杏子「体育祭ねぇ……」ほむら「当然、勝つわよ」さやか「おう!」まどか「」(940)


あたしの名前は美樹さやか

見滝原中学の3年1組所属で魔法少女やってます

春休みが明けて受験だなんだと騒がしい中で、ちょっだけ良いことがありました!


~~
4月某日 マミの部屋

始業式を終えたあたし達はいつものようにマミさんの部屋に集まっていた

マミ「へえ、じゃあ4人とも同じクラスになったのね」トポトポ

杏子「まあ最初からそうなる気はしてたよ……」

ワルプルを倒してからマミさんの家にゆまちゃんと転がり込んだ杏子は

表向きはマミさんの保護者の養子ということで見滝原中に転入してきた

つまるところの居候という意味だ



さやか「もう!素直に嬉しいって言いなさいよ!」ダキッ

杏子「うぜぇ……」グイッ

ほむら「これも腐れ縁よ、我慢しなさい……それを10年近く我慢してる人だって居るのよ」ズズズ

さやか「それ真っ向から言われると結構キツいんだけど……」

まどか「あはは……」



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杏子「まあ、学校生活なんて久しぶりだし……なんかあったらさやかに聞いてやるよ」

さやか「うんうん!なんでも聞いてくれたまえ!」

ほむら「仁美に聞けばすべて解決よ、勉強まで含めてね」ファサ

返す言葉がない

杏子「あ……そう……」

ほむら「そんなものより私は学校行事が楽しみよ」

まどか「人生で初めてだもんね、ほむらちゃんは」

そういえばずっと入院してたからまともに参加したことがないのだと前に行っていたっけ

マミ「ふふふ……そんな暁美さんの初めては体育祭ね」

さやか「あー……」

まどか「」

紅茶をすする途中で凍っている


杏子「たいくさい?何それ?」

心底不思議そうな顔で杏子が尋ねてくる

QB「運動会のことだよ杏子」ヒョコッ

どこから出やがったインなんとか

杏子「最初からそう言えよめんどくせえ」

ほむら「ふん……おあつらえ向きね、圧勝を決め込むわ」ファサ

マミ「魔法を使ってズルとかしちゃ駄目よ?」

ほむら「私の力で勝つわ……当然でしょう」

ほむらは体力以外は割と壊滅的なので心配だ

杏子「つーか運動会で魔法使わなきゃ勝てねぇって何事だよ」

まどか「それが……今年は白組が……」

さやか「あーうん……悔しいことに……」

ほむら「なによ、何故弱気なの?」


まどか「今年は3年2組がちょっと強すぎるかなって」

杏子「へー、そんなに?」

さやか「うん、超不公平」

杏子「ふーん」

ほむら「関係ない……私とまどかの思い出は全てを白星で飾る」

残念ながら二人とも話をあまり理解している様子はない

マミ「まあクラス替えばかりは仕方のないことよ」

さやか「でもあたしとまどか3年連続で赤組ですよ?」

QB「マミがそうだったけどいつも白組が勝つんだよね、何者かの意志が介入してるんじゃないかな」

さすがにそこまではしてないと思いたい……

杏子「へえ……ゆとり教育ってそういうことすんの?」

まどか「でもわたしたち音楽祭は勝てそうなメンバーだし、しょうがないんじゃないかなって」

さやか「……」

マミ「多分だけど、多少は調整してるんでしょうね……去年もそんな感じだったもの」


杏子「ゆとってんだな……」モシャモシャ

あたしが小学生のころはーって言いたげだ

あたし達が小学校高学年のころには週休二日だったはずだけど

QB「そんな回りくどいことをするなら整列徒競走で良いんじゃないのかな?」

冗談でもやめてくれ

まどか「でもこればっかりはしょうがないよ」

ほむら「冗談言わないで、私は勝ちたい」

まどか「あ…と……」

瞳に炎を宿しながら言ったその台詞はとても心臓病で転校してきた人間のものには聞こえない

まどか「あの……」

マミ「……無謀ね」

鋭くも重い口調でマミさんが言った

まどか「ですよn」

マミ「けど、決して悪いことでは無いわ……落ちそうだからって下を向いたら空は見えないもの」

まどか「」

競争嫌いが凍っている

杏子「今年はゆまが見に来てくれるんだ、かっこ悪いとこ見せたくないよな」

まどか「あ……あのね……」

さやか「まどか!」ポン

まどか「さやかちゃん!なんとか言ってよ!」

さやか「卵を割らなきゃオムレツは作れないよ!」ドヤァ!

まどか「オムレツを食べなければ良いじゃない!」バン!


どうにもふてくされている

まあ、あたしの親友はそういう子だ

さやか「あたしはまどかとオムレツ食べたいの!」

まどか「こんなの絶対おかしいよ……」

まるで恋人に訴えかけるような目をしている……苦手なの知ってるでしょ?って感じの

そんなまどかをあたしはいつも引っ張ってきた

さやか「それに杏子とほむらが頑張るって言うならさ、あたしたちが頑張らないわけにはいかないじゃん!」

まどか「でも……」

マミ「鹿目さん……偉大な一歩はいつだって誰かの無茶から始まるのよ?」

個人的にマミさんのそういう言い回しは格好良くて好きだ

さやか「無茶なんかじゃありません!あたしたちは絶対に勝ちます!」

ほむら「当然ね……魔法が無くても奇跡が起こせることを証明するわ」

マミ「その意気よ!……美樹さん達にとっては小さな一歩かもしれないけど
それでも未来への影響は大きすぎるほどよ」

まどか「……」

杏子「ほら、なんか今風が変わったの気付いたか?」

杏子は茶化しているのか真剣なのか判断しかねる口調で言う

マミ「それにこういうことに関しては強力な助っ人が私たちにはいるのよ?」

白い生物を見つめながらマミさんが続ける


QB「やれやれ、僕に手伝えって言うのかい?」

キュウべぇはいつもの口調で淡々と答えている

ほむら「邪魔さえしなければスペアを失うことは無いから安心しなさい」

さやか「おいおい……」

杏子「つーかこいつがどう役立つの?」

QB「とりあえずは短期的なトレーニングの指導でいいかいマミ?」

マミ「知ってることがあったらちゃんと積極的にアドバイスするのよ?
聞かれなかった、なんて言ったら怒るからね?」

QB「それは競技に対して個別に効率の良い方法を提案しろって意味かい?」

マミ「歩み寄る努力をしろ言っているの」

QB「了解だよ」

まどか「……はぁ」

まどかはまだまどまどしている

マミ「まあとにかく」

一人を除いて話はまとまったようだ

杏子「体育祭ねぇ…」

ほむら「当然、勝つわよ」

さやか「おう!」

まどか「」

いまいちしまらない

キリが良いのでとりあえずここまで

これたら朝きます

ふ………ふふ………ぐふ……ふひ………

>>1

そこは「保護者の養子」ではなく「被保護者で養子」というべきでは



……まあ、頑張れ! 応援してる! 

ふむ…続けたまえ期待してるから

地の文ない方がいい
地の文書くな

ほむらであれなんだから杏さや二人は身体能力特出してるんないの

こないだまどかとさやかの喧嘩の話書いた人?

読みづらい

少しだけ始めます

>>9
うふふふふ

>>10
マミさんの「被保護者で養子」だとマミさんが未成年なので成立しない……はず
未成年後見人がどうたらなのでこの表現で概ねあってると思……います
多分きっとおそらくですが

>>12
頑張ります!

>>13
了解です

減らすほうで進めます

>>14
当SSでは作者のイメージその他で進めますが

実際のとこ体力的には

さやか>マミさん>>杏子>>まどか>>(色々と壁)>>ほむら
くらいかと思います

>>15
よくお分かりで

個人的にあれは黒れk(ry

>>16
どうすれば読みやすいでしょうか……


翌日、入学式が終わり普通の生徒はお昼前下校の見滝原中学

本来ならば誰もいないはずのグランドに立つ生徒が4人

「早乙女先生、あの子たちは一体なにを……」

和子「体育祭に向けて特訓するそうよ」

「へぇ、青春してるんですね」

和子「ええ、佐倉さんも暁美さんも溶け込めているみたいだし良いことよ」

和子(それしてもまどかちゃんが居るのって珍しい……後で詢子に写メしよっと)


さやか「さあ!張り切って行くよー!」

お弁当を食べて放課後のグランドを占領する

部活動の自主トレみたいな空気だ

部活動をやったことは無いが

杏子「おし!やるぜ!」

まどか「はぁ……」

ほむら「問題ない……始めましょう」

QB「で、何から始めるんだい?」

四者四様の反応

あー……何するかは考えて無かった……

さやか「えーと……取り敢えず50m計ってみる?」

聞き返すように提案する

ほむら「そうね、魔法無しでどれくらい走れるのか試したことが無いし……」

QB「妥当だね……現状把握しないとやりようもない」

この二人に肯定して貰えたのは正解って事だろうか……?

まどか「じゃあ私タイマーを」

QB「その必要はないよ、僕が居るんだから」

まどか「あ…そう?」

QB「君たちは僕の目の前を通ってあっちにいる僕のとこまで走ってくれ

計測は勝手にするからタイミングは好きにしていいよ」


~~

自慢だけど足の速さには自信がある

……少なくともクラスの女子で一位は取れる

QB「6,4秒……随分速いね」

さやか「まあね!」

その後なんとも乱暴な走りで杏子が

QB「8,2秒」

とてとてと可愛い走りでまどかが

QB「11,6秒」

テレビで見るような美しい走りでほむらが

QB「7,5秒……一応一通りのアドバイスはするね」

こいつ電波時計として使えるんじゃないかな

QB「まずはさやかからだね」


QB「君の走りは割ときれいだね。もう少し上半身を倒すこと、それと手は軽く握るのが正解だ。
今度ライターを握って走ってみるといい」

さやか「うん分かった」

QB「杏子は両手を雑に扱いすぎだよ、槍を持って走ってるわけじゃないんだからちゃんと振って」

杏子「はいよ」

QB「まどか、君はフォームを気にしすぎているのかな?格好は良いからとにかく足を速く動かすことを意識するんだ」

まどか「……うん……」

QB「ほむらは一歩一歩を疎かにしすぎだ、長距離走はそれでいいけど……
足の指で地面を掴んで蹴るイメージで走ること」

ほむら「……」イラッ

QB「それじゃ、今日はフォームの修正に尽力するとしようか」


QB「駄目だよ、もっと上半身の力を抜いて……力むと体力を消耗するし緊張しやすくなるよ」

さやか「分かった!次気をつける!」

QB「ほむらは大きく前に跳躍するつもりで走るんだ」

ほむら「分かってるわよ!余計な事は言わなくて良い!」

QB「杏子、両手で手すりを掴んで進むイメージだ……なれないうちは大袈裟に振って慣れる事からだ」

杏子「へえ……結構変わるもんだなぁ……」

QB「まどか、緊張しているのかい?フォームとかいいから足を早く動かすんだそれだけで10秒は狙えるよ」

まどか「わ…分かった……頑張るね……」

結局あたしたちは夕方のチャイムが鳴るまで校庭を走り回っていた


さやか「あー疲れたぁ……」

杏子「本当、走るだけであんなに疲れんだな……」

解散する前にマミさんに報告しようと寄ったは良いが

折角出してくれた紅茶を飲むのも億劫になるほどあたしは疲れていた

もうこのまま寝よっかな……

マミ「お疲れ様……キュウべぇは役に立った?」

ほむら「本当に遺憾ではあるけどね」

QB「だからこれも僕の仕事なんだってば」

さやか「あんた営業やめてトレーナーやりなよ、才能あるよ」

多分ね

QB「訳が分からないよ」

他愛のない話が続く

マミ「ふふ、頑張ってね……でも転校生が二人で良かったじゃない、七頭舞は二人一組でやるものだし……」

さやか「あー……それがあったか……」

杏子「はぁ?」

ほむら「七頭舞?」

さやか「そこからか……」

マミ「簡単に言うなら伝統芸能の一つ。うちの学校には地元出身の先生がいて、その人の希望で生徒に教えて居るわ……2年生と3年生が合同でやる体育祭の名物なのよ?」

杏子「はぁ……?」

さやか「なんか難しい踊りってことだよ」

QB「それで理解するのは無理だよ」

マミ「まあまあ……もう少し具体的に説明するわ

七頭舞にはその名の通り七つの舞と七つの武器があるの

武器取り、よこがけ、ちらし、決闘、ツットウツ、みあし、武器収め」

さやか「武器は先打ち、谷地はらい、薙刀、太刀、杵、小鳥、ささらすりの七つだよ……基本の型は太刀でやるから二人
がやるとしたら太刀ね」

ちなみにまどかは小鳥であたしは薙刀

ほむら「大丈夫よ、まどかのためなら2日で習得して見せるから」

さやか「いや、もう全員ペアが決まってるんだけど……」

杏子「!?」ガタッ

マミ「しかたないわ、これは本来一年生の後期から習い始めるものだし……」

ほむら「そんな……それじゃ私は……何の為に……」

さやか「とりあえずまどかと七頭舞をするためでは無かったよね?」


さやか「あー、でも今から武器作って間に合うのかな……」

ほむら「さやか、貴女の剣を寄越しなさい」

さやか「真剣でやんの!?」

マミ「ちゃんと自分で木を削って作るのよ」

ほむら「大丈夫よ、30分で作り上げるわ」

さやか「いやいや……」

マミ「ふふ!冗談よ……去年私とパートナーが使っていた太刀をあげるわ」

まどか「……」ウツラウツラ

……先ほどから一言も発言しないので何事かと思ったら、今にもティーカップにヘッドバットしそうになっていた

ほむら「まどか……大丈夫?」

まどか「うん……」

杏子「そんなんでこの先大丈夫かよ……」

マミ「辛いなら無理せず横になって……大丈夫、帰るときには起こすわよ」

まどか「うん……すいません……」


さやか「ほら、こっちおいでよ」

右手でまどかの頭を抱き寄せて自分のスカートをたくし上げ、膝にハンカチを置いておく

膝枕をする時はこうしないとよだれで汚されるから

ほむら「美樹さやか……貴女は……!」

ほむらがこちらを睨んでいる

あたしが何をしたというのか

杏子「……」

杏子が物欲しそうな目でこちらを見ている

あたしは無言で右隣りのケーキを差し出した

杏子「ああ……ありがとう……」

満足したようだ、良かった

マミ「それじゃ、あとは体育祭の基本的なルールの説明をしないとね」


マミ「まず1年と3年の1組、2年の2組が赤組」

ほむら「なら逆が白組ね」

杏子「……あれ?1年3組は?」

さやか「3組は半分に分かれるよ」

マミ「まあ、あとはどこの体育祭でもそうだと思うけどクラス対抗で点数を競うわ」

ほむら「競技はどうなっているの?」

マミ「競技は毎年似たようなものよ?団体競技はリレー、大縄跳び、綱引きと騎馬戦」

さやか「騎馬戦はチームの代表で男女それぞれ10組だよ」


ちなみに普段後輩から恨みを買っていると一斉に襲われる


マミ「個人競技は走るものばっかり」

さやか「100m走と障害物競争、それから長距離走」

ほむら「個人競技に出れる回数は?」

さやか「最低一人一回でフル出場OKだよ」

QB「つまり強い人間はいっぱい出た方が良いって訳だ」

杏子「なるほど……強い人間が盛りだくさんの敵さんにはぴったりのルールなわけだ?」

さやか「敵って……」

マミ「ちなみに障害物の中身は毎回入れ替わってるから予想の立てようがないわ」

さやか「マシュマロ探しは絶対あるけどね……」

ほむら「なにかしらそれ?」

さやか「小麦粉の入ったバットに隠したマシュマロを口だけで探すの……」

ほむら「え……」


ほむらが心底嫌そうな顔をしている


マミ「顔は汚れるし口の中は小麦粉で埋まるしで最悪の障害よ……」

QB「どのクラスも運動の不得意な人間は障害物競争に出る傾向にあるね」

杏子「まあ……単純な足の速さだけじゃ決まらないだろうからな……」


流石の杏子も引き気味だ


マミ「これに保護者競技と午後のレクリエーションで加点競技は全部ね」

QB「保護者競技とレクリエーションは毎年お楽しみさ」

さやか「保護者競技は玉入れか綱引きだけどね」


レクリエーションは素っ頓狂な行事が出てくるから困る


杏子「なるほどね……まあ大体は理解できたよ」

マミ「どういたしまして……さて時間も時間だし、杏子は児童館にゆまちゃんを迎えに行ってきて」

杏子「はいよ、今日の晩飯は?」

マミ「ハンバーグよ」

杏子「お!じゃあとっとと行ってくるかな!」

さやか「まどか起きて!あたし達も行こう?」ユサユサ

まどか「……ふに?」


ハンカチは程よく湿っていた



非常に眠そうなまどかの手を引いて帰路につく

ほむらがまどかの少し後ろでオロオロしてるのが面白い


まどか「大丈夫だよほむらちゃん……」ネムー


目を見開いてから言ってね


ほむら「ほ……本当に?」アワアワ

さやか「あたしがいるから大丈夫だって!」

ほむら「だから不安なのよ!」


失礼な奴だ、やり返そう


さやか「ほほう……さてはあたし達の仲に嫉妬してるな?」

まどか「ちょ……さやかちゃん……」


まどかの左手を引き背中から抱き寄せて頬を摺り合わせる

気分はスパイ映画の男優だ


ほむら「……っ」ジャコッ


無言で銃を向けられた


まどか「あはは……じゃあね、ほむらちゃん」

さやか「じゃあね!」

ほむら「ええ、また明日ねまどか」


あたしには?


~~


知久「お帰りまどか、さやかちゃんもありがとう」

まどか「ただいまー!」

さやか「これくらいなんてこと無いですって!」


カレーの殺人的に良い香りがあたしの残り少ない集中力をガリガリと削っているのを感じる


絢子「おや二人とも……特訓は随分とハードだったみたいだね」


スーツ姿なので丁度帰って来たのかもしれない


さやか「そりゃもう!今年は赤組が優勝しちゃいますからね!」

まどか「テンション高すぎるよ…」


それはこの香りのせいだよ


知久「ははは!お腹空いただろ?さやかちゃんも食べて行くかい?」

さやか「頂いて行きます!」

QB「さやか、まどか、ちょっといいかい?」

さやか『何よ!これから晩御飯なんだから邪魔しないでよ』


QB「だからこそさ、いいかい?食事はあらゆるトレーニングの基礎となるものだ……だから今日のトレーニングの効率を最大のものとするためにもとにかく大量のエネルギーが必要なんだ」

まどか『ご飯をいっぱい食べれば良いの?』

QB「まあそうなるね」

さやか『そんなに大事なの?』

QB「筋肉を増やすっていうのはっていうのは脂肪を変換する作業だと思ってくれ、だから太っている子は全体的に力も強いし筋肉質な子は太りやすい……君たちの中で目立った脂肪なんて月匈位しかないじゃないか」

まどか『……しぼんだりするの?』

QB「君たちぐらいの年の子で実例もあるよ」

さやか『いっぱい食べりゃ平気なんでしょ?大丈夫大丈夫!』スタスタ

まどか(ほむらちゃんはどうなるんだろ……)スタスタ

QB「そのとおり、だいたい4杯を目安に……僕は説明しようとしたからね、マミとの約束は破ってないよ」キュップイ



鹿目家のカレーはスパイスの香りからは考えられないほど甘めに味付けされている

たっくんが食べるからかも知れない

10年前からこの味だったと思うけど


詢子「帰る前に和子からメール来てさ……」

さやか「やっぱ先生からかぁ……」

知久「まさかまどかがお代わりするなんてね」

まどか「は、恥ずかしいから言わないで!」

さやか「知久さん!あたしもお願い!」


3杯目は流石に太るかも知れない


詢子「いつにも増して食べるねぇ……おばさんはすぐ太っちゃうから羨ましいよ」


そう言いつつ食べてるのは2杯目のはずだ


さやか「ごちそうさまでしたー!」

まどか「ごちそうさま」

タツヤ「ごちそうさまー!」

詢子「うん、ごちそうさま」

知久「ははは……もっと作っておくべきだったかな?」


そう零す知久さんはこれを洗うのが生き甲斐だと言わんばかりの笑顔でカレーの入っていた鍋を洗っている


QB「いつもよりは多めに食べたんだね、けど足りないよ」


どこから現れたんだこいつ


まどか『でもこれ以上食べるのは辛いよ……』

QB「本当はタンパク質を大量に摂取して欲しいんだけど……」

さやか『肉食えって事?』

QB「まあこればっかりは保護者に頼るしかないね」

まどか「お肉かぁ……」

詢子「ん?まどかが肉を食べたいなんて珍しい」

まどか「あ……いやえっと……」

さやか「あははは!今度焼き肉行こうって話しをですね……」

詢子「まあ運動した後だもんな、それなら今度と言わず明日行くかい?」

まどか「あ……明日!?」

さやか「良いんですか!」

詢子「たまにはで良いじゃんか、良いだろパパ?」

知久「僕は良いよ」

タツヤ「焼肉キター!」


和子「それじゃ、各委員会は来週所定の場所に集まってくださいね~」


一限目のクラス役員決めを終えた
この僅かな時間も使って放課後と朝の自主トレにクラスメートを誘って行く


ほむら「あの……その……放課後のことなのだけれど……」

「うーん……ごめんね暁美さん、あたし達放課後はやりたいことがあって……」

「それに、体育祭に備えてって……競技のメンバーが決まってからでも良いんじゃない?」

ほむら「そ……そうよね……」

「なんかごめんね?」

「それとこれとは話が別よ、夏にはコンテストだってあるのよ?」

「分かってるよ、今年も目指せ優勝だね!……じゃあね暁美さん!」

ほむら「……頑張って」


まどか「うーん……どうしても駄目?」

「いやー参加したいのは山々っしゅけど……」

「駄目です!今からでもちゃんと勉強して下さい!」

「あっはっはっは……体育祭前の朝練にはちゃんと出るからさ!」

まどか「うん……勉強、頑張ってね……」

「まどっちもほどほどにねー」ヒラヒラ

「すみませんけど……」


杏子「なんだよ、みんな根性ねえのな」

さやか「いやいやいや」


想像通りと言うのか、この時期はこれが普通だよね……


杏子「まあいいや、あたしとほむらはそろそろ行ってくるよ」

さやか「まさか放課後を七頭舞の練習で持って行かれるとはね……」


これは本当に計算外だ


杏子「まったく点数も入んないってのにさ……えーっと、ほむらのはこっちだな」

ほむら「ありがとう……ところでマミのパートナーって誰なの?」

杏子「呉キリカ」

ほむら「あの二人が作った太刀って色々やばいんじゃ……」


二人には頑張ってほしい……切実に


杏子「止めてくれよ、考えないようにしてたんだからさ……」

まどか「大変そうだね」

さやか「二人とも頑張って!」


心からのエールを送る

多分今日はここまでです

お仕事行ってきます


トリップ替えたなら言ってくれ

黒歴史って言う割に成長してないね

タツヤwwww
淫獣はキュゥべえだよ

日常モノと思ったけどまどさやなのか?


七頭舞(ななづまい)なんて知らなかった。>>1の地元なのかな?

マミさんが作った刀はともかくキリカはそこまで酷くないでしょ

キリカが作ったのだから切れ味抜群だったら怖い


こんばんは、再開します

>>35
了解です
気を付けます

>>36
あぅぅ……

>>37
タツヤ君は両手を天に突き上げていることでしょう

>>38
カップリングとかは考えたことないです

>>39
東北出身ではありません

……田舎出身なのは認めます

>>40
契約前のキリカさんは立派な厨二だと思います

>>42
どんだけ鋭く作っても最後にニスを塗るのでスパッと行くことはありませんでした

ドスっと行くことはありましたが

傷口が治るのにたいそうな時間を要したそうです



明日までは部活が無い

つまり校庭はやる気にたぎるあたし達二人のものだ


QB「それじゃ、しばらくは体力作りに励もうか」

さやか「違った、あんたがいたか……」

QB「?」

まどか「何をするの?」

QB「トラックは一周200mか……まずはトラックを走ろう、後で失速しても良いからとにかく全速力で」

さやか「それを繰り返すだけ?」


隣のまどかは非常に嫌そうな顔をしている


QB「そうだよ。二人ともゴールしたら30秒の休憩をとる、そしたらまた全速力で走る……この繰り返しだ」


それってまどかがかなりキツいんじゃ……


さやか「グダグダ言ってもしょうがないし、取り敢えずがんばろ!」

まどか「うん……」


QB「取り敢えず走った感想はどうだい?」

さやか「意外と辛い」フゥー

まどか「こ…ハァ…これ……ハァ…ずっとやるの……」


まどかは一周で死にそうだ


QB「体力強化は辛いものだよ、仕方ない」


心配してると言うよりは頑張ってと言ってるように聞こえる

部活動に行く男子を背中で見送りながら言う感じの


QB「それから次から走ったあとは止まらないでゆっくりと歩くこと」

さやか「なんでよ?」

QB「今は良いけどこれから疲労が溜まった時、急に動きを止めるとショックで心肺停止の恐れがあるからね」

まどか「え……?」

さやか「ちょ」

QB「時間だ、二人とも配置について」


あたしは考えるのを止めることにした


まどか「う……ゲホッ」ゼェゼェ

さやか「きっつ……」ハァハァ

QB「さやかはまだ余裕じゃないか」

さやか「なわけないでしょ……」

QB「まどか、吐くとこのあとが余計に辛いよ?」

まどか「……ぁぅ」

さやか「あんたねぇ……」

QB「体力強化といったろう?それにちゃんと君たちの限界は見極めてるよ?」

さやか「……ったく……」

QB「時間だよ、配置について」


QB「ちゃんとこまめに水分は取らないとね」

まどか「」コヒュー…コヒュー…

QB「さやかが昨日買った粉ポカリはここで最大の力を発揮するのさ」

さやか「……薄いね……」ゴク

QB「濃いと飲みづらいし体の吸収が追い付かないからね……モル濃度とか計算するんでなければ表示の半分位で充分さ」

まどか「……ぃぃ」ウプ…

QB「喉が渇いて無くても飲まなきゃ駄目だ、身体が神経を麻痺させてるからね」

さやか「……そういうもんなの?」

QB「そう言うものさ、時間だよ」


QB「両手を頭の後ろで組んでのびをすると肺が広がって酸素を取り込みやすくなるよ」

さやか「……ぉぅ」ゼェ ハァ


なる程、少しだけ楽になったかも


まどか「……グズ」


もう泣いている……ただ、今のあたしに言葉を投げかける元気はない


QB「なるべくなら上を向くことをおすすめするよ、楽になるからね」

まどか「……」

QB「肺機能が強化されれば苦しさは軽減されてくるさ、それはどんな競技においてもアドバンテージ足りうるだろう?」

さやか「……」


こいつの言うことは正論なんだけど……


QB「さ、時間だよ」


QB「お疲れ様、もう4時半だし丁度良いよね」


結局約3時間、ひたすら走りつづけてしまった……


QB「少し休憩してストレッチをしようか」

さやか「……」ゼェゼェ


頷くのも辛い……


QB「しゃがむのはもう少し待った方が良いよ?まさか死にたい訳じゃないだろ?」

まどか「……ぁぅ……」


まどかの顔に流れてるのは汗なのか涙なのか……


QB「明日からは6時間授業になるからやる時間が短くなるね……」


どうするか……呟きながら思案を巡らすキュウべぇは中々にレアな画だとは思う

ただし一切嬉しくない


さやか「つっかれたぁー!!」ウーン!
まどか「本当だよ……」ハァー


結局たっぷり30分もかけて休憩をしてあたしたちはようやく帰るだけの気力を確保して帰路についた

ほむらと杏子は置いてきた


さやか「ほーんーとっ じーんせい 参る時もある~♪」

QB「汗も大量にかいたわけだし、出かける前にシャワーを浴びた方が良いと思うよ」

まどか「下着とか凄かったもんね……」

さやか「そんな時こそ♪やっきにくが……」


……ん?


さやか(今だけは本当に正直スルーしたい……)

QB「この反応は魔女だね」

まどか「え?」

さやか「大丈夫だよ、なんか反応も弱いし!」


本当は今すぐ帰りたい

お腹空いたし足はガクガクだし


QB「使い魔からなりたてなんだろうね」

まどか「ひとりで大丈夫なの?」

さやか「楽勝楽勝!サクッとやっちゃうよ!」


あ、でもこいつグリーフシード持ってないかも


QB「さやか、君の体はもう限界なんだからマミを待つべきだよ」

さやか「だからって放っておけないでしょうに」カエリタイケド


キュウべぇをスルーしてグリーフシードのストックを数える


さやか(携帯のストラップ代わりに新品が一つでしょ……机の中に二つはあったかなぁ……)

まどか「でも限界って言ったって走り回っただけでしょ?大袈裟じゃないかな?」

さやか「そうそう、きつい時は感覚遮断すればいいんだし」

QB「そうかい?でも……」

さやか「大丈夫大丈夫!何とかなるなる!」タッタッタッ

QB「いやいやだから……」

まどか「待ってよさやかちゃーん!」トテトテ マドカー!ハヤクー!

QB「僕は伝えようとはしたからね!」キュップイ!  マッテクレヨフタリトモー!


まどか「広い野原だね~」

さやか「良い天気だね~」

さやか(正直眠くなってきた……)


公園で結界を発見して、草むらにバッグを隠して

意を決して結界に入ったはいいが緊張感がまるでない


まどか「こういうところでピクニックしたいよね」

さやか「賛成だけどしばしのハイキングで我慢してよ」

QB「ここは一応魔女の結界なんだけどな」

まどか「こんな素敵なところなのにね……」

さやか(どんな願い事をした子なんだろう……)


本当に緊張感がない


さやか「気配はあっちか……ん?あれが魔女?」


そこには熊のように大きな、真っ白のうさぎがこちらを睨んでいる

目が異様に大きくて、輪っかのような形をした手が生えている……体もところどころ凹んだりしわが寄ったりしていて、なんていうかグロい……

魔女でさえなければ、怪我をしたウサギと勘違いしてあげれたかも知れないのに……


まどか「ちょっと気持ち悪い……かな?」

さやか「大丈夫だよ、任せて!」ヘンシン!


まどかの周りに剣を4本突き立て、最近杏子に教わった結界を展開する

……少なくともほむらのよりは堅い


まどか「無茶はしないでね」

さやか「りょーかい!……ん?」


ウサギの胸の中から高速回転する円盤が4つ飛んできた

その軌道はジグザグだったり大きな曲線だったりと個性的だ

……ただしのろいので非常に狙いやすい


さやか「えい!」バシュッ


試しに一つを撃ち落としてみた


まどか「亀さん?」

QB「使い魔だね」

さやか「兎の魔女の使い魔が亀って……」


正体さえ分かれば恐くない

手際良く亀を落とし兎に斬りかかる

兎はこちらを確認すると脱兎のごとく逃げ出した


まどか「あ、逃げた」


見れば分かるよ


QB「にげあしが速いね、結界も広いし見失うと大変だよ?」

さやか「……一応聞くんだけどあれどうやって倒せば良いの?」

QB「追い掛けて近づいて斬れば良いじゃないか、君の全速力なら追いつけるよギリギリでね」

さやか「……」

まどか「……」

QB「……」

さやか「……足限界なんだけど」

QB「だからマミを待てと言ったんだ」

さやか「ちっくしょー!!」ダッ


両足の全神経を遮断ついでに思考回路もシャット

苦しいので呼吸器系も遮断

腹痛も悪寒も全部遮断して一心不乱に追いかける


まどか「お疲れ様!さやかちゃん」ニコッ


約10分程兎との全力走を楽しんできたあたしは、精も魂も尽きてその場でどさりと座り込む

同時に変身も解けたのは疲れ切っているからだろう


QB「さやか、急に止まったら駄目だと言ったろう?」


……汗を凄いかいているのに寒い?


さやか「あぁ……そんなこといってたね……」ガクガクブルブル


取り繕ってはいるが腹痛と吐き気がヤバい……あとなぜか満足に息も吸えないせいで息苦しい


まどか「さやかちゃん?」フリフリ


目の奥が痺れて眩暈がする、上と下が解らなくなってきた……


さやか「はあっ!はあっ!う゛っ……」


本当に吐きそう……ついでにおしっこ漏れそう……


まどか「え?大丈夫?ねえ!ねえったら!!」ガシッ


空を飛んでるような気がする……世界が揺れてるだけ?ていうかあたし頭から落っこちてない?


QB「だから言ったのに」

まどか「すごい熱…なんで!?ねえどうなってるの!?」

QB「ふむ……脱水症状とかショック症状とかいろいろあるけど……医者には熱中症って言われるんじゃないかな?」


あー……これあれだ……インフルエンザに罹ったときみたいなあれだ、良く似てるし

前に引っ張られてるんだけど地面はこっちなのかな?


まどか「ねえ返事してよっ!さやかちゃん!!」ユサユサ

さやか「はえ……?」

QB「早くさやかを支えて!頭を打ったら面倒だ!」


QB「まどか!頭を揺らしたりしたら まどか「ちょっと!さやかちゃん!?さや(


それじゃ今日はここまでです お疲れ様でした

さやかちゃんは円環の理に導かれたわけじゃないです

皆さんも熱中症にはご注意ください

熱中症…これをまどかに句切ってさやかに言わせたら(タァン)

何か、このうさぎ不思議なダンジョンシリーズで見たことあるような

http://i.imgur.com/B7UEoJ3.jpg

参考になります

気づけば二週間も間が開いてしまいました……ごめんなさい(-_-;)

そんなわけで再開します

>>55
ホムラチャン!

>>56
きっと気のせいですよ
多分きっと

>>57
ありがとうございます!

>>58
さやかちゃんのお胸はマミさんと同カップだそうですよ

>>59
現実はここに香りがついてもっとエロいですよ



ピー……ピー……


さやか「……?」

「さやかちゃん!?」

「美樹さん!」


あれ?あたし何してる?

……布団で寝てる

視界はぼやけて周りの状況がほとんどわからない……

それにしても酷い頭痛と吐き気だ


「ねえ、私の声分かる?」


誰かに話しかけられた

ただ、頭の中に深い霧のようなものが広がっていて意味は拾えなかった


さやか「 」


いま自分で何を言ったのかが分からない有様だ


「何言ってるか分かんないよ……」

『美樹さんごめんなさい、うなされてるようにしか聞こえないからこっちで会話しましょう?』


何かを言ってるのかは分かるのに異国の言葉のように意味がさっぱり分からない


さやか『~~?』

『君は魔女を倒した際に体力を使い果たし熱中症を引き起こした、これで理解できるかい?』

さやか『?』

「ふむ、まだ言語中枢が不安定で言葉を理解してないんだね」


いつまでも寝てる場合じゃない、何かすることがあったはず

とても大事な約束がこの後……

……なんだったっけ?



ええっと、確か魔女を倒してそれから……


さやか「そうだ!焼肉だ!!」

まどか「馬鹿ぁっ!!」

さやか「うおっ!」

マミ「あらあら」

まどか「どうして第一声が焼肉なの?心配してた私たちが馬鹿なの?愚かなん?」

さやか「まどか落ち着いt(ん?」グッ


手が動かない、そして足も動かない

何かに押さえつけられているような、そんな感じ


まどか「ねえなんなの?」

さやか「いや待って、なんで?体が動かない!?」グゥゥゥ

QB「やっぱり覚えてなかったね」

まどか「あれだけ暴れといて!?」ギュゥゥゥゥ

QB「僕にあたってもしょうがないとは思わないかい?」

マミ「落ち着いて聞いてね、美樹さん」

さやか「あ、はい」

マミ「貴女は今からドクターギルモアの手によって新たな00シリーズのサイボーグとして生まれ変わるわ」

さやか「え?」

マミ「すでに人間をやめてしまってはいるけれどもう一度やめてもらうことになる……覚悟は良い?」

さやか「あの?え?」

マミ「なんて……冗談よ」フフッ

さやか「あの……?」

マミ「じゃあ私、お医者様を呼んで来るわ。キュウべぇは杏子とゆまちゃんに遅くなるからって伝えておいてね」スッ

まどか「お願いします」

QB「君は僕を伝言役か何かだと思ってないかい?」ピョン

マミ「そんなことないわよ」クス

QB「まったく……」スタスタ


さやか「……」

まどか「……」


沈黙が痛いとはこのことであろう


さやか「あの……」

まどか「何?」

さやか「怒ってる?」

まどか「せめてこっち見ながら言ってよ」

さやか「ごめん視界がぼやけててよく見えないよ……」

まどか「はい」グイッ

さやか「あら?こっちだった?」


あの大変に目立つピンク色が見えないのだからよっぽど来ているようだ


まどか「もう良いよ、どうでも」


諦めすら通り越して悟ったような口調で語る


さやか「……」

まどか「……」

さやか(気まずい……)

さやか「あの……」

まどか「……」


沈黙は痛い


さやか「なんかごめん」

まどか「覚えてないなら無理に謝らなくても良いよ」


あたしが何をした


さやか「うん……」

まどか「……」

さやか「……」

さやか(絶対なんか怒ってるよね?)


さやか(……ヤバい)


沈黙の重さになれてくると襲ってくるのは強烈な眠気だった

例えるならば運動会が終わった後のような


まどか「あのね私……」


眠りの前に御伽話でもしてくれるらしい


まどか「さやかちゃんがそんなに一生懸命だって気が付かなかったの」

さやか「……」

まどか「考えてみれば当たり前だよね……ほむらちゃんにとっては初めてだし、杏子ちゃんだってさやかちゃんと体育祭なんて楽しみでしたかないはずだもん」

さやか(ああ無理だなこれ……)

まどか「それに、こんなことを本気でやれるなんてきっと最後……高校生になっちゃったらバイトとか塾とかで皆が一緒にやれる時間なんてそうそう取れないよ……」

さやか「……z」

まどか「だからね、私……」

さやか「zzz」

まどか「~~」プルプル


マミ「お待たせ、先生を呼んできたわ!」ドヤァ

さやか「zzz」

まどか「ウェヒヒヒ……ウェヒ……ウェヒヒヒヒィッ!!この落とし前は高いからねさやかちゃん!!ゴルゴムの仕業とか言っても許さないからね!」ガタッ

マミ「あの?鹿目さん?」

まどか「もう知らないっ!帰ります!!」タッタッタッタ

マミ「気を付けて、暗い夜道と魔女の罠(キス)キリッ……って聞いてる様子が無いわね」

マミ(それにかなり泣きそうだった……というより泣き顔見られたくなくて逃げ帰った感じねあれは)

医者「あのぅ……」

マミ(強がってただけでやっぱり美樹さんに攻撃されたことがショックだったのでしょうね……申し訳ないけど、こっそり後ろからつけましょうか)

マミ「それじゃ私も、お先に失礼します!」

医者「意識不明で一日は目覚めないと言われた患者が目覚めたと聞いて来てみればこれだよ……直感料理教室見て寝よう、うん」

さやか「うへへ……タン塩を炭酸でで流すのはたまらんよ……」

医者「同意だな」

ガチャ

「あら、まだ起きないのね」

「そろそろ落書きでもしようかと思ってさ」キュポ

「油性を使えば良いのに」

「いやあたしそこまで鬼畜じゃないし……」

「取り敢えずは定番の額に肉ね」

「いや愚者とでも書いておこうぜ」

「なかなかの鬼畜ね」


さやか「……誰かいるの?」

杏子「ちっ目覚めたか……」クルクル

ほむら「どうせ動けないのだから強行しましょう」ズイッ

まどか「zzz……」

さやか「え」

杏子「まあいいや、勘弁してやるよ」キュポ

ほむら「存外優しいのね」

杏子「医者になんか言われたら面倒くせえし……」

ほむら「そう」

さやか「えーと……ここどこ?」

杏子「えー……」

ほむら「……」

まどか「zzz」

さやか「そんな顔しないでよ」

ほむら「貴女ってどこまでも愚かよね」ハァ…




さやか「……なるほど、んであたしは熱中症で今ここに入院してると」

杏子「又聞きした身で言うのもなんだけど本当に何も覚えてないのな」

さやか「で、なんであたしは全身痣とか擦り傷だらけなわけ?」

杏子「聞いてねえな……魔女に襲われたとか?」

さやか「いや……魔女は倒したような……」

ほむら「そういえばまどかも怪我してたわね……理由は教えてくれなかったけど」

さやか「まあいっか!さらっと魔法で治しちゃうからさ!」

ほむら「周囲の人間に化けもの扱いされたいなら止めないわよ」

さやか「されたくないですすいません」

杏子「それにしても随分元気じゃん……顔色とかゾンビみたいって聞いてたけど」

さやか「そんなこと言われても……」

杏子「いや元気ならそれに越したことはないんだけどさ……あとこれがお見舞いの定番!果物盛り合わせだよ!」

さやか「あんたが食べてるじゃない……」

杏子「良いじゃん減るもんだけどさ!あとこの花はまどかからな」

さやか「あ、百合の花だ!」

ほむら(時期も早いし一生懸命探したんだわ……ただ意味が分かってなかったのでしょうね……そんなドジッ子もたまらなく可愛いのだけども!)

ほむら「そんなことよりさっさと医者を呼びましょう」

さやか「うん、お願い」

ほむら「貴女はどこまで愚かなの?何故ナースコールを使わないの?」

さやか「え?どれ?」

ほむら「これよ」カチッ

杏子「おい起きろー!」バン!

まどか「はぅ!」

今日はここまでです

付き合ってくれてる方、ありがとうございます!

お仕事がちょっとハードモード入ってしまったので頻度が減ってしまうと思いますが……

気長に付き合っていただけると嬉しいです

また間が開いてしまって申し訳ないです……

今日からはしばらく余裕があるから頑張ります!


杏子「しかしまあ、笑える位に重装備だよなぁ」ケラケラ

さやか「点滴に吸入器に手首の謎クリップに胸と腹にこれまた謎のパッドにあと……」マタニモナンカハサマッテル…

ほむら「心電図なんて下手したら本物を見る機会はこの先無いわよ」

杏子「へぇ写真撮ろっかな」つipod

ほむら「いい土産話ね」

さやか「あたしをなんだと思ってるの……」

まどか「ん、ん~~!」ノビ~

さやか「ああまどかおはよう……って顔どうしたの!凄い怪我!」

まどか「まあ、顔だけじゃないんだけどね」

さやか「腕や足まで……」

まどか(お腹にも背中にも……)

ほむら「まさかとは思うけど魔女の攻撃から守りきれなかったとかじゃないでしょうね」ジャコ

さやか「院内で銃器出さないで!?」

ほむら「まあ魔女にやられたわけではないらしいけど」スッ

さやか「じゃあ何故疑ったし」

杏子「キュウべぇも口止めされてるらしくて教えてくんないんだよな」

さやか「ねえまどか、あんたまさか……」


コンコン  

「美樹さん、入りますよー?」


ほむら「医者が来たようね」

杏子「んじゃ一旦出るぜ」

さやか「うん、あとでね」

まどか「あ、ちょっと用事済ませに行ってきてもいい?」

ほむら「ご一緒するわ」

まどか「さやかちゃんの荷物取りに行くだけだよ?」

杏子「なおさらご一緒するぜ、もう6時だし」

ほむら「気を付けよう 暗い夜道と 魔女のキス ってマミも言っていたでしょう?」

まどか「うーん……じゃあお願い!」ギュ

ほむら「どんとこいこい太陽風、よ」ホムッ

杏子「幸せオーラ隠れてねえぞ」

まどか「じゃ、後でねー」ニコ

さやか「あ……うん、行ってらっしゃい」



そして約一時間

コンコン

杏子「入るぞいいかー良いなー入るぞ」ガチャ

まどか「ただいま!お医者様はなんて言ってた?」

さやか「ごめん……あたし二人に大分迷惑かけたんだね……」

ほむら「?」

杏子(すっげー沈んでる……)

まどか「マミさんも私も怒って無いよ……ちょっと怪我しちゃったけど」

杏子(マミもバイト帰りに偶然見かけたって言うしやっぱそういうあれなのか……)

さやか「本当にごめんねまどか……マミさんにもなんて言えばいいのか……」

ほむら(やっぱ魔女にやられたんじゃないのかしら……ああでもマミがいてそれは考えにくいし……)

まどか「んー……じゃあ、今度バケツパフェ奢りね!」

さやか「……オッケー!!じゃあ、さっさと治さないとね!」

ほむら「良く分からないけど立ち直りが早いわね」

さやか「ほら、病は気からって言うし!」ドヤァ

ほむら「ドヤのとこ悪いけどそれは病識をちゃんと持った方が治りが早いって意味で、根性云々の話ではないわ」


杏子「そういや心電図外しちゃったのか、さっき写真撮っときゃ良かった」

さやか「あたしをなんだと思ってんのさ」

杏子「冗談だよ、冗談……で、病状は?」

さやか「とりあえず一週間は入院だってさ、飲食も移動も禁止……トイレも行くなってんだから大げさだよねー」

まどか「熱失神は30パー近い確率で死ぬらしいけどね」

さやか「すいません気を付けます……」

杏子「つーかさやかが倒れたの一昨日の水曜だろ?その日の最高気温って10度ちょいじゃなかったっけ?」

まどか「湿度は高かったから熱中症になっちゃうんだって」

ほむら「その程度で丸一日昏睡する羽目になるのね……」

まどか「しかもしばらく後遺症残るんだって」

さやか「もう色々嫌になってきた……」

ほむら「その嫌になるような常識を理解することが病識よ、特にあなたは自業自得なんだから身に刻みなさい」

さやか「はい……」


まどか「あ、そうそうさやかちゃんの家からお土産持ってきたよ」

さやか「あはは……わざわざありがと」

まどか「とりあえず下着の替えとグリーフシードにPSPと……後仁美ちゃんから小説、それと昨日はお見舞いに来てたけどさやかちゃんのお母さんから手紙だよ」

さやか「お、ありがとー!どれどれまずは手紙から……」

杏子(部屋を漁られたことにはツッコミ無しかよ……)

ほむら(管理人さんも顔パスだったし……)

さやか「ああうんどうせ来れないと思ってたよ知ってた……その言い訳にお小遣いが入ってるのもね」

ほむら「典型的な放置家庭ね」

さやか「でなきゃ魔法少女続けらんないって」

まどか「さやかちゃんの家はお父さんもお母さんも仕事が忙しいから仕方ないよ」

杏子「フォローになってねえぞ」


さやか「んで仁美から差し入れの小説は……4冊も?」

ほむら「あら、三色姉妹じゃない」

杏子「有名なのか?」

ほむら「何言ってるのよ、最近出て来たベストセラーじゃない!」

杏子「はぁ……?」

さやか(知ってる?)ボソ

まどか(いや……知らない)ボソ

ほむら「もうすぐ五巻が出るのよ、病院の個室は本を読むには最適な環境と言えるし……流石仁美ね、気が利くわ」

さやか「あんたが言うと説得力あるよ、うん」


さやか「……で、みんなが帰った後仁美の小説を読んでる内に消灯時間というね」パタン

看護婦「ゆっくり休んでくださいね~」ヒラヒラ

さやか「おやすみなさーい」

さやか「……」

さやか「……」シーン

さやか「……部屋寒いのかな?」

さやか「何て言うのかこう……上半身は寒いのに下半身は暑いって訴えてるんだよね……」

さやか「すっごい寒いと思ってるのに汗かきまくっちゃってるし……悪寒っていうの?」

さやか「……」ブルブル…

さやか「強がらずに睡眠薬貰うんだった……震えるのが止まらない……」

さやか「それに……それ以上に……」

QB「やあさやか」

さやか「!」


QB「入っていいかい?」

さやか「……駄目って言っても入るんでしょ?」

QB「マミがここにいろって言うからね」

さやか「ふーん」ジトー

QB「よっと」スト

さやか「……」

QB「体の調子はどうだい?」

さやか「お陰様で万遍なく悪いわよ」

QB「それは残念だね」

さやか「つーか熱中症位ぱぱっと魔法で治せないわけ?」

QB「病気を治す魔法と体を直す魔法は全くの別物だ、それに魔法でごまかすにしてもすぐに限界が見えるんじゃないかな」

さやか「確かにいつもよりソウルジェムが穢れるのが早いかも……」

さやか「……」

QB「なんかしらの病気になると何故かみんな弱気になってあっという間に濁るんだよね、待ってれば治るんだからおとなしく待ってればいいの(ギュ に?」

さやか「マミさんの気持ち……ちょっと分かるかな」

QB「マミの気持ち?」

さやか「あんたみたいな異星人を未だに友達とか言っちゃう気持ちだよ」ギュゥゥゥ

QB「痛い痛い痛い!痛いって!個体を駄目にする気なのかい君は?」ギリギリ


さやか「……ちょっと寒いから」

QB「寒い?この部屋の気温は20℃、湿度は50%前後だ……君たちが最も快適に過ごせるとされる環境じゃないか」

さやか「でも寒い……」

QB「……まあ、熱中症の後遺症の一つに核心温度が上手くコントロール出来なくなるっていうのはあるからね」

さやか「なによそれ?」

QB「核心温度っていうのは1℃変わるだけでも体に大きな変化をもたらすんだ、それこそ体の芯の温度だからね」

QB「例えば風呂に入ってのぼせたり体が火照ったままになるのはこの核心温度が上がるからなんだ、逆に言うと冷え性なんかもこの核心温度との関連性があるわけさ」

QB「それに海外では一家でそれぞれ個人用の体温計があるのは普通のことなんだ、核心温度を測るのにもっとも効率的なのは直腸で測定することだからね」

さやか「zzz」

QB「しかしこの国では――君たちは自分たちの体について説明しても割と聞いてくれないよね、いくら外付けのハードウェアだからって……」

さやか「zzz……えへへ……」

QB「……結局離してはくれないんだね、キュップイ」


次の日



ガチャ

QB「やあ杏子、こんにちは」

杏子「ようさやか!調子はどうだい?」

さやか「……日光の手前」カチカチ

杏子「ははは、そりゃそうか……」

QB「鮮やかなスルーだね」

杏子「つーかあれだな、吸入器も外れたみたいだしもう起き上がっても大丈夫なの?」

さやか「昨日は起き上がれなかっただけ……」チレ!ギンガノハテマデ!

杏子「あ……そう……」

さやか「っ……」ナンテコッタ… バカヤロウ!ハヤクモドレ!

杏子「あー……なにやってんの?」

さやか「マクロスエースフロンティア」アツクナルナヨ スカル4シュツゲキスル!

杏子「えっと……フレンドリー・ファイア?」

さやか「……SS取れないの、悪い?」ゴメンナ、クラン…

杏子「いや……そうじゃなくてさ……」


杏子『おいキュウベえ、なんだよこの空気!』
QB『もう三日も何も食べてない上に風呂にも入れない、プライバシーも半分無いような生活にストレスがたまってるんじゃないかな』
杏子『まあ空腹ってんならしょうがないな』
QB『それで納得するあたりが流石だね』


杏子「……あ、そうだ!なんか飲み物買って来てやろうか?」

さやか「……あたしも行く」

杏子「って、おい大丈夫かよ」

さやか「ベッドの上よりずっと良い」

杏子「まあ良いけどさ、倒れたら引き摺ってくからな」

さやか「その時はよろしく」ガラガラ

杏子「それ杖じゃないだろ」

さやか「まだまだ体が重くってね、年取ったらこんな感じになるんじゃない?」ガラガラ

杏子「はは、笑えないねそりゃ」ガチャ

バタン 

QB「……僕は置いていくんだね、訳が分からないよ」コンコン

ガチャ

マミ「こんにちは美樹さんお見舞いに……あら?」

QB「マミはなんだか間が悪いね」



杏子「自販機まで階段はさんで100m無い距離でバテバテってあんた……」

さやか「もうだめ……頭痛いしクラクラする……」ヨロヨロ

杏子「ったく……」ヨット

さやか「悪いね肩借りちゃって……」カラカラ

杏子「別に良いけどさこれくらい……っと、着いたぞ」ガチャ

マミ「……」ニコッ

さやか「……」

杏子「……」

マミ「美樹さん、チャオ」ヒラヒラ

さやか「マミさん!その節は大変迷惑を掛けたようですいませんでした!!」ビシッ

杏子「落ち着けさやか!そんなアグレッシブに礼儀正しく謝ってるとまた……」

さやか「あ……」クラァ バタッ

杏子「ってさやかぁぁぁぁぁっ!!」

QB「病院でぐらい静かに(ドムッ マミ、僕今悪いこと言ったのかい?」

マミ「落ち着いて杏子、とりあえずベッドに運びましょう」

QB「僕最近スルーされてばっかりだよね」


マミ「――と言う訳なのよ」 

杏子「つまり救急車呼んだって教えたらパニックを起こして暴れたって訳だ」

QB「あの時まどかがソウルジェムを奪ったのは正解だよ、いくら弱ってても魔法少女が相手では死んでしまうだろうからね」

さやか「記憶にさっぱりないのがまた申しわけないところで……」

マミ「あたしは平気だーとか、なんてことねーってーとか……私に聞こえたんだからきっといろんな人に聞こえてたわよあれ」

QB「むしろあれだけ攻撃されても君を離さなかったまどかはよく頑張ったよ」

マミ「最初は取っ組み合いかと思ったんだけどね……鹿目さんが頭から出血してるから違うって思ったの」

杏子「どんだけ攻撃したんだよ……」

まどか「本当だよ……」


さやか「本当にすいませんでした……」

マミ「あんまりにも馬鹿力だったから仕舞にはリボンで首を絞めて落としてしまったわ……暴力的な解決でごめんなさい」

さやか「いえ、もうティロってくれてよかったです……」

杏子「んでなんであいつの怪我治ってないのさ?苦手じゃないだろ?」

マミ「生き物を治すのと魔法少女やキュウべぇを直すのは勝手が違うの、救急車が来ちゃって二人の怪我をどうにかする時間なんてなかったし……」

まどか「それと野次馬が多かったせいですよね」

マミ「そうなの!おかげであまり派手に魔法が使えなかったていうのはあるわ……あれさえなければ鹿目さんの怪我ももう少し減らせたのに……誰も助けようとかしなかったし、あまつさえ写真とったり電話で話し出す始末よ……全員ティロッちゃえば良かったわ」

さやか「マミさんもまどかも……そんな中であたしのことなんか助けてくれたんですね……ありがとうございます」

杏子「で、なんでその話が秘密なのさ?」

マミ「暁美さんが聞いたら美樹さんが殺されるんじゃないかって」

杏子「ああなるほど、それで……」

まどか「クラスの皆には、内緒だよっ☆」ウィンク!

マミ「って言われたの」

杏子「ってのわああああああああああっ!!!」ガタッ ドシャ ゴンッ

さやか「杏子っ!?」

まどか「そこまで素で驚かれるとわたし泣くよ?」

QB「途中からさりげなく紛れてたんだけどね」


マミ「あら、もう5時ね……バイトに行かなきゃ、じゃあね美樹さんお大事に」ヒラヒラ

さやか「ありがとうございました」フリフリ

まどか「頑張ってくださーい!」

杏子「……んで、なんであんたがここにいるんだよ?今日はほむらと七頭舞の練習するんだろ?」ヒリヒリ

さやか「あんた太刀覚えてるの?小鳥って相当独特じゃなかった?」

まどか「ティヒヒヒ……全然覚えてなくて自分でもびっくりしちゃったよ」

杏子(まあでも幸せだったろうなあいつも……)


コンコン ガチャ 


恭介「やあさやか、具合はどうだい?」

さやか「って恭介!」

杏子(ちっ……うざい奴がうざい時に……)

QB「杏子、顔が怖いよ」


恭介「おや?僕はお邪魔だったのかな?」

さやか「そんなことは無いけどさ……」

まどか「そうだよ!さやかちゃんだってみんなが来た方が嬉しいよ!」

杏子「まあな」

恭介「ははは、ありがとう……でも今日は手短に帰るよ」ドウゾ

さやか「なにこれ?……って、あんたのウォークマンじゃない!」

恭介「なるべくさやかの好みに合わせたプレイリストにしたつもりだよ、退院した時返してね」

さやか「あ……ありがと」

杏子 ガタッ

まどか「あれ?杏子ちゃんどこに……」

杏子「トイレ」

恭介「あはは……やっぱ流石だよね、さやかも鹿目さんも」

まどか「へ……?何が?」

恭介「もう佐倉さんと友達になってるあたりが、さ」

さやか「はあ?」

恭介「暁美さんもそうなんだけど割と君たちにしか心を開いてない節があるから、見ててちょっと不安になる時とかあってさ」

さやか『そうなの?』

まどか『うーんまあ……さやかちゃんが入院してからは割と杏子ちゃんのフォローは大変かな……』


恭介「友達になれたら良いんだけど、どうも僕は二人に嫌われてるみたいで……」

QB「それはしょうがないんじゃないかな」

まどか『黙って』グリグリ

QB「どうせ彼には聞こえないよ?」メリメリ

まどか『でも黙って』

さやか「恭介……」

恭介「まあこんな愚痴をさやかに言ってもしょうがないよね……それじゃ、今日は……」

まどか「あ、わたしちょっとお手洗い行ってくるから!帰ってくるまで上条君に居て欲しいなって!」

恭介「え?うん別にいいけど……」ガチャ

さやか「まどか……」バタン



廊下


ほむら「……」

まどか「ってあれ……ほむらちゃん?何をしてるの?」

ほむら「さやかの見舞いに来たけど興が削がれて帰ろうかと思ってたところよ」

まどか「そう……なんだ……」

ほむら「杏子ならあっちよ、彼女はさっきの話を聞いてない」

まどか「……ほむらちゃんはいつから居たの?」

ほむら「杏子とほぼ入れ違いね、彼女は私に気付いてない」

まどか「あのね、さっきの話は……」

ほむら「私からは杏子に言わないわ」

まどか「それだけじゃないよ……」

ほむら「努力はする……卵を割らなきゃオムレツは作れない、そうでしょ?」ニコッ

まどか「うん!」

ほむら「それじゃ……」スタスタ

まどか「わたしも美味しいオムレツを作るって、そう決めたから!」

ほむら「当然よ……それこそ宇宙の法則に縛られないくらいに美味しいのをね」クル

まどか「杏子ちゃんも、皆も一緒にね!」

ほむら「ええ」スタスタ

まどか「またね!」ヒラヒラ

まどか「……って杏子ちゃん探さなきゃ!」クル

杏子「誰を探すって?」

まどか「ひゃあ!」

杏子「今の誰?」

まどか「えっと……通りすがりの迷子さん……」

杏子「はあ……?」

今日はここまでです

お疲れ様でした

それと付き合ってくれてる人ありがとうございます!



話が微妙にドロドロしてきたな……

乙です

面白いけど話の内容がたまに分からなくなるのが何とも…

こんばんわ

ぱぱっと投下してぱぱっと消えます

>>94
そんなにどろどろしません大丈夫です……多分……

>>101
テンポが悪いせいでしょうか、至らなくてすいませんです……


さやか「んで、なんか3人ともさっさと帰ってしまったと」

QB「なにか急用でも出来たんじゃないかな」

さやか「なんだとー!このあたしを差し置くような用事なんて許さーん!」

QB「君は随分と元気になったね」

さやか「あんた冗談言うようになったわけ?さやかちゃん自慢の技「からげんき」だよ」

QB「僕には見分けが付かないよ」


~ドアの外~


医者「あの子、独り言多いよなぁ……」

看護士「ほら、前に入院してた上條君のお見舞いに来てた子ですよ」

医者「それは分かってるけどさぁ……やっぱあの子ちょっとキてないか?」

看護士「女の子にはストレスの貯まる環境ですからね」

医者「そう言うもんかね……」

看護士「そういうもんです」


コンコン


看護士「美樹さん入りますよー?」


さやか「~♪」

QB「音楽を聞きながら楽しそうに小説を読んでるね……今朝は仏頂面だったのに」

さやか「だってやっとご飯食べれたんだよ~?テンションも上がるってもんですよ!」

QB「お水に米が数えれる程度に浮かんでただけじゃないか」

さやか「それでも嬉しかったの!」

QB「戦時中でももう少しまともに取ってる人の方が多かったよ」

さやか「もう食べ物を粗末にしたりしません!」

QB「当然のことなんだけどね」

さやか「あ、そうだ!消灯の前にお手洗い行っとかないとね」グッ

QB「辛いんだから大人しく尿瓶を使えば良いじゃないか」ピョン

さやか「嫌だ」カラカラ

QB「今朝はそれで不機嫌だったけど何が不満なんだい?」

さやか「誰が使ったかも分からないものを使うってのはちょっとね……それに、その……臭いが……」

QB「苦しい思いをして歩くより良いと思うけど」

さやか「あんたにこの話はするだけ無駄だったね……」

QB「?」


次の日


さやか「お!ほむら~なんで昨日来てくれなかったのさ~」

ほむら「毎日来てやる程暇じゃ無いの、今日だって昼には出るわよ」

さやか「なんだよ連れないなぁ、もう!」

ほむら「昨日は帰りに魔女と戦ってグロッキーだったのよ」

さやか「ほほう、まどか先生の特訓が厳しかったと!」

ほむら「隠さないわ、理由の半分がそれね」

さやか「うんうん!気合い入ってますなー!」ズイッ

ほむら(いつにもましてウザい……)ススス

さやか「そんなことより聞いてよほむらー!あたし遂にお粥が食べれたんだよ!」ダキッ!

ほむら「そう、良かったわね……あと昨日のグリーフシードはあげるわ」イマカライッキニニゴルカラ

さやか「ありがとう!ご飯が食べれるってこんなに幸せなことだったんだね!」ギュゥゥゥゥ!

ほむら「それとさやか、事情が分かってるだけに言い辛いことなのだけど」グイッ

さやか「なんだいなんだい?このさやかちゃんに言ってみなさい!」ニコー

ほむら「あんまり寄らないで、臭うわ」

さやか「あたしってほんとバカ……」ジワァァァ



~~


さやか「って事が昨日あったんだよ!酷くない?」

仁美「さやかさん」スンスン

さやか「なによ」

仁美「今度は香水を持ってきますね」

さやか「……」


~~


さやか「呪ってやる!あたしはこの世界の全てを呪ってやる!!」

杏子「あいつがやる気出してるのにあんたが絶望してどうすんだよ……」

さやか「ん?まどかは最初からそこそこやる気あったじゃん」

杏子「皆で美味しいオムレツ作るんだーって張り切ってたぜ?」

さやか「はぁ?オムレツ?何言ってんの?」

杏子「割とマジで殴るぞ」




~~


さやか「って昨日杏子が言ってたよ!」

まどか「ふーん」モグモグ

さやか「聞いてないでしょ」

まどか「うん、全然聞いてなかった」ングング

さやか「むー……ところで何食べてんの?」

まどか「コンビニで買ったイチゴリゾット」カッカッカ

さやか「一口ちょーだい!」

まどか「まだ病院食だけでしょ?だーめ!」ホムホム

さやか「ケチー!つーか晩飯早くない?」

まどか「ん?これは間食だよ?」チウー プハーッ

さやか「え?あ……ああ甘いもんねイチゴリゾット!うん、別腹だよねー!」

まどか「イチゴとお米って意外とあうんだね!知らなかったよ」ケフッ 

さやか(どう見ても一食分だよね?ていうか米だよね?1,2まど食分はあると思ったけど)


~~


さやか「ってことがあったんですけど」

マミ「あら、イチゴリゾットは意外と美味しいのよ」

QB「米に合うものは食パンにも合うの法則を逆から当て嵌めてみたんだろうね」

さやか「それで納豆が食パンに合うとか言わないでよね」

マミ「合うわよ」

さやか「え?」




~そして~



教室



ほむら「あら?さやかは今日から復帰でしょう?一緒に来なかったの?」

まどか「家が近いから上条君が付き添ってくれるみたい」

仁美「まあこういう時は仕方ありませんものね」

杏子「へぇー……っと、先生来たぜ」

ザワ ザワ

キャハハハ!

ガラガラ 

ア、キタキタ!  ガタガタ


ピシャン!



コツ コツ コツ コツ……

カタン

和子「こほん!えー――今日は大事な話があります。皆さん心して聞くように」

ほむら『なんの話だと思う?』

まどか『ほむらちゃんの時は卵の焼き加減で、杏子ちゃんの時はシュークリームの食べ方だったよね?』

QB「それ予想の仕様がないじゃないか」

杏子『つか毎回やってんのかよこれ……』

和子「はい!佐倉さん!」

杏子「げ……」ガタ

まどか『頑張って!』


和子「入院患者のお見舞いに持っていくものはメロンですか?それともモモですか?」ピッ

杏子「え?えっと……も、モモd(バンッ!! うぇ!?」

和子「シャァァラァァァァップ!!」ゴゴゴゴ

ほむら『まだまだね』

杏子『おいなんだよこれ!?』

和子「確かにモモの旬は6月頃からですし今の時期少しずつ入手しやすくなっていく時期です」カツ カツ

杏子「はあ……」オズ

和子「で・す・が!」ズビシッ

杏子「は、はいぃ……」


和子「今のご時世ならビニールハウス栽培でどんな果物だろうと年中栽培されているのです!ならばここはどちらも持っていくという懐の深さを示すのが男性の心を掴む秘訣です!よろしいですかっ!!」

杏子「お、おおう……」

和子「返事ははい!」

杏子「はい!」

和子「もっとお淑やかに!」ズン!

杏子(はあー!?)

杏子「えっと……」

和子「……」ジー

杏子「……はぃ……」ウルウル…

中沢「ぶほぁっ!?」ボンッ

恭介(あてられたか……)

仁美(あ、今落ちたな……って瞬間を見てしまいましたわ)

和子「そうそう、貴女は素直な方が素敵よ」ボソ

杏子「な///」カァァァ

「杏子も順調に馴染めてきていい感じだねー!」

「いや、あれは洗脳だと思います……」

和子「あ、それと今日から美樹さんが復帰しますからねー」

さやか「こっちが後回しかよ!」ガラッ

和子「お医者様から運動は自粛するよう固く言いつけられております……が、 く れ ぐ れ も 放課後や朝の練習に誘ったりしないように!」

さやか「あはははは、みなさんよろしく……――って朝練!?もう始めてんの!?まだ4月だよ!?本番6月だよ!?」

仁美「うちのクラスだけみんなが体操服着てるあたりで気付いてください」

さやか「あたしってほんとバカ……」

今日はここまでですね、うん

それじゃお疲れ様でした、おやすみなさい!

色んなスレに出没してる荒らしやな
ところでさやかの家って一軒家じゃなかった?
あと魔女のキスじゃなく口付けじゃ…
さらに百合の花だが色によって花言葉は変わるみたいだが何色なんですかね?

美樹家はマンションで口付けは読みがキス

キス読みはあすなろ組だったか

>>119

口付けではなく罠です。

ニコ「…気をつけよう 暗い夜道と魔女の罠(キス)」

2巻第5話『マギカアラビアータ』参照

下げ忘れた
ごめんなさい

またがっつり日が開いて申し訳ないです……

再開します

>>118
さやかちゃんの家はマンションです
たしか……3階……だったような……

キスは……ええ、ニコちゃん達です

ほむら「この場合の百合は色に限らず種類による意味が大きいわ、とくに白い百合は匂いがキツい、葬式によく使う、枯れると首ごと落っこちるで最悪……他にも椿や山茶花など( まどか「さやかちゃん百合の香り好きだし個室だったから喜ぶかなーって思ったんだよ!」

>>119>>120>>121
ありがとうございます、こんなに読んでる人がいてくれたことに感激です!


「ねえねえ!まどっちと共に襲い来る不良をクシャポイしまくったって本当?」

さやか「なにそれこわい」

「ええー?私は鹿目さんとのガチバトルの結果地に伏したって聞いたよ?」

「ほら、最近鹿目さんめっちゃ筋トレしてるじゃん?」

さやか「どんな噂よ……」

杏子「あたしは魔女とかいう化け物との死闘の末って聞いたけど?」

さやか「おい」


ワイワイガヤガヤ


まどか「皆ごめんねー!さやかちゃん、休み時間は保健室いって体温計らないと行けないんだ」

「あ、そうなんですかごめんなさい!」

さやか『さんきゅ』

まどか「へへ、私保健委員だし」

杏子「これ以上質問ある奴はあたしを倒してからにしな!」

「杏子はまたそーやって煙に巻くー!」

杏子「あたしはちゃんと答えてるんだけどな……」

仁美「まあまあ、あんだけがっつりトレーニングしてれば倒れもしますわ」

中沢「でも怪我の理由とか気になるじゃんかよ」

杏子「だからあたしを倒せたら教えてやるよ」

中沢「……押し倒すのはOK?」

上條「中沢……」

「中沢君…」

杏子「はん!やれるもんならやって見な!あたしh まどか「大変っ!!今日の三時間目は合同体育だから体育委員の杏子ちゃんは早く行かなきゃ!!」

杏子「へ?」

中沢「それはつまりこの場d さやか「早く行きなって!」

ほむら「こっちよ杏子」

杏子「へ?」ズルズル

さやか「あと中沢屋上」

中沢「おいなんだそのまるで俺が悪いみたいな空気は」

「死ね!」

「キモイ!セクハラ!」

仁美「ようこそ、志筑仁美のナイトメアへ」パキパキ

中沢「ちょっと待て!俺の中のペテン師が天使を言いくるめた、それだけじゃないか!」

恭介「中沢」

中沢「おい上條!なんとかしてくれよ……」

恭介「君は一回死んだ方が良い」



3時間目~校庭~


まどか「皆!リレー頑張ろうね!」

「昨日練習したから楽勝っしょ!」

「むしろ昨日一昨日のトレーニングで筋肉痛なんですけど……」

中沢「俺、蹴られた尻が痛いんですが……」

まどか「自業自得だよね」

杏子「さやかは見学だけど……ま、頑張るか!」

ほむら「ところで男女のアンカーは……?」

恭介「男子は中沢として、女子は志筑さんかな?」

仁美「あら?長距離ならほむらさんの方が速いのでは?」

ほむら「いや、その……」

「んー?声が小さくて聞こえな~い!」

ほむら「えと……」

「そう言う言い方しちゃいけません!」

杏子「なんだよ?煮え切らないな……」

ほむら「その……」

仁美(内弁慶ですわ……)

まどか「んー……?」

仁美(何言おうとしてるのか考えてますね)

まどか「あ、分かった!ほむらちゃんバトン持ったこと無いんでしょ!」

ほむら「……」

「え……それまじきー?」

ほむら「はい……」

まどか「じゃあほむらちゃんが最初で男子に渡す役だね!」

「暁美さんのスタートダッシュで一位をゲットだね!」

「精一杯頑張って」

ほむら「これを手渡しすれば良いのよね?」

杏子「相手より早く、上条にな」

まどか「あ……始まるみたい、整列しなきゃ」



~~


さやか「保健室で見学とか何も見えないんですが……」
「外に出せるわけ無いでしょ、今日は暖かいし日も出てるのに」

さやか「いや、あたし今寒い位なんで大丈夫ですよ!」

「より一層駄目じゃない……いい?熱中症と言うのは云々」



「それじゃあいちについて、よーい……」パン!

仁美「流石ほむらさん!速い……のですが……」

二組女1「ぷ……右手で持ってるw」

二組女2「東京で流行ってるんじゃないw」

二組女3「まあうち負けてるんだけどね」

二組女1「あ……うん……」

二組女2「いや……うん……」

まどか(七頭舞の練習とか断らせて一回練習させるべきだったなぁ……)ムムム…

仁美(まどかさんはさやかさんが入院してから考えることが増えましたね……)シラガフエマスヨ



ほむら(よし、ここでバトンを……)

恭介(よし、そろそろ走り始めて……)

ほむら「ちょ?え?」

ほむら(な……なんで逃げるの?)

ほむら(渡す相手が違う……?いや、上條恭介だと確認して……え?)

杏子「馬鹿!全速力で上條を追って渡すんだよ!」

ほむら「あぁ……そう言 杏子「速くしろ!追い付かれるぞ!」

ほむら「えと……はい」

恭介「よし来t……早く離してぇぇぇえ!!」

ほむら「ご、ごめんなさいっ!」

二組男「悪いな上條!お先!」

恭介「あ!この、待てー!」

ほむら「あ……」


~~

さやか「あ、ほむらバトン渡しでやらかしたな」

~~

まどか「ってのがこっから見ても分かるや……」

二組女1「何あれwww」

二組女2「馬鹿w東京ではあれがトレンドなのwww 」

二組女1「ナウいわ―www」

二組女3「愚か過ぎて目も当てられない」

仁美「……何も言いませんわ」

まどか「次はちゃんと練習させるから……うん」


~~

さやか「……」

QB「リレーが終わったね」

さやか「ねえキュウべぇ……」

QB「なんだい?」

さやか「もしもあたしが万全の体調で参加できていれば結果は違ったのかな……」

QB「今回のリレーはおおよそ一周、タイムで言ったら30秒近い差がついていた……1組の子はここ数日トレーニングが続いていたことによる筋肉痛でパフォーマンスは下がっていることを考慮しても勝ち目は無いだろうね」

さやか「途中からあいつら遊んでたもんね……」

QB「ま、圧倒的な体力の差だね」

さやか「……」

QB「悲観する必要はないよ、他の競技で差を付ければ良い」

さやか「うん……そうだね……」

「美樹さん?誰とお話ししてるんですか?」

さやか「いえ別に……」

「あなたはかなりどぎつい夏バテと言える状態です、無理があればすぐに伝えてね」

さやか「はーい……」


まどか「ドンマイだよほむらちゃん!」

仁美「そうですわ!次はちゃんと練習して目にもの見せて差し上げましょう!」

ほむら「ほむぅ……」

二組女1「都民乙www」

二組女2「一組特訓の成果はよwww」

ほむら「……」

まどか「ちょっと、そんな言い方は ガッ(ヒャア!」

杏子「まあまあ、そう言うなよお姫様」スッ

二組女3(佐倉杏子……!)

仁美(あなた、素質が……!)

中沢「羨ましいぞ鹿目さん!」

上条「そこじゃないだろ」

杏子「あんなのいちいち相手にすんなよ、疲れるだけだぜ?」

まどか「えーっと……うん……」

杏子「ほむらもだぞ、気にすんなよ」

ほむら「貴女がまどかを抱きながらだと殺意を覚えるわ」

仁美(来てますわぁ……)

二組女3(捗るわぁ……)


お昼休み 教室

まどか「ってことがあったんだよ!もう信じらんない!」ガツガツ

さやか「あんたが何に怒ってるのかちょっと分かりかねるよ」

まどか「どっちにもだよ!」ムグムグ

仁美「まあまあとても良いものが……じゃなくて、そこで喧嘩になるよりはよほどいいではありませんか」

まどか「ん~……」モシャモシャ

仁美「杏子さんはその辺は大人ですよね」

さやか(罵倒され慣れてるんだろうな……)

まどか「あの子たち絶対ぎゃふんって言わせるからね」ヒョイッパク

さやか「あのさ……突っ込むのは野暮かなって思ったんだけど」

仁美「なんですか?」

まどか「何かあったの?」モクモク

さやか「まどかはいつからそんな食べるようになったわけ?」

仁美「お弁当が重箱3つですね」

まどか「でもこのうち一つは放課後のお弁当用だよ?」シャクシャク

さやか「今食べてる二つのうち一つは全部米じゃない……って待って今何言った!?」

まどか「最近お腹が空いて……ズズズズ……ふう、なんかトレーニングの体になったんだって!」

仁美「あ!そういえばあれ、持ってきましたよ」

まどか「本当!」

さやか「あれって?」

仁美「やはり初心者に安定なのはザバスのホエイプロテインですね」テッテレー

さやか「ぇー……」

仁美「味もサンプルをいくつか持ってきましたわ」

まどか「これが噂のプロテイン専用のタンブラー……!」パァァ

さやか「あたしまどかが分からなくなってきた……」

まどか「勝つための手段なんて選ばないんだから!」



お手洗い前


仁美「まずこの……初心者にもやさしいココア味とグレープフルーツ味をボトルに空けて」サラサラ

まどか「お水を線までだね!」トポトポ

仁美「本物は付属のスプーンを使ってくださいね」シャカシャカ

さやか「あとはシェイクっと」

まどか「パパが昔好きだったんだって~♪」シャカシャカ

仁美「それではグイッとどうぞ」

まどか「まずは香りのいいココアから」スンスン

さやか「うぇ……グロい泡……」

仁美「どうですか?」

まどか「……ココアっていうより……外国製の安いチョコ?」ハイドウゾ

さやか「分かりづらい例えで来たなぁ」アタシモノムノ?

仁美「それでも本当にましな方ですよ」

さやか「うげ……小麦粉の混ざったココア……まあ飲めなくはない……」

仁美「こっちはグレープフルーツ味です」

まどか「見た目は濁ってて泡立ったポカリだね……匂いも近い……かな?」

さやか「ちょっと煙っぽいね」

まどか グイッ

まどか「後味が最悪なアクエリアスみたい……結構濃くて舌にヒリヒリくる……」ハイ

さやか「ん……でもあたしはこっちのがいいかな……甘さ酸っぱくてさわやか系な分一気飲みしやすいし」

仁美「ほかにもバニラ、イチゴ、アセロラ、バナナ……あとは漢のプレーン味とか……」

さやか「漢のって……」

まどか「うーん……とりあえずココア味貰っても良いかな?」

仁美「分かりました、明日大きいのを持って来ますわ……そして実は私もココア派なんです!」

まどか「良かった!やっぱりココアだよね!」

仁美「ザバスのベストセラーですから!」

さやか「なんで女子中学生が学校でナチュラルにプロテインの話なんかしてるかな」

杏子「あれ、なにやってんの?」

まどか「あ、七頭舞の練習終わったんだ?」

杏子「あたしはともかくほむらがなぁ……」

ほむら「……放課後も頑張るわ」

仁美「杏子さんは放課後の練習も免除されてこっちに参加してくれてるんですよ?」

さやか「へー……もう覚えたんだ」

杏子「あれくらい楽勝さ」

ほむら「ほむぅ……」

杏子「今日は助っ人が来るらしいぜ?頑張れよ!」

ほむら「助っ人?……ってそんなことより何の話をしていたの?」



5、6時間目~家庭科~ 


杏子「プロテインねぇ……」

ほむら「飲んでるだけで筋肉付くって言うなら皆飲めばいいじゃない」

仁美「ほむらさん、プロテインは薬じゃなくて食品なんです」

ほむら「……?」

仁美「その人の1日のトレーニングの効果を十全に引き出すのは食事です!プロテインはその食事の補助食品でしかないんです!」

さやか「飲み物じゃないんだ……はい、小麦粉ふるったよ」

杏子「つまりまともにトレーニングと食事をしないやつが飲むものじゃないと……さやかこれBP入れた?」

まどか「そういう人が飲むとスッゴく太るってパパが言ってたよ……さっき入れてた」

恭介「じゃあ僕は止めといた方が良さげだね……えっと…そしたらこっちのバターも砂糖を混ぜていこうかな」

中沢「志筑ー!バター終わった?」

仁美「えぇ、あとは黄身を混ぜるだけですわ」

ほむら「じゃメレンゲを作っておくわ」

さやか「仁美の班早いなぁ……」

まどか「うちの班までお喋りに来てるのにね」

仁美「ま、そんなわけでプロテインを飲むのは運動の直後がベストですわ」

まどか「分かったよ!」

さやか「さーてこっちも気合い入れてメレンゲを」

杏子「さやかは駄目」

さやか「なんでよ!」

杏子「もう一回倒れたければご自由に」

さやか「ナマ言ってすいませんでした……」

まどか「こんなことにも気を使わなきゃいけないんだね」

QB「例によって前例があるからね」



そして放課後


杏子「じゃ、今日も4時半集合6時解散だな?」

まどか「うん!後でね!」

さやか「部活始まって校庭が使いにくいから近くの森林公園のグランド乗っ取って使ってるんだね……」

まどか「近所でトラックがあそこしか無かったし、」

QB「なんだかんだと12、3人は集まるようになったからね」

まどか「校庭を占拠するのは良くないと思ったの」

「っしゃー!今日も気合い入れてくよー!」

「授業中にも入れてくださーい!」

まどか「でも朝は皆来てくれるんだよ!だから大縄跳びしてるの!」

仁美「放課後は走り込みばっかりですけど」

QB「基礎体力をつけなきゃ勝負にすらならないからね」

まどか「ウェヒヒヒ……他のメニューはその内考えるね」

さやか(素でキュウべぇをスルーしてんなぁ……)



放課後 美樹家 


さやか「結局帰りも恭介に付き添われてしまった」カチャカチャ

さやか「別に平気だって言ってるんだけどなー」コト

さやか「そんなことより!水分をとても効率的に摂取できる代表的な飲み物に味噌汁があるんだって!」パカッ

さやか「日本のおかんたちは偉大ですなー!」

さやか「そ・し・て!ふふふ……朝のうちにちゃんと昆布をお水につけといたもんね」ズズ

さやか「やっぱ味噌汁は昆布と鰹節に限るね」パチッ

さやか「さーて鰹節は……」ガサゴソ

さやか「切らしている……だと……?」

さやか「今はちょうど4時半……」

さやか「体調は……若干寒いと感じているけど、眩暈と吐き気に頭痛は無し」

さやか「……」

さやか「ま、まあちょっとそこのスーパーに鰹節買いに行くだけだし!」

さやか「一人でも大丈夫……だよね?」

さやか「日差しもそんなに強くないし……」ガタッ

さやか「水分を摂って……」トポトポトポ……

さやか「ん……肌の露出を抑えれば大丈夫!……きっと!」ガタッ

さやか「行ってきまーす!」ガチャッ 

さやか「……」バタン

さやか「はぁ……誰に何言ってんだか……」カチャッ


というわけで今日はここまで

いい加減体育祭が始まらないことに自分でもどかしくなってきました……

お疲れ様でした


個人的には味噌汁は煮干に限る
吸物とかにはだんぜん鰹節がいいけど

漢のプレーン味ってどんな味なのか少し気になる
あと恭介の名字は上条なのだが上條となってる場合もあるがミスだよな?
勇気ある漢・中沢に敬礼!

こんばんは

見事に週一と化してしまいました……

とりあえず再開します

>>137
ありがとうございます

>>138
煮干しってあの味が苦手です

>>139
仁美「お湯に小麦粉を溶かしてみればそれっぽい味ですわ」
まどか「ごめんこれはさすがに無理……」


さやか「憎らーしーくて手の甲に♪つ~めを立ててみる!タターンタン、キラッ☆」

さやか「ん、ゆまちゃんだ!なにしてんだろ?おーい!」

ゆま「さやかお姉ちゃん!入院してたんじゃなかったの?」

さやか「もうばっちり退院したよ、ずーっと寝てたから体力が有り余ってるくらい!」

ゆま「へー」

さやか「そういうゆまちゃんは何してたの?」

ゆま「魔女を見つけたから追いかけてるの……でもさっきからマークが見つかるばかりで……」

さやか「魔女?……本当だ、しかも大物」

ゆま「うん……あ、またマークだけだ」

さやか「何個目?」

ゆま「もう20個目だよ……」

さやか「そんなに見つけたの?」

ゆま「まだ反応は7つ位残ってるの、嫌になってきちゃった……」

さやか「あーちょっと待ってね、ん~……」

ゆま「分かるの?」

さやか「乙女の勘だけど、多分……こっち!」ビシッ

ゆま「町はずれの工業地帯の方?」

さやか「多分だけどね……行ってみよう?」

ゆま「うん!」



工業地帯


さやか「当たり……だね」

ゆま「さやかお姉ちゃんすごーい!」

さやか「マミさんは今日バイトだから、杏子とほむらにメールして……あーでもほむらメール気づかないんだよなぁ……」

ゆま「杏子は携帯うちに置きっぱなしだったよ?」

さやか「あいつは……まどかにメールしとこう……」カチカチ

ゆま「あ!女の子が二人結界に取り込まれた!」

さやか「……って!やらせない!行くよゆまちゃん!」ギュルン!

ゆま「よーし、キバっていくよ!」パァァ

さやか「戦えない全ての人達の代わりに、あたしが戦う!」バサァ!

ゆま「二人っきりって初めてだね」

さやか「え?あー……確かに、いつも杏子かマミさんがいるかも」

ゆま「がんばろうね!」

さやか「え?うん……」

さやか(こういう時に限って本調子じゃないんだよなぁ……)


さやか「出たよ、こう言う探し回らなきゃならんタイプの結界……」

ゆま「嫌になるよね」


魔女の結界は木で出来た天井の高い廊下、ところどころシャンデリアがぶら下がっており自分たちのような小市民は場違いであるような心持になってくる

壁には扉が大量に並んでおりそのどれか一つに魔女が潜んでいるようだ


ゆま「あの子達はもうどれかの扉に連れて行かれちゃったのかな?」

さやか「とりあえずあたしは右側、ゆまちゃんは左側を順番に見ていこう」

ゆま「うん」

さやか「さて、と」


扉の向こうはまるでテレビや雑誌に出てくるような豪華な一室ばかりだった

大きな姿見のあるお風呂場、バーカウンターのついた台所、暖炉のある静かな書斎、8人分の座席が用意された客間……

さやか「金持ちだなぁ……」

ゆま『さやかお姉ちゃん、女の子たちいたよ!襲われてる!』


壁一面がガラス張りのシックな色合いで統一された応接室を調べていたらゆまちゃんから通信が来た


さやか『OK!すぐ行く!』



部屋を出てすぐ正面の扉に入る

その中は青い床に赤や黄色で彩られたバスケットコートになっていてここが魔女の結界であることを再認識させられる


さやか(目に悪い……)


部屋の隅で女の子達とゆまちゃんは身の丈ほどのボール達に追い詰められていた


さやか「ゆまちゃん!」

ゆま「!」


あたしに気付いたゆまちゃんは地面を叩き衝撃波で使い魔の気を逸らす


さやか「ラップルザセイバーー」


一瞬の隙をつき2体の使い魔を刻む


さやか「アレグロ・コン・モート!」

使い魔「ギャアアア!」


正面の使い魔にサーベルを突き立て


使い魔「ボールをゴールにっ!シュゥゥゥウ(

さやか「やぁっ!」

ゆま「飛んでけ!」


後ろの使い魔を蹴り飛ばしたところにゆまちゃんのフルスイングが入ってライナー様に吹き飛んでいった


ゆま「ねえさっきの何?」

さやか「カッコいいでしょ?」

ゆま「う……うん……」


さやか「大丈夫?」

「……ママァ……」

「ふぇぇ……」

ゆま「口付けは無いから偶然巻き込まれちゃったみたい……」

さやか「そっか……取り敢えず二人を連れて一旦――」


突如として部屋が崩れて下へと落ちる


ゆま「見つかっちゃった!」

さやか「っ!」


女の子を抱えて数メートル下の白くて柔らかいビニールで出来た床に着地する

部屋の壁も全面真っ白で距離感が掴みにくいが、かなり広い上障害物はもとより出口が見当たらない


さやか「嵌められた!?」

~森林公園~

まどか「おつかれさま~!」

杏子「じゃあなー!」

「じゃあねー!」

仁美「お先に失礼しますわ」

まどか「よいしょっと……」ペリ

杏子「ん?なにそれ?」

まどか「清缶剤だよ」ゴシゴシ

杏子「別に臭いなんて……つーかこれはこれでキツいぞ……」

まどか「終わって30分位してからすごく匂うんだよ?」グシグシ

QB「それで弟に言われたからまどかは結構気にしてるみたいなんだ」

まどか「帰って早々おねえちゃん臭いとか言われたら気にするよ!」

杏子「あ、そ……」

まどか「杏子ちゃんもいる?ゆまちゃんに言われたらショックで濁っちゃうかもよ?」ウェヒヒヒ

杏子「……」パシ

QB「気にはするんだね」

まどか「女の子だもん……ん?メールだ……さやかちゃんから……20分位前?」

杏子「うぇ……これすっげぇ冷える……」スースー

まどか「ちょっと!!杏子ちゃん!!」

杏子「んだようっせーなぁ」ポリポリ

まどか「運動直後によく食べれるよね……じゃなくて!!」

QB「魔女だねしかも稀に見る大物だ(ギュプッ!」

杏子「先に言えよそう言う事をさ……」グリグリ

QB「これだけ大きな呪いに気が付かないってどういうことだい?」ギリギリ

杏子「場所は!?」

まどか「工業地帯だって!」

杏子「……えっと、どこ?」

まどか「……」


~魔女の結界にて~


部屋の中心と思われる場所には灰色のボディに青いペンキを塗りたくって顔の付いた汽車としか形容出来ない魔女がいた
穴の空いてるように見える瞳は微笑みを携えている

ゆま「大丈夫だよ、泣かないで」

「うぁぁぁん!」

「やだよ!恐いよ!!」

さやか「ん?床になにか浮かび上がって……青いレール?」


青いレールは伸び続け遂にあたし達の足元まで辿り着いた


魔女「レッツ・ゴー!」

ゆま「来る!」

さやか「二人をお願い!」

ゆま「どうするの?」

さやか「なんとかする!アルスノーバ・セイバー!」


高い汽笛の後で汽車の魔女が迫る

ゆまちゃんが二人を抱えて下がったのを見てマントから8本のサーベルを召還


さやか「逃がさない!マルカート・ジャムスセッション!!」


2本を手に取り残りを魔女に突撃させる


魔女「アハハ、アーッハッハッハー!」

さやか「弾かれた……けど!」


魔女に向かって飛びかかった


ゆま「こっちにレールが!」

さやか「でも、貰った!」


そして魔女の頭上から新しく取り出した剣を突き立て――


さやか(堅い……!)

ゆま「そんな!」

さやか「戦況を建て直す、二人をしっかり抱いてて!」


魔法陣を蹴ってゆまちゃんのもとへ駆け付け、全員がレールから離脱し一安心……


魔女「ハッハー!」


汽車の上部が展開し、何かが打ちあがった


ゆま「……乾電池?」

さやか「……違うよ、ミサイルだ!こっちに飛んでくる!」


さやか「けど二発なら……」


両手のサーベルを向け照準を合わせる


さやか(手が震える……?)

さやか「っ!……当たれ!」

さやか(もう限界?嘘でしょ……)


金属のぶつかる音と共に乾電池が爆発を起こす


ゆま「一発外れた!?」

さやか(だめだよく見えない……でも、一発落としたなら!)


頭痛と眩暈のする体を鞭打ちゆまちゃんとミサイルの射線に割り込ませ


さやか「きゃあっ!」


衝撃波と熱気を身で受け背中から無様に叩きつけられた


ゆま「大丈夫!?」

さやか「平気、平気!あたしの魔法は……?」


体に力が入らなくて立ち上がれない

あまりに言うことを聞かないので手足が無くなったのかと錯覚した程だ


ゆま「え?」

さやか(視界もぼやけてきた……もう限界)

ゆま「ねえ、どこか悪いなら……」

さやか「……二人は?」

ゆま「気絶してるよ」

さやか「そっか……」

魔女「やぁっちまいなぁあ!!」ガパッ ドドドド

使い魔「あいあいさぁー!!」

ゆま「またミサイルが……それに使い魔が何匹も!」

さやか(とどめに来たか……)


使い魔「ボールをゴールにッ!!」

使い魔「シュゥゥゥゥッッッ!!」

さやか「あの子達をお願い……どっか壁を壊せば多分、大丈夫」

ゆま「さやかお姉ちゃん……」

さやか「あいつはあたしが引き受ける……」

ゆま「そんなの駄目だよ!」

さやか「心配しないで、ちゃんと時間は稼ぐから」

ゆま「絶対やだよ!」

さやか「っ……先輩の言うことは聞きなさい!」

ゆま「でも!!」

ほむら「それ、あなたが言うの?」

さやか「え?」

使い魔「キャァァァァシャベッタァァァァァァ!!」

「ステッピングファング!」

さやか「ミサイルが撃ち落とされてく……それに……」

ゆま「使い魔の動きが鈍く……?」

ほむら「ちゃお」

さやか「ほむら!」

使い魔「超ッ!!エキサイティンッッッ!!」

ほむら「鹿目流繰杖術参乃型……」フンフンフン

ドカッ バキッ グシャッ ベチィッ

使い魔「最っこk(ブベラァァッ!!」

ほむら「トゥィンクルスタッフ」ファサァ

ゆま「えぇぇ……」

さやか「かっこいい……」

ゆま「……」

使い魔「調子に乗るのも大概に――」

「よそ見良くない!ヴァンパイア・ファング!!」ジャラララ

ズバァッ!!


キリカ「っと参上!」

さやか「キリカさん!」

キリカ「病み上がりのくせにまた随分な大物を拾ったねぇ……」

さやか「アハハ……」

ゆま「えへへ……」

ほむら「さやか、体は?」

さやか「どうにもオーバーヒートっぽい……」

ほむら「なら剣だけ5、6本寄越してとっとと引っ込みなさい」

キリカ「突撃するよ、二人とも良いかい?」ヒュンヒュンヒュン

ゆま「バッチコイ!」グッ!

ほむら「早く……あと4本」

さやか「そんなポンポン出ないってば!」

ほむら「あら、意外だわ……いつもポンポン投げてるのに」

さやか「んもう!」

ゆま キリカ「「せーの!」」ガキン!

魔女「んなのが効くわけねーだろぉっ!!」

ゆま「ひゃ!かったい……」ジンジン

キリカ「爪が折れるなんて……」ボロッ

ほむら「この……」ガキン

魔女「情けない突きだなぁ!!……ん?」ピカ

ほむら「ちゃお」 ボン!!

さやか「いつ仕掛けてんのよ……」


モクモク ブワッ


ほむら「はあ……」

魔女「良いね君、やりこみ感じるよ!ところが」

キリカ「ギッチョン! ヴァンパイア・ファング!!」ジャラァ


バチィン!!


魔女「はっはっは!!物足りないなぁ!!」

キリカ「嘘だろっ!?」バッ

ほむら「硬い!」サッ

ゆま「こんなのって酷いよ!」タッ

~工業地帯~

杏子「ここか!」

まどか「 」

QB「道案内の為とはいえ一般人であるまどかを背負って全速力で移動するなんてどうかしてるよ、気絶してるじゃないか」

杏子「うるせぇ起きろ!」

まどか「は!ここはだれ?私はどこ?」

杏子「着いたぞ、そこで寝てろ!行って……」

まどか「ってそうだ!さやかちゃーん!」バシュン

杏子「来る……から……」

QB「さて、魔女に狙われる女の子ということは契約のチャンスg(ムギュゥ!」

杏子「さて」ズボォッ!

QB「待って!チャックを閉じないで!」ジー

杏子の鞄(QB)「出して!出してよ杏子!」

杏子「お転婆なお姫様だよなぁ……」


キリカ「仕方ない、速度低下出木無くなるから使いたくないんだけど……」ジャコッ

キリカ「斬って駄目、殴って駄目、突いて駄目、爆破してもダメとなりゃあ……」ヴィィィイイン!!

さやか「金色の爪?……てか音うるさい!」

キリカ「後はもう、ぶっ壊すしかないよねぇっ!?」

ほむら「ゆま!」ダッ

ゆま「うん!」ポッポッポ…

キリカ「ヴァイブレーション・ネイル!!」ギィィイイイイイイッ!!

ゆま「えーいっ!!」パーッ!

ドンッ!! ガラガラヒガラガラ゚シピシピシピシパキ……

ゆま「もう一回!!」ダァンッ!!

ゴゴゴゴゴ……ボゴンッ!! 

魔女「ちょ」グラァ

さやか「クレーター……下手な爆弾より強いでしょあれ……」

ほむら「どんな機関車だって宙にいれば動けない……」スッ

キリカ「さあお前の罪を数えろ!!」ガリガリガリガリ

魔女「なにぃ~~っ!削れるってのかい!!」

ほむら「表面装甲さえ削れれば上等よ……」チャッ

ゆま「とどめだ!落ちろ!」ブンブン

キリカ「これぞ連携必殺、サクセサー・オブ・デルタ!!」


ザクッ ズバッ ドンッ!


さやか「ん?」

ほむら「は?」スタッ

ゆま「えぇ……」ヒキッ

キリカ「なんだよその反応、とくにゆまちゃん」ムッ

さやか「でもこれで……」

魔女「と、思うじゃん?」ヌッ

ゆま「え……?」

杏子「喋る魔女とか初めて見たよ、じゃあ死ね」ブワッ

魔女「あひん」ガンッ


杏子「っ~~」

まどか「杏子ちゃん……大丈夫?」

ほむら(表情豊かな顔なら軟らかいだろうと思って)

キリカ(取りあえず蹴ったは良いが)

ゆま(思ったより堅かったんだね……)

まどか「さやかちゃん、はいスポーツドリンク!美味しくないけど飲んで、美味しくないけど楽になるから」

さやか「ちょ、まどかなんでここに……ってか強調しないでよ、飲みにくいなぁ……ゲロマズ」

まどか「でも元気になるでしょ?」

さやか「……本当だ、体が軽い!もう何も怖くない!まさに神のアクア!」

まどか「さすがザバスのピットイン!でも少し安静だからね」

さやか「いやなんであんたが居るのよ」

杏子「言っとくけどそいつが勝手に入ったんだからな」ヒリヒリ

まどか「ティヒヒヒ」

ほむら「問題ない、私が守るわ」ザッ

杏子「それにしても随分とやり放題してくれたみたいじゃんお前!――ぶっ殺す!!」ダッ!

まどか「女の子としてそれはどうかと思うよ……」

杏子「抜けること言うなよ……じゃあ、ぶっ生き返す!!」

キリカ「それ女の子が知ってるってどうよ?」

ほむら「あなたも大概よロッキンポ野郎」

さやか「なんの言い争いよ……」

魔女「あったまったのでちょっと本気出しますね」

ゆま「ねえ魔女来ちゃうよ?ていうかレール出てきたよ?」

ほむら「まどかは下がって、さやか達をおねがい」

さやか「逆でしょ!」

杏子「んで、あいつ超堅いけどどうすんの?」

ゆま「接近しても重装甲」

ほむら「離れればミサイルの雨霰」

まどか「なにその超弩級装甲列車……」

キリカ「じゃあいつの名前はグスタフだね」

杏子「で?対グスタフの作戦は?無いなら前から殴りまくるけど」

キリカ「私の攻撃なら奴の装甲を削れる……だから作戦は杏子がここから最短距離で接近、ほむらが前から、ゆまちゃんは真っ正面から一斉攻撃だ」

ほむら「良い作戦ね、天才的だわ」

杏子「センスを感じるぜ、そう言うの」

ゆま「ごり押しって言うんだよね!知ってるよ!」

さやか「あたしは……」

キリカ「そこで人間シールドビット」

さやか「あんまりだ!」


グスタフ「フルハッチ・オープン!」

さやか「げ……なんつーミサイル……」

まどか「板野サーカスじゃすまないよ……」

グスタフ「ターゲットマルチロック!」

杏子「させねえ!」グッ

ゆま「杏子のロッソ・ファンタズマ!」

杏子「「「それ言うな!」」」

グスタフ「乱れ撃つぜぇっ!!」ドドドドドドド!

ほむら「ここはよろしく」

キリカ「速度低下!からの、ステッピングファング!」

ゆま「やあ!」バン!

杏子「一発だって」チャキッ

杏子「抜かせない!」ジャ

さやか「スプラッシュ・スティンガー!」ズガガガ

まどか「黄金中華三昧……」ボソ

さやか「やめて」






ブワッ

ほむら「ファーストアタック……」キィィィ

まどか「盾が光ってる……でもほむらちゃんの魔法って……」

ほむら「魔法じゃないわ」スッ


バゴォッ!!


まどか「裏拳……」

さやか「でも軽く打ち上げた!」

ゆま「やあ!」ゴン!

グスタフ「あ、ちょ!待って!」

杏子「ナイス!」ガシ

さやか「手伝うよ杏子!」ガッ!ググググ

グスタフ「引っ繰り返ったら立てないから!一人じゃ立てないから待って!!」

ほむら「重い……」グググ

キリカ「良いことを教えてあげよう!人間物を押すときは背中で押したほうが力が入る!」

杏子「良いこと聞いた!」クルッ

キリカ「中学生の女の子があぜ道にはまった車を4人で押し出したなんて話もあるよ」

さやか「それグンマー人じゃない?」グゥゥゥ

キリカ「ご名答!ちなみに綱引きの時も体に紐を巻くことで応用できるから覚えておくように!」

ほむら「いっせーの……」

杏さやほむ「「「せっ!!」」」

グスタフ「あ!ちょ!あー!!」グラァ

バタン!

キリカ「ヴァイブレーション・ネイル……ちょっと解体に手間取りそうだけどね……」ヴィィィィィ!

グスタフ「待て!話し合えば分かる!いたたたた……せめて一思いに……」

キリカ「悲鳴合唱団最っ高!!」ウットリ

グスタフ「てめぇわざとかコラァァ!!」

まどか(あっち見てよ……)

さやか(知ーらない)

杏子(うるせぇ……)

ほむら(夕飯何にしよう……)


しゅうう……

杏子「……ったく」

さやか「あはは……ありがと」

ほむら「……」

まどか「……」

杏子「……」

杏子の鞄「終わったなら出してくれないかい?」

さやか「ごめんなさい」

ゆま「えっと……」

ほむら「気にしないで、どうせ一回はやらかすと思ってたから」

キリカ「それにしたって見事な大物を釣り上げたよね」

杏子「ほむらとキリカが来てなかったらあたしは間に合わなかったな」

まどか「でもなんでキリカさんが……」

キリカ「なんでって……それはほら、マミの頼みでほむらに七頭舞を教えに来たんだよ」

ほむら「それが終わって晩御飯でも食べようって話をしてる時にこれよ」

ゆま「いつからそんなに仲良くなったの?」

ほむら「それは彼女が強引に誘ってきて……」

キリカ「だって織理子がたまには先輩っぽいことしないとなめられるわよって……お金も渡されて、後輩に食事位奢ってやれって……」

ほむら「何にしようか迷って携帯で検索しようとした時メールに気付いたわ」

さやか(色々と織理子さんに読まれてるなぁ……)

まどか(ほむらちゃんがメールに気付くのは次の日とかだからなぁ……)

杏子の鞄「ねえちょっと誰か助けてよ」


キリカ「で、どこにする?」

ほむら「……ハンバーグで良いわ」

杏子「ゆまはそれで良いか?」

ゆま「私はなんでも良いよ」

まどか「あ、私汗の臭い平気かな?」

さやか「んー……あたしは気にならないけど」

キリカ「OK!豚の尻尾って言う美味しい洋食屋さんがあるんだ」

ほむら「……待って、皆で行くの?」

キリカ「違ったの?」

さやか「いまからごはん作るとか正直萎えるんだけど」

杏子「二人っきりが良かったとか?」

ほむら「断じて否よ」

まどか「駄目……かな?」

ほむら「大勢で食べるご飯はまた格別よね」ファサ

さやか「おい!……ってか女の子たちは……まあここに置いていけば平気か……」

まどか「早く行こうよ!」

さやか「待ってよ今行くから!」

杏子の鞄「君たちわざと無視してないかい?」

キリカ「今更?」

杏子の鞄「この扱いは理不尽だよ……」

キリカ「あ、お金はいっぱい貰ったからどんだけ食べても大丈夫だよほむら」ペラ

ゆま「諭吉がロッソ・ファンタズマ……」

ほむら「そう……」

さやか(まどかの目が輝きだした……)

杏子(読まれてるんだな)

今後の展開考えるとキリがいいのでここまで

お疲れ様でした!

明後日にはまた来ます!


厨二すぎる必殺技の数々に吹いたw

なんでキリカだけファングなん?w


だいたい分かったのは

ゆま=キバ好き
さやか=ブレイド好き
キリカ=ダブル好き
今回の魔女=グレートウォール

乙です

こんばんは

再開しますです

>>161
ヴァイブレーション・ネイルだけこっちで考えましたが後の二つは呉さんに聞いてください

ちなみに美国さんもグローリー・コメットがあるので必殺技を持たない魔法少女はモブを除くとゆまちゃんだけだったり……

暁美さんは……うん……

>>162
魔女はFFネタで固めようか迷いました

没案ですが自販機の魔女なんてのも……

>>163
ありがとうございます!


QB「そして、GWが明けて」


~学校~


さやか「よーし!さやかちゃん復活記念の合体だー!」

杏子「今日は七頭舞通してみるんだってさ」

まどか「2人のデビューだね!頑張って!」

ほむら「まだちょっとぎこちないのだけど……」

まどか「そんなの気にしないよ」

杏子「つーかそれが小鳥ってやつ?」

ほむら「小さな弓矢と扇ね……どうやって踊るの?」

さやか「完全に別物だから全然参考にならないよマジで」

まどか「でも基本は一緒だよぉ」

さやか「いやいやいやそうは見えないって」

二組女1「あれ?都民七頭舞覚えたの?」

二組女2「練習のテンポさげたりしないでねー!」

杏子「さて!練習の成果を見せてやるよ!」


さやか「ねえ……突っ込んでいいのかな……刀身が真っ赤なこと……」

仁美「ど……独特ですね……」

杏子「え?」

ほむら「ほむ?」

まどか「こっちは黒い刀身に紫の刃……」

さやか「そこまでする勇気は無かったなぁ……」

二組女1「やべぇwwwガチ厨二www」

二組女2「やる気有りすぎwww」

杏子「待て!これはマミとキリカが……!」

ほむら「それにこれくらい派手なのは結構居るって……」

さやか「いやそりゃ小鳥とか槌は結構派手に装飾してる子居るけどさ……」

仁美「太刀でそこまで派手なのは……」

杏子「お願いだからやめてくれよ……あたしに幸せな夢を見させて……」

二組女1「かっこいいわーw」

二組女2「憧れるわぁw」

ほむら「……」

さやか「黒は……まあちょっとあれだけど……」

まどか「赤はあれだよね、もうMVSにしか見えないよね」

杏子「やめろよ、あたしカレンが好きなんだよ……」

まどか「大丈夫だよピンクでビームサーベルとか言ってる子もいるし!」

中沢「誰だよそいつ」

さやか「緑でGNソードとか言ってるあんたは同格だから」

ほむら「濁るわ……」

二組女1「……」

二組女3「ぷっ……くっwww!」プルプル

二組女2「笑うなし!」


~校庭~


先生「よしそれじゃ去年の並びで円作って見ろ!」

「あれー、あたしこっちだっけー?」キョロキョロ

さやか「あんたあたしのとなりでしょ!」

まどか「えっと、わたしは中沢君の隣だったはずだけど……」

中沢「佐倉さーん!こっち空いてるよ!」ブンブン

まどか「ヘヘ……見っけ!」トトト

「ちょっと男子!真面目にやってよー!」

二組女1「ごめーんどこか覚えてないやー☆」テヘヘ

二組女3「年考えてやれゴミ」

二組女1「同い年だしwww」


ワイワイガヤガヤ キャッキャウフフ……


先生「出来たようだな、じゃあ暁美と佐倉は……上条と美樹!そこ空けろー」

恭介「はーい」

中沢「死ね上条!」

恭介「訳が分からないよ」

二組女1「やべぇ隣に都民来たwww」

二組女3「ちっ」

杏子「お邪魔しまーす」

ほむら「……」

二組女3(……)


ほむら(まどかは反対側ね……)

「これ……とうとう来ちゃったかな……あたしの時代……」クイッ

さやか「なに言っちゃってんのよこのちんちくりん!」ムニムニ

「あたしこれでもまどっちよりスタイル良いもーん!」ツーン

ほむら(彼女達が杏子の隣に居ても……いや、いないよりよほど心強いんだけど……)

杏子「何しけた面してんだよ?」ブンブン

ほむら「……別に」ファサ

杏子「太刀のカラーリングならもう気にすんなよ」スッ

さやか「そうそう」モミモミ

「個性があって良いじゃん!」グイグイ

ほむら「全員に笑われた後にそう言われると、元気が出るわ」

杏子「違いないな」

先生「じゃあ取り敢えず武器取りと横がけ、んでちらしに入って決闘の手前までやるぞ」


~~

ほむら(個人技の武器取りは問題なし、次の位置取りのための移動を兼ねた横がけは周りをよく見て……)ドン!

ほむら「きゃ!」ドサ

杏子「ほむら!?」

ほむら「大丈夫……後ろの子に追いつかれちゃっただけ……」ムク

二組女3「はぁ……」コキコキ

二組女1「やりよったwww」

ほむら「速度を見誤った葉わ……ごめんなさい……」

二組女3「こっちも見てなかった、ごめん」

二組女1「まじめにやってよねwww」

ほむら「ええ……気を付けるわ……」

杏子「まあ……ドンマイだろ」

さやか「はじめてなんだからしゃーないって」

ほむら「ありがとう……」

二組女3「 」スゥ

ほむら「?」

二組女3「佐倉さんは邪魔しない程度に出来てるけどね」ボソ

ほむら「……」

二組女1「早く構えろよww始まんないだろwww」

二組女3「皆が待ってるよ?早くしないと」

さやか「ほらほらプレッシャー掛けないの!」

二組女3「これは失礼」

杏子「がんばって行こうぜ」

ほむら「……もう大丈夫よ」スッ

二組女3(へー、逃げたりはしないんだ)


~~

ほむら(何事も無く決闘の手前まできたわ……決闘とツットウツは難所であり修羅場《みせば》でもあるってマミが言っていたわね)

さやか「どうでも良いけどあんた中腰甘くない?」

杏子「そうかぁ?」

さやか「この辺までちゃんと下げなきゃダメだって習わなかった?」グッ

杏子「まじかよ、辛ぇ……」プルプル

さやか「ん?意外と良い尻……」モミモミ

杏子「てめこのやろ」スパン

さやか「痛い!酷い!」

「さやかセクハラはんたーい!」

さやか「あんたが言うか!」

杏子「あたしからしたらどっちも変わんないからな……」

「そういやほむらもちらしの時微妙に違ったよね」

ほむら「え?」

さやか「ほむらも杏子もあたしたちの後ろにいたのによく見てたねあんた……」

「ねぇ?ちょっと違ったよね?」

二組女1「いや見てないしwww」

二組女3「そうだね、暁美さんは手の動きがちょっと違う」

「ほらあってた!」

ほむら「そうなの?」

二組女3「正確にはこう、暁美さんのはちょっと遠慮がち」クイッ

ほむら「わざわz」

二組女3「一回やってみなよ」

ほむら「あ、えっと……こう?」クイッ

二組女3「ふーん……一回で出来るようになるとは思ってなかった、流石だね」パチパチパチ

ほむら「ありがとう、コツを掴めた気がするわ」

二組女3「じゃあ次ミスってたら蹴りいれるから」

ほむら「……」ビク


さやか「こらこらこら」ズイッ

ほむら(ほ……)

杏子「おーこわいこわい……」ヘラヘラ

二組女1「ちゃんとやれよwww」

さやか「だから変にプレッシャー掛けないの!」

二組女3「はいはい」

ほむら「私は大丈夫だから……」

先生「じゃあ続きやるぞー!」

二組女3 チョンチョン

ほむら「なn( 二組女3「マジで蹴るから死ぬ気でやれよ」ボソ

ほむら「 」ゾク

杏子「ん……どした?早く構えろよ、決闘だぜ?」

ほむら「……なんでもないわ」

ほむら(たとえリアルファイトになったとしても負ける要素なんてない……)

ほむら(怖がる必要なんてないのに……)

杏子「そう?ちゃんと練習の成果、見せてくれよな!」

ほむら「善処するわ」

杏子「なんだそりゃ」ケラケラ

二組女3(ふーん……)


~授業を終えて森林公園~

さやか「それでは恒例の放課後筋トレクラブ!」

まどか「はっじまるよ~!」

「イエーイ!」

「ドーンドーン!パフパフ!」

「ちょ……ちょっと……恥ずかしいですよぅ」

「子供ね」

杏子「うぜぇ……」

「上条!お前の嫁だろ?何とかしろよ!」

恭介「仕方ないじゃないか、志筑さんにも用事があるんだよ」

「死ね!」

「もう一回事故って今度こそ死ね!」

恭介「酷い言われようだなぁ……」

さやか「と言うわけで今回は……ちょっと男子!聞いてる?」

QB「君たちは魔女退治と体育祭のどっちが大切なんだい?」

杏子『体育祭』

QB「キュップイ……」



同刻、見滝原中多目的室


ほむら(結局あの子の言葉が引っかかって集中出来ずに凡ミスを連発してしまったわ……)

ほむら(放課後のこの時間まで引きずるなんてね……)

ほむら「……」ハァ

マミ「どうしたの暁美さん?」

ほむら「何故貴女が居るのかなんて聞かないわ……」

マミ「んー……でも呉さんからは結構上手になったって聞いてたから……その……」

ほむら「別に……ちょっと調子が悪いだけよ……」

マミ「それだけなら良いんだけど……例えば私とじゃ緊張しちゃうとかだったら……」

ほむら「そんなんじゃないわ」

マミ「と言うことは他の理由があるのね?」

ほむら(なんであなたは……)

マミ「皆に迷惑かけてるのかもって気にしてるのなら……」

ほむら「貴女は関係ない」

マミ「……え?じゃあ」

ほむら「体調が悪いだけよ、今日は帰らせてもらうわ」

マミ「待って!風邪気味なら……」

ほむら「離して!」

マミ「ひゃ!」

ほむら「っ!」

マミ「あ……」

マミ「……ハァ……今のは離しちゃ駄目でしょ私……」

マミ「……」

和子「あら?巴さん?」

マミ「早乙女先生……ごめんなさい、ちょっと急用が出来て今日は早めに解散にします」

和子「あら、そう?まあ今日は金曜日だし、早く帰ったほうが正解よね」

マミ「失礼します!」

和子「呉さんもそうだけど、いつもありがとうね!」

マミ「どういたしまして!さようなら」

マミ「さて……杏子に相談するのが一番かしら?」

マミ「ふふっ後輩のことは杏子に頼りっきりよね、私って……」

マミ「とりあえず今日の夕飯から考えましょうか……」

今日はここまで!

お疲れ様でした!

間宮さんとささっちの出番は多分ありません

>>165
美国さんのドラグーンシスt……オラクル・レイを忘れるなんて……

ゆま「じゃあ(まともな魔法少女は)あと私だけなんだ……」

QB「その意味では完全に君だけだね」

プレイアデスと見滝原勢はマミさんからだけど

ユウリ、ルカ、あやせ、織理子、キリカはどうして技を作ったのか……




二組女1の扱いと3が酷い……



ほむほむいじめんじゃねえ!

魔法少女なんだし気に入らない奴の一人や二人を行方不明にする事ぐらい造作もない事だよね(ゲス顔)

>>176
残念ながらゆまちゃんも…


こんにちは

間が開いてばっかで申し訳ないです……再開します

>>177
モブなんてそういうもんです

>>178
でも東京出身裏山です

いや、東京は嫌いなんですが……別に地元が田舎だからとかじゃないです!
絶対に地元が田舎だからとかじゃないです!

>>179
盾に人間入るんですかねぇ

>>180
ゆま「知らないよ!リンクスインパクトなんて私知らないよ!!」



次の日 ~喫茶店にて~


さやか「つーかあんた……これ本当に食べるの?」

仁美「本物のバケツに入ってますね」

まどか「一人は流石に厳しいかなって」ツンツン

仁美「雑誌の特集ではおおよそ6kgって書いてあるんですが……」ペラ

さやか「5000円でそれって考えたらお得かも知れないけどさ……」

さやかの携帯<ユメゴゴチノアサイチバンニ~♪

さやか「およ、電話だ」

まどか「杏子ちゃんから?」

さやか「良く分かるね……もしもし?」ピッ

仁美「あら、でもこれ美味しい」パク

まどか「ね!」


さやか「今?仁美とまどかと喫茶店だよ?」

まどか「クリームとか甘さ控えめで良い感じだよね」

仁美「ちゃんと動物性ですわ……原価結構キツいんじゃ無いでしょうか」

さやか「ん~?あ、OKこっちでも見つけた」

まどか「スポンジケーキ美味しい~!」フリフリ

仁美「これはシフォンケーキですよ、でもアールグレイの良い香り……バニラアイスも良いアクセントですわぁ」

さやか「じゃあほむらとあんたの三人……え?ほむら調子悪いの?代わりにマミさんが来る?あたし要らないんじゃ……いや行くけどさ」

仁美「やはりミルクティーはアッサム茶葉であるべきですわ」

まどか「そうなの?わたし気にしたことないや……あ、すいませーん!アッサムのミルクティー2つで!」

さやか「ごめーんちょっと急用!10分位で帰って来るから!」ガタッ

まどか「行ってらっしゃーい」

仁美「お待ちしていますわ」


杏子「あー来た来た」

マミ「こんにちは」

さやか「待たせたね、うわぁ……前の魔女と比べてしょぼ過ぎ……」

杏子「あれが強すぎただけだろ」

マミ「さぁ……ショータイムよ!」シャバドゥビダッチヘンシーン!

さやか「今の歌……何……?」

杏子「歌は気にするな」キリッ

QB「君たち遊びに来てないかい?」


~魔女の結界内~

マミ「そうそう、昨日暁美さんの様子がね……」

QB「最近魔女と戦うのに緊張感が欠けてないかい?」

マミ「そんなこと無いわよ」

杏子「つーかそれ昨日も聞いた」

マミ「美樹さんにはまだ話して無いじゃない」

さやか「ほむらのゴシップ?聞きたい聞きたい!」

マミ「ゴシップ……かしら?」

杏子「魔女が来た!」チャ

マミ「でね、昨日暁美さんの様子がね……」

QB「もうマミとさやかは戦う気が無いじゃないか」

さやか「へぇ~……そういや今日もほむらを誘ったら……」

QB「仮にも命がけなんd マミ「女子の会話に口をはさむなっていつも言ってるでしょう?」

QB「キュップイ」


マミ「でも本当にそれだけかしら?」

さやか「まあ、あいつなんか悩んでても周りに相談しなさそう……」

マミ「そうなの、だから不安なのよ……」

魔女「ワアアアアア!」

杏子「本人が言わないんだからほっとけよ……」ガキン!

マミ「周りに知られたくないとか?」

杏子「案外本当に風邪ひいただけとかかもな」ガン! バキィ!

魔女「ゲェエエ」

マミ「そうね、魔法少女だって熱中症になるんだもの」

さやか「あははは……じゃあ明日お見舞いに行ってきますよ」

マミ「それは良いわね!杏子も行ってきなさいよ」

杏子「え~」バチィン!

さやか「いいじゃん暇でしょ!」ギュ

杏子「くっつくな馬鹿!分かったから!」ジタバタ

魔女「アハッハハ!」

さやか「さっすが杏子!」グルン!バキッ!

杏子「振り回すな馬鹿!」

魔女「チョ」

杏子「取り敢えず離れろよ!」

さやか(あたしくらいある……?)モミモミ


マミ「ナイスキックよ美樹さん、じゃあ終わりにしましょうか」ギュルン! ジャコ!

さやか「杏子はこの後どうすんの?」

杏子「今日は服を買いに……おっと」ドコォ!

さやか「うわっと!振り回すなら言ってよ!」

杏子「離れないほうが悪い」バキッ!

魔女「ギャアアア!」ズウン!

さやか「それよりマミさんと買い物ぉ?」ニヤニヤ

杏子「うっせ!」カァァ

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドン!

QB「君たちは魔女と戦うより友達とのじゃれあいが大事なのかい?」

マミ「どっちも同じくらい大事に決まってるでしょ」コト

QB(最近皆真面目に戦ってくれないんだよなぁ)コレジャケガレナイ

さやか「じゃあたし二人を待たせてるから、お疲れ様!」パッ

杏子「……じゃあ明日な」

マミ「鹿目さん達によろしくねー!」



~ほむホーム~


ほむら「寝付けないから家事でもしてれば気が紛れるかと思ったらそんなこと無いわね……」フゥ

ほむら「一通りやることが終わったら布団にくるまってにゴロゴロしてるだけ……」ゴロゴロ

ほむら「まどかの誘いは体調不良だと言って断っちゃったし」

ほむら「ネットサーフィンでもする?いえ、ノーチャンね」

ほむら「……正直ろくに寝てないからこうしてれば眠くなると思ってたのに」

ほむら「マミに罪悪感を覚えて寝つけないなんてね」

ほむら「まあ女子中学生らしくていい悩みだわ」

ほむら「うふふ……もうお昼過ぎだしご飯食べなきゃ、三食とも抜いた所で萎むものもないけど」

ほむら「……家にこもってるのが失敗かしらね」ムク

ほむら「どっか行きましょうか……」バサ


~喫茶店~


さやか「ただいまー!」

まどか「zzz……」

仁美「お帰りなさい……」

さやか「あれ全部食べたんだ……」

仁美「結局7割位まどかさんが食べましたわ……私も大食いには結構自信あったんですが……」

さやか「いや、充分に誇って良いと思うよ……」

まどか「ん?……あ、お帰り……あとご馳走様」

さやか「ははは……奢ったかいがあるよ……」

まどか「さ、カラオケ行こうよ!」

仁美「まだ動けませんわ……」

まどか「え?じゃあ待つね」

さやか「あんたの胃はどうなってるの……」

仁美「最近のまどかさんはアグレッシブすぎます……」

まどか「そうかなぁ……」

さやか「脳味噌が筋肉になりつつあるんじゃない?」

仁美「さもありなんですわ……」

まどか「そんなんじゃないもん!」



~近所のスーパー~


ほむら「さて晩御飯でも買うか……とスーパーに来たら」

「ねーちゃん後は何買うのー?」

二組女3「てめぇで考えろよ話かけんな」

「だけどさ~」

ほむら「悪運に感謝だわ……弟と買い物に来たのね」

二組女3「食えりゃ何でも良いだろ」

「俺昆布嫌いだしスルーしよ」

ほむら「弟は一年の教室で見かけたわね……ともかく、彼女の視界に入らないようにしましょう」

「はい大根ゲット~!」

二組女3「大根の目利きも出来ないとか無能だな」

「そんなの分かんないよ……」

ほむら「あの子っていつでも誰にでもああいう態度なのかしら」

二組女3「じゃ、私は茶しばいて帰るから先行ってろ」

「え!?」

二組女3「喋んな死ね」

「いや俺h…」

二組女3「口答えすんなさっさと行け」ゲシッ

「ちょ」

ほむら「姉としてどうなのあれ」


ほむら「弟と別れてパン売り場に行ったわね」

二組女3「……」

ほむら「私も食パン買っておこうかしら」

二組女3「……」スタスタ

ほむら「見失っちゃ……って追いかけたところで意味なんてないか……」

二組女3「おい」ヌ

ほむら「ひゃ!」ビク!

二組女3「どんな変態かと思ったらお前かよ」

ほむら(気付かれてた!?)

二組女3「昨日の事の復讐で付け回してるとか?ならいっそのこと包丁で刺すとかにしてくれる?」

ほむら「……そんなのじゃないわ」

二組女3「じゃあ何だよ」

ほむら「いやえっと……だから……晩御飯を買いに来て、それで……」

二組女3「ああお前一人暮らしとか言ってたもんな……お惣菜なら商店街のお肉屋さんの揚げ物がおすすめ」


ほむら「あの……その……」

二組女3「つーかもうそれ聞きに来たって事にしてくれる?つけられてたとか思うときしょいから」

ほむら「そんなつもりじゃ」

二組女3「あんたが何考えてるかなんて知らないから、あんたもそうでしょ」

ほむら「それでも……」

二組女3「それでもと言い続けろ!……なんてアニメじゃないんだからやめてよね」

ほむら「……」

二組女3「あーあ一組の皆さんが可哀そう、放課後一生懸命頑張ってるのに誰かさんが足引っ張って一生の思い出に泥塗っちゃうもんね」

ほむら「七頭舞のことならこれかr 二組女3「はいはいこれからこれから、そういって3週間後本番ですけど」

ほむら「……」

二組女3「内心じゃ皆イラついてんじゃないの?お前の《大好きな》まどかなんて昔から溜め込むタイプだし」

ほむら「ぅ……」グス

二組女3「お手洗いそこ、じゃーね明後日学校で」スタスタ

ほむら「――っ!」ダッ

二組女3(駈け込んじゃった)プッ



店員「お客様!店内で走り回るのはごえ (ブッ!」ビターン!

二組女3「わり手が滑った」

通行人(足ひっかけたのに!?つーか顔から言ったよ……)


おつかれさまです取り合えずここまで!

今日中にもう一回来ます



ツンデレだ…ツンデレがおる



ああすまん、>>178は二組女に言ったんだ。

てかまどかめっちゃ食ったなww
食いっぷりのいい女の子はたまらん

再開します

>>195
ありがとうございます

二組女3「はぁ?」


>>196
あらやだ恥ずかしい……

仁美「そうですよね?推定で4kg食べたことに……」



~後日~


まどか「ほーむらちゃーん!」コンコン

さやか「留守かな?」

杏子「さあ……ただ電気のメーター的には居ると思うんだよな」

まどか「でも鍵開いてないし……」

杏子「しゃーない……ヘアピン借りるぞ」ブチィ

さやか「痛っ!言う前に取んな!」

まどか「何に使うの?」

杏子「アロホモラ」カチカチ 

さやか「ちょ」カチャ

杏子「あら?ロックか?」ガッ

まどか「電気ついてるね、ほむらちゃーん居るー?」グー

杏子「待ってな、今手鏡で中を見るから」

さやか「そう言うスキルって何に使うの?ねえ?」

まどか「布団にくるまってる……寝てるのかな?」

杏子「まあいいや、こういうドアロックはハンガーを使って……」ガチガチ グイッ バチン

まどか「杏子ちゃんはなんでも知ってるね!凄いなぁ!」

さやか「ツッコミはよ」


ドタドタ

まどか「起っきろー!」バサァ

ほむら「……ん?」

まどか「ほむらちゃんおはよう!」グイ

ほむら「……おはよう……って、え?」

杏子「鍵開いてたから勝手に入っちゃった」ニコ

さやか「おい」

ほむら「そう……ごめんなさい今日はちょっと体調がわr まどか「うん!マミさんから聞いたよ!だからお見舞いと看病に来たんだ!」

ほむら「そうなの……けd まどか「迷惑……かな?」ウルウル

ほむら「そんなことないわ、大歓迎よ」ファサァ

さやか「顔色激悪いけど取り敢えず元気そうだね、うん」

杏子「つーか寝るなら寝るでせめて電気消してパジャマに着替えろよな……」

ほむら「いろいろあったのよ……いろいろ……」

まどか「さ!カーテン開けてお日様浴びよう!日溜まりポッカポカ!だよ」ジャー!

ほむら「そうね……太陽の光こそが私達魔法少女の力の源……」

さやか「それマジ?」

ほむら「……だったら良いなーって」

さやか「おい」


まどか「健全な肉体に健全な魔力は宿る!きっとそうだよ!うん!」

ほむら「ふ……」

まどか「あ、笑った!」

ほむら「思い出し笑いよ、ごめんなさい」

さやか「何を思い出すんだよ……」

ほむら「黒歴史」

まどか「ほむらちゃんはぁ……!金縛りにするぅぅうっ!!」ギュゥゥゥゥ!

ほむら「ちょっ!ちょっと!さやか止めて」スリスリスリスリ

さやか「あんたの笑顔が眩しすぎて無理」

まどか「さやかがそんなに好きかぁぁあ!」グイグイ

ドッタンバッタン  キャッキャッウェヒヒヒ


杏子『なあこいつこういうキャラだっけ?』

さやか『ついに脳味噌が筋肉になったんだと思うな』

ほむら「待って、私昨日もお風呂入って無いから……」

まどか「じゃあ銭湯行こ!」

さやか「何故そうなる」



女「なんか隣うるさくない?」

男「大丈夫だ、問題ない……君は感じないのか?」

女「なにが?」

男「百合だ」

女「百合か……じゃあしょうがないね」

男「ああ、百合は全てにおいて優先されるからな」

女「そうだね、じゃあ別れようか」



~近所の銭湯~

ほむら「……ということがあったのよ」

ほむら(流石に何を言われたか伝える勇気はなかったわ……私ってほんと)

杏子「それはストーカー行為を働いたあんたが悪い」ビシ

ほむら「ほむぅ……」ブクブク

まどか「まあまあ、いつもからかってくる子達だって言ってたじゃない」

さやか「それで正当化出来るものじゃないけど……ちなみにどの子?」

ほむら「えっと……ポニーテールで口の悪い子よ」

さやか「なんだ杏子か」

杏子「ぶっとばすぞ」ザバァ

まどか「あの子かぁ……」

ほむら「知ってるの?」

さやか「見滝原中の子ってほとんど小学校から一緒だからね」

まどか「うん、意地悪で口が悪くてちょっと変な子だけど頭も良いし運動も出来るんだよ」

さやか「ちょっとどころかすごく変な子だけどね、その上で超お金持ちがつくよ」

ほむら(性格の悪い仁美って考えていいのかしら……?)

さやか「仁美とは気が合うみたいだね」

ほむら(読まれた!?)


まどか「あの子の家凄いの!日本刀とか置いてあってずらずらーっと家系図が貼ってあって何代目家長とかあるんだよ!」

さやか「庭にも噴水とかあるし普通に使用人とかいるからね」

杏子「マジもんのヤクザかよ……」

ほむら「ごめんなさい、仁美や上条の家と何が違うのか分からないわ……」

まどか「実はわたしも分からないよ」

さやか「どっちも財力天元突破してるからなぁ……」

杏子「生きるのが嫌になってきた……」

さやか「あの辺は桁外れだから気にしたら負けだよ」

杏子「けどさぁ……」

さやか「ほほう……杏子はマミさんの家に不満が有ると?」ズイ

杏子「そんな訳じゃないけど……」ムゥ…

さやか「マミさんの手料理が食べれるってだけで羨ましいのにぃ!こいつめ!」ギュウ!

杏子「馬鹿やめろって!」バシャァ!

さやか「ほかにお客さんいないし!良いではないかー!」ザブン

杏子「へぇ~そういう事いっちゃっていいんだぁ?」ガシッ

さやか「あ、ちょ!痛い!」ギュウゥゥ

杏子「そういやあたしら、最初は殺しあう仲ったっけねぇ!?」ギリギリ

さやか「このっ!負けるかぁ!!」ググググ

まどか「なんかはじめちゃったよ……」


ほむら「でもそれって、私結構アレな人に喧嘩売っちゃったんじゃ……」

まどか「あの子はおっても意地悪だけど、本当は優しくていい子だから大丈夫だよ!」

ほむら「そうかしら……」

まどか「そうだよ!卵を割らなきゃオムレツは作れないんだよ!」

ほむら「そうね……」

まどか「それにこの機会だから二組にもほむらちゃんの友達コミュニティ広げようよ!」

ほむら「ほむ?」

まどか「だってほむらちゃん、二組に知り合いの子ほとんどいないでしょ?」

ほむら「そうだけど……」

杏子「先出るぞー!」ザバァ

まどか「早くない?……ってさやかちゃん!!」

さやか「きゅ~」

杏子「ちょっと冷ましてくるよ」ズルズル

ほむら「お風呂ですら気を使わなきゃならないのね……」

まどか「ほんとにね……」

ほむら「……」ジー

まどか「どうしたの?」

ほむら「まどかは、なんていうかこう……体系が少し変わったわね」

まどか「あ!分かる?ちゃんと家で上半身も鍛えてるんだよ!」


ほむら「随分とやる気なのね……本当に」

まどか「本当はそんなに乗り気じゃなかったんだ」

ほむら「そう……」

まどか「でもね、さやかちゃんやほむらちゃんに置いてかれるのが嫌でね……だから最初はけっこう手抜いてたんだよ?」

ほむら「……」

まどか「だって絶対勝てないって思ったもん……そしたらさやかちゃんが思ってたよりやる気でね……」

ほむら「そうね……」

まどか「倒れるまで走る位熱くなってみたいからって……本当に倒れちゃしょうがないよね」

ほむら「選んだ自由に傷つく方が良いって彼女なら言うわ……」

ほむら(わたしの知るさやかはいつもそうだったから……)


まどか「まあそれで自分が悔しかったって言うか、罪悪感が芽生えたって言うか……嫌な子だね私」

ほむら「けど、一人っきりでもめげなかったのは貴女の強さよ」

まどか「そうかなぁ……けど、こんな私でも頑張れるって思ったら自信はついたよ?」

ほむら(さやかがまどかを引っ張って、まどかがさやかの無茶を支えて……そんな二人を応援する私の知らない人が居て……)

まどか「だからほむらちゃんも友達作り、頑張ろうね!」

ほむら「……そうね」

まどか「葉月さん」

ほむら「え?」

まどか「あの子の名字!」


―あんたが何考えてるなんてあたし知らないし―

―内心じゃ皆イラついてんじゃないの?―


ほむら(東京者……ね……)

ほむら「……明日、話しかけてみるわ」

まどか「うん!応援するからね!」


―まどかなんて昔から溜め込むタイプだし―


ほむら(わたしの知らない人……私の知らない――)


今日はここまで、お疲れ様でした

明後日までにはまた来ます!

ながらくお待たせして申し訳ないです

言い訳させてもらえるなら店舗移動とか何とかでごった返しておりました……

明後日には更新できるとか言ってまじすいませんでしたー!!

つーか運動会(笑)になってきてすいません……



次の日  教室


まどか「隣のクラスに行って直接話しかけるのは難しいだろうから」

さやか「七頭舞の練習と化した一時間目の総合の時間を使って接触だね!」

仁美「この先生が来る前のガヤガヤしてるのを利用しましょう」

ほむら「頑張るわ」

まどか「あの子が一人でいる今がチャンスだよ!ほむらちゃん!」

ほむら「行くわ」ファサァ

仁美(駄目なパターンですねこれ)



ほむら「あ……あの……葉月さん……」モジモジ

二組女3「……何?」

ほむら「えと……良い天気ね……」

二組女3「そうだね」ツーン

ほむら「……それで……えと……きn」

二組女1「あゆー!ちょっと来てー!」

二組女3「やだ」

二組女2「そんなこと言わずに来てよー!」

二組女3「死ね」グイグイ

二組女4「ええから!ええから!すまんの、ちょっと借りんで~!」

ほむら「ええ……」

二組女3「下らなかったら殺すぞ」

二組女5「大丈夫、見たらきっと笑っちゃうから!」



仁美(まず一敗目……と)

ほむら「……」

さやか「ま、まあ……練習始まったら隣同士だし話す機会はいくらでもあるよ!大丈夫!うん、オフコース!」

まどか「遠くから見守ってるよ!」

ほむら「ありがとう……」



二組女1「それで私言っちゃったのよ!四の五の言わずに勝負しろって」

二組女3「お前さ」

二組女1「うん?」

二組女3「馬鹿だろ」

二組女1「うん……」

ほむら(話しかける機会とか無かった)

杏子(ま、あそこに入るのは厳しいよな)

さやか(次がある、うん)


先生「よーし、授業終わり!片付けろー!」

杏子「チャンスだ!行って来い!」

ほむら「あの……」

二組女3「……何?」

ほむら「昨日のこと、なんだけど……」

二組女3「あぁ……」

二組女1「何々ー?都民とあゆが秘密の逢瀬!?」

二組女3「ッ」

二組女1「舌打ち!……ってことは図星ぃ?」

さやか「アヤカはいちいち煽らないで!」

二組女3「別に……昨日たまたま会ったからお肉屋さんのお惣菜が美味しいよって教えただけ」

二組女1「それだけー?つまんなーい!」

ほむら「そうじゃなくて私は……」

二組女3「はぁ……つーかさ」

ほむら「!」


二組女3「まじ邪魔にならない程度に合わせてくれる?それともケツ蹴っ飛ばして欲しい?」

二組女1「都民プギャーwww」

ほむら「……いや……あの」

さやか「まあまあまあまあ、ほむらだって努力してるんだからちょっと位大目に見てくれたっていいんじゃない?」

二組女3「そういう努力すればなんでもOKみたいなの嫌いなんだけど」

さやか「いやほらね、もうちょっと優しい言い方ってものが……」

二組女3「気取ってんな、そういうの悪平等っていうんだよ」

杏子「ノットイk」

二組女3「一組ってオタクばっかでホントキショいな、なんなの?」

杏子「ちょっとふざけただけじゃん……」ブー

二組女3「つーかお前等がちょっと練習頑張った位であたしらに勝てるとか素で言ってる訳?」

さやか「何よ!無意味だっての!?」

二組女3「なんだ分かってんじゃん」

さやか「っ!あんたねぇ……!」

二組女1「顔真っ赤www」

ほむら「さやか……」


二組女3「だってねぇ?結果出ない努力とか意味あるの?七頭舞で方だけ覚えても立ち回り方がど下手じゃね」

ほむら「……」

杏子「いい加減にしろよな」

ほむら「杏子……」

杏子「確かにほむらはちょっとこれについては向いてないみたいだけどさ、だからってほむらの頑張りが無意味で終わる訳無いだろ」

二組女3「本番で上手く行かなきゃあたし的には何の意味もないんだけど」

さやか「ほむらは萎縮して上手く動けないの!あんたたちが散々煽るから!」

二組女1「お豆腐wwwメンタルwww」

二組女3「煽られる前からできてなかった気がしまーす」

さやか「っ!減らず口ばっかり……」グッ

ほむら「――さやか!?」

杏子(間に合わねぇ!いや……)

パァン!

二組女3「口で勝てなきゃ暴力かい?おっそろしい……」グググ

ほむら「止めた!?」

二組女1「やっちゃえあゆ!」


杏子(今のは僅かだったけど魔力が乗った一撃だった)

さやか「あ……」

ほむら(無意識に魔力が漏れていたってことね……)

さやか「あの……ごめ」グイ

二組女1「手を引いて体勢を崩してからの……」

ほむら「さやか!」

さやか「グゥッ!!」ドスゥッ!

二組女1「レッグバズーカ!入りましたー!!」

恭介「うわ!ってさやか!?」

「喧嘩?」「口論が殴り合いになってもうたんや!」「親都会VS半都会?」「キャットファイトって興奮するなぁ……」

二組女2「やりすぎだよー、軽く3m飛んだよ?」

二組女3「やめてよね、あたしとあんたが本気で喧嘩したらあんたがあたしに勝てるわけないじゃん」パンパン

恭介「さやか!大丈夫かい?」

さやか「~~っんの……!」ムク

ほむら「さやか!抑えて!」

杏子『やるにしたって魔法は押さえろ』

ほむら「杏子!?」

さやか「本っ当頭来た!!持ってて!」グイ

ほむら「ちょっと……ってこれソウルジェムじゃない!」



二組女3「あれ?正中線に叩き込んだはずだけど……なんで立ってんの?ゾンビかよ、きしょ……」コキコキ

杏子(頭に血が上ると魔法の管理適当になるから……けど)

さやか「やぁぁ!!」ダッ!

恭介「さやか!どうしたんだい!?」

二組女3「はぁ……」パシン

さやか「ちょ……いったぁ!!」ドテン

恭介「弱っ!?」

中沢「喧嘩だ喧嘩!全員邪魔すんなぁ!」

「美樹ー!ファイト―!!」「負けんなよー!」

さやか「よいじゃないよ……」ムク

杏子(勝てないよなぁ……)

ほむら「すごい人ごみ……あっという間に押し出されたわ……」

二組女4「ええぞ葉月!一組のアホンダラどもに目にもん見したれや!」

二組女5「不意打ちなんて筋が通ってないよ美樹!」

「あ、あたし先生呼んで来る!」



仁美「何故だか盛り上がってしまいましたわ……」

杏子「もともと冷戦って感じだったし……お互い何かしら気に入らないんだろ」

まどか「ちょっと!なんで喧嘩になっちゃったの!?」

ほむら「これは、その……私が……」

杏子「色々あった、色々と」

まどか「適当すぎるよ!!止めなきゃ!」

杏子「先に仕掛けたのはさやかだぜ?……それにさやかはともかくあっちの御嬢さんは本気って訳じゃなさそうだし」

まどか「だからって暴力はダメだよ!」ギュゥゥゥ

杏子「いでででで」ギリギリギリ

まどか「私たちは!分かりあうことで!未来を!築くの!!」ブンブン

杏子「分かった!分かったから!止めてくる!止めてくる!」

仁美(ツッコんだら負けですよね)


ザワザワ…… 

「やっぱこうなるかー」「小学生の時も勝負になってなかったしねー」

二組女3「所詮馬鹿力だけが取り柄だな」ポキポキ

さやか「ぐっ……!」ボロッ

二組女3「長い休暇が取れそうだね、お疲れ様」シュッ

バチィンッ!

杏子「よっ!」スタッ

さやか「杏子!?」

二組女3(今上から降りてきたような?)

杏子「颯爽登場!ビシッ ぎn(ガシィッ!――台詞ぐらい言わせろよ!」

中沢「さすが佐倉さん!しっかり止めた!」

二組女3「アニメじゃない」

杏子「そう言うの、実に……」グッ

二組女3(っ!)バッ

杏子「ハーフボイルドだぜ!」ドス!

中沢「ミドルフック!鮮やかだぜ!」

「はわわわ……胸に入ってしまいました……」

二組女3「仮面ライダーの……」

恭介「いや、決まってない……」

杏子(割とやるな)

さやか「杏子!」

二組女3「見過ぎなんだよ」ブン!

杏子「っぶね!」バッ

中沢「あのアマ!一筋縄じゃいかないぜ佐倉さん!」

恭介「君いったいなんなんだい」




二組女3(見た感じ武道をやってたわけじゃない……けど)

杏子(蹴りを基本に持ってきたスタイル……キックボクシングでもジークンドーでも無いみたいだけど)

((こいつ、強い……!!))



まどか「ちょっと!止めるって言ってたのになんでヒートアップしてるの!?こんなの、絶対おかしいよ!」ドン!

「なんだよ!押すなよ!」

まどか「どいってったら!もう!!」グイグイ

ほむら「まどか……やっぱり行くのね……」

仁美「あら?ほむらさんは行かないんですか?」

ほむら「私は……」

仁美「でも、下手に刺激すると乱戦になりそうですしね」

ほむら「……」


杏子「いくら蹴りに自信があったって懐に入れば……!」ダッ

二組女3「そこはあたしの距離」パッ グイ

杏子(内股!?柔道か!)グルン

ドタンッ!

杏子「グ……」

中沢「佐倉さん!」

杏子「……そらよ!」ブン

二組女3「っ!」ドシャッ!

さやか「おぉ……足払いで倒した!」

二組女3「この!」ドン!

杏子「怖いって!」クルリ

中沢「そんな倒れたまま繰り出す踵落としが佐倉さんにあたるもんか!」

杏子「いってぇ!」バキ!

二組女4「左肩持ってった!!」

中沢「佐倉さーんっ!!」

杏子「心配どーも!けど鍛え方が違うんでね!」ガシ

二組女5「もろに喰らった左手で捕まえた!?」

さやか(凄い……杏子って魔法なしでもこんなに強いんだ)

二組女3「嘘だろ!?」

杏子「どりゃあ!!」バキィ!

二組女3「ッ痛ぅ!」ドンッ!

中沢「回し蹴り!ガードの上から顔いったぁ!!」

二組女1「野蛮人!顔狙うなんて信じられない!」

杏子(今のガードされるとかマジかよ!?)ゴロン バッ

二組女3(肩口に思いっきり叩き込んだのにあの動き……)ゴロゴロ ダッ!



ドヤドヤ  ガヤガヤ


「おお!」「どっちもすげぇ……!」中沢「佐倉さん、戦う君は美しい……!」

まどか「やっと抜けれた……」

二組女2「あれ?まどかじゃん」

二組女1「つか佐倉さん強すぎくね?」

まどか「ちょっと!なんでヒートエンドしそうな勢いになってるの!」

恭介「次の一撃で……?」

中沢「ああ……どちらかが死ぬ……!まあ佐倉さんが勝つけど」

さやか「これそんなバトルだったの!?」


まどか「 止 め て よ ! 」



杏子「あんた……やるじゃないの」

二組女3「はぁ?」

杏子「あたしとサシでやりあうなんて半端じゃないぜ」

二組女3「そういう運命でしょ」

杏子「運命は変えられるさ、支えてくれる誰かがそばにいてくれるなら」

二組女3「だから仮面ライダーの見過ぎだってば……」

杏子「行くぜ!」ダッ!

二組女3「っ!」

杏子(そんないかにも柔道って構えで誘って……本命はあの蹴りだろ?)

二組女3(……と思われてるだろうから、ギリギリで一発すかして当身で決める)

まどか「もうやめようよ!!」バッ

二組女3「馬鹿!」

まどか「あ……」

フワッ……

ほむら「……!」バシィッ

まどか「ありがとう!ほむらちゃん!」

二組女3(また上から降ってきたような……)

さやか「杏子ストーップ!!」

杏子「馬鹿!急に出てくんな!!」

どしゃあっ!!

恭介「あいやまぁ……」

二組女3(そのまま絡み合っててくれたほうが捗るかな)


むむむ……

お仕事があるのでここまでです、お疲れ様でした

見てくれてる方ありがとうございます!

こんばんわ 再開します


ほむら「お願いもうやめて……あなたも怪我をしている」

二組女3「ふーん……ん?」ビチャ

二組女2「ちょっと!額から血が出てるって!」

二組女3「あら」ドクドク

ほむら「……」スッ

二組女3「気遣いどうも、自分の持ってるよ」ゴソゴソ

ほむら「一枚で抑え切れるわけない」

二組女3「……そだね、ありがとう」パッ ギュ

まどか「ねえ、葉月さんはどうしてほむらちゃんに意地悪ばっかり言うの?」

二組女3「暁美さんが可愛いので泣かせたい」

ほむら「!?」

まどか「えーっと……?」

二組女1(なにそれうらやましい)

さやか「ふざけないでよ!!」

まどか「暴力はやめて!」パッ

二組女4「やるか?」グッグッ

さやか「けどそんな意味不明な理由で馬鹿にされて……」

まどか「だからって暴力はダメ!!」

さやか「ウググ……分かった……」

二組女3(これは妄想が捗るな)ムラムラ

二組女1(楽しそうで何より)



まどか「葉月さんもほむらちゃん一生懸命頑張ってるから、意地悪言わないであげてくれたら……って」

二組女3「そう言う努力さえしてれば何でもオーケーみたいの大っ嫌いなんだけど」

ほむら「……」

二組女3「例えば頑張れば体育祭で勝てるとか妄言吐いてる人とか?」クル

さやか「あたしのこと!?」

仁美「待ってください、その理屈はちゃんちゃら可笑しなことですわ」

さやか「仁美……」

二組女1「えぇ~……お互いのメンバー見て言ってるぅ?」

二組女5「あたしはスポ根結構好きだけど……」

二組女4「うちも2ヶ月ちょい頑張った位で埋まる程度の差とはちーと思えへんて」ヘラヘラ

杏子「中沢!言ってやれ!」ビシッ

中沢「どんな冷たい氷でも、燃える心に勝てはせぬ!……嵐にも消えぬ火……人、それを……『情熱』と言う!!」バーン!

二組女2「誰だあんた」

中沢「貴様に名乗る……」

二組女2「そう言う話じゃねーよ、キモいっての!」

「待って下さい!今のは最後まで……」

二組女3「ははっ!危機感の足りない連中!」

中沢「それは褒め言葉さ!」

杏子「芸人だもんな」



二組女3「そんなんだから全員さやかの妄想に踊らされて無意味な事に打ち込むんでしょ?」

恭介「僕達は自分達の意思でやってるよ、それにまだ本番前なのに無駄と決めつけるのはどうなんだい?」

二組男1「とか言われても俺ら基本的に負けようなくね?」

二組女4「せやかて全く無駄……とまでは言わへんけどな」

二組女3「まどかがさやかにぴったりくっついてるのはいつもどおりだしあたしは捗るから良いけどね……勝てなきゃ無駄だけど」

さやか「……あんたは一々逆撫でしなきゃ気が済まないの?」

二組女3(そうだ!)

二組女1(あの顔はろくでもない事を思い付いたときの顔だ)

二組女3「じゃあ勝負しようか?」ニヤニヤ

杏子「オーケー!第二ラウンドな」

二組女3「英雄って言葉知ってる?」グイ

杏子「はい、知ってます……」

中沢「……ところで俺は絆が好きなんだけど佐倉さんは?」

杏子「ん?あたしは……」


仁美「それで勝負と言いますと?」

二組女3「単純に体育祭で勝った方が負けた方に1日だけ何でも命令出来るってどう?暁美さん」

二組女1「何それマジキチwwwつか漫画かよwww」

ほむら「……ようは一日奴隷ね」

二組女3「そう、奴隷!良い響きでしょ?」

二組女3(暁美さんの奴隷とか捗るし)ムラムラ

まどか「奴隷って……」

さやか「なんでほむらに振るのよ!?」

二組女3「個人的な小競り合いは当事者間で解決すべきじゃない?」

さやか「こんな勝負受ける必要無いからね!」

二組女1「そこ逃げるの~?特訓の成果どこ行ったのw」

恭介「暁美さん個人を意図的に狙うのはイジメってやつじゃないのかい?」

二組女5「今まで見てみぬ振りだった人が言うのは筋が通ってないと思う」

仁美「あら、クラスメートの擁護ですか?」

二組女4「口減らんな、ああっ!?」


二組男子1「なあ、脱衣あると思うか?」ボソ

二組男子2「その場合負けた方が目の保養になるっていう矛盾が……!」グッ

二組男子1「ないわ」

二組男子3「脱衣あるなら勝つ一択だわ」


杏子「量産型エヴァンゲリオンに回天の説教をしたのはヤバかったな」

中沢「あれは燃える展開だったよなぁ……」

二組女2「この空気で何の話してんの!?」

杏子「提案が突飛すぎてなんか冷めた」


まどか「ちょっと、みんな落ち着いてよ!!もうやめようよ!!」

「いや、もうみんな結構落ち着いてるって言うか……」



二組女3(この賭け……基本的にリスクリターンが釣り合っていない)

ほむら(けど杏子と葉月さんで決着がつかなかった以上ここでは……)

二組女3(一組連中からすれば、自分たちのクラスメートが苛められてたんだから引き下がりたくない)

ほむら(二組の子達からすれば先に手を出したのは私たち)

二組女3(け~ど、このまま放っておくと後々クラス間で戦争になりかねないよね?)

ほむら(私が……)

二組女3「さやかが茶々入れっから……」ボソ

ほむら「……?」

二組女3「どうすんの暁美さん?」

ほむら「……受けるわ、その勝負」

まどか「……!」

さやか「ほむら!?」

二組女3「そうこないとね」

二組女2「まああたし達が負けることとか無いし!」

二組女3「負けてもあたし得っていう」

二組女4「せや!負けるわけ……今なんつった?」

二組女3「圧倒的な力の差に絶望しなよ」

二組女5「あたし達悪役みたいだね」

二組女1(変態さんだ)


さやか「ほむら……」

ほむら「ごめんんさい、他にこの場を収める方法が思いつかなかったの……」

まどか「大丈夫だよ、私たちは負けないから……」

仁美「そうですね、勝てばいいんですこの場合」

ガラガラガラ!

和子「皆さん!静粛にっ!!暴力事件があったと話を聞いています!!心当たりがある生徒は前に出なさーいっ!!そして他の生徒は次の授業に行きなさーい!!」


~教室~

ほむら(この騒ぎで決まった勝負は一組に大きな波紋を呼んだ)

「あんな勝負受けちゃって本当に良かったんですか?」

「あたしらも出来る限り協力するけど、勝てるかって言われると……」

ほむら(早乙女先生が指導のため、二時間目の英語は自習に切り替わり、クラス内の話題は事件の事で持ちきりだった)


仁美「私、今後二週間は習い事をおさぼりします!そして体育祭に勝利し暁美さんの貞操を守ってみせます!」

「さすが仁美~!かっこいい!」


「葉月どんな命令すっかなぁ……」

「単純に脱げとかだったらつまんねぇな」

「どうせなら美樹が佐倉か志筑が良かったな、あるし」

「その三人はいずれも役割を持てませんなwwwここはやはりまどか殿を脱がすべきですぞwww」

「種族値足んねえよ馬鹿」

恭介「君達には葉月さんを脱がすって発想は無いのかい?さやかには劣るだろうけど彼女も種族値的には充分だろ?」



ほむら(私の事を心配してくれる人も居るし、そうでない人も居る……)

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……気分が悪いわ、保健室行ってくる」ガタ

まどか「あの……」ガラガラ

ほむら「一人で平気よ、それじゃ」ピシャン



ほむら「失礼します」

さやか「やっほ」

杏子「よう……」

ほむら「貴女達……」

先生「あら?体調不良?」

ほむら「はい……」

先生「薬大丈夫?ベッドは奥のを使って良いわよ」

ほむら「ありがとうございます」

さやか「本当に大丈夫?凄い顔になってるよ?」

ほむら「……」

さやか「ごめん……」

ほむら「ううん、ありがとう……怪我大丈夫?」

さやか「あたし?ちょっと待ってね……ほら見てよ!お腹に凄い痣が一つ出来ちゃってね、包帯がサラシになっちゃってるの!」

ほむら(最初の一発ね……ん?)

さやか「で、内蔵にダメージあるかもしれないから後で医者に見てもらうんだってさ……大袈裟だよねぇ」

先生「先生としては今すぐ救急車を呼びたいけどなぁ~」

さやか「鍛え方違うから大丈夫ですって」

ほむら「……」



杏子「いってぇ……あの野郎、本気で肩口に踵落とししやがって……」グルグル

先生「佐倉さんも一緒に病院。大丈夫かなーとは思うけど何日か吊っといてね」ギュッ

杏子「ぐっ……片手じゃブラも付けらんねぇ……さやか~魔法で直してくれ!」ワナワナ

さやか「馬鹿!」

先生「はいはいケアルガ!車で行くし病院でまた外すんだから下着なんて脱いだままで良いの!……暁美さんは誰か先生呼ぼうか?」

ほむら「大丈夫です……」

先生「じゃあごめんね、ちょっと行ってくるから」ガタ

杏子「あーあ、さやかが不甲斐ないから……」

さやか「だってさぁ……」

ほむら「……ごめんなさい」ボソ

さやか「ん?なんか言った?」

ほむら「…………行ってらっしゃい」

杏子「おー、行ってくる」ヒラヒラ

ほむら「……」

ほむら「謝るのって……難しいのね……」



放課後 ~教室~


「まどっちー!今日は中止かなこれ?」

まどか「うん……今日は無理だね」

仁美「丁度良いですわ、皆さん考えたりする時間が必要だと思いますもの」

恭介「さやかは大丈夫なのかい?」

さやか「だいじょばない、反省文だよ反省文……」

杏子「ぶっちゃけ何書きゃ良いわけ?」

中沢「佐倉さん、大丈夫?何かあったら万事俺に頼ってくれよな!」

杏子「ん?あぁこれ吊ってるからアレだけど大したこと無いんだよ、ほら」ブンブン

中沢「おお!良かったぁ……」

杏子「いってぇ!!」ズキィ

中沢「佐倉さぁん!?」

恭介「元気そうで良かった……じゃ、お先に!」

さやか「じゃーね!」

ほむら「ごめんなさい……私のせいで……」

さやか「ん?あー良いって良いって!結局悪いのは最初に仕掛けたあたしだしね」

杏子「それよりあんただよほむら……どうすんのさ、あんな約束しちゃって」



ほむら「私は別に……あのままだともっと酷い事になると思って」

杏子「だからって何でも背負う事無いだろ?こちとらアレだし、いざって時はトランザムすれば何とかなるんだからさ」 

まどか「トランザムって……」

ほむら「学校生活で魔法は使いたくない……」

さやか(止めた時のアレ、素なの!?)

杏子「……そこまで言うなら良いけどさ」

まどか「大丈夫だよ!勝てば良いんだから!」

さやか「流石あたしの嫁!テストは三点!笑顔は満点!」

まどか「ドキドキワクワクは年中無休だもん!テストは30点くらい取れるけどね!」

ほむら「少し気楽になったわ……それじゃお先に……」ファサァ

まどか「うん、今日は早く帰った方が良いよ……また明日ね!」

さやか「やっぱ、気にしてるよね……」

杏子「受けたのはほむらだ、あたしらは支えてやるだけさ」

まどか「こんな時、ほむらちゃんもほげーって出来たら一番なんだけどね……」

さやか「まどか」

まどか「ごめん、ちょっと愚痴……」グス

杏子「ま、天地替えっても無理な話してないでさっさと反省文終わらせようぜ!濁りそうだし!」

さやか「はぁ……」

まどか「……」

杏子(冗談抜きとは言えないな)


玄関口


ほむら「……あれは?」

二組女3「……」

ほむら「あの……」

二組女3「……何?」

ほむら「反省文、終わったの?」

二組女3「反省文書かずに帰った反省文を明日書きゃ良いんでしょ?」

ほむら「貴女……!」

二組女3「いちいち真に受けんてなよ死ね……ほれ」パッ

ほむら「右手が……怪我してたの?」

二組女3「人差し指と中指の爪が剥がれてたんだよ、最後の回し蹴りでさ」

ほむら「頭の包帯は……」

二組女3「額バッサリイってた……先に連れてかれたのに病院の検査が長引いて今に至る」

ほむら「そう……」

二組女3「そういや昨日の事って何?」

ほむら「昨日は不快な思いをさせてごめんなさい」

二組女3「本当だよガチレズ変態ストーカー、マジキショいわ死ねよバーカ」

ほむら「……」



二組女3「で、そんな気色悪い暁美さんの本日の御予定は?」

ほむら「……七頭舞の練習をしたかったけれど、教えてくれてる先輩がもう充分だって」

二組女3「……ふーん、雨降るし今日はさっさと帰るのが正解でしょ」

ほむら「天気予報では晴れって言ってたけど……」

二組女3「あんなのあてになるわけ無いじゃん」

ほむら「……?」

二組女3「ま、数年この町にいりゃ分かるようになるよ」ポイ

ほむら「!」パシ

二組女3「あげる……奴隷のケアはご主人様の仕事だしな」

ほむら「あの……」

二組女3「逃げるなら今のうちだよ?」

ほむら「そんなことしないわ……大丈夫よ」

二組女3「根性だけは座ってるもんな、江戸っ子だから?」

ほむら「なにがあってもそばにいたい人がいるの」

二組女3「……妬けるね」

ほむら「貴女はどうするの?」

二組女3「ああ、あたし今日車で帰るし」


キキーッ


ほむら「……」

「お嬢様、お迎えに上がりました」

ほむら「黒塗りのクラウン……まるでギャグ漫画ね」

二組女3「うちギャグみたいなお金持ちだし、あたしのお部屋で一日可愛がられたら奴隷やめたくなくなっちゃうよ?」

ゆま「ほむらおねーちゃーん!」トテトテ

二組女3「……じゃーね」スタスタ

ゆま「今の人だれ?」

ほむら「誰かしらね」

ゆま「話しかけたら黒服の人が出てきて誘拐されそうだったね」

ほむら「そうね」

ゆま「あ、杏子知らない?もうすぐ雨降ると思って傘持ってきたんだけど……」

ほむら「杏子なら3階の教室よ」

ゆま「ありがとう!またね!」トットット

ほむら「えぇ……」

ほむら「……天気予報では、雨なんて」


ポツ ポツ 


ほむら「ふふ……奇跡のようなタイミングね……」バサッ




マミさんの部屋


TV「おとう……さん……」

マミ「うん……!」グスッ

QB「……」

TV「わがまま……許して……くれますか?」

マミ「うぅ……!」ボロッ

QB「泣くなら見なければ良いじゃないか」

TV「……許す……!」

マミ「ふふ……泣けるから良いのよ」ヒック

TV「最後の命令だ……」


ピンポーン


マミ「もう!こんな良い時に……!」ピッ

QB「いや、こればっかりは……」

マミ「セールスだった日にはティロフィナってやるわ!」フキフキ

QB「どうやらセールスでは無いね」

ガチャ


ほむら「……」

マミ「あら?今巴家の食卓で話題筆頭の暁美さんじゃない!」

ほむら「こんにちは……」

マミ「雨宿り……じゃ無いわね?取り敢えず上がって、今私しか居ないけど!」

ほむら「えぇ、知ってるわ」

マミ「お茶出すからちょっと待っててね」

ほむら「お邪魔します」

QB「やあ、ほm(ぶふぉ!?」

ほむら「あら、何か踏んだかしら?」グリグリ

とりあえずここまでです

お疲れ様です!

乙!
3が欲望に忠実になってきた?

こんばんわ

再開でござい

>>242

ありがとうございます

そうですね逆シャアのシャアみたいなもんだと思います



マミ「でも暁美さんが一人で来るなんて珍しい……何時もは鹿目さんか美樹さんにくっついてるもの」カチャカチャ

QB「マミ助けて!」

ほむら「言われてみればそうね……ユニコーン?」

マミ「えぇ、ここ数日でまた1から見直してたの」ストン

ほむら「そう」

マミ「で、どうしたの?暁美さんに限ってユニコーンを見に来たってことは無いでしょ?」

ほむら「ちょっとした愚痴よ、貴女は今日雨が降るって知ってた?」

マミ「ええ、そりゃ…ねえ」

ほむら「ゆまも知っていた……けど、私には分からないの……」

マミ「あ、なんで分かるのか知りたいのね!」

ほむら「違うわ……ただ私が都会者なんだなって思ってしまっただけ」

マミ「そう言えば最近隣のクラスの子達がからかって来るんだって?」

ほむら「えぇ……」

マミ「気になってるんだ?」ズズ

ほむら「気になってしまったの」

マミ「気にしてもしょうがないじゃない、ここは東京と違って暖かくなって来れば突然雨が降り出すし、冬は雪が積もるし、天気予報はあてにならないし」コト

ほむら「……」ズズズ


マミ「こんな規模の街にもかかわらず公共の機関は死んでるし、アニメも他の地域より放送が遅いし、たまに関東から外されるし、グンマーとか異国のような扱いを受けるし」グググ

ほむら「あ、あの……」

マミ「前橋市は見滝原市を目の敵にしてるし、交通機関はまともに発展する気配がないし、だいたい何が東見滝原よ!!需要があると思ってるの!?」バン!

ほむら「ほむっ!?」

マミ「そんなことで一々署名活動しないでよ!大体どこに作るつもりなのよ東見滝原駅なんて!風見野くらい自転車で行けるわよ!」バンバン! ガシ

QB「ちょ」

ほむら「お……落ち着いて……」

マミ「歩くのが辛い!?バスが無い!?甘えんじゃないわよ!見滝原の駅前で充分でしょ!何でもそろうでしょ!それでも辛いなら電動チャリ買いなさいよ!!年取ることが免罪符な訳ないでしょ!!見滝原バブルの前から言い続けてるくせに実現しないのはそれだけ需要無いって事なのよ!!なんで分からないの!?」グルグルグル

QB「訳が分からないよー!?」ブンブンブン

ほむら「あの、えと……その……」

マミ「そこ決め台詞!」ブン!

QB「ぐふぇ……」ボス

ほむら「ば……馬鹿ばっか」

マミ「正解!」ビシッ


ほむら「あの……」

マミ「美樹さんや鹿目さんに同じこと行って御覧なさい?「え?東見滝原なんてできるんですか?」とかいうわよきっと」

ほむら「……」

マミ「けどあの二人は間違いなくこの街の人間なのよ?要は心意気よ心意気、この際開き直ってその子に田舎者ざまぁwwwとでも言ってしまいなさい!ついでにさっきの話して事情通気取ってドヤ顔しておきなさい」

ほむら「解決になってないじゃない、より険悪になりかねないわ」クス

マミ『やっと表情が和らいだわね』

QB『そのためだけに僕の個体を一つつぶすなんて訳が分からないよ』

マミ「大丈夫よ、杏子が対話(物理)してくれるから」フフン

ほむら「!」カオヒキツリ

マミ(あれ?地雷踏んじゃったかな?)

ほむら「……実はね」スゴクセツジツ

マミ(やっちまったわね)


マミ「それはもう杏子と美樹さんが悪いわ、気にしなくていいわよ?」サクサク

ほむら「けど……」

QB「どうせ点数の入らない競技なんだからスルーすればいいじゃないか、練習してる意味が分からないよ」

ほむら「……そうかもね」

マミ「うーん……じゃあこうしましょう!」

ほむら「?」

マミ「その子と仲良しになりなさい!」

ほむら「え?」

QB「その手法は非効率てギュエッ!」ミヂミヂ

マミ「要は一日奴隷の罰ゲームなんでしょ?媚売っときなさい!グリーフシードはストックあるから頑張って!いざとなったら……ま、やってしまいなさい」

ほむら「一応負けるつもりはないのだけど」

マミ「勝ったらただのお友達になるだけでしょ?」

ほむら「けど……」

マミ「らしくないのよ」

ほむら「はぁ……?」

マミ「なんかこう、ん~……勝負に勝つために頑張るってのが暁美さんっぽくないわ」



ほむら「私は最初からそのつもりだったのだけど」

マミ「無理しなくていいじゃない」

ほむら「……」

マミ「美樹さんが言ってた、卵を割らなければオムレツは作れない……良い言葉よね」

ほむら「それが私たちの最初の気持ち」

マミ「卵を割って作るものが目玉焼きでもいいじゃない」

ほむら「けど私は……」

マミ「顔向き合って戦った相手と肩を並べてガンダム見たって良いじゃない……ユニコーン、面白いわよ?」

ほむら「まどかとオムレツ……作りたいのよ……」

マミ「今の暁美さん、なんだかとっても似合わないことを悩んでいるような気がするわ」

ほむら「そう……ですか」

マミ「大丈夫よ!暁美さんが茶碗蒸し作ろうがゆで卵作ろうが私が応援してあげる!」

QB「ま、僕は現時点で君たちは十二分に勝てるとだけ言っておくよ」アットイウマニサンタイメ

ほむら「……」

ガチャガチャ バタン!

ゆま杏「「ただいまー」」ドタバタ

杏子「あれ?誰か来てるの?ってほむらじゃん、なにしてんの?」

マミ「お帰り……左肩を怪我してるのね、そこに直りなさい」ニコ

杏子「げ……、これはだな」

マミ「 直 り な さ い ? 」ニコォ

ゆま「お……お手柔らかに……」ガタガタ

杏子「待て!話し合えばわかる!」

マミ「じゃあね暁美さん」ニコニコ

ほむら「え、ええ……ありがとう」ファサ

杏子「ちょっと!弁解してくれよ!このままじゃあたし死んじまうって!」

マミ「 じ ゃ あ ね 暁 美 さ ん 」ニコニコニコニコ

ほむら「さ……さようなら!」ダットノゴトク!

ガチャ  バタン!

マミ「さあ……ショータイムね」

杏子「ふ……長い休暇が取れそうだ」

ゆま「凄いさわやかな笑顔だ……」


ザー ザー


ほむら「雨……止んでないわね……」バサッ

ちょっと短いけどここまでです

お疲れ様でしたー!

こんばんわ

再開します



次の日 お昼頃


さやか「今日のお昼は……じゃじゃ~ん!」パカッ

まどか「あ、スクールランチだ」

さやか「今朝は母さんが寝坊しちゃってね~、けどお昼に温かいご飯が食べれるってちょっと幸せかも」

まどか「良いなぁ……」モシャモシャ

さやか「そんだけガツガツ食ってもらえるなら知久さんは間違いなく幸せだよ」

杏子「パンって食った気しないんだよなぁ……」ムグムグ

ほむら「バスケットにサンドイッチだなんて、まるでピクニックじゃない」

杏子「片手で食えるように、だってさ」

ほむら「良いお母さんね」

杏子「ちょっと怖いけどな」

まどか「あ、仁美ちゃんこれ頼まれてたCD」ゴソゴソ

仁美「ありがうございます」

さやか「なんのCD?」

仁美「体育祭の時流す曲のリストアップをまどかさんにお願いしていたんです……そういう曲は詳しくありませんから」

杏子「そんなことかよ……」

仁美「音楽は重要ですよ?筋トレにも歌が効果あることは医学的に実証済みですし」

まどか(だからバサラさん達って筋肉あるんだ)



杏子「ふーん」ムシャムシャ

仁美「そういえば私さやかさんにお聞きしたいことが」

さやか「ふぇ?何よ?」

仁美「上条君の好きな卵焼きって何ですの?」

まどか「上条君って甘いの嫌いだったよね?」

さやか「そそ、塩胡椒で味付けしたやつが好きなのあいつ」

仁美「ちゃんと塩胡椒ですわ!けど、私の焼いたものよりさやかさんのものの方が好みだと申してきますのよ!」

杏子「お袋の味って奴じゃねーの?」

まどか「でも私はさやかちゃんの、ママが作る夜食みたいな味すっごく好きだよ!」

さやか「詢子さんには失礼だけど褒められてる気がしない……」

仁美「私にも教えて下さい!さやかさんのあの凄くがさつでおおざっぱな味付けの仕方!」

さやか「分かった分かった明日卵焼き作ってくるから勝手に食べて研究してよ」

杏子「あたしの分もな!」

まどか「私のも!」

さやか「ははは!さやかちゃんの天才的な味付けに魅了されなさい!」


ほむら「ごちそうさま……」パタン

まどか「あれ?もう終わり?」

ほむら「なんだか食欲が湧かないの……杏子食べる?」

杏子「いっただき!ほむらの残念になる位薄い味付けも結構好きだぜあたし!」ヒョイパク

ほむら「お弁当箱、机に置いといてくれる?」

杏子「おうよ!」

まどか「どこに行くの?」

ほむら「パソコン室……ちょっと用があって」ガチャ

まどか「そうなんだ……行ってらっしゃい……」バタン

仁美「やっぱり気にしてるんでしょうか?」

さやか「あたしってほんとバカ……」

まどか「さやかちゃんだけが悪いわけじゃ……」

杏子「せめてさやかが倒してくれてればあたしはマミに怒られずにすんだのに……」

さやか「クソー!あの時は助けてくれてありがとうよ杏子~!愛してるぅ!」ムギュウ~

杏子「バ、バカ!やめろよな!!」グイィー

まどか「表情筋が緩みきってるよ仁美ちゃん」

仁美「ウェヒヒヒ、ですわ」

まどか「でも元気ないよね……」

杏子「うわの空で料理してたのは確定だな、ほれ」ヒョイ

さやか「フムフム……ん?塩振り忘れてる……」

まどか「……」




パソコン室


ほむら「失礼します」ガラッ

二組女3「……」カチカチ

ほむら「え?あの……」

二組女3「用事だか何だか知らないけど早く終わらしてよ」カカカッカチカチ カチ

ほむら「……どうしてここにいるの?」

二組女3「五時間目は二組が技術であたしが技術係……ま、パシりってやつ」ヒツヨウナイノダ!ウチュウニトッテキサマタチハ!

ほむら「……悪いことしたわね」

二組女3「別に……あ、これしか使えないから」ゴーッド!フィンガー!

ほむら「ありがとう、早乙女先生から借りたDVDがダビングするだけだから」

二組女3「……」ビギナ・ギナ!ハッシンシマス!

ほむら「……」カチカチ 

二組女3「……」ガンダムF91 デマス!

ほむら(気まずい……)カタッ



PC< ダビングを開始します




ほむら「あの……何をしてるの?」

二組女3「音楽聴きながらクソゲーしてる」コタエハイナ!ダンジテイナ!

ほむら「えっと……なんのゲームを?」

二組女3「え?」チキュウトウチュウ コノフタツノ(ry

ほむら「いやその……エピオンとF91とノーベルガンダムが揃うゲームって何なのかなって……」

二組女3「まどかに聞けよ」ジャクシャヲツクリダスノハキョウシャダ!

ほむら「まどかもやってるの?」

二組女3「連座が有料ロケテだった頃からやってるよ」アタラナケラバ(ry

ほむら「連座は……まどかの家でやったことあるわ……PS2でSEEDのMSが戦うやつでしょ?」

二組女3「それのガンダムオールスター版だよ」フィン・ファンネル!

ほむら「……ゲームとして成り立つの?特にGガンダム」

二組女3「意外なことに成り立ってる」カツ!ナニヲスルノ!マチナサイ!

ほむら「そうなの……」

二組女3「……」コノコウドウシカ、カンゼンヘイワヘノミチハナイ!

ほむら「……」チラ


PC< ただ今30パーセント


ほむら(長い……)



ほむら「音楽は何聞いてるの?」

二組女3「……」ジー

ほむら「……」

二組女3「ライラライラライ♪ ライラライラライ♪」

ほむら「!?」

二組女3「ライラーイライライ♪」

ほむら「ガンダム?」

二組女3「良く分かるな、ガノタかよ気持ち悪い」

ほむら「……AGEが好きなの?」

二組女3「二番目にね」

ほむら「結構叩かれてるのに?」

二組女3「AGEを見て文句しか言えない奴は何見てもごねると思ってる」

ほむら「そう……かもね」

二組女3「お前はSEEDが好きって顔に書いてあるな」

ほむら「00のが好きよ私は」

二組女3「愛しのまどかちゃんはキラ様信者なのに?」

ほむら「初めて見たのが00なの」

二組女3「初見は大事だもんな」

ほむら「ええ、とっても大事よ」



二組女3「……」

ほむら「……」

二組女3「……」スッ

ほむら「……?ありがとう」ソウチャク

ipod「チューチューラブリムニムニームラムラ♪ プリンプリンボロンヌルルレロレロ♪」

ほむら「ぶっ!!ゲホッ!ゲホッ!」

二組女3「ぷっ……咽るほど?」

ほむら「マキシマムザホルモンって、貴女……」

二組女3「アニソンしか入ってないとかリアルにあるわけねーだろバーカ」ツイッツイ

ipod「芽の出ないような雑技 ディエリは明日のスクラップで」

ほむら「月とピエロと青い星」

二組女3「……」ツイ

ipod「大人の言うことに疑うこともなく かたくなに信じて生きてきたけど」

ほむら「命短し恋せよ人類」

二組女3「へー……」ツイ

ipod「ここ ここ ここはどこ 宇宙」

ほむら「LOVEずっきゅん」

二組女3「ふむ」ツイ

ipod「部屋の壁 真っ赤に塗りつぶしてー」

ほむら「シアトリカル」

二組女3「えー……」ツイッ

ipod「何か企んでる顔 最後の花びらが消えた瞬間」

ほむら「真心ブラザーズの……なんだったかしら?」

二組女3「サマーヌード……いい加減キショいんだよ死ね」

ほむら「あのえっと……ごめんなさい……」

ほむら(全問正解で罵声をもらうとは思ってなかったわ……)



ほむら「ロックしか聴かないの?」

二組女3「ロックなら何でも聴くって感じかな」

ほむら「何故?」

二組女3「教えない」

ほむら「えっ」

二組女3「……」

ほむら「……」

二組女3「……」

ほむら「指、平気なの?」

二組女3「力さえ入れなければ」

ほむら「頭の方は……」

二組女3「死ななきゃ治んない」

ほむら「えっ」

二組女3「真に受けんなって」

シュルリ パチン ファサァ

二組女3「包帯はファッションみたいなもんだよ」ベリッ

ほむら「……」


二組女3「額だから目立つんで付けろってうるさくてね」

ほむら「……ごめんなさい」

二組女3「なんで謝るの?」

ほむら「だって……」

二組女3「あたしが挑発したし初手はさやかだし誰が悪いとか無くね」

ほむら「そんなこと」

二組女3「あれか、あたしの為に争わないでとか言っちゃう系?」

ほむら「けど顔にこんな大きな傷……」

二組女3「いやあたしはどうでも良いし」

ほむら「駄目よ!女の子なのに……」

二組女3「……」

ほむら「……」

二組女3「……」

ほむら「……男だったら良いとか言う意味ではないわ」



二組女3「ははっ!優しいなぁ!」グイッ

ほむら「な、何?」チ、チカイ…

二組女3「あたしが男だったら今ので惚れて押し倒してるって」ムニムニ

ほむら「あの……」モミモミ

二組女3(お肌やわっこい!)

ほむら「……褒められる程の容姿ではないわ」サワサワ

二組女3「好みの話をしてる」ムニムニ

ほむら「あ、えいやあの……」ネクタイシュルリ

二組女3「照れてる?」ピッピッ

ほむら「悪い気はしないけど……何してるの?」パチパチ

二組女3「脱がそうかと」ギュッギュ


スパーン!!




ほむら「……ダビング終わったわ、付き合ってくれてありがとう」フクナオシ

二組女3「あっはは!!けが人を引っ叩くなんて!」ドキドキ

ほむら「もう少し油断してたら間違いなく脱がされてたわ」パッパ

二組女3「じゃあさやかには脱がされるかもね」

ほむら「それは無いから大丈夫」

二組女3「ま、可愛いジュニアブラが見えたから満足かな」

ほむら「悪かったわね」

二組女3「今度はあたしが脱ごうか、自信あるよ!」ゾクゾク

ほむら「腹筋割れてそう、足に筋肉ついてそう」

二組女3「自信あるって言ったじゃん、意外なことにスレンダーなんだぜ」

ほむら「プールの時水着の上から楽しませてもらうわ、それじゃ」

二組女3「はいはい、じゃーね」


二組女3(暁美さんも素質あるよね?それもかなり強力な

転校生同士で佐倉杏子と?いやでもここは暁美さんご執心のまどかとのカプも……

でもまどかはさやか以外あんまり眼中なさげな感が……

けどその場合佐倉杏子が……駄目だ捗りすぎる)キュポッ


キュッキュッ



二組女1「あゆー!パシりおっつー!」

二組女2「パシりが居る日はクーラー効いてて良いなー!」

二組女3「しかしさやかは素質皆無って言う……」ブツブツ

二組女4「葉月なんや、ホワイトボードに書かれたこのMとかSとかKとかHとか……いや他にもいろいろアルファベットあんけど、取り敢えず強調されたこの4つなんや」

二組女5「掛け算とか矢印で繋げたりしてるし、計算式?……にしては何だか」

二組女3「当ててみなよ」

二組女1(……分かっちゃった///)カァァ



まどか「なんか寒気が……」ゾゾゾ

さやか「あたしも……また熱中症の後遺症かな?」ガタガタ

ほむら「感じる?」

杏子「いんや?」

仁美「私はなんだか暖かさを覚えますわ……」

いったん用事で抜けます

二組女3は百合萌え男子だったのか

こんばんわ

再開します

>>267

こういうの腐女子って言うのでしょうか?



放課後


まどか「私ね……障害物競争出るんだ……」グテー

さやか「うん」

まどか「それでね、早乙女先生に言って放課後障害物の道具をクラスで借り切って練習する事にしたんだ……」

さやか「うん」

まどか「障害物競争はね、仁美ちゃんに杏子ちゃんにほむらちゃん、他も一組の運動上位の子が出るの」

さやか「あたし短距離だけなんだ、ごめん」

まどか「でね、杏子ちゃんから話を聞いて本番に近い障害物をここに再現したの……」

さやか「そっか……」



~遡って少し前 体育館~


さやか「杏子ー!セットオッケー!」

杏子「おーい野郎ども!あと女連中!障害物説明すんぞー!」

恭介「うん、よろしく」

「俺、今度の体育祭が終わったら……」

「フラグを建てるな、お前じゃ無理だ」

まどか「頑張ろうね皆!」

仁美「いつでもどうぞ」

ほむら「早くして」

ほむら(七頭舞の事は取り敢えず頭から外す、キリカは充分だと言っているし早乙女先生から去年の映像も貰った……とにかく今は勝つことに集中するわ)

「精一杯がんばるわ」

「一所懸命にやらせて頂きます!」

「やぁってやるっしゅ!」

杏子「まず一個目がこれ、麻袋に下半身を突っ込んでジャンプして進む」

「女の子があれやるとなんか興奮するな」

恭介「うわぁーまるで童貞みたいな発想だね」

「は?」

恭介「ん?」

「ひさびさに……キレちまったよ……」



杏子「二つ目はこれ、俗に言う網くぐりってやつ。網の下を全力で匍匐前進な」

「まどっちと暁美さんこれ楽勝じゃーん!」

まどか「ちゃんと鍛えたもんね!」

ほむら「そうね」

さやか「ほむらもリアルゲリラごっこで鍛えてるからね!」

仁美「つっこみませんよ」


杏子「んで三つ目は……後で校庭でやるとして、四つ目は平均台……言ったって三メートルが二台、つまり六メートルっぽっちさ」

さやか「なんか飛び越せちゃいそう」

仁美「いや、厳しいと思いますわ……」

ほむら「怪我の危険もあるしそんなことは考えないのが賢明ね」

さやか「あう……」



杏子「んで玉入れ、高さは2m50cmだしバスケと思えば入るさ」

恭介「いや、意外と難しいよこれ」

「おし!一発で入った!」

恭介「補欠と言えどもバスケ部流石だね!補欠だけど!」

「おい、デュエルしろよ」


杏子「このあと最後にマシュマロ探しが入ってゴール、質問は?」

「大丈夫です」

「そうね、特に難しいのは無さそうだし」

杏子「んじゃ、外行くぞ」

まどか「今年の障害物競争は大丈夫そうで良かった!」

さやか「去年のまどかは跳び箱で泣いたもんねー!」

ほむら「そうなの?」

まどか「ほんとだよ!六段もなんて鬼だよ!」

さやか「あっははは!そんなこと言ってると最後の最後で地雷引いちゃうぞー!?」

まどか「今の私なら大丈夫だよ!」

仁美「そうですね、今のまどかさんなら大丈夫そうです」

ほむら「私もそう思うわ」



校庭


ズルズル……


杏子「野郎どもっ!気合い入れろー!」

恭介「しっかし……高跳びの着地用マットが障害物なんてね」

「本番の体育委員はドンマイだな」ヨイショ

「本当マジこれ辞めてほしかったぜ……」ドサッ


杏子「んでさっき飛ばした三つ目がマット登り、今年初めてやるとかなんとか」

さやか「あたしの手ってさ」

まどか「うん」

さやか「ぱって開いたとき親指から端までが大体15センチなわけよ」

まどか「そうなんだ……」

さやか「マットひとつがだいたい4さやかちゃんハンドなわけさ」

まどか「60センチって事だね……」

仁美「つまり三段重ねなので180……」

ほむら「どうするのこれ……」

まどか「ふん!」グググググ

さやか「お、登れた」

ほむら「すごい懸垂力ね」

まどか「こ……こんなんじゃ……ハァハァ……競争に……ゼェゼェ……ならないよ……」

杏子「裸足でやりゃいいじゃん」

さやか「のぼり棒とかそれで攻略出来たりするよね」

まどか「素足じゃ走るのが遅くなっちゃうよ……」



~回想終了~



さやか「リハしといて良かったじゃん……今からでも競技を変えれば」

まどか「落ち込んでてもしょうがない!攻略方考えなきゃ!」

さやか「お、ポジティブ」

まどか「まずは他の人のアドバイスを聞こう!」

さやか「うんうん」

まどか「さやかちゃんはどうやるの?」

さやか「あ、あたしからなんだ」



さやか「どうって言われてもなぁ」

さやか「こうヘリを掴んで」ムギュ

さやか「下のマットに足を引っ掛けて」ヨット

さやか「そしたらもう膝が一番上届くんだもん」グイ

まどか「凄い!身体柔らかいんだね!背ぇ高のっぽ!大っ嫌い!!」←140台

さやか「えぇ~……」←160台



まどか「と言うわけでほむらちゃんはどうやるの?」

さやか「最初から体格近い子に聞きなよ」

さやか(って言ってもあたしとほむらが同じくらいか……)

ほむら「そうね……まず助走をつけて……」トットット

ほむら「右手でヘリを掴んで身体を引き上げつつ飛ぶ……」

ほむら「体を捻ってマットに着地」

まどか「ふんふん、カウボーイが馬に乗るあれの応用だね」

ほむら「そういうことね」

まどか「よし!ありがとうほむらちゃん!」

さやか(まどかには絶対無理だって……)


まどか「ひーとみちゃん!」

仁美「はーあーい!」

さやか「なんだこれ」

まどか「仁美ちゃんはどうやってマット超えるの?」

仁美「私はマットを駆け上がってましたわ」

まどか「成る程、駆け上がっ……て?」

仁美「はい、このように」タタタタタ ガッガッ

まどか「二段ジャンプ?……え?」

さやか「あれはマットの隙間に足を入れて二段ジャンプしてるだけ」

仁美「そうですね、小さい方には出来ません」←160後半

まどか「大っ嫌い!!」

仁美「お~っほっほっほ!」

まどか「うわ~ん!さやかちゃーん!」ブワッ

さやか「早く次行こうよ」ツカレタ…

まどか「そうだね」ケロッ

仁美「強いてコツをあげるとするならば如何にして膝を一番上に運ぶか、ですわ」

まどか「ありがとう、仁美ちゃん!」



まどか「身長、体重ともに私と体格の近い子のやり方ならきっと参考になるよね!」

さやか(その子はまどかと運動能力ダンチだけどね……)

まどか「お願いします!」

「まどっちのお願いならしょーがないなー!」

まどか「ありがとー!」

「行っきまーす!」ダダダダ

まどか「まずは助走を付けて……」

さやか「飛んで……ってぶつかるって!」

「うへっ!」ドン!

まどか「お腹打っちゃったよ!?」

「うおりゃー!」グイ

さやか「おお、そのまま駆け上った」

「おっしゃー!」ガッツポーズ!

まどか「あれ出来そう!やってみる!」

さやか「辞めた方が……」

まどか「うおりゃー!……グホッ!!」ダダダ ピョン ドン!

さやか「あーあ胸を……」

「まどっちクッション無いもんねー」

まどか「こんなのって……ゲホッゲホッ……あんまりだよ……」

ほむら「まどか……大丈夫?」

まどか「今日中にどうにかしないと……ダーレカータースケテヨー!ってできれば簡単なのに」

さやか「そこはヤメローモーじゃないんだ」

ほむら「?」

まどか「よし!とにかく気合いで頑張ろ!」

「迷いを捨てたら馬鹿になったってやつだ」

さやか「うーん……やっぱよじ登った方が早いんじゃない?」

ほむら「頑張って跳ぶのをマスターしましょう」

「体当たりだー!」

まどか「セーフティカイジョ!コノシュンカンヲマッテイタンダー!」

ほむら「すさまじいダッシュだわ!」

さやか(また胸打つなあれ)




~練習終了後~


ほむら「そういえば放課後の練習にまともに参加するのは初めてだったわ……皆結構まじめにやるのね」

ほむら「晩御飯、今日はお惣菜でいっか……」

ほむら「いつか聞いたおすすめは商店街のお肉屋さんだったわね」


ほむら「ん?これ、あの子がやってたゲームかしら……」

《まどかに聞けよ》

ほむら「……まどかもやってるなら、ちょっと覗くのもありね」


ほむら「えっとガンダムの筐体は……結構盛況ね」

ほむら「シャッフル1~8ってほうは人で溢れてるのにこっちの固定Bってほうは誰も居ないわ……何故かしら?」


「やっぱ稼いだ覚醒はきっちり半覚二回で使い切んないとね……Zって意外とタゲ取れないからさぁ」カチャ プシュ

「格闘機かなんかだとおもって使わないとダメっすよね」チャ スウ

「相方も油断するとすぐ二落ちしたいとか言い出すしさぁ……」グイ ゴクゴク

「見捨てる時がほんとうざいっすよねぇ……その辺ショウさん上手いから羨ましいっすよ」スパァ

「てめえが二落ちしたとこで稼げるアドなんてたかが知れてるっての」ハハハッ


ほむら「ゲーセンのこういうところ、苦手よ……」

ほむら「モニターでリプレイが見れるのね、取り敢えず……」ピッ

ほむら(実はゴッドガンダムがどう戦うのか興味深々よ)ピッピッ

ほむら「……なんか私のやったガンダムと随分違うのね」ホムゥ

ほむら「戦闘中に武装が変わったりドッキングしたり風雲再起を呼び出したり」カッキテキ

ほむら「あとゴッドガンダムがなんか残念だわ、天響拳をポンポン撃つ姿はなんか嫌ね」

二組女3「何やってんのお前」ニュ

ほむら「ひゃ!!」ゴン!

二組女3「痛そ」


二組女3「放課後の練習帰りに制服のままゲーセンとはね?意外な趣味を見た気分」

ほむら「答えは否!断じて否よ!」

二組女3「はいはいまどかまどか、まどかのやってるゲームに興味が湧いた訳だ」

ほむら「まあ……そんな所よ……」

二組女3「けど初心者がやるには敷居が高過ぎるんだなこのゲーム」

ほむら「ちょっと思ったわ……私がやったやつと違い過ぎるもの」エクストリームアクションッテナニ?

二組女3(まあ、比較対象が連座ってのもな)

二組女3「連座は三階だよ、やってけば?」

ほむら「……あなたこのゲーム出来る?」

二組女3「怪我見て言ってる?」

ほむら「そうよね……」

二組女3「隣で応援してくれるなら良いよ」ニッコリ

ほむら「!」


二組女3「……んで何が良いの?」

ほむら「何って?」

二組女3「機体だよ機体、フリーダム?ダブルオー?ユニコーン?AGE居ないよこのゲーム」

ほむら「貴女の好きな機体で良いわ」

二組女3「えー……好きな子が応援してくれるのにV2使ったってなぁ……なんか魅せれる機体は……」

二組女3(次の組み合わせスーフリとユニコちゃんだよなぁ……けどフルクロスで蹂躙するってのもカッコ悪いし……)

ほむら「あら?エピオンはどこ?」

二組女3「このゲームエピオン居ない、これでいっか」ジッセントウニュウダ

ほむら「ガンダムなのに戦車?」

二組女3「これはイグルーのヒルドルブって言ってあたしらはポップンって呼んでるよ」

ほむら「ポップン?」

二組女3「ポップンミュージックって音ゲーしてる錯覚に陥るんだよ……ま、好きな子が見てると魅せプレイにも気合いが入るのさ」

ほむら「貴女その手の発言に恥じらいとかないの?」

二組女3「感じないな」


二組女3「敵はスーフリにユニコちゃん、敵で良かった」

ほむら「味方はえっと……さんガンダム?」

二組女3「アニメだけ見てゲームとかやったこと無いのは珍しいなおい」コイツガタタカエバアタマノカタイジョウソウブモ(ry

ほむら「ゲーム出身のガンダムなの?」

二組女3「今度自分で探して」コウソクイドイケイタイナラ

ほむら「ほむ……」

二組女3(持ちネタ?)


二組女3「スーフリとタイマン押し付けとかね」タンタン

ほむら(この戦車……変形してステップ連打ばっかりね)

ほむら「ドラグーンが……!」

二組女3「大丈夫だって、こちとら埼玉のステドラを犬で捌いてたんだぜ?」パチパチ タタタンタタンタン!

ほむら「はあ……?」

ほむら(前に後ろに、右に左にステップ連打で全然戦車っぽくない……!気持ち悪い)


ザワザワ ガヤガヤ

「ドルブぱねぇ……」「ストフリフルボッコ過ぎワロエナイ……」「あんな動き出来んのかよ……」


二組女3「宙返り着地でしょ?知ってた」キョウクシャリュウダン!テェッ!

ほむら「なんか……フリーダムが戦車に蹂躙されてるのは悲しくなってくるわね」

二組女3「やっこさん地走慣れしてないみたいだしね」カチャカチャ タタンタタン バン!

ほむら「ドラグーンを纏ったわ!確か連射してくるのよね?」

二組女3「上昇からの押し付けじゃ当たらないっての」タンタン タタクイッタンカチャカチャタンタンタンタン!

ほむら(魅せプレイって言うだけあるわ……あらゆる方向からのビームを戦車らしからぬ気持ち悪い動きでヒョイヒョイよけて行くのがカッコ良く思えてきたもの)

ほむら「……?こっちのコストが減ったわ」

二組女3「味方死んだな」パチパチパチ タンタンタンタン タァン!

二組女3(ユニコちゃんを半分削ってりゃ上々か……)カチャカチャ

ほむら「キラが凄い顔に……」キラキラバシュゥゥン!

二組女3「いやスモークあるんで……よし、ユニコちゃん狩って終了コース」スモークサンプ! フミツブシテヤル! フリーダムガ…!

ほむら「そうなの?」

二組女3「そうなの」タンタタタンタタ

ほむら(あとポップンって言ったのも分かるわ……独りだけ完全に違うゲームしてるみたいなボタン捌きだもの)


ほむら「って戦車落とされたじゃない」マズッタ!

二組女3「そいつが大きなミステイク」オチタトオモッタカ?アイニクダナ

ほむら「戦車が光り出したわ!」ヒョウカシケン?イラネエヨ!

二組女3「覚醒、連座にもあったろ」タンタンタンタンタンタンタン

ほむら「格闘してステップしまくる奴ね」

二組女3「お前がやったのⅡかよ」タンタンタンタタタタタカタカタカタカタ

ほむら「味方も覚醒したわ!」

二組女3(味方無能か)ネーワ…

ほむら「ユニコーンガンダムも!」

二組女3(馬鹿しかいねぇ……)アタマイテェ…

ほむら「サイコフレームが緑色の共振をしてる!」ホムホム!

二組女3「捕まるかよ」タタタタタタタタタタタタ

ほむら(ドリフトしながら主砲連射……より一層気持ち悪い動きを……!)

二組女3「よし一ヒット!あとは神様にお祈りしますってね」タタカイッテモノヲオシエテヤル!

ほむら「戦車がスピンしながら撃ちまくってるわ……あ、ユニコーンに当たった」

二組女3「ブイ!」ピース!

ほむら「ふふふ!全然戦車っぽく無かったわ」

二組女3「魅せるって言ったじゃん!」


ほむら「結局5連勝で終わったわね」

二組女3「最後敵でウイング引いちゃったからな」

ほむら「あんなにカクカク動いてれば当たらないと思ってたのに」

二組女3「戦車って飛べないからあれ結構必死なんだぜ」

ほむら「じゃあローリングバスターはかわせないわね」

二組女3「まあね、つかゲームする気になった?」

ほむら「格好いいと思ったのは00ガンダムね……打ち上げたのを量子化して追撃するのをやりたいわ」

二組女3「じゃあ00ライザーが女の子に見えるまで使い込まないとね」

ほむら「なによそれ」

二組女3「通称がライザちゃんだからな」

ほむら「変なの」フフフ

二組女3「つか指から血出てきたんだけど」

ほむら「あれだけ連打してればそうなるわ」

二組女3「かっこつけすぎたな」

ほむら「自業自得じゃない」


「お嬢さん中学生?盛り場通いは良くないよ」

ほむら「……」

二組女3「お構いなく」

「ははは!威勢の良いお嬢さんだなぁ?」

「君ガンダム強いよね?この後暇ならお茶でも行かない?」

ほむら「私達は……この後は……用事が……」

「どんな用事?」

二組女3「彼女とセックス」

ほむら「ちょ」

二組女3「自信あるっしょ?走るよ」ボソ

ほむら 「!」コク


「同性愛かぁ……参ったなぁ……そうだ!お兄さんが男との楽 バキィッ(ブベラァッ!!」

ほむら「ちょ」グイ

二組女3「鼻っ面に叩き込んだし追ってこれないっしょ」ダッ

ほむら(男には容赦ないのね……)タタタタ

「ショウさん!」

「あのガキども捕まえろ!!」ハナヂピュー

「うへへへ!たぁまんないねぇ!」

ほむら「統率は取れてるようね」

二組女3「そうこないとね!ゾクゾクが止まらない!」

店員「あの、お客様」

二組女3「どけ殺すぞ!」

店員「あわわわ……」

ほむら(ごめんなさい……)

二組女1「あれ?あゆ移動?」

二組女3「持ってろ!」ブン

二組女1「ちょ、え?今の都民?じゃあこれあいつのカバン?」ボス

「待てやこらぁ!!」

「犯したるわぼけぇっ!!」

ドタドタ ギャーギャー

二組女1「あの二人何やったわけ!?しかもちゃっかり手をつないで逃避行!!」

今日はここまでです

お疲れ様でした!

台風の目の二人だけが
体育祭と関係ないところで
ガノタ系百合という特殊ジャンルを築いてゆく
良いぞもっとやれ

キュゥべえによるトレーニングが続くかと思ってたらガノタスレだった
何を言ってるか(ry

二組女3というモブがくっそかわいい


油断すると間が開いてしまいます……申し訳ございません

再開します

>>290 >>291 >>292

ありがとうございます!

気長に付き合っているいただけると嬉しいです


~商店街~


ほむら「追手は八人で打ち止め……みたいね」チラ

二組女3「なーる……じゃお前はこのまま真っ直ぐ行って、二個目の信号を右」

ほむら「あなたは?」

二組女3「そこの路地裏に入って撒くよ」

ほむら「なら、聞けないわ」

二組女3「なんで?」

ほむら「あなたの指した先にあるのは交番よ?借りを作るのは勘弁ね」

二組女3「……とか言われてもね、あたしが買った喧嘩だし」

ほむら「正直にいって私一人だったとしても結果は一緒よ、人見知りだもの」

二組女3「暁美さんってもう少し冷静に考える人だと思ってたけど?」

ほむら「火事と喧嘩は江戸の華よ」

二組女3「はははっ!そういうの最っ高!取り敢えず次の路地裏入って殲滅路線で」

ほむら「怖いわ……殲滅なんて」

二組女3「あたしらが捕まったら日本の大地踏めないかもね」

ほむら「御冗談」



~路地裏~


二組女3「多数と喧嘩する時の鉄則は?」

ほむら「狭い路地に逃げ込んで一匹ずつ狩る」

二組女3「分かってるね……今だけは勝負とか、クラスとか抜きで」

ほむら「分かってる……利害一致の共同戦線」

二組女3「……締まらないな、名前つけよう。絶体絶命心中上等宣言戦線とか」

ほむら「貴女と心中するのは嫌、却下」

二組女3「うーん……」

「居たぞ!」

「ウィーッヒッヒッヒッヒ!!見つけたぜぇ、お嬢さんどもぉ!!」

ほむら「前から二人、後ろから1人……早くしないと」

「そのまま押さえ込むぞ!多少は傷物にしても捕らえろとのお達しだ!」

ほむら(それにそっちの方向には……最悪のタイミングだわ……)


二組女3「あ、そうだ」

ほむら「何?」

二組女3「トチ狂った協奏曲、コングラッソ・コンチェルタンテ」

ほむら「なんで音楽用語なのよ」

二組女3「思い付いたんだもん……漢字にしたら狂想協奏曲、異議は?」

ほむら「無し」

二組女3「あたしは左の一枚と後ろの一枚」ポキポキ

ほむら「右の一枚を取りつつフォローに回るわ……右側、脆いでしょ?」トントン

二組女3「良くお分かりで――レディ?」

言いながら左手の拳を挙げている

その表情はゲームを始める時の自慢気な笑顔に近いと思った

ほむら「ゴー……!」トン

右手の拳で応え、全速で駆け出す



それからはあっという間だった

私達を追い詰めるために散り散りになったお兄さん達も、まさか女子中学生に返り討ちにされるとは思って無いようで武器すら持っていなかった

考えれば片や魔法少女、片やその魔法少女を素手で倒す少女、私が変身すらせずに闘っていたことを考慮すれば最初から遊んでいたと言える

インキュベーターが聞いたら非効率的だと言うに違いない


二組女3「最近のヤクザって腑抜けだなぁ……お前等上にどう報告入れるんだよ」ポイッ


ガランガラン


歪んだ鉄パイプを投げ捨てながら彼女は聞く

ほむら「どっちがヤクザよ」

二組女3「はいこれ、あたしのお父様の会社の名刺……あまり調子こいてると母国の大地と千代にサヨナラだよ?」ピラピラ

「ひいっ!」

頭から血を流す哀れなお兄さんに座りながら、小さな紙を見せびらかしている

最高に楽しそうな笑顔で何よりだわ


QB「ほむら、近くに魔女が」


星へ帰れ


ほむら『今は行けないって見て分からない?』

QB「まさか放っておくつもりかい?」

ほむら『せめて彼女を逃がしてからよ』

二組女3「取り敢えずこれで報復の心配は無し、と」

ほむら「あら、あてにして良いのかしら?」

二組女3「後日うちに土下座しに来るだろうから写真撮っといてやるよ」

ほむら「指が無かったりするんじゃない?」

二組女3「首、無かったりするんじゃない?」


お兄さんたちを見てると冗談でない可能性はある


ほむら「怖いわね……さ、行きましょう?」

二組女3「ゲーセンならこっちのが早いよ」

ほむら「あ、えっと……」


そっちには恐いのがいるぞ……と言ったら率先して行きかねないか


ほむら「ラーメンでも食べに行きましょう?」


素直に従って……!


QB「ほむら、魔女がここを発見したよ」

ほむら『分かってる!』

二組女3「あのさ……一応あたしと暁美さんは敵同士なの分かってる?」

ほむら「……せっかくコンビを組んだのにね」

QB「感じてるとは思うけど間違い無く君1人では倒せない魔女だ、早く逃げた方が良い」

ほむら『分かってるわよ!』

QB「杏子の言っていた子はその子だろう?彼女を庇うメリットが君には無いじゃないか」

ほむら『それは……』

QB「ここで魔女に食べられた方がよっぽど君の魂の為じゃないかな」

ほむら『キュウべぇ!!』


二組女3「とにかくアヤを待たせっぱなしだし、行かないと……」

QB「敵なんだからどうでも良いじゃないか、訳が分からないよ」

ほむら「……待って!」


懇願する情けない声、自分で思ったのだからよっぽどだと思う


二組女3「はぁ?」

ほむら「そっちへ行かないで……!」


彼女の服を強く掴む

これを離したらきっと後悔すると思った、理屈抜きに離しちゃ駄目だと強く感じた


二組女3「あの……メンヘラ?」


このまま変身して連れ去ってしまおうか

彼女は魔法少女の私を受け入れてくれるかもしれない……でも……だから、こんな世界に巻き込みたくない……


ほむら「……お願い」

二組女3「……」


困ったような、迷ってるような、そんな表情のまま彼女は私の手をそっと撫でてくれた


QB「タイムオーバーだ、暁美ほむら……僕は君が何を考えているのか本当に分からないよ」


そんなの私にも分からない

空気が変わる、空間が切り替わる


二組女3「……幽霊さんは信じて無いんだけどな」


QB「ストロボの魔女、その性質は閃光……彼女が求めているのは何よりも自身が輝ける一瞬だ

彼女はその一瞬を闘いに見出している」


魔女によって染め上げられた結界は客の居ないスタジアムとでも言うべき体裁を取っていた

四方を囲う壁の上部には客席が並び、天井には照明と道が配置されている

そして銀色の屈強な肉体を持った魔女は真ん中の畳の上で胡座をかいて挑戦者を待っていた

顔の部分がストロボなのはストロボの魔女たる由縁なのだろう


二組女3「何あれ……ペプシマン?あたしコカ・コーラ派なんだよね」


言葉の上では冷静を装って私の前に立ちふさがる

やはり彼女は着丈で優しい


二組女3「あれ心当たりとかおあり?」

ほむら「……逃げましょう」

二組女3「言うけどカメラみたいなのに囲まれてんだぜ?」


使い魔は魔女と私達をそれぞれ覆う多種多様のカメラ、まるで試合前のインタビュー中継をするかのよう……


魔女「……」


一通りのインタビューが終わったのか身長約3m程度の魔女が立ち上がる

カメラ達が魔女までの道を開けて、これから戦えと煽ってくる


二組女3「……どうするよ?あたしらモビルファイターってわけじゃないし」

ほむら「……」

QB「一応キリカ達がこちらを発見した、今向かっている最中だ」

ほむら『どれくらいかかる?』

QB「五分は掛からない……君は戦わないのかい?」

ほむら『魔女を刺激して戦闘になったら守りきれない』

QB「5分やりすごせると思うかい?」

ほむら「……少し、様子を見ましょう」

二組女3「こういう心霊現象って初めてだからドキドキする!」

ほむら「……貴女って凄いわ」

カメラ達に急かされるままに魔女の前へと赴く


魔女「……」


魔女が立ち上がり構える


二組女3「極真空手?流行んないんだよね今時さ、時代は柔道でしょ?」

魔女「アチャー!!」


彼女の挑発にイラっと来たのか奇声を上げ跳び蹴りを仕掛けてきた


ほむら「……下がって」ヘンシン!

二組女3「は?……って」


盾に魔力を溜めて裏拳で蹴りを弾き返す

激しい金属音と魔力が炸裂したことによる紫の波紋……

空中で体勢を崩した魔女は身を翻しこちらを睨んでいる


ほむら「……」

二組女3「えっと……指輪の魔法使いかなんか?」


流石に顔が引きつっている


ほむら「……通りすがりの魔法少女よ」

二組女3「あ、破壊者の方でしたか」


魔女「ほ~……」


魔女がクラウチングスタートで構える


ほむら「……」


こちらも無言で盾を構える

この魔女は肉弾戦闘を好むようで、それはつまり魔法が弱まり武器の補給が効かない

故に肉弾戦闘を行う私にとって最悪の部類の魔女と言える


ほむら「……」

魔女「……」


カシャッ!


不意に魔女のストロボが光を発した


ほむら(しま……


思った時には私の体はお腹への衝撃と共に飛んで行って壁に叩きつけられていた

全身を強く打ちつけ、意識が朦朧とし始める

同じように叩きつけられる音が聞こえた


QB「大丈夫かい?ここは退いた方が賢明だと思うけど……」

ほむら『キュウべぇ……』

QB「彼女なら魔女に蹴り飛ばされた……まだ息はあるよ」

ほむら「っ!!」


一気に意識が覚醒した



自分の怪我の度合いは分からない

痛覚を遮断して、倒れてうずくまってる彼女の下へ駆けつける

パッと見て分かったのは血を流して倒れてること、魔女の攻撃を咄嗟にガードしたのか右腕が折れていること、口から血を吐き出してること、どうやら意識は無くしていること、あとそれと……


QB「ほむら!」

魔女「オワタァッ!!」

ほむら「ぐっ!!」


魔女からの足刀を背中に喰らって叩きつけられ、受け身も取れずに胸から床に激突した


QB「あの魔女は闘うことだけを求めているんだ……だからここは倒れたままで……」

ほむら「そうすると……倒れてる人間を食べ始めるでしょ……?」

QB「その隙に爆弾を喰らわせて逃げるんだ、キリカと織莉子が来てから改めて魔女を倒せば良い」

ほむら「私が倒れなければ……魔女は闘うのを優先して、人を食べないでしょ……」

ほむら(すぐに死ぬって怪我じゃない……速攻で片づけて怪我の手当てを!)

QB「君の魔力ではもう身体を修復し切れない、戦闘続行は無茶だ!」


盾から得物の魔改造クラブを取り出し構える


魔女「ホンワッチャアッ!!」

ほむら「遅い!」


冷静になって手刀を受け、盾を開いて接触信管の爆弾を落とし蹴り飛ばす


魔女「アッチャァッ!!」


爆発で体勢を崩した魔女の心臓目掛け取り出した解体用ハンマーを振り下ろした……一発で折れた


ほむら「爆発じゃないと駄目ね」


盾を開き、魔女めがけて爆弾を落としながら残弾片手で数える程のRPGを構え……


カシャッ!


ほむら「腕が伸び……」


右足を掴まれている


魔女「ホォォ~……ハイーヤッ!!」


腕を縮めて距離を詰められ、少林寺拳法のような蹴りを数発貰ってから

私の腕を掴んで客席に叩きつけられた

ゴキッとかバキッとか、体中の骨を一気に砕かれたような音が聞こえる


ほむら「っう……」

ほむら(ストロボの時が君をさらう前に……か……笑えないわ)


彼女はあの時、何故急にシャープなんて歌い出したんだろう


ほむら(……もう声も出ない)


私の口からあのフレーズは出てこなかった

立ち上がろうとしても右手と右足が言うことを聞かない

取り出したクラブを杖代わりにして立ち上がる様はさぞかし情けないものであろう


QB「君はもう魔力も限界だ、これ以上は……」


魔女が此方を睨んでいる


魔女「ほわぁー……」


少しめんどくさそうに構え直し


魔女「アチョォーッ!!」


全身をバネにして飛びかって来る……けど、今更今更回避もおぼつかないな……



ぐったりと諦めている時に舞い降りる白い魔法少女


魔女「ホゥ?」


拳が織莉子に触れると同時に魔女の上下がひっくり返った


織理子「降臨……満を持して……!」


空中で為すすべの無い魔女に鬼のような連続攻撃を叩き込み、結界の真ん中へと蹴り飛ばし……


織莉子「キリカ!」

キリカ「ヴァンパイア・ファング!━━さぁ、振り切るぜ!」


魔女を打ち上げ、追い掛けて連続で斬りつけ、蹴りで叩き落とした


ほむら「……ぶっ!……ゲホゲホ!」


喋ろうとしたら口から血が出てむせかえった


織莉子「はいはい」


織莉子は私を優しく抱き寄せて……


ほむら「~~///」

キリカ「ほ……ほほほむらぁぁぁあっ!!」



織莉子「ぺっ!肺と喉も少し直しました……まだ動けないけど喋れるでしょ?」

ほむら「あの……ありがとう……?」

キリカ「ほむら!君後でお仕置きだからな!拷問だからな!」

織莉子「私もキリカも回復魔法は得意じゃないので、後は自分でやって下さい……グリーフシード、2つ置いておきます」

ほむら「……」

織莉子「さて、愛を無くした悲しいストロボさん!未来予知を使わなくなった私がどれほどの魔力を持て余してるか分かりますか?」

魔女「ハァァァア!!」グワァ!

ほむら「来る……!」

キリカ「大丈夫だよほむら」

織莉子「答えは聞いてません」パシッ

魔女「ノワァァァ!!」ポーイ!

ほむら「……」


織莉子「魔女も使い魔も私が掃除します、暁美さんはお友達の所へ急いであげて下さい」

ほむら「…………友達ではないわ」

織莉子「あらまあ!」

ほむら「だ……だから……」

織莉子「キリカ、私が道を作ります」ボボボボ

キリカ「よし!友達じゃない人の為に命張ってこい!」ガシッ

ほむら「ちょ」グルン

キリカ「行っけー!!」ブンナゲ!!

ほむら「馬鹿!」

QB「動けないって診察したのに投げるなんて……」

織莉子「オラクル・レイ」

使い魔達「ギャーッス!」チュドーン

ほむら「着地点クリア……けど……」

キリカ「あ、着地は死ぬ気でやってね」

ほむら「呆れた!」 


魔女「ハイーッ!!」

QB「魔女が!」

キリカ「速度低下!」

織莉子「ほ」トン

魔女「チョイィィヤァ!?」ズデェェッ!

QB「魔力が余ってるからって接近戦をする意味が分からないよ」

織莉子「極真空手なんて今時流行らないのよね」

魔女「ハィイ!?」

織莉子「昨今のトレンドは合気道だと思いません?」

魔女「ブッコロダルゾヌッシャァア!!」

織莉子「グローリー・コメット!」

魔女「オワァアッ!?」ズドォォン!!

キリカ「流石織莉子!そこですかさず飛び道具で攻撃するなんて!」

QB「君達は……」



ほむら「あっ!……っぅ……!」ドシャァ!

二組女3「 」

ほむら「待ってて、今怪我を治していくから」

ほむら(呼吸も脈も弱い……!とにかくまずは止血して……頭の打撲を、あと骨折を……)

二組女3「……っ!」

ほむら「……!」

二組女3「ぐぅっ!?」

ほむら「どうしたの!?」

二組女3「いっ……うぅ!!」

ほむら「どこが……どこが痛いの!?」



カシャッ!


ほむら「ストロボの光?……織莉子!」

魔女「アイヤットンゼンシャァァー!!」 

QB「逃げるんだほむら!二人まとめて潰される!」

織莉子「大変!魔女が抜けて暁美さんとその友達じゃない人が大ピンチだわ!」

キリカ「誰か助けて!誰かベテランでリボンと銃で闘う魔法少女の人!

黄色くてすっごく強くてかっこいい高校生の魔法少女の人助けてーっ!!」



ほむら(貴女と心中なんて嫌よ……けど……私は――この行為に意味なんて無くたって!)

ほむら「心に従う!!」

キリカ「格好いいよほむら!きっと奇跡は起こる!」

「暁美さん……最後の命令は、もう知っていたのね……!!」

とりあえずここまでです

お疲れ様でした


キリカノリノリだなw

>>1
ホマンドー炸裂してM60片手でぶっぱなすくらいやらかすかと思ったZE

織莉子説明セリフ乙

こんばんは、再開します

>>316>>318

おりきりは色々あって危機感が皆無ですね
>>1の中の二人はなんでこんなことに……

>>317
ほむら「ワルピーにばら撒きすぎてあまり残ってないから節約しているのよ」


魔女「オッチャンデ(グルグルバシィッ! ワイッ!?」

織莉子「まあ!魔女がリボンで縛られてしまったわ!いったい誰が助けてくれたのかしら!」

「約束するわ、私が最後の希望になる!」

キリカ「この勇ましい声はまさか……!」


マミ「さあ!ショータイムよ!」 ゆーめーをーかなーえーてー


織莉子「まあ!わがクラスのアイドル、巴マミよ!」

キリカ「なんてこった!織莉子の次位に可愛くて強い私たちの頼れる先輩巴マミだ!!」

QB「君たちは一体……」


魔女「ナイントナワヤーッ!?」ブチィッ!

ほむら「リボンを力づk」

マミ「煌めけ!黄金の美脚!!」バキィ!! 

魔女「ニャァァァアッッ!!」ズドォォン!!

ほむら(え、なに強っ!?)

キリカ「見滝原魔法少女連盟女子高生の部、勢揃いだ!」

マミ「一気に決めるわ!連携攻撃よ!」

キリカ「パターンは?」

マミ「ここはBで行きましょう!」

織莉子「あーやだやだ、オラクル・レイって疲れるのに」

マミ「でも一番派手でかっこいいわ!」

ほむら「貴方達って学校でいつもそんな話ばかりしてるの?」



キリカ「私からだ、漲る勇気!」ズバズバ ドゴォ!

魔女「ホオォウ!?」

織莉子「溢れる希望!」ドスドス

魔女「ウゴケナス!?」

QB「わざわざ磔にしなくてもリボンで縛ればいいのに……」

マミ「光り輝く絆と共に!」

ギュルルル…… ドスン ジャキ! 

キリカ「これが三人ぼっちの十字軍!」

織莉子「トリニティ……」

マミ「クルセイドォッ!!」


カッ! チュドォォォン



ほむら「……」



マミ「暁美さん!その子は?」

ほむら「分からない……少し魔法で治療したら苦しみだして……」

マミ「……成る程ね」ピカー

二組女3「っ……」

キリカ「お、楽になったっぽい」

ほむら「……はぁ」

織莉子「あら、気が抜けた顔」

マミ「人間を治療する時はね、まず神経を治して次に内臓……特に消化器官系から治療してあげないといけないの」

ほむら「私……」

キリカ「泣くぞ?絶対泣くぞ?ほら泣くぞ!」

マミ「私が内臓を治していくから暁美さんは骨折をお願い」

ほむら「……うん」

織莉子「キリカ、私達はこのうだつの上がらない穢らわしくて視界に入れるのすら躊躇われる生命体が死んでるかチェックするわよ」

QB「倒れてる彼らがかわいそうだと思わないのかい?」

キリカ「野郎の心配とか無理」


マミ「……」

ほむら「……」

マミ「……ねえ、杏子と喧嘩したのってこの子?」

ほむら「……」

マミ「分かるわよ?これだけ派手な傷が額にあるんだもの」

ほむら「……杏子にもさやかにも……まどかにも言わないで……」

マミ「ふふ……暁美さんが鹿目さん以外の人に命を張るなんてね」

ほむら「平和の中で私も弱くなったものね」

マミ「心に痛みを感じるのは成長よ、誇りなさい」

ほむら「……」

マミ「さ、これで命に別状は無し……ちょっと痛み残るかも知れないけど数日で引くはずだから様子見ててあげてね」

ほむら「ありがとう……」

マミ「応援するって言ったでしょ……この後の事、考えてる?」

ほむら「その他まとめてオールオッケーよ」

マミ「じゃあ、任せるね」


織莉子「まあ大変!こいつら生きてるわ!」

キリカ「あの魔女め!仕留め損ないやがった!」

織莉子「生きてるならほっときましょ?どうでも良いわ」

QB「感情が無い僕ですら君達を鬼畜に思うよ」

マミ「ほら行くわよ三人とも!」

キリカ「あれれ~?ほむらは友達じゃない人と残るのかな~?」ニヤニヤ

マミ「意地悪しないの!」

ほむら「本当にありがとう」

キリカ「この後が大変だろうけど頑張れ!」

織莉子「それと暁美さんに一言」

ほむら「何かしら」

織莉子「一度止まって 正しい と書きます」

ほむら「……」

織莉子「それではご機嫌よう」

マミ「行くわよキュウべぇ」

QB「了解だよ」

マミ「体育祭応援しに行くからね!」

ほむら「……それじゃ」

ほむら(見事に役立たずだったわね私……)


二組女3「……ん?」

ほむら「zzz……」

二組女3(ここバス停のベンチ?……確かペプシマンに蹴り飛ばされて……てかあたし生きてる?流石に死んだと思ったけどなぁ……)

ほむら「zzz……」

二組女3(……あ、あたし膝枕されてる)

ほむら「zzz……」

二組女3「……」

ほむら「zzz……」

二組女3「……これ千載一遇じゃね?」


ほむら「……ほむ?」

二組女3「お、世界の破壊者様のお目覚めだ」

ほむら「変な呼び名はよして」

二組女3「で、これどんな状況?」

ほむら「あら、覚えてないのね……貴女トラックにはねられたのよ」

二組女3「えっ」

ほむら「説明しましょう」

二組女3「なぜなにっすか」



~~


二組女3「記憶に一切ございません」

ほむら「じゃあ何を覚えているのよ」

二組女3「お前が指輪の魔法使いでペプシマンに蹴り飛ばされてあたしが死んだ」

ほむら「そう言えば貴女を跳ねたトラックのコンテナにコーラの絵が書いてあったわ」

二組女3「これから絶対ペプシ買わねぇ」

ほむら「ところで何時まで膝枕されてるつもり?」

二組女3「よっと……まあプラマイゼロってとこか」

ほむら「私に膝枕されてゼロとはどういう事かしら?」

二組女3「生足だったらプラスだった」

ほむら「申し訳ないわね」

二組女3「さ、行こうぜ」

ほむら「そうね……鞄を取りに行かないと」


二組女3「アヤが家に届けてくれたよ……あ、ラーメンどうすっか」

ほむら「今回はやめにしときましょう」

二組女3「ラーメン激戦区である東京から来た暁美さんの舌をうならせたラーメンって興味あったけどなー」

ほむら「貴女の方が詳しそうだけど」

二組女3「半泣きになってまで勧めるラーメン屋はないかな」ニヤニヤ

ほむら「……普通に勧めるラーメン屋はあるのかしら」

二組女3「個人的に気に入ってる店はあるよ」

ほむら「興味あるわ」

二組女3「教えてあーげない!」

ほむら「残念」


~~


二組女3「ついた」

ほむら「……で?貴女の家はどれ?」

二組女3「これ」

ほむら「私の家の近所のホテルじゃない」

二組女3「いやこれ家」

ほむら「丘の上に五階建てのビルで丘に沿って二階建ての家があってアホみたいに広い庭に噴水があって

テニスコートが二面にプールまであるんだからホテルに決まってるじゃない」

二組女3「その糞みたいな物件が個人宅なんだなこれが」

ほむら(家のアパートより大きいわ……)コッカラミエル…

女性「あら、お帰りなさいお嬢様!そちらは新しいお友達ですか?」

二組女3「そんなとこ、アヤが鞄持ってきただろ?」

女性「はいはい!こちらですよ」

二組女3「ん」ポイ

ほむら「……ありがと」ポス


女性「晩御飯はどうなさいます?」

二組女3「要らない」

女性「デザートは?」

二組女3「要らね」

女性「お友達は……」

二組女3「しつこい、死ね」

女性「申し訳ございません」

二組女3「じゃーね」プイ

ほむら「……ええ、それじゃ」

女性「あら、本当に良いんですの?」

ほむら「もうすぐ八時ですし」

女性「それもそうね……ごめんなさい」

ほむら「……今度……時間があったら」

女性「ええ、お待ちしております!」



ほむら「……家に居辛そうだったわね、彼女」




~ちょっと近所のスーパー前~


さやか「あれ?ほむらじゃん!」

ほむら「……」

さやか「こんな時間に制服で何やってんのあんた」

ほむら「……貴女は何をしているの?」

さやか「え?……あたしはほら、玉子を切らしてたから買いに行くとこ」

ほむら「そう……私も似たようなものよ」

さやか「あ、晩御飯まだ?じゃあ家で食べない?今日カレー作ったはいいんだけどさー……」

ほむら(最近のさやかってなんか……)

さやか「……あー、なんか元気ない?」

ほむら「洗濯物を取り込んでないから不安になっただけ」

さやか「今日明日は雨降んないから大丈夫大丈夫!さ、スーパー入ろ!」

ほむら「……」


~~

さやか「あははは……」

ほむら「貴女ってほんと……」

さやか「いや、おいしそうじゃん?」

ほむら「グレープソーダにポテチ……典型ね」

さやか「帰ったら一緒にポケ虹見ながら食べよー!」

ほむら「呆れるわ……」

さやか「うん?」


看板「 本日ガイアガンダム解禁!! 」


さやか「……ほむら」

ほむら「何?」

さやか「ちょっと寄り道しない?」

ほむら「はあ?」




~ゲームセンター~


さやか「さてさてさて!」ハッチアケテ!アケナイトフキトバス!

ほむら「訳が分からないわ」

さやか「ガイアガンダム解禁なのすっかり忘れてた!前情報じゃそこそこ強いなんて言われてたけど、どんなものやら!」ステラモガンバルカラ!

ほむら(固定ってチーム固定って意味だったの……こういう時は好都合なのかもね)


さやか「……」カチカチ

ほむら「どうしたの?」

さやか「凄い微妙に弱いせいでコメントに困ってるの」アタレー

ほむら「弱いの?」

さやか「連座みたいに刺していける格闘がある訳じゃないし……足遅いし……」アウル!アイツコワイ!

ほむら「そういうものなの?」

さやか「そういうものなの」シネーッ!

ほむら「……ねえ今」

さやか「……え?今の……」シネーッ!

ほむら「……」

さやか「……」カチ

ステラ「死んじゃえ!(多分格闘使用時の汎用台詞)」

さやか「え、これ何?」

ほむら「私は今怒りを堪えるのに必死よ」

さやか「台バンあるわ」


ほむら「……未確認機接近?」

さやか「げぇ……なんで2ラインで入ってくるのよ……」

ほむら「敵はシナンジュとデスサイズね」

さやか「問答無用で二対一すか……」

ほむら「……あ、負けた」

さやか「まさかCPUを問答無用で嵌め殺しに掛かるとは……」

ほむら「ガイアガンダムが弱いから?」

さやか「いやいや初心者相手とはいえ、二対一は愛機でなきゃ無理……」

ほむら「役に立てなくてごめんなさい」

さやか「いやいいよ大人しくもう片方のライン入るし」


「相手弱いぜw」「女がwww戦場にwww出てくるからwww」「うーふぇんのお怒りがwww」

さやか「ぶっ潰す」チャリン

ほむら「ちょ」

今日はここまでです

ガイアガンダムは>>1が率直に思ったことです

雑魚な上に原作再現終わってるとか(ry


お疲れ様でした

ガノタネタは正直さっぱりわからんが、女3の蓮っぱ姫属性の進展が楽しみなりよ

>ほむら(最近のさやかってなんか……)
デミさんインスパイアとかいうあれか

こんにちは

再開します

>>338

ありがとうございます

解説とかつけたほうが良いのでしょうか?

あとデブさんのことをマミさんとか言わないでください


さやか「あははは!屈辱のシナンジュ3落ちで終わりにしてあげる!!」オレガチャント、マモルカラ!

ほむら「落ち着いて……」

さやか「本当だ!その気になれば初心者なんて簡単にはめ殺せちゃうんだぁ!!」ヤッテヤルサ、チクショー!

ほむら(しかしまたよく分からない動きをする機体だわ……飛んだり跳ねたり分離したり……)

さやか「駄目だぞバックブースト吹かしてばかりじゃ!どっからでもケルベロスは撃てるんだから!」コッチノシャテイダ!

ほむら「一回攻撃したらまたフォースに戻ってで忙しい機体ね」

さやか「ミネルバの管制システムは大パニックだよ」カカッテコイ!ツブシテヤル!!

ほむら「ザフトの予算もね」

ほむら(見てるだけの私にも分かる、さやか強いわ……ていうかこれ蹂躙じゃない)


さやか「大したことないよねあいつら!あたしが強かったって奴?」

ほむら「あっと言うまに5連勝してしまったわ……」

さやか「やーっと帰りよったか……ったくもう」フイー

ほむら「出て来たのはクシャトリヤにガンダムヴァサーゴ、ガナーザクにクロスボーンガンダムX2にゴールドスモー……」

さやか「本気出すとか言いながら出すのがアルケーガンダム()だったからなぁ……」ガチショシンシャ…

ほむら「悪役やバイプレイヤーを片っ端からなぎ倒す主人公機って良いわね」

さやか「やっぱり主人公機やヒーローはこうであってほしいな~って思うよX1さん」

ほむら「クロスボーンガンダムを良く知らないけどザビーネってF91に居たような気がするわ」

さやか「続編だからね」



ほむら「……」

さやか(ほむらを待たせてるし適当なとこで捨てゲーして帰ろ……ガイア使いたかったなぁ)シズメェ!

ほむら「……さやか」

さやか「ん?」コンノオォォ!

ほむら「……教えて欲しい」

さやか「宿題?……は最近出てないか」

ほむら「このゲームのやり方を教えて欲しい」

さやか「え?あ、うん?」


ほむら「隣、失礼するわ」

さやか「いつもはまどかの指定席だけど!ほむらだったら全然良いよ」

ほむら「えっと……カード?」

さやか「気にしない気にしない!さ、機体……は初めてならインフィニットジャスティスとかフリーダムとか言われてるけど、あたしはクロスボーンガンダムX1が良いと思うんだよね」

ほむら「ダブルオーライザーは駄目かしら?」セツナ・f・セイエイ!ミライヲキリヒラク!

さやか「大丈夫だよ!あたしインパルスだし、よっぽどじゃなければCPUに負けたりしないしない!」

ほむら「えーっと……」

さやか「あ、ダブルオーの武器はね……」



さやか(インパにしといて良かった……なんとかカバーしきれる……よね?)


さやか「ヤバくなったらガード!」

ほむら「え……えっと……!」コンナモノカ!

ほむら(GNフィールドが出た!……けどこれ反撃出来ないわ)タンタン!

さやか「ナイス!」クッソォォォ!!

ほむら「ほ……」タオシタ…


ほむら「マントのガンダム、ビームが効かない!?」ネライウツ!

さやか「サブのサーベルなら効くから当てたら離れて!」

ほむら「サーベルが出ないわ!」クッ!リュウシザンリョウガ…

さやか「弾切れ……」

ほむら「ほむぅ……」オレノガンダムガ…


ほむら「ダブルオーライザーのチャージショットが使いづらいわ……」ココハ!オレノキョリダ!

さやか「あぁ……それは結構練習しないと難しいかもね」

ほむら「ダブルオーガンダムのショットガンは使い易いのに……」タァチキル!

さやか(実はあたしも移動照射に使いづらいんだよなぁ……)


ほむら(やっとトランザムライザーのBD格闘が出し切れたわ……かっこいい!)

ほむら「このままもう一体を……あれ?動けな……」オーバーロードカ!?

さやか「ネクストダッシュ!ネクストダッシュ!」

ほむら「ほむぅ……」クッ!キタイノセイギョガ!?


ほむら「ゼロのビームってどうすれば……」

さやか「ゼロカスは見てからフワステするしか無いかな……CPUはめったに連射してこないし」

ほむら「ちょ、トールギスが出てきて……」

さやか「メインサブメインツインB……どんまい……」

ほむら「ほむぅ……」ウゴイテクレ!ダブルオー!



ほむら「エクストリームガンダム?」

さやか「ラスボスラスボス」

さやか(Aだしなんとかなるかな)

ほむら「馬型……ダサい……機動神話形態って何?」

さやか「まあラスボスらしい攻撃して来るから気をつけて」


ほむら「地面が変わるわ!」

さやか「上手く柱を避けないと射線が通らないよ」

ほむら「大丈夫よ、ダブルオーライザーなら……あぅ」セツナ!ダメージガ!

さやか(柱から顔出したら狙撃されたな……)


ほむら(この距離なら格闘で!)エアッ!

さやか「あ、そいつスーパーアーマーだから直ぐに離脱しないと」

ほむら「ほむぅ……」サジ!ダッシュツシロ!

さやか(遅かった……)


ほむら「どうにか勝てたわ……」

さやか(良くやったあたし!)

ほむら「ありがとう、さやかのおかげよ」

さやか「いやいや!ほむらも頑張ったからこそだって!」

ほむら「そんなこと無いわ」

店員「あのー……」

さやか「はいはい」

店員「この時間、制服の方の滞在はお断りいただいてるんですが……」

さやか「あぁ……」

ほむら「……」



~さやかの家~


ほむら「今更になって補導される危険があることに気がついたわ」

さやか「まあ補導もなにもお巡りさん(笑)って感じだけどねあたしら」

ほむら「東京都は八時過ぎたら問答無用で補導されるわよ」

さやか「うへ~……ここが群馬県で良かった」

ほむら「まあそれを知ったのは春休みに実家付近の魔女を屠りに行こうとしたときだけど」

さやか「東京で魔法少女稼業は厳しそうですな」

ほむら「けど魔女がやたらといるお陰でグリーフシードには困らないわ」

さやか「それも複雑だなぁ~」

ほむら「笑えるくらいに一杯いるもの」


さやか「想像したくないよ……さ、出来た!さやかちゃん特製カレー中辛!」

ほむら「なにか違うの?」

さやか「言ってみたかっただけ、余り物処理だから変なものあっても許してね!」

ほむら「便利なのよねカレーって」

さやか「ねー!卵いる?」

ほむら「茹で玉子なんて乙じゃない」

さやか「え?さっき買った生卵だけど?」

ほむら「待って」

さやか「あれ?ほむらはマヨネーズ派とか?」コンコンベチャァ

ほむら(生卵を落としたカレーをかき混ぜて……)

さやか「うんおいしい!あたし料理の天才?」

ほむら(カレーは個人差が出るものよ、そうよ……ん?)

ほむら「里芋が出た来たわ」

さやか「それ出汁で炊いたやつ、ちょっと自信あったり」

ほむら「へー」パク

ほむら(……今度から入れよ)


さやか「はー食った食った!」

ほむら「ごちそう様」

さやか「よしポケ虹見よ!」

ほむら「なんでエウレカなのよ……」

さやか「あたしが好きだから?」

ほむら「もう好きにして」


さやか「この戦闘の迫力が良いよねー」

ほむら「ちょっとグロイけど」

さやか「まどかはこの辺で諦めてたもん」

ほむら「……よくSEED見れたわね」

さやか「あの時はビチャァッとかなっても良く分かんなかったもん、ガンダムが出てくればいいって感じ」

ほむら「まどかもあなたもこわい幼稚園児だわ」

さやか「あたしはともかくまどかは虫も殺さない子だったかな……そうそう!初めてプリキュアやったときなんかさ、最初はドレミのが良いとか言ってたのに~~」

ほむら(ナージャ……どこでもそういう扱いなのね)

さやか「……やっぱ元気ない?」

ほむら「……幼馴染の話って良いものだなって」

さやか「あー……ごめん疎外感感じちゃった?」

ほむら「いえ……人って変わるものなのね」

さやか「仁美とか垢抜けちゃったもんね……昔はあんな風に絡む子じゃなかった……」

ほむら「やはり害悪ね上条」


さやか「恭介って昔弱かったんだよなー」

ほむら「なんでそんなのに惚れたの?」

さやか「彼の音楽はあたしが守らねば的な」

ほむら「それはおめでたいわね」

さやか「いやほらやっぱね、恭介が皆にからかわれたりしてるのを見るとほっとけないじゃん?」

ほむら「いくらでもいそうね、ちょっかいを出す人」

さやか「いくらでもいたよ、中沢とか中沢とか中沢とか」

ほむら「中沢ってそういう事はしないイメージあるけど」

さやか「あいつこそマジで何でもやるでしょ」

ほむら「自分で芸人とか言ってるものね」

さやか「ね、杏子へのあれってマジなのかな」

ほむら「マジならどうするの?」

さやか「いや、中沢って昔からまどかに気がありそうだったから」

ほむら「ちょっと殺してくるわあいつ」

さやか「落ち着け」


さやか「いやほらあれだよ、好きだからちょっかい出しちゃう系男子」

ほむら「より一層の殺意が生まれたわ」

さやか(スカート捲ってたとか言ったらマジで殺しそう……)

さやか「いや、小学生の頃の話だし……」

ほむら「けどやった罪は消えない」

さやか「一回だけメタメタにされてからはちょっか出してないし……」

ほむら「良くやったわさやか」

さやか「まあやったのあたしじゃないけど……」

ほむら「誰がやったのよ」

さやか「葉月さん……」

ほむら「…………本当は良い子だって言ってたものね、まどか」

さやか「本当は良い子……なのは多分間違いないんだよね」

ほむら「そう……」

さやか「小学生の頃自閉症の子が一人いてね、多分葉月さんが一番懐かれてた」

ほむら「……」

とりあえずここまです


お疲れ様でした

>>1
女3が実名ヒロインになりつつある!?
掘り下げ楽しみ

>>340
まどマギ以外のネタを理解できなければ理解できない物語になってなければ良いんじゃないかと。
まどマギ以外のネタへの理解必須となると、たとえ解説アリでも「人を選ぶ」ので…

葉月ってもしかしてぬ~べ~の・・・?

こんばんは、再開します

>>355
いつも応援ありがとうございますです

>アドバイスどうもです

理解は必要ないので小ネタ程度に思っててくれればうれしいです

>>356
ありがとうございます

名前に由来はありますがぬ~べ~は知りません






さやか「その障害者の子……ゆきなちゃんって言うんだけど、これがとんでもないお転婆でね……拘りが強いだけって大人は言うだけだったけどさ」

ほむら「拘り?」

さやか「なんかねー、なにもかもがいつも通りじゃなきゃ許せなかったみたい」

ほむら「許さないって……」

さやか「それこそ八つ当たりで暴力振るったりする子だよ……例えばさ、先生がちょっと用事で授業始まるのが遅れたりするじゃん?」

ほむら「ええ」

さやか「そしたらキレるの」

ほむら「は?」

さやか「それはもう激おこプンプン丸だよ」

ほむら「容量を得ないのだけど」

さやか「授業始まんないのー授業始まんないのーって言いながらパニックになる……かな」

ほむら「意味分からないわ……」

さやか「あたしも分からないもん」


さやか「だから障害者だったんだなーって今なら良く分かるよ。一年の頃は変な子、位にしか思って無かったけどさ……」

ほむら「今その子は……」

さやか「中学は特別学校行ったらしいけど……連絡とか取ってないし分かんないんだよねー」

ほむら「そう言う子に好かれるから、良く知らないけど本当は良い子だろう……ってことね」

さやか「まあぶっちゃけね……そもそもあの子転校生だし」

ほむら「引っ越して来たの?」

さやか「たしか白女の初等部から転入して来た子なんだよね……えーっと小4の頃かな」

ほむら「……」

さやか「で、あのお嬢様校の白女から来たって言うからどんな子かと思えば……!」

ほむら「あんな子だった訳ね」


さやか「あれでも軟らかくなってるんだよ?最初の頃なんか喋らないし、いざ喋ったら恐いし

あの子今でこそセミロング位あるけど最初は髪も短かったし……あたしとまどかと仁美は冗談抜きで男の子なのかと思ったよ」

ほむら「ゆきなちゃんとやらは絡みたくてしょうがないでしょうね」

さやか「クラス替えもそうだし毎年教室変わる度に暴れる子だからね……ましてや転校生なんて、うん」

ほむら「大変ね」

さやか「あれは忘れもしない、ゴールデンウィーク明けの事だった……」

ほむら「……」


~回想~


パラリラピッポッピー


先生「はーい注目!今日からこのクラスに新しいお友達が来ます!」

まどか「白女から来るんだって、パパが保護者会で聞いてきたよ!」

さやか「やっぱ仁美よりお嬢様なのかな?」

仁美「私を基準にしないでくださいまし」

先生「葉月さん入って来てー!」


ガラッ


転校生「……」

中沢「おぉすげー美人……?」

まどか「……あれ?」

さやか「イケメン……」

仁美「女の子……ですよね?」


ガヤガヤ

「女子だよな?」「女学院からきて男は無いだろ……」「手提げ鞄お洒落ー!」  

わいわい


転校生「……」


ゆきな「ランドセル持ってきてないのー!ランドセル持ってきてない!!」

先生「はい、ゆきなちゃん落ち着いてね~……これがいつも通りよ、いつも通り」

ゆきな「ランドセル!!」バン!

葵「はいはい静かにしてねゆきなちゃん!」

転校生「……」

先生「ごめんね、入る前にも話したけどこの子がゆきなちゃん……仲良くして上げてね」

転校生「……」

まどか「クールだね」

仁美「無口な方ですね」

さやか「根暗なんじゃない?」


~~

ほむら「貴女可愛くないコメントするのね」

さやか「回想なんだから脚色させてよ」

さやか(マジで男と思ったなんて言いたくない……)


~~

先生「じゃあ皆さん葉月さんに質問有りますか~?」

「はーい!お家はどこですかー?」

転校生「見滝原市若葉町一丁目二番地」

「あ……いや……えっと……」

さやか「えっと……はい!好きな食べ物とか……」

転校生「好きも嫌い特に無い」

さやか「そ……そう?」

仁美「趣味とかは……」

転校生「読書」

仁美「好きな作家さんは……」

転校生「沖方丁」

仁美「SF好きですか?」

転校生「……うん」

まどか「えっと、えと……」アワワ

ゆきな「先生!時間です!時間ですっ!!」

先生「はいはい大きな声出さないでねゆきなちゃん……それじゃあ五分休みの後、授業を始めます」

~~

ほむら「小学生にして大した趣味ね」

さやか「いや知らないけど……」



~算数~


まどか「三桁同士の掛け算なんて無理だよぉ……」

仁美「落ち着いて一つずつやりましょう?」

さやか「取り敢えず書くのがめんどくさいよもー!」


先生「じゃあここの問題2つ、葉月さん解ける?」

転校生「……」ガタ

さやか「お、転校生のお手並み拝見ですな!」

まどか(ひっさんのとこ写そ……)

転校生「……」ジー

仁美「動きませんね」

さやか「緊張して固まっちゃったのかな?」


カッカッカ カッカ


転校生「……」カタ

先生「あーっと……ちゃんとノートに書いた答えを書いてね」


転校生「は?」

先生「え?あ!そっか、今日はまだノート持ってきてn…………るよね?」

先生(白紙……あれ?今この子暗算でやった?)

先生「これ暗算……でやったの?」

転校生「……」

さやか「あれを暗算で……」

まどか(ひっさん写せないよぅ!)

「白女の教育パネェ……」「人間辞めてやがる……!」

転校生「……」


~~

ほむら「……それ勉強出来るってレベルじゃないわ」

さやか「今の年になって分かるよそれ」

さやか(中学生くらいになれば当たり前にできると思ってた……)



~社会~


先生「~~と言うのが太平洋戦争の大体の流れです」

まどか「じゃあアメリカ人って悪い人達なんだ!」

さやか「原爆なんて許せない!」

仁美「けど先に手を出したのは日本人ですし……」

先生「皆はどう思ったかな~?」

「戦争は駄目だよね!」「皆大変だったんだね~」中沢「ところでシモ・ヘイヘはまだ生きてると思うんだけどどう思う?」

先生「葉月さんはどう思った?」

転校生「大人ってほんと馬鹿」

先生「そ……そうね大人が馬鹿だったから戦争になっちゃったもんね、うん!」

転校生「戦争が終わった今の方が馬鹿、外国の言いなりじゃん」

先生「……あぅ……」

~~

ほむら「私もシモ・ヘイヘは生きてて今でもケワタガモと死闘を繰り広げてると思うわ」

さやか「喰いつくところ違うでしょ、シモ・ヘイヘって誰よ」

ほむら「本物のサンタクロースを撃ち落としたとされる人よ、地球人最強に名乗りを上げる人物だから覚えておきなさい」

さやか「はぁ……?」



~体育~


先生「はい今度から背の順の時はこの順番で並んでね」


転校生「……」

さやか(成る程、間近で見ると格好いいけど女の子って感じするわ……)

転校生「何?」

さやか「え?……かっこいいな~転校生……なんて」

転校生「……」ツン

さやか「思っ……たり……」

仁美「人の顔をじろじろ見るのは失礼ですわ」

さやか「だっ……だよね」


先生「はい、じゃゆきなちゃんは今度から鹿目さんと手を繋いで並んでね」

ゆきな「違うのっ!!違うのぉおっっ!!!」

まどか「あわわわわ……」

先生「違わないよー?今度からこうやって並ぶのよ?」


さやか「ドンマイまどか……」

葵「まどかちゃんがゆきなちゃんの面倒を見るのは無理だと思うけど……」

仁美「今日はもうイライラがたまってますわ……」

転校生「……」


~~

ほむら「見滝小には特別学級とかなかったのかしら?」

さやか「事情のある子がゆきなちゃんだけってのもあるだろうし、どうやら隣町の八小にあったらしいんだよね」

ほむら「なんでゆきなちゃんはそっちに行かなかったのよ」

さやか「あたしに言われても……」


さやか「さ、体力測定の五十メートル走!」

葵「あたしたちの番だね」


先生「よーい……ドン!」パァン!

仁美「二人ともお速い……」

まどか「凄ーい!」

中沢「流石サッカー女と男女!」

まどか「そんなこと言っちゃ駄目だよ!」

中沢「うるさいチビ女!」

まどか「あうぅ……」


~~

ほむら「やっぱ中沢ぶっ生き返すわ」ジャキッ

さやか「取り敢えずそのライフルしまって」

さやか(中沢の話はカットしよう……)


~~

さやか「流石葵……速すぎて追い付けやしない……」

葵「さやかちゃんだって充分速いよ」

さやか「余裕綽々だなぁ……」

葵「お!次は葉月さんだね」

さやか「果たして葵の短距離学年一位を脅かすライバルとなるのか!」

葵「ふふっ!そう簡単には負けないよ!」


恭介「凄いよ葉月さん、クラスの女子で志筑さんに次ぐ四番目だ!」

転校生「……」

まどか「すごーい!」

さやか「文武両道でイケメンとはね!」

転校生「……」プイッ

さやか「cool……」


~~

ほむら「ちなみにタイムはいくつだったの?」

さやか「流石に覚えてないよ……」


ゆきな「体操服が違うッ!!違うのッッ!!!」ジタバタ

仁美「落ち着いて下さいゆきなちゃん!転校生だからまだ体操服をもってないんです!」ギュウゥゥ!!

ゆきな「うきゃぁぁぁあッ!!!」


転校生「……」

まどか「あ……ご、ごめんね!ゆきなちゃんは自分の気持ちをコントロールするのがちょっと苦手なの!だから……!」

転校生「……そう」

まどか「あぅ……どこに……」

転校生「端で休んでる」

まどか「うん……」

さやか「cool……」

葵「そうすぐ打ち解けるって訳には行かないね」

ゆうか「クールだもんねーほんと」

~~

ほむら「超問題児じゃないゆきなちゃん」

さやか「いや、まあほら……けど勉強とかできてたし、意外と賢かったりしたんだよ」

ほむら(質悪いんじゃ……)



~お昼~


先生(後は給食食べさせたら今日は終わり……疲れたわ……)

葵「どうしたの葉月さん?机をくっつけないと」

転校生「……うん」

ゆきな「~~」

恭介「ちょっと緊張してるだけなんだ、気にしないで上げて欲しいな」

転校生「……」

ゆきな「ふ~~っ!!」ブツブツ

葵「ほらほら!給食取りに行こう!」

ゆうか「葉月さんはあたしと!」

転校生「……」

葵「ごめん先行ってて!ゆきなちゃんは静かにしてから、良いね!」

ゆきな「静かにするー!静かにするのっ!!」ドンドン!

葵「めっ!」

転校生「……」


まどか「はい!」つお盆

転校生「……?」

まどか「えー……っとぉ……」

転校生「取れば良い?」

まどか「んと……そうしてくれると嬉しい……かな?」

転校生「……給食って、初めて」

ゆうか「へ?お昼どうしてたの?」

転校生「お弁当」

まどか「そうなんだぁ……!」キラキラ

ゆうか「あ、じゃあお手本やったげる!」

転校生「どうも」


~~

ほむら「意外と素直じゃない」

さやか「だから根っから悪い子じゃ無いんだって、多分だけど」

ほむら「早く続きに入りなさい」

さやか「はいはい」

さやか(しっかし喰らいつくなぁ……まどかの昔話だから?)マドカセイブンアゲルカ



~お昼休み~


さやか「よーし!転校生に話しかけるぞ~!」

仁美「やはり人だかりになってますわ」

まどか「葉月さん緊張してないかな?」

仁美「その真ん中で冷静に本を読みながら質問に答えてますわ……」

さやか「cool……」


ゆうか「髪短いよね!シャンプーなに使ってるの?」

転校生「知らない、家にあるやつ」ペラ

葵「スポーツとかやってる?」

転校生「……武道を少し」 

えりか「すごーい!ねえねえ何々?何をやってたの?」

転校生「……」

えりか「ねえねえ!ねえったらねったらねぇ!」

葵「こら!しつこく迫らないの!」

えりか「だーって気になるじゃーん!」


~~

さやか「ああなんか去年もこんな感じの黒髪ロングな転校生いたなー……」チラチラ

ほむら「そんな根暗な人いたかしら?」

ほむら(さっきから知らない名前いっぱい出てくるのだけど……いや、でも聞いたことはあるような……?)


仁美「行きたい国とかはありますか?」

転校生「ドイツ」

まどか「ほぇ?何で?」

転校生「保護者同伴なら10歳でビール飲めるから」

さやか「へぇ~……かっこいいなぁそう言うの」

転校生「……っ」

さやか(あれあたし嫌われた?)

恭介「好きなアーティストとかは?」

転校生「邦楽ならマキマル、洋楽ならメガデス」

中沢「誰それ?」

恭介(彼女、出来る……!!)


~~

ほむら「回答がいちいち偏屈ね」

さやか「変な子って言ってるじゃん」

ほむら「メガデスは生意気よ」

さやか(知らないって……)



~~

あやか「あの……ゆきなちゃんも聞きたい事、有るって……」

さやか「おおゆきなちゃん!何でも聞いてくれたまえ!」

まどか「さやかちゃん……」

転校生「……」

ゆきな「ハリー・ポッターは好きですか?」

転校生「知らない」

ゆきな「ゆきなハーマイオニーが好きなのー!」

転校生「お辞儀してろ」

ゆきな「ハーマイオニー!!」

あやか「ゆきなちゃん、葉月さんハリー・ポッター知らないんだって、だから違う話しよ?イライラしないで、ね?」

ゆきな「イライラしてません!イライラ!!イライラしないのッ!!!キィィィイィィイィィイイッッッ!!!!」

転校生「……」


~~

ほむら「イライラしてるじゃない」

さやか「だからそういう子なの」


まどか「嘘ついちゃ駄目だよねさやかちゃん!」

さやか「ねぇ、転校生とゆきなちゃんまだ近づけない方が……」

葵「……かも知れないね」

仁美「とくに今日は機嫌も悪いですし……」

まどか「お辞儀はヴォルデモート卿のキーワードだもんね、うん!」

さやか「ゆきなちゃんは落ち着いて明日以降また慣れていくってことで」

葵「あぁそんな相談してるうちに段々と声が大きくなってる!」

仁美「さ、急ぎましょう!」

まどか「……」


~~

ほむら「何故まどかを悲しませるの、貴女なんなの?」

さやか「よ……余裕が無くて」

ほむら「……まあ良いわ、それにしてもここからどうして仲良くなれたのよ?フラグなんて無いじゃない」

さやか「これからこれから」

ほむら「根気強く対話で解決ね、素晴らしいわ」

さやか「まさか!喧嘩になったよ」

ほむら「……彼女らしくていいわ、続けて」

さやか(喰いつくなぁ……やっぱ疎外感与えちゃってたかー……)ハンセイシヨ



ゆきな「きぃぃええぇぇぇぇっっっ!!!!」ガシッ

転校生「いっ……!」

あやか「ちょ!ちょっとゆきなちゃん……!」

さやか「ゆきなちゃん髪引っ張っちゃダメ!!」

ゆきな「ランドセルもってこなきゃダメ!ランドセル!!ね!?ランドセルッ!!!」パッ

転校生「……」ガタ

葵「ちょっと、落ち着いてあゆ――」

パァン!

転校生「……」

ゆきな「……」

まどか「平手打ち……」

ゆうか「いい音……」


~~


ほむら「理由はどうあれ暴力は良くないわ」

さやか「いや、実際本当によく我慢したと思うけどねあたし」

ほむら「先生何してるのよ」

さやか「職員室だったはずだけど……休み時間はいつも放置だよ?」

ほむら「……大人に問題があるわ」

さやか「今なら分かるけどさ……」

今回はここまです

お疲れ様でした

お辞儀ってちゃんと知ってるじゃねーかよwwwwwwww

転校生ってどうあれかわいいもんですね!

女3ちゃん、これだけ激しいキャラなら↑て↓たときのギャップも激しそうだから
QB的に美味しい契約相手って気がしないでもないな。

まあ、魔法少女の素質無い一般人のまま家庭環境やらなにやらにもがき苦しんでいてくれる方が
美味しいと思うけどね――ヒロイン枠的に

こんにちは

再開します

コメントありがとうございます!

>>379

趣味が読書でハリポタ読まないわけないじゃないですか!

>>380

「どうあれ」ですね!

>>381

ほむら「私のヒロイン枠はまどかだけよ」


さやか「いやーあれは凄かった……」

ほむら「はあ……」

さやか「ゆきなちゃんの家って外国格闘技の道場やっててさ、力も喧嘩もめっちゃ強いんだよ」

ほむら「……片や柔道の使い手、見物でしょうね」


さやか「ゆきなちゃんにサシで勝てるのは合気道が出来る仁美と喧嘩の強い男子だけだったからね」

ほむら「貴女は?」

さやか「無理、傷一つつけれずに終わる」キリッ


~~


ゆきな「……」

転校生「……」

さやか「叩かれた事で逆に冷静に……」

ゆきな「ああぁぁぁああ!!!!」

仁美「なってませんわ!?」


中沢「みんな離れろ!」

えりか「あたし先生探してくる!」

仁美「ゆきなちゃん落ち着いて下さい!」ダキッ!

ゆきな「うぁぁぁぁあっ!!」ブン!


バキッ!


まどか「きゃぁぁあッ!!」

さやか「仁美!鼻血が!」

仁美「大丈夫です……」ボタボタ

中沢「駄目だろゆきなちゃん!葉月にも志筑にもすぐ謝るんだ!」

ゆきな「ぎいいぃぃぃ!!!」ブンブン

中沢「椅子を振り回すなぁっ!?」


がやがや  ざわざわ



「何事?」「障害者が暴れてるみたい」「おいおいまたかよ……」


ゆきな「だあぁッ!!」ポイッ!

野次馬「うお、椅子投げてきた!」ガタン!!

中沢「今だ!」ガシッ

さやか「羽交い締め!あれなら……」

ゆきな「がぁぁ!!」ゴン!

中沢「ギャンッ!」

葵「頭突きぃ!?」

ゆきな「だぁぁあ!!」


ドムッ!!


中沢「グフッ……!!」バタ

恭介「中沢ぁぁぁあっ!!」

中沢「上条……お前の音楽……好きだったぜ……!」

恭介「バカやろう!!」

中沢「あぁ……時が見える……」


ゆきな「う゛ぅッ!!」ガシッ

あやか「鉛筆……まさか!?」

さやか「恭介!!」

仁美「上条君、逃げてー!!」

まどか「中沢君は!?」オロオロ

ゆきな「シャァァァアアッッ!!!」


ガシッ


転校生「ジオンのモビルスーツって好きじゃないんだよね、特にザク」

あやか(なんでガンダム!?)

さやか「ナイス転校生!後はみんなで取り押さ(

転校生「どけ」ガッ

ゆきな「やぁぁぁああッッ!!?」グルン


ドンガラガッシャン!!


さやか「机が……」ボーゼン

仁美「一本背負い……初めて見ましたわ……」


転校生「……」スタスタ

ゆきな「やだ!!来ないでっ!!!」ガシッ

転校生「捕まえた」

ゆきな「くぁwせdrftgyふじこlp;:」ジタバタ

転校生「根競べ……する?」ググググ

ゆきな「離して!!いやだぁぁああ!!!!」ダンダン!

転校生「なんつう馬鹿力……!」


仁美「横四方固め!あれならもう逃げられませんわ!」

まどか「でもゆきなちゃんが!!」

さやか「顔真っ赤だよ!!止めないと!!」

仁美「固め技ですから抵抗をやめない限り相当苦しいはずです……けど」

中沢「かけてる側だってかなりきついんだ……今変に外させれば体力を消耗した状態で興奮したゆきなちゃんに狙われる」

恭介「なんでそんなこと知ってるんだい?」

まどか「じゃあどうすればいいの……?」

さやか「あたしお水持ってくる!飲ませちゃえば落ち着くでしょ!」


~~


ほむら「小中学生って寝技がかなり制限されてるはずなのに固め技って……」

さやか「いや知らないって」


えりか「先生連れてきた!」

先生「大丈夫ですか皆さん!」

ゆきな「あぐ……ぐ!!」

転校生「……っ!」

先生「葉月さん!ゆきなちゃんを離して!」ガシッ

中沢「先生駄目だ!今は!」

先生「ゆきなちゃんの顔真っ赤じゃない!何かあったらどうするの!?離しなさい!!」グイッ

ゆきな「!!」パッ

転校生「大人のくせに……」ボソッ

先生(あっさり外れた!っていうか凄い汗!?)

ゆきな「うぁ゛っ!!」グワッ

転校生「ですよね」サッ

まどか「ダメェェェェエッ!!」


ガブッ!!


~~

ほむら「先生駄目すぎるわよ」

さやか「就任して二年目の先生だったんだ、許してやってよ」


さやか「お水持ってきたよ!……ってぇ!?」

仁美「離して下さいゆきなちゃん!」

先生「噛みついたりしちゃダメでしょ!!ゆきなちゃん!?」グイグイ!

えりか「左腕から血が!!」

まどか「い…今のって……」ガクガク

中沢「もしガードできなかったら喉に噛みついてた……」

まどか(想像しちゃった……!!)ドサッ


ゆきな「~~」

転校生「絶対離すなよ?」ガチッ!

葵「首元を足で挟んだ!」

仁美「三角締め……先生離れて下さい!!」ドンッ

先生「ちょっと何するの!」

転校生「らぁっ!」

ゆきな「~~っ!!!」

中沢「上下が入れ替わって三角締めが成立した!」

恭介「けど噛みつかれたまま……あれ?離した?」

さやか「落とした……」

~~

ほむら「あの子が通ってた道場何教えてるのよ……」

さやか「柔道じゃないの?」

ほむら「三角締めって小中学生はかけたら即失格級の反則よ」

さやか「まあともかくこれ以降はゆきなちゃんが葉月さんに因縁持っちゃってね、毎日喧嘩売ってはぶっ飛ばされてって感じ」

ほむら「そのうちに友情が芽生えたと」

さやか「まあね、けど間違えてることはちゃんと違うって言ってあげてたし……まあ変なことを教えたりしてる時もあったけど……」

ほむら「変なこと?」

さやか「芸をしこんでるっつーのかなぁ……」

ごめんなさい一回抜けます

仕込まれたい!

女3に萌えるスレと化していた件について

前半が詐欺過ぎクソワロタ

おはようございます

再開します

>>393 >>394

コメントありがとうございます


~~

あゆ「……暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「あの二人ってなんでいつも一緒にいるのさ」

仁美「取っ組み愛をする仲ですから」

まどか「転校して一か月位経ってあゆちゃんも慣れてきたんだね!」

あゆ「なあゆきな」

ゆきな「はい!」

あゆ「暇つぶしにSEXしようぜ」

さやか「ブホォッ!!」

ゆきな「します!」ニコッ

仁美「まあ……!」

あゆ「あぁっ!?」ドン!

ゆきな「しませんしません!!SEXしません!!」フルフル

あゆ「なんでもかんでもはいはい言ってんな屑」

ゆきな「ごめんなさい……」

~~

ほむら「完全に彼女のおもちゃじゃないゆきなちゃん」

さやか「でも絡まれると嬉しそうだったよゆきなちゃん」


ゆうか「あ、また適当な返事して怒られてるんでしょ!」

ゆきな「してません!してません!」

あゆ「へぇ嘘つくんだ?あたしの前で?」

ゆきな「ついてません、ついてません!」ブン

あゆ「よ」パシ

ゆきな「ああああああ!!」ドシン

あゆ「はい一本、あたしの勝ち!」

ゆきな「うああ!!」ガチン!

あゆ「噛みつきも外れ」ヒョイ

ゆきな「やだ!やだ!!」

あゆ「今日のお仕置きは逆膝十字固めな」ガシ

ゆきな「いやだぁぁあああ!!!」

葵「ちょっと!何事?」

さやか「いつもの」

えりか「なーんだいつものか、飽きないねぇ……」


~~

ほむら「先生や親はさぞかし頭が痛かったでしょうね」

さやか「先生は完全に舐められていたわけですが」

ほむら「これいじめじゃないの?」

さやか「本人たちは楽しそうだったし良いんじゃないかな」


~~

あゆ「暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「今日は雨だかんねー」

まどか「外で遊べないね」

あゆ「おいゆきな、なんか歌えよ」

ゆきな「はい!」

さやか「なんかって……ゆきなちゃんが何歌えるのよ」

あゆ「sakura」

まどか「あ、私も一緒に歌おうかな!」

ゆきな「夢心地の 朝一番に~♪」

まどか「 」

さやか「sakura……」

ゆきな「ふー……かすーぎて~♪」

あゆ「しかもフルver」

さやか「何仕込んでんのよ……」

あゆ「最初から歌えたけど?」

さやか「嘘でしょー?」

あゆ「……」

~~

ほむら「これで毎日殺りあう仲って……」

さやか「ゆきなちゃんがふっかけるから喧嘩になるのであって……」

ほむら「あの子が煽るからでしょ……」



~~

まどか「おかずのメンチカツ余ってまーす!」

「何……だと……?」「戦争が……始まる……!」「給食センターめ……罪なことしやがる!」

あゆ「殴りあって最後まで立ってたやつの勝ち?」

まどか「ちゃんとじゃんけんで決めるの!」

あゆ「じゃあ興味ねーよ」

さやか「あんた暴力沙汰好きだね本当」

ゆきな「……!」キラキラ

あゆ「……」

ゆきな「……!」ジー

あゆ「……殺すぞ」

ゆきな「 」ビクッ! シュン…

さやか「あれ?ゆきなちゃんじゃんけんやらないのー?」

ゆきな「……」チラッチラッ!

あゆ「口で言わなきゃ分からない」

ゆきな「一緒にやる?一緒にー!」

あゆ「 勝 手 に や れ 」

ゆきな「あゆちゃん一緒にやる!一緒にやる!」

あゆ「 畳 む ぞ て め ぇ 」

さやか「まあまあ!じゃんけん位良いじゃない!」グイグイ

まどか「じゃあ私とじゃんけんして勝ち残った人ね!」


~~

ほむら「まどかとジャンケンってなにそれ羨ましい……!」(すでに落ちが読めるのだけど)

さやか「あ……え?う……うん!そうだね!」

ほむら「続けて、どうぞ」

さやか「う、うん……」

さやか(なんだ今の……)


~~

まどか「最後は一騎打ちだね!」

あゆ「……ったく」

ゆきな「……!」キラキラ

まどか「どっちが勝っても恨みっこなしだよ」

あゆ「パー出してあげようか?」ニヤニヤ

ゆきな「……!」

先生「あらあら!葉月さんは優しいのね!」

さやか(いやあれ超極悪笑顔だよ……)

あやか(絶対謀ってるよあれ……)

ゆきな「……」

まどか「じゃんけん……ポン!」

あゆ「パー」

ゆきな「グー」

先生「ちょ」

ゆきな「騙した!!」ダンダン

あゆ「ばーか!お前の手なんか目で見て反応出来るっつうの!騙すまでもねえよ!」ケラケラ

ゆきな「ぎぃぃぃい!!」ダンダン!

あゆ「うるせえ畳むぞ」ギロ

ゆきな「ふー!」ブツブツ

さやか「うわぁ……」

葵「勝つ気満々だったわけね……」


まどか「あの、えと……はい……」

あゆ「あんま好きでもないんだよなー……」チラ

ゆきな「……」ジー

あゆ「……」チラチラ

さやか「おお!あゆにもそんな優しさが?」

仁美「それが大きなミステイク、ですわ」

あゆ ス

ゆきな「……!」パァァ

あゆ ヒョイ パク!

ゆきな「きいぃぃぃっ!!」

あゆ「ん、美味しい!」サクサク

さやか「えぐい……」

先生「ちょい」


あゆ「あれ?なんで大きな声出してるの?」

ゆきな「うあ゛ぁぁぁっ!!!」

あゆ「なんで大人が注意しないの?」ボソッ

先生「 」

ゆきな「あ゛あ゛ぁぁっ!!」ブォン!

あゆ「ほい」ヒョイ

ゆきな「あう!!」バタン!

先生「ちょっと!二人とも!」

あゆ「はい一本、今日もあたしの勝ち」ガシッ

ゆきな「嫌だぁぁぁぁあ!!」

先生「離しなさい!葉月さん!!」

あゆ「残念」

ゆきな「……!」ホ

あゆ「お仕置きはお昼休みだ」ボソ

ゆきな「 」ビクッ

さやか「ちょっと!パニックたりしたらどうするのよ!」ボソ

あゆ「大丈夫だろ、暴れたらもっとボコるし」

さやか「ちょい」


~~

ほむら「まあ……歪んだ友情のようなものを感じたわ」

さやか「あ……うん、あたしはあんたの歪んだ愛を感じたよ」

ほむら「失礼ね」

さやか(無意識だったんか……)

ほむら「そうとう強いのね彼女」

さやか「あ、うんまあね」

ほむら「なぜ挑んだの」

さやか「なんかこう……怒りを我慢できない気持ちの方が大きかった、バーンと怒ってみた」

ほむら「私が思ってるより貴女馬鹿なのね」

さやか「ゆきなちゃんが勝てるならあたしも勝てるんじゃないかと思った」

ほむら「ちょっと待って、ゆきなちゃん勝てるの?」

さやか「なんかもともと技の相性が良くないみたいで普通に勝負すると勝てないみたい」

ほむら「普通に勝負って理屈が分からないわ……」

さやか「えーっと……あれは5年生の秋ごろで……」

~~

ゴロゴロゴロ……ピシャーン! 

ザーザー ガタガタ

あゆ「……暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「インフルエンザの流行でみーんなお休み」

仁美「うちのクラスで登校したのは男女含め10人ぽっち……」

葵「先生までお休みだもんね……」

えりか「まどっちも今日はお休みかー」

あやか「台風も夕方ごろ通過するみたいだし……」

中沢「どう考えても早退から学校閉鎖の流れですありがとうございました……イヤッタゼェ!!」

恭介「最初に自習って言われてからすっと放置でもう2時間目になっちゃうよ」

ゆうか「いい加減飽きた!」

さやか「すげー……校庭がプールになってるよ!」

~~

ほむら「ちょっと!まどかが出てこないじゃない!」ガタ

さやか「じゃあやめようか?」

ほむら「……続けて」

さやか「あ、聞きたいんだ?」

ほむら「尻切れトンボなんてあんまりよ」



~~

あゆ「は~……」

ゆきな「う~!授業始まんないの!!」

さやか「ゆきなちゃんもイライラしてきたかー」

葵「あたしもイライラしてきたー!思いっきり遊びたーい!!」

ゆうか「この後はどうせ給食食べて」

えりか「体育館集まって」

恭介「親が迎えに来るのを待つだけか……さやかは今日は家かい?」

さやか「多分ねー」

あやか「でもそれまでどうしよう……」

ガラッ

中沢「職員会議で今日は早退が決まったってよ!給食まで自習だって、プリント貰ってきた……ヤアッテランナイゼ!」

ゆうか「そんなの燃やしてこいし」

さやか「うへ……3枚も……」


~~

ほむら「ふざけた学校ね」

さやか「先生も半分以上がやられちゃって手が回らなかったみたいだね」


~~

あゆ「終わった……なんだこのゴミみたいな問題の数々は」

ゆきな「終わりましたー!あゆちゃんに勝てなかったー」

あゆ「お前が勝てるわけないだろカス」

~数分後~

仁美「これこの前の問題の焼き直しですわ……」

~5分後~

恭介「ちょっとこれはどうかと思うかな……」

~さらに5分後~

あやか「あたしもおしまい!」


葵「出た優等生軍団……」

えりか「良し終わり!」

さやか「あんたは味方だと思ったのにー!」

ゆうか「まあまあ、皆もう終わるじゃない」

中沢「じゃあ答え合わせするか!」


~~

ゆきな「イライラしてないのイライラー」ブツブツ

ゆうか「まだ3時間目半ば……」

あやか「先生も30分くらい前に見回りに来たっきり……」

さやか「答え合わせも超スムーズに終わってしまった……」

中沢「寝るか……」

あゆ「なあ」

さやか「あん?」

あゆ「早退って具体的にどうやんの?」

さやか「ああ、体育館にみんなで集まって保護者が来るのを待つんだよ。今日先生が来れないのはその連絡をみんなの親にしなくちゃいけないからだね」

あゆ「皆って生徒全員?」

さやか「そりゃね」

葵「そういや弟が3年生にいるんだっけ?」

あゆ「あれはどうでもいいや」

さやか「ひでぇ……」

あゆ「よし、ゲームしようぜゆきな」ガサゴソ

ゆきな「はい!ゲームします!」ピョンピョン

えりか「ロッカーなんか漁ってなにすんのさ?」

あゆ「さやかと葵、体操服借りるよ」

さやか「え?まあいいけどさ」

葵「自分たちのと含めて4着も何に使うのよ?」

あゆ「えっと新聞紙と……セロテープは……と」

恭介「手伝おうか?」

あゆ「ん?じゃあ机並べといてよ、こんな感じで」カッカ

中沢「真ん中に四角形の空間を作ればいいんだな、分かった」



あゆ「ゆきなはこっち、手出して」

ゆきな「はい」

あゆ「よ……試合で使うグローブってこんな感じか?」グルグル

ゆきな「?」ギュッギュッ

あゆ「外れる?」

ゆきな「?」

あゆ「素振りしてみな」

ゆきな「!」シュッシュッ!

あゆ(やっぱこいつのパンチ危ねぇ……)

ゆうか「出来たけどどうするの?」

あゆ「たまには試合しようぜゆきな」

ゆきな「試合?」

あゆ「そ、喧嘩とか抜きで純粋な技術比べだよ……だから今日は噛みついたり椅子を振り回すのは無しだからな」

さやか「ちょっとあんたなに言ってんのよ……」

あゆ「ガス抜きもかねて暇つぶしだよ、体育館で暴れられたんじゃたまらないし」

中沢「いいんじゃねえの?どうせ遊びだろ?」

ゆきな「コンバするの?」

あゆ「……あー……勝負しようってこと!」

ゆきな「します!」

中沢「他流試合だろ?ルールどうすんだ?」

仁美「プロレスか総格でよいのでは?」

あゆ「じゃあ3秒ダウン、10秒場外、抑え込み30秒とクリーンヒットで一本」

仁美「妥当ですかね」

さやか「やる流れは止まらないわけね……」

~~

ほむら「誰も止めないのね」

さやか「もう刺激があるなら何でもいいって感じだったの!」



ほむら「」


~~

あゆ「あれ?キックなのに裸足でやんないの?」

ゆきな「はい、ちゃんと靴履きます!」

あゆ「へんな流派……ま、あたしは柔(やわら)だからね」

中沢「柔道対キックボクシングか……!」

さやか「ゆきなちゃんって試合は強いの?」

あやか「毎日練習してるらしいけど……」



仁美「それでは……試合開始!」

ゆきな「っ!」シュッ!

あゆ「おっと!」サッ

葵「速い!」

中沢「やはりアウトからミドルのレンジはゆきなちゃんの距離だ!」

ゆうか「なんつーガチバトル……」

えりか「あゆが踏み込んだ!」

あゆ「そら!」ビッ

ゆきな「!」ガッ

あゆ「おっと!」ス

ゆきな「やぁっ!」ブン

中沢「葉月のフック!ゆきなが受けて横蹴り避けて裏拳打ち!サイドブロー足刀蹴rいやミドルフkおお、掴んだ!」

さやか「柔道とか言いながら思いっきりパンチしたりしてるのはどういうことなの……」

中沢「あれは柔術の一つである日本拳法だ!」

恭介「君は一体……」


~~

ほむら「中沢って一体……」

さやか「格闘技が好きらしいです」


あゆ「貰い!」グルン

ゆきな「!」バッ

あゆ「っそ!」ザッ

中沢「四方投げ……読みの横打避けてバックハンド!おっと、葉月優勢だ!」

えりか「え?そうなの?」

中沢「基本的に近づけば近づくほど投げ技を使える葉月が有利なんだ、反対に離れれば離れるほど蹴りの強いゆきなが優勢だ!」


あゆ(成程……足首から先、つまり靴そのものを武器として使うから履いて戦うのか……)

あゆ「だがその分、膝蹴りが無いようだな!」

ゆきな「はっ!」

あゆ「おっと」

ゆきな「エヤッ!」ブン

あゆ「っ!」バッ!

葵「今の払い蹴りで間合いが離れたってことは……」

ゆうか「今度はゆきなちゃんが有利なのね!」

さやか「しっかしあゆも良く避けるなあ……」

中沢「さっきの四方投げを見るに、彼女は返し技や合気の類を苦手としているようだ……」

恭介「君は一体……」

~~

ほむら「確かに合気道は柔術のひとつを発展させて精神論でまとめた物だけど柔術とはまた別物なのよ?」

さやか「あたしに言われてもよく分かんないって……」


ゆきな「えい!」ビッ

あゆ「取った!」スッ

中沢「入り身で入った!」

ゆきな「つ!」シュッ

あゆ「!」パシッ

中沢「パンチを捕まえた!そのまま一教に……」

仁美(無理です、極まっていません)

ゆきな「やっ!」ブン

あゆ「ぐ!」サッ

中沢「やはりお互いにレンジが違う……だから牽制の掛け合いになりがちだ」

恭介「なんだこいつマジで」


あゆ「ならこれだ!」ガッ!

ゆきな「きゃ!」ドタン

さやか「飛び込んで倒した!」

中沢「横捨て身がけからの逆十字……いや極まらない!」

あゆ「馬鹿力め!」バッ

ゆきな「や!」ビッ

あゆ「ち!」ダン

葵「起き上がりの一撃で葉月さんの体制を崩した!」

えりか「じゃ次の一発は避け切れないってこと!?」

~~

ほむら「冷静ならちゃんと勝負になるのね」

さやか「葉月さんによると返し技をちゃんと警戒して動くから捕まえられないんだって」

ほむら「そう……」


ゆきな「っ!!」グルン

あゆ「やっべ!」バッ

中沢「ガードに入った!」

ゆきな「やあっ!!」ドン!!

あゆ「痛ッ!!」


ガターン!!ドシャァ!!


えりか「吹っ飛んじゃった!?」

さやか「机が……」

あゆ「 」

仁美「1,2,3!ゆきなちゃんの勝ちですわ!」

あやか「葉月さん!?葉月さん!!」

ゆきな「あゆ……ちゃん?」

さやか「目を開けて!ねえ!」


~~

ほむら「貴女に入ったレッグバズーカもそれくらいの威力あったわね」

さやか「あれは痛かったなー……一瞬意識飛んだもん」

ほむら「……」

さやか「綺麗に真ん中に入ってたよね……あいつめ今度会った時には……!」

ほむら(気付いてないのね……馬鹿)


仁美「ふむ……大丈夫、ちょっとしたら目覚めますわ」

あゆ「あっ!……っててて……」

さやか「あ、本当だ」

ゆきな「ごめんなさい!ごめんなさい!!」

あゆ「あん?」

ゆきな「ごめんなさい!!」ポロポロ

あゆ「あー……ナイスキック!」ポン

ゆきな「グスッ……?」

あゆ「負けたよ、ゆきなの勝ち」

ゆきな「勝……ち?」

あゆ「いつもはあたしが勝つじゃんか」

ゆきな「ヒック……うぅ……グス……」

ゆうか「めっちゃ泣いてる……」

あゆ「おーおーここぞとばかりに嬉し泣きとはね!」

ゆきな「泣いてないっ!……泣いてない!」ボロボロ


あゆ「嬉しいんなら良いじゃんか」

ゆきな「違います!違うのっ!!」

あゆ「嬉し泣きってことにしとけって」

ゆきな「……」

中沢「しかしすごかったぜゆきな!最後のローリングソバット!!」

えりか「必殺技って感じで格好良かったよ!」

仁美「立ち回りも見事でした、ちゃんと毎日お稽古してるんですね!」

あゆ「一度もゼロレンジ・コンバットに出来なかった……」ソウナレバマケナイノニ…

葵「動きも速いし!今度一緒にサッカーしようよ!」

ゆうか「あたしなんて何が起きてるのか分からなかったもん……」

さやか「ほら、別に泣くことないじゃない!ちゃんとした勝負だったんだからさ!」

ゆきな「う……うああああん!!」ダキッ

あゆ「気持ち悪いんだよ!離れ(いって!くそ……腰が……!」

ゆきな「ああああぁ……!!」

恭介「ふふっ、これはちゃんとした嬉し泣きだね」

あやか「嬉し泣きなんて、するんだ……」

さやか(知らなかったなぁ……)

あゆ「お前ら今まで何見てたんだよ……」

さやか「ぐ……馬鹿にした笑顔……」


ほむら「感動的ね」

さやか「まあこの後『ゆきな勝ったーゆきな勝ったよー』って調子に乗ってぶっ飛ばされたけどね」

ほむら「だが無意味だわ」

さやか「まあでもほら、最後には普通に会話出来るようになるくらい成長したんだよ?お別れ会の時なんて原稿用紙二枚分位の長いスピーチであの葉月さんを泣かせたくらいで……」

ほむら「少し気になっていたのだけど」

さやか「何?」

ほむら「今の方が彼女に対してよそよそしいのね」

さやか「あ~……なんか中一の終わり頃からね……」

ほむら「そう……」

さやか「……」

ほむら「……悪いこと聞いたわね、それじゃ」

さやか「あ、送るよ!」

ほむら「大丈夫よ、御馳走様」

さやか「うん……お休み……」

ガチャ パタン

『ごめん……』

ほむら「聞こえなかった事にしておくわ」

ほむら(あの子に対してはまどかもどこかよそよそしいし……仁美に聞くのが一番なのかしら……)

ほむら「……なんであの子の事なんか気にするのよ、敵よ敵」

詢子「どの子の事が気になるのかなぁ~?」

ほむら「ひゃあ!!」ビクゥッ!!

女性「うちの娘の同級生さんかな~?」

ほむら「あ……あぁ……!」ガクガク

詢子「てめぇこんな時間まで制服でほっつき歩くたぁ良い度胸してんじゃねえかぁ?」

女性「ちょっと教育的指導が必要だね!」

ほむら(不味い……!考え得る限り最悪の相手に捕まった、しかも酒臭い!絶対ヤバい!!)

詢子「まあ15歳ってのは悪いことの一つもしたくなる年だよなぁ……よし!今日はあたしが夜遊びの仕方ってもんを教えてやるからな!」バンバン!

ほむら「は……はい……」(言っちゃった……!)

詢子「まどかも最近やっと夜遊びするようになって、あたしも安心したもんさ」ウンウン

女性「悪い先輩に絡まれてるんじゃ無いかって心配してたくせに!」

詢子「さやかちゃんが一緒って分かれば心配する必要が無いじゃんか、あとは男に恋の一つでもしてくれりゃあな~……」

ほむら「そ……そうですね……」


詢子「ほむらちゃんはそういう相手居ないのかい?」

ほむら「わ……私は……」

女性「あ!この子がほむらちゃんなの?」

詢子「おやぁ?初めてかい?」

沙織「はーい!さやかちゃんのママでーす!さおりんって呼んでね!」

詢子「あんたあたしより二つも年上なんだからさぁ……そういうの考えてくれよ沙織さん」ダキッ

沙織「大丈夫だよねーほむらちゃん!」ガシッ

ほむら「ちょ」ニゲレナ…

詢子「おし!あそこ行くか!」ズルズル

沙織「和子来ないわけー?」ズルズル

詢子「今日は辛いってさー」

沙織「あたしの誘いを断るとは偉くなったなーあいつ!後で呼び出しだね」

ほむら(これ一番あかん組み合わせだわ……けどまどかの母親を力づくって訳には……)

とりあえずここまでです

仕事行ってきます

さやかの脳みそでスーパー中沢のマニアックな実況を再現できるとはwww



この流れってもうゆきなちゃんは……

こんばんわ、再開します


コメントありがとうございます!

>>420
さやかちゃんとしても印象深い出来事だったんだと思います

>>421
ヤメルンダーモー



~スナック あかね~


ママ「いらっしゃーい!お、ええとこきたなぁ、今日はもう店じまいにしようか思っとったとこやでぇ……」

詢子「ほらママ見てくれようちの新しい娘だ!」

ママ「またまどかちゃんにお姉ちゃんが出来たんかいな!しかしえらいベッピンさんやな!」

ほむら「あ、あの……」

沙織「ほら自己紹介!」パン!

ほむら「あの……暁美ほm」モジモジ

詢子「あぁ!?」ギロッ

ほむら「か……かか鹿目ほむらですぅ!」ビクビク…

ママ「がははははは!またかわええ娘さんやのぉ!ほらこっち座りんさい、飲み物なにがええ?」

沙織「ボトルまだあったっけ?」

ママ「おう!水でしっかり薄めといたで!」

詢子「オッケー!アイスとウーロン一本、ほむらちゃんにジンコークだ!」

ほむら(帰りたい!!)


ほむら(何故カラオケなんて始まってしまったの……しかもこのコーラ不味いわ)

詢子「飲み過ぎたのは~♪あちしのせいさ~♪」

沙織「早く帰れよ旦那が待ってるぞぉ♪」

詢子「飲み過ぎたのは~♪あたしのせいよ♪」

沙織「明日も仕事さ辛いんよ♪」

ほむら(ノリノリで替え歌ね……)メッチャナレテル…

二人「「水割り 行ずり 古い傷ぅ 詢子と沙織のラブゲーム~♪」」

ママ「がははは!!相変わらず妙に上手いのぅ二人は!」

詢子「なんせ十八番だからねぇ……」

沙織「さーほむらちゃんも歌おうか!何歌うのー?」

ほむら(ヤバい……)

ほむら「いや……わたしは……その……」

詢子「てめぇ……あたしの前で歌えねぇってか?」ガン

ほむら「ほむぅ……」

ママ「恥ずかしいよなーこないとこで歌うのは、ましてや相手は酔っ払いやし」

詢子「酔ってねえから!」グビ

ほむら「いえ……あの……」


沙織「じゃあお姉さんと一緒に歌おうか!」

詢子「お姉さんとか冗談だろババア」

ママ「せやせや!あんたがお姉さんならうちなんて美少女やで!」

沙織「なんだとー!」ムキー

ほむら「あ……あの……喧嘩しないで……!」

詢子「ぶっはははは!!天使だ、天使だよこの子!!まどかの次位に天使だ!」

沙織「ママ!ほむらちゃんにジンコーク!」

ほむら「そういえばこのジンコークってなんですか……その……ちょっと変な味がするっていうか……」

沙織「へ?お酒だよ?苦手ならスクリュードライバーにする?」

ほむら「 」

沙織「ママやっぱスクリュードライバー!!」

ママ「はいよー!」

ほむら(もうどうにでもなーれ!)


沙織「君が居たなーつは♪」

ほむら「遠い夢の中♪」

二人「「そーらにきえてーった 打ちあーげはなーび!」」

ほむら「空に 消えてった 打ち上げ花火……」

沙織「ブラボーほむらちゃん!良い歌声だね!」

ほむら「えへへ……!」

ほむら(酔ってるんだと思うと楽しくなってきた!)

詢子「ひっこめババァ!てめぇのせいでほむらちゃんの美声が台無しだ!!」

沙織「なんだとー!」

ママ「おっしゃ!次はうちやな!」ピッピ

ほむら「待ってました!」パチパチ

ママ「おうおう!ほむらちゃんも乗って来よったな!」ピピピピピピピ


ママ「ただ誰より 瞳綺麗な……恋人~♪」

詢子「ああもう!鈴木雅之なんて渋いなあ畜生!」

沙織「うっとりしちゃうなぁ!」

ほむら「とっても素敵でした!」

ママ「せやろせやろ!大阪ラプソディーだけが能じゃないんやで!」


からんからん


和子「まったく明日も仕事だって言うのに……」ブツブツ

沙織「とか言いながら来てくれるあんたが大好きだー!」ダキッ

和子「沙織さんは口ばっか!」

ほむら「こんばんは!」ニパ!

和子「あら、こんばんはほむらちゃん」ニコ

詢子「よう来たか!まあ一杯飲めよ!」

和子「おい待て」


和子「なんでほむらちゃんが居るのよ!」

ほむら「えへへ///」スリスリ

詢子「娘が母親といて何が悪い」ドン!

和子「教育者として頭が痛いわ……」

詢子「深夜徘徊してたから拾ったんだよ」ボソ

和子「この格好で?制服よ?」ヒソ

沙織「訳ありかな?」ヒソ

ママ「しっかり悩み聞いたれやこの年で独り暮らしはキツイで」ヒソ

詢子「いまなら良い具合に出来上がってるからな、ペラペラ喋るかもよ~?」

ほむら「♪」パタパタ

和子(上半身を揺らしながら足をパタパタさせてる……確かにご機嫌ね……)


沙織「まあまあそんなことより乾杯しようよ!ほらグラス出して!」

ママ「ほな、詢子のとこの新しい娘さんに乾杯や!」

和子「はいはい、乾杯」

ほむら「乾杯!」

詢子「いえーい!ありがとう!」

沙織「ほーらほむらちゃん歌って歌って!」

ほむら「はーい!」ピッピッ

和子「AKBでも歌うのかしら?」


曲名、《銀の竜の背に乗って》


和子「 」

詢子「まどか並に渋いところ来たな!」


ほむら「あの青ざめた海の彼方で~」

沙織「癒されるなぁ……」

ほむら「急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 針盤になぁれ」

和子「 」

詢子「良い歌声だろ?」

和子「ツッコまないわよ」

ほむら「明日僕は 龍の足元へ がけを登り~呼ぶよ♪」

「「「さあ、行こうぜ!!」」」

ほむら「銀の~龍の背に乗って~♪」

詢子「届けに行こう 命の~砂漠へ」

ほむら「銀の~龍の背に乗って~♪」

沙織「運んで行こう 雨雲の渦を~♪」

和子「あはは……」パチパチ…

ママ「天使やの……」

銃器で武装した人間が酔っ払うと祝砲をバラ撒き始めるという…



ガタン!! ダッダッダッダ!


二組女4「じゃあかあしいわぼけえぇぇっ!!上では女子中学生が寝とんのや酔っ払いども!!」

ママ「じゃかあしいのはあんたじゃかえで!!ちゃんとドア閉めて寝ろ言うとるやろが!!」

和子「ごめんねかえでちゃん……」

二組女4「って先生かいな……ん?」

ほむら「まだ飛べーない雛たちみぃたいに~♪」

二組女4(なんで東京者がおんねん!)

沙織「ほらほら子供は早く寝た寝た!折角のお肌が荒れちゃうよ?」

二組女4「美樹のおかんやん……」

沙織「だからさおりんだって!」

二組女4「ちょいまてなんで東k(」

ママ「はよ引込めやボケ!!」

二組女4「~~っ!言われんでもそうすらぁ!!」

ほむら「明日僕は 龍の足元へ がけを登り~呼ぶよ♪」

「「「さあ、行こうぜ!」」」

二組女4「だあ~~もうっ!!」バタン!




チュンチュン


ピピピッピピピッ!パチン!


まどか「ん~!はぁ~……」ノビー

まどか「さて!」


ドン!


まどか「ほぇ?」

ほむら「zzz」

まどか「……あれ?」

ほむら「エヘヘ……zzz」ギュ

まどか「訳が分からないよぅ!?」

ほむら「あ……おはようまどか……」

まどか「お、おおおおはようっ!?」


ほむら「……」ボケー

まどか「あの……聞いて良い?」

ほむら「昨日あなたの母親たちに連れ去られたわ……」

まどか「そっかママが……ごめんね」

ほむら「気にしないで、とても楽しかったから」

ほむら(頭痛が……)

まどか「あっと……それでね、聞きたいことが」

ほむら「吐き気が……ぐっ……!!」ウプ…

まどか「わ!えっと、なんか持ってくる!!」

まどか(ほむらちゃんの額に肉って書いてあるのが気になるよ!)


知久「取り敢えずほむらちゃんは僕が責任もって看病しておくから、学校へ行っておいで」

詢子「いやぁ~つい天使を拾っちゃったよ~!」

知久「ママ?」

まどか「ママ……」

詢子「正直すまなかった」

~~

まどか「おはよう!」

さやか「あれ?今日は珍しく遅いじゃん?」

仁美「最近は先に来て筋トレして待ってるのが日課でしたのに……」

まどか「改めて言わないでよ!」

さやか「新ジャンル、筋トレ系美少女だね」

仁美「いえ、妹……」

まどか「かってに変なの作らないで!」

さやか「冗談冗談!さ、走るよ!」タッタッタッタ

まどか「あ!待ってよー!」タタタタタ

仁美(これだけは追いつけませんね、まどかさん)タッタッタッタ

今日はここまでです

おやすみなさい

>>432

ほむらちゃんは天使だからそんなことしません、多分

和子は同じ中島みゆきでもうらみますを歌う口だと思う…
というかほむらの直後に歌ったんじゃなかろか?

で、額に「牝」って書かれちゃったのを白塗り厚化粧で必死に隠して出勤したんじゃないかとか思うと胸熱

でいつになったら体育祭が(ry

パソコン壊れちゃった……(>_<)

というわけでトリップ変わってます

>>439

そこまでは考えてませんでしたが胸熱ですね

>>440

そのうち始まります……


まどか(やばいよぉ……いつもほむらちゃんと一緒に登校してる杏子ちゃんがまだ来てないよ……)

和子「えーですから、明日が休みだからとうつつを抜かしすぎる事が無いように、節度を持って云々」

まどか(大人って凄いんだなぁ……)

ガラッ!

杏子「セーフ!」

和子「アウトです、席に着きなさい」

杏子「違うんだって、聞いてくれよ先生!ほむらが家にいないんだ……んでこの辺探してみたんだけど何処にもいないんだって!」

さやか「ちょっと杏子!それどういうこと!?」

杏子『考えたくはないけど……』

さやか『そんな!?だってあたし昨日遅くまでほむらと一緒にいたのに!!』

まどか(二日酔いして家で寝てまーす!……なんて言えないよね……)


和子「落ち着いて、まずは席に着きなさい……」

杏子「先生!」

和子「まず暁美さんですが今日は体調不良でお休みです」

さやか「え?連絡あったんですか?」

和子「はい頭痛、吐き気、目眩が酷くとても登校できる状態では無いようなので今日は休みますと(鹿目家から)連絡がありました」ハァ

杏子「……そっか」ホ…

まどか(何あの心底安心した感じの表情!?ギャグなら言えるって思ってたのに!)

仁美「何事も無いようで良かったですね」ボソ

まどか「そうだね!」ニコッ!

まどか(もうばらすのアレだし……黙ってよ……)


杏子「ったく居ないなら居ないであたしには連絡寄越せってんだよ!」

さやか「いやもう本当朝から焦らせないでよ」

まどか「そうだね」

あゆ「何がそうなの」

まどか「いやぁぁあぁぁあっ!!!」ガタン ガン!

仁美「ああ……立った勢いで脛を打ちましたわ……」

まどか「~~」プルプル

かえで「うわ……痛そ」

さやか「何しに来たのよあんたたち!」

あゆ「暁美さんにお用事があって」

かえで「うちもや」


杏子「悪いね、今日はほむらお休みなんだ……伝言なら聞いてやるけど?」

あゆ「……いや、いい」

かえで「うちも、自分で言わな気がすまん」

あゆ「ついでに聞くけどなんで休みなの?」

まどか「えっとあの……風邪……みたいな?」

あゆ「なーんだ、そろそろ逃げ出す頃合いだと思ってたのに」

さやか「あんたねぇ!!」

えりか「やーめなよさやか、朝っぱらからさぁ……」

さやか「えりか……」

かえで「せやせや、人生笑って過ごさな!」

さやか「あんたねぇ……」

あゆ「まあいいや、邪魔したな」


さやか「あ、そういえば昨日ほむらに話してて思ったんだけど」

まどか(!)

さやか「ゆきなちゃん元気?」

あゆ「……」

えりか「懐かしー……引っ越しちゃったし、あゆ以外連絡取ってないっしょ?」

かえで「何々ー?そいつおもろい?」

えりか「かえでが求めてるのとは違うとは思うけどね」

ガラ

かえで「ってスルーして行くんかい!」ビシッ

あゆ「五月蠅い」ピシャッ

かえで「ちょい」


さやか「何よあの態度……!」

まどか「ちょっと変、だよね?」

かえで「美樹、何地雷ふんどんのや」

さやか「今のが地雷でどうすんの……」

仁美「話題としては相当な安牌だったと思いますわ」

杏子「まああたしはそいつを知らないわけだけど」

さやか「あーゆきなちゃんはね……ってマミさん知ってるんじゃないの?」

杏子「いいじゃん教えてよさやか!ほむらには話したんだろ?」

さやか「ん、まあ良いけど……」

仁美(そのいじらしさで捗りますわ杏子さん!)


まどか「でもなんで葉月さんはあんなに怒っちゃったんだろ……ゆきなちゃんのお話するのってそんなに嫌なことかな?」

さやか「……そんなことなかったはずだよ」

仁美「そうですね……親馬鹿って感じでしたのに」

えりか「どーでもいーじゃんほっとけばー?」

かえで「うちはあの葉月にそこまで大事な人がおるっちゅうんがすでに意外や!」

杏子「いいから帰れよ大阪女」

かえで「大阪女ってなんや転校生!」

杏子「転校生ってなんだ関西人」

かえで「関西人ってなんやねんポニテ女……っていつまで続ける気やねん!!」

杏子「はいはいあたしは佐倉杏子、よろしくね」

かえで「うちは赤羽かえで、あんたからはツッコミの才能を感じるで!」

まどか「むしろボケじゃ……」

かえで「いや、佐倉は磨けば間違いなく光る!そんなわけでおひとつよろしゅう!」

杏子「あんた達結構うざいキャラしてるな……」


まどか「ただいまー」

ほむら「お帰りなさい」

まどか「元気になった?」

ほむら「ふわふわして宙に浮いてるような気分は消えたし吐き気も大分、ただ頭痛が相変わらずね」

まどか「良かったぁ……本当にごめんねうちのママ達が」

ほむら「気にしないで、何度も言うようだけど自分の意志でやった面もあるから」

まどか「明日から土曜日だしゆっくり休めないとね」

ほむら「そうね」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「ずっと寝てた?」

ほむら「昨日からの記憶を辿っていたわ、抜け落ちてる部分が無くて安心してた所よ」

まどか「あの……じゃあ聞いて良い?」

ほむら「どうぞ」

まどか「なんで額に肉って書いてあるの?」

ほむら「え」


まどか「はい鏡」

ほむら「……」

まどか「あの……」

ほむら「体調が万全なら今すぐ犯人をぶっ飛ばしに行くところね」

まどか「あ、犯人は分かるんだ?」

ほむら「昨日こんなものを付けられるタイミングは一回しか無かったわ」

ほむら(あの女……!)

ほむら「頭がまた痛くなってきた……」

まどか「あのね」

ほむら「ほむ?」

まどか「一緒に銭湯行かない?」

ほむら「喜んで」ガバッ


まどか「あ~わたし最近やっと水風呂の良さが分かってきたよ……」

ほむら「だからってひたすら水風呂と熱いお風呂を交互に行き来しなくても……」

まどか「良いの、冷やして温めるのが気持ちいいの」

ほむら「はあ……?」

まどか「なんかねぇ、体中の血管がブワっと広がるのを感じると癒されるんだよねぇ~」

ほむら「それはなんとなく分かるけど……」

まどか「その後キュッて締まるのを感じると、なんて言うのかな……例えるならそう!暑い日に冷えたミルクティーを一気飲みするかのような快感が……!」

ほむら「良く分からないわ……」

まどか「あ、あれだよ!朝起きて最初にする伸びの気持ちよさ!あれに似てる!」

ほむら「ミルクティーはどこに……」

まどか「ティヒヒヒ……全然関係無かったね」


ほむら「大体頭は冴え渡ったわ」スッキリ

まどか「オートマティックの……じゃなくてこの後どうしよっか?」

ほむら「特に考えてないわね」

まどか「あ、でも昨日さやかちゃんとガンダムしたんでしょ?私ともやろうよ!」

ほむら「当然のごとく大歓迎よまどか」


~ゲーセン~

まどか「ほむらちゃんは何使うの?」

ほむら「ダブルオーしか使ったことないわ」ダブルオー、モクヒョウヲクチクスル!

まどか「じゃあ私スーフリにしよ!」ストライクフリーダム、システムキドウ

ほむら「コスト的にキツくないかしら……」ダブルオー、センコウスル

まどか「大丈夫だよ!私落ちないから!」サァ、イッショニタタカオウ!

ほむら(なんて自信にあふれた笑顔……)


~~

まどか「駄目だよほむらちゃん!ライザーの自衛の第一手は下格から!」サガレ!

ほむら「けど足が止まるし怖いわ……」オソイ!

まどか「メインからキャンセルして出せるよ?」コレイジョウ、ウタセナイデ!

ほむら「キャンセル?」

まどか「さやかちゃん何も教えてないんだ……」デェイ!

~~

ほむら(ツインランス投降とんでも強いわ……しかもステップ対応ですぐ次の攻撃が出る)

まどか「それでCSはどこからでもキャンセル出来るんだよ?」コレイジョウウタセナイデ!

ほむら「けど射撃ボタンを使うから射撃チャージでキャンセルするのは厳しいわ」ネライウツ!

まどか「格闘をキャンセルすればいいんだよ、こんな感じで」クッソードクンダ!

ほむら「それならネクストダッシュも虹ステも使わなくて済みそうね」

~~

ほむら(あれ、ダブルオーライザーのチャージショットとんでも強い?)ココハ!オレノキョリダ!

まどか「横格出し切りからCSであんなに減るんだね……」ウチタクナンカナイノニ!

ほむら「しかもこれ格闘当たらなくても出せるじゃない……あとは前格闘からコンボがあればいいのだけど……」ナメルナ!

まどか「ブー格入るよ?」デエイ!

ほむら「前格闘だけで戦えるわ」オレノエタコタエヲタシカメル!

まどか「そんなに強いのそれ?」コノ!デエイ!

ほむら「私の中でN格闘の存在価値が消滅したわ」オチロォッ!


ほむら「ぐ……格闘の振り合いに弱いのねダブルオー……」コノママデハ…!

まどか「フワステで拒否しないと」サガレ!

ほむら「けどブーストを使い過ぎるわ」ヤルゾ!サジ!

まどか「後ろステップ上昇BRで結構何とかなるよ?」コノッ!デエイ!

ほむら(そっか、ここにツインランスから虹ステを仕込んで……)

ほむら「ってライザーが無いじゃない!」ヌォォォ!

まどか「大丈夫!」モウヤメロォォ!!

ほむら「ありがとう」アリガトウゴザイマス!タスカリマシタ!

まどか「気にしない気にしない!ちゃんと守るよ!」デエイ!

ほむら(守る、か……)

~~

ほむら「あら?対戦かしら」フンソウガツヅクカギリ、オレタチハタタカイツヅケル!

まどか「もう~せっかく楽しんでたのに」マダクルノカ!

ほむら「敵は……レッドフレームとアルケーガンダムね」サンプンデカタヲツケル

まどか「三千三千だからって気を使わなくてもいいのに……勝てなかったらゼロ出すけど」イカナクチャ、マタアンナコトニナルマエニ

ほむら(って、あいつら昨日さやかに挑んで負けまくってた奴らじゃない……)

まどか「気楽にやろうね!」

ほむら「勝つわよ」ティエリア!

まどか「え?うん」イマダ!


~~

ほむら(結局まどかが一人で倒したようなものだったわ……)

まどか「なんていうかその……初心者さんだったのかな?」

ほむら(アルケーガンダムから逃げてるうちにレッドフレームが二回落ちて……トランザムでなんとか倒したけど、私もあっという間に一回やられてしまった……)

まどか「アルケーは変な動きするから分かり辛いよね、私も苦手だもん」

ほむら(まどかは結局敵の攻撃を一回も受けていない……私が格闘中のストライクフリーダムを誤射した以外でダメージを受けてさえいない……)

ほむら「足を引っ張ってごめんなさい……」

まどか「ううん、ほむらちゃんがちゃんと踏ん張ってくれたから勝てたんだよ?」

ほむら「……そうかしら」

まどか「そうだよ!」

ほむら「とりあえずクリアしたし、帰りましょ?」

まどか「今日もお泊りする?」

ほむら「今日は帰るつもりよ……やらなきゃいけないこともあるし」

まどか「宿題?」

ほむら「七頭舞のDVDをダビングしたの、家に帰ってipadで勉強するわ」

まどか「じゃあごはん位食べていこうよ!ね?」

ほむら「……食欲が湧かないわ、ごめんなさい」

まどか「あ……そうなんだ……」

ほむら「月曜に学校でね」

まどか「うん、それじゃ……」


~月曜日 通学路~

杏子「お!今日はちゃんと来たな、褒美に飴をやるよ」

ほむら「金曜日はごめんなさい」

杏子「まあ人間くたばる時もあんだろ、けど次は連絡寄越せよな」

ほむら「今にも死にそうな声で留守電入れておくわ」

杏子「はいはい、んじゃ行くか!今日は余裕を見積もってちょっと早めに……ん?」

QB「やあふた パァン!(ギュプェェッ!?」

ほむら「ふー……大したこと無い魔女ね、ささっと片付けましょう」

杏子「あんた鬼だな……」


和子「中島みゆきの代表曲と言えば銀の龍の背に乗ってですか?地上の星ですか?はい鹿目さん!」

まどか「糸が入ってないのは絶対おかしいです!!」バン!!

さやか「お、斜め上」


ガラァッ


杏子「おっし!授業始まってないぜ!セーh(和子「アウトー!!」

ほむら「遅れてすいません……」

和子「まったく……一時間目は七頭舞のリハーサルで二組と一緒に合わせるから云々」

杏子『まさか朝から魔女狩りとは思わなかったな……』

ほむら『すばしっこいウサギみたいな魔女だったわ……』

さやか『あたしそれとこの前戦って熱中症になったんだけど』

杏子『まじかよ!』ヘラヘラ

和子「佐倉さーん?笑ってる場合じゃありませんよー?」

杏子「やべ……」


~体育館~

ほむら(一応仕上げては来たつもりなのだけど……)

二組女1「都民さんチーッス」

二組女3「……」

ほむら「そんな目で見ないで」

二組女1「あ、ていうか今度ipad触らしてよ」

ほむら「人の鞄の中勝手に見ないで」

二組女1「え~預かっててあげたじゃん!しかもあの事秘密にしてあげてるんだよ?お願いちょっとだけ!」ズイズイズイ!

杏子「どんな神経でお願いしてんだあんた……」

ほむら「いや……その……ちょっと」

二組女3「あや」

二組女1「何々?」

二組女3「息するのやめろ」

二組女1「あう……」

ほむら(……ありがとう)

杏子(いつも通りっていっちゃあれなんだけどさ……)

ほむら「……ごめんなさい」

二組女3「天才的だな」

二組女1「やる気違ったわwww」

ほむら「……」

二組女3「滑稽、残念、悲惨、愚鈍、無乳、可れn

さやか「そこまで言わなくたって良いじゃん!」

恭介「いや今最後」

二組女3「こっちも毎回目障りでイライラしてるんだよね」

さやか「ほむらも毎日頑張ってるの……余所者だとそんなに気に入らないわけ?」

二組女3「だったらなんだよ?」

さやか「あんた……!」


杏子「おいおいこの前怒られたばっかじゃんか?」

ほむら「二人ともやめて!!」

さやか「ほむら……」

杏子(こうなって一番キツいのはあんただよな……)

二組女3(ふーん……)

ほむら「私が悪かったから……だから……喧嘩しないで……!」

さやか「けど!」

杏子『止めとけさやか』

さやか『杏子まで……』

杏子『どんな結果になっても一番傷つくのは多分ほむらだ……だからさ』

さやか「……」


二組女3「こないだの続き、やる?」

さやか「……ごめん」

二組女1「あれ?」

二組女3「……で、謝れば解決とはならないよね暁美さん?」

ほむら「何とかして見せる」

二組女3「無理だね」

ほむら「……」

杏子「ほっとけよ、最悪恥書くのはあたし達だろ?あれだよあれ」

二組女3「……愚行権」

杏子「そうそう、デビr」

二組女3「蹴るぞ」

杏子「まあとにかく、お互いイライラするだけってのは簡便だろ?」

二組女3「はいはい」

杏子「あたしも頑張るからさ」

二組女3「結局基本が出来てない、だから無理」

杏子「出来ないなりに頑張るよ、先輩」

ほむら「……」

二組女3「はいはい」



~昼休み~


ほむら「結局良いとこ無しで終わったわ……」

まどか「でも何がそんなに悪いんだろ?」

さやか「実は杏子が足引っ張ってるとか」

杏子「言われると自信無くすな……」

さやか「まあそれは冗談としても」

まどか「型も覚えたし符丁も覚えたし……」

杏子「けど何故かずれるんだよな」

ほむら「私と貴女の相性が良くないのかもね」

杏子「悲しい事言うなよ……」




ガラァッ


二組女4「やいコラ東京者!木曜はよくもうちの安眠妨害しよってからに!!」

「え?」「ガチレズとか……」「どういう事だよかえでちゃん!!」

仁美「そういうカップリングだったんですか!?赤羽さん詳細を詳しく!馴れ初めから!事細やかに!!」

さやか「ほむらってまさかドM……?」

杏子「どういう事だよおい……!」

ほむら「え……あ、あの……?」

まどか(事情が分かるだけにこれどうしたら良いんだろう)

二組女4「この怒り晴らさないでか!!」


さやか『ちょっとほむら!!』

杏子『どういう事だよ!?』

ほむら『ちょっと待って、私もこのかえで?さんの言ってることについて行けないのよ!』

杏子『つまり既成事実は無いんだよな!?』

ほむら『寝込みを襲われた記憶なんて無いわよ!』

さやか『良かったー……あたしだけ夜遊びに誘われてないとかだったら濁ってたよ』

まどか(魔法少女全力審議中だよぅ……いっそ二人にだけ教えちゃうとか?なんて伝えよう……いや~ほむらちゃん酔っぱらってかえでちゃんを起こしちゃったみたい!とか?……いや絶対状況が悪化するよね)

二組女4「はん!これやから巨人とそのファンは質悪いねん」

ほむら「ちょっと待ってかえでさん、なぜ私が巨人ファンなの?」

かえで「やっと突っ込んだ思たら最初がそこかい!……ったくもー」

まどか(あ、この人絡みに来ただけだ)


かえで「ええか?うちはまず阪神ファンやろ?」

ほむら「そうなの?」

かえで「なんでそっから疑問やねん!うちめっちゃ関西人やん!どう考えても道頓堀に飛び込む人種やん!」

ほむら「えっと……お好み焼きが好きなの?」

かえで「いやいやいや……うちはちゃんとマイ鉄板持っとるから~!――ってちゃうわい!!この流れでチェーン店の道頓堀ってどうゆう事やねん!!」

まどか(ノリつっこみ……)

さやか『ほむら、取りあえずそうねって言ってあげて……』

ほむら「……そうね」

かえで「ったくもう……んで、あれや!あんたは東京者やろ?」

ほむら「それちょっと気にしてるのだけど」

かえで「硬いこと言いなや!ネタは鮮度が命やで?あぁんでな、東京者と関西人のうちがそろったからにはもう巨人と阪神の話で盛り上がるしかないやろ!学園もの漫画の定番やろ!」

ほむら「ごめんなさい、私野球って知らないから……」

かえで「ここまで引っ張っといてそれかい!」ビシッ!

杏子(勝手に引っ張ったんじゃないのか……)


杏子「まあなんだ……取り敢えずあれだ、かえで」

かえで「おう佐倉!うちの愚痴聞いて~」

杏子「あたしの前でヤクルトを蔑ろにするとは良い度胸だ……!!」ギュゥ

かえで「あら?なんかキレとる?」

杏子「てめえはあたしをキレさせた!!」

さやか「だいたいなんで大阪にもオリックスブルーウェーブスが候補に無いのよ!」

まどか「さやかちゃんそんなチーム無いよ?」

仁美「昔あったんです……」


さやか「時々で良いから……思い出してよ……あんたはあたしも怒らせたっ!!」

かえで「ちょい待ちぃや!この流れはおかしいやろ!!」

中沢「……!――俺だって……本当は横浜を応援してぇよ!……けど佐倉さんがヤクルトファンだって言うなら俺は……!!」ワナワナ……

まどか「そんなこと言わないで皆で楽天を応援しよう?ね!」

かえで「せやかて最近のヤクルトは弱すぎるわ!」

杏子「それでも!応援したいチームがあるんだぁぁっ!!」キラキラバシュゥゥゥン!!

まどか「やっぱ杏子ちゃんはボケだと思うの」

仁美「いえ、これは万能と呼ばれる人種ですわ」


ほむら「これ、どういう……」

「今の内に逃げちゃいなよ」

ほむら「え?」

「かえでとあゆは金曜日もあんた探して来てたからさ……また変な因縁つけられるかもよ?」

ほむら(彼女も?)

「大丈夫ですよ、皆それ位分かってますし赤羽さんも悪意を持って来たわけじゃないと思います」

「かえでもあゆも転校生だし本当は暁美さんと仲良くしたいんだと思うよ?あ、でもあゆは微妙かも……」

ほむら「……そんなことあるかしら」

「あゆはともかく、かえでは言うほどあんたのこと嫌いじゃないと思うな」

ほむら「……元気が出たわ、ありがとうくr」

えりか「えりかで良いって!あたしもほむらって呼ぶからさ!」

つぼみ「私もつぼみでいいですよ?」

ほむら「ありがとうえりか、つぼみ……図書室にでも行ってくるわ」

えりか「いってらっしゃ~い!」


かえで「うちが悪かった……最強はロッテやな……」

杏子「ヤクルトはもうだめなんだ……古田がいないと……」

さやか「チームが違う……谷もいない……今のオリックスに応援する価値なんてあるの……?」

まどか「これから……楽天はまだこれからだから……マー君いるから……」ブツブツ

恭介「訳が分からないよ……」


ほむら(ありがとう……みんな)

とりあえずここまでです

お疲れ様でした

>>1
相変わらずのカオスっぷりだな。
額の肉の落とし前を付けるシーンが今から楽しみだ
……どうしてまどぱぱはほむんに肉を教えなかったんだろう?


ところでゲーセンシーンは何言ってるのか一言もわからなかったよ…

追いついた、作者さん乙
しかし、スレタイ関係無いなw
でも、内容が面白いから続けて下さい。出番的にモブ3は名前付きで登場しても良い気がする。
しかし実際の人間関係ってこんな感じだからなー、アニメとは違うリアルな関係は新鮮だった。

モブ3(あゆ)の行動は奇妙だよね、そろそろデレてくれても良いのよ?

おはようございます

再開します

>>473>>474>>476

こんな>>1に付き合ってくれたありがとうございます……

一応話自体は出来ています、なのであとは時間と気力の問題です、ごめんなさい……


ほむら「図書室はこの渡り廊下を通った先の第二校舎の一階ね」

ほむら「あの子の用事って何かしら?」

ほむら「……」スタスタ

ほむら「……取り敢えず」ゴソゴソ

ほむら「痴れ者」ビュッ

二組女3「おっと、十円玉なんか投げるなよ危ないな」パシ

ほむら「何か用?」ファサァ

二組女3「いやいや木曜日の件で聞きたい事がね」

ほむら「奇遇ね、私もあるの」

二組女3「ふーん……ちょっと聞かれたくない内容なんでね、そこの音楽室行こうか」


ほむら「……力づく従わせようだなんて思わないことね」

二組女3「来週にはあんたはあたしの奴隷じゃん、そんなことしないよ」

ほむら「あら、可愛がってくれるのかしら?」

二組女3「最高にとろけるような愉しい思いをさせてあげる」ガチャ ギイィイ

ほむら「そっちの寝技はどうなのかしらね」

二組女3「ははっ!その減らず口が最高だよあんた」バタン!

二組女3(さて……気付いてんのかね、暁美さんは)




まどか「やばいよ、これ……どうしよう……」

まどか「さやかちゃんか杏子ちゃんに……」

まどか「……」

まどか「だめ!また……喧嘩になっちゃう……!」

まどか(でもどうしよう……音楽室の防音扉の向こうからじゃ会話なんてとてもじゃないけど聞こえない……)

まどか「そうだ!魔法少女の聴力なら……!」

まどか「ってほむらちゃん以外の魔法少女ってあの二人だよ!マミさんもキリカさんも卒業しちゃったよ!」

まどか「キュウべぇ……はほむらちゃんに瞬殺されちゃうかも……」

まどか「八方塞がっちゃってるよ!もう……どうしよう~……」



二組女3「さてと……」ガタ

ほむら「……」スト

二組女3「んで、二つ聞きたいことがある……」

ほむら「一つ目、どうぞ」

二組女3「ほら木曜日にあたしトラックにはねられたらしいじゃん?」

ほむら「ええ……あなたは錯乱して私を指輪の魔法使いだの世界の破壊者だの、トチ狂ったことを言っていたわね」

ほむら(目立った怪我は治したし、血濡れの服は織莉子とキリカが取り替えた……まあ、その服は処分に困って盾の中に入ったまんまなのだけど……)

二組女3「んでさ、あたしの服って全部名前が書いてあるんだけど……」

ほむら「気のせいじゃないかしら」ファサァ


二組女3「呑み込みが早い、流石!」

ほむら「勘違いでしょ」

二組女3「え~……すり替えてお持ち帰りしたとか冗談でしょ?」

ほむら「……名前書き忘れてたんじゃない?」

二組女3「まあ、新品だったからそれはワンチャンあるんだよね」

二組女3(持ってかれたならそれはそれで妄想が捗るよね!)

ほむら「そうよ、そのワンチャンよ!……さて、二つ目の要件は何かしら?」ファサ

二組女3「暁美さんって強がるときに髪の毛いじる癖あるよね」

ほむら「……」

二組女3「くっふふふ!そういう事にしといてあげる」

ほむら(痛恨のミスだわ……私は彼女に変態と蔑まれ続ける……)


二組女3「んで二つ目がですね」ピロッ

ほむら「……やはりあなたね」

二組女3「あれ、気付いたんだ?」

ほむら「金曜日に休んでなかったら気づかなかったわ」

二組女3「髪の毛めくらなきゃ絶対見えなかったはず」

ほむら「随分と質の悪い所に落書きしてくれたわね」

二組女3「まあ学校に来てもあたし以外は気付かなかったって」

ほむら「まさかとは思うけど貴女……」

二組女3「はーい!可愛い寝顔頂きました!」っiPhone

ほむら「ぶっ生き返す」ガタ

二組女3「暴力反対」ヒョイ

ほむら「脳みそ震わせてやるわ」ビュッ

二組女3「そんな大振りな蹴りで良いのかな?」ピョン

ほむら「っ!――この!」ブン!

二組女3「見えた!白地に三ツ葉のグローb(ドグシャァッ!!


ガタン! ドバン!!



まどか「なんか……中、騒がしくない……?」


二組女3「っ~~クッソ……!三発目で急にマジになりやがって……」

ほむら「私も思わずマジになったわ、ごめんなさい」

二組女3「心こもってねぇー」

ほむら「込めてないもの……頭打ったりしてない?」

二組女3「へぇ、意外だな」

ほむら「何が」

二組女3「心配してくれるんだ?」

ほむら「あと三発位叩き込む?」

二組女3「まあ、そういう冗談は置いといて……」

突如として彼女は私にのしかかり、ゆっくりと押し倒した

ほむら「ちょっと……!」

二組女3「ふふふ」


馬乗りになった彼女は続ける


ほむら「……何よ?」

二組女3「そんな風な優しさが劣情を芽生えさせるな」

ほむら「気持ち悪い」


会話になっていない……

「早くこの女を畳んでしまいましょう」

「彼女らしい安っぽいジョークね」

言葉に変えた二つの気持ちと他にもう一つ……顔を見せたそうにしている心……

そんなアンバランスな私の気持ちが思考能力を奪っていく


二組女3「抵抗しないんだ?」


いつもより静かな笑みで彼女は問いかけた


ほむら「……退いて」


何となく目を会わせられなくて、口で応える他無かった


ほむら「こういう事は……ちゃんと愛し合った人とすべきよ」


二組女3「あたしは、貴女に惹かれてる」


私の胸に顔を埋めて、今までに無い優しい声で語りかけてくる


二組女3「まるで、カミーユに出会ったフォウの気分」


自分が世界に溶け込んだのか、世界が私を包み込んでいるのか……この心地よい空気に身を委ねそうになる


ほむら「こんな時もガンダム?もう少しマシな口説き文句無いのかしら?」


そんな気持ちに負けたくない……ので少しふざけた口調で応えた


二組女3「暁美さんはさ」


彼女の話は止まらなかった


二組女3「自分の名前って……その……好き?」


以前の私なら嫌いだった


ほむら「とっくに好きよ、だって……自分の名前だもの」

二組女3「ふーん……ガンダムじゃん」

ほむら「燃え上がれって感じで格好いいでしょ?」


精一杯にボケてみた

何故だか心が痛くなってきた


二組女3「……可愛いと思った」

ほむら「そう……」


時々……いや本当は何時でもそうなのだが、彼女が何を感じているの分からない


二組女3「ん~!」モゾモゾ

ほむら「……何してるの?」

二組女3「堪能してる」

ほむら「なんで?」

二組女3「おかず」

ほむら「歯を食いしばる必要はないわ、急所を狙う」


ボキャアッ!!


二組女3「っ~!まさかあたしの顔に拳を叩き込む奴がいるなんて……」ヒリヒリ

ほむら「良く言うわ……避けようともしなかった癖に」パタパタ

二組女3「躊躇い無く眉間狙いとかマジこえぇ……」

ほむら「身の程を弁えなさい」

二組女3「気にすんなよ、女同士じゃん」

ほむら「私は貴女の恋人じゃ無いの、慰めが欲しいなら他に行って」

二組女3「連れないね……セックスだけの割り切った関係はお嫌?」

ほむら「人間関係は割り切れるものじゃ無い……特に、一度でも心を許してしまった相手は……」

二組女3「お前って絶対に頭のネジが飛んでるよな」

ほむら「そうかも知れないわね」

二組女3「かも、じゃねえよ」

ほむら「……」


二組女3「さっきあんな事があったのに距離を取るわけでもない、特に警戒するでもない……ましてや警告に抵抗の類は無しなんて」

ほむら「貴女は私に拒絶されたいの?」

二組女3「あまり何にも無いと脈ありみたいで怖い」

ほむら「私はただ、今まで知らなかった物を知りたいだけよ……卵を割らなきゃオムレツは作れないもの」ファサ

二組女3「それ正確には『オムレツを作るには卵の殻は捨てるしかない』なんだけど」

ほむら「なんで貴女が……」

二組女3「どうせさやかかまどかだろ……いつだったかの授業で好きな諺としてあたしが挙げたの」

ほむら「今と違って良好な関係だったそうね」

二組女3「あいつらといると馬鹿にイライラさせれる」

ほむら「……そう」

二組女3(あれ、怒んない?)


ほむら「ゆきなちゃんの事……聞いたわ」

二組女3「……だからなんだよ」

ほむら「あなたが本当は優しくて、ちゃんと他人を思いやれる人だって……」

二組女3「そんな他人から聞いた昔話で、勝手に人を決めつけないで」

ほむら「……」

二組女3「知ってる?物語ってのは目次と値段以外に本当の事書かなくて良いんだぜ?」

ほむら「さやかはそういう事する子じゃ……」

二組女3「嘘ついてないだけで正解を言ってるとは限らない、特にさやかは自分に都合悪いことは伏せてる時もあるからな」

ほむら「どうしてそんな意地悪言うの……?」

二組女3「あんた、少しは自分を快く思ってない人間が居るって自覚して行動したほうがいい」

ほむら「……」

ほむら(そうね……せっかく話しかけてきた子達を無視したりしてたもの、私)

二組女3「そこまで真剣に落ち込のかよ」

ほむら「いままで考えたこともなかったもの……」

二組女3「はあ?」

ほむら「……」


二組女3「……じゃあ、あなたが知りたい事を教えてあげる」

ほむら「どういうこと?」

二組女3「お返しだよお返し!あたしの事と暁美さんが七頭舞を上手く出来ない理由を教えてあげる……だから」ギュ

ほむら「何……」

二組女3「あたしとワルツを踊りましょう」パチ

ほむら「え?」


まどか「なんか中からクラシックが聞こえて来たよ……」


ほむら「まって!私社交ダンスなんて出来ない……!」

二組女3「背筋を伸ばして、顔はシャンと前に向けて」

私に構わず手を繋ぎ、もう片方の手を腰に回す

二組女3「暁美さんは手をあたしの肩に回して、ほら爪先も前に向けて……うん、良い匂い」

思考停止しかけた頭で、言われた事をやるので精一杯な私はそのボケに乗る余裕が無い

ほむら「話かけないで、集中してるから」


二組女3「手は肩まで挙げて、脇はしっかり閉じて、女性らしい弱さを演出するように」

ほむら「貴女の脇は開いてるわ」

二組女3「あたしの言う通りしろ、あたしのやる通りでなく」


ピシャリと言ってのけた彼女の言葉は大した偉人の名言にも聞こえた


二組女3「それじゃ、初心者はマイナス1のゼロ拍子から!」

ほむら「ちょっと!」

二組女3「3、2、3、2、3!2!1!はい!」

ほむら「ちょっと!」


まるでジェットコースターの様な始まりだった


「ワン」


のかけ声で彼女はステップを刻み


「ツー」


の一声で私の腰をゆっくりと引っ張り


「スリー」


と言う間に何とか引きずられる私を一気に引っ張り次の動作に入っていた

クラシックの音楽におおよそ不釣り合いな彼女の元気な掛け声は、私が動くべきタイミングを正確に伝えてきた


「ワン、ツー、スリー!」

胸が高鳴るのを感じて彼女に強く引かれた

「ワン、ツー、スリー!」

目で足の動きを追って、それに合わせようとした

生まれたての子鹿のような足取りで精一杯に追ってみた

「ワン、ツー、スリー!」

トン、トン、トン

彼女の足は綺麗なリズムを紡ぎ出す

「ワン、ツー、スリー!」

トト、トトトン、トン

私の足はそれに引きずられて情けない音を鳴らす

「ワン、ツー、スリー!」

どれだけバランスを崩してもしっかり手を引き、身体で支えてくれる

女子のものとは思えない力強さと男子ではおおよそありえないしなやかで繊細なリード

それはまるで感情を持ったインキュベーターや、空を飛ぶペンギンくらいにありえないものだと思えた


二組女3「お腹はちゃんとくっつけて」

「ワン、ツー、スリー!」

二組女3「うん、動きが軽くなってきた」


胸の奥から血液が湧き出して居るのを感じる

その衝動に任せ私は彼女に身体を預けいく


「ワン、ツー、スリー!」

二組女3「顔を上げて前を見て、可愛いさを振りまくように」

ほむら「お願いだからそう言うこと平然と口にしないで」

「ワン、ツー、スリー!」

部屋中を満たす音楽の中を泳ぐような心地良さと今までに無い興奮を乗せてワルツは続く

こんな時間が永遠に続くとさえ思った




まどか「あ、曲が終わった」



ほむら「ふぅ……疲れた……」ドッ

二組女3「ほいハンカチ」

ほむら「あら、気が利くのね」

二組女3「まあ誘ったしね」

ほむら「緊張して疲れたわ……」


二組女3「あたしも……リードすんのは初めてだったから」

ほむら「あれだけ自信満々にやっておきながら?」

二組女3「女性をエスコートするのにおどおどしてたら仕方ないだろ……」

ほむら「そうね……それにしてもたったの数分で全身が気怠いわ……」

二組女3「ダンスなんて普通はそんなもん、失敗を恐がってちまちました動きでごまかしてっからどんどん周りに置いてかれんだよバーカ」

ほむら「……だって誰も言ってくれないんだもの」

二組女3「暁美さんは佐倉杏子に遠慮して失敗してる感あるからね、合わせてる時じゃ無いと気付けないよ」

ほむら「それならさやかが気付くわよ、隣だもの」

二組女3「周りの人が見落とすような小さなズレが重なってるんだよ、ミスった後しれっとしてられるのが佐倉杏子で一々動揺してんのが暁美さん」

ほむら「でもちゃんと習った通りにやらないと……」

二組女3「だからしれっとすんだよ、そうすれば見てる客が気付く訳ないじゃん」

ほむら「そんなので良いの?」

二組女3「あのさ、七頭舞ってのはあたしらも2年近く練習してたんだよ?それを数か月でどうこうしようってのがそもそも無理」


ほむら「……」

二組女3「ふぁ~……失礼」

ほむら「生あくびってどんだけ眠いのよ」

二組女3「昼休み真面目に起きてるのが久しぶりなもんでね」

ほむら「緊張感をこそぎ落とすのが好きね貴女」

二組女3「まあとりあえず組み合わせがおかしいよね、なんで不慣れな暁美さんと佐倉杏子がペアな訳?」

ほむら「それは……」

二組女3「大方大人が勝手に決めたことなんだろうけどさ、誰も何にも言わないの?」

ほむら「……」

二組女3「言わないんだ?」


ほむら「大人の期待に応えられるよう、頑張るわ」iPhone<ダレカヲーカナシマセテマーデ♪

ほむら「失礼、もしもし?」ツイッ

二組女3「笑えなーくても♪ そういって彼女は俯いてたんだ よーるーにぃ 成田ー」

ほむら「あ、お父さん?」

二組女3「つーめたくはーりついて こーごえているぅ~♪ 降り続く現実にかーさなどなーいー」

ほむら「そう、今週の土曜日だけど……」

二組女3「生きてゆぅくことが 戦いな・ん・て そんな理由だけで 閉じ込められた! マイハートマイ ストーリー♪」

ほむら「これは近くで変な子が歌ってるだけだから、気にしないで」

二組女3「泪のぉ 向こうが見えるのー 輝いている いつか出会える、僕らのために♪」

ほむら「うん、友達も元気だよ」

二組女3「夜明けを待(いってぇ!?」ギュゥゥゥ

ほむら「本当?じゃあ待ってる!」

二組女3「ストップ!痛い痛い!」


ほむら「うん、じゃあ土曜日……じゃあね!」

二組女3「お父さん(笑)キャラ作りすぎだろ」

ほむら「あれで素よ、悪かったわね」ギュゥゥ

二組女3「痛たたた!平然と暴力に訴えるなって!」

ほむら「ごめんなさい、口下手なの」パッ

二組女3「はいはい……まああれだろ、佐倉杏子のことを頭から外してやればいいんだよ」

ほむら「それで杏子の邪魔になったらどうするのよ」

二組女3「あたしの邪魔が一番困るんだけど」

ほむら「……正論ね」

二組女3「そゆこと」

ほむら「で?あなたのことを教えてくれるって何?」

二組女3「あたしはワルツが得意」

ほむら(この子キュウべぇと気が合いそうね……)


二組女3「まあいいや、体育祭について一つアドバイスするならあれかな」

ほむら「敵に塩送っちゃうの?」

二組女3「紐なしのがあたしも好きだから分かるんだけど」

ほむら(いつの間にチェックしたのよ……)

二組女3「前ホックはやめた方がいい」

ほむら「子供っぽくて悪かったわね」

二組女3「外されても気付けないからね」ヒラッ

ほむら「 」

二組女3「うけるww顔面トランザムwww」

ほむら「///」

二組女3「あww暁美さんの場合は後ろホックでも気づけないかwww」ガチャ


まどか「よし!あと十秒したら入ろう……10、9、8……」

ガチャ

まどか「あ……」

あゆ「こそこそ付け回しやがって」バタン

まどか「あの……」

あゆ「何?」

まどか「ほむらちゃんは……」

あゆ「中で泣いてる」

まどか「……」

あゆ「……」

まどか「あの……」

あゆ「早く慰めてあげなよ」

まどか「葉月さんはほむらちゃんのこと嫌い?」

あゆ「当たり前じゃん」

まどか「……!ふーん?」

あゆ「何ニヤニヤしてんだ気色悪い」

まどか「ううん!別に、なんでもないよ!」



あゆ「うるせぇ貧乳」

まどか「ひん……」ドス!

あゆ「チビ、へちゃむくれ、饅頭顔」

まどか「へちゃむ……」ドス!ドス!ドス!

あゆ「大体なんで髪の毛がピンクなんだよ、あざといんだよ死ね」

まどか「あざと……」ドスドス

あゆ「中学生にもなってツーサイドアップツインテとか、絶対領域()とかあざとい以外のなんだってんだよアホ……あとうなじがエロいんだよ淫乱」

まどか「うわああああああん!!」ダッ

あゆ「ふぁ~……やっべぇ超眠い……」


さやか「あ、まどかー!早く着替えちゃおうよー!今週四時間授業だしさっさと終わらせて帰っちゃおう!」

まどか「ざやがぢゃぁぁぁん!!」グズグズ

さやか「なんでそんなマジ泣きしてんの!?」

杏子(ピーピーうるせぇ……)

仁美「さやかさん、早く慰めて差し上げないと!」

杏子「!?」ガタ

さやか「え!?えっと……よしよし」ナデナデ

まどか「え~……」ケロッ

仁美「さやかさん……」

さやか「え、今のだめなの?」

仁美「全然、ダメダメです」

まどか「もうちょっと大人な慰め方をしてくれてたらそれはとっても嬉しかったなって」

さたか「大人な慰め方って何よ」

仁美「冗談も大概にしていただかないと……」

杏子「よし!」

仁美(こっちも大概でしたわ)


~音楽室~


ほむら「どうにか再装着出来たわ……」

ほむら「……どうせ抑えるものなんてないけど」

ほむら「早く行かなきゃ……ん?」

ほむら「あの子スマホ忘れてってるじゃない」



~放課後~


まどか「今日は騎馬戦の練習するよ!」

仁美「騎馬戦は学年入り混じっての乱戦ですわ」

中沢「赤組白組学年通して十対十の乱戦……なんて浪漫溢れる競技なんだろう!」

さやか「一騎につき4人だから……」

杏子「赤組三年女子は四騎……ってこの前説明したじゃん」

さやか「あぁそれで一、二年が三騎ずつって話だったね」

恭介「三年男子は三騎しか出せなくてね……二年生には頑張って貰わないと」

まどか「大丈夫!敵さんも事情は一緒だよ!」

ほむら「それでチームは決まっているのかしら?」

まどか「うん!ちゃんと考えて来たよ!」

QB「当然僕のアドバイスが入ってるんだから、戦略的観点から見て負ける可能性は皆無と言って良いよ」


ほむら『それ以外なら負けると言いたげね』

QB「戦術レベルで圧倒されるのであれば僕としてもアドバイスのしようが無いだろう?もっとも、そんなことは有り得ない程全員を鍛えたつもりだけどね」

杏子『なんか三匹ほど殺したくなってきた』

QB「理不尽すぎないかい?」


さやか「ねえまどか」

まどか「なぁに?」

さやか「この組み合わせってさ、キュウべぇのアドバイスを聞いて作ったんだよね」

まどか「うん」

仁美「ほむらさん、ちゃんと私の指を絡ませて下さい」←左(馬)

ほむら「こう?」←右(馬)

杏子「おいおいそんなんで大丈夫かよ?」←上(騎手)

さやか「何このぼくが考えた最強の騎馬みたいな組み合わせ」←前(馬)

恭介「たしかにこれはちょっと戦力偏り過ぎじゃないかな?」

えりか「っていうかあたしの出番無しってどーいうことよ!」

中沢「一見何も考えて無いかのような……」

まどか「違うよ!これはマンチェスター(?)の集団戦闘の法則に基づいた編成(ってキュウベぇが言ってたん)だもん!」

えりか「あのまどっちがなんか頭良いこと言った……」

まどか「ひどい!」


中沢「ランチェスター……なる程、あくまで勝ちに行くか鹿目」

さやか「あの、話について行けないんですが」

ほむら「単一戦力が同等で十分な連携の出来る集団の場合、その単純な戦力数値は人数の加算ではなく乗算で示す事が出来ると言うこと」

さやか「???」

中沢「戦闘力=武器効率×兵数の二乗……これが第二法則の基本だ、逆に言えば連携能力が無い、武器効率が低いならその数値は圧倒的に下がる」

ほむら「そして戦力単位が増えれば増えるだけ個々の能力の高さ……つまりは戦術が戦略を支配する」

まどか「???」

中沢「同等の戦力単位を擁する烏合の衆同士が戦闘を行った場合、勝つのは雑魚を素早く消し飛ばし、数的優位を作ったチームだ」

ほむら「だからこそ機動力の高い私達を一つの騎馬に集中させ、その能力が十全に発揮される状況を作った」

杏子「つまりイサムのYF-19>地球防衛戦力+マクロス+シャロン、ただしイサムのYF-19≦シャロンのゴースト<ガルドのYF-21みたいなもんか」

さやか「うん?……つまり?」

中沢「F99レコードブレイカーは正しかったんだ」

まどさや「あ、なる程」

恭介「訳が分からないよ」


ほむら「で?この配置にした根拠は?」

まどか「んっとね、乙女の勘」

杏子「はあ?」

まどか「冗談です」

さやか「でもこれじゃ右と左で身長差ありすぎない?」

仁美「せめて私とさやかさんは入れ替えるべきでは?」

QB「さやか、君は物を引っ張るときと押すとき、どのような姿勢を取るんだい?」

さやか『どうって……こう腰を下ろして……って帽子取るだけの戦いでそんなの関係ないじゃん』

QB「君たちは愚かだね、相手を落とせば一点だよ?何のために杏子をフォワードに配置してると思ったんだい?」

杏子『とりあえず後で十匹程殺すけど文句ないよな?』ギリギリギリギリ

QB「キュップイ……」

ほむら「ま、とりあえずやってみましょう」


杏子「し~あわせは~歩いてこない♪ だ~から歩いていくんだねぇ~♪」ユッサユッサ

さやか「あたしらはエヴァかっつーの!」

杏子「いっち日一歩♪ 三日で三歩♪ さ~んぽ進んで二歩下がる~♪」シャカシャカ

仁美「流石に順調ですわね」

杏子「いや~快適快適!」ワシャワシャ

ほむら「そう」

さやか「とりあえず髪いじるのやめれ」

ほむら「……あ」クラァ

杏子「おわぁぁ!!」ドシャ!

仁美「あらま」

さやか「あいやまぁ……」

ほむら「あっつ……ごめんなさい」

杏子「酷い話だぜまったく……」

さやか「ちょっと!大丈夫?」

ほむら「少し立ち眩みしただけよ……なんてことないわ」

杏子「おいおい頼むぜほむら」

ほむら「寝不足が祟ったわね……ここのところ足りないような感じはしてたもの……」


まどか「大丈夫?ほむらちゃん、杏子ちゃん」

ほむら「ごめんなさい……きっと四日酔いね」

さやか「ん?何に酔ったの?」

まどか「この前ガンダムやった時に3D酔いしちゃったんだよね!ダブルオーライザーのBD格闘って動き激しいから!!」

杏子「おいおい、そんなんじゃあたしのシナンジュであっという間に戦闘不能になっちまうぜ」

ほむら「魔法少女としても戦闘不能だったりして」

さやか「おい」

仁美「みなさんそうやって私だけ除け者にして……!」

さやか「そんなつもりじゃ……」

仁美「いいんです!これも歪んだ……愛の形ですのよー!」ダッ

まどか「あ!仁美ちゃんどこ行くのー!?」

仁美「良いですもう!上条君に慰めてもらいます!」

さやか「ロックだなぁ……」

杏子(言われてみるとツッコミいねぇなぁ……)


まどか「じゃあ今日はこのへんで終わりにしとこっか」

さやか「だね~」

杏子「はーい、解散解散!お疲れ様でしたー!」

まどか「みんな集まってー!整理体操しよー!」

さやか「中沢ー!なんとかロボットごっこしなくていいから!」

杏子「あのポーズ……ゲキガンガーⅤか……」

ほむら「私のことなんか気にしなくても……他のクラスはまだやってるのに……」ボソ

QB「何も君の為じゃないよほむら」

ほむら『どういうこと?』

QB「君はロクに参加してないから分からないかも知れないね、ああみえて皆酷い筋肉痛に苦しんでいる……今週は元々軽い運動だけで終わらす予定だったに過ぎないよ」

ほむら「……成る程」

QB「特にあの子との勝負が決まってからは皆やる気出してくれたよ、君の為にね」

ほむら「……」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「ちょっと靴に埃が入ったのが気になって」

まどか「皆待ってるよ、早く行こ?」

ほむら「そうね」



QB「何をトリガーとしたのか分からないけど、いい具合に穢れ始めたね」

QB「ほむらが堕ちれば次はマミ、次いで杏子とゆま、そしてさやか……まどかが契約するには十分だよね」

QB「織莉子の予知が弱まった今なら契約を阻止するにも間に合わないだろうしね」

QB「キュップイキュップイ!体育祭万歳!イエアッ!!」

QB「は!僕としたことが……危うく何かの感情に目覚めるところだったよ」

QB「キュップイキュップイ、よし」

今回はここまでです

お疲れ様でした

例によって亀でごめんなさい

再開します


~放課後、葉月邸前~

ほむら「かえでさんが今日は早く帰ったっていうから……」

ほむら「ちょっと家の人に預けるだけ、渡せば良いだけよ」

ほむら「なのに……正門の半端ない威圧感が私からその勇気を奪うわ……」

ほむら「とにかくインターホンを押しましょう」

ほむら「彼女がスマホを忘れたから届けに来ました、こう言うだけ」プルプル

ほむら(だめだわ……このインターホンを押す勇気が湧かない……!)

女性「あのー……お嬢様のお友達の方で?」

ほむら「ひいっ!?qあwせdrftgyふじこp」ドキィッ!

女性「そんなに慌てなくて大丈夫ですよ?」


ほむら「えーっと……その……」バクバク

姫名「申し遅れました、私姫名と申します……ええそうです姫名の里の姫名です」

ほむら「あの……暁美ほむらです……」

姫名「お嬢様のお友達の方でしょうか?」

ほむら「えっと……あの……」

姫名「少々お待ち下さいね」ガチャ

ほむら(この人見知り……!)

二組女3『……あん?』

姫名「お友達の暁美様がお見えになってますよ?」

ほむら(凄い眠そう……)


二組女3『ん~!……入れば?』

姫名「それではご案内いたしますね?」

二組女3『ふぁ~……』

姫名「五分程で伺います、お茶菓子は此方で用意しますね」

二組女3『はいはい』

姫名「二度寝しないで下さいね」

二組女3『 』ガチャ

姫名「さあ参りましょうか暁美様、お嬢様のお部屋は五階に御座います」

ほむら「え」


姫名「お荷物、お持ちします」スタスタ

ほむら「大丈夫です……」

ほむら(テニスコートやら倉庫からきれいな噴水とガーデン……とあれは碑か何か?)

姫名「屋敷に入れば部屋まではエレベーターが有ります故、安心して下さいね」

ほむら「!?」

姫名「お飲み物は紅茶が宜しいですか?それともコーヒーをお持ちしましょうか?はたまたコアップガラナに致しましょうか?」

ほむら「えっと……」

姫名「さあ屋敷につきました、履き物はここでお脱ぎになって下さいな」

ほむら「えっと……はい……」

ほむら(スリッパが凄いモフモフしてる……)

姫名「モフモフしたスリッパはお嫌でしょうか?」

ほむら(読まれた!?)

姫名「顔に書いて御座いました故」


姫名「さ、此方です」

ほむら「はい……」

ほむら(廊下の天井が高い……)

コンコン  

姫名「お嬢様、お連れしましたよ」

ほむら「あの……彼女にこれだk

姫名「ポチッとな」カシャ

ほむら(自動ドア……)

姫名「失礼します」ウィーム

ほむら「えっと……お邪魔します」

ほむら(……部屋広っ!!)

姫名「お部屋は14畳です」

ほむら「!?」

姫名「お飲み物、すぐにお持ちしますね」

ほむら「いえ、このスm」

姫名「家電は殆どがテーブルのタブレットで操作出来ますので、おくつろぎ下さい」ニコッ

ほむら「……ありがとうございます」

ほむら「はあ……探検しよ」


ほむら「取り敢えずあれね……阿呆みたいに広いわ……天井が高いからより一層感じるのでしょうけど……」

ほむら「入って左手の壁一面全部が窓になってるのも一因ね……夕方だからきれいな夕焼けが見えるわ」

ほむら「天井の形のせいでしょうけど三角形なのが気になる所ね」

ほむら「真っ正面にはテレビ、30インチ位あるでしょこれ……左右の棚にはゲーム機の他に良く分かんないロボットが飾られてるわね、その左右にスピーカーが置いてあって手前には大きな丸テーブルとそれを囲うソファー……金持ちもここまで来るとギャグね、応接間ってレベルじゃなくなってるわ」

ほむら「右の壁も地味ながら全部が本棚ね……スライド式で二列分、生意気な……」

ほむら「しかもタブレットで操作出来る……音も静かだし、将来私の家にはこれを付けましょう」ツイッツイッ

ほむら「それに今気付いたけど入り口の方の壁、向かって右手にはIHのキッチンと冷蔵庫に電子レンジ……左手にある二つの扉は恐らくトイレとお風呂ね……部屋じゃなくて家よこれ……」

ほむら「私の家、六畳一間なのに……」


ほむら「窓からはあの噴水とガーデンが綺麗に見えるのね……あの碑はなんなのか後で聞いてみましょうか」

ほむら「問題はどこを見渡しても彼女が居ないのよね……ドアの所にインターホンの受話器がついてるみたいだけど……」

ほむら「そもそもこれどこで寝るのよ、寝室はやはり別に……」

ほむら「……ん?」

ほむら「ドアの上に広がるあのエリアは何?」

ほむら「窓の所に壁にそった階段があるわ……登ってみるしか無いわね」

姫名「暁美様、お茶の用意が出来ました」

ほむら「あの……わざわざありがとう……ございます」

姫名「緊張なさらないで下さい」

ほむら「はい……」

ほむら(コミュ障って笑う杏子がちらついたわ……何故かしら……)


姫名「どうぞ……ありきたりなロールケーキですが」

ほむら「いただきます」

姫名「お飲物はココアでよろしいでしょうか?」

ほむら「さっき選択肢に無かったような……」

姫名「流石はお嬢様のお友達ですね、聡明な方です」

ほむら「そんな事無いです……」

姫名「ではガラナをご用意いたしますね」

ほむら「え!あの……」

姫名「冗談です」

ほむら(また絡みづらい大人が……)


ほむら「……その……あの子はどこに……」

姫名「入り口のドアの上にスペースが有るのがお分かりいただけるでしょうか?」

ほむら「はい」

姫名「あそこが寝室になって居るので多分そこで寝ているかと」

ほむら「え」


姫名「お嬢様、暁美様がいらっしゃいましたよ?」

二組女3「 」

ほむら「待って下さい!彼女……呼吸を……!?救急車!!」

姫名「救急車は必要有りません……17時18分……お嬢様は短い生涯を終えられました」

ほむら「そんな!?だって……まだ……なにもしてないのに……?」

姫名「暁美様、冗談ですので泣き顔にならないで下さい」

ほむら「……へ?」


二組女3「 」

ほむら「でも今、呼吸してない……?」

姫名「脈はありますから」

ほむら「本当だ……」

姫名「たまにですが、数分間呼吸が止まるんです……もう少し待てば寝息が聞こえてきますよ」

二組女3「  ん~……zzz……」

ほむら「あ……」

姫名「申し訳御座いませんでした、軽い冗談のつもりだったのですが……」

ほむら「いえ、大丈夫です……冷静になればこんなに暖かい死人はいませんから……」

ほむら(馬鹿ね……何を慌ててたのかしら……)

姫名「お詫びと言っては何ですが今すぐに叩き起こしますので」

ほむら「なんでピコピコハンマーを取り出したのか分からないんですがそれは……」

姫名「お嬢様、起きて下さい」

二組女3「zzz……」

姫名「失礼」

ベチン!ガツッ!ボキィッ!!

ほむら(ピコピコしてない所で殴りだした!?)


二組女3「んー……ん?」

ほむら(起きた)

姫名「おはよう御座います」

二組女3「今何時ー?……まだ五時じゃん……」

姫名「暁美様がお見えですよ」

二組女3「そこの本棚の漫画勝手に読んでてよ……zzz」

ほむら「ちょ」

姫名「……はぁ……わざわざ訪ねて下さったのに申し訳御座いませんが……」

ほむら「昨日は遅かったんですか?」

姫名「11時には眠っていたかと……」

ほむら「そうですか……」



二組女3「ん~っ!……今何時ー……と」

ほむら「大体6時よ」

二組女3「6時か……」

二組女3(概ね二時間……今朝は七時半に起きて、授業で大体一時間は寝たから……持って十時半って所か……)

ほむら「カーティス……一体何者なの……?」

二組女3「……何してんだよ」


ほむら「クロスボーンガンダムを読んでいたのだけど」

二組女3「何勝手に……」

姫名「お嬢様がお招きになられたのですが」

二組女3「記憶がねぇ……」

姫名「ああいつも通りですね」

二組女3「……で、なんの用?」

ほむら「はい、忘れ物よ」っiPhone

二組女3「ん?あぁ……どうも」

ほむら「確かに渡したわ」

二組女3「……これだけ?」

ほむら「ええ」

二組女3「別に明日で良いじゃん」

ほむら「一人暮らしだから携帯のありがたみは身にしみてしまってるのよ」ファサァ

二組女3「流されてるうちに逃げれなくなったとかじゃなくて?」

ほむら「……」


ほむら「と言うよりなんで貴女は放課後残って無いのよ……二組の他の子は残っていたのに」

二組女3「病院だよ病院……一応トラックに跳ねられたんだぜあたし」

姫名「剥がれた爪が一週間もかからずに治る人に、軽く跳ねられた程度で病院が必要とは思えませんが」

ほむら(巴マミ……)

二組女3「額の傷も……ほれ完治済み」

ほむら「奇跡ね、何が起きたのかしら」

二組女3「知らね」


姫名「お嬢様、今こそ例の物を」

二組女3「だからあれは来週で……」

姫名「隠してあるあのノートの中身(特に5月24日の分)を朗読して差し上げましょうか?」ボソ

二組女3「……ぐ」

ほむら(なんの話?)

二組女3「……全く」ゴソゴソ

ほむら「?」

姫名「ハンカチを貸して貰ったお礼を用意していたのです……が」

ほむら「あぁ……」

姫名「何やら来週で良いと散々宣うのです、何故でしょうね」

ほむら「分かりません」

二組女3「予定ってのが有るんだよ……ほら」

ほむら「別にそんなもの……また何かお返ししなきゃいけなくなるじゃない……」

二組女3「別に良いよ、はい」


ほむら「……これは?新しいハンカチ?二枚も……」

二組女3「もう捨てちゃったけど前の奴に思い入れとか無いだろ?」

ほむら「まあ……」

二組女3「借りた分とお礼の分で二枚」

ほむら「ありがとう、お洒落ね……ハンカチに負けてるんじゃないの、私」

二組女3「たかだかバーバリーのハンカチ相手にそれはない」

ほむら「そう?」

二組女3「ないだろ」

姫名「うんうん」●REC

二組女3「何してんだ?」

姫名「お嬢様が余りにも可愛らしかったので録画を」

二組女3「そいつをこっちによこせ」

姫名「お断りします」

二組女3「逃がすか!!」

ほむら「大変ね、でも……」

姫名「それではごゆっくり♪」ヒュン!

二組女3「あの糞アマッ!!」

ほむら(楽しそうなのに……あの時の表情は……)


二組女3「っそ!……あいつは……!」

ほむら「そんなに荒れなくても……」

二組女3「はぁ……」

ほむら「……」グゥ~

二組女3「なんか食べる?」

ほむら「……ラーメンでも食べに行かない?」


~屋敷内 某所~

姫名「確保しました、お嬢様の貴重な照れ笑い」

メイド「流石姫名さん!!」

シェフ「後で俺にも焼き増しをくれぇっ!!」

コック長「頬ずりがあるなら百万でも買うぞー!!」

姫名「今なら初回生産限定版と言うことでお相手の暁美様の顔写真をお付けしましょう」ピラ

執事「闇討ちの姫名、未だここに在り……といったところか」

庶務「買います買います!」

執事「葉月家に最も長く仕えて居るのは今ではこの私だ……年功序列は守って貰おう」


二組女3「ちょっと待ってて、風呂入ってくる」

ほむら「そうね、私は続きを読んで待ってるわ」

二組女3「お好きにどうぞ」

~~

二組女3「あーすっきり」

ほむら「長く無い?もう7時過ぎたわよ」

二組女3「気にすんなって」

ほむら「ところでこのガンダムル・シーニュってあのゲームにいないの?」

二組女3「未完決作品とかどうでも良いんでAGE出して下さい」

ほむら「けど出して欲しいわ」

二組女3「まあ、アスナが参戦したらどんなゴミ機体でも星5まで使い込むけどさ……」

ほむら「続きはないの?」

二組女3「マクロスが終わるまでは厳しいだろ」

ほむら「そう……」

二組女3(まあ暁美さんがアスナを好きになるのは必然か)


~お隣の前橋市、某所~

ほむら「結局ル・シーニュって強いの?どう見てもネモに角が生えた程度とは思えないけど……」

二組女3「スペック的には百式とドッコイドッコイ、あの戦果はアスナ用に調整されたからこそでしょ」

ほむら「宇宙世紀で完全な専用機って珍しいの?」

二組女3「実質の専用機とかカラーリングで専用機とかカスタムメイドはそれなりにあるけど、完全な自分専用機ってのはアムロ、シャア、シロッコ、カリスト位しか持ってないんじゃない?」

ほむら「ユニコーンガンダムは元々バナージ用って訳じゃ無いものね」

二組女3「ん、着いた」

ほむら「ここ?」

二組女3「うん、ここ」

ほむら「ふーん?」

ほむら(なんかすごく……臭う……)

二組女3「さ、行きますか」


店員「らっしゃーい」

二組女3「普通でいいっしょ?850円」

ほむら「ええ、後で払うわ」

二組女3「ふーん」

ほむら(なんでこんなに空気が張り詰めているの……)

ほむら(っていうか大盛の人多すぎ……)

店員「お待たせしました………………野菜マシの方は……?」

二組女3「はい」

ほむら「 」

店員「こちら普通です、失礼します」ドン!

ラーメン(普通)「山盛りドーン!!」

ほむら(……普……通?)

二組女3「伸びるとグロいよ」ワシワシ 

ほむら「野菜炒めで無くラーメンが食べたいのだけれど」

二組女3「頑張れ」ズルズル

ほむら「……」パチン

ほむら(麺が見えない……)ワシワシ


二組女3「……」ズズー

ほむら(やっと麺を見つけた……スープ濃っ!?)

二組女3「……」シャクシャク

ほむら(なる程、野菜は薄味だから丁度良いのね……)シャクシャク

二組女3「……」ゴクゴク

ほむら(チャーシューはスープの中……と言うより麺の下敷きにしましょう)

二組女3「……」フー…

ほむら(でも850円で量がこれ……って言うのはむしろお得?)

二組女3「ズルズル」

ほむら(……いや、やっぱり濃い……)

二組女3「ムシャムシャ」

ほむら「食べるのが早いのね……黙ってて、集中するから」

二組女3「頑張れ」

ほむら(これくらい……最近のまどかのお弁当に比べれば何でもないわ!)ファサァ

二組女3(無理だろうな)

ほむら(決着を付けてやる!)


二組女3「やっぱ駄目だったか」ズルズル

ほむら「貴女何なの……」

二組女3「でも値段の割に量がお得でしょ」モクモク

ほむら「そうね……850円とは思えない満足感よ……」

ほむら(この子燃費悪いんじゃないの……)

店員(なんであの子あんなに食べれるの!?)

二組女3「あー食った食った」

ほむら「よくあんなアホみたいに濃い味を食べられるわ……」

二組女3「濃いかー?」

ほむら「舌おかしいわよ絶対」

二組女3「ま、さっさと帰ろうぜ」

ほむら「この時間だとうちにつくころには九時半すぎるわ」

二組女3「お前が行きたいって言い出したんじゃないか……」


~で、美滝原市~

さやか「そしたらこちとら一人に対して奴さん方二人がかりよ」

まどか「うわぁ、そんな人本当にいるんだ」

さやか「けどまあ、そこはあたしもコンノォォォッ!!とばかりに……」

QB「そういえば今日はジャンプの発売日だね、買いに行かなくていいのかい?」

まどか「キュウべぇ」

QB「なんだい?」

まどか「話の腰折らないでね」

QB「キュップイ」

さやか「ジャンプはどうでもいいけどアイス食べたいねぇ~」

まどか「じゃあ、コンビニ寄っていこっか?」

QB(最寄りのコンビニへ行くため、君たちはここを右へ曲がるよね)



ほむら「ZZもう一回借りて見ようかしら」

二組女3「だからⅤガンダム外伝は巧妙に仕組まれたZZの販促だと……」

ほむら「あれはずるいと思うわ、ZZ外伝とすべきよ……コンビニ、何か買う?」

二組女3「別にいいよ、かったるいし」

ほむら「そう」




QB「まずは一手、打たせてもらったよ……暁美ほむら」



というわけでココまでです

お疲れ様でした

PC帰ってきたからまた酉変わっちゃいます……

今度から控えときます(^_^;)


さやか「んで最後はきっちり、あたしが強かったって奴?って煽ったわけよ」

まどか「そんな事して、GN灰皿されても知らないからね!投げた人の安否」

さやか「女の子だからって煽ったり脅すのは良くないと思います!」

まどか「あと掲示板で貴女の事知りました、とか言って話しかけるの辞めて下さい気持ち悪いです」

さやか「あれ以降怖くて1人じゃカード入れてプレイ出来ない……」

まどか「それと「これだから女は……」とか言うのも辞めて欲しいなって」

さやか「言われた方はてめえが下手なんだよ俗物って思っています」

まどか「スーパーフリーダム(笑)なんて相方に来ちゃったらショックかも知れないけどね、シャッフルでそんなにガチ機が並んでる訳じゃ無いんだから見逃してくれたらなって」

さやか「て言うかスーフリは先落ちしたいんだからMK2のあんたが後落ちシフトで動けっつう話でしょ!相手エピオンバンシィじゃん!普通にやれば勝てたでしょ!」


まどか「NTD警戒しないでスーパーガンダム使い切って逃げれないなんて酷すぎるよ!あんまりだよ……」

さやか「お前の事だよ立体◯藤」

まどか「うん!なんかすっきりした!」

さやか「あれ?あそこにいるのはほむらじゃない?」

まどか「ん……本当だ!」

さやか「一緒にいるのは……あいつまた!」

まどか(どうしよう、修羅場っちゃう……かも)



ほむら「けどサイコミュ・ハンドは無いと思ったわ」

二組女3「ロケットパンチ(笑)……んで、こんばんは?」

さやか「あんたは何やってんのよ!こんな所で!」


二組女3「家が近所でね、生活圏が一緒なの」

まどか「こんばんは」

ほむら「まどか!これは……」

まどか「大丈夫、分かってるよ」

まどか(けど……)

さやか「自分の立場とか分かってるわけ!?」

二組女3「……」

さやか「ほむらにもし何かあったら……!」

まどか「さやかちゃん!」

二組女3「それは無いよ、多分ね」

ほむら「そんなに目の敵にしなくても良いじゃない!決して邪な子じゃ無いって貴女も」

QB『ほむら、君は誰の味方なのかな?』


さやか「そう言うことじゃないの!こいつは……」

QB『だれが君の味方なのかな?』

ほむら『黙りなさい!』

QB『一度止まって正しいと書くんだろう?』

ほむら「黙って!!」

さやか「なっ!?」

二組女3「はぁ?」

ほむら「あ……いや……これは……」

QB「キュップイ!」ヒュン!

まどか「あ……!まさか、キュウべぇっ!!」

二組女3(きゅうべーって何?)


ほむら『違う!今のはキュウベぇに!』

さやか『キュウべぇに何言われたのよ?』

ほむら「それは……」

二組女3「へぇ?ついに仲間割れでも始めたわけ?」

さやか「ふっざけんな!!」

まどか「さやかちゃんストップ!ストップ!」

えりか「ちょっとちょっとちょっと!家の前で喧嘩しないでよもう……」

ほむら「えりか……」

えりか「ありますよ きっとあなたに 似合う服、を地で行く小さなお洋服屋さんなんだから、困るんだよね~こんなとこで騒がれると」


まどか「えりかちゃんナイス!来週のジャンプは私が奢ってあげる!」

えりか「はぇ?」

まどか「ほむらちゃんこっち!」

ほむら「えっ……ちょ」

まどか「あとお願いね!」

さやか「……」

二組女3「……」

えりか「この空気丸投げ!?ジャンプ一冊じゃ割に合わないって!!」

二組女3「ふん」クル

さやか「あ……!待てよ!!」

二組女3「……」スタスタ

えりか「ストーップ!もう良いでしょうが!」


まどか「へぇ……へぇ……どうだ!パワーアップした私の逃げ足は!」

ほむら「……」

まどか「くぅ~疲れた!どっか座ろ!」

ほむら「なんで……喧嘩になっちゃうの……?」

まどか(濁ってる……ほむらちゃんが濁ってるよぅ!)

まどか「えっとね……さやかちゃんも葉月さんもね、悪気がある訳じゃなくて……」

ほむら「名前で呼んでたんじゃ無かったの?」

まどか「ちょっと色々……あって……」

ほむら「ちょっとって何よ!?ちょっとって!!」

まどか「いや……その……」

ほむら「言えないんでしょ……どうせよそ者だものね」

まどか「そうじゃなくて私は――」

ほむら「っ!」

二組女2「おや?まどかと都民がこんな所でなにしてんのかな~?」

まどか「……」

ほむら「……」


ゆうか「貴女も知りたい、私も知りたい、是非とも焼きたいお節介!で有名なわたくし、夏希ゆうかとしては非常に気になる訳ですよ」

ほむら「なんでもないわ」

ゆうか「嘘嘘!都民が怒るとこ初めて見たもん、ていうか会話全部聞いてたし」

ゆうか(これあかんやろと思って出てきたけどビンゴだったようで……)

まどか「いや……だから……」

ゆうか「だからあゆとさやかが険悪って話っしょ?そんなのあゆがヤクザの娘だからに決まってんじゃん」

まどか「ヤクザじゃないよ!」

ゆうか「パンピーからみたら変わんないっしょ」

ほむら「それだけ……なの?」

ゆうか「んな訳無いじゃん、あんた馬鹿?」

ほむら「……」


ゆうか「二年前に結構デカい事件があってね、これがローカルでは散々騒がれた事件なんですよ」

ほむら「事件……」

まどか「その話は!」

ゆうか「いいじゃん、こんなの調べればすぐ出るんだからさ」

ほむら「………お願い」

ゆうか「お!案外話せるね、都民のくせに!」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「私だけ除け者なんて……嫌よ」

ゆうか「その時の新聞の見出しはこうですよ!」バンバン!

ほむら(どうでもいいけどこの子も賑やかね……)

ゆうか「ヤクザ同士の抗争か!?見滝原の某大手企業親族を狙った連続殺人事件!……犯人は未だ不明、その最初の被害者が――」


~ゲームセンター~


「あのマスター、やべぇぞ……」

「もう12連勝してやがる……!」

小巻「きぃぃぃっ!!何故私のガナーザクが破られるのですか!!」

「中距離では飛びキャンを駆使した鮮やかなランニングで弾幕を潜り抜け……」

「チャンスと見ればスライディングの当たり判定縮小を利用し急接近……」

「一瞬生じた隙を神速のNサブで捕らえる!」

「マスターに対して大幅有利とされているダブルオーライザーがあっと言う間にスクラップだ……」

二組女3(まあそろそろ連勝補正きつすぎて無理ゲーなんですが)


ショウ「全く、お嬢ちゃんは何をそんなイライラしてるんだ、ん?」

二組女3「黙れよロリコン」

ショウ「そんな親の敵みたいに起き責めしないでやんなよ」

二組女3「このダブルオー初心者、フィールが足りてない」

ショウ「弱いもの苛めは良くないぞ」

二組女3「どの口が言うんだ」

ショウ「その節は反省したって、ほらダブルオーがトランザムを発動してきた」

二組女3「だから素人、強トランザムすら出来ないなんてさ」

ショウ「鬼畜かあんた」

二組女3「けどCSで着地を通しに来る辺りセンス自体はあるかな」

ショウ「分かんないなぁ……」

二組女3「人間息を吸って吐く瞬間が一番隙だらけなわけ、であのダブルオーはそれを狙うのが上手いからやり込めば強くなれると思う」

ショウ「お兄さんはオールドタイプだから分かんないかなぁ……」

二組女3「ま、センスの問題だしね……どの道フィールは足りない、あたしには勝てない」

ショウ「なるほどそこでライフル読みのDF抜けか……たしかにピンポイントの読みってのはセンスだよなぁ……」


ほむら「やっぱりまだまだね……」

二組女3「……!」

ほむら「ダブルオーで頑張ってみたけどボロクソにされたわ……」

二組女3「あのダブルオーやっぱり無能だった」

ショウ「あんた達は仲が良いのは分かった」
 
二組女3「あのゴミダブルオー暁美さんだったんだ、へ~?」

ほむら「何かする間もなく終わったわ……」

二組女3「いやマスターに接近戦を挑む段で負けは決まってるし」セキハ!テンキョーケーン!

ショウ「ちょい……助けてリボンズ!」ウワァァァ!

二組女3「やべーこのZ鴨過ぎだろ」アァタタタタタァー!

ショウ「タンマ!タンマ!」シールドガ!

ほむら「でも下がったら味方のエクシアがやられそうで……」

二組女3「こっちも味方のデルタがポンコツだったからそっちを狩りに行くんだよ」ダークネス!フィンガー!

ほむら「前衛は味方を守るってまどかが……」

二組女3「それ味方が信用出来る時の話であって」フン!コワッパメェ!



カミーユ「雑魚は消えろぉ!」

二組女3「てめーが雑魚だ禿」イッキニオワラセテクレルワァ!

ショウ「待ってくれよ、今カミーユ君が勝手に言ったんだ」オレノカラダヲ!ミンナニカスゾ!

二組女3「一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてやるよ」ソンナウデデコノトウホウフハイニカナウトオモッタカ!?

ほむら(マスターはろくな射撃が無いようだし、やはり距離を離すしか……)

ショウ「ぬあー!」

ほむら「ほむぅ……改めて見ると凄い動きね、とてもじゃないけどまともに勝負出来ないもの」

二組女3「されてたまるか」キサマラノチカラナド!ソコマデノモノニスギンノカァ!


ショウ「しかし枯れたなー……誰かがマスターで21連勝もするから」

二組女3「最後の一勝はCPU任せのガン逃げゲーだったけどな」

ほむら「マスターが完全に囮ね」

二組女3「ビームマグナム一発で150持ってかれた時は勝てないと思った」

ほむら「いつもはいくつなの?」

ショウ「普段は95だよ、1.5倍強のダメージだった訳だ」

ほむら「よくもまあ……」

二組女3「て言うか入ってよ、一人でアケ回りとか泣く」

ショウ「よーしおにいさん張り切っちゃうぞぉ!」

二組女3「はあ?コーラ買ってこいよカス」

ショウ「はい、すいません……」

二組女3「ペプシは駄目だからな」

ほむら「入ると言っても私ダブルオーしか使えないのだけど……」

二組女3「平気でしょ」

ほむら「ダブルオー以外も練習した方が良いのかしら……」

二組女3「ポップンしなよ」

ほむら「あれは無理よ絶対」


ほむら「ちょっと!私を掴まないで!」コチラハミカタダ!

二組女3「まずこっちに来るなよ馬鹿」バァカモンガァ!

ほむら「敵が迫ってたじゃない」ティエリア!

二組女3「あんなのピンチじゃねーから」アマイワァ!

ほむら「なら一発叩いたところで停めなさい、どうしてダークネスフィンガーまできっちり当てるの?」オーライザー!ドッキングモード!

二組女3「やっておくしかないと感じた」アトイッキ!ユダンスルデナイゾ!

ショウ「仲良いなぁ……」

二組女3「おっさんコーラ」フン!アヤツナカナカヤリオルナ!

ショウ「おっさんじゃない、お兄さんだ!おれはまだ24だっつーの」

二組女3「うわぁ、それで厨房に手出すとか……」

ほむら「……」

ショウ「だからその節は反省してますって……はい、お嬢ちゃんは午後ティーで良い?」

ほむら「……」

ショウ「そんな目で見ないでくれよ……あんときは悪かったって」


二組女3「話しかけんな童貞」

ショウ「童貞なわけないでしょうに」

二組女3「じゃあ息するのやめろよカス」

ショウ「そういや同性愛だって言ってたもんな、あんた達男嫌いかなんか?」

ほむら「ちょ」

二組女3「あんなの冗談に決まってんだろうが、馬鹿かお前は」

ショウ「ははは!そりゃ良かった!」パンパン

ほむら「何故?」

ショウ「二人ともキリッとしてて美人なのに同性愛じゃあもったいないだろう?」

ほむら「呆れた……」

ショウ「うちにくりゃあ結構稼げるぜ?」

ほむら「な……」


二組女3「なぁに?体売れって言ってんの?」

ショウ「ははっ!そこまでがご希望かい?イイかは置いといても、あんたなら年八ケタだって狙えるだろうよ」

ほむら「あなた……破廉恥よ」

二組女3「あんな馬鹿どもに体を許す?冗談」

ショウ「お嬢様ってだけで付加価値としては充分だろ」

二組女3「へぇ……知ってるんだ?」

ショウ「花乃歌グループっていやぁ今じゃ世界でも名だたる大企業、その本拠地である見滝原で仕事させてもらってんだ

影の噂も入ってくるってもんさ……もっとも、その第一後継者が女とは知らなかったがな」

ほむら(……いやどう見ても女の子だけど)

二組女3「国の見滝原市再開発計画がダダ漏れだったんでね、美味しい思いをさせてもらったみたい」


ショウ「美国久臣様さまさまだなぁ……あの人のおかげで今日の見滝原バブルがあるわけだし……」

二組女3「で、そのあたしがお金欲しさなんかにやると思うかい?」

ショウ「暇つぶしってのはどうだい?」

二組女3「ゲームで十分」

ショウ「おいおい清純ぶんなよ!」

二組女3「いいね、笑える!」

ショウ「んで?あんたはどこのラッキーな奴に捧げたんだ?」

二組女3「ラッキー?はははっ!当ててごらんよ、絶対に当てられないから」


ほむら「……ないで」ガタン!

ショウ「ぐへっ!」ガシ

二組女3「ふふん?」

ショウ「ちょい……」ギュゥゥゥウ

ほむら「笑えないわよ……」ググ

二組女3「笑えるよ?」ニコッ

ほむら「笑えない!」グググ

二組女3「笑えるって!」

ほむら「笑い事じゃない!」グググ

二組女3「笑えるって言ってんだよ!!」

ほむら「笑わないでっ!!」

二組女3「っ……!!」


二組女3「……とにかく離せよ、そろそろおっさん死ぬぞ」

ショウ「かっ……はっ……」

ほむら「こんなやつ……いっそ!」ギリギリ

二組女3「そんなんでいちいち殺すなよ、面倒だから」

ほむら「貴女侮辱されたのよ!!」

二組女3「悪かった」ギュゥ

ほむら「……私……!」ガクッ

二組女3「あたしに、じゃなくてあたしの為に怒ってるんだよな」

ほむら(殺そうとした……?)

ショウ「ゲホッ!ゲホッ……!」

二組女3「ほら……肩貸せよ、送るから」

ほむら「……」

二組女3「はぁ……」

ショウ「待ってくれ!俺が悪かった!」

二組女3「おい」

ゴスゥッ!!

ショウ「ぶはっ!!」ドタン

二組女3「あたしは優しいから、そのくらいで勘弁してあげる……べつにあたしは怒ってないからね」


ほむら「馬鹿よ……大馬鹿よ貴女……」

二組女3「馬鹿はお前だ馬鹿、あんなんで一々暖まんなよ阿呆らしい」

ほむら「破廉恥よ……あの俗物」

二組女3「あんなんでも売れ手のホストらしいぜあいつ、舐められないために虚勢張ってるとかそっち系」

ほむら「……」

二組女3「相手は大人なんだから考えるだけカロリーが勿体無いって」

ほむら「ねえ」

二組女3「何?」

ほむら「…………お母さんが亡くなった時もそう考えたの?」

二組女3「……あのお喋りピンクそろそろ殺すか」

ほむら「貴女が何も言わないからでしょう」


二組女3「……あの時は正味2カ月引きこもったよ」

ほむら「相当参ってたって……」

二組女3「早乙女先生に引きずられて保健室登校から始めて……教室に行くまで、って言うか真っ直ぐ歩けるようになるまで2カ月、突如ぶっ倒れるのを抑えられるようになるまで更に2カ月、足掛け半年でようやくまともに通えるようになったわけだ」

ほむら「庭のガーデンと碑はお母さんのため?」

二組女3「あそこに家が有ったんだよ、二階建てで青い屋根のちっちゃいやつ」

ほむら(ちょっと何言ってるのか分からない)

二組女3「けど焼き討ちされて……救助された時には全身黒こげ虫の息、病院に運ばれたけど一週間保たなかった」

ほむら「酷い……」

二組女3「……とまあここまでがニュースの内容」

ほむら「?」


二組女3「それからあたしの親戚が殺されて回った……叔父や祖父、祖母、その兄弟……何人もね」

ほむら「……」

二組女3「正直言ってそいつらが殺されて思うことは無かった。引き籠っててそれどころじゃなかったし……まあ死ねばって感じ」

二組女3「殺されるならそれはそういう運命だよねって」

ほむら「そう考えたのは貴女だけだった……」

二組女3「ご名答!って言いたいけどそれだけじゃ半分正解かな」

ほむら「?」

二組女3「みんなは……少なくとも今の二組のほとんどがあたしから離れようとしなかった、だから半分不正解」

ほむら「……」

二組女3「あたしから離れろって言ったのはその子達の親、クラス替えで揉めに揉めたという当時の早乙女先生の心労やいかに」

ほむら(詢子さんも沙織さんも例外じゃなかった……それであの二人は……)

二組女3「……と、これが事後の話」


二組女3「本当は最初に事の発端が入るんだよね」

ほむら「言いたくないなら……良い」

二組女3「……」

ほむら「私にも有るもの……言いたくないこと、言えないこと」

二組女3「暁美さんって……したこと、ある?」

ほむら「呆れた変態ね、あるわけ無いでしょ」

二組女3「む、これじゃなかったら何だ……秘密にしたいことって」

ほむら「分かんないわよ……絶対に」

二組女3「んー……」

ほむら「それこそ考えるだけカロリーの浪費になるわ」

二組女3「……」

ほむら「早く行きましょう?」

二組女3「……」カクン

ほむら「え?な、何?」バッ

二組女3「zzz」

ほむら「……」

二組女3「zzz」

ほむら「……へ?」


ほむら「寝てる……?」

QB「今なら1対1だね」

ほむら「……良く出てきたものね」

QB「まどかもさやかも君を心配してるって言うのに、それを踏みにじって敵に歩み寄るのかい?」

ほむら「さっきはよくも……」

QB「君はその子のせいで散々にソウルジェムを穢されてるじゃないか」

ほむら「……」

QB「確かに舞台装置の魔女のグリーフシードを持っているのは君だ……余程でも無い限り濁り切ることは無いよね」

ほむら「何が言いたいの」

QB「最近随分とヒステリックな君を見にきたんだ」

ほむら「……早く魔女になれと言いたげね」

QB「君が消えてくれないとまどかとの契約が取れそうにないんでね」

ほむら「私が居なくなった位でまどかは契約しないわ」

QB「どういう事かな?君の蘇生は十分にあり得ると思うけど」


ほむら「馬鹿ね、私もう要らないのよ」

QB「君は戦力的には十分価値があるはずだけど?」

ほむら「マミと杏子はお互いを支えて生きていける……たまには衝突するかも知れないけどゆまがなんとかしてくれるわ、織莉子とキリカもそう」

QB「……」

ほむら「さやかなんて私が出会ってきた彼女の中で間違い無く最強よ……魔法少女としても、女としても」

ほむら「そんなさやかがまどかを守ってくれる、私より確実に、私より近くで」

QB「成る程ね……そういう言い分なわけだ」

ほむら「まどかも……あの子は強くなった、さやかが倒れて一人っきりになっても頑張る事を止めなかった」

ほむら「杏子もなんだかんだ言いながらまどかを支えてくれていたし、そうやってクラスはまとまった」

QB「だから君は要らないと言うのかい?」


ほむら「見滝原魔法少女連盟条約第一条は何?」

QB「魔法少女は女の子、君は頑なにこれを推していけどね 普通第一条っていうのはその条約の拘束範囲や存在意義を明記するものだよ?」

ほむら「ああ浪漫がない、一度位運動会に参加してみたいのよ……折角頑丈で健康な体になったんだし」

QB「理不尽な……」

ほむら「ま、それさえ終わればあとは割とどうでもいいわ」

QB「クラスからの迫害は随分と君の精神を蝕んだようだね」

ほむら「ふふ……もうでもいいことよ」

QB「二人から除け者にされてる自覚は有ったわけだ」

ほむら「何かを隠してるのはすぐ分かった……私は杏子ほど器量が良くないから……」

ほむら「隠されていることに耐えられない」


QB「よく分からないなあ……結果的には友達を想っての隠し事だったんだろう?優しい嘘、と言うのは好ましい物じゃ無いのかい?」

ほむら「隠された物はこの際どうでも良い、隠された理由が分からなくて怖かった」

QB「内輪根性、君への劣等感や妬み、優越感を得たいため、君を標的とすることで仲間の結束を高める……君が予想できたのはこの位かな」


ほむら「並べなくて良いわ、吐き気がするから……自分のせいなのにね」

QB「訳が分からないよ」

ほむら「二組の子達もそう……結局好き放題やってたツケが回って来ただけ、ちゃんと話してみれば友好的にしてくれる子は何人もいたし」

QB「どの道長くは保ちそうに無いね、僕としてはそれが分かれば十分だけど」

ほむら「なら話は終わり、消えなさい」

QB「また期を見て来るよ」

ほむら「勝手にしなさい」

QB「キュップイ」ヒュン!

ほむら「はぁ……」

二組女3「……zzz」

ほむら「……この際だし、足首持って引きずって行くのもありね」グ!

ほむら「よっと!面倒だし結局おぶるのだけど」



二組女3「……ん?」

ほむら「ちゃお、もうすぐ貴女の家よ」

二組女3「…………あっ」

ほむら「ナルコレプシーの気があるならそう言って、頭打ったらどうするの」

二組女3「……ありがと、歩くよ」

ほむら「抑えれるんじゃ無かったの?」

二組女3「一日十二時間以上起きてられない……だから睡眠薬で時間を調整してるだけ」

ほむら「PTSD?」

二組女3「残念、解理性障害っつうそうです」

ほむら「あらそう」


二組女3「つうか降ろせよ」

ほむら「歩けるのなら勝手に振り解きなさい」

ほむら「それにもう着いたし」

二組女3「……ありがとう」スト

ほむら「なんなら部屋まで送りましょうか」

二組女3「冗談」

ほむら「そう?」

二組女3「手間かけさせて悪かったね、んじゃまt(ほむら「ねえ」ズイ

二組女3(ち、近い!)ドキドキ

ほむら「貴女に迫られて、貶されて気づけた」

二組女3(こ、この距離だったらキスしても事故でしょ?ですよね?……だよね!!)ムラムラドキドキ

ほむら「転校してきたばかりの私にみんなが歩み寄ろうとしてくれた、私はそれを振り払った……自分の目的のために」

二組女3(いい匂い!なにこれ幸せ!)バクバクムラムラ

ほむら「なんで意地悪言うのかって……簡単よねそんなこと、気に入らないに決まってる」スゥ

二組女3(私触られてる!ほっぺ触られてる!!)ドクドクバクバク

ほむら「感謝してるわ、気づかせてくれたこと……それと――」

二組女3(いかん、こんなおいしいタイミングで眠くなってきた……)




チュ


ほむら「『女性』として扱われるの……初めてで嬉しかった」

二組女3「 」

ほむら「勘違いしないで、これはお休みのキス」ファサァ

二組女3「……」

ほむら「それじゃ、さよなら」タッタッタ

二組女3「……お休みのキス、か」

ゆきな『へへっ!実はあたしも初めてなんだ!』

ゆきな『短い間だったけどね、同じ様に見て、聞けて、感じて、伝える事が出来て嬉しかったし楽しかった!でも私が生きるのはとても難しい事だから……』

ゆきな『貴女の事が大好きです!……なのにごめんね、これは━━』

ゆきな『それじゃ、さよなら!』

二組女3「知ってるよ、その表情も、あの味も……この気持ちも」

二組女3「誰にヴァージン捧げたと思ってんだ……折角癖を教えてあげたんだから直せよ、誘ってるみたいじゃん」

二組女3「……」

二組女3「なあゆきな……お前が居なくなって三年経つけど、生きるのってそんなに難しいかな?」ウル

二組女3「ちょっと……分かんないよ……」ゴシゴシ

ここまでです

お疲れ様でした

乙!
読み終わった時になぜか多幸感に包まれた幸せ

いい感じに爛れてきた!
破滅的な生から未来を勝ち取ることはできるか?

こんばんは再開します

>>574>>575

>>574>>575

ありがとうございます!

いつも亀更新でごめんなさい

>>574>>575

ありがとうございます!

いつも亀更新でごめんなさい



~次の日~


杏子「よ!」

ほむら「おはよう」

杏子「……あれ、顔色悪くない?」

ほむら「ちょっと風邪っぽいわ」

杏子「ああ……まあ今日も四時間だしな、さっさと帰って寝なよ」

ほむら「そのつもり」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「あー……昨日の晩飯なんにした?」

ほむら「ラーメン」

杏子「マジ?じゃあ誘えば良かったな……家、昨日はすき焼きだったからさ」

ほむら「別に良いわよ……お肉好きじゃないし」

杏子「そんな事言うなよ!ひとりぼっちは寂しいもんな、暑くなったら皆でキムチ鍋つついて我慢大会しようぜ」

ほむら「今日は朝から元気ね」

杏子「あたしはいつも元気じゃん?そんなことより体育祭終わったら鍋やるか!マミに言えばスペシャルなのが出てくるぜ、きっと」

ほむら「……もし生きてればね」

杏子「ん?」

ほむら「何でもない」

杏子「あ、そう?」

ほむら「……」

杏子(なんか機嫌が悪い……よな?)


~玄関~


えりか「おっはよー!」

つぼみ「おはようございます」

杏子「よ」

ほむら「……」

えりか「ちょっとほむらー!よっ!位言ってよ、泣くよ?」

ほむら「……考え事してたの、ごめんなさい」

えりか「何考えてたのー?」

ほむら「なんか難しいこと」

えりか「じゃあしょうがないか……」

杏子「今納得する要素無かったけど」

つぼみ「大丈夫ですか?」

ほむら「大丈夫よ、変な宇宙人に騙されるような馬鹿しかひかない風邪だから」

杏子「あーじゃあ次あたしかもな」

えりか「つーかあゆに何を命令するか考えた?」

ほむら「……考えて無かったわ」

えりか「1日男装とかどう?」

杏子「あいつにはプリキュアのコスプレとかのが効きそうだけどな、特にキュアサンシャインとかその辺」

つぼみ「鬼ですね……」


~教室~

杏子「よーっす」

中沢「俺が今日学校に来た意味はあった」

恭介「勉学に意味を見出してくれよ」

えりか「あんたその内ぶっ飛ばされるよ、杏子に」


まどか「二人ともおはよー!」

さやか「おはよ!」

仁美「おはようございます」

杏子「ようよう御三方」

ほむら「……おはよう」

さやか『あの……昨日はごめん』

ほむら『私の方こそごめんなさい』

まどか「……」

さやか「……」

ほむら「……」

杏子「ちょっとちょっと!なんで朝からそんな暗いのさ?」

仁美「まさかっ!ほむらさんが浮気で修羅場になったとか……!」

まどか(ちょっと当たってるのがまた……)


杏子「三股はダメだろほむら」

ほむら「なんでそうなるの」

さやか「いやいや同性愛とか勘弁してよねって感じ」

まどか「私もそれはどうかと思うかな」

杏子「 」

ほむら「……」

仁美「あら、同性に好かれるのは素敵な女性たる証ですわ」

杏子「そうだ、なんでも頭ごなしに否定しちゃダメだぜ!」

さやか「けどあたしら女の子だよ?普通に恋愛したいじゃん」

まどか「杏子ちゃんと仁美ちゃんはモテるから良いなぁ……」

杏子「モテてんのかあたし……」

仁美「すいませんが安っぽい殿方には興味が無いんですの」

まどか(髪型の問題なのなぁ……)


さやか「もう三人で同盟組もう!」

まどか「どうする?ほむらちゃん」

ほむら「まあ……悪くないかも」

杏子「ああ好きにしてくれ好きに……今日一時間目社会だよな?」ドン

さやか「レポートバッチ!」

まどか「二時間目は英語だよ!」

杏子「あ、やべぇ……英語の教科書忘れたっぽいな」ゴソゴソ

さやか「あたしはあんたが律儀に教科書持ち帰ってる事に驚いたわ……」

杏子「教科書無しで宿題やれる奴が信じらんねえよ……しゃーない、隣で借りてくっか!……付き合えよ、仁美」ガタ

仁美「モテる同盟でも組みますか?」スタスタ

杏子「ありだな」チラッ

さやか「ぐぅ……何も言えん……!」

ほむら「……」

まどか「あれ……今日二組英語無いよね?」

さやか「誰か置き勉してるって」

ほむら「……」


まどか「あの……保健室、行く?」

ほむら「……そうするわ」ガタ

まどか「じゃあ……」

ほむら「一人で行ける」

まどか「駄目だよ、フラフラしてるし一緒に行こう?」

ほむら「ほっといて!」

まどか「 」ビク

さやか「!」

ほむら「……」スタスタ

恭介「何やら尋常じゃない怒りを買ったみたいだけどどうしたんだい?」

さやか「あたし、呆れられたかなぁ……」

まどか「ほむらちゃんはそんな子じゃ無いよ……きっと」


杏子「おーい関西女」

かえで「 か え で や ! 」

杏子「分かった分かった、かえで様かえで様」

かえで「して何用かね?」

杏子「英語の教科書貸ーして」

かえで「うちら今日英語無いねん」

杏子「ふざけんじゃねえ!じゃあ何の為にあたし来たんだよ!」ギュゥ

かえで「理不尽やでホンマ……」

仁美「大丈夫、このクラスには教科書全部据え置きの方がいますわ……ね、歩さん?」

あゆ「は?」

杏子(あゆって呼び名だったのかよ!ん?……どっかで聞いたこと有るような……?)

かえで「教科書貸して欲しいんやって、佐倉が」

あゆ「知るか」プイ


杏子「そんなこと言わずに頼むよ女王様!」

あゆ「……」

杏子「あれ?浜崎的にあゆゆって呼んだ方が良い?」

あゆ「あんこって呼ぼうか?」

杏子「勘弁……」

仁美「駄目ですか?」

あゆ「勝手に漁れよ、面倒くさい」

杏子「サンキューあゆ!」

仁美「ありがとうございます!」

あゆ「馴れ馴れしい奴……」

かえで「あれやな、殴り合って友情芽生える系や」

あゆ「ねーよ」

仁美「ところでいつになったら告白するんですか?」ボソ

あゆ「 」

かえで「ん、今なんて?」

仁美「何でも御座いませんわ」


あやか「あれ、佐倉さん何してるの?」

杏子「教科書取りに来た」ガパ

ゆうか「そこまかり間違ってもあんたのロッカーじゃないでしょ」

杏子「そうだな……ならば海賊らしく━━いただいてゆく!!」バサァ!

ゆうか「なんでそうなるの!?海賊って何っ!?」

あやか「なんで黒本知らないの!!」バン!

ゆうか「怒られると思ってなかった!しかもあやに」

杏子「だが今のはあんたが悪いぜ?」

ゆうか「えぇー……あたしが悪かったのー?」

杏子「黒本見ようぜ!」

ゆうか「ステマだったわー」

あやか「じゃあ今度あゆと三人で劇場Zから見ようね」

ゆうか「味方居なかったとか盲点だったわー」



~お



~お昼時~


杏子「……」ポリポリ

まどか「……」モシャモシャ

さやか「……」モクモク

杏子(なんだこのお葬式ムード)

杏子「あー……のさ、ほむらはどこ行っちゃったのさ」

まどか「保健室で寝てるよ……」

杏子「全く、魔法少女が風邪とか甘えだよなー!」

さやか「……」

まどか「……」

杏子「だ、大丈夫だって!また明日には「その必要は無いわ」ファサァって現れるさ」

さやか「うん……そうだね!暗いのヤメヤメ、レクリエーション競技の対策でも考えよう!」

まどか「今年はコスプレ借り物競争なんだっけ?」

杏子「どっちかつうと探しもの競争だな」


さやか「去年のコスプレ障害物競争は酷かったからなぁ……」シミジミ

杏子「点数高いんだから負けんなよ!さやか」

さやか「そこは体育委員の杏子からの情報横流しで……」

杏子「アドバイスしようが無いだろ……まあ変な借り物引いても諦めるなよ?裏で根回ししてるから必ず誰かが持ってるんだ」

さやか「変なって何よ、むしろ」

杏子「殺人6点セットとか」

まどか「怖い冗談やめてよ」

杏子「星のカービィ全巻とか」

さやか「レベル高ぇ……」

杏子「あとは特定の何かが出来る人とかか」

まどか「パラパラ踊れる人とか?」

さやか「ディスラブ!スリル・ショック・サスペンス!」

杏子「ティロ・フィナーレが出来る人とか」

さやか「個人じゃん」

杏子「さやかの芸人魂を信じてるよ」

さやか「結局そういう競技なんだろうね……」

まどか「頑張って!」

杏子(ふふふ……実はさやかのコスチューム水着にしちゃった!)

杏子(マミなら何も言わずともさやかを録画してくれるはずだし!)

まどか「なんでニヤニヤしてるのー?」

さやか「楽しみなんだねー杏子も」

杏子「あったりまえじゃん!」



~次の日 ほむホーム~


ほむら「……」

QB「やあほむら」

ほむら「何をしに来たの?」

QB「まどか達に頼まれたからだよ」

ほむら「そう」

QB「何故学校へ行かないんだい?」

ほむら「……行きたくないから」

QB「訳が分からないよ」

ほむら「分からなくて良い」

QB「君が一番普通の少女としての生活を重んじるように言ったんじゃないか、それを君が放棄するのかい?」

ほむら「皆は大丈夫だし、もういいでしょ」

QB「その皆が君に干渉したがっているんだが……」

ほむら「だからほっといてって言ってるでしょ!」ドン!

QB「君は最近ヒステリーでも患ったのかい?」

ほむら「黙れ!!」


男「最近隣の子荒れすぎだろ……」

女「中学生で一人暮らしなんだっけ?」

男「無愛想だけど悪い子じゃ無いんだ、ゴミの分別とかちゃんとしてるし」

女「ロリコン?」

男「イエス、ロリータ!ノー、タッチ!」

女「うん、別れよっか」



QB「暴れ足りたかい?」

ほむら「はぁ……はぁ……」

QB「八つ当たりにしたってあんまりじゃないか……何匹殺せば気が済むんだい?」

ほむら「……なら、二度と関わることの無いようにして」

QB「そうも行かないんだよね、まどかの頼みを断ると心象が悪くなるじゃないか」

ほむら「そう……あなたたちってそういうやつらよね……」


QB「片付けなくて良いのかい?爆弾の材料なんかもあるんだろう?」

ほむら「……」

QB「洗濯物や洗い物もそのまんまじゃないか、最近は随分と荒れた生活だったようだね」

ほむら「もうどうでも良いって言ってるじゃない……私、生きてたって仕方ないもの」

QB「それにしては不思議だね……普通は生きることを放棄するとソウルジェムが一瞬で濁りきるものなんだけど」

ほむら「死にたいとは思わない……けど、生きていたいとは思わない」

QB「なるほどね、君の魔法少女としての在り方は僕としても疑問だったけどこれで一つの結論に至ったよ」

ほむら「ああそう、消えなさい」

QB「聞いてくれたって良いじゃないか!」

ほむら「……」

QB「やれやれ、まどか達には君が不貞寝をしてたって伝えておくよ」

ほむら「……体育祭には行く」

QB「きゅ?」

ほむら「ちょっと疲れたから休む、そう言っておいて」

QB「了解だけど……」

ほむら「早く消えなさい」

QB「はいはい、君は僕の話を聞く気がないんだね」



~さらに次の日、お昼~


ゆうか「聞いたー?都民不登校だってー」

かえで「やっぱ巨人ファンはロクなのおらんでほんま」

あやか「よく分かんないけど……」

葵「あれ?実はちょーっと心配?」

あゆ「はあ?」

ゆうか「心配なんだ」

あやか「心配なんだね」

葵「ビンゴ!」

かえで「ほう?ツンツンデレデレかいな!」

あゆ「まとめてはり倒すぞゴミ共」

葵「まあ、あの程度でへこたれるなら所詮そこまででしょ」

ゆうか「目の上のタンコブ減ってちょうど良いかって感じ」

かえで「先生うざいもんなー!

「お前ら、入院してた暁美でもこれくらいは出来るぞ」キリッ ゆーてな!腹立つでホンマ」

ゆうか「マネうま!」

あやか「暁美さんが直接悪い訳じゃ無いけどね……」



葵「それはそうと純、夏希、葉月は何時になったら再開するのさ、あれ」

ゆうか「まーだあゆのフィールが足りてないんだよねー?」ニヤニヤ

あゆ「殺されたいか、ゆう?」

あやか「音楽祭には間に合わせたいけど……」

あゆ「……」

葵「また上条に教われば良いじゃない、葉月ならすぐに取り戻すよ」

あゆ「出来る出来ないじゃなくてやるやらないの話なんだけど」

葵「なら一層直球勝負でしょ!」

あゆ「体育祭終わったら考えるよ」

かえで「しっかし葉月は野菜好きよなー……」

あゆ「はぁ?」

かえで「毎日毎日よくマヨも無しにボリボリかじれるもんやてな」

あゆ「単純に栄養吸収率高いし」

かえで「さもしいのぉ……」

ゆうか「コロッケとかでもソースなしで平然と食べるもんねあゆ……」

あやか「しかも速い……」

葵「そうかな?」

かえで「二人とも早すぎなんやアホ」


葵「う~ん!けど暁美が来なくなったのはちょっと残念かな!」

あゆ「なんで?」

葵「折角勝負の約束取り付けて本気のバトルをやれそうだったのにね」

あゆ「脳筋乙」

葵「あのすかした顔、一回あかしてやりたかったんだけどなー」

あゆ「要は生意気な転校生だしな」

葵「そゆこと!」

かえで(でも暁美は美樹と鹿目の母親に連れられて一回うちの店に来よったよな?そのへんどう思うか聞いてみよか)

あやか(あの時なんで暁美さんとあゆは一緒にいたんだろ?ここまで大事になってるなら流石に知りたいな……抱え込んでるかもだし)

ゆうか(都民がまどかを怒鳴るってやっぱあれだよね?うーん……さやかとのトラブルの詳細を知りたい!)

かえで「のう葉月」

あやゆう「「ねえあゆ!」」

あゆ「……なんだよ」

かえで「後で聞きたいことあんねん」

あやか「秘密のお話だよ?」

ゆうか「同じ要件でーす」

葵「三股?」

あゆ「ざけんな」

あやか(そういう修羅場ってありかも……)



QB「そのまま数日が過ぎて……」


ほむら「……まだ4時」

ほむら「いえ……もう4時……ね」

QB「今日は行くんだろ?待ちに待った体育祭だからね」

ほむら「……」

QB「しかし酷い散らかりようだね……本当に何もしなかったのかい?」

ほむら「布団に籠もってソウルジェムを浄化してただけ、確かに何もしてないわね」

QB「杏子もさやかもまどかも君を信じて待つことに決めたんだ。今日行かないのであればそれこそ裏切りと称すべき行為だよね」

ほむら「煽るのがお上手ね、誉めてあげる」ピッ

TV「おはよう御座います。今朝のニュースは~」

QB「なんで見もしないテレビをつけるんだい?」

ほむら「惰性よ、惰性」

QB「マミもそうだけれど意味が無いよね、全く持って浪費としか言いようがない」

ほむら「はいはい」

QB「君たちは宇宙の危機だって言うのにいまいちそれを理解できてないよね」

ほむら「それも含めてエントロピーと魔法少女でしょ?」

QB「そうだけどね」

ほむら「ああ、今日お母さんたちが来るんだった……どうでもいいわね、今更だし」

QB「最後の一日が有意義なものになると良いね」

ほむら「大いに意義の有るものとなるでしょうね」

QB「キュップイ」



~鹿目家~


まどか「あぁ~……」ソワソワ

タツヤ「ねーちゃん元気ないねー」

詢子「大丈夫だって、今日は来るって言ってたんだろ?」

まどか「朝ご飯ちゃんと食べたかな、忘れ物はしてないかな、夜ちゃんと眠れたのかな」ソワソワ マドマド

詢子「まあ酒に溺れてさえなければ元気にやってるだろ」

知久「ママ?」

詢子「はい、自虐です……」

まどか「あうあうあう……」

知久「落ち着きなよまどか」

まどか「だけどパパ!」

知久「便りが無いのは元気な証、ほむらちゃんはちゃんと考えて動ける子だよ」

詢子「誰にだって充電期間ってのは必要さ……まあいざとなったら和子が合い鍵を持っているから大丈夫だよ」

まどか(あ、それでこの二人落ち着いてるんだ……)


詢子「ぶっちゃけ毎日電話で近況報告だけ受けてるみたいだけどな」

まどか「ってそう言うことは教えてよ!」

詢子「人のプライベートなんだからペラペラ喋るのは無しだろ?」

まどか「えぇ~……」

詢子「まあ兎に角、私は席取りに行ってくるよ!」

知久「行ってらっしゃい、僕もお弁当を用意したら行くから戸締まりよろしくね、まどか」

まどか「うん」

詢子「愛娘4人の活躍を一番良く見る為だからな、いつもと違って本気度120パーだ!」

タツヤ「頑張ってね」

詢子「任しとけタツヤ!今年のねーちゃんは本気度240パーってとこだからな、勝利の美酒を期待出来るさ」

まどか「おおげさだよ……」

詢子「おおげさなもんか!期待してるよ!」


姫名「お嬢様、お時間です」

あゆ「Zzz……」

姫名「お嬢様、お時間です」

あゆ「Zzz……」

姫名「さて、今日は何で起こしましょうか?」スッ

まもる「あの姫名さん、お手柔らかに……」

姫名「大丈夫です、いつも通り優しく起こしますから」ゴソゴソ

まもる(今日はダイソンか……ドンマイねーちゃん……)


あゆ「どういう思考回路してんだこのどクズ野郎!!」

姫名「へそが見えていたので吸いたくなりました」

あゆ「つーか止めろよ衛!」

まもる「うん、でも三度寝決め込んだねーちゃんが一番悪いと正直思う」

あゆ「はぁ……」

姫名「さ、朝ご飯の用意も出来ています。お急ぎ下さい」

あゆ「はいはい、すぐリビングに行きますよ」



あゆ「……おはようございます、父上殿」

毅「あぁ、おはよう」

執事「おはようございます、お嬢様」

コック長「おはようございます、今朝は力の出るようジンジャーティーを用意致しました」

あゆ「はいはい、臭くてピリピリするやつね」

まもる(ああ、家族揃っての食事は辛い……)

姫名「頑張って下さいお坊ちゃま!」

まもる「心を読まないで下さい」

姫名「おっほっほ!」

毅「お前たち、今日は体育祭だと言っていたな」

あゆ「来んな」

毅「11時頃から見に行く」

まもる「本当に?俺、今年は長距離の選手なんだ!しかも丁度お昼前!」

あゆ「っ!」

姫名「お嬢様」

あゆ「……」


毅「歩はなんの競技に出るのかな?」

あゆ「……」

姫名「個人競技は長距離とレクリエーション以外に参加します」

毅「そうか、活躍が見れることを期待しているよ」

あゆ「……」

まもる「あー……白組なんにゃ負けないぜねーちゃん!」

毅「ほう、歩と衛は敵同士なのか?」

あゆ「ごちそうさま」

姫名「お部屋に居ますか?」

あゆ「うん」

毅「今年はちゃんと参加出来るのだな、歩は」

姫名「はい、お嬢様も表面的にはああでも楽しみにしていたようです。ポエム帳(日記)にもそんなことが書いてありました」

毅「お前もだな、姫名……今日の仕事はすぐに片がつく」

姫名「行ってらっしゃいませ、会場でお待ちしております」

まもる「行ってらっしゃい!」

毅「ああ、また後でな」


あゆ「って言ってもやること無いし、iPhoneは……っと」

あゆ「……」ゴロン

あゆ「ん?」ツイッ

あゆ「高崎駅で人身事故……前橋の送電基地が原因不明の暴走……」

あゆ「送電基地が故障してJR以外含め関東圏内のほとんどの電車が使えなくなりました……っと」

あゆ「東京から郊外へ遊びにいく奴らに直撃か……」

あゆ「あたしには関係無い話じゃん」

あゆ「……」



~学校~


さやか「……」

まどか「……」

仁美「今日は来るって言ってましたよね?早乙女先生」

つぼみ「確かに言ってました!」

えりか「だから早起きしたんだよねちゅぼみー?」

まどか「杏子ちゃんなら……大丈夫だよね?」

さやか「……あー!やっぱあたしも行けば良かった!」

マミ『おはようみんな』

さやか『マミさん!おはようございます』

マミ『あら?暁美さんと杏子は?』

まどか(それって、つまり……)

織莉子「おはようございます、マミ」

マミ「あら、織莉子も来たの?」

織莉子「キリカの後輩の晴れ姿だもの!」

マミ「でもキリカが居ないわ」

織莉子「お弁当を作るって張り切ってだけど~」


織莉子『さやかさん、まどかさん』

杏子『ちょっと集合』

ゆま『体育館裏』

まどか「え?ほむらちゃんは?」

さやか「とにかく行くよ、まどか!」

まどか「うん!」



あゆ「……」

あやか「あ!今目で暁美さんの事探したでしょ?」

あゆ「おい中沢」

中沢「なんだいバンビーノ!……なんだ、お前か」

あゆ「ちょっと来い」

中沢「え~……」

あゆ「は?」ギュゥ~

中沢「痛い痛い!行くよ!行きます!」

あやか「無視しなくてもいいじゃん!」

あゆ「あや」

あやか「何何何?」

あゆ「ペンと紙持ってない?」

あやか「持ってるけど……」

あゆ「姫名」

姫名「御意」ザザッ

中沢(昔から憧れてるぜ、いつでもボケに走れるその姿勢……!)


~体育館裏~

杏子「結論からいくとほむらが家に居ない」

まどか「嘘……」

さやか「……」

ゆま「今はキリカねーちゃんが探しに行ってるけど……」

杏子「織莉子でも見つからないんだと」

さやか「じゃあマミさんに言って……マミさんならすぐに」

織莉子『なりません』

さやか『なんで!』

織莉子『もしマミが最初にほむらさんを見付けたら、彼女はマミに事後処理を頼んで自害します』

まどか「そんなこと!」

織莉子『魂が濁るってそう言う事よ』

さやか『……』


織莉子『このまま進んだ先の未来は二つ、一つはマミの目前で自害、もう一つは明日のニュースで行方不明者として報じられるか』

杏子「けど……少なくともあたしはそんな未来、お断り願うね」

ゆま「私も!」

さやか「あたしだって!」

まどか「私もだよ!」

織莉子『よって勝利条件は一つ……マミに見つかるよりも、彼女の未来が絶たれるよりも先に誰かが見つけ、穢れを浄化するよう説得すること』

さやか「よし!早速……」

杏子「待てって!」ガシッ

さやか「なんだよ!早くしなきゃ!」

杏子「このまま行ったらマミが気付く……キュウべぇに探りを入れられたら詰みだ」

まどか「そっか……キュウべぇだったら嬉々として教えちゃうかも……」

ゆま「そこで杏子のロッソ・ファンタズマ!」

杏子「けどあたしの魔法はまだ万全じゃ無い、マミを誤魔化す程の分身は二人しか作れないし……それも限界まで持って三十分」

さやか「上等!それだけあれば町中を飛び回れる!」

ゆま「私も頑張るよ!」

まどか「うん!……痛っ!」コツン!

杏子「盛り上がってるところなんだからさぁ……」

まどか「ご、ごめん……」

さやか「兎に角あたしたちは一度人目につかない所へ……!」

ゆま「心配ご無用、煙玉!」ボン!

まどか「うわっぷ……!」


杏子「全く……楽に助かる命が無いのは」ボヒュウ

杏子「どこも一緒だな!」ザン

ゆま「ウェイク・アップ!」パシュン!

さやか「掴み取ってみせる、運命の切り札!」バサァッ!

まどか「ケホッ!ケホッ!何か当たったよね……ペン?」

まどか「紙が挟まってる……なんだろ?」

さやか「まどか?行くよ!」

まどか「うん、お願い」



あゆ「ナイスピッチ、流石野球部……いい具合に後頭部に直ったな」


中沢「直らすつもりは無かったんだけど、まあいいや」

あやか「煙玉にはツッコまないの!?」

中沢「別に」

あゆ「宗教上の理由じゃないの」

あやか「そんなんで済むあれじゃ無いでしょ!」

中沢「あ、なんか二つ飛び上がった」

あやか「今人影にしか見えなかったよ!?なんかヤバいって!!」

あゆ(まあ……あの三人ならなんとかするだろ)

中沢「ファイトだ鹿目ちゃん!」

あやか「おお、煙が晴れたらちゃんと誰もいない……」




~街中~


さやか「ゆまちゃんはあっち、あたしはこっち!まどかはそこら辺を探してみて!」

まどか「うん!」

ゆま「任せて!」

さやか「見付けたらキュウべぇを通して知らせること!」

ゆまど「OK!」

さやか「それじゃ、コンバットオープン!!」バサァッ!


~駅ビル 屋上~


ダンッ!


ほむら「ここから見えるのが人身事故の現場……」ハァ…ハァ

ほむら(魔女の口付けがある……魔力の残り香は……あった!これを辿れば)バッ

キリカ「やあほむら」

ほむら「キリカ!どうしてここに……」

キリカ「さして難しい推理じゃないよ」

ほむら「……」

キリカ「君は東京から一人でこの地に来た、なら今日みたいな日に我が子の顔を拝みに来るのはとても自然な事じゃないかって思うんだ」

ほむら「それもそうね」

キリカ「織莉子に出来ない数少ない事の一つ……彼女の予知に引っかからいってのは、織莉子には想像する事すら叶わないって事なんだ」

ほむら「……親子の絆」

キリカ「まーた臭い台詞回しで来たね!」


ほむら「兎に角退いて」

キリカ「君の行くべき道はこっちにないよ」

ほむら「あなたには関係無い」

キリカ「君が大人しく学校へ行ったのなら、マミと織莉子と私で片付けておくよ……残念ながらそれくらいの魔女だ」

ほむら「理屈じゃないのよ?」

キリカ「私がさっき見て来た、倒せるのなら倒しておいたさ」

ほむら「卵の殻を割らなきゃオムレツは作れない」ス

キリカ(指輪を構えた……力づくでも、ってことなのかな……)

キリカ「食べなければ良い、その分は美味しいケーキをみんなで食べよう」バッ

ほむら「聞き分けが無いのね……私はオムレツが食べたいの」バシュン!

キリカ「……君位なら私一人で軽く捻れるよ?」バサァ!

ほむら「オムレツを食べるには卵の殻は割るしかないの!」

キリカ(戦うしか無い……か!)

キリカ「卵の殻は硬いんだ……諦めろよ!ステッピングファング!」ガション!


ほむら「ふん」バッ

キリカ「逃がすか!」タン!

ほむら「……」ピンッ

キリカ「バカ!」サッ

ボン!

キリカ「全く」

ほむら「……」チャ

キリカ「ガンファイトは苦手なんだ!飛び込ませて貰う!」ダッ

ほむら「接近戦は不利……ね」ギン!

キリカ「手数が違うんだ!クラブ二本で対抗出来ると思うなよ」バチン!

ほむら「っ!」

ほむら(クラブを二本とも飛ばされた!なら……)

ほむら「やっぱり卵は手早く割るに限るわね」ブン!

キリカ「おっと!……中華鍋?」スタ

ほむら「色々と時間がないの、決着にさせてもらうわ」

キリカ「それで倒す?私を?」

ほむら「これがあなたを倒す最適の武器よ」

キリカ「良いね!やれよ!やってみせてくれよ!!」ダッ!


キリカ(インファイトでほむらのソウルジェムを奪う、そろそろ限界だ!)

ほむら「貰った」ビュン! ガシャン!

キリカ(投げてきた、やはり照準〈エイム〉の為の目隠しか……手が早いな、私以外ならやれてたかもね)

ほむら(あなたのやってることはきっと正しい……だから)

キリカ「けど、この鍋を盾にするだけの話!速度低下!」ギュゥン

キリカ「このまま最短距離で!」


ボンッ! 


キリカ(中華鍋が加速し(ガンッ!!

ほむら「手に取るように分かる」チャ


ガウン!!


キリカ「がっ……!」 ドサッ

ほむら「この銃の弾は対暴徒鎮圧用特殊ゴム弾、魔法少女相手でも急所を狙えば普通に気絶させられる……角度がそれたせいで一発とは行かなかったけど」ガシャン

キリカ(そっか……一緒に接触信管の爆弾を投げたのか……それで速度低下を受けた鍋にぶつかって爆発すれば、爆風で鍋が加速する)

ほむら「今まで…………ありがとうございました」チャ

キリカ(あーあ……後輩を泣かせちゃったよ、私ってほんと)

キリカ「頼りない先輩だ」


ガウンッ!!


ほむら「そんなことありません……少なくとも私にとっては」

ほむら「貴女や織莉子と仲良くできる日が来るなんて、正直思ってなかった」

ほむら「この時間軸はイレギュラーだらけだったけど……幸せだったって思えるわ」

ほむら「ちゃお」シュン


まどか「どこにいるんだろう……ほむらちゃん」

まどか「こんなことになるのなら……ううん、諦めちゃだめだよね!」ヒラ

まどか(あ、さっきの紙……なんだろう?)ペラ

まどか「ん?タクシーチケット?何これ……」

まどか「手紙は……あゆちゃんから?」

まどか「……!」

まどか「キュウべぇ!あとタクシー!!」

QB「キュップイ!」

まどか「さやかちゃんとゆまちゃんに伝えて!」

QB「君は僕を……」

まどか「宇宙のエントロピーが増大しますようにってお願いしちゃうよ?いいの?」

QB「さやかとゆまだね!任せてよ!」



模型で作ったようなスカスカで薄っぺらい町、これが魔女の結界

普通の町と違うのは建物と道路しかなく、どうやら歩行者は歓迎されない所


ほむら「……」

魔女「 」

ほむら「力の差が……有り過ぎ……ね……」


キリカが諦める程の魔女が生半可な訳もなかった


魔女「 」パッ


魔女の見た目は羽の生えた信号機

使い魔は空を駆け回るタイヤ、一輪車を跨ぐように人形が乗っている

そして魔女が黄色信号に変わったと言うことは、守りの体制に入ったと言うこと


使い魔「ブォーンブォーン!!」

使い魔「パラリラリー!!」


使い魔は暴走族らしく、黄色信号を見ると途端に暴れ出す


ほむら(友達を裏切って、先輩の優しさも振り払って、結局自分の家族を取って……)


それすらも逃げの理由で


使い魔「バォーン!バォーン!!」

使い魔「使い魔特攻隊!準備は宜しいか?」

使い魔「次、4.03秒後に全力攻撃!」


上空で編隊飛行をしていた使い魔達が狙いを定める

タイヤ共の攻撃手段はそのままぶつかるのみ

降り注ぐタイヤによって擦り潰される自分を想像した


ほむら「遺体ぐらいは綺麗に残したかったな……」


最も今でさえ腹をガッツリと抉られ、一回目のタイヤ達の猛攻で身体中がボロボロなので綺麗とは言えない

そういえば早乙女先生からメールが入ってるかも……入ってたら良いな


ほむら「ちゃお、私」

タイヤ「巷に雨の、降る如く!」

「あっ!!」


誰かが入って来たらしい


どこの誰とも存じませんが、スプラッタですいません


「無茶だよ!戻るんだ!」

タイヤ「何も考えずに走れ!!」


いよいよ最期だと思った瞬間、横から何者かに連れ去られた


まどか「いったぁ!!」ザザッ

ほむら「嘘……?」


QB「まどか、契約を!君が魔法少女なら負けたりしないんだ!」バンバン!

まどか「掴まって!」ダッ

ほむら「何を……」


信じがたい事にまどかが私を抱えて走り始めた


まどか「いやぁぁぁあっ!!」

タイヤ「貴女に……力を!」 

まどか「ちょっと欲しいかも~!」

QB「僕と契約して……」

まどか「やっぱいらない!!」

ほむら「代わって!」

まどか「大丈夫なの?」


捕まるのは目に見えている


まどか「わっ!」


まどかの手を振り解きまどかを抱えて高く跳ぶ


まどか「わ!わ!わ!」


まどかを連れてヘマは出来ない、彼女は普通の女の子だから

着地してからは迫り来るタイヤを右に左に合間を縫って避ける


タイヤ「引き金は私が引く!」ボゥン!

ほむら「きゃあっ!」

ほむら(まさか自爆するなんて!?)


まどか「あぅ……グヘッ!」ドテ

ほむら「まどか!?」

まどか「大丈夫、ちょっと擦りむいたけど……」

ほむら「ほむぅ……」

QB「駄目だ!まどか!」

タイヤ「ガンダム!売るよ!」

ほむら「あっ――駄目ぇっ!!」

QB「僕と契約するんだ!早く!」

まどか「ふふ!」

まどか「運命〈さだめ〉の鎖を……」

タイヤ「あれはGファル(ゴン! ゆま「解き放つ!!」


ほむら「ゆま……!」

まどか「ティヒヒヒ!ありがとう、格好良かったよ!リンクス・インパクト」

ゆま「なにそれ知らない」

「まどかったら、怖がりのくせに怖いもの知らずなんだもん……まあ昔っからだね」

まどか「ウェヒヒヒ!」

ほむら「なんで来たの……?」ボソ

「心に剣、輝く勇気!」チリチリチリ

ゆま(助けに来たはずの私が冷や汗流れまくったけど)

さやか「スパーク・エッジ!!!」バチィッ!

ガギィン!

魔女「 」

さやか「硬っ!?」バッ!

まどか「ディストーション・フィールド!?」

さやか「硬すぎでしょ!今のかなりMAXだったよ!?」ジンジン

ゆま「酷すぎるよ!」

ほむら(来てくれて嬉しいって思うところ……なのに……)

ほむら「来なくて良かった……」ボソ



QB「さすがにほむらの命が消えるところを目にすれば皆パニックになってそれどころじゃないと思うんだよね」

QB「信号機の魔女は機関車の魔女を超える大物だし」

QB「どう転んでも僕の勝ちじゃないかな、これは」

QB「だから僕と契約して魔法少女になるしかないよね、まどか?」

QB「キュップイ!」

今回はここまでです

お疲れ様でした

こんばんは

再開します


ゆま「でも使い魔達が下がって行くよ、さやかねえちゃんの気迫勝ちだね!」

さやか「そうは言ってもこれじゃあね……」


とにかく4人でここを切り抜けて、さっさと体育祭に向かうべきだけど


ほむら(まずい……信号が赤に変わる!)

ほむら「まどか!」

まどか「え?うわっ!」


ほむらが察してまどかを連れて行ってくれた


さやか「そうそう、ここは三十六計( ほむら「建物の裏に隠れて!早く!!」


ほむららしからぬ怒鳴り声だった


ゆま「え?」

さやか「まあ、取り敢えず姿を隠すってのは賛成だけど……」


そんなに大きな声では逆効果ではなかろうか


信号「 」パッ


信号が赤に変わった


まどか「ふぇ!?」


最初に異変に気付いたまどかが素っ頓狂な声を上げた


さやか「え?うおっ!何これ!?」


気づいたあたしもすごい声を上げてしまった


ゆま「ふんぎゅう~……!首から下が言うこと聞かない!」


出来ることといえば喋ることと首を向けて魔女を目視することのみ


魔女「 」ピカァァァッ!

ゆま「なんか赤信号中に点灯する矢印の所がメッチャ光ってるよぉ!?」

さやか「冗談だよね……?チャージしてるだけだよね!?」


そんな訳ないとは思うけど


魔女「 」キィン!


ボゴォン!!


さやか「……っ……ぐっ!!」

ゆま「さやかねえちゃん!!」


赤い光と爆音、胸の辺りに着弾した光弾は凄まじい爆発を起こしあたしの体を吹き飛ばした


まどか「何?どうしたの?さやかちゃん!!」

ほむら「……」


壁の裏に隠れていたまどかにはあたしたちが見えていないようだ

……見なくて正解

再び爆発音が鳴り響く


ゆま「きゃああっ!!」

さやか「ゆ……まちゃん!」

まどか「ゆまちゃん!?さやかちゃん!!」


ゆまちゃんがお腹からかなりの出血をしている


魔女「 」ピカァァァッ!!

さやか「ああ、もう一発ね……」

ゆま「う……わ……!!」


こうしてる間に傷はに直るけど、これは気分が良くない


ボゴォンッ!!


ゆま「うぅ……」

さやか「大丈夫?」

ゆま「なんとか……あ!」

魔女「 」パッ!


魔女が青信号になって体が動くようになった


さやか「全く……インチキ効果もいい加減にしてよ……」ヨロ

まどか「さやかちゃん!」

さやか「まどか!無事で良かった!」

ゆま「酷い目にあったよぅ……」

ほむら「油断しないで、あいつは青信号になるとタイヤ共々動きが活発化する」ガシャ

さやか「出た、マジカルサブマシンガン」ジャキン!


自分とほむらの怪我を一気に直しながらあたしも剣を取り出す


魔女「SIGUAAAAA!!」

タイヤ「あの子、気に入らない!」ブォン!ブォン!

さやか「急に元気になりやがって……」

ゆま「なんだかねぇ……」

ほむら「あなた達の撤退を支援する……ここから逃げて」チャ

さやか「あたしたちの……ってあんたは?」

ほむら「こいつを仕留める」ドガガガ


魔女に向けて駆け出し問答無用で発砲しだした


魔女「YEAAAAA!!」


全長2メートルはあろうかという信号機がアクロバティックな挙動で弾丸を躱す


さやか「なんつう機動力……!」

ゆま「ちょっと!そんな時間は……」

ほむら「二人はまどかを連れて逃げて!良いわね!」ピン!


ボン!


まどか「スモークグレネード……ほむらちゃん!?」


魔女「ZIGAAA!!」ズドドドドド!


青信号の魔女は高い機動力と赤と青の信号の下に設置されている二門のバルカンで攻撃を仕掛け、驚異的な火力で煙を払ってしまった


さやか「うお!」

ゆま「わっ!」

まどか「きゃ!」

ほむら「っ!」


青信号らしくタイヤ達も能動的に仕掛けてきた


タイヤ「天国なんて……あるのかな?」

タイヤ「何も言うな!」

さやか「タイヤが空を飛ぶなぁ!!」ジャラララ


両手の剣を連結剣へと変形させタイヤめがけて振り回す


さやか「下がってまどか!」ビュン!

まどか「無茶しないで!」タッタッタ

さやか「落ちろッ!」ブオッ


信号機も素早いがタイヤも素早い

振り回す刃が思うように当たらずどうにも焦ってしまって……


タイヤ「私の愛馬は凶暴です……」


ほむら「へたくそ」ドガガガ

さやか「ほむら!?」


死角から迫っていたタイヤが撃ち落とされた

同時に信号機が辺り構わず乱射し迫りくる


魔女「ZIIYAAAAA!!」ドガガガガガ!

さやか「何やってるの!?早く脱出して!」バッ!


なんとか弾丸の合間を縫って飛び回り、同時にほむらを説得する


ほむら「貴女がそんな事言うなんてね」タン!ドガガガ


全ての弾丸をすり抜けるように紙一重で躱し、銃の引き金を引き続けて……信号機もその弾丸の間をを大げさに飛び回り反撃している

このままでは埒が明かない


さやか「杏子の魔法は長く保たないの!だから急がないと……」チャキ バシュン!

ほむら「手間かけさせて悪いわね……って杏子に伝えといて」ヒュオ

さやか「馬鹿言わないで!この魔女になんで拘ってるの!?」


こんな大物を討伐するだけの時間的余裕はない


ほむら「なんだって良いじゃない」ファサア

さやか「せめて答えてよ!」


タイヤ「これは僕らが望んだ戦争だ!」ブオン!

魔女「NORAAAAA!!」ドガガガガガ

ほむら「邪魔しないで!」ズガガガガ!


迫ってきた魔女とタイヤに向けほむらが攻撃を仕掛ける


タイヤ「僕がニュータイプだ!」ヒュン

さやか「今大事なお話中!」

魔女「KIRAAAAAA!!」ドガガガガ

ほむら「っ!」ズガガガガ

タイヤ「15年目の亡霊だ」


激しくぶつかり合うほむらと魔女達のど真ん中であたしは力を蓄える

この技は威力がありすぎてまどかのそばでは使えない

防ぐとか以前に鼓膜を破壊するから


さやか「テンペストーソ・アッフェトゥオーソ!」


チャージ完了の合図となる詠唱


ほむら「全く……!」バッ

さやか「響きわたれ!――キール、ローレライ!!」


キイイィィィン――


タイヤ「もう、会えない気g」

魔女「NIYAAA!!」


炸裂する魔力の波動と爆音

範囲内に捉えた全ての敵を殲滅する強烈な音の爆発〈フォン・スパーク〉が無慈悲にも周囲を焼き払った


さやか「はぁ……はぁ……辛ぇ……」ヨロ


自分の体を楽器にして放つあたしの必殺技

物理的な破壊力を伴うほどの音楽はあたしの体にも凄まじい負荷をかける


さやか「文字通りのデス・メタル(ドヤァ」

さやか「とかボケれないほどダメージが高いわけで……」

QB「随分余裕だね、さやか」

さやか「キュウべぇ……」

ほむら「まだ終わってないのよ、馬鹿」

魔女「ZI……GAAA……」

さやか「けど使い魔は吹っ飛ばした、これならあとは……」

ゆま「二人とも大丈夫?」

まどか「良かった、無事だぁ……」

ほむら「なんでまだ行ってないのよ!!」

まどか「ひ!」

さやか「あたしたちの目的はあんたを時間までに連れてくことなの!」

ほむら「ほっておいてって言ってるでしょ!」


さやか「なんでこんな奴にそこまで拘ったりするのさ!」

まどか「この魔女を倒さないと電車が動けないからだよ!」

ほむら「な!?」

さやか「はあ……電車?」

まどか「今日はほむらちゃんのお父さんとお母さんが来てくれる筈だったの……でも関東圏内の電車が全部止まっちゃってて!」

さやか「そっか、ここ変電所なんだっけ……」

ほむら「なんでまどかがそのことを……」

まどか「葉月さんが……あゆちゃんが教えてくれたの」

ほむら「……」

さやか「……」

ゆま(うわ!一発で気まずくなった!)

ほむら「……そうね、彼女にもよろしく」

さやか「そっか……友達になれたんだ」

ほむら「幻滅でしょ?さっさと行きなさい、杏子がかわいそう」

まどか「知ってたよ!」

ほむら「……」

まどか「仁美ちゃんから全部聞いてたもん!」


さやか「え……?」

ゆま「あわわわわわ……」

ほむら「ああ、彼女と仁美は気が合うのだったわね」

まどか「私……二人の邪魔したくなくて……」

さやか「……」

ほむら「そうよ、敵と仲良くしていたの」

さやか「そうなんだ……なんだかあたしまた余計なお世話で馬鹿しちゃったなー!」

ゆま「……」

さやか「また……あたしの独り相撲だったんだ……」

ほむら「ううん、悪いのは私……それにね」ス

ゆま「あ……!」

まどか「ソウルジェムが……」

ほむら「ほらね」キン

まどか「グリーフシードを使ったのに濁りがちっとも取れない……?」

ほむら「騙し騙しもそろそろ限界、もう楽になっても良いでしょ?」


魔女「BIGAAAA!!」

さやか「だから今は……」ザッ

ゆま「大事なおはなし中!!」ダンッ!

魔女「GUGEEE!!」

さやか『頼むよ!まどか!!』

まどか「私に出来ることなんて……」

ほむら「あの二人……ふふ、最期にまどかとお話ができる!」

まどか「最期とか言わないで!」

ほむら「この時間軸は不思議な事だらけだった」

まどか「不思議な事なんて無かったよ!」

ほむら「マミもさやかも、織莉子でさえも笑顔で接して来るなんてとんでもないイレギュラー……杏子なんて私の顔みて爆笑したのよ?」

まどか「それはだって……ね?」

ほむら「だけどそれ、全部裏切っちゃった」

まどか「違うよ!私達がほむらちゃんともっと……もっと……」

ほむら「いいえ、私に勇気が無さ過ぎた……強くなったのは敵を殺す力だけ。葉月さんが初めて話し掛けて来たとき、私何も言い返せないままだった」

まどか「あれはしょうがないよ……誰だって恐いもん……」

ほむら「なのにさやかは私を庇ってくれた」


ほむら「そう言う勇気が私にもあれば良かったな……」

まどか「今からでも遅くないよ!まだ……」

ほむら「まどかは強くなったわね」

まどか「私……全然……!」

ほむら「貴女が魔法少女になるとそんな風に強くなる……きっと自信が持てる事が一つでもあれば、貴女は本来の強さと優しさを表に出せるようになるの……だからもう大丈夫」

まどか「大丈夫じゃないよ!……それに私……弱いまんまだよ」

ほむら「最期に一つのお話するわ」

まどか「最期とか言わないd(ギュウ ん」

ほむら「前回の時間軸のお話……貴女とさやかは最初から魔法少女でね」

まどか「……」

ほむら「私はその段階でその回は諦めた、まどかに話しかけもせず、さやかもマミも無視しようとして……マミとはすぐに仲悪くなっちゃった」

ほむら「それでもね、まどかだけは私と友達になりたいって言ってくれたの」

まどか『そんなに可愛いのにもったいないよ!魔法少女だって女の子なんだからさ、もっと少女少女した方が良いよ!』

さやか『あんたそれ何語?』

ほむら「気が付けば強い魔力を制御しきれないまどかと、それに振り回されるさやかを後ろから見守ってた」

ほむら「それでお菓子の魔女、病院に出てくるあの魔女が現れて……って、まどかは見てないんだっけ」

まどか「……マミさんから聞いたよ、さやかちゃんと杏子ちゃんが喧嘩してる途中で遭遇した魔女で……不意打ちで杏子ちゃんが大怪我しちゃったんだよね?」

ほむら「その怪我を直すためにゆまが契約して、放心したさやかを庇ったマミが殺されそうになった……けど、敵対していた筈の織莉子とキリカが助けてくれた」


ほむら「情け無いことにね、私は杏子とマミの連携プレーで捕縛されてしまっていたの……だから何も出来なかった」

まどか「……」

ほむら「話を戻すわ」

ほむら「その時もお菓子の魔女を私は一人で倒そうとしたけど……やっぱりマミに捕まっちゃって」

ほむら「まどかとさやかが居れば大丈夫って思ってたのだけど……私が着く頃には放心した二人が食べられる寸前、すぐに助けたわ」

ほむら「一時期落ち込みはした、それでも貴女達は二人でまた立ち上がった」

ほむら「その後貴女達は何をしたと思う?」

まどか「……ほむらちゃんの弟子になった」

ほむら「そんなつもり無かったんだけどな……やっぱりまどかと居られるのが嬉しくて承諾したの」

ほむら「変なものでね、魔法少女してる時は二人とも敬語なのに学校では私を散々からかうの」

ほむら「凄く楽しかった……まどかと友達になれたのは久しぶりだったから」

ほむら「それである時杏子が襲撃してきて、まどかとさやかは二人で応戦した」

ほむら「マミの死を乗り越えた貴女達は強かったわ」


ほむら「止める事を忘れる程綺麗な連携プレーで杏子のソウルジェムを砕いた」

まどか「それで……インキュベーターがソウルジェムの秘密と杏子ちゃんとマミさんの話をして……」

ほむら「それでも貴女達は絶望したりしなかった、マミと杏子の命を背負って立ち続けたの」

ほむら「不思議だったんだけどね、二人とも私の前では必ず笑顔なの……笑顔で居ようとするし、私のことも笑わせようとするの」

まどか「……」

ほむら「いつの間にか私は二人を助けるために戦うようになった……それじゃあ約束を果たせない事は分かっていたけど……」

まどか「それで……最後は……」

ほむら「ワルプルギスの夜との戦いで命を落としたわ……さやかは身体を張って街を守って、まどかは夜を倒した後、魔女になりたくないと自害して」

ほむら「あの時の1カ月、貴女達が優しくしてくれたから今回は上手く行ったんだと思う」

まどか「……」


ほむら「私、本当は二人と一緒に居たかったな……でもその二人と今のあなたたちは違う」

まどか「……!」

ほむら「私、一人でいるのが寂しかっただけなんだって、今なら分かるの」

まどか「ほむらちゃん……!」

ほむら「あの時、葉月さんと騒動があってから、クラスのみんなと話すことが増えた……反対にまどかと話すことが減っていった」

まどか「ごめんっ……ごめんね……!」

ほむら「ずっと不安だった……まどかと本当に友達なのかなって」

まどか「私……」

ほむら「私達……友達になれてたかな?」

まどか「うん……うん!」グス

ほむら「良かった……」チャ

まどか「ほむらちゃん?嫌だよ!?こんな終わり方!絶対嫌だ!」

ほむら「まどかを守るための魔法……それが私の願い」


まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「呪いになったらどうなるんだろうってずっと考えてた」

まどか「そんなのっ!」

ほむら「多分まどか以外の全部を壊すんだわ……ここの所、皆が居なくなれば独り占め出来るって思う事が増えてたから」

まどか「……」

ほむら「魔法少女は平気かも知れない……でもね、仁美やえりかにつぼみ……かえでやゆうか、早乙女先生も貴女達の家族も……もちろん、あの子も」

ほむら「私の身勝手な呪いで傷付けたくない人達がいるの、そう思える人達が出来たの」

まどか「けど……」

ほむら「それじゃ……ありがとう」グ

まどか「――ダメ……ダメッ!」

ゆま「ねえねえ」ポンポン

ほむら「……」クル

まどか「……」グスグス

ゆま「話は済んだ?」グゥゥゥ


まどか「へ?」

ほむら「何s( さやか「ストップストップ!ゆまちゃんストーップ!!」

魔女「ZERARARARA!!」

さやか「だからいま大事なお話し中って言ってんでしょうが!!」バキィッ!


飛び掛かろうとした信号機に向けて強烈な回し蹴りで吹き飛ばす


魔女「GUHOOU!!」

さやか「全く!」


止めようにもちょっと距離がありすぎる

魔女との戦いに集中している隙にゆまちゃんがここまで下がっていたのだった

本当は話が気になって大して集中出来てなかったけど……


ゆま「リジェネレイトッ!」ボシュウ!


ゆまちゃんが両手で掲げたハンマーから心安らぐ優しい緑の光が溢れている


まどか「え?え?え?」


まどかがパニック一歩手前の顔で固まっている


ゆま「スレッジ――」ゴゴゴゴ


左足を地面が割れるほどしっかり踏みしめ


さやか「あわわわわわ!」


生まれた力を腰の回転で余すことなくハンマーに伝えて


ゆま「ハンマァァァアッ!!」


腹の底から精一杯に叫び


ほむら「え」


唖然としているほむらの脳天に姉譲りとも、母親譲りとも思える幼女の暴力を叩き込んだ

……多分技名は母譲りだ


ぼきゃぁっ!!  ズドォーンッ!!


まどか「 」

さやか「あちゃー……顔が地面に埋まっちゃってるよ……」


傍から見たら土下座ってやつ


とりあえずここまでです

お疲れ様でした


こんばんは、再開します


ゆま「よいしょ」ギュ~ ズポッ

ほむら「……」ピュー ドクドク

血が噴き出ていて色々と凄い

まどか「あの……大丈夫?」

魔女「SIGAAAA!!」パ


信号が黄色に変わった


魔女「 」

さやか「使い魔がいないとこの間は攻撃できないわけね……」

ゆま「ちゃんと学校に行かなきゃダメだよ!」ユッサユッサ

ほむら「別にいいじゃない、どうせ魔法少女だし」カックンカックン

ゆま「魔法少女の前に女の子!そういったのはほむらお姉ちゃんだよ!」

ほむら「心配してくれてありがとう、けどもういいの……私……一人だし」

ゆま「なんで……?なんでそんなこと言っちゃうの?」

ほむら「私はそもそもまどかを助けたくて戦ってきたの、まどかが無事で貴女達が守ってくれるのなら私はもう必要ないの」

QB「まあ君がいなくてもこの街の魔法少女は生半可な魔女に負けたりすることは無いよね」

さやか「黙ってて」


ほむら「そいつの言うとおり、私を必要とする人なんていないの」

ゆま「私はほむらお姉ちゃんにいてほしいよ」

ほむら「……」

ゆま「杏子とマミお姉ちゃんはずっと心配してたよ?学校から帰ってきたら今日はほむらがーって、明日はこんな風に声をかけてみたらって、いつも二人で話し合ってた」

ゆま「キリカ姉ちゃんもだよ、たまに二人でうちに来て七頭舞がどこまで出来るようになったって、とっても楽しそうにお話しするの」

ゆま「織莉子お姉ちゃんもキリカ姉ちゃんがここまで変わったのはほむらお姉ちゃんのおかげだって、とっても喜んでいたよ!」

まどか「……」

さやか「……」

ゆま「まどかお姉ちゃんもさやか姉ちゃんもほむらお姉ちゃんの為にこんなにボロボロになるまで頑張ってる」

ほむら「だけど、私は……!」ウルッ


ゆま「バカッ!!みんなほむらお姉ちゃんのこと、大好きだよ!!幸せになってほしいって思ってるよ!――なのに、どうでもいいって言っちゃうの?」

ゆま「ほむらお姉ちゃんが諦めちゃうの?本当にそれでいいの!?」

ほむら「わた……し、は……」

ゆま「あなたが大好きって誰かが思ってる、大切だって思う気持ちを噛み締めて生きてるよ」

ほむら「私は……」

まどか「……こんどは私の話を聞いてほしいな」ギュ

ほむら「まどか……」

まどか「胸の言葉を貴女に贈るよ、いつでも一緒に居たいから」

ほむら「……」

まどか「初めて会った時、私ほむらちゃんってすっごく怖くて変な人だと思った」

まどか「出会っていきなり電波なお説教してくるし、無口で無表情で無愛想だったし」

ほむら「……」

まどか「でもね、一緒の時間を過ごすうちにほむらちゃんの優しさとか魅力とか……そういうのもちゃんと見えた」


まどか「きっとほむらちゃんはまた失くしちゃうのが怖かったんだよね……だから素直になれなかったんだと思う」

ほむら「私に勇気がなかっただけよ」

まどか「きっと……あゆちゃんはほむらちゃんが初めて自分から歩み寄って作る友達だったんだ」

ほむら「友達……」

まどか「二人とも素直じゃないから……時間がかかったね、沢山怖いって思うことがあったかもしれない、傷つくことあったかもしれない……でもほむらちゃんは逃げなかったね」

まどか「そうやって出来た小さな思い出の積み重ねが、二人を友達にしてくれたんだ」

ほむら「うん……」

まどか「あゆちゃんと仲良くするのなら、私たちはそばにいないほうがいいって……」

ほむら「そんなことない!そばにいて欲しかったよ!」

まどか「でも余計に傷つけちゃった……ごめん、ほむらちゃん」

ほむら「私……その優しさを疑っちゃったの……それで……!」


まどか「やっと本当の声を聴かせてくれたね……そっか、自分を責めちゃったんだ」

まどか「それがきっとほむらちゃんの優しさなんだよね……私たちを大切に思おうとしてくれる思いやりなんだ」

ほむら「私が弱いだけよ……!」

さやか「……そんなことないよ」ポン

ほむら「さやか……」

さやか「入院してたほんの二週間、それもほぼ毎日友達がお見舞いに来てくれてたのに……それでもあたしは毎日寂しくて仕方無かったよ」

さやか「それを産まれてからずっと独りで耐え続けたあんたが弱いわけない、それにね」

まどか「私たちが初めて魔女に襲われた時、体を張って助けてくれてのはほむらちゃんだったよ……そのことを覚えてる、忘れたりしない」

ほむら「それは……マミと織莉子が睨みあっていたから……」

ゆま「そうやって殻に閉じこもっちゃ駄目だよ」

ほむら「ゆま……」

ゆま「正しい事とか、間違いだとか、独りじゃ絶対分からないよ」

ゆま「だから私たちは独りになっちゃ駄目なんだ」

ほむら「……」

ゆま「それで自分を傷つけたって、そんなのは悲しいだけだもん」


さやか「困った時はお互い様、あたしたちをどんどん頼ってよ!その方が嬉しいし!」

ほむら「……」ゴシゴシ

さやか「さあ、さあ、さあ!困ってる事は何?」

ほむら「お願い!力を貸して」

ほむら「今日、家族が来るの……けど変電所のトラブルで電車が動けない」

ほむら「この魔女が変電所の人間から正気を奪ってしまっている……だから!」

さやか「まどか、残り時間は?」

まどか「んとね、後11分」

さやか「学校まで全速力で5分と見て……」

ほむら「魔女の信号は青が五分、黄色が二分半、赤が三十秒よ」


ちょっと待ってね、今計算するから


ゆま「じゃあ次の黄色信号までに倒せなかったら……」


それは黄色信号のバリアを破る手段を模索してる時間が無いから

ただ、青信号の機動力に攻撃を当てられるかを心配すべきだと思う


さやか「杏子の魔法が解けて、あたしらの作戦ぱあじゃん!」

まどか「なんか楽しそうだね」

さやか「うん!なんだか燃えてきた!」

さやか「それにね……」クル

ほむら「ほむ?」ガチャン


マジカルマシンガンを二つ取り出したほむらに振り返る


さやか「嬉しいんだ!ほむらが頼ってくれたことが!」

さやか「友達の願いを守る為に魔法を使えることが誇らしいの!」

ほむら「……ありがと」

さやか「初めてやるイベントだもん!そりゃあ親に元気な姿見せたいもんね」

まどか「そうだよね……久しぶりに会えるのに……」

ほむら「今年はちょっと不幸だったわ……今からじゃ復旧してもつくのは夜だろうし」

QB「さあまどか!ほむらの為に契約を!」


さやか「夢を見るのに必要なもの、ほむらは知ってるでしょ?」

ほむら「ええ、知っているわ」

まどか「え、二人の秘密?ずるい!」

QB「無視しなくたって良いじゃないか!」

ほむら「あとで100匹は殺すから覚悟しときなさい」

QB「キュップイ……」

ゆま「えい!」キン

まどか「濁りが取れてく!」

さやか「でもまだ澱んでない?」

ゆま「半分は取れたよ!」

ほむら「この後学校で何を言われるのか考えたら魂も濁るわ」

さやか「あーうん、納得」

ほむら(まどか……また貴女達と同じ時間を始める、もう逃げたりしない!)

ほむら(貴女の優しさと勇気に救われた……だから今度は私が――)

QB「どうでもいいけど君たちはここがどこか覚えてないのかい?」

魔女「 」パッ

ゆま「あ」

ほむら「ちょ」

まどか「こんなのってあんまりだよ!」

さやか「あいやまぁ」

QB「ほむらを堕とすのは失敗したけど、まあいいさ……それよりまどか!大ピンチだね、僕と契約して魔法少女になってよ!」



~その頃学校~


まどか「こんなところに呼び出して何の用?」

中沢「おい鹿目!何やってんだよ!」ブンブン

まどか「あうあうあう」カックンカックン

中沢「このチビ!俺はお前がそんなに冷たいやつとは思ってなかったぜ!」

あやか「そうだよ!都民を捜しに行ったんじゃないの!?」

まどか「えーっと……」

杏子(もしかして見られてたのか?……なんか言い訳は……)

まどか「いやえっとこれはね……」

あゆ「……」スタスタ

まどか「あ……あゆちゃん」

あゆ「!」グッ

まどか「ぐ……!」ギュウ

中沢「おい、急に首根っこ掴んだりしてどうしたんだよ?」


あゆ「……ボブとブーブース」ボソ

あやか(耳打ち?)

まどか「え……ボブとブーブース?何を……」

あゆ「お前誰だ……!」ギリギリギリ

まどか「ちょ……何すんの……!」

杏子(すげえ馬鹿力……!)

あやか「急に何言って……」

中沢「ていうか引きずって行っちまったぞ……」


あゆ「この!」ダン!

まどか「いっつ!」

あゆ「さあ答えろ!お前は……」

杏子(仕方ない、使いたくない手だけど……)

まどか「あたしはあたしだよ?」ニヤ

あゆ(何!?)ゾク

まどか「さあ、あたしの目をよーく見て?女・王・様?」ズイ

あゆ(逃げられな……)

まどか「あたしのケーキは、な・あ・に?」キィィン

あゆ「ケーキはメロン?いやリン……ゴ……」フラァ

まどか「ふわあ大変だぁ!急に倒れちゃったぁ!!」


中沢「なに騒いでんだよ……まあ最近は無くなったと思ったけど」

あやか「そんな……ちゃんと薬は飲んでるのに……」

まどか「う、うん!そうだね」

杏子(そんな設定知らねーって!)

まどか「とにかく私が保健室に連れて行くから二人はみんなにこの事を……よいしょっと」

あやか「私も!」

まどか「大丈夫だって!さあ行った行った!」

中沢「なんかおまえキャラ違うぞ」

まどか「きき気のせいだよ!うん!」

あやか「……興奮してる?」

まどか「ああうん!そんな感じ!私も一緒に休んでくるね!」


杏子(危ない危ない、昔馴染みしかいねえから気が抜けねえ……そして姫様のキャラってぶっちゃけ良く分かんねぇ……)

マミ『どうかしたの?鹿目さん』

まどか『マミさん!実は隣のクラスの子が……』

織莉子『答えは聞いてない』

まどか『あの……』

マミ『杏子』

杏子『なんだよマミ』

マミ『鹿目さんはキュウべぇがいないとテレパシーが使えないのよ?』

杏子「 」

マミ『ていうかその程度の幻覚でごまかせると思っていたの?』

杏子「おうふ……」

織莉子『あーあ』

杏子「知ってやがったな!……んの野郎っ!」プルプル

織莉子(時間は稼ぎました、ほむらさんが絶望に沈んでいないことを祈ります……)


とりあえずここまでです

おやすみなさい

乙です

幼女は流石の強メンタルだな

otu

スレッジハンマーごーごーごー、である
ほむん



こんなに格好良いゆまちゃん初めて見た

こんにちは
 
再開します

>>655>>656>>657>>658>>659

みなさんコメントありがとうございます!



~魔女の結界内~


信号「 」ピカァァァッ!

まどか「タンマ!タンマ!」


まどかが本気で慌ててるところを久しぶりに見た


QB「それは命を懸けるに値すr(ザスゥ!


宙を舞う剣が突き刺さった


さやか「体以外は動く!」

ゆま「と、いうことは?」

ほむら「やりなさい!」

さやか「アルスノーバ・セイバー!」


マントから8本の剣が飛び出して


まどか「出た!スーパードラg さやか「違ぁう!!」

ほむら「そうね、どちらかと言うとGNソードビッt さやか「絶対に違う!!」

ゆま「ゆまにはCファンネr さやか「お願いだからゆまちゃんは味方でいて!!?」



煌めく剣がクルリと回ってその雄姿をお披露目した後


さやか「行け!刻め!!」


掛け声に応え突撃する


信号「 」ビィッ


迫りくる光弾の射線上に剣を並べて簡易的な盾として使い相殺させれば……


さやか「あんたの技破れたり!」


爆発音とともに光弾が消えるのを確認しながら挑発


まどか「痛い!飛んでくる剣の破片が痛い!」

ほむら「青信号になったら私とさやかで接近戦を仕掛け奴を引きずり落とす。ゆまは後方支援を」

ゆま「この状況なら私も前に……」

ほむら「そうじゃないのよ」

信号「 」ビッ!


ほむらが言うと同時に光弾を放つ

でも何をそんなに警戒するんだろう?


まどか「わ!」

さやか「ここは守りに徹する!」


二発目の光弾もばっちり防いだ

信号機は光るのをやめたので、光弾は打ち止めなのかもしれない


信号「 」パカ

さやか「は?」


信号機の前半分が割れて開いた


タイヤ「また会えたわね」

タイヤ「まるで夢を見てるみたい!」


中からタイヤどもがゾロゾロと出て来た

それはもう十や二十ではきかない程だ


タイヤ「ローレライの海……!」

さやか「墜ちろ!」

まどか(酷い……)


問答無用で剣が刻む


タイヤ「愚かな僕を撃て!」

タイヤ「死んだ女房の口癖だ……」

タイヤ「君達は希望の光だ」


やはり赤信号の内はあまり活動的には動けないようで、あたしの剣はバッタバッタと切り払って回っている


まどか「鬼」

ゆま「悪魔」

ほむら「鬼畜ね」

さやか「あたしも心が痛くなってきた」


ほむら「それで作戦は……」

さやか「それ命令?」

ほむら「……いえ、提案よ」

さやか「乗った!」

信号「 」パッ


青信号に変わった、魔女が凄まじい声を上げて襲いに来る


信号「JURAAAA!!」

タイヤ「引き金を……引くしか無いのか!」

タイヤ「DX起動」


タイヤどもも火がついてオールレンジ攻撃を回避できるようになってきた


ほむら「密集されたら二人で、散開されたら各個撃破、良いわね?」

ゆま「私はタイミングを見て一発だね」

まどか「無茶しちゃ嫌だよ?」

さやか「あたし囮じゃん!」

ほむら「代わる?」ファサァ

さやか「冗談」

まどか「来るよ!」

ゆま「飛べ!さやかおねえちゃん!」


足元に魔法陣を作り出し飛び込む準備

マントがはためいてるあたしは今最高にかっこいいと思う


さやか「美樹さやか、飛翔する!……なんてね」


自分で言ってて変な気持ちになった


タイヤ「おさらばでございます」

タイヤ「私の夢は現実です」

信号「QUEEEE!!」ズガガガガガ


先程の不意打ちで怒りを買ったらしく飛び上がったあたし目掛け総攻撃が始まった


さやか「もっとだ!もっと!もっと来い!」


作戦の第一段階、負けるわけにはいかない

両手の剣と宙を独りでに舞う剣、あたし自身の機動力を生かして迫る敵を切り裂き駆け抜ける


信号「BERARARARA!!」ジャキン!

さやか「そいつを待ってた!」


我ながら位置取は完璧

しっかり頭上を取りわざと隙を見せ、仕掛けてきた信号機を狙う!


さやか「このぉっ!」ジャラ


上下逆さまの体制から連結剣に持ち替え信号機に一太刀


信号「FAFAFAFA!!」ヒュン

ほむら『ナイスよさやか』


……は浴びせられなかったが、

奴を地面付近におびき寄せることは出来た


タイヤ「私の最高傑作です」

タイヤ「どうして俺を知っている!」


こちらの意図を読んだのかタイヤ達が間に割り込んできた


さやか「これじゃ上下から挟み込めない!」

ほむら「いいえ、好都合よ」ポイ

さやか「いつの間にこんな近くに……」ガシャン


ここ空中なんだけど、ほむらからマシンガンを受け取りながら呟いてみた


ほむら「良いわねゆま!ユニゾン・マジック!」


聞いてないらしく、作戦通り盾からスモークグレネードをばらまいている


まどか「いまだよゆまちゃん!タイダル・スモーク!」

ゆま「技名があるのは知らなかった」ドン!


ゆまちゃんの衝撃波で一斉に爆発を起こし一面を煙で包み込んだ


信号「NARUOOOO!!!!」

ほむら「あそこね」

さやか「あそこだわ」


煙を払おうと乱射する魔女の位置は一瞬で特定できた

ゆまちゃんの衝撃波で煙を操作してるんだから簡単に晴れるわけがないのにね


ほむら「プランAで行くわ」


たしか固まっていくやつ


さやか「うん!あたしがあいつらに真っ正面から突っ込む!その隙にほむらは!」

ほむら「あら、二人でやるんでしょ?」ス

さやか「……うん!」ガシ


差し出された手をしっかりと握り、右足に魔力を集中して……


ほむら「見滝原魔法少女同盟第三条!」

さやか「必殺技は、腹の底から叫ぶべし!」


魔法陣を蹴り飛ばしほむらとさらに宙を舞う


さやか「行くよ!セッション魔法!」


タイミングを合わせる合図も兼ねているからこそ、しっかりとした声で叫ぶ


ほむら「スーパー――」


二人の足が激しく輝く

目標との間に加速用の魔法陣を複数展開し


さやか「イナズマ――」


後はもう行くのみ


さやほむ「「キィィィィッック!!!」」

まどか「凄い!アニメさながらの大迫力!」

ゆま「確かに凄いんだけどなんだこれ」


邪魔するタイヤを蹴り抜くたび激しい爆発が起こる

あたしたちが通ったルートが一瞬で特定できるほど連続で爆発が起きている


信号「JERA!!」


煙が一斉に晴れたのを見てこちらに気が付いたようだ

自慢の機動力で後退を始めてしまった


ほむら「さやか!」クル

さやか「オッケイ!」タン


お互いを踏み台にしてあたしが上から、ほむらは下から


さやか「蹴り飛ばされると思った?残念、本命こっちでした!」ガシャン


構えたのはさっきほむらから渡されたマジカルマシンガン

なお、初めて使うので大変に不安でいっぱいである


ほむら「集中っ!」チャキ


目標をセンターに入れて


さやか「放火ぁっ!!」ガガガガ


スイッチ


信号「ABABABABA」


信号機は器用に避けようとしているがそれをさせないための挟撃

あたしが先回りして牽制……射線を作って動きを抑え、ほむらの攻撃を少しずつ当てて機動力を殺す


信号「HOROHOROHORORORORO!」


掠めるたびに聞こえる チュン という音が少しずつ増えていく

徐々に徐々にほむらの命中率が上がっていく


まどか「青信号の限界時間、カウントスタート!」

ゆま『10、9、8……』


バチン と確実に直撃を取った音が聞こえてきた

しかしとてもじゃないがこのままでは仕留めきれない


ほむら「さやか!」

さやか「分かってるって!」ダン!


発砲を続けながら信号機に接近、頭だか背中だか知らないけど渾身の体当たりをかました

哀れバランスを失った信号機は地面を転げまわるのみ


信号「FUMYUU!」

ゆま『2、1、0!』

信号「 」パッ

QB「魔女が防御態勢に入ってしまったね、さあまどか!僕と契約して……」

まどか「しないよ?」

QB「キュップイ……」

さやか「それにもう、あたし達の勝ちだし」

QB「訳が分からないよ、あのバリアを打ち破る方法があるとでも言うのかい?」

ゆま「無いよ?」

QB「……訳が分からないよ」

信号「 」

ほむら「よいしょっと……この距離ならバリアは張れないわね」ヒョコ

QB「まさか……そんな!」

さやか「そう!全てはほむらがあいつに張り付くため」

ほむら「さてと」ガシャコン ブルルン!ブルン!

まどか「なんか凄いの出てきた……」

ほむら「名付けてロックンロール・チェーンソー……大丈夫、あっという間に解体してあげるから」

信号「STOP!TANNMA!TANNMA!」

ほむら「はあ?まどかがタンマって言ったとき貴女待たなかったわよね?」

ゆま「やっちゃえ!」

まどか「手早くじっくりと痛めつけて嬲るようにお願い!」

さやか「はい、二人は見ないようにしようねー!」バサァ

ゆまど「うわーん!」






信号「KIIIYAAAAAA!!!!」

QB「君達は……」


さやか「よし!倒した!」

ほむら「思ったより硬かったわね、急がないと!」

まどか「こんなのって酷いよ…ヒッグ…あんまりだよ……」

ゆま「私は悪くない……グス……私悪くないよぅ……」

ほむら「断末魔がトラウマになるなんて……」

さやか「だあーっ!もう良いから急ぐよ!一気に飛ぶから掴まって!」

まどか「ヒグ……エグ……」

ほむら「まあ……開会式には間に合うでしょ」

さやか「ごめんねほむら」

ほむら「気にしないで、元々自分で撒いた種だし……学校で二人が霧散して行方不明の方が大問題だわ」

マミ「そんな貴女には超特急「ともえ」がおすすめよ!」スタッ

ほむら「ほむぅ!?」

さやか「マミさん!」

まどか「マミさーん!」ダッ

ゆま「マミお姉ちゃーん!!」ダキ

マミ「おおよしよし、怖い目にあったのね」ナデナデ

さやか(良いなあ……)


ほむら「後ろから急に現れないでください!」

マミ「たまには可愛い声が聞きたくてやっちゃうのよね」

さやか「訳が分かります!」

まどか「私も分かりまーす!」

ほむら「分からないで!」

マミ「ふふっ!変わることにしたんだ?」

ほむら「あ……えと、はい……また同じ時間を始めようって、そう決めました」

マミ「うーん……敬語になっちゃうのはちょっと残念だけど……」

ほむら「巴さんはやっぱり先輩ですから」

マミ「そう思ってくれてるのが嬉しいから……まあ良いわ」

さやか「そんな事よりよく見たらまどかの体操着結構ボロボロだなぁ……」

まどか「あ……本当だ……」

マミ「織莉子の言ったとおりだったわね」っ体操服

ゆま「織莉子お姉ちゃんって絶対予知能力健在だよね」

マミ「二年前の私のお古で申し訳ないのだけど……」

まどか「ありがとう御座います!早速……」

マミ「私に任せて!今まで何回杏子の遅刻を救って見せたことか!」

ゆま(あれをやるんだ)


マミ「乙女が起こす、少しの奇跡!」パン!クルン ビシィッ!

ゆま(なんで毎回ポーズが必要なんだろう)

マミ「巴マミの――ピュエラ・ミラクル!」ビシュルルル

まどか「ひゃあ!」バッ

ほむら「ほむっ!?」

さやか「リボンで剥かr

まどか「おわぁっ!」バサッ

さやか「あたしが言い終わる前に着替え終わった!?」

マミ「仕上げ!」パチン!

さやか「髪の毛が一瞬で整った……」

QB「やれやれ、今回は失敗か」

まどか「次回があったらこの先インキュベーターが誰にも認識出来なくなりますようにってお願いするからね?」

QB「キュップイ」

マミ「キュウべぇ、あとでお話があるんだけど?」ニコ

QB「今危うく恐怖ってものを感じるところだったよ」

マミ「じゃあ、暁美さんは私に掴まって」

ほむら「お願いします」

さやか「後でね、ほむら」グッ

ほむら「うん」

マミ「あら?私の方が先に着くわよ」

ほむら「え」

まどか(マミさんならありそう)

さやか「またまた~!」

マミ「競争してみる?」

まどか「え」

さやか「負けませんよ!」フンス!

ほむら「待って巴さん!貴女が本気だしたら……」

まどか「あのね、杏子ちゃんの全速力で気絶しちゃう私だよ?さやかちゃんだったら死んじゃうかもしれないんだけど……?」

ゆま「よーい!」

まどか「聞いてないの!?」

マミさや「ドン!」

まどほむ「いーやあ