴絵「お? どしたー?」


望「丹生川上神社の禰宜さんから電話でね、蔵が雨漏りで中の献物少し預かって欲しいって言われちゃってさ」

晴絵「あー、あの烏骨鶏飼ってる神社ね。下社の方でしょ?」

望「そうそう。車回すから玄関で待ってて」

晴絵「了解」

穏乃「私も行きましょうか?」

晴絵「いいよ。穏乃はみんなとここで灼を応援してあげな」

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キキッ


望「それじゃー行こうか」

晴絵「はいよっと」バタン

望「一応ナビが車載TVになるんだけど、古くって故障してるのか映像が落ちちゃうのよね」カチッ

晴絵「音声だけでも十分だよ」シートベルトシメー



恒子『さー、オーラスです。連続MVPの鷺森選手、この決勝は苦しんで+6900に甘んじていますが』

健夜『そうですね。ただ、マークがキツイ中でしっかりプラスですし、前局の和了りで弾みをつけてもいますから』

恒子『期待できますか?』


晴絵「とーぜんだろ」


健夜『したいですね。もちろん他家の締め括りの闘牌にも期待ですよ』



望「ふふっ」

晴絵「なに?////」

望「べっつにー♪」

晴絵「なんだよw」

望「んー? 晴絵にとって灼ちゃんてどーゆー存在なのかなーってね」

晴絵「いきなりだね」

望「そう? でも単にファンの娘ってわけじゃないでしょ?」


晴絵「まーね。そりゃ特別だよ、灼は」

望「どう特別なのよ?」

晴絵「灼は私。10年前の......勝ち負けは分からないけど、とにかく折れなかった私。そんな気がするんだよね」

望「へぇ....」

晴絵「いち“へー”かいw」

望「や、なんか上手く返す言葉がなかっただけよ」


晴絵「そこ右じゃなかった?」

望「あれ? こっち駅に出ちゃう方か」

晴絵「ドライバーさーん、しっかりしてくださーい」

望「はいはーい。でも結構降って来てるね」

晴絵「ああ、雪ね。いいじゃない。綺麗だし」

望「雪かき手伝ってね」

晴絵「雪なんて嫌いだ」



恒子『さぁ、鷺森選手が沢村選手の後ろに忍び寄ってきました。鷺森が来た。鷺森が追って来たーっ!』

恒子『これまで2連続でMVPを獲得。結果、鷺森選手の前を走り続けた打ち手は存在しませんっ』

恒子『現在、沢村選手が初めてこの鷺森選手を尻目にオーラスを駆け抜けようとしていますっ』

恒子『雪中高士のこれまでの勝利パターンからしましても、鷺森、何としてもここは追いすがらなきゃいけない』

健夜『6巡目、清一ルートを確定させてから、強い引きで来ていますね』

恒子『さぁ〜、鷺森灼がぴったり後ろについたーっ! 沢村選手も決して手綱を緩めてはいないがっ』


健夜『あっ、沢村さん怖いの切った』

恒子『危険牌が飛び出したーっ、鷺森選手の手をかすめてスッ飛んで行くっ! 沢村選手もリスクを負って逃げ切りに向かう!』

恒子『もう無駄はできない! ここから先、無駄は打てない! 終局まで一直線に駆け抜けていく!』

恒子『ここは沢村が押さえ込む、意地で押さえ込む! 緻密な計算もかなぐり捨てて、もう意地しかないっ!』


望「牌姿どうなってるの、これ?」スゴイモリアガリ

晴絵「沢村の安手逃げ切りを灼が清一で追ってるよね。必要以上に高い手で追ってるのか、勝手に膨れ上がってるのか...」



健夜『あぁ〜、でも鷺森選手の加速がいいですよ。筒子がどんどん転がり込んできていますっ』

恒子『さぁ、そしてー、最後の角山を崩すっ! あぁ〜っ! 行くのか行くのかっ!!?』

健夜『うわぁ〜、ここで回せちゃうのは凄いっ! 沢村さん凄いっ!!』

恒子『押さえる沢村、押さえ込んでいる。15巡目、凄いバトルだ!! 私はもう立ちっぱなしですっ!』

健夜『第1回大会を記念する対局ですねっ!』

恒子『素晴らしい対局になっている、これはメモリアル! これがメモリアル!』


健夜『きたっ!』

恒子『さぁ、信じられない手! 筒子が犇めいているっ! これを和了ってしまうのか!? そうすれば文句なしのトップだっ!』

恒子『割れ目も間近、大丈夫か沢村智紀!』

健夜『あぁ、もう〜、鷺森選手が出来上がっちゃってる!』

恒子『ここ3巡無駄が一切ないっ! 最後の老頭牌を投げて突入姿勢に入った! もう鷺森灼は脇目を振らずに行ける!』

健夜『この引きならどこからでも行けますよ!』

恒子『さぁ、山脈が消え去って王牌が見えてきた。王牌目前っ! ここで沢村ーーーーーーーっっっっ!!!』


恒子『回しに入って一歩下がった手をポン聴、延べ単に張り直してきたっ、捨ててない! 逃げてない! 勝負は続いているっ!』

健夜『泣いても笑っても次巡が両者最後の牌です!』

恒子『海底コースは鷺森選手! 只今65輪駆動っ! 欠けている最後の5輪はそこにあるのかーーーーっっ!!?』


晴絵「大車輪かっっ!!」ソリャモリアガル

望「運転どころじゃないっ!」キキッ ハザードランプチッカチッカ



恒子『沢村選手、自摸和了りはなかった! 鷺森灼の手がラス牌に伸びるっ! 海底か!? それとも河底あるかっ!?』

健夜『5筒!!』ガタッ

恒子『和了ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!! ローカル4役最後の役を! 今大会出ずじまいかと思われた大車輪を!!』

健夜『これは凄い。おめでとう!』パチパチ゚ハチ

恒子『小鍛治プロも思わずスタンディングオベーションですっ! 次鋒戦、劇的な決着っっ!!』



望「うわー.....ごめん。これは見たかったねー」チラッ

晴絵「いや、録画してあるし」ニヨニヨ

望「めちゃくちゃ嬉しそうw」

晴絵「み、見るなって/////」テレッテレ



西一局 一本場  / 和了 船久保2300 放銃 岡橋

西二局 親 鷺森 / 和了 沢村400,700

西三局 親 船久保 / 和了 岡橋500,1000+供託1000(沢村)

西四局 親 岡橋 / 和了 鷺森700,1300

北一局 親 沢村 / 和了 船久保8000 放銃 鷺森

北二局 親 鷺森 / 和了 岡橋700,1300

北三局 親 船久保 / 和了 鷺森1200,2300

オーラス 親 岡橋 / 和了 鷺森8000,16000


鷺森+38900/沢村+1900/船久保-17600/岡橋-23200

雪中高士142400/おこた麻雀友の会92900/ビッグウェンズデー84100/ダンデライオン80600






今週はここまで〜、ではまた〜

>>423東4局リーチ一発断幺ツモって30符3飜なの?
30符4飜になるはずでは?

乙です 気になったとこ幾つか

>>446 は跳ね満3000,6000 と
>>490 で加カンってカンドラめくれましたっけ?



>>521
>>524

はい、いつもの幻覚ですね(^^;

>>423 は一発消しときましょう! さすればほら、3飜だ!
>>446 はドラをボッシュート! さすればほら、満貫だ!

何卒、平に、脳内保管よろしくお願いしますm(_ _)m

>>490
暗槓明槓でめくるタイミングが違うルールはあります
本作の番組的には槓成立で即めくりに統一ですね
その方が視聴者に解りやすいしドラチャンスも増えるので




鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


煌「鷺森さん! すばらもすばらっ、大すばらっでしたっ♪」

灼「あ、ありがと...////」ダイスバラッテ...

原村「私たちにとって理想的なゲーム展開ですっ、お疲れ様でした」

梢「本当にお疲れ様でした。余りの目立ち様に透華さんが悔しがっていましたよ」フフッ

透華「なっ!? そ、そんなことはありませんわっ/////」クルンクルン

灼「あはは♪ でも中堅戦以降、厳しさはどんどん増すと思...。渋谷さん、気を付けて」

尭深「最高のバトンを頂いたので、大事に次へ繋ぎますね。それでは監督、皆さん、行って参ります」ペコッ

梢「はい。頑張ってきて下さい」


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智紀「躱しきれなかった....」ズーン

豊音「わわっ、大丈夫だよー。1チーム飛び抜けただけだし、まだまだどうにでも試合は動くよ〜」

友香「そーでース! 役満は事故でスから、プラス収支は立派でース」

咲「デッドヒート凄かったですっ、力を分けて貰いましたっ」

玄「うん! 次で私が取り戻してくるよっ!」フンムーッ

智紀「松実さん、神代さん、宮永さん、後は任せた」

小蒔「任されました。この6人は六仙女にも負けない6人ですっ、きっと勝てますよ」

豊音「うんうん♪ それじゃー松実さん」

玄「はいっ、松実玄、行って参りますっ!」ケーレー


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浩子「えーと、今から乗れる大阪行きの深夜バスは...」

照「帰るなっ」クビネッコツカミー

浩子「いやいや、ラス引いてしまいまして、合わせる顔もないですわ」

憩「こまい事ゆーてー。次で折り返しやし、まだまだ勝負はこれからよ〜?」

莉子「そ、そーですよっ、あと3戦でひっくり返しますっ!」

浩子「行けそーですの?」

数絵「任せて下さい」

憧「どのチームも雪中高士を引きずり下ろしに掛かるから、先ずは相乗り、それから出し抜くってね」

照「無い胸張って潔く行こう」

憩「なんでネガティブなエールしますの〜、余計なお世話ですぅw ほな、行ってきますね〜」

莉子「憩さん、がんばってくださーい」


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宥「お帰りなさ〜い」

初瀬「済みません、2位、しかもマイナスに転落しちゃいました」

絹恵「最後の親っ被り痛かったなー。せやけどゆーてもしゃーないこっちゃで。気にせんとき」

華菜「最後までくらいついて行ってたし、点差は次で大星が軽くひっくり返してくるだろ」ニヤッ

淡「来たなプレッシャー!」

優希「プレッシャー感じるタイプだったのか?」

淡「言ってみただけ—♪」

宥「淡ちゃん、ファイトだよ〜」

初瀬「ガッツリ奪って来てっ、お願いっ!」

淡「まーっかせなさーい♪ んじゃ行ってくるねー」







都下 白糸台学生寮


ガチャ バタン

菫「寒っ、廊下も外と変わらないな。息が白くなる」テーサスリー

誠子「この寮、部屋はリフォームされてて綺麗ですけど共有スペースは軒並み古いですもんね」

菫「まったくだ。トイレくらい部屋につけろと。で、中堅戦まだか?」

誠子「これからですね。インスタントしかないですけど何か飲みます?」

菫「ココア!」

誠子「了解。私もそれにしよっと」



恒子『さぁ中堅戦です。金閣第三層対局室、最初に姿を見せたのは現在第2位、おこた麻雀友の会、大星淡選手』

恒子『場決めの牌をめくって席に着きます。続いて苦しいラスを行くダンデライオンの荒川憩選手。席は大星選手の上家』

恒子『3人目、第3位のビッグウェンズデーからはオーダーチェンジで中堅卓に回ってきました松実玄選手。荒川選手の対面へ』

恒子『そしてトップを走る雪中高士からは渋谷尭深選手。仮東、同じ白糸台大星選手の対面に着きました』

恒子『さぁ親決めのサイが回るっ、起家は−



菫「荒川憩か。ん、ということは」

誠子「尭深がラス親ですね」ココアドーゾ

菫「ラス親拾ったか。ついてるな、雪中高士」サンキュ

誠子「親の役満なら、それまでに集中砲火を浴びてても大抵跳ね返せますもんね」

菫「見てみろ、大星の奴、露骨に嫌そうな顔してるw」キノドクニ

誠子「そりゃ嫌ですよーw」

菫「まぁ、一荘戦で最短オーラスまでに15局あっても自摸牌には影響しないから天和は運なんだよな」

誠子「ええ。でも13牌確定できる上に、余剰牌が次局に回るみたいだし、オーラス二連荘くらいは有りそうですよね」

菫「死にたくなるな」

誠子「死にますね」


菫「で、どっちを応援するんだ?」

誠子「私ですか? んー、どっちってこともないですけど.....弘世先輩は?」

菫「別段どちらかという事もないが、こういう場合はやはり追う側の淡じゃないか?」

誠子「うわー、ひどい」

菫「なにがひどい?」イイガカリハヤメロ

誠子「淡は私が応援しますから、弘世先輩は尭深を応援してあげて下さい。いいですね?」

菫「なんでだよ? 大体私は渋谷のお蔭で無理やり参加するハメに

誠子「い い で す ね ?」

菫「....わかったよ」シャクゼントシナイ



  玄(わ、沢村さんの予想通り5向聴じゃない。憩さんが北家の時以外は普通に行けるのかな。だと助かるけど)チラッ

  憩「? ほな皆さんよろしゅーねー。一打目はこれで〜」トン

  淡(さて、と。まずは5向聴の重石がちゃんと掛かってるか様子見だよね。たかみー先輩もいるし、珍しく慎重に行くー)トン

  玄(もうドラ暗刻ったよ!? これも加速? 手役の高さは無視して速度を取れって言われてるけど、ドラは切れないし)トン

  尭深(とりあえず国士13面の種を蒔いて行こう。14枚目以降は局数読めないし、ダブ北握り込んでおけばいい)トン

  憩「ぽんっ」トン



恒子『荒川選手、早速南を鳴いて索子の混一コース。露骨に攻める時は本当に速い選手です』

健夜『まずはこの親で和了っておきたいですからね。周りが様子見の内にするりと抜け出していく感じですね』


菫「さすがに速いな。もう北単騎に取ったか」

誠子「宮永先輩は何て言ってました?」

菫「ん?」

誠子「対戦経験があるってことは、去年見てるわけですよね? 例の照魔鏡で」

菫「ああ、それが速いだけらしい。北家の時以外だが」

誠子「速いだけ?」


菫「うむ。しかも速さは場にかかるから一人だけ早いってわけじゃないんだ」

誠子「それって?」

菫「つまり、荒川憩本人がめちゃくちゃ強いってことだろ。強いて言えば速い流れに特化しているのかな?」

誠子「なるほど」

菫「ただ、速いってのは厄介だぞ。スピードが出るとカーブは曲がりにくいだろ?」

誠子「ええ」

菫「打ち手には個々に癖があって当然だし、自分のタイミングってものがあるが、それが噛み合わなくなってくるわけだ」

誠子「ペースの崩壊ですか」

菫「うむ。4人で競争していてもペースメーカーは常に荒川憩ってとこがミソだな」

菫「ペースメーカーについて行けば無難に打てるがトップは取れない。トップを獲るにはどこかで自分のスタイルを壊さなきゃいけない」

誠子「そうやって自分のスタイルを切り崩してみても、それが上手く行くとは限らないですもんね」

菫「そういう事だな」



  憩「ちー」トン

  淡(嵌4索の鳴き。ドラはないんだし、索子混一だけだよね。連荘されちゃったかなぁ)トン

  玄(9索処分すればヤミで和了れそう。荒川さん二鳴きだし、通して連荘を止めに行かないと)トン

  憩「ろ〜ん♪ 混一のみ5800ですぅ」

  玄「はい(うう、チーから北落として5門張だったんだ。通るわけなかったよ...)」



恒子『荒川選手、松実選手を直撃してラスをビッグウェンズデーに押し付けたーっ!』

健夜『嵌4索からの5門張で間を置かずに刈り取りましたね』

恒子『宮永監督は、追う展開の場合は折り返しの中堅戦で追いつきたい。追いついてプレッシャーをかけたいと言っていました』

恒子『決勝戦では初めての起家連荘となっていますが、荒川選手、エースに課せられたノルマをクリアできるでしょうかーっ』







奈良 新子家


ひな「今度はツモられたでござる〜」

桜子「あぁあぁぁ、くろぢゃぁぁぁぁあぁぁ!!」

凛「今のもあと一歩ってカンジだったのにねー」

穏乃「さすが憩さん!」

春菜「ダンデライオンがさっくり2位浮上だね」

よし子「早いトコこの親流したいよね」

未来「穏ちゃんが玄ちゃん応援しないのが悪いっ」

穏乃「してるってw」

綾「あーっ! 白糸台の人ダブリーしてきたっ!!」



恒子『東一局二本場、早くも飛び出しました大星淡選手のダブルリーチッ!! この一手で連荘打破なるかーっ!?』

健夜『仕掛けてきましたね』


---カットイン---


照「淡、残念だけどそれは通らないよ」

憧「本当に照さんの言った通りになるんですか?」

浩子「それやったらもう、憩ちゃんが北家の時を除いたら怖くないですけど」

数絵「いずれにせよ、この一局ではっきりします」

莉子「憩さんがんばれー!」


---------------



  玄(もうダブルリーチ!? 合わせる牌なんてないよ....。はじっこ、通って!)トン

  尭深(淡ちゃんナイス牽制。取りあえず13面用に9筒落としておこう)トン

  憩(おいでなすった〜。さてはて、監督からは気にせんとけー言われてるけど....なんとかなるん?)トン


桜子「おおおお、緊張する〜」

綾「なんだっけ? 最後の角曲がった辺りで来るんだっけ?」

穏乃「そうそう。ダブリーからの暗槓で槓ウラ丸乗せだからね〜」コワイコワイ

未来「出和了りなんだよね?」

よし子「玄ちゃん避けてくれないと痛すぎるよ〜」

ひな「最初の角曲がったー」



  淡(!!?! ちょっ、えええええーーー!?? うっそ! なんで.....なんで今来ちゃうの!?)アワアワ

  玄「? どうしたんですか?」

  淡「あ、うん、ごめん。えっと、カンするね」ワタワタ

  尭深(えっ、早すぎない?)


恒子『おっとぉ? これは大星選手の看板役であるダブリーとしては随分と早い段階での槓になりましたね』

健夜『これまでと比べるとタイミングがズレているようですね』



  玄(なんか様子が変だけど、何かあったのかな)トン

  淡「うひゃ!?」

  玄「はわ!?」ビクッ

  淡「ロン! それロンなんだけど」ウラメクリー

  淡「やっぱ乗ってないしっ! ダブリーのみ50符2飜で3200の二本付け.....です」

  玄「あうっ、は、はいぃぃ」チャラン

  淡「なにこれ....」ムシリー



凛「槓ウラ丸乗せは?」

穏乃「あっれー? っかしーなー」

よし子「いやいや、乗っからなくって助かったでしょっ」

春菜「直撃だもん十分イタイよ」







嵐山 渡月亭〜碧川閣


春「淡ちゃんガタガタ」ポリ

衣「憩と同卓したことで槓材が上滑りしているかのようだ。槓ウラとも全く噛み合っていない」

一「東二、動揺してダブリー試せなかったのは痛いね。荒川さん北家だと流れは普通って話だし」

純「東三、再トライでダブリーのみ40符2飜、東ラスは荒川が最速の南家で満貫ツモられてリー棒も毟られてらぁ」

春「和了れるだけでもマシ。でも一々リー棒持ってかれるのはキツイ」ポリ

一「でもさ、まだ試せてないから何とも言えないけど。荒川さんが北家の時、大星さんは親なんだよね」

衣「うむ、そこは一つ淡にとっての突破口になるやも知れぬな」



恒子『南入です。東場は荒川選手の一人勝ちでした。この南一局で再び連荘なるかっ』

健夜『大星選手、苦しみながらもどこまで地力が通用するか探る打牌でしたので、遠からず結果を得たいですね』

恒子『インハイBブロック2回戦、姉帯豊音VS末原恭子を髣髴とさせる展開でしたねー』


  憩(淡ちゃん、今局はダブリーなしなんか。どっかで変化付けてくるー?)トン

  淡(とにかく親でダブリー試したい。他家支援して、最悪差し込んででも憩の親流しちゃうもんっ)トン

  玄(あうう、また焼き鳥だよぉぉ。ドラはすぐ揃うのに和了まで持って行けな......ドラ、すぐ揃う?)トン

  尭深(荒川さんが直撃狙ってこないし、なるべくおとなしく行きたい。潜って潜って浮上するタイミングを見計らう)トン

  憩「ツモッ! 30符4飜の3900allですぅ〜♪」



純「つっえーなー。一人だけ自分のペースで打てるってのはこうして見ると結構洒落にならないもんだな」

一「他家も手が進む分余計に自分のペースを見失っちゃうんだろうね。冷静なつもりでいてもやっぱりどこかで乗せられてる感じ」

春「2巡目リーチ」ポリ

衣「南入したばかりとはいえ、あまり自由にさせると大勢が決してしまうぞ。誰かが死域に飛び込む覚悟を見せねば」


恒子『荒川選手快進撃〜っ!! まさに無人の野を行くが如しかっ!』

健夜『追撃する3選手、そろそろネジを巻き直して欲しいですね。先ずこの親を蹴らなくては話が進みません』

恒子『さぁ、小鍛治プロの口が酸っぱくなってきた処で南一局二本場、どう転ぶかっ!?』

健夜『そ、そんなことないですよっ////』



  憩(ドラ周辺の牌がないし、今回も身軽やね〜)トン

  淡(完全に手の平じゃん! たかみー先輩どっしり構えすぎぃ! ドラローさん焼き鳥すぎぃ!!)トン

  玄(前局リーチが速すぎて動けなかったけど、ドラ.....やってみるよっ!)

  玄「カンッ!」メクリー

  玄(新ドラ、手に2枚ある! 嶺上は.....新ドラ!!)トン


恒子『阿知賀のドラゴンロード松実玄っ、ドラを槓して瞬時に新ドラ暗刻ったぁぁぁぁぁ!!』

健夜『動いてきましたね。ドラが転がり込む速さを見越して高く早い手作りをしてきましたよ』

恒子『あーっと、そしてーっ、渋谷選手がすかさず松実選手の鳴ける西を河に投げ込んできたーっ!!』



  玄「ポンッ」トン

  尭深(ラスのビッグウェンズデーがここで大物を和了るのは流れ的にもいい。直撃はなくても親被りで十分)トン

  憩「チー」トン

  淡(たかみー先輩わかってんじゃん♪ さってと、ドラ爆に差し込みなんて有り得ないから、ここは無難に〜)トン

  憩「ポンッ」トン

  淡(ちょっ、まだ持ってく気!? どーしよ、差し込むには痛すぎるよ。この辺だとは思うけど.....ムリムリッ、ゴメンッ)トン

  玄(追って来てる、追って来てるよ〜。ツモは.....うう、やり過ぎかも。でも他に思いつかないっ、行っちゃうもん)

  玄「カンッ」メクリー

  玄(新ドラ、順子に1枚くっついてる! 嶺上は......また新ドラ! 延べ単で張った!)トン



純「ドラだらけじゃねーかっww」コワスギルダロッ

春「ドラ麻雀ここに極まれり。ドラゴンロードの異名はダテじゃない」ポリ

衣「次巡があればドラを自摸って和了るな」

一「あるかな、次巡」

純「鳴き乱れて場が荒れたし、ありそーではあるが」



  憩(こーへんかったかぁ.....南一でもうドラローさん復活は怖いわぁ)トン

  淡(せふせふ! 合わせてベタオリ—)トン

  玄「ツモですっ! 西ドラ11の二本付けは6200,12200!」


恒子『あわや数え役満ーっ!! 松実玄選手、自らの槓でドラを呼び込んだ和了りは三 倍 満 っ!!』

健夜『好手と縁遠い槓へのチャレンジが見事に実を結びました。大星・渋谷両選手にとっても肉を切らせて骨を断つ和了りです』







都下 白糸台学生寮


恒子『さぁ、ここが問題だ、ここが問題だ。再びダブリーを繰り出してきた大星選手。前倒しの槓にも見舞われず、定位置へっ!』

恒子『さぁ、どうか? 散家も開幕5向聴の重石から解き放たれつつある中、不安と期待が綯交ぜとなる自摸だがっ!?』

健夜『来ましたね、槓成立。ここは何としても和了って、槓ウラが乗るかしっかり確認しておきたいですね』

恒子『大星淡、最終コーナーのプレッシャーを払拭する走りで、ミラー越しに散家を確認するかのような一瞥!』


  玄(わかんないっ、どれ切ろう? ドラ傍なら通るのかな.....通って!)トン

  淡「ロン!」メクリー「ダブリーウラ4、18000!」

  玄「あ.....はぃ」シハライー

  淡(よーっし、よしよしっ♪ ここから仕切り直しだよっ!)ムシリー



菫「和了ったか。そして槓ウラも乗った」

誠子「これで弾みをつけて、できれば荒川憩から直取りしたいですね」

菫「私は渋谷の応援担当だからなー。そろそろ渋谷にも和了って貰いたいところだなー」

誠子「なんで棒読みなんですか...」

菫「べつに」

誠子「はいはい。さて、またダブリー。今度も和了れるかな?」

菫「散家は最終コーナーまでに5向聴を克服して和了りに持って行けるかだな。槓の後はシラフじゃノーチャンスな気がする」

誠子「シラフってw 基本ダブリーのみですから、槓材の刻子と順子3つに雀頭。あるいは刻子もう1つと順子2つ」

菫「それらがリーチ後の暗槓を邪魔しない待ちで収まっているわけだ」


誠子「断幺・全帯・純全・一盃口・一通・三色・役牌・混一・清一はつかない。河底も見たことなかったかな」

菫「ローカルの燕返しや槓振りもつかないものかな?」

誠子「どうでしょうか。ちょっと分からないですね。プンリー、大車輪はそもそも有り得ないですけど」

菫「にしても渋谷の切り方が凄いな」

誠子「なんかしかけて来てますね。今の今まで奥に引っ込んでる感じだったのに」

菫「結果的には切る牌なんだろうが、早めに他家に安牌を提供しているように見えないか? 順序が普通じゃない」

誠子「私たちには全員の手が見えてますから、その辺は結果論な気もしちゃいますけど、そんな感じはしますね」



  憩「チーする〜」トン

  淡(安牌増えすぎ.....。それに今の鳴き、たかみー先輩からの支援臭いし)トン

  玄(何とか安牌切れになってないけど、ドラ槓で手を勧めたら槓ウラ増えちゃうのかな? 危ないよね)トン

  尭深(最後の角に迫ってきました。槓から1、2巡目が一番危ない。特に1巡目。躱せるかな)トン

  憩(聴牌や。ん〜、生牌やけど今なら切れるんかなぁ。ゆーてもインパチ相手に賭けはしたないし〜.....崩して安牌)トン

  淡「カンッ」メクリー

  玄(新ドラ1枚。ツモって対子ったよ。手は進まないけど安牌の雀頭落として挿げ替えちゃおう)トン

  尭深(龍門渕さん、鷺森さん、お二人が積み上げた点棒、更に失うかも知れませんが、ここは前に出させて貰いますね)タンッ

  尭深「オープン立直」パララッ



恒子『んん〜!!? 渋谷選手ここでオープン立直ですが、これは、なぜオープンなんでしょう?』

健夜『ここで手を開く理由は一つしか考えられませんね。大星さんからの直取りに狙いを定めての事でしょう』

恒子『つまり、荒川選手、松実選手に安全な退避を促したと?』

健夜『仕掛けのタイミングも大星選手の暗槓直後、放銃率の高い所から来ました。同門、捲り合い再びですね』

恒子『2回戦、盛岡では見事このオープン立直を役満和了りしている渋谷選手。さぁ、勝負の行方はーっ!?』



菫「つ、つまり?」

誠子「聞かないで下さい。尭深のオープン立直にはいい思い出ないですから」ズーン

菫「直取るなら荒川からだろう?」

誠子「全体的に見ればそうでも、今、脅威なのは親の淡ですからね」

菫「危険な時間帯でのリーチ。よく振り込まなかったが、やはり燕返しによる出和了りの否定なのか?」

誠子「有り得ないですけどね、フツーは。でも大星のダブリーもフツーは有り得ないので、その辺の絡みは否定できないかも」

菫「うーむ、やるもんだなぁ渋谷のやつ。気分屋の大星は乗せたら突き抜けてくる。そこを踏まえて楔を打って来たってワケだ」

誠子「同門キラーですよね、尭深って」ズーン



  憩(まーた、同門相手にプンリーかぁ。結構えげつない人なんやろか? こわこわや〜)トン

  淡(うぐぅ、なんか場の空気が変わっちゃったよぅ。たかみーのばかぁ!)トン

  玄(渋谷さんの待ち避けたらオリしかなくなっちゃったかぁ)トン

  尭深(捲り合い。精神的に優位に立ってると思うし、負けない)トン

  憩(蚊帳の外や〜。まぁ淡ちゃんの親も怖いし流れてくれるんならありがたいけど)トン

  淡(ほら、つかまされたっ!! 南家へのカバーと北家への差し込み気配、全部ダミー。まんまと騙されたぁぁぁ!!)トン

  尭深「ロン、オープン立直混一中、一本場は12300です」

  淡「跳ねられたー! 人身事故だっ、訴えてやるーっ!」ハシライー

  尭深「跳ね満、リー棒、美味しいです♪」ムシリー



東一局 親 荒川 / 和了 荒川5800 放銃 松実

東一局 一本場  / 和了 荒川2700all

東一局 二本場  / 和了 大星3800 放銃 松実

東二局 親 大星 / 和了 渋谷1300,2600

東三局 親 松実 / 和了 大星2600 放銃 渋谷

東四局 親 渋谷 / 和了 荒川2000,4000+供託1000(大星)

南一局 親 荒川 / 和了 荒川3900all

南一局 一本場  / 和了 荒川2100all

南一局 二本場  / 和了 松実6200,12200

南二局 親 大星 / 和了 大星18000 放銃 松実

南二局 一本場  / 和了 渋谷13300 放銃 大星


荒川+27400/渋谷-3000/大星-8100/松実-16300

雪中高士139400/ダンデライオン108000/おこた麻雀友の会84800/ビッグウェンズデー67800







奈良 国道309号


晴絵「よしっ、引き上げだ」バタンッ

望「結構押し付けられちゃったわねー」キーマワシー

晴絵「それに冷え込んで来た」サムッ

望「暖房上げるね」

晴絵「そー言えば神主さん、決勝はラジオでもやってるって言ってたよね」カチャカチャ



みさき『松実選手、ドラ槓攻勢で終盤を駆け上がる荒川選手に待ったを掛けに行く』

理沙『鳴きで稼ぐっ』

みさき『松実選手ここまでの和了りは三倍満、倍満、倍満と、集い来るドラは超個体とでも表現すべきものとなっています』

理沙『ノミ手が大化けっ!』

みさき『北一局二本場7巡目。ドラ6の手を中ノミで和了って松実選手跳ね満。荒川選手の親を蹴りました』


晴絵「玄も中々じゃないか」

望「この卓、オーラスで役満和了る子がいるんでしょ? 得点どうなってるのかな」

晴絵「序盤の捨牌からすると国士13面待ちだから、その一発は覚悟しとかないとってカンジだろーね」



みさき『さぁ北二局へ移ります。現在中堅卓の得失点は荒川+49200、大星-17200、松実+16100、渋谷-48100です』

理沙『インパチ再浮上のチャンス!』

みさき『はい。親番となる大星選手、南二、西二とインパチを和了っています。ここでもその流れを踏襲したいですね』


望「倍満2つ、三倍満と跳ね満和了って+16100って、この卓相当じゃない?」

晴絵「荒川憩に直撃当てられてないんだろうね。この終盤、この面子で+49200とか流石だな」

望「後ろ3人の潰し合いみたいな流れかぁ」



みさき『渋谷選手が飛んできた。今度は最終コーナー前、5向聴を掻い潜って真っ直ぐに差しに来ています』

理沙『でぃす いず まーじゃん!』

みさき『大星選手、ダブリーで身じろぎ一つできません。前進守備の裏を取られたかのような状態になりつつあります』

理沙『三門張!』

みさき『渋谷、基本三門張の好形からすかさずリーチ! このスピード! この強さ! そして大星選手の手には−

理沙『当たり牌! 立直一発中! 40符3飜』

みさき『渋谷尭深、深い深い所から手を伸ばして後輩の希望を打ち砕く栄和! 長い沈黙を破ってきました』



晴絵「おお〜、これは一人沈んだかな」

望「和了り所だったみたいだしね。玄ちゃんの生存チャンスが増えたのかな」

晴絵「あっ、停めて停めて」

望「はいはい、何よ?」キキッ

晴絵「そこの自販機でお汁粉買ってくる。望は何がいい?」ガチャッ

望「私はブラックでいいわ」

晴絵「オッケー」バタンッ スタタッ

望「....お汁粉ってw」クスクス



みさき『現在、中堅戦北三局が行われていますが、隣では副将卓が立卓しまして、そろそろ開局となる模様です』

理沙『アッとゆーま!』

みさき『ラジオ放送の方はこのまま中堅戦の模様をお伝えしてまいります。それではここで一旦

理沙『コマーシャルッ!』


望「もうそんな時間か。荒川さんが頑張ってくれてるし、憧のチーム勝てるといいなぁ」







鹿苑寺金閣 第一層 放送席


恒子「ぶはーっ、つっかれるー」グッタリ

健夜「さすがに緊張感あるもんね」

みさき「そちらもCM入りですか? お茶替えますね」

理沙「ラ、ラジオ解説むりだよ、むりすぎる...」

恒子「私も凄い人選だとは思いましたw」

健夜「映像のフォローがないもんね」ソリャタイヘンダ


理沙「手牌とか河を言うだけなのはいいのっ、でも全部早口! 口が回らない。言ってる間に2,3巡進んでる!」ムリッ

みさき「むりむり言ってないでちゃんとやって下さいね。お仕事なんですから」オチャドーゾ

理沙「うっ....はい////」

恒子「きびしーw」

理沙「や、やさしいよっ////」

健夜「お熱いw」

理沙「///////////」


みさき「CM明けちゃいますよ」

恒子「こっちは副将戦前に5分だけスタジオに回すんで」

みさき「いいですね。こっちもニュース枠とか差し込んでほしい」ズズッ

理沙「じ、時間っ」

みさき「それでは失礼しますね」

恒子「頑張ってくださーい♪」

健夜「理沙ちゃん、しっかりね」







都下 白糸台学生寮


えり『中堅戦終盤までの展開をご覧頂きましたが、予想を覆す方はいないようですね』

咏『まぁ、こっからなんじゃね? 的な?』

良子『ビッグウェンズデーの火薬庫にはまだまだ弾薬が充満してます』

靖子『花田のディフェンスが鍵だが、それほど心配はしていないかな』

はやり『神代さんがちょっと怖いかも★ ここを乗り切れば原村さんがやってくれますっ☆』

えり『それでは放送席のお二人、マイクをお戻しします』



恒子『はーい、どーもでしたー』

健夜『中堅戦、結果はまだですが、副将戦を迎えて、これが終わるともう大将戦だけですね』

恒子『ですねー。ちなみに中堅戦の続きはラジオ放送の方でライブ中継されてますので、気になる方はそちらを聞いて下さいねー』

健夜『はい。各チームの副将が席決めを終えて、起家を決める骰子が今、止まりました』

恒子『副将卓、起家は花田煌選手。南家に南浦数絵選手、西家神代小蒔選手、北家愛宕絹恵選手の順となりました!』

恒子『副将戦、東一局0本場、開局ですっ!』



菫「中堅戦はラジオか。ラジオなんて持ってないぞ」

誠子「あ、確か角部屋の娘が携帯ラジオ持ってるんで借りてきますね」スクッ

菫「ああ、頼むよ」

菫「さて、照のチームは南浦数絵か。準決勝は卓2着ながらMVPで2回戦は卓トップだったよな。上り調子のまま行けるかな?」


恒子『各選手の手牌を見ましたところ目立って速そうな人もなく、淡々と河に牌が並べられていきます』

健夜『あ、中堅卓情報ですよ。オーラス渋谷瀬選手の役満ツモ和了りが出たようです』

恒子『おっと、やはり強烈なナパーム弾が炸裂してようです。えーっと、まず北三局は荒川選手が倍満自摸という事ですね』

恒子『続いてのオーラス、手牌国士13面の状態から渋谷選手が3巡目ツモ和了り。現在オーラス一本場が進行中との事です』



菫「13面は止めようがないよなぁ。となると北三までで一本場のスロットは10か。発動済みのオーラス0本場は入るのか?」

菫「入るとしたら11牌だよな。でもまぁ、13面待ちだと選んで切れる状態じゃないから意味はないのか」

ガチャ バタンッ

誠子「尭深が役満和了りましたっ!!」

菫「ああ、今、結果だけTVでも流れたよ」

誠子「連荘しそーです。スタートでダブ北、東・南暗刻、西一枚握って引きもいい感じですよ」

菫「ほう、やはり2発目スロット10あるとダメ押しできそうか」

誠子「トップは遠いですけどね」

菫「ここはマイナス抜け出せれば御の字だろう」



みさき『渋谷選手、西を切って速さを選択しました。これは場合によっては混一も捨ててきそうです』

理沙『絞りキツイ! 2索鳴いて1索単騎!』


菫「流石に小四喜は狙わないか」

誠子「とにかく和了り優先ですね。荒川憩が南家でとにかくスピーディーな場ですから」

菫「大星と真逆だよな。渋谷の親番はここまで簡単に流されてきたから、スロットを活かせるここは絶対に和了り優先というわけだ」


理沙『親っ跳ねツモッ! ダブ北対々三暗刻』

みさき『最後はやはり混一を捨てての自摸和了り。2索を鳴くや索子絞りの展開を振り切って二本場に繋ぎましたっ』



誠子「来たっ!! オーラス2本場突入」

菫「+20000越えたな。満貫直撃か、跳ねれば逆転」

誠子「スロットないですからもう厳しいですけどね」

菫「ん!? ダブリーしてきたぞ」

誠子「スロット無しを見越して淡が意地の勝負ですね。ハーベストタイムの後のぽわわんとした尭深なら餌食かも?」

菫「確かに。オーラス勝って戻ってくるとちょっとぽわーんとしてるよな。あーゆーところは可愛い」

誠子「それ、言ってあげればいいのに」

菫「? 別に言うような事じゃないだろ」

誠子「はいはい」

菫「とにかく、渋谷の応援担当として、最後まで応援してやるとしよう」

誠子「それじゃー私は淡を」



南三局 親 松実 / 和了 荒川2000,3900

南四局 親 渋谷 / 和了 荒川2000,4000

西一局 親 荒川 / 和了 松実4000,8000

西二局 親 大星 / 和了 大星18000 放銃 渋谷

西二局 一本場  / 和了 松実4100,8100+供託1000(大星)

西三局 親 松実 / 和了 荒川800,1600

西四局 親 渋谷 / 和了 荒川3000,6000

北一局 親 荒川 / 和了 荒川1300all

北一局 一本場  / 和了 荒川1700all

北一局 二本場  / 和了 松実3200,6200

北二局 親 大星 / 和了 渋谷5200+供託1000(大星) 放銃 荒川

北三局 親 松実 / 和了 荒川4000,8000

オーラス 親 渋谷 / 和了 渋谷16000all

オーラス 一本場  / 和了 渋谷6100all

オーラス 二本場  / 和了 大星12600 放銃 渋谷


荒川+37900/渋谷+7800/松実-14000/大星-31700

雪中高士150200/ダンデライオン118500/ビッグウェンズデー70100/おこた麻雀友の会61200







鹿苑寺金閣 第三層 中堅卓


憩「お疲れ様でしたー」

玄「お疲れ様です.....」

淡「........うぅ」グスン

尭深「淡ちゃん?」

淡「う、うう、うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」ツップシー


憩「あらら、どないしましょ?」

玄「な、泣かないで....」グスッ

尭深「淡ちゃん立って、隣始まってるし。降りよう」

淡「やだっ、あだぢがごんなに負げるなんてぇぇぇ」ウワーン

憩「まぁまぁ、おちついてや〜。勝敗は時の運でしょ〜ぅ?」アタフタ

玄「そーだよ、泣かないで。私も悲しくなっちゃう」スン

尭深「一生懸命打ったから泣けるの。それは何にも悪い事じゃないよ」ナデナデ

淡「ん........」


憩「ほっ、そしたら隣の邪魔にならんよう、とりあえず下降りましょー」

玄「積み場が多くて結構かかりましたもんね」

−ビリビリッ−

憩・玄・淡・尭「!!?!」

憩「....おとなり、あかんくない?」タラーリ

玄「な、なんなんですか今の...」カタカタ

淡「これ、神代小蒔だよね?」ヤクイ

尭深「オーダーチェンジに感謝感謝です」シレッ







鹿児島 石戸家


初美「おうふっ」

巴「いつもながらいきなり来ましたね」

霞「以前、暮に打った時はローテ無視して出番争いが熾烈だったわよねぇ」アラアラ

初美「神様のテンションが青天井な時季ですからねー」

巴「南浦さん、能力持ちの様ですから今のはバッチリ狙われましたねー」



恒子『南入してから好調の南浦選手、親の連荘を狙いましたが、神代選手から倍満直撃〜っ!!』

健夜『5巡目から恐ろしい良ヅモで突き抜けてきましたね。ちょっと対応できない感じでした』

恒子『突如砲弾を撃ち込まれたかのような衝撃ですが、南ラス、上手く切り返して行けるか!?』

健夜『今度は配牌からおかしいことになってますね。流れが神代選手に集中している感じです』

恒子『こーれもいくのか? これもいくのかー? これもいったあああ!! 自摸和了りっ、倍満連続だ〜っ!!』



東一局 親 花田 / 和了 愛宕3900 放銃 神代

東二局 親 神代 / 和了 花田1600,3200

東三局 親 南浦 / 和了 愛宕1300,2600+供託1000(神代)

東四局 親 愛宕 / 和了 神代700,1300

南一局 親 花田 / 和了 南浦1600,3200+供託1000(花田)

南二局 親 神代 / 和了 南浦2000,4000

南三局 親 南浦 / 和了 神代16000 放銃 南浦

南四局 親 愛宕 / 和了 神代4000,8000


神代+19700/愛宕-4400/花田-5800/南浦-9500

雪中高士144400/ダンデライオン109000/ビッグウェンズデー89800/おこた麻雀友の会56800



  煌「さすがですねー」シハライー

  小蒔「.....ハッ、あ、済みません寝てました」

  絹恵「いやいやいやw ありえへんでしょ」

  数絵(寝ながら南場を流しましたか......正直、どう対処すればいいのか分かりません)

  煌「さて西入。親番行かせて貰いますねー」カチッ カラカラ



巴「起きたみたいですね」

初美「起きて ハイおしまい じゃないのがこの時季の怖い所ですねー」

霞「入れ代わり立ち代わりだものねぇ」

巴「今、うちのお宮はもぬけの殻ですよね...」

初美「麻雀好きすぎぃ!」

霞「まぁ、今南場で打った神様は戻っていらっしゃるでしょう」

巴「順繰りに戻って来て頂かないと、本業を忘れられても困りますよね」

初美「麻雀本宮霧島大社とでも改名しちゃえばいいですよー」






今週はここまで、ではまた〜







しつこい幻覚に悩まされております><

>>535
×尭深(とりあえず国士13面の種を蒔いて行こう。14枚目以降は局数読めないし、ダブ北握り込んでおけばいい)トン
○尭深(とりあえず国士13面の種を蒔いて行こう。14枚目以降は局数読めないし、自風から握り込んでおけばいい)トン
>>571
×恒子『副将卓、起家は花田煌選手。南家に南浦数絵選手、西家神代小蒔選手、北家愛宕絹恵選手の順となりました!』
○恒子『副将卓、起家は花田煌選手。南家に神代小蒔選手、西家南浦数絵選手、北家愛宕絹恵選手の順となりました!』
>>574
×理沙『親っ跳ねツモッ! ダブ北対々三暗刻』
○理沙『親っ跳ねツモッ! 東北対々三暗刻』
>>576
×北二局 親 大星 / 和了 渋谷5200+供託1000(大星) 放銃 荒川
○北二局 親 大星 / 和了 渋谷5200+供託1000(大星) 放銃 大星

尚、副将戦の中途集計までやっちゃったので点数は再計算しませぬm(_ _)m







大阪 清水谷家


洋榎「466筒234567索3467萬か。567か678の三色変化欲しいなぁ」

恭子「今局は神代の手牌もゆるいですし、今の内ですね」

竜華「親は愚形で行くなら牽制リーチそろそろあるで?」

セーラ「愚形はせんやろー。花田はディフェンシブな打ち手やし、格上の神代の連続倍満和了り見たら愚形では曲げられへんわ」

泉「6筒ツモりましたねー」

洋榎「絹は引き弱いなー」


由子「4筒切って聴牌チャンス広げるといいのよー」

怜「せやろなー。ここでグッとワイドに取っといたら次巡でリーチいけるで」

恭子「ドラ1枚咬んでますし、ここは三色抜きでも断平獲れればよさそーや。断幺だけやとチトもったないですけど」

漫「んむ、絹ちゃん和了れそーです?」ムクッ

恭子「いけそーやで。5萬がベストやけど、さて」

セーラ「8萬ツモやな。6筒切って25萬両面の立直や」



  絹恵「リーチッ」チャラン

  煌(おっと、先を越されてしまいましたね。こちらも断幺で么九牌の持ち合わせがありませんが、ここは余剰の現物で)トン

  小蒔(聴牌しました。親がオリたなら追いかけます)タンッ

  小蒔「リーチ」

  絹恵「当たりやっ! 燕返し、立直一発断平ドラ1、12000!」

  −バリバリバリッ、ズズーン−

  煌・数「またっ!?」

  小蒔?「.....やってくれたのぅ」

  絹恵「は、はいぃぃ?」タラーリ



洋榎「よっしゃ、一発に燕返しまで付いて跳ねよったで〜♪」

泉「自分でもびっくりしてるんちゃいます? なんかキョドッてますよ」

怜「ちゃうちゃう、他の二人も何や面喰っとるで?」

恭子「これは来たかもしれませんね」

由子「さっきも来たって言ったじゃないのよー?」

竜華「そーや、それで連続で倍満和了られたんやないのー」

恭子「そーなんですけど、これがまた降りていらっしゃったようで.....」

セーラ「またかいな! 神様のバーゲンセールやなw」

漫「笑いごっちゃないですよ。絹ちゃんしんどい卓に入ってもーたなー」ズズッ



  小蒔?「リーチでごわす」チャラン

  数絵(ごわす? ええと、索子457が切れてますか....ひとまず安牌ですね)トン

  絹恵(こっちも一向聴。待ちも広いし、筒子通るやろ)トン

  煌(二向聴で親リーはベタオリですねー)トン

  小蒔?「まだまだ。勝つべくして勝つでごわす」トン

  数絵(さっきの連続倍満の時といい、人が変わってますね)トン


  絹恵(張った。3索行けそうやんな。下家2枚切っとるし、上家も1枚出しとる。ドラも絡まんなら通るやろ)トン

  小蒔?「ロンでごわす! 立直混一三暗刻中! 18000!」

  絹恵「い、いんぱち〜!?」ガックシ


恒子『神代選手、返す刀で愛宕選手に親っ跳ね直撃〜っ!!』

健夜『古役、萬緑叢中一点紅ですね。嵌3索地獄待ちにずっぽり嵌りました』



怜「かーっ、いやらしいわー」

泉「緑一色狙ってるのかと思いましたけど、發、早い内に切ってましたからね」

洋榎「どーせ取るなら花田から取れっちゅーねん!」

恭子「そー言えば、南浦の満貫親被りの後に倍満直撃当ててましたね」

由子「で、今度は跳ね直の後に親っ跳ね直撃よー」

セーラ「あ、やられたらやり返すみたいな?」

竜華「そう言われるとしょーもないなw 何はともあれ連荘や」

漫「何とか蹴っ飛ばしたいですね」







嵐山 渡月亭〜碧川閣


春「また起きた」ポリ

衣「またか?」

一「忙しないねぇ」

純「それ以前に起きるとか寝るとか理解できないっつーの」


衣「九面というのであろ? 順繰りに降りてきているとして、如何なる神々か?」

春「最初の倍満が玉祖命、二つ目が伊斯許理度賣命、今の親っ跳ねが手力男神だから残り六柱」ポリ

一「想像力を逞しくしないとついて行けないよね」アハハ

純「麻雀ってなんだっけ? ってカンジだな」

春「あ、和了られた」ポリ

衣「ドラ暗刻で満貫だな。また満貫親被りだぞ?」

春「布刀玉命」ポリ



  −シンッ−

  煌(空気が張り詰めましたー。すばらくないですねー)ヒヤヒヤ

  小蒔?「」ギラッ

  数絵(開眼.....迫力ありすぎです)モウイヤッ

  絹恵「えーから続けましょー」ムシムシッ

  数絵「はい。では一打目はこれを」トン

  絹恵「字牌避けとこーかいな」トン

  煌「なにとぞお手柔らかに」トン


  小蒔?「天など知らぬ、地も知らぬ あるのは今この瞬くとき。清一、一気通貫、平和、一盃口、16000」

  煌「どっひゃ〜! まっ、参りましたぁぁぁ」ガクッ


恒子『またも倍満〜っ!! 神代選手、ちぎっては投げちぎっては投げの大暴れかーっ!!』

健夜『ローカル役、人和ですねー。それも出来過ぎな牌姿でただただ驚くばかりです』



純「.......空いた口が塞がらないぜ」

一「で、またお目覚めなのかな?」

春「うん、起きた」ポリ

衣「ふぅ〜む、これは満月の夜に手合わせしてもなかなかのなかなかだなっ」ランラン

一「兎にも角にも、神代さんが起きてる局にしっかり得点して行かないとどうにもならないね」

純「お、親が七対子の一向聴だな」

衣「ふむ、どれを鳴いてもポン聴できる形だな」

春「ドラの5筒を暗刻ってるからポン聴の方が良さそう」ポリ

純「7萬は鳴きたくないけどな」

一「鳴いて嵌張とかしないよね。どっかの元部長さんじゃあるまいし」



  絹恵「ポンッ」トン

  煌「あらら、また私ですか。それでは」トン

  小蒔(7筒を鳴いて生牌の7萬切り。張ったのでしょうか?)トン

  数絵(頭が回りません。合わせで)トン

  絹恵「ツモッ! 断幺ドラ3、40付の親満4000allや」







鹿児島 石戸家


巴「九面の皆様って絶対、天岩戸の前で麻雀してましたよね」

霞「そうだとしたら麻雀のルーツが変わってしまうわねぇ」

初美「ローテ無視って、どうやって降りる順番決めてらっしゃるんでしょーかー?」

巴「数牌9枚伏せて場決めの風牌みたいにめくってるとか?」

霞「シュールねぇ」

初美「お、また降りてきましたよー」

霞「天宇受賣命さまだわ」

巴「紅一点ですね」



  小蒔?「景気よく参りましょー♪」トン

  数絵(ころころ替わられるせいで自分のペースがつかめない....)トン

  絹恵(また仕返しされたらたまらんし、流局上等、守備重視でいくでっ)トン

  煌(総合点的にはまだ何とか。ですが早目に北入してこのまま無事に済ませてしまいたいですね)トン

  小蒔?「それチー♪」トン

  数絵(123索。全帯、純全濃厚。満貫コースならドラ含みの純全三色。一通もありますが、どうでしょう)トン

  絹恵(親やし、今の手で近道は断幺やけど、とにかく守備やね)トン

  煌(すばらくないですが、ちょっと貯金使ってでも親流しますよ)トン


  小蒔?「それもチー♪」

  数絵(789索。三色やや減、一通やや増。混一清一も見えてきました。ここは索子絞りで)トン

  絹恵(あー、親流したいんは分かるけど花田はんそれはどーなんかなー。世知辛い世の中や)トン

  煌(清一だと痛いですし、後は自力で和了って貰いましょう。私や南浦さんが和了れるに越したことはないですけど)トン

  小蒔?「それカ〜ン♪」メクリー

  煌「あら〜!?」スバラッ

  数絵(新ドラ3索でドラ1ですか。4筒槓で役牌握っているのは明らかですから、単騎待ちでしょうね)トン

  絹恵(役牌ドラ1か。高くてドラドラのドラ単騎待ちやろ? 振り込まんですみそーやね)トン

  煌(あ〜酷い流れですね。安牌ないし。小細工を弄そうとしたのがそもそもの間違いでした。大外当たりませんように)トン


  小蒔?「それもカ〜ン♪」メクリー

  煌「ちょ、まっ!?」スバラーッ

  数絵(新ドラ8索でドラ2ですが、8萬槓では役ナシです。嶺上期待の槓を外したという事でしょうか)トン


初美「新ドラ1枚ずつ乗って、ドラの1筒待ちですねー」

巴「そろそろ終わりですね」

霞「決まったわね。海底自摸、一筒撈月」



西一局 親 花田 / 和了 愛宕12000 放銃 神代

西二局 親 神代 / 和了 神代18000 放銃 愛宕

西二局 一本場  / 和了 花田2100,4100

西三局 親 南浦 / 和了 神代16000 放銃 花田

西四局 親 愛宕 / 和了 愛宕4000all

西四局 一本場  / 和了 神代2100,4100


神代+41900/愛宕-4600/南浦-17700/花田-19600

雪中高士130600/ビッグウェンズデー112000/ダンデライオン100800/おこた麻雀友の会56600







福岡 新道寺女子学生寮


美子「五面斎! 対々發ドラ3の親っ跳ねばい」

仁美「政情不安にも程があろー」チューチュー

姫子「花田も大分削られよるし、こいば厳しかですかね」

哩「相手が相手やけん」モグモグ


姫子「干し芋好きですね」ホシイカモ...

哩「あげんよ」モグモグ

美子「寝っ転がって食べよったら豚になるばい」

仁美「馬乗りしろっちゅー誘いやね」

哩「ぶほっ、ち、ちが」

姫子「そいやったら早うゆーて下さいよー」ヨッコラショ

哩「ちょ、乗らんでよ////」


美子「姫は走り出したら止まらんよねーw」

姫子「はいどーはいどー♪」

哩「くらぁ」ユスランノヨッ

仁美「高校3歳牝馬やね」

哩「牝馬ゆーなっ!」

美子「ヒンバ× メスウマ○ じゃなかと?」

哩「をいぃぃぃ」

姫子「ムチ入れます?」

美・仁「あーねw」



恒子『副将戦終盤の北場ですが、北一局を南浦選手が久々に和了りまして、続く北二局、再び神代選手の連荘です』

健夜『南三以降の神代さんの和了りは古役やローカルの役満ばかりですね。ちょっと常軌を逸しています』


  小蒔?「ポンッ」

  数絵(白を鳴かれましたか。こうなると余りゆっくりはしていられません)トン

  小蒔?「ポンッ」

  数絵(客風も持って行かれた。河は万遍なく切られていますし、また対々和でしょうか)トン

  絹恵(ラス親前にいっぺんは和了っときたいんやけど、間に合わへんかも)トン


  煌(白、客風、ここから思い浮かぶのは風花雪月ですねー。15筒の暗刻が必要ならこの5筒は切れません)トン

  小蒔?「」トン

  数絵(索子混一聴牌ですが、立直、掛けてしまっていいのでしょうか。牽制より枷になりそうです......ヤミで)トン

  絹恵(ようやく一向聴や。他も煮詰まってきとるよーやし、親にはじっこは切れん。針穴に糸やなぁ)トン

  小蒔?「ポンッ」

  煌(飛ばされた上に止めてた5筒鳴かれましたっ)スバラクナイ!



哩「これは苦しいっちゃね」

姫子「マイナスは仕方なかですけど、トップはキープしときたかですね」ハイドーハイドー

哩「いい加減、降りんしゃいっ」ユスルナッ

姫子「いやどす」

美子「謎京都弁きたこれw」

仁美「うるさい牝馬め。こうかっ、こうかっ!?」ペシンッペシンッ

哩「ちょっ、尻叩かんでよ!////」


美子「仁美ちゃん。そこはスカートまくって直に行くとばい」

哩「美子ぉぉぉぉぉ!!」

仁美「な〜るほど ザ わ〜るど!」ペローン

哩「きゃあぁぁぁあぁぁぁ!!!/////」ジタバタッ

姫子「江崎先輩、それ以上いけない」ワタシノシリデス

仁美「お、おう」モドシー

哩「あ、あんたらぁ/////」ワナワナ



恒子『さぁ二人ずつ聴牌と一向聴。神代選手は19筒のシャボ、南浦選手は235索の三門張ですっ』

健夜『23索は花田選手、愛宕選手が抱えています。山にある5索をツモりたい所ですね』


  煌(ここで1筒! 絶対切れません。しかし完全な浮き.....頭落として引っ張り合いってトコですかねー?)スバラッ

  煌「勝負っ!」トン

  小蒔?「」トン


  数絵(最後の詰めで引きが弱いっ)トン

  絹恵(聴牌やけど、上家相手に索子切られへんし、しゃーない崩そ)トン

  煌(すばらっ! またまた1筒で張り直しましたっ。何よりも1筒2枚で風花雪月を潰せたのが大きいですねっ)

  煌(さて、と。たまには........たまには派手に行ってみましょうかっ!!)タンッ

  煌「リーチですっ!」チャラン



仁美「んお!?」

美子「次巡海底でリーチ!?」

哩「風花雪月を止めた勢いがあるけん、行けるかも知れんが....」

姫子「いっけー煌ーっ、そこたーいっ! 新道寺の力ば見せちゃらんねーっ!!」ユッサユッサ

哩「こ、こらぁ! ひっ、人の上で暴れんでよっ」イ、イキガッ

姫子「そのまま鼻差でゴールばいっ!!」ペシンペシンッ


哩「叩くなぁぁぁ!!/////」アフン

美子「海底来るっ!?」

仁美「政府転覆っ!?」

姫子「きっ、来たぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!」キャメルクラッチ!

哩「ふんぎぎぎぎっ」タップタップ!



  煌「ツモッ!! 立直一発海底自摸ドラ1ウラ1の一本場は3100、6100です!」スバラッ

  小蒔?「ふーむ、見事じゃ」

  煌「お褒めに預かり光栄です」スバラッ

  数絵(神代さんのノリについて行けなかったのが敗因な気がします....)ゲッソリ

  絹恵「つっかれるわ〜」グテー



姫子「先輩! 花田が、煌がやりましたっ♪」キャーキャー

哩「...........」ピクリトモシナイ

仁美「美子! 鶴田が、姫子が殺りよったと!」

美子「嫌な事件だったね....」

姫子「せん、ぱい?」ユサユサ

哩「..........」

チーン ガッショウ!



北一局 親 花田 / 和了 南浦2000,3900

北二局 親 神代 / 和了 神代6000all

北二局 一本場  / 和了 花田3100,6100

北三局 親 南浦 / 和了 愛宕2000,4000+供託1000(神代)

オーラス 親 愛宕 / 和了 南浦5200 放銃 花田


神代+48800/愛宕-6700/南浦-17700/花田-24400

雪中高士125800/ビッグウェンズデー118900/ダンデライオン100800/おこた麻雀友の会54500







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


絹恵「神代さんにAトップ決められてもーたわー」エヘヘ

宥「おつかれさま〜、頑張ったよ〜♪」

華菜「全員整列っ!!」

ザワ....ザワ.....

華菜「分かってると思うが、私ら54500点でダンラスだぞ」

シーン


華菜「片岡」

優希「な、なんだじょ?」

華菜「ここまで唯一のプラス収支、よくやった」ナデナデ

優希「えへ♪」

華菜「岡橋」

初瀬「はい」

華菜「初めての大舞台で最後までよく攻めた」ナデナデ

初瀬「っ....はい」


華菜「大星」

淡「.....」

華菜「仇はとってやる」ナデナデ

淡「! うん♪」

華菜「絹」

絹恵「はいはい」

華菜「まぁ神代弾けてたしな。後の事は任せとけ」カタポン

絹恵「頼んだで」


華菜「監督」

宥「はぁい」

華菜「し、出陣前にギュってして欲しかなーって////」

宥「いいよ〜」ギューッ

優希「が、がんばれイケダッ!」

淡「イケダッ、ぶっちぎってこーい!」

絹恵「いったれやイケダーッ!」

初瀬「頼みますっ、イケダッ.....サン」

宥「いけいけイケダーッ♪」

華菜「うるさいしっ//// まっ、大船に乗ったつもりで待ってな。そんじゃー華菜ちゃん行ってくるしっ!」



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数絵「不甲斐ない結果で済みません」

照「大丈夫、行ける」

憩「行けますよ〜ぅ」

憧「行けるんじゃないかな」

浩子「まちょと覚悟はしておけ」

莉子「まさしさだじゃないですか〜」ヤダー


照「それくらいのノリで、肩の力抜いてってこと」

浩子「3位やゆーても2位と18000差、トップと25000差ですし、射程圏内ですわ」

数絵「監督の妹さんがいますよ?」

照「楽勝」

浩子「ほう? 何か奥の手が?」

憩「姉妹にしか分からない攻略法なん?」ワクワク

莉子「どっ、どうすれば?」


照「咲は気が弱いから、鋭い目つきで睨んでおけば大人しくなる」エッヘン

憧「この体たらくw」

浩子「そんなことやろーとは思ってましたけどね」ヤレヤレ

憩「がっかりや〜♪」アハハ

照「え、ちょ、実践的でしょ?」

数絵「私たちはそーゆーのではなく、ちゃんとした麻雀で勝ちたいんです」

莉子「そうですよ〜」ムー

照「だよね」ゴメンネ

莉子「あ、それじゃ、そろそろ行きますね」


莉子「あ、それじゃ、そろそろ行きますね」

照「チャンスは来るから」

憧「またまた気休めを」

照「気休めじゃない。咲は原村和との対戦で必ず視野が狭くなる。だからそこを狙って。他は前に話した通り」

莉子「は、はいっ」

憩「きばってや」

浩子「あんじょう頼みます」

数絵「最後まで全力で行きましょう」

憧「莉子、みんながついてるからね!」

莉子「はいっ、行ってきますっ」ペコッ



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小蒔「お約束したトップに届きませんでしたっ」ペッコリン

咲「えっ、そんな、顔を上げてください」

智紀「僅差と言える範囲。問題ない」

玄「そーだよっ、50000点近く稼ぐなんてさすが小蒔ちゃん。私が頑張れてればトップだったもん」

友香「それは私もで〜ス。でも結果は結果、今は悔やむより咲を信じるで〜ス!」

咲「うん、きっと勝ってくるよ。だから神代さん、みんなも、応援お願いしますね」

豊音「そーそー。みんなのパワーを咲ちゃんに集めて優勝に導くんだよー」


玄「円陣!」

友香「Yeah!」

ガシリコ

豊音「このチームは最高で最強のドリームチームだよー。ドリームチームが最後につかみ取るのはちょーでっかい夢だよー」

友香「楽しいドリームのエンディングはいつだって最高の笑顔なんで〜ス!」

智紀「夢に攻略法はない。一番気持ちの強い人がそれを叶える」

玄「みんなの気持ちが輪っかになってつながった先に未来があるですのだ! ちなみに先と咲ちゃんを掛けてみたのですっ」

小蒔「えっと、えっと、わ、私はみなさんが大好きですっっ!!」フンガッ

咲「今日はきっと、みんながみんな、麻雀やってて良かったなって思える日になります。そうしてみせますっ!」


豊音「えいえいっ、おー!」

友・智・玄・小・咲「えいえいっ、お〜〜っっ!!!」

豊音「それじゃー咲ちゃん、頼んだよー」

友香「Good Luck!」

智紀「リラックス」

玄「気合だよっ」

小蒔「信じてますっ」

咲「はいっ、行ってきます!」



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煌「何とかトップだけは死守してまいりましたが、正直、力不足で申し訳ありません」

梢「お疲れ様でした。この決勝を戦い抜く上で、トップで大将戦へ繋ぐという点が最大の焦点でした。充分な成果ですよ」

和「そうですよ花田先輩。チームプランは守られました。後は私が最後の役割を果たすだけです」

透華「デジタルの神髄を見せつけてやることですわ」

和「はい」


灼「みんなで繋いできたこの流れに乗って行けば大丈夫」

和「そうですね」

尭深「原村さんて“のどっち”なんでしょ? 何も心配してないから」

和「知っていらっしゃったんですか?////」

灼「透華が自慢げに話してた」

透華「べっ、別に自慢げなどということはなくってよ/////」

煌「好きな娘のことを語る時のような調子でしたけど?」スバラー

透華「んなっ!? わっ、私が原村和を好きだなんてこと、あ、あ、有り得ま....////」パクパク

尭深「ツンデレおつ」

ドッ wwww

和「?」

梢「仲良きことは美しき哉ですね」フフッ


透華「は、原村和っ!////」ガシッ

和「はいっ」ビックリ

透華「貴女はこの私、龍門渕透華が認めた真のライバルッ! 無様な姿を晒すような真似は認めませんことよっ////」

和「は、はい。勿論、全力で当たらせて頂きます。例え相手が咲さんでも。いえ、咲さんだからこそ」

煌「青春ですねー♪」スバラッ

和「ではそろそろ」

梢「健闘を祈ります。原村さんの、そしてチームの力を存分に見せつけてきて下さい」

尭深「副将戦までに蒔かれた種、原村さんの手で実らせて」

灼「ファイト」

煌「すばらな結末が私たちを待っていること。信じていますよ」

和「はい」


透華「原村和、スカーフをお貸しなさい」

和「え、は、はい」シュルッ

透華「貴女の服とこのスカーフではアンバランスですわ。貴女のイグニッションキー、エトペンに巻いて差し上げましょう」スルスルッ

和「あ....かわいい////」エトペーン♪

透華「しっかりとおやりなさいな」

和「はい。それでは皆さん、行ってまいります」







長野 rooftop


えり『副将戦までの流れを駆け足でおさらいしてみましたが、大将戦、どうでしょうか?』

咏『ん〜、流れで見ると雪中高士は上手く試合を運んできたねぃ。ただ、大将戦単枠で捉えるなら宮永咲ちゃんイチオシ』

はやり『トップのバトンを受け取った時点で原村さんの切れ味は一層増して来ますっ☆ 先行逃げ切りに期待ですねっ☆』

良子『宮永さんはお姉さんにも勝るとも劣らないモンスターですから、問題ナッシングです』

靖子『予想は覆しませんが、上位の三つ巴に対する池田選手の力闘を期待します』



京太郎「うおーっ、ついに大トリかぁ。咲も和もプロの評価高いな〜」

久「ラストバトルに長野勢が3人なんて私たちには一足早いお年玉よね」

まこ「どんな展開になるか予想もつかんがのー」

美穂子「華菜は得点差の足枷があるので、厳しい戦いになりますけど、きっと良い試合になります」

京太郎「おっ、対局室に切り替わった」

まこ「もう席についとるのう。起家も決まったんか?」



恒子『お待たせ致しました。64チームが激闘を繰り広げた全国高等学校女子麻雀選手権もいよいよ決勝大将戦を迎えます』

恒子『今年最後の対局となるこの一番。既に場決め、親決めを終えて、各選手、開局の合図を待っています』

恒子『ついに最後ですね、小鍛治プロ』

健夜『とうとうここまで来ましたね。今はもうこの4人の選手に悔いのない戦いを期待するだけです』

恒子『そうですね。この決勝に勝ち進んだ4チームは、384名の、そして麻雀を愛する全ての人々の代表です』

健夜『そしてその4チームの中でもアンカーを任された4人なんですね』

恒子『はい。それでは決勝戦大将卓、この一年間を締めくくる対局者たちをご紹介したいと思います』

健夜『行きましょう。有終の美を飾るのは誰か。決勝戦、最後のカルテットですっ!』


ジャーン♪

恒子『ドン底に突き落とされるのはこれが初めてじゃない! ここから這い上がるのがライフワークだっ! 起家、池田華菜!』

ジャーン♪

恒子『ロジック!ロジック!ロジック! デジタルの申し子が激戦に終止符を打つか!? 黄金則のロジック! 南家、原村和!』

ジャーン♪

恒子『王牌っ! その不可侵領域に勝利の鍵を置いてきたっ! 今宵もまた嶺上に咲き誇れっ! 西家、宮永咲!』

ジャーン♪

恒子『インターハイの借りは返したっ! ヤミにそびえる聴牌ゲートは勝利の凱旋門だっ! 北家、安福莉子!』

健夜『それではお待ちかねっ。大将戦、開局ですっ!』



久「始まったわね」

美穂子「原村さん、早々に東を鳴いて来ました」

京太郎「咲はまた鳴かれたましたね。下家は9筒拾って789筒」

まこ「下家は中張牌を躊躇なく切り出しとるし、あ、1萬ポンしよった」

久「今の鳴きで周りに安福さんの純全狙いが知れたわね。ドラ9萬だし、ドラ含みの純全三色なら満貫手」

美穂子「こうなると宮永さんは浮いた7萬や膨れた9索を切れませんね」

京太郎「安福って娘は今西を落としたから全帯拒否で一向聴。速いっすねー」

まこ「ある程度決め打ちにしたのが図に当たった感じかのう」



  華菜(仕掛け早いな〜。こっちも東場は高い安いは気にせず手が伸びる方に打つつもりだったけど、いきなり厳しいし)トン

  和(上の三色なら、私のこの手牌はまだ戦えます)トン

  咲(6索と6筒から落として行こう)トン

  莉子(9索きた。聴牌だけど、二鳴きで出和了りはできないから、二枚切れの1筒はさよーなら。1索単騎待ち)トン

  華菜(1筒落としてきたってことはもう張ったか? 親だし粘りたいけど、とにかく中張落とし)トン


  和「チー」トン

  咲(うわわ、下家の純全意識してたら原村さんが真ん中で張ってる? 6索切れないと辛いけど他も安牌ないなぁ。2萬で)トン

  莉子(1筒! 裏目でしたぁ....)トン

  華菜(お? 上家裏目って一巡無駄にしてくれたしっ、發か中握って一向聴になればなんとか)トン

  和「ツモ、東のみ。300,500です」



恒子『最初の和了りは原村和選手! 対面、安福選手の純全三色をヒラリッ、ノミ手で躱しましたーっ』

健夜『コツコツと積み上げていく原村さんらしい和了りだと思いますよ』

恒子『その原村選手、膝に抱えたおなじみのエトピリカになりたかったペンギンをひと撫で。親番のサイを振ります』

健夜『チームカラーのスカーフが巻かれていて可愛いですね』


まこ「相も変わらずの落ち着きっぷりじゃあ」

京太郎「ほんと和は緊張とかしないっすよねー」

久「池田さんの親、流れちゃったわね」

美穂子「東発の親は水ものですから、切り替えて行って欲しいですね」







兵庫 椿野邸


  莉子「ツモ、平和一盃口。700,1300です」


恒子『今度は安福選手が獲りましたっ! まだ順位の変動はありませんが、段々と試合が動き出していくのを感じますねっ』

健夜『そうですね。エンジンのかかりに個人差はありますが、誰にとっても一局を無駄にできない戦いですよ』



美幸「莉子ってばいい感じかも〜♪」

澄子「前局も早々に満貫聴牌まで手を進めてましたし、調子良いのかもしれませんね」

美幸「こーなったらもー優勝しかないかも〜っ」

澄子「宮永さんが動き出す前に2位にはなっておきたいです」

美幸「それにしても〜」

澄子「どうかしましたか?」

美幸「上位3チームが三つ巴でトップに梢ちゃんのチームでしょ。2位チームに友香、3位チームに莉子って出来過ぎだわも〜♪」

澄子「劔谷高校麻雀部としては喜ばしい展開じゃないですか」



恒子『んーっ、宮永選手ここで南を暗槓にとったが、嶺上開花はない。切ってきます』

健夜『珍しく索子染め手の客風暗槓ですね。上家が白、対面が678筒を鳴いてますので、裏ドラリスクは原村さんだけです』

恒子『その原村選手、7索をツモって来ましたが.....あれ? オリましたか?』

健夜『ここで1筒切りは明らかにオリていますね』


美幸「123筒567索45799萬中中で7索ツモから1筒切りで、もーオリ?」

澄子「河に索子筒子が多い萬子待ちの局面ですから、この先聴牌してもあぶれる萬子が危険なのは確かですね」

美幸「ドラも3萬だったっけ。槓ドラは9索だから関係ないけど」



健夜『他家に萬子染めの気配がありますし、3萬ドラを考えると満貫や親っ跳ね辺りが怖いですからオリは妥当と思います』

恒子『なるほど。7索も下家の喰いタンに引っ掛かりますし、1筒切りが正着というわけですねー』

健夜『ですね。下家の安福さんは東一局でも鳴いていて、この東場は門前に拘らない前掛りの攻めですから、要警戒です』


  咲(原村さんノータイムでオリ。いつも通りブレてないなぁ)トン

  莉子(どこも染め手気配で確かにつらい。とにかく東場は他にペースをつかませないように攻めて行かないとですよね)トン

  華菜「ツモッ! 白ドラ3、2000,4000! 槓ドラ感謝だしっ」

  和「はい」シハライー

  咲「ううっ、持ってかれたよぅ」ムシラレー



美幸「あらら、最下位から満貫手が来ちゃったわも〜」

澄子「宮永さんが親被りで、だんだんと下がってきましたね」

美幸「でも〜、満貫以上の手って調子づかれそうで嫌なんだよねぇ」

澄子「確かにそうですね。とはいえ安福さんの最初の親番です。期待しましょう」

美幸「初親で一発、も〜レツな和了りを見せて欲しいわ〜」







奈良 新子家


恒子『東ラス、親安福、ドラは北。平和を付けたい親がここ2巡東を自摸切り』

健夜『456萬4588索567899筒ですから、8索頭で36索待ちに取ると上家の嵌6索待ち立直と被ります』

恒子『池田選手は宮永選手の立直に対してオリを選択しています。原村選手と共に6索2枚ずつ握っていますね』

健夜『原村さんは789萬234667索56筒南南ですから自摸次第で6索振り込みもあります』

恒子『南も池田選手と持ち持ちなんですよねー』

健夜『池田さんは降りているので、もう南は出ませんからね』



晴絵「おっ、4筒引いたかー」

穏乃「うわっ、一瞬の迷いもなく7索切りリーチッ!」

綾「振り込んじゃうかと思った〜」ホッ

未来「何で和了りやすい両面に取らないの?」

晴絵「宮永の河が筋の9索曲げってのが鼻についたかもな。私もあそこで6索は切りづらいと感じるし」

よし子「でも和了り牌全部上家に握られちゃってるから流局待ちだね」

凛「あ、親が聴牌まで行かない」

穏乃「南入、流れ一本場かー」

望「供託2本の一本場は和了りたいわねー」



  華菜(さーて、二度目の親番。今度は大事に行きたいよなっ)トン

  和(咲さんの普段と違う打ち方はおそらく様子見。南入して、そろそろ動き出しますか?)チラッ トン

  咲(下家の安福さん、前半戦は飛ばして来る感じみたいだし、早目に引き離したいな)トン

  莉子(このペースで行かれるのはつらいです。動くなら動いてっ)トン

  華菜(よしっ、7種24牌絶好の一向聴! 次巡立直で連荘が見えてきたしっ)トン

  和(上家、手が早そうですね)トン


  咲「カン」チャッ

  華菜「にゃっ!?」

  咲「ツモ、嶺上開花。500,1000の一本付です」


恒子『宮永選手、本日一度目の嶺上開花は距離感を探るために放たれたジャブの様な一打っ!』

健夜『場供託と積み棒で安手ながら4300の和了りは美味しいですね』



  莉子(来た。監督が言ってたウォーミングアップだよね。生牌の筒子と客風を抱え込んだ手作りをしないと)ジャラジャラ

  華菜(動き出すついでに人の親流してったってか? いい根性だしっ)ジャラジャラ

  和「親番、南二0本場、入ります」カチッ カラカラッ

  咲(和ちゃん、私が嶺上和了ってもほとんど反応無かった。もうデジタル感覚に入りきる頃なのかな)チャッ

  莉子(筒子が上下の辺塔子。これ落とせないのは相当重いです。誰か切り込み隊長やって欲しい)チャッ

  華菜(悪くないじゃん。456か567萬の一盃口見えてるし、楽に断幺なら門前で立直したい手だな)チャッ

  和(咲さん。過去の例から見てもここは連続和了有り得ます。阻止するには先ずスピード)チョンチョン



望「西家以外は平和形に持って行くのが速い配牌だね」

晴絵「宮永が槓材持つ前に親リーで牽制したいね」

穏乃「頑張れ和っ!」

凛「相変わらず速いっ、この調子なら行けるかも?」

桜子「二向聴から無駄ヅモなしで一向聴っ!!」

未来「宮永さんまだ槓材入らないよー。このまま抜け出せーっ!」



  和「リーチ」チャラン

  咲(足止め立直? どうしよう対子止まりでどこも槓できないよ)トン

  莉子(この局、和了りは無理。とにかく監督の指示通り抱え込むしかない)トン

  華菜(親リーか。でも、まっ、勝負に行かなきゃならない時ってのは来るもんだしっ、ここはオリで勢いを殺したくないっ!)トン

  咲「ポン」



恒子『池田選手、見えていた三色を捨てて4筒切りっ! それをすかさず宮永選手が鳴いてきたぞっ!』

健夜『456の三色を捨てた池田選手ですが、24667索の受けの広さを残して親リーに挑んできましたね』

恒子『宮永選手4筒を明刻にしたが、安福選手が最後の1枚を抱えていて槓には繋がらないっ』

恒子『こうなると原村、池田のロックアップ状態かっ! 池田のツモは7索で2索を河に流すっ』

健夜『456萬のドラドラ一盃口を抱えて七対子の一向聴ですね。まだ変化しますが、時間があるかどうか』


恒子『さぁ最後方から池田が来るっ、先行する三頭の馬群を遠く見据えていた池田がギャロップで追い上げて来るっ!!』

健夜『5索入って二盃口のある立直です!』

恒子『池田が駆け上がってきた! 馬ごみに鼻面を入れてくる! 馬群を割るか!? 割ったか!? 宮永のツモは− 

健夜『5索! 立直前2索の筋っ、和了りに行く打牌はオリを選択できませんっ』

恒子『宮永切った! 大外から駆け上がってくる池田の馬蹄に気付かないままに、当たり牌から今、指が離れるーっっ!!』



  華菜「ロンッ! 立直一発断平二盃口ドラドラ」メクリー「よし来たっ、ウラウラの24000だしっ!!」

  咲「あうっ、は、はい」シハライー

  華菜「今日はキッチリ県大会のリベンジをさせて貰うからなー」ムシリー

  咲「ううっ、おっきいの当てられちゃったよ」シクシク


恒子『宮永失速ーーっ!! ここは池田選手が堂々、三倍満で差し切りましたっ!!』

健夜『三色を捨てた辺りからの流れは力強かったですね。宮永さんも安牌があればオリていたと思いますが』

恒子『その辺りも含めて、色々と池田選手に味方するものがあったんでしょうねー』



晴絵「いいねー。これで雪中高士が単独トップだ」

桜子「センセーのどちゃんヒイキだー!」

晴絵「そりゃ灼のチームだしね! 私はもう雪中高士の応援一本で行くよ」

望「じゃー私は憧のいるダンデライオンを応援するわ」

ひな「くろちゃーチーム応援する人ー」キョシュシテー

綾・桜・凛「はーい♪」

よし子「じゃー私たちは宥さんチームね」

未・春「おー!」


晴絵「穏乃はどーすんだ?」

穏乃「私は器が大きいですから、全員応援しますよっ!」ドヤァァ

晴絵「それって優柔不断とも言わないかw?」

穏乃「ぐはぁ! だったら望さんと一緒に憧のチーム! 莉子ちゃんを応援しますよっ!」

望「よしよし、こっちおいで〜♪」

穏乃「はい〜」



東一局 親 池田 / 和了 原村300,500

東二局 親 原村 / 和了 安福700,1300

東三局 親 宮永 / 和了 池田2000,4000

東四局 親 安福 / 流局 原村・宮永+1500 

南一局 親 池田 / 和了 宮永600,1100+場供託2000(原村・宮永) ※流れ一本場

南二局 親 原村 / 和了 池田24000+供託1000(原村) 放銃 宮永


池田+29200/安福-1700/原村-3300/宮永-24200

雪中高士122500/ダンデライオン99100/ビッグウェンズデー94700/おこた麻雀友の会83700








鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


智紀「何やってるの宮永さん......」ガビーン

友香「5索、見えてなかったでスかー?」

豊音「ここで原村さんのチームだけ抜けた形はまずいよー。のどっちに翼を与えたようなものだよー」

玄「ど、ど、ど、どーなっちゃうのかなっ!?」

小蒔「大丈夫ですっ! 先頭集団とラスの構図が逆さまになっただけです。宮永さんならひっくり返せる点差ですっ」ムフー

智紀「確かに、今の一発で目を覚ましてくれれば問題ないけど」

友香「連荘の無い早い流れでスから、モタモタしてたら逃げられちゃうで〜ス」

玄「親番っ、安手の早和了りで一息つきたいねっ」フン゙ン゙ー


小蒔「皆さんっ、私たちのやるべきことは一つです! 勝利を信じてエールを送りましょう!」

豊音「そ、そーだったよー。咲ちゃんがんばれーっ!」

友香「もう一度嶺上開花で〜♪」


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優・淡「いぇ〜いっ!!」ハイタッチー

絹恵「また見事にウラが乗ってくれたもんやなぁ」

宥「今のタイミング。多分、前局から宮永さんは前掛りになろうとした所だと思うから、ドンピシャだったと思うの」

初瀬「前に出るとっかかりを潰せたんだとしたら、ここから畳み掛けたいですね」

優希「いーぞーイケダッ! のどちゃんの親リー相手によく勝負を捨てなかったじぇ!」

淡「勝って帰ってきたら池田さんって呼んであげてもいいっ!」

絹恵「トップと40000差切りましたから、優勝争いに置いてかれる事はなくなった感じですね」

宥「華菜ちゃんは粘り強いし、貪欲だから、ここからどんどん昇って行ってくれるよ〜」

初瀬「後は後方集団との差が開いた原村和の逃げ切り阻止がカギですね」

優・淡「じゃんじゃんかっぱげ! イケダーッ!」



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照「咲、油断しすぎ。これはチャンスになる」

憩「莉子ちゃんの抱え込みがサポートになった和了りや〜」

数絵「次は自分の和了りに繋げて欲しいですね」

浩子「このまま池田さんが矢面に立ってくれるんやったら、潜りやすくはなりますよ」

憧「和も和了れてないし、テンポつかまれる前に引き摺り落としちゃいたいよね」

照「うん。和了れてないとは言っても毎回手作りは速い。正直、対原村和は咲任せでいいと思ったけど、そうも行かないな」

憩「現場にいるんやし、その辺は肌で感じてるぅ思いますよ〜」

浩子「後はどう点を取って行くかですけど」

数絵「とにかくこの三倍満で試合の流れに変化は出ますから、乗り遅れないようにして欲しいですね」

憧「まっ、相手が誰とかは今更だし、周囲の当たりは跳ね退けて自分の麻雀打つしかないわよ。頑張れ、莉子っ!」



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透華「和了れませんわね」

灼「その割には悪くない展開」

尭深「5000程度だった2位との差が20000以上開いたのは大きい」

梢「ここから小刻みに和了って行ければ文句なしですが、池田さんの攻勢、宮永さんの息の吹き返しも有るでしょうし....」

煌「それに収支的には大人し目の安福さんも動き出すでしょう。ですがっ!」

灼「なに?」


煌「原村さんは休まない、手を抜かない、妥協しない。それこそが彼女のモットーです」スバラッ

透華「その通りですわ。のどっちにとって、得意の和了りを披露する事など埒外ですの。どんな形であっても和了る」

透華「たった一巡でも先んじて和了る。その為には和了までの工程をきっちり設計する。予定に無い無駄な打牌をしない」

透華「何の為に切るのか? 何故今鳴くのか? はっきりと意味を持たせて牌を鳴らす。それが彼女の勝利への意思表示です」

灼「わーお、語るね」スキスギ

煌「L.O.V.E. ラブですね」スバラッ

尭深「ラブ ラブ ラブ ずっきゅん♪」

透華「茶化さないで下さいます!?/////」

梢「透華さんのお言葉通りですね。それがあるからこそ、ここまでアンカーとしての役目を何ら遜色なく果たして来られたのでしょう」







岩手 臼沢家


胡桃「だあああっ、三倍満は痛いよ〜!」

エイスリン「ピンチ ハ チャンス!?」

塞「豊音ってば宮永さんのこと信頼しきってたから今頃カタカタしてるかもねぇ」

白望「まだ行けるでしょ」

胡桃「とにかくこの親でっ、て! KYさんのKYリーチ来ちゃったしっ!」

エイスリン「クウキ ハ ヨマナイモノッ」


塞「うわ〜、この五門張は正義だわ〜」

白望「147萬69筒待ちはちょっと読み切れないね」

胡桃「振り込まなければどうという事はないっ!」

エイスリン「イッパツアルヨー」

塞「おおっ、みんなギリで避けてる! 素直にオリればいいのに」スゴイッ

白望「あー、でも倒すね、これ」



  和「ツモ、立直一発断幺ドラなし、ウラ1。30付4飜は2000,3900」

  華菜「くっそ、また離されたしっ」シハライー

  莉子(今のはそんなに早くなかったのに抜き切れなかった)チャラン

  咲「和ちゃん強いなぁ...はは...は..」チャラン

  和「........」ジーッ

  咲「ぇぅ、な、なに?」

  和「いえ、なにも」プイッ

  咲(!? ぷいってされた? うう、頑張らないとっ!)

  莉子(宮永さん、やっぱり原村さんをすごく意識してる。チャンス来るかも....)



塞「さてさて南ラスだね。前半戦はこれで終わりだ」

エイスリン「ココマデ レンチャンナシッ」

胡桃「原村さん、2位と30000差になったし、次の親辺りでサクサク連荘して来るかもよ」

白望「ん〜、確かにもう牌効率より棒聴で様子見しながら逃げてく感じでいいかもね」

胡桃「とにかく宮永さんにドバーッと点とって貰わないとさー」

塞「だねぇ。準決勝までと違って、もう2位に価値はないもんねー」

エイスリン「ユウショウ シテホシイッ」カキカキッ バッ


胡桃「そーそー、祝勝会したいもんねー」

塞「うんうん」

白望「あ....」


恒子『南ラス、ここまで宮永選手の河に筒子が見当たりませんっ、手牌はまだ自風を残して混一ですが攻めの打牌が続きますっ』

健夜『こう押し出されると他の選手も辛い所ですが、優勝するにはこうした勝負手を躱したり、潰したりする必要がありますよ』

恒子『さぁ鎬の削り合いっ、池田選手、2筒に掛けた指を外して白の暗刻落としですっ、対面のプレッシャーが効いているっ』



  和(序盤、咲さん以外が切った筒子を手掛かりに通して行きましょう)トン

  咲(和ちゃん.....。でも、立直まで行ければ手は止まるよねっ)タンッ

  莉子(これちょっと違う。監督は宮永さんの視野が狭くなるって言ってたけど、これチャンスかも。2筒通って!)トン

  華菜(おまっ! 1巡早く切り込んでくれてれば白落とさずに済んだしっ! 泣けてくるしっ!)トン

  和(このワイドな一向聴なら次巡、先制リーチ行けますっ)タンッ

  咲(追いつかれた!? でももう勝負しかないよ。自風の対子を落とすっ)タンッ


  莉子(安牌。1巡生き延びた。ツモ切りしたらヤミ聴疑われるけど、次巡はオリるからっ! そ〜っと、そ〜っとね)トン

  華菜(んん? ツモ切りかよ。張ってんのか? まーこっちは最後の白切るだけだしっ)トン

  和(来ました。咲さん、お先です)タンッ

  和「リー

  莉子「ロンッ!」パララッ

  和「え?」

  莉子「燕返し三暗刻。60符3飜は11600です」



恒子『ヤミから直撃ーっっ!! 出場最ピンピンロクで一気に差が縮まったぞーっ!!』

健夜『少し意識が宮永さんの方に流れ過ぎていたように思いますね。その隙を突かれた感じだと思います』

恒子『デジタルの化身、原村和に隙が生じたーっ! 和了した安福選手は大将戦初の連荘! これは面白くなってきました!』


エイスリン「ワーオ!」

塞「ビックリだわ」

胡桃「キタコレ」


白望「原村さんが5桁の振り込みって初めてじゃない?」

塞「インハイでも姫松に3900の振り込みだけだったかな。他の公式戦牌譜にも5桁はなかったと思う」

胡桃「うがーっ、今度は上位下位2チームの図式になっちゃったじゃん!」

白望「ざっとみて1・2位と3・4位がそれぞれ10000差、2・3位の間に20000差って感じ?」

エイスリン「ツギッ ツギアガルッ」

塞「マジで和了ってくれないとな〜。宮永さんもたつきすぎだよねぇ」







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


友香「莉子がやったで〜ス♪」ブラボー

智紀「いやいやいや、宮永さん寝てるんじゃないの!?」

豊音「だ、大丈夫だよねー?」

小蒔「大丈夫ですっ!」フンガッ

玄「まだまだこれからですのだっ!」

智紀「トップが下りてきたのはいいけど、宮永さん南一しか和了ってない....」

友香「でも他家も和了数は2回ずつでース。次は咲の番で決まりで〜ス」

豊音「そろそろ2度目の嶺上開花が見たいよ〜」

玄「次は大きいのがいいですねっ」



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照「え?」

憩「そっちw」

浩子「うまいわ〜w」

憧「この直取りはパーフェクトでしょ! やっるぅ〜♪」

数絵「監督、驚きすぎですw」


照「びっくりした。まさか原村さんに直撃するとは.....いや、流れ的に来るなとは思ったけど、最前の予想にはなかったから」

数絵「妹さんが意識するのと同じで、原村さんの方も視野が狭まっていたんでしょう」

憩「これでまた一歩おみたまプリンに近づきましたよ〜ぅ♪」

憧「それ、期待してたんですかっw?」

照「プリンは女子高生の正義。莉子の和了りもプリンの魔力にちがいない」

浩子「そこは本人の地力を認めてあげませんと」


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灼「やられた」

煌「今のはちょっと痛かったですね」スバラクナイ

梢「とは言えトップはキープしていますし、原村さんなら同じ過ちは繰り返さないでしょう」

透華「当然ですわっ、これ以上の失態は私が許しませんっ」

尭深「心配ありません。のどっちはこんなものじゃないです」

梢「これは決勝戦ですから、思うに任せぬ展開はあって当然の事です。最後まで見守りましょう」

煌「ですねっ」スバラッ

灼「チャンスは順繰りに来る。着実にモノにしていけば...」


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絹恵「これで今度はトップと40000差切りましたね」

淡「ナイス援護射撃っ!」

優希「連荘シャットアウトして親番ゲットだじぇ!」

宥「うん。また差を詰めて行くタイミングだね。華菜ちゃん頑張れ〜」

初瀬「そろそろ3位は捕まえたいですもんね」

絹恵「お? お? ツモが受けにポンポン嵌ってるやん」

淡「きたぜ、ぬるりとっ!」

優希「ずっぽしずっぽし!」


宥「あ、嵌7索鳴いた。喰い断でとにかく親を取りに行ってるね」

初瀬「あーっ、でも原村さんが三門張でリーチ来ますよっ」

絹恵「うわちゃ、いらんことしよってからに! もぐらの手招きあっちへおいでやでっ」

淡「嵌4萬来いっ!」

優希「ずっぽし来いっ!」

初瀬「1索!! それ切っちゃダメッ!」


絹・淡・優「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

宥「振り込んじゃったかぁ。んー、でも勝負に行ったんだし、今の迷いのない切り方は良かったよ〜」

淡「-2300なら軽傷か」

優希「次につながればいいじぇ」

絹恵「確かに、今の流れならうちも振り込んでたやろしなぁ」

初瀬「ここから西入で後半戦ですし、気持ちの切り替えにはいいタイミングですよ」



南三局 親 宮永 / 和了 原村2000,3900

南四局 親 安福 / 和了 安福11600 放銃 原村

南四局 一本場  / 和了 原村2300 放銃 池田


池田+24900/安福+7900/原村-4700/宮永-28100

雪中高士121100/ダンデライオン108700/ビッグウェンズデー90800/おこた麻雀友の会79400






今週はここまで〜、ではまた〜





都下 白糸台学生寮


えり『はい。前半戦が終わって西入前の一息ですが、ここまでご覧になって如何でしたでしょうか皆さん』

良子『一言でいうなら、おい、宮永。ですね』シゴトシロト

咏『間違いないねぃ』

えり『wwwwww き、厳しいお言葉を頂戴しました。ですが宮永選手、気にせず頑張って下さいね。瑞原プロ、どうでしたか?』

はやり『どの選手も素晴らしいですねっ☆ 特に安福選手の今大会中の成長振りには目を見張るものがあると思いますっ☆』

えり『確かに、安福選手から原村選手への直撃はハッとする和了りでした。藤田プロはどうご覧になられましたか?』

靖子『個人的に期待していた池田選手が、満貫、三倍満と駆け上がって来てくれたのは嬉しいですね』

靖子『ただ、後半は優勝予想に挙げた事もありますので、原村選手のより一層の活躍に期待したいと思います』



菫「おい、宮永。と来たもんだ」

誠子「そんなこと言われてもあの卓で妹さんが伸び伸び打たせて貰えるわけなんてないんですけどね」

菫「もっともだ。夏、秋と注目株だった彼女へのマークが厳しくなるのは当然のことさ」

誠子「それにしてもこの姉妹、似てますね」
菫「それにしてもこの姉妹、似てないな」

誠・菫「.........」カオミアワセー&ガメンミカエシー

誠子「似てますよね」
菫「似てないよな」


誠子「似てるじゃないですかっ」

菫「どこがだよっ、言われなきゃわからないだろう」

誠子「いやいや、目鼻立ちとかそっくりですよ」

菫「そうかぁ? 似てると言ったら前髪の変な癖となだらかな胸くらいなもんだろう」

誠子「うわぁ.....言いつけてやろっと」

菫「おい、待て」

誠子「無理です。今のはひどい」


菫「待って下さいお願いします」

誠子「敬語とかやめて下さい」

菫「何怒ってるんだよ、些細な事だろっ」

誠子「持てる者にはそうなんでしょうけどねっ」プイッ

菫「わ、わかった取り消すから。私が悪かった」スマン

誠子「....二度目はないですよ?」

菫「お、おう」ホッ ユルサレタ



恒子『後半戦の皮切りとなる西一局。序盤中盤ときて全体的に手が重い展開となっていますが』

健夜『序盤速かった安福さんは場風の対子を割って平和を付けに行った辺りからツモが悪くなりましたね』

恒子『原村選手もこの局は縦なのか横なのか判然としない流れの中で結果刻子、順子半々の手なんですねー』

健夜『池田さんは一向聴ながら89萬の辺張待ちになりそうですから、地獄待ちになります』

恒子『原村選手が7萬と中を暗刻ってますからねー。さぁ13巡目から14巡目へ、この終盤に和了への道は残されているのか?』



  華菜(やっと張ったし。とは言ってもここから生牌の辺7萬でリーチはドツボってこともある)トン

  和(中ですか。巡目、足りそうにありませんが.....なら、迷っている暇はないですね)パタッ

  和「槓」メクリー&ツモッ(7899筒の聴牌ですか。少し窮屈です)トン

  咲(和ちゃんが槓なんてめずらしい。こっちは二向聴。巡目が足りないだろうし、今回は諦めるしかないよ)トン

  莉子(せっかく落としたのにまた北。先にはじっこ落として、張り替えの断平三色にしよう)トン

  華菜(つかお前が槓するのかよっ、中の槓ってことは嶺上牌でのツモ稼ぎだろ? 運が良ければ今は張ってるのか)トン

  和(このツモ....そう来ましたか)


  和「槓」メクリー&ツモッ

  華菜「にゃっ!?(7萬まで槓するとかなんなんだよっ、終わったし!)」

  咲(和ちゃんがふたつも槓するのなんて初めて見たよ。なんだか、なんだか責められてるみたい....なのかな)トン


菫「池田は終わったか。7萬槓でがっちり閂が掛かったな」

誠子「今の嶺上牌で単騎に張り直して、こうなると原村の和了りですね」

菫「まあ対面が振り込むな」



  莉子(張った。断平三色ドラドラ。槓ドラもう1枚乗ってくれたら跳ねたのに)トン

  和「ロンです。90符2飜、5800です」

  莉子「あ....はい(嶺上牌で張り替えたの見てたけど、最後の北引いてのかぁ....)」







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


豊音「また原村さんの和了りだよー」

智紀「おい、宮永起きろ」

玄「まぁまぁ。 だ、大丈夫だよねっ!?」

小蒔「はいっ!」

友香「起きるどころか寝たでスよ?」



  咲「すみません。ちょっと」

  華菜「ん?」

  和「?」

  莉子(シート倒して深呼吸?)

  咲「ふぅ....」ムクッ カチャカチャ

  和(高さ合わせ? 随分高くしているようですが...)

  咲「ん、丁度いいかな。お待たせしました。和ちゃん、親番進めて」

  和「え、ええ」ポチッ カラカラッ



豊音「な、なんだったのかなー?」

玄「深呼吸は分かるけど」

友香「足ぶらぶらさせてま〜ス」

智紀「! これは....」

小蒔「知っているのですか智紀さん?」

智紀「いえ、もう少し様子を見ないと」



  咲(いい感じ。この感じだよ。和ちゃんのエトペン、池田さんのにゃーの雄叫び、それとおんなじ)

  咲(さすがに真冬じゃ裸足にはなれないけど、これが私のイグニッションキーだったよ)ブラブラ


恒子『宮永選手、気分転換を終えた感じでしょうか。ローファーの踵と手牌を同時に鳴らして第一ツモは5筒っ』

健夜『ここまでなかなか和了れずに来ていますから、変化を付けて行きたいですね』



玄「牌姿、いいよね」

豊音「咲ちゃん筒子、安福さん索子、池田さん萬子、原村さん3色で綺麗に割れてる感じだよ〜」

智紀「安福さん、時折筒子の抱え込みしてくるから、流れ込まなければ良いけれど」

友香「1筒処理されちゃってま〜ス」

小蒔「中膨れの7889から9筒落とし」

玄「断幺付けるの?」

智紀「素直に筒子抱え込みでいい気もするけど」


豊音「9筒も1枚切れてるし、槓できる牌を残してるんじゃないかなー」

玄「8筒っ!」

友香「56筒対子ってきて断幺一盃を嶺上で和了るカンジでス?」

智紀「!?」

豊音「234鳴いたよ? ドラ3筒拾ったってことー?」

小蒔「ドラ表示になってる2筒はどこかで落とすか頭候補かと思いましたけど、違いましたね」

玄「マークがあるから全部が全部上手くはいかないもんっ、大丈夫、咲ちゃんはちゃんと考えてますっ」タブンッ



  華菜(鳴くのかよ。ドラ拾うなんてお前のスタイルじゃないだろ。ツモ変えて、そこに何か見えてんのか?)トン

  和(筒子自体危険には違いないですが、まさか鳴かれるとは思いませんでしたね)トン

  咲(6筒これで刻子)トン

  莉子(!? 老頭牌諦める流れで5筒出るんですか? え? せっかく5筒握り込んでたのに意味ない)トン


恒子『えっと、これは?』

健夜『受け皿、でしょうか。済みません、ちょっと解説不能です。234明刻、5666778888で振聴の469待ちですね』

恒子『いやー、オカルトって良く解りませんけど、これって多分8筒が発火点で何か起きるんでしょうね?』

健夜『槓から、という事でしたら宮永さんの本当の待ちは7筒になります』



智紀「7筒って言ったって何で5筒切るのかは意味不明なまま」

小蒔「下家、5筒切って一向聴です」

友香「対面もさっきから一向てーん♪」

玄「原村さん、下の高目三色揃えてきました」

豊音「ツモ2連続で外れだよ〜」

小蒔「下家、ヤミで混一聴牌です」

玄「わかった受け皿だよっ」

智紀「それは小鍛治プロも言ってたけど」

玄「8筒が槓材で揃っちゃってるから7筒を

小蒔「7筒来ましたっ!!!」

友香「行っくでースっ! 咲ーーっ!!!」



恒子『宮永選手、本当の待ちである所の7筒をつかんだという事なのかっ!? 7筒を収めた指が右に流れるっ』

健夜『これは倒して来ますよ』

恒子『さぁ、始まったか!? 宮永選手、牌を晒して槓の発声っ! そして槓から槓へ、嶺から嶺へっ! 王牌を駆けるっ!!』

健夜『みっつ全てが繋がって行きます』

恒子『神算鬼謀の神の手から紡ぎ出される一計は、ひとたび火が点けば消し止める術もない、さながら連槓の計だっっ!!!』

恒子『他家はただただ見守るばかりっ! 槓ドラがめくられて行く様は山火事が燃え広がって行くかのように映りますっ!!』

恒子『燃えているっ! 山が燃えているぞっ! 灰が舞い、牌が舞うその頂きからつかみ出された最後の一牌は−

健夜『やっぱり5筒っ!!』


  咲「嶺上開花 − 清一、断幺、三暗刻三槓子、ドラ1。 6000,12000です」


恒子『嶺 上 開 花ーーっっ!!! 自ら手放したはずのっ、河に葬られたはずの5筒は王牌の中に芽吹いていた〜っ!!!』

健夜『宮永選手に対して誰もが期待していた和了りがようやく花開きましたね。素晴らしかったです』パチパチパチ



玄「ほらねーーっ♪♪♪」

友香「花満開で〜っ♪」

豊音「ううっ、咲ちゃ〜ん、ありがと〜。ちょーうれしいよ〜」ジワッ

智紀「7筒の受け皿に5筒切って5筒の自摸和了りとか信じられない。でもやっと来た。原村さんが親被りのナイスな三倍満」

小蒔「はいっ、信じていましたっ!」フンスッ

友香「一気に原点越えて2位っ! しかもトップと100点差で〜っ!」

豊音「このまま並んで走れるかな〜? そっ、それとも、抜き去っちゃうかな〜♪」ワクワク

玄「抜き去っちゃいましょーっ!」



西一局 親 池田 / 和了 原村5800 放銃 安福

西二局 親 原村 / 和了 宮永6000,12000


池田+18900/安福-3900/宮永-4100/原村-10900

雪中高士114900/ビッグウェンズデー114800/ダンデライオン96900/おこた麻雀友の会73400







長野 rooftop


京太郎「今回は厳しいのかなーって思ってましたけど、やっぱり咲だなぁ」

久「まぁね〜。でも僅差まで詰め寄ったここからが本当の勝負よ」

まこ「んなこと言っても口元がにやけとるわ」

美穂子「宮永さんらしい、思いもつかない和了りでしたから」フフッ

久「あー//// なんか喉乾いちゃったわね。まこ、ワインもう一杯くれない?」

美穂子「いけません」

まこ「ドクターストップじゃあ出せんわのう」

久「ケチ〜、じゃあコーヒーでいいわ。お願い」



恒子『さぁ西三局、親番の宮永選手は勢いに乗ってトップに躍り出たい所ですが、今局はどうでしょうかっ』

健夜『作戦、という事だと思いますが、安福さんから厳しいマークが入っていますね』

恒子『ん? 安福選手の手は和了からは随分遠いと思いますけど?』

健夜『団体戦ではたまに見られますが、半ば和了りを捨てて宮永さんの連荘を止めに行っています』

恒子『あ、鳴きましたね』



  咲(飛ばされちゃった。手は悪くないけど、和ちゃんより先に和了らないと意味ないよ)

  莉子(とにかく宮永さんに連続和了させちゃダメなんだから、ここは池田さんか原村さんの和了りでいいよね)トン

  華菜(幺九牌バンバン切ってて9索鳴くとか意味わからないし。おっ、このツモ、追い風来たか?)トン

  和(対面さん、雑なだけではないと思いましたけど、咲さんの和了りを恐れてるのでしょうか?)トン

  莉子「ポン」

  咲(うう、対子ふたつも落として対々和とかないよね? 何でそんなことするの? ツモらせてよ〜)グッスン



まこ「僅差2位の親番とはいえ、こうまでムキに阻止しに来るとはの〜」

久「お姉さん程ではないにしても、咲も連続でトントンって和了るところ確かにあるものね」

美穂子「照さんの指示なのでしょう」

京太郎「くそー、ツモれないんじゃどうしようもないよな〜」

久「そうこうしている内に池田さん聴牌ね」

美穂子「ここは立直ですね」



  華菜「リーチだしっ」チャラン

  和(先を越されましたか。萬子の混一だと思いますが)トン

  咲(もう完全な出遅れだよ。これじゃ追いつけっこないよ)トン

  莉子(さすがに振り込むわけには行かないから、対子残してベタおりです)トン

  華菜(一発はナシか)トン

  和(危険牌つかんでしまいました。ここまでてすね)トン

  咲(ふぅ、仕方ないよね。今局が全てじゃないし、親番は勿体ないけど、もう一度ゼロから仕切り直そう)トン

  莉子(あ、宮永さんもオリたみたい。一先ず作戦は成功です)トン

  華菜「ツモッ! リーヅモ混一通、3000,6000だしっ」



久「やるわね、ドラなしの跳ね満以上って気分いいのよね〜♪」

美穂子「はい。トップとの差も25000程に縮まりました」

京太郎「優希のチーム、これで本格的に優勝争いに絡んで来れますね」

まこ「ふむ、大将卓だけで見れば池田さんの圧勝じゃあ」

美穂子「それでも華菜は、団体戦の借りは団体戦で、と考えていると思いますよ」フフッ

久「っと、CMの間にトイレ借りるわね」スクッ

京太郎「あ、俺も済ませておこっ」


久「え、じゃあ須賀君からお先にどうぞ」

京太郎「いえいえここはレディーファーストで」

久「あのねぇ須賀君///// トイレのレディーファーストとか有り得ないからね?」バカッ

京太郎「え? そーなんですか?」キョトン

まこ「もめとらんで、久は2階の家のトイレ使えばえーじゃろ」

美穂子「CM明けてしまいますよ」

久「そ、そうだったわね」スタスタッ







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


照「和了りを捨てては言い過ぎたかと思ったけど。咲に気持ちの余裕がある連荘を取らせずに済んだ」

浩子「まぁ和了るな言われたら凹みもしますけど、キッチリ仕事出来たんなら返って自信にもなりますし」

憧「莉子は素直だから、やれって言われればそりゃやるでしょ」

憩「その反動なんか知らんけど、今局の牌姿はなかなかのご褒美になってますよ〜ぅ♪」

数絵「端膨れは何とかしたいですけど、混一なら早そうですね」



恒子『後半戦、ここまでは前半戦の立ち上がりと違って大きな点数変動が見られます。しかしながら依然トップは原村選手』

健夜『南二、池田選手の三倍満から大きなうねりを見せ始めた場にあっても、まったく落ち着きをなくしませんね』

恒子『一方の追う側、池田選手はここまで満貫、三倍満、跳ね満と重馬場を軽々疾駆する正に優駿の活躍ですよね』

健夜『そうですね。前半で苦しんだ宮永さんも2位奪回でいつもの怖さが失われたわけではない事を証明してくれました』

恒子『そして今大会中に伸びたと好評価の安福選手。今局は順調に手を伸ばしているように思われます』



  莉子(索子が思った以上に来ちゃってる。場風、西一では失敗しちゃったし今の内に切っておこう)トン

  華菜(そろそろ3位は捕まえたいよな。今、8500差か)トン

  和(対面は索子。この巡目まで場風を持っていたなら清一でしょうか)トン

  咲(中盤だけど、まだ通るよね)トン

  莉子(5索....鳴かないでいいよね)チャッ



照「引きからするとこのまま清一が早いのかも知れない」

憧「うんうん。いーとこ引いて来てますよね。そのまま伸びてってー」

浩子「ふむ、9索ガメましたね」

憩「ん? 嵌3も収まりましたけどぉ.....これは?」

数絵「なんだか変なことになっていませんか?」


照「ちょっちょっちょっ」

憧「おいおいおい」

浩子「いやいやいや」

憩「ないないない」

数絵「むりむりむり」

照「ストップストップ! そんな大きな手はいらないっ!」ガタッ



恒子『うわーっ!! 安福選手の手がおかしいことになって来ていますっ! 両サイドにそびえ立つ19索のバービカン!』

恒子『それを繋ぎ合わせる城壁の中央、口を開いた城門を5索で閉じれば鉄の塁壁っ! 難攻不落の城塞だっ!!』

恒子『来るか5索! まだ山に1枚眠っているっ! 引き当てるのか安福莉子! 役満、九連宝灯はもう目前ですっっ!!!』

健夜『5索で役満、6索なら跳ね満になります』


  莉子(しんじゃう.......でも和了れば文句なしのトップ、だよね)トン

  華菜(7索落とすのか....張ったと見ておこう。こっちもこれは和了りたいし、めくり合いだな)トン

  和(もう字牌は安全でしょう。索子は抱えて)トン

  咲(なんか危ない感じがするよ。ここは素直に降りとこう)トン


  莉子(来ない)トン

  華菜(ツモ切りか、って6索引いたしっ! シャボってるのを5索切りで三色見込みの両面が鉄板だけど)チャッ

  華菜(うあ、だめだろー、これ無理な気がする! ツモ切りだっ、ここは色気を捨ててツモ切りにするしっ!)トン

  莉子(!!! や、安目だ。ど、どうしよう)

  和「」スッ

  莉子「あっ、ロ、ロン! ロンです」マッテ!

  華菜「こっちかよっ!?」

  莉子「清一のみ.....18000です」パララッ

  華・和・咲「!!?!」オバケテンパイッ



恒子『ああーっとぉ! 安福選手、ツモ和了りに賭けてスルーするのかと思いきや、ここで手堅くロンですっ!』

恒子『役満九連宝灯は蜃気楼の如く消え去ってしまったーっ!!』

健夜『うん、偉いですね』

恒子『へ? 偉い?』

健夜『役満の中でもとりわけ美しく、大きなツキも必要とする九連宝灯などには誰しも魅入られてしまうものです』

健夜『プロであってもそうなのですから、経験に乏しい高校生なら尚更和了りの幻に誘惑されるでしょう』

健夜『聴牌まで行った上で、その幻惑を振り払って和了った跳ね満には千金の価値があると思いますよ』

恒子『なるほど〜。安福選手はこの親っ跳ねでダンデライオンを11900の同点トップに押し上げましたっ!』

健夜『入れ代わり立ち代わりの大接戦ですねっ』



憧「あー.....」

浩子「まあまあ、こんなもんでしょう。夢より現実ということで、賢い選択やと思います」

照「うん、ここでトップに並んだのは上出来。戻ってきたらナデナデしてあげなきゃね」

数絵「そうですね。少し、いえ、実はかなり期待してしまいましたけど////」

憩「そらそーよー、うちもめっちゃ期待したわ〜////」

憧「だ、だよね!? 期待したよね!?」

浩子「そらまぁ、まったくしなかったわけではありませんけど」

照「私はただ信頼してた。莉子は私が大将にって決めてスカウトした娘だから」


憩「あらら、言いますね〜♪」

憧「じゃー私は?」

照「憩と憧は正直間違えてスカウトした」ゴメンネ

憩・憧「ひどいwwwwww わかってたけど、ひどすぎるっwwwwwwww」

浩子「じゃれてないで、しっかり応援したげて下さい」クククッ

数絵「そうですよ、最後まで見守るのが私たちの役目なんですから」クスクスッ







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


淡「あ、6400の和了りで次は親番。だけど、まだ74100かぁ」

絹恵「やっぱり54500点からのスタートは厳しすぎや〜。ほんま申し訳ない事してもーたわ」

初瀬「池田さん、この卓で一番稼いでるのにまだラスから抜け出せない」

優希「ぐむ」

淡「うう」

宥「こら〜♪ みんながそんな顔してたら華菜ちゃん安心して闘えないよ〜」


絹恵「あ、すんまへん。そんなつもりなかったんですけど、せやけどやっぱり頑張りが報われへんのは歯がゆーて....」

宥「まだ終わったわけじゃないから。みんな華菜ちゃんを信じてあげて」

淡「そーだよ、イケダは約束してくれたもん」

優希「うん、イケダはまだまだここからだじぇ!」

初瀬「ですねっ、応援しましょうっ!」

絹恵「せやね」



恒子『決勝戦最後の一荘戦も終盤に入って北一局。この親番で浮上したい池田選手ですが、向聴数でも追う立場』

健夜『役牌があるので仕掛けてもいいですね。一度は鳴かないと追いつけない気がします』

恒子『あーっと、しかしここで安福選手が珍しく先制リーチをかけてきたっ。これで池田選手は更に苦しくなりますっ』

健夜『やっぱりどこかで鳴きたいですね』


  華菜(リーチされたけど發引いて役牌2つ暗刻った。小三元付けばベストだしっ)トン

  和「リーチ」チャラン

  華菜(おいおい、親置き去りで追っかけリーチとかふざけんなよっ)

  咲(リーチかぁ。こっちはまだ一向聴だけど)トン

  莉子(当たり引けない)トン

  華菜「チー」スチャッ



恒子『678筒を鳴いて3面子確定。23筒白南をどう形にするか』

健夜『勝負なら2軒リーチは余り気にしない事ですね。池田さんの視点からだと相当厳しいので、オリに繋がってしまいます』

恒子『さぁ2筒を引いて南切りっ、まだまだ追って行くが−


  咲(筒子の下、切りづらいけど3筒通れば6筒出和了りもあるよ。勝負を後回しにできる局面じゃないし)トン

  莉子(か、かすりもしないっ)トン

  華菜(3筒切り込んでくれて感謝だしっ! 2筒ツモで追いついたしっ)タンッ



優希「よっし! 出遅れてたのが嘘のようなトントン拍子だじぇ!」

淡「咲は3筒の刻子崩して頭にした69筒待ちだけど9筒は他家が握ってて純カラッ」

絹恵「原村さんは25筒待ち、安福さんは東1萬シャボか。はよ和了ってや〜」

宥「あ、1筒....」

初瀬「ほっ、セーフですね。切って次巡に期待っ!」

淡「切って欲しいけど....これ、ものすごく切りづらい筈」


優希「でもここで切らなきゃおしまいだじぇ。白だって上家の危険牌に見えるし、2筒はのどちゃんの当たり牌だじょ」

絹恵「迷うなっ! 切ってや!」

宥「華菜ちゃん! 勇気出してっ」

初瀬「めっちゃ固まってる」

淡「お願いイケダッ!!」



恒子『池田選手、1筒を引いた所で完全に動きが止まってしまった!』

健夜『実際には通る牌なんですが、河からすると筒子の下は相当怖いですね。1筒は生牌ですし、散家全てに危険牌です』

恒子『どうする池田華菜っ! これを通せば希望はつながるっ! 勝利への階段を昇り続けることができるっ!』

恒子『しかし彼女の目線からすればこれがどうして、切るに切れない悪魔の牌っ!! 迷い迷って打つ手はあるのかっ!?』


  莉子(2軒リーチなんだし、さずかにこの辺でオリて来るよね?)

  和(筒子の下を握ったなら、どの河を見ても切るのは難しい筈です)

  咲(長考ってことは大きな手張ってるんだよね?)ソワソワ

  華菜(ここでこの1筒切りはどう考えても不可能だろ!? くそっ、くそっくそっ!! ......ここまでなのかな)チャッ



優希「ちょっ、なにオリようとしてるしっ!」

淡「気合負けすんなしっ!」

初瀬「紅中から手を離せしっ!」

絹恵「びびるなしっ!」

宥「もっと熱くなるし〜!」

淡・優・絹・初・宥「池田ァ!!!」

淡「仇はとってやるって言ったでしょっ!?」

絹恵「後の事は任せとけぇゆーたやんかっ!」

優・初・宥「大船に乗ったつもりで待ってなって言ったことっ」

淡・優・絹・初・宥「わ す れ た の か よ ーーーーーーっ!!!」

宥「ふぅ、汗かいちゃう♪」 ← 人生最大のテンション



  華菜(.....不可能か。そもそも今、私はこの卓で不可能と思われてることに挑戦したかったんじゃないのか?)

  華菜(百も承知で挑んだんだろ? それを今更不可能とか言って諦めるのか? バカッ、チャレンジしないでどーする!)

  華菜(1年3人向こうに回して2年の私が不動のドンケツとか有り得ないしっ! ここはっ、ここは意地でも攻めきるしっ!!)

  華菜「悪い、待たせたな。この勢いっ、止められるものなら止めてみなっ!!」タンッ

  −ビリビリッ!−

  和(1筒! ここでどうやったらその牌を切れますかっ!?)トン

  咲(生牌って言うだけで手が竦む2軒リーチの間を割ってきた。しかも1筒は暴牌だよっ、今日の池田さん本当に強いっ)トン

  莉子(槓が来ない? そこまで読んでた? 判らないけど、とにかく解るのはこれが勝負強さだってこと。の、呑まれるっ!)トン


  チャッ

  華菜「滑り込んで来たぜっ! ツモッ! 混一三暗刻小三元發中、親倍8000allだしっ!!」


淡「!!...!!!...」イケダガ...

優希「!! きっ...」

淡・優・絹・初・宥「きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっっ!!!!!」

絹恵「よっしゃ2位浮上やっ、良うやった! ほんま良うやってくれたで華菜っ!」

初瀬「勝負してくれただけで涙出てきたのにっ、こんなの素敵すぎるっ!」

宥「華菜ちゃんのお蔭でマフラーいらないくらいになっちゃった〜♪」アッツーイ

淡・優「池田さんかっけーーっ!!!」ハグ&ジャンプ!



西三局 親 宮永 / 和了 池田3000,6000

西四局 親 安福 / 和了 安福18000 放銃 池田

西四局 一本場  / 和了 池田1700,3300

北一局 親 池田 / 和了 池田8000all+供託2000(原村・安福)


池田+45600/安福-1200/宮永-19800/原村-24600

雪中高士101200/おこた麻雀友の会100100/ダンデライオン99600/ビッグウェンズデー99100







東京 ワハハ祖母宅 離れ


桃子「池田さんすごいっすね」

智美「あそこで1筒は切れないなー」ワハハ

睦月「正直、浮き上がるには難しい得点差だと思っていましたが....」

佳織「プラス45600は神代さんの48800に並ぶ勢いです」ハワワ

ゆみ「.........」

智美「どーしたゆみちん?」

ゆみ「いや、なんと言うか.....公式戦ではないとはいえ、今あの場で打っている4人が羨ましく思えたんだ」

智美「ワハハー、ゆみちんは初戦敗退だからな〜♪」

ゆみ「わざわざ言葉にしないでくれっ/////」



恒子『小鍛治プロ、随分と順位の入れ替わりが激しい展開となりましたけど、その中で原村選手は不動のトップなんですね』

健夜『そうですね。次鋒戦、鷺森選手の冷静さを評価しましたが、彼女とはまた違った落ち着きを維持していますね』

健夜『決して大差で始まったゲームではありませんし、これだけ点が動き出した中でのトップ維持は、素直に評価できます』

恒子『西二、ビッグウェンズデーに100点差まで迫られ、西ラスではダンデライオンが同点首位と横に並びました』

恒子『そして前局北一局0本場、沈んだ船体を喫水線、原点まで浮かび上がらせたおこた麻雀友の会とは現在1100点差です』

健夜『こういった僅差微差の攻防も原村さんにとっては数ある対局の一風景に過ぎないという事なんでしょう』

恒子『さすがデジタルの申し子。ブレませんね〜』


健夜『あ、安福さん、宮永さんから和了ですね』

恒子『ここで安福選手がノミ手を和了った! 加熱した戦線に冷水を打つかのような一手! そして北二局へ進みますっ』

健夜『もう大きな点を必要としない差になっていますからね。これでまた順位が入れ替わります』

恒子『はい、ダンデライオンは再び2位奪回! トップとの差は僅か300点ですっ! しかし、この僅か300点が分厚い壁っ!』

健夜『未だ誰も越えられない壁ですね』

恒子『ここから一体、誰が誰を止め、誰を踏み台にし、誰が飛び出していくのかっ!? 全く予想が付きませんっっ!!』



智美「ノミ手で容易に入れ替わるなんて、正に横並びの混戦だなー」ワハハ

ゆみ「しかし原村和は、大将卓だけで見れば-24600、リー棒すらないトビ寸前の状態だ」

睦月「団体戦の戦い方、なんでしょうか?」

桃子「もちろん個人戦とは違うっすけど、ここまでの結果からすると原村さんって、他と比べて火力低すぎなんすよね」

佳織「そっか、安福さんは親番でしっかり和了ってるんだもんね」

ゆみ「彼女の功績は大きいな。原村の唯一の放銃相手だし、あのピンピンロクがなければ今も雪中高士がダントツだったろう」

智美「たしかになー。....ん? テンパッ、うわっ、ノータイムで即リーだ」ワハハ



  和「リーチ」チャラン

  咲(速いっ、まだ4巡目だよ。河は西8萬6筒7萬。下と字牌は切れないよね)トン

  莉子(筒子の下処理したところで親リー掛けられた。こうなるとどうしても遅くなっちゃう)トン

  華菜(早いリーチだし、そう高い手とも思えないけど、親だもんな。どうにか追いつきたいな)トン


睦月「1筒と場風のシャボですね。ツモって親満は確定かな」

桃子「一発なら跳ねるっすけど、なかったっすね」

ゆみ「この終盤でトップの親リーは精神的に辛いな」

智美「誰か振り込んでよ〜、ってか」ワハハ


佳織「北、宮永さんと池田さんがつかまされて、これはオリるよね?」

ゆみ「臭い所だから国士に向かう以外はオリだろうな」

睦月「中は序盤に2枚河、2枚は宮永さんで、結果的に北を握った池田さんは和了りがなくなりましたね」

智美「ツモ和了る気配もないなー」ワハハ

桃子「發揃えた安福さんが、安牌増えたところで追いかけて来てるっすよ」

佳織「仕掛けてきた」ハワワ

智美「間に合うか〜?」ワハハ



恒子『安福選手、6索ポンで發ノミの一向聴っ、是が非でも親の和了りを阻止したい所でしょう!』

健夜『池田さんと宮永さんが既に死に体ですから、今、親に立ち向かえるのは彼女だけですね』

恒子『一方、原村選手もここまでの流れからしてもう出和了りはない。山に1枚残った1筒を引き当てられるかっ!?』

健夜『14巡目ですから、流局も視野に....あ、鳴きましたね』

恒子『安福選手、チーテン! 追いついてきたが−


  咲「ポン」

  和(!?)

  華菜(は? 何で鳴いたし)

  莉子(オリてるん.....だよね?)



睦月「何ですか、今の?」

桃子「理解不能っす」

智美「あれかな? 井上君のお株ってヤツかな?」ワハハ

佳織「あっ、安福さん最後の1筒つかんじゃった」ハワワ

ゆみ「流局だな。最もダメージの少ない展開だが、結果的には原村和の連荘だ」







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


透華「...............」イッタリキタリ イッタリキタリ

灼「わずらわし....」

透華「何で和了りませんのっ!?」クワッ

煌「当たり牌をガメられては和了れませんでしょ?」

尭深「和了数なら4回。5回の池田さんに次いで安福さんと同じだけ和了ってる」

梢「落ち着いて下さい。まだトップですよ」


透華「首皮一枚ですわっ! 私の原村和がこんな有様になろうとはっ!」

尭深「私のって言った」

灼「言ったね...」ツイニ

煌「しかと耳にしました」

透華「ちっ、違いますのよ!?///// わ、私はただっ

梢「お静かに。宮永さんが高目三色の満貫手を立直して来ました」

透華「!!」クギヅケッ


灼「高目2索の平和三色か....5索で立直平和のみだけどツモなら3飜」

煌「高目、暗刻で抑えましたね」

尭深「対面からも出そうにない」

梢「和了られても逆転は有りませんね」

灼「あ、ツモ和了り」

透華「あっさり和了られ過ぎですわっ!」

煌「ツモは止めようがないでしょーに」ヤレヤレ



恒子『宮永選手、安目のツモ和了りで再度2位! トップとの差はリー棒1本分ですっ!』

健夜『大詰め北三局ですね。こうした僅差の試合では、オーラス前のここが真の正念場ですよ』

恒子『さぁその正念場、親は宮永咲選手。ここまで和了数は3回と最も少なく、親での和了りも無し。この状況を覆せるのかっ』

恒子『同じく親での和了りがない原村選手は苦しいながらも不動の首位。高く舞い上がる事こそ許されて来ませんでしが』

恒子『低い空を行くその姿はツバメの様に捉え難い素早さを持っていますっ』

恒子『そして、一度は同点首位と肉薄した安福選手。原村選手への直撃が現在の混み入った戦況を生んだとも言えるでしょう』

恒子『またダンラスから奮戦力闘の池田選手にも、ここまで来たからにはという期待を掛けずにはいられません』

恒子『北三局、現在1巡目らか2巡目へ移って原村選手の打牌。立ち上がりは静かです。この静けさを誰が打ち破って来るか』



透華「和了りなさい原村和っ! 今局の店じまいは認めませんわよっ!」

煌「透華さん、とりあえず落ち着きましょう」サスリサスリ

尭深「みんな手が重い」

灼「誰も動いてないのにこのプレッシャー....」

梢「基本、平和寄りの采配。索子が厄介ですね」

灼「中盤に来て上家が重力から解放され....」

煌「親も一向聴ですね」

透華「ぐぎぎっ」ギューッ

尭深「スカーフちぎれちゃうよ」アセアセ

梢「上家の南リーチに南合わせ」



恒子『池田選手のリーチから淡々と最後の角へ。この長い長い直線を制すれば混戦を突き抜けて頂点への道が開けてきます』

健夜『静かですね。静かですが、ここで宮永さん聴牌。曲げてきます』

恒子『さぁ、今年高校麻雀界を席巻した宮永咲が子の池田に遅れる事3巡目のリーチッ!』

健夜『宮永さん、筒子絡みを外しても、順子場作り的な対応で槓を捨てさせられていますが、槓だけの選手ではないですからね』

恒子『ですねっ、前局の流局に繋がった鳴きも亜空間殺法を思わせるものがありました。さぁ、原村、安福、どう出るっ!?』


  莉子(親リー含みの2軒リーチは本当に苦しい。宮永さん4索切って5索リーチ.....一先ず5索合わせで)トン

  華菜(まー、大人しく引き下がりはしないよな。曲げたからにはお互い運くらべだしっ)トン

  和(2347789筒123萬336索から6萬ツモならベタオリですね)チャッ(ですが....)



恒子『んん〜!? ここで原村和の手が止まった! ここまで常にノータイムだった原村の手が、たった今停止しましたっ!!』

健夜『道を.....道を探しているのでしょう。次のない決勝戦で、後に託す者もない大将という立場だからこそ』

恒子『さぁどうする原村和っ!? 天才は有限、努力は無限! 今、天才は努力の時を迎えたのでしょうかっ!!?』

健夜『共通の現物がなく、筋もない。普段の彼女ならベタオリの場面です。ここから先は彼女にとってのレッドゾーンですね』

恒子『その指が選ぶ牌はなんだっ!? オリるのかっ、進むのかっ、思い切ってっ、限界を超えてっ、今っ、Over the Top!!!』



尭深「ツモ切った!」

煌「通りましたっ!」

梢「6萬は親の河にはありますが、上家の河には17萬だけですね」

灼「親には振り込めないからね」

透華「........っぷはー」

尭深「だ、大丈夫?」

灼「」スキスギ

煌「上家への安牌、1萬を自摸ですね」



  和(恐らく咲さんはダブル面子落としからのリーチ。となると36索が本線。ここを形にしない事には勝負になりません)トン

  咲(見透かされてる。その7筒は池田さんに振り込んでてもおかしくない牌.....和ちゃんが追って来てるっ)トン

  莉子(原村さん勝負継続だ。私の方は.....悔しいけど、もう前に出られないっ)トン

  華菜(こっちへの振り込みは怖くないってのかよっ、安く見られたもんだなっ!)タンッ

  和(6索。進んだ道は間違ってはいませんでした。ありがとう)トン (ありがとう? 私は何故、今、お礼の言葉を....)

  −フワッ−




---------------------------------------------------------------



  ?「ノドカ デジタルノ セカイハ ノドカヲウラギラナイ」

  和「ここは....?」ウイテル?

?「ノドカ ノドカノセカイヲ ササエテクレル チカラガ ココニハアルヨ」

  和「あなたは.....エトペン?」

?「ウン デモチガウヨ ココ ココダヨ」ハラリッ

  和「あ、スカーフが.........そう、そうですよね。私の世界は皆さんに支えられています。今は、チームのみんなに」



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  咲(和ちゃん? 何だか様子が変わった?)トン

  莉子(オーラスで勝負です)トン

  華菜(この引き! そろそろ和了らせろってーの!)トン

  和(3索.....監督、花田先輩、渋谷さん、鷺森さん、そして透華さん。初めて歩いた道ですが、きちんと辿りつけました)

  和「ツモッ、300,500です」


恒子『和了ったーーっ!! 難局北三局を制したのは原村和っ!! 数々のプレッシャーを跳ね除けての和了ですっ!!』

健夜『信じた道を歩き切りましたね。得点は小さくとも優勝へ向けた大きな一歩になったと思います』



灼「リー棒おいしい...」

煌「ですねっ、2本頂いちゃいましたし♪」

尭深「いよいよオーラスだね」

梢「透華さん、ご感想は?」

透華「そうですわね」コホンッ「この和了りはオーラスに繋がってこそのもの。ですがまぁ、よくぞと褒めて差し上げますわっ/////」


北一局 一本場  / 和了 安福1300 放銃 宮永

北二局 親 原村 / 流局 原村3000

北二局 一本場  / 和了 宮永800,1400+場供託1000(原村)

北三局 親 宮永 / 和了 原村300,500+供託2000(池田・宮永)


池田+42500/安福-2000/宮永-19600/原村-20900

雪中高士104900/ビッグウェンズデー99300/ダンデライオン98800/おこた麻雀友の会97000







奈良 新子家


穏乃「ぶはーっ!! 接戦過ぎる〜〜っ!!」ゴロゴロッ

晴絵「ころがるなっww」

桜子「もうどこ応援していいかわかんなくなった!」

望「本当ね。これはもう黙って見守るしかできないわ」

晴絵「それもいいさ。何たって阿知賀のメンバーは全部のチームにいるんだからね」


ひな「そして一人はここにいる由」

未来「なんでこーなったww」

穏乃「おーきなお世話だよっ!!」プンスカッ

綾「しっ、オーラス始まったよ」

よし子「すごい緊張する」

凛「わ、わたしトイレッ!」スクッ

春菜「私もっ」



恒子『さぁオーラス開局です! 時計を見れば既に「ゆく年くる年」も始まっているっ! 勝利を告げるは除夜の鐘かっ!?』

恒子『今年は紅組が勝ったそうですが、ここには紅組しかいませんっ! 誰もが譲れぬ乙女の想い! 叶えるのはたった一人!』

健夜(紅白見たかったのかな?)

恒子『牌勢は、池田選手がやや良いか? 原村も早いか? 宮永・安福は縦の処理、安福中落としに手を付けたっ』

健夜『池田選手は役牌のアドバンテージを活かしたいですね。良く計算して、近道を選ばなければなりませんよ』

恒子『さぁまだ仕掛けはない。流れを変える鳴きはないっ、黙々と山からツモり、不要牌を河へ流して行くっ』







都下 白糸台学生寮


菫「池田は鳴いてもいいよな」

誠子「私は鳴きますけど、やっぱり余り早い内からは鳴けないというのもありますから」

菫「これ終わったらどうする?」

誠子「どうしましょう。正直眠気なんて吹っ飛んじゃってるんで、初詣でも行きます?」

菫「それもいいな。他の部員にも終わったら声掛けてみよう」

誠子「了解です」



恒子『さぁ原村和が一向聴っ、原村和が一向聴だっ! 勝利の灯し火が微かに見え隠れしてきたかっ!?』

健夜『池田さん、序盤の鳴き渋りは勿体なかったですね。あそこは鳴いてプレッシャーを掛けて行くべきでした』

恒子『確かに池田一歩出遅れました。さぁ、山は長いホームストレートを終えて最初のコーナーを曲がった。宮永良い引きだっ』

健夜『ここは一盃口意識せずにドラ含みの平和のままでいいですよ』

恒子『宮永の手の中でドラが鳴っているっ、それは高らかな勝利の響きとなるかっ!? しかし向こう正面池田が發をポンッ!』

健夜『巻き返したいですね』


菫「最後までもつれ込むのか...」

誠子「淡のチーム、せっかくここまで来たんだから逆転優勝しないかなー」

菫「原村逃げきりなら渋谷の、安福がもう一回原村に当てられれば照の勝ちだな」

誠子「あー、なんかもう見てられないっ!」







岩手 臼沢家


恒子『おっとこれは何だ? 安福選手、2巡続けて無駄ヅモなしっ、トントントンッと一向聴まで持って来たっ!』

健夜『これでほぼ全員が並んだ形ですね。まず流局はないでしょう』

恒子『あーーっっ!! 来ましたーっ! 安福が来たっ安福が一向聴からの素早い立ち上がりっ! 断平ドラ1のリーーチッ!!』



白望「ちょっ!」ガタッ

塞「これはシロでも慌てるレベル」ヤバイナー

胡桃「だああっ、シロが嶺上宮永大明神を疫病神だなんて言うからっ!!」

白望「ひどい言い掛かり」ミンナシテワラッタデショ!

エイスリン「ミンナッ!」カキカキッ バッ

白・胡・塞「いやいや! モチついてる場合じゃないからっwwwwww」

エイスリン「ナゴンダッ!」シテヤッタリ



恒子『今度は池田が白も揃えたっ! 混一まっしぐらっ! 安福が既に川に出している1枚切れの北を落として両面に取るっ!』

健夜『宮永さんこれを鳴いてダブ北ですっ』

恒子『宮永も聴牌! ダブ北ドラ1はツモか直撃で逆転! ドラ2になれば直撃もいらないっ!! 安福のリー棒で届くっ!!』

健夜『後は今自摸番を飛ばされてしまった原村さんだけですね。どうなるか』







兵庫 椿野邸


美幸「も〜ダメッ! も〜ダメッ!」

澄子「ダメじゃないですよっ、莉子ちゃん頑張れっ、頑張って! 勝って!!」

美幸「あ〜も〜っ! 来るなら早く来てってばっ!!」


恒子『ここで原村和も聴牌〜っっ!! リーチはしないっ、リーチはしないっ! ここは深く静かに潜航しますっ!!』

健夜『牽制の先制立直を選んだ安福選手に対して原村さんは彼女のお株を奪うかのようにヤミテンを選びましたねっ』



美幸「も〜ダメッ! も〜ダメッ!」

澄子「ちょっと、さっきからなんですか美幸さん! ちゃんと応援してあげて下さいっ!!」

美幸「だって莉子がっ、ああ〜っ、莉子が〜」

澄子「美幸さんが聴牌してどーするんですかっ」シッカリシテッ


恒子『さぁ互いが互いの後ろに張り付く展開から横並び一線のラストスパートッ!!』

健夜『い、息が詰まりますねっ』

恒子『この衝撃ですっ! この衝撃はあと何巡引き継がれていくのかっ!?』

恒子『眦を決っしてツモりに行く姿は最早女子高生のそれではありませんっ! 正真正銘の勝負師! プロにも勝る気迫っ!!』

健夜『本当にそう思いますよっ』







鹿苑寺金閣 第三層 対局室


  華菜(ここまで来たら恨みっこなし。どんな結末でも受け入れてやる! なーんて悟れるほど達観してないんだよなこれがっ)トン

  和(人事を尽くして天命を待つの境地ですね。咲さん、楽しかったです)トン

  咲(もっと色々やれたんじゃないかな。でもみんな強かった。今日の精一杯を来年は超えて行くんだ。和ちゃんやみんなと)トン

  莉子(うん。よくここまで来れたなぁ.....良いチーム、良い対局、本当に楽しかった。今、私は真っ直ぐにこの牌を切れる)スッ





  莉子「ありがとうございました」トン



  和「お疲れ様でした」パララッ



  華菜「っ.........お疲れっ!」パタンッ



  咲「ありがとうございました」ペッコリン





  咲「優勝おめでとう、和ちゃん」ニパッ

  華菜「おめでとう。しっかし3位止まりだったか〜............まっ、やるだけやったし、次は公式戦ってことで」

  莉子「優勝おめでとうございます。私も色々勉強になりました。春の大会でまたお会いしましょう」

  和「ありがとうございます咲さん、池田さん、安福さん。良い試合を本当にありがとうございました」ペコッ


オーラス 親 安福 / 和了 原村1300+供託1000(安福) 放銃 安福


池田+42500/安福-4300/原村-18600/宮永-19600

雪中高士107200/ビッグウェンズデー99300/おこた麻雀友の会97000/ダンデライオン96500









【大会編〜決勝戦】 カン!









【エピローグ】







鹿苑寺金閣 第二層 モニタリング席


恒子『安福選手の捨牌を見て、今、原村選手が牌を倒しましたっ! この瞬間、決着! 雪中高士っ、優勝ですっ!!』

健夜『素晴らしい戦いでした。本当におめでとうございます!』パチパチパチ


梢・透・灼・尭・煌「.......」

灼「きた....」

尭深「決まった....」

煌「ゆっ、優勝ですっっっ!!!」 スバラッパラッパー

透華「監督! やりましたわっ! 原村和がキッチリ決めましたわっ!」


梢「........」

灼「監督、優勝したっ、私たち優勝!」

梢「はい」

尭深「もっと喜んでっ」スゴイッ

梢「喜んでます」ポロッ

煌「あららら、感極まってらっしゃいましたか。私も大変感動していますっ!」スバラッ

恒子「モニタリング席のみなさーん! 今スタジオに回してるから、一緒に上に行きますよーっ!」

透華「さっ、監督、参りましょう。行って原村和を労ってあげて下さいな」

梢「ええ、では参りましょう。みなさん」

灼・尭・煌「はい!」







鹿苑寺金閣 第三層 対局室


和「監督っ! 皆さんっ!」タタッ

梢「原村さん、お疲れ様でした。本当によくやって下さいました」

透華「原村和っ!」

和「はいっ」

透華「あまりにもハラハラさせるものですから、優勝の瞬間、みんなして頭の中が真っ白になってしまいましたわっ」

和「す、すみません」


灼「でも、みんな最後まで信じてた」

尭深「最高でした」

煌「お見事でしたよ。さすがは私の自慢の後輩です」スバラッ

和「そんな。この結果は一人一人が監督のプランを守って来たからこその成果ですよ」

透華「そうですわね。この勝利は古塚監督にこそ捧げるべきものですわ」

灼「うん」

尭深「その通りですね」

梢「あ、あまり泣かせないで下さい」グスッ「ありがとうございます.....本当に、素晴らしいチームメイトに恵まれっ....」ポロポロッ

煌「あらまぁ、監督ったらこんなに涙もろかったんですね。私も何だか」ウルウル



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咲「ごめんなさいっ」ペッコリン

豊音「わーっ、頭なんか下げないでいーんだよー? 咲ちゃん頑張ったよー」

小蒔「伝わりましたっ」

玄「うん、頑張った! 勝ち負けなんかじゃないよっ」

智紀「オーラスは、あれはもう天の配剤」

友香「咲っ、お疲れ様で〜ス」ギュッ

咲「わわっ、み、みんな.....ありがとうっ」ウルッ


豊音「それは私からみんなへのセリフだよー。最高の思い出をありがとう! ちょー楽しかったよー♪」

玄「私も、みんなと過ごした時間は一生の宝物ですっ!」

小蒔「みなさんとチームを組めて、こうしてここまで来れてとても嬉しいです」

智紀「まぁ退屈はしなかった」

友香「めーっちゃ楽しかったで〜ス♪ 私は来年も参加しまース!」

咲「うん、そうだね」

豊音「来年はTVの前でみんなを応援するよー♪」



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華菜「大船が.....タイタニックだったし....」

淡「.....ぷっ、ぷははははっ! 何言ってんのも〜」

絹恵「タイタニックえーやん。沈みはしても、世界一の豪華客船やったで。満喫させて貰ったわ」

初瀬「うん、あの点差からの駆け上がりと優勝争いは凄かったです。私も頑張らなきゃーって気持ちになりました」

宥「華菜ちゃん、本当にお疲れ様でした。かっこよかったよ〜♪」

華菜「そ、そうかな? えへへ......って、片岡は随分大人しいな?」ドシタ?


優希「い、池田さん。今まで色々失礼しましたじぇ」ペコッ

華菜「は?」

淡「そーだった。池田さん、私も色々失礼しました」ペコッ

華菜「なんなんだぁ? 気味悪いしっ! 何企んでるしっ!?」

優希「企んでなんかないじょっ、け、敬意を示したんだじょ」

淡「うん。決勝の闘牌は敬意に値したよね」

華菜「いやいやいや、いいからヤメロ。サブイボ出るしっ」

絹恵「照れ隠しせんでもえーやんww」

初瀬「そうですよ。二人とも素直に見直したって言ってるんですから」

宥「素直になれない華菜ちゃんにはチームのモット〜♪ さんはいっ」

優・淡・初・絹「仲良く楽しくあったかく〜♪」

華菜「わかったからハモるなってばっ、それこそ恥ずかしいしっ/////」



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莉子「負けてしまいました」

照「うん」

浩子「ま、結果が出たもんをどうこう言っても始まりませんし」

憧「それに莉子ってば、負けた割には良い顔してるじゃん」

莉子「そうかな?」

憩「一段とかいらしくなってぇ〜♪」ナデナデ

莉子「えへへ/////」

数絵「得るものが大きかったんでしょうね」

莉子「うん。負けたのは確かに残念だし、勝ってみんなと喜び合いたかったけれど、それでも楽しかった」


照「それは莉子が成長したってことだから、その言葉が聞けたのは何よりも嬉しいこと」ナデナデ

莉子「監督.....はいっ」

照「みんなも4日間お疲れ様。それから、こんななんちゃって監督について来てくれてありがとう」

憩「あー、うちもなんちゃってエースやったし、特に準決勝あたり?」

浩子「私もなんちゃってブレーンで大したお役にも立ちませんで」

憧「なにこの流れww」

数絵「らしいと言えばらしいですけど」

莉子「最高のチームですよねっ」ウフフッ

照・憩・浩・憧・数「確かに!」







〜 各地にて 〜


衣「とーかとノノカのチームがゆーしょー♪」ランララン

一「さっすがボクの透華!」

純「戻ったら長い自慢話を聞かされそうだなー」

春「おめでとう」

衣「うむ、神代小蒔のチームも堂々2位だ。最後は何処が勝ってもおかしくはなかった」

春「うん。姫様は大活躍だったし、私も楽しかった」



恒子『みなさんっ! 明けましておめでとうございまーーっす!』

オメデトーゴザイマース

恒子『そしてっ、雪中高士の皆さん、優勝、本当におめでとうございました!』

梢『有難うございます』

健夜『優勝の瞬間、古塚監督はどんなお気持ちだったんですか?』

梢『そうですね。何と言うか、時間が止まったように感じられました』

健夜『この短期決戦で見事な作戦勝ちだったと思いますけれど、自信はあったんでしょうか?』

梢『チームメイトへの信頼、チームメイトからの信頼が結果的には自信になっていたと思います』

恒子『原村さんはオーラスを和了った瞬間はどうでしたか?』

和『はい。やりきったなと、そう思いました』



まこ「淡々としちょるのー」

久「和は泣いて抱き合って大喜びするタイプじゃないものね〜」

美穂子「久はそうなんですか?」

久「私はこう見えても熱血、感激屋タイプよ〜?」

まこ「まーたテキトーなことを」

京太郎「はっ! 年越しそばっ!?」

久「あっ!」

まこ「すっかり忘れとったわ」

美穂子「見入ってましたからね」フフッ



恒子『さぁ、全国高等学校女子麻雀選手権実行委員長から優勝トロフィーが手渡されました』

健夜『はい。続いてチームメンバー全員に縦と賞状の授与です』

オメデトー パチパチパチ オメデトー

恒子『全員に手渡されましたでしょうか、渡ったようですね』

健夜『トロフィーには第1回大会の優勝チーム名とメンバー名が書かれた帯が結ばれています』

恒子『雪中高士のみんなっ、今の気持ちはー!?』

梢・透・灼・尭・煌・和『最高っ!!』



哩「んむ....」ムクリッ

姫子「先輩、よーやっと起きたとですか」

哩「記憶が飛んどるよーな....」セボネガキシム

美子「花田んチームば優勝したっちゃ」

哩「はぁ!? もう終わっとーと?」

仁美「そらとっくよ」

美子「寝過ぎたい」

哩「いや待って。うちが気ば失っとったんは、そもそも姫子が....」オモイダシテキタ

姫子「」ソー

哩「くらぁ! 逃がさんよっ、お仕置きのロメロだっちゃ!」ダダッ

姫子「いや〜ん♪」スタタッ



恒子『はい、それではここからは個人賞の発表になります。まずはMVPからですねっ』

健夜『はい、第2回戦から決勝戦までのMVP獲得者はご覧のとおりですっ!』

  MVP(首位チーム最多得点者)
  ・グループA:松実玄+37600
  ・グループB:鷺森灼+23300
  ・グループC:対木もこ+27100
  ・グループD:天江衣+39000
  ・準決勝南ブロック:南浦数絵+14800
  ・準決勝北ブロック:鷺森灼+27900
  ・決勝戦:鷺森灼+38900

恒子『やってくれましたっ、鷺森灼選手、3連続MVPの大活躍ですっ! こちらへどうそー』

灼『ど、どうも////』ペコッ

健夜『松実選手、南浦選手もこちらへ来てください』

玄『はいっ!』テテテッ

数絵『失礼します』ススッ



望「3連続MVPだって。凄いね〜」

晴絵「ま、まーね////」

穏乃「もっと素直に喜びましょうよー」

晴絵「喜んでるよ。てゆーか子供たちは?」

望「親御さんたちが迎えに来て帰ったわよ」

穏乃「どんだけ釘付けなんですかww」

晴絵「うるさいっ/////」

望「まぁでも、これで思い残すことなく来季からプロとして頑張れるんじゃない?」

晴絵「うん、そうだね。頑張らなきゃね」

穏乃「頑張ってくださいっ! っと、私はみんなにお祝いメールとか送らないとなー」メルメルメル

望「晴絵も灼ちゃんにメールしてあげなさいよ」

晴絵「え、ああ、うん。後でね」



恒子『個人賞受賞者で今、この場にいない方には後日スタッフから学校経由で縦と賞状が贈られます』

健夜『では続いてポイントリーダーの発表です。ポイントリーダーはこちらの3名になります』

  ポイントリーダー
  ・準決勝南ブロック:天江衣+25900
  ・準決勝北ブロック:神代小蒔+35600
  ・決勝戦:神代小蒔+48800

恒子『ここは神代選手が2連続ですねー。神代選手どうぞこちらへー』

小蒔『はい』トテテッ

健夜『決勝戦、チームは2位でしたが、素晴らしい活躍でしたね』

小蒔『ありがとうございます。チームのみんなに支えられて力を出せたと思います』ペコッ

恒子『お正月に相応しい巫女さんスタイルが良く似合ってます。緋袴が目に鮮やかですねー』

小蒔『っっ/////』テレッ



霞「小蒔ちゃんたら照れちゃって」カワイイ

巴「優勝まであと一歩でしたけれどね」

初美「.....」コックリコックリ

霞「あらあら、初美ちゃんたら、大人しいと思ったらおねむみたいね」

巴「お子様ですからww」

霞「もうとっくに大人の時間だものね」

初美「むにゃ.....子供じゃないですよー....」スゥスゥ

霞・巴「子供ねぇ〜♪」



恒子『続いては和了賞ですっ』

健夜『はい、和了賞は今この会場にいる中から3名の選手が受賞されています』

  和了賞
  ・準決勝南ブロック:安福莉子 9回(自摸和4回/栄和5回)
  ・準決勝北ブロック:原村和 13回(自摸和8回/栄和5回)
  ・決勝戦:荒川憩 12回(自摸和11回/栄和1回)

恒子『はい、御三方に来て頂きました。ではまず、たった今決勝を戦ってこの賞を獲得されました荒川選手』

憩『はい〜』

恒子『中堅戦では+37900のトップでした。西場を除いた親番では常に連荘していましたね』

憩『頑張らせてもらいました〜。下手打って帰ると監督からチョップされてまうんですよ〜♪』

恒子『えっww?』



怜「宮永チョップ! これはナウい必殺技かも知らんね」

セーラ「ナウいてwwwwww」

漫「チャンピオンさんもチョップとかするんですね?」チラッ

恭子「何が言いたいんや漫ちゃん、ん?」

漫「いえ、べつに」

洋榎「にしても大阪勢がおるチームは優勝されへんかったかー」

竜華「お隣さんの兵庫・奈良止まりやったなぁ」

泉「来年は私が決勝まで行きますよっ」

由子「うんうん、その意気なのよー♪」

泉「あ、そやった。原村に祝勝メールしとこ」メルメルメル

セーラ「お? なんやなんや、原村和とメル友なんか?」

泉「ライバルですよライバル! 盛岡でお互い認め合った仲です」

竜華「へー、そーゆーのってなんかええな」

怜「青春やね」



恒子『さぁ、各賞の発表も終わりまして、いよいよ放送時間もなくなってまいりましたが、見切れてる姉帯監督、どうでしたか?』

豊音『私のドリームチームは本当のドリームマッチを見せてくれたよー』ウワーン

健夜『あはは、感激屋さんなんですね』カワイイ

恒子『宮永監督、どうでした?』

照『参加して良かった。楽しかった。それに尽きますねっ♪』ニパッ



菫「営業スマイルww」

誠子「ギャップ激しいですよね」

菫「しかし、渋谷のチームが優勝とはな」

誠子「後で電話してみましょうよ」

菫「そうだな。おめでとうの一言くらいいってやるか」

誠子「喜びますよ」

菫「........あのさ、ひょっとして渋谷って私のこと好きなのか?」

誠子「!! やっとそこに気付いてくれましたかっ!」

菫「やはりそうだったのか。ふむ、なるほど」

誠子「ラブの方ですからね?」

菫「いやいや、それはないだろww」

誠子「あるあるっ、あるって!!」ボクネンジーン


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塞「あはは、豊音は相変わらずだなー」

白望「にしても長かった」

胡桃「長かったねー、お昼前からやってて、今もう新年の0時半だよ」

エイスリン「アケマシテオメデトッ」

塞「そういえば言ってなかったね。今年もよろしくね〜♪」

胡桃「今年は厳しい年になるよっ」

塞「なんでよww」

白望「受験、ダルッ」

エイスリン「シロ ガンバッテ」



恒子『それでは皆さん! 本当に長い間お付き合い頂きまして誠にありがとうございましたっ』ペッコリン

恒子『後日行われますプロチームとの特典試合につきましては、ホームページの方に追って告知を掲載します』

健夜『遠からずまたお会いしましょうね』

恒子『ですねっ、それでは皆様、良いお年を!』

健夜『本年も素晴らしい一年となりますことを祈念いたしますっ』

恒・健『さよーならー♪』



智美「終わったなー」

佳織「視疲れしちゃた〜」

ゆみ「私は興奮冷めやらぬと言った所だが」

桃子「目は冴えてるっすよ」

睦月「初詣、行きますか?」

智美「行くかー、浅草! 今日は電車もずっと動いてるし、お参りしてぶらぶらして来よう」

ゆみ「車を出さないとは珍しいな」

佳織「停めるトコないですよ。浅草寺の初詣の賑わいを甘く見てはいけません」

桃子「楽しみっすね!」

睦月「うむ」


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鹿苑寺金閣 駐車場 移動バス内 


莉子「ふぅ」ストン

照「お疲れ様」

莉子「監督こそ、お疲れ様でした。あ....」

照「ん? メール?」

莉子「はい。部の先輩からと、あ、高鴨さんからも来てる」



title:すごかった!><

ずっと莉子のこと応援してたよー!

和との勝負ハラハラしすぎて転げまわっちゃったよ!

良い試合だった! カンドーしたっ!

莉子とまた打ちたいからっ、今年もまた全国でっ!



莉子「わ〜......嬉しい.....」ホロリッ

照「」ナデナデ

莉子「嬉しいのに、何で泣けちゃうんでしょうね」グスッ

照「それが嬉しいってことだから、それでいいんだよ」

莉子「はいっ」

照「ふふ」



トントン


照「? 咲」

咲「お、お邪魔だったかな?」

照「そんなことないよ。補助席出せば」

咲「うん」ガショコン

照「どうかしたの?」


咲「うん。お姉ちゃん、長野来るよね?」

照「え? ああ、でも優勝したのは雪中高士だよ?」

咲「で、でも。私のチーム2位だもん。お姉ちゃんのチームには勝ったんだよ?」

照「そうきたか」

咲「来るよね?」

照「どーしよっかなー」

咲「来てよ〜」


照「ふふっ、仕方ないなぁ。約束は約束だからね」

咲「絶対ね!」

照「うん」

咲「約束ね!」

照「はいはい」カワイイナー

咲「なら良かった。実はもうお父さんにお姉ちゃんが来るってメールしちゃったんだよ」

照「こらこら、いつから勝つ気でいたの?」

咲「約束した日、かな」

照「えっ、その日にもうメールしてたってこと?」

咲「えへへ、うん」


照「何てことだ.......これは新年宮永家王座統一決定戦しかないな」

咲「やだよっ、麻雀はナシでっ」

照「いや、これは逃れられない戦い」

咲「え〜.....」

照「何か言いたい事でも?」

咲「な、ない。ないよ。お姉ちゃんが来てくれるなら、それだけでいいよ」

照「咲////」ギュッ

咲「お姉ちゃん/////」ギュッ


華菜「.........おい、いつまでイチャコラしてんだ。こっちは後ろの席に行きたいんだよ」

淡「詰まってんですけどー!」

玄「大混雑ですのだっ」

透華「誰が通路をふさいでますの!?」

ナンダナンダ トーシテー ザワ....ザワ....

照・咲「す、す、すみません////////」ハジカイタッ





和「咲さんが幸せそうで何よりです♪」









恒子「青春真っただ中、みんなっ燃えているかーっ!!」健夜「ふぁ、ふぁいや〜!」 カン!






終わりです。まさか半年書くことになろうとは.....台詞を持たせたキャラ数が70越してましたww
読んでくれた皆さん、長らくお付き合い頂きまして感謝感謝です

ちなみに、続きになるプロとの試合とかは書く予定ありません
次回作は、大学もの、高校ものと来たので、中学ものにでもトライしてみよーかなー
などと漠然と考えてはいます。ではまた〜

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