ドルベ「ヤンデレvs未来人vs異世界人」(116)

・遊戯王SS
・全部OCG効果でライフ8000から始まるけど、そういうものとしてスルーしてください
・キャラがなんかコレジャナイかもしれないけど許してください

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【バリアン世界】

ドルベ「トロンとDr.フェイカーを利用し、アストラル世界を滅ぼそうという計画」

ドルベ「しかし、どちらもゼアルに敗れてしまった……」

ギラグ「ベクターのやつはどうなったんだ?」

ミザエル「奴のことだ。忌々しいが、あの程度で死にはすまい」

ドルベ「失敗の責任は取らせねばならない。だが、次に現れるのはいつになることか」

ギラグ「気まぐれだからな、あいつは……」

アリト「んなことどーだっていいだろ! ベクターの計画が失敗しちまったんじゃ、これからどうすりゃいいんだよ?」

ミザエル「我々はアストラル世界に直接干渉することはできない。だから今までは人間を利用してきたが、こうなっては……」

ギラグ「そうも言ってられねえか」


ドルベ「……次は、我らが出ねばならな――」

        /´〉,、     | ̄|rヘ

  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

ドルベ「む……っ!」ゴゴゴゴゴ

ギラグ「なんだ、地震か!?」グラグラ

アリト「おいミザエル! またタキオンドラゴンが暴れてんじゃねえだろうな!?」

ミザエル「何を言うか、餌は毎日欠かしていない!」

アリト「ち、じゃあ本物の地震かよ……」


ギラグ「……収まってきたな」

アリト「なあドルベ、いったいなんなんだよこの地震は。最近、いくらなんでも多すぎるぜ?」

ミザエル「そもそも、ここは高次のエネルギー世界。人間界とは違うのだ、なのになぜこのような現象が起きる?」

ドルベ「わからない。だが、自然現象ではなさそうだ……」


ドルベ「……ギラグ。アリト。この地震の原因について、君たちに調査を命じる」

ギラグ「な……!? ちょ、ちょっと待てドルベ!」

アリト「調査ったって、まるっきり検討もつかねえんだぜ? 俺たちにどうしろって言うんだよ!」

ドルベ「原因を突き止めろとは言わない。どんなことでもいい、このバリアン世界に何か異変が起きていないか……それを調べてもらいたい」

アリト「でもよ、よりにもよって俺たちに……」


ドルベ「ギラグ、君はバリアン世界きっての勇敢な戦士だ」

ギラグ「……」

ドルベ「それだけでない、策を練り、慎重に行動できるその頭脳も、私は評価している」

ギラグ「……しょうがねえな。いっちょ行ってくるとするか!」

アリト「おい、ギラグ!」

ドルベ「……アリト」ギロリ

アリト「う……」

アリト「わ、わかったよ! 行きゃあいいんだろ行きゃあ!」

ドルベ「それでいい。すべてはバリアン世界のために」

ギラグ「すべてはバリアン世界のために!」シュゥゥゥ...

アリト「バリアン世界のためにー……」シュゥゥゥ...


ドルベ「……行ったか」

ミザエル「奴らでよかったのか?」

ドルベ「構わない。元より、結果には期待していないからな……」

ミザエル「……?」

ドルベ「さて。ミザエル、君にも頼みたいことがある」

ミザエル「ああ、なんだ?」

ドルベ「これを見てくれ」

ミザエル「――! これは……何者だ?」

ドルベ「さっきの地震の後からだ。何か、エネルギー反応の異常を感知した」

ミザエル「この世界のものとは違う……人間か?」

ドルベ「それにしても、何か妙だ。君に様子を見に行ってもらいたい」


ミザエル「わかった。……だから奴らを追い払ったのか?」

ドルベ「ああ。ギラグはともかく、アリトは血の気が多いからな。すぐに飛び出す恐れがある」

ミザエル「なるほど。だが、奴らの方でも何か起きたらどうする?」

ドルベ「一応、ギラグもついている。奴らもデュエルの腕は確かだ、2人いれば何とかなるだろう」

ミザエル「ふ、そうだな。では……すべてはバリアン世界のために」シュゥゥゥ....

ドルベ「すべてはバリアン世界のために。頼んだぞ、ミザエル」

「奴ら」より「彼ら」の方がドルべっぽいかな
まぁまだ良くわからんキャラだが

>>9
ドルベさん仲間思いなのかそうじゃないのかいまいちわからないので……



タキオン<ギャーン

ミザエル「どうした! 何をそんなに暴れている!? くぁ……っ!」

ミザエル「く、相変わらず手間をかけさせる……」ズガガガガガ

っ《No.107 銀河眼の時空竜》 キュピーン

ミザエル「……よし。では、行くか」



【荒野】

???「フン、随分と殺風景な世界だ。人の気配もない」

???「少し、似ているな……あの忌々しい未来と……」


ミザエル「……」

ミザエル「……ふっ!」ドシュ


???「――!」バッ

                               ヽ`
                              ´
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パラパラ......

ミザエル「……かわしたか。少しはできるようだな」

???「随分と派手な出迎えだな。貴様、何者だ」

ミザエル「私にそれを聞く前に、まず貴様から名乗ったらどうだ」

???「虫ケラ相手に、名乗る名など……」

???「……いや。消え行く者に名乗る名などない」

ミザエル「ふん、まあいい。貴様のような者が、このバリアン世界にいったい何の用だ?」

???「バリアン世界? それがこの世界の名か」

ミザエル「知らずに迷い込んだのか。以前にも似たような奴がいたが……貴様は少し毛色が違うな」


???「そんなことはどうでもいい。大事なのは……」

???「このオレにとって、この世界は邪魔な存在だということだ」ジャキン

ミザエル「やはり、その手の輩か。ならばよかろう」

ミザエル「バリアン世界を代表して、この私が相手をしてやる!」ジャキン

???「随分と物分かりがいいな。ならば、行くぞ!」

ミザエル 「 「 デ ュ エ ル ! ! 」 」 ???


???「オレのターン!」

???「手札より、《カードガンナー》を召喚!」

カーガン『……』ピピピ

《カードガンナー》:星3/地属性/機械族/攻 400/守 400

???「《カードガンナー》の効果発動! デッキの一番上からカードを3枚まで墓地に送る」

???「そして墓地に送ったカード1枚につき、攻撃力500ポイントアップ。3枚のカードを墓地に送る」

カーガン『=3』 【ATK 400→1900】

???「リバースカードを4枚セットして、ターンエンドだ。《カードガンナー》の効果は切れ、攻撃力が元に戻る」
【TURN1】 手札:1 LP:8000
場:《カードガンナー》@ATK 400 / リバースカード×4

カーガン『……』 【ATK1900→ 400】

ミザエル(4枚ものリバースカード……何を仕掛けてくる……?)


ミザエル「私のターン、ドロー!」

???「この瞬間トラップを発動! 《破壊指輪》!」

ミザエル「何!?」

???「オレのフィールドに存在するモンスター1体を破壊し、お互いのプレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!」

???「《カードガンナー》を破壊して、1000ポイントのダメージだ!」

カーガン『』 ズドーン

ミザエル「ぬぅ……っ!」 【LP:8000→7000】

???「ハハハハハ! そしてこの時、破壊された《カードガンナー》と……手札の《機皇帝ワイゼル∞》の効果発動!」 【LP:8000→7000】

???「オレの場のモンスターがカード効果によって破壊されたとき、このカードは手札から特殊召喚できる」


???「 合 体 せ よ 、 《 機 皇 帝 ワ イ ゼ ル ∞ 》 ! 」

                            r― -、
                      //     |`、  \
                   ,r_'´o―ゝ、  .| ヽ.   \
                    i卅7 / ヽ  、  ヽ   \
                 ___ ,レ-t-L__人_ ヽ  \   \
               /    ,//,-==ヽ-、ミ-ヽ   ヽ.   \
            ,--/    ,. ィ/ <,;;; ; ;:::ソ / ヽ ヽヽ   \   \
            / /   /;;//,へ、 ___,/   ヽ / `ヽ、 ヽ    ヽ
            V    /;;i // '´   .--- 、    /     \ \_   ヽ
            | __ |;;;;|_/   /  ヽ\ヽ /       \ `ヽ  |
            |   .|;;(iヽー<  __ ノ_ソ=X  __       ヽ;;;;;;V
            |    |;;;;;\ヾ|__/ Y;;;,|   ヾ-―--ヽ      ヾ;;;;;|  /
            |   _ヾ;;;;;;ノ/  ,.-―<|   ソ    ヽ\     ,|;;;;;| /
          ,- ヽ,.イヽゝ--,ィ/  ,-// ̄`|        ヽ  /  ,i'  ,ィ
     , -、_.-'´/\´`ヽ リ/ レ'   /;;;/    |        ヽ>' __  //i |
  /ア /ゝ彡ヽ   >二 ̄,| /    / /|     |       / |_,==、ヾ/ ,| |
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' /;;,.-(=_、 i |       ヾヽ  ヽ ,ィ  ヽ    / _\  / /|  |ヽノ//   /
/ム ,.| l|/i |        ヽ 、 // |   ヽ   | /;;;ヽV / | ,!,/,//   /
/ ,レ/,.t ' | |          ー'  |    ヽ  | |i',-,Y ィ __,/ / //   /
. i i、V ,ノ'´.| |           |   /      \,l !.!i t,! .|y'´ノ ,//   /
、|ハ |ノ   | L           |  ./        ヽ_\-'  |ヽi´.//   /
_,|;;;;;Y   / ヽ         .| /         |\   / V    /
i}ヽ;;{    |i、   ヽ        ,!'´          ヽ ゝ-,'  |   /
-i_ノ,、)   |ヾ   |_      /              ヽ ヽ  |.  /
      |Y|   / `ヽ、 .//.                |  | | ,〈
      |v  ./    ,X/                 .|  | |/ ヽ
       \_,/     / /                 |   V   ヽ
         ||    / /                  .|   ヽ    ヽ
         ||    /                   |    ヽ    ヽ
         ||    /                   |    ヽ     |
         ||    |                    ヽ    ヽ    .|
         ||    |                      ヽ    ト、   |
         ||    |、                      ヽ   |`ヽ  .|

《機皇帝ワイゼル∞》:星1/闇属性/機械族/攻2500/守2500


???「そして《カードガンナー》が破壊されたことで、オレはカードを1枚ドローする」

ミザエル「この風格……これが、貴様のエースモンスターか」

???「そうだ。《機皇帝ワイゼル∞》は、1ターンに1度、貴様の発動したマジックカードを無効にする効果を持つ」

???「虫ケラは虫ケラなりに、慎重に考えて行動することだ。ハハハハハ!」

ミザエル「ふん……私は手札から、《限界竜シュヴァルツシルト》を特殊召喚!」

シュヴァルツ『ギャーン』

《限界竜シュヴァルツシルト》:星8/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守 0

ミザエル「《限界竜シュヴァルツシルト》は、貴様の場に攻撃力2000以上のモンスターが存在する時、手札から特殊召喚が可能」

ミザエル「そして《半月竜ラディウス》を通常召喚!」

ラディウス『キシャー』

《半月竜ラディウス》:星4/光属性/ドラゴン族/攻1400/守1000


ミザエル「さらに、マジックカード《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》を発動!」

ミザエル「私の場に存在するレベル7以上のモンスター1体を指定し、そのモンスターと他のモンスターのレベルを統一する!」

【ミザエル】
《限界竜シュヴァルツシルト》 【☆8】
《半月竜ラディウス》 【☆4→☆8】

???「フン。最上級モンスターにしては、随分と貧弱な奴らだ。それで一体何ができる!」

ミザエル「やることなど、ひとつしかあるまい。私は、レベル8の《限界竜シュヴァルツシルト》と《半月竜ラディウス》でオーバーレイ!」

???「!?」

ミザエル「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!」

ミザエル「宇宙を貫く雄叫びよ! 遥かなる時を遡り、銀河の源より蘇れ!」


ミザエル「 顕 現 せ よ 、 そ し て 我 を 勝 利 へ と 導 け ! 」

ミザエル「 《 N o . 1 0 7  銀 河 眼 の 時 空 竜 》 ! ! 」

ニニニ∨ ∧     ∨//// / 〉:`.丶 、                   |:|         r─ 、/       /
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ニニニニ∨ ∧ ///   /////∧    丶 、/  _ -──-_ ヽ∋ -、 マ::|     _ |丶、:::::::|       /
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ニニニニ.////    ∨///////∧       `ー _, イ 〈´:::::::::::/、_ヽ     ∨///∧    /   / /
ニニニ////       ∨///////∩        ノ、:::::`丶、`^ハハノl=- "     |∨///∧ /   / /
ニニ./ / ̄ヽ         l∨/////.| |       .{ ̄ ─ _ 〉ー/::::|        | 〉/////\   / /
ニ/ /-/─-/====ヽ   |..∨////| |      .{  ̄ ─_ 〉  .|:::|::|       | .〈///////∧/ /
/  / /i!i!i/    =ヽ        l/ \://:| |、_     {  ̄ ─ _ 〉   |:::|::|       |  _ < ̄∨/∧/
   l /i!i/      ||      |   γ─- 、 `ヽ  {  ̄ ─ _ .〉  |:::|::|       _ <     ∨/∧         / /
  l //            //、 弋 > 、 `ヽ/ヽ/  ̄ ─ _ 〉  .|:::|::|  ィ─<     >"///丶、\      / /
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  / |i!i!// .//////// _ <、    ヽ  /  l    \ 丶、 / / |           \ / ニニニニ∧       \// ヽ
../ lヽ- ノ ////////// \ \    / l  l.     |.   ∧    l_-─┐        \ ニニニニ∧      \ 、ヽ
    l/| | ///////// \  _ -‐ '' ̄ ̄l / ̄\   / l   |∨|  /  /   /          \ニニニニ∧      \ヽ |
    l/| |.///////// ヽ_ -''      ./ / /   l/  l|  | | |  /  /  /             \   /ヽ∧       \l
    l/////////// /   |\   /  / /   |     l| ∧∧ /ヽ/ ̄ ̄ヽ              \ 〈  \l
    l///////////     .|  \/   / ̄ヽ   |     l| ┐r .|l ∧   //∧               ̄\ .\
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《No.107 銀河眼の時空竜》:ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 【ORU:2】


???「エクシーズ召喚……!? バカな、貴様いったい何者だ!?」

ミザエル「消え行く者に名乗る名などない、貴様もそう言っただろう?」

???「……フン、俺好みの答えだ。いいだろう、貴様を倒してから聞くことにしてやる!」

ミザエル「バトルフェイズに入り、《銀河眼の時空竜》の効果発動! オーバーレイユニットを1つ使い……」

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            ̄∨ i!i!i!i! \/  i!i!i!i!i!  /::/
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ミザエル「 タ キ オ ン ・ ト ラ ン ス ミ グ レ イ シ ョ ン ! 」


???「く……! なんだ、この光は……」

ミザエル「行け、《銀河眼の時空竜》! 《機皇帝ワイゼル∞》に攻撃!」

???(……何も起きない? ただのこけおどしか?)

???「バカめ! リバースカードオープン、《ゲットライド》!」

???「このトラップの効果で、墓地より《強化支援メカ-ヘビーウェポン》を《機皇帝ワイゼル∞》に装備する!」

《強化支援メカ-ヘビーウェポン》:星3/闇属性/機械族/攻 500/守 500 【ユニオン】

ミザエル「《カードガンナー》の効果で墓地に送っていたのか……」

ワイゼル『……』シャキーン 【ATK2500→3000】

???「《ヘビーウェポン》を装備したことにより、《機皇帝ワイゼル∞》の攻撃力は500ポイントアップ!」

ミザエル「相打ちを狙うつもりか?」

???「いいや、死ぬのは貴様のモンスターだけだ」

???「装備した《ヘビーウェポン》を身代わりにすることで、《ワイゼル∞》は破壊を免れる!」


ミザエル「フッ……さて、どうかな?」

時空竜『ギャァァァァァン』 【ATK3000→4000】

???「なんだと!?」

ミザエル「《銀河眼の時空竜》の効果、発動!」

ミザエル「バトルフェイズ中、相手がマジック・トラップ・モンスターの効果を発動させるたびに、攻撃力を1000ポイントアップする!」

???「ほう、少しはやるようだな。だが……」

《銀河眼の時空竜》@ATK4000
《機皇帝ワイゼル∞》@ATK3000

???「虫ケラ風情が、あまり調子に乗るなよ! ダメージステップだ、もう1枚のリバースカード《リミッター解除》を発動する!」

ミザエル「!」

???「この効果により、オレの場の機械族モンスターは攻撃力が2倍となる!」

ワイゼル『……』 【ATK3000→6000】


ミザエル「しかし、新たなマジックカードが発動したことで、《時空竜》の攻撃力も1000ポイントアップする!」

タキオン『ギャーン』 【ATK4000→5000】

???「ハハハハハ! それでも攻撃力はわずか5000、このオレの《機皇帝》には及ばない」

ミザエル「どうかな? 手札から速攻魔法《禁じられた聖槍》を発動!」

ミザエル「この槍の効果を受けたモンスターは攻撃力が800下がり、そのターン全てのマジック・トラップの効果を受け付けなくなる」

ミザエル「対象は、貴様の《機皇帝ワイゼル∞》!」

???「《リミッター解除》を打ち消すつもりか。しかし、甘いな!」

???「《機皇帝ワイゼル∞》は、1ターンに1度相手の発動したマジックカードを無効にすることができる!」

ミザエル「……」

???「《ワイゼル∞》の効果発動! 《禁じられた聖槍》を無効に……っ!」

ワイゼル『……』 シーン


???「バカな、なぜ効果が発動しない!?」

ミザエル「《銀河眼の時空竜》の効果! "タキオン・トランスミグレイション"の光を浴びたモンスターは、すべて効果が無効化される」

ミザエル「貴様の《機皇帝ワイゼル》は、もはや巨大な鉄クズに過ぎん!」

???「く……」

???「……フフ、ハハハハハ! やはり虫ケラは虫ケラだな! その程度、オレに読めないとでも思ったか!」

???「カウンタートラップ発動、《マジック・ドレイン》! 相手が発動したマジックカードの効果を無効にして、破壊する!」

ミザエル「!」

???「だがこの効果は、貴様が手札のマジックカード1枚を墓地に送ることで、無効にすることができる」

???「さて……どうする?」

ミザエル「……魔法カードは持っていない」

???「フハハハハハ! ならば、貴様の発動した《禁じられた聖槍》の効果は無効だ!」


???「よって《機皇帝ワイゼル∞》の攻撃力は問題なく倍に……っ!」

ワイゼル『……』シャキーン 【ATK3000→6000】

タキオン『ギャーン』 【ATK5000→6000】

???「まさか!」

ミザエル「そう、貴様が《マジック・ドレイン》を発動したことにより、私の《時空竜》の攻撃力もアップする」

???「攻撃力6000……チッ!」

《No.107 銀河眼の時空竜》:ATK6000 【破壊】
   vs
《機皇帝ワイゼル∞》:ATK6000

ミザエル「相打ちか……」

???「だが《強化支援メカ-ヘビーウェポン》を身代わりとすることで、《機皇帝ワイゼル∞》は破壊を免れる!」

ワイゼル『……』【ATK6000→5500】


ミザエル「しかし、《リミッター解除》にはデメリットがあったはずだ。私はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ」
【TURN2】 手札:0 LP:7000
場:リバースカード×2

???「ちっ、気付いていたか……エンドフェイズ、《リミッター解除》の効果を受けた機械族モンスターはすべて破壊される」

ワイゼル『』ズドーン


???「……貴様、少しはできるようだな」

ミザエル「その言葉はそのまま貴様に返してやろう。だが、まさかこれで終わりではあるまい?」

???「当然だ。俺の本当の力を見せてやる……!」


ピピピピピ

???「……ん?」

???『やめろプラシド! 敵は得体の知れない術を使う……深追いするでない!』

???『そうだよ、その世界についてはまだ何もわかってないんだぜ? しかも、いきなりそんな強そうな奴にケンカ売っちゃってさぁ』

???『《機皇帝》もやられちまったんだろ? 後で泣いても知らないよ~? キヒャヒャヒャヒャ!』

???「く、貴様ら……!」

???『その男も一筋縄では行かない相手……今は帰還するのだ、プラシド』

???「……チッ!」


プラシド「おい、貴様。命拾いしたな。今日のところは退いてやる」

ミザエル「プラシドと言ったか。その名前、覚えておいてやる」

ミザエル「我が名はミザエル。いずれ2体の《銀河眼》を従える者だ」


プラシド「ミザエル。貴様は虫ケラの分際で目障りすぎる……覚えていろ、いつかこのオレが貴様を葬る」

プラシド「首を洗って待つがいい……」ズバッ


ミザエル「……《時空竜》が破壊されるとはな」

ミザエル「一体何者なのだ、奴は……?」

一旦ここまでです
カードプールが足りねえってのは思いましたがまあなんとか頑張ります
アニメ本編で使ってないカード使い始めても許してくださいってか。許してくれよォ!

そうですギミパペは私です。神代兄妹は別の人です
半分諦めてたんですがマジでOCG化するとは思いませんでした

なんか少し間が空きましたごめんなさい。それもこれもベクターさんのせいです(責任転嫁)
なんかもう色々とアレなんで、キャラがアニメ本編で使ってないカード使い出しても石を投げないでください
ギラグさんとか相当苦肉の策なんです許してください


【謎空間】

ズバッ

プラシド「戻ったぞ」

ホセ「プラシド……! 独断専行は慎めと言ったはずだ!」

ルチアーノ「キヒヒ、まあいいんじゃないの? あっちの世界のことも、少しは掴めたみたいだし」

ルチアーノ「何より、痛い目見る前に帰ってこれたのは成長だよ。不動遊星に真っ二つにされた時と違ってね! キヒャヒャヒャ!」

プラシド「貴様……!」

ホセ「やめろ2人とも。それより、どうなのだ?」

プラシド「やはり、妙だ。あのような世界を俺は知らん」

ホセ「ふむ……そうか」

ルチアーノ「お告げもまだ下りてこないしね。神にすらわからない世界ってわけ?」


プラシド「ただ、少し……『似ていた』がな」

ルチアーノ「……」

ホセ「……やはり、あれはもうひとつの未来なのか」

プラシド「もうひとつの未来だと?」

ルチアーノ「まあ、そうでもなきゃ説明つかないよねぇ」

ルチアーノ「サーキットのほうは順調だってのに、ここに来てアーククレイドルの出現座標がズレるなんてさぁ。ほんっとお笑いだよ!」

ホセ「やめろ、ルチアーノ」

プラシド「いや、それにしても妙だ。奴は我々の知らない術……『エクシーズ召喚』とやらを使ってきた」

プラシド「あんなものは、歴史になかった事実」

ホセ「何も不思議なことはあるまい。あの世界をもうひとつの未来……我らの世界とは違う、別の世界の未来とすれば」

ルチアーノ「……へっ。別の世界に行ったって、滅びの未来を迎えるのに変わりはないってことかよ」

ホセ「ルチアーノ!」


プラシド「そんなことはどうでもいい。このままでは、計画通りアーククレイドルが出現しても、ネオドミノシティを消し去ることはできない」

ホセ「今この時点のネオドミノシティに、未来のネオドミノシティからアーククレイドルを出現させる、それが我々の計画」

ルチアーノ「でも、出現地点がズレちまったってことは……」

ホセ「現在と未来の間……そうでなくとも、近しい場所にあの世界が出現したからに他ならない」

プラシド「世界が……出現しただと?」

ホセ「そのせいで時空に歪みが生じ、アーククレイドルの出現ルートが狂ってしまったのだろう」

ルチアーノ「おいおい、じゃああのめんどくさい計算をまたやり直せっての? WRGPももうすぐ本戦だぜ、そんな時間あんのかよ!」

プラシド「そんなことをする必要はない。我らの手で、あの世界を消滅させれば済むまでだ」

ルチアーノ「さっきのフード野郎一人にも苦戦してたくせに、よく言うよ。それに、滅ぼすったってどうすんのさ?」

ルチアーノ「世界改変をしようにも、どこをどう変えればあの世界を消せるんだよ」

プラシド「む……」


ルチアーノ「ほら見ろ、答えらんねーじゃん!」

ホセ「……とりあえず、今のところは様子を見るのだ。今のままでは情報が足りぬ」

ホセ「十分な調査の末、その必要があるとなれば……滅ぼすことも、考えねばならん」




.........


【荒野】

ギラグ「……」

アリト「……」

        /´〉,、     | ̄|rヘ

  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''


穴「」 ゴゴゴゴゴ......


ギラグ「いきなり大元に出くわしやがった……」

アリト「なんだ、これ?」

ギラグ「わからねえが、空間が歪んでやがる。たぶん、別の世界に繋がってるワープホールだ」


アリト「ほぉ……別の世界ねえ」

ギラグ「何も見つかるわけねえだろうと思ってたが、まさかこんなもんを見つけちまうとは……」

ギラグ「おいアリト、一旦戻るぞ。ドルベに報告しねえと」

アリト「……」

ギラグ「アリト? どうした?」

アリト「ギラグ、おまえこんな面白そうなもんを見逃す気かよ?」

ギラグ「あぁ?」

アリト「ドルベのやつは、異変を調べろって言ったんだ。このワープホールがどこに繋がってるのかくらい、調べて帰らなくっちゃな」

ギラグ「調べてったって……おまえ、まさかこの先に行くつもりか? どこへ出るかわからねえんだぞ?」

アリト「大丈夫だって! 行き先がどんな場所だろうと、俺とおまえなら何とかできる!」

ギラグ「ちょ、ちょっと待て! 俺も行くのか!?」


穴「」ゴゴゴゴゴゴ....

アリト「よーし、行くぜ!」シュゥゥゥゥ.....

ギラグ「あっ、こら! おい! 待てアリト!」

ギラグ「……アリト、あの野郎~! ええい、こうなったらしょうがねえ!」シュゥゥゥゥゥ......




【???】

ギラグ「……どこだ、ここは?」

アリト「わからねえが、バリアン世界じゃなさそうだ」

ギラグ「……」

アリト「……」



アリト「誰だおまえ!?」

ギラグ「おまえこそ誰だ……って、まさかアリトなのか!?」

アリト「ギラグ? ギラグなのか? おまえ、なんだよその格好!」

ギラグ「おまえも人のこと言えねえだろうが!」

アリト「うぇ、なんだよこれ!? まるで人間みてーなことに……」

ギラグ「……そうか、バリアン世界は高次のエネルギー世界。ここは低次元世界だから、俺たちもいつもの姿じゃいられねえんだ」

アリト「なにー!? ってことは、この世界じゃカオスエクシーズが使えねえのか!?」

ギラグ「まあ、そうだろうな」

アリト「ちっくしょー、異世界ならきっと強いデュエリストがいるだろうと思ってたのに……。本気のデュエルができねえんじゃ、しょうがねえじゃねえか」

ギラグ「おまえ、そんなこと考えてたのか……」



???「……なんだい、君たち? いきなり現れて、挨拶もなしで」

ギラグ「!」

アリト「!」

???「見たところ、ただの人間じゃないようだけど……もしかして、ここ最近の地震も君たちの仕業かな?」

ギラグ「誰だ、おまえ!」

???「それはこっちが聞きたいよ。君たち、誰の許可を得てここにいるんだい?」

アリト「あいにく、この世界の勝手なんか知らねーんでな! 許可なんか取っちゃいねえさ!」

???「ここは僕と十代が愛を育む場所なんだ。十代以外は必要ない」

ギラグ「……おいアリト、どうもヤバそうだぜ。あいつ、かなり殺気立ってやがる」

アリト「へっ、だったら話は早えだろ。結局どこの世界に行ったって、やることといえばデュエルなんだ!」


???「随分物分りがいいじゃないか。2人まとめて相手にしてあげるよ」ジャキン

ギラグ「おい、俺たちは今カオスエクシーズを使えねえんだぞ……!」

アリト「こっちは2人がかりなんだ、そのくらいのハンデはあって当然だろ」

ギラグ「けどよぉ……!」

???「わかってると思うけど。この世界でデュエルに負けるということは、そのまま肉体の消滅を意味するからね」

ギラグ「えー!? なにそれ聞いてねえぞ!」

アリト「はっ、上等だ! やってやるぜ!」ジャキン

ギラグ「ちょっ、ちょっ、ちょっ! ちょっと待てアリトォォォ!」ジャキン


??? 「 「 「 デ ュ エ ル ! ! ! 」 」 」 ギラグ/アリト


ギラグ「って、言っちまった!」


???「どうやら、君たちの先攻みたいだね」

アリト「よし。行け、ギラグ!」

ギラグ(……ちくしょう、こうなったらやるしかねえ!)

ギラグ「俺のターン、ドロー!」

ギラグ(慎重に! ここは慎重に行かねえと! 守りを固めねえと……!)

ギラグ「手札から《レスキューラビット》を召喚!」

ラビット『・u・』 

《レスキューラビット》:星4/地属性/獣族/攻 300/守 100

ギラグ「《レスキューラビット》の効果発動! このモンスターをゲームから除外することで、デッキから通常モンスター2体を特殊召喚する!」

ギラグ「《なぞの手》を2体特殊召喚だ!」

《なぞの手》:星2/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500
《なぞの手》:星2/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500

???「そんなモンスターを2体も呼び出して、一体何をするつもりだい?」

ギラグ「俺は! レベル2の《なぞの手》2体でオーバーレイ!」

???「!」

ギラグ「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!」

ギラグ「現れろ、《ガチガチガンテツ》!」

《ガチガチガンテツ》:ランク2/地属性/岩石族/攻 500/守1800 【ORU:2】

???「……エクシーズ召喚? 珍しい手を使うんだねえ」

ギラグ(……? エクシーズ召喚を知らねえのか?)

ギラグ「《ガチガチガンテツ》の効果! こいつにオーバーレイユニットがある限り、
     俺の場のモンスターの攻撃力・守備力は、オーバーレイユニットの数×200ポイントアップする!」

ギラグ「今《ガチガチガンテツ》のオーバーレイユニットは2つ、よって400ポイントアップだ!」

【ギラグ/アリト】
《ガチガチガンテツ》:【ATK 500/DEF1800 → ATK 900/DEF2200】

ギラグ「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」
【TURN1】 手札:3 LP:8000
場:《ガチガチガンテツ》@DEF2200 【ORU:2】 / リバースカード×2


???「じゃあ、僕のターン。ドロー」

???「……僕は、モンスターを1体守備表示。さらにカードを3枚伏せて、ターンエンドするよ」
【TURN2】 手札:2 LP:8000
場:《セットモンスター》@DEF ??? / リバースカード×3

アリト「へっ、たったそれだけでターン終了かよ! 俺のターン、ドロー!」

ギラグ「油断すんなよ、アリト! あいつの場には伏せカードが3枚もあるんだ、ここは慎重に……」

アリト「心配すんな! もしヤツが何か仕掛けてきても、俺がカウンターを食らわしてやるからよ!」

ギラグ「だからそうじゃなくてー!」

アリト「俺は手札から《BK ヘッドギア》を召喚!」

ヘッドギア『……』 シュッシュッ シュッ

《BK ヘッドギア》:星4/炎属性/戦士族/攻1000/守1800

アリト「《ヘッドギア》の効果発動! こいつが召喚に成功した時、デッキから《BK》1体を墓地に送ることができる!」

アリト「俺が墓地に送るのは、こいつだ! セコンドに《BK カウンターブロー》!」

カウンターブロー『……』

???「……」

アリト「そして俺の《ヘッドギア》の攻撃力は、《ガチガチガンテツ》の効果で400ポイントアップするぜ」

【アリト/ギラグ】
《ガチガチガンテツ》@DEF2200
《BK ヘッドギア》:【ATK1000/DEF1800→ATK1400/DEF2200】

アリト「まずは、軽いジャブからだ! バトルフェイズ、《BK ヘッドギア》でおまえのモンスターに攻撃するぜ!」

???「僕のモンスターは《マッド・リローダー》。破壊されるよ」

《マッド・リローダー》:星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

ヘッドギア『オラァ!』 ゲシゲシ 【ATK1400】

リローダー『』 ズドーン 【DEF 0】

???「この瞬間《マッド・リローダー》の効果発動。僕は手札を2枚墓地に送り、新たに2枚ドローする」

アリト「へっ、随分と手ごたえがねーな。そっちが仕掛けてこねえんじゃ、俺のカウンターが決まらねーじゃねえか」

アリト「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」
【TURN3】 手札:4 LP:8000
場:《BK ヘッドギア》@ATK1400 《ガチガチガンテツ》@DEF2200 【ORU:2】 / リバースカード×3


???「……だったら、お望みどおり仕掛けてあげるよ。僕のターン、ドロー」

???「リバースカード、オープン。永続トラップ《リミット・リバース》!」

???「墓地に存在する攻撃力1000以下のモンスター1体を特殊召喚する。戻って来い、《エア・サーキュレーター》!」

サーキュレーター『……』 キュィィィン

《エア・サーキュレーター》:星3/風属性/水族/攻 0/守 600

ギラグ「さっき墓地に送ったカードか……」

???「さらにもう1枚、永続トラップ《リビングデッドの呼び声》を発動! 墓地のモンスター1体を特殊召喚する!」

???「蘇れ、《エア・サーキュレーター》!」

サーキュレーター『……』 キュィィィン

《エア・サーキュレーター》:星3/風属性/水族/攻 0/守 600

ギラグ「同じモンスターを2体捨ててやがったのか」

アリト「レベル3のモンスターが2体……エクシーズ召喚か?」


???「最後のリバースカード、オープン。永続トラップ《安全地帯》を発動」

???「フィールド上に攻撃表示で存在するモンスター1体を選択し、発動後そのモンスターをあらゆる破壊から守る」

???「もっとも、ダイレクトアタックはできなくなるんだけどね。対象は、君の《BK ヘッドギア》だ」

【アリト/ギラグ】
《ガチガチガンテツ》@DEF2200
《BK ヘッドギア》@ATK1400 【《安全地帯》】

アリト「俺のモンスターに永続トラップを……?」

???「さて……。これで、僕の場には表側表示の永続トラップが3枚」

???「僕は、この3枚の永続トラップを生贄に捧げる!」

ギラグ「!?」

アリト「!?」

???「 現 れ ろ 、 《 神 炎 皇 ウ リ ア 》 ! 」

ウリア『ギャァァァァァァァァァァン』

《神炎皇ウリア》:星10/炎属性/炎族/攻 0/守 0


アリト「な……」

ギラグ「なんだ、こいつは!?」

???「《リミット・リバース》と《リビングデッドの呼び声》が墓地に送られたことで、2体の《エア・サーキュレーター》は破壊される」

サーキュレーター『』 ズドーン
サーキュレーター『』 ズドーン

???「そして《安全地帯》が墓地に送られたことで、その対象となっていた《BK ヘッドギア》も破壊される!」

アリト「なんだと!?」

ヘッドギア『ウォォォォォ.....』 ズドーン

???「《エア・サーキュレーター》が破壊された時、僕はカードを1枚ドローする。2体分で2枚のドローだ」

???「そして《神炎皇ウリア》の攻撃力は、僕の墓地に存在する永続トラップ1枚につき1000ポイントアップする」

???「墓地にある永続トラップは3枚、よってその攻撃力は3000ポイント!」

ウリア『キシャァァァァァァァァ』

【???】
《神炎皇ウリア》:【ATK 0→3000】


???「さらに、《ウリア》の効果発動! 1ターンに1度、相手のリバースカード1枚を選択して破壊することができる!」

???「この効果に対し、相手は魔法・トラップカードを発動できない。真ん中のリバースカードを破壊だ!」

ギラグ「く……! 俺の伏せた《ミラーフォース》が……」

アリト「……俺がカウンターを繰り出すより早く、仕掛けてくるとはな。褒めてやるぜ」

???「ふん、それはどうも……」

ギラグ(……こいつ、一体何者なんだ!? デュエルの腕前もそうだが、従えてるモンスター……)

ウリア『ギャァァァァァァン』

ギラグ(迫力でわかる……これは、ただのモンスターカードじゃねえ!)

ギラグ(これだけのモンスターを、自由自在に操ってやがる。こいつ、相当できるぞ……!)

本日ここまでです

力及ばず苦肉の策で使ってないカード出します、許してくださいってかァ~~~???
ヒャーッハッハッハハハハハ!!許してやるよォ!

良かれと思って期待してます乙です

ギラグさんのデッキは岩石族でいいんじゃないか?
前作品のⅣみたいに代用デッキ扱いで

>>56
(無言の感謝)

>>58
Ⅳさんの【人形】【ランク8】っていうのは本気でどうしようもなかったんですが
ギラグさんの【手】ならなんとか再現できるんじゃね? って思ってしまったのが過ちの始まりでした


???「さて。僕は永続魔法《天変地異》を発動する」

ゴゴゴゴゴゴ

アリト「な、なんだぁ!?」

ギラグ「デッキが表側に!」

???「このカードが発動している間、すべてのプレイヤーはデッキを裏返しにする。つまり、カードの表を上にして置くのさ」

アリト「次にドローするカードがわかるってことか……」

???「さらに、もう1枚の永続魔法……《デーモンの宣告》を発動」

???「そして500のライフを払い、《デーモンの宣告》の効果を使う!」 【LP:8000→7500】

???「1ターンに1度、自分のデッキの一番上にあるカードを言い当てる。当たった場合、そのカードを手札に加えることができる」

ギラグ「ちっ。デッキが表側になってるから、100%言い当てられるってわけか」

???「さて、どうやら僕は運がいい。デッキの一番上にあるカードは、2枚目の《デーモンの宣告》だ!」

アリト「ってことは、また……」

???「そう、もう1枚《デーモンの宣告》を発動する。そしてその効果を発動!」 【LP:7500→7000】


???「デッキの一番上にあるのは……《スピリット・バーナー》だ。手札に加える!」

ギラグ(毎ターン、ライフと引き換えに手札を増やしていくつもりか……)

???「じゃあ行くよ、バトルフェイズだ。《ウリア》で《ガチガチガンテツ》を攻撃!」

ウリア『ウシャァァァァァァ』 【ATK3000】

ガンテツ『ヌォォォォォ.....』 【DEF2200】

ギラグ「アリト!」

アリト「わかってらぁ! 《ガチガチガンテツ》の効果、オーバーレイユニットを1つ使うことで破壊を無効にする!」

ガンテツ『ヌゥ……』 【ORU:2→1】

【アリト/ギラグ】
《ガチガチガンテツ》:【ATK 900/DEF2200 → ATK 700/DEF2000】

???「へぇ、そんな効果があったんだ。でも、それも後1回だ」

???「僕はカードを1枚伏せて、ターンを終了するよ」
【TURN4】 手札:2 LP:8000
場:《神炎皇ウリア》@ATK3000 / 《天変地位》 《デーモンの宣告》 《デーモンの宣告》 リバースカード×1 


ギラグ(ヤバいよ、ヤバいよ! ただでさえこの姿じゃ本気のデュエルができねえってのに、負けたら俺たちは消えちまう!)

ギラグ(しかも、相手はただもんじゃねえってのに……)

アリト「へへっ、なかなかやるじゃねえか。おもしれーなおまえ!」

ギラグ(おもしれーなじゃねえだろうがよおおお!!)

アリト「よし、ギラグ! 俺たちの番だぜ、こっちも本気を見せてやらねえとな!」

ギラグ(だから本気が出せねえんだよ! ちくしょう、せめてあのモンスターをなんとかしねえと!)

ギラグ「俺のターン、ドロー!」

ギラグ「俺は《ガチガチガンテツ》のオーバーレイユニットを墓地に送って、マジックカード《エクシーズエナジー》を発動する!」

ガンテツ『……』 【ORU:1→0】

【ギラグ/アリト】
《ガチガチガンテツ》:【ATK 700/DEF2000 → ATK 500/DEF1800】

ギラグ「フィールド上のモンスター1体、《神炎皇ウリア》を破壊する! 喰らえ!」

ガンテツ『ウオオオオオオオオ』 ズバババババ

???「カウンタートラップ、《魔宮の賄賂》を発動。君の発動したマジックカードの効果を無効にする」

ガンテツ『!?』 バチィン


ギラグ「く……!」

???「ただしこのカードを発動した場合、相手プレイヤーにカードを1枚ドローさせなくてはならない。さあ、引きなよ」

ギラグ「……」シュバッ

アリト「何やってんだよ、ギラグ! あんな単調な攻撃じゃ、カウンターを食らって当たり前だぜ!」

ギラグ「うるせえ、俺にだって考えはある!」

ギラグ(次に引くカードはわかってる。破壊できればベストだったが、通らないなら別の手を打つまでよ!)

ギラグ「俺はリバースカードを1枚セットする。そしてマジックカード《手札抹殺》を発動!」

ギラグ「お互いのプレイヤーは手札をすべて捨て、その後捨てたのと同じ枚数分のカードをドローする」

ギラグ「俺は手札の《コアキメイル・パワーハンド》と《死者の腕》の2枚を捨てて、カードを2枚ドロー!」

???「僕は《スプリット・D・ローズ》と《手札断殺》を墓地に送って2枚ドロー」

ギラグ「行くぜ、今伏せたリバースカードをオープンする! マジックカード《トライワイトゾーン》を発動!」

ギラグ「墓地に存在するレベル2以下の通常モンスターを3体選択して特殊召喚だ! 戻ってこい……」


ギラグ「《なぞの手》! 《死者の腕》! 《なぞの手》! 3体のモンスターを守備表示で復活させるぜ!」

手『……』ニョキッ
腕『……』ニョキッ
手『……』ニョキッ

《なぞの手》:星2/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500
《死者の腕》:星2/闇属性/アンデット族/攻 600/守 600
《なぞの手》:星2/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500

ギラグ「まだだ、さらなるマジックカード《タンホイザーゲート》を発動!」

ギラグ「攻撃力1000以下で、種族が同じモンスター2体を選択して、そのモンスター2体のレベルを合計させる!」

ギラグ「俺は《なぞの手》を2体選択し、2体のレベルを4にする!」

《なぞの手》:星2/闇属性/【悪魔族】/【攻 500】/守 500
《なぞの手》:星2/闇属性/【悪魔族】/【攻 500】/守 500

手『……』 【☆2+☆2=☆4】
手『……』 【☆2+☆2=☆4】

???「今度はレベル4のモンスターが2体か」

ギラグ「俺は、レベル4となった《なぞの手》2体でオーバーレイ!」

ギラグ「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚、《No.106》!」


ギラグ「 こ の 世 の す べ て を 握 り つ ぶ せ 、 《 巨 岩 掌 ジ ャ イ ア ン ト ・ ハ ン ド 》 ! 」

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                          _ -=二=- 、        γ´ ̄ヽ
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               ∨      ヽ マ≧x、 || ,r≦ク'::: ヽ 〉  ::::::::...... マム  マ三l l  、弋::.   { }}
                ∨       /、 `ー=-‐'''" イ::::          マム  マ三\ ` ー─ /´
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《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》:ランク4/地属性/岩石族/攻2000/守2000 【ORU:2】

???「……ふうん。そいつが君のエースモンスターか」

ギラグ「だが、攻撃力2000じゃおまえのモンスターにはかなわねえ……。俺はリバースカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」
【TURN5】 手札:0 LP:8000
場:《ガチガチガンテツ》@DEF1800 【ORU:0】 《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》@ATK2000 【ORU:2】 《死者の腕》@DEF 600
    / リバースカード×3


アリト(……そうか、わかったぜギラグ!)

???(《ウリア》に敵わないと知っていながらエースモンスターを召喚した……)

???(いや、そもそも勝てないのに攻撃表示で召喚したということは……僕を誘っているのか?)

???「僕のターン、ドロー」

???「……大方、その伏せカード3枚の中に、トラップが仕込んであるんだろうね」

ギラグ「……」

???「だが、前のターンから伏せられている2枚……その2枚は、さっき《ウリア》の攻撃に対して発動しなかった」

アリト「……」

???「おそらくは、ブラフ。となれば、本命は今伏せたリバースカードだ!」

ウリア『ギシャァァァァァァ!』

???「《ウリア》の効果発動! 1ターンに1度、セットされた相手のマジック・トラップカード1枚を破壊できる!」

???「この効果に対して、相手はマジック・トラップを発動させることはできない。やれ、"トラップ・ディストラクション"!」

ウリア『ギャァァァァァァン』


ギラグ「……はっ、かかったな!」

???「なに!?」

アリト「ギラグ、今だ!」

ギラグ「おう! 俺は《巨岩掌ジャイアント・ハンド》の効果、発動!」

アリト「そいつの効果に対しては、『マジック・トラップ』は使えないんだったな。だが、モンスター効果は別だぜ!」

ギラグ「オーバーレイユニットを2つ使い……」

                             __
                 _ -‐=ニ=‐- _   /   \
                /ニニニニニニニ/ / ̄\ ヽ、
              /ニニニニニニニニl  { (◎) } .| l
               lニニニニニニニニニl   \  /   l |
              マ三三三三三ニ-/l\.   ̄  //
              _,r≦>" /    /  l  \__ /./
      _,-,,_γ⌒≦>"__ノ 、___ノ l  \   _/≧、
     (:::::::::)::::_ノ≦ニニγ⌒ヽニニ∧  ヽ     ̄ ./    \    _
     / マム ` マムニニニ弋_-‐ノニニニ∧  `ー ニ彡/   {  ヽニニ(. _)
.     {  マム;;;;;;マムニニニニ.マム‐-‐`ーニ\‐-、__, イ |    ヽ トxィク'´
.     ゝ マム三 マムニ=─-、 マム      〉、二二-‐"|  /  ̄ ̄ \ヽ
       l´マム  マム    l. マム      l::::::::::::::::::::::::| /     _ \
..      l マム  .lマム    l マム      l::::::::::::::::::::::::l l   /三三≧、
.        l  マム  l マム   l . マム     .l ̄ヽ::::::::::::/ .ト、ヽ/:::::/. ∧ マム
.       l.  マム .l マム   l  マム     l::::::::::::::::::/  lヽヽ|::::::{.<○>l||
         l  マム .l .マム  l.  マム  _|:::::::::::::::/  / ̄ヽ:::弋 ∨ .il||
       ゝrγ::ヽ.-=ニマム三l-‐、.マムニ三l l:::::__ -‐''' ̄     ̄ヽ二ニ彡

        弋乂::ノ;;_||:::{`:`ヽ マ;;γ⌒ヽ;;// ̄
         `┥彡"ゝ乂__ノ 人弋__ノ::::ノ
                   ̄  `ー-‐"

ギラグ「 " モ ン ス タ ー 、 秘 孔 死 爆 無 惚 " ! ! 」 


ハンド『……』 ゴゴゴゴゴ

ウリア『ギャァァァァァ......』 ブスリ

???「なんだ、何が起きた!?」

ギラグ「《ジャイアント・ハンド》のモンスター効果は、相手のフィールド上でモンスター効果が発動したときに発動できる」

アリト「発動したモンスターの効果を、無効にしちまうのさ!」

???「なんだと……!」

ギラグ「これで俺たちのリバースカードは破壊されない。そして《ジャイアント・ハンド》がフィールドに存在する限り、
     "秘孔死爆無惚"を受けたモンスターの効果は無効化され、表示形式を変更することもできない!」

アリト「おまえの《神炎皇ウリア》は、自身の効果によって攻撃力が上がるモンスター! 効果が無効になっちまえば……」

ウリア『グガァァァァァ......』 【ATK3000→ 0】

ギラグ「元々の攻撃力は、ゼロだ!」

???「そして、守備表示にすることもできなくなったわけか……」

???「……その効果は、《ジャイアント・ハンド》がフィールド上に存在する限り続く、ってことだね?」

???「そして効果を発動するのに必要なオーバーレイユニット、それはもうない」

???「つまり、君のその《ジャイアント・ハンド》は、もう効果を使えない。そういうことだ」

ギラグ「ん? あ、あぁ。そうだが……」


???「ふうん。ライフを500払い、《デーモンの宣告》の効果を発動」 【LP:7000→6500】

???「デッキの一番上にあるのは、《レインボー・ライフ》だ。手札に加える」

???「そして2枚目の《デーモンの宣告》の効果。ライフを500払い、デッキの一番上のカードを宣言する」

???「そのカードは……《降雷皇ハモン》!」

アリト「!?」

ギラグ「こいつ、1体だけじゃなかったのか!」

ウリア『ギャーン.......』

???「そうさ、もうこの3枚は必要ない。僕は場の3枚の永続魔法、《デーモンの宣告》2枚と《天変地異》を生贄に捧げる!」

???「 そ し て 現 れ ろ 、 《 降 雷 皇 ハ モ ン 》 ! 」

ハモン『キシャァァァァァァァァ!!』

《降雷皇ハモン》:星10/光属性/雷族/攻4000/守4000 

???「まだだ! 僕は手札から《幻銃士》を召喚!」

幻銃士『……』

《幻銃士》:星4/闇属性/悪魔族/攻1100/守 800


???「《幻銃士》が召喚に成功した時、僕のフィールドに存在するモンスターと同じ数だけ、《銃士トークン》が特殊召喚される」

???「僕のフィールドには《ウリア》と《ハモン》と《幻銃士》、モンスターが3体いる……」

???「けどフィールドに空きがないから、《銃士トークン》を特殊召喚するのは2体だけだ」

銃士『……』
銃士『……』

【???】
《神炎皇ウリア》@ATK 0
《降雷皇ハモン》@ATK4000
《幻銃士》@ATK1100
《銃士トークン》@ATK 500
《銃士トークン》@ATK 500

ギラグ「一気にモンスターが増えやがった……」

アリト「だが、トークンじゃエクシーズ召喚はできない……まさか!」

???「そうだよ。僕は《幻銃士》と《銃士トークン》2体、合計3体の悪魔族モンスターを生贄に捧げる!」

ギラグ「まさか、まだ居るのかよ!」

???「 現 れ ろ 、 《 幻 魔 皇 ラ ビ エ ル 》 ! 」

ラビエル『ヌゥゥゥゥゥ.....』

《幻魔皇ラビエル》:星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000


【???】
《神炎皇ウリア》@ATK 0
《降雷皇ハモン》@ATK4000
《幻魔皇ラビエル》@ATK4000

アリト「く……!」

ギラグ「こいつも攻撃力4000……」

???「さあ、バトルフェイズだ。行け、《ラビエル》! 《ジャイアント・ハンド》を攻撃しろ!」

???「 " 天 界 蹂 躙 拳 " ! ! 」

ラビエル『グォォォォォォ』 ドゴォ 【ATK4000】

ハンド『』 ズドーン 【ATK2000】

ギラグ「うおおおおおおおおおおおおお!!」 【LP:8000→6000】

アリト「ギラグ!」

???「まだだ! 《ジャイアント・ハンド》がフィールドから消えたことで、《神炎皇ウリア》の効果も復活する!」

ウリア『ギシャァァァァァァ』 【ATK 0→3000】

???「《ウリア》で《ガチガチガンテツ》を攻撃だ! 喰らえ、"ハイパー・ブレイズ"!」

ウリア『ギャァァァァン』 ズビーム 【ATK3000】

ガンテツ『ヌォォォォォ.....』 ズドーン 【DEF1800】

アリト「くぅ……っ!」


???「そして3体目、《降雷皇ハモン》の攻撃! 《死者の腕》を破壊しろ……"失楽の霹靂"!」

ハモン『グガァァァァァァァ』 バチバチ 【ATK4000】

腕『』 ズドーン 【DEF 600】

アリト「全滅かよ……っ!」

???「そして《ハモン》がモンスターを破壊したとき、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える! "地獄の贖罪"!」

ハモン『ガァァァァァァァ』 ズババババ

ギラグ「うああああああぁぁぁぁぁぁぁ........」 【LP:6000→5000】

アリト「ギラグーーーー!」

???「さて、こんなところかな……」

???「……ん?」

【ギラグ/アリト】
《コアキメイル・パワーハンド》@DEF1600

パワーハンド『……』 コーホー

《コアキメイル・パワーハンド》:星4/地属性/機械族/攻2100/守1600


ギラグ「う、ぐ……俺は、おまえの《降雷皇ハモン》が攻撃してきた時、トラップカード《ピンポイント・ガード》を発動していた……」

ギラグ「相手モンスターが攻撃してきた時、自分たちの墓地からレベル4以下のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する」

ギラグ「この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン破壊されることはない……!」

???「……ふん、かまわないさ。僕はマジックカード《貪欲な壺》を発動」

???「墓地の《幻銃士》、《エア・サーキュレーター》、《エア・サーキュレーター》、《マッド・リローダー》、《スプリット・D・ローズ》」

???「これら5体のモンスターをデッキに戻して、カードを2枚ドロー。装備魔法《スピリット・バーナー》を《降雷皇ハモン》に装備」

???「そして《スピリット・バーナー》の効果発動。1ターンに1度、装備モンスターを守備表示にすることができる」

ハモン『……』 【ATK4000→DEF4000】

???「《ハモン》が守備表示でフィールドに存在する限り、相手は《ハモン》以外のモンスターに攻撃できなくなる」

???「どうも君たちは油断ならない手を使うようだからね。余計な攻撃は封じさせてもらうよ」

アリト「くっ……」

???「リバースカードを1枚セットして、ターンを終了する」
【TURN6】 手札:1 LP:6000
場:《神炎皇ウリア》@ATK3000 《降雷皇ハモン》@DEF4000 《幻魔皇ラビエル》@ATK4000 / 《スピリット・バーナー》 リバースカード×1


ギラグ「すまねえ、アリト……モンスターを1体残すので精一杯だった……」

アリト「……いや、ありがてえぜ! こっからは俺にまかしとけ!」

アリト「行くぜ! 俺のターン、ドロー!」

アリト「俺は手札から、マジックカード《増援》を発動! デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える!」

アリト「俺が手札に加えるのは、《BK スイッチヒッター》! そして、こいつをそのまま召喚だ!」

スイッチ『フッ!』 シュッ シュッ

《BK スイッチヒッター》:星4/炎属性/戦士族/攻1500/守1400

アリト「このモンスターの召喚に成功した時、俺は墓地の《BK》1体を特殊召喚することができる。蘇れ、《BK ヘッドギア》!」

ヘッドギア『……』 シュッシュッシュッ

《BK ヘッドギア》:星4/炎属性/戦士族/攻1000/守1800

アリト「まだまだ行くぜ! マジックカード《二重召喚》を発動、これで俺はもう1度通常召喚ができる!」

アリト「俺コーナー、《BK スパー》の入場だ!」

スパー『=3』 カァーン

《BK スパー》:星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1400


アリト「さらに、リバースカードオープン! 《リビングデッドの呼び声》を発動!」

アリト「俺の墓地に存在するモンスター1体をフィールドに呼び戻す。戻ってこい、《BK カウンターブロー》!」

カウンター『……』 ズズズズ

《BK カウンターブロー》:星3/炎属性/戦士族/攻 0/守1100

???「モンスターが一気に5体……」

アリト「よっしゃあ、見てろよギラグ! 俺は、レベル4の《スイッチヒッター》と《スパー》、そして《パワーハンド》でオーバーレイ!」

アリト「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚ッ!」

アリト「 来 い 、 《 N o . 1 0 5 》 !  《 B K   流 星 の セ ス タ ス 》 ッ ! ! 」 

          /        /     /     ヽ `丶、/      l `丶、l\ヽ \
         /     > "     /-‐  ̄ ̄/  l/lr、{ii}       l.   ∨.////∧
.       /   > "       _ イ : : : : : : : :/.  弋ノミ l ノ   /ヽ/l    ∨ ////∧
     /  _ -‐''ヽ-、  __,r≦ : : : : : : : : : : /≧x//_ゝ-イ  /.: : : : : :.∨  ∨/////∧

    /    /o _ -‐ }_ノ/ /: : : : : : : : : : :_r≦ニ/ 、_ ̄`ヽ‐/.: : : : : :. :. :.∨   \ ////∧
  /    ヽ o _ -‐ }   `-=ニ二ニニニニニ=/    ̄ ̄ヽ 〈〉ヽ`ヽ: : : : :.∨   \////∧
../    /  ヽ弋-‐__ノ、__  /l  ',  ヽ  l//ヽ __   / ll: : l ̄ ヽ_: : : :\    ` <//\
.    /   /l `ーイ ム‐-二ヽ ヽ   \  ヽ_l////    ̄ ̄ヽ : : : 〉_   i>──`'' - 、    マ::ム
  /  ./ .∧`ーイ ノ l 丁 T-r、 \ _>'" ∨/////‐-、    / : : : l  `/‐´',      \   マ:::::ム
_/   /    廴\-‐ ノ / / / /l_/     \///////\ /、 : : : l  ノ__ イl        ∨.  マ:::::ム
__/        ̄ ̄`ー、ノ ノノ-‐"        `ー-、//// : : ヽ/l/‐-‐''/l‐-、      ∨  マ::::ム
                 ̄ ̄               〉///    || |、ヽ_ イ`ヽ -ヽ    ∠`〉‐、 マ::ム
                              _ イ//    || \、 /  /ヽィヽ_,,-/_ノ_ ヽ/o}  マム
                         /ヽ    /└‐-、    ll   \‐ニ_  / `r:::ノ r‐ヽ / 、oノ∨  マム
                       /   マム/     ヽ.   ll   / ヽ  ̄''ー l:::l {-{ヽoヽo ノ  ∨  マム
                       マム   マム      /   ll  .l  ∨|l /l_/l` ̄ー─‐ "     ̄l マム
                       マム   〉.ム     /    /   .l   ∨|./  l            l  マl
                       //  /   ム    /  ...:::::/    l   l:/   |            l   l
                          //  /     ム  | ..::::::::ノ:::::..   l  /.l   /             \  l
                       //  /    .:: ム  |:::::/ヽ:::::::::. / / .:l  l               \l
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                   |    /  ...::::::::::::/         マ/:::::::   ::l  l
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                    /. : : : : l..::::::::::::/           ∨::::::::::: ::l  l
                   / /: : : :/l:::::::::/             ∨::::::::: :∧  〉
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セスタス『ンーーーーーー!!』 デェェェェェン


《No.105 BK 流星のセスタス》:ランク4/炎属性/戦士族/攻2500/守1600 【ORU:3】

ギラグ「来たか、アリトのオーバーハンドレッドナンバーズ……!」

???「また妙なモンスターが出てきたか。でも、どんな効果を持っているか知らないが、今そいつが攻撃できるのは《ハモン》だけだ!」

アリト「さーて、それはどうかな? 行くぜ、バトルフェイズ!」

アリト「行け、《ヘッドギア》! 守備表示の《降雷皇ハモン》に攻撃しろ!」

ヘッドギア『ウオオオオオオオオ』 【ATK1000】

ハモン『……』 【DEF4000】

???「なに……!? バカな、一体何を……」

アリト「この瞬間、《流星のセスタス》の効果発動! 俺の場の《BK》がバトルを行う時、オーバーレイユニットを1つ使うことで!」

セスタス『……』 【ORU:3→2】

アリト「バトルを行う《BK》を戦闘による破壊から守り、さらに!」

アリト「その戦闘で発生する俺へのダメージを、すべて相手に反射する!」

???「なんだと!?」

ギラグ「《ヘッドギア》の攻撃力は1000ポイント、《降雷皇ハモン》の守備力は4000。アリトに跳ね返ってくるはずのダメージは、3000ポイント!」


アリト「いっけええええええ! "スターダスト・インパクト"!」

セスタス『ンーーーーーー!!』 ズバババババババ

???「ぐぅぅぅぅぅぅぅ……っ!」 【LP:6000→3000】

アリト「さらにさらにぃ! この効果を受けた《BK》とバトルを行った相手モンスターの効果は、エンドフェイズまで無効になる!」

ハモン『』 ピキーン

アリト「よって、《降雷皇ハモン》の攻撃対象を誘導する効果も消える!」

アリト「もういっちょ行くぜ! 《流星のセスタス》で、《神炎皇ウリア》を攻撃!」

アリト「そしてこの瞬間、《セスタス》の効果発動だああああああ!」

セスタス『……』 【ORU:2→1】

ウリア『グガァァァァァ』 【ATK3000→ 0】

???「《ウリア》の効果が、無効に……!」

アリト「今度は普通にダメージを受けろ! "スターダスト・インパクト"!!」

セスタス『オラァ!!』 ズババババババ 【ATK2500】 

ウリア『ギャァァァァァァ.......』 ズドーン 【ATK 0】

???「うあああぁぁぁぁぁぁ!!」 【LP:3000→ 500】

アリト「次でトドメだ! 《カウンターブロー》で、《幻魔皇ラビエル》を攻撃!」

カウンター『セイヤー!』 ビシィ 【ATK 0】

ラビエル『ォォォォォォォォォン』 ドゴォ 【ATK4000】

アリト「《セスタス》の効果発動! オーバーレイユニットを1つ使い、《カウンターブロー》は破壊されない!」

セスタス『……』 【ORU:1→0】

アリト「そして俺が受けるはずのダメージ4000ポイントは、おまえが代わりに受ける!」

アリト「喰らえ、"スターダスト・インパクト"ッッ!!!」

セスタス『ウォォォォォォォォォォ!!』 ズババババババババ

???「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁ.................」 【LP: 500→ 0】


ギラグ「やったか……!?」

アリト「よっしゃぁぁぁぁ! このデュエル、俺たちの勝ちだぜ!」

今日ここまで

ユベルがハモンとウリア出すのに使ってた、枚数水増し永続魔法と永続罠が欲しいなあと思いました


???「気が済んだか?」


ギラグ「!?」

アリト「!?」


???「手札を1枚捨てて、トラップカード《レインボー・ライフ》を発動していたのさ!」

???「このカードの発動以降、発生したダメージをすべて無効にして、その数値分のライフを回復する!」

~~~

アリト「今度は普通にダメージを受けろ! "スターダスト・インパクト"!!」

セスタス『オラァ!!』 ズババババババ 【ATK2500】 

ウリア『ギャァァァァァァ.......』 ズドーン 【ATK 0】

???「うあああぁぁぁぁぁぁ……」 【LP:3000→ 500】

???「……」シュバッ ジャコン 【LP:3000→5500】

~~~


~~~

アリト「そして俺が受けるはずのダメージ4000ポイントは、おまえが代わりに受ける!」

アリト「喰らえ、"スターダスト・インパクト"ッッ!!!」

セスタス『ウォォォォォォォォォォ!!』 ズババババババババ

???「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁ.................」 【LP:5500→9500】

~~~


アリト「そんな、バカな!」

ギラグ「ライフポイント、9500だと……!?」

???「フフフ……それで、どうするんだい?」

アリト「……バトルフェイズは、終了だ」

ギラグ「あ、アリト……」

アリト「俺はフィールドの《BK カウンターブロー》を墓地に送って、マジックカード《トランスターン》を発動!」

アリト「墓地に送ったモンスターよりレベルが1つ高く、種族と属性が同じモンスター1体をデッキから特殊召喚する」

アリト「来い、《BK グラスジョー》!」

ジョー『ヌゥゥゥゥゥン.....』

《BK グラスジョー》:星4/炎属性/戦士族/攻2000/守 0


アリト「俺は、レベル4の《ヘッドギア》と《グラスジョー》でオーバーレイ!」

アリト「2体の《BK》で、オーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!」

アリト「現れろ、《BK 拘束蛮兵リードブロー》!」

リードブロー『……』

《BK 拘束蛮兵リードブロー》:ランク4/炎属性/戦士族/攻2200/守2000 【ORU:2】

アリト「リバースカードを1枚セットして、ターンエンド」
【TURN7】 手札:0 LP:5000
場:《No.105 BK 流星のセスタス》@ATK2500 【ORU:0】 《BK 拘束蛮兵リードブロー》@ATK2200 【ORU:2】 / リバースカード×1

ギラグ(ライフは残り5000、《ハモン》と《ラビエル》の攻撃はギリギリ耐えられる……)

アリト(俺たちも苦しいが、ヤツの手札も今はゼロ。《ハモン》と《ラビエル》を攻略できれば勝機はある!)

アリト(次のターン、2体の攻撃を《リードブロー》の効果で凌ぎ、さらに《リードブロー》の攻撃力を上げる)

アリト(そうなりゃ墓地の《カウンターブロー》と合わせて、どちらか片方は破壊できる。そこが狙い目!)

???「僕のターン、ドロー」

???「手札から、モンスター召喚。現れろ、《ファントム・オブ・カオス》」

ファンカス『   』 ズズズ....

《ファントム・オブ・カオス》:星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0


???「《ファントム・オブ・カオス》の効果発動! 自分の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外することで、
      そのモンスターと同じ名前と同じ効果、同じ攻撃力を得る。僕が除外するのは、《神炎皇ウリア》!」

ファンカス『……』 ズズズズズ.....

ウリア『ギャァァァァァン』 【ATK 0→3000】

アリト「またこいつかよ!」

ギラグ「しかも、効果までコピーしてやがるってことは……」

???「《神炎皇ウリア》の効果発動! "トラップ・ディストラクション"!」

ウリア『ギシャァァァァァァァ』 ズババババ

アリト「ぐっ、《ディメンション・ウォール》が!」

???「これで、君たちのリバースカードはなくなった」

???「僕は、フィールド上に存在する《神炎皇ウリア》、《降雷皇ハモン》、《幻魔皇ラビエル》の3体をゲームから除外する!」

ギラグ「!?」

アリト「!?」


???「  出  で  よ  、  《  混  沌  幻  魔  ア  ー  ミ  タ  イ  ル  》  !  !  」

 ヘヽ            /⌒ヽ´{`ヽ       { {\! ` ト- '  ム=二_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |ノ`i        /⌒ヽヽ | >、|     、ー- ..ヽ|     `丶 /ヽ   `ヾ:、
 ´  {          {ヽ、 .|ー ヘ|/ / リ ,イ|ヽト、ヽr- 、`.、      〉/∧\    `ヾ:、
 ― 、 ヽ         ー ヘ|  ィ、.  / | 〉 〉 `'_7 | /        //∧ '. .\     `ヾ:、
    \ `丶、       {` ´ ノ  /ハ`_次ノ ト、  l/   . - ― - 、∧ ',   ヽ       `ヾ:、
     `丶、 ー―― ´ゝ、 |. 〈ヽ  /ヘノ  ` ̄`7´////> ´ >,_/   '.        `ヾ:、
        ` ー――≠ヽ '. 人  `ヽ_ノ   , -―{//> ´ ,.ィ ´<ヽ〉     '.
          . : ´ ´ /ヽ   ゝ ´, -‐ 、,/=ニ \__/_ /////`ヽ、    !ヾ
        . : ´ ´  /´  '. , '//,/ニ={ }=ニニニヘ ヽ  `ヽ/ト.、///\  .||
     . : ´ ´     , '/     ム -‐{ ´ .ィ、, -‐ 、‐一 ´∧ ノ ̄`ヽヘ//ヽ.///ヽ .||
   . : ´ ´   ト   //     〈__/ム ´/ |   //,ハ////' ,.::7ヽ  './/ノ////ハ.||
. : ´ ´     | ヽ_r ´ヽ     ,'   ヽ∧/ `Y,7ヽ、/_ノ /// './\/ム'////// ||
´           |  :.} 彡7、    {  _以}___」_|_, 〉´/ム///>〉‐///////ム'_ ||
            〉、`ゝイノノヾ¨ヾ`ヽー > ,ィ//,.:::´ノ//ヽ\//////////r‐´ニ// ||
        // `ー―'、ノノ ノノ ノノ ,イ//,´ー´//, -‐ ´_ー '_//, =二二/_`7  .!!
         //      `ー、´´ 〈 {`/////wWW∨  〉´ `ー ´////`7ヽ  ||
       '〈        /ヽ  ∧_.|//wWW:::::::::::::::∨{//////////////   ||
        '. '.         / ..イ´ ̄` レ' V   ∨:::::::::::::| ト-―― ァ/////,    ''
        '. '.       , <´―- _ , -‐ ´///ハ 〉:::::::::M////ノ /////   /       /
        '. '.  _,イ_  ̄ `ヽ、//////> ´メ:::::ト.M//ィ´ .|  //.//|   ,       //
         '. /___   > 、 /////,イヽ  トメ:::::}_.〉)//!  | ./////.|   /     _//
        ,イ/    ` <  ヽ|////,イ '. '.ィヾ、:ノ////ノ  | ´ |\//|   /    , ´/ ´
          /         \ ∨// 〉イー'//ハ///// \, -‐- 、 |/.! ./   // //
      r ´ ̄ > 、        ヽ ヾ| ////ヽ/|//´ ̄ ̄/     \!/| ./  //,ヘ//
 ― 、 _ゝ 、 _   > 、       , ー//ムく,///\レ    /,.ィ.      ∨/  ´//,ヘ/ハ
      /      ` <  > 、 , '//,ィヽ、 ` ー一  ̄ ̄ {//|     //, '////,ヘ〃/|
     /          ` <__>∧__> }ー――‐ ' {∧/! ,   '/|ヽ///,ヘ////|
     /             ////   _   '.     /\//.| , / ヾ 、///ヘ/////!
     |            ///〃/ ̄/    '.ー―‐ '  ノ`ヽ∨|   ////,ヘ//////!
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ハ_/      ヽ__./  ∧∧ト、/// ,ヘ////// ,

   \________///L__ノ,      \____ノ  `7|/〉//,ヘ'///////

《混沌幻魔アーミタイル》:星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

アリト「合体……した……!?」

ギラグ「だが、攻撃力はゼロだ! それで何ができる!」


???「《アーミタイル》は戦闘では破壊されない。そして自分のターンのバトルフェイズのみ、攻撃力が10000ポイントアップする!」

アリト「いちま……っ!?」

ギラグ「なんだとぉ!?」

???「さあ、バトルフェイズだ!」

アーミタイル『グルルルル......』 【ATK 0→10000】

ギラグ(ダメだ、《リードブロー》の効果でモンスターは破壊されなくても、これを食らったら俺たちのライフが尽きちまう!)

アリト「……くっ、そぉ……!」

???「《アーミタイル》で、《流星のセスタス》を攻撃!」

アーミタイル『……』 ゴゴゴゴゴ 

???「 " 全 土 滅 殺 " … … 」




        /´〉,、     | ̄|rヘ

  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''



アリト「おわ……っ!」

???「――っ! くそっ、またこの地震か!」 

ギラグ「……『また』?」

???「ああ、そうさ。このところ頻繁に起きている。おかげでこの世界の時空に歪みが生じてるよ」

???「まあいい、どうせ原因は君たちなんだろう? ただの人間には見えないからね、何か小細工でもしてくれたのかな」

ギラグ「なっ、俺たちはそんなことしてねえぞ!?」

アリト「そうだ! むしろ俺たちも被害者なんだ、こっちの世界だって最近地震ばっかりで……」

???「そんなことはどうだっていい。僕と十代の世界に踏み込む者は、誰であろうと許さない!」

???「これで最後だ、君たちにも愛を与えてやる。"全土滅殺、転生波"!」

アーミタイル『ウオオオオオオオオオ』 【ATK10000】

セスタス『――』 【ATK2500】

アリト「く――!」

ギラグ「ダメだ……終わったビングだ、俺……」


「待て! そのデュエル、私が預かる!」

???「!?」

アリト「な、おまえは……!」

ギラグ「そのナンバーズ……まさか、ドルベか!?」

ドルベ「トラップ発動、《シフトチェンジ》! 相手モンスターの攻撃対象を、《光天使グローリアス・ヘイロー》に変更する!」

ヘイロー『……』 

《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》:ランク4/光属性/天使族/攻2500/守2000 【ORU:3】

アーミタイル『』 ズババババババババ 【ATK10000】

ヘイロー『ォォォォォォォォ......』 【ATK2500】 

ドルベ「ぐっ……おおおおおおお!!」 【LP:8000→ 500】

ドルベ「く、《光天使グローリアス・ヘイロー》の効果発動……。オーバーレイユニットをすべて墓地に送り、破壊を無効とする!」

ヘイロー『……』 バババババ 【ORU:3→0】

???「誰だい、君は? そこの2人のお仲間かな?」

ヘイロー『……』 【ATK2500】 

ギラグ「ドルベ、おまえなんでここに……!」

ドルベ「説明は後だ。先の地震で、時空の歪みが閉じようとしている。このままではこの世界から脱出できなくなるぞ!」

アリト「けど、俺たちは今デュエルを……」

ドルベ「そんなことを言っている場合ではないだろう!」

アリト「……くそっ!」

???「内輪揉めしてるところ悪いけど、まさか僕がこのまま君たちを逃がすとでも?」

ドルベ「お前が何者かは知らないが、そちらもあまり無理をできる状況ではあるまい」ゴゴゴゴゴ

???「……この地震の原因は、本当に君たちじゃないのかい?」ゴゴゴゴゴ

ドルベ「その通りだ。……行くぞ、ギラグ。アリト」

ギラグ「お、おう……」

アリト「……」

ドルベ「アリト!」

アリト「……おい! 今回は俺たちの負けにしといてやる……」

アリト「けど、次はこうは行かねえぜ! 俺の名はアリトだ、お前は?」

???「……君たちなんかに、名乗るつもりはない」

アリト「なにー!?」

ドルベ「アリト!」

アリト「わかったよ! くそっ、とにかく覚えてろよ! 次は絶対に俺が勝つからな!」 シュゥゥゥゥゥゥ........

???「……」


???「……少しだけ、十代に似ていた……かな」

???「まあいい。この地震の原因でないというのなら、僕が手を下す理由もない」

???「けど、いい加減突き止めなくっちゃね」

ユベル「僕と十代の世界を壊そうとする、身の程知らずの正体を……」

というわけでここまでです
今ちょっとゴタゴタしてるというかネット環境が整わないので更新は不定期になりますごめんなさい


ドルベ「ミザエルが会ったという、巨大な機械族モンスターを使いこなす謎の男」

ドルベ「そして我々の遭遇した、強大な力を持つ、謎の存在……」

ギラグ「あの力は半端じゃねえ。ドルベの助けがもう少し遅けりゃ、俺たちは……」

ミザエル「私の戦った相手も、なかなかの使い手だった」

ドルベ「どちらも、凄腕のデュエリストということか。いったい、この世界に何が……」

ミザエル「ドルベ、どうする?」

ドルベ「……」

ドルベ「アリトはどこに行った?」

ミザエル「アリト? そういえば姿が見えんな」

ギラグ「ああ、アリトならたぶん……」

ドルベ「アリト。……アリト!」


シュウゥゥゥゥゥ


アリト「あんだよ、ドルベ! 俺は今忙しいんだ!」

ギラグ「また修行してたのか?」

アリト「おう。次に奴と戦うときは、ベストコンディションで闘り合いたいからな」

ミザエル「……」

ドルベ「……ギラグ。アリト。お前たちに、ナンバーズの回収を命じる」

ギラグ「なぁ!?」

アリト「なんだよ、それ!」

ドルベ「今、バリアン世界に異変が起きているのは確かだ。正体不明の敵も迫っている」

ドルベ「だがそれ以前に、我々の使命はナンバーズを集めること」

ドルベ「異変についての調査は私とミザエルで行う。お前たちは2人で九十九遊馬の世界に赴き、ナンバーズを回収するのだ」

ギラグ「俺たちが?」

アリト「ちょ、ちょっと待てよ! なんで俺たちが……」


アリト「奴らの世界じゃ本気でデュエルをやりあえねえんだ。そんなつまらねー仕事、俺はごめんだね」

ドルベ「……アリト」ギロリ

アリト「う……わ、わかったよ。どうせあいつの世界に行っても、本気のデュエルができねえってのは同じだしな……」

アリト「行きゃあいいんだろ、行きゃあ」

ギラグ「しょうがねえな。いっちょ、ナンバーズを根こそぎいただいてくるぜ」

ドルベ「ああ。すべてはバリアン世界のために」

ギラグ「バリアン世界のために」シュゥゥゥゥゥ

アリト「バリアン世界のために……」シュゥゥゥゥゥ


ミザエル「奴らでよかったのか?」

ドルベ「彼らもデュエルの腕は確かだ」

ミザエル「しかし、あんな単細胞を……」

ドルベ「かまわない。連絡がつき次第、ベクターもあちらへ向かわせる」

ミザエル「ベクター、か。奴があの2人と行動を共にできるとも思えんが……」

ドルベ(……ナッシュ……こんな時君がいてくれたら……)


【???】

ギラグ「ふぅ……ここが九十九遊馬ってやつのいる世界か」シュゥゥゥゥ

アリト「ほー、結構小奇麗なところじゃねーか。見ろよ、あちこちバイクが走ってるぜ」

ギラグ「そうだな。さて、九十九遊馬をどうやって探すか……」


モブ1『俺は手札から《Sp-エンジェル・バトン》を発動!』

モブ2『そいつを待ってたぜ、リバースカードオープン! 永続トラップ《グリード》を発動!」

モブ1『なに!?』


アリト「おお! ギラグ、あれ見ろよあれ! バイクに乗りながらデュエルしてるぜ!」

ギラグ「はあ?」

アリト「すっげー! この世界、思ったより面白そうじゃねえか!」

ギラグ「ちょ、ちょっと待て。ドルベから聞いてた話には、バイクでデュエルなんてバカげたこと、なかったぞ……」


アリト「あれ、俺たちにもできねえのか? よし、ギラグ! ちょっと街を見て回ろうぜ!」

ギラグ「お、おい! ナンバーズはどうすんだよ!」

アリト「後でいいだろ! ほら、行くぞ!」

ギラグ「おい、待てアリトォー!」


~~~

アリト「すげえ! すっげえな、この世界!」

ギラグ「お、おう……」

ギラグ(この世界の連中、誰もDゲイザーを使ってねえ……人間がデュエルするには、必要なはずなのに……)

ギラグ(その前に、バイクに乗ってデュエルだと!? いったい何考えてんだ!?)

アリト「よし! 次はあっちに」

ギラグ「ちょっ、アリト。ちょっと落ち着け……」

アリト「こんなすげー世界で、落ち着いてられるわけねーだろ!? 行くぜ、ギラグ……」グギュルルル.....

アリト「……あれ、なんだ? 体に力が入らねえ……」


ギラグ「だから言っただろうが。この体は、定期的にエネルギーを摂取しねえと動けなくなっちまうんだよ」

アリト「え、エネルギー!? なんだそりゃ……くそっ、どうすりゃいいんだ?」グキュルルルルルルルル

ギラグ「まあ、待て。そうだな……」キョロキョロ

【CAFE LA GEEN】

ギラグ「……あそこでいいか」


【カフェ】

アリト「……お、おいギラグ。どうすりゃいいんだよ、これ?」

ギラグ「お、俺だって知らねえよ……」

ステファニー「ご注文はお決まりですかー?」

ギラグ「……あー、そうだな。この『ブルーアイズ・マウンテン』ってやつを、2つ頼む」

ステファニー「かしこまりましたー♪」スタスタ


アリト「なあ、いいのか? あれで?」

ギラグ「ああ。人間はこうやってエネルギーを摂取するはずだ」

アリト「つってもよぉ……」

ステファニー「こちら、ご注文の『ブルーアイズ・マウンテン』になりまーす」カタン

ギラグ「お、おう。ご苦労……」


アリト「なんなんだよ、これ?」

ギラグ「……わかんねえ。わかんねえけど、これで合ってるはずだ……」

アリト「……」


???「……」


ギラグ「確か人間はこうやって、口の部分からエネルギーを……」ズズズ

アリト「ど、どうなんだ?」

ギラグ「……おお。結構いけるじゃねえか」

アリト「ほ、ほんとか?」

ギラグ「ああ。よくわかんねえが、くせになる感覚だぜ……」

アリト「よし、じゃあ俺も――」グビグビ

アリト「――っぶはぁっ!」ブーーーッ

ギラグ「おわぁ!? てめえ、汚えだろうが!」

アリト「うぇほっ、げほっ、ごほっ……てっ、てめえ、ギラグ! 騙しやがったな、なんだこりゃ!? 何がくせになる感覚だよ、すっげー気分が悪くなったぜ!」

ギラグ「てめえのほうこそ、どうかしてんじゃねえのか!? この味がわからねえだと!?」


アリト「ああ、わからねーさ! むしろ、こんなもんがわかるやつの気が知れねえよ!」


???「それは聞き捨てならんな」


アリト「あぁ?」

ギラグ「ん?」

???「そこらの凡百のコーヒーとは違う、このコクのある味わい深さがわからんとは……」

ギラグ「コーヒー……?」

アリト「なんだよ、おまえ?」

???「……なに? 貴様ら、このジャック・アトラスを知らんのか」

アリト「ああ、そんな名前聞いたこともないね!」

ギラグ(そりゃあ、俺たちはこの世界に来たばかりだからな……)

ジャック「今はWRGPの真っ最中だというのに……血沸き肉躍るチーム5D'sのデュエルを、ひとつも見ていないというのか」

アリト「へっ、5D'sだか6D'sだか知らねーが、そんなチーム聞いたこともないぜ!」


ギラグ「お、おいアリト。少し落ち着け……」

ジャック「……ふん。見れば貴様ら、まだ子供ではないか。龍亞や龍可と同じくらいか」

アリト「なっ、子供だと!?」

ジャック「それでブルーアイズマウンテンを語ろうなどと笑わせる! 貴様にこのコーヒーは10年早い、出直して来い!」

アリト「てめえ、言わせておけば! いいぜ、だったら俺とデュエルしろ!」

ギラグ「な、アリト!?」

ジャック「……ふっ、よかろう。このジャック・アトラスが直々に相手をしてやる」

ジャック「そして教えてやろう。ブルーアイズマウンテンの、真の味わい方というものをな!」ジャキン

ギラグ「ちょ、ちょっとー!」

アリト「上等だ! 俺が勝ったら、あの泥水みてーな液体を12杯一気飲みしてもらうぜ!」ジャキーン

ジャック「……!? 貴様、今どこからデュエルディスクを……!」

ギラグ「あ、あー! そっ、そんなことより早くデュエルを始めたほうがいいぜー!」

ギラグ(あのバカ、なんで潜入用のデュエルディスクを使わねえんだ……!)

ギラグ(……いや、待てよ。この世界の人間は誰もDゲイザーを使っていない……)

ギラグ(となると、デュエルディスクの仕組みも少し違うのか?)


アリト「さあ、行くぜ!」

ジャック「ふん。存分にかかってくるがいい!」


アリト「「デュエル!!」」ジャック




【バリアン世界】


水晶<……

ドルベ「……」

ミザエル「どうした、ドルベ?」

ドルベ「いや……先ほどから、九十九遊馬たちの世界を監視しているのだが」

ドルベ「未だ、ギラグたちの到着する気配がない……」

ミザエル「……奴らでよかったのか? 本当に……」

ドルベ「……」

マジごめんなさい(初手謝罪)
<言い訳>
いろいろと生活環境が変わってゴタゴタしてたんですが
それに甘んじていたらいつの間にか6月になってました
</言い訳>
まあこれからはまたぼちぼちと更新していきます

しかしバカ2人組の復活が予想外すぎて夜も眠れません
BKはなんか順調に強化されそうなオーラを発してますがギラグさんはどうなるんでしょう……

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