早苗「これは逮捕出来ないなぁ」 (28)

モバマスSSです

P「ふーっ、書類仕事おーわり!!」バキボキベキグキ

ちひろ「っ!?プロデューサーさん、なんなんですか今の音!!?」ビクッ

P「んー?何ってただ伸びをしただけですけど?」ビキビキビキッ

ちひろ「いやいやいや、あきらかに人体が発したらマズイ音を出してるじゃないですか!!……プロデューサーさん、最近ちゃんと寝てますか?」

P「一応寝てるつもりですが……あぁ、寝てると言えば最近面白い話がありましてね」

ちひろ「はい?」

P「響子や瑞樹さんやまゆ、後は留美さんと真奈美さんかな?が言い回しは違えど“Pさんの身の回りのお世話させて下さいー”ってうるさいんでまとめてうちに連れて行ったんですよ」

ちひろ「家事全般に関して言えばかなりの強力ユニットですねぇ」

P「で、5人が5人とも30分しないで帰って行ったんですよ。なんでだと思います?」

ちひろ「片付いていたので自分たちは必要ないと判断したからですか?」

P「半分正解ですね。答えは積もったほこりを拭く以外にやることがなかったから、です」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368279954

ちひろ「?そんなに散らかってるならむしろしっかり時間をかけて掃除しようとしたのでは?」

P「いえいえ、散らかってるわけじゃありません。あくまでほこりが積もっていただけですから」

ちひろ「違いがよくわからないんですが」

P「つまりですね、使ってないからほこりが積もっているのであってゴミを散らかしたりしてるわけではないってことです!」

ちひろ「使ってないって……家に帰って無いんですか!?」

P「いや、毎日帰ってますよ?ただ帰ってすることと言えば風呂入って洗濯するくらいのものなので。寝るのもテーブルに突っ伏して仮眠をとる程度ですし」アッハッハ

ちひろ「」アゼン

P「さすがのまゆも軽く引いてましたけどねー……ってどうしましたちひろさん?」

ちひろ「そりゃあ伸びをしただけであんな音もしますよ!その内に体を壊しますよ!?」

P「うーん、健康診断でも特に異常は無かったので問題ないと思うんですけどねぇ」

ちひろ「そういう問題じゃありません!!て言うかあのまゆちゃんが引くってよっぽどのことですよ!?」

P「は、はぁ」

ちひろ「もう、仕方ないですねプロデューサーさんは!今日はこの後レッスンの報告を受けるだけですよね?」

P「はい、まぁ時間が出来たので直接見に行くつもりですが」

ちひろ「何言ってるんですか!今は他にやるべきことがあるでしょうが!!」

P「え?あぁ、今は手持ちが少ないんでガチャは明日でもいいですか?」

ちひろ「そうなんですか?そんなプロデューサーさんには、今ならお得な特別ガチャがあるんですが、って違いますよ!あなたは私をなんだと思ってるんですか!!」

P「鬼や悪魔から同列に扱うなって文句を言われてるゾ○マも裸足で逃げる最凶の事務員さん?」

ちひろ「んなっ!?わ、私ってそんな風に思われてたんだ……。って落ち込んでる場合じゃ無かった!いいですか、今プロデューサーさんがするべきことは睡眠をとることです!今からなら最長で3時間は寝れますから!!」

P「んーじゃあ30分たったら起こして下さい」

ちひろ「なんでそこで30分になるんですか!そして腕を組むな!仮眠室に行って下さい!!」

P「え、でも寝るならこの姿勢で十分なんですが?」

ちひろ「その結果がさっきの音でしょうが!いいから横になってきて下さい!」

P「わ、わかりましたよ。じゃあ1時間たったら起こして下さいね。あ、もちろん何かあったらすぐに起こしてくださいよ?」

ちひろ「えぇわかってますよ。それではおやすみなさいプロデューサーさん」ニッコリ

P「んじゃ行ってきます」ガチャ バタン

ちひろ「……○ーマも裸足で逃げだすって」ズーン

仮眠室

P「さて、仮眠室に来たのはいいけどベッドで寝るかそれとも畳の上で寝るか……」

畳敷き  ベッド

   入口

P「んー、日本人ならやっぱ畳の上かな!つーかベッドだと後で誰かが使うだろうし」

P「さて、とりあえず上着をハンガーにかけて座布団を折って枕代わりしてっと」ゴロン

P「あー、こんな風に横になるのっていつ位ぶりだ、ろ……zzz」スー、スー

30分後

ワイワイ キャッキャッ

薫「あれー、なんでここ開いてるんだろー?」

千佳「薫ちゃんどうしたのー?」

薫「うん、ここなんのお部屋なのかなーって」

千佳「えーっと、これ何て読むんだろ?舞ちゃんわかる?」

舞「うーん、……わかんないよー」ウーン

仁奈「どうしたんでごぜーますか?」

薫「うん、このお部屋なんなのかなーって」

仁奈「そんなの簡単でごぜーますよ!」フフン

千佳「仁奈ちゃんこの字よめるの!?」

仁奈「入ってみればいいんでやがりますよ!!」ガチャ

薫「そっかー!よし入ってみよー!!」

舞「勝手に入ってもいいのかなー?」

仁奈「あ、プロデューサーでごぜーます!!」

薫「ほんとだ、でもせんせぇお昼寝してるね」

千佳「うわぁ、ベッドがいっぱい……。ここって保健室なのかな?」

舞「お薬の匂いがしないから違うんじゃないかなぁ」

千佳「プロデューサーに聞けば教えてくれるかな?」

薫「えー?でも起こしちゃ可哀想だよ」

P「……ブシッ!!……zzz」クカー

4人「っ!?」ビクッ

薫「せんせぇ寒いのかなぁ?」

千佳「じゃあここにあるお布団をかけてあげればいいんだよ!」

舞「え、勝手に使っちゃってもいいのかな?」

千佳「なんで?」

なんかPCの調子が悪い……


舞「だって使って良いならプロデューサーはベッドで寝てるんじゃない?」

千佳「あ、そっか……」

仁奈「仁奈に良い考えがありやがりますよ!!」

薫「ほんと?」

仁奈「前にゆりこおねーさんが言ってたんです!『肌と肌で温めあう、たまらいじぇー!!』って!」

千佳「へー!やっぱり大人はなんでも知ってるんだね♪で、どうやってやるの?」

仁奈「え?うーん、わからねーでございますよ」

薫「はだとはだ……体をくっつければいいんじゃないかな?」

舞「一緒にお昼寝するの?」

仁奈「コアラの気持ちになるですよ!」ヒシッ

千佳「仁奈ちゃん頭いー!じゃあ千佳左手—!」ギュッ

薫「じゃあ薫は右足ー!」ガシッ

舞「じ、じゃあ右足……」ピトッ

仁奈「こうすればプロデューサーも寒くねーでごぜーます、よ……」

薫「仁奈ちゃん眠いのー?なんか薫も眠くなってきたかも……」

千佳「プロデューサーあったかーい」ウトウト

舞「ん、……zzz」




凛「……つまりスレンダーな方が将来垂れる心配も無いんだよ」

まゆ「なるほど、一理ありますねぇ。あらぁ?」

凛「どうしたのまゆ?」

まゆ「仮眠室のドアが開いたままになってますねぇ」

凛「ほんとだ。誰か使ってるのか、な!?」ギョッ

まゆ「凛さんどうしたんですかぁ?」

凛「まゆ、見ちゃダメ!!」

まゆ「え?……あらぁ」

P&ロリ4「「zzz」」スピー

凛「まゆ、気持ちはわかるけどとりあえず落ち着こう?」

まゆ「はいぃ?」キョトン

凛「なんでああなったのかは後で尋問するとして、とりあえずはプロデューサーを起こさないと。まゆだけならまだしも早苗さんに見つかったら私1人じゃ止められないし……」

早苗「おねーさんを止める?なんかあったのかな?」

凛「さ、早苗さん!?」

菜々「菜々もいますよー!」ウッサミーン

まゆ「菜々さんに早苗さん、レッスン帰りですかぁ?」

早苗「うん、今日はベテさんのレッスンだったから一休みしていこうって話になったんだけどね。凛ちゃんは何を焦ってるのかな?」

凛「早苗さんは若いんだから休まなくったって大丈夫だよ!!」

菜々「とりあえず立ち話もなんですし中に入りませんか?」

凛「だ、ダメっ!!」

早苗「ダメと言われると意地でも通りたくなるのが人間の性、ってね!……おやおやこれは」

凛「早苗さん、後生だからシメるのは後にしてあげて!」

早苗「シメる?誰を?」

菜々「あら、これは微笑ましいですねー。写メ写メっと」カシャッ

凛「……へ?」

まゆ「凛さんさっきから変ですよぉ?」

凛「だ、だってプロデューサーが子どもたちと寝てるんだよ!?」

早苗「寝てるには寝てるけど……雑魚寝じゃないの」

菜々「あ、これってあれですよ!翔○戦後の湘○高校バスケ部そっくりなんですよ!」

早苗「……ス○ダンは世代を越えて愛される名作よね」ニヤッ

菜々「っ!!そ、そうですよね!菜々最近ケーブルでアニメを観たんですよ、ケーブルで!!」

凛「え、これってどう考えても逮捕コースなんじゃないんですか?」

早苗「うーん、これは逮捕出来ないなぁ」

まゆ「そんなことより、仁奈ちゃんたちに何か掛けてあげたほうがいいですよぉ」

菜々「あ、菜々も手伝いますね☆」

凛「……もしあそこでプロデューサーと一緒に寝てるのが私やまゆだったら?」

早苗「両方シメる。と言うかあの子たちが下心あると思うのかな、凛ちゃんは」

凛「無い、と思います」

早苗「じゃあ私たちもまゆちゃんたちを手伝いましょうか。あのまんまじゃいくら子どもとは言え重いだろうし」

菜々「でも、なんで薫ちゃんたちがここにいたんでしょうね、っと」

まゆ「プロデューサーが何も掛けずにここで寝てるのを見て、ベッドの上の毛布を勝手に使っていいかわからずにとりあえず自分たちの体温で温めようとしたんじゃないですかねぇ?」

菜々「……もしかして見てたんですか?」

まゆ「うふふ♪」

P「……んぅ?あれ、今何時?」

菜々「そ〜ね大体ね〜♪」

早苗「菜々ちゃん、古いわよ……」

まゆ「今は○○時ですよぉ」ウフフ

P「あれ?なんでまゆが?もしかしてまた這入ってきたのか?」

凛「“また”?」ジロッ

まゆ「無実ですよぉ。まだ許可なく入った事はありませんから」

菜々(まだって事は今後勝手に入る予定があるのかなぁ)

早苗「ここは仮眠室よ。ところでなんでここで寝てたのかな?」

P「あぁ、そうだった。いえ、ちひろさんに寝ろって言われまして……って早苗さん?もうレッスンは終わったんですか?」

早苗「今さっき戻ってきた所よ。ところでこの子たちに関して覚えはある?」

P「へ?俺がここに来た時は誰もいませんでしたけど?」

早苗「だってさ凛ちゃん?」

凛「もう、紛らわしい真似しないでよプロデューサー」

P「お、おうすまん」

まゆ「とりあえず子どもたちはまゆが見てますね」ニコニコ

P「おう、わかった。んじゃ菜々と早苗さん、向こうでレッスンについての報告をお願いします」

早苗「はいはーい」

菜々「了解です!」

ガチャ パタン

凛「ふぅ、なんだか疲れたよ」

まゆ「凛さん1人で空回ってただけですけどねぇ」ウフフ

凛「む、だっていきなりあんなの見ちゃったら驚くよ」

まゆ「でもこの子たちに嫉妬するなんて、凛さんも可愛いところがあるんですね」

凛「う、うるさいなぁ!」

まゆ「あんまり大きな声を出すと起きちゃいますよぉ?」

凛「むうぅ……」



P「ちひろさん、どうしてもっと早く起こしてくれなかったんですか?」

ちひろ「私なりの親切心ですよ。鬼や悪魔じゃあこんなことしませんよ?」

P「うっ、まだ気にしてたんですか……」

早苗「何?もしかしてまたなんか失礼なことを言ったの?」

ちひろ「聞いて下さいよ早苗さん!プロデューサーさんったらさっき私のこと“ゾ○マも裸足で逃げる最凶の事務員”って言ったんですよ!?」

菜々「す、すごい例えですねぇ」

早苗「え?それを言うなら“大魔王バ○ンが『余を部下にしてくれぬか?』って言うレベル”じゃなかったっけ?」

P「それは俺じゃなくて比奈が言ってたんですよ」

ちひろ「」

菜々「うわぁ……」

ちひろ「そんなに言うんだったらプロデューサーさんちの合鍵を10モバコインで売ってやるー!!」ウワーン

P「ちょっ!?それは犯罪でしょ!!」

早苗「うーん、セーフ!」

P「アウトですってば!!」

ちひろ「プロデューサーさんなんか幸子ちゃんの代わりに水浸しになっちゃえばいいんだー!!」

菜々「ただいま『水もしたたるいい幸子5STEPガチャ』開催中!ガチャは計画的にね♪ウサミン電力」ウッサミーン

おわり?

なんかうまい締め方が思いつかなかったorz
最初はCoの小学生も出そうとしたんだけど、雪美・千枝・ありす・・・
どうしてもPのキン○まくらにうつ伏せで寝るイメージが離れなかったので出しませんでした。
それでは失礼します。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom