男「俺の家に悪霊(女)がでちゃった。嬉しいな」(78)

タイトルから察した奴もいるだろう。
そう、俺の家に悪霊がいた。
それは、学校から帰る途中でゲーセンで遊びまくった後夜中に帰宅した時の
出来事だった。

男「ただいまー…って誰もいないか。トイレ行こう」ガチャ

ガタン

男「何か音がした?」

ガタンガタン

男「…?」

ガタンガタンガタン

男「あーもう!人がせっかく気持ちよく排泄してんのに、誰だ!?」ガチャン

悪霊(女)「呪ってやるー!!」

男「…」ニヤリ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372174591

なんかいつのまに立てられてたwwwwスレの立てすぎ状態だったのにwwwwでは続き


悪霊(女)「(に、ニヤリって…)アンタヲノロッテヤル…ノロウノロウノロウノロウノロウノロ…」

男「うるせぇ。黙れ」

悪霊(女)「!?」

男「まぁいい。こっちきて座れ」

悪霊(女)「こいつ…ナメヤガッテ…」

男「なんだよ。早く座れ」

悪霊(女)「…ノロッテヤル…ノロッテ…!?(なに!?呪詛が…)」

男「おいどうした?」

悪霊(女)「ク…(なんか力が抜…けて)」フラ…

男「おい、大丈夫か?」

ちなみに作者です。まぎれもない作者です。ID違うけど本当に作者です。信じてください。


幽霊「…何ですか…この姿…!?まるで女子中学生・・・口調まで…」

男「へへ…どうだ?気分は?」

幽霊「まるでナマコを丸ごと飲んだ気分です…何したんですか?」

男「俺のお祖母ちゃんは神社で巫女やっててな。このお守りを持っていると
俺に憑いた悪霊の力を丸ごと浄化させた上に性格と姿を人間の時の
物にするのさ」

幽霊「く…なんですかそのご都合アイテムかつ私的にもありがた迷惑な
道具は…」

男「俺からつき離れれば元に戻るぜ。俺を呪えないがな」

幽霊「…無理なんです」

男「?」

幽霊「悪霊って言うのは憑いた相手を呪わない限り離れられないんです…」

男「めんどいな。[ピーーー]」

幽霊「ガビーン」

男「…(こいつ、何かかわいい…やべぇ…俺の僅かなS心が…)なぁ、
犯していいか?」

幽霊「(このお兄さん…いやこの人、危ない!怖い!)」

幽霊「それでこれからどうするんです?私、一生憑きますよ」

男「いいねぇ。かわいい幽霊と一生同棲か」

幽霊「ヒィッ」

男「…冗談だ。引くな」

幽霊「…それにしても、なんでです?」

男「何が。こんなにイケメンなことか?」

幽霊「一遍死んでください」

男「うわ…傷ついたな…でも、すでに死んでるお前に言われたかねぇよ。
地獄行っちゃえ」

幽霊「ガビーン」

男「で、何が聞きたいんだ?」

幽霊「あ、えっと…なんで私が来たのに怖がらなかったんですか?
描写がされないほどグロかったんですよ、姿が」

男「描写云々は突っ込むな。いや、だからだからお守りが…」

幽霊「でも、それが効かなかったら?普通ならある程度の
恐怖が生まれるはずなのに…」

男「…いや、慣れてるんだ。こういうことにはさ…」

幽霊「!(やっぱり…只者じゃないんですね…)」

男「…嘘だけどな」

幽霊「すいません、あなたには普通が通用しないことを
考えてませんでした」

男「幽霊とか悪霊って時点でお前も普通じゃないな。
人のこと言えないだろ。馬鹿だな。アホだな。狂ってるな」

幽霊「ガビーン」

男「ガビーンガビーンうっせえよ。死んでしまえばいいのに」

幽霊「もう死んでます」

男「さて、お前をいじめるのも飽きたから寝よう」

幽霊「エグッ・・・ひどいです・・・」

男「酷くない」

幽霊「酷いですぅ・・・」

男「・・・かわいい」ニヘラァ

幽霊「(変態です・・・この人は細胞の隅々まで変態です・・・)」

男「さて、寝ようか。さぁ、俺の胸に飛び込め、幽霊。優しく愛でてやる」

幽霊「心のそこから死んでください」

男「布団OK」

幽霊「スルーですか。ではお休みなさい・・・」ヒュン

男「消えた・・・そう言う仕組み?なるほど。霊は寝るとき憑いた人間の睾丸に納まると。ふーん」

幽霊「毛穴の隅々から嘔吐しそうな事言わないでください!」

男「うぎゃぁぁぁ!!」

幽霊「!(・・・怖がってくれた・・・///)」

男「睾丸から人が!そしてたとえがキモス」

幽霊「・・・エグッ」ヒュン

男「・・・ああ。又消えた。疲れたから寝るか」

こうして俺達の初夜はオワリを迎えた。

そして・・・最初こそ俺が優位だった・・・


だが俺の苦労はここからだった・・・


幽霊「お・・・い」

男「ん・・・」

幽霊「お・・・き・・・さい・・・」

男「く・・・ふぅ・・・」

幽霊「おきて・・・ください!」ドガッ

男「ぐはぁっ!!」


男「モーニングコールならぬモーニングショットを喰らって頭がずきずきする・・・」

幽霊「起きないからです」

男「死んでるからな」

幽霊「うそっ!?仲間!?」

男「嘘」

幽霊「エグッ・・・又嘘ついた・・・」

男「なくな。朝飯だ」

幽霊「うえぇぇぇぇん!!」

男「!?いや俺普通に・・・」

幽霊「幽霊は物が食べられないと知ってるくせにぃ・・・」

男「いや知らなかったから!ごめんなデリカシーなくて。だから俺だけ飯食ってるわ」

幽霊「エグッ・・・それはそれで・・・」



俺「ふー、食った食った」

幽霊「くぅ・・・私もトースト食べたい・・・」

俺「それじゃ蘇れ」

幽霊「いや無理ですから」



男「しかしあれだな。何で学校にくるんだ?」

幽霊「あなたに憑いてるからです」

男「ふーん。憑いてるんだなぁ」フニッ

幽霊「ミヒャァ!」ビクッ

男「うわ!なんだよ、ほっぺ軽くフニッてしたぐらいで」

幽霊「しないでくださいそんなこと!・・・ていうか何で触れるんですか?」

男「もう死んでるから」

幽霊「もうだまされません」

男「・・・クソッ・・・」ゴゴゴ・・・・

幽霊「なんか雰囲気がとても怖いです」

俺「さーて・・・尻さわろうかな」

幽霊「殴られてもいいなら」

俺「呪い使えよ」

幽霊「使えないようにしたのはあなたです」




男「ほら、学校だ。俺のクラスの教室だ」

幽霊「わー、人がいっぱいですね」

男「当たり前。却下。ボケとして最悪」

幽霊「ぼけていません!」

男友「おい。なにしゃべってるんだ」

男「へ?幽霊」

幽霊「えー、ちょっと・・・そんなストレートに・・・」

男友「そうか。幽霊か。仲良くしろよ」

男「OK!」

幽霊「えぇぇぇええぇぇ!?」

男「な、俺たちの絆は本物だ」

男友「やっぱあいつ変態だよ・・・妄想癖あるよ・・・友達やめようかな・・・いじめようかな・・・」ボソ

男「ほらな。絆を学べたか?」

幽霊「人の絆がとてももろいことを学びました。」

女「ねぇ、ちょっといい?」

男「うわぁ、変態!?」

女「誰が変態よっ!?」ドガッ

男「ウヘッ!」

女「まったく・・・あなたはやっぱり狂ってるわね」

男「女にはいわれたかねぇ」

幽霊「誰ですか、この人?」

男「こいつ?俺の幼馴染。若しくは逆DVキング」

女「誰が逆DVキングよ!」

男「うわ!い、いやDVっていうのはDカップナイス・ヴァディの略だ」

女「無理ありすぎ!そしてそれで逆だったら貧乳に・・・貧乳・・・ヒンニュウ・・・ぬぁぁぁぁ!」ドガッ

男「ウガハッ・・・てめ・・・金的・・・」

女「それより・・・その・・・誰と話しているのよ・・・」

男「え!?いや・・・独り言・・・」

女「・・・嘘つき」

男「へ?」

女「そこに、幽霊」


男「うん・・・え・・・えぇぇぇぇええ!?」

眠いのでちょっと休憩してきます

俺「な、何で見えるんだよ!?」

女「霊感あるから。あ、幽霊ちゃん。よろしく」ペコリ

幽霊「こちらこそ」ペコリ

男「なにあいさつしあっているんだ!?慣れるな!はぁ・・・俺は世界一の不幸者だ」

幽霊「不幸者?なんでですか?」

男「お前を好き勝手犯せない」

女「ちょ・・・あんた最低!!死ね!!いや殺す!」

男「え、ちょ、ま・・・冗談・・・嫌冗談だって・・・い、いやぁぁあぁ!!しにたくねぇぇぇ!」

幽霊「待ってください!」

女「幽霊ちゃん!?」

幽霊「殺すのはやめて・・・せめて・・・せめて96%殺しぐらいに・・・」

男「俺の行きのころ道はどこへ?」

<<15
生き残るでした

男「うえ~ん・・・うえ~ん・・・」

女「ちょ・・・何でかばうの!?」

幽霊「だって・・・男さんは良い人だから」

女「・・・」

男「幽霊・・・」

幽霊「変態ですが」

男「やっぱりそうか!?」

幽霊「でも、私を怖がらないで受け入れてくれた人・・・悪い人ではないです」

女「悪くないのは分かってるんだけど・・・」

男「よくいった幽霊!お礼にほっぺプニプニしちゃおう!」

幽霊「みにゃあ///」プニプニ

男「かわいい」ニヘラァ

幽霊「・・・やっぱり変態じゃないですか」

女「・・・」イライライライライラ

男「女どうした?」

女「・・・」

男「?おい、どうし・・・」

女「うるさい!」ドガ

男「グヘッ・・・」

女「私・・・行く。あんたんちに泊まるわよ!」

男「ええええぇ!?何その一昔前のエロゲみたいな展開は!?」

女「・・・だって、そこに今にもあんたに襲われそうな子がいるし」

幽霊「コクコク」

男「コクコクじゃねぇぇぇぇぇぇ!!てめぇら幽霊に人権ねぇだろうが!!俺に好き勝手やられてりゃいいんだぁ!!」

幽霊「ヒィ・・・」

女「あんた・・・最低!!!!!」ドガドガッ!

男「ぐへぇぇぇぇ!だから・・・冗談だし・・・やりすぎだし・・・」カク

幽霊「男さん!?」

男「というわけで今、俺は帰宅路についている。俺の高校の保健室で
しっかりと治療してきたから大丈夫だ。」

幽霊「誰に話してるんですか?」

男「天使」

幽霊「ビク」

男「・・・?」

幽霊「え?あ、いや・・・大丈夫です・・・」

男「(・・・やっぱり天国の使者である天使の事が怖いんだな。成仏したくないってか)」

女「あんたの家どこ?」

男「ここだ。なんだよ。いつも来てるだろ。ベッドに」

女「死ね」

男「いやだといったら?」

女「ここで殺す」

男「どちらにしろ死ぬじゃねーか」

幽霊「どうぞ~汚い家ですが・・・」

女「いえいえ・・・」

男「俺の家だし」

男「そして月日は流れ、今俺の前で包丁を持っている。このままじゃ死ぬ。そうだ。俺は死ぬんだ。
そしてこの小説は終わりを迎える…じゃぁな。皆。あばよ!」

~おわり~

男「まぁ、そんなことを言ったから俺は殺されかけたんだが」

女「…これによるびっくり感的なの出そうとして、コメ来るの待ってたら他のSSに夢中になってたん
でしょ」

男「すみません」

女「しかし、あんたんち、食べ物少ないわね」

男「空気で栄養補給してるからな」

女「…なんか悲しいわ」

幽霊「私と一緒に一生何も食べられない生活をしましょう。男さん♪」

男「!!今のはプロポーズと捉えて…」

幽霊「ただの死への勧誘です」

男「それじゃ買い出しいってくるか。もちろん経費は…」

女&幽霊「男」

男「…だよな」


男「ということでスーパーに行く途中です」

女「誰に言ってるのよ」

男「しかし幽霊。なんでお前に触れるんだろう?」

幽霊「私が憑いてるからでは?」

男「…それじゃ物も食べられたりして」

幽霊「!!」

男「試しに」ガチャン

幽霊「な、なんですか、それ?」

男「うんとねー…緑のナメクジの体液」

幽霊「ヒィィィィィィィ!!」

女「なわけないでしょ!メロンそーだよメロンソーダ!!」ドガッ

男「いだ…やめろ…死ぬ…」

幽霊「メロンソーダってなんですか?」ポカーン

女「え?あ、メロンをジュースにしてソーダにしたのよ。おいしいから」

幽霊「あ、ありがとうございます」

男「…今地面で倒れている俺の心配は…(…メロンソーダも知らない…一体どの時代の死者なんだ?
気になってやってみたが…いや、服装自体は女子中学生…どういうことだ?)」

幽霊「ゴクゴクゴク」

女「ど、どうなのかしら…」

男「(…かわいい)」ニヘラァ

幽霊「プハー…」

女「…どう?味の方は…」

幽霊「…」ジワ

女「女ちゃん!?」

幽霊「…か、感激です…こんな…こんなおいしい物が…」

女「そうか…おいしかった?メロンソーダ」

幽霊「はい!」

男「…メロンジャナイケドナ…」

幽霊&女「!?」

男「いや、メロンをそのまま絞って作ってるわけねぇだろ。
大抵は酸味料と着色料使ってるだろうな」

幽霊「そ、そうなんですか…」シュン

女「…」

男「…なんか、小さな子供の夢を壊した気がする。」

俺「よし、ついた」

幽霊「わぁ、学校よりも人がいっぱいいますね」

俺「超当たり前。都心の大型スーパーマーケットなめんな」

女「それじゃ、何食べる?」

男「う~ん…ナマコなんてのh」

女&幽霊「却下」

男「…俺好きなのに…」

女「ハンバーグはどう?」

幽霊「は、んばーぐ?」

女「えーっと…要するにとってもおいしい物よ!」

幽霊「それならいただきます!」

男「それじゃ肉とソース…それじゃ俺からはデザート・トライフルをプレゼント!」

幽霊「と、りゃなふりゅ…」

男「トライフル、な」

女「…あんたって無駄に料理上手いのよね。女として悔しい…」

男「はは、まいったk…」

女「調子乗るな」ズゴッ

男「くっ…溝に…ゆ、許して…」

男「さて、材料は買い終わったな」

女「そうね」ギュッ

男「…俺が全部持つのか」

女「当たり前じゃない」

幽霊「クスクス」

男「…幽霊が狂った」

幽霊「狂ってません!笑ってるだけです!」

男「何もないのに笑う…くるっt」

幽霊「ないです」

女「どうして急に笑ったりしたの?」

幽霊「それは…男さんと女さんのことを見てると、おもしろいなぁって…」

男「お!いいねぇ。俺と女のコントで笑ったってわけか」

幽霊「コントなんですか?」

女「んなわけないでしょ!」

男「はははっ!でも、女と俺は幼馴染なわけで…何気に名コンビなわけですよ。
いつも暴力振るけど、優しいから…女のとこ、嫌いじゃないしな」

女「な、何言ってるのよ////」カァァァァ

男「お、悪い…ついつい…」

幽霊「…(なんでしょう?無性に腹が立ってしょうがない…)」イライラ

男「おい、幽霊。どうし…」

幽霊「!きゃぁ!」ドガッ

男「グヘッ…な、なにもやってないのに…」

幽霊「あ、すいません…(なんでいらいらしちゃうんだろう…)」

男「さて。現在、家だ」

女「さぁ、つくるぞぉ!あんたはトライフル作っててね」

男「いや、後でだ。デザートはできたてがおいしいんだよ」

女「そう…じゃぁ、風呂でも入ってて」

男「OK!それじゃいこうか、幽霊」

幽霊「はい」

女「ちょ…OKじゃないでしょ!」

男「大丈夫だって。幽霊、服脱げないしな」

幽霊「はい」

女「…(本当に大丈夫かしら…)」

男「風呂だね」

幽霊「風呂ですね」

男「…」

幽霊「…」

男「これ以上話題を膨らますことはできないのかね」

幽霊「ですね」

幽霊「しかし、男さんの風呂って、でかいですねぇ」

男「ローン無し8000万のマンションなめるな」

幽霊「なんでそんな無駄に金持ちなんですか?」

男「…いや、特に理由は」

幽霊「…?」

男「…その件については忘れてくれ。それじゃ入ろう。しかし…なんか興奮するな///」

幽霊「しないでください、変態男さん。でも…ありがとうございます」

男「なにが?」

幽霊「私を怖がらないでくれて」

男「…いいんだよ」ニコ

幽霊「…///(なんか今の笑顔…かっこいい)」

男「胸さえ揉ませてくれれば」

幽霊「前言撤回。男さんはやっぱり只の変態です。」

男「ふー、いい湯だった」

幽霊「だったー」

男「入ってないのにいうなよ」

幽霊「入ってないだけで超高温のお湯をかけられました」

女「二人とも、ハンバーグで来たわよ」

男「お!はやいねぇ。御飯とかもしっかり用意されてるじゃん」

幽霊「うわぁ、おいしそうです」

女「それじゃテーブルについて。…いただきまーす」

幽霊「いただきまーす」

男「いただきまーす(幽霊を)」

幽霊「男さんから異様な雰囲気を感じ取りました」

女「なんだか知らないけど男を無性に殴りたくなる…」

男「しかし、幽霊は幽霊なんだから、ヒュ~ドロドロとか言ってみなよ」

幽霊「me?」

男「なんか初めてボケで返された。サン、ハイ!」

幽霊「ひゅ、ヒュリュドリョリョ///」

男「下が回ってない。でもかわいい…」デレデレニヘラァ

幽霊「今の笑みは最高に気持ち悪かったです」

女「…(あいつ…そういうのが好きなのかな…)」


男「さて、皆食い終わったから、デザート作るぜ!」

幽霊「いえーい」

女「…」

男「30分くらいまってくれれば…おい、どうした女?」

女「…りょ」

男&幽霊「りょ?」

女「ひゅ、ヒュリュドリョリョ///」

男「…」

幽霊「…」

女「…」

男「…」ジー

幽霊「…」ジー

女「…っ!」カァァァ

女「ちょ、ちょっと散歩してくる!!」ドタッ

男「散歩は結構なのだがなぜ俺を殴っていく」

幽霊「…(殴るってそんなに楽しいのかな?やってみようかな…)」ジー

男「…(幽霊からですら殺気を感じる)」

幽霊「あ、女さんが来るまでにそのトリャトリャーっていうのを作りましょう!」

男「トライフル、な。よし、作るぜ!」




男「よし、できたぁ…」

幽霊「わぁ、おいしそうです!」

男「そうだろう…俺の本気を見たか…」

幽霊「はい、見ました!見ました!」

女「…た、ただいま///」

男「お!ちょうどいいタイミングで帰還!」

幽霊「お帰りなさいです」

男「トライフル、できてるぜ」

女「う、うん…」

男「ああ、それと…」

女「?」

男「さっきの事、しっかりツイッターで呟いておいたぜ!」

女「…」

男「いばばででいぢばんびどいおじおぎをうげた。じょうだんだのに」

幽霊「なんて言ってるかわかりません」

女「はぁ、もうあんたは…それじゃ食べましょうか」

男「まてーい!」ビュン

女「きゃぁ!いきなりフォーク投げてくるんじゃないわよ!」

男「その料理はまだ完成形ではない…」

女「どういうこと?」

男「ようするに、もうちょっと冷蔵庫で寝かすぞってこと。その間に風呂入っとけ」

女「分かったわ。幽霊ちゃん、行きましょ!」

幽霊「さっきは入れなかったので、いきましょう!」

男「さっき入ったけど、行きましょう!」

女「あんたはいかんでいい!」

男「ぶー、なんでー」

女「当たり前でしょ!私は裸になるのよ!」

男「平らに近い胸なんて、無いにも等し…」

女「…もう一回言ったら[ピーーー]」

男「もぶびびません…」

男「さて…そろそろいいかな?…冷蔵庫から出してと…おーい!できたぞー!うがーっ!」

女「はーい!…ってえ!?ちょ、どないしたん!!?」

幽霊「女さん、慌てすぎて関西弁っぽくなってます」


女「男ー!今来た…ちょっと!」

幽霊「男さんが大量の皿の下敷きに」

男「さ、さらが…」

女「ちょ、大丈夫!?今助け出すから…」

男「…タオルを巻いて来たのか…」

女「急ぎだから!ほら、がんばって!」

男「…もうすこし…もうすこしでみえ…」

ブシュ

女「大丈夫!?…よかった~」

男「皿の方は大丈夫なのですが目つぶしされたのは無事じゃないかもです」

幽霊「今床にベタリと座っているようですが、みえますか?」

男「あの世が見えそうです」

女「あんたが変なこと言うから悪いのよ。ほら、立てる?」

男「!さ、触るな!まだしにたく…」ブンブン

ピラッ プニッ

女「…」

男「おい、どうした?なんか今何かを剥いだような感じと、わずかながらにして柔らかい感触が…」

女「あんた…最低」ドガドガドガッ

男「グヘッグホッグハァ!オラオラ的なのが体中に!」

幽霊「今すぐ成仏してしまいたくなるほど怖いです」ブルブルブルブル

男「奇跡的な再生能力でよみがえった俺だ。そして今、皆何事もなかったかのようにテーブル
についている」

女「ほんと、あんたって料理上手いわよね」

幽霊「ほんとです」

男「それじゃみんなでいただきますするか!」

女&幽霊「はい!」

田中「せ~の…」

皆「いただきます!」

男「…って今の誰だよ」

男「食ったな」

女「食ったわね」

幽霊「食いましたね」

男「それじゃどうする?」

女「寝ましょうよ。疲れた」

男「疲れてんのは俺だ。そして憑かれてるのも俺だ」

女「何上手いこと言ってるの。ベッドどこ?こんな広いマンションなんだからベッドの1つや2つ…」

男「え!?あ、その…ごめん。ベッド1つしかない」

女「えぇー!?」

幽霊「男さんと一緒に寝るんですか…」

男「その反応は傷つく。でも、どっかのネカフェで寝てくるよ」

女「そ、それはダメでしょ。高校生なんだし…」

男「いやそうだが…」

女「まったく。…し、仕方ないから一緒に寝てあげるわよ///」

男「まじで!?」

幽霊「女さん、正気ですか!?」

女「正気よ!…それじゃ…幽霊ちゃんが真ん中でいい?」

男「お前らの体が触り放題なのか…(ああ)」

幽霊「心の声と普通の声が逆です」

女「やっぱこいつと寝るのやめよーかな…」

男「ふー…あったかい、いやむしろ暑いな。股間も」

女「あんた一遍死んでみる?」

幽霊「ふわぁー、先輩の口癖に似てます!」

男「先輩…?」

女「それってまさか…」

男「…」

女「…」

男「…」

女「…」

男「…忘れよう。すべて。そして永遠の眠りに…」

女「なにいってんのよ!」

幽霊『男さんが仲間になりたそうにこちらを見ている』

男「見てないし、なりたくもないな。」

男「それにしてもあの時みたいに消えなくていいのか?」

幽霊「消えないでも寝られるんです♪」

幽霊「えへへへへ…」

女「どうしたの?」

男「狂ったか」

幽霊「違います!…なんかあったかくて」

男「俺の股間?」

女「次変なこと言ったら殺す」

幽霊「なんか家族みたいで…女さんがお母さん。男さんがストーカー」

男「俺の役割おかしくない?」

幽霊「ふふ。冗談です。男さんが…お父さんですね」

男「だよな。女にヤったのか?」

女「…///////」カァァァァァ

幽霊「や…った?」

男「意味わかる?だから…」

女「ゴゴゴゴ」

男「…結婚式だよ」

幽霊「なんだ♪そういうことですか」

女「そ、そういうことよ」

幽霊「本当に2人とも優しくて…あったかくて…2人にあえて…ほんとに…よかった…」ヒュン

女「ちょ!?幽霊ちゃん!?」

男「大丈夫だ。あいつは寝るとき睾丸に戻るんだ」



男「…(あれ?突込みが来ない…)」

女「そ…そんな」ボロボロ

女「ねぇ…ねぇ、答えてよ…幽霊ちゃん…」ボロボロ

男「…」

女「ねぇ…成仏したわけじゃないよねぇ…ねぇ…幽霊ちゃん!」

幽霊「は~い、なんですか~」

男「!?」

女「幽霊ちゃん!!」ギュ

幽霊「く、苦しいです…」

女「だって…成仏しちゃったとおもってぇ…」

幽霊「私もてっきり。悪霊は最大限幸せを感じると成仏するはずなのですが…」

男「それは悪霊のルールだろ。お前は今、悪霊じゃないんだ。半成仏的な状態だったんじゃないのか」

幽霊「成程!そういうことですか!」

女「…もう、どこにも…いかないでね…」



男「さて、そろそろ寝るか」

女「ええ」

幽霊「はい!」

こうして俺の長い長い1日半は終わりを迎えた。
そして…三年後…

男「ふぁ~!よく寝た!」

女「あら、おはよう。ご飯出来てるわよ」

男「おう。サンキュー」

女「それよりいつになったら…その…子供作る気になるのよ…///」

男「あの時一回きりだって決めただろ。今、立派な子どもがいるだろ」

女「子供って…」


「あれ?2人とも起きてたんですか?」

男「お!幽霊」

女「幽霊ちゃん!」

幽霊「男さん、女さん。おはようございます。男さん。結婚してください」

男「もうしてるよ。女と」

幽霊「むー…来世では私とですよ」

女「私とよ!」

幽霊「私とです!」

男「おいおい、喧嘩するなって」

幽霊&女「それじゃ子づくり(しましょう)(しよう)!」

男「性欲強すぎだろ…ていうか幽霊はいつになったら成仏するんだ?」

幽霊「うーん…どうやら私は悪霊という状態から幽霊になってしまったため普通の幽霊に存在する
『未練』がないので成仏できないみたいです。ただ、
憑いている人が死んだら…」

男「怖いから言うな」

幽霊「えへへっ!」

そう、いつもの三人コンビで過ごしていた。
俺と女は大学に入り、結婚もしていたが。
幽霊も相変わらずである。
こうやって俺らは…普通の生活をしていくんだ…

幽霊「ところで、私を養子にするとか言ってたのに、役所に書類出さないんですか?」

男「だせるかバカ」

そう、この人生は、あの日。あの時。
このかわいい悪霊が来なければ…なかっただろう。


~終わり~

もし、ちょっとでも人気(ひとけ)があれば続編とか、男の言った「あの時一回きり」についてでも書こうかなと。
最後に。
こんな駄作読んでいただき…
本当にありがとうございました!

ひとけがあったww
ということで続編、立てようかなと思います。

次レス立てさせていきました。
幽霊と男が中心です。
バトル有
幽霊「男さんにだまって夜道を歩くことにしました」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372514504/)

次スレ要らねえだろ
47レスしかねえんだから

>>48
人気(ひとけ)があったら立てるといってるじゃないですか。
人気じゃないです。ひとけです。
たとえレス少なくても見てる人1人でもいるなら書き続けます。

<<50
そういうことですかww
どうしよう…
そうしようかな…?

幽霊「前回までの粗筋…といっても時系列的に言えば男さんと女さんが結婚する2年前のお話です」

男「だれにいっとるんじゃい!」

幽霊「その時に、半分成仏…とか何とかの下りありましたよね?」

男「あったな」

幽霊「なので男さんから離れる事が出来ます♪」

男「自由に出歩かれても困るんだよ」

幽霊「それでは…説明も終わったので…」

男&女&幽霊&田中「始まるよ!」

男「ってまた田中か」

幽霊「以外にストーリーに関係性が。特にじんz…」

男「言うなって」

女「てかなんで私だけ出番ないのよぉぉ!」

もちろんです。

幽霊「さぁ、夜道へと初めて…そして男さんから離れた状態で行くことに成功しました。なぜなら」


男「もう説明したって」


幽霊「男さんっ!?…気のせいか。さぁ、今こそ日の目を見る、私の霊力っ!」ヒュン

~パリ~
「わぁ、凱旋門!」

~イタリア~
「わぁ、ピザの斜塔!…あれ?」

~ブラジル~
「わぁ、熱帯雨林!わ、アナコンダだ!」

~アメリカ~
「わぁ、自由の女神!」

~ロシア~
「わぁ、クレムリン!」

~イスラエル~
「わぁ、どこにいけばいいんだろう?」

~日本 東京 アークヒルズ仙石山レジデンス



幽霊「ふー、いろいろ堪能してきました…ん?まだ夜中の1時59分じゃないですか。まだまだ遊び足りないな…」

カチッ・・・カチッ・・・カチッ…

チーン

幽霊「…2時になりましたね。草木も眠る丑三つ時!私の力もパワーアップするでしょ…う…か……くぅ」

幽霊「(なに…体が燃えるように…熱い!!)」

幽霊「キャァァァァ!!」

男「…ファッ…なんだ?急に目が覚めた。」

女「なに…どうしたの?」

男「さぁね…ていうかてめぇ反応はええよ。俺の部屋のコンポがうるさいっていうから防音にしたのに…」

女「今日はちょっと起きてたのよ」

そう…俺たちはまだ高校三年生ながら同居生活を送っていた。
女の親?…反対?しなかったらしい。
なんでも女の家は結構山あり谷ありだったらしくこういうことに寛大なんだそうだ。
彼女の親曰く
「今の内幸せな家庭を経験しときなさい。後から地獄だから」ニコ

…不吉だよ、この野郎。

男「あれ?幽霊は?」

女「?そういえば私と一緒に寝たはず…」

男「…睾丸に戻ったな」

…シーン

男「よし不在だ」

女「その確かめ方何とかできないの?」

男「無理だ。俺と幽霊は睾丸でつながってるからな」

女「最低のつながり方ね!」ドガッ

男「イテテテ…」

男「幽霊が女の元へ言ったという可能性は?」

女「それはないわね。だってあんたのところから離れられないんでしょ?」

男「それもそうだよな…よし、死のう」

女「どっからそうなったのよ…もしか…して…成仏したとか!?」アタフタ

男「お、落ち着けよ。あいつが自分で成仏しないって言ったんだろ?まぁ、確かに幽霊は光って天に昇るような感じの
動作をしたときもあったが…」

女「じゅ、十分危ないわよ!?どうすんの!心配になってきた…」

男「安心しろ。あいつは腐っても悪霊だ。あいつを襲うようなやつは呪われるであろう」

女「でもあんたがその悪霊の力を消したんでしょ?」

男「…」

シーン

男「うわ!?どうしよう!?幽霊みたいにかわいくて、胸もそれなりにあって、小さくて、胸もそれなりにある奴はすぐに男に狙われる!おいっ!落ち着け女!」

女「あんたが落ち着きなさいよ!しかもその胸に関しての連呼、ムカつくから言わないで」

男「そっか、お前胸ないもんな」

女「ははは、もう~男ったら♪」ドシュ

男「ぐへっ…このみぞおちショットはきつい…」

女「それじゃ幽霊ちゃんを探しに行きましょう!」

男「そうだな…ちょっと待ってて。身支度してくる」

女「身支度…?あ、私もとりあえず着替えてくる」


5分後

女「着替えたわよ」

男「俺も準備完了だ」ウィーン グォォン ドガァァン

女「なんで全身武装してるの!?チェーンソー、芝刈り機、爆竹なんかもってて!しかも何で地味に防弾プロテクターもってんのよ!あんたんちはどうなってるの!?」

男「幽霊のためだ…幽霊を危ない目にはあわせない!!」


女「その前にあんたが危ない目に会うわよ!全部脱ぎなさい!」

男「全裸で行けと///」

女「そう言う意味じゃない!!」

男「せめてAK47ぐらいは持っていっていいよな?」

女「私があんたを打つとき用なら。…ていうかなんでそんなの持ってるの!?」

男「Xがくれたんだ」

女「誰よXって!…もう、このまま漫才しててもしょうがないから行きましょう」

男「へいへい」

女「それよりあんたのマンションってほんとにでかい!」

男「当たり前よ!東京 アークヒルズ仙台山レジデンスだからな!」

女「…」

男「…」

女「…いくらなんでも伏線が雑すぎない?」

男「不景気なのだ」

男のマンション玄関前

女「で、結局ナイフを持ってきたわけ?」

男「ああ」

女「さて、どこから探す?」

男「待ってろよ・・・あったあった」ガサ

女「何?その本」

男「おばあちゃん特製『巫女マニュアル』。幽霊や悪霊の特徴や性質などが分かるらしい。俺も始めて見るが」

女「…あんたのおばあちゃんって何者なの?」

男「栃木で巫女をしているんだよ。えっと…『憑き霊は憑いている人間から遠くまで離れられない』だそうだ。とりあえず近辺を探すか」

女「OK」

男「もう30分も探したけど見つかる気がしない。君は?」

女「(君!?)…見つかんなかった」

男「あーもうどうすんだよ…幽霊がいない生活なんて…女がいない生活くらい考えられねぇ」

女「そうなの…って!?」

男「どうした?」

女「いや、なんでも…それより!い、今のって…」

男「…?」

女「いや、その…だから今のって…こ…こくは…」

男「!隠れろ!」ガサッ

女「ちょ!急に茂みなんか隠れてどうしたの!?うわっ!?」ガサッ

男「おい、あれ…」

女「?なにどうし…」サァーッ

男「(わすれもしねぇ…あいつは……悪霊!)」

女「ちょ…なにあの姿!?ホラーチックにもほどあるわよ!?」

男「顔がドロドロみたいな状態で血がだらだらだったらそうなるわいな」

女「い、言うな!」

??「ギロ」

男「し、しまった!見つかったぞ!」

女「ヒィィィィィィィィ!わ、私、お化けはダメなの!!」

男「幽霊は良かったのに?霊感あるのに?」

女「霊感あるって言ってもほとんどそういうことなかったし幽霊ちゃんはかわいかったからぁぁ!!」

男「…やっぱ人間顔なんだな」

女「顔以前に人間じゃないでしょ!?」

男「おい、寄ってくるぞ!にげ…」

女「られない!?」

男「いや逃げられるよ」ザッ

女「もう!ふざけないで…」

??「アッー」(女のところに全力ダッシュ☆)

男「お、女!?」

女「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!助けてぇぇぇぇぇ!!」

男「女!えっとこういうときには…ばあちゃん秘伝のお札!幽霊の時ので一枚使っちまったがまだ一枚残ってる!」

女「解説はいいからはやくしてぇぇぇぇえ!!」

男「くらぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーー!」

ポン

女「…と、止まった?」

男「…」

女「…男?」

男「…弾かれちゃった。てへぺろ☆」

女「…」

男「…」

??「ァァァーーー!!!」

男&女「にぃげろぉっぉぉぉぉぉ!!」

男「負けないで♪もう少し♪あと少しで♪家につくから♪」

女「励ましてるとこ悪いけど早速負けそうですっ!」

男「安心しろ!もうすぐマンションに…ついたぁぁぁぁーーーあぁぁぁーーー!?」ドガッ

女「きゃぁぁあぁあ!」ドガッ

男「ちょ…マンションに跳ね返された!?と、とりま逃げろ!」

女「もうやだぁ…」

??「ァァァァァー!!」

現在時刻2:30

男「へぇ…へぇ…」

女「ちょ、男!」

男「どうした女!」

女「あいつこないよ…」

男「え!?」

俺は振り返ってみる。

…あいつはいなかった。

男「助かった…」ヘナヘナ

女「ふぅ…」ヘナヘナ

男「なんだったんだ…あいつは…」

女「さぁ…でもあいつがでてきたのは2:10分ごろ。で、消えたのは2;30.…」

男「丑三つ時…」

女「はぁ…たくなんであんたは霊を呼び込むの!」

男「…おばあちゃん子だったもんな」

女「説明になってないでしょ」

幽霊「ふぇぇ…二人ともどうしたんですか?」ユラユラ

男「幽霊!」

女「幽霊ちゃん!今までどこに!?」

幽霊「え…探してたんですか?」

男「当たり前だ!心配したんだぞ!俺が奪うはずの貞操を」

幽霊「最後の一言は余計です」

女「答えになってない!」

男「お前どこに行ってたんだ?」

幽霊「世界旅行」

女「世界旅行!!!??」

幽霊「はい!世界のありとあらゆる名所を回ってたんです!」

男「ばっちゃんの嘘つき!だれが離れられないだよ!」

女「幽霊ちゃんに限って特殊なんでしょ?目的が『男を呪い殺す』ことなんだから」

幽霊「忘れてました!」

男「思い出さなくてもいいよ」

↑そうです。…何か?

男「さて…もう疲れたんですが…眠いんですが…」

女「…そういや学校が」

男「い、行きなくないっ!」

幽霊「いかなければいいじゃないですか」

男「そうはいかないんだ」

女「…とりあえず少しでもいいから家に帰って寝ましょう。まだ数時間は睡眠できるから」

男「足りないよぉ」

女「足りなくても我慢、我慢」

幽霊「本当にごめんなさい…私のせいで…」

男「いいんだよ。代わりに体を…」

幽霊「絶対に嫌です」

~学校~

男「ね、眠いな…ふぁぁ~あ…」

男友「よ、男」

男「お、いよっす、男友」

男友「おい、どうした。眠そうじゃねぇか」

男「…いや、幽霊がな…」

男友「また幽霊か。高3になってもメンヘラとか、話になんねぇぞ」

男「メンヘラじゃねぇよ。お前も知ってんだろ?俺の…その、家族を」

男友「あー、そういやぁ、ばあちゃんが巫女。じいちゃんが軍事関係。で親父が…」

男「ギロ」

男友「え…あ、いや悪い…」ビク

男「いや、いいんだ…」

男友「…そういや、知ってるか?最近誘拐事件が多発してるんだって」

男「?誘拐事件?」

男友「そうそう。なんでも何の証拠もなく消えることから『神隠し』って言われてるらしい」

男「そうなんだ…」

女「神隠し?」

男「そう。…なんかいやな予感するな」

女「いやな予感って何よ」

男「いや…わからんが…今日…昨日…?いや、ともかく夜中に出てきたあいつ…幽霊の失踪…」

女「関係あると?」

男「ないとはいいきれねぇ。ちょっと探りいれてみるわ」

女「なに?そういうの得意だっけ?」

男「こうみえても俺は情強でさぁ。任せとけって」

女「…不安」

男「はは。心配するなら自分の胸でも…」ドシュ

女「…」

男「ははー、ナイフとは…だんだん大胆になって来たねぇ?」

女「殺意が向上してるってことよ。変態」

放課後 帰宅路

男「…あー、俺です。そうです、男です…」

男「あー○○町の巫女の婆さんに代わってくれますか?…ありがとうございます」

婆「…もしもし、あー男?どうしたのさー」

男「あー…一つ聞きたいんことがあるんだが…」カクカクシカジカシカクイムーブ

婆「そういうことかい。ありえるよ」

男「まじで!?」

婆「それとあんたの言ってた神隠しの事だけど…明らかに『人じゃない何か』が絡んでるねぇ。霊は霊を呼ぶよ」

男「…っ!こえー事いうな」

婆「はは!悪いねぇ。…あんたの町に神社がある。そこの神主さんに助けを求めてみな。私から連絡しとくから」

男「サンキュー」

婆「良いってことよ。私もお札を書いておくよ。…もしかしたらそっち、行くかもね」

男「そうか…わかった」

婆「…結構大事みたいだよ。新聞見る限りは」

男「知ってるよ」

婆「…気を付けてね」

男「わかってるよ」

婆「…」プツー

男「あー…相変わらず五月蠅い婆だ。…しかし、いかんせん謎すぎる。もっと探りを入れるかな…」

男「あー、もしもし?署長ですか?」

署長「…あー?その声は…男君かい!?」

男「はい」

署長「いやー、びっくりしたよ…お父さんとの一件があってから連絡がぱたりと途絶えてねぇ」

男「ほんとに申し訳ありませんでした」

署長「いいってことよ。それより今日の用事は何かね?エロゲの攻略?」

男「いえ…それもあるのですが…」

署長「あー、失踪事件のことかい」

男「はい」

署長「しかし君がこんな事件に関与しようとするなんて珍しいね」

男「少し気になったものですから。それで?情報を」

署長「えっとね…あの事件に関してはたった一言。『妙』なんだよ」

男「妙?」

署長「そうだよぉ。私たちの署が管轄外にも関わらず捜査に乗り出してね。これも上からの命令だ」

男「…つまり…警視庁から?」

署長「警視総監直々にだよ」

男「…なんでですか?」

署長「焦りと国民の叱責だと思うね。『こんなに短期間で21人もの人間が失踪してるぞ!?警察はどうなってるんだ!』…てね


男「それで?情報は?」

署長「なーんも。ただひとつわかってるのは自分からふらふら消えたらしい」

男「自分から?」

署長「うん。目撃者は失踪者がふらふらーってどっかに向かおうとしてたらしいんだ」

男「…なるほど。わかりました。ありがとうございます」

署長「あー、それとしゅぷれ~むキャンディの『変わった人だな…でも、不思議な魅力がある』
の次はどうすればいいのかね?」

男「ヤスデなんか怖いもん…です。では」プツー

署長「おう!それだったか…よし、がんばって弓音攻略するぞ」

男「さて…おばあちゃんが言ってた神社に行ってみようか…とりあえずある程度の情報は得たしな」

~○△神社~

男「えーと…ここだっけ?おばあちゃんのいってた神社は…」

?「あの~…」

男「うわ!?」ビク

?「あ~、すいません…驚かしてしまったならあれなんですが…もしかして婆さんの言ってたお孫さんですか?」

男「あ、そうですが…」

?「どうも、はじめまして~。ここの神主の田中といいます」

男「田中っ!?」

田中「…どうかなされました?」

男「…いえ、なんでも…」

田中「で?今回はどうされました?」

男「え…おばあちゃんから用件を聞いていないんですか?」

田中「はい、そうです」

男「…そうなんですか。実は…」

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