エレン「10年前の君へ」(118)

※ネタバレ注意

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「ううっ、頭が痛い…」ズキズキ

「ここは…どこだ?」

「俺は…誰だ?」

「俺の横で寝てる二人は…誰なんだ?」

「頭が痛い…」ズキズキ

「そうだ!思いだした!」

「この二人は…ミカサとアルミンだ!」

「それで俺は…」

「エレン・イェーガーだ!!」

エレン「おい、お前ら起きろよ!」

ミカサ「ううっ、エレ…ン?」ズキズキ

アルミン「ここは…どこ?」

エレン「わからねぇ、どうなってんだ?」

アルミン「とりあえず、状況を整理してみよう」

ミカサ「わかった」

……………………………………………
アルミン「エレンが起きたらいきなりここに居たっていうことか…」

エレン「ああ」

アルミン「ここはどこなんだろう?大きな木の下みたいだけど?」

ミカサ「……」

エレン「思いだした……」

アルミン「え、何を!」

エレン「ここは…シガンシナ区だ…」

アルミン「そんな!ウォール・マリアは、もう何年も前に突破されたはずじゃ!」

エレン「わからねぇ…でもここは確実にシガンシナ区だ」

ミカサ「うん、この木には見覚えがある」

アルミン「二人がそう言うのならそうなんだろうけど…いったいどうして…」

エレン「さぁ…」

アルミン「ちょっと待ってて、そこにいる人に聞いて来るよ」

エレン「おお、ありがとう」

ミカサ「そういえば、私たち調査兵団の服を着ている」

エレン「本当だ…ってことは少なくとも調査兵団には入っている…?ダメだ頭がおかしくなりそうだ…」

ミカサ「とりあえず、アルミンが帰ってくるのを待とう」

エレン「ああ、それが一番だな」

アルミン「みんな、大変だ!」ハァハァ

エレン「どうしたんだよ!そんなに息を切らして!」

ミカサ「アルミン、落ち着いて」

アルミン「フゥ…ごめん」

エレン「で、どうしたんだよ?」

アルミン「実は…今、844年らしいんだよ」

エレン「はぁ!それってつまり…」

アルミン「過去に戻っているってことだよ」

エレン「そんな事がありえんのかよ!?」

アルミン「わからない、けどそうとしか考えられないんだ」

アルミン「じゃあ聞くけど、今エレンは何歳?」

エレン「1…9…あれ?15歳じゃなかったっけ?」

アルミン「19歳だよ、でも何故か15歳の辺りから記憶がほとんど抜けているんだ」

エレン「ああ、俺もだ」

ミカサ「私も」

エレン「ある記憶といったらリヴァイ兵長に鍛えてもらった事ぐらいだ」

アルミン「エレンもそうなの?」

エレン「ああ、ってことはミカサもか?」

ミカサ「うん」

アルミン「それよりも、これからどうする?」

ミカサ「……」ウ~ン

エレン「…あのさ、アルミン」

アルミン「どうしたの、エレン?」

エレン「…ここが本当に844年ならさ、まだ母さんは巨人に食われてないんだよな…」

ミカサ「!」

アルミン「…そうか!まだエレンのお母さんは生きているってことは、まだ助けられるよ!」

アルミン「よし、やる事は決まった!」

エレン「本当か、アルミン!」

アルミン「ああ、とりあえずエレンのお母さんを助ける事から始めよう」

アルミン「まずエレンはこの時代のエレンたちと接触すること」

アルミン「その間に僕は、この街で生活するために必要なものを揃えるよ」

エレン「ありがとう、アルミンじゃあ早速…」

アルミン「待って、このままの姿で行くのは不味い」

エレン「なんだよ、面倒臭いなぁ」

ミカサ「エレン、アルミンが言うことは聞いた方がいい」

エレン「それもそうだな」

アルミン「ありがとう、ミカサじゃあ早速エレンの変装を始めようか」ニコッ

エレン「お、おいお前ら…」

アルミン「プックククッ」クスクス

ミカサ「…かっこいい」ボケ~

アルミン「アハハ、似合ってるよエレン」

エレン「う~ん、そうか~?」

アルミン「っていっても髪を金髪に染めて、ミカサのマフラー巻いただけだけどね」

エレン「こんな事しなくても大丈夫だろ」

アルミン「ミカサは大丈夫だよ子供の時と比べて結構変わったからね」

エレン「おい、無視かよ!」

ミカサ「わかった」

アルミン「よし最後は僕の番だ」

エレン「ミカサ、ミカサ…ヒソヒソ」ヒソヒソ

ミカサ「フフッ、わかった」

……………………………………………

アルミン「……エレン」プルプル

エレン「アハハハハハハハハッ」

ミカサ「ククッ、クッ」プルプル

アルミン「何で僕だけ女装なんだよォォッッ!!!」

エレン「アハハハハハッ、かわいいぞアルミン」

ミカサ「アルミン、かわいい」

アルミン「ハァッ、ハァッ…エレン」

エレン「どうした、アルミン?」

アルミン「表出ろよ」ニコォッ

エレン「」

アルミン「もう髪を茶髪にするだけでいいよ!」

エレン「せっかく可愛かったのになぁ」ボソッ

アルミン「何か言った」ニコォッ

エレン「何でもないです!」ビクッ

アルミン「あ、それでエレンに頼みたいことがあるんだ」

エレン「何だ?」

アルミン「この時代の僕達を鍛えてやって欲しい」

エレン「何でだ?」

アルミン「僕達は本来、この時代に居てはいけない人間だ、だからいつ何が起きるかわからない」

アルミン「もしかしたらエレンのお母さんを助けられないかもしれない」

エレ・ミカ「……」

アルミン「だから万が一の時のためにと思ってね」

エレン「ああ、わかった、じゃあ行ってくる…」

アルミン「ちょっと待って」

エレン「何だよ、まだ何かあんのかよ」

アルミン「怖がらせるといけないから先にその乱暴な口調と凶悪な目つきをどうにかしようか」ニコッ

エレン「お前まだ絶対怒ってるだろ…」

アルミン(9)「外の世界に行ってみたいね~」

エレン(9)「ああ、いつか絶対一緒に外の世界にいこうな!」

ミカサ(9)「私はエレンの行くところならどこにでもついていく」

エレン(9)「お前いつまでそんなこと言ってるんだよ」

アハハハハハハハハッ

エレン「懐かしいなぁ~、いつも三人であんな事話してたなぁ~」コソコソ

エレン「ってそんなこと言ってる場合じゃなかった、早く行かないと」

エレン「アルミンが優しい口調でって言ってたな、よし!」

エレン「ねぇ、君たち」

アルミン(9)「お兄さん、誰?」

エレン「僕はただの兵士だよ、君達が外の世界の話をしていたからちょっとね」

エレン(9)「アンタ、俺達を捕まえに来たのか!」

エレン「え、い、いや違うよ(そういえば外の世界に興味を持つことすらいけないんだったな)」

エレン(9)「これでもくらえ!」ビュン

エレン「痛ッ!!」バシッ

エレン(9)「今だ逃げるぞ!」ダッ

アルミン「え、う、うん」ダッ

ミカサ(9)「……」ダッ

エレン「ちょっ、ちょっと」

エレン「くそっ、石ぶつけられたうえに逃げられた」

エレン「覚えてろよ~、ってアイツは俺自身だったな」

エレン「次は驚かしてやる」

~次の日~
エレン「そろそろ来るかな」コソコソ

エレン(9)「なぁ、アルミン早く外の世界の話を聞かせてくれよ」

アルミン(9)「まあまあ落ち着いてよエレン…そういえばミカサはどうしたの?」

エレン(9)「あぁ、あいつは母さんの手伝いだ、そんなことより早く早く」

アルミン(9)「ははは…」

エレン「よし、そろそろだ、ってあれは…」

いじめっ子s「おい、今日こそぶちのめしてやるよ!、エレン」

エレン(9)「望むところだ!」

いじめっ子A「やっちまえ!」

いじめっ子B・C「おおー!」

バシィッ  ドゴッ  バキッ

いじめっ子A「チッ、しぶといな」

いじめっ子B「今だ!」ガシッ

アルミン(9)「うわぁ!」

いじめっ子B「動くなよ、エレン」

いじめっ子C「アルミンが殴られたくないのならなぁ」

エレン(9)「くそっ、卑怯だぞ!」

いじめっ子A「今のうちにエレン(9)をボッコボコにしてやれ…」ガシッ

いじめっ子A「ん、誰だ!俺の頭をつかんでいるのは!」クルッ

エレン「ねぇ、君たち…弱いものいじめはダメってことを知らないのかなぁ」ゴゴゴゴゴ

いじめっ子A「ハハ…ハハハ…」ガクガク

いじめっ子s「す、す、す、すいませんでしたぁぁー!!」ダダダダダダッ

アルミン(9)「ふぅ、助かったー…」

エレン(9)「大丈夫か、アルミン?」

アルミン(9)「うん、大丈夫だよ」

エレン(9)「ありがとうな、アンタ…って昨日の兵士じゃんか!」

エレン(9)「クソッ、これでもくらえ!」ビュン

エレン「よっ、と」パシッ

エレン(9)「あっ、キャッチされた!」

エレン「だいたい石を投げてくるっていうのは予想してたからね」

エレン(9)「クソッ、逃げるぞ」

エレン「僕の話をきいてよ!」

現在のエレン(19)
金髪
身長185cm
口調 優しい感じ
目 常に笑ってる
マフラー巻いてる
という設定にしています

エレン「僕は君達を捕まえる気はないからさ」

エレン(9)「それを先に言えよ~」

エレン「言う前に石投げたり、逃げたりしたくせに…」

アルミン(9)「ハハ…すいません…で、話ってなんですか?」

エレン「それはね…僕にも外の世界の話を聞かせて欲しいんだ(まずは仲良くならないとな)」

エレン(9)「アンタも外の世界に行きたいのか!?」

エレン「ああ、そうだよ」

エレン(9)「本当か!ならアンタも今日から仲間だ!」

エレン「ハハ、ありがとう」

エレン(9)「でも、ちゃんと仕事しろよ」

エレン「(ギクッ)わ、わかってるよ」

アルミン(9)「ハハハハッ」




↑やっぱり178cmでお願いします

目と口調はアルミンの真似です

……………………………………………
エレン「お~い」

アルミン「あ、おかえりエレン」

ミカサ「おかえり」

エレン「で、どうするんだ?アルミンさすがに2日連続で野宿は嫌だぞ」

アルミン「フフフ、なんと!昨日から探しておいていい場所を見つけたんだ!」

エレン「家を見つけたのか!?」

アルミン「いや…土地だけだけど…」

エレン「土地だけってどうすんだよ…」

アルミン「仕方ないじゃないか、そんな簡単に家が手に入ったら苦労しないよ…」

エレン「ええ~、じゃあ今日も野宿かよ~」

アルミン「とりあえず、文句言っても仕方ないから…家を建てに行こうよ…」

エレン「家って、そんな簡単に建つものじゃないだろ…」

アルミン「もう…小さいことは気にしないこと!」

エレン「仕方ねぇな…じゃあいっちょやるか!」

三人「「「おおおー!!」」」

~1週間後~
エレン「意外と簡単に建つんだな…家って…」

アルミン「いや…普通は無理だけどミカサが居たからね」

ミカサ「私のおかげじゃない、アルミンの図面が正確だったから」

エレン「いや、それにしてもミカサはすげぇよ」

ミカサ「////」テレテレ

アルミン「じゃあ、後の事は僕達に任せてエレンは行ってきて」

エレン「よし、任せたぞ!二人共!」

アルミン「うん」

ミカサ「////」テレテレ

アルミン「ミカサ……いつまで照れてるの……」

エレン(9)「あの兵士どうしたんだろうなぁ」ソワソワ

アルミン(9)「きっと仕事が忙しいんだよ」

ミカサ(9)「エレン(9)、ここ1週間ずっとそわそわしてる、少し落ち着いたほうがいい」

アルミン(9)「ハハ、エレン(9)は外の世界に興味がある仲間が増えて嬉しいんだよね」

エレン(9)「お、おい、余計な事を言うなよ!アルミン!」

エレン「お~い、久しぶり~」タッタッタッタッ

アルミン(9)「ほら、来たよ」

エレン(9)「おい!今まで何やってたんだよ!」

エレン「ハハ、ゴメンゴメン仕事が色々忙しくてさ」

エレン(9)「そういえば、その服って調査兵団の服じゃん!アンタ調査兵団だったのか!?」

エレン「え、ああ、まあ…」

エレン(9)「へぇ~、すっげぇ~」

エレン「君も調査兵団に入りたいのかい?」

エレン(9)「ああ、調査兵団に入って、を巨人を駆逐して外の世界を探検するんだ!!」

アルミン(9)「エレン(9)!?」


エレン「それは、自分の命を失うことになっても…?」

エレン(9)「ああ!!」

エレン「そうか…じゃあ僕が君を鍛えてあげようか?」

エレン(9)「いいのか!?」

エレン「他の子は?」

ミカサ(9)「エレン(9)がやるなら私もやる」

エレン(9)「アルミン(9)はどうするんだ?」

アルミン(9)「じゃ、じゃあ僕もやるよ…」

エレン「決まりだね」

エレン「じゃあ、明日から始めるよ」

エレン(9)「おお!」

エレン「後、これは親には伝えないようにね」

エレン(9)「わかった!」

エレン「じゃあ、また明日」

エレン「フゥ、何とかここまできたな」

アルミン「お疲れさま、エレン」

ミカサ「お疲れ、エレン」

エレン「そんなことは心配ないよ今日、仕事見つけてきたから」

エレン「手際がいいな」

アルミン「まぁ、駐屯兵団だけどね」

エレン「とりあえず、それぐらいで大丈夫だろ」

アルミン「でも結構大変だったんだよ、僕達はこの世界では戸籍もないから存在しないのと一緒だからね」

エレン「じゃあ、どうやったんだ?」

アルミン「ミカサと協力して憲兵団に潜入して、戸籍をいじった」

エレン「凄いなお前ら!?」

エレン「あれ、でもそんなことしてもいいんだっけ?」

アルミン「……」

エレン「おい!何か言えよ!」

アルミン「まぁいいじゃないか…必要だったんだし…」

エレン「オイオイ」

アルミン「よし、そろそろ訓練を始めようかー」

エレン「話題変えやがった!!」

アルミン「訓練が終わったら昼食だよ」

エレン「おし!頑張るぞ!」

アルミン(エレンが単純な性格でよかった~)

~次の日~
エレン「おはよう、みんな」

エレン(9)「おう!早速特訓しようぜ!」

エレン「じゃあ三人共、僕に着いて来て」

エレ・アル・ミカ(9)「はい」

……………………………………………
~エレン達の家~
エレン「よ~し、じゃあ訓練を始めるよ(それにしてもアルミンのやついつの間にこんな訓練場つくったんだよ…)」

エレン(9)「お願いします!」

エレン「じゃあ、まずは倒れるまで走ろうか」ニコッ

エレン「」

アルミン「」

ミカサ「」

↑エレン(9)「」
アルミン(9)「」
ミカサ(9)「」

間違えました

ミカサ(9)「……」ゼェーゼェー バタッ

エレン「あ、ミカサ(9)が倒れた」

エレン「これで今日の訓練は終わりだな」

エレン「お~い、三人を運ぶのを手伝ってくれ~」

ミカサ・アルミン「「わかった」」

エレン「お~い、大丈夫か~?」

アルミン(9)「……」コヒュー…コヒュー…

エレン「ヤベェ!アルミン(9)がの息が笛みたいになってる!」

アルミン「明らかにやり過ぎでしょ……」

エレン「よし!早く家に送り届けよう!」

……………………………………………
カルラ「本当にすいませんでした」

エレン「いえいえ、大丈夫ですよ(久しぶり、母さん…)」

エレン・ミカサ(9)「zzz」スースー

カルラ「この子達が起きたら注意しておきますので」

エレン「いや、あまり言わないでやってください、子供は遊ぶのが仕事みたいなものですから(それにほとんど俺のせいだからなぁ)」

カルラ「ありがとうございました、それにしてもまだ若いのにしっかりしてるわねぇ」

エレン「ハハ、ありがとうございます」

……………………………………………
エレン「フゥ、9年振りか……」

エレン「さて、もう寝るか」

エレン「zzz」グーグー

~次の日~
エレン(9)「痛だだだだ!!」ズキズキ

ミカサ(9)「……ッ!」ズキズキ

カルラ「ハァ、二人共いったい何をしたらそんな筋肉痛になるの…?」

エレン(9)「イヤ、まぁちょっと色々あってさ…」ズキズキ

カルラ「とりあえず、お父さんに診てもらって来なさい」

エレン(9)「は~い」

……………………………………………
エレン(9)「う~ん、だいぶ痛くなくなってきたな」

ミカサ(9)「うん」

エレン(9)「よし!今日も鍛えてもらいに行くぞ!」

ミカサ(9)「…エレン(9)、今日は休んだ方がいい」

エレン(9)「イヤ、俺は今日もいくぞ!」

エレン(9)「じゃあな」スタスタ

ミカサ(9)「……」スタスタ

エレン(9)「……」スタスタ

エレン(9)「オイ!!何でついてくるんだよ!」

ミカサ(9)「私はエレンの行く所ならどこへでもついて行く」

エレン(9)「ハァ、もう勝手にしろよ…」

アルミン(9)「遅いよ二人共!」

エレン(9)「アルミン(9)!?どうしているんだ!?」

アルミン(9)「何?居ちゃ悪かったの?」

エレン「いや、アルミン(9)のことだから筋肉痛で寝込んでいるのかと…」

アルミン(9)「エレン(9)って意外と毒舌だね…」

エレン(9)「あぁ、スマン別に馬鹿にするつもりはなかったんだけど」

アルミン(9)「別にいいよ、僕は全然体力がないのは本当のことだから」

アルミン(9)「でも、僕が筋肉痛にならなかったのは運動した後の処置が大事だからなんだよ」

エレン(9)「まぁ、いいやさっさと行くぞ」ダッ

ミカサ(9)「うん」ダッ

アルミン(9)「あっ、待ってよ二人共!」ダッ

……………………………………………
エレン(9)「お~い、今日も鍛えてくれ~」

エレン「あ、今日も来たんだ、意外と根性あるんだね」

エレン(9)「当たり前だ!どんな訓練にも耐えてやる!」

エレン「じゃあ、庭を十周した後、腕に力が入らなくなるまで腕立て伏せね」ニコッ

エレン(9)「」

ミカサ(9)「」

アルミン(9)「」

アルミン「そして、エレン(9)達の地獄のような特訓生活は続き、それも1年が経った」
……………………………………………
~850年~
エレン(10)「お~い、今日も特訓してくれ師匠」

アルミン(10)「よろしくお願いします」

エレン「…ゴメン、今日は無理なんだ…ちょっと調子が悪くてさ…」

エレン(10)「大丈夫なのか?」

エレン「あぁ、しばらくしたらきっとよくなるから…」

エレン(10)「じゃあ、お大事にな」

エレン「ありがとう…」

……………………………………………
エレン「よし、準備しろお前ら!」

アルミン・ミカサ「「うん」」

エレン「…絶対に母さんを死なせはしない…」

……………………………………………
エレン(10)「大丈夫かなぁ~師匠…」

アルミン(10)「きっと大丈夫だよ、師匠はそこまでヤワじゃないって」

ミカサ(10)「…エレン(10)は心配し過ぎ」

エレン(10)「ハハッ、そうだよな!なんたって師匠だからな!」

アルミン(10)・エレン(10)「アハハハハハハ」

ドッゴオオオオォォォォン  
ビリビリビリ

エレン(10)・アルミン(10)・ミカサ(10)「!!?」

エレン(10)「は……!?」

エレン(10)「な…何だ!?地震ってやつか!?」

アルミン(10)「あ……あ…あ」

エレン(10)「オイ!アルミン(10)、どうしたんだよ!?」

アルミン(10)「あ……あれ」スッ

エレン(10)「…………!?」

アルミン(10)「あ…あの壁は……ご…50m…だぞ……」

エレン(10)「…あ…………ヤツだ……」

エレン(10)  「巨人だ」

アルミン(10)「あ……ありえない」

アルミン(10)「巨人は最大でも15mのはず…!50mの壁から頭を出すなんて………!?」

エレン(10)「動くぞ!!」

ドッゴオォォォオン
ヒュウウゥゥゥ
ドドドドドドォ

アルミン(10)「………」

ミカサ(10)「……!!」

エレン(10)「か…壁に……穴を空けられた…!?」

エレン(10)「マズイ!!壁の破片が飛んでった先に家が!!母さんが!!」ダッ

ミカサ(10)「!!」ダッ

アルミン(10)「ちょっと待ってよ!」ダッ

エレン(10)「母さん!!」ハァハァ

エレン(10)「母さん…?」ガラ

カルラ「……エレン(10)かい?」

エレン(10)「ミカサ(10)、アルミン(10)手伝え!!この柱をどかすぞ!!」

アルミン(10)・ミカサ(10)「「うん!!」」

カルラ「三人共!!母さんを置いて早く逃げなさい!!」

エレン(10)「行くぞ!!せーの!!」

エレン(10)「うおおおおおッ」

アルミン(10)「うあああああッ」

ミカサ(10)「うううううううッ」

エレン(10)「ハァァッ!!」ガラガッシャーン

カルラ「」

カルラ「あ……あなた達一体どこで……そんなに力持ちになったの…?」

エレン(10)「そんなこと今はいいから早く逃げよう!!」

カルラ「母さんの足は瓦礫に潰され…」エレン(10)「なら俺が担いで走るよ!!」

ミカサ(10)「エレン(10)早く逃げないと!」

エレン(10)「わかってるよ!!」ヨロヨロ

アルミン(10)・ミカサ(10)ダダッ

ズシーンズシーン

巨人「ニタニタ」

エレン(10)「!!」

アルミン(10)「エレン(10)!!早く!!」

エレン(10)「クソッ!!」ヨロヨロ

カルラ「エレン(10)母さんを置いて早く逃げて!!」

エレン(10)「イヤだ!!絶対いっしょに逃げるんだ!!」

カルラ「どうしていつも母さんの言うこと聞かないの!最期くらい言うこと聞いてよ!!」

ギュイイイイイイ
スタッ

エレン(10)「師匠!!」

エレン「エレン(10)早くお母さんを連れて逃げろ」

カルラ「待って!!戦ってはダメ!!子供達を連れて逃げて!!」

エレン「あんまり僕を見くびらないで欲しいな」

巨人「ニタニタ」ブン

エレン「当たるかよぉ!!」キュイイイイン

エレン「このウスノロがぁ!!」ザンッッ

巨人「」バターン

エレン(10)「すげぇ……」

エレン「フゥ…」

エレン(10)「すげぇよ!!師匠カッケー!!」

カルラ「……」ポカーン

エレン「さぁ、早く逃げて」

エレン(10)「ありがとう!師匠!」

エレン「ああ、生き延びろよ」
ギュイイイイイイ
スタッ
駐屯兵A「大丈夫ですか!?」

エレン「お、いいところに来てくれた、この人達を避難させてくれ」

エレン「じゃあ俺は行くよ」

駐屯兵A「健闘を祈る!」

エレン(10)「頑張れ師匠!!」

エレン「ああ、じゃあな」
ギュイイイイイイ
……………………………………………
エレン(10)「師匠大丈夫かなぁ…」

アルミン(10)「きっと大丈夫だよ、信じよう!」

エレン(10)「ああ、そうだな!」

エレン(10)「ん?、そういえば師匠の口調が変わってたような気が……」

エレン(10)「まぁ、いいか!」
……………………………………………
ギュイイイイイイ
スタッ
エレン「…待たせたな」

アルミン「ゴメン、僕一人じゃ守りきれなくてだいぶ巨人が入って来ちゃたよ」

エレン「ミカサは?」

アルミン「人の救助に行ってもらったよ」

エレン「そうか」

ミカサ「ただいま、住人の救助は終わった、後は避難が完了するまでここを守るだけ」

アルミン「ありがとう…だけど結構な数の巨人を中に入れちゃったんだ…」

ミカサ「大丈夫、アルミンより後ろにいた巨人は全部仕留めた」

エレン・アルミン「!?」

エレン「もうここまでくると強いを通り越して怖いな…」

アルミン「ハハ…ハ…」

エレン「よし!!そろそろやるか!!」

アルミン「ああ、ここを守りきろう!」

ミカサ「うん」

巨人s「ニタニタニタニタ」ドシーンドシーン

エレン「行くぞ!!」
ギュイイイン
エレン「ハァ!」ザンッ

アルミン「えいっ!!」ザンッ

ミカサ「フッ!」ザンッ

巨人s「」バターンバターン

エレン「次だ!!」

……………………………………………

~トロスト区~
エレン(10)「師匠!!」

エレン「よかった、無事だったのか…」

エレン(10)「ああ!師匠のおかげでな!」

エレン「ハハ、それはよかった」

カルラ「本当にありがとうございました!」

エレン「いえ、住民の命を守るのが仕事ですから」

エレン(10)「師匠って強かったんだなぁ」

エレン「まぁ、無駄に鍛えてないからね」

エレン(10)「俺、絶対に師匠みたいに強くなるからな!」

エレン「ああ、期待しているよ」

~次の日~
エレン「そろそろ訓練を始めるよ」

エレン(10)・アルミン(10)・ミカサ(10)「「「お願いします!」」」

エレン「今までは基礎体力を鍛えてたけど、今日からは兵士に必要な技術を教えるからね」

エレン(10)「よっしゃあー!!」

エレン(10)「ついにキター!!」

エレン「いつもよりかなり厳しいからね」

エレン(10)「望むところだ!」

エレン「それと今日から教える人が増えるから」

アルミン・ミカサ「「よろしく」」

アルミン(10)「こちらこそよろしくお願いします」

エレン(10)「俺は師匠に教えてもらいたかったなぁ…」

アルミン(10)「そういえば師匠達って名前なんていうんですか?」

エレン「あれ?言ってなかったっけ?僕はエレ…ゴハッ!!」ドゴッ

アルミン「…名前は言っちゃだめだよ!」ヒソヒソ

エレン「あ、いやエルだよ!」

アルミン「僕はアルだよ」

ミカサ「…私はミカ」

エレン(10)「そんな事より早く特訓しようぜ!」

エレン→エル「ハイハイ、エレンは変わらないな」

アルミン(10)→アルミン「アハハ」

エレン(10)→エレン「べ、別にいいだろ!」

……………………………………………
エル「じゃあまずは姿勢制御からだ」

エレン「おお!」

エル「っていってもただロープにぶら下がるだけだけどね」

エレン「なんだ……」ガクッ

エル「でもちゃんとやんないと次には進ませないからね」

エレン「はい!」ピシッ

……………………………………………
エレン「……」ギシッギシッ

アルミン「……」フラフラ

ミカサ(10)→ミカサ「……」キィ キィ

エル「おお、結構うまいね」

エル「けど1mmも動かなくなるまで降ろさないからね」ニコッ

エレン「」

アルミン「」

ミカサ「」

エレン「…疲れたな」

アルミン「…うん」

ミカサ「……」

エル「結構早かったね」

エレン「日が暮れてますけど!?」

エル「ハイハイ、そろそろ夕食にしようか」

エレン「無視!?」

アルミン「…少し落ち着きなよ、エレン……」

エレン「じゃあ師匠はあれできるのかよ!?」

エル「ああ、できるよ」

エル「アル、手伝ってくれエレンに見せてやるから」

アル「…わかった(子供相手にムキにならないでよ……)」

……………………………………………
エル「……」ピタッ

エレン「負けた…」ズーン

アルミン「そりゃあそうでしょ……」

アル「もういい加減、ご飯にしようよ……」

~次の日~
エル「今日は格闘訓練やるぞ~」

エレン「よし!やってやる!」

アル・ミカ「「(ああ…ご愁傷様)」」

アル「(エルは格闘術だけなら人類最強だからなぁ…途中からリヴァイ兵長もミカも超えちゃったし…)」

エレン「今日こそ師匠に勝ってやる!」

エレン以外「「「「(無理だよ)」」」」

エル「よし、三人まとめてかかってこい!」

エレン「うおおおおっ!!」

エル「……」グイッ

エレン「もがっ!!」

エル「……」スパァァァン

エレン「うっ!!」グルッ 
ドサッ

エル「…あ」

エレン「」

アル・アルミン「「(…逝ったなエレン…)」」

エレン「」

エル「さて、次は誰かなぁ~」

アルミン・ミカサ  ビクッ!!

アル「(…怖すぎるよ…エル……)」

……………………………………………
アルミン「し、死ぬ…体中が痛い…」ガクガク

エレン「だ、だらしないぞアルミン…」ガクガク

アルミン「エ、エレンだって産まれたての小鹿みたいになってるくせに…!」ガクガク

エレン「な、何だと…!」ガクガク

エル「まだ元気がありそうだね、もう少し続ける?」ニヤッ

エレン・アルミン「「すいませんでしたー!!」」ドゲザ

アル「エル…もう可哀想だからやめてあげて……」

ミカサ「……」ガクガク

エル「じゃあそろそろ昼食にしようか」

エレン「よかった~」

エル「昼食が終わったらまた訓練だから覚悟してね」ニヤッ

エレン「」

アルミン「」

ミカサ「」

アル「(…怖い…怖すぎるよ…エル……)」

~次の日~
エル「今日は立体機動装置を使った訓練をするよ」

エレン「何だかわからないけどカッコイイな」

エル「じゃあまずは軽くお手本を見せるからね」

ギュイィィィィン

……………………………………………
スタッ

エル「まぁ、こんなとこかな」

エレン「スッゲー!!カッコイイ!!俺もやりたい!!」

エル「落ち着いてやんないと頭ぶつけて死ぬよ、少し落ち着いて」

アル「(…最近、エルが怖いんだけど……)」

エル「じゃあ後は頼んだよミカ」

ミカ「わかった」

エレン「俺は師匠に教えてもらいたかったなぁ……」

エル「ミカは僕よりうまいんだけど?」

エレン「お願いします!!」

エレン以外「(調子のいいやつだな……)」

ミカ「じゃあ早速行こう」

エレン・アルミン・ミカサ「「「はい!!」」」

ギュイィィィィン

エレン「ゼェゼェ……ミカさん速すぎだよ」ゼェゼェ

ミカ「私はまだ本気を出していない」

アルミン「(…バケモノだ……)」

エル「ミカ、みんなまだ初めてなんだからもっと速度を落として」

ミカ「ごめんなさい」

エル「あとエレン、落っこち過ぎ」

エレン「し、仕方ないだろ」

エル「戦場では仕方ないなんて言葉は通用しないよ、命は1つなんだから」

エレン「うぅ……」

エル「まぁ、三人とも初めてにしては上出来だよ、今日はもうご飯にしよう」

エレン「は~い」

アル「そして、格闘術はエルが、立体機動術はミカが、座学を僕が教え、エレン達はどんどん強くなっていった」

アル「そして、そんな訓練生活も一年が過ぎようとしていた…」

……………………………………………
エレン「ウォール・マリア奪還作戦!?」

エル「…ああ、とにかく大人を集めて武装させて戦えってさ…」

エル「中にはろくに訓練も受けてない普通の市民までいるらしいよ…」

エル「奪還作戦という名の人口の口減らしみたいなものだよ…」

エレン「そんなこと許されるのか!?」

エル「王政府の言うことだから誰も逆らえないんだろうね…」

エレン「クソッ!!」

アルミン「…エレン」

エル「まぁ、僕も行かないといけないからね」

エレン「え!?」

エル「当然だよ、一般人も行くんだから、兵士も行かないと」

エル「安心して、僕達は簡単には死なないからさ」

※この作戦にはエレン・アルミン・ミカサは参加しません

それとエレン達の立体機動装置は盗みました

~夜~ (屋外)
エル「…なぁ、エレン」

エレン「…?」

エル「俺達三人共、もう親がいないんだ」

エレン「えっ!?」

エル「俺の母親は目の前で巨人に食われ、父親は行方不明だ…」

エレン「……」

エル「アルの両親はどっちも巨人に食われた、すしてミカの両親は…」

エレン「……」

エル「人間に殺された」

エレン「なっ!?」

エル「それとミカサは強いだろ、なんでか分かるか?」

エレン「さぁ…?」

エル「お前達を守ろうとしてるからだ」

エレン「はぁ!?」

エル「大切なものを守ろうとする力は強いんだ」

エル「エレンはただ外に行きたいっていってるだけだからな」

エレン「俺は守ってもらっても無いし、守って欲しくも無い!!」

エル「じゃあ、お前が守れ」

エレン「……」

エル「お前が、あの二人まで守れるようになれ」

エレン「…俺は強くない」

エル「なんだって?」

エレン「俺は二人を守れるほど強くない!!」

エレン「俺はミカサみたいに強くないし、アルミンみたいに頭が良くもない!」

エレン「俺は…弱い!!」

エル「わかった、でもお前は諦めるのか?」

エル「諦めて、二人に守ってもらうのか?」

エレン「……」

エル「良いことを教えてやるよ、お前の弱点のことを」

エル「お前の弱点はすぐに熱くなることだ」

エル「それを治すだけでお前は強くなる」

エレン「…はい」

エル「後、俺達が強い理由を教えてやるよ」

エレン「……?」

エル「三人で守りあっているからだ」ニヤッ

エレン「プフッ」

エル「笑ったな、いつかお前も同じ事をするようになるのに」

エル「それと最後に」

エル「『敵は巨人だけじゃない』これを覚えておけよ」

エレン「……?」

エル「じゃあ、おやすみ」スタスタ

エレン「なんだったんだろう?最後の言葉」

エレン「まぁ、いいか」

エレン「ん?そういえばまた師匠の口調が変わってたような…?」

エレン「う~ん…」

~次の日~
エル「じゃあ、僕達は行くよ」

エレン「…絶対に死なないでよ」

エル「ああ、わかってる」

アルミン「気を付けて」

エル「僕達がいない間も訓練をさぼらないように」

エレン「わかってる」

エル・ミカ・アル「「「行ってきます」」」

……………………………………………
アルミン「行っちゃったね…」

エレン「…ああ」

ミカサ「……」

エレン「くよくよしてても仕方ない!訓練をやるぞ!」

アルミン「ハハッ」

ミカサ「フフッ」

エレン「笑うなよ!」

……………………………………………
アルミン「そして、僕達は師匠達がいない間もずっと特訓を続けた」

アルミン「特にエレンは今までとは別人のように強くなっていった」

アルミン「しばらくして奪還作戦に参加した人達が帰ってきた」

アルミン「しかし、師匠達はこの家に帰って来なかった…」

>>40
訂正
×850年
○845年

~847年~
訓練兵団入団式
キース「オイ、貴様」

ジャン「ハッ!」

キース「貴様は何者だ!?」

ジャン「トロスト区出身!ジャン・キルシュタインです!」

キース「何のためにここに来た!?」

ジャン「……」

ジャン「憲兵団に入って、内地で暮らすためです」

キース「そうか!貴様は内地に行きたいのか?」

ジャン「はい!」

キース「ふん!」ゴッ

ジャン「!!」ドサッ

キース「オイ!誰が座って良いと言った!!」

キース「こんな所でへこたれる者が憲兵団になどなれるものか!!」

キース「貴様は何者だ!!」

訓練兵「ハッ!」


上官A「やってるな…」

上官A「お前も訓練兵の時は初っ端からあれだったろ?」

上官B「懐かしいです」

上官B「でも…あの恫喝には何の意味が…?」

上官A「通過儀礼だ、それまでの自分を否定して真っさらな状態から兵士に適した人材を育てるためには必要な過程だ」

上官B「?…何も言われてない子がいるようですが」

上官A「あぁ…すでに通過儀礼を終えた者には必要ない」

上官A「おそらく2年前の地獄を見てきた者達だ面構えが違う」

アニ「……」キリッ

ライナー「……」キリッ

ベルトルト「……」キリッ

ユミル「……」キリッ

エレン「……」キリッ

ミカサ「……」キリッ

アルミン「……」キリッ

キース「次!!貴様だ!!貴様は何者だ」

コニー「ウォール・ローゼ南区ラガコ村出身!コニー・スプリンガーです!」

キース「逆だ…コニー・スプリンガー」ミシ ミシッ

コニー「……!!」

キース「最初に教わったハズだ、この敬礼は『公に心臓を捧げる』決意を示すものだと…」

キース「貴様の心臓は右にあるのか…?」ミシ ミシッ

サシャ「……」モグモグ

キース「オ…イ…貴様は何をやってる?」ドサッ

サシャ「……?」キョロキョロ モグモグ

キース「貴様だ!貴様に言ってるんだ!何者なんだ貴様は!?」

サシャ「!?」モグモグ ゴックン

サシャ「ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身!!サシャ・ブラウスです!」

キース「サシャ・ブラウス…貴様が右手に持っている物は何だ?」

サシャ「蒸かした芋です!」

キース「なぜ今…芋を食べ出した?」

サシャ「…冷めてしまっては元も子もないので…今食べるべきだと判断しました」

キース「イヤ…わからないな…なぜ貴様は芋を食べた?」

サシャ「…?それは…『何故人は芋を食べるのか?』という話でしょうか?」

キース「……」

サシャ「…?」

サシャ「あ!」

キース「!」

サシャ「……チッ」チッ

サシャ「半分…どうぞ…」

キース「半…分…?」

サシャ「フーッ」フーッ ドヤッ

コニー「オイ…あの芋女まだ走らされてるぞ」

エレン「え?」

エレン「すごいな5時間ぶっ通しか、結構根性あるな」

コニー「まぁ教官に向かって芋を半分って言って、4分の1渡すような奴だからな!」

エレン・マルコ・アルミン「「「プッ!」」」

エレン「クククッ、お前面白いヤツだな」

コニー「フーッ」ドヤッ

エレン「ブハハハハハッ!!」

アルミン「アハハハハ」

マルコ「アハハハハ」

コニー「フーッ」ドヤッ

エレン「ゲホッ!ハァハァ…お前もうやめてくれ…ハァ…」

マルコ「フフフ、そういえばキミ達は出身とか聞かれなかったけど…どこに住んでいたんだい?」

エレン「俺とこいつは同じシガンシナ区出身だ」

エレン「そこから開拓地に移って…12歳になるまでそこにいた」

マルコ「…そうだったかそれは……」

コニー「ってことはよ!」

コニー「『その日』もいたよなシガンシナに!」

マルコ「オ、オイ!」

コニー「見たことあるのか?」

コニー「超大型巨人!」

エレン「あぁ……」

……………………………………………
~食堂~
エレン「だから…見たことあるって…」

訓練兵s「本当か!?」

   「どのくらい大きいんだ!?」

エレン「壁から首を出すぐらいだ…」

訓練兵s「何!?俺は壁を跨いだと聞いたぞ!」

   「私も!!」

   「俺の村でもそう言ってた」

エレン「イイヤ…そこまででかくはなかった」

訓練兵s「どんな顔だったの?」

エレン「皮膚がほとんど無くて口がでかかったな」

訓練兵s「ウォール・マリアを破った『鎧の巨人』は!?」

エレン「それも見た、そう呼ばれているけど俺の目には普通の巨人に見えたな」

訓練兵s「じゃ、じゃあ…普通の巨人は!?」

エレン「ハハハ、あんなの全然大したことねぇな、次来たら俺がズタズタにしてやる」

訓練兵s「ハハハハハッ、頼もしいな!」

エレン「俺は調査兵団に入るからな、それぐらい出来ねぇと…」

ジャン「オイオイ、正気か?」

ジャン「今お前調査兵団に入るって言ったのか?」

エレン「あぁ…そうだが…」

エレン「お前は確か…憲兵団に入って楽したいんだったっけ?」

ジャン「俺は正直者なんでね」

ジャン「心底怯えながらも勇敢気取ってやがる奴よりよっぽどさわやかだと思うがな」

エレン「まぁ、そう言うなよ考えは人それぞれだ」

エレン「訓練兵の間は仲良くしようぜ」ニコッ

ジャン「お、おう」

ジャン「(なんか恥ずかしくなってきた……)」

カン カン カン カン カン
エレン「さてと、晩飯は終わりだ、さっさと片付けるぞ」カチャ カチャ

ジャン「あ、おい!ちょっと待ってくれ!」

エレン「何だ?」

ジャン「アンタ…名前は何ていうんだ?」

エレン「エレン…エレン・イェーガーだ」

ジャン「そうか…これからはよろしく頼む……」

エレン「おう」スタスタ

ジャン「……」

ミカサ「……」スッ

ジャン「!!」

ジャン「な…なぁアンタ…!」

ミカサ「…?」

ジャン「あ…あぁ…えっと……」

ジャン「見慣れない顔立ちだと思ってな…つい…」

ジャン「すまない…とても綺麗な黒髪だ…」

ミカサ「どうも」ニコッ

ジャン「!!?」

ミカサ「(この人はさっきエレンと仲良くしてくれた…ので私は凄く嬉しい)」スタスタ

ミカサ「……」スタスタ

ジャン「」

コニー「何してんだ?おま…いっ!?」

コニー「立ったまま……気絶してる…」

……………………………………………
サシャ「ゼェ…ゼェ…」

サシャ「やっと……終わった……」フラフラ

サシャ「……お腹が減って死にそう……いや死ぬ……」グゥ~~

サシャ「もっと…色んな物を食べた…かっ……た…」ドサッ

クリスタ「……」コソコソ

エレン「ん?」スタスタ

クリスタ「あ…」

エレン「え~と、名前なんて言ったっけ」

クリスタ「…クリスタ……クリスタ・レンズ、あなたは…?」

エレン「俺はエレン・イェーガーだ、でどうしてここに?」

クリスタ「私はあの子が走りっぱなしだったから…ご飯を渡しに…」

エレン「そうか、俺もだ」

クリスタ「え…?」

エレン「どうした?さっさと行くぞ」

クリスタ「あ…う、うん!」

エレン「あれ大丈夫か…?」スタスタ

サシャ「スゥ……」

ドオッッ!!

エレン「うおっ!!」

クリスタ「きゃあああ!!」

サシャ「ハッ!!これは……!?」

サシャ「パァン!!」

エレン「それだけしかねぇけどな、取っておいたぞ」

クリスタ「…でも…まず先に水を飲まないと…」

サシャ「(え!?神様?)」

サシャ「神様ですか!?」

エレン「は…?」

サシャ「あなた達が!?」

クリスタ「し、静かにしないと!」

???「オイ!」

クリスタ「ひッ!!」

サシャ「神ぃいいいい!!」

ユミル「何やってんだ…?」

クリスタ「えっと…この子は今まで走りっぱなしで……」

ユミル「芋女じゃない…お前らだ…お前ら何やってんだ」

エレン「俺?」  クリスタ「私?」

ユミル「なぁ…お前ら…『いいこと』しようとしてるだろ…?」

クリスタ「え……」

ユミル「それは芋女のためにやったのか?…お前らの得た達成感や高揚感はその労力に見合ったか?」

エレン「俺は『いいこと』をしたつもりはないぜ」

ユミル「は…?」

エレン「教官からするとコイツは罰を受けてるのにメシをあげたってことは、俺達は『悪いこと』をしたことになる」

エレン「俺はこれが『いいこと』だろうと『悪いこと』だろうと、ただ仲間に餓死なんかして欲しくなかっただけだ」

ユミル「……そうか」

クリスタ「…私は……私は……」

ユミル「イヤ、もういい…勝手にしろ」

エレン「あ、ちょっと待ってくれ」

ユミル「何だよ…?」

エレン「コイツをベッドまで運んでやってくれないか?」

ユミル「はぁっ!?何で私が!?」

エレン「何でって…そりゃ、俺が女子寮に入るわけにはいかないからだろ?」キョトン

ユミル「チッ!……わかったよ…運んでやるよ……」

エレン「ハハッ、お前結構いいヤツだな」

ユミル「……!フンッ!!さっさとどっか行きやがれ!!」プイッ

エレン「ありがとうな!」タッタッタッ

ユミル「……チッ」

ユミル「オイ、行くぞ!」

クリスタ「あ…うん」

~次の日~
キース「まずは貴様らの適性をみる!両側の腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!!」

キース「全身のベルトで体のバランスを取れ!これができない奴は囮にも使えん!開拓地に移ってもらう!」

……………………………………………
教官A「これはまだ初歩の初歩だがこの段階から立体起動の素質は見てとれる」

教官A「……あれを見ろ」

ミカサ「……」ピタッ

アルミン「……」ピタッ

エレン「……」ピタッ

教官A「まったくブレが無い……何をどうすればいいのかすべてわかるのだろう……」

教官A「う~ん……今年は優秀な者が多いようだ」

……………………………………………
キース「…エレン・イェーガー……」

エレン「何でしょうか…?」

キース「……そのベルトを使ってて何か違和感は無いか…?」

エレン「……?いえ…特には…」

キース「ベルトの金具が破損している、ここが破損するなど聞いたことはないが……後で交換しておけ」

エレン「ハッ!」

キース「(この破損した装備で姿勢を保ち続けるとは……)」

キース「(グリシャ……お前の息子…どうなってんの……)」

~夜・食堂~
エレン「……」モグモグ

訓練兵A「オイ…あいつ確か昨日の晩に…」

訓練兵B「ああ…巨人をズタズタにしてやるって言ってた奴だよな…?」

訓練兵A「それがあの姿勢制御訓練で壊れた装備で姿勢を保ち続けたらしいぜ……」

訓練兵B「本当かよ…そんなことができる奴もいるのか……」

訓練兵A「あいつなら本当にやっちまうかもな」

訓練兵B「いや…それはさすがに無理があるだろ…」

ザワザワ

エレン「…何か騒がしいな…?」

アルミン「まぁ……エレンがすごいことしたからね……」

エレン「そんなにすごいか?多分アルミンでもできるぞ」

アルミン「そ、そうかな…」

ミカサ「いや、エレンはすごいことをした」

エレン「まぁ、二人が言うならそうなのかもな」

エレン「でも俺はまだまだだ……今日これが実戦だったら死んでたしな……」

アルミン「頑張ってねエレン」ニコッ

エレン「おう!」

ユミル「オイ何やってんだサシャ!」

サシャ「ハ、ハイ!」

ユミル「私とクリスタの分の水汲みやるって言ったよな?」

エレン「……!」

サシャ「ハイ……今すぐやります恩人様、神様…へへへ……」

ユミル「お前の救われた命は軽くないはずだよな」

クリスタ「だ、駄目だってそんなことしちゃ……」

エレン「……」

エレン「……アルミン、先に部屋に戻っててくれ…用事ができた」

アルミン「え、あ、ちょっと!エレン!?」

~井戸~
サシャ「ハァ……何で私がこんなことを……」

エレン「オイ、サシャ」

サシャ「うひゃあ!!」

エレン「驚き過ぎだろ……」

サシャ「あ!ごめんなさい神様!……で、何の用ですか?」

エレン「神様って呼ぶのはやめろよ……まぁ、たいした用じゃないんだけどな…」

サシャ「……?」

エレン「イヤ、急に水汲みがしたくなっただけだ、ユミルとクリスタの分もやっておくからお前は戻ってもいいぞ」

サシャ「……」

エレン「どうした?」

サシャ「……どうしてですか…?」

エレン「……?」

サシャ「…どうして私に優しくしてくれるんですか……?」

サシャ「私なんて周りに迷惑をかけてばっかりで何の役にもたってないのに…」

サシャ「それなのに何で……」

エレン「俺は俺のやりたいことをやっただけだぞ」

サシャ「へ…?」

エレン「パンを残しちゃったから、お前にあげて、水を汲みたくなったから水汲みしただけだ(嘘)」ニヤッ

サシャ「うぅ……」

サシャ「かみさまぁぁぁぁ!!」ウワァーン

エレン「お、おい!泣くなよ……」

サシャ「ありがとうございますぅ!!」ウワァーン

エレン「ハハハ……」

……………………………………………
~物陰~
ユミル「チッ……」

~格闘訓練~
ライナー「ウオオオッ!!」ダッダッダッ

エレン「ハアッ!!」ガシッ

エレン「ふんッ!!」ブオン

ライナー「ぐあっ!」ドシャァァ

ライナー「イテテ……お前…俺に恨みでもあるのか……?」

エレン「悪い…力の加減が下手でよ」

ライナー「お前、何か習ってただろ……」

エレン「ああ…俺に色々教えてくれた師匠が居た……」

ライナー「『居た』ってことはまさか……」

エレン「ウォール・マリア奪還作戦に参加して帰って来なかった……」

ライナー「……そうか、そりゃあ……」

エレン「お前が気にすることじゃねぇよ……」

ライナー「…そうか……」

エレン「そういえばお前はこの訓練のことをどう思う…?」

ライナー「どういうことだ…?」

エレン「俺達の戦う相手は巨人だろ?兵士が人なんか相手にしてどうする?」

ライナー「教官に聞こえねぇようにな……」

エレン「巨人にたいして素手で戦えるわけがないのに何故、格闘術を覚える必要があるのかってことだ」

ライナー「それじゃあ無責任だと思うぞ……俺達は兵士だろ?」

エレン「……」

ライナー「いくら不利な状況でも逃げてはいけない時がある、守る対象が脅威に晒された時その間に入って盾にならなければならない」

ライナー「相手が何であろうとだ、俺達は大砲でも格闘術でも使いこなして力をつけなきゃならん……」

ライナー「それが……力を持つ兵士としての責任だと思う…俺は…」

エレン「ライナーって、何だか俺の師匠に似てるな」

ライナー「そうなのか?」

エレン「昔、師匠にも同じようなこと言われたんだ」

ライナー「そういえばお前の師匠ってどんな人だったんだ?」

エレン「めちゃくちゃ強かった…」ガタガタ

ライナー「そ、そうか……そろそろ訓練に戻ろうぜ……」

ライナー「ん?オイ…アイツ……」

エレン「ん?ああ…アニか……」

ライナー「…よーしエレン、アニにも短刀の対処を教えてやるぞ…」

エレン「は?」

ライナー「あの不真面目な奴に兵士とはどうあるべきか……教えてやろうじゃないか……」

……………………………………………
アニ「……」

ライナー「教官の頭突きは嫌か?」

ライナー「それ以上身長を縮めたくなかったら、ここに来た時を思い出して真面目にやるんだな」

エレン「は?何だその言い草……」チラッ

エレン「(あ…!すげぇ怒ってる…いつも無表情で怖いと思ってたけど…本当に怒った顔は比じゃねぇな……)」

ライナー「そら!始めるぞエレン!」

エレン「え!俺が!?」

アニ「……」スッ

エレン「……アニ?」

エレン「これは刃物の対処を形式的に覚える訓練だぞ?やり方は知ってるだろ?」

エレン「じゃあ……行くぞ!」ダッ

アニ「……」

アニ「フッ!」ビュンッ

エレン「うぉっと!!危ねぇ!!」ピョン

アニ「……!」

ライナー「(かわした!?)」

エレン「アニ!これにはやり方があるって言っただろ!?」

アニ「……ッ!」ダッ

アニ「……」ガシッ

エレン「もがッ!!」ガシッ

アニ「……」スパァン

エレン「おっ…と!」グルンッ
スタッ

ライナー「(勢いをつけてさらに回転して着地した!?)」

アニ「(…嘘だ……)」プルプル

エレン「フゥ…危ねぇ危ねぇ」

エレン「アニ、まだ続けるか?」

アニ「いや……私は遠慮しておく……」トボトボ

エレン「そうか……またやろうな!」

アニ「またいつかね……」トボトボ

エレン「…じゃあ、もう一度やるか?ライナー」

ライナー「お、おおおう」ガタガタ

エレン「どうした?」

ライナー「い、いや…な、な何でもない」ブルブル

エレン「調子悪いんだったら無理するなよ…?」

ライナー「お、おう」

ジャン「そんな時は一瞬だけ強めに吹かせばいい、そうやって慣性を利用した方がガスの消費は少なくすむ」

訓練兵「簡単に言ってくれるよ」

ジャン「まぁ…誰にでもできるってわけじゃねぇんだろうがな」

エレン「やめろって…嫌味にしか聞こえねぇぞ」

ジャン「お前に言われたくねぇよ!」

……………………………………………
アルミン「あの二人、仲良いね」

ミカサ「友達を作ることは大切」

アルミン「僕ももうちょっと頑張らないと……」

……………………………………………
ジャン「ったく……エレンの野郎……」スタスタ

ジャン「俺より全然強いくせに嫌味みてぇなこと言いやがって……」スタスタ

ヒソヒソ

ジャン「……ん?」コソコソ

訓練兵A「ジャンってかなりウザイよな」ヒソヒソ

訓練兵B「あぁ、ちょっと俺達より立体機動が出来るからってえらそうに自慢するからな」ヒソヒソ

訓練兵A「エレンやミカサ達には全然敵わないくせにな」ヒソヒソ

訓練兵B「ホントホントいつか落っこちればいいのにな」ヒソヒソ

ジャン「オイ……」

訓練兵A・B「「!?」」

ジャン「さっきから黙ってりゃいい気になりやがって…」

ジャン「負け犬が……自分が出来ねぇからってひがむんじゃねぇよ」

訓練兵A「チッ……もう行こうぜ」ササー

訓練兵B「あぁ……」ササー

ジャン「クソッ……気に食わねぇ」

~訓練兵団解散式~
キース「それではこれより訓練兵団解散式を始める!」

キース「諸君らには3つの選択肢がある!」

キース「壁の強化に努め各街を守る『駐屯兵団』」

キース「犠牲を覚悟して壁外の巨人領域に挑む『調査兵団』」

キース「王の元で民を統制し秩序を守る『憲兵団』」

キース「なお、新兵から憲兵団に入団できるのは成績上位10名だけだ」

キース「それでは上位10名を発表する」

キース「首席ミカサ・アッカーマン」

キース「2番エレン・イェーガー」

キース「3番ジャン・キルシュタイン」

キース「4番アルミン・アルレルト」

キース「5番ライナー・ブラウン」

キース「6番ベルトルト・フーバー」

キース「7番アニ・レオンハート」

キース「8番マルコ・ボット」

キース「9番サシャ・ブラウス」

キース「10番クリスタ・レンズ」

キース「以上10名だ」

キース「後日配属兵科を問う!本日はこれにて第104期訓練兵団解散式を終える!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年09月10日 (火) 22:18:24   ID: 4S98CNaX

早く更新して欲しい

2 :  SS好きの774さん   2013年09月12日 (木) 19:45:43   ID: eMPf_BU1

大変おもしろいのに投げ出しはもったいない
続きみたいです

3 :  SS好きの774さん   2013年09月21日 (土) 10:24:40   ID: bWgcz1Xo

読きはよ!はよ!

4 :  SS好きの774さん   2013年09月23日 (月) 08:43:50   ID: kvc-h-UI

読き見たいです。

5 :  SS好きの774さん   2013年09月26日 (木) 22:06:21   ID: 2aOQDba7

おもしろい!応援してます

6 :  SS好きの774さん   2013年09月30日 (月) 14:39:16   ID: NZKhahj1

はよ

7 :  SS好きの774さん   2013年10月07日 (月) 22:32:29   ID: kcHs-Tys

続きいいいいいいいはよ

8 :  SS好きの774さん   2013年10月08日 (火) 18:22:13   ID: 7wkdmwlb

まだかぬ☝(◉ਊ ◉☝)

9 :  SS好きの774さん   2013年10月21日 (月) 02:48:05   ID: MFPQuxZt

続きお願いします

10 :  SS好きの774さん   2013年11月12日 (火) 16:50:50   ID: VewhMNiX

お願い致します
書いて欲しい

11 :  SS好きの774さん   2014年01月04日 (土) 16:42:14   ID: Kt4d03Xd

どうか続きをお願いします

12 :  SS好きの774さん   2014年03月01日 (土) 20:05:28   ID: 87Ty48qT

続きはよ

13 :  SS好きの774さん   2014年10月13日 (月) 15:42:42   ID: mzOgcplV

なんで途中でやめちゃうのおおおおおおおう(T-T)
続きはよ!!!!!!!はよーーーーー!!!!!!!

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