初SSになります。拙い文章ですが読んで頂けたら幸いです。(75)

初SSになります。
拙い文章ですが読んで頂けたら幸いです。

書かないことには始まらない

突然始まる思い付きのSS(ε)~♪

皆様どうか暖かい目で見てくだせぇ←


半年ROMれ

むかーし むかし

あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました

おじいさんとおばあさんは

きのねをたべ
どろみずをすすりながらしあわせにくらしていました

しかしあるひ
おじいさんがとつぜんたおれてしまい
そのままいきをしなくなってしまいました

おばあさんはみっかみばんなみだをなみだをながし
かなしみにくれました

カーズ「ワムウ・・・なんだこのクソスレは・・・」

ワムウ「分かりませぬ・・・」

カーズ「フン・・・人間という者は昔より退化したようだな・・・」

ワムウ「フフッ・・・笑えますな」

エシディシ「カーズよ・・・こんなゴミは置いておいてそろそろ書こうではないか」

カーズ「そうだな・・・」

エシディシ「究極のSSを書く・・・それが我々の目的ッ!」

ワムウ「カーズ様・・・」

カーズ「うむ・・・やるぞッ!」バァーン

なみだがかれたよっかめのあさ

おばあさんはひさしぶりにおなかがすいているのにきづきました

おばあさんはおぼつかないあしどりできのねをほり
どろみずをすくいそれらをしょくしました

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・






足りぬ・・・

この餓えは何処からくるのか・・・

食べても食べても満ちることのないこの空腹感・・・

足りぬ・・・

足りぬ・・・・・・

足りぬ・・・・・・・・・・





・・・おや?

こんなところに・・・・・





.









旨そうな肉があるではないか









.

バキッ



ボキッ



ガブッ



クチャ



クチャ



は・・・



はは・・・



ははは!!!ははははははは!!!!!!!!ひぃぃぃぃぃっひぃっひぃっひぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!

おばあさんはおいしそうにそのにくをつぎつぎとくちにはこびました

しかしおばあさんのめからは
かれたはずのなみだがとめどなくあれていました






血のような真っ赤な涙が・・・






おわり

ち、ちなみに>>1じゃないんだからね!のっとりなんだからかんちがしないでよね!!!

分かってるよw

良乗っ取り乙!?

くっそ、先にのっとられた
気にせず書く

カチャカチャカチャ...

初SSになります。
拙い文章ですが読んで頂けたら幸いです。

カチャ...


??「ふふふ、これでよし……」

??「お前が悪いんだ、お前が……」

────翌朝

ザワザワ...

所轄警官「ご苦労さまです!」ロープグイッ

老刑事「ふぁぁ……あ」ゴキッ、ゴキッ

新米刑事「おはようございます、老刑事」

老刑事「おう、ごくろうさん。どこまで分かってる?」

新米刑事「ガイシャは>>1。26歳、独身」

新米刑事「若ハゲ、脂症、小太り、短足、既往症にイボ痔と水虫、ワキガ。顔面にニキビ多数。職業ラノベ作家」

老刑事「作家?」

新米刑事「はい。代表作は『父親の妹と2歳しか違わないんだけど、ともかく叔母のパンティ盗んだ件について』」

老刑事「……」

新米刑事「ごほん、続けさせてもらいます。死因は包丁で腹部を刺し、その傷が原因になっての失血死かと」

新米刑事「死亡推定時刻は今日の3~5時の間」

老刑事「物盗りか?」

新米刑事「いえ……自殺の線が大きい。とりあえず、歩きながら説明させていただきます」

新米刑事「ガイシャは昨夜、友人3名と現場のマンションで飲み会を開いております」

新米刑事「第一発見者のOL氏によりますと、3人とも終電を逃すほどに盛り上がり、>>1のマンションに泊まった、と」

新米刑事「朝、宴会の片付けをする際にゴミの分別について>>1に尋ねようと思ったOL氏は、>>1がいないことに気づき」

新米刑事「探したところ、自室の椅子に腰掛けて眠っているようだった>>1を見つけ」

新米刑事「肩を叩いたところ、ぐらりと倒れた。その時に足元の血だまりに気づきました」

老刑事「現場の保存は?」

新米刑事「できているそうです。なんでも、同じく泊まっていた友人の”リーマン”が動かすな、と言ったそうで。通報もリーマン氏から」

老刑事「ふぅん……重ねて聞くが、物盗りではないんだな?」

新米刑事「玄関はオートロックで、しかもドアには鍵とチェーンはかかっておりました」

新米刑事「セキュリティ用のカメラにも、不審な侵入者は映っておりません」

老刑事「……なまんだぶ、なまんだぶ」

鑑識「老刑事、お疲れ様です!これが、遺書と思われる紙です。プリンタの排出口に……」

老刑事「ああ、ちょっと待ってくれ老眼鏡がないと……なになに……」

老刑事「ふむ……『私の作品は、私自身が書いたものではありません』」



────私が今まで発表した作品は、私自身が書いたものではありません。

────私の友人”ガテン”氏が書いたものを、厚顔無恥にも私の名義で発表したものであります。

────私はこの行いを心底悔み、彼に謝罪し、一からやりなおすつもりです。

────自分の力だけで作品を創ります。まずはss深夜vipに投稿し、再スタートをきるつもりです。



老刑事「遺書、かねぇ?それにしちゃ、随分と前向きというか、告発文みたいだけど」

新米刑事「確かに」

老刑事「それになんだこの……ss深夜vip?というのは」

新米刑事「それはインターネット上のスレッド型掲示板ですね。ネット上で自分の作品を投稿できるんです」

老刑事「……文学部の自主制作本の、インターネット版ってことか」

新米刑事「まぁ、そう言えなくもないかな?老刑事は学生時代、文学部だったんですか?」

老刑事「ばかいえ、バリバリのラグビー部だよ。ただ学生時代のマドンナが文学部の……いいだろそんなことは」

老刑事「PCのことは鑑識にまかせよう。俺たちはその、宴会やってた3人に会ってみようや」

新米刑事「今は、重要参考人として署内に。別々の車に乗せ、今も別の部屋で待機していただいております」

老刑事「ん。いこうか」

老刑事「やぁどうもお嬢さん。早速ですが、昨夜のお話をお聞かせ願えますかな?」

OL「は、はい。昨夜は10時ごろ、>>1の家に集まり、コタツで飲み会を始めました」

老刑事「……続けてください」

OL「はぁ。日付が変わった頃、ですかね?うとうとしはじめて……それで、コタツにつっぷして寝てしまいました」

OL「目が覚めたら朝の5時15分で」

老刑事「正確ですね」

OL「テレビがつけっぱなしになっていたんです。その時間から始まるニュースのオープニングが」

老刑事「なるほど」

OL「リビングには、酒瓶や空き缶やゴミが散乱していて……それで、>>1に分別方法を聞こうとして家の中を探しました」

OL「そこで、昨夜案内された寝室を覗いたら……」

老刑事「覗いたら?」

OL「あの、>>1が、PC机につっぷして寝ていたので、左側から近づいて、肩に手をおいたんです。そしたら……」

老刑事「ああ、結構です。ショッキングな体験でしたね……ところで」

OL「は、はい……」

老刑事「>>1との関係は?」

OL「高校時代からの友人です」

老刑事「他のおふたり、ええと……」

OL「そうです。リーマンも、ガテンも、高校時代からの友人です」

老刑事「みな同級生でいらっしゃる」

OL「いいえ、リーマンは1学年下です」

老刑事「ふむ……>>1が自殺するような心当たりは……」

OL「……」

OL「……さぁ」

老刑事「そうですか……また、なにかと話をお伺いするかもしれませんが、その時はご協力願います」

OL「はい……」ペコリ

ガチャ

ガテン「失礼しまっす」

老刑事「やぁ、どうも……ふむ、立派な体だ。やはり体が資本のお仕事だから、ですかね」

ガテン「仕事柄もだけど、ジムにも行ってるからな」

老刑事「ふむ……さて、昨日、>>1のマンションに着いてからを一通り説明願えますかな?」

ガテン「ああ……9時過ぎに>>1のマンションに着いたんだが、リーマンと>>1が飲んでいた」

ガテン「俺が加わって、OLも遅れてやってきて、高校時代の思い出話で盛り上がったよ」

ガテン「日付が変わった辺りでOLが撃沈し、>>1が倒れ、俺とリーマンで2時すぎくらいまで飲んでた」

老刑事「殺された>>1さんも、リビングで寝た?」

ガテン「ああ。少なくとも俺があいつの寝室から毛布を持ってきて、奴にかけたからな。2時半ごろだ」

老刑事「時計を見た?」

ガテン「いいや、俺とリーマンが好きな深夜番組がその時間に終わるんだ。仕事がなければ見てるよ」

老刑事「ふむふむ」

ガテン「で、だ。俺もリーマンもへべれけだったからな。便所に行って、それからリビングのソファに寝転んだ」

ガテン「で、何時だったか誰かの悲鳴っぽい叫び声と、ドタドタって足音がして……俺も慌てて飛び起きて廊下に出た」

ガテン「リーマンが>>1の寝室を覗きこんでいて、自分もそこへ急いだ」

ガテン「部屋を覗くと、倒れていた>>1とへたりこむOLが見えたよ。部屋に入ろうとしてリーマンに止められた」

老刑事「なぜ?」

ガテン「現場の保存だと。何も触らないようにOLを連れ出して、リーマンが通報した」

老刑事「懸命でしたな」

ガテン「あいつは推理小説の読み過ぎさ……こう見えても、高校時代は文学部だったんだ」

老刑事「あなたも?」

ガテン「悪いかよ」

老刑事「いいえ」

老刑事「失礼ですが……>>1が殺されるような心当たりはありませんか?」

ガテン「……あるよ」

老刑事「ほう?」

ガテン「あいつは、人のものを借りて返さないこともままあった。学生の頃からな。ペン、消しゴム、小説……」

老刑事「金」

ガテン「ああ。俺も貸してるし、リーマンなんかはもっと貸してるはずさ」

ガテン「出世払いだ、って>>1は言ってたけど……返してもらえそうにもないな」

老刑事「……なるほど。とりあえずはこんなところですな。ありがとうございます」

ガテン「……どうも。朝は早いけど、夕方6時以降なら電話つながるんで」

---
>>24 7行目
誤:老刑事「懸命でしたな」
正:老刑事「賢明でしたな」

リーマン「リーマンと申します」

老刑事「やー、どうもご丁寧に……おや、失礼名刺は切らしておりまして……」

リーマン「いえいえいえ、これはもう癖になっておりますので。お渡しするだけで」

老刑事「おお、一流の会社にお勤めだ」

リーマン「はぁ……まだまだ上には一流どころがおりますがね」

老刑事「ところで昨日は、随分とお飲みになったようですな」

リーマン「二日酔いなんか、あの悲鳴でふっとんでしまいましたよ」

老刑事「昨日の足取りを教えていただけますかな?」

リーマン「ええと、仕事が終わって、酒や乾き物を手土産に>>1のマンションへ行ったんです。9時すぎかな?」

リーマン「僕が一番乗りでしたね。>>1と飲み始めて少ししてガテンが来て、OLが来て、4人で改めて乾杯しました」

リーマン「で、>>1のマンションの中を案内してもらったりして、結局2時くらいまで飲んでました」

リーマン「OLは日付変わった辺りで寝てしまって」

リーマン「男3人、みんな独身ですからね。彼女ほしいなぁ、なんて言いあいながら、グダグダ飲んでいました」

リーマン「で、気づいたらコタツの中で寝ていて……5時すぎかな?OLの悲鳴で目が覚めました」

リーマン「慌てて声のほうへ走ったら……」

老刑事「書斎に、変わり果てた姿の>>1氏がいた、と言うことですか……」

リーマン「ええ」

老刑事「……ご友人を疑うようなことを聞いて申し訳ないのですが、>>1さんが恨まれるようなことに心当たりは……」

リーマン「ありますよ」

老刑事「へぇ?」

リーマン「あいつが書いて、売れて、今のマンションを買う金を稼いだ本はね、ガテンが書いたものなんです」

リーマン「ゴーストライター、ってやつですかね。ガテンには恨みを買っていると思います」

老刑事「なぜ……ガテンさんは>>1さんが自分の作品を奪ったことを……その、黙っているんです?訴えるなり、友達付き合いをやめるなり……」

リーマン「さぁ、そこまでは」

老刑事「ありがとう。また何か思い出したら……おい、新米!名刺をお渡ししておけ!……彼に」

乗っ取られまくっててワロタ
臭いスレ全部のっとってくれ

老刑事「……ふー」

新米刑事「なんか、どいつもこいつも怪しく見えますね」

老刑事「ま、資料が届いて、それを精査して、鑑識や検死の結果を待って……」

新米刑事「地道ですね」

老刑事「なぁにが。ネットのおかげで大分便利になったんだよ。資料なんか、昔はブルーフィルムっていって……」

新米刑事「そ、その話はこの事件が解決した後、ガード下の飲み屋ででも聞かせてもらいますよ」

新米刑事「とりあえず、何かできることは……」

老刑事「じゃあ、本屋だ」

新米刑事「本屋?その、出版社ではなく?」

老刑事「出版社にはなくても、本屋にはあるだろう、その……パンティ盗んだとかいう小説は」

支援

…………

……

新米刑事「老刑事!!」

老刑事「まさかクマさんぱんつだったとは……」

新米刑事「何言ってるんですか!鑑識からの情報です。凶器からガテンの指紋が」

老刑事「ほう……ガテンは?」

新米刑事「この時間なら、自宅のはずです」

老刑事「……行こうか。こっちも、いいネタが入ったんだ」

新米刑事「は?」

老刑事「ま、いいじゃあないか。道行きで説明するよ。車を回してくれ」

ガテン「……」

老刑事「やー、ガテンさん、こんな時間に押しかけて悪いね」

ガテン「いや、構いませんよ。何か」

老刑事「……あなたが書いた小説について、お聞きしたいんですが」

ガテン「は?」

老刑事「タイトルは……」



老刑事「『二人の事情』」



ガテン「それは!」

老刑事「反応しましたね。それが『父親(中略)について』の原題ですからね」

ガテン「……入ってください」

老刑事「お邪魔しますよ」

老刑事「ひとつ、確認したいことがあります」

ガテン「ああ、何でも聞いてくれ」

老刑事「……おっと、その前に」

ガテン「ミランダ警告、か?」

老刑事「よくご存知だ。もちろん、あなたは逮捕された被疑者ではないのでそんなことはありません」

老刑事「本を読むのがお好きなようだ。刑事物はお好きですかな?」

ガテン「刑事物に限らずミステリーは好きですよ。ポアロ、ホームズ、明智小五郎……」

老刑事「古典ですな。さすがは文学部。ま、本題に入ってもいいですかな」

ガテン「ええ」

老刑事「あなたは、>>1のゴーストライターをしていた。そうですね、ガテンさん」



ガテン「ああ、そのとおりだ」

ガテン「最初は大学時代に書いた短編だったよ。いつの間にか>>1の名前でとあるコンクールに出され、佳作をとった」

ガテン「それからずっと……俺はあいつの影だったよ」

老刑事「告発すればよかった。なぜ、黙って彼に従っていたんです?」

ガテン「脅されていたんだ……俺は……高校時代に、大学の図書館からとある貴重な本を盗んで、古書店に高く売ったことがあった」

ガテン「それを大学にチクると言われて、従うしかなかった」

ガテン「一応、大学出てから同じ本を買い直して図書館に寄贈したよ。罪滅ぼしにもならないだろうが」

ガテン「……」

老刑事「なるほど。そしてあなたは、一組の男女と、女に好意を抱く男の友人についての話を書き上げた」

ガテン「ああ。二人の事情。それは……高校時代にノートに殴り書いたものだったが……」

老刑事「タイトルから何から変えられ、そして売れた」

ガテン「印税のいくらかは受け取ってしまったからな。今さらだった」

ガテン「ところで、どこで俺がゴーストライターだと?」

新米刑事「……」チラ

老刑事「……」コクリ

老刑事「>>1の部屋に遺書が残されておりました。そこに……あなたが、実はゴーストライターだと。謝罪したいと書かれていたんです」

ガテン「馬鹿な奴。今更謝ったって、許すわけねぇだろうが……」

老刑事「……」

新米刑事「老刑事、そろそろ」

老刑事「ああ、そうだね。おいとまするとしようか」

ガテン「刑事さん」

新米刑事「……なにか?」

ガテン「ああいや、ほら、コロンボなんかだと……」

老刑事「ああ、『ああすいません一つだけ』って奴ですか……ふむ、では」

老刑事「あなた、昨夜の飲み会で何か……お作りになられましたか?」

ガテン「ああ、作ったよ、買ってきたマグロのサクを、あいつの部屋にあった包丁で切っただけだけど」

ブロロロ...

老刑事「新米、お前……父親(中略)の件、読んだことあるか?」

新米刑事「え、ええ一応……いや、アニメ版の初回限定生産フィギュア付BD-BOXまでは持ってませんよ!?」

老刑事「そこまで聞いてねぇよ……あの本にな、友2、って出てくるだろ……」

新米刑事「はぁ。出てきますね」

老刑事「似てるよな」

新米刑事「……え?」

老刑事「鈍いなぁお前は……年下の男、女、女と同級の男が2名。今回の事件の関係者と同じ構成だろうが」



新米刑事「!!」



老刑事「……」

老刑事「おい、リーマンに会う前に関係者の過去を徹底的に洗うぞ!」

新米刑事「は、はい!!」

…………

……

老刑事「新米、お前はリーマンの戸籍洗え。俺は高校から洗ってみる」

新米刑事「は、はい!」

老刑事「……」ピポパ

老刑事「ああ、鑑識さんかい、少し聞きたいんだけどねぇ……包丁についてる指紋なんだが……」

老刑事「殺された>>1とガテンのもの、2人分で……」

老刑事「え?」

老刑事「3人分!?誰?どうして……え、半端に消えてる、へぇ……で、誰のだ?」



老刑事「……OLさん、ね」

…………

……

OL「あ、あのぅ……」

老刑事「ああ、すいません、急にお呼び立てしまして。応接室へどうぞ」

OL「は、はぁ……」

老刑事「本日お伺いしたいのはですね……殺された>>1と、あなたのご関係です」

OL「高校の同級生だと、お話したはずですが」

老刑事「それだけ?」

OL「それだけです」

老刑事「…………」

老刑事「マンションの住民への聞き込みの過程で面白い話を耳にしましてね」

老刑事「あなたが何度も、マンションのオートロックをくぐり抜けている姿を複数の方が見ておられる」

老刑事「無論、監視カメラにも映っております」

OL「何度も同級生の家に遊びに行ってはいけませんか?」

老刑事「オートロックの解除キーを知っていて、インターホンを鳴らさなくてもいいほどに?」

OL「な、なんなんですか!プライバシーの問題です!なんだっていいじゃないですか!」

老刑事「申し訳ないが……そうでもないんです。犯人が>>1を殺した動機になる……かもしれない話なので」

OL「……」

OL「私は、>>1の恋人でした」

老刑事「無礼を承知でもう少し……つっこんでお伺いします」

老刑事「>>1の部屋で料理を作ることは?」

OL「ありました」

老刑事「泊まったことは?」

OL「あります」

老刑事「あなたは彼の……恋人でしたか?」

OL「そ、そうです!」

老刑事「肉体関係だけではなく、互いに精神的に支えあう存在だった。そうですか?」

OL「そっ……それは……」

老刑事「あなたは……>>1がオートロックの番号を教え、部屋に招き入れていた複数の女性のうちの一人だった」

OL「そ……」

OL「……」

OL「ええ、そうです。複数いたセックスフレンドのうちの一人」

老刑事「なぜ?」

OL「私の恋人に、出生の秘密をバラすと脅され、仕方なく……」

老刑事「……」

老刑事「その恋人とは……リーマンさんの事、ですね」

OL「優秀なのですね」

老刑事「いやいや、長年の勘ってやつでして。正直、当たるかどうかは五分五分ですわ」

OL「……お読みになられた?」

老刑事「なにを?」

OL「……>>1が書いた、あのラノベです」

老刑事「意外と面白いですな。ですがまぁ……」

OL「事実は小説よりも奇なり、ね」

OL「そうよ、ほぼあのラノベの通り。私とリーマンは……惹かれあってはいけない相手だった」

老刑事「ま、色恋沙汰だけはどうしようもありませんな」

老刑事「ところであなたは……>>1にゴーストライターがいたことはご存知ですか?」

OL「……薄々とは気づいていました。ガテンでしょう?私もリーマンも、彼にしか話していない秘密だもの」

OL「……一休さんのトンチなみにひどい話ね。誰にも言わない。けど、書くなんて」

老刑事「彼には彼の事情があるようですがね。まぁ、それは当事者同士でお願いします」

OL「お話は終わりかしら?」

老刑事「傷口をえぐるようなことをして、申し訳ありません」

OL「いいわ……いいの……」

老刑事(……)

リーマン「おまたせいたしました」

老刑事「いやぁ悪いね、急に呼び出したりしてしまって」

リーマン「仕事も終わりましたんで、大丈夫ですよ」

老刑事「じゃあ早速で悪いんだが……」

pipipipi...

老刑事「失礼」

老刑事「どうした新米……なに、そうか……ああ、分かった。その方向で進めてくれて構わんよ」pi

リーマン「>>1が殺された件……捜査は難航しているんですか?」

老刑事「……いえ、大丈夫ですよ。ところでリーマンさん、今日お越しいただいたのは他でもない、あなたの叔母さんのことです」

リーマン「……叔母?父は一人っ子ですが」

老刑事「……いえ、いらっしゃいます。年の離れた……叔母さんがね」

リーマン「どういうことですか?」

老刑事「……OLさん、子供の頃養子に出されたようですな。いやぁ、新米からかかってきた電話がそれでしてね」

リーマン「どういうことです?」

老刑事「OLさんの年の離れた兄が、あなたのお父さんだということです」

リーマン「……」

老刑事「まるで、>>1の書いたラノベのようですね」

リーマン「ガテンが……ばらしたんだろうな」

老刑事「……OLさんから伺いましたよ。自分とリーマンとガテンしか知らないはずの秘密だって」

リーマン「そうですね。父は自分がOLと知り合う前に死んでしまっているので、バレる経路はそこだけでしょう」

老刑事「ありがとうございます、リーマンさん。苦しい事を思い出させてしまった」

リーマン「これで、事件の謎がとけるなら」

老刑事「……事件と言っても遺書も見つかっているし、自殺の線が高いですな」

老刑事「ともあれ、事件の……あなたがた3人の誰かが犯人の可能性も捨てきれない」

リーマン「……オリエント急行殺人事件かもしれませんよ?」

老刑事「あれは……おっと、迂闊に口を滑らせると、どこで未読の人が聞き耳を立てているか分かりませんからな」

老刑事「ま、それはないでしょう。ともあれリーマンさん、ご協力ありがとうございます」

リーマン「え、ええ……」

…………

……

新米刑事「老刑事さん!」

老刑事「……」ブツブツ

新米刑事「老刑事さん!どうしたんですか眉間に皺よせて」

老刑事「動機もあって、凶器もあって、でも証拠がない」

新米刑事「この事件は自殺ではなく、他殺だと?」

老刑事「十中八九そうだよ、でもなぁ……残りの一を残したまま逮捕もできないしな」

prrrr...

老刑事「はい、老刑事……おう、鑑識さんか……なに?ルミノール反応?どこから?」

老刑事「でかした!おい新入り、逮捕状をとれ!」





老刑事「リーマン氏だ!」

面白いじゃないですか

…………

……

老刑事「リーマンさーん」ピンポンピンポーン

新米刑事「……老刑事!車がありません!」

老刑事「……ガテンとOLに連絡をとれ、特にガテンは保護しろ!命が危ない!」

新米刑事「え、ええっ!?」

老刑事「俺はガテンの部屋に行く。見張りをよこすから、交代したらOLの部屋だ!」

新米刑事「りょ、了解!」

OL「あら、刑事さん?」

老刑事「OLさん、今日は……リーマンさんとご一緒ではないのですか」


OL「これから彼の部屋に行くところですけど……」

老刑事「ふむ……今から連絡していただけますかな?できればこちらの車の中で」

OL「は、はぁ……」



prrrr... prrr...

OL「出ませんね……」

老刑事「……」

老刑事「すまない、下町3丁目の、ガテンの住むアパートまで」

所轄警官「はっ!」

OL「あ、あの……ガテンが……なにか」

老刑事「むしろ危険なのはリーマンです。彼が、>>1殺しの犯人ですよ」

OL「えっ……」

老刑事「動機はあった。凶器もあった。証拠も揃った」

OL「証拠……?」

老刑事「お借りしていた彼のスーツのタイピンから、ルミノール反応が出たんですよ」

老刑事「血がつかないように気をつけたんでしょうが……残ってしまったんでしょうな」

OL「……」



老刑事「とにかく今は……ああ君!次の交差点を左だ!」

所轄警官「俺の台詞これだけかよ」(はっ!)

老刑事「ここか……」

新米刑事「老刑事~っ!やっと交代が!」

老刑事「おせぇよ……ん?」

ガシャーンッ!!

3人「!!!」

老刑事「2階の角部屋、ガテンの部屋だ!」

新米刑事「ガテンさんっ!」バタンッ!

老刑事「!!」

新米刑事「動くなっ!警察だっ!!」カチャッ!!

リーマン「……っ!!」

ガテン「……」

老刑事「リーマンさん……いかんよ。1人殺したら2人も3人も一緒なんて小説みたいなことにはならん」

リーマン「……」

老刑事「ガテンさんだって、好きで>>1に原稿を渡したわけじゃあないんだ。分かってやってくれないか」

リーマン「ちくしょう……」

ガテン「リーマン、お前……>>1を殺したのか……」

リーマン「……ああ」

ガテン「なんでそんなこと!」

老刑事「私から説明させて頂いてもよろしいかな?」

老刑事「これから話すのは、私が私なりに組み立てた推理で、事実とは違うことも多いでしょう」

老刑事「その時はリーマンさん、訂正していただきたい」

老刑事「……高校時代から、リーマンさんとOLさんは恋人同士だった」

老刑事「しかしどこからか……多分、父親の戸籍謄本か何かでしょうが、叔母の存在を知り」

老刑事「そしてそれが、自分の恋人だと分かった」

老刑事「苦しいでしょうな。惹かれあってはいけない存在、でも事実惹かれあってしまったんですから」

老刑事「若かったあなたは信頼できる先輩であり、親友のガテンさんに相談した」

老刑事「ガテンさんがどう答えたのかは知りませんが……彼は秘密を守ると言ってくれた」

老刑事「……ここまでは?」

リーマン「ほぼ合ってる」

老刑事「ふむ」

老刑事「どこから情報が漏れたのかは知りませんが、同じ文学部だった>>1も、それを知ってしまった」

老刑事「そして……リーマンさんではなく、OLさんを脅した」

ガテン「なんだと!?」

老刑事「……売れっ子作家の>>1は、多くの女性を部屋に連れ込んでおり……ええと、4股ですな」

老刑事「OLさんもその一人……だった」

老刑事「さて、話は少々変わりますが……ガテンさん、趣味は?」

ガテン「えっ?そりゃ、本を読んだり……」

老刑事「書いたり」

ガテン「ま、まぁ」

老刑事「……そしてそれを>>1に利用され、ずっとゴーストライターとして過ごしてきた」

老刑事「高校時代の盗難の件をネタにずっと脅されて」

リーマン「なんだって……?」

老刑事「……そしてガテンさん、あなたには絶対に渡したくない書きかけの小説があった」

老刑事「タイトルは……『二人の事情』」

ガテン「……」

OL「それって……」

老刑事「自分たちの高校時代を元にした、恋愛小説ですよ」

老刑事「だがそれはタイトルを最近売れるものに変えられ」

老刑事「内容も改悪……というか泥をぬりたくったような内容にされて奪われた」

老刑事「……と、ここまでが、3人それぞれの事情です」

老刑事「あの日……4人で集まって飲み会をした日、リーマンさんあなた……何かを>>1の部屋で見つけませんでしたか?」

リーマン「……」

リーマン「俺がOLにプレゼントしたはずの髪留めです」

OL「!!」

リーマン「ガテンが来る前、サシで飲んでる時にそれとなく聞いたら4股かけていると堂々と言ったよ」

老刑事「ご自分の恋人が……その遊ばれている中の一人だった」

老刑事「……」

老刑事「その後、飲んで前後不覚に陥った彼を部屋へ運び……」

リーマン「殺したよ」

老刑事「もう一つ……>>1、彼は本当に、もうゴーストライターを使うのはやめようと考えていた」

リーマン「なぜそう思うんです?」

老刑事「……あなたがプリンタの排出口の紙に気づいたのは、殺した後ではないでしょうか」

リーマン「……」

老刑事「そこで、ss深夜vipにスレを立てた」

老刑事「アリバイ工作という意味もあったかもしれません」

リーマン「……確かにその通りだよ。今更そんな告白、何の意味もないっていうのにな」

老刑事「>>1の遺書のような告発文で、ガテンが自分たちの関係を作品にした、と思ったあなたは」

リーマン「ああ、秘密をバラしたガテンも殺そうと、ここまで来たんだ」

老刑事「ですが、話した通り……彼にも事情があり、この話だけは手渡すつもりはなかった」

老刑事「それは信じてあげていただけませんか、リーマンさん」

リーマン「なぜだ、ガテン……」

ガテン「そりゃ……」



老刑事「父親(中略)の件、は……男と女がくっついてハッピーエンドではないからです」



ガテン「!!」

OL「えっ……?」

リーマン「……」

老刑事「あのラノベの中で、ヒロインは最終的に、男の友人と付き合うエンドではないのですか?」

ガテン「……」

老刑事「……つまり、あの作品の中でガテンさんは、叶わぬ想いを成就させようとした」

リーマン「ガテン……」

ガテン「まいったね……その通りだ」

リーマン「……」

リーマン「刑事さん、>>1を殺したのは自分です」

老刑事「新米、ワッパ」

新米刑事「はい……リーマン、1月28日、13時30分、殺人の容疑で逮捕する」



ガチャンッ

老刑事「……悲しいですな、スレ違うというのは……」

リーマン「……刑事さん、俺は……大事な親友までなくすところだったよ、ありがとう」

老刑事「行きましょうか」

OL「リーマン……」

リーマン「……ごめんな」

OL「……ううん」

リーマン「ガテン先輩……」

ガテン「……」

リーマン「OLのこと、頼みます。あなたなら……」

ガテン「いやだよ。お前が戻ってきて、きちんと幸せにしてやれ」

リーマン「……」ペコリ


柳沢慎吾「ウーウーウー!!ピーシー4バンカラホンブ!!ハンニンカクホシマシタドウゾ!!ザッ」

老刑事(こうして、チビでデブでハゲでどうしようもないみじめな人生を送ってきた>>1を巡る話は終わりだ)

老刑事(……現在収監中のリーマンは、模範囚として日々贖罪に努めている)

老刑事(ガテンとOLは、未だに友人の枠を出ていないらしい)

老刑事(そして……)



新米刑事「老刑事!また面白そうなタイトルのくせに本文が『お願いします!』だけのスレが!」

老刑事「……いくぞ」



老刑事(我々の仕事は終わらない)

ち、ちなみに>>1じゃないんだからね!のっとりなんだからかんちがしないでよね!!!

分かってるよw

これは新しい

柳沢慎吾をシリアスな展開に混ぜるんじゃないw

まとめで俺達が>>1って事になっててワロタwww

――――ことわざのその後――――


【猿も木から落ちる】


ある日手が滑り枝を掴み損ねた猿はそのまま地面に落下してしまった

それ以来猿は落下の恐怖から木に登れなくなってしまった

木に登るのを諦めた猿は地面の上で生きて行くことを決意した

それから猿は道具を造り、狩りをし、火を起こした



人類誕生の瞬間である。

ち、ちなみに>>1じゃないんだからね!のっとりなんだからかんちがいしないでよね!!!

IDが変わったのか?

【犬も歩けば棒にあたる】


大丈夫と思いそのまま放置

数時間後、突然倒れる

(動物)病院に運ばれるもすでに息はあらず

死因は脳挫傷だった

【石の上にも3年】


3年後

まだいける!!!


さらに3年後

まだ大丈夫!!!


さらに3年後

ウハwwwwwおkwww把握wwwww



後のニートである

【石橋を叩いて渡る】


叩きすぎて崩れた

何事もやり過ぎはイクナイ!

【井の中の蛙、大海を知らず】










後のニートである。

段々適当になってんぞ

『二階から目薬』

江戸時代、オランダの進んだ医療知識を学んだ日本の医者たちは、
夜な夜な旅籠に集っては酒盛りをしつつその知識を共有しあった。

そこでよく行われたのが、旅籠の二階から徳利の酒を一滴、一階に置かれた猪口に流し入れる遊びだった。

変じてそれは医者の技量を競うため、一階の床に伏せった患者に、二階から目薬をたらすものとなった。
達人と呼ばれた医者がその妙技を披露する際には、多くの人が患者の周りに集ったという。



















後の『ドモホルンリンクルを一滴一滴落ちるのを見守る仕事』である

【猫に小判】


小判を口でくわえた瞬間
遠くの方から土煙を上げ、猛スピードで猫に迫る人影1つ

猫は身の危険を感じ逃走をはかった



お魚(小判)くわえたどら猫 追いかけて

裸足で 駆けてく 愉快な



後のサ○エさんである

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom