菫「宥菫? なんだそれ」(207)


宥菫ネタ
若干のメタ視点
あと載せたSSの作者さんごめんなさい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370684009

 
ある日のお昼休み

菫(最近渋谷がネット麻雀以外でパソコンを占有していると思ったら、)

菫(履歴に、SSまとめ? ジャンル宥×菫って……)

菫(菫って私のことか? なんで積なんだ)

菫(それとこの宥って)

菫「……」

菫「ちょっと見てみるか」

カチ

尭深「弘世先輩」

菫「ひぃあ!?」

尭深「見ちゃったんですね……」

菫「見ちゃったって、お前これ共有のパソコンだぞ」

尭深「……」ゴゴゴ

菫(なんだこいつのオーラは)

 
尭深「まぁいいです。忘れてください」カチリ

菫「おいおい、いかがわしいサイトじゃないだろうな」

尭深「違うのでこの話は終わりです」

菫「それほど必死にされると逆に気になる」

尭深「……」

菫「部員の指導も部長の務めだ。共有パソコンを私用した理由をきかせてもらおう」

尭深「……先輩はSSって知ってますか?」

菫「シャープシュー 「違います」

菫「他には思いつかないな」

尭深「ショートストーリー、またはショートショートの略です。短編のもっと短いものだと考えてくれればいいです」

菫「つまりは小説か?」

尭深「そうです」

菫「それの、そうか、ジャンルとはそういう――なぁ、宥×菫と書いてあったんだ、それってどういう意味だ?」

尭深「菫は弘世先輩のことです」

 
菫「私のこと……? 私が登場人物だと?」

尭深「はい」

菫「いったい誰が書いているんだ?」

尭深「ネットの名も無き方々です」

菫「?」

尭深「まぁそのへんはどうでもいいでしょう」

菫「う、うん。じゃあこの宥って?」

尭深「松実宥さん、覚えてますか? 阿知賀の次鋒の」

菫「――まさか、忘れるものか。二度も卓上で苦しまされたんだ。練習試合を組んででも彼女と再戦して、今度こそ打ちのめしてやりたいぐらいだよ」

尭深「ほう」ニヤリ

菫「なんだそのゲスい笑みは」

尭深「いや別に。……要はそう、弘世先輩と松実さんのラブコメ小説を読んでいただけです」

菫「ラブコメ――はぁ!? なっ、ええ!? なんで私と松実宥が、」

尭深「まぁ色々と捗りやすいんですよ」

菫「捗りやすいってお前……」

 
尭深「ずばり言わせて貰いますが、弘世先輩と松実さんはお似合いです」

菫「いや、それはおかしい」

尭深「あ?」

菫「だってそうだろ、私と松実宥は対局前と後の挨拶しか言葉を交わしていないんだぞ」

尭深「いいじゃないですか」

菫「いやよくは、」

尭深「所詮は妄想です。委員長系長身クールと暖色おっぱいキャラはお似合いなんですっ! 言うなればそれは黄金比のような意図せずとも成立する自然の摂理なんですよ!! それで妄想しちゃいけねぇのかよ!!」ゴンッ

菫「ちょ、湯のみをキーボードに叩きつけるのをやめろ! お前それで前壊しただろ」

尭深「はっ、ごめんなさい。つい興奮してしまいました」

菫「……で、その見た目が『お似合い』ってだけで小説になってしまうのか。私は彼女のことはなんとも思ってないぞ」

尭深「中身もちゃんと考慮されてますよ? クール系だけどヘタレの弘世先輩とおっとりお姉ちゃん気質の松実さんはそらもう百点満点ですわ」

菫「なぜ私の内面が知られている……。そもそもヘタレではない」

尭深「え?」

菫「え?」

 
尭深「そんなクソどうでもいい情報の真偽は後にしましょう」

菫「ど、どうでもよくないだろ! 私は断じてヘタレではない!」

尭深「そこまで否定されるとますますですね。で、どうです?」

菫「なにがだ」

尭深「SSですよ。興味わきました?」

菫「……別に」

尭深「嘘乙」

菫「嘘じゃない……」

尭深「……」

菫「……」

尭深「自分がどう思われ、そして書かれているか気になるのは人の性だと思います。それで先ほどの発言を撤回するのもいたしかたないでしょう」

菫「……」

尭深「見たい、ですよね」ニヤニヤ

菫「……うん」ボソ

尭深「ホッヒヒ」お茶チャポチャポ

 
尭深「まずは『菫「体育倉庫に閉じ込められるおまじない……?」』、これからいきましょう」

菫「……」ドキドキ

尭深「え、なんですかその真剣な眼差しは」

菫「そりゃあそうだろう!? 自分の名前が入ってたら誰だって……!」

尭深「まぁいいや」ポチー


尭深「読む前に、このSSは全校同一設定ということを考慮してください」

菫「どういう意味だ?」

尭深「全国のインハイ出場メンバーは全員同じ学校に通ってるって設定です」

菫「???」

尭深「いわゆる設定ですからそんなに気にしないでくださいね」

菫「うー……? 続けてくれ」

尭深「そしてこのSSは宥菫の先駆けとも言うべき作品ですね。始祖にして弘世先輩のヘタレ路線を定着させた、ある意味罪深い作品」

菫「……」ムッ

 
菫(なるほど、地の文がなくて会話だけの形式なのか)

菫(鍵括弧の前に名前がついているのはそれを分かりやすくするため)フムフム

菫「……」ホイールクリクリ

菫「ん?」

尭深「はい?」

菫「私が弓道部と掛け持ちしていることになってるぞ」

尭深「そういう設定です」

菫「最初から松実宥のことが、き、気になってるし……」

尭深「そういう設定です」

菫「ふーん……」ヨミヨミ

尭深(いちいち細かいなぁ。黙って読めよ)

菫「……」


~十分後~


菫「……!」

菫「///」カァア

菫「――おい!」

尭深「はい」

 
菫「二人がっ、裸で抱き合おうと、」

尭深「はぁ」

菫「恥ずかしすぎる……///」キュゥ

尭深「どこまで読みました?」ノゾキ

菫「こ、ここまで」

尭深「……もうラスト手前じゃないですか。その後二人は幸せなキスをして終了」

菫「え!? そうなの!?」

尭深「嘘です」ズズー

菫「嘘かよ!?」

尭深「気になるならご自分でご覧になればいいじゃないですかぁ」

菫「いや、ちょっと勇気が……」

尭深「ならば私が読み上げます」

菫「やめろばか」

尭深「ここまできたら普通はラストまで読みますよ」

菫「……わかったよ。せっかくだから最後まで読む。別にどんなオチがつくか気になるだけで、松実宥との発展がどうなるか――、おい、なんだその目は! その悲しげな目を向けるのをやめろ!」

尭深(めんどくさい人)






菫「うん」

尭深「うん?」

菫「お、面白かったかな!? いや作品としての評価の話で別にこの二人をAさんとBさんと置き換えたところで私は、」

尭深「ちなみにそれ続きありますよ」

菫「尭深」

尭深「はい」

菫「先月分の部費に遊びがあってな、それ茶葉限定で好きに使っていいぞ」

尭深「はいわかりましたこのことはだれにもしゃべりません」

菫「利口だ」

尭深「とりま紹介させてもらいます。元々それは宥×菫シリーズではなく、全校同一というのが主軸なので弘世先輩がメインなのは……、
   玄「おねえちゃーん、弘世さんたち来たよー」
   玄「おねえちゃーん、弘世さんたち帰っちゃうよー」
   憧「宥姉あの人のこと好きなんでしょ?」宥「ふぁ!?」
   の三作ですかね。別にこれだけでも流れは理解できますが、他のSSにも繋がりがあるのでシリーズ通して読んでおくのがオススメですよ」

菫「ふむふむ。じゃあ次のやつから順に読んでいくか」

尭深「ちなみに未完です」

菫「なにっ」

尭深「(これは主観ですけど、)続きを匂わせる終わり方だったので、実は私も気になって仕方がない所存です」

菫「生殺しってやつか……」

 
菫「それじゃあ完結している作品を教えてくれ」

尭深「そうですね、では『宥「お、落ち込まないで下さいっ!」』はどうでしょう。これは宥菫全盛期ちょっと前ぐらいの作品ですね」

菫「ほうほう」

尭深「特に過激な描写はなく、SS特有の風潮もありません。まともな弘世先輩が見れます。あっさりとしていて初めての方が手を出しやすい宥菫SSです」

菫「まともとかどういうこと」

尭深「次に『宥「私はあなたに恋をした」』」

菫「え? そこ無視しちゃうか」

尭深「これもシリーズものですね。長めではありますが時間をとってでも読む価値はあります」

尭深「地の文が入った一般小説に近い形式をとっています。台本式はテンポよく読めますが、こういった地の文入りは登場人物のモノローグを自然に挟めるので、内面描写指向はこっちのほうが味わい深いです」

菫「タイトルからして……うん、いいな」

尭深「別にリアルの松実さんは弘世先輩のことをどう思ってるかは知りませんよ」

菫「そんなことわかってる! 私だって彼女にどうとかってわけじゃない」

尭深「はいはい」ズズー

 
尭深「オススメポイントはタイトルとは裏腹に二人の関係が紆余曲折に進んでいく点です。惚れた腫れたで即ハメボンバーが基本の宥菫SSにはない特徴ですね」

菫「即ハメ……? つまりは悲恋物ってやつか?」

尭深「そのへんはネタバレになりますので」

菫「あ、ああ……」

尭深「悲恋物、好きなんですか?」

菫「別段好きってわけでもないがな。ただ記憶に残りやすい映画やドラマは悲恋物が多いかもしれない」

尭深「なるほどなるほどー」

尭深「じゃあこれ、『宥「恋人に射ち堕とされた日」』と『菫「松実宥が病気?」』」

菫「不穏なタイトルだな」

尭深「読んでみればわかります。一時期流行した松実姉短命説を乗っ取った作品です」

菫「」

菫「彼女、病気なのか!?」

尭深「そんなことはないと思いますけど。所詮は『だったらいいな』の妄想ですよ」

菫「だったらいいなって……。失礼じゃないかそんなの」

尭深「薄命の美人って儚げがあって綺麗じゃないですか。とりあえずは読んでみたらいいですよ。普通に面白いです」

キーンコーンカーン

菫「あ、もうこんな時間か」

 
尭深「で、そのリストアップしたやつどうするんですか?」

菫「それは、後で読むんだよ……」

尭深「正直、これが見つかったとき弘世先輩に射殺されると思いました」

菫「……だってそれ全部、渋谷が書いたわけじゃないだろ」

尭深「でも普通はあまり気分がいいものではないものかと」

菫「……」

尭深「……」

菫「察してくれ」

ガチャ

尭深「あっ」



尭深(ハマちゃったかー)


今日分終わり

霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

霞「自分の姿を弘世さんに重ね、松実さんと絡みたいだけなの」

初美「そうなんですかー?」

霞「そうよ。弘世さんはかわいそうだわ。宥菫豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

霞「宥菫SSの『菫』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

じゃあその頭悪そうな文もやめてくれよ
もうNGして見えてないけど^^

>>172
同胞なんやから悲しいこと言わないでよーん

照菫()厨は早く宥菫ファンに土下座して氏ねよ

キンタマー

タマキーン

宥菫派「ちゅ…ちゅる…ンンッハッ」

宥菫派「いつになく荒いキスだな……なにか嫌なことでもあったのか」
照菫派「……」
宥菫派「どうだ、父さんに相談してみたら…すこし気持ちが楽にな…ウッ」
照菫派「クリクリクリッ トントントン ギュウウッ」
宥菫派「いっいきなり…そんなに乱暴したら乳首とれちゃっ…ああ!(ブルブル」
照菫派「トントントントントントントントントントントントントントントントントントン」

宥菫派「菫使って宥犯すのンギモチイィッ!」シコシコ

菫「宥のパンツスハースハー」

立「」

菫「ゆ!宥ゥー!」パンパンドピュ

立「菫はこんなキャラじゃない……」

宥菫派「は?何、二次創作に文句つけんの?」

立「でも原作にh」

宥菫派「テルサキガーワハコロモガーテルスミレガー」

宥菫派「ブヒーブヒーブヒー」シコシコ

菫「宥のパンツスハースハー」

立「」

菫「ゆ!宥ゥー!」パンパンドピュ

立「菫はこんなキャラじゃない……」

宥菫派「ブヒーブヒーブヒー」ドピュ

立「でも原作にh」

宥菫派「ブヒーブヒーブヒー!」ファビョーン

これが名文だよ照菫厨

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