両津「ラブライブだと?」(28)

本田「アライブ凄いですね~スクールアイドルランキングずっと1位ですよぉ~」

中川「そうですね、あの年代の女の子は元気だから見てるだけでも楽しいですよね」

麗子「ええ、アライブいいわよね。3人とも可愛くて癒されるわ」

部長「アライブならワシも知っているぞ」

中川「部長もご存知なんですか!?」

部長「ああ、実は孫の大介が大ファンでな、若々しくて実にいい!」

両津「部長、始末書終わりましたぁ」

部長「全くお前はいつもダラダラしている、気合が足りてない」

両津「しょうがないじゃないですかぁ、もう3日も何も食べてないんですよ…」

部長「少しはアライブを見習え、あの子達はお前と違って元気で満ち溢れている」

両津「アライブ~?なんですかそれ?」

中川「今人気のスクールアイドルですよ」

両津「けっ、ただのガキじゃねえか」

本田「違いますよ!先輩!」

両津「なんだ本田、いたのか」

本田「アライブは今日本中で注目を浴びてる女子高生アイドルですよ!」

麗子「そうよ両ちゃん、アライブはスクールアイドルコンテスト連年優勝グループよ」

両津「なんだ麗子お前もそのアルトリコーダーが好きなのか?」

本田「ア ラ イ ブです!」

両津「うおっ、うるさい!でかい声を出すな!腹が減るだろ!」

両津「アルトリコーダーだかアリンコだかなんだか知らんがワシはそんな一銭にもならない物に興味はない!」

中川「ラブライブに優勝すると優勝賞金100万円なんだけどなぁ」

両津「」ピク

両津「なに!?中川!今の話は本当か!?」

中川「本当ですけど、一応言っておきますが僕や麗子さんを出場させることは出来ませんよ」

両津「どうして、ワシの考えたことが」

中川「先輩の考えそうなことです…」

麗子「そもそも私たち高校生じゃないし…」

本田「スクールアイドルは高校生限定ですよ」

両津「なんだと…ワシの計画が…」ガク

両津(いや、待て)

両津(こんな美味い話をはいそうですかと諦めるには惜しい!)

両津(だが、アライブは常連優勝グループ…だったら他のグループを…)

両津「…ワシは今日から数日有給をとる!後は頼んだぞ中川!」

中川「ちょっ、先輩!」

本田「行っちゃいましたね…」

麗子「全く両ちゃんったら…変な騒ぎ起こさなきゃいいけど…」

部長「大丈夫だ、どうせすぐに諦めて戻ってくる」

超神田寿司
両津「おい纏!」

纏「何か用か?勘吉」

両津「ああ、この辺の高校でスクールアイドルをやってる高校を教えてくれ」

纏「えーと、まず1番有名なアライブのUTXと」

両津「さっき麗子達が言ってたやつだな」

纏「あとは最近音ノ木坂学院でスクールアイドル始めたって後輩から聞いたよ」

両津「神田か」

纏「うん、私らの地元だね。UTXもだけど」

両津「ああ、昔はよく音ノ木坂の女の子のケツ追っかけ回したもんだよハハハ」

纏「まったく…勘吉らしいね」

両津「纏の高校はやってないのか?」

纏「…うちの高校は去年廃校になったんだ…少子化に加えて近くにUTXが出来てみんなそっちに入学するからね」

両津「そうか…それは残念だったな」

纏「ああ、でも大事な思い出は胸にしまってあるからね!」

纏「少し寂しいけど、これも時代の流れだね」

両津「そうだな、最近はこの辺の学校はどんどん少なくなっているな」

両津「よし!ワシが何とかしてやる!」

纏「え?勘吉が?」

両津「おうよ!ワシは音ノ木坂学院のスクールアイドルを日本一有名にして日本中の学生を東京に集めてやる!」

纏「勘吉…!」

両津(待てよ有名にすればするほどCMなどの出演料でぼろ儲けじゃないか!)

両津「フフフフフフ(笑いが止まらん)」

纏「よし!今日は勘吉が成功するように寿司食べ放題だ!好きなだけ食えよ」

両津「纏!やはりお前はワシの認めた女だ!」ガツガツ

纏「その代わり頼んだぞ、勘吉!」

両津「おう!ワシに任せろ!」ガツガツ

音ノ木坂学院
穂乃果「うーん…」

ことり「穂乃果ちゃんどうしたの?」

穂乃果「ライブとかいっぱいやって人気も出てるのかと思ったけどランキングが…」

ことり「穂乃果ちゃん…」

海末「嘆いても仕方ないですよ、穂乃果。私たちは次のラブライブまでに精一杯やるだけです」

凛「そうにゃ!沢山ライブやればお客さんも着いてくるにゃ!」

花陽「私も…今度…こそは…!」

穂乃果「そうだよね!よーし、今日も練習頑張ろー!」

絵里「だけど、確かに今のままでは20位以内に入るのは難しいわね…」

希「そうやろうか?」


真姫「練習して、ライブをやる繰り返しなんて他のとこもやってるだろうしね」

にこ「でも、その繰り返しが1番だいじだよ?」

真姫「それはそうだけど」

絵里「ええ、何か他に決定打があれば…」






ガチャ
両津「お前たちがこの学校のスクールアイドルか?」

凛「誰だにゃ?」

穂乃果「さぁ」

絵里「あなた学校の許可は取ったんですか?」

両津「許可だと?そんなもの取ってないが」

絵里「そうですか、不法侵入なので通報しますね」

両津「ちょっと待て!お前ら、ワシの服装が見えてないのか?」

ことり「ああっ!この人お巡りさんだよ」

にこ「本当だわ、全然気づかなかった」

真姫「警察よりは変態に近いわね」

両津「やかましい!」

花陽「ぴええ…」

希「警察がここに何しに来たんですか?」

両津「ワシはお前らのs

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「なによ?」

穂乃果「悪いことしたならちゃんと謝りなさい!ほら!」

にこ「私なんもしてないわよ!」

海未「…!」

にこ「なに驚いてんのよあんた

両津「ええい!うるさい!ワシの話を聞け!」

両津「いいか、近頃この音ノ木坂を始めとした東京の学校が減っている」

両津「そこでだ、ワシはお前らの力を借りてこの東京に人を学生を集めたい!昔のように賑やかな東京に戻したいんだ!」

穂乃果「お巡りさん…!」

両津「お前らもワシと同じ江戸っ子なら分かってくれるよな…?」

穂乃果「うん!わかった!じゃあお巡りさんにはプロデューサーをお願いするよ」

絵里「ちょっ!いいの?穂乃果」

にこ「そうよ!どっからどう見ても怪しいじゃない!このおっさん」

両津「そこのちびっ子」

にこ「なによ」

両津「ワシはTV番組音楽駅のプロデューサーと知り合いだ」

両津「ほれ、これは前に飲みに行った時の写真だ」


にこ「…!」

にこ「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこ!笑顔届ける矢澤にこニコ!にこにーって覚えてLOVEにこ!」

両津「…(典型的な女だな…)」

両津「そういえばお前達のグループの名前は何だ?」

穂乃果「μ'sです!」

両津「ミューズか、石鹸みたいな名前だな」

両津「では早速これからTV局に行くぞ」

海未「ええー!?これからってもう話を付けてきたんですか!?」

両津「いや、つけとらんが?」

海未「じゃあ行ったって無駄でしょ!?」

両津「大丈夫だ!ワシに任せろ」

両津「あのプロデューサーはワシには逆らえんからな!ハハハ」

海未「」

絵里「何者なの…この人」

凛「なんか凄そうにゃ…」

TV局
両津「よう、邪魔するぞ!」

P「あ、両さんじゃないか!久しぶりだね」

両津「ああ、ところでこれから音楽駅の収録をするところだろ?」

P「え?そうだけど」

両津「そこでお前に頼みがあってな」

両津「出てこい!お前ら!」

μ's「私達スクールアイドルのμ'sです!よろしくお願いします!」

P「もしかして、この娘達を音楽駅に出せって話じゃないだろうね…?」

両津「正解!だからよろしく!」

P「いや、困るよ両さん!先方の人と話はついてるんだから」

両津「そこをなんとかするのがお前の仕事だ」

両津「最近AKBだかなんだか知らんがですぎだ!毎週見せられるこっちの身にもなれ!」

両津「そこでこのμ's!全員高校生で少し幼いが美少女揃い!視聴者も飽きないはずだ!」

P「確かに皆可愛いけど…」

両津「だろ?じゃあ頼む!」

P「いやいや!無理だよ」

両津「いいのかな~?ワシにそんな口利いて」

両津「この前の飲み会の時の奥さんの悪口、全部録音してあるんだけどな~」ポチ

両津の携帯「全くあの糞女房がぁ…ヒック!俺はお前のために稼いでるんじゃねえ…ヒック!のにったく…」

両津「これ奥さんに聞かせてこよーと!」

P「ちょ、ちょっと待って両さん!わかった!わかったからそれ消して!」

両津「分かればいいんだ」

海未「鬼だ…」

両津「じゃあお前達、この優しいおじさんに着いて行くんだ」

にこ「にこもついにTVデビュー!」ウルウル

凛「にこちゃん泣いてるにゃー」

にこ「う、うるさい!」

穂乃果「あのお巡りさん凄い!」

音楽駅の出演も無事に終わり
穂乃果達μ'sのスクールアイドルランキングは急上昇しA-RISEとほぼ並び2位の座を手に入れたのであった。

穂乃果「両さん!凄いですよ!私達とうとう2位まで登りつめましたよ!」

絵里「まさかここまで人気になるとは…」

希「TVの力はいだいやねぇ」

両津「まだまだ甘い!」

両津「1位じゃなきゃ2位もビリも変わらん!優勝しなければ賞きnじゃなくて」

穂乃果「賞金?」

両津「違う!今のは忘れろ!」

両津「ワシが言いたいのはだな…」

両津「お前達がこれからアイドルをやっていくなら2位なんて半端な数字で満足してはいかん!」

両津「やるなら徹底的に1位を取らなければならん!」

にこ「そうよ!ここまで来れたんだから1位もあっという間よ!」

穂乃果「そうだね!よし!絶対に1位になるぞー!」

μ's「オー」

両津(ホッ、女は単純だから助かる)

両津「フフフフフ」

凛「両さんなんで笑ってるにゃ?」

両津「お前らもの成長が嬉しくてな、顔がにやけるってもんよ!」

海未「まったく!両さんったら」

全員「あはははははは」

亀有公園前派出所では
麗子「凄いわねぇ。μ'sが2位だって。」
中川「さすが先輩ですね。」
部長「大介もμ'sに興味を持ってたよ。全く、あの馬鹿め。この頑張りを勤務に使えばいいものを」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月18日 (火) 10:10:39   ID: GaV0Y2yD

とりあえず、A-RISE(アライズ)だから

2 :  SS好きの774さん   2014年08月10日 (日) 16:16:57   ID: DwZ7ev-r

それな

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