モバP「愛海とのこれまでとこれから」 (102)





キャラ崩壊ご注意を。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394804136




『はぁ、いい…女の子のやわらかーい部分には夢が詰まってるよぉ…ふれあいたい…。

えっ…アイドルになったら女の子といっぱいお友達になれる…!? なるなる! あたしアイドルになるーっ!』







P「愛海、初仕事だけど大丈夫か?」

愛海「だだだ大丈夫だよ。あ、あたしはアイドルになって女の子といっぱいお友達に……」

P「……なら、もっと自由にやっていいさ」

愛海「え?でも……」

P「苦情でも何でも、俺が何とかするから。お前はお前のやりたいようにやってこい。そっちの方がずっと可愛いと思うぞ?」

愛海「……そうだね。あたしはあたしらしく。それが一番なんだね♪」

P「いや……やっぱりある程度は自制してくれると……」

愛海「もう遅い♪行ってきまーす!」

P「あ!ちょっ!?……少し早まったか……?」





愛海「プロデューサー!アイドルって最高だね!あんな綺麗で柔らかそうな人たちと共演できるんだから!」

P「愛海、頼むから無茶だけはしないでくれ……」

愛海「ンフフフフ♪明日はどんな人かなー!」

P「……やばくなったら気絶させてでも止めよう……」





P「デビリッシュゴシックね……なんていうか、お前にぴったりだな」

愛海「今のあたしは悪魔……悪魔はイタズラをするもの……ならば!」

P「おい、愛海俺の話を聞け」

愛海「ん?この衣装あたしにぴったりなんでしょ?」

P「あ、ああそうだ。ちゃんと聞いてたのか……」

愛海「当たり前でしょ。とりあえず、悪魔らしく女の子の柔らかいところにイタズラしてきます!プロデューサーも一緒にどう?」

P「悪いがやっぱり俺も苦情が怖いんでな。……全力で止めさせて貰う」

愛海「……いいよ。止められるものならね!」






愛海「見てみてプロデューサー!あたしの水着ー!」

P「お前……せっかくのハワイなのに、よりにもよってなんでそんなクラシックなワンピースなんだよ……」

愛海「見た目より機能性重視!こっちの方がいろいろと捗るんだよ!」

P「何がだ」

愛海「それは……ウフフフフ♪」

P「……いつでも止められるように準備しておくか……」





愛海「見てみてプロデューサー!あたしの衣装ー!」

P「お、おう……」

愛海「ん?なにその反応もっとなんか言うこと無いの?」

P「いや、予想以上に似合っててちょっとびっくりしてる。昨日の水着がアレだっただけに」

愛海「アレって……とにかく似合ってるって事でいいんだよね?」

P「ああ。めっちゃかわいい」

愛海「そうなんだ……ンフフ♪」

P「どうした?」

愛海「プロデューサー。ハワイはねー、地上の楽園って言われてるんだって。その上、プロデューサーと女の子もいるなんて、あぁ、楽園…♪」





愛海「プロデューサーあたし思うんだけどね」

P「なんだ?」

愛海「ちひろさんって実はスタイル結構いいよね?」

P「……俺はちひろさんと初めて会ったときからそう思ってたぞ」

愛海「……さすがプロデューサー。触ったことは?」

P「あったらおそらく俺はこの世にいないだろうな……」

愛海「だよね……じゃあ見るだけで我慢しよっか……」

P「だな……」



ジー



ちひろ「二人とも、今すぐそのいやらしい視線を止めないとどうなっても知りませんよ?」





愛海「ウフフ♪今日共演した子も良いお山だったなぁー♪」

P「おーい愛海ー」

愛海「あ!プロデューサー聞いて聞いて今日共演した子なんだけどさー」

P「お前また揉んだのかよ……最近は苦情もこなくなったけど、少しは自制しろよ?」

愛海「大丈夫、ちゃんと嫌がる子にはしないから♪」

P「いや、そもそも胸をガチで揉むなと……まぁいい。愛海」

愛海「何?」







P「お前のアリーナでの単独ライブが決定した」




愛海「え?」

P「愛海、ここまでこれたのもお前が頑張ってきたからだ」

愛海「アリーナで単独って……あたしはっきりいって色物だよ?女の子大好きだし……」

P「そんなお前の自由な姿を魅力的に思う人がたくさんいるんだよ……俺とかな」

愛海「プロデューサー……」

P「愛海、やれるか?」

愛海「……うん。やれる。やってみせる!ファンとプロデューサーの期待に応えてみせるよ!」

P「よし、その意気だ!」





愛海「ぷ、プロデューサー……」

P「どうした愛海?」

愛海「い、いや、なんていうか、やっぱり……」

P「緊張してるのか?」

愛海「う、うん……あんなに人がたくさんいるところでライブなんて初めてだから……」

P「……愛海、俺はお前が一番可愛いと思ってるぞ」

愛海「え!?何急に!?」

P「今日の衣装も、お前の可愛さを最大限に引き出せていると思う。だから、お前はお前らしく楽しんでこい」

愛海「プロデューサー……」

P「それに、ライブを成功させれば女の子のファンも増えて、揉める機会も増えるかもしれないぞ?」

愛海「それほんと!?」

P「お前次第だな」

愛海「じゃ、じゃあ緊張なんてしてる暇ないね!」

P「ああ、その通りだ」

愛海「あ!そろそろ時間だ。……プロデューサー」

P「なんだ?」

愛海「あたしの全力、ちゃんと見ててね?」

P「……当たり前だ。一瞬たりとも見逃してやるものか」

愛海「なら、行ってきます!」




愛海「プロデューサー、今日が何の日か知ってる?」

P「バレンタイン……だな」

愛海「正解。ねぇ、プロデューサー」

P「なんだ?」

愛海「あたしがプロデューサーにスカウトされて、アイドルになってからずいぶん経つね」

P「そうだなぁ」

愛海「いろいろあったね。最初スカウトされたときは何言ってるんだこの人?って思ったけど」

P「……まぁ、いきなりアイドルにならない?なんていかがわしい勧誘に聞こえるかもな」

愛海「初めてのお仕事の後、自分がアイドルになれたんだって実感できて、もっと上を目指したくなったんだよ?」

P「目的は不純極まりなかったけどな」

愛海「ハワイでのお仕事も成功できて、水着の女の子をいっぱい見られてよかったなぁー」

P「……俺もお前の衣装見られて良かったよ」


愛海「ちひろさんの胸を二人で揉みに行ったときは大変だったね」

P「……危うく地下帝国に送られるところだったな……」

愛海「そんでもってアリーナでの単独ライブ」

P「お前が、がんばってきたからだよ」

愛海「ううん、プロデューサーがあたしを信じてくれたから」

P「……」

愛海「というわけで、これどうぞ」スッ

P「これは……」

愛海「チョコレート、いつもありがとうって事で」

P「愛海……」

愛海「何?」

P「お前……あんなに感動的な空気出してたのに……」





P「なんでおっぱいチョコなんだよぉぉ!!?」




愛海「いやね?このあいだの地方ロケの時に入ったお土産屋で偶然見つけてね。これは買うしかないなって」

P「だからって何も今日渡すことないだろうに……」

愛海「いいでしょ?チョコには変わりないんだから」

P「そうだけどさぁ……」

愛海「ほら、あたしもう帰るから、また明日ね」

P「うう……また明日な……」

愛海「……プロデューサー」ポイ

P「今度はなんだって……うおっ!?」

愛海「それもあげる!」

P「いきなりなんなんだ……ってこれは……」

愛海「マシュマロチョコ。柔らかくっておいしいよ?」

P「……ありがとな、愛海」

愛海「……うん。喜んでるなら、あたしも嬉しい」






P「愛海ー」

愛海「何?プロデューサー?」

P「3月14日お前をオフにしておいた」

愛海「え?なんで急に……」

P「その日は何の日だ?」

愛海「3月14日だから……あ。ホワイトデー!!」

P「正解だ」

愛海「じゃあなになに?あたしになんかお返ししてくれるの!?何!?」

P「お、落ち着け……それなんだけどな」

愛海「?」

P「ほんとはさ、何か愛海にサプライズをって思ってたんだけど、せっかくのお返しだから愛海に喜んで欲しいからさ……」

愛海「あたしは……プロデューサーからならなんでも……」ボソッ

P「だからさ!3月14日はお前の希望を聞いてやろう!」

愛海「え?」

P「何か欲しいものがあれば言ってくれ!行きたいところがあるなら連れてってやる!」

愛海「そんな……急に言われても……」

P「今すぐじゃ無くても、3月14日までに決めてくれれば良い。お前の希望、俺が全力で叶えてやる!」

愛海「……ほんとに?」

P「ま、まぁ……金銭的な限界はあるけど……Fカップが揉みたいなら培ってきた俺のコネを駆使して揉ませてやる!!」

愛海「そ、そこまで……」

P「お前には、それだけ感謝しているんだ」

愛海「じゃ、じゃあさ……」

P「なんだ?なにか希望があるのか?」

愛海「い、一緒に遊びに行こう?ほら、あたしこの間のロケで行った遊園地行ってみたい!」

P「遊園地か……いいぞ。ほかには何かあるか?」

愛海「あ、あとさ……一緒にご飯食べて……それから……」

P「うんうんそれから?」

愛海「えっと……当日に言うから待ってて!!」

P「お、おう……わかった」





P「……そろそろかな?」

愛海「プロデューサー!!ごめん!ちょっと支度してたら遅くなっちゃって……」

P「いいよ。俺も今来たところだから。それよりも、ちゃんと変装してきたみたいだな?」

愛海「うん。せっかくのお返しを邪魔されたくないしね」

P「それじゃあ……遊ぶか!!」

愛海「いえーい!!」




愛海「まずはジェットコースターだよねー!!」

P「っしゃあー!!」








愛海「乗りすぎたね……」

P「頭痛い……」





愛海「気を取り直してコーヒーカップだー!!」

P「ひゃっはー!!」







愛海「回しすぎたね……」

P「気持ち悪い……」





愛海「お化け屋敷もいっておかないとねー!!」

P「なんぼのもんじゃーい!!」








愛海「めっちゃ怖かった……」ガクガク

P「心臓止まるかと思ったわ……」ガクガク






愛海「やっぱり最後のシメは観覧車だよね!!」

P「ああ!そのとおりだ!」






P「……」

愛海「……」

P「……愛海」

愛海「ひゃ!?な、なに!?」

P「いや、今日はどうだったかなって……」

愛海「え?うん!とっても楽しかった!」

P「そうか。ならよかった……ほかにも何かやりたいことはあるか?」

愛海「ううん。今日はもう……とっても楽しかったから」

P「なら、観覧車降りた後に一緒に食事をして……」

愛海「今日は……終わりだね……」

すいません。今日はもう遅いんでまた明日で。

明日って言うか今日ですね。





愛海「いやぁ……おいしかった」

P「だろぉ?テレビ局の知り合いに美味しくて雰囲気の良い店知ってる人がいて聞いておいたんだよ」

愛海「プロデューサーのことだからファミレスか最悪、居酒屋も覚悟してたんだけどね」

P「おいおい、いくら俺でも女の子を連れて居酒屋はいかないよ」

愛海「うん。そうみたいだね!見直したよ!」

P「ふふん。……さて、そろそろ遅いし送ってくよ」

愛海「……あ、あのさプロデューサー……」

P「ん?」

愛海「やっぱりさ……もう少しだけお願いがあるんだけど……」

P「……未成年を遅くまで連れ回すのは良くないんだけど……約束したからな。今日はお前の希望を何でも聞いてやるって」

愛海「な、ならさ!」







P「……どこに行きたいかと思えば公園か」

愛海「ここなら、人気もないしね」

P「それで、なにがお望みですか?」

愛海「……プロデュサー。動かないでね?」

P「?わかった」

愛海「うん。そのままでいてね?」





ギュッ




P「!?あ、愛海!?」

愛海「ンフフ♪暖かい……」

P「い、いきなり何を!?」

愛海「あたしの希望聞いてくれるんでしょ?このままじっとしてて」

P「う……わ、わかった……人いないよな……?」

愛海「ねぇ、プロデューサー」

P「な、なんだ?」

愛海「……これから言うことはホワイトデーのお返しとは関係ないから」

P「?お、おう」


愛海「プロデューサー。バレンタインの時にも言ったけどねいつもありがとう」

P「……」

愛海「あたしは……プロデューサーと出会ってから毎日が楽しくてしょうがなかった」

P「……俺もだよ」

愛海「いっぱいわがままを言って、いっぱい迷惑かけちゃったけど、あたしは……」

P「……」

愛海「あたしは……これからもプロデューサーと一緒にいたい!プロデューサーと一緒なら明日も、明後日もきっと楽しいから!!」

P「愛海……」

愛海「あたしはさ……女の子も、女の子の柔らかい部分も大好きだけど、

   そんなあたしを理解して、信頼してくれたプロデューサーが大好き……」

P「愛海、俺は……」

愛海「答えは……今日言わないで」

P「……」

愛海「お返しとか……お礼とかそんなんじゃなくて、プロデューサーがちゃんと考えてだした答えが欲しいから……」

P「……わかった」





愛海「プロデューサー、送ってくれてありがとう」

P「もう遅いしな。女の子を一人で返すわけにはいかないさ」

愛海「それと、今日はありがとう」

P「ああ。喜んでくれたなら何よりだよ」

愛海「…………」

P「…………えーっと」

愛海「そ、それじゃあまた明日ね!!」ダッ

P「あ、愛海!?」

愛海「答え、ちゃんと考えてねー!!」





愛海「お、おはようございます……」ガチャ

P「おう、愛海おはよう」

愛海「ぷ、プロデューサーき、昨日のことだけど……」

P「あー……その前にな。愛海、今日の仕事俺もついて行くよ」

愛海「え?レギュラーの仕事だし、もう一人でも大丈夫って言ってなかったっけ?」

P「たまにはいいだろ?それとも、嫌か?」

愛海「ううん!嫌じゃ無い!」

P「なら良かった」

愛海「それじゃあ、早速行こう!」

P「いや、まだ早いだろ……」

愛海「いいでしょ!せっかくだから、このあいだテレビ局ですっごく胸の大きい女性局員見たから教えてあげる!」

P「いや、それを俺に教えてどうしろと……」

愛海「いいから!」

P「わかったよっと……」

愛海「はやくはやく!」

P「待てって。そうだ、愛海」

愛海「何?」






P「俺も、愛海と一緒ならこれからも楽しいと思う」




愛海「……え?」

P「お前が言ってくれたのと同じだよ。俺もお前と過ごしたこれまでが楽しくてしょうがなかった」

愛海「それって……」

P「ちゃんと考えて、答えを決めた」

愛海「……」

P「俺も、愛海が大好きだ。これまでも、きっとこれからも」

愛海「……」

P「……愛海?」

愛海「ッ……ぷろでゅーざぁ……」ポロポロ

P「ちょ!?おまっ!?何故泣く!?」

愛海「だっで……だっで……好きっていっでくれたから……駄目かもって、無理かもって思ってたから……」

P「愛海……」

愛海「ぐすっ……ごめん泣いたりなんてしちゃって。もう、大丈夫だから」


P「……愛海、お前はきっとこれからも自分に正直に生きて、俺にわがまま言ったり迷惑かけたりするのかもな」

愛海「……うん」

P「でも、俺はお前のそんなところが好きになったんだ。まぁ……お前がやり過ぎそうなら止めるし、やばくなったら俺がなんとかするさ」

愛海「プロデューサー……」

P「だから……これからも、思いっきりやれよ?」

愛海「……うん!」

P「よし、ならもう行こうか」

愛海「プロデューサー」

P「何だ?」

愛海「……」ギュッ

P「……誰かに見られたらどうするんだよ」

愛海「別に手を握るくらいいいでしょ?事務所を出たら離すから」

P「俺の手なんて柔らかくもないだろうに……」

愛海「確かに。プロデューサーの手は硬くて、大きくて、ゴツゴツしてるね」

P「だろ?」

愛海「でも、」


  




 「とっても暖かくて、あたしは大好きだよ」






―終―

悪友ポジの女の子がふとした時に見せる可愛い姿みたいなシチュエーションが大好きです。

読んでくれた方ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom