ゼロ「マミ、オレを信じろ…!」マミ「ゼロォー!!」(441)

!WARNING!

まどか☆マギカとロックマンゼロのクロス

主役はゼロとマミさん

両作品ネタバレあり

腹ぐ……シエルなどのゼロ側の人物は登場未定

異常を踏まえミッションをスタートしてください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364890488

宇宙空間 落下するラグナロク


バイル「このワシが…人形如きに……!?」

ゼロ「ハァ……ハァ…」

バイル「滅びろ!滅んでしまぇええ!!」

ゼロ「滅びが待っていようと……」

ブォン!!

ゼロ「オレは戦い続ける…その運命と!!」





見滝原市立病院 魔女結界


┣¨┣¨┣¨┣¨ドォオオオオオン!!


魔女「gmrajrbjapw;khmn;rohb:ahahr!!!???」

シュゥウウウ…カラン

ほむら「……命拾いしたわね、巴マミ」

まどか「マミさん!マミさん!」

マミ「はぁ…ぐっ…」

ほむら「あの不意打ちから腕の一本で済んだのは奇跡だわ」

さやか「お前…!」

マミ「美樹…さん、いい…の……油断した私が悪い…から…」

ほむら「無駄口を叩く暇があったらその千切れた腕を早く繋げなさい。わざわざ取り返して上げたのだから」

まどか「そんな言い方っ……」

ほむら「それと、しばらくは結界を見つけても戦わないことね。その腕じゃ今度こそ死ぬわよ」

マミ「っ……」

ほむら「これに懲りたら、魔法少女体験ツアーなんてふざけたことは終わりにすることね」

カツカツカツ

さやか「あいつ…!!」

まどか「ほむらちゃん……」

マミ「………」

マンション 巴マミの部屋


マミ「………」

QB「浮かない顔だね」

マミ「……」

QB(暁美ほむらの言葉が精神的にきているようだね。ソウルジェムの濁りもより濃く深いものになっているから、魔女になるまでもう少しかな)

マミ「………」

QB(なんにせよ、ここにいても無意味だね)スッ

マミ「…………」


翌日 見滝原中学

さやか「マミさん……学校に来てないね」

まどか「うん……」

ほむら「巴マミを探しているのかしら」

まどか「ほむらちゃん…!」

さやか「アンタには関係ないでしょ!!」

ほむら「そうね。でも、魔法少女でもない貴女たちこそ関係あるのかしら?」

さやか「…!」

ほむら「魔法少女のことに首を突っ込むのはもうやめなさい。じゃないと―」

さやか「うるさい!!行くよまどか!!」

まどか「さ、さやかちゃん…!待って…!」

ほむら「………」

QB「随分と嫌われてしまったね」

ほむら「消えなさい。[ピーーー]わよ」

QB「無駄だって知ってるくせに」

パァン!!

QB「キミは短気だね。『短気は損気』っていう諺を知ってるかい?」

ほむら「個体の数を無際限に潰してもいいのよ」

QB「やれやれ、キミとの対話は望めそうにないね」

ほむら「こっちは最初から望んで」


―キィィイイイン!!


ほむら「!」

QB「おや。これは魔女の」

―カチッ

QB「気配だね、ってあらら。本当に短気だな」

魔女結界


?「ここは……どこだ……」

ドンッ! ドンッ!ドドンッ!

?「銃声…? 一体どこから……」

ドンッ!

マミ「はあっ!」

魔女「fljgnrjgarhpawlkgk!!」

?(何だあの化け物は……それに戦っているのは……人間の少女…?)

ズキン!

マミ「ぐっ…!?」

?(マズイ…!)

魔女「gaufhgbargaegoa!!」

ブォン!!

?「てぁ!!」

魔女「gpdjgoqahoa!?」

マミ「え…?」

?「大丈夫か?」

マミ「え、ええ……」

?「そうか」

魔女「bghpangaojnhna!!」

?「下がっていろ。コイツはオレが倒す」

マミ「待って!貴方は一体…!?」

?「ゼロ」

マミ「ゼロ…?」

ゼロ「俺の名だ。詳しい事は、後で話す」

魔女「hsohjwrsphkrwspahja!!」

ゼロ「たぁ!」


魔女結界 暁美ほむらサイド


ほむら(一体何者なの…?)

魔女「hoaghapa!」

ブォン!!

ゼロ「終わりだ」

ほむら(少なくとも、ただの人間ではない)

魔女「ghoajghaqphap…!」

ほむら(光る剣を使う赤い剣士……さっき感じた外部からこの時間軸への干渉とも無関係ではなさそうね)

ゼロ「でやぁ!」

ザシュウ!!

魔女「abgoajhgqahigo……!」

ほむら(……しばらく監視する必要があるわね)

マンション 巴マミの部屋


マミ「じゃあ、ゼロさんはロボットで、別の世界から来たってこと?」

ゼロ「その方が説明が付く。オレのいた世界とこの世界では文明も歴史もまるで違う」

マミ「信じられない……とはいえないわね。こうしてゼロさんがここにいるものね」

ゼロ「次はオレから質問だ。さっきの化け物は一体なんなんだ?この世界の人間はあんなのと戦っているのか?」

マミ「みんながみんなそういうわけじゃないけどね。アレは魔女。絶望を撒き散らす存在よ。そして―」ピカッ

ゼロ「!」

マミ「その魔女を倒すのが、私たち魔法少女。希望の存在よ」

ゼロ「少女というと、戦っているのはマミのような人間の少女だけなのか?」

マミ「さっきも言った通りみんながみんなってわけじゃないの。素質を持ち、たった一つ願いを叶えて初めて魔法少女の運命を背負うの」シュン

ゼロ「願い…か」

ピンポーン

マミ「あら、ごめんなさい。ちょっと待っててね」

ゼロ「わかった」


玄関


マミ「はーい、どちら様」

まどか「マミさん!」

マミ「鹿目さんに美樹さん。どうしたの?」

さやか「どうしたのじゃないですよ!先生に聞いて家に電話したのに全然取らないし!」

マミ「あ、ご、ごめんなさい。ちょっと色々あって」


居間


ゼロ(誰かと話しているようだな)

コツン

ゼロ(テレビのリモコンか。待ってる間に少しこの世界の情報を得るか)ピッ

TV『~♪』


玄関


マミ「!?」

まどか「あれ?急にテレビの音が…」

さやか「誰かいるんですか?」

マミ「え?あ、きゅ、QBじゃないかしら」アセアセ

まどか「?」

居間


TV『続いては天気予報です』

ゼロ(この世界は…オレたちの世界よりも随分と平和なんだな)

QB「キミは何者だい?」

ゼロ「!」

QB「姿は人間に似ている。でも違う、生きた感じがしない。一体キミは」

バシュン!!


玄関

マミ「!?」

さやか「なに今の音!?」

QB「キュップイ!!」ダダダッ!!

まどか「どうしたのQB!?」

ゼロ「マミ!そっちに魔女の使い魔が!」

さやか「へ?」

まどか「え?」

マミ「」

ゼロ「?」

さやか「ま、マミさんが男連れ込んでる~~~~~~ぅ!!!」


数分後


マミ「もう、ゼロさんも美樹さんも騒ぎ過ぎよ。ご近所さんに変な子だと思われちゃったじゃない」

さやか「スミマセン」

ゼロ「済まない」

まどか「そ、それにしても凄いですね。別の世界からロボットが来るなんて」

ゼロ「正確には、レプリロイドだ」

さやか「レプリロイド?」

ゼロ「複製の意味のReplica。人型ロボットを指すAndroid。この二つを掛け合わせて付けられたものだ」

さやか「う~ん。難しい話は苦手」

まどか「これからどうするんですか?」

ゼロ「もとの世界に戻る方法を探す。友と約束もあるからな」

マミ「なにか思い当たる方法でも?」

ゼロ「無い」

まどか「あはは…」

さやか「随分ハッキリと…」

以前もロクゼロとまどかのクロスがあったような気がしたけどあれって完結したのかな?

ゼロ「世話になった。そろそろ出ていくとしよう」

マミ「え、ま、待って!」

ゼロ「どうした?」

マミ「もしよかったら、帰る方法がみつかるまでここにいない?」

ゼロ「なぜだ?」

マミ「貴方が目を覚ましたのは魔女の結界の中。だから、もしかしたら魔法少女の私と一緒にいれば帰れる方法も見つかるんじゃないかなって……」

ゼロ「……」

マミ「も、もちろん無理に引き留めようって」

ゼロ「わかった。しばらく世話になる。宜しく頼む」

マミ「え?あ、うん。宜しく」


帰り道

さやか「あーあ、今日も何だか驚いてばっかりだったね」

まどか「魔法少女に魔女、別の世界から来たゼロさん。たった数日で私たちの世界がどんどん変わっていくね」

さやか「これからどうするんだろうね。ゼロ、もとの世界に帰れるのかな」

まどか「友達との約束があるって言ってたもんね。帰れるといいな」

さやか「だね。お、もうここまで来たか。そんじゃまどか。また明日」

まどか「うん。バイバイ」


てくてく


まどか「レプリロイドか……ゼロさんの世界じゃ、人間とロボットが楽しく暮らしてるのかな」

―マ……カ…

まどか「え?」

―ボクヲ……カレ…

まどか「誰?誰なの?」

―ボクノ……エ……ス

まどか「今の…何だったんだろう…?」

一応ここまで。>>7のいうのは多分未完だった気が……こっちは頑張って終わらせますので宜しくです

期待してるぜ

先に消えた人がいるのを知った上でやるとかwwww
期待してます

またウルトラマンかと思った

てっきりセブンの息子かと

久方ぶりのロクゼロ、しかもまどマギとのクロス!
期待です

マンション 巴マミの部屋


ゼロ「変装?」

マミ「貴方の姿はこの世界では目立ちすぎてしまう。魔女の結界を探そうにもそこに辿り着くまでに面倒事が起きるわ」

ゼロ「そうか」

マミ「う~ん。身体は洋服でどうにか出来そうだけど、問題は」

ゼロ「ヘッドパーツか」

マミ「脱げないの?」

ゼロ「ああ」

マミ「困ったわね……そうだ!」

ポンッ!

ゼロ「それは?」

マミ「魔法のリボンよ。付けると幻術効果出るようにしたわ」

ゼロ「ホログラムか」

マミ「右の角(?)に付けるわね」

ゼロ「頼む」

ファサァ…!

マミ「!?」ドキン

ゼロ「上手くいったか?」

マミ「え、ええ。鏡で見てみて」

ゼロ「ふむ。凄いな、魔法とは」

マミ「………」

ゼロ「どうかしたか?」

マミ「う、ううん。何でもない」

ゼロ「そうか。悪いが先に休ませてもらう。エネルギーを無駄にしたくない」

マミ「どうぞ。お休み」

ガチャン

マミ(びっくりした……ヘルメットがなくなったら普通の男の子になるんだもん。しかもかっこいいし……って、私は何を考えてるのよ!!)フルフル!!

バタッ

マミ「あ!写真が……ごめんなさいお父さん、お母さん」

コト

マミ「……もし事故に遭わなかったら、私もゼロさんみたいな人に恋して、普通に生きられたのかな……」

別室


ゼロ「………」


ゼロ(オレのいた世界はどうなったのだろう……いや、心配ない。ラグナロクはバイルと共に完全に崩壊した。エリアゼロの住人も自らの考えで歩み始めた。シエルもきっと、レジスタンスの仲間たちと共に世界をより良く変えようとするはずだ)


ゼロ(なら、戦うことしかできないオレはもう必要ないかもしれない。アイツらの邪魔をしてしまうかもしれない)


シエル『ゼロ』

アルエット『ゼロ!』

セルヴォ『ゼロ』

『ゼロさん』『ゼロ』『ゼロくん』


ゼロ「フッ……オレは何を馬鹿なことを考えているんだ」


ゼロ「必ず戻ると、約束した。オレを信じるアイツらを裏切るわけにはいかないよな」


ゼロ(悩むなんてオレらしくないな……いや、もしかしたら……昔のオレは悩み続けていたのかもな……アイツみたいに………)


キュゥゥゥ……


ゼロ「………」


スッ

QB「ゼロ……キミは厄介な存在になりそうだね」




翌日 見滝原中学


さやか「マミさーん!」

マミ「おはよう」

まどか「おはようございます」

さやか「おはよっす。ゼロはどうしました?」

マミ「家でお留守番」

さやか「ですよねー」

ほむら「……」

さやか「むっ……なんだよ」

ほむら「……奇妙な同居人ね」

マミ「! そう、彼のこと知ってるのね」

ほむら「助けられたからと言って、無暗に信用しない方がいいわよ」

マミ「ご忠告ありがとう。でも、貴女よりは信頼できるわ」

ほむら「そうかもね」

ザッザッ

さやか「むっかつくぅ~!!」

まどか「マミさん…」

マミ「気にしてないわ。行きましょう」

マンション 巴マミの部屋


TV『引き続き、事件の詳しい模様を現場からの中継で』

ゼロ「……」

プツン

QB「浮かない顔だね」

ゼロ「ああ。どれも同じニュースばかりで新しい情報が得られない」

QB「外に出てみるのはどうだい」

ゼロ「そうだな。しかしこの姿は目立ち過ぎるとマミに言われたが」

QB「大丈夫さ、目立ってもきっとコスプレだと思われるさ」

ゼロ「コスプレ?」



河川敷


「うわ、すげー格好」 

「なんかの撮影?」

「にしてもかっこいい」


ゼロ(やはり目立つか)

ぐいぐい

ゼロ「む?」

タツヤ「おお~」

ゼロ「なにかようか?」

タツヤ「あい!」

知久「こら!タツヤ!すいませんウチの子が…」

ゼロ「気にしてない」

詢子「変わった格好だね。なんかのコスプレ?」

ゼロ「違う。元々の姿だ」

詢子「すげぇセンス」

知久「ママ」

詢子「別に馬鹿にしてないさ。というより、本人も自覚ありって感じだし」

ゼロ「ああ。どうやら俺のこの格好では目立ってしまうようだ」

詢子「他に服はないの?」

ゼロ「ここに来たばかりで一着も持っていない」

詢子「ふ~ん。それじゃあお困りってわけだ」

ゼロ「ああ」

詢子「そんじゃちょっと待ってな。息子の詫びも込めて、いいものあげるよ」

見滝原中学 放課後


マミ(はやく帰らなきゃ。ゼロさんのお洋服も買わなきゃいけないし)

女子生徒「ねぇ聞いた。校門に凄いかっこいい人がいるんだって」

女子生徒「聞いた聞いた。長い金髪の男の子でしょ」

女子生徒「見に行こ!見に行こ!」

マミ(長い金髪? ………まさか)



校門


ゼロ「………」

キャイキャイ

ゼロ(おかしい……詢子たちから貰った服を着たのに、なぜこんなに目立ってる)

マミ「ゼェエエエロォオオさぁあああん!!」

ゼロ「マミ」

マミ「なんで勝手に外に出たの!」

ゼロ「QBに勧められた」

マミ「その服どうしたの!」

ゼロ「買ったはいいが着ないからと、ある夫婦に譲って貰った」

マミ「なんでここにいるの!」

ゼロ「この街のことを知らない。無暗に動くよりマミと行動した方が効率がいいと思って待っていた」

マミ「だったら家で待ってても同じじゃない!」

「なになに?痴話げんか?」

「あれって三年の巴さんだよね」

「家で待ってるって、まさか同棲!?」

マミ「と、とにかく場所を変えましょう!」グイッ

ゼロ「わかった。だが、その前に一つ聞きたい」

マミ「なに!?」

ゼロ「オレの格好はどこか変か?さっきから注目されているんだが」

マミ「それは…」

ゼロ「?」

マミ(むしろカッコいいからよ!!)

そう言えばゼロってイレギュラーハンター時代からモテモテだったよな…
本人の自覚は全くなかったみたいだけど

ショッピングモール ファーストフード店



マミ「正体がバレたらどうするの」

ゼロ「オレは構わないが、マミはなにか不都合が起きるのか?」

マミ「普通の生活に支障がでるの。魔法少女もレプリロイドも、この世界じゃ誰も知らないんだから」

ゼロ「そうか。悪かった、気を付けるようにする」

マミ「もう」チュー


ガヤガヤ


ゼロ「……」

マミ「ゼロさん」

ゼロ「この世界は、平和だな」

マミ「え?」

ゼロ「オレの世界ではこんな光景はなかった。少なくとも、目覚めてからは見たことがない」

マミ「………」

ゼロ「アイツが望んだのは、こんな世界だったんだろうな」

マミ「アイツって、ゼロさんの友達の?」

ゼロ「ああ。英雄と呼ばれ、人とレプリロイドの為に戦い続けた俺の友だ」

マミ「………」

ゼロ「もっとも、オレの世界もこんな平和が訪れると信じてるがな」

マミ「うん…そうだね」


ピカッ


マミ「!」

ゼロ「どうした」

マミ「魔女が現れたわ。この感じだと……そう遠くないわね」

ゼロ「行くぞ」

マミ「ええ」

一旦ここまで。モテるのはいいが腹黒さまが(アカルイミライヲー

岩男もいっそ……!乙


天才ヨウジョ科学者の腹黒さま以外にも、魔改造ライドアーマーを完璧に乗りこなすレプリフォースの令嬢アイリス、
実は超美人で戦闘もこなせるオペレーターのレイヤー、エックスのデータを宿す一騎当千の女傑にして正統派ツンデレのレヴィアタン…

よりどりみどりじゃねーかゼロ爆発しろ


レヴィはヤンデレだと思ってたわ…

マミ「ここね」

ゼロ「ミッションを開始する」

パキィン!!

ほむら「………」


魔女結界

ゼロ「でぁ!!」

マミ「はぁ!!」

使い魔「nhpjanhpgehoqwa!!」

タッタッタッタ!!

ゼロ「数が多いな」

マミ「それならまとめて吹き飛ばすわ」ダッ!

ガシャン!!

マミ「ティロ・フィナ―」

ズキン!!

マミ「あぐっ!?」

使い魔「gapjsgapihnap!!」

ゼロ「マミ!」

キュインキュインキュイン!!

ゼロ ―チャージショット!!―

ズドォンン!!

ゼロ「………その腕、昨日も痛んでいたな」

マミ「ちょっとした古傷よ。もう大丈夫だから」

ゼロ「お前は後ろで自分の身を守れ」

マミ「何言ってるの。私はまだ戦え」

ゼロ「見せてみろ」

マミ「え…」

グイッ

マミ「っ!」

ゼロ「どこが古傷だ。医療知識の少ないオレでもわかる。これはどうみてもつい最近のもの、しかも魔法で強制的に治したものだな」

マミ「……」

ゼロ「こんな状態で戦うなんてどういうつもりだ」

マミ「私は魔法少女なの……こんな傷程度で魔女から逃げるわけにはいかないの……!」

ゼロ「魔女はオレが狩る。お前はそれまで安静にしろ」

マミ「私は…!」

ゼロ「足手纏いだ」

マミ「っ…!」

ゼロ「………誰かを守るために命をかけるのはわかる。だがそれを理由に死ぬのは別だ」

マミ「ゼロさん……」

ゼロ「いくぞ」

マミ「うん……」

ゼロ ―ゼロナックル!!―

魔女「gaijngaoigjqaobhga!!」

ズドンッ!!

シュウゥウウ……カラン


ゼロ「終わったぞ」

マミ「うん」

ゼロ「傷はどうだ?」

マミ「激しく動かさなきゃ平気よ」

ゼロ「そうか」

マミ「あの…ゼロさん…」

ゼロ「なんだ?」

マミ「……ごめんなさい、私の意地で迷惑かけて」

わしゃわしゃ

マミ「ふわ!?」

ゼロ「気にするな。無茶をして迷惑をかけられた人間はお前が初めてじゃないさ」

マミ「あ、あの…どうして頭を撫で……」

ゼロ「落ち込んだ時に頭を撫でるといいと聞いたが(アルエットから」

マミ「そ、その、あんまり人の頭を撫でるのはよくないかも……」カァアア

ゼロ「そうか」

マミ「えっと、その、か、帰ってご飯の支度しなきゃ!!」タッタッタ!

ゼロ「?」




ほむら(ゼロ……どうやら危険ではなさそうね)

―……ラ………

ほむら「! 誰!」

―ゼロ……ツ…エ……

ほむら「姿を見せなさい!」

―オメ……ココ……セ…イ……

ほむら(気配が消えた……今のは…?)

>>13
同じ事思った

>>23
でも結構爆発してね?

翌日 見滝原中学 校門

ゼロ「……」

さやか「噂の金髪イケメン……やっぱりゼロだったか」

ゼロ「さやか」

さやか「アンタ、なんで昨日の今日で校門で待ってるのよ」

ゼロ「情報と魔女探しにはマミが必要だからな。すぐに合流できるようにだ」

さやか「待つなら学校以外にした方がいいよ。昨日で学校中にマミさんとアンタが一緒に暮らしてることバレたんだから」

ゼロ「それがどうした?」

さやか「男と女が一つ屋根の下ってのは、この世界じゃ問題ありなの」

ゼロ「?」

さやか(ダメだこりゃ)

まどか「さやかちゃーん。あ、もしかして……ゼロさん?」

ゼロ「そうだ」

まどか「わぁ……本当にカッコいい」

マミ「お待たせ~……」

さやか「うわ!どうしたんですかマミさん、めっちゃやつれて…」

マミ「ゼロさんのことクラスの子たちに根掘り葉掘り聞かれてね……さっき抜け出してきたとこなの……」

ゼロ「オレのことを?なぜだ?」

さやか「ああ~言っても意味ないからこの話題はパスね」

ゼロ「?」

まどか「マミさん…大変ですね…」ヒソヒソ

マミ「うん……」

ショッピングモール ファーストフード店



マミ「……そういうわけで、しばらくは魔女退治をお休みしなきゃいけないの」

さやか「仕方ないですよ。マミさんが死んだら、アタシ嫌だし」

まどか「私も嫌です……」

ゼロ「結界の場所だけ見つければオレが退治するが」

マミ「それはダメ。いくらゼロさんが強くても、魔法も無しに魔女を相手にするのは危険すぎるわ」

ゼロ「では、現れた魔女はどうする」

マミ「……この街のもう一人の魔法少女。彼女に任せるわ」

さやか「……」

まどか「……」

ゼロ「浮かない顔だな。何か問題でもあるのか?」

マミ「実力は申し分ないけど、ね」

ほむら「魔法少女には、それだけで十分でしょ」

さやか「お前…!?」

まどか「ほむらちゃん…!」

ゼロ「お前がもう一人の魔法少女か」

ほむら「ええ、そうよ。初めまして、レプリロイド ゼロ」

ゼロ「オレのことは調査済みか」

ほむら「得体の知れない存在を放っておくほど愚かじゃないわ」

マミ「なにか用かしら」

ほむら「別に。ただ私のことを話していたようだから、直接話そうと思ってね」

さやか「覗き見に盗み聞きかよ……」

マミ「なら言うわ。しばらくの間、この街の魔女退治を貴女に譲ってあげる」

ほむら「最初からそのつもりよ。忠告を無視して魔女退治に出たのは貴女なのだから」

ゼロ「マミの傷のことを知っていたのか」

ほむら「ええ。というより、魔女に殺されかけて、食われた腕を取り返したのも私よ」

マミ「……」

ゼロ「一つ聞きたい」

ほむら「なにしら?」

ゼロ「お前の目的はなんだ」

ほむら「そんなもの無いわ。グリーフシードのことは知っているわよね?魔法少女が魔女を狩る理由はそれだけよ」

ゼロ「なら何故、マミを助けた」

ほむら「……」

ゼロ「魔力の源であるグリーフシード。それを独占するなら他の魔法少女は邪魔な筈だ。マミを助ける理由がない」

ほむら「私の気まぐれ、だったら?」

ゼロ「その可能性は低い」

ほむら「何故?」

ゼロ「オレにはマミを危険から遠ざけているようにしか思えない」

マミ「……!」

ほむら「………」

まどか「ほむらちゃん…?」

ピカッ

ほむら「魔女が出たわ。話の続きはそこでしましょう。ただし、来るのはゼロだけよ」

さやか「なっ…!?」

ほむら「身の安全は保障するわ」

ゼロ「わかった」

マミ「ゼロさん…」

ゼロ「心配するな。お前は大人しく待っていろ」



魔女結界 


ゼロ「ワルプルギスの夜?」

ほむら「超弩級の魔女。私の目的はそいつを倒すこと」

ゼロ「その為に傷付いたマミを戦いから遠ざけたのか」

ほむら「この街にワルプルギスの夜が来れば、協力は出来なくても、彼女と共に戦うでしょうからね」

ゼロ「それだけか」

ほむら「………これ以上話すことは無いわ」

ゼロ「………」

魔女「bgapdgna@gjnaq!!」

ほむら「来たわよ。油断しないで」

ゼロ「わかっている」


ブォン!!

ショッピングモール CDショップ


マミ「はぁ……」

まどか「マミさん、元気出してください」

さやか「そうですよ。心配しなくてもゼロだったら転校生なんてけちょんけちょんに」

まどか「さやかちゃん…それは違うんじゃ…」

マミ「はぁ……」

さやか「そ、そうだこれこの間言ったまどかのお気に入りの曲なんですよ!」

まどか「マミさんも聞いてみてください!」

マミ「うん………」

~I'm Lookinh For Passionate Love 情 熱 セ ツ ナ ~

マミ「………」

ゼロ『オレにはマミを危険から遠ざけているようにしか思えない』

マミ(私……もしかして暁美さんの気持ちを踏みにじってたのかな……)

~微笑んでつくろったプライドだらけの心~

マミ(プライド……意地……私って、ホントに弱いな……)

~Fu Who? Who? Who? Who? Fu Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who? Who?~

マミ(……? この曲、なんか変な)

―ghoeajnhoadghaprwehigjwrophjbaqpgbiksdobiqaosgjbvasodbjapdhbrweoiu!!!!!!

マミ「―っ!?」バッ!

「うわぁあああ!?」

「なにこれ!?」

「頭が…割れる…!」

「血が…俺の耳から血が…!」

「おい!どうなってんだ!!」

まどか「マミさん!」

さやか「血が…マミさん!大丈夫ですか!?アタシの声聞こえますか!?」

マミ「平気よ。すぐに魔法で治療したから……少し聞こえ難いだけ」

まどか「これって、まさか魔女の…」

マミ「そうね。でも…」

さやか「でも?」

マミ(魔女の気配がしない。使い魔?でもそれなら微弱でもソウルジェムが反応する筈……)



TV『ndhgpbjprashiaeikgagh』


マミ「!?」

まどか「え?」


シュルシュル!!

ショッピングモール 一階エスカレーター前


ゼロ「何の騒ぎだ」

ほむら「上の階でなにか起きたみたいね」

まどか「ゼロさーん!ほむらちゃーん!」

ゼロ「何があった」

まどか「CDショップで変な音がして!店頭のTVに魔女が映って!」

ほむら「落ち着いて」

まどか「マミさんとさやかちゃんがTVの中に引きずり込まれちゃったよ!」

ゼロ「なんだと!?」



???空間


マミ「はあああ!!」

ダダダダダダダッ!!


?「bgadpjhadojgreo」


マミ「キリがない…!」

さやか「マミさん…」

マミ「大丈夫、貴女には指一本触れさせないわ」

?「gapjgpiodhupeidangea」

マミ(ここはどこ? 魔女の結界じゃない コイツラはなに? 使い魔でも魔女でもない)

?「njdhjbapsbgjadnfga」

マミ(とにかくここを脱出しないと!)


ショッピングモール CDショップ


ほむら「違う、これは魔女の結界なんかじゃない」

まどか「え…!?」

ゼロ「……これは」

ほむら「インキュベーター!いるんでしょ、出てきなさい!」

QB「暁美ほむら、残念だけどボクもこの事態には手が出せないよ」

ほむら「何ですって…!?」

QB「これは魔法とは別の力だ。ゼロ、キミならわかるだろ?」

まどか「ゼロさんが……?」

ゼロ「……サイバー空間。プログラムで構成された仮想世界。オレたちだけでは、この中に入ることは不可能だ」

まどか「そんな!それじゃあマミさんとさやかちゃんが…!」

ほむら「くっ…!」カチッ

QB「やめた方がいいよ。キミの魔法がどんなのかは知らないけど、無理に干渉すれば消滅の危険がある」

ゼロ「チッ……どうする……!」

―……ゼロ……

ゼロ「!」

まどか「今の声…あの時の…」

―ココカラ……ナカニハイレルヨ……


キィイイン


ほむら「空間に扉が…!」

―サキニイッテ、マッテイルヨ……

ゼロ「待て!お前は…!」

―ゼロ……イソイデ……

ゼロ「………」

ここまで。伏線もくそもない




数少ないゼロ作品とかこれは期待できる
ゼロの饒舌っぷりがヤバいが話の都合上仕方ないか

サイバー空間

?「gnpdoajegnadhjnehgpa」

マミ「きゃあ!!」

さやか「マミさん!」

?「dpihbjdapgap@hbmd@asha」

マミ「…!!」

ブォン!!

ゼロ「でやぁ!!」

マミ「ゼロさん…!」

さやか「ゼロ! …っておわ!?転校生までいるの!?」

ほむら「その調子なら無事そうね」

?「dnhapshjsapgna?」

ゼロ「コイツら……どこかで…」

―ナイトメア……キミノカゲ……

ゼロ「ナイトメア……オレの影?」

ナイトメア「adoighagadgh;skghap!!!」

ゼロ「!」


ドクン…ドクン…!


さやか「が、合体した…!」

ゼロ「オレが足止めする。ほむら、二人を連れて逃げろ」

マミ「ゼロさん!?」

ゼロ「行け!!」ダッ!

ほむら「巴マミ、行くわよ」

マミ「離して!ゼロさんが!」

ドンッ

マミ「うっ…」

さやか「マミさん!?」

ほむら「気絶させただけよ。さぁ、行くわよ」

タッタッタッタ!

ゼロ(行ったか…)

ナイトメアM「nadphgadj@ghaipd」

ゼロ「ていっ!はっ!とう!」

ナイトメアM「gphadjpnhadjhnpsahjas」

ゼロ「チィ…!」

ナイトメアM「aegjapijapghnqha!!」キュイ!キュイ!

バチバチバチ!!

ゼロ「ぐっ!!」

ナイトメアM「ngdpajhpadjgpaier」

ゼロ(コイツの弱点は…)

ナイトメアM「pidghapdgjwpqo!!」キュイ!キュイ!

ゼロ(そこか―!!)


―チャージセイバー!!―


ドォオオオオオン!!

ゼロ(呆気ない……わざわざ合体してこの程度か…?)

―ゼロ……

ゼロ「エックス。お前もこの世界に来ていたのか」

エックス―違うよ。ここは世界との壁が不安定な所……別の世界のキミにこうして会うことができたのは、そのおかげさ

ゼロ「ナイトメアがオレの影とは、どういう意味だ」

エックス―キミのオリジナルボディのDNAデータを元に作られたウィルス。それがナイトメア

ゼロ「オレのDNA…?」

エックス―ゼロ、気を付けて。ナイトメアはキミノ…アクムヲ……

ゼロ「どうしたエックス」

エックス―オ……ヲ……

ゼロ「エックス!」

―………

ゼロ「オレの…悪夢……?」


見滝原 展望台

杏子「なーんか騒がしいことになってるね」

QB「ボクとしても予想外の事態だよ」

杏子「で、アタシを呼んだってことは、なにか起きるってことだろ?」

QB「それはわからないね」

杏子「はぁ?なにそれふざけてんの?」

QB「なにかあったら呼んでくれって言ったのはキミの方だろ」

杏子「そうだけどさ……」

QB「強いて言うなら、イレギュラーな存在が二つに、巴マミのソウルジェムが深く濁り始めてるってことかな」

杏子「……イレギュラーってのは気になるけど、巴マミに関してはいいこと聞いたよ」

シャリッ

杏子「なにせ、魔女になったアイツを喰うのはこのアタシなんだから」

ここまで。ゼロがおしゃべりなのはイレハン時代に戻りつつあるってことでひとつ


ロクゼロのSSとか俺得


前にあったまどゼロSSが落ちて残念だっただけに楽しみ

メットレスゼロってつまり眼鏡のないジルウェ想像すればいいのか

ロックマンゼロとまどマギのクロスとか俺得だなぁ。

でも、ロックマンXとまどマギのクロスは見ないな。

やはり、知名度が低いからか?

マンション 巴マミの部屋


ゼロ「………」

エックス『キミのオリジナルボディのDNAデータを元に作られたウィルス。それがナイトメア 』

ゼロ(オレのDNA……)

マミ「……ん」

ゼロ「起きたか」

マミ「ゼロ…さん……」

ゼロ「無理に起き上がるな。そのまま寝ていろ」

マミ「……美樹さんや……街の人たちは……?」

ゼロ「みんな無事だ」

マミ「そう……良かった……」

ゼロ「ああ。だから、今日はもう休め」

マミ「………うん」

ゼロ「…………」





翌日 見滝原中学通学路


まどか「ゼロさんがいなくなった?」

マミ「起きたらどこにもいなくて、QBも知らないって」

さやか「マミさん、落ち着いて。きっと情報収集とかいって商店街辺りにいますよ」

マミ「でも、なにも言わないで出ていくなんて」

まどか「あ、ほむらちゃん!ゼロさん知らない?」

ほむら「ゼロ?いいえ、見ていないわ」

さやか「ホントに?」

ほむら「嘘をついて私になんの得があるの」

マミ「私、やっぱり捜して」

杏子「ははっ!ホントだ。マミが狼狽えてるよ」

ほむら「!」

マミ「さ、佐倉さん…!?」

杏子「なんだ?一人ぼっちになって寂しいってか?」

さやか「なによいきなり!アンタ誰なのさ!」

杏子「あん?んだテメェ……ああ、お前らか。マミが連れてる魔法少女候補ってのは」

まどか「まさか、貴女も魔法少女なの?」

杏子「佐倉杏子。元マミの後輩さ」

マミ「……悪いけど、貴女に付き合ってる暇はないの」

杏子「ゼロってやつ捜してんだろ?やめとけやめとけ、どうせまた捨てられるぞ。アタシみたいにな」

マミ「!」

杏子「腕怪我してんのに魔女と戦って、足手纏いの役立たずは捨てられてとうぜ」

さやか「お前…!」

ほむら「黙りなさい」

杏子「あ?」

さやか「転校生…?」

杏子「もう一つのイレギュラーってのはお前か。マミを庇ってどうする?」

ほむら「庇ってないわ。ただ貴女の言葉が耳障りなだけ」

杏子「………アンタいい目してるね。甘ちゃんのマミより好きになれそうだ」

ほむら「そう。だったらここから立ち去ってくれないかしら」

杏子「わかったよ。じゃあな」

マミ「……」

まどか「マミさん、あの」

マミ「平気よ。全然気にしてないわ。さぁ、早くゼロさんを捜さないと!」

まどか「マミさん……」

ほむら「………私も捜すわ」

マミ「え?」

ほむら「あんな得体の知れない機械を放ってけないわ。貴女のもとにいた方が監視しやすいしね」

まどか「ほむらちゃん…!」

さやか「だったらアタシも」

ほむら「貴女たちは残りなさい。もしゼロを見つけても、何かあったら対処出来ないだろうし」

さやか「何かってなによ」

ほむら「彼に襲われる、とかね」

マミ「ゼロさんはそんなこと―!」

ほむら「可能性の話よ。行くわよ」

マミ「あっ、待ちなさい!」

まどか「二人とも、気を付けて…」

繁華街


ほむら「なにか当てはあるの?」

マミ「正直、無いわ…」

ほむら「それなら二手に分かれましょう。見つけたらテレパシーで連絡すること」

マミ「ええ、わかったわ」

ほむら「その前に、ソウルジェム見せてくれないかしら」

マミ「え?何で今」

ほむら「いいから」

マミ「う、うん」

ほむら(! この濁り方は……)

マミ「暁美さん?」

ポイッ

マミ「わっ!?」

ほむら「昨日の魔女のグリーフシードよ。それでソウルジェムを浄化しておきなさい」

マミ「え、でもこれって」

ほむら「魔女を倒したのはゼロよ。だからそれは貴女のものよ」

マミ「暁美さん……」

ほむら「それじゃあ、私はこっち方面を捜すから」

マミ「わ、わかったわ」




ほむら(深くこびり付く様な濁り方は、魔女になる前兆……)


マミ『暁美さん。今日のお茶会の紅茶、何がいい?』


ほむら(惑わされないで暁美ほむら……例え巴マミが魔女になろうとも、まどかを救うためになら見捨てて)

ピカッ ピカッ

ほむら(こんな時に……)




街外れ 廃棄された工場


ほむら「ここね。手短に終わらせて」

ピカッ ピッ……

ほむら(反応が消えた? 逃げた感じもしない……巴マミか佐倉杏子が倒して)


ドォオオオン!!


ほむら「!」

?「くっはっはっは……!」

ほむら「お前は…!?」


河川敷


ゼロ「……」

詢子「ゼロじゃないか。またこんなところでどうした」

ゼロ「探し物をしている」

詢子「新しい服か?」

ゼロ「違う。レプリ……ロボットを創っている工場だ」

詢子「また変わったもん探してんな」

ゼロ「この街には、そういった施設はないのか?」

詢子「工場は無いけど、会社ならあるよ」

ゼロ「本当か」

詢子「どういった用かは知らないけど、アタシも仕事でそこに行く途中なんだ。案内ぐらいならしてやるよ」

ゼロ「助かる」

詢子「にしてもアンタ相変わらず仏頂面だね。もうちょい愛想良くした方がモテるよ?」

ゼロ「必要ない」

詢子「ハッキリ言うね。あ、誰か恋人でもいるとか」

ゼロ「恋人…」

 ザザッ
   
   ?『ゼ…ロ…』

        ザザッ
 

ゼロ「……!」

詢子「どうした?」

ゼロ「……なんでもない。ただ、一つ思い出した」

詢子「何を?」

ゼロ「詢子の声が、知り合いのジャーナリストに似ていることだ」

ここまで。詢子=ネージュ ヒントは声優

メガネなし仏頂面ジルウェ…アリだな!



>>43
人間を傷つけるのはレプリ最大の禁忌だからな、もはや人間とは言い難いバイルでさえ
「倒してきた魔女が元人間でした」と知ったら、叩き斬る覚悟決めてるゼロはまだしも
エックスの場合メンタル的に「俺もうイレギュラーだ…」と戦いを放棄して自責の念にかられる姿しか思いつかない
そっからのいい立ち直り方を思いつかず、エックス×まどマギ書くの断念した


エックス時代のネタまで持ってくるとは…
ますます楽しみだ

>>50
岩本エックスも考慮に入れるなら
真実を知って「みんな死ぬしかないじゃない!」になったマミさんみたいに
あえて鬼-イレギュラー-になって魔法少女達を抹[ピーーー]るかもしれないぞ
エックスも精神が追い詰められると暴走するとこがあるし

>>52
ワルプルをノヴァストライク一撃で沈める究極エックス
その暴走を止めるためにまどかが契約して、なんやかんやで金色エックスになってジェム完全浄化する
ってとこまで想像した

街外れ 廃棄された工場


ドオオオン!!

ゼロ?「くっはっはっは!」

ほむら「くっ……ゼロ!どういうつもり!?」

ブオンッ!!

ほむら(斬撃…!?)


―時間停止!


ゼロ?「!」

ザッ

ほむら「貴方…本当にゼロなの…?」

ゼロ?「クククッ……」

ほむら(本物かどうかはわからない……けど)

カシャン!

ほむら「私の邪魔をするなら、誰であろうと容赦しない」

ゼロ?「死ネ…!」



繁華街


マミ(魔女の反応が途絶えた…暁美さんが倒したのかしら…)

ドンッ

マミ「きゃっ」

詢子「おっとごめん!大丈夫かい?」

マミ「は、はい。大丈夫で……ゼ、ゼロさん!?」

ゼロ「マミ。こんなところでどうした」

マミ「どうしたじゃないわよ!貴方を捜してたの!」

ゼロ「オレを?」

マミ「何も言わずに出ていったんだから当たり前でしょ!」

ゼロ「置手紙をした筈だが」

マミ「え?」

ゼロ「居間のテーブルに置いた。見なかったのか?」

マミ「………」

ゼロ「見てなかったんだな」

マミ「だ、だって……」

詢子「まあ怒るなよゼロ。この子だって心配でお前を捜してたんだろうし」

ゼロ「別に怒ってなどいない」

詢子「ならもう少し表情崩しなよ。ま、いいや。アタシは先に行くよ。探してた会社はこの先にあるから」

ゼロ「世話になった」

詢子「あんまり彼女さんに心配かけるんじゃないよ~」ひらひら

マミ「かの…え、えええ!?」

ゼロ「どうした?」

マミ「な、なんでもない!それより、今の綺麗な人は」

ゼロ「前に服を譲ってくれた夫人だ。探し物の手伝いをしてくれた」

マミ「探し物?」

ゼロ「ロボットを開発している施設。そこで調べたいことがある」

マミ「それって、もしかして昨日の」


ドオオオオオオオン!!!


マミ「爆発!?」

ゼロ「この先は…まさか…!」

高層ビル痕 瓦礫の山


?「この時代の技術がこれ程未熟だとは……無駄足だったか」

詢子「うぅ……」

?「生き残りがいたか」バチバチ

シュルルル!

?「!」

マミ「その人から離れなさい」

?「人間の少女……貴様が魔法少女か」

マミ「え?」

ゼロ「であ!」

ギィン!

?「貴様も一緒だったとはな。オリジナル…いや、コピーよ」

ゼロ「なに!?」


バチィン!


マミ「貴方は何者なの!?」

ハイマックス「ハイマックス。そう呼ばれている」

ゼロ「レプリロイドか……!」

ミ「どうしてこんなことを!」

ハイマックス「ナイトメアの強化の為だ。だが、この時代の未熟な技術では不可能だった」

マミ「用済みになったから、ビルごと始末を…!?」

ハイマックス「人間どもに我々の存在が知れると面倒だからな」

マミ「許さない!」

ダダダダダダッ!!

ハイマックス「無駄だ――デスボール――」

バリバリバリ!!

マミ「きゃああああああ!!」

ゼロ「おおおお!!」

ギィン!!

ハイマックス「コピー如きが、私に勝つつもりか」

ゼロ「オレの事を知っているのか…!?」

ハイマックス「用があるのはオリジナルの方だ。お前に用はない」

バリバリバリ!!

ゼロ「くっ……!」

ハイマックス「消えろ」


ピカッ!!


ハイマックス「むっ…!?」

エックス―ゼロ…! 今のうちに…!

ゼロ「エックス…!」


ダッ!


ハイマックス「………人間と魔法少女を連れて逃げたか。まぁいい、いつでも始末できる」


―ドォオオオオン!!


ハイマックス「あの方角は……やはり、まだヤツの調整は必要なようだ」

街外れ 廃棄された工場


ドシャア!

ほむら「ぐぁ……」

ゼロ?「終ワりだ」

ほむら「―!」


―時間停止!


ピタッ!!

ゼロ?「」

ほむら「はぁ…っはぁ……ここまで、実力差が…あったなんて」ヨロッ

ザッ…ザッ…

ほむら「とにかく、ここから……一旦…引か、ないと……」

ゼロ?「逃げルナよ」

ほむら(!? しまった、もう魔力が…!)


ギィン!!


ゼロ?「……!」

杏子「セーフ。間一髪ってやつ?」

ほむら「佐倉……杏子…!?」

ゼロ?「シね」

杏子「あらよっと!」

ジャラジャラ!

ゼロ?「!?」

杏子「バーカ。そこで大人しくしてな」

ほむら「貴女…どうして」

杏子「なんでもいいじゃん。とにかく逃げるよ。アイツをやるのは手間が掛かりそうだ」

ほむら「ええ……」

ゼロ?「くっくっく……」

杏子(不気味な野郎だ……)

ここまで。>>56の冒頭のミはマミさんです。すまぬ

>>50

自分も考えたけど、エックスが悩む性格のせいかなかなかうまく思いつかないですね。


ナイトメアどころかハイマックスまで来たか、面白い
ゼロが封印されるのがX6エンディングだから、コピーボディの事を知ってても一応おかしくないんだな

>>59 エックスの最大の特徴だからなそれ

イレギュラー相手でも割と悩んで撃つし

見滝原市立病院 病室


ガラッ!

まどか「ママ!」

詢子「おう、まどか」

まどか「大丈夫?痛い所ない?」

詢子「平気平気。ちょっと骨にヒビが入っただけだよ」

まどか「十分大怪我だよ!」

詢子「はいはい。心配してくれてありがとな」


ガラッ


マミ「あの、コーヒー買ってきました」

詢子「お、悪いね」

まどか「マ、マミさん!?」

マミ「鹿目さん!?」

詢子「え?知り合いなの?」




見滝原市立病院 駐輪場


さやか「まどかのお母さんを助けたのが、まさかマミさんたちだったなんて」

まどか「マミさん、ゼロさん、ママを助けてくれてありがとう」

マミ「いえ……なにも出来なかったわ」

ゼロ「……」

さやか「そのハイマックスってさ、ゼロと同じロボット…じゃなくてレプリロイドなんだよね?なんで人間を襲ったりするの」

ゼロ「奴はイレギュラーだ」

さやか「イレギュラー?」

ゼロ「人に害をなすレプリロイド。プログラムのエラー、電子頭脳の故障、ウィルス感染などでイレギュラーになるが……奴は自らの意志で人間を襲っていた」

マミ「ナイトメア……昨日の化け物を強くするのが目的って言ってたわね。襲われたビルはロボットの研究をしている会社のものだったわ」

まどか「じゃあ、また似たような場所が襲われるんじゃ」

ゼロ「その心配はない。この世界の技術力は低い事を、奴は知ったからな」

マミ「でも、何かしら起きるのは間違いなさそうね」

さやか「あーもう!どうなっちゃうのよこの街は!」

杏子「だったらその原因を絶っちゃえばいいじゃん」

マミ「佐倉さん!?それに…」

まどか「ほむらちゃん、その傷どうしたの!?」

ほむら「……心配ないわ」

杏子「そこのゼロって奴にやられたんだよ」

まどか「え…?」

マミ「デタラメを言わないで!ゼロさんは私と一緒にいたのよ!」

杏子「ああ悪い。言葉が足らなかったな。正確にはソイツそっくりな奴にやられた、だ」

マミ「!」

まどか「ほ、本当なの…ほむらちゃん…」

ほむら「……ええ、事実よ」

ゼロ「………」

杏子「もしかしてお仲間なんじゃないの?」

さやか「ちょっとアンタ、何言ってんのよ!」

杏子「別世界のロボットが地球侵略ってよくある話じゃん」

ほむら「佐倉杏子。憶測でものを言うのはやめなさい」

杏子「なんだよ。アタシが助けなきゃアンタ殺されてたんだぞ?」

ほむら「その点に関しては感謝しているわ。それに……私もゼロのことを疑っていないと言えば、嘘になるからね」

マミ「そんな…!?」

ほむら「私を襲った奴はゼロの戦い方を模していた。一緒に戦ったのは一度っきりだけど、言い切れるわ」

マミ「でも、ゼロさんも殺されかけたのよ!?」

杏子「それが作戦だとしたら?」

マミ「そんなの…!」

ゼロ「マミ、よせ」

マミ「ゼロさん…」

ゼロ「そのオレに似たやつがどうかは知らないが、事実、ナイトメアはオレのオリジナルボディから創られたものだ」

マミ「!?」

杏子「へっ、やっぱりアンタが元凶か」

ジャキン!

杏子「面倒なことになる前に、アンタをぶっ壊した方が良さそうだね!」

マミ「やめて!!」

ゼロ「……」


ピカッ! ピカッ!

杏子「っけ、運のいいやつだ」

さやか「どこ行くのよ!」

杏子「魔女退治だよ。魔法少女なんだからそっちを優先にするに決まってんだろ。じゃあな、うっかり殺されないようにな」

マミ「……」

ほむら「私も失礼するわ」

まどか「家まで一緒に行くよ」

ほむら「必要な」

さやか「そんなボロボロで強がんないの」

ほむら「美樹さやか……どういうつもり?」

さやか「昨日の借りよ。じゃあねマミさん、ゼロ。ほらまどか、しっかり支えて」

まどか「う、うん」

ゼロ「………」

マミ「ゼロさん、私たちも帰りましょう………」

マンション 巴マミの部屋


マミ「………」

ゼロ「………」

マミ「ゼロさん、あの……」

ゼロ「なんだ」

マミ「……なんでもない」

ゼロ「そうか」

マミ(なにを話せばいいかわからない……)

ゼロ「先に休む」

マミ「え、あ、お休みなさい」

バタンッ

マミ「……はぁ、私ってダメだな」


別室


ゼロ「……」


ハイマックス『用があるのはオリジナルの方だ。お前に用はない』


ゼロ「オメガ……オレの悪夢」

―自らの悪夢に怯えるとは、貴様らしくないな

ゼロ「誰だ!?」


キィイイン


―その扉からサイバー空間へと来い。待っているぞ

ゼロ「……」


カシュン!



サイバー空間


ゼロ「! お前たちは…!」

ハルピュイア『久しぶりだな、ゼロ』

ファーブニル『おいおい、なんだその面は?』

レヴィアタン『珍しいわね。貴方がそんな顔するなんて』

ファントム『あの時、拙者に見せた貴様の信念は偽りのものだったのか』

ゼロ「ネオアルカディア四天王…!」

ハルピュイア『その名はとうに捨てた。今は、エックスさまにお仕えするただのサイバーエルフだ』

ゼロ「……なぜオレをここに」

ファーブニル『決まってんだろ……オメーとの決着を付ける為だ!!』

ゼロ「!」


ドオオオオオン!!

ここまで。このSSの四天王はオメガの爆発からゼロを庇った説でお送りします


今更だけどエックスは完全消滅したんじゃね?
まあナイトメア現象やってるしその辺はいいのかもしれんが

ハルピュイア『ファーブニル!』

ファーブニル『そう怒んなよ。久々にアイツと戦れるんだ。それによぉ…』

ブォン!!

ゼロ「……!」

ファーブニル『あの程度でやられるタマじゃねぇよ!』

ドンッ!ドンッ!

ゼロ「でやぁ!」

ファーブニル『オラオラァ!まだまだいくぜぇ!!』

レヴィアタン『ちょっと戦闘バカ!私にもやらせなさいよ!』

ゼロ「!」

レヴィアタン『やぁ!』

ギィン!!

ゼロ「ちぃ…!」

レヴィアタン『そうよ、その瞳よ!ここに来てからずっと、その瞳が恋しかったわ!!』


スゥ…


ゼロ「!」バッ!

ファントム『流石だな。よくぞ躱した』

レヴィアタン『ちょっとファントム!邪魔しないでよ!』

ファーブニル『オメェも邪魔すんなよ!先にやんのはオレだ!!』

ハルピュイア『お前達、いい加減にしろ!!』

レヴィアタン『なによ!キザ坊やだってゼロと戦いたいくせに!』

ファーブニル『そうだそうだ!なんならお前もまとめて相手してやろうか?』

ハルピュイア『オレはそういうことを言ってるのではない!』

レヴィアタン『だったらこうしましょう。私とキザ坊や、戦闘バカとゼロがチームを組むの』

ファーブニル『ちょっと待て!それじゃあオレがゼロと戦えねぇだろ!組むならゼロとハルピュイアでいいじゃねぇか!』

レヴィアタン『そしたらアンタと私が組むハメになるじゃない!そんなの嫌よ!』

ファーブニル『だったらファントムと組むからお前は見学してろ!』

レヴィアタン『なんですってー!』

ハルピュイア『だから話をだな』

レヴィアタン『だいたいキザ坊やも戦闘バカもね』

ファーブニル『いいからオレはゼロと』

ハルピュイア『話を聞けと』


ギャー!ギャー!


ゼロ「………」

ファントム『しばし待たれよ。いつものじゃれ合いだ』

ゼロ「………用が無いなら、オレは帰るぞ」

ファントム『ナイトメアが創られたのは、イレギュラー戦争時代』

ゼロ「……!」

ファントム『我らが主君、エックスさまと当時オリジナルボディであったお主はイレギュラー戦争の主犯格との戦いで瀕死の重傷を負った。その時に破損した身体の一部をとある科学者が拾い、強力な力を持つウィルス……ナイトメアを創りだした』

ゼロ「なぜそんな大昔のウィルスが今頃になって……それも別の世界で」

ハルピュイア『別の世界ではく、過去の世界だ』

ゼロ「なに…?」

ファーブニル『お前がいるのはレプリロイドが創られるよりずっと以前の世界らしいぜ』

レヴィアタン『ラグナロクが落ちる寸前に貴方は時空を超えたの』

ハルピュイア『何故そのような事が起きたかはオレたちやエックスさまでもわからない。ただ一つわかるのは、ナイトメアの目的はお前のオリジナルボディだということだ』

ゼロ「DNAデータを使い、より強力になる為にか」

ファントム『左様。だが先の戦いでお主のオリジナルボディは破壊された』

ファーブニル『引っ掛かんのは、奴らがそれを知ってるってことだ』

レヴィアタン『そこで動けないエックスさまの代わりに、私たちが来たってわけ』

ゼロ「エックスが…動けない?」

ハルピュイア『オレたちと違い、エックスさまはサイバーエルフの状態のまま現実世界で力を使い続けた。消滅を免れるために今ははこのサイバー空間の奥深くで休まれている。本来なら、昼間のように現実世界で目くらまし程度の力を使うのですら危険なほどなのだ』

ゼロ「……」

ファーブニル『エックスさまの命令とはいえ、オメーと慣れ合うなんて御免なんだが……人間を守らなくちゃいけねぇからな』

レヴィアタン『ナイトメアが現れた時の為に、この街にサイバー空間に繋がる扉をセットしておくわ』

ファントム『彼奴らを討つ為、我らはお主の征く道を照らそう』

ハルピュイア『オレたちの方でも奴らを捜す。ゼロ、人間たちを頼む』

ゼロ「………ああ、わかった」

ファーブニル『さーて、話が終わったところで続きやろうぜ!』

レヴィアタン『協力するんだから、これくらいの我儘は聞いてもらわないと』

ファントム『拙者も手合せ願おう』

ハルピュイア『お前たち……まぁいい、オレとしてもさっきの腑抜けた貴様には苛ついていたところだ』

ゼロ「………フッ」


ブォン!!

ここまで。とりあず>>1の簡単な補足(後付ともいう

エックスは消滅したのではなく、サイバー空間で眠りについた

ゼロの記憶は少しずつ戻り始めている

四天王はゼロを庇って死亡(ただしサイバーエルフ化

ハイマックスはゼロがコピーボディだと知っている

杏子は魔法少女が魔女になるのを知っている

アルエットかわいい

以上

>>69
つまり、エックスが前線復帰するということですね。



あれ、過去に飛んだだけ=今いる時代はロックマン暦20XX年って事?
じゃあライト博士とかワイリーもどこかにいるのかな

>>71

もしかしたら、ライト博士やワイリー博士が生まれる前の時代かもよ。


ハイマックス含む調査団とかエルフ共とか皆も飛んできたのか


何という俺得スレ

ハイマックスと言えば、調査団の連中は揃いも揃って悲惨な事で有名だな
タートロイドとかシェルダンとか

数時間後


ドサッ

ファーブニル『はっはっは!やっぱオメェーと戦うのは最高だわ!』

レヴィアタン『確かにね。戦闘バカやキザ坊や相手にしても、なんか燃えないし』

ファーブニル『言ってくれるぜ。つーかよファントム、お前昔より強くなってねーか?』

ファントム『肉体を失ってからは、悠久の時を己が鍛錬に注ぎ込んだからな』

ファーブニル『へー。んじゃ、近いうちにお前とも戦ってみるか』

レヴィアタン『ホントに戦闘バカなんだから』

ゼロ「……」スクッ

ハルピュイア『戻るのか』

ゼロ「ああ。心配性の人間がいるからな」

ハルピュイア『珍しいな。お前が冗談めかしにものを言うのは………ゼロ、これを』

ゼロ「このデータは…?」

ハルピュイア『エックスさまが解析したナイトメアのデータだ。これで奴らが現れたらお前だけでも反応できるはずだ』

ゼロ「助かる」

ハルピュイア『奴らの力は予想を超えて凶悪だ。感染すればこの時代のロボットとはいえ危険な存在になりかねない』

ゼロ「それなら心配ない。この時代にはまだオレたちレプリロイドのような機械はまだ創られていないからな」

ハルピュイア『なんだと……?』

ゼロ「どうした?」

ハルピュイア『………いや、気にするな。』

ファーブニル『じゃーなゼロ、また戦ろうぜ!』

レヴィアタン『楽しみにしてるわよ』

ゼロ「ああ」


カシュン!


ファントム『ハルピュイア。何か気になるのか?』

ハルピュイア『ああ………少し、調べておく必要があるかもな』

マンション 巴マミの部屋


マミ「ゼロさん、おはよう……入っていいかしら?」

ゼロ「ああ」

ガラッ

マミ「あのね、今日なんだけど…ってきゃあ!?」

ゼロ「どうした」

マミ「そ、それはこっちが聞きたいわ!どうしたのその傷!ま、まさかナイトメアが!?」

ゼロ「いやこれはだな」

マミ「とにかく傷の手当てをしなきゃ!」

ゼロ「マミ。これはだな」

マミ「ああでもどうしよう、私ロボットなんて直したこと」

ゼロ「落ち着けマミ。これは」


ワーワー!


TV『次のニュースです。先日来日したロボット工学のトーマス・ライト氏とアルバート・W・ワイリー氏は見滝原市に訪れ……』



見滝原中学 屋上

まどか「ほむらちゃん、傷はもう大丈夫?」

ほむら「あれくらい何てことないわ。鹿目さんこそ、お母さんは大丈夫なの?」

まどか「うん。しばらく入院することになったけど、大事には至らないって」

ほむら「良かったわね」

さやか「話は変わるけどさ、アンタ、あの佐倉杏子って子と知り合いなの?」

ほむら「会ったのは昨日が初めてよ」

さやか「にしてはタイミングよく助けにきたね」

ほむら「大方、私を監視してたんでしょう」

さやか「ふ~ん……」

ほむら「私と佐倉杏子の仲を疑ってるの?」

さやか「というより、アタシはまだアンタの事信用してないから。杏子もそうだけど、アンタも何か隠してるでしょ」

ほむら「………相変わらず、鋭いわね」

まどか「ほむらちゃん…?」

ほむら「けれど、貴女に話すつもりは無いわ」

さやか「アタシが魔法少女じゃないから?」

ほむら「話す気がないからよ。それに魔法少女になってしまったら、尚更話す意味が無くなるわ」

さやか「……?」

ほむら「それより、巴マミはどうしたの?」

まどか「この間、CDショップの時に来てくれたゼロさんの友達がナイトメアを探せるようにしたから、さっそく探しに行くって」

ほむら「……ゼロはともかく、巴マミはまだ腕の傷が感知してない筈よ。何を考えてるのかしら」

さやか「戦わないって条件で付いていったみたいだよ。マミさん、これ以上の犠牲者は出したくないって……」

まどか「ビルの人たちを助けられなかったこと……すごく後悔してた……」

ほむら「……」

繁華街


杏子「へっへー。大量大量♪」モグモグ

ガヤガヤ

杏子「なんだあの人混み。芸能人でも来てんのか?」

記者「トーマスさん!これからどこにいかれますかー!?」

記者「アルバートさんもご一緒ですかー!?」

パシャ!パシャ!

杏子「んー?ただのおっさんじゃん。なんであんなのにマスコミが群がってんだ?」

ピカッ! ピカッ!

杏子「別にいっか。さて、食後の運動でもするかな」ペロッ



高層ビル痕 


ゼロ「………ダメだ。この辺りをスキャンしたが、ナイトメアの痕跡は一つもない」

マミ「そう……なら、街に戻って来日したロボットの研究者の近くにいましょう。もしかしたら、その人たちを狙うかもしれないわ」

ゼロ「トーマス・ライトにアルバート・W・ワイリー……か」

マミ「新世代ロボットの製作。その研究費を集めに各国に支援を求めているようね」

ゼロ「………」

マミ「その人たちが心を持ったロボットを創ったら、私たちの世界も、ゼロさんの世界みたいになるのかな」

ゼロ「………」

マミ「ゼロさん……?」

ゼロ「無駄話は後だ」

マミ「そ、そうね。ごめんなさい」

ゼロ(………なんだ、この感じは。オレは、この研究者たちを……この男を……)


ピカッ! ピカッ!


マミ「魔女…!?こんな時に…」

ゼロ「行くぞ。場所はどこだ」

マミ「え?でもナイトメアは……」

ゼロ「ナイトメアが出る前に先に叩く。それに、相手が魔女だろうと、お前の傷が治るまで戦うのはオレだ」

マミ「ゼロさん……わかったわ。こっちよ!」

繁華街 裏路地



マミ「ここよ。でもこの魔力は……中に佐倉さんがいるみたいね」

ゼロ「!」

マミ「ゼロさん?」

ゼロ「ナイトメアの反応だ…!」

マミ「え!?」

ゼロ「結界の中からの反応だ。佐倉杏子の実力は知らないが、一人だけでは対処仕切れない。突入する」

マミ「私も連れて行って!サポートぐらいなら出来るわ!」

ゼロ「……わかった。ただし、危なくなったらお前一人でも逃げるんだ。いいな?」

マミ「ええ!」



魔女結界



ジャララララ!!


杏子「おらおらおらぁあああ!!」

ナイトメア「gnaodihgaohgad」

杏子「くっそ、キリがねぇ……なんで魔女の結界にナイトメアがいるんだよ!」

ナイトメア「nhnoadjgepashas」バシュウ!!

杏子「危なっ…! この野郎!!」

ナイトメア「goaujgnosdqaoa」

杏子(先に魔女を始末して、逃げた方が良さそうだな)ダッ!

ナイトメア「gnbpejdahganbga」

杏子「お前らの相手なんかしてらるかっつーの!」


タッタッタッタ!


魔女「………」

杏子「へっ。やっと見つけた。覚悟し」

魔女「ghpsajgapd;hsgnapughape!!!!!!」

杏子「うわっ! な、なんだ!?」

ペタッ ペタッ

ナイトメア「ghoadjbhashbjs……」

杏子「ナイトメア!? なんだ……魔女に憑りついてんのか……!?」

魔女「nodgaogha!!!」

バシュウ! バシュウ! バシュウ!

杏子「!!」

ここまで。ロックマンの時代って20XXだと勘違いしてた……話が破綻しないレベルで辻褄あわせないと



ライト博士やワイリー博士はこの時代には存在しているのね。

ゼロとどう絡むのか楽しみだ。


年代はあまり気にしなくても良いと思う。
むしろゼロ達がこの時代に来たことで運命がどれ程変わるかが心配だ

乙です。
W博士がゼロを見てブルース作成のきっかけを掴むのか?

>>82

ブルース製作したのはライト博士だぞ。

むしろフォルテを作ろうとすると思う。

>>83
Wはダブルのつもりだったんだ。紛らわしくてゴメン。
あとブルースは共同製作と思ってた、情報ありがとう。

二人が本当の意味で共同製作したのって、ガンマだけなんだよなぁ…

>>84

Wだったのか…ごめんm(_ _)m
ブルースはライト博士が作った最初のロボット。で、ブルースに欠陥があったからライト博士が直そうとしたけど、逃げて彷徨ってるうちにワイリー博士に拾われた希ガス。
無印ロックマンはあまりやったこと無いから設定を勘違いしている可能性がある。
後、長々と書いて申し訳ないm(_ _)m

コレは俺得過ぎる
ゼロシリーズはアクション、難易度、ストーリーどれをとっても完成度高いよなぁ


それはそうとロックマンシエルの開発進んでんのかな

>>86
詳しく書くと、ライト博士がブルースを作る→動力炉に欠陥があるから直そう→どういうわけか人格を変えられると勘違いして逃亡→
機能停止寸前にワイリーに拾われる。
ちなみにこの時に動力炉を太陽エネルギー式から原子力エネルギー式に変えられている。


>>1はメガ・ギガミックスは既読なのかな?

なるほど、サンクス。


博士達キター!これはタイムパラドックスの予感
ワイリーがほむらの魔法を知って、フラッシュマンの「時間を制する」原論にとりかかるとか夢が広がる


ブルースはライト博士がある程度歳くってから単独開発した「心を持ったロボット」第1号であって、
二人の若い頃にライト&ワイリーのロボット共同研究時代はあったみたいよ

有賀設定混じってたらすまぬ

ダッ!!


杏子「何だよこれ!何で魔女がナイトメアと同じ攻撃をするんだ!」


バシュウ! バシュウ!


杏子「このっ……調子に乗ってんじゃねぇええぞおお!!」


ジャラッ……ギュルルルルル!!!


魔女「gnhapdjaepdha!!!!」

杏子「このまま串刺しにしてやるよ!!」ジャキン!

ナイトメア「agnpajgana」

魔女「jgadpgjagjaph―!!!!」

ミシッ…ミシッ…! バキィイイン!!

杏子「なっ…鎖が…!?」

魔女「gpagkjadeh@asj@h!!!」バシュウ!!

杏子「っー!」




―アイギスの鏡!―



ギュルン! バチィ!


魔女「pdgijaphgna!!??」

杏子「な、なんだこの鏡……魔女の攻撃を跳ね返した?」

マミ「佐倉さん!大丈夫!?」

杏子「マミ!? それにアンタまで…」

ゼロ「佐倉杏子。アレは一体どうなっている」

ナイトメア「gpagjagagahsjhs」

魔女「ngpajdohsphkahna!!」

杏子「知るかよ。こっちが聞きたいくらいだ……ナイトメアってのは、魔女に憑りつくのかよ」

ゼロ「……わからん」

杏子「役に立たねーな」

マミ「佐倉さん。そんな言い方」

ゼロ「とにかくヤツを叩くぞ。お前も協力してくれ」

杏子「グリーフシードは寄こせよ」

ゼロ「好きにしろ。行くぞ!!」

数時間後  繁華街

ライト「ふう、やっと撒けた……日本のマスコミは仕事熱心だな」

ワイリー「ふん、今まで見向きもしなかったくせに、今更俺たちの研究を取り上げおって」

ライト「そう言うなワイリー。上手くいけば私たちの夢も叶うかもしれないんだ。ほれ、気晴らしに『ワガシ』でもどうだ」

ワイリー「おお!これが『ワガシ』か。食べ物をここまで美しく魅せるとは……」

ライト「流石日本だな。うむ、美味い」

ドンッ

まどか「きゃ!」

ライト「おお、すまんな。怪我はないかいお嬢さん」

まどか「あ、はい。大丈夫です」

ワイリー「何をしているライト」

ライト「こちらのお嬢さんとぶつかってしまってな」

まどか(あれ?この外国人のおじさん達……今朝TVに出てた…)

さやか「まどかー。マミさんとゼロは……って、どうしたの?」

まどか「このおじさんとぶつかちゃって…」

さやか「もー、気を付けなよ」

ライト「いや、悪いのは私の方だ。すまなかった」

まどか「わ、私も余所見してたのが悪いんです。ごめんなさい」

ワイリー「礼儀正しいお嬢さんだな」

さやか「おじさんたち外国人なのに、日本語上手だね」

ワイリー「言葉を覚えるくらい、俺たちには造作もない」

さやか「へー。頭いいんだ」

まどか「あの、もしかしておじさんたちって―」


ドォオオオン!!


まどか「きゃあ!?」

ワイリー「なんだ!?」


ゴォオオオオ…!


ハイマックス「トーマス・ライト、アルバート・W・ワイリーだな」

ライト「ロ、ロボット…!?」

ハイマックス「この時代の未熟な技術にお前達二人の存在を危惧したが、杞憂だったようだ」

さやか「まさか、ナイトメア…!?」

ハイマックス「我々の存在を知っているということは、小娘、あの魔法少女とコピーの仲間だな」

まどか「まさか、ゼロさんとマミさんが勝てなかったっていうイレギュラー……!?」

さやか「逃げるよまどか!おじさんたちも走って!」

ワイリー「な、なんだ!?どういうことだ!?」

ハイマックス「邪魔をするな小娘ども」バチッ……!

まどか「!」


バチィイ!!

さやか「ま、まどかぁー!!」


―コトッ


ハイマックス「!」

ほむら「……大丈夫?」

まどか「ほむら、ちゃん…? あ、あれ?私いつのまにほむらちゃんに抱えられて」

ハイマックス「貴様がもう一人の魔法少女か。なるほど、確かに不可解な技だ」

ほむら「その言い方だと、あのゼロに似たロボットはやっぱり貴方たちの仲間だったようね」

ハイマックス「貴様が戦ったゼロN(ナイトメア)からの記録データは既に解析済みだ。勝ち目はないぞ」

ほむら「そうね。だから今は逃げさせてもらうわ」


―カチッ!


ハイマックス「!? 馬鹿な、全員が消えただと…!?」

カランッ…

ハイマックス「……!!」


ドォオオオオオオオオオン!!!





繁華街 


ほむら「うまく逃げれたわね」

さやか「はぁ…はぁ……助かった…」

まどか「助けてくれてありがとう」

ほむら「礼なんていらないわ」

ワイリー「おい、あのロボットはなんだ!?それにお前たちは何者だ!?」

ライト「落ち着くんだワイリー」

ワイリー「落ち着いてる、だから聞いとるのだ」

さやか「ど、どうしようまどか…なんて説明したらいいのかな?」

まどか「私に聞かれても…」

ほむら「……私が説明するわ。その代り、このことは秘密にしておくことを約束して」

ライト「約束しよう」

ほむら「さて、どこから話しましょうか……」

ここまで。書籍はロクゼロとR20+5のOCW。メガ・ギガと岩本版は昔ちょろっと読んで、後はXシリーズ(3、7、8、イレハン、BG版を除く)とゼロシリーズ+ゼクスをやったぐらい。初代とDASHは全然やってない。お金と時間があったら全部やりたいし読みたいよ……

X6とX7はどうしてこうなったと言わざるを得ない…。
イレハンと初代のXとでは設定が微妙に違うらしいんだよな。


綺麗な頃のワイリーならゼロ見ても変な気起こさないかな


>>96
イレハンだと色々新解釈入ってる
シグマの反乱理由がエックスをレプリロイド以上に進化させる為とか
マンドリラーもクワンガーも本編より賢そうになってるとか
ケイン博士が本編よりヨボヨボしてる上、爆発に巻き込まれて死んだっぽいとか


続編作る気がなかったともとれるが…
今から作るったってもうサーゲスは喋れないんだぜ…(´;ω;`)

>>97
鉄拳の平八みたいに声優を変えるのもありだと思うぞ。

どっちにしろ稲船さんがロックマンシリーズ開発の中心から居なくなっちまったからなぁ…
Xシリーズの続編はもう期待できないのだろうか…

>>96
いろいろ言われるけどX6は私的には好きだったね。
5とのつながりが微妙だったけど、ゼロ復活には燃えたし

>>99

続編は出なくてもD-artsとかでXシリーズは熱いぞ。
アルティメットアーマーとシグマがフィギュア化されるの決定したしな。

Xシリーズも残念だが、DASH3が開発中止になってしまったのが残念でならない…。


ギガミックスといえばライト博士の「心のない力は時として悲劇を呼ぶ」という台詞がすごく印象に残ったなあ…
心のないQBにはこの言葉はどう映るんだろう?
ロックマンというか有賀版のロボット達はすごく人間らしいけど……

そういや生首1UPの正式名称が「スペアボディ転送システム」だけど、QBの無限残機はまさにこれだな

X7は特殊武器ヘボいが、ゼロの技に関しては秀逸だと思う
まずデフォで敵弾を斬って跳ね返して攻撃できる、これが凄い気に入った
追尾弾を飛ばす飛影刃、衝撃波を飛ばす波断撃、セイバーで防御カウンターする獄門剣は過去ありそうでなかった
でもジャンプ斬りが縦じゃなくて横で、やたら当てにくいってとこだけ気に入らない

エックスとゼロの額にある宝石的なパーツがソウルジェムだよ
自爆して胸から下吹っ飛んでも動力炉ブチ抜かれても、あのパーツさえ無事なら死なないよ


と書いてから、ゼロはあの宝石(ゼットブレイン)、一回シグマに砕かれたのを思い出した
そしてそれ以降暴れてたイレギュラー人格が消えた…あれやっぱり…

魔女空間


魔女「hdboahnbpadjhgaqp!!!!」

マミ「佐倉さん!」

杏子「おうよ!」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!」

杏子「おっら!!」

ギュルルルルルルルッ!!

魔女「dihjbpasdha!!」

ナイトメア「gipqguabgaoiga」キュィィン……


―ゼロナックル!―


ガシッ!!

ゼロ「おおおおお!!」

ブチィン!!

ナイトメア「ngpiaghoahgao!!?」


―チャージショット!!―


ドォオオオン!!

魔女「jnoadhgpada……!」

ゼロ「はあっ!!」


―回転切り!!―


ズバァッ!!

魔女「gap…gaja……」

シュウウウ………カラン


マミ「ふぅ……終わったわね」

杏子「だーっ! 疲れたー!」ゴロン

マミ「そうね。こんなに長く戦ったのは、私も初めてかも」

杏子「魔女はやたらつえーし、ナイトメアはうじゃうじゃ湧くし……グリーフシード一個じゃ割に合わねーよ」

……キラッ

杏子「ん?なんだこの球?」

マミ「綺麗……だけど、何だか怖いわ」

杏子「グリーフシードじゃなさそうだ」

ゼロ「ナイトメアに関係しているかもしれん」

杏子「ならアタシには必要ないな。ほらよ」ポイッ

マミ「ちょ…!?」

パシッ

ゼロ「貴重なデータだ。あまり乱暴に」


ギュルン!

ゼロ「……!?」

マミ「ゼロさん!?」

杏子「お、おい。どうしたんだよ?」


ズズズズッ…!


杏子「球が身体の中に…!?」

マミ「大丈夫ゼロさん!?」

ゼロ「……大丈夫だ。身体に異変はない」

マミ「本当に…?無理してない?」

ゼロ「ああ……どうやら、ナイトメアのデータが自動的にインストールされたようだ。といっても、破損して何もわからないが」

杏子「アンタも憑りつかれたのか…?」ジャキ

マミ「佐倉さん!」

ゼロ「疑うのはいいが、オレは正気だ」



ぐにゃぁ~


ゼロ「結界が解けたか」

杏子「あーあ。なんか無駄なことしちゃったな」

ハルピュイア―ゼロ。聞こえるか

ゼロ「ハルピュイアか」

マミ「え?」

ハルピュイア―別の場所でナイトメアが現れた。来日した研究者たちを狙っている

ゼロ「しまった……こっちは囮だったか」

ハルピュイア―サイバー空間を使えば人間たちの目を憚らず目的地に着ける筈だ。急げ、お前の仲間もそこにいる

杏子「アンタ、誰と話してるんだ?」

ゼロ「ナイトメアが研究者たちを狙っている。近くにまどか達もいるようだが……急いでポイントに向かうぞ」

杏子「アタシ行かねーぞ。厄介ごとを手伝う気なんて」

マミ「わかってる」

杏子「は…?」

マミ「また貴女と一緒に戦えて嬉しかった……それじゃ、気を付けてね」

ゼロ「向うにサイバー空間に繋がる扉がある。そこから行くぞ」

マミ「ええ!行きましょう!」

タッタッタ

杏子「……くそ、なんだよマミの奴…あんな顔見せやがって……」

マミ『また貴女と一緒に戦えて嬉しかったわ』

杏子「アンタを捨てたアタシになんでそんな笑顔みせんだよ……ムカつく、超ムカつく……!」

建設途中のビル


さやか「ここまで来れば大丈夫でしょ」

ライト「私たちはいつまでここにいればいいのかな?」

ほむら「ナイトメアが貴方たちを諦めるまでよ」

ワイリー「気の長い話だ」

ピピピッ!

さやか「うわ!?」

まどか「ご、ごめん。私の携帯だ……」ピッ!

マミ『もしもし鹿目さん?』

まどか「マミさん!」

マミ『大体の事情はわかってる。今はどこにいるの?』

まどか「繁華街から離れた建設途中のビルです」

マミ『すぐに向かうわ。もう少しだけ、頑張ってちょうだい』

まどか「わかりました」

ピッ

まどか「マミさん達、こっちに向かってるって」

ライト「さっきほむらくんが言っていたもう一人の魔法少女か」

さやか「そうだよ。マミさんが来ればさっきの奴なんかすぐに」

ほむら「忘れたの美樹さやか。あのナイトメアに、巴マミとゼロはやられたのよ」

さやか「ちょ、ちょっと!それは言わないでよ!」

ワイリー「ゼロというロボットも来るのか?」

ほむら「今日は巴マミと行動していたからね。ナイトメアのこともあるから、必ず来るはずよ」

まどか「ほむらちゃんも一緒に戦えば、さっきのナイトメアを倒せないかな……?」

ほむら「……私もナイトメアに負けている……三人で戦っても、勝てる可能性は低いわ」

QB「だったら戦力を増やせばいいんじゃないかな?」

まどか「QB!」

ワイリー「うお!?」

ライト「ね、猫が喋っておる!」

QB「猫じゃないよ」

さやか「な、なんでおじさんたちQBが見えるの!?」

QB「ボクがわざと見せているからだよ」

ほむら「インキュベーター。今の言葉、どういう意味かしら」

QB「まどかとさやか、二人が魔法少女になるということさ」

まどか「!」

さやか「アタシたちが…」

QB「ナイトメアの力は未知数だ。不利なこの状況を覆すには二人の力が」

ほむら「いいえ。それには及ばないわ」

QB「どうしてだい?キミとしても悪い話じゃ」

ほむら「その口を閉じなさい。貴女たちも、こんな事で契約を交わそうだなんて思わないで」

まどか「でも……」

ほむら「私や巴マミすら敵わない敵に、新人の魔法少女が二人増えたところで意味をなさないわ」

まどか「………」

ほむら「勝ち目が無いわけじゃない。だから貴女たちが戦う理由なんか、一つもないのよ」

さやか「だけど―!」



ハイマックス「そうだ。お前たちが程度にどうこう出来る話ではない」


まどか「!?」

ほむら「なぜここが…!?」

ライト「まさか、さっきの電話の電波から位置を…!」

ワイリー「迂闊だったか…!」

ハイマックス「大人しく私に付いて来い。無論、命は保障する」

ほむら「っ…!」バッ!!

ハイマックス「同じ手は喰わん」ゴォオオ!!

ドンッ!!

ほむら「かはっ…!?」ビシャッ…!!

まどか「ほむらちゃん!!」

ハイマックス「幾つか臓器が潰れたか。魔法少女といっても、レプリロイドに比べれば脆いものだ」

ワイリー「レプリロイド…?」

ハイマックス「消えろ」バチッ!

ライト「よ、よせ!!」


ドドドドッ!! 


ワイリー「な、なんだ今の球は…?」

ハイマックス「何者だ」

?「どうする? かっこよく名乗ってみる?」

?「必要ないわ。どうせ、今から壊すのだから」

ほむら「……!」


シャキン!!


キリカ「だってさ、真っ黒魔人」

織莉子「これ以上お前たちの好きにはさせないわ。ナイトメア」

ほむら(呉キリカ…! 美国織莉子…!)

ここまで。なんだかんだで>>1はX6好きだよ。トゲの配置以外はな!!



この小説はロクゼロというよりロックマン全体とまどマギのクロスな希ガス。
エックス復活してアルティメットアーマー装着とかするといいなぁ…


X8のアルティメットアーマーはチートだったなぁ…
個人的には黒ゼロが一番好きなフォームだけれど、このSSではゼロのフォームチェンジは無いのだろうか?


ゼロのボディや能力スペックはゼロ4準拠でいいのかな
ならEXスキルも混ぜると戦闘のバリエーション増えないかね、ゼロ4のスキルは属性エレメントいらないし
そしてハイマックスってことは制作者は・・・というかトイレットペーパーさんがいるのか?



ライト博士に新しいボディを作って貰おう
サイバーエルフが入るなら抜け殻でもいいもんな

織莉子「キリカ。お願い」

キリカ「オーケーッ!」ダッ!

ガィン!!

キリカ「うう~、か~た~い~!」

ハイマックス「魔法少女。まだいたのか」

キリカ「織莉子。何分稼げばいい?」

織莉子「五分ね」

キリカ「了解」

ハイマックス「お前たちに構っている暇はない」

キリカ「おっと!そっちには行かせないよ!!」

ギィン!!



ほむら(まさかあの二人がここに来るなんて……まどかを、連れて逃げないと…!)

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか……! こっちに来ちゃ、かはっ…!」

パァアア

ほむら「え……?」

織莉子「喋らないで」

ほむら(これは、治癒魔法…?)

まどか「あの、ほむらちゃんは……」

織莉子「心配しないで。これならすぐに治せるわ。貴女たちはどこかに隠れてて」

まどか「わ、わかりました」

ほむら「……」

織莉子「暁美ほむらさんね。その顔だと、別の時間の『私』は貴女の敵だったみたいね」

ほむら「どうして……私を……貴女の目的は」

織莉子「貴女の会った『私』の目的は知らないけど、ここにいる私の目的は魔女とナイトメアからこの街を、いえ、世界を守ることよ」

ほむら「……嘘は付いてないわね」

織莉子「傷が治り次第、一緒に戦って。貴女の協力が必要なの」

ほむら「なにか勝算があるの…?」

織莉子「ええ…」

バチバチッ!!!

キリカ「おっとと、そんなでっかいの当た」

バチバチッ!!

キリカ「ちっちゃいのも来た!?」

織莉子「はぁ!!」ドドドッ!

パパァン!!

織莉子「お待たせ」

キリカ「時間ピッタリ。さすが織莉子」

織莉子「小さい電撃なら、私の魔法でも相殺できるわね」

ハイマックス「何人集まろうと無意味だ」

バチバチ……ゴオオオオ!!

キリカ「うわわわ!」シュタッ!

織莉子「…!」シュタッ!

ズドォン!!

キリカ「今度は電気の球で殴るとか、どんだけ器用なのさ」

織莉子「一発でも当たったらお終いね」

ハイマックス「お前たちの使う魔法というものはその程か。どれも私には通用しないものばかりだ」

キリカ「言ってくれるね。だったら―」

ジャキン!!

キリカ「これならどうだ!」

織莉子「はぁ!」ドドドッ!!

キリカ「―ステッピングファング!―」

ギィン!ギィン!

ハイマックス「何度当てようと同じだ」


ズドォン!!


ハイマックス「!?」グラッ

ほむら「ふぅー……」

カシャン!

織莉子(一番威力のあるものって言ったけど、まさか対物ライフルを持ってるなんて)

キリカ「み、耳がキーンとする……」

ハイマックス「この時代の武器か。今までで一番の威力だが、それだけで」

ガガガガガガガガガガガッ!!

ハイマックス「くあっ…!?」ズシンッ!

ほむら(加速して連射、更に時間を止めて一か所に全弾命中させたけど、流石に身体の負担が大きわね……ライフルもダメになってしまったわ)ズキズキ

ハイマックス「おのれ……」

ピキッ!!

ハイマックス(装甲にヒビが入るとは……だが、奴はもう撃てまい)

織莉子「はあああああ!!」ドドドドドッ!!

ハイマックス(ヒビを狙う気か。させん)バチッ


パパパパァン!!


織莉子「全部相殺した……!?」

キリカ「まだまだぁ!!」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!

キリカ「―バンパイアファング!!― 喰らええええ!」

ハイマックス「―!」

シュオン!! ギィン!

キリカ「なっ!?」

ハイマックス「人間が私にバリアを張らせるとは……だが、これまでだ」

キリカ「……くふふっ」

ハイマッスク「?」

キリカ「引っ掛かったね」べーっ

バラッ…!

ハイマックス「これは…!?」

ほむら「自作の爆弾と手榴弾全部よ」

織莉子「その距離、尚且つバリアの中で全部が爆発して、果たして無事でいられるかしら?」

キリカ「ばいばーい」

ハイマックス「――!!」


ドドドドドドドドドドドォオオオオン!!

キリカ「けほっ、けほっ」

織莉子「上手くいったわ。ありがとう、暁美さん」

ほむら「いいえ、貴女の予知がなければ勝てなかったわ」

キリカ「そーだろそーだろ。織莉子は凄いだろ」

織莉子「なんでキリカが威張るの」

ほむら(改めて、恐ろしい魔法ね)

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか!」

さやか「た、倒したの?」

織莉子「ええ、もう大丈夫よ」

ワイリー「全く、悪い夢を見ているようだ」

ライト「色々ありすぎて現実味が湧かないな……ん?キミは…」

織莉子「……」ペコリ

ライト「織莉子くん、なのか…?」

織莉子「はい。お久しぶりです、トーマス博士」

ライト「ああ。 キミも、辛い目にあったな……」

織莉子「ええ、でも…」

さやか「うわ、なにこの穴。上から下まで綺麗に丸いんだけど」

キリカ「敵の筒状のバリアを利用したんだよ。バリアを張る直前でほむらの爆弾を放り込む。中で爆発すれば普通に爆発させるよりも威力は高いし、筒状だから爆風も上と下に限られて、周りの被害やビルへのダメージを最小限に抑えたのさ」

さやか「へぇー。すっごい作戦だね」

キリカ「そうだろ、そうだろ!なんたって織莉子が考えたんだから!」エヘン

さやか「アンタじゃないんだ」

織莉子「……彼女のおかげで、乗り越えましたわ」

ライト「そうか……良かったな」

ほむら「そろそろ街に戻りましょう。アイツが倒されたのを知ったら、また別のナイトメアがここに来る可能性があるわ」

織莉子「ええ、そうしま―」

ハイマックス「……有り得ない」

織莉子「!?」


ゴゴゴゴッ……!


さやか「ま、まだ生きてる!?」

キリカ「でもボロボロだ。これなら私の爪でも十分に」

ハイマックス「有り得ない…人間に…この私が……負けるなど」

バチバチッ!

織莉子(アレは…!)ゾクッ!

ハイマックス「消えろ…消えろ、消えろ、消えろ!!」

織莉子「みんな逃げて!!」


―デスボールファイナル!!―

バシュウ!バシュウ!バシュウ!バシュウ!バシュウ!


織莉子「くっ…!」

ほむら「無差別攻撃…暴走しているの……!?」

キリカ「博士たちがいるのにお構いなしかよ!!」


ヒュオ!


まどか「きゃああ!」

ワイリー「うわあああ!」

さやか「まどか!」

ライト「ワイリー!」


マミ「―ティロ・フィナーレ!!―」ドォオン!!


タッタッタッタ!!


ゼロ「でやあっ!!」ブォンッ! 


パキィイン!!


ハイマックス「くあ…あ……!」ジジッ…ジジッ…


グシャア……!


ゼロ「遅くなった」

マミ「鹿目さん、大丈夫?」

まどか「マミさん!ゼロさん!」

さやか「遅いよ二人ともー!」

マミ「ごめんなさい。途中でナイトメアに足止めされて」

ライト「あの子がもう一人の魔法少女か。そして、アレが」

ワイリー「ゼロ、か」

織莉子(アレがゼロ……)

キリカ「ちょっとそこのおっぱいさんと赤い人ー!最後に美味しいところ持っていかないでよ!」

マミ「おっぱ…!?」

ゼロ「オレはトドメを刺しただけだ。殆どのダメージはお前たちの成果だ」

キリカ「そのトドメが重要なの。あーあ、せっかくかっこよく決めようと思ったのに」

さやか「ねぇ、もう起き上がったりしないよね…?」

ほむら「徹底的にバラバラにした方がいいかもね」

キリカ「じゃあ私がやるよ。後処理ぐらいは任せてもらわないと」


ブォン!


織莉子「! キリカ、下がって!」

キリカ「え?」

ザシュッ!
 
キリカ「うわああ!?」

織莉子「キリカ!!」

ゼロN「くっはっはっは…!」

ほむら「ゼロナイトメア!」

マミ「コイツがゼロさんの偽物!」ジャキ!

?「偽物? 違うな、そこのコピーよりもオリジナルに近いものだ」

ライト「誰だ!」


ユラッ…ユラッ…


バイル「クーックク。久しぶりだなぁ、ゼロォ」

ゼロ「ドクター・バイル…!?」

バイル「何を驚いている? 貴様が生きているのだ。ワシが生きていてもなんら不思議はない」

ゼロ「……オレのDNAデータを使いナイトメアを復活させたのはお前だったのか」

バイル「そうだとも。もっとも、手間をかけずに創ったからのぉ……そこの鉄屑の様なものしか出来なかったわ」

ライト「貴様ッ…! 自分が創ったロボットに何てことを言うんだ!」

バイル「何を怒っている。機械が役に立たなければただの鉄屑なのは当然だろう?」

ライト「違う!あのロボットは心があった!負けて悔しいという人間と同じ感情があった!ただの機械なんかじゃない、生きていたんだ!」

ワイリー「ライト…」

バイル「心?感情?機械風情が人間と同じだと?笑わせるな!所詮は人形!人形は人形らしく命令を聞き!壊れ!捨てられるべきものだ!」

ワイリー「貴様のような奴が同じロボット科学者だと思うと、虫唾が走るな」

バイル「ほほう。お前たちがレプリロイドの、ロボットの心を語るか……トーマス・ライト、アルバート・W・ワイリー」

ワイリー「なんだと…?」

ライト「どういう意味だ!」

バイル「愚かな、実に愚かな……ゼロナイトメア。ハイマックスを回収しろ」

ゼロ「させるか!」

ゼロN「ウせろ、こピー」

ギィン!

ゼロ「くっ……!」

バイル「慌てるなゼロ。まだ悪夢は始まったばかりだ。もっともっと楽しんでくれたまえ……クックック、クヒャーッハッハッハッ!!」


シュン!


ゼロ「……」

マミ「……ゼロさん、一度街に戻りましょう」

ゼロ「……了解した」

ここまで。これ書くにあたりノーマルエックスでX6挑戦中。ノーマルだと詰みステージあるから残念でならない


個人的にはX4とX8が調度良い難易度だったかな
6のボスは曲者揃いだったので強く印象に残っている



>>121
秘密研究所のエックスルートか
一応アーマー無しでも突破できるけど、スピードムーブとハイパーダッシュの二つ必須なんだよな
ハイジャンプはなくても可


バイルの狙いはなんだ

シグマほどでないにせよバイルもなかなかにしぶといよな。
あれで人間だってんだから驚きだわ。



本編だとハイマックス倒すの面倒だよね…エックスだとチャージショット撃って特殊武器当ての繰り返しだし。



バイルは外装の機能が一部でも残ってさえいれば自動的に差し替えて修復できるからなあ
恐ろしい刑罰もあったもんだ

ネオアルカディアの法律上エックスの名前で刑が下されるが、大前提としてレプリロイドが人間を死刑にはできないから、逆に[ピーーー]なくしたんだな
傷つけたり殺したりは出来ないが、死なずに傷も勝手に治り続けて生きてれば、発狂しようが考えるのやめようが知ったこっちゃないと。

…そっちの方が恐ろしいわ(((゚д゚;)))

数時間後 美国織子宅


さやか「うわー。でっかいお家」

織莉子「ここで休んでて。キリカの手当てが終わったらお茶を出すわ」

キリカ「必要ないよ。それより紅茶プリーズ」

織莉子「もう」

ほむら「博士たちは来てよかったんですか?」

ライト「友人の家に行くと連絡は入れた。昼間の事もあるが、まぁなんとかなるだろ」

ワイリー「それより早速聞きたい。ゼロ、といったか」

ゼロ「なんだ」

ワイリー「あのバイルとかいう奴は何が目的でこんな事をしてるんだ。お前、知っているのだろ?」

ゼロ「奴の目的は人間とレプリロイドの支配だ」

キリカ「これまた単純な目的だね」

ゼロ「奴は過去の戦争で犯した罪で不死の刑に処せられた。100年もの間な」

まどか「100年……」

ほむら「その復讐の為に、支配者になり全てを統べようとしているのね」

さやか「ある意味、可哀想な奴だね……」

ライト「だが馬鹿げている。そんな事をしたところで何の意味もない」

ワイリー「それは奴が決めることだ。もっとも、オレも同じ意見だがな」

マミ「………」

さやか「マミさん、どうしたの?」

マミ「え?あ、なんでもないわ」

キリカ「で、どうするの。倒そうにも相手がどこにいるかわからないし、博士たちの護衛もしなきゃいけない」

ゼロ「バイルの居場所はオレが探す。お前たちは二人を頼む」

織莉子「申し訳ありません。お二人をこんな事に巻き込んでしまって」

ライト「いや、私たちも無関係ではない。これは我々ロボット科学者の問題でもある」

ワイリー「だが出来ることはなさそうだ。周りに言っても、頭の固い奴らは信じようとしないだろうからな」

ゼロ「……」

ワイリー「なんだ?」

ゼロ「いや……何でもない」

ワイリー「変な奴だ」

ゼロ(アルバート・W・ワイリー………)

サイバー空間


ファーブニル『まさかあのイカレ爺が生きてたとはな。チッ、身体さえあればすぐにでもぶっ潰しに行ったのによ』

レヴィアタン『それ以前にさっさとバイルの居場所を突き止めないと。ほら、アンタも真面目に探して』ピッ ピッ

ファーブニル『つーかよ、こういうのはファントムの専門分野だろ。アイツどこいった』

レヴィアタン『キザ坊やと一緒にサイバー空間の奥深くまで行ったわ』ピピッ

ファーブニル『奥深くって、エックスさまでも起こしに行ったのか?』

レヴィアタン『あの二人に限ってそんなことしないと思うけど……って、だから探しなさいよ!』


サイバー空間 深淵


ハルピュイア『……どうだファントム』

ファントム『お主の言った通りだ。彼奴がいるあの時代は、拙者たちの時代の記録と差異がある』

ハルピュイア『やはりか。本来ならあの時代にはオレたちの元になるオールドロボットが創られていた筈だからな』

ファントム『平行世界、ということか』

ハルピュイア『それか記録の年代記入が間違っているかだな。しかし、それより気になるのは…』

ファントム『バイルか』

ハルピュイア『なぜ奴はあの二人を連れ去ろうとしたか。なぜゼロのDNAを持っていながら、オメガではなくナイトメアを復活させたか』

ファントム『議論を重ねようとも、それは憶測の域に過ぎない』

ハルピュイア『わかっている……ん?』

カン!カン!

ウィルス『メット! メット!』

ファントム『ウィルスか』

ハルピュイア『まだ情報が必要だ。行くぞ』

ファントム『御意』

数日後  五郷公園


カラン

杏子「……こんなもんか。あー疲れた」

ガサガサ……パクッ

杏子「この飴中々いけるな」

コロコロ

杏子「……」

コロコロ

杏子「……」

コロコロ

杏子「……んがああああああ!!!」

ガリッ! ゴリゴリッ!

杏子「なんなんだよ!なんでこんなイライラすんだよぉー!!」ワシャワシャ!!

ガサガサ! バクッ!!

杏子(それもこれもマミがあんな顔みせるからだ!あの野郎、魔女になったら絶対に)

?「……さい」

杏子(ん? 今の声……あの茂みからか…?)

?「……なさい……! ごめ……!」

杏子(ガキの声だ。でも、なんかおかしいぞ)

ガサガサ

杏子「!」

ゆま「ごめんなさい!ごめんなあぐっ!!」

眞子「テメェなに人目の付くとこ歩いてんだよ!」ゲシッ!

ゆま「許してママ!ごめんなさい!」

眞子「委員の奴らが来たら面倒なんだよ!この役立た」

杏子「おい」

眞子「あ?」

―ドスッ!!

眞子「かはっ…!?」

杏子「運が悪かったな。いまムシャクシャしてたんだ」

眞子「は、はぁ……!? な、何なんだ」

杏子「うるせぇ」バキッ!ドスッ!ゴスッ!

眞子「……!」ドサッ

杏子「あーあ。まーだ胸糞わりぃ……おいガキ」

ゆま「!」ビクッ!

杏子「悪いけどお前の母親ボコらせてもらった。殺しちゃいねぇから、今のうちに警察いくなりなんなりしな。起きたらまた殴られるぞ」

ゆま「………」

杏子「あとよ、お前も黙って殴られてんじゃねぇよ。 じゃあな」ザッザッ

ゆま「………」

繁華街


マミ「……わかったわ。それじゃあ気を付けてね」ピッ

ゼロ「今日も異常はないか」

マミ「ええ。これなら明日の博士たちの警護も美国さんと呉さんだけで大丈夫そうね」

ゼロ「そうか」

マミ「でも不気味ね。ハイマックスを倒してから、ナイトメアの出現がピタリと止んだわ……」

ゼロ「そう簡単に諦める様な奴じゃない。油断をすれば必ず隙を突かれる」

マミ「……ねぇゼロさん」

ゼロ「なんだ?」

マミ「……ううん、ごめんなさい。何でもないわ」

ガヤガヤ…

マミ「あら、何かしら」


ゲームセンター前

男「このクソガキ!もっぺん言ってみろ!」

杏子「ガキがぶつかった位で喚いてんじゃねぇよ」

ゆま「キョーコ……」ギュッ

杏子「第一、ぶつかって来たのはテメェの方だろ。頭おかしいんじゃないの?」

男「テメッ……このクソガキがぁ!」ブンッ!!

杏子「へっ……!」グッ

ガシッ!

男「あ‟?」

杏子「!」

ゼロ「……」

男「何だテメ……い、いででででで!!」ギリギリッ

ゼロ「悪いがどこまで手加減出来るかわからない。大人しく引くならこれ以上手荒な真似はしない」

男「わ、わかった!」

ゼロ「そうか」パッ

男「ち、くそったれ!」ピューッ

杏子「なんだよ、邪魔しやがって」

マミ「当たり前でしょ」

ゼロ「うげ、マミ……」

マミ「全く。私たちが本気だしたら大変なことになるのよ?」

杏子「へいへい」

ゆま「お兄ちゃん、お姉ちゃん…キョーコを怒らないで。悪いのはゆまだから」

杏子「いいんだよ。ほら、もう離れろ」

ゆま「……」ギュッ

杏子「はぁ……」ポリポリ

マミ「その子、どうしたの?」

杏子「……実は」

公園


マミ「なにしてるのよ貴女は!ほぼ誘拐じゃない!!」

杏子「知るか!アタシだって付いてくるなんて思ってなかったんだよ!」

マミ「で、これからどうするの」

杏子「どうするもねぇよ。隙を見て捨てて」

マミ「出来ないから一緒にいたんでしょうが」

杏子「………」

マミ「もう……警察に言って説明してもその母親が何て言うか」

ゼロ「戻ったぞ」

マミ「おかえりなさい……あら、肩車してるの」

ゆま「えへへ」

杏子「おーよかったな。そのままお兄ちゃんと一緒にいな」

ゆま「!? お、降ろして!」

ゼロ「わかった」

タッタッタ! ピタッ!

ゆま「……!」ギュゥウ

杏子「……はぁ」ガックシ

マミ「困ったわね」

ゼロ「マミ。人間の親は子を傷つけても罰せられないのか?」

マミ「そんな事ないわ。定義は曖昧だけど、ちゃんと法律はあるの。ただ証拠がないと……」

ゼロ「なら、ゆまを守れそうだ」

杏子「は?」

ゼロ「ゆま、さっきのをもう一度見せてくれ」

ゆま「う、うん」

くいっ

杏子「! その頭の、タバコの跡か」

マミ「酷い…」

ゼロ「これなら母親から引き離すこともできる」

マミ「そうね。でも、佐倉さんが」

杏子「マミが見つけたことにすりゃいいだろ。アタシはいつもみたいにあっちこっちいれば見つからないだろうし」

ゆま「ゆまも連れてって!」

杏子「あのな、お前連れてたらアタシは誘拐犯なの。顔は見せてやるからしばらくは」


ピカッ ピカッ

マミ「もう、狙ったようなタイミングね」

ゼロ「オレとマミが行く。杏子はここでゆまと待っていろ」

杏子「はぁ!?ふざけんな。何でアタシが」

マミ「そんな小さな子を連れていけないでしょ。貴女と離れるのが嫌みたいだから、当然お留守番です」

杏子「ちょ、まて」

マミ「行きましょうゼロさん」

ダッ!

杏子「人の話を…! はぁ……」

ゆま「?」

杏子(人助けなんか二度とするもんか)


キラッ


杏子「ん?」

ユラ…クルクル

杏子(なんだこの光…?)

ゆま「わぁ、キレイー」

杏子「無暗に触るなよ。怪我してもしんねーぞ」

?『……ゼロ』

杏子「!」

ゆま「ふえ、しゃっべった」

杏子「ゆま、アタシから離れんなよ」

ゆま「え、うん」

ジャキン!

?『…!』

杏子「テメェ、ナイトメアか」

?『……』

スゥ…

杏子「……逃げたか」

ゆま「キョーコ…?」

杏子(……ホント、厄介ごとばっかだよ)

ここまで。X6をゼロでプレイしたらロクゼロの癖が残っててやりずらい。特にダッシュジャンプからのダブルジャンプ不可が


エグゼ4連動ネタなのか、それともライト博士がこれからネットワーク技術に転向していくのか


しかし割と絶望的だよなこの状況
ゼロの人生でも上位にいけるレベル

ロックマン
・クイントに改造されて過去の自分に倒される

エックス
・戦うの嫌いなのに始めから戦闘用として造られる
・百年以上一人で戦い続けて心を擦り減らす
・ボディから離れて幽霊みたいな姿になる
・ボディも破壊されて元に戻れなくなり、最終的に力を使い果たし消滅

ゼロ
・2回身体が吹き飛んで2回復活させられる
・バスター撃てなくなる
・仲良かった友達とその妹を自分の手で破壊
・眠ってる間にコピーの身体にされる
・大気圏突入して行方不明


確かに上位に来るな

魔女結界


シュウウウ…カラン

ゼロ「ミッション完了」

マミ「お疲れ様」

ゼロ「マミ、腕の調子はどうだ」

マミ「いい調子よ。ただ庇っていたせいか、変な癖が付いちゃったわね」

ゼロ「そろそろ実戦に戻ってもよさそうだな」


ぐにゃぁ~


マミ「ちょっと遅くなっちゃったわね……佐倉さんとゆまちゃんの問題、どうしましょう」

キラッ ユラユラ

マミ「光…?」

ゼロ「これは……サイバーエルフ」

マミ「サイバーエルフ?」

ゼロ「レプリロイドをサポートするプログラム生命体だ。しかしなぜここに…」

?『ゼロ……』

ゼロ「ん?」

?『ゼロー!!』ピタァ!!

マミ「ゼロさん!?」

ゼロ「お前……クロワールか?」

クロワール『そうだよ!やっと会えた!』

ゼロ「サイバー空間からここに来たのか」

クロワール『え?なにそれ?』

ゼロ「? お前、どうやってここに来たんだ」

クロワール『どうって、ラグナロクの中にいて気付いたら……あ』

ゼロ「……シエルたちの元に戻れといった筈だろ」

クロワール『だって、ゼロが……』

マミ「あの、ゼロさん。その子は」

ゼロ「クロワール。オレと共にバイルと戦った仲間だ」

クロワール『あー!ゼロ!』

ゼロ「どうした」

クロワール『この綺麗なお姉ちゃん誰!? ゼロにはシエルお姉ちゃんがいるのに!』

ゼロ「お前は何を言っているんだ」

マミ(シエル…?)

クロワール『ゼロの浮気者!シエルお姉ちゃんに言いむぎゅ』

ゼロ「マミ。戻るぞ」

マミ「え、ええ…(ホルダーの中にしまった……)」

クロワール『ゼロ~…ごめんなさ~い……出して~…』

ゼロ「ダメだ」

クロワール『ゼロ~』

見滝原市立病院 上条恭介の病室


恭介「………」

医師『キミの腕は今の医学じゃ完全に治せそうにない。リハビリである程度は動くようになるが……ヴァイオリンの演奏は、諦めた方がいい』

恭介「うっ……ううっ…」

ガラッ

さやか「恭介。来たよ」

恭介「! や、やぁ。さやか」ゴシゴシ

さやか(あれ、恭介……泣いてたの…?)

恭介「いつも悪いね」

さやか「ううん。アタシが好きで来てるから」

恭介「ありがとう…」

さやか「……恭介、何かあったの?」

恭介「え…?」

さやか「なんだか元気ない感じがする…嫌な事でもあったの?」

恭介「さやかは凄いや………今日ね、先生に言われたんだ。僕の腕はもう動かないって」

さやか「!」

恭介「今の医学じゃ無理だって。リハビリしても、ヴァイオリンは弾けることは無理だってさ」

さやか「そんな…」

恭介「あはは…馬鹿だな僕。そうとも知らずにリハビリなんかして……」

さやか「恭介……」

恭介「ごめん、さやか。今は一人になりたいんだ……」

さやか「……わかった。今日は帰るね」

ガラッ

さやか「恭介……また、来るね……」

ガタン

恭介「うぅ……うう……」



翌日 見滝原中学


まどか「さやかちゃーん」

さやか「……あ、おはよう。まどか」

まどか「ど、どうしたの?なんか元気ないけど」

さやか「え?そ、そんなことないよ!」

仁美「さやかさん、まどかさん。おはようございます」

さやか「おっはよー仁美!」

仁美「あら、お元気ですわねさやかさん」

さやか「まぁねー」

まどか(さやかちゃん、なんだか無理してる…)

仁美「ところでさやかさん、上条くんの容体はどうですか」

さやか「え、ど、どうって…と、特に変わったことはないかなー」

仁美「そうですか。何もないならいいのですが」

さやか「どうしたのさ。藪から棒に」

仁美「実は父に頼んで優秀なお医者様を捜していましたの。もし日本の医学で治せないようなら念の為にって」

まどか「見つかったの?」

仁美「ええ。アメリカに神の手を持つ有名な方が」

ガシッ!

仁美「ひゃ!?」

さやか「そ、その人って何でも治せるの!?今の医学じゃ無理なことでも出来るの!?」

仁美「え、ええ。難しい手術でも成功させていて」

さやか「その人にすぐに連絡とって!お願い仁美!」

仁美「わ、わかりました。今夜父に頼んでみます」

さやか「ありがとう!仁美大好き!」ギュウウ

仁美「さ、さやかさん!いけませんわこんな所で!」

さやか「そうだ!さっそく恭介に教えなきゃ!ごめん、アタシ今日休む!」ダーッ!

まどか「あ、さやかちゃん!……行っちゃった」

仁美「もう、さやかさんたら大胆ですわ…」ドキドキ

まどか「仁美ちゃん……でも、さやかちゃんが元気になって良かった」




見滝原市立病院前


ピーポー!ピーポー!


ガヤガヤ…


さやか「なにこれ……何かあったの」

警官「キミ、こんな所で何をしているんだ」

さやか「と、友達に会いに。あの、何があったんですか?」

警官「ああ、失踪事件だよ。なんでも事故で手足が不自由な少年が突然姿を消したんだ」

さやか「そ、その人の名前は!?」

警官「なんだったかな……確か、ヴァイオリン奏者だったとか」

さやか「――!」

警官「もしかして友達なのか?キミ、聞いてるのかい?」

さやか「………」ぺたん

警官「おい、しっかりしろ!大丈夫か!?」

さやか(恭介が……いなくなった……?)

マンション 巴マミの部屋


ゼロ「杏子、出来たぞ」

杏子「おお、美味そうだな」

ゆま「いただきまーす!」

杏子「むぐむぐ……う、うめぇ」

ゆま「お兄ちゃんお料理上手だね」

ゼロ「テレビでやっている料理番組を見て覚えた」

杏子「何でも出来るんだな」

ゼロ「レシピ通りに作っただけだ」

クロワール『料理なんて出来そうに見えないのにむぎゅ』

ゆま「おかわり!」

ゼロ「わかった」

クロワール『出して~』

杏子「………」



マミ『とりあえず、今夜は家に泊まって。佐倉さんもね』

杏子『なんでアタシまで』

マミ『当然よ。ゆまちゃんが心細くなるじゃない』

ゆま『お姉ちゃんのお家でお泊り?』

ゼロ『そうだ』

クロワール『お泊りお泊りー♪』

杏子『だから勝手に決めんなって!ってかそいつさっきの光じゃねーか!』



杏子(どーっすかな……このまま仲良しごっこなんて続けたくないし)

ゆま「キョーコ、食べないの?」

杏子「んなわけねーだろ。アタシは食べ物は粗末にしないんだ」

TV『今日未明、見滝原市立病院で起きた失踪事件。行方不明になったのは見滝原中学二年生、上条恭介くん十四歳』

杏子「ん?マミの通ってる学校じゃん」

ゼロ「まどかたちと同じ学年だな」

TV『天才ヴァイオリニスト少年と呼ばれた上条くんは今年の春先に交通事故で左手と下半身に障害を患っており、自力で遠出することは難しいことから、警察では誘拐の線も含めて調査しており…』

杏子「魔女に喰われてたりしてね」

ゼロ「杏子」

杏子「怒るなって、もしもの話だ」

クロワール『ゼロ…』

ゼロ「どうしたクロワール」

クロワール『あの病院…なんか変…』

ゼロ「変…?」

クロワール『ウィルスの感じがするけど、もっと別のも感じる…何かわからないけど、怖い…』

ゼロ「ウィルス……」

ここまで。エグゼメットールはネタです。おべんとうもしかり


男を挟んだキマシとな

夕方 巴マミの部屋


ダンッ!!

さやか「ナイトメアを恭介を!?」

まどか「さ、さやかちゃん落ち着いて」

ゼロ「クロワールが異様な気配を感じ取った。今夜にでも調査しに行くつもりだ」

さやか「アタシも連れて行って!」

ゼロ「ダメだ。危険すぎる」

さやか「恭介が危ないの!それなのに黙って待つなんて」

マミ「大切な人だってわかってる。だから先走って危険な目に遭う前に、この事を貴女に教えたの」

さやか「マミさん……」

ゼロ「オレたちを信じて待ってろ」

さやか「……わかった」

クロワール『大丈夫だよ。必ず私たちが連れ戻すから』

ゼロ「杏子、お前はどうする」

杏子「パス。お前らだけでなんとかすれば」

ゼロ「そうか」

マミ「ゆまちゃん、佐倉さんとお留守番お願いね」

ゆま「うん。わかった」

マミ「鹿目さん。暁美さんに連絡とれるかしら」

まどか「は、はい。携帯なら」

マミ「今夜、病院前に来るように頼んでおいて。それと、美樹さんをお願い」

まどか「わかりました」

さやか「………」



深夜 見滝原市立病院前


ゼロ「来たか」

織莉子「遅くなってごめんなさい」

マミ「急にごめんなさい。博士たちの方はどうなった?」

キリカ「警護の人を増やしたから、今夜は大丈夫だって」

ほむら「どの道ナイトメアの前では無力だわ。手短に終わらせましょう」

ゼロ「クロワール。頼む」

クロワール『わかった。んむむ……こっちから感じる!』

マミ「警備員に見つからないようにね」

……コソッ

?「…………」

病院内 廊下


キリカ「へぇ。お捜しの上条くんて、さやかの幼馴染なんだ」

ほむら「ええ。だから早く見つけて彼女を安心させないと」

マミ「暁美さん、優しいわね」

ほむら「私は美樹さやかがこの件でQBと契約するのを阻止したいだけよ」

織莉子「確かに、あの子がこんなチャンスを見過ごすわけがないわね」

キリカ「しろまるも隙が無いからね」

クロワール『ゼロ。あそこ』

マミ「あそこって、上条くんの病室?」

ほむら「入ってみましょう」

ガラッ

キリカ「特に何もないね」

織莉子「クロワールさん、どう?」

クロワール『……ここじゃない、でもここから感じる』

ゼロ「……まさか」

レヴィアタン『……そのまさかよ』


キィイイン


キリカ「何もないところに扉が…!」

マミ「サイバー空間に繋がる扉だわ」

ゼロ「入るぞ」



サイバー空間


ファーブニル『よぉ……ゼロ』

レヴィアタン『遅かったわね…』

ゼロ「ファーブニル!レヴィアタン!」

マミ「酷い傷…! 大丈夫ですか!?」

ファーブニル『こんぐらい、何ともねーよ』

レヴィアタン『その子たちが魔法少女ね』

ゼロ「ああ……お前たち、ここで何があった」

ファーブニル『ナイトメアが表に出ようとしたんでな。レヴィアタンと二人で止めに来たのはいいが…イテテ…』

レヴィアタン『御覧の通り、この有様よ……』

ほむら「とても強力なようね」

ファーブニル『まぁ、それだけじゃないんだけどな……』

マミ「それってどういう」


―ズシンッ!!

キリカ「うわ!?」

ファーブニル『チッ…もう起きやがったか』

ほむら「ナイトメアの居場所はどこ」

レヴィアタン『屋上にもう一つ扉があるわ。奴はそこに向かっている筈よ』

織莉子「現実世界に出る気ね」

レヴィアタン『行きなさい……手遅れになる前に』

マミ「でも貴方たちが…」

ファーブニル『こんぐらい自己修復機能でなんとかなる。とっとと行きな』

ゼロ「行くぞ」


サイバー空間 病院屋上


~♪ ~♪


キリカ「ヴァイオリンの音……」

織莉子「この曲は…アヴェマリアね」

ゼロ「!」

恭介「………」

ほむら「上条恭介……!?」

マミ「この曲は彼が……でも、手足が動かない筈じゃ…?」

クロワール『感じる…あの人からだ…!』


ピタッ


恭介「……やあ、こんばんわ。こんな遅くに僕の演奏を聴きに来てくれたのかな?」

ゼロ「何者だ。上条恭介はどこだ」

恭介「僕が上条恭介だよ」

ゼロ「それなら、なぜお前からナイトメアの反応が出る」

恭介「ナイトメア…? もしかして、コレのこと?」

ズルッ…!

ナイトメア「gpaogdjapgjaggaphna」

マミ「左腕から…ナイトメアが…!?」

恭介「初めは怖かったけど、『あの人』の言う通りにしたら……見てよホラ!動かなかった腕がこんなに動くんだ!」

織莉子「今すぐソレを引き剥がしなさい!危険よ!」

恭介「危険じゃないよ。コレがいればみんな幸せになれるんだ」

ほむら「完全に操られてるわね……」

恭介「早く元の世界に戻らないと。さやかにヴァイオリンを聴かせなくちゃ……」

マミ「目を覚まして!そんなものを使って演奏したって、美樹さんは喜ばないわ!」

恭介「もしかして、さっきの人たちみたいに僕の邪魔をする気ですか?」


ゴゴゴゴゴッ……!!


キリカ「さ、さっきの地震だ!」

マミ「まさか…上条くんがあの二人を…!?」

ほむら「来るわ!」


キィン!! バサァ!


織莉子「金色の鎧…!」

ゼロ「クロワール、サポートを頼む」ブォン!

クロワール『戦うの…? あの子、人間だよ…?』

ゼロ「このまま見過ごすわけにもいかない。多少手荒だが、奴を止めてナイトメアを引き剥がす」

恭介「いくよ……!」

ゼロ「――!」

ここまで。すっげぇ好き放題中。あ、金色の鎧はイメージ的にはゲイトです。

恭介にゲイトの鎧はピッタリだな、イメージしやすい

乙、やっぱりゲイトアーマーか
元々ゲイトがナルシーだからバイオリンとかも雰囲気で似合うね



ゲイトはロックマンX6の後、どうなったか分からないままのキャラだよね。

乙乙

ゲイトはゼロ曰く「連れて帰っても無駄」な状態だったからなぁ…
いつか復活して仲間になってくれたらベタだけど嬉しいんよ…ゲイトの技術力パネェからな
欠片からハイマックス作り出したりシグマ復活させたりとトンデモだよホント

バイルが予想以上に早く登場したから絶対裏にあのハゲがいるに違いない。もしくは酒の似合う破壊者か。

もし、ゼロじゃなくこの場にいるのがエックスだったら、エックスはゲイトアーマー纏っているとはいえ人間である恭介を撃つの最後までためらうだろうな。

サイバー空間 上条恭介の病室


ファーブニル『どうだ、動けそうか……?』

レヴィアタン『ダメね……『人間を殺せない』とはいえ、あんな坊やにここまでやられるなんて……四天王の名が泣くわ』

ファーブニル『安心しろ。もうその名はねぇ』

レヴィアタン『そうだったわね』

ファーブニル『ゼロのやつ……どうするんだろうな』

レヴィアタン『私たちと違って彼は人間を殺せるわ……でも』

ファーブニル『もしやっちまったら、アイツはイレギュラーだ……』


ドォオオン…!


ファーブニル『くそ、始まったか…!』

レヴィアタン『せめてキザ坊やとファントムに連絡さえとれれば…』

……カタッ

レヴィアタン『?』

ファーブニル『どうした?』

レヴィアタン『いえ…何でもないわ』

ファーブニル『くっそ、動けちきしょー!!』

レヴィアタン(今の……現実世界に誰かいたのかしら……?)

サイバー空間 屋上


恭介「はははははっ!!」

ゼロ「くっ……!」

キリカ「やあ!!」ギィンッ!!

恭介「効かないよ」

ほむら「……!」カシャン!

ズドォン!!

恭介「………ははっ」

ほむら「対物ライフルも効かない……!?」

織莉子「何て堅さなの…!」

恭介「物騒だね、ソレ」バシュ!

―ナイトメア・ホール―


ズズズッ…!


ほむら(なっ、あの水色の球体に吸い寄せられる…!?)

織莉子「はぁ!」ドドドッ!!

パァン!!

恭介「おっと、危ない」

ほむら「助かったわ」

織莉子「まだ安心できないわ。未来を除いても、有効な攻撃が視えない……」

キリカ「手加減する余裕がないよ。いざとなったら、この間の連続爆弾でやるしかない」

マミ「ダメよ!鎧が爆発には耐えられても、彼の身体が熱でやられてしまうわ!」

キリカ「じゃあどうするのさ!?このまま『はいどうぞ』って現実世界に出すわけ!?」

ほむら「二人ともやめなさい!仲間割れしてる場合じゃないでしょ!」


―ガチャ

ゼロ「!」

さやか『あれ?おっかしいな……鍵が開いてたから、みんなこっちに来たと思ったんだけど…』

マミ「美樹さん!?待ってて言ったのに…!」

キリカ「私たちが見えてない…?」

織莉子「現実世界からサイバー空間は認知できないみたいね」

恭介「さやか……待ってて、いまキミにヴァイオリンを……」

ほむら「待ちなさい!」

恭介「……」スッ

ゼロ「! 全員下がれ!!」

マミ「くっ……!」バッ!

―アイギスの鏡!―


恭介「―失せろ」


―ナイトメア・ストライク!!―

現実世界 屋上


さやか「恭介……どこにいるの……無事でいて…」

―ピシッ

さやか「え……?」


ガシャァアアアン!!


さやか「きゃあ!?」

ドサドサッ!

織莉子「なんて力なの……次元の壁を壊すなんて…」

さやか「み、みんな…!?」

ゼロ「ぐっ…!」バチバチッ…!

マミ「かはっ……!」

クロワール『ゼロ!マミ!しっかりして!』

ほむら(マズい…主力であるゼロと巴マミのダメージが大きい…!)

さやか「ゼロ!マミさん!」

バサァ!

さやか「恭…介……?」

恭介「やあ、さやか。やっと会えたね」

さやか「その姿……それに身体も……」

恭介「そうだよ。動くようになったんだ。これでキミにヴァイオリンを聴かせてあげられるよ」

キリカ「うりゃあ!!」シャキン!!

ほむら「―っ!!」カシャン!

恭介「邪魔しないでくれるかな」バシュ!


―ナイトメア・ホール―

ほむら(紫色…!? さっきのと色が違う…!)

ズルッ

ナイトメア「gpdahgao;sjaga」

キリカ「ナイトメア!?」

恭介「相手してあげて」

さやか「どうして恭介がナイトメアを……なに、なんなの……」

恭介「怖がらなくていいよさやか。これはみんなを幸せにするんだ」

さやか「恭介……!?」

マミ「美樹さん! ぐっ…!」

ゼロ「くそ……身体が……!」

ほむら「美国さん、巴マミに治癒魔法をお願い。クロワールはゼロを。呉さんは私と時間を稼いで」

キリカ「二人じゃキツイよ、コレ」

ほむら「ゼロと巴マミが戻るまで辛抱して」

キリカ「OK、OK。了解!」

恭介「はははっ!」

さやか「やめて恭介!いつもの恭介に戻って!」

恭介「いつもの僕っていうのは……手足が動かない僕かい?」

さやか「ち、違う!そうじゃない!」

恭介「違わないよ。あの人たちは僕からこの力を奪おうとしてる、だから僕はあの人たちを殺す」

さやか「……!」

恭介「この力が無くなったら、僕はまたベッドに逆戻り。キミの為にヴァイオリンを弾くことも出来なくなる」

さやか「アタシの、為に……?」

恭介「やっと気付いたんだ。キミが僕にとってどれだけ大切か」

スッ

恭介「さやか、僕と一緒に行こう。これからは毎日、キミの為に演奏してあげれる」

さやか「………」

恭介「ほら、さやか」

さやか「………かない」

恭介「え?」

さやか「行かない。アタシ、今の恭介とは一緒に行かない」

恭介「さ、さやか……」

さやか「恭介、アタシは」

恭介「なんで、なんでキミまでそんなこと言うんだぁああ!!」

―ナイトメア・ホール!―

キリカ「ヤバッ…!」

ほむら「美樹さやか!逃げなさい!」

さやか「恭介!!」

ゼロ「伏せろ!」ダッ!

恭介「!」

クロワール『ダメだよゼロ!まだダメージが!!』

ゼロ「でやぁ!!」ブォン!!


パァンッ!!


ゼロ「ぐぅ…!!」

恭介「ぐあっ…!!」

織莉子「ダメージを受けた…!?」

キリカ「でもなんでいきなり?」

ほむら「……」


織莉子『はぁ!』ドドドッ!!

パァン!!

恭介『おっと、危ない』


ほむら「そうか。あの鎧、自身の攻撃には耐えられないんだわ。だから今の爆発でダメージを受けた」

キリカ「なるほど、だったら―」

恭介「はぁ…はぁ……この…!」バッ!

さやか「ゼロ!」

ゼロ「チッ…!」

キリカ「―ステッピングファング!―」

パァン!

恭介「!」

―アイギスの鏡!―


キィン!


恭介(鏡の反射で僕に当てる気か……でも、そんなもの避けて…!)バサッ!


キィン、キキンッ!!


恭介(なっ…後ろからもう一つ…!?)

バチバチバチ!!

恭介「がっ…!!」ドサッ!

マミ「当たったわ……」

織莉子「私の魔法は、こういうサポート向きなの」

ほむら「勝負ありよ。さあ、大人しくしなさい」

恭介「嫌だ……また動けなくなるなんて嫌だ…それなら、ここで死んだ方がマシだ…!」

さやか「……恭介」

恭介「さやか……キミも、僕が動けなくなっても良いっていうの…?」

さやか「ううん、そんな事ない」

恭介「だったら―!」

さやか「嬉しかったよ」

恭介「え…?」

さやか「アタシの為にヴァイオリンを弾いてくれるって言った時、アタシ、本当に嬉しかった」

恭介「それなら、どうして……」

さやか「アタシね。恭介のヴァイオリンを沢山の人に聞いて欲しいの」

恭介「……!」

さやか「覚えてる?小さい頃のヴァイオリンの演奏会。あの時ホールにいた人みんなが恭介の演奏を聴いて感動してたよ」

恭介「……」

さやか「そんな恭介のヴァイオリンを、アタシは一人占めなんかしたくない。もっともっと沢山の人に聴いて欲しいの」

恭介「さやか…」

さやか「だから……」

ポタッ

さやか「だから、死んだ方がいいなんて言わないでよ……アタシも、恭介が大事なんだよ……?」

恭介「…………さやか、僕は」




―ザシュッ!

ぼとっ…!


さやか「え……?」

恭介「うあああああああああああああああああああ!!」

さやか「恭介……恭介ぇ!!」

フワッ……パシッ

ゼロN「くっはっは…!」

ゼロ「おおおおおおお!!」

ギィン!!

ゼロN「フンッ…!」

ゼロ「貴様…!」

バイル「クーックック!いい茶番だったよ。感動したぞ」

キリカ「バイル!!」

さやか「恭介!恭介ぇ!」

織莉子「巴さんはリボンで止血を!キリカは遅延魔法で切り落とされた腕の壊死を遅らせて!」

バイル「無駄だ。その小僧はもう助からん」

マミ「なんで…どうしてこんな酷いことを!!」

バイル「フン!ワシが手足を治してやった恩を簡単に忘れ、寝返ろうとするからだ」

ほむら「治した?実験の間違いでしょ…!」

バイル「ほう、気付いたか小娘」

ほむら「ゼロナイトメアが回収した、上条恭介の左腕に何を埋め込んだものは何なの」

バイル「答える義理などない……ゼロナイトメア、コイツらを始末しろ!」

ギィン!

ゼロ「…!」

ゼロN「死ネ…!」


―幻夢零・改!!―



ザシュウ!!


ゼロ「―――!」

グシャア!!

ゼロ「ぐ…あ…」バチッ! バチバチッ!!

マミ「ゼロさん!」

ゼロN「次はオまエだ」

ほむら「くっ……!」チャキッ!

キリカ「ほむら!」バッ!

バイル「クーックク!絶望しろ!恐怖せよ!!クヒャーハッハッハ!!」

マミ「ゼロさん!しっかりして!クロワール、早くゼロさんを直して!」

クロワール『ダメ…ダメージが大き過ぎる…私じゃ直せないよ…!』

マミ「そんな…ゼロさん!」


ジジッ……ジジジッ

エックス『ゼロ!ゼロ!』

ゼロ(エックス…どうしてお前が……)

エックス『まだだ!まだ死んじゃだめだ!』

ゼロ(そうか……記憶メモリーが…暴走してるのか…)

エックス『ゼロ!ゼロッ!!』

ゼロ(そうだった……お前には、いつも心配かけてたな……)

アイリス『ゼロ…』

ゼロ(お前は……)

アイリス『一緒に、レプリロイドだけの世界で暮らしましょう…』

ゼロ『アイリス、レプリロイドだけの世界なんて幻だ…!』

ゼロ(アイ……リス…)

アイリス『そうよね…でも、信じたかった…レプリロイドだけの世界で、あなた……と…』

ゼロ『アイリス!アイリス!アイリス…! うああああああ!俺は…俺はーっ!一体何のために…戦っているんだああああああ!』

ゼロ(オレは……)

マミ「ゼロさん!しっかりして、ゼロさん!!」

さやか「恭介……やだ、目を開けてよぉ…ねぇ…」

ゼロ(オレは…また同じ過ちを繰り返すのか……)


 ―ゼロ。目を覚ませ……お前こそが、最強の……!―


ゼロ(オレは……!)


ほむら「ぐっ…!」ガクッ!

キリカ「はぁ、はぁ……魔法さえ使えれば…」

バイル「無駄だ。魔法が使えようと、ゼロナイトメアの前ではお前たちなど無力に等しい」

ゼロN「終ワりだ」

織莉子「キリカ!暁美さん!」


――バチィ!!


ゼロN「!」

バイル「なんだ!?」

バチッ…バチッ…!

マミ「ゼロ…さん……?」

クロワール『ゼ、ゼロが……黒くなった…!』

ゼロ「……バイル」

ブォン!!

ゼロ「お前を……殺す!!」

ここまで。補足としてはゼロの変化はプトロフォームやガラクタパーツじゃなく、ブラックゼロです。

黒ゼロキターーーッ!!
黒ゼロならその力でバッドエンドを消し飛ばしてくれるはず

基本的にロックマンXはBADENDが多いような…
ロックマンX4もそうだし、エックスやゼロなんて死ぬまで戦いだらけの人生だよ?
しかも二人とも仲間を失い続けてるんだし…

黒ゼロキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!



黒ゼロだと?素晴らしい。

ゼロにはワイリーの無念と執念、最強でなければならない宿命背負ってるんだよな。本人に自覚は無いけど。

バイル「殺すだと? ゼロ、貴様このワシを殺すと言うのか?」

ゼロ「そうだ」

バイル「クーックク!!面白い!自らイレギュラーとなるか、英雄!」

マミ「ゼ、ゼロさん…」

ゾワッ…!

マミ「―っ!?」

バイル「ゼロナイトメア。そこの小娘共は後回しだ。先にあのイレギュラーをやれ!」

ゼロN「壊れロ、コぴー!!」

―幻夢零・改!―

ゼロ「……」グッ


ブォンッ!!!


ゼロN「!?」

バイル「なんだと!?」

ほむら「あの斬撃を…打ち消した……!?」

ゼロN「こピー如きガ…!」

ゼロ「………」

ゼロN「死ネぇ!!」ブォン!!

ギィン!ギィン!

ゼロ「……」

ゼロN「くはっはっは!!」

ガシッ!

ゼロN「!」

ミシッ…ブチィ!!

ゼロN「ぐぁ……うわアあああアアアアア!?」

ゼロ「脆いな」グシャア!!

キリカ「腕を引き千切った……何なのさ、あの滅茶苦茶な強さは…」

織莉子「これが、彼の真の力……」

クロワール『怖い…怖いよゼロ……』

マミ「ゼロさん……」

バイル(あの力……まさか……!)

ゼロ「終わりだ」

バチッ…!

ほむら「剣の色が変わった…!」

ゼロ「消えろ、玩具」

―パキィィン…!

ゼロN「ぐっ…あ――!」


ドォオオン!!

ゼロ「……」

マミ「ゼロ、さん……」

ゼロ「次はお前だ。バイル」

バイル「クーックック。ゼロ、貴様ナイトメアソウルを取り込んだな?」

キリカ「ナイトメアソウル…?」

ほむら(さっき回収したのはそれね……おそらく、ナイトメアの力が込められたもの…)

バイル「コピーのボディでありながら、己のDNAで創られたウィルスを取り込むとは。流石は英雄……いや、今となってはイレギュラーか」

ゼロ「言いたいことはそれだけか。直ぐにあの世に送ってやる」

バイル「いいぞ!その怒りと憎しみに満ちた表情!お前にはそれがお似合いだ!」

ゼロ「バイル!!」

ガシッ!

ゼロ「……!」

マミ「ゼロさん、行ってはダメ…!」

ゼロ「離せ」

マミ「嫌よ。貴方をバイルと同じ人殺しにさせたくない」

ゼロ「オレが、奴と同じ?」

バイル「女。そいつはもはやイレギュラー、人殺しの機械人形だ」

マミ「違うわ!ゼロさんは人殺しなんかじゃない!」

バイル「お前が否定しようとも、以前にもそいつは人間を守る為にこのワシを殺そうとした。そして今、今度は己が怒りと憎しみでこのワシを殺そうとしているのだ!」

織莉子「貴方みたいな狂った人間は、果たして人間と呼べるのかしら」

キリカ「少なくとも、私たちにはアンタの方がそのイレギュラーってのに視えるね」

バイル「抜け殻如きが大層な口を利くな」

ほむら「なっ…!?」

バイル「知らぬと思ったか?貴様ら魔法少女のプロセス、そして哀れな最後を」

ほむら「ちっ…!」ダダダダダッ!

スカッ スカッ

ほむら「ホログラム…!?」

バイル「ククッ……バカ共が。そう簡単にワシがお前たちの前に姿を出すわけがなかろう」

ゼロ「バイル!!」

バイル「覚えておけゼロ。それが貴様の本来の姿……英雄などではない。血に飢えた破壊神、それが『ゼロ』だ!!」

スゥ…

ゼロ「待て、バイル!!」

バチッ!

ゼロ「ぐぁ…!?」ガクン!

マミ「ゼロさん!」

クロワール『ゼロ!!』

???


バイル「クーックック。まさかここまでとは…これならアレの方も順調に進んでいるだろう」

?「ご機嫌だね。計画がうまくいっているのかな?」

バイル「無論だ。貴様の情報も大いに役立ったぞ、インキュベーター」

QB「僕としても彼女たちに絶望を与えてもらえて助かるよ」

バイル「変わった奴だ。このワシに味方するとは」

QB「僕たちはこの宇宙の寿命を伸ばしたいだけさ。その為には魔法少女と魔女の均衡は崩してはならない。ゼロが彼女たちに味方するなら、僕が貴方につくのは当然さ」

バイル「感情のない生き物とは実に合理的だ」

QB「それ以外に行動する理由があるのかい?」

バイル「貴様に言っても仕方あるまい。それで、アレはいつこの街に戻ってくるのだ?」

QB「今から二週間後くらいかな」

バイル「そうか。ククッ……ゼロ。貴様の力がどれ程のものか、楽しみにしているぞ」







翌朝  見滝原市立病院 上条恭介の病室


恭介「……ん」

さやか「恭介」

恭介「さやか……ここは…?」

さやか「病院のベッドだよ。気分はどう?」

恭介「大丈夫……あれ…? どうして左腕が……あの時斬られた筈じゃ……」

さやか「何言ってるの。寝ぼけてるの?」

恭介「……そう、だよね。なんだか悪い夢を見てたみたいだよ」

さやか「……恭介。指、動かしてみて」

恭介「え…?」

さやか「いいから」

……ぐっ、ぐっ

恭介「……!」

さやか「恭介」

恭介「動く……動くよさやか…!」

さやか「……うん」

恭介「動く…動くんだ」ポタッ

ぎゅっ…

さやか「良かったね、恭介」

恭介「ありがとう……さやか。ありがとう…」

さやか「うん……うん…」

―ピカッ

病院室前


ほむら「……」

まどか「ほむらちゃん、お待たせ」

ほむら「どうだった?」

まどか「仁美ちゃん、お父さんに頼んで出来る限りの範囲で病院にマスコミが来ないようにするって」

ほむら「そう。ありがとう」

まどか「ううん、それは仁美ちゃんに言ってあげて。私は、さやかちゃんを止められなかったから……」

ほむら「貴女が気にすることじゃないわ。あの場にいながら、美樹さやかの契約を止められなかったのは私たちのせいよ」

まどか「……お願いほむらちゃん、さやかちゃんを守ってあげて」

ほむら「最低限、身を守る術は教えるつもりよ。あとは、彼女の頑張り次第ね」

まどか「……」

ほむら「行きましょう。あまり長居しても邪魔になるだけだわ」

まどか「……うん」

―キラッ

まどか(? 何か光った…?)

ほむら「どうしたの?」

まどか「あ、ううん。なんでもない」



見滝原大学 工学科研究所


ゼロ「……うっ」

クロワール『ゼロ!』

ライト「目が覚めたか」

ゼロ「オレは……どうなって……」

ライト「身体に異変はないかね?手探りで修理してみたが、いかんせん高度な技術ばかりで苦戦してな」

ゼロ「……問題ない」

ライト「それは良かった」

ゼロ「ん…?」

マミ「スー……スー……」

ライト「その子にお礼を言っておきなさい。一晩中キミの心配をしておったぞ」

ゼロ「……そうか」

クロワール『ゼロ…ゼロなんだよね…?』

ゼロ「どうしたクロワール」

クロワール『どうしたじゃないよ!急に黒くなったと思ったら怖いくらいパワーアップするんだもん!』

ゼロ「黒……パワーアップ……?」

ライト「あれだけの傷だ。記憶メモリーに不具合が生じても仕方ない」

マミ「ん……んん…私、いつの間に………ゼロさん!身体は大丈夫!?どこか痛いところとかない!?」

ゼロ「大丈夫だ。心配かけたな」

マミ「そう……良かった」

ワイリー「騒々しいな。静かにしないと他の奴らにバレるぞ」

ゼロ「…!」

 ―ゼロ。お前こそが…―

ワイリー「なんだ。人を幽霊みたいに」

ゼロ「いや……すまない」

ワイリー「フン。ライト、少し話がある。食堂まで付き合え」

ライト「わかった。みんなはもう少しここで休んでいきたまえ。マミくん、ついでにキミの食事も用意しておくよ」

マミ「ありがとうございます」

バタン

ゼロ「……どうやら、相当の迷惑をかけたようだな」

マミ「ようだなって……昨日のこと、覚えてないの?」

ゼロ「ああ。だが……」

……バチッ!

クロワール『うわわ!また黒くなった!』

ゼロ「身体は覚えているらしい」

シュン

クロワール『戻った……いつものゼロだ』

ゼロ「以前にもこれと似た能力を持っていた。それと比べものにならないがな」

マミ「………その力、出来れば使わないで欲しいの」

ゼロ「何故だ?」

マミ「ゼロさんがゼロさんでなくなってしまう……そんな気がするの」

ゼロ「……」

マミ「だからお願い。その力はギリギリまで使わないで」

ゼロ「……わかった」

マミ「その代り、今度から私が全力で戦うわ!腕も完全に治ったもの!」

クロワール『私も頑張る!』

ゼロ「無茶はするなよ」

マミ「ええ、勿論わかってるわ」


大学 廊下

ワイリー「ゼロの身体、どう思う」

ライト「見たことない技術だ。だが、不思議と理解できた」

ワイリー「やはりお前もか」

ライト「彼は我々の目指すロボットそのものだ。詳しく調べたいが、残念だが彼には使命がある」

ワイリー「必要ない。一度いじればそれだけで十分だ」

ライト「ワイリー。キミは彼のことが嫌いなのか?」

ワイリー「別にそういうわけではない。ただ、アイツがどうかは知らんがな」

ライト「そうか。しかし、彼のようなロボットを創れる日はいつになるんだろうな」

ワイリー「せいぜいくたばる前に成し遂げろ。お互いにな」

ライト「そうだな。もし創るとしたら最初の一体は彼のような赤いロボットにしよう」

ワイリー(ゼロ……確かに凄まじい技術の塊だ。だが、何故か『何か』が足りない気がした……この違和感は、一体……)

ここまで。ゼロVSゼロナイトメアのBGMをXVSZEROで再生したら一人でテンション上がった


XvsZEROはロックマン史上屈指の名曲だと思う



ゼロの構造を複雑だと言いながら、不思議と理解する博士たちはサスガダァと言いたい。



>>176
まあ未来とはいえ自分たちの延長上の技術だからってのもあるんじゃね

乙です。

ワイリーがタイムワープ技術でクイントになるロックを捕まえてきたことを考えると、
Xの歪んだレプリロイド社会を変えたくて何度もロックに挑戦していた気がしてくる。
有賀先生のメガミックスの設定だとワイリーも自分のロボは基本的に大好きなようだから、
自身の集大成であるゼロの未来を救いたかったのかもしれない。
(失敗イエローデビルは処分しようとしてたけど、それも哀れみから廃棄ロボを再生させたものだし)


ゼロのボディを開けたらワイリーマークのチップとか入ってそうだが、オリジナルボディじゃないもんな
人格をサイバーエルフで移植しただけで
チップ類までは律義に移植しないか?

乙でした

ゼロとの出会いがブルースフラグになるとは…

見滝原 河川敷工事現場


ギィン!!

さやか「うあ…っ!」ドサッ

ゼロ「次の動きに移るまで隙がある。攻撃を避けるか防ぐかしたら、距離を置くか反撃をしろ」

さやか「も、もう一回!」

ギィン!!


マミ「修業はどう?」

ほむら「順調とは言い難いけど、マシなレベルにはなってきたわ」

マミ「ゼロさんと暁美さんのおかげね」

ほむら「私は魔法の基礎を教えただけよ。後は貴女が教えた方がきっと伸びるわ」

ガサガサ

マミ「はい。どうぞ」

ほむら「?」

マミ「お昼御飯にってサンドイッチ作ってきたんだけど、いらなかったかしら?」

ほむら「……いただくわ」

マミ「………暁美さん、色々とありがとう」

ほむら「突然なに?」

マミ「助けてもらったりしてたのに、お礼がまだだったから……それに、貴女に失礼なこと沢山してきたから、それも含めて」

ほむら「気にすることは無いわ。お互い、印象は最悪だったし」


ギィン!!


さやか「はぁ…はぁ…」

マミ「美樹さん、ゼロさん。そろそろお昼にしましょう」

さやか「は、はぁーい…」

ほむら「伸びはどう?」

ゼロ「油断が多い。それさえ無くせば、後は経験次第だ」

さやか「この二人スパルタ過ぎ……」モグモグ

ほむら「まだまだ厳しくなるわよ」

さやか「ひぃ!?」

マミ「フフッ…」

美国織子宅


ピシッ…!


織莉子「………やっぱり、ここまでしか視れないのね」

ダダダダダダダッ! バァン!!

キリカ「織莉子!グリーフシード取ってきた!」

織莉子「ありがとう。でもほぼコントロール出来るようになったから、そこまで急がなくても」

キリカ「ぜぇ…ぜぇ…キ、キミの為に全力を尽くす主義だからね……」

織莉子「フフッ……ホットケーキと紅茶用意するわね」

カチャン

キリカ「それでどうなんだい。予知の方は」もちゃもちゃ

織莉子「ワルプルギスの夜が街に来るまでね。そこから先はどうしても視れないわ」

キリカ「やっぱナイトメアが関係してるのかな」

織莉子「奴らに関しては私の予知能力は極端に効力が下がってしまう。せめて彼についてだけはもう一度視たいのだけど」

キリカ「キミの魔法を疑うわけじゃないけど、ホントにゼロがこの街を壊すのかい?」

織莉子「ゼロナイトメアの件もあるから、偽物の可能性もあるけど……ただ、バイルの言葉が気になるわ」

キリカ「血に飢えた破壊神、それがゼロ……か」



鹿目家


タツヤ「おー、おー!」

クロワール『へっへーん!こっちだよー!』

ゆま「やあ!」

クロワール『おおっと危ない!』

ゆま「むむっ…たっくんそっち!はさみうち!」

タツヤ「あい!」

まどか「みんなーおやつだよー」

ゆま「わーい!」

クロワール『じゃあ一旦休憩むぎゅ』

タツヤ「つかまえたー!」

まどか「タツヤ、ダメだよ。もっと優しく捕まえなきゃ」

クロワール『あはは。平気、平気。ゼロよりよっぽど優しいよ』

まどか「そ、そうなんだ」


キラッ


まどか(あれ?またなにか光って…)

クロワール『うひゃー!それはダメー!』

ゆま「まどかお姉ちゃーん!!たっくんがクロワール食べたー!!」

まどか「あ!コラ、タツヤ!」



?『マドカ……』

繁華街 裏路地


ぐにゃあ~


杏子「はぁ…せっかくまどかにゆまを預けて魔女狩りに来たってのに、使い魔しか見つかんねぇや」

ジャリ

杏子「! 誰だ!」

QB「やあ、杏子」

杏子「なんだQBか。何か用? 用が無いならアタシは行くよ。魔女を探さないといけないし」

QB「この街に魔女はもう出ないよ」

杏子「は?」

QB「ドクター・バイルが街の隅々まで魔女を狩ってしまった。逃げていた一匹もさっき呉キリカが倒したから、この街に魔女はもういないんだ」

杏子「ちょっと待て、そのバイルってナイトメアの親玉だろ?なんでそんな奴が魔女を狩るのさ」

QB「それはボクもわからない。彼はそれについて語ろうとしなかったからね」

杏子「……その言い方だと、お前バイルの仲間なのか?」

QB「協力関係かな。良ければキミもこちら側に来ないかい?」

杏子「……!?」

QB「ナイトメアと魔法少女の戦力差は明らか。賢いキミなら、どちら側にいた方が目的を果たしやすいかわかるよね?」

杏子「目的、か………」


ゆま『キョーコ』

マミ『佐倉さん』


杏子「……いいぜ。仲良しごっこにはウンザリしてたところだ」

ニィ…!

杏子「案内しな。そのバイルって奴の所に」

ここまで。アゴとVAKAを出すか迷いどころ


vakaの方はイレハンの脳筋かバーボンやピアノが似合うイレギュラーかで難易度が大分変わってきそうだな

オvakaさんなら、頻繁にアヒャってるペンテさんもなかなかww

ヒッフッハ

>>187

Vakaと顎ハゲ出すならエックスも復活するのかな。

夕刻 鹿目家 


まどか「杏子ちゃん遅いね」

ゆま「……キョーコ」

ピンポーン

まどか「あ、来たかな」

ガチャ

マミ「こんばんわ鹿目さん」

まどか「マミさん。ゼロさん。……あれ、杏子ちゃんは?」

マミ「それが……」

ゼロ「居所が掴めない。今ほむらとさやかが街中を捜している」

ゆま「……キョーコ」

マミ「ゆまちゃん、帰りましょう。大丈夫よ。きっとお腹が空いたら帰ってくるから」

ゆま「……」コクリ

ゼロ「クロワール。お前は残れ」

クロワール『え?なんで?』

ゼロ「上条恭介の時の様にバイルがオレたちの顔見知りを狙う可能性もある。まどかの傍にいて守ってやってくれ」

クロワール『わかった!任せて!』

マミ「それじゃあ鹿目さん、また今度」

ゆま「………」



繁華街


さやか「どうだった?」

ほむら「手掛かり無しね」

ピカッ ピカッ

さやか「って、タイミングわるっ」

ほむら「仕方ないわ。捜すのは中断して、魔女を倒しに行くわよ」

さやか「もう、こっちはへとへとだってのに!」

結界内


さやか「なんだか、すっごい暗い結界だね」

ほむら「!」ピタッ

ナイトメア「nhpgaojhnpasho」

ほむら「ナイトメアもいたとわね」カシャン

さやか「……ねぇ、あのナイトメア…なんだか人っぽい形してない…?」

ピカッ! ピカッ!

さやか「え?」

ほむら(ソウルジェムが、ナイトメアに反応している…?)

ナイトメア「phndpasgoahhsa!!!」

ヒュン!ヒュン!

さやか「うわ!」バッ!

ほむら「これは……!?」バッ!

ナイトメア「gnapdhaiga」

ほむら(影を使った攻撃…! どういうこと、これはあの魔女の…!)

さやか「てやっ!!」ズバッ!

ほむら「チッ!!」ダダダダダッ!!

ナイトメア「gnaopgjagagaga」

ぐにゃあ~

さやか「け、結界が変わった…?」

ほむら「まさか、あのナイトメア…」

ナイトメア「ghapgkjagoaaagaght」フッ

さやか「テレビ…?」

使い魔「nwapjhsdaponaha」わらわらわらわら!!

さやか「つ、使い魔!?」

キュイイ…!

ほむら「美樹さやか!危ない!」

さやか「!?」

バシュン!!

マンション 巴マミの部屋

マミ「やっと寝たわ。佐倉さんがいなくて、凄く不安みたい」

ゼロ「ほむら達からの連絡は?」

マミ「……」フルフル

ゼロ「……オレも捜しに行く。マミはここで待機しててくれ」

マミ「うん。気を付けてね」

バタン

マミ「………」


杏子『アタシは風見野に戻る。これからはアタシのやり方で戦うよ』


マミ「……ダメよ、嫌なこと思い出しちゃ。あの時とは違ってゼロさんもゆまちゃんもいる。きっと佐倉さんだって」

ギィ…

マミ「!」

杏子「……」

マミ「佐倉さん……?」

杏子「……」

マミ「どこ行ってたの、みんな心配して」

ユラッ

マミ「!?」

ナイトメア「aphjsaopao」

マミ「佐倉さん危ない!離れて―」

杏子「出てくるな。大人しくしてろ」

マミ「え……?」

ナイトメア「ngadiha……」シュルン…

マミ「ど、どういうこと……なんで、ナイトメアが貴女の言うことを……」

杏子「アタシの新しい相棒だ」

マミ「!?」

杏子「マミ。アタシはバイルに付いた」

マミ「なに…言ってるの…?」

杏子「仲良しごっこはもう終わり。ゆまはここに『捨てていく』。あとはアンタが好きにすればいい」

マミ「悪い冗談はやめて…ねぇ、早くそこのナイトメアを倒して」

杏子「動くな。殺すぞ」

マミ「……!」

杏子「教えに来たのは世話になった礼だ。次に会った時は」ギィ…

マミ「ま、待って……!」

杏子「アタシたちは敵だ。巴マミ」

バタン

マミ「どうして……」

ポタッ

マミ「どうして……どうしてなの……」

繁華街


ぐにゃ~


さやか「はぁっ……はぁっ……危なかった」

ほむら「なんとか倒せたわね」

さやか「でもさ、魔女には逃げられちゃったよ」

ほむら「いいえ、魔女は倒したわ」

さやか「え?だってアタシたちナイトメアしか」

チャリ

さやか「グリーフシード!? なんで……しかも二個も」

ほむら「さっきのナイトメアのものよ」

さやか「ナイトメアからグリーフシードが?」

ほむら「何らかの形で魔女を取り込んだ、もしくは上条恭介の時の様に憑り付いたか。どちらにしろ厄介な事になったわ」

さやか「マズイじゃん…早くみんなに知らせないと」

ほむら「その前に魔力を回復しないと。使いなさい」ヒュッ

さやか「サンキュ」パシッ

シュゥウウ……ドクン!!

ほむら「―っ!?」

さやか「ぅあ!?」

ナイトメア『fgdpohjsuhps』

ほむら(しまった…グリーフシードの中に…!? マズイ…ソウルジェムが…!)

さやか「う、うあああああああああああああああ!!」

ここまで。ボロ雑巾状態の隊長なら出そうかな。原作通り即死しても違和感ないし

乙なのだが…いくらなんでも杏子はここまで屑じゃないだろう
このままだとマミさんが岩本エックスみたいに精神ボロボロになって暴走しそう


まぁ、杏子のことだし何か狙いでもあるのだろう

ピピッ

ゼロ「! ナイトメアの反応か」


バッ!バッ! シュタッ!


ゼロ「どこだ…」

ほむら「ゼ、ゼロ…」

ゼロ「ほむら!?」

ほむら「来ては…ダメ…!」

バッ!

ゼロ「!」

ギィン!!

ゼロ「なに!?」

さやか「ウウッ…!」

ゼロ「さやか、何を……!?」

さやか「ガァアアアアア!!!」

ギィン!!

ゼロ「っ…!?」

ピピッ!

ゼロ「ナイトメア反応…!?」

ほむら「ナイトメアが…ソウルジェムに憑りついて……このままだと私も……美樹さやかのように操られて……」

さやか「ガアアアアア!!!」

ゼロ「ぐっ…!」キィィィン…!

杏子「やめときな」

ゼロ「杏子…!?」

杏子「憑りついたナイトメアを無理矢理引き剥がしたら、そいつら死ぬよ」

ゼロ「どういうことだ」

杏子「ソウルジェムってのは魔法少女の魂が入った入れ物なんだよ。この間の坊やと違って、ナイトメアが憑りついたのはそいつらの命そのものさ」

ピピッ!

ゼロ「!」

杏子「気付いた? まぁアタシはソウルジェムじゃないけどね」

ゼロ「杏子、何故」

杏子「よそ見してていいのかい?」

さやか「ガアアアアアア!!」

ゼロ「チィッ…!」

ギィン!ギンッ!

ほむら「佐倉…杏子…」

杏子「悪いな。アンタのこと気に入ってたけど、こうなったらアタシにもどうにも出来ないんだ」

ほむら「いつから……ソウルジェムの事を…うぐっ…!」

杏子「……抵抗しない方が楽になるよ」

ほむら「ゼロ……斬って……私と、美樹さやかを……」

ゼロ「………」

ほむら「早く…! もうじき私も…ナイトメアに…!」

ゼロ「………」

ほむら「ゼロ…!」

さやか「ガアアアアア!!」

ゼロ「………さやか、すまない」

ブォン!!



?『ゼロ…!』


パァアアアア!!


杏子「!?」

ゼロ「この光は…!」

さやか「ガア…!? ガ……うっ……ううっ…!!」

ナイトメア『gnapojgapkfoerhb!!!???』

ほむら(ソウルジェムの中のナイトメアが……苦しんでる…!)

ズルッ!!

ナイトメア「goadjgaog@!!!」

ゼロ「たぁ! でやぁ!!」

パキィィィン…!!


さやか「うっ……」ドサッ

ほむら「はぁ…はぁ……た、助かったの…?」

?『ゼロ……』

ゼロ「マザーエルフ……」

ユラッ ユラッ

ほむら「今のも、貴方の仲間なの?」

ゼロ「ああ……」

杏子「……フンッ」


ヒュン!


ほむら「! 待ちなさい佐倉杏子!」

ゼロ「よせ。その身体で深追いは禁物だ」

ほむら「くっ……」

ゼロ「さやかを運ぶ。どこか休める所はないか」

ほむら「……私の家が近いわ。案内する」

古びたマンション 暁美ほむらの部屋


さやか「うっ……ううん…?」

ほむら「目が覚めたかしら」

さやか「転校生……うう、アタシなんで気を失って……?」

ほむら「その前に、身体は大丈夫かしら?」

さやか「へ?別になんとも……そうだ、アタシゼロを襲って…!」

ほむら「覚えているの?」

さやか「大体の事は……それでゼロは無事なの!?」

ほむら「無事よ。もっとも今の貴女がどうこう出来る程やわな人ではないわ」

さやか「なんか複雑だけど……良かった」ホッ

ガチャ

織莉子「お邪魔するわ」

ほむら「早かったわね」

さやか「なんで織莉子さんたちが」

キリカ「ほむらに呼ばれてね。あれ?ゼロは?」

ほむら「一度、巴マミの所に戻っているわ」

織莉子「暁美さん、詳しく話を聞かせてもらえるかしら」

ほむら「事態は深刻よ。ナイトメアは私たち魔法少女、そして魔女にも憑りつけるわ」

キリカ「チートってレベルじゃないよ、それ」

ほむら「加えて佐倉杏子がナイトメア側に付いた。これから先、大きな脅威になるでしょうね」

織莉子「この事を巴マミには?」

ほむら「ゼロには知らせないように言ってある。巴マミの心は、きっと耐えきれないでしょうから…」

さやか「……」


ほむら『話す気がないからよ。それに魔法少女になってしまったら、尚更話す意味が無くなるわ』


さやか「転校生が隠してたのって、ソウルジェムのことだったんだ…」

ほむら「………」

織莉子「美樹さん。その話は後回しにしましょう」

さやか「その様子だと、織莉子さんたちも知ってたんだ」

キリカ「まぁね」

ほむら「………美樹さやか」

さやか「大丈夫。ちょっとショックだったけど……それより、今はどうするか考えよう」

マンション 巴マミの部屋


ゼロ「マミ、戻ったぞ」

シン……

ゼロ「………」

ギィ…

マミ「……」

ゼロ「………マミ」

マミ「あっ……お、おかえりなさい」

ゼロ「……」

マミ「その様子じゃ見つからなかったみたいね。それじゃあ、今日はもう休みましょう。佐倉さんもきっと明日になったら帰って」

ゼロ「杏子が来たんだな」

マミ「……!」

ゼロ「マミ、知っているんだな。アイツのこと」

マミ「………会ったの?佐倉さんに」

ゼロ「ああ…」

マミ「………あの子ね……私たちとはもう敵だって…ゆまちゃんもここに捨てていくって……」

ゼロ「……マミ」

マミ「―っ」

ギュッ……

マミ「ゼロさん……私、もうどうしたらいいかわからない…」

ゼロ「……」

マミ「戻ってきてくれたと思ったのに……前みたいに一緒にいられると思ったのに……」

ゼロ「……マミ」

マミ「やだ……戦いたくない……あの子と殺し合いなんてしたくない……」

ゼロ「………」

マミ「助けて……助けてゼロさん……!」

ゼロ「……わかっている。お前も、佐倉杏子も……オレが助ける」

ここまで。杏子の行動に関してはちゃんと理由があります。>>1が嫌いだから悪役にしてるとかではないですのであしからず。


ゼロ4のストーリーが絡んでるせいか、隊長と聞くとクラフトを先に思い浮かべてしまう

乙!
更新早いな

翌日 鹿目家


ピンポーン

知久「はーい。おや?ゼロくんじゃないか」

ゼロ「朝早くにすまない」

まどか「パパー。ママの着替えって……あれ、ゼロさん」

ゼロ「悪いが、この子供を預かってもらえないだろうか」

ゆま「……」

まどか「ゆまちゃん」

知久「この子がゆまちゃんか。でも、突然どうしたの?」

ゼロ「どうしてもやらなくてはならない事ができた。無理にとは言わないが」

知久「……うん、わかった。タツヤー。ゆまちゃんが遊びに来たよー」

タツヤ「ゆあ?」

知久「初めましてゆまちゃん。タツヤとまどかのパパだよ。ゆまちゃんの朝ごはんも一緒に作るから、タツヤと遊んで待っててくれるかな?」

ゆま「……」コクリ

タツヤ「ゆあ、こっちー」

とてとて

知久「やらなきゃいけない事って、あの子のこと?」

ゼロ「それもある。手間を掛けさせてすまない」

知久「ママの命の恩人だからね。このぐらい平気さ」

まどか「……パパ。私、ゼロさんと少しお話がしたいの」

知久「わかった。ママの着替えの準備はパパがやっておくから、朝ごはん食べたらまどかは学校に行きな」

まどか「ありがとう」

バタン

まどか「ゼロさん、何があったの?」

ゼロ「佐倉杏子がバイルの仲間になった」

まどか「え…!?」

ゼロ「それを知ったマミのショックが大きく、ゆまの面倒をみることも出来ない。加えてナイトメアが新たに力を付けた」

まどか「そんな……」

ゼロ「クロワール。聞いているな」

クロワール『聞こえてるよ』ヒョコ

ゼロ「もうしばらくまどかとその家族を頼む」

クロワール『わかった!』

まどか「ゼロさん、私も」

ほむら「魔法少女になって戦う、とでも言うつもり?」

まどか「ほ、ほむらちゃん」

ほむら「何度も言わせないで、素人の魔法少女が増えたところでどうにもならないの」

まどか「でも…」

ほむら「クロワール。もし彼女が契約を交わそうとしたら、QBを殺してでも止めて」

クロワール『こ、殺す…!?』

ほむら「行きましょうゼロ。一刻も早くバイルの居場所を突き止めないと」

ゼロ「ああ」

まどか「……」

ゼロ「力になりたいなら、マミの傍にいてやってくれ」

まどか「マミさんの…?」

ゼロ「戦うだけが力じゃない。戦うことしか出来ないオレとは違い、人間にはもっと大きな力がある筈だ」

まどか「大きな……力…」

ゼロ「まどか、マミを頼む」

まどか「……うん!」

???


バチバチッ!!

ハイマックス「出力安定。パワー、スピード、共に良好」

バイル「ゆけ、アレをワシの元に連れ戻せ」

ハイマックス「かしこまりました、ドクター・バイル」

杏子「……ふーん、あれがマミたちが倒したロボットねぇ…」

バイル「おお、来ておったか。ナイトメアの調子はどうだ」

杏子「まぁそこそこだよ。ソウルジェムに憑りついてない分、言うことを聞かせ易いね」

バイル「ククッ、それは良かった」

杏子「で、あのマザーエルフってのはそんなに必要なのか?今でもアンタら十分強いじゃん」

バイル「強さなどという程度の低い問題では無いのだよ」

杏子「ふーん。じゃ、アタシもそろそろ暴れさせてもらうよ」

バイル「期待しているぞ、佐倉杏子」

―ギ…ガが……!―

バイル「おお、そうだった。貴様にも働いてもらわなければな……クーックック!」

―ゼ…ロ"ォオ……!―




サイバー空間 深淵


エックス『………』

マザーエルフ『エックス……』

エックス『キミとこうして会うのはいつ以来だろうね』

マザーエルフ『バイル……ナイトメア……』

エックス『キミもゼロを元に創られた存在。バイルはきっと、キミを再び捕らえにくるだろう』

マザーエルフ『ニゲナイ……ゼロヲ、タスケタイ……』


ユラッ…


エックス『! キミたちは…』

見滝原 展望台


さやか「はぁ……探すって言っても、どこを探せばいいのかな」

キリカ「こーゆーのは行き当たりばったりに任せるしかないよ」

さやか「予備のグリーフシードは一人三つ…魔女を倒しても危なくて使えない…敵の居場所もわからない……」

キリカ「向うから出向いてくれたら一番なんだけどね」

杏子「呼ばれたみたいだね」

さやか「!」

キリカ「来たな裏切り者」

杏子「おいおい、アタシがいつ仲間になった」

キリカ「あー、そうだった」

さやか「アンタ…どういうつもりなの!?」

杏子「強い方に付いただけさ。アンタたちの仲間と思われたら面倒だからね」

さやか「お前…!」シャキン!

杏子「やろうってのかい?」

ズルッ

ナイトメア「nhpsdihgsonsnhs」

キリカ(ゼロの言った通り、この間のヴァイオリンくんと同じ……でも)

さやか(相手は魔法少女。恭介と違って戦い慣れてる…!)

杏子「いくよ」

ジャララララ!!

さやか「くっ…!」ギィン!

杏子「おらおら!」ヒュン!

キリカ「でや!」シャキン!

杏子「おっと」スカッ

さやか「おりゃああ!」

杏子「いい動きするじゃん、ルーキー」ギィン!

さやか「バカに…するなぁ…!」ググッ!

キリカ「―ステッピングファング!―」 ヒュン!

杏子「撃ち落とせ」

ナイトメア「gnapogjap」バシュン!

キリカ「チッ…!」

杏子「ほら」クイッ

さやか「あ…っ!?」グラッ

杏子「ぶっ飛べ!!」

バチィン!!

さやか「うわあああ!」

ガシャアアアン!!

キリカ「さやかー!!」

杏子「下に落ちたか。まぁ、魔法少女だし簡単に死にはしないだろ」

キリカ(コイツ、予想以上に強い…!)

杏子「どうする?もうやめとく?」

キリカ「そうしたいけど、あいにく時間が限られてるんでね」

杏子「グリーフシード不足か。確かに、急がないとお前らも魔女になっちまうもんな」

キリカ「なんだ。それも知ってたんだ」

杏子「知らないのはマミとさっきのボンクラぐらいだろ。ほむらとアンタの相方は全部知ってそうだしな」

キリカ「……お前、何が目的なのさ?」

杏子「………」


ヒュォッ!!


杏子(剣身……ボンクラのか!)ギィン!


ヒュン!ヒュン!


杏子(手当たり次第に撃ち込む気か!)

ギンッ!ギィン!

キリカ「……」パァ…!

杏子「こんなもんで倒すつもり?」


キィイイ…!


杏子「!」

さやか「はぁぁ…!」

杏子(宙に魔法陣……アイツ、アタシ目掛けて突っ込んでくる気か…!)

さやか「たぁぁあああああああ!!」

ドンッ!

杏子(正面から受けたら防ぎきれそうにないね。ここは軽く受け流して)

ググッ…

杏子(身体が重い…!?)

キリカ「フフッ」ニヤッ

杏子(しまった、アイツの遅延魔法か…!)

さやか「やああ!!」

ドンッ!

ナイトメア「nhpdskgjaohgpazga」バシュン!

バチィ!!

さやか「うあ!?」

杏子「惜しかったね」

さやか「まだ、だあ!」カチッ!

パキャァン!!

杏子(剣身を撃ち込んで…!)

ヒュオッ!!

杏子「…!」ピッ!

キリカ(避けられた…!? 違う、さやかが外したんだ…!)

ドサッ!

さやか「く、くそぉ……」ググッ…!

杏子「……チッ、ヒヨっ子相手にこの様か」

クルッ

さやか「なっ…!?」

杏子「今日はここまでにしといてやるよ」

キリカ「逃げる気かい?」シャキン!

杏子「逃げるんじゃない。見逃してやるんだ」パチン

わらわらわらわら…!

キリカ「ナイトメア…!」

杏子「ルーキー庇いながら戦うのは無理だろ?大人しくしてれば何もしないさ」

さやか「ま、待て…!」

杏子「じゃあな、マミによろしく言っとけよ」

フッ……

キリカ「行ったか……」

さやか「ちくしょう…!」

ここまで。戦力差付け過ぎた感が否めない


ラーニング技が欲しくなるな

更新少なくなっちゃたなあ

話の流れが原作と全然違うしな、構成考えるの大変だろう

美国織子宅


ほむら「何を考えてるの貴女たちは!!!」

さやか「うっ」ビクッ!

キリカ「そ、そんな怒鳴らなくても…」キーン

ほむら「佐倉杏子とギリギリまで戦うなんて……グリーフシードが補充出来ない今、確実に勝つためには魔力を温存しなきゃいけないのをわかってるの!?」

織莉子「そこまでにしましょう。今更二人を叱ったところでどうしようもないわ」

ほむら「………」

バタンッ!

キリカ「ほむらの奴イラついてるね……ワルプルギスの夜が来るまで二週間切ったせいかな」

ゼロ「ワルプルギスの夜……確か、ほむらの言っていた超弩級の魔女か」

織莉子「具現化しただけで何千もの人間を犠牲にする最強の魔女……この状況で苛立ちと焦りが積もるのも無理ないわ」

さやか「そんなのがこの街に来るなんて………アタシ、転校生を追ってくる!」ダッ!

キリカ「あ、さやか……行っちゃった」

ゼロ「あの二人と違って、お前たちは余裕があるな」

織莉子「余裕なんかないわ。こんな時だからこそ冷静にならないと」

ピピピピッ!

織莉子「もしもし……トーマス博士。どうされましたか? はい……テレビ?」

キリカ「ニュースかな?」ポチッ

TV『番組の予定を変えまして、引き続き宇宙に現れた巨大な人工衛星の――』

織莉子「これは……!?」

キリカ「な、なんだこれ!?」

ゼロ「これは―――!?」



繁華街


「見たあのニュース」

「何だろうね。宇宙人が攻めてきたのかな」

「突然現れたみたいだぜ」

「なんか見た感じ兵器っぽいよな。こえー」


ガヤガヤ


さやか「転校生……どこいったのよ」

まどか「さやかちゃん…?」

さやか「まどか。転校生見なかった?」

まどか「ごめん、見てない」

さやか「そっか…」

まどか「さやかちゃん。噂になってるアレって…」

さやか「多分ナイトメアだと思う。じゃ、気を付けて帰るんだよ」タッタッタ

まどか(さやかちゃんもほむらちゃんも頑張ってる……私も、出来ることをやらなきゃ)ギュッ

高層ビル屋上


杏子「おいおい、みつかってんじゃん。いいのかよ」

ザッ

ほむら「……」

杏子「アンタか。アタシの僅かな魔力の痕跡を見つけ出すなんて、流石だね」

ほむら「あの巨大な人工衛星が、ナイトメアの拠点ね」

杏子「そうだよ。もっとも、知ったところでアンタらはあそこにはいけないけどな」

ほむら「それは貴女に聞くとするわ。佐倉杏子」チャキ

杏子「人にものを聞く態度じゃないね、ソレ」

ほむら「……」

杏子「……」


パァン! キィン!


杏子「あっぶな……頭狙ったな」

ほむら「ソウルジェムさえ無事なら平気よ」

杏子「やっぱりアンタも知ってたんだ。アタシたちの秘密」

ほむら「貴女はどこで知ったの?」

杏子「何てことないさ。縄張り争いで戦ってた奴が目の前で魔女になった……アンタは?」

ほむら「……仲間が魔女になった」

杏子「へぇ……そりゃ、お気の毒さまだなぁ!!」ブォン!!

スカッ

杏子「は…?」

ほむら「悪いけど魔力を温存しなきゃいけないの」

杏子「力づくで聞き出すんじゃなかったのかよ」

ほむら「また今度にするわ。じゃあね」

ヒュン

杏子「あの野郎……食えねぇ奴だよ…」

マンション 巴マミの部屋


ピンポーン


ガチャ


まどか「こんにちは。マミさん」

マミ「鹿目さん……?」

まどか「ケーキ買ってきました。良かったら一緒に食べませんか?」

マミ「……ありがとう。上がって」

コトッ

マミ「ゆまちゃんの事、引き受けてくれてありがとう」

まどか「マミさんの頼みなら何でも聞いちゃいます」

マミ「………ゼロさんから、私のこと聞いたよね?」

まどか「はい」

マミ「気を使わせちゃってごめんなさい。落ち着いたらすぐにゆまちゃんを引き取りに行くわ」

まどか「マミさん。あの―」


ガシャアアアン!!



まどか「きゃあ!?」

マミ「!」

ハイマックス「マザーエルフの反応を確認」

マミ「ハイマックス……!」

ハイマックス「これよりマザーエルフの捕獲に入る」

ゴォオオ!!

マミ「! 鹿目さん!」

バッ! ドォオン!!

マミ「大丈夫?」

まどか「は、はい」

ハイマックス「魔力確認。データ照合。魔法少女 巴マミと一致。捕獲作業の障害と認識」

マミ(鹿目さんを狙ってる……なぜ…?)

ハイマックス「必要あらば対象の排除を実行し、目標の捕獲作業を継続」

マミ「鹿目さん、しっかり掴まってて!」

まどか「マ、マミさ…ひゃあ!?」

ハイマックス「追跡を開始」

マミ(マンションじゃ周りに被害が出る…! どこか人のいない所に誘い込まないと!)

繁華街


さやか「やっと見つけた」

ほむら「何か用かしら」

さやか「聞いたよ。ワルプルギスの夜ってのがこの街に来るんでしょ?」

ほむら「そう。だったら分かるわね、悠長にしている時間は無いってことが」

さやか「どうしてもっと早く言わなかったのさ。ソウルジェムといい、この事いい」

ほむら「言ったら信じてくれた?」

さやか「それは……」

ほむら「実際、誰に話したって信じる人はいなかったわ」

さやか「……ごめん」

ほむら「責めるつもりはないわ。それより一緒に来て。佐倉杏子の魔力の痕跡を辿るわ」

さやか「アイツを探すんじゃなくて?」

ほむら「ナイトメアの拠点を突き止めるんだから、どこから来たのかを探る方が得策でしょ」


ピカッ ピカッ……


ほむら「ここね」

さやか「でも、ここゲーセン隣りの小道だよ? 時間がたって跡が消えちゃったのかな」

ほむら「いいえ、さっきまでの反応だと十分にまだ追える。つまり、佐倉杏子はここに現れたってことになるわ」

さやか「それって、ワープでもしてきたってこと?」

ほむら「考えられるとすればサイバー空間の利用ね。ゼロを呼びましょう。なにかわかるかもしれない」


ガヤガヤ


「なんだあれ」

「女の子が飛んでる」

「なんかの撮影か?」



さやか「どうしたんだろ。なにかあったのかな?」

ほむら「!」

さやか「あれって……この間の黒い奴!」

ほむら「追われてるのはまどかと巴マミだわ。追いかけましょう」

繁華街 上空


―シーズショット―

バチバチッ!

まどか「ひっ…!」

ヒュン!ヒュン!

マミ「大丈夫。安心して」

まどか「マミさん…!」

さやか(マミさん!まどか!)

マミ(美樹さん…!?)

ほむら(今、貴女とハイマックスの後方にいるわ。逃げきれそう?)

マミ(相手のスピードが速くて無理そうだわ。それに、狙いは鹿目さんよ)

さやか(なんでまどかを…?)

マミ(理由はわからない。ともかく人気のない場所に誘い込まないと)

ほむら(この先の廃棄された工場に向かって。着いたら美樹さやかは鹿目さんを連れて先に三国織莉子の家に。私と巴マミは時間稼ぎをしたらハイマックスを撒いて逃げるわよ)

マミ(わかったわ)

――

さやか(! マミさん危ない!)

マミ(え……?)

鹿目家


ゼロ「ゆま。帰るぞ」

ゆま「……」

知久「ご飯作ったけど、食べていかない?」

ゆま「……いらない」

ゼロ「すまない。せっかくだが遠慮させてもらう」

知久「そっか。またいつでもおいで」

ゼロ「助かった。礼を言う」

タツヤ「ばいばーい」

ゆま「……」


コツコツ


ゼロ「………」


キリカ『衛星砲台……?』

ゼロ『ラグナロク……無差別攻撃を目的に創られたものだ。バイルが生きていたからまさかとは思ったが……あそこまで復元しているとは』

織莉子『トーマス博士の話では、打ち上げた偵察機は全て辿り着く前に破壊されたみたいだわ』

キリカ『迂闊に近づいたら撃ち落とされるわけだ』

ゼロ『見たところエネルギーを溜めている様子ではない。恐らく、拠点として使用しているのだろう』

キリカ『見つからないわけだよ。まさか宇宙にいるなんてね』

織莉子『なんとかしてあそこに辿り着かないと……』

ゼロ「……」

ゆま「お兄ちゃん……」

ゼロ「どうした」

ゆま「キョーコ、いつ帰ってくるの?」

ゼロ「わからない」

ゆま「キョーコ……ゆまのこと、捨てたの?」

ゼロ「………」

ゆま「ゆまがいらない子だから……役立たずだから……?」

ゼロ「そんな事を考えるな。お前はまだ子供だ。役に立つ立たないで見捨てる奴なんかいない」

ゆま「でもママは……」

ゼロ「佐倉杏子はそんな人間なんかじゃない。親から離れて付いてきたゆまが、一番それを知っているだろ」

ゆま「……」


――――バチッ


ゼロ「! 伏せろ!」


ヒュオン――ドオオオン!!


ゼロ「誰だ!」ブォン!

?『グガ…ガ………ゼ、ゼロォ…!』

ゆま「お兄ちゃん…!」ギュッ

ゼロ「ゆま、隠れてろ」

?『ゴロジ、デヤルゾ! ゼロォオオオオ!!』バチバチッ!

ゼロ「チッ…!」

―チャージバスター!!―

?『グウォオオオ!?』

ゼロ「ザコにしては図体がデカいな。邪魔だ」

?『ッグフ…グハッハッハ…! ザズガダナァ…エッグズト、ドッチガツヨイガ…?』

ゼロ「なんだと…?」


――バチバチバチ!!


?『グオアアアアア!!』

ゼロ「!」

ゼロN「脱走した『シグマ』の捕獲完了。これより帰還する」


シュン!


ゼロ「あれはゼロナイトメア……それに『シグマ』だと……?」

街外れ 廃棄された工場



パァアア…!


さやか「どうですか、マミさん」

マミ「ありがとう、もう平気よ」

まどか「ごめんなさいマミさん。私を庇って」

マミ「いいのよ。それよりも……」



ハイマックス「半径十メートルをスキャン」

ゼロN「目標の探索を再実行。障害を排除し捕獲に入る」



マミ「ゼロナイトメアまで復活するなんて」

ほむら「クロワール。そのまま妨害電波を出し続けて」

クロワール『オッケー』

さやか「ていうか、アンタいままでどこいたのよ」

クロワール『まどかの鞄の中。人前に出られないから出してくれるまで待ってたのに、二人して置いてっちゃうんだもん』

まどか「ご、ごめんね」

ほむら「とにかく、さっき言った作戦でいくわよ。いけるわね?」

マミ「ええ」

ほむら「よし……いくわよ!」

バッ!!

ハイマックス「魔法少女二名確認」

ゼロN「後方に魔法少女一名とサイバーエルフ反応あり。同時にマザーエルフを確認」

ハイマックス「捕獲作業を開始する」

ほむら「―!」ダダダダダダダダッ!

マミ「はぁ!!」ドォンッ!!

バチィ!! ブォン!!

ハイマックス「妨害確認。排除する」

ゼロN「対象の排除をハイマックスに任せ、マザーエルフの追跡を開始」

ほむら「行かせないわ」ピンッ!


ドォオオン!!

さやか「今のうちに行くよ。掴まって」

まどか「うん」

ギラッ…!

さやか「!?」

ギィン!!

まどか「さやかちゃん!」

さやか「うっ…!」ググッ…!

フェンリー・ルナエッジ「チッ……仕留め損ねたか」

マミ「もう一体いたの…!?」

プープラ・コカペトリ「クキャー!抜け駆けしてんじゃーねぞ!」

ほむら「なっ…!?」

クロワール『アインヘルヤル八闘士……!? なんで…ゼロが倒したのに!』

ミノ・マグナクス「ンモォォォ……オラたちは、バイルさまがい、いる限りぃ……」

テック・クラーケン「何度でも蘇る。外道には、無限の地獄がお似合いだ」

ペガリルタ・エクレール「外道とは美しくないですね。我々はバイル様に選ばれたのですよ」

ソル・ティターニャン「てゆーかさー。マザーエルフなんてどこにもいないじゃん。そこのバカども超役立たずなんですけどー」

ヒート・ゲンブレム「いや待て!そこの人間からマザーエルフの反応が出ている!」

ノービル・マンドラゴ「あらホントだわ。でもなんで人間から?」

フェンリー・ルナエッジ「面白れぇじゃねぇか。連れて帰ったらバイルさま喜ぶんじゃねーの?」

プープラ・コカペトリ「ケケッ!だったらそいつは俺様が頂くぜ!」

ほむら「くっ…!」

マミ(ゼロさん……!)



マンション


ガヤガヤ


ゼロ「爆発事件…!? 部屋の中に誰かいたのか!?」

警官「幸い誰もいなかったみたいだ。だけど玄関に靴があったり、女の子二人と黒いロボットが飛んでいったなんて目撃者もいて変な事件だよ……あ、ここで待っててくれるかな。ちょっと聞きたいことがあるから」

ゆま「おにいちゃん……」

ゼロ「行くぞゆま。マミを探す」

?―闇雲に探しても意味ないよですよ―

ゼロ「!」

?―付いて来いゼロ。俺達が彼女たちの元に案内する

ゼロ(サイバーエルフ……コイツらは……)

?―疑ってる時間はありませんよ。さ、早く―

ゼロ「ゆま。掴まってろ

ゆま「う、うん」


ババッ!


警官「お待たせしました……ってあれ?どこ行ったんだ?」

ここまで。すいませんコマミソやってたら一週間経ちました


バイルとシグマとナイトメアとハイマックスと八闘士とラグナロクと魔女ども
こんだけ揃ってやりたい放題できる日本で自由に活動してて本拠地もわからずワルプルギスまで2週間無いとか
おまけに戦力足りてないしかなり終わってるだろこれ


そう言えば アクセルはルート分岐でXの仲間入りはしてなかったっけ?

まあ アクセルよりはオメガでも仲間入りしないとムリポだけど



こりゃアブソリュートゼロor黒ゼロ、アルティメットエックス、白アクセルの連合部隊でも用意しないと勝利は絶望的だな…


ゴレガルガボンバナダッ!


俺も<<225と同様の連合部隊を用意しないときついと思うな。

エックスと四天王が復活したとしてもまだ厳しいだろこれ

ふしぎな事が起こって全シリーズのロックマンが集合すれば…



>>223
16時間以内に巨大コロニー破壊して(しかも地球全土ウィルスまみれの中で)地球滅亡回避するってミッションがなんとかなったんだし
2週間あれば充分間に合いそうな気もする

そういやエニグマって、昔の兵器としか語られてなかったな…20XX年での最新鋭兵器だったりして

そういやここの設定だとZXシリーズは存在しないことになるのか?

街外れ 廃棄された工場


ドシャ!

さやか「うっ…」

マミ「くっ……」

まどか「ほむらちゃん!さかちゃん!マミさん!」

フェンリー・ルナエッジ「なんだなんだぁ。全然よえーじゃん」

ソル・ティターニャン「キャハハ!ホントホント!」

ノービル・マンドラゴ「テック・クラーケン。貴方は戦わないの?」

テック・クラーケン「貴様らがやっているのは嬲り殺しだ。戦いなどではない」

プープラ・コカペトリ「ケッ!相変わらずトサカにくる野郎だ」

ミノ・マグナクス「ンモオオオオ!!」

ガン!ガン!

クロワール『うぐぐぐ…!!』バチッ…バチバチッ!!

ペガリルタ・エクレール「ミノ・マグナクス。まだサイバーエルフ如きのシールドが破れないのですか」

ヒート・ゲンブレム「流石は自分たちと戦った者だ!だがこれならどうだ!!」

―亀揚拳!!―


バリィィン!!


クロワール『きゃあ!!』

まどか「クロワール!」

クロワール「まどか…逃げて…!」

プープラ・コカペトリ「手柄は俺様のもんだ!!」バッ!

まどか「きゃあああ!!」



―ゼロナックル!!―

ゴシャア!!

プープラ・コカペトリ「クキャアアアッ!?」ズシャアアア!!

テック・クラーケン「来たか……ゼロ!」

ゆま「お姉ちゃんたち!!」

ゼロ「ゆま、まどかから離れるなよ」

ミノ・マグナクス「ンモオオオオ!!ゼロォオオオオ!!」ブンッ!!

ギィン!!

ゼロ「退け!!」

―チャージショット!!―

ドシュウウ!!

ミノ・マグナクス「ンモオオ!?」ズドォォン!!

ゼロ「大丈夫か」

まどか「私は大丈夫だけど…みんなが…」

クロワール『ゼ…ロ……ごめんなさい……』

ゼロ「よくやった。ゆっくり休め」

フェンリー・ルナエッジ「余所見してて良いのかよ!」

ソル・ティターニャン「みたいなー!!」


―幻夢零!!!―


フェンリー・ルナエッジ「なに!?」

ソル・ティターニャン「ウッソ!? 」

ヒート・ゲンブレム「援護!!」

ギィン!!

ヒート・ゲンブレム「じ、自分の甲羅に傷をつけるとは……敵ながら見事だ!」

ペガリルタ・エクレール「以前よりもパワーが増しているとは……虫ケラが、調子に乗るなよ」

プープラ・コカペトリ「クケッ…! テメェよくも俺様のクチバシを…!」

ノービル・マンドラゴ「いいじゃない。とても似合っているわよ」

プープラ・コカペトリ「クケー!!なんだとー!」

ゼロ「黙れ」

プープラ・コカペトリ「クワ?」

ゼロ「お前たちに付き合うつもりは無い。今すぐ叩き斬る」

ソル・ティターニャン「あらら?もしかしてキレちゃってる~?」

ノービル・マンドラゴ「でも迂闊に動いてはダメよ。ちょっとした弾みでこのお嬢さんたちの頭を潰しちゃうかも?」

さやか「……なめるんじゃ」

カチャッ

さやか「ないわよ!!」

パシュン!!

ノービル・マンドラゴ「きゃ!?」

ペガリルタ・エクレール「剣先を…小癪な!!」

ほむら「…!」カチッ!

ペガリルタ・エクレール「なに!?消えた!?」


ザッ!


ほむら「はぁ……はぁ……くっ」ガクッ!

さやか「転校生……ナイス…」

マミ「うっ……」

まどか「みんな!」

プープラ・コカペトリ「クキャー!!このマヌケ共!人質逃がしやがって!」

フェンリー・ルナエッジ「いいじゃねぇかコカペトリのおっさん。俺達は、ゼロを切り裂ければそれでよ」

ゼロ「………マミ」

マミ「ゼロ…さん…」

?―ゼロ、来るぞ―

ゼロ「……まどか、ここで三人をみてやってくれ」

マミ「ダメ…一人で……戦っちゃ……」

ゼロ「すまないマミ……約束を破る」

バチィ!!



テック・クラーケン「アレが奴の真の姿……!」

ゼロ「……」ギロッ

ソル・ティターニャン「何あの目……超ムカつくんですけど」

ペガリルタ・エクレール「ハイマックス。ゼロナイトメア。征け」

ハイマックス「了解」

ゼロN「排除する」

ゼロ「……」


ブォン!


パキィン!!


ハイマックス「ガ…!」


グシャア!!


プープラ・コカペトリ「クケ!?」

ミノ・マグナクス「ンモォオ……つ、強い…!」

ゼロN「ハイマックス機能停止。対象の戦闘データ、測定不能」

ペガリルタ・エクレール「近づくと斬られる!遠距離攻撃だ!」

ゼロN「了解」ドンッ!


―真・滅閃光!―


ドドドドドドッ!!


ゼロ「……」グッ


ドンッ!!


―真・滅閃光!!!―


ペガリルタ・エクレール「何だと!?」

テック・クラーケン「ラーニングシステムか…!」

グシャア!!

ゼロN「ガガッ…!」バチバチッ!

ヒート・ゲンブレム「量産型とはいえ、一瞬で二体を葬るとは……何というパワーだ……!」

ゼロ「いくぞ…!」

プープラ・コカペトリ「ガッチゴチにしてやる!!」パシュン!!

ゼロ「はぁ!」ギィン!

ノービル・マンドラゴ「失礼!」ギュルルルルッ!

ゼロ「でやっ!」ガシッ!

ノービル・マンドラゴ「きゃ!?」

ブンッ! ゴシャア!!

プープラ・コカペトリ「ケヒッ!!」

ノービル・マンドラゴ「きゃあ!!」

―グッ!

ゼロ「おおっ!」ドンッ!

―真・滅閃光!!―

ドドドドドドッ!!

ヒート・ゲンブ…レム「回避!!」

ミノ・マグナクス「ンモオオ!!」

―チャージセイバー!!―

ヒート・ゲンブレム「ぐはっ!!」

ミノ・マグナクス「だど!?」

バチッ…! ゴォオオ…!

ペガソルタ・エクレール「天罰だ!!」

ソル・ティターニャン「燃えちゃえ!!」

ゼロ「はあ!」

―幻夢零!!―

ペガソルタ・エクレール「ぐあっ…!」

ソル・ティターニャン「きゃああ!!」

ギラッ!

フェンリー・ルナエッジ「シャアー!」

ゼロ「でやあ!」

ギィン!!

―闇よ……―

ゼロ「!」

ズルッ!!

テック・クラーケン「貫け!!」

ゼロ「おおおお!!」

―回転切り!!―

フェンリー・「ぐあっ!!」

テック・クラーケン「これしき…!」

ゼロ「せい! はっ! とう!!」

ギィン!!

さやか「転校生……グリーフシード、ある?」

ほむら「最後の…一個なら……」

コトッ

さやか「悪いね……」シュゥウウ

ほむら「今は、治癒魔法が使える貴女に渡すのが……一番適してるわ」

さやか「まどか……アタシの手をマミさんと転校生に当てて……」

まどか「こ、こうかな…?」

パァアアア…!

マミ「……んっ」

まどか「マミさん!」

マミ「みんな……ゼロさんは…」

さやか「あそこで戦ってます。正直、アタシ達がいっても邪魔になるだけです…」

マミ「あの姿……」

?―英雄の力、衰えずか―

ほむら「貴方たちは、ゼロを連れてきたサイバーエルフ…」

?―自己紹介といきたいところですが、それは後回しにしましょう―

?―手短に話す。暁美ほむら、美樹さやか、俺達と共に戦え―

ほむら「共に戦う…?」

?―私たちは彼の手助けをする為にここに呼ばれました。しかし肝心の肉体が無い私たちが戦うには、貴女たち魔法少女の力が必要です―

さやか「ちょっと待って。転校生はわかるけど、なんでアタシなの?実力ならマミさんの方が」

?―過去にナイトメアに憑りつかれているお前たちのソウルジェムなら、サイバーエルフの俺達でも拒絶反応が出にくいからだ―

ほむら「つまり、貴方たちに憑りつかれろと」

?―勿論、二人の身の安全は保障します―

?―無理強いはしない。あとはお前たちが決めろ―

ほむら「………いいわ。好きにしなさい」

さやか「転校生…アンタ」

ほむら「このままゼロだけに戦わせるわけにはいかない。そうでしょ」

さやか「……うん、そうだね。戦えるなら、アタシも戦わなきゃ」

まどか「ほむらちゃん…さやかちゃん…」

さやか「マミさん、まどかをお願いします」

マミ「二人とも……」

?―では初めましょう。頼ます、マザーエルフ―

――キラッ…!

マミ「! 鹿目さん、その光は…」

まどか「これ……いつも視えてた光…」

パァァァア…!

クロワール『うんっ……あ、あれ?治った』

ゆま「クロワール、治してくれた」

まどか(暖かい、光だ……)

?―彼女はマザーエルフ。レプリロイドの救いです―

さやか「あいつらが探してたのは、まどかの中にいた、このサイバーエルフだったんだ」

ほむら「なぜまどかの中に」

?―詳しい説明は後だ―

マザーエルフ『……マドカ』

まどか「え…?」

マザーエルフ『キケンナメニアワセテ……ゴメンナサイ……』

まどか「ううん、いいよ。だからお願いマザーエルフ。ほむらちゃんとさやかちゃんに力を貸して」

マザーエルフ『ウン……』


パァアアアアア………!!


ほむら「ううっ……!!」

さやか「んんっ……!!」

―ホワイトファング!!―

―マグネティックスラッガー!!―

―亀揚拳!!―



ゼロ「でやああ!」

―真・滅閃光!!―


ドドドドォオオン!!


プープラ・コカペトリ「クキャー!かかったな!!」

―デビルアイ!!―

ゼロ「!」ギシッ!

ペガリルタ・エクレール「喰らえ!」

ノービル・マンドラゴ「御馳走するわ!!」


―サンダーブラスト!!―

―スピニングニードル!!―


ゼロ「チッ……!!」



―スプラッシュレーザー!!―

―ビームキャノン!!―


ズドオオオオン!!


ペガリルタ・エクレール「ぐあ!!」

ノービル・マンドラゴ「いやっ!!」


ゼロ「!」

?―情けないですよ、ゼロさん―

?―英雄の力は、その程度ではない筈だ―

ゼロ「お前たち…その姿は……!」

さやか「黒くなってるんだから、人の事言えないでしょ」

ほむら「私たちの方が、大きく変わったけどね」

バサァ!!

さやか「いこう、エルピス」

エルピス―ええ、さやかさん―

ほむら「クラフト、準備はいいかしら」

クラフト―手短に済ませるぞ、ほむら―

ここまで。やりたい放題継続中。ええ何度でもやります。な・ん・ど・で・もやります!!

乙ッ!
両作品が誇る二大めんどくさいが一つに…

訂正 >>234 フェンリー・ルナエッジの『ルナエッジ』が抜けてる  >>237 エルピスのセリフ ゼロさん× ゼロくん○ 

乙乙!
エルピスとクラフトで魔法少女パワーアップか……燃える
てっきりライブメタルを使う物と思ってた

連投スマン
今気付いたが、“ペガ「り」ルタ”じゃなくて“ペガ「そ」ルタ”だよ


エルピスがパワーアップ後でよかった
正義の一撃作戦とか言い始めないでよかった

見えるぞ…美味しい所を全てかっさらうハゲの勇姿が…。

杏子やマミさんはアクセルかエックスがつきそうだな

乙!
エルピスもクラフトも、さやほむに戦い方が近いからちょうど良かったな

―ホーミングミサイル!!―


シュゴオオオオ!! 

フェンリー・ルナエッジ「マジかよ…!?」

ドドォン!!

ほむら「一気に叩くわよ」カシャン!

さやか「オッケー!」バッ!

ゼロ「……」ブォン!

プープラ・コカペトリ「クキャー!このヒヨコ共が!」

―イビルアイ!!―

ほむら「単調な攻撃ね」スッ

プープラ・コカペトリ「クキャ!?」

ほむら「お返しよ」

―ニーボム!―

ドドドッ!

プープラ・コカペトリ「クキャアア!? ゆ、許さねぇ!!」

テック・クラーケン「下がれプープラ・コカペトリ!深追いは禁物だ!」

プープラ・コカペトリ「うるせぇ!!俺様に指図するな!!」バサァ!!

―ベノムテイル!―

ほむら「フッ…」

シュン!シュン!

プープラ・コカペトリ「な、なにぃ!?」

ヒート・ゲンブレム(あの動きは隊長の…!)

ジャキン!


―ブレードダッシュ!!―


ドスッ! 

ほむら「終わりよ」カチッ

ガガガガガガガガガガガッ!!!

プープラ・コカペトリ「クキャガグエエエエエエエエ!!!」パキィン!!

ほむら(まずは一体……)

フェンリー・ルナエッジ「シャアー!!」ギランッ!

ほむら「!」

さやか「やあ!」キィン!

フェンリー・ルナエッジ「さっきと別人じゃねぇか!だがよ、それでこそ楽しめるってもんだぜ!!」

さやか「アンタの遊びに付き合う気はない!」ギィン!!

フェンリー・ルナエッジ「おおっと!へへ…そうこなっくちゃなぁ! アォオオオオオ!!」

―群狼拳!!―

パキッ…パキパキッ!!

さやか「氷の分身…!」

フェンリー・ルナエッジ「シャアアオ!!」バッ!

エルピス―さやかさん、手を前に!!―


―ディストーションオーラ!―


メットール「メット!!」

フェンリー・ルナエッジ「はあ!?」

―メットガード!!―


ゴイイイイン!!


フェンリー・ルナエッジ「がっ…!」

エルピス―今です!―

さやか「おりゃああ!!」

パキィイイン!!

フェンリー・ルナエッジ「んなの……あり、かよ…!」ドサッ

ソル・ティターニャン「何なのよこれ!?超ヤバいんですけど!!」

ペガソルタ・エクレール(魔法少女がサイバーエルフとフュージョンだと…!? バカな、それではまるでバイルさまの)


―幻夢零!!―


ペガソルタ・エクレール「くっ…!」

ソル・ティターニャン「こっのお!!」


―バーニングミーティアネオ!!―


ゼロ「……!」バッ!

ソル・ティターニャン「キャハハ!もう一回!」

カシャン!

ソル・ティターニャン「え?」

ペガソルタ・エクレール「!?」

ほむら「落ちなさい」


―エンドオブザ・ワールド!!―


ドオオオオドドドドド!!!

ソル・ティターニャン「ありえなくない……!?」

ペガソルタ・エクレール「この私が……人間と虫けら如きに……!?」

ドオオオオン!!

ミノ・マグナクス「ンンンンモォオオオオオオオ!!」」

―マグネティックトラクター!!―

ググッ!!

さやか「うわわ!」

メットール「メット~!!」

ほむら(磁力に吸い寄せられる…!)

ゼロ「……」グッ


―氷月刃!!―


ミノ・マグナクス「ンモ!?」バッ!

ギィン!

ミノ・マグナクス「そ、そんな…の……効かな…」

ヒート・ゲンブレム「上だ!ミノ・マグナクス!!」

ミノ・マグナクス「ンモ?」

ゼロ「はあ!!」


―墜磐撃!!―


パキィィン!!

ミノ・マグナクス「ン、モ……オ、オラの、負け……?」ズシィイイン!

ノービル・マンドラゴ「くっ……!」ギュルルルルッ!

ほむら「逃げる気ね」

エルピス―さやかさん、奴の潜った場所にサーベルを投げてください―

さやか「えい!」ブンッ!

クルックルッ ピタッ


――ズドン!!


エルピス―お別れです―


―グランドバースト!!―


ゴオオオオオオ!!


ノービル・マンドラゴ「き、きゃああああああ!!」ドォォオオン!!


クルクルッ パシッ


さやか「よ、容赦ないね」

エルピス―当然です―

ゼロ「残るは……お前たちか」

ヒート・ゲンブレム「……そこにいるのは、隊長なのですか?」

さやか「?」

クラフト―俺のことだ―

ほむら「クラフト、貴方の部下なの?」

クラフト―アインヘルヤル八闘士……俺は、奴らの隊長だった―

ヒート・ゲンブレム「その声はやはり……何故ですか隊長! 隊長は道を誤った人間を正す為に、ラグナロク作戦を行っていたではありませんか!」

クラフト―教えられたのだ。あの男に、人間を信じることを―

ヒート・ゲンブレム「人間を…信じる……? 」

クラフト―世界を、人間を変えるのはレプリロイドじゃない。人間だ。俺達レプリロイドはそれを信じ、力を貸す……たったそれだけのことで良かったんだ―

ヒート・ゲンブレム「………」

クラフト―それが出来なかった俺はお前たちを……バイルを止めることでしか、罪滅ぼしにならない。 苦しめ、その挙句殺したネオアルカディカの人間とレプリロイドへの…―

ヒート・ゲンブレム「………隊長、自分は」

テック・クラーケン「ヒート・ゲンブレム。これ以上の対話は無駄だ。 許せゼロ、そして魔法少女。この命はバイルの手中。逆らえば、あの人形のように感情を消されるだけだ」

ゼロ「テック・クラーケン……」

テック・クラーケン「故にゼロ。あの時の様に、今一度某を退けてみよ!!」

ゼロ「……」ブォン!

ジリッ…ジリッ……

テック・クラーケン「………」

ゼロ「……」

―――パキッ

ゼロ「!」ダッ!

テック・クラーケン「凍てつけ!!」

―アイスジャベリン!!―

ヒュオンッ!!

ゼロ「……!」

ヒュッ!

ゼロ「でやあ!!」


―昇焔牙!!―


パキィイン!!



テック・クラーケン「フッ……これでいい……これで……」

ゼロ「お前、わざと……」

テック・クラーケン「否……今も、そしてラグナロクの時も……某は貴様を……ゼロ……人間を……我が主の意志を……」


ドサッ

ヒート・ゲンブレム「テック・クラーケン………」

……グッ

ヒート・ゲンブレム「………気を付けぇ!!」ズシンッ!!

クラフト―!?―

ヒート・ゲンブレム「報告します!宇宙衛星軌道上にあるラグナロクにて―!」

…バチッ!

さやか「な、なに…!?」

エルピス―まさか、情報を漏らすと自爆する仕組みに……―

ヒート・ゲンブレム「ド、ドクターバイルはナイトメアを率いて、こ、この見滝原にいるマザーエルフを捕獲し!」

バチバチッ!

ほむら「やめなさい!これ以上は」

クラフト―止めるな、ほむら―

ほむら「クラフト!」

クラフト―黙って、聞くんだ―

ヒート・ゲンブレム「ナイトメアのきょ、強化及び、あるレプリロイドの復元を行おうと、し、し、している模様で」

バチバチバチバチバチバチ!!

ヒート・ゲンブレム「も、申し訳あ、ありません!こここ、これ以上の報告が、でき、出来」

クラフト―……ご苦労。良くやった、ヒート・ゲンブレム―

ヒート・ゲンブレム「ク、クラフト隊長に、け、敬礼!!」

バチッ……ドオオオオオン!!

さやか「っ…!」

ほむら「……」

スッ

ほむら「……」

クラフト―すまない。部下の為に敬礼を―

ほむら「仲間を失う痛みは知ってる……それだけよ」

――ガクンッ!!

ゼロ「はぁ…はぁ……!」シュウウン

さやか「ゼロ!?」

ゼロ「心配ない……エネルギーを使い過ぎただけだ……」

エルピス―戦いも終わったことです。今はゆっくり休みましょう―

クラフト―変身を解く―

シュウウウン

さやか「はぁ……アタシも疲れたよ」

ほむら「ゼロ、肩を貸すわ」

ゼロ「大丈夫だ。一人で動ける」

まどか「みんな!」

さやか「まどか!マミさん!」

まどか「大丈夫?怪我はない?」

さやか「へーきへーき!楽勝だったんだから!」

エルピス―力の過信は禁物ですよ―

マミ「ゼロさん……」

ゆま「お兄ちゃん、大丈夫?」

ゼロ「ああ。 マミ、遅れてすまなかった」

マミ「ううん、私こそ貴方に頼りっきりで…」

ほむら「そこまでよ。今は戻って、身体を休めましょう」


キラッ


ゼロ「マザーエルフ……」

マザーエルフ『ゼロ……』

スウゥ……

ほむら「!」

まどか「あっ……」

さやか「また、まどかの中に入っちゃった」

ほむら「……クラフト」

クラフト―わかっている―

ここまで。 誤字脱字多過ぎ。末期のイレギュラーか。

乙。
力の過信は禁物・・・エルピスが言うと説得力があるな


8ボスの扱いが上手くて感動した


バイル八審官と違って、八闘士って洗脳されて従ってる訳じゃないんだよな
ファントムが来てればクラーケンも味方ありえるな



更新はまだか…。

このSSにアカルイミライヲー。

ラグナロク 制御室


バイル「……フン、役立たず共め」

杏子「ジジイ」

バイル「なんだ、いたのか」

杏子「どういうことだ。マミには手を出さな約束だろ」

バイル「邪魔をすれば倒すのは当然だ。そんなに殺したければ、お前が先にやればいい話だ」

杏子「……」

バイル「用が無ければ、ゼロナイトメアとハイマックスでも連れて征け。ワシはアレの事で忙しい」

杏子「……チッ」

シュン!

バイル「抜け殻の分際で喧しい奴だ」

シグマ『ぐおおおおあああアアアアアアアア!!!』

バイル「クックックッ……待っておれ、もうすぐ出してやる。悪魔よ」




古びたマンション 暁美ほむらの部屋



キリカ「パワーアップかぁ……いいなぁ」

織莉子「加えて戦いで魔力を消費しない……これならグリーフシード不足の問題も解消されるわ」

キリカ「私ともそのフュージョンとやらをしてくれよ。えっと…カルピス?」

エルピス―エルピスです―

クラフト―残念だがそれは出来ない。俺はほむらと、エルピスはさやかを適合者とした。変更は不可能だ―

キリカ「ちぇー。あ、それならゼロの仲間でも出来るかな?」

エルピス―彼らは別の任務に取り掛かっています。今は呼ぶのは無理かと…―

ほむら「そんなことより、なぜ鹿目まどかの中にサイバーエルフであるマザーエルフが憑りついたの」

まどか「憑りついたってそんな…」

ほむら「同じことよ。以前にも上条恭介という一般人がナイトメアに憑りつかれたことがあったわ。魔法少女でも魔女でも、ましてやレプリロイドでもない彼女たちがどうしてプログラムである貴方たちを身体に宿せるの」

クラフト―ではなぜ、お前たち魔法少女は俺たちを宿せると思う―

ほむら「それは……」

マミ「…?」

まどか「?」

キリカ(そういえば、まどかはともかく、マミにはソウルジェムの秘密を話してなかったんだっけ)

織莉子「この際だから彼女たちにも事を知ってもらいましょう。いいわね、暁美さん」

ほむら「そうね……クラフト、私たち魔法少女の魂がこのソウルジェムそのものだということが関係しているのかしら」

マミ「!?」

クラフト―お前たちが魔力と呼ぶのは感情をエネルギーに変えるテクノロジーが生み出すもの。その一部をマザーエルフの力で改変し、俺たちサイバーエルフが宿せるようにした―

まどか「テクノロジーって……そんな技術みたいな」

織莉子「技術なのよ。別の星から来た異星人……インキュベーターの発明したね」

マミ「QBが…異星人…?」

さやか「つまりは別の世界の技術と別の星の技術が干渉しあったってこと?」

エルピス―干渉というよりはハッキングですね。幸い、技術のレベルは同じぐらいのようですから難しくは無かったようです―

キリカ「頭の容量がオーバーしそう」

ほむら「ちょっと待って。その説明だとまどかと上条恭介の問題が謎のままよ」

エルピス―上条恭介がナイトメアに憑りつかれたのはサイバー空間でのこと。あの空間は特殊でして、恐らく、ナイトメアはそれを利用したのでしょう―

クラフト―鹿目まどかについては……ほむら、お前が原因だ―

ほむら「!」

クラフト―本来ならあり得ない程のエネルギーが鹿目まどかの中で眠っている。魔法少女になれば、ゼロですら敵わない程のだ―

ほむら「それとどう関係が…」

クラフト―お前の魔法にエネルギーが干渉し世界に影響を与えた。その一つが、ゼロの出現だ―

ゼロ「オレがこの世界に来たのが……まどかとほむらのせいだと?」

エルピス―彼女の魔法は時間に干渉するものです。恐らく近くにいたことでまどかさんのエネルギーは彼女を通じて時の空間に流れ込んだ………結果、貴方を呼び寄せてしまったということですね―

クラフト―この時代に来たマザーエルフはそれを知り、世界に及ぼす影響を危惧し、自らのエネルギーで鹿目まどかのエネルギーを抑える為に擬似的なフュージョンを行ったのだ―

さやか「どうやってフュージョンしたの? アタシの知る限りまどかは一度もサイバー空間に入ってないのに」

エルピス―サイバー空間が生み出された原因の一つがマザーエルフです。彼女は自ら小規模のサイバー空間を創りだし、まどかさんに気付かれないように事を進めたのでしょう―

ゼロ「しかし、それが結果的にまどかに危険をもたらしたわけか」

まどか「私の、エネルギーを抑える為……」

クラフト―俺達が知っているはここまでだが、他になにか聞きたいことがあるか?―

ほむら「……私はもういいわ。みんなは?」

キリカ「ないよ」

織莉子「……私は少しあるけど、また今度にするわ」

クラフト―面倒だ。今ここで―

織莉子「今は彼女たちを休ませたいの」

クラフト―……わかった―

マミ「………」

ゼロ「マミ、大丈夫か」

マミ「え、ええ……大丈夫、ちょっと頭の処理が追いつかなかっただけ」

ほむら(やはり早すぎたかしら……せめて佐倉杏子の件を片づけてから話すべきだったわね。 まぁ、ゼロがいるからあの時のようなことにはならないと思うけど)

ゆま「すぅー……すぅー……」

ゼロ「ゆま?」

織莉子「あら、寝てしまったのね」

キリカ「小難しい上に何のことかわからなかったからね」

ほむら「夜も更けてきたし、巴マミとゼロはこのまま泊まっていきなさい」

マミ「そんな、悪いわ」

ほむら「寝てる子を起こす方が悪いわ。毛布ぐらいならあるから遠慮しないで」

ここまで。 文字多かったけどそんなに内容が無くてゴメンナサイ(みっともない)


ちゃんと更新されていて安心した



俺はこのssを応援してるよ。

乙乙

>>1
E缶の差し入れ置いときますね
つ[E]


こ、これは乙じゃなくて肩のZマークなんだから略

?『なあ、ゼロよ。ある老人と出会ってな…その老人は言ってたぞ、ゼロは地上最強だと……あの老人は誰なんだ?』

ゼロ『……知らん、そんなヤツ』

?『お前はよく知っているはず……夢で会うだろ…?』

ゼロ『知らない…知らない、そんなヤツは……』

?『お前の事、かなり入れ込んでいたぞ……まるで、生みの親のようになあーっ!!!』

ゼロ『黙れぇええええ!!』

ブォン!!

ゼロ『最後だ!!許さないぞ…』


―パチッ


ゼロ「シグマ……!」

マミ「ゼロさん……?」

ゼロ「!」ハッ

マミ「どうかしたの?」

ゼロ「何でもない………ん?マミ、お前」

マミ「え…?」

ピトッ

マミ「ひゃ…!?」

ゼロ「顔色が悪いぞ。こんな遅くまで寝ていなかったのか」

マミ「そ、その、寝付けなくて……ゼ、ゼロさんこそ、うなされてたわよ。何か悪い夢でもみたの?」

ゼロ「……多分、昔の事だろうな」

マミ「多分って……覚えが無いの?」

ゼロ「記憶喪失だ。昔のことは殆ど覚えていない」

マミ「そうだったの…」

ゼロ「もう寝ろ。疲れただろ」

マミ「う、うん……」

ゴソッ

ゼロ「…………」

見滝原大学 工学科研究所


ワイリー「どうだライト。そっちのデータ解析は進んだか?」

ライト「順調と言いたい所だが、妙なプロテクトが掛かって上手くいかないな」

ワイリー「俺の方が早く終わったら、お前のデータも解析してやるさ」

ライト「言ってくれる。しかし、たった一欠けらの部品にこれ程の情報が詰め込まれているとは……」

ワイリー「人間のDNAと似ている……全く、どうやったらこんなものが創れるのか」

ピピッ!

ワイリー(む? なんだこのデータは。今までとは違うプロテクトが掛かっているな)

カタカタ

ワイリー「!」ガタッ!

ライトー「どうした?」

ワイリー「いや……すまん、少しふらついただけだ」

ライト「夜も遅い。無理せず少し休め」

ワイリー「あ、ああ……」

カタカタカタ

ワイリー「………」




翌日 見滝原中学


ほむら(クラフト。周りにナイトメアの気配は?)

クラフト―無いな。流石に昨日の今日では、向うも戦力の補充に入っているのだろう―

ほむら(だといいけど)

さやか「おっす。ほむら」

まどか「おはようほむらちゃん」

ほむら「おはよう」

さやか(あのさ、さっきテレパシーが漏れてたけど誰と話してたの?)

ほむら(クラフトよ。漏れてるとは知らなかったけど)

クラフト―内密に話しているつもりだったが、どうも上手くいかないものだ―

エルピス―しかしこうして我々だけで話すのなら、この方が便利ですね―

さやか(これってまどかにも聞こえてるの?)

まどか(うん。マザーエルフの影響かな?)

仁美「三人とも、何を目配せしてらっしゃるのですか?」

さやか「え?い、いや目配せなんてしてないよ」

仁美「そうですか?私にはまるで何かを伝え合って……ハッ!ま、まさか三人とも目と目で通じ合う濃密なお仲に…!?」

ほむら「いや無い。特に美樹さやかとだけは絶対に無い」

さやか「おい」

仁美「いけませんわ!それは禁断の…しかも三角関係なんて―っ!」ダーッ!

まどか「どこ行くの仁美ちゃん!?」

エルピス―変わったお方ですね―

さやか「うん、まぁね……」

ガラッ

さやか「!」

恭介「うん、っしょ」カッカッ

さやか「恭介!」

恭介「さやか」

さやか「どうして学校に……ていうかいつ退院したの!?」

恭介「昨日だよ。ビックリさせようと思って黙ってたんだ」

さやか「なによそれ、もう!」

恭介「あはは、ごめんごめん」

クラフト―アレが例のナイトメアに憑りつかれた少年か―

ほむら(そうよ)

まどか(さやかちゃん、嬉しそうでよかった)

エルピス―話には聞いていましたが、さやかさんの反応を見る限り、彼にかなりお熱なようで―

さやか「エルピスうるさい!」

恭介「エルピス?」

さやか「え?あ、や、なんでもないよ!あははは!」



五郷公園


ゆま「………」

子供「ママー。いくよー」ポイッ

母親「はーい。上手上手ー」

子供「投げて投げてー!」

ゆま「………」

ゼロ「ゆま。待たせた」

ゆま「お兄ちゃん」

ゼロ「アイスだ。食べろ」

ゆま「うん……」

ゼロ「昨日のナイトメアに部屋が壊されたみいたいだ。直るまで時間がかかる。その間ゆまはしばらくまどかの家に」

ゆま「やだ」

ギュッ

ゆま「お兄ちゃんと、マミお姉ちゃんと一緒にいる」

ゼロ「……」

ゆま「いる……」ジワッ

マミ「お待たせ。やっと親戚に連絡が付いたわ。あら、どうしたのゆまちゃん?」

ゆま「……」ガバッ

マミ「え?ええ?」

ゼロ「まどかの家にはいかないそうだ」

マミ「そうだって……」

ゆま「……」グスッ

マミ「……そうよね。ごめんね、寂しい思いさせて」ナデナデ

ゼロ「これからどうする」

マミ「しまっておいた通帳が無事だったから、さっき振り込んでもらったお金でホテルに泊まろうかと」

母親「きゃあああああああ!!!」

マミ「!」

母親「助けて!誰か!」

マミ「あの歪み……魔女の結界!」

母親「誰か―!!」

子供「ママ!ママー!!」

ズルンッ

マミ「いけない、早くあの親子を助けないと!」

ゼロ「ゆま、お前はここに残れ」

ゆま「…!」フルフル!

マミ「ゆまちゃん、今から行くところはとても危ないの。ここに待ってればすぐに戻って」

ゆま「やだ……」

マミ「……仕方ない。私はあの親子を助けたら、ゆまちゃんを連れて一旦結界から抜け出すわ。戻ってくるまで貴方一人で戦うことになるけど……」

ゼロ「問題ない。それよりも急ぐぞ」

ゆま「………」ギュッ



廃棄ビル


杏子「……チッ、あのクソジジイ」

QB「苛立ってるね、杏子」

杏子「当たり前だろ。マミを狙ってるのはアタシなんだ。それなのにあのクソジジイときたら」

QB「ボクも彼には手を焼いている所さ。なにせ、勝手に魔女を改造するなんて聞いてなかったからね」

ピカッ

杏子「この反応……もしかして魔女か?」

QB「間違いないね。おや?この魔力は…」

杏子「ん?どうした?」

QB「ちょっと用事が出来たよ。それじゃあ杏子、またラグナロクで」スタタッ

杏子「なんだアイツ?ま、いいや。どうやらそんなに遠くないみたいだし、憂さ晴らしにコイツでも潰してくるかな」

魔女結界


使い魔「ngaduhaphgjah!!!」


―タイムストッパー!!―

ピタッ!

ゼロ「でやぁ!!」ザンッ!!

マミ「はっ!」シュルシュル!

―無限の魔弾!―

ドドドドドッ!!


マミ「妙な使い魔ね……どれも継ぎ接ぎのQBの姿をしているなんて」

ゼロ「オレたちの不意を突くつもりだったのか、元々の姿なのか……」

ピカッ!

マミ「あの扉の先に魔女がいるわ!」

ゼロ「一気に突っ切るぞ!」

バンッ!!!


忘却の魔女「nhpjapjhpadoglanh」

マミ「デカい……それに、すごい魔力…」

母親「……」

子供「……」

マミ「まずいわ、魔力に当てられて弱っている…!」

ゼロ「オレが気を引く、その間に助け出せ」ブォン!

―武雷突!!―

忘却の魔女「hnpsajaphns!」

ゼロ「! 効いてない…!?」

忘却の魔女「nhpahjnahma!!」ブンッ!

ズドン!!

ゼロ(チッ…!なんて重さだ…!)

シュルシュル

マミ「これでよし。このまま二人を抱えて外まで走るから、しっかりついてきてね」

ゆま「……」コクリ

マミ(それにしてもやっぱり妙だわ……魔女の部屋だというのに、使い魔が一匹もいないなんて)


―ヒュン―

マミ「! 危ない!」ドンッ!

ゆま「うあ!」

ドスッ!!

ゆま「!!」

マミ「あぐっ…!」

ゆま「マミお姉ちゃん!!」

針の魔女「ngpahjaphjaah」

マミ(使い魔……違う、この魔力は魔女……どうして一つの結界に魔女が二体も……!?)

ゼロ「マミ!」

バチッ……ガクンッ!

ゼロ(ぐっ……!? フォームチェンジが出来ない…!?)

マミ(早く、逃げないと…三人も守りながら戦うなんて……)

ゆらっ……ゆらっ……

マミ(しまった、囲まれた!)

使い魔「hnapjhap0dfha!!」

ゆま「ひっ…!」


ジャラララッ!!


マミ「この鎖は…!」

ザッ

杏子「……」

ゆま「キョーコ……キョーコ!!」

杏子「うるさい」

ゆま「え…?」

杏子「何してんだマミ。お荷物なんか捨てれば逃げるくらいは出来るだろ」

マミ「佐倉さん……貴女……」

杏子「助けに来たとか聞くなよ。魔女を狩りに来たら、偶々お前らがいただけだ」

ゆま「キョーコ……?」

杏子「………」クルッ

ゆま「待って、待ってキョーコ!」

ズルッ

ナイトメア「hpdihanpha」

ゆま「!?」

杏子「久々の魔女だ。派手に食い殺すぞ」

―ピキッ!

ここまで。ゼロ書いてるからって行方不明になりませんよ。あとD-ArtsのXシリーズ欲しいけどノーマル高い



D-atrsアルティメットアーマーが8月に出るから先にそっちを買うのがいいと思う。


そうだD-Artsの事すっかり忘れてた

乙乙
プレバンでシグマも受注受付中だぜ

ゴォオッ!!


ゆま「…!」ビクッ


ナイトメアホース『ahjaphsa!!!』

マミ(炎と……黒い馬…!)

杏子「行くぞ」

針の魔女「npdjhna@hkpasw!!!」

ヒュン―

杏子「遅い」

ガンッ!!

針の魔女「ghoipapih!!?」

ナイトメアホース『ngaohgao!!』

杏子「潰せ」

グシャア!!

杏子「悪趣味な被り物しやがって」

忘却の魔女「nhspdhgaphna!!!!」

ゴシャア!!

ゼロ「がっ…!」

マミ「ゼロさん!!」

杏子(なんだ?あれぐらいなら例のパワーアップとかで倒せるかと思ってたが……まさか、アイツ)

忘却の魔女「nhpohka@ohnashka」

ポツッ…ポツッ……ザザーッ!!

杏子(雨……?)

ジュウウ!

ゆま「痛……っ!」

マミ(いけない!!酸の雨だわ!)

シュルシュル!

杏子(リボンで作ったドームか。けど、アレじゃ持ちそうにないな)

ゼロ「ぐっ……」

杏子(アイツも役に立たなさそうだし……仕方ねぇ、や―)

ダッ!

杏子「!」

マミ「ゼロさん!!」

ゼロ「来るな……マミ……!」

忘却の魔女「nfphisjhnpsaihsa!!!」

マミ(この距離で当てれば倒せる…!)

ガシャン!!

マミ「ティロ―!」

ドクン!

マミ(身体が痺れる……!?)

忘却の魔女「nhapjhp!!」

ゴオオオ!!

マミ(炎の球……避け―)

ナイトメアホース『nhoashha!!』

バチィン!!

マミ「佐倉……さん……」

杏子「全然熱くないな。炎ってのは、こういうもんだ」パチン!

ゴオオオオオ!!

忘却の魔女「nhiopajhaph!!?」

ゼロ「ぐあっ…!」

マミ「やめて……まだ、ゼロさんが……」

杏子「ああそうだな。このまま巻き込まれて死んでくれたら手間が省ける」

マミ「やめて…やめなさい……!」

杏子「うるせぇ」ドンッ!

マミ「がっ…!」ズシャアア!

ゆま「マミお姉ちゃん!」

杏子「大人しくそこで見学してな」


ザザー………ポツッ……


杏子(雨が止んだ……魔女が死んだか)パチン!

ゴオオオオォォォォォ…………

杏子「この程度か。がっかりだよ」

ゆま「キョーコ!お姉ちゃんが!」

杏子「?」

マミ「はぁ……うっ……!」

ゆま「お熱が酷いの!早く病院に行かないと!」

杏子(熱?なんだって急にそんな)

QB「さっきの雨のせいだね」

杏子「お前、用事があるって」

QB「この結界のことさ」

杏子「ったく……それより、今雨のせいって言ったよな。なんで酸の雨如きで熱が出るんだよ」

QB「酸じゃないよ。アレは皮膚を溶かすほどの猛毒の雨だったんだ」

杏子「なんだって…?」

QB「キミは炎を纏っていたから平気だけど、マミは傷付いた身体で雨を浴びたからね。このままだと十分もしないうちに死んでしまう」

杏子「……チッ、まさかこんな風になるなんてな」チャキッ

ゆま「キョー…コ……」

杏子「どけ」

ゆま「キョーコ……早く病院に行かないとお姉ちゃんが……」

杏子「どけ」

ゆま「やだ……やめて、キョーコ……!」

杏子「………」

ブンッ!

ゆま「……っ!」


ギィン!!


ゼロ「はぁ……はぁ……!」

杏子「死んだとは思わなかったけど、まだ動けるとは驚きだよ」

ゼロ「杏子……お前、何を」

杏子「楽にしてやろうと思ったのさ」

ゼロ「お前……!」

杏子「全然力がこもってないね。もしかしてさ、アンタ、エネルギーが切れかけてるの?」

ゼロ「……」

杏子「図星か。それもそうだよな。こっちの世界じゃアンタのエネルギーなんてないんだ。今までよく戦えた、よ!」ドンッ!

ゼロ「ぐっ…!」ズシャア!

ゆま「お兄ちゃん!!」

杏子「……」チャキッ

ゆま「や、やめて……!」

QB(言葉だけじゃ彼女は止められないよ)

ゆま「え……?」

QB(千歳ゆま。キミが望むなら、マミとゼロを助けられるよ)

ゆま「ホントに…?」

QB(その代わり、キミも杏子やマミのように魔法少女として戦う運命を背負うことになる)

ゆま「運命……」

QB(その覚悟があるのなら、キミの望みをボクに聞かせて)

ゆま「………ゆまは」

杏子「用事ってのはそこのとだったのか」

QB「おや。聞こえてたんだ」

杏子「くだらねぇこと吹き込んでんじゃねぇぞ」

QB「くだらないかどうかは、彼女が決めることさ」

杏子「……大人しくしてれば外に帰してやる」

ゆま「キョーコ……」

杏子「帰ったらアタシたちの事は忘れろ。そして二度と関わるな」

ゆま「キョーコ……なんで」

杏子「関わるなって言った筈だ。それに契約したからってアタシを止められると思うなよ。素人が魔法少女になったからって、ただの『役立たず』なんだよ」

―ピクッ

?『……なんか……』

ゆま「あ……ああ……」

杏子「……?」

?『お前……なんか……』

ゆま「ああ……あああ……!」

?『お前なんか……なんだよ……』

ゆま「ゆまは…ゆまは……!」




眞子『お前なんか役立たずなんだよ!!』



ゆま「うわああああああああああ!!」

杏子「おい、どうしたゆま!?」

ゆま「ゆまは……役立たずなんかじゃない!!」

パァアア!!

杏子「この光は……! やめろゆま!!」

ゆま「ゆまはキョーコと一緒にいたい!お兄ちゃんやマミお姉ちゃんも、みんなみんな一緒にいたい!!」

QB「キミの願いはエントロピーを凌駕した」

杏子「やめろおおおおおおおおおおおお!!!」

パアアアア!!!


ゆま「……」スッ

パァ…!

杏子(マミの傷が治っていく……治癒魔法か)

ゆま「……」

杏子「わかってんだろうなゆま。魔法少女になったてことは、アタシと戦うことだって」

ゆま「戦わない」

杏子「なんだと…?」

ゆま「ゆまはキョーコと戦わない」

杏子「そうかい……だったら、アタシがやるまでだ!!」

ゆま「……」

―幻夢零!!―

杏子「!」

ナイトメアホース『phdjapsha!!』

バチィン!!

ゼロ「大丈夫か、ゆま」

杏子(チッ、ゼロの傷も直せるのか)

シュルルル!!

杏子「なっ!?」

マミ「捕まえたわよ……!」

杏子「この、死に損ないどもが……!」

ゆま「キョーコ。一緒に帰ろう」

杏子「!?」

ゆま「帰ろう」

杏子「………だろ」

ゆま「!」

ブチッ!

ナイトメアホース『mhpaohapga!!』

マミ「待ちなさい!」

ゆま「待ってマミお姉ちゃん」

マミ「ゆまちゃん…?」

ゆま「杏子は……」

杏子『……今更帰れるわけねぇだろ』

ゆま「ゆまが連れ戻すから」



ラグナロク制御室


プシュ~~!!


バイル「ククッ。待ちわびたぞ、悪魔よ」

シグマ「……」

バイル「さて、貴様にはさっそくやってもらうことが」

ドスッ!!

バイル「ぐあああ!?」

シグマ「愚かな人間よ。貴様如きにこの私が操れると思ったか」

バイル「き、貴様……どうやって洗脳データを書き換えて……!?」

シグマ「目障りだ。消えろ」

バシュン!!

シグマ「クククッ…! 待っていろゼロ……!!」

ここまで。『イレギュラー Σ』ってタイトルでゲーム出たら欲しいな。語呂も良いし


ハゲは利用するのは大好きでも利用されるのは大嫌いだからな


これだけの優秀なレプリロイドが揃っている中にルミネが顕現したら地獄絵図だな…


バイルさん退場?しかもこのハゲさん完全状態で復活してねえかwwww



隊長を操ろうなんてバイルはナイトメア事件の教訓を学んでいないのだろうか…。まぁ、死んで無いだろうけど。

シグマ復活しちゃった…
これはエックスの復活あるなあ プラズマショット期待(withまど神様?)


シグマ復活したか、敵戦力ばかり増強されてしんどいな
ゆまを矢面には立たせなくないだろうし

まー、どうせバイルも死にゃすまい


エネルギー問題とマミの怪我直ったんなら中々マシになった気もするけど
ケツアゴハゲ復活とバイル行方不明はヤバいな


あれ…シグマ復活ってことはあのバーボンとピアノが似合う破壊神も復活してるのか…?

夕刻 ホテル


ゆま「お兄ちゃん。マミお姉ちゃん」

ゼロ「どうした」

ゆま「ゆまに戦い方教えて」

マミ「あのねゆまちゃん、その事なんだけど」

ゆま「ダメって言っても戦うよ。ゆまは絶対にキョーコを連れて帰るんだもん」

マミ「………どうしましょう、ゼロさん」

ゼロ「覚悟があるなら戦わせればいい。それにゆまの魔法は大きく役立つ」

ゆま「ゆまは役に立つよ」エッヘン

マミ「そうは言ってもまだこんな小さな子供よ?」

ゼロ「オレからすればお前も子供だ」

マミ「そ、それとこれとは」

ピピピッ!

マミ「三国さんからメールだわ。『明日、見滝原大学の工学科研究所に来てほしい』ですって」

ゼロ「あの研究所か」

マミ「一斉送信だから他のみんなも来るみたいね。ゆまちゃんのこと話さないといけないし、行ってみましょう……あら」

ゆま「すぅ……すぅ……」

ゼロ「寝たか」

マミ「色々あったものね」ナデナデ

ゆま「キョーコ……マミお姉ちゃん……お兄ちゃん……」むにゃむにゃ

マミ「……本当に、この子を戦わせるの?」

ゼロ「決めたのはオレたちじゃない。ゆまだ」

マミ「……そうね、私とは違うものね」

ゼロ「……?」

マミ「お風呂入ってくるわ」

バタン

マミ「戦う覚悟……か」

翌日 見滝原大学 工学科研究所


織莉子「これですか」

ライト「ああ。完成はしている筈だが、今の我々ではこれをフルパワーで動かすエネルギーがなくてな。実験もまだ不十分なんだ」

ガチャ

ほむら「お待たせしました」

まどか「ゼロさんとマミさんはまだ来ていないんですか?」

織莉子「もうそろそろ来るはずよ」

クロワール『あれ?その手に持ってるのどこかで見たような』

ワイリー「なんだ。もう集まったのか」

ライト「いや、まだ肝心のゼロくんが来ていない」

ワイリー「それなら俺の後ろにいる」

マミ「お待たせ」

まどか「あれ、ゆまちゃんも一緒なんだ」

ゆま「うん。だってゆまも魔法少女になったもん」

ほむら「!」

さやか「え、ちょ、マジ!?」

ゆま「どんな怪我でも治せるんだよ!」エッヘン!

さやか(魔法被った!)

ゼロ「さっきの話だとオレに用があるみたいだが、一体なんなんだ?」

ライト「実はキミのデータを解析して創りだした武器を渡そうと思ってな」

マミ「これって、ゼロさんの剣と同じもの…?」

ゼロ「……」

シャキン!

さやか「槍になった!?」

ジャラッ!!

キリカ「今度は鎖だ」

スチャッ!

まどか「えっと、トンファー?」

ブウゥゥゥン!

ほむら「盾ね」

ライト「驚いた。まさかここまで多様に使えるものだとは」

ゼロ「オレが以前に使っていた武器の全てを使用できるようだ」

ワイリー「フム、となるとやはりそれはお前に持たせた方がいいな」

ライト「しかしそれ程の武器だ。エネルギーの消費も大きかろう」

ゼロ「それについては問題ない。ゆまの魔法は傷だけではなく、エネルギーも回復させるようだ」

まどか「ゆまちゃん…すごい」

キリカ「完全にヒーラーポジション奪われたね」

さやか「い、いいもーんだ。アタシにはエルピスがいるし」

エルピス―それって私がいないとダメってことですよね―

さやか「うぐっ!」

ほむら「それで、話はこれだけじゃないんでしょ?」

織莉子「ええ。これを見て」

ピッ

マミ「この映像は…?」

織莉子「偵察機が映したラグナロクの映像よ」

さやか「あ、中から何か捨てられ……っ!?」

まどか「ひっ……!?」

ゼロ「バイル……!?」

ほむら「死んで…いるの…?」

クラフト―バカな。奴は自動再生装置で不死の筈……―

織莉子「いいえ死んだわ。この後、奴は地球の引力に引かれて、大気圏で燃え尽きたのだから」

マミ「一体誰が……」

キリカ「バイルが捨てられた部分を見てごらん」

さやか「誰か、立ってる」

エルピス―レプリロイドですね―

ゆま「お兄ちゃん。この人……」

ゼロ「シグマ……!」

エルピス―!―

クラフト―シグマだと!?―

さやか「ど、どうしたの二人とも?」

ほむら「クラフト。一体何者なの?」

クラフト―史上最悪のイレギュラーだ。奴のせいで地球が壊滅寸前に追い込まれたこともあると聞く―

エルピス―しかし何故奴が……ウィルスもろとも完全に倒されたと聞いてましたが―

キリカ「一難去ってまた一難……しかも、聞けばバイルより厄介そうだとは」

織莉子「ラグナロクに辿り着く術がない今、私たちは受け身を取ることしか出来ない」

さやか「エルピス。どうにか出来ないのかな」

エルピス―私たちにも打つ手なしです。転送装置さえあれば乗り込むことも出来ますが……―

ほむら「その転送装置というのはどういった仕組みなのかしら」

クラフト―対象を一度プログラムデータに変換し、回線を通じて入力されたポイントに転送。目的地に着くと同時に再変換されるというものだ―

ほむら「帰還する際は?」

クラフト―簡易の転送装置を持っているか、座標と特定できれば戻ることが可能だ―

ほむら「………もし奴らの転送装置を利用できたら、こちらから乗り込むことも可能ってことね」

さやか「おお!ほむら頭いい!」

ゼロ「だが、方法はどうする」

ワイリー「言っとくが外部から装置へのハッキングは期待しない方が良い。既に世界中のプログラマーが行ったが、すべて失敗に終わった。俺とライトを含めてな」

キリカ「結局ダメかー……」

さやか「やっぱり地道に迎え撃つしかないのかな……」

ファントム『否。機は熟した』

ライト「うお!?」

マミ「パソコンの画面に影が…!」

ワイリー「だ、誰だ貴様!」

ファントム『失礼した。拙者の名はファントム。ナイトメア討伐の任を与えられた者』

ほむら「ということは、ゼロの仲間の一人ね」

ゼロ「ファントム、機が熟したとは…」

ファントム『転送装置のハッキングに成功した。これで御主たちをラグナロクに導ける』

キリカ「なんと」

ファントム『御主達が地上でナイトメアの進行を食い止めていた御蔭で、予定よりも早く終わらせることが出来た。感謝する』

織莉子「クラフトさんとエルピスさんを送ったのも単に戦力差を埋める為ではなく、敵の注意を逸らす為だったわけね」

さやか「エルピス!なんで隠してたのよ!」

エルピス―敵を騙すにはまず味方からというやつです―フッ

キリカ「さやか、ソウルジェム貸して。そいつを地面に叩き付ける」

さやか「それアタシも死んじゃうから!?」

クラフト―すまなかったほむら―

ほむら「構わないわ。実際に、こうして作戦が成功したのだから」

ゼロ「ファントム。今すぐラグナロクに転送できるか」

ファントム『無論だ』

ゼロ「お前たちは残れ。後はオレが片づける」

マミ「ゼロさん……!?」

ゼロ「ラグナロクがあるのは宇宙。最悪の場合、墜落させて道連れにしようとする可能性もある」

織莉子「危険な戦いは自分一人でいいと?」

ゼロ「……全てはオレが原因だ。なら、これ以上お前たちを巻き込むわけにはいかない」

さやか「はぁ……あのさゼロ。なに馬鹿なこと言ってくれてんの?」

キリカ「今更危険だの責任だのどうこうで置いていくのは無しでしょ」

ゼロ「死ぬかもしれないんだぞ」

織莉子「その『かもしれない』を覆すのよ。ここにいるみんなで」

キリカ「織莉子良いこと言う!」

ほむら「シグマを倒すチーム、ラグナロクを奪うチームに分かれて行動しましょう。戦力は分散されるけど、敵を攪乱させることも出来るわ」

ゆま「ゆまもいくよ!」

マミ「誰かを守るために命をかける事と、理由に死ぬのは別。そう言ったのはゼロさんよ?」

ゼロ「お前たち……」

ファントム『話は終わったか』

ゼロ「……ファントム。オレと魔法少女たちをラグナロクへ転送してくれ」

ファントム『了承した』

まどか「みんな…」

ほむら「クロワール。いつもようにまどかをお願いね」

さやか「そんな心配そうな顔しないの。必ず帰ってくるから」

まどか「……うん」

クロワール『気を付けてね』

キィイイイン……!

ファントム『これからラグナロクへ転送する。内部の戦力は今までの比ではない。心してかかれ』

ライト「気を付けるんだぞ」

ワイリー「精々死なないようにな」

ライト「ワイリー。こんな時までお前は……」

ワイリー「フン」

ファントム『ゼロ。シグマについてだが……』

ゼロ「なんだ」

ファントム『……いや、今は不要な情報だ。忘れて構わない』


―シュン!!


まどか「……みんな。無事に帰ってきてね」



サイバー空間


Σウィルス『グハハッ……!』

ファーブニル『オラオラァ!燃え尽きろ!!』ドドドドドッ!!

レヴィアタン『エックスさまには、指一本触れさせないわ!!』

Σウィルス『グハハハッ……!!』

―サンダーストライク!!―

バリバリバリ!!

ハルピュイア『無事か、お前たち!』

ファーブニル『へへっ、ったりめーだろ!』

レヴィアタン『遅いわよキザ坊や!例のプログラムは持って来たの?』

ハルピュイア『ああ。既にエックスさまにお渡しした』

ファーブニル『それじゃあ後はコイツらぶっ飛ばして、ゼロが上手くやればオレたちの勝ちってわけだ』

レヴィアタン『いつになるかわからないけどね』

ハルピュイア『それだけ無駄口が叩けるなら、まだまだ戦えるな』

ブォン!!

ハルピュイア『いくぞ!何としてでもエックスさまをお守りするのだ!!』

ここまで。遂に殴り込み……って>>295のマミさんの台詞に脱字がああ! 『それを理由に』って脳内で変換しといてください。マジすいません

ファイナルウェポンで待ち構えるとかX4の再現ですな。ちなみにシリーズで一番好きなΣはX4。次点で無印。


X8の悪魔Σも格好良いよな



既にシグマはエックスの所に来ていたのか…所で、例のプログラムってアルティ(ry


大詰めっぽい、いよいよエックスが動くか?


シールドブーメラン…

途中でスレ忘れててようやく再び追いついた

ヤバいなにこの胸熱展開
八闘士の復活にエルピスとクラフトとかもう俺得過ぎてどうにかなりそうだ

続き死ぬ程期待してる


それでもバイルなら塵になりかけてでもクーックックとか言いながら出て来そうだから困る

ラグナロク 制御室


ゼロN「侵入者確認。如何致しましょう」

シグマ「グリーフシードを取り込んだナイトメアをここに集めておけ。奴らはこの制御室に向かってくる筈だ」

ゼロN「了解しました」

シグマ「では、私も行くとしよう」

ゼロN「シグマさま。どちらへ」

シグマ「ゼロは私がやる。それ以外はお前たちの好きにしろ」

バサッ!


ラグナロク 中心部


ドドドドドドッ!!

さやか「ナイトメアがうじゃうじゃいるよ!」

キリカ「なんか、決戦て感じだね」

織莉子「ここで勝っても、私たち魔法少女には最大の敵が待っているけどね」

ほむら(ワルプルギスの夜……奴もナイトメアも、必ず倒してみせる!)

ゆま(杏子……)きょろきょろ

―ドクン

ゼロ「………!」

ファントム『来るぞ!!』

ドゴォン!!

さやか(壁を突き破ってきた…!?)

ほむら(コイツが……!)

サイコシグマ「ようこそラグナロクへ。ゼロ、そして魔法少女の諸君」

ゼロ「あの時とは随分違うな。シグマ」

シグマ「クックック。バイルのもとから無理矢理出てきたからな。いささか屈辱ではあるが、奴のおかげでこうして蘇ることが出来た」

ゼロ「もう一度地獄へ叩き落としてやる」

サイコシグマ「変わらないなゼロ。偽りの身体になり、記憶を失ったと聞いていたが……私を前にしてDNAの奥底に眠る『本当のお前』が呼び起されたか?」

織莉子「……『本当のゼロ』とはどういう意味かしら。バイルは彼の事を血に飢えた破壊神と呼んでいたけれど」

サイコシグマ「破壊神か。間違いでは無いが、奴の答えは実に陳腐だな」

ほむら「なら、貴方の答えはなんなの」

サイコシグマ「執念だ。ある男のな」

ゼロ「ある男……」

 ―早く…倒すのじゃ…お前ならやれる……わしの最高傑作…目を覚ますのじゃ……―

ゼロ「……くだらん」ブォン!!

サイコシグマ「クックック……」

ゼロ「過去にも、本当の姿とやらにも興味はない。オレはお前を叩き斬るだけだ」

サイコシグマ「お前ならそう言うと思っていたぞ。数百年ぶりの戦いだ………楽しもうではないか!!」

―サイコダッシュ!!―

ゼロ「シグマーーッ!!」バチィ!!

ドゴォン!!

ほむら「巴マミ!ゆまを連れてゼロを追って!フルパワーの状態じゃ長くは戦えないわ!」

マミ「わかったわ!行きましょうゆまちゃん!」

ゆま「うん!」

ほむら「貴女も行きなさい。制御室の制圧は私たちで何とかするわ」

さやか「アタシ抜きで大丈夫なの?」

ほむら「怪我の心配なら無用よ。貴女と違って見切りは得意なの」

さやか「言ってくれるじゃん。あとで泣きついても知らないからね!」バッ!

キリカ「仲良いね」

ほむら「貴女と美国織莉子には負けるわ」

キリカ「そ、そう?」

織莉子「キリカ。こんな時に笑わないの」

キリカ「ごめん」キリッ

織莉子「急ぎましょう。予想よりも奴は危険だわ」

ほむら「ええ。 クラフト、フュージョンで一気に片づけるわよ!」

クラフト―了解した―



ラグナロク 演習場 


ゼロ「てやっ!」

―チェーンロッド!―

サイコシグマ「はあっ!!」

―ヘルスパーク!!―

バチィ!!

ゼロ「チッ…!」

サイコシグマ「どうしたゼロ。その姿ならその程度ではない筈だ」

ゼロ「舐めるな!!」

サイコシグマ「クックッ……そう来なくては!!」

スタッ!

ゆま「お兄ちゃん!」

さやか「エルピス!アタシたちも行くよ!」

サイコシグマ「邪魔はさせんぞ。小娘共が」


ガシャアアアン!!


さやか「なっ…!?」

エルピス―これは……!―

ヘルシグマ『ガッ……ガガガッ……!』

サイコシグマ「替えのボディの失敗作にウィルスを入れたものだ。それでも相手にしているがいい」

さやか「舐めるんじゃないわよ!!」

マミ「美樹さん!協力して倒すわよ!」

さやか「はい!サポートお願いします!」

ヘルシグマ『ガガッ…! シネェエ…!!』

ここまで。隊長って知的だけど結構ゴリ押しの技多いよね


シグマの外見想像はX8のシグマでいいのかな?

>>309
サイコシグマだからX5じゃね?思えばあれがΣの1つの到達点だったと思う。白いボディカコヨス。
ヘルシグマはザコがうっとおしかった。

ラグナロク 制御室


ナイトメア「hmnsphjnsfphnjsp!!!」

ゼロN「排除」

ハイマックス「排除」

キリカ「くっそ~。キリがない」

ほむら「危なくなったら二人は下がって。私とクラフトで抑える」

織莉子「ファントムの方は大丈夫なのかしらね」

クラフト―諜報活動を主にしていた者だ。時間は掛かるだろうが、心配はない―

キリカ「だったら、コイツら全滅させてお茶でも飲んどこうかな!!」

ほむら「そんな暇ないでしょうけど、ねっ!!」カチッ!

ドオオオン!!


ラグナロク システム中枢


ファントム『斬!!』

ジジッ…!

Σウィルス「グハハッ…!」

ファントム『流石は最凶のイレギュラー。一筋縄ではいかぬか』

Σウィルス『シネェ…エックス……!』

ファントム(拙者をエックスさまと思い込んでおるのか。イレギュラー戦争時代からの因縁が、ここまで根の深いものだとは……それならば)チャキッ

―鋼吹雪!!―

ファントム『我、影となりて闇を消し去るのみ!』



ラグナロク 演習場


チャキッ!

―リコイルロッド!―

サイコシグマ「なに…!?」

ゼロ「はあ!!」

―チャージロッド・リコイル!!―


ズガァン!!


サイコシグマ「クックック……私にここまでの傷を負わせるとは、流石だなゼロ」

ゼロ「言った筈だ。舐めるなと」

サイコシグマ「確かに、お前のパワーとその多彩な武器を相手にするには一つのボディでは無理があったか」

ゼロ「なに…!?」

バチバチ……ガキィイン!!

ゼロ(ボディを入れ替えただと……!?)

ネオシグマ「さあ、お楽しみはまだまだこれからだ」

ヘルシグマ『グハッ…グハアアッ…!!』

マミ「攻撃が通らない…!?」

さやか「どうすりゃいいのよ!?」

エルピス―落ち着いてさやかさん。シグマはアレを失敗作と呼びました。なら、必ず弱点がある筈です―

ゆま「ええーい!」ガンッ!

ヘルシグマ『クラエェ!!』

マミ「危ない!!」シュルルル!!

グイッ!

ゆま「うわ!」

―マイア・ディスラプション!!―

ドオオオオオ!!

マミ「怪我は無い!?」

ゆま「だ、大丈夫」

マミ「危ないから私の後ろに隠れてて。貴女はまだ戦い方を知らないのだから」

ゆま「ゆまだって戦えるもん!」

マミ「ゼロさんが怪我したら直せるのは貴女だけなの。役に立ちたいなら、言うことを聞いて」

ゆま「……うん、わかった」

ヘルシグマ『シ、シネェエ…!』

マミ(美樹さん。ヤツの口を狙ってみるわ。攻撃の誘導をお願いできる?)

さやか(任せてください)

エルピス―さやかさん、アレを使いましょう―

さやか(オッケー!)


―ディストーションオーラ!―


エルピス―ヤツの攻撃を誘導しなさい!―


パンテオン・ハンター「了解」

パンテオン・フライナー「了解デアリマス」

パンテオン・ウォーリア「了解ッス」


ババッ!


ヘルシグマ『ウグオオオオ!!』

―トリプルロッド!―

ネオシグマ「ほう、次は槍か」

バチッ!

ゼロ(くそっ…またボディを…)

ギィン!!

デスシグマ「やるなゼロ。だが本当のお前はこんな武器に頼らずとも私を殺せる筈だ」

ゼロ「……」

デスシグマ「思い出すのだゼロ。お前の敵を、使命を、復讐を」

ゼロ「おおお!!」

―シールドブーメラン!!―

ギュルルルルル!!


―チャージショット!!―


デスシグマ(盾と銃の同時攻撃か…!)

バチッ!

セイントシグマ「その程度の浅知恵が私には通じると思うな!」バッ!

ギィン!

ゼロ「はぁ!」

―ゼロナックル!―

セイントシグマ(コイツ…! 盾を…!?)

ブォン!


―ゼットセイバー!!―



ゼロ「思い出す必要は無い。オレは……ゼロだ!」

セイントシグマ「ぬう…!」バチッバチッ!


ヘルシグマ『グオオオオオオオオ!!』

ドドドドドオオオオオオン!!


ゆま「お兄ちゃん!」

さやか「お待たせ、ゼロ!」

エルピス―さあ、残るは―

マミ「貴方だけよ、シグマ」

セイントシグマ「クックック……失敗作を倒したか……ならば認めよう、お前たちの力を……」


バチバチィ!!

『お遊びはここまでだ……』


さやか「なぁ…!?」

エルピス―これは…!―

ゆま「っ…!」ギュッ!

マミ「そんな……!」

ゼロ「シグマ……!」


ファイナルシグマW『その力で、この私を倒してみせろ!!』




サイバー空間


ハルピュイア『はぁっ…はぁっ……』

ファーブニル『どうした……もうへばったか…?』

ハルピュイア『馬鹿な事を言うな……これぐらい、何てことない』

レヴィアタン『無理しないで、休んでてもいいのよ…?』

ファーブニル『そうそう…エックスさまには、ハピュイアはサボってましたーって言っておくからよ』

ハルピュイア『フッ……お前たちは本当に減らず口だな……』

Σウィルス『グハハハッ!!』

ハルピュイア『チィ……!』


バシュウ!!


Σウィルス『グアアアアアアア!!』

ハルピュイア『!』

エックス『待たせたね』

ファーブニル『エッ…』

レヴィアタン『エックスさま!』

エックス『戦況は?』

ハルピュイア『ハッ。只今ファントムと共にゼロと魔法少女がラグナロクにてシグマと交戦中です』

エックス『そう。なら急がないとね』

ハルピュイア『後は我々にお任せを。エックスさまお身体を休めて』

エックス『いや、これはボクが……『オレ』が決着をつけなきゃいけないんだ』

ハルピュイア『エックスさま……』

エックス『さぁ行こう。ゼロと彼女たちのもとへ』

ここまで。一応の設定でシグマはX6までの形態しかでません。なのでバーローも出ません


エックスキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

そして何度投げたか分からない紫キューブか…強敵だな

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>>186>>86>>45>>191>>219>>320>>207>>62>>205>>275>>40>>273>>82>>217>>42>>305>>43>>273>>112>>61>>43
>>126>>211>>175>>221>>73>>68>>293>>264>>103>>128>>349>>148>>318>>217>>117>>175>>279>>322>>100>>318
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>>342>>23>>287>>227>>130>>140>>13>>204>>55>>259>>71>>253>>338>>148>>326>>163>>187>>52>>83>>336>>99

>>46>>179>>97>>148>>293>>285>>261>>218>>255>>221>>167>>270>>78>>285>>73>>30>>129>>179>>156>>285>>95
>>270>>5>>304>>2>>66>>202>>350>>262>>23>>46>>91>>120>>193>>33>>54>>104>>250>>309>>325>>67>>229>>52
>>301>>81>>130>>130>>237>>64>>224>>292>>334>>229>>245>>335>>294>>97>>335>>206>>120>>30>>296>>239
>>328>>293>>326>>228>>251>>300>>294>>129>>2>>294>>80>>83>>74>>209>>320>>137>>83>>261>>121>>311>>156
>>255>>252>>90>>111>>21>>119>>56>>259>>342>>34>>202>>317>>262>>102>>267>>205>>231>>268>>149>>310
>>222>>168>>320>>9>>251>>230>>129>>211>>35>>234>>116>>286>>323>>226>>307>>92>>282>>216>>83>>316>>67
>>227>>169>>316>>81>>49>>234>>230>>9>>233>>101>>177>>203>>110>>77>>82>>238>>288>>116>>121>>53>>52
>>279>>9>>185>>210>>224>>268>>175>>290>>317>>52>>109>>282>>133>>157>>165>>12>>166>>48>>113>>342
>>222>>68>>332>>110>>5>>98>>231>>58>>149>>324>>336>>157>>159>>196>>31>>76>>21>>321>>43>>73>>79>>325
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>>156>>126>>196>>205>>279>>192>>194>>322>>8>>144>>105>>171>>152>>202>>204>>259>>88>>31>>305>>251
>>338>>8>>233>>26>>111>>107>>90>>110>>191>>282>>266>>316>>127>>121>>245>>318>>315>>216>>326>>108
>>147>>260>>172>>350>>169>>260>>30>>124>>161>>181>>111>>168>>64>>137>>278>>170>>226>>38>>11>>157
>>327>>284>>74>>221>>251>>38>>87>>227>>145>>57>>23>>55>>229>>23>>223>>138>>53>>346>>298>>233>>107
>>297>>244>>43>>117>>119>>81>>127>>276>>33>>103>>210>>106>>324>>110>>143>>60>>337>>288>>117>>10
>>346>>32>>215>>133>>84>>211>>81>>317>>318>>197>>264>>211>>239>>30>>330>>319>>156>>256>>2>>259>>115
>>232>>225>>251>>292>>212>>189>>58>>221>>181>>53>>252>>46>>186>>336>>257>>267>>303>>224>>113>>216
>>2>>245>>65>>321>>51>>320>>322>>309>>85>>80>>191>>310>>330>>132>>171>>168>>189>>41>>349>>241>>293

>>217>>314>>109>>309>>292>>180>>306>>263>>145>>214>>165>>121>>345>>192>>264>>328>>169>>3>>63>>307
>>96>>3>>59>>185>>312>>276>>150>>135>>302>>72>>2>>266>>181>>310>>207>>10>>266>>119>>154>>130>>283
>>124>>124>>189>>101>>293>>191>>163>>250>>49>>258>>252>>108>>93>>214>>33>>243>>348>>334>>314>>349
>>144>>309>>106>>154>>225>>224>>308>>4>>157>>232>>127>>281>>70>>228>>224>>260>>40>>123>>309>>298
>>66>>41>>238>>99>>283>>235>>83>>247>>234>>332>>41>>193>>87>>195>>67>>311>>152>>71>>118>>33>>197
>>102>>75>>271>>12>>115>>44>>321>>62>>68>>37>>103>>305>>135>>36>>190>>218>>282>>73>>199>>323>>266
>>167>>332>>247>>318>>52>>14>>350>>249>>62>>102>>323>>332>>114>>87>>26>>84>>149>>93>>120>>251>>47
>>286>>236>>123>>218>>309>>321>>191>>224>>257>>7>>206>>153>>325>>258>>167>>324>>156>>228>>76>>129
>>190>>215>>235>>274>>14>>327>>44>>265>>24>>298>>201>>260>>70>>68>>218>>41>>258>>92>>298>>265>>297
>>239>>205>>266>>213>>10>>143>>289>>139>>2>>128>>4>>237>>51>>17>>214>>94>>281>>237>>42>>131>>147
>>199>>15>>152>>107>>106>>99>>21>>53>>199>>259>>257>>114>>122>>267>>257>>60>>55>>259>>187>>58>>145
>>75>>9>>331>>5>>245>>22>>136>>41>>133>>335>>56>>285>>91>>161>>33>>111>>214>>232>>20>>121>>345>>142
>>252>>201>>92>>161>>38>>149>>306>>275>>224>>314>>256>>229>>209>>278>>14>>250>>60>>348>>305>>345
>>115>>28>>200>>329>>259>>220>>99>>254>>11>>136>>155>>211>>227>>316>>248>>26>>271>>173>>249>>234
>>127>>92>>5>>141>>341>>65>>138>>295>>59>>227>>60>>86>>76>>39>>344>>295>>137>>247>>305>>272>>52
>>148>>17>>64>>174>>287>>236>>72>>171>>313>>198>>263>>317>>339>>253>>31>>126>>198>>90>>3>>258>>175
>>296>>169>>23>>82>>66>>328>>4>>117>>143>>152>>133>>207>>325>>70>>92>>47>>241>>55>>245>>153>>22
>>56>>53>>9>>253>>142>>11>>161>>317>>89>>106>>135>>111>>188>>200>>88>>192>>317>>231>>343>>100>>88
>>169>>179>>14>>59>>234>>259>>212>>255>>141>>267>>308>>149>>169>>100>>160>>330>>66>>248>>85>>201>>8
>>51>>96>>114>>17>>327>>107>>117>>64>>75>>285>>243>>89>>344>>126>>347>>206>>31>>138>>122>>338>>286
>>87>>96>>269>>153>>343>>4>>3>>1>>277>>54>>97>>41>>71>>73>>148>>187>>137>>222>>122>>29>>310>>116
>>307>>321>>185>>94>>92>>173>>30>>32>>260>>125>>301>>62>>117>>304>>65>>118>>231>>119>>214>>271>>189
>>68>>25>>73>>290>>146>>101>>249>>261>>255>>206>>231>>90>>299>>322>>263>>328>>3>>172>>103>>304>>234>>257>>299

なにごと!?

色々なスレに出没してる荒らしだ、気にするな

>>315


エックスがX時代の一人称で安心した。どうしてイレギュラーは発生するんだろう?



プログラムのエラー、電子頭脳の故障。俺達レプリロイドの高度な情報処理能力の、いわばツケだな



ついにエックス参戦か、胸が熱くなるな

ラグナロク 制御室

キリカ「はぁ…はぁ……どんだけいるのさ…」

ほむら(……おかしい。ある程度の戦力差は覚悟してた……でも、この数は異常だわ)

織莉子「文字通り、悪夢ね……」

キリカ「ははっ、織莉子がそんなこと言うなんて珍しいね」

ほむら「悪夢……ね」

キリカ「おや、ほむらも上手いこと言うつもり?」

クラフト―お前たち、本当は余裕だろ―

ほむら「……まさか」

ザッ

キリカ「チッ、こんな時に厄介なのが来たよ」

杏子「……」

織莉子「佐倉杏子…!」

杏子「……燃えろ」

ボァアッ!!

ほむら「!!」



ラグナロク 演習場


さやか「うおりゃああ!!」

―ワイヤーフレームターン!―

スカッ

さやか「消えた…!?」

―イミネントボルト!!!―

バリバリバリ!!

さやか「きゃああああ!!」

マミ「美樹さん!!」

―ティロ・フィナーレ!!―

ドォオン!!

エルピス―さやかさん、大丈夫ですか―

さやか「なんとか……」

ブォォン…!

エルピス―破壊した手部が復元されました!―

さやか「もう…!?」

―ブーストフィンガー!!―

マミ「くっ…!」

―ゼロナックル!!―

ズシィン!!

ゼロ「ぐっ……おおおおおおお!!」


ズドオオオオン!!

さやか「凄い…あんなでっかい拳を押し返した…」

エルピス―流石…と言ったところでしょうか……―

スゥゥ…!

ファイナルシグマW『苦しそうだな。究極のボディの私では分が悪すぎたか…?』

さやか「舐めやがって…!」

マミ(相手の一撃一撃が重過ぎる…それにこっちの攻撃は避けられ、当たった所で大したダメージを与えられない……どうすれば)

ゼロ「……」チャキッ

ファイナルシグマW『戦う意思を捨てないかゼロよ……この場にいるのがその小娘どもではなく、エックスであったらさぞかし心強いだろう』

ゼロ「お前の方こそ、エックスがいたら分が悪いんじゃないか……」

ファイナルシグマW『ぬかせ小僧!!』


―プレイスメント・サイコ!!―


ギュオオオオ!!


ゼロ「ぐあああああああっ!!」

さやか「ゼロ!」

マミ「今助けに…!」

エルピス―ダメです!みなさん下がって!!―


―クラッシュダウン・サイコ!!―


ゴオッ!!


ゆま「ひっ…!」

マミ「ゆまちゃん!」ドンッ!!


グシャアアアアアン!!



ファイナルシグマW『口の割には呆気ないな』

さやか(痛みを消してるのに……身体が言うことを効かない……!)

エルピス(これが……最凶のイレギュラー………!)

ファイナルシグマW『どうしたゼロ。まだやれるだろう?』

ゼロ「ぐっ…シグマぁ……!」

ゆま「お兄ちゃん!!」ダッ!

ゼロ「ゆま…来るな…!」

ファイナルシグマW『一人逃れてたか』ジジッ

ゼロ「やめろ…!」

マミ「逃げてゆまちゃん!」

―プラズマチャージショット!!―

ゆま「うっ…!」

マミ「ゆまちゃん!」


バチィ!!

ファイナルシグマW『!?』

マミ「攻撃が……掻き消された……?」

さやか「ゆまちゃんがやったの……?」

エルピス―いえ、違います!―

エックス―大丈夫かい?―

ゆま「うん。ありがとう」

ゼロ「エックス……!?」

ファイナルシグマW『なぜ貴様がここに…!? あの数のウィルスを倒したというのか!?』

エックス―ゼロ、これを―

キィイイン…!

ゼロ「これは…?」

エックス―Σウィルス用の抗体ウィルスだ。セイバーにセットすれば、シグマ本体にダメージを与えられる筈だ―

ファイナルシグマW(抗体ウィルスだと!? まさか、ドップラーの研究データを復元させたのか!)

ゼロ「……ゆま、修復を頼む」

ゆま「うん!」パァアア!

ゼロ「後はオレに任せて、お前はマミ達と休んでろ。これ以上力を使うのは危険だ」

エックス―ハルピュイアから聞いたんだね……キミが人の心配をするなんて、珍しいな―

ゼロ「エックス…!」

エックス―ゼロ。ボクも一緒に戦う―

ゼロ「お前、突然なにを…」

ファイナルシグマW『クッハッハッハ!!何を言い出すと思えば……ボディの無い貴様になにが出来る』

エルピス―………―

さやか「エルピス…?」

エックス―気にしなくていいよ。 ゼロ。シグマはキミだけじゃない……『オレ』の問題でもあるんだ―

ゼロ「……!」

ファイナルシグマW『消え去るがいい!!我が力のもとに!!』

ゼロ「……来るぞ。気を付けろ」

エックス―ゼロ……ああ、いくよゼロ!―

ここまで。D-atrsアルティメットアーマー、飛行機形態に出来ないかな。現状無理そうだけど

乙乙
個人的にはプロポーションが崩れるくらいならギミックはオミットしてくれてかまわないかな。



更新待ってたぜ。エックスとゼロの共闘か…熱いぜ。

乙!
エックスとゼロが揃えばあれが使えるな…

D-Artsで可能かはともかく、バンダイにはFFRシリーズという前例があるから、飛行形態への変形自体は実現可能レベルだと思う

―ワイルドリーエネルギー!!―

ゼロ「はあっ!」ブォン!!

バシュウン!!

さやか「やった!掻き消した!」

エックス―ゼロ!あの形態のシグマは額のクリスタルが急所だ!―

ファイナルシグマW『おのれええ!!』

―ブーストフィンガー!!―

マミ「危ない!」

チャキッ!!

―アイスジャベリン!!―

ガガガガガガッ!!

エックス―後ろからもう片方だ!―

ゼロ「!」シュタッ!

―チャージロッド・リコイル!!―

ズドンッ!!

ファイナルシグマW(攻撃の反動を利用して跳躍したか…!)

さやか「額に届いた!」

ゆま「お兄ちゃん!!」

―ワイヤーフレームターン!!―

エルピス―マズイ…!―

マミ「あれじゃあ当てられない…」

エックス―逃がさないよ―

キィィィン!!

ファイナルシグマW『な、なにをしたエックス!?』

エックス―ゼロ!!―

ゼロ「喰らえ!!」

―幻夢零!!―

バチィン!!

ファイナルシグマW『ぐあああ!!こ、の……死にぞこないが!!』

―プラズマチャージショット!!―

ゼロ「避けろ!エックス!!」

バチィ!!

ファイナルシグマW『またしても…!』

エックス―無駄だシグマ。抗体ウィルスが完成した時点で、お前はもう負けていたんだ―

ファイナルシグマW『ドップラーの抗体ウィルス如きで私が負けるだと!?笑わせるな!!』

バチ……バリバリバリバリ!!


サイコシグマ「教えてやろう」

デスシグマ「この私自ら」

セイントシグマ「貴様に」

ネオシグマ「絶望というものを」


さやか「し、シグマが……こんなに……」

マミ「っ……」ガタガタ


カイザーシグマ『どうした。震えているぞ』

シグマガンナー『思いしれ』

アースシグマ『私に勝とうと思うことが』

ウルフシグマ『いかに愚かな事だということを』



エックス―大丈夫。ボクたちは決して負けない―

さやか「な、なんでそう言い切れるの…?」ガタガタ

エックス―ゼロがいる……ゼロがいれば、ボクたちは絶対に負けないんだ―

マミ「ゼロさんが……」

ファイナルシグマW『戯言はそこまでだ!消えろぉ!!』


ドォオオン!!


ファイナルシグマW『!!?』

杏子「……アレがシグマか。随分と多いな」

ゆま「キョーコ!」

キリカ「うわっ!?なんか増えてるし!」

織莉子「制御室の制圧は完了したわ。あとはシグマを倒すだけよ」

さやか「ほむら達まで……一体どうなってるの!?」

ほむら「話は後よ。今は佐倉杏子と協力して戦うわ」

杏子「ごちゃごちゃうるせーな。行くぞ、ナイトメアホース」

ナイトメアホース「dohjaphgahbas!!!」

ファイナルシグマW(あのナイトメアは……まさか、あの小娘がバイルの…!)

エックス―ゼロ、今がチャンスだ―

ゼロ「ああ。一気に決着を付けるぞ!!」

見滝原大学 工学科研究所


ライト「まどかくん。これでも食べなさい」

まどか「ありがとうございます……」

ライト「心配せずとも、彼らならきっと帰ってくるさ」

まどか「信じてはいます……でも、やっぱり怖くて……

ワイリー「そんなに不安なら、お前も魔法少女とやらになればよかっただろ」

ライト「ワイリー!」

まどか「……」

QB「その通りだよ、まどか」

ワイリー「!」

QB「キミなら必ず力になれるよ。今からでも遅くないとボクは思うな」

まどか「QB……」

キラッ!

ライト「な、なんだ!?」

まどか「マザーエルフ…?」

ワイリー(これがマザーエルフ……)

マザーエルフ『―――!!!』


バチュン!!


QB「キュプッ」

まどか「な、何するのマザーエルフ!?」

ライト「まどかくん離れなさい!危険だ!」

ワイリー「待て、ライト」

スタッ

QB「ビックリした。まさか攻撃手段があるなんて思わなかったよ」

まどか「えっ…QB……?」

マザーエルフ『マドカニ……ヨラナイデ……!』

QB「電子生命体風情に命令されたくないな」

マザーエルフ『―――!!!』

まどか「やめてマザーエルフ!!」

ワイリー「おい。悪いが出て行ってくれないか」

QB「はぁ……確かに、出直した方が良さそうだね」

ぴょん

マザーエルフ『………』

スゥ……

まどか「マザーエルフ……」

ワイリー「危険なのは、アイツの方かもしれないな」

ライト「なぜだワイリー?」

ワイリー「アイツが一番、得体が知れないからだ」

ここまで。エックス好きなみんなはあのMUGEN動画も好きそうなイメージ

乙乙
いよいよクライマックスかな?
>>335
昔メガアーマーというものがあってだな・・・

乙乙

>>340
ほら、メガアーマーはガワ換装可能(剥がせる)ってだけじゃん?
その剥がしたアーマーを単独機体にできるって意味ならオリジナル設定に近いが、現状D-Artsだとアーマーだけ剥がすのは困難
なので、アーマードエックスそのものを変形させる形を取るのではないか?と思った。
そうなるとFFR並の超絶変形機構がいるので、もはや別物になるが…

>>341
例のエイプリルフール企画の正解発表のときに発表された設定画にはバックパックに脚との接続穴とかあったからできると思ったんだがねぇ。結局無しになったんかね?

乙。なんだかワイリーがどんどん知ってはいけない事に気づいてる気がする。ライトと親友同士なのにいつか破綻しちゃうんだよな。ゼロウイルスにあてられるのか?

祝・スマブラにロックマン参戦!



スマブラにロックマン参戦したな。おめ。
でも、俺はエックスの方が良かった(泣)

>>346
まだアシストフィギュアでワンチャンある

まあ、スマブラXの時にエックスが出てたらぴったりだったのにとは思ったw

このスレのお陰でD-Artsアルティメットアーマーとシグマを忘れずに予約できました

あっそう

>>349
あげんなよ
更新かと思ったのに

ラグナロク 演習場


杏子「おらおらおらぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

ナイトメアホース「bhaodjhadjhandihp!!!!」

ザシュ!! ドスッ!! ズドォン!!

アースシグマ『ガッ……!』

ネオシグマ「ぐお…!?」


エルピス―話には聞いていましたが……ここまでとは……―

織莉子「恐ろしい力ね……」

ほむら(何かしら……佐倉杏子に対して、何か引っ掛かる……)

ゆま「………」

セイントシグマ「ぐっ、小娘……なぜ今更奴らの味方を」

杏子「味方ぁ? 誰がそんなもんになるかよ」

ドスンッ!!

セイントシグマ「ぐおおお!!」

杏子「ジジイが死んだ今、お前さえ潰せばラグナロクをぶっ壊せるからさ」

セイントシグマ「なんだと…!?」

ナイトメアホース「hnadpohjpnaddh!!!」

ズシンッ!!

セイントシグマ「貴様…最初からそれが目的で…!」ミシミシッ

グシャア!!

杏子「へっ」

シグマガンナー『消えろぉお!!』キュィィン!!

杏子「あ?」

ほむら「危ない!」チャキッ!!

―ビームキャノン!!―


ドドドドド!!!


ほむら「ぐぅ…!!」

クラフト(くっ……押し負ける…!!)

さやか「やあああ!!」

ドスッ!!

シグマガンナー『ぬお!?』

さやか「エルピス!!」

エルピス―喰らいなさい!!―

―グランドバースト!!―

シグマガンナー『ぐああああ!!』

クラフト―今だ!!パワー全開!!―

ほむら「ああああああ!!」


ドドドドドオオオオオオン!!

ほむら「はぁ…はぁ…」

クラフト―油断するな!来るぞ!!―

デスシグマ「遅い!!」

ほむら「っ…!」

ギィン!!

キリカ「残念でした」

ウルフシグマ『小娘が!!』

織莉子「キリカ!!」

キリカ「あいよ!!」ガシャン!ガシャン!


―ヴァンパイア・ファング!!―


キリカ「どっせい!!」

ッガガガガ!!

ウルフシグマ『グゴオオオ!!』

キリカ「もう一丁!!」

デスシグマ「そんなもの当たるとでも」

―オラクルレイ―

ドシュウ!!

デスシグマ「なに…!?」

織莉子「当たる、のよ」

ズバァン!!

キリカ「いえーい!」

織莉子「調子に乗らないの」

サイコシグマ(くっ……やはり大量に出現させるとパワーが落ちるか…)

マミ「どこを!」

ゼロ「見ている!」

サイコシグマ「ぬおおおお!!!」


―ヘルブレイド!!―


ゼロ「幻夢…!」

マミ「ティロ…!」


キィィィィィィィン!!!



ゼロ「零!!!」

マミ「フィナーレ!!!」


ドドドドドオオオオオオン!!!

ファイナルシグマW『コイツら…一体どこにそんな力が…!?』

エックス―背中を預けられる仲間がいれば、守るべき友がいれば、人もレプリロイドも無限の可能性を発揮する。それがわからないお前に、勝ち目はない―

ファイナルシグマW『うせろぉぉぉぉおお!!!』

ゼロ「! エックス!!」

エックス―さよならだ、シグマ……オレも……すぐにいく……―


    エックスバスター 



ファイナルシグマW『ぐお……おおおおおオオオオァアアアアアア!!!』

マミ(今までと苦しみ方が違う…!? 一体彼は何をしたの…!)

ファイナルシグマW(き、消える……ウィルスが……この、わ、私本体が消える……ド、ドップラーの抗体ウィルスだけの効力ではない……エ、エックスめ……自らの『データ』を加えたのか…!)

エックス(今撃ち込んだ抗体ウィルスはいわばボク自身……そのボディを通じてラグナロク……そして地球上に潜ませていた全てのΣウィルスを一つも残さず消し去る為に……拡散する仕組みだ…)

シグマ(しかし何故だ……何故こんな手がありながら…何故初めから使おうとしなかった…!?)

エックス(ごめん…ね…ゼロ……最後まで………わがままで……)

ファイナルシグマW『エ"、エ"ックスウ"ウ"ウ"ウ"!!!』

グッシャアアアン!!!


さやか「た、倒したの……?」

エルピス―その様ですね……―

ゼロ「エックス!!」

エックス(ホントは……もっと早く使うべきだった……キミの知らないところで……キミに気付かれずに……でも…消える前に……最後に……キミと一緒に戦いたかった………)

ほむら「あの光…なんだか様子がおかしいわ……」

クラフト―まさか…!―

マミ(エックスさんの力が弱まっている…!?)

ゼロ「来るんだエックス!オレのボディを使え!!」

エックス(キミは……本当に…優しいね………ありがとう……ボクの……オレの……親友……)

ゼロ「エックス!!!」

エックス―ゼ…ロ……―

パァァァァ……

キリカ「消えた……」

織莉子(この光の粒子……優しくて……とても温かい……)

杏子「フン………」

ゆま「お兄ちゃん……」

ゼロ「………」

……キュッ

ゼロ「マミ……」

マミ「ゼロさん……あの…」

ゼロ「………任務完了だ。帰るぞ、見滝原に」

マミ「………うん」

ゼロ(エックス………お前と共に戦えてよかった。ありがとう)



ここまで。お待たせしてごめんなさい。



エックス…(`;ω;´)ゝ

エックス…ナゼェダナゼェそんな無茶を(;_;)今はゆっくり休んでくれ…。


エックス…ナゼェダナゼェ無茶をしたんだ…。エックスは100年以上も戦い続けてもう疲れたのかもしれない。もう休んでくれ。

保守

エックス・・・うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

保守

ここ保守は一ヶ月に一度ぐらいでいいんだぜ

続きマダー?

ラグナロク決戦から数週間後


クラフト『ラグナロクは引き続きトーマス・ライトとアルバート・W・ワイリーの協力のもと国連の監視下に置かれるようだ』

ほむら「量産されたゼロNとハイマックスはどうなったの?」

クラフト『不可解な事に、国連のデータベースにはそれについての情報は一切なかったようだ。恐らく、佐倉杏子が姿を消す前に何かしたのであろう』

ほむら「確かに不可解ね……あの子の居場所も目的もいまだ私たちは知らないままだわ」

クラフト『それと、お前の言っていたワルプルギスの夜についてだが……』

ほむら「何かわかったの」

クラフト『アルバート・W・ワイリーからの情報で、ラグナロクのデータベースにその名が記されていたようだ』

ほむら「そのデータの内容は?」

クラフト『解析途中で曖昧な情報だが、どうやらゼロについてのものらしい』

ほむら「ゼロとワルプルギスの夜……バイルはなにをしようとしていたの…?」

クラフト『情報は以上だ』

ほむら「ありがとう。引き続き佐倉杏子とワルプルギスの夜について調べて」

クラフト『了解した』

ほむら(何かが起こっている……ワルプルギスの夜はなぜこの街に現れないの……それとも、別の何かが現れようとしている……?)



巴マミの部屋


ゆま「んむっ。はふっ」

ゼロ「ゆっくり食べろ。誰も取りはしない」

ゆま「早く食べてキョーコ捜さないと」

ゼロ「本当にまだこの街にいるのか?」

ゆま「うん。絶対いる」

ゼロ「……そうか」

ゆま「それにお兄ちゃんの友達もいるよ」

ゼロ(ハルピュイアたちの事か? 未来に戻らずに、ラグナロクを見張っているのだろうか……)

マミ「ただいま」

ゆま「おかえり。マミおねえちゃん」

マミ「ゆまちゃん。やっとあなたを家で引き取ることが出来そうよ」

ゆま「ホント!?」

マミ「ええ。ゆまちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんが許してくれたわ」

ゆま「わーい!あとはキョーコが来たらみんな揃うね!!」

マミ「そうね。そうなるともっといいわね」

鹿目家


さやか「なーんか。この間までのことが嘘みたいに平和だね」

まどか「そうだね。上条くんは元気?」

さやか「うん。動けるようになった途端にヴァイオリン弾きまくってるよ」

まどか「良かったね。さやかちゃん」

さやか「うん」

エルピス『是非、私も一曲聞いてみたいものです』

さやか「はいはい。今度聞かせてあげますよ」

まどか「クロワールとマザーエルフも一緒に聞きに行こうね」

クロワール『楽しみだね』

マザーエルフ『ウン……』

さやか「そういえばマザーエルフはまだまどかの中にいるの?」

まどか「なんだかQBを私に近づけさせないようにしてて」

さやか「なにそれ。まるで最初の頃のほむらみたいじゃん」

マザーエルフ『マドカ…インキュベーターニチカヅイチャダメ……』

さやか「インキュベーターって、QBのこと?」

エルピス『孵卵器。人工的に卵を孵化させる装置を意味します』

まどか「どういうことなんだろう……」

杏子「アイツラは魔女を生み出すってことさ」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「よう」

さやか「まどか下がって!」ピカッ!

杏子「おいおい、ここでやる気かよ」

エルピス『まさかそちらから姿を現すとは思いませんでしたよ』

杏子「準備に手間取っちまってね。昨日やっと終わった所さ」

さやか「準備?」

―ドオォォォォン!!

まどか「!?」

クロワール『なに!?』

杏子「来たぜ」


―アッハッハッハッハッハ!!


杏子「ワルプルギスの夜だ」

さやか「ワルプルギスの夜って……ほむらが言ってたヤバイ魔女のこと……!?」

杏子「苦労したよ。逃げ回るアイツをこの街に連れてくるのは」

まどか「連れてきた……!?」

―オラクルレイ!!―

―スッテッピングファング!!―

杏子「おっと」ヒョイ

さやか「織莉子さん!キリカさん!」

織莉子「佐倉杏子…あなた、自分がしたことが分かっているの…!」

キリカ「アイツは強い。結界なんかに隠れないほど……その代わり、具現化しただけで何千って人が一瞬で死ぬんだよ」

杏子「だから連れてきたんだ。お前らの英雄に会わせる為に」

エルピス『それはゼロくんのことですか』

杏子「悪いがこっちも時間が無いんでね。無駄話はあの世で聞いてやるよ」

さやか「逃がすか!」

キリカ「待ったさやか。彼女よりも先ずはヤツをどうにかしないと」

織莉子「私たち三人で結界を作ってワルプルギスの夜を閉じ込めるわ。街の人たちが避難するまでの時間稼ぎ位にしかならないでしょうけど」

エルピス『急いで向かいましょう。ゼロくん達も異変に気付いてる筈です』



街外れの港


ドドドドドォオオン!!


ほむら「ッ!」ピンッ


ズドォオオオン!!


ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!!―


ほむら(やっぱりこの程度じゃ…!)

クラフト『ほむら!!』

ほむら「クラフト!フュージョンよ!!」

ピカッ!


クラフト『ほむら、一旦距離を置いて攻撃を』

ほむら「あああああああああ!!」ガシャン!!


―ビームキャノン!!―


ドオオオオン!!


ワルプルギスの夜―アッハッハッハ!―

ほむら「くっ…!」

クラフト『落ち着け、焦りは命取りになるぞ』

ほむら「……ええ、そうね。でもぐずぐずしてる時間は無いわ」

ガシャン!

ほむら(落ち着いて暁美ほむら。この日の為に準備はした。戦力もある。そして……一人じゃない)

ガチャ!

ほむら「他のみんなが来るまで奴を牽制するわ」

クラフト『了解だ。気を抜くな』

ほむら「ええ、勿論よ」



見滝原 大橋


ゆま「海の方からだ」

マミ「凄い魔力……これが、ワルプルギスの夜……」

ゼロ「誰かが食い止めてるようだ。急ぐぞ」

―ヒュン!

ゼロ「!」ギィン!

杏子「流石に不意打ちは通じないか」

ゆま「キョーコ!!」

ゼロ「佐倉杏子。今の状況がわかっているのか」

杏子「別に邪魔する気はないよ。アタシはマミに用があるだけだ」

マミ「!」

杏子「マミ。アタシと戦え。今、ここで、本気でだ」

マミ「さ、佐倉さん……」

杏子「安心しな。今のアタシはナイトメアを持ってない。全部食われちまったよ」

ゼロ「どういうことだ…?」

杏子「急いだ方がいいよゼロ。アイツはお前を捜してる」

ゼロ「アイツ…?」


ドォオオオオン!!!


杏子「すげえな……今ので戦ってた奴がくたばったかもな」

マミ「ゼロさん、行って。ここは私が引き受けるから」

ゼロ「マミ…」

くいくい

ゆま「ゆまもいるよ」

マミ「ゆまちゃん…あなたはゼロさんと」

ゆま「やだ。キョーコを助けるんだもん」

杏子「………ゆま」

ゆま「おにいちゃん。キョーコとマミおねえちゃんはゆまに任せて、悪い魔女をやっつけてきて」

ゼロ「……無茶はするな。いいな」

ゆま「うん!」

ゼロ「マミ。頼んだ」

マミ「気を付けて」

杏子「余裕だな。アタシなんかはガキの御守しながらでも勝てると」

マミ「そっちこそ、二対一で不公平なんて思ってない?」

ゆま「大丈夫。怪我したらゆまが治すから」

杏子「はぁ………いいからお前ら。本気で殺しに来いよ……じゃねぇと」


ジャラッ…!


杏子「死ぬぞ」

ゆま「…!」ギュッ

マミ「……そうさせて、もらうわ!」ジャキッ!


街外れの港


ワルプルギスの夜―アッハッハッハ!!―

ゴォオオ!!

ほむら(特大の火炎球…! この距離じゃ避けきれない…!)

クラフト『防げ!』

ほむら「っ!」バッ!


―バンパイア・ファング!!―


ズバァ!


キリカ「あちちっ!!」

織莉子「美樹さん!」

さやか「わかってます!!」

エルピス『いきますよ!』

―スプラッシュレーザー!―


シュンッシュン!!


ほむら「……遅刻よ」

さやか「そっちが早すぎなんだし」

キリカ「でも、おかげでコイツが街に行かなくてすんだね」

クラフト『しかし戦況は正直な所、こちらが不利だ』

エルピス『ええ、我々だけでしたらね』

織莉子「そうね。でも」



―チャージナックル!!―


ドォオオン!!


織莉子「彼がいるなら、どう転ぶかわからないわ」


ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!―

ゼロ「うるさい笑い声だ。すぐに黙らせてやる」

やっと時間が取れた……もう少しで終わりなので頑張ります……


頑張れ~

乙乙
ところでブラックゼロ注文した?


シグマ倒してすっかり終わった気になってたけど、ワルプル放置だったっけww

ケツアゴ大量搭載のワルプルとか考えたけど、そんな事は無くて安心した


エックスはシグマとの因縁を断ち切ったからもう登場はないんだよな…。シグマとワルプルギスの夜どっちが強いんだろう?


いよいよ締めか。


>>373
試合ならワルプル勝利だろうけどΣウイルスってもはや概念クラスじゃね?って思うくらいしぶといから殺し合いなら勝負つかずじゃない?



ワルプルのアハハハハがいつのまにかクヒャーッハッハッハになってそうで本気で怖い

見滝原中学 体育館


まどか「みんな……」

さやか『まどかはみんなと非難して。大丈夫。絶対に勝つから』

まどか「……私も、みんなと戦えたら」

マザーエルフ『マドカ……ダメ……』

まどか「マザーエルフ……」

クロワール『そうだよまどか。みんなこの街とまどかを守る為に戦ってるんだよ? まどかが戦ったらダメだよ』

まどか「……」

QB「それはまどかが決めることだよ」

クロワール『出た!』

マザーエルフ『インキュベーター……!』

QB「ワルプルギスの夜はとても強い。だけどキミはそれすらも超える最強の魔法少女になれる」

まどか「QB……」

マザーエルフ『……!!』ピカッ!

QB「おっと、危ないな」

まどか「待ってマザーエルフ」

クロワール『まどか!魔法少女になっちゃダメだよ!!』

まどか「……一つ聞かせて」

QB「何だい?」

まどか「貴方の正体と……目的を」

QB「……構わないよ」ニコッ





ゼロ「おおおおおおお!!」バチィ!!

キリカ「いきなりフルパワー!?」

ほむら「けどその方が」

クラフト『被害も少なく終わらせることが出来る』

織莉子「みんなで一気に叩き込むわよ!!」

さやか「マミさんの分もアタシが決めてやる!」

エルピス『その意気です』


ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!―



―オラクルレイ!!―

―バンパイア・ファング!!―

―グランドバースト!!―

―エンドオブザ・ワールド!!―


ゼロ「喰らえ……!」


―幻夢零!!―

ドドドドドオォオオォオオオオオン!!



ワルプルギスの夜『………アハ、アッハッハッハッハッハ!!』

さやか「嘘……アタシたちの全力だよ……!?」

ゼロ「まだ…」

ほむら「まだぁ!」ダンッ!!



ザバァアア!!


キリカ「ちょ、なにあれ!?ミサイル!?」

織莉子「軍の対艦ミサイル……いつの間にあんなものを……」

ほむら「クラフトぉおおおお!!」

クラフト『おおおおおおお!!』

シュドドドドドドドドドッ!!

ほむら「ゼロ!!」

―真・滅閃光!!―

ドドドドドドドドッ!!

ワルプルギスの夜―アッハッハ!!―

ズズズッ……!


カミテ「アハッ!」

シモテ「キャハッ!」

ソデ「キヒッ!」

ゼロ「使い魔か」

織莉子「いくわよキリカ」

キリカ「雑魚処理は任せろってね」

ゼロ(もう一度フルパワーで……!)

カミテ「ニセ……」

キリカ「?」

シモテ「ニセモノ…」

織莉子「偽物…?」

ソデ「ニセモノノクセニ」

ゼロ「!?」


クリエ―この間おかーさんを虐めたやつだ!―

プリエ―100年前もおかーさんを虐めたやつだ!―


クリエ&プリエ―ニセモノのくせにー!―

まどか「そんな……それじゃ魔法少女は」

QB「いずれ魔女になる存在さ」

クロワール『酷い…みんな騙してたのね!!』

QB「騙すなんてとんでもない。聞かれなかったから言わなかっただけさ」

クロワール『そんな屁理屈…騙したも同じだよ!!』

まどか「貴方たちにとって、私たちは消耗品なの…?」

QB「これでもまかり知的生命体と認めた上で交渉してるんだけどね」

マザーエルフ『インキュベーター……!』キィィ!

バシュン!

マザーエルフ『……ッ!?』

まどか「マザーエルフ!?」

QB「元々キミ達は異世界からの部外者だ。これ以上邪魔するなら消させてもらうよ」

クロワール『このぉ!!』

QB「電子生命体風情如きに負けるようなボク達じゃ」


ピュン! パァン!!


QB「キュプッ…!?」

まどか「!」

クロワール『え?』

?「あぶっないわね。女の子に手を出すなんてなんて異星人なの」

?「一個体を倒したって奴らには無意味だよ。代わりの身体は無数にいるんだから」

マザーエルフ『……!』

?「まどか。魔法少女にならなくても、キミには出来ることがあるんだ」

まどか「私に…出来ること…?」

?「さあ行こう。私たちについて来て」

まどか「あ、あの!あなた達は誰なんですか!?」

?「誰って聞かれたら…」

?「そうだね。僕たちは……」





ロックマン「僕はロックマン。エックスのお兄さんさ」

ロール「私はロール。お姉さんよ」

ガシャァン!!

マミ「くっ…!」

ゆま「ええい!!」

スカッ

ゆま「え!?」

杏子「遅い」

ゲシッ!!

ゆま「うあ!」

マミ「ゆまちゃん!」

―レガーレ!!―

ギュルルルルッ!

マミ(捕らえた…!)

杏子「……バカ野郎」

フッ

マミ(幻惑魔法!?)

杏子「こっちだよ」チャキッ

マミ(後ろに……!)

ゆま「マミ、おねえちゃん……」

杏子「………ふざけんなよ」

マミ「え……?」

杏子「本気で戦えって言っただろうが!!なんだこのザマは!!」

マミ「本気よ……」

杏子「動きは遅い!攻撃は弱い!おまけに今の幻惑魔法すら見抜けない! どこが本気なんだよ!!」

マミ「……」

杏子「ああそうかい。まだアタシを殺す気が起きないってか……だったら」

ジャラッ…!

マミ「!?」

杏子「こいつを殺せばどうかなぁ!!」

ゆま「っ…!」

マミ「佐倉さん!ダメェー!!」


ギィン!


杏子「!?」

?「少しおてんばが過ぎるんじゃないか?」

ゆま「お兄ちゃん……?」

マミ「だ、誰……?」



ブルース「ブルース。エックスの兄にあたるかな」

ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!―

さやか「くっそ……全然倒れやしない……」

エルピス『何て強さでしょうか……』

ほむら「まだ……ここで倒れるわけにはいかないの……」

クラフト『無論だ……お前はまだ、立ち上がれる』

ドシャアアア!!


キリカ「イテテ…」

さやか「織莉子さん!キリカさん!」

織莉子「弱ったわね……こう無限に出てこられるなんて……」

カミテ「アハッ!」

シモテ「キャハッ!」

ソデ「キヒッ!」

ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!―


ゴオオオオオ……!!


ほむら「まとめて吹き飛ばすつもり…!?」

ゼロ「チッ…!」



ドォォオオン!!



ワルプルギスの夜―……!!!?―

ほむら「ワルプルギスの夜が……!」

さやか「ぶっ飛んだ…!?」

織莉子「あそこに誰かいるわ…」

?「……フン」シュゥゥゥ

さやか「アレって……もしかしてレプリロイド……?」

カミテ「アハッ!」

シモテ「キャハッ!」

ソデ「キヒッ!」

ババッ!

キリカ「そこの人!危ない!」


ズバアア!!


さやか「か、片手で倒した…!?」

?「この程度の奴らに苦戦するのか。情けない」

ゼロ「お前は……一体……」





フォルテ「フォルテ。貴様の……そうだな、兄貴とでも言っておこう」

ハチャメチャは続く

そんなハチャメチャが大好きです
オールスターとか胸熱過ぎるよおおぉぉぉ!

数週間前 


ハルピュイア『ぐうっ!!』

ワルプルギスの夜―アッハッハッハッハッハ!!―

ファントム『なんと……異界の魔物の力がこれ程のとは……』

ファーブニル『くそったれ!オメガより厄介じゃねーか!!』

レヴィアタン『でもやっぱり……こんなの相手じゃ燃えないわ……』

ハルピュイア『無駄口を叩く暇があったら戦え…! エックスさま亡き今、我々が人間を守らなければならないのだ』

杏子「……もうよせ。アンタらに勝ち目は無いよ」

ファーブニル『っけ! 元々勝つ勝たないがわかって戦った事なんかねーんだよ』

杏子「……なんでゼロを呼ばない。お前らと力を合わせれば止めるくらいは出来ただろうに」

ファントム『愚問。我らは彼奴と同じ志で戦う者だが、彼奴の手下にあらず』

レヴィアタン『ていうか、お手繋いで仲良くする気なんてないもの』

杏子「……」

ハルピュイア『いつまでもアイツに頼るような腑抜けに成り下がるつもりはない』

杏子「強情だな………ナイトメアホース」

ナイトメアホース「gbdsphjsnphkpsn!!!」

ハルピュイア『おおおお!!!』


ドォオオオオン!!


杏子「……」


ザッ……ザッ……



ファーブニル『おーい……生きてっかオメーら……』

レヴィアタン『アンタこそ今にも死にそうな声ね……』

ファントム『不覚……主を守ることも出来ず、主の志をも貫けぬとは……』

ハルピュイア『また……全てゼロに背負わせるのか……オレたちは……エックスさまの意志すら守れないのか……』

―そんなことないよ―

ハルピュイア『誰だ……?』

―あなた達は十分に戦ったわ―

レヴィアタン『この声……』

―あとは俺達に任せろ―

ファントム『聞き覚えは無い……だが』

―人間を守るくらい、俺達で十分だ―

ファーブニル『懐かしい声だな……』


ピカッ


ロックマン「……お休み。エックスの子たち」

ブルース「佐倉杏子。見たところバイルの呪縛は既に解かれてるように見えるが、なぜ戦う」

杏子「アタシ自身の戦いだからだ」

ブルース「恩人を殺すことがか。やめておけ。そうなれば心が耐えきれなくなるぞ」

杏子「心なんかとっくに壊れてんだよ」

ブルース「それは魔法少女が魔女になることを知った時からか?」

マミ「――!?」

まどか「マミさん!!」

ブルース「来たか、ロックマン」

ロックマン「ブルース。そっちはどうだい」

ロール「あんまり宜しくない雰囲気みたいね」

杏子「関係ねぇ奴がガチャガチャと……!」

クロワール『ゆま!大丈夫!?』

ゆま「うん……平気」

マミ「魔法少女が……魔女になる……」

まどか「マミさん……」

杏子「……チッ」

ダンッ!

杏子「これでわかったかマミ!アタシたちはもう戦って死ぬか化け物になって殺されるしか道は残ってないんだ!」

マミ「……!」

杏子「けどアタシはゴメンだ!化け物になって誰かに喰われるくらいならそいつを喰ってやる!」

ブルース「だから実力のある巴マミを最初に潰そうと?」

杏子「そうさ!魔女になってもアタシより弱い奴がいれば問題ないからな!」

マミ「あ……ああ……」

ジワッ

まどか「ダメ!マミさんしっかりして!」

杏子「ははは!いいぜ!そのまま魔女になったらアタシが喰って」

ゆま「キョーコ。嘘ついてる」

杏子「なに……?」

ゆま「ホントはそんなこと考えてない。マミおねえちゃんに魔女になってほしくないって思ってるよね」

まどか「ゆまちゃん……」

ゆま「覚えてる? お家でご飯食べたの。おにいちゃんが作って、キョーコとゆまが食べて。マミおねえちゃんが笑って」

杏子「それがなんだってんだよ」

ゆま「あの時のキョーコ、すごく笑ってた」

マミ「……」

ゆま「でも今のキョーコは違う。すごい苦しい眼で戦ってる。笑ってる」

ゆま「ゆま知ってるよ。その眼をしてる時ね……ホントは死にたいって思ってる」

杏子「……!?」

ゆま「キョーコ、マミおねえちゃんに殺されたいって思ってる。だから悪いこと沢山して、みんなに嫌われようって」

杏子「うるせぇ!!わけわかんねーこと言ってんじゃねぇよ!!」

ゆま「だって同じだもん!!!」

杏子「……!」

ゆま「ゆまも苦しかった!怖かった!死にたかった! でも……キョーコが助けてくれた」

杏子「たす…けた……」

ゆま「あの時キョーコが助けくれなかったらゆまきっと死んでた……だから!!」

ぎゅっ!!

ゆま「今度はゆまが助ける!キョーコを死なせない!殺させない! お家に帰ってみんなでご飯食べるの!!」

マミ「………」

スクッ

まどか「マミさん…!」

マミ「大丈夫。もう、大丈夫だから」

杏子「マミ……」

マミ「ホント、世話が焼ける後輩ね」

ブルース「手伝おうか、お嬢さん?」

マミ「結構よ。手のかかる子ほど可愛いもの」

ロール「よくわかるわ」

ロックマン「ブルース。ロールちゃん。まどかを連れて先にいってて。僕はこの戦いを見届ける」

ロール「オッケーロック。行きましょう」

まどか「マミさん……」

マミ「大丈夫。すぐに行くわ」

まどか「……」コクリ

ブルース「任せたぞ」

ロックマン「そっちもね」

ダッダッダ……

マミ「ロックさんだったかしら。出来れば手を出さないでほしいの」

ロックマン「勿論そのつもりだよ」

マミ「それとゆまちゃんをお願いしていいかしら。もうフラフラで戦えないわ」

ゆま「大丈夫、戦えるよ」

マミ「必ず勝つから、少し休んでて。ね?」

杏子「やっと本気ってか」

マミ「ええ、本気でいくわ。ただし、あなたを助ける為にね」

杏子「まだそんなこと…!」

マミ「ぐるぐるに縛ってでも連れて帰るわ。そして……またみんなでご飯食べましょう」

杏子「……ふざけんなぁあああああ!!」

マミ「ふざけてなんか……ないわ!!」

次回の戦いはBGMをXvsZEROでお送りします(嘘)


遂にロックマンたちが登場か…。
エックスを知ってるてことはもうエックスやゼロは作られてる可能性が高そうだな。

乙!
オールスターとか盛り上がってキタキタキタ━━━(゚∀゚三゚∀゚)━━━!!!
ワールド2でタイムマシン作ってたから可能っちゃ可能なんだね

このロック達は原作の丸っこいデザインよりvsCAPCOMとかの格ゲーデザインなイメージ


豪華すぎるぞこのメンツ!
アクセルも来てくれたら完璧だな

>>390
確かここの小説の世界はX6までいってそしてゼロシリーズに繋がる設定だったはずだからパラレルワールドから呼ぶことになるだろうな。パラレルワールド(X8へと行く話)のエックスたちが来ることを祈る。



こんなクールでスタイリッシュなの初代フォルテじゃねーだろ
ボロマント着たエグゼフォルテの方だろ



>>392
初登場の7は大体こんな感じだった
少なくとも、負傷した素振りをしてロックマンに助けられる演技をするだけの精神的な余裕があった

7で敗北を経験してからは、8やロクフォルでやや好戦的になって、
キャラ付けを濃くした有賀版でキレ気味キャラが加速した感じ

ドォォオオオン!!


ワルプルギスの夜―アハッ………アーッハッハ!!―

フォルテ「チッ、無駄に頑丈な奴だ……オイ!ぼさっとしてないで貴様らも戦え!特に魔法少女とやらはそれが使命だろ!」

さやか「そ、そんなの言われなくたって」

カミテ「アハッ!」

シモテ「キャハッ!」

ソデ「キヒッ!」

さやか「こいつらまだ…!」

―チェーンロッド!!―

ギュルルルルッ!

ゼロ「はぁ!!」


ザンッ!


フォルテ「やるな」

ゼロ「お前もな」

ワルプルギスの夜―アーッハッハッハ!!―

フォルテ「うるさいぞデカ物。その癪に障る笑い声、いますぐ黙らせてやる!!」

ゼロ「斬る…!」

キリカ「なんとも頼もし
い面子だよ」

さやか「アタシたちだって…!」

――ピキッ

織莉子「!!!?」バッ!

キリカ「織莉子?」

織莉子「……ラグナロクが……墜ちる……!?」



宇宙ステーション


ビー! ビー!


ワイリー「何事だ!?」

研究員「ラグナロクが突如動き出しました!このままだと地球に墜ちます!」

ライト「まずいぞワイリー!このままだと見滝原に墜落する!」

ワイリー「遠隔操作で止められないのか!?」

研究員「ダメです!こちらからのアクセスは全て遮断されます!」

―ムダ……ジャ……モウ……トメラレン……コレガ……アクムノ………ハジマリジャ……クーックックック……―

マミ「あああああああああ!!!」

杏子「あああああああああ!!!」


ガガガガガガ!ギィン!


杏子「ぐっぅ……!?」ガクン!

マミ「終わりよ」

杏子「うるっせぇ!!」

ジャララララ!!

マミ「もうどこにも行かせない!!」

シュルルル!!

杏子(アタシの鎖をリボンで絡み取った…!?)

マミ「もう一人にさせない!!」

ゆま「マミおねえちゃん!!」

ロックマン「……」

杏子「……ぁぁあああああああああああああ!!!」

マミ「もう……!」


ダッ!


マミ「貴女を放っておかない!!」


―黄金の美脚!!―


ドスンッ!!


杏子「かっ……!!」ドサッ!

マミ「勝負あり、ね」

杏子「けほっ…!  な、なんつー蹴りだよ……」

キュッ

杏子「……なんで縛るんだよ」

マミ「逃げないようによ。あ、無理に解こうとしても無駄よ。魔法も使えないようにしたから」

杏子「もうそんな力ねぇよ……」

マミ「……貴女がなんでこんなことしたのか、まだわからないわ……だから、全部終わった後に嫌でも話してもらうから。覚悟しててね」

杏子「……」

マミ「しっかり見ててね」

ゆま「うん」

マミ「行きましょう、ロックさん」

ロックマン「うん」

杏子「……」

ゆま「今治すね」

杏子「………ごめん、マミさん」

ゆま「え……?」

杏子(アタシは……どこまで自分勝手なんだろうな……)

ワルプルギスの夜―アッハ……ハッハ……―


フォルテ「くたばれ!!」

ゼロ「トドメだ!!」


―フォルテバスター!!―

―真・滅閃光!!―


ドドドドドドドドドォォォオン!!


フォルテ「やっとくたばったか」

ガクンッ!!

ゼロ「ッ……はぁ……はぁ……」

フォルテ「パワーが落ちたな。エネルギー切れか」

ゼロ「これくらい……何てことない……」

フォルテ「説得力がないな。 だが、ジジイの造ったボディを抜きにしてここまで戦えたのは褒めてやる」

ゼロ「ジジイ……?」

さやか「ゼロ!!大変なの!!」

ゼロ「どうした」

織莉子「ラグナロクが……地上に墜ちるわ……」

ゼロ「!!」

フォルテ「チッ……もうか」

エルピス『フォルテ。貴方は知っていたようですね』

フォルテ「そんなことはどうでもいい」

さやか「どうでもよくないわよ!あんなのが落ちてきたら街が消し飛んじゃうんだよ!」

フォルテ「喚くな女」

ロール「もう、女の子と喧嘩なんてしちゃダメよ」

キリカ「うわっ、増えた!?」

ブルース「どうやら間に合ったようだな」

まどか「みんな!」

さやか「まどか!?どうしてここに」

ロックマン「彼女の力が必要なんだ」

ゼロ「エックス……!?」

マミ「ワルプルギスの夜はどうなったの?」

エルピス『ゼロくんと、そこにいるゼロくんのお兄さんが倒しました』

マミ「ゼロさんにもお兄さんが?」

ゼロ「お前たちは……一体」

ロックマン「初めまして……っていうのはおかしいかな。僕たちはあの時『本来のキミ』と会っているから」

ゼロ「……?」

フォルテ「何をもたもたしている。さっさと準備しないとラグナロクが墜ちるぞ」

ロックマン「そうだね。ロールちゃん、お願い」

ここまで。お待ちかねのジジイだよ!!



もし地上から破壊するならファイナルストライクでも使わないと無理だろうな

乙乙

D-Artsアルティメットアーマー届いたけど続きマダー?

ギュルルルルルルル

クラフト「ほむら、これは………」

ほむら「わからない……今までこんなこと……盾の時計が狂うなんて無かったわ」

ギュルルルルルルル

ほむら「どうなってるの……やっと……やっとアイツを倒せたのに……」

ザッ

ゼロ「ここにいたか」

ほむら「ゼロ……」

ゼロ「時間がない。ついてこい」

ほむら「時間…?」

ゼロ「ラグナロクが地上に墜落する。このままだと見滝原が消滅するだろう」

ほむら「!?」

クラフト『あの時と同じということか……』

ゼロ「ああ。だがどうやら地上から迎撃する術があるようだ」

ほむら「どうやって……?」

ゼロ「とにかく付いて来い。お前の力が必要だ」

ほむら「………?」




ロール「墜落まであと30分」

さやか「って、なに呑気にパソコンなんかいじってるのよ!」

フォルテ「少しは黙ってられないのか貴様は」

さやか「ムカッ! あんたこそなにスかしてんのよこのコウモリ頭!」

フォルテ「コウ……! 貴様、よほど死にたいらしいな!!」

さやか「やってやろうじゃない!いくよエルピス!」

エルピス『お断りします』

ロール「ああもう!二人ともうるさい!!」

ブルース「ロックマン。そっちはどうだ」

ロックマン「うん、時空の同調が上手くいってる。これなら上手くいきそうだよ」

まどか「あの……ロックさん。私はなにをすれば」

ロックマン「今からあるモノをこの時間に呼び出す。キミはマザーエルフを通してそれにエネルギーを送ってほしいんだ」

まどか「送るって……どうやれば」

ロックマン「強く思うんだ。みんなを助けたいって」

ザッ

ゼロ「待たせた」

さやか「やっと来た!」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「まどか!?どうしてこんな所に」

ブルース「悪いが時間がない。急いで事を進めないと間に合わなくなるぞ」

ロックマン「ほむら。今は何も聞かずに僕たちに協力して。大丈夫。きっと上手くいく」

ほむら「………わかったわ。今更どうこう言ってもしょうがないものね」

ロックマン「ありがとう」

ロール「じゃあまどかと一緒にこっちに来て。あ、クラフトは一旦ほむらから離れて」

クラフト『了解した』

ロール「二人とも準備はいいわね? それじゃ、始めるわよ」

キィィィィィィン!!!

ロール「時空干渉レベル最大値。時間座標:2XXX年」

ギュルルルルルルル

ほむら(これは……私の魔法を使っているの……?)

ロール「転送開始」

ジジジジジジジジジジジッ!!!!


ゼロ「物質転送……何を持ってくる気だ」

ブルース「旧時代の遺産。もっとも、この時代では最先端の兵器になるものだがな」

ズドォォォォォン!!!

さやか「うわ!?」

エルピス『これは………』

フォルテ「対インキュベーター迎撃兵器」

ロックマン「ギガ粒子砲 エグニマ」

ゼロ「エグニマ……」

ロックマン「まどか。あとは君の想いだけだ」

まどか「お願い……私にみんなを守らせて」


キィィィィィィン

短いけどここまで。パソコン止まってるから携帯じゃやりずらい……


エニグマktkr!はっしゃ!!!

でも"エグニマ"になってるよ

はっしゃ! はっしゃ! はっしゃ!

ジジイに出番があるならエネミーインフェルノネオの出番もありますか?

つ オリハルコン
つ 水素
つ レーザー光学装置
つ エネルギーカートリッジ

キリカ「もの凄いものが出たね」

織莉子「エニグマ……未来の兵器」

マミ「アレでラグナロクを破壊するのね」

キリカ「何にせよ、私たちは出来ることはもうないってことだ。 ところでマミ。家出娘はどこにいるのさ」

マミ「この先よ。一応拘束してるから、手荒な真似はしないでね」

キリカ「色々と貸しがあるから拳骨ぐらいは」

マミ「ダメよ」

キリカ「ちぇ」

織莉子「だけど佐倉杏子の今までの行動は許されるものではないわ」

マミ「………」

織莉子「貴女は、彼女を許せるの?」

マミ「………許せないわ」

キリカ「…………」

マミ「だから、納得いくまで理由を聞いて、ちゃんとみんなにごめんなさいさせるまで、泣いたって許してげないんだから」

キリカ「マミは後輩に甘いね」

織莉子「甘党のキリカには丁度いいわね」

キリカ「ちょっと甘すぎるかな」

マミ「からかわないで。 あそこよ」

スタッ

ゆま「お姉ちゃんたち」

マミ「お待たせ」

杏子「………」

マミ「場所を変えるわ。貴女は私が運ぶから、暴れないでね」

杏子「何しようってんだ、あんなもん持ってきて」

織莉子「ラグナロクを破壊するのよ。大気圏突入の摩擦とあの兵器の砲撃で跡形もなくなる筈よ」

杏子「ラグナロクを破壊……? なんで今更そんなこと」

キリカ「おいおい、あんなの墜ちてきたら見滝原が消し飛んじゃうんだから当たり前だろ」

杏子「墜ちるって……ラグナロクがか!?」

キリカ「ちょっと、ふざけるのもいい加減にしなよ。私たちの注意を逸らす為にわざわざワルプルギスの夜まで連れてきたんだろ?」

杏子「ふざけてんのはどっちだ! アタシはラグナロクが墜ちることなんか知らないし、第一、ワルプルギスの夜なんか連れてきた覚えも無い!!」

キリカ「何言ってんだ!あの時まどかの家で自分が連れてきたって言ってたじゃないか!」

マミ「二人とも落ち着いて。話は移動してから」

杏子「アタシはずっとこの街に」

ピシッ

杏子「あれ……?」

織莉子「!」

マミ「佐倉さん?」

杏子「アタシは……ずっとマミを捜して……そしたらいつの間にかナイトメアの力が無くなって……あれ……?」

織莉子「巴さん!!その子から離れて!!」



杏子「  クヒャ  」




マミ「!」

杏子「頂くぞ、貴様のソウルジェム……!」

ズルッ…!

キリカ「ナイトメア!?」

ズズ……ッ!!

マミ「ああぁあぁぁぁああぁああああァァアアアァアアァァァァアアアアア!!!!!」

ゆま「おねえちゃん!!」

織莉子「オラクル…!」

マミ(?)「動くな」

織莉子「!!」

杏子「うっ……」ドサッ

マミ(?)「ご苦労だ杏子。おかげで事の全てが上手くいったよ」

織莉子「自らをナイトメア化させて、佐倉杏子の中に憑りついてたのね……」

マミ(?)「クックック……」

織莉子「ドクターバイル……!!」

マミ(バイル)「クーックック。ご名答。見事な推理だよ。 だが、気付くのが遅過ぎたな」

織莉子(迂闊だった…可能性を考えるべきだった……佐倉杏子の矛盾した行動が、本人の意図してないものだということを想定すれば充分にわかることだったのに……!)

キリカ「悪趣味な爺さんだね……マミの身体を人質に、ラグナロクを壊させない気かい」

マミ(バイル)「いや、是非ともラグナロクは壊してもらう」

キリカ「え?」

マミ(バイル)「だがその前に、貴様の持っているアレを渡してもらおうか」

織莉子「なんの事かしら……」

マミ(バイル)「クックック……手間を取らせるな。わかっているだろう、ワルプルギスの夜のグリーフシードだ。拒否すれば杏子のソウルジェムを砕く」

織莉子「くっ……!」

杏子「ジジイ……マミから離れろ……!」

マミ(バイル)「安心しろ杏子。巴マミの魂はお前の望んだ通り、魔女になる前にワシがちゃーんと殺しておいてやる」

杏子「テメェ!!」

ヒュン

マミ(バイル)「クックッ、物わかりが良くて助かるぞ」パシッ

キリカ「織莉子…!?」

織莉子「そっちの指示に従ったわ。早く佐倉杏子から離れなさい」

マミ(バイル)「ああ。だがその前に―」

ドンッ!

織莉子「かはっ…!?」

キリカ「織莉子!!」

マミ(バイル)「貴様らには少しの間動けなくなっててもらうぞ」

キリカ「お前ぇぇぇぇぇぇええええええ!!!」ジャキン!!!


ギィン!


キリカ「!?」

マミ(バイル)「ぬるい」ピキピキッ……!

―デスピアス!―

ザシュン!!

キリカ「がっ…!」

ゆま「あ…ああ……」

マミ(バイル)「クックック、素晴らしい。杏子と魔女を使って開発した新たなシステムも完璧に機能している」

キリカ(マミの身体が変わっていく……!? まさか、ほむらやさやかと同じで、バイルとフュージョンしたっていうのか……!?)

マミ(バイル)「安心しろ。殺しはしない。ただし、死よりも辛い絶望を味わってもらうがな………クーックック……クヒャーハッハッハッハ!!!」


……ギリッ


杏子「マミ……マミィィィイイイイ!!!」

マミ「……あれ? ここって……家……?」

ガチャ

マミ「! お父さん、お母さん……!?」

さやか「あ、マミさん!おかえりなさい!」

まどか「おじゃましてます」

マミ「美樹さん、鹿目さん」

キリカ「おっそーい。主役が遅刻だなんて許されないよ」

織莉子「キリカ。お邪魔してるのに失礼よ」

マミ「呉さんに美国さんまで……」

ほむら「ほら。早く入って。今日は貴女の為のパーティーなんだから」

マミ「暁美さん、パーティーって」

ゆま「お姉ちゃん来た!」

杏子「よう」

マミ「ゆまちゃん……佐倉……さん……」

杏子「なにボケっとしてんだよ。ほら、座れよ」

マミ(何がどうなってるの…? 確か私は……)

さやか「ほら、マミさんも食べて食べて」

キリカ「紅茶もあるよ」モチャモチャ

織莉子「キリカ!それは巴さんのケーキよ!」

ほむら「まどか。これを」

まどか「うん。はい、マミさんのケーキ」

ゆま「これキョーコとゆまが選んだんだよ」

杏子「お金はマミの親が殆ど出したけどさ……アタシも、ちょっとは払ったんだぞ……」

マミ「みんな……」

杏子「? なんだよ、食べないのか?」

マミ「ううん……いただきます!」





ソウジャ ソコニイロ ソノママシアワセノナカデクラシテイケ ツライゲンジツガ モウスグナクナルマデナ クーックックック……!!

ここまで。指摘されるまでエニグマをずっとエグニマだと思ってた。 はっしゃ!はっしゃ!はっしゃ!



ここが巴マミのアンダーワールドか…

続きまだー?

映画始まったけどマダー?

ズルッ……ズルッ……


キリカ「織莉……子……」

織莉子「キ、リカ……」

キリカ「待って……て……今、傷を治してあげるから……」

ゆま「うっ……」

織莉子(最悪の……状況だわ……ゆまさんも再起不能までやられてしまった……もう、打つ手は無いの……)

杏子「マ……ミ……!」

ぐぐっ……! パタッ

杏子「っ……動けよ、アタシ……! 良いように利用されたんだぞ……悔しくてしょうがねぇんだろ……!」

織莉子(佐倉……杏子……)

キリカ「なんでお前が悔しがるんだよ……お前のせいで……みんなお前のせいなんだぞ!」

杏子「んなこと……わかってんだよ……!」

織莉子「……なぜ、バイルの側に付いたの」

杏子「……」

織莉子「巴マミを殺す為……だけでは無さそうね」

杏子「今、そんなこと話して……どうなる……」

織莉子「どうにもならないわ。ただ、気になっただけよ……」

杏子「…………魔法少女は魔女になる。希望を願った分、絶望を振りまく」

キリカ「……?」

織莉子「……」

杏子「それを知った時さ、なんでかわかんないけど……マミのこと思い出してた」

織莉子「……あなたまさか……巴マミを殺そうと思ったのは……彼女が魔女になって人を殺すのを防ぐ為……?」

杏子「……そうさ。昔と同じ、身勝手で独りよがりな想いさ」

マミ『佐倉さん』

杏子「アイツはアタシに昔と変わらない優しさで接してくるバカだ……そんなバカが……誰かを呪い殺すなんて嫌だろうからな……」

マミ『佐倉さんが一緒に戦ってくれてとても嬉しいわ』

杏子「違う……アタシが殺させたくなかった」

マミ『ごめんね……一人で辛かったでしょ……』

杏子「はは……どっちがバカなんだよ……」

マミ『貴女だけでも、生きていてよかった』

杏子「アタシは……あの人を守りたかったんだ……」

――パァアア

杏子「!!」

ゆま「やっと……本当のこと言ってくれたね……キョーコ」

織莉子「ゆまさん…!」

杏子「バカ野郎!なんで自分を治さない!」

ゆま「だって……ゆまじゃマミおねえちゃん助けられないもん……」

杏子「!」

ゆま「キョーコ、行って……マミおねえちゃん、助けてあげて……」

杏子「……」

織莉子「行きなさい、佐倉杏子。貴女には、その義務があるわ」

キリカ「ゆまなら私らが見とくから」

杏子「お前ら……」

ギユッ

杏子「マミ……!」



ザッ!


―――――



ロール「エネルギー充填100%!!」

ロックマン「エニグマ……発射!!」


ドシュウウウウウウン!!


ゼロ「ッ……!」

まどか「きゃあ!」

さやか「うわわっ」

フォルテ「チッ、ボケっと立つな」ガシッ

さやか「あ、ありがと」

エルピス『何と凄まじい火力……』

ブルース「ラグナロクはどうなった」

ロール「直撃したわ。数分後には大気圏との摩擦で消えるでしょうね………」

ブルース「いよいよだな」

ほむら「いよいよ……?」

ロックマン「ロールちゃん。みんなを安全な所に」

さやか「ちょ、ちょっと待ってよ。まだなにかあるっていうの」

フォルテ「黙って離れてろ。すぐにわかる」


「まさか、エニグマを呼び出したのは貴様らだったとはな」

まどか「マミさん…!?」

ロックマン「いや違う。あれは」

ゼロ「その姿……! 貴様、まさかバイルか!?」

マミ(バイル)「クックック。よくわかったなゼロ」

さやか「エルピス、アレって……」

エルピス『ええ、フュージョンです。それも私たちよりも高度な技術を使った』

マミ(バイル)「クックック!」

ゼロ「貴様……!」

フォルテ「待ってたぜこの時を……! このクソ人間が!!」

ロックマン「待ってフォルテ! 彼女からバイルを引き剥がさないと」

フォルテ「動けなくしてから引き剥がせばいい! 来い、ゴスペル!!」

ピキッ! パリィン!

ゴスペル「ウオオオオオン!!」

ほむら(時空の壁から出てきた…!?)

マミ(バイル)「成程。なぜ貴様らがここにいるかと思ったが……そうか、『別の時間の未来』から来たのか」

フォルテ「うおおおおおおおおおおお!!!」

バリバリバリ!! ガギィン!!

SPフォルテ「御託はいい。俺の力を見せてやる!!」

マミ(バイル)「やってみろ! オールドロボット風情が!」

まどか「マミさん!」

ブルース「下がっていろ!巻き込まれたら無事では済まないぞ!」

ロックマン「ロールちゃん、ラッシュを呼んで! フォルテが彼女を傷つける前に僕が何とかする!」

ロール「お願いロック!」カタカタ

パリィン!!

ロックマン「行くよラッシュ!」

ラッシュ「ワォォン!!」

ガギィン!!

SPロックマン「みんなは離れて!」

ゼロ「マミ……!」

ヒュン!

ゼロ「!」パシッ

ブルース「そいつを使え。エネルギーが満タンまで回復するはずだ」

ゼロ「……礼を言う」

ロール「さあ。皆はここから離れて」

さやか「ねぇ、ちょっと待って!マミさんがあんな状態って事は織莉子さんたちはどうなったの!?」

ほむら「……最悪の事態を考えた方が良さそうね」

まどか「そんな……」

杏子「安心しな。一応は生きてる」

さやか「佐倉杏子…!」

杏子「アンタ、確か治癒魔法使えたよな」

さやか「だったらなによ…!」チャキッ!

杏子「この先の大橋にゆま達がいる。生きてはいるが傷だらけだ。助けてやってくれ」」

さやか「え…?」

まどか「杏子ちゃん……?」

杏子「頼んだよ」



ドドドドドドッ!!



マミ(バイル)「クックック!やるな!」

SPフォルテ「チイッ!ちょこまかと動くな!」

SPロックマン「ダメだフォルテ!そんな攻撃だと彼女が傷付く!」

SPフォルテ「うるさい!そんなこと気にしている場合か!」


―メテオイリュージョン!―


SPロックマン「!」

SPフォルテ「チッ!」

マミ(バイル)「バカめ、隙だらけだ!」

ブォン!!

ゼロ「はぁ!!」

―デスプリズム!!―

バチィン!!

ゼロ「くっ……!」

マミ(バイル)「どうしたゼロ!なぜ力を出さん!? この女の身体を気付付けるのが怖いのか!?」


ジャララララ!!


ゼロ「!」

ギィン!

杏子「借りを返しに来たよ、ジジイ」

マミ(バイル)「貴様……大人しく寝ていれば良かったものを」

杏子「そっちこそあの世で大人しくしとけば良かったんじゃない?」

マミ(バイル)「減らず口を……」

杏子「アンタは減ってくれ。これ以上マミの身体で喋られるのは……我慢できねぇ!!」

ガギィン!!

マミ(バイル)「クッ…!」

ザッ

杏子「なに腑抜けてんのさ」

ゼロ「杏子……!?」

杏子「バイルはナイトメアの状態でマミのソウルジェムに憑りついてる。あっちの奴らがどうやるかは知らないけど、無理に引き剥がせばマミが死んじまう」

ゼロ「マミを、助けるつもりなのか…?」

杏子「敵だったアタシが信じられないって顔だね」

ゼロ「……」

杏子「当然だよな。でも、アタシは本当にマミを助けたいんだ。 だから頼む。ゼロ、アタシに協力してくれ」

ゼロ「……どうやってマミからバイルを引き剥がす」

杏子「コイツを使うのさ」


――-―――


さやか「どうなってるの…? なんでアイツがバイルと戦って……」

まどか「さやかちゃん。杏子ちゃんの話が本当なら織莉子さん達が」

ブルース「迂闊に信じるのもどうかと思うがな」

ロール「ブルース。余計なこと言わないの」

クラフト『だが、その可能性は否定できない』

クロワール『みんなー!』

まどか「クロワール!」

さやか「アンタ、マミさん達の後を追ったんじゃ」

クロワール『大変なの!マミの身体にバイルが憑りついて、織莉子たちがやられて……ってなんで杏子が戦ってるの!?』

ほむら「どうやら、本当の事みたいね」

エルピス『行きましょうさやかさん』

さやか「う、うん。確か大橋だったよね」


――ドクン


まどか「……ッ!!?」

ほむら「まどか、どうしたの?」

まどか「わかんない……でも、今何か……」

マザーエルフ『………!』

まどか「マザーエルフが……怯えてる……」

ロール(やっぱり、か)

ブルース(急げロックマン、フォルテ。 奴が来るぞ)

年内には終わらせたいなぁ……


俺、D-artsブラックゼロが届いたら、
アルティメットアーマーと並べるんだ…。


ブルースに貰ったのはL缶かな

まだいける

一気読みした
続き待ってる

諦めない!

なんという俺得

しえンするヨ・・・ギギギ・・・

なんという俺得

がんバってネ・・・ギギギ

ミスった

ネタ仕込んだりするからこのザマだよ!

エックスとマミさんって似ている気がするな
繊細で精神的に強い面と弱い面が同居していて、限界を超えると暴走する所とか
岩本XでもX2を除けば全て鬼(イレギュラー)になってるし

>>434-436
ドンマイ

はひ ぁクリメ し//// ,,//ー、

っ ぃ│リぃぇ //// _r''´  :;:;:;l ̄/ ̄`ー、  _
は││っぃぇ (/// /  ;:;:;:;:∠∠_,     Y´  `ヽ
ぁ.││スぃぇ //// >_. ニ-´/⌒ヽ ヽヽ、 /´ ̄ ̄`ヽ}

│ふスマぃ∫ |/  ヘ <_;:Y。y;:;ヽ゚_ソ;:;ゝゝ  i _-ー―-、}
│っ ぅ ぁ ∫ |/ / ', / ン´ `>┐r'/    ゝ-ー- ノ
│は !! ぁ   N /  ',/ /⌒ 7  ヒl | |    │l l│

っっ       \ /   .ハ |   |   _Y    r´ ̄ ̄`ヽ
―――――`⌒/    ハイ|    |  //     i ´ ̄ ̄ ̄`i
/////  /     ハ小    |、//     iー――-、ノ
///// ./_r-,-―'ハノ`丶┐Yレ_,-ー´ >-――←、

//// / ̄     -´ ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ヽ

>>439
不覚にもワロタ

明日で2ヶ月か…

何度でもなんどでもな・ん・ど・で・も!待ってるからな

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