エド「俺たちが助けるんだ!! そうだろ!?」 上条「・・・おう!!」(381)

初ssです。

タイトルの通りとある&ハガレンのクロス作品となっております。書き溜めは殆どありませんが最初の導入部はできてますんで投下します。読んで頂けるとありがたいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370101408

「対象、心拍数は安定しています。オペ開始は何時でも可能ですが、どうされますか?」

「予定通り、3分後にだ。少し黙っていてくれないか?」

「いやしかし! いつ対象の意識が戻るかわかりません。すぐにでも始めたほうが・・・」

「そのためにも黙っておけと言っている。分かったら準備でもしておきなさい。」


エドワード・エルリック。
"元"通称「鋼の錬金術師」 彼とその弟アルフォンスによる、身体を取り戻すための旅はエドワードの真理の扉を代償に幕を閉じた。
よって、彼らは錬金術のその先の可能性を探るための旅に、兄は西に、弟は東の大国シンに旅立っていた。

「・・・よし、時間だ。オペを開始しよう。」

そして、現在エドワード・エルリックは


手術台の上に居た。


「???は?」


その一言と共に彼は目を覚ました。
ただし、その声自体は口を塞がれており、二人には聞こえなかったのだが。
それでも、エドワードの意識の覚醒は医師達を混乱させるのに十二分であった。

「先生! 彼が目を!!」

「・・・対象に全身麻酔を。そののちオペを再開する。」

(おい! なんだこれは。起きたら手足を拘束されていて、且つ口も封じられてるし、てかこいつら今、
"オペ"って言ったよな。てことは俺、いまから手術うけんのか?わけわかんなぇ。)

エドワードの混乱をよそに、着実に全身麻酔の準備は進んで行く。

「おい、どういうことだこれ!?
説明しろ!!」

そう必死に叫ぼうとするが、口を塞がれている彼は何もできずにいた。
そんな彼の様子に、一人の医師が気付いた。

「君も大人しくしていてくれよ。後少しで始まるからね。まあ安心したまえ。」

「ただ少しだけ、"脳"をいじらせてもらうだけだから。」

「は!? ちょっと待・・・」

言い切る前にエドワードの意識は途切れた。

「さあ始めようか。」

医師のこの一言を最後に、手術室から人の声が消えた。



ここは学園都市。エドワードの国、アメストリスとは違う、他国の2,30年先を行く、"科学"の街である。

ここまでです。

あと、>>1で書いているように初なので、分からないことが多々あります。気付いた点があれば指摘してもらえるとありがたいです。

2、30年ってレベルじゃなくね?
エドの国基準とするなら

>>5少なくとも100年は行ってるなww
それよりもこのスレ期待

>>5
そうですね。アメストリス基準だとそうなります。そこについてもおいおい書いていこうと思ってます。

>>6
ありがとうございます!!

期待に沿えるような作品にしていくつもりです。

期待

背伸びた?

ここの>>1の投稿ペースってどれぐらいかな?まぁいつまでも待ってるけど

今から行きます。

気付いたら見覚えの無い場所に居た。
ここはどこだ?そんな一言を出すのも億劫な気分だ。
頭が痛い、視界がハッキリしないし身体に力が入らない。
・・・周りがうるさい、人に囲まれているみたいだ。

「おいおい行き倒れかよ???」

そんな声も聞こえた。
まあ仕方ねぇか、なんせ本当に倒れてるんだからな。
・・・めんどくせぇけど事情は伏せて取り敢えずここから離れるとしますかね。

「しかし珍しいよなぁ。」

なんの話だ??
確かに行き倒れは珍しいけど。

「ああ、一度に二人も行き倒れてるなんてな。」


・・・は!?


確かにいる、てか、なんでこいつ・・・


黒焦げてゴミ捨て場に頭から突っ込んでるんだ!?


そうだ。エドワードは気付いていなかったのだ。
道端で自分以外にもう一人、横たわっている奇特な存在に。

「?ぅ~・・・、すみません美琴さん。上条さんは現にこうしてローリング土下座を・・・。」

ご紹介しよう。この奇怪(?)な少年こそ、エドワードの運命を大きく左右することになる者、上条当麻17歳である。

「やばいやばいやばいやばい」

ただでさえ行き倒れてってことで人目集めまくってるのに、二人となると確実に軍だとか警察とかにしょっ引かれる。
・・・、よし。

逃げよう。

「おい!! 起きろお前!! 」

「ん~・・・あれ? あんた誰?」

「・・・いいから来い!! 」

「はぁ!?」

それを掛け声としてエドワードは上条当麻と共に(というか無理矢理連れて)走りだした。

(取り敢えず人目につかないところに・・・、てかここどこだよ。アメストリスなのか? いや、シンか? どっちにしろ 、こいつに聞くしかないか・・・)


「おい! どういうことだよ!? 説明しろよ!? 」

「あ~、うっさい!! 少し黙ってろ! 」

「いやなんで上条さんはあんたに引きずり回されてんだよ!! 自分で走れますよ人間なんだから。」

「あ? それもそうだな。」

同時にエドワードは掴んでいた手を離した。
まあ当然、急に離されてバランスを崩した上条は・・・。

「痛い!? そんな急に手を離したらこけるに決まってるだろ!! 」

「あ~本当にうるさいな。取り敢えず逃げてんだよ。どっか都合良い場所しらねぇか? 」

「そもそもなんで逃げてるのかさえこっちは知らないんだけどなぁ・・・。まあいいか、そこの角を右に曲がったら俺の家だけ「よし行くぜ。」・・・上条さんの意思は無視みたいですね、はぁ。」

[上条のアパート]

「しっかしまぁ・・・。」

「?」

「ぼっろい家だなお前んち」

「し、失礼な!! これでも必死に快適空間を創り出そうと必死に頑張ってるのに!!」


エドワードと上条は取り敢えず上条宅に居た。
状況の全く把握出来ていない上条だが、そのままにしているわけにもいかない問題を解決する為に口を開いた。

「てかさ、結局あんた誰だよ? どうもなんかから逃げてたみたいだけど。」

「あんなとこにとどまってたら警察にしょっ引かれるだろうが。俺はエドワード・エルリック。おまえは? てかここは何処だ? どうにもアメストリスとは違うみたいだし、街中がわけ分からん機械でいっぱいだし。」

「アメストリス? シン? なんかわからないけど、俺は上条当麻。ここは、学区で言うべきなのかな。」

「学区? なんだそれ?」

「そこからかよ・・・。ここは"学園都市" 日本の、いや世界の科学の先を行く科学の街だよ。」

・・・は? 日本?学園都市?

「ちょっと待て、ここはアメストリスからどんだけ遠いんだよ。」

「アメストリス? あんたさっきから言ってるけどそんな国上条さんは聞いたことありませんよ。」

??? どういうことだ?

「おいおいふざけてるのかよ。あの錬金術大国アメストリスを知らないやつがいるわけないだろ?さっさと教えろよ。」

「いやだからそんな国知らないって「よし地図持って来い、説明してやるよ。」言ってるって、また上条さんの意向は無視ですか。」

ぶつくさ文句を言いながらも上条は地図を取りに席を立った。
ぼけーとしながら待っているエドワードの耳に"ガチャリ"とドアの開く音が聞こえる。
(誰か一緒にすんでるのか? 母親か? )
ちなみに上条の母、上条詩菜は学園都市外に住んでいるのでここにくるはずもない。帰って来たのは・・・。

「ただいまなんだよ! ってあれ?どちら様なのかな? ・・・と~う~ま~!!」

「エドワード、地図持って来、てインデックス!? いやこちらはそこでしりあっ「また突然いなくなったと思ったらまた知らない人を連れ込んで、私は怒り心頭なんだよ!!」

「いやこれには富士山の樹海よりも深い訳が「問答無用なんだよ!」ありまして、ってインデックスさん!! 私めは御坂の電撃ですでにボロボロでしてってギャァーッ、不幸だぁ~!! 」

「!? おいバカ女! その上条とかいうやつを噛むのはかまわないが一緒に地図も引き裂こうとするのはやめろ!! 」

以上で今回の投下は終了です。ここで各作品の時間軸、登場(予定)人物の紹介をしていきます。


[とある]
新訳7巻終了後としています。

上条当麻:本編主人公その1。美琴に学舎の園の侵入の件について問いただされ、わけを説明すると、
「私をたよりなさいよ!!」の一言と共によける間を全く与えてもらえず黒焦げに。以下本編に続く

御坂美琴:上条に頼ってもらえず、さらに食蜂にバカにされかなりご立腹。本編では一応上琴を予定しています。カップリングは人物別にあと二つは出す予定。乞うご期待。


インデックス:通称穀潰しさんは本編では結構重要な人物になる、はず。


土御門元春:絶賛療養中。



[鋼の錬金術師]
最終巻から半年後ほど経過。

エド:西に行って一回り大きく(心が)なった模様。新たな技術も習得済みか?

アル:国家錬金術師の資格を得る。有する二つ名は"金色(こんじき"。命名理由はマスタング大佐の「髪が金色だし、面倒だしこれで良いだろう。」という身も蓋もない理由である。メイとは一応恋人(?)になった。


ウィンリィ:修業先で得られる技術をすべて身につけ、「やっぱり一度最初から技術をかくにんしたいわよね♪」とピナコの元に戻った。エドとは結婚し、夫の帰りをいつも家で待っている。


取り敢えずこんなところでしょうか。一応今後は少なくとも週に一度は投下していくつもりなので今後とも宜しくお願いします。

今日はもうない感じですか?

>>17
一応今日は終了の予定ですが、思いついたら投下します。

>>18
そうですか期待してるので頑張ってください

良作の予感。

ダークな雰囲気が上手くマッチングしたら化けるで、コレ

半年でそんだけ進んでるのはちょいと違和感
数年後ぐらいじゃね?

今日中に投下しようとおもいます。

あと、この作品の進行に要望などございましたら書いてください。大まかな設定が決まっているキャラも多いですが、まだ変更の余地があるキャラも多いので・・・。
それと、投下量はこれくらいでいいでしょうか? 少ないようでしたら次回からは増やそうと思います。

11時半からいきます

はぁ~はぁっ、・・・。」

正に地獄だった、と言えるだろう。
上条の頭には幾重にも重なって咀嚼の跡が、エドは二人から地図(の残骸)を死守するために金髪は振り乱れ、みごとな赤のマント(らしいもの)に至っては、「全然美味しく無いんだよ(泣)」と素晴らしい感想をいただいていた。
インデックスはまだ怒りが収まらないのか上条のへそくりポテチ(一袋98円)を既に3袋も消費し、まだ手をつけようとしている。

「俺の威厳を示すためのブツがぁ~。」

「いやそれ上条さんの私物だからね!? 世界史と地理どうしましょうかああもう不「なになに? 地図がどうしたの?」

「いやこいつに俺の国を見せてやろうと、あとここから俺の国がどれだけ離れてるのか確認しようとしたんだが。まあお前・・・、インデックス? のせいでそれも出来ねぇけどな。」

「それなら私が世界地図書こうか? 5分ほどお時間頂戴なんだよ」

「おっ!? マジか、頼む頼む。」



「あれですか、今日は上条さんを無視するのがデフォルトなんですかそうですか(泣)」

机の上に無造作に置いてあるペンに手を伸ばし、インデックスは目の前の紙の裏に地図を書いていく。
完全記憶能力は伊達ではないのか、訂正の余地は見当たらない。
実はこの紙、上条の補習プリント(子萌「月曜までにやってこないと追加で補習ですよぉ~」と寮の前で渡された)なのだが、本人がそれを自覚するのはもう少し先の話である。

5分後、エドの眼前には見事な世界地図が広がっていた、のだが、エドの顔には困惑の感情しか見えない。

「おい、インデックス。」

「なに?」

「これが本当に世界地図、なのか?」

「書き記す方法に違いはあるかもしれないけど、これ以外を世界地図という国を私は見たこと無いんだよ。」

「どういうことだよ、アメストリスどころかシンもねぇ。それどころか、これが本当に世界地図? 全く見たことのない国しかねぇじゃねえか・・・」

皆さんはもうご存知であるだろうが敢えて言っておこう。


エドのアメストリス、上条の学園都市。これら二つは同じ世界には存在していない。
俗に言う、"平行世界(パラレルワールド)"である。

呼吸が荒く、鳥肌が立ち、冷や汗が噴き出ていた。
頭が回らなくなっていた。いや、少し違う。
頭が、錬金術師として絶大な才能を発揮した頭脳と今までの経験から出た答えを認めたくなかったのだ。
ここは自分達のいた場所とは違う、その単純な答えを。

エドの異変に気付かないまでに鈍感な上条ではなかった(そもそも彼が鈍感なのは異性の問題に限るのだが)

「おい・・・? どうした?」

「・・・・・・・・」

反応はない。

「よし、チェストぉ!! 」

「いってぇ!? なにしやがるこのやろう!? 」

「なにって人の問いに答えないエドワード君のあたまを一発殴っただけですけど?」

「うっせぇ!! ・・・少し混乱してただけだ。まあ今ので冷静になれたがな。多分・・・」

「多分?」

「ここは俺のいた世界とは違う。違い過ぎる。」

「はあ? 何言ってんだ? そんなことあるわけ「ありえない、なんてことはありえない。俺の仲間の言葉だ。現実に俺はそんな現実を何回も目にしてる。まあ、今回は規模が違い過ぎるがな。」

「いやでも・・・。」

その時だった。

爆音と共に彼らだけの時間は失われる。
突然の地響き、それは彼らに焦りと不安を生む。
時刻は夜7時、今夜も学園都市には"闇"が訪れる。

ただし、それが"学園都市の闇"かどうかは分からない。

「・・・おい、なんだ今の。お前はなんかとんでもないペットでも飼ってるのか?」

「うちには人畜無害な三毛猫しかいませんよ。魔術師か? だとしたらまずいな。」

「魔術師? お前今魔術師って言ったのか?」

上条は迷っていた、魔術師のことを彼に説明するのは非常にまずい。
彼の頭にある案は2つ。

1:二人を連れて逃げる。
2:二人をここにおいて自分で対処しに行く。

(2人を連れて逃げるのはやっぱ難しいよな。でもおれがここから離れたとして、ここに魔術師が来ないとも限らないし、どうする?)

沈黙(とはいっても数秒だが)をやぶったのはエドの方だった。

「おい、何考えてんだ。行くぞ。」

「は?」

「は? て、あの音の元凶をブッ潰しに行くに決まってるだろ。」

「いやでも、実はあれはもしかしたら・・・。」

「あ~、悪い。お前が何を抱えていて、そしてお前の言う魔術師ってのが関係しているのかもしれないってのも分かる。ただな、」

「さっき窓の外から見えたあの光は、錬成反応だ。錬金術はこっちの領分、行かせないっていう顔してるけど、俺は行くぜ。」

「・・・はあー。分かった、行こう。インデックス、少し待っててくれ。すぐ帰ってくる。」

「嫌なんだよ!!」

彼女は拒否する、彼の身を案じているがゆえに。
予想はしていたのか、上条の顔に驚きの感情は見えない。
だからこそ、慎重に言葉を紡いでいく。

「すぐだ、すぐ帰ってくる。絶対に怪我しない。それに」

ただし・・・

「もうインデックスにかまれてボロボロだしな。」

慎重に選んだ言葉が、感情を逆撫でないとは限らない。

なにかが切れる音がした。

「わかったんだよ、早く行ってくるんだよ(棒読み)」

「あのぅ、インデックスさん? 何故に笑顔が乾いているのでしょう?」

「あーもうっ! 早くいくぞおらぁ!」



2人の少年は、闇に向かって赴きだした。
彼らを待つものは、はたして・・・

以上で今回は終了です。

次当たりからは他キャラも出せると思います。話の進みが遅いのは作者の技量不足です。あともう少しはこんな感じでひっぱらせていきます。

今更だがおっつ。誰がしゃべってるのかわからなくなってきた。例えば
例:エド「俺の名はエドワード・エルリックだ!」とかいれた方が読みやすい。

>>29
了解です。地の文が多めなのでいれない方がいいのかなぁと勝手におもってたので・・・。次から入れます。

乙でした

それよりあの大食いシスターvs大食い王子勝負が見たいww

今からいきます。



>>32
了解です。こんどやります。

爆音、それもおそらく戦闘によるもののする方向へ二人は走る。

エド「んでお前らは、この学園都市に住むやつらそれぞれなにかしらの能力が使えて、レベルごとにわかれてんのか・・・。冗談みたいな街だな。しかもお前はレベル0かよ・・・、大丈夫かほんとに。」

上条「大丈夫だ。俺には一応裏技あるから。で、お前の方は要するに、その、お前らの言う錬金術ってのは・・・」

エド「ある物を、錬成陣と構築式、それとおのれの知識などで分解し、再構築すること。大まかにはな。」

上条「で、お前自身は?」

エド「・・・、休業中ってとこか。とにかく今は使えねぇ。でも」

上条「少なくともこれの元凶は錬金術を使ってるのは間違いない。」

エド「そういうこった・・・、と。ここか? 」

そこは上条の寮から4.5分ほど走った所にある廃墟だった。
いや、正確には"廃墟にされた"と言うのが正しいのだろうか。
3階だての元研究所といったところであろう。ただ、元の面影はそこにはない。外壁は派手に壊され、所々がなにかの影響か、空中に向かって、何かに向かって攻撃するかのように突き出ている。
中に入ると、驚くことに床がなにかを守るように飛び出て新たな壁が幾つも乱立している。

上条「うっわひっでぇーなこれは・・・。」

エド「これは、間違いない。錬成の跡だ。しかもこの錬成のやりくちは・・・、あいつか? 」

上条「あいつ? ってまた音がする。・・・上か、行くぞエド。」

[同廃墟、3階]

(ちょっとまずいな・・・。朝起きたら知らないホテルにいて、わけ分からないまま歩き回ってて兄さん見つけたとおもったら)

(あんなのに急に襲われちゃうなんて、ついてないなぁ僕も。)

考えている少年をよそに、彼の敵は牙をむく。
相手もまた、16.7の学生であるのだろう。その姿にはまだ幼さが残る。
ただ普通とちがうのは、彼(彼女?)から発せられているのは紛れもなく"殺気"であるということ。
そしてもうひとつ。その体を、幾つもの光輝く球体が取り巻いているということだ。

(なんだあれは? 少なくとも錬金術じゃないよなぁ。あれが触れたところは途端に消失? しちゃってるし。それに、それよりも一番困るのは・・・)

上条「ここか!? おい、いたぞエド!! 」

エド「やっぱりか、アルフォンス!!」

アル「兄さん! どうして・・・」

エド「そんなの後だ。取り敢えずあのイカレ野郎ぶっ飛ばすぞ。」

アル「いやちがわないけど、違うんだ兄さん」

エド上条「は?」

アル「あいつは、いや、あいつらは

3人いるんだよ!!」



刹那、輝きを増した球体が、三方向から襲いかかる。

アル「伏せて二人とも!! 」

アルフォンスが両手を合わせ、地面に突く。
するとどうだろうか。三人を取り囲むかのように床がせりあがるではないか。まるで三人を守るかのように。だが

エド「馬鹿野郎!! そんなことやっちまうと足場がっ・・・。」

本来、錬金術は再構築する物の質量を増やすことは出来ない。つまるところ・・・



この三階という床の総質量でそれほどの壁を錬成するために必要な質量を賄えるはずもないのである。

上条エドアル「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

三人(まあ計六人だが)はなす術もなく落ちて行った。
修羅場を潜って来たのであろう。全員受け身をとれている(まあ上条は頭から落ちて悶絶しているのだが)
球体を操る三人は間髪いれずにそれをぶつけようと向かわせてくる。
それは衝突した瓦礫を尽く破壊しながら突っ込んできた。

アル「ここでなら大丈夫でしょ!! 」

錬成した壁で防御する。表面を硬質化しているのだろうか。通常のコンクリートでは考えられないほどに球体の影響から主人を守っている。

エド「アル、一人相手なら倒せるだろ。三人それぞれ一人一殺だ、・・・てか上条!! お前はあいつたおせるのかよ!? 」

上条「ああ、俺の右手は触れたものが異能の力であればそれが例え神の力であろうと打ち消せる"幻想殺し(イマジンブレイカー)"だからな。」

エドアル「」

上条「あーその顔は信じてないって顔だなもう!! 見てろよほら!!」

上条が向かってくる球体に手を伸ばす。
するとどうだろう、途端に球体は霧散したではないか。

エドアル「・・・」

上条「どやぁ」

エドアル(こいつ(この人)は守る必要ないな)

エド「うしっ! そんじゃぁいっちょやりますか。俺は一番右の、上条は真ん中、アルは左端な。」

アル上条「うん(おう)!! 」

上条は改めて敵と向き合った。

(球のスピード自体は遅い。俺でも簡単に避けれるほどだ。でも厄介なのは数だよなぁ。1、2、3、・・・7個か。右手で対応出来るのは一度に一個。それも、一個消しても十秒程度で再生するのか。)



エドもまた同じようなことを考えていた。

(悔しいが、恐らくこの中で一番戦力にならないのはおれだろうな。ただ、あの玉を自分に近づけるのは危険だからやれないはず、なら・・・。接近戦だろ!! )

七つの球を軽やかな動きで躱し、敵に急接近する。予測していなかったのか、相手の動きが少し鈍った。

エド「わき腹ガラ空きってうお!?」

固定概念、球体でばかり攻撃してくるからか、接近戦は得意ではないと判断したのは誤りだった。
エドに向かって見事な裏拳が火を噴く
体を捻り何とかよける。それを繋ぎとして新たな打撃の糸口を作っていく。
錬金術を失ったといえど、イズミに鍛え上げられた体術は伊達ではない。
相手が距離を取ってもう一度球体で攻撃しようとするのを阻害し続けている。

(ただこいつも強いな。的確にガードしてくる。どっかで優勢に立ちたいんだがな・・・)



こくこくと時間が過ぎていく。戦闘開始から既に30分は経過しただろうか。
そんなときだった。

??「ここにいたぁ!! あんた私が手当の道具取りに行ってる間にこんなとこでなにバトってんのよ!?」

三人の顔が凍りつく。上条が緊迫した表情で戦闘を続けながらも声を絞り出した。

上条「御坂! 何でここに来たんだよ!!」

御坂「何でってあんたが・・・」

敵の方々がこの少女を見過ごす訳も無かった。
一人が球体を一発、最大速度で彼女に解き放った。

エド(やばい。ここからじゃ遠過ぎて間に合わねぇ。アルは・・・っちくそが、あっちのやつは球体10個以上も出してるじゃねぇか。上条もあいつ一人に手いっぱいだし、ヤバイ)

エドは知らなかったのだ。この少女が実は学園都市第三位"超電磁砲"であることを。
だからこそ、全力で守ろうとした。ちなみにこの間の思考時間は1秒足らず。流石元天才錬金術師。

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)

彼の脳裏にある過去の記憶がよぎった。
守れなかった、救えなかったある少女と、その飼い犬の記憶。
二度とあんな思いはしない。弟と二人誓った、 二度とあんな惨劇は自分達の前では起こさないと。
だかそれが今、目の前でまた起ころうとしている。

(ふざけんなっ、もう嫌だ。あんな思い、してたまるかっ!!)

ほとんどやけになっていた。
彼は、使えないと分かっていながらも、両手を合わせ、地面についた。

こう表現した者がいる。

「あの手を合わせる仕草、何かに似ていると思っていたが、あれはまるで


神への祈りじゃないか。」

なにかの歯車がかみ合うような、そんな感覚だった。


突如、エドの頭を膨大な数で駆け巡る。

(がぁっ・・・。これは、計算式? 尋常じゃねえぞこの量は。頭が、意識が遠く・・・)





??「よう、久しぶりだな。」

エドは何もない空間にいた。
いや、実際は目の前に何かが座っているのだが。


エド「おまえは、てかここはまさか!? 」

??「お察しの通り。俺は宇宙、俺は全、俺は一、俺は」

エド「うるせぇ!! 何でまたおれがここにいんだよ!? 」

そう、ここはまさしく、彼が真理を見た空間である。
目の前に立つ何かは未だにエドの足を所有している。

??「人間ってのはまた愚かだな。まさかこんな方法でこいつを戻すとは・・・。」

エド「は? こいつって?」

??「ほれ、あれだ。お前の後ろ。」

エドが振り向くとそこには・・・


エド「なんで・・・、なんでこれが


真理の扉があるんだよ!?」

真理の扉は、まるでそこにあるのが当たり前かのごとく、荘厳とそびえ立っていた。

??「そういうことだ、しかも、それだけじゃないみたいだしなぁ。まあ、取り敢えず言っておこうか。」

??「お帰り、"鋼"の錬金術師君☆」

完璧なタイミングだった。
少女の前に、壮大な壁がそびえ立った。
しかも、あり得ないことに、"質量保存の法則"を若干ではあるが無視しているかのような大きさだ。


エド「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

彼は再び立ち上がる。ただし、一般人としてではない。


"鋼"の錬金術師、復活の瞬間だった。

今回はこれで終了です。エド復活!!
少しは盛り上げられたと思ってます。次回は土日になりそうです。あと、もう少し量増やしていきます。自分で投下したあとにここで読んでみるとおもいのほか少なっかったので少しショック・・・。

乙したー

色々楽しみっす

おっつ。最っ高だねぇ!

乙でした

いいねェ、いいねェ、最高だねェ

あと少ししたら投下します。今回はちょっと多めですよぉー。

圧倒的だった。未だに正体不明の能力者は防戦一方を余儀無くされている。
今のエドに容赦はなかった。ありったけの感情を術に乗せ、相手に解き放っている。
地面から襲いくる槍が、または捕縛するかのように迫り来る壁が、エドの激情を表しているかのように。
現在の彼の表情には、様々な思いが見て取れる。戸惑い、驚き、少しの喜びなど。ただし、それらよりも遥かに強く顕在しているのは、"怒り"であった。しかし、その矛先は敵に向いていない。行き場のない怒りが、仕方なしに向かっているかのようだ。


上条「おいアルフォンス!! エドは錬金術が使えないんじゃなかったのか!? バリバリつかってんじゃねぇか!」

呆気に取られていたアルフォンスは、上条の問いかけにより正気を取り戻した。

アル「いや・・・、確かにそうなんだ。絶対に兄さんは術を使えないはずなんだ。なのに・・・。」

エド「アル、上条。」

その声は悲痛と激昂に彩られていた。否応なしに二人の意識はエドに傾く。

エド「話したいことがある。こいつらさっさとぶっ飛ばして上条の家に行こう、いいな?」

アル上条「りょ、りょーかい」

肯定しか選択肢がなかった。
三人は再び眼前の敵に向き合う。決着はもう少しでつきであろう。
しかし、三人( 美琴)は知らなかった。ここにもう二人、信じられないような速さで近づいてくる者たちがいることを。

[上条サイド]

(何よこれ・・・)

御坂美琴は困惑していた。無理もないだろう。
思い人を追って来たらその人は知らない二人と共闘してる上に、そのうちの一人に助けられた。そんな必要は万に一つもないのにである。

御坂「ちょっとあんた!! どーゆーことよこれは!? 説明しなさい説明を!! 」

上条「御坂さん! 怒るのはまだしも超電磁砲をおもむろに撃とうとするのはやめて!! 照準はあっちのやつにむけていただけないでしょうか!?」

それもそうねとばかりに御坂美琴はレベル5の力の象徴ともいえる技を使う。

右手を前に突き出す。指先には一枚のコインがキラリと光っている。



やっとの思いで自分の相手を錬金術で床に縛りつけたアルフォンスは上条の方に向かっていたが、上条の前に仁王立ちしている少女をみて焦った。

アル「危ないよ!! 早くここから離れて! 兄さんの創った壁の後ろに・・・」

上条「アル、大丈夫だ。そこで見てろよ。」

アル「え?」

御坂「いっくわよ~。あんた、死にたくなかっら死ぬ気でよけるか、そのわけわかんない球全部ガードにつかいなさいよっ!! 」



言い終えるや否や、"超電磁砲(レールガン)"は発射された。周りを巻き込みながら、相手に襲いかかる。相手も死の危険を感じたのか、既に全ての球体を超電磁砲にむけていた。

しかし、そんなものは盾の役割すら果たせなかった。
粉微塵に球体を散らし、超電磁砲は敵に突き刺さる。
それだけに留まらず、敵はコンクリートの壁を突き抜け、廃墟の外に消えて行った。

上条「ばっかやろう!何本気でぶちかましちゃってるんだよ!? 」

御坂「大丈夫でしょ、なんか強化装甲してるみたいだったし、・・・、てあんたどこいくのよ。助けに行くってあいつを? あたしもついてくわって何その顔、いやっての? 超電磁砲かますわよ?」

上条「是非一緒来てください姫」

二人は敵を助けに向かって行った。口をパクパクさせ、茫然自失としているアルフォンスを放って。

エド「こんなもんか。・・・おい、起きろ」

エドの敵は、壁にがんじがらめにされていた。自力での脱出は不可能だろう。
エドの声に気づいたのか、その者は目を覚ました。

エド「なんでこんなとこでアルを襲ったんだ? 俺らがこの世界に来たのと関係あるのか? 全部吐け。」

??「・・・」

エド「無視かよ畜生・・・」

???「無視してるんじゃないとおもうけど?」

エドのすぐ後ろに誰かが立っていた。振り向き、すぐにエドは警戒体制に入る。

???「そいつ声帯潰されてるっぽいから、多分だけどね、ギャハッ♪」

???その二「てか上条はどこだよくそったれ、土御門のやろう情報が違うじゃねェか。


そこに、背に敵を背負った上条と御坂美琴、まだ事実を受け止めきれてないアルフォンスが現れた。

上条「おーいエド、こっちは終わった・・・・て、なんで一方通行と番外個体がいるんだ?」

一方「土御門のバカが、お前が血相変えて家からででった。グレムリンが出たのかもしれねえから行けって電話かけて来やがった。まあ、違ったようだが。」

番外個体「ところでヒーローさん、なんでここにお姉さまと、チビと優男がいるわけ? 知り合い? 」

ブチッ・・・、確かにそんな音がした。

アル「やばっ、お姉さん逃げて!! 女だろうと容赦ないよこの人は!」

番外個体「? 何が? 」

エド「おいクソガキ、いま何つった。チビって言ったのかそうか言いやがったのかこの俺様に向かってちびって言いやがったなこの野郎こっちだって最近は毎日牛乳飲むようにしてんだよゴラァよしぶっ飛ばす地の果てまでぶっ飛ばしてやる覚悟しろおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

上条「やめろエド、チビっ言われたぐらいで「上条お前も言いやがったな処刑だ死刑だ死刑罪状ば"俺に向かってチビって言いやがった刑"だ」

上条「エド、なんで目からハイライトが消えてるの? 心なしかつの生えてないってうわぁぁ不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



アル「兄さん、はぁ・・・。」

制裁を終え、スッキリしたエドが最初に話しかけたのは御坂美琴だった。

エド「お前なんで逃げてないんだよ? 危ないからもう帰れ。」

美琴「冗談じゃないわ、私はこいつに用があって来たの。あんたなんかに指図される筋合いはないわ。それに、こいつらの一人を倒したのは私だし。あんたこそ何よ、そんな目立つマントなんかして。新手の変態?」

二人の目線が交錯し、火花を散らし始めた。
このままではまた自分に矛先が向くかもしれない、チキンな上条が止めにはいる。

上条「エドも御坂もやめろって、な? それに、エド。御坂は本当に強いぞ。」

エド「こんなガキが? 冗談にもほどがあるだろ。」

上条「さっき、学園都市では能力の希少度と強さで順位がつけられるっていっただろ? その上位7人は"超能力者(レベル5)"って言われてて、そいつらは一人で軍隊まるごと相手出来るぐらいの戦闘力もってるんだけど・・・。」

エド「それがどうした。」

上条「御坂さんもその一人、第三位でして・・・」

エドアル「」

上条「ちなみにそこの白髪は第一位でして・・・。」

エドアル「」

二人ともが信じられないといった顔で御坂と一方通行をみている。
御坂はそれをただただドヤ顔で眺めていた。

現実を受け入れたエドが御坂を質問攻めにしだしてから5分後、暇を持て余した番外個体がくちを開いた。

番外個体「で、結局どうするのこいつら? 一応尋問しとく?」

こんなことを平気で言えるところが御坂と番外個体の違いである。

一方「いや、さっきから脳波と生体電流を探ってるが、どうも何もしらねェらしいなこりゃ。てか暇になるくらいなら最初からくるな、惰眠を貪っとけっつったろ。」

番外個体「え~だって暇だったんだもん♪」

怒りに右手を震わせる一方通行に、御坂は意を決したかのように言葉を切り出す。
今までのことは、まるで全て前座であったかのように。


御坂「一方通行、前に聞きそびれたからいまきくけど」

御坂「あんたなんで私の妹達と一緒にいるわけ? 脅したの? それとも泣きついた? 許してもらえるわけないだろうに・・・。あんた何してんのよ、自分が何したか忘れたわけ?」

御坂「なら思い出させてあげるわよ。あんたわね・・・、10031人の私の妹達を殺したのよ。生きることができたのに、あんたのせいで・・・。なのになんであんたはのうのうといきてんのよ・・・。」

一方通行はただただそれを聞いていただけであった。正確には、"何も言い返せなかった"だけなのだが。

エド「ちょっとまて、10031人ころしたただと!? こいつが!? 」

御坂「あんたは黙ってて。あんたなんかにわかるわけないでしょう? これは私の問題なの。」

エドは目の前の光景に目を疑った。まだ中学生ほどの可愛らしい少女が死の絶望を知り尽くしたかのような目をしていることに。

(たとえ、こんなクソ生意気な小娘でも、俺はみんなにこんな顔をして欲しくないんだよ!)

エド「おれは・・・、一度5000万人を見殺しにしかけたことがある。」

御坂「!?!?!?!?」

エド「えーと・・・、御坂? が何をこの赤目にされたのかは知らない。」

エド「でも、俺には今のこいつがそんなことをした人間には見えない。寧ろ・・・、俺らを助けに来たってのが正しいだろ。」

御坂「でも・・・」

エド「過去と今は違う。一度話しあえよ。もちろん、俺にアル、上条も一緒だ。」

御坂「え・・・、ちょっと待ちなさいよ。なんであんたらも一緒なのよ。」

アル「あ、それについては僕が説明するから、ちょっと耳かして。

御坂は渋々アルに耳を傾ける。アルは「私は何でも知っている」といった顔で小さな声で切り出した。

アル(君、上条君のこと好きでしょ?)

御坂(!!)

アル(見てれば丸わかり。そんな彼が話し合いの場にいた方が、君も怒りを抑えられるだろうし。それに・・・。)

御坂(? なに? )

アル(人の恋愛事情を見るのって面白いから)


バチッ


アルフォンスが黒焦げになったことは、お伝えするまでもないだろう。

[???]

??「しくじったな・・・。これだからこの世界の人間は使えない。」

怪しげな機械や、スパコンがその施設にはあまりない。それよりも圧倒的に多いのは、水槽であった。至る所全てが水槽で埋まっている。

??「あの兄弟をこちらに呼ぶことは成功した。だが、能力開発は兄の方しか出来なかったか・・・。一度逃走されたということは、今後の能力開発は不可能、呼ぶことしか出来ない、か。まあいい。呼ぶだけ呼んでやろうではないか。」

??「私の目的のために、な。」



その部屋の一番奇妙なところは、その水槽の中にあるものであった。


魚でも、実験生物でもない。はたまた御坂シスターズのようなクローンでもない。


赤い輝きを放つ石が、何十万単位で浮かんでいた。

[エド・上条サイド]

上条「御坂。」

御坂「なによ。」

上条「おれも、お前達は話し合った方が良いと思う。俺も断片的にしか知らないけど、一方通行は打ち止めと番外個体、それに他の妹達を守ったんだ。話ぐらい聞いてやれよ。嫌なら、俺ならそばにいるからさ。」

上条「俺は一方通行にも、御坂にも笑顔でいて欲しいんだ。」

ああ、やっぱり私はこの笑顔に弱いんだなぁ。


御坂「はあぁ~・・・、分かったわよ話すわよ。」

御坂「・・・ありがとね、当麻。」

上条「ん? 悪りぃ御坂、小さくて聞こえなかった。」

御坂「な、なんでもないわよ。」

アル「兄さん見て、あれが巷で噂のツンデレだよ。」

エド「何だツンデレって?」

アル「えっとねぇー」

バチッ

御坂「余計なこと説明してんじゃないわよ!!」

エド「俺まだなんもしてねぇけど!?」

アル「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」




一方通行「俺は無視かよ・・・。」

番外個体「あなたに拒否権はないからね、上位個体も今から来るって言ってるし。」

一方通行「はぁ? ふざけんmpdjtlrjwg6762にはkpd・・・」

番外個体「"あなたはツンデレだからお姉様にきちんと説明しないだろうから私は保護者さんなのだ!!ってミサカはミサカは大人ぶってみたりしてみる!!"だってさ。逆らうと演算補助切られるみたいだね、おお~こわっ。

一方通行「ふ、不幸だ・・・。」

投下終了です!

今回は量も多めに出来たし、少しは満足いただけるのではないかと思います。

次回は戦闘描写皆無です(まあ現在もろくな戦闘描写ないですが)

あ、あと前も書いたんですが、要望とかあったらお願いします。ちなみに今後登場予定なのは


・アイテム
・レベル5勢
・雨の日は無能の方
・元祖行き倒れ

は出します。

おっつ。久しぶりに笑わせてもらったわww

乙でした

>>1です。今週末は模試なので、少ないですが一時までにはいきます。

模擬試験…だと!?。頑張ってください!

>>56
あざっす!! それではいきます。

[上条宅]

上条「で、なんでおれんちなんだよ・・・。」

御坂「仕方ないじゃない。あんたんちが一番近かったんだから(キャー流れで家に上がり込んじゃったあいつの私物に囲まれてアババババ//」

イン「とうま? エドだけじゃなくてその弟にあまつさえ短髪まで連れ込んで、相変わらずとうまはとうまなのかな?」

上条「やめて!? おもむろに噛み付くのはやめて!! 」

打ち止め「あわわわわ、ヒーローさんが大変なことに!! 」

上条「てか打ち止めはここに来てて大丈夫なのか? もう9時だから、良い子は寝る時間だぞ?」

番外個体「上位個体はミサカと第一位と昼寝しまくってたから目がさえてるんだぞヒーローさん。」

御坂「え、なにあんた達あいつと一緒に住んでるの?」

打ち止め「ミサカはあの人とでっかい妹と芳川と一緒に黄泉川のマンションに住んでいるのだとミサカはミサカはお姉様に高らかに宣言してみる!!」

アル「兄さん見てよ猫だよ猫( ^ω^ )」

エド「・・・アル、お前だけなんかずれてない?」

というわけで彼らは上条宅に集合した。
ちなみに一方通行はさきの三人を冥土返しのところに引き連れて行っている。
ちなみに目的は(御坂と一方通行の話し合い)なのだが・・・

番外個体「ヒーローさん、このお煎餅美味しいねぇ。これにほうじ茶があれば最高なんだけど・・・。」

上条「いやなにくつろいでんの? 出さないよ?
え、なにその期待はずれって目は。」

イン「とうまこんなんじゃ全然たりないんだよ。それに夜ご飯はまだかな?」

御坂「仕方ないから私が作りますか、エドさん?」

エド「エドでいいぜ」

エド「じゃ、エド、インデックス、打ち止め、カレーでいい? 冷蔵庫の食材でならギリギリ人数分作れそうだけど・・・。」

上条「家主には聞かないのかよ・・・。御坂すまん、その食材一週間分なんだけど。」

御坂「え、なにそれ・・・。あんたってやっぱり相当貧乏?」

打ち止め「あの人にカレーの食材のお使い頼んだから大丈夫だよお姉様ってミサカはミサカはパシる腹黒さを隠しながら報告してみる!」

番外個体「上位個体、それ隠せてないから。」

アル「兄さん見て。僕にとってもなついてくれてるよこの猫( ^ω^ )」

エド「・・・俺はここになにしにきたんだ?」



~一方通行到着後、午後10時32分~

上条「うまかったぁ~、上条さんは久しぶりに美味しいカレーを食べた気がしますよ。ありがとな、御坂。」

御坂「い、いや、美味しかったのならそれでいいわよ(よっしゃやったわ褒めてくれた//)」

アル番外「ほうほう・・・」

御坂「あんたらそこに並びなさい、順番に超電磁砲当てたげるから。」

打ち止め「美味しかったぁ~。ねえねえあなたもそう思うでしょ?」

一方「ア? ・・・まあ、及第点ってとこかァ。」

エド「おい白髪「一方通行だァ」・・・一方通行、うまいっていっとけ。御坂が放電し始めた。」

上条「やめて御坂さん!! うちの家電が全滅しちゃう!!」



時刻は夜11時、この時間になって上条宅には嫌な空気が立ち込め始めた。誰があの話題を切り出すのか、そんな空気である。テレビの音だけが立ち込める中、最初に口を開いたのは当然と言えば当然の人物であった。

打ち止め「ねえねえなんでみんな黙ってるの?ってミサカは気を利かせてみたりしてみる。」

エド「そうだな、そのちびっ子の言う通りだ。まあ、俺とアルは最初っから知らないから、全部話してくれ。」

打ち止め「じゃあ、ミサカが話すね。」

御坂「ちょっ・・・、なんで打ち止めが話すのよ! 一方通行、あんたが話しなさいよ。」

打ち止め「この人は不器用だし、恥ずかしがり屋さんだからお姉様に全てを話そうとしないはず。だからミサカが説明するのだ!!」

上条番外エドアル「・・・」

一方「何が言いたい。」

番外個体「こんなちびっ子に任せるとは、さすが第一位。情けなさも第一位だね♪」

一方通行「_| ̄|○」

打ち止め「それじゃあ、エドお兄さんとアルお兄さんはなにも知らないから、まずはミサカがお姉様のクローンってとこから・・・」



~絶対能力進化(レベル6シフト)実験にかんして説明後~

アル「・・・」

打ち止め「と、こんな感じかな?」

エド「ここまで聞いた限りの感想を言わせてもらうと・・・、一方通行。」

一方「なんだ?」

エド「最悪だな。救いきれねぇよ。御坂がこんなに怒ってるのも当たり前だ。・・・でも」

御坂「でも?」

エド「これで終わりじゃないんだろ? 必死に押し殺してるが、あんた今まで腕が細かく振るえっぱなしだった。まるで、後悔しているようだった。」

一方「・・・」

エド「あんたの口で話してくれ。実験後、なにがあったのか。御坂も多分、それを望んでる」

御坂「・・・」

上条「話してやれよ、ロシアであったことも。この前の共闘のことも全部。俺も聞きたいしな」

アル「僕も聞きたい。今のあなたがなにをもって変わったのか知りたいからね。」

番外個体「ミサカのことも話してよ。はしょっからぶっ飛ばす。」

一方「・・・話すに決まってるだろうが。」

一同「!」

一方「長くなるぞ、心して聞きやがれ。まずはこのガキとの出会いからだな・・・」

一方通行は語り始めた。慎重に言葉を紡いで行くその姿には、どこにも殺戮者の面影はない。
後悔と自責の念を伴いながらも、彼は決して語ることをやめなかった。
時刻は午前1時、彼の口はまだまだ止まらない。

ここまでです。なんかいつのまにか地の文が少なくなってる・・・。

次回はなるべく早くしますが今週末は厳しそうです。東進模試なんて消えてしまえばいいんだ_| ̄|○

乙したー

1もいっつーさんも頑張って!!

>>1です。
澤村が昨日(もう一昨日ですが)完封して機嫌がよくなったので書いたぶん投稿します。模試なんてもうしらない。

一方「・・・とまあ、こんなところだァ。」

全てを語り終えた一方通行。彼の顔には若干の解放感が伺える。ちなみに時刻は午前6時、早朝である。打ち止めは完全に寝入ってしまった。しかし、他の五人(インデックスはカレー完食後にすぐに寝た)は一言も聞き逃さないようにしていた。

エド「・・・なんというか、あんた本当にすげぇのな。なんか規格が違うというか・・・。」

アル「あなたの能力が科学の力っていうのもなかなか疑問に思えるくらいだからね。」

上条「お前ロシアで魔術使ってたのかよ、打ち止めのためにか・・・。すっかり親御さんだな。」

番外個体「ミサカにしてみるとどれもこれも知った話だったけど、あなたの口から聞くとこうも印象がちがうとはねぇ・・・。やっぱり当事者から聞くのが一番か。」

御坂「・・・」

御坂だけがいまだに何も話さずにいた。訳が分からない、そんな顔をしている。無理もないであろう。絶対悪、そうしんじこんでいた相手が今まで、自分の全く知らないところで妹達を守って来た。その事実は御坂美琴には受け入れ難いのは間違いない。

上条「御坂、御坂。大丈夫か?」

御坂「・・・ええ、まあなんとか。頭のなかごっちゃごちゃだけどね。」

上条「一方通行、結局お前は・・・どうしたいんだ?」

一方「あァ?」

エド「あんたが今後どうしたいか、そう聞いてるんだろ。贖罪がどうとか、そんなのどうでもいい。いや、まあどうでもよくはないんだがな?あんたがどうしたいか、それを言わなきゃだめだろ。」

暫しの沈黙。まず何から言おうか、そんな思案顔であった。
5分後、決まったのか、やっと口を開いた。

一方「まず、オリジナル。前にも言ったが、俺はお前に謝る気は毛頭ねェ。お前も加害者だ。のうのうとお前が学園生活送ってる間にあの計画は進行していたんだ。」

上条「おい! 一方通「けど、」

一方「お前を傷つけた、それに上条、お前にも散々迷惑かけた。すまなかった。」

二人は息を呑んだ。あの第一位が、大量殺人者が、頭を下げたのだ。それは日本で古来より伝わる謝罪方法、"土下座"であった。
30秒ほどたったところで彼は頭を上げた。

一方「でも、俺はここで立ち止まる訳にはいかないんだ。俺が、俺という殺人者がここで今も生きている、それが死んだ妹たちが生きていた証拠なんだよ。」

一方「俺はこれから、全てをかけて今を生きる妹達を護っていく。」

その言葉と共に、彼は右手を打ち止めの頭に乗せる。それは彼の決意の表れか。

一方「誰になんと言われようと、お前らに罵られようと、絶対に、俺がこいつらを護るんだ。責任感からでも、罪悪感からでもねェ。俺がやらなきゃなんねェんだ! 俺が護りたいから、だから護るんだ!!」

全てを言い終えた彼の目には、これからへの決意が込められていた。今まで散々間違え続けて来た男の放つものとは思えない、とても鋭く、誰にも折ることは出来ない眼光だった。

その目を真っ直ぐに御坂美琴は見据える。先ほどまで混乱で我を忘れていた少女はそこにはいない。

一方「・・・とまあ、こんなところだァ。」

全てを語り終えた一方通行。彼の顔には若干の解放感が伺える。ちなみに時刻は午前6時、早朝である。打ち止めは完全に寝入ってしまった。しかし、他の五人(インデックスはカレー完食後にすぐに寝た)は一言も聞き逃さないようにしていた。

エド「・・・なんというか、あんた本当にすげぇのな。なんか規格が違うというか・・・。」

アル「あなたの能力が科学の力っていうのもなかなか疑問に思えるくらいだからね。」

上条「お前ロシアで魔術使ってたのかよ、打ち止めのためにか・・・。すっかり親御さんだな。」

番外個体「ミサカにしてみるとどれもこれも知った話だったけど、あなたの口から聞くとこうも印象がちがうとはねぇ・・・。やっぱり当事者から聞くのが一番か。」

御坂「・・・」

御坂だけがいまだに何も話さずにいた。訳が分からない、そんな顔をしている。無理もないであろう。絶対悪、そうしんじこんでいた相手が今まで、自分の全く知らないところで妹達を守って来た。その事実は御坂美琴には受け入れ難いのは間違いない。

上条「御坂、御坂。大丈夫か?」

御坂「・・・ええ、まあなんとか。頭のなかごっちゃごちゃだけどね。」

上条「一方通行、結局お前は・・・どうしたいんだ?」

一方「あァ?」

エド「あんたが今後どうしたいか、そう聞いてるんだろ。贖罪がどうとか、そんなのどうでもいい。いや、まあどうでもよくはないんだがな?あんたがどうしたいか、それを言わなきゃだめだろ。」

暫しの沈黙。まず何から言おうか、そんな思案顔であった。
5分後、決まったのか、やっと口を開いた。

一方「まず、オリジナル。前にも言ったが、俺はお前に謝る気は毛頭ねェ。お前も加害者だ。のうのうとお前が学園生活送ってる間にあの計画は進行していたんだ。」

上条「おい! 一方通「けど、」

一方「お前を傷つけた、それに上条、お前にも散々迷惑かけた。すまなかった。」

二人は息を呑んだ。あの第一位が、大量殺人者が、頭を下げたのだ。それは日本で古来より伝わる謝罪方法、"土下座"であった。
30秒ほどたったところで彼は頭を上げた。

一方「でも、俺はここで立ち止まる訳にはいかないんだ。俺が、俺という殺人者がここで今も生きている、それが死んだ妹たちが生きていた証拠なんだよ。」

一方「俺はこれから、全てをかけて今を生きる妹達を護っていく。」

その言葉と共に、彼は右手を打ち止めの頭に乗せる。それは彼の決意の表れか。

一方「誰になんと言われようと、お前らに罵られようと、絶対に、俺がこいつらを護るんだ。責任感からでも、罪悪感からでもねェ。俺がやらなきゃなんねェんだ! 俺が護りたいから、だから護るんだ!!」

全てを言い終えた彼の目には、これからへの決意が込められていた。今まで散々間違え続けて来た男の放つものとは思えない、とても鋭く、誰にも折ることは出来ない眼光だった。

その目を真っ直ぐに御坂美琴は見据える。先ほどまで混乱で我を忘れていた少女はそこにはいない。

御坂「私も、あんたを許す気なんて毛頭ないわよ。でも・・・」

御坂「あれからこれまで妹たちを守ってきてくれたのはあんたなのよね・・・。ありがと。」

こんな展開を予想だにしていなかった彼は度肝を抜かれたようだ。

御坂「私も、今のあんたをみとめなきゃなんないわね・・・。癪だけど、その子たちのこと、守ってくれるのよね?」

一方「あァ、全てを賭けて護ってみせる。」

なんの淀みもない言葉だぅた。
それを聞いた御坂の顔は、心なしか晴れやかにみえる。

御坂「それじゃ、携帯出しなさい。」

一方「はァ?なにいってんだお前」

御坂「私を傷つけたことを悪いと思ってんなら、少しはいうこと聞きなさい。あんたには妹関連以外にも私が困ったらすぐ来てもらうわよ・・・、なによその不服そうな顔は。あんたのチョーカーにジャミングしかけるわよ。」

一方「わかったよクソったれ・・・、これでいいのか?」

御坂「・・・よし、私と連絡先交換しといたから、呼んだらすぐ来なさいよ。」

一方「ケッ、冗談じゃajtgzdpmk248a267かなlpmkmtjdgtm・・・」

御坂「あら、意外と簡単ねこれ。」

一方「ふ、不幸だ・・・」

上条「いやよかった、お前ら少しは分かり合えたみたいで、上条さんはとてもうれしいですよ」

御坂「あ、そうだ。あんたにはまだ聞かなきゃいけないことがあったのよ。」

一方「あァ、俺もだオリジナル。」

上条「はて?なんだ?」

御坂一方「この人たち(コイツら)誰よ(だ)?」

半ば蚊帳の外だったエドとアル、二人に全員の注目が集まる。

番外個体「そういえば誰なんだろうねぇ、みたところ只者じゃなさそうだし。」

一方「能力者かァ?、もしくは魔術師かァ?」

御坂「あんたらいったいどういう関係よ?」

上条「いや実は一緒に行き倒れてて・・・」

御坂「はぁ?どーゆうことよ、もっと詳しく!!」

アル「そうだよ兄さん、てかここどこなんだよ」

エド「いや、待て俺にもよくわから「ピロリピロピロリン」ってなんだ今の気の抜ける音は?」

御坂「あ、ごめん私の携帯、・・・もしもし?」

エド「ちょっと待て、あんなちっさいのが電話か?どんな技術つかってんだ!?素材は?てか電話線もないのにどうやって・・・」

御坂「あ~もううるさいっ!!静かにしろ!!
ごめん黒子、なんだって?」

黒子(お姉様、い、いまいずこに?わ、私もう・・・)

御坂「ちょ、ちょっとあんたどうしたの?大丈夫?」

黒子(寮監が・・・門限・・・がはっ・・・プーップーッー)

御坂「」

息がない、ただの屍のようだ。

上条「み、御坂!?どうした!?」

御坂「や、やばい。門限のことすっかり忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 今何時よ!?」

エド「部屋の時計じゃ午前7時、もう朝だな。

御坂「」

番外個体「お姉様が真っ白に燃え尽きちゃった」

このあと、御坂の意識はもう一本の電話によって引きずり戻されることになる。

??(御坂か?)

御坂「りょ、寮監お久しぶりでごさいます。」

寮監(すぐに戻って来い、黒子はすでに制裁済みだ。)

御坂「」

上条「どうしようって目でこっちをみられてもなぁ・・・」

御坂「・・・分かりました、ただ事情を説明したいのですがそれには今一緒にいる人たちも説明なので、学舎の園の入口前まできてもらえませんか?」

寮監(・・・よかろう、ただし、減罪の可能性はないがなガチャプツップーップーップーッ)

御坂「」

一方「またオリジナルが灰に・・・」

上条「なあ、今日はもう疲れたし明日またあつまらないか? そしたらエドたちのことも説明するよ。」

一方「まァ、仕方ねェなァ。それでいいだろ。」

番外個体「それじゃ明日もここに集合だね♪」

アル「じゃあ、僕たちはどこに行こうか・・・」

上条「ここにいろよ、まだここがどこがも分かってないのに出歩くのはすこしなぁ・・・」

御坂「それよりも先に、エド、一方通行、番外個体、それと・・・、当麻!!」

上条「え!?」

御坂「・・・なによその顔は(こっちはあんたって呼ぶのもなんだしと思ってすっごい勇気だしたんだけど!?)」

上条「いや、少し照れるなぁと・・・、可愛い女の子に名前呼びされるのはなかなかない経験なのでして・・・。」

御坂「ボンッ//」

番外アル「ニヤニヤほうほう」

御坂「あんたらもうそれいいから(あいつに可愛いって言われちゃったキャー//)それよりも、さっき呼んだ四人。」

一方「なんだァ?」

御坂「寮監の説得、手伝いなさい!!」

かくして少女たちは、ラスボスの元に丸腰で向かって行くのであった。

注:一方通行が魔術のことを話してしまったため、上条は全員に魔術のことを説明しました。かいつまみまくりましたが、それにも一時間かかりました。あ、もちろんインデックスのことも説明済み。全部聞いたあとの皆の反応→

エド「超能力だけじゃなくて魔術もだと?頭いたくなってきた・・・。」

アル「それがあればもっと猫とかと仲良くなれるのかなぁ。」

番外個体「あなたが上位個体を助けたのは魔術でだったのか・・・、いよいよ反則じみてきたねぇ。」

御坂「あんたってやつは本当にもう・・・、そういう大事なことはもっと早く説明しなさいよ!!」

上条「御坂さん!? ここで電撃はやめて!! 家電が全部壊れちゃう! あとスフィンクスの機嫌がMAX悪いんですけど!?」

今回はここまでです。御坂と一方通行の和解はどう書こうか最後まで悩んだんですが、やっぱり綺麗さっぱり許すっていうのはなんか違うかなぁ、と。

今回はものすごくエドとアルの影が薄いので次回はハガレン色満載で行こうと思います!! ついにあの人(達)も登場・・・できるかなぁ。遅筆だからなぁ・・・。

乙したー

ゆっくりでも落ちない限り幾らでも待ってますよー

乙でした

おっつ。>>1が1レスでも出せればいいぜよ!

>>1です。少しですがとうかします。書く余裕があれば深夜にまた投稿するかもです。

[学舎の園前バス停]

寮監「どういうことだ?御坂。」

正に修羅、この女性は周りを怯えさせる技術に卓越している(白井談)
御坂、上条、エド、一方通行はこれから自分達がなにをされるのか恐怖に打ち震えていた。
ただ一人、番外個体だけは興味なさげといった様子である。

御坂「じ、実はですね寮監。私の従姉妹が彼氏を紹介したいって言うので、昨日は皆で急遽パーティーみたいな? そんな感じだったわけでして・・・」

寮監「ほう、それで門限を破りに破り、白井を見捨て、ゆうゆうと朝帰りというわけだな御坂、覚悟はできているんだろうな?」

上条「ち、違うんです! 寮監さん。」

一方「あァ、俺たちが無理矢理引き止めたんだァ。コイツの昔話を聞きたかったもんでなァ」

そう言って殊更に番外個体と組んでいる腕を強調する一方通行。
心なしか、彼女の表情は赤みがかっている。

番外個体「そ、そうそう。この人ったら美琴ちゃんを返そうとしなくってさぁ。大変だったんだよね。」

エド「まあそういうわけなんで、あんまし怒らないで上げてくださいよ、き、綺麗な顔が台無しです。」

エド(なんで俺がこんな歯の浮くようなお世辞をいわなきゃなんねぇんだ?)

~時はすこし戻り、向かうバスの中~

御坂「作戦はこうよ、依存はある?」

一方「ありまくりだァオリジナル。」

御坂「なによ、なんか不備でもあった?」

一方「なんでおれが番外個体と恋人役やんなきゃならねェんだァ? 上条でwg5458jat6かyjmp」

御坂「それは絶っっっ対にだめよ、分かった一方通行君?」

一方「ら、ラジャー。」

この瞬間、彼は理解した。自分はこの先なにがあってもミサカの遺伝子に逆らえないことを。

上条「・・・なんだかよくわかんないけど、俺は一方通行の友達として、言い訳の強調をすればいいんだな?」

御坂「ええそうよ、くれぐれも他には何もしないで頂戴。」

そして、このやり取りを全く聞いていない者が二人。

御坂「エドと番外個体はどうしたのよ。バス酔いでもした?」

エド「ナンデオレガコンナキザッポイコトヲナンデオレガコンナキザッポイコトヲナンデオレガコンナキザッポイコトヲナンデオレガコンナキザッポイコトヲナンデオレガコンナキザッポイコトヲナンデオレガコンナキザッポイコトヲ」

御坂「あんたの弟が「兄さんはそういうこといっぱい言ってきたから」って」

エド「アルのキャラがおかしい。なにかの陰謀を感じる_| ̄|○」



一方、番外個体は

番外個体(ミ、ミサカがあの人の彼女役!? ないないそんなのあり得ないって。殺しあった仲だよ。しかもなんかすごい嫉妬の感情がミサカの中にはいりこんでくるし。でも、もしそんなことになったら・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

番外個体「お帰り、あなた。」

一方「あァ、ただいま。腹減ったなァ。」

番外個体「じゃ、ご飯にする? 温め直すからちょっと・・・」

一方「いや、おれが食いてェのは飯じゃねェ。俺が食いたいのは・・・」

20000号「ミサカですねセロリたんいやっほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおい!!」




番外個体「この思考の原因はお前か春?このやろぉぉぉぉぉぉぉぉぁぉぉぉぉぉ!!!!」

一方「うるせェェェェェェェェ!!! バスの中なんですけどォォォォォォォォォォ!!!」

バス運転手「お客様、静かにしていただけないのであれば降りて頂けないでしょうか」

ヒソヒソナニアレオカアサンシッミチャダメダメナオトナヨアレハ
オレハナニモミテイナイオレハナニモミテイナイダイジョウブ
ソンナミテミヌフリスルハマヅラモワタシハオウエンシテル

番外個体「//// あ、あなたのせいでもあるんだからね!!」

一方「ふ、不幸だ・・・」

上条「一方通行、最近それがマイブームなのか?」

[舞台は戻り、学舎の園バス停前]

寮監「ほう、御坂を庇うのか。だが、よくわからんぽっと出の奴らになんといわれようとも減罰はないがな。」

御坂「で、ですが寮監。この人は学園都市第一位ですよ。信用のおける人物では・・・」

寮監「順位で人の信用度は決まらん。」

御坂(ですよねー)

寮監「まあ、そんなに言うんだったら仕方ない。おい、白井、起きろ。」

上条「なんで白井はベンチにボロボロで横たわっていたんだ・・・?」

黒子「・・・はっ!! この匂い、お姉さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ黒子はたいへんしんぱいしておりま・・・て、お姉様? 何故に上条さんがここに?」

一方「あァ、さっきまで俺たちこいつの家に居たからなァ。」

黒子「」

寮監「し、白井どうし「こんのくされ遠人類めがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁわたくしのお姉様を家に連れ込み朝帰りとはなにしてくれてやがるんですのぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! お姉様見ていてください今黒子がこのど変態をあの世に叩き送ってやらますからそしたらわたくしがおそらく寝不足のおねえさまを優しく介抱してあげグヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ」


寮監「うるさい!「ギャヒンッ」バタッキュー

エド「な、なんて見事な鳩尾への正拳突き・・・。師匠と同じ!? いやそれ以上か?」ガクブル

寮監「御坂、御託はもういい。取り敢えず白井を部屋まで運べ。制裁はそれからだ。」

御坂「は、はい」ヒヤアセタラー

そうして御坂美琴は学舎の園の中へと消えていった。
その足取りは果てしなく重かった(本人談)

寮監「・・・さて、君が上条君か? 白井から聞いている。随分御坂が信頼しているようだが。」

上条「いえいえそんな!! 滅相もない。もう御坂さんには全く頭が上がらない状態でして・・・」


エド「なあ、もしかしてこいつって毎回こんな感じ?」

一方「・・・あァ。」


寮監「御坂を、よろしく頼む。」

上条「! いえいえそんな!! こちらがお世話になりっぱなしなのにそんな!!」

寮監「あの子がこんなに男性を信頼を信頼しているのは珍しいんだ。どうか、これからもよろしく頼む。」

御坂から鬼だの悪魔だのえんまの生まれ変わりだのと聞かされて居た四人は思わず面食らった。

上条「・・・はい。お任せください。」


エド「なあ、もしかして俺ら必要なかったんじゃないのか?」

番外個体「それは禁則事項だよ♪」

一応終了です。また今日中に戻ってこれるよう頑張ります!!

やっぱり寮監さんはイズミさん並みの強さやで ガクガク((((;゚Д゚)))))))ガクガク

>>1ですが、もしかして作者はsage入れないほうがよかったりします?

なんかsage入れなかったらトップページに出ててびっくり・・・。今度から本編投稿する時はsagaだけにします。今日はもう無理そうなので今週じゅうにはいけるよう精進します。あ、アンケートの方もよろしくお願いします。

ここまで読んだ。なかなか面白いじゃん。だいたいのプロットはできてるのかな?

>>81
大まかな流れとこれだけはやりたいって描写が5個はあります。よんでいただけてありがたい・・・。

なんか一方通行の口調が変な気が…

気のせいだったわ

ここまで一気読みした!!
面白い!!
禁書もハガレンも大好きな作品だから嬉しいわ!!
>>1乙でした!!

>>1です。アメトーク終わったらいきます。

一方「・・・じゃあ、また明日ってかァ。」

一方通行、番外個体、打ち止めは明日の十時に上条宅に集まることになった。
流石に徹夜明けはいくら第一位でも辛いらしく、欠伸を噛み殺しながら黄泉川のマンションに向かって行った。
そして、帰る場所のないエドは・・・

上条「取り敢えず俺のところに来いよ。お前も徹夜して死ぬほど眠いんだろ? それに昨日は派手に戦ったから疲労も溜まってる。」

上条「アルも今はインデックスと寝てるだろうし、俺らも帰って寝よーぜ・・・ふわぁ~寝みぃ。」

エド「・・・ああ、お言葉に甘えるとするかな。ただ、教えろよ。」

上条「何を?」

エド「この世界のことだ。色々俺の居た世界とは違いすぎるんだよ。寝たら教えろよ、まずは御坂の持ってた不思議電話からだ!!」

上条「はあ・・・、携帯な。取り敢えず帰ろうぜ。」

この後二人は、絡み合いくんずほぐれつなんともあられの無い姿で寝ているインデックスとアルフォンスをみて、一人は声にならない声で叫び、また一人は弟のロリータコンプレックスを真剣に疑うのであった。

アルがフラグ建てる女はほとんどロリだからなぁwwwww

[上条のアパート 午後1時]

イン「むにゃ・・・まだ食べられるんだよとうま、もっとご飯を・・・。」

アル「すふぃんくすぅ~ぼくがまたたびあげるからこっちへ・・・」

上条「御坂たのむから・・・、頼むから家電だけは・・・」

エド「不思議電話・・・、ぜってぇその技術を・・・」

それぞれがそれぞれの夢を(うち一人は悪夢のようだが)みながら寝ている。
昨晩の遅れを取り戻すかのように(うち一人は充分寝ているのだが)身体を睡魔にまかせている。

プルルルル プルルルル プルルルル

エド「・・・おい、起きろ上条、不思議電話なってんぞ。」

上条「ふわ~あぁ・・・、携帯な、もう二回めだけど。」

寝ぼけ眼を無理矢理覚醒させ、電話に出る。

上条「はい、もしもし。」

御坂(あ、よかった。何回コールしても出ないから心配したんだけど)

上条「御坂か、いやちょっと今まで寝てた・・・、なぁ、御坂。お前の声心なしかやつれてるように聞こえるんだけど?」

御坂(ああ、ダイジョウブ。ちょっと寮監からの制裁で寮の清掃を今までやってただけだから・・・)

上条「あれから今までかよ・・・、お前も寝てないから相当辛いんじゃないか?明日も集まるんだし、ちゃんとねとけよ。」

御坂(・・・ありがと。)

その小さな心遣いが身に沁みる。
疲れ切っている御坂にその言葉はとても心地よいものであった。
その心地よさに軽くトリップしかけ・・・

上条「おい、御坂? 大丈夫か?」

御坂(・・・はっ! だ、大丈夫よ!! ってそんなんじゃなくて、明日はいつあんたの家に行けばいいの?)

上条「ああ、それなら10時に来てくれ。明日は日曜日だし、ゆっくりあいつらの話も聞けるだろうしな。」

御坂(そうそう、それについてもう一つ聞きたかったんだけど、あの人達って能力者? 本人達は錬金術って言ってたけど・・・。)

エド「ああ、錬金術だ。」

御坂(やっぱりそうなの、ってえ! なんでエド!? いつのまに・・・)

エド「俺たちの話題になったから代わった(正確には上条から無理矢理奪い取ったのだが)んだが、一つ言っとく。俺たちの話は多分めちゃくちゃ長くなる上に、あの実験よりも酷いことが関わってる。それでも大丈夫か?」

いくら第三位とはいえ、まだ中学生である彼女にこんな話は聞かせたく無いというのが彼の本音である。勿論、上条としてもそうなのだが。

御坂(なによ、私達にだけ話させて、自分はだんまりってわけ?)

エド「いや、でも・・・」

御坂(あんたが私を止めるためにあのことを話したじゃない? そん時のあんたとっても苦しそうだった。そーゆういやな過去は、誰かに話してスッキリすんのが一番なのよ。それに学園都市第三位と第一位、それに例外中の例外と私の妹二人よ。面子はそろってるでしょ。なんか不足でも?)

エド「・・・分かった、後悔すんなよ。じゃあな。」

御坂(え、ちょ、ちょっと待ってまだ私あいつと話し足りな)プツップープープー

御坂「・・・」

御坂「人の話は最後まで聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

寮監「うるさいっっっ!!」

寮監の昇竜拳が御坂の顎にクリーンヒット、彼女はベッドにそのままダイブし、次の日の朝9時まで目が覚めず、「あいつの家に行くのにこれじゃ全然ダメ!!」と時間との壮絶なバトルを繰り広げるのはまた別のお話である。

エド「おい、上条!」

上条「はいはいなんでせう。寝起きでわたしはつらいのですが。」

エド「もう一時半だ・・・。早速教えてもらうぜこの国の科学技術の進み具合ってやつをよぉ! まずはその不思議電話からだ!!」

目がまるで新しいオモチャを与えられた子供のように輝いている。止めるのは完全に不可能だと、二度寝を計画していた上条は泣く泣く断念せざるを得なかった。

上条「分かった、でもまずはこの二人を起こしてから・・・」

エド「いや、ほっとこう。アルはここに来てからなんかテンションが変だし、インデックスは昨日の食いっぷりをみた後だとまた何か食わせろって言いそうで怖いしな。・・・結局、こいつ御坂の作ってくれたカレー何杯たいらげたんだ?」

上条「御坂が気を利かせて鍋いっぱいに、占めて二十人前作ってくれたのに、一人で食い尽くしやがりましたよこの子は・・・、美味かったからまた食いたかったのになあ。」

さすがは暴飲暴食シスター、穀潰し、ニ○トなどなど様々な愛称をお持ちの彼女である。そこに他の人(主に上条)への配慮が微塵もないのかプロの証か。

エド「その感想、もっと御坂に言ってやれよ・・・」

彼は伴侶を持つことによって他人の色恋沙汰に少しは気が回るようになっていた。

上条「? なんで?」

・・・彼は絶好調のようである。

エド「うん、もういいわ。そ・れ・よ・り・も、これの原理は? 動力源は? 電話線は? とにかく全部教えろ!!!」

上条「はぁぁぁぁ、めんどくせぇ。これはな・・・」

~10分後~
エド「ほぁ~、こんなちっせえ機械にそんな大量の情報がなぁ・・・」

~さらに20分後~
エド「かぁぁ~この世界じゃそんな方法でエネルギーを得てるのか・・・」

~そのまたさらに30分後~

エド「内部構造はさらに難解ってか? 面白え、全て解析して」

上条「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
携帯一つでどれだけ聞きやがるんですかこの野郎!? なんで既に一時間も経っちゃうほど質問攻めなわけ!? やってられるか!!」

エド「お、おう。わりぃ、研究者として全部解き明かさずにはいられなくてよ。」

彼の世界の錬金術師は、研究者でもある。
その国の抱える錬金術師の数がそのまま国力を表していた時代もあったくらいだ。
その国でも、国家錬金術師であった彼の探究心は並大抵のものではない。
増してここは科学の街、学園都市である。彼の探究心は今が最も輝いているのかもしれない。

エド「そんじゃ、掻い摘んででいいからさ、他の物も教えてくれよ、な!」

上条「・・・もうこの上条めに選択の余地はないのですねはいそうですか_| ̄|○」

~デジカメ~
エド「ふぃ、フィルムはねぇのか!?」

上条「そんな本格的なカメラは上条さんの財力では買えませんよ・・・」

~電子レンジ~
エド「こんな短時間で食べ物が温めれるとは。学園都市やべぇ」

上条「いや、学園都市じゃなくても全国のご家庭にあるからね?」

エド「」

上条「どうした?」

エド「アメストリスは、なんて遅れているんだ・・・_| ̄|○」

上条「電子レンジ一つで人はここまで絶望出来る物なのか・・・」

~テレビ~
エド「こんな物が存在してていいのか??」

上条「わかりやすく言うと、ラジオに映像が付きましたってところか? そういや明日の天気はどうなんだろう。洗濯物も干したいし、ちょっとチャンネルかえますかっと。」

上条はリモコンを操作しニュースを表示させた。
選択したのは学園都市のみを対象としたニュース番組である。

ミ○ネ「こんにちは、お昼のニュース、ミ○ネ屋のお時間になりました。今日は"突撃取材!!今常盤台女子学生に一番うけるイケメンはこの人!!"を放送する予定でしたが急遽取り止めさせていただきます。」

ミ○ネ「緊急ニュースです。第七学区の○○銀行第七学区支店に強盗3人が押し入り、現在も人質をとって立てこもっています。」

エド「第七学区って・・・。」

上条「ああここ、ってはい!? マジ!?」

ミ○ネ「では現場の、は○りさん?」

は○り「はいこちら、現場のは○りです。状況は大変切迫しております。犯人グループのうち、二人は強能力者"レベル3"、一人は大能力者"レベル4"とのことです。人質は7人とのこと。うち一人は軍服?らしきものを着用している模様。」

エド「ぐ、軍服? なんかすげーいやな予感が・・・」

は○り「あ! 今防犯カメラの映像と音声が繋がったようです!! さすが学園都市ですね、まさか音声まではいるとは!! すぐにお繋ぎします。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

犯人A「おい!! 大人しくしろ!! お前ら人質なんだそ!!」

??「何故に私がお前の言うことを聞かなくてはならないのだ? 取り敢えずその物騒な火器を放したまえ。」

??「准将、無駄だと思いますけれど」

??「おいおい、プライベートではロイと呼べと言っているだろう? 私もリザと呼ぶようにしているのに。」

??「やめてください、吐き気がします。」

??「なにもそこま「ストォォォォプッ!! なに二人の世界に入っちゃってるの!? 君たち人質、OK? Do you understand?」

??「うるさい、少し黙っておいてくれたまえ」

??「まったく、人前では静かにしろと親からならわなかったのかしら。」

犯人A「_| ̄|○」

犯人B「あ、兄貴!! しっかりして!!」

犯人C「お前ら兄貴はメンタル情弱なんだよ!
気を利かせろバカヤロー!!!」

犯人A「お前マジ殺す、おれの能力"発火能力(パイロキネシス)"でマジ殺す。」

犯人B「え、あの半径50m以内で摂氏200度の業火を自由自在に操る兄貴の能力でですか!? やめてくださいって!!」

犯人C「誰に説明してんすか?」

??「彼らはバカなのか? リザ」

??「本気でやめてください。彼らが馬鹿なのは見れば分かることですし・・・」

犯人A「やっぱり馬鹿にするんですかそうですか・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エド「」

上条「・・・どうしました?」

エド「あれさ・・・、俺の上司? みたいなやつというか。・・・よし。」

上条「?」

エド「俺たちは何も見なかった、いいな?」

上条「いやダメじゃん!! いい顔して何ナチュラルに上司見捨ててんですか!? 助けにいかなきゃ! てか、すぐそこだし。」

エド「いや、多分ほっておいてもあの人達なら大丈夫だし。てかあの強盗本当にレベル4なのか?」

上条「いやそうだろ、効果範囲広いし。」

エド「だってあの人の炎の方が強いから。准将と比べたらあいつハナクソレベルだぜ?」

上条「・・・マジ?」

エド「だからほっておいても・・・」

ミ○ネ「先ほどの続報です。新たな映像が入ってまいりました。それではどうぞ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

??「大佐、あ、違った准将。結局ここはどこなんでしょうか?」

??「ロックベル、いや、今はエルリック君か。それがさっぱりだからとりあえず銀行で金を降ろそうとしてここにきたのではなかったかね?」

??「まあ准将の不幸によって絶賛人質中ですけどね。」

??「リザ? 何故にそんなに機嫌が悪いんだね?流石の私でも心が折れそうなんだか」

犯人C「こっちを見向きもしませんね兄貴」

犯人A「お前ら・・・少しはこっちを気にしろぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉ!!!」

ブツッピーザザー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

は○り「・・・ここで途切れてしまいました。犯人グループの一人の威嚇射撃(?)が防犯カメラに当たってしまったようですね。警備員"アンチスキル"の早急な対応が求められます。以上現場のは○りでした。」



エド「」

上条「・・・さらにどうした?」

エド「あんのクソ野郎どもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぶっころしてやる行くぞかみじょぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

上条「え!? 結局行くのって引っ張んなよ痛いマジちょ、痛いってあーもう不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

[渦中の銀行前]

黄泉川「なんなんじゃんよあの人質たち・・・」

黄泉川愛穂は頭を抱えていた。強盗事件の人質がなんとも奇怪であり、犯人グループを刺激しまくっているという、前代未聞の事件にである。

そんな黄泉川の耳にある音が聞こえてきた。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド

黄泉川「なんの音じゃん?」

エド「おんどりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁそこのけ姉ちゃんけがするぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

上条「痛い痛い痛い痛い!!!! いい加減離せって黄泉川先生!? 危ないそこのいて!!」

黄泉川「いやだめじゃんよ!? 止まれ二人とも」

エド「俺の嫁にてを出すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇえぇぇぇえ!!!!!!!」

上条黄泉川「よ、嫁ぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

そうして彼らは銀行の中へと警備員の制止を振り切り飛び込んで行った。今のエドの頭には「あいつら絶対殺す」その一文のみでいっぱいである。

ここまでです!! ついにあの人登場、その無能(?)っぷりを発揮できるのか!!


次回はまた説明回になると思われます。なるべく単調にはならないようにしますので読んでくださるとありがたいです(切実に)


傷の男は出ないの?
てか、このアル人間姿なんだよな?自分が持っている小説版のアルは鎧姿だから違和感がある……

>>97
傷の男ですか? ・・・現状は絡ませる予定はなかったんですが、よく考えたら彼を絡ませないと脳内設定が補完できない!! というわけで出します(ただ出てくるのは相当後ですが)

アルは肉体を取り戻しています。兄に背を抜かれたのが気に食わないため、最初は目の前で牛乳を見せつけるかのようにのんでました。

今更だがおっつ。面白すぎるww

禁書には幼馴染キャラがいないからエドとウィンリィと同じ距離にいるとしたらオッレルスとシルビアあたりかな
なんだかんだで最終的には結ばれそうだし

エドって遊戯王じゃないのか

今頃だけど、上条さんって魔術サイドの錬金術士と一回戦ってるから、錬金術って言ったら魔術サイドだって思うんじゃね?

すんごい面白いからどうでもいいんだけど。

黄金さんのこと忘れてたわ・・・

へた錬だからな。忘れられても…………というかあいつ顔変わってからどうなったんだよ

■■「ふふ。どうせ私は影が薄い…………だから二巻ボスのヘタ錬も忘れられる。ふふ。ふふふふふふふふふふ…………

出番g(ry

>>1です。夜も遅くなりましたが、あと少したったらいきます。


みなさん気にしていられる禁書の方の錬金術師さんですが、決して忘れているわけではありません。ただめんどくさゲフンゲフン。すいません書くとややこしいことになりそうだったので・・・。今度追加で書こうとおもうのでそれまで待ってて下さい。

あと、トリップ(?)なるものを知ったので今回から利用していきます。

ロイ・マスタングは内心焦っていた。

ロイ(困った、リザにはここで炎出したらスプリンクラーがあるだろ無能と言われているし、かといって彼女たちを危険な目に合わせるわけにはいかないし。さて、どうしたものか・・・)

犯人A「おい、こっち向けおっさん。」

ロイ「は? お兄さんと・・・、いや、やめておこう。君たちにお兄さんと呼ばれるのは気味が悪い。美人に呼ばれたいものだ、うん。」

・・・ 彼の方も絶好調のようだ。

犯人A「だからおっさんってよんでんだろうが。大人しくしとけ。このおれの"発火能力'"で怪我したくなかったらな。」

犯人C「そうですよ、兄貴大人気ないからすぐに怪我させるんすから、大人しくしておいてください。」

犯人A「・・・お前俺に恨みでもあるの(泣)?」

ロイ(さて、どうするかな・・・ん? なんだこの不快な音は? ・・・足音?)ドガバギバリバリガッシャッーン

犯人A「な、なんだ今のは!? 警備員か!?」

犯人B「いや、違うと思いますよ。あいつらなら人質の保護を最優先で行動するはずですから。・・・暗部? いや、こんなチンケな強盗ごときにそんな奴らがででくるとは・・・。」

犯人C「自分でチンケとか言ってる時点でもうなんかダメな気が・・・、いやなんでもないっす。」

リザ「この銀行の裏口あたりからの音のようですね。・・・心なしか音が怒りを表しているみたいですが。」

ウィンリィ「いやさすがに、こんな中に入ってくる馬鹿なんているわけ・・・。」

??「ぎゃあ!! 痛い色んな所にぶつかりまくってますってエド!! いい加減離せよ何回目このやり取り!?」

??「うるせぇ!! 何回目とか関係ねぇ!!
あいつは、どこだ!!」

ウィンリィ「・・・なにか聞き覚えのある声しませんでした?」

ロイ「いや、というか、あいつしか考えられないというか・・・」

リザ「ええ、多分・・・」

エド「い、いた!! てめえらよくも」

エド「おれの嫁にてを出してくれたなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 血祭りじゃごらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ロイリザウィンリィ「」

ロイリザウィンリィ(やっぱりか・・・」

犯人A「な、なんだあのチビは!? 」

犯人B「取り敢えず人質に加えときます? あいつもこっちに人質いるから攻撃出来ないだろうし。」

犯人C「今嫁って言ってましたね。人質の中にいるかもしれませんよ。」

犯人A「・・・なんでお前らそんな冷静なの?
俺が馬鹿みたいじゃん。」

犯人BC「違うんですか?」

犯人A「もういい」グスッ

両者の間に緊張が走る。
あれだけ騒いでいたが、決して強盗達も馬鹿な訳ではない。
人質を自分達の周りに固め、銃口を突き付けたままでいる。

犯人A「なんだか分からんが、お前には人質になってもらう。・・・動くなよ? こっちには人質が、もといどれかはお前の嫁なんだよな? この目のキツイ姉ちゃんか?」

二本の、おそらく限りなくきれやすい糸が切れる音がした。

犯人BC「ブチッ?」

エド「ああ動かねぇよ。ただし、一つだけ言わせてくれ。」

エド「スプリンクラーなら、俺が壊しておいたぜ。」

犯人ABC「はあぁ?」ジュッボォ

犯人ABC「・・・え?」

ロイ「よくやった、鋼の!!」

パァンと乾いた音が響く。
マスタングの両手のひらが床に突き立てられると、彼以外の人質を取り囲むかのように壁がそびえたった。
強盗達はことの次第に頭がついていっていないようである。

犯人A「お前、今のどうやって!? てか、手は縛ってたじゃねえか!?」

ロイ「ああ、あの邪魔な縄なら焼き払った。」

犯人ABC「焼き払ったぁ!?」

ロイ「よく分からんが、君と同系統の能力ということだよ。今までの様子を見たところ、君もスプリンクラーを気にして炎を出さずにいたようじゃないか。そのスプリンクラーももう壊れている。思う存分使いたまえ。それともあれか? 無い脳をあるように見せたくて爪でもかくそうとしているのかね?」

犯人A「・・・、上等じゃねえか、お前なんざ俺の能力で焼き払ってやるよぉ!!」

犯人BC「やっちまいましょう、兄貴!!」

彼は怒りの任せるままに両手を前に突き出した。
おそらく炎を出すのに必要な動作なのであろう。
そして、荒ぶる業火が発射され・・・

犯人A「なんでだよ」

犯人A「なんで炎がでねぇんだよ!!」

彼の悲痛な声があたりに響く。
マスタングはそれをさも面白そうに眺めていたが、やがて口を開いた。

ロイ「そんな顔をするな、今説明してやろう。」

ロイ「私は空気中の酸素濃度を調節し、ホコリなどを導火線代わりとして、この発火布製の手袋で火花を起こして炎を出すことが出来る。」

ロイ「要はそれの応用だ。君の両手周りの酸素濃度をギリギリまで下げている。ああ、安心したまえ。君の両手周りだけだから、窒息することはない。まあ・・・、どう足掻いたところで君はもうその能力を使うことは出来ないがね。」

絶望が彼の顔を覆う。
無理もないであろう、彼の自信の根元である能力を完全に封じられたのだから。
さらに切り札の人質はもういない、正に絶望的であろう。

ロイ「君たちには、三つほど私が制裁を加えなければならない点がある。」

ロイ「一つは、無関係の人々と我々を君たちの勝手な事情で危険にさらしたこと。二つ、このことに各諸警察の方々や鋼の、ひいてはその友人まで巻き込んだこと。そして三つ目は・・・」

ロイ「リザは、私の女だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
そんなクソチビ豆粒ミジンコ野郎に釣り合うわけもなかろうこのゴミどもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

犯人ABC「一番はそれぇ!? 」

エド「おい誰がクソチビ豆粒ミジンコ短小ミニマムリトルショート野郎だぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ドガバキッ

上条「いやあの人そこまで言ってないよね!? てか怒りの矛先をこっちに向けないで!!」


犯人ABC「どうもずびまぜんでじだ」ボロッ

強盗達はマスタングとエドの怒りの鉄槌によってフルボッコにされ、警備員に突き出されていた。
黄泉川は彼らを事情聴取しようとしたが、そこは上条の必殺"DO・GE・ZA☆"によってなんとか回避(代わりとして上条が後日黄泉川宅に招かれることになったが)。

ロイ「さて、リザ、怪我はないかい?」

リザ「いい加減やめないとその舌撃ち抜きます。エドワード君もウィンリィちゃんを助けにここまでくるなんて、尽くす男になったわね。」

ロイ(警告ではなく断言なのか)ゾッ

エド「そ、そんなんじゃねぇし!!」

上条(うわぁ、やろうのツンデレとか誰得?)

ウィンリィ「え、違うの? 私嬉しかったのに・
・・、エドがあんなに私のことを思ってくれてたんだなぁって・・・」

ロイリザ上条「・・・」

エド「うっ・・・、あぁ~もう!! そうだよお前のことがすっげぇ心配だったよこれで」

彼の言葉はそこで遮られた。
ウィンリィがかれの胸に飛び込んで来たからである。
倒れそうになるのを必死に堪えて彼女を受け止める。
背中に手を回し、ポンポンと軽く叩く。

ウィンリィ「ありがと、エド!!」

エド「・・・おう。」

ロイリザ上条(ここでラブコメっちゃってる)

アル「あ~壁殴りたいわこれ。」

一同「!?!?」

アル「上条君も兄さんも遅いよ。インデックスが夕飯がないからって「これで我慢するんだよ
!!」といって冷蔵庫の中身食べ尽くしちゃったよ。あ、それとウィンリィに准将、大尉もこっちに来てたんだね。詳しい話は上条君の家でするから今から行こう。そろそろインデックスが耐え来れなくなるころだし。」

上条「はぁ!? あいつ冷蔵庫の中身はあれほどダメだって言ったと思ってるんだよ!!あ~もうふ「しゃーないそうするか、ウィンリィ、いくぞ。」

ウィンリィ「うん!!」

ロイ「はぁ、なんかしらんがそうするか。大尉
もさあ、エスコートしよう。」

リザ「アルフォンス君にでもしててください。あ、呼び方はそのままでお願いします。」

ロイ「(T ^ T)」



上条「やっぱり今日も最後まで言わせてもらえない、あ~もうふ「上条おせぇぞ!! おいてくからな!!」

上条「orz」

彼の不幸は、まだまだ続く!!

今回はここまでです!!


・・・はいそうですね量が少ないです。いやなんでこんな量で投下したかというと、sagaのみにしたら急にレスしてくださる方々が増えたのでついテンションがあがってしまいました。次回もなるべく早く、それでいて量多めにしようとおもいます。今までと同じようにリクエストは継続して募集してるのて、今後ともよろしくお願いします。


インデックスの扱いはこのままかwwwww
個人的には、大佐vsステイルやアックアvsアームストログ少佐あたりがみたいwwwww
一期の映画みたいにこの禁書世界に生きているハガレン世界のキャラと似たキャラとか出ないかな(モブ程度でいいんで)

乙 これだけ増えたら上条さん家でだけでは雑魚寝も苦しいな  ということは……  

乙でした

面白いwwww期待

>>112
ステイルvsマスタングですか!! 面白そうですね。時間軸的には現在の一週間以上先にはなりそうですがやってみます。

ここで追加のキャラ紹介をしておきます。

ロイ・マスタング:大佐から准将に昇格。日夜野望である軍所属女性全員ミニスカートを目指して日々精進している。最近リザが冷たいのが悩み。

リザ・ホークアイ:晴れてマスタングの部下に復帰。階位は大尉に昇格。最近マスタングの"リザは俺の女アピール"が激しいのでとってもキツイ。ただし、否定はしていない(はず)

一方通行:ここ数日は打ち止めよりもよほど番外個体に手を焼いている。その度番外個体の顔が赤くなるので、何かの病気じゃないかと本気で心配している。

番外個体:実は今作三組目のカップリングは"番外通行"の予定。打ち止め派の皆さんすみません。春?の影響か、最近やけやたらと一方通行を気にしている。

打ち止め:今作では一方通行は親御さんポジション。フレメアとフロイライン、二人の友達と良く遊んでいる。

白井黒子:ビバドヘンタイ。百合カモン!! ただ、今作では作者があるssの影響を受けまくっているために御坂以外のある人と絡ませるのがメインの予定。

寮監:・・・まだ登場機会はある(はず)

黄泉川愛穂:前に書いたように、今度上条黄泉川宅お呼ばれ篇もやる予定。そのときまで乞うご期待。


次回は明後日までには投稿できると思います。遂に現在最もハーレムに近い男が登場!! 並びに登場人物数が凄いことになりそうです。説明パートまでもう少しかかるかと・・・。200までにはいけたらいいなあ・・・。

あ、あとアンケートの方も引き続きお願いします。遅筆ですが書く気はまんまんですので!!

平行世界では生きているホムンクルス達

寮監は俺の嫁

>>118
ホムンクルスはですね、実は半ば無理矢理ですが一人は出るのが決定してます。まあその人も登場はだいぶあとですが・・・。


>>119
持ってけ泥棒!!

アルの嫁ことメイの出番はありますか?

>>121
・・・回想には間違いなくでます。本編には・・・

リンとリンの嫁的なねーちゃん(名前忘れた)は!?

>>123
物語の進行上、おそらく欠かせない存在になると思われます。まあ、最初はギャグ担当でしょうが・・・。

>>116の説明文の一方くん…とうとうかみやんの鈍感が移ったかww

面白いスレ発見
乙ですの

乙でござんす!

11時過ぎたらいきます。

11時過ぎたらいきます。

>>125
上条にそげぶされた男は一定の確率でフラグ属性と鈍感属性がプラスされるからなwwwwwwww

[同時刻、第十三学区通学路]

浜面「はあぁ・・・、疲れた。」

このいかにもチャラい少年、浜面仕上は疲労困憊な様子を惜しげも無く滲ませていた。

麦野「滝壺と星を眺めにデートして、その後すぐにフレメアの参観日とは、いよいよ浜面も親御さんね。」

そう、今日はフレメア・セイヴェルンの参観日だったのだ。
学園都市では基本的に学生は寮生活である。
しかし、小学生ともなると一人暮らしは心許ない。
ゆえに、半分程は高校生ぐらいの兄姉と共に生活しているのである。
今日の参観日は、その兄姉を対象としたものであった。
現在兄姉のいないフレメアはこの日のために一週間ほど前から浜面とアイテムの面々に頼み続けていた。
しかし、滝壺は早朝まで続いた浜面とのデートで現在爆睡中、絹旗に至っては「ちょ、超見逃せないC級映画があるんで」と言って、まあ、要するに逃げたわけである。
そういうわけで、浜面と麦野がフレメアの参観日に向かったのであった。

浜面「フレメアすっげぇ張り切ってたな。全部間違えてたけど。」

麦野「それでいて答えるたびにこっち向いてドヤ顔してんだから困ったものよ。恥かしいったらありゃしない。」

浜面「でも麦野、そのたびにすっごいいい笑顔で頑張れって言って痛い!? やめてそれ!! 浜面の右脚はそんなに丈夫じゃないんですけど!?


麦野「私が何だって?」

浜面「すみませんでした。俺初めて知ったよ。ハイヒールってこんなにも強力な武器とは、女子力恐るべし・・・」

麦野「ったく、私が何のためにこれを履いてるのか考えてみろっつーの。」

浜面「え? なんか理由でもあったのか?すっげーにあってっけどな。」

麦野「なっ・・・、うっさい///」

浜面「今の会話の何処にキレるポイントがあったの!? 原子崩しをむやみやたらと撃たないでお願い!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

絹旗「というわけで、麦野が浜面と参観日もとい、超デートに行ってきて下さい。」

麦野「ごめんストップ絹旗、意味分からないし、第一なんで私が浜面とで、デートなんかに行かなきゃなんないの? あんたが行きゃいいじゃない。」

絹旗「(あ、もうデートなのは訂正しないんですね)超大丈夫ですよ麦野、私は麦野が浜面LOVEなのしってますから。」

麦野「は、はあ!? 誰がバカ面を好きだって?
」 クチパクパク

絹旗「動揺を超隠せてませんね・・・。そして麦野は今、浜面とLOVELOVEになるのに重大な問題に直面しているのも私は知っています。」

麦野「な、何だってのよ・・・?」

絹旗「(もう好きだって認めちゃってますねなんで浜面のことに関してはこんなにも乙女なんでしょうねぇニヤニヤ) それは、ズバリ滝壺さんのことでしょう!!」 ズビシッ

麦野「なっ・・・、なぜそれを!? 何で分かったの絹旗!! 教えなさい!!」

麦野は顔を真っ赤にしながら絹旗の肩を何回も揺らして問い詰める。
今の彼女は誰が見ても(某フラグメーカーを除く)恋する乙女にしか見えないであろう。

絹旗「お、落ち着いてください。今重要なのは私が麦野の秘密をなぜ知っているのか、ではなくて、その秘密をどうやって解決するのか? なんですよ麦野。」

麦野「く、悔しいけどそのとうりね。」

絹旗「麦野が悩んでいるのは、滝壺さんをもう傷つけたくないし仲良くしていきたい。でも浜面とはもっと進展したい。そういうことですよね?」

麦野は力なく頷いた。
彼女は、滝壺を殺しかけ、浜面にいたっては三度も殺そうとしたことがある過去を持つ。
それに関しては二人は許してくれた、それは理解しているのだが、自分のこの気持ち、ぶっちゃけてしまえば"恋心"。
今までは知らなかった、相手のことを考えるだけでドキドキする、目でいつも追ってしまう、
それらをを自然に起こさせてしまうこの感情。
前までの麦野沈利とは変わってしまった、内側がこんなに溶けてしまった、そんな感覚。
それが麦野の心中を罪悪感、劣等感で埋め尽くしていた。
滝壺に夢中の彼が自分の方を向いてくれるわけもない、それよりも、あんなことをしておいてなお滝壺から浜面を奪おうとしている自分がいることが嫌だったのだ。
そんな彼女は、希望は薄いかもしれないと分かっていながらも絹旗にすがりついたのだ。

絹旗「解決策はこれです!!」

そうやって取り出したのは・・・

麦野「なに、これ? 映画のパンフレット? ・・・・・・・・ビリッ」

絹旗「あぁ~!! なんで超破いちゃうんですか! 」

麦野「な・に・が[真夏のハーレム大作戦!! 俺の愛は一人じゃ収まりきらねぇ!!]よ。どんなC級映画よ!!」

絹旗「もぉーそんなに数ないんですから破いちゃダメですよ麦野。」

麦野「なんであんたこんな映画のパンフレット何十枚も持ってんのよ・・・。」

麦野は思わずため息をついた。

絹旗「なにを呆れているんですか。これこそが麦野のお悩み解決のための、超切り札なんですよ。」

麦野「・・・こんなのが?」

絹旗「はい。要するに、浜面が麦野と滝壺さんのことを両方好きになって、二人が浜面の二股を認めちゃえばいいんです。」

麦野「いや無理だろ。」

絹旗「いや行けます。既に第一関門は開きっ放しですし。」

麦野「はぁ?」

絹旗「浜面は超ど変態ですからね、麦野の魅力なら大丈夫です。いざとなったらバニーになればイチコロです。」

麦野「・・・そういう問題?」

絹旗「超そうです。取り敢えずは今日のデートを頑張りましょう。麦野はせっかくこんなに服を持っているんだから、参観日に最適かつ、浜面に今までとは違う可愛いイメージを見せつけてやるような、そんな服装を選びましょう。今日の目標は"取り敢えず服を褒められる"です。


麦野「なにその不愉快極まりない目標は。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

麦野(・・・一応これは目標達成といっていいのかしら? なんかすっごい負けた気分だけど)

少女の悩みは深まるばかりである。

浜面「で、このあとどうするんだよ。フレメア寝ちゃってるし。取り敢えず絹旗達と集まるか?」

案は現状二つ
・アイテムの面々と集合、フレメアを寮に送り届ける。
・このまま麦野とフレメアと共に行動する

浜面「どぉーすっかなぁ・・・、俺も寝てぇしなあ・・・。」

そんなとき、ふいに・・・

オイオイニクハギュウダロナニヲ!!トリダロトリジョウダンハヨシコサンダゼナニヲ!ヤルカコノヤロゥオオヤッテヤリマストモキョウノカミジョウサンハヒトアジチガイマスヨ

三つ目の選択肢は現れたようだ。

エド「牛肉こそ至高ぅぅ!! あの肉食わなきゃ力がわかねぇだろうがぁぁぁ!!!」

上条「なにをぉぉぉぅ!! それこそ鳥肉だろうが! ケ○タッキーを初めて食べた時の感動を俺は忘れることが出来ねぇんだよ!!」

ウィンリィ「・・・両方買えばいいじゃないの
。なんでこう・・・」

リザ「男ってバカなんだろう、でしょ?」

ウィンリィ「はい、はあ・・・。二人とも! とっとと買いに行くわよ!! せっかくのBBQでしょうが!」

エド上条「でももへったくれもないでしょうが!! ・・・二人とも、こいつらおいていきましょう。バカはいない方がましです。」

ロイ「そうだな、それに・・・」

ウィンリィ「それに?」

ロイ「肉は、豚だろう。」

上条エド「あぁん!?!?」

ウィンリィリザ(こいつも馬鹿だった・・・)

ロイ「BBQだ。豚の丸焼きほどテンションの上がるものはない。」

エド「上条・・・。」

上条「ああ。」

上条エド「戦争だぁおっさんめがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ロイ「誰がおっさんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁちょっとまえまで二十歳じゃぼけどもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ウィンリィリザ「・・・はあ。」

正確には二十歳台だと思うですけど……

麦野「なんだあれ? 上条たちじゃん。浜面、ちょっと様子見て・・・」

浜面「麦野」

麦野「え、な・・・、なに?」

麦野(なんで浜面こんな真剣な眼差しで私をみてるのよ/// え、やだもしかして・・・)

そう、皆さんもご存知のとうり、浜面仕上はフラグを回収出来る数少ない人物である。
ついに彼がその本領を・・・

浜面「逃げよう、今すぐに」

麦野「」

・・・発揮するわけがなかった。

麦野「・・・いい顔してそんなこと言うんじゃねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

浜面「ですよねグハァァァァァ!!!」

浜面が宙を舞う!! 浜面は麦野のアッパーによって計り知れないダメージを負った!! そのまま上条に激突!! 双方瀕死の重症を負った !

上条浜面「ひでぶっ!!」

アル「人が空から降ってくるのは初めてみたよ。」

エド「んなこと言ってる場合じゃねぇだろ! おい上条! 大丈夫か?」

上条「だ、だいじょばないかも・・・」

浜面「大丈夫なんだな大将、それじゃ俺はこれで・・・」 ガシッ

上条「まあ待てよ浜面、ちょっとお話ししていこうぜ。」

浜面「(ま、まさか今朝のことばれてないよな)なんだよ大将、なんかいいことあったのか?」

上条「いやな、昨日からいろいろあって騒がしかったんだよ聞いてくれよ・・・」

浜面「(ホッ、どうやらばれてないようだな)そうなのか? なにがあったんだよ。」

上条「いや、それがな」

上条「俺たちをバスの中で見捨てた不届き者がいたんだよなぁ」 ニヤリ

浜面「・・・え?」 アセダラダラ

上条「エド、こいつが今朝俺たちを見捨てた野郎だぜ。どうするぅ?」

エド「どうするって? そりゃもちろん・・・」

エド上条「フルボッコだ(な)!!!」

浜面「いぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

麦野「・・・なにこれ?」

ウィンリィ「・・・さあ?」

>>135
最終話時点で30歳にはなってますよ。詳しくはwiki参照で。

>ロイ「誰がおっさんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁちょっとまえまで二十歳じゃぼけどもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


この台詞の「二十歳」が「二十歳台」ということを言いたかった

今回はここまでです。結局あんま進んでねぇ・・・。実はテスト週間中でして忙しく、あまり書き溜めが出来ずにいます。日曜日までにはあげますので待っててください!

>>138
まじだ・・・、すみません。脳内補完で二十代ってことにしておいてください。ご指摘ありがとうございました。


浜面はハボックポジが合うのにかまちーが気まぐれで主人公にしたせいで……
そして禁書とハガレンで声優ネタはどれだけできる?アニェーゼとアルぐらいしかしらないけど……


あとカブトくんはでる?

>>141
カブトくんはおそらく次回から出せると思います(なんせフレメアのキーホルダーになっちゃってるんで)


声優ネタに関しては、>>1はほぼ知っていることはございません。アルがくぎゅぅぅぅぅぅぅというぐらいしか・・・、なので声優ネタのご希望には沿えないと思います。超電磁砲Sも見たいんですかなんせ山口はtv局がだいぶ過疎ってまして、残念です。

アームストロング少佐……泣きそう

追いついた。乙

>>144
全くだな
内海さん、ご冥府をお祈りします

カブトムシさん出るぜやったね!メシウマだぜひゃっふう!
そして鋼もとあるも大好きな俺には大歓喜なSSだね!

楽しみに待ってるぜ>>1!

もしかしてインちゃんは活躍なし?出番さえあるのもめずらしいのにそれだけだったら悲しすぎるわ……
個人的には、シャットアウラあたりとの絡みがみたい

いつもどおりにエドが学園都市で暴れる

そこで黒鴉部隊が駆けつけてエドとバトル(当然アルも巻き込まれる)

戦闘終了後、コクピットからシャットアウラが出てきて「子供の癖にやるな、キサマ」

その発言にエドが「だ~れ~が~『超ウルトラハイパードチビじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』」とキレる
(当然、アルが体を張って止める)

その後もシャットアウラが「子供に子供と言って、何が悪い」とさらに地雷を踏み「そこから降りて来いやぁぁぁ!ボコボコのギタギタにしてやるぅ!」とエドが暴れる

ここまで鮮明にイメージできた
あとアリサってハガレン世界にいても違和感なさそう

あ、はい

>>148
うるせぇ黙れ
お前が書いてろ

乙 メイが出ないってことはメイメイも出ないんだよね  残念
ところでエドは番外個体より背が低い設定?  旅に出る前でもウィンリィより高くなってたと思うんだけど

>>151
一応161?を想定しています。
エド自身としては、美琴と同じ、番外個体には負けるという状況だったので内心膝をつくほど落ち込んでいました。

あれ?
エドとアルっていくつだっけ?

>>153
連載終了半年後の設定なのでエドが18、アルが17になります。

18という事は、アウレオルス、神裂、オリアナと同じ歳か……
にーさんが知ったら魂抜けそうだな、これは


そういえばカップリング要素とかあるのだろうか……
平行世界でもアルのフラグメイカーぷりは発揮されてしまうのか?

賢者の石で視力取り戻してもオールマイティー手合わせ錬成じゃないのか…

>>155 >>16に書いてある

>>156
手合わせ錬成使ってるよ

テスト前半戦終了!! ということで10時ぐらいから投稿します!!

時刻は午後四時、帰宅部が活発化し始めるころである。
エドたちは未だに第十三学区の通りにいた。

浜面だったもの「」 ボロッ

フレメア「んにゃあ・・・、ねむい・・・」

麦野「おい浜面、お前が騒がしいせいでフレメアおきちゃったんだけど。」

浜面「いやあれだからね、原因はどう見ても大将たちだからね。」

フレメア「にゃあ!? 浜面がボロボロに!!
お前の仕業か妖怪チビ赤マント! わたしが相手だ! にゃあ!!」

エド「・・・」

浜面「いや誰だか知らないけど子供にチビって言われたぐらいで本気で殴りかかろうとするのはやめようか!? 大将こいつらだれだよ! 」

上条「あ~あ・・・、ご愁傷様浜面」

ロイ「あの小僧、なぜに火に油を注ぐ・・・」

ウィンリィ「あの~・・・、逃げた方がいいと思うけど」

浜面「??? なにが・・・」

その瞬間、胃が縮こまるような感覚が浜面を襲う!!

浜面(なんだこれ!? そう、例えるならシャケ弁を買い忘れたと麦野に報告した時みたいな、この寒気はまさか!!) ブルブルッ

エド「・・・浜面だったっけ? お前には個人的な恨みしかないが、敢えて言っておこう。」

エド「俺はチビじゃねえんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

浜面「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



リザ「なんであの子は雑魚の断末魔みたいな声をあげているんでしょうか准将。」

ロイ「私に聞かれても困る。そこのお嬢さん、彼を放っておいてもいいのか?」

麦野「あ~いいのいいの、あいつはあれが仕事みたいなものだから。」

浜面「麦野ナチュラルに希望を絶望に塗り替えないで!? ああもう不幸だぁぁぁぁぁぁ!!」

上条「俺のアイデンティティが・・・」ヒザガクッ

フレメア「元気だせ、にゃあ!」

~10分後~

ゴミ面「」

フレメア「にゃあ! 浜面が浜面じゃなくなっちゃった。」

状況を全く理解してはいないが、フレメア・セイヴェルンはある事実を知った。

フレメア(この人に、チビはタブーだ!! にゃあ
!)

そんな少女に、声をかける者が一人いた。

アル「君はフレメアっていうのかい? 僕はアルフォンス・エルリック、よろしく。」

フレメア「にゃあ! よろしく!!」

エド「弟がまた幼女に手を・・・」orz

上条「なんかすまん・・・。」



そしてこの場に存在していたもう一人、いや、もう一匹が動いた。

??「フレメアさん、今までランドセル(の底の筆箱の下)にいたのでまだ状況が掴めていないのですが、こちらの方は?」

エドアルウィンリィロイリザ「!?」

ウィンリィ「き、きゃあぁぁぁぁ!!」

リザ「准将離してください!! 一刻も早くあの虫を撃ち殺さなければいけないんです!!」

ロイ「お、落ち着きたまえ。私が焼き払うから
、な?」

エド「いや焼き払うのも駄目だからな!? なんだこいつ? カブトムシ?」

アル「か、可愛い!!」

エド「なあアル、一度精神科に行こう。嫌ならノックス先生でもいいから、な?」

あれ?七巻で分身は危ないからできるだけやめていたはずだけどな……
あと白垣根君の声優は石田

エドたちの前に現れたのは、白いカブトムシだった。
サイズはキーホルダーぐらいであろうか、ただしアルの言う"可愛い!!"とは、少しばかり異なる容姿だ。

??「申し遅れました。僕は垣根提督というものです。序列は学園都市第二位です。現在はフレメアさんの護衛をさせてもらっています。」

エドアル「」

ウィンリィロイリザ「???」

エド「はあぁ??? こいつが一方通行の言ってた第二位!? どっからどうみても俺みたいな金髪イケメンじゃねえじゃねえか!!!」

アル「皆さんすみません。兄は少しばかりナルシストの気がありまして・・・」

上条「同情するぜ・・・、何を勘違いしているんだか。」

エド「そこ二人、あとでなぐる。それで、お前が第二位? まじかよ学園都市・・・、遂に人じゃなくても第二位かよ。」

フレメア「にゃあ! カブトムシ君! この人たちはみんな知らない人だよ!」

垣根「わかりました誘拐犯達ですね、早急に排除」

上条「ストォォォォォプッ!! そんなんじゃないって焦るな垣根!! 俺の知り合い!! 誘拐犯みたいな顔のやつもいるけどちがう!!」

ロイ(この少年はこうやって今までも無意識に喧嘩を売り続けていたのだろうか?)

垣根「そうですか? まあそれなら・・・」

麦野「そんなことはどうでもいいのよ、上条!
!」

上条「は、はひぃ!?」

エド(噛んだ・・・)

リザ(噛んだわね)

麦野「こいつらだれよ? どう見ても学生じゃないのもまじってるけど?」

上条「え~っとですね、とても説明がめんどくさいと言いますか、ややこしいといいますか、分かっているのは人間だよっていうことだったりでありまして・・・。」

麦野「はあ? いいから説明しろっつーの」

上条(なんだろうこのやりとりすごい既視感というかデジャヴというか)

上条「!! そうだ、明日なら説明できるんだけど、どう?」

上条(明日ならエドたちが御坂たちに説明するし
、同時にやっちゃえるから一石二鳥ってやつですよ四字熟語を使いこなしております上条でございます!!)

麦野「はあぁ?? そんなのまてないっつーの・・・、いや、そこまでいうなら待ってあげるわ。」

麦野「ただし」

上条「・・・え?」

麦野「それなりの代価は払ってもらえるんだろうな上条?」 ニヤリ

上条「」

ウィンリィ(あの人Sだ)

ロイ(な、なんだこの寒気は) ブルッ

エド「上条、BBQに誘えばいいんじゃねぇのか?」

上条「それだ!! 実はこのあとB・B・Qやるんだよ!! ご馳走するからさ、それでどう?」

麦野「よしいいわよ、聞いた絹旗!?」

絹旗(はい超聞きました、いまから滝壺さんと上条の家に行きますね。) ガチャップープープー

上条「」

浜面「大将、残念だったな。」ポンッ

上条「・・・いや、大丈夫だ全く問題ない。なぜなら・・・」

上条「支払いはエドだからな!!」

一同(それを誇らしげに言ったらおしまいだろ)

浜面「ならほかのやつも呼ぼうぜ大将。俺一方通行さそってみるわ!!」

上条「よっしゃ俺も御坂誘うぜ今日は宴だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

エド「なんであいつはこんなにテンション高いんだ?」

ハイモシモシコチラヨミガワデスガァ?オーアクセラレーターオレオレオレオレサギナラアンチスキルヨミガワニカワリマスケドォ?ウォイ!!オレダハマヅラダ!!ヨミガワハヤメテ!?トラウマフッカツシチャウカラ!!

アル「多分だけどインデックスが「まともなお肉を食べたのは昨日で一ヶ月ぶりなんだよ!」って言ってたからそれでじゃない?」

ナンダッテBBQダァ?ニクハアルノカニクハヨォ?モチロンナンセBBQダカラナ!ヨシイクニクハスベテオレノモノダァ!!

ロイ「取り敢えず買い出しに行くんだろう? 早くしようではないか。お嬢さんどうぞ一緒に、さあ!」

麦野「あ、私年上無理だから。」

リザ「そうやすやすと女性に手を出さないでください軍の汚点ですかあなたは。」

ロイ「私にどうしろというのだねリザ」orz

ハナシハキイタ!!ミサカモミサカモイキタイッテダダヲコネテミタリスルッ
ナラミサカモイコウカナアナタガニクヲタベレナイヨウニシテミセヨウヒャハッ!!

エド「・・・なんでこんなに大勢になってんだってかそもそもなんでおれがおごるんだっけ?


少年の苦悩は続く、彼がこのあと3850円/gの和牛など一日でおよそ○0万円もの出費にあうとは知らないままに。そしてその1/3が暴食シスターの腹の中におさまることも知らないのである。

[上条の寮の庭 午後6時]

上条「忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

エド「なにを?」

上条「わたくし上条はBBQセットを持ってませんでした・・・。」orz

エド「何言ってんだ。・・・そこの壊れてるパイプ椅子使っていいか?」

上条「いいけど・・・、何に使うんだ?」

エド「こうするんだっ!!」 パンッバシッ

エドが両手をパイプ椅子に合わせると、閃光と共にパイプ椅子は形を変え・・・

エド「・・・いっちょあがりぃ!!」

見事なBBQキットが出来上がった。

上条「うわすっげぇ!! 錬金術かっけぇ!!」

エド「本当は、使えちゃいけねぇんだけどな」ボソッ

上条「?」

エド「それとお前は御坂を誘ったんだよな?」

上条「・・・ああ、そうだ。」

エド「じゃなんで・・・」

エド「このど変態百合少女がいるんだよ!!」

黒子「し、失礼なっ!! あなたみたいなミジンコに言われたくはありませんわ!」

エド「よしぶん殴る右ストレートでぶん殴る右ストレートでぶん殴る右ストレートでぶん殴る行くぜおらあ!!」

黒子「かかってきなさいこの豆粒めがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

・・・どうなった? あいつらうまくやったのか?
くそっ・・・、やられそうじゃないか。


おいっ!!あの馬鹿野郎!! なに自分から犠牲になろうとしてるんだ!


・・・やっぱりやられたか。でも・・・、一人分は余裕があるか。
仕方ない、あいつらの前で死なせるわけにもいかないか・・・。
これが最後かな・・・。お前は、生きろよ?

俺の最後の錬金術、ってところかな。やってやるよ!!!!




・・・うまくいったか。俺の命もそろそろかな。
でも、あいつらの前に顔を見せるまでは・・・


持ってくれよ俺の命よ!!!

今回はここまでです!!



はいそうですね、最後のレスはなんなのかわけわかんぇよばかやろう!! ということなんですが、一応今後の投稿の回想?描写のようなものです。タイミングが分からなかったのでここで挟みました。今後出てくるキャラの重要な回想なので簡単かもしれませんが考察してみてください!


次回は明後日までにいきます。テストまでには・・・

ホーエンハイムかな

>>162
まじすか! やっちゃった~・・・。ただもうやってしまったのでこのままでいかせてもらいますすみませんorz

>>169
正確には悪意が混ざるリスクがあるみたいな説明があるだけなんだけどね
個人的には、白垣根じゃなくて15巻垣根でエドとの絡みが見たかった……(腐女子歓喜だけど…)

ここで追加人物紹介!

浜面仕上:誰もが羨むハーレムに最も近い男。本SSではいろいろなことをやらせる予定、決して不遇なだけにはしないようにします。

麦野沈利:第四位さん、顔芸とか言われてるけど>>1のお気に入り。それの影響もあり本SS4つ目のカップリングは浜面&麦野です。あ、浜面が浮気するわけではないのでご安心を。ただ、展開が進むに連れて、アイテムの方々にはよほどいろいろなことがおこります。麦野かわいい。

滝壺理后:浜面の彼女、正妻。この人にはレベル5の一人と集中的に絡ませる予定。
もしかすると浜面よりも絡みが多いかも
・・・

絹旗最愛:超可愛いモアイちゃん。もしかするとあまり出番がないかもしれない・
・・、いや出してみせる!!(反語)

フレメア:ご存知フレ/ンダさんの妹。にゃあにゃあ可愛い。カブトムシ君への信頼は高い。ちなみにそれよりもなお浜面を信用している。最近麦野の密かな寵愛を受けまくっている。


垣根提督:第二位カブトムシ。カップリングは心理定規との予定(これは書くか未定)
彼曰く、決してロリコンではないだとか。



ちなみに、このままいくと魔術サイドが出るのはかなり遅くなりそうです。物語の根幹に直結しているので間違いなくだすのですが・・・。早めに出した方がいいでしょうか? 早く見たいんだよ!!という方は言ってください。なるべく早くだします(その場合は物語の進行が更に遅くなりますが)

キャラの数が異様なことに・・・。しかももっと増える予定。あと、ちょい役ですがオリキャラも登場予定です。物語自体は全体の1/10も行っていない(頭の中では)ので、更新の際の投下量はもっと増やしていきます。なんせまだエド側の説明もすんでいないので・・・。


アンケートはまだ受付中ですドシドシお願いします!!


以上>>1でした。


進行が遅くなるのなら後々出してもらった方がいいかな
一気にキャラが増えすぎてもぐちゃぐちゃになってしまいそう

すみませんテスト勉強で手いっぱいでして今日は投稿できそうにありません。次回は水曜日以降になりそうです。

報告乙   勉強しっかりやってくれ

御意

これは楽しみなSSを見つけた
禁書もハガレンも好きなので支援

6時半ぐらいからいきます。

ロイ「なあ、アルフォンス。」

アル「なんですか?」

ロイ「あの二人は、いったい何をしておるのだね?」

エドと黒子、双方共に髪はボサボサ、服は入り乱れ、地面に息も絶え絶えに横たわっていた。
つまり、その、いわゆる・・・

ロイ「事後だな。ウィンリイ君、君の夫は大層彼女とお楽しみだったようだね」

ウィンリイ「」

ロイ「・・・どうしたんだい、ウィ「少し黙っていてください、てか黙れ。」・・・す、すみませんでした。」ガクブルッ

ウィンリイを、冷気というか、オーラーと言うべきなのだろうか。
とにかく得体のしれない何かが覆い始めた。
エドの元に一直線に向かって行く。
その足音は、彼の残命のリミットのようである。

エド「・・・あ~いてぇ。あの馬鹿野郎能力最大限に利用しやがって・・・。瞬間移動とか反則だろ。」

ウィンリイ「・・・エド?」

エド「おう、ウィンリイか。買い物は終わったのか?・・・どうしました? ご機嫌が悪いようですが・・・。」

ウィンリイ「随分とお楽しみだったようねぇ、私も混ぜてよ。」

エド「いや!! これには深い訳が」

ウィンリイ「問答無用ぅ!!!」

エド「いやそのスパナどっから出したんだよてか振りかぶったら危ないって」

ウィンリイ「ふっとべぇぇぇぇぇ!!


全盛期のクロ○ティを彷彿とさせるようなパワフルなスイング。
エドは弁解の余地を全く与えられないまま吹っ飛んでいった。
そのとき、その場にいた全員が共通して思ったことがある。

(彼女には、絶対逆らわないでおこう・・・)

上条「・・・大丈夫かエド?」

エド「・・・大丈夫に見えるか?」

上条「その、なんというか、御愁傷様」

エド「いたたたた、少しは手加減しろってんだよ。スパナで殴るか普通・・・」

黒子「まあ、あれは誤解されても仕方ありませんの。」

エド「うわっ!! どっから湧いて出てきやがった百合ボケ!」

黒子「・・・もう疲れたのでやめません
?」

上条「・・・」

エド「・・・それもそうだな。ウィンリイ、こいつは上条の知り合い、変な誤解はやめてくれ。」

ウィンリイ「えーなんのことかなー(棒読み)」

エド「」プルプル

上条「こらえろエド、惚れた男の弱みってやつだこれ。」

エド「はぁ・・・、分かった。それはもういいや。それより、結局なんで御坂じゃなくてこいつが来てんだ?」

上条「ああ、それは・・・」


[午後4時20分、常盤台中学学生寮、御坂と黒子の部屋]


黒子「お姉様・・・、寮監の一撃をくらわれるとは、これは明日の朝まで起きませんわね。」

ズットマエカラキミガスキデシタオオゥセイイッパイノオモイヲゼンブイマスグツタエタイノ♪

黒子「あら? お姉様の携帯に着信が。」

黒子「わたくしが出るべきなんでしょうか・・・、って猿人類ですの。」

黒子「・・・はあ、仕方ありませんの」ポチッ

黒子「もしもし?」

上条(御坂か? 実は今日エドたちの奢りでBBQやるんだけど、来ないか? )

黒子「申し訳ありませんの、わたくし黒子ですの。お姉様は寮監の魔の手にかかって・・・」

上条(ああそうなのか、大丈夫か御坂?)

黒子「今はぐっすりお休みになっておられますの。多分起きるのは明日の朝ごろかと。」

上条(寮監の一撃ってどんな威力なんだよ・・・。あ! それなら白井、お前が来ないか? 大勢の方が楽しいだろうし。)

黒子「・・・怪しい、何をねらってるんですの?」

上条(いやいや何もしないから・・・。どうだ?)

黒子「どうしましょう、そうなると少なくとも帰宅は門限を超えてしまうし、言い訳をしようにもお姉様はあんな状態だし・・・」

寮監「なにを思案しているんだ?」

黒子「りょ、寮監!? なぜここに!? 」

寮監「一応御坂を心配して来たんだが、無用な心配だったようだな。」

黒子(だからといって無言で侵入するのはまずいと思いますの・・・)

オイシライドウシタ? ナニカアッタノカ?

寮監「・・・そうだな。白井、一つ頼みがあるんだが。これを上条君のところに持って行ってくれないか?」

黒子「え?」

オーオシライムシハカミジョウサンコタエマスヨ~ルイセンホウカイシチャイマスョー

寮監「それと、私は今日所用があるので今から明日の朝までここを開ける。頼んだぞ。」

黒子(これはもしかして・・・)

黒子(猿人類のところで楽しんで来い、お土産も忘れずにな。と解釈するべきなんでしょうか。)

黒子「寮監、ありがとうございます。」

寮監「・・・なんの話だかわからんな。お使い頼むぞ。」

黒子「はいですの!」

寮監「じゃ、よろしく。」ガチャバタン

上条(しらい~無視すんなよ~。)

黒子「あ! ご、ごめんなさいですの。寮監から許可が出たので伺いますわ。」

上条(本当か!? じゃあ御坂の携帯にここまでの地図送るから・・・)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


黒子「というわけなんですの。そういうわけで、上条さん、これお土産ですの」

上条「お、ありがとな。なんだろ・・・」ガサゴソ

上条「うわっ!! すっげぇ高そうな和牛じゃねえか!! 白井、寮監さんにお礼いっといてくれ。」

黒子「あら、和牛だったんですか?」

エド「・・・ちょっと待て、その肉見せてくれないか?」

上条「ん、分かった。」ポイッ

エド「あぶねっ! なげんなよったく・・・。」

エド(この荒々しくも鋭い切り口、解体作業の熟練度が伺える。やっぱこれ・・・)

エド「・・・いや、まさかな。」

上条黒子「?」

ココガカミジョウノリョウデスカマエニキタトキニモオモッタンデスケドチョウボロイデスネ ア~ハヤクニククイテェナァテカアレ?タキツボトフレメアハ?
チョットカイモノシテクルッテイッテタダロウガバカヅラ!!
ヤメテ!?ホンジツニカイメノメルトダウナ-チョウキケン!!
パクラナイデクダサイハマヅラチョウキモイデス

エド「まあいいや、それよりBBQの準備だ! 上条、お前は肉とかの用意、白井は野菜をこいつの部屋で切って来てくれ」

黒子「分かりましたの。上条さん、部屋はどちらに?」

上条「ああ、…号室だ。てかエド、お前はなにもしねえのかよ!! 火でもおこせよ! 上条さんはマッチもライターも所有してないんでね!」

トウチャクッテミサカハミサカハトッテモハシヤイデミタリスル!!
ジョウイコタイハシャギスギギャハハッココヤッパリチョウボロイダイイチイニピッタリダ☆♪ …オマエモジュウブンハシャイデルジャネェカドッチモヤッパリガキダナ

エド「ああ、それなら大丈夫だ。」

エド「ここにはとっても便利な携帯火炎放射器があるじゃないか。」カタニテヲオク

ロイ「・・・鋼の、ここに来てからお前は私に喧嘩を売りすぎていないか? 焼死体を一つ生み出したいのか?」

エド「うっさい!! いつもは無能なんだからこんな時ぐらい役に立てよ!!」

ロイ「よしわかった今すぐに燃やし尽くしてやろう覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ウィンリイ「うるさいですよ准将、さっさと火をつけてください。」

ロイ「・・・あれ? もしかしてウィンリイ君まだ怒ってる?」

リザ「わかっているなら早くしてください。みんな待ってるんですから。」

麦野「そうだおっさんはやくしろ。私たちまってんだけど。」

ロイ「女性陣がみんな冷たい、あと麦野君、おっさんだけはやめてくれ。悲しみで死にそうだ
。」orz

一同「はやく!!」

ロイ「あぁ~もうやればいいんだろうやれば!
」 パチン ボオッ

マスタングの手によってBBQに炎が灯る。
その勢いはとどまるところを知らず、火柱はついには寮の三階にまで届き・・・


上条「強すぎるわ馬鹿野郎がっ!!」ドガバキッ

ロイ「グハァッッ!! う、うるさい! 少し間違えただけだ。」

エド「あんたは焔をマッチ程度から地獄の業火ほどにまで操れるから"焔"の錬金術師なんじゃねえのかオォウ?」

麦野「ほう、それにも関わらずおっさんは火柱轟々とたちのぼらせて、あれか? そんなに私を怒らせたいのか?」

ロイ「お、お嬢さん。そんなに怒らなくても、綺麗なお顔が台無しじゃ」

麦野「うっせぇ塵にしてやるよ!!」バキュンズガッ

麦野の腕から"原子崩し(メルトダウナー)"が火を吹いた。
その弾道は、マスタングの左頬を掠める。
そしてそのままBBQセットに・・・

ドッガァァァァァァァン…………

上条「ああああああ!!! せっかくエドが錬成したBBQセットがぁぁぁぁぁ!!!!!」

エド「俺の芸術作品がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

麦野「あ、ヤバッ」

ロイ「い、いま私の頬を何が・・・」ガクブル

アル「あ~あやったちゃったかぁ・・・、駄目だよ麦野さん。無闇やたらと能力使っちゃぁ。ちょっと待ってね皆」パンバッ

そう言ってアルフォンスはドロドロに焼け焦げたBBQセット(らしきもの)に手を当てた。
はたから見るととてもあつそうだが(後日、本人曰く「やせ我慢に限界はないからね」とのこと)、そんな顔は一切見せず、彼は錬成を行った。

アル「いっちょあがりっ! これでいいかな上条君?」

上条「うわすっげえな!! 兄弟二人とも使えるのかよ!!」

打ち止め「すっごいすっごいこれも変えられる?ってミサカはミサカはお願いしてみる!」

フレメア「おねがいだ、にゃあ!!」

アル「うんいいよ~、よっと」パンッ

彼は差し出された空き缶を、素材の違いを感じさせないような美しい造花へ変貌させた。しかも二輪。

アル「はいどうぞ~」

打ち止め「わぁきれ~い」パアッ

フレメア「すっごい! あなたはどんな能力者なの?」

アル「これはね、錬金術って言うんだよ~。実はね・・・」

仲睦まじく話す三人、その光景は和やかだが、周りの者には誤解を生みかねない。

エド「弟よ、お前帰ったらメイに殺されるぞ・・・。」

上条「ほっとこうぜ、楽しそうだし。」

上条「それよりも、BBQはやくやろうぜ!!」

エド「・・・おう!」

束の間の休息、彼らは惜しみなく楽しむのだろう。
これからのことに、目を伏せながら・・・

ここで一旦本編は終了です。
・・・あれ? 話がこれっぽっちも進んでないぞ? このままだと本当に説明パートで300までいきそうで怖い・・・。


ここから少しだけ番外編とキャラ紹介を挟みます。本当に少しだけなんですが。本編は筆が進めば今日もう一回いくかもしれません。それでは番外編どうぞ!!

[シン国、王朝 王の間]

ランファン「わ、若~、どこですか~? ・・・全く、どこにおられるのか分からないのは困ります。」

ヨウ「どうした、ランファン。それと、"若"ではなく"リン王"であろうが。いい加減慣れろ。」

ランファン「ご、ごめん。それよりも若はどこに? お伝えしたいことがあるのだが・・・。」

ヨウ「王はここにはおられないぞ。ほかのところに」

ランファン「はあ!? ここ以外の王宮の場所は全て探したアルよ? ここにいないのなら、いったい・・・」

ヨウ「落ち着けランファン、どうせまたどこぞの国へと無断で外交にでも行ったのだろう。前にお前たちがやったようにな・・・。」

ランファン「でも、じゃあ国政はどうする!? 誰が執り行うアルか!?」

ヨウ「こんなときのために、私がリン王から宰相の座を賜っておるのだ。王が不在であろうとも、この国を繁栄させていかなくてはならん!王もそれをお望みだろう。」

ランファン「ヨウ・・・、そのとうりアルね。それに、若ならどこでも行き倒れながらも野たれ死にはしないであろうからな。」

ヨウ「ははっ(その信頼の仕方はどうかと思うがな)、落ち着いたか? まあゆっくりしろ。」

ランファン「ありがとうアル、ヨウ!!」

ヨウ(な~んちゃってこれでランファンにかっこいいところ見せれたぜ。リン、ナイス!! そのまま帰って来なくてもいいんだぜ!! その間に・・・)

ヨウ(俺がランファンを嫁にとる!!)ドンッ

ランファン「あ、そういえば肝心なことを忘れてたアルよ。」

ヨウ「どうした?」

ランファン「メイが、アルフォンスが昨日から姿を消して何処にもいないと大騒ぎしているアルよ!! 国中さがさせたけど見つからないアル、何処にいるアルか!?」

ヨウ「・・・は?」



彼らは知らない。
アルフォンスはもうこの世界にはいない。
そして、もう一人。
このシン国からいなくなった者がいることも。

番外編のキャラ紹介


ランファン:ご存知リンの付き人。彼のことになると周りが見えなくなるのは変わっていない。最近では"若"と呼ぶと周りから怒られるのでかなり不満な様子。ちなみにリンへの感情は"親愛"らしい。

ヨウ:以前言ってたオリキャラとはこの人。ただ本編には未来永劫出ません。ヤオ一族でリンとは又従兄弟の関係。昔はリンとよくいたずらをする仲だった(もっぱら怒られるのはヨウの役だったが)。奇策珍策を練ることなど、とにかく頭脳はシンでも有数。そのためリンに宰相に命じられる。ランファンへの愛情は凄まじく、片腕を失って帰って来たときなどフーを殺す勢いで剣を振り回し、ランファンにど突かれていた。




今日戻って来られるようにがんばるぞー



待ってました

乙 BBQ楽しそう   リンも早く来ればいいのに

いまからいきます!!

~午後8時~

上条「で、」

上条「なんでお前がいんの?」

土御門「ん~、こんなにぶっ飛んだやつらが集まるのに他の奴らが寮にいたらまずいと思って人払いをしておいた土御門さんに感謝の言葉はにゃいのかにゃー?


ノミモノカッテキタゾーエドサンドレガイイカ?
ハマヅラオレハソノオレンジジュースヲクレ オッケーホラヨッ
ハマヅラワタシノミニッツメイドハマダカァァァ!!!
ヤメテ!!ホンジツサンカイメノメルトダウナ-モウヤメヨ!?
ダイジョウブソンナリフジンナボウリョクニウチヒシガレルハマヅラモワタシハオウエンシテル

上条「そうなのか? ありがとな・・・、てかお前この前の一件で身体ボロボロだろうが!? 大丈夫か?」

土御門「タダ飯、且つBBQときて参加しない男に俺が見える?」

上条「うん全く否定できない。それなら舞夏は? こーゆうの好きそうなのに。」

オイサンシタァ?オレノブラックコーヒーハマダカァ!!!
コッチハコッチデチョウキケン!?ドコニスクイガアルノ?
ハマヅラハヤクワタシノカルピスヲチョウモッテキテクダサイ
ニャア!ワタシモホシイ!! ミサカモミサカモハヤクゥ-
オレニキュウソクノヒトトキハナイノカソウナノカ……

土御門「こんなロリコン、バニー狂、顔芸、不幸の塊、雨の日無能のいるところに俺の大事な舞夏をよべと?」

上条「(顔芸?)あ、ああ悪かった・・・て不幸の塊って俺のことか!! 失礼な!! これでも今日はまだいいほうだぞ!!」

マスタングサンタチハドレガイイッスカ? ワタシハアカワインヲモラオウカ
ワタシハコーヒーヲモライタイワ リザキミモノマナイカイ?
ジチョウシテクダサイジュンショウコノハジサラシガ
ソウデスネダマッテオイテクダサイハキケガシマス
……ウィンリィクンアヤマルカラキゲンヲスコシハナオシテクレタマエ

土御門「幸福なやつが銀行強盗に巻き込まれるか?」

上条「・・・なんでしってんの?」

土御門「あ~後始末大変だったにゃーなんか肩凝ってきたなぁ。」

上条「お揉みしましょう土御門さま。」

一方「・・・なんで第四位がここにいるんだァ?」

麦野「それはこっちのセリフだっつーの。なんでここまできてあんたの顔を拝まなきゃならないのよ頭痛い・・・。」

一方「なるほど俺の顔よりよほど浜面を見ていたいと、おあついこった。」

麦野「な、なにを!! そ、そんなこと///」

一方(・・・これはまさか)

一方(とんだ掘り出し物が出てきたってかァ?)ニヤリ

一方「そうかそうかァ俺の目が狂ってたかァ」

麦野「そ、そうよ。第一位も落ちぶれたものね」

一方「はァ・・・、もしそうだったらその恋俺が手伝ってやろゥかと「ごめん訂正するわこれからよろしく」ガシッ

一方(・・・こいつってこんなキャラだっけ?)

垣根「フレメアさん野菜もちゃんと食べてください。特にピーマンです、好き嫌いはいけませんよ!」

フレメア「にゃ、ピーマンならもう食べたもんね。」

垣根「そう言いつつこっそり僕の皿に忍ばせないでください」

打ち止め「駄目だよフレメアちゃんと食べなきゃってミサカはミサカはお姉さん色を全面に打ち出してみる!!」

番外個体「はいはいそれならお姉さんの上位個体は椎茸も食べれるよねぇ」ニヤリ

打ち止め「せ、戦略的撤退を試みるぅ~」ダッ

垣根「ダメですよちゃんと食べましょう」ガシッ

打ち止めフレメア「・・・」

打ち止めフレメア「不幸だ(にゃあ)ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

上条「ちびっこにまでパクられた!? 」

浜面(ここまでは、まあ散々罵られ足蹴にされたが順調にきている。俺の悲願達成もちかい!)

浜面(滝壺に酒を飲ませて色っぽい表情を堪能する!!!)

彼の脳内も絶賛御花畑状態のようだ。

浜面((みんなが騒ぎまくってる今がベストタイミング!! 浜面行きますっ!!)

浜面「滝壺、飲み物の追加はいるか?」

滝壺「・・・」

浜面「・・・滝壺?」

滝壺「zzzzz」

浜面(わあ、ねてる)orz

浜面「あれ!? てか買っておいた赤ワインはどこいった?」

一方「浜面ァ!!! ちょっと来いィィ!!」

浜面「はいただいま!!」

クロコドウダタノシンデルカ? ハイ、マアナカナカタノシイデスノ
ソレハヨカッタヨンダカイガアリマシタヨ ミサカハザンネンダッタナァ…コレタラヨカッタノニ… ソレハオネエサマノマエデイッテクダサイ

一方「これはどゥいゥことだァ?」ガンメンヒクヒク

麦野「あれれ~浜面がなんで5人もいるのお?」

番外個体「ぎゃはははははははっっ☆♪ なんだこすっごい気分がいいんですけどなにこれヒャハッ♪」

浜面「」

そこにいたのは間違いなく酒で酔っている麦野と番外個体だった。
顔は真っ赤、呂律は回らず、目の焦点もあっていない。
そして酔った女性に特有の・・・

浜面(やべえ・・・、なんかめっちゃエロい。)

浜面(麦野やばくね? いつも際どい格好してるけどその比にならねぇくらいにエロい!! なんか胸元はだけてるし、今日はいつもより気合いれてる服装だからかエロさ倍増してる・・・)

浜面(なんだこの胸の高鳴りは!!)
注:ただエロさに興奮してるだけです

カミジョウサンワタクシスコシオハナヲツミニ… ?
ナンデイマハナナンカツミニ? サッシテヤレヨトイレダバカ
ア、ナルホドエドアタマイイナア ウ、ウルサイデスノ//

一方「お前これ酒じゃねェか。」

浜面「え、あ、ああ。赤ワインだ。」

一方「うちの番外個体にそんなもん飲ませてんじゃねェよこの三下がァァァァァァァァァァァァァァァお酒は二十歳からですゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

浜面「やっぱり親御さんじゃねえかこのヤロぅがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドッカーン

今日はここまで! 次回はおそらく今週末です。ただ、また模試があるので遅れるかもしれません。なにこの超ハードスケジュール死にたいorz

>>1
……ん?まさか……寮監が「主婦」なんてことはまさか、ははははは


寮監が主婦なんて「ありえない」

そりゃ、俺の嫁なんだから

友よ!

コイツらwwwwww

                                ぱ
                    __      ぱ  l  ♪

      ぱ              , ィ'" : : : : : : `丶、   ん. │
  け  ん.    r-、   /.::///:/:∧.:.:j| .:.:.:.:.:ヽ  つ  ん
   ん   つ   /て )  ///.:l//:/://∨| .:j.:.:.:.:.ハ     つ
.   こ      ( _ノ  フ /:;'::|l>ト' l/ 「じ丁!/:|:::::::::!:|
    |     ゝ、 〈 レ!:j::「|じ|   ゝー''│::|:::::::::!:|
   ほ    / ハ Ⅵ:|::|:! ゙ー'    xx |::::l:::::l::j::|

 ♪  l    /〃 ヘ ヽ|:八xx.   l>  ,': /:::/:/:;'
    |   i !   \ !:!:::|>:‐ -┐ r:/::/:::/:/:/
        丶丶   _ >'´ ̄`ー'  `'ー<:_:/
            ゝ'´- 、_  y-、       \
          〈      ̄  う   ゚ y-、  ヽ
              `ー― ¬、__ノ     /  >  /
                 /      r'^ヽ'´ _/
                 ,′ ::   `く__ノ´
               f^i^^i^^i^^i^^iヘ

               {   -=彡  _}
               ト 、_  __/⌒l

               |   丁 l    l
               |   │ │   |
                   l    |  .l   l
                !  │  !   :|
                |  │ │  :|
                |  │  .l    |
                !   l  │  :|
               /  ,′  .l    !
            rzー'´   {    ,′   }
             ゞと..-ー‐'   /   _j
                      ‘ '‐ー'

>>1です。今回も果てない忙しさにより投稿できませんすいません。今週末までには戻ってくるのでよろしくお願いします。

主はどっちも原作は読んで無い感じ?
キャラの口調とかがおかしいのは仕様?

ランファン含め、シンの人達は「アル」なんて言わない。語尾がカタカナに訛るだけ

>>208
>>209
すみません、ランファンの口調がおかしいのは資料が他のキャラに比べて少ない
・・・、ということにしておいていただけるとありがたいです。まあ自分の再現力がないだけなのですが・・・。
一応両方とも既読です。これからの話では修正していきます。ご指摘ありがとうございました。

>>1です。遅い時間ですが、一時三十分からいきます。

イン「?~・・・流石にもうはいらないかも」

上条「どうだったインデックス、うまかったか?」

イン「うん!! 牛も豚も鳥もハムも車海老もシャウ○ッセンも鮎もトウモロコシも人参もキャベツもピーマンも椎茸もトマトもステーキも冷蔵庫の中にあった漬物もウィンリィの作ったアップルパイもシチューも浜面の買ってきたなんか気分のよくなる飲み物もみんな美味しかったんだよ!!!」

上条「・・・インデックス、今回の俺が言うのもなんだけど、少しは遠慮って言葉を覚えような。」

エド「てか今こいつさりげなく飲んではいけないもの飲んだって自白してないか?」

浜面「そしてナチュラルに俺のことは呼び捨てだっていうね・・・」

時刻は午後9時、インデックスが調達した食材を全て食い尽くし、BBQも終わり、未だ興奮覚めやらぬ状態の子供勢と飲酒勢は「せっかくだから季節外れだけど花火やるか?」という浜面の言葉につられて花火を楽しんでいる。
何処で調達したのか、線香花火だけでも軽く百本以上ある。

打ち止め「見て見て綺麗な花火!ってミサカはミサカは大はしゃぎしてみる!!」

絹旗「まだまだ打ち止めは超お子様ですね。」

麦野「そんなこと言ってるあんたの目がキラキラしてるのはなんでかなぁ?」ムギュッ

絹旗「な、なんなんですか麦野!? 超そんなキャラじゃないでしょ麦野は!!」

麦野「人肌恋しいのよ、おとなしく私に抱きつかれてなさ・・・zzz」

絹旗「寝やがった! この後に及んで寝やがりましたかこの超シャイガールは!! 浜面!!!」

浜面「な、なんだよ。」

絹旗「上条の部屋に麦野を連れてって介抱してください!」

浜面「お前がやれよ。俺今一方通行の追撃からなんとか逃れたところでめっちゃ疲れてるんだから。」

絹旗「私の身長で、麦野を背負って上条の部屋に運べるとでも?」

浜面「・・・、すまん。悪かったから自分でちっちゃいって言ったことに傷付いて泣くなよ、な?」

エド「あぁん!?」

浜面「いやあんたに言ってないからね!? どんな地獄耳だよ!!」

絹旗(フフフ・・・)ニヤッ

浜面「麦野~? 背負うからな、もう今日は撃つなよ頼むから・・・。」

絹旗(これで浜面と麦野は二人っきり!! さあ麦野、狸寝入りはもういいですよ。思う存分やっちゃってください!!)

麦野「・・・」

絹旗(・・・麦野?)

麦野「むにゃ・・・///」

絹旗(満足してる!! 浜面におんぶされただけで超満足している!! それでいいんですか麦野!)

浜面「麦野もこうして大人しく寝ているとすっげぇ綺麗で可愛い少女なのになあ・・・」

麦野「」ボンッフシュー……

絹旗(ダメだこりゃ)

アル「それでそれで? 浜面君とはどこまで進んだの?」

滝壺「まだキスもしてない。そんな奥手な浜面でも私は愛してる。」

アル「なるほど・・・。彼はもしかしてまだこういうのに慣れていないんじゃないかな? それなら滝壺さんの方から積極的にアピールした方がいいんじゃない? 」

滝壺「・・・そうしてみる、ありがとうアルフォンス。」



上条「女子と恋バナ、猫が大好きで子供好き。お前の弟って」

エド「それ以上はだめだ、俺の中でのアルがどんどん崩れて行く・・・」

上条「そういえばマスタングさんたちは?」

エド「ああ、准将ならほらあそこに・・・。」



打ち止め「早く早くってミサカはミサカは火を催促する!!」

フレメア「にゃあにゃあ! こっちもお願い!」

ロイ「・・・」パチッ ボオッ パチッ ボオッ パチッ ボオッ
パチッ ボオッ パチッ ボオッ パチッ ボオッ パチッ ボオッ

エド「全自動(フルオート)のマッチになってる」

上条「」

エド「まあ、あれでいいんじゃねえか?」

上条「・・・エドがこんなに薄情なやつだったなんてなぁ、少しは助けてやらねえのかよ。」

エド「あれでいいんだって。不安を紛らわすには何かに没頭するのが一番だろ。」

上条「不安?・・・、あ・・・」

エド「分かったか?俺たちは知らない所にいつの間にかいて、しかもそこは俺たちの世界とは別の世界だって言われてみろ。常人ならまず発狂する。准将はああやってればなんとかなるだろうけどな」

周りには知らない者ばかり、右も左も分からない。
これで不安に駆られるななど、いくら軍人といえども到底無理な話である。

エド「大尉とウィンリィがやけやたらと准将にきつくあたってたのもそういうわけなんだが・・・、まあそれにしてもあれは怖い。」

上条「マスタングさん結局ずっと恐怖て震えてたもんな。」

上条「・・・? でも、それにしてはお前はこの状況を受け入れ過ぎじゃないか? 昨日から楽しんでいるようにも見えるしさ。」

エド「・・・似たようなことが一回あったからな。」

エドは懐かしげに語り始めた。
それもさもいい経験だったとでも言うように。

エド「真っ暗で歩いても歩いても端に辿り着かないような、そんな場所に閉じ込められたことがあるんだけど、そこは見渡す限り赤い液体で覆われているだけで灯りもない、おまけに一緒に居るのは食い逃げ皇子と化け物一体。ほんとあんときは参ったわ。」

上条「・・・」

エド「それに比べたら、今はよっぽどましなんだよな、周りにちゃんとした世界があるっていうか、それに・・・」

少しの間を開けて、彼は恥ずかしげに言った。


エド「お前らがいるから、一人じゃないから大丈夫だ。」ニカッ


それは、彼の今日一番の笑顔だった。
そして、それは・・・


エド「だから、お願いだ。」


エド「俺を、いや、俺達を助けてくれ」


上条「・・・え?」


彼の決意の現れでもあったようだ。

[???]

時刻は少し遡り、エド達がアイテム勢と初めて顏を合わせた頃。
二つの足音が、別々のリズムで、ある部屋に向かって進んでいた。

「あんた・・・、名前は?」

「・・・ナンシー。ファミリーネームは聞かないで。」

「そんな格好なのにえらく普通な名前なんだなおい・・・」

ナンシーという女性は、首にヘッドホンを、左耳にはイヤホンをはめていた。
ハイヒールにジーンズ、タンクトップという、よくわからない格好をしている。

ナンシー「そういうあんたはなんていうの? 初顔合わせだし、早いうちに覚えておきたいからさっさと教えて。」

「漢字で光輝、読みは"ライト"。呼ぶ時は英語っぽくよんでくれよな。」

彼、ライトはごく普通の学生といったような、学ランをとても丁寧に着ている。
それでいて、ちっとも真面目そうに見えないのが不思議だ。

ナンシー「これまたとんだDQNネームね…。英語っぽくってなによ、発音良くってこと?」

ライト「それはだな・・・、っとそんなこと言ってる間に着いたぜ、ここか?」

ナンシー「ええ、あの人はここよ。さっさとドアをあけて入りなさい。」

ライト「へいへい。」ギィィ

部屋のなかは、外からは想像もつかないほど広いようだ。
少なくともライトにはそう見えた。
そして、特徴的なのは・・・

ライト「このプカプカ浮かんでる赤い石が、例のあれ?」

ナンシー「ええ、さっさとこれを創造するのが私たちの計画の重要なファクターなの。」

ナンシー「連れて来ましたよ、始めましょう」

???「・・・来たか。」

ライト「あんたが、俺の雇い主?」

???「ああ、そうだ。」

この部屋の主、年齢は四十といったところ。
長い黒髪をたなびかせ、黒のローブに身を包んでいる。

???「私の計画のことはきいているね?」

ライト「ああ、おもしれぇこと考えるんだな。本当にそんなことが出来るのかよ?」

???「ああ、そのためにもまずはこの者たちからとりかかってもらいたい。」パサッ

ライト「なんだこれ・・・。最重要個体と最警戒個体?」

ナンシー「最警戒個体はこの五人。ロイ・マスタング、麦野沈利、一方通行、垣根提督、上条当麻。超能力者の三人は脳だけ完全な状態なら殺しても構わないわ・・・、ああ、垣根提督は脳もないんだっけ? なら生け捕りにしなさい」

ナンシー「マスタングは手足ぐらいならなくてもいいわ、ただし絶対に殺してはダメよ。一応今からあんたには直属の部下を100人つけておくから、好きにつかってかまわないわ。」

ライト「じゃあ、この最重要個体ってのは?」

???「先ほどの五人は戦力的に考えて、最も邪魔かつ魅力的な人材だ。」

???「そして、最警戒個体の二人はそれらを全て無視してでも確保する必要のある者だ。」

???「名前をエドワード・エルリック、そしてもう一人は・・・」

ナンシー「滝壺理后、暗部"アイテム"の元構成員よ。」

ライト「・・・だいたいは分かった。それじゃ雇い主さん、あんたの名前を教えてくれ。いつまでも雇い主さんじゃ味気ないからな。」


「・・・そうだな。」


「フラスコの外の小人"ホムンクルス"、とでも呼んでくれたまえ。」


彼らも、それぞれの目的のために動き出す。
エド達の前に現れるのも、そう遠くはない未来だろう。

今回はここまで!

いやぁ・・・、ちょい役とかいってたらガッツリ本編にもオリキャラ出ちゃいました。明日にでも追加のキャラ紹介は書こうと思っています。




あ、最後の一人の名前は決して間違えてるわけではありません。


おっつおっつ


インデックスは人のことを呼ぶときは名前で呼ぶよ(ただし、美琴は例外)

フラスコの『外』の小人だと……なんかすっごい進化してそうだなホムンクルスさん
こりゃあ先が気になる乙

乙でした

錬金術は化学の結晶だから、魔術なんかよりよっぽど一方さんには相性良さそうだな
まあハガレン世界の錬金術の設定覚えてないけど
土地が重要だったんだっけ?

>>222
美琴も名前呼びだぞ、例外なのはシスターズでクールビューティーとか呼ばれてたはず

たんぱつじゃなかったっけ?
最新刊あたりで変わったのか

>>1です。

遅れてすみません。実はうちの高校がこの時期に文化祭をやるという意味の分からないスケジュールを組みやがりまして、本当に忙しい毎日でした(T_T)
今日の夜には投下します!


インデックスの他者への呼称について

・"はまづら"と呼んでいたのには一応理由がありまして、その場の全員が浜面と呼んでいたから、という・・・。

・基本的には他キャラは名前呼びで統一しますが、既刊を読み返して"みこと"と呼んでいる描写がない場合、"たんぱつ"で序盤はいきたいと思っています。


セリーグの攻撃が終わったらいきます。

垣根「じゃあ僕は帰ります。フレメアさんを送らなきゃいけないんで。」

上条「おう、また来いよ。お前ならいつでも歓迎だからな!」

エド(間違いなく食費がかからないからだな)

エド「垣根、お前も明日ここに来てくれ。話したいことがあるんだ。」

垣根「あ、はい。それでは僕たちのうちの一体を向かわせますね。あと、なんかカブトムシの姿はやけやたらと評判が悪かったのでこの姿で来ます。」

エド「そうしてくれ、俺あんなに気持ち悪がってるウィンリィ初めて見たわ・・・。」

絹旗「それでは私も超ここで、滝壺さんを連れて帰るのは本来浜面の役割なんですが、あのバカ面・・・。」

滝壺はとても気持ち良さそうに寝ている。
それを絹旗が背負えるところから、滝壺の体重の軽さが伝わってくる。
それに若干の焦燥を絹旗が覚えているのは、否定しようのない事実なのだ。

ナンダァコノツインテハァ? マイゴナラアンチスキルマデドウゾォ
アナタコソナンデスカソノシラガハアラテノヘンタイカナニカデ?

上条「ついでに浜面と麦野も連れて帰ってくれないか? このままだと上条宅が果てしなく狭いままなんですが・・・」

絹旗「・・・」ジトー

上条「?・・・」

エド「・・・」ジトー

上条「あーもう分かったよ!! 上条さんはいつもどうりお風呂場に寝ますよ!!」

絹旗エド「・・・は?」

上条「上条さんは紳士なのです。」

アァン?ナニナメタクチキイテクレテルンダァコノババァゴエハァ?
ナッナニヲホザイテイルンデスノコイツハ モウキメマシタノゼンリョクデクチクサセテイタダキマスワ

エド「要するに」

絹旗「超ヘタレってわけですね。」

上条「うるせぇ! 俺がインデックスにどれだけ気を使ってるか」

絹旗「超静かにしてください、滝壺さん起きちゃうじゃないですか。」

上条「・・・言論の自由は日本国民全員に認められてるんじゃないの?」

エド「おい、上条」

上条「なんだ?」

エド「あの二人止めなくていいのか?」

ヤッテヤロゥジャネェカセンソウダァ!!!
ダメーッテミサカハミサカハカラダヲハッテトメテミルッ!!
ゴフッ! ヤメロコノッハナレロッ!! アイツハイッカイトッチメトカナキャナンネェンダヨ!!!

上条「またあのバカたちは・・・、おいやめろってば一方通行、白井!!」

黒子「申し訳ありませんでした」ドケザッ

一方「・・・はァ?」

黒子「ですから、お教えしてもらいたいのです。」

黒子「あなたなんでそんなに小さいお姉様から慕われておりますのどうやったんですか催眠術?脅迫?どうやったらそんなに?ぜひ、ぜひこの黒子めにご指導を!! そして黒子は絶対に小さいお姉様から「お姉ちゃん大好きってミサカはミサカはこの溢れ出る気持ちを包み隠さず押し出してみる!!!」って言ってもらうんですのっ!! さあはやく! Teach me!! 時間は待ってはくれないんですの、さあ早く!!」

一方打ち止め「」

上条「ごめんこいつがこーゆうやつだってすっかり忘れてた・・・」

エド「おいちょっと待て、このガキでこれってことはこの百合野郎がもしあいつを見てしまったら・・・」

番外個体「あれえ~どうしたの? みんなしてドン引いた顏になってるけど、ヒック・・・。」

黒子「」ボーゼン

エド「ダメだったか・・・」

黒子「一方通行さんでしたっけ? これからは、お兄様、いえ、セロリお兄様と呼ばせていただきますわ!!!」

一方「あァァン? 誰がなんだってェ?」コメカミヒクヒク

黒子「そして上条さん! あなたのことも上条お兄様とよばせていただきます。お姉様本人を虜にするその技術を手にいれてみせますの。そして・・・」

黒子「全お姉様を、我が手中に!!!」

彼女の目には、もう"お姉様"しか映っていないようだ・・・。


エド「うるせぇこの腐れ百合ボケが!!


見かねたエドの左アッパーが黒子に炸裂!!

黒子「ごふっ!! お、お姉様・・・」バタリ

一方「三下、こいつは絶対にこのガキに近づけないでくれ。・・・おい、三下? なにわらってやがる。」

上条「せ、セロリwww」カチッ

上条「・・・一方通行? なんでチョーカーのスイッチをおもむろにいれてるの? 危ないっていうかできることならその振り上げた拳をおろしてほしいというかせめて言い訳の時間がほしいというか」

一方「・・・辞世の句は詠めたか三下ァ、なら死ねごらァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

上条「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

エド「・・・いや完全な自業自得だろ」

黒子「お、お姉様。グヘヘヘヘ・・・・・」

エド「ってこいつ寝言まで!?」



[常盤台中学学生寮 食堂]

シュンッ
黒子「あー・・・、酷い目にあいましたの。まあ、あのお兄様方二人の本質を見極められたことは良かったですわ。」

もう深夜近くということもあり、食堂には誰の姿もなかった・・・と言いたいところであったが、そうでもないようだ。

黒子「あれは・・・、先日就任された食堂のおばさま? 」

おばちゃん「zzz………」

黒子「こんなところで寝ていたら風邪をひきかねませんのに・・・、おばさま、おばさま起きてください。」

おばちゃん「お姉様と呼べぇ!!!」

黒子「ひぃぃぃ!!!!」


おばちゃん「あ、ごめん。つい昔の名残で怒鳴っちゃったわ。おばさまでいいわよ。」

黒子「も、申し訳ありません。でも、こんなところで寝ていたら風邪を」

おばちゃん「何言ってんの、黒子ちゃんを待っていたんだけど?」

黒子「・・・え?」

おばちゃん「寮監さんに、黒子ちゃんの帰りが遅くなるから、待っていてくれないかって言われたのよ。あ、お土産はどうだった?あれ私が捌いたんだけど。」

黒子「(捌いた!?)そうなんですか! とっても美味しかったですの。みなさんにもご好評でしたわ。」

おばちゃん「そう、ならあの馬鹿弟子も食べたんだね。良かった良かった。」

黒子「弟子・・・ですの?」

おばちゃん「ああ、自慢の馬鹿弟子。多分今度分かるけど。」

黒子「そういえば、ここに来られてもう一週間になりますのにまだお名前を伺っていませんでしたわ。」



おばちゃん「私? 私は・・・」



イズミ「イズミ・カーティス、主婦 ・・・って言いたいところだけど、今はここの食堂のおばちゃんだね。」



・・・ 役者は、着々と揃い出している。

エド「さてと、この惨状のお片づけとしますかね。」

時刻は午後11時、BBQよ花火も完全に終了。一方通行は片手で杖をつく身であるにも関わらず、番外個体を背負い、打ち止めを抱っこするというどこぞのストーカーなら発狂しかねない状態で帰っていった。

エド「上条のやろう、なにが「俺黒子を送ってくるよ」だ。ちゃっかり下の名前で呼ぶようになってやがる。あいつ御坂に殺されても知らねえからな・・・。」

ぶつくさ文句を言いながらも片付けを辞めないのは、彼の元来真面目な性格の現れであろうか。
そんな彼の元に、軽快な足取りで近づいて来る者がいた。

土御門「エド~、そんなのほっておいて麦野の寝姿覗きに行こうぜ~」

エド「いや誰!? ・・・てさっき上条と話してたやつか。やけに馴れ馴れしいな。」ボソッ

土御門「なんかとても失礼極まりないことを言われた気がするにゃ~。」

エド「い、いやなんでもねぇ。それで、何か用か?」

瞬間、土御門の纏う空気が変わる。思わずエドは少し身構えてしまった。
彼も一般人と言うにはいささか関わってきた事柄が壮大すぎる。そのせいもあり、土御門のような裏の世界の住人の空気をも感じとれるのだろう。
・・・もっともその裏の世界は、とある赤目に白髪の少年によって少しは改善されたようなのだが。
そして、土御門は口を開いた。

土御門「ロイ・マスタング、ウィンリィ、リザ・ホークアイ。同三名にこの学生寮の一室を取り計らった。お前と弟にはその隣室を用意しておきたかったんだが、生憎それは出来なかった。取り敢えずカミやんの部屋に今後も泊めてもらってくれ。」

エド「・・・え?」

土御門「あんたのことは昨日のカミやんとの会話を聞いてだいたい把握した。明日の慈善説明会には俺も参加するから、全て話せ。分かったらカミやんのところにさっさと行け。」

エド「な、なんか知らんがサンキューな。准将はともかく、ウィンリィの住む場所を確保できたのは助かった。」

エド「・・・てちょっと待て、お前いつ俺と上条の会話を聞いたんだ!? まさか上条の部屋に盗聴器でもしかけてるんじゃ・・・。」

土御門「さて俺も舞夏の特製シチュー食べて寝るかにゃー」

エド「仕掛けてるんだな!! 上条逃げろこいつ真性のホモだぞ!! 一瞬でもいいやつだと思った俺が間違いだったぜこの野郎!!!」

土御門「な!! 俺は舞夏一筋だにゃ! 訂正しろ!!!」

エド「うっせぇ! 俺がそのホモ精神叩き直してやる!!」

ウィンリィ「う~る~さ~い!!!」

エド土御門「がはっ!!!」

ウィンリィ「まったく、近所迷惑でしょうが・・・」



みんなが、こっちを見ている。



アル「に、兄さん! どうすれば帰れるの!? あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



アル、お前そんな狼狽えるのか・・・



ウィンリィ「エド・・・、私たちもうこのまま元の世界に戻れないの? 」

ウィンリィ「助けてよ、助けてよエド・・・、助けてよぉ!!!」



やめろ、やめてくれ・・・

なんでみんな、そんなに泣いてんだよ


なんでみんな、絶望しきった顏してんだよ!!



ウィンリィ「エド」 アル「兄さん」 ロイ「鋼の」 リザ「エドワード君」




「助けて」



エド「うわあぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!!!」
ガバッ



エド「ハァハァ・・・、夢かよ畜生・・・」

エドワードは前日の様に上条の部屋で寝ていた。
昨日と違うのは、上条が今夜からは絶対にこうする、と風呂場で寝ていること。
それと、浜面と麦野がともに寝ていることである。
現在、二人は寝相がいいのか悪いのか定かではないが、向かい合って浜面が麦野を抱きかかえる形で寝ている。
二人に居間の中央を取られているので、エドワードとアルフォンスは必然的に端に追いやられている。

エド「・・・浜面お前後で麦野に殺されても知らねえぞ。」

イン「まだまだ食べれるんだよ・・・。お代わりがもっとほしいかも・・・zzz」

エド「このシスターは夢の中まで食い物かよ、食い意地も程々にしとけよ・・・。」


軽い口調で独り言を口ずさむ。しかし、その表情は青ざめており、冷や汗が滲んでいる。
指先の震えが収まらない。瞳孔が開き、どうにも寝付けない。一種の興奮状態にある様だ。

エド「へ、へへっ・・・、駄目だな俺も。身体の震えが・・・。」

両手で身体を抑え込む。と同時に何かをブツブツと唱え出した。

エド「俺が、俺がなんとかしなきゃ・・・。俺が、俺が、俺が・・・。」ボソッ




上条「・・・・・・」

ここで本日の投下は終了です。そして、>>1の受験の夏も始まりました!!!


・・・本当にどうしよう。嫌だもう松井の三振ショーをliveで見たかったのに・・・。まあ、ここへの書き込みは続けていくのでこれからも末長くお願いします。


最後に、先日書くと言って書かなかったキャラ紹介をして終わりたいとおもいます。次回は・・・多分一週間以内、かな?

ナンシー:前述のとうり奇抜な格好、魔術サイドに属するものの、天草式のような服装に魔術的意味があるわけではなく、単に趣味とのこと。21歳、金髪美人さん。


光輝(ライト):DQNネーム、ライトと読ませるのには何らかの意味あり。科学サイドに属する。この話の前までは、喧嘩代行人を請け負っていた。頭はめちゃくちゃよく、学力のみなら美琴と同レベル、戦闘時の回転の速さはピカイチ。ちなみにこの人の能力はもう考えてあるんですが、そこはかとなく漂うパクリ臭・・・。そこには目をつむってもらえるとありがたいです。

フラスコの外の小人"ホムンクルス":お父さまとはまったくの別人です、申し訳ない・・・。 しかし、関係は深いというか、それはこれからのお楽しみです。

乙  師匠…… 常盤台の双璧すごい

乙でした

マダカー!!

すみません、ちょっと諸々の事情がありましてあと2週間くらいは投下出来そうにありません。申し訳ない。実は他作品に手を出したり、受験勉強だったりと色々ありまして・・・。今書いてるのが完結して、その後の作品を一本高速で仕上げたら投下します。本当に申し訳ない。絶対に完結させますので今後もよろしくお願いします。

オッケー、待ってるよ

おーい

待ってる

そろそろ生存報告欲しいかな

あと2日  来てくれ

…………アブねぇぇぇぇぇ!!
受験勉強から(いい意味で)解放されて調子乗ってたら全然書き溜めてなくって…、マジですみません! 今週末にはある程度まとまった文量投下します。

待ってる

> 受験勉強から(いい意味で)解放されて

ってことは合格か?
おめでとう!!


おめでとうォォ

ふん、めでたいな。

ありがとうございます!
では書きながら投下!!


時刻は早朝8時22分、今日は学生歓喜の日曜日である。
朝は清々しく気分が良い、そんな心持なのは上条当麻も例外ではないらしい。


上条「今日は昨日の食材が残ってるから朝食が豪華ですよっと。」

麦野「人数分のハムエッグが豪華ってどういうことよ・・・。」

浜面「しかも一皿だけやけに量多い・・・ってこれあのシスターの分!? 昨日あんだけ食ってたのにまだ食べるの!?」

イン「とうまーまだー?」ムシャムシャゴックン

浜面「つまみ食いで軽く五人前完食するってどゆこと? ・・・大将、俺エド起こしてくるわ。」

上条「あー宜しく。襲うなよ?」

浜面「誰が襲うかっ!! ったく・・・。」


ぶつぶつ文句を言いながらも浜面はエドを起こしにいった。現在上条宅で寝ているのは彼だけである。
浜面にしてみればもっと早く起こして朝食の手伝いをさせたかったのだが、上条が「もう少しねさせてあげろって。昨日あんまり寝付けなかったみたいだし・・・。」というのでしぶしぶ従ったのだ。


浜面(BBQで興奮しすぎたのか? 小学生じゃあるまいし・・・)ガラッ

浜面「おいエド。起きろよ、もう朝だぜ。」

エド「・・・っふわぁ?。なんだ、もう朝かよ。ぜんっぜん寝た気がしねえ。」

浜面「だらしねえなあ、弟君なんか起きてからずっとシスターの面倒見てるってのに。」

エド「へぇ?・・・って、は?」

浜面「は?って何が?」

エド「・・・あいつまた幼女に手を出したのかよ。あいつ今どこにいる?」
浜面「シスターとテレビ見てるぞ。本当に面倒見いいよな、誰かさんと違って。」

エド「うるせぇエロ面っ!!ったくおいアル! 何やってんだお前は!」スタスタ

浜面「・・・え、なに俺のキャラって変態で固定されてるの? なにその生き地獄。」


さて、ここで問題。
日曜の朝八時半頃からあるインデックスの興味を引く番組とはなんでしょう?
正解は・・・

イン「アルフォンス、始まるんだよ!」

アル「うん、楽しみだねえ?。」

TV『ドキドキプ○キュア!! この後すぐ!!』

エド「・・・上条」

上条「お! 起きたのかエド。こっち手伝っ「あの番組はなんだ?」てって・・・。やっぱり上条さんの話は聞いてもらえないんですね分かります。あれはプリキュアっていって、14歳ぐらいの女の子たちが怪人と戦うアニメだよ。」

エド「・・・それと、もう一つ聞きたいことができたんだが」

上条「ん? なんだ?」


アル「ハハハw 雪美ちゃんやっぱりかわいいなぁ。もっとガチャを引かないと…。」ガチャガチャ

エド「アルがなんで携帯もってんの!?てか鼻の下伸ばしながらなにやってんの!?」

上条「昨日の帰りに一人で携帯買って来てたぞ? 確かあいつがやってんのは好きな女の子のキャラを育成するゲームだったと思うけど…。」

エド「アル、それちょっと見せろ!」バシッ

アル「あっ、兄さんなにするんだよ! 早くチッヒーにお金を渡さないと…」

エド「お前の育ててるキャラ全員幼女じゃねえかっ!! あれか? メイに殺されたいのか!?」

アル「失礼な! 杏ちゃんは見た目がロリなだけで実年齢は17歳だよ!」

エド「あ、そうなのか。すま…てそうじゃねえ!! 問題はそこじゃねえ! 」

イン「エドうるさいっ!!」ガブッ

エド「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!」

上条「……朝飯にしたいんだけど、どーゆー状況コレ?」

浜面(アルフォンスはロリコンなのか、絹旗とはなるべく引き合わせないようにしよう。)


[朝食後 午前8時56分]

食卓には空になった食器ばかり、上条はそれらの片付けに勤しんでいた。
基本的に今いるメンバーで彼を手伝うような人物はアルフォンス以外にいないのだが、彼はインデックスの相手でそれどころじゃないらしく、必然的に…

上条「俺だけ悲しくお片づけですよ、トホホ…。」

麦野「上条、食後のデザート的な物はないわけ? あんまり野菜摂れてないからフルーツ食べときたいんだけど。」ガチャリ

上条「聞くのは自由だけど冷蔵庫をかってに探るのは勘弁していただけないのでしょうか? そんなものあってもインデックスが全部食ってるって。」

浜面「そんなに食ったら太る…」ボソッ

麦野「アァン?」バシュン

浜面「怒りを行動で示すのが早過ぎる! 俺がよけてなかったらどうすんだよ!!」

麦野「大丈夫、死ぬ気でよければよけれる程度の威力だから。」ニコッ

浜面「どこにも大丈夫な要素がない、だと!?」

エド「てかごく普通に上条の家撃ち抜いているけど大丈夫なのか? 」

麦野「大丈夫、コイツが直すから。」

浜面「俺にそんな愉快な特殊能力はねぇ!」

上条「ハハハ、イインデスヨドウセカミジョウサンノイエハマイカイボロボロニナルンダカラ」

エド「上条が壊れた…」


上条「そういえば、エドの過去暴露大会をやるのは一向にかまわないんだけど、どこでやるの?」

エド「どこって…、ここ以外ねぇだろ。」

上条「さて、おバカなエド君に問題です。今日は何人集まるでしょうか?」

エド「……18人?」

上条「そんな詳しくは数えてないけど、そんな人数この一部屋に入ると思うか?」

エド「……壁ブチ抜こうか。」

上条「そんな適当に俺んち破壊しないで! どうすんだよ実際。」

アル「あ、それなら土御門君が考えがあるって今LINEで言ってるけど。」

上条「……お前本当にこの世界に来たばっかなんだよな? すっごく不安になってきたんだけど。」

麦野「その土御門はなにやってんの?一人寂しく[自主規制]してるわけ?」

アル「(女の子からその言葉は初めて聞いたよ…) 今はウィンリィたちにこの世界のことについて基本的な情報を教えてくれてるんだって。」

上条「なんだろう、ろくな事教えてない気がする。」


[土御門の部屋]

土御門「はい復唱っ!!」

ロイ「可愛いは正義!! 萌えこそ至高!! どんな乳も全て愛するべし!!」

土御門「よしOK、これでこの世界についてはばっちりだにゃー。」

リザ「…」フキフキサッサッ

ウィンリィ(リザさんが無言で拳銃を磨き続けてる…)


上条「じゃ、場所は土御門に任せるとして、10時からだったよな? そろそろ御坂に連絡いれないとな。」

エド「それはあとでいいんじゃねえの? それより…」

キョウモヒーローサンチッテナンダカワクワクスルッテミサカハミサカハトキメキニムネヲオドロセテミルッ!!
…タノムカラオレノセナカデハシャキマワルノダケハヤメロ
ソレジャミサカハマエカナ?
ナンデオマエマデダキツクンデスカァ!?

エド「先にあいつらの相手するのが先だろ?」

上条「あいつらみてると御坂って本当はすごくまともなやつなんじゃないかって思えてくるよ。」

この時彼が電話をかけなかった事により、起き損ねた御坂のイライラの矛先が黒子に向けられるのはまた別の話である。


[同時刻 ????]

ライト「そういや、こいつら実際どんな能力使うんだ? 詳細読んだだけじゃあんまりわかんねぇ…」

ナンシー「残念ながら参考映像はないわね。一応トップクラスの機密対象達だし。」

ライト「あっ! ならアレじゃね? 今から撮影すりゃいいんじゃね? あの、ホムンクルスさん。」

ホムンクルス「なんだね?」

ライト「映像を中継してここに映せるビデオカメラとかないっすか?」

ナンシー「それならこれでいいかしら? ただ、映像の保存は出来ないけど。」

ライト「あー十分十分。あと、さっき言ってた部下を二人ほど借りれます?」

ホムンクルス「ああ、構わないが、どうするのだね?」

ライト「あ、こっちこっちお二人さん! そうそう。えーっと、そうですね……こうするんすよ。」

そう言って彼は部下の二人の頭に手を置いた。そして……

ライト「よし、これでいい。行ってらっしゃっい、下僕君。」

下僕「…」コクリ

二人の目の色を、怪しい色に変えてしまった。

ホムンクルス「君のあの能力はそんなこともできるのか?」

ライト「ええ。どっかのレベル5によると、俺の能力は応用力が強みらしいんで。」

ナンシー「……でも、それだけじゃないでしょう? 今彼らにしたのは。」

ライト「まあね♪ それにしても楽しみだなぁ。」


ライト「あいつら、どんぐらい強いのかなぁ」ニタリ




……彼の瞳も、十二分に怪しい輝きを放っているようだ。


はい、今回はここまでです。
新訳8巻ではバードウェイがやけやたらと可愛かったですね!(このスレでは多分出番はありませんが) そしてレッサーの は相変わらずの変態さんでしたね(この方も出番ありませんが)

次回は今週末までには来ます。美琴は10時に間に合うのか!? 乞うご期待!

アルはいおりんを引けばいいと思うよ

乙  アルの順応っぷりはすごい


ライトさん(の下僕)の活躍に期待

待ってる

今週末長いなぁ…

一気に読み切りました!
更新がんばってください!

久しぶりに来たお
乙!

がんばれ


はいほんとすみませんおくれましてorz
願書書いたり面接練習したりって本当にめんどくさいんです。実は前に合格がどうのといっていたのは指定校推薦してもらえることになったよ、やったね♪ てことでして、どうにも忙しく……。

今日の深夜に少しなら投下できると思うのでお付き合い下さい。


[PM9:55]

「はぁ、はぁ……、間に合ったぁぁ?」

息切れとともに膝に手をつく。
これでも全力で飛ばして来たのだ。

「お、お姉様。わたくしと瞬間移動すれば一瞬でしたのに…」

「…………はっ!」

「って気付いてなかったんですの!?」

「し、仕方ないでしょ!? あれだけ時間がなかったらそりゃ急ぐわよ!!」

何を隠そう前日の鉄拳制裁のせいで、起床から数十分しか経っていないのだ。

遅刻は絶対に駄目、加えて精一杯見なりを整えなければならない。

今日会うのはそれほどの工程を踏んでも足りないくらいの腐れ鈍感野郎なのだから。



「もう、間に合ったからいいのよっ! ピンポン押すわよ!」

「ピンポンて……、お姉様…。」

「うっさい! 」

そうして人差し指をインターフォンに向ける。
ピンポーンと素っ頓狂な音が鳴り響く。向かってくる足音。それは当然……

「はいは?い……、て短髪…。」

「……あれ?あんた、だけ?」

「ミサカもいるよってミサカはミサ」

「うるさい、少し黙って。」

「キャー! ちっさいお姉様ぁぁ!」

「えーと……、打ち止めはわかるけど……、ごめんね? 誰?」

「滝壺、滝壺理后。」

「あ?…、えっと……、御坂美琴、です?」

「上条から伝言。一階のどの部屋でもいいから入って来てだって。」

「へ?」

「あと、黒子? は入って来ちゃ駄目。打ち止めと遊んでて欲しいって。」

「……」

彼女は考察する。

(多分、黒子は意図的に外されてる)

(それってつまり……、聞かせられないってかことよね…)

「よし、黒子。あんた打ち止めと」

「デュフフ、打ち止めちゅぁぁん!」

「て聞いちゃいないか……。じゃ、滝壺さん。その二人よろしくね。」

「了解、浜面が鼻の下伸ばしてたら……締めてね。」

「が、ガッテン承知……」


「えっと……一階のどの部屋でもいいから入って来いって……、ここでいいのかしら?」

というわけで一番近い部屋の扉の前に立ったのは某電撃少女御坂美琴である。

「よ、よーし行くわよ私!」

こんどこそ、そう意気込んでインターフォンを押す。

ピンポーンと間抜けな音が響く。

「ほーい、っと御坂か。」

「おっす、って私以外どうせ全員来てんでしょ?」

「まあそうだけど。」

「……なんだろう、その返しすっごくムカつくんですけど。」



「まあ入れよ。」

「ん、よろしい。」

上条が中へ入る道を開ける……というより……

「ねえ、一つ聞いていい?」

「言いたいことは多分分かったけど、どうぞ。」

「…………壁何枚ぶち抜いたの?」

「一階の全部」

「…………うっそぉ!!! てどうやって!?」

「アルと」

「兄さんが」

「俺の計画書どうりに錬金術でぶっ壊したんだにゃー」

「あ、そう……」

一階をぶち抜いたとは言葉どうりで、総面積だけいえば下手な体育館よりもあるのではないだろうか。

その中央に陣取るのは……


「はいはい始まりました!! エド達による釈明の会! 」

「学園都市側参加者のぉーご紹介! 上やん、超電磁砲のお嬢ちゃん、ロリコン、ナイスボインな番外ちゃん、これまたビッグボインな麦のん、アホ、合法ロリ絹旗」

「そして、アメストリス……めんどーだから別世界側! エド、アル、ウィンリィちゃん、リザさん、おっさん。」

「以上の方々 俺っち土御門でお送りするにゃー!」

はいもんのすっごい短いけどここまで!
次はやるよ、俺やってみせるよ。

乙  一階の住人はどうしたんだw     


つっちーの説明悪意ありすぎwww

  【この糞スレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ

     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |

   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】

あちこちに貼ってる荒らしだな

はい、遅くなって申し訳ありません。9時から投稿いたします。


……ちなみに前回からカッコの前の名前を省きました。そのうち来る奴隷さんとのバトル時に、

奴隷1「~~~」

とかなんかちょっと……て思ったので。


「で、だ。ちゃんと話してくれるんだろうなエド?」

「……ああ。それはいいんだけど、あいつはあれでいいのか?」

「気にすンなァ。人のことをロリコン呼ばわりするシスコンに需要はねェ。」

「これくらいでいいのか? 私としてはもっと燃やしておきたい箇所が幾つかあるのだが…」

「こんなやつ超コレクライでいいんですよ。流石に他の毛を焼き尽くすのは可哀想ですし……」



土御門の毛根はさておき、ようやく全員が席についた。とは言っても、椅子もなにもないので地べたに座っただけなのだが。


「さて……、今日はえっと……そこの赤マントさんの超黒歴史を聞く会らしいですが、ぶっちゃけ超どうでもいいんですけど。」

「待ちな絹旗、あんたも聞いといて。」

「超なんでですか!! 私今日こそ超C級映画見たいんですけど!」

「これ聞いた後に飯たかればいいのよ。」ゴニョゴニョ

「ま、まあ麦野がそういうなら……」

絹旗は渋々頷く。それを確認したアルフォンスが、口火を切った。

「今日集まってもらったのには、兄の黒歴史を聞いてもらう他に、もうひとつ目的があるからです。」

「ちょっと待て、お前まで俺の過去を黒歴史とか言ってんじゃねーよ!」

「エド、ちょっと黙ってて。話進まないじゃん。」

「いやでもウィンリィ! 」

「…………エド?」

「……はい。」


兄を見てため息をつく。幼馴染に尻にしかれ続ける兄弟を見るのは少し複雑なようだ。


「皆さんに、お願いがあります。兄さん。」

「……はぁ、しゃーねぇ。」

「僕たちを」 「俺たちを」


「助けて下さい。」 「助けてくれ。」



「助けるってどういうことですか?」

「うぉ!? 垣根!? お前どっから」

「すみません、打ち止めさんを悪魔から救い出すのに手間かかっちゃって……。お邪魔しますね上条さん。」

「あ、ああ(ここ俺んちじゃないんだけどな)」

「黒子のバカ……」


「……………………もういいか?」

「!? わ、悪いエド! 邪魔した。」

「……はぁ。」

「いィからさっさと話しやがれ。まずはお前の黒歴史からだろ?

「……なんであんたそんなに積極的なのよ。」

「ケッ……」


一方通行は、すこしばかり、本人も気づいてはいないがエドに恩を感じていた。
彼がいなければ、御坂に認められることはなかっただろう。
自分の守りたいという願いを聞き入れて貰えることもなかっただろう。
謝罪の経験がほぼない彼は、無意識のうちでしか行動で示すことができない。
ただ、その無意識も、彼が一時期よりも、昨日よりも成長した確かな証拠であるのだが。


「……兄さん、さあ、早く。」

「……ああ。」

「麦野」

「なによ。」

「失礼かもしれねぇけど、あんた義手と義眼だろ?」

「!? ……なんでそれを」

「ぱっと見じゃわかんねぇけど、立ち振る舞いで分かる。存在しない方の視界を補おうともう片方の目の動きが常人よりもせわしない。」

「それに、歩き方もほんの少しのズレがあるしな。」

「……ああそうだよ、で、それがどうした?」

「なんで俺が分かったと思う?」

「……は?」

「原因はこれだ。」


そういってエドは左足のズボンの裾をたくし上げた。


「「「「「え?」」」」」


見えたのは、鋼鉄の義足だった。





「……数年前まで、俺は右手も義手だった。」

「助けてもらう代わりに話すよ、俺が、いや俺たちが、なぜ体の一部を失うことになったかを。」

「……俺たちが、なにをしでかしたかを、な。」












________俺たちは、母さんを生き返らせたかったんだ_______



________人造人間に、賢者の石だァ?_______



________なによその基地外じみた計画!? 五千万人を犠牲にするですって!?________



________父さんは、最後は笑顔だったって、ばっちゃんはそう言ってた________



________そんで、結局……お前は大事なもんを守ることも、取り戻すこともできたんだな、エド。________



________ああ。_______









「…………」


沈黙に次ぐ沈黙、想像の遥か上をいくスケールで繰り広げられたとある錬金術師達の昔話。
何を口にすればいいのかわからない、そんか状況の中、真っ先に言葉を発したのは……


「鋼の、私のエピソードをはしょり過ぎじゃないのか?」

「ふざけんなよおっさんお前よくこのタイミングで口開けたな馬鹿野郎がっ!! あんたの活躍なんざ俺の一万分の1程度じゃねぇか!!!」

「いやほらイシュヴァールの内乱とか、ラストとエンヴィー倒したのも私だし」

「そうだとしても取り敢えず空気読めよ!? あんたの発言で完全に全員ポカーンってなってんだろうが!!」

「まあまあエドやん落ち着いて。こっちはこっちで学園都市随一の頭脳達がオーバーヒートしてるにゃー。」

「お前はどんなタイミングで復活してんだ土御門!? てかなんだエドやんって語呂悪っ!!」

「おふざけはここまでだにゃー。」

「お前の話には確かに驚かされたさ。で? それを聞かせて俺達にどうしろってんだ?」

「!?」


土御門の、纏う空気が変わった。





「生憎だが、助けて欲しいと言われてもこっちには助ける理由はないからな。」

「なあ、何して欲しいかくらい聞いてやってくんねーか土御門。」

「こっちは病み上がりで体ボロボロなんだぞ。そんな中慈善事業やってる暇は」

「助けて欲しいってのは、俺達を元の世界に戻す手伝いをして欲しいってこと。」

「やっぱり慈」

「ただ、一つ気になってることがある。」

「あ?」

「俺達がここに来た意味だよ。」

「…………あ?」




「多分だが、俺達は誰かの意図でここに連れて来られたんだと思うんだ。」

「……どういう意味だァ。」

「まず、さっき話した"人柱"ってのが三人いるってのが引っかかる。」

「えっと、手合わせ錬成ってのができる奴のことだっけ?」

「浜面、あんた少し黙ってて。」

「……はい」

「そして俺が錬金術を使えるようになってるのも、俺達を呼んだ奴の仕業だろう。」

「まあ、普通に考えるとそうだよな。」

「てことはだ。その"誰か"ってのはまさか…」

「さすが第一位、飲み込みが早いな。」




「つまりは、だ。 そいつは俺とアル、おっさんとあと誰かを使って……


あの胸糞悪い"扉"を開こうとしてるんじゃねえかってことだ。」





「ちょっと待って」

「ん? なんだ御坂。」

「その"扉"ってのを開くのが目的なら、なんでわざわざエド達をここに呼ばなきゃいけないのよ。」

「………………分からん。」

「分からんって……、自分のことでしょ? もっとなんかこう、具体的なこととかないの?」

「正直な話」

「さっぱりなんだよねぇ~。」

「……頭痛くなってきた。」

「大丈夫か? バファリン飲むか御坂。」

「あんたは少し黙ってなさい!! バファリンは半分が優しさで出来てるかもしんないけどあんたの頭は100%バカでみたされてるんだから!」

「100%!? せめて70%とかにしといてくれ!」

「……バカなのは否定しないのね。」





「…………待てよ」ブツブツ

「土御門、どうした?」

「いや、そんな……。でも……やっぱり……」ブツブツ

「…………土御門?」

「エド、予定変更だ。全力で手伝わせてもらう。」

「あ、お、おう。ありがと。」

「てわけで俺はちょっと調べ物があるからお暇させて頂くにゃー、じゃね!」ダッ

「え、あ、ちょ、土御門!!」

「あっという間にいなくなりましたね。超せいせいしました。」

「お前あいつになんか恨みでもあんの?」

「ちょ、無言で窒素パンチむけんな!!」

「あれ? 浜面いたんですか? 超存在感ないから気付きませんでした。」

「じゃお前は一体何に拳を向けてたんだ……」

「浜面うっさい少し黙りな。」

「いや、ちょっと麦野」ピカッ

「すみませんでしたお願いですからそのビームの照準を外してください」ブルブル




一旦終了、サッカー見ながらつづき書いてきます。

乙 待ってる

ダメだ眠い……。続きは今日の午後で。


次はちゃんとライトの下僕さん出ます。



投下すんの忘れてた……。書きながら投下。




「ねえおねーたまー。」

「あ、番外個体。あんたいたのね。」

「ミ、ミサカそんな存在感なかった?」

「うん。全く喋ってなかったしね。」

「もうミサカの空気を読むスキルは弘法クラスなんだね。」エッヘン

「また分かりにくいボケねぇ。」ハァ





ピンポーン


鳴らない筈のインターフォンが再び鳴り響く。


「あン? まだ来てねェやつなんかいたか?」

「いや、頼んだやつは全員来てくれてるけど……」

「もしかしたら滝壺達かも! ちょっと俺が見てくるわ。」

「やっぱり浜面はエロ面ですね超キモいです。」

(……やっぱり滝壺のことになると行動力が違うわよね)ハァ

「麦野、ここにいない人に嫉妬して超どうするんですか?」

「な、ナンノコトカシラー?」

「キャラが超ブレッブレですよ?」



ズドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!



「へぶらしっ!」ドガッグシャッ!!

「は、浜面ぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」


轟音と玄関のドアと共に浜面が部屋の中に吹っ飛んで来た。

そして、同時に二つの足音が鳴り響く。

「だ、誰だ? 」

「そんな身構えんなってエド。どうせ俺の知り合いの誰かが」

「おい三下ァ、お前が不幸に順応し過ぎてるのをどうこう言うつもりはねェがなぁ。」

「アレはどう見ても、敵意持ってんぞ。」


そびえ立つは二人の青年。どちらも黒服を纏い、目線はサングラスでよく分からない。
特徴的なのは、背が低く中肉中背の方が右手でビデオカメラを構えていることだろうか。




「アレはなんだ上条君、君の愉快な仲間たちかい?」

「残念ながら俺にあんな絶賛中二病の友人はいませんっ!!」

「ねぇエド、なんかあの人達の雰囲気おかしくない?」

「それもそうだが俺としてはこの中の大半が落ち着き払ってることに違和感しか感じない。」


と、そこまで警戒したまま沈黙を保っていた両者だったが、ここで黒服のビデオカメラを持っていない方が動いた。

「…………」ブツブツ ダッ


その標的は……


「…………え?」


「マズハオンナヲネラエ……」


ガッ!! という金属と人体のぶつかり合う音が鳴り響いた。


「………なにあんたウィンリィさんねらってんのよ!!!」



「ツギ……スナ…………ベ…モタ…」ブツブツ

「何をブツブツ言ってんのよっ!!!」


御坂の体を紫電が覆う。それらが一つの形に練り溶け合い、一本の槍を模す。


「御坂!!」

「なによっ!」

「寮を壊さない程度にお願いしますっ!!」

「了解っ!!」


放たれる雷、それは本来であれば間違いなく男を貫く筈であった。


「………ナルベクモタセロ……」

「……避けた!?」

「いや、あれは避けたってよりも……」

「無理矢理ズラした、のか?」


男の取った行動とは、自分の首を無理矢理捻じ曲げて御坂の攻撃を回避する、といったものであった。




「………痛くねぇのかな。」

「そんな悠長な感想を述べている場合では……て、おい。鋼のはどこだ?」


確かに、マスタングの隣に先ほどまでいたはずのエドの姿が見当たらない。代わりに絹旗が「うわぁ、こんな超めんどくさいことに巻き込まれるなんて超ついてないです。」といった顔をしていた。


「おいおい……、それはダメだろ。」

「人の嫁に何やってんだ三下ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


荒ぶる思いのままに両の手を床に叩きつける。エドの狙いは……


「縛り付けて泣くまで殴り続けてやらぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁ寮の床が愉快なオブジェにぃぃ!!! エドやめてぇぇぇぇぇ!!!」


上条の悲鳴も虚しく、うねりながら向かって行った床製の縄でも黒服を捉えることはできなかった。
もう一人の方は、相も変わらずビデオカメラを構え続けている。




「なあ、第一位、第二位。」

「あァ?」

「なんです?」

「なんであんたら動かないの?」

「はァ? お前と同じだろゥが。」

「僕達が能力使うと、この寮が大破しちゃいますから……」

「それにあいつに俺達の能力を無闇に撮影させたくないしなァ。」

「麦野さんもそうじゃないんですか?」

「え、あ、あぁ。そうそう同じ同じ…。」

「いや、違うな。」

「エっ……」

「その膝に後生大事に抱えてる浜ヅラ君が心配なんだよなぁぁ~!!」

「!!!!」プシュ~

「お、オイ…。」

「これは、やり過ぎですかねぇ…」




御坂とエド、実力は折り紙付きの二人ではあるのだが未だに相手を捉え切れてないでいた。


「おい御坂ぁ!! コイツは俺がやるから邪魔するな!!!」

「私が先に相手し始めたんだからあんたこそすっこんでなさい!!」

「喧嘩するのはまだいいからこれ以上寮を壊さないで!!! 上条さんの財力ではどうにもできませんからぁ!!!」

「うっせぇ上条!! これ終わったら俺が全部直してやるって!」

「…………………まじで!?」

「まじだぁ!!」

「派手にやっちゃって下さい。」グッ

「なら私が焼き払おうか?」

「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」



いいところで寝落ちかな  またの投下を待ってます  乙

すんませんこの寒い中ジャンプ求めてコンビニ四軒はしごしたから体が震えてて…….。また明日来ますのでご容赦を……

お大事に

待ってる


お久しぶりです。書きながら投下します。



エドワード・エルリックという男は、非常に誤解を受けやすい人物である。

彼はその性格、人柄ゆえに猪突猛進、また別の言い方をすればとても短気だ。特に大切な人達の危機には周りが見えなくなりがちである。

したがって、彼を知る人物の大半が彼のことを肉体派、口よりも先に手が出る者と認識している。

その考えは決して間違ってはいないだろう、いや、むしろ正しすぎるとも言える。

しかし、それだけが彼を構成する要素ではないのも事実だ。

もし、彼がただの肉体派であったならば、彼は国家錬金術師となることができたのだろうか。

母を生き返らせたい、それを咎と知らない純真無垢な少年がいくらイズミの教育的指導を受けたとしても、それだけではあそこまでの実力者にはなれなかっただろう。








では、なぜ彼は成長できたのだろう?







答えは簡単。止むことのない思考の結果だ。



イズミの指導を素直に受け止めるだけではなく、時には理由を徹底的に突き詰めた。

人体錬成の理論構築にも、何年もの膨大な時間の考察を要した。

国家錬金術師となったのちも、その思考はとどまる事はなかった。




ここまで書き並べればご理解頂けたことだろう。

エドワード・エルリックは決して肉体派などではない。

とある熱血先生は、努力の天才と教え子を評した。

彼もまた、その一人なのである。

そして、その努力は今も昔も変わらずに、彼を"頭脳派"とみなし続けているのだ。








そんな彼が、この戦いの最中に思考を止めたことがあるだろうか?








(やっぱりおかしい……)

(あいつらから敵意は感じるが、殺意はかんじない…)

(カメラ持ってるってことは、何か確認したいことがあるってことだろ? 試しに錬金術は見せてるが……、目的はそれじゃないってことか。)

(じゃあ、なんだ? あいつらが見たがってるものって……)

(あいつが呟いてたのって確か……)

『マズハオンナヲネラエ……』

(ここにいる女はウィンリィ、大尉、御坂、番外個体……………………………、て、おい、まさか………………)





「あァ、めんどくせェ。」

「取り敢えずあのカメラは、スクラップにしとくかァ?」

「ダメだ、やめろ一方通行ァァァ!!!!」




一方通行は丸くなった。ここで彼が取った行動は、カメラを破壊する、ただそれだけだったのだから。





ただ、それですら間違いだっただけなのだ。






「モクヒョウタッセイ、キカンスル。」

「はァ?」


突然に玄関目掛けて二人は駆け出した。まるでここにはもう用はないとでも言うように。


「イヤイヤイヤイヤ、そりゃねェだろ。やり逃げってかァ!? 逃がすとでもお思いですかァァ!!!!」


足元のベクトルを操作し、一気に距離を詰める。

いくらあの二人が人外な動きを見せるからといって、一方通行から逃れるのは100%不可能であった。





「ったく……結局こいつらなんなんだ?」

「たぶん、お前を見にきたんだろ。」


深刻な顔をしたエドが続けて言う。


「お前の能力を確認する、ただそれだけの為にコイツラはここに来たんだ。」

「……どういうことだァ。」

「コイツラの様子を見たところ、多分だが、誰かに洗脳されてる。」

「やっぱりか。」

「分かってたのか? まあ、洗脳の効果が強い代わりに命令が単調になるタイプなんだろう。命令は多くて三つ。」

「女を狙え、お前の能力使用を促せ、出来るだけ長くもたせろ。」

「チッ……、あれか? この俺がはめられたってことかァ?」





「まあ、短的に言えばそうなるだろうな。」チッボォ

「はぁ!? なに動けない人間焼いてんだ准将!」

「…………盗聴器だ、気付いてなかったのか?」

「………………………え?」


意中の女性を狙われて、彼も動揺していたのだろう。盗聴器の存在に気付いてなかったのだ。

そして、もう一つの彼らの目的にも……………






[同時刻 ????]

「あちゃー、こっちもやられちゃったか……」

「結局、君はなにを確かめたかったんだい?」


フラスコの外の小人"ホムンクルス"はライトに問う。まるで我が子のイタズラの目的を問う親のように。

「一つはコイツラの言ってたように、一方通行の能力が見たかったんです。」

「そしてもう一つ、俺が確認したかったのは………………」

「ロイ・マスタングかね?」

「ビンゴ!! そのとうりです!」

「ま、正確にはあいつが指パッチンしてから炎が発生するまでの時間を確認したかったんですけどね。」

「……………………勝てるかい、あの二人に。」

「マスタングには正直がっかりです。もっと早いかと思ってたんすけど………。」

「一方通行は……、俺の考えが正しければ楽に済みますね。まあそうでなくとも、いけますよ。」

「その自身の根拠は?」

「………俺が強いから、じゃダメっすか?」

「いや、むしろ頼もしいな。」

「ありゃ? そういやあの女はどこ行ったんすか? カメラ中継始まったらいなくなっちゃいましたけど。」

「彼女かい? 今は………」

「ネズミ狩りに行ってるよ。」ニヤリ





[同時刻 ???]

(エドの話はおそらく事実、なら、アレと似すぎちゃいないか?)

土御門はとある路地裏を急ぎ足で移動していた。

(もし、俺の考えが正しいのなら…………)


突然、彼の足がピタリと止まった。


「尾行が、へたすぎやしないか? お姉さん。」

「やっぱり? 慣れてないのよねぇこういうのって。」

「随分奇抜な格好してんな。 特別な理由でもあるのか?」

「いいえ、警戒しなくてもこの格好に魔術的な意味はないわよ。もちろん霊装でもないわよ。」

(こいつ……、魔術師か!?)

「……俺に、何か用か?」


相手が魔術師と知り、いっきに土御門の警戒レベルが跳ね上がる。





「ええ、私の予想が当たってるなら、あんた結構勘付いちゃってるでしょ? あんたの行きたがってるところに行かせるわけにはいかないのよ。」

「おいおい、俺の行きたい所が分かってるのか?」

「そうね……、例えば………………………」









「ロシア、とか?」







刹那、土御門の拳が女性の鳩尾を捉えた。


「ガハッ……………」


支えを失った人形のごとく、地面に倒れこむ。


ただし、それは女性ではない。


(な、なぜ………………)


土御門の意識は、そこで途絶えた。



本来、戦闘での必勝法とは"一撃必殺"である。

ただ、悲しいことに、この女性と対峙した時は例外である。


「あら、人間一人気絶させるのは簡単みたいね。流石土御門ってところかしら。」



鳩尾を殴られた筈の女性、ナンシーは、涼しい顔をしてもと来た道を歩み始めた。


「やっぱり、つまんなかったわね。」


ポシェットからタバコを取り出し、火を付ける。

煙をふかし、彼女は歩く。

「あんたは、私を満足させてくれるの?」


「ねえ、エドワード・エルリック。」




次回からのあらすじ(予定)


_____僕は、"俺"を取り戻さなきゃいけないんです____



____私は滝壺、あなたは? 私は、食蜂だぞ☆____


____俺を、弟子にしてくれ!! 帰れエロ面。
え、ひどくない?____


____君の能力は……____


____『お前ら二人は前代未聞だ、何も失わず、かつ拾い物をしてここから帰って行くなんてな』____


____ミサカの価値を、あなたが決めてくれると、あの人に顔向けできるんだけどな…____


____あんたの隣で、私は戦いたいっつってんの!!!____




____俺たちが助けるんだ! そうだろ!?
おう。____


(次回予告は、予定のため、内容が変更になる可能性があります。ご理解下さい)


今回はここまで、文体変えてどうなったとか、シリアス突入した感想とかあったら嬉しいです。てかお願いします。

乙  24とかはいい感じなんだけど台詞がほとんどで地の文一行なんてレスは誰が話してるのかわかりにくいかな
続き待ってるよ

×24  ○324

乙でした


禁書とハガレンのクロスでシリアスとか最高だな!
どっちの作品もシリアスバトルが最高におもしろいし、いい具合にクロスされてると思う

次回も楽しみにして待ってるぜ



すごくひっそりと更新


(なんで…….なんでこんなことに……)


レベル5の一人、"原子崩し"の麦野沈理は溜息をつく。
通常、彼女が溜息をつくのはフレメアをあやす時、浜面のことを考えている時、絹旗に付き合ってC級映画を見ている時、浜面と滝壺がイチャついてるのを見た時、コンビニでシャケ弁がsold outの時、浜面のハマヅラを見た後ぐらいである。
本来、彼女に溜息をつかせるのは至難の技だ。彼女は大抵のことなら独力で難なく解決してしまう。
しかし、今回彼女の溜息の原因は上記のいずれでもない。


「うっはぁ…!! 楽しみだなぁ、まだそのアジト?には着かないの?」

「えっと……、もう少しだから、大人しくしてて下さい、ね?」

「はぁーい…」ジロジロ

「……あの、そんなに見たいんですか?」

「うん!!……て敬語じゃなくていいよーもう、歳そんなに変わらないでしょ?」

「え……いや、まあそうなんだけど……」


ここまで麦野を困惑させ続けている存在、ウィンリィは目を輝かせていた。
彼女の興味を引いているのはもちろん…


「その義手と義眼の精密な設計図 のためなら、何処までも私は這っていくわよ!!!」

「へ、へぇ~…」


ひょんなことから麦野の義手と義眼の存在を知ったウィンリィは、麦野達の家に着いてくると言って聞かなかった。
宿舎の修繕に忙しいエドは


『いいか麦野、絶ッッッッッ対にウィンリィから離れるなよ!? 昨日強盗に鉢合わせたばっかなんだからな!? 本来なら(以下ry』


とのことであった。こんな言い方をされたら普段の麦野なら即"バキューン!"なのだが、エドの鬼気迫り方が尋常ではなかったので気圧されてしまったのだ。


「(麦野も超甘くなりましたね滝壺さん。着いてきていいなんて言うとは超露ほどにもおもいませんでしたよ)」

「南南西から強い信号が…」スタスタ

「(あ、あれ!? 滝壺さん!?)」

「なにボソボソ言ってんだ絹旗ァ!!!」

「ひ、ひぃ!! ごめんなさい麦野!! すぐ行きますっ!!」





走り出した絹旗の脳裏に、とある懸念事項が浮かび上がる。


(そういえば……、滝壺さんは?)









滝壺は強い信号の元へ歩みを進める。とはいえ、精々数十m程度だが。


「……あなたは、誰?」

「あれぇ? 人に名前を聞くときは自分からって常盤台で習わなかったのかな?」

「私は常盤台の生徒じゃない。けど、ごめん。私は滝壺。あなたは?」

「私?」

「私は……食蜂ダゾ☆」



こっそりすぎる  乙

乙  食蜂さんには何か特別な役割があるのかもとか


お久しぶりです。更新します。


元来、食蜂操祈という少女は一人で行動しない人間である。

常に周りにはお付きの者が数名常在し、まるで王女のごとく彼女は"学舎の園"に君臨し続けている。

彼女の派閥に入ること、それ自体がステータスであり、最高の名誉である。そう語る常盤台生も少なくない。(ただ、そう語る生徒の大半の目には、大きな星模様が輝いているとかいないとか)

そしてそれは、常盤台外でも影響を及ぼす。

彼女に憧れ、彼女の元へ集う者は数知れず。つまり、何が言いたいかと言うと



学園外で彼女が単独行動をとっている、このこと自体が異常だということだ。














「私としては行動力を使い過ぎたことだしい、ゆっくりと喫茶店とかファミレスとかに行ってみたいとかかんがえてみたりしちゃうんだけどお。なんかよく現状が分かんないって顔だなあ。」


口元に人差し指を当て、困ってますと言いたげな表情を見せる。

こっちの方が困っている。そう思う滝壺も、何から聞けばいいのか分からないようだ。


(………誰? 浜面の、知り合い? まさか、浮気相手!?)

「あ、アレはタイプじゃないから安心してえ。私のタイプは優しくて髪がツンツンで不幸に自分から転がり落ちて行こうとする運命力の持ち主だからあ。」

「……精神干渉系の能力者?」

「ううん、今のは貴方の表情から丸分かりよお。私と話してる時の御坂さんみたいな顔だったわよお。」


なら一体、この女は何者なんだろう。彼女の思考回路には、食蜂という名前で思い浮かぶ人物がヒットしないようだ。






「あ、なんでこのタイミングで来たのかというと、丁度あるはずのないことがおこってきちゃってるしい、イレギュラーにはイレギュラーで対抗しちゃおうっていう安直な考えの結果なのよねえ。」

「何を言っているか、分からない。」

「気にしないでえ。分かんないように言ってるから。」


食蜂の言葉は核心を避け、なにかからのらりくらりと逃げているような印象を与えてくる。

それ自体が彼女の性格そのものであり、気に食わないところだと某電気姫は豪語している。


「まあ、無駄なお話しはこれぐらいでおしまいにしたいわねえ。それより、私は貴方にお願い……というよりも提案が有ってきたのよお。」


よりいっそう瞳のお星様を輝かせる。その目は酷く怪しく、見る者を吸い付ける。例えそれが味方でも、敵であろうとも。


「提案ってなに? 」

「それはねえ」


食蜂の言葉の続きの代わりに、滝壺の耳にはキーンという飛行機のたたせるような音が聞こえてきた。

それは着実に彼女達の元へと近づき、そして……


「彼女に何のようです、第五位。」


白い羽をたなびかせ、垣根提督は舞い降りた。






「なによ、私は貴方には興味ないの。」


あからさまに滝壺との会話時とは態度を変えた。滝壺も食蜂の異変に気付いたらしく、珍しく他人の表情を伺っている。

食蜂は、先ほどまでの瞳の輝きが消え、垣根に対して冷たい、蔑むような視線を浴びせている。


「何が目的ですか? 彼女に手は、ださせません。浜面さんとの約束ですから。」

「浜面と、約束?」

「失礼だとは思いましたが、滝壺さんのケータイに私の分身が付けておきました。なにかあったら守ってやってくれと彼に頼まれたものですから。」

「この趣味悪い気持ち悪いストラップ、ていとくのだったんだ。」

「……なんかすみません。」


たしかにそのストラップは、フレメアの持っているものと比べてかなりリアルな形状をしており、端的にいうとグロかった。そうするように頼んだ浜面からは好評だったのだが。



「ちょっと、私と滝壺さんの会話を邪魔しないでちょうだあい。」


そう言って食蜂が垣根のすぐ近くまで詰め寄ってきた。口調は変わらないが、言葉の温度は冷め切っていた。


「すみませんが、貴方が滝壺さんに接近するのは許容し難いのでお帰り下さい。」

「はあ? 舐めないでちょうだあい。貴方こそ帰って。私、興味ない汚物が周りにいつまでもいるのに耐えられない性格なの。」


二人を取り巻く雰囲気が重くなる。一触即発、滝壺への被害をさけるために羽で彼女を覆い護る。


「貴方なら知っているでしょう? 私の能力、彼女に私は一切手を出す気ないしい。不快だからやめてちょうだあい。」

「貴方の言葉をすんなり信用できるほど、僕は優しくありませんから。」


そう言い捨て、垣根は臨戦態勢へ入った。

残りの翼を全て食蜂へと向け、少しでも動きを見せたら即座に"狩る"。そう言いたげだ。




ここで、とある共通見解。または学園都市内での"常識"と言った方がいいのであろうか。ある考えを再確認したいと思う。




それは絶対のルール。

学園都市内での、序列。特にレベル5の7人に、ほかの能力者は太刀打ちできないと言われている。

そしてその格差は、レベル5のうちでも生じている。

第二位と第三位の間には、決して覆ることのない明瞭な差があるのだ。

例えどんなに第三位以下があらゆる手段を講じても、以下4人が結束し一人を打とうとしても叶わない。

さらに、第一位と第二位との間にもそれ以上の差が存在する。

ただ、現在では例外として第一位と第三位ではその差が問われない状況だ。





なぜ、この話を持ち出したのか。その答えとして、例外があるということを示したかったとしておこう。

どんな世界にも"例外"は存在する。

例えそれが"魔術"や"科学"の世界であろうとも。

例えそれが"錬金術"の世界であろうとも、である。

そして___








例外は、この二人の間にも存在した。






「ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


太陽からの眩い輝きを反射し、さらなる美しさを辺りに放っていた垣根の翼が、根元から崩れ落ちた。


「ていとく!? どうしたの!?」


滝壺が倒れる彼を受け止める。

滝壺の腕の中で垣根は震え続けている。頭を両手で抑え、本来出るはずのない汗が帯びただしい量で彼から流れ落ちる。




滝壺の目には食蜂が垣根にしたことに違和感でしか映らなかった。

ポーチをゴソゴソと探ったと思うと、なにかのリモコンを取り出した。

それを垣根に向け、スイッチを押す。

すると、何故だろうか。彼の身体の奥から唸り声が聞こえだした。

そして、現在に至る。彼は今ももがき苦しんでおり、食蜂への敵意は消えていた。いや、それどころではないと言った様子だ。


「やめて! ていとくになにしてるの!!」


滝壺の必死の願いは


「分かったわあ、はい。おしまい。」

「………………あれ? 」


意外にもすんなりと受け入れられた。





「だーかーらあ、私は滝壺さんには何もする気はないの! 寧ろお願いくらい聞いて上げる包容力を持って来たわあ。」


わけがわからない、そんな顔の2人に彼女は語りかける。


「私は、嫌いなのよ。」

「自分すら保つことのできないゴミがね。」


彼女の言葉が、垣根に突き刺さる。

そう、彼には確かに先程"聞こえた"のだ。


『おいおいおいおい、忘れたわけじゃないだろうなぁ。』

『俺は、お前なんだぜ。』


打ち勝ったはずの、宿敵の声を。




「まあ、貴方はもういいわあ。分かった? 私は滝壺さんとお話しがしたいだけだし、貴方とやるつもりも毛頭ないの。」

「それに、貴方は私に感謝してくれてもいいぐらいよ?」

「わざわざ弱点教えてあげるなんて、私上初めてなんだから。」





「滝壺さん、すみません。」

「え、いいよ。大丈夫。」

「…………僕、行きます。」


新たに生やした翼を奮い、彼は飛んで行った。いや、逃げたと言った方が適切だろう。


「それで、なに?」

「聞いてくれるの? あいつに私は危害を加えたのよ?」

「いいよ、だって…」

「私がやめてって言ったら、やめてくれたから。」


食蜂の表情に、一抹の驚きが加わる。

それはすぐに、とびきりの笑顔に変わり…


「じゃあ、さっき言った提案をしてもいいのお?」

「うん、どうぞ。」


決定的な一言を放った。














「私と、友達になって欲しいゾ☆」

「………………え?」















今回はここまで。長らく更新出来なくてすみません。

乙  食蜂さんが滝壺に…… 意外な展開だったけどこれがどう関係してくるか楽しみだ   

>>353
もう書いてくれないかと思ったわ

大丈夫。ここの>>1は信用できる
てなわけで乙ん

おっつん
舞ってる



治ってりゅう!!!
やったね!てことで一応生存報告です!

復活ですか!
待ってるよー

遅れました……続きから投下。量少ないけどごめんなさい


~~~~


「今、なんて言った? 」

「だーかーらー、あんたを研究所に連れてくって言ったのよ! 何回言わせる気!?」


頭をわしゃわしゃとかき回し、苛立つ御坂。


「で、なんでこの俺がそんなとこに行かなきゃいけないんだよ! 俺能力者じゃなくて錬金術師なんですけどー?」


一方エドはこれ以上ないくらいのドヤ顔である。彼がこうしている理由は特にない。

上条も御坂の言い分が分からないからか口を挟む。


「でもエドの言うとうりだろ。なんでだ?」

「あんたたちほんとぬけてるわね…」


彼女は遂に怒りを通り越して呆れの境地に達してしまった。彼らは未だに彼女が何を言いたいのかわかっていない様子、一方は確かにバカだがもう一方は……


「で…、まあ分からないのは仕方ないわ。それはいいのよ。でも………」

「なんでエドはこの状況でカップラーメン食べてんのよ!!! 箸置きなさいよ!」

「なんだよ悪いかよ腹減ってんだよ食わせろよ」

「てかあんたさっきまで箸録に使えてなかったのに順応早っ!!!」


ただ空腹だったようだ。



学生寮の再建は復帰したてのエドには結構大変だったらしく、猛烈に腹を空かせていた。現在5杯目である。

余談だが、どうみてもドイツかイギリスあたりの異国人の風貌をした青年が箸でカップラーメンをつついているのはなんともシュールな絵面だ。


「しふぁふぁひゃいふぁろーふぁふぁらへっへふんふぁふぁら。」

「せめて喋るのと食べるの分けなさい! それとふぁ多すぎ!!」

「御坂、どーどー。」

「そんな雑なやり方でなだめるなぁ!!」


今日も御坂美琴は元気いっぱいである。



エドとしては、今後のことを話し合いたいのかいささか乗り気ではない。ラーメンは醤油から豚骨にチェンジしている。エドとしてはこちらの方がお気に入りなのか箸の進みが早い。


「あんたの話聞いてたらさ、私気づいちゃったのよ」

「……俺なんかおかしなこと言ったか?」

「おかしいって言ったらおかしいわね。コイツと違ってあんたの頭でなんで気付かないの?」

「さりげなく上条さんがdisられてないですか?」

「「気のせいだ(よ)」」

「仲良いですねお二人さん!!!!」


上条の調子も良さそうだ。





「………でよ、なんか私の話を上手い具合にはぐらかしてるのはどこのどいつかしら?」


脂汗が止まらない、なぜなら彼の左脚は鋼鉄製。電気をよく通してしまうのだ。

諦めたのか、ラーメンの汁をすすり、からになった容器を置いた。


「あーったく……、アレだろアレ。」

「アレってなによ。アレじゃこのバカは分からないわよ」

「お前は分かるのかよ!? てかバカバカ言わないで!!」

「あんたが言ってた、脳を弄られたって……どう考えても能力開発でしょ」

「…」


彼自身、その考えに至らなかったわけではない。

でも、そうと決めたくなかった。気付きたくはなかった。認めたくなかった。しりたくなかった。

怖かったのだ、純粋に、恐怖を覚えたのだ。

知らないうちに脳を弄ばれ、得体の知れない能力を植え付けられていた。その事実を受け止めたくなかったのだ。


「ま、仕方ねぇか」


それと同時に、諦めた。

というよりも、割り切った。


「今は異常ねぇんだし、大丈夫だろ」


ポジティブになれる、彼の長所の一つ










そして、致命的な欠点の一つ……











「ひ、ひぇぇぇぇ~………ここが御坂がお世話になってる研究所か……。俺の一回いったとこの数十倍でかいな、うん」

上条の驚きに、御坂は驚きで返す


「え? 研究所ってどこもこんなんじゃなかった?」

「……これが、これがレベル5つ違いの差なのか……!!」


拳を握りしめ、歯を食いしばり悔しさを滲ませる。

その上条にさらなる一撃を……


「てか、ここって私専用の研究所よ?」

「俺もくれって言えばこれくらいの施設ならもらえるんだが……」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


2発は彼のキャパシティ上限を振り切らせてしまったようだ。






御坂美琴の研究所は幾つかあるが、ここは彼女のお気に入りの一つである


「ここの研究者は全員私の指名で決めたのよ。だから結構勝手がきくのよねー」

「そんな権限まで……上条さんは立場0なんですが」

「あったかそんなの?」


エドの言葉によって悶絶している上条をよそに御坂は扉をあけた。

広い、まずはその言葉が頭に浮かぶ。
見渡す限り明るい空間に、のびのびとした雰囲気を醸し出すこの空間が研究所と思う人間はあまりいないのではないだろうか。


「ひっれぇ……流石レベル5」

「あ、いたいた。エド、あの人よ」


御坂の示す方向にたたずむのは、一人の女性だった。

20代前半だろうか、知的な雰囲気を帯びた彼女は、眼鏡を身体の一部かのように身につけている。聡明そうな物腰、それでいて人当たりが良さそうだ。





「あら? 美琴ちゃん。久振り~」

「どうもー。今日はちょっと見て欲しい人がいましてー」


話を続けようとする御坂に上条が割り込む


「ちょ、ちょっと待て御坂。この人今「久振り~」って言わなかったか?」

「ええ、ざっと2ヶ月くらい会ってないかしら? 美琴ちゃん、こちらが例の」

「いやー今日もいい天気ですね!!!!!!!!!!!!」

「……みたいね」

「?」

「上条………お前やっぱり天然ジゴロ兼鈍
感クソ野郎だわ」

「色々酷い!?!?」




エドは目線を研究者にあわせ、問う。


「あの~、俺もしかしたら能力開発されたかもしれないんですけど…」

「名前」

「はい?」

「名前、教えてくれないと私は話を聞きません」


拗ねた顔もかわいいなぁ、ぼんやりとそう考えていた上条の横を紫電が伝う。

「チッ……外れたか……」

「イジメだろもうこれ!! ノーモアバイオレンス!!!」

「彼女に次色目使ったら……もぐわよ」

「やめて!! 男の子の勲章はまだ持ってたいから!!!」




はいここまで。なんかあれだよね、なかなか本格的なところに行かないし更新遅いし更新遅いし更新遅いし……

まあちゃんと書き続けるので、お付き合いいただけたら嬉しいです。ちなみに帝督を提督としてたクソ野郎がいるらしいです。死ねばいいのにね

ネタバレ:上条はこの話であまり活躍しません。するのは残り2人かな?




そこまでいくのにどのくらいかかるのやら……。ちゃんと書くから! 書くから!……ね?


最後に、どう考えてもこのペース(文量)でいくとこのスレ内では終わらないので、本格的に戦闘開始する時に別スレに移行しようかと思うのですが、どうでしょうか?感想含めて、レスしてもらえると嬉しいです。

ひたすら読みづらい

分かりずらいからセリフの前にキャラの名前つけてほしい

ウニとマメ
マメウニ

登場人物の数的に台本化させる必要感じないけどなー

とりあえず急がば回れ。マイペースで、しかして言い訳は書かないでおこう

乙  戦闘の終わり=物語の終わりになるなら区切りのいいところで別スレ移行してもいいんじゃないかと

そろそろ来てほしいな

生存報告欲しいな

生存報告欲しいな

連投すまん

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月16日 (水) 18:24:20   ID: UwP_H0J7

早く見たいです。

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