初春「佐天さん//」佐天「…はぁ」(66)

佐天「私が……レベル2?」

女「はい、おめでとうございます」

女「あなたは見事、能力を身につけることに成功しました」

佐天「やった……やったよ初春…!」パァァ

女「因みに能力名などの資料はこの封筒に入っております」

女「自分のペースで能力を確認して下さいね♪」

佐天「はい!ありがとうございます!!」

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プルルルルル ピッ

佐天「もしもし!初春?」

初春『どうしたんですか?佐天さん』

佐天「私遂に能力に目覚めちゃった!!」

初春『ええーーー!?』

初春『ほ、本当ですか!?佐天さん!!』

佐天「えへへ…//」

初春『おめでとうございます!!』

初春『それでどんな能力なんですか?』

佐天「それはまだ私も分からないんだ♪」

佐天「初春と一緒に確認しようと思ってまだ能力名を教えてもらってないんだよねー」

初春『そうなんですか!じゃあ早速佐天さんの家に向かいます!』

佐天「待ってるよー!」

~10分後~

初春「佐天さーん」

佐天「おー来たか初春!」ガチャ

初春「……!」ビビッ

佐天「じゃあ早速中に入って…」

初春「……//」ポーッ

佐天「?どうしたの初春?」

初春「い、いえ!なんでもないです…」ドキドキ

佐天「そう?じゃあ入って~」

初春「おじゃましまーす…」

初春(な、なんなんだろうこの気持ち…)

初春(佐天さんを見てるとなんか…胸が…//)カァァ

佐天「じゃあお茶いれてくるからちょっと待っててー」

初春(ダメだ…もう我慢できない…)

初春「佐天さん!!」

佐天「ん?」

この2秒後、佐天涙子は初春飾利に押し倒された。
お茶を持ってくるついでに能力の資料を持ってこようとしていた佐天涙子は、
初春飾利に倒された衝撃で資料を手放してしまった。
部屋中に資料がばら撒けられた。
その中の一枚が佐天涙子の目の前に落ちてきた時、佐天涙子は気づいてしまった。

自分の能力名は「百合開花(レズメイカー)」だということに

初春「ふぅ…」テカテカ

佐天「もう…お嫁に行けない……」グスッ

初春「私がもらってあげますよ」

初春「ていうか佐天さんは私のものなんですから、絶対に私をうらぎらないでくださいね」

初春「では私は自分の寮に戻ります。春上さんが待っているでしょうし」ガチャ

佐天「うぅ…」グスッ

佐天「私の能力がこんな恐ろしいものだったなんて…」

佐天「もう外に出れないよ…」

佐天「うぅ…ぐすっ…」

プルルルルル プルルルルル プルルルルル

佐天「!」

佐天(まさか…初春?)カチャ

美琴『あ、佐天さん?』

佐天「なんだ…御坂さんか…」ホッ

美琴『?…まぁいっか』

美琴『明日2人で一緒に買い物に行かない?』

美琴『黒子と初春さんはジャッジメントの仕事で忙しいみたいだし…』

佐天「えーと…ちょっと待っててくださいね」

美琴『あ、うん』

佐天(そういえば私自分の能力の資料ちゃんと見てなかった…)

佐天(私の能力にちゃんと発動条件があるかもしれない…)

百合開花
対象の女を同性好きにする能力
相手の性格によって自分への態度が変わる
(ヤンデレ、ツンデレetc.)
発動条件:目が合っている状態で相手の名前を呼ぶ

佐天(なるほど…これさえ気をつけておけば…)

佐天「お待たせしました!大丈夫ですよ!」

美琴『じゃあ明日の昼に会おうね♪』ピッ

佐天(よし、気をつけよう!)

>佐天(よし、気をつけよう!)
ムリダナ

まあでもヤンデレの初春に比べるとツンデレは可愛いもんか
いつものそげぶさんにたいする態度を考えると…はっ!

…佐天さん、死んでしまうん? (´・ω・`)

~翌日~

美琴「う~ん…おそいな~…」

佐天「すみません!遅くなりましたーっ!」ハァハァ

美琴「あ、全然大丈夫だよ!私もさっき来たばかりだし…」

佐天「では行きましょう!」

美琴「うん!」

佐天「それで何の買い物ですか?」

美琴「初春さんにもうすぐ春上さんの誕生日って聞いたからみんなでプレゼント買おうと思って」

佐天「あ、そういえばそうでしたね~」

美琴「ジャッジメントの2人は忙しいみたいだからまずは佐天さんと下見でもしよう!というわけなの!」

佐天「なるほど!」

美琴「春上さんは何が欲しいのかな?」

佐天「えーと…新しい服なんてどうでしょうか?」

美琴「じゃあまずは服屋さんにでも行ってみよっか」

佐天「そうですね!」

~服屋~

佐天「う~ん…どれがいいかなぁ…」

美琴「佐天さん!これなんてどうかな?」

佐天「ハハハ、御坂さんらしいですね」メソラシッ

美琴「……」

佐天「それよりちょっとお腹空きましたね」ハハハッ

佐天「近くのファミレスにでも行きませんか?」

美琴「そうね…」

~ファミレス~

佐天「いや~美味しかったですね~」

美琴「……そうね」

佐天「さーて…次はどこの店に行ってみますか?」

美琴「次はケーキ屋さんにでも行ってみましょうか…」ハァ

佐天「は、はい」

佐天(御坂さん…なんか元気ないなぁ…)

~ケーキ屋~

美琴「春上さんは何のケーキが好きなのかな?」

佐天「やっぱりショートケーキじゃないでしょうか?」

美琴「ショートかぁ…」

美琴「佐天さんは何のケーキが好き?」

佐天「え、私ですか?」

佐天「私はチョコとかが好きですね~」

美琴「私もやっぱチョコかな~」

佐天「お!一緒ですね~」

美琴「そうね♪」

佐天(御坂さん元気出てきたみたいで良かった)ホッ

美琴「…?」ポカーン

~佐天さんの家~

佐天「今日は楽しかったな~」

佐天「昨日あった事もすっかり忘れられたよ…」

佐天「なんかもう疲れたな~」

佐天「風呂入って寝ちゃおー!」

プルルルルルルル プルルルルルル

佐天「ん?誰だろ…」

着信者:初春

佐天「初春かぁ…」

佐天「なんか出たくないなぁ…昨日の今日だし…」

佐天「まぁ後で寝てたとか言い訳でもしとくか!」

佐天「さ~て、風呂場にレッツゴー!」

プルルルルルル プルルルルルル





プルルルルルル プルルルルルル






プルルルルルル プルルルルルル






プルルルルルル プルルルルルル






プルルルルルル プルルルルルル

~20分後~

佐天「ふぅ…いい湯でした~♪」

佐天「あれ?携帯が点滅してる」

佐天「そういえば初春から電話あったよね…」

佐天「とりあえずメールくらいは送っとくか!」

佐天は携帯を見る



電話12件
メール57件


佐天「えっ…何これ…」ゾクッ


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初春
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佐天「」

From:初春
件名:出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ
本文:出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ出ろ

佐天「ひ、ひぃっ…!」ガクガクブルブル

ピリリリン ピリリリン

佐天「!?」ビクッ

From:初春
件名:
本文:今から向かいます

佐天「」

時は遡る…

どうも!私の名前は「女」と言います!
実はさっき家に帰った時…

女「ただいま~…」

女「あぁ~!もう疲れたぁ…」

女「もう!最近仕事きつすぎ!」

幼女「……」

女「おぉ~!帰ったぞ我が娘~!」

幼女「誰がお前の娘だっ!」

女「可愛いねぇ~」プニプニ

幼女「ほっぺたに触るな!」ペチン

女「可愛い!」ダキッ

幼女「ひゃうっ!…//」ビクッ

女「可愛いよ~」スリスリ

幼女「うぅ…私先輩なのに…」シュン

幼女ちゃんは私とルームシェアしてる同居人…及びわたしの上司です!

女「いや~今日は能力に目覚めた人が多かったよ~」

幼女「ふ~ん…で、資料は?」

女「……へ?」

幼女「だーかーら、資料は?」

女「………」

幼女「ま、まさか…!」

女「忘れちゃった☆」テヘッ

幼女「今すぐ取りに行ってこーい!!」


と、いう訳で私はいま研究所にいます

女「う~ん…何処に置いたっけ…」ガサゴソ

ちなみに能力者の資料を作るのが私の仕事で、素養格付を作るのが幼女ちゃんのお仕事なのです!

女「あ、あった!」

女「よし!早く戻らなきゃ…」

女「幼女ちゃん…待ってて!」

~女・幼女宅~

幼女「全く…あの馬鹿は本当いっつも…」プンスカ

シーン

幼女「……」

幼女「まだかな…」

ガチャ

幼女「!」

女「ふぅ~ただいまぁ~」

幼女「おかえり…」ボソッ

女「はいっ!持ってきたよ!」ガサッ

幼女「…お疲れさま」

幼女「よしっ!仕事しますか!」

女「頑張って!」

幼女「今週中には終わらせてやる!」カタカタカタ

女「幼女ちゃんいつになく張り切ってるな~」

女「じゃあ私はもう寝るね~」

幼女「分かった。おやすみ」

この時、私は思いませんでした
あんな事件が起こるなんて…

~翌日~

女「うーーん!よく寝た!」

幼女「…ただいま」ガチャ

女「あれ?幼女ちゃん出かけてたの?」

幼女「うん…ちょっとな…」

女「ふーん…」

幼女「はぁ…」

女「?」

幼女「女、話がある。」

女「ん?どうしたの?」

幼女「実は…昨日の仕事は1人分だけで終わらせるつもりだったんだ」

幼女「だけど…昨日はいつもよりなんか調子がよくてな、2、3人いけるんじゃないかって思ってがんばってみたんだよ」

女「へー!すごいじゃん!」

幼女「…そしたら、2人目の奴がとんでもない奴でな…」

幼女「そいつの素養格付の出した結果が…」









幼女「"レベル6"だった…」

女「!?」

女「レベル6…」

幼女「実はさっきまで上にこの資料を渡しに行って来た」

幼女「だけど…相手にされなかったよ」

幼女「何処かでミスしたんじゃないのかってな」

幼女「調査は慎重にやってたし、ミスなんて私がするはずがないのに…」

幼女「でもまぁしょうがないよ…」

幼女「私がどれだけ天才でも、私はまだ幼い子供だ…信用なんてされない…」グスッ

女「幼女ちゃん…」

女「幼女ちゃんは天才だよ!私が断言する!」

女「私がそれを証明してあげるよ!」

幼女「…!…女ぁ…」

女「それで…その子の名前はなんていうの?」

幼女「名前は……」

佐天「ううん……今は何時…?」

時計の針は深夜の3時を指している

佐天「私…気絶してたんだ…」

初春「zzz…」スヤスヤ

佐天「初春…」

佐天「私また襲われたんだね…」

佐天「はぁ…」

初春「うーん…」

佐天「!」

佐天「初春…起きたの…?」

初春「…?佐天さぁん…?」

初春「どうしてぇ、私の部屋にぃ、いるんですかぁ?」

佐天「えっ…?」

初春「あれれぇ…?ここは佐天さんの家だぁ…」

佐天「大丈夫…?」

初春「はい…大丈夫れすよぉ…」

初春「zzz…」スヤァ…

佐天「寝ちゃった…」

佐天「なんか様子が変だった…」

佐天「でも…ちょっといつもの初春っぽかったかも…」

初春「すぅ…」スヤスヤ

佐天「この初春ちょっと可愛いかも…」

佐天「……何を言ってるんだ私は…」

佐天「…なんかもうどうでもよくなってきたなぁ…」

佐天「私、もう初春のものでいいや…寝よう…」

佐天「zzz…」

~4:30分~

ギィーッ…ガチャン

??「………」スチャッ

今日はここまで

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