さやか「テイマー魔法少女!」ブイモン「デジモン☆マギカフロンティア!」(1000)

・デジモンとまどマギのクロスです

・キャラ崩壊有り

・両作共設定が異なる事も有り

・このSSで独自に付けた設定有り(進化世代が無いデジモンに世代が付いてたりと)

・オリジナルデジモン有り

前スレ

杏子「魔法少女デジモン☆マギカ」ギルモン「テイマーズ!」


前々スレ

ほむら「テイマー魔法少女……」インプモン「デジモン☆マギカ02!」

ほむら「テイマー魔法少女……」インプモン「デジモン☆マギカ02!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326798752/)

初スレ

まどか「テイマー魔法少女デジモン☆マギカ!」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357874285

現在のまどか達のデジモン

鹿目まどか

プロットモン→テイルモン→エンジェウーモン→オファニモン
        
         ↓光のデジメンタル
        
       ネフェルティモン

暁美ほむら

インプモン→成熟期無し→バアルモン→ベルゼブモン→ベルゼブモン・ブラストモード

       
  ↓ 友情のデジメンタル   

サンダーバーモン


美樹さやか

フレイドラモン
             
  ↑ 勇気のデジメンタル

ブイモン→ブイドラモン→エアロブイドラモン→アルフォースブイドラモン
        
             ↓ スティングモンとジョグレス

    
           パイルドラモン→インペリアルドラモン・ドラゴンモード→インペリアルドラモン・ファイターモード         
巴マミ


テリアモン→ガルゴモン→ラピッドモン→セントガルゴモン


佐倉杏子

ギルモン→グラウモン→メガログラウモン→デュークモン
                   
               ↓ 暗黒進化
                  
             メギドラモン


千歳ゆま

ゴマモン→イッカクモン→ズドモン→ヴァイクモン


プレイアデス聖団

かずみ

ドルモン→ドルガモン→ドルグレモン

御崎海香

ワイズモン


牧カオル

ピヨモン→バードラモン→ホウオウモン


神那ニコ

        シュリモン
 
          ↑純真のデジメンタル

 友情のデジメンタル        ミケモンとジョグレス
   
  リンクモン←ホークモン→アクィラモン→シルフィーモン→ヴァルキリモン
 
          ↓愛情のデジメンタル

        ホルスモン

宇佐木里美
         アクィラモンとジョグレス
ミケモン→ベツモン→シルフィーモン→ヴァルキリモン

 ↓知識のデジメンタル

バタフラモン

浅海サキ

ドーベルモン→ケルベロモン

若葉みらい

ベアモン→グリズモン

和紗ミチル

ラプタードラモン→グレイドモン

ユウリとエイリアス3

ユウリ

アルカディモン(現在成熟期)

聖カンナ

リュウダモン→ギンリュウモン→ヒシャリュウモン

神名あすみ

パルモン→?→?→ロゼモン

双樹あやせ

ポーンチェスモン(白)→ナイトチェスモン→(白)→ビショップチェスモン→キングチェスモン


双樹ルカ

ポーンチェスモン(黒)→ナイトチェスモン→(黒)→ルークチェスモン→クイーンチェスモン


その他のテイマー

呉キリカ

アグモン(黒)→グレイモン(青)→メタルグレイモン(青)→ブラックウォーグレイモン

他:メイルバードラモン デッカードラモン

牧野ルキ

レナモン→ヨウコモン→ドウモン→クズハモン

志筑仁美

ワームモン→スティングモン→ジュエルビーモン
       
       ↓ ブイドラモンとジョグレス

      ディノビーモン

鹿目タツヤ

パタモン→エンジェモン→ホーリーエンジェモン

次スレ立てましたが次の投下は来週になると思います
しばしお待ちください

道草食ってるって誰だ?

特別編乙
そして新スレ乙!
老人って…。バグラモンか!?

面白かった乙!
映画で大量のクラモンがうじゃうじゃしてたの見て
トラウマになったのは俺だけじゃないはず

時計屋の爺が集めていた時の話か。
02のマグナモンもやっぱりあの扱いなのかな。
駄闘士Ωみたいなのできないかな?
『激突する拳!!喧嘩番長(大門 大)対喧嘩番長(マサルダイモン)』とかwww

所詮 アーマー体

こんにちわ
PSPデジアド発売記念ということで昨日投下したかったけど鯖落ちだったみたいですね
>>1は今やっとエテモン編に入ったとこです
これやってて思ったんだけどヤマトとミミがまともに会話したのってこのゲームがはじめてじゃね?
ヤマトってミミにちゃん付けだったのか…とか
早くヒカリちゃんに会いたいです

>>6
現在まどか達と別行動取っている彼の事ですね
彼も太一達同様間違ってまどか達の世界に…って、クロウォ出演前に登場してたのに我ながら図々しい後付け設定ですよね

>>7
弟の生まれ変わりを見つけるまでは時計屋な人ですね
前作のラスボスが味方化って何となく良いですよね

>>8
ありがとうございます
ディアボロモンが増殖した絶望感も半端なかったですよね
前回合体したディアボロモンは巨大ディアボロモンではなく普通にアーマゲモンにしようと思いましたが
アレの登場までお預けに…

>>9-10
大輔「マグナモンは時間短いのが難点だよなぁ(笑)」
あのデジメンタルどっから持って来んだろ

前スレの軽いダイジェスト流して投下

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=nbVnaSnH17I

レオモン「これまでのデジモン☆マギカは!」


まどか「帰って来たんだ…わたし達の世界に」

室長「DATSヒュプノスに属さないテイマーがデジモンを持つ事は許されないのだよ!」

杏子「アタシ達のリアルワールドでは今、人間をデジモンに変えちまうデジメモリがバラ撒かれているのか!?」

さやか「恭介まで…デジモンに!!」

テリアモン「この世界では僕達……」

ギルモン「究極体に進化できない!!」

ブイモン「俺の勇気を翼にして!!」

かずみ「わたしは人間じゃない…デジモンと同じ……データ人間……」

マミ「私のお父さん…シブミも……!?」

カンナ「私とかずみは同類なんだな」

ユウリ「エイリアス3全員集合というわけだ!ここで一気にケリを付ける!!」

タイキ「今から俺の仲間が…あなたの旅を終わらせます」

ほむら「!?」

オメガシャウトモン「……」

ウォーグレイモン「……」

マグナモン「……」

カイゼルグレイモン「……」

シャイングレイモン「……」

ヘラクルカブテリモン「ベドゥディムボン、オバエヲダオズ」

QB「ベルゼブモンが全ての世界を食べ尽くす!全てのデジモンを!そして暁美ほむらをも暴食するのだ!!」

ベルゼブモン「来るなら来い!全てを食らってやる…!!」



ベルゼブモン「…って、途中から違う話になってるじゃねぇか!!」

QB「では、物語の続きを」



~DATSヒュプノス食堂喫茶~

ティラノモン「ちょっとこれ見てよマスター!今週のヤングマデジンのDKB48のバステモンちゃんの引退記念グラビア!!」

立花「ああ、お前が夢中になってたとかいうデジタルワールドのアイドルグループか」

ティラノモン「引退っつってもそれは表向きの話で、本当はデジタルワールドでさやか達がバステモンちゃんを殺ったんだけど……いや、それはどっちでもいいのよ。俺が言いたいのはねぇ!!」

ティラノモン「このバステモンちゃんのグラビア写真なのよ問題は!後ろにいるパグモンがバステモンちゃんを手ブラしちゃってるのよ!手ブラヌードだよ!?本当は手じゃなくてパグモンの耳だから耳ブラヌードだけど、それはどっちでもいいんだ!!」

ティラノモン「幼年期デジモンを使ってこんな写真を撮ってるから児童ポルノ扱いで今週のこの雑誌発禁になっちゃったのよ本当は!!」

立花「…じゃあ、お前はその雑誌何処で手に入れたんだ?」

ティラノモン「ワイズモンがくれたのよ。何かあいつ海香のパートナーになる前デジタルワールドに居た頃バステモンちゃんと知り合いだったらしいのよ。そんで、DKBの仲間がデジタルワールドからワイズモンにってわざわざ送り届けたらしいの」

立花「どうやってだ」

ティラノモン「それはどうでもいいのよ!そんで「この雑誌は全て閲覧したから君にあげるよ」ってくれたんだけど…それもどうでもいい!更に問題なのはバステモンちゃんってワイズモンに惚れてたらしいのよ!!これはとんでもないスキャンダルだよ!?ムカツク!!」

ティラノモン「あんな黒魔導士や車掌みたいな面した奴のどこがいいの!?あとやっぱりバステモンちゃんに手ブラもとい耳ブラしてるこのパグモンもムカツク!!コレ完全に揉んでるよねぇ!?」

ティラノモン「ああっ!このパグモンぶち殺しに行きてー!でも、デジタルワールドにはもう戻れないからとりあえずワイズモンから殺ってくるわ!!」

立花「おーい、皿洗いしろー」

室長「奴なら今海香やカオルと共に懲罰房に入っている」

ティラノモン「室長!居たの!?」

立花「山木…それはかずみ絡みで何かしたという事か?なら、それで彼女達を閉じ込めておくというのは酷じゃないか?」

室長「倉田の機嫌を損ねるわけにはいかないのでな…だが、間もなく全てが終わる」

立花「ついにシャッガイを起動させるつもりか」

室長「シャッガイによって全てのデジモンは消去される」

ティラノモン「ちょっ、それって俺も!?」

室長「そうすれば彼女達も普通の少女に戻って釈放だ…デジモンの記憶を消してな」


立花「…本当にそれでいいのか、山木?」

室長「立花…」

立花「これが本当にお前のやりたい事なのか?」

室長「……」

倉田「大人っていうのはねぇ、自分が本当にやりたいと思ってた仕事をなかなかどうしてできないものなのですよ」

室長「…倉田博士」

ティラノモン(あれ?この眼鏡のオッサンどっかで会った事あるような……何処でだっけ?ま、どうでもいいか)

倉田「例えばこんな場末の食堂でしか料理を作れないあなたとかね立花さん」

立花「場末でも俺の料理を喜んで食ってくれる人間がいるなら何処でも作るさ。あんたも何か食うか博士?」

倉田「結構です。室長さん、シャッガイの準備ができたので始めましょうか」

室長「そうか…では、行くか」

スタスタ

立花「お…おい、山木!」

ティラノモン「アアァァァァーーッ!!」

立花「何だいきなり叫んで!?」

ティラノモン「あの眼鏡親父……アナログマンじゃん!!」

立花「!?」


~あすなろ市街~

ロゼモン『ソーンウィップ!!』ダッ!

ベルゼブモン「俺はM属性の気は無ぇんだよ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバババババッ!!

ロゼモン「きゃあっ!!」

あすみ「あすみのロゼモンに何すんのよぉ!また精神攻撃で……」

ベルゼブモン「おらよ!」ゲシッ!

ロゼモン「うっ!」

あすみ「え…?蹴り飛ばされたロゼモンがあすみの方に……きゃあぁぁぁ!!」

ズドンッ!

あすみ「ロゼモン重ぉい!!」

ロゼモン「わ、私の体重は下の下よ!!」

ほむら「あなたの精神攻撃はあなたの瞳を見さえしなければ問題無いわ」

ルカ「行きなさいクイーンチェスモン」

クイーンチェスモン「チェスの神よ、許し賜え!」

クイーンチェスモン『ハートブレイカー!!』

まどか「オファニモンお願い!」

オファニモン『エンデンズジャベリン!!』

ガキィィィィィィン!!

クイーンチェスモン「ウップス…!」

オファニモン「ふんっ!」

ガゴンッ!

クイーンチェスモン「ウゥゥップ!?」

ルカ「私達のクイーンチェスモンが圧倒されてるなんて……!」

オファニモン「女王様が何?私は三大天使様よ」

あやせ「随分傲慢な大天使様だこと…!」

オファニモン「あー、つまんないわねー……」

あやせ「つまんない!?馬鹿にされるのスキくない!!」

まどか「オファニモン…戦いにつまんないとか面白いとかってそんな……」

オファニモン「女のデジモンばっか相手ってのがつまんないわ!」

ガギィン!

まどか「ああ、そっちね」


ベルゼブモン「俺的には面白いぜぇ…ケケケ…揉んでやるかぁ……!」クネクネ

オファニモン「いやらしい手付き……」

ほむら「あなたも真面目にやりなさい」バシッ!

ベルゼブモン「イテッ!」

UFブイドラモン「一応女じゃないのもあっちにいるぞ」

キングチェスモン「!」

あやせ「キングチェスモン!隠れていないであんたも戦いなよ!!」

オファニモン「あんなチンチクリン興味無いわ。あなたにあげる」

UFブイドラモン「ああ、そう…じゃあ、あのデジモンは俺が……!」

クイーンチェスモン「キング!!」

ミラージュガオガモン『ゲイルクロー!!』

ズババンッ!

UFブイドラモン「うっ!?ミラージュガオガモン!!」

さやか「恭介…!!」

ミラージュガオガモン「さやか…見てよこのドーナツ…マヨネーズドーナツだよ……さっきむこうの移動販売車のドーナツ屋さんで売ってたんだ……さやかも一緒に食べようよ……そんなデジモンの力を捨ててからっ!!」

さやか「恭介…今度こそデジメモリの呪縛からも……そんな偏食マヨネーズ中毒の呪縛からも……あたしが解放してみせる!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン「わかったさやか!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

ミラージュガオガモン『フルムーンブラスター!!』

ドゴォォォォォォォォン!!


まどか「上条君はさやかちゃんが…」

ほむら「そして、私達はエイリアス3を…」

ベルゼブモン「ヘイヘイヘイ!エイリアス3っつってもこんな三下じゃ楽しめねーんだよ!」

あやせ「三下言うなぁ!!」

オファニモン「そっちの二人はかかって来ないのかしら?」

カンナ「……」

ユウリ「ふん、三下ならリアルワールドでは自分のデジモンを究極体に進化させられないそいつらの事を言うんじゃないのか?」

杏子「チッ…!」

ラピッドモン「ベテラン度ならマミが一番なのに!!」

あすみ「まだあすみ達も負けてないもん!!」

ロゼモン『ローゼスレイピア!!』

クイーンチェスモン『クィーンスティック!!』

ガキィィィン!

オファニモン「もうっ!まだこいつらの相手に時間が掛かりそうだわ!」

ベルゼブモン「それなりに根性はあるかっ!」


ユウリ「そして、あの二匹は今ならお誂え向きの良い餌になるな…アルカディモン、奴等のデジモンを食ってやりな!」

アルカディモン「…ギッ!」ダッ!

マミ「くっ…ティロ・ボレー!!」ドドドドッ!

ユウリ「魔法少女の攻撃程度がアルカディモンに効くかよ!」

メガログラウモン「グラッ!杏子、何かカードを……」

杏子「間に合わないっ!!」

ドーベルモン「!!」ダッ!

ドガッ!

アルカディモン「グギィ!?」

杏子「何!?」

マミ「彼女のデジモンが助けてくれたの…?」

ユウリ「雑魚が邪魔をして…!!」

ドーベルモン「雑魚でもマダオでもなあ、いざとなったら意地を見せんだよ!!」

杏子「お前達…奴等の仲間じゃなかったのか?」

サキ「確かに…倉田に騙されてたという点では奴等も私達も同じ……」

ユウリ「アホが!アタシ達はあの男を利用しているにすぎないんだよ!」

カンナ「そして、いいように利用されていたのはあんた達DATSヒュプノスだけなんだよ。あの室長もね」

マミ「やっぱり山木さんはアナログマンにお父さんの事を悪く吹き込まれて……」

ドーベルマン「あんたがシブミの娘さんだな?あのオッサンから届け物がある」

マミ「あなた……お父さんに会ったの!?」

ラピッドモン「届け物?」

カンナ「…ギンリュウモン」

ギンリュウモン「参る…!」


―ギンリュウモン超進化っ!ヒシャリュウモン!!―


ヒシャリュウモン「ヒシャアァァー!!」

まどか「またあの龍のデジモン!」

ほむら「奴のデジモンだったのね!」

ヒシャリュウモン『成龍刃!!』

シュパァンッ!!

メガログラウモン「グラァ!!」

ラピッドモン「わあっ!!」

杏子「メガログラウモン!!」

ユウリ「さあアルカディモン、ランチタイムだ」

アルカディモン『ソウルアブソープション!!』シュルルル

ズバッ!

メガログラウモン「!?」

ラピッドモン「うっ!この触手は!!」

杏子「マズイ!奴にデータを吸い取られる!!」

ジュイィィィン…

マミ「…させないっ!!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

ドゴオォォォォン!!

ユウリ「無駄だって言ったろ。それにお前達のデジモンのデジソウルは頂いた……それに見ろ!」

アルカディモン「…ギッ!」ピカァァァ…

ピカンッ!

杏子「完全体に進化したのか!!」


“アルカディモン(完全体)”

完全体 妖獣型 ウィルス

アルカディモンが第二の成長進化を逐げた姿
羽が大きく発達し細身だった体は異貌の風格となり、闇の究極体を前にしても一歩も引かない
必殺技『ドットマトリクス』は相手を0と1に分解した後に胸から丸ごと相手を吸収する


ユウリ「フフフフ…リアルワールドの人間共の邪念をメインディッシュに、そしてお前達のデータをデザートに食したアルカディモンはとうとう完全体に進化だ!!」

カンナ「やっと完全体か…少しペースが遅いんじゃないかな……」

シュゥゥゥゥ…

マミ「テリアモン!大丈夫!?」

テリアモン「ちっくしょう…やっぱ究極体に進化できない僕達は足でまといなのかよぉ……!!」

ギルモン「ギルぅ…ボク達のせいでアルカディモンを進化させちゃったし……」

杏子「なら、奴に一泡吹かせてやろうぜ!!」

マミ「だから、私達じゃ……」

ドーベルモン「そう、そこで俺がシブミのオッサンから預かった届け物の出番だな!」

マミ「え…?」

テリアモン「どういうモノなのそれ?」

ドーベルモン「まあ、カンタンに言えばリアルワールドでも人間の肉体をデータに変化させられるコードプログラムだ」

杏子「それを使えばアタシ達もこの世界でギルモンと一つに……究極体に進化できるんだな!?」

ギルモン「じゃあ、はやくちょうだいよぉ!どこにあるの?」

ドーベルモン「この俺自身がコードプログラムだ!」

杏子「アンタが?」

サキ「ドーベルモン……それってつまり……」

アルカディモン「ギギギ…!」

ユウリ「何だアルカディモン?進化したばっかなのにまたお腹が空いたのか?なら、まだあすみ達と戦っている暁美ほむらのベルゼブモンから……」

カンナ「ちょいタンマ。いきなり大物から食べさせると食あたりするよ?まずは前菜として……」

ユウリ「ショボイのから食わせて行くか……なら!」

グリズモン「グマっ!?」

みらい「ボク達の方を見てる…!?」

サキ「! 逃げろみらい!!」

カンナ「逃げてもいいけど、そうするとあんたの大好きなサキのドーベルモンを食らう事になるよ?」

みらい「…!! グリズモン!!」

グリズモン「グマーッ!!」

ガッ!!

ユウリ「アハハッ!自分からアルカディモンの餌になりに来たのかい!!」

サキ「何を…やめさせろみらい!!」

みらい「いやだ!サキの妹に…ミチル……そして、ドーベルモン!これ以上サキの大好きなものを失わせてサキに悲しい思いをさせるなんて……ボクは我慢できない!!」

サキ「グリズモンだってみらいの……」

みらい「リアライズする前からベアモンはボクがボクって言うからみんなに気持ち悪がられてトモダチができなかったボクの唯一の友達だった……でも、サキはそんなボクを変じゃないと言ってくれた……二人目のトモダチ!!」

ユウリ「アルカディモン」

アルカディモン「ギギィ!」シュルッ!

ズバッ!!

グリズモン「グ…マ……!!」

みらい「グリズモぉぉぉぉぉぉぉン!!」

ジュィィィィン…

カンナ「…ん?これは……」

アルカディモン「ギィ…!」

グリズモン「!!?」

シュゴォォォォ…

みらい「グリズモン…!?」

ユウリ「面白い!データを吸い取ったデジモンに、更に自分のデータを逆流させているのかアルカディモン!!」

シュゴォォォ…ピカンッ!

カリスモン「グゴガガガマアァァァァァーーっ!!」


“カリスモン”

究極体 突然変異型 ウィルス

グリズモンがアルカディモンのパワーデータの一部が組みこまれて突然変異した姿
必殺技のホーミング弾『ロデオバレット』が敵を追い込み
『ディープフォレスト』の爪が敵を引き裂く


みらい「グ…グリズモンが……あんな姿に……!!」

QB「アルカディモンのデータに侵食された事によって起こした進化か」

杏子「化け物が更に化物を生むっていうのかよ!!」

ユウリ「フフフ…人間にはデジメモリを…そして、デジモンにはアルカディモンのデータを……こうしてアタシの新世界を創りあげてやるのか!!」

カリスモン『ロデオバレット!!』ドドドドッ!

ドゴオオォォォォォォン!!

みらい「やめろグリズモン!!」

カンナ「何を言っても無駄だね。このデジモンはもうあんたのパートナーじゃない」

ユウリ「そう、アルカディモンの操り人形さ!!」

カンナ「操り人形…その響きは嫌いだな」

みらい「…グリズモン、君を独りにさせないよ……ドーベルモン、戻ってきたからにはサキを守り続けてね…ボクの代わりに……」

サキ「みらい…まさか、グリズモンを道連れに……!?」

みらい「サキ…大好き……元気でね!」

マミ「待ちなさい!」ガシッ!

みらい「離せ!ボクはグリズモンと一緒に逝くんだ!!」

杏子「馬鹿かテメェ!!」

ギルモン「そんなこと、あのデジモンはのぞんでいない!!」

ドーベルモン「それにサキもな!」

サキ「そうだ…みらい……君までいなくなったら私は……」

みらい「サキ…!」


ドーベルモン「…ま、サキの事をよろしく頼むって台詞は俺の方になっちまうかもだけどなぁ……」

サキ「ドーベルモン…?」

ドーベルモン「よーし、お姉ちゃん達!シブミのオッサンから託されたコード……受け取れ!!」ダッ!

ピカアァァァァ…!

サキ「ドーベルモンの身体が光になっていく……!!」

QB「彼自身がコードプログラムとはこの事か」

マミ「佐倉さん!デジヴァイスを掲げてあの光を!」スチャッ

杏子「ああ!ついでにさやか達も貰っとけ!」スチャッ

さやか「え!?」スチャッ

ほむら「まどか!」スチャッ

まどか「うん!」スチャッ

ピカァァァァァァ…!

杏子「これで再び…」

マミ「テリアモンと一つに!!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


ベルゼブモン「おっ!ありゃあ……」

UFブイドラモン「デュークモンとセントガルゴモンに進化できたんだ!!」

杏子『これでアタシ達も本気で戦えるぜ!!』

デュークモン「エイリアス3!人々の心の隙間に付入り、デジメモリの闇を飲み込ませた者達……このデュークモンは絶対に許さない!!」

ユウリ「愚かな人間共が自らの欲望の闇に飲み込まれ、デジメモリの力に溺れたんだ!」

カンナ「それにデジメモリを作ったのはドクター倉田だし、私達にとやかく言うのは筋違いだね」

マミ『なら、あなた達を倒した後……倉田もっ!!』

ユウリ「できるかなぁ?このアルカディモン相手に!!」

アルカディモン「ギッ!!」ドッ!

杏子『完全体とかいう進化レベルに惑わされるなデュークモン!あんな化け物だからな…初っ端から本気で!!』

デュークモン「わかっている杏子!だが、このデュークモンはどんなデジモンであろうと絶対に負けないっ!!」

デュークモン『ロイヤルセイバー!!』

ドゴォォォォォォン!!


アルカディモン「グギギギィ…!!」プスプス…

ユウリ「少しはできるようだな、ロイヤルナイツ!!」

杏子『スランプは感じないぜ!』

カンナ「手伝ってあげようかユウリ」

ヒシャリュウモン『縦横車!!』

ズババババッ!!

デュークモン「ぐっ…!イージスで防ぐ!!」

杏子『ちぃ…!こいつも完全体のくせにデュークモンと張り合えるなんて……!!』

マミ『佐倉さん!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どがががががががぁ!!」ドドドドドドッ!!

ドゴォォォォォォォン!!

マミ『セントガルゴモン!もちょっと街に被害が出ないように戦って!!』

セントガルゴモン「そんなの無理だよ!こっちだって久しぶりの究極体の進化だし!!」

通行人「おい、何だあの巨大ロボットとかドラゴンとかクマの怪物とか!!」

一般市民「本物のデジモン!?やっぱり、ネットの情報はデマじゃなかったのか!?」


杏子『一般人に見られまくりだな……こんだけ派手にやりゃ当然か』

サキ「これじゃあ、また室長に……」

ドーベルモン「いや…もう大衆にデジモンが認識とかそんなのどうでもよくなるぜ」

サキ「ドーベルモン……そんな首だけの姿になっちゃって……」

ドーベルモン「俺の身体があいつらを進化させるためのプログラムだって言ったろ」

QB「そんな事より今の君の言葉はどういう意味だい?」

ドーベルモン「恐らく、もうすぐ室長と倉田の野郎がシャッガイを発動させるはずだ」

サキ「シャッガイだって!?」

QB「ついに僕達デジモンの一斉消去に差し掛かろうというわけかい?でも、それはアナログマンにとっても不利益な話じゃないかな?」

ドーベルモン「ああ、デジモンの駆除は室長を焚き付ける為の口実だ……倉田の本当の目的は……」

ユウリ「アルカディモン!アドベント・シャルロッテだ!!」

アルカディモン「ギッ!」ニョロンッ

シャルロッテ「キシャアァァァァ!!」

セントガルゴモン「うわっ!今度は変な化け物を出してきたぁ!!」

ベルゼブモン「シャルか!!」

マミ『何故かしら……アレを見てると悪寒が……特に首筋辺りに……』

まどか「そ…それはねぇ……」

ほむら(別の時間軸であなたの首を丸噛りした魔女だとは言えないわよね……)

シャルロッテ「キシエェェェーッ!!」クパァ…

マミ『わ…私達を食べる気!?』

セントガルゴモン「食べたいならこっちをご馳走してやる!!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

ドガアァァァァァァァン!!

マミ『ふう…』

ユウリ「油断したな!本当にお前を食うのはアルカディモンさ!!」

アルカディモン「ギッギッ!」ダッ!

ドガッ!バゴォン!!

セントガルゴモン「うわっ!この野郎!!」

カリスモン『ディープフォレスト!!』

ズバッ!!

マミ『きゃあっ!!』

デュークモン「セントガルゴモン!!」


みらい「グリズモン…うっ…うぅぅぅ……」グスッ

サキ「みらい……」

みらい「ボク…もうグリズモンのあんな姿見ていたくないよ……それならいっそ……」

杏子『自分のパートナーを救うのを何簡単に諦めてるんだテメェ!!』

QB「まあ、あのデジモンからアルカディモンのデータを取り除く方法は無いだろうね」

デュークモン「ある!このデュークモンの聖なる光で……」

杏子『アンタ達のデジモンはマミの親父さんのとこからこの力を持ってきてくれた!』

マミ『お父さんの想いを伝えにね……』

杏子『そのお礼だ!今度はアタシ達がアンタの想いを救ってみせる!デュークモン!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ピカンピカンピカン!シュゴォォォ…ズバァァァァァァァァァァン!!

カリスモン「!!」

ドゴオオォォォォォォン!!

杏子『どうだ!?』

カリスモン「グ…グオゥハヤシダァ……!!」プスプス…

デュークモン「駄目なのか!?」

セントガルゴモン「でも、今の攻撃でかなり弱ってるよ!」

ドーベルモン「しょうがねぇなぁ……この頭の部分に残ってるは…本当はアルバイト料のかずみを完璧にするためのコードだったんだけど……」

サキ「かずみを!?」

ドーベルモン「目の前で苦しんでいるダチを救わなきゃ本物のマダオになっちまうからなぁ……悪いがサキ、ここで使うぜ!!」

みらい「それを使ったら!キミは完全に消えてしまうんだろ!?そうなったら……」

ドーベルモン「だから、あとはみらいとグリズモンにサキを任せんだよ。サキの先の未来をな……」

サキ「ドーベルモン……」

ドーベルモン「じゃあな!」フワッ

みらい「待って!!」

サキ「ドーベルモン…っ!!」

ピカアァァァァァ…!

デュークモン「ドーベルモン!?」

カリスモン「グ…グマウオオオォォォォォーーッ!!?」ピカアァァァァァ…!


シュウゥゥゥゥ…

ベアモン「ク…マぁ……」

セントガルゴモン「やった!元に戻った!!」

みらい「ベアモン!!」ダキッ!

QB「どうやらドーベルモンの頭部に残っていた最後のコードプログラムでアルカディモンのウィルスは除去できたようだね」

サキ「良かったね…みらい……」

みらい「サキ……でも…ドーベルモンは……」

サキ「……」

グラサン「なぁに…こんなんになっても俺は俺さ」

みらい「」

サキ「」

杏子『何だアレ…サングラスが浮いてるぞ?』

マミ『あれって……』

サキ「お前……ドーベルモン?」

グラサン(ドーベルモン)「そうだぜサキ!いやぁ、ベアモンが元に戻って良かったぜ!これで後はあいつらを倒すだけだな!俺もこんな体じゃなければ戦いてぇとこだけど……」

QB「君のデジコアはそのサングラスなのかい?」

みらい「グラサンが本体……」

サキ「……」メキメキメキ…

グラサン(ドーベルモン)「痛ででででっ!サキっ!!割れる!グラサン割れるって!!」


~DATSヒュプノス・倉田の研究室~

倉田「さあ、プログログラムの準備は完了しております。あとはキーを発動させるだけす」

室長「ネット上だけではなく…我々人間の世界まで我が物顔で走り回ろうとする人工知性達よ……人が創りしモノなら、駆除も人の手でしなければならないな!」

倉田「はい~、私もかつてシブミに手を貸してデジモンを作りましたからね…その責任は取らないと……ですが、このプログラムを作動させるとネットに様々な混乱を起こしますねぇ。言わば、この国が全世界に向けて兵器を放つ様なものですよ?今まで後処理してくれたワイズモン君も駆除してしますわけですし……」

室長「そんな雑務は他の人間にやらせればいい。それに上からの承認は降りている……国家機密庁の長官をはじめ、最後まで逃げ腰だった腰抜け共だったがな」

倉田「あぁ~あくまで試験を行うとかの建前でですね?そんな連中を説得させるとは流石室長さんの手腕です」

室長「いいから、早く始めてくれ」

倉田「はいはい、では…シャッガイホール発動」カチッ

室長「さらばだ、無秩序なる獣達よ」


~あすなろ市街~

ゴゴゴゴゴ…!

まどか「な、何?何なの……!?」

シュゴォォォォ…!

さやか「空に…何かが……!」

ほむら「デジタルゲート…!?」

QB「いや、これは……」

ズゴオォォォ…

デビドラモン「グオオオーッ!」

エアドラモン「ギャッ!ギャアーッス!」

ほむら「デジモンの群れが……飛鳥ユウリ達が放った新手?」

オファニモン「いえ、リアライズしてこの世界に潜伏していたはぐれデジモン達よ!」

UFブイドラモン「みんな空のホールに突っ込んで行くぞ!?」

ズバァン!ズビィン!

さやか「どういう事!?あの穴に入って行くデジモン達がどんどん消えていくよ!!」

まどか「嫌だ…恐い…酷いよこんなの!!」

アルカディモン「ギ…ギギギィィィィィ!!」

ユウリ「落ち着けアルカディモン。少しの間我慢だ…」

デュークモン「杏子…この感覚……あの時と同じだ!」

杏子『ユゴス……いや』

マミ『山木さんが言っていたシャッガイね!』

UFブイドラモン「何ではぐれデジモン達はあのホールに向かって行ってるんだ!?」

QB「彼等が捕獲したデジモンのデータの残骸を餌としてあのホールに設置し、それをロードしようとするデジモンの野生の本能を刺激させて誘い込んでいるのさ」

ベルゼブモン「要するにデジモン用のゴキブリホイホイって事かよ、あの穴は……」

オファニモン「恐らくリアルワールドに潜んでいたはぐれデジモンだけではなく、デジタルワールド側からもデジモンを誘き寄せるつもりね!あれはデジタルワールドとも繋がっている!」

セントガルゴモン「あいつ…本当に僕達デジモンを全て消す気か!!」

デュークモン「いや…違う……これは何かが……来るっ!!」

~DATSヒュプノス・倉田の研究室~

ビー!ビー!

室長「シャッガイホールの中に何かがリアライズしているだと!?これはどういう事だ倉田博士!!」

倉田「ククク…ヒャーッハッハッハッハッハッ!!」

室長「博士…?」

倉田「残念でした!あなた騙されちゃったんですよ室長さん!!」

室長「何!?」

ネオ「あなたが作りしシャッガイホールはデジタルゲートを更に広げる為のものだったのですよ」

室長「お前は誰だ!?」

ネオ「我が主……強欲の魔王バルバモン様がデジメモリに魅入られ肥大化させた人間共の欲望の感情エネルギーを直接得る為に!」

室長「やはりデジメモリには貴様も絡んでいたのか倉田!!」

倉田「おや?そこまで気付いていながら私を側に置いていたのは…このシャッガイのプログラムを仕上げる為ですか?それともミチルさんのコピーを?あの娘達の為に……それが失敗だったのですよぉ!!」

室長「黙れ……!!」

倉田「まあ、私も貴方達を利用させてもらいましたがね!でも、もう用済みです!!」

ネオ「そう、用済みなのは……」

マタドゥルモン「あんたも一緒だよ~♪」

室長「! デジモンの侵入を許したというのか!!」

倉田「ふん…それも予定調和です……行きたまえ」

ビクトリーグレイモン「……」

ズィードガルルモン「……」

室長「またコイツらか…!!」

倉田「どうしました?奴等を始末しなさい」

ズィードガルルモン「フシャアァァ!!」ドッ!

倉田「ぐっ!?」

ネオ「忘れましたか?ズィードガルルモンのメモリ適合者は私が見つけて来たのですよ。ならば、私側の味方と言う事です」

倉田「し…しかし、あなたの方は!!」

ビクトリーグレイモン「悪いなぁ、あっちの報酬の方がもっと高く望めそうだし」

倉田「くっ…!こんな事になるなら聖…いや、カオスモンを連れてくるべきだったか!!」

マタドゥルモン「残念!彼もあんたよりこっち側に付くってさ!例のロイヤルナイツのデジメモリも手に入れたから、彼にとってもあんたは用済み♪」

倉田「ぐっ…!!」

マタドゥルモン「そして、一度選ばれし少女達を捕らえた時あんたが奴等のデジヴァイスから押収したスピリットも俺が頂いたよ!あとは……」

ネオ「貴方の持つメモリ化した怠惰のベルフェモン様……返していただきましょうかアナログマン?バルバモン様が来られる前に」

倉田「この力は私の物だ…!!」


~あすなろ市街~

まどか「どんなデジモンが来るの…!?」

ゴゴゴゴゴ…!!

デュークモン「来る!!」

ベルゼブモン「何かデケェのが出てくるぜぇ!!」

ほむら「デジモンじゃない……また空中要塞!?」

オファニモン「あれは……バルバモンの城……バルバモンの天界よ!!」

UFブイドラモン「七大魔王の城か!?」

マミ『私達の世界に……七大魔王が!!』

ゴゴゴゴゴ…!!


~バルバモン城~

デスモン(灰)「リアルワールドに到着DEATH!」

デスモン(黒)「到着DEATH!」

ダルクモン「……」

ムルムクスモン「ご覧くださいバルバモン様、人間共の渦巻く欲望の思念が感じられますでしょうか?」

バルバモン「……」カタカタカタ…

デスモン(灰)「もっと大きな声で言わないとバルバモン様の遠いお耳に聞こえないDEATH!」

デスモン(黒)「そんな事も忘れるなんて、お前は馬鹿DEATHかー?」

ムルムクスモン「やかましいわ!バルバモン様!!リアルワールドですよぉ!!」

バルバモン「お、おぉう…これもゲートを広げてくれた……奴の功績じゃな……奴……えと…誰じゃったかのう……?」プルプルプル…

ムルムクスモン「アナログマンです。しかし、奴はもう用済み。それにここまで人間共の欲望を高めたのもネオ―」

バルバモン「そ、そうじゃ…これでわ…儂の魔力も…と、取り戻せるのう……」カクカクカク…

ゴポォ…

?『パパ……』

バルバモン「お…お前も楽しみじゃろう…?我が子……えと…そこのプールに入ってるの……名前何じゃっけ?」ガタガタガタ…


~次回予告~

太一「PSPデジモンアドベンチャー絶賛発売中だぜ!」

ヤマト「それよりアレの最新作来るらしいな」

丈「僕まだ白のニ作目クリアしてないよ」

タケル「ヒーローズバーサス楽しみだよね!」

太一「お前らぁ!!」

ホーリードラモン「それより……ヒカリのテイルモンの究極体が何で私じゃなくってオファニモンになってるの?前回の番外編だってこのソフト発売記念に合わせての全員究極進化ということで私だったじゃない!!」

ミミ「まどかちゃんのオファニモンとの差別化のためじゃない?」

空「…本当は書き終わった後になってからホーリードラモンじゃなくってオファニモンに進化するのを知ったって>>1が……」

ホーリードラモン「何それ!?だいたい02映画ではちゃんと私の方に進化してたでしょ!映像作品の方が公式なのよ!!」

ヒカリ「ヒカリそんな未来の事知らない」

オファニモン「……」クスッ

ホーリードラモン「今私を見て笑ったなあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」

プレシオモン「お前…俺の妹になれ……」

太一「次回、デジモン☆マギカ!」

太一『リアライゼーション!バルバモン城』

マグナモン「ま、お前らアニメじゃ噛ませ役ばっかてのはどっちも同じだけどな」

ホーリードラモン「お前だけには……」

オファニモン「言われたくないわぁ!!」

ドゴォォォォォォン!!

マグナモン「ギャアァァァァーーズ!!」


今回は以上です
いや、雑誌のバレ画像を見た時オファニモンだけ写ってなかったから普通にホリドラかと思ってたんです…
ではまた

乙!
他と比べると働きすぎなデスジェネラルネオヴァンデモン
リアルワールド編はようやくボス戦で盛り上がってきたな

デシコアがグラサン……

カリスモンをそう使ってきたか


早速ビーストネタを使ってきたか…
アイツ何となく杏子ちゃんに似てね?

デジモンの技名とか解説とか、正当な進化図とかってどこみればわかるんですか?
メタルガルルモンの技をコキュートスブレスとガルルトマホークしか知らなかった私に誰か教えてください、お願いします!


バルバモンはネクストのほうでは結構カリスマあったと思う
てか杏子ちゃんあいつに似てる

こんにちわ
デジアドクリアしましたー
一応全員究極体に進化させて
やっぱりホリドラじゃなくてオファニモンなんですね…
ところでセラフィモンよりホリエモンのままの方が強い気がするのはある意味原作再現なのでしょうか?
あと何故かのエヴァネタにワラタ

>>35
自分でも「あっさり殺した他のデスジェネラルに比べて引っ張りすぎじゃね?」と思いました
しかも原作ではわりと最初の方で死んだデスジェネラルですよね…兄弟設定まで付けてしまったし
働きすぎなのは彼は意外と主の七大魔王バルバモンに忠実だからですね
スプラッシュモンはリリスモンの趣味に呆れつつ自分の趣味に没頭しており
オレーグモンも仲間集め優先
ザミエールモンはどっちのベルゼブモンも鬱陶しかった
グラビモンは自分よりデーモンに可愛がられてるピエモンにぐぬぬ
ドルビックモンは最弱だからスルーされてた
という感じです
残ってるもう一人のデスジェネラルも結構引っ張るかもしれません


>>36
実はついこの間01を読み返して「ああ、そういえばこれ一応グリズモンの究極体だったよな」
とカリスモンの存在を思い出しこの設定で出しました
カブテリモンの時の様にオンドゥル要員で出さないでおいてよかったです

>>37
共通点はよく物を食ってる事と家がないとか自分の魔力のために獲物を狩るとかですね
まどマギとウィザードのクロス書かれないかなー

>>38
自分はWikimonを参照してますね
パソコン古いから無印のデジモンとか情報量多いデジモンのページ開くと一気に重くなるのが難点ですが

>>39
一応バルバモンの城はネクストを同じ物だと思ってもらって結構です
側近がムルムクスモンなのは一応ネクストから引っ張ったもの
バルバモン本人は今はただのボケ老人ですが

投下

マサルダイモンは出るんですかね・・・・・・


~あすなろ市街~

ゴゴゴゴ…!!

さやか「バルバモンの城!?」

UFブイドラモン「あの上空の城の中に七大魔王がいるのか!!」

グラサン(ドーベルモン)「アレをこの世界にリアライズさせるために室長のシャッガイは利用されたってわけさ……!」

まどか「ど、どうしようオファニモン……」

オファニモン「強欲の大罪を司る魔王バルバモン。その大罪の名の通りかつてデジタルワールドのあらゆる財宝をその手におさめ、己が欲望の限りを尽くした七大魔王の中で最も狡猾なデジモンよ」

QB「果てない欲望の感情……ある意味七大魔王で一番人間に近い感情を持っているのは彼かもしれないね」

オファニモン「もちろん悪い意味でね」

カンナ「お前達人間の醜い欲望の感情で今までデジモンをこの世界に誘き寄せていた」

ユウリ「そして、その結末がコレさ!」

まどか「欲望とか人の様々な情念がバルバモンや七大魔王…ううん、デジモンに影響を与えるってシブミさんも言ってた……」

セントガルガモン「マミのパパが送ってくれた力で進化できたんだ!さっさとあの城をぶっ壊しちゃえばいいじゃん!!」

マミ『…そうよね……そのバルバモンが出てくる前にあの城を!』

QB「バルバモンは前大戦で魔力を使い果たし衰えているから、そう恐れる相手ではないはずだけど……」

ベルゼブモン「だが、あのジジイの手下には多くの魔王デジモンがいる、そいつらにはちと手を焼くかもしれないぜ。それにこの世界の人間共の欲望の感情を吸い取りに来たんだろあのジジイは?それで魔力を取り戻されたらもっと面倒臭ぇ事になっぜ」

ほむら「ベルゼブモン…あなた何故そんな事を知って…?」

ベルゼブモン「…あ?何でだっけ?」

オファニモン「あんた…デジタマに戻る前の記憶が甦ってきてるの?」

杏子『つーか手下に魔王デジモンって…魔王型デジモンって七大魔王だけじゃなかったのか!?』

ベルゼブモン「確かにマミさんの言う通り、そいつらが出てくる前にあの城をぶっ壊す!!」

まどか「でも…あんな大きなのを壊して落ちたら街は……!」

ほむら「いえ、まどか…被害を最小限に食い止める為にはそれで終わらせた方がいいわ……!!」スチャッ


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ysWLoNT2rPo

―ベルゼブモンモードチェンジ!ブラストモード!!―


さやか「よ…よしっ!みんなで一気にあの城を!!」

あやせ「そうはスキくは…」

あすみ「させないんだからっ!!」

クイーンチェスモン『クィーンスティック!!』

ロゼモン『ローゼスレイピア!!』

杏子『コイツらまだいたのか!!』

オファニモン『エデンズジャベリン!!』ピカァァァ…

ドゴオォォォォン!!

シュウゥゥゥ…

あすみ「パルモン!!」

ルカ「私達…すっかりやられ役が板についてますね……」

あやせ「ユウリ!カンナ!あんた達も……」

ユウリ「…豚は肥らせてから食え……」

あやせ「は?」

カンナ「ひとまず事態を静観させてもらうか……」

ユウリ「強欲の魔王様にご挨拶もしなきゃいけないしねぇ…アルカディモン、一旦引くよ!」

アルカディモン「ギッ…!」バサッ

カンナ「ヒシャリュウモン」

ヒシャリュウモン「承知いたした!」シュゴォォォ…

あすみ「あっ!ちょっと待ってよぉ!あすみ達も乗せてってぇ!!」

ルカ「一気にケリを付けるのではなかったのですか!?」

ミラージュガオガモン「さやか…次こそは……」シュバッ!

さやか「恭介……」


UFブイドラモン「お…おい!奴等逃げてくぞ!!」

ベルゼブモンBM「シカトしとけ!」

デュークモン「あの城を破壊するのが先決だ!」

セントガルゴモン「やるぞぉ!!」

ベルゼブモンBM『デス・ザ・キャノン!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』

ドガガドガドゴドゴオオォォォォォォォン!!!

ほむら「ダメだわ…びくともしてない!!」

QB「内部から強力な結界が張られているんだ。バルバモンに仕える魔王級デジモン達によって」

杏子『そいつらを殺らないとあの城の破壊も無理ってかよ!!』

シュウゥゥゥ…

インプモン「糞っ!それにもうパワー切れか!!」

ブイモン「こんな時にっ!!」


マミ「デジモン達を休ませて一度体制を立て直さないと……」

サキ「…それなら、DATSヒュプノスの本部に来てくれないか?」

インプモン「あぁ!?テメェらまたほむら達の記憶消して俺等を閉じ込める気か!?」

みらい「そんな事しない!!」

サキ「私達の仕事の為とはいえ、君達とは色々誤解があった……いや、本当はDATSヒュプノスの事とかそんなのどうでも良かったんだ。ただかずみの為に倉田に騙されてこんな事になってしまい……今更許されない事かもしれないけど…プレイアデスを代表して私が……」

マミ「いいのよ、頭を上げて」

杏子「アンタのパートナーがデュークモンに進化する為の力を届けてくれたんだしさ」

ギルモン「ありがとう!」

テリアモン「ま、それで差し引きゼロって事でチャラでいいよ~」

マミ「それにあなたにはお父さんの事聞きたいし…」

グラサン(ドーベルモン)「え?こんなグラサンだけになっちゃった俺にお父さんになって欲しいって!?おじさん照れちゃうなぁ!」

サキ「違うだろ!!」メキメキメキ…

グラサン(ドーベルモン)「だからゲンドウの眼鏡を握り締める三人目の綾波の如く俺を握るのヤメテ!!マジで割れる!!」

ほむら「でも、そのDATSヒュプノスの本部にはアナログマン…いえ、倉田がまだ居るんじゃないのかしら?」

サキ「!! そうだった!かずみ達が危ない!!」

みらい「ついでに室長も!!」

まどか「じゃあ、急いで行こう!!」


~DATSヒュプノス本部~

杏子「うっ…!酷い荒れ様だな……」

サキ「カオル!海香!」

カオル「サキ…みらい……無事だったか!」

みらい「室長も怪我が酷い……」

サキ「何があったんですか室長!?」

室長「倉田……奴を利用していたデジモン共が奴を始末しようとして…それにちょっと巻き込まれてな……」

マミ「倉田が…!?」

QB「彼もワルプルモン軍にとってはもう用済みになったのだろうね」

ほむら「それで…あの男はそのデジモン達に始末されたのかしら?」

室長「いや…かろうじて逃げ切ったようだ……それに奴はまだ何か企んでいるようだ……デジモン達もあの空中城に……」

テイルモン「そのデジモン達…バルバモンの配下のデジモンだったのかしら?まさかデスジェネラル…!?」

室長「そんな事より…サキ…何故そいつらを連れて来た!!」

サキ「室長!デジメモリの売買を行っていたのは彼女達ではなく、倉田と倉田を影から操っていたそのデジモン達だったのですよ!だから……」

室長「そいつらも同じなんだよ!!」

まどか「えっ…!?」

室長「お前らなんだよ!お前らも同じなんだよ!!お前らも…倉田もシブミも…デジモンの力を持っている限り……この世界から駆除するべき存在なんだよ!!」

杏子「けっ!アナログマンに騙されてあんなのをこの世界に呼び寄せたオッサンが何言ってるんだ!」

室長「貴様ぁ…!!」

立花「そこまでにしとけ山木。興奮すると傷に触るぞ」

まどか「立花さん!」

インプモン「おやっさんまた会ったなぁ!」

立花「お前らもこいつをあんま責めないでやってくれないか?こいつはこいつなりの……」

さやか「正しいことをやろうした…間違ってないかもしれないけど間違いな正解だった……」

立花「そうだ。純粋過ぎただけなんだよ…」

立花「……クソッ!!」ガンッ!

インプモン「危ねっ!ジッポライター投げつけんなよ!!」


サキ「…海香、かずみは……?」

海香「連れていかれたわ……ニコのコピー……カンナに……」

サキ「奴か!?」

まどか「かずみちゃんが!?」

杏子「…で、どーする?これからアタシ達と手を組むか?」

カオル「何…?」

まどか「かずみちゃんを助けたい、バルバモンを倒したいって目的は同じだから……」

マミ「今までの事は水に流してお互い協力しないかしら?」

ミケモン「お前のせいで里美はんはまだ寝たきりにゃんすよ!!」

ほむら「そう、ごめんなさい」

ミケモン「ごめんで済んだら警察もDATSヒュプノスもいらないでにゃんす!!」

ホークモン「まあまあ…あの時は里美さんも錯乱してたわけですし……それに、ニコさんも里美さんもいなくて戦えない私たちですが……私は…ニコさんの……テイマーの仇をあなた達に取っていただきたい!!」

杏子「そういや、あんたのテイマーって…さっきのエイリアス3の……」

ギルモン「コピーってどういう意味なの?」

ワイズモン「それは後で詳しく説明しよう」

ピヨモン「それでどうするのカオル…?」

カオル「もう、あたし達プレイアデスの力だけではどうにもならないの確かだ……それにかずみを救いたい……」

サキ「私達の重ねてきた罪を償う為に……」

まどか「それじゃあ!」

海香「ええ、DATSヒュプノスはあなた達を歓迎するわ。構いませんね室長?」

室長「……」

インプモン「そうなりゃ、体力回復させてとっととバルバモンジジイの城を今度こそぶっ壊しに行くぜぇ!!」

ブイモン「その体力回復のために腹ごしらえだな!立花のおやっさん!また何か食わしてくれよ!」

立花「いいぞ。だが、食後の後は……」

さやか「食後の後は?」

立花「立花特別トレーニングをお前達に施してやろう」

インプモン「!?」


~バルバモン城~

ネオ「バルバモン様、リアルワールドへようこそお越し下さいました」

バルバモン「お…おぉ…おおおぉぉ……」プルプルプル…

ムルムクスモン「お前もリアルワールドでの派遣任務ご苦労であったな」

ネオ「あなたもバルバモン様の身の回りのお世話ご苦労さまです、ムルムクスモン伯爵」


“ムルムクスモン”

究極体 魔王型 ウィルス

元々は上級天使型デジモンだったが、堕天して魔王型デジモンになった
ナイトメアソルジャーズの幹部クラスであり「伯爵」の名で呼ばれており、30の魔軍団をまとめている
また、幻獣デジモンのグリフォモンを従えており、自らの手足として使役している
必殺技は業火を吐き出し、死してなお永遠に苦しむと言われる『ゲヘナ・フレイム』



ムルムクスモン「だが、アナログマンにはまんまと逃げられたようだな」

ビクトリーグレイモン「あの眼鏡親父土壇場でカードを使って逃げやがったんだ!」

ネオ「オートパイロットのカードです」

ムルムクスモン「ベルフェモン様のデジメモリは奴が持ったままというわけではないか!」

ネオ「ですが、まだこの世界に居るはず。奴を捕えるのは時間の問題ですよ」

マタドゥルモン「でも、スピリットは奪ったよ~」

ムルムクスモン「ふん!スピリットなど……鋼のスピリットは消滅したのだろう?スサノオモンが創れなくなったのでは……」

マタドゥルモン「違うんだな~伯爵。スピリットが消滅しても十闘士の魂は不滅……」

ムルムクスモン「どういう意味だ?十闘士がまた転生するというのか!?」

バルバモン「おぉ…汝はその鋼の闘士の魂が宿りしデジモンをもう既に……」ガタガタガタ…

マタドゥルモン「うん、見つけているよオジイチャン」

ムルムクスモン「何!?」

バルバモン「なるほど…時を越えてその魂は……流石じゃのう……えと……汝誰じゃっけ…?確か……けい君じゃったかのう…?」カクカクカク…

バルバモン「うっ…ゲホゲホッ!ごぶぁっ!!!」ドバッ!!

マタドゥルモン「ありゃあ……」

デスモン(灰)「大変DEATH!バルバモン様が!!」

デスモン(黒)「吐血したDEATH!!」


“デスモン”

究極体 魔王型 ウィルス

元々はデーモンと同じく高位天使型デジモンだったが、ダークエリアに堕とされた魔王型デジモンの1人
魔王型デジモンといっても、他の堕天使型デジモンや悪魔型デジモンと違い、悪行の限りを尽くすのではなく
あくまでも中立の立場を守り静観している
しかし、来るべき決戦のときにその白い姿を漆黒の闇色に変え、破壊神に変貌すると伝えられている恐ろしいデジモンである
必殺技は両手の邪眼から発射される死の矢『デスアロー』と
頭部の単眼が深紅に輝いたときに発射される破壊光線『エクスプロージョンアイ』


デスモン(灰)「それに血と一緒にお昼に食べた唐揚げもリバースしてるDEATH!!」

デスモン(黒)「汚いDEATH!!」

バルバモン「は…はひぃぃぃ……」ブルブルブル…

デスモン(灰)「バルバモン様死にそうDEATHよー!!」

デスモン(黒)「早く何とかしないと手遅れDEATH!!」

ムルムクスモン「だったら早く応急処置をしろ!だいたい唐揚げって何でバルバモン様にそんな脂っこい物を食わせたぁ!?これ以上血圧が上がったらどうするんだ!!」

デスモン(黒)「今日の昼飯を作ったのはダルクモンDEATH!」

ダルクモン「だって~あたし~今日鶏肉が食べたい気分だったし~」


“ダルクモン”

成熟期 天使型 ワクチン

女性の姿をした下級天使型デジモン
天使デジモンの尖兵であり、常に先陣を切って戦う姿は「戦場の女神」とまで言われるほどである
必殺技は細身剣「ラ・ピュセル」を使った華麗なる剣技『バテーム・デ・アムール』


ムルムクスモン「お前の気分でメニューを勝手に決めるな!それより、バルバモン様を介抱しろ!!」

ダルクモン「嫌です~バルバモン様の側によるとすぐにあたしのお尻とか触ってきますから。いくら上司とはいえこれ以上はセクハラとして訴えますよ?」

マタドゥルモン「七大魔王でもセクハラで訴えられるんだ……」

ムルムクスモン「じゃあ、そこの掃除しとけ!!」

ダルクモン「汚いバルバモン様が吐いたこんな汚いのを女の子に掃除しろって…伯爵もパワハラで訴えますから」

ムルムクスモン「汚い言うなよ!しかもバルバモン様まで汚いって!?」

ダルクモン「汚いし臭いじゃないですか、加齢臭が」

ムルムクスモン「お前もうちょっとお年寄りに優しくしろよ!!」

ダルクモン「だって~あたしちゃんと年金払ってるし~あたしの老後には貰えないかもしれないデジモン年金~」

ムルムクスモン「年金払ってるからって老人を労らなくていい理由にはならないだろ!!」

ダルクモン「それより~今日定時で上がる予定だったのに残業どころかいきなりのリアルワールド出張とか聞いてませんよ~?今夜合コンの約束があったのに~!出張手当くれないと労働基準法違反で訴えますから!!」

ムルムクスモン「わかったよ!俺がやればいいんでしょ!!」

バルバモン「ム…ムルムムム……汝の名前……言いにく……がばぁっ!!」ドバッ!

デスモン(灰)「また吐いたDEATH!!」

ムルムクスモン「バルバモン様!私の名前が言いにくいなら伯爵とお呼びくださいと言ったじゃないですか!!」

デスモン(黒)「ボケてるからすぐ忘れるのDEATH」

ムルムクスモン「というか喋らないでくださいっ!!」

ネオ「苦労していたようですね……」

ムルムクスモン「ダルクモンはロクに働かない…デスモン共はDEATHDEATH騒ぐだけ……結局私がバルバモン様のお世話をするしかないのだ……」

ベルゼブモンX「…ちっ!こんなヨボヨボの老いぼれが七大魔王だと?」

ムルムクスモン「貴様ぁ…バルバモン様と同じ地位とはいえ、侮辱は許さんぞ!!」

ダルクモン「名誉毀損で訴えますから」

ムルムクスモン「いや、さっきまでバルバモン様の事臭くて汚いって言ってたお前が言える台詞じゃないよね?」

ベルゼブモンX「…まっ、ジジイの汚物臭くても人間臭ぇとこよりはマシか……」

バルバモン「…ん?おぉ…ひろき君…元気じゃったか……?そんな真っ赤っかになってしもうて……儂は少し複雑じゃぞ……反抗期?」カタカタカタ…

マタドゥルモン「あっちのベルゼブモンと勘違いしているようだねダンナ」

ベルゼブモンX「ちっ…!」


バルバモン「じゃが…人間臭いのも悪くないじゃろ……強い欲望を持つピチピチの若い女子の匂い……」ガクガクガク…

ベルゼブモンX「あ…?」

あやせ「へぇ、外から見たら悪趣味な城かと思ったけど中は素敵じゃない」

ルカ「少し臭いますけど……」

カンナ「そしてあれが強欲の七大魔王バルバモンか」

ネオ「貴方達も来ましたか……」

ベルゼブモンX「けっ!ジジイの汚物臭と加齢臭に人間の臭いもプラスか……」

バルバモン「お…おぉう……確かデーモンが超究極体に進化するためにアレを育ててる……アレって何じゃっけ……?」ブルブルブル…

ユウリ(フフフ…お前が魔力を取り戻したら、真っ先にアルカディモンのエサにしてやるよ)

あすみ「キャハッ☆ここおもしろーい♪あれ…?こんな所にプール…?中に何か入ってる……?」

ゴポポ…

バルバモン「!! それに触るなっ!!!」バッ!

バリバリバリ!ドゴォォォォォン!!

あすみ「きゃあっ!!」

ユウリ「あの魔力……!!」

ベルゼブモンX「見た目ほど萎えてはいねぇってか…!!」

あすみ「ひ…ひぃぃ…!!」

バルバモン「げぶはぁっ!!」ゴボッ!

デスモン(灰)「またまた吐いたDEATH」

ムルムクスモン「ああっ!バルバモン様!!そんないきなり力を使われるから!!」

ネオ「これはいけませんね。では、私が集めて欲望の感情エネルギーを……」

パアァァァ…

バルバモン「お…おおう…ありがたやありがたや……」プルプルプル…

ネオ「しかし、まだ足りませぬか。それでは全てのエネルギーを今ここで……」

バルバモン「い…いや……それでもまだ足りぬじゃろう……中途半端に吸ってもまたこの身から魔力が抜けるだけじゃ……」

ネオ「はっ!お任せ下さいバルバモン様。バルバモン様が完全に魔力を取り戻すために人間の欲望を掻き集める計画は間もなく最終段階でございます」

バルバモン「う…うむ……じゃから儂はこの世界に来たのじゃからのう……」カタカタカタ…

ダルクモン「それよりー、そんな銀髪だか白髪だかの人間の姿より元の姿の方がイケてると思うんですけどー」

ネオ「そうですか?私はこの姿気に入ってたのですがね……まあ、人間に擬態しているのも少々窮屈でしたので元の姿に戻りますか」

ゴキッ!グゴガガガガッ!シュゴオォォォォ…!

バルバモン「お…おおう!我が配下の忠実なるデスジェネラル……月光のネオヴァンデモンよ!!」カクカクカク…

ムルムクスモン(何で私の名前は言えないのにこいつの名前はちゃんと覚えてるんだ)


“ネオヴァンデモン”

究極体 アンデッド型 ウィルス

「デスジェネラル」月光軍団将軍
敵対する勢力を痕跡残さず抹殺することを目的としており
アンデッド型デジモンの軍を各地に潜ませ不穏な動きをしたデジモンを次々と抹殺している
常に暗闇に潜み生きたことから感情を忘れ、殺戮すら好きも嫌いもない生活の一部となっている
ただ月の下で死にゆくデジモンの消滅を見ることは唯一の充実と感じている
ネオヴァンデモンは無尽蔵に生み出す使い魔「イビルビル」を召喚でき、デジモンの精気を好む性質を持っている
イビルビルを多く敵に向け放つ『ナイトメアレイド』にあったデジモンは見るも無残な姿となってしまう
両腕を自在に伸縮させる『ブラッディストリームグレイド』は敵を確実に捕縛し
捕縛した敵に情報を全て吐かせた後その爪で引き千切る技である
そして闇のエネルギーを集約し胸の月が満ちたとき必殺の『ギャディアックレイド』を撃つ
敵は周りを全て闇に変えられその先から一筋の閃光を見るが、その光は希望ではなく終焉の光である


ネオヴァンデモン「しかし、私の最もとする至福の喜びはバルバモン様に仕える事!」

ユウリ「これがネオのデジモンとしての姿だったのか」

ダルクモン「やっぱそっちの方が全然イケてますよ~!…でも、さっきから抱いているソレ……」

ロップモン「……」

ダルクモン「ネオヴァンデモン様が意外にも可愛いもの好きってのもギャップ萌えかもしれませんけど、あたしはそうゆうデジモンあざとすぎてスキくないな~」

あやせ「台詞盗られた……?」

バルバモン「さ…三大天使……ケ……ケケ…毛が抜けた……!!」ガクガクガク…

ネオヴァンデモン「ケルビモンの転生体ですバルバモン様」

マタドゥルモン「どうするのソレ?そういえば君のお兄ちゃんも一度そのデジモンを利用したんだよね?君のお兄ちゃんのヴァンデモン!」

ネオヴァンデモン「…その名は出さないでいただきたいですね。あの様な出来損ないが私の兄者であるという事実は私にとっての最大の汚点なのですから」

マタドゥルモン「選ばれし少女達にやられたからね~。でも、君はまだ知らないだろうけど実は君のお兄ちゃん……」

ネオヴァンデモン「私は兄者とは違います。バルバモン様のデスジェネラルとして選ばれたのも私。それに選ばれし少女達も始末してご覧にみせますよ……!!」


~DATSヒュプノス本部・デジモン専用トレーニングルーム~

まどか「テイルモン頑張って!」

テイルモン「静かに!……そこねっ!!」シュパッ!

バコンッ!

まどか「丸太の一刀両断成功!」

立花「これでそのデジモンに足りなかった攻撃力が少し備わったな」

インプモン「何で今更俺達がこんな特訓しなきゃなんねーんだよ…!」

ほむら「でも、これからまだまだ強大なデジモンが出てくるかもしれないから鍛えるに越した事はないわ」

インプモン「俺様は既に強ぇだろ!だいたい実戦で鍛えまくってるからいいんだよ!!」

立花「それだけではお前達の欠点は克服できない。これはお前達に足りないステータスを補うトレーニングだ」

インプモン「あぁ!?」

ワイズモン「彼は料理以外に僕達デジモンの潜在力を見抜き育成するトレーニングの達人の才能があったんだよ」

ほむら「正に立花ね……」

立花「学生時代はこれを活かしてゲームのデジモンバトルで盛り上がったもんさ…山木と共に……」

マミ「…あの人もデジモンが好きだったの?」

ピヨモン「立花さんの特訓指導のおかげで私達とっても強くなったんだよねカオル!」

カオル「あんた達には敵わなかったけどね……」

立花「それだけこいつらの素質が高いって事だ。お前らも悪くはないがな……」

インプモン「だから!俺には特訓なんて!!」

立花「お前の欠けているステータスはずばり知能」

ほむら「ああ、やっぱり」

インプモン「おいコラッ!それ俺が頭悪いって言ってるだろ!!」

ほむら「あみだクジがはずれるとまた爆弾が爆発するわよ」

インプモン「やべっ!!」

ドガァァァァン!!

立花「…それ以外はバランスが取れている。良い育成をしているな」

ほむら「私もインプモンも最初は弱かったから……」

まどか「だから、上手く育てられたんだよね!」

インプモン「胸の方は育ってねーけどな!」

ドゴオォォォォォン!!

まどか「…今のはあみだクジの爆弾じゃないよねほむらちゃん?」


立花「テイルモンは攻撃力は低めだが、軽いフットワークが良い感じだな。それにインプモンとは逆に頭がいい」

まどか「よく考えたら…テイルモンは殆どわたしが育てたわけじゃないんだけど……」

ほむら「いいえ、あなた達が出会ってから共に強くなっているはずよ」

まどか「そうだよね…わたしもテイルモンと一緒に進化できてるんだよね!」

インプモン「まどかの胸も進化…ギャアァァァー!!」ドガアァァァン!!

テイルモン「集中してやりなさいよ馬鹿」

インプモン「だいたいあみだクジで頭よくなんのかよ!?」

立花「戦いの時に冷静に対処できる術を身につけられるはずだ。そこのところはテイマーばっかに頼らず自分でも何とかしてみせろ!」

ほむら「インプモン、逆に爆弾が無い当たりから辿っていくといいわ」

インプモン「お…おうっ!なるほどな!!」

ギルモン「杏子ぉ!ボクいつまでこの爆弾から逃げればいいのぉ!?」

ドゴッドゴォォォン!!

立花「ギルモンは防御力が高いが素早さがイマイチだからこのトレーニングだ」

杏子「デュークモンの時も鎧とかが結構重いんだよなぁ…しかも、デュークモンって空飛ぶの苦手なんだ……」

立花「空か…この短時間の特訓じゃどうにもできないな……」

さやか「あたしは?あたしのブイモンはどう?立花さん!」

立花「そうだな。スピードが優れているし、知能もインプモンよりはマシだな」

インプモン「なっ!?」

ブイモン「よっしゃ勝った!」

立花「しかし、メンタルが弱そうだな……何か特定のNGワードを言うとすぐ落ち込むだろあいつ?」

さやか「そんな事まで見抜けるんだ!?」

立花「それを克服できるかはわからんが……一応教えてくれないか?」

さやか「いや…えぇと……」

ワイズモン「僕が既に閲覧済みだ。彼には尊敬しているロイヤルナイツがいるがそのデジモンは実際はロイヤルナイツの中で……」

さやか「ストップ!言うな言うなぁ!!」


テリアモン「で、僕は~?」

立花「そうだな…お前は……」

マミ「それより…こんな事している場合なのでしょうか?」

海香「今、室長があの城を消去するための解決方法を探っているわ」

杏子「解決方法って、だから叩き壊しに行けばいいだけだろ?」

ワイズモン「いや、室長はあれを消去するために新たなプログラムを……」

ビー!ビー!

まどか「この警報は!?」

ゆま「キョーコぉ!!」

杏子「ゆま!?何で来んだよ!オジサンとこで留守番してろって言っただろ!!」

ゆま「だってぇ……」

まどか「仁美ちゃんにタツヤまで!?」

仁美「ごめんなさいまどかさん……私もまどかさん達の様子が気になって外へ出向いたところ…偶然たっくんさんにお会いしまして……」

まどか「タツヤ!ママとパパが心配するでしょ!勝手に家から出てきたの!?」

タツヤ「タツヤも戦うー!!」

パタモン「たちゅやだって僕のテイマーなんだから!」

さやか「てゆーか…何で三人ともここに入れたの?」

QB「僕が案内したのさ」

ほむら「余計な事を……!」

ワームモン「でも、この世界の人々の笑顔を守るために僕達も戦うよ!」

ティラノモン「いいねぇ…危険を顧みず立ち向かうテイマーとデジモンの勇姿……俺にもテイマーがいたらなぁ…どっちでもいいけど」

さやか「いや…あんたのテイマーって……中沢じゃなかったの?記憶消されてるけど」

ティラノモン「いや?あの中坊は俺がリアライズした時偶然ばったり道で出会っただけの赤の他人だよ?「本物のティラノモンスゲー!」って俺に付いてきただけの」

さやか「今までの伏線あっさりとブレイクしたぁ!?」

ゆま「それよりキョーコ!お空のお城からデジモンが出てきてるよぉ!!」

杏子「いよいよ動き出したってわけか!!」

マミ「それじゃあ、行きましょうみんな!」


~あすなろ市街~

一般市民「お…おい!城の中から怪人…いや、デジモンが出てきたぞ!!」

通行人「何をはじめるつもりだ!?」

ムルムクスモン「どうするのだネオヴァンデモン?この街一帯消滅させるのか?」

ネオヴァンデモン「“祭典”の準備はまだ終わってないのにそんな事しませんよ……バルバモン様の為に人間の欲望収集に最終段階をかけるだけです……愚かな人間共!聞きたまえっ!!」

シュゴォォォォ…

一般人「デジモンが人間になったぞ!?」

市民「あ…あの男…!!」

ネオ「そう!諸君の中でも私達に見覚えのある者もいるだろう!!」

ユウリ「……」

カンナ「……」

学生「あっ!D1チャンプの飛鳥ユウリ!!」

女子中学生「あたし…あの子からデジメモリ買った……」

男子高校生「え!?俺もだよ!!」

市民「俺はあの男から!!」

主婦「アタシは毎週通っているクラブのホストから!!」

ネオ「デジメモリを持つ者……それは言わば我々が新たに創造する新世界の民になる資格の証!!」

一般人「新世界の民!?」

シュゴォォォ…

ネオヴァンデモン「我等デジモンだけの新世界!選ばれた諸君はデジメモリでデジモンに、新たな世界の新人類になるのだ!!」

主婦「何ですってぇ!?」

ネオヴァンデモン「それを拒む者…そして、旧人類は……こうなるだけだ!」バッ!

ドゴオオォォォォォォォン!!


女子高生「キャアアァァァァァァー!!」

市民「街が…!!」

ネオヴァンデモン「新世界への方舟に乗りたければ民の証……そのデジメモリで古き文明を破壊するがいい!!」

一般市民「誰がそんな馬鹿な話!!」

通行人「い…いや…俺はやるぜ!まだ死にたくないんだ!!」ガシュンッ

一般市民「!?」

シュゴオォォォ…

メラモン「メラモン!」

一般市民「今度は人間がデジモンになった!?」

メラモン『バーニングフィスト!!』

ボガアァァァァァン!!

一般市民「ぎゃっ!!」

女子中学生「あ…あたしも!!」ガシュンッ

市民「俺も!!」ガシュンッ

主婦「ここで死ぬくらいなら!!」ガシュンッ

シュゴオォォォォ…

パロットモン「ギョエェェェーっ!!」

オオクワモン「キシャアアァァァーッ!!」

マンモン「パオオォォォォォォン!!」

ドゴォォン!ドガアァァァァァァン!!

一般人「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

子供「うわあぁぁぁぁぁん!!」

ネオヴァンデモン「見てくださいよ。人間共が自らの手で自分達の世界を壊していきますよ」

ユウリ「これが欲望の感情エネルギーを集める計画の最終段階?」

ネオヴァンデモン「そう!死へ恐怖!そしてそこから来る生への執着こそが人間の最大の欲望になるのですよ!!」


カンナ「…で、暴れ回っているメモリデジモン共は本当に……」

ネオヴァンデモン「単なる消耗品に過ぎませんよ。新人類というのは貴方達の様な優れた人間だけで充分です」

カンナ(いや…私とかずみだけで充分だ……ね、かずみ?)

かずみ(カンナ…!!)

ドルモン(オレ達…いつまでこんな小さなカプセルの中に閉じ込められているだ!!)

ユウリ「…! 奴等も来たようだな!」


メラモン「メラメラぁ…お前も燃やし尽くしてやろうかぁ……服だけ!!」

女子高生「ひぃぃ…!!」

ブロンブロオォォォォン!!

ドガッ!

メラモン「メラぁ!?」

女子高生「バイク…?」

ベルゼブモン「どうなってんだこりゃぁ!?街中デジモンだらけだぜ!!」

QB「全てデジメモリのデジモンだ!!」

デュークモン「何故こんな事に…!」

マンモン「パオオォォォォン!!」ドドドドドッ!!

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』シュゴォ!

イッカクモン『ハープンバルカン!!』ドンッ!

バードラモン『メテオウイング!!』バサッ!

ドゴォォォォォン!!

エンジェモン「街のデジモンは私達に任せろ!」

イッカクモン「杏子達はバルバモン城を攻め込んでくれってばよ!」

杏子『ああ!』

まどか「仁美ちゃん!タツヤとゆまちゃんをお願いね!」

仁美「お任せ下さい!さやかさんも上条君を……」

さやか「任しといて!」

ブイドラモン「でも、その前にスティングモン!」

スティングモン「わかった!仁美さん!!」

仁美「ジョグレスですわ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―

―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


インペリアルドラモン「さやか達は俺に乗って!」バサッ!

さやか「じゃ、あとよろしく!」

まどか「みらいちゃん達もお願いね!」

みらい「うん…!」

グリズモン「任せろグマ!」

ワルもんざえモン「モーン…」

グラサン(ドーベルモン)「ワルもんざえモンだぜ!!」

グリズモン『熊爪!!』

ワルもんざえモン『ベアークロー!!』

ガキィィン!!

みらい「この街を…世界を守る……!!」

カオル「今が正にあたし達DATSヒュプノス・プレイアデスの成すべき事!!」

仁美「サキさん!私達は一般市民の方々の避難誘導や……」

サキ「ああ!メモリブレイクした人間の救助活動だ!」

グラサン(ドーベルモン)「んで、俺はここでビールと焼き鳥をつまみながらお前らの頑張りっぷりを観戦してるぜ…って、この姿じゃ食えねぇか」

サキ「この…マダオ!!」メキメキメキ…ピキッ

グラサン(ドーベルモン)「ちょっ!ヒビ入ったぁ!!」


倉田「奴等め…私の頭脳で作ったデジメモリで好き勝手に……!見ておきなさいよ…このベルフェモンのメモリで最後に笑うのは私になりますよ……!!」

タツヤ「…ん?」

倉田「!!」サッ!

仁美「たっくんさん、どうかしました?」

タツヤ「いまあそこに変なおじさんいたー?」

仁美「変なおじさん?逃げ遅れた人でしょうか?」

サキ「倉田…?まさかな……」


ゴオォォォ…

インペリアルドラモン「このまま城の中へ突入だ!」

杏子『デュークモンが空を飛べればこうしてインペリアルドラモンの背中に乗らずに済むのになぁ……』

ベルゼブモンX『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!

ドゴオォォォン!!

インペリアルドラモン「ぐわっ!!」

まどか「きゃあっ!!」

ベルゼブモン「うおっ!揺れる揺れる…って、あいつは!!」

ほむら「X抗体のベルゼブモン!!」

マタドゥルモン「ここから先はいかせないよ~」

さやか「あっちのビルの屋上にはマタドゥルモンが!!」

オファニモン「奴等もこの世界に来てたのね…!!」


―ベルゼブモンモードチェンジ!ブラストモード!!―


ベルゼブモンBM「この世界にまで俺達を追っかけて来るたぁご苦労なこったぜ!!」

ベルゼブモンX「テメェを地獄に送るためなら地獄の果てまでも追っかけるぜぇ…!!」

マタドゥルモン「ダンナ、何かその台詞おかしくない?そして俺の方は久しぶりの……いらっしゃいませ~!」パフ~♪

シュィィィィン

Aビートモン「ビッ!ビビギッ!!」ブウゥゥゥン…

Aスフィンクモン「……」バサァ


“エンシェントビートモン”

究極体 古代昆虫型 ワクチン


“雷”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン
遥か古代に存在した初めての究極体であり、カブトムシやクワガタムシなど多くの昆虫を合わせた様な姿を持つ
クロンデジゾイドに匹敵する硬度な外殻をもち、鎌状の両腕はあらゆる物を切断し
自らの質量の何百倍の物を軽々と持ち上げるパワーを持つ
エンシェントビートモンの能力は、その後“昆虫型デジモン”等へ引き継がれていった
必殺技は超災害をもたらす災厄のイカヅチ『カラミティサンダー』と
ギガブラスターの千倍の超放電攻撃『テラブラスター』


“エンシェントスフィンクモン”

究極体 古代幻獣型 ウィルス


“闇”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン
遥か古代に存在した初めての究極体であり、闇より生まれし存在としてエンシェントガルルモンとは両極に位置する
形あるものや生あるものの破壊と消滅を司り、「死を招く闇の獣」として恐れられた
エンシェントスフィンクモンの能力は、その後“幻獣型デジモン”や“魔獣型デジモン”等へ引き継がれていった
必殺技は咆哮と共に発する破壊光線『ダークブラスト』と
敵を死の闇に包み込んでしまう究極の消滅技『ネクロエクリプス』


マタドゥルモン「伝説の十闘士、雷のエンシェントビートモン君と闇のエンシェントスフィンクモン君だ!」

ほむら「奪われた私の闇のスピリットと……」

マミ『私が持っていた雷のスピリットのデジモン!?』

セントガルゴモン「一回捕まった時に取られてたんだね」

デュークモン「どちらも巨大なデジモンだ…!」

杏子『しかも空を飛んでいる……』

インペリアルドラモン「さやか達はそっちのビルの屋上に降りてくれ、一筋縄ではいきそうにないし……」

ベルゼブモンBM「こいつらを片付けなけりゃ先には進めねぇ!」

ベルゼブモンX「そういう事だ!行くぜぇ!!」バサァ!


ベルゼブモンX『ダブルインパクト!!』バキュバキュウゥゥゥン!!

ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』バシュゥゥゥゥン!!

Aビートモン『カラミティサンダー!!』バリバリバリッ!!

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!

ドゴォン!

オファニモン「くっ…!十闘士のパワー……クリスタルでは防ぎきれない!!」

マミ『リボンで拘束よ!』シュバッ!

Aビートモン『テラブラスター!!』ジュバアァァァン!!

さやか「マミさん危ない!インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』ジュゴオォォォォン!!

ドゴオオォォォォォン!!

インペリアルドラモン「うわあぁぁぁ!!」

QB「エンシェントビートモンのテラブラスターはヘラクルカブテリモンのギガブラスターの千倍の威力だ!!」

まどか「せ…千倍!?」

マタドゥルモン「今のは手加減して撃ったのよ。だって本気で撃ったらこの街ごと吹き飛ぶでしょ?(本当はパワーを使いすぎるとメモリの実体化が解けるからだけど)」

ほむら「改めて十闘士の力の恐ろしさの片鱗を味わったかもしれないわ…!!」


Aスフィンクモン「朝は四本足。昼は二本足。夜は三本足。これなーんだ?」

デュークモン「何…?」

まどか「謎々だよきっと!」

ほむら「スフィンクスだからね……」

インペリアルドラモン「わかんねぇ…オバケ?」

デュークモン「怪我したマントヒヒだ!」

杏子『違ぇよ馬鹿!!』

Aスフィンクモン「そんな答えは聞いてない!!」

Aスフィンクモン『ダークブラスト!!』ビー!

ドゴオォォォォン!!

デュークモン「ぐわぁぁぁー!!」

さやか「杏子!!」

まどか「デュークモンがビルから落ちていく!!」

ほむら「答えは人間でしょ!!」

Aスフィンクモン「今更正解してももう遅い!出来損ない共め!闇の彼方へ飛んでってしまえっ!!」

Aスフィンクモン『ネクロエクリプス!!』

シュゴオォォォ…!

ほむら「あの闇は……!」

まどか「またブラックホール!?」

QB「確かにシャッガイと同じかもしれない。あれは敵を死へ包みこむ消滅の闇だ」

さやか「じゃあ、あれに吸い込まれたら一貫の終わりじゃないのよ!!」

マタドゥルモン「さて…君達を倒したあと頂くよ……最後の十闘士の大いなる力…鋼のスピリットを……あのテイマーが進化させられるかが問題だけど……」


~DATSヒュプノス本部~

ワイズモン「……」

海香「どうしたのワイズモン?」

ワイズモン「…いや、何かが僕を呼んでいる様な気がしてね……」

海香「あなたらしくない非科学的な発言ね」

ワイズモン「今更この程度の事で非科学的もないだろう」

海香「そうね、あなたみたいなデジモンと出会ってから実際有り得ない事がどんどん起こってるものね。おかげで小説のネタには困らないわ」

ワイズモン「それより、室長……あなたも彼女達に協力してくれる気になったんだね」

室長「倉田に出し抜かれたままのマヌケ野郎のままで終わるつもりはないさ…それに自分で撒いた種の除去は手っ取り早い方法で片をつける」カタカタ

海香「それは……暁美ほむらのデジヴァイスの中に入ってたアーク……?」

室長「これがデジタルワールドを行来できる方舟なら、奴等をデジタルワールドに追い返す事もできるはずだ」カタカタ

ワイズモン「つまりそれは……」

室長「よし、プログラミング完了だ!!」

ピー!

シュィィィィン…

室長「何!?勝手にリアライズしただと!?」

海香「そんな!何故ですか!?」

ワイズモン「それは…僕達デジモンと同じく……デジコアを持っているからだ!!」

シュゴオォォォオ…ドゴォォォン!!

海香「壁を壊して飛び去って……」

室長「何処へ行くんだアーク!?」


~あすなろ市街~

ヒュゥゥゥゥ…

杏子『クソオォォォォーッ!!このまま落ちるってのかよぉ!!』

デュークモン「このデュークモンも……空を……」

シュゴォォォォ…!

杏子『何かが…来るっ!?』

ガッ!

杏子『助かった……こいつがアタシ達を受け止めてくれたのか……?』

デュークモン「お前は…!!」

シュゴォォ…!


シュゴォォォ…!

まどか「も…もうダメ……!!」

ほむら「吸い込まれる……!!」

オファニモン「まどか!!」

ベルゼブモンBM「ほむら!!」

ベルゼブモンX「余所見してるんじゃねぇ!!」バキュバキュゥゥゥゥン!!

ベルゼブモンBM「ちくしょうっ!!」

ベルゼブモンX「人間なんかほっとけよなぁ…!」

Aスフィンクモン「飛んでけ飛んでけ」

マタドゥルモン「これで終わりかな?」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ドゴオォォォォォン!!

Aスフィンクモン「!!?」

まどか「助かったぁ……」

さやか「デュークモン…杏子?下に落下したんじゃないの!?」

杏子『誰が落ちるかよ!』

デュークモン「こいつがこのデュークモンを救ってくれた」

ほむら「デュークモンが乗っている赤い竜の様な乗り物は……?」


ピピピッ!

まどか「デジヴァイスに通信?山木さんからだ!」ピッ!

室長『やはり君達の所へ向かったようだなアークは……』

ほむら「アーク?あれが?」

デュークモン「そう!このアークがデュークモンの翼となった!!」

杏子『これでアタシ達も空中で戦えるぜ!!』

セントガルゴモン「僕達をリアルワールドに連れてきたアークがあのオジサンに魔改造されちゃってたんだね……」

室長『アークではない!そう、これは……』

マミ『グラニ!伝説の騎士ジークフリードの愛馬の名こそ、この子に相応しいわ!!』

室長『……』

海香『室長が何か台詞盗られたって顔してるわ』

デュークモン「よしっ!行くぞグラニ!!」

グラニ「…!!」

杏子『反撃開始だぁ!!』


~次回予告~

バルバモン「ムルムムルモン……HDDにはがない予約したはずなのにロボスティックノーツが録画されてたんじゃけどどうなってんの……?」プルプルプル…

ムルムクスモン「ムルムクスモンですから!いや、アキちゃん可愛いって言ってたじゃないですか!!」

バルバモン「馬鹿者!儂は小鳩ちゃん萌えじゃ!はぁ~…小鳩ちゃん儂の孫になってくれんかのう……あと、来月から始まるドキドキプリキュアも楽しみじゃわい……ところで、ケンジャキって名前の子がいるがオンドゥル語使うの?」ガタガタガタ…

ダルクモン「この爺さんもどっかの大魔王みたいに若返ったりするの?」

ムルムクスモン「いやぁ…有り得ないだろ……」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ…」カクカクカク…

バルバモン『飛翔グラニ!未来もいまも駆け抜けろ!』ブルブルブル…

バルバモン「がはぁ!!」ドバッ!

ムルムクスモン「無理してサブタイを叫ぶからまた吐いたぁ!!」

ダルクモン「…転職しよう……」


今回はここまで
トレーニングは一応リデジのヤツです
>>41
リアルワールド編が終了したら再登場する予定です
PSPデジアドでは意外と絡みの少なかったあのデジモンと…

ではまた


ついにベルゼブモン同士の最終決戦か!?
そして>>1ははがないを知っていたか…幸村は渡さんぞぉ!!

乙!
熱い展開だ!
バルバモン戦は本編のトレースじゃないから、
展開が全く想像がつかない

中沢ェ…

ダルクモンってあれだろ、映画で棒読みだった奴

乙!
ダルクモンって顔がビミョーにアグニモンに似てるよね

タケル(02)・たっくん・フロンティアのパタモンの絡みが見てみたい


ダルクモンって確か天使デジモンだったような

おはようございます

>>69
ちょっとベルゼブモンXは終盤まで引っ張るかもですね…
次回以降しばらく出番は無いですが
テイルモン「幸村が女だったなんて絶対に認めないわ!そんなの私が許さない!!」
因みに>>1は肉とマリア派です
これから出すシスタモン姉妹に「うんこ」って言わせていい?

>>70
すいませんバルバモン軍団は次章の顔見せなんです…
リアルワールド編のボスは…

>>71
もう許してやれよ!
デジモンアニメでの芸能人声優起用ってこれがはじめてだっけ?

>>72
ああ、確かに仮面が似てますよね
設定的に何か関係ありましたっけ?

>>73
ヒカリ声の腹巻パタモンですね
セラフィモンのデジタマの伏線張ってますけど…どうしましょうかね

>>74
映画でムルムクスモンが変装してた繋がりでムルムクスモンの秘書的な役割で登場させましたが
一応ダルクモンは「チョ・ハッカイモン同様オファニモンの趣味に嫌気がさして堕天したムルクスモンについてってバルバモンの所に転職した」という設定です

投下


~ビル屋上付近~


室長『アーク!いや、生まれ変わったそいつに相応しい名は……』

マミ『グラニ!伝説の騎士ジークフリードの愛馬に因んだ名よ!!』

室長『……』

海香『何か室長がいじけてるわ』

まどか「馬……なのかなアレ?」

ほむら「というか…何であなたが名付けるの?まあ、ベヒーモスの名付け親もマミだったけど……」

さやか「それにアークは元々マミさんのお父さんが作ったんだからいいんじゃないの?」

杏子『何でもいいよ!よろしくな、グラニ!!』

マタドゥルモン「そんなのに乗ったから何だって言うのさ~。エンシェントビートモン君、振り落としてあげちゃいな」

Aビートモン『テラブラスター!!』ジュゴオォォ!!

デュークモン「グラニ!」

グラニ「!」

シュバッ!

杏子『うわっ!』

マタドゥルモン「! …へぇ~」

杏子『危ねぇ…今の攻撃は避けられたけど、あまりの速さでこっちで振り落とされるかと思ったよ……』

デュークモン「心配無い杏子!このグラニを信じれば落ちる事は無い!突撃だ!!」シュゴッ!

デュークモン『ドラゴンドライバー!!』

ズギャアァァァァァァン!!

Aビートモン「ビィィィー!?」

Aスフィンクモン「痛いじゃないかぁ!!」

さやか「やった!」

まどか「デュークモンすごぉい!!」

ほむら「すごいのはグラニじゃないかしら」


ベルゼブモンBM「あー…あれってほむらの盾に入れてたから俺の物になんじゃなかったのかよ?」

インペリアルドラモン「お前にはベヒーモスがあるだろ」

ベルゼブモンBM「だから、ベヒーモスと合体して敵に突撃したりよ」

インペリアルドラモン「力を使いすぎるとグラニが石になってボロボロになっちゃいそうだな」

ベルゼブモンBM「俺のベヒーモスも改造してくんねーかなぁ。スライダーモードになったり、ロボットに変形したり、時の列車の操縦桿になったりできるように」

インペリアルドラモン「お前、列車嫌いだろ」

ベルゼブモンBM「あ、そうだった。じゃあ、お前がデケェ足に変形してベヒーモスと連結してキックを喰らわせるとか……」

ベルゼブモンX「くっだらねぇ事くっ喋ってんじゃねぇぞ!!」バキュバキュゥゥゥゥン!!

インペリアルドラモン「うわっ!」

ベルゼブモンBM「おっと、そうだった。こいつがいたっけなぁ……ま、奴には一度勝ってんだ。今の俺様の敵じゃあねぇ。なあ、ほむらー!」

ほむら「何か言ったかしら?聞こえないわよ?」

ベルゼブモンBM「…それに俺様は日々強くなっている」

ベルゼブモンX「テイマー様がいるからかぁ?くだらねぇ……」

ベルゼブモンBM「テメェのウザってぇ面を見るのも今日で最後にしてやっぜ。ニセモン野郎」

マタドゥルモン(フクちゃんと戦る時も同じ様な台詞言われたっけなぁ…フクちゃんどうしてるかなぁ……)

ベルゼブモンX「最後になんのはテメェの方だ。最後ついでの冥土の土産にイイもん見せてやるよ……」

ベルゼブモンBM「あ?イイもんだとぉ?」

ベルゼブモンX『覇王拳!!』シュゴォ!

ベルゼブモンBM「!!」

ドゴオォォォォン!!


ほむら「今の技は…!!」

さやか「オーガモンの!!」

杏子『アイツ…オーガモンを!!』

ベルゼブモンX「ああ…ロードしてやったぜぇ!覇王拳!…覇王だとよぉ……はははっ!あの程度のデジモンが名前負けしすぎな技だろ。俺が使った方が相応しいぜぇ……」」

ベルゼブモンBM「!! 野郎ぉ……!!」

マタドゥルモン「なぁに怒っちゃってんのぉ?自分より弱いデジモン、気に入らないデジモンは殺してデジシードにしてロードすんのが弱肉強食のデジモン界の理っしょ?アンタだって今までやってきた事っしょぉ?」

ベルゼブモンX「それに奴はテメェら人間共のとこから去ったのを後悔してたかのような事ほざいてやがったしよぉ…デジモンとしての誇りを忘れて……だから始末した」

杏子『オーガモン……っ!!』

まどか「どうして…?何であのデジモンはわたし達人間とデジモンが一緒にいるのが許せないの!?」

インペリアルドラモン「あいつは…テイマーに捨てられたデジモンらしいんだ……!」

ほむら「何ですって!?」

ベルゼブモンX「うるせぇんだよこの合体野郎!!」バキュゥン!

インペリアルドラモン「ぐっ!」

ベルゼブモンX「俺はテイマーなんかいなくても最強のデジモンになってやるぜ!人間に尻尾を振るテメェらもあの緑鬼野郎と同じくロードしてやっぜ!!」

デュークモン「貴様だけはこのデュークモンが!!」

Aビートモン『テラブラスター!!』ジュバァン!

Aスフィンクモン『ダークブラスト!!』ビー!

ドゴオォォォォン!!

杏子『クソッ!先にコイツらを片付けて元のスピリットに……』

ベルゼブモンX「まずはテメェからだ…」

ほむら「ベルゼブモン…!」

ベルゼブモンBM「…オーガモンのオッサン……これであんたの供養になるか、はわかんねぇけど…あんたの最高のライバル……ダチの技で奴を!!」

ベルゼブモンBM『獣王拳!!』ガオォォォォ!!

ベルゼブモンX『覇王拳!!』シュゴオォォォォ!!

ドゴオオオォォォン!!


~あすなろ市街~


トリケラモン「ケラケラケラ!」

プテラノモン「テラテラテラぁ!」

“トリケラモン”

完全体 角竜型  データ

草食恐竜型では一、二を争う攻撃力を持つトリケラトプスの姿を持つ二足歩行の角竜型デジモン
表皮の頑丈さは生物系デジモンの中ではトップクラス
表皮同様、額から生えた2本の角は超硬質で、モノクロモンよりもはるかに硬い
基本的に性格は温厚
しかし、通常時の緩慢な動作からは推測しかねる突進攻撃は、硬質の体を持つ鉱物系デジモンでさえ破壊してしまう攻撃力を持っている
必殺技は額の2本角と鼻先の角で敵に突進していく『トライホーンアタック』


“プテラノモン”

アーマー体 翼竜型 フリー

“愛情のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の翼竜型デジモン
「蒼い爆撃機」の異名を持ち、空を飛べるデジモンの中で最も高い高度で飛行することができ
姿を見せずに敵をピンポイント爆撃することができる
視力も優れており、高度1万メートル上空からでも、敵の姿を捉えることが可能だ
必殺技の『ピークピアス』は上空から垂直落下し、その鋭い鼻先で敵を射抜く技で
どんなに厚い装甲でも貫き正確無比に敵のデジコアを破壊する


みらい「まだこんなにメモリデジモンが!」

カオル「奴等この街だけでどれだけの数の人間にデジメモリを売ったんだ!?ガルダモン!!」

ガルダモン「カオル、まだ頑張るよ!」

ガルダモン『ファイアハリケーン!!』ギャルウゥゥゥン!

トリケラモン『トライホーンアタック!!』ドッ!

バゴォン!

ガルダモン「うあっ!!」

カオル「ガルダモン!!」

グリズモン「そろそろ限界だグマ……」

プテラノモン「お前達の様な腐った旧人類に仕えるデジモンは!」

トリケラモン「新人類となる私達が粛清してやるケラ!!」

プテラノモン「旧人類は粛清!原発反対!!」

カオル「デジメモリに溺れて、奴等の言葉に惑わされている奴等が!」

みらい「人間でもデジモンでもないお前らのどこが新人類だ!!」

トリケラモン「DATSヒュプノスの小娘共が…!!」

みらい「ボク達の事を知ってる!?」

トリケラモン「私はこう見えても元刑事だからね、あんた達が出張る前は私と石島先輩でデジメモリの捜査をやってたものさケラ!」

カオル「石島?立花さんの爆弾事件の時の女刑事か!そいつ諸共刑事のくせにデジメモリに手を出すとはね!!」

トリケラモン「汚職だのして腐りきった警察の上層部よりはマシケラ!私と先輩はそいつらに失望したからこのデジメモリを手に入れたんだケラ!先輩…私が新人類の警視総監になってやるケラ!!」ドドドドッ!

グリズモン「みらい危ないグマ!!」

みらい「!!」

ティラノモン『ファイアーブレス!!』ボッ!

ドゴォン!


カオル「ティラノモン!来たの!?」

ティラノモン「デジモンにはデジモンの…人間には人間の良さがあるのよ……デジメモリじゃあ、それぞれの良さを相殺させているだけ…そんなのが新人類?笑わせないでよね、どっちでもいいけど」

トリケラモン「何だと貴様ケラぁ!!」

ティラノモン「あっ!」

トリケラモン「え?…あぁ!!」

プテラノモン「あー!あー!」

カオル「何…?どうしたの?」

プテラノモン「プテラ!」

トリケラモン「トリケラ!」

ティラノモン「ティラノ!」

ティラノモン「プットティラ~ノザウル~ス~♪」

トリケラモン「って、それが何だぁ!!」

トリケラモン『トライホーンアタック!!』

プテラノモン『ピークピアス!!』

バコォン!!

ティラノモン「ノリツッコミかよぉ!どっちでもいいけど!!」

カオル「それがやりたくて来ただけだろアンタ!?」

タツヤ「あぅ…」

エンジェモン「! タツヤ!?」

仁美「たっくんさん!出てきてはダメですわ!!」

プテラノモン「フフフ…可愛い男の子ね…食べちゃおうかしら!!」

エンジェモン「タツヤぁ!!」

タツヤ「えーじぇもん!!」ピカアァァ…


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―エンジェモン超進化ぁ!ホーリーエンジェモン!!―


ホーリーエンジェモン「完全体に…!!」

ティラノモン「進化できたよ!ズルイ!!テイマーがいるから!?」

タツヤ「ほりえーじぇもん?」

トリケラモン「一匹進化したくらいで何だケラ!」

プテラノモン「みんな!まずはこのデジモンから一斉に殺っちゃうわよ!!」

メラモン「メラメラぁ…!」

パロットモン「キョエェーッ!!」バサッ

マンモン「パオオォォォン!!」ズドンッ!

カオル「メモリデジモンが集まってきた!!」

ティラノモン「マンモンに…あとはサーベルタイガーのデジモンがいたら大きな獣の神様になれそうな予感……」

グリズモン「わかんない事言ってるなグマぁ!」

ガルダモン「こう一気に来られたら…!!」

ティラノモン「大丈夫大丈夫!こういう時はホーリーエンジェモンのゲートで一気にゴミ掃除よ!!」

タツヤ「タツヤそれみたーい!!」

ホーリーエンジェモン「駄目だタツヤ!いくらデジメモリの力に囚われた愚か者共でも、人間をヘブンズゲートの亜空間に葬る事は……」

ティラノモン「じゃあ、どうすんのよ!!」

ホーリーエンジェモン「エクスキャリバーで一体ずつメモリを破壊していくしかない!!」ブゥン

ガルダモン「無茶よ!」

ホーリーエンジェモン「パートナーを得た今の私なら!!」

タツヤ「…あい!」バッ

仁美「カード…持ってたのですか!?」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related


タツヤ『カードすちゃん!こうしょくぷりゃぐいんえいち、はいぱーあくしぇる!!』


仁美「高速プラグインHハイパーアクセルのカードですわ!」

ホーリーエンジェモン「いいだろう、付き合ってやる。10秒間だけな!」

タツヤ「…Start up!」

ホーリーエンジェモン「!!」シュィンッ!

ガキィン!シュパンッ!

パロットモン「ギョエッ!?」

メラモン「メラァ!!」

トリケラモン「次々にメモリデジモンが斬られていくケラ!?」

プテラノモン「は…速すぎる!高速移動してるから動きが全く見えないわ!!」

ホーリーエンジェモン「ふっ!」バッ!

ホーリーエンジェモン「はっ!」バッ!

ホーリーエンジェモン「はぁ!!」バッ!

みらい「更に速さで分身まで作り出したぁ!?」

カオル「普通は高速プラグインのカードだけじゃあできないはずだよ…あんな芸当……」

プテラノモン「キャアァァァーッ!!」

トリケラモン「いっぱい来るケラあぁぁぁぁぁぁ!!」

ホーリーエンジェモン×6『アクセルエクスキャリバー!!』

ズバズバズバズバギャアァァァァン!!

ドゴォォォォォン!!

タツヤ「Time out…」

シュウゥゥゥ…

女刑事「せ…先輩……」

一般人「ぐえぇぇ……」

タツヤ「……やったねホリエージェモン!」

ホーリーエンジェモン「ああ、やった!」

カオル「大したチビッコだね…」

仁美「流石まどかさんの弟……というところでしょうか」

ガルダモン「今のでメモリデジモンも大方片付いた、もう一息だよカオル!」

グリズモン「オイラも頑張るグマ!」

みらい「…あれ?そういえばサキは何処……?」



~路地裏~

倉田「くっ…!バルバモンにネオヴァンデモンめ……こんな事ならシャッガイなど発動させなければよかった!!」

サキ「そこまでですよ、博士!」

倉田「…おや、サキさんですか……見つかってしまいましたね」

サキ「倉田博士、あなたを国家反逆罪で逮捕します」

グラサン(ドーベルモン)「こうなったのもあんたの仕業らしいしなぁ!散々俺達を騙しやがって!全部シブミのオッサンが教えてくれたぞ!!」

倉田「シブミ……全く以て忌々しい!!奴さえいなければデジモンの力は全て私の物だったのに!!」

グラサン(ドーベルモン)「ったくよぉ…あんた頭は良いけど、俺とは別方面でマダオだな!!」

サキ「その頭脳を正義の為に有効に使えば……」

倉田「正義?そんなもの君達だってはじめから信じてないだろ?それに「ミチル君のコピーを完璧に仕上げるために使ってくれれば」の間違いだろ?」

サキ「…否定はしない。私達は私達の欲望のためにテイマーになった」

倉田「サキ君。私の下で働くというのなら、そのサングラスだけになった君のデジモンを元に戻してあげるし、ミチル君の複製体も本腰を入れて作ってあげても…」

サキ「だがもうお前の言葉に聞く耳は持たない!!」

グラサン(ドーベルモン)「諦めて神妙にお縄につきな!!」

倉田「そうですか……残念ですねぇ……」スチャッ

サキ「!! デジメモリ用デジヴァイス!?」

倉田「あなたとは眼鏡キャラ同士、この手で始末したくはなかったのですけど」ガシュンッ

グラサン(ドーベルモン)「ヤバイ!サキ!!あのデジメモリは!!!」

倉田「…デジメモリ・エボリューション……!!」

シュゴォォォォ…!!

サキ「!!!」


~ビル屋上付近~

ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモンX「…ちっ!」

ベルゼブモンBM「野郎……前はブラストモードで圧倒したのに、強くなってやがる!!」

ほむら「あのベルゼブモンを強くさせているものは……」

マタドゥルモン「勿論、君達人間への憎しみだよ♪」

ガシッ!

ほむら「ぐっ!?」

まどか「ほむらちゃん!?」

ベルゼブモンBM「ほむら!!テメェ!!!」

オファニモン「いつの間にかまどか達がいる方のビルへ!!」

マタドゥルモン「はい、動かない!動くとこの娘に俺のレイピアをグッサリと刺しちゃうよ?」

さやか「人質に…!!」

マタドゥルモン「今のうちにダンナ、そいつを殺っちゃって!ダンナだけが唯一無二のベルゼブモンになるんだよ!」

ベルゼブモンX「……」ジャキッ!

ベルゼブモンBM「ぐっ…!糞ぉ……!!」

ベルゼブモンX『ダブルインパクト!!』

バキュゥゥゥン!!


マタドゥルモン「うぐっ!?」

ゴリモン「ウホウキキキッ!?」

ほむら「!!」ダッ!

まどか「ほむらちゃん大丈夫!?」

ほむら「え、ええ……」

さやか「でも、何であの赤のベルゼブモン…仲間を撃ったの……?」

マタドゥルモン「ダン…ナ……?」

ベルゼブモンX「余計な真似すんな……俺は俺だけの力でコイツをぶっ潰すって前にも言ったろ!!」

ベルゼブモンX『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

ベルゼブモンBM『ダークネスクロウ!!』

ズババババッ!

ベルゼブモンX「何っ!?」

ほむら「ダークネスクロウだけでX抗体ベルゼブモンの弾丸を弾きとばしたわ!」

オファニモン「あいつ…相当怒ってるわね」

ベルゼブモンX「こ…この野郎!今度はこれで!!覇王―」

ベルゼブモンBM『ネイルクラッシャー!!』

ズバギャアァァァァァン!!

ベルゼブモンX「ぐ…ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」

ヒュウゥゥゥ…

まどか「赤いベルゼブモンがビルの下へ落ちていく…!!」

マタドゥルモン「くっ…!エンシェントビートモン!エンシェントスフィンクモン!実体化のエネルギー切れは無視していい!全力でコイツらをやれっ!!」

Aビートモン『テラブラスター!!』シュゴォォォォ…!!

Aスフィンクモン『ネクロエクリプス!!』 シュゴオォォォ…!!

さやか「今度こそやばい!インペリアルドラモン!!」

杏子『デュークモン!!』

デュークモン「偽りの魂の十闘士など…新たな絆を得たこのデュークモンの……」

インペリアルドラモン「俺達の敵じゃないっ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―インペリアルドラモンモードチェンジ!ファイターモード!!―


さやか「やった!またあの姿に進化できた!!」

インペリアルドラモンFM「下で戦っている仁美の想いも受け取ったからな!」

デュークモン「これで決める!行くぞグラニ!!」

グラニ「!」シュオッ!

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ジュバアァァァァァァァァァン!!!

Aビートモン「ビィッ!!?」

Aスフィンクモン「きってもきってもきれないものって何だあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

ドゴオォォォォォォォン!!

デュークモン「答えは……絆だ!デジモンとテイマーの!!」

杏子『いや、トランプだろ』

ヒュウゥゥゥ…

マミ『デジメモリ…いえ、あのニ体のスピリットが落ちてくわ!!』

マタドゥルモン「ちっ…!もうすぐ全てのスピリットが揃うんだ!あれは俺が回収させてもらうよ!行くよゴリー!!」ダッ!

ゴリモン「ウホッ!!」ダッ!

セントガルゴモン「あいつらも飛び降りたよマミ!!」

マミ『今は深追いしている場合じゃないわ!』

オファニモン「そうね…でも、今奴はもうすぐ全てのスピリットが揃うと言っていたけど…消失したはずの鋼のスピリットの闘士の魂が宿ったデジモンを見つけているって事かしら……?」


ベルゼブモンBM「おしっ!いよいよバルバモンの城へ突入するぜ!!」

オファニモン「突入するにもやっぱり強力な結界が張られているから中に入る事も……」

インペリアルドラモンFM「だったら、結界だけでも破るためにもう一度みんなで攻撃を……」

ピピピッ!

まどか「また山木さんから通信だ!」ピッ!

室長『あの城に張られているバリアを突破する方法があるぞ!』

まどか「本当ですか!?」

室長『杏子君、私がグラニに搭載したユゴスを使え!』

杏子『ユゴスって…さっきのシャッガイのプロトタイプの……アンタが以前使ったデジモンの消去プログラムだろ!?そんな物をグラニに入れてたのかよ!!』

室長『フッ、だが今アレを破壊できるのはユゴス・ブラスターしかないはずだ。そいつをお見舞いしてやれ!!』

杏子『ユゴス・ブラスターねぇ……どうするデュークモン?』

デュークモン「やろう杏子。グラニよ、お前の力見せてくれ!!」

グラニ「!!」カパッ

さやか「グラニが口開けた!!」

ジュゴォォ…!

ほむら「口の中から三つの球体が……」

室長『小型化したユゴスのプログラムだ』

杏子『行くぜ!デュークモン!グラニ!!』

デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』

ドジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


パリィンッ!!

ベルゼブモンBM「おっしゃあ!!」

セントガルゴモン「バルバモン城の結界が破られた!!」

オファニモン「この調子で……」

インペリアルドラモン「城ごと叩き潰す!!」

ベルゼブモンBM「よしっ!あんなぶっ魂消るもん見せられたんだ!俺も超必殺技を見せてやるぜぇ!!」ジュインッジュインッ

ほむら「ベルゼブモンが魔法陣を描いて……」

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』

バジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!

ベルゼブモンBM「砕けやがれぇ!!」

インペリアルドラモンFM「俺達も!」

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

オファニモン『ホーリーセレインアロー!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』

ドゴドゴドゴドゴオォォォォォォォン!!!


~バルバモン城~

ドゴオォォォォォン!!

ゴゴゴゴ…!

バルバモン「ううっ…!し、城が…揺れて揺れて…酔ってしもうて……気持ち…悪い……がばぁ!!」ドバァ!

デスモン(黒)「城酔いで吐いたDEATH!!」

ユウリ「奴等め……城ごとアタシ達を!!」

ダルクモン「げぇ…よく見ると外から撃ってきてるデジモンの中にオファニモンがいるぅ……あたしあいつに会いたくないんだけど~……」

ムルムクスモン「おのれぇ…こうなったらデスモンよ!私と共に奴等を迎え撃ちに出撃だ!!」

ネオヴァンデモン「いえ、この状態で城外へ出向くのは危険です。ここは…デジタルワールドに戻りましょう」

ムルムクスモン「!? 何を馬鹿な事を言っている!!せっかくゲートを広めて来たばかりだというのに!!」

ネオヴァンデモン「欲望の感情エネルギーは充分集まりました。それにバルバモン様のお命には変えられません」

バルバモン「おぉう……」ガタガタガタ…

カンナ「…? どう見てもバルバモンの魔力は戻っていない様に見えるけど……」

ムルムクスモン「致し方ない……デスモン!城をシャッガイホールへ!デジタルワールドへ帰還する!!」

デスモン(灰)「了解DEATH!!」


~路地裏~

ゴゴゴゴ…!!

マタドゥルモン「見てよゴリー。バルバモン達尻尾を巻いてデジタルワールドへ逃げ帰るつもりだよ。まあ、欲望のエネルギーは溜まったのかな?」

ゴリモン「ウキウホ!」

マタドゥルモン「それにしても、デュークモンが放ったあの消去プログラムやシャッガイといい…アレに近いものになってきてるかな?」

マタドゥルモン「…かつてデジタルワールドを破滅へと追いやりかけた“厄災”……俺達全てのデジモン…総てのデジタル生命体共通の天敵……“デ・リーパー”に……」

ベルゼブモンX「ぐっ…糞ぉ……!!」プスプス…

マタドゥルモン「……あんまりガッカリさせないでよね?ダ・ン・ナ」

ベルゼブモンX「…くっ!!」

マタドゥルモン「じゃないと俺、祭典の前にダンナの事見限らせてもらう事になるかもしれないよ?」

ベルゼブモンX「その時まで…俺は……俺はっ!!」

マタドゥルモン「人間……自分のテイマーへの未練。その甘さを捨てない限り、ダンナは奴等には勝てないよ」

ベルゼブモンX「……っ!!!」

マタドゥルモン「さて、あの眼鏡のオッサン…アナログマンの最後のショータイムが始まるよ。ダンナの傷が癒える前にあのオッサンが奴等を倒しちゃうかもね」

ベルゼブモンX「!?」

ゴゴゴゴゴゴ……!!


~あすなろ市街~

シュゴォ…

タツヤ「あっ!ねーちゃだ!!」

まどか「タツヤ!!大丈夫だった!?」

仁美「さやかさん、インペリアルドラモン、お疲れ様ですわ」

インペリアルドラモンFM「ははは…バルバモンの城をデジタルワールドに追い返すのが精一杯だったけど……」

さやか「それに恭介も…たぶんあの城の中だし……」

ほむら「恐らく、飛鳥ユウリやエイリアス3も……」

カオル「カンナに連れ去られたかずみもか!」

杏子『奴等との決戦はデジタルワールドか……』

みらい「ねえ、サキは?サキ知らない!?」

まどか「サキちゃん?見てないけど……」

サキ「うっ……」フラッ

みらい「サキっ!!?」

カオル「サキ!どうしたんだその怪我は!?」

グラサン(ドーベルモン)「や、奴に……倉田に……おかげでグラサンの右側のレンズが全部割れちまった……!!」

マミ『倉田!?』

サキ「あ…あいつもデジメモリで……奴が使ったメモリは……!!」

ゴゴゴゴゴ…!!

セントガルゴモン「またデカイのが来る!?」

ベルゼブモンBM「今度は何だ!?」

オファニモン「この邪気は……まさかっ!!」

ドゴォォォォン!!

ベルフェモンSM「ふあぁぁぁ……」ムニャムニャ…

QB「怠惰の七大魔王……ベルフェモン!!」


~次回予告~

バルバモン「こ…今回はCMじゃ……ダルクモン……」カタカタカタ…

ダルクモン「え~?SSで勝手にこんな宣伝していいんですかー?ステマSSとして訴えられますよ~?」

バルバモン「いいから早よせんか…ごばぁ!!」ドボッ!

ダルクモン「プレミアムバンダイでデジモン15周年商品、『デジタルモンスターカードゲーム デジモン15thアニバーサリーボックス』が絶賛予約受付中です~。なんか~オメガモンやデュークモンのX抗体やベルゼブモンBMとかの豪華ゴールドエッチング仕様カードの復刻版とかが入ってるらしいで~す……」

バルバモン「わ…儂のカードもあるよね……?」プルプルプル…

ダルクモン「他にも~バインダーとかぁ、小冊子とかガイオウモンの色紙とか~色々入ってるらしいです~……」

バルバモン「さ…更に……同サイトで来週から待望のD-arts『メタルガルルモン』が受注開始じゃ……」カクカクカク…

ダルクモン「やっと無印の二大究極体が揃いますね~…このままベルゼブモンブラストモードも発売決定されるといいですね~……」

バルバモン「じ…次回…デジモン☆マギカ……」ガクガクガク…

バルバモン『最凶のデジメモリ!怠惰のベルフェモン』ブルブルブル…

ダルクモン「詳しくは公式サイトでチェックしてください~……」

バルバモン「エンジェウーモンとかリリスモンとかのフィギュアは出んのかのう……?」プルプル…

今回はここまで
みなさんはもう注文しましたか?
>>1は値段をよく見ないまましてしまったのでよく考えてからポチりましょう
メタガルも楽しみです!ベルブラ来ないのかなぁ…
次回はいよいよリアルワールド一時帰還編のボス戦
ではまた

グラサンがどんどん劣化していくwwwwww

デリーパーまで出てくるとは

そういえば、今リリスモンとかルーチェモンって何してるの?
百合同人でも書いてるの?



獣王拳vs覇王拳は燃えた

>>80
カッコ良さげの事言っといて最終的にはどっちでもいい…ですか、あいつらしい


ティラノモンはすっかりこのSSの愛されキャラだな
ハックモンとガングゥモンがどうなるか期待

そういえば大輔と拓也とタギルの名前が出てきてない!!

おはようございます

>>93
色々後付けだらけのこのSSですが
一応デ・リーパーは当初からテイマと世界観が近い(つもりの)この世界でもテイマ原作と同じく昔のデジタルワールドに存在“していた”設定でした
名前を出すのがかなり遅くなりましたが…
詳しくは後に本編にて語られるかと

>>94
一度敗れたリリスモンはダークエリアでまったりと百合同人とか見てるでしょうね
テイルモンとは逆に先週のはがないの幸村と理科の絡みにテンションが上がってるでしょう
ルーチェモンは配下のデスジェネラルと共に…
もう少しで再登場するかと……

>>95
対なる存在って感じにしたくて覇王拳をロードさせましたね
あとベルXはその気になれば自分の体からスカルグレイモンの骨を出して骨棍棒を使えるかと
PSP無印では以外にもオーガモンがスカルグレイモンの骨を取りに行くというサブエピソードがありましたね

>>96
そういうそれっぽい事を言って台無しにしてますね
恐竜デジモンだらけの話だったけど再来週から始まる三作目の恐竜戦隊のネタも入れたかったかな

>>97
ハックモンとガンクゥモンも伏線を入れたからには登場させないといけませんよね
次の章ではロイヤルナイツが本格的に絡んできますので期待しないで下さい

>>98
タカトとタイキはこのデジマギの世界でも平行世界の同一人物として存在してますが
大輔や拓也はどうでしょうねぇ…どっかに同じ名前と顔の人物がいるかも?
タギルは多分マミさんのクラスメイトとして存在してると思います
香港でアイドルやってる姉とでちでちうるさい妹を持つライバルと共に
『マミ』繋がりだけに

投下

~DATSヒュプノス本部~

室長「ベルフェモンだと…!?倉田め……あんなデジモンのメモリをっ!!」

長官「一体これはどういう事だ山木君!!」ウィーン

海香「国家機密庁長官…!」

長官「せっかく使用許可を下したシャッガイは失敗!それどころかあんなデジモンまで現れて事態は悪化する一方じゃないか!!」

室長「……」

長官「倉田博士は?倉田君は何処へ行ったのだね!?」

室長「……」

長官「役立たずの税金泥棒の君達なんかより彼ならこの状況を打開してくれるはずだ!!倉田くーん!!」

室長「うるせぇんだよこのうすらハゲえぇぇぇぇーっ!!!」

バゴォ!!

長官「へなぶしっ!!?」

海香「やっちゃったわね…」

室長「いっつもいっつも上からギャーギャー喚くだけで何もしねぇクズが……税金泥棒はどっちだ?あぁん!?」

長官「き…貴様……私にこんな事してタダで済むと思ってるのか!?」

室長「関係無いねっ!この国……いや、世界が明日も存在しているのかさえ解らないこの状況で!!」

ワイズモン「そう、あの魔王デジモン…ベルフェモンによってこの国は今日終わりを告げるかもしれない……」

長官「な…何だとぉ!?」

室長「更に良いニュースを教えてやろうか?あんたが頼ろうとしてた倉田はなぁ……あのデジモンなんだぜ!!」

長官「ば…馬鹿なっ!!?」

海香「…カオル、聞こえてる?鹿目まどか達と共に倉田を……ベルフェモンをメモリブレイクするのよ。多分それが私達プレイアデスのラストミッションになるわ……」


~あすなろ市街~

カオル「ラストミッションねぇ……」

サキ「この世からラストって予感がするよ……」

ベルフェモンSM「むにゃむにゃ……」

ほむら「あれも七大魔王なの…!?」

オファニモン「怠惰の大罪を司る魔王ベルフェモンよ」

まどか「えっと…大きいけど、七大魔王とは思えない程……」

ゆま「可愛いよね……」

さやか「え?」

ベルゼブモンBM「おいおい、あのツラに惑わされんなよ。ありゃまだ寝ボケてる状態だ」

インペリアルドラモンFM「寝ボケてる?」

QB「あの姿のベルフェモンはその強大すぎる魔力を抑えられ封印されている『スリープモード』だ」

杏子『じゃあ、その封印が解かれたらかなり厄介な事になるって事か!?』

ベルゼブモンBM「だから、あの羊が目ぇ醒ます前にとっとと決めるぜぇ!!」

セントガルゴモン「羊というより山羊じゃないかな」

オファニモン「こいつ…やっぱ記憶が戻ってるの?」


ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』ジュイン!

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』ジュバァン!

ベルフェモンSM『…エターナルナイトメア……』ムニャムニャ…

ズバァン!

インペリアルドラモンFM「なっ!?寝息で俺達の技がかき消されたぞ!!」

さやか「眠ったままでも十分厄介な相手じゃないのよ!!」

デュークモン「七大魔王だからな……」

ベルフェモンSM『エターナルナイトメア……』フワァァァァ…

ゆま「うん…」バタッ

みらい「あっ…」バタッ

杏子『ゆま!?』

サキ「みらい!どうしたんだ!?」

グリズモン「ね…む…い……」

ズドモン「だってばよぉ……」zzz…

ガルダモン「カオル……」スヤスヤ…

仁美「ですわぁ……」ムニャムニャ…

カオル「ガルダモンや他のデジモンまで!!」

まどか「ベルフェモンのアクビでみんな眠っちゃったよ!?」

一般市民「ぐがー……」

民間人「むにゃむにゃ……」

ほむら「この街一帯の人間も殆ど……」

QB「ベルフェモンのエターナルナイトメアを浴びた者はデジモン人間問わず永遠の眠りが約束されるだろう」

オファニモン「ベルフェモンを倒さなければ本当に永眠するまで眠りっぱなしよ!!」

ティラノモン「…見てくださいよティラノ師匠……俺ティラノモンの究極体に進化しましたよ……どっちでもいいけど……」zzz…

ベルゼブモンBM「夢見たままくたばるまで眠りっぱって意味じゃねぇか!!」


マミ『本当にあのベルフェモンは…アナログマンが……』

サキ「そのはずだ…あれは倉田がデジメモリを使って進化した姿のはずだが……」

オファニモン「なんて馬鹿な事を!メモリ化したからって、人間が七大魔王に進化しようとしても逆にその意識を取り込まれるのがオチよ!!」

グラサン(ドーベルモン)「じゃあ、既に倉田の意識は消滅してるって事か?」

マミ『いいえ、あの男がそんな考え無しに七大魔王のデジメモリを使うはずはないわ……』

?『その通りだよマミちゃん!!流石シブミの娘!!』

ほむら「この声は!?」

カオル「倉田の声だ!!」

さやか「何処から!?」

杏子『ベルフェモンからだろ!!』

ジリリリリリリッ♪

まどか「ベルフェモンが持っている目覚まし時計が鳴っている…!」

タツヤ「あさー?」

ホーリーエンジェモン「ベルフェモンが目覚めようとしているんだ!そんな事はさせない!!」

ホーリーエンジェモン『ヘブンズゲート!!』ジュィン!

オファニモン「ベルフェモンを亜空間に飛ばすつもり!?」

ゴゴゴゴゴ…!!

ホーリーエンジェモン「こいつを封じ込めるためにいつもより大きく円を画いて作ったゲートだ!!」

シュオォォォォ…ガゴンッ!

まどか「やった!ベルフェモンをゲートに閉じ込めたよ!!」

タツヤ「ほりえーじぇもんすごぉい!!」

カオル(何でこんな小さな子がベルフェモンの寝息で眠らずに無事で済んだの?)

ホーリーエンジェモン「邪悪なるものは天の門に葬り去った……」

?『普通のデジモンならそれで終わりだろうけど、これは七大魔王ですよ!!』

ホーリーエンジェモン「何!?」

ほむら「ゲートはまだ閉じきってない!!」

まどか「ゲートの隙間からデジモンの爪が見えるよ!!」

ギチギチギチ……バコォン!!

ベルフェモンRM「グガアアァァーーッ!!」


“ベルフェモン・レイジモード”

究極体 魔王型 ウィルス

ベルフェモンは千年に1度の周期で永き眠りから覚め、本来の姿を取り戻すという
眠りから覚めたベルフェモンは怒りの権化と化し、視界に入るもの全てが破壊の対象となる
ベルフェモン:レイジモードの咆哮を受けただけで、完全体以下のデジモンはデータ分解し即死するといわれており
究極体デジモンといえども無傷ではいられない
必殺技は、体に巻きついた鎖から発する黒い炎『ランプランツス』と
地獄の炎をまとった爪から繰り出される斬撃『ギフトオブダークネス』
なお、七大魔王を冠するデジモンに葬られたデジモンのデータは輪廻転生することなく
ダークエリアの中心へと送り込まれ、魔王たちの血肉となる


ホーリーエンジェモン「馬鹿な…中からゲートを破壊しただと!?」

デュークモン「あれが目覚めたベルフェモンの真の姿か!!」

ベルフェモンRM「そう、ベルフェモン・レイジモード!怠惰から覚醒した魔王は誰にも止められないよ!!」

さやか「ベルフェモンがアナログマンの声で喋ってる!?」

マミ『やっぱり倉田はベルフェモンに意識を取り込まれていなかったのよ!!』

ベルフェモンRM「…ベルフェモンの眠りを覚ます為のデジソウルを溜めるのには然程苦労はしなかった。問題はベルフェモンを私の力として制御できるように調整する事だった。デジメモリはデジモンのデータを直接身体に埋め込むバイオデジモンに比べデジモンのパワーを十分に引き出せないが……メモリとの相性、適合率によってそれは解決されるのはメモリデジモンと戦った君達なら理解しているだろう?特に君の想い人とかねぇ!!」

さやか「くっ…!!」

ベルフェモンRM「彼が引き出せているメモリのデジモンの力を数値化して表すとするならば86%……そして、私はこのベルフェモンの力を100%引き出せているのだ!!」

セントガルゴモン「何だって!?」

オファニモン「そんな事できるわけないわ!!」

ベルフェモンRM「だから、私自身の体をベルフェモンのデジメモリに適応できるように色々弄ったのですよ……それが一番苦労しましたがねぇ……しかし、おかげで最高の研究成果が出ましたけどね……そう!最高傑作のデジモンは私自身!!最も強く、邪悪なる破壊の魔王となった私がね!!!」

サキ「だから何でその腕を……かずみの為に……」

ベルフェモンRM「かずみ…そうだね……私の研究技術を貸してやったのに私を出し抜いたあいつらから取り返しに行かないとといけないね……彼女の持つドルモンも……君達を始末してからっ!さあ、究極のイッツ・ショータイムだぁ!!」ドッ!


ほむら「来るわよ!!」

杏子『デュークモン!!』

デュークモン「ああ、行くぞグラニ!ドラゴンドライ―」

ベルフェモンRM「遅いねぇ!!」

ベルフェモンRM『ギフトオブダークネス!!』

ズバギャンッ!!

デュークモン「ぐわっ!!」

ベルゼモンBM「テメェこの羊!!」

ベルゼブモンBM『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥン!

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!

ベルフェモンRM「ひゃはあっ!!」ジャラッ

ガキンッ!!

ベルゼブモンBM「ぐおっ!?」

オファニモン「きゃっ!?」

まどか「ベルフェモンの鎖がクリスタルと弾丸をはじき飛ばして!!」

ほむら「二人を巻き付けたわ!!」

ベルフェモンRM「どうだね?永い時を掛けてベルフェモンを封印していた鎖だ。君達ごときでは引き千切る事もできまい!!」

ベルゼブモンBM「ざけんな離せコラァ!!」ギチギチ…

オファニモン「私は縛って掘るのは好きでも…私自身が縛れれるのは大嫌いなのよ!!」ギチギチ…

さやか「インペリアルドラモン!二人を鎖から解き放て!!」

インペリアルドラモンFM「うおおおおっ!!」ドッ!

ベルフェモンRM「返して欲しいならお返しするよ!!」ジャラッ

ドゴォン!

ベルゼブモンBM「イデッ!!」

インペリアルドラモンFM「うわぁ!!」

ズドォン……

オファニモン「まったく…私を鉄球代わりにするとはいい度胸じゃないの!!」


マミ『倉田……今こそ、お母さんとお父さんの仇っ!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガッ!!

ドゴオオォォォォォン!!

ベルフェモンRM「ふぅ…研究疲れの肩こりには丁度いいですねっ!!」

ベルフェモンRM『ランプランツス!!』ボッ!

ボガアァァァァァァン!!

マミ『きゃあぁぁぁぁぁ!!』

まどか「マミさん!!」

シュウゥゥゥ…

さやか「マミさん!テリアモン!大丈夫ですか!?」

テリアモン「ちっくしょう……せっかくの進化が……!!」

ベルフェモンRM「所詮はリアルワールドでの不完全なハイブリット。私の研究で完璧に融合したベルフェモンに勝てる要素など何処にも無いのだよ!!」

テリアモン「何だとぉ!マミのお父さんがせっかく届けてくれた力なのに!!」

グラサン(ドーベルモン)「持ってきたのは俺だけどな」
 
ベルフェモンRM「ふん、所詮君のデジモンはロイヤルナイツでも七大魔王でもなければ、三大天使でもない」

テリアモン「…ぐっ!!」

ベルフェモンRM「そして、本来君のパートナーになるはずだったあのデジモンも、バルバモンの手の中だ」

マミ「ロップモンがさっきの城に!?」

ベルフェモンRM「ここで朽ち果てる君がもう逢える事はないだろうがねっ!!」バッ!

ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモンBM「この野郎!こんくらいでいい気になってんじゃねぇぞ羊!!」バサァ

オファニモン「七大魔王は絶対に倒す!!」バサァ


ベルフェモンRM「無駄ですよ!…そうだ、一つ面白いものを見せましょう!」バッ!

ムクッ

仁美「……」

さやか「あっ、仁美?目が覚めたの?」

ドゴォ!

さやか「うぐっ!?…ひ…仁美……!?」

まどか「仁美ちゃんがさやかちゃんに腹パンを……!?」

みらい「……!」ドッ!

まどか「みらいちゃん!?」

ほむら「まどか!危ないわ!!」カチッ

ドゴォォォォォン!!

みらい「……外した」

ほむら「いきなりまどかに剣を振るとはどういうつもり!?やっぱり私達と敵対するって解釈でいいのかしらプレイアデス!!」

サキ「ち、違う……みらい!一体どうしたんだ!?」

ズドモン『ハンマースパーク!!』バリバリバリッ!

ガルダモン『シャドーウイング!!』カッ!

グリズモン『熊爪!!』ズバッ!

ドゴオォォォォォン!!

インペリアルドラモンFM「なっ!?お前ら……」

ベルゼブモンBM「何で邪魔しやがる!!」

カオル「ガルダモン達まで……」

ホーリーエンジェモン「ベルフェモンのエターナルナイトメアを浴びて眠っていた者達が……」

タツヤ「おっきしたらへんになっちゃったぁ!!」

ゆま「アナログマン様に……」

みらい「倉田様に……」

仁美「ベルフェモン様に仇為す者は永遠の眠りを……!!」

杏子『眠らされてた奴等全員ベルフェモンの操り人形になってやがんのか!!』

ティラノモン「アナログマン様に仕えればティラノモンの究極体になれそうな気がする!!」

さやか「あんた前も操られた時に同じ事言ってたよね!?」


ベルフェモンRM「バルバモン共を打ち倒すには戦力が必要。だから、君達には自らの意志で私に服従して欲しいのですがねぇ…そうすれば命だけは助けてあげますよ?」

ベルゼブモンBM「あ?ふざけろヴァカ」

オファニモン「命乞いするのはあなたの方じゃないのかしら?」

デュークモン「人として越えてはいけない一線を越え過ぎたたお前はこのデュークモンが絶対に許さないがな!!」

インペリアルドラモンFM「それにこっちはまだ全然負けてないぞ!!」

ベルフェモンRM「おやおや、それは残念ですねぇ!!」バッ!

杏子『何っ…!?』

ワラワラ…

一般人「ベルフェモン様……」

民間人「アナログマン様……」

通行人「倉田様……」

市民「万歳……」

デュークモン「ベルフェモンの下に眠らされていた人間達が!」

ベルフェモンRM「さあ、私に攻撃すると無防備な一般市民の方々を巻き込んでしまいますよ?」

オファニモン「普通の人間達を盾にしたっていうの!?」

ベルフェモンRM「科学者らしい頭脳派プレイですよ!!」

杏子『小悪党が使う在り来りな手で何が頭脳プレイだ!!』

インペリアルドラモンFM「卑怯な奴め!!」

ベルフェモンRM「私一人相手に数体掛かりなのに卑怯呼ばわりはされたくないですね!!」

ベルゼブモンBM「ま、確かに」

オファニモン「納得してんじゃないわよ!!」

ベルフェモンRM『ランプランツス!!』ボッ!

ボガアァァァァァァン!!

ベルゼブモンBM「ぐおっ!!」

ホーリーエンジェモン「操られてる人々を浄化さえすれば……ホーリーディ―」

ズドモン『ハンマーブーメラン!!』ブンッ!

ドゴッ!!

ホーリーエンジェモン「ぐわぁ!!」

タツヤ「ほりえーじぇもん!!」

ベルフェモンRM「さあ、私に従うか!それとも、私の手によってこのまま朽ち果てるか!君達に残された運命はこの二つだけですよ!!」


マミ「運命……?」

ベルフェモンRM「そうだよマミちゃん!常に君の運命は私が握っている!君の両親の運命の行く末を決めたのも私だったからねぇ!!」

マミ「くっ…!!許さないあいつだけは……あいつだけは!!!」ドドドドドドッ!!

ドゴォン!!

ベルフェモンRM「うるさいねぇ!!」バッ!

ドゴオォォォォォォォン!!

マミ「うっ…!!」ドサッ

テリアモン「マミ!無茶だよ!!」

グラサン(ドーベルモン)「あーーーっ!!今の衝撃波でとうとう左のレンズも割れちまったぁ!!!」

サキ「んなもんどうでもいいだろ!!こんな状況で何言ってんだ!!」

マミ「あの時の事故を仕組んだ倉田……お父さん……お母さんを……あいつは!あいつはっ!!!」

まどか「マミさん落ち着いて!!」

さやか「こんなのいつものマミさんじゃないよ!!」

マミ「いつもの私なんて所詮偽りよ!正義?みんなの為?そんなの本当はどうだっていい!自分の寂しさを誤魔化す為!そして、今お母さんとお父さんの仇を討つ為にあいつを倒したい!!だから自分の為に戦ってる、ただそれだけよ!!!」

ほむら「いいんじゃないかしら?それでも」

まどか「ほむらちゃん……」

さやか「あんたまで何言ってるのよ!?」

ほむら「友達の為、想い人の為、家族の為。それは本当は自分の為に返ってくる事なんだから間違いじゃないわ。でも、その気持ちをどうするかが大切」

まどか「そうですよマミさん……今の気持ちだと、その憎しみの心でテリアモンに間違った進化を起こすだけですよ……」

さやか「暗黒進化でね」

マミ「テリアモン……」

テリアモン「マミ……」

まどか「でも、シブミさん……マミさんのお父さんは言ってました。本当は進化に正しいも間違いも無いって。大切なのはその間違ったのを道しるべにどうやって正しい進化をするのか……」

さやか「間違わなきゃ正しい正解にたどり着けないってね!」

テリアモン「だから、マミ。マミが本当にやりたい事をやろうよ……僕もいつも一緒にやってきたじゃないか」

マミ「そう…だね!私は…あの時終わっているはずだった運命から一人で逃げ出したんじゃない、お父さんやお母さんの分まで運命と戦い続ける道を選んだ!!」

テリアモン「運命と戦う!そして、勝ってみせる!!」


ピカアァァ…!

グラサン(ドーベルモン)「あーーっ!割れたグラサンの破片が光ってる!!」

サキ「何馬鹿な事を……って、本当だ!!」

カオル「グラサンの破片が……!!」

ピカンッ!

さやか「デジメンタルになった!?」

まどか「あのデジメンタルって……」

ほむら「運命のデジメンタル!!」

マミ「もしかして……」

テリアモン「そうだよ!きっとマミのパパからの最後の贈り物だよ!」

グラサン(ドーベルモン)「俺の本体のグラサンにまでこんなデータプログラム仕込んでたのかよぉ!?何てことしてくれるのあのオッサン!!」

マミ「ありがとう、お父さん……私、まだ運命に負けません!!」スチャッ



BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk

マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化!煌めく運命ラピッドモン!!―


“ラピッドモン(金)”

アーマー体 聖騎士型 ワクチン

テリアモンが“運命のデジメンタル”でアーマー進化した、聖騎士型デジモン
本来ラピッドモンはガルゴモンが進化した完全体であるが
“運命のデジメンタル”によって黄金に輝き究極体レベルにまでパワーを昇華することができる
必殺技は背中に装備されたリボルバーや両手から、ホーミングミサイルを連射する『ラピッドファイア』と
マグナモンの必殺技「エクストリーム・ジハード」と同等の『ゴールデントライアングル』


ベルフェモンRM「何!?」

ピカアァァ…!

インペリアルドラモンFM「黄金の……ラピッドモン!!」

ベルゼブモンBM「ケルビモンを倒した時のか!?」

オファニモン「何処からあのデジメンタルを……」

ベルフェモンRM「そんなアーマー体が一匹増えたところでこの状況が覆せると思ってるのかね!!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドドドドドッ!

ドゴォン!!

ベルフェモンRM「ぐぬっ!?」

杏子『あの火力……セントガルゴモンの時と劣ってない!!』

ベルフェモンRM「こ、このっ!しかし次に攻撃を仕掛けると私の足元にいる一般人達に当たりますよ!!」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!!」

シュルルルッ

一般人達「!!」

さやか「さっすがマミさん!一般市民の人達をリボンで救助した!!」

マミ「縛り付けたままで悪いけど、みなさんにはこの戦いが終わるまで大人しくしててもらうわ。倉田さん……いえ、ベルフェモン!貴方を倒すまで!!」

ラピッドモン「お前の野望は、ここで終わる運命にしてやるよ!!」


~次回予告~

バルバモン「ダ、ダルクモンよ……もうすぐバレンタインじゃが当然儂にもチョコくれるよね……?」カタカタカタ…

ダルクモン「職場の上司として義理であげますけど~…そんな甘いもの食べたらまた血糖値あがっちゃいますよ~」

バルバモン「さ…砂糖抜きのブラックチョコレートなら…ああ、抹茶チョコもいいのう……」ブルブルブル…

ダルクモン「はあ」

バルバモン「で…でも、固すぎるチョコはダメね……儂入れ歯じゃから……」プルプルプル…

ダルクモン「あ、じゃあ、シリアルのシ〇コーンのチョコ味ならどうですか?牛乳を入れて食べれば固くないしバルバモン様の入れ歯でも大丈夫ですよ~。あと、昔S〇EEDがこれのCMやってたの知ってます?」ジャバッ

バルバモン「お…おう…これなら朝食にも持ってこいじゃのう……」ガタガタガタ…

ダルクモン「あと、オマケでワサビも入れときますから」ニュルッ

バルバモン「がはっ!辛っ!!!」ドバッ!

ダルクモン「あたし辛党なんで」

ダルクモン「次回、デジモン☆マギカ」

ダルクモン『決着リアルワールド!そして新たなる旅立ち』

バルバモン「し…シリアルにワサビを入れていいのか否か……投票で対決じゃ……」フルフルフル…

ダルクモン「運営に票数を改竄されるのがオチですよ」


今回はここまで
ベルフェモンの解説にある「七大魔王に倒されたデジモンは転生しない」設定は
このSSではロイヤルナイツや三大天使等の特別なデジモンは例外という事にしといてください
次回でリアルワールド一時帰還編完結
ではまた

破片さえも別のデータ…

一体グラサンの本体はどうなってるんだ


黄金のラピッドモンが活躍してるので
マグナモンさんがアップを始めました

>>114
弱くなっちゃうじゃないですかやだわー


もうそろそろリアルワールド編完結だな
そういえばデジコレでバレンタインイベントをやっているけど>>1が誰を選んでいるか気になる
ちなみに俺はウェヌスモン

こんにちわ

>>113
たぶんドーベルモンのデジコアは……グラサンのフレームの小さなネジとか?

>>114-115
ラピッドモン「おめーの席ねぇから」
黄金のラピッドモンは某所のイラストへの感謝の意を込めて再登場させました
まあ、ぶっちゃけ金ラピじゃないとマミさんと色合いが合ってませんでしたよね

>>116
知らなかったそんなの…
なら、サユリダイモンって選べたかな?

投下


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk

マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化!煌めく運命ラピッドモン!!―


ほむら「黄金のラピッドモン…!!」

さやか「マグナモンと一緒に進化した時のやつの!?」

まどか「シブミさんがマミさんの為に用意しといてくれたんだね」

グラサン(ドーベルモン)「ガボゴガガン!ゴセボゾンダギングラサンンレンズビラゼバビガゼゼビゼザザラゼギセドギデンボンデジメンタル!?」

サキ「ここでは日本語で喋れ!!」

フレーム(ドーベルモン)「いや、だからさあ!あのオッサン俺の本体のグラサンのレンズにまで何勝手にデジメンタルのデータまで入れといてんの!?つーか、レンズが無くなった俺ってもはやタダのフレームじゃん!!」

サキ「わかったわかった。これ以上ボロボロにならないように私が眼鏡の代わりにお前を掛けといてやるから静かにしてろ」スチャッ

フレーム(ドーベルモン)「…視力大丈夫かよ?」

サキ「元から伊達眼鏡だから大丈夫だよ。視力なんて魔力でどうにでもなるから」

フレーム(ドーベルモン)「あ、そうだったの……ところでお前、目やに付いてるけど今朝顔ちゃんと洗ったのか?」

サキ「このままフレームもへし折ってやろうか!!」メキメキメキ

フレーム(ドーベルモン)「嘘です!ゴメンチャイ!!」


ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドドドドドッ!

ドゴォォォォォォン!!

ベルフェモンRM「ぐぬぅ!!」

デュークモン「やはり完全体のラピッドモンとはケタ違いだ!」

ベルゼブモンBM「ベルフェモンを押してやがる…アーマー体なのに……」

インペリアルドラモンFM「そりゃあ、アーマー体でありながらロイヤルナイツであるマグナモンと同じアーマー進化だからな!だから、これでもうマグナモンを馬鹿にできないだろ!!」

オファニモン「マグナモンなんかより彼がロイヤルナイツになった方が良かったのかもしれないわね」

インペリアルドラモンFM「……いい加減、それくらいじゃ傷つきませんよだ……」

ベルフェモンRM「だからって、これぐらい何ですか!!」

ベルフェモンRM『ランプランツス!!』ボッ!

シュッ!

デュークモン「かわした!!」

ラピッドモン「体が大きなセントガルゴモンと違って、こっちの方が小回りが効くからいいね~」ドンッ!

ドゴォン!

ベルフェモンRM「ぐっ!猪口才な!!」ドッ!

ラピッドモン「だから遅い遅い!」シュンッ!ゲシッ!!

ベルフェモンRM「ぐがぁ!!」

ズドオォォォン……!

オファニモン「蹴りでベルフェモンを転げさせたわ!!」

ベルフェモンRM「ちょこまかちょこまかと……だが、この無数の鎖からは逃れられませんよ!!」ジャラッ!

ラピッドモン「しまった!避けきれない!!」

シュルルルルッ

ビシッ!


ベルフェモンRM「ぬぅ!?」

杏子『マミのリボン!?』

ベルフェモンRM「ぐ…ぐうぅぅぅぅ…動きが……!!」ギチギチギチ…

杏子『なっ…!?いくらマミのリボンでも七大魔王を縛りつけにできるなんて……』

マミ「私自身にも信じられないけど……ラピッドモンの黄金のデジメンタルの輝きは私にも魔力をくれるの!!」

杏子『ほえぇ…マジかよ!』

マミ「デジメンタルの輝きの魔力で……」ピカァァァ…!

杏子『マミの脚も黄金に光ってる!!』

マミ「くらいなさい、黄金の美脚!!」

ゲシィ!!

ベルフェモンRM「ぐげぇ!!」

ズゴオォォォォォン!!

インペリアルドラモンFM「すげぇキック……!!」

ベルゼブモンBM「見えた?パンツ見えたか?」

オファニモン「デジメンタルでテイマーの魔力も上がってるからって…あれは上がりすぎでしょ……」

ラピッドモン「マミ、ここで攻めまくるよ!」

マミ「ええ!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』

マミ『ティロ・ボレー!!』

ドドドドドドドドッ!

ドゴオオォォォォォォォン!!

マミ「やっては……無いわね。まだこのくらいでは」

ズゴオォォォォン!!

ベルフェモンRM「おのれえぇぇぇぇぇぇぇーーっ!!!」

ベルフェモンRM『ギフトオブダークネス!!』

ズバギャアアァァァン!!


インペリアルドラモンFM「うわっ!!」

オファニモン「くっ!?」

ベルゼブモンBM「ちっ…!マジギレしやがった!!」

ベルフェモンRM「…ともえ…巴……巴巴巴巴ぇっ!!過去はシブミと私には目もくれず息子ばっか贔屓したその父巴教授!!そして今はその娘である巴マミ!!巴家の血筋の者は何故常に私の野望を阻み私の前に立ち塞がるのか!!お前達親子さえいなければぁ!!」

マミ「……」

ベルフェモンRM「勉強…スポーツ…人望……ラーメン、タコ焼き、和菓子作りにピアノ……そして研究!若き頃から凡ゆる分野で私は奴に勝てなかった!!」

さやか(真ん中ら辺の何!?)

ベルフェモンRM「…だが…デジモンの力でどちらが世界を手に入れるか……それだけは私が勝ってみせる!!」

ラピッドモン「この野郎…マミのパパはお前なんかとは違うのに……そんな事考えてるのはお前の方だけだろ!!」

ベルフェモンRM「ヒャハハハハ!そうと言い切れるのかね!?」

ラピッドモン「何だとぉ?」

ベルフェモンRM「では、何故あいつは娘である君の目の前に姿を現わそうとしない?そして、イグドラシルに存在を把握されないために端末のインキュベーモンから逃げ隠れる!?」

QB「そう、彼は“君達”に支援しても…“僕達”の味方ではないようだね」

ベルフェモンRM「お前達を片付けてから、まずこのリアルワールドは私を王とし、一つの国として統一し……それからデジタルワールドに戻りバルバモンに先の借りを返し……そして、シブミを見つけだし奴を今度こそ消して……私が勝利者となるのだあぁぁぁぁーーっ!!!」

マミ「…あなたの野望というのは結局、お父さんに勝ちたかったからなのかしら?そんな小っぽけな理由で世界が欲しいの?」

ベルフェモンRM「…小っぽけか……なら、君が親の仇…復讐の為に私を倒したいという理由も小っぽけな理由だよ!矮小と言っていい!!」

マミ「それもある……けど、私は……お父さんが託してくれたこの力で!みんなの居場所を守りたいとも思える!!」

ベルフェモンRM「今更それかぁ!!」ジャラッ!

ガッ!ズドンッ!!

さやか「な…何?今度は何する気!?」

ほむら「ベルフェモンの鎖を全て地面に突き刺した……!」

ゴゴゴゴゴゴ……!!

シュゥゥゥ…


まどか「街の灯りが!ビルとか建物の電気や電灯が消えていくよ!?」

ほむら「吸収しているんだわ……街のエネルギー……いえ、データを!!」

ゴゴゴゴゴ……!!

カオル「ベルフェモンが更に大きくなっている!!」

さやか「インペリアルドラモン!早く鎖を断ち切って!!」

インペリアルドラモンFM「わかってる!!」

ベルフェモンRM「もう遅いわ!イッツ・ショータイムぅ!!」バッ!

シュゴォォォォ……!!

ベルゼブモンBM「またデジタルゲートが開いたぜ!?」

デュークモン「違う!シャッガイだ!!」

サキ「まさか今のでDATSヒュプノスの本部からシャッガイのプログラムも取り込んだっていうのか!?」

ベルフェモンRM『ギフトオブダークネス!!』

ほむら「! ベルゼブモン!よけて!!」

ベルゼブモンBM「!!」バサァ!

ズバッ!

シュゴォォォォォ……

ベルゼブモンBM「野郎が切り裂いた跡に……」

オファニモン「次元の裂け目が!!」

QB「ベルフェモンをこのままにしておくと…この世界とデジタルワールドを隔てる次元の壁が崩壊し……」

ほむら「全てが終わる……!!」

まどか「そうなる前にベルフェモンを……」

マミ「倒せばいいだけの事だわ!!」

さやか「マミさん!?」

マミ「みんな体制を立て直して!これ以上倉田の好きな様にさせない為に一気に決めるわ!!」

ラピッドモン「わかったよマミ!!」

杏子『流石リーダー…締めてくれるぜ!!』


マミ「オファニモンとデュークモンは切り込んで!ベルゼブモンとインペリアルドラモンは後方支援を!!」

ベルゼブモンBM「あいよ!」

ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

ドゴォォォォォォン!!

ベルフェモンRM「貴様らぁぁぁ!!」ジャラララッ!

インペリアルドラモンFM「また鎖が!!」

オファニモン「任せて!」

オファニモン『エデンズジャベリン!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ズバッ!ザンッ!!

ラピッドモン「デュークモン達が鎖を断ち切ってくれた!!」

ベルフェモンRM「ぐっ…行けぇ!!」

ガルダモン「……!!」バサッ!

ズドモン「うおぉぉぉぉぉ!!」

グリズモン「グマーー!!」

まどか「操られてるデジモン達!!」

ホーリーエンジェモン「私もまだ戦えるぞ!!」ガッ!

タツヤ「ほりえーじぇもん!!」

ガルダモン『シャドーウィング!!』カッ!

オファニモン「クリスタルで反射よ!!」ジュィン

デュークモン「はぁっ!!」ガキンッ!

ズドモン「!!」


杏子『コイツらはアタシ達に任せて行け!マミ!』

オファニモン「フィナーレはあなた達が決めなさい!!」

マミ「ありがとう、みんな……ラピッドモン!!」

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』ピカァァァァ…!

ジュインッ!

ベルフェモンRM「ぐうっ…!?ち、力が……力が抜けていくっ!?」

QB「黄金のデジメンタルの聖なる力でベルフェモンの暗黒が浄化されてくんだ」

マミ「アナログマン……倉田!今こそ!!」

ベルフェモンRM「シ、シブミ……巴っ!!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』ドンッ!

ベルフェモンRM「と…巴マミぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


ドゴォォォォォォォォォン!!


さやか「よっしゃあ!マミさんが決めたよ!!」

ほむら「大したものね……」

ゆま「……あれ?ゆま達……」

みらい「何やってたの……?」

サキ「みらい!」

まどか「みんなも元に戻った!!」


シュウゥゥゥゥ……

ベルゼブモンBM「! まだだ!まだ終わってねぇぜ!!」

オファニモン「まだ生きてる!!」

まどか「でも、ベルフェモンは元の大きさに戻ってるよ!!」

カオル「それに奴は虫の息だ!今度こそメモリブレイクを!!」

ベルフェモンRM「わ…私の夢……野望がこんなところで……!!」プスプス…



――我が夜が、訪れる刻まで――



まどか「!? こ、この声は!?」

ほむら「頭の中に直接聞こえてくる……!?」

シュオォォ……

さやか「な…何か黒い霧がベルフェモンを包み込んでくよ!?」

QB「……ワルプルモン」

マミ「…!! ワルプルモン!?」

ベルフェモンRM「…フフッ…ハハハハハハッ!!いいでしょう!この勝負は私の負けですが…破界の祭典……“ワルプルギスの夜”開催の時まで私も暗黒の中で待つとしましょう!!その時は今度こそっ!!」シュオォォォォ…




――我が夜にお前は不要――




ベルフェモンRM「!? お…おのれワルプルモン!!お前達デジモンはたかがデータの分際でことごとく創造主であるこの私に対してぇ!!いやワルプルモン!お前はデジモンですらないのは知っているんだぞ!!!」シュオォォォ…

マミ「デジモンですらない……?」

ベルフェモンRM「何故ならお前は……お前はっ!!」シュオォォォ…


シュオンッ


シュゥゥゥゥゥ…

アナログマン「うっ…うぐぅ……」

ほむら「アナログマン…!」

オファニモン(あの霧……ベルフェモンだけをダークエリアに送り込んだというの!?まさか…倒したと思ってたリリスモンもああやって!?)

アナログマン「あ…あがぁぁぁぁぁっ……!!」シュワァァァ…

さやか「な…何が起きてんの!?」

サキ「倉田の体が…かずみと同じ様に消えていく!!」

QB「ベルフェモンのデジメモリを使ったツケが回ってきたのさ」

アナログマン「こ…これで終わったなんて思うな……お前らの運命は何も変わらない……」シュワァァ…

ラピッドモン「何言ってるのさ!運命を変えるためにマミのパパはこの力を……」

アナログマン「そ…それもシブミによって仕組まれた運命だったらどうする!?」シュワァァ…

マミ「!?」

アナログマン「フ…フハハハ……お前達の絶望への運命のショータイム……地獄からじっくり見させてもらうぞ……ぐあっ!!」

ズバァン!!

まどか「!! タツヤ、見ちゃダメ!!」

杏子『ゲス野郎には相応しい自業自得な最期か……』

マミ「……」

ラピッドモン「マミ……」

マミ「どんな運命が待っていても……絶対に乗り越えてみせるわ……!!」


~ダークエリア~


シュオォォォ…

リリスモン「あら、ベルフェモンまで来たのぉん?という事は…あの子達に負けちゃったのね」

リヴァイアモン「愚かなりベルフェモン……貴様自身の意志で戦いさえすれば奴等を消せたものを……人間ごときにその身を委ねるとは」

ベルフェモンSM「だって…自分で動くの……メンドクセぇ……」ムニャムニャ…

リリスモン「相変わらず面倒臭がり屋さんなんだからぁん。色々細工をされてたみたいだけど、その気になればあんな人間の意識なんて乗っ取れたでしょうに」

リヴァイアモン「それが怠惰だというのだ!!」

ベルフェモンSM「祭典が始まる時に……起こしてぇ……」zzzz…

リヴァイアモン「ふん……」

リリスモン「ねぇん、ところでリヴァイアモン。この間のドキプリ録画したのもう一回観なぁい?六花ちゃんがマナちゃんに対してガチすぎて爆発しそうよ!!」

リヴァイアモン「祭典の刻は迫りつつある……」

リリスモン「きゃあーっ!ツバメになりたいですってぇ!!」

ベルフェモンSM「zzzz……」

リヴァイアモン「それまでに……」


~バルバモン城~

バルバモン「それまでに“出展物”の準備をせねばならんのう……」カタカタカタ…

あすみ「本当によかったの?あのオジサン切っちゃって」

ユウリ「だから用済みだったんだろう?」

ネオヴァンデモン「ええ、所詮は人間の頭脳。ギスモンにデジメモリにシャッガイ……奴の研究技術はもう全て我々が貰い受けましたから必要ありません」

あやせ「所詮は人間って言い方……スキくないなぁ」

ネオヴァンデモン「これは失礼。貴方達テイマーは別ですよ……さあバルバモン様、新しいメモリです」

バルバモン「おお……」プルプルプル…

ムルムクスモン「アンドロモンにファングモンとユニモン……それに“おはかだモン”のデジメモリか」

カンナ「…? そんなデジモンのメモリをどうするんだ?」

ダルクモン「AとFとOとUですね~……」

バルバモン「よぉしよし……たぁんと召し上がるんじゃぞぉ……」ガクガクガク…

ポチャポチャッ

あすみ「メモリをプールの中に入れた……?」

ゴポポォ…

?『アリガトウパパ……』

ルカ「!? な…何ですか……その中に居る“モノ”は!?」

ネオヴァンデモン「ユウリさんが育成しているアルカディモンはデーモン様が超究極体に進化する為の祭典での“出展物”だとすれば……」

デスモン(灰)「バルバモン様の出展物これDEATH!」

デスモン(黒)「これさえ我々の手で創りあげればアナログマンなんて用済みDEATHよ!」

ムルムクスモン「デジモンを越える新たなデジタル生物……!」

バルバモン「“究極生命体NEO”……」ガタガタガタ…

ユウリ「ネオ生命体……?」


翌日

~DATSヒュプノス本部・屋上~


室長「倉田の件ご苦労だったな…DATSヒュプノスの司令としてあらためて礼を言う」

杏子「あんたからはグラニを貰ったし、こっちも一応その礼は言うよ」

マミ「あの山木さん…それで……」

室長「確かに我々はシブミが倉田と共にデジタルモンスターを作り上げた事は知っていた。そして、その身をデジモンと同じデータにしてデジタルワールドの何処かに存在しているという事も……」

マミ「それ以外に何か父の…シブミの事を知らないのですか!?」

室長「残念ながら私も君達と同じ程度しか彼の情報を把握していないよ。あとは倉田に吹聴された誤報だけさ。デジメモリを作ってたとか、デジモンや君達を陰から操ってこの世界を手に入れようとしてたとかな」

マミ「そう、ですか……」

室長「…で、休む間もなく再びデジタルワールドに旅立つのか?」

ほむら「ワルプルモンを倒すまで私達に立ち止まっている暇は無いのよ」

室長「家族にはちゃんと事情を話したのか?」

まどか「はい…流石にタツヤを連れてくのは止められましたが……」

タツヤ「タツヤもパタモンのせかいいきたーい!!」

まどか「タツヤ……昨日も言ったけど、これはお姉ちゃん達にしかできない事なの……」

テイルモン「あなたはパタモンと一緒にこの世界を守って」

パタモン「それが僕達にできる事だよ、たちゅや!」

タツヤ「そうなのぉ?」

仁美「…私もワームモンと共にこの世界に来るデジモンと戦います」

ブイモン「ジョグレスできないのはキツくないかワームモン?俺は大丈夫だと思うけど……」

ワームモン「仁美さんと一緒ならリアルワールドの人達の笑顔も守れるさ!」

さやか「この世界の事は仁美のも任せるよ…だから……」

仁美「はい、上条君の事はさやかさんにお任せしますわ」

杏子「…ゆま、できりゃぁアンタもこの世界に残ってほしいんだけど…オジサンのとこで面倒見てもらえるんだし……」

ゆま「やーだ!キョーコと一緒に行くもん!!」

ゴマモン「オイラ達だってデジタルワールドで冒険してきたんだ!へっちゃらだってばよ!!」


室長「…で、一つ頼みがあるのだが……」

マミ「頼み?何でしょうか?」

室長「カオル!!」

カオル「え?あ、はい」

室長「君に新たな任務を与える。巴君達と共にデジタルワールドに行くのだ!」

ピヨモン「私とカオルが!?」

カオル「いいですけど何で……」

室長「デジメモリの売買を行っていた飛鳥ユウリ等。そしてニコを殺害し我等DATSヒュプノスへ侵入した聖カンナ、そいつらを逮捕しない限り、デジメモリ事件の任務は完全に終わってはいない」

カオル「そりゃそうですけど……」

室長「……それに…奴等からかずみを取り戻したいんだろ?」

カオル「…! 当たり前ですよ!!」

サキ「な…なら室長!私も!!」

インプモン「おいおい、言っちゃあ悪ぃがパートナーがそんな状態のテイマーについて来られても足でまといだぜ」

フレーム(ドーベルモン)「うるさい!ボゾグゾ!!」

カオル(いくら何でもいきなりあたし一人だけこの連中の輪の中に入れって言われても…もう一人誰かについてきて欲しいな…サキはダメなら……)

カオル「海香、あんたも一緒に来てよ」

海香「いいわ…私だって自分が犯した罪を償う為にあのかずみは救わなくてはならないもの……」

ワイズモン「今デジタルワールドがどんな状況になっているのか気になるしね」

室長「いや…海香やワイズモンに行かれたらデータの処理とか……」

海香「一般人の記憶処理とかもうする必要ないんでしょ?」

ワイズモン「デジモンの情報の隠蔽も昨日の一件でもう限界だしね」

海香「あ、それから私の小説の担当編集にはしばらく休載するって連絡入れといてください。正直、ここで働くよりそっちの方が儲かりますけど……」

ワイズモン「友達の命とは比べられないからね」

カオル「だからサキ、みらい、あとは頼むね」

サキ「ああ…必ずかずみをな……」

カオル「というわけでよろしく!」

ほむら「大丈夫かしら……」

まどか「目的は違っても道が同じなら一緒に旅はできるよ!こちらこそよろしくね、カオルちゃん、海香ちゃん!」

テイルモン「足引っ張らないでよね」

ピヨモン「わかってるわよぉ!」


杏子「じゃあ…色々名残惜しいけど……そろそろ出発するか!」

ギルモン「グラニ、おねがい!」

杏子「デジタルゲート・オープン!」

グラニ「…!」

シュオォォォォ…

杏子「ま、このグラニならいつでもこっちに戻れそうだからさ……こっちで何かあったら連絡くれよオッサン」

室長「ああ……」

杏子「あと、立花の兄さんも特訓や美味いもん食わしてくれてあんがとな」

立花「また、食いに来いよ」

室長(俺と立花はタメなのに……こいつのオッサンと兄さんの境界線は何処にある……!!)

さやか「新たな旅立ちね……!」

マミ「ええ…!!」

マミ(お父さん…あなたに逢う為に私は……)

まどか「それじゃあ、行ってきます!!」

タツヤ「いってらっしゃい!!」

シュオォォォォォ…

フレーム(ドーベルモン)「こうして再びデジタルワールドに旅立ったまどか達選ばれし少女!しかし、久しくデジタルワールドに足を踏み入れた彼女達の前に待っていたのは……!!」

サキ「ナレーションごっこしてないで、私達は残った仕事を片付けるよ」

仁美「サキさん、私もお手伝いしますわ。今日の夕方の予定でした稽古…先生が離婚の裁判で忙しくてお休みなんです」

サキ「ありがとう、頼むよ」

タツヤ「ねーちゃ……」

フレーム(ドーベルモン)「……続く!!」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ知っとるか…?テレ玉で無印…デジモンアドベンチャーが今月の19日から再放送するらしいぞ……」プルプルプル…

ダルクモン「ふ~ん…でも、>>1の住んでるとこじゃ電波が届いてないから観れないですね~」

バルバモン「そんなん嫌じゃあ!もう当時VHSに録画したのじゃ限界なの……!!」ガタガタガタ…

ダルクモン「DVDBOX買えばいいでしょ~」

バルバモン「お前、無印のDVDBOX今どんだけプレ値が付いてるか知っとる!?>>1の一ヶ月分の給料半分飛ぶぞい……!!」カクカクカク…

ダルクモン「学生時代ドラゴンボールGTのDVDBOXなんかよりそっちを買えばよかったのに~」

バルバモン「HDリマスターのBDとかで出んかのう…テイマとかも一緒に……」カタカタカタ…

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『デジタルワールド再び!新たなロイヤルナイツ!?』

ダルクモン「ま、バルバモン様七大魔王で唯一アニメに出たことないんだからどうでもいいんじゃないんですか?」

バルバモン「がばぁ!!」ドボォ!


今回はここまで
マジで映るとこに住んでる人は羨ましい…
次回から再びデジタルワールド編
無印でいうとヴァンデモン倒してデジタルワールドにまた行くとこらへんなので
いよいよ終盤に近づいてます…多分

ではまた

乙です
最近このSSの影響でデジアドPSP買ってクリアしたから2週目中…
ガンクゥモン強かったなぁ

テレ玉で放送だって!?PSPと同時進行も夢じゃないな

ラピットモンでマミさんが金色になって強くなるなら金色さやかとマグナモンで………不人気じゃあ無理か

>>134
さやか・マグナモン「よろしい、ならば戦争だ」

テレ玉だと…。畜生俺の住んでいるところ東海地方だから見れないorz
そういえばティラノモンってアークに乗ってるの?
もしかしたらリアルワールドに残っているかも

こんにちわ

>>133
二週目はオメガモン無双でサクサク進めるからいいですよね
セーブ上書きしちゃったからオファニモンさんに再び会えるまでちょっと道のりが遠いけど

>>134
さやかちゃんもマグナモンさんも人気でしょうが!!
ネタ方面でも!!!

>>135
まさにエクストリーム・ジハード(聖戦)ですね

>>136
今日の夕方から放送ですね
ティラノモンの描写も忘れたけど
JBのその後の描写も忘れた……

投下

~荒野~

カオル「ここがデジタルワールドかぁ…」

ワイズモン「ふむ、この空気…久しいね」

海香「ワイズモンも私のパートナーになる前はこの世界に居たのね」

さやか「いやぁ、向こうには数日しか居なかったはずなのに半年ぶりくらいに来たような気がするよ」

まどか「わたし達の世界でも色々あったからね」

ほむら「私達はそれぞれの想いを胸にこの地に再び足を踏み入れたのよ」

杏子「ああ、打倒ワルプルモンと……」

マミ「ロップモンを助け、お父さんに逢う……」

カオル「あたし達はかずみを救い出す!」

ゆま「クルモンも忘れないでね!」

ティラノモン「そして俺はこの旅で究極体ティラノモンの進化を目指す!!」

インプモン「……あ?」

ギルモン「……ギル?」

ブイモン「……お前、付いてきたの?」

ティラノモン「食堂でのバイトにも飽きてきたところだしね、獣電期間は終わったのよ」

テイルモン「充電でしょ」

ティラノモン「それに主役がいないとはじまらないっしょ、どっちでもいいけど」

インプモン「誰が主役だよ!!」

ティラノモン「今年はまた恐竜の年だし~」


テリアモン「それにしても…何か以前より荒んでいる感じがしない…?デジタルワールド全体的に」

テイルモン「そうね…ワルプルモン軍の侵攻が思った以上に進んでいるみたいね……このままじゃ、リアルワールドにも影響されかねないわ」

インプモン「でも、七大魔王はもう半分もぶっ倒しただろ?この調子でワルプルモンもブチのめせば……」

テイルモン「半分?私達はまだ一体も七大魔王を倒しちゃいないわよ」

まどか「え…どういう事なのテイルモン!?」

テイルモン「アナログマンがデジメモリで進化したベルフェモンを見たでしょ?トドメを刺し損ねた時に奴を包み込んだ黒い霧……あれはワルプルモンがベルフェモンのデータだけを分解してそれをダークエリアへ送りん込んだ。恐らくリリスモンやリヴァイアモンも同様に」

ブイモン「あれはワルプルモンがやった事だっていうのか!?」

ギルモン「七大魔王を倒させないためにワルプルモンがたすけたってこと?」

テイルモン「いずれワルプルモンが七大魔王の力を結集させて何かを始めようとしているのは間違いないわね」

ほむら「それが奴等の言っていたワルプルギスの夜……」

テイルモン「それに赤いあんたの偽者だって、この前逃したじゃない」

インプモン「だったら奴を含めた残りの七大魔王をワルプルモンに回収される前に完全にぶっ殺しゃあいいんだろ」

テイルモン「そう上手くいくかしらね……」

ピヨモン「ねぇ、カオル。あっちの方に村があるよ」

カオル「村?本当だ」

ゴマモン「あの村は……!!」ダッ!

ゆま「ゴマモン!?勝手に一人で行っちゃダメだよぉ!」

ゴマモン「あれ…オイラの村だよ!!」

ゆま「え!?あ…そういえば!!」

杏子「アタシ達も行ってみるか」


~ゴマモンの村~

ゆま「ホントだ!確かにここゆまとゴマモンが初めて会った所だよ!」

ブイモン「ゴマモンの故郷かぁ」

杏子「でも、前来た時以上に家とかがボロボロだな……」

ギルモン「この村を襲ってたタンクモンはボク達が倒したのにね。なにがあったんだろう?」

ゴマモン「おーい!誰かいないのかってばよー!!」

ガニモン「誰だ…?」

シャコモン「…ゴマモン!ゴマモンが帰って来たよ!!」

ゴマモン「ガニモンにシャコモン!!」



“ガニモン”

成長期 甲殻類型 データ

ネットの海中に溶け込んでいる金属データを体に付着させ、飛躍的に戦闘能力を向上させた甲殻類型デジモン
攻撃は巨大な刃を持つ左前肢と握力の強い右前肢が、防御は攻撃してきた相手にダメージを与えるトゲ付きの表皮が担当し
戦闘には相当の自信を持っている自信家
弱点は間接部分と腹だが、自分でも自覚しているため、なかなか隙を見せない
相手をはめるのが好きな、いたずらっ子的な性格
必殺技は左前肢で相手の首を狙う『シザーズエクスキューション』


“シャコモン”

成長期 甲殻類型 ウィルス

硬い殻に覆われている2枚貝の形をしているデジモン
外皮を飛躍的に発達させたため、内部構造は幼年期のようなスライム状になっている
可愛い顔で相手を誘い込み、近づいた相手に攻撃を加えるズルい奴
また、殻を閉じた状態では、ちょっとした攻撃など容易く跳ね返すほどの高い防御力を持つ
必殺技は体内で生成される硬玉を相手に撃ちこむ『ブラックパール』と
超高水圧の水流を敵にぶつける『ウォータースクリュー』


まどか「ゴマモンのお友達?」

ゴマモン「おう!」

シャコモン「無事だったんだなゴマモン!」

ゆま「シャコモン、ガニモン、元気してた?」

ガニモン「ゆまも!お前達にまた会えて嬉しいよ!!」

シャコモン「何かいっぱい人間が増えてるけど、その人達って……」

ゴマモン「みんなオイラの仲間さ!」

ガニモン「も、もしかして……選ばれし少女?」

ゴマモン「ああ!」

シャコモン「ロイヤルナイツに進化するっていう……?」

ブイモン「そう!何を隠そう俺とギルモンはロイヤルナイツの―」



ガニ&シャコ「「ギャアアアァァァーッ!!!」」


ドドドドドッ!


ゴマモン「ちょっ!?何で逃げるんだってばよぉ!?」

テリアモン「何かロイヤルナイツの名が出た途端に……」

インプモン「ぷぷっ!今まで元七大魔王の俺がビビられる事は何度かあったけど……まさかロイヤルナイツのオメーらがビビられるなんてなぁ!ギャハハハハッ!!」

テイルモン「笑い事じゃないでしょ!!」

ギルモン「ギルモンたち何かしたのかな?」


ほむら「もしかして、ロイヤルナイツがこの村を襲ったとか……」

ブイモン「そんな!ロイヤルナイツがそんな事するわけが……」

QB「この村にX抗体を持つデジモンが潜んでいたんじゃないかな」

まどか「Xデジモン狩り…!!」

カオル「確かかずみのドルモンもXデジモンだからロイヤルナイツに狙われてたって言ってたっけな……」

ゴマモン「おーい!こいつらは何もしないから出て来いよー!!」

シャコモン「本当か……?」ヒョコッ

杏子「何でロイヤルナイツにビビるんだよ?この村をまた襲ったのもロイヤルナイツなのか?」

ガニモン「そうじゃないんだ……タンクモンが倒された後も村にはワルプルモン軍のデジモンが攻めてきた……」

シャコモン「おかげで以前より村は酷い有り様だよ……」

ゴマモン「畜生…オイラが村を離れてる間にそんな事になってたとは……」

ガニモン「でも、そんな時、ロイヤルナイツを名乗るデジモンがこの村のボディーガードを引き受けてくれる事になったんだ」

さやか「ロイヤルナイツが!?それじゃあ、村は安全になったんじゃん」

QB「ロイヤルナイツがわざわざこんな小さな村を守るかな?」

シャコモン「そのおかげで村は襲われなくなったんだけど……」

ガニモン「そのロイヤルナイツはボディーガードの代わりとして金品や食料を要求してきたりするんだ!!」

杏子「何だそりゃ!?まるでみかじめ料をせしめるヤクザじゃん!!」

シャコモン「しかも、下手糞な歌や踊りを勝手にやりはじめて…それにも見物料を払えって脅してくるし……」

杏子「何だそりゃpart2……」

ガニモン「断れば村を荒らしまくる!これじゃあ、ワルプルモン軍のデジモンに襲われてるのと変わりないよ!!」


ブイモン「ロイヤルナイツがそんな事をするなんて信じられないよ……」

インプモン「ああ、ロイヤルナイツがそんなセケー事するか?」

ブイモン「いや、セコイとかそういう意味じゃなくって……正義のロイヤルナイツが弱いデジモンを脅すって意味だよ!!」

テイルモン「ブイモン、あなたロイヤルナイツを真っ当な正義のデジモンと思っているようだけど、正義なんて所詮はあやふやなモノよ。奴等は己の信念やイグドラシルの指示によっては善にも悪にもなり得るんだから」

さやか「だから、ロードナイトモンやデュナスモンみたいなルーチェモンに付いたロイヤルナイツも居たし……」

まどか「クレニアムモンもXデジモンを平気で倒しちゃうのかな……」

ブイモン「でも…俺達が今歩いてる道は正しいんだよな……?」

テイルモン「道を踏み外さなけばね……」


ジャカジャカジャカジャカッ♪


杏子「何だこの音楽!?」

マミ「以前何処かで聴いたような……」

ガニモン「奴だ!ロイヤルナイツが来た!!」

シャコモン「キングエテモン!!」

キングエテモン「エブリバディ!ハローーッ!!」


“キングエテモン”

究極体 パペット型 ウィルス

自称、「キング・オブ・エテモン」のエテモンの中でも、更に頂点に位置する存在といわれている究極の形態
更に調子にのって「キング・オブ・キングス」を名乗っている
胸に"大王"の文字が入ったサルスーツを颯爽と着こなし
スターきどりで闊歩しているが、他のデジモン達の冷笑を買っている
必殺技は、芝居をうって相手の戦闘意欲をそいでしまう『サルしばい』



キングエテモン「余がキング・オブ・ロイヤルナイツのキングエテモンなり~」

マミ「キングエテモン?メタルエテモンとは別のエテモンの進化形態かしら?」

杏子「…あんなふざけたデジモンがロイヤルナイツだと?」

ほむら「とてもそうには見えないけど……」

まどか「…どうなのかなテイルモン?」

テイルモン「…少なくても私は知らないわよあんなデジモン」

キングエテモン「さ~て、今週のボディガード料金として、デジフィッシュとかのこの村特産の海鮮物を出してもらうだっちゃ!」

ガニモン「そんな事言われても……」

シャコモン「村の蓄えも限界なんだ!無理だよ!!」

キングエテモン「おぉ!?テメ、ふざけてんのかオラッ!私は許しませんよーーっ!!あんた達が海鮮料理になるぅ?デジシードとしてねぇ!!」

ガニモン「ひっ…!!」

ゴマモン「やめろってばよ!この猿野郎!!魚が食いたいなら新鮮な生魚を喰らえってばよ!!」

ゴマモン『マーチングフィッシィーズ!!』シュババババッ!

キングエテモン「きゃあっ!生臭ぇ!!」

ゴマモン「ざまぁみろってばよ!」


キングエテモン「誰ですか?何ですか!?チミ達は!私を誰だと思っているんですか!?ロイヤルナイツのキングエテモンですよ!!」

インプモン「おい、テメェこそ俺達を知らねぇとはモグリだな、にわかだなオラ。本当にロイヤルナイツなのかよ?」

キングエテモン「し、失礼だわね!ミーはロイヤルナイツの期待のホープなのでございまするよ!!」

テリアモン「新しいロイヤルナイツって事?」

QB「イグドラシルのデータベースにアクセスしたけど、そんな情報は無いよ」

インプモン「やっぱ真っ赤な嘘じゃねぇか!!」

ブイモン「この村のデジモンを騙してたのか!!」

ガニモン「嘘!?騙してた!?」

シャコモン「ロイヤルナイツじゃなかったの!?」

杏子「いや…あんなデジモンをロイヤルナイツだと思ってたお前らも結構アレだぞ……」

QB「ただし、ここ最近で生存が確認された新たなロイヤルナイツが―」

キングエテモン「シャラアァァァーップ!俺はあくまでロイヤルナイツ!その力を見せてやるぜ!!」

杏子「ヤバイ!ギルモン、進化を……」

キングエテモン『サルしばい!!』

モワァァァ…

シャコモン「しまった!これをやられると……!!」

まどか「な…何が始まるの!?」

キングエテモン「キングエテモン様の華麗なる舞台をお見せするわよ!!」


~とある公園~

キングエテモン「う~トイレトイレ!」

今、トイレを求めて全力疾走している僕はキング・オブ・キングスのごく一般的なパペット型デジモン
強いて違うところをあげるとすれば
男に興味あるってとこかナー
名前はキングエテモン

そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ

キングエテモン「…!」

もんざえモン「……」


ふと見ると
ベンチに一人のパペット型デジモンが座っていた

もんざえモン「……」

キングエテモン(ウホッ!いいデジモン…)


ジジー


キングエテモン「ハッ!」

そう思ってると
突然そのデジモンは僕の見ている目の前で
背中のファスナーをはずしはじめたのだ…!

もんざえモン「やらないか」

キングエテモン「!」


そういえばこの公園はハッテン場のトイレがあることで有名なところだった
いいデジモンに弱い僕は誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ

彼―
ちょっとワルっぽいおもちゃの町の町長で
もんざえモンと名乗った
トイレにはいるなり
僕のサルスーツをひっぺがされてしまった

もんざえモン「よかったのかホイホイついてきて?俺はノンケだってかまわないで食っちまうデジモンなんだぜ?」

キングエテモン「こんなこと初めてだけどいいんです…僕…もんざえモンさんみたいなデジモン好きですから…」

もんざえモン「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことんよろこばせてやるからな」

言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった
僕はというと性――

まどか「って、この展開前にも見た事あるんだけど!!コピペ!?」


キングエテモン「何よ!良いところなのに邪魔してくれちゃって!ところで俺のバナナを見てくれ、こいつをどう思う?」

ブイモン「すごく…大きいです……」

さやか「アホな事言ってないで進化だよブイモン!!」

キングエテモン「無駄無駄無駄ぁ!アタイの“サルしばい”にハマったデジモンは進化する気力を失うのよ!!」

インプモン「き…気持ち悪ぃ……オェェェ……」

ほむら「でしょうね……」

まどか「テ…テイルモンなら大丈夫そうだけど……」

テイルモン「おのれぇ……私の聖典“くそみそロイヤルナイツ”の盗作じゃないのよその脚本……でも、嫌いじゃないわ!!」ブシュウゥゥゥゥゥ!!

バタッ!

まどか「鼻血を噴き出して倒れた!?」

ギルモン「あたまイタイ……」

テリアモン「悪夢だ…今日の夢に出そうだよ……」

マミ「みんなこんな状態じゃ戦えないわ!!」

ゴマモン「こ…これぐらいなんだ……オイラの村を酷い目に合わせた奴への怒りで……!!」

ゆま「ゴマモン!平気なの!?」

ゴマモン「ヘッチャラだい!行くぞゆま!今度はオイラ自身の力でこの村を救ってみせる!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ゴマモンワープ進化ぁぁぁぁ!ヴァイクモン!!―


ガニモン「すげー…ゴマモンの奴……」

シャコモン「究極体にまで進化できるようになってたのか!!」

ガニモン「やっぱテイマーがいると違うな!」

キングエテモン「なぬ!?そのデジモンは進化できる気力が残ってたの!?まあ、いいわ。キング・オブ・ロイヤルナイツの実力……見せてやるなり!!」

ヴァイクモン「だからお前はロイヤルナイツじゃないだろ!!」

ヴァイクモン『ヴァイキングアックス!!』ブォンッ!

ゆま「斧を投げちゃえ!!」

キングエテモン「見えてるぞよ!」

キングエテモン『バナナパンチ!!』

バゴォ!

ヴァイクモン「なっ!?」

ゆま「パンチだけでヴァイクモンの斧を叩き割っちゃった!!」

杏子「格好や言動で舐めて掛かるからだ!!」

ヴァイクモン「そんな事ない!最初っから大マジだってばよ!!」

ヴァイクモン『アークティックブリザード!!』ヒュオォォォォ…

カキンッ!

カオル「氷漬けにした!!」

パキパキ…バリィン!!

海香「と思ったらすぐに氷を割って出てきたわ!!」

ヴァイクモン「そんな馬鹿な!?」

キングエテモン「この季節に随分冷たい事してくれるじゃないのよ!」


さやか「どうしよう…あのデジモン……普通に……」

ほむら「いえ、かなり手強い!予想外に!!」

キングエテモン「ロイヤルナイツなんだから当然でしょうが!今度はこっちの番なり!!」

キングエテモン『キングモンキック!!』シュバッ!

ゲシィィィッ!!

ヴァイクモン「ぐわぁぁぁぁ!!」

ズドオォォォォォォン!!

ゆま「ヴァイクモン!!」

キングエテモン「もうおしまいまいん?」

杏子「ちっきしょう!!」

マミ「デジタルワールドに再び足を踏み入れて……」

さやか「いきなりの大ピンチ!?」

ほむら「何か打つ手は……」

キングエテモン「じゃ、ロイヤルナイツに楯突いたデジモンはしっかりお仕置きしなきゃね……!!」

ゆま「ヴァイクモン……!!」




?「そこまでだ!!」



まどか「え…?誰……!?」

キングエテモン「な、何者!?」


?「ロイヤルナイツの名を騙る不届き者め……真のロイヤルナイツたるこの俺が貴様に裁きの鉄拳を降してやろうぞ」


ほむら「ロイヤルナイツ!?今度は本物の!?」

杏子「今度はどんなロイヤルナイツなんだ!?」


ピカァァァァ…!!


ゆま「ま…まぶしい!!」

マミ「この黄金の輝きは……!!」

さやか「あの姿……まさか!!」



ピカァァァァ…!!



ブイモン「マ…マグナモン!!?」


マグナモン「そう!ロイヤルナイツ守りの要!奇跡の輝き、金色のマグナモンとは俺の事だぁ!!」


QB「……え?」

キングエテモン「え?」

ティラノモン「続くのよ!!」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ…聞くのじゃ……!!」カクカクカク…

ダルクモン「何ですかバルバモン様?そんな興奮してると血圧上がってぶっ倒れますよ」

バルバモン「『デジモンワールドリ:デジタイズ』がニンテンドー3DSにてバージョンアップして移植決定…!その名も『リ:デジタイズ・デコード』じゃ……!!」プルプルプル…

ダルクモン「…は?3DS?」

バルバモン「育成可能なデジモンが多数追加され、更にXデジモンを廻る“慟哭のX抗体編”と“策謀の魔王編”の二つの新ストーリーも追加されるらしいぞ……“策謀の魔王”って七大魔王屈指の策略家と言われとる儂の事だよね…?こりゃ儂も追加されると決まった様なもんじゃん……!!」ガタガタガタ…

ダルクモン「……」ペッ

ベチャッ

バルバモン「つ…唾吐かれた…!?何でぇ……!!?」ガクガクガク…

ダルクモン「はぁ~…バンナムのこういう完全版商法ってホント客を舐めきってますよね~……G〇ェネとかV〇シリーズとかのガンダムゲー然り。しかも一年を満たずに移植って……せっかくPSP版を買ってくれたデジモンファンのお客様の立場はどうするの?PSP版にいなかったオメガモンXやデュークモンXが出るからそれでも欲しくても……3DS本体を持っていなかったら!!」

バルバモン「ダルクモンちゃん…ソニー派……?」ブルブルブル…

ダルクモン「別にそういうのじゃないですけどぉ…まあ、逆に前作や無印の時でもDSは持っててもPSPは持ってないって層のデジモンファンもいただろうし……」

バルバモン「そ…そんな時こそデジモンのイラスト入りの本体同梱版とかを……」カタカタカタ…

ダルクモン「ま、どっちにしろあたしみたいな微妙にマイナーなデジモンには縁が無いゲームだからどうでもいいですけど~……」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『デジタルワールド再び!新たなロイヤルナイツ!?後編』

バルバモン「…デジモンストーリーやる?」ガタガタガタ…

ダルクモン「あたし、それにすら出てましたっけ?」

バルバモン「……」


いつもより短めですが今回は前編という事でここまで
3DS買っておいてよかった…
自分は素直に嬉しいのでブイドラモンとか追加してほしいなぁ…

ではまた

乙でした!
3DS出るのは個人的には嬉しいがPSPの人が悲鳴あげてたのが同じテイマーとして心が痛む…何かしらの配慮があればいいが…

リデジ途中で投げちゃったよ…

だって育てるのに根気がいるし、すぐウンコするし、究極体になってもすぐタマゴに戻るし

最後のストーリーやってないよ……

作者乙!!
デラモンが必殺技を撃ちたそうにそちらを見ているwww

>>137
俺は最後のダンジョンでアノマロ狩りしてたらアグモンがレベル99になりオメガモンがえらいことになったから2週目は原作風に進めてます
1周目コロモン東京大激突もオーガモンはメタグレで倒したからなぁ……

リデジ新作マジか!!
そういやラスボスブルーメラモンで倒したっけ
メラモン系に究極体っていないんかね?


3DSで出るのか
買っといてよかった
まさかのオメガモン登場wwwwww
あとなんか明日発表があるみたいだけど

上のやつだけど間違えた マグナモンだった
申しわけございません、このような失態で(ニーサン風味で)

( ^∪^)……

おはようございます

>>153
特に無いんじゃないすかねぇ…
PSPからの引継ぎが何かあればいいんですけど
無理か

>>154
自分も育成がメンドくなって
パスワードで出したステupや進化アイテムを注ぎ込んでクリアしましたね

>>155
あーわかります
自分も原作再現で進めようと思ったけどメンドくなって結局オメガモン無双
一周目で原作再現はキツイですよね
グレイモンのままパロットモンを倒せとか

>>156
3DS版では進化できますかね青メラモンさん?
できなかったらそれはそれでおいしいけど

>>157
一応サブタイはミスリードのつもりでした
残念!マグナモンでしたって感じで

>>158
気にするな!(魔王様風味で)

>>159
答えないです!

投下

さやか「マグナモン……本当にマグナモンなの!?」

マグナモン「イエス!俺こそがロイヤルナイツの守りの要!金色のマグナモンだぜ!!」



“マグナモン”

アーマー体 聖騎士型 フリー

“奇跡のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の聖騎士型デジモン
“奇跡のデジメンタル”は“メタル”の属性を持っており、超金属「クロンデジゾイド」製である
絶大な防御能力を持ち、その攻撃力は究極体と対等か、それ以上のものがある
“奇跡のデジメンタル”のパワーを得たものは、どんな窮地に陥っていても
その奇跡の力によって切りぬけることができるところから、まさにミラクルアイテムと呼ぶに相応しい
必殺技はボール状のプラズマ弾を発射する『プラズマシュート』と
デジメンタルのパワーを極限まで出力して、全身からエネルギー波を放射する『エクストリーム・ジハード』



ブイモン「マグナモン!あいつがロイヤルナイツのマグナモンなのか!?」

杏子「いや、マグナモンって……」

マミ「前の大戦で倒されたんじゃないの?」

マグナモン「失敬な!俺は死んでねーぞ!!」

QB「…今、データベースにアクセスして確認した。“彼も”つい最近生存が確認されたロイヤルナイツだ」

ほむら「生存が確認されたって…じゃあ、今まで何を……」

マグナモン「よくぞ聞いてくれた!聞くも涙、語るも涙の俺の波瀾万丈の生還劇!!」

ほむら「いえ、別に語らなくてもいいわ」

マグナモン「語らせろ!そもそも俺はなぁ、お前のベルゼブモンのせいで今まで出て来れなかったんだぜ!!」

インプモン「あ?俺?」

マグナモン「昔、お前とオメガモンが戦った時になぁ!!」


――
―――
――――


マグナモン「デュナスモンとロードナイトモンが裏切り、七大魔王が勢力を拡大している今、俺達ロイヤルナイツはこれからどう奴等に対処するかを三大天使も交えて会議を行うぞ!その重要な会議の為の茶菓子等を買いに行くという重要な使命を任された俺様だ!!」

マグナモン「え~と、デュークモンがクロワッサンでエグザモンがペプシとキャラメルコーンでドゥフトモンはマルボロと焼きそばパン。クレニアムモンはコンソメ味のポテチでスレイプモンが赤いきつね。そして、オファニモンは今週号のジャンプでセラフィモンはペンギンクラブだったな」

マグナモン「アルフォースブイドラモンも何か食べたいものがあれば言ってくれれば良かったのに……あいつはいつも遠慮しがちだな!」


ドガァン!ドゴォォォォォン!!


マグナモン「ややっ!?あそこにいるのは我がロイヤルナイツの精鋭オメガモン!しかも七大魔王の一人暴食のベルゼブモンと戦ってるではないか!!」

マグナモン「オメガモン!この俺マグナモンも手を貸すぞ!!」

マグナモン「……何だとぉ!?雑魚ロイヤルナイツとはどういう意味だベルゼブモン!!……え?そんなぁ!オメガモンまで足でまといだから引っ込んでろなんて……」

マグナモン「いや、俺様に恐れをなしてるからそんな事言って避けてるんだなベルゼブモンよ!フッフッフ…よぉし、それならこの金色のマグナモン様の恐ろしさを味あわせてやる!!」

ドッ!

マグナモン「マグナムパンチ!マグナムパンチ!マグナムキィィィィィック!!」

ベシッ!バシッ!バゴォ!!

マグナモン「ワハハハ!どうだ!恐れいったかーっ!!」

ペシッ!

マグナモン「ギャアァァァァァァァーー!!」

バゴォォォォォォン!!

マグナモン(ちっくしょう!よくもやりやがったなぁ!!…あれ?頭が抜けないぞ!?)


ベルゼブモンのチョップに吹っ飛ばされた俺は岩山にめり込み
身動きが取れずにそのまま出る事ができなくなった……


そして、更に……


ドゴドゴドゴォォォォォォォン!!
ガラガラガラ…バコンッ!!


他の七大魔王がオメガモンに総攻撃を仕掛け
その戦いの衝撃で辺りの地盤が崩れ……
俺は長い間地中に埋め込まれたまま過ごした……

――――
―――
――


インプモン「わっかんね、俺知らねーぞ」

ほむら「確か、ベルゼブモンが神名あすみの精神攻撃によって掘り起こされた記憶の出来事よね?」

テイルモン「ええ、マグナモンがパシりにされてね」

ブイモン「パシリじゃない!重要な任務だったんだよな!!」

まどか「それで…ずっと土の中に埋まって閉じ込められて……」

マミ「最近になってようやく出てこれたのね……」

QB「他のロイヤルナイツもイグドラシルもマグナモンはその時のオメガモンと七大魔王の戦いに巻き込まれて死亡したと誤認してたんだ」

杏子「ちゃんと調べろよ!」

QB「いや、データの海から再生されないでどのデジタマからも転生しないから、おかしいとは思ってたんだけど……まあ、マグナモンだからいいかなって」

ブイモン「何がいいんだよ!?」

マグナモン「長かった…長かったぞ……!!何も飲み食いもできず、時の感覚も麻痺してたがな!俺みたいなロイヤルナイツ等の特別なデジモンはパッケトのライフタイムが無限化されてるから寿命制限は無く、死にたくても死ねないし……だからそのうち俺は考えるのを止めようと思ったが…この世界の地形のデータが大きく変わった事により、天変地異が起き、マグナモン様は奇跡の生還を果たしたのだ!!」

テリアモン「地形のデータが変わった?」

ガニモン「ワルプルモン軍のデジモン達が邪悪な力をどんどん付けていく影響でこのデジタルワールド全体に歪みが生じているんだ!」

シャコモン「今やこのサーバ大陸は、フォルダ大陸やファイル島とかの他の土地とゴチャ混ぜになってるんだよ!」

ギルモン「こっちも大変なことになってたんだね……」

テリアモン「でも、そのおかげでマグナモンは出てこれたんだね……」

マグナモン「その通り!復活したマグナモン様がデジタルワールドの歪みと秩序を正してみせるぜぇ!!」

テリアモン「何かロイヤルナイツのデジモンとは思えないお調子者だね」

テイルモン「昔からああなのよ」

ブイモン「お調子者でもそれは実力の自信から来る裏付けなんだよな!これからマグナモンの実力が見れるんだよな!!」

マグナモン「おうっ!復活した俺が早速言い渡された任務は、ロイヤルナイツの名を騙るお前を粛清する事だキングエテモン!!」

ブイモン「いいぞーマグナモン!!」

杏子「何かみみっちい任務だな」

ほむら「ロイヤルナイツなら他にもっとやるべき事があると思うけど」

ブイモン「うるさいよそこ!」


マグナモン「さあ、観念しなキングエテモン!真のロイヤルナイツ金色のマグナモンが相手になるぜ!!」

キングエテモン「マグナモン~?あんたなんてロイヤルナイツのヤムチャ、カツ、コーラサワー、ゴオマ、北条、シザース、琢磨、三原、美樹さやか、レンゲル、裁鬼、ギルバート、スーパースターマン、チャド、クロコダイン、ダイアー、アナスイ的なポジションだったデジモンでしょ!」

さやか「ちょっと待てぇ!何でさり気なくあたしの名前が入ってるぅ!?」

マグナモン「クックック……お前ヤムチャを舐めんなよ。ヤムチャはドラゴンボールのキャラの中ではそりゃ確かに弱い方だ。でもな、他の漫画のキャラでヤムチャに勝てる奴なんてそう滅多にいないだろ?サイバイマンの自爆でやられたヤムチャだって月を破壊できた亀仙人より圧倒的に強くなってるからな。そんだけ、ドラゴンボールの強さはインフレしてるんだからなぁ」

キングエテモン「それがどうしたのさぁ!!」

マグナモン「つまり!並のデジモンである貴様とロイヤルナイツであるこのマグナモン様もそれくらい実力差があるのさ!今お前は人造人間編のヤムチャに挑むルフィの様なもんよ!!」

まどか「それでも、ヤムチャがルフィに勝つって絵はちょっと想像しにくいと思うな」

キングエテモン「なら、見せてもらおうじゃないの!」

キングエテモン『サルしばい!!』

シュゴォォォォ…

マグナモン「なぬっ!」

ヴァイクモン「まずい!またあの変てこ演劇空間に捕われるってばよ!!」

キングエテモン「今回のサルしばいの主役はYOUだよ!!」

マグナモン「ぐわぁ……!!」

シュゴォォォォ…

~アメフト競技場~

ワー!ワー!

まどか「今日は校内対抗アメリカンフットボール大会!そして、いよいよ決勝戦だね!」

さやか「あっ!金色のマグナモンだ!!」

マミ「決勝戦にまで進めたのは彼の守りの要による防御プレイによる成果ね」

杏子「がんばれー!マグナモーン!!」

マグナモン「サンキュー!!」

ほむら「相手チームを率いるのは謎の転校生、星(スターモン)君ね」

スターモン「……」

キングエテモン「がんばってねー!星(スターモン)くぅん!!星(スターモン)君しっかりー!!」

ピピー♪

まどか「試合開始の笛が鳴ったよ!」

スターモン「…!!」バッ!

マグナモン「星(スターモン)君に早くもボールを取られた!!」

スターモン「!!」ダッダッダッダッ

マミ「独走よ!星(スターモン)君が華麗な走りで単独独走していくわ!!」

マグナモン「このまま持って行かせるか!俺が止めてやる!!」

ガシッ!

スターモン「!!」

ほむら「マグナモンが星(スターモン)君を捕まえた!!」

杏子「いいぞぉ!マグナモン!!」

キングエテモン「あぁん!マグナモンのバカバカ!!星(スターモン)君をいじめるなんて!!あーーん!!」

さやか「だけど殺し合いだどー?(だけどこれは試合だぞ)」

ほむら「いいえ、でも抜けたわ!」

キングエテモン「あっ!星(スターモン)君しっかりー!!」

スターモン「エエ”ーイ!!」シュバッ!

マグナモン「あぁ!?」

杏子「すげぇジャンプ力だ!!」

マグナモン「ぐぬぬ…今度こそ止めてやる!!」

スターモン「ウェイ!」バシッ!

さやか「マグナモンがはじき飛ばされた!!」

スターモン「タッチダウン!!」

キングエテモン「ステキだわー!!」

杏子「ちきしょー……」

マグナモン「18対0…あいつ一人で全得点か!!…ちぇっ!チッ!くそぉ……」

さやか「マグナモンが試合に負けて不貞腐れてるよ」

まどか「あ、星(スターモン)君がマグナモンに近づいて……」

スターモン「マグナモン君、たなびたいことがあるんだちょっと」

マグナモン「?」


~工事現場~

マグナモン「何だい、星(スターモン)君?こんな人気の無い工事現場まで連れてきて?」

スターモン「一度でいいから、君のデジメンタルアップ♂するところを」

マグナモン「どうして君が?」

スターモン「憧れているんだ、ロイヤルナイツに!さあ、デジメンタルアップ♂を見せてくれ」

マグナモン「でも…いくら友達でもそれだけは……」

スターモン「だから人目につかないここまで来たんじゃないか。一回きり見せてくれればそれで僕は満足するんだ♂」

マグナモン「でも…みんなが真似すると僕、困るから……」

スターモン「僕絶対しゃぶらないよ♂だから…ね、見せてくれるかい?」

マグナモン「うん…一回きりだからね!」

マグナモン「やあぁぁぁぁぁぁぁ……」バッ

スターモン「馬鹿にしないでくれ、君のはもっと格がいいやつだ」

マグナモン「星(スターモン)君。デジメンタルアップ♂は見せ物でもないし、そんな無闇に使う事は許されないんDA!」

スターモン「そんなぁ…一度くらいいいじゃないかぁ!」

マグナモン「じゃ、僕悪いけど、先に帰るよ!」

スターモン「えぇい!こうなったら無理矢理でも!!」

マグナモン「なっ、何をする!?離せ!離せぇー!!……あっ……!」

スターモン「フッフッフッフ……これがマグナモンのチャージングぼ―」

まどか「って、マグナモンは既にデジメンタルアップしてるでしょ!?」


テイルモン「何よまどか!良い所でまた邪魔して……星(スターモン)君が言うデジメンタルアップはチャージング棒をデジメンタルアップするという事で…つまり、こか―」ダラダラ…

まどか「そんなの知りたくないよ!鼻血垂らしながら解説しないでよ!!」

インプモン「また嫌なもん見せられたぜぇ…おえぇぇ……」

ほむら「何か私達まで役を演じさせられてたし……」

キングエテモン「これであんたも戦う気力を失ったでしょうねぇい!」

マグナモン「何の!俺は黄金の精神を持っているんだ!これぐらいでへこたれないぜ!!」

キングエテモン「そんなバナナ!?」

ブイモン「流石ロイヤルナイツ!マグナモンだぜ!!」

テリアモン「鈍感だから大丈夫だったんっじゃないかな?」

キングエテモン「ふん!なら、直接ボッコボコにするしないなりねぇ!!」

マグナモン「来い!」

ブイモン「いよいよ見れるぞ……マグナモンの力が!」

マグナモン『マグナムパン―』

キングエテモン『キングモンキック!!』

ボギャァァ!!

マグナモン「ぐぇ!!」

キングエテモン「キャーッキャッキャッキャ!さっきまでの威勢はどうしたのかねぇ!?」

ゲシッ!バゴッ!ドゴォ!!

マグナモン「ぐぅ…うぅぅ……」

カオル「もうやられてるじゃん!!」

海香「やっぱ最弱のロイヤルナイツだったのね……」

ブイモン「そ、そんなこと無い!まだ負けてないさ!ほらっ!!」

マグナモン「や…やるじゃないか中々……今度はこっちの番だぜ!!」

マグナモン『マグナムキック!!』ドッ!

キングエテモン「ヒラリとかわす」

マグナモン「うおっ!?」

ドザァ!


キングエテモン「ギャハハハ!転けて自爆したわね!!」

ティラノモン「カッコ悪い……」

ブイモン「カッコ悪いって……うぅぅぅ…やっぱりマグナモンはあんなデジモンだったのかよぉ……みんなに馬鹿にされて……」

まどか「わたしは馬鹿にしないよブイモン……ほら、見て」

マグナモン「くぅ……!」フラッ

キングエテモン「まだ立ち上がるのぉ?」

まどか「どんなに躓いて転んでも、何度でも立ち上がる諦めない心……」

さやか「あれがマグナモンのロイヤルナイツとしての誇り…黄金の精神!」

まどか「わたしとの約束を諦めなかったほむらちゃんと一緒だね」

ほむら「…え?いや、え…ええ……そうねまどか……(正直あまり一緒にされたくないような……)」

キングエテモン「ふん!今度は地面の中じゃなくて、お墓に埋まって本当に死ぬのよ!そして、あんたの代わりに俺がロイヤルナイツになってやるなりよ!!」

マグナモン「なろぉ…!!」

杏子「このままじゃマグナモンがマジで殺られるぞ!!」

ブイモン「さやか!俺…マグナモンを!!」

さやか「うん!行ってこいブイモン!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモンワープ進化ぁぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


UFブイドラモン「はぁ!!」

ドガッ!

キングエテモン「ウキャッ!?」

UFブイドラモン「大丈夫かマグナモン?」

マグナモン「お…お前……アルフォースブイドラモン!?」

UFブイドラモン「ああ!」

マグナモン「たっくよぉ…相変わらずお前はお節介が過ぎるぜ……」



――
―――
――――
―――――

デュナスモン「おい、マグナモン!〇ァミマで〇ァミチキ買ってきてくれよ!!」

ロードナイトモン「美しい私は午後の紅茶ロイヤルミルクティーを所望しよう」

マグナモン「それは任務か?」

デュナスモン「おう!お前にしかできない大事な任務だ!」

ロードナイトモン「プッ!クククク……」

マグナモン「よし、それなら任せておけ!」

UFブイドラモン「お前ら!コンビニくらい自分の足で行ったらどうだ!!」

デュナスモン「チッ……」

ロードナイトモン「邪魔立てを……」

UFブイドラモン「マグナモンも嫌なら嫌ってはっきり言えよな!!」

マグナモン「何言ってるんだよアルフォースブイドラモン?俺は任務を与えられただけだぜ?」

UFブイドラモン「お前は騙されてるんだって!!」

マグナモン「それになぁ、〇ァミマで買い物する時このGE〇の会員カードを出せばポイントが付くんだぜ?ポイントは俺が貰ってもいいんだよな?」

UFブイドラモン(…マグナモン…GE〇のカードは〇ーソンで……〇ァミマは……〇SUTAYAだ!!)

―――――
――――
―――
――



マグナモン「ホントお節介だったぜ…俺一人でできる任務なのに毎回毎回わざわざ気にかけて……」

UFブイドラモン「だからそれは任務じゃなくってタダのパシリだよ!!」


まどか「……ま…まあ、ブイモンが何でマグナモンの事であんなにムキになるのかわかった気がするかな……」

ほむら「デジタマに戻る前からの因縁で……」

マミ「ダメな子を放っておけない子だったのね」

杏子「テイマー共々にな」

さやか「ちょっとソレどーゆー意味よ杏子!!」

キングエテモン「また本物のロイヤルナイツ……ッ!!」

UFブイドラモン「マグナモンをタップリ可愛がってくれたお礼はタップリしてやるぜキングエテモン!!」

マグナモン「だーかーらー!これは俺の任務だって言ってんだろ!!」

キングエテモン「弱っちい癖に何意地張ってんのよ!二人一緒に来なさぁい!!」

マグナモン「何ぃ!?」

UFブイドラモン「偽物のロイヤルナイツが本物のロイヤルナイツ二人を目の前に自信有り気だな!」

キングエテモン「マグナモンには効かなかったけど、あんたはどうかしら?」

キングエテモン『サルしば――』

さやか「悪いけど!今度の芝居はあたしの脚本で行かせてもらうよ!本物の正義の味方が悪を倒すシンプルな脚本の芝居にね!!」シュバッ

さやか『カードスキャン!ボルケーモン、ビックバン・タックル!!』

UFブイドラモン「うおおあおぉぉ!!」ダッ!

ドゴォ!!

キングエテモン「ぐげぇ……タックルなんかをマトモに喰らって俺のサルしばいをキャンセルされた……」

UFブイドラモン「そして芝居と言ったら歌だろ!!」

UFブイドラモン『ビックバン・ボイス!!』

ボエェェェェェェ!!

キングエテモン「ぎえぇ!耳が……耳がぁ!このぉ!エテモン族のライバルボルケーモンのカードを使うとは小癪な!!」

マグナモン「俺にもやらせろぉ!!」

マグナモン『プラズマシュート!!』ドドドドドッ!

ドゴォォォォォォォォン!!

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』

ザンッ!!

マグナモン『マグナムキック!!』

ゲシィ!!

キングエテモン「イギャァン!!」


ほむら「良い連携ね」

さやか「あの二人もしかして昔から一緒によく戦ってたとか?」

テイルモン「ええ、ダメダメなマグナモンをアルフォースブイドラモンがフォローする感じでね」

さやか「ああ…そう……」

テイルモン「でも、マグナモンと共に戦う時……何かを守ろうとする時のアルフォースブイドラモンが一番力を発揮してたのよ」

まどか「友達であるマグナモンやパートナーのさやかちゃんを守るためだね」

さやか「へへ……」

杏子「いやぁ…足手まといがいるから必死になる感じだろ」

さやか「うっさい」

キングエテモン『ダークスピリッツキングス!!』ジュバッ!

UFブイドラモン『テンセグレートシールド!!』

ズバァン!

キングエテモン「ぎぎっ!?」

UFブイドラモン「無駄だ!!」

キングエテモン「どっちかというとあんたの方が守りの要なんじゃないの!?」

UFブイドラモン「トドメだ!行くぞマグナモン!!」

マグナモン「アイアイサー!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

マグナモン『エクストリーム・ジハード!!』

キングエテモン「う…ウキャアアァァァァァーッ!!!」

ドガアァァァァァァァァン!!

マグナモン「どうだ見たか!これが本物の……」

UFブイドラモン「ロイヤルナイツの力だ!!」


ゆま「やったー!これでゴマモンの村も守られたんだね!」

ヴァイクモン「オイラの力で守りたかったけどな……」

キングエテモン「ぐぅぅぅ…お、お前ら……後悔するぞ……俺を倒した事を……」プスプス…

UFブイドラモン「何!?」

キングエテモン「お、俺は…ワルプルモン軍のデジモンじゃあ…ないんだぜ……俺がいなくなったら…また奴等が……ウギャッ!!」

ズバァン!

杏子「どういう意味だ!?」

ガニモン「キングエテモンがこの村のボディーガードをしているのは本当だったんだ」

シャコモン「“奴”もキングエテモンと争ってこの村の海が荒れるのを避けたかったみただし……」

マミ「“奴”って……?」

ガニモン「オリンポス十二族……海神ネプトゥーンモン!!」

まどか「オリンポス十二神!?」

ザバァーン!

さやか「海からデジモンが!!」

ネプトゥーンモン「フハハハ!邪魔なキングエテモンを倒してくれた事には感謝するぞマグナモンよ!!」


“ネプトゥーンモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二紳族の1体で、すべての海生デジモンを治める海神デジモン
ネプトゥーンモンの体を覆うスケイルメイル(鱗鎧)は機動力・スピードに優れる
「ブルーデジゾイド」化されたクロンデジゾイドでできており
海中を恐るべき速度で移動することが可能である
超深海に建設された「アビスサンクチュアリ(深海神殿)」を居城としており
超深海の水圧に耐えられるものだけが「アビスサンクチュアリ」に入城することができる
必殺技は、思念を持つ槍「キングスバイト」を打ち出す『ボルテックスペネトレート』と
すべてのものを飲み込む極大津波『ウェーブオブデプス』



UFブイドラモン「オリンポス十二神って……そんなデジモンがこの村を襲ってたのか!?」

テイルモン「オリンポスの中にはワルプルモンに付いている奴もいるって前にも話したはずよ!!」

ネプトゥーンモン「デジタルワールドの海は総て海の神である私のモノ……美しい海が隣接するこの村は私の領土とし、リゾート地にしてやる!!」

UFブイドラモン「なら、お前もキングエテモンと同じ様に倒すだけだ!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

ネプトゥーンモン「キングエテモンには“サルしばい”という厄介な技があったから手を出せずにいたが……」

ネプトゥーンモン『キングスバイト!!』

ザシュゥゥゥン!!

UFブイドラモン「ぐわぁぁぁ!!」

さやか「アルフォースブイドラモン!!」

ネプトゥーンモン「そういった技を持たない正攻法だけで来るデジモンになら私は負けないのだよ!何故なら私はロイヤルナイツと同格の力を持つオリンポス十二神だからなぁ!!」

インプモン「野郎ぉ!なら、俺達も相手に…!!」

ネプトゥーンモン「プクモン達よ!!」

ザバァン!

マミ「また海からデジモンが!!」

プクモン達『ニードルスコール!!』

シュババババババッ!!

ギルモン「うわぁ!」

プクモン「はいはい、ゴーメンなさいよー!!」


“プクモン”

究極体 突然変異型 ウィルス


英国一の最強ハッカーが、自らの持てる知識を全て注ぎ込んだコンピュータウィルスが突然変異をおこし
誕生した英国産のパンクスデジモン
サイズは小さいが、デジタルワールドでも1、2を争う反抗的性格
自分より相手が強かろうが弱かろうが喧嘩を売らずにはいられない
基本的には殴り合いで決着をつけるのが流儀だと考えているが
最終兵器としてクロンデジゾイト製のメタルヘッドから超硬度のトゲを一斉に飛ばす必殺技『ニードルスコール』を持っている



まどか「小さいけど究極体だよ!!」

杏子「しかもまた大群の数で来るパターンか!!」

プクモン「進化させる隙は与えないけどゴーメンなさいよ!!」

ほむら「くっ…!!」

ネプトゥーンモン「さて、まずはアルフォースブイドラモン。君から消えてもらうが……命乞いだけはするなよ?時間の無駄だからな」

UFブイドラモン「マ…マグナモン!!」

マグナモン「お…俺の任務はあくまでロイヤルナイツを騙るキングエテモンを倒す事だから……」




?「バッキャロー!!」


ドゴォ!!



マグナモン「うぇっ!?」

?「お前それでもロイヤルナイツか!?自分より強いデジモンが目の前にいるからって逃げそうとするなんて!!」

マグナモン「ほ…ほんのちょっとした冗談だよ!ロイヤルナイツである俺が逃げ出すだなんて…しかも親友を置いて……って、誰だお前!?」

?「そこまでにしておいてやれ、ハックモン」

マグナモン「あーーっ!お前も生きてたのかぁ!!?」

杏子「次から次へとデジモンが……」

まどか「あ…あのデジモンは!?」

QB「ロイヤルナイツ、拳撃の騎士ガンクゥモン!!」

ガンクゥモン「フン!」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ…実は昨日PS3を買ってきたんじゃ……」プルプルプル…

ダルクモン「はぁ?PS4が発表されたのに今更!?」

バルバモン「だって、夏に出るジョジョのために買っておきたかったんじゃもん!それに昨日発売じゃったガーネット・レッドのPS3じゃもん!」ガタガタガタ…

ダルクモン「はぁ…新色の本体ですか……」

バルバモン「デジモンもPS3で何かソフト出せばよかったのにのぅ…アニメのデジモンオールスターで……例えばデジモン無双とか……」カクカクカク…

ダルクモン「ディアボロモンの大群をバッタバタ薙ぎ倒すオメガモンを操作とか壮快ですね」

バルバモン「デジモンVSエクストリームなんてどうじゃろう……それに超銀河BOXを付けた限定版なんて……」ブルブルブル…

ダルクモン「02だけハブられる事はないですよね?Ⅱだけに」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『修行デジモン?ガンクゥモンとハックモン!』

ダルクモン「ま、あたしはWiiUでマリオやってますけどね」

バルバモン「あ…本当にソニー派とかそういうのなかったのね……」カタカタカタ…

ダルクモン「スマブラにデジモン出ないかなー」

バルバモン「無いじゃろ…バトルクロニクルやってなさい……」ガタガタガタ…

ダルクモン「〇カチュウにガイアフォース撃ちかますウォーグレイモンとか面白そうでしょ?」

バルバモン「そういう発言しちゃダメっ!!!」


今回はここまで
ここはお前の日記帳かよという感じですが
PS3を今更買いました
ソフトはEXVSとマクロス
というわけでこれで遊ぶから来週はお休みになるかもしれません…
そして今回羅列したキャラのファンの方ゴメンナサイ!
みんなヘタレだけど良いとこ持ったキャラだよね!!

ではまた

なんというキチデジ回だった

私もマクロスとジョジョのためにPS3買った

ユウスケクウガもマグナモンポジだな。
私はスパロボの為に買いました。

私は雷電とサイボーグ忍者のために

乙でした…ってセラフィモンwww個人的には山賊版が好きですwww

あとコーラサワーさんは何だかんだで勝ち組だと思うの


橘さんが入ってないって思ったけどやる時はやるよね
テイルモンがジョジョでどんな妄想をしているか気になる
もしかしたらスト様の手紙出したのテイルモンかもしれないな
俺はバトオペのために買った


三原って確かに最初はヘタレだけど後半結構活躍してた様な…
援護射撃とか援護射撃とか援護射撃とかで


そういえば今日リデジ特価になってたから買ったけどなんやかんやでジオグレイモンに進化した
攻略するのに便利な>>1のお勧めデジモンは何?

おはようございます

>>176
はじめてチャー研を見た時
頭の中にダイナマイトより謎の美少年の方に爆笑した>>1です

>>177
ライジングアルティメットとか共通点が多いですね
金色だし味方の時は微妙な強さなのに敵だと厄介なとこも……
って、マグナモンって敵の時も強かったっけ……?

>>178
某MADぐらいしか知識無いっす>>1

>>179
不死身ですからね
そしてタイキと同じ声の大佐をゲットだからヘタレだけど勝ち組

>>180
あーん!レオ様が死んだ!

レオさまよいしょ本&レオさまF.Cつくろー!って思ってたのに…
・゚・(ノД`)・゚・うっうっう…ひどいよお…ふえーん!!
この間「今、時代はレオモンだ!」の葉書きを出してまだ2週間じゃないですか!
どーして、どーして!?あれで終わり!?嘘でしょ!?
信じられないよおっあんなベルゼブモンごときに殺られるなんてっ!! 無印レオモンと差がありすぎるわっ!!
生き還りますよね?ね?ね?
……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・
私はあのおそろしく鈍い彼が(たとえ歩く死亡フラグでもさ!ヘン!)大好きだったんですよっ!!
レオさまあっ!死んじゃ嫌だああああああっ!!
脚本家のカバッ!!え~ん・゚・(ノД`)・゚・

レオモン「くすん…レオモン薄命だ…」


P.S タカト君はジェンとくっつきすぎだ!!


テイルモン「……以上、東京都新宿区にお住まいのJ,Kさんからのおたよりでした」

テイルモン「普通の腐は花京院を受けにさせるだろうけど、私は敢えて逆に攻めにさせる。ブタの逆に鮭を食べるように」

>>181
援護射撃だけじゃん!
555枠は琢磨君だけでよかったかな
あとカブト枠は影山でフォーゼ枠は橘さんの代わりに校長を入れるべきだったか?


>>182
う~ん…特にお勧めできるほどやりこんでませんからねぇ
先週も言ったけどパスワードでアイテム出してさっさとラスボス倒したし
とりあえずトレーニングする前に強い技を覚えさせておくほうがいいと思います
因みに>>1も初成熟期はジオグレイモンだった

投下


まどか「あのデジモンも……ロイヤルナイツなの!?」

QB「拳撃の騎士ガンクゥモンだ」

ガンクゥモン「…ふん」


“ガンクゥモン”

究極体 聖騎士型 データ

聖騎士型デジモンで「ロイヤルナイツ」を継承されたデジモン
デジタルワールド最南西部に居を構えるとされているものの、同じ場所に留まることは稀で
次代を担わせるハックモンを連れ、デジタルワールドの各地を旅しながら異変や混沌の兆候を潰して回っている
存在を見せることが少ない他のロイヤルナイツとは違って現地に降り立って活動しており、気心知れたデジモンも数多くいる
自身のロイヤルナイツとしての称号をハックモンに継がせるべく過酷な試練を与え
道中もシスタモン姉妹にハックモンの鍛錬を任せている
頑固な性格故に厳しくハックモンに接するその態度は
他のロイヤルナイツに負けない一人前になってほしいとする優しさの裏返しである
ガンクゥモンには身体から浮き出す〝ヒヌカムイ〟が常にいて、言葉は出さないが問答無用で手を出す
必殺技は、誰彼かまわず口答えをする者を思いっきり殴る『鉄拳制裁』
ガンクゥモンの怒声『地神!神鳴!神馳!親父!』で〝ヒヌカムイ〟が天誅を下す
さらに地面をクロンデジゾイド製ちゃぶ台ごとひっくり返す『ちゃぶ台返し』があり
ちゃぶ台に乗った地面もクロンデジゾイド製の硬度となる
〝ヒヌカムイ〟自身も成熟期からの進化過程にあり、そのパワーが覚醒した時
敵と認知されたいかなるデジモンも存在しえないとされている


杏子「……強いな、アイツ」

ほむら「ええ、静かで殺気は感じないけど、近づいた瞬間に打ちのめされそうな闘気を常に纏っているわ……」

さやか「偽物のキングエテモンや裏切り者のロードナイトモンのデュナスモン!最弱のマグナモンにそして、あたしと杏子が育成中のアルフォースブイドラモンとデュークモン!これらのロイヤルナイツとはまるでオーラが違う!!」

マミ「あれが古来より存在したロイヤルナイツとしてのデジモン……!!」

マグナモン「ガンクゥモン!お前も生きていたのかよ!?」

ガンクゥモン「我ながら情けない事に長い間お前と似たような状況だったがなぁ…」

マグナモン「情けない言うなっ!!」

ネプトゥーンモン「フッ…フフフッ!ガンクゥモンよ!いくら貴様が加わったところでオリンポス十二神のこの私ネプトゥーンモンとプクモン軍団に対抗できるのかな?しかも我々のホームグラウンドと言うべき海があるこのエリアで!!」

プクモン「ネプトゥーン様強すぎてゴーメンなさいよー!!」

ガンクゥモン「やれやれだ。お前達程度……俺が出るまでもない」

ネプトゥーンモン「何!?」

ハックモン『フィフスラッシュ!!』

ズバッ!ザシュッ!!

プクモン「ふぐぅ!?」

インプモン「あ、さっきマグナモンをぶっ飛ばしたデジモン……」

ガンクゥモン「この戦場に来たのもこいつ……ハックモンの修行の一環に過ぎん……」

ハックモン「お前達ぐらいオレだけで十分だ!!」


“ハックモン”

成長期 小竜型 データ

クールホワイトに輝く小竜型デジモン
自由気ままで束縛を厭い、冒険を好む生き方はガンクゥモンのDNAによるものであろう
ガンクゥモンの課す過酷な試練にも悠然と立ち向かっていく
血筋からの戦闘センスのよさと、お目付け役のシスタモン姉妹の鍛錬により、敵が完全体であろうとも互角以上の戦いをする
俊敏さを活かした接近戦を得意とし、強靭の爪で相手を切り裂く『フィフスラッシュ』
尻尾をドリルのように回転し突っ込む『ティーンラム』
また牽制にも使える『ベビーフレイム』を口から吐く
歴戦を潜りつつガンクゥモンのようなロイヤルナイツになる夢を目指す


海香「ハックモン?」

ワイズモン「初めて見るデジモンだ、興味深い……」

カオル「ちょっとちょっとちょっと……デジモンアナライザーには成長期ってデータが出てるじゃないのあのデジモン!!」

ピヨモン「それで究極体のプクモンの群れに向かって行くなんて無茶すぎよ!!」

ガンクゥモン「…俺と共に鍛えてきたハックモンを甘くみない方がいいぞ」

ハックモン『ベビーフレイム!!』ボッ!

プクモン「アグモンと同じ技?そんな成長期の技なんかで俺達を焼いてフグ料理にする事はできないよ!ゴーメンなさいねー!!」

サッ

ハックモン「ベビーフレイムはただの牽制……オトリだ!!」

プクモン「!?」

テリアモン「いつの間にプクモンの背後に!!」

ハックモン「それに俺はフグは焼くより刺し身にして食べたいからなぁ……!!」

ハックモン『ティーンラム!!』

ギャルゥゥゥゥゥン!!

プクモン「プギャーーッ!!」

ハックモン「どうだ!!」

ギルモン「スゴイなぁあのデジモン……」

杏子「成長期なのに究極体デジモン相手に物怖じせず立ち向かって行くなんて……!!」

?「ガンクゥモンとアタシ等が直に鍛えたデジモンだ。アンタ等テイマーの生ぬるい育成とは違うのさ!」

杏子「何だお前ら!?あのデジモンのテイマーか!?」

ギルモン「ちがうよ杏子、この娘たちデジモン!デジモンのニオイするもん!」

ほむら「人型デジモン?」

まどか「あなた達は?」

シスタモンB「こんにちは、わたし達はガンクゥモンと共に旅をするシスタモン姉妹だよ」

シスタモンN「アタシはシスタモン・ノワール。こっちは妹のブランだ」


“シスタモン・ノワール”

成熟期 パペット型 ウィルス

頭の黒猫の形をしたクロブークを被っている修道女のデジモンで、シスタモン ブランとは姉妹の間柄である
とても陽気な性格で天真爛漫な振る舞いから場を和ませる
ガンクゥモンよりハックモンの面倒を言いつかり、ガンクゥモンの旅に同行しながらハックモンの訓練をしている
ただシスタモン ノワールは鍛錬半分・遊び半分で取り組んでおり、ハックモンが悲痛な言葉をだしても笑い飛ばしながら銃口を向ける
その昔、妹のブランとともに路頭に迷い力尽きようとしていたところをガンクゥモンに助けられた過去を持っている
“アンソニー”と呼ばれる銃を両手に持ち、必殺技には乱れ撃ちの『ミッキーバレット』と
一直線に弾丸を2連発する『ブレスファイア』
さらに妹と動きを合わせて敵を仕留める『グランドシスタークルス』がある


“シスタモン・ブラン”

成長期 パペット型 ワクチン

白うさぎを被ったような女の子型なデジモンで、姉にシスタモン ノワールがいる
姉のノワールとは対照的でやや引っ込み思案で、いつも姉の後ろに隠れていることが多い
姉同様にハックモンのお世話をしており、警護もこなしている
ガンクゥモンの依頼を忠実に行おうとハックモンとの鍛錬に力を貸すが、姉の暴れっぷりに引き気味になることがしばしばである
ガンクゥモンには姉とともに助けられた恩に報いるため、ハックモンのお目付け役に全力で取り組んでいる
武器に持つ三又の槍“クロスバービー”は相手を貫く『ディバインピース』の攻撃面と
石突きを地面に突いて起こす波動『プロテクトウェーブ』で身を守る防御面、両方を兼ね備えている
さらに姉との連携技『グランドシスタークルス』がある


さやか「コスプレ少女にしか見えないけど……うん、確かにデジモンだ。この子達はれっきとしたデジモン…何となく確信が持てる……(マサルダイモンと違って)」

ゆま「二人は姉妹なんだぁ」

シスタモンN「ガンクゥモンには野良犬以下の暮らしをしていたアタシ等姉妹を救ってくれた大恩がある……」

シスタモンB「そのガンクゥモンの願い…自分のロイヤルナイツの座を継がせる為にハックモンを鍛える事にわたし達も協力してるんだよ」


ほむら「あのデジモンをロイヤルナイツに?」

マミ「ロイヤルナイツの座って継承したりできるものだったのね……」

インプモン「ま、俺の七大魔王の座がニセモン野郎に取られてるわけだし継がせるとかも有りなんだろうぜ」

テリアモン「じゃあ、リストラもあるんじゃないの~?」

テイルモン「その場合対象はやっぱ……」

UFブイドラモン「マグナモンと言おうとしてるな?マグナモンがリストラ対象になるって言う気だな!?」

マグナモン「おいおい、アルフォースブイドラモン。俺はロイヤルナイツの守りの要だぜ?そんな俺様の首が切られるわけないだろ?」

さやか(あの危機感の無さ…ある意味羨ましいかな……)

シスタモンN「だから、アタシ達が鍛え上げたハックモンは進化レベルとか関係なく戦え―」

インプモン「いや、流石に究極体相手はキツイみてーだぜ?」

プクモン「中々鋭いシッポドリルだが俺達を刺し身にするには切れ味がたりないよ!!」

ドガッ!バギィ!!

ハックモン「ぐっ…ガンクゥモン……!!」

ガンクゥモン「やれやれ……」

シスタモンN「ゴルァ!ハックモン!その程度で何へこたれてんだこのタマナシヘナチンがぁ!!」

さやか「たまな…っ!?」

シスタモンB「完全体はともかく、究極体相手はまだ早かったみたいだよ姉様」

テリアモン「完全体相手なら大丈夫なんだ……」

まどか「助けてあげないの!?」

シスタモンN「これはアイツの修行だと言ったはずだよ、余計な手出し無用だ」

プクモン『ブリテンパンチ!!』

バゴォン!

ハックモン「ぐあぁ!!」

まどか「手出し無用って…このままじゃ……テイルモン!」

テイルモン「しょうがないわね」

ほむら「私達も行くわ」

杏子「ああ!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化!煌めく運命ラピッドモン!!―



杏子『って、マミ!セントガルゴモンじゃなくて金のラピッドモンで行くのか?』

まどか「そのデジメンタル…一回使っただけじゃ消えなかったんですね……」

マミ「こっちの進化だとデジソウルも使わないし、それに…お父さんからの贈り物だからこれからも有効に使わせてもらうわ!」

ラピッドモン「そゆこと!」

マグナモン「金色のアーマー体同士、仲良くしましょう」

ラピッドモン「結構です」

マグナモン「そう遠慮せずに」

ラピッドモン「結構です」

さやか「アルフォースブイドラモン!まだまだ行けるね?」

UFブイドラモン「ああ!さっきネプトゥーンモンから受けたダメージもアルフォースの治癒力でとっくに回復してる!!」

ベルゼブモン「っしゃあ!まずはプクモン軍団から蹴散らしてやるぜ!ほむら、ベヒーモスを出してくれ!!」

ほむら「わかったわ!」スポッ

ブロンブロンブロオォォォォォォン!!

ドガッ!ドゴオォォォン!

プクモン達「ギャアアアーーッ!!」

杏子『行くよ、デュークモン!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ズババババシュンッ!!

オファニモン『エデンズジャベリン!!』

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』

ドガァン!ドゴォォォン!!


シスタモンN「アイツら…ハックモンの鍛錬なのに余計な真似をしてくれるじゃないのさ……」

ガンクゥモン「やれやれ……」

ハックモン「デュークモンにアルフォースブイドラモン…すげぇなぁ……あれがロイヤルナイツの実力なのか!!…俺も修行を積んであんな風になってみせるぞ……!!」

プクモン『ニードルスコール!!』

プスプスッ!

マグナモン「痛痛っ!生身の部分に針を刺してくんじゃねぇ!!あっ、痛い!!」プスッ!

シスタモンB「あっちのロイヤルナイツは悪いお手本だからねハックモン」

ハックモン「うん、わかってる」

プクモン達『ニードルスコール!! 』シュババババババッ!

オファニモン「クリスタルでガード!!」ガキィン!

ベルゼブモン「俺はダブルインパクトで全部撃ち落とすぜ!!」バキュバキュゥン!

ハックモン「ベルゼブモンやオファニモンも強いなぁ…あいつらもテイマーに鍛えてもらったんだろうな修行して……」

ガンクゥモン「……まだまだだな」

ハックモン「え?あれでなのか?ガンクゥモン……」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

シスタモンN「あれがオリンポスのウルカヌスモンが作ったベレンヘーナか……アタシの“アンソニー”程じゃないが良い銃じゃないか」

ほむら「ふぅん。そこまで言うのなら見せてもらおうかしら、あなたの銃を……」

シスタモンN「な、何だお前!?って、いつの間にアタシのアンソニーを取りやがったんだ!?」

ほむら「なるほど、他のデジモンの銃と違って小型で扱いやすそうね。よかったらこのアスタモンのオールサモンと交換しない?」

シスタモンN「するかよ!返せ!!」

まどか「またほむらちゃんの悪い癖が……」

ネプトゥーンモン「貴様だけどっしりと腰をおろして高みの見物か?ガンクゥモンよ?」

まどか「ネプトゥーンモン!!」

ガンクゥモン「今日の俺はハックモンの鍛錬を見守るだけだ…言わば授業参観に来た父親の気分だ……行け、ハックモン」

ハックモン「えぇ!?」

シスタモンB「プクモンの群れでもダメだったのにオリンポス十二神相手にさせるのは無茶振りしすぎだよガンクゥモン!!」

ネプトゥーンモン「この問題はお子さんには答えられないから保護者の方に答えてもらいましょうか……だ。立て、ガンクゥモン!!」

ガンクゥモン「やれやれだ……」

ネプトゥーンモン「来る気は無いのか……なら、こっちは遠慮無く行くが……命乞いだけはするなよ?時間の無駄だからなぁ!!」


まどか「ガンクゥモン!オファニモンこっちに来て!ネプトゥーンモンが!!」

ネプトゥーンモン『ボルテックスペネ―』

ガンクゥモン『鉄拳制裁!!』

ガンクゥモン「オラぁ!!」

ボゴォン!!

ネプトゥーンモン「ぶぼぉ!?」

ほむら「速い……そして、重い拳!!」

マミ「あれがガンクゥモンの拳撃!!」

ガンクゥモン「これで終わったと安心するなよ?俺が手を出すと“こいつ”も暴れたがるからな……!」

ゴゴゴゴゴ……!!

さやか「ガンクゥモンの体から何か出てくる……!?」

ゴゴゴゴゴ……!!

ヒヌカムイ「……」ゴゴゴゴゴ……!!

マミ「あ…あの竜の形をしたオーラは……!?」

QB「ガンクゥモンの闘気がデジモンに近いデータに変化したものと言われている“ヒヌカムイ”だ」

ヒヌカムイ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」


ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!

バゴォン!!


ネプトゥーンモン「ぶぎゃあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」

プクモン「ネ…ネプトゥーンモン様あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さやか(……スタンド?)

バシャーン!

まどか「ネプトゥーンモンが海の中へ落ちた!!」

ガンクゥモン「…あとはお前達に任せた」

杏子『よ、よし…追うぞデュークモン!!』

オファニモン「待って!奴は海神を名乗るデジモンよ!」

ほむら「それを海の中まで追うのは相手の思う壷ね……」

ガンクゥモン「…いいから、とっとと行かせな!」

ヒヌカムイ「オラァ!!」

バゴォ!

ベルゼブモン「うおおおぉぉぉぉ!!?」

バシャーン!

ゆま「デジモン達がみんな海の中にふっ飛ばされちゃったよ!?」

さやか「何するのよ!?」

ガンクゥモン「お前達のデジモンも少しは鍛えてやろうと思ってな」

プクモン「俺達も追うぞ!!」

バシャンッ!

まどか「プクモン達も海の中に……!」


~海中~

ベルゼブモン「い…息ができねぇ……!!」ゴポポ…

UFブイドラモン「こりゃ早いとこ決めないとこっちが持たない……!!」

ゴポォ…

マグナモン「水中でのオナラは危険すぎだから嗅がない方がいいぞ」

ベルゼブモン「何すんだテメェ!!」

ネプトゥーンモン「クックックック…ようこそ、私の独壇場へ!馬鹿な奴等め!わざわざ自分達の不利な海中にまで追ってくるとは!!」

ラピッドモン「こっちだって追いたくて追ってきたわけじゃ……」

オファニモン「でも、奴はガンクゥモンから受けたダメージが残ってるし、数ではこっちが有利だから行けるわ!!」

ザボォン!

プクモン「数は相変わらずこっちが有利でゴーメンなさいよー!!」

オファニモン「くっ…!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

UFブイドラモン「いくらでも来い!みんな刺し身にしてやるぜ!!」

ネプトゥーンモン「刺し身になるのは貴様等だ!!」

ネプトゥーンモン『ボルテックスペネトレート!!』シュバッ!

UFブイドラモン「そんな槍ぐらい直ぐに叩き落としてやる!!」

ガキィン!

UFブイドラモン「どうだ!」

オファニモン「油断しないで!!」

UFブイドラモン「え?」

グサァ!

UFブイドラモン「ぐ…が……!!」ゴポォ…

デュークモン「アルフォースブイドラモン!?」


ラピッドモン「そんな!槍は叩き落としたのに何で刺さってるの!?」

ネプトゥーンモン「我が槍キングスバイトは思念を持つ槍!いくら叩き落としても逃げ回っても相手に突き刺さるまで遅い続けるぞぉ!!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』

シュバッ!

ネプトゥーンモン「そんなもので防ぎきれるかぁ!!」

ガキィン!!

オファニモン「しまった…きゃあ!!」

ズバァン!

ベルゼブモン「何処までも追ってくんならよぉ……それを逆に利用してやるぜ!ベヒーモス!!」

ブロンブロンブロロォォォォォン!!

マグナモン「海の中でバイク!?」

ベルゼブモン「俺のベヒーモスは水中でもこのスピードだ!どうだ?追えるもんなら追ってきてみやがれ!!」ブロンブロォォォン!!

ネプトゥーンモン「無駄だ!キングスバイトからは逃れられん!そして、バイクの排ガスで海を汚すな!!」

ブロォォォォォン!!

ネプトゥーンモン「キングスバイトは何処までも追跡する……っ!!」

杏子『駄目だ!ベルゼブモンも串刺しにされる!!』

ベルゼブモン(……今だ!!)

ブロォォォォン!!

ネプトゥーンモン「ぐっ!?排ガスで周りが見えん……っ!!」

杏子(そうか!ギリギリのとこでかわして、ネプトゥーンモンに槍を突き刺して自滅を誘う気だな!排ガスを煙幕にしてまで……ベルゼブモンにしては頭を使ってるじゃん!!)

ベルゼブモン「自分の槍でくたばりな!!」

ネプトゥーンモン「!!」

ガシッ!

プクモン「え?」

グサァ!!


ラピッドモン「やった!?」

プクモン「あ、あ…あ……ネプトゥーンモン様……」

ベルゼブモン「!? 野郎!槍が刺さる寸前に自分の部下のプクモンを盾にしやがったのか!!」

ネプトゥーンモン「少なめの脳味噌で考えた策だったようだが……このネプトゥーンモンがこんな浅知恵に引っ掛かると思ったか!ましてや自分の槍に突き刺さるようなマヌケだとっ!!」

ベルゼブモン「畜生っ!!」

ネプトゥーンモン「さあ、プクモン達よ!奴等を仕留めろ!!」

プクモン達「……」

ネプトゥーンモン「何だ?自分達の仲間を盾にした事が気に入らんか?この海神ネプトゥーンモンは総ての海を統べるデジモンだぞ!!海のデジモンの命は皆私の為にあるっ!!」

杏子『その思い上がりは確かに神様級だな!!』

デュークモン「ネプトゥーンモン!海は生命の源……それはデータが海の様に溢れるデジモンとて同じ事!貴様の様な生命の重みを知らぬ者が海の神を名乗るなど……このデュークモンは絶対に許さない!!」

ネプトゥーンモン「ならば貴様らの生命、全てデータの海へ還してくれるわぁ!!」

ネプトゥーンモン『ウェーブオブデプス!!』

ズオオォォォォ…!!

ラピッドモン「渦…巨大な渦だ!!」

ベルゼブモン「あんなのに飲み込まれたらひとたまりもねぇぞ!!」

オファニモン「あの渦はほんの前兆にすぎないわ!ネプトゥーンモンのウェーブオブデプスは全てを飲み込む大津波を起こすのよ!!」

UFブイドラモン「じゃあ、陸にいるさやか達も無事では済まないって事か!?」

プクモン「そ…そんな!ネプトゥーンモン様!それじゃあ俺達まで!!」

ネプトゥーンモン「全てを私の津波で洗い流す!貴様等も!選ばれし少女も!陸の村も!洗い流した村の跡にリゾートネプトゥーンモンランドを設立し、ルーチェモン様達をご招待だぁ!!」


ヴァイクモン「オイラの村にそんな事させて……たまるかってばよ!!」

杏子『ヴァイクモン!?お前、キングエテモンにやられたダメージは……』

ヴァイクモン「オイラだって海のデジモンだ!これぐらいの渦ならまだ!!」ドッ!

ネプトゥーンモン「馬鹿め!自ら渦の中へ突っ込んでくるとは!!」

ズバババババババッ!

杏子『渦でヴァイクモンの体が切り裂かれてるぞ!!』

ヴァイクモン「これぐらい……村が受けてきた痛みに比べれば!!」

ズオッ!

ラピッドモン「渦を突破してネプトゥーンモンに接近したよ!!」

ネプトゥーンモン「何!?だ…だが、貴様なぞキングスバイトの餌食にしてくれるわ!!」

ネプトゥーンモン『ボルテックスペネトレート!!』シュバッ!

ヴァイクモン『ヴァイキンギアックス!!』

ガキンッ!

ヴァイクモン「ぐっ…!!」ギギギギ…!

ネプトゥーンモン「そんなので止めたつもりか!キンスバイトよ!一旦そいつの斧から離れて奴本体を突き刺せ!!」

ヴァイクモン「いいや!逃がさないってばよ!!」

ヴァイクモン『アークティックブリザード!!』

カキンッ!


ネプトゥーンモン「な…何だとぉ!?私の槍を止めた斧とそれを持つ自分の右腕ごと凍らせただとぉ!?」

ヴァイクモン「凍らせちまえば思念を持つ槍も身動き取れないようだってばなぁ!」

杏子『ヴァイクモン…無茶しやがって!』

ヴァイクモン「そして、お前にはもう槍は無いがオイラには左腕とこれがまだ残ってる!!」

ヴァイクモン『ミョルニル!!』

バゴォ!!

ネプトゥーンモン「げぶっ!!」

ザバァン!

杏子『海上までぶっ飛ばした!!』

ベルゼブモン「やるなら今しかねぇ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

オファニモン『ホーリーセレインアロー!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』

マグナモン『エクストリームジハード!!』

ネプトゥーンモン「うみぎゃあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」

ドガアァァァァァァァン!!


まどか「見て!ネプトゥーンモンが落ちてくるよ!!」

ヒュゥゥゥゥ…ズドンッ!!

ネプトゥーンモン「あ…あへえぇぇぇ……」プスプスプス…

ハックモン「ネプトゥーンモン達に有利な海の中で勝っちゃうなんて……やっぱ選ばれし少女のデジモンはすごいなぁ!オレも修行して奴等を越えてロイヤルナイツになってやるぞ!!」

ガンクゥモン「……」

ゆま「あ、ゴマモン達も戻ってきたよ!!」

ゴマモン「おーい!ゆまー!みんなー!!」ザバァン

ガニモン「ゴマモぉン!」

シャコモン「よくやってくれたよ!!」

ゴマモン「今度は自分の力でこの村を守ったってばよ!!」

ガンクゥモン「……甘いな」

インプモン「あぁ!?どういう意味だオッサンよぉ!!」

ガンクゥモン「この程度のデジモンに手こずるようではお前達、ワルプルモンには勝てない」

ブイモン「何だとぉ!!」

ガンクゥモン「わざわざお前達に不利な状況にするために……」

ほむら「敢えてネプトゥーンモンを海中に追いやったのね」

さやか「それってつまり……」

シスタモンB「ガンクゥモンはあなた達も鍛えたかったんだよ」

ガンクゥモン「だが、とんだ期待はずれだ……まだまだ鍛えたりん」

ギルモン「ギルモンたちもうじゅうぶん強いつもりだけど……」

テリアモン「それに確かに手こずったけどさ……しょうがないじゃん、相手はオリンポス十二神なんだし」

ガンクゥモン「よく見ろ」

まどか「え?」

ネプトゥーンモン「が…があぁぁぁぁ……!!」

シュウゥゥゥゥ……


ハンギョモン「はぁ…はぁ……」

ゴマモン「ネプトゥーンモンがハンギョモンに退化した!?」

ガンクゥモン「そこに落ちている物に見覚えがあるはずだ」

マミ「!! デジメモリ!しかもネプトゥーンモンのデジメモリだわ!!」

ほむら「という事は……ネプトゥーンモンはこのハンギョモンがデジメモリで進化しているモノだった!?」

さやか「デジメモリって人間だけじゃなく、デジモンが使う事もできたの!?」

まどか「前にダメモンがファンロンモンっていうデジモンのメモリで進化してた事もあったから……」

ガンクゥモン「…今、オリンポス十二神の殆どがワルプルモン軍に付いているのは知ってるな?」

杏子「あ、ああ……」

ガンクゥモン「自らの意志で降る者もいれば、このネプトゥーンモンの様にデジメモリ化されてメモリに適応できるデジモンの進化の道具に使われている者もいる」

ワイズモン「もしかして、こいつがキングエテモンとの戦いを避けてたのは……」

海香「サルしばいによってメモリの進化が解かれてしまうからだったのね!」

プクモン「くそぅ!何てこったよ!俺達はこんなハンギョモンごときを本物のオリンポス十二神と信じて従ってたのか!!」

ハンギョモン「ケケケ…俺に勝ったぐらいでいい気になるなよ……俺の他にオリンポスのデジメモリで進化しているデジモンはメモリの力を引き出しているし……自らの意志でワルプルモン様……いや、ルーチェモン様に従ってるオリンポスは……それに……ルーチェモン様の直属の……最強のデスジェネラルにして…最強のオリンポス十二神……日輪の……」

ズバァン!

杏子「最強のデスジェネラルで最強のオリンポス!?」

ほむら「そのデジモンって……!?」

テイルモン「やっぱり……奴がルーチェモンの配下のデスジェネラルだというの!?」ガクッ

まどか「テイルモン……?」

テイルモン「日輪のアポロモン……!!」

まどか「アポロモン…?」

ほむら「オリンポス十二神がルーチェモンに仕えるデスジェネラルなの…!?」


テイルモン「確かに今の私達では…オリンポス十二神が付いたワルプルモン達に勝てないかもしれないわ……アルカディモンだって着実に進化しているというのに……!!」

ほむら「アルカディモン…飛鳥ユウリ……!!」


~バルバモン城~

ビクトリーグレイモン「ここが俺の想い焦がれてたデジタルワールド!さぞこのドラモンブレイカーで斬り甲斐のあるデジモンがいっぱいいるのだろうなぁ……!!」

ネオヴァンデモン「こちらでも貴方の働きに期待していますよ」

ビクトリーグレイモン「任せておけ!こいつをお供として連れてっていいか?」

ズィードガルルモン「フシャアァァ……」

ネオヴァンデモン「ええ、あなた達はニ体揃ってこそかつての調停者としての力を発揮できるのですからね」

ビクトリーグレイモン「よぉし!じゃあ、例のエリアを制圧してくるぞ!!」

ネオヴァンデモン「成果を期待しております」

カンナ「…気になってたんだけど……あのニ体は一体どんな人間がデジメモリで進化しているんだ?一度も進化を解いたところを見たことないんだけど……」

ユウリ「ビクトリーグレイモンの剣さばきを見て察しがつかないか?あんな芸当ができる人物は一人しかいない……」

カンナ「…誰だい?」

ユウリ「包丁さばきの達人……スライス秋山!!」

カンナ「だから誰!?」

ユウリ「アタシの親友が彼の大ファンでね……彼は伝説の黒包丁を受け継ぎし最高の料理人で……」

カンナ「もういい!それで…ズィードガルルモンの方は……」

ユウリ「ああ、あれは前に見たけど……」

バルバモン「お、おおぅ…お客さんじゃの……」ガタガタガタ…

デーモン「ぐっ……!!」プスプスプス…

ムルムクスモン「デ…デーモン様!?そのお姿は……」

デーモン「や…奴等を侮っていたのだ……牧野ルキに呉キリカ……いや、最も警戒すべきはあの異世界からの異形のグレイモンだったのだ……っ!!」

ユウリ「…つまり、そいつらに殺られかけたと……」

バルバモン「おおぅ…小暮君酷い怪我じゃ……ダルクモンや…赤チン持ってきて塗ってあげんさい……」プルプルプル…

デーモン「ユウリよ…!今こそ我輩はアルカディモンと一つになるのだ……!!超究極体に……無論、進化は済ませておるだろうな?」


ユウリ「残念だけど……まだアルカディモンは完全体だ」

アルカディモン「ギギ…」

デーモン「まだ完全体だと…!?…や…役立たずめが!アルカディモンの育成に貴様を選んだのは間違いだったようなのだ!!」

ユウリ「口に気をつけろよ?たかがデジモンの分際で」

デーモン「な…何だとぉ……?口に気をつけろだと?それはこちらの台詞だ!もう一度言ってみるがいい!!」

ユウリ「何度でも言ってやるよ。所詮お前はデジタルモンスターだと言ったんだ……それ以上でもそれ以下でもない!!」

デーモン「つけあがるな小娘えぇぇぇぇーーっ!!」

ドッ!

デスモン(灰)「大変DEATH!城の中で暴れられたら……」

デスモン(黒)「困るDEATH!!」

デーモン『フレイムインフェルノ!!』ボォ!!

ユウリ「アルカディモン、ドット・マトリックス」

アルカディモン「ギッ!」

シュゴオォォォォ……

デーモン「こ…この技は!!」

ユウリ「ドット・マトリックス……お前の技のデータを0と1に分解した……そして、お前自身も!!」

カンナ「デーモンの身体が分解されていく……」

デーモン「お…おのれぇ……!!」シュゥゥゥゥ……

ユウリ「どうだい?愛しのアルカディモンの成長ぶりは?順調に育成しているだろ」

デーモン「ぐぐ…っ!!」シュゥゥゥ…

ユウリ「そして、お望み通りあんたとアルカディモンを一つにしてあげるよデーモン。アルカディモンのエサとしてね!!」

デーモン「ぐおぉぉぉ……っ!!!」

シュゴォォォォ……

ムルムクスモン「ば…馬鹿な……デーモン様をアルカディモンに吸収させるなど……!!」

ユウリ「極上のランチタイムだったろうアルカディモン?そして、デーモンを吸収したことにより……っ!!」

ピカァァァァ…ピカンッ!

ユウリ「アルカディモンは究極体へと進化するっ!!」


“アルカディモン(究極体)”

究極体 妖獣型 ウィルス

闇のデータを吸収して究極体へ進化成長を逐げた姿
まだテイマーによる究極進化と、テイマーの手を離れた時に見せるさらなる変貌がある
必殺技は『ドット・マトリックス』と『イグザイルスピア』


ユウリ「アハハハ!超究極体まであと一歩!ここまで計画通りだ!!」

バルバモン「そう…計画通りじゃの……」ガタガタガタ…

カンナ(…? 何だ?バルバモンのこの落ち着きようは……?仲間が吸収されたっていうのに……いや、コイツら七大魔王に仲間意識なんて無いか……それにしても……)

ユウリ「…さて、あやせ、ルカ、あすみ」

ルカ「え?あ…はい!」

あすみ「な…何でしょうかユウリお姉ちゃん!?」

ユウリ「お前達のデジモン、究極体に進化させろ」

あやせ「何の為に……?」

ユウリ「もちろん、アルカディモンの餌にする」

ポーンチェスモン(白黒)「「!!?」」

パルモン「ひぇ!?」

あすみ「そ、そんなの嫌に決まってるじゃないのぉ!!」

ユウリ「嫌だ?あんた達に拒否権なんて無い。あんた達はアタシの分身(エイリアス)」

ネオヴァンデモン「エイリアスはユウリ様の為に動く分身……」

ユウリ「しかし、あんた達は尽く暁美ほむらや鹿目まどか達に敗れ続けた……そんなクズの役立たずのデジモンはアルカディモンのエサにした方がいいだろ?」

あやせ「よ…用済みって意味?私達捨て駒じゃないんだからさ!!」

ユウリ「何だ?逆らう気か?いいだろう……究極体に進化したアルカディモンに勝てるものならなぁ……!!」

ルカ「よしなさいあやせ!!」

あやせ「ぐっ…!!」


あすみ「でもぉ…このまま大人しくパルモンをエサにさせるつもりはないしぃ……」

ルカ「私達の手で……鹿目まどか達を仕留めれば文句は無いんでしょうユウリさん?」

カンナ「…だ、そうだが……どうするんだいユウリ?」

ユウリ「いいだろう……それがラストチャンスだと思え」

あやせ「じゃあ、早速……」

ネオヴァンデモン「お待ちを、せっかくですから御二方のどちらかにはデーモン様を追い詰めたというテイマーの討伐に当たって欲しいのですが……」

ユウリ「牧野ルキ達か……そうだな、そもそもアイツも暁美ほむらと同罪だったな……っ!!」

あすみ「そ…それじゃあそっちはあすみが行く!でも…あすみだけじゃぁ心細いからぁ……」

恭介「……」ジュルバクムシャムシャ……

ユウリ「そのマヨラーを連れていくのか」

あすみ「うん☆元々あすみが拾ってきたしねぇ……」

ガッ!

恭介「!!」ベチャッ

ダルクモン「うわぁ…あの男の子が食べてたマヨネーズ丼に顔面を叩きつけたよ……」

ルカ「では、私達は鹿目まどかの方を……巴マミには借りがありますしね……!!」

ユウリ「よし、では行け。あんまりアテにしてないけどな……」

あすみ「くっ……!!」スタスタ

ユウリ「…で、ピエモン。お前のご主人様を食べてしまったアタシをどうする?」

ピエモン「……」

ピノッキモン「つ…ついてきたのばれてたぁ!!」

ユウリ「アタシと戦ってアルカディモンのエサになるか?それとも……」

ピエモン「私が仕えるのは何時も暗黒を制す者…アルカディモンを従えし貴女の為に道化師はいつでも舞台を演じます……」

ピノッキモン「…え?それでいいのピエモン!?」

ムルムクスモン「では、ダークマスターズは今を持ってユウリ様及びバルバモン様の管理下に置かせてもらう」

ピエモン「フフフフ……」


~ゴマモンの村~

まどか「…ガンクゥモン!お願いがあるの!!」

ほむら「まどか……?」

まどか「テイルモン達を…ううん、わたし達にもハックモンと同じく修行をつけて欲しいの!!」

ハックモン「!!」

ガンクゥモン「その言葉……待っていた!」ニヤッ

まどか「わたし達…今のままじゃワルプルモンに勝てないって言うのなら、もっともっと強くなって!わたし達が守らなきゃいけない世界を守るために……!!」

ガンクゥモン「いいだろう…では、お前達に試練を与えよう……」

マミ「試練……?」

ガンクゥモン「ヒヌカムイ!!」

ゴゴゴゴゴ……!!

ヒヌカムイ「……」

さやか「またアレを出してきた!!」

杏子「何するつもりだ……?」

ガンクゥモン『地神!神鳴!神馳!親父!』

ヒヌカムイ「オラアァァァァァァッ!!!」

ゴゴゴゴゴゴ……!!

ゆま「じ、地震!?」

ズドオオォォォォォォォォン!!!

まどか「きゃあぁぁぁぁぁぁーー!!!」

バシャァァァァァァン!!


ガニモン「なっ!?ゆま達みんな海の中に落ちちゃったよぉ!?」

シャコモン「あっちの底にはデジタルゾーンがあるから……もしかしたら何処か別のエリアに飛ばされちゃうかもしれないぞ!!」

ガンクゥモン「だからだ!これこそ俺が選ばれし少女達に与える試練だ!この試練で彼女達は何か自分に足りないものを見つけるだろう!!」

ガニモン「だろうって……そんな無責任な……」

ガンクゥモン「よし、ハックモン。ついでにお前も共に試練を受けてこい!!」

ハックモン「え?」

ヒヌカムイ「オラァ!!」

バゴッ!

ハックモン「うわあぁぁぁぁぁ!!」

バシャンッ!

シャコモン「ハックモンまで殴り飛ばした!!」

ガンクゥモン「シスタモン、あとは任せるぞ」

シスタモンN「ハイハイ、アタシ等はアイツのお目付け役だからね……それに、あの小娘達もからかい甲斐…いや、鍛え甲斐がありそうだしね!!」

シスタモンB「それじゃあ、行ってくるからねガンクゥモン!!」

バシャンッ!

ガンクゥモン「お前達の遥かなる旅路に無事を祈ろう……」

マグナモン「で、あのー……」

ティラノモン「俺達は置いてけぼり?」

ガンクゥモン「……」

マグナモン「ま、俺は帰ってイグドラシルに報告だ……ああ、あと今週のファミ通頼まれてたな……」

ガンクゥモン「やれやれだぜ」

ティラノモン「……To be continued!」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ……ジョジョでは何部が好き?儂はやっぱ3部じゃな……」ガタガタガタ……

ダルクモン「あのですねぇバルバモン様…安易なジョジョネタを連発すると逆に滑ってウザがられるだけで逆効果ですよ?某ラノベ然り某ギャグ漫画然り」

バルバモン「散々ライダーネタ連発してきたこのSSで今更言えるソレ……?」プルプルプル……

ダルクモン「だいたい、この時期にジョジョネタって……明らかにアニメから入ったにわか臭プンプンですよ」

バルバモン「し…失敬な!ライダーネタばっかだと思われがちじゃが、結構初期からジョジョネタもさり気なく入ってたもん!!」ガクガクガク……

ダルクモン「そうでしたっけ?」

バルバモン「だいたい儂はなぁ……3部の格ゲーからジョジョにハマったもん!!」ブルブルブル……

ダルクモン「いや、それもダメじゃん。アタシはSFCのゲーム版からハマりましたけど。コブラチーム制作の」

バルバモン「そんな奴いるの!?」ガタガタガタ……

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『再会!そして発動!バーストモード!?』

賢「無駄なんだ…無駄だから嫌いなんだ無駄無駄……」

京「あんたの名前『公衆トイレ』?」

テントモン「アリーヴェデルチ(さよならだ)」

オーガモン「YES I AM!チッ♪チッ♪」

デーモン「WRYYYYYYーーッ!!」

ダルクモン「いや、あんた達全員ASBでは声違うから、多分」

ガオモン「なっ!何を言うだァーーーーッ!!」

ネプトゥーンモン「かつて花京院だった私はASBでは定助になるぞ!!」

レオモン「ブラボー!おお…ブラボー!!」



今回はここまで
ジョジョASBのために買ったPS3ですが
マクロスやEXVSより3部HDをダウンロードしてそれのオンライン対戦にハマってます
もし下手糞な誇ジョセフ使いと当たったら>>1だと思ってください
ではまた

乙っした!!
アレ?アブさん江川さんじゃなかったっけ?ってよく見たら江原さんだった…
ちょっと覇王拳喰らってきます…全然声違うのに勘違いしてた

ちゃっかりアニメのネプチューンモンをディスってるなwwwwww

てか映ってないところでマサルダイモンが7大魔王の一人追い詰めてたwwwwww

乙、デーモン様はやっぱりネットの海に行くかアルカディの御飯なんですね……www

たまには予告でエレキモンとか出ないかな

次回バーストモードか…セイバーズのトーマ家族の話好きだったなぁ…そういや…

テイマーズ→究極体で3体ジョグレスするにちがいない!
セイバーズ→バーストモード状態でジョグレスしてオメガモンに似たデジモンがでるのでは…

クロスウォーズ→オメガモン出てきたしシャウトモン進化したしオメガ同士のジョグレスあるかも…

俺の最終回予想は必ず外れる…(とある占い師風)

>>209
ジョグレス好きすぎワロタ

乙!
そういやポケットデジモンワールドとデジモンワールド2を持ってたのを思い出した
餓鬼の頃それでヴァンデモン育ててたな―

乙!
>>210ジョグレスとは男のロマンだからな…戦隊ロボ的に
よってオメガモンをただの合体呼ばわりしたテントウムシはアルカディモンのご飯になろうねぇー♪

取り敢えずせめてダブルスピリットエボリューションは全員分出してあげるべきだった

>>213
それを言うなら無印アドもな……みんな究極体あったのに。

やった、デジコレで守りの要のX REを無課金で手に入れた

これもこのスレのおかげだ(ステマ)

>>215
攻める気満々のステとスキルだけどな

輝二さんが中学生で髪の毛切らずに伸ばしバンダナを外して髪紐解き前髪をおろしたらほむらちゃんだよね

そう思ってるのって私だけかなぁ・・・

こんにちわ>>1です
まだ区切りがいいとこまで書けてないので今日の投下は無理っぽいですスイマセン…
というか今度からフジ時代のデジモン放送に合わせて毎週日曜の朝九時の投下にしようかと思います
ですので明後日まで次の投下をお待ちください

OK、把握した
関係ないけどシルフィーモンの最終進化がヴァルキリモンだということを最近知った
赤色のD3持っていたのに…。
てかジョグレスの最終進化はテレビに出すべきだったと思う

>>219
シルフィーモンにも究極体あったんだ
シャッコウモンにもあるのかな?

>>220
ヴァイクモンだったんですよD3では…

今だったらクラヴィスエンジェモンあたりだろうか

おはようございます

>>205
名字似てるから紛らわしいですよね
自分は最初承太郎がOVAと3部格ゲーで声一緒かと勘違いした
片やダークナイトモンで片やアシュラモンですね

>>206
原作でも「こんな手に引っ掛かるかー!」と言いながら結局引っ掛かちゃってるお茶目なネプトゥーンモンさんですね

>>207
昔ダゴモンと融合したデーモンが映画で復活とかいう説をどっかで聞いたような
結局復活しませんでしたけどね
太一達が大人になる前にそういった戦いがあったかもしれないけど

>>208
バルバモンとダルクモンの方が使いやすいと思ったけど
バルバモンの台詞の後に一々書く震えの擬音がめんどくさかった

>>209
シャイグレとミラガオは誰もが想像しましたよね
オメガモンの二番煎じと言われようとやるべきだったのですかね?
バンチョーとダークドラモンが出てたのにカオスモンにならなかったし……

>>210
テイルモン「私もジョグレス大好きSA!!」

>>211
デジワー2は「何回ジョグレスしたら完全体になるんじゃボゲェ!!」って投げちゃいましたね…
ポケットはもうヌメモンのままでフィルムを集めました

>>212
光子郎はんがあれもジョグレスだと02で説明してたはずなのにどうなってるのでしょうね?

>>213-214
PSPデジモンフロンティアが出れば全員のキズナコンボを上げる事を条件にルーチェモンとの決戦前で進化するかもね!!

>>215-216
あ、デジアド特典のシリアル載せると言ってたけど忘れてた
しかも紙無くしたからまた今度でいいです?

>>217
輝二「はやるといいよな、暁美ほむら蕩れ」
って前にも書いたっけこのネタ

>>219
PSPデジモンアドベンチャー02(ry

>>220
一応このSSでも進化してましたね
活躍殆どしてませんけど

>>221
確かD-3ってワンダースワンと通信しないと究極体に進化できなかったんですよね?
自分は賢ちゃんと同じ色の持ってたけどパイルドラモン止まりだったなぁ……

全然デジモンの放送時間に間に合ってないけど投下


まどか達がネプトゥーンモンを倒した時より時間は少し遡る……



~デーモン城前~

マサルダイモン「やっとここまで来たぜ!七大魔王の一人、憤怒のデーモンの城!!」

ルキ「ようやく、この場を突き止めて……奴を追い詰めたってわけね」

レナモン「いよいよデーモンとの決戦になるな……相手は七大魔王、気を引き締めて行かねば」

マサルダイモン「大丈夫だって!“俺達”は前に七大魔王のベルフェモンを倒したんだからな!!」

ルキ「ベルフェモンって……怠惰のベルフェモンは“あの子達”がリアルワールドで仕留めたってワルプルモン軍のデジモン達が話してたのを小耳に挟んだんだけど……」

マサルダイモン「いや、俺も倒した事あるんだって」

レナモン「お前が居たという世界にも七大魔王が存在したのか?」

マサルダイモン「だと思うぜ」

ルキ「じゃあ、自分の世界でベルフェモン以外の全ての七大魔王とも戦ったの?」

マサルダイモン「…ベルフェモン以外の七大魔王とケンカ……したようなしてないような……」

ルキ「どっちなのよ!!」

マサルダイモン「いやぁ…そこんとこ、まだやっぱり……」

レナモン「…記憶が戻ってないというのだな……」

マサルダイモン「まてよ?確か何か子供達の情念に取り付いて……いや?あれは単なる夢だったか……!?やっぱ色々あやふやだな……」

レナモン「君はどうなのだ?アグモン」


アグモン「オレも元居た世界の事は全然憶えてないよぉ~……」

レナモン「デジタマから生まれ変わったばかりだから仕方ないか……」

アグモン「でも、今までアニキとずぅっと一緒だったって事だけは憶えてるよオレ!」

レナモン「フッ…記憶は失っても、デジモンとテイマーの絆だけは断ち切られないか……」

マサルダイモン「おう!俺達が熱い拳でぶっ繋いだ漢の絆はぶった切る事もぶっ千切る事もできないぜ!!」

ルキ「でも、コイツら二人共デジモンでしょ……?」

レナモン「ああ、そうだったな」

キリカ「漢の絆もいいけど、城の中からいっぱいデジモンが出てきそうな気配がするよ。勿論警戒は怠っていなかったから気付いてたよね?クイーンとケンカバンチョー?」

ルキ「当たり前じゃん」

マサルダイモン「よぉし、アグモン!キリカの黒いアグモンに負けんじゃねぇぞ!!」

アグモン「オレやるよアニキ!!」

キリカ「アグモン、どっちがホンモノのアグモンか実力を持って証明してあげな」

アグモン(黒)「おう!こんな鼻穴デカアグモンに負けるかよ!!」

アグモン「この野郎!誰の鼻の穴がデカイだってぇ!?この黒んぼアグモン!!」

アグモン(黒)「オメーだよ!ま、そんだけデカけりゃ鼻糞がほじくりやすくて便利そうだけどよ!」

アグモン「アニキぃ!この黒んぼアグモンからぶっ飛ばしていいよなぁ!!」

マサルダイモン「喧嘩か?いいぜ!どっちが漢か見せてやりな!!」

ルキ「馬鹿!敵が来るのに何やってんのよ!!」

レナモン「勝負はどちらが先にデーモンの首を取るかで決めればいい」

ルキ「それはわたし達だからね!!」

シュタッ!

ジョーカーモン「ラリホ~!デーモン様の城にいらっしゃ~い!けど、中には入れさせないよ~ん!」

アグモン(黒)「ピエモンと同じピエロのデジモンか!?」

レナモン「ナイトメアソルジャーズの師団長ジョーカーモンだ」

ジョーカーモン「奇跡、切り札は自分だけ!!」


“ジョーカーモン”

完全体 魔人型 ウィルス

夢についてのファイルの突然変異で生まれたデジモン
デジモンや人間の夢を食べて力を蓄えている
必殺技は大鎌に夢のエネルギーを集めて敵を斬り裂く『ルナティック・スラッシュ』と
相手の下に魔法陣を発動させ、そこから巨大なビームを放出する『ガイア・マジッカー』



ジョーカーモン「チミ等を城の中に入れるとピエモン様からお叱りを受け、減俸させられるからね~ここで死んでもらうよ!!」

キリカ(私は織莉子を救い出すまで死ぬわけにはいかない…っ!!…織莉子、キミはこの城にいるのかい……?)

ジョーカーモン「ハートは血の色…スペードは悪魔…ダイヤは恐怖…クラブは絶望……これからお見せするこの城の守備隊のナイトメアソルジャーズの軍勢を目の前にしてチミ等はどのカードの悪夢を見るかねぇぇぇーーっ!!」

ルキ「いっぱい来るよ!用心して!!」

イビルモン「イビビビッ!!」バサバサ

バケモン「バケぇ……」ユラァ…

マンモン「パオォォォォォン!!」ドスンッ!

キリカ「…イビルモンやバケモンやドクグモンばっかだね……」

ルキ「デーモンの城…ダークマスターズの本拠地にしては微妙な戦力じゃん……究極体とかいないの?」

ジョーカーモン「こ…これはどゆこと!?戦力これだけなの!?」

ドクグモン「それが…ピエモン様が我々だけで先行しろとの事で……」

ジョーカーモン「何でよ!?この戦力だけじゃあ、奴等は止められないよ!?」

レナモン「どうやらデーモンは私達を城の中に招き入れるつもりらしい、あれだけの戦力しか出してこないという事は」

マサルダイモン「デーモンも俺達と喧嘩したいってか!!」

ルキ「城の中にはもっと戦力を温存して、より強力なデジモンが待ち構えているとか罠の可能性もあるけど……とりあえず、このデジモン達から先に片付けるよ」

キリカ「なら、クイーン。こっちも戦力を温存して行こうじゃないか!」

ルキ「成熟期に進化ね……あんたもいい?」

マサルダイモン「おう!成熟期なら殴る必要は無いな……行くぜアグモン!!」

アグモン「いいぜアニキ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=gh_JaVy2bts


マサルダイモン『デジソウル・チャージ!!』


―アグモン進化っ!ジオグレイモン!!―


―アグモン進化ぁぁぁぁ!グレイモン!!―


―レナモン進化っ!ヨウコモン!!―


“ジオグレイモン”

成熟期 恐竜型 ワクチン

グレイモンの亜種と推測される特殊なデジモン
頭部の甲殻や体も全身凶器の様に発達し、より攻撃的な姿となっている
必殺技の『メガフレイム』は口から超高熱火炎を吐き出し全てを焼き払う
また、『メガフレイム』を口内で極限まで高め爆発的な威力を持つ『メガバースト』を放つ
さらに、巨大な角で突進して敵を粉砕する『ホーンインパルス』も強力な攻撃である


“ヨウコモン”

成熟期 妖獣型 データ

九本の尻尾をはやした巨大な青い狐の姿をした妖獣型デジモン
キュウビモンとは違い、破滅と崩壊をもたらす妖獣と恐れられている
攻撃力そのものは強くないが、強大な精神力を持っており“術系”の技を得意とし
赤く燃え盛る四肢で天をも駆けると言われている
得意技は灼熱の火の玉を出現させ意のままに操る『焔玉(ほむらだま)』
必殺技は尻尾から燃え盛る赤炎の龍を出現させ敵を焼き尽くす『邪炎龍(じゃえんりゅう)』


ジョーカーモン「キュウビモンの亜種ヨウコモンに……オレンジと青のグレイモン……いや、オレンジの方は普通のグレイモンとは違うぞ……?何だあのグレイモンは!?」

キリカ「私とバンチョーのグレイモンでWグレイモンだ!!」

マサルダイモン「行くぜジオグレイモン!喧嘩祭り開始だぁ!!」

ジョーカーモン「フ…フフン…こっちの戦力を見くびって成熟期進化と舐めプした事を後悔するなよ~……行くのだナイトメアソルジャーズ(二軍)よ!!」

バケモン「バケぇ!!」

ドクグモン「了解でありんす!!」

グレイモン『メガ!!』

ジオグレイモン『フレイム!!』

ボッ!

ボガアァァァァァン!!


イビルモン「ギャアァァァ!!」ズバァン!

ドクグモン「怯むなでありんす!我等ドクグモン部隊で蜘蛛の巣を仕掛ける!!」

ドクグモン達『アラクノバトト!!』

シュバッ!

ルキ「蜘蛛の糸なんて…燃やしちゃえば何ともないし!ヨウコモン!!」

ヨウコモン『焔玉!!』ボッ!

ドジュゥゥゥ!!

ドクグモン「何だとでありんす!?」

ヨウコモン『邪炎龍!!』ボギャルウゥゥゥゥゥン!!

ドクグモン「そんなのありんすぅぅぅぅぅぅぅ!!」

ドガアァァァァン!!

キリカ「流石クイーンだ!」

バケモン『ヘルズハンド!!』ズオッ!

キリカ「おっと危ない!!」ザンッ!!

バケモン「バケケンッ!!」ズバァン!

キリカ「グレイモンばっかに負担をかけるわけにはいかないからね!」

マサルダイモン「おいキリカ!後ろにも注意しろ!!」

キリカ「え?」

シュウゥゥ…

ソウルモン『ゴーストチョップ!!』グオッ!

キリカ「!!」

マサルダイモン「うおりゃぁ!!」

バゴォォォォン!!

ソウルモン「がぼぉ!?」

キリカ「…れ、礼を言うよバンチョー…でも、今のバケモンいきなり現れたような……(その気になれば速度低下能力でかわせたけど……)」

ルキ「今のは帽子を被ってるからバケモンの亜種、ソウルモンね」


“ソウルモン”

成熟期 ゴースト型 ウィルス

バケモンの亜種
ダークサイドの淵からさまよい出るといわれる、呪われたデジモン
全身を覆った布の上から、顔が隠れるほど大きな帽子を被っている
必殺技は『ネクロマジック』


マサルダイモン「こいつは自分の体を透明にする能力を持っているんだ!」

キリカ「それでいつの間に私の背後に近付いていたのか……」

ルキ「あんた、前にもソウルモンと戦った事あるの?」

マサルダイモン「コイツにはコケにされた記憶がおぼろげだけどあるからなぁーっ!この野郎!!」

ボガッ!ドゴッ!バキィ!!

ソウルモン「ひ…ひぃぃぃぃ!!」

バケモン「ソウルモンを離すバケぇ!!」

キリカ「ふんっ!!」

ザシュッ!!

マサルダイモン「どらららららららぁ!!」

ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!

バケモン達「バキャアァァァァッー!!」

キリカ「クイーン!キミも魔法少女に変身して敵の数を減らしてくれ!!」

ルキ「嫌だ」

キリカ「いや、嫌って……」

ルキ「あんたには言ってなかったっけ?わたしはどんな状況でも絶対に魔法少女に変身しないでデジモンの力のみで勝利を掴み取る」

キリカ「それがクイーンのポリシー?クイーンとしてのプライドか……」

マサルダイモン「もしかして魔法少女の服が恥ずかしいとか?」ドガッ!バゴッ!

ルキ「……!!」ギロッ

マサルダイモン「うっ!?」

キリカ(当たり……?)


ジオグレイモン『メガバースト!!』

ジュゴオォォォォォォ!!

グレイモン「なっ!?何だよそのバーストって!!何かズルイぞ!!」

ジオグレイモン「へっへー!やっぱオレの方がスゴイってことだな!!」

ジョーカーモン「おにょれ~!けど、まだマンモン軍団が残ってるんだよ!!」

マンモン達「パオォォォォン!!」ドドドドドッ!

マンモン『タスクストライク!!』

ドガッ!!

グレイモン「うおっ!!」

ジオグレイモン「ア…アニキ!!」

ルキ「成熟期のままじゃ完全体のマンモンの群れは辛いか……」

ジョーカーモン「ヒャハハハハ!だから舐めプをすると痛い目に合うって言ったろう!!」

シュバッ!

マサルダイモン「ゴチャゴチャうるせぇんだよ!!」

ジョーカーモン「えっ?」

ボガアァァァァン!!

ジョーカーモン「ぼぐぶべぇ!!!」

バケモン「ジョーカーモン様!?」

マサルダイモン「よし、デジソウルは頂いたぜ!ジオグレイモン!完全体に進化だ!!」

ジオグレイモン「アニキ!!」


マサルダイモン『デジソウル・フルチャージ!!』


―ジオグレイモン進化っ!ライズグレイモン!!―


“ライズグレイモン”

完全体 サイボーグ型 ワクチン

体の半分以上を機械化しているサイボーグ型デジモン
その巨体にも関わらず大空へ飛翔し敵を討つ
左腕の巨大なリボルバーから発射される攻撃力は核弾頭一発分に匹敵するといわれ
その凄まじい威力と反動により通常は連射不可能である
尚、銃身はその威力に耐えられるようクロンデジゾイド製である
必殺技は、クロンデジゾイドの限界耐久で高速連射(3点バースト)する『トライデントリボルバー』と
翼にある3連ビーム砲及び、胸部発射口からビーム弾幕を放つ『ライジングデストロイヤー』
また、敵に突進して巨大なリボルバーで殴り倒す『ソリッドストライク』も打撃力抜群である


バケモン「ジョーカーモン様大丈夫ですか?」

ジョーカーモン「はべぇぇ……顔面思いっ切り殴られて前歯折れた……って、あれはメタルグレイモン!?いや……腕がクローじゃなくて銃になってる!?」

ライズグレイモン『トライデントリボルバー!!』ドドドッ!

マンモン「パオォッ!?」

ドゴオォォォォォォォン!!

マサルダイモン「見たか!ライズグレイモンの力!!」

グレイモン「お、俺が進化したメタルグレイモンの力も見せてやるよ!キリカ!!」

キリカ「う~ん…けど、一気に殲滅させたいから……こっちでいいかい?」

キリカ「リロード、メイルバードラモン!デッカードラモン!」

シュィィィィン

メイルバードラモン「フッ!」

デッカードラモン「フォッフォッフォ……」

キリカ「デジクロス!デッカーグレイモン!!」

ガシュンッ!!

デッカーグレイモン「うおおぉぉぉぉ!!」

デッカーグレイモン『テラデストロイヤー!!』

ライズグレイモン『ライジングデストロイヤー!!』

ドドドドドドドドッ!!

ドガドゴオォォォォォォォォン!!!

ルキ「だいたい片付いたか……」

キリカ「完全勝利もあと僅か……!!」

ジョーカーモン「ひえぇぇぇ…こりゃ城の中に逃げるしかない!!ピエモン様ぁぁぁぁ!デーモン様ぁぁぁぁぁぁーーっ!!」ダッ!

マサルダイモン「おい!喧嘩の途中で逃げるんじゃねぇ!!」

ライズグレイモン「このまま城の中に入ろうアニキ!!」

ルキ「待って!デーモンの他にまだピエモンとかが潜んでいるかもしれないから究極体に進化してから……」


~デーモン城内・デーモンの間~

ピエモン「そうですか……あの戦力だけでは止められなかったと」

ジョーカーモン「はい…申し訳ございませんピエモン様……」

ピエモン「まあ、わかっての通りあれしか戦力を出さなかったのは奴等を消耗させるのが目的でした。ですから、あの場で身を引いた君の判断は間違っていません。君は私のナイトメアソルジャーズの重要な師団長、奴等にやられては困るし私は悲しいです」

ジョーカーモン「ピ…ピエモン様ぁ……!!」

ピエモン「ですが、殆ど部下任せで自分は戦おうとしなかったのには感心しませんね。次のボーナスはカットということで」

ジョーカーモン(大阪の土屋さん…お元気でしょうか……?私は元気にやってます一応……私はこの仕事にやりがいを感じてますが…中間管理職という立場は正直辛いです……ですが、いつか出世してこのピエロを蹴落として私がナイトメアソルジャーズの頂点に立ってみせます……)

ピエモン「しかし、牧野ルキに呉キリカ……選ばれし少女ではないテイマーがこの城まで来る程とは……」

デーモン「もう一つ……大きな力を感じるのだ……!!」

ピエモン「あのニ体のデジモンでしょうか?」

デーモン「パラレルモンによるとあのデジモン等も異世界の者なのだ……」

ピエモン「左様で……ではピノッキモン、私達はデジエンテレケイアを連れこの場から下がりましょう」

ピノッキモン「えっ?デーモン様と一緒にあいつらをやっつけるんじゃないの!?」

ジョーカーモン「そうですよ!いくらデーモン様でもピエモン様達が護衛に付かないと……」

デーモン「我輩の力を愚弄するか貴様!!下がれと言っておるのだっ!!!」

ジョーカーモン「ひぇっ!?」

ピノッキモン「デーモン様憤怒しないで!!ま…まあ、あんな奴等デーモン様だけでも大丈夫って言うのなら下がろうか……ほらぁ!お前も来るんだよ!!」

クルモン「クルぅ……」

スタスタ…

デーモン「さて……」

ドゴォォォォォォォォン!!


デーモン「扉くらい開けて入ってくるのだ」

シャイングレイモン「コイツがデーモンかアニキ!?」

マサルダイモン「ああ。けど、ワクワクしないかシャイングレイモン?久しぶりに派手な喧嘩ができそうな相手が出てきてよぉ!!」

デーモン「なるほど…貴様等が異界からの来訪者か。その為かそっちの貴様……この世界で貴様の肉体を構成するデータは非常に曖昧なモノになっているのだ……」

マサルダイモン「あぁん?」

ルキ「曖昧……?」

デーモン「貴様のデータはデジモンのようもであり人間のようでも……」

キリカ「デーモン!織莉子は何処に居るっ!?」

デーモン「我輩の知ったことではないのだ、あの様な木偶人形……」

キリカ「で、デクだと……っ!?」

デーモン「“奴”に憑かれたあの娘の身はもう永くは持たんだろうしな……しかし、奴が育て上げた暗黒の種は役に立ったのだ…今もダークナイトモンと共に何やらコソコソとやっておる様だが……」

キリカ「織莉子の事をデクと言ったなあぁぁぁぁぁーっ!!!」

Bウォーグレイモン「うおぉぉぉぉ!!」ドッ!

ルキ『キリカ、まだ早いってのに…!!』

シャイングレイモン「アニキ並に喧嘩っ早い奴だなぁ……」

マサルダイモン「いや、ありゃあダチを馬鹿にされてキレてるって感じだな」

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルゥゥゥゥゥゥン!!

デーモン「その程度の攻めなど蚊をはたき落とすより容易いのだ」

デーモン『スラッシュネイ―』

ズバギュゥゥゥゥン!!

デーモン「ぐぬっ…!?」


クズハモン「当てた…!」

キリカ「私の速度低下能力でお前の体感時間を遅くした……!」

Bウォーグレイモン「だから俺の攻撃はメッチャ速く見えるだろぉ!!」

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』ジュィィィィン…シュバンッ!

デーモン「!!」

ドゴオォォォォォォォン!!

Bウォーグレイモン「やったか!?」

デーモン「…下等なデジモンがぁ……この我輩に対してぇ!!」

Bウォーグレイモン「何!?全然効いてないのか!?」

キリカ「もう一度速度低下して攻めまくれば……」

デーモン『ハンマーナックル!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


デーモン「ウリャアァァァァァーーッ!!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!


Bウォーグレイモン「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

キリカ「うぉ…ウォーグレイモぉン!!」

デーモン「他愛無い!燃え尽きるのだ!!」

デーモン『ケイオスフレア!!』

ゴオォォォォォォ!!

クズハモン「やらせない!」ザッ

クズハモン『胎蔵界曼荼羅!!』シュインッ

ジュバァン!

デーモン「無駄なあがきを…!!」

キリカ「サンキュー…クイーン……助かったよ」

ルキ『悔しいけど…わたし達全員で掛からないとデーモンは倒せそうにないからね』


マサルダイモン「デーモン!お前中々いい拳を出すじゃねぇか!!」

デーモン「我輩の司る大罪憤怒なのだ…我輩の憤怒はこの世界の光に対する憤怒なのだ……我輩を貶めた光に対する……だから、この世界を我輩は拳で叩き潰し、爪で八つ裂きにし、炎で焼き尽くす……そして光を暗黒で覆わないと我輩の憤怒はおさまらないのだ……!!」

マサルダイモン「確かに怒りで繰り出す拳は強い…けどなぁ、そんな拳じゃあ本当に掴みたいものを掴めねぇんだよ!!」

デーモン「欲してなどいない!我輩は全てを破壊しつくすのみなのだぁぁぁぁ!!」

マサルダイモン「うおりゃぁ!!」

バゴォン!

デーモン「むぅ…貴様ぁ……!!」

マサルダイモン「見えてなかったろ?こういう意味だぜ?怒ってちゃぁ本当は“見えるものも見えねぇ”から掴めない!!」

デーモン「ウオオォォォォォォォーーッ!!」

キリカ「ウォーグレイモン!!」

Bウォーグレイモン「おうっ!」

シャイングレイモン「オレも行くぜアニキ!!」

ルキ『行くよ、クズハモン!!』

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』

シャイングレイモン『グロリアスバースト!!』

クズハモン『裏飯綱!!』

ドゴオォォォォォン!!!

デーモン「無駄!無駄なのだ!貴様等は我輩の憤怒を買うだけなのだぁーーッ!!」

キリカ「馬鹿なっ!?」

ルキ『どうすればアイツに勝てるの……?』

デーモン「これで終わりなのだ!灰になるがいいのだ!!」

デーモン『フレイムインフェルノ!!』

ジュゴオォォォォォ…!!

クズハモン「ダメだ…アレは防ぎきれない!!」

マサルダイモン「…シャイングレイモン、“アレ”を使うしかないみてぇだ」

キリカ「“アレ”…!?」

シャイングレイモン「いつでもいいぜ、アニキ!」


マサルダイモン『チャージ!デジソウル・バーストぉ!!』


シュゴォォォォ…!!


キリカ「な…何……!?」

ルキ『熱い……!!』

Bウォーグレイモン「こ、この力は……っ!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!


デーモン「う…ウグオオォォォォォォォォォッ!!?」


―――――
――――
―――
――


~荒野~

ネオヴァンデモン『という訳で、今、貴方のデジヴァイスに送ってご覧いただいた映像がデーモン様と呉キリカ達による戦闘です。いかがでしたか?』

あすみ「いかがでしたって…何今の進化……!?」

ネオヴァンデモン『バーストモード……あの人型デジモンはそう呼んでいました』

あすみ「バーストモード……?」

パルモン「どっちにしたって、あんなのとあたし達だけで戦えっての!?無理よ!!」

ネオヴァンデモン『そうですか…なら、あなたにはユウリ様のアルカディモンの餌になっていただいて、あすみさんは以前の生活に逆戻りですね』

あすみ「…っ!!」

ネオヴァンデモン『フフフ…テイマーと魔法少女の力を失ったあすみさんは、再び親戚の方々にさぞ“可愛がられる”のでしょうねぇ…クックックックックッ……』

あすみ「あっ…あぁぁ……!!」

パルモン「コイツ……!!」

ネオヴァンデモン『ユウリ様も仰っていたでしょう、それが貴方のラストチャンスだと……では、期待してますよ。通信終わりです』

ピッ

あすみ「……」

パルモン「あすみ!やるしかないよ!あたし達に残された道はこれしか無いのなら……」

あすみ「……」

パルモン「確か、呉キリカ達はデーモンの城から出たばかりでこのエリアの付近に居るはずだけど……あっ、アイツら!!」

あすみ「…黒と赤のお姉ちゃんね……」

パルモン「デーモンを追い詰めたグレイモンならともかく、アイツらならいけるかも……コイツも連れてきたんだし!!」

ミラージュガオガモン「……」


杏子「痛ってぇ…あんな海の中にデジタルゾーンがあるなんて……」

ほむら「また、まどか達とはぐれてしまったわ……」

ゆま「お姉ちゃん達探さないと……」

シスタモンN「違うね、アンタ達が今やる事は仲間を探す事じゃない」

ほむら「シスタモン?」

シスタモンB「これはガンクゥモンに課せられたあなた達の試練なのです。あなた達一人ひとりがパートナーデジモンと共に今自分に足りないものを補うのです」

シスタモンN「そう、ハックモンと共にアンタ達はこの試練を……」

ギルモン「ハックモンいないよ?」

シスタモンN「え…?……アァァァァァーッ!!」

シスタモンB「たぶん、わたし達とは違うエリアに飛ばされちゃったんだよ姉様!!」

シスタモンN「意味ねぇぇぇぇ!ガンクゥモンの目が届かない今、コイツ等とまとめて特別メニューでシゴいてやろうと思ったのに!!」

インプモン「特別メニューってなんだ?修行の事か?」

ギルモン「どんな修行?」

ゴマモン「あの二人がエッチな事してくれたりして……」

インプモン「ああ、シゴくってソッチの意味か……」

シスタモンN「ハックモンをヌメモンの群れにぶち込んだり、ベジーモンの巣に一日中閉じ込めたり、精進料理としてバラしたスカモンを食わせたり」

インプモン「何で全部汚物系デジモン絡みなんだよ!?」

シスタモンB「ウンコを乗り越える事によって、デジモンは精神的に強くなれるんだよウンコで」

ゴマモン「年頃の娘がウンコウンコ言うなってばよ!!」

シスタモンN「ブランは小さい頃からウンコネタが大好きだからな」

インプモン「特にそれをハックモンにぶつけるのが好きなんだろ…?」

シスタモンN「正解!流石鋭いねぇ」

インプモン「……」


カオル「…ま…まあ、海香達は海香達で何とかやるだろうからいずれ合流できるかもしれないけど……あたしはやっぱかずみを助けに行きたいな」

ほむら「牧カオル……」

杏子「アンタも居たのかよ」

カオル「悪かったねぇ、台詞が少ないから存在感無くって」

ほむら「確か彼女はあなたの仲間とすり替わってたエイリアス3に連れ去られたのよね」

インプモン「そして、奴等はバルバモンの城にいる」

杏子「バルバモンの城はグラニのユゴスブラスターでこっちに押し戻したはずだからデジタルワールドの何処かに居るはず……」

ギルモン「ボクたちと同じでグラニのゲートからきたから近くにいるかも」

杏子「そうかもな!……いや、でもアタシ等今デジタルゾーンで飛ばされたわけだし……」

ピヨモン「私ならバードラモンに進化して何処へでも飛んでいけるよ!」

ゴマモン「海ならオイラが―」

ロゼモン『フォービドゥンテンプテイション!!』

ほむら「! 危ない!!」

ドゴォォォォォォン!!


ゆま「ビックリしたぁ……!!」

杏子「ロゼモン!!」

ほむら「という事は……神名あすみ!!」

あすみ「…お姉ちゃん達の命、貰うから……」

ロゼモン「こっちも切羽詰まってるからね……本気で行かせてもらうわよ!!」

インプモン「けっ!今までのが本気じゃなかったのかよ!!」

ピヨモン「でも、何かあの子達必死な感じがする……」

ロゼモン「あんたも行くのよ!!」

ほむら「ミラージュガオガモン……上条恭介!!」

杏子「さやかの幼馴染のあの坊やか!!」

ミラージュガオガモン「…なぁんだ…君達だけか……さやかがいないのなら……」ガシュンッ

シュウゥゥゥゥ…

ロゼモン「って、何で戻ってるのよぉ!?」

恭介「僕が戦うデジモンは彼女達のデジモンじゃない……やりたいなら君達だけで勝手にやってよね……終わるまで待っててあげるけど…この上条スペシャルを食べながら……」ジュルッバクッ

杏子「マヨネーズご飯食ってる……」

ロゼモン(何でこの男の子……あすみの能力を持ってしても完全にマインドコントロールできてないの!?)

あすみ「いいよロゼモン……あすみ達だけで絶対にコイツら倒してやるんだから……!!」

カオル「よし、ピヨモン!ホウオウモンに進化を……」

ゆま「ゴマモン!何かあの子生意気そうでゆま嫌いだからやっつけちゃお!」

ゴマモン「いや、多分あいつゆまよりは年上だと思うよ?」

インプモン「まあ待て、あのガキに俺達全員で行っちゃあ完全に虐めだからよ。俺だけで……」

杏子「アタシとギルモンだけで十分だ!!」

インプモン「いや、俺だって!ほむら!!」

ほむら「…とりあえず進化ね」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―



ベルゼブモン「いや、俺がやるって!」

デュークモン「このデュークモンが奴を仕留める!!」

杏子『お前、どさくさに紛れてロゼモンの身体を弄るのが目的だろ』

ベルゼブモン「なっ…なわけねぇだろ!!」

ほむら「じゃ、しょうがないわ……結局虐めになっちゃうけど……」

杏子『デュークモンとベルゼブモンの二人掛かりでやっちまうかぁ……!!』

ロゼモン「くぅ…!!」

杏子『(待ってろさやか。コイツを倒した後はそこでマヨネーズライス食ってる坊やのメモリを叩き壊して、アンタの所へ連れ帰ってやるよ……!!)』

恭介「……」ジュルルル……

ロゼモン「ビシバシしてあげるわ!!」

ロゼモン『ソーンウィップ!!』シュルッ!

杏子『イージスでガードだ!!』

デュークモン「ふっ!」

バシンッ!

ロゼモン「くっ…!!」

ほむら「今のうちにあなたが攻めるのよ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ロゼモン「まずいっ…!!」サッ

ズバァン!

ベルゼブモン「ちっ、外したか」

ゴマモン「今あいつ服を引き裂くつもりだったってばよ絶対」


ロゼモン「あすみ!精神攻撃を!!」

あすみ「……!!」カッ!

ほむら「ベルゼブモン、デュークモン!彼女の目を見ては駄目よ!目を見ると精神攻撃の能力によってトラウマを見せられるわ!!」

杏子『あのガキンチョの目を見なきゃいいんだろぉ…なら!』

ベルゼブモン「目をつぶる!」

ロゼモン「アハハハハ!あんた達ひょっとして馬鹿かしらっ!?」ドッ!

ゆま「目をつぶったらロゼモンの攻撃も見えなくてやられちゃうよぉ!!」

ロゼモン『ローゼスレイピア!!』ズオッ!

ベルゼブモン「…へっ!」

デュークモン「…ふん!」

シュバッ!

ガキィィィン!!

ロゼモン「えっ…よけられた!?」

ベルゼブモン「テメーの攻撃なんざ目で見なくても見え見え」

杏子『余裕でかわせる!!』

ベルゼブモン「そして、見なくても当てられるぜぇ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ジュオッ!!

ドゴオォォォォォォン!!

ロゼモン「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

あすみ「ロゼモン……!!」


ほむら「神名あすみ。これ以上続けると言うのなら、あなたのロゼモンをロードさせてもらう事になるわ」

杏子『降参して飛鳥ユウリ達とも手を切って、もう悪さしねーってならグラニで元の世界に帰してあげてもいいぜ?』

カオル「でも、かずみが居るバルバモンの城が今何処にいるのか教えてもらうよ!!」

ロゼモン(そんな事できないわよ!逃げても私はユウリによってアルカディモンの餌にされる……それにあすみも……!!)

あすみ(ここで負けたら……またあの頃のわたしに後戻りするだけ……そんなの……そんなのっ……!!)



あすみ「そんなのいやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」


ピカアァァァァァァ……!


ロゼモン「!!」シュゴォォォォ…!!

あすみ「ロゼモン……!!」

シスタモンN「この光は!?」

ほむら「まさか神名あすみがロゼモンに新たな進化を!?」



ゴゴゴゴ……!!



シスタモンB「違う…この邪悪な気……」

杏子『暗黒進化!!」

あすみ「キャハハハハ!これであすみ達の逆転サヨナラ勝ちだねっ!!」

ロゼモンRM「ハァァァァ……!!」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ…昨日プリキュアの映画を見に行ったら禁書の映画見に来てた知人とバッタリ会って気不味くなっての……」

ガタガタガタ…

ジジモン「ちょっと待てぇ!!」

ダルクモン「うわぁ…加齢臭のするデジモンがもう一匹来ちゃったよ……」

ジジモン「次回予告のメイン進行はワシとエレキモンじゃったはずじゃぞ!!」

エレキモン「それがいつの間にかお前らがメインになりやがってよぉ!!」

ダルクモン「だって、あんた達がやっても誰得でしょ?エレキモンなんてアニメのメインキャラにもなれない正当な進化ルートが無い微妙なデジモンより可愛い女性型デジモンの方が良いでしょ~?」

エレキモン「あぁん!?マイナーデジモンに言われたくねーよ!!」

バルバモン「おじいちゃんにしたいデジモンは誰?…というアンケートをとったらきっと儂が一番になるもんね……」プルプルプル…

ジジモン「いいやワシじゃ!デジモン界の長老はワシじゃあ!!」

エレキモン「だったらどっちが予告のメインやるか投票で対決だぁ!!」

ダルクモン「いや、やんないわよ」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『暗黒の花束を君へ、ロゼモン・ルインモード!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!!」

エレキモン「じゃあ、間を取って……」

ダルクモン「あたしとエレキモンでやりましょうか」

ジジバル「「え?」」


今回はここまで
再会って、再会してねぇ…サブタイ詐欺スイマセン……
ウィザーモンとか他のデジモンがマサルダイモン達と一緒じゃなかった理由は次回語ります
ではまた

乙!

ロゼモンといえばデジタルカードアリーナの印象

乙したー

ゴッドドラモン「立派なお髭で貫禄のある私がNo.1でいいじゃろ?」

要するに需要があるかないかだ!


デーモンの口調は何がベース?
02ってこんなんだっけ?

乙!

そういやウィザードで魔法少女誕生しそうだよなー(ちらっ)


聞くところによるとブイモンがリデジ登場確定らしいね
なんにせよおめでと!
昨日のウィザードはいろいろな意味で予想外だった

輝一『ソレ、なんて犬の餌?』←悪気無しの笑顔ww

恭介『』

↑みたいなー

おはようございます

>>243
ババモンの正体だったりパルモンかララモンの究極体だったりと色んな役回りがありますよね

プレシオモン「お前はいいよなぁ……」

ホーリードラモン「複数の究極体をやれて……」

>>244
バルバモン「ホーリーエンジェモンの究極体候補堕ちが何を言う!儂の髭の方が長くて立派だもんね!!」
よく考えたらお小遣いをくれそうにない強欲の魔王をお爺ちゃんなんかにしたくないですよね

>>245
デーモン繋がりでアクマイザーも演じた某閣下をベースにしたつもりです
でも「~なのだ」ってハム太郎っぽい語尾ですよね

>>246
白の魔法使いがもろQBで胡散臭いですよね
平成二期初のTV本編での女性ライダー来るか!?(え?なにわの美少女仮面?)

>>247
新キャラのパートナーらしいですね
しかも声が戸松だと!?

>>248-249

室長「二人共喧嘩はやめなさい。それより俺の枕がオッサン臭いんだけど」

ガオモン「オメーのニオイだよ」


投下


あすみ「…ふふふ……キャハハハッ!あすみのロゼモンもなれたんだね!バーストモードに!!」

杏子『バーストモードだと……!?』

ほむら「違う…あれは……」



“ロゼモン・ルインモード”

究極体 妖精型 データ

ロゼモンが暗黒の力でバースト進化した姿
黒き薔薇のその妖美な暗黒のフェロモンとオーラで多くのデジモンを魅了し、暗黒へと誘う
必殺技は、オーラのマントを増幅させて敵を暗黒に包み込み消滅させる『プレディレクション』と
唇より放つ投げキッスのレーザー『オブセニティレーヴル』
また、愛と美のシンボルが刻まれたいたが、暗黒の色に染まってしまった宝玉『ティファレト』をまとい、敵に放つ



ほむら「“ロゼモン・ルインモード”とデジモンアナライザーに表示されているわ……!」

ベルゼブモン「ルインモード?何だそりゃあ?」

デュークモン「杏子…この禍々しい邪悪な気…それにルインモードと言えば……!!」

杏子『ああ、同じじゃん……オレーグモンと戦った時…マサルダイモンの相棒のアグモンが暗黒進化した姿と!!』

恭介「…ルインモード……かぁ……」ジュルルルル…

あすみ「アハッ…今まで散々あすみ達を虐めてくれたお返しをしないとねぇ……ロゼモン!!」

ロゼモンRM「あすみがくれた力……あすみの暗黒の力があればコイツらにもう負ける気がしないわっ!!」

ゴマモン「なっ…!?あいつ、暗黒進化したってのに暴走していない……自我を保ってる!!」

ほむら「神名あすみは暗黒進化したロゼモンを制御できてるの……!?」

ロゼモンRM「あすみのデジヴァイスはあんた達が持つイグドラシルのインキュベーモン製のデジヴァイスとは違うのよ!暗黒進化でもコントロールできる事前提……憎悪と絶望の“負の感情”のデジソウルもコントロールできるように作られてるのよっ!!」

ロゼモンRM『オブセニティレーヴル!!』チュパッ


ビイィィィィィ!!


デュークモン「みんなよけろっ!!」


ドゴオォォォォォン!!


ロゼモンRM「もっとも…あすみは自分以外の人間の不幸を祈ってテイマーになった……負の感情をエネルギーにできるのは当然なのよ!!」


ベルゼブモン「んなろぉ…よくわかんねぇ理屈だ……けど、やっと俺達と互角程度にまで進化できただけだ!!」

デュークモン「貴様の暗黒……この世界に齎す前にこのデュークモンが絶対にお前を倒す!!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ズオッ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥン!

ロゼモンRM「ソーンウィップもまだ使えるのよ!」

ロゼモンRM『ソーンウィップ!!』


ビシィ!バシィン!!


デュークモン「くっ!!」

ベルゼブモン「弾丸が叩き落されちまった!!」

ほむら「怯まないで撃ち続けるのよベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「わかってらぁ!この連射なら見切れねぇだろ!!」


バキュバキュバキュバキュバキュウゥゥゥゥゥン!!


ロゼモンRM『ティファレント!!』


フワッ 
フワフワッ


カオル「胸元の水晶玉を増やして浮かせてきた……!?」

ほむら「あれで防御……いえ、まさか!!」

ガキガキィィィィン!!

シスタモンN「水晶玉で弾丸を反射させてはじき返してきた!!」


ズブッ!


ベルゼブモン「ぐおぉぉぉ!!」

あすみ「キャハハハ!自分の弾丸に撃ち抜かれるなんて……オ・マ・ヌ・ケ・さ・ん☆」

ベルゼブモン「あぁ!?んだとこのクソガキ!!」

ロゼモンRM「そしてダメ押しよ!!」


ドゴバゴォ!!


ベルゼブモン「ぐぇ……っ!!」


ピヨモン「更に水晶玉を直接ぶつけてきた!!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「こんくらい平気だ…みぞおちにもらったけど……くそぉ…腐天使のクリスタルと似た様なもんか……丸いからケツに刺されねぇだけでもまだマシだが……」

ロゼモンRM「そんな事する趣味は無いわよ!!…鞭で叩く趣味はあるけどねぇ!!」

ロゼモンRM『ソーンウィップ!!』


ビシンッ!!


杏子『うわっ!!』

ゆま「キョーコぉ!やっぱり暗黒進化して強くなってるよぉ!!」

ロゼモンRM「強いだけじゃないのよおチビちゃん!進化した私はこんな事も……できるのよっ!!」


シュバッ!

パラパラ…


杏子『何だアイツ…鞭を振って何かをバラ撒いたぞ……?』

ほむら「バラの鞭からバラ撒いた……?」

杏子『いや、ダジャレじゃねーから』

ゆま「種だよ!ロゼモンが自分の種を地面に植えたんだよ!!」

ほむら「種…?」

ゴマモン「ロゼモンの種って…何かエロイ……」

ロゼモンRM「生まれろ生命…生まれろ……新しい命よ!!」


ボコボコッ!!


デュークモン「土から植物系デジモンが!!」

ピヨモン「リリモンにトゲモン……それにサンフラウモンにライラモンよ!!」



“サンフラウモン”

成熟期 植物型 データ

ヒマワリの様な姿をした植物型デジモン
太陽の光を浴びるととても元気になり、攻撃力もアップする
天気の良い日は背中の葉をパタパタさせて飛ぶこともある
必殺技は、花びら全体から放つ太陽光線『サンシャインビーム』と
笑顔で敵をビンタする『スマイリービンタ』
尚、その笑顔は不気味だと恐れられている
また、尻尾のような茎を振り回しトゲを放つ『カクタステイル』をもつ


“ライラモン”

完全体 妖精型 データ

人々に愛される花、ライラックの様な姿をした妖精型デジモン
純粋で無邪気であり、その美しい容姿にもかかわらず、再生と死を司るとも云われている
葉には毒があり、敵を死に至らしめることすらある
必殺技は、葉の様な手先から無数の細いビームを放つ『ライラシャワー』と
伸縮自在の両手で連続ビンタする『ビューティースラップ』
尚、この技を受けた者は一瞬にしてライラモンに惚れてしまうという
また、優雅に踊り、素敵な香りのする花粉をまき散らして相手を幻惑する『アン・ドゥ・ポラン』をもつ


リリモン「フフッ……」

ライラモン「ウフフフフ……」

ゴマモン「リリモンやライラモンがいっぱい!!本来なら夢の様なハーレム空間なんだろうけど……」

ゆま「ゴマモン何か最近エッチになってきたよね」

ゴマモン「あのロゼモンに加えてこの状況だ!悪夢そのものだってばよ!!」

シスタモンB「こんな短時間で自分の種から分身を作り出したの……!?」

シスタモンN「進化したロゼモンだからこそ成せる能力か!!」

ロゼモンRM「さあ、行きなさい……我が子達よ」

リリモン達『フラウンカノン!!』

ライラモン達『ライラシャワー!!』

サンフラウモン達『サンシャインビーム!!』


ドゴドゴドゴドゴオォォォォォォォン!!


ゴマモン「うおわぁ!危ないってばよ!!」

カオル「完全に数ではあっちの方が多くなったんだ!」

ピヨモン「私達が行っても虐めじゃないよねカオル!」

ゆま「ゴマモン!進化だよ!!」

ゴマモン「おう!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ゴマモンワープ進化ぁぁぁ!ヴァイクモン!!―


―ピヨモンワープ進化ぁぁぁ!ホウオウモン!!―


トゲモン『チクチクバンバン!!』シュババッ!

ヴァイクモン「痛っ!チクチクは嫌いだってばだよ!!」

ヴァイクモン『ヴァイキングアックス!!』

トゲモン「!!」

ズドンッ!!

ホウオウモン『スターライトエクスプロージョン!!』カッ!

ドガアァァァァン!!

サンフラウモン「ヒャアァァァァーッ!!」

カオル「いいぞぉホウオウモン!」

ホウオウモン「ようやく私達もデジタルワールドで役に立つ時が来たようね!!」

ゆま「ゆま達も手伝うからねキョーコ!」

杏子『助かるぜゆま!!』

デュークモン「敵はあくまでロゼモンだ!リリモンやライラモンはヴァイクモン達に任せて、このデュークモンはロゼモンを討つ!!」ダッ!

ベルゼブモン「それは俺様だぁ!!」ドッ!


シュバッ!


ライラモン「ウフフ…」

リリモン「アハハハ…」

杏子『雑魚が邪魔すんなぁ!!』

ベルゼブモン「微乳にも普乳にも用はねぇんだよ!!」

あすみ「…あなた達の、本当の絶望は……ここから始まる♪」ユビパッチン!

リリモン『テンプテーション!!』

ライラモン『アン・ドゥ・ポラン!!』


パラララ…


ベルゼブモン「うっ…!…こ、この花粉は……!?」

デュークモン「ぐ…ぐあぁぁぁぁぁ……!!」


ゆま「デュークモンとベルゼブモンどうしちゃったの!?」

杏子『…モモ……父さん…母さん……アタシの…アタシのせいで……』

デュークモン「お…お、おぉぉぉ……」

ゆま「キョーコぉ!!」

ベルゼブモン「こ…こいつは…あのガキの精神攻撃だ……それでトラウマを見せられてる……!!」

ゆま「あの子の目を見なければ大丈夫じゃなかったの!?」

ロゼモンRM「私の分身のリリモンやライラモン達の種はあすみの魔力が込められて作られたモノ……だから、彼女達の花粉にはあすみの魔法と同じ効力も込められているのよ!!」

ベルゼブモン「けっ…!だが、俺には効いちゃいねぇぜ!!俺の精神はテメェみてぇなチンけなガキにズタボロにされる程ヤワじゃねぇぜ!!ほむら!ブラストモードに進化して片を付けてやろうぜ!!」

あすみ「あなたはトラウマを克服しているみたいだけど……テイマーはそうでもないみたいねぇ♪」

ベルゼブモン「何!?」

ほむら「ま…まどか……ごめんなさい……私はまた…あなたを救えなかった……」

ベルゼブモン「ほむら…!!」

カオル「あぁ…あたしのせいであの子が……あの試合の出来事はタダの事故で誰も悪く……違う……悪いのはあたしなのにっ!!」

ホウオウモン「カオルしっかりして!!」

ゆま「いつの間にかほむらお姉ちゃんとカオルお姉ちゃんも花粉の精神攻撃に!!」

ホウオウモン「私は炎で花粉を燃やしてたから大丈夫だったけど……」

ベルゼブモン「ちっくしょう!なら、このままやってやるぜ!!ダークネス――」ドッ!

ロゼモンRM「“トラウマ”が効かなかったのなら、あなたには“快楽”の夢をプレゼントするわ!!」

リリモン『花の首飾り!!』


シュルルルッ


ベルゼブモン「!?」

ゆま「ベルゼブモンにお花の首飾りが付けられちゃった!!」

ベルゼブモン「あ…あぁぁぁ……マミさん……マジで生で見せてくれんの?…おお…ほむら……それが本来女子中学生であるべき大きさだ……俺は嬉しいぜ……」

ゆま「何かエッチな夢見てるぅ!?」

ホウオウモン「トラウマとは別の精神攻撃ね…しかも効果覿面……」

ヴァイクモン「くっそぉ!オイラにも見せろってばよ!!」


あすみ「悪夢なら…あなたのテイマーに見せてあげるよ☆」シュタッ

ゆま「!!」

ヴァイクモン「しまった!?ゆま!!」


カッ!


ゆま「あ…あぁぁぁ……」

ロゼモンRM「ウフフフ…あすみが直でやった方が一番効果的な精神攻撃を与えられるのよ!!」


シュウゥゥゥ……


ゴマモン「なっ!?進化が解けちまったってばよ!!」

ピヨモン「テイマーが精神攻撃で混乱しているせいで私達とのデジソウルのリンクが切れちゃったのよ!!」

シスタモンN「ちぃ…あの子達の試練の為にアタシ達はなるべく手を出したくはなかったけど……ブラン、アンタの癒しの力でみんなの精神攻撃を解く事はできるかい!?」

シスタモンB「やってみるよ姉様!」

あすみ「そうはさせない!!」

リリモン『花の首飾り!!』


シュルルルッ


シスタモンB「はっ!?」

シスタモンN「ブラン!!」

シスタモンB「あ…アハハハハ……ヌメモンやスカモンがいっぱい……ウンコだ!ウンコ!!ウンコもいっぱい!!」

ロゼモンRM「あれ…?トラウマじゃなくて快楽の幻惑を見せてるはずよね……?」

シスタモンN「くっ!ブランの大好きな汚物デジモンの夢を見せられているのか!!」

ゴマモン「どんだけウンコ好きなのこいつ!?」


ロゼモンRM「さあ、私の可愛い子供達……まずは無防備なテイマー達とベルゼブモンから仕留めようかしら?それとも無力になったゴマモンとピヨモンから……」

ゴマモン「くっ…!!」

あすみ「ロゼモン、あすみにやらせて……このモーニングスターでまずは「まどかまどか」って唸ってる黒のお姉ちゃんの綺麗なお顔をグシャグシャにしちゃおうかなぁ♪いや、さっきあすみの事生意気そうって言ったソッチの緑のクソチビから……」ジャラッ

ゴマモン「や、やめろってばよぉ!!」

リリモン『フラウンカノン!!』シュバッ!


ドゴォン!!


ゴマモン「ぐわぁ!!…ゆ…ゆま……逃げろ……」

あすみ「さてと、それじゃあ早速……」ジャラッ

ゆま「ご…ごめんなさいママ……ゆま…ゆまイイ子になるからもうぶたないで!!」

あすみ「!!」

ロゼモンRM「…どうやら、この子は母親に虐待されていた時のトラウマを見てるようね……」

あすみ「……気が変わった…やっぱり黒の方から……」

キリカ「はぁ!!」


ザシュッ!!


あすみ「きゃあっ!!」

ロゼモンRM「あ…あすみ!?お前達は!!」

キリカ「子供の癖に物騒な考えを持つのは関心しないなぁ!」

ゴマモン「く、呉キリカ!?」

クズハモン『裏飯綱!!』コオォォォォン!

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』ジュバンッ!


ドゴオォォォォォォォン!!


シスタモンN「クズハモンにブラックウォーグレイモン!!」

ゴマモン「そして……あれは!!」


「うおおぉぉぉぉぉりゃああぁぁぁぁぁぁ!!!」


ズバゴォォォォォン!!


ロゼモンRM「きゃ…きゃああぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


ズドォォォォォン!!


ゴマモン「マサルダイモン!!」

マサルダイモン「喧嘩のリングに上がったなら、そこに女子供も関係無ぇ……それにダチのピンチなら俺はこの拳を迷うことなく使うぜぇ!!」

シャイングレイモン「流石アニキ!!」



杏子『あ…あれ……?アタシ達……』

ほむら「精神攻撃にかかってたようね……」

シスタモンN「ロゼモンと神名あすみにダメージを与えたから能力が解除されたんだ!!」

マサルダイモン「よっ!杏子にほむら、元気してたか?」

デュークモン「マサルダイモン!助けられたな!!」

杏子『それにあんたのパートナー…無事にデジタマからかえったんだな!!』

マサルダイモン「おかげさんでな!!」

ルキ『随分手こずってるみたいじゃない?』

杏子『ふん…そういやアンタも一緒だったんだっけな女王様』

ほむら「呉キリカ……!!」

キリカ「…礼は言いたくないって顔だね暁美ほむら。まあ、いいさ。今はそれどころじゃなさそうだし」

あすみ「ふふっ…待ってたよ…デーモンを追い詰めたグレイモンと人型デジモン……!!」

ロゼモンRM「まさかあなた達の方から来てくれるとはね!!」

ロゼモンRM(選ばれし少女と共にこいつらを仕留めれば……私達は始末されないで済む!!)

あすみ(ううん、それだけじゃない……進化したロゼモンとあすみの能力さえあればユウリやカンナを倒して立場を逆転する事だってできる!!)

ロゼモンRM「その為にあなた達全員ここで消えてもらうわ!!」


マサルダイモン「ロゼモン?それにライラモンにサンフラウモン……あれって誰かの……ダメだ思い出せねぇ……シャイングレイモン、お前は何か思い出せないか?」

シャイングレイモン「いや、全然だよアニキ」

マサルダイモン「つーかロゼモンってあんなに黒かったか?」

ゴマモン「以前のシャイングレイモンと同じ暗黒進化だってばよ!!」

あすみ「あなた達にも夢を見せてあげる♪」

リリモン『テンプテーション!!』

ライラモン『アン・ドゥ・ポラン!!』

シスタモンN「奴等の花粉に気をつけろ!!」

キリカ「ウォーグレイモン!!」

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルウゥゥゥゥゥゥン!!

クズハモン『裏飯綱!!』コォォォォォォン!!

リリモン&ライラモン達「!!」


ドゴオォォォォォォン!!


杏子『ちっ…アイツ等に獲物を取られるのは癪だ……嫌な夢見せられた借りもあるしよ……ほむら、盾からグラニ出してくれグラニ!!』

ほむら「…ええ」

グラニ「!」ズオッ!


シュタッ!


デュークモン「よし、行くぞグラニ!!」

杏子『ロゼモンの分身を一気に片付ける!!』


クパァ…


デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァァン!!


あすみ「えっ!?」


ドゴドゴドゴオオォォォォォォォォォン!!

あすみ「リリモンやライラモン達が消滅させられた……!?」

ロゼモンRM「わ、私の可愛い子供達をよくも!!ゆ…許さない……っ!!」

ロゼモンRM『プレディレクション!!』


ズオォォォォォォ……!!


ほむら「と…とてつもない闇の力だわ……!!」

ベルゼブモン「あれに飲まれたら俺でもタダじゃ済まねぇ!!」

あすみ「キャハハハ!みぃーんな暗黒に飲まれちゃえばいいんだよ!そしてあすみ以上に不幸になって消えちゃえ!!」


ズオォォォ……!!


ベルゼブモン「ほむら!ブラストモードですっ飛ばしてやろうぜ!!」

ほむら「いいえ、あの暗黒にブラストモードの波動を撃ち込めば闇の力が反発しあって暴発して私達も無事では済まなくなる!」

杏子『くっ…デュークモン!あの暗黒のオーラにユゴスをぶち込んで消去だ!!』

デュークモン「駄目だ杏子。グラニは連続でユゴスを撃てないと言っている!!」

ホウオウモン「空からもロゼモンには近づけそうにないし!!」

シャイングレイモン「アニキ!あれを止めるにはもう一度……」

マサルダイモン「いいのかよシャイングレイモン?デーモンと戦った後だってかなりへばってたじゃねぇか」

シャイングレイモン「オレも……漢を見せたいから!!」

マサルダイモン「よぉし、その心意気を信じるぜ!!」

杏子『何をする気だマサルダイモン!?』

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_vSJnBkFzQs&feature=related


マサルダイモン『チャージ!デジソウル・バースト!!』



――シャイングレイモン・バーストモード!!――



“シャイングレイモン・バーストモード”

究極体 光竜型 ワクチン

シャイングレイモンがバースト進化で一時的に限界能力を発動し
太陽級の高エネルギー火炎オーラをまとった特殊な姿である
必殺技は、火炎の盾と剣を合体させ、爆発的に威力を増した大剣『コロナブレイズソード』と
全身全霊を込めて大爆発を引き起こす『ファイナルシャイニングバースト』
また、灼熱の火炎弾を連続して放つ『トリッドヴァイス』をもつ


シャイングレイモンBM「……」


ゴオォォォォォ…!!


ゆま「シャイングレイモン……」

ほむら「バーストモード!?」

杏子『あれがアイツ等の真の力なのか!!』

デュークモン「あの燃えさかる炎……二人のデジソウルが最大限にまで燃焼した熱き炎か!!」

恭介「…この力……!!」ジュルッ

あすみ「この力がデーモンを……!!」

ロゼモンRM「でも、その炎も全て私とあすみの暗黒で包み込んであげるわ!!」


シュゴオオォォォ…!


マサルダイモン「シャイングレイモン!!」


ゴオォォォ…!


シャイングレイモンBM『コロナブレイズソード!!』


ズバァン!!


ロゼモンRM「そんなっ!?」

あすみ「ロゼモンの暗黒が炎の剣で断ち切られ一瞬で消滅させられた!?」

シャイングレイモンBM「そんな闇で……オレとアニキの熱い魂を覆う事はできないぜ!!」

ロゼモンRM「私とあすみの暗黒が……!!」

マサルダイモン「お前ら二人が“合わせた力”も大したもんだよ……でもな、その道じゃあお前も掴めねぇぜ、本当に欲しいもんをよ……」

あすみ「いつだってあすみが欲しかったのは“あすみを不幸にした人間の不幸”だけだよ!!」ジャラッ!

カオル「鉄球を投げてきた!!」

マサルダイモン「本当にそんなものかよ!!」


バゴォォォォォン!!


あすみ「く…砕かれた……拳で!!」

シャイングレイモンBM「これで終わりだぁ!!」

シャイングレイモンBM『ファイナルシャイニングバースト!!』


シュゴォォォォ……


あすみ「ロ…ロゼモン…!!」

ロゼモンRM「! あすみ!!」シュバッ!


ドガアァァァァァァァァァン!!!


ゆま「あ、あの子達いないよ!?」

杏子『や、やったのか……!?』

ほむら「いえ、ギリギリのところで逃げられた……逃したのね?」

ベルゼブモン「何でだよ!?トドメをささなかったのかよ!!」

マサルダイモン「間違った道を歩いても……やり直せそうな気がすっからよ、アイツらなら…そんな気がしたんだ」

デュークモン「かつてのお前達と同じ様にか……」

杏子『同じ進化…同じ過ちをしたモン同士の感か……』

ゆま「あの子がその間違いを気付いてくれるといいんだけど……」

ゴマモン「…あいつ…ゆまの心の傷の事を知って一瞬だけど躊躇したんだ……」

ゆま「え?それって、あの子ゆまとも同じかもしれないって事……?」

ゴマモン「あいつにも傷があるってのは確かなんだよ……」

シスタモンB「その誰もが持つ心の闇をどうやって乗り越えていくかが大切なんです」

シスタモンN「それこそ心を持つ者の終わりの無い試練なのさ…それを乗り越えた時に新たな進化を得られる……」

ほむら「それで手に入れた進化がこのバーストモード……」

ベルゼブモン「俺だって究極体を超えたブラストモードを手に入れてんだぜ!!」

ベルゼブモン(…けど、ブラストモードの今の俺でもこいつに勝てるかはわからねぇけどなぁ……)


シュウゥゥゥ…


ゴマモン「アグモンに戻ったってばよ!」

アグモン「ほえぇぇぇぇ……」ガクッ

ピヨモン「かなり疲れてるみたい……」

マサルダイモン「大丈夫かアグモン?悪かったなぁ…この短時間で連続のバーストモードはきつかったよな……下手したらまたデジタマに戻っちまうかもしれないから、しばらくは使わない方がいいな……」


恭介「…バーストモード……面白いものを見せてもらったよ……」ジュルルッ

ほむら「忘れてた!上条恭介!!」

杏子『そういや、坊やがまだ残ってたな!!』

恭介「僕もその進化を…そうすれば……さやかを……」ガシュンッ


シュゴォォォォ…


マサルダイモン「…ん?ミラージュガオガモンがバイオデジモン……?」

ベルゼブモン「ロゼモンには手間取って殆ど何もできなかったが、挽回としてテメェを!!」

デュークモン「いや、戦う気は無いみたいだ……立ち去る為に進化しただけのようだ」

杏子『逃すかよ!ここでアンタのメモリもぶっ壊してさやかのとこに……』

ほむら「待って杏子!彼のメモリを下手に破壊すると彼の腕も使い物にならなくなる可能性が……」

杏子『くっ…それを決めるのはさやかだっていうのかよ!!』

ミラージュガオガモン「今の戦いでその進化の中の音楽は聴こえた……」

マサルダイモン「音楽?何言ってんだテメェ!?」

ミラージュガオガモン「僕もなってみせるよ、バーストモード……」


シュバッ!


カオル「逃げられたよ!いいの!?」

杏子『こればかりはアタシ達が手を出すわけにはいかねーからね……さやかの問題だ』

ベルゼブモン「けど、あの野郎もバーストモードに進化するとか言ってたぜ!できんのかよ!?」

マサルダイモン「しかも音楽ってなんだよ!!」

ほむら「彼は天才とまで言われたバイオリニスト……進化の鼓動を音として聞き取れたと……」

カオル「そんなのあるのかぁ!?」

ピヨモン「でも、あの男の子のメモリ適合率はかなり高かったからもしかして……」

マサルダイモン「…ん?ピヨモン?」

ゴマモン「ああ、そういえば前にお前の妹がピヨモンだって言ってたな」

マサルダイモン「そうだっけ…?…いや、ちげーよ……ピヨモンは俺の妹のパートナーだったデジモンだ……」

ゴマモン「兄妹揃ってデジモンなのにデジモンをパートナー?じゃあ、お前の妹ってどんなデジモンだってばよ?」

マサルダイモン「それに……ロゼモン……ミラージュガオガモン……ここら辺も頭に突っかかる……クソぉ……やっぱ思い出せねぇ……」


シスタモンN「何だい、記憶は相変わらずなのかいマサルダイモン」

マサルダイモン「お…おう、シスタモン達か!お前らも一緒だったのかよ!!」

杏子「え?アンタ達顔見知り?」

シスタモンB「前に旅の途中で知り合ったんだよ」

マサルダイモン「ガンクゥモンとは拳で語り合ったダチ公だぜ!!」

インプモン「はは…オメェあのガンクゥモンとも闘りあったのかよ……」

マサルダイモン「この世界でははじめて会うロイヤルナイツだったからな!奴と目を見た瞬間こいつと喧嘩してぇってすげぇ拳がうずいてよ!!」

ほむら「この世界のロイヤルナイツ……ね」

マサルダイモン「…ん?俺の世界のロイヤルナイツ……?どんなのだっけ?あぁ…やっぱ頭が……」

ギルモン「でも、マサルダイモンがきてくれなかったら危なかったよね杏子」

杏子「そうだねギルモン。サンキューなマサルダイモンにアグモン」

ルキ「それならあたし達にも感謝しなさいよね」

杏子「…ああ、そういやアンタ達も居たっけなぁ…でも、アンタ達は大した活躍してないよな?」

ルキ「何よ!!」

杏子「わかったわかった!ありがとさんよ!!」

ほむら「けど……私はそいつには言いたくないわ」

キリカ「フン……」

カオル「何…?何かほむらとあのキリカって子、仲悪いの?」

マサルダイモン「ああ、キリカと俺達は以前敵同士だったからな」

カオル「いや、かつて敵同士だったならあたしも同じだし。それ以外の理由が無きゃあんな険悪な雰囲気出ないでしょ」

インプモン「……間接的にだけど、あいつのせいで以前ほむらはダチを失ってるらしいんだ(別の時間軸のまどかの事だけど……)」

マサルダイモン「ダチをか……」

杏子「アタシだってあの女を許すつもりはねーぜ!奴と美国織莉子はゆまを散々利用しやがったんだ!!」

ゆま「キョーコ……」

シスタモンN(なるほどね…この憎しみの心をどう断ち切るか……それがこの娘達にとっての試練になるようだよガンクゥモン)

ゴマモン「…と、ところでウィザーモンやキャプテンフックモンとか他のデジモンはお前達と一緒じゃないのか?」

ルキ「うん、キャプテンフックモンやサンゾモンは固まって動くより各自別れてワルプルモン軍の拠点を潰して動いたほうが良いって言って」

レナモン「だが、ウィザーモンに付いてった者達はロイヤルナイツに納得できない事があっての袂の分かち合いだった……」

インプモン「ロイヤルナイツに…?」

レナモン「Xデジモン狩りだ……」

一同「!!」

レナモン「彼等はロイヤルナイツからX抗体を持つデジモンを保護する活動を行っている……」


あすみ「ロゼモン……大丈夫?」

ロゼモン「ええ…何とか大丈夫よあすみ……」

あすみ「傷が癒えたら今度こそあいつらを倒そうね!そして、リアルワールドに戻ったら……」

ロゼモン「あすみ…こんな事はもうやめましょう……」

あすみ「ロゼモン……?」

ロゼモン「あなたは誰かを不幸にするんじゃなく、自分の幸せを掴み取るために戦うべきよ……」

あすみ「…今更ソレらしい事言って説教しないでよ!!遅いんだよ!あすみ達は後戻りできない道に来ちゃったんだよ!!」

ロゼモン「後戻りできなくても、歩き進む事はできるわ!!」

あすみ「何処へ進むのよ!!」

ロゼモン「それを二人で一緒に探すのよ!…大丈夫、あなたには私がついているんだから……」

あすみ「ロゼモン…!」

ネオヴァンデモン「残念ですが、貴女達の進むべき道は通行止めですよ」

あすみ「ネオヴァンデモン!!」

ロゼモン「あすみ、逃げて!ここは私が食い止めてみせる!!」

ネオヴァンデモン「私からは逃げられませんし、止める事もできませんよ」

ロゼモン「あすみは渡さないし、私も大人しくアルカディモンの餌になるつもりはない!!」

ネオヴァンデモン「アルカディモンの餌?クククク…そんな事しませんよ……貴女には……!!」

ギズモンXT「……」

ロゼモン「ギズモン!?」


ビイィィィ!


ロゼモン「あ…あすみぃぃぃぃぃぃぃ!!」


シュワァァァァ…

カチャンッ


あすみ「ロゼモンをデジメモリに……!?返して……返してよロゼモンを!!!」

ネオヴァンデモン「…黙れ……お前はダークエリアで闇のデジモン達の血肉となるがいい……」


シュゴォォォォ……


あすみ「い…いやあぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」


シュオンッ


ネオヴァンデモン「ふふ…暗黒の道を歩んだ貴女には相応しい末路でしょう……ま、ダークエリアのデジモン達から逃げ切れればまたお会いできるかもしれませんが……まず無理でしょうねぇ」

ネオヴァンデモン「さて、ロゼモンのデジメモリ……“植物”の属性を与える事ができますね……」

ネオヴァンデモン「ロゼモンはRですかね……AtoZ……26個のデジメモリを集めし時、“究極生命体NEO”は完成するでしょうバルバモン様!!」


~次回予告~


上条「僕、上条恭介は学園都市に住む無能力者。昨日はビリビリ女子中学生のサンダーボールモンに絡まれ、担任の早乙女先生からは「上条君馬鹿だから補習ですよ~」と電話が届き、ブルーになっているから気分転換にベランダに布団を干そうと思ったら……」

シスタモンB「……」

上条「ベランダにシスター型のデジモンが引っかかっていた」

シスタモンB「お腹空いた……」グゥ~

上条「この10万3000冊の魔道書を記憶したシスタモンを巡っての物語が今……」

エレキモン「って、上条違いだろお前!!」

ダルクモン「だいたい今更こんな使い古されたネタ使わないでよね~」

恭介「前も言われた様な……」

シスタモンB「どっちかというとシスター繋がりのわたしの方メインのネタだよ」

エレキモン「途中で空気になるぞ?シス何とかさんと呼ばれたいんかお前?」

恭介「不幸だ……」

恭介「次回、デジモン☆マギカ!」

恭介『Xデジモン抹殺指令!策略の獣騎士ドゥフトモン』

恭介「科学と魔術が交差する時、物語は進化する!」

エレキモン「つーか、ビリビリ役は俺だよな!?俺も電気使うし!!」

シスタモンB「エレキモンのシスターズとか嬉しくないよね」

ダルクモン「2期楽しみですね~」


今回はここまで
次回はまどかサイドの話になります
そういえばセイバーズのデジモンって他のシリーズと比べて異様にデカイですよね
PSPのデジアドでもちゃんと太一のアグモンとの大きさの差を再現してましたよね鼻の穴も
一応このSSでも原作と同じ大きさだと思ってもらって結構です
ではまた

大きさが同じならマミさん以外の究極体は比較的に小さいな

ヴァイクモンってどんぐらいデカイんだ?

デジアドPSPじゃヴァイグモンって進化前のズドモンより一回り小さいんだよな…意外に衝撃的だったわ…ウォーグレイモンより一回り大きい感じ?

バルバモン様マジ策略の魔王

3DS版も出るしVジャンでまた漫画連載開始だしデジモンもまだまだ展開できるなぁ

マトリックスエボリューションの時って、みんなの前で全裸になってるから、見放題じゃないかインプモン

さやかちゃんは、頭使って、恭介上手く操れよ

クォーツモンとかも出して欲しいけど、出るとしたら終盤かな?
ルーチェモンあたりの手下かね

>>1とある知ってたんか!!
…上条さんモチーフのデジモンとか出てこないかね?

乙!
そういえばこの前クルセイダ―でレアガシャ回したらアーマゲモンSPが出てきた
このSSのおかげだと思う
関係ないけど橘さんの中の人結婚おめでとう

ヒャッホー!プレバンからアニバーサリーBOXが届いたよー!
みなさんは注文しましたでしょうか?
滅茶高かったけどカードカタログは見ていて飽きないしSSの資料にもなる!!
これからSS内でカードを使う描写が増やせるかも?
カードはなんか勿体なくて開封できません

>>269
ベルゼブモンとかの人型究極体は原作と同じく人間の大人と同じかそれよりちょっと大きいぐらいで
セントガルゴモンだけデカイから確かに浮いてますよね

>>270
このSSのヴァイクモンもそれぐらいと思っていただいて結構です
そしてマサルダイモンのシャイングレイモンはMS並の大きさですね

>>271
さやか「新キャラのリナって子、髪青いしアルフォースブイドラモンパートナーだし露出多いしあたしと被ってね?」
と思ったけど
週ジャンの記事では青髪に見えたけど緑髪ですよね本当は

>>272
そういえばクロウォで天野姉弟にもろガン見されてましたよねタカト君のマトエボ
ということはテイマ本編でもデリーパーに全国放送される前からヒロカズやケンタにもガン見されてたのでしょうか
ルキのビーチクとか

>>273
あー…クォーツモンは終盤に考えてる展開の関係上無理っぽいですね…
それにアレ倒すのに他の世界の英雄の力が必要になっちゃいますよね

>>274
アニメだけで原作は読んでません
佐天さんが好きなんだけどこの子原作ではほぼ出番無いってマジ?
ウニ型のデジモンっていましたっけ?プクモンはついこの間出したばっかだし…

>>275
おめでとうございます!
携帯が未だにスマホじゃないのでクルセイダーズやれません…


(^U^)「結婚おめでとうございますチーフ!ですがバツイチには気をつけたほうがいいですよ……」

関係ないけど子供の頃見てたドラマでその嫁さんが主演のストーカーのドラマが恐かった
あと何か豹に変身するヤツがエロかった
豹に変身といえば次回はドゥフトモン登場!
次の日曜に投下できなかったらゴメンネ!!

>>276返答乙!
自分は値段が高くて断念してアーツのリュウガしかしてなかった…
しかし最近部屋を整頓しててブルーカードやディーアーク(青)を見つけて注文しときゃ良かったと後悔した…ッ!

>>ウニ型のデジモンっていましたっけ?プクモンはついこの間出したばっかだし…

仁美「ウチの子に友情のデジメンタルを……」

カードの内容教えてもらえないかな?
ベルゼブモンブラストモードのゴールド加工って言うのか?同じカードが2枚入ってるんだけど
これって仕様なの?

こんにちわ
日曜投下するって言ったけど今日書き上がったから今日投下でもいいよね?
答えは聞いてないけど

>>277
自分はデジヴァイスを売ってしまった事を後悔しております!
PSPのDLCじゃなく生の奴をリニューアルして出してくれないかなぁ……
コンセレのWドライバーみたいな大人向けのヤツを

>>278
トゲモグモン!
まあ、上条さんの頭も刺さったら痛そうですが
あの四足歩行じゃ男女平等の拳が繰り出せそうにないですよね

>>279
よく見ると微妙に背景の柄が違います
コンプリートブックにも載っていました当時品の再現ですね

投下


~岩山のエリア~

まどか「ほむらちゃん達とはぐれちゃったよ……」

テイルモン「インプモンの馬鹿が一緒なんだから大丈夫でしょ。あいつは馬鹿だけど実力は確かなんだし、敵が来てもあいつ等だけで対処できるわよ」

マミ「それで、ハックモン……ガンクゥモンが私達の戦力を分散させたのはそれぞれで戦い抜いて自分達に足りない何かを見つける為の試練ということなのかしら?」

ハックモン「そうだよ。ガンクゥモンはそういうところがあるからね」

ブイモン「俺はタクティモンへの恐怖…自分の弱さを乗り越えたから進化を取り戻せた……」

さやか「それ以外の何かを乗り越えたらブイモンが新しい進化をするかもしれないって事?」

海香「新しい進化?あなた達のデジモンは究極体に進化しているし、これ以上何に進化するの?」

ワイズモン「インペリアルドラモンやベルゼブモンには究極体を“越えた”更なる進化があるのはもう証明されているだろう海香?」

ブイモン「ファイターモードにブラストモードだな!」

ワイズモン「そして、その進化さえも“超えた”時進化するのが究極体も超えた領域……」

さやか「超究極体?アルカディモンが進化するという……?」

テリアモン「僕達が進化できるの~?」

まどか「どうなのQBモン?」

QB「本来なら超究極体なんて進化段階の概念は無いんだよ。ただし、デジモンの進化の終着点である究極体……それをあまりにも卓越した存在がそう呼ばれざるを得なくなるけどね」

ブイモン「じゃあ、もしかしたら俺達も……」

QB「僕の見立では君達がその進化をできる期待はしてないけどね」

ブイモン「な、何だとぉ~!!」

QB「それにデジタルワールドの歴史上、超究極体として認識されたデジモンなんて片手の指で数えるほどしかいないんだよ」


さやか「あんたの手の形で指の数とか言われても……」

マミ「その数えるほどしかいない超究極体のデジモンって?」

QB「最強のロイヤルナイツであるオメガモン。超究極体に進化したアルカディモンとそのアルカディモンと融合したデーモン……」

まどか「デーモン!?七大魔王のデーモンはアルカディモンと合体して超究極体に進化したの!?」

テイルモン「…前大戦で超究極体に進化したデーモンによって私達三大天使とロイヤルナイツは壊滅に追いやられたわ……」

ブイモン「そして、デーモンはまたその進化をする為に飛鳥ユウリにアルカディモンを育てさせてるのか……でも、その時はどうやって超究極体に進化したデーモンを倒せたんだ?」

さやか「同じ超究極体のオメガモンが倒したの?」

テイルモン「…その頃はもうオメガモンは七大魔王の総攻撃により亡き物にされた後の話よ……」

ブイモン「じゃあ、どうやって……?」

テイルモン「アルフォースブイドラモンとデュークモン……つまり、生まれ変わる前のあなたとギルモンが身を挺した事によりアルカディモンとデーモンの融合を解く事ができ、アルカディモンだけはデジタマに還す事ができたわ……」

ブイモン「俺とギルモンが犠牲になったのか……」

テリアモン「それで超究極体ってその三体だけなの?」

QB「あと一体はロイヤルナイツの始祖との言い伝えがある……」


ドゴオォォォォン!!


ハックモン「敵か!?」

マミ「ワルプルモン軍のデジモン!?」

ゴツモンX「ごっつぁんです!!」

コクワモンX「インキュベーモンと一緒にいる人間!選ばれし少女だな、覚悟しろ!!」

まどか「ゴツモンと……あれは確かコクワモン!?」

マミ「でも、何だか少し違うような……」

テイルモン「Xデジモン……X抗体のゴツモンとコクワモンよ!!」


“ゴツモンX抗体”

成長期 鉱石型 データ

ゴツモンがX進化した姿
その成長期とは思えない力士のような姿の重量感を増した岩石の体により、攻撃力も防御力も増している
必殺技は体の一部の岩を撃ち出す『レイジロック』



“コクワモンX抗体”

成長期 マシーン型 データ

コクワモンがX進化した姿
電気の充電容量がアップした結果、放電だけでなく「電動変形」用の電気を供給することが出来るようになった
特に攻撃力のアップは確認できないが、あまり怒らせると「電動変形」後の姿で突撃してくる
必殺技は両腕の鋏を放電させて硬いものでも切り裂いてしまう『シザーアームズミニ』と
テントモンと同じ電力の『プチサンダー』を放電する



ゴツモンX「やはりこの場所を嗅付けてきたでごわすな!!」

マミ「? この近くにワルプルモン軍の基地があるのかしら…?」

コクワモンX「俺達は自由の為に戦い続けるぞ!!」

コクワモンX『電動変形!!』ガシュンッ!

さやか「ジェット形態に変形した!?」


ガシッ!


ブイモン「うわっ!!」

さやか「しまった!ブイモンが捕まった!!」

コクワモンX「このままビリビリに痺れろ!!」

コクワモンX『プチサンダー!!』バリバリバリッ!!

ブイモン「びあぁぁぁぁぁ……っ!!」ビリビリビリ…

さやか「ブイモン!!」


ゴツモンX「お前ら谷底に突き落としてやるでごわす」

まどか「テイルモン…!!」

テイルモン「任せなさいまどか、見た目はゴツくても成長期よ。その頭の岩角をへし折って尻に突っ込んであげようかしら」

テイルモン『ネコパンチ!!』


ガゴッ!


テイルモン「つぅぅ…かったぁ~……!!」

ゴツモンX「なははは!X進化したおいどんの岩の体はクロンデジゾイドとまでは行かなくとも更に頑丈になっとるでごわす!!」

ゴツモンX『ハーデストパンチ!!』

ゴツモンX「はぁ~ツッパリツッパリ~~!!」


バシン!バシンッ!!


テイルモン「ぐっ…!!」

マミ「テリアモン!ガルゴモンに進化して二人を助けるのよ!!」

テリアモン「うん!」

ハックモン「待った!それじゃあフェアじゃないよ、これはもう漢のタイマンになってるんだからさ!!」

海香「何よそれ……」

まどか「テイルモンは女の子なんだけど…一応……」

さやか「てゆーかマサルダイモンみたいな台詞だね……」

ハックモン「うん!アイツならきっとそう言うさ!!」

テリアモン「あ、彼と会った事あるんだ」

ハックモン「オレがガンクゥモンの次に尊敬するデジモンだなぁアイツは~。それに試練はもう始まってるんだぜ?」

さやか「ブイモンのまま勝たなきゃ試練になんない、か……でも、試練はデジモンとテイマーが共に乗り越えるべきもの!だから、あたしがこれを使うのは全然アリだよね!!」バッ!

ハックモン「カード!?」

さやか「リアルワールドに戻った時手に入れたレアカード!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related


さやか『カードスキャン!ブイモン(ロングソード装備)!!』


シュイィィィン…ガキンッ!!


ブイモン「こ…この剣は!?」

さやか「何か昔のゲームソフトの封入特典だったカードらしいよ!!」

ブイモン「そうか!ありがたく使わしてもらうぜさやか!!」

バキンッ!!


コクワモンX「ぎゃっ!俺の角が!!」

ブイモン「もう一撃ぃ!!」


ザンッ!!


コクワモンX「ギャアアアーっ!!」

まどか「わたしもたまにはカードを……これだ!」ガサゴソ


まどか『カードスキャン!グラップルチップ!!』


テイルモン「!!」ピカァァァ…

ゴツモンX「それが何だでごわす!おいどんの岩石でぶっ潰れろでごわす!!」

ゴツモンX『レイジロック!!』シュバッ!

テイルモン『ネコパンチ!!』

テイルモン「無駄ぁ!」

バゴォン!!


ゴツモンX「何ぃ!?」

ハックモン「ゴツモンの岩を打ち砕いた!!」

テリアモン「さっきはゴツモンを殴ってもビクともしなかったのに……」

マミ「グラップルチップのカードで格闘能力をアップしたのね!」

テイルモン「巨漢攻めモノも嫌いじゃないけど……あなたは受けの方が似合いそうだから、受けやすくなるようにスマートに削ってあげるわ!!」

テイルモン『ネコキック!!』

テイルモン「連続でくらいなさい!!」


ゲシシシシシシシシシシシシシッ!!


ゴツモンX「や…やめてでごわすぅぅぅぅー!おいどんの体が蹴りで削られていくでごわすうぅぅぅぅぅぅーーっ!!」

テイルモン「え、何ですって?よく聞こえなかったわ!ポコ〇ンの形に彫刻してほしいですって!?」ゲシゲシゲシ!

まどか「言ってないから絶対!!」

テイルモン「でも、お生憎さまだけど器用な方じゃないから一気に砕いて終わりにさせてもらうわ!」

ブイモン「お前もトドメだ!!」

コクワモンX「ひっ!」

ゴツモンX「やめてでごわすぅ!!」

まどか「ま…待ってテイルモン!!」

ブイモン『ブイモンヘッド!!』ダッ!

テイルモン『ネコパンチ!!』ドッ!

コクワ&ゴツX「「ひいいぃぃぃぃぃぃーーーっ!!!」」



?『サンダークラウド!!』


バリバリバリッ!!


ブイモン「くっ!新手か!?」

テイルモン「違うわ!この技は……」

まどか「ウィザーモン!!」

さやか「ウィザーモンが何でここに!?」

テイルモン「ウィザーモン、久しぶりね……でも、どうして邪魔するの!?」

コクワモンX「ウィ…ウィザーモンさん……」

テリアモン「ウィザーモンさん?」

ウィザーモン「コイツらはワルプルモン軍のデジモンじゃない。ただ、お前達がXデジモン狩りに来たと勘違いして襲いかかっただけだ」

テイルモン「何ですって?一体あなたはここで何してるの!?」

ウィザーモン「詳しくは向こうの洞窟の中で話そう……そこが俺達の隠れ家だ」

ゴツモンX「ちょっ!?いいんでごわすか!?コイツ等をアジトに入れて!!」

ウィザーモン「心配無い、彼女達は俺の仲間だ」

テイルモン「ええ…仲間よ……」

ウィザーモン「他にも懐かしい顔がいる。みんな、来てくれ」

まどか「他のみんなもいるの!?」

さやか「どうするマミさん?行ってみるしか……」

マミ「なさそうね。案内お願いするわウィザーモン」


~ウィザーモン達のアジトの洞窟~


まどか「アトラーカブテリモン!」

マミ「アンキロモンも!」

アトラーカブテリモン「まどか…無事やったさかいな……」

アンキロモン「また会えて嬉しいだぎゃ!!」

テイルモン「サンゾモンやミネルヴァモンは?」

アトラーカブテリモン「サンゾモンやキャプテンフックモンは各地のワルプルモン軍の拠点を攻める為にワテ等とは別行動を取っとるで」

アンキロモン「ルキとマサルダイモンもあの眼帯と一緒にデーモンの配下の拠点を攻めてるみたいだぎゃな…!」

アトラーカブテリモン「それからミネルヴァ…いや、あの女は救出に出払っとるんや……」

さやか「救出?何を?」

ウィザーモン「俺達は今主にX抗体を持つデジモンの救出と保護を目的に活動している……」

まどか「Xデジモンの……?」

ワイズモン「よく見るとここに居る他のデジモンはX抗体のデジモンばかりだね。ほら海香、アレなんかガルダモンがX進化した姿だ!興味深い……」

海香「本当だわ!カオルのガルダモンと比べて何と言うか…より原住民的な格好ね……」

ガルダモンX「ガルダモン、嘘ツカナイ」


“ガルダモンX抗体”

完全体 鳥人型 ワクチン

X進化したガルダモンの姿
自然との更なる結びつきを望む崇高な精神修行の結果、正義と悪とを見とおす眼力を会得した
その能力は、遥か遠方の邪悪な存在をも見逃すことなく
悪に対しては上空より超速で大地へと急降下して鉄槌をくだす
自然への愛の象徴である巨大な彫刻柱『グレートスピリット』を軽々と振り回すその怪力をもって
自然を守る為、他のデジモンの為には鬼神となって戦う



ガルダモンX「俺ヤ他ノXデジモン…ウィザーモン達ニ救ワレ、ココデ保護サレテイル」

さやか「わっ!あっちにいるのアグモンやガブモンのX抗体じゃん!それにあれはベタモンのX抗体?モヒカンが三つある!!」

テイルモン「…どうして、こんな事を?」

ウィザーモン「彼等も俺達と同じデジモンだ。ワルプルモン軍に付いているゲスな連中はともかく、無害なXデジモンまでも異分子として迫害し、その命を刈るのは間違っているからな」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…愛を持って生まれた命は総て尊いものだと」

ウィザーモン「それに中にはワルプルモン軍に立ち向かう為の戦力になるXデジモンもいる!俺達はこうやってこのデジタルワールドのXデジモンを救助していけば……」

テイルモン「いや、ちょっと待って……」

アンドロモン「ウィザーモンとアトラーカブテリモンの意志は素晴らしいものです。私も彼等に感銘して共に活動させてもらっています」

ブイモン「あれ?お前……」

さやか「ファイル島のアンドロモン?すっげぇ久しぶり!あんたそんな流暢な喋り方だったっけ?」

アンドロモン「言語プログラムを更新しました(そこのガルダモンとキャラ被るし)」

ウィザーモン「まどか、テイルモン。君達もXデジモンを守るためにその力を貸し――」

テイルモン「だから!あんた達自分で何をやっているのかわかってるの!?」

まどか「テイルモン……?」

テイルモン「Xデジモンを守る?確かにそれは素晴らしい事かもしらないわ!命はみんな平等だからねぇ!…でもね、それはXデジモンをこのデジタルワールドに在ってはならないとの判断したイグドラシルに逆らってるって事なのよ!?」


ウィザーモン「…神に逆らっても守りたいものがあるからさ」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…愛の為なら神にも悪魔にもなれるってな」

テイルモン「正気!?イグドラシルに意向に逆らうって事は……」

マミ「ロイヤルナイツと戦う事になる……」

まどか「!!」

コクワモンX「そこの青い奴もロイヤルナイツだろ!だから俺達を殺しに来たと思ったのさ!!」

ブイモン「Xデジモンだからって理由だけでそんな事するか!!」

ウィザーモン「ワルプルモン軍にも、ロイヤルナイツにもこのアジトを知られないように俺達は慎重に動いているが……それも時間の問題、俺達はいずれ奴等と戦う事になるだろう……その為に……」

テイルモン「私達も……イグドラシルに逆らえって言うの?」

まどか「でも、テイルモン……前にかずみちゃんのドルモンを助けたわけだし……」

テイルモン「あの時とはスケールが違うわ!この世界全てのXデジモンを守るために真っ向からイグドラシルと戦えって言ってるのコイツは!!」

ウィザーモン「確かに君達が今戦うべき相手はワルプルモンと七大魔王かもしれない…だが……」

テイルモン「そうよ!奴等の相手だけで手一杯なのにこれ以上敵を増やせっての!?…それにまどか達はイグドラシルに選ばれたテイマーなのよ!!」

ウィザーモン「そうか…残念だ……」

テイルモン「私達からXデジモンを狩る気は無いけどね!ウィザーモン…あなた達の覚悟は理解できたけど…力を貸す事はできないわ……行きましょう、まどか!!」

まどか「……」


テイルモン「何やってるのよまどか?」

まどか「ウィザーモン、わたしにも手伝わして」

ウィザーモン「まどか……!!」

テイルモン「まどか!?何言ってるのよ!!」

まどか「テイルモン……どっちが正しいとか、間違ってるとかじゃなくて…わたしがこうしたいと思ったから……守りたいと思ったからやりたいの……ほむらちゃんも何が正しいとかが問題じゃなく、わたしを守りたいって気持ちを一番大切にしたから今までの道を歩んできた。だから、わたしもわたしの気持ちを一番にして道を進みたいんだ……」

テイルモン「どうかしらねっ!合理的な判断をする彼女なら私の意見の方に賛同すると思うわ!!」

さやか「どっちにしろ、まどかは一度決めた自分の意志は決して曲げる事は無いよ。あの子結構頑固だから」

マミ「それはパートナーのあなたもよく知っているでしょ?」

テイルモン「……ワルプルモンと同時にロイヤルナイツと戦うのよ…かなり骨がおれるわ……」

ハックモン「きっとこれがお前達の試練なのさ!!」

ブイモン「試練かぁ……」

テリアモン「それはいいけど、君も師匠のガンクゥモンと戦う事になるかもしれないよ?いいの?」

ハックモン「ガンクゥモンはロイヤルナイツだけどXデジモン狩りなんかしてなかったさ!!」

ブイモン「え、そうなのか?」

ハックモン「イグドラシルからの命令でも気に食わない事は無視してるらしいよ!」

マミ「それで別のロイヤルナイツから狙われたりしないのかしら?でも、それなら私達が手を貸しても問題にならないかもしれないのでは……」


アンドロモン「もう遅い、この場所はイグドラシルに通報済みさ」


一同「!!?」

ブイモン「アンドロモン!?」

ウィザーモン「何て事を……!!」

さやか「え、何?どういう事!?」

アンキロモン「お前!仲間を売ったのかだぎゃぁ!?」

アトラーカブテリモン「ちゃうな、コイツははじめからこうするためににワイ等に近づいてきたようやな」

ガルダモンX「モウソバマデ来テイル……!!」

ウィザーモン「何だってガルダモン!?」

ガルダモンX「ソコダ!!」

ガルダモンX『グレートスピリット!!』シュバッ!


ガキィン!グサッ!!


ガルダモンX「オ…オオォ……!?」

まどか「ガルダモンが投げた柱が打ち返されてガルダモンの身体を貫通している!?」

ガルダモンX「…ミン…ナ…早ク逃ゲテ……」


ズバァン!!


コクワモンX「ガルダモォォォォォォン!!!」

?「一体目の異分子の排除完了……」

テリアモン「誰だ!?」

テイルモン「こ、こいつは……ロイヤルナイツ随一の策略家!獣騎士ドゥフトモン!!」

まどか「ロイヤルナイツ!!」

ドゥフトモン「続けての異分子の排除を実行する」


“ドゥフトモン”

究極体 聖騎士型 データ

他のロイヤルナイツでさえ一目置く屈指の戦略家である聖騎士型デジモン
各々信じる道を持つロイヤルナイツを統率する類まれなる能力を持っている
自ら戦闘にも赴き“レオパルドモード”となり戦場を駆ける
必殺技は、頭上で弧を描き振り下ろすビームの刃、消滅の剣『アウススターベン』と
爆発的なエネルギーを放つ破壊の剣『エルンストウェル』


ブイモン「こいつもロイヤルナイツなのか!?」

ドゥフトモン「次は貴様だ」スッ…


シュバッ!


ゴツモンX「ごわすぅぅぅぅーーっ!!!」ズバァン!

コクワモンX「ゴツモぉン!!!」

さやか「速い…一瞬であいつの剣で斬られた……!!」

ウィザーモン「このままでは全員奴にやられる!みんな裏口から脱出しろ!!」

マミ「私達が避難誘導するわ!!」ダッ!

テリアモン「急いで!!」ダッ!


ダダダダダダダダッ!


ドゥフトモン「無駄だ。斯様な行動…其(それがし)の計算の範囲内だ…其の剣からは逃れられん……だが、選ばれし少女が共におるのは計算外であったがな……」

アンドロモン「ドゥフトモン様!このアジトの場所をお知らせしたのは私です!小汚いXデジモンを一斉駆除する為に!!」

ドゥフトモン「そうか…お前が……」

アンドロモン「それで!それで!約束の報酬としてのエロゲを……」

ドゥフトモン「貴様の報酬などこれでよいだろう」


ザンッ!


アンドロモン「なっ…!?な、何故……」

ドゥフトモン「異分子共の集う場で過ごした貴様は既に異分子の菌……Xウィルスに感染している可能性が有る」

アンドロモン「そ…そん…な……私はこの場所を…教…え……」ズバァン!

ドゥフトモン「それに貴様にこの場を示されずとも、そこに居る我等の主君イグドラシルの端末が教えてくれたわ……なあ、インキュベーモン」

QB「……」


~岩山~

まどか「洞窟を抜けたよ!!」

さやか「Xデジモン達はマミさんと海香達が先に逃してるはずだからあたし達も後を追わなきゃ!!」

ウィザーモン「いや…どうやら、コイツをここで食い止めないとダメみたいだな!!」


バサァ


ドゥフトモン「Xプログラムに少しでも感染した可能性のある者は生かして逃す訳にはいかぬ」

テイルモン「ドゥフトモン!!」

さやか「いきなりやるしかないって訳か……」

ブイモン「しかも今度は裏切り者だとか偽物だとかじゃない……正真正銘本物のイグドラシルに仕えるロイヤルナイツと!!」

まどか「テイルモン……いいんだよね?」

テイルモン「…ええ、私も覚悟は決めたわ…とことん付き合ってやるわよ!!」

ブイモン「おし、進化だ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―



UFブイドラモン「この先には行かせないぜドゥフトモン!俺達が相手だ!!」

ドゥフトモン「オファニモン…それにアルフォースブイドラモンか……選ばれし少女達よ、何故其の使命を邪魔する?」

さやか「邪魔したくはないんだけどね!」

まどか「でも、何も罪も無いXデジモンを殺させるわけにはいかないっ!!」

ドゥフトモン「退いてもらおうか。テイマーのデジヴァイスで保護されているデジモンはウィルスに感染している可能性はほぼゼロだ、お前達は抹殺対象ではない」

UFブイドラモン「ふざけるなっ!Xデジモンなんか狩ってる暇があったらお前達もワルプルモン軍と戦えってんだ!!」

ドゥフトモン「お前達がリアルワールドに行っている間にルーチェモンの進行を防いでたのは我々なのだがな…今もメルクリモンの一件以来、異分子狩りに消極的になったクレニアムモンがその任に就いておるしな」

オファニモン「クレニアムモンが…?」

まどか「はじめてオファニモンに進化した時の事だよね…?」

UFブイドラモン「じゃあ、お前もその任務に戻れよな!!」

ドゥフトモン「異分子抹消の任務……それもまたイグドラシルが降した我等が執行する正義!!」

UFブイドラモン「何が正義だ!!」

さやか「あんたもあのデュナスモンとロードナイトモンと同じじゃん!自分の勝手な価値観でしか見てない歪んだ正義じゃない!!」

ドゥフトモン「歪んだ正義?目先の綺麗事でしか物事を見出せない愚かな小娘が其の正義に異を唱えるのか?」

さやか「何だとぉ!?」

ドゥフトモン「極小の脳細胞しか持たぬ貴様でもわかりやすいように説明してやろうか?異分子…Xデジモンが齎すウィルスに通常のデジモンが感染する、それに耐えれば体内に抗体を作り出し同じX進化ができるだろう。しかし、そうでない者は感染したウィルスにより滅するのみ」

さやか「!!」

ドゥフトモン「デジタルワールドがXデジモンで溢れればウィルスによってこの世界は滅ぶだろう……彼奴等が元居たデジタルワールドと同様にな!異分子がワルプルモンと同等に排除すべき存在だと理解できたか?この正義はイグドラシルによる曇りなき正しき正義だと!理解したのならば退くのだ!!」

さやか「……」

UFブイドラモン「どかねぇよ……!!」

ドゥフトモン「ぬ?」

UFブイドラモン「さやか……俺も何が正しいとかじゃなく、自分がやりたいと思った事を行動に移すぜ……!!」

さやか「アルフォースブイドラモン……そうだね、あたし達が守りたいと思ったものを守る!それがあたし達の正義!!」

ドゥフトモン「…貴様のその盲目的な正義も“相変わらず”だな……アルフォースブイドラモン!!」

オファニモン「それぞれの正義をぶつけ合うのがロイヤルナイツ!そのロイヤルナイツを統率できたのがあなただったでしょドゥフトモン!!」

ドゥフトモン「よいだろう……貴様等も其の正義に従ってもらおうか……時間が足りぬので武力によってな!!」バサァ!


UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン


ガキィン!!


ドゥフトモン「ぬぅ…!!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』フワッ


シュババババババッ!


ドゥフトモン「貴様の策は忘れておらぬぞオファニモンよ!クリスタルを敵の肛の門に差し込むのが貴様の趣味もといパターンだったなっ!!」ガキガキガキイィィィィィン!!

まどか「クリスタルが全部叩き落とされてる!!」

オファニモン「あなたが私のそのパターンを読んでいる事ぐらい……こっちも読んでるわよ!!」


グサッ!


ドゥフトモン「がふっ…!!」

ウィザーモン「脇腹に食らわせた!!」

オファニモン「あなたの穴に行かせたクリスタルをあえて囮にして、そっちを本命にしたのよ!!」

さやか「今だよ!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン「うおおおぉぉぉ!!」ドッ!

ドゥフトモン「この程度の策で其を破ったつもりかっ!!」ゲシィ!

UFブイドラモン「ぐあ!!」

ドゥフトモン(…とはいえ、この状況はやはり計算外であった……選ばれし少女達との戦闘になるとは……アルフォースブイドラモンとオファニモンのニ体……だが、貴様等には“テイマー”という“枷”を有する事を後悔するだろう)

ドゥフトモン『アウススターベン!!』ビシュッ!


ドゴォン!!


UFブイドラモン「へんっ!何処狙ってんだよ!岩山に当たっただけだ!!」

オファニモン「違う…あいつの狙いは……」


ガラガラガララッ!!


ウィザーモン「奴が撃ったところから崩れた岩が大量に落ちてくる!!」

まどか「逃げなきゃ!!」

さやか「あの量じゃ逃げ切れないし!!」

ウィザーモン「俺のサンダークラウドでも破壊して防ぎきれない!!」

UFブイドラモン「お前……!!」

ドゥフトモン「卑劣だと罵るか?それも良かろう。だが其は正義を執行する為、卑劣な手段も姑息な手段も戦略上に必須とあらば迷わず実行する!!」

オファニモン「まどかっ!!」

ドゥフトモン「さあ、このままでは岩に押し潰されるテイマーを救いに行けるのはお前達だけだぞ?だが、その隙に貴様等を仕留めさせてもらうがな!!」

オファニモン「行きなさいアルフォースブイドラモン!ドゥフトモンは私が止めてるわ!!」

UFブイドラモン「ああ!さやか!!」バサッ!

ドゥフトモン「その隙を頂くと言っただろう!!」

ドゥフトモン『エルンストウェル!!』シュバッ!


ズボオォォォォォォン!!


UFブイドラモン「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

オファニモン「そんなっ!?」

ドゥフトモン「神速を持つ貴様でも…テイマーの身の危機に焦りを生じておるので動きは予測できる!“長い付き合い”だしなぁ!!」


オファニモン「クリスタルで岩をガード……」シュバッ!

ドゥフトモン「さすれば貴様の身を守るクリスタルが無くなるぞぉ!!」


ガキィン!!


オファニモン「ま…まどか……!ウィザーモン……まどかを……っ!!」

ウィザーモン「案ずるなオファニモン。“ウィザーモン”では無理だが……“コイツ”を使えば!!」バシッ!

さやか「ちょっ!?あたしのデジヴァイス!!」

ウィザーモン「確か、お前のデジヴァイスの中にはデジメンタルが入ってたな……借りるぞ!!」

さやか「借りる!?」


シュィィィィン…


まどか「さやかちゃんのデジヴァイスから……勇気のデジメンタルを!?」

ウィザーモン「さあ、ショータイムだ!デジメンタルアップ!!」


ピカアァァァァ……ピカンッ!!


Fウィザーモン「ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!フレイムプリーズ!これが勇気のデジメンタルで炎の魔力を得たフレイウィザーモンだ!!」


“フレイウィザーモン”

アーマー体 魔人型 ウィルス

「勇気のデジメンタル」で“アーマー進化”した魔人型デジモン
恥ずかしがり屋で素顔を見せないウィザーモンと正反対に、自信に満ちた素顔を見せている
マッチ棒のようなツエを2本持ち、炎の魔術(高級プログラム言語)の効果をさらに高めている
得意技は『マジックイグニッション』
必殺技は、あたり一面を炎の嵐にかえる『ファイヤークラウド』



さやか「ウィザーモンが勇気のデジメンタルでアーマー進化した…!?」

ドゥフトモン「何がヒーヒーヒーだ!ヒーヒー言うなら今貴様らが置かれている絶望的な状況に対する悲鳴の方が似合っておるぞ!!」

Fウィザーモン「ボーボーの方が良かったか?」

まどか「そんな事言ってる場合じゃないよウィザーモン!岩がもう落ちて…きゃあああぁぁぁぁーーっ!!」

オファニモン「まどかっ!!!」

Fウィザーモン『マジックイグニッション!!』


ボガアァァァァァァァァン!!


さやか「やった!炎で岩を爆発させて砕いた!!」

Fウィザーモン「爆破させて砕いたんじゃあないぜ、俺の炎はあの程度の岩なら一気に溶かす事ができる!!」

Fウィザーモン『ファイヤークラウド!!』


ドジュウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


まどか「すごい!すごいよウィザーモン!!」

Fウィザーモン「この魔力…文献に載ってた通りだな……絶望的な状況を希望に変えたぜオファニモン!!」


オファニモン「ありがとうフレイウィザーモン!やっぱりあなたは頼りになるわ!!」

ドゥフトモン「それがお前達の戦略か……大したものだな」

UFブイドラモン「余裕ぶってんじゃねぇ!卑怯な手でさやかを巻き込もうとしやがって!!」

オファニモン「覚悟はできてるのでしょうね!!」

ドゥフトモン「フッ…」

ドゥフトモン『アウススターベン!!』ビシュッ!


ドゴォン!!


オファニモン「きゃっ!!」

UFブイドラモン「この野郎!!」


バサァ


さやか「逃げる気!?」

ドゥフトモン「これは敗走ではない、戦略上における一時撤退だ!異分子共をこのまま逃せると思わぬ事だなっ!!」


バサッ!


オファニモン「待てっ!!」

Fウィザーモン「深追いはするなオファニモン!!」

まどか「このままマミさん達と合流しよう!」

オファニモン「だけど、ドゥフトモンは何か新たな策で反撃してくるわ……このまま引き下がるはずがない」

UFブイドラモン「仲間を連れてくるんじゃないのか?」

さやか「まさか……あのデッカイエグザモンとか!?」

オファニモン「有り得るわね……用心しながら先に進みましょう……」

まどか「…そういえば、QBモン……何処行ったんだろう?」


ドゥフトモン「さて、どうしたものか……エグザモンに救援を求めるか?選ばれし少女達……まさか、本気で我々と敵対するつもりか?」

ルカ「お困りのようですね」

ドゥフトモン「…貴様、インキュベーモンからの定期報告の情報で見た顔だな……そう、エイリアス3という名のテイマーだったな」

あやせ「そう邪険にされるのスキくないなぁ」

ルカ「私はあなたにお手伝いなさろうと来たのに」

ドゥフトモン「何?」

あやせ「Xデジモン達、潰したいんでしょ?そして、それを邪魔するあの子達も……」

ルカ「ロイヤルナイツの策略家と呼ばれるあなたなら……私達を利用するという策も考えうるのではなくて?」

ドゥフトモン「何か裏がありそうだが……いいだろう、お前達の力…其の戦略で使ってやろう」


あやせ(はっきり言って私達のチェスモンの力じゃ巴マミや鹿目まどか達には敵わない……)

ルカ(ですが、このドゥフトモンを利用すれば勝機があるはず!!)

あやせ(いざとなったら、デジヴァイスに入れてあるギズモンで何体かデジモンを持ち帰れば許して貰えるかも……)

ルカ(そして、このドゥフトモンもデジメモリに……)

ドゥフトモン(フン…どうせ其の力を利用するとか、そして、ギズモンで其をデジメモリ化するとか考えておるのだろうな……スレイプモンもデジメモリ化されているという情報も掴んでおるのだ。貴様の浅はかな考えなどお見通しだぞ小娘め)

ドゥフトモン(まあ、よい…戦略上利用できるものは何でも利用してやるわ……逃がさぬぞ異分子共!!)


~次回予告~

ジジモン「てりゃっ!!」バチンッ!

バルバモン「ああ…儂のカードが裏返ってしもうた……お返しじゃ!!」バチンッ!グキッ!!

バルバモン「勢いつけたらぎっくり腰じゃあ……!!」ガタガタガタ…

ダルクモン「おじいちゃん達何してる遊んでるんですか~?」

ジジモン「見りゃわかるじゃろ?この間届いたアニバーサリーBOXのデジモンカードで遊んどるのじゃよ。ワシのオメガモン最強!!」

エレキモン「遊び方全然チゲーよ!それはメンコの遊び方だろーがよ!せっかくのカードに傷付くだろ!!」

バルバモン「じゃあ、どうやって遊ぶのかのう……?」カクカクカク…

ジジモン「ルールブックも入ってなかったし……」

エレキモン「当時のスターターパックに入ってたろうがよぉ!対戦用にシートも一緒に!!」

バルバモン「そんなのもう残ってないわい……」プルプルプル…

ジジモン「それに>>1もカードは集めてたけど流石にクラスメイトに「デジモンのカードやろうぜ!」と言える学年ではなかったので対戦はしたことないのじゃ……」

エレキモン「…完全にコレクション用だよね……」

ダルクモン「てゆーか、このBOXのカードだけでデック組めるのぉ?」

エレキモン「それは流石に組めるだろ、一通り進化形態揃ってるカード多いし」

ゴマモン「でも、ズドモンのカードが無いってばよ……」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『さらば、天の道を往くデジモンよ』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ダルクモン「てゆーか、あたし達の」

ジジモン「カードも!」

エレキモン「入ってねぇぇぇぇぇぇーーっ!!!」

バルバモン「わ…儂のカードはあるもんね……!」カタカタカタ…


ドガッ!ボゴッ!バゴォォォン!!


バルバモン「何すんじゃーーーーっ!!!」


今回はここまで
遊〇王は気軽にやれたけど
デジモンカードでは誘えなかったチキンな俺…
多分やってる奴自分以外でいなかっただろうし……
オメガモンは一応デジモンミニで超究極体扱いでしたので…
ではまた

ウィザーモン「俺のサンダークラウドでも破壊して防ぎきれない!!」
あんたXデジモンの映画で完全体蹴散らしてたでしょーが!!
あとやっぱアンドロモンはクズなのね…

ここまで来るといつデジクロスが出てきてもおかしくないな

それにしてもリデジの四ノ宮はなかなかデカイな……買うの迷うな


リデジは買う気でいるんだが巷で噂のガンダムブレイカーと発売日近いから迷う
まあ両方とも買うけどね

どうした、更新しないのか?
出来ればヴォーグレイモンXとメタルガルルモンX出してほしい

>>307焦ってはいけない、更新は日曜の朝9時デジモンタイムだぜ
DーArtsのウォグレ再販だと…?!くそう、フェニックスやサジタリウスやフォルテがあるからメタガルは諦めようとしてたのに…!!

>>308
再販じゃなくてリニューアルだから既に買ってある俺も場合によっては買わなければいけない
クソックソッ

やっと追いついた!


更新楽しみにしてます!

ウィザーさんアンタ変身(進化)前からハリドラレベルのサンダー使えるじゃないっすかwwwwww

>>1です
花粉症でグロッキーで書く気が起きなかった為
今週の投下はできませんでした
申し訳ございませんマジで
来週の日曜より早く
木曜か金曜に投下できるよう努力しますのでしましお待ちください

花粉症はキツいから仕方がない
無理せず休んでくれ、乙

花粉症なら仕方ないね
体壊さんように気をつけろよ

誰か>>1に治療プラグインをカードスラッシュしてやってくれ……

こんにちわ
二週間も空けて申し訳ありません

>>304
ゼヴォのアンドロモンは狡猾ですがデジタルワールドの為に通報をしたのでクズではないと思います
このSSのは報酬要求してるけど

>>305
リデジタイズの女キャラって痴女っぽい服のばっかですよね
良い意味で

>>306
>>1はバトライドウォーが楽しみです

>>307
うーん…実はこのニ体出すべきかどうかかなり悩んでます
オリキリのウォグレメタガルやVグレとズィガルもいるし…
とにかくゼヴォと同じ役割じゃ出せないと思います……

>>308
迷うくらいなら買っちゃいな!
って、もうメタガルの締め切り終わってますね

>>309
ウォーグレのアーツは凄い高騰してましたけど
これからリニューアルのおかげで下がりそうですね
スカルやNEW電王と同じ現象ですかね

>>310
ありがとうございます
ぶっちゃけこのSSわかわからん時事ネタも少し入ってるから
一気読みには向いてないかもしれませんね

>>311
マジックゲームでドラゴタイマーみたいな事していいですかね?
水と土属性が無いか……

>>313-315
ありがとうございます
ご心配おかけしましたm(__)m
まだ全快じゃないけど何とか一話分書く事ができました

投下

~岩山の山道~

マミ「みんな、はぐれないで付いてきてね!」

コクワモンX「はーい!」

海香「巴さん、彼女達は大丈夫なのでしょうか……?あのドゥフトモンというデジモンもロイヤルナイツなんでしょ?…私は前に出会ったガンクゥモンの戦いを見てイグドラシルに仕えるロイヤルナイツがアレ程までの凄まじい強さを持つデジモンだとは思いませんでした……」

ハックモン「ガンクゥモンはオレの目標だからな!!」

海香「だから、そんなデジモンを敵に回して……」

テリアモン「無問題。アルフォースブイドラモンだって一応ロイヤルナイツだし、オファニモンもいるんだからどうにかなるよ。今頃バチーンってドゥフトモンをやっつけてるさ!!」

アンキロモン「所詮向こうは一人だからだぎゃな!」

ワイズモン「いや、ロイヤルナイツ屈指の戦略家と言われている彼だ。数による戦力差も覆す策で彼等を突破して、僕達の所まで追ってくるかもしれないよ」

テリアモン「何だよぉ!お前、僕達の仲間の力を信用できないって言うのかよぉ!!」

ワイズモン「もちろん彼等の実力だって閲覧だけではなく、この目で見てわかっているつもりだ。しかし、ドゥフトモンの戦略はそれをも上回るかもしれないんだ」

テリアモン「つもりになってるんじゃないよ!戦略なんて僕達のガッツで乗り切ってみせるさ!そうでしょマミ!!」

マミ「そうね…鹿目さん達なら大丈夫だと思うけど……もし、何かあった場合私達だけでもこの子達を逃す為に……」

テリアモン「何かあった場合って……」

あやルカ「こんな事かしらねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

マミ「!!」


ドゴォォォォォォォォン!!


ハックモン「痛ててて…みんな、大丈夫!?」

アンキロモン「今のでXデジモンが何体かやられただぎゃ!!」

アトラーカブテリモン「テイマー……?」

海香「あれは双樹……あやせ!?ルカ!?」

テリアモン「あの二重人格女か!!」

あやルカ「巴マミ!今日こそお前に味合わされた屈辱の借りを返してやる!!」

マミ「何故あなたがこんな所まで……!?」

ハックモン「今の攻撃、奴のデジモンによるものか!?」

アトラーカブテリモン「ちゃうな…あんな攻撃ができるのは……」


バサァ


ハックモン「ドゥフトモン!?」

ドゥフトモン「追い詰めたぞ異分子共。ここで一斉に駆除する」

マミ「どうして!?鹿目さん達が足止めしてたはずじゃ……」

ドゥフトモン「奴等は既に排除した……と言ったらどうする?」

テリアモン「ハッタリだよマミ!!」

ワイズモン「どうやらドゥフトモンは彼女達より先回りできるようにこのエリアの地形のデータをあらかじめ閲覧して把握していたようだね、流石だ」

ドゥフトモン「貴様はあの選ばれし少女に執着してるようだな」

あやルカ「いいだろうドゥフトモン。私達が巴マミを始末してやるから、あんたは存分にXデジモン狩りをやるんだねぇ!!」

テリアモン「な…何であいつとドゥフトモンがグルになってるのさ!?」

ドゥフトモン「利用できる駒は利用するのが其の戦略だ」

あやルカ「利害の一致ってやつだよ!私達はあんたを潰したい!ドゥフトモンはXデジモンを潰したいからって事でね!!」

ドゥフトモン「では、消えてもらうぞ異分子共」

あやルカ「クイーンチェスモン!」

クイーンチェスモン「ウップス!!」

あやルカ「キングチェスモン!今日は逃げる事は許されないよ!…私達にもう逃げ道は無いんだからね……!!」

キングチェスモン「…我等が栄光の道のために、絶滅せよXデジモン達よ」

テリアモン「絶滅タイム?冗談じゃないよ!!」

マミ「テリアモン、進化よ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk

マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化!煌めく運命ラピッドモン!!―


マミ「こんな狭い岩場でセントガルゴモンに進化したら、みんなを巻き添えにするからね……ラピッドモン!!」

ラピッドモン「いいさ、僕達が守ってみせるさ!相手がロイヤルナイツだろうと!!」

クィーンチェスモン「お前の相手は……」

キングチェスモン「我々だっ!!」

クイーンチェスモン『クィーンスティック!!』

キングチェスモン『キングスティック!!』


ガキンッ!ガキィン!!


クイーンチェスモン「ウップス!?かわされた!!」

ラピッドモン「へへ~ん!こっちの進化はすっごく速いんだよ~!!」

クイーンチェスモン「このぉ…!!」

キングチェスモン「クイーン、もう一度仕掛けろ。その隙を私が……」

クイーンチェスモン「キング…わかったわ……」

クイーンチェスモン『クィーンスタンプ!!』ドッ!

ラピッドモン「だから遅い遅い!!」

キングチェスモン「見えた!貴様の動きは予測できる!!」

キングチェスモン『キングダッシュ!!』シュバッ!!

ラピッドモン「何!?」

マミ「ラピッドモンのスピードに追いついた!?」

キングチェスモン「もらった!!」


バゴォォォォン!!


ラピッドモン「うぇっ!!」

マミ「ラピッドモン!大丈夫!?」

ラピッドモン「無問題!…けど、あのキングチェスモン…いつも逃げ回ってばかりだったのに……あんなに強かったのかよ!?」

キングチェスモン「どんなデジモンからも逃げられる我が速度はどんなデジモンの速度にも追いつけるとも言えるのだよ!!」

ラピッドモン「マミ!援護射撃お願い……って、あの二重人格女の相手をしてるか!」

マミ『ティロ・ボレー!!』ドドドドッ!!

あやルカ『ピッチ・ジェネラーティ!!』ボホッ!


ドゴォォォォォォン!!


ドゥフトモン「フッ…良くぞ足止めをしてくれてる……やはり戦略上、使える駒は使い様だな……チェス駒を模したデジモンだけにな……」

ドゥフトモン「だが、これはチェスとは違い王を討つ事が勝利条件ではない。チェスで王の元へ辿り着くには、雑兵の駒をある程度散らしていく必要があるが……」ザッ

コクワモンX「う…うわぁ!!」

アンキロモン「あいつらをマミにぶつけさせている間に……自分はXデジモンを狩る気だぎゃ!!」

ドゥフトモン「その通りだ。其の使命は、王より雑兵を全て排除する事……異分子共を排除させてもらおう」

アンキロモン「逃げ道は既に奴等に岩で塞がれてるだぎゃ……!!」

コクワモンX「来るなぁ!!」

ドゥフトモン「…詰みだ」



アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』


ドゴオォォォォォン!!


アンキロモン「アトラーカブテリモン!!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで……将棋において、受けは金将、攻めも金将……」


―アトラーカブテリモン究極進化!ヘラクルカブテリモン!!―



ヘラクルカブテリモン「太陽の様に黄金に輝くワイが総てを守るで……!!」

アンキロモン「無理だぎゃヘラクルカブテリモン!いくらお前でもロイヤルナイツ相手に……」

ドゥフトモン「そう、昆虫型デジモン風情が……其の敵ではない。だが、貴様等全員この場から生かして逃す訳にはいかぬ」シュッ…


ズバババババッ!!


ヘラクルカブテリモン「ぐっ…!!」

コクワモンX「や…やめろぉ!ヘラクルカブテリモンは僕達と違ってXデジモンじゃないだろぉ!!」

ドゥフトモン「先程始末したアンドロモンにも言ったが、お前達にも教えておいてやるのが筋というものだろうな……」

アンキロモン「アンドロモンを始末した…!?」

ヘラクルカブテリモン「成る程な…Xデジモンの近くに居たワイ等もXプログラムに感染している可能性があるから抹殺対象なんやな……」

ドゥフトモン「理解が早いデジモンは嫌いじゃないな。説明の手間が省けた」スッ…


シュババババッ!


Xデジモン達「ギャアアァァァァァァーッ!!!」

Xデジモン達「助けてえぇぇぇぇぇーーっ!!!」


ドガゴォォォォォォォォン!!


マミ「そんな…Xデジモン達が……っ!!」

あやルカ「薄汚いXデジモンなんかより自分の心配をしな巴マミ!!」ドゴォン!

マミ「うっ…あなたはデジモンの命を何とも思ってないの!?」

あやルカ「はぁ?テイマーにその問いは愚問じゃないのぉ!?自分のパートナー以外のデジモンなんてどうでもいいに決まってるじゃん!それ以外のデジモンはロードするだけだし!あんただって今までそうしてきたでしょぉ!?」

マミ「私が倒すデジモンは人間や罪の無いデジモンに危害を加えるデジモンだけよ!!」

あやルカ「それって独善的じゃない?その善悪を決めるのはあんたじゃないでしょ!だったら、あんたが今守ろうとしているXデジモンだってこの世界に害をもたらすデジモンでしょ?だって、デジタルワールドの正義を執行するロイヤルナイツ様がそう言ってるしね~♪正義は私達にあるわけだ!!」

マミ「…っ!!」

ドゥフトモン「そう…これは我等が神イグドラシルが降した正義だ」

ヘラクルカブテリモン「神…?たかがホストコンピューターが神かいな……」

ドゥフトモン「……本来ならどっかの金色の戯け者とは違い、その程度の安い挑発は受けぬ其だが……イグドラシルに対しての侮辱だけは聞き逃せんのでな!!」ズバッ!!

ヘラクルカブテリモン「があっ……!!」

アンキロモン「ヘラクルカブテリモン!!」

ヘラクルカブテリモン「…ホ…ホストコンピューターの言うがままに…同じデジモンを殺戮する……ワイはそんなロイヤルナイツを憎悪するで……!そ、それが……お前のロイヤルナイツとしての誇りかいな……っ!!」

ドゥフトモン「イグドラシルの決断は其も同意できる合理的な決断だ!その決断を誇りにして其は正義を執行する!!」

ドゥフトモン『アウススターベン!!』


ズバギュウゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!


ヘラクルカブテリモン「……!!」ドサッ!

コクワモンX「ヘラクルカブテリモンがやられた……!!」

ドゥフトモン「さて、では観念してもらおうか異分子共……ん?」

アンキロモン「ヘラクルカブテリモン……お前まだ……」

ドゥフトモン「其の剣を受けてまだ立ち上がってくるか……貴様はっ!?」

ヘラクルカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…世の中で覚えておかなければならない名前はただ一つ……天の道を往き、総てを司るデジモン……!!」


ピカアァァァァ…!



ラピッドモン「ヘラクルカブテリモンが光ってる!?」

ハックモン「進化するのか!?」

マミ「でも、これ以上の進化は……」

ドゥフトモン「まさか…コイツ……!!」


ピカンッ!!


ドゥフトモン「X進化……っ!!!」


“ヘラクルカブテリモンX抗体”

究極体 昆虫型 ワクチン

ヘラクルカブテリモンがX進化した姿
更に発達した黄金の肉体は攻撃性と硬度を増し
昆虫帝王(インセクトカイザー)へと進化したこのデジモンと対等に渡り合える力を持つ昆虫デジモンは
同じくX進化を果たした究極のクワガーモンと蟲の王だけだろう
必殺技は『ギガブラスター』



ドゥフトモン「やはり貴様も既にXプログラムに感染していたという事だな!貴様等の存在……許す訳にはいかぬ!ここで全て排除するっ!!」

ヘラクルカブテリモンX「ワイは世界そのもの……世界が在る限り……ワイは……“ワイ等”は在る!!」

ドゥフトモン「黙れっ!貴様等異分子の存在はこの世界では認められない!!」

ハックモン「ドゥフトモン!ロイヤルナイツのくせにそれがお前の限界か!?」

ドゥフトモン「貴様…ガンクゥモンが連れまわしているデジモンだったな……どういう意味だ?」

マミ「デジモンも人間もどこまで変われる……進化できる!!」

ラピッドモン「それがX進化だろうと何だろうと……」

ハックモン「生きるという希望!変わろうとする未来を奪う権利は誰にも無い!!」

ヘラクルカブテリモンX「この世界に生きとし生けるもの…全ての命は皆等しい……自分の未来の為にも、他者の希望の為にも変わる事ができる……それが天の道……進化や!!」

ドゥフトモン「その進化は許されざる過った進化だ!!」

マミ「進化に正しいも間違ったも……無いわっ!!」

ラピッドモン「Xデジモンとも共存できる世界だって見つかるはずさ!!」

ドゥフトモン「では、敢えて言おう……そんな世界は必要無いっ!!」

ヘラクルカブテリモンX「お前は所詮その程度か……」シュンッ!

ドゥフトモン「!! 其が背後を取られた!?」

ヘラクルカブテリモンX『ホーンバスター改!!』


ドガガガガガガガガッ!!


ドゥフトモン「がほ……っ!!」

ハックモン「すごい!ロイヤルナイツを追い詰めてる!あれがX進化の力か!!」

ドゥフトモン「えぇい……貴様等もそいつらより異分子共を仕留めろおぉぉぉぉぉぉーーっ!!」

あやルカ「!! キ…キングチェスモン!クイーンチェスモン!」

キングチェスモン『チェックメイト!!』

クイーンチェスモン『ハートブレイカー!!』

マミ「いけない!ラピッドモン!!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

マミ『ティロ・フィナーレ!!』ドンッ!

あやルカ「させない!!」バッ!


ドゴオオォォォォォォォン!!


あやルカ「ぐっ…くぅぅぅぅぅぅ……!!」プスプス…

クイーンチェスモン「ルカ!!!」

キングチェスモン「あやせ!!!」

マミ「何て無茶な…自分の身でデジモンを庇うなんて……!?」

ラピッドモン「あんな奴でも…自分のパートナーは大切なのか……」

キングチェスモン「クイーン!あやせとルカが切り開いてくれた活路だ!これで我等の勝利への道をっ!!」ダッ!

クイーンチェスモン「ええ!」ドッ!

ラピッドモン「まずいっ!!」


UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』


ザンッ!!


キングチェスモン「おうっ!?」


オファニモン『エデンズジャベリン!!』


ズバッ!!


クイーンチェスモン「ウップス!!」

マミ「鹿目さん!美樹さん!」

さやか「お待たせ、マミさん!」

まどか「間に合ってよかったです!」

Fウィザーモン「ヘラクルカブテリモン……お前!」

ヘラクルカブテリモンX「お互い、進化したようたな……ドゥフトモン、これで役者は揃ったようやで」

オファニモン「もう、あなたの策でどうにかできるものじゃないわね」

UFブイドラモン「チェックメイトってヤツだな!」

ドゥフトモン「チェックメイト…?策が尽きた……?フハハハッ!こんなもの……はじめから想定の範囲内よ!!」

さやか「負け惜しみを!!」

ドゥフトモン「……インキュベーモン!!」

まどか「QBモン!?」

QB「……」


ピッピッピッ……

シュウゥゥゥゥゥ……


ブイモン「なっ!?俺達の……」

テリアモン「進化が急に解けちゃったよ!?」

テイルモン「まさか……!!」

さやか「何で!?まだ十分デジソウルはあるのに!!」

マミ「QBモン!どういう事なの!?」

QB「僕が君達のデジヴァイスの機能を凍結させたからさ」

さやか「は……?」

マミ「QBモン……あなた……自分が何をしているのかわかってるの!?」

QB「君達こそ、イグドラシルの意志に背いてドゥフトモンの邪魔をするなんてどうかしてるよ」

さやか「いいからっ!さっさとデジヴァイスを元に戻しなよ!!」

QB「ドゥフトモンがここに居る全ての異分子を駆除したらね。それまで大人しくしててよね、マミ、さやか、まどか」

まどか「インキュベーモン……っ!!!」

ドゥフトモン「では、これで完全に詰みにしてやろう」

ドゥフトモン『ドゥフトモン!チェーンジ・レオパルド!!』


ガシュンッ!


ドゥフトモンLM「レオパルドモード!!」


“ドゥフトモン・レオパルドモード”

究極体 聖騎士型 データ

“レオパルドモード”においては、大地より超高層の岩盤を出現させて敵を突き上げる必殺技『ヴォルケンクラッツァー』と
地上を走り空へ飛翔し、あらゆる角度から敵を切り裂き攻撃する『ブロッカーデ』をもつ
また、ドゥフトモンの丸い尾の先端は、球状のエネルギー機雷を発生させ
戦略的に敵を包囲してしまう武器『エアオーベルング』となる


ブイモン「姿が変わった!?」

テイルモン「ドゥフトモンの獣騎士形態……レオパルドモードよ!!」

ドゥフトモンLM「滅せよ……異分子共!!」

ドゥフトモンLM『ヴォルケンクラッツァー!!』


ゴゴゴゴゴゴ……!!


さやか「地震……!?」

アンキロモン「下から来るだぎゃぁ!!」


ズドオオォォォォォォォン!!


コクワモンX「ウギャアアァァァァァーッ!!」ズバァン!

Fウィザーモン「コクワモン!!」

ドゥフトモンLM「これで異分子共は全滅した……ニャ!貴様を除いてニャ……」

ヘラクルカブテリモンX「ワイは…何も守れなかった……!!」

ドゥフトモンLM「だが、ヘラクルカブテリモン…異分子に進化したとはいえ、貴様の強さと仲間を守ろうとした気高き信念には敬意を表する……ニャ!天の道を往くデジモンよ……貴様の名はこのドゥフトモンの記憶に永遠に刻んでおくニャ……誇りして逝くが良い……天そのものにニャ!」

ヘラクルカブテリモンX「ワイの天への道は……お前も共にっ!!」

まどか「ヘラクルカブテリモン!逃げてっ!!」

ヘラクルカブテリモンX『ギガブラスター!!』シュゴォォォォ…

ドゥフトモン『エアオーベル――』


ビイィィィィィ!!


ヘラクルカブテリモンX「!?」


ズバンッ!

カチャッ


さやか「え……?」

マミ「何が起きたの……!?」

まどか「ヘラクルカブテリモンが……デジメモリに!?」

海香「と言う事は……ギズモン!!」

ギズモンXT「……」

あやルカ「あのギズモンは誰が……!?」


シュバッ!


ズィードガルルモン「フシャアァァァ……!!」

さやか「ズィードガルルモン!!」

ビクトリーグレイモン「よぉし、メモリの回収ご苦労ズィードガルルモン」

まどか「ビクトリーグレイモン!!」

あやルカ「はは…私達まだ見捨てられてなかったんだね……なら、キングチェスモン!今の内にデジヴァイスが使えなくなったそいつらにトドメを!!」

キングチェスモン「はっ!!」ドッ!

テイルモン「まどかっ!!」

まどか「!!」

ズィードガルルモン『ズィード砲!!』ドドドドドドッ!

キングチェスモン「え…!?」


ドゴオォォォォォォォォォォン!!


クイーンチェスモン「キ…キングうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

あやルカ「な…何を!?私達を助けに来てくれたんじゃないの!?」

ビクトリーグレイモン「あ?何勘違いしてるんだ?俺達はデジメモリの収集と……お前の“後始末”に来ただけだぜ!」

あやルカ「そ…そんな!?」

ビクトリーグレイモン「でも、今のズィードガルルモンの行動は意味不明だな……まるであの娘を……そういえば以前も……まあ、いいか。ギズモン!!」

ギズモンXT「……」ビィィィィィ!

クイーンチェスモン「きゃああぁぁぁぁぁぁ!!」ビビビビビビッ!


カチャンッ!


あやルカ「クイーンチェスモンまで!!」

ビクトリーグレイモン「…で、この娘はどうするんです?」

ネオヴァンデモン「そうですね……」

ブイモン「あ…あのデジモンは!?」

ネオヴァンデモン「ああ、この姿でははじめましてでしたっけね?」シュゴオォォォォ…

ネオ「これでおわかりでしょうか?」

さやか「リアルワールドでデジメモリを売り捌いてた奴!!」

ブイモン「それがお前のデジモンとしての本当の姿だったのか!!」

ネオヴァンデモン「ええ、では自己紹介をさせていただきましょう……私は……」シュゴォォォォォ…

テイルモン「デスジェネラル……月光のネオヴァンデモン!!」

まどか「デスジェネラル!?」

ネオヴァンデモン「先に言わないでくださいよ。もう」


マミ「ヴァンデモン……」

ネオヴァンデモン「ああ、やっぱり連想しますか……私の出来損ないの兄と……」

さやか「兄?」

ブイモン「俺達が倒したヴァンデモンの弟なのかお前!?」

ネオヴァンデモン「兄者と同じくこのデジモンをお預かりしております」ナデナデ

ロップモン「……」

マミ「ロップモン!!」

テリアモン「ロップモン!あいつに捕まってたのか!!」

海香「あ…あのデジモン……!!」ガタガタ…

さやか「海香?どうしたの……?」

ワイズモン「忘れるはずもないよ……」

海香「あの時…あすなろドームで…かずみのオリジナル……ミチルを殺したデジモンよ!!」

さやか「!?」

ネオヴァンデモン「ああ、憶えていてもらえましたかプレイアデスのテイマー。そして、あの時のテイマーの遺体は貴女達に返しましたが……パートナーデジモンの方は私が頂きましたからねぇ!!」

ワイズモン「そうか……お前に捕われたグレイドモンのデータが倉田に渡り、ドルモンが作られたという訳か!!」

ドゥフトモン「デスジェネラルか……いいだろう、異分子のついでに貴様も排除する。インキュベーモン、選ばれし少女のデジヴァイスの凍結を解除しろ」

さやか「こいつ…!都合の良いようにあたし達を……!!」

ネオヴァンデモン「やめときますよ。今は貴方達と戦う時ではない……それに私は“後始末”に来ただけですから!」


シュオンッ!


あやルカ「え…?きゃあああぁぁぁぁぁーーっ!!」


シュオンッ!


まどか「あ、あの子……何処に……」

テイルモン「ダークエリアに……用済みだから落とされたようね!!」

QB「ダークエリアに落とされた彼女はそこに住む邪悪なデジモンに捕食されるだろうね」

まどか「酷い……!!」

ネオヴァンデモン「クイーンチェスモンのメモリさえ手に入れればもうあの娘には用がありませんからね……そして、ヘラクルカブテリモンのデジメモリ……QとH……“昆虫”と“女王”の属性が付加できますね……では、またお会いしましょう!!」


シュバッ!


マミ「ロップモン!!」

テリアモン「逃げられた……」

Fウィザーモン「糞っ!俺達は何も守れずに……」

アンキロモン「多くの仲間を“また”失っただぎゃ……」

ドウゥトモン「…お前達は感染していなさそうだな……まあ、見逃してやっても良いだろう……」

ハックモン「ドゥフトモン!!」

QB「ドゥフトモン、早く彼女達のデジヴァイスの凍結を解除してあげたいんだけど……したらしたでデジモンを進化させて君を殺すつもりでいるみたいだよ?だから……」

さやか「……」

マミ「……」

ドゥフトモン「了解だ、其の任務は完了した。問題無い、其が去った後で解除するが良い……」

ブイモン「お前ぇ!!」

ドゥフトモン「選ばれし少女達、お前達はお前達の使命を果たせ。異分子を守る事はお前達の使命ではない……そして、二度と我等ロイヤルナイツの使命を邪魔立てするな……さすれば、今回の様には済まんぞ……」

シュバッ!


テリアモン「勝手な事言ってぇ!!」

QB「ドゥフトモンの言う通り、君達はワルプルモンとだけ戦ってればいいのさ」

さやか「あんたねぇ!!」

マミ「やめなさい美樹さん」

さやか「でも!!」

テイルモン「こいつに何を言っても無駄よ。所詮はイグドラシルの情報端末……私達の監視役……言うならばイグドラシルが私達に付けた鎖の様なものよ」

マミ「私達のデジヴァイスはテイマーとデジモンを繋いでくれる……でも、これを作ったインキュベーモン……イグドラシルの意に反すれば私達は無力になる……」

まどか(わたし達……イグドラシルの言う通りに戦うしかないの……?わたし達はわたし達の意志で戦いたいのに……)

?「ウィザーモン?アタシが出てる間にとんでもない事になってたみたいだね……すまない」

テリアモン「え?君は……」

?「まどか達も久しぶりだねぇ!おに…ベルゼブモンは一緒じゃないのかい?」

まどか「え?あなた……もしかして!?」


~イグドラシルの空間・ロイヤルナイツ会議室~

クレニアムモン「任務、ご苦労だったなドゥフトモン……」

ドゥフトモン「ああ、誰かさんが異分子狩りに消極的になったおかげで其の仕事が増えて困ったものだな」

クレニアムモン「……」

エグザモン「クレニアムモン……お主、異分子共に情けを掛けてるでござんすな?本来なら切腹ものでござんすよ!!」

ガンクゥモン「だが、ロイヤルナイツも人員不足だからイグドラシルも黙認してるんだろ?やれやれ……」ゴクゴク

エグザモン「ガンクゥモン!それ、小生がマグナモンに買いに行かせた新発売のポカリでござんす!何勝手に飲んでるでござんすか!!」

マグナモン「あ、もう一回買いに行って来るか?」

ガンクゥモン「いや、普通のポカリの方がいいぜ、やっぱ。というかお前のデカイ体にはペットボトルが何本分必要なんだ?」

ドゥフトモン「今回、レジスタンスが保護していた多くの異分子を駆除したが…このデジタルワールドにはまだ多くの異分子が蔓延っている……それに、ワルプルモン軍の進行も選ばれし少女達だけでは……」

クレニアムモン「…そこでだ。イグドラシルは我々ロイヤルナイツに新たなデジモンを加えさせるそうだ」

ドゥフトモン「何?」

エグザモン「新たなデジモンでござんすと!?」

マグナモン「新入りなら俺のパシリにしてやろうかな~」

クレニアムモン「早速だが、紹介しよう」

?「……」コオォォォォォ…

ガンクゥモン「! コイツは……!!」

エグザモン「馬鹿な!?お主は選ばれし少女に倒されたはずでござんす!!」

クレニアムモン「異世界より来た者だ……その世界にはロイヤルナイツという組織は存在してなかったみたいだがな」

ドゥフトモン「だが、その異世界とは……“異分子共の居た滅びし世界”の事だろう!!」

エグザモン「何よりそのデジモンの姿……その“異形のデュナスモン”は異分子……Xデジモンでござんす!!」

デュナスモンX「……」コオォォォォ…


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ……近々D-Artsウォーグレイモンのリニューアルバージョンが出るそうじゃな……」ガタガタガタ…

ダルクモン「リニューアルする程、前のヤツは酷い出来でしたっけ~?フィギュアーツのディケイドやアクセルの頭部みたいに」

バルバモン「まあ、まだデジモンもD-Artsに見捨てられてなかったって事じゃの……“アレ”みたいに……デジモンが限定ばっかで“アレ”のD-Artsが一般なのは気に食わんが……“アレ”よりはマシな扱いかの……」プルプルプル…

ゴマモン「おい、コラ!“アレ”って“アレ”の事か!?主役機ニ体出たっきり音沙汰なしの“アレ”の事言ってるのかってばよ!?」

ダルクモン「“アレ”の方も初代の御三家の売り上げ次第で打ち止めじゃないですか~?」

ベルゼブモン「それよりいい加減ブラストモードも出せやぁ!!」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『慈愛の女神、ウェヌスモン!』

バルバモン「儂もデコードに出るの確定じゃし……まだ世の中捨てたもんじゃないのぉ……」カクカクカク…

ベルゼブモン「だからブラストモード!!」

ゴマモン「ライオンとかサーベルタイガーとかライバルのも欲しいってばよ……」

ダルクモン「あと、赤い帽子のアメリカ人一体でももの足りませんよね」


今回はここまで
次回はほむサイドのお話になります
ブラストモードが出てくれれば満足するんだ
デジモンのアーツがウォーグレで最後にならない様に祈りたい
次の投下は諸々の事情で再来週になるかも…
ではまた

タイトルに痴女みたいな格好した奴の名前、そしてほむらパート……

やったな!ベルゼブモン!

デュナスモンXってどんなのかなってググって見たんだが…
何あれ、化け物じゃねぇか!

乙~
そいやロードナイトモンXっていたっけ?

>>339
いない
ロイヤルナイツでX抗体版があるのはオメガ、デューク、マグナ、アルフォースの主役級とデュナス
あと時期外れに何故かX抗体化したドゥフトモンだけ

乙です。
ヘラクレスと蝦蛄も欲しいでござる。

ティラノモンに究極体来ちゃった…

>>ゴマモン「おい、コラ!“アレ”って“アレ”の事か!?主役機ニ体出たっきり音沙汰なしの“アレ”の事言ってるのかってばよ!?」

ゴマモンさん…確かにアンタは主役機の声でしたがwww

>>342
マジか

どこに載ってる?

4月1日のアークビートルのアーツ発売情報に日にちも忘れて狂喜乱舞したのは俺だけでいい…おれだけでいいんだ………

>>344
VJのフラゲ情報らしい、ラストティラノモンでググるとよろし。
http://rinux.liblo.jp/archives/4438640.html

あっいけね、h抜くの忘れてた、やっぱ通常ブラウザだとあかんね。

ティラノモンは運良くガンクゥモンといるのか

>>348
!?

つまり……

>>349
ゴマモン「どういうことだってばよ……?」


まぁこのSSに出るのはまだ先だよね?多分
しかし…良かったぁティラノモン…見た感じカッコイイじゃん、なんだかムゲンドラモン系で

こんにちわ

>>337
まあ、このSSではベルゼブモンだけではなくブイモンやゴマモンも中身中学生男子みたいなもんですから

>>338
図鑑の解説からして「禍々しい姿」って言われてますからね
クレニアムモンがX進化したらどうなるんだろう

>>339-340
ロードナイトモンにもX抗体がいたらデュナスモンと一緒に再登場させたかったんですけどねぇ…

>>341
あとベルゼブモンと同じ蝿の王の名を冠するのもね!

>>342>>344>>346
夏の映画にやるあのモンスターのフォルムチェンジ同様に衝撃の進化でした
ついでにオリンポスに敵対するとかいうデジモンも発表されたそうですね
それより大きく取り扱われるティラノモンは何だかんだで愛されてると思います

>>343
そしてパートナーの声はマサルダイモン幼年期と同じだったりする

>>348-350
この発表によってこれからのティラノモンの扱いが大きく…いや、そんなに変わんないけど
ラストティラノモンの詳細が発表されるまで出せないかなぁ
それにしてもこのラストティラノモン錆びてもかーなーり強そうですね

投下

~イグドラシルの空間・ロイヤルナイツ会議室~


マグナモン「そのデジモンが新たなロイヤルナイツだとぉ!?」

クレニアムモン「問題あるまい、“この世界”でも“コレと同じデジモン”がロイヤルナイツを名乗っていたのだからな」

ドゥフトモン「だ…だが、そのデジモンの姿……その“デュナスモンの異形の姿”は……」

エグザモン「異分子……Xデジモンへ進化した姿でござんす!!」

デュナスモンX「……」コオォォォォ…


“デュナスモンX抗体 ”

究極体 聖騎士型 データ

飛竜の能力が格段に引き出され、禍々しいまでの姿に変貌をとげたが
その竜鎧は最軽量の"ブルーデジゾイド"で大半が構成された
それにしても大型で重量級のデュナスモンを、翼の一振りで一瞬にして高高度まで到達させるのは
飛竜の有り余る強靭なパワーが故である
主君のためであれば、頭部の巨大な角を突き立て飛翔し
体諸共敵に突進する『ドラゴンズガスト{一陣の風/激発}』を放ち
空の戦いにおいてはロイヤルナイツの中でも随一の実力を持つに至っている


デュナスモンX「……」コオォォォォォ…

マグナモン(めっちゃ怖ぇ~…つーか皆よくコイツがデュナスモンだってわかったな……ほとんど原型留めてない気がすんだけど……)

ガンクゥモン「X抗体に進化したデュナスモン……そのデュナスモンは“Xプログラムにより滅びし世界”から来たデュナスモンなのか……」

エグザモン「イグドラシルは何を考えてるでござんす!?」

ドゥフトモン「異分子を我等ロイヤルナイツに加えようなどと……!!」

クレニアムモン「戦略上利用できる駒は利用する……はお前の弁だろう?ドゥフトモンよ。それはイグドラシルとて同じ……ベルゼブモンを選ばれし少女のデジモンとして利用する様にな」

ドゥフトモン「だ…だが、このデジモンの中のXプログラムが我々に……」

デュナスモンX「大丈夫よぉ~。アタシのXプログラムのウィルスがあなた達に感染する心配はないから~……ウフッ☆」


ドゥフトモン「!?」

マグナモン「ぶほっ!!」

エグザモン「ウフッでござんすとぉ!?」

ガンクゥモン「……やれやれ」

デュナスモンX「信じられないかしら?イグドラシルのお墨付よ!たとえばぁ……こうやって抱きついても!!」ガバッ!

マグナモン「ひぃっ!?」

デュナスモンX「キスしても、性病みたいにアタシのXプログラムがうつる事は無いのよぉ……ん~~」

マグナモン「たたた…助けてぇ!!」

クレニアムモン「それぐらいにしておけ」グイッ!

デュナスモンX「あら?もうっ!…なら、そっちの渋いオジ様もアタシとハグハグしなぁい?」

ガンクゥモン「…それ以上近寄ると俺の鉄拳を叩き込むぜ」

デュナスモンX「じゃあ、そっちの知的な猫ちゃんマスクさんは?赤いドラゴンさんは大っきすぎて無理ねぇ……ところでアレも大きいのかしら?な~んてオホホホ」

マグナモン「ななな…何なんだよお前ぇ!?」

デュナスモンX「今日から皆さんと同じロイヤルナイツになるX抗体を持つデュナスモンよ!星座は乙女座。好きな芸能人は佐藤健よ!」

マグナモン「んな事聞いてねぇよ!どうなってんだよクレニアムモン!?」

クレニアムモン「X抗体に進化したデジモンは…Xプログラムに打ち勝とうとする意志が、デジモンの闘争心と凶暴性……そして、野性の本能をより一層激しくする…このデュナスモンの禍々しき姿と性質もその表れだ……」

マグナモン「野性の本能っつっても、別の意味の野性で肉食系だよなぁ!?この姿も相まって気持ち悪いを通り越して恐すぎだよ!!」


デュナスモンX「七大魔王にはリリスモン、三大天使はオファニモン。オリンポスに到っては三分の一くらいが女性型デジモンだったでしょ?それに比べてロイヤルナイツの女気の無さ!!」

ドゥフトモン「別に必要ない」

デュナスモンX「騎士にも華は必要よ!という訳で、このアタシがロイヤルナイツの紅一点になってあげようっていうんじゃないのよ☆」パチッ☆

マグナモン「ウィンクするな気色悪い!!」

エグザモン「紅一点どころか暗黒一点でござんす!!」

マグナモン「それに女気が無いって言っても、アルフォースブイドラモンやデュークモンのテイマー選ばれし少女はみんな女の子なんだしさぁ……」

デュナスモンX「何言ってるのよ!あの娘達は女性型デジモン特有の大人の女の色気が欠けてるでしょ!!」

ドゥフトモン「お前のどこが女性型デジモンだ?鏡見てこい鏡」

エグザモン「まあ、小生達の知るデュナスモンもロードナイトモンとの仲が怪しかった“アレ”な奴でござったが……」

ガンクゥモン「Xデジモンに進化して、その本能がむき出しになったってとこだな……」

ドゥフトモン「だが、それ以上に問題は……」

デュナスモンX「アタシがこの世界に居たデュナスモンの様にあなた達を裏切らないかって事かしら?」

一同「!!」

デュナスモンX「確か、そのデュナスモンはルーチェモンっていうデジモンの魅力に惹かれて行ったのよねぇ?それを聞いてアタシもそのデジモンに少し興味が湧いたけど……でも、大丈夫。イグドラシルには取り残されて“前の世界”ごと消されそうになったアタシを拾ってくれたという大恩があるから……この世界のイグドラシルのロイヤルナイツとしてしっかり働かせてもらうわ!!」

ドゥフトモン「それはどうかな?言葉だけではイグドラシルへの忠義の証にはならぬ」

デュナスモンX「実績で示せって言うんでしょ?それなら……ねぇ、クレちゃん?」

マグナモン「クレちゃん!?」

クレニアムモン「お前がウィザーモン達が保護していた異分子共の駆除に行っている間に、彼は3つものエリアで異分子を駆除した。その数はお前が仕留めた数と同じ程だろう」

ドゥフトモン「ほぅ……」

デュナスモンX「彼じゃなくて彼女よ、失礼ね」

ガンクゥモン「自分の同類であるXデジモンを倒すのに何も躊躇いは無しか……その非情さは前のデュナスモンと同じだな」

デュナスモンX「あのねぇ、Xプログラムで滅びたアタシが居た世界は他のデジモンのX抗体を奪って取り込まなきゃ生き残れなかった弱肉強食の地獄の世界だったのよ?今はその必要は無いけど……この世界をそんな“地獄”にしない為にもアタシもXデジモンの排除……同族殺しの汚名をあえて被ろうじゃないのよ……」

クレニアムモン「……」


ドゥフトモン「その決意…本物か……いいだろう、お前を我等ロイヤルナイツに迎え入れよう」

マグナモン「げっ!!」

デュナスモンX「あら、ありがとう~。歯をクラゲに変える能力は無いけど新入りの歓迎の黄金茶なら喜んで頂くわ!」

マグナモン「出さねーよ!!」

デュナスモンX「そうね…そんな暇は無いわよね……早速だけどまたお仕事に行かなくちゃアタシ……」

エグザモン「勤労でござんすな」

クレニアムモン「またXデジモン狩りに行くつもりか?」

ドゥフトモン「しかし、まだ他に異分子共が潜伏しているエリアの特定は……」

デュナスモンX「違うわよ。近頃サンドゾーンエリアでワルプルモン軍のあるデジモンが自身のその美貌で多くのデジモンを魅了しているらしいわ」

クレニアムモン「その情報なら私も知っている。確かそのデジモンはデジタルワールドで最も美しいと言われているオリンポス十二神の……」

デュナスモンX「デジタルワールドで一番美しいデジモンはアタシよっ!!」

マグナモン「どこが!?」

ガンクゥモン「一番おっかねぇツラしたデジモンってのは認めるぜ」

エグザモン「いや、それはクレニアムモンといい勝負でござんすよ」

クレニアムモン「おい」

デュナスモンX「という訳でアタシがそのデジモンをブチのめしてくるわよおぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!」


バサァ!


クレニアムモン「待てデュナスモン!勝手な真似は……」

マグナモン「もう行っちまったよ……」

ガンクゥモン「やれやれ色んな意味で危ねーデジモンだ……」

ドゥフトモン「やはり奴も異分子だな……」

クレニアムモン「だが丁度いいかもしれない…あのデジモンは選ばれし少女達では太刀打ちできんかもしれないからな……」

マグナモン「そんなに強いのか?」

ドゥフトモン「その美貌でデジモンを魅了していると言ったろう」

マグナモン「ああっ!あのデジモンの事なのか……そうか…そりゃちと厄介だな…特にアルフォースブイドラモンやベルゼブモン辺りには……アイツらマヌケだし」

ドゥフトモン「お前が言うな」

ガンクゥモン「さて…こりゃ良い試練になるかもしれないぜ……」


~荒野~

インプモン「今日はここでキャンプだぜ」

杏子「ほむらー今日の飯は何だー?」

ほむら「カレーよ」グツグツグツ

ゆま「わーい!カレー♪カレー♪」

ギルモン「ギルモン、カレーパンすきだからカレーもすき!」

杏子「って、レトルトカレーかよ!鍋で煮詰めてたのはレトルトパウチじゃん!!」

ほむら「サバイバル生活にはこの方が手っ取り早いでしょ。それに今日のレトルトカレーはグーなお腹にグーのデジモンカレーよ」グツグツ

杏子「おお、やったぁ!デジモンカレーなら文句無いね!!」

ルキ「オマケのカード入ってたでしょ?集めてないならちょうだい」

ほむら「私も集めてるわ」

インプモン「そろそろ温ったまったろほむら」

ほむら「みんな、好きなの取って自分でご飯にかけて」

ゴマモン「中辛のシーフードも~らい!」

杏子「ゆま、アンタは甘口にしときな」

シスタモンB「ねぇねぇ、やっぱりカレーって似てるよね……ウン……」

シスタモンN「ブラン!ウンコ食う時にカレーの話をするなっ!!」ボガッ!

シスタモンB「痛いよ姉様!!」

アグモン「アニキ~…卵焼きはないのかな?」

マサルダイモン「ん?ああ、やっぱカレーには卵焼きだよなぁ!」

アグモン「そうそう!サユリの卵焼き!!」

ピヨモン「サユリ?」

ゴマモン「誰だってばよ?」

マサルダイモン「あん?誰だっけな……まあ、いいや!食おう食おう!!」

アグモン「いただきまーす!!」


バクバクムシャムシャ…


キリカ「……」

アグモン(黒)「キリカ…俺達の分は……?」

カオル「ちょっと!この子達にもカレーをあげなよ!!」

ほむら「……ちゃんとそいつらの分もあるわよ」スッ

キリカ「あ、ああ…意外だね暁美ほむら。キミが私達に貴重な食料を渡す気なんかないと思ってたよ」

ほむら「無駄口を叩いてないで冷めないうちに食べたらどうかしら」

キリカ「…フン、いただきます……」パクッ

キリカ「!? か…か…辛あぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!」

ルキ「キリカ!?」

アグモン(黒)「ひいぃぃぃぃぃぃ!!!」ボオォォォォ!

アグモン「あ、お前もベビーバーナーが使えるようになったんだな」

レナモン「それは違う」

アグモン(黒)「辛い辛い…舌がヒリヒリ痛い……!!」

キリカ「暁美ほむらぁ……!!」

ほむら「あら、ごめんなさい呉キリカ。辛すぎたかしら?でも、あなた達の分は超激辛味しか残っていなかったから」

杏子「でも、残さずちゃんと食えよな~。貴重な食料を恵んでやったんだからよ~食べ物は粗末にすんなよ~」

キリカ「くぅ……っ!」

アグモン(黒)「み…水ぅ……!!」

ルキ「……何あれ。女子特有の陰湿なイジメじゃない……あんた達がそんな事する人間だとは思わなかったわ」

杏子「う…うるせぇ!部外者が口出すんじゃねぇよ!!」

ルキ「何よ!!」

ほむら(…私だってわかってるわよ……自分がくだらない事をしているって……でも、どうしても許せないのよ……かつての時間軸でこいつが美国織莉子と共にまどかを殺した事が……!!)

ほむら(でも、それは別の世界の呉キリカであって、この呉キリカではない……それはわかってる……理解している…頭では…でも心では……)

杏子(いいや、コイツだって…ゆまを利用して…レオモンを殺した……!!…でも、コイツを今更どうしたって失ったものは戻ってこない……そう、失ったものはもう……)

ゆま「キョーコぉ……」

アグモン「アニキぃ…どうしたらいいんだよ……」

マサルダイモン「いやぁ…女同士の喧嘩は……流石のケンカ番長の俺でも割り込む余地は無いぜ……」

シスタモンN「やれやれだわ……ん?」


少女「うっ…ううぅぅぅ……」フラッ…

ゴマモン「に…人間だってばよ!」

インプモン「おいおい……すげぇズタボロだぞ!」

カオル「あの子……!!」

レナモン「テイマーのようだな」

ゆま「お、お姉ちゃんだいじょうぶ…?」

すみれ「あ…あなた……南中のサッカー部の…牧カオルさん……?」

杏子「カオルの知り合いか?」

カオル「ああ、覚えてるよ!北中の茜すみれだろ!トレセンでコンビ組んだから……あんたもテイマーだったとは知らなかったけど……」

すみれ「よかった……知ってる人に逢えて……」

カオル「何があったんだその怪我!?」

すみれ「こ…この先の神殿で……ワルプルモン軍のデジモンに……わ…私のデジモンが…ロードされて……デジタマも割られて……」

杏子「パートナーデジモンがやられたのか……っ!!」

すみれ「そ…それで私と一緒にいたインキュベーモンも……「パートナーを失った君はここでリタイアだね」って言って何処かに行って……私…一人に……」

ピヨモン「リタイヤ?何それ!!」

ほむら「見捨てられたのよ。デジモンを失ったテイマーはインキュベーモンにとって用無し……」

ゆま「そんなのひどいよ!!」

ギルモン「ボク達と一緒にいたQBモンもそうなの?」

ほむら「そう、私達だって例外じゃないわ……もし、この先の戦いでパートナーを失えば……所詮奴等にとって私達は使い捨ての道具に過ぎないのよ……」

インプモン「けっ!俺様はそうかんたんにやられねーけどな!!」

すみれ「そん…な……」ガクッ…


カオル「すみれっ!!」

ピヨモン「ここまで気力だけで持ち堪えて逃げて来たのね…可哀相に……」

シスタモンB「傷の手当はわたしに任せて」

ほむら「それにしても……私達以外にもこの世界に来ているテイマーがまだいたのね……」

ルキ「いるよ。ううん、わたしやユウリより先にこのデジタルワールドに来ていたテイマーももっといたはず」

杏子「そいつらもワルプルモンと戦う為に?」

カオル「すみれも多分そうだよ……だってこの子、正義感強くてサッカーで自分のチームのみんなを気遣う優しい子で……聞いた話だと何か家でやってるお花の教室の跡継ぎの事でサッカーをやめさせようとする親と揉めてた先輩の相談にも乗ってたとか……」

ほむら「様々な想いを抱いてこの世界に挑むテイマーがいるということね……」

レナモン「だが、この世界の過酷な環境で生き残れるテイマーは殆どいない」

ゴマモン「それってつまり…みんなやられちゃったって事だよな……」

シスタモンN「ま、アンタ達の強さが特別なのさ。デジタルワールドでここまで長生きできるテイマーはアンタ達ぐらいだからね。コイツ以外のテイマーにお目にかかる事なんてもう無いだろうさ」

ルキ「余程の馬鹿じゃなきゃ、この世界に来ようとするテイマーなんていないからね。もっとデジシードを手に入れる為に自分の身の程を弁えずに挑む馬鹿。インキュベーモンの口車に乗せられて世界を救うって意気込んでる正義馬鹿」

杏子「おい、コラ。それってアタシ達の事言ってるのか!?」

ルキ「そして、あたしの様なバトル馬鹿」

レナモン「だが、このテイマーもパートナーを失っただけで、自分の命は拾えたのだからまだ運の良い方だ」

カオル「すみれもあたし達が手当てしてなきゃ会ってなけりゃどうなってたかわからないしね……」

シスタモンB「治療は終わったよ」パアァァ…

ゆま「ブランの治癒魔法もすごい!…ゆまも魔法をなくしちゃっていなければなぁ……」

キリカ「体の傷は癒せても……心の傷は癒えないさ……」

アグモン(黒)「キリカ?」

キリカ「パートナーを失っただけ?“だけ”で済む事か!?心身ともにしてきた愛する者を失う……それは果てなき絶望だ!私には耐えられない……アグモンも……そして、織莉子も……織莉子の為にこのガブモンのデジタマもいつかかえさなくてはいけない……」

ほむら「呉キリカ……」

レナモン「…いや、そういうつもりで言ったわけではないが……確かに失言だった。すまない」


すみれ「うぅぅ…ベタモン……」グス…

ゆま「眠ったまま泣いてるね……」

杏子「コイツもやっぱパートナーを失って辛いのさ……」

ピヨモン「カオル、何処か安全な場所で休ませてあげた方がいいんじゃないかな?」

カオル「そうだね……ほむら、杏子。悪いけどあたし一度リアルワールドに戻るよ」

シスタモンN「え?そんな簡単に戻れるものなのかい?」

杏子「そうか…グラニを使うのか!」

カオル「あとの処置はDATSヒュプノスの医療室でしてもらうからさ」

マサルダイモン「…ん?DATS……?どっかで聞いた響きだな……」

カオル「すみれが落ち着いたらまたすぐに戻ってくるよ。かずみも気になるしね……」

杏子「わかったよ。ほむら、出してやってくれ」

ほむら「ええ」スポッ

ギルモン「ピヨモンたちをしっかり送ってねグラニ!」

グラニ「……」

カオル「それじゃあ、みんなゴメン!あとよろしくね!!」

ピヨモン「頑張ってね!」


シュイィィィィン…


杏子「…さてと、アタシ達はどうする?」

ほむら「夜が明けたら彼女が言っていた神殿に行ってみましょう」

ゆま「そこにいるデジモンを倒してあのお姉ちゃんのパートナーの敵を打つんだね!」

マサルダイモン「おっしゃあ!どんな野郎が出てきても俺の拳を叩き込んでやるぜ!!」

アグモン「明日に備えて腹ごしらえだよアニキ!」バクバク!

インプモン「おう、カレー食ってる途中だったな!」バクバク!

キリカ「……」スッ


バクバクムシャムシャ!!


ルキ「キ…キリカ!その激辛カレー食べて平気なの!?」

キリカ「心頭滅却すれば火もまた涼し!カレーもまた甘し!愛を取り戻す為の戦いならどんな辛酸も舐めきってやるよっ!!」バクバク!

アグモン(黒)「お…俺も!腹が減っては戦はできないからな!!」バクバク!

マサルダイモン「へへ!その心意気だ!!」

ほむら「……」


翌日

~サンドゾーンエリア~

ゴマモン「熱っちぃ~……砂漠まで出ちゃったってばよ……」

ゆま「ゴマモン、ゆまがおんぶして運んでるんだから戦う時はしっかりしてよね」

杏子「あの先に見える建物が茜すみれが言ってた神殿だな」

インプモン「…あの神殿……」

ほむら「どうしたのインプモン?」

インプモン「いや、何かあそこに行ったことあるようなないような……」

マサルダイモン「何だお前も記憶喪失だったのか?」

インプモン「ちっげーよ!」

シスタモンN「デジタマに戻る前……前世の記憶じゃないのかい?」

ほむら「ベルゼブモンが七大魔王として君臨していた時の……」

ゆま「ねぇねぇ!神殿の前にデジモンがいっぱい集まってるよ!」

杏子「ワルプルモン軍か?とにかく近くまで行ってみよう!」


ヌメモン「A!」

スカモン「B!」

ヌメモン「C!」

シスタモンB「うははぁ!ヌメモンやスカモンがいっぱいおるけぇ!今度は幻じゃないんだぁ!!」

ゴマモン「そこ、喜ぶとこ?」

インプモン「何やってんだあいつら?」

杏子「何か…体でアルファベットの文字を再現してるぜ……」

ヌメモン「L!」

スカモン「I!」

ヌメモン「O!」

スカモン「N!」

イグニートモン「違ーよオメーら!!LIONじゃねぇ!L・O・V・E!LOVEだラブ!!」

インプモン「あいつって確か……」

ほむら「イグニートモン……」

杏子「誰だ?」

インプモン「ミネルヴァモンの弟のアイドルオタク」

マサルダイモン「ああ、そういやゲコモンの城で見た奴だな」


イグニートモン「ウェヌスモン様へのLOVEを表現すんだよ!もっと気合入れて体を捻れ!Lはこう腰を曲げて!!」グキッ!

イグニートモン「あっ!痛てててて……」

インプモン「懲りずにまた別のアイドルの親衛隊長かオメー?」

イグニートモン「え?って、インプモンさんにほむらさん!?何でここに!!」

ほむら「茜すみれというテイマーを倒したデジモンを探しに来たのよ」

杏子「まさかテメーの事じゃねぇだろうなぁ?」

イグニートモン「ち、違いますよ……」

シスタモンB「ねぇ、ヌメモンにスカモン!ウンコちょうだい!ウンコっ!!」

ヌメモン「何言ってるヌメ!俺達のウンコは全てウェヌスモン様の物だヌメ!!」

スカモン「そうだそうだ!!」

シスタモンB「……」ショボーン…

ゴマモン「ショボーンってするところか?」

イグニートモン「とにかく、今ウェヌスモン様への愛を捧げる為に宇宙パワーを身につける修行をしてるんだ!邪魔しないでくださいよ!!」

キリカ「愛…?」

ゆま「宇宙ぱわー?」

杏子「胡散臭い新興宗教の修行だなまるで……」

インプモン「テメーの姉貴はここでまたテメーがアホやってる事知ってんのか?チクるぞオイ!」

イグニートモン「ね…姉さんは関係無いじゃないですか!!」

ほむら「ウェヌスモンって……」

デッカードラモン「オリンポス十二神の一人、愛を司るデジモンじゃ」シュィィィン

キリカ「あ、デッカードラモン!いきなりデジヴァイスから出てくるんじゃないよ!」

イグニートモン「げっ!デッカードラモン先生……」

杏子「オリンポス十二神か…そいつが茜すみれのデジモンを殺ったんだな!!」

デッカードラモン「だが、信じられん…慈愛の女神ウェヌスモンがワルプルモン軍に付くとは……」

ほむら「やはりそれはデジメモ―」

Dスーパースターモン「貴様らっ!我がウェヌスモン教団の信者ではないなちょー!!」

マサルダイモン「スターモンか!?」

ルキ「違う!その進化系…スーパースターモン……」

レナモン「いや、ダークスーパースターモンだ!」


“ダークスーパースターモン”

完全体 突然変異型 ウィルス

ブラックホールの観測データから生まれた、闇に染まったデジモン
夢も希望も忘れ去りサングラスで光を閉ざしてしまうほどの重い過去を背負っているらしい
必殺技は、超新星爆発した破片で攻撃する『ダークイクスプロージョン』と
全てを闇で覆う黒い霧『シュバルツネーベル』
周囲の物体を飲み込む穴を生み出す『ダークホール』



Dスーパースターモン「そうか、選ばれし少女だな!お前らも昨日のテイマーの様にギッタギタにしてやるホーイ!!」

インプモン「けっ!けちょんけちょんに返り討ちにしてやるぜ!!」

マサルダイモン「来るならきやがれ!!」

Dスーパースターモン「お前達の運命は俺が決めるちょー!イーバモン部隊!出番だフォー!!」

イーバモン「……」ワラワラ



“イーバモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

ベーダモンを捕獲し、体を構成するデータを解析・改良して人工的に生み出されたサイボーグ型デジモン
某国の「エリア51」という施設で、地球外のテクノロジーを使って作られたらしいが真相は謎に包まれている
必殺技の『ブレインラプチュアー』は左手に持つ銃でクラッキングプログラムを相手の脳に放ち、脳に蓄積されたデータを吸収する
『プラネットデストロイヤー』は蓄積したパワーをすべて開放し右手の銃から打ち出す技で
惑星ひとつを瞬時に破壊することができると言われている
某国はデジタルワールドを手中に収めるべく秘密裏にデジモンの研究開発を行っているとも言われている



ゴマモン「宇宙人だ!宇宙人がいっぱいだってばよ!!」

ゆま「デジモンでしょゴマモン!」

杏子「究極体の群体か!!」

Dスーパースターモン「さあ、イーバモン部隊よ!ウェヌスモン様の愛の為に……こいつらをキャトルミューティレーションしてロードしてやるんだホーイ!!」

ほむら「行くわよインプモン!!」

デッカーグレイモン「キリカよ、本当の愛を教えてやるのじゃ!!」

キリカ「ああ、アグモン!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―アグモンワープ進化ぁぁぁ!ブラックウォーグレイモン!!―


―ゴマモンワープ進化ぁぁぁぁ!ヴァイクモン!!―



―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


MATRIX
EVOLUTION_


杏ルキ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―レナモン進化っ!クズハモン!!―



杏子『…ちっ、いいかいデュークモン。クズハモンやウォーグレイモンより多くのイーバモンを仕留めるんだよ!!』

デュークモン「杏子…しかし……」

イーバモン『プラネットデストロイヤー!!』ビイィィィィ!

ヴァイクモン「おわっ!」


ドゴオォォォォン!!


Dスーパースターモン「ウェヌスモン親衛隊のイーバモン軍団をそんじょそこらの雑魚デジモンと一緒にしない方がいいちょー!」

イグニートモン「親衛隊って……僕達の事じゃなかったのぉ!?」

ヌメモン「いいから隠れてるヌメよ!巻き込まれるヌメ!!」

ベルゼブモン「なろぉ……!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥン!

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』ズババババッ!

イーバモン「ビィ!?」


ドゴォォォォォン!!


Dスーパースターモン「な…中々やるじゃないかちょー……」

アグモン「アニキ!俺も進化したいよ!」

マサルダイモン「待ってろアグモン!こいつをぶん殴ってデジソウルをためっからよ!!」

Dスーパースターモン「ホイ?面白い……俺の拳法を見切れるかサモハーン!ホワチャアッ!!」シュシュシュッ!

マサルダイモン「おっと!やるなぁ!オラァ!!」シュバッ!

Dスーパースターモン「危ないホイ!これでもくらうちょー!!」

Dスーパースターモン『ダークホール!!』


シュゴオォォォォ…!


マサルダイモン「うわっ!しまった!!」シュオンッ

アグモン「アニキっ!!」

マサルダイモン「こ…この穴……抜け出せねぇ……!!」ギギギ…!

アグモン「みんなぁ!アニキをこの穴から引っ張り出してくれよぉ!!」

キリカ「わかった!せーのっ!!」グイッ!

マサルダイモン「痛ででででっ!下半身が千切れる!!」


ほむら「駄目だわ……力じゃどうしようもなさそうよ」

シスタモンB「ダークスーパースターモンを倒さない限り、この暗黒の穴からは抜け出せないよ!!」

ほむら「ベルゼブモン!イーバモン軍団は後回しでダークスーパースターモンを!!」

ベルゼブモン「おうっ!!」

Dスーパースターモン「うっ!?イーバモン!俺を守れちょー!!」

イーバモン『ブレインラプチュアー!!』ビビビビッ!

ベルゼブモン「うおっ!?」サッ

Dスーパースターモン「おしいちょ!イーバモンのブレインラプチュアーの光線が当たればお前の脳細胞のデータが吸い取れたものを!!」

ほむら「ただでさえ少ないベルゼブモンの脳みそがこれ以上吸い取られら、どうなるかわかったものじゃないわ!」

ベルゼブモン「どういう意味だコラ!!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ズオッ!

イーバモン「!」クネッ


ドゴォン!


杏子『クッソォ!クネクネとタコみてぇに攻撃をかわしやがって!!」

クズハモン「思うように仕留める事ができない……!!」

?「騒々しいですね……何の騒ぎですか?」

ゆま「神殿の中からデジモンがでてきた!!」

ほむら「あれは……?」

イグニートモン「おおおーっ!我等が女神!オリンポス十二神、慈愛のウェヌスモン様ぁ!!」

ウェヌスモン「ふふっ……」



“ウェヌスモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二神族のひとりで、慈愛に満ち愛を司るデジモンである
ウェヌスモンいる所、どのような荒れた土地も美しく花が咲き乱れ、大地は若々しい力を蘇らせる
純粋で美しいウェヌスモンのためにと奉仕するデジモンも多いという
ウェヌスモンは目隠しをすることにより心眼で世界を正しく捉え、どんな嘘やまやかしも通じない
さらに瞳を隠すことで溢れ出る魅力を抑え、卒倒するデジモンを増やさぬ配慮もある
ウェヌスモンには常に鳥の「オリーブ」と貝の「ホタン」がついており、ウェヌスモンと賑やかに気兼ねなく話せる小さな友達である
愛を司るデジモンであるため、ひとつひとつの仕草で相手の心をなだめる戦い方をする
『ヒーリングセラピー』は相手の頭をなでただけで戦意を消失させ
投げキッス『LOVE YOU』を受けた敵はドキッとした後に倒れこんでしまう
また鳥のオリーブに頭を突かれると『ピースファンタジア』が掛かり、どんな凶暴な性格も平和志向にさせてしまう


Dスーパースターモン「見よ!この美しさ!デジタルワールドで最大の美貌を誇るウェヌスモン様だちょー!!」

イグニートモン「L・O・V・E!ウェヌスモン!!」

ヴァイクモン「本当だ…美しい……」

ベルゼブモン「乳デケぇ……」

ゆま「ヴァイクモン!なにやってるのよぉ!!」

ほむら「ダメだわこりゃ……」

ウェヌスモン「世界を制するのは愛だけです。 さあ、あなた達も私と愛を育んでくださいな……宇宙の様な広大な愛を……」ニコッ

ヴァイクモン「ぐはっ!眩しいスマイル!!」

ベルゼブモン「宇宙の様に広い愛か……」

Bウォーグレイモン「俺もウェヌスモンの愛が欲しい……」

キリカ「ウォーグレイモンまで……!?」

ほむら「何やってるのよベルゼブモン!そいつは敵よ!!」

ウェヌスモン『LOVE YOU!』チュパッ


パアァァァァ……


ベルゼブモン「!!」

ヴァイクモン「!!」

Bウォーグレイモン「!!」


杏子『たくっ!こうなったらアタシ等で奴をやるよデュークモン!!』

デュークモン『ファイナル・エリシ―』

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルウゥゥゥゥゥン!!

杏子『何!?』


ズバギャァァァァァン!!


デュークモン「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

ゆま「キョーコ!ブラックウォーグレイモンがデュークモンに攻撃を!!」

ほむら「呉キリカ……やはりあなたは……っ!!」

キリカ「ち、違う!私はあんな指示してない!どうしたというんだウォーグレイモン!?」

Bウォーグレイモン「キリカ…俺はウェヌスモン様の愛に生きる事にしたぜ!!」

キリカ「な…何!?」

ベルゼブモン「俺もだ!ほむらなんかの盆地胸と違って、ウェヌスモン様の宇宙クラスの胸には愛が詰まってるのさ!!」

ほむら「……」ピキピキッ!

シスタモンN「青筋が立ってる……滅茶怒ってるね……」

ヴァイクモン「そうそう!ゆまの様なお子ちゃまじゃあ、ウェヌスモン様の宇宙の様に大きな愛に満ちた抱擁はできないってばよ!!」

ゆま「ヴァイクモン!どうしちゃったのぉ!?」

デッカードラモン「LOVEYOUじゃ!さっきのウェヌスモンの投げキッスはどんなデジモンも虜にしてしまうのじゃ!!」

ルキ『みんなあいつにメロメロになってるの!?』

デュークモン「このデュークモンは無事だぞ!」

杏子『中にアタシ達がいるから効かなかったんじゃないか?』

ルキ『操られてるのは馬鹿な男デジモンだけね……』

ベルゼブモン「L!」

ヴァイクモン「O!」

Bウォーグレイモン「V!」

イグニートモン「E!」

デッカードラモン「ワシやシスタモンの様な女性デジモンは大丈夫のようじゃの」

シスタモンN「え…あんた女なの?」

ベルゼブモン「けけけけけっ!喰らえ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』


ズバッ!ズバァン!


デュークモン「くっ…!」

杏子『やめろベルゼブモン!!』

ほむら「前もこんなパターンあったわね……」

ヴァイクモン『ヴァイキングアックス!!』

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』


ガキッ!ガキィィィン!


クズハモン「ルキ…味方だからって手を抜いてやり過ごせる相手ではないわ!!」

ルキ『わかってる!けど……』

ほむら「ウェヌスモンを倒しさえすれば洗脳は解けるだろうけど……」

杏子『ベルゼブモンやウォーグレイモン!それにイーバモン軍団を突破して奴のとこまで行くなんて無理だ!!」

デュークモン「グラニさえあれば……!!」

ウェヌスモン「さあ、選ばれし少女達……あなた達の命を宇宙に捧げるのです……大丈夫、無限大の宇宙は無限の愛に包まれているのですから……何も恐くはありません……」

デッカードラモン「奴は本当にウェヌスモンなのか!?」

キリカ「無限の愛だと?愛っていうのはそんな宇宙の星々の数程に無限にあるんじゃない!無限に有限なんだよ!!」

シスタモンN「いや、よく意味がわかんないんだけど……」

キリカ「つまり!愛っていうのはこんな大多数に安々と振りまくもんじゃない!本当に愛する者だけに無限に愛を尽くすんだよ!!」

?「その子の言う通りよっ!!」

ほむら「な…何!?」


ヒュウゥゥゥゥゥ……ドゴオォォォォォォォォン!!


デュナスモンX「見つけたわよウェヌスモン!デジタルワールドで最も美しいデジモンはどちらかケリを付けてあげるわ!!」

杏子『あ、あいつは!?』


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ…儂もリアルワールドのハンバーガー屋で働いてみようと思うのじゃ……そんでそこのバイトのロリ巨乳の女子高生といい感じになるのじゃ…はたらく七大魔王さまって感じで……」ガクガクガク…

ティラノモン「それより聞いてよ!デジタルモンスター生誕15周年にしてついについに!待望のティラノモン究極進化よ!!」

ダルクモン「え~…むしろ、究極体がいないからこそ美味しいキャラだったのに……」

ティラノモン「そんなの全然美味しくない!どっちでもいいけど!とにかく、これでやっとこのネタは卒業だぁ!このSSに登場する時が待ち遠しいよぉ!!」

ダルクモン「あー……本当はこのSSでは終盤に安価でオリジナルデジモンに進化させる展開を予定してたのになぁ……」

ティラノモン「安価でぇ!?」

>>373 〇〇〇ティラノモン

>>374 〇〇型

>>375 必殺技1

>>376 必殺技2

バルバモン「てな感じで……」プルプル…

ティラノモン「絶対変なのになるから嫌だぁ!!」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ」

バルバモン『飛竜の騎士デュナスモンX抗体!』

ダルクモン「ま、とりあえずおめでとうございます~」パチパチ

バルバモン「おめでとうなのじゃ……」パチパチ

まどか「おめでとう!」パチパチ

ほむら「おめでとう……」パチパチ

マミ「おめでとう」パチパチ

さやか「めでたいなぁ!」パチパチ

杏子「おめでとさん」パチパチ

ドーベルモン&サキ「「おめでとう」」パチパチ

ティラノモン「ありがとう……」ニコッ

バンダイに、ありがとう
ネタキャラに、さようなら

そして、全ての子供達(ティラノモン)に


おめでとう


今回はここまで
花粉症はなおったけどすっかり冨樫病の怠け癖が身に付いて
隔週の投下がデフォになるかもしれません…
とにかくティラノモン究極体おめでとう!
ではまた

乙です

安価ならピースティラノモンでどうですか?ウォグレの反対みたいなwww

バルバトス


最近LIONって聞くとライオンって叫びたくなる、にしてもそれでいいのかBWグレイモン…
必殺技はピース(平和)らしく話し合い(武装見せつけながら)で

おお、帰ってきてたのか
何にせよ乙
技はエターナルフォースブリザードでいいんじゃないかな(テキトー

おかえりー
ダルクモン「これから給料日まで、ハンバーガーとポテトオンリーですか。 スーパーサイズミーですか?」
ここまで妄想余裕でした。
あれはホント当たりだわ

乙でした!!
ドゥフトモンのニャ口調は何故かメタルスのジャガーを思い出してしまう…そしてデュナXはリターンズのナイトスクリームで脳内再生…

魔王は今日笹塚駅が崩壊して明日から通勤どうしょうとまじめに考えてしまった(地元なんで)
ティラノモンもやっと究極退化…安価見たとき某恐竜のほとんどいない戦隊ネタが浮かんだ俺は年齢バレてまうわ

ようやくティラノモンさんにも希望が…ただアーツやらの造型にはなんだろうなぁ、形的にも……
そういやウォグレリメイクは色合いが少し変わっただけみたいっすね、買わなくても大丈夫そう……

乙~
まさか前ベルゼブモンが言っていた翼が生えたホモのデジモンって・・・。
あっ・・・(察し)

どうした、更新しないのか?
体調とか気をつけろよ…。

更新まだー?

こんばんわ

>>373-376

“ピースティラノモン”

究極体 バルバトス型

必殺技は『ピースネゴシエイョン』と『エターナルフォースブリザード』


属性の安価忘れた……データのまんまでいいのかな?
ピース繋がりで電気技も使ってイイカな?
コレが出るかは……今後をお楽しみに?


>>377
どっちかというとその役はネオヴァンデモンかムルムクスモンあたりでしょうか
ダルクモンはむしろアパートでネットばかりやってる人でしょうね

>>378
ぶっちゃけ正解です
ドゥフトモンLMの語尾はジャガーノートを意識して付けました
そして、ナイトスクリームと一応同じ声のエグザモンの方を実はオカマ口調にする予定でしたが
デュナスモンをX抗体として再登場させると決めてからはコッチをそのキャラにしようという事で
騎士なのに武士っぽいキャラに変更になりました
そしてデュナスモンとロードナイトモンの仲はたぶんこの二人のリスペクト



知久「ホーちゃんの手…あったかい……////」

ホークモン「知久殿……////」


詢子「」

テイルモン「……」ブギギッ(鼻血)

あと随所にその戦隊のネタがあるのにはお気付きになられたでしょうか?
>>1もこんなSS書いてるくせに結構トシなのです…


>>379
>>1はBウォーグレイモン買い逃したから
旧ウォーグレをリペイント!
…できる技術があればなぁ……

>>380
自分でもそんな伏線張ってたのかと思い出しました
もう一年以上前だからなぁ…

>>381-382
申し訳ございません
これからしばらく隔週の投下がデフォになってしまうかもですが
完走はさせるのでこれからもよろしくお願いします

投下


ほむら「何なの…いきなり現れたあのデジモンは……?」

キリカ「なんて化け物じみた姿をしたデジモンなんだ!」

ゆま「こわいよぉ……」

ルキ『新手のワルプルモン軍のデジモン!?』

デュナスモンX「なんて事を言うのよアンタ達!失礼な小娘共ねっ!!」

一同「!?」

キリカ「のよって……」

ゆま「何だかもっとこわいよぉ!!」

デュークモン「……デュナスモン!!」

杏子『デュナスモンだと?アイツが!?』

ほむら「デュナスモンって…確か、あなたが倒したと言っていた裏切り者のロイヤルナイツじゃ……」

杏子『ああ、倒したはずだし…アタシが見たデュナスモンは、あそこまでおっかねぇ姿したデジモンじゃなかった……』

デュナスモンX「だから失礼な事言わないでちょうだい!アタシはより美しく、X抗体へと進化したデュナスモンよ!!」

ほむら「X抗体!?」

杏子『そうか…X抗体に進化して甦ったんだなテメー……デュークモン、もう一度コイツを地獄に送り返してやるよ!!』

シスタモンN「ち、違う!そいつは別のデュナスモン……Xプログラムによって滅びた別次元のデジタルワールドから来たデュナスモンだ!!」

ほむら「Xプログラムの……」

杏子『別世界のデュナスモン!?』

シスタモンN「…って、あたしのスマホにガンクゥモンからのメールが」

ゆま「デジモンもスマホ持ってるんだ……」


シスタモンB「とりあえず、あのデュナスモンは敵じゃない……はずだよ」

デュナスモンX「という事よ、アタシも手伝ってあげるわ☆」パチッ☆

キリカ(ウィンクにゾッとしたっ!!)

デュークモン「くっ…!あの時のデュナスモンとは違うとはいえ、貴様をそう簡単に信用は……」

デュナスモンX「あ~ら、あなたが“この世界のデュークモン”ね」

デュークモン「何…?」

杏子『Xプログラムで滅びた世界にもデュークモンが居たのか……?』

デュナスモンX「ふぅ~ん。話には聞いてたけど、本当に合体して進化するのね、“この世界のあなた達”は」

杏子『!? そりゃどういう意味だ!?』

デュナスモンX「アタシにテイマーがいたら可愛い男の子と合体してみたいわねぇ…ウフフフッ♪」

杏子『聞けよオイ!!』

デュナスモンX「そして、あっちにいるのが、この世界のベルゼブモンね」

ベルゼブモン「あ?」

ほむら「…やっぱり、X抗体のベルゼブモンと同じ世界から来たという事なのね」

デュナスモンX「頭悪そうだけど、中々イケメンじゃない。いらっしゃい、ハグしてあげるわ!」


ベルゼブモン「ふざけろヴァカ!誰がテメーみてぇな化け物なんかに!!」

ヴァイクモン「そうだそうだ!オイラ達の愛は全て……」

Bウォーグレイモン「ウェヌスモン様の宇宙に捧げるのだ!!」

イグニートモン「はい、みなさんご一緒に!」

ベルゼブモン「L!」

ヴァイクモン「O!」

Bウォーグレイモン「V!」

イグニートモン「E!」

イグニートモン「ラブリー・ウェヌスモン!!」

ウェヌスモン「ありがとう、みなさん」ニコッ

ベルゼブモン「がはっ!」

ヴァイクモン「ぐはっ!」

クズハモン「完全にメロメロだわ……」

Dスーパースターモン「ほわー!あのスマイル!あの美貌でウェヌスモン様は全てのデジモンを虜にするんさちょー!!」

キリカ「美しさだけで私達のデジモンが取られてしまったというのか…あんな偽りの愛の色香だけで惑わされて……」

イグニートモン「いやぁ!やっぱ同じオリンポスでも、野蛮で粗暴な僕の姉さんとは大違いだ!!」

ベルゼブモン「ああ、お前の姉貴つるぺたのガキだもんな!」

イグニートモン「え、違いますよ?姉さんにまだ会ってなかったんですか?デジソウルを取り戻した姉さんは本来の姿の―」

デュナスモンX「美しさならアタシもウェヌスモンに負けてないわよ!見なさい、アタシのX進化によって得たこの麗しき肉体を!!」

ベルゼブモン「ふっざけんなボケェ!テメェ客観的に自分を見れねぇのか!!」

ヴァイクモン「お前みたいな化け物なんかと、ウェヌスモン様の美しさを比べるってだけで無礼極まりないってばよ!!」

ヌメモン「ウンコ投げてやるヌメ!」

スカモン「ていっ!」ポイッ!

ヌメモン「おりゃっ!」ポイッ!


ベチャッベチャベチャベチャッ!


デュナスモンX「」ダラァ…


杏子『ぐぇぇ…デュナスモンがヌメモンとスカモン達のウンコまみれに……』

ほむら「いくらなんでも、こういうネタは勘弁してほしいわね……」

シスタモンB「いいなぁ…わたしもヌメモン達にウンコ投げられたぁい……」

キリカ「…デジタルワールド広しと言えど、そんな趣向を持ったデジモンはキミだけだろ……」

ウェヌスモン「やめなさいヌメモンにスカモン達よ!あなた達のウンコは私の物ですよ!!」

一同「!?」

キリカ「もう一人いたぁ!?」

デッカードラモン「どうなっておるのじゃ……」

ほむら「ウェヌスモンも……あなたの妹と同じ趣味のデジモンだったの?」

シスタモンN「そ、そんなはずはないけど……」

ベルゼブモン「…どうする?ウェヌスモン様スカ趣味だってよ……」

ヴァイクモン「ああ、オイラちょっと引いたってばよ……」

イグニートモン「な…何言ってるのさ!それを差し引いてもウェヌスモン様には有り余る魅力があるじゃないか!!」

Bウォーグレイモン「それに俺達のウンコも喜んでもらえるということだな!!」

キリカ「ウォーグレイモン!キミは自分が何しでかそうとしてるのかわかってるのかい!?」

ベルゼブモン「俺も…ウェヌスモン様の為なら一肌脱ぐ……いや、一糞出すか……」

ほむら「!! 今ある兵器全部使ってでもベルゼブモンの馬鹿を阻止してみせるわ……!!」

杏子『落ち着けほむら!デュークモン、早くウェヌスモンを倒して皆を正気に……』

デュークモン「待て、杏子!デュナスモンが……」

デュナスモンX「あ、ああ…アタシの……美しい顔に……よくもこんな不潔なモノを……っ!!」

Dスーパースターモン「はははは!その面が隠れて逆にマシになったんじゃないかちょー?」

デュナスモンX「臭い…汚い…臭いわっ!!よくも…よくもこんな……ゆ…許さないわよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーっ!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ほむら「くっ!?このオーラ……!!」

Dスーパースターモン「虚仮威しにすぎないちょー!それにこっちにはイーバモン軍団がまだ残っている事を忘れるなホーイ!!」

イーバモン「……」ワラワラワラ

デュナスモンX『ブレス・オブ・ワイバーン!!』

デュナスモンX「グオオオォォォォォォォォォォォーーーッ!!」



ドゴオォォォォォォォォォォォォォン!!!


Dスーパースターモン「サモハンっ!?」

ウェヌスモン「イーバモン達が一瞬で…大半も……」

杏子『アタシが倒したデュナスモンの時とは比べものになんねぇパワーだ!!』

ほむら「X進化が…これ程までの力を……!?」

デュナスモンX「ウグオアオアオアオーーッ!!」ドッ!

イーバモン「ピギッ!?」

デュナスモンX『ドラゴンズロア!!』


ズババババババババッ!!


デュナスモンX「オラオラァ!オーッホッホッホッホッホッ!!」

キリカ「私達が手を焼いてたイーバモン達を次々と蹴散らしていくよ……」

ルキ『でも、なんかブチキレて見境なく暴れてるって感じもするけど……』

デュナスモンX「ウオオッシャァッ!!」バサァ!

Dスーパースターモン「ああっ!ウェヌスモン様のすぐ近くに!!」

ベルゼブモン「テメェ!この化け物野郎!!」

Bウォーグレイモン「ウェヌスモン様には……」

ヴァイクモン「指一本触れさせないってばよ!!」

ゆま「…なんか、どれがワルモノだかわかんないよ……」

ほむら「絵的には、怪物から女神を守る戦士達ってとこだけど……」

杏子『アイツら操られてるし、ウェヌスモンは敵だよなぁ……』

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』

ヴァイクモン『ヴァイキングアックス!!』

デュナスモンX「邪魔よぉぉぉぉぉぉーーっ!!」


バゴォンッ!!


ベルゼブモン「ぐおぉぉっ!!」

Bウォーグレイモン「わあぁぁ!!」

キリカ「ウォーグレイモン達まであっさりと……!?」


デュナスモンX「ウェヌスモン覚悟おぉぉぉぉぉーーっ!!」

ウェヌスモン「……」

Dスーパースターモン「ウェヌスモン様!お逃げくださいちょー!!」

ウェヌスモン『女神のなげキッス!』チュパッ


シュゴオォォォォォォ…

ドドドドドドドドッ!!


デュナスモンX「はっ!」

ほむら「隕石!?」

デュナスモンX「ちっ!」ドガッ!バゴォン!!

アグモン「オレ達の方にも隕石が落ちてくるよ!!」

ゆま「きゃあっ!」

杏子『ゆまっ!!』

デュークモン『ロイヤルセイバー!!』


ドゴォォォォン!!


アグモン「ベビーバーナー!!』ボッ!

マサルダイモン「これぐらいの隕石がなんだ!!」バゴォン!ボゴォン!

シスタモンN「穴に埋まったまま隕石を殴り砕いてる……流石ガンクゥモンと拳で語り合った仲だけの事はあるけど……」



ズオオォォォォ…!


ほむら「しまった!私の方にも落ちて……時間停止も間に合わない!!」

デッカードラモン『デッカードランチャー!!』ドドドドドッ!


ドガアァァァァン!!


ほむら「!!」

キリカ「間一髪だったね、暁美ほむら。お礼なら誠意をこめて言ってほしいな」

ほむら「…ええ、感謝するわデッカードラモン」

キリカ「なっ!?ちがーう!私に言うべきだろっ!!恩人は私だ!!」

シスタモンN「何やってるんだ!隕石はまだ落ちてくるよ!!」

ヌメモン「ひいぃぃぃぃぃ!!」

スカモン「俺達は隕石を砕ける技なんて持ってないよぉ!!」

デュナスモンX「…そういえば、アタシにウンコをぶつけたのは、あんた達だったわね……」バサァ!


ズドンッ!


ヌメモン「ひっ!?」

スカモン「デュナスモン!?」

デュナスモンX「ウェヌスモンの前に、ますはあなた達を消してあげるわ……」

シスタモンB「ヌメモンとスカモンがっ!!」

デュークモン「!!」ドッ!

デュナスモンX『ドラゴン―』


ガキィン!


デュナスモンX「何よデュークモン!邪魔しないでくれる!?」

杏子『お前こそやめろ!コイツらはただウェヌスモンに利用されてるだけだろ!?』

デュナスモンX「ちょっとねぇ…この怒りを静めて冷静にならないとウェヌスモンを倒せないみたいだから……だから、この子達には消えてもらうわ!!」

デュークモン「それこそ冷静になれ!弱きデジモンを守るのがロイヤルナイツの役割だろ!!」

デュナスモンX「こっちのあなたも甘っちょろいわねぇ……正義の為には小さな犠牲も必須なのよ!!」

杏子『そういうアンタも……本質は前のデュナスモンと同じだな!いずれ敵になるならここで始末してやる!!』


ドゴォォォォォン!!


ベルゼブモン「う…うぅぅん……」

ヴァイクモン「だってばよ……」

ほむら「ベルゼブモン!」

ゆま「ヴァイクモン!」

Bウォーグレイモン「俺は…一体今まで……」

キリカ「ウォーグレイモン!デュナスモンにぶっ飛ばされて正気に戻ったんだね!!」

ベルゼブモン「ちっくしょう!いいようにやりやがって!今度こそぶっ潰……いや……」

ヴァイクモン「やっぱできないってばよ……」

Bウォーグレイモン「あんな美しいウェヌスモンを倒すなんてっ!!」

シスタモンN「男って……」

ほむら「馬鹿ね」

デッカードラモン「愛故に愚かになるのじゃ……」


クズハモン「けど、その愛を捧げる偶像が偽りの姿だったらどうする?」

ベルゼブモン「んだよ狐女?そりゃ、どういう意味だ?」

ほむら「やっぱりあのウェヌスモンは……そうだわ!」スッ

ゆま「デジシード?」

ほむら「キングエテモンのデジシードよ。誰も気がつかなかったから、私が持っていたわ」

ヴァイクモン「ああ、オイラの村で!」

ほむら「これをベルゼブモンにロードするわ」

ベルゼブモン「おっしゃ!久しぶりに新しい技が使えるぜ!!」

ゆま「キングエテモン倒したのさやかお姉ちゃんのアルフォースブイドラモンなのに…いいのかなぁ……」

ベルゼブモン「非常時だからしかたねーよ!じゃ、ロードするぜ!」シュウゥゥゥゥ…

ほむら「今よ、ベルゼブモン!キングエテモンの必殺技……サルしばいを!!」

キリカ「さ……」

ゆま「さるしばい!?」

ベルゼブモン『サルしばい!!』


シュゴオォォォォォォ……



――
―――
――――
―――――


『狼(ドルルモン)くんと兎(キュートモン)さん』



~村の海岸~


ザザーン…


キュートモン「ねぇ、狼(ドルルモン)くん」

ドルルモン「…ん?」

キュートモン「狼(ドルルモン)くんはどうしてあたしの事食べないキュ?肉食でしょキュ?」

ドルルモン「ふふっ…兎(キュートモン)さんは友達じゃないか……」

キュートモン「そっかキュ!」

ドルルモン「……兎(キュートモン)さんこそ……俺の事怖くないの?」

キュートモン「どうしてキュ?」

ドルルモン「だって、俺…肉食だから……」

キュートモン「……うふふふっ!友達じゃないかキュ!」

ドルルモン「…! あはは……!」

キュートモン「うふふふふ……」


キラッ


キュートモン「あっ!流れ星だキュ!」

ドルルモン「本当だ。この近くに落ちたみたいだ」

キュートモン「見に行こうキュ!」



Dスーパースターモン「……」


~村長の家~

コンコンッ


キュートモン「村長さーん!」

キングエテモン「何じゃ?こんな夜更けに……」ガチャッ

キュートモン「流れ星を拾ったキュ」

キングエテモン「流れ星?」

Dスーパースターモン「……」

キングエテモン「はっ!?こ…こやつは……!!」

キュートモン「これ、飼ってもいいですかキュ?」

キングエテモン「う、うむ…ああ……と、とにかく…今夜は村長さんに預けて、家に帰りなさい……」

キュートモン「はーいキュ!それじゃあ、村長さん、おやすみなさいキュ」

キングエテモン「…ああ、おやすみ……」

ドルルモン「おやすみなさい」

キュートモン「狼(ドルルモン)くんも、また明日キュッ!」

ドルルモン「ああ、また明日!」


Dスーパースターモン「……」

キングエテモン「これは間違いなく…血塗られた古の伝説の呪われし邪悪なる神話に書かれた悪魔のデジモン……」

キングエテモン「ヒトデサーボーグ(ダークスーパースターモン)!!」

Dスーパースターモン「……」

キングエテモン「こんな奴が村に居たら……」

キングエテモン「ワシが殺るしかないっ!!」


ジャキッ!


スパァン!!


ゴオオォォォォォォ…!!


ドルルモン「目を覚ましたら…村全体が大火事に!?こ、これは……」

キングエテモン「う…狼(ドルルモン)くん……」ヨロッ…

ドルルモン「村長さん!その怪我は!?」

キングエテモン「ヒ、ヒトデが……」

ドルルモン「ヒトデ…!?」

キングエテモン「きっと…君なら……うっ……」ガクッ

ドルルモン「村長さんっ!!」

キングエテモン「……」

ドルルモン「そうだ…兎(キュートモン)さん……兎(キュートモン)さんは!?」


タタタタタッ!


ドルルモン「兎(キュートモン)さん!兎(キュートモン)さーーんっ!!」

ドルルモン「兎(キュートモン)さん……」


バクバクッ!ムシャムシャッ!!


ドルルモン「!! 兎(キュートモン)さ……!!?」


キュートモン「」

Dスーパースターモン「……」バクバクムシャムシャッ!

ドルルモン「……っ!!!」

Dスーパースターモン「Iam……雑食!!」

ドルルモン(そこに居たのは、僕達が拾ってきたはず流れ星と……それに内蔵を食われ、無惨な姿に変わっていた兎(キュートモン)さんだった……)

ドルルモン「そんな……嘘だろ……」



アー♪ドルルモ~ン♫ドントクラ~イ♪ドルルモ~ン♫



ドルルモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」ドッ!

Dスーパースターモン「……」バゴッ!

ドルルモン「うっ…!」ドサッ

Dスーパースターモン「This village!My dinner!!」

ドルルモン「……今夜が満月で……本当によかった」


ピカアァァァ…!!


Dスーパースターモン「!?」


ピカンッ!


イエーガードルルモン「ウオオオオォォォォォォォーーーッ!!!」


シスタモンN「って、長いよ!いつまでやってんだよ!!」


シスタモンN「つーか何このどっかの元有名子役が自主制作したアニメみたいな茶番劇!?」

Dスーパースターモン「俺はヒトデじゃないホワキーン!!」

シスタモンN「だいたい、これに何の効果が……」

ゆま「うわーん!兎(キュートモン)さんかわいそうだよー!!」ブワァ!

キリカ「いいや、掛け替えのない友を失った狼(ドルルモン)くんも辛いだろうさ!!」ブワワァ!

シスタモンN「号泣してる……」

ヴァイクモン「進化した狼(イエーガードルルモン)くんはどうなったてばよ!?」

Bウォーグレイモン「続きが気になるぜ!!」

シスタモンN「予想外の大反響!?」

デュナスモンX「ううぅぅ……あんまりだアァァァァァァッ!!」ブシャアァァッ!

杏子『コイツも!?』

ベルゼブモン「んだよ!俺とウェヌスモンが地上波のテレビじゃ放送できない様な事をする芝居をやろうと思ったのによ!!」

ほむら「いいえ、そんな18禁の芝居だったら、きっとあなたは後悔してたわよ」

ベルゼブモン「あ?何でだよ?」

ほむら「ウェヌスモンを見なさい」

ウェヌスモン「あ…あぁぁ……!」

Dスーパースターモン「ウェ…ウェヌスモン様!?」

ウェヌスモン「ああぁぁぁぁぁぁ……っ!!」


シュウゥゥゥゥゥゥ……


ヴァイクモン「うっ!?」

Bウォーグレイモン「げげぇ!?」

ベルゼブモン「あ…あれがウェヌスモンの……」

イグニートモン「正体だったのかあぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!?」


“ベーダモン”

完全体 宇宙人型 ウィルス

遠い宇宙の果てからやって来たような姿の宇宙人型デジモン
しかし、植物の実から生まれたという噂がある
巨大に発達した頭部と、タコのような下半身からは想像できないが、恐るべき攻撃力を身に付けている
手に持っている光線銃から発射される『アブダクション光線』も脅威だが
必殺技『悪魔のなげキッス』は敵をフヌケにしてしまう恐ろしい技だ



シスタモンN「ベ…ベーダモン……?」

ベーダモン「ひ…ひひぃ……!!」


カチャンッ


デュークモン「デジメモリ!!」

杏子『ウェヌスモンのデジメモリだ!あれであのベーダモンが進化してたのか!!』

クズハモン「部下のイーバモンや、隕石を降らす技や……」

ルキ『宇宙宇宙言ってるから、何となく察してたけど……』

ヴァイクモン「そうか!オイラの村を襲ってたネプトゥーンモンのメモリで進化したハンギョモンも、進化が解けてしまうからってキングエテモンと戦うのを避けてたな!」

ほむら「そう。だから、ベルゼブモンにキングエテモンのサルしばいを使わせて進化を解除したのよ」

イグニートモン「ぼ…ぼ、僕達は今まで……あんなベーダモンなんかに……」

ベーダモン「あ…愛に見た目なんて関係無いでしょ!さあ、みなさん!このベーダモンと一緒に宇宙パワーを身につけて、愛を育みましょ―」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バッキュゥゥゥゥゥン!!

ベーダモン「ひゃあっ!?」

ベルゼブモン「このタコ野郎……」

Bウォーグレイモン「テメェだけは……」

ヴァイクモン「絶対許さないってばよ!!」

ベーダモン「ひゃあぁぁぁっ!?イーバモン軍団!!」

イーバモン達「!!」ドッ!

ベルゼブモン「ほむらぁ!!」

ほむら「……」

ベルゼブモン「いや、すいません。さっきの発言は謝るから……」

ほむら「しょうがないわね……」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ysWLoNT2rPo


―ベルゼブモンモードチェンジ!ブラストモード!!―


イーバモン達『プラネットデストロイヤー!!』ビイィィィィ!

ベルゼブモンBM『デス・ザ・キャノン!!』

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


バジュゥゥゥゥゥゥン!!


イーバモン達「!!?」


ドゴオォォォォォォォォン!!


杏子『よしっ!これで、イーバモンは全て片付いたぜ!!』

ベーダモン「ダ…ダークスーパースターモン!!」

Dスーパースターモン「悪いなちょー!俺はやっぱ宇宙より海にするちょー。学校のダチと一緒に潜水土木科に転属するほーい!」ダッ!

ベーダモン「裏切り者ぉ!!」


ドンッ!


Dスーパースターモン「痛いちょっ!何かにぶつかったほーい……って、デュナスモン!?」

デュナスモンX「……」ズバッ!

Dスーパースターモン「サモッ!?が…がが……」ズバァン!

杏子『容赦無いな……!!』

デュークモン「だが、これであとはベーダモンだけだ」

デッカードラモン「愛を無くした悲しき者よ。そのウェヌスモンのメモリを置いて行けば見逃してやろう」

キリカ「とっくに逃げたみたいだよデッカードラモン」

ほむら「まあ、いいわ…このウェヌスモンのメモリを回収して……」

ベーダモン「おぉっと待ちな!コイツを俺のアブダクション光線で撃たれたくなければ、そのメモリを返しなっ!!」ガシッ!

キリカ「!!」

Bウォーグレイモン「キリカ!?」


ルキ『キリカが人質に取られた!!』

ほむら「!」

ベーダモン「ルーチェモン様から授かった大事なウェヌスモンのデジメモリだ!それを奪われたとなっちゃぁ俺の命も無いんでね!!」

Bウォーグレイモン「こいつ……!!」

ベーダモン「メモリを拾ったその娘以外は一歩も動くなよ!動いたらこいつの頭がはじけ飛ぶぞ!さあ、お前。ウェヌスモンのメモリを持ってこい!!」

ほむら「…残念ね、その女に人質の価値なんて……無いわ」

キリカ「!!」

Bウォーグレイモン「お…お前ぇ!!」

ルキ『ちょっとあんたこんな時にまで何言ってるのよ!?』

杏子『あ…ああ、そうだ!オリンポスのデジメモリなんてお前らなんかに返すわけにはいかないからなぁ!』

ほむら「殺したければどうぞご自由に」

ルキ『あんた……最低だね!!』

キリカ「いや、いいんだクイーン……私が彼女達にしてきた仕打ちを考えれば、当然の事だ……」

ほむら「……」

キリカ「ただ、暁美ほむら……これだけは約束してくれ……私の代わりに織莉子を救う事を……その為になら、私の命を踏み台にして前に進んで構わない……」

デッカードラモン「織莉子は……お主の手で救いたかったのじゃろキリカ!?それがお主の愛だとっ!!」

キリカ「ああ…本当は私の愛を尽くす為に、私の手で織莉子を助けたいけどね……」

ほむら「…だったら、その祈り……最後までやり遂げてみなさい……!!」


キリカ「え?」

ベルゼブモンBM『ダブルインパクト!!』バキュウゥゥゥン!

ベーダモン「ぐごっ!?」ズバァン!

クズハモン「やった……!」

ベルゼブモンBM「ヴァカが!テメェより俺の早撃ちの方がすげぇんだよ!!」

ルキ『! デジヴァイスでベルゼブモンに指示のコマンドを送ってたんだ……』

キリカ「…どうして……?」

ほむら「勘違いしないで、あなたはこれからの戦いでも利用できるから、ここで失うのは得策じゃないと考えただけよ……」

キリカ「……」

ほむら「それに、さっきの約束だけど……私は守る気は無い。私は美国織莉子を救うなんてまっぴらごめんだわ……私はあの女を許すつもりは無い……当然あなたも」

ルキ『あんたねぇ!』

杏子『まあ、待て!』

ほむら「でも……あなたが大切な人を救いたいというその想いは……否定できなかったから……」

キリカ「だから、助けたのか?私のこの想いが……キミの鹿目まどかに対する想いに似てるから……」

ほむら「…私はまどかが人を殺せと私に命じれば、私は殺すし、まどかがワルプルモンに付くと言うのなら、私も付くでしょうね……」

キリカ「織莉子についていった私の様に?」

ほむら「でも、あの子は優しい子だから…そんな事はしない…絶対に……」

デッカードラモン「お主がその娘に愛を抱くのは、その娘の深い愛情に惚れこんだからじゃな」

キリカ「織莉子とまどかは違うとでも言いたいのか!?織莉子だって本当は―」

ほむら「私も!まどかが望まなくてもまどかの為なら自分の手を汚す覚悟はある…いえ、今までそうしてきた……でも、まどかを言い訳に自分の罪を誤魔化したりもしないっ!!」

キリカ「……」

ルキ『…何か、あんた達自分等が思ってる以上にイっちゃてる話してるけどさぁ……要するに……』

デッカードラモン「互いに愛する者を守るため……」

キリカ「互いを利用しあうって事でいいんだね!」

ほむら「……ええ!」

杏子『…ま、こんなもんでいいのかな?ゆま』

ゆま「うん!仲良くした方がいいにきまってるよ!!」

ヴァイクモン「ゆまが言うならオイラも……」


デュナスモンX「ねぇねぇ!あの子達が言ってる愛する人って……どんな男の子なの?」

ベルゼブモンBM「げっ!お前まだ居たのかよ!?」

ヴァイクモン「どんな男の子って……二人共女だってばよ」

デュナスモンX「うげぇ!それって同性愛!?信じられないわ!気持ち悪い!!」

Bウォーグレイモン「お前だけには言われたくないよ!!」

ベルゼブモンBM「それにあいつらの想いは多分そんなんじゃないんだよ……友情とか、愛だけじゃ計りしれない……」

デッカードラモン「ほぅ…魔王のお主までもが愛を語るか……やはり、かつて女神の戦士団に属していたからそこのところは他の七大魔王とちょいと違うのじゃのう……」

ベルゼブモンBM「あ?女神?」

デュナスモンX「それじゃあ、アタシ今日は帰るけど……今度邪魔したら……おしおきよっ☆」バサァ!

ヴァイクモン「やっぱ、わけわからん奴……」

ヌメモン「俺達も田舎帰って」

スカモン「畑仕事でもするべ」

シスタモンB「ばいばい、ヌメモン、スカモン!」

デッカードラモン「そういえば、イグニートモン……お主は何故ここに?」

ほむら「フォレストゾーンを守っていたのではないの?」

イグニートモン「だって、この世界の地形のデータが大きく変わって……森はバラバラになっちゃったから…僕もオリンポスである姉さんの弟として立派な戦士になるために旅をしようと……」

デッカードラモン「それでまたアイドルオタクか?」

イグニートモン「あ…操られてただけなんだからしょうがないでしょ!!」

ベルゼブモンBM「おい、ワニのジーさんよぉ!!」

デッカードラモン「バーさんじゃ」

ベルゼブモンBM「女神の戦士団って何だんだよ?」

デッカードラモン「知りたいか?なら、そこの神殿に入ってみるといいだろう」

ほむら「この神殿……?」

マサルダイモン「それより、ダークスーパースターモン倒しても…まだ抜けられねぇんだけどこの穴!!」

アグモン「アニキィ……」


~サンドゾーン・神殿~

杏子「もう、随分長い事放置されてたって感じだなこの神殿……どっかの教会と同じ様に……」

ほむら「一体ここは何の神殿なの?」

シスタモンB「ガンクゥモンから聞いた事あるんだよ。サンドゾーンエリアは昔は砂漠じゃなく、栄えた都市があったエリアだったって……」

シスタモンN「その都市はとある、女神の加護によって栄えた……」

キリカ「女神?ウェヌスモンの事?」

シスタモンB「ううん、違う。どんなデジモンだったのかは聞いてないけど……」

シスタモンN「その女神を守護する為に天使デジモン等の聖なるデジモンが集まって結成されたのが女神の戦士団」

イグニートモン「それがさっきデッカードラモン先生が言ってたやつか」

ベルゼブモン「あー…俺もその軍団に入ってたって事か……そんでここにデジャブを感じるのか……ん?」

ゴマモン「何だこりゃ?石像?」

ルキ「女神の像……?」

シスタモンB「ある日、戦士団の団長のエンジェモンが傷付いた一人の成長期デジモンを連れて帰って来たの」

シスタモンN「そのデジモンは闇のデジモンにもかかわらず……他の団員の反対を押し退け、女神の戦士に加えると団長のエンジェモンは言った」

シスタモンB「やがて、そのデジモンは完全体の魔人デジモンに進化し、戦士団の中でも最強のデジモンになったんだよ」

シスタモンN「でも、そのデジモンは……自分のその力を傲ったのか……」

シスタモンB「自分以外の戦士団全てのデジモンを虐殺し、ロードし……究極体……魔王デジモンへと進化した」

ほむら「それってやっぱり……」

ベルゼブモン「……俺のことか?」

シスタモンN「その時バアルモンだったあんたが何を考えて戦士団を滅ぼしたのかは当人以外は知るよしも無いけどね」

シスタモンB「暴食の魔王の名の由来は、その事から来ているのは確かだけど……」

シスタモンN「今でも、その事件の記憶を受け継いでる天使デジモンはあんたを憎んでるだろうねぇ」

ほむら「…それでエンジェモンとかも最初はベルゼブモンを敵視していたのね……」

シスタモンB「そして、女神も……ベルゼブモンに罰を与えるまで赦さないかもしれない……」

ベルゼブモン「罰か……」

杏子「じゃあ、その女神様ってのは何処へ行ったんだよ?」

シスタモンN「さあ…そこまでは聞いてないから……」


ピカアァァァァ…!


キリカ「何だ!?」

レナモン「きゅ、急にこの女神像が……」

ゴマモン「光りだしたってばよ!!」



ピカアァァァァァァァ!!


ベルゼブモン「ぐわっ!?」

ほむら「光がベルゼブモンに!?」

ベルゼブモン「うおおおぉぉぉぉ!?」ピカアァァァァァ!!

ほむら「ベルゼブモン!!」



シュウゥゥゥゥゥゥ……


ギルモン「ベルゼブモンなんともない?」

ベルゼブモン?「あ、ああ……特に何も……」

ほむら「そう?大丈夫そうには見えないけど……ほら、手貸してあげるから立って―」ムニュッ

ほむら「ムニュ?」

ゴマモン「ベルゼブモン!?お前……」

マサルダイモン「そのからだ……」

ベルゼブモン?「は?何だよ?」

ほむら「嘘でしょ……?」



一同「女になってるうぅぅぅぅぅぅぅぅーーーっ!!?」



ベルゼブモンレディ「え?」


~次回予告~

バルバモン「劇場版まどか☆マギカのBD&DVDが予約受付中じゃのう……」プルプルプル…

ダルクモン「〇メイトや〇らのあなとかの各店舗によって特典が違ってきますね」

リリスモン「あぁ~ん!まどほむほむまどまどほむのタペストリー……爆発しそう!!どの店のも欲しくって迷っちゃうわぁん!こうなったら全部の店で予約よっ!!」

ダルクモン「殆どの店がまどほむのタペストリーって…いくらなんでも他の層のニーズも考えないと……」

リリスモン「そうよねぇん……杏さやのも欲しいわよね!」

ダルクモン「たとえば、マミさんのおっぱいマウスパッドとか」

リリスモン「ほむらちゃんのおっぱいマウスパッドもよくないかしらぁん?」

バルバモン「ソレもはや普通のマウスパッド……」ガタガタガタ…


ポイッ

ドガアァァァァァァァァァン!!


バルバモン「はげえぇぇぇぇぇぇ……」プスプスプス…

ダルクモン「あれ?バルバモン様どうしたんですか?まるで時を止められてる間に爆弾を投げられたかのような姿になって」

リリスモン「そして、デコードの予約特典にもおっぱいマウスパッドを!そう、様々なお客様のニーズに合わせて選択方式で、私のとエンジェウーモンと、後は……」

デュナスモンX「後はアタシのおっぱいマウスパッドねっ!!」

リリスモン「アンタのは大胸筋のマウスパッドになるでしょうが!!」

ダルクモン「ゴツゴツしてマススが動かせませんね~」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『女神の天罰!?ベルゼブモンレディ』

リリスモン「女体化キターーッ!!」

ダルクモン「女体化ネタって最近の銀魂でもやりましたよね」

ルキ「九ちゃんが男化とかね」

室長「俺が女体化したら絶世の美女になりそうな予感」


今回はここまで
ベルゼブモンレディことベル子はアニバーサリーBOXのブクレット参照
持ってない人はググってください
ではまた

乙でした!
ググっってみました 
渡辺せんせぇぇぇぇぇー!!あんたって人はぁぁぁぁぁ!!!
もっとやってください

しかしやっぱネット内が萌えネタばっかだからデジモンもこうなったのかな…電子生命体だし


上に同じくググって見た。
すごく…エロかっこいいです…

ベルゼブモンレディ……ズボンの両チャックとか何に使うんですかね(煩悩)

公式になってもっとポーズ増えないかな(欲望)

乙ー
まさかあのネタを使うなんて・・・。
>>1ステキダワー!
あとデジモンのゲームにデジモンカードが付いてくるらしいがもちろん買うよな?
ということはもしもデジモンカードが復活する可能性が微レ存の可能性が・・・。

バトライドウォーおもしれー
ってなわけでせっかくの休日をこれのプレイに費やしたため今日は更新できませんでしたスイマセン
明日投下できるよう頑張ります

仮面ライダー楽しいからね、仕方ないね
買いたいけど金がない

これは仕方がないわ
敵倒してくの爽快で壮快過ぎるwwwウィザードでビック愉しすぎwww

ボコモンとネーモン出てこないかなぁ

たまにデジモン×特撮SSスレと勘違いしそうになるくらい好きなネタを入れてくれるので離れられない…もちろんまどマギも大好きよ?劇場版BD楽しみだわ

バトウォ今やってる!
Wのジョーカーエクストリームの再現度高くて楽しくてしゃあないwwww
…クラヒとはなんだったのか(ボソッ

<<416
クラヒは……か、仮面ライダージョーカーがカッコよかったじゃん(小並感)

>>443>>127>>199>>10>>26>>51>>420>>70>>393>>110>>232>>242>>284>>350>>290>>128>>398>>387>>202>>344
>>3>>247>>15>>336>>410>>232>>185>>196>>412>>297>>189>>89>>45>>199>>114>>96>>168>>184>>39>>278>>415
>>111>>315>>119>>238>>262>>56>>440>>156>>327>>443>>403>>341>>329>>362>>123>>64>>108>>85>>360>>296
>>405>>44>>287>>51>>212>>21>>90>>39>>436>>369>>149>>300>>38>>387>>112>>94>>376>>268>>420>>369>>220
>>247>>131>>434>>310>>238>>68>>220>>84>>242>>175>>128>>78>>226>>339>>99>>315>>377>>84>>233>>76>>384
>>12>>45>>364>>388>>312>>334>>307>>82>>195>>103>>212>>179>>413>>450>>247>>182>>83>>38>>356>>210
>>131>>99>>214>>446>>26>>298>>229>>101>>231>>49>>113>>275>>413>>51>>137>>297>>357>>218>>42>>9>>430
>>421>>429>>16>>153>>62>>54>>59>>272>>169>>190>>370>>383>>185>>395>>230>>413>>46>>10>>12>>158>>285
>>209>>422>>271>>115>>189>>312>>124>>168>>81>>95>>147>>97>>247>>208>>151>>305>>29>>319>>45>>399
>>229>>343>>31>>192>>389>>41>>203>>96>>325>>177>>304>>296>>447>>419>>35>>308>>92>>203>>389>>187
>>35>>433>>107>>186>>288>>136>>54>>332>>84>>305>>111>>427>>336>>302>>365>>376>>54>>11>>251>>231
>>97>>227>>283>>131>>84>>375>>333>>22>>111>>232>>57>>94>>338>>242>>382>>24>>296>>264>>107>>151>>375
>>36>>226>>448>>412>>280>>9>>212>>60>>323>>309>>287>>156>>439>>370>>81>>322>>392>>192>>104>>449
>>442>>241>>217>>15>>87>>31>>121>>238>>405>>204>>273>>181>>202>>235>>11>>210>>447>>71>>83>>305>>357
>>293>>277>>318>>165>>219>>59>>268>>218>>344>>260>>9>>111>>274>>95>>141>>395>>333>>96>>149>>155
>>350>>390>>287>>110>>386>>357>>192>>240>>264>>430>>83>>91>>297>>248>>309>>356>>66>>77>>249>>325
>>359>>148>>180>>50>>92>>62>>145>>241>>217>>421>>141>>156>>257>>250>>92>>164>>442>>332>>427>>421
>>67>>267>>212>>376>>173>>277>>2>>421>>151>>87>>330>>299>>267>>380>>391>>328>>75>>181>>95>>45>>321
>>302>>121>>342>>15>>112>>223>>442>>82>>187>>59>>349>>398>>434>>71>>225>>436>>42>>376>>73>>372>>224
>>302>>165>>216>>376>>345>>310>>421>>216>>111>>272>>336>>2>>287>>448>>225>>278>>79>>411>>337>>427
>>321>>48>>134>>306>>90>>59>>378>>11>>283>>266>>312>>448>>32>>237>>343>>342>>207>>108>>2>>29>>444
>>315>>441>>228>>143>>70>>189>>29>>47>>98>>349>>94>>231>>205>>183>>290>>133>>194>>123>>399>>55>>120
>>292>>12>>322>>49>>120>>324>>77>>113>>327>>392>>103>>104>>84>>173>>293>>113>>219>>390>>12>>312
>>217>>45>>10>>349>>238>>133>>298>>292>>252>>278>>133>>263>>149>>182>>382>>23>>258>>45

>>81>>325>>159>>66>>160>>77>>106>>340>>406>>98>>408>>306>>264>>407>>138>>60>>376>>92>>394>>183>>261
>>167>>118>>302>>32>>284>>424>>108>>135>>421>>188>>9>>129>>254>>169>>205>>360>>58>>161>>7>>16>>17
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>>48>>165>>449>>386>>291>>80>>71>>139>>280>>34>>443>>122>>383>>438>>27>>405>>132>>122>>355>>143
>>141>>80>>309>>221>>406>>127>>413>>194>>221>>147>>241>>385>>145>>177>>226>>224>>248>>365>>54>>281
>>175>>214>>345>>201>>169>>27>>322>>73>>169>>34>>214>>248>>342>>434>>204>>19>>396>>398>>239>>92
>>174>>237>>365>>400>>10>>162>>314>>63>>443>>221>>238>>207>>116>>439>>375>>142>>311>>448>>311>>344
>>109>>236>>194>>312>>254>>140>>259>>43>>232>>448>>217>>18>>362>>166>>28>>74>>29>>90>>67>>249>>328
>>365>>316>>197>>56>>176>>194>>367>>70>>405>>25>>306>>148>>337>>110>>287>>146>>152>>68>>143>>369
>>55>>84>>113>>128>>112>>203>>194>>361>>80>>17>>275>>396>>214>>331>>122>>407>>247>>192>>361>>272
>>59>>158>>157>>346>>303>>309>>413>>446>>227>>48>>50>>310>>161>>177>>421>>363>>371>>332>>442>>387
>>387>>150>>37>>59>>107>>284>>250>>18>>105>>297>>77>>263>>3>>422>>116>>311>>385>>111>>87>>433>>160
>>143>>336>>368>>55>>257>>249>>47>>194>>405>>434>>344>>442>>42>>450>>276>>291>>18>>381>>137>>94
>>139>>66>>308>>450>>450>>418>>87>>432>>128>>33>>125>>13>>400>>179>>270>>199>>226>>13>>153>>209
>>145>>250>>356>>420>>91>>373>>351>>227>>17>>93>>366>>82>>401>>366>>82>>369>>2>>64>>46>>34>>188>>59
>>367>>328>>182>>142>>340>>335>>350>>246>>29>>150>>151>>449>>240>>74>>349>>17>>91>>442>>383>>173
>>298>>254>>310>>299>>318>>355>>333>>55>>413>>316>>422>>290>>48>>114>>180>>382>>14>>426>>410>>163
>>409>>403>>200>>307>>420>>290>>298>>352>>12>>239>>199>>266>>99>>48>>133>>3>>381>>188>>416>>246
>>256>>293>>273>>436>>225>>286>>411>>184>>449>>87>>143>>402>>287>>449>>371>>126>>297>>272>>138>>86
>>403>>184>>68>>85>>187>>448>>273>>153>>244>>432>>408>>87>>254>>394>>311>>90>>354>>45>>89>>441>>187
>>277>>186>>411>>403>>33>>232>>90>>118>>252>>42>>302>>320>>127>>39>>318>>399>>191>>112>>380>>149
>>184>>92>>59>>273>>446>>104>>362>>436>>291>>401>>263>>26>>361>>215>>58>>143>>304>>176>>395

>>326>>81>>200>>159>>246>>405>>393>>36>>43>>83>>333>>156>>286>>98>>231>>326>>312>>204>>66>>34>>51
>>439>>338>>323>>385>>438>>358>>220>>353>>4>>96>>433>>204>>254>>229>>158>>197>>265>>201>>279>>147
>>115>>244>>136>>440>>106>>340>>55>>140>>390>>120>>129>>277>>443>>63>>264>>351>>283>>167>>354>>378
>>108>>182>>377>>266>>379>>191>>16>>207>>338>>371>>322>>131>>57>>311>>237>>396>>366>>376>>336>>35
>>162>>28>>117>>426>>378>>399>>142>>281>>326>>291>>389>>58>>218>>204>>436>>409>>219>>192>>296>>139
>>427>>196>>374>>213>>142>>290>>139>>27>>325>>193>>189>>352>>309>>165>>279>>258>>306>>110>>133>>147
>>190>>364>>251>>176>>322>>20>>368>>167>>159>>431>>144>>354>>355>>357>>46>>194>>45>>72>>68>>238
>>420>>97>>425>>248>>354>>281>>358>>37>>427>>406>>227>>340>>207>>402>>212>>226>>319>>379>>384>>299
>>288>>203>>428>>333>>397>>23>>405>>15>>261>>216>>434>>357>>190>>232>>261>>20>>139>>297>>447>>95
>>336>>301>>25>>98>>77>>343>>26>>11>>192>>97>>299>>395>>75>>182>>341>>98>>137>>355>>358>>352>>338
>>91>>120>>75>>111>>259>>372>>107>>353>>445>>443>>204>>19>>90>>281>>362>>115>>292>>103>>212>>140
>>287>>321>>388>>384>>7>>293>>292>>358>>181>>106>>449>>300>>181>>110>>109>>102>>217>>11>>96>>209
>>114>>299>>46>>25>>414>>337>>128>>176>>26>>175>>12>>347>>113>>396>>353>>406>>238>>261>>136>>344
>>436>>74>>370>>94>>175>>136>>105>>270>>345>>320>>384>>194>>365>>409>>157>>251>>87>>332>>277>>262
>>173>>374>>290>>76>>330>>77>>337>>16>>421>>147>>2>>44>>66>>96>>218>>202>>200>>38>>97>>70>>421>>290
>>380>>446>>235>>16>>328>>62>>277>>222>>234>>201>>62>>310>>80>>139>>197>>95>>109>>343>>96>>152>>408
>>370>>160>>391>>408>>256>>11>>378>>95>>445>>307>>91>>229>>322>>419>>291>>149>>191>>75>>349>>252
>>428>>391>>130>>73>>49>>23>>169>>201>>431>>360>>121>>140>>300>>78>>395>>311>>6>>40>>305>>312>>130
>>184>>99>>374>>333>>289>>448>>231>>91>>381>>208>>31>>61>>281>>80>>83>>449>>280>>63>>358>>400>>203
>>27>>147>>68>>32>>186>>372>>344>>316>>5>>78>>414>>378>>410>>253>>376>>190>>343>>307>>398>>374>>367
>>3>>450>>226>>283>>63>>134>>232>>265>>341>>259>>412>>408>>291>>148>>329>>185>>13>>334>>263>>427
>>222>>229>>187>>412>>122>>43>>360>>46>>410>>138>>48>>410>>364>>330>>22>>47>>112>>287>>387>>371
>>344>>211>>396>>223>>396>>408>>106>>208>>385>>367>>430>>164>>104>>392>>286>>146>>302>>331>>106
>>378>>65>>353>>258>>87>>399>>369>>374>>336>>290>>172>>230>>51>>117>>2>>446>>75>>108>>204>>9

>>417
やべ間違えた

<<416じゃなくて

>>416だった

こんにちわ
明日投下すると言いながら一週間もかかって本当にスイマセン…
>>1は嘘つきですね

>>407
アニメ無印でも人間界にあるはずの公衆電話とかがデジタルワールドにあるのもネットの情報から形成されてると言ってましたからね
だからこのSSのデジモン達もリアルワールドのアニメや特撮に詳しかったり、萌えに敏感なんですね(汗)

>>408-409
何かTシャツが出るらしいからもう公式でいいんじゃないかな
勝手に女体化設定にしてスイマセンなべけん先生


>>410
アニバーサリーBOXにもさり気なく新規のハックモンのカードが入ってましたからね
バトライドウォーの次はデコードか……据置じゃないからやりながらでもSSは書けるかな……

>>412
サウンドエディションの方買おうと思ったけど
予約してなかったから近所のゲーム屋では殆ど売り切れでマジ焦りました
隣町まで行ってようやく買えました

>>413
自分は即555解放してこれメインで進めました
クリムゾンスマッシュを当てにくいのが難点だけど
アクセルファームとかの再現もグッドです

>>414
実はある役目で名前だけの登場の予定がありますが……本人達も出すべきかなぁ……

>>415
ぶっちゃけデジモンクロスのまどマギスレの皮を被ったデジモンライダースレですよね
最近まどマギ要素メッチャ薄いし
ところで何かオリコで出てきた新キャラいるけど
あの子のデジモン出すとしたら何がいいかなぁ…
前々回のカオルの知り合いがベタモンなのはすげぇ適当な選出でしたね

>>416
ガタキリバ装備でジョーカーエクストリーム連発だけで一万コンボ突破できました!
カンストっていくつだろう…

>>417
小説限定の仮面ライダーサイクロンが出てたりとね!!
何だかんだで来年のクラヒも買うんだろうなぁ…

>>418-420
ディアボロモンの仕業か!?

>>421
ディアボロモンの仕業ですね

投下


ほむら「ベ…ベ、ベルゼブモンが……」

杏子「お、女に……」

ゴマモン「なっちまってるってばよぉ!?」

ゆま「ふえぇぇぇぇぇ……」

ベルゼブモンレディ「オメーら何言ってんだよ?俺はいつも通りの―」ムニュッ

ベルゼブモンレディ「げっ!なんじゃこりゃーーっ!!?何で俺の体にこんなのが付いてるんだぁ!!…い、いや…下のが無くなちまった方のが重要だっ!!」

杏子「付いてたのかよ」

シスタモンN「はい、鏡で見てみる?」スッ

ベルゼブモンレディ「ぎゃああぁぁぁぁー!!マジで俺……女になってるうぅぅぅぅぅーーっ!!?」

レナモン「本来、デジモンに性別は……」

シスタモンB「わたし達みたいな女性型デジモンが蔓延している今、もうその台詞は通じないんだよ!」


ゴマモン「でも、よかったじゃないかベルゼブモン?お前の好きな巨乳になれて!」

アグモン(黒)「下乳がエロイ……」

ベルゼブモンレディ「アホか!巨乳好きだからって自分が巨乳になって何の得がある!?」

ゴマモン「そ、そうかってばよ……?」

ベルゼブモンレディ「デブが自分の巨乳自分で揉んで嬉しいか?そういうもんだろっ!!」

ゴマモン「わかるようなわからんような……」

ゆま「でも、何でベルゼブモンは女の子になっちゃったの?」

キリカ「そこの女神の石像の光がベルゼブモンを包んでの出来事に見えたけど……」

シスタモンN「女神だ……女神がベルゼブモンに降した罰だ!!」

杏子「女神…?さっき言ってたヤツか……!?」

シスタモンB「女神の戦士団を虐殺したベルゼブモンに降した天罰がきっとこれなんだよ!!」

ベルゼブモンレディ「ふっざけんなぁ!おいコラ、女神ぃ!!テメェの石像叩き壊されたくなけりゃぁ今すぐ元に戻しやがれぇ!!」

レナモン「やめろ!その石像に触ると他にどんな呪いが降りかかるかわからないぞ!!」

ほむら「…そうね、この呪いを何とかしてベルゼブモンを元に戻さないと……」

ベルゼブモンレディ「おう、ほむら!」

ほむら「何より、テイマーの私を差し置いて何で…何で……こんな……っ!!」ムギュウウゥゥゥゥゥゥ!!

ベルゼブモンレディ「痛ぇぇぇぇぇ!!もげる!もげるってほむら!!」

シスタモンN「パートナーが自分以上にナイスバディになったのが許せないらしい!?」

ほむら「屈辱だわ…!この呪いはテイマーの私に対しても屈辱を与える天罰なのよきっと……」

イグニートモン「いやいや、結構絵になるじゃないですか!ダイナイマイトバディのデジモンと貧乳のテイマ――」


カチッ

ボガアァァァァァァァン!!



イグニートモン「こうやってすぐ暴力に訴えるところは…姉さんと同じだから嫌だ……」プスプス…


ほむら「そして、この女神像も今すぐ爆破してあげるわ……っ!!」ジャキッ!

杏子「おい、やめろ!よく考えろよ!この石像を壊せば逆にベルゼブモンを元に戻せなくなるかもしれないんだぞ!!」

ほむら「…!! それも…そうね……私とした事が冷静さを失っていたわ……」

杏子「ああ…うん……」

キリカ「そう、だからこそ……女神!私も性転換してくれたまえ!!」ガバッ!

アグモン(黒)「いきなりの土下座!!」

ルキ「ちょっとキリカ!何やってんのよ!!」

キリカ「私が男になれば……織莉子との愛は更に進化し、将来は織莉子との子供も作れ……ムフ…ムフフ……」

杏子「何かとてつもなく下衆びた妄想をしてるぞコイツ!?」

ほむら「醜いわね呉キリカ。あなたが語る愛とやらは、そんな下衆なものだったのかしら?」

キリカ「な…何だとぉ!?どうせ君だって私と同じ考えをしてただろう暁美ほむら!自分も男になって鹿目まどかと……」

ほむら「私はあなたとは違うわ。さてと、この石像を盾に入れて持ち帰って、分析して……まどかを男にしてもらいましょう」

杏子「手段が逆なだけで結局同じじゃねーか!!」

ベルゼブモンレディ「俺を元に戻すためじゃねーのかよ!!」

シスタモンN「リアルワールドのiPS細胞に期待しろ!今はベルゼブモンをどうにかするのが先だ!!」

ほむら「わかったわよ。とにかく、この石像を調べない事には……」スッ…


ガラガラ……ドシャァッ!!


ほむら「……え?」

マサルダイモン「石像が崩れたぜ……」

ベルゼブモンレディ「おいぃぃぃぃぃ!ほむらテメェ何て事してくれてんだあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ほむら「わ…私はまだ触って無かったわ!!」

キリカ「でも、唯一の元に戻る手掛かりがお釈迦になってしまったな……」

ゴマモン「お湯をかけたりクシャミをすれば戻るんじゃないかってばよ?」

ベルゼブモンレディ「戻るかそんなんでっ!!」

ほむら「でも、インプモンに退化すれば関係無いんじゃないかしら?」

杏子「ああ、あの姿なら男も女も無いはずだし……」

ベルゼブモンレディ「それがさっきから退化しようとしても、できねぇんだよ!!」

杏子「マジか……」

ほむら「それじゃあ……」

ベルゼブモンレディ「“あたし”は一生この姿のまんまなのかよおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」



マサルダイモン「あ…あたし?」

ゴマモン「ベルゼブモン!お前、今自分の事“あたし”って言ったってばよ!!」

ベルゼブモンレディ「何言ってんのよ?あたしがそんな事……げっ!?」

ほむら「完全に女言葉になっている!?」

ベルゼブモンレディ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!何よこれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

シスタモンN「この呪いは単に身体だけを女にしたってわけじゃないみたいだね……」

ルキ「心まで女に……?」

ほむら「じゃあ、仮にインプモンに退化できても、女の性格のインプモンになってたって事ね……」

ゴマモン「何か想像すると凄く嫌だってばよ」

ほむら「まどかのオファニモンなら、この呪いを浄化できるかしら……」

ベルゼブモンレディ「あいつ絶対笑うわ!今のあた…俺の姿見て絶対笑うわあの女だったら!!」

シスタモンN「いや、オファニモンの力でも、この呪いを解く事はできないね」

杏子「何だって?」

シスタモンB「この呪いはベルゼブモンのデジコアのデータそのものが書き換えられていると言ってもいいんだよ……つまり、魂の変状……」

ゆま「たましい?」

シスタモンN「そうなると、この呪いを解く事ができるデジモンはただ一人……」

ベルゼブモンレディ「誰なの…誰なんだよそのデジモンって!?」

シスタモンB「死と魂を司る賢者……バグラモン」

ギルモン「バグラモン?」

ほむら「どこかで聞いたような……」

ベルゼブモンレディ「あれよ!リアルワールドであた…俺等やほむら達の体を入れ替えやがったマッドレオモンが言ってたデジモンだっ!!」

ほむら「!! そういえばそうだったわね……確か、あの能力もバグラモンから与えられた力の一部だと言ってたわね……」

ゴマモン「体入れ替え?何、お前既に女体化経験してたんじゃん」

ベルゼブモンレディ「いや、ほむらの体じゃあ、イマイチ女体って実感は無かったわよ…ぜ」

ゴマモン「まあ、今のお前の体と比べちゃぁなぁ」

ほむら「……」ゲシッ!ゲシッ!

ベルゼブモンレディ「痛っ!蹴んなよ!!」

ゴマモン「何でオイラまで……」

杏子「…と、とにかく、そのバグラモンってのに会いに行きゃベルゼブモンは元に戻せるんだな?」

シスタモンN「唯一の可能性としてだけどね……」

ほむら「シスタモン、バグラモンの居場所は知ってるの?」

シスタモンN「まあ、知ってるっちゃあ、知ってるけど……」

ゆま「遠いの?」

シスタモンB「ううん、むしろこのサンドゾーンから近いはずだよ。バグラモンがいるヘブンゾーンエリアへ続くデジタルゾーンがあるオールドゾーンエリアはね」

キリカ「オールド?古いって意味のオールドなら何かが古いのかい?そのエリアは」

シスタモンN「ああ、悪しき古き習わしが未だに残っている、時代に取り残された時をさまよえるエリアさ」

ほむら「その古き習わしって?」

シスタモンB「……獣(ビースト)型と人(ヒューマン)型デジモンの、種族抗争」


~砂漠~


ガタンゴトン……

ゆま「ふふーん♪ふふんふふふふーん♪」

杏子「…あぁっ!ったく!こんな小っちぇトレイルモンしか無かったのかよ!?」



“トレイルモン・ボール”

成熟期 マシーン型 データ

デジタルワールドの砂漠を横断するトレイルモンの一種
座先が狭く、本来は1人乗り用である
必殺技は『クールランニング』



トレイルモンB「しょうがないっしょぉ。今時オールドゾーンなんかに行こうなんて酔狂な人、お客さん達ぐらいなもんだから。あのエリアまで走るトレイルモンだって僕しかいないんっすよ」ガタンゴトン

杏子「他のデジモンをデジヴァイスに入れてもキッツキツだ!」

ゆま「キョーコのデジヴァイスにはまたマサルダイモンを入れて、ゆまのにはシスタモンブラン。ほむらお姉ちゃんのにはシスタモンノワールを入れたよ」

ゴマモン「説明的な台詞だってばよ」

ほむら「イグニートモンはリアルワールドに戻ってる牧カオルへ私達が次行く目的地を伝言させるために神殿に残させたわ」

杏子「おい、ほむら!お前はベルゼブモンのベヒーモスに乗れよな!!」

ベルゼブモンレディ「嫌だ!ほむらを後ろに乗せたら……また胸をもぎ取ろうとするから!!」ブロロロロ…


ゴマモン「なぁなぁ、ところでその姿になっちまったお前を何て呼べばいいんだってばよ?」

ベルゼブモンレディ「そりゃあ、決まってんだろ……ベルゼブモンレディだ!」ブロロロロロ…

ギルモン「れでぃ?」

アグモン(黒)「何かそのまんまだな」

キリカ「デビルマンのパクリっぽいね」

ルキ「それを言ったらデビモンとレディーデビモンだって……」

ベルゼブモンレディ「うっさい!だったら他にいい名前があんのかよ!?」ブロロロロロ…

ほむら「……ベル子」

杏子「ベル子!?プッ……!」

キリカ「フフフフ……」

ゴマモン「ギャハハハハハハッ!ベル子!ベル子だってばよ!!ギャハハハハハハハハハハハハハッ!!」

ゆま「きゃはははははっ!!」

ベルゼブモンレディ「ふざけんじゃないよ!そんなの絶対嫌だよ!!つーか、笑うなっ!!」ブロロロロロ…

杏子「いいじゃん、それで……ベル子……アハハハっ!」

ほむら「ベルゼブモンレディなんて長くて呼びづらいわ」

ベルゼブモンレディ「長くねーよ!あんま親しくねー奴はフルネーム呼びしてるお前が言うか!?」

ゴマモン「ま、いいじゃんかよベル子」

杏子「バグラモンってのに会うまでの辛抱なんだからさベル子」

ベルゼブモンレディ「くっそぉ……ん?」ブロロロロロ…

ギルモン「ギルッ!」ピクッ

杏子「どうしたギルモン?デジモンのニオイか?」

ギルモン「うん、それもいっぱい来る!」クンクン

ほむら「ワルプルモン軍のデジモン!?」

トレイルモンB「違いますよ……もうすぐオールドゾーンです……だから、その近辺では……」


ドドドドドドドッ!!


セピックモン「キキィーッ!!」

ゴートモン「メエェェェーッ!!」

ノヘモン「ノヘヘヘ~」



“セピックモン”

アーマー体 魔人型 フリー

“友情のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の魔人型デジモン
その異様な仮面の力により、死者の魂と会話を可能にしている
通常はデジタルワールドの密林の奥深くに潜み、めったに人前にでてくる事はない
一説には、セピックモンは死者の魂だけが友達であり、生きている友達がいないために密林から出てこないとも言われている
デジタルワールドの密林で、誰もいないのに会話をするような話し声が聞こえてきたら、何もせず立ち去ったほうがいいだろう
でないと、セピックモンの友達にされてしまうかもしれない
必殺技は死者の魂を封じ込めた呪いの武器『スピリットブーメラン』
変幻自在の軌道で敵を翻弄する


“ゴートモン”

アーマー体 哺乳類型 フリー

“希望のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の哺乳類型デジモン
大きな黒山羊の姿をしたこのデジモンは、古来より秘宝や遺跡を守る役目を持っていた
その特性をいかし強力な結界を張り、重要なデータを保護するようにプログラムされている
しかし、山羊ゆえに中には書類データを食べてしまう困ったものもいるらしい
盗賊デジモンのハーピモンはまさに天敵である
必殺技は首からぶら下げたベルから、独特の超音波を発生させ敵を混乱させてしまう『ミスティックベル』


“ノヘモン”

アーマー体 パペット型 フリー


“純真のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体のパペット型デジモン
カカシのような姿をしたデジモンだが、実は右腕のカラスが本体である
カラスの超能力で、器用にカカシを操作し、敵を惑わす
こずるいカラスが本体なので、嘘や大げさな事を言うのが得意だが、百発百中の弓矢の名手でもある
必殺技は本体のカラスが相手を小ばかにした話術と笑いで戦意を喪失させてしまう『デリションクロウ』



杏子「アーマー体のデジモンばっかだな!」

トレイルモンB「アーマー体は元々古代種のデジモンだから、時代に取り残されたこのエリアには多いんですよ!」

ほむら「オールドゾーンエリアの領域に既に入ってたのね……!」

セピックモン「キィッ!!」

ゴートモン「メェッ!!」


ドゴォン!ドガアァァァァァン!!



ゴマモン「何だ?あいつら、オイラ達なんかアウトオブ眼中で、戦ってるってばよ?」



ボガァン!ガゴォォォォォン!!


杏子「何か……戦ってるデジモンがクッキリ別れてねぇか?」

ゆま「え?どういうことキョーコ?」

キリカ「二本足のデジモンと四本足のデジモンで戦ってるって事さ」

ほむら「もしかして…これが、人型と獣型デジモンの種族抗争!?」

ゴマモン「マジかってばよ!ホント今時、そんなので争うデジモン達がいたのかってばよ!?」

レナモン「この目で見るまでは信じ難かったが……これが時代をさまよえるオールドゾーンという意味か……」

ギルモン「どうするの杏子!?」

杏子「どうするって……この土地の問題だろ?アタシ達には無関係だし……」

キリカ「でも、このままじゃ戦いに巻き込まれて、私達が乗っているトレイルモンが壊されるよ!!」

ベルゼブモンレディ「しょうがないねぇ……ちょっと、黙らせるくらいは!!」ブロンブロオォォォン!!

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』


バキュンバキュウゥゥゥン!!


ゴートモン「!?」

ノヘモン「!!」

ベルゼブモンレディ「ヘイヘイ!アンタらよぉ!喧嘩なら、他人を巻き込まないとこでやりなってんだよ!!」ブロロロロロ…

ノヘモン「巨乳だ……」

セピックモン「巨乳ノデジモンダッ!!」

ベルゼブモンレディ「あ……あぁ!?」ブロロロロロ…

ゴートモン「おのれヒューマン共め…巨乳を見つければ節操無く……グリフォモン様っ!!」


バサァ!


グリフォモン「貧乳サイコーっ!!」

ベルゼブモンレディ「あぁん!?」


“グリフォモン”

究極体 幻獣型 データ

鳥型デジモンの頭と翼、前足を持ち、胴体は獣型デジモン、尻尾には蛇のようなものが付いている合体デジモン
その翼で大空を飛び回ることができるが、普段は砂漠地帯や山岳地帯の洞窟に棲んでいると言われている
また、グリフォモンの攻撃力は非常に高く、俊敏な動きで敵を翻弄するためグリフォモンを倒すことは困難を極める
その性能を生かし、インターネット上では不法な侵入を防ぐ番人や、機密情報のセキュリティとして利用されている
必殺技は超高周波の音波を出し、敵のデータ構造を破壊してしまう『スーパーソニックボイス』


ゴマモン「グリフォモンだってばよ!!」

レナモン「あんなデジモンまでこのエリアにはいるのか!」

グリフォモン「巨乳派のヒューマン族共め!人に近し姿でも、ただ大きさだけを求めるだけのその赤ん坊並の品性の乏しさで貴様らは原始

的と言えよう」

ノヘモン「何だと!ビースト側のリーダーグリフォモンめ!乏しさなら乏しい貧乳なんかが良いっていうお前達獣野郎の感性のがわけわかんねーよ!!」

ゴートモン「女性の価値を胸の大きさでしか見出せない悲しき者達よ。貧乳に美学を感じる我等ビースト族こそ知性と品性において進化した種族なのじゃ!」

ゴマモン「何言ってるんだってばよあいつら……」

ほむら「でも、同意できる部分もあるわ……」

ルキ「うん」

キリカ「え」

グリフォモン『スーパーソニックボイス!!』シュオォォォォッ!!


ドゴォォォォォォン!!


ベルゼブモンレディ「ぐあっ!?」

トレイルモンB「あわわわっ!!」


キキキキィィィィィ……ガッシャアァァァァァン!!


一同「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


―――――
――――
―――
――


~オールドゾーンエリア・幼稚園~

杏子「う…うぅん……」

ギルモン「杏子気がついた!」

ゆま「大丈夫キョーコ?」

杏子「ここは……?アタシ達…グリフォモンの攻撃で……」

キリカ「このデジモンが私達をここまで運んで介抱してくれたのさ」

コテモン「気分はいかがですかな、お嬢さん?」


“コテモン”

成長期 爬虫類型 データ

デジモン界の一流剣士を目指しているハ虫類型デジモン
無口だが見えないところで修行に励んでいる努力家である
けっして防具をはずさないため、その素顔はナゾに包まれている
性格は臆病ですぐに泣いてしまうが、友達思いで正義感は強く、芯の強い一面も時おり見せる
得意技は、電撃をまとった一撃を敵の腕に決める『サンダーコテ』
必殺技は、炎の気を「竹刀」にまとって頭をねらう『ファイヤーメン』


コテモン「私はこの幼稚園を営んでいるコテモンと申します」

杏子「幼稚園?」

ツブモン「プピピー!」

プルルモン「プルル……」

杏子「本当だ…幼年期デジモンがいっぱいだ……」

コテモン「幼年期デジモンにはまだビーストもヒューマンもありませんからねぇ」

ゆま「コテモンはこのデジモン幼稚園の園長先生なんだって」

チコモン「クミチョークミチョー!」

コテモン「園長です」

杏子「成長期のくせにオッサンっぽい声と性格なデジモンだなぁ……」

コテモン「進化せずに結構長く生きてますからね。時代に取り残された、時をさまよえるエリアと呼ばれてますが……本当はこのエリアの人型と獣型の種族抗争だって、少し昔に終わってたのですよ!」

杏子「じゃあ、さっきのは何なんだよ!?」

ルキ「巨乳だ貧乳だとか言って人型と獣型が争ってたよね?あれに巻き込まれてえらい目にあったんだけど!!」

コテモン「わかりません…どうして、あんなくだらない理由で再び抗争が起こったのか……ただ、あの一体のグリフォモンが現れて、ビースト側のリーダーを名乗り挙げてからなのは確かですが……」

ゴマモン「じゃあ、明らかにそいつが原因だってばよ!」

コテモン「そうでしょうか?私には何かもっと大きな力が動いている予感がするのです……」

杏子「まあ、いいさ。とりあえずそのグリフォモンってのを締め上げればいいんだろ?」

キリカ「バグラモンがいるヘブンゾーンに急ぐんじゃなかったのかい?」

コテモン「あ、ヘブンゾーンへ繋がるデジタルゾーンはグリフォモン達ビースト族が管理してますので……」

杏子「どっちにしろ奴等を何とかしないと通れないって事か。…って、そういや、ほむらとベル子がいないじゃん?」

コテモン「彼女達は……」


ドゴオオォォォォォォン!!


キリカ「何の騒ぎだ!?」

コテモン「またヒューマンとビーストの争いです!!」

ゆま「お外にでてみよう!」


~オールドゾーンエリア・市街~


ドドドドド……!!


杏子「オイオイ…何だあの電装の付いた派手なデケぇ戦車!!」

コテモン「グリフォモンが乗っているのがアーカ。あっちのヒューマン達が乗ってるのがピノッキです。互いの軍の主戦力となっている大型戦車です」

キリカ「砲塔の下にモニターまで付いてる……」

ルキ「何処が時代に取り残されたエリアよ!あんな近代兵器で戦ってたんじゃない!!」

グリフォモン「聞けぇい!巨乳派のヒューマン共!我等ビースト族に、貧乳の聖母が現れた!!」

杏子「貧乳の聖母?ま、まさか……」

グリフォモン「我等が貧乳教の聖母、暁美ほむら様だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「」

一同「やっぱり……」

ゴートモン「おおぉ!!」

ボアモン「素晴らしいほど“無い”!!」

グリフォモン「そうだろう!中学二年にして、このスレンダーっぷり!これこそ我等の求める究極の貧乳じゃないだろうかっ!!」

ほむら「」

ルキ「何かあの子、凄い気の抜けた表情になってるんだけど……」

杏子「怒っていいのかわかんねぇ状況だからなぁ……」

ディノヒューモン「貧乳なのに聖母だと?笑わせるなビースト共!!」

グリフォモン「ぬぅ!ディノヒューモン!!」


“ディノヒューモン”

成熟期 竜人型 データ

部族全てが戦士の素質を持つ、勇ましい戦闘竜族
必殺技は大剣アキナケスの舞で敵を狩る『リザードダンス』


ディノヒューモン「そんな貧相な身体に欲情するなんて卑屈だ!お前ら人間じゃねぇ!!」

ノヘモン「デジモンだよ」

ディノヒューモン「ならば見せよう、我等ヒューマン族の巨乳教の聖母……ベル子様だアアアーーッ!!」

ベルゼブモンレディ「」

ゴマモン「げっ!巨乳側ではベルゼブモンが聖母にまつり上げられてるってばよ!!」

ディノヒューモン「見よ!この豊満なる二つの球体!これぞ二重の極みっ!!」

ノヘモン「ただ大きいだけではなく、形とバランスも良いし、とろけるくらいやわらかそうだ!!」

セピックモン「セピックモン…トモダチ……」

ディノヒューモン「どうだヒューマン共!これで巨乳の素晴らしさがわかっただろう!!」

グリフォモン「お前らこそ!貧乳こそが真の美だと理解できんとは!!」

デュノヒューモン「できるかそんなもん!!」

グリフォモン「よろしい、ならば戦争だ!」

ゴートモン「アーカ、主砲発射準備よしっ!」

ディノヒューモン「こっちも主砲発射だ!!」


ドガァン!ドゴオォォォォォォォン!!


杏子「……アタシらは、どうする?」

ゆま「ほむらお姉ちゃんとベルゼブモンを助けないと!!」

杏子「…だ、だよなぁ!よし、進化するよギルモン!」

ギルモン「ギル!」

ルキ「レナモン、行くよ!」

レナモン「……」

ルキ「どうしたのレナモン?」

レナモン「…いや、あの岩山から見られてる気配を感じて……」


ムルムクスモン「クククク…争うがいい……憎しみ合うがいい……」

ダルクモン「本当に上手くいくんですか~……?」

マタドゥルモン「おハローハロハロッ♪伯爵にダルクモンちゃんじゃ~ん?こんなところで何やってるの~?」

ムルムクスモン「貴様か……貴様こそ何故ここに居る?」

マタドゥルモン「もちろん、選ばれし少女達を追ってね。そろそろ狩り時かと思ったけど……こっちじゃなかったみたい!間違えたよもうっ!!」

ムルムクスモン「十闘士の魂を宿すデジモンか……」

マタドゥルモン「そういう伯爵こそ、こんなエリアにわざわざ手下のグリフォモンを潜り込ませてデジモン達を争わせて……何をしようっての?」

ムルムクスモン「なぁに…NEO生命体を作り上げる為のデジメモリだけではなく、来たるべき祭典に備えてもっと強力なデジモンを手に入れておきたいと思ってな」

ダルクモン「それで、この古いエリアには凶悪な古代デジモンが眠ってるらしいですよ~」

マタドゥルモン「へぇ、それは初耳だね!どんなデジモンなの?」

ムルムクスモン「天空の覇者とも呼ばれた伝説の古代魔獣……オニスモン!!」

マタドゥルモン「ふ~ん…オニスモン……ねぇ」

マタドゥルモン(そんなデジモンの事なんかより、奴等ここにあるデジタルゾーンからヘブンゾーンへ……バグラモンに会おうとしているみたいなんだよ?)

マタドゥルモン(奴等とバグラモンを引き合わせる事の方が重大な厄介事になるかもしれないんだ……)

マタドゥルモン(この場で全力で奴等を潰すしかないね……そのオニスモンを利用して、今俺が持つ十闘士のメモリを使って……或いは俺自身の力を使ってでも……!!)


~次回予告~

バルバモン「最近>>1の冨樫化がますます酷くなってるのう……ウンコみたいな文でもそれなりに投下が早かったのが唯一の売りだったのに……」プルプルプル…

バルバモン「ダルクモンもムルムムムモンも出かけとるから…儂一人では特に言う事無いと見せかけて、本当は予告のネタも特に無いんじゃのう……」ガタガタガタ…

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ」

バルバモン『復活、古代デジモンオニスモン!そして…』

バルバモン「こうやって徐々にエタる道へ向かって行くのかのう……」カクカクカク…



今回はここまで
三週間ぶりの投下なのに短くてスイマセン…
投下はスローペースになっちゃってるけど絶対にエタらせませんよ!!
本当は古代デジモンベースの話をやるときは巨乳側の聖母は普通にマミさんにする予定でした
ではまた

乙!
オニスモンよりもホウオウモンよりも、
パロットモンの進化のヴァロドゥルモンの方がどう見ても強そうな件



>>バルバモン「ダルクモンもムルムムムモン

じいちゃん、噛んでる噛んでるww

乙!

投稿早めにしてくれたらそれはとっても嬉しいなって

乙!
なんかこのノリ銀魂かボーボボを思い出すなww
ビュティもいるし(声優的に)

確かにバトライドウォー面白いから遅れるのは仕方ないね

メテオがうるさくてワロタwwwwww


なんかデジモン記念Tシャツが発売されるらしい
そういえばUNIQLOコラボもあったな

リデジタイズデコードのサイト見てきたんだが予想以上に面白そうだったww
デジモンはあれをベースにして年に一回育てられるデジモンを
増やして発売していけばいいと思う
マグナモン!よかったね! 究極体扱いされてたよ!

テイマがすごくすき

k並みの萌えの固有結界を期待します

おはようございます

>>440
漫画版クロウォ二巻を読んだとき
「オニスモン?こいつ何に出てきたデジモンだっけ…?」
と、この古代デジモンのエピソードやるために映画見直すまでマジで思い出せなかった>>1です
ぶっちゃけ映画のボスとは思えないほど地味ですよね!

パラサイモン「あ?」

>>441
お年寄りに優しくない名前だからしょうがないですね
映画でもネーモンが名前言えてませんでしたね

>>442
スイマセン…とりあえずバトライドウォーは好きなライダーのLV上げはだいたい終わったけど
それでも何か最近書くのが遅い……デーコードをやり終えるまでこのペースかもです申しわけない

>>443
どちらかというと思いっきり銀魂意識してますね
女体化したベルゼブモンの胸をもぎ取ろうとするほむほむなんてモロお妙さんのネタと被ってたし
マダオと新八っぽいデジモンも出てるし
ボーボボはぶっちゃけジャンプで読んでなかったけど
風呂に出てたゴートモンがところてんで海賊王の副船長でイグニートモンが乗る新型ガンダムの貴重なコアファイターで特攻した人と同じ声なのは知ってます

>>444
そういやメテオ使ってなかったけど
敵で出てきた時もホアチャアチョ!とうるさくて困りますよねw

>>445
ベルゼブモンとベル子のTシャツですね
昔ありましたねウニクロでデジモンミニが付いてる服とか

>>446
キメラモン「は?マグナモンが究極体?」

ケルビモン「何かの間違いでしょ」

マグナモン「」

>>447
自分もテイマが一番好きです
DVDで見直すのが一番多いくらいです
…無印のDVD持ってないせいもあるけど

>>448
kと同じ声なのにマサルダイモンはホモじゃないかと思うくらい女に興味ありませんよね
このSSでも考え方によってはハーレム状態なのに…
まあ、あんなエロイ母親と妹と暮らしてたんだからしょうがないのかな?

投下

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related


MATRIX
EVOLUTION_


杏ルキ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―レナモン進化っ!クズハモン!!―


―ゴマモンワープ進化ぁぁぁぁ!ヴァイクモン!!―


―デジクロス!デッカーグレイモン!!―



アグモン「アニキぃ!オレも進化進化ぁ!!」

マサルダイモン「ああ、待ってろ…その辺で殴りがいのあるデジモン見つけるまで……」

デュークモン「デジクロス?ウォーグレイモンで行かないのか?」

クズハモン「あの大型戦車に挑むにはパワー重視の進化の方が良いと判断したのか」

キリカ「そういうわけだ!デッカーグレイモン、まずはあっちのモニター付きの戦車から叩き壊してあげなっ!!」

デッカーグレイモン『テラデストロイヤー!!』ドドドドドドドッ!!


ドガアアァァァァァァァァァァァン!!


杏子『おい、馬鹿!あれに乗っているベルゼブモンごと殺る気か!?』

キリカ「いや…その心配は無かったようだよ……」

ヴァイクモン「全くの無傷だってばよ!!」

デッカーグレイモン「そんな馬鹿なぁ!?」

杏子『ちっ!デジクロスなんてそんなもんだろ!デュークモン、究極体のパワーを見せてやれ!!』

デュークモン「あれだけ大きなものを破壊するとならば、一点集中で貫き通す!!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴオオォォォォォッ!!


ドゴオオォォォォォン!!


デュークモン「くっ!このデュークモンの攻撃でも駄目なのか!?」

グリフォモン「アホ共が!この戦車は両方ともウルカヌスモンが設計製造した代物だぞ!ただでかくて派手なだけの戦車だと思ったら大間違いだっ!!」

ゴートモン「ウルカヌスモンが「ガルパン面白かったから俺も戦車作るで~」って言って、このエリアの鉱山からふんだんに採掘したクロンデジゾイドをふんだんに使って作りましたからね」

ほむら「……ウルカヌスモン?またその名前……」

ベルゼブモンレディ「あたしのベレンヘーナを作った奴か!」

シスタモンN「何でオリンポス十二神がこんなエリアに来てたんだ……?…いや、ヘブンゾーンに繋がるデジタルゾーンがあるんだからおかしい話では無いか?しかし……」

ディノヒューモン「よそ者が!邪魔をするならお前達もビーストごと叩き潰してくれる!!お前達!」

ノヘモン「え?いやぁ…あいつ等メッチャ強そうじゃん……俺等所詮はしがないアーマー体だし……」

セピックモン「ムリムリダイセツダーン!!」

ディノヒューモン「……えぇい!頼れる仲間はみんな目が死んでても、このピノッキさえあれば!!」

ノヘモン「主砲撃てぇぇぇぇーいっ!!」



ドガアァァァァァァァン!!


ゴートモン「ぐっ!撃ち返してやるっ!!」


ドゴオオォォォォォン!!



ベルゼブモンレディ「うわっ!揺れる!!」プルルンッ!

ノヘモン「本当だ…揺れてる……」

セピックモン「プルンプルン……」

ベルゼブモンレディ「み…見るんじゃねぇわよ!!」

ベルゼブモンレディ(うわっ…凄い恥ずかしい……自分の身体を見られるってこんな恥ずかしい事だったんだ……あたしがほむらに内緒で拾い集めたエロ写真集に写ってるグラビアアイドル達なんか、よくこんな気持ちを我慢して写真撮られてるよな……)

ベルゼブモンレディ「って、そんな事考えてる場合じゃない!ここから降りて……」

ディノヒューモン「何をする気ですかベル子さん!危険ですからこの玉座に座っててください!!」

ベルゼブモンレディ「いや…しかし……」

ディノヒューモン「あなたはこの地に舞い降りた素敵な僕のパラダイス!ですから、ご安心下さい。あなたは何があってもこの私が守ってみせますので!!」

ベルゼブモンレディ(……あれ?何か少し今のコイツの言葉にキュンと来たぞ……顔は全然タイプじゃねぇけど……コイツの決意に乙女心をくすぐられてるのか……この気持ちは……って!!)

ベルゼブモンレディ「やべぇやべぇやべぇっ!!本当に俺の心は女に染まってきてやがる!!マジに早くどうにかしねぇと!!」

ディノヒューモン「だから大人しくしてて下さい!すぐにビースト共と一緒にあのよそ者達も始末しますので!!」

グリフォモン(こっちもムルムクスモン伯爵に与えられた使命と同時に、選ばれし少女達を排除させてもらおう。ビーストとヒューマン……互いを巨乳派貧乳派に分断させて争わせて沸き上がる憎しみの感情エネルギー……それこそがこのエリアに眠るオニスモン復活の鍵となる……!!)

グリフォモン「ゴートモンよ!アーカの主砲をよそ者達にも目掛けて発射だ!!」

ゴートモン「了解しました!巨乳がなんぼのもんだメェェェー!!」

ほむら「……そうよ……巨乳がなんぼのもんよ……」ブツブツ…



ドガァン!ドゴオオォォォォォン!!


杏子『くっ!アタシ達の方に撃ってきやがった!!』

ヴァイクモン「ゆま、下がってろってばよ!!」

ゆま「ヴァイクモン!ほむらお姉ちゃんとベルゼブモンを助けに行って!!」

ルキ『そうしたいのは山々なんだけど……あの戦車の弾幕の前では近づけそうに無いよね……』

キリカ「私の速度低下を使う魔力も無いし……あちこちでお互い戦ってるビーストとヒューマンのデジモンを狩ってデジシードを得れば話は別だけど」

ゆま「そんな事しちゃダメ!この村のデジモンは悪いデジモンじゃないんだからっ!!」

キリカ「ハイハイ、子供の純粋な想いを踏みにじらないように対応しなきゃならないのが大人の大変なとこだね……」

シスタモンB「だけど、ゆまの言う通り、このエリアのデジモンを傷つけないように戦いを止めないと……」

シスタモンN「コテモン組長さん、アンタさっき種族抗争はとっくに終わったはずだって言ってたよね?」

コテモン「園長です。はい…あのビースト側のリーダーのグリフォモン…いえ、奴を裏で操っている者が、ここまで事を荒立てたと思うのです……」

キリカ「裏で操ってる者?それは誰だい?」

コテモン「確か一部のグリフォモン族は……ある魔王デジモンに仕えているという言い伝えが……」

ゆま「まおうデジモン?七大魔王なの?」

コテモン「いえ、メロメクロモン……いや、違ったかな?マロエロマ……う~ん……ベルトルトだったかな……」

シスタモンN「ムレルクソモンの事を言ってるのか?」

コテモン「そうそう、ソレです!」

ゆま「おもらししてそうな名前のデジモンだね」

シスタモンB「むしろいい響きだよ!蒸れる糞モン!!」

キリカ「聞いたことがある。バルバモンの側近の伯爵だ!」

コテモン「そのデジモンがこの抗争を再勃発させた黒幕だと思うのですよ!!」

シスタモンN「まさか、あの鍛冶神ウルカヌスモンをこのエリアまで呼んで、あんな戦車を作らせたのもそいつが……」

コテモン「ですが、何故そこまでしてこの古きエリアのデジモン達を争わせるのかがわからないのです……ムレルクソモンは……」

ムルムクスモン「ムレルクソモンではないっ!ムルムクスモンだぁ!!」


デュークモン「何!?」

杏子『奴は!?』

シスタモンN「あ、あいつこそ……」

シスタモンB「蒸れる糞モン!!」

ムルムクスモン「違うわ馬鹿者!!ムルムクスモン!バルバモン様にお仕えする闇貴族の伯爵ムルムクスモンだっ!!」

グリフォモン「ムルムクスモン様!!」

ダルクモン「馬鹿ですね~伯爵。せっかく上手く行ってたのに出てきてどうするんですか」

ムルムクスモン「もう十分憎しみの感情エネルギーは集まった……オニスモンを復活させるためのなっ!!」

杏子『オニスモン?』

シスタモンB「ガンクゥモンが言ってたんだよ!古代、デジタルワールドを荒し回った伝説のデジモン!」

シスタモンN「十闘士によって封印されたと言い伝えがあったけど……この地に封印されてたのか!!」

ヴァイクモン「十闘士に!?」

マタドゥルモン「そう、十闘士の伝説の縁があるこの地で君が潰されるって……運命的なものを感じな~い?」

ほむら「マタドゥルモン…!!」

ヴァイクモン「運命的?何がだってばよ!!」

マタドゥルモン「…もちろん、十闘士の力の事さ!!」ガシュンッ!

ゆま「ラッパにデジメモリを!!」

ヴァイクモン「また十闘士のメモリを出してくるのか!!」

マタドゥルモン「いらっしゃいませ~!」パフ~♪


シュイィィィィィン


Aグレイモン「グオォォォォォ!!」

Aガルルモン「ガアァァァァァァッ!!」


“エンシェントグレイモン”

究極体 古代竜型 ワクチン

“火”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン
遥か古代に存在した初めての究極体で、その強さは現在の究極体をも凌駕すると伝えられており、正に“究極”の存在である
エンシェントグレイモンの能力は、その後グレイモン種等の“竜型デジモン”に引き継がれていった
先の聖戦ではエンシェントガルルモンと共に最後まで生き残り、ルーチェモンを封印したと言われている
必殺技は大地の気を集め竜巻にして敵を巻き込み吹き飛ばす『ガイアトルネード』と
強烈な閃光とともに周囲数キロにわたって超爆発を引き起こす『オメガバースト』


“エンシェントガルルモン”

究極体 古代獣型 データ

“光”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン
遥か古代に存在した初めての究極体で、「光り輝く至高の獣」と呼ばれていた
エンシェントガルルモンの能力は、その後“獣型デジモン”に引き継がれていった
先の聖戦ではエンシェントグレイモンと共に最後まで生き残り、ルーチェモンを封印したと言われている
必殺技は2本の大剣で眩い輝きと共に一閃し敵を切り裂く『シャープネスクレイモア』と
絶対零度の超凍気と超光で完全に電子の動きを停止させてしまう『アブソリュート・ゼロ』



杏子『何!?あれが……』

デッカーグレイモン「俺達グレイモン族の始祖エンシェントグレイモンと……」

キリカ「ガルルモンの始祖たるエンシェントガルルモンかっ!!」

ヴァイクモン「オイラが使ってた炎のスピリットの……!!」

マタドゥルモン「更に、今日は出血大サービスだよ~」パフ~♪


シュイィィィィィン


Aイリスモン「はぁぁぁぁ!!」

Aビートモン「ビッ!ビッ!!」

Aメガテリウモン「ブオォォォォォォ!!」

Aボルケーモン「ドガアァァァァァァン!!」

Aトロイアモン「雨の日は自転車に乗りながら傘をさすのはやめよう」

Aスフィンクモン「挨拶をきちんとするデジモンってだ~れだ?答えは聞いてない!!」

デュークモン「他の十闘士も出してきた!!」

マタドゥルモン「エンシェントマーメイモンちゃんは……水辺が無いからいいかな。そういうわけで、十闘士の力を使ってこの場で君達を全力を持って潰させてもらうよ!君達をバグラモンに会わせるのは……こっちもちょっと都合が悪くなるかもしれないんでね!」


ほむら「私達がバグラモンと会うのが都合が悪い……?」

ベルゼブモンレディ「ふざけんな!あたし…俺はバグラモンにこの体を元に戻してもらうんだよ!!」

マタドゥルモン「……え?何その姿……プッ!ダンナが見たら笑っちゃうかもね~♪」

ベルゼブモンレディ「う、うるせぇんだよ!!」

ムルムクスモン「フハハハハハ!ベルゼブモンよ、久しぶりにお目にかかったらまさか女になってたとはな!!」

ベルゼブモンレディ「はんっ!ムロフシモン伯爵じゃないか!相変わらずバルバモンのジジイの腰巾着をやってるようだね!」

ムルムクスモン「黙れぇい!私が一番嫌いな事は名前を間違えられること!二番目は我が主君バルバモン様を侮辱されることだ!!」

ダルクモン「バルバモン様が二番ですか」

ムルムクスモン「だが、バルバモン様に献上する新たな力…オニスモンを得るために貴様ら時代に取り残されたデジモン共を憎しみ合わせ、戦わせた!!グリフォモンを使ってな!!」

ディノヒューモン「何ぃ!?」

ゴートモン「グリフォモン様が!?」

ムルムクスモン「貧乳だの巨乳だのくだらない理由で本当に殺し合いをはじめる貴様らは滑稽だったぞ!おかげでオニスモンを復活させられるがな!!」

ディノヒューモン「俺達を利用しただと……?絶対に許さねぇ!!」

ノヘモン「発射目標をムラガルムシモンに変更だ!!」

ムルムクスモン「私がウルカヌスモンに作らせたその大型戦車は私がコントロールを奪う事もできるようになっているのだ!あと、私はムルムクスモンだ!!」

ディノヒューモン「何!?」


ドドドドドドドッ!!


セピックモン「ピノッキノミサイルガオレタチニ!?」

ノヘモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!


ドガアァァァァァァン!!


ディノヒューモン「ベ…ベル子さん!!」

ベルゼブモンレディ「これでお前らの本当の敵は誰かわかっただろ!この戦車はもうやべえから、さっさと降りるぞ!!」

ディノヒューモン「…は、はいっ!!」

ベルゼブモンレディ「ほむら!!このくだらねぇ争いの聖母ごっこも終わりだ!お前もその戦車から降りろ!!」

ほむら「…わ…わかってるわ!!」

グリフォモン「おぉっと!逃がさないぞ!確かに伯爵の命令で抗争を嗾けたが、俺が貧乳派だというのは本当だ!この娘は俺が頂く!!」

ガシッ!

ほむら「くっ…!?」

ベルゼブモンレディ「あ、テメェ!!」

グリフォモン「ハッハッハッ!ここまで来れるものなら来てみろ!!ついでにアーカのミサイルも喰らえ!!」バサァ!


ドドドドドドッ!ドゴォォォォォン!!


ベルゼブモンレディ「糞っ!あそまで高く飛ばれたらダブルインパクトの弾丸も届かねぇ!ほむら!ブラストモードに進化させてくれ!!」

ほむら「もうやってるわ!でも…やっぱりその体じゃあ……」

ベルゼブモンレディ「ああっ!踏んだり蹴ったりだ!!」


デッカーグレイモン『プラズマデッカードランチャー!!』ジュバアァァァァァン!!

Aグレイモン『ガイアトルネード!!』ギャルウゥゥゥゥゥゥゥン!!


ドゴオオォォォォォォン!!

シュウゥゥゥゥ……


アグモン(黒)「くうぅぅぅ……」

メイルバードラモン「デジクロスが……!」

キリカ「デッカーグレイモンがパワー負けするなんて……」

デッカードラモン「グレイモンの始祖がこれ程までとは……!!」

アグモン「アニキぃ!だから、オレもシャイングレイモンに!!」

マサルダイモン「よぉし!本当のグレイモンの力を見せる為にお前をぶん殴るぜ!!」ダッ!

Aグレイモン「グォ…!!」バサッ!

マサルダイモン「あっ!飛んで逃げるんじゃねぇ!!」

Aビートモン『テラブラスター!!』

Aトロイアモン『サプライズキャノン!!』


ドゴオォォォォォン!!


マサルダイモン「ぐわあぁぁぁぁぁぁ!!」

アグモン「アニキぃぃぃぃぃ!!」

Aイリスモン「ふっ!ハッ!!」ガキンッ!ガキィン!!

クズハモン『錫杖!!』ガキィィィン!!

ルキ『ダメ…戦力差がありすぎる!!』

ゆま「あんなに強いデジモンが八体もいるから!?」

ヴァイクモン「けど!魂が宿ってない偽十闘士に負けてたまるかってばよぉ!!」

マタドゥルモン「暑苦しい意気込みだけじゃぁ、どうしようもないって理解できないかなぁ~……少し、頭冷やそうか?」

Aメガテリウモン『フリージングブリザード!!』ヒュオォォォォォ!!

ヴァイクモン『アークティックブリザード!!』ヒュオォォォォォ!!

ゆま「寒いよヴァイクモン!村のデジモンみんながカチンコチンになっちゃうよ!!」

マタドゥルモン「じゃあ、今度は温めよろしく!」

Aボルケーモン『スーパーノヴァ!!』


ドガアァァァァァァァン!!


ヴァイクモン「うわああぁぁぁぁぁぁーー!!」


杏子『畜生!いつもの様な雑魚デジモンの群れならともかく、十闘士を同時に出してこられるとこんなに……!!』

デュークモン「だが、このデュークモンは絶対にここで負けるわけにはいかない!!」

Aスフィンクモン『ダークブラスト!!』ビイイィィ!

デュークモン「イージス!!」ドゴォン!!

Aガルルモン「ガルルルッ!!」ドッ!

ガキィィィィィン!!

デュークモン「くっ!!」

マタドゥルモン「真っ二つにしちゃいな~♪」

Aガルルモン『シャープネスクレイモア!!』ズオッ!

デュークモン「しまった!!」

杏子『やられる……っ!!』

コテモン「まだです!相手の動きをよく見てください!!あなたならかわせます!!」

デュークモン「!!」


ズバババババババッ!!


Aガルルモン「ガル…!?」

マタドゥルモン「!? エンシェントガルルモンの光速の技をよけた……!?」

コテモン「今です、右から胴を狙うのです!そこががら空きです!!」

杏子『わかった!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォッ!


ドゴオォォォォォォン!!


Aガルルモン「ガッ…ガガッ……!?」プスプス…

杏子『よっしゃあ!!』

マタドゥルモン「ふ~ん…少しはできるみたいだね」

デュークモン「助かった、コテモン」

コテモン「いえいえ、少しお節介を焼かせてもらっただけです」

杏子『けど、あそで瞬時にあんな指示を下せるなんて……』

マタドゥルモン「なるほど、このエリアに伝説の剣豪がいると聞いてたけど……あんたの事だったようだね」

杏子『え?こんな成長期デジモンが!?』

ディノヒューモン「組長先生はなぁ、確かにいつまでも進化できない成長期のままだけど、その剣技と指導はデジタルワールド随一と言われてるんだぞ!!俺も幼い頃は組長に剣術を施されたんだ!!」

コテモン「園長です」

マタドゥルモン「フン…でも、まだこっちの方が優勢だよ!」


ベルゼブモンレディ「降りて来いゴラァ!!」

グリフォモン「嫌だね!!」

ヴァイクモン「ベルゼブモン……グリフォモンより……十闘士を倒すのを手伝えってばよ……!!」

ベルゼブモンレディ「自分のテイマー取り戻してぇって思うだろ普通!!」

ヴァイクモン「そうだけど……」

クズハモン「これはあまりにも部が悪すぎる……」

マサルダイモン「いや…まだ終わってねぇ!!」

アグモン「アニキ!大丈夫なの!?」

キリカ「でも、十闘士と戦車の攻撃もまだあるし……」ドゴォン!ドガアァァァァン!!

ムルムクスモン「ククク…なら、白旗でもあげるか?」

ヴァイクモン「ムシムシムッシーモン!!」

ムルムクスモン「略してムムム…って、違うと言っておるだろ!!」

ダルクモン「伯爵どこ行ってたんですか~?トイレですか~?」

シスタモンB「漏らさなかった?パンツにウンコ漏らして蒸れる糞モンにならなかった?」

ムルムクスモン「オニスモン復活の儀式に行ってたのだ。貴様らが憎しみあった感情データを緑の羽に満たした時、オニスモンは復活する……さあ、今こそ目覚めのときだ!いでよ、オニスモン!!」


ゴゴゴゴゴ…!!

ドゴオオォォォォォォン!!


オニスモン「ギョオォォォォォォーーッ!!」


“オニスモン”

究極体 古代鳥型 ウィルス

遥か古代に絶滅してしまった古代のデジモン
想像を絶する大きさを誇り、「天空の覇者」と呼ばれていた
性格は獰猛であり、大型のデジモンでもオニスモンに襲われることが多かったと言われている
必殺技は眩い破壊光線を放つ『コズミックレイ』


杏子『あのデカ鳥がオニスモンかっ!!」

キリカ「十闘士に引けを取らない大きさだ!!」

マタドゥルモン「ふぅん、想像してたよりはできそうじゃないの?」

ムルムクスモン「これでお前達は終わりだな!行くのだオニスモン!バルバモン様の為に奴等を皆殺しにしろっ!!」

オニスモン『コズミックレイ!!』ビッ!


ドゴオォォォォオォォン!!


ヴァイクモン「ぐわぁ!?」

シュウゥゥゥ…

ゆま「ゴマモン!!」

ゴマモン「あのデジモン……十闘士並だ……!!」

ダルクモン「ついでに、戦車の主砲、ミサイル一斉発射~」

マタドゥルモン「十闘士君達もよろしく!」

Aトロイアモン『エペイオスギミック!!』


ドドドドドッ!ドガアァァァァァァァン!!


杏子『くっそぉ……!!』

ムルムクスモン「フハハハハッ!思い知ったか!!」


ディノヒューモン「許せねぇ…あのデジモンの封印を解く為に俺達の巨乳愛を利用しやがって……!!」

ゴートモン「我々の貧乳愛もだ!!」

ディノヒューモン「うるせぇ!そんなのどうでもいいんだよ!!貧乳なんて胸としてみなされないんだよ!」

ゴートモン「何だと!?巨乳こそただの脂肪の塊じゃないか!豚にでも食われろ!!」

ゆま「またケンカはじめてる……」

コテモン「やめなさい」

ディノヒューモン「組長……!」

コテモン「女性の母性を際立てさせる巨乳と女性の健気さを体現した貧乳……どちらも素晴らしき個性じゃないですか。デジモンの人型と獣型の様に……私はどちらも好きです」

ディノヒューモン「……」

ゴートモン「……」

コテモン「そして、あなた達も自分が持つ素晴らしき個性を最大限に活かせば、この窮地も脱せるはずです。今までそうしてきたのでしょう?」

キリカ「そうだ!私達の良い所を活かすんだっ!!」

ルキ『うん!それが戦略……クズハモン!!』

クズハモン『胎蔵界曼荼羅!!』シュォンッ


ドゴオオォォォォォン!!


クズハモン「い…今のうちに……!!」

マタドゥルモン「…結界で攻撃を凌ぐか……」

ムルムクスモン「そんなのすぐに打ち破ってくれるわ!!」

マサルダイモン「テメェらみたいに脇から見てるだけの野郎共が一番ムカツクんだよぉ!!」ダッ!

ダルクモン「! クズハモンの結界で攻撃を防いでる隙にデジモンが一体近づいてた!?」

マサルダイモン「一方的にぶん殴ろうっていうテメェらのやり方は!痛みを恐がる臆病者のやり方だあぁぁぁぁぁぁぁ!!」


バゴオオォォォォォォン!!


ムルムクスモン「へぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ズゴオオォォォォン!!

マタドゥルモン「伯爵!?」

ダルクモン「わー、凄いふっ飛び方ですね~」

マサルダイモン「待たせたな、アグモン!こいつをぶん殴ったデジソウルで進化だ!!」

アグモン「アニキぃ!!」

アグモン(黒)「キリカ!俺ももう一度!!」

キリカ「よし、反撃の狼煙をあげようじゃないか!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_vSJnBkFzQs&feature=related


マサルダイモン『デジソウルチャージ!オーバードライブ!!』


―アグモン進化っ!シャイングレイモン!!―


―アグモンワープ進化あぁぁぁぁぁ!ブラックウォーグレイモン!!―



ムルムクスモン「ぶ…ぶぁかめぇ……しょれぐらいのデジモンが増えたぐらいでぇ……ぐへっ……!!」ボタボタ…

ダルクモン「うわ~…伯爵口から血がいっぱい垂れてますよ……」

キリカ「ウォーグレイモン!今度こそ真のグレイモンの力を見せてやれ!!」

マサルダイモン「行くぜシャイングレイモン!遅れた分派手に暴れてやろうぜ!!」ピカッ!


ズドドドド…!!


ゆま「シャイングレイモンが地面から剣を取り出した!!」

シャイングレイモン『ジオグレイソード!!』


ズバッ!バシュウゥゥゥン!!


Aグレイモン「グオッ!?」

Aガルルモン「ガァ!!」

マサルダイモン「いいぞ、シャイングレイモン!おりゃぁ!!」バゴォォォン!!

Aボルケーモン「どがぁ!!」

杏子『アイツは相変わらずだな……』

デュークモン「だが、これで勝利の糸口が見えてきたぞ杏子!」

グリフォモン「は…伯爵……」


ほむら「……いつまで私はこのグリフォモンに捕まったままの状態なのかしら……」プラーン

ベルゼブモンレディ「いや、だから攻撃が届かなくて……」

ホウオウモン「空のデジモンなら私が!!」

グリフォモン「何!?」

ホウホウモン『クリムゾンフレア!!』ボッ!


ドゴォン!!


グリフォモン「ぎゃっ!?あ、しまった!ほむら様を離してしまった!!」


バサァ!
ボフッ


カオル「ホウオウモン、ナイスキャッチ!」

ほむら「ホウオウモン!牧カオル!」

杏子『カオル!戻ってきたのか!!』

カオル「ああ、すみれもひとまず落ち着いたしね。このデジモンに案内してもらって駆けつけたよ!」

イグニートモン「どうです、ほむらさん!カオルさんへの伝言係くらいちゃんと果たせたでしょ!」

ほむら「ええ、でも……別にイグニートモンは連れてくる必要なかったのに」

カオル「あ、そうだったんだ。ついでに連れてきたんだけど……別に必要なかったんだ」

イグニートモン「え」

カオル「それはそうと……杏子、コレ返すね!!」

グラニ「!」シュゴッ!

デュークモン「グラニ!!」

杏子『グラニも戻ってきた!これでデュークモンも空中戦ができるぜ!!』シュタッ!

デュークモン「このグラニこそ、デュークモンの反撃の翼だ!!」

デュークモン『ドラゴンドライバー!!』


ガキュウゥゥゥゥゥゥゥン!!


オニスモン「ギャアアァァァァァーース!!」

ムルムクスモン「オニスモン!おのれぇ……!!」

ダルクモン「ちょっと旗色悪くなってきましたね~」


ほむら「私達も行くわよベルゼブモン」

ベルゼブモンレディ「行くって…だから、この体じゃあブラストモードになれないんじゃ……」

ほむら「それでも私達にできる戦い方をするんでしょ。ベヒーモスに乗るわよ、さっきちゃんと回収しておいたわ」

ベルゼブモンレディ「あ…ああ!そうこなくっちゃな!で、どのデジモンをやるんだ?」ブロンブロンブロオォォォォン!

ほむら「まずはさっきの大型戦車へ!」

ベルゼブモンレディ「あれを上からぶっ壊すんだな!よしっ!!」ブロンブロンブロォォォォォン!!

ムルムクスモン「奴め…ピノッキに着こうとする気か?そうはさせん!!」


ドドドドドッ!ドゴォン!

ベルゼブモンレディ「そんなんじゃぁ、ベヒーモスは捕まえられないよ!あらよっと!到着!!」キイィィィィ!

ほむら「中枢機能に爆弾を仕込んで……いえ、盾に入れようかしら?…って……」


シュルルルッ!


ベルゼブモンレディ「うわっ!ベヒーモスからケーブルが出てきた!!」


ドドドドド…!!


ダルクモン「あれ?おかしいです……ピノッキのコントロールが効きません。このリモコンからの操作が優先されるはずなのに……」カチカチッ

ムルムクスモン「馬鹿な!?乗っ取られたというのか!?」

ほむら「そういえば…このベヒーモスはベルゼブモン以外の乗り手は逆に操るというトンデモバイクだったわね……」

ベルゼブモンレディ「つーことはベヒーモスを通してこの戦車を操れるのか!おもしれぇ!!」

ほむら「なら、十闘士に向けて発射よ」


ドドドドドドドッ!ドガアァァァァァァン!!


Aスフィンクモン「わあぁぁぁぁぁぁ!!」

Aトロイアモン「自転車にはちゃんと鍵をかけようぅぅぅぅぅx!!」

ベルゼブモンレディ「自分達の武器でぶっ潰れろ!!」


ムルムクスモン「調子に乗りおってぇ……!!」

杏子『ここで一気に決めてやる!!』

デュークモン「グラニ、ユゴスを使うぞ!!」

グラニ「……」クパァ…ジュインジュインジュインジュイン……!!

マタドゥルモン「!! 不味い!あの攻撃は純粋なデータ消去プログラムだ!!あれを喰らったらせっかく手に入れた十闘士のスピリットそのものが消されてしまう……!!」

ムルムクスモン「バルバモン様の城をリアルワールドからこの世界へと追い返した時のやつか!!」

マタドゥルモン「十闘士!!持てる力を持ってあの攻撃を跳ね除けろおぉぉぉぉぉーーっ!!」

デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』

Aグレイモン『オメガバースト!!』

Aイリスモン『レインボーシンフォニー!!』

Aメガテリウモン『フリージングブリザード!!』

Aボルケーモン『スーパーノヴァ!!』

Aトロイアモン『サプライズキャノン!!』


ジュバアァァァァァァァァァァァァァンッ!!!


マサルダイモン「うおっ!!」

ゆま「きゃっ!!」

ほむら「ど…どうなったの……?」

マタドゥルモン「何とか防ぎきれたか……でも、今ので力を使い果たしてメモリの実体化が解けてしまったね……ゴリー!急いでデジメモリの回収を!!」

ゴリモン「ウホッホ!ハハハッ!」ダッ!


ピカアァァァァァ!


ゴリモン「ウキッ!?」

マタドゥルモン「メモリから光が!?」

シスタモンN「十闘士の魂は……お前を選んでないって事さ!!」

マタドゥルモン「!? ま、まさか……っ!!」


ピカアァァァァァ…!


ゆま「デジメモリがゴマモンのところへ!!」


シュウゥゥゥ……


ほむら「メモリからスピリットに戻った……!!」

ゴマモン「もう一度オイラに力を貸してくれるのかスピリット……なら、ゆま!そのスピリットをデジヴァイスに!!」

ゆま「わかったよゴマモン!スピリットー!!」シュィィィィィン…

杏子『10個のスピリットがゆまのデジヴァイスに!!』

ゴマモン「よしっ!行くってばよ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=GWrg1pgDkA8


―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!―



デュークモン「カイゼルグレイモン!!」

杏子『スピリットを取り戻したんだな!!』

マタドゥルモン「くっ…!また奪えばいいだけさ!!」

ムルムクスモン「そ、そうだ!如何に超越闘士と言えど、天空の覇者オニスモンの前では!!」

カイゼルグレイモン「ゆまの…テイマーとの絆で進化したオイラを……以前のカイゼルグレイモンだと思うなってばよ!!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』バシュゥゥゥゥン!


ドゴォォォォォン!!


Aスフィンクモン「さっきの答えは…どうも……ドウモオォォォォォォォン!!!」ズバァン!!

クズハモン「なるほど……」

ルキ『一撃で倒した!!』

ゆま「カイゼルグレイモンすごぉい!!」

杏子『確かに……ゆまのデジソウルがプラスされた分、前のカイゼルグレイモンよりパワーアップしている!』

マタドゥルモン「…っ!ゴリー!エンシェントスフィンクモンのメモリは奪われないようにしっかり回収しといてよ!!他の奴も……」


シュィィィィン……


Aガルルモン「!」

Aビートモン「!」


カチャンッ


ムルムクスモン「なっ…!?何故残りのニ体もデジメモリに戻す!?」

マタドゥルモン「わからないの?五体分の闘士のスピリットが奪われた今、戦力的にこっちが不利になったんだよ。勝てない戦いはしない主義の俺はここで引かせてもらうよ……」

ムルムクスモン「あっ…おい、待て!なら、お前が進化すれば……」

マタドゥルモン(残り一つの十闘士の大いなる力が目覚めるまで……そのスピリットは預けておいてあげるよ)

マタドゥルモン「それじゃあ、あとよろしくね伯爵!バイビー♪」ダッ!

ムルムクスモン「くぅ…ならば、オニスモンの真骨頂を見てくれる!!」

オニスモン『アトミックレイ!!』

ムルムクスモン『ゲヘナ・フレイム!!』


ドゴオォォォォォン!!

マサルダイモン「ちっ…!ならよぉ……!!」

キリカ「私達のパートナーの力も思い知らしてあげるよ!!」

マサルダイモン「壮絶のぉ……っ!!」

キリカ「トリプルグレイモンの力でっ!!」

ゆま「いっちゃえーー!!」

カイゼルグレイモン『龍撃剣!!』

シャイングレイモン『ジオグレイソード!!』


ズバッ!ザシュゥゥゥゥン!!


Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』


ズパパパパパパッ!!



オニスモン「グエエェェェェー!!」

ムルムクスモン「えぇい!グリフォモン、お前も手伝わんか!!」

ダルクモン「このエリアのデジモン達に痛めつけられてますよ」

ムルムクスモン「なっ!?」


ディノヒューモン「これが俺達の怒りだ!!」

ディノヒューモン『リザードダンス!!』

セピックモン『スピリットブーメラン!!』

ゴートモン「我々の想いを踏みにじって!!」

ノヘモン「思い知れ思い知れっ!!」


ドガバキボゴォ!!


グリフォモン「ひいぃぃぃぃぃ……」

ほむら「後は私達に……」

杏子『任せな!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ホウオウモン『スターライトエクスプロージョン!!』

ベルゼブモンレディ『ハートブレイクショット!!』

グリフォモン「貧乳ばんざあぁぁぁぁぁぁい!!」


ドゴオオォォォォォォン!!


デュークモン「……今どこからビーム出した?」

ホウオウモン「胸から……」

ベルゼブモンレディ「やめろ…見なかったことにしろ……」


ムルムクスモン「グリフォモンの代わりなどいくらでもいるが……オニスモンは……!!」

マサルダイモン「これでトドメだぜぇ!!」

ゆま「みんなで一緒にやろう!」

キリカ「合体必殺技か……乗った!」

マサルダイモン「よぉし…シャイングレイモン!!」

シャイングレイモン『グロリアスバースト!!』シュゴォォォォ!!

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』ジュィィィィン!!

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』ゴオォォォォォ!!

カイゼルグレイモン「二人の必殺技をオイラの九頭龍陣にっ!!」

シャイングレイモン「オレ達の熱い魂が一つに!!」

Bウォーグレイモン「これが……」


BW・S・Kグレイモン『『『ファイナルガイアトリニティブラスター!!』』』


オニスモン「グエ…グエ…グエエェェェェェェェェェーーッ!!!」


ドゴオオォォォォォォォォォン!!!


ゆま「やったぁ!やったよ!!」

ルキ『……今の技の名前はどうかな』

カイゼルグレイモン「え!?」

ムルムクスモン「お…お、オ…オニスモン……私のオニスモンがぁ……」

デュークモン「残りはお前だ!ムラサメモン!!」

ダルクモン「逃げますよ、伯爵!!」グイッ!

ムルムクスモン「なっ!?おい!!」

ダルクモン「あなたが死んだら……誰がバルバモン様のオムツの交換するんですか?あたしは絶対嫌ですよ」バサァ!

ムルムクスモン「……えぇい!覚えておれよ!!」


杏子「あれだけ派手にやったから街も随分ボロボロになっちまったなぁ……」

ギルモン「ゴメンね……」

コテモン「いえいえ、私達の手で直していくので問題ありません。これからは人型獣型関係なく手を取り合って助け合ってね」

ゴートモン「はい……」

セピックモン「ミンナ、トモダチ……」

コテモン「それより、私としてはあなた達の中で剣を使う者に私の剣術を教えてあげたいのですがね……」

杏子「ありがたいけど…またここに立ち寄らせてもらう時にするよ。時間が無いし」

ほむら「…剣を使う仲間が他にもいるから、その子達と一緒にまた会いに来るわ」

コテモン「楽しみにしてます」

ディノヒューモン「ベル子さん……俺、ベル子さんの事……」

ベルゼブモンレディ「い…いや、気持ちは嬉しいんだが……俺、本当は男だし……」

ディノヒューモン「デジモンに性別は無いでしょ!!」

ベルゼブモンレディ「だから、男に戻してもらう為にバグラモンに会いに……」

ディノヒューモン「それでもあなたがす――」

ベルゼブモンレディ「ぎゃああぁぁぁぁ!!おい、お前ら!!さっさとヘブンゾーンに行くぞ!!」ダッ!

ほむら「しょうがないわね……」

杏子「おい、待てよ!!」

ゆま「しゅっぱ~つ!」

ディノヒューモン「待ってくださいベル子さん!!」

ゴマモン「それじゃあ、みんな!またな!!」

キリカ「ねぇねぇ!バグラモンに会って男にしてもらったらどんな名前が良いかな?キリカからキリハなんてどうかな?」

ルキ「まだ言ってたの!?」

ほむら「私は……ほむ太郎?」

ゆま「ハムスターじゃないんだからさ」

杏子「ははっ…ベル子といい、そういう受け狙いはもういいって」

ほむら「……真面目に考えたつもりだったのに……」

杏子「え!?」

コテモン「……さて、先のマタドゥルモンも警戒してた、選ばれし少女達とバグラモンの接触ですが……」

コテモン「あのバグラモンが彼女達の願いを簡単に聞い入れてくれるかどうかも問題ですが……何より、あのエリアで……」

コテモン「まあ、これも運命なのでしょうね……Shibumiさん?」


~次回予告~

バルバモン「デコードの発売まであと二週間を切ったのう……」ガタガタガタ…

ダルクモン「公式サイトのムービー見たら登場デジモンが増えすぎで本当にPSP版ってなんだったんだって感じですね~」

バルバモン「まぁ、よいじゃないか……リメイクとか完全版商法とか気にせず楽しんだもの勝ちなんじゃ……」プルプルプル…

レナモン「私の登場も決定したな」

テリアモン「僕は……?なんかこのSSのメインデジモンで僕だけリデジに出てない事になりそうなんだけど……」

マグナモン「俺様もX抗体編で大活躍するんだろうなぁ~」

ダルクモン「大は無いでしょ」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ」

バルバモン『かずみ救出作戦!』

ベルゼブモンレディ「今度はインプモンの育成も可能だよな?」

ダルクモン「ベルゼブモンはPSPから出てたんだし大丈夫なんじゃないですか~?」

バルバモン「それより、ベル子を出して…公認化を……」

ベルゼブモンレディ「せんでいいっ!!」



今回はここまで
次回はデコード発売日に投下できるように頑張りたいです
次回はなんか数カ月ぶりな気がするまどかサイドのお話に移ります
ではまた


ムレルクソモン糞ワロタwwww

戦車乗っ取りはディケイド&Wの映画のあれか

ついに嫁の技使ったなベルゼブモンwwwwww

前、ベルゼブモンの「ハートブレイクショット」と、

メルヴァモンの『ハートブレイクショット』を間違えたのが懐かしい

このSS始まってどれぐらい経つんだ?

乙!
やっぱおもしれーや!
ネタも細かいし

やったねオーガモン!

究極体が発表され…た…よ………死んでたー!!

ベルなんとかさん、久しぶりにちゃんと名前呼んでもらえたな…


オーガモン再登場してほしいな
死してなお尽きることのない魂とかで

タイタモンカッコ良過ぎる…

おはようございます

>>475
ムメンソーレモンファンに殺されそうなあだ名ですけどね

>>476
そうですね
マンモスロボの代わりに戦車を乗っ取りました
もうすぐこのSSはじまって二年になりそうだよ……
まどマギの劇場版始まる前には終わらせたいかもです……

>>477
ありがとうございます
というより、ネタが入ってないシリアスなんか書けないだけですけどね

>>478>>480>>481
発売直前でオーガモンの究極体だと!?
しかも、デジタマモンがオーガモンの完全体扱いかい……
いや、でもよかったねオーガモン!
このSSではティラノモンに比べ殆どネタにしなかったけど
ティラノモンと違って完全体すらなかったからね!
SSで出したいけど……確かにオーガモン殺しちゃったからどうやって出そうかなぁ……
しかも、オリンポスを恨んでるって設定が有るみたいだけど
このSSじゃあ、オリンポスほとんど敵として出してるし……
さて、どうしましょうかね……


本日はデコード発売記念2話一挙投下スペシャル!
え?2話分書けたんなら先週投下しろよボケぇ?
後半はまだ書ききってないのですよ……
前半は朝の投下で
後半は夜に投下します

投下

>>479
関係無いSSで正しく名前呼ばれてもしょうがないですよね!!


~テンジクエリア~

ギロモン「アニキ、あの寺院ですぜ」

テッカモン「あのサンゾモンの寺院に沢山のXデジモンが匿まわれてるとの情報ですぜ」

ゴクモン「そうか!クククク…Xデジモンを狩れば狩るほど、ロイヤルナイツから賞金がたんまり貰えるらしいからな!!」

ギロモン「強いXデジモン程、報酬はデカくなるという噂ですからね!だから賞金稼ぎとして腕利きのアニキにお願いしたというわけですよ!!」

ゴクモン「任せろ!俺はリリスモンの下僕になった他のゴクモンとは違うからなぁ……!!」

テッカモン「因みに報酬は金だけではなく、マグナモン一日パシリ権やデュナスモン一日デート権(女性型デジモン不可)とかも貰えるらしいですぜ!」

ゴクモン「何ソレイラナイ」

テッカモン「前者はともかく、後者は報酬じゃなくて完全に罰ゲームだよね」

ゴクモン「まあ、いいか…おぉっと!先に言っとくが、くれぐれも倒したXデジモンのデジシードだけはロードするんじゃないぞ」

ギロモン「わかってますって。そんな事すれば、X抗体に進化しなくてもXプログラムに感染されたと見なされて、今度は俺達がロイヤルナイツに狩られちゃいますからね」

ゴクモン「ま、その気になりゃあ俺はロイヤルナイツにも負ける気はしないけどなぁ……よし、行くか!」

さやか「そうはさせるかぁ!!」

ゴクウモン「テメェらみてぇなチンピラにお師様の寺に足を踏み入れさせねぇぞ!!」

まどか「これ以上、Xデジモン達をやらせない……!!」


ゴクモン「ふん、護衛の者共か……」

テッカモン「アニキ!人間って事は選ばれし少女ですぜ!!」

ゴクモン「案ずるな、恐らく奴等は……」

ゴクウモン「行くぜ、サゴモン!」

サゴモン「おうっ!」

ギロモン「痛い目にあいたくなきゃそこをどきな!俺達の獲物はXデジモンだけだ!!」

ハックモン「うるさい!お前達こそ、痛い目にあいたくなきゃ大人しく帰るんだな!!」

マミ「あなたは無理しないで」

テッカモン『テッカボム!!』ポイッ

ギロモン『デッドリーボム!!』ポイッ

テリアモン「爆弾投げてきたよ!!」

ゴクウモン「任せろ!代打ゴクウモン&サゴモン!!」

サゴモン「打ちます打ちまぁす!!」

ゴクウモン『如意金箍棒!!』

サゴモン『降妖宝杖!!』


カキィィィィィン!!


テリアモン「ナ~イスバッティング~」

テッカモン「うわあぁぁ!戻ってくるなあぁぁぁぁぁ!!」

ギロモン「ギャアアァァァァー!!」


ドゴオオォォォォォン!!



ゴクモン「よくも俺の可愛い子分を……!!」

サゴモン「聞いて驚け!次はお前がこうなる番だ!!」

ゴクウモン「だいたい、テメェのその名前……紛らわしすぎんだよっ!!」

サゴモン「“ゴクウモン”で検索してもG〇ogle先生が「もしかして ゴクモン」と間違えかねないくらいにな!」

ゴクモン「うるせぇ!最近出てきた新参が何を言うんだ!!」

ゴクウモン「お前に何がわかる!タダでさえ孫悟空と言えば、西遊記ではなくカカロットの方だと言われてるのに……とにかく、貴様さえいなければっ!!」

テリアモン「Xデジモン達を守る為に戦ってるって事忘れてるよね彼?」

ゴクウモン『疾風迅雷撃!!』

ゴクモン『髑髏乱舞!!』


スギャアァァァァァァァァン!!


ゴクウモン「ぐおおおぉぉぉぉ!!」

まどか「ゴクウモン!!」

ゴクモン「ははははっ!パチモンが、思い知ったか!役所に行って改名の申請をするんだなぁ!!」

テイルモン「やっぱり究極体相手には究極体でないと……」

ブイモン「さやか!進化を!!」

さやか「でも、コイツが……」

QB「……」


マミ「…QBモン、どうしても私達のデジヴァイスの凍結を解除する気は無いのね?」

QB「無いよ。異分子を保護する事は君達の役目じゃないと言ったじゃないか」

ゴクモン「フハハハ!やはりな!この世界に在るべきじゃない異分子を守るお前達より、それを駆除する俺達の方がイグドラシルにとって正しいからな~」

さやか「くっ…!どうせ、この場所の情報をあいつらに流したのもあんたでしょ!!」

QB「さあ、彼等が寺院の中にいる異分子を駆逐するまで君達は何処かに隠れてた方がいいんじゃないかな。デジヴァイスの機能を失った君達がゴクモンに勝つ事はできないよ」

テイルモン「…まどか、私達は引きましょう」

まどか「で、でも…ゴクウモン達を置いては……」

テイルモン「あとは彼女に任せればいいわ」

ゴクモン「さて、次はそっちのカッパの皿を叩き割ってやろうか……」

サゴモン「皿はいいけど腰のドクロは勘弁して!!」

?「はああぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ!

『セクシーダイナマイト!!』


ズゴオオォォォォォン!!


ゴクモン「ぐぶるぇ!?」

ギロモン「お尻パンチ!?」

テッカモン「それを言うならヒップアタックだろ!しかも、おっぴろげの開脚で!?」

ブイモン「いいなぁ!」

ゴクモン「き、貴様は!?」

テイルモン「あれこそオリンポス十二神、蛇姫ミネルヴァモンがデジソウルを取り戻した本来の姿……メルヴァモン!!」

メルヴァモン「ふん……」


“メルヴァモン”

究極体 神人型 ウィルス

オリンポス十二神族に属する女性の姿をした神人型デジモン
ミネルヴァモンが時を経て経験と実績を積み成長した姿であり、ミネルヴァモンの頃に比べとても落ち着いた大人な性格となった
メルヴァモンとなり気品と色気を追求するようになり、立ち振る舞いや言動など全てに気品に溢れ、周囲に色気を醸し出しいる
戦いにおいても色気を求めており、洗練された優雅な舞いを披露し目撃した者を魅了させてゆく
そのため目撃者からメルヴァモンのファンになるデジモンも数多く存在するらしい
大剣“オリンピア改”から繰り出す前転斬りにパワーを込めた『ファイナルストライクロール』
の他、左腕の“メデュリア”を伸ばし敵を丸飲みする『ナイトストーカー』はどこまでも敵を追いかけ
メデュリアの口から散布された毒霧『ラブポイズン』を吸った敵はメルヴァモンの幻惑によって生気を搾り取られてしまう
“オリンピア改”“メデュリア”を目にも止まらぬ回転斬りで竜巻となった『マッドネスメリーゴーランドDX』に触れれば瞬時に敵は八つ裂きとなる


まどか「メルヴァモン!!」

ゴクモン「メ、メルヴァモンだと!?」

ギロモン「す…すげぇ身体……」

テッカモン「挟まれたい……」

ゴクモン「ぐっ…!どういうつもりだ!?オリンポス十二神の一人までもが何故Xデジモンを庇う!!」

メルヴァモン「さぁね…自分でも、これが正しいのかよくわからないが……あえて言うなら、イグドラシルに機械のようにアホみたいに従って、同じデジモンを虐殺するロイヤルナイツに嫌がらせしたいからだよ!!」

ゴクモン「何が嫌がらせだ!そんな理由でオリンポスの癖にイグドラシルの意志に反するのか!?」

メルヴァモン「オリンポスはロイヤルナイツと違ってイグドラシルの飼い犬ってわけじゃないんでね!というか賞金稼ぎ風情にそんな事言われたくないね!それに……そんな誰かの意志に従うより、自分の意志を貫き通すこの娘達に力を貸したくなったからさ!!」

まどか「……」

ゴクモン「自分の意志を通すとは、賞金が欲しいという自分の欲求に素直になるというのも同じだろう!それに、ルーチェモンに降ったかつてのロードナイトモンやお前の“お仲間”の様になぁ!」

メルヴァモン「…かもねぇ……とりあえず、お前をぶった斬りたいというのが私の今一番の欲求かねぇ……そうだろ、メデュリア?」

メデュリア「シュロロロッ……!」

ブイモン「うぅっ…!左腕のあの蛇が付いてなけりゃ完璧なんだけどなぁ……俺、蛇苦手……」

ゴクモン「Xデジモンの前に、まずはお前だ!お前の首を狩れば俺のバウンティーハンターとしての名も上がるからなぁ!!」ドッ!

ギロモン「やっちまぇ!アニキー!!」

テッカモン「服を引き裂いてのポロリも期待してますぜぇ!!」

ブイモン「あ、それは俺も!!」

サゴモン「俺も俺も!お願いします!!」

さやか「あんたら……」


メルヴァモン『ラブポイズン!!』ジュババッ!


ドジュゥゥ…


ゴクモン「バカが!毒液が俺みたいなサイボーグデジモンに効くと思ったかぁ!?」

メルヴァモン「でりゃあぁぁぁぁぁ!!」

ゴクモン「!!」


ガキンッ!


ゴクモン「うぐっ!?」

マミ「毒液はただの牽制だったようね」

さやか「それに体が大きくなった分、ミネルヴァモンの時よりも上手くあの大剣を扱えてる!」

ゴクモン『蛇炎煉獄!!』ボォッ!

メルヴァモン「メデュリア、あんな炎飲み込んでやりな」

メルヴァモン『ナイトストーカー!!』ゴクンッ!

サゴモン「おぉっ!ゴクモンの炎を左腕の蛇がガブリンチョと飲み込んだ!!」

ゴクモン「ば…化け物か!?」

メルヴァモン「化け物たぁ、乙女に酷い事言うじゃないの」


テッカモン「アニキ、ここは引いた方が……」

ギロモン「賞金よりも命が大事っすよ!!」

ゴクモン「うるさいぞ!今まで何匹もの賞金首のデジモンを狩ってきた俺様の意地とプライドに賭けてコイツを倒し、Xデジモンを狩るまで引いてたまるか!!」

テイルモン「救えないわね……」

ゴクモン「これで引き裂いてやる!お前達のリクエストには応じられず…服だけじゃなく、体ごとミンチにしてしまうがなぁ……!!」

ゴクモン『髑髏旋風 !!』


ギュルウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


まどか「回転竜巻!!」

メルヴァモン「ふん、私が本当の回転斬りを見せてあげるよ!!」

メルヴァモン『マッドネスメリーゴーランドDX!!』


ギャルウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

ズギャドオオォォォォォォォォォォォォン!!


ゴクモン「ぐ…ががごっ……!!」ズバァン!!

さやか「よっしゃぁ!!」

ギロモン「アニキがやられた!!」

テッカモン「逃げろぉ!!」ダッ!

メルヴァモン「乙女の愛のハリケーンには敵わないって事さ……」


~サンゾモンの寺院~

海香「みんな、ご苦労様」

サンゾモン「賊の侵入を防いでくれて、ありがとうございます。おかげで地下に保管してある秘蔵のBL本コレクションが奪われずに済みました」

さやか「違うからね、あいつら地下に保護してあるXデジモンを狙ってきたんだからね」

ゴクウモン「とにかく、まどか達が来てくれたおかげで助かったぜ」

チョ・ハッカイモン「役立タズノゴクウモン達ダケジャ守リキレナカッタカラネ……」

ゴクウモン「うるせぇんだよメス豚」

まどか「ううん、メルヴァモンのおかげだよ…テイルモンを進化させられないわたし達は何もできなかったし……」

テイルモン「役立たずという点では私達も同じね」

ブイモン「おいおい……」

メルヴァモン「私とウィザーモン達で保護してたXデジモン達が全部ドゥフトモンにやられちまったからねぇ……だから、このサンゾモンの寺で保護した奴等だけは死守しないとね」

マミ「ごめんなさい…私達が不甲斐ないばかりに……」

メルヴァモン「いや、いい……あの時留守にしてた私も悪い……」

さやか「それにしても…あの小っこかったミネルヴァモンが、マミさんもビックリのこんなダイナマイトボディに進化しちゃってたとはねぇ……」

ウィザーモン「というより、これが本来の姿らしい」

メルヴァモン「ザミエールモンにデジソウルを奪われてミネルヴァモンになってたからね」

テリアモン「あれ?その前に僕を助けたときもミネルヴァモンじゃなかった?」

メルヴァモン「あ、ああ…あれも蟲の王に負けた直後だったから……」

さやか「その姿になったあんたをベルゼブモンが見たらどうなるんだろうねぇ?」

メルヴァモン「な、な…何でいきなりあいつの名が出てくるんだいっ!?」

テリアモン「そりゃ、巨乳好きのあいつが君を見たら、イチコロで落とせるんじゃないかな~?」

メルヴァモン「し…知らないよそんなの!そ、それに私は……別にアイツの事…な、何とも思ってないんだからね!ふんっ!!」

さやか「うわっ…わかりやすい奴……とにかく、あたしはあんたの事応援してるからねミネルヴァモン。恋の事ならこのさやかちゃんが相談に乗るからさっ!!」

まどか「そう言うなら…さやかちゃんはその前に自分と上条君の事があるんじゃないかな……あれ?」


テイルモン「……」

まどか「テイルモン、どうしたの?」

テリアモン「何か機嫌悪そうな顔してるけど」

さやか「はっは~ん…ライバル出現ってわけだねテイルモン?何せあんたもベルゼブモンの事――」

テイルモン「はっ…?死ねば……?」ゾオォォォ…

さやか「!? ゴミを見るような目で死ねばって言われた!?」

まどか「コラ、テイルモン!!」

テイルモン「…ただ私は、あいつが喜びそうな事が気に入らないだけよ。馬鹿の癖に一丁前に彼女を作りやがって……」

さやか「そう…なの?」

テイルモン「そうよ。あいつなんてそのうち、どっかのガチホモに掘られればいいのよ」

さやか「う~ん……さやかちゃんの乙女の感がハズレましたかなぁ?」

メルヴァモン「そうか…テイルモンは別に何とも思ってないんだな……」

テリアモン「ほら、君はやっぱり~」

メルヴァモン「だ、だから私も違うってば!お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」

テリアモン「お兄ちゃん言うたよ」

さやか「どっかで聞いたフレーズだね……」

ブイモン「…おかしい…何故あいつばっかモテて、俺はモテない……俺の青春ラブコメはまちがってる……俺がモテないのはどう考えてもお前らが悪い……」ブツブツ…

さやか「どうしたのブイモン?ブツブツ言って」


ワイズモン「みんな、女子トークで盛り上がっているとこ申し訳ないんだが……」

テリアモン「あっちも別の女子トークで盛り上がってるけど」

サンゾモン「そうカッカしないでくださいテイルモン。それより、最近のトレンドはやっぱリヴァエレですよね」

テイルモン「ふんっ!露伴といい、何でも神谷にキャスティングすれば釣れると思ってる魂胆が気に食わないわ!!」

サンゾモン「でも、釣られてるのでしょう?」

テイルモン「それより、私はエレンが唯一攻めに回れるエレアルを推すわ!」

ワイズモン「いや、腐女子トークだし、それもいいから、聞いてくれ。はっきり言って、デジヴァイスが機能しない君達がここに居ても何の役に立たないのは事実だ」

マミ「そうね…私達がここでできる事は無いかもしれないわ……」

海香「だから、いきなり私が決めて申し訳ないんだけど……バルバモンの城に攻め込むというのはどうかしら?」

テイルモン「バルバモンの……!?」

ブイモン「俺達だけでかよ!?」

まどか「そっか、海香ちゃん…かずみちゃんを助けたいんだよね……」

海香「ええ……あの子に対して、どう償いをすればいいか…まだわからないけど……」

さやか「それをするにはまず、かずみを救わなきゃだよね!いいよ、バルバモンの城に行こう!!」

マミ「かずみさんを助けたいのは私達も同じだしね(それに、バルバモンの城にはロップモンを捕えてるネオヴァンデモンもいるかもしれない……)」

テイルモン「でも、今バルバモンの城が何処にあるのかわかるの?」

海香「今、このエリアの近辺を移動中だそうよ」

ワイズモン「…彼からの情報だ。彼は嘘だけはつかないから、一応信用はできるだろ?」

まどか「QBモン……」

QB「異分子の保護ではなく、この作戦の間なら君達のデジヴァイスの凍結は解除してあげるよ(それにイグドラシルはかずみのドルモンに興味があるらしいから、こちらの手元に置いておきたいしね)」


テイルモン「でも、バルバモンの城にはまた結界が張られてるはずよ?」

マミ「そうね、私達の攻撃だけで…突破できるのかしら……?」

ウィザーモン「それなら心配無い、この小型の時空振動爆弾を使えば一時的に結界を歪ませて、そこに軽い攻撃を加えるだけでも結界の一部を破れるはずだ」

まどか「時空振動爆弾?」

ウィザーモン「ああ、ワイズモンにデータを見せてもらって俺が作った」

ワイズモン「元々は倉田がこの世界とリアルワールドを行来する為に発明した物らしいけどね。彼の研究室に残ってた設計データを頂戴してきたのさ」

マミ「そう、倉田の……あまり気乗りしないけど…それに頼るしかないわね……」

さやか「よぉし!それじゃあ、かずみ救出作戦、決行だぁ!!」

ブイモン「おうっ!!」

まどか「それじゃあ、メルヴァモン、ウィザーモン、サンゾモン達も……ここをお願いね?」

メルヴァモン「ああ」

アンキロモン「任しとけだぎゃ!」

ウィザーモン「さやかから借りた勇気のデジメンタルで、微力だが俺もここの防衛に力を尽くそう」

メルヴァモン「尤も…そのインキュベーモンにこの場が知られたんだ。ロイヤルナイツの誰かがこの場を攻めてくるのも時間の問題だけどね」

まどか「!! そ、そっか…わたし達がここに来たせいで……」

サンゾモン「気にしないでください、まどかさん。あなた達がインキュベーモンを連れてこなくとも、いずれはイグドラシルにこの場にXデジモンを保護している事は知られるさだめだったのです……」

メルヴァモン「私がここに残るんだ!無問題、だろ?」

テリアモン「う、うん……」

さやか「でも…さっきみたいなチンピラデジモンならともかく、イグドラシルが来たらいくらメルヴァモンでも……」

メルヴァモン「私を誰だと思ってるんだい?オリンポス十二神の一人、蛇姫メルヴァモンだよ!」

ハックモン「ああ!俺の見たところ、ガンクゥモンには及ばないけど、他のロイヤルナイツならメルヴァモンに適わないさ!ガンクゥモンはXデジモン狩りはしないし!!」

メルヴァモン「言ってくれるじゃないかい、ハックモ~ン?」

テイルモン「心配する必要は無いのね……?」

メルヴァモン「ああ、この命に変えても、Xデジモン達は守ってみせるよ……けど、ベルゼブモンにまた逢うまで、私も死ぬつもりは無いけどね……」

テイルモン「そう…じゃあ、頼んだわよ……」

サンゾモン「皆さんも、ご武運を祈ります…必ずかずみさんを救い出してください……」

メルヴァモン「あの子はメルクリモンも命を変えて守ろうとした大切なものらしいからね……」

まどか「うん!絶対にかずみちゃんを連れて戻ってくるから!!そしたら、一緒にほむらちゃん達に…ベルゼブモンに会いに行こうね!!」

海香「それじゃあ、行きましょう……!」


~バルバモン城~

カンナ「ねぇ~かずみ~そろそろ考え直してくれた~?」

かずみ『……』

カンナ「私と共に新しい世界を作ろうよ~。そしたら、ドルモンと一緒にこのカプセルから出してあげるし、それに……」

かずみ『!?』シュワアァァァァ…

ドルモン(また、かずみの体が消えかかってる!?デジタルワールドじゃ大丈夫じゃなかったのか!?)

カンナ「長い間デジタルワールドに居た君がいきなりリアルワールドに行ったのが逆に悪かったのかもしれないね……まあ、でも大丈夫!私と一緒に来てくれるなら、かずみの体を治す事だってできるよ!」

かずみ『…イヤだ…行かない…みんなの所に帰して……』

カンナ「…みんなって誰の事?かずみの命を弄んだ連中の事を言ってるの!?あんな奴等の所へ戻ってどうするっていうんだよ!!」

カズミ『それでも…わたしは……』

カンナ「かずみ!強情張ってると私もいい加減怒るよ!!」

ユウリ「おやおや~…お人形さんがお人形さん遊びかい?楽しそうだなぁ、え?」

カンナ「ユウリ様ぁ…今、私に対して素敵な台詞を吐いてくれたようだけど……よく聞こえなかったからもう一回言ってくれないかな?」

ユウリ「ん?壊れかけのお人形さんはお耳の方も壊れてるみたいだねぇ」

かずみ『壊れかけ…?わたしの事じゃなくってカンナの事を言ってるの……?』

カンナ「お人形?上等じゃないか。そのお人形にお前達旧人類はひれ伏す事になるんだよ?私とかずみは新人類になるんだからなぁ……!!」

ユウリ「それはどうかな……」

カンナ「それに…あんたこそ、いつまでオママゴトを続けてるつもりなのかな?いや、ごっこ遊びって言った方が正しいかな?」

かずみ『…?』

ユウリ「!! …今すぐアルカディモンの餌にしてやろうかぁ……!?」


カンナ「…言ったよね?ダークエリアに落とされたあの雑魚二人と違って、私とあんたの実力は変わらないって……!!」

リュウダモン「やめろ、カンナ!」

ユウリ「ははっ!デジモンの方が賢いみたいだね!アタシとアルカディモンには敵わないってね!!」

カンナ「……」

ユウリ「…ネオに頼まれてるデジモンのメモリ化に行ってくる……この城の警護はあんたに任せるよ」スタスタ…

カンナ「……リュウダモン…余計な事しなくていいから」

リュウダモン「だが、奴と事を構えるべきではない。感情的になるなカンナ」

カンナ「わかってる…わかってるよリュウダモン……」シュワァァァ…

かずみ『!? カ、カンナの手も……』

ドルモン『かずみと同じ様に消えかかってる……っ!?』

カンナ「…私のオリジナルであるニコを始末したからね……奴の魔力が断った今、私の体も、そう長く維持できないみたいだ……」シュワァァァ…

かずみ『カンナ……!!』

カンナ「かずみ、私達の様な人間でもデジモンでもない作り物のデータ人間の居場所なんて何処にも無いんだ……だから、私達の居場所を作るために……」

かずみ『カンナ…でも…こんな事は……』

リュウダモン「娘、拙者からも頼む。カンナの閉ざしきった心はパートナーデジモンである拙者も開く事ができぬ。もし、カンナの心を開ける者がいるとするならば……それはやはり、同じ存在の者……即ち、そなたしかおらぬのだ」

ドルモン『そうだとしても、かずみはお前らのやる事に手を貸すなんて絶対に嫌だって言ってるだろ!!』

かずみ『あなたからもカンナに言ってあげてよ!今、カンナがやっている事は間違ってるって!!』

リュウダモン「…だが、カンナの世界に対する復讐は拙者には止められ――」


ドゴオォォォォォォォン!!


カンナ「な、何だ!?」


数分前

~荒野~


ゴゴゴゴ…!


さやか「見えたよ!バルバモンの城!!」

マミ「確かに、QBモンの情報通りね……」

まどか「やっぱり、この前みたいに結界が張られてるんだよね」

ブイモン「そこで早速この時空振動爆弾の出番というわけだな!」

テリアモン「でも、どうやって投げるの?城はあんな高く浮かんでるんだから届かないよ」

テイルモン「仕方ないわ……美樹さやか、あなたが爆弾抱えて特攻しなさい」

さやか「特攻!?何であたしが特攻しなきゃいけないのよ!?つーか、何でフルネーム呼び!?」

まどか「テイルモン、何かほむらちゃんみたいだよ……」

テイルモン「いや、この中で一番あなたが爆弾娘っぽいから」

さやか「どういう意味だぁ!!」

テイルモン「地雷女とも言うのかしら?ほら、まどか達の担任のあのオバサンの様にあなた、あのバイオリンの坊やにフラれたら爆発しそうじゃない?」

さやか「まどか、コイツぶん殴っていい?」

マミ「その前に魔法少女の跳躍力ではあの城まで届かないわ。美樹さんでは無理よ」

さやか「マミさん、突っ込むとこそこじゃありませんから」

テイルモン「さて、冗談はここまでにして……」

ブイモン「こんな時に冗談言ってたのかよ!!」

テイルモン「私達が進化して空を飛んで爆弾を投げるしかないわ」

テリアモン「どっちにしろ、飛ばなきゃ城の中に入れないしね~」

さやか「じゃあ、最初からそう言えって……」

まどか「……デジヴァイス、使わしてくれるんだよね?」

QB「既に君達のデジヴァイスの機能凍結は解除してるよ」

マミ「じゃあ、時間も無いし行きましょう……」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化っ!煌めく運命、ラピッドモン!!―



オファニモン「はい、という訳でよろしくね」ポイッ

UFブイドラモン「わわわっ!?投げんなよ!!ってか、俺が行くのかよ!!」

ワイズモン「爆弾を結界に向けて投げ込んだら、直ぐ様一斉に攻撃するんだ」

UFブイドラモン「おし、なるべく近くから投げたほうがいいよな……」バサァ

さやか「爆発に巻き込まれないようにするんだよアルフォースブイドラモン!」

UFブイドラモン「ああ、投げたらすぐ離れる!!」ポイッ!バッ!


ドゴオオォォォォォォォォン!!


シュゴオオォォォォォ……


海香「結界が歪んでいるわ!!」

マミ「今よみんな!!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』バシュウゥゥゥゥゥゥン!!

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!


ズバァンッ!!


まどか「結界に穴があいたよ!!」

オファニモン「その穴に更に穴を開ける!!」

まどか(オファニモンが言うと別の意味に聞こえる……)

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!


ズゴォン!!


オファニモン「城の侵入口を開けたわ」

ラピッドモン「結界がまた閉じない内にあそこから入ろう!マミ、つかまって!」

マミ「ええ!」

オファニモン「行くわよ、まどか!」

まどか「う、うん!」

UFブイドラモン「さやか!」

さやか「海香とワイズモンもアルフォースブイドラモンに!!」

ワイズモン「悪いね。さあ、行くよ海香」

海香(かずみ……待ってて!)


~バルバモン城~

カンナ「そうか…奴等が来たみたいだね……」

かずみ(まどか達!?それとも、海香やカオル……?)

ドルモン(みんなが助けに来てくれたんだ!!)

カンナ「いよいよバルバモンの首を取りに来たか?まあ、あんな老いぼれの首なんてくれてやってもいいけど……かずみを渡すわけにはいかないね」

リュウダモン「戦がはじまるか……!」

カンナ「まさか…奴等NEO生命体の事を嗅付けてきたのかな?」

かずみ『NEO生命体…?あのプールの中に居た何か気持ち悪い……』

カンナ「…あれこそ、私とかずみが新人類になるための鍵だ……」

かずみ『!?』

カンナ「行くよ、リュウダモン。私とかずみの事を邪魔する旧人類は……全て粛清しなくちゃいけないからねぇ……!!」シュワァァ…

リュウダモン「…承知」


~次回予告~

バルバモン「いよいよ本日3DSソフト…デジモンワールド リ:デジタイズ デコードの発売日じゃのぉ……」プルプル…

デスモン(黒)「この後お店にレッツゴーDEATH!!」

デスモン(灰)「既にダウンロードで始めてる人もいるんじゃないDEATHか?」

バルバモン「やっぱ特典のリナちゃんのカード欲しいからパッケージ版じゃのう……」ガクガクガク…

デスモン(黒)「因みに>>1は昨日まで3DSの本体を何処にしまったか忘れてテンパったらしいDEATH!」

バルバモン「しかも、これが初めて買う3DS用ソフトらしい……」カタカタ…

デスモン(灰)「じゃあ、何で本体だけ先に買ってるんDEATHかぁ!?」

バルバモン『次回、デジモン☆マギカ』

バルバモン『究極ゼヴォリューション!ドルゴラモン!!』

バルバモン「あぁ…儂が大活躍する策謀の魔王編も楽しみで……テンション上がってきたぞい!!」ブリュリュリュッ!

デスモン(灰)「わぁ!興奮して何出してるんDEATHかぁ!!?」


前半投下終了
後半は(無事書き終えれば…)夜投下します
さぁて、デコード楽しみだなぁ
できればラストティラノモンやタイタモンから育てたいですねやっぱ
ではまた

リデジの育成で投げたオレにデコードを買う資格はないorz

あいつらの寿命短く感じるから無理

すいません……デコードに夢中になってて全然書けませんでした……
明日の朝には投下できるよう善処します

>>502
デコード面白いから仕方ないね。
シードラモン系に進化できない……

おはようございます

>>501
寿命の短さは「お、PSPの時より長生きしてね?改善されてるじゃん」と最初思ったけど気のせいでした
でも、色々イベント追加されてますから結構楽しめますし、デコードからやり直しても問題無いと思います

>>503
二個目のデジタマでインプモンに進化して
「おっしゃぁ!インプモンじゃん!育成可能になったんだ!ベルゼブモンに進化させるでぇ!!」と思ったけど
ストーリーの終盤でベルゼブモンを倒さなきゃ進化できない事を思い出しました
そして、インプモンはベジーモンに進化してジュレイモンで寿命が尽きました…
現在の三代目はゴマモン→イッカクモン→マメモンです
ヴァイクモンにしようと思ったのに……orz

投下


~バルバモン城~

さやか「上手く忍び込めたね!」

まどか「あれだけ派手にお城を壊して、入ってきたんだから忍び込んだとは言わないんじゃないかな……」

マミ「そうね…私達の侵入は既にバレてるわね。いきなり何処からデジモンが襲い掛かって来るかもわからないから、みんな用心して!」

ラピッドモン「それで、かずみは何処にいるのさ?この城の何処へ向かえばいいのさ?」

QB「さあね、彼女は僕と契約したテイマーでもなければ、彼女のデジヴァイスの位置だってわからないよ」

UFブイドラモン「お前、散々邪魔したくせに肝心なとこで役に立たないなっ!!」

海香「私達プレイアデスのテイマーやかずみシリーズは全て倉田が作った人工インキュベーモンのJBモンと契約したわ……」

ワイズモン「だが、そのJBモンも倉田を倒したら何処かへ逃げてしまってね」

さやか「とりあえず……せっかくバルバモンの城に来んだから、まずはバルバモンを倒しに行かない?」

UFブイドラモン「そうだな!かずみを何処に閉じ込めてるのかそいつに聞き出せばいいんだし!!」

オファニモン「待って!それは迂闊よ!今、この戦力だけでバルバモンに挑むのは!!」

まどか「ほむらちゃん達と一緒じゃないとダメなの?」

マミ「でも、以前バルバモンは前大戦で魔力を使い果たしているから大した事は無いってQBモンが言ってたわよね?」

QB「ああ、あの時はね」

オファニモン「だから、リアルワールドに来たあの時にバルバモンは人間達の欲望の感情エネルギーによって魔力を取り戻してるはずよ!!」

ワイズモン「それに…バルバモンの配下にはムルムクズモン等の魔王級デジモンや…ミチルを殺したデスジェネラル……ネオヴァンデモンもこの城に居るはずだ」

海香「……」

ワイズモン「奴等に見つからない様にバルバモン達との戦闘を避け、ここはかずみを救出する事だけを今回の目的にするべきだ」

UFブイドラモン「だったら、突入する前に言おうぜそういう事は!!」

さやか「まあ、釈然としないけど確かにそうするしかないかもしれないね……」

マミ(でも……ロップモンはネオヴァンデモンが……!!)


さやか「けどさぁ、それっだら結局かずみは何処に……」

UFブイドラモン「とりあえず先に進んでみるしかないぜ」

オファニモン「待って!何か居るわ……!!」

デスモン(黒)「まったく!バルバモン様ときたら……お年寄りとはいえ、テンション上がって興奮して廊下で漏らすなんて勘弁してほしいDEATH!!」ゴシゴシ

デスモン(灰)「掃除するデスモン達の身にもなってほしいDEATH!!」ゴシゴシ

さやか(何か一つ目のデジモン二匹が掃除してんだけど……)

オファニモン(デスモンよ…!あれも魔王デジモンよ……!!)

マミ(あれが…!?)

デスモン(灰)「そういえば、さっき大きな音がして城が揺れてたけど何かあったんDEATHかねぇ?」ゴシゴシ

デスモン(黒)「そこら辺の山にぶつかっただけDEATHよ。気にしなくていいDEATH」

デスモン(灰)「でも、揺れたからバルバモン様がまた城酔いで吐いてるかもしれないDEATHよ!?」

デスモン(黒)「DEATH!?という事はここが終わっても、そこの後片付けもデスモン達がやらなきゃいけないじゃないDEATHかぁ!!」

デスモン(灰)「伯爵もダルクモンもみんな出掛けてるから、デスモン達が全部バルバモン様の世話役を押し付けられたのDEATH!!」

まどか(なんか…デスデス言ってて……少し可愛い……)

さやか「はぁ!?どこが!?」


マミ(美樹さん静かにして!気づかれたらどうするの!!)

さやか(あっ!す、すいません……)

デスモン(灰)「…ん?今、何か声が聞こえなかったDEATHか?」

オファニモン「にゃ…にゃ~ん……」

まどか(!?)

デスモン(黒)「猫DEATHよ」

デスモン(灰)「なぁんだ、猫DEATHか」

オファニモン(アホで助かったわ)

まどか(……)

デスモン(黒)「いいから、早くここを終わらせるDEATHよ」ゴシゴシ

さやか(ふぅ…助かった……)

海香(でも、さっきから何を掃除してるのかしら?)

オファニモン(…あそこの汚物の片づけのようね……)


プウゥゥゥ~ン……


UFブイドラモン(げっ!?ウン……)

デスモン(灰)「周りばっか拭いてもしょうがないDEATH!いい加減この諸悪の根源をどうにかするDEATHよ!!」

デスモン(黒)「デスモンは嫌DEATH!お前が処理するDEATH!!」

デスモン(灰)「デスモンだって嫌DEATH!そう言うお前がやれ……DEATH!!」ブンッ!

さやか(うげぇ!?モップでこっちに飛ばして来やがった!!)


ヒュウウゥゥゥゥ…

ベチャッ!


UFブイドラモン「う…うぎゃうぎゃ…うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


ラピッドモン「アルフォースブイドラモンの顔面に直撃!!」

デスモン(黒)「なっ…!?侵入者!侵入者DEATH!!」

マミ「しまった!気付かれたわ!!」

オファニモン「あんたが大声で叫ぶからよ!!」

UFブイドラモン「顔にこんなのが降ってくりゃ叫びたく無くても叫んじまうだろっ!!てゆーか取って!!臭い臭い臭い!!」

ワイズモン「ちょっ…近づかないでくれたまえ……」

デスモン(灰)「選ばれし少女達DEATH!!」

デスモン(黒)「さっきの大きな音はコイツらが侵入してきた音だったのDEATHね!!」

デスモン(灰)「バルバモン様は殺らせないのDEATHDEATHDEATH!!」

デスモン(黒)「デスモン達がお前らにDEATHを与えてやるDEATH!!」

まどか「オファニモン!!」

オファニモン「ちっ…!やるしかないわね!!」

さやか「アルフォースブイドラモン!」

UFブイドラモン「ちょっ…だからこの顔に引っ付いたの取ってくれよさやか……」

さやか「え、嫌よ」

デスモン(黒)「隙ありDEATH!!」バサッ!


ガシッ!!


UFブイドラモン「ぐっ!?は、離せ!!」

さやか「アルフォースブイドラモンの頭が鷲掴みにされた!!」

デスモン(黒)「まずは目を潰すDEATH……!!」

デスモン(黒)『デスアロー!!』


ガキンッ!ガキンッ!ズバンッ!!


UFブイドラモン「うぐわあぁぁぁぁぁ!!」

さやか「アルフォースブイドラモンっ!!」

UFブイドラモン「だ…大丈夫だ…アルフォースですぐ治る……!!」

デスモン(黒)「ゼロ距離のデスアローの味はどうDEATHかぁ?」

デスモン(灰)「ってか……あいつの顔に付いてたバルバモン様の汚物……お前の手にも付いたDEATHよ……」

デスモン(黒)「うげっ!?DEATH!!」ベチャァ…

デスモン(灰)「デスモンはデスアローを乱れ撃ちDEATH!!」シュババババババッ!!

まどか「きゃあっ!!」

オファニモン「!! まどか達に当たる!!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババッ!


ガキガキガキガキィン!!


オファニモン「間一髪……!!」

ラピッドモン「この野郎!その大きな目玉にぶち込んでやる!!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

デスモン(黒)『エクスプロージョンアイ!!』カッ!


ドゴオオォォォォォォォン!!


ラピッドモン「うわぁ!!」

マミ「ラピッドモン!大丈夫!?」

ラピッドモン「こんくらいまだ平気だよ!けど、デスデスってふざけてるけど流石魔王デジモン……そう一筋縄ではいかなそうだね……」

デスモン(黒&灰)「DEATHDEATHDEATHDEATH!!」

UFブイドラモン「くっ…なら、こっちも本気だ!!」

カンナ「楽しそうだね。私も混ぜてよ」


さやか「あいつ!確か……神那ニコ!!」

海香「違う!カンナ…聖カンナよ……!!」

カンナ「なんだ。プレイアデスはあんただけなんだ?やっぱり薄情な連中だよね~……ね、かずみ?」

かずみ『海香!!』ドンドンッ!

まどか「かずみちゃん!!」

マミ「あんな小さなカプセルに閉じ込められて……!!」

海香「違う……私だけじゃない……ここにはいないけど…カオルやサキだって……かずみの事を救いたいという気持ちがっ!!」

カンナ「救ってどうするの?それでまた、かずみはあんた達の人形に戻るだけでしょ?そして、このかずみがダメになったらまた新しいかずみを作る……その繰り返しだったんでしょ?ああ、やっぱデジモンの育成と同じだね!うまく進化しなかったらリセットしてまた別のデジタマから育て直しの!!」

海香「私は…その償いをするために……っ!!」

カンナ「今更何が償いだ!!…そうやってニコが私にしてきた事の様に……お前達もかずみを弄んだ……尤も、ニコを始末した今、新しいかずみなんて作れないだろうけどねぇ……というか、私とかずみは新人類になるんだからその意味も無いけどね」

マミ「新人類……?」

さやか「何をわけのわからん事を!!」

カンナ「お前達、旧人類が知る必要はない。リュウダモン!!」

リュウダモン「参る!!」


―リュウダモン進化!ギンリュウモン!!―


―ギンリュウモン超進化!ヒシャリュウモン!!―



さやか「完全体ぐらい!!」

マミ「駄目よ!あのデジモンは完全体でもその力は究極体並よ!!」

カンナ「そういう事さ。デスモン、ヒシャリュウモンの援護をしてもらうよ」

デスモン(黒)「わかったDEATH!」

デスモン(黒&灰)『デスアロー!!』シュババババババッ!!

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』ガキガカガキィィィン!!


カンナ「…ヒシャリュウモン」

ヒシャリュウモン『成龍刃!!』


ズドォン!!


オファニモン「きゃっ!!」

まどか「オファニモン!!」

ヒシャリュウモン『縦横車!!』ギュルルルルルルルッ!!


ズバババババババッ!!


UFブイドラモン「ぐっ!!」

カンナ「デスモン、今だ」

デスモン(黒&灰)『エクスプロージョンアイ!!』カッ!



ドゴオオォォォォォォォン!!


ラピッドモン「うわああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

マミ「ラピッドモン!そんなっ!?」

デスモン(黒)「さっすが、ユウリ様と並ぶ実力を持つエイリアス3ナンバーワンのテイマーDEATH!!」

デスモン(灰)「的確な指示を出してくれるDEATH!!」

マミ(…いいえ、デジモンの力は、あのヒシャリュウモンとアルカディモンはまだ未知数だから何とも言えないけど……)

QB(テイマーとしての育成力、判断力等の素質は聖カンナの方が上だろう)


カンナ「えーと、鹿目まどかさんだっけ?私は別にあんた達に個人的な恨みは無いんだけど……かずみを私から取ろうって言うなら、このまま潰すよ?」

まどか「!!」

ワイズモン「何を潰すだって?」パサッ

カンナ「何!?」

ヒシャリュウモン「いつの間にカンナの背後に!?」

海香「ワイズモンが本に隠れてコッソリ近づいたのよ!」

ワイズモン「かずみは返してもらうよカンナ」パシッ

カンナ「ぐっ!?貴様ぁ!!こいつを殺れ!ヒシャリュウモン!!」

ヒシャリュウモン「ヒシャアァァァァァーーッ!!」

ワイズモン「おっと、逃げるのだけは得意なんでね」パサッ

ヒシャリュウモン「くっ!」

海香「よくやったわワイズモン!」

さやか「早くかずみをカプセルから出してあげなきゃ!!」


パリィン!


かずみ「うぅぅ……」

海香「かずみ!!」

まどか「かずみちゃん…よかったぁ……!!」

ドルモン「やっと出られたぁ……!」

マミ「ドルモンも無事で何よりだわ」


カンナ「くっ…!かずみ!どうしても、私を拒むというのか!?」

かずみ「…カンナ、確かにわたしとあなたは同じかもしれない……でも、わたしの居場所はここにある」

カンナ「居場所って、そいつらの事か!?違うかずみの居るべきな所はそこじゃない!!私と一緒に作る世界こそ私達の居場所だ!!」

かずみ「わたしは海香やカオル…そして、まどか達……友達のいない世界なんてイヤだよ」

海香「かずみ……」

カンナ「友達なんかじゃない!あいつらにとってお前は代用品だ!!」

かずみ「違う!友情を感じた!!」

カンナ「どちらにせよ、NEO生命体にしか私達に残された未来は無いんだよ……!!」

QB(NEO生命体……?)

かずみ「……」シュワアァァァァ…

まどか「かずみちゃんの体が……!!」

さやか「また消えてる……!?」

かずみ「…それでも、みんなのいない世界はイヤ!!」

海香「…カンナ、私達の罪は一生をかけても償うわ……」

カンナ「黙れ…お前に何ができる……何がわかる!?自分が作り物だと気付いた絶望が……どれほどのものか!!」

海香「かずみは作り物なんかじゃない…身体はデータでも……心は本物よ……」

カンナ「綺麗事を言うな!!」

ドルモン「綺麗事なんかじゃない!!」

カンナ「!?」

海香「ドルモン……」

ドルモン「かずみは何処にも行くところなんて無いオレに…居場所を与えてくれた……異分子と言われ、拒絶されてきたオレの存在を……かずみは必要だって言ってくれた……そんなかずみの心が……作り物のはずがない!つくれるはずがないっ!!」

かずみ「ドルモン……」

ドルモン「それに、かずみやお前……データでできた人間の心までもが、作り物って言うなら…オレ達デジモンは……そこに居るお前のパートナーデジモンは何なんだよ!?お前の為に戦ってくれてる友達は!!」

カンナ「……?」

ヒシャリュウモン「……」

ドルモン「それを全て作り物の偽物だって否定するのなら…オレはお前の作ろうとする世界なんて絶対に認めない!破壊してやるっ!!」


ピカアァァァァ…!!


かずみ「ドルモン!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0



―ドルモンワープ進化ぁぁぁぁ!ドルゴラモン!!―



“ドルゴラモン”

究極体 獣竜型 データ

ドルゴラモンとは、“デジコア(電脳核)の空想”が生み出した架空のデジモンである
額のインターフェースによってデジコア自身の創造力までもが奇跡的に解き放たれて進化した姿である
元々デジコア内に伝説の生き物“ドラゴン”の強い生命力のデータを持っていた為か
デジコアの創造した姿は、強大な“破壊”の権化であり、“究極の敵”の化身であった
必殺技は全身全霊を込めた凄まじい突撃『ブレイブメタル』と
破壊の衝撃波を放つ『ドルディーン』



まどか「ドルモンが究極体に進化した!!」

かずみ「ドルゴラモン!!」

ドルゴラモン「グオォ……」

さやか「え……?」

ドルゴラモン「グオオォォォォォォォーーッ!!」ドッ!

デスモン(黒)「DEATH!?」


ドゴッ!バゴッ!ドゴオオォォォォォォォォォン!!


デスモン(灰)「ひいいぃぃぃぃDEATH!!」

UFブイドラモン「な…何だあいつ……!?」

マミ「あの荒々しい攻撃…目の前の敵を倒す事しか考えて無い様に見えるわ……」

オファニモン「ドルモンとしての自我を保って無いんじゃないかしら……」

ラピッドモン「もしかして暗黒進化!?」

QB「違うね。かずみから発せられたデジソウルには怒りや憎しみといった負の感情は込められていなかった」

海香「じゃあ、あれは一体…!?」

QB「彼がかずみを守りたいという想いが、純粋なる破壊の意志を生み出した結果なのかもしれないね」

かずみ「そんな……」


ドルゴラモン『ドルディーン!!』ジュゴッ!


ドゴドゴドゴオォォォォォォォン!!


カンナ「ちっ!化け物が……!!」

ヒシャリュウモン「カンナ、危険だ。下がってろ」

ヒシャリュウモン『縦横――』

ドルゴラモン「…!!」ドッ!


ガシッ!!


ヒシャリュウモン「うぐっ…!?」

カンナ「ヒシャリュウモンの尻尾を掴んで止めた!?」

ドルゴラモン「ウオオオオオオォォォォーー!!」ブォンブォンブォンブォォォン!!


ドゴオォォォォォォン!!


さやか「振り回してからの投げつけ!!」


シュウゥゥゥゥ…


リュウダモン「ぐっ……!!」

カンナ「リュウダモン……!!」

ドルゴラモン「……」ザッ

カンナ「…っ!!」

海香「カンナを殺る気!?」

リュウダモン「カ…ンナ…逃げ……ろ……っ!!」

ドルゴラモン「グオォ……!!」バッ!

カンナ「ちぃ…!!」

かずみ「待ってドルゴラモン!こんなの違うよ!!これはわたしのやりたい事じゃない!!」

ドルゴラモン「……!!」


マミ「ダメよかずみさん!あのデジモンにあなたの言葉は届かないわ!!」

デスモン(黒)「よくも城を滅茶苦茶にしてくれたDEATHねー!!」ドッ!

デスモン(灰)「あとで直すのデスモン達なんDEATHよー!!」ダッ!

UFブイドラモン「しまった!デスモン達が!!」

ドルゴラモン「……」


ズバッ!ザシュッ!!


デスモン(黒)「DEEEEAAATH!?」

かずみ「ドルゴラモン……!?」

ドルゴラモン「…大丈夫だかずみ……オレ達には作り物じゃない、ちゃんとした心があるんだからな!!」

かずみ「…!!」

カンナ「自我を取り戻した……!?」

まどか「かずみちゃんの気持ちがちゃんとドルゴラモンに通じたからだよ!!」

オファニモン「二人の交わした心は……やはり、作り物じゃないって事ね……」

カンナ「くっ…!!」

かずみ「じゃ、行こうかドルゴラモン!!」


ドルゴラモン「ああ、これで決めてやる!うおおおおおっ!!」シュゴオオォォォォォォ……!!

UFブイドラモン「ドルゴラモンに凄まじいエナジーが!!」

オファニモン「彼のデジコアからのデジソウルよ!!」

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』ドッ!!


ズドギャアアアァァァァァァァァァン!!


デスモン(灰)「DEATHDEATHDEATHDEATH!!?」

デスモン(黒)「DEEEEEAAAAAAAAATHぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」


ドゴオオォォォォォン!!


さやか「ニ体同時に倒した!!」

ワイズモン「やはり、彼は今までのドルモンとは違う…実に興味深い……」

QB(イグドラシルもあのデジモンをじっくり調べたい訳か……)

かずみ「ドルゴラモン…やった……ね……」ドサッ!

まどか「かずみちゃん!?」

ドルゴラモン「かず…み……?」ドサッ!


シュウゥゥゥゥゥゥ……


ドルモン「うぅぅ……」

さやか「ドルモンも退化して倒れちゃった!?」

海香「かずみ……!!」

かずみ「……」シュワアァァァァ…

ラピッドモン「ね…ねぇ!かずみの体が消えるの……早くなってない!?」

オファニモン「ドルゴラモンへの進化が……彼女の症状を悪化させたのかもしれないわ……」

まどか「そんな……っ!!」

オファニモン「とにかく、彼女を連れて、サンゾモンの所へ戻りましょう!!」

UFブイドラモン「あ、ああ!」

カンナ「待て…かずみを……返せ!!」

マミ「ティロ・ボレー!!」ドドドドッ!

カンナ「ぐっ!?」

マミ「さっきの穴から脱出するわよ!!」ダッ!

まどか「はい!!」

カンナ「…かずみ、いずれ、君は私のとこへ戻ってくるだろう……」

バルバモン「あの娘のデータを修復するには……究極体生命体NEOの命を与えるしかないからのう……」プルプルプル…

カンナ「バルバモン……!!」

バルバモン「でなければ、イグドラシルは…あのドルモンというデジモンを手中に納めた事を……後悔する事になるからのう……ウヒャ…ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

リュウダモン「……」

バルバモン「ウヒャヒャ……がはっ!ごべぇぇぇぇ!!」ドボォ!


~次回予告~

サゴモン「恐竜+デジモン!億千年の時を超えデジタルワールドを守るため今、 史上最強のブレイブチームが誕生したぁ!!聞いて驚けえぇぇぇぇぇぇ!!」

ティラノモン「荒れるぜぇ、止めてみな!!」

トリケラモン「今よティラノモン!」

アンキロモン「デジクロスだぎゃぁ!」

サゴモン「マッチョ!ムッキムキ!!」

ゴクモン「…何やってんだお前ら?」

ティラノモン「このティラノモンの究極体初登場のデコードが発売されたし、今恐竜デジモンの時代がブレイブすると思わない!?どっちでもいいけど!!」

ゴクモン「ブレイクな」

アンキロモン「俺も語尾にだぎゃって付けるのやめて、カタコトの外人キャラになった方がいいだぎゃ?」

プテラノモン「あ、じゃあ拙者は体を金色に塗るでござる」

ステゴモン「しかし、メインの五人の恐竜をモチーフにしたデジモンが揃ってないとは口が裂けても言えない」

マンモン「私が出ましょうか?」

ティラノモン「お前、恐竜じゃないだろ!!」

サゴモン「次回、デジモン☆マギカぁぁぁぁぁぁぁ!」

サゴモン『メルヴァモンの危機!?ドゥフトモン再び!』

サゴモン「ストップ・ザ・ウォー!」

ティラノモン「もういいや、村のお肉コッソリ焼いちゃお」


今回はここまで
スイマセン…何が一挙投下スペシャルだ……
連日投下スペシャルということで勘弁してください……
さぁて、デコードやりまくるぞー!!
ではまた


乙です
恐竜戦隊の方なら究極体の死亡フラグさんもいるから成り立つのにね、マンモンさん…

ザクトルはラプタードラモンさんじゃダメかなぁ…パラサ枠は後々に期待して…

あ、ザゴモンさんは向こうでエビチャーハンどうぞ

>>1乙!
ザクトルはディノレクスモンでいいんじゃない?

乙! いつの間にかヴァンデモンになってたぜ!
まどか達の実況している姿を見て某獣拳戦隊の石田を思い出すのは俺だけか?


デコードやりたいけど用事があってかえないorz
てか今年欲しいゲームが多すぎ


そういえばキョウリュウジャーに千葉さんが出るね
てか輝一と輝二の中の人吹いたwwwwww
あれプライベートとかすごすぎ

こんばんわ
リデコのランキングバトルはオメガモンXで挑んでます
ステータスがカンストしてるデジモンに勝てない…

>>519
湯島所長「はい、無限大な夢のあとの~♪」

サゴモン「何、指揮ってるんだよお前は!?それより俺のエビチャーハン何処だよ!?」

子供の頃ブラキモンの玩具だけ買ってもらえなかったのが悔しかったです

>>520
色的にアリですね
そういえば、爆竜戦隊の方は初期メンバーだけなら成立してますよね色はともかく

>>521
前回と今回まどか達マジ実況役ですね…
主人公とは……

>>522
デコードやり終えてもジョジョが控えてますね
叛逆の公開まではこのSS終わらせたいけどなぁ…

>>523
クレニアムモン「ルーチェモンFMのFMってどういう意味?」

ダスクモン「フ〇チン?」

でしたっけ?

投下


~ロイヤルナイツ会議室~

デュナスモンX「ウフフ…健もいいけど、福士蒼汰もいいわよねぇ~……リーゼントを下ろすとここまでイケメンだとは思わなかったわ……毎朝あ〇ちゃんの為に早起きしてるわ!」

エグザモン「タウラスの時も下ろしてたでござんす」

デュナスモンX「そうだったかしらエッちゃん?あぁ…リアルワールドに行って彼に抱かれたいわぁ!!」

ガンクゥモン「ロイヤルナイツともダチになれそうな男でも、オホモダチにはなれねーと思うぜ」

デュナスモンX「あら?お帰りなさい、クレちゃんにお父さん」

ガンクゥモン「俺はオメーの親父になった覚えはないぜ」

デュナスモンX「だってロイヤルナイツみんなのお父さんでしょ?そして、アタシはお母さん……って、そんな所帯染みてはいないわね!だって、まだ夢見る乙女なんだもん☆」

ガンクゥモン「その夢ってのはお前に貞操を狙われる野郎にとっての悪夢って意味か?」

エグザモン「クレニアムモン、攻め行った拠点にルーチェモンは居ったでござんすか?」

クレニアムモン「いや…そこもダミーでルーチェモンはおろか、奴の配下のオリンポスも居なかったので今回も大した収穫は無かったな……」

エグザモン「ルーチェモンはダークエリアに居るのではござらんか……?」

クレニアムモン「その可能性もある。だから、近いうちにダークエリアに乗り込む事も考慮し……」

ドゥフトモン「ルーチェモン、ワルプルモン軍なぞ選ばれし少女達にやらせればよいのだ」


クレニアムモン「ドゥフトモン……!」

デュナスモンX「何よ子猫ちゃん、急に?」

ドゥフトモン「いずれのワルプルモンとの全面決戦に備え、選ばれし少女達のデジモンの成長を促す為に我等ロイヤルナイツがワルプルモン軍と戦うのは最小限に抑えてきた」

デュナスモンX「でも、ワルプルモン軍のデジタルワールド侵攻は拡大する一方で、あの娘達だけじゃ限界があるからアタシ達もこうやって動いてるんでしょ?」

ドゥフトモン「だが、それと同時に我等には果たすべき使命があるのは忘れてないだろうなぁ……クレニアムモン?」

クレニアムモン「……X抗体を持つデジモン…Xデジモンの駆逐」

ドゥフトモン「Xデジモン?奴等を呼ぶには異分子で十分だ」

デュナスモンX「あ~ら、その異分子ならここにも居るんだけど?ま、アタシ以外のXデジモンを駆除するのはイグドラシルとの“約束”だしね……別に異議はないわよ」

ドゥフトモン「そこでだ、先程インキュベーモンから新たに多くの異分子共が保護されているエリアを把握したとの通信があった。テンジクエリアだ」

エグザモン「テンジクエリア…サンゾモンの寺院でござんすか」

デュナスモンX「そこを攻め込もうってわけね……」

ドゥフトモン「そうだ、エグザモンを除いたロイヤルナイツ総動員でな」

エグザモン「え、何で小生だけ留守番でござんす!?」

ドゥフトモン「サンゾモンの寺院はヘブンゾーンに繋がるデジタルゾーンもある聖域だからな……“なるべく”あの場の破壊は最小限に止めたいのでな」

デュナスモンX「大っきいエッちゃんだと全部壊しちゃうからねぇ」

ドゥフトモン「……だが、貴様には必ずこの任務に同行してもらうぞクレニアムモン」

クレニアムモン「……」

ドゥフトモン「メルクリモンの件以来、異分子の駆除の任に消極的になった貴様はイグドラシルからも不審の念を抱かれている……そんな貴様が名誉を挽回するためには……」

クレニアムモン「わかっている……この任務を全うするしかないのだろう?」

ドゥフトモン「それに関しては貴様も同じだから当然お前にも来てもらうぞ、ガンクゥ―」

デュナスモンX「お父さんどっか行っちゃったわよ?」

ドゥフトモン「くっ!?いつの間に…まあいい……我等三人だけで向かうぞ……!!」

エグザモン「三人で良いでござんすか?だって……」

マグナモン「みんなーっ!焼きそばパン買ってきたぜーー!!」ドドドドドッ!

ドゥフトモン「……三人だ!」

マグナモン「あれ?お出かけ?せっかく頼まれてた焼きそばパン買ってきたんだから……みんなで食おうぜぇ!あ、あとなぁドゥフトモン!お前に頼まれてたマルボロ買えなかったぜ?最近デジタルワールドのコンビニでも年齢確認が厳しくてよぉ!デジメンタルが有れば成長期から即進化できるアーマー体は色々グレーだから免許証とか年齢確認できるもの見せないとタバコや酒は売れないって言われちまったよぉ!俺、そんなの持ってないからさぁ!!」

ドゥフトモン「タスポ貸すから自販機で買ってこい……!」

クレニアムモン「それから、この部屋の掃除もしておけ」

デュナスモンX「あ、あとデジノンノの今月号もお願いねマグナモン。それじゃあ、行くわよ!クレちゃん、子猫ちゃん!」


スタスタスタ…


マグナモン「……何で、俺だけあだ名じゃないの……?」

エグザモン「そっちでござんすか」


~荒野~


バサァ


マミ「かずみさんの様子はどう?」

さやか「ダメ…かずみの体が消えてくコレ…止まんない!!」


シュワアァァァァ…


まどか「ドルモンは目を覚ましたけど……」

ドルモン「かずみ…オレが究極体に進化したせいで…かずみの身体に更に負担をかけたのか……?」

海香「そんなことないわ…あなたのお陰でやっとかずみを救い出す事ができたのだから……」

QB「救い出す事ができた?彼女のデータの破損をどうにかしない限り、彼女を救った事にはならないんじゃないかな」

さやか「あんたは何でこう……っ!!」

ワイズモン「残念だが、彼が言う事はもっともだ。かずみのデータを修復しなければ、せっかくカンナの元から取り戻したかずみの命も尽きてしまう……」

まどか「どうにかならないの?オファニモン……」

オファニモン「邪悪な力の浄化はともかく、プログラムで作られた人間のデータの修復なんて私の専門外だわ。でも、もしかしたら……」

まどか「もしかしたら?」

UFブイドラモン「何かアテがあるのか!?」

オファニモン「…そのためにはまず、ザンゾモンの所に戻らないと……」

まどか「そうだね、もうすぐサンゾモンのお寺に着くから急ごうね!」

QB「そうか、もうすぐ到着するのなら……」ピッ

ラピッドモン「うっ!?」

UFブイドラモン「えっ!?」

オファニモン「くっ…!!」


シュウウゥゥゥゥ…


さやか「アルフォースブイドラモン達がいきなり退化しちゃったよ!?」

マミ「QBモン!あなた、またデジヴァイスの機能を止めたわね!!」

テリアモン「てゆーか…僕達が退化したから……」

ブイモン「落ち落ち…落ちるううぅぅぅぅぅぅ!!!」


ヒュー!

ワイズモン「みんな!僕の本に乗るんだ!!」


パサッ


さやか「危なぁ…あとちょっと遅かったら地面に激突してたよ……」

テリアモン「サンキューワイズモ~ン」

さやか「つーか…いきなりデジヴァイスを止めるなんて……あんたあたし達を殺す気!?」

QB「そこまでするつもりは無いよ。ただ、このまま君達に進化されたままの状態でサンゾモンの寺院に戻られるのは都合が悪いんでね」

マミ「都合が悪い……?」

まどか「もしかしてっ!!」ダッ!

テイルモン「やっぱり…考えられる事態だったのに!!」ダッ!

マミ「このまま走って行くしかないわね!!」ダッ!

ブイモン「な…何だよ?みんなそんなに慌てて……?」

さやか「馬鹿!サンゾモン達がまた襲われてるって事よ!!」

ブイモン「あっ!!」

さやか「あたし達も急ぐよ!海香!!」

海香「待って!かずみを担いで行かなきゃ……」

さやか「あ…あたしも手伝うよ……」

ワイズモン「待ちたまえ。それじゃあ、間に合わなくなる。海香、ここは室長から貰ったあのカードで……」

海香「あれね!わかったわ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related


海香『カードスキャン!デジビートル!!』


ピカアアァァァァ…!


さやか「おわっ!?ワイズモンの本が戦車に変化した!!」

ワイズモン「室長がグラニと共に開発した、デジタルワールド探索用戦車デジビートルだ」

海香「凝縮したデータをこのカードに入れておいたのよ」

ブイモン「おおっ!カッコ…よくはないけどスゲェ!!」

ワイズモン「装備のキャノンは対デジモン用の攻撃型のものだけではなく、デジモンの強化プログラムを発射するシューター等にも換装ができ、トラッププログラムを発見するセンサーや運搬の為のデジモンの搭載容量もデジヴァイス以上で……」

ドルモン「わかったから!かずみもこれに乗せて早く行こう!!」


キュルキュルキュルキュル……


さやか「……」

ブイモン「……」

海香「……」

ワイズモン「……」

ドルモン「……」

ブイモン「遅えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

さやか「何この遅さ!?歩いた方がまだマシじゃない!!」

海香「室長が作った物をアテにした私が馬鹿だったわ……」

まどか「さやかちゃん何やってるの!?」

テイルモン「仲間の命が危ないのにそんなガラクタで遊んでんじゃないわよ!!」

さやか「いや、コレあたし達が悪いの!?」

ドルモン「もういいよ!かずみはオレの背中に乗っけるよ!!」ドサッ

ブイモン「大丈夫かよドルモン…?」

ドルモン「サンゾモン達やオレと同じX抗体を持つデジモンが危ないんだろ?今のかずみも心配だけど……そいつらもほっとけないじゃないか!!」ダッ!

テリアモン「待ってよドルモン!」

ドルモン「お前らはどうせ進化できないんだろ?だったらオレが行くしかないじゃないか!!」

テイルモン(テイマーがそんな状態じゃ……進化できないのはあなたも同じじゃないの!!)

ワイズモン(それに仮に進化できても……)

海香(かずみが更に……!!)



~サンゾモンの寺院~

サンゾモン「これはこれは…本日はよくお客様が訪れますね……」

ゴクウモン「お師様…下がっててください!!」

サゴモン「つーか、俺達も逃げ出したい気分だぜ!!」

チョ・ハッカイモン「ロイヤルナイツガ三体…危険…キケン……」

ウィザーモン「ドゥフトモンに加え…今度はクレニアムモンにX抗体を持つというデュナスモンか!!」

デュナスモンX「ふぅん…女型ニ体に猿とカッパ……美味しそうなのはそっちの魔法使いさんだけね……」

ウィザーモン「!?」ゾクゥ!

デュナスモンX「あら、いけない。アタシ達が狩りに来たのはソッチじゃなかったわね!!」

ドゥフトモン「そう、我等が狩るべきはX抗体を持つ異分子……」

クレニアムモン「サンゾモン、異分子達を保護している寺の地下には貴様の結界が張られているな?」

サンゾモン「はい。私の大事なBL本コレクションの保管庫でもありますから、普段から張ってありますよ。ロイヤルナイツの貴方々でも、私の結界を破るのは容易ではないでしょう」

ドゥフトモン「なら、結界を解くには貴様を消すしかないようだな……?」

ゴクウモン「! テメェ!!」

クレニアムモン「……ならば大人しく異分子共を明け渡せ!」

ゴクウモン「クレニアムモン!ファンロンモンに殺られそうになったところをまどかと一緒に俺達も助けてやった恩を忘れたのかぁ!!」

メルヴァモン「そして、その時メルクリモンにもアンタの命は拾われたそうだね……それからしばらくXデジモンに手を出さなかったのは……その時の恩義ってヤツかい?」


クレニアムモン「メルヴァモン……!」

ドゥフトモン「ほぅ、オリンポス十二神の蛇姫メルヴァモンか……ミネルヴァモンからその姿にせっかく戻れた貴様がこんな場所で何をやっている?」

メルヴァモン「ルーチェモンの下僕になった他の馬鹿共よりはマシだろ!!」

ドゥフトモン「いいや、それと同罪……否、それ以下の愚行だ!この世界に存在する事が許されない異分子を庇おうなどとはな!!」

メルヴァモン「あっそ。じゃあ、メルクリモンへの義と自分の信念を押し殺したそっちのは愚かじゃないとでも言うのかい?」

クレニアムモン「……我が信念は常にイグドラシルへの義のみだ!!」

メルヴァモン「そうかい……ま、私も私の信念を貫き通すためにアンタ達三人とも叩き斬ってやるよ!ゴクウモン、アンタ達はお師匠様をしっかり守っときな!!」

ドゥフトモン「フッ、一人で我等に挑む気か?」

ゴクウモン「無茶だメルヴァモン!!」

サゴモン「やられてヤラレるのがオチだぜ!そのオチに少し期待してる俺だが!!」

メルヴァモン「真の力を取り戻した私の力…見くびるんじゃないよ!!」

ドゥフトモン「…そうだ。クレニアムモン、まずはお前から行け。」

クレニアムモン「…!」

ドゥフトモン「メルクリモンへの義とイグドラシルへの忠誠……貴様が本当に取るのはどちらかを見せてもらう為にな」

クレニアムモン「…いいだろ―」

デュナスモンX「いいえ!ここはアタシが行かせてもらうわよ!!」

ドゥフトモン「デュナスモン!?」

デュナスモンX「この間はウェヌスモンを仕留め損なっちゃったけど……その埋め合わせとして、あの女を殺らしてもらうわ!実を言うとアタシ…女に厳しいの!!」

ドゥフトモン「実を言わなくてもわかってたがな……まあいい……クレニアムモンにはあとで異分子共を始末させればいいのだからな」


サゴモン「一人ずつ来るなら大丈夫だな!」

アンキロモン「けど、あのデュナスモン……とんでもなさそうだぎゃ!!」

ウィザーモン「色んな意味でな……」

メルヴァモン「三人いっぺんでも構わないんだけどねぇ……ま、とっとと掛かって来なっ!!」

デュナスモンX「このアマぁ…ちょっといい身体してるからっていい気になるんじゃないわよっ!!」ドッ!

デュナスモンX『ドラゴンズロア!!』ドドドドドドッ!


ドゴォン!

ガキィン!!

メルヴァモン「ぐっ…!!」

デュナスモンX「でも…アタシの方が……オッパイ大きいわ……アタシの方がオッパイ大きいわっ!!」

メルヴァモン「大胸筋だろっ!!」ガキンッ!

デュナスモンX「それに見なさい、この腰のくびれ!アンタよりウエストキュッのボンキュッボンよ!!」

ゴクウモン「いや、確かにウェスト細いっちゃあ細いけどさぁ!!」


メルヴァモン「これが本当のボンキュッボンさ!!」

メルヴァモン『セクシーダイナマイト!!』


ボンッ!


デュナスモンX「あがっ!?」

サゴモン「出たー!ヒップアタック!!」

メルヴァモン「続いてキュッっと絞めなメデュリア!!」

メルヴァモン『ナイトストカー!!』シュロロロロッ!

ウィザーモン「左手の蛇に食わせる気か!?」

デュナスモンX「いやぁん!アタシ爬虫類嫌ぁい!!」バッ!

ドゥフトモン「馬鹿め…逆にその蛇を八つ裂きにされるがよい!」

ゴクウモン「反撃を受けるぞ!!」

メルヴァモン「食わせるんじゃないさ!キュッと絞めるって言ったろ!!」


シュルルルルッ…キュッ!


デュナスモンX「ぐえっ!?」

サゴモン「蛇をデュナスモンの首に巻きつけさせたぁぁぁぁぁぁ!!」

メルヴァモン「そして、最後のボンッだ!」

メルヴァモン『ハートブレイクショット!!』ビビビッ!

デュナスモンX「!!」


ボオオォォォォォォォン!!



ウィザーモン「…最後の……何処からビーム出してた……?」

サゴモン「俺も喰らいたい……」

メルヴァモン「これがメルヴァモン式ボンキュッボンってね」

ゴクウモン「キュッのとこはウエスト関係無いよね?」


ドゥフトモン「デュナスモン……!!」

クレニアムモン「いや、まだだ……!」


ドゴオォォォォォォォォォォン!!


メルヴァモン「!」

ウィザーモン「まだくたばってないのか!?」

デュナスモンX「この女あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!アタシの美しい体をよくも傷物にしてくれたわねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーっ!!!」

デュナスモンX『ブレス・オブ・ワイバーン!!』


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!


ドゥフトモン「馬鹿!ここの破壊は最小限にしろと言ったのに!!」

クレニアムモン「怒りで我を忘れてる!アヴァロンで防ぐ!!」

サンゾモン「みなさん!私の結界の中へ!!」シュオンッ

ウィザーモン「メルヴァモンは!?」

メルヴァモン「アレを止めなきゃ…みんながやられる!!」

メルヴァモン『マッドネスメリーゴーランドDX!!』


ギャルウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


デュナスモンX「グオオオォォォォォォォォォォォーーーッ!!」



ズドドドゴオォォォォォォォォォォォォォン!!!


ゴゴゴゴゴ……!!


サゴモン「す…すげぇ破壊力だったぁ……」

ドゥフトモン「すぐ逆上して…あのパワー馬鹿がっ……!!」

アンキロモン「俺達よく無事だったぎゃなぁ……」

ゴクウモン「お師様の結界のおかげだ!」

サンゾモン「いえ、メルヴァモンがデュナスモンの力を押さえていなければ私達も寺院も無事では済まなかったでしょう……」

ウィザーモン「メルヴァモンは!?」

メルヴァモン「うっ……!」ドサッ!

ゴクウモン「メルヴァモン!!」

ドゥフトモン「今ので力を使い果たしたか……」

デュナスモンX「アタシ以外の女にしてはやるわね……それにアタシもちょっと疲れて動けないわ……あとお願い子猫ちゃん……」

ドゥフトモン「いいだろう…さあ、サンゾモン…結界を解かないのなら……!!」

ゴクウモン「この野郎!お師様に触れるんじゃねぇ!!」

サゴモン「何か面白い事言え!!」

ドゥフトモン「邪魔だ雑魚共」


シュパパッ!


ゴクウモン「ぐおっ!!」

サゴモン「あいたぁ!!」

ドゥフトモン「さて……」

クレニアムモン「ドゥフトモン!よけろっ!!」

ドゥフトモン「!?」


ドゴオオォォォォォン!!


さやか「よっしゃぁ!命中!!」

ワイズモン「機動性はともかく、キャノン砲の威力はまずまずだねデジビートル」

ドゥフトモン「選ばれし少女か……!!」

海香「効いてないじゃない」

ワイズモン「……」

テイルモン「ドゥフトモン!クレニアムモン!!」

マミ「ロイヤルナイツが既に攻めてきてたのね……!!」

さやか「あれがクレニアムモン!?何という悪人面のデジモン……!!」

クレニアムモン「黙れ小娘、歯磨きプレイするぞ」

さやか「それにもう一体化物みたいなデジモンがいるし!!」

QB「デュナスモンX抗体だよ」

ブイモン「デュナスモン!?俺とデュークモンで倒したはずだぞ!!Xデジモンになって復活したのか!?」

デュナスモンX「あー……あっちの子達と同じリアクションしないでくれない?疲れてるんだし……」

まどか「ほむらちゃん達の事…?」

ドゥフトモン「何をしに来た選ばれし少女達?貴様等のデジヴァイスの機能はインキュベーモンに凍結されているのだろう?この前と同様、お前達がここでできる事はあるまい」

マミ「それでも、黙ってXデジモン達をやらせるわけにはいかないわ!!」


ドルモン「クレニアムモン!お前……!!」

クレニアムモン「ドルモンか…かずみは無事に取り戻せたらしいな……」

かずみ「クレニ…アム……モン……?チャオ…久しぶりだね……」

ドルモン「かずみ…!気がついたのか……!?」

かずみ「うん…大丈夫……」シュワアァァァ…

まどか「全然大丈夫じゃないよかずみちゃん!!」

クレニアムモン「どうやらリアルワールドで記憶を……いや、己の真実を知ってきたようだな、かずみ……」

かずみ「ああ…そっか……クレニアムモンは知ってたんだね……じゃあ、やっぱユキダルモンやメルクリモンも気付いてたんだね……わたしが人間じゃないって……」

クレニアムモン「ああ…」

ドルモン「何も知らなかったのはオレとかずみ自身だけだったっていうのかよ……!」

クレニアムモン「…それで、真実を知った君は何か変わったのか?」

かずみ「変わらないよ…何も……友達も…わたしの大切な人達との思い出も……わたしの“帰るべき場所”も……」

海香「……」

クレニアムモン「そうか……」

ドゥフトモン「なるほど…こいつがイグドラシルが唯一捕獲対象にした異分子か!!」


ドルモン「!!」

ドゥフトモン「これは良い収穫だ!地下の異分子共を全て駆除した後、こいつを手土産にすればイグドラシルはさぞお喜びになるだろう!!」

ブイモン「この野郎!ロイヤルナイツの癖に完全に悪役の台詞じゃないか!!」

ドゥフトモン「未熟者の貴様にロイヤルナイツの正義は理解できまい!さあ、来てもらおうか!!」

クレニアムモン「…ドゥフトモン、捕獲するのであればテイマーもだ」

ドゥフトモン「ふん…そんなデータが壊れた人間でもデジモンでもないバグが役に立つのか?」

ドルモン「バグだと……!?」

クレニアムモン「このドルモンの進化にはテイマーであるかずみの力が必要だ」

ドゥフトモン「だから、このバグだらけのヒトモドキにその力が残されているのか?」

ドルモン「ヒトモドキだと……っ!!?」

クレニアムモン「イグドラシルなら、かずみを修復できるかもしれない……ドルモン、かずみと共に我々と……」

ドルモン「かずみの事を言ったのか!お前らぁ……っ!!」

まどか「ドルモン!?」

ドルモン「うおおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0



―ドルモンワープ進化ぁぁぁぁ!ドルゴラモン!!―



かずみ「ドルゴ…ラモン……」シュワアアァァァ…

マミ「かずみさんの体がまた……!!」

さやか「あいつ!かずみの体がヤバくなるってのに何で勝手に進化してんのよ!!」

テイルモン「でも、私達が進化できない今、この状況を打破できるのはドルゴラモンしかいないわ……」

かずみ「うん…ドルモンと同じ…Xデジモンを守ってるんだよね……?そのためなら…わたしのデジソウルを……」

まどか「かずみちゃん…だからって…かずみちんが犠牲になっちゃダメだよ!!」

クレニアムモン「これがドルモンの究極体だと……?」

デュナスモンX「な…中々ワイルドじゃない……子猫ちゃん達だけで大丈夫なの……?」

ドゥフトモン「フッ、今まで究極体の異分子も駆除してきたのだ。こんなデジモン一体ぐらい――」

ドルゴラモン『ドルディーン!!』ジュゴッ!


ドゴオオォォォォォォォン!!


ドゥフトモン「くっ!?」


クレニアムモン「こいつをそこいらの異分子と同じだと思わない方がいいぞドゥフトモン!!」

ドゥフトモン「…承知した!」

クレニアムモン『エンド・ワルツ!!』シュバババババッ!

ドルゴラモン「…!!」シュバッ!

クレニアムモン「何!?」

ドゥフトモン「理性の無い獣にしては…速く動けるようだな!それならっ!!」

ドゥフトモン「チェンジ・レオパルドモード!!」


ガシュンッ!!


ドルゴラモン「グゴオォォォ…!!」

ドゥフトモンLM「レオパルドモードになった其の動きにはついてこれまいニャ!!」

ドゥフトモンLM『ブロッカーデ!!』


シュババババッ!!


ドゥフトモン「どうニャッ!!」


ドッ!!


ドゥフトモン「ニャッ!?」

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』ドッ!!


ドゴオオォォォォォォン!!


まどか「すごい…!!」

マミ「ロイヤルナイツニ体を前に……圧倒的じゃない……!!」

ドゥフトモンLM「そ…そんニャ馬鹿ニャ……!!」ドサッ

クレニアムモン「僕達の負けか……」

ドゥフトモン(こ、これが異分子……X抗体を持つデジモンの真の力だというのか……ならば…ならば、こいつの勝つ為には其も……!!)

ドルゴラモン「グオッ……」


シュウウゥゥゥゥ……


ドルモン「うっ……」

テリアモン「ドルモン!大丈夫なの!?」

ドルモン「オレなんかより…かずみ!!」

かずみ「……」シュワアァァァ…

ドルモン「ごめん…かずみ……オレが勝手に進化して……かずみの体を……!!」

クレニアムモン「ドルモン、かずみを助けたいか?ならば、残された道は一つしかない……私と共にイグドラシルの元へ行くのだ」

まどか「!!」

ドルモン「…あんたと一緒にイグドラシルに会えば……本当にかずみの体を治せるんだな?なら……」

かずみ「ダメだよ…ドルモン……」

ドルモン「かずみ!?何でだよ!?」

かずみ「イグドラシルの所へ行ったら……わたしとドルモンは離ればなれになっちゃう…そんな予感がするんだ……だから…行っちゃダメ……」

さやか「予感がするって…そんな理由で……あんた自分の状況わかってるの!?」

かずみ「わたしのこのアホ毛のセンサーが……そう感じるんだ…結構当たるんだよコレ…えへへ……」

クレニアムモン「かずみ!だが他に君の体を治す方法は!!」

テイルモン「あるわよ、あと一つ」

まどか「本当なのテイルモン!?」

テイルモン「ヘブンゾーンのバグラモンに会いに行く。魂を司る賢者の彼ならかずみのデータも修復できるかもしれないわ」

クレニアムモン「バグラモンだと!?馬鹿な真似はよせ!!」

テイルモン「でも、彼女はイグドラシルの元には死んでも行きたくないそうよ!パートナーと離れるくらいならこのまま死んだ方がマシってね!!」

クレニアムモン「……そこまで言うのなら、必ずバグラモンにかずみを治させてみろよ……帰るぞデュナスモン」

デュナスモンX「…任務は失敗だから仕方ないわね…いいわ……でも、ちょっと寄り道したい所があるからアタシはあっちから帰るわね」バサァ!

クレニアムモン「…?ああ……ドルモン、かずみの体が治ったその後今度こそ……君はイグドラシルの元へ連れて行くからな!!」シュバッ!


さやか「な…何か潔く引いたね……?」

まどか「クレニアムモンとかずみちゃんは友達らしいから……」

さやか「えぇ~?あんな悪党面と?」

まどか「どんなデジモンでも、話せばきっとわかってくれるんだよ……それがたとえ……」

海香「それで、テイルモン…あなたがさっき言ってたバグラモンって……?」

テイルモン「その昔、半身と引き換えに魂を自在に操る力を得た大天使デジモン……私達三大天使の代わりに現在天界を統治しているデジモンよ」

マミ「そのデジモンの力でかずみさんを元に戻せるのね?」

テイルモン「ええ…彼が素直に応じてくれればの話だけど……」

まどか「素直に?」

ブイモン「どういう意味だ?」

テイルモン「気難しいっていうか…色々ズレてるっていうか……」

ドルモン「そんなの行ってからじゃないとわからないでしょ!オレは何が何でもそのバグラモンに頼んでかずみを治してもらうよ!!」

海香「で、そのバグラモンは何処に行けば会えるの?」

サンゾモン「この寺院にあるヘブンゾーンへ繋がるデジタルゾーンを使えばすぐです」

さやか「そんなのあったんだ……」

マミ「じゃあ、早速向かいましょう」

ゴクウモン「あれ?でも、お師様、そのデジタルゲートがある部屋は封印してなかったか?」

サンゾモン「ええ、地下と同じく、私が強力な結界を張ってますが…事態が事態ですからね……少し時間が掛かりますが今すぐに封印を解きます」

サゴモン「そこの結界を解くとXデジモン達を保護してある地下室の結界も解けちまうんじゃなかった?」

ウィザーモン「ロイヤルナイツを退けたんだ、まどか達にそこのデジタルゾーンを使わせる間なら大丈夫だろ」

サンゾモン「みなさん、その間休息を取ってください」

ドルモン「かずみがこんなんだから休んでる暇なんてないよ…!」

テイルモン「あのねぇ…私達バルバモンの城からあなた達を助けて結構ヘトヘトなのよ」

ドルモン「…で、でも!!」

テイルモン「それに一番休まなきゃいけないのはあなたでしょ」

まどか「そうだよ、焦っても仕方ないよ。だから、少し休もうよドルモン……」

ドルモン「…ああ……」


さやか「メルヴァモンも大丈夫?」

メルヴァモン「ああ…ロイヤルナイツ一人相手にこのザマとは我ながら情けないねぇ」

ウィザーモン「いや、よく戦ってくれたよ」

メルヴァモン「でも、次はこうはいかないかもね……」

パルモンX「え…?また……?」

トコモンX「こわいデジモンがくるの……?」

マミ「あら?あのデジモン達……」

メルヴァモン「地下に保護してたはずのXデジモンだ!サンゾモンが結界張ってたはずなのにどうやって抜け出して来んだ!!」

パルモンX「結界が張られる前にコッソリ抜け出して…ずっと隠れてたの」

トコモンX「もう、こわいのヤダー!」

マミ「だ…大丈夫よ……」

メルヴァモン「ああ、お前達は必ず守って……」

ベルゼブモンX「必ず守る?できもしねぇ約束はするもんじゃないぜ」


ブイモン「! あいつは!!」

まどか「赤いベルゼブモン!!」

マミ「QBモン…あのデジモンとの戦いなら、私達のデジヴァイスの凍結解除してくれるんでしょ?」

QB「さあ、彼が何を目的にここに来たのか次第だね」

ベルゼブモンX「そうだ、進化しねぇテメェらを殺ったとこで意味はねぇ……それに今日はお前らに用は無いしな……」

テイルモン「じゃあ、何が目的で……?」

サンゾモン「まどかさん、結界は解けましたのでヘブンゾーンへ…あら?これは……」

ベルゼブモンX「俺が用があるのは……そいつらだ」

トコモンX「んあ?」

パルモンX「あたし達……?」

ベルゼブモンX「そうだ!ここに居る全ての同士達ぃ!聞こえてるかぁ!!オメーらはそんな穴蔵でロイヤルナイツに怯えながらただ殺られるのを待つだけの腰抜け野郎共かぁ!?」

テリアモン「うっ!?馬鹿デカイ声……」

ブイモン「地下のXデジモン達にも聞こえてるぞコレ……」

ベルゼブモンX「この世界でX抗体になった奴もいるかもしれねぇが…“前の世界”から来た奴は他のデジモンのX抗体を奪い取ってでも抗ってここまで生き延びたんだろぉ!?それが何だぁ?たかがロイヤルナイツの二,三匹にビビってよぉ!奴等、さっきオメーらと同じXデジモンにやられてただろ?」

トコモンX「うん…ぼくみてた!!」

パルモンX「あたしも!すごかった!!」

ドルモン「いやぁ…えへへ……」

ブイモン「今照れてる場合じゃないだろ!?」

ベルゼブモンX「お前らも同じX抗体を持つデジモンだ!その気になりゃお前らも奴等にだって抗えるはずだ!!その為には俺達Xデジモンの力を統一するべき、そうだと思わねぇか!?」

テイルモン「な、何あいつ……まさか、ここに居るXデジモン達を勧誘しに来たの……!?」

ワイズモン「稚拙で単純な演説だが……現七大魔王直々によるものだし…今の状況に疲れはてた彼等を引き込むには十分みたいだね……だってほら」


ザッザッザッ…


さやか「地下に居たXデジモン達が全員……!?」

マミ「待ってみんな!何処へ行く気!?」

グレイモンX「当然、あいつについて行く!!」

ガルルモンX「あいつの言う通り、逃げ回って、震えながら隠れて過ごすだけの人生なんて真っ平ゴメンだ!!」

テリアモン「あいつは七大魔王なんだよ!?ワルプルモン軍なんだよ!?」

シードラモンX「それが何だ!!」

ベタモンX「どうせ、この世界のイグドラシルに忌み嫌われてる僕達なんだから関係無いよ!!」

モノクロモンX「それなら、イグドラシルと戦う!!」

トリケラモンX「ええ、あのベルゼブモンと一緒なら勝てるかもしれないわ!!」

ベルゼブモンX「決まりだな…じゃ、ついてきな……このクソッタレの世界への“叛逆”開始だ……!!」

パルモンX「ま、待って!あたし達も行くわ!ほら!!」

トコモンX「うー?」


まどか「そ…そんな!?」

ドルモン「止めなきゃ…待ってみんな!もう一度よく考え直して……」

ベルゼブモンX「…言っとくが、人間に飼われてるテメェを連れてく気は……ねぇぜ!!」ゲシッ!

ドルモン「ぐっ!?」

まどか「ドルモン!!」

メルヴァモン「そうはさせないよ!!」ザッ!

ベルゼブモンX「どけよ…俺は巨乳女は大嫌いなんだ」

さやか「え、マジ?ほむらのベルゼブモンとは正反対じゃん!?嘘でしょ!?」

マミ「間違いないわ…あの目付きは巨乳嫌いの目ね……クラスメイトの明石君も私にあの眼差しを向けてよく言ってくるわね…「肉は死ね!」って……」

さやか「そいつ、訴えてもいいんじゃないですか?」

メルヴァモン「私もアンタの事気に入らないねぇ…私が気に入ってるもう一人のベルゼブモンとは正反対に……」

ベルゼブモンX「俺と奴を…比べるんじゃねぇ!!」

ベルゼブモンX『ダークネスクロウ!!』


ズバギャアァァァァン!!


メルヴァモン「うぐっ…!?」バタッ

さやか「メルヴァモン!!」

ベルゼブモンX「元々ダメージがある体で俺に向かって来るからだよ!行くぜお前ら!!」


ザッザッザッ…


テリアモン「みんな…あいつと一緒に行っちゃったよ……」

ゴクウモン「糞ぉ!何の為に俺達が守ってやったと思ってんだぁ!!」

ウィザーモン「だが、彼等の道を決めるのも彼等の自由……俺達の善意の押し付けをするわけにはいかない……」

テイルモン「彼等を守りきれない私達の所に居て、ロイヤルナイツに駆逐される運命を待つより……自ら運命に抗う自由の方がいいのかもしれないかもね……」

まどか「そんなっ!?わたし達がやってる事…あの子達にとって迷惑だったの……?」

テイルモン「なら、あなたはどう感じたの?まどか?」

まどか「!! …同じ時間を繰り返してきたほむらちゃんに守られてるだけのわたしより…わたしも一緒にほむらちゃんと…みんなと一緒に運命を変える為に戦いたい……それができてるのがこの世界のわたしなんだって今は思える……!!」

テイルモン「そう、彼等もそれと同じ気持ちよ」

さやか「あたしも恭介に一方的に想いを押し付けたから…恭介が責任感じてあんな風になっちゃったのかな……」

テリアモン「でも、よりにもよってあんな奴についていかなくても!!」

QB「そうだね、いずれあのX抗体のベルゼブモンが率いるXデジモンの軍団と戦う事になってしまうだろうね」

まどか「……!!」

QB「これで君達がXデジモンを保護する理由も失くなったわけだし、安心してデジヴァイスの機能を与える事ができるよ」

マミ(でも、あなたという枷が付いたままのデジヴァイスなんて……)


デュナスモンX「ウフッ、陰からコッソリのぞき見……」

ドゥフトモン「まさか異分子共の多くがベルゼブモンの配下になるとは……!!」

デュナスモンX「“前の世界の頃”から一匹狼気取りのあの坊やがねぇ…よほど切羽詰まってるのかしら?それとも……」

ドゥフトモン「それにドルゴラモン…奴に勝つには……デュナスモン、一つ頼みがある……」

デュナスモンX「イヤよ」

ドゥフトモン「まだ何も言ってないだろ!!」

デュナスモンX「あなたの考えなんてお見通しよ子猫ちゃん。Xデジモンに勝つ為には、自分もX抗体を取り込むしかない。だからアタシの中のXプログラムをアナタに感染させろって言うんでしょ?」

ドゥフトモン「そうだ!抗体ができずに、其が消滅するリスクがあるだろうが……これは其が奴に勝つ為の策でもあるのだ!!だから……」

デュナスモンX「無理よ。最初言わなかった?アタシのXプログラムはあなた達に感染しないって。そうイグドラシルに処置されてるのよ」

ドゥフトモン「そんな事、本来は有り得ないはずだ!!」

デュナスモンX「だから特別なデータ処理なのよ。アタシの身体の中のX抗体には…Xプログラムが漏れない様にアンチコーティングされてるのよ…その代償に……アタシはいずれ消滅するでしょうね」

ドゥフトモン「何だと…!?」

デュナスモンX「だって、前の世界から拾ってくれたイグドラシルとそういう契約したんだもん。それにこの世界を前の世界の様な地獄にはしたくないしね……」

ドゥフトモン「……」

デュナスモンX「そういうわけだから、諦めてちょうだい!それより、気になるのは……選ばれし少女達がバグラモンに会おうとしている事じゃないの?彼、かなりのイケメンだけど、正直アタシ苦手……」

ドゥフトモン「ああ…下手を討てばバグラモンが……」

デュナスモンX「ワルプルモンに付く事も有り得るわね」


~次回予告~

バルバモン「みんなはデコードもうクリアしたかのぉ……?儂、大活躍じゃったろ……?」プルプルプル…

ダルクモン「完全にルーチェモン様の前座だったじゃないですか~」

バルバモン「いや…儂を出し抜いたとはいえ、あんな噛ませ役だったデーモン(笑)よりはよっぽど良いじゃろ……」ガクガク…

ダルクモン「憤怒されますよ」

デスモン(黒)「それより気になる事があるDEATH!」

デスモン(灰)「X進化もしたあのプロットモンのデスデス口調……どう見てもデスモン達の真似してるDEATH!!」

ヴァイクモン「んなわけねーだろ。某ミョルニルハンマー使いの中二病女子中学生からパクッてキャラ付けされた奴等が何言ってるってばよ。それより、タイキやタギルはともかく、アニメ主人公でハブられてる拓也が哀れだと思わないかってばよ?マサルダイモンは出てるのに……」

ダルクモン「タイキとタギルと同じくデジモンの世代的にしょうがないじゃないですか~?」

テリアモン「ハブられてるといえば……このSSのメインキャラ…否、テイマーズのメインキャラで僕だけがハブられてるんだけどおぉぉぉぉぉぉ!!レナモンは追加されて、ブイモンはあんな進化バリエーション豊富の優遇なのにいぃぃぃぃぃぃぃ!!」

ダルクモン「いや、だって、主人公と背丈があんま変わらないセントガルゴモンとか違和感バリバリじゃないですか。実際インペリアルドラモンFMだって滅茶違和感でしたよ」

テリアモン「それでも出たかったのぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ティラノモン「俺の究極体が出た今……君が新たな……」

マグナモン「ネタキャラだな!!」

テリアモン「お前もデコードで少しネタキャラやってたろ!!」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ」

バルバモン『ヘブンゾーン!バグラモン、魂の座』

インプモン「俺達もブラストモードや……」

ギルモン「クリムゾンモードほしかったよね」

マサルダイモン「バーストモードもな」

テリアモン「贅沢な悩みだねぇ!!」


今回はここまで
あ、そういえばセイバーズもファルコモンだけハブられてますよね?
ところで、デコードでベルゼブモンBMとジャスティモンのカードの入手法知ってる人いませんか…?
ではまた

デュナスモンさんがすっかり京水ポジに…


やっとバルバモン閣下が出るのか
てか弟さんはどちらに・・・。

PSP版やってても普通に楽しかった!
皆さんはどんなデジモン育てますかい?
私は何故だかアンドロモン系統にしか進まんのです‥

ジャスティモンはコロシアムの報酬

ただし二回目以降


新しいデジモンもどんどん出るし
なんか新しいゲームも出そうでワクワクしてる

こんにちわ

>>551
デジモンに性別は無いのでデュナスモンさんが自分の事女と思ってる限りはオカマとは言えないんですけどね
そして、今回は京水さんことルナの…

>>552
あー…バグラモン出す前にタダの貴族さん少しだけでも再登場させとくべきだったな……
気が付いたらもう一年以上出してないかも

>>553
カードをコンプしたいけど、やっと進化させたベルゼブモンの寿命つきるのが恐くてプレイできません…

>>554-555
ありがとうございます
一応、今二週目でリナ主人公でハードモードでやってます
ところで何でリナってデジモン達から少年呼ばわりされて男扱いされてんの…?
あんな格好してるのに

>>556
クルセイダースでオリンポスがどんどん出てるらしいですね
未だに>>1の携帯はガラケーなのでできないけど……


投下


~バルバモン城~

カンナ「かずみ……」

ユウリ「フフフ…大切なお人形さんを取られちゃったらしいねぇカンナ」

カンナ「取り戻すさ…私達に残された時間は少ないんだからね……」シュワアァァァ…

リュウダモン「カンナ…今すぐにでも奴等から奪い返しに!!」

バルバモン「…で、お前ら何しに行ってたの?クルクムスモン……お前らが留守にしてたせいで城を荒らされて儂の大切な盆栽が倒れてぶっ壊れたんじゃけど……」ブルブルブル…

ムルムクスモン「あ、いえ…オールドゾーンに封印されていた…あの伝説の古代獣オニスモンを手に入れようと……」

ダルクモン「即選ばれし少女達に倒されましたから、結局失敗でしたけどね~」

ムルムクスモン「余計な事言うなっ!!」

マタドゥルモン(ダンナの方は俺の言いつけ通り、Xデジモンを集めてくれたようだね…あと、気掛かりなのは……)

バルバモン「…で、彼奴等はそんなエリアで何やってたの……?」プルプルプル…

マタドゥルモン「あいつ等、そこからヘブンゾーンに向かったみたいだよおじいちゃん。バグラモンに会うためにね」

バルバモン「なっ!?バグラモンじゃとがぶぼべぇ!!」ベチャッ!

ダルクモン「バルバモン様の入れ歯が外れちゃいましたよ」

バルバモン「はもはも……」モゴモゴ

ムルムクスモン「さっさと入れ歯を拾って付けて差しあげろ!バルバモン様何か重要な事をおっしゃりたいようだから!!」

ダルクモン「嫌ですよ。汚いし、伯爵が拾ってくださいよ」

ムルムクスモン「……で、バルバモン様。バグラモンとはやはり、あのバグラモンなのでしょうか?」スッ


バルバモン「うむ…死と魂を司る賢者バグラモン……三大天使が没落せし今、天界を統べるデジモンは奴じゃろう……」ガタガタ…

ユウリ「そんなデジモンがいたのか……」

バルバモン「奴はこの戦いに対し、静観を決めこめんでたはずじゃが……」カタカタ…

ムルムクスモン「選ばれし少女達はそんなバグラモンと接触し、何をするつもりなのでしょうか?」

マタドゥルモン「バグラモンの右腕…魂を自在に制する“アストラルスナッチャー”……それを使って何かしてもらうみたいだよ?」

カンナ「かずみだ…!奴等はそれでかずみのデータを直してもらうつもりなんだ……!!」

ネオ「確かに、バグラモンならそれも可能でしょうねぇ」

バルバモン「おぉ…ネオヴァンデモン……お前も戻ったか……」カクカクカク…

ユウリ「…ふん、よかったじゃないかカンナ。お人形さんをちゃんと修理してもらえるかもしれないんだからさ」

ネオ「何だったら、カンナさんもバグラモンにお願いしたらどうです?あなたのデータ修復を……」

カンナ「いや、気に入らない……それに、私達のデータはNEO生命体で直せるんだろう?」

バルバモン「おぉう……それに、やはり彼奴等とバグラモンの接触は避けたいところじゃな……」ガタガタガタ…

ユウリ「いいだろう、ヘブンゾーンに出向いて、そこで今度こそ奴等をアルカディモンの餌に!!」

ネオ「では、あなた方も彼女達のお手伝いをお願いします」

ビクトリーグレイモン「ククク…ヘブンゾーンか、このドラモンブレイカーでさばきがいのあるデジモンがいるかな……」

ズィードガルルモン「フシャァゴ……」


~ヘブンゾーン~

さやか「やって来たよ、ヘブンゾーン!」

マミ「雲の上に宮殿とかが建ってるわ…まるで天国そのものね……」

ブイモン「俺達、本当の意味で天国に来ちまってたりして……」

テリアモン「縁起でもない事言うなよぉ」

テイルモン「ま、冗談抜きで天国に逝ってしまいそうな子がいるけど……」

かずみ「……」シュワアアァァァ…

ドルモン「かずみ……」

まどか「大丈夫だよドルモン。かずみちゃん、もうすぐだからね…もうすぐバグラモンの所へつくから……」

海香「それで、バグラモンは何処に……」

QB「むこうに見える一番大きい宮殿だよ。少し遠いけどね」

ブイモン「ああ、そうかよ!教えてくれてありがとよ!!」

QB「そう邪険にしないでほしいな。ついでにもう一つ朗報だ。ほむらと杏子もこのエリアに来ているようだよ」

まどか「ほむらちゃん達が?」

ワイズモン「彼女達もバグラモンに用があるという事なのか?だが、何の為に?」

メルヴァモン「あ…その……じゃあ…ベルゼブモンに会えるんだね……」

さやか「ははっ、何ソワソワしてんだか」


一方その頃


ほむら「ここがヘブンゾーンね」

シスタモンN「神聖なエリアとだけあって、かなりマナーや規律にうるさいからねぇ。ゴミのポイ捨てとかすると即罰金取られるよ」

杏子「シンガポールかよ」


ピピィーーッ!!


ギルモン「ホイッスル!?」

ゴマモン「早速誰かなんかやったのかってばよ!?」

ピッコロモン「コラー!貴様等ッピーーッ!!」

シスタモンN「警備隊のピッコロモンだ!!」



“ピッコロモン”

完全体 妖精型 データ

魔法を操る妖精デジモン
別次元の高度なプログラム言語を唱え、魔法の様な奇蹟を起こす事ができる
この不思議なデジモンはあらゆる場所、時間、空間に出現することができ
体は小さいが、その特殊な能力で敵の能力を封じ込め、強力な一撃で相手を粉砕する
いたずらが大好きな性格で
いつも手に持っている愛用の槍「フェアリーテイル」でコンピュータを暴走させて楽しんでいる(本人に悪気は無い)
必殺技はコンピュータウィルスを凝縮させた超強力な爆弾『ビットボム』
見かけによらず、恐ろしい攻撃をする



ピッコロモン「お前らそこを動くなっピー!!」

ゆま「小っちゃくてかわいい!」

杏子「そうかぁ?ピッコロだかネイルだかポロリだか知らねーが、ピッピピッピうるさいだけのデジモンじゃん」

ゴマモン「何だよぉ!オイラ達が何したんだってばよぉ!!」

シスタモンB「わたしが今ここで野糞しようとしたのバレたの!?」

ゴマモン「いや、確かにデジモンっていうのは野糞するけど…お前はもうちょっとこう慎みを……」

ピッコロモン「この神聖なるヘブンゾーンに闇のデジモンを連れ込むとは何事だっピ!!」

キリカ「え?あ、ああ…ソッチ?」

ほむら「ベルゼブモンの事ね……」

ベルゼブモンレディ「んだとコラ、目玉のオヤジみてーな声しやがって。鬼太郎の顔に埋め込んでやろうか?」

ギルモン「そんな大っきいのはいらないよぉ!!」

杏子「いきなりどうしたギルモン!?」

ピッコロモン「とにかく、闇のデジモンの不法侵入は50万bit以下の罰金または懲役600年だっピ!だから、逮捕だっピ!!」


ユウリ「逮捕の必要は無いよ。ここで処刑するんだからなぁ!!」

アルカディモン「ギギギィ……!!」

ピッコロモン「ピィ!?」

ルキ「ユウリ!!」

杏子「こんな所まで追って来やがったのかよ!!」

カンナ「ちっ、お前達の方か…じゃあ、かずみはいないのか……」

ヒシャリュウモン「だが、ここでコイツらを始末するに越した事はないだろう」

ネオ「お願いしますよ…バグラモンとの接触の阻止はバルバモン様のお望みです……」

ビクトリーグレイモン「あんたは戦わないのかよ!?」

ネオ「フ…フフフ…ヘブンゾーンの光は……私には眩しすぎるのですよ……」フラフラ…

ユウリ「吸血デジモンの性か……」

カンナ「何の為に来たんだか……」

ビクトリーグレイモン「まあ、いい…俺達で行くぞ!!」

ズィードガルルモン「フシャアァァァーッ!!」

ピッコロモン「貴様等ぁ!ヘブンゾーンでのバトルの罰金は……」

杏子「そんなのが通じる相手じゃねーよ!ここはアタシ達に任せときな!!」

ゆま「ゴマモン、いこう!!」

ゴマモン「超越進化だ!!」



BGM
http://www.youtube.com/watch?v=GWrg1pgDkA8


―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!―


―アグモンワープ進化ぁぁぁ!ブラックウォーグレイモン!!―


―ピヨモンワープ進化ぁ!ホウオウモン!!―


MATRIX
EVOLUTION_


杏ルキ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―レナモン進化っ!クズハモン!!―



カイゼルグレイモン「ゆまのおかげでスピリットを自由に使えるってばよ!」

ビクトリーグレイモン「フン、スピリットとかいうもので進化したグレイモンか。貴様も良い得物を持ってるな」

カイゼルグレイモン「龍魂剣ってんだ。ま、剣の扱いにはそれ程馴れてないけど」

ビクトリーグレイモン「俺は刃物の扱いは得意だぞ!それに人生全てを捧げてきた……そして、これからもな!貴様もこのドラモンブレイカーで料理してくれるっ!!」

ゆま「カイゼルグレイモンの料理なんておいしそうじゃないからイヤっ!!」

カイゼルグレイモン「オイラも料理にされるなんてゴメンだってばよ!」

ゆま「ゴマモンならちょっとおいしそうだけど……」

カイゼルグレイモン「おいおい……」

ビクトリーグレイモン「ならば、そのスピリットを頂いた後でさばいてやろう!!」ドッ!

ビクトリーグレイモン『ドラモンブレイカー!!』

カイゼルグレイモン『龍魂剣!!』


ガゴゴオォォォォォン!!


カイゼルグレイモン「くっ…!やるってばよ!!」

ビクトリーグレイモン「ハハハハッ!俺の剣さばきはまだまだこんなものではないぞぉ!!」


ズパパパパパパパパッ!!


カイゼルグレイモン「ぐぅ!!」

ゆま「あれだけ大きい剣をあんなに早く振りまわすなんて……!!」

カイゼルグレイモン「コイツの剣の腕……確かに本物だ!!」

ビクトリーグレイモン「フハハハハ!最強のグレイモンの座は俺のもののようだな!!」

キリカ「私のウォーグレイモンを差し置いて、最強のグレイモンを名乗らないでほしいなっ!」

Bウォーグレイモン「剣は使わないけどな!!」

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギャルウゥゥゥゥン!


ドゴォン!


Bウォーグレイモン「ちっ!外したか!!」

ビクトリーグレイモン「直感でよけたのさ!いいだろう、二匹まとめて料理してやろう!どっちにしろ俺の最強のグレイモンの座は揺るがないのだからなぁ!!」

マサルダイモン「おぉっと!最強のグレイモンを決める喧嘩なら…俺の子分もちゃんと混ぜてくれよな!!」

ビクトリーグレイモン「何!?」

マサルダイモン「オラァ!!」


バキィ!!


ビクトリーグレイモン「ぶがっ!!」

アグモン「デジソウルはできたねアニキ!」

マサルダイモン「ああ、行くぜアグモン!!」


マサルダイモン『デジソウルチャージ!オーバードライブ!!』


―アグモン進化っ!シャイングレイモン!!―



マサルダイモン「タイマンじゃねぇのは気に食わねぇけど…シャイングレイモンがグレイモンの番長なのを見せてやるぜ!!」

ビクトリーグレイモン「くっ!?流石に三体はキツイか……おい、援護を頼むぞ!!」

ズィードガルルモン『ズィード砲!!』


ドゴオォォォォォン!!


Bウォーグレイモン「うわっ!!」

ビクトリーグレイモン『トライデントガイア!!』バシュウウゥゥゥン!!


ドガアァァァァン!!


ビクトリーグレイモン「見たか!ドラモンブレイカーの力!!」

シャイングレイモン「俺も剣は持ってるぞ!アニキ!!」

マサルダイモン「しょうがねぇな…本当は拳だけでやりてぇけどな!!」ピカッ!


ズゴゴゴゴゴ…!!


マサルダイモン「雲の中からでも取り出せるぜ!!」

シャイングレイモン『ジオグレイソード!!』

シャイングレイモン「うおおおおおーー!!」

ビクトリーグレイモン「ぐおおおおおーーっ!!」


ドゴオオォォォォォォォン!!


ユウリ「フフフ…暁美ほむら!何があったか知らないけど、あんたのデジモン…いい姿になったじゃないか!!アハハハハッ!!」

ベルゼブモンレディ「う…うるっさいなぁ!そんな服着た痴女のテメーには言われたくねーわよ!!」

ユウリ「誰が痴女だぁ!!」

ほむら「…変わったのはそっちも同じようね」

ユウリ「お気づきになったようだな!デーモンを食した事で究極体へと進化したアルカディモンだ!!」

アルカディモン「ギギィ…」

ほむら「デーモンを……!?」

ユウリ「アルカディモンの超究極体への進化はあと一歩!お前達のデジモンを餌にする事でそれは完遂する!!」

ルキ『ユウリ!あんた本当にどうしちゃったのよ!?』

クズハモン「私達と共に旅をし…私達にデジモンと人間の絆を魅せてくれたお前が何故……」

ユウリ「…そっか、そういえば“アタシは”あんたと一緒に……気に入らない!!」

ルキ『え?』

ユウリ「アルカディモン!まずはそのキツネ女から食べちゃいな!!」

アルカディモン「ギッ!!」ドッ!

クズハモン『胎蔵界曼荼羅!!』シュオンッ

ユウリ「そんな結界なんて!すぐに0と1に分解してやる!!」

アルカディモン『ドットマトリックス!!』シュゴオオォォォォ!!

ルキ『しまった!結界が!!』

ユウリ「いきなりの防御なんて、カードクイーンがやるとは思えない弱腰な戦法をとるからさ!」

アルカディモン『イグザイルスピア!!』ドッ!

杏子『! デュークモン!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』


ガキイィィィィン!!



クズハモン「デュークモン…!」

デュークモン「大丈夫かクズハモン?」

ルキ『ふん、ちょっと油断しただけなんだからね!』

杏子『はんっ!王女様は素直じゃねーなぁ……』

ほむら「杏子!後ろ!!」

ヒシャリュウモン『成龍刃!!』


ズドオオォォォォン!!


デュークモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」

杏子『痛ぇ…後ろからいきなり!!』

カンナ「さっさとコイツら片付けるよユウリ。そして、かずみを迎えに行くんだ……」

カオル「かずみ…?そっか!海香達がかずみを助け出したんだ!!」

カンナ「だが…お前達の元にかずみは置いておけない!そして、バグラモンにもかずみを触れさせてたまるか!!」

カオル「バグラモンにかずみを…!?」

ヒシャリュウモン『縦横車!!』


ズババババババッ!!


ホウオウモン「ああっ!!」

カンナ「お前達人間にかずみを渡してなるものかぁ!!」


ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュウゥゥゥン!!

アルカディモン「!!」シュゴオォォォ…

ほむら「駄目だわ…どんな攻撃もアルカディモンのあのドットマトリックスでデータ分解されてしまうわ……」

ユウリ「その上、女の体になったせいで本来の力も出せないようだなぁ!!」

ベルゼブモンレディ「うるせぇな!好きでこんな体になったんじゃねぇんだわよ!!」

カンナ「“好きでなったわけじゃない体”だってさ、ユウリ様?」

ユウリ「…だったら、今すぐその体を喰らい尽くしてやるよ!アルカディモン!!」

アルカディモン「ギッ!!」ドッ!

ベルゼブモンレディ「!!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

オファニモン『エデンズジャベリン!!』

メルヴァモン『ファイナルストライクロール!!』


ザンッ!シュパァン!!


アルカディモン「ギギィ!!」

ユウリ「何!?」

ほむら「オファニモン!もう一体のあのデジモンは……?」

イグニートモン「姉さん!!」

ほむら「姉さんって…?まさか…あっ……!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか!まどか達もこのエリアに来てたのね!!」

オファニモン「なぁに油断してんのよ。相変わらず抜けてるわね」

メルヴァモン「でも、ベルゼブモン…間に合ってよかった!私の事わかるか?ミネルヴァモンだよ!デジソウルを取り戻したこれが本来の姿の……」

ベルゼブモンレディ「…え?何だって?」

メルヴァモン「」

UFブイドラモン「うげぇ!?ベ、ベルゼブモンが……」

さやか「女になってるぅ!!?」

メルヴァモン「」

セントガルゴモン「しかもメルヴァモンが放心状態だよ!」

マミ『まあ、満を持しての再会で想い人の性別が変わってたら、それはショックでしょうね……』

セントガルゴモン「僕達も十分ショッキングだよ!!」

さやか「メルヴァモンを見せて驚かせようと思ったら…こっちが更に驚く事になるなんて……」

まどか「い…一体何があったの……?」

ほむら「それは後で話すわ……」

ベルゼブモンレディ「え?つーか、この女誰?」

イグニートモン「姉さん!しっかりしてください!!」

オファニモン「……」ゲシッ!

ベルゼブモンレディ「イデッ!?何で蹴んだよ腐天使!!」


オファニモン「動けなくなったメルヴァモンは私がフォローするわ!!」

まどか「あ…うん、お、お願いねオファニモン!!」

ベルゼブモンレディ「だからテメェ今何で蹴ったのよ!!」

まどか「中途半端に女の子の言葉になってるね……」

ほむら「あれを治してもらう為にこのエリアにね……」

海香「もしかして、あなた達はあの女になったベルゼブモンをバグラモンに戻してもらう為にここに?」

ワイズモン「僕達はそんなつまらない事の為じゃないんだけどね」

ベルゼブモンレディ「おい、聞こえたわよ!テメェ今つまらない事って言ったな!?」

ほむら「かずみ…?彼女の容態の為……!?」

かずみ「……」シュワアァァァァ…

カンナ「見つけた…かずみ!かずみを返してもらおうか!!あんた達がその子を持つ資格は無いんでね!!」

ドルモン「持つって、かずみを物扱いすんな!!」

カンナ「私はしないさ…今まで物扱いしてきたのはそいつらだろ!!」

海香「カオル…!」

カオル「わかってる…でも、これからちゃんとかずみとは人間の友達と付き合っていくつもりだ!バグラモンにかずみを治してもらって……ホウオウモン!!」

ホウオウモン『スターライトエクスプロージョン!!』カッ!

ヒシャリュウモン「ぬっ!」


ドゴオオォォォォォォォン!!


カンナ「ちぃ……!!」

ネオ「ちょっと、数で不利のようですね…ここは一度引いた方が……」

ユウリ「それはどうかな?」

杏子『よぉし、さやかやマミも来てくれた事だ!みんなで一気に行くぜ!!』

マミ『わかったわ!』

さやか「OK杏子!アルフォースブイドラモン!!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガッ!!

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』シュバァァァァァァン!!

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』シュゴオオォォォォォ!!

ユウリ「無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

アルカディモン『ドットマトリックス!!』


シュゴオォォォォォ…!


ほむら「やっぱりあの技で攻撃が掻き消されてしまう!!」

ユウリ「消すのは攻撃だけじゃないさ……!!」


シュワアァァァァ…


UFブイドラモン「うわっ!?俺の翼が消えていく!?」シュワアァァァァ…

オファニモン「アルカディモンから距離を取りなさい!!」グイッ!

QB「究極体に進化したアルカディモンに近づけば、ドットマトリックスによって君達のデータも分解されるのさ」

さやか「じゃあ、あんな技を使ってくるデジモンをどうやって倒せばいいのよ!?」

杏子『そっちがデータ“分解”なら……こっちはデータ“消去だ”!!』

デュークモン「グラニのユゴス・ブラスターで、このデュークモンがアルカディモンを消去してくれる!!」

ピッコロモン「ひいいいぃぃ!これ以上この聖域を荒らさないでっピー!!」

杏子『ほむら!盾からグラニを!!』

ほむら「ちょっ…ちょっと待って!!」

ユウリ「そうはさせるか!アルカディモン!!」

アルカディモン「ギィ!!」シュバッ!

デュークモン「しまった!!」

さやか「杏子!危ないっ!!」

マミ「佐倉さん!!」


バリバリバリ…ピシャアアァァァァァァァン!!


アルカディモン「ギギギィ!?」

ユウリ「な…何だ今の雷は……!?」

ピッコロモン「バ…バグラモン様っピ!!」

まどか「バグラモン……!?」

カンナ「今の攻撃が……!?」

ネオ「バグラモンが介入してきたのですか…?これは芳しくないですね……ユウリさん、カンナさん。やはりここは引きますよ」

ユウリ「バグラモン…その力は未知数か……まあ、これで奴等をいつでも仕留められる事はわかったし、今はそうするのが賢明だね」

カンナ「かずみを……!!」

ネオ「貴方達も!!」

ビクトリーグレイモン「何言ってんだよ!もう一息でコイツ等を殺れそうなんだよ!!」ガキィン!ガゴォン!!

ネオ「しょうがない御方ですね……」

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』シュバァン!

ビクトリーグレイモン「直感ではね返す!!」

ビクトリーグレイモン『ビクトリーチャージ!!』ガゴォン!

Bウォーグレイモン「!!」

キリカ「速度低下!!」シュゴッ!

Bウォーグレイモン「自分の技を食らうとこだった!サンキューキリカ!!」サッ!

ビクトリーグレイモン「おぉっと!これで終わったと思うなよ!お前らの調理の最後の仕上だ!フルパワーのトライデントガイアを喰らえ!!」シュゴオオォォォォ!

カイゼルグレイモン「くっ…!ヤバイ!!」

カイゼルグレイモン「アニキ!ここは……」

マサルダイモン「ああ!バーストモードだ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_vSJnBkFzQs&feature=related


マサルダイモン『チャージ!デジソウル・バースト!!』



――シャイングレイモン・バーストモード!!――



ユウリ「デーモンを追い詰めた進化か!!」

まどか「すごい炎の力……!!」

オファニモン「あのマサルダイモンのデジソウルが齎した進化なの…!?」

QB「あの進化も既に究極体の枠を超えている、超究極体と言うべきか……」

ビクトリーグレイモン「それがどうした!俺のこの滾る力……止められるか!!」

シャイングレイモンBM「止められるさ!アニキとオレのこの力でっ!!」

ビクトリーグレイモン『トライデントガイア!!』

シャイングレイモンBM『ファイナルシャイニングバースト!!』


ジュバアァァァァァァン!!

ドガアアァァァァァァァァン!!


ゴゴゴゴゴ……!!


ビクトリーグレイモン「うおっ……!」ガクッ

シャイングレイモンBM「ぐっ……!」ガクッ


シュウウゥゥゥゥ…


アグモン「はひいぃぃぃぃ……」

ゆま「アグモンに戻っちゃった!」

さやか「でも、むこうも倒れたよ!!」

キリカ「相討ちか!?」

マサルダイモン「漢の喧嘩に引き分けは無ぇ!立ち上がれアグモン!!」

ネオ「そう、勝者とは最後までその足で立ち上がっている者……!」


まどか「! ビクトリーグレイモンが立ち上がった!!」

ビクトリーグレイモン「…勝ったのは…俺……!!」ヨロッ…

ほむら「アグモンにトドメを刺すつもりだわ!!」

マサルダイモン「テメェ!やめろぉ!!」ダッ!

ネオ「ですが、貴方の醜態はこれ以上見るに堪えません」


ピシャッ!ドゴオオォォォォォォォン!!


ビクトリーグレイモン「ぐげ…ごげぇ……!!」

マミ『またあの雷……!!』

ネオ「バグラモンもそう仰っているようですね…だから、もう引くべきだと言ったのですよ……」

オファニモン「またバグラモンが……」

ビクトリーグレイモン「…がげぇ……」ドサッ!


シュウウゥゥゥゥゥゥ…


さやか「あっ!デジメモリの進化が解けてビクトリーグレイモンが人間の姿に戻ってくよ!!」

杏子『って、誰だよあの上半身裸のオッサン!?』


ゆま「コックさん……?」

キリカ「ああ…裸なのにコック帽だけは着けてるね……」

スライス秋山「ぐぬうぅぅぅ……」

まどか「秋山さん…スライス秋山さんだよ!パパが毎月買ってる料理雑誌の記事で見たことある!伝説の黒包丁を受け継ぎし、伝説の料理人!!」

杏子『知らねーよっ!!』

カンナ「ユウリが前に言ってた事…本当だったんだ……」

ユウリ「だが、奴はある料理対決で敗れ、料理人としての栄光の座を失い、堕ちに堕ちて自暴自棄な生活を送っていたところを倉田に拾われてビクトリーグレイモンのデジメモリの適合者になったのさ」

ネオ「なので彼は料理人の次はデジモンとして、栄光を掴もうとしてたようですね」

マサルダイモン「グレイモンとしての番長の座か…オッサン、その心意気は嫌いじゃないぜ……」

ネオ「幸いビクトリーグレイモンのメモリはブレイクされなかったようですね。これが無事なら彼ももう用済みです……」スッ

まどか「スライス秋山さんに手出しさせない!!」

ネオ「…ま、いいでしょう。さて、では今日のところは退散しましょう」

ユウリ「フフフ…次こそがお前達に最後だ!」

カンナ「かずみは必ず私の手に……」

ズィードガルルモン「……」

ネオ「何をやってるのですか?ズィードガルルモン、行きますよ。それとも、貴方も彼の様になりたいのですか?」

ズィードガルルモン「……」シュバッ!

UFブイドラモン「行ったか……」



まどか「そっか、ほむらちゃん達、ルキちゃんやマサルダイモン達と一緒だったんだね。…キリカちゃんともほんのちょっとだけだけど仲良くできてるみたいだし……」

ルキ「ちゃん……」

キリカ「私、キミより一学年上なんだけど……」

ベルゼブモンレディ「え?コイツあのミネルヴァモンなの!?」

杏子「驚きの進化だな……!」

イグニートモン「いや、姉さんのベル子さんの進化に対する驚きというかショックの方が大きくてまだ放心状態なんですけど……」

メルヴァモン「い…いや、少し落ち着いた……それにその姿をバグラモンに戻して貰えるんなら問題無いよな……ところで、どうかなベルゼブモン?これが本来の私の姿なんだけど……」

ほむら「今すぐ切り落としたい球体が付いたわね」

イグニートモン「ほむらさんに聞いてませんから!しかも、自分の身体の妬みから何物騒な言ってるんですかぁ!!」

さやか「でも、巨乳好きのあんたにはたまらん身体でしょ~?」

メルヴァモン「なっ!そういう意味で聞いたんじゃ……」

ベルゼブモンレディ「あ、悪い。あたし今、心まで女に成りかけてるから……そういうのに何も感じなくなってるんだわ」

メルヴァモン「」

イグニートモン「ああっ!姉さんがまた灰になってるぅ!!」

まどか「こんなのあんまりだよベルゼブモン…メルヴァモン、ベルゼブモンに逢うの楽しみにしてたのに……」

マミ「ベルゼブモン…あなた、心も女になっていると言うのなら、少しはメルヴァモンの女心を理解できないの?」

さやか「メルヴァモンも大変だよねぇ…こんな無神経な奴を……ベルゼブモン、あんたって本当に馬鹿だね!」

イグニートモン「なんか女子から非難囂々ですよ」

ベルゼブモンレディ「えぇ!?何でだよっ!?」

テイルモン「ふんっ!」ゲシッ!

ベルゼブモンレディ「痛っ!腐猫にはまた蹴られるし!どうなってんのよ!?」

ブイモン「……」


ブイモン「何か……」


シスタモンB「ねーねーゆま!ヘブンゾーンにはさぁ、すっごくプラチナレアな汚物デジモンのプラチナヌメモンやプラチナスカモンがいるってガンクゥモンから聞いた事あるんだ!」

ゆま「そうなのー?」

シスタモンN「だから後で探しに行こう!そして、プラチナなウンコを……」

ゴマモン「おいコラァ!ゆまをそんな事に巻き込むなってばよ!!だいたいお前は何でそんなウンコウンコって……」

シスタモンB「じゃあ、ゴマモン一緒に行こっ!」

ゴマモン「いや、オイラは……」


ブイモン「いつの間にか……」


レナモン「さっきは助けられたな、ギルモン……」

ギルモン「杏子とルキは仲良くないけど、ボクたちは助けあわなきゃね!」

レナモン「フッ…そうだな……」

ギルモン「さっき杏子からパンもらったんだ!半分くうかい?」

レナモン「いただこう……」


ブイモン「みなさん……」


シスタモンN「ガンクゥモンと渡り合った漢の子分ってだけの事はあるね!」

アグモン「当然!オレはアニキの最高の子分だからな!!」

シスタモンN「でも、アレに手を焼いてた様じゃあ、ガンクゥモンには及ばないね」

アグモン「何をー!!」

シスタモンN「あはは!でも…さっきのあんた……ちょっとカッコよかったよ……」

アグモン「え?何だって?」


ブイモン「それぞれ……」


アグモン(黒)「ちっくしょう…俺も相棒のガブモンが復活すればオメガモンズワルトに……イテテ……」

ピヨモン「大丈夫?さっきので怪我してるんじゃない?」

アグモン(黒)「なんともねぇよ!」

ピヨモン「無理しないで、怪我しないようにもう少し体が丈夫になる物食べた方が良いわよ……たとえば……鶏肉とか」

アグモン(黒)「お前がソレ勧めていいの!?」


ブイモン「あっちの方が女子デジモン率高かったせいですかなぁ……ま、戦場でフラグを立てるのは危険だから全然羨ましく無いけどね。そうだろ、テリアモン君?」

テリアモン「は?何言ってんの?」

カオル「おい、みんな!無駄話はそこまでにしてくれよ!!」

海香「かずみが危ないのよ!」

かずみ「……」シュワアァァァ…

まどか「そうだったね…バグラモンの所へ急がないと!」

ピッコロモン「待つっピー!この聖域で散々暴れたお前らをバグラモン様の元になど……」

ルナモン「いいえ、バグラモン様はこの娘達を招きたいと仰ってたたわよ」

ピッコロモン「ルナモン!!」


“ルナモン”

成長期 哺乳類型 データ

月の観測データと融合して生まれた、うさぎのような姿をした哺乳類型デジモン
大きな耳でどんな遠くの音も聞き分ける事ができ、臆病たが、なつきやすく寂しがり屋
必殺技は、一見可愛らしいが、闇の力が込められた爪で引っかく『ルナクロー』と
力を額の触角に集中し、綺麗な水球を敵に放つ『ティアーシュート』
また、耳をくるくると回し、発生させたシャボンの渦で敵を巻き込む『ロップイヤーリップル』を持つ



ルナモン「バグラモン様からあなた達を案内するよう承りましたルナモンです」

ピッコロモン「ピ~…バグラモン様が連れて来いって言うのなら仕方ないっピ……」

メルヴァモン「あれ?あんた……」

ブイモン「か…可愛い……」

さやか「へ~…ブイモンってばああいう子がタイプだったんだぁ……」

テイルモン「ロリコンね。若干引いたわ」

ブイモン「何で、成長期が成長期に惚れてロリコン扱いなんですかねぇ」

ルナモン「あら?ちょっと、そこのあなた……」

ブイモン「え?あ、は…はいっ!!」

ルナモン「いえ、あなたじゃなくて、そっちのお耳がステキなあなたに言ったのよ」

テリアモン「ん?僕?君の耳も良い感じじゃない?」

ルナモン「ふふ、ありがとう。毎日しっかり手入れをしてるからね」

テリアモン「僕の耳もマミが毎日ブラッシングしてくれてさ~。耳の毛ヅヤをよくするための秘訣は手入れも大事だけど、やっぱ食べる物も重要だよね」

ルナモン「そう、わかる、わかるわ」

テリアモン「リアルワールドに居る時はマミが作る料理が栄養バランスの良い物を食べさしてくれたからコンディションを維持できたけど、デジタルワールドで旅をしながらだと常に食糧難だからそれも難しくてさ」

ルナモン「それなら、デジタルワールドで取れる果物とかがいいわよ。特にアセラロやオレンジバナナが最適で……」

マミ「あらあら、テリアモンったらすっかりあの子と耳の話題で意気投合しちゃって…フフフ……」

ブイモン「…さやか……俺、今なら暗黒進化できそうだわ……」

さやか「え?ああ、まぁ…ブイモンにもそのうちいい事あると……思うよ?」

ブイモン「何で疑問系?」

ルナモン「って、こんな事してる場合じゃなかったわね。では、バグラモン様の元へご案内いたします」

ドルモン「かずみ、もう少しの辛抱だからね……」

杏子「で、このオッサンどうする?」

ほむら「まあ、こんな所に放置するわけにもいかないから、一緒に連れてくしかないわね……」

スライス秋山「うぅぅん…俺の料理が……」


~バグラモンの宮殿~

ルナモン「バグラモン様、選ばれし少女達をお連れしました」


ゴゴゴゴゴゴ…!!


ほむら(あれが…バグラモン……!)

マミ(三大天使の代わりに天界を統治するデジモンとだけあって、とてつもなく大きな力を感じるわね……)

杏子(しかも、三大天使やロイヤルナイツや七大魔王と同等…いや、或いはそれ以上かもな……)

バグラモン「やあ、よく来たね。私がバグラモンだ……」

さやか「わぁ…意外とイケメン…いや、ちょっと老けてるからナイスミドルと言うべきか……」

まどか「さやかちゃん!失礼だよ……」

バグラモン「フフフ…ちょっとした事で半身を失ってから老け込む一方でね……いや、この右腕に生気を吸い取られているのかもね……」スッ…

ワイズモン「あれがイグドラシルから与えられた霊木の一部から創られたアストラルスナッチャーか……」

マサルダイモン「あ、あんた……!」


杏子「どうした?マサルダイモン」

マサルダイモン「あんただよな…俺を…俺とアグモンを呼んでいたのは!!」

アグモン「あいつがオレ達を呼んでた?」

バグラモン「…? 君が言っている事の意味がわからないのだが……」

マサルダイモン「いや、間違いない!あんたのはずだ!俺達をここへ連れてきたのは!!」

ルナモン「何言ってるのよ?確かにバグラモン様はこの宮殿へあなた達を招いたけど…バグラモン様に用があってこのエリアに来たのはあなた達の方からでしょ!」

まどか「あ、そういうのじゃなくて……」

ゴマモン「マサルダイモンは別の次元のデジタルワールドから来たんだってばよ!」

杏子「それにコイツ、記憶が無いから時々変な事言うしさ……」

バグラモン「別次元?並行世界から来た者か……なるほど、道理で君がこの世界で復元された魂の形は不定義で曖昧なわけだ……」

ルキ(あ…同じ事デーモンも言ってたっけな……結局何者なの?このマサルダイモンってデジモン)

マサルダイモン「だから!お前が俺をこの世界に連れてきたんだろ!」

バグラモン「確かに、私のアストラルスナッチャーなら別次元から君の魂を連れてくる事も可能かもしれない……しかし、本当に私は君をこの世界に招いた憶えはないのだよ」

マサルダイモン「そんなはずはねぇ!記憶は無いけど、あんたの仕業だってのはハッキリとわかるんだぜ!!」

バグラモン「だとすると…そうか、私の存在もこの次元だけではないという事か……ならば、私と同一の魂は世界線を越え……いや、それならば何故そんな必要が……」ブツブツ…

マサルダイモン「おい、何ブツブツ独り言言ってんだ!!」


バグラモン「…結論から言えば、君を君が居た世界から連れ出したのは私であって私ではない」

マサルダイモン「どういう意味だよ!!」

バグラモン「別次元の私と同じデジモン…いや、私と同じ能力を持つデジモンか……或いは私と魂の形が似通った何か別の存在なのかもしれない……」

マサルダイモン「要するに、あんたのせいじゃないって事かよ!!」

ベルゼブモンレディ「おいおい、マサルダイモンよぉ!いい加減本題に入らせてくれよ!俺の体を――」

ドルモン「バグラモン!かずみの体を治してほしいんだ!!」

ベルゼブモンレディ「おいっ!!」

テイルモン「状況見て物言いなさいよ。どう考えてもあんたのオカマ治すより、そっちが優先でしょ」

ベルゼブモンレディ「オカマ言うな!つーか、オカマじゃねーし!お前、俺の下半身今どうなってるか見てみるか?」

テイルモン「じゃあ、ふたなり」

ベルゼブモンレディ「そうじゃねーよっ!!」

ドルモン「ちょっと……静かにしててくれよ!!」

スライス秋山「う…うーん……」


まどか「あ、スライス秋山さんが気がついたよ」

ドルモン「そんなオッサンほっとけよ!!」

スライス秋山「ほっとけ、か……そうだ…あの勝負に負けて以来…皆、掌を返して冷たくなって……誰も俺の事なんか見向きもしなくなった……」ブワッ…

ドルモン「あ、いや…そんな急に泣かれても……」

スライス秋山「これが涙せずにいられるか!俺の料理が“豚の餌”と言われたんだぞ!!奴の料理より少し劣っただけで!料理人としてのプライドをズタズタにされた俺は全てを失ったんだ!!」

杏子「だからと言って、デジメモリを使ってあんな奴等の手助けか?」

スライス秋山「ああ!全てをぶっ壊して料理したかったんだよ!!俺の事を見捨てた連中に復讐するためになっ!!」

マサルダイモン「そうじゃねぇだろ。あんた、さっき言ってただろ?最強のグレイモンの座を手に入れたいって。料理人の番長がダメなら、デジモンで番長を目指そうって…そのあんたの熱い心意気、シャイングレイモンを通して俺は感じたぜ」

スライス秋山「違うな…それは俺の意志じゃない……君が感じたそれはデジメモリに記憶されていたビクトリーグレイモンの戦士の魂が俺の意識に入ってきてただけだ……」

さやか「ミラージュガオガモンのマヨネーズ中毒が恭介にも影響してたのと同じね……」

まどか「け…けど、スライス秋山さんの料理人の熱い魂がビクトリーグレイモンの戦士の魂と重なったから……」

アグモン「アニキや俺も燃えられる程の熱い漢になれたんだよな!!」

スライス秋山「そんな物無い…とっくに燃えつきてしまったよ…俺の魂は……」

ルキ「でも、ユウリもあんたの事、最も尊敬する料理人だって言ってたし」

ほむら「そうなの?それにしては…さっきあっさりと彼を見捨てて行ったような……」

ルキ「そういえばそうね…あの子、毎回わたしが引いても熱弁するのをやめなかったぐらいこのオジサンの事を語る大ファンだったのに……」

スライス秋山「あの娘も俺に失望してたんだよ!料理人でも…デジモンでも負け犬になった俺に……もう俺には何も残ってないんだああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブワアァァァァ!

ゆま「おじちゃん泣きすぎ」

マミ「どうしましょう……彼……」

杏子「あとでグラニでリアルワールドに戻すしかねぇだろ……これからどうやり直すかはこのオッサン次第さ……」

ほむら「そうね、あなたにはやり直せる道があるはずよ……」

スライス秋山「俺にやり直す道なんてあるかよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

キリカ「いい大人が情けない……」


スライス秋山「もういいっ!この黒包丁で俺の命を!!」

杏子「馬鹿!はやまるなよオッサン!!」

スライス秋山「離せぇ!!」

まどか「落ち着いてくださいスライス秋山さん!!」

バグラモン「そうか…君の魂は疲れきっていたんだね…かわいそうに……」

スライス秋山「!! ううぅ…あんた…俺を…慰めてくれるんだな……」

バグラモン「でも、もういいんだよ……君はもう、休んでもいいんだ……」

スライス秋山「うぅぅぅ……」

さやか「え…?何……?さっきまであたし達が励ましても全然だったのに、バグラモンに対しては何で急にあんな大人しく……」

スライス秋山(そう…自分でも何故かはわからないが…女子中学生より、こいつの声を聞いている方が安心していられるって直感的にわかる……)

ベルゼブモンレディ「あれが本物の大天使デジモンの魅力かぁ……どっかの腐天使やチャランポラン天使とは大違いだな……やべ、ちょっと惚れちゃいそう……」

メルヴァモン「えっ!?」

ほむら「ベルゼブモン…あなた……」

ベルゼブモンレディ「うわっ!本当にやべぇ!!また俺の女的思考が!!」

テイルモン「ふたなりの上にビッチとか……最悪ね」

ベルゼブモンレディ「うるせぇな!おい、バグラモン!いい加減に俺の頼みを……」

ドルモン「いい加減、かずみを治して……」

スライス秋山「お…俺、あんたの為になら…もう一度料理を作れそうなんだ…だから、ここで……」

バグラモン「そんなのはもういいんだよ。君の疲れきった魂を休ませなくてはいけない……」

スライス秋山「いや…だから、あんたの為になら俺の料理人魂もまた……」



バグラモン「君の魂に、やすらぎを与えよう。静かに眠りなさい……」


スッ…



スライス秋山「え…?」

テイルモン「!! やめなさいバグラモン!!」



バグラモン『アストラルスナッチャー』


ズオオォォォォ…


スライス秋山「!!」


バタッ!


まどか「スライス秋山さん!?」

さやか「いきなり倒れちゃったよ!?」

マミ「しっかりしてください秋山さん!大丈夫ですか!?……!? つ、冷たい……体が冷たくなってる……!!」

杏子「…おい、どういう事だ……?このオッサン……死んでるじゃねーか!?」

カオル「なっ!?」

ゆま「おじちゃん…死んじゃったの!?」

バグラモン「それは違う。彼の魂は肉体というしがらみから解放され、自由になったのだよ」

ブイモン「魂を抜き取られたのか……!?」

ほむら(…確かに…ソウルジェムを失った魔法少女と同じ……)

まどか「…こんなの……こんなのあんまりだよ!!」

バグラモン「? 何故君が泣く必要がある?ほら、ごらん。器から解放された彼は、こんなにやすらかな顔をしているのだよ」

さやか「やすらかな顔って……」

ブイモン「これのどこがだよ!!」

バグラモン「違う、違うよ。器じゃない、彼とはこっちの彼の事だよ。まあ、彼の表情は私にしかわからないか……」パアァァァ…

テイルモン「バグラモンの右手につかんでいるあの光は……!!」

ほむら「スライス秋山の魂……!!」

バグラモン「フフフ……」パアァァァ…


~次回予告~

バルバモン「次回のデジモン☆マギカは、今年もやります夏休み劇場版的番外編スペシャルじゃ……」プルプルプル…

ダルクモン「本当は今回の話を先週くらいにササっと書いて、8月1日のお台場メモリアルに番外編と投下する予定だったけど…>>1の怠惰のせいで今年も無理そうですね~」

バルバモン「で、できるだけ早く投下するもん……!!」ガクガクガク…

ダルクモン「で、今度は何の映画をパクったお話なんですか~?風呂の映画のパクリはこの間やったし……」

バルバモン「パクリ言うなっ!今回は…まどマギ劇場版の円盤発売記念という事で……円環後の世界をベースにしたお話の予定じゃ……!!」ガタガタガタ…

ダルクモン「あー…所謂、改変後、円環後SSってわけですね。円環後SSって叛逆公開されたら書きづらくなる空気になるかもしれないからですね~…てゆーか、どっかで「このSSデジモンばっかの要素で、もはやまどマギ必要なくねwww」って言われたからですか~?」

バルバモン「ち…違うもん!ま…まあ、>>1にもその自覚はあったが…この話は前から書く予定だったんじゃ……」カクカクカク…

ダルクモン「魔獣とかはどうするんですか~?デジモンが魔獣ポジになるんですか~?」

バルバモン「それはじゃの……」ガタガタガタ…

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ特別編!」

バルバモン『円環のデ・リーパー!漆黒の翼のマトリックス・エヴォリューション!!』

ダルクモン「では、プロモーションムービー的に一部のシーンを公開します~」




魔獣「……」ワラワラ

デ・リーパー「……」ワラワラ

タツヤ「どけ、俺が歩く道だ」

魔獣「!」

まどか「タツヤ…何処へ行くの……?」

タツヤ「さぁな…行けるとこまで、行くさ……」


ジャジャン♪ジャジャラジャジャジャン♪ジャ~ラ~ジャラジャラジャジャン♪ヒロガルウチュウノナカ


ダルクモン「って、違う映画になってるじゃないですか!しかもラストシーンだし!!」

バルバモン「でも、コレみたいに最終形態の先行登場があるかもじゃぞ~……」ブルブルブル…

ダルクモン「二期以降では映画限定フォームですけどね」


今回はここまで
スライス秋山さんはかずマギのカバー裏を参照してください
てなわけで次回は劇場版的番外編
お台場メモリアルは無理ぽだけど
遅くてもお盆には投下できるように頑張ります
ではまら


更新ないから心配したよ…。
とりあえず頑張れ!


次回の番外編が楽しみだ
ところでベルゼブモンレディって画像とかありますの?

>>1乙ね、わかるわ。

ビクトリーグレイモンの中身が普通すぎたせいでズィードガルルモンも疑わしくなった

ブイモンカワイソス


今日はお台場メモリアルね、わかるわ
確かにブイモンだけモテてない
もしかしてルナモンってディアナモンの転生か?



ファイズってそういや鮫だけど
鮫のデジモンってティロモンしか浮かばない…

旧デジカ復刻版の予約は今日までか

こんにちわ

>>587
ありがとうございます
このペースだと叛逆公開までに終わらせるの無理そうですね

>>588
ググレば出てきますよ
某イラストサイトでなべけん先生が直にUPした物もありますし

>>589
うーん…正体明かす前に名を出さずにいるべきだったか……
ズィードガルルモンも察しのいい方はわかってると思います
ミスリードとか下手なんで……

>>590
ブイモン「モテないし、暗黒進化する」
今回出すブイモンの暗黒進化がちょっと無理矢理すぎるかも……

>>591
メルヴァモンの台詞でわかりますね
ルナモンとテリアモンの耳が似てるので仲良くさせました

>>592
タツヤ「ファイズは蛍でしたよ?」
ティロモン「ちげーよ!ディケイドのネットムービー見てこい」

>>593
今度はシャウトモンとかガンクゥモンが入ってるヤツですね
>>1も予約しました
こういう形でデジモンカードが復活するのは嬉しいけど
プレバンオンリーなのかなぁ…


今回は夏休みの劇場版的番外編の前編です
投下


あの時から、私達の運命は既にさだめられていたのだろうか

転校初日、デジモンに襲われていた私を救ってくれたデジモンテイマー鹿目まどか
テイマーはインキュベーモンと呼ばれるデジモンと契約を結ぶ事によって
一つだけ願いを叶えられ、パートナーとして現実世界に一体だけデジモンをゲームから実体化…リアライズさせる事ができる
インキュベーモンによると、私でもその資格があるらしい
長い入院生活でろくに学校に通えてなかった私にとって、この育成ギアで育てていたインプモンだけが友達だった……
そして、私のはじめての人間の友達であって憧れである鹿目さん……
インプモンをリアライズさせる事ができ、鹿目さんと一緒に人の役に立てる…今まで何もできなかった私が……
でも、願い事が中々決められなかった……テイマーになれる事自体が私にとって既に適った願い事だったかもしれないのに……

その迷いを後悔と感じても、時は既に遅かった
私が契約の決断を下せない内に…最強最悪のデジモン、ワルプルモンがこの世界にリアライズする日が来たからだ


強い…あのデジモンには誰も勝てなかった……
鹿目さんと…そのパートナーであるテイルモンが究極体に進化したホーリードラモンでさえも
私が何が起こったのか理解できない内にワルプルモンに倒されてしまった……


ほむら「鹿目さん…どうして……?死んじゃうってわかってたのに……」

私もテイマーになっていれば…鹿目さん達と共に戦っていれば…この結末を変えられていたのだろうか……?
鹿目さんの亡骸に泣きじゃくりながら後悔しても、もう遅い……鹿目さんはもう動かない…鹿目さんの声はもう聞けない……
もう一度鹿目さんと話がしたい……インプモンとも……

ああ、決まったんだ…私の願い……
いつの間にか私のそばに来ていたインキュベーモンに私は願い事を言う

ほむら「私は…鹿目さんとの出会いをやり直したい!彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい!!」


ピカァァァ…!


私が持っていた育成ギアがデジヴァイスに変化していく……そして


カチッ


気が付くと、私は以前入院していた病院のベッドで寝ていた……
カレンダーを見ると転校前の日付になっている

ほむら「どうして…?もしかして本当に戻って……」

「よぉ、お目覚めかい?」

ほむら「イ、インプモン!!」

インプモン「おう」

時間が巻き戻った私の病室のベッドのそばに、リアライズした私のパートナーデジモン、インプモンがそこに居た

ほむら「本当に…本当に私、テイマーになれたんだね!インプモン!!」ギュッ!

インプモン「ぐぇっ!?苦しい……死ぬ……マジで……」

私が育ててきたインプモンが本物のデジモンになった!
私の願い事が一つかなったんだ!
もう一つの願い…鹿目さんにまた逢える!
学校に行くのが楽しみだ!!


ほむら「鹿目さん!私もテイマーになったんだよ!一緒に頑張ろう!!」


こうして、私と鹿目さんと巴さん…三人のテイマーでチームを組む事になった
はっきり言って、魔法少女としての私は時間停止以外にろくな魔法を使えず、足手まといだったが…
パートナーのインプモンは数日で成熟期を飛ばして完全体のバアルモンに進化し、私のサポートをしてくれた


ニセアグモン博士「このド低脳共が!私は学級委員長でもあり、博士でもある偉大なニセアグモン博士だぞ!!」


“ニセアグモン博士”

成長期 恐竜型 ウィルス

デジタルワールド大学デジタルモンスター学博士号をもつ天才アグモン
という肩書きすらアグモン博士のパクリである
アグモン博士ほどデジモンの種類や生態に詳しくはなく、むしろ平気でウソの情報を流すため注意が必要
しかし、アグモン博士に対するライバル心だけはホンモノであり
アグモン博士を困らせるためのアイデア研究を欠かさない勤勉な一面を持つ
必殺技は、自分を賢く魅せたい帽子『ニセハカセボウ』と
相手を説得したい棒『ニセハカセボー』
何から何まで「ニセ」である


バアルモン「成長期の雑魚だな…10秒で終わらせてやろう!!」ダッ!

ほむら「待って、バアルモン!」

バアルモン『ベレンヘーナ!!』ドドドドッ!

ニセアグモン博士「ギャッ!?おニョれ~……私に逆らうのは校則違反だっ!!」ピカアァァァァ…!

マミ「進化するわ!気を付けて!!」


ピカンッ!


スカルグレイモン「グオオォォォォォーッ!!」

QB「スカルグレイモンだ!」

スカルグレイモン『グランド・ゼロ……!!』


ドンッ!


バアルモン「くっ!?」

ほむら「バアルモン危ないっ!!」カチッ


ドゴオォォォォォォォン!!


バアルモン「時を止めて俺をミサイルから避けてくれたのか……すまない、ほむら……」

ほむら「あなたのテイマーとして、やれる事はやらなくちゃ……」

エンジェウーモン「スカして油断するからよ!」バサァ!

バアルモン「!」

まどか「ほむらちゃん、後はわたし達に任せて!行くよ、エンジェウーモン!!」

エンジェウーモン『ダブル!!』

まどか『ホリーアロー!!』


ビシュンッ!


スカルグレイモン「ギャオオオオーースッ!!?」


ドガアアァァァァァァァァァン!!


ほむら「やった…!やっぱり鹿目さんは凄い……!!」

バアルモン「ちっくしょぉ!俺の見せ場があの腐天使に盗られたぜぇ!!」

ロップモン「素に戻ってるよ、君」

マミ「でも、二人共最近契約したばっかりなのに、この短期間でよくデジモンを育成してるわ…特に鹿目さんのエンジェウーモンなんか……」


そう、鹿目さんのエンジェウーモン
前の時間軸からずっと彼女達の戦いを見てきた私だが
彼女は前の時間軸より強くなっている気がした
完全体なのに究極体に迫る程に……また、鹿目さん自身の魔力も……

でも、この調子で彼女が究極体に進化できればワルプルモンに勝てるかもしれない……!
そう期待を膨らませる中、その結末は……


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


ワルプルモン襲来の日
鹿目さんのテイルモンは究極体のオファニモンに進化した


まどか「やったぁ…!テイルモンが究極体に進化できたぁ!!」

バアルモン「ちっ…俺より先に……」

ほむら(前の時間軸ではホーリードラモンだったはずなのに……)


でも、あのデジモンからは凄い魔力を感じる…
…いえ、オファニモンにデジソウルを流し込んでいる鹿目さんからも……!
勝てる…これならワルプルモンに勝てる……!!


オファニモン『エデンズジャベリン!!』



オファニモンの力でも、ワルプルモンをデジタルワールドに追い返すだけで精一杯だった…
それでも…私達は生き残れた…鹿目さんも生きている…あの時の悲劇は免れたんだ……!


ほむら「鹿目さん…やったね!」

まどか「うん!結局、ワルプルモンには逃げられちゃったけど……オファニモンのおかげで……」

オファニモン「…いいえ、奴は討ち滅ぼさなければならないデジモンよ……奴を倒す為に……まどか……もっと私にデジソウルを……魔力をっ!!」

まどか「オファニモン……?」


シュウゥゥゥゥ…


まどか「!? あ…あ、あああぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」

ほむら「鹿目さん!?」

オファニモン「はあぁぁぁぁぁぁ……!!」シュゴオォォォォ…!


ワルプルモンとの戦いで傷ついたオファニモン…彼女のワルプルモンへの怒り…悪への憎しみが……
鹿目さんの体からデジソウルを吸い出す……!
オファニモンの憎悪と鹿目さんの膨大な魔力が彼女を暗黒進化へと導いたのだった……!!


シュゴオォォォォ……!!


オファニモンFD「はあぁぁぁ…!」ゴゴゴゴゴ…!!


“オファニモン・フォールダウンモード”

究極体 堕天使型 ワクチン

怒りのあまり自らの感情を殺し、狂気に落ちたオファニモンの姿
どれだけ粛清しても残虐非道な悪行は増え続ける世界に憤りが高まり、心を閉ざしてしまった
悪の芽を摘むために、正義の弊害になると判断した相手は誰であろうと狩り
自分が認める正義の世界を築き上げようとするのである
必殺技は、武器となる炎を纏った『フレイムヘルサイズ』で敵を狩り、狩った魂を業火とともに地獄へ陥れる
また息絶えるまでなぶり続ける召喚技『デモンズクリスタル』がある



QB「やれやれ…まさかテイマーではなく、デジモンの感情の暴走で暗黒進化するとはね」

ほむら「そんな……っ!?」

バアルモン「不味い…不味いぞ!奴の力!!」

マミ「これではせっかく守った街が……ケルビモン!オファニモンを止めるのよ!!」

ほむら「待って!巴さ――」


オファニモンFD『フレイムヘルサイズ!!』


シュパァンッ!!


ほむら「……っ!!」


暗黒進化したオファニモンの炎の鎌によって一瞬で巴さんとケルビモンの首が狩られ
残った胴体の方はオファニモンの怒りの炎によって塵になった……


バアルモン「…!! お前……今まで一緒に戦ってきた仲間に対してっ!!」

オファニモンFD「全ての悪あく悪悪あくアクアク悪あくアクあく悪アク……闇ヤミヤミやみやみ……スベテ私が滅ボス……!!」バッ!


ドゴオオォォォォォォォン!!


バアルモン「ぐわぁ!!」

ほむら「バアルモン!!」


シュウゥゥゥ…


インプモン「ちっくしょうテメェ……許さねぇぞ!!」ピカアアァァ…!


―インプモンワープ進化ぁぁぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


ほむら「究極体に進化できた……でも……」

QB「でも、勝てないだろうね。暗黒進化したオファニモンには」

ほむら「!!」

オファニモンFD「オマエモ…闇のデジモン……滅ぼす……滅ボスほろぼすっ!!」

ベルゼブモン「うおおおぉぉぉぉぉーーっ!!」


ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!

オファニモンFD「……」シュバッ!


ガキィン!


ベルゼブモン「何!?奴のクリスタルで俺の弾丸を跳弾させ……ぐおぉぉっ!?」ズブッ!

ほむら「ダメ…ベルゼブモン……」

オファニモンFD『デモンズクリスタル!!』シュバババッ!


ドゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベルゼブモン「ぐぶえぇぇぇぇっ!!」


勝てない…あの時と変わらない結末だった……
オファニモンにデジソウルを吸い尽くされた鹿目さんは既に事切れていた……
そして、このままではベルゼブモンまでも……


ベルゼブモン「ほむら!いつもの様に、俺の手掴んで時止めろ!その間にあのイカれちまった腐天使を殺るしかねぇ!!」


盾の砂時計が切れた私には時間停止魔法が使えない…
それに、このままではベルゼブモンがオファニモンに殺される……鹿目さんにだって……


ほむら「……」ギュッ

ベルゼブモン「よし…一気にこの弾丸をお見舞いしたやるぜ!……奴に通じるかはわかんねぇけど……」

ほむら「ベルゼブモン……ごめんなさい!」

ベルゼブモン「は?」


カチッ


ベルゼブモンの手を掴んだまま、私は盾を回した
また時間を巻き戻したのだ……
こうする他に…無かったはずだ……


ほむら「…もう、まどかを戦わせない……!!」


そう、あの悲劇を繰り返させない為には……まどかをテイマーにさせずにワルプルモンを倒せばいい事だ……
魔力で視力を補強し、三つ編みも解いた私は、早速インキュベーモンとまどかの接触を妨害し、まどかをテイマーとして契約させないように暗躍した

ほむら(私とベルゼブモン……それに、巴さんや…前の時間軸では一緒に戦えなかったけど……佐倉さん達となら行けるはずだわ……!!)


インプモンは時間を巻き戻した直後でもバアルモンやベルゼブモンに進化できた


インプモン「まどか?誰だソレ?」


しかし私とは違い、前の時間での記憶は受け継いでいないようだった……
それだけならまだ良いが…他にも思い通りに行かない事態が多かった……


マミ「ワルプルモンと戦う為に共同戦線したい?そんないきなり、人の縄張りに割り込んできたテイマーを信用できると思って?」

テリアモン「まあ、いいじゃないのさマミ。怪しい動きをしたら、僕がバチーンってやっつけるからさ!」

インプモン「んだと?やれるもんならやってみやがれ!!」

ほむら(…?おかしい…彼女のパートナーはロップモンだったはずなのに……)



時間軸が変わった巴マミのパートナーはロップモンからテリアモンに変わっていた…
そして、本来の彼女のパートナーになるはずだったロップモンは……


ベルゼブモン「おい、このリボン外せ!!」

ほむら「そいつには何を言っても無駄よっ!!」

マミ『チョコモン!私がわからないの!?』

セントガルゴモン「マミ!いけない!コイツはもう――」

ケルビモン「……」グパァ…


バクッ!!


何者かによってリアライズする前に彼女のパソコンから奪ったロップモンのデータを暗黒進化させたケルビモン……
巴マミはケルビモンを説得しようとするも
彼女がテリアモンと融合進化したセントガルゴモンごとケルビモンに倒されてしまう……


そして、佐倉杏子…美樹さやかも……


杏子「おい、さやか!!」

エクスブイモン「しっかりしろよ、さやか!仁美に恭介を盗られたからってなんだよ!!」

さやか「あたし…本当に勇気が無いなぁ……結局、恭介に想いを伝えられず……仁美に先を越されたからって、八つ当たりの嫌がらせであいつのデジモンパクッてきてさ……こんな自分が嫌になるよ……」シュゴオォォォォ…

杏子「さやか……!?」

エクスブイモン「う…うおぉぉぉぉ……!?」シュゴオォォォォ…

ギルモン「エクスブイモン!?」

さやか「あたしって…ほんとバカ……」


シュゴオォォォォォ……


Bインペリアルドラモン「グオオォォォォォォォォーーッ!!」


“ブラックインペリアルドラモン”

究極体 古代竜型 ウィルス

究極の皇帝竜であるインペリアルドラモンが
自分自身の強大すぎるパワーを制御できずに
暴走し、破壊神と化した姿
そのパワーを闇の心で制御する事で、ファイターモードに進化する事も可能らしい
恐怖の力で古代のデジタルワールドを統べたという伝説がある


杏子「なっ…!?テメェ!さやかに何しやがった!!」


美樹さやかとパートナーのエクスブイモンの暗黒進化はテイマーである美樹さやかと共に
彼女が持っていた志筑仁美の育成ギアの中のスティングモンのデータも取り込んだものによる進化だった……


杏子「くっ…!ギルモン、デュークモンに進化だ!!」


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』

―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


Bインペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』


ズドオオオォォォォォォン!!


デュークモン「ぐわぁ!!」

杏子『…いいよ…さやか……一緒にいてやるよ……ひとりぼっちはさびしいもんな……』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

Bインペリアルドラモン『メガデス!!』


ドゴオオォォォォォォォォォンッ!!



そういった出来事で、ワルプルモンが来る前に彼女達が命を落とす時間軸は幾つかあった
誰かしらが生き残る時間軸もあったけど……それでも、ワルプルモンには勝てず
最後にはまどかが契約し…同じ悲劇が繰り返すだけだった……

それでも、私はこの結末を変えるために何度でも繰り返した……
でも…私が繰り返す度にまどかの因果が高まるだけだった……
結局私のやってきたことは……


まどか「もういいんだよ…ほむらちゃん……」

ほむら「まどか…やめて……!!」

まどか「これまでずっと、ほむらちゃんに守られて望まれてきたから…今の私が在るんだと思う……そんな私がやっと見つけた答えなの。だから…信じて」

QB「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならば、どんな途方もない願いもかなうだろう。この世界のルールを作り変えることもね……」

まどか「なら、わたしは……!!」


ピカアアァァァァァ…

まどか「人とデジモンが……!!」

QB「!! その願いは……!?」


ピカアアァァァァ……!!


まどか『マトリックス・エヴォリューション!!』


そして、この世界はまどかの願いによって、作り変えられた……


――――
―――
――


~駅・構内~

シュゴオォォォォ……


杏子「……おい、さやか!アルフォースブイドラモンは…?ブイモンはどうした!?」

さやか「…大丈夫、デジタマに戻っただけだから……」

杏子「大丈夫って……」

マミ「きっと、今の一撃で全てを出し切ったのね……」

さやか「馬鹿だねブイモン…あたしなんかの為に……」

テリアモン「無問題、ブイモンの気持ちをさやかが大事にすれば……」

ギルモン「すぐデジタマから出てきてまたあえるよ!」

さやか「うん…そうだよね……!」

ほむら「……まどか……」

マミ「…? 暁美さん……?」

さやか「まどかって……」

杏子「誰だよ……?」


~見滝原市街~

女性「シードラモン、この荷物もお願いね」

シードラモン「買いすぎだよ~、僕でも流石にもう持てないよぉ~」

トレイルモン「発車しま~す」ポッポー

サラリーマン「ああぁー!トレイルモンに乗り遅れた!取り引き先との待ち合わせに間に合わない!!」

ユニモン「マスター、私に乗ってけばすぐつきますよ」

サラリーマン「そうだったな!じゃあ、頼むよ!!」

ほむら「……」


まどかの願いによって作りかえられた世界
それは全ての人間とデジモンが共存する世界…
そう、この世界の全ての人はパートナーデジモンを持つのだ
私達人間に味方するデジモンと敵対するデジモン……
その憎しみの連鎖を断ち切る為にまどかは全ての人類とデジモンが仲良くできる世界にしたいと願った…
世界を作り変えるために自らの存在を概念に変えてまで……
彼女は自分の身を犠牲にしてこの世界を作り上げたのだった……


ほむら(でも、あなたがいない世界なんて私は……)

インプモン「おい、ほむら。何ボケっとしてんだよ?早く行こうぜ。マミや杏子が待ってんだからよ」

ほむら「…ええ……」

マミ「あら、暁美さん達も来たみたいね」

杏子「遅っせーよお前ら」

マミ「じゃ、行きましょうか」

ギルモン「テリアモン、ロップモンは?」

テリアモン「ああ、風邪ひいたから家で休んでる」

マミ「早く帰って看病しなくちゃだから、今日はさっさと終わらせましょう」


杏子「それにしても、この街は他の地域に比べてデジモンに開放的だよなぁ」

テリアモン「僕達が治安を守ってるおかげだよ~」

ゆま祖父「そら、ちゃんと歩けるか?ウチに着いたらじいちゃんの作った野菜たんと食わせてやるからな」

ゆま祖母「大丈夫?好き嫌い無い?」

ゆま「うん、何でも大好きだよ!」

ゆま祖母「あらまぁ、えらいわねぇ。それにしても、ウチに電話くれて本当に良かったわ。取り返しのつかない事になる前に……」

ゆま祖父「ああ!あんな馬鹿息子夫婦に任せておけるか!!」

ゆま祖母「ええ、ええ…もう怖い目には遭わせないからねぇ」

ゆま「でも、ゆまがママにたたかれそうになったら、いつもゴマモンが守ってくれたんだ!」

ゴマモン「まぁ、あの鬼ババアにもパートナーデジモンがいたから……そいつに邪魔されるのが殆どだったけどな……」

ゆま「うぅん、でも、ゆまを守ってくれたからうれしいよ」

ゆま祖父「それにあの馬鹿嫁はデジモンを使ってまでゆまに酷い事をしただろうしな!!」

ゆま「祖母「ええ、あなたがゆまを守ってくれていなかったらどうなってたか……本当にありがとう……」

ゴマモン「えへへ……」

ゆま祖父?「じゃ…じゃあ、早くウチに行って一緒にお風呂入ろうかの、ゆまちゃん……そんで、おじいちゃんと洗いっこしょうねぇ……」プルプルプル…

ゆま祖母「まあ、おじいさんったら!」

ゴマモン「じっちゃん、実の孫相手に何する気だってばよ……」

ゆま祖父「おい!それはワシのパートナーのバルバモンだぞっ!!」

バルバモン「ヒャヒャヒャヒャ……」ガタガタガタ…

ゆま「えぇ!?おじいちゃんが二人になっちゃったのかと思ったぁ!!」

ゆま祖父「わしはコイツ程老いぼれていないぞ!?」

ゆま祖母(でも、髪の毛の量では完全に負けてるわよね……)

ゴマモン「つーか、ジジイがジジイのデジモンパートナーにすんなってばよ……」

ゆま祖父「まあ、こんなんでも良い茶飲み友達になるからな!それにコイツもワシの大事なパートナーデジモンだからのう!!」

バルバモン「グフフ…この老いぼれが逝ったら……遺産ネコババしてやるもんね……強欲の魔王として……」ガクガクガク…

ゴマモン「おい、このパートナー黒い企みをしてるぞ。でも、お前の方が先に逝きそうだよな?」

杏子「…なあ、あの爺さん、何かとんでもないデジモンをパートナーにしている様な気がするんだけど……」

マミ「…気のせいよ。きっと気のせいよ……」


和子「あら?暁美さん達じゃないの」

ほむら「…早乙女先生……」

マミ「こんにちは早乙女先生。今お帰りですか?」

和子「ええ、あなた達は“これから”なの?大変ね…でも、無理しないでね?」

インプモン「おばちゃんも無理すんなよ」

テリアモン「この前も彼氏に逃げられたんでしょ~?」

マミ「コラ!あなた達!!」

和子「フフフ…もう男なんていいのよ……だって、私には……」

リリスモン「あらぁん、こんな所に居たのぉん?私の可愛い和子ぉん……」

和子「あ、リリちゃん……////」

一同「!!?」

マミ「せ、先生…それは……」

和子「え?私のパートナーのリリスモンよ。それ以上に…私の愛のパートナーでもあるけど……」

テリアモン「えっ!?」

和子「私、気が付いたのよ…ありままの私の全てを受け止めてくれるのは、リリちゃんしかいないって……////」

リリスモン「私も気が付いたわぁん…あなた達の様な第二次性徴期の女子中学生も悪くないけど……真の百合……真の色欲の極みは熟れた果実の熟女だという事を……////」

和子「そう、私達の愛は男と女の性別も、人間とデジモンの種族も超越した愛なのよ!!」

杏子「い…いや、あんたらさぁ……いくら何でもそれは……」

リリスモン「さ、帰りましょう和子。今夜は寝かさないわよぉん……」

和子「まぁ、リリちゃんったら……明日まともに授業できないじゃない……////」

リリスモン「大事なのは私達の愛の授業よぉん」

杏子「……世も末だな……」

ほむら「……まどか……」


マミ「…インプモン、暁美さんの様子はどう?」

杏子「やっぱ、ブイモンがデジタマに戻った一件以来あの調子か?」

インプモン「ああ、その事が原因じゃねぇみてーだが……あれ以来、たまに“まどか”ってつぶやいて……」

ギルモン「まどか?」

テリアモン「だから、誰なのソレ?」

インプモン「教えてくんねぇんだよ。…ったく、パートナーだってのに……あいつの事がわからなくなってきたぜ……」

ほむら「……」

マミ「でも、暁美さんには気をしっかりしてもらわないと」

杏子「さやかが戦えなくなった今、この地区で“奴等”と戦えるテイマーはアタシ達だけなんだしなぁ……」

QB「早速だけど…その“奴等”が現れたみたいだよ」

マミ「QBモン!」

ほむら「あの赤い物質……!!」

通行人「“デ・リーパー”だあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一般市民「逃げろぉ!俺達のデジモンが消去されちまうぞーーっ!!」

杏子「出やがったか!!」

ADR-02「……」ピロピロリロ


デ・リーパー
人間と全てのデジモンが共存する世界に変えられた事によって現れたこの世界の歪み
インキュベーモンが言うには奴等はデジモンが誕生する以前から存在する原始的な消去プログラムが進化したモノであり
全ての人々がパートナーデジモンを持つ事によって、奴等も急速的に増殖したそうだ
過剰なデータ容量…このリアルワールドに蔓延するデジモンを消去する為に……


杏子「今日はあの鳥型だけか」

マミ「情報収集型のエージェント・デ・リーパー、ADR-02サーチャータイプって山木さんが名付けてたでしょ」

杏子「どうでもいいさ。殆どのデジモンは奴等に触れるだけで消去される……けど、魔法少女としての素質を持つアタシ達だけは魔力によって奴等の消去のアンチプログラムをデジモンに纏わせた進化をさせる事ができる……」

テリアモン「つまり、奴等を倒せるのは……」

ギルモン「ボク達だけ!!」

インプモン「おしっ!行くぜほむら!!」

ほむら「……」

インプモン「ほむら!!」

ほむら「……わかったわ……」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―

―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―インプモンワープ進化あぁぁぁぁ!ベルゼブモン!!―



デュークモン「我等デジモンと人間との共存世界を無に帰そうとするデ・リーパー……このデュークモンは絶対に許さないっ!!」

杏子『言葉なんて無駄だぜ、デュークモン』

セントガルゴモン「そうだよ。コイツらは僕達デジモンと違って心とか無いし、喋らないんだもん」

ベルゼブモン「ああ、気味の悪い野郎共だぜ!!」

マミ(でも…本当にただデジモンを消去する事だけを目的としたプログラムなのかしら…?最近明らかに私達の近くに現れているような……)

マミ『みんな、行くわよ!暁美さんも援護お願い!』

ほむら「……わかってわ」ビシュンッ!

ADR-02「……」ジュイィィィィン!

セントガルゴモン「うわっ!羽音による超音波だ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

バキュバキュゥウン!


ズブブブッ


ADR-02「……」

ベルゼブモン「ちっ!撃っても泡になるだけでまた再生しやがる!!」

ほむら「狙うのはケーブルよ。あの赤い泡の様な物質とデ・リーパーを繋いでいるケーブル…そこに集中すればいいわ……」

ベルゼブモン「そうだったな!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバッ!

ADR-02「!!」ズバァン!

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ズギャアァァァァァァァン!!

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガッ!ドガアァァァァァン!!

杏子『よし、最後はデ・リーパーの本体のあの赤いブヨブヨだ!!』

デュークモン「来い、グラニ!!」

グラニ「!」シュゴッ!

デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』

グラニ「……!!」グパァ…ジュイィィィィィン……


ジュバアァァァァァァァァァン!!

ドゴオオオォォォォォォォォンッ!!


セントガルゴモン「やったぁ!!」

ベルゼブモン「ま、たいした手応えは無かったけどよ。なあ、ほむら」

ほむら(そうよ…デ・リパーなんてワルプルモンに比べれば……この二人だけでも十分だわ……もう、私が戦う理由なんて……まどかがいないこの世界で……)


マミ『周辺の被害も軽微ね』

杏子『あとは警察とかに任せりゃいいさ』

マミ『でも、一応私達も一般市民の様子を見ないと』

杏子『わっかたよ。ほら、ほむら。生身のままのあんたは狭い路地とか見に行きやすいんだからさ』

ほむら「…ええ……」ダッ

杏子『…本当、どうしちまったんだよ。アイツは……』

マミ『心ここに在らずって感じね……』

ベルゼブモン「…俺も一緒に行ってくるぜ」

マミ『お願いねベルゼブモン』

セントガルゴモン「やっぱパートナーとしてテイマーが心配なんだね~」

ベルゼブモン「うるっせぇな。あいつがあんな調子だとその内俺の進化もできなくなるかもしれねぇだろ」

QB「だが、逆に言えば彼女が戦う理由を見い出せば…ベルゼブモンが更に強力な進化をできるかもしれないよ」

デュークモン「更なる進化?」

杏子『アイツがまともな頃はブラストモードに進化できたじゃん』

QB「いや、それを超えた進化だよ……彼女には何か特別な因果律を感じるからね……たとえば、超究極体とか」

一同「!!」



ワイワイザワザワ…

女子高生A「あー、デ・リーパーマジ怖かったー」

女子高生B「ホント、あれいついなくなるの?最悪なんですけどー!あたしのデジモン消されたくないしー!!」

ティラノモン「ちょっ…中沢……さっきデ・リーパーに俺のシッポの先ッポ消されちゃったんだけど……どっちでもいいけど……」

中沢「どっちでもいいなら、どうでもいいんじゃないかな……あー、それにしてもこの騒ぎで塾サボれると思ったんだけどなぁ……」

ティラノモン「勉強しないと、お母さんにまた怒られるよ中沢。「中沢!またテストの点数下がったわね!ローゼンのBD買ってあげませんからね!!」って」

中沢「何で俺のお母さんが息子を苗字呼び?」

ティラノモン「じゃあ、中沢の下の名前は?」

中沢「ああっ!塾に遅れちゃうよ!!」

ベルゼブモン「へへ…デ・リーパーが去ったら、いつもの街並みに戻ったようだな」

ほむら「……」

ベルゼブモン「柄にもない事言うけどよ…俺は結構この光景気にいってんだぜ。デジモンと人間が一緒に馬鹿やったりしてる光景……」

ほむら「……」

ベルゼブモン「ほむら、自分が何の為に戦ってるのかわからないって言うならよ…これをぶち壊されたくないってのが理由になんねぇのかな……」

ほむら「壊されたくない……か、まどかが願ったこの世界を……」

ベルゼブモン「だから…そのまどかの事そろそろ教えてくんねぇか――」

ほむら「!! まどかっ!?」

ベルゼブモン「!?」

ほむら「い、今…あそこに……まどかが……!!」


ザワザワ…

ベルゼブモン「何処だよ?人多過ぎてわかんねぇよ。つーか、まどかってどんな奴だよ?」

ほむら(私が見間違えるはずがない…あれは確かに……まどか……!!)



「……ウェヒヒ」


マミ「暁美さん…遅いわね……何をやっているのかしら?」

杏子「なあ、ところで何でさっきの鳥型ってADR02って呼ばれてるんだ?この世界に現れた一番雑魚っぽいデ・リーパーってアレだから、アレが一号じゃないのか?」

室長「良い所に気付いたな杏子君」

杏子「うわぁ!オッサン!?」

マミ「山木さん!」

室長「デ・リーパーとの戦闘があったのなら私にも報告して欲しいんだがね」

テリアモン「別にマミ達はDATSヒュプノスの隊員ってわけじゃないしさ」

杏子「あくまで善意の協力者だぜ。給料貰ってないし」

マミ「どうして見滝原に?あすなろ市はいいんですか?」

室長「キャバ嬢にオフデートをすっぽかされ……いや、この街が最近一番デ・リーパーの出現が多いので現場視察をな」

QB「やはり君もそう思っていたようだね」

杏子「ところでさっきの意味、どういう事だ?」

室長「ADR-01…この世界で最初に発見された最初のエージェントデ・リーパーの事か……」

マミ「何か知っているんですか?」

室長「これは極秘事項なので、いくら君達でも……」

QB「最初この世界に現れたデ・リーパーはさっきのエージェントの様に形を持たない、あの赤い泡だけだったんだよ」

室長「貴様勝手に!…まあ、いい……そこでこの国の機密庁は泡の除去を行ったのだが……」

QB「ごく小さな一粒の泡だけを取り逃がしたんだ」

杏子「何だって!?」

QB「それが独自に進化したのがADR-01……」

室長「奴は我々DATSヒュプノスのデータバンクに侵入したり、私達の情報を集めているようなんだ」

QB「もっと効率的にこの世界を消去する為にね」

マミ「デ・リーパーにそんな知能があるの……?」

QB「あるさ、だからさっきのエージェントが偵察型と呼ばれるんだろう?」

室長「更に、我々の調べたところによると……ADR-01はこの世界の情報を得る為に人間社会に潜伏している……つまり、人間の姿と知能を持ったデ・リーパーなのだよ!!」

杏子「な、何だって!?」

前半はここまで
デジモン世界でまどマギ原作に(一応)準じたストーリー進行と結末ですが
かなり飛ばしてますね
あくまでダイジェストという事で…
ぶっちゃけ改変後世界の魔獣の代役がデ・リーパーですね

後編は来週か遅ければ再来週の予定です

ではまた

先生ェ……



デジマギ版叛逆の物語ですか

よ―やく追いついた
応援してますー。
所で、(だいぶ遅いですが)ダークスーパースターモンの口調は、
もしや春巻きですか。

こんにちわ

>>618
しかし、実はリリスモンではなく先生の方が攻めだったりする
つーか、自分で書いといてなんですが何でこの人七大魔王をパートナーにしてるんでしょうね

>>619
叛逆公開後に書こうと思いましたが
やっぱその後じゃ色々食い違いが出て改変後って書き辛くなると思ったので

>>620
そうですね
まあ、正確には春巻口調の流星がモチーフです
某所で見つけた流星の台詞字幕を春巻口調に改変したコラに爆笑したので

投下


ほむら「まどかっ!!」ダッ!

ベルゼブモン「待てよほむら!まどかってのがどんな奴かは知らねぇけど、こんな人混みの中見つかるわけねぇって!もう見失っちまっただろ?」

ほむら「いいえ、そこの路地裏に入って行ったのを見たわ!」

ベルゼブモン「本当かよ…1km先に居るハエの眉間にも弾丸をぶち込められる俺様の視力でも、あんな所に入ってく奴なんざ見えなかったぜ」

ほむら「あなたが見えないものでも……私には見える」

ベルゼブモン「え、ナニソレこわい。そのまどかって、まさか幽霊なんじゃ……って、だから待てよ!!」

ほむら「…! あれは……」

ショウさん「だからさ、いい加減溜まってる店のツケ支払ってもらわなきゃ困るんだよね」

OL「来月…来月の給料が出たら今までの分払うから……」

ホスト「嘘つけよ!その前に踏み倒してトンズラする気だろぉ!!」

ショウさん「それにお前、本当は夜キャバクラでバイトしてんの知ってるんだからな?なんか、DATSヒュプノスに勤めてるっていうオヤジからタップリ貢がせてるらしいじゃないの」

OL「な、何の事かしらね……」

ホスト「本当は金あるんだろって言ってんだよ!払えよ!!」

OL「ふん…あのジッポカチカチ男から搾り取ったお金だって、もう全部使っちゃって無いわよ」

ショウさん「…じゃあ、その身体で払ってもらうしかないなぁ……!」

OL「な…何する気よ!!」

ホスト「ショウさんの知り合いにビデオ撮影してDVD売ってる人がいるからなぁ!もちろん、18歳未満じゃ買えないヤツ!それに出演して金払ってもらおうかぁ!!」

ショウさん「それか、他の知り合いが経営するソープで働いてもらおうかなぁ」

OL「どっちも嫌よっ!!」

ショウさん「おいおい、これでもかなり良い妥協案のつもりなんだけどな…おつりも出るかもしれないのに……それでも嫌なら……」


ショウさん「リロード、マッドレオモン!」

ホスト「リロード!アサルトモン!!」


シュイィィィィン


マッドレオモン「グゴオオオォォ!脳が痛えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

アサルトモン「乱れ撃つぜ!乱れ撃つぜっ!!ヒャハハハハハハハッ!!」

ショウさん「デジモンバトルで決めようぜ!俺達が勝ったらお前をソープに売り飛ばす!でも、お前が俺達のデジモンで勝てたらツケはチャラにしてやるよ!」

OL「絶対に嫌っ!あたしのデジモンをあんた達のデジモンなんかとバトルさせたくない!!だいたいニ対一なんて……!」

ベルゼブモン「フェアじゃねぇよなぁ」

ほむら「それに、相手の合意を得ないデジモンバトルの強要はデジモンの違法悪用行為と見なされるわよ。現にあなた達がやっているのはデジモンによる恐喝行為だわ」

ホスト「誰だよテメーは!いきなり現れて好き勝手言ってんじゃねーぞ!!」

ショウさん「待て!コイツは魔法少女……テイマ法少女だ……!!」

ほむら「ええ、面倒な事にデジモン犯罪防止の自治活動……」

ベルゼブモン「もとい、テメーらみてぇなデジモンを使って悪さするしょーもないアホ共のゴミ掃除をお国から義務付けられてんだよ!デ・リーパー掃除のついでにな!!」

ホスト「はんっ!ジャッジメント気取りですかぁ?」

アサルトモン「つーか、誰がアホのゴミだぁ!!」

マッドレオモン「ゲヘヘヘ…ショウさん、魔法少女だか何だか知らねぇが殺っちまっていいだろぉ……?」

ショウさん「ああ、修正してやれっ!マッドレオモン!!」

ホスト「アサルトモン!蜂の巣にしてやれぇ!!」

マッドレオモン「グワオォォォォォーーッ!!」ドッ!

アサルトモン「乱れ撃つぜっ!!」

マッドレオモン『獣王堕拳!!』

アサルトモン『ジャスティスマサカー!!』


ドドドドドッ!ドゴオォォォォォォン!!


マッドレオモン「」プスプスプス…

アサルトモン「」プスプスプス…

ベルゼブモン「ほい、いっちょ上がり」

ホスト「げぇ!?早っ!!」

ベルゼブモン「デ・リーパーに比べりゃ、お前らチンピラが育てたデジモンなんてチョロイもんだぜ。もうちっとトレーニングさせて鍛えてやった方がいいぜ?」

ショウさん「ちっくしょー!覚えてやがれーっ!!」ダッ!

ホスト「嫌な感じーっ!!」ダッ!

マッドレオモン「ショ…ショウさん……」プスプスプス…

アサルトモン「待ってぇ……」プスプスプス…

ベルゼブモン「おいおい、テメェのパートナーデジモン置いたまま逃げやがったぜ。ま、これでも手加減しているから、ほっといてもくたばりはしねぇだろうけど……」

ほむら(デジモンを自分の欲望を満たす道具としか見ていない…そんな人間が跡を絶たない…救いようがないわね……全てのデジモンと人間が共存できる世界と言っても……これでは、デジモンの悪意が人間の悪意に移っただけ……)

ほむら「…まどか、これがあなたの願った世界なの……?」

ベルゼブモン「え、何?デジモン犯罪が社会問題とされてるこの国とまどかって奴が何の関係あるんだよ?それにしてもヒデーよな!デジモンを何だと思ってやがるんだ!!」

ほむら「…ついでに言うと、襲われてたさっきのOLもとっくに逃げてるわよ」

ベルゼブモン「はぁ!?んだよ、礼も無しでかよ!!」

ほむら「だいたい、あのOLも自業自得だったんだから無視しても構わなかったのよ」

ベルゼブモン「そうかもしんねーけど…一応デジモン使ってくだらねぇ事やる奴等をシメるのは俺等の義務なんだからよ……」



「だったら、困ってる捨てデジモンを助けてあげるのも、君達の義務じゃないかな」


ベルゼブモン「あ?」

ほむら「捨てデジモン……?」

ドーベルモン「クゥ~ン…拾ってください……」

ベルゼブモン「ダンボールに捨てられた捨てデジモンってか…捨て犬ってか……」

ほむら「そのどちらでもないわ。ただの『“マ”チナカの“ダ”ンボールに捨てられた“オ”ロカなデジモン』……略してマダオよ」

ベルゼブモン「何だ、ただのマダオか。じゃ、ほっといていいな」

ほむら「ええ、問題無いわ。行きましょう」

ドーベルモン「ちょっと待ってよぉ!そりゃ、勝手にサキの貯金下ろして、エヴァのパチンコで全部擦っちまったのは悪かった……」

ベルゼブモン「こりゃ確かに愚かなデジモンだわ……」

ドーベルモン「けど、あそこで確変かかってりゃ倍以上にして返せたんだぜぇ!?カヲルくんリーチが来ていれば……なのに、パートナーに対してこんな捨て犬の様な仕打ちは無いよなぁ!?しかもダンボールから出れない様に、鎖でギッチリ繋がれてるし!!」

ドーベルモン「だから、こんな哀れで捨て犬みたいなマダオの俺に酒!酒を恵んでくれぇ!!」

ドーベルモン「酒は俺の乾いた心に潤いを与えてくれる……って、いない……ゾダダサバギバジョ(ほったらかしかよぉ)!?」

サキ「その様子じゃ全然反省してないようだなぁ……ドーベルモン?」

ドーベルモン「げっ!サキ!!」

サキ「お前に必要なのは酒よりも…もっとキツイお仕置きだなぁ……!!」ゴゴゴゴゴ…!!

ドーベルモン「ゴベガギ!ボソガバギゼ!!」

サキ「私にわかる日本語で話せって言ってるだろぉ……!!」ゴゴゴゴゴ…!!

ドーベルモン「ボソガバギゼェェェェェェ!!」


ドガッ!ガスッ!ボギィ!!


~公園~

ベルゼブモン「こんな所に来てまで何だっていうんだよ?」

ほむら「まどかは…こっちの方に行ったのを確かに見たわ」

ベルゼブモン「ほむら…お前は疲れてるんじゃないのか……?」

ほむら「…あっ、あの子は……」

パタモン「たちゅや、何描いてるの?」パタパタ

タツヤ「まろか!まろか!」

ほむら「…そうね、まどかだね。そっくりよ……」

タツヤ「あいっ!」

ベルゼブモン「その地面に描いてるのがまどか?その服装は魔法少女だったって事か……?つーか、ガキが描く絵にしちゃレベル高けーなオイ」

パタモン「君達だぁれ?あっ……!」

メルヴァモン『ストライクロール!!』

ベルゼブモン「うおっ!?」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』


ガキイイィィィィン!!


ベルゼブモン「このアマッ!いきなり何しやがる!!」

メルヴァモン「私のオリンピア改を受け止めるとは中々やるじゃないか!…あ、いい男……じゃなくって、お前達こそタツヤに何するつもりだったんだ!!」

詢子「ちょっとちょっと!何やってるんだいメルヴァモン!!」

メルヴァモン「詢子!コイツらタツヤにちょっかいを出そうとしてたんだよ!!」

詢子「タツヤと遊んであげてただけだろ!ごめんなさいね、うちのデジモンが……」

ほむら「いえ…こちらこそお邪魔してすいません……」

ベルゼブモン「おう、オバチャン。このチビが描いてるまどかって誰だ?」

詢子「……」


バキィ!!


ベルゼブモン「おぶごぉ!?何か殴られたんだけど!!」

詢子「まどかかぁ…時々すっごく懐かしい響きを感じるんだけど……あなたも知ってるの?何かのアニメのキャラだっけ?」

ほむら「ええ、覚えがあります……」

詢子「ところで、そのリボンすっごく可愛いねぇ!あたしの好みのド直球だわ!!」

ベルゼブモン「オバチャンセンスねぇなぁ。俺はいつもコイツに似合ってねぇから止めとけって言ってるのに付けるんだよ」

詢子「……メルヴァモン、コイツにラブポイズン浴びせな」

メルヴァモン「えぇ!?そ、それはちょっと……だって……」

ベルゼブモン「ん?何で赤くなってんだコイツ?」

詢子「アンタも女だねぇ……」


ほむら「…リボン、差し上げましょうか?」

詢子「え?ああ…いや、こんなオバサンに似合わないよ!アハハッ!」

パタモン(自分でオバサン言うのはアリなんだ……)

詢子「まあ、娘とかがいたら…付けさせたかもしれないね……」

ほむら「……」

知久「おーい!夕飯のおつかい終わったからそろそろ帰るよー!!」

タツヤ「パパー!」

アトラーカブテリモン「良い鯖が手に入ったから今日は鯖の味噌煮やで」

知久「僕とアトアーカブテリモンが腕によりを懸けて作るからね」

詢子「そりゃ楽しみだ。…そうだ!ここで会ったのも何かの縁だかし、よかったらあなたも家で晩ご飯を食べていかないかい?」

メルヴァモン「そ、そうしろ!特にあんたも……」

ほむら「! いた!まどかっ!!」ダッ!

ベルゼブモン「おいっ!!」ダッ!

詢子「あ、ちょっと!どうしたんだろ、あの子……?」

知久「何かお友達を見かけたみたいだけど?」

タツヤ「…ちがう……」

詢子「タツヤ?」

タツヤ「まろかじゃない……」


ほむら「まどかっ!!」

まどか「……」

ほむら「まどか…やっぱり、まどかなのね……!!」

ベルゼブモン「こいつがまどか……?」

ほむら「そうよ…私のたった一人の友達……」

ベルゼブモン「……」

ほむら「まどか…逢いたかったわ……あなたのいない世界なんて、私にとって絶望でしかなかったもの……」ギュッ

まどか「……」

ほむら「…どうしたの?まどか、何か言ってよ……」

まどか「ウェヒヒヒ……」

ほむら「まどか……」

ベルゼブモン「おい、ほむら…そいつは本当にお前のお友達のまどかなのか?」

ほむら「何を言ってるのベルゼブモン?私がまどかを見間違えるはずがないわ。この顔、声、この温もり……確かにまどかよ!!」

ベルゼブモン「でも、そいつ……」

杏子『人間のニオイがしないってデュークモンが言ってるぜ』


ほむら「! 杏子!マミ!?」

ベルゼブモン「何だお前ら?進化しっぱなしで。って、それは俺もだけど。デ・リーパーでも出たのか?」

マミ「そうよ…そこにね!」

ほむら「え……?」

まどか「……」

マミ「ADR-01…山木室長が言っていた人間の姿に擬態した、この世界に現れた最初のデ・リーパー……」

杏子『そこに居るのがそうだな!!』

ほむら「なっ!?な…何、馬鹿な事言ってるのよ!彼女は鹿目まどかよ!!あなた達は憶えていないだろうけど……巴マミ!まどかはあなたの事を憧れのテイマーとして尊敬していたでしょ!?佐倉杏子!美樹さやかを救う為に、テイマーになってすらいないまどかが力を貸してくれたのを忘れたの!?」

マミ「暁美さんは何の話をしているの……?」

杏子『ここん所、様子がおかしかっただろアイツ!戦い続きのストレスで……だから、とうとう錯乱しちまったんだよ!いいから、ささっとアイツの後ろにいるデ・リーパーを片付けるよデュークモン!!』

デュークモン「わかった!」

ラピッドモン「人の姿をしてるけど……デ・リーパーだからやっつけちゃって無問題なんだよねマミ?」

マミ「ええ…暁美さん、そこを退きなさい!!」

ほむら「退かない……ベルゼブモン、まどかを守るのよ!!」

ベルゼブモン「あぁ!?ったく……!」ジャキッ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

バキュバキュゥゥゥゥゥン!!


デュークモン「くっ!?」

杏子『ほむら…お前、完全にイカレちまったのか!?』

ラピッドモン「ベルゼブモン!お前まで!!」

ベルゼブモン「俺だって何がどうなってるのかわかんねぇ……けど、デジモンはいつでもテイマーを信じるっきゃねぇだろ!!」

杏子『いくらお前のベルゼブモンでも、アタシ達二人相手に勝てると思ってるのかよ!!』

ほむら「…カードスキャン、クロックモン……クロックアップ!!」

ベルゼブモン「!」


シュオンッ!


デュークモン「…! いない……」

杏子『高速移動で逃げやがったのか!あのデ・リーパーも連れて!!』

マミ「山木さんの言う通り、ADR-01は私達魔法少女の近くに潜伏していた…最近、私達の周りにデ・リーパーの出現が多いのはそういう事だったのね……」

杏子『そして、奴はほむらを狙ってた様だ!だから、ほむらの跡を追ってきたのに……!!』

マミ「このままでは暁美さんが!!」

QB「だが、一番気になる事は……あのエージェントが何故ほむらを監査対象にしたということかな……」


恭介「ガオモン…食事を取る時、何にでもマヨネーズをかけるのはやめろよ……太るよ?」

ガオモン「問題ありませんマスター。摂取したカロリー分の脂肪を燃焼できる様にトレーニングのメニューも組んでいますから」ブジュウゥゥゥゥ

恭介「そこまでするなら、最初からマヨネーズなんてかけるなよ……」

ガオモン「それは私に死ねと言っている様なものですよマスター!私とマヨネーズの関係は、テイマーとパートナーデジモンである私とマスターの絆と同じくらい断ち切れないものなのですよっ!!」ジュルルルッ

恭介「君にとって、僕はマヨネーズと等価値って事?」

ガオモン「それを言うなら、バイオリンばっかにかまけて、さやかさんか仁美さんのどっちに応えるか決めようとしないマスターはどうなんです?」ジュルッ!バクバクッ!

恭介「い…今ソレ関係ないだろ!!」

仁美「それに、さやかさんとの決着はデジモンバトルでつけますから……」

ワームモン「ブイモンのデジタマがかえるまでお預けなんだよね」

恭介「あ、志筑さん……」

ガオモン「やあ、ワームモン。君も一緒にこのガオモンスペシャルを食さないか?」

ワームモン「流石にそれを食べるのはある意味で冒険すぎるから遠慮しとくよ」

恭介「でも、ずっとガオモンの横で見てたら僕も食べたくなってきたなぁ……」

仁美「か、上条君!?」

恭介「おや?あそこにいるのは…暁美さんだ」

仁美「本当ですわ。あら?一緒におられる方は……誰でしょう?」

恭介「さあ?うちの学校と同じ制服だけど……あんな子見たこと無いな。暁美さんと同じように僕が入院してる間に転入してきた生徒かな?」

仁美「そうとは思えませんが……暁美さーん!ご機嫌ようですわー!!」

恭介「隣の子、暁美さんの友達?紹介してよ。こっちで僕達とお話しようよ」

ほむら「……あなた達も憶えてないなら……用は無いわ……」

ワームモン「行っちゃった……」

ガオモン「彼女、様子が変でしたよ…それに、一緒にいたあの娘……」

恭介「どうしたんだいガオモン?」

ガオモン「…いえ、私の思い違いでしょう……」


ほむら「まどか……あなたがデ・リーパーなんて、そんなの嘘だよね……?」

まどか「ウェヒヒヒヒ……」

ほむら「まどか!」

まどか「ティヒヒヒ……暁美ほむらという人間個体は、興味深いサンプルだった」

ほむら「!?」

まどか「データで構成されたデジモンと違い、有機生命体である人間の解析が済んでいなかった為……デ・リーパーは、デジモンのデータをロードし、人間がエージェントと呼ぶ肉体を作成し、物理的に消去する必要があったが……その必要ももうすぐ無くなる。暁美ほむらという個体から得た情報で、人間という有機生命体の解析、分析は直に完了する」

ほむら「そんな……!?」

まどか「暁美ほむら…お前の行動アルゴリズムはデ・リーパーと似ていた……」

ベルゼブモン「ほむらがデ・リーパーと同じだと!?」

まどか「暁美ほむらという個体の思考ロジックは、ただ破滅への方向に向かっていた……人間はそれを“カナシミ”と呼んでいるようだが……暁美ほむらはこの世界を否定と消去への願望の思考ロジックが有る。それはデ・リーパーと似ている」

ベルゼブモン「馬鹿が!ほむらがんな事望むかよ!!」

ほむら「確かに…人間がデジモンの力を利用してまで悲しみと憎しみが繰り返すこの世界……いえ、私はまどかがいないこの世界なんていっそ無い方が良いかもしれないって思ったわ……」

ベルゼブモン「ほむら……!!」

ほむら「でも、どうして……何故あなたはまどかの姿をしているの!?」

まどか「デ・リーパーは、マインドスキャンにより、暁美ほむらをサンプリングして、人間という自律行動体を解析し、人間の言葉を得た。そして、この姿…暁美ほむらの思考ロジックの中で最も情報データが多い人間個体だったので、暁美ほむらから得た鹿目まどかという個体情報データを基に、このエージェントを作成した」

ほむら「そんな……じゃあ、まどかじゃなかったというの……っ!?」

まどか「だが、デ・リーパーは暁美ほむらから鹿目まどかという個体データを全て得ている」


まどか「ウェヒヒ!ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ!」

まどか「今でも自慢なの!あの時あなたを救えたこと!!」

ほむら「やめて……」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん。ほむらちゃんはわたしの最高の――」

ほむら「それ以上…まどかの声で喋るなあぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」


バシュウゥゥゥゥゥゥゥンッ!!


まどか「……」ズブブブ…

ベルゼブモン「ほむらの矢が貫いたとこがデ・リーパーの泡になりやがった!!」

ほむら「本当に…まどかじゃなかった……」

ベルゼブモン「だから、そうだって言ってただろ!よく見ろ!さっきまでとは違い、いつの間にか女子中学生とは思えない程背がデカくなってるしよ!!」

ほむら「それでも…また、まどかに逢えたという事を…嘘にはしたくなかったのよ……うぅぅぅ……」

ベルゼブモン「泣いてる場合かよ!おい、テメェ!何でその解析ってのにほむらを選んだ!?」

まどか「この世界は、因果律を改竄され再構築された世界。歪んだ時を辿る世界。でなければ、デジタルワールドのイグドラシルが有する本来のアカシックレコードに記された時より早期に、デ・リーパーがこのリアルワールドには現れる事は無いはずだった」

ベルゼブモン「おい、コイツが何言ってるのかいよいよわかんなくなってきたぞ!!」

まどか「その中の特異点が暁美ほむらという個体だった。この世界を改変した特異点、鹿目まどかという個体の因果律を高めたのがお前だそうだな……」

ほむら「……っ!!」

まどか「だが、その特異点がこの世界を否定。そして、デ・リーパーはデジモンも人間も取るに足らない存在、消去する存在だという結論に至った」シュゴオォォォォォォ……!!

ベルゼブモン「うわっ!デ・リーパーの泡が湧き出てきやがった!しかも、こんなに沢山!既に用意周到って事だったのかよ!!」

まどか「デ・リーパーはこの街を中心とし、リアルワールドの消去を開始する……」ゴゴゴゴゴ……!!


ズバッ!ズギャッ!ズゴッ!!


ADR-01『ウェヒヒヒヒ…全ては無に帰るのだ…無というものは美しい……』


ベルゼブモン「本性を表しわがったなデ・リーパー!いや…でも、まだ髪型だけ、まどかって奴の名残が残っているから、“マ・ドーパー”と呼ばせてもらうか!!」

マミ『違うわ!ADR-01よ!!』

ベルゼブモン「セントガルゴモン!デュークモン!!」

デュークモン「無事だったか!」

杏子『無事じゃなさそうなのが一人いるぜデュークモン』

ほむら「……」

セントガルゴモン「ほむほむはどうしちゃったのさ!?」

ベルゼブモン「よくわかんなかったが…信じてたものに裏切られたって事だよ!!」

ADR-01『“ぜつぼう”というカンジョウの思考ロジックか……その個体からはまだまだ情報データが取れそうだな……!!』


シュバッ!


ほむら「! きゃあああぁぁぁぁーーっ!!」

ベルゼブモン「ほむら!?」

杏子『ほむらがデ・リーパーに捕まったぞ!?』

セントガルゴモモン「上見て!デ・リーパーの泡でできた柱の天辺にあるあの玉!!」

マミ『玉?あれもエージェントデ・リーパーなの!?』

ADR-09「……」ピロピロピロッ

QB「通信聞こえるかい?山木室長。あの球体のエージェントの中にあるのは恐らく、今この世界に現れているデ・リーパーの中枢システムだ。あのエージェントデ・リーパーはそれを守ってるようだね」

室長『そのポイントから中心にこの世界の消去を始める気か……とりあえず、その球体タイプを9番目のエージェントと認定し、“ゲートキーパー”と名付けよう』

杏子『名前なんかどうでもいいだろっ!!』

マミ『あの中に暁美さんも閉じ込められてるわ!!』

QB「ADR-01が付け狙っていたほむらと中枢システムをコネクトさせるつもりかな?」

ADR-01「ティヒヒ…暁美ほむらの、絶望の思考ロジックをデ・リーパーのカーネルスフィアにロードさせる」バサッ!


セントガルゴモン「ADR-01も上の中枢へ飛んでったよ!」

ベルゼブモン「クソッ!マ・ドーパーの野郎!!ほむらは…心の底から、この世界に絶望しているはずはねぇ!!追っかけるぞ!!」

デュークモン「お前はそのままでは飛べないだろう」

ベルゼブモン「やべっ!そうだったぁ!!」

杏子『アタシ達に任せときな!グラニ!!』

グラニ「……」シュゴォ!

ADR-04「!」ドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォォン!!


グラニ「!?」

デュークモン「グラニが撃ち落された!!」

室長『遠距離攻撃型のADR-04“バブルス”のエネルギーボムだ!!』

杏子『この野郎!よくもっ!!』

ADR-03「……」シュパパパパッ!

ADR-05「……」ズオッ!


バゴォン!!


杏子『ぐっ!?』

室長『浮遊する子機を飛ばす遠隔操作攻撃と接近戦ではマントの中の鎌でスナイモンと同じシャドウシックルを使うADR-03こと“ペンデュラムフィート”!そして、螺旋構造により、伸縮自在の腕で格闘攻撃をするADR-05“クリープハンズ”だ!!』

杏子『んな事知ってるって!今まで何回も倒してきたし、数が多いけど成熟期と完全体級の強さしか持たない雑魚でしかない!マミ、さっさとコイツらを片付けようぜ!!』

マミ『わかってるわ!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガッ!!


ドガドガドガドガアァァァァァァァン!!


セントガルゴモン「よし、空飛べる僕がこのまま中枢へ……」

マミ『セントガルゴモン!また来るわよ!!』

セントガルゴモン「え?」

ADR-06「グオオオォォォォォーーッ!!」ドッ!


ドゴゴゴゴゴゴッ!!


マミ『きゃあっ!!」

セントガルゴモン「痛ってぇ……コイツは……!!」

杏子『コイツは厄介なのが出てきたぞ……究極体級のデ・リーパーだ!しかも、デュークモン達でも手こずる強さを持つ!!』

室長『ADR-06…武将タイプの“ホーンストライカー”だな。並の究極体デジモン以上の圧倒的なパワーを持った奴が使うワーガルルモンの円月蹴り等のデジモンからトレースした格闘技は強力だぞ!!』

杏子『そのアタシ達が知ってるのに、誰に向けてやってるのかわからないデ・リーパー解説講座はいいからよぉ…こっちに援軍寄越してくれよオッサン!!』

室長『そうしたいところだが……あすなろ市も今大量のデ・リーパーに襲撃されててな……ミチル達はこっちで手一杯なんだ……風見野も織莉子君とキリカ君で食い止めるようだが……』

杏子『風見野も!?それじゃあ…松田ベーカリー……オジサンとオバサンは!?』

デュークモン「杏子!今は目の前の敵に集中しろ!!」

セントガルゴモン「じゃあ、いまこの世界のあちこちでデ・リーパーが一斉に動いてるの!?」

マミ『他の場所で戦ってるテイマーの力を信じるしかないわ……!!』

ベルゼブモン「俺達は俺達でここのデ・リーパーを倒すしかないのか!!」

ADR-06「ガアアアァァァァー!!」


バゴォン!


デュークモン「くっ…!ベルゼブモン、お前はほむらを助けに行け!!」

セントガルゴモン「デ・リパー達は僕達で食い止めるからさ!」

ベルゼブモン「そ、そりゃあ、ありがたい提案だけど……俺、空飛べねぇしよ……」

仁美「それなら私のスティングモンにお任せ下さい」

スティングモン「俺の2013個の特技の一つ、肩車!」ガシッ!

ベルゼブモン「スティングモン!?」

マミ『志筑さん!?上条君!?』

スティングモン「このまま俺がベルゼブモンを上まで運ぶよ!」

マッハガオガモン「微力ながら私も手伝おう」

杏子『馬鹿野郎!お前達普通のテイマーのデジモンじゃデ・リーパーの泡に触れただけで消されちまうぞ!!』

恭介「でも、僕達の街が消されるのを黙って見てるわけにはいかないよ!!」

マッハガオガモン「イエス!マスター!!」

ベルゼブモン「ったく…よし、じゃあ頼むぜスティングモン!!」

仁美「スティングモン、お願いしますわ」

スティングモン「うん!」b


ブウゥゥゥゥゥン……


ADR-06「グルルルルルぅ……!!」

ADR-07「ウェヒヒ…ウェヒヒ…ウェヒヒヒヒヒ……」

ADR-08「……」ゴゴゴゴゴ…!


杏子『…さて、ベルゼブモン抜きでコイツら全員は骨が折れそうだな……!!』

マミ『でも、やるしかないでしょ…私達は私達の手で私達の世界を守ろうって誓ったんだから……!!』

杏子『だな…行くぜ、デュークモン!!』

マミ『セントガルゴモン!!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ドゴドゴドゴオオォォォォォォォォォン!!


ブウゥゥゥゥゥゥゥン…


ベルゼブモン「おいおい…運んでもらっといて、こう言うのもアレだが……もうちっと速く飛べねぇのかよ?」

スティングモン「君、結構重いし。成熟期相手に無茶言わないでよ……って、来るよ!!」

ADR-03「……」シュバババッ!

ADR-04「……」ドドドドドッ!

スティングモン「落とされる!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュウゥゥゥゥゥン!!

ADR-04「!!」ズバァン!

スティングモン「やった!」

ADR-03「……」ピロピロピロッ

ベルゼブモン「ダメだ!数が多すぎで全部撃ち落とせねぇ!オメーも攻撃しろ!!」

スティングモン「俺の武器は腕のスパイキングフィニッシュしかないから飛び道具は無いよ!!近づくとデ・リーパーに消されちゃうし!!って、うわあぁぁぁぁ!落とされるよおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ベルゼブモン「ちっくしょう!!」

ADR-04「……」ズオッ!

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』


シュパァン!!


スティングモン「エアロブイドラモン!!」

さやか「おっまたせー!正義のテイマーさやかちゃんとそのパートナーエアロブイドラモンただいま参上!!」

エアロブイドラモン「さやか!俺の背中から落ちるって!!」バサッバサッ

ベルゼブモン「さやかか!?もうブイモンが復活したのかよ!!」

エアロブイドラモン「こんな大変な時にデジタマの中で呑気に寝てられないからなっ!!」

さやか「仁美!悪いけど、勝手にスティングモンをジョグレスさせてもらうよ!!」スチャッ


ピカアァァァァァ……ピカンッ!!


インペリアルドラモン「ジョグレス進化!インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォォォォ…


ジュバアァァァァァァン!!

ドゴオォォォォォォォォン!!

さやか「このままインペリアルドラモンのスピードで一気に上まで直行!!」

インペリアルドラモン「うおおおぉぉぉぉ!!」ズオッ!

ベルゼブモン「見えたぜ!デ・リーパーの中枢だ!!」

ADR-09「……」

ベルゼブモン「あの中にほむらが……!!」

さやか「ありゃ、かなり硬そうだよ!!」

インペリアルドラモン「ファイターモードにチェンジだ!!」ガシュンッ!

ADR-09「!」シュババババババッ!!

ベルゼブモン「パネルを飛ばしてきやがったぜ!!」


ズババババババッ!!


インペリアルドラモンFM「ぐぅ!?」

さやか「インペリアルドラモン!大丈夫!?」

インペリアルドラモンFM「デジタマからの目覚めの眠気覚ましに丁度いいくらいだ!これで風穴を開けてやる!!」ガシャンッ!

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』


バジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

パリィン!!


ベルゼブモン「おしっ!入口はできたな!!」バッ!

さやか「あ、ちょっと待って!あたし達も……」

ADR-01「ティヒャアアアァァァァァー!!」バサァ!

さやか「うわっ!何この女!?」

ベルゼブモン「マ・ドーパー!こんな時に!!」

ADR-01『ウェヒャァ!!』


ドゴッ!


インペリアルドラモンFM「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さやか「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ヒュウウゥゥゥゥゥゥー


ベルゼブモン「やべっ!ぶん殴られたインペリアルドラモンが落ちていく!そのまま下で戦ってるデュークモン達を手伝ってやってくれー!!」

さやか「いや、ちょっとはあたしの心配しなさいよおぉぉぉぉぉぉ!!」ヒュウゥゥゥゥー

ADR-01『ウェヒヒヒ……』

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!

ADR-01『ぐっ!』ズブブッ

ベルゼブモン「テメェに構ってる暇はねぇ!こん中にいるほむらを探しに行くぜ!!」ダッ!

ADR-01『逃がさぬ……!!』


~デ・リーパー中枢内~

ベルゼブモン「おいっ!ほむらどこだー!?」

ほむら「……」

ベルゼブモン「うおっ!?デ・リーパーの触手プレイか!?だが、無事な様だな」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバッ!

ほむら「うっ…!」

ベルゼブモン「おっと!大丈夫か、ほむら?」バフッ

ほむら「…! 危ない!ベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「あ?」


バゴォ!!


ベルゼブモン「ぐあっ!!」ドサッ!


シュウウゥゥゥゥ……


インプモン「ちっくしょう…テメー……」

ADR-01『無意味な行動だ……間もなく全てが消滅する。それはお前が望んだ破壊の思想…そのもの……』


インプモン「だから、ほむらはそんな事を……」

ほむら「いいえ、インプモン……確かに、私はまどかが存在しないこの世界…まどかがその身を犠牲にしてまで創ったのに人の世の呪いが無くならないこの世界……」

インプモン「……」

ほむら「そして、まどかを救えなかった自分自身に絶望を感じた!!」

ADR-01『カナシミ…ニクシミ……不要なカンジョウ……消し去るべきモノ……デ・リーパーが全てを消去する』

ほむら「違うっ!悲しみと憎しみを繰り返す救いようの世界だけど……それでも、ここはかつてあの子が守ろうとした場所!!」

ADR-01『それも無意味…無意味なモノは消去……』

ほむら『お前達デ・リーパーに……あの子の祈りと希望を消去させたりしないっ!!」


ピカアァァァァ…!


インプモン「!!」ピカアァァァァ…!


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EASPrJ89-s8

ほむら『マトリックス・エヴォリューション!!』


―インプモン進化!ベルゼブモン!!―


ADR-01『何!?』


ドゴオォォォォォォン!!




杏子『おい!上で大きな爆発が!!』

さやか「何が起こったの!?」

インペリアルドラモンFM「ベルゼブモンだ!!」

セントガルゴモン「ブラストモード!?」

マミ『いいえ…外見上は暁美さんの様な黒い後ろ髪と左手に付けた丸い盾以外にブラストモードと差異は無いけど……感じるデジソウルが桁違いだわっ!!』

デュークモン「ベルゼブモンとほむらが一つになった進化……超究極体だっ!!」

杏子『超究極体!?』

ベルゼブモン超究極体「……」

ADR-01「ウェヒウゥゥゥゥゥゥ……!!」バッ!

ADR-06「グオオォォォォォォ!!」

ADR-06「ガアアァァァァァアァーッ!!」

マミ『ホーンストライカーの大群がベルゼブモンに!!』

ほむら『…行くわよ、ベルゼブモン』

ベルゼブモン超究極体「ああ…!」カチッ!


シュババババッ!!


ADR-06達「!?」


ズバズバズバァン!!


インペリアルドラモンFM「一瞬で全て倒した!?早すぎる!超スピードとかそんなレベルじゃなかったぞ!まるで時を止めたかの様に……」

QB「ああ、時間操作の能力のようだね」

さやか「時間操作!?あいつにそんな能力が!?」

ほむら『この世界では失ってた私の盾も…ベルゼブモンと一つになったこの進化で再び得る事ができたわ!!』ジャキッ!

ベルゼブモン超究極体『ハイパークロックアップ』カチッ


シュバババババッ!

ドガアァァァァァァァァァン!!


マミ『凄い…あれが超究極体の力……!!』

杏子『なら、こっちも負けてられないな、デュークモン!』

デュークモン「ああ!グラニ、まだ傷は大丈夫か?もう動けるな?」

グラニ「!」

デュークモン「よし、デュークモンも力を合わせるぞ!!」


ピカアァァァァ…ピカンッ!



―デュークモン・クリムゾンモード!!―



杏子『行っくぜえぇぇぇぇぇぇぇ!!』

デュークモンCM『クォ・ヴァディス!!』


シュパアアァァァァァァァァァァン!!


ADR-08「!?」ズバァン!

ADR-07「ヒャアァァァァァァーーッ!!」ズバァン!

さやか「…あーあ、杏子達のデュークモン・クリムゾンモードに続いて、ほむら達も“超究極体”に進化かぁ……」

インペリアルドラモンFM「差を付けられる一方だな……」

マミ『私達もいつか進化できるわよ。超究極体に……パートナーとの絆を深めれば……』

セントガルゴモン「本当にー?」

マミ『さあ、まだデ・リーパーは残っているわよ!!』

さやか「はいっ!気合入れて行きましょう!!」

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』


ドゴオオォォォォォォン!!


ベルゼブモン超究極体『デススリンガー!!』ジュバァァァァン!!

ADR-06「ウガァ!!」ドッ!

ほむら『遅いわ』カチッ

ADR-01『ウェヒヒヒ…お前の思考ロジックをスキャンしているのだ……この個体には動きが予測できるぞ!!』バッ!

ベルゼブモン超究極体「何!?」


バゴオォォォォォォン!!


ほむら『くっ…!?時間操作能力が一旦どの位置で止まるか予測してきたの!?』


ガシッ!


ほむら『捕まった!?これでは時間操作が使えない……!!』

ADR-01『如何に足掻こうと全ては無駄。不要な負のカンジョウを撒き散らす人間もデジモンも不要な存在』

ベルゼブモン超究極体「それを決めるのは……テメェじゃねぇ!!」

ほむら『怒りや悲しみや憎しみ……その負の感情が有るからこそ……勇気、友情、愛……希望の情念で人もデジモンも変われる……進化できるはずなのよ!!』

ADR-01『理解不能……する必要も無いがなっ!!』ゲシッ!!

ベルゼブモン超究極体「!!」


ズボォン!


仁美「ベルゼブモンが!デ・リーパーの中枢を支えてた泡の柱の中に突っ込まれましたわっ!!」

ADR-01『ウェヒヒヒヒ……そのまま消えて無くなれ!!』


ベルゼブモン超究極体(くっ…やべぇ……体が消えて…く……!!)シュワァァァァァ…

ほむら(ま…ど…か……!!)





―――がんばって―――





ほむら『……!!』



カッ!カッ!シュゴオォォォォォォォォォ……!!


さやか「な、何!?」

恭介「泡の柱の中から黒いものがっ!?」

QB「ベルゼブモンだ!!」


シュゴオォォォォォォォォ……シュバァン!!


ADR-01『!? カ…カーネルスフィアが!?』

ベルゼブモン超究極体「……」シュゴオォォォォォォ……

杏子『あの黒いエネルギーは……ベルゼブモンの背中から出ている……ベルゼブモンの翼か!?』

ベルゼブモン超究極体「うおおおおおおおぉぉぉぉっ!!」


シュゴオオオォォォォォォッ!!

さやか「ベルゼブモンの翼が次々とエージェントや泡を消してってるよ!!」

ADR-01『デジモンを消し去るはずのデ・リーパーのデータを……デジモンが消去しているだと!?』

マミ『あの漆黒の翼は……デ・リーパーのデータに侵食して消去しているんだわ!!』

QB「侵食する黒き翼か……」

ベルゼブモン超究極体「マ・ドーパー!この世界に存在しなくていいものなんて無いんだよ!!」

ほむら『もし、それがあるとするなら……今を生きる人々の希望を否定するお前から……』

ベルゼブモン超究極体「消えろっ!!」

ベルゼブモン超究極体『カオスフレア!!』


バシュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


ADR-01「ウェヒヤアアァァァァァァァァッーーー!!!」


ドゴオォォォォォォォォォォォン!!


―――――
――――
―――
――


マミ「山木さんからの通信によると、各地に出現していたデ・リーパーも片付いたそうよ」

さやか「これで全てのデ・リーパーは倒せたんだね!!」

QB「いや、あのADR-01もゲートキーパーの中に居た中枢システムも先遣隊の中枢だっただけで、マザーじゃないよ」

ブイモン「つまり、あれはデ・リーパーの本体じゃなかったって事で!」

テリアモン「僕達の戦いはまだまだ続くって事だね~」

杏子「ま、どんな奴が来ても戦い抜いてやるさ。そうだろ、ギルモン?」

ギルモン「そんなことよりギルモンお腹すいたよぉ~……」

杏子「そんなことよりかよ!!」

マミ「あらあら…じゃあ、今日の祝杯として、家でお茶とケーキをご馳走するわ」

テリアモン「もう、晩御飯の時間だよね?」

マミ「じゃあ、ディナーをご馳走ね」

さやか「いよっ!待ってました!仁美も一緒にいかない?」

仁美「私もご一緒してよろしいのですか?」

マミ「勿論よ。だって、今日の戦いで私達が勝てたのは、志筑さんとワームモンが手助けしてくれたおかげでもあるんだし」

恭介「あ、じゃあ…僕は……」

さやか「恭介はダメ!マミさんちのお茶会は男子禁制!!」

恭介「デジモンの男子はいいんだ……」

ガオモン「マスター、私がガオモンスペシャルをご馳走しますよ」ブジュウゥゥゥゥ

さやか「ああーっ!今度埋め合わせするから!恭介をマヨラーの道に引きずりこまないでぇ!!」

杏子「おい、今日の一番の功労者は?」

マミ「そうね、今日の晩餐会はあの二人の進化祝いでもあるわね」

さやか「向こうで二人で話してるよ?」


ほむら「インプモン……」

インプモン「あのよぉ…お前と一つになって進化して……お前がやりたかった事…今までまどかの為にしてきた事が……大体なんとなくわかったっつーか……思い出したぜ」

ほむら「大体、ね……」

インプモン「あ、いや…全部だ!全部!!…でも、本当にお前は戦う理由を……」

ほむら「言ったでしょ。まどかが守ろうとした世界の為に戦うって……でも、それは、まどかの願いの為だけではなく、他の誰の為でもない……私自身の祈りの為よ」

インプモン「ま、いいんじゃねーの…それで……」

ほむら「それに、まどかは……いつでも私の側にいてくれてたから……」

インプモン「…?」

杏子「おーい、ほむらー!置いてくぞー!!」

さやか「マミさんちで夕御飯ー!!」

ほむら「ええ、今行くわ」


ガオモン「……終わり!」ブジュウウウゥゥゥゥ


~次回予告~

バルバモン「という訳で夏休みの劇場版的番外編でした……」ガタガタガタ…

ダルクモン「今回、ベルゼブモンの超究極体とデュークモンのクリムゾンモードが本編に先駆けて登場したのは最終フォームが映画で先行登場していた1期の平成ライダー映画のパクリもといオマージュ的な感じらしいですね~」

バルバモン「デジモンの映画でだって、マグナモンやシャイングレイモンバーストモードがTV本編より先に登場しとるんじゃがのう……」プルプルプル…

ダルクモン「ところで、ベルゼブモンの超究極体ってこのSSオリジナルデジモンですけど、ちゃんとした名前無いんですか?」

バルバモン「うむ…実は候補はいくつか考えたのじゃが……」ブルブルブル…


1:ベルゼブモン・ハイパーブラストモード

2:ベルゼブモン・クロックアップモード

3:ベルゼブモン・Σブラストモード


ダルクモン「うわっ…どれも微妙……つーか、センス無い……しかも上二つはカブトのパクリですか?そして、三つ目のシグマモードってなんですか?Xの付く岩男さんのラスボスですか~?」

バルバモン「いや、Ω(オメガモン)やα(アルファモン)に並ぶベルゼブモンって感じでΣ……」カタカタカタ…

ダルクモン「だったら、νベルゼブモンなんてどうですか~?」

バルバモン「伊達じゃない!って隕石を押し返すのかのう……因みにハイパーブラストモードは略すとベルゼブモンHブラストモードになるから……ほむほむのHの意味合いも兼ねてるのじゃ……」カクカクカク…

ダルクモン「Hなベルゼブモンですか?」

バルバモン「クロックアップはほむほむの時間操作能力を手に入れたベルゼブモン……だから、カブトのパクリじゃないぞ……ほら、まどポでほむほむの魔法であったじゃろ……?」プルプルプル…

ダルクモン「だから、それ自体カブトを意識したネタじゃ……」

バルバモン「なので、上記の中から投票で決定したいと思う……まあ、他にいいのがあったら読者さんの案も歓迎じゃぞ……それに投票するのも有りじゃ……」ガタガタガタ…

ダルクモン「因みにまどっちとマミさんのオリジナルデジモンの超究極体名は一応決めてあるけど…それも微妙らしいですね~……」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『決戦!突入、バルバモン城!!』

ダルクモン「あー…いよいよバルバモン様の出番の終了も秒読みですか?」

バルバモン「そんなん嫌じゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!」


今回はここまで
という訳で、ベルゼブモンの超究極体の正式名称の投票を上記の三つからお願いします
「どれもダセーよスカタン!」と思った人は何か他に良い名前があったらあげてくれると嬉しいです
あと、今回使った黒い翼(まどマギ最終回でほむほむが使ったやつね)の技名とかも

ではまた

3
テイマのジュリーパーはトラウマだった

今回出たデ・リーパーの外見を忘れたもしくは知らない人は
wikiモンかテイマーズのシリーズ構成の人のサイトを参照してください

>>1乙!
キリハさんのジークグレイモンってΣじゃなかったっけ?
全く別とかじゃなくて、ブラストモードの強化形態ならハイパーつければいいような気がするし、投票は1で。

魔法だしマギカって付ければいいんじゃね(適当)


1
空飛べるし
武器になる翼も見ようによっては某進化した野獣さんのヒラヒラに見える

ところでベルのキック考えてみました
電光ドリルキック風「ディグモン」+「ボルトモン」+「ジャスティモン」
ダークネスムーンブレイク風「ジャスティモン」+「ピコデビモン」
ファングストライザー風「ジャスティモン」+「ルーチェモンFM」+「アロモン」

もうほむほむモードでいいんじゃないかな
乙!


CV阿澄さんの新キャラ来ちゃいましたね

もしかしたら出ますか?

どうした、更新しないのか?
また新しいデジモンきたよ

こんにちわ

投票ありがとうございます!
ベルゼブモンの超究極体名はハイパーブラストモードに決定しました
本編登場はかなり先になりそうですが……


>>652
ジュリーパーに迫られた加藤さんの義弟のトラウマも消えないでしょうね

>>654
あー、そういやあれΣだったのか
Ωシャウトモンと対なるデジモンですしね
αは同じ声のタイキ(違

>>655
マギカはちょっと別の件で……安直すぎるけど

>>656
アーケロモン「本当に面白い男だ!仁藤孝介!!」
そういや、ルーチェモンとFJ色似てますよね
それより先にモノクマを連想しましたが

>>657
テイルモン「え?ホモホモモード?(難聴)」

>>658
出したら彼女にライダーネタを連発させちゃいましょうかね
いや…出していいのかな……?

>>659
遅れてスイマセン
そのくせ今回短いし急展開……
マグナキッドモンとかアレ、クルセイダーズの新デジモンですかね?
携帯いい加減スマホに変えたいなぁ……


投下



この世に権力者が現れて以来
彼等は皆、腕の良い料理人を自分の側らに置こうとした

しかし、権力に仕えるはずだった料理人の中から
やがてその料理の力で権力者の体と心をも操る者が現れた……

そのような闇の料理人の頂点に立つ者に、代々伝わってきた包丁がある

その名も、『黒包丁』……


そして彼、スライス秋山は現代において黒包丁を受け継ぎし闇の料理人であり
黒包丁で彼が作り上げた料理の味は、人の魂をも斬る様な味であり
その力でスライス秋山も人々の心…魂を支配した


スライス秋山「俺の超直感と黒包丁で作り上げた料理で全てを支配できるっ!!」



だが、黒包丁の対なる包丁
光の料理人の頂点に立つ者が受け継ぐ『白包丁』なる物も存在した

白包丁の後継者はそんなスライス秋山の料理による蛮行を見過ごせず
お互いの料理人としての名誉と誇りを賭けた勝負を挑んだ


スライス秋山「ふん!妻だけを働かせてるヒモ野郎に、今更失う名誉も誇りも無いはずだけどなぁ!!」

スライス秋山「ま、そんなお前でも白包丁を受け継ぐ者……ここで叩き潰して俺が真の料理人の頂点の座に着いてやろうっ!!」


しかし、スライス秋山は白包丁を受け継ぐ者に敗れた……
スライス秋山は料理人として築き上げてきた名誉、誇り、地位、栄光、プライド、信用……その全てを失った……

全てを失ったスライス秋山の魂は抜け殻同然だった……


借金取り「オラァ!秋山っ!!今月分の支払いが振り込まれてねぇぞぉ!!」

スライス秋山「へ、へへっ……もう、料理をする事を許されない私が……どうやって金を作れって言うんですかねぇ……客もはす向かいにできた新しい店に全部奪われたし……ウィ~……ヒック!」

借金取り「この飲んだくれのクズが!酒買う金はあるんじゃねぇか!!だったら、この店とっとと売っ払え!!…ああ、ついでにこの包丁もいい金になるだろうなぁ~」

スライス秋山「!! ま、待ってくれ!黒包丁だけは持ってかないでくれ!!」

借金取り「うるせぇ!!」バゴッ!

スライス秋山「くっ…!!」スパッ!

借金取り「危ねっ!?この野郎!俺を刺そうとするたぁいい度胸だなっ!!」

倉田「フフフ…魂が抜けてる様に見えても、その包丁を握って食材を切っていた感触は忘れていないようですね……」


借金取り「あぁ!?何勝手に入って来てんだ眼鏡親父!眼鏡かけてるくせに表のCLOSEの札見えなかったのかぁ!!」

倉田「適性は充分……このビクトリーグレイモンのデジメモリのねぇ!!」スチャッ

スライス秋山「デジ……メモリ?」

借金取り「何じゃそりゃあ!デジモンの玩具かぁ!?そんなので借金の代わりになるかぁ!!」

倉田「さあ、この擬似デジヴァイスにメモリを差し込んでください秋山さん。黒包丁を受け継いだあなたなら、このデジモンのメモリを使いこなせるはずです。あなた次第で、栄光の座を取り戻せるかもしれませんよ?」

スライス秋山「……!!」ガシュンッ


シュゴオォォォォォォ……


ビクトリーグレイモン「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

借金取り「ひっ!?モノホンのデジモン!?」

倉田「さあ、秋山さん。早速そのドラモンブレイカーで料理してみましょうか!ただし、包丁で切ってきた豚や魚ではなく……人間の肉を斬ってねぇ!イッツ・ショータぁイム!!」

ビクトリーグレイモン「……」

借金取り「や…やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


―――――
――――
―――
――



そして、ビクトリーグレイモンのデジメモリの適合者に選ばれたスライス秋山は
ドモンブレイカーでの新たな調理法を確立したのであった
ビクトリーグレイモンに進化したスライス秋山は
倉田やネオヴァンデモンの命令で様々なデジモンを調理し、デジモンの魂を斬っていった

料理人としての道を踏み外したスライス秋山だったが
刃物を握った彼の魂の輝きは取り戻しつつあった……

そして、はじめて心の底から自分の料理を食べてもらいたいと思った相手を見つけ
彼の料理人としての魂は輝いた

しかし、そのスライス秋山の魂は今……
彼が料理を食べさせたかった者……
バグラモンの手の中にあった


~バグラモンの宮殿~


バグラモン「フフッ…本当に良い輝きを放っているね…彼の魂は……」パアァァァ…

まどか「スライス秋山さん!起きて下さい!!」

さやか(冒頭のこのオジサンの回想必要だった…!?つーか、黒包丁や白包丁って結局何!?)

ほむら「無駄よまどか。彼の魂は……バグラモンが持っているもの」

ベルゼブモンレディ「だったらソレを……奴から取り戻しゃあいいんだよなぁ!!」ドッ!

テイルモン「!!」

杏子「ギルモン!デュークモンに進化だ!!」

ギルモン「ギルっ!!」

杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』

ベルゼブモンレディ『ダブルイン――』

テイルモン『ネコキック!!』


ゲシィィィィィッ!!


ほむら「テイルモン!?」

ベルゼブモンレディ「つっ…テメェ腐猫……さっきの蹴りと違ってマジ蹴りだな……何で邪魔しやがる!!」

杏子「あれ?進化できねぇ……つーか…デジヴァイ自体が止まってる!何でだ!?」

マミ「QBモンにデジヴァイスの機能を凍結させられたのよ……」

杏子「はぁ!?」

テイルモン「でも、今回ばかりは感謝するべきかしら?インキュベーモン……バグラモンとは戦うべきではないもの……」

ベルゼブモンレディ「だから、何で止めやがった!!」

杏子「このオッサンの魂を奴から奪い返すんだろ!!」

テイルモン「やめときなさい。私達はバグラモンと交渉しに来たのよ?あんたのふたなりはともかく……」

ドルモン「かずみを治してもらう為にバグラモンには逆らうなって事か……!!」

まどか「でも…こんなのあんまりだよ……!スライス秋山さんの魂を抜き取っちゃうなんて……!!」

テイルモン「そうする事によって、バグラモンは彼を救ったと思っているのよ!」

ほむら「さっきバグラモンは肉体から解放されたスライス秋山の魂は自由になったと言っていた…それはバグラモンにとっての救済……?」

まどか「そんなのって……!?」

テイルモン「奴は色々とズレてるのよ!あのタクティモンだってその表われよ!!」

ブイモン「タクティモンだって!?」


さやか「確か、あいつは自分の事を……沢山の武人デジモンの怨霊を集めて作られたデジモンだって言ってたけど……」

ブイモン「そのタクティモンを作ったのはバグラモンだったのか!?」

さやか「あの腕の能力で怨霊をかき集めたってわけだね……!!」

バグラモン「最後に“彼等”の魂にやすらぎを与えてくれたのは君だったね。君という強きデジモンと闘えたタクティモンは満足して逝けたのをしっかり感じたよ……私からも礼を言うよ、ありがとう」

ブイモン「……けど、奴は俺に倒される前にどれだけの罪の無いデジモンを斬ったんだろうな?お前がタクティモンを作らなければ……!!」

バグラモン「私は彼等の無念の声に耳を傾け、彼等に切っ掛けを与えたに過ぎない……その後のタクティモンの行いは彼等の意志によるもの……」

ブイモン「何だよそれ!『僕は悪くない』って感じの責任逃れかよっ!!」

バグラモン「鞘に封印されてたとはいえ、タクティモンの蛇鉄封神丸に斬られたデジモンの魂は、タクティモンの中の彼等の魂と一つになる。不要な肉体のデータを棄て、魂は全て一つに……彼等はあれで良かったのだよ……」

ブイモン「何だこいつ…タクティモンを作った事も、オッサンの魂を抜いた事も…ちっとも悪い事したと思ってないのか……?」

マミ「むしろ…彼にとっての善意のようね」

テリアモン「確かになんかズレてるようだね……」

ほむら「そして、バグラモンと戦うべきではないのも確かね…交渉の事もあるけど……」

杏子「下手するとアタシ達の魂まで抜き取られるからかよ…!!」

ルナモン「…一応、この人間の肉体は冷凍保存しておきます。ピッコロモン、運んでおいて」

ピッコロモン「重いっピ……」ズルズル

ルナモン「器に魂を戻すかどうかはバグラモン様のお気持ち次第ですが……」

まどか「……」


ベルゼブモンレディ「…ちっ!不本意だけだよ、話を元に戻すか……」

バグラモン「ベルゼブモン、君が女神から受けた呪いを浄化してほしいのと……その彼女の魂を斉えて欲しいようだね」

ドルモン「…うん!」

かずみ「……」シュワアァァァァァ…

バグラモン「…人が人の魂を創るか……」

カオル「何だよ…あんたもかずみの事を作り物とか、ヒトモドキとか言いたいのかよ!!」

海香「私達は既に自分達が犯した過ちを理解しているつもりよ……それでも、勝手なのは承知であなたにお願いを……」

バグラモン「いや、それについて私が君達を咎めるつもりはないし、その資格は無い……私もかつて、君達と同じ罪を犯した……」

ドルモン「同じ罪だって?」

バグラモン「だが、人が人を創る……それはあながち間違った行為ではないよ。君達と手段が違うだけで、本来人とは人と人同士で創るものだろう?」

ギルモン「ギル?どういう意味なのかな?」

ピヨモン「それって人間が子供を作るって事よね?」

ドルモン「どうやってだ?人間もデジタマを産むのか?」

シスタモンB「あなた達そんな事も知らないなんてお子様だね。ガンクゥモンが言ってたよ!人間が子供を作るのは男と女でセ――」ガスッ!!

シスタモンN「さ、交渉の続き」

バグラモン「それに彼女の魂は君達と育んだ絆によって、本物の人間と同じ…いや、それ以上に良い輝きをしている。彼女が創られた事は決して過ちではなかったはずだよ……」

ワイズモン「もっともらしい台詞だけど、君の口からだとなんか素直にありがたく受け取れないね。それより、君のアストラルスナッチャ

ーで、かずみの破損したデータを修復できるのかい?」

バグラモン「…もう既にしている」スッ


パアアァァァ…


かずみ「うぅぅん……」ムクッ

ドルモン「かずみ!!」


シュウゥゥゥゥ…


ベルゼブモン「お?おぉっ!!」

ほむら「元のベルゼブモンに戻ったわ!」

ベルゼブモン「よっしゃあ!重苦しい胸の球体が無くなったぜ!!」

メルヴァモン「よかったベルゼブモン!やっぱアンタはその方が……」

ベルゼブモン「ギャアアァァァーーッ!近づくなっ!!」

メルヴァモン「えっ…!?」ガビーン

さやか「ちょっとベルゼブモン!あんたねぇ!!」

ベルゼブモン「巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い巨乳恐い……」ガクブルブル…

ほむら「なんか…自分の女体化の経験から、すっかり巨乳嫌いになったようね……」

メルヴァモン「そ…そんなぁ……」

マミ「私のクラスメイトの巨乳嫌いの明石君と同じ目ね」

さやか「だから誰ですか!?」

メルヴァモン「もういい!こうなったらこの乳をオリンピア改で斬り落としてやるっ!!」

イグニートモン「姉さん!早まらないでください!!」

ドルモン「かずみ…良かった……!!」

かずみ「そう…なのかな……?」シュワァァァァァ…

ドルモン「!? まだかずみの手が消えかけてる!?」

ワイズモン「さっきよりは進行が遅いけど……」

海香「バグラモンのアストラルスナッチャーでも、かずみのデータを完全に修復できないの!?」

バグラモン「私がしたのは応急処置にすぎない」

カオル「お、応急処置だとぉ……!?」

バグラモン「因みに君も、次からベルゼブモンに進化する際1/2の確立で先程の女性のベルゼブモンに進化するだろう」

ベルゼブモン「はぁ!?それって半々の確率じゃねーかっ!!」

バグラモン「当然だ。ここからは取り引きだからね」

ドルモン「取り引き!?」

ほむら「何かあなたの出す要求を満たさなければベルゼブモンの呪いも、かずみのデータ修復も完璧にする気はないという事ね……」

杏子「何なんだよ!お前の要求って!?」


バグラモン「……私の……弟を救って欲しいんだ」

まどか「弟……?バグラモンに弟がいるの?」

テイルモン「私はそんな話聞いた事ないわ……いえ、あなたがその右腕を手に入れた時…その半身を失った時の話と何か関係があるのかしら?」

かずみ「わたし…知ってるよ!クレニアムモンがそのあなたの弟と戦ってる時話してたから!!」

テイルモン「クレニアムモンと戦ってた……?」

まどか「かずみちゃん……それってテイルモンがはじめてオファニモンに進化した竜哭の山の時の話?…じゃあ、バグラモンの弟ってまさか!!」

ルナモン「バグラモン様は魂の賢者の称号を授かる際、邪悪なデジモンに堕天しないようにイグドラシルによってその身から闇のデータを取り出されました……でも、そのデータの残骸から一体のアンデッドデジモンが生まれてしまったのです……」

かずみ「それがあのデジモン……ダークナイトモンだったんだよね」

ゆま「えっ!?」

ゴマモン「ダ…ダークナイトモンだと!?」

テイルモン「奴はバグラモンの闇のデータの化身だったの……!?」

バグラモン「違うっ!彼は…彼は……私の掛け替えのない弟だ……!!」

キリカ「ダークナイトモンが…バグラモンの弟……!」

ルナモン「バグラモン様の闇の残骸として生まれたダークナイトモン…いえ、スカルナイトモンはイグドラシルに処分されるはずでしたが……その時バグラモン様がスカルナイトモンを庇って半身を失ったのです」

バグラモン「私の一部から生まれた彼は私の弟だ!」

ベルゼブモン(どっちかーつうと息子じゃね?)

バグラモン「私は弟に愛情を注いだつもりだった……だが、弟は自分の生まれを憎み、私の元を去って世界を呪う道を選んでしまった……」

杏子「ああ、テメェの弟は今までアタシ達を殺そうとしてきやがったしよ!それに、美国織莉子とつるんでゆまを利用しやがったし!!」

キリカ「…今も奴は織莉子と共にいるのかな……」

マミ「それで…そのダークナイトモンを救って欲しいのが条件なのね……」

バグラモン「ああ、弟を私の元へ連れ戻して欲しい……」

ゴマモン「そんな事やりたくないってばよ!!」

ゆま「ダメだよゴマモン!かずみお姉ちゃんを治してあげなきゃいけないんだし……」

バグラモン「今、彼の魂はこのエリアに近づいて来ているのを感じる……」

テイルモン「このエリアに……?」



ドゴオオォォォォォォォォン!!


ブイモン「な、何だ!?」

ピッコロモン「バグラモン様!大変ですっピー!このヘブンゾーンにバルバモンの城が突っ込んで来たましたっピ!!」

さやか「バルバモンの城!?」

ピッコロモン「外ではバルバモンの配下のデジモンが暴れてるっピよ!!」

バグラモン「来たか……弟の魂の波動はバグラモンの城の中から感じる……後は君達に任せる……」

マサルダイモン「おい!このエリアのピンチだってのにあんたは玉座に座ったままか!?」

バグラモン「まだ、私の魂を燃やす時ではない……」

杏子「ったく、何だよコイツは!!」

マミ「とにかく行きましょう皆!!」

カオル「かずみは戦えるのか!?」

かずみ「うん…大丈夫。それに、この戦いが終わればわたし、直してもらえるし……頑張ろうねドルモン!」

ドルモン「あ、ああっ!!」ダッ!

ルナモン「……バグラモン様。私はバグラモン様の護衛をするべきでしょうが……このエリアが攻められているのにじっとしてはいられません!」ダッ!

バグラモン「待つんだルナモン!おそらくバルバモンは君の魂を求め……まあ、仕方ないか……全ては魂の赴くままに……か」


~ヘブンゾーン~

ピッドモン「ひいいぃぃぃぃぃ!!」

ガーゴモン「助けてくれえぇぇぇ!!」

ムシャモン『斬り捨て御免!!』


ズバァン!!


ザンバモン「フハハハハ!天界ヘブンゾーンも、このザンバモン率いるムシャモン軍団が地獄に変えてくれるわ!!」


“ザンバモン”

究極体 魔人型 ウィルス

騎馬武者姿の魔人型デジモン
ムシャモン軍団の将軍として君臨している猛将である
将軍でありながら自ら軍団の先頭に立ち、敵に切り込んでいく戦い方を好む
下半身は戦場で動きやすいように馬と一体化しており、激しい戦闘でもバランスを崩すことなく刀を振るうことができる
必殺技は右手に持つ巨大な斬馬刀「龍斬丸」を使って繰り出す『打首獄門』で
たとえ相手が防御していようとも巨大な刀身で鎧ごと切り落とす威力を持っている
『十文字斬り』は左手に持つ妖刀を使って繰り出す技で、細身の刀身を素早く振りぬくことで発生する衝撃波を放ち
相手を十字に切り裂くことができる



ザンバモン「さて…NEO生命体に必要な“聖”の属性のデジメモリ……どのデジモンを捕らえてメモリ化するべきか……」

ムシャモン「ザンバモン様!選ばれし少女達です!!」

ザンバモン「む…来たか」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュバババッ!

ムシャモンA「ひぎいいぃぃぃぃぃ!!?」ズブッ!

ムシャモンB「アッーーーー!!」ズボッ!

まどか「オファニモン、あれ見て!バルバモンの城がこのエリアの雲の下から突き刺さってる!!」

オファニモン「城ごとこの天界に攻め込むとは随分と思い切った事をするのね!バルバモンは!!」

ザンバモン「バルバモン様が貴様等と接触したバグラモンはそろそろ目障りだと判断したのでな」

ムシャモン「あと、何となく名前が被りがちで紛らわしいのと」

ザンバモン「なので、貴様等を斬った後、バグラモンの首も頂く!!」

ブイモン「やってみろ!その前にお前をその下半身の馬から真っ二つにしてやる!!」


メルヴァモン「待ちな。このムシャモン共は私やサンゾモン達に任せて、あんた達はバルバモンの城に突入しな」

マミ「ここでバルバモンを攻め落とすのね」

ほむら「メルヴァモン…任せていいのかしら?」

メルヴァモン「どういう風に思われようと、私はあんたの為に尽くすよ……」

ベルゼブモン「…ああ……俺、巨乳嫌いになっちまったけど……お前の強さは頼りにしてんだぜ」

メルヴァモン「……!!」

ベルゼブモン「じゃ、頼むぜ!!」ダッ!

メルヴァモン「え…えへへぇ…頼りにしてるだってぇ……」ダラァ…

イグニートモン「姉さん!ヨダレ垂らしてないで戦いに集中集中!!」

アンキロモン「さあ、来いだぎゃ!!」

ウィザーモン「サムライの時代はまだ始まってないだろ!まだ魔法使いの時代なんだよ!!」

サンゾモン「彼等の穴にバナナや果物を突っ込んで差し上げましょうか」

ゴクウモン「お師様、今度始まる鎧武はそういう設定じゃないから!!」

ザンバモン「舐めるな。貴様等二軍デジモン共に我がムシャモン軍団を全て討つ事ができおるか?」


ワラワラワラ


サゴモン「バルバモンの城からムシャモンが大量に出てきた!!」

ザンバモン「オリンポス十二神のメルヴァモンは我が斬る……お前らは他の雑魚を始末しろ」

ムシャモン「承知、ザンバモン様!」

メルヴァモン「悪いな…あのザンバモンって奴……ちょっと手こずるかもしれないから、あんた達のフォローはできなさそうだ……」

ハックモン「オレ達だけであのムシャモンを全部倒せるのか……?」

ルナモン「それなら、私も手伝うわよ。メルヴァモン」

メルヴァモン「ルナモン?やはりあんたは……!!」



ルナモン『ルナモン進化!!』


ピカアァァァァァ…!


ザンバモン「この輝き!ククク…そうか、バルバモン様はお前の力が目当てで……!!」


~バルバモン城~


さやか「痛たたた…城に侵入したのはいいけど…いきなりの罠の落とし穴で……」

ブイモン「みんなとバラバラになっちゃったな……」

マサルダイモン「俺なんかアグモンとはぐれちまったぜ!!」

杏子「アタシ達の戦力を分断させようっていう魂胆か」

恭介「そうだよ。さやか…君のデジモンは僕が倒すからね……」

さやか「恭介!!」

杏子「坊やのお出ましか!さやか、ここで覚悟を決めないとお互いの為にならないぜ!!」

さやか「わかってる…あたしはもう迷わない……たとえ、どんな結果が待っていようと…恭介をデジメモリの呪縛から解放するために!ブイモン!!」

ブイモン「ああ!さやかの覚悟、受け取ったぜ!!」

恭介「君は僕には勝てないよ……メモリ・エボリューション……」ガシュンッ


シュゴオォォォォォ……


ミラージュガオガモン「僕も極めたからね……バーストモードを」

マサルダイモン「何だと!お前が!?」

さやか「バーストモードって!?」

ミラージュガオガモン「全ては彼との修行と…彼の師匠のおかげだよ……」

ブイモン「って、お前……」

さやか「ティラノモン!?何であんたがここにいるのよ!?」

ティラノモン「ティラノ師匠……今こそ修行の成果……確かめてみせます……その為に…選ばれし少女達、俺と戦え!!」



―ティラノモン超進化!メタルティラノモン!!―



ブイモン「クルモンの力無しで完全体に進化したのか!?」

メタルティラノモン「こんなのは序の口なのよ!お前らに見せてやるよ!究極のティラノモンの姿をっ!!」

さやか「え……えぇっ!!?」


~次回予告~

バルバモン「ダルクモンよ…まどマギの新劇場版の新キャラが発表されたぞ…百江なぎさちゃんという幼女だそうじゃ……」プルプルプル…

ダルクモン「ゆりえなぎさ?」

バルバモン「いや、ももえじゃよ……」ガタガタガタ…

ダルクモン「なぎさって、何処の初代プリキュアですかー?テイルモンと似た声の女子中学生とラクロスでもやっちゃうんですか~?つーか、また節操無くこの子のパートナーデジモンも考えて出しちゃったりするんですか~?」

バルバモン「い…いやぁ…どんなキャラかもまだわからんのに決められんじゃろ……」カクカクカク…

ダルクモン「てゆーか。この子の正体って、魔女化する前のお菓子の魔女って予想されてますよね?」

バルバモン「じゃ…じゃあ、もしその予想が当たってたら…シャルポジのデジモンを考えないといかんのう……」ブルブルブル…

ダルクモン「いや、ロップモンがそのポジションって事だったじゃないですか」

バルバモン「そ…そうじゃったあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」

ダルクモン「まあ、まだ決まってませんから」

バルバモン「何にせよ、劇場版が楽しみじゃのう……!!」ガタガタガタ…

ダルクモン「このSS、劇場版公開まで終わりそうにないですしね~」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『最後のティラノモン、ラストティラノモン!!』

ダルクモン「ラストの意味違いますから」

バルバモン「どうでもいいけど、「なぎさ」って連呼すると「サナギ」ってなるぞい……」プルプルプル…


今回はここまで
次回からはそれぞれのバトル展開の予定なので
短いかわりに投下のペースが早くできるかもしれません(>>1のやる気次第ですが)
マジでなぎさちゃんの正体がシャルだったらどうしましょうね
つーか、このSSに出すのかよ
ただでさえキャラ増やしすぎで持て余してるのに……

某サイトで配信されてる今週と先週のカブトが偶然にも伝説のあの回だったので冒頭で…
前回の番外編で彼のパートナーがあのデジモンだったのは一応それを意識して……

ではまた

乙!
ダークナイトモンとかすっかり忘れてた




シャルっぽいデジモンならデジタマモンが…
メインキャラって意味合いでは未だに出てない主役の
シャウトorアレスターですかね

スイマセン
諸々の事情で今週の更新は無理そうです…
投下スペース早くするよと言ったけど
大嘘つきでしたねスイマセン……

酉間違った

私待つわ!

待ってるぜ

まあ忙しいからね、仕方ないね
体は大事にしろよー

こんにちわ

>>675
もう一年以上放置してますよね
何か>>1もダークナイトモンや七大魔王以外でかなり長く放置してる敵キャラがいるけど忘れてる気がする…

>>676
まあ、映画でどんな事をするキャラなのかわからない内は決めようがありませんからね
見た目や色とかノリで安直にデジモン決めて後悔したキャラもいますから……誰とは言いませんが

>>679-681
お待たせして申し訳ございません
それ程忙しいわけではないんですが
何か最近家に帰っても飯食って録り溜めしたアニメ見てから
PC付けてもネットをチョロっとやっただけですぐ寝てしまうんです…
この間の休みも「よーし、SS書くぞー」と思ったらプレバンで注文したデジモンカードのセットが届きました(エグザモンやガンクゥモンの新規カードが入ってるヤツ)のでこの前届いたヤツと一緒にバインダーに入れて整理してたら思った以上に時間を使ってしまって今に至るというわけです……

では投下します


ブイモン「ティラノモン!?お前とは確か、ゴマモンの村で別れたきりだったけど……」

メタルティラノモン「そうだよね。あの時よくも俺を置いてけぼりにしてくれたよね、今となっちゃどっちでもいいけど」

さやか「それがどうして、あんたがこのバルバモンの城に……ううん、恭介と一緒にいるのよ!?」

ミラージュガオガモン「僕は彼と一緒に…彼の師匠から修行を付けてもらったんだ……」

ブイモン「ティラノモンの師匠……マスターティラノモンか!!」

メタルティラノモン「そう、ティラノ師匠!」

さやか「ティラノモンと恭介が修行って…何でそうなったのよ!?」

メタルティラノモン「聞きたい?ちと長い話になるけど、どっちでもいいよね!」

杏子「できれば時間を無駄に費やしたくないから、どっちでもよくないんだけさぁ……」

メタルティラノモン「ゴマモンの村に一人残された俺は、お前等を探しにあちこちを放浪したが……まったく手掛かりをつかめなかったので諦めました!」

杏子「話はじめてるし、諦めるのはえーよ!!」

メタルティラノモン「旅の疲れを癒すために俺はある酒場に立ち寄ったのよ……」

ミラージュガオガモン「…僕も、シャイングレイモンのバーストモードの音楽が聴こえたのはいいけど……それを自分で奏でる為に必要なものを今一つ掴む事ができず悩んでいた時、気分を一新させようと思って一件の酒場に立ち入った……」

ギルモン「そこでふたりがであったんだね」

さやか「つーか恭介!未成年なのに酒場なんて入っちゃ駄目でしょ!!」

杏子「そこはどうでもいーよ」

―――――
――――
―――
――


~酒場~

ティラノモン「マスター、酒!この店で一番安い酒おくれ!お金あんまり持ってないからね」ガチャッ

ティラノ師匠「うちの酒はどれも高いぞ。ワシが作るカクテルは極上品だからな」

ティラノモン「し、師匠!ティラノ師匠!?何でこんな所で酒場のマスターやってんですか!?マスターティラノモンだけに!?」

ティラノ師匠「久しぶりだな、我が弟子よ」

ティラノモン「本当久しぶりですよ!二年ぶりくらいじゃないですか!?」

ティラノ師匠「そんなに経ったか?」

ティラノモン「そうですよ!だから、久しぶりの登場という事で改めて解説入れますね」



“マスターティラノモン”

完全体 恐竜型 ワクチン

ティラノモンが激戦を勝ち抜いて進化した恐竜型デジモン
体中のキズは数多くの戦いで勝ち残った証である
子分のティラノモンたちを一人前の戦士に育てるために修行させている、師匠のような存在
必殺技は、口から吐き出す高熱の炎で敵を焼きつくす『マスターファイアー』


ティラノモン「ところで、師匠。師匠はダイノ古代境を守ってたはずじゃ……」

ティラノ師匠「ファイル島はもう……いや、それよりお前も顔つきが変わったじゃないか。旅をして鍛錬を積んだようじゃな」

ティラノモン「あ、やっぱそう見えます?いやー、デジタルワールドのみならずリアルワールドにも行きましたからねぇ!そんで多くのワルプルモン軍のデジモンや七大魔王をギッタギタのメッタメタに!!」

ティラノ師匠「それは嘘だろう?」

ティラノモン「すいません嘘です。見栄はりました」

ティラノ師匠「だが、本当に良い面構えになった……それで、究極体のティラノモンには進化できたか?」

ティラノモン「あ、いえ…完全体のメタルティラノモンになら進化できましたけど……」

ティラノ師匠「そうか…今一歩か足らず……なら、お前に再び修行をつけてやろう」

ティラノモン「修行ですかぁ?今更そんなので……」

ティラノ師匠「ワシもな、ダイノ古代境を追われ各地を旅をし修行を積んだ……お前と同じ様にな」

ティラノ師匠「ティラノモン、お前は確かに成長した……だが、究極のティラノモンになるには今一歩足りない“モノ”を今のワシなら与える事ができる……その為の修行じゃ……」

ティラノモン「俺に足りないモノ……?」

恭介「その話……興味あるね」ジュルジュルッ

ティラノモン「うわっ!?何だコイツ!マヨネーズ丼を食ってる!!」

ティラノ師匠「ここは定食屋じゃないのに「マヨネーズ丼を出せ!!」ってどうしても聞かなくてな……」

恭介「僕がバーストモードに進化する為に足りない“モノ”……あなたの修行を受ければ、それが身につけられる……」スチャッ

ティラノモン「その手に持ってるのはデジメモリ!そうだ!お前、さやかが言ってたキョースケって奴だな!?」

ティラノ師匠「…いいだろう、この少年と一緒の方が修行も捗るかもしれん」

ティラノモン「えぇ!?いいの師匠!?」

ティラノ師匠「ただし、ワシの修行は……厳しいぞ?」

ティラノモン「そうだそうだ!お前みたいなもやし小僧が師匠の修行についてこられるかぁ!?」

恭介「やってみせるさ…僕には、やらなくちゃいけない事があるんだ……!!」


こうして、ティラノ師匠による俺と恭介の修行が始まった……

まずは二人共トレーニング用強制ギプスを装着された
そして、ろくに食料の無い無人島でサバイバル生活を余儀なくされ滝つぼに落とされた事もあった
油が流れ出る柱を数日かけて登らされた事やコロシアムで優勝するまで出てきてはいかんと無理難題な試練も俺とコイツは乗り越えた

けど、俺達が進化できそうな気配はなかった……



ティラノ師匠「いや、お前達は確実に成長している。…よし、お前達に最終試練を与えよう」

メタルティラノモン「最終……」

ミラージュガオガモン「試練……?」

ティラノ師匠「うむ、あの山の頂上にいるデジモンを倒してくるのだ」

ミラージュガオガモン「あの山の上に…?どんなデジモンがいるんですか……?」

メタルティラノモン「どんなデジモンでも今の俺達なら負ける気がしないのよね!!」

ミラージュガオガモン「メタルティラノモンは完全体なのに究極体デジモンに勝てる程だからね……」

ティラノ師匠「そのデジモンを打ち倒した時、お前達はお前達の望む進化ができるだろう……」



~山頂~

ミラージュガオガモン「頂上についたけど……」

メタルティラノモン「誰もいないじゃないのよ!!」


バリバリバリッ!ピシャアァァァァァァン!!


ミラージュガオガモン「うっ…!雷……!?」

メタルティラノモン「放った奴…そこにいるね!お前が師匠が倒せって言ってたデジモンかっ!!」

?「その通り……」

メタルティラノモン「なっ!?お、お前……ティラノモンか!?」

ピースティラノモン「そう、私の名はピースティラノモン。究極体に進化した“最初”のティラノモンだ……」




“ピースティラノモン”

究極体 バルバトス型 ワクチン

悟りを開いたティラノモンが進化できる黄色のティラノモン
従来のティラノモンとは異なり、口から吐き出す炎だけではなく氷や雷を操る事もできる
ピース(平和)という名前とは裏腹にグレイモン族に対する怨みを抱いていると言われており
無駄な戦闘を避けるための『ピースネゴシエイション』という平和的な話し合いでの解決を持ちかけるが
それを拒否した場合『ピースサンダー』の電撃で交渉相手を襲うという悪魔(バルバトス)的な面を持つ
それでもピースティラノモンの話し合いに応じない者は
恐竜を絶滅させる氷河期の如く、一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる『エターナルフォースブリザード』で“相手は死ぬ”


メタルティラノモン「そ…その姿が……究極体のティラノモン!?」

ピースティラノモン「はい、あなたも究極体のティラノモンになりたいそうですね?よかったら握手しませんか」スッ

メタルティラノモン「え?あ、はぁ……」スッ

ミラージュガオガモン「! 待て…メタルティラノモン……!!」


ギュッ


ピースティラノモン「…フフフ……」ニヤリッ

ピースティラノモン『ピースサンダー!!』


バリバリバリバリッ!!


メタルティラノモン「ぎええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ビリビリビリビリッ!

ミラージュガオガモン「メタルティラノモン…!卑怯…な……握手すると見せかけて電撃を喰らわせるとは……!!」

メタルティラノモン「痺れびれ……」プスプス…

ピースティラノモン「私は無意味な争いを嫌う平和主義者のデジモンでね。ここは平和的に、話し合いで済まさないかね?」

ミラージュガオガモン「話し合い…?僕達は進化する為にここに来たんだ…引く気なんてサラサラ無いよ……!!」

メタルティラノモン「そうだそうだ!お前を倒さなきゃ進化できないんだしね!それにお前みたいなティラノモンを究極のティラノモンだなんて認めないぞ!!」

ピースティラノモン「私こそが君達ティラノモン族の悲願の体現、究極のティラノモンなのだよ」

メタルティラノモン「いいや、お前を倒し俺が究極のティラノモンになってやるのよ!!」

ピースティラノモン「交渉決裂か……いいだろう、かかってきなさい」


メタルティラノモン『ギガデストロイヤーⅡ!!』ドンッ!

ミラージュガオガモン『ゲイルクロー!!』ドッ!

ピースティラノモン「超低温は静止の世界……」

ピースティラノモン『エターナルフォースブリザード!!』


ヒュゴオオォォォォォォォ……カチンッ!


メタルティラノモン「うぇ!?俺のギガデストロイヤーⅡのミサイルが氷漬けにされて止められた!!恭介!?」

ミラージュガオガモン「僕も…脚を凍らされた……これではミラージュガオガモン自慢のスピードが殺されてしまう……!!」

メタルティラノモン「あいつ!雷だけじゃなく氷も操れるティラノモンなのか!?」

ピースティラノモン「フフフ…私のエターナルフォースブリザードは、あのロイヤルナイツのスレイプモンのオーディンズブレスに匹敵する程の絶対零度だ。今度は直接食らわせてやろう……これを受けたものは必ず死ぬからな……」

メタルティラノモン「やばっ!!」

メタルティラノモン『ヌークリアレーザー!!』ビーッ

ピースティラノモン『ピースサンダー!!』


バリバリバリッ!


メタルティラノモン「にゃろぉ……!!」


ピースティラノモン「何をやっても無駄だ。それなのに何故戦う?何の為に進化をしたいんだ?」

メタルティラノモン「そりゃあ、俺がティラノモン族の“最後”の希望になるからよ!究極体になる事によってね!!」

ミラージュガオガモン「僕は…さやかをもう戦わせない為に……バーストモードを極めるんだ……!!」

ピースティラノモン「だが、お前達はそれを掴むのに大事な“モノ”を忘れてる……これが何だかわかるか?」

ミラージュガオガモン「そ、それは……!!」

メタルティラノモン「ティラノ師匠が愛用してた……カクテルグラス……!!」

ピースティラノモン「奴も究極のティラノモンを目指し、お前達より先回りして私に挑んだが……その結果は聞くまでもないだろう?」

メタルティラノモン「そ…そんな……師匠が……し、し……し……っ!!」

ピースティラノモン「ククク…師匠の死に動揺するか」

ミラージュガオガモン(ティラノ師匠……短い間だったけど、僕にとっても彼は尊敬する師匠だった……僕の才能に嫉妬するだけで真剣にレッスンする気の無いバイオリンの講師なんかと違って……厳しくも暖かさを持ったデジモンだったのに……っ!!)

メタルティラノモン「……」

ミラージュガオガモン「……」

ピースティラノモン「ふん、怒るか?怒りに身を任せ向かってくるか?」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


ピースティラノモン「!?」

メタルティラノモン「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっ!!!」

ミラージュガオガモン「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっ!!!」


ズオオオオオオオォォォォォッ!!


ピースティラノモン「この凄まじいエネルギーを起こす感情は……怒りではない!?これは……愛!?そして……」


ピカアァァァァァァァ……


ピースティラノモン「進化するかっ!!」


ピカンッ!

シュゴオォォォォォォォォ……!!


ピースティラノモン「うお…うごおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


ドゴオォォォォォォォォォォン!!


―――――
――――
―――
――



ティラノモン「お…俺達……進化できたのか……?」ゼェハァ…

恭介「あ…ああ……自分でも凄すぎて信じられないけど……」ハァハァ…

ティラノモン「ああ!やったんだ俺達!!」

ピースティラノモン「よぉし…今こそお前は……本物の究極ティラノモンだ……」

恭介「ピースティラノモン……!!」

ティラノモン「進化した俺達の攻撃を受けてまだ生きてたのかよ……って!?」


シュウゥゥゥゥ…


恭介「ピースティラノモンが退化して……」

ティラノ師匠「ぐうぅぅ……」

ティラノモン「師匠!?ピースティラノモンが師匠が進化してたデジモンだっただなんてっ!?」

ティラノ師匠「よくやったな…我が弟子達よ……お前達に足りないモノ……“愛”を掴み取った……そしてその愛で…お前達が進化できた……」

恭介「その為に…僕らに倒されるなんて……」

ティラノ師匠「愛で得たその力をどう使うかは…お前達次第……ワシは……見守っているぞ……」

ティラノモン「師匠……?」

ティラノ師匠「フッ……」ガクッ

ティラノモン「師匠……」

ティラノ師匠「……」

ティラノモン「師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっ!!!」

恭介「ティラノモン……」

ティラノモン「ううぇぐぅぅ……師匠…何故……究極のティラノモンになれたのなら……俺なんかの為より……師匠がその座についていればよかったのに……ううぅぅぅ…ティラノ師匠……ししょぉぉぉぉ……」

恭介「これが…愛の為だったんじゃないかな……」

ティラノモン「愛の為……?……こんなに苦しいのなら悲しいのなら……」



ティラノモン「愛などいらぬっ!!」



―――――
――――
―――
――


メタルティラノモン「こうして、俺達は師匠の愛の力で進化できた……だけど師匠はもう帰ってこない……」

杏子「ちょっと待て……何だ最後のどっかの聖帝みたいなやり取りは!?他にも何か混ざってた気もするけど!!」

ブイモン「つーか、俺とお前が別れてからそんなに時間経ってないはずなのに何かすっげぇ長い間修行してた感じだったぞ!?」

ミラージュガオガモン「僕達は悲しみを乗り越えて、君に最後の戦いを挑むよ……さやか」

さやか「恭介……」

ミラージュガオガモン「これが!僕達の!!」

メタルティラノモン「最後の進化だっ!!」




―メタルティラノモン究極進化!ラストティラノモン!!―



“ラストティラノモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

デジタルワールド創生から長期に渡る激戦を、進化とともに潜り抜けてきたティラノモンの究極体
メタルティラノモンから過酷な環境下を長年耐え、全身のサイボーグは赤錆となっている
戦術は殲滅戦に特化され、1体で敵の拠点もろとも薙ぎ払う
ラストティラノモンはデジモンを捕食する性質をもち、何百何千ものデジモンも僅かな時間で跡形もなく平らげてしまう
必殺技は、背中の砲台を前方に展開して大型な電磁砲を撃ちだす『テラーズブラスター』と
身体の色と同じ深緋の炎を吐き出す『ラストブレス』
『ラストブレス』は触れた先から錆にさせる効果を持つ
格闘においてもサイボーグ型デジモンでトップクラスのパワーと破壊力で相手をねじ伏せる




―ミラージュガオガモン・バーストモード!!―



“ミラージュガオガモン・バーストモード”

究極体 獣騎士型 データ

ミラージュガオガモンがバースト進化で一時的に限界能力を発動し
惑星級の高エネルギーの武器とオーラをまとった特殊な姿である
必殺技は、惑星級のエネルギーを持つ光球を敵に叩きつける『フルムーンメテオインパクト』と
全身全霊を込めて武器に秘められたエネルギーを解き放つ『ファイナルミラージュバースト』
また、三日月型のエネルギー薙刀で斬り裂く『ルナハーケンスラッシャー』をもつ


ブイモン「人型じゃない…恐竜のまま……恐竜型のままサイボーグデジモンに進化か!!」

ラストティラノモン「これが究極進化したティラノモンの姿…“最後”のティラノモン……ラストティラノモンなのよ!!」

ブイモン「ラスト……ティラノモン!?」

ラストティラノモン「“ラスト”って本当は最後じゃなくって“錆”のラストって意味だけどね、どっちでもいいけど」

さやか「恭介……!!」

マサルダイモン「んな馬鹿な!?デジメモリのデジモンがバーストモードに進化しただと!?テイマーもいないお前が!!」

ミラージュガオガモンBM「それは違うよ…このミラージュガオガモンのメモリは元々僕のパートナーになるはずだったデジモンのメモリ……彼も僕の音楽を聴きとってくれたからできた進化なんだ……」

マサルダイモン「わかるようで、わっかんねぇ理屈だ!!」

ミラージュガオガモンBM「さあ、さやか…ケリを付けよう……!!」

さやか「……行くよ、ブイモン!!」

ブイモン「……ああ!」

杏子「ギルモン、準備はいいな!」

ギルモン「ギルルッ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―



MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―



ミラージュガオガモンBM「君を倒し…さやかを戦いから開放する……今日、ここでっ!!」

UFブイドラモン「恭介…さやかは確かにお前の為に願ってテイマーになった……けど、もう俺達はお前の為だけに戦ってるわけじゃないんだ!!」

ラストティラノモン「なら、俺の相手はデュークモンか……どっちでもいいけど、究極体に進化したティラノモンの力、見せてあげるよ!!」

杏子『ティラノモン…お前の目標だった究極体に進化できて、とりあえず『おめでとう』と祝福の言葉を捧げるよ……けどっ!』

デュークモン「それだけではこのデュークモンには絶対に勝てない!!」

ラストティラノモン「このラストティラノモンを、並の究極体デジモンと同じに見られるのは流石にどっちでもよくないのよねっ!!」

ラストティラノモン『メカニカルクロー!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』


ガキィィィィン!!


杏子『ぐっ!?このパワー……確かに並じゃねぇ!!』ギギギギ…

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボォッ!

杏子『炎!?一旦距離を取れデュークモン!!』バッ!


ドジュゥゥゥゥ……


杏子『危っねぇ…槍の先端にかすめただけだ……』

デュークモン「いや…杏子……このデュークモンのグラムが……」ボロォ…

杏子『!? 槍がサビ付いてる!?』

ラストティラノモン「これでそのご自慢の槍は使い物にならないね!俺のラストブレスの炎を喰らったら“最後”!どんな物質も“錆び”付かせちゃうのよ!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!ボォッ!!


ドジュウゥゥゥゥ…!!


デュークモン「うっ!しまった!?」ボロォ…

杏子『デュークモンの鎧があちこちサビになってきてやがる!クロンデジゾイドの金属さえもこんな簡単にサビにしちまうのかっ!!』

ラストティラノモン「流石のデュークモン様も錆びたらかーなーり弱くなるみたいだねぇ!じゃあ、全体をサビサビにしてあげるよ!!」


UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン

ミラージュガオガモンBM『ルナハーケンスラッシャー!!』


ガキガキガキガキィィィィィン!!


UFブイドラモン「ぐぅ……!!」

ミラージュガオガモンBM「フッ……」

さやか「アルフォースブイドラモンがスピード負けしている!?」

マサルダイモン「あれが…バーストモードの力だ……あいつ、トーマのミラージュガオガモンに負けてねぇな……」

さやか「トーマ…?あんたの仲間のテイマー……?」

マサルダイモン「どうする?俺も手を貸すか?」

さやか「いや、いい……これはあたしと恭介の決着……タイマンだから!手出ししないで!!」

マサルダイモン「その意気だ!その意気があればお前は負けねぇはずだが……あいつも熱い心意気を持ってやがる……!!」

ミラージュガオガモンBM『フルムーンメテオインパクト!!』


ボガボゴボゴオオォォォォォォォォォン!!


UFブイドラモン「がはっ……!!」

さやか「アルフォースブイドラモン!大丈夫!?」

UFブイドラモン「アルフォースでダメージはすぐ回復する……!!」シュウゥゥゥゥ…

さやか「よ…よし!どんなダメージを受けてもアルフォースの治癒能力があれば!!」

マサルダイモン「その持久戦に持ち込めば……」

ミラージュガオガモンBM「そうはさせないよ……その音の鼓動……僕には聞こえたから」

ミラージュガオガモンBM『ルナハーケンスラッシャー!!』ズオッ!


ズバババババババババッ!!


UFブイドラモン「ぐわああぁぁぁぁぁ!!」

ミラージュガオガモンBM「君のアルフォースのプログラムの“音”を潰した……一時的だけど、もう回復はできないよ」

さやか「そんなっ!?」

ミラージュガオガモンBM「…じゃ、トドメと行くよ」


ラストティラノモン「デュークモン、お前の鎧の下ってどうなってるのかさあ、ガブモンの毛皮の下並に興味あるよね。つっても俺、ファイル島に居た頃ガブモンの毛皮無理矢理はぎ取って見たことあるんだけどね…って、今はどうでもいいかそんな話」

ラストティラノモン「エネルギー充填開始!」


ジュイィィィィィィィン……


杏子『背中のキャノンのチャージを始めやがった!!』

ラストティラノモン「これならその錆び付いた鎧を粉々にできるよね?いや…中身ごと消し飛んじゃうから鎧の下が見れないけど……どっちでもいいか!」

デューク「くっ!?」

杏子『デュークモン!ファイナル・エリシオンだ!!』

ラストティラノモン「そんなんで弾き返せるかなぁ!?エネルギー充填100%!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ズバアアァァァァァァァァァァン!!!


ミラージュガオガモンBM「さあ、さやか、これで終わりにしてあげるよ……!!」

ミラージュガオガモンBM『ファイナルミラージュバースト!!』シュゴオォォォォ…


ジュバアァァァァァァァァァァァン!!


UFブイドラモン「!!」

さやか「アルフォースブイドラモンっ!!!」

ラストティラノモン「この戦いの行く末はどうなるのかな!?次回に続くよ!!」


~次回予告~

ダルクモン「一ヶ月近くも更新無しですよ?こんなに長く放置したの初めてじゃないですか?やる気あるんですか?冨樫病ですか?甘ったれてんじゃねーですよ?」

バルバモン「はひぃ……」ガクガクガク…

ダルクモン「一スレ目は確か、2ヶ月くらいで次スレまでいったたけど……このスレは今年の始めに立って9ヶ月でやっと700近くじゃないですか!何この遅さ!?このペースだと今年中にこのSS終わらせるどころか、次スレまでにすらいかないじゃないですか!!」

バルバモン「スレの消費の速さより…展開の遅さの方が問題じゃないのかのぉ……」プルプルプル…

ダルクモン「そうですよ!ジャンプの漫画の引き伸ばしじゃないんですし!!」

バルバモン「いやぁ>>1も……」カクカクカク…

ダルクモン「忙しいってわけじゃないですよね!?むしろ暇な方でしょ!?」

バルバモン「そ、そんな事は無いぞよ…まあ、来週から本気出しますんで……」ブルブルブル…

ダルクモン「それ言って本気出した奴はいませんよ」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ……」

バルバモン『祈りの為に戦う者達、ズィードガルルモン!』

ダルクモン「次の更新の頃にはもう、叛逆始まってるかもしれませんね~」

バルバモン「次の更新…また一ヶ月後って事じゃん……」プルプルプル…


今回はここまで
安価のティラノモンを使わせていただきました
ラストって色欲の意味もあるよね、どうでもいいけど
いや、本当に更新ペースがどんどん遅くなってスイマセン…

ではまた

乙!
更新が遅いのはどっちでもいいけど
エタるのはどっちでもよくないよ!

聖帝だけじゃなくGガンも入ってるな

東方不敗マスターティラノ!!

なぎさちゃんの登場楽しみにしてます!!きゃっほっーい


花道オンステージ!!

こんにちわ

>>699
ありがとうございます
読み続けてくれる方がいる限り、自分も頑張りますのでよろしくお願いします

>>700-701
前マスターティラノモン出した時もGガンネタでしたからね
締めも一応それっぽく
そういや聖帝って杏子の親父と同じ声だって書いた後に気付いた…

>>702
つーか、叛逆見た後しばらく書く気無くしそう…(上で頑張るとか言っておきながら)
何かインタビューでトンデモエンドとか脱力するかもって言ってるし…

>>703
30分前の番組でもバスケ型の怪人の声が桜木花道だったのは狙ってるのでしょうか?
スラダンネタばっかだったし…
デジモン的にはキリハさんだけど

投下


ラストティラノモン「エネルギー充填100%!最大出力で発射ぁ!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァアァァァァァァァァァァァン!!


デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ズバアアァァァァァァァァァァン!!!


ラストティラノモン「無駄なのよ!俺のラストブレスでサビサビになってパワーが半減したお前が放ったファイナル・エリシオンじゃあ俺のテラーズブラスターには勝てないのよ!!」

杏子『ぐっ…デュークモン……踏ん張れ!!』

ラストティラノモン「だから無駄ぁ!これで“最後”なのよっ!!」


ジュバアアァァァァァァァァァァァァン!!


デュークモン「!!」


ドゴオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!


ラストティラノモン「あらら…跡形も無く消し飛んじゃったかデュークモン……殺すつもりは無かったんだ…許してちょーだいね、どっちでもいいけど……」

ラストティラノモン「しかし、師匠。究極のティラノモンに進化した俺はロイヤルナイツにも勝てました!次はバルバモン共を倒してみせます……!!」


杏子『誰に勝てただって?』

ラストティラノモン「ファッ!?」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』


ズゴオォォォォォォォォォォォォォン!!


ラストティラノモン「ぶるうぇ!!デュ、デュークモン!どうしてぇ!?錆付けにしてやったはずなのに……全然サビてない!?てゆーか…今消し飛ばしたよねぇ!?」

デュークモン「……」フッ…

ラストティラノモン「消えたぁ!?」

杏子『こっちだ!』

ゲシッ!


ラストティラノモン「ごえっ!?ま…まさか……俺が見てたのは……」

杏子『そう、幻覚だ。アタシの幻惑魔法の能力で幻を見ていたのさ』

デュークモン「つまり、お前が見ていた錆付いたデュークモンは幻だったというわけだ!!」

ラストティラノモン「ど、どこからが幻だったのぉ!?」

デュークモン「お前がこのデュークモンのグラムの先端を錆にしたところからだ」

杏子『おかげで今のロイヤルセーバーじゃ仕留めきれなかったけどな』

デュークモン「だが、これで決着をつけるっ!!」

ラストティラノモン「いいよ!これで本当に最後だ!銃身が溶けるくらいの最大出力を超えた超最大出力!エネルギー充填120%のテラーズブラスターだ!!」


ジュイィィィィィィィィィィィン!


ラストティラノモン「どっちにしろ、俺には勝てないよ!お前の技より、俺の必殺技の方がパワーのが圧倒的に上回ってるからねっ!!」

デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!!』


シュババババババッ!


ラストティラノモン「げっ!デュークモンが13人に増えたぁ!!今度は分身!?」

杏子『さあ、ラストティラノモン。どれが本物のデュークモンかわかるかい?』

デュークモン×13『『『ファイナル・エリシオン!!』』』


シュゴオォォォォォォ…!!


ラストティラノモン「げげぇ!?一斉に撃ってくる気ぃ!?」

ラストティラノモン(い、いや…落ち着け俺……本物のデュークモンは一体だけ……それ以外は幻覚、つまり攻撃も幻なんだ……だから、本物が放つファイナル・エリシオンだけに対して撃ち返せば俺の勝ちなんだ……でも、その本物の見分け方は……わからん!…ならっ!)


ラストティラノモン「全部に対してブッ放てばどっちでもいいわけなのよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっ!!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァアァァァァァァァァァァァン!!


デュークモン「!」フッ…

デュークモン「!?」フッ…

ラストティラノモン「13体全部ニセ物!……ってのはお見通し!本物は俺の背後だぁ!!」

デュークモン「!!」


ジュバアァァァァァァァァン!!


デュークモン「……」フッ…

ラストティラノモン「って、これも幻ぃ!?じゃあ本物は何処よ!?」

杏子『お前の……頭上だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

ラストティラノモン「し…しまった!もう、キャノンのエネルギーが切れて……!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ズバアァァァァァァァァァァァァァン!!


ラストティラノモン「ぎゃにゃにゃあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


ドゴオォォォォォォォォォォォォン!!

シュウゥゥゥゥゥゥゥ……


ティラノモン「そ…そんなぁ……結局究極体に進化しても……俺は……ティラノモンは日陰者なのかよぉ……」プスプスプス…

杏子『いや、アタシに切り札である幻惑魔法を使わせたんだ……それだけでも大したもんだよアンタは。これ使うと魔力の消費が半端無いからなぁ……久しぶりに使ったぜ』

デュークモン「だが、ロッソ・ファンタズマで更に15体の分身をする事が出来た」

杏子『ああ、そうだなデュークモン。この戦いでアタシ達の魔力は上がった。つまり、アンタの進化のおかげでアタシ達は成長できた、礼を言うよティラノモン』

ティラノモン「……はんっ!冗談はよしてよ!俺はお前らの為に進化したんじゃないのよ!俺は俺の為に強くなる……この次は負けないよ!!」

デュークモン「いいだろう、いつでもその勝負受けて立とう」


シュウゥゥゥゥ…


杏子「おっと、幻惑能力で魔力を使い過ぎたせいで進化が解けちまったよ」

ギルモン「アルフォースブイドラモンは……」


ミラージュガオガモンBM『ファイナルミラージュバースト!!』シュゴオォォォォ…


ジュバアァァァァァァァァァァァン!!


UFブイドラモン「!!」

さやか「アルフォースブイドラモンっ!!!」

UFブイドラモン(シャイニングVフォースを撃ち返すか!?いや、パワーが違いすぎるから跳ね除けられるだけか!!なら……)

UFブイドラモン『テンセグレートシールド!』シュインッ


ズゴオォォォォォォォォォォォォォォォン!!


UFブイドラモン「ぐっ…うぅぅ……!!」シュゴオォォォォォォ…!!

ミラージュガオガモンBM「…バリアなんかで防げきれないさ……」

さやか「そうだよアルフォースブイドラモン!そんなので耐えようなんて……!!」

マサルダイモン「いいや、良い判断かもしれねぇ」

さやか「え、どういう事?」

マサルダイモン「お前の根性と奴の執念……どっちが勝つかが勝負どころだぜっ!!」


ミラージュガオガモンBM『ファイナルミラージュバースト!!』シュゴオォォォォ…


ジュバアァァァァァァァァァァァン!!


UFブイドラモン「!!」

さやか「アルフォースブイドラモンっ!!!」

UFブイドラモン(シャイニングVフォースを撃ち返すか!?いや、パワーが違いすぎるから跳ね除けられるだけか!!なら……)

UFブイドラモン『テンセグレートシールド!』シュインッ


ズゴオォォォォォォォォォォォォォォォン!!


UFブイドラモン「ぐっ…うぅぅ……!!」シュゴオォォォォォォ…!!

ミラージュガオガモンBM「…バリアなんかで防げきれないさ……」

さやか「そうだよアルフォースブイドラモン!そんなので耐えようなんて……!!」

マサルダイモン「いいや、良い判断かもしれねぇ」

さやか「え、どういう事?」

マサルダイモン「お前の根性と奴の執念……どっちが勝つかが勝負どころだぜっ!!」


さやか「だからどういう意味なのよ!?」

マサルダイモン「デジモンの限界以上の力を引き出すバーストモード。その力は無敵だが一つだけ弱点がある!」

さやか「弱点…?…そうか!頑張れアルフォースブイドラモン!あたしはあんたを信じてるよ!!」

UFブイドラモン「ああっ!!」シュゴオォォォォォォ…!!

ミラージュガオガモンBM「もう限界さ……回復はできないし……もっとパワーを出して終わらせてあげるよ!!」シュゴッ!

さやか「バーストモードの弱点……それは!!」

ミラージュガオガモンBM「……うっ……!?」


シュウゥゥゥゥゥゥゥ……


さやか「パワーの消耗が激しい……つまり、進化していられる時間が短い諸刃の剣!!」

マサルダイモン「正解だ。だから、奴の攻撃を耐え切ったアルフォースブイドラモンの勝ちだぜ、この喧嘩は!!」


ミラージュガオガモン「そ…そんな……バーストモードが……!!」

UFブイドラモン「元のミラージュガオガモンに戻っちまったようだな……!」

ミラージュガオガモン「フン…だが、君もボロボロだよ……!」

マサルダイモン「勝負は一瞬、次の一撃でケリが付く!!」

さやか「恭介……!!」

ミラージュガオガモン『ゲイルクロー!!』

UFブイドラモン『ドラゴンインパルスX!!』


シュパァン!!


ミラージュガオガモン「ぐはっ……!!」ズバァン!!

マサルダイモン「やったぜ!アルフォースブイドラモンのが速かったぜ!!」



シュウゥゥゥゥゥゥゥ……


恭介「うっ……」

さやか「恭介っ!!」ダッ!


UFブイドラモン「大丈夫ださやか。恭介の腕は無事だ……」

杏子「でも、坊やの擬似デジヴァイスは壊れてるけど、デジメモリは破壊できてねーぞ?」

UFブイドラモン「…そいつも元は俺達の仲間……いや、恭介のパートナーになるはずだったデジモンのメモリだ……だから、このメモリは破壊しない!」

さやか「でも、それじゃあ恭介の体からデジメモリの毒素のデータは……!!」

恭介「い…いや、さやか……それももう大丈夫だ……それに、僕はとっくに目なら醒めてるしね……」

さやか「恭介……?」

恭介「悔しくってさあ…君に守られてばっかの情けない僕が……さやかは僕の為に戦ってたのに……僕は何にもできないどころか……」

さやか「恭介……ブイモンも言ったでしょ?あたしの祈りはもう、恭介の為のモノだけじゃないって……」

恭介「でも…君は僕の為に破滅する……そういう“未来”を見せられたんだよ……」

さやか「未来……?」

さやか(確か、ほむらが前まで居た世界……“魔女の世界”ではあたしが魔女になってたっ聞いたけど……)

杏子「そんなの誰に見せられたんだよ?お前にメモリを渡したガキか!?」

恭介「……美国…織莉子って人だったかな……」


さやか「!?」

杏子「何だと……!?奴はアタシ達が一旦リアルワールドに戻った時もこっちに居たはずじゃあ……」

恭介「彼女はこう言ってたんだ……“ある世界”さやかは僕の為に祈ったけど……結局残酷な真実と現実に絶望して破滅したって……この世界でも例外ではないって……」

杏子「あの女……!坊やにまで妙なモン見せやがったのか!!」

さやか「恭介…確かにあたしは辛い事に耐えられる程強くないかもしれない……でも、恭介があたしの想いをわかったくれたなら、それを乗り越える勇気が出せると思うんだ!…それにあたしにはブイモンが居るから一人じゃないしね……」

恭介「そう…僕はただ嫉妬してただけかもしれないな……さやかの隣に居られるのが…僕じゃなくて、君なのが……」

UFブイドラモン「な~に言ってんだよ!俺とさやかはあくまでデジモンとテイマー!それに俺はさやかのお前への想いの為にリアライズしたデジモンだぜ?」

ギルモン「それに、二人ともスキどうしなんだし、何も心配ないよね?杏子」

杏子「ふんっ!まあ、そうだな!お互い両思いなんだから問題無いじゃねーかよ!!」

さやか「そう…だね!ありがとう……みんな!!」

恭介「さやか……」

さやか「恭介……」

UFブイドラモン「おっ!このムード……まさか、このままチューすんのか!?」

杏子「なっ!?」

マサルダイモン「マセてんなぁ…チカを思い出すぜ……」

恭介「…バーストモードのせいでお腹減ったんだ……マヨネーズくんない?」グゥ~


UFブイドラモン「おいいぃぃぃぃぃ!?」

杏子「台無しじゃねーか!!」

さやか(しかも…ガオガモンのマヨネーズ中毒が抜けきってない……本当は治ってなくないっ!?)

恭介「うっ……」ガクッ

さやか「恭介!?」

ティラノモン「バーストモードで力を使い果たして、メモリの毒素が抜けたんだ……しばらく休ませないといけないのよ」

さやか「ティラノモン…恭介を頼める?」

ティラノモン「ああ、コイツは俺と苦楽を共にしたマブダチよ!お前らは早くこの先のバルバモンをブッ倒しに行きなって!!」

さやか「うん…お願い!行こう、杏子!!」

杏子「ああっ!この戦いが終わったら、グラニで坊やをリアルワールドに帰してやらなきゃな!!」


その頃…



まどか「みんなは何処に行ったのかな……ほむらちゃん?」

ほむら「みんなそれぞれバルバモンの所を目指しているはずよ」

テイルモン「私達もそこへ向かえば自ずと集まるわよ」

まどか「そうだね!」

海香「ワイズモン、何処かからアクセスしてこの城の構造を検索できない?」

ワイズモン「いや…検索している暇は無さそうだ」

ムルムクスモン「フッハッハッハッハ!お前達がバルバモン様の元へたどり着く事は無ぁい!ここで私に倒されるのだからなっ!!」

インプモン「テメーはムチャクッサーモン伯爵!!」

ムルムクスモン「風呂なら毎日入ってるから臭くないわぁ!バルバモン様を風呂に入れるのなんか大変なんだぞ!あの方風呂嫌いですぐ暴れだすし!!」

テイルモン「ムリヤリクンズホグレツモン!!奴は七大魔王に及ばずとも、強大な魔力を持った魔王デジモン……!!」

ムルムクスモン「その間違い方のが無理矢理すぎて苦しいぞ!!」

ワイズモン「だが、オファニモンとベルゼブモンの二人なら、ムサシノモンにも負けることは計算上無いはずだ」

ほむら「計算するまでもないわ」

まどか「うん!テイルモン!!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―インプモンワープ進化ぁぁぁぁ!ベルゼブモンレディ!!―


ベルゼブモンレディ「…って、ぎゃああぁぁぁぁぁぁーっ!またこの姿になってるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」

まどか「さっきは普通のベルゼブモンだったのに……」

ほむら「本当に半々の確率でベル子の姿に進化してしまうのね……」

海香「やっぱり、バグラモンの要求を満たさないと、その呪いもかずみのデータ修復も完全にしてくれない……」

ベルゼブモンレディ「この姿じゃあ、本来のベルゼブモン程のパワーが出せねぇんだよ!!」

オファニモン「ギャーギャーやかましいわねぇ……」

ほむら「とりあえず、その姿でやるしかないわ!」

ベルゼブモンレディ「ああ…まあ、いいぜ!ムラタルスモン程度なら、このままでも!!」

ムルムクスモン「それはどうかな?行くのだ、ズィードガルルモン!!」

ズィードガルルモン「フシャアァァァァゴ!!」

ズィードガルルモン『フルメタルブレイズ!!』ドドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


ベルゼブモンレディ「うおっ!?コイツは……!!」

ほむら「ズィードガルルモン!!」

まどか「…あのデジモンも……ビクトリーグレイモンに進化してたスライス秋山さんの様に…誰か人間が進化してるんだよね?」

ベルゼブモンレディ「どうせ、あのオッサンと同じく金で雇われただけのクソ野郎だろ!」

まどか「で、でもっ!もう、スライス秋山さんの様な事は……」

ほむら「まどか、今はあのデジモンを倒してデジメモリを破壊する事が優先…中の人間の対処は後で考えましょう」

オファニモン「簡単に破壊できればね……」

ズィードガルルモン「フシュウゥウゥゥゥゥゥ……!!」

オファニモン「見てみなさい、あの鋭い目付き。獲物を狙う獣そのものだわ。メモリでデジモンに進化してるとはいえ、普通の人間があんな目付きしないわよ。メモリで進化してる人間は相当頭がイっちゃってる人間よ……」

ほむら「デジメモリの毒素に侵されているからじゃないのかしら」

ベルゼブモンレディ「いや、ありゃ薬中の目だな。TVで見た〇りピーもあんな感じの目だったし。きっと薬を買う金が無くなったからアナログマンの野郎共に身を売ったんだろ」

ズィードガルルモン「フシャアァァァァァァァァゴ!!」ドッ!

海香「来たわっ!!」


ガブリッ!


ほむら「ベルゼブモンの腕にかじり付いたわ!!」

ベルゼブモンレディ「痛でででで!離せこの青犬野郎!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュウゥゥゥゥゥン!!

ズィードガルルモン「!!」バッ!

まどか「素早くベルゼブモンの腕から離れた!!」

ズィードガルルモン『ズィード砲!!』ドンッ!


ドゴオォォォォォォォォォォォォォン!!


ベルゼブモンレディ「うわっ!ちっくしょぉ!!」

ほむら「平気ね?反撃よ!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』


バキュバキュバキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!


ズィードガルルモン「フシャッ!!」ササッ

ベルゼブモンレディ「何でだ!?こんだけ連射してるのに当たらねぇ!!」

オファニモン「あんたが下手糞だからでしょ、どいてなさい!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』


シュババババババッ!


ズィードガルルモン「シャアーッ!!」サササササッ!


ガキガキガゴオォォォォォォン!!


オファニモン「そんな!?私のセフィロートクリスタルを……」

まどか「全部避けるなんて!!」

ほむら「かなりのスピードね…!」


ワイズモン「だが、ズィードガルルモンのデータ、その全ては閲覧している。人間素体で進化したズィードガルルモンが出せる最大速度の限界も分析済みだ……ベルゼブモンとオファニモンの同時攻撃ならそれに追いつけるはずだ」

まどか「オファニモン!」

オファニモン「わかったわよ、仕方ないわねぇ……」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババババッ!

ムルムクスモン「ふん、懲りずにまた同じ攻撃か?」

ほむら「オファニモンのクリスタルに向けて……」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュウウゥゥゥゥゥゥゥン!!


カキカキカキイイィィィィィィン!!


ムルムクスモン「何!?」

ほむら「ベルゼブモンの弾丸をオファニモンのクリスタルで跳弾させた攻撃……いくら速くても、これを見切れる事は出来ないわ!!」

まどか「何処から弾が来るかわからないもんね!!」

ムルムクスモン「ククッ…馬鹿め!!」

ズィードガルルモン「フシャシャシャシャッ!!」シュバババッ!


ガキキキキィィィィィィン!


ベルゼブモンレディ「これでも当たんねぇ!?」

ムルムクスモン「ズィードガルルモンはメタルガルルモンと同じく敵の攻撃を予測するレーダーが搭載されてるのだ!それくらいの攻撃見切れるわ!!」

ワイズモン「いや…それを込みでの計算だったのに……今の攻撃をかわせるはずがない!!」

海香「奴の反射速度がワイズモンの分析を越えているの!?」

ズィードガルルモン『ブローバックブレス!!』プシャアァァァ!


ドゴオオォォォォォォン!!


オファニモン「きゃっ!!」


ほむら「こうなったら…魔力はベルゼブモンを進化させる時にしか使いたくなかったけど、時間停止を……」

ムルムクスモン「そうはさせん!」

ムルムクスモン『ゲヘナフレイム!!』


ボガアァァァァァァァァン!!


ほむら「ぐっ!?」

まどか「ほむらちゃん!!」

ベルゼブモンレディ「テメェ!!」

ムルムクスモン「ついでにそっちのピンク髪も喰らえ!!」

まどか「!!」

オファニモン「ま…まどか!!」

ムルムクスモン『ゲヘナフレ―』

ズィードガルルモン『ズィード砲!!』ドンッ!


ドゴオォォォォォォォォォォォォォン!!


ムルムクスモン「アダァーーッ!!?」


海香「え…?」

ベルゼブモンレディ「どういう事だ?ズィードガルルモンがムトーカズヒロモンに攻撃を……?」

オファニモン「まどかを…守ったの……?」

まどか「前にもこんな事があった……もしかして、あのデジモンの正体って!」

ズィードガルルモン『フルメタルブレイズ!!』ドドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


ベルゼブモンレディ「あたし達に対してはしっかり攻撃してくるしよぉ!わけわっかんねぇぜ!!」

ワイズモン「鹿目まどか、君はあのデジモンの正体について心当たりがあるのかい?」

まどか「う、うん…もしかしたらだけど……わたしの馬鹿げた想像かもしれないけど……あのズィードガルルモンは――」

オファニモン「まどか達……?何を話してるの?」ガキン!ガキィン!!

ベルゼブモンレディ「余所見して何でないで集中しろ腐天使!!」

ワイズモン「そうか!メモリの使用者を人間と想定してたとこに僕の落とし穴があった!!」

海香「でも…それがわかったところで……どうするというの!?」

まどか「わたしに任せて!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related


まどか『カードスキャン、デジカルム!!』


ピカアアァァァ…

ベチャッ


オファニモン「え…?」

ベルゼブモンレディ「魚……?」

デジカルム「……」ピチピチピチピチッ

オファニモン「……まどか……ふざけてるの!?こんな生魚を出してどうするのよ!?」

ズィードガルルモン「! フシャアアァァァァーーッ!!」ドッ!

ベルゼブモンレディ「うおっ!?何だコイツ!魚に飛びかかって……」

まどか「デジヴァイス、コマンド・アップリング!!」ピピピッ


シュィィィィン…


オファニモン「! “エイミー”……静かに!」サッサッ

ズィードガルルモン「!」ピタッ

ベルゼブモンレディ「腐天使が槍を振ったらズィードガルルモンの動きが止まった!?」

まどか「今だよオファニモン!今デジヴァイスで送ったデータと一緒にワイズモンが分析してくれたメモリの破壊ポイントを入れたから!」

オファニモン『エデンズジャベリン!!』ピカアアァァァァ…


ズゴオォォォォォォォォォォォン!!


ズィードガルルモン「!!?」


ズバアァァァァァァン!!


ムルムクスモン「なっ何いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーっ!!?」

ベルゼブモンレディ「や、やったのか……って、うげぇ!?」


シュウゥゥゥゥゥゥゥゥ……


エイミー「にゃあ」


ベルゼブモンレディ「ね…猫が……デジメモリで進化してただとぉ!?」

ほむら「エイミー……!!」

ベルゼブモンレディ「エイミーって……!?」

まどか「ほむらちゃん…大丈夫なの?」

ほむら「ええ…まさか、エイミーがズィードガルルモンの正体だったなんて……」

ベルゼブモンレディ「何で猫なんだよ!?猫が犬のデジモンに進化って!!」

オファニモン「まどか…この猫は……」

まどか「うん、エイミー……事故にあったこの子を助ける為に、わたしは契約してテイマーになったんだ……」

ほむら「エイミーがまどかを守ったのは……あなたに助けられた事を憶えていたから……私と同じね」

まどか「ティヒヒ!そうだね……」

エイミー「ふにゃあ…」

海香「でも、その猫がデジメモリの適合者に選ばれたのは……」

ほむら「まどかの高い因果律…デジソウルの祈りを受けたこの子にも高いデジソウルを秘めている……だから利用された……」

ムルムクスモン「クッ…だが、ズィードガルルモンのメモリは無事だ……これをバルバモン様の元へ……」シュゴォォォォ…


ムルムクスモン「さて、私もこの場は……」

ベルゼブモンレディ「おっと、逃さねーぜ、伯爵さんよぉ」

ムルムクスモン「げっ!?」

まどか「…言っとくけど、エイミーをこんな事に利用したの……わたし、かなり怒ってるんだからね……!!」

ムルムクスモン「ひぃ!?い…いや、その猫を選んだのは私じゃなくてネオヴァンデモンが……」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!


ズブブブブブブッ!!


ムルムクスモン「アアアッーーー!!!」ズドオォォォォン!

ベルゼブモンレディ「おっと、こっちに飛んできたか!なら!!」

ベルゼブモンレディ『百獣拳!!』

ベルゼブモンレディ「あ~たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたっ!!」テーレッテー


ドゴバゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ムルムクスモン「ひでぶうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

オファニモン「そこはドララか無駄無駄じゃないの?」

ほむら「ジョジョより北斗派なのよ」

オファニモン「ああ、あいつの頭じゃ6部以降の複雑なスタンドバトル理解できないものね」

ベルゼブモンレディ「か~ら~の~」

ベルゼブモンレディ『獣王拳!!』


ガオォォォォォ!


ムルムクスモン「バ…バルバモン様あぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!!」


ドゴオオォォォォォォォォン!!


ほむら「やったわ…!」

エイミー「にゃあ♪」


~バルバモンの間~

ネオ「バルバモン様、ミラージュガオガモンとズィードガルルモンが敗れたようです……ズィードガルルモンのメモリは伯爵が回収しこちらへ送ってくれましたが……ミラージュガオガモンのメモリの方はNEO生命体には不要ですが……回収はよろしかったのでしょうか?」

バルバモン「それよりのう……ダンガンロンパリロードのソフト買ってきてくれたのはいいけど…これVita専用じゃん!PSPじゃあプレイできんじゃん!儂Vita持ってないのじゃ!!」ガタガタガタ…

ネオ「…では、回収はよろしいですね」

織莉子「やはり、元が貧弱な殿方では無理でしたか……せっかく私が並行世界の美樹さやかの末路のビジョンを見せてあげたというのに……」

ダークナイトモン「さて、バルバモン様……我々もここへ助太刀に参上したからには、奴等の誰かを仕留めてご覧にいれましょう」

ネオ「…待て。何を企んでいる?」

ダークナイトモン「企み?私は選ばれし少女を討った後、このエリアに居るバグラモンの首を……」

ネオ「貴方ではありませんよ。そちらの貴女に聞いたのですよ…美国織莉子……いえ……」

織莉子「…行きましょう、ダークナイトモン。久方ぶりに私達の力を見せつけないといけないわね」

ダークナイトモン「ククク…幾多ものデジモンを強制デジクロスにより我が身に融合させ、強化した私の力をな」

ネオ「待てと言っているだろう!!」ダッ!

ダークナイトモン「おっと、我がパートナーに手を出すのは遠慮していただきたいな」ジャキッ!

ネオ「…退いてくれませんかねぇ……!!」

ダークナイトモン「お互い“兄”にコンプレックスを持つ者同士、話は戦いが終わってからということにしてくれないかね?」

ネオ「コンプレックス?フフッ…ご冗談を!私は貴方と違い、兄より優れた弟なのですよ!!」

ダークナイトモン「ならば、どちらが多くの獲物を仕留める事ができるか、勝負なさるか?」

ネオ「いいでしょう……バルバモン様、私も出陣してまいります!!」

バルバモン「ねぇ…それより、儂のビッ〇カメラのポイントカード持ってってVita本体買ってきてよ……ほら、新型出たって言うし……」プルプルプル…

バルバモン「…無視か……」ガタガタガタ…

ダルクモン「次回に続きま~す」

~次回予告~

バルバモン「ジョジョの設定資料集買ったんだけど、それのスタンド図鑑見てたらこのSSのデジモンでもソレ風にステータス表作りたくなったんじゃ……」ブルブルブル…

ダルクモン「うわっ…そーゆーのは中学生までにしといてくださいよね~」

バルバモン「うるっさいわ!とりあえず、今回はメインキャラの究極体デジモンからじゃ……」カクカクカク…


オファニモン
テイマー:鹿目まどか
力:C 防御:A スピード:B 魔力:A 賢さ:S 持続力:C

変幻自在の『セフィロートクリスタル』は敵にぶつけたり、光の力を集め照射する事もできるが、オファニモンはデジモン(♂)の“穴”に突っ込む戦法を好む
ベルゼブモンがロードしたザミエールモンの弓矢を奪った事により、エンジェウーモンのホーリーアローの強化版『ホーリーセレインアロー』が使用できる
テイマーである鹿目まどかのデジソウルがルーチェモンに奪われた事により進化が遅れたが
まどかのデジソウルがそのままであったのならば、もっと強大な力を秘めたオファニモンに進化できたかもしれない……

ベルゼブモン
テイマー:暁美ほむら
力:B 防御:C スピード:C 魔力:B 賢さ:E 持続力:A

ロードしたデジモンの必殺技が使える暴食の魔王
しかし、アルカディモンによってそのデータを奪われた為、現在使用できるロードしたデジモンの技はレオモンとキングエテモンの技のみ
ベレンヘーナにより正確な射撃攻撃を行う
賢さの低さはテイマーの暁美ほむらの指示でフォローだ


ベルゼブモン・ブラストモード
テイマー:暁美ほむら
力:A 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:E 持続力:D

更なる進化を得たベルゼブモン
陽電子砲から放つ『デススリンガー』『デス・ザ・キャノン』は並のデジモンなら一撃で消滅させる
この進化は魔力の消耗が激しい為、持続時間が短いのが欠点である


セントガルゴモン
テイマー:巴マミ
力:A 防御:A スピード:D 魔力:B 賢さ:B 持続力:B

テリアモンと巴マミがマトリックス・エヴォリューションしたデジモン
搭載された兵器の数々とその巨体さ故にスピードを殺してしまっているが、巴マミのリボンを操る能力で敵を捕える事でカバーできる
だが、この姿だとリボンでマスケット銃を作る事はできない為
ティロ・フィナーレは使えないが、セントガルゴモンが更なる進化を得れば……


アルフォースブイドラモン
テイマー:美樹さやか
力:B 防御:A スピード:S 魔力:B 賢さ:D 持続力:C

『アルフォース』の治癒能力により、ダメージを受けても瞬時に修復する
スピードはロイヤルナイツ最速であり
その速度に追いつけるデジモンは限られているだろう
欠点はメンタルの弱さか

デュークモン
テイマー:佐倉杏子
力:A 防御:A スピード:C 魔力:B 賢さ:C 持続力:C

ギルモンと佐倉杏子がマトリックス・エヴォリューションした姿
飛行能力は低いがグラニに騎乗する事で空中スピードを得る
佐倉杏子の失った幻惑魔法を使用する事ができるが
魔力の消費が激しい為、滅多なピンチでない限り使用しない

S-超すごい A-すごい B-ちょっとすごい C-普通(該当進化世代デジモンの平均値を基準とする) D-苦手 E-超苦手


バルバモン「ステータスはあくまでこのSSのデジモンのステータスな…公式のデジモンとは異なることがありますじゃ……」ガタガタガタ…

ダルクモン「はぁ……ところでバルバモン様のステータスは?」

バルバモン「そ、そりゃまた今度……」カクカクカク…

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『月光将軍、ネオヴァンデモン!』

今回はここまで
明日はXとYが付くアレの発売で楽しみだけど、あれの進化ってぶっちゃけデジモンのX進化っぽいですよね…ではまた

エイミーはミックか…


今回更新早いな
しかし相変わらずネタが細かいな


オファニモン「見てみなさい、あの鋭い目付き。獲物を狙う獣そのものだわ。」で
彼女の趣味からして某先輩の話をしだすかとひやひやした

そういえばBS11は今日から本編です


~お知らせ~

ダルクモン「…お知らせって……休載のお知らせ?今週もまたお休みですか~?来週から本気出す宣言しといて結局このザマですか。それとも、叛逆の結末知るまでソワソワして書く気にならないとか?」

バルバモン「うん…それもあるんじゃが……XとYの“アレ”をプレイしててな……勿論、両バージョン買ったぞい……これの為に二台目の3DSも買ったし……」プルプルプル…

ベルゼブモン「おい、ゴルァ!なんじゃそりゃあ!!バトライドウォーやジョジョASBプレイしててSS書くの怠けてたのはともかくっ!!」

デュークモン「それはデジモンSSを書いてる者として絶対に許されない理由だぞ!!」

オファニモン「お仕置きよ!!」



ドゴドゴドゴドガッ!バゴオオォォォォォォォォォン!!



バルバモン「ギャアァァァァァァァァーーッ!!」

ダルクモン「ああ…まだ本編で戦ってないのに……」

UFブイドラモン「だいたい、>>1は!ソレよりデジモン派なんだろ!?」

バルバモン「う、うん……キャラ的にはデジモンのが好きだけど……」ガタガタガタ…

セントガルゴモン「好きだけど?」

バルバモン「やっぱゲーム的にはアッチに敵わないよね……」カクカクカク…

セントガルゴモン「……」

バルバモン「それより、フレコ交換しない?儂のサ〇ァリ、ゲ〇ガシラ出るんじゃぞ~夢特性の奴をゲットして対戦じゃ~……誰か〇タモン出るフレコ持ってなぁい?」カタカタカタ…

ベルゼブモン「何が〇タモンだ!オラ!デジモン書けや!!」

バルバモン「何じゃ!準決勝戦で主人公相手に催眠を連発する伝説厨みたいな声しとるくせに!!」ブルブルブル…

ベルゼブモン「わけわかんねぇ事言ってんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!」


ドゴオォォォォォォォォォォォォン!!


バルバモン「やめたげてよおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ゴマモン「ああ、それより懐しのキャラが大集合の〇ダロットDUAL予約しろってばよ」

ベルゼブモン「やんねーよっ!!」

オファニモン「あなたは懐しの地方の図鑑完成の旅にでも行ってなさい」

ダルクモン「ま、〇ケモンの二番煎じから始まったモン同士、渋とく生き残ってますよね~」

オファニモン「……とにかく、劇場版まどか☆マギカ叛逆の物語。いよいよ明日公開ね!」

バルバモン「あ、その前に儂ドキプリの映画見に行くぞい」

ベルゼブモン「いい加減にしろジジイ!!」


というわけでスイマセン今週もお休みです
叛逆見終わったらネタバレが許される時期になってからソレの要素もこのSSに取り入れていきたいかなと思ってます

>>728
以前ミックポジのキャラ入れたいと言ってたから多分バレバレだったでしょうね

>>729
全然早くないっすね
冨樫病がますます酷いです
はじめはXY買うつもりなかったのですが…

>>730
今期の深夜アニメキルラキルとガルパンの再放送ぐらいしか見てないですね
無印の再放送>>1が見れるチャンネルでやってくれないかなぁ…

ではまた

映画観たらほむらのパートナーがオグドモンになる気がしてしまった。

なぎさがクルモンのテイマーになってもいいかもと思ってしまうのでした

こんにちわ

叛逆凄かったですね(小並感)

>>732
オグドモンにはならないけど
ちょっとアレを参考にしてベルゼブモンの最終形態の設定変更になります
まどかが“いるうちは”このSSのほむほむはアレみたいにはなっちゃわないですけど……
でも、>>1はあのほむらも結構好きですよ。哀しいけど…
それに予定している結末は変えません
過程はちょいと変わるけど

>>733
なぎさちゃんも映画見てこのSSでの役割決めました
まあ、ちょっと苦しい設定の役割になるかもですが…


てなわけで今回からちょっと叛逆を意識したネタがちょくちょく入ってますので
ネタバレ嫌な人はブラウザバック

投下


エイミー「にゃー」

インプモン「しっかし、猫がデジメモリで進化してたとは……」

ワイズモン「デジモリの使用対象が人間やデジモンだけだとは限らない…そして、発揮できるメモリのデジモンの力も特異となる……か、興味深いケースを見せてもらったよ」

海香「事故に遭ったこの猫を蘇生させる為に鹿目さんは契約したのね」

ほむら(そう、最初のまどかの祈りと同じ……)

まどか「でも…わたしのせいで…エイミーが利用されちゃったんだね……」

エイミー「にゃあ」

テイルモン「「そんな事は無いよ」って言ってるわ、まどか」

まどか「テイルモン、エイミーの言葉がわかるの?」

インプモン「まあ、腐猫デジモンでも猫だからか」

テイルモン「え、あ…いや、そんな気がしただけで……」

インプモン「わかってねぇのかよ!?」

ワイズモン「鹿目まどか、君はテイルモンのテイマーなのに知らないのかい?僕はテイルモンのデータは全て閲覧済みだから知ってるよ。テイルモンは本当は猫ではなく、ハツカネズ――」

テイルモン『ネコキック!!』


ゲシッ!


ワイズモン「スダッ!!」

海香「ワイズモン…人が…デジモンが知られたくない秘密まで検索するのはあなたの悪い癖よ……」

エイミー「……」ジュルリッ

まどか「何かエイミーがテイルモンの方を見てヨダレ垂らしてるんだけど!?」

ワイズモン「ほ…ほら……データ通り…君は……」

テイルモン『猫パンチ!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


エイミー「にゃーにゃー」

海香「猫の言葉がわかる能力がある里美がいれば……」

ほむら「言葉がわからなくても、この子の気持ちは十分わかるわ……エイミーもまどかを守りたかった……それがメモリでデジモンになっても変わらなかったこの子の気持ち……ね、エイミー?」ナデナデ

エイミー「にゃっ♪」

まどか「…えへへ……」

インプモン「へっ、猫のくせにちゃんとまどかに礼をしたいって義理堅いじゃねーか。猫の恩返しってか?気に入ったぜ。よし、お手」スッ

まどか「あ、エイミーは……」

エイミー「にゃっ!!」


ズバッ!


インプモン「ギャアアァァァァァーーッ!この糞猫!よくも俺のイケメン顔を爪で引っ掻いたなぁ!!」

まどか「怒らないであげて!エイミーは基本的にはわたし以外の人には懐かない子なの」

テイルモン「ざまぁ」

エイミー「……」ジュルリッ

テイルモン「だから、私を見てよだれを垂らさないでちょうだい!獣姦モノは嫌いじゃないけど、私自身が獣姦される趣味は無いのよ!!」

ワイズモン(だから、ソッチの意味で狙ってるんじゃないって……)

インプモン「痛てぇ……でも、ほむらには懐くのかよ」

ほむら「…これまでの時間軸、まどかが契約する最初の要因、この子を助ける事がまず私が最初にするべき事だった……」

まどか「だからかな?違う世界のエイミーでも、ほむらちゃんにも助けられた事が何となくわかっちゃうから……」

ほむら「でも、このデジモンの世界では……私のミスで、この子を助けられず……あなたは契約してしまった。それを私は後悔した……」


まどか「ほむらちゃん……?」

ほむら「まどか、この際だからハッキリ言っておくわ。私は今でもあなたがテイマーとして契約してしまった事を、あなたがデジモンと戦う事も……私は好ましく思っていない」

まどか「!!」

テイルモン「勝手な事言うわね!まどかがテイマーにならなくちゃ、私はまどかと出会ってなかったのよ!!」

まどか「それにこの世界では……」

ほむら「たとえ、このデジモンの世界では……“魔女”という絶望が無くても……別の形であなたが絶望するかもしれない……あなたは優しすぎるから……自分を犠牲にしてまで誰かを助けようとして傷つく……私にはそれを見るのが耐えられないのよ……!!」ギュッ

エイミー「ふぎゃっ!」

まどか「ほむらちゃん!抱きしめ過ぎでエイミー苦しそうだよ!!」

ほむら「…!」

まどか「それに……絶望からわたし達を守ってくれる、絶望を一緒に乗り越えるのがテイマーとデジモン……それがこの世界の理……ほむらちゃんだってもうそれは知ってるはずだよ?」

インプモン「そうだぜ、オメー、今になって俺の事頼りにしてねーってのかよ!!」

ほむら「……いえ、そんな事無いわ……ごめんなさい、ただエイミーを見て最初の世界の事を思い出したから……“最初のあなたがいなくなった事も”……」

まどか「そうならないためにも……一緒にがんばろうよ、ね?」

ほむら「ええ……」

インプモン「まずはこの先にいるバルバモンのジジイをぶっ殺す事だぜ!おーし、やってやるぜぇ!!」

まどか「ぶっ殺すは…ちょっと乱暴な言い方で嫌だな……正義の味方っぽくないよ……」

インプモン「俺様は魔王デジモン、闇のデジモンだぜ?正義も悪もねーよ!!」

ほむら「……そう…まどか…この世界でも、変わらない私の願い……どんな手を使ってでも、あなただけは守る事よ……正義も悪も関係なく……いえ、“悪魔になる覚悟”だってあるわ……」

まどか「ほむらちゃん、何か言った?」

ほむら「いえ、何も……」

テイルモン「……」


テイルモン(魔王デジモンを仕えるテイマー暁美ほむら……彼女のデジソウルはベルゼブモンをブラストモードという魔王デジモンを超えた更なる進化へと遂げさせた……それは彼女がベルゼブモンの闇に呑まれる危険が更に高まるはずなのに、その前触れが見られないから最近すっかり気にしなくなってたけど……今ので確信したわ)

テイルモン(まどかの為なら彼女は“闇”に染まる“覚悟”を既に受け入れきっている……それは負の感情による暗黒進化とは異なる……闇さえをも征する漆黒の意志……!!)

テイルモン(でも…もし、ベルゼブモンが“超究極体”という究極体を完全に超えた進化をできるとするならば……彼女の何の情念のデジソウルが……その進化の鍵になるの……!?)

テイルモン(もしかしたら…私が警戒するべきなのはベルゼブモンではなく、彼女なのでは……)

インプモン「おい、何ボケっとしてんだ腐猫。何かくだらねぇ妄想でもする材料があったのか?」

テイルモン「…あんたは呑気でいいわよね、何も考えてない馬鹿で……」

インプモン「あぁん?」

テイルモン「いいこと、インプモン……あなたにその気が無くても、あなたの闇の力と彼女の心の闇をこれ以上交じり合わせるのは危険よ……彼女に何かあったら、止められるのはパートナーであるあなただけなんだから……これだけは覚えておいて」

インプモン(…? わけわかんねぇし、コイツが俺に真顔で忠告なんて……気味が悪いぜ)

まどか「行くよー?テイルモーン」

ほむら「インプモン、離れないで……」

インプモン「おう!」

テイルモン「…ええ……」


その頃マミ達は……


テリアモン「何か変な部屋に出たよマミ~」

マミ「ここは……!?」

ゆま「いろんなデジモンがいっぱい…棺桶みたいなカプセルに閉じこめられている……!?」

ベタモン『……』

クネモン『……』

ギザモン『……』

ゴマモン「コイツら……生きてるのか!?」

かずみ「生きてる……けど、心はもう奪われてる……心は死んでる……」

ドルモン「随分長い間閉じ込められてるみたいだからな……クソッ!何なんだよこの部屋は!デジモンの冷凍庫か!?」

ネオ「私の部屋兼食料庫ですよ。デジメモリにしても大して使えなさそうなデジモンを食料として保管しているのです」

テリアモン「お前は!!」

マミ「ロップモン…ロップモンは何処なの!?」

ネオ「それより、そっちに寝そべっているお友達の心配をしたらどうです?」

マミ「!? 呉さん!牧さん!牧野さん!!」

ルキ「くっ…みっともない姿を見せたわね……カードクイーンであるあたしが既に敗北している姿なんて……」

レナモン「き…気を付けろ……」

カオル「あいつ…強すぎる……」

ピヨモン「あと、カオルとルキの苗字を連続で呼ぶと紛らわしいのが今わかったよ……次からは下の名前で呼んで……」

キリカ「わ…私とウォーグレイモンはまだ戦える……この先に織莉子がいるかもしれないんだろ?なら、ここで倒れてはいられないっ!!」

Bウォーグレイモン「おうっ!!」

ネオ「ふー……私の力を目の当たりにして、まだそんな強がりを言える事は敬服しますけど……」


シュゴオォォォォォォォ……


ネオヴァンデモン「このデスジェネラルの一人、月光将軍ネオヴァンデモンには、強がりや蛮勇だけでは勝てはしませんよ!!」


ゴマモン「デジモンの姿になったってばよ!!」

テリアモン「やい、さっきのマミの質問に答えろ!ロップモンを何処にやったんだよ?」

マミ「まさか、このカプセルのどれかの中に……!?」

ネオヴァンデモン「さあ、愛しのロップモンちゃんは何処でしょうねぇ?知りたければ力ずくで聞いたらどうです?」

テリアモン「言われなくてもそうするさ!マミ!!」

マミ「ええっ!」

ゆま「ゴマモン、スピリットでいくね!」

ゴマモン「合点だい!」

かずみ「ドルモン、究極体に進化しても大丈夫だよね?」

ドルモン「いや…オレはドルゴラモンに進化しても理性を保ってられそうだから大丈夫だけど……大丈夫かどうかの問題はかずみの方だろ!?」

かずみ「わたしも大丈夫だよ……だってバグラモンのお願いをかなえれば、この体を治して貰えるんだから、それまでドルモンが頑張ってくれれば……」シュワァァァァ…

ドルモン「…わかったよ……」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk

マミ『デジメンタルアップ!!』


―テリアモンアーマー進化!煌めく運命ラピッドモン!!―


―ハイパースピリットエボリューション!カイゼルグレイモン!!―


―ドルモンワープ進化ぁぁぁ!ドルゴラモン!!―



ネオヴァンデモン「おやおや、アーマー体ごときで私に挑もうと?」

ダークナイトモン「油断しない方が良いですぞ?奴の金色に輝く聖なる力はベルフェモン様を追い詰めたのですから。ですので、私もお手伝いしましょう」

カイゼルグレイモン「!! 貴様……」

ゆま「ダークナイトモン!!」

ダークナイトモン「久しぶりだね、ゆま。元気だったかい?」

カイゼルグレイモン「オイラの前で自分のものみてーに、気安くゆまに話しかけんじゃねーってばよ!!」

ダークナイトモン「安心したまえ、暗黒の種を摘んだ彼女にはもう用は無い。君達は元通りパートナーに戻れたんだろう?」

キリカ「織莉子…お前は織莉子と一緒じゃないのか!?」

ダークナイトモン「さあ…私にも力ずくで聞いてみたらどうかな?」

ネオヴァンデモン(…奴は何処かに隠れてこの戦いを見てるな……まあ、いい……)

マミ「落ち着いて、呉さん……ダークナイトモンは倒すんじゃなく……」

ドルゴラモン「バグラモンの所に連れてかなきゃいけないんだからなっ!!」

ダークナイトモン「何?兄上がだと……!?」

ドルゴラモン「ああ、大人しく兄貴の所に帰ったらどうだい?」

かずみ「バグラモンはあなたの事、心配してたよ!」

ダークナイトモン「行くともさ……君達の首を頂いた後で、兄上の首も頂戴にね!!」


カイゼルグレイモン「こんな奴に説得は無駄だ!コイツはボッコボコにしてから、バグラモンの所へ引っ張ってきゃいいってばよ!!」

ゆま「カイゼルグレイモン!」

ダークナイトモン「おや、来るかね?だが、ゆまのパートナーに戻れたのなら十闘士としてではなく、ゆまのパートナーデジモンとして挑んできて君達の絆を奪おうとした私を倒すのがセオリーってものじゃないのかね?」

カイゼルグレイモン「どんな姿でも、オイラはゆまのパートナーだってばよ!」

カイゼルグレイモン『龍魂剣!!』

ダークナイトモン『ツインスピア!!』


ガゴォォォォォォォン!!


ダークナイトモン「そうだな、どんな姿でも魂は変わらない。だが、生まれた時から魂が呪われし者はどうかな?」

カイゼルグレイモン「何!?」

ゆま「それって、あなたの事?バグラモンの闇のデータから生まれたから…呪われてるって……」

ダークナイトモン「……」

ダークナイトモン『ショルダーブレード!!』


ズパァン!!


カイゼルグレイモン「ぐっ…!!」

ゆま「何かダークナイトモンってかわいそうな気がする……バグラモンが助けてあげたいって気持ちも、ゆまわかるよ……!!」

ダークナイトモン「黙れ……私を…私を哀れむんじゃあないっ!!」ドッ!

カイゼルグレイモン「ゆまっ!!」


Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』ガキィン!

ダークナイトモン「ちぃ!!」

キリカ「余計な同情は相手を刺激させるだけだよ千歳。そんな事より織莉子が何処にいるのか吐くんだっ!!」

ゆま「でも、寂しいんだよ…ダークナイトモンは……ひとりぼっちで……」

ダークナイトモン「まだ言うかぁ……!!」

ツワーモン「NONO!殿下にはミーがいるから独りぼっちじゃないNE!!」

カイゼルグレイモン「メカスカモン!!」

ツワーモン「ツワーモンNE!デジクロス!!」


ガシィィィィィン!!


ムソーナイトモン『ムソーナイトモン!!』

ゆま「デジクロスした!!」

キリカ「何処かで織莉子がやったのか……!?織莉子!いるなら出てきてっ!!」

ムソーナイトモン『強羅打雷銃!!』ドドドドドッ!!


ドゴオォォォォォォォォォン!!


カイゼルグレイモン「ぐわあぁぁっぁぁぁぁぁ!!」


マミ「ゆまちゃん!呉さん!!」

ラピッドモン「マミ、こっちにはネオヴァンデモンがいるんだよ!!」

ネオヴァンデモン「そうです。では、私達も始めましょうか……」


マミ「かずみさん…まずは私がリボンでネオヴァンデモンを縛り付けるわ……そしたらラピッドモンとドルゴラモンで攻撃を」

かずみ「オーケー!」

ラピッドモン「まずは僕が牽制!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

ネオヴァンデモン「ミサイルですか、片手で弾けそうなトロイミサイルですが……ここは避けた方が懸命ですね」バッ

マミ「今よ!」シュルルルッ

ネオヴァンデモン「おごぉ!?」ビシッ!

かずみ「やった!縛り上げた!!」

ラピッドモン「ベルフェモンさえも簡単に裂けられなかったリボンだよ!お前程度じゃあ、もう逃げられないよ!!」

ネオヴァンデモン「おぉ…解いていただけませんかねぇ……!!」ギギギギ…!

ラピッドモン「嫌だね。これでも喰らっちゃいな!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

ドルゴラモン『ドルディーン!!』ズオッ!

ネオヴァンデモン「や…やめてください……!!」

ドルゴラモン「そのまま眠っておきな!!」

ネオヴァンデモン「なんちゃって♪」


バササササッ!


かずみ「コウモリみたいなのに分裂した!?」

ラピッドモン「分裂してマミのリボンから抜け出して僕達の技をよけた!!」

ネオヴァンデモン「人間の姿に擬態できた私にとっては造作もないこと……因みに、このコウモリは私の使い魔『イビルビル』。デジモンのデータを吸って、私のエネルギーに変換するのです」

ネオヴァンデモン『ナイトメアレイド!!』


バササササッ!!


ドルゴラモン「うわぁ!!」ジュウゥゥゥゥ!!

かずみ「ドルゴラモン!!」

ドルゴラモン「データが…吸われる……!!」ジュウゥゥゥゥ…

ネオヴァンデモン「あなた達のデータも吸ってあげましょう!そして、あなたもそんな壊れかけのデータ……いっそ消去すれば楽になるでしょう!!」バサササッ!

かずみ「!!」

ドルゴラモン「か、かずみ!!」

マミ「撃ち落とすのよ!!」

マミ『ティロボレー!!』ドドドドドッ!

ネオヴァンデモン「無駄な抵抗はやめておきなさい!!」

ネオヴァンデモン『ブラッディストリームグレイド!!』ズオッ!

ラピッドモン「マミ、危ない!!」シュバッ!


ガキィン!!


ラピッドモン「くっ!!」


ネオヴァンデモン「ほぅ…黄金のデジメンタルとだけあって中々の硬さ……私の爪が少し欠けちゃいましたよ」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』ドンッ!

ネオヴァンデモン「おっと!」バサッ!

かずみ「またコウモリに分裂してかわした!!」

ラピッドモン「逃すかよぉ!ラピッドファイアだって連射はできるんだ!!」ドドドドドドドドドドッ!!


ドゴオォォォォォォォォン!!


ラピッドモン「何匹か潰したよ!!」

ネオヴァンデモン「くっ……!!」シュウゥゥゥゥ…

かずみ「合体して元に戻ったけど……」

マミ「ダメージはあるみたいね!」

ネオヴァンデモン「クク…こんな時の為の、私の食料庫なんですよ」バッ!

イビルビル「ギャッ!ギャッ!!」ガブッ!

ベタモン「ぎえっ!!」

ギザモン「ギャッ!!」


シュウゥゥゥゥゥゥ……


マミ「うっ…!」

かずみ「棺桶カプセルに入ってるデジモンを吸収した!!」

ドルゴラモン「お前ぇ!!」

ネオヴァンデモン「ククク…怒らないでくださいよ。これが吸血デジモンの性なんですから……貴方達の血肉のデータも、私の一部とすれば……私はグランドラクモンをも超える吸血デジモンの王となれるでしょう!我が主バルバモン様の上に立とうなどという思い上がった分不相応な考えは持ちませんけどね」


ラピッドモン「へんっ!目標が小さいなぁ!別に褒めるつもりは無いけど、お前の兄貴はワルプルモンをも越えようって野望を語ってたよ!!」

ネオヴァンデモン「そう、ソレですよ。その分不相応な野望を抱く事ですよ、私と兄者との決定的な違いは……究極体に進化すると、理性を失うヴェノムヴァンデモンという下等なデジモンにしか進化できなかった者のくせに……だが、私は違うっ!!」

ネオヴァンデモン「自分以上の強者を認める……コレ、弱肉強食のデジモン界で結構大切な事なんですよ?私にこの力を与えてくださったバルバモン様……今はかつての強欲の魔王としての面影はないが、魔力を取り戻せばバルバモン様に勝てる者はいない!そんなバルバモン様の下にお付すれば、私の栄光と勝利は約束されるっ!!」

マミ「随分とバルバモンを妄信してるのね……」

ネオヴァンデモン「信頼と言って欲しいですね。あなた達テイマーとデジモンが信頼しあう様に、私にだってバルバモン様に対する信頼はそれと同じです」

ラピッドモン「心外だなぁ!僕達デジモンとテイマーの絆を、お前達悪党の主従関係と一緒にされるのは!!」

ネオヴァンデモン「では、決着を付けましょうか。あなた達の絆と私の忠誠心……どちらの“信頼”が勝つのか!勿論、私は兄者の様に負けはしませんがねっ!!」

ネオヴァンデモン『ナイトメアレイド!!』バササササッ!!

ドルゴラモン「またオレ達のデータを吸うつもりか!?」

かずみ「違う…!!」



パリィィィィィィン!!


ラピッドモン「棺桶のデジモンを全て吸収したっ!!」

ネオヴァンデモン「フフ…フフフフフフッ!!」ゴゴゴゴゴゴ……!!


かずみ「どんどん大きくなってる!!」

マミ「あの中にはロップモンが居たはずなのに……!!」

ネオヴァンデモン「どうせ貴方達はここで敗北するのだから冥土の土産に教えてさしあげましょう!ロップモンはこの城にはいない!!」

マミ「何ですって……!?」

ネオヴァンデモン「いやはや…私の愛玩デジモンとして名残惜しかったのですがねぇ……NEO生命体に必要なメモリのデジモンとの交換を条件に、バルバモン様とルーチェモン様が取引きなさりましたからね……」

マミ「一体何の為に!?」

ネオヴァンデモン「神には天使が必要でしょう?ルーチェモン様は三大天使を手元に置きたい……いずれ再びケルビモンに進化するロップモンとファイル島のはじまりの街から奪ったセラフィモンのデジタマはルーチェモン様の手中……そして、あと一つは……」

マミ(鹿目さんのテイルモン……!?)

ネオヴァンデモン「さ、教えたからには満足したでしょう。これで心置き無く逝きなさい!!」シュゴオォォォォォ…

マミ「来る…!なら、ロップモンを取り戻す為に……!!」

ラピッドモン「ここで負けるわけにはいかない!!」

ネオヴァンデモン『ギャディアックレイド!!』

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』


ジュバアァァァァァァァァン!!


ラピッドモン「ぐぅ…う……っ!!」ゴゴゴゴゴ…!!

ネオヴァンデモン「フハハハハ!黄金のデジメンタルで進化したアーマー体と言えど、“究極生命体NEO”の力の一部をバルバモン様から与えられた私には勝てるはずがないのですよおぉぉぉぉーーっ!!」ゴゴゴゴゴ…!!

マミ「レガーレ!!」シュルルルッ

ネオヴァンデモン「ふん!今更こんなリボンで動きを鈍らせようなど……」

かずみ「ドルゴラモンっ!!」

ドルゴラモン「オレの存在を忘れるなよ!!」

ネオヴァンデモン「何!?」

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』


ドゴォォォォォン!!


ネオヴァンデモン「がはっ……!このぉ……」

ネオヴァンデモン『ナイトメアレイド!!』バササササッ!

ドルゴラモン「ぐっ!」

マミ「今よ!ラピッドモン!!」

ラピッドモン「ああ、余所見をするからだ!はぁぁぁぁぁぁ!!」シュゴォ!!

ネオヴァンデモン「しまった!?…だがっ!!」


ドゴォォォォォォォォン!!


かずみ「やった!?」


バサササッ!


ドルゴラモン「またコウモリに分裂したぞ!!」

マミ「全て捕まえる……リボンの結界でっ!!」


シュルルルルルル……ビシィ!!


イビルビル「イビギィ!?」

かずみ「やった!コウモリを全部リボンで縛ったよ!!」

ラピッドモン「よぉし!ゴキブリホイホイならぬ……コウモリホイホイに引っ掛かったコウモリは、後は駆除するだけだね!!」

マミ「私のリボンをそんな言い方しないでラピッドモン!!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドドドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


ラピッドモン「最後の一匹はマミが!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』ドンッ!


ドガアァァァァァァァァァァァン!!


ラピッドモン「意外と呆け無かったな……」


ムソーナイトモン「フハハハハ!どうしたね、これぐらいで終わりかね?」

Bウォーグレイモン「くっ……!!」

ムソーナイトモン「では、完全なトドメを与えよう」シュゴオォォォォォ…

ゆま「カイゼルグレイモン…まだ動けるよね?」

カイゼルグレイモン「ああ、何とかな……」

ゆま「じゃあ、そのまままっすぐ行って!」

カイゼルグレイモン「まっすぐ行け?突っ込めって事か?」

ゆま「ゆまは少しの間あのダークナイトモンのテイマーをやってたんだよ?だから弱点もわかるもん!」

カイゼルグレイモン「本当かってばよ……?」

ゆま「あの大砲を撃つのには少し時間がかかるもん」

カイゼルグレイモン「そうか…チャージの時間差を狙えって事か……」

ゆま「あと……」ピピピッ

カイゼルグレイモン「ん…?デジヴァイスでコマンドリンク?……よし、わかったってばよ、ゆまっ!!」

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』ズオッ!!

ムソーナイトモン「ゆま…暗黒の種を失った事で、君の頭脳は年相応のお子様レベルに戻ってるようだね。チャージしている間はこれで相手の動きを封じてたというのに……」

ムソーナイトモン『魔重力呪縛陣!!』


シュワァンッ


カイゼルグレイモン「うぐっ!?」


キリカ「ダメだ…止められたじゃないか!!」

ムソーナイトモン「さらばだ!!」

ムソーナイトモン『超力鳴動破!!』


ジュバアアァァァァァァァン!!


Bウォーグレイモン「カイゼルグレイモン!!」


ドゴオォォォォォォォォン!!


ガチャッガシャアァァァァン

キリカ「カイゼルグレイモンの……鎧がバラバラに……」

ムソーナイトモン「終わったな……」

ゆま「ちがうよ……」

ムソーナイトモン「むっ!?」

ヴァイクモン「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

ムソーナイトモン「な…何いぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーっ!!?」

キリカ(カイゼルグレイモンの…スピリットの鎧の下で既にヴァイクモンに進化させておいて、鎧をパージしてムソーナイトモンの攻撃を防いで……そのまま突撃!!)

Bウォーグレイモン(この戦法を、あのチビがデジヴァイスで指示を送っていたのか!!)

ゆま「そして、大砲を撃ったあとのムソーナイトモンはしばらく動けないよ!!」

ヴァイクモン『ヴァイキングアックス!!』


スパアァァァァァァン!!


ヴァイクモン「お前の言う通り、最後はゆまのパートナーデジモンの姿でトドメを刺したってばよ!」

ムソーナイトモン「ぐおっ……!!」


ズバァン!!


スカルナイトモン「うおおぉぉ……」

デッドリーアックスモン「ぐがぁ……」

キリカ「デジクロスも解けた!!」

ゆま「やったね、ヴァイクモン!」

ヴァイクモン「ああ、見たか!オイラ達の信頼と絆を!!」

マミ「ダークナイトモンの方も終わったみたいね。凄いわよ、ゆまちゃん」

ゆま「えへへぇ……」

ダメモン「OH……確かにクレイジーな戦いぶりNE……流石ゆまNE……」

ドルゴラモン「よぉし…コイツをこのままバグラモンの所へ連れてけばかずみを……」

ラピッドモン「ついでにベルゼブモンの女体化もね~」


シュイィィィィィン


かずみ「!? き、消えた!?」

ヴァイクモン「スカルナイトモン達が消えたってばよ!!」

マミ「いえ、今の光はデジヴァイスで回収したんだわ!」

キリカ「織莉子…織莉子だ!この近くに織莉子が!織莉子おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダッ!

Bウォーグレイモン「待てよキリカ!!」

マミ「呉さん待って!怪我した牧野さん達も連れてかないと!!」

ドルゴラモン「オレ達が運ぶよ」

ラピッドモン「あわてちゃって……」

マミ「でも、この城は他にどんな罠が仕掛けてあるのかわからないわ。呉さんを一人にできないから追いかけましょう!」ダッ!


?「ククク…行ったか……」



バササササッ!


ネオ「じゃじゃーん!あれぐらいで私がやられたと思ったのですか?不死身のアンデッド型デジモンなのですよ私は……ククク…では、奴等を追って、背後からデータを吸収してあげましょう……」

織莉子「いいえ、貴方はここで終わりよ……」


ネオ「ぐっ!貴様、今頃姿を現したのか!!」

織莉子「再生したとはいえ、今の貴方は手負いの状態……消すのは容易い……この時を待っていた……」

ネオ「…フッ……」シュゴォォォォォ…

ネオヴァンデモン「手負いとはいえ、肉体を失い、その娘の体に取り憑いているだけの死に損ないの貴方に、私が負けると思ってるのですか?“兄者”!!」

織莉子「……」

ネオヴァンデモン「聞いてますよ!自らの肉体を再生させるために、先の千歳ゆまという娘に暗黒の種を植え付けてた様ですが……デーモン様に奪われたらしいですねぇ!!」

織莉子「…ふふふ……」

ネオヴァンデモン「何が可笑しいのですか?奴等の前にその娘の身体ごと、私があなたを食らってさしあげますよっ!!」

織莉子「馬鹿め…“俺”の肉体の再生は既に終わっている……何故ならこの美国織莉子にも暗黒の種を植え付け、育てていたのだからなぁ……!!」

ネオヴァンデモン「な…何っ!!?」

織莉子「“弟”よ……兄の一部になれる事を光栄に思うが良い……この『ベリアルヴァンデモン』のな!!」ゴゴゴゴ……!!

ネオヴァンデモン「あ…兄者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」


――――――
―――――
――――
―――
――



ベリアルヴァンデモン「次は…バルバモン。そして、選ばれし少女達……お前達に復讐する時だ!!」


~次回予告~

バルバモン「…叛逆観てきたんじゃけど……」ブルブルブル…

ダルクモン「あ、行ってきたんですか。隣の席の人はバルバモン様の加齢臭のせいで映画に集中できず、さぞ迷惑だったでしょうね」

バルバモン「あそこで終わってれば感動的な話じゃったのに…あんな結末……あんまりじゃよおぉぉぉぉぉぉぉ……!!」ガタガタガタガタ…

ダルクモン「小奇麗に終わったら、それはまどマギじゃないし、アタシ的にはあのオチはアリだと思うんですけど。約一匹を覗いて、みんなハッピーになってめでたしめでたしにも見えないくもないし。それに続編でどうなるか楽しみじゃないですか」

リリスモン「そうねぇん…ほむらちゃんのまどかに対する世界を壊すほどの狂おしい愛……まさしく彼女こそ“愛欲”の極みねぇん……そして、同棲するまでの仲にまで発展した杏さやのイチャイチャっぷり!あたし爆発しそうよっ!!!」

ダルクモン「新開拓のマミなぎはどうなんです?リリスモン様」

リリスモン「……ぷっ!いくらボッチ回避の為だからって……元は自分を殺した魔女の幼女を宛てがわれるなんて(笑)」

バルバモン「お前、何でマミさん嫌いなの……!!?」カクカクカク…

ダルクモン「ま、パンフレットのスタッフインタビューとかによると、あくまで叛逆は劇場版の続編で、TV版とは繋がってないって事ですから…納得できない人は自分の中ではパラレル扱いしてりゃあいいんじゃないんですか~?」

バルバモン「やっぱ続編は基本蛇足になっちゃうのかのう……」プルプルプル…

ダルクモン「デジモンだって、ある続編を無かった事にしたい人達だっているし。主に最終回のラストシーンのせいで」

ブイモン「おい、それは何の事を言ってるんだ!?」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ」

バルバモン『恐怖!ベリアルヴァンデモンの逆襲!!』

バルバモン「続編あるなら今度こそ全員を幸せにしてくれぇい……」

ダルクモン「てゆーか、バルバモン様悪役ですよね?」


今回はここまで
仮に続編あるとしても最低でも一年後とかでしょうね
その時は流石にこのSS終わってるかエタってますよね
ではまた

大蛇丸にキレたナルトかwww
リリスモンは取って付けたようなカプは好きじゃないのか


ぶっちー鎧武やってるから
1年以上先にはなりそうっすね

「デジモンだって、ある続編を無かった事にしたい人達だっているし。主に最終回のラストシーンのせいで」
丸弐の事かぁああああああ!!!


やっとオリコ関連に決着が着きそうだなwww

おはようございます

>>755
いや、単にリリスモン様はマミさんが好きくないだけです
その理由は……お察しください
>>1は勿論オッパイ大好き!!

>>756
そうでしょうね
ところで、「大切な人が傷つくよりも自分が傷付いた方が良い」って鎧武の台詞
まどマギのキャラ達の信念にも当てはまってますよね
その結末が叛逆のほむらの行く末だったのが……切ないとこですよね

>>757
あー…スイマセン……
ちょっとあるデジモンのシーンのパクリ…オマージュの為に織莉子関連の完全決着はもうチビっとだけ先になります……

投下


キリカ「織莉子はこの先に……!!」

マミ「焦らないで呉さん……」

カオル「かずみ……良かったな……」

かずみ「え、何が?」

ドルモン「バグラモンとの取り引きに必要なダークナイトモンは逃しちゃったんだよ?」

カオル「いや、あのネオヴァンデモンはあんたのオリジナル…ミチルの仇だったろ?」

かずみ「あ、そうだったっけ?」

カオル「だからあんたはミチルの……あんた自身の仇を討てたんだ……」

かずみ「正直ソレ…わたしにはあんまり関係無いかなって思うんだ」

カオル「関係無い……!?」

かずみ「わたしはわたし…カオル達の知っているミチルじゃない……そうでしょ?わたしはミチルのデータを元に作られただけで、ミチルの事を知っているわけじゃない……まあ、海香からミチルの記憶を少し見せてもらったけど……」

かずみ「だから、ミチルの仇が討てて嬉しいのはカオル達だよ」

カオル「ああ…ゴメン、かずみ……自分の過ちに気付いてながら…とんだ失言だね……」

かずみ「別にいいんだよ。カオルが嬉しいならそれはそれでいいことなんだし」

カオル「でも、これを機に…あんたの中からミチルを追い求めるのを断ち切ろうと思うんだ……あとは、あんたがかずみとして生きれる様に…あたしにもできる事をしたい……」

かずみ「うん、ありがとう……カオル!」

ほむら「でも、ここからはバルバモンとの決戦よ。ダメージを負ったあなたのピヨモンじゃ無理があるわ」

かずみ「ほむら!まどか!!」


まどか「かずみちゃん!それにマミさん達も会えてよかったぁ!!」

マミ「無事だったのね……あら、その猫は……?」

エイミー「にゃあ」

杏子「おいおい…何でこんな所に猫がいるんだよ?」

さやか「それって確か…エイミーじゃ」

まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんも来たね!ああ、エイミーの事は後で説明するよ……」

テイルモン「とにかく、全員集合ね」

杏子「いや…アグモンを探しに行ったマサルダイモンとははぐれちまって……そっちにもいないようだな」

さやか「これからのバルバモンとの決戦、あいつの戦力はアテになるのに肝心な時に!!」

レナモン「戦力か…ダメージが大きい私達はあんまり戦力としてアテにならないな……」

ルキ「そうね…悔しいけど……わたしとカオルはここに残るわ……」

カオル「ごめん…かずみ…これ以上歩けそうにないから……」

海香「じゃあ、カオルと牧野さんは私が見てるわ……」

ワイズモン「僕も戦力としては微妙だからね……」

海香「あと、その猫も預かっておくわ。戦いに巻き込むわけにはいかないでしょう?」

まどか「うん、エイミーをお願いね海香ちゃん」

エイミー「ニャー」

ダルクモン「では、バルバモン様の所までご案内しま~す」


ブイモン「お前は!?」

テイルモン「ダルクモン…あなたダルクモンじゃない!!」

まどか「テイルモンの知り合い?」

テイルモン「私の部下だった天使デジモンよ!それが何でバルバモンの所に……」

インプモン「どーせチョ・ハッカイモンと同じで、オメーの趣味に呆れて出てったんだろ?」

テイルモン「……」

テリアモン「図星なんだ……」

テイルモン「だからってバルバモンなんかに……!!」

ダルクモン「そりゃ勿論、給料が良いからですよ」

さやか「転職気分!?」

ダルクモン「でも、やってられませんよ……バルバモン様のセクハラは酷いし、臭いし……更にあなた達が伯爵やネオヴァンデモン様を倒したせいで…これからバルバモン様の身の回りのお世話をアタシが全てしなきゃいけなくなったじゃないですか……もう我慢ならないですよこんな生活……だれかいい人見つけて寿退職したいです……」グスッ

さやか「仕事に疲れたOLの心境!?」

ダルクモン「だからアタシは、ここであなた達がバルバモン様を倒してくれるのを願っています」

杏子「何!?」

ダルクモン「退職金が出ないのは惜しいですけどね~」

杏子「……」

ダルクモン「では、この扉の向こうがバルバモン様の間です」

マミ「……み、みんな、気を引き締めて行くわよ!」

まどか「は…はいっ!」


~バルバモンの間~


バルバモン「お、おおぅ…よく来たのう……儂が七大魔王の強欲の大罪を司るバルバモンじゃ……」プルプルプル…

まどか「……」

さやか「……」

マミ「……」

杏子「……アレがバルバモン……?」

まどか「……かわいそうなぐらい…ヨボヨボでプルプル震えてるおじいちゃんなんだけど……」

キリカ「本当に七大魔王かい?」

テイルモン「今の奴の姿は前大戦で魔力を使い果たした成れの果てよ。人間の欲望の感情エネルギーを糧として魔力を取り戻そうとしてたみたいだけど……」

杏子「それがリアルワールドにばらまきやがったデジメモリか!!」

かずみ「でも、その計画はリアルワールドでDATSヒュプノスのプレイアデスのみんなが頑張ってくれたから失敗したんだよね!」

テイルモン「ええ…魔力を取り戻してないあの姿を見ると、そう考えてもいいわね……」

ほむら「でも、油断しないで。私達を欺く為の芝居の可能性もあるわ」

まどか「そうなのかな……?」

バルバモン「ガハァ!!」ドバッ!

ブイモン「うわっ!?血反吐を吐いた!!」

バルバモン「おげぇ!?」ズルッ


ゴロゴロゴロ…ドジャアァァァァァァン!


ドルモン「玉座と階段から物凄い勢いで滑り落ちたぞ!!」


マミ「ちょっ…大丈夫ですか!?」

テリアモン「マミ!近づいちゃダメだよ!!」

マミ「あ、いえ…あまりにも可哀相だったから……何だかつい……」

バルバモン「いやいや…お嬢さん……敵である儂に情けを掛けてくれるとは……優しいのう……」ムニュッ

マミ「きゃっ!?」

テリアモン「ああっ!コイツどさくさにマミの胸揉んだぁ!!」

バルバモン「おぉう…?儂、何か無礼をしたかのぅ……こう老いぼれると脳のデータも劣化しとるから……自分でも何をやったのかわからんのじゃ……」ガクガクガク…

マミ「は、はぁ……」

テリアモン「本当かよぉ……」

バルバモン「スマンが、このままじゃしゃんと話もできんからの……立ち上がって話をしたいから、手を貸してくれんかのぅ…足腰も弱くなっとるんじゃ……」カタカタカタ…

まどか「あ、はい!…うぅぅ~ん……このおじいちゃん、結構重い……ほむらちゃんも杏子ちゃんも起こすの手伝って」グイッ

杏子「はぁ?何でアタシ等が……」

ほむら「まあ、まどかの頼みなら……」

バルバモン「はうぅぅぅぅぅ……」


スリスリスリ


ほむら「!!?」

杏子「っ!!!」

インプモン「げっ!?今度はほむらの脚に頬擦りしながら……」

ギルモン「杏子のオシリさわってるよぉ!!」

杏子「このエロジジイ!確信犯じゃねぇか!!」ゲシゲシゲシゲシゲシッ!!

ほむら「……!!!」ゲシゲシゲシゲシゲシッ!!

バルバモン「ひいぃぃぃぃぃぃぃ……もっとぉ……」ゲシゲシゲシゲシゲシッ!!

まどか「やめてあげてよ!そんなに蹴ったら死んじゃうよぉ!!」

さやか「いや、まどか…あたし達、あいつを倒しに来たんだし……」


バルバモン「い、いや…儂に戦う意志は無い……見ての通り、魔力を取り戻す計画は失敗し……部下も倒され、残ったのはこの老いた魔王一人……お前達全員を相手に儂の勝機は無いのは明らかじゃろう……?」ブルブルブル…

ブイモン「まあ、確かに……」

ゴマモン「こんな弱りきったジジイを全員でボコっても後味が悪い感じがするだけだしな……」

バルバモン「じゃから、儂は降伏を宣言しよう……煮るなり焼くなり好きにせい……」カクカクカク…

ほむら「降伏…!?」

Bウォーグレイモン「煮ても焼いても骨ばっかで、食う所が無いんじゃねぇか?」

ギルモン「おいしそうじゃないしね」

杏子「そういう問題じゃねーよ。まあ、往生する覚悟があるなら……今すぐここで引導を渡してやるよ」ジャキッ!

まどか「まって杏子ちゃん!何も殺す必要はないよ!!」

テイルモン「まどか、魔力を失ってるからといって、バルバモンを生かしておくのは危険だわ」

インプモン「そうだぜ、コイツは七大魔王だぜ!!」

テイルモン「あんたも元七大魔王でしょ」

インプモン「あ、そうだった」

まどか「だからだよ!元七大魔王のインプモンだってわたし達の仲間なんだから……」

ゆま「このバルバモンだって心を入れかえられるって事?まどかお姉ちゃん」

まどか「うん!」

バルバモン「おぉぉ…何て優しいお嬢ちゃんなんじゃあ……」

テイルモン「ちょっとまどか!だからって……」

ほむら「だったら、殺さないとしても封印するというのはどうかしら?これが最大の譲歩になるんじゃないかしら?」

テイルモン「…! そうね……だとすると、封印の方法は……そうだわ!バグラモンに魂を抜き取ってもらおうかしら……」

バルバモン「!? ちょ…ちょいとそれは勘弁……」ガタガタガタ…

ほむら「あら?さっき、煮るなる焼くなり好きにしろって降伏したわよね?」

テイルモン「それとも…やっぱり私達を騙す為の芝居なのかしら?」

バルバモン「な、何を言っとるんじゃ……お前達と戦う魔力が無いのは本当じゃ……!!」カクカクカク…

かずみ「……でも、まだ何か切り札があるんでしょ?」


バルバモン「!!」ギクッ!

まどか「かずみちゃん?」

ドルモン「バルバモンの切り札?」

かずみ「カンナが言ってた……NEO生命体……本当に降参しているなら、それが何なのか教えてくれるよね?」

バルバモン(あ…あの小娘ぇぇぇぇ…余計な事喋くりおってええぇぇぇぇ……!!)ガクガクガク…

バルバモン「はて…?儂、ボケてるので忘れてしまったのぅ……」ガタガタガタ…

ほむら「……」スチャッ



―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―



バルバモン「ベ…ベルゼブモン……!!」カクカクカク…

ベルゼブモン「白状しなジジイ。その長い鼻を俺の魔弾で吹っ飛ばされたくなけりゃなぁ」ジャキッ

バルバモン「ぐっ……!!」プルプルプル…

かずみ「…そこ、そこのプールから何か感じる……」ピキッ

まどか「プール?」

さやか「うぇ…何あのドロドロした緑の液体のプール……」

マミ「中に何かが居るの……!?」

バルバモン(はあぁぁぁぁ…駄目じゃあぁぁぁ……まだ全てのデジメモリが揃っとらんのにぃ……!!)ガタガタガタ…

バルバモン「お願い!お小遣いあげるからそこには近づかないで!!」ダッ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュゥゥゥゥゥン!

バルバモン「ぐぎぃ!?」ビクッ

ベルゼブモン「おうおう、必死に駆け上がろうとしたな」

ほむら「足腰が弱かったんじゃないかしら?」

バルバモン「わ…儂の……儂のNEO生命体に手を出すなぁ……!!」プルプルプル…


杏子「そのプールの中に居るのがNEO生命体……!?」


『パパ…ハヤクココカラダシテ……』ゴポポォ


さやか「うわっ!?中から何か声がした!!」

バルバモン「儂の魔力!儂の全てを注ぎ込んだ我が子……究極生命体NEOっ!!」ガタガタガタ…

テイルモン「何ですって!?」

織莉子「そう…せっかく人間達の欲望の感情エネルギーを集めたのに……全てそのNEO生命体を完成させる為に使いきってしまったのですのよね?バルバモン様……」

キリカ「織莉子ぉ!?」

ほむら「美国織莉子……!」

織莉子「クククク…この時を待っていたぞ……バルバモン…そして、選ばれし少女達……お前達に復讐できるこの時を……弟は既に我が一部となったしなぁ……!!」

まどか「弟?」

バルバモン「き…貴様ぁ……!貴様なぞがこの儂を……!!」ガクガクガク…

織莉子「ええ、倒せますよ。バルバモン様……この娘の体の中でずっと力を蓄えてたのだからなぁ!!」

キリカ「今すぐ…今すぐ織莉子の体から出て行け……ヴァンデモンっ!!」

テイルモン「え……?」


一同「ヴァンデモン!!?」


さやか「美国織莉子に取り憑いてるデジモンって……」

杏子「まさか、アタシ達が倒したヴァンデモンの事だったのか!?」

キリカ「え?言ってなかったっけ?」

ブイモン「聞いてねーよっ!!」

キリカ「そうさ…キミ達が倒したと思ってたヴァンデモン……奴のデータは魂だけになって、織莉子の体に取り憑いて、復活の時を
待っていたのさ……!!織莉子から離れろ!汚らわしいっ!!」

織莉子『お望み通り、今すぐ出て行ってやるさ……そして、見せてやる!暗黒の種によって、更なる進化を得た俺の姿を!!』ゴゴゴゴゴ…!!

ほむら「ヴェノムヴァンデモンが出てくるの!?」

織莉子『ヴェノムヴァンデモン…?違うっ!!』シュゴオオォォォォォ……


カッ!!


ベリアルヴァンデモン「俺はベリアルヴァンデモンだぁ!!」


“ベリアルヴァンデモン”

究極体 魔王型 ウィルス

ヴァンデモンの最終形態と言われる、魔王型デジモン
パワーを追求しすぎ、獣のように知性を失ってしまうヴェノムヴァンデモンとは違い
知性も兼ね揃え全ての面でヴェノムヴァンデモンを超えることに成功した
残虐非道で冷酷な性格を持ち、自らの欲望のためには手段を選ばない
左右の肩にはそれぞれ生体砲の「ソドム」と「ゴモラ」を寄生させている
必殺技は両肩のソドムとゴモラから発射される超高熱線『パンデモニウムフレイム』


織莉子「うっ……」バタッ

キリカ「織莉子!!」ダッ!

ほむら「美国織莉子の体から出てきたあれが……」

テイルモン「ベリアル…ヴァンデモン……ですって!?」

ベリアルヴァンデモン「そう、アンデッドデジモンなんてチャチなもんじゃあないぜ……魔王デジモンとして生まれ変わった俺、ベリアルヴァンデモン様だぁ!!」

マミ「確かに…以前のヴェノムヴァンデモンとは感じられる魔力が段違いだわ……!!」

ベリアルヴァンデモン「ああ、千歳ゆま…お前に植え付けた暗黒の種はデーモンに取られちまったがあ、俺の宿主の美国織莉子の種はそれ以上によく育ってくれたからなぁ!!」

キリカ「織莉子にも……暗黒の種がっ!?」

ゆま「ゆまよりも……織莉子は“わたし以上の心の闇”を持っていた……」

ベリアルヴァンデモン「そうだ。父親への絶望や自分が行ってきた事の罪悪感だったかな?けけけ…そいつの闇は実に美味かったぜぇ……!!」

キリカ「貴様が…貴様が織莉子を……ゆ、許さない……許さないぞヴァンデモンっ!!行けぇ!ウォーグレイモォン!!」

Bウォーグレイモン「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギャルゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

ベリアルヴァンデモン「ふん」バシィン!


ドスッ!


Bウォーグレイモン「ぐおっ!!」


テイルモン「尻尾で叩き落としてそのまま踏み付けた!!」

ベリアルヴァンデモン「そういや、お前は随分と役に立ってくれたなぁ」

キリカ「今までの織莉子の言葉が織莉子の言葉なんかじゃあなく……お前の言葉だと知っていれば……ワルプルモン軍なんかに味方しなかったよ私は!!」

ベリアルヴァンデモン「本当にそれはどうかな?」

キリカ「何だと!?」

ベリアルヴァンデモン「確かに俺は美国織莉子の中に入って、そいつの体を使って行動した。だが、俺がそいつの体でやってきた事は、そいつ自身も望んでた事なんだぜぇ?」

キリカ「そんなはずはないっ!!」

ベリアルヴァンデモン「そんなはずがあるんだよ!そいつの意識も残してなきゃあ、暗黒の種は育たないだろ?」

ゴマモン「そりゃ、ゆまだって暗黒の種を植え付けられてた時の心は闇に染まってたし……」

ベリアルヴァンデモン「だが、破壊の願望は暗黒の種は関係なく、そいつの本心だぜ!」

キリカ「嘘だっ!!」

ほむら「…美国織莉子の本心なんて私にはどうでもいいわ」

キリカ「暁美……!」

ほむら「今やる事はただ一つ……」

ベルゼブモン「テメェをもう一度ぶっ殺すって事だけだぜ!ヴァンデモン!!」

テイルモン「私達も行くわよ!!」

ブイモン「おう!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―

―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―

―ドルモンワープ進化ぁぁぁ!ドルゴラモン!!―


MATRIX
EVOLUTION_

杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―ハイパースピリットエボリューション!カイゼルグレイモン!!―



ベリアルヴァンデモン「全員集合か……良いぞ!」

デュークモン「ベリアルヴァンデモン!何度甦ろうと、貴様の闇は……このデュークモンが何度でも滅ぼしてくれるっ!!」

オファニモン「私が何があっても直接この手でぶっ潰したい奴等を教えてあげようかしら?一人はデジタマだった私をまどかの元から引き離したヴァンデモン…お前!そして、私のデジタマとすり替わってパートナーの座どころか、まどかの魔力を奪ったルーチェモン!そして、その間に私を苦しめたリリスモン!!」

まどか「オファニモン……」

オファニモン「最後は……黒バスを脅迫しているアホ共よぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

まどか「最後はあまり関係無い気がするよ!?」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュバッ!


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベリアルヴァンデモン「げぅ…!?」

オファニモン「くたばっててくれなかったのが嬉しいってのが私の正直な感想ねベリアルヴァンデモン……だって私の手でお前に復讐できるんですもの!!」

ベリアルヴァンデモン「復讐…?それは俺の方だ!お前達にやられた俺の復讐だ!!」

ベリアルヴァンデモン『メルティング・ブラッド!!』ジュバァ!


さやか「肩からだしたあの液体……」

ほむら「溶解液よ!!」

UFブイドラモン「遅すぎだから当たる心配なんて無いけどな!!」バサァ!

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

UFブイドラモン「連続斬りだっ!!」


シュババババババババババババッ!!


ベリアルヴァンデモン「づぁ!!」

杏子『ほむら、グラニを出してくれ!!」

ほむら「……ええ」スポッ

かずみ「ドルゴラモン!!」

ゆま「カイゼルグレイモン、行っちゃぇ!!」

デュークモン『ドラゴンドライバー !!』

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』


ズゴォォォォォォォォォォォォン!!


ベリアルヴァンデモン「ぬべえぇぇぇぇぇぇーー!!」

マミ『レガーレ!!』シュルルルルルッ!

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガガッ!!


ドゴオォォォォォォォン!!


ベリアルヴァンデモン「ぐむぅぅぅぅぅぅぅ!!」


ベルゼブモン「けっ!大して強くなってねぇんじゃねーのか?ヴァンデモンさんよぉ!!」

UFブイドラモン「いや、俺達があの時より強くなりすぎてるんだ!!」

ベルゼブモン「だな」

ベルゼブモン『百獣拳!!』

ベルゼブモン「アタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

ベリアルヴァンデモン「うわらばっ!!」

Bウォーグレイモン「さっきのお返しをしてやるぜ、ベリアルヴァンデモン!!」

キリカ「ヴァンデモン……“私の織莉子”を利用したその罪……この呉キリカのブラックウォーグレイモンが断罪するっ!!」

ベリアルヴァンデモン「ま…不味いっ!!」

キリカ「逃すかっ!私の速度低下の……」シュゴッ!

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』シュゴォォォォ……シュバァン!


ドガアァァァァァァァァァァァァァァン!!


まどか「や、やったの!?」

ほむら「いえ……まだよ!」

ベリアルヴァンデモン「な、何てガキ共なんだ……だが…これぐらいでやられる俺じゃねぇ!!」

ベルゼブモン「ちっ!くたばり損ないが!ほむら、ブラストモードでトドメを刺してやろうぜ!!」

ベリアルヴァンデモン「俺はやっとの思いで復活したんだここでお前らごときに殺られてたまるかぁ!!お前ら…選ばれし少女達と……そしてっ!!」ギロッ

バルバモン「ひぃ……!!?」ビクゥ!

ベリアルヴァンデモン「バルバモン…貴様に復讐するまではっ!!」


バルバモン「な…何じゃいっ!ボケが来とるとはいえ……お前なんぞより…お前の弟を我が配下のデスジェネラルに選んだ儂の目に狂いはなかったぞっ!!お前なんぞ、ファイル島の闇貴族の館で田舎闇領主をやっとるか……リアルワールドの派遣偵察の役職で満足してりゃあよかったのじゃいっ!!“分不相応”なのじゃよっ!身の丈を弁えろっ!!」ガクガクガク…

ベリアルヴァンデモン「これはこれは……強欲の魔王のバルバモン様のお言葉だとは思えない発言ですな……欲するモノはどんな手段を用いても手に入れる……それがあなたの糧とする欲望の情念でしょう!!」

ベリアルヴァンデモン「それに、例え“分不相応”の野望だとしても……高みを目指す意志、“進化”の意志が無き者は……それはもうデジモンではない……だからこそっ!!」ズオッ!

杏子『アイツ!アタシ達を無視して!!』

マミ『まさか…バルバモンを倒す……いえ、吸収するつもり!?』

ベリアルヴァンデモン「こんな老いぼれ!吸収しても美味くないわぁ!俺が取り込むのは……」

バルバモン「ま、まさか……!?」カタカタカタ…


『パパ…パパ……』


バクリッ!!


バルバモン「わ…儂のNEO生命体があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」ブルブルブル…!

さやか「ベリアルヴァンデモンの両肩の口が……」

かずみ「あのプールの中に居た“ナニカ”を食べた!!」

ベリアルヴァンデモン「クク…ヒヒヒヒ……ヒャーハッハッハッハッハッハッ!素晴らしい…素晴らしいパワーがみなぎってくるぞ……これがNEO生命体のパワーか!!」ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

ベリアルヴァンデモン『パンデモニウムフレイム!!』カパッ


シュゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


オファニモン「いけないっ!セフィロートクリスタルの防御形態!!」シュバッ!

UFブイドラモン『テンセグレートシールド!』シュインッ


ドゴオオォォォォォォォォォォォォン!!


オファニモン「きゃあっ!!」

UFブイドラモン「うわぁ!!」


まどか「オファニモンっ!!」

さやか「アルフォースブイドラモぉン!!」

杏子『テメェ!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォ!

ベリアルヴァンデモン「ふんっ!」ガシッ!

杏子『受け止めた!?』

ベリアルヴァンデモン「ヒャハハハハハハハハハハハハハッ!!」


ドガバキドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


デュークモン「くぁ!!」

セントガルゴモン「わぁ!!」

カイセルグレイモン「ぐぅ!?」

Bウォーグレイモン「おわっ!!」

ドルゴラモン「ちぃ!!」

ゆま「みんなぁ!!」

かずみ「あそこまで……あそこまでパワーアップするなんて……!!」

ほむら「ベルゼブモン!最後まで諦めないで!!」

ベルゼブモン「ったりめーだ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!


カキカキィン!


ベリアルヴァンデモン「効かないなぁ……ククク…七大魔王様の攻撃がカスみたいにしか感じないぜ……いや、俺が強くなりすぎちまったからなぁ!!」ボゴォン!

ベルゼブモン「うおっ!!」

ほむら「ベルゼブモン……!!」

ベリアルヴァンデモン「ククク…恐怖しろ、このベリアルヴァンデモンに……暗黒の種!NEO生命体!この二つの力を得て最強の魔王となった俺様になあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」



セントガルゴモン「こんなのはじめてだ……戦うのが恐いだなんて……!!」

マミ『もう何も恐くないはずだったのに…いえ……心を持つ者は……いずれ更に大きな恐怖の壁に突き当たる……今の状況がそれなのね……』

UFブイドラモン「うぅ…この恐怖……タクティモンに敗れた時と同じだ……クソッ!俺は恐怖を乗り越えたんじゃなかったのかよ!!」

さやか「アルフォースブイドラモン……」

デュークモン「恐れるな!アルフォースブイドラモン!!」

杏子『いざとなりゃぁ…相討ちを覚悟で奴を討ち取ってやるっ!!』

ベリアルヴァンデモン「ふん!良い覚悟だな……しかし、死を覚悟した奴程つまらんモノはない。死にたくないという生への執着があるからこそ、恐怖は倍増する!!」ドガッ!

杏子『がっ……!!』

さやか「杏子!!」

ベリアルヴァンデモン「ククク…安心しろ。こんなんになっても、俺は結構紳士的だからなぁ……女共を殺すのは最後にしといてやるよ……まず先に……!」

バルバモン「……」プルプルプル…

ダルクモン「バルバモン様!逃げて下さい!!あなたが殺られるとアタシの退職金でないじゃないですかぁ!!」

ベリアルヴァンデモン「老いぼれの糞ジジイ……お前からだぁ!!」

まどか「バルバモンが……!!」

ベリアルヴァンデモン『パンデモニウムフレイム!!』カパッ


シュゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


ダルクモン「バルバモン様っ!!」

ベリアルヴァンデモン「死ね……!」



バルバモン「やれやれ……じゃから、お前は甘いんじゃよ…ヴァンデモン……」



バルバモン『パンデモニウムロスト!!』シャゴオォォォォォォ…


ジュバババババババババッ!!

バガアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!


ベリアルヴァンデモン「な…何だとああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!?」

バルバモン「ウヒャ…ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」ゴゴゴゴゴ…!!

まどか「バルバモンの……」

ほむら「魔力が強くなってきている!?」

オファニモン「あれが……あの魔力を持つバルバモンが……本当の強欲の大罪を司る七大魔王バルバモンよ!!」

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」ゴゴゴゴゴ…!!


“バルバモン”

究極体 魔王型 ウィルス

長い髭の老人の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王デジモン”の一体である
悪魔の巣窟であるダークエリアの中心部に存在し、堕天使型デジモン達を操って悪の限りを尽くす
ネットワーク内に存在するあらゆる財宝に執着し、物欲のためならば手段を問わず
一欠けらの財宝のためにデジモンを殺す強欲で残忍な性格である
堕天使型デジモンの他に、究極体のデスモンを造作もなく操る七大魔王屈指の狡猾な策略家でもある
必殺技は生きては戻れない地獄へとデジモンを誘い、邪悪化させる魔杖『デスルアー』と
ダークエリアの邪悪のエネルギーを一斉解放し、全てを焼き尽す超高熱爆破『パンデモニウムロスト』
尚、ベリアルヴァンデモンの必殺技『パンデモニウムフレイム』でさえ、このエネルギー量の極一部でしかない



オファニモン「やはり、今までのは演技……とっくに魔力は取り戻していたのねっ!!」

ほむら「私達を欺く為に……っ!!」

バルバモン「いんや~…無力な老いぼれの姿で油断させて、お前達の寝首を掻いて終わりなんてつまらんじゃろぉ~?儂はただ、そやつに束の間の優越感という“欲望”を味あわせてやっただけじゃよぉ~……ま、今までの詫びという事でなぁ~」ゴゴゴゴゴ…!!

ベリアルヴァンデモン「だ…だが!いくら貴様が魔力を取り戻そうと…NEO生命体の力を得た俺のパンデモニウムフレイムを打ち破れるなんて!?」

バルバモン「ウヒャッ♪もう感じんじゃろぉ?NEO生命体の力なんぞ……」ゴゴゴゴゴゴ…!!

ベリアルヴァンデモン「な…何!?本当だ……俺の中のNEO生命体の力が……感じない!?」

バルバモン「NEOやぁ~そろそろ出ておいでぇ~。これからもっとオモロイ遊びが始まるぞぇ~♪」ゴゴゴゴゴ…!

ベリアルヴァンデモン「ぬがぁ!?」


ズバッ!


かずみ「ベリアルヴァンデモンの体から!!」

キリカ「ナニカが出てきた!!」


『コノナカデアソブノモオモシロカッタンダケドナァ……』ピカァァァ・・・!


バルバモン「さあ、NEOやぁ…そやつもデジメモリにして、お前の一部としてやれぇ~♪」ゴゴゴゴ…!


『フフフ……』


ベリアルヴァンデモン「お、俺もデジメモリに!?」

バルバモン「今、NEO生命体が持っとるデジメモリの中に……ギズモンを直接メモリ化させて取り込ませている……つまり、NEO自身もデジモンをデジメモリにする能力を持っとるんじゃよぉ~♪」ゴゴゴゴ…!

ベリアルヴァンデモン「に、逃げなくては!!」バサァ!


シュルルルルルッ!


ゆま「ベリアルヴァンデモンの体からまた何かが出てきたよ!!」

マミ『あれは…ネオヴァンデモン!?』

ベリアルヴァンデモン「お…お前ぇ!?」

ネオヴァンデモン「この時の為に…私は貴方に“わざと”取り込まれたんですよ兄者ぁ!!」

ベリアルヴァンデモン「は…離せぇ!!」

ネオヴァンデモン「さあ、兄弟仲良くバルバモン様のNEO生命体の一部となりましょう!それが我等のバルバモン様への最後にして最大のご奉仕っ!!」


ビィィィィィィィ!


ベリアルヴァンデモン「やめ…やめろおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」


ビイィィィィィィ……カチャンッ


まどか「ベリアルヴァンデモンとネオヴァンデモンが……デジメモリに!!」


『イタダキマァス……』シュゴォォォォォ……


ほむら「それをあのNEO生命体が……取り込んだ!!」

バルバモン「さあ、もうすぐ完成じゃあ!儂の欲望の集大成!!究極生命体NEOの誕生祝いじゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」


~次回予告~

バルバモン「本当の魔力を取り戻した儂とまどか達との最終決戦がいよいよ始まるぞぉぉぉぉぉぉぉい!!」

ダルクモン「うっわー…魔力を取り戻して……ハイテンションでウザすぎなんですけど……」

バルバモン「そして、今回はオリマギ組の究極体デジモンのステータスを公開じゃあ!!」

ダルクモン「あ、まだ続けるんですか?この企画」


ヴァイクモン
テイマー:千歳ゆま
力:A 防御:A スピード:D 魔力:C 賢さ:D 持続力:B

テイマー千歳ゆまとの絆を取り戻したゴマモンが究極進化したデジモン
クロンデジゾイド並の体毛の防御力とパワーを兼ね備えるが、水中以外のスピードが無いのが弱点
現在千歳ゆまが持つデジヴァイスはインキュベーモンとの契約によって作られたものではない為
魔法少女の変身能力は無いので治癒能力も当然使えない



ブラックウォーグレイモン
テイマー:呉キリカ
力:B 防御:A スピード:B 魔力:C 賢さ:C 持続力:C

“漆黒の竜戦士”として恐れられる、ウィルス種のウォーグレイモン
呉キリカの能力によって速度を殺されたドラモン系のデジモンは
Bウォーグレイモンのドラモンキラーから逃れる術は無いだろう



ブラックメタルガルルモン
テイマー:美国織莉子
力:C 防御:A スピード:A 魔力:B 賢さ:A 持続力:C

Bメタルガルルモンのレーダーセンサーと美国織莉子の予知能力が合わされば、敵の行動は全て予測できる……が
佐倉杏子とデュークモンの幻惑能力同様に魔力の消費が激しかったりする……
Bメタルガルルモンはまどか達に敗れた為デジタマに戻り、現在呉キリカがそのデジタマを守り続けている
織莉子と彼が再び巡り会える時まで……



オメガモンズワルト
テイマー:美国織莉子&呉キリカ
力:S 防御:A スピード:B 魔力:B 賢さ:A 持続力:D

BウォーグレイモンとBメタルガルルモンがジョグレスした姿
ジョグレスにより得た絶大なパワーと、テイマー二人の予知と速度低下能力によって
ベルゼブモンやデュークモンを苦戦に追いやった
しかし、かつてのロイヤルナイツの真のオメガモンは……このオメガモンズワルトを遥かに凌駕する存在らしい……



バルバモン「ま、どんなデジモンが来ようとも……絶好調の儂には勝てんがのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」

ダルクモン「うっざ……」

バルバモン「次回、デジモン☆マギカ!」

バルバモン『神と悪魔か!?究極生命体NEO!!』

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャ……ゲボッ!!」ドボォ!

ダルクモン「やっぱ転職しよう……」


今回はここまで
今更ですけどNEO生命体はアレをパクったオリキャラではなく
デジモンネクストのキャラですからね!
設定はほぼオリジナルだけどね
次回でバルバモン編最終回……かも?
ではまた


≫734で言ってたけど

超究極体の名前(モード)も変わるのー?

バルバモンはセクハラも演技だったのかな?

おはようございます

>>779
はい、思いっきり変わります
投票で決めたのに申し訳ありませんが…

>>780
欲望です!

投下


『フフフ…フフフフフ……キミタチモアソボウヨ……』ピカアァァァァァ…!

杏子『おい…とてつもなくヤバイ感じがするぞ!あの光!!』

マミ『あれがNEO生命体……!?』

バルバモン「じゃが、NEOの完成に必要なデジメモリがまだチト足りんのぉ~……」


ドゴオオォォォォォォォォン!!


ヒシャリュウモン「ヒシャアァァァァァァァ!!」

アルカディモン「ギッ…ギギ……ッ!!」

まどか「ヒシャリュウモンとアルカディモン!!」

かずみ「カンナ!ユウリ!?」

ユウリ「お望みのデジメモリはコレかなバルバモン?」

バルバモン「お♪おっ♪おぉ♪」

カンナ「ルナモン……いや、オリンポス十二神の『ディアナモン』のメモリ……へいお待ちって感じだな」

セントガルゴモン「ルナモン…!?ルナモンをデジメモリに!?」

オファニモン「やはり…彼女はディアナモンの転生体だったのね……!!」


数分前


~ヘンブンゾーンエリア~


メルヴァモン「やっぱアンタだったんだね……ディアナモン!!」

ディアナモン「よしなに」


“ディアナモン”

究極体 神人型 データ


オリンポス十二紳族の1体で、氷と水を司り、絶対零度の状況下でも戦闘能力な神人型デジモン
月の表裏(光と闇)のように二面性をもった性格で、美しくも恐るべき力を秘めている
必殺技は、月の神秘の力で幻惑させ、己の敵と判断すれば即時に切り裂く『クレセントハーケン』と
背中の突起から、細く鋭く長大な、眩いばかりの氷の矢を引き抜いて放つ『アロー・オブ・アルテミス』
また、両足“グッドナイトシスターズ”から月の光を放ち、浴びた相手を睡眠に誘う『グッドナイト・ムーン』をもつ


サンゾモン「オリンポス十二神族…月の女神ディアナモン!!」

ウィザーモン「まさか、バグラモンの側近をやってたデジモンがディアナモンだったとは……!!」

ディアナモン「私も選ばれし少女達のデジモン同様、全大戦でデジタマに還元しましたが……私を再び進化させられる程のデジソウルを持つテイマーは見つけられませんでした。しかし、バグラモン様のアストラルスナッチャーから与えられるデジソウルで一時的にディアナモンに進化できるのです」

ザンバモン「見つけたぞディアナモン!バルバモン様は貴様の首をご所望だ……それに、このザンバモン真剣勝負をしなくなって久しい……本気を出す前に相手は刀の錆になっているからな……オリンポス相手なら満足できそうだっ!!」

メルヴァモン「おい、私は?」

ディアナモン「よしなに、メルヴァモン。この程度のデジモン……私の敵ではありません。己の力を過信したデジモンなど」

ザンバモン「過信しているのはどちらかな?では、参るぞ!!」ドッ!

ムシャモン「やっちまえー!ザンバモン様ぁ!!」

ザンバモン『打首獄門!!』

ディアナモン『クレセントハーケン!!』


ズパパパパパパパパッ!!


ザンバモン「ぐぬぬぅ!?」

サゴモン「おおっ!やっぱディアナモンの方が圧倒的だぁ!!」

ディアナモン「よしなに、邪悪なるデジモンよ……このディアナモンが月に代わってお前に裁きを与える……!!」

ディアナモン『アロー・オブ・アルテミス!!』


シュバァン!


ザンバモン「む…無念っ!!」

ザバァン!!


ゴクウモン「おっしゃぁ!!」

ムシャモン「ザンバモン様!殺られるのはやっ!!」

ディアナモン「当然、このディアナモンはオリンポスの中でもトップを争う程の実力だったのです……ねぇ、メルヴァモン?」

メルヴァモン「…はんっ!バルバモンをブチのめしたら、久しぶりに一丁闘ってみるかい?」

ディアナモン「いいえ、その前に…我が同胞達の魂を取り戻すのが先……そして、いつの日かアポロモンも……」

ユウリ「いいや、お前の魂も頂くよ……デジメモリとしてな!行け、ギズモン!!」

ディアナモン「!? いつの間に!?」

ギズモンXT「……」

ビッ

ディアナモン「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ビビビビビビビッ!

メルヴァモン「ディ…ディアナモン!!」


カチャッ


シスタモンN「ディアナモンが……デジメモリに!!」

カンナ「油断するからさ。己の力を過信していたのはそっちも同じだったって事さ」

ユウリ「よし、これをバルバモンのとこに届けてやるか……」

ウィザーモン「ま、待てっ!!」

―――――
―――
――


ユウリ「しかし、デジメモリにしたら…ディアナモンからルナモンに戻っちゃったよ……」

バルバモン「いんや、その状態でもディアナモンの月の幻想の力は取り込める……ホレ、NEOやぁ~♪」ポイッ


シュゴオォォォォォォォォ……!!


『アリガトウ、パパ……』ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


カッ!!


ドゴオォォォォォォォォォオォン!!


ドルゴラモン「うわぁ!!」

杏子『やっぱりアレ……ヤバイぞっ!!』

ほむら「このままでは…このままではみんなやられる……全滅よ……一旦この城から脱出するわ!!」

ベルゼブモン「あぁん?逃げるのかよ!?冗談じゃねーぜ!!」

マミ『いいえ、この城の中でこのまま戦うのは袋のねずみよ!!みんな、急いで!!』

ほむら「まどか!!」

まどか「えっ!?う、うん……!」

カイゼルグレイモン「ゆま、逃げるってばよ!しっかり捕まれ!!」

ゆま「まってよぉ!!」

キリカ「織莉子…キミが目を覚ます時……私は生きているだろうか……?」

織莉子「……」

キリカ「キミと一緒に天国……いや、地獄逝きってのも悪くないけどさ…織莉子と一緒なら奈落の底でも恐くはないし……」

Bウォーグレイモン「縁起でもねぇ事言ってんじゃねぇよキリカ!俺達も脱出するぞ!!」

キリカ「あ…ああ!」

さやか「アルフォースブイドラモン!ほら、早く!!」

UFブイドラモン「ちょっと待ってくれ、さやか」

ダルクモン「あ…あぁ……もう嫌よぉ……こんなのぉ……」ガクガクブルブル…

UFブイドラモン「ほら、お前も一緒に行くぞっ!!」グイッ

ダルクモン「え……!?」


~ヘブンゾーンエリア~


セントガルゴモン「確かにマミの言う通り…あのまま城の中に居たらみんなやられてたよ……」

デュークモン「脱出して正解か……」

ウィザーモン「オファニモン!まどか!無事だったか!?」

オファニモン「無事とは言えないわね……」

メルヴァモン「すまない、ベルゼブモン……私達が油断してたせいでルナモンがデジメモリに……」

ベルゼブモン「ああ、知ってる。でも、今はテメェはテメェの心配してろ」

メルヴァモン「自分の心配してろ!?ああ、ベルゼブモン……アンタ、同志を失って傷付いた私を心配して……ディアナモンすまない…お前がデジメモリにされたってのに、こんな時に私だけ幸せな思いをするなんて私はなんて罪深き女なんだ……ぐへへぇ……」ダラァ…

イグニートモン「姉さん!ヨダレヨダレ!!」

ベルゼブモン「そうじゃねぇよ……これからの状況…他人を構ってられる余裕は無くなるって事だ」

メルヴァモン「他人!?」ガビーン

マミ『そうね…みんな、自分の身は自分で守って!!』

杏子『これから始まるバルバモンとNEO生命体との決戦……下手に他人を構ってると自分が命を落とすからな!!』

さやか「アルフォースブイドラモンもバルバモンやNEO生命体と戦う事に集中して。あたしも自分の身は自分で守りきるから!」

UFブイドラモン「さやか……」

さやか「魔法少女の力もあるんだし!」

カイゼルグレイモン「魔法少女の力が無いゆまとまどかは……」

キリカ「織莉子と共に私が守るから心配しないでくれ!これで少しでも千歳に対する罪滅ぼしになるだろ……?」

カイゼルグレイモン「ああ、すまない……!」

ほむら「まどか、あなたは私が必ず守ってみせるわ……」

まどか「ほむらちゃん…でも、ほむらちゃんも自分の事をちゃんと守ってよね……?」

ほむら「私にとって、自分の命より…あなたの命の方が重い……!!今まであなたを守れなかった私には……っ!!」

まどか「……」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


かずみ「城からバルバモン達も出てくるよ!!」

バルバモン「ウッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ……逃げられると思ったんかぁ~?」


『モットアソボウヨ……』


バルバモン「そぉ~ら♪」バッ



バササササササササッ!!


デスモン(黒)「DEATHDEATH!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATHDEATHDEATH!!」

デスモン(黒)「DEAAAATHッ!!」

マミ『デスモンの大群も城から出てきたわ!?』

バルバモン「ヒャヒャヒャっ!デスモンがお前達の倒した二匹だけだといつから錯覚したぁ~?」

デスモン軍団『デスアロー!!』

デスモン軍団「「「DEATH!!」」」


シュバババババババッ!!


ドゴオォォォォォォン!!


UFブイドラモン「くそぉ!!」

ホウオウモン『スターライトエクスプロージョン!!』カッ!

クズハモン『裏飯綱!!』コオォォォォォン!

デスモン(黒)「何DEATH!?」


ドゴオオォォォォォォン!!


デュークモン「クズハモン!ホウオウモン!!」

かずみ「カオル!海香!ルキ!!」

ルキ『こんなのあんた達だけに任せておけないからね!!』

カオル「あたし達もやっぱり戦うよ!!」

ラストティラノモン「俺もいるのよ!!」

UFブイドラモン「ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン「さやか、恭介はお前が守っててやるのよ!」スッ

さやか「恭介……!!」

恭介「うぅ……」

ラストティラノモン「行くのよぉ!どっちでもいいけどぉぉぉぉぉぉ!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアアァァァァァァァァァァァァァン!!


デスモン軍団「DEEEEAAATH!!」


ドガアアァァァァァァァァァァァン!!


バルバモン「はぁ~…雑魚がちょいと増えても……なぁんも変わらんのにのおぉぉぉぉぉぉ!!」

デスモン軍団『エクスプロージョンアイ!!』カッ!!


ドゴオォォォォォン!!


ラストティラノモン「ぐっ…まだまだぁ!!」

杏子『よし…アタシ達も行くぜ!!』

デュークモン「グラニ!!」

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』


ドゴゴゴゴッ!ドガアアァァァァァァァァン!!


オファニモン「天界ヘブンゾーンが……この戦いで、地獄に変わる……っ!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATH!!」ドッ!

オファニモン『エデンズジャベリン!!』


ズバァン!!


ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

デスモン(黒)「DEAATH!?デスモンの目玉を狙うなDEATH!!」

ベルゼブモン「丁度いい的だからな!」

ドルゴラモン『ドルディーン!!』ドドドドドドッ!!

ドルゴラモン「このままデスモン軍団を突破してバルバモンとNEO生命体を討つ!!」

カンナ「そうはいかせないよ」

ヒシャリュウモン『成龍刃!!』


ガゴオォォォォォォォォン!!


ドルゴラモン「ぐっ…!?」

かずみ「カンナ!!」

カンナ「邪魔しないほうがいいよ、かずみ。もうすぐ完成するNEO生命体は私達に新しい生命を与えてくれる……」

かずみ「あんな気持ち悪いものから与えられる生命なんて……わたしいらないっ!!」

カンナ「選択技は無いんだよ……私達にはっ!!」

ユウリ「アルカディモン、もっとこの戦場を地獄に変えてやれ!アドベント・シャルロッテだ!!」

アルカディモン「ギッ!」ニョロンッ

シャルロッテ「キシャアアアァァァ!ピッツァモッツラレラァァァァァァァァァ!!」

マミ『きゃっ!?』

セントガルゴモン「またアルカディモンが体内から変な化け物を出してきたぁ!!」

ベルゼブモン「くっ!俺から奪ったシャルか!!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


シャルロッテ「マジョマン〇カマンベエエェェェェェェェル!!」ニョロンッ

セントガルゴモン「脱皮した!!」

マミ『なら、体が無くなるまで撃ち尽くすのよ!!』

シャルロッテ「!!」ピクッ

アルカディモン「ギ…?」

ユウリ「ん?どうしたんだ?」

シャルロッテ「……」ズオッ

ユウリ「お、おい!?何処へ行くんだ!!」

マミ『あの方角は…バグラモンの宮殿に向かったみたいだけど……』

セントガルゴモン「あの化け物…バグラモンを喰いに行ったの!?」

ベルゼブモン「まあ、バグラモンならシャルに食い殺される心配はねぇだろ」

ユウリ「ちぃ……アルカディモン!!」

アルカディモン『ダークスピリッツDX!!』ジュバッ!


ドゴオオォォォォォォォォォォン!!


セントガルゴモン「わぁ!!」



ドガァン!バゴオオォォォォォォォォォン!!


ダルクモン「ううぅぅ…もう嫌よ…嫌嫌……こんな生活……」グスッ

UFブイドラモン「おい、こんな所で何やってるんだ!?攻撃に巻き込まれるぞ!!」バサァ

ダルクモン「これは罰なの…?天使デジモンの身でありながら、自分の“欲望”の為にバルバモン様に付いたから……ヘブンゾーンがこんな有り様になって……ただ、アタシは幸せになりたかっただけなのに……」

UFブイドラモン「幸せになりたかったって……それだけの理由でバルバモンに?」

ダルクモン「いけない!?どうせこの世界はワルプルモンに支配されるんだし!!その後の世界でアタシは普通に仕事して、普通に安定した収入を得て、普通に恋人作って結婚して、普通に幸せになりたかった!その欲望はいけない事なのっ!?」

UFブイドラモン「いけなくはないさ……さやかだって、好きな奴と一緒に幸せに過ごせる世界を守る……その為に戦ってるんだからな……でも、お前は一つ間違っている。ワルプルモンになんかこの世界を支配させない、最後に勝つのは俺達だ」

ダルクモン「無理よぉ…そんなの……あなた達はここでバルバモン様やNEO生命体にすら勝てないんだし……」

UFブイドラモン「いいや、勝ってみせるさ!俺達の勇気はっ!!」

ダルクモン「…じゃあ……あなた……この戦いが終わったら、アタシと付き合って」

UFブイドラモン「えぇ!?」

ダルクモン「だって、あなた達がバルバモン様を倒したらアタシは失業するんだし……その責任を取ってもらいますから!!」

UFブイドラモン「責任って…お前、さっき自分から辞めたいって言ってたよな……でも……」

UFブイドラモン(うおおぉぉぉぉぉ!やったあぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!俺にも彼女ができたぞさやかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!)

UFブイドラモン(そうだよなぁ、こんなカッコイイ俺だけがモテないだなんて事、有り得なかったんだよなぁ!!)

ダルクモン(まー…見た目はともかく、中身は三枚目で残念っぽいけど……ロイヤルナイツってのが高ステータスだし。アタシにはこれぐらいで妥協するしかないかぁ……)

UFブイドラモン(春が来た!彼女キターーーーッ!!あばよ童貞、よろしく勇気…って、それはまだ気が早いかぁ……グフフフ……)

バルバモン「おぉ…こんな所に居ったかダルクモンよぉ♪」


UFブイドラモン「バルバモン!!」

ダルクモン「バルバモン様……!!」

バルバモン「お前の役目はまだ終わっておらんぞえ、ダルクモンよ……」

ダルクモン「いいえ、終わりました!アタシは本日を持って自主退職します!!」

UFブイドラモン「そうだそうだ!ダルクモンは俺の彼女になったんだ!!」

バルバモン「彼女ぉ~?ククク…それは許さんぞダルクモン……お前はNEOの最後のデジメモリになるのだからのぉ~♪」

UFブイドラモン「ダルクモンまでデジメモリに!?」


『キミハボクノママナンダカラ……』ピカアァァァ…!


ダルクモン「ママぁ!?嫌だ!アタシ未婚の母なんて絶対に嫌ぁ!!」

UFブイドラモン「ダルクモン、逃げるんだ!!」

バルバモン「お前、儂に釣られてみる?」

バルバモン『デスルアー!!』シュオッ!

UFブイドラモン「ぐぅ!?」ギュィン!

バルバモン「邪魔すんじゃないぞぇ!お前のデジコアはこのまま儂のデスルアーで釣り上げて地獄へ誘ってやるぞい!!さあ、NEOやあ!!」

ダルクモン「い…いや……助けて……アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ザンッ!

バルバモン「およ?儂のデスルアーの釣糸を斬るとは……じゃが、もう遅い!!」


『フフフ……』ビッ


ダルクモン「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」ビビビビビッ!

UFブイドラモン「ダルクモぉン!!」


カチャンッ


UFブイドラモン「ダルクモンまで……デジメモリにっ!!」


『ママ…アリガトウ……イタダキマァス……!!』シュゴオオォォォォォ…!


バルバモン「さあ、ダルクモンのデジメモリを取り込む事で……ついにNEOを構成するデジメモリが全て揃ったぞぉ!!」


ピカアァァァァァァァァ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!



デュークモン「な、何だ……!?」

杏子『NEO生命体の光が……!!』

まどか「変わっていく!?」


ピカンッ!


バルバモン「ハッピーバースデイッ!!究極生命体NEOの誕生じゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


NEO『ふふ……』


“生命体NEO”

超究極体級 合成型 属性不明

バルバモンのデータをベースに、26個のデジメモリで構成されたデジモンの枠を超えた超生命体
『聖』なる炎の髪、『水』の触覚、『虫・草木』の棘、『機械』の左腕、『鳥』の翼、『暗黒』の体、『獣』の脚、『竜』の右腕
等のNEOを構成している身体は全てデジメモリに封じ込められたデジモン達のデータによるもの
必殺技は全てを0と1のデータに分解する時の審判『ジャッジメント』
『ゼロ・ジェネシス』はNEOの新たな宇宙を創造する為に、総ての時間と空間を破壊する




バルバモン「そして、これがNEOを構成する26個のデジメモリ……AtoZじゃあああぁぁぁぁぁぁ!!」


A アンドロモン 機械
B ベリアルヴァンデモン 暗黒
C サイクロモン 熱気
D ダルクモン 聖
E エテモン 人形
F ファングモン 牙
G ギズモン 変質
H ヘラクルカブテリモンX抗体 昆虫
I アイスデビモン 氷
J ジョーカーモン 切札
K ナイトモン 剣
L ルナモン 幻想
M メタルファントモン 死神
N ネオヴァンデモン 不死
O おはかだモン 墓標
P ピチモン 水
Q クィーンチェスモン 女王
R ロゼモン 植物
S スカルサタモン 骸
T タンクモン 戦車
U ユニモン 獣
V ビクトリーグレイモン 竜
W ウィッチモン 魔術
X エクスブイモン 疾風
Y ヤタガラモン 鳥
Z ズィードガルルモン 大筒


まどか「ヘラクルカブテリモンや…エイミーとスライス秋山さんを進化させてたビクトリーグレイモンとズィードガルルモンのメモリ!!」

さやか「それに、神名あすみと双樹ルカのロゼモンとクィーンチェスモンのメモリ!!」

マミ『そして、ヴァンデモン兄弟のメモリも……』

ほむら「全てはあのNEO生命体を造り上げる為に……!!」

ゆま「おはかだモンってなぁに?」

ワイズモン「今の子供は知らないか……初期の育成ギアでデジモンの寿命が尽きると画面に表示されたデジモンのお墓だよ」

海香「それってデジモンと言えるの?」

ワイズモン「それ以前にソレをどうやってデジメモリ化させたのかが興味深いよ」

NEO『さあ、みんな…僕と遊ぼうよ……』


オファニモン「あれが完成したNEO生命体……」

ドルゴラモン「思ったよりも小さいし……」

ベルゼブモン「単なるガキにしか見えねーけど、あのルーチェモンの例があるから油断はできねぇか……!!」

カイゼルグレイモン「まだデスモン軍団だって全然片付いてないってのに!!」

デスモン(灰)「DEATHDEATH……!」

NEO『来ないの?じゃあ、僕から行くよ……』シュンッ

マミ『来るわよ!!』


ドゴッ!バゴッ!バギィン!!


Bウォーグレイモン「ぐわっ!!」

メルヴァモン「うわぁ!!」

キリカ「ウォーグレイモン!!」

イグニートモン「姉さん!!」

UFブイドラモン「このチビ…よくもダルクモンを……!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン

NEO『剣か…面白そうだね』ズブブッ!

さやか「NEO生命体の両腕がナイトモンのベルセルクソードとビクトリーグレイモンのドラモンブレイカーに変化した!!」

UFブイドラモン「ダルクモンを返せよ!返せ返せ返せ返せっ!!」


ガキガガキガキィィィィィィィィン!!


NEO『こんなものなの?やっぱ…面白くない!』


ズバァン!!


UFブイドラモン「ぐわぁ!これぐらいでぇ!!」


シュンッ!


さやか「アルフォースブイドラモンが背後を取られた!?」

NEO『ふふ…ダメだなぁ……』

UFブイドラモン「!! スピード勝負なら負けないっ!!」シュバッ!


シュバババババババババッ!


UFブイドラモン「俺の神速に余裕でついてきてる!?」

NEO『もう鬼ごっこはいいよ』

NEO『トライデントガイア』


バシュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


UFブイドラモン「ぐわっ!!」ドサッ!

さやか「アルフォースブイドラモン!!」


まどか「デジメモリのデジモンの必殺技をそのまま使えるの!?」

ベルゼブモン「そんなの今更驚く事でもねぇ!!」

ベルゼブモン『獣王拳!!』ガオオオォォォォォ!

NEO『ダークスピリッツ』


シュパァン!


ベルゼブモン「エテモンの技か!!」

NEO『こんな事もできるよ』

NEO『ギガブラスター』ジュイィィィィィィン……

まどか「ヘラクルカブテリモンの必殺技!!」

杏子『ヤバイ!!』

ラストティラノモン「撃ち返すのよぉ!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァン!!

ドゴオォォォォォォォォォン!!


杏子『ぐあっ!!』ドサッ!

ラストティラノモン「二人がかりで押し負けたのよ!!」ドサッ!


マミ『佐倉さん達まで……セントガルゴモン、リボンでの拘束は無意味そうだから……このまま撃ち尽くすわよ!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どががががががががががががぁ!!」ドガガガガガガガガガガガッ!!

マミ『そしてっ!!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!ドンッ!!


ドガアアアァァァァァァァァァァン!!


NEO『気が済んだ?』

マミ『全く効いてない!?』

NEO『じゃ、今度は僕の番だよ』

NEO『ソーンウィップ』シュルルルルッ

マミ『うっ!?』ビシッ!

まどか「マミさん!!」

ほむら「ロゼモンのソーンウィップでセントガルゴモンが拘束された!!」

NEO『縛って撃つのは君の得意技らしいね?それを自分で受けてみるのも面白いかもしれないよ?』ズブブッ

カイゼルグレイモン「こ、今度は腕をタンクモンのキャノンに変化させた!!」

セントガルゴモン「や…やめろよぉ!!」

NEO『ハイパーキャノン』


ドガアァァァァァァァァン!!


セントガルゴモン「うっ……!」


ガゴオォォォォォォォォン……


まどか「セントガルゴモンとマミさんが!!」

バルバモン「ヒャヒャヒャヒャッ!成熟期デジモンの技といえど、NEOが出せばケタ違いなんじゃよぉ~♪」


カイゼルグレイモン「くっそぉ!ゆま、奴にもあれで行くってばよぉ!!」

ゆま「う、うん!」

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』ドッ!

バルバモン「スサノオモンならいざ知らず、そんな半分のスピリットの闘士じゃあNEOには勝てんぞぉ~♪」

NEO『ハイパーヒート』

ゆま「今だよカイゼルグレイモン!!」

カイゼルグレイモン「スピリット・キャストオフ!!」


バコォン!


NEO『ん?』

バルバモン「スピリットを外して囮にしたじゃとぉ!?」

ヴァイクモン「氷漬けにしてやるってばよ!!」

ヴァイクモン『アークティックブリザード!!』


ヒュゴオォォォォォォ……!!


NEO『フロストクロー』


ヴァイクモン「!?」カキンッ!

ゆま「ヴァイクモンが逆にこおりづけにされちゃったぁ!?」

バルバモン「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!マ~ヌ~ケ~じゃ~のぉ~♪」

ベルゼブモン「ちっくしょおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュウゥゥゥゥゥゥン!!

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュバババババババッ!!

NEO『全部見えてるよ』ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

ほむら「拳で全部叩き落された……!」

NEO『ホーリーショット』


バコォン!!


オファニモン「うっ…!」ドサッ!

まどか「オファニモンまで……!!」

ほむら「切り札は……まだある!ベルゼブモン、ブラストモードよ!!」スチャッ


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=zUgx20ryxmg


―ベルゼブモンモードチェンジ!ブラストモード!!―


ほむら「私のベルゼブモンのブラストモードなら……負けるはずがない!!」

ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』ジュィンッ!ジュィンッ!!


ドゴン!ドゴォン!!


NEO『お兄ちゃん、それがお兄ちゃんの本気?』

ベルゼブモンBM「誰がテメーの兄貴だよ!だったらコレでも喰らえ!俺様の超必殺技!!」ジュイィィィン……

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』


バジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!


デスモン(黒)「DEATHDEATH!?」


ジュバアァァァァァァァァァァァァン!!


さやか「デスモン軍団ごと食らわせてデスモンの大半を消滅させた!!」

まどか「でも…NEO生命体は……」

NEO『……』ポリポリ

ほむら「かずり傷しか負ってない……!?」

ベルゼブモンBM「俺の最強の必殺技が!?」

バルバモン「そして、その程度の傷もNEOはすぐに修復するのじゃ~……儂が滅ぼした海の大国のマリンエンジェモン王女の弟のピチモン

のメモリの癒しの力によってなぁ!!」

NEO『ふふふ……』シュウウゥゥゥ…

ほむら「そんな…ベルゼブモンでも勝てないなんて……」

ユウリ(そろそろかな…暁美ほむらにはアタシがトドメを刺したいし、NEO生命体をアルカディモンの餌にしてやる!)

バルバモン「それはやめといたほうがええぞお嬢ちゃん……超究極体のアルカディモンならNEOとええ勝負ができるじゃろうが……今は無理じゃぁ」

ユウリ(!? コイツ…アタシの考えを……!!)

バルバモン「NEOもアルカディモンの『ドットマトリックス』と同じくデータを分解する『ジャッジメント』を持っとるし……ベリアルヴァンデモンの二の舞いになるだけじゃぞぉ~♪」

ユウリ「ふん…まあ、いいか…奴等の絶望の面構えを拝めるだけでも……」


ほむら(勝てない…私のベルゼブモンのブラストモードでも……魔女の世界で、ワルプルギスの夜さえも倒したのに……)

まどか「ほむらちゃん!ベルゼブモンが!!」

NEO『ズィード砲』ドドドドドドッ!


ドゴオォォォォォォン!!


ベルゼブモンBM「げふっ……!!」

ほむら(ここで敗北すれば…また失うの……?まどかを……結局、私は……あの頃と何も変わってないじゃない……何がデジモンと共になら変われる……進化できるよ……いえ…進化しても絶望の闇には抗えないの……?なら…私は……!!)

まどか「ほむらちゃんっ!!」

ベルゼブモンBM『百獣拳!!』

ベルゼブモンBM「アータタタタタタタタタタタタタタタッ!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

バルバモン「無駄無駄無駄無駄無駄無駄じゃあ!!」

NEO『きゃははははは!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベルゼブモンBM「ぐっ!うおっ……!!」

ほむら「くっ!ううっ……!!」

まどか「ほむらちゃん!?大丈夫!?」

さやか「ベルゼブモンと同じ様に……ほむらにもダメージが!?」

かずみ「ベルゼブモンの痛みをほむらも感じてる……二人のデータがシンクロしているんだよ……!!」

まどか「え……?それって……」

NEO『スパイラルソード』ギュィィィィィィィンッ!


ズバァン!!


ベルゼブモンBM「ぐおぉぉぉぉっ!!」

ほむら「ああぁぁぁぁっ!!」

まどか「ほむらちゃん…もうやめてっ!!もういいんだよ……」

ほむら「…この程度の痛み……今までのあなたを失ってきた痛みに比べれば……何ともないわ……」

まどか「嘘だよそんなの!!」

ほむら「いいえ、今まで繰り返し…何度も味わった絶望で……もはや痛みさえ愛おしく思えるわ……だって、それは全てまどかからの贈り物だから…フフッ…ウフフフ……アハハハハハハハ……!!」

まどか「ほ、ほむらちゃん……!?」

さやか「ちょっ…あんた……今のでどうかしちゃったんじゃないの!?」

ほむら「…どうかしない方が…どうかしてるわよ……」


NEO『お兄ちゃん、いい加減諦めたら?』

バルバモン「そうじゃ、いい加減諦めろぉ~♪」

ベルゼブモンBM「諦めるかぁ!!」

ほむら「諦めないわっ!!」

ほむら「私は今まで……私が守りたかったものを絶望から救えずに……私だけが絶望という闇から逃げ回ってきた……」

ベルゼブモンBM「だが、今絶望の闇に叩きこまれるのは……俺達じゃなくてテメーだ!!」

NEO『わからないかな?絶望からは決して逃れられないよ……僕という絶望からはね』

ほむら「ええ、だからこそ私は全て受け止めるわ……絶望の闇も……希望の光も……それをようやく理解できた私は……ベルゼブモンと共に……進化できる!!」

NEO『……ふん』

NEO『バルルーナゲイル』


シュパパパパパァン!!


ほむら「ぐぅぅ……!!」

ベルゼブモンBM「ぐおぉぉぉぉ!!」ドサッ!


シュウゥゥゥゥゥゥ……


インプモン「ちっ……!!」

まどか「ほむらちゃん!ベルゼブモンがインプモンに!!」

インプモン「まだ終わっちゃいねぇ……!!」

NEO『お姉ちゃん、何なの?』

ほむら「覚えておきなさい、NEO生命体!そして、教えてあげるわ!!」

ほむら「希望よりも熱く…絶望よりも深い人間の感情の極み……“愛”をっ!!」

まどか「!!!」

さやか「あ、あ……」

キリカ「愛ぃ!!?」

デッカードラモン『愛かっ!!』


ピカアァァァァァァ……!!


MATRIX
EVOLUTION_

ほむら『マトリックス・エヴォリューション!!』



―インプモン進化ぁ!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!―



バルバモン「な…何じゃとぉ!!?」

杏子『ほ…ほむらとベルゼブモンが……』

マミ『マトリックス・エヴォリューションを……!!』

さやか「ブラストモードから…更に進化を……!?」

ユウリ「まさかアレは……超究極体!!?」

まどか「ほむらちゃん……!!」

NEO『へぇ…やっと楽しく遊べそうだね……!』

ベルゼブモンDBM「行くぜ、ほむら…奴に絶望の闇を……」

ほむら『…違うわ、恐怖を味あわせるのよ……』

ほむら『“愛”の恐ろしさをね……っ!!』


~次回予告~

デスモン(黒)「はいはい、バルバモン様が忙しいので今回はデスモン達が予告を担当DEATH!」

デスモン(灰)「前回に続き、デジモンのステータス表DEATH!」

デスモン(黒)「今回はイマイチ扱いを持て余してるプレイアデス組のデジモン達DEATH!」


ドルゴラモン
テイマー:かずみ
力:S 防御:A スピード:C 魔力:C 賢さ:A 持続力:D
ドルモンが究極体に進化したデジモン
X抗体特有の闘争本能が更に激しくなっている為、理性を失い暴走を起こす危険がある
更にドルゴラモンの進化はかずみのデジソウルを消費する事により
データ人間であるかずみのプログラム破損によるデータの消失を更に急速化させてしまう…


ホウオウモン
テイマー:牧カオル
力:C 防御:B スピード:A 魔力:B 賢さ:B 持続力:B
カオルのピヨモンが成熟期のバードラモンの時は
バードラモンのメテオウィングの炎を魔力で球状にしてサッカーボールの様に蹴り飛ばす連携技
『フォーコ・パラ・ディ・キャノーネ』が使用できたが、究極体のホウオウモンでは炎が強すぎてその連携攻撃はできない
だが、飛行スピードは格段に上昇している


ワイズモン
テイマー:御崎海香
力:D 防御:D スピード:C 魔力:A 賢さ:S 持続力:S  (全て完全体基準)
パートナーの御崎海香と共にデジモンを目撃した一般市民の記憶操作やネットの情報処理等がDATSヒュプノスの主な仕事
ワイズモンがその気になればインキュベーモンを通してイグドラシルのデータベースに侵入する事も可能である


ヴァルキリモン
テイマー:神那ニコ&宇佐木里美
力:B 防御:C スピード:A 魔力:B 賢さ:A 持続力:D
ニコのアクィラモンと里美のミケモンがジョグレスしたシルフィーモンの究極体
神那ニコのデータ複製能力でヴァルキリモンをコピーすれば無敵だが
やはり例のごとく魔力の消費が激しい
因みにミケモンとジョグレスしたシルフィーモンは
ネコミミが三毛模様になってるのがテイルモンとジョグレスしたシルフィーモンとの相違点

グリズモン
テイマー:若葉みらい
力:S 防御:B スピード:B 魔力:C 賢さ:C 持続力:A (全て成熟期基準)
ベアモンは成熟期のグリズモンまでにしか進化できないが
パワーだけなら完全体に近いので、リアルワールドで暴れるデジメモリデジモン相手なら十分務まる


ケルベロモン
テイマー:浅海サキ
力:B 防御:C スピード:A 魔力:A 賢さ:D 持続力:B (全て完全体基準)
好きなものは酒とタバコとパチンコ
宝物は愛用のグラサン
給料は全てテイマーのサキが握っている為、本当はDATSヒュプノスを辞めたがっている
しかし、彼の条件に合う求人情報は中々無いのである
採用されても長続きしないのはいつもの事
実家に帰った妻とは、実はまだ離婚手続きは済ませていなかったりする


デスモン(黒)「…何か、約一名……バトルとは関係無い解説をされてる気がするDEATH……」

デスモン(灰)「次回、デジモン☆マギカ!」

デスモン(黒)『超究極進化!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!』

デスモン(灰)「次回こそ本当の本当にバルバモン様編完結DEATH!!」


今回はここまで
まず、投票で決めたベルゼブモンの超究極体名を変更した事を深くお詫び申し上げます
本当はあの名前のまま終盤で進化させるつもりでしたが、叛逆の影響で今回の進化となりました(その場の勢いで話書いてるのはいつもの事ですし……)
ではまた


キリカの反応が
ダブルオー25話の刹那に見えた

>シャルロッテ「マジョマン〇カマンベエエェェェェェェェル!!」

おい

デッカーとキリカかわいい

ほむらって今ならダスクモンになれそう

スピリットはまどかが光でほむらが闇的な意味で

こうなるとオファニモンもアルティメット化?
なぎさ出す予定あるのかちょい気になりました。
バグラモンに魂云々されてとか。
でも出たらパートナーデジモンがどれになるかですよね。

こんばんわ

>>802
つーか、映画のあのシーン見た人の大半がせっちゃんと同じ反応だったと思います
自分もハム思い浮かべたし

>>803
え?これってガチでこう言ってませんでしたか?

>>804
自分で書いてて何だけど実はこのブルーフレアもどきのキリカを気に入ってたりします
メイルバードラモンさんは空気だけど(あ、原作からしてそうだったか)

>>805
そもそも輝一も弟にホモを拗らせて…ゲフンゲフン!

>>806
オファニモンの超究極体ははじめから予定してました(ニスレ目でまどかがスピリットを集めてスサノオモンになろうとしてた!?忘れて下さい……)
なぎさちゃんの登場は…まあ、前回のシャルの行動がフラグですね
パートナーは……アレでいいかなぁ……

投下


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EbGjxdyRdOI


MATRIX
EVOLUTION_

ほむら『マトリックス・エヴォリューション!!』



―インプモン進化ぁ!ベルゼブモン・デビルブラストモード!!―



“ベルゼブモン:デビルブラストモード”

超究極体 魔王型 ウィルス

究極魔王ブラストモードを超え、超究極魔王に進化したベルゼブモン
ブラストモードとの相違点は、ベルゼブモンレディの物に近い形状に変化したマスクと紫色の瞳
黒い後髪と白い羽が混ざった漆黒の翼
そして、左腕に装着したバックラー“ベルスピナー”である
ベルスピナーの歯車が回転すれば“時間停止”や“時間加速”だけではなく
過去や未来へも跳躍する事も可能で全ての時を支配する『ハイパークロックアップ』が使用できる
それ以外にも物質をデータ分解し、ベルスピナーに収納する機能の他、まだ隠された機能があるらしい
時間を司る能力を持つのが許されたデジモンは、時の守護者であるクロックモンだけであったが
この力を得たベルゼブモンは“時に叛逆する悪魔”とも言えよう
闇の力を展開し、侵食する黒き翼『クリーアラペロ』の闇に囚われた者の最後に残った道しるべは
ベルゼブモンにデータを取り込まれ“暴食”されるか、データを完全に“消滅”させられるかの二つに一つしかない



デュークモン「ベルゼブモンとほむらがマトリックスエヴォリューションをして……」

アルフォースブイドラモン「超究極体に進化した!?」

かずみ「二人の痛みがシンクロしてたのは…この進化の前触れだった……」

オファニモン「…危険よ……あの進化は……」

まどか「オファニモン……?」

オファニモン「在ってはならない進化だわ……超究極体に進化したベルゼブモンの闇は……今度こそ、破滅へと…絶望へ導く……!!」

まどか「信じようよオファニモン……今、NEO生命体の絶望の闇からわたし達を希望の光に導いてくれるのは、ほむらちゃんと超究極体のベルゼブモンだけなんだから……それが例え闇であっても……」

オファニモン「…違うわ。あの進化の闇で……絶望の闇へと導かれるのは……彼女自身よ」

まどか「え…?」


バルバモン「ちょ、ちょ…ちょちょちょちょ……超究極体に進化したからって……なんぼのもんじゃあ!!」

ベルゼブモンDBM「……」ギロッ

バルバモン「ひぃっ!?…こ、こやつめっ!!」

バルバモン『パンデモニウムロスト!!』シャゴオォォォォォォ…


ジュバババババババババッ!!


ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト』バキュンッ!


ズパァン!!


バルバモン「わ、儂の闇獄殿業火……パンデモニウムロストを弾丸一発でぇ!?」

ベルゼブモンDBM「今、何かやったのか?ジジイ」

バルバモン「ぐ…ぐにゅにゅにゅにゅぅぅぅぅぅぅ……これが超究極体に進化した奴の力だというんかっ!?」

NEO『落ち着きなよパパ。パパが集めてくれたデジメモリで創られた僕だって、超究極体並の力を持ってるんだよ』

バルバモン「そ、そうじゃな!行くぞぇ我が子NEOよ!儂のパンデモニウムロストと、お前の中のベリアルヴァンデモンのパンデモニウムフレイムを合わせた合体攻撃じゃぁ!!」


シャシャゴオォォォォォォ…


NEO『パンデモニウムバスター』


ベルゼブモンDBM「…!」


ボガアアァァァァァァァァァァァァン!!!


まどか「ベルゼブモン……ほむらちゃん!!」

ゆま「もうやられちゃったの……!?」

バルバモン「ウヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!見掛け倒しだったようじゃのぉ~♪ぶわぁ~か者がぁ!!」

NEO『つまんないの……じゃあ、次は誰にしようかな?』

UFブイドラモン「くそぉ…この野郎!!」ドッ!

NEO『また君か……』

さやか「アルフォースブイドラモン!アルフォースでさっきのダメージを回復してるとはいえ……」

杏子『アタシ達だって……』

マミ『まだ行けるわ!!』

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

NEO『ベルセルクソード』


ガキガキキキキンッ!!


バルバモン「ウヒャヒャヒャ…NEOだけでも十分じゃろうが…儂も遊ばせてもろうぞ~い♪」

バルバモン『デスルー』

マミ『レガーレ!』


シュルルルルッ


バルバモン「はぅ!?」ビシッ!

セントガルゴモン『バーストショット!!』

ドガガガガガガガガガッ!


バルバモン「うぼあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!?」ドゴオォォォォォォォォン!!


まどか「ほむらちゃんとベルゼブモンは!?」

ベルゼブモンDBM「あー、ビックリしたぜ」ムクッ

まどか「ベルゼブモン!!ほむらちゃん…大丈夫なの!?」

ベルゼブモンDBM「まだこの進化で体が上手く動かなくてちとドジ踏んだだけだ……今度はちゃんとやるぜ」

ほむら『…まどか、あなたはもっと安全な所へ』

オファニモン「…ま、待ちなさい!!」

ベルゼブモンDBM「お前はまどかを守ってろだってよ、ほむらが」

オファニモン「…!」

ほむら『まどか、私はあなたを守れる私になりたいと願って強くなろうとしても……結局あなたを守れず、いつでもあなたの優しさに助けられて、甘えてばっかだった……』

まどか「そんな事ないよ!ほむらちゃんだってわたしを……」

ほむら『でも、やっと私の願いがかなうかもしれない……ベルゼブモンと共に進化した私は、これであなたを絶望から救う事ができる……!!』

オファニモン「それで、あなた自身が闇に呑まれても満足なの?」

まどか「え…!?」

ほむら『…まどか、待っててね…決着は私が付ける……!!』バサァ!

まどか「ほむらちゃん……!ねぇ、オファニモン…どういう意味なの!?」

オファニモン「……」


UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

NEO『ギガブラスター』


ドゴオォォォォォォォォン!!


NEO『フフッ…』

UFブイドラモン「ちっくしょぉ!敵わない!!」

デュークモン「このデュークモンも……超究極体に進化できれば……!!」

NEO『じゃ、君から終わらせるね』

NEO『エクスレイザー』

UFブイドラモン「し、しまっ……!!」

ビッ

UFブイドラモン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴォォォォォォォォォォォォン!!


さやか「アルフォースブイドラモオォォォォォォォォン!!!」



ベルゼブモンDBM『ハイパークロックアップ!』カチッ


シュゴォォォォォ……


キュルキュルキュルッ


「!!!ンォォォォォォォォオモラドイブスーォフルア」かやさ


!!ォォォォォォォォォォォォゴド


「!!ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあわう」ンモラドイブFU

ッビ

「!!……っまし、し」ンモラドイブFU


カチッ


NEO『エクスレイ―』

ベルゼブモンDBM『ダークネスクロウ!!』


ズバァン!!


NEO『いたっ…!?』

UFブイドラモン「べ、ベルゼブモン!?」

杏子『今、一体何が……!?』

ほむら『ハイパークロックアップ……ほんの少しだけ、時間を遡行させてもらったわ』

NEO『時間を戻した……?』

杏子『ほむらと融合したベルゼブモンは……ほむらの時間操作能力を、今まで以上に引き出せるのか!!』

NEO『邪魔しないでよ……』


ベルゼブモンDVB「今度はこれだぜ!」

ほむら『ハイパークロックアップ……!』

ベルゼブモンDBM「俺達だけの時間だぜぇ!!」


カチッ


UFブイドラモン「」

デュークモン「」

NEO『』

ほむら『止めていられる時間はそれ程長くはないわ……』

ベルゼブモンDBM「精々4,5秒くらいか……だが!!」

ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト!!』


バキュバキュバキュバキュウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


ベルゼブモンDBM「これだけ弾丸をブチ込めれば十分だろ!!」

ほむら『ハイパークロックオーバー……』

ベルゼブモンDBM「時間切れか」


カチッ


ほむら『リリース……!』


ズブブブブブッ!!


NEO『うああっ……!!』

デュークモン「やったのか!?」

バルバモン「ば…馬鹿めぇ……その程度のダメージなど……」プスプスプス…

セントガルゴモン「おじいちゃん、さっき僕のバーストショットを喰らった自分のダメージを心配した方がいいんじゃないの?」

NEO『…くっ!』シュウウゥゥゥ…

UFブイドラモン「治癒再生能力か!!」


バルバモン「む…無駄なのじゃよ!儂が創りあげたNEOはデジモンを超越した生命体!!そう、新たなる世界を創造するのはルーチェモンではなく、儂のNEOじゃ!NEOは唯一にして全き者!完璧なる未来ゆえの新世界……つまり、神なのじゃっ!!」

ベルゼブモンDBM「神?神が何だっていうんだよ」

ほむら『だったら、私達は魔なる者……神を穢す悪魔よ……!!』

バルバモン「受け入れろ!NEOの創る未来を!!そうすりゃぁお前ら……儂の妾として生かしてやらん事もないぞぉ~……ウヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」

ほむら『…本当の事なんて……いつも過去にしかない……それを棄てる未来なんてっ!!』

バルバモン「…? なぁ~に言っとんじゃあ?」

ベルゼブモンDBM「少なくても、テメーの描くテメーだけの欲望まみれの我が侭な未来だけはゴメンだって事だぜぇ!!」

ほむら『今度こそ決める……!』

NEO『フフフフッ…!」シュルッ

ほむら『ハイパークロックアップ!』


カチッ


ベルゼブモンDBM「よし、時は止まった……今度は跡形も無く消し飛ばせるようにデススリンガーを……」

NEO『ローゼスレイピア』


ズンッ!!


ベルゼブモンDBM「ぐっ!?」

ほむら『な、何故…止まった時の中を……!?』

NEO『フフフ、お兄ちゃんの足元を見てみなよ』

ほむら『!! ベルゼブモンの足に…ロゼモンのソーンウィップを巻き付けて……!!』

NEO『こうやってお兄ちゃんと繋がってれば、時が止まってても一緒に動けるんだよね……フフッ、得意技を封じ込まれたお兄ちゃんにもう勝目はないね』

ベルゼブモンDBM「あっそ。じゃあよぉ…このままぶっ殺せばいいだけの話だ」

NEO『ガトリングミサイル』ガガガガガガッ!

ベルゼブモンDBM「遅ぇ!!」

ベルゼブモンDBM『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥゥン!!

NEO『ジャッジメント』


シュゴオォォォォォ…


ベルゼブモンDBM「ダブルインパクトの弾丸が!?」

ほむら『0と1にデータ分解された……!!』


カチッ


ベルゼブモンDBM「ちっ!時間切れだ!」

バルバモン「NEOやぁ!もうお遊びは終わりにしてやれぇ!!」

NEO『そうだねパパ…終わらせてあげるよ……そして、始まるんだ!僕の新たな世界がっ!!』


NEO『ゼロ・ジェネシス!!』


ジュパァァァァ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


さやか「な…何?何なの!?」

オファニモン「NEO生命体が…過去を消し…バルバモンの欲望の未来を創る為に…このデジタルワールドを……消滅させる!!」

まどか「過去を消す……!?」

バルバモン「そうじゃ!“ワルプルギスの夜”を待つまでもない!ここで不要な過去を消し去り、儂だけの為の未来を創るのじゃあ!!」

ベルゼブモンDBM「ジジイ、テメェの創る未来なんてよぉ……」

ほむら『…私達の…“闇”で……覆いつくしてあげるわ!!』

ベルゼブモンDBM『クリーアラペロ!!』


カッ!カッ!

シュゴオオォォォォォォォォォ……!!


マミ『あのベルゼブモンの翼から溢れ出す禍々しい闇のエネルギーは!?』

NEO『!?』


シュゴオォォォォォォォォォ……


バルバモン「ば…馬鹿なぁ!?NEOのゼロ・ジェネシスを……NEOが創る宇宙を取り込んでいるじゃとぉ!?お…お前は一体何者なんじゃぁ!!?」

ほむら『教えてあげると言ったでしょう。魔王を超えたベルゼブモンの進化は……私の希望も絶望も超えた魔なる情念を取り込んだ超究極進化……それは“愛”だとっ!!』

バルバモン「何故そこで愛ッ!!?」

かずみ「見て!ベルゼブモンの闇の翼がNEO生命体も取り込んだよ!!」

バルバモン「なぬぅ!!?」

NEO『あ…あ…ああぁ……」シュゴオォォォォォ……

バルバモン「ひいぃぃぃぃぃ!?や…やめろよぉ!儂の可愛いNEOをぉ!!こ…この悪魔めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

セントガルゴモン「いや、魔王に悪魔って言われても……てゆーか、魔王が魔王に対して悪魔って言っても……」

マミ『でも、悪魔……何だか魔王よりも悪魔って呼ぶ方が、私達の心の闇…私達の恐怖の中に身近に居る感じがしない……?』

杏子『ああ…確かに……現実離れしすぎなデジタルワールドで冒険してきて、こう言うのも何だけど…悪魔って響きの方がリアリティあるよな……』

デュークモン「それがベルゼブモン・デビルブラストモード……!!」

UFブイドラモン「悪魔か……さやか、俺は今日までベルゼブモンの事を…七大魔王だとか闇のデジモンだとか……そんな偏見を持たずに、仲間として…友達として接してこれた……でも……俺は今、はじめてあいつに対して……恐怖を感じている……!!」

さやか「……」


NEO『ぼ…僕が……裂かれていく……!!』シュゴオォォォォ……!

海香「NEO生命体が取り込んでいたデジメモリが!!」

ワイズモン「ベルゼブモンの闇の翼によってNEO生命体とデジメモリがバラバラになっていくか……」

バルバモン「ウヒイイイイイィィィィィィーーッ!!?」

ベルゼブモンDBM「よし、これで全てのデジメモリは頂いたぜ!!」

キリカ「暴食の魔王の性も忘れてないって事か……」

NEO『こ…恐いよパパ……ベルゼブモンの闇を通じて感じた…この人間が何かに執着する感情……“愛”が……これほど恐ろしいなんて……愛とは一体……!?』

ベルゼブモンDBM「お前でもブルっちまったか?俺のテイマーに…まあ、ちょいと同情するが……トドメは刺させてもらうぜ!!」

ベルゼブモンDBM『カオスフレア!!』

NEO『助けて…パパ……助けて……!!』


バジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!


NEO『パパ……ッ!!』


ドゴオオォォォォォォォォォォォン!!!


バルバモン「ギャアアアアアァァァァァァーーッ!!儂のNEOがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」


まどか「ほむらちゃん……やった!!」

バルバモン「ううぅぅぅ……」シュワアァァァァ……

カンナ「あまりのショックで失禁したよ……どうする?ユウリ」

ユウリ「引くしかないようだな……まさかアルカディモンより先に超究極体に進化するとは!!」シュバッ!

カンナ「…そろそろ、私のヒシャリュウモンも本気を出させるべきだね……かずみ、NEO生命体は滅んだけど……私達に残された最後の道は……」シュバッ!

バルバモン「あ、おい……お前らぁ!!」

クズハモン「デスモン軍団も」

ホウオウモン「全部片付けたよ!」

ゆま「残ってるのは……バルバモンだけ!」

杏子『おい、ジーサンよぉ。今度は降伏宣言しても……』

デュークモン「このデュークモンは絶対に許さないからな!!」

バルバモン「うぐぐぐぐぅ……!!」




――我が夜が、訪れる刻まで――



まどか「!! この声は!!」

オファニモン「ワルプルモンね……バルバモンを逃がさせはしない!!」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!


ガキィン!!


まどか「弾かれた!?」

バルバモン「ウヒャヒャッ!もう遅い!ワルプルモン様に護られてる儂を倒す事はできん!!」

杏子『クソッ!また七大魔王を仕留め損なうのかよ!!』

バルバモン「そして、間もなく破界の祭典ワルプルギスの夜が始まる!儂のNEOを出展できんかったのは残念じゃが……NEOの未来を拒んだお前達には……もはや絶望の未来しかないっ!!」

さやか「くっ……!!」

バルバモン「じゃが…お前の“愛”という名の“欲望”が……本当に希望も絶望も超えられるかどうかは……ちと楽しみじゃぞ……」ニヤッ

ほむら『……!』


シュゴオォォォォォ……


セントガルゴモン「結局逃しちゃったか……」

ベルゼブモンDBM「ま、奴らが言うワルプルギスの夜の時が来たら…まとめて潰してやらぁ……それより」

ベルゼブモンDBM『デス・ザ・キャノン!!』


ジュバアアァァァァァァァァン!!ドガアァァァァァァァァァァァン!!


ベルゼブモンDBM「ジジイの城はブッ壊しておくぜ」

デュークモン「…中にはまだマサルダイモンとアグモンが居たはずだが……」

杏子『まあ、アイツ等なら瓦礫の下からその内出てくるだろ」

ベルゼブモンDBM「あとはよ……!」バサァ


カチャッカチャカチャカチャカチャカチャッ


さやか「わっ!ベルゼブモンの翼から……」

かずみ「NEOから取り込んだデジメモリが出てきた!!」

UFブイドラモン「ダルクモン!ダルクモンのメモリも無事なのか!?」

セントガルゴモン「ルナモンやヘラクルカブテリモンも……でも、元に戻せるのかな?」

バグラモン「メモリ化されて間もない者は私のアストラルスナッチャーで元の姿に復元可能だ」

まどか「バグラモン!」


ベルゼブモンDBM「おう、シャルに食われそうにならなかったのか?」

バグラモン「“彼女達”は仲良くやってるよ……」

ベルゼブモンDBM「…あぁん?どーゆー意味だそりゃ?」

UFブイドラモン「それより、デジメモリ化されたデジモンを本当に元に戻せるんだな!?メモリにされてまだそんなに時間の経ってない奴なら!!」

バグラモン「ああ、魂が定着してなければね。それ以外の者を解き放つには……流石の私でも時間が掛かりそうだ」

オファニモン「今度は何を条件にするの?」

バグラモン「いや、このヘブンゾーンを守ってくれた礼だ。これぐらいは無償で行おう」

ドルゴラモン「だったら!それより、かずみのデータを治して……」

かずみ「いいんだよ、ドルゴラモン」

ドルゴラモン「でもっ!!」

かずみ「バグラモンにはわたしの身体以外に……もう一つ頼みたい事ができちゃったから……」

ドルゴラモン「メルクリモン……?」

かずみ「うん、いつかメルクリモンのメモリを取り返したら……バグラモンに戻してもらわなきゃね」

ドルゴラモン(かずみ…それまでかずみの命が持つのかい……?)

さやか「あの…このミラージュガオガモンのメモリも元に戻せないかな?この子、恭介のパートナーなんだ……」

恭介「うぅぅ……」

バグラモン「では、ルナモンとヘラクルカブテリモンとダルクモン…そして、ミラージュガオガモンの魂を解放しよう……」

バグラモン『アストラルスナッチャー』


パアァァァァァァァ……


ヘラクルカブテリモンX「ワ、ワテは今まで……?」

まどか「ヘラクルカブテリモン!良かったぁ!!」

デッカードラモン『おぉ…我が孫よ……』

ヘラクルカブテリモンX「おばあちゃん……!」

ルナモン「ふぅ…酷い目に逢いました」

セントガルゴモン「やったぁ!ルナモンも元に戻ったよ!」


シュウゥゥゥ……


ガオモン「うぅ~ん…ここは何処だ……?」


“ガオモン”

成長期 獣型 データ

鋭い爪を生やしたガジモン系の亜種と考えられている獣形デジモン
俊敏な動きでヒットアンドウェイの攻撃を得意とする
両手のグローブは爪が成長するまで保護しているらしい
必殺技は、強靭な脚力を生かし、敵の懐に転がり込んで放つ『ローリングアッパー』と
回転しながら放つ『ダブルバックハンド』
また、素早く動いて高速連打パンチを放つ『ガオラッシュ』をもつ



ガオモン「お、さやかか…マヨネーズ分が足りないんだけど、今持ってない?」

さやか「マヨネーズなんかより!ほら、あんたのテイマーの恭介だよ!!」

ガオモン「マスター!あなたが私のマスターですか!!」

恭介「ガオ…モン……?」

ガオモン「はい、デジメモリでマスターと一つになって……マスターの想いは全て理解しています」

恭介「やっと僕も本当にパートナーに出会えたんだね……これから…よろ…し……」

さやか「恭介…無理しないでいいから……もう少し眠ってて……」

恭介「う…ん……ガオモン……僕が元気になったら……君とさやかに僕のバイオリンを聴かせて……そして…一緒にマヨネーズを食べよう…ね……」

ガオモン「はいっ!とびっきりのガオモンスペシャルをご用意いたします!!」

さやか「それはやめてっ!!」

ガオモン「マスター……これからはこのガオモンが、あなたをお守りします……!」


さやか「…アルフォースブイドラモン、ダルクモンはどうなの?」

UFブイドラモン「ああ、もうすぐ戻る」


シュウゥゥゥゥ……


ダルクモン「……」

UFブイドラモン「ダルクモン!無事元通りで良かったよ!バルバモンはとりあえずいなくなったし、お前は自由だ!だから、さっきの約束通り俺と……」

ダルクモン「……うっ!」

UFブイドラモン「ど、どうしたんだダルクモン!?」

ダルクモン「ああぁぁぁ……!!」シュゴォォォォォ……


カチャンッ


さやか「え…ちょっと……メモリから戻ったダルクモンから……またダルクモンのデジメモリが出てきたよ……!?」

ババモン「おぉ~う、マイダーリン♡よくぞワシを救ってくれたのう!!」ダキッ

UFブイドラモン「!!!??」


“ババモン”

究極体 エンシェント型 ワクチン

ウワサではロゼモンが呪いをかけられてこの姿になったとささやかれているが
実際のところは誰にもわからない
得意技は、右手に持った魔法のホウキで相手をためし、悪いものにはバツをあたえる『トライバニッシュ』
必殺技は、ホウキをひとふりして、悪いデジモンを消してしまう『エンプレスヘイズ』


UFブイドラモン「うぎゃあああぁぁぁぁ!!ババア誰だオメー!!?」

ババモン「ババモンじゃ。よくぞ、ワシをデジメモリの呪縛から解放してくれた」

さやか「デジメモリ……?このダルクモンのデジメモリで進化してたの!?」

UFブイドラモン「嘘だろ……そんなのアリかよぉ!!?」

ババモン「そうじゃ、バルバモンに連れ去られたワシは……」



――
―――
――――
―――――


ババモン「あぁ~ん♡バルバモン様ステキじゃあ~……うちの冴えないジジモンとは大違いじゃ~♡」ギュゥゥゥ

バルバモン(うぅぅ…誰か助けて……いっそ儂を殺して……)ブルブルブル…

ババモン「バルバモン様の“ル”を抜くと、ワシと同じババモンになりますのう」

バルバモン「は、はぁ…そうですのぅ……で、それが何か……?」ガタガタガタ…

ババモン「ですからじゃ、バルバモン様の“ル”……バルバモン様の下半身のデス“ル”アーをこのババモンが抜いて差し上げましょうぞ!!そして、二人でババモンとなって身も心も一心同体になるのじゃ!!」

バルバモン「ひいぃぃぃぃぃぃ!!?ネ…ネオヴァンデモン!何とかしてけれぇ!!」

ネオヴァンデモン「はっ!ババモン様、これをどうぞ」スッ

ババモン「何じゃこれは?」

ネオヴァンデモン「今だ!ババモンが持ってる擬似デジヴァイスにこのメモリを差し込んで!!」ガシュンッ!

ババモン「お…おおおぉぉぉうう……?」シュゴォォォォ…

ダルクモン「……は?」

バルバモン「おっ!可愛えぇ……って、このダルクモンのデジメモリはNEOに必要なデジメモリの一つじゃったのに……」カタカタカタ…

ネオヴァンデモン「ですが、ババモンの姿のまま迫られるよりはマシでしょう」

バルバモン「うん…そだね……まあ、NEOが完成する直前にまたメモリ化させれば良いか……さて、ダルクモンとなったお前とならええぞぉ~……」

ダルクモン「は?」バゴォ!!

バルバモン「痛ぁい!何するんじゃあ!!」

ダルクモン「セクハラキモイんですけど」

ネオヴァンデモン「…どうやら、人格もダルクモンそのものになってしまったようですね……」

バルバモン「ま…まあ、これでもマシか……」


―――――
――――
―――
――



UFブイドラモン「連れ去られたって、どうみてもお前の方からバルバモンの所に押しかけたように見えるぞ!?」


ババモン「完全にダルクモンの人格と記憶を上書きされてたワシじゃったが……あなたとの約束は憶えてますぞ~……ワシを彼女にしてくれると……♡」

UFブイドラモン「いや…勘違いしないで……俺が約束したのはあんたじゃなくってダルクモンであって……」

ババモン「さあ、誓いの接吻を!!」

UFブイドラモン「うぎゃああぁぁぁぁーーっ!!た、たた…助けてさやかっ!!」

さやか「ババモン……あ、そういえばファイル島から旅立つ時……」



――
―――
――――
―――――


ジジモン「これから七大魔王と本格的に戦う事になるじゃろう……」

ジジモン「そして、強欲の魔王バルバモンともいずれぶつかるじゃろう…頼む、奴を必ず倒してくれ……奴はワシの妻ババモンを……」

さやか「え…?ジジモンの奥さんがそのバルバモンに殺されたの……?」

ジジモン「違う!NTRされたのじゃっ!!」

さやか「……」


―――――
――――
―――
――


さやか(…この伏線……生きてたんだ!?)

UFブイドラモン「さやかぁ!助けてくれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」



イグニートモン「姉さん、気がつきましたか?」

メルヴァモン「ああ…それで、NEO生命体は……?」

イグニートモン「ベルゼブモンさんが倒しましたよ」

メルヴァモン「そうか!流石私が惚れ込んだベルゼブモンだ!!」

イグニートモン「はい、ほむらさんと合体したベルゼブモンさんが!!」

メルヴァモン「がががが…合体!?どういう事だ!アイツはまどか一筋じゃなかったのか!?」ブギギギッ!

イグニートモン「姉さん、落ち着いて!その意味の合体じゃありませんから!あと、鼻血拭いてください!!ベルゼブモンさん達の合体……というか、進化だってもう解けたし……って!!」

ほむら「くっ…!うぅぅぅぅぅぅ……!!」ブュウウゥゥゥゥゥ…!

まどか「ほむらちゃんっ!!?」

インプモン「おい、ほむらっ!!!」

さやか「ほむらの体からドス黒い魔力が溢れてる!?」

テイルモン「闇よ…ベルゼブモンの闇のデータが、彼女の身体に残留しているのよ……!」

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「大丈夫よまどか……もう闇の魔力は全て抜けたわ……」シュウゥゥゥ…

まどか「ほ、本当に……?」

ほむら「かずみの様に身体が消えてるわけじゃないんだから何も心配する必要は無いわ……」

まどか「でもっ!!」


さやか「……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「みんな、何て顔してるのよ……私とベルゼブモンは超究極体に進化できたのよ?この力でたった今、NEO生命体だって倒したんだし……これなら私達、ワルプルモンに勝てるのよ……」

ワイズモン「だが、その進化は危険だ。デジヴァイスを通しての進化はともかく、君達の融合進化はベルゼブモンの闇が君の身体を蝕む」

インプモン「お、俺の……俺の闇で…ほむらが……?」

まどか「もう、その進化は……しない方がいいんだよ!!」

ほむら「超究極体の力が無ければ……奴等には勝てない……」

まどか「いつか…いつか、わたしのテイルモンだって…わたし達のデジモンだって超究極体に進化するよ!!」

ほむら「あなた達のデジモンがいつ超究極体に進化するのか……いえ、進化できるという保証もないでしょう…?それを待っている時間は無いのよ……」

まどか「…!!」

ほむら「それに恐れるものは何も無いわ。私には…この闇に呑まれてもいい“覚悟”と“勇気”がある……あなたが守りたい世界……いえ、あなたを守る為なら……!!」

まどか「……」

さやか(あんたのソレ…勇気とは言えないよ……!!)

杏子(見ちゃいられねーよ……ったく!)

マミ(本当に何も恐くないの?自分の気持ちを偽る事は、恐怖を克服した事にはならないわ……)

まどか「ほむらちゃん……」

テイルモン(暁美ほむら……あなた言ってたわよね?まどかが傷付くのが耐えられないって……笑わせないでよ)

テイルモン(だったら…あなたが苦しむ姿を見て…悲しむまどかはどうだってのよ……!!)

ティラノモン(愛故に人は苦しむのね……ティラノ師匠)


キリカ「うっ…うぅぅぅぅ……」

アグモン(黒)「キリカ?」

キリカ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!暁美いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ブワッ

ほむら「な…何よ呉キリカ……騒々しい……」

キリカ「暁美ぃ……キミは私の事嫌いだろうけど……闇に呑まれてもいいという覚悟で鹿目に無限に有限の愛を捧げる…そんなキミが私は好きだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブワワワッ

ほむら「……」

デッカードラモン(キリカよ……この娘の愛は危険じゃぞ……お主の歪んだ愛にそそられ、付いてきたワシじゃが……この娘の愛はそれ以上!このワシが恐怖を感じる程のおぞましき愛じゃ……っ!!)

織莉子「……」

キリカ「それにキミのおかげでこうして織莉子を救い出し――」


シュイィィィィン


アグモン(黒)「キリカ!織莉子のデジヴァイスから何か出てくるぞ!!」

キリカ「え…?」


バッ!


キリカ「お…織莉子ぉ!!」

ゴマモン「ダークナイトモン!!」

バグラモン「…!!」

ダークナイトモン「フフフ…この娘にはまだ利用価値があるのでね……この娘の中の暗黒の種の力はベリアルヴァンデモンの再生だけでは使い切ってなかったのだよ!!」

ゆま「えっ!?」

ゴマモン「くっ…!これじゃあ、ゆまの時と同じだ!!」

キリカ「ふざけるなっ!織莉子を返せええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ダークナイトモン『ツインスピア!!』


ズバァン!!


キリカ「うわぁ!!」

アグモン(黒)「キリカぁ!!」

ダークナイトモン「やめときたまえ、今の君達はバルバモンとNEO生命体の戦いで疲弊しているのだろう?」

バグラモン「ダークナイトモン……」

ダークナイトモン「…お久しぶりですね兄上……口惜しいですが、今の私でもまだ貴方には勝てない……その為に私もワルプルギスの夜に参加しますよ!!」

バグラモン「それが君の選んだ運命か……?」

ダークナイトモン「それよりも、空をご覧になられたらどうかな?」

ピヨモン「空……?」

カオル「あ、あれは……!!」


ズオオォォォォォォ……


まどか「空に…わたし達の世界……リアルワールドが浮かんでいる!?」

杏子「どういう事だ!?幻覚か何かか!?」

マミ「いえ…紛れもなくあれは私達の世界……リアルワールドとデジタルワールドが混ざり合っているんだわ!!」

QB「そう、二つの世界の次元の境界線の揺らぎに限界が来たんだ」

ほむら「限界……?」

QB「いよいよ、ワルプルギスの夜が始まる」


~次回予告~

エレキモン「バルバモン編が終わったから今回からまた俺達が予告役復帰だぜ!」

ジジモン「ババモンがぁ…ワシのワイフがぁ……!!」

エレキモン「あー…実はこのオチ、最初から予定されてたんだよ……脈絡はなかったから唐突感あるけど……」

ジジモン「ブイモンコロスコロスコロス……!!」

エレキモン「あいつ被害者じゃん……さて、引き続きデジモンステータス表!今回はメインキャラデジモンの究極体別フォーム!!」


ホーリードラモン
テイマー:鹿目まどか
力:A 防御:B スピード:B 魔力:A 賢さ:S 持続力:C
別の時間軸の鹿目まどかのテイルモンの究極体
ほむらの時間遡行によって高まるはずの、まどかの因果律が低い場合は
オファニモンではなくこの姿に進化するらしい


インペリアルドラモン・ドラゴンモード
テイマー:美樹さやか&志筑仁美
力:A 防御:B スピード:A 魔力:A 賢さ:C 持続力:D
さやかのブイドラモンと仁美のスティングモンがジョグレスしたパイルドラモンの究極体
仁美がパートナーになる前は、四聖獣チンロンモンから授かったデジコアと
クルモンのデジエンテレケイアの光の力で進化した
スピードと再生能力はアルフォースブイドラモンに劣るが
インペリアルドラモンはパワー重視である


インペリアルドラモン・ファイターモード
テイマー:美樹さやか&志筑仁美
力:S 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:B 持続力:D
さやかと仁美のデジソウルによって更なる進化を得たインペリアルドラモン
志筑仁美は魔法少女としての素質は無いが、テイマーとしてのデジソウルは十分生み出せるので
スティングモンも完全体のジュエルビーモンまでなら進化させられる


ラピッドモン(アーマー体)
テイマー:巴マミ
力:D 防御:A スピード:S 魔力:S 賢さ:B 持続力:A (全て究極体基準)
運命のデジメンタルで進化した黄金のラピッドモン
アーマー体ながら、究極体並の力を持つデジモンであり
ラピッドモンのデジメンタルの輝きはテイマーの巴マミの魔力も強化させる


メギドラモン
テイマー:佐倉杏子
力:A 防御:C スピード:B 魔力:A 賢さ:E 持続力:B
レオモンを殺された怒りと憎しみのデジソウルによって暗黒進化したギルモンの姿
メギドラモンのデジタルハザードは世界を危機に追いやる危険信号
ギルモンの腹部のデジタルハザードをデザインしたのは杏子の亡き妹モモか
それとも彼女達が兄同然に慕っていた青年のどちらだったのだろうか?
暗黒進化はテイマーの生命が尽きる程のデジソウルを吸い上げる場合があるので
この時、メギドラモンにデジソウルを吸い尽くされなかった杏子は幸いだったとも言える

メディーバルデュークモン
テイマー:佐倉杏子
力:B 防御:A スピード:C 魔力:A 賢さ:B 持続力:C
別の時間軸の佐倉杏子のギルモンの究極体
通常のデュークモンと違い、こちらは杏子と融合せずギルモン単体で進化する
メディーバルデュークモンはX抗体を持っており
この世界では既にXプログラムが発動していたのかもしれない…


ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『新たな世界の始まり!?ネオファイル島浮上』

エレキモン「いよいよクライマックス!終章、ネオファイル島編スタートだ!」


今回はここまで
ベルゼブモンDBMの必殺技は…
イヌカレーウイングを那須→ベレンヘーナの様にスペイン語に訳したものです(うわ、くだらね)
次回からクライマックスという事で締めに入ります
まあ、多分このペースじゃすぐに終わらないですけど……
ではまた

最近は投下が早くてありがとナス!

ほむらとキリカって凄くよく似てる気がする
出会う時期があれならとても仲良くなったよな
乙!


ついにアルフォースブイドラモンが
戦いの神(笑)になってもーた
速いし剣だしでヒヤヒヤしてはいたが遂に…

今後ライダーネタがあるとしたら
デュークモンの頭にバナナがささったりとか…

コネクトとカラフルがフロンティアOP
ルミナスと(3秒と4秒ずらして)フロンティアED1と2
カラフル(1:53バージョン歌詞から)とフロンティアED2がとても合うので(逆もまた)皆も試してみてください

こんばんわ

>>831
何か叛逆見た影響で若干書く気が上がってますね
でも、またいつか冨樫化するかも

>>832
二人ともブッ飛んだ愛を尽くしますからね
愛の力は偉大です

>>833
スイマセン、最近ブイモンの扱いが悪いですよね(いや、結構前からか?)


UFブイドラモン「オレンジ!」

デュークモン「バナーナ!」

ベルゼブモン「ブドウ!」

デュナスモンX「ドリアン!」

UFブイドラモン「オカマ繋がり!?」

ベルゼブモン「ミスターデンジャラス……」

デュナスモンX「さあ、始めますわよ!破壊と暴力のパジェントを!!」


>>834
差し替えMAD作ってニ〇動にupしてはどうでしょう?
関係ないけどそこで見た無印のOPを〇ケモンにした手描きMADが凄かった

投下


シュゴォォォォォ……!!


まどか「空に…わたし達の世界……リアルワールドが!!」

テイルモン「デジタルワールドとリアルワールドを隔てる次元の壁が崩壊したのね……」

さやか「ねぇ、何か…あたし達の世界が……どんどんこの世界に落ちて来ている感じがしない……!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


マミ「…今にでも落ちてきそうな空……多分、向こう側からこの世界を見ている人々も、そう見えているのでしょうね……」

ほむら「二つの世界が…ぶつかり合う……」

杏子「そうすると……どうなるんだ!?」

QB「勿論、衝突した双方の世界は消滅するしかないだろうね」

テリアモン「しょう…めつ……?」

QB「同じ次元に、二つの世界が同時に存在できないだろう?」

ゆま「人間の世界も…デジモンの世界も……なくなっちゃうの!?」

QB「僕は君達がデジタルワールドに旅立つ前から警告はしてたはずだよ?ワルプルモン達が力を付ける前に、奴等を倒さないと…次元の歪みに限界が来るって」

ブイモン「だから、こうして俺達は戦ってきたんじゃないか!!」

QB「だけど、君達がやっている事は何もかもが遅すぎたんだよ」

インプモン「んだと、テメェ……!!」

QB「現に七大魔王を一匹も始末する事ができず、ワルプルモンに力を付けさせてしまったか結果がこれじゃないか」

ほむら「…黙りなさい……!!」


ピピピピピッ!

カオル「デジヴァイスに通信……?」

海香「室長からだわ!」ピッ

室長『どうやら、そっちの世界に居る君達に連絡できてしまう程まで世界が繋がってるようだな……』

かずみ「室長!そっちは大丈夫なの!?サキ達も!!」

サキ『かずみ…上空のこっちとそっちの世界の境目に……島が浮かんでいるのを確認できないか?』

ドルモン「島……?」



ゴゴゴゴゴゴゴ……!!



ルキ「あ、あの島は……!?」

室長『奴等がデジタルワールドの一部と、俺達の世界の一部を寄せ集めて作った島だ……』

海香「室長は今あそこに浮かんでいる島にいるのですか!?」

かずみ「じゃあ、DATSヒュプノスの基地…あすなろ市があの島に取り込まれてるって事!?」

室長『あすなろだけじゃない!風見野市の一部と……後は見滝原がほぼ全てだ!!』

まどか「見滝原……!!じゃあ、わたし達の街……ママとパパ……タツヤもあの島に!?」

杏子「風見野もって事は……オジサンとオバサンも……!!」

ワイズモン「デジモンのリアライズが活発だった地域だったからか?」

室長『奴等はこの島を……“ネオファイル島”と呼んでいる!!』

さやか「ネオ……ファイル島!?」

ブイモン「以前、俺達が行ったファイル島とは違うのか!?」

テイルモン「ファイル島はこのデジタルワールドに最初にできた“はじまり”の島……」

ダークナイトモン「そう、あの島をワルプルモン達が創る新たな世界の新天地(フロンティア)にするのだよ!それ以外を全て消し去ってね……!!」




  
   ――その通りだ――



まどか「!! またこの声……!!」

ほむら「ワルプルモン……!!」

ギルモン「ギルッ!島の上になにかでてくるよ!!」


フッ……


ワルプルモン『我が名はワルプルモン』

さやか「あ、あいつが……」

杏子「ワルプルモン……だと?…とんでもない化物の姿をしたデジモンかと想像してたけど……」

ほむら「…私がこれまでの魔女の世界で対峙してきたワルプルギスの夜と似通ったドレスと仮面……でも、それ以外の外見は……」

まどか「わたし達と同い年くらいの女の子に見える……よね?」

ブイモン「人型デジモンだったのか……」

インプモン「んなのどうでもいいぜ!敵の親玉がやっとこさお出ましなんだ!ここでブチのめしてやるぜ!!」

マミ「いえ、あれは恐らく単なる幻……実体じゃないわ」

テリアモン「立体映像かよぉ!」

ワルプルモン『ネオファイル島は我の楽園、我が夜で創造する新たな世界へ旅立つ為の方舟』

テイルモン「そして、それ以外の世界を滅ぼそうというの!?」

ワルプルモン『お前達は我が祭典で踊る資格、方舟に乗る資格を有する。来るといい、我が箱庭に』


フッ……


ブイモン「消えた……」

テリアモン「どうするのマミ?このまま、あのネオファイル島ってとこに乗り込むの?」

マミ「そうね…罠の可能性も高いけど……」

ほむら「まどか、あなたの家族があそこにいる以上……放っておくわけにはいかないでしょう?」

まどか「う…うん!あそこにはわたし達の街の人々も捕らわれてるんだし!!」

テイルモン「恐らく、あのネオファイル島にはルーチェモン等の全ての七大魔王も集結している……あそこが最後の戦場になるかもしれないわ」

室長『よすんだ!この島に来てはいけないっ!!』

海香「何言ってるんですか室長!?」

カオル「そっちのDATSヒュプノスの基地でも、その内サキ達じゃ敵わないデジモンに襲われるだろ!?」

室長『各国の政府は今の現象の原因を我々が居るネオファイル島にあると考えている……だから、上に接収されてしまった“シャッガイ”をミサイルにデータインプットし、この島に撃ち込むつもりだ……』

杏子「シャッガイ!?確か、グラニにも搭載されたユゴスの改良型の消去プログラムだろ……?」

さやか「それってつまり……ネオファイル島を消すって事!?見滝原とかの街の人間が居るって言うのに!?」

まどか「そ…そんなのって……っ!!」

室長『フッ…小さな日本列島のごく一部の地域の人間達の犠牲だけで世界崩壊の危機が止められるのなら……当然そちらを取るだろう?』

マミ「でも、あのネオファイル島を破壊したからって……この現象が収まるわけでは……」

ドゥフトモン「いや、人間共の判断はあながち間違ってはいない」


ブイモン「!? ドゥフトモン!!それにマグナモン!?」

マグナモン「よっ!何だかよくわかんねーけど、大変な事になってるみたいだなぁ」

ガンクゥモン「そこは把握しろ」

まどか「ガンクゥモンにデュナスモンも!!」

デュナスモンX「笑わせちゃうわねワルプルモン。何が方舟よ……そう言って“アタシが居た世界”を滅ぼして、この世界に来たくせに……」

ドルモン「!? Xプログラムで滅びた世界は……本当はワルプルモンに滅ぼされた……!?」

かずみ「クレニアムモン……どういう事なの!?」

クレニアムモン「…どうもこうもない。ネオファイル島を消去すれば、一時的だが二つの世界の衝突は免れるという事だ」

ドゥフトモン「人間共の作った消去プログラムでは、あそこに居るワルプルモンや七大魔王達までは消去できないだろうが……」

デュナスモンX「でも、それに便乗すれば一気に奴等を叩き潰せる絶好のチャンスよっ☆」

マグナモン「ああ、なるほど!そうすりゃあ、ワルプルモンも倒せて、二つの世界が滅ぶ危機も回避できて万々歳だな!!」

ガンクゥモン「そう、ワルプルモンを潰せば、次元の境界線も元に戻る……」

さやか「だからって、ネオファイル島に居る人間を犠牲にするのにあんた達も賛成だっての!?」

ハックモン「ガンクゥモンまで……」

ドゥフトモン「これは我等の神、イグドラシルが降した決断だ」

QB「本当なら、僕達のデジタルワールドが衝突して滅びない為に……先に君達のリアルワールドをロイヤルナイツに滅ぼさせてもいいんだけど」

まどか「!?」

QB「まあ、ネオファイル島に取り込まれた街の人間達の犠牲だけで済まして、その後ロイヤルナイツと協力してワルプルモンを倒すという時間をイグドラシルは君達に与えてくれたんだ」

ドゥフトモン「イグドラシルの妥協に感謝するんだな。それにネオファイル島にはベルゼブモンXが集めた異分子共も集結してるしな…滅ぼすべきモノを一斉に滅ぼせるのだ……!!」

杏子「ふざけるなっ!!そんな事させるかよ!!」

ガンクゥモン『地神!神鳴!神馳!親父!!』

ヒヌカムイ「オラァ!!」


ズゴゴゴゴオォォォォォォォォォン!!


レナモン「ぐぅ!!」

メルヴァモン「うわあぁぁぁぁ!!」

マミ「みんなっ!!」

ブイモン「くっ…コイツら……本気なのか……!!」

ダークナイトモン「くっ…ロイヤルナイツにこうも集まられてはな……では、諸君。私もネオファイル島で待っているぞ!!」シュバッ!

キリカ「ま…待て……織莉子を返せ……!!」ガクッ…

アグモン(黒)「キリカ!!」

ドゥフトモン「馬鹿な奴だ。これから滅ぼすネオファイル島に逃げ込もうなど」

ダークナイトモン「フハハハハハ!選ばれし少女達よ、君達が止めてくれると信じているよ!そして、兄上!貴方も訪れると良いでしょう、ワルプルギスの夜に!!」

バグラモン「ダークナイトモン……」

ゴマモン「くっ…ダークナイトモンの言う通りにするのは釈だけど……」

テリアモン「ここでコイツらを止めるしかない!!」

ドゥフトモン「何だ?また我等ロイヤルナイツの邪魔立てをするつもりなのか?神に仕える我等の使命を」

ほむら「ふん…私はとっくに神に仇為す悪魔になっているわ……それはベルゼブモンの超究極体、デビルブラストモード」

ドゥフトモン「…む?」

ガンクゥモン「ほぅ、超究極体に進化できた奴が一人出てきたか……」

ほむら「ロイヤルナイツとはいえ、超究極体に進化したベルゼブモンなら恐るるに足らないわ。行くわよ、インプモン」

インプモン「……」

ほむら「どうしたのインプモン?超究極体に進化よ」

インプモン「…あの程度の野郎共、超究極体になるまでもねぇぜ」

マグナモン「んだとぉ!ロイヤルナイツに向かってあの程度呼ばわりたぁいい度胸だな!!」

ほむら「何言ってるの?マグナモンはともかく、ロイヤルナイツ相手に通常のベルゼブモンでは時間が掛かりすぎるわ。一刻も早く私達はネオファイル島に……」

まどか(ほむらちゃん…インプモンだって嫌なんだよ。自分のせいでほむらちゃんが闇に呑み込まれるのが……それに……)

まどか「NEO生命体の時は何もできなかったけど、今度はわたしとテイルモンも戦えるから……!」

ドゥフトモン「馬鹿め、忘れたのか?貴様等のデジヴァイスは……」

杏子「あれ?進化できねぇ!?」

さやか「まただよ…いつもこれだ!ロイヤルナイツと戦おうとすれば……インキュベーモンにデジヴァイスの機能を止められる!!」

ほむら「…っ!?」

QB「そうだよ、君達は僕の……イグドラシルの意志に背く事はできないんだよ。決してね」

マミ「インキュベーモン……あなたは……っ!!」

かずみ「なら、イグドラシルのインキュベーモンと契約してないわたし達の……」

ゆま「デジヴァイスで!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=GWrg1pgDkA8


―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!―


―ドルモンワープ進化ぁぁぁ!ドルゴラモン!!―


かずみ「カオルとキリカは!?」

アグモン(黒)「さっきダークナイトモンと……」

カオル「ガンクゥモンにやられたダメージで進化できない!!」

カイゼルグレイモン「オイラとドルゴラモンでやるしかないか……!!」

ドゥフトモン「異分子め…この前の借りを返さしてもらうぞ。クレニアムモン、いいな?」

クレニアムモン「ああ…もう、情に流されている状況ではない……かずみ、私達の前に立ち塞がるのなら覚悟してもらう」

かずみ「……!!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』


バシュゥゥゥゥン!


マグナモン「はぶわっ!?」ドゴォォォォォン!!

クレニアムモン「遅いっ!!」

クレニアムモン『エンド・ワルツ!!』


ガキキキキキキキキキキキィン!!


カイゼルグレイモン「くっ…!?」


デュナスモンX「十闘士のスピリットで進化したデジモンなら、全ての十闘士と同じエネルギーを持つコレをお見舞よっ!!」

デュナスモンX『ドラゴンズロア!!』


ジュババババババッ!!


カイゼルグレイモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴオォォォォォォォン!!


ゆま「カイゼルグレイモン!!」

ドルゴラモン『ブレイブメタル!!』ドッ!

ガンクゥモン「フン…」ガキッ!

ドルゴラモン「なっ…!?」

かずみ「ドルゴラモンのブレイブメタルの突進を……拳一つで受け止めた!?」

ガンクゥモン『鉄拳制裁!!』

ガンクゥモン「オラァ!!」


バゴオォォォォォン!!


ドルゴラモン「ぐわっ!!」

ドゥフトモン「どいてろガンクゥモン!その異分子は其が仕留める!!」

ドゥフトモン『アウススターベン!!』


シュパアァァァァァァン!!


ドルゴラモン「ぐうぅぅぅ……!!」

かずみ「ダメだよ…ドルゴラモン達だけじゃあ……」

ドルゴラモン「ロイヤルナイツ全員相手に……勝てない!!」

ドゥフトモン「全員?フハハハ…貴様等、誰かを忘れてないか?」

まどか「え…?今いるロイヤルナイツって……アルフォースブイドラモンとデュークモンを除けば、あれで全員じゃないの?」

さやか「違う!とてつもない奴がもう一人いた……!!」

ドゥフトモン「既に準備に取り掛かっている……人間共が使うシャッガイとやらでネオファイル島を消去させやすいようにロイヤルナイツも少し手を貸してやろうと思ったのでな……!!」

マミ「あ、あの巨大な竜のデジモンは……!?」


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


杏子「竜帝エグザモンだっ!!!」

エグザモン「…アンブロジウス、チャージ完了まであと32%でござんす……」ジュイィィィィィン……


テイルモン「エグザモンのペンドラゴンズグローリーのレーザーで……ネオファイル島を……!!」

ほむら「あの巨大なエグザモンの攻撃を受ければ……シャッガイのミサイルを撃つまでもなく……ネオファイル島に居る人間は……!」

まどか「…!!」

ドゥフトモン「この世界の正義と秩序を守るためだ……」

まどか「ママ…パパ……タツヤ……!!」

ほむら「…まどか…あなたの尊いものを守る為なら……“秩序”なんて……っ!!」

ドゥフトモン「だが、デジヴァイスが凍結された貴様等にできる事など……」

テイルモン「うるさいわね……イグドラシルのデジヴァイスなんて……」バッ!

まどか「えっ…?ちょ、ちょっと……テイルモン!?」

テイルモン『ネコパンチ!!』


バゴォン!!


テイルモン「こうよっ!!」

まどか「えぇ!?ええぇぇぇぇぇぇーーっ!!?何してんのテイルモン!!!」

ブイモン「まどかのデジヴァイスを……」

テリアモン「叩き壊したよ……」


QB「一体何を考えているんだい君は?そんな事すればまどかは二度と君に進化を……」

テイルモン「黙りなさい!あんたの足枷が付いたデジヴァイスなんて要らないわ!!」

まどか「…うん…そうだよね、デジヴァイスが無くてもわたし達……進化できるよ!!」

ウィザーモン「いや、できないだろ……デジヴァイスが無ければどんなテイマーでもデジソウルをデジモンに与える事は……」

まどか「違うよ!自分を変えるって意味での進化だよ!!」

まどか「わたし達は、イグドラシルの為に戦うんじゃない。わたし達が大好きな人達の幸せの為に戦うの!!そうでしょ、ほむらちゃん?」

ほむら「まどか……」

さやか「そう、恭介と一緒に……あの街に帰る為……!!」

恭介「……」

さやか「ブイモン!!」ポイッ!

ブイモン『ブイモンヘッド!!』バゴォン!!

マミ「私達の帰りを待っている、友達や……」ポイッ!

杏子「家族を守る為に!!」ポイッ!

テリアモン『ブレイジングファイア!!』

ギルモン『ファイアーボール!!』


ボオォォォォォン!!


杏子「ロイヤルナイツ……いや、イグドラシル!!」

さやか「正義と秩序の為とはいえ、あたし達の大切なものを壊そうとするなら……」

マミ「私達はあなた達とも戦うわ!!」

QB「……」

杏子「ほら、ほむら!アンタもそんなデジヴァイスぶっ壊せ!!」

ほむら「いや…私のデジヴァイスの中にはベヒーモスやグラニや武器が……」

ルキ「…あんた達……馬鹿じゃないの!?」

さやか「馬鹿で結構!」

バグラモン「そう、それでいいんだ。殻を破った彼女達の魂の翼は……大空へと羽ばたく事ができるだろう」

ルナモン「でも、バグラモン様……これからあの子達はどうやって進化を……」

テイルモン「進化できるわ!デジノーム!今こそまどか達に新たなデジヴァイスを!!」


シーン……


まどか「……何も出てこないよテイルモン……」

さやか「…てゆーか、デジノームって……?」

ワイズモン「デジノーム…デジモンと人間の間に真の絆が生まれた時、その祝福としてインキュベーモンとは別の彼等が作るデジヴァイス

を与えるという妖精がいる伝説があるらしいが……」

まどか「それって、インキュベーモンと契約してないのにテイマーになったタツヤや仁美ちゃんの……」

ゆま「じゃあ、ゆまとゴマモンがまたあえた時出てきたデジヴァイスも……」

QB「僕達インキュベーモンと契約した者の前にはデジノームは現れないのさ。デジノームのデジヴァイスを与えられた者が僕と契約できないように」

テイルモン「そ、そんな……!?」

ドゥフトモン「フン…トチ狂って馬鹿な行いをしたものだな貴様等……」

バグラモン「いや、そのどちらも必要ない。君達の新しいデジヴァイスは、ここにある……なぎさ」

なぎさ「ハイなのです!これがあなた達の新しいデジヴァイス……なぎさがお届けしたのです!」


さやか「人間の女の子!?何でこんな所に!?」

ゆま「ゆまと同じくらいの子かなぁ?」

マミ「テイマーなの……?あなたは?」

なぎさ「わたしは百江なぎさなのです」

マミ「ももえ…なぎさちゃん?」

ほむら(彼女から感じる魔力……いえ、まさかね……)

なぎさ「はい、シブミが作った新型デジヴァイスなのです。あなた達5人分ちゃんとあるのです」

マミ「シブミ!?ちょっと待って!あなた私のお父さんとどんな関係が……!?」

なぎさ「シブミはなぎさにチーズをくれるのです」

マミ「それじゃあ意味がわからないわ!バグラモン!?」

バグラモン「君達が今するべき事は何だい?」

テリアモン「そうだよマミ!この子には後でじっくり聞けばいいじゃん!」

エグザモン「アンブロジウス、チャージ残り12%でござんす……」ジュイィィィィィン……

マミ「わかってるわ……行くわよ、みんな!!」

なぎさ「デジヴァイスにみんなのデジソウルをインプットしてくださいなのです」

杏子「これがアタシ達の新しい……」

さやか「デジヴァイス!!」

まどか「テイルモン、お願いね!」

テイルモン「ええ!」

ほむら「インプモン、今度こそ超究極体で一気に……」

インプモン「だから…その必要はねぇって……」

まどか「……」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモンワープ進化ぁ!オファニモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモンレディ!!―


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―



さやか「やった!新しいデジヴァイスでもちゃんと進化できた!!」

ほむら「くっ…ハズレの方のベルゼブモンレディじゃないの……超究極体に進化すればこんな事には……」

ベルゼブモンレディ「…いや、こっちの方がまだマシだ……行くぜぇ!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!

マグナモン「あぶぇ!!」ズボォン!!

ドゥフトモン「何!?」

カイゼルグレイモン「デュークモン!!」

デュークモン「カイゼルグレイモン、ドルゴラモン!あとはこのデュークモン達に任せろ!!」

デュナスモンX「もうっ!何で邪魔するのよぉ!!」

UFブイドラモン「俺達の守りたいものを守るためならお前らとも戦うって言ったろ!!」

デュナスモンX「ホント、悪い子達は……お仕置きぃ!!」

デュナスモンX『ブレス・オブ・ワイバーン!!』

ドゥフトモン『エルンストウェル!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』


ドガアァァァァァァァァァァァァン!!!


マグナモン「あびゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」

さやか「何かさっきから……マグナモンは巻き添え喰らってるだけのような……」


クレニアムモン「オファニモン、お前にもファンロンモンの時救われた借りがあったが……」

オファニモン「遠慮する必要なんか無いわよ。お互い、守りたいものの為にね……」

クレニアムモン『クラウ・ソラス!!』

オファニモン『エデンズジャベリン!!』


ガキィィィィィィン!!


まどか「オファニモン!その隙に……」

オファニモン『セフィロートクリスタル!!』シュババババッ!

クレニアムモン『ゴッドブレス!!』シュゴォォォォ……


ガキキキキィィン!!


クレニアムモン「我が楯アヴァロンより発動するゴッドブレスは三秒間だけどんな攻撃も防ぐ!!」

クレニアムモン『エンド・ワルツ!!』

オファニモン「セフィロートクリアスタルの防御形態!!」


キイィィィィィィン!!


オファニモン「防御にも優れてるのは私だって同じよ!!」

クレニアムモン「フッ……」


ベルゼブモンレディ「ようよう、ガンクゥモンのオッサンよぉ~。いつか海に叩き落としてくれた礼をしなきゃなんねーなぁ……元はといえばそれが原因であのエリアに飛ばされてこんな姿になったんだからよぉ……!!」

ガンクゥモン「やれやれだ……」

ベルゼブモンレディ『百獣拳!!』

ガンクゥモン『鉄拳制裁!!』

ガンクゥモン「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ベルゼブモンレディ「アータタタタタタタタタタタタタッ!!」


ドゴドゴドゴドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォン!!


ベルゼブモンレディ「ちぃっ!」

ほむら「やっぱりダメだわ…ベルゼブモンレディじゃ通常のベルゼブモンよりパワーが落ちてるもの……超究極体に進化すれば……!!」

ガンクゥモン「それ以前に、お前は拳じゃなくて銃がメインだろ?拳専門の俺に拳で挑むのがお門違いなんだぜ?ドゥー・ユー・アンダスタンドゥ?」

ベルゼブモンレディ「じゃあ、お望み通りあたしの魔弾をブチ込んでやるぜ!!」

ガンクゥモン「昔、旅路の途中で出会ったマグナキッドモンってデジモンがいてな…そいつもお前と同じ銃使いのデジモンで、俺と闘り合う時にこう言ったんだ……「銃は剣よりも強し!ンッン~、名言だなこれは」と……だが、俺は「拳は剣よりも強し。そして、銃よりも強し」と言い返してそいつをブチのめしてやったぜ……この鉄拳でな」

ベルゼブモンレディ「はんっ!俺様をそんじょそこらの銃使いと一緒にすんなって!!」

ベルゼブモンレディ『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥゥン!!

ガンクゥモン「オラァ!!」ズバァン!

ほむら「拳で弾丸を弾いた……!」

ベルゼブモンレディ「甘ぇ!!」ドッ!

ガンクゥモン「!!」

ベルゼブモンレディ『ダークネスクロウ!!』


ズギャァァァァァン!!


ベルゼブモンレディ「爪は拳より鋭しってな!!」

ガンクゥモン「…テメーは俺を怒らせた……ヒヌカムイ!!」ゴゴゴゴゴ……!!

ヒヌカムイ「オラアアァァァァァァァァァァ!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


ベルゼブモンレディ「ぐうぅぅぅぅぅ……!!」

ほむら「くっ…超究極体……超究極体にさえ……!!」

杏子『おい、ほむら!超究極体に拘る事より……』


エグザモン「ふむ、我等ロイヤルナイツと既に互角……ワルプルモンに挑むには十分な成長をしているでござんすな……さて、アンブロジウのチャージが完了したでござんす。ネオファイル島に向けてペンドラゴンズグローリを……」

マミ『レガーレ・ヴァスタリア!!』


シュルルルルル……ビシッ!


エグザモン「何と!?」

セントガルゴモン「撃たせはしないよ!!」

エグザモン「こんなリボンで…小生の動きを止めたつもりでござんすか!」ズバァン!!

杏子『時間稼ぎには十分だったぜマミ!!』シュゴォ!

エグザモン「ぬぅ!?」

ほむら「盾の中に入れてたグラニやベヒーモスもこの新しいデジヴァイスにデータを移したわ……」

杏子『エグザモン!コイツを喰らえ!!』

デュークモン『ユゴス・ブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァァァァァァァァン!!


ドゥフトモン「!! エグザモン!!」

ゆま「エグザモンをユゴスで消しちゃったの!?」

さやか「いや…流石にユゴスでもあんなデカイエグザモンを消し去る事は……」

まどか「でも、エグザモンの翼が!!」

エグザモン「しょ…小生のカレドヴールフのデータが消去されて……」グラッ


ヒュウゥゥゥゥー


かずみ「わわわぁ!こっちにエグザモンが落ちてくるぅ!!」

ゆま「ペシャンコにされちゃうよぉ!!」

クレニアムモン「…エグザモンをイグドラシルの元へ転送!!」


シュイィィィィィィン


まどか「き…消えた……エグザモンが……」

ドゥフトモン「おのれ貴様等ぁ!!」

UFブイドラモン「これでお前達の作戦も阻止できたな!!」

海香「…でも、リアルワールドから打ち上げられるシャッガイ搭載のミサイルは……」

キャプテンフックモン「それなら俺達がぶっ潰してきたぜ!!」


ドゴォォォォォォォォン!!


さやか「あ、あの船は……!!」

杏子「キャプテンフックモンの海賊船だ!!」

シーラモン「どうも、みなさん。お久しぶりです!」

まどか「今の本当なの!?」

マリンエンジェモン「ピピプ~(ええ、シャッガイの発動は私達で阻止しましたわ)」

ウィザーモン「というか、お前ら……何処へ行ってたかと思ったら、いつの間にリアルワールドへ……」

ヤシャモン「こうも二つの世界が繋がってるんだ」

アグモン博士「僕達の船なら簡単に行き来できるよ!」

ドゥフトモン「阿呆共が……貴様等はこの世界を救う唯一の方法を……世界を破滅へ導いたのは貴様らだ!!」

ルカモン「な、何よぉ!!」

ドゥフトモン「見ろ!二つの世界の衝突は止まらない!!」


ゴゴゴゴゴゴ……!!


さやか「こ、これから…これから、あたし達がネオファイル島に行ってワルプルモンを倒せば止まるんでしょ!?」

ドゥフトモン「そんな時間があると思うのか?」

クレニアムモン「僕達の世界が終わる……」

マサルダイモン「まだ終わっちゃいねぇ!!」

杏子『マサルダイモン!破壊したバルバモンの城跡から出てきたのか!!』

クレニアムモン「なんだお前は?」

マサルダイモン「…父さん……そして、クレニアムモン。“今度は俺の番”みてぇだな……!!」

クレニアムモン「…?」

マサルダイモン「行くぜぇ!シャイングレイモン!!」ドッ!

シャイングレイモン「ああ!アニキになら何処へでもオレはついて行く!!」ダッ!

マミ『何をするつもりなの!?』

マサルダイモン「うおおおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴオォォォォォ!!

シャイングレイモン「ぐおおおおおおおぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴオォォォォォ!!

デュークモン「マサルダイモンとシャイングレイモンが……」

セントガルゴモン「デジソウルで……落ちてくるリアルワールドを受け止めている……!?」

オファニモン「彼等は全てのデジソウルを解放して…自ら礎となって二つの世界を支えるというの!?」

まどか「マサルダイモン……無理はやめて!!」

マサルダイモン「あとはお前ら次第だぜ!俺とシャイングレイモンの命が尽きるのが先か…お前らがワルプルモンをぶっ飛ばすのが先か……」シュゴォォォォ…!!

シャイングレイモン「だが、オレとアニキは……お前らを信じてるぞ!!」シュゴオォォォ…!!

マサルダイモン「頼んだ……ぜっ!!」シュゴォォォォ…!!


カキンッ!!


ほむら「…マサルダイモン達がデジソウルと共に…石の様に…固定化した……!!」

ベルゼブモンレディ「これで衝突の危機はとりあえず免れたって事か……?」

杏子『いや、そんなに長くは持たないだろうぜ……』

まどか「…行こうよ、みんな!ネオファイル島に!こうしてマサルダイモン達が命を張って頑張ってくれてるんだから!!」

オファニモン「ええ、彼等の意志を無駄にしない為にも……!!」

キャプテンフックモン「俺の船で乗り込むか?」

デュークモン「ああ、頼む」

かずみ「…クレニアムモン達もわたし達と一緒に来てくれる?」

クレニアムモン「…!」

カオル「何いってるんだかずみ!たった今、あたし達の街を壊そうとしてた奴等を!!」

ドゥフトモン「ふん…我々は我々でネオファイル島に攻め込む。ワルプルモンと……異分子を滅ぼす為にな!!」

ドルゴラモン「コイツ……!!」

ドゥフトモン「お前達にやられたエグザモンの修復が完了したらすぐにな……!!」シュバッ!

デュナスモンX「うぅ~ん…あのデジソウルで世界を支えてる彼の熱さ……惚れ惚れするけど、ちょっと熱苦しすぎて趣味じゃないわねぇ……そっちの草食系っぽい子の方が好みかしら!」

恭介「……」

さやか(げっ…!恭介を狙ってる!!)

デュナスモンX「まあ、アタシが居た世界の二の舞いにならない様に頑張りなさい……」シュバッ!

ガンクゥモン「マサルダイモンの言う通り、お前ら次第だ。お前らの意志が、全ての運命を決める……シスタモン、ハックモン、もう少しそいつらと一緒に付いてって鍛錬するんだぜ」シュバッ!

シスタモンN「ガンクゥモン……」

クレニアムモン「……」シュバッ!

マグナモン「…え?何?みんな帰っちゃうの!?」シュバッ!


まどか「いよいよだね……!」

テイルモン「ええ、あのネオファイル島での戦いが……」

ブイモン「俺達の最後の冒険になるのか……!」

さやか「後悔は遺さない……」

杏子「大丈夫さ、アタシ達はこれまで何度も危機を乗り越えてきたんだし」

マミ「きっと絶望の運命を希望に変える事ができるわ!」

ほむら「私とベルゼブモンの超究極体の力もあるし……負ける事はないわ」

さやか「……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「ど、どうしたのよ……みんな?」

杏子「…あのなぁ、あんた一人の力で戦ってるわけじゃないんだから無理をせず……」

さやか「少しは仲間の力も信用しろっての!」

ほむら「…そういう台詞は…あなた達も私と対等の力を…超究極体に進化してから言いなさい……」

さやか「なっ!?自分だけが超究極体に進化したからって上から目線で……」

杏子「テメェ…何様だよ!人がせっかく気ぃ使ってやってるのに!!」

マミ「やめなさいあなた達!!」

テリアモン「ケンカしてる場合じゃないでしょ~」

まどか「ほむらちゃん……」

インプモン「はぁ…ったくよぉ……何でこういう事になったんだよ……」

テイルモン「……」


キリカ「今度こそ…織莉子をダークナイトモンから……!!」

ドルモン「バグラモン、あんたは来ないのかい?」

バグラモン「弟を救う事が彼女の魂を調える条件だと言ったはずだよ」

ドルモン「あんた自らの足で行かないのかよ!!」

バグラモン「いや、私もいずれこの目で見極めるよ……彼が辿る運命を……ただ、代わりに……」

ルナモン「私もあなた達にお供します」

テリアモン「ルナモンが?」

ルナモン「我が同胞…他のオリンポス十二神族は自らルーチェモンに降った者もいますが、デジメモリとされて囚われた者もいます。その魂を解放する為に……」

かずみ「うん、メルクリモンもね……」

バグラモン「それと彼女もだ」

なぎさ「チーズを貰ったからにはなぎさはあなた達を見届けるのです!」

マミ「この子も……?」

シスタモンB「はぁ!?ロリキャラはわたしとゆまで間に合ってるんだよ!幼女枠は定員オーバーだよ!!」

ゴマモン「お前ロリキャラだったんだ」

シスタモンB「だいたい、「チ~ズ~」とか「なのです~」とかキャラがあざとすぎだよ!!」

ゴマモン「ウンコウンコ言ってるお前より数千倍マシだと思うんだけど?」

シスタモンB「ねぇ、ゆまもそう思うでしょ?言ってあげなよ!「幼女テイマーポジは私一人で良い」って!」

ゆま「え?ゆま同い年くらいの子と友達になれそうでうれしいよ!今まで年上のお姉ちゃんばっかだったし。よろしくね、なぎさちゃん!」

なぎさ「はい!よろしくなのです!」

シスタモンB「……」


マミ「なぎさちゃん……あなたはどうして、私のお父…シブミからデジヴァイスを?」

なぎさ「シブミはなぎさにチーズをいっぱいくれたのです!」

マミ「だから…答えになってないわ……」

テリアモン「だいたい、君は一人でこのデジタルワールドに来たの?パートナーデジモンは?」

なぎさ「なぎさのデジモンは……まだいないのです」

マミ「いない?それで何で……」


ゴゴゴゴゴゴ……!!


杏子「…おい、リアルワールドを支えてるマサルダイモンが揺れてるぞ……」

さやか「呑気にやってる時間は無いって事だね……」

キャプテンフックモン「じゃあ、お前らさっさと俺の船に乗り込め」

ポロモン「出航するよ!」

キャプテンフックモン「マタドゥルモンの野郎も今度こそ仕留めてやるぜ……!!」

まどか「じゃあ、行こう!」

まどか(パパ、ママ、タツヤ……どうか無事で……)

杏子(どうか無事でいてくれよ……剛弘オジサンに美枝オバサン……!!)


シュゴオォォォォ……


バグラモン「行ったか……しかし、君のデジヴァイスを与えたと言う事は……いずれ彼女達をイグドラシルとも戦わせ、君自身がこの世界の神になるつもりかい?シブミ」

Shibumi「おいおい、いくら僕でもそれ程傲慢じゃないさ。それに、君だってその気になればワルプルモンと七大魔王が滅びた後に、この世界の脅威になる事も可能だろう?」

バグラモン「それも悪くないな……」

Shibumi「特に君の弟がマミ達に倒されたら…君は何をしでかすかわかったもんじゃないよバグラモン……」

バグラモン「愛という情念で狂うのは人もデジモンも同じなのだよ」

Shibumi「うん…いずれ彼女も……ん?」


ドゴオォォォォォォォン!!


バグラモン「…彼女達が乗った船が撃ち落されネオファイル島に墜落したぞ……」

Shibumi「ありゃりゃ…どうなるんだろう……?」


~次回予告~


デュナスモンX「紛い物は本物の輝きを曇らせる……本物の“パッション”を忘れない為にアタシがロイヤルナイツとして本物のバトル、本物の戦場を見せつけてあげないといけないわ!!」

エレキモン「いや、あの人オネエ口調なだけで……お前と違ってゲイじゃないから!今んところだけど!!」

デュナスモンX「てなわけで、今回のステータス表は現時点で登場しているアタシ達ロイヤルナイツ(前半)よ!!」



オメガモン
テイマー:八神太一&石田ヤマト
力:S 防御:S スピード:S 魔力:S 賢さ:? 持続力:?

まどか達の世界に迷い込んだ太一のウォーグレイモンとヤマトのメタルガルルモンが融合したオメガモン
2000年の春、ディアボロモンとの戦いで全世界の子供達の想い(メール)の力で融合した時と同じく
一時的に紋章の力が復活した8人の選ばれし子供達の力で進化したこのオメガモンは
現在まどか達が旅をするデジタルワールドにかつて存在したロイヤルナイツのオメガモンと同等の超究極体の力を持つオメガモンである



マグナモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:B 防御:S スピード:C 魔力:B 賢さ:E 持続力:A(全て究極体基準)

全大戦で死亡したと誤認されていたが
オメガモンと七大魔王の戦いに巻き込まれ地中の奥深くに閉じ込められていただけであった
他のロイヤルナイツからは下に見られがちだが、その実力は決して低いわけではない
ロイヤルナイツの守りの要と呼ばれてるだけあって、うたれ強さだけはロイヤルナイツ一である


クレニアムモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:S スピード:A 魔力:A 賢さ:A 持続力:A

イグドラシルの指令に忠実で、その命令の為なら手段を選ばず、非情に徹するため
クレニアムモンの名を知るデジモンからは恐れられているが……
受けた恩は必ず返す義理堅い性格である
そう誤解を受けるのは、その恐ろしい顔のせいであるのが彼の悩み


ドゥフトモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:A 防御:B スピード:A 魔力:A 賢さ:S 持続力:A

ロイヤルナイツを統率する戦略家だが
策を破られると逆上して冷静さを欠く事もあるが、それをクレニアムモンがフォローする
因みに彼がロイヤルナイツの中で一番マグナモンを見下している


スレイプモン
テイマー:飛鳥ユウリ
力:B 防御:S スピード:S 魔力:A 賢さ:A 持続力:D

まどか達より先にデジタルワールドに訪れていたテイマー飛鳥ユウリのクダモンの究極体
デーモンを圧倒し追い詰めるが、デーモンが仕掛けたギズモンXTの不意討ちによりデジメモリ化されてしまう
そして、テイマーのユウリは……


デュナスモンX「あら?アタシのは次回へ持ち越しかしら?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『愛する者を救え、紅蓮の騎士デュークモン・クリムゾンモード!』 

デュナスモンX「愛はいつも情熱的なのよ!!」

ジジモン「愛する妻ババモンはいつワシの元へ帰ってくるのじゃあ……」


今回はここまで
なぎさちゃんを登場させましたが
ネタだけのつもりでロードさせてたアレがなければ他に登場させる機会なかったかも…
気が付いたらこのSSもう二周年…
年末ぐらいにまた番外編やろうかなと思うけど
今度は暴走特急をベースにした杏さや話か去年の無印との共闘に対し02キャラとの共闘話にしようかと思いましたが…
やっぱどっちも話が思いつかん
ではまた

シスタモンて結構胸あったような

なぎさ「ボクは神様なのですよ・崇めやがれなのですあぅあぅ」

ほむら「この世界に用はないわ。次の時間に行くことにするわ」

まどか「二人とも訳が解らないよ!!」
的な


もう2周年だな
ところでまどマギ映画見てないんで
3行で教えてくれい

マミさん
ロッソファンタズマ
いらず

こんにちわ

>>859
今更ですが
このSSのシスタモン姉妹の姉の方はまどか達と同じ中学生くらい
妹はゆまと同じ小学生くらいの外見という設定です
でも、胸はそのままだからほむほむが…おや?こんな時間に誰かな?

>>860
マサルダイモン「お前らはわかっていない!服は脱がしても靴下は脱がすな!!」

レナモン「はうぅぅぅ~お持ち帰りぃぃぃ~!」

ルキ「それよりカレーは無いの?カレー!!」

>>861

さやかちゃん
死んで馬鹿治り
スタンド使いに

二回以上観るのがオススメですね
一回見ただけじゃ納得できない部分も二回目で理解できる部分もありますから


>>862
あれどのタイミングですり替わってたんでしょうかね?
つーか、あんな芸当できるならマミさんシャルなんかに食い殺されずに済んだんじゃ……

投下


~キャプテンフックモンの海賊船内~

なぎさ「…なので、この新型デジヴァイスはパートナーデジモンを進化させる時使用するデジソウルや魔法少女の魔力を使う量を今までより少なくしてくれるのです!」

杏子「魔力の燃費が良くなったって事だな」

なぎさ「そして、カードスキャンの速度アップ!収納できるデジモンの数も12体まで増え、さらにさらに!ジョグレスだけではなく、デジクロス機能も追加されてるのです!!」

さやか「デジクロス…?いやぁ、多分それは使う事無いだろうなぁ……」

キリカ「デジクロスも悪くないよ美樹」

さやか「ジョグレスやアーマー進化だって最近使わないんだしさ……って、そういえば壊したデジヴァイスには勇気のデジメンタルが入れっぱなしだったんだ!!」

ブイモン「げぇ!?」

まどか「テイルモン……光のデジメンタルも……」

テイルモン「別にいいじゃない。これからの決戦、アーマー進化なんかじゃ話にならないだろうし」

まどか「でも、マミさんの運命のデジメンタルは……」

マミ「え?私は壊す前にちゃんとデジヴァイスから出しておいたわよ」

さやか「ああ…流石マミさん…抜かりない……」

なぎさ「次にここのスロットに注目なのです!」

まどか「何の差し込み口……?」

なぎさ「デジメモリ用のスロットなのです」

さやか「デ、デジメモリ!?」

杏子「テメェ!アタシ達にメモリデジモンに進化させるつもりなのかよ!!」

まどか「ちょっ…杏子ちゃん…こんな小さい子相手に……」

なぎさ「シブミが付けた機能はデジメモリのデジモンを一時的に実体化させる機能だけなのです」

キャプテンフックモン「マタドゥルモンの野郎のラッパと同じ代物か……」

ほむら「そう…なら、ベルゼブモンがNEO生命体から奪ったメモリや、今まで手に入れたメモリのデジモンを使ってみるのも面白いかもね……」

インプモン「つっても、元に戻してやる為に殆どバグラモンに預けてきたんじゃねーのかよ?」

マリンエンジェモン「ピププ~……(ベルゼブモンさんが取り戻してくれたピチモンのデジメモリは、私の生き別れの弟のメモリでした。私がチンピラ達とデジメモリ売買という愚かな行いを止めてくれた優しい弟を…後はバグラモンさんが弟を元に戻してくれるのを待つだけ……インプモンさんとほむらさんには本当に感謝致してますわ)」

インプモン「いや、何言ってるのかわかんねぇよ!」

ギルモン「ありがとうだって」


ほむら「今、私が持ってるデジメモリはギズモンとベリアルヴァンデモンとネオヴァンデモンのメモリよ」

まどか「えぇっ!?」

カオル「あんた……何でそんなデジモンのメモリを!?」

テリアモン「まあ、元に戻してもしょうがない連中だけど……」

テイルモン「いえ、叩き壊しなさいよ!ヴァンデモン兄弟のメモリなんて!!」

ほむら「利用できる力は利用するわ……それに、このデジヴァイスから実体化させたメモリのデジモンは自我を持たない人形の様なモノで、こちらに牙を向ける事はないのでしょう?」

なぎさ「ハイ、その通りなのです!シブミもそう言ってたのです」

マミ「…で、なぎさちゃん。あなたはどうして、シブミからこのデジヴァイスを託されたの?」

なぎさ「シブミはマミのお父さんなのですね!においもそっくりなのです!」

マミ「ニ、ニオイ?」

なぎさ「ハイ!マミもシブミもチーズのにおいがするから好きなのです!」

マミ「そ、そう……(チーズなんて食べてないのに……)」クンクン

なぎさ「特に股間からチーズの臭いがするから、なぎさは大好きなのです」

マミ「お父さんっ!!この子に一体何をしたのよ!!?」

なぎさ「股間からチーズ臭がするのはマミの方だけなのです」

マミ「何だ、それなら……って、私ぃ!?」

テリアモン「マミ…ちゃんと毎日パンツ替えないから……」

マミ「ちゃんと毎日履き替えてますっ!!」


インプモン「なあ、ほむら…あのチビ、チーズチーズ言ってるけど…もしかして……」

ほむら「もう一つ、質問していいかしら?このデジヴァイスは私とベルゼブモンが超究極体に進化する時、私の身体に侵食するベルゼブモンの闇のデータを中和できたりとかはしないのかしら?」

まどか「!!」

なぎさ「ほんの…チョッピリ…だけだと思うのです……」

ほむら「そう、そのほんのチョッピリだけでも十分だわ」

インプモン「何がだよ……」

なぎさ「それでも危険なのです。シブミもあの戦いを見てましたが…ベルゼブモンの超究極体はあなたが思っているよりも……シブミの予想よりも大きな闇の力なのです。それに耐えられる人間なんていないってシブミも言ってたのです……」

ほむら「いいえ、背負いきれるわ……私が守りたいものの為ならどんな闇も……」

まどか「……」

マミ「ちょっと待って!あの戦いを見てたって事はシブミはヘブンゾーンに……!?」

テリアモン「マミ!もうすぐネオファイル島に突入するのに降りるつもり!?」

マミ「そういうわけじゃ……」


ドゴオオォォォォォォォォン!!


ブイモン「うわっ!?この船が攻撃されてるのか!?」

かずみ「ねぇ、みんな!外見て!!」


ドドドドドド……!!


ゆま「ネオファイル島の他に……もう一つ島が浮かんでる……?」

ルナモン「違う…あれは島ではなく……」

メルヴァモン「アタシ達と同じオリンポス十二神……豊穣神ケレスモンだっ!!」


“ケレスモン”

究極体 神人型 データ


オリンポス十二神族の1体で
デジタルワールド随一のスイーツと名高い果実が実る森『カルポスヒューレ』を背負った巨大怪鳥デジモンがケレスモンだ
岩石と豊かな土壌からなる体を持ち、ケレスモンが飛ぶ姿はまさに天空に浮ぶ島そのものである
ケレスモンの頭部には本体となる『ケレスモンメディウム』が座す
『ケレスモンメディウム』は戦闘力がほとんどなく滅多に単独で人前に現われることはないが
信用に値するものには稀に怪鳥をつれず姿を見せるという
性格は穏やかで慈愛の心に満ちており、空腹のデジモンには『カルポスヒューレ』の実を差し出し
ケガしたデジモンには回復するまで森にかくまってあげるという
しかし森と大地の恵みのありがたさを忘れ、いたずらに木々を傷つけ地を穢すものには一転して悪魔の森のごとき恐怖をもたらす



ケレスモン「クオオオォォォォォーー!!」ゴゴゴゴゴ…!!

さやか「あの鳥みたいな形をした島がデジモン!?」

杏子「エグザモン並の巨大なデジモンだ……!!」

キャプテンフックモン「野郎…ネオファイル島に入れさせない為にこの船を撃ち落とす気か!!」

ルナモン「あのケレスモンは…デジメモリの?それとも……」

杏子「ほむら、グラニだ!グラニ出せ!!デュークモンで奴を仕留める!!」

ほむら「いいけど……私とベルゼブモンの超究極体で出た方が……」スポッ

メルヴァモン「奴を叩くには頭部の辺りに居る本体を――」

アグモン博士「ダメだ!襲ってくるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

ケレスモン『フルーツフレシェット!!』


シュバババババッ!!


ブイモン「飛ばしてくるのは……果物ぉ!?」


ドゴオオォォォォォォォォォン!!


まどか「船が…落ちる……!!」

一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」


ガシャゴオォォォォォォォォォン!!


~ネオファイル島・風見野エリア~ 


杏子「痛てて…ギルモン、大丈夫か?」

ギルモン「うん、グラニがボクたちを助けてくれたみたい」

杏子「そっか…サンキュー、グラニ!」

グラニ「……」

杏子「…って、ここは……アタシの風見野じゃないか!!」

ルキ「どうやら、この島に取り込まれたアンタの街に落ちたようね」

杏子「女王様か…さやかや他のみんなは?」

キャプテンフックモン「ここにいるのは俺達だけみたいだぜ」

ポロモン「オイラ達の船がバラバラに~……」

杏子「そうだ…風見野に来たなら……!!」ダッ!

ギルモン「まってよ杏子ぉ!」ダッ!

キャプテンフックモン「おい、杏子!何処へ行くんだ!?」

杏子「松田ベーカーリー……オジサンとオバサンがっ!!」


タッタッタッタッ


キャプテンフックモン「おいおい…お前達が目指すのは……あの“ムゲンタワー”だろ」

ルキ「ムゲンタワー?」

レナモン「この島の中央に見えた巨大な塔の事か?」

キャプテンフックモン「ああ、あれこそワルプルモン軍の本拠地だ……!!」


ゴゴゴゴゴゴ……!!


レナモン「確かに、あの塔からは強大なおぞましき邪気が漂っている……」

ポロモン「ワルプルモンや七大魔王が集まってるだろうからね……全員で乗り込まないと危険だよ!」

キャプテンフックモン「だから、杏子達を早く連れ戻して来い!」

ルキ「しょうがないわねぇ……ところで、この街……人の気配が全然しないんだけど……」

レナモン「いや、デジモンの気配は多く感じるぞ、ルキ」

ルキ「…!!」

ドクグモン「ひっひっひっひ……」

ランクスモン「グルルル……!!」


~松田ベーカリー~


ガラッ


杏子「オジサン!オバサン!!」

ギルモン「誰もいないみたいだよ杏子……」

杏子「でも…見ろよギルモン。焼きたてのパンが置いてある……ついさっきまでオジサンとオバサンはここに居たって事なんだ……」

ギルモン「じゃあ、どこに?」

杏子「わかんねぇ……とりあえず、パン食うかい?腹が減っちゃ戦はできないからね……」

ギルモン「うん!」

杏子「どれにする?アンパン?食パン?カレーパン?メロンパン?」

ギルモン「ぜんぶ!!」

杏子「ははっ、欲張りだなぁ……」

ギルモン「やっぱり、このお店のパンはおいしい!」モグモグ

杏子「ああ…そうだな……」パクッ

カオスモン「ま、スナックだけじゃなく、たまにはこういうのも悪くねぇなぁ……特にこのクロワッサンは気に入ったぜ」ムシャムシャ

杏子「テ、テメェは……カオスモン!!」


カオスモン「よう、女!ひさしぶりだなぁ!!」

ギルモン「お前が勝手にお店のパンをくうな!!」

杏子「テメェがオジサンとオバサンを何処かにやったのか!?」

カオスモン「ククク…俺相手に、んな事聞いて素直に答えると思ってるのか?」

ギルモン「杏子!コイツをやっつけようよ!!」

カオスモン「そうだ!戦いだ!俺達にはいつだってコレしかねぇ!!さあ、早く始めようぜぇ!!」

キャプテンフックモン「杏子!ここにいたか!!」

クズハモン「あのデジモンは……!?」

杏子「手出し無用だぜ女王様!コイツはアタシとギルモンだけでケリを付ける……!!」

カオスモン「そうだ…雑魚共は引っ込んでな!!」

ルキ『なっ!?カードクイーンであるあたしに向かって雑魚って!!』

キャプテンフックモン「それより杏子、この街に居た人間なんだが……」

カオスモン「いいから、さっさと進化しろよぉ!これで俺の自伝のテメェとの戦いのページも終わりにするんだからよぉ!!」


杏子「……アンタ、自分が人間だった頃の名前…憶えているかい?」

ルキ『人間だった頃の名前……?あいつもメモリデジモン?』

ギルモン「ちがうよ。本当にデジモンになっちゃった人間」

ポロモン「ああ、メモリとは違って人間の身体に直接デジモンのデータを組み込むバイオデジモンか……!!」

杏子「どうなんだ?言えるかい?自分の人間だった時の名前」

カオスモン「…? さぁなぁ…今までの自伝を読みゃあ思い出せるんだろうけど……そんな必要はねぇ!これからは俺が手に入れたこの最強の力“カオスモン”としての俺の自伝しか刻まねぇんだからなぁ!人間だった頃の俺のページなんて……ケツを拭く紙にでもしてポイだぜぇ!!」

杏子「そう…自らの意志でとっくに人間を辞めてたんだね…アンタ……でも、人を捨ててまでその力を手に入れたのは何の為?そういや、アンタの仲間に一人いたよな?家族の為に人を捨ててアタシ達に戦いを挑んで敗れた奴……」

カオスモン「仲間?ああ、そんな奴いたっけなぁ…穀潰しの家族を食わせる金を稼ぐ為とかくだらねぇ理由で……」

杏子「アンタにもそういうのなかったのかい?家族、恋人、友達…守りたいものの為に……」

カオスモン「それこそ思い出す必要もねぇ!いや…はじめっからそんな糞くっだらねぇもんは無かったって事だけはハッキリわかるぜぇ!俺はこの力を俺だけの為の力として使うっ!!」

杏子「……そいつを聞いて安心したよ……守るべきものも無く、自分の欲望の為だけに……人を捨てたテメェに対して同情も遠慮もする必要もないから……躊躇せずやれるしなぁ!!」

ギルモン「杏子!!」

杏子「行くぜ、ギルモン!コイツに引導を渡してやる!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―



デュークモン「カオスモン!人の心を棄て、ワルプルモンと共に二つの世界を混沌へと導くというのなら……このデュークモンは絶対に許さないっ!!」

カオスモン「ククク…いよいよ始まるワルプルモン様の祭り、それは破壊と混沌に満ちた俺の自伝の中でも最高に刺激的なページになるだろうぜぇ……!!」

杏子『そのテメェの自伝の続きはあの世で書くんだな!!』

デュークモン「杏子、ここで戦うと店が滅茶苦茶になる」

杏子『ああ、店の外へ押し出す!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

カオスモン「ぐおっ!?」


ズゴオォォォォォォォォン!!


キャプテンフックモン「俺達も追うぜ!!」

ユウリ「おっと、アンタ達の相手は……このアタシがしてあげるよ」

ルキ「ユウリ!?」


~風見野エリア・商店街~

カオスモン「へへっ、そうこなくっちゃなぁ!!」

カオスモン『BAN-TYOブレイド!!』ガシュンッ!

カオスモン『覇王両断剣!!』


ジュパアァァァァァァァァン!!


デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!!』シュバッ!

カオスモン「懲りずに見え見えの分身の術か!!」

デュークモン「うおおぉぉぉぉ!!」

デュークモン「はぁ!!」

カオスモン『ギガスティックキャノン!!』ガシュンッ!

カオスモン「全部これで撃ち消してやるぜ!!」

カオスモン『ダークプロミネンス !!』


ジュバアァァァァァァァン!!


カオスモン「そこだぁ!!」

杏子『しまった!!』


シュバッ!


カオスモン「この土壇場でかわしただとぉ!?」

グラニ「……」

デュークモン「グラニか!よく来てくれた!!」


カオスモン「な、何だソイツは!?」

デュークモン「このデュークモンの翼……グラニだ!!」

カオスモン「何が翼だ!そのガラクタごと叩き斬ってやるぜ!!」

カオスモン『BAN-TYOブレイド!!』ドッ!

グラニ「!!」シュバッ!

カオスモン「速いっ!?」

杏子『行くぜ、グラニ!突撃だ!!』

デュークモン『ドラゴンドライバー!!』


ズゴオオォォォォォォン!!


カオスモン「がはっ……!!」

杏子『よし!このまま上空に突き上げ、ユゴスで消去してやる!!』

カオスモン「くっ…!おい、出番だぜ!!」

?「!」シュバッ!

?「!」シュバッ!


ガキンッ!ガゴォン!!


デュークモン「ぐわっ!!」

杏子『新手か!?』

スレイプモン「……」

ヴァロドゥルモン「……」


“ヴァロドゥルモン”

究極体 聖鳥型 ワクチン

上空40,000mの成層圏に生息する幻の聖鳥型デジモン
巨大な6枚の翼を持ち、一番大きな翼を広げた時の翼開張は30mにも達する
天空の守護者として伝承されており
デジタルワールド創世のころから存在していた古代種デジモンであると伝えられている
ヴァロドゥルモンの羽毛は聖なる光『パージシャイン』を常時発しており
邪悪な思念を持つ攻撃を100%無効化してしまうバリアとして身にまとっている
必殺技は、『パージシャイン』の浄化の光を最大に増幅させて放つ『オーロラアンジュレーション』
この技は星をも砕く威力を持つと云われており、光速で放たれるために回避はほぼ不可能である



杏子『確か、鳥の方は以前カオスモンの片腕になってたデジモンだったな……』

デュークモン「もう一体は……?」

スレイプモン「……」

クズハモン「スレイプモン…ロイヤルナイツの一人だ……」

デュークモン「クズハモン?そのダメージは!?」

杏子『あのデジモンもロイヤルナイツだと!?』

ユウリ「おっと、逃がさないよ牧野ルキ!!」

アルカディモン「ギギギィ……!!」

杏子『アルカディモンと飛鳥ユウリ!コイツらもこの島に来てたのか!!』

カオスモン「へへへ…行けっ!!」

スレイプモン『ビフロスト!!』シュバッ!

ヴァロドゥルモン『オーロラアンジュレーション!!』カッ!

デュークモン「!!」

ドゴオォォォォォォォン!!


ポロモン「デュークモン大丈夫!?」

デュークモン「イージスで何とか……」

ルキ『何で…ユウリ!何であんたのスレイプモンが!?』

ユウリ「……」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォ!


ドゴォン!!


ヴァロドゥルモン「グギョォ……!!」

杏子『一対一の決闘が聞いて呆れるぜ!!』

カオスモン「そんな事俺は一言も言ってねぇだろぉ……けけけっ!」

杏子『まあ、いいや…全員まとめてブッ潰せば!!』

カオスモン「おぉっと、いいのか?テメェの大切な……“家族”を傷つけてもよぉ!!」

杏子『何……だと!?』

スレイプモン『ビフロスト!!』


ビシュシュシュッ!


デュークモン「!! グラニ、避けろ!!」シュバッ!

キャプテンフックモン「あのニ体も、さっき俺とクズハモンが倒したデジモン達の様に……この街に居た人間がデジメモリでデジモンにされた姿か!!」

杏子『そして……あのスレイプモンとヴァロドゥルモンは……剛弘オジサンと美枝さんなのか!?』


スレイプモン「……」

ヴァロドゥルモン「……」

カオスモン「ヒャハハハハハハハハッ!この街の一帯の人間にデジメモリを与えてやったが……お前の身内には特別にそのメモリをプレゼントしたぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

杏子『てめぇ…テメー……テメェェェェェェェェェェェーーッ!!!』

デュークモン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉーー!!」ドッ!

カオスモン「けけ…おいっ!!」

スレイプモン「……」シュバッ!


ガゴォン!!


杏子『つっ…!このパン生地を練り叩く時と同じ感覚……スレイプモンに進化してるのはオジサンで、ヴァロドゥルモンの方がオバサンか!やめてくれ二人共!アタシだ、杏子だよ!!わからないのか!?』

ユウリ「無駄だ。このネオファイル島の人間に与えたデジメモリにはワルプルモンの魔力が込められている。つまり、完全にアタシ達の思いのままに動く人形なのさ!!」

杏子『くっ…!この腐れ外道共が……っ!!』

ルキ『ユウリ…あのスレイプモンは……あんたのパートナーでしょ!?それをデジメモリにされたまま、こんな酷い事に使わせるなんて……!!』

ユウリ「…このアタシのパートナーはアルカディモンのみだ!!」

ルキ『あんた、スレイプモンを助けられなかったあたし達に復讐する為に奴等に付いたんじゃないの!?』

ユウリ「違うね…復讐するのは……“ユウリを見殺しにしたお前達”だ……」

ルキ『え…!?』

ユウリ「アルカディモン!!」

アルカディモン「ギィッ!!」ドッ!


バゴォン!!


クズハモン「うわぁぁぁぁぁ!!」


デュークモン「クズハモン!!」

カオスモン「他人より自分……いや、家族の心配したらどうだぁ?ギャハハハハハ!!」

スレイプモン『オーディンズブレス!!』


ヒュゴォォォォォォォ……!!


デュークモン「不味い!氷漬けにされる!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ジュバアァァァァァァァァン!!


杏子『やめろデュークモン!オジサンとオバサンを殺す気か!?』

デュークモン「メモリのみを破壊するだけだ!!」

カオスモン「やめた方がいいぜぇ…ソイツ等にはその二つのメモリは本当は不適合だったのを無理矢理付けさせて進化させたんだからよぉ…上手くメモリブレイクなんかできずに殺しちまう確立の方が高いぜぇ?」

杏子『さやかと坊やの時と同じか……!!』

杏子(…さやか……アタシも迷わず決断するべきなのか?家族を取るか、世界を取るか……でも、アタシはもう……家族を失いたくないんだ!!)

ヴァロドゥルモン『オーロラアンジュレーション!!』カッ!


ドゴオォォォォォォォン!!


デュークモン「ぐわぁ!!」

杏子(父さんや母さん、モモを失って行くアテの無かったアタシを…最初に引き取る提案をしたのは海外留学に行く直前のタカト兄ちゃんだったんだよなぁ……あの二人は嫌な顔を一切せずにそれを即効で承諾してくれた……その頃からパンの材料に必要な小麦粉やバターとかの値上がりもあって、店の経営に余裕がなかったってのに……)

杏子(それなのにアタシは……クラスメイトをボコって学校をサボる様になったり、デジモン狩る為に何日も家に帰らなかったりで……オジサンとオバサンを困らせる様な事ばっかりしてたなぁ……あと商品のパンを勝手に食ったり……って、これはさっきもしたか)

杏子(もちろん、二人に怒られる事もあった……そう、アタシは家から追い出される為にわざと困らせて怒らせてた……だって、アタシという疫病神を置いといたら、あの二人共もアタシの家族と同じ運命を辿るかもしれない……今、まさにその状況じゃん……アタシのせいでこんな事に巻き込んで……)

カオスモン『覇王両断剣!!』

デュークモン「くっ…!!」ガキィン!

杏子(それでも、二人は……真剣にアタシを叱ってくれた後……泣いてくれるんだ…そして、微笑んでくれるんだよ……どうしてだと思う?)

杏子(アタシを本当の家族として……愛してくれてるからだ……!!)

杏子『アタシはもう……家族を、愛するものを失いたくはないっ!!』

カオスモン「薄ら寒い台詞吐いてんじゃねぇよ!俺の自伝に一番書きたくねぇモンだ!!」

カオスモン『ダークプロミネンス !!』


ジュバアァァァァァァァン!!

バキィン!!


デュークモン「し、しまったぁ!!」

キャプテンフックモン「デュークモンのグラムが破壊された!!」

カオスモン「得物を失ったテメェはもうおしまいだなぁ!やれぇ!!」

スレイプモン「……!!」ドッ!

ヴァロドゥルモン「……」バサァ!

杏子『アタシには……まだ、これがある!!』シュィィィ……

デュークモン「!」ジャキッ!

キャプテンフックモン「あの槍は!!」

ポロモン「杏子が魔法少女の時に使ってる槍だよ!!」

カオスモン「そんな槍で何ができんだよぉぉぉぉぉ!!」

杏子『アミコミ・ケッカイ!』ジャラッ…


ジャララララララッ!


スレイプモン「!?」ビシッ!

ヴァロドゥルモン「!?」ビシッ!

カオスモン「なっ!?これは!?」ビシッ!

ポロモン「槍を鎖状の結界にしてカオスモン達を縛り付けにした!!」

杏子『それにデュークモンの盾……イージスもまだ残っている!!』

デュークモン「これで最後だカオスモン!お前の混沌なる力……このデュークモンの聖なる光で消し去る!!」

カオスモン「や…やめろぉ!テメェの家族も巻き込むつもりか!?」

杏子『オジサン、オバサン……アタシを……信じてっ!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ピカンピカンピカンッ!


シュゴオォォォォォォォ……ジュバアァァァァァァァァァァァァン!!


カオスモン「う…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ドガアァァァァァァァァァァァァン!!


ユウリ「カオスモン……やられたのか!?」


シュウゥゥゥ……



杏子『!! グラニ!オジサンとオバサンを受け止めろ!!』

グラニ「!」シュバッ!


バッ!!


美枝「うっ……」

剛弘「むにゃむにゃ……」

デュークモン「二人共無事だ……良かったな杏子!」

杏子『うん…!!』

カオスモン「糞…テメェ…畜生……よくもぉ……!!」プスプスプス…

キャプテンフックモン「まだ生きてやがる!!」

デュークモン「ならば、今度はユゴスで消去してくれる!!」

杏子『アタシの家族を利用したテメェはもう許すつもりはねぇからなぁ……!!』

カオスモン「許さねぇのはこっちの台詞だ!!」

ポロモン「そんなボロボロで何ができるのさ!!」

カオスモン「ケケ…ケケケケ……スレイプモンとヴァロドゥルモンのメモリも無事なんだぜぇ……ダークドラモンとバンチョーレオモンを融合させ作ったこの俺カオスモンと、更にこの二体のデータを組込めば……アナログマンは“究極を超えた究極の混沌”が生まれると言ってたぜぇ……!!」

ユウリ(始めるつもりか!ワルプルギスの夜が本格的に開幕される前に使うなと言われてたはずなんだがな……)

杏子『野郎…何をするつもりか知らねーけど!!』

カオスモン「さあ、俺の自伝の最終章だ!光栄に思えよ!この伝説をお前等は自らの目で見てあの世に旅立てるんだからなあぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


シュゴオォォォォォォ……!!


ゴゴゴゴゴゴゴ……カッ!!


ULカオスモン『アルティメットカオスモンッ!!』


“アルティメットカオスモン”

超究極体 特異型 属性無し

バンチョーレオモン、ダークドラモン、ヴァロドゥルモン、スレイプモンの4体が融合し誕生したデジモン
強大な力を一度に4つも融合した歪みで
身体のパワーバランスが取れず力のほとんどが両腕に集約したため巨大な大きさとなっている
またデジコアを身体の中に収めることができず、両肩に2つ剥き出しの状態で現れている
抑えこむことの出来ない力は全身から漏れるように流れ出ており
成長期デジモン以下はその力だけで近づくことさえ出来ないという
必殺技は大型なデジモンさえも軽く握り潰してしまう威力を誇る『ブロウクンデストロイ』と
デジコアからエネルギーを一気に解放し敵に放つ『ウルティマバースト』


ULカオスモン『どうだ女ぁ!これが総ての混沌を征する超究極の混沌、アルティメットカオスモンだぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーっ!!!』

杏子『奴も…超究極体なのか!?」

ULカオスモン『カスデジモンのメモリを寄せ集めただけのNEO生命体と一緒だと思わない方がいいぜ……選りすぐりの4体を融合させたこの俺様は最強なんだからなああぁぁぁぁ!!』


グゴオォォォォォォ……!!


ポロモン「いや…カオスモンの時点でそうだったけど……あの融合進化はバランスが悪過ぎるよ!!」

キャプテンフックモン「奴の存在自体がこの世界を歪ませている……まさに究極の混沌だな!!」

ユウリ(アレもアルカディモンの餌にできそうにないな……)


ゴゴゴゴゴゴゴ……!!


デュークモン「リアルワールドとデジタルワールドが揺れている……!!」

杏子『奴が次元を歪ませているせいで、二つの世界を支えているマサルダイモンが押し潰されそうになってるんだ!早く奴を仕留めないと!!』

ポロモン「勝てるの!?アイツに!!」

デュークモン「このデュークモンはどんな相手にも絶対に負けない!!」

杏子『キャプテンフックモン…オジサンとオバサンを頼む』

キャプテンフックモン「お、おい!!」

デュークモン「行くぞ、グラニ!!」シュゴッ!

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ジュバアアァァァン!!


ボォン!


ULカオスモン『ヒャハハハハ!蚊に刺された程度にしか感じないぜぇ!!オラァ!!』ブォン!!

杏子『危ねぇ!あの巨大な腕で殴られたら終わりだ!!』サッ!

デュークモン「ユゴスだ杏子…ユゴスなら、消去できるはずだ!!」

杏子『できるのか……?』

デュークモン「グラニを信じるんだ!!」

杏子『そうだな…グラニ、アタシの守りたいものを守ってくれ!!』

グラニ「!!」グパッ


ジュイィィィィィン……


デュークモン『ユゴス――』

ULカオスモン『撃たせると思ってるのかよおぉぉぉぉぉ!!』

ULカオスモン『ブロウクンデストロイ!!』

グラニ「!!」


ガシッ!!


デュークモン「グラニ!!」

杏子『グラニが奴の腕に捕まった!!』

ULカオスモン『チッ、デュークモンごと握り潰してやろうと思ったのに……このガラクタしか掴めなかったか……まあいい、コイツから潰してやるぜえぇぇぇぇぇ!!』

グラニ「……!!!」ギギギギギ…!!

デュークモン「やめろおぉぉぉぉぉぉーーっ!!」



パキィン


杏子『グ…グラニが……!!』


ポロモン「グラニが……潰されちゃったよ!!」

デュークモン「う…うぅ……うわああぁぁぁぁぁぁ!!!」ドッ!

ULカオスモン『オイオイオイ!このポンコツを失ったテメェは……大して飛べねぇんだろぉがよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』


ガァン!!


デュークモン「ぐふっ……!」

キャプテンフックモン「デュークモン!!」

ULカオスモン『オラよぉ!!』


バキィィィィィィン!!


杏子『あっ…あ……っ』

ポロモン「デュークモンが……イージスも砕かれ……」

キャプテンフックモン「落ちていく……」

デュークモン「ここまで…来て……」

杏子(…ち…くしょう…アタシは…守りたいものを……最後まで守り通せないのかよ……頼むよ神様、こんな人生だったんだ……)

杏子(一度くらい、幸せな夢見させてよ……)

デュークモン(すまない…杏子……杏子には、このデュークモンがいつもそばにいたのに……杏子には絶望しか……)

杏子(アタシ達は……)

デュークモン(絶望に落ちるしかないのか……)



「飛びたいか?デュークモン」


デュークモン(!! 誰だ……?)


「翼を得たいか?デュークモン」


デュークモン(翼を…このデュークモンに翼を……!!)


フラッ…


ポロモン「あ、あれっ!!」

デュークモン「グラニ!?」

ULカオスモン『あん?あのポンコツ……まだ動けたのかよ?つーか、喋れたのかよ?』

杏子『グラニ!無事だったんだな!!』

グラニ「いや…僕の中にデジコアは、アルティメットカオスモンに既に握り潰されてしまった……僕の命も永くはない……」

杏子『…っ!!』

グラニ「でも…最後に、僕の生命……僕の力の全てをデュークモンに……!!」

デュークモン「グラニ…いいのか……?」

グラニ「僕にいっぱい話しかけてくれて…ありがとう……ギルモン……杏子!」

杏子『グラニ……っ!!』

デュークモン「…グラニよ……デュークモンと共に生きろおぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!」


ピカアァァァァ…!


キャプテンフックモン「デュークモンと……」

ポロモン「グラニが……」

ユウリ「合体する……だと!?」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=q59XZKmZ2eU



―デュークモンモードチェンジ!クリムゾンモード!!―



“デュークモン:クリムゾンモード”

超究極体 聖騎士型 ウィルス

紅蓮色に輝く鎧に身を包んだ、デュークモンの隠された姿
パワーを全開放しているため、鎧部分が熱を持ち赤色に染まっている
そのため、クリムゾンモードを長時間維持することは出来ない
胸部には「デジタルハザード」を封印したデジコア(電脳核)があり
体内のパワーを全放出すると背部から、羽状のエネルギー照射を確認できる
実体を持たないエネルギー状の武器、光の神槍「グングニル」と光の神剣「ブルトガング」を揮う
必殺技は神剣「ブルトガング」で敵を切り裂く『インビンシブルソード(無敵剣)』と
神槍「グングニル」で敵を電子分解し異次元の彼方に葬り去る『クォ・ヴァディス』



デュークモンCM「グラニは……」

杏子『アタシ達の中に……!!』

クズハモン「あれがデュークモンの……」

ルキ『超究極体!?』

ユウリ「くっ…馬鹿な!?奴のデジモンまで超究極体に……!!」

キャプテンフックモン「あ、オッサン達……気が付いたのかよ?」

美枝「あれは……杏子ちゃん……?」

剛弘「ああ、俺達の……娘だ!」

杏子『……』ニッ

ULカオスモン『けっ!同じ超究極体だからって、究極の混沌のこの俺様には!!」

デュークモンCM「このデュークモンも理解した……」

杏子『絶望の底から希望の空へと羽ばたけるんだ……“愛”するものを守りたい気持ちがあればね!!』

ULカオスモン『何が愛だ!愛も希望も絶望も!俺の“混沌”で潰してやるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

ULカオスモン『ブロウクンデストロイ!!』


ガッ!!


剛弘「杏子ちゃん!!」

ポロモン「デュークモンもアルティメットカオスモンに捕まったよ!!」

キャプテンフックモン「あのまま握り潰されるぞ!!」


シュパパパパパパパッ!!

ズバァン!!


ULカオスモン『ギョアアァァァァァァッーー!!!』

デュークモンCM「無敵剣……インビンシブルソード!」

ポロモン「手の中からアルティメットカオスモンの片腕を斬り裂いた!!」

ULカオスモン『このクソがぁ!俺の拳はまだ残ってるんだぜぇ!!』ゴッ!

デュークモンCM「…ふっ!」


ガォン!


ULカオスモン『な…何ぃ!?』

ルキ『もう片方の巨大な拳をデュークモンも拳で受け止めた!!』

クズハモン「あの巨大な両腕は4体のデジモンのパワーが集中していただろうに……」

キャプテンフックモン「それをああも大きさに差のあるデュークモンの超究極体が受け止めちまったのか!!」

ポロモン「物凄いパワーを秘めてるんだね……デュークモン・クリムゾンモード……!!」

ULカオスモン『糞!くそっ!クソッ!!俺の自伝はこれで終わりじゃねぇんだ!!刻み続けるんだ!俺の…俺の……!!』

杏子『そのアンタの自伝、誰かに見せるつもりとかあるのかい?』

ULカオスモン『俺の自伝は俺だけのものだぁ!俺の生き様、俺の強さを知るのは俺だけでいいっ!!』


杏子『…アタシは全てが終わったら、オジサンとオバサン……そして、あの世のモモ達にじっくりと聞かせてあげるんだ……この冒険の話を……そんで、マミが淹れる茶を飲みながら、さやかやゆまやまどかにほむら……そして、ギルモンの仲間達と一緒に思い出を語り合うのも悪くねぇ……』

ULカオスモン『そうか…俺も“あの二人”と……あの二人の名前……何だっけ……?…いや、俺には……俺には……!!』

杏子『もう一度聞くぜ!自分の人間の時の名前は憶えてるか!?』

ULカオスモン『んなもん思い出す必要ねぇって言ッタダロオオォォォォォォォーーッ!!!

ULカオスモン『ウルティマバースト!!』


ズオオォォォ…!!


キャプテンフックモン「やばいぜ!あんな技を出されたら……」

ポロモン「僕達も……」

クズハモン「いや、このネオファイル島ごと消滅するかもしれないっ!!」

美枝「あなた……!!」

剛弘「信じよう、杏子ちゃんを……!!」

杏子『ああ、その“愛”……しっかり受け取ったからにはっ!!』

デュークモンCM「デュークモン達は絶対に勝つ!!」

デュークモンCM『クォ・ヴァディス!!』

杏子『うおおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!』


シュオンッ!


ユウリ「デュークモンが投げた槍が……!!」


ズオオォォォォォォ……!!


ULカオスモン『が…ががが……っ!!』シュゴォォォォ……!!

ルキ『アルティメットカオスモンをデータ消去していってる!!』

クズハモン「いや、データを分解し、次元の彼方に消し去ってるんだ」

ULカオスモン『お…俺の……自伝の最後のページが……こんな結末なのか……ナナミ…イワン……俺は……俺達はっ!!』


シュゴォォォォォォ……

ズバァン!!


キャプテンフックモン「完全に消滅したか……」


カチャッカチャンッ


ポロモン「スレイプモンとヴァロドゥルモンのデジメモリだけは残ったみたいだよ」


シュウゥゥゥゥ……


杏子「ふぅ……」

ギルモン「杏子ぉ…ボク達……」

杏子「ああ、グラニのおかげで超究極体に進化して……“家族”を守れたんだ!!」

杏子(それに、ほむら…これでもう、アンタ一人で闇を背負い込もうとする必要は無いよ……アタシとギルモンも超究極体に進化できたんだから……!!)

美枝「杏子ちゃん!!」

剛弘「杏子ちゃあぁぁぁぁん!!」

杏子「オジサン…オバサン……って、うわぁ!!」


ダキッ!


美枝「本当にあなたはいつも心配かけさせて!!」

杏子「ゴメン……」

剛弘「でも、また無事に帰ってきてよかったよ!!」

杏子「はは…無事で良かったのは……オジサン達の方じゃん!!」

剛弘「うん…ありがとう!ありがとう!!」

美枝「お腹空いたでしょ?ご飯用意するからね!」

ギルモン「ギルモン、パンくいたい!!」

剛弘「ああ、任せろ!!」

キャプテンフックモン「感動の場面に水を刺して悪いんだが……まだ、奴等がいるぞ!!」

杏子「そうだった……飛鳥ユウリとアルカディモン!!」


ユウリ「…興が冷めた……それにアタシもそれ程野暮じゃないよ」

ルキ「…コレ、ユウリのパートナーだったスレイプモンのメモリ……」

ユウリ「…言ったはずだ。アタシのパートナーデジモンはアルカディモンだと……次は覚悟しておけ」シュバッ!

剛弘「行っちゃった……あの子は杏子ちゃんの友達じゃなかったのかい?」

ルキ「…やっぱり、そうだったんだ……」

杏子「…? どうしたんだルキ?」

ルキ「どうして気が付かなかったんだろう…ううん、少し考えればわかる事だったじゃん……」

杏子「何がだよ?」

ルキ「アイツが……“本物のユウリじゃない”って事ぐらい……」

杏子「あの飛鳥ユウリは本物のユウリじゃない……!?」

レナモン「本来のパートナーである、このスレイプモンのメモリに目もくれなかったからな……」

ギルモン「じゃあ、あの子は誰なの?」

ルキ「心当たりが一つだけある……“本物のユウリ”が話してくれた事があるから……」

ルキ「ユウリの契約の願い……杏里あいり!」


ギルモン「アリアリアリリ?」

レナモン「アンリアイリだ」

杏子「そいつは一体……?」

剛弘「あれ?君…牧野ルキちゃんじゃないかい?」

美枝「本当だわ!久しぶりね!!」

ルキ「……どうも」

杏子「え、何?オジサン達コイツと知り合いだったの!?」

剛弘「いや、俺達というより……タカトの……」

ルキ「それで、アイツは……タカトはまだ帰って来てないんですか?」

杏子「おいおい、お前…何タカト兄ちゃんを呼び捨てにしてんだよ!アタシ達よりずっと年上だろ!さんを付けろよパイナップル頭!!」

ルキ「別にいいでしょ?あんただって、巴マミとか呼び捨てにしてるじゃん。それとも何?ムキになって、アイツに何か気があるの?」

杏子「ち、ちげぇよ!タカト兄ちゃんはアタシの兄貴同然で……それ以上は……だって、タカト兄ちゃんの両親であるオジサンとオバサンだって、アタシの親なんだしな!!」

美枝「いえ…タカトが戻ってきたら、ソッチの意味で親になるのもアリだと思うけど?」

杏子「な…な、何馬鹿言ってんだよ!オバサン!!」

剛弘「ああ、杏子ちゃん本当は同性愛者だからね」

杏子「何でそうなるんだよ!?わけわかんねぇ!!」

剛弘「え、だって…マミちゃんかさやかちゃんのどちらかを狙ってると思ってたんだけど……あ、それともゆまちゃん?」

杏子「ねーよ!アタシはほむらとは違うし!!」

美枝「じゃあ、やっぱりタカト?」

杏子「だーかーらー……いや……うん、みんな好きさ!オジサンもオバサンも……みんな……大好き」

ギルモン「ギルモンは?」

杏子「勿論!相棒だから大好きだぜ!!」

ギルモン「ギルモンも杏子大好き!!」

一同「ワハハハハハハハ!!」

ルキ「…てゆーか、ユウリとあいりの件……」

キャプテンフックモン「それになぁ…まだメモリデジモンにされたこの街の人間共が残ってるぜ……!」

デビドラモン「グガァ……!!」

メイルドラモン「……」

イビルモン「イビ!イビビッ!!」

杏子「ま、飯の前のちょっとした運動になるかな……」

ルキ「さっきまで激しい運動してたじゃん」

杏子「あの程度の連中なら朝飯前さ!もう一丁行くよギルモン!!」

ギルモン「うんっ!!」


~次回予告~

ジジモン「何やら来月のVジャンプやジャンプフェスタでデジモンに関する重大発表があるらしいぞ」

エレキモン「またアニメ化とかかな?それとも新作ゲーム?」

ブイモン「PSP版無印に続き、02もRPGでゲーム化か!?」

ギルモン「テイマーズの方が需要あるとおもうよ」

ブイモン「あぁん!?どういう意味だゴルァ!!」

マサルダイモン「漢ならRPGより、アクションだろ!まどマギもVITAでアクションゲーが出るし!きっと、デジモンオールスターの格闘アクションだぜ!!」

エレキモン「お前がプレイキャラになる気満々だな……」

ケルベロモン「いやいや、まどマギと同じくスロットになるかもしれないぞ?因みに俺がどうやってパチスロを打ってるかというとだな……ジンロウモードで……」

エレキモン「さて、今回のステ表は前回に引き続き、ロイヤルナイツ(後半)だぜ!」


ガンクゥモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:A 魔力:A 賢さ:B 持続力:A

ガンクゥモンが鉄拳を繰り出せば、ガンクゥモンから浮き出る“ヒヌカムイ”も同時に拳のラッシュを叩き込む
ヒヌカムイの拳もガンクゥモンに劣らないパワーとスピードを誇り、精密動作性も兼ね備えているが
射程距離が短く遠距離攻撃が弱点


エグザモン
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:A 魔力:A 賢さ:C 持続力:B

膨大なデータ質量を持つ竜帝
旧来のデジタル機器ではまったく描画することができなかったエグザモンが
現実界にリアライズできるのは、リアルワールドとデジタルワールドの境界線が限界まで歪み
双方の世界が混じり合った時のみだろう(厳密にはそれをリアライズとは言えないだろうが)

ロードナイトモン
所属:ロイヤルナイツ→ルーチェモンの配下
力:B 防御:A スピード:S 魔力:A 賢さ:A 持続力:A

ルーチェモンにこそ己が求める正義と美学があると確信し、僕となった
前大戦で他の七大魔王と共にダークエリアに封印されていた為、本来の力を発揮できず
進化したばかりのアルフォースブイドラモンに倒されてしまう

デュナスモン
所属:ロイヤルナイツ→ルーチェモンの配下
力:S 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:D 持続力:A

ロードナイトモンとは他のロイヤルナイツから“関係を怪しまれる”程の固い絆で結ばれた“盟友”であり
彼と共にルーチェモンに付く
デュナスモンもダークエリアから復活して間もなかった為に、そのパワーを全開に発揮できず
杏子とデュークモンに敗れ去り、二人のデジシードはルーチェモンがフォールダウンモードに進化する為にロードされてしまう


デュナスモンX抗体
所属:イグドラシルのロイヤルナイツ
力:S 防御:A スピード:S 魔力:S 賢さ:C 持続力:B

Xプログラムが発動され、滅び去った別次元のデジタルワールドから来たデュナスモン
X進化する前は、元々この世界にいたデュナスモンと“全く同じ性格”の
剛直ながら武士道と騎士道を重んじるデュナスモンだったらしいが
Xデジモンに進化した影響で今の性格になったらしい


ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『伝説の剣、オメガブレードを探せ!』

ジジモン「ついでに12月4日に漫画版リデジの単行本一巻発売と露骨なステマじゃ」


今回はここまで
今回の様にこれからこのSS内では話の都合上勝手に超究極体設定にするデジモンが出てきます
マジで重大発表って何ですかね
ではまた


まさかパラディン(黒歴史)モードになるろか!?

ようやく追いついた!
テイマーズ以降はちょいちょいしか見てないけど勢いで読みきれるから楽しみです。

そう言えばカオスモンのくだりで番長レオモンの意識はどうなったの?


あんまし関係ないけど今日ひだまりだ


ブイモンって超究極2つあるし役得だな

インペリアル・パラディンと
アルフォース・フューチャー

まずは聖騎士がくるか

こんばんわ

>>892

多分、ウォーゲーム時と逆襲時のオメガモンの強さは違うんだと思います
前者は超究極体級で後者は究極体以上超究極体未満な感じで

>>893

時間が経つにつれ馴染んでしまい、バンチョーさんの意識は消滅しちゃったという事に…
レオモン族の避けられない運命……
いや、スイマセン。カオスモンの件は結構いい加減でしたね…
精神がぶっ壊れたのに次登場した時は治ってたりとか

>>894-895

フューチャーはベルゼブモン同様ほぼSSオリジナルデジモンになっちゃうと思います
叛逆の要素を加えた……
オリジナル要素が無い超究極体はパラディンと杏子のデュークリだけになりそうですね


投下


~ムゲンタワー・ワルプルモンの間~


ワルプルモン「間もなく開幕する。我が夜、我が祭典が」

リリスモン「は~い…ワルプルモン様ぁん……このリリスモン、ワルプルモン様の夜を楽しみにしてますわぁん……ですから、ベッドで共に過ごす夜も是非に……♡」

ワルプルモン「彼女達は我が箱庭に訪れたのか」

ベルフェモンSM「選ばれし少女達の事ぉ……?むにゃむにゃ……」

バルバモン「キィー!儂の可愛いNEOを殺った憎き奴等め!絶対に仕返し……いや、倍返ししてやるのじゃ!!」

リリスモン「ダメよおじいちゃん。あの娘達は私が今度こそタップリ可愛がって、このナザルネイルで…お・も・て・な・し……をしてあげるんだからぁん…ウフフフ……」

ベルフェモンSM「流行語の時事ネタはすぐ風化するからやめたほうがいいよぉ……zzz……」

リリスモン&バルバモン「「じぇじぇじぇ!?」」

ルーチェモンFD「フフ…奴等はこのNEOファイル島へ辿り着く事も無かろう……私の僕のオリンポスの一体、ケレスモンを放ったのだからな……」

リヴァイアモン「そいつに奴等が乗ってた海賊共の船ごと討たせたのか……」

ルーチェモンFD「その通りだ。ワルプルモン様、お慶びください。これで貴女様の祭典を邪魔する者で残っているのはロイヤルナイツだけ――」

ワルプルモン「……」パンッ


ボガァン!!


ルーチェモンFD「ぐふっ!?」


バルバモン「ひゃあっ!?」

リヴァイアモン「ワルプルモン様が両手を軽く叩いただけでルーチェモンにアレほどのダメージを与える爆発波を……!!」

ルーチェモンFD「ぐっ…!な…何をなさるのですか……ワルプルモン様!?」プスプスプス…

リリスモン「あーららぁん、お~こらせた~怒らせた~♪ルーチェモンがワルプルモン様を怒らせた~♪」

ベルフェモンSM「勝手な事するから…ムニャムニャ……」

ルーチェモンFD「何…!?」

ワルプルモン「彼女達は、我が夜にて舞う者達」

リヴァイアモン「あえて奴等をここへ招き入れると……?」

ルーチェモンFD「何をお考えになっているのです!?奴等は我等を脅かす力を付けているのですよ!!」

バルバモン「実際、ベルゼブモンの奴も超究極体に進化しおったし…このままじゃ他のデジモンも……」

リリスモン「それだけワルプルギスの夜が盛り上がるからいいんじゃなぁい?そうですよね?ワルプルモン様」

ワルプルモン「……」

ルーチェモンFD(くっ…ワルプルモンめ……いい気になるなよ!他の七大魔王はどうだか知らないが……俺は貴様の力を利用しているに過ぎないのだからな……この傲慢の魔王ルーチェモンが他のデジモンに忠誠心を持つと思っているのか?新たな世界を創り、神になるのは貴様ではない…この私なのだからなぁ……!!)

ベルゼブモンX「奴等はあの程度じゃくたばらねぇよ…船はこの島に落ちたが、奴等全員ピンピンしてるみたいだぜ?」

ルーチェモンFD「!! …フン…そうでなくては面白くはない……ワルプルモン様、貴女にどんなお考えがあるのかわかりませぬが、この島に来たからには祭典を邪魔されぬように、ここで奴等を始末せねばなりませぬ……」

ワルプルモン「それも良かろう、我が夜の前の催しとして……」

リリスモン「前夜祭ってとこねぇん。ま、ルーチェモンの坊やの手下になったオリンポスとかを突破して、このムゲンタワーに来てもらうぐらいの事はしてもらわないとねぇん」

ルーチェモンFD「フフフ…残りのオリンポスは一筋縄ではいかぬぞ……軍神マルスモン!!」

マルスモン「ウオォォ…早く闘いてぇ!!」


“マルスモン”

究極体 神人型 ワクチン

“オリンポス十二神族”の一人で、豹人の姿をした軍神デジモン
オリンポス十二神族達はネットの守護神“ロイヤルナイツ”に匹敵する能力を持ち
互いの領域を守りつつデジタルワールドで起きた事変には中立の立場を守ってきた影の存在であった
マルスモンは世界中の反則技を含む全ての格闘技に通じ、同体重同士の一対一での戦闘には絶対の自信を持っている
基本的にはレスリング系の技を用いるが、勝利と栄光に強くこだわるマルスモンは
いざともなればためらうことなくトリアナックルやメタルコルトノスの隠し武器も使う
しかし、真のパワーが発揮されるのは素手・素足になってから
必殺技は炎をまとった華麗な空中殺法『コロナサンクションズ』


ルーチェモンFD「我が軍の数々の武器を作り上げた鍛冶神ウルカヌスモン!!」

ウルカヌスモン「うっさいなぁ……今、この武器の仕上げの作業しとるとこじゃけぇ…邪魔せんといてや!」カンカンカンッ!

リリスモン「何でワルプルモン様の部屋で作業してるの!?」



“ウルカヌスモン”

究極体 神人型 データ

オリンポス十二神族の一人で鍛治神のデジモン
名のある武器のほとんどはウルカヌスモンの作であり
かの有名なベルゼブモンが愛用する「ベレンヘーナ」もウルカヌスモンの一品である
職人気質で性格は頑固一徹
依頼主の力量を見抜き、武器を使いこなせない、大事にしないと感じるやその依頼は引き受けない
作る上でも相手に見合う程度の仕事をする
そんなウルカヌスモンでも「ベレンヘーナ」はベルゼブモンの力に惚れ込み丹精を込めた秀逸な一品であったとされる
八本の腕を自在に操り黙々と作業をするデジモンであるが、戦いでも匠っぷりを発揮する
状況に合わせ適切な武器を、溶接用の火炎『ボンバーアート』を放射しその場で作り出す『ピンポイントウェポンワークス』
さらに『ピンポイントウェポンワークス』で続々と作られた武器をすべての腕に装備した
『アプロプリエートワークス』の時がウルカヌスモンの全力全開となる
ただウルカヌスモン自身の戦闘技量はそれほど高くなく、本人も戦うより裏方に回ることを好んでいる


ルーチェモンFD「毒と酒の全てのデータを持つ酒神バッカスモン!」

バッカスモン「酒…ルーチェモン様もワシの酒飲むか…?ウィ~……」


“バッカスモン”

究極体 神人型 ウィルス


デジタルワールド一の酒豪を自称するオリンポス十二神族の1体
陽気な性格で面倒見が良く、成長期や成熟期のデジモンを集めて晝夜を問わず宴会を開いている
その体内ではあらゆる種類の酒を精制することが出来るため
宴会で仲良くなったデジモンのリクエストに応えて酒を振る舞うという
果実酒を好んで口にし、一番好きな果実酒はケレスモンの背負う森『カルポスヒューレ』に実るスイーツを発酵させた物で
暇さえあればケレスモンに「果実酒を作らせてくれ」と頼み込んでいる
そのためケレスモンとは非常に仲が良く、共に行動することが多い
また、バッカスモンの精制する毒のデータはクラックチームの研究對象になっており
細菌兵器の作成や偉人暗殺計畫の一部にバッカスモンの毒データが関わっているのではないかという噂がまことしやかに囁かれている


バッカスモン「ケレスモンはまだ戻らんのか?ウィ~……」

バルバモン「バッカスモンや、儂にも酒くれんかのう?」

バッカスモン「ジジイは肝臓悪くするからアルコールやめとけ」

ルーチェモンFD「天候を自在に操り、天を征する天空神ユピテルモン!!」

ユピテルモン「クククク……」



“ユピテルモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二神族の1体で天空を統べる神にして雷と気象を司るデジモンである
戦場では常に善悪を判断し、悪とした者に神罰を与える
その判断に感情はまったく含まれず淡々と下される
ユピテルモンの判断に納得の行かない者はユピテルモンに挑み勝てれば判断は覆るというが、これまでに覆せた者はいないという
両腕のハンマー同士を撃ち合わせれば、小さな雷雲を召喚する事が出来る
この雷雲が陣を組む『マボルト』で悪と判断した者や調停を邪魔する者へ自動的に雷を落とす
『パニッシュジャッジ』はハンマーで殴った相手の身体に印を刻み刑の執行猶予を与える
刑の執行が決まると大電流の雷が打ち下ろされ刑罰は遂行される
身体を超高圧プラズマと化す『ワイドプラズメント』はユピテルモン最大の必殺技
ユピテルモンの周囲全体に神罰を与え、触れる者はみな蒸発させられてしまう



ルーチェモンFD「オリンポス最速のスピードを誇る俊神メルクリモン!!」

メルクリモン「……」

ルーチェモンFD「そして…最強のオリンポス十二神族にして、我が配下の最強のデスジェネラル……太陽神アポロモン!」

アポロモン「はっ…ルーチェモン様……」


“アポロモン”

究極体 神人型 ワクチン

オリンポス十二神族の1体で、太陽級の火炎エネルギー秘めた神人型デジモン
その力は、あらゆる物質を溶かし浄化する恐るべき力であり、非情なまでの熱い血潮とプライドで辛じて抑制している
必殺技は、背中の火炎球より灼熱の太陽球を発生させて放つ『ソルブラスター』と
秘めたる力を込めた一撃必殺の拳『フォイボス・ブロウ』
また、両手の光玉から灼熱の矢を連続して放つ『アロー・オブ・アポロ』をもつ



アポロモン「この日輪のアポロモン、必ずやルーチェモン様のご期待に添えてみせます……」

ユピテルモン「最強のデスジェネラルはともかく……最強のオリンポスというのは聞き捨てなりませんねルーチェモン様。オリンポス最強のデジモンはアポロモンではなく、この天空神ユピテルモンなのです」

ルーチェモンFD「ならば証明してみせよ。選ばれし少女達を倒す事によってな……」

ユピテルモン「かしこまりましたルーチェモン様。我等神々の頂点に立つ神たる貴方に次ぐ神は私だという事を証明をしてみせましょう」

アポロモン「……」

ルーチェモンFD「お前達も行くのだ!このネオファイル島の何処かにいる奴等を仕留めるのだ!!」

マルスモン「ははぁ!」


シュバババッ!


ベルゼブモンX「けっ…!奴等を殺るのはこの俺だ……!!」

ルーチェモンFD「フッ…貴様が集めたX抗体のデジモン共が仕留めるのかな?」

ベルゼブモンX「ちっげーよ、俺の手でだよ……奴等はマタドゥルモンの野郎に頼まれて呼びかけた連中だ」

ルーチェモンFD(マタドゥルモン…いや、グランドラクモンか……奴も何か企んでいる様だな……だが、私の新世界に薄汚いXデジモンは不要なのだよ……そこはイグドラシルに同意だな……当然、貴様もだ、異分子のベルゼブモン……貴様もワルプルモンと共に……!!)


ウルカヌスモン「おう、赤ベルゼブモン。これがオドレの新しいベレンヘーナじゃけぇ」

ベルゼブモンX「赤言うな。ほぉ…前より重いが、良い銃になってるじゃねぇか……」

ウルカヌスモン「会心の出来や!コイツが放つ魔弾は今まで以上にオドレの魔力を引き出してくれるけぇ!」

ベルゼブモンX「そうか…超究極体だか何だか知らねーが、これで奴に勝てるんだな?」

ウルカヌスモン「そりゃ、オドレ次第じゃけぇ」

ベルゼブモンX「そうか…じゃ、俺も奴を探し出してぶっ潰してやるぜぇ!!」バサァ!

ルーチェモンFD「ふん…かつてベルゼブモンに自らが作った武器を託し、あのベルゼブモンにも同じ物を与えるとはな……」

ウルカヌスモン「ルーチェモン様にワルプルモン様よぉ…ワイは正直言って、オドレ等が勝つか、選ばれし少女達とイグドラシルが勝つか……この世界がどうなるかは二の次っつーか、どーでもええ事なんじゃけぇ……ワイが興味ある事…重要なのは、ワイの作ったどの武器を持ったデジモンが最後に勝つか?ソレだけなんじゃけぇ」

リリスモン「まあ、私達に内緒でコッソリとロイヤルナイツ達の武器の強化を引き受けてたりと、あなたが節操無しなのは昔からなのよねぇん」

ウルカヌスモン「ついでに言うと、ワイの武器を使ってないデジモンはとっとと負けて欲しいなぁ~♪」

リリスモン「ウフフ、私のナザルネイルの爪もあなたにネイルアートしてもらって鋭くなったわぁん」

バルバモン「儂のデスルアーも改良してもらったぞい♪」

ベルフェモンSM「じゃあ、ウルカヌスモンの武器使ってない俺とリヴァイアモンとルーチェモンは負けろって事……?フワァァァァ……」

ウルカヌスモン「じゃけぇ、“あの武器”を手にして使いこなせるデジモンが勝利者になるじゃけぇのう……」


ワルプルモン「英雄の魂を封じし剣……」

ルーチェモンFD「かつて、我々七大魔王総動で追い詰めたオメガモン……」

リヴァイアモン「我等から逃れたが…奴の命は尽きる寸前だった……」

リリスモン「あの時はどうせそのまま死ぬだろうと思ってたからほっといたけど……」

バルバモン「そのオメガモンのデータが消え去る前にお前が……」

ウルカヌスモン「そう、くたばる寸前のオメガモンと偶然出会ったワイが奴から頼まれて、その場で奴のデータをワイのボンバーアートとピンポイントウェポンワークスで作り変えた剣……“オメガブレード”!!」

ルーチェモンFD「その剣はオメガモンの力……オメガモンそのもの!!」

ウルカヌスモン「じゃが、オドレ等七大魔王が暴れたせいで作った直後にどっかへ吹っ飛んで行ってしもうたけぇ」

ワルプルモン「剣は、我が箱庭に来ている……英雄の魂を感じる」

ルーチェモンFD「このネオファイル島に!?」

ルーチェモンFD(チャンスだ…オメガブレードを手に入れれば、選ばれし少女達を始末しやすくなる……そして、ワルプルモンもなぁ!!)

ルーチェモンFD「よし、ネオファイル島の各エリアにいるデジモン達に伝えろ、オメガブレードの捜索命令をな……!」


~砂礫の荒野エリア~

ブイモン「さやかのお母さんとお父さん無事助けられて良かったな」

さやか「うん、あたしん家がデジモンに襲われてた時は焦ったけどね……」

ブイモン「でも、またさやかの家が襲われたりしないかなぁ?」

さやか「ハックモンやヤシャモンやサンゾモンやゴクウモン達にあたしの両親守るように任せたから大丈夫だよ」

ブイモン「そうだな、あいつ等が残ったからな……でも、何でお前がついてくるんだよ!?」

ティラノモン「おいおい、さやかの家に置いてきた二軍連中はともかく、究極体に進化できるティラノモンさんは足手まといにならないよ?」

ブイモン「お前じゃねーよ!さっきから俺に引っ付いてるこのババアに言ってるんだよ!!」

ババモン「何を言っとるんじゃダーリン。ワシとダーリンはいつでも一緒で離れるわけにはいかんのじゃ♡」ギュッ

ブイモン「さやかぁ!どうにかしてくれよぉ!!」

さやか「ガオモン、あんたもあたしの家に残って良かったのに……」

ガオモン「そうはいかん!船が墜落した時離ればなれになってしまったマスターを探す為に!!」

さやか「恭介を見つけたらあたしん家に連れてくるってのに……」

ガオモン「マスターを案ずる気持ちはさやかも私も一緒です!!」

ババモン「そうじゃな、ワシがダーリンを想うのと同じ様に!」

ブイモン「ホント、マジで勘弁してください……」


さやか「わかったよ、ガオモン……それにしても、本当にデジタルワールドとあたし達の街が混ざり合ってるって感じだね、この島……あたしの家や見滝原の建物がこの砂漠の中のあちこちに建ってるし……」

ティラノモン「あっちにはコンビニあるよ!何か食いもん買ってくる?」

さやか「いや…中には誰もいないみたい……」

ティラノモン「じゃあ、火事場泥棒の万引きしほうだい!」

さやか「やめろっつーの!」

ブイモン「この辺りにいた人間みんな、さっき倒したデジモンの様にメモリでデジモンにされてるのか?それとも……」

さやか「あ…あそこにあるの……見滝原中学校だ!!」

ブイモン「本当だ!さやかの学校!!」


ドガァン!ドゴォォォォン!!


ババモン「何やら戦いが行われてるようじゃぞ」

さやか「あたしの学校が……襲われてる!?」

ブイモン「行ってみようぜ、さやか!!」

さやか「もちろん!急ごう!!」


~見滝原中学校・校庭~


仁美「ジュエルビーモン……!」

ジュエルビーモン「仁美さんは校舎に入ってて!」

ピノッキモン「完全体のくせに随分手を焼かせてくれたけど、もう限界じゃないかな?」

仁美「あなた達を学校に入れさせる訳にはいきませんわ!!」

ジュエルビーモン「みんなに手を出させない!!」

ピノッキモン「あー…別にそこの学校の中でビクついてる人間共に用は無いんだよねー……ちょっと調べたい事があるだけなのに邪魔するからさ……まあ、いいや。さっさと殺っちゃえ!スカルマンモン!!」

スカルマンモン「パオォォォォォォォォォン!!」


“スカルマンモン”

究極体 アンデッド型 ワクチン

太古より蘇ったマンモンがウィルス種のデジモンと戦い続け
全身がウィルスによって蝕まれた結果、全身が骨だけになってしまたアンデットデジモン
死してなお、ワクチンとしての生存本能が強く、戦い続けているため
ウィルスを殲滅すること意外の感情や知性を失っている
胸に輝くデジコアが無傷なうちは、全身が骨だけになっても生命活動を維持することができるが
剥き出しのデジコアを攻撃された時はスカルマンモンの最期だろう
必殺技はせびれの骨を高回転させて飛ばす『スパイラルボーン』


スカルマンモン『スパイラルボーン!!』シュバッ!

ジュエルビーモン『スパイクバスター!!』ガキィン!

スカルマンモン「パォ……」

ピノッキモン「ああ、もうっ!ホント渋とくてウザイなぁ!悪あがきはやめなよ!!」

仁美「ジュエルビーモン…勝算はあるのですか?」

ジュエルビーモン「スカルマンモンの剥き出しのあのデジコアに一点集中すれば行けるはずだよ……!」

ピノッキモン「スカルマンモン!突撃ぃ!!」

スカルマンモン「パオォォォォォォン!!」ドドドドドドドッ!

仁美「ギリギリでかわして、デジコアを討つのですわね……!」

ジュエルビーモン「ジュエルビーモンに進化した俺の反射神経なら見切れる!」

スカルマンモン「パオパオパオォォォォォォン!!」


ドドドドドドドッ!


ジュエルビーモン「…今だ!」

ピノッキモン「バーカ!僕が高みの見物してるだけだと思ったかい!?」

ジュエルビーモン「!!」

ピノッキモン『ブリットマシンガン!!』


ドドドドドッ!


ジュエルビーモン「ぐっ!?」ドゴォン!

スカルマンモン「パオオォォォォォン!!」ドスンッ!!

ジュエルビーモン「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」

仁美「ジュエルビーモン!!」


シュウゥゥゥゥ……


ワームモン「うぅぅ……」

仁美「ワームモン!しっかりしてください!!」


ピノッキモン「アハハハ!さてと、君達にもう用は無いんだけど…もう二度と邪魔できない様にそのまま踏み潰しちゃえ!スカルマンモン!!」

仁美「!!」

スカルマンモン「パォン…!」ズオ…

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』


ザンッ!!


スカルマンモン「パパオォォン!?」

ピノッキモン「なっ!?」

UFブイドラモン「ここからは俺のステージだぜ!神速の騎士アルフォースブイドラモン、颯爽と見参!!」

ワームモン「ア…アルフォースブイドラモン……!」

仁美「さやかさん!」

さやか「仁美!あんただけでアイツ等相手に無茶して……でも、間に合って良かったよ!」

ピノッキモン「ちっきしょー!邪魔しやがって!スカルマンモン!!」

スカルマンモン「パオオォォン!!」ドドドドドッ!

UFブイドラモン「へへ、ゾウさんよ…その巨体じゃあ、俺の神速には……追い付けないぜ!!」シュンッ!

スカルマンモン「パーオ!?」

さやか「そこだぁ!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』ジュバァァァァァァン!!

スカルマンモン「パパパパパパバパパオオォォォォォォォン!!!」


ドガアアァァァァァァァン!!


ピノッキモン「ああ…ピエモンから借りてきたスカルマンモンが……!!」

UFブイドラモン「次はお前だ!ピノッキモン!!」

ピノッキモン「くっそぉ!覚えてろよ!バカアホバカー!!」ピュー!

さやか「相変わらず逃げ足だけは速い奴……」

仁美「さやかさん!!」

さやか「仁美!あんたとワームモンだけで学校を守ってくれたんだね!」

ワームモン「この学校には生徒以外にも大勢の人が避難してるからね……」

仁美「ひとまず安全になりましたから、みんなが待ってる私達の教室に行きましょう」


~見滝原中・まどか達の教室~

和子「皆さん、マヤ歴で予言された世界の終わりをやり過ごしたからって、いい気になってましたよね?それに、2050年までに何が起こるかといえば……はい、中沢君!!」

中沢「えと…あちらの国では41%の人々があと40年もしないで神の子が再臨すると信じてるって話でしたっけ……」

和子「そうです。黙示録のラッパが鳴っちゃうかもなんですよ…?」

中沢(つーか、もう27回もこの話してるから……どっちでもいいけど)

和子「まあ、先生ね…世界が滅んじゃうのも良いかなって思うんです……男女関係とか、恋愛とか、もう沢山ですし……」

中沢「あの…ちょっと……先生?」

和子「このまま四捨五入して40歳とか言われるぐらいなら…もういっそ、何もかもオシマイになっちゃった方が……そう、今正にその世界の終焉の時じゃないのよおぉぉぉぉぉぉーーーっ!!アヒャハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」

女子生徒「早乙女先生!気をしっかり!最後まで希望を捨てないで!!」

男子生徒「おい、中沢!お前何とかしろよ!!」

中沢「何で俺ばっかりに振るんだよ!?」

仁美「…とまあ、先生はずっとあの調子なのですわ……」

さやか「う~ん…まあ、いつもあんな感じだった気もするから別にいいかな?」

女子生徒「あ、美樹さん!?」

さやか「よ…よっす!みんな!!」

男子生徒「マジか!?おい、上条!美樹も来たぞ!!」

さやか「きょ、恭介!?」

ガオモン「マスター!!」

恭介「や…やあ、さやか…それにガオモン……逢えてよかったよ……」


ガオモン「マスター!お身体の方は大丈夫ですか!?」

恭介「うん…学校の近くで倒れてた僕を……志筑さんとスティングモンが見つけてここまで運んでくれて看病してくれたから……」

さやか「仁美が?…ふ~ん……」

仁美「コホン!さやかさん、私は抜け駆けをするような事はしてませんのでご安心を」

さやか「あ、いや…ありがとね、仁美。恭介も守ってくれて……」

仁美「それに、お二人の間に割り込む余地が無いのは……理解してますから」

さやか「ああ、そ…それは……」

中沢「わっ!本物のティラノモンだ!すげぇ!!」

ティラノモン「おお、中沢じゃん!また会ったねぇ!!」

中沢「え?俺、君と会った事あるっけ?」

ティラノモン「あ、海香に記憶消されたんだっけ……」

さやか「この教室は先生とクラスのみんなだけ?」

仁美「はい…授業中にこの世界とデジモンの世界が一つになって……他の教室にも生徒や学校に逃げてきた避難民はいて、各先生方が見てますが……」

和子「終わりよ終わり…もう何もかもがオシマイなのよ……結局良い人と出逢えないまま……」

ババモン「なぁにメソメソしとんじゃ!お主はこの子供達の教師じゃろ!!年長者がそんな調子でどうするんじゃ!!」

和子「年長者…そうよ……だから、この歳で結婚できないなら、いっそこのまま世界が終わってもいいのよぉ!!」

ババモン「バカモン!ワシだってババアじゃが、この歳で新しい年下の彼氏をゲットできたんじゃぞ!!のう、ダーリン♡」

ブイモン「違うっていってるだろぉ!!」

ワームモン「ブイモン…君……」

ブイモン「だからチゲエェェェェェェ!!」

和子「そう…私もあなたの様に…この歳でも……年下の顔が良くてマザコンじゃなくて安定した職を持ってるけど、仕事より家庭を優先してくれて、時間が取れなくて夕飯が作れなくて出した料理がカップ麺でも文句を言わずに「美味しいよ和子」と笑顔を見せてくれる優しい彼氏と……」

さやか「いや、先生…ババモンはブイモンとは別にちゃんとした夫がいますからね?同年代の」

仁美「しかも、色々と高望みしすぎですわ」

和子「ありがとう、ババモンさん……私も希望を捨てずに頑張りますっ!!」

ババモン「お主も出逢えるじゃろう…ワシとブイモンの様に運命の赤い糸で結ばれた相手を……」

ブイモン「もう、突っ込む気すらないよ……」


さやか「ところで…何でピノッキモンはこの学校を襲ってきたんだろ?やっぱ、人が一杯避難してるから?」

仁美「いえ…ケンとかツルギがどうのとかおっしゃられてましたわ」

ティラノモン「剣?」

QB「どうやら、この島に眠っているようだね、伝説の剣は」

さやか「インキュベーモン!あたし達の持つデジヴァイスはもうあんたの管理下じゃないのに…まだあたし達の監視を続けるつもり!?」

QB「監視は否定しないけど、イグドラシルの端末である僕は君達を手助けしたいという気持ちもあるんだよ?ワルプルモンを倒したいという利害は一致しているんだし」

さやか「…で、伝説の剣って何?」

QB「オメガモンの力が封じられし剣…オメガブレード」

ブイモン「オメガモン!?最強のロイヤルナイツのオメガモンの事か!?」

QB「この学校の近くの何処かに在るようだ…その力を感じるよ」

さやか「この学校に……!?」

ブイモン「それを奴等も狙って……」

ティラノモン「じゃあ、俺等が先にその剣を手に入れればいいんじゃないの?」

ブイモン「手に入れればって……」

さやか「いや、ソレ…アリかもしれない!早速校内を探してみよう!!」


ピピピピピッ!

ピピピッ!


中沢「ん?携帯にメールだ」

女子生徒「あたしも!」

男子生徒「俺もだ!」


グニョォ~ン…ポンッ!


男子生徒「うわぁ!」

女子生徒「きゃっ!?」

クラモン「……」ワラワラ…

クラモン「……」ワラワラ…


中沢「お…俺達の携帯から大量のクラゲが出てきたぞ!?」

ブイモン「クラモンだ!!」

さやか「みんなの携帯から出てくるなんて!?」


キャー!!ワー!ワー!!


仁美「校内中パニックですわ!!」

ブイモン「このぉ…クラゲ退治だ!!」

ブイモン『ブンブンパンチ!!』ドガガガガッ!

恭介「ガオモン……!」

ガオモン「イエス、マスター!」

ガオモン『ダブルバックハンド!!』ドゴゴゴゴッ!

ワームモン「僕は動きを止めるよ!!」

ワームモン『ネバネバネット!!』ネチャッ!

クラモン「ピィ!!」


シュババババババッ!!


中沢「クラゲが何体か集まって……」



ピカアァァァァァ……ピカンッ!


インフェルモン「ケラケラケラッ!」

さやか「インフェルモンに進化した!!」

インフェルモン『コクーンアタック!!』ドッ!

ティラノモン「なはぁ!?」


ズドオォォォォォン!!


中沢「ティラノモン!!」

さやか「これ以上学校を滅茶苦茶にさせない!ブイモン!!」

仁美「ワームモン、お願いしますわ!」

ワームモン「任せて!!」

ブイモン「おっしゃあ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―


―ワームモン進化ぁぁぁ!スティングモン!!―


恭介「僕には…デジヴァイスが無いから……ガオモンを進化させられない……!」

ガオモン「マスター…デジヴァイスが無くても、あなたは私のテイマーです……」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』ズバッ!

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』ドガッ!

さやか「いいぞ、二人共ぉ!!」

ババモン「流石ワシのダーリン」

インフェルモン達『ヘルズグレネード!!』ドドドドドッ!


ドゴオォォォォォン!!


男子生徒「うわぁ!!」

女子生徒「怖いよぉ!!」

仁美「…! スティングモン!全てのインフェルモンを校舎の外へ追い出せませんか?」

スティングモン「全部は…ちょっと……」

ババモン「ワシに任せろ」

和子「ババモンさん!」

ババモン「ワシの魔法のホウキ一振りで!!」ブンッ

インフェルモン達「!?」フワッ


ドゴオォォォォォォン!!


QB「ババモンの念動力でインフェルモン達を外へ追い出したか」

さやか「あんたも…やっぱ結構凄いデジモンなんだね……」

ババモン「さあ、外なら思いっきりやれるじゃろ?ダーリン♡」

ブイドラモン「ありがたいけど…ダーリンはやめて……」

スティングモン「とにかく、決着は校庭だ!!」



~校庭~

インフェルモン「コッチダヨー」

ブイドラモン「ふざけやがって!!」

ピエモン「やれやれ、校内の人間達をクラモン達に始末させてから、オメガブレードの捜索をしたかったのですが……」

さやか「ピエモン!!」

ピエモン「ま、あなた方も始末してからゆっくり探しましょう」

ピノッキモン「ピエモンが来てくれたからにはさっきのようにはいかないからな!!」

ピエモン「インフェルモン達よ、進化です」パチンッ



ピカアァァァァ……ピカンッ!


ディアボロモン「ケケケケケッ!」

ブイドラモン「またディアボロモンの大軍か!!」

さやか「仁美、ジョグレスからの究極進化!いいね?」

仁美「はい!ジョグレスですわ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


ディアボロモン達『カタストロフィカノン!!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』


ドガアアァァァァァァァァン!!


さやか「わわっ…校舎に当たんない様にしなよ、インペリアルドラモン!」


インペリアルドラモン『スプレンダーブレード!!』 ズバッ!!

男子生徒「いいぞー!!」

女子生徒「私達の学校を守ってインペリアルドラモン!!」

ピエモン「フフフ…やりますね」

ピノッキモン「ピエモン、見せてやろうよ」

ピエモン「ええ、私達も手に入れた……“超究極体”の力を!!」

さやか「超…究極体!?」

ピエモン「デジエンテレケイアよ!その輝きで超究極進化を!!」バッ!

クルモン「クルゥ……」

さやか「クルモン!!」

インペリアルドラモン「クルモンの光で……ピエモンが超究極体に進化するのか!?」

ピエモン「…残念ですが、デジエンテレケイアの輝きでも、私達の超究極進化までは至りませんでした……しかし、このディアボロモンとクラモン達に!!」

ディアボロモン達「!!」バッ!

クラモン達「!!」シュバッ!


シュバババババババッ!!


仁美「クラモンと……」

さやか「ディアボロモンが集まって……」

クルモン「クルウウゥゥーーッ!!」ピカアアァァァァ…!

インペリアルドラモン「クルモンの光で!!」


ピカンッ!


アーマゲモン「グギャガガガガーッ!!」


“アーマゲモン”

超究極体 種族不明 属性不明

ディアボロモンの幼年期が大量に融合し、突然変異を起こし誕生した超究極体のデジモン
ディアボロモンは自らを大量にコピーする能力を持っていたが
それでは本来持っている能力を下げてしまう特性があった
しかし、幼年期を大量に発生させ融合させることで、能力を分散させるのではなく
1個体に凝縮させることでディアボロモン以上のパワーを得ることができた
また、ディアボロモン系デジモンは光にも闇にも属さない特殊なデジモンである
必殺技は背部から上空にエネルギー弾を放ち、四散したビームを雨の様に降らせる『ブラックレイン』と
大きく開けた口から放射する破壊のエネルギー波『アルティメットフレア』


さやか「あ、あいつも……」

インペリアルドラモン「超究極体……だと!?」

ティラノモン「ねぇねぇねぇ!やばくない!?やばくない!?超究極体って!!」

中沢「超究極体って何だよ!?デジモンの進化って究極体までじゃないの!?」

ピエモン「その限界点を突破した力を持つデジモンこそが超究極体なのですよ!いずれデーモン様も……」

アーマゲモン『ブラックレイン!!』ジュババババババッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


インペリアルドラモン「ぐわぁ!クソッ!!」



―インペリアルドラモンモードチェンジ!ファイターモード!!―



ピエモン「フフフ…その進化は、超究極体じゃないのでしょう?」


インペリアルドラモンFM「黙れ!そして、喰らえ!!」ガシュンッ!

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』バシュウゥゥゥゥゥゥン!!


ズバァン!


アーマゲモン「グギャベギャガガガッ!」

インペリアルドラモンFM「馬鹿な!?」

仁美「まったく効いてませんわ!!」

アーマゲモン「ゴギャンベベベガァ!!」ドガッ!!

インペリアルドラモンFM「がはっ……!!」

さやか「インペリアルドラモン……あたし達も……あたし達も超究極体に進化する手立てがあれば!!」

QB「あるよ、一つだけ」

さやか「!!」

QB「それは……君が手にするんだ。この地の何処かに眠るオメガブレードを」

~次回予告~

ジジモン「ブイモンソノマママケロマケロマケロ……」

エレキモン「ババモンをNTRされた恨み…いや、NTRじゃねぇな……うん。さて、今回は何かまともにまどか達と戦ってない奴もいるような気がする七大魔王達だ!!」

ルーチェモン・フォールダウンモード
所属:七大魔王
力:S 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:S 持続力:B

前大戦で伝説の闘士スサノオモンに倒されたが
まどかが持つテイルモンのデジタマとすり替わり
まどかのデジソウルを奪い再び七大魔王として復活する
完全体ながらその力は七大魔王最強である

デーモン
所属:七大魔王
力:S 防御:B スピード:B 魔力:A 賢さ:B 持続力:A

普段は力を抑える為に魔装束を身につけている
アルカディモンをユウリに育成させ
アルカディモンと融合する事で超究極体に進化しようと目論むが
逆にユウリによってアルカディモンに吸収されてしまうが……

リリスモン
所属:七大魔王
力:B 防御:B スピード:C 魔力:S 賢さ:C 持続力:S

彼女のお気に入り百合CPを貶すとならば、ナザルネイルの毒とファントムペインの呪いにより
もがき苦しみながらの恐ろしき死が待っているだろう
そして、リアルワールドでもネットの掲示板等にその様な書き込みをした人間のパソコン、携帯等の端末から
リリスモンが放った刺客のデジモンをリアライズさせ始末するという噂もあるので用心されたし

バルバモン
所属:七大魔王
力:C 防御:C スピード:C 魔力:S 賢さ:S 持続力:D

前大戦でのロイヤルナイツとの決戦時
その魔力を使い果たしてしまった為
魔力を取り戻す為に、バルバモンの力の源となる人間の欲望の感情エネルギーを集める

リヴァイアモン
所属:七大魔王
力:S 防御:S スピード:D 魔力:A 賢さ:C 持続力:B

エグザモンと同等の最大級のデータ質量を持つ七大魔王
リヴァイアモンの糧となる“嫉妬”の感情エネルギーは人間とデジモン、そのどちらでも力にできる
また、リヴァイアモン自らの嫉妬の感情が昂ればその力も増大する
嫉妬を抱いているライバルは、自分と同じ膨大なデータを持つエグザモンである

ベルフェモン・レイジモード
所属:七大魔王
力:S 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:C 持続力:D

怠惰から目覚めたベルフェモンは、その眠りを妨げた者を許さない
デジメモリ化されて、アナログマン(倉田)が使用し進化するが
ベルフェモンの魔力に肉体が耐え切れず、その身を滅ぼす
ベルフェモンの眠りを妨げた罰だったのだろう

ベルゼブモンX抗体
テイマー:?
力:A 防御:B スピード:A 魔力:S 賢さ:D 持続力:A

地獄のダークエリアより得し、紅蓮の炎を己の力としたベルゼブモン
闇の力を増幅した事で、その灼熱のエネルギーを扱える能力を持つに至っている
勿論、ベルゼブモンと同じくロードしたデジモンの技も使用可能
テイマーを持つデジモンを憎んでおり、特にほむらのベルゼブモンを執拗に狙う
  
ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『邪悪を断つ剣!聖騎士インペリアルドラモン・パラディンモード!!』

ジジモン「この杖の中の仕込み刀でワシも断ってくるわ」ジャキッ!

エレキモン「やめとけって」

今回はここまで
オリンポスって気が付いたら残り一体だったのね
何か近いうちに最後の一体も出そう。ではまた

乙!
オメガといったらやっぱりディアボロはかかせないよな
本物のオメガはでたりするのかしら?

ベルゼブモンXだけテイマーなんだな

ようやくパラディンモードくるのか!
ファイターモード初登場してから長かった…。

あと、前々回くらいでいってた番外編は、02なら暗黒の海に行ったデーモンの回収とか、季節外れだけどさや杏でドラマCDのバレンタインの話とかどうですかね?

>>919
あいつは俺のパートナーだった「暁美ほむら」じゃない。
とか言ってたからX世界のパートナーだったんじゃないかな?


ハノカゲ版のオマケ読んで思ったけど
ホムマドマミアンサヤエントロピーって
デジモンで例えたらまだ見ぬスサノオモン…
あっ…(察し)

マグナガルルモンがまだ出てこねぇ
このまま出ないで終わるのか!!

拓也・タギルも名前すら登場してないし・・・

タギルは苗字だがマミさんの口から語られただろ

こんにちわ

>>918
まあ、本物のオメガモンはですねー…
前の解説で太一とヤマトのオメガモンを他のロイヤルナイツと一緒に載せちゃってますからね……
まあ、こっちの二人のオメガモンをどうするかによりますね
あと、前回さやかとブイモンが番外編でしか出会ってないはずのディアボロモンとかを知ってたのは何処の時系列であったかはわからないけどちゃんと本編の中で有った話になってるのはちょっと東映チックと自分で思ってみたり

>>919>>921
あるデジモンの解説に書いてますからその世界が何処の世界かもバレバレですよね

>>920
ボルトモンが出てきてプッチーモンとか他のアーマー体に進化する話でしたっけ?
手元にあるドラマCDテイマのメッセージパケットだけなんだよなぁ……
前ニ〇動で聞いたんだけど削除されてないかな?
デーモンの回収は良いアイデアッスね!
でも、本編のデーモン閣下の超究極体が控えてるからどうしよう……
もういっそのことそれと暴走特急混ぜてバレンタインじゃなくてクリスマスにした感じのお話しにしようかなぁ……

>>922
ああ、風呂最終回の5人の様に全裸でクルクル回るんですね
そういや、ハノカゲ版叛逆の2巻今日発売でしたっけ?

>>923
声繋がりでゴマモンをカイゼルにしたから
輝二と同じ声のあのデジモンをマグガルに進化させようかなと考えましたが…
いや、でもマグナガルルモンも絶対にその内出ます

>>924
今回のモブ生徒の中にそれっぽい台詞を言ってる人を出しました
だから、その人がマミさんのクラスメイトの巨乳嫌いの明石君です

投下


アーマゲモン「グガアアァァーッ!!」


ドゴオォォォォン!!


インペリアルドラモンFM「うぐぅぅぅ!!」

仁美「インペリアルドラモン!!」

中沢「このままじゃやられちまうよ!!」

恭介「さやか……!」

さやか「今からオメガブレードを探しに行けっての!?インペリアルドラモンが戦ってるのに!!」

QB「そうでもしなければ、君達に勝利は無いよ。このまま超究極体に進化したアーマゲモンによって学校の人間共々始末されるだけだよ」

さやか「ったく…!仁美、インペリアルドラモンを見ててあげて!!」

仁美「さやかさん!?こんな状況で何処へ行かれるのですか!!」

恭介「さやか……僕も一緒に行くよ!」

さやか「恭介?」

恭介「さやかばかりに戦わせて…僕だって君の力になりたいんだ……それに、今は僕にだってガオモンがいる」

ガオモン「イエス、マスター!」

ティラノモン「あ、俺も行くのよ!」

中沢「じゃあ、ティラノモンが行くなら俺も!」

さやか「わかった…あんた達も手伝って!仁美、インペリアルドラモンを頼んだよ!!」ダッ!

仁美「はい、頼まれましたわ!!」

クルモン「クル!さやかたちが……」

ピノッキモン「ん?ねぇ、ピエモン。あの青い奴どっか行くみたいだよ?デジモンを放っておいて……」

ピエモン「まさかオメガブレードを…?行きますよ、ピノッキモン!」シュバッ!


~見滝原中学校・廊下~

さやか「インキュベーモン、あんたさっきオメガブレードの力を感じるって言ってたよね?ある場所がわかるって事?」

QB「…この地の深く……」

さやか「地の深く?学校の地下って事?」

教師A「おい、君!外のデジモンは君のなんだろ!?」

教師B「何とかしてよ!このままあっちのデジモンに私達食い殺されるわ!!」

避難民「なのに、一人で逃げる気か!?」

教師A「君の担任の早乙女先生に内申書に問題有りと書かせてもらうぞ!!」

さやか「ああっ!こんな時に内申も受験もあるかぁ!退いてくださいよ!!」

和子「みなさん!ここはこの子を行かせてください!!」

さやか「先生…!」

教師B「早乙女先生!あなたまで何を!?」

和子「私は信じますよ!私の生徒がやろうとする事を!!それが教師…それが大人だって……ババモンから学びましたから!!」

ババモン「おう、邪魔するならワシが相手になるぞ!!」

避難民「うわぁ!ここにもデジモンだぁ!!」

和子「さあ、行きなさい!あなた達!!」

さやか「ありがとう…先生!!」ダッ!

恭介「僕、三年に進級しても早乙女先生が担任のクラスがいいです…!」ダッ!

中沢「俺も俺も!でも、俺ばっかりに問題当てるのは勘弁してくださいよ!どっちでもいいけど!!」ダッ!

ババモン「フォフォ…良い教え子を持っとるのう」

和子「ええ、私の最高の生徒達です……」


ピカアァァァ……


教師A「何だこの光!?」

和子「あら?これは……」

~バイナリキャッスル~

中沢「学校の地下からこんな城?神殿?…に繋がってたなんて……」

恭介「これもデジモンと僕達の世界が一つになった影響か……」

ティラノモン「でも、如何にも伝説の剣が封印されてそうな場所じゃない?」

さやか「そうだね…ここの何処かにオメガブレードが……」


ピカアァァァァ…!


ガオモン「さやかのデジヴァイスから光が!!」

さやか「この光が指す方にオメガブレードがあるの!?」

ピエモン「そうですか…なら、あなた達を消した後に私達が頂きましょう」

さやか「ピエモンとピノッキモン!!」

ピノッキモン「キャハハ!尾けられてる事に気づかなかったのかい?バ~カ!!」

ピエモン「パートナーを置いてきたのが失敗でしたね。では、死んでもらいましょうか」

さやか「このぉ…あんた達なんかに黙ってやられるあたしじゃないよっ!!」ドッ!


ガキィィィィン!!


ピエモン「ふっ…精々下級の完全体デジモンまでの相手が精一杯の魔法少女風情が……究極体の私に敵うとお思いですか!!」ガキィン!

さやか「ああっ!!」ドサッ!

恭介「さやか!!」

ピエモン「しかも、最近はデジモンだけにバトルを任せていたから、テイマー自身のあなたの体は鈍っていると見える」

さやか「うるさい!だからこそ、パートナーが踏ん張っている今……あたしもやらなきゃいけないんだっ!!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』


ドゴオォォォォォォォン!!


さやか「ぐっ…!!」

恭介「ガオモン…さやかを助けろ!!」

ガオモン「イ…イエス!」

ティラノモン「やめなよぉ!ダークマスターズのあの二人相手に成長期のそいつに向かわせるのは、電車が来る寸前の駅のホームから飛び降りろと命令する様な……つまり、死にに行けって言ってる様なもんなのよ!?」

中沢「じゃあ、お前行けよティラノモン!!」

ティラノモン「そう!じゃあ、お見せするのよ!究極体に進化したティラノモンの姿を……」

中沢「えぇ!?うっそぉ!?ティラノモンの究極体!!?」

ティラノモン「…あれ?できない?何で!?」

中沢「何だよ!やっぱ嘘かよ!!」

ティラノモン「違うよ!本当にできるのよ!!何でいきなり進化できなくなったのぉ!?」


ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!


ガキィ!ズバババッ!!


さやか「ぐはっ……!!」

ピエモン「ほぅ、私のトランプソードの剣を一本だけ弾きましたか…中々の素質はあった様ですね」

ピノッキモン「単なる偶然のマグレさ!どっちにしろあれだけ喰らったんだからもうオシマイさ!!」

恭介「さやかぁ!!」

さやか「大丈夫大丈夫恭介…あたしには……治癒回復の魔法があるから……」シュウゥゥゥ…

恭介「クソッ!僕は…僕は……さやかを守る事はできないのか……!!」

ガオモン「マスター……」

中沢「ティラノモン!俺がティラノモンファンやってるのは何故だかわかるかい?そこらのティラノモンファンの様に『グレイモンよりティラノモンを好きって言ってれば通ぶれる』とかそんな安っぽい理由じゃないんだよ!?」

ティラノモン「えと…バージョン1とかではじめて進化したのがティラノモンだったからとか?」

中沢「違うよ!まあ、それもあるけど……」

ティラノモン「どっちなのよ!?」

中沢「究極体が無くても、初期の看板デジモンポジをグレイモンに取られても日陰者でも頑張ってるティラノモンの姿が健気っていうか…頑張ってる君を見てたら、これからの受験とか就職とかの将来への不安も勇気を与えてくれるって感じで俺も頑張ろうって気持ちになれて……だから俺はティラノモンが一番好きなデジモンなんだ!!」

ティラノモン「だから、ティラノモンは究極体に進化できたから…そこん所は信じてないでしょ?ティラノモンのファンなのに」

恭介「もう一度…いや、今度はデジメモリじゃなく、本当の意味でガオモンと共に戦い、さやかを守る力を……!!」

中沢「俺とティラノモンも頑張れる力を!!」


ピカアアァァァァ…!


ピノッキモン「うわっ!何だぁ!?」

さやか「あ…あの光は……!!」

ガオモン「光から何か出てくる!!」

恭介「こ、これは……!!」ピカアァァァ…!

中沢「俺達の……デジヴァイス!!」ピカアァァァ…!

ティラノモン「ぬえぇ!?」

ピエモン「デジノーム……!!」

デジノーム「キュイー」シュンッ

さやか「今のが…デジノーム……?」

QB「彼等の絆がデジノームに祝福されたようだね」

中沢「そっかぁ…俺、ティラノモンのテイマーになれたんだぁ!!」

ティラノモン「俺にも…パートナーが……」

恭介「ガオモン、僕達も…本当のパートナーに……!」

ガオモン「はいっ!!」

デジノーム「キュイッ」ピカアァァァ…!

クルモン「クルリュ~?」ピカアァァァ…!

ピノッキモン「あぁ!?コイツ!妙な光で僕達が捕らえてたデジエンテレケイアを奪ってったぁ!!」

さやか「やった…クルモンもアイツ等から取り戻せた……!!」

ピエモン「おのれぇ!だが、貴様達を始末すれば変わりない事だ!!」ジャキッ!

さやか「!!」

恭介「ガオモン、さやかを守るんだ!!」スチャッ!

ガオモン「イエス!マスター!!」

ティラノモン「相棒!!」

中沢「ティラノモンとの友情!僕も戦う、テイマー中沢!!」

クルモン「クッルー!!」ピカアァァァァ!


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0



―ティラノモンワープ進化ぁぁぁ!ラストティラノモン!!―



―ガオモンワープ進化ぁ!ミラージュガオガモン!!―


恭介「デジヴァイスのおかげで…ガオモンをミラージュガオガモンに進化させられた……!!」

QB「第二次性徴期の少女と違って、本来デジソウルを生み出せない男の君達がデジモンを進化させられたのはクルモンのデジエンテレケイアの光の力によるものだよ」

さやか「でも…恭介達の絆は本物だよ!!」

ラストティラノモン「どうだい相棒?これが究極ティラノモンのラストティラノモンだよ!イカスでしょ?」

中沢「うおおぉぉぉぉぉぉーーっ!!イカス!めっちゃイカスよ!!あれが究極体に進化したティラノモン!!!ティラノモンのテイマーになった直後に究極体のティラノモンを見られるなんて超ウルトラハッピーだよ!一生分の幸運をここで使い切ったかもしれない!!」

さやか「んなオーバーな……」

中沢「もう、ここで死んでもいいかもっ!!」

ピノッキモン「じゃあ死ねよ!!」

ピノッキモン『ブリッドハンマー!!』

中沢「うわっ!」

ラストティラノモン「下がってな、相棒!」


ドガアァァァァァァァン!!


ピノッキモン「どうだぁ!ザマーミロ!!」

ラストティラノモン「う~ん、俺のボディの錆がちょっと取れたかな?あんがとね」

ピノッキモン「げげっ!?」

中沢「すっげぇ!その錆付いたボディは錆ても決して砕けないという屈強・頑強・強固の証かラストティラノモン!!」

さやか「え、杏子の証?」

ラストティラノモン「今度は俺の番ね!」

中沢「行け行けぇ!ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

ピノッキモン「わっ!ブリッドハンマーでガード!!」サッ!


ボガァン!


ピノッキモン「ああっ!僕のブリッドハンマーがサビサビにっ!?」

中沢「おぉ…あの炎を喰らうと錆び付いちゃうんだ……!!」

ピノッキモン「クッソォ…帰ったらウルカヌスモンに新しいのを作ってもらわなくっちゃ……」


中沢「よぉし、今度は本体にお見舞いしてやれラストティラノモン!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

ピノッキモン「ぷぎゃっ!!」ドガァン!

中沢「顔面に直撃ぃ!!」

ラストティラノモン「ピノッキモンは木製だから錆びないはずだけど……」

ピノッキモン「ギャアアァァーッ!僕の…僕の鼻がサビでボロボロにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ボロォ…

ラストティラノモン「これでもう、嘘ついても鼻伸びないからいいんじゃな~い?」

中沢「ラストティラノモン!もっと派手な技見せてくれるんだろ?」

ラストティラノモン「おう!ラストティラノモンの最後の必殺技!!」ガシュンッ!

ピノッキモン「ちょ…ちょっと待って待って!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』


ジュバアァァァァァァァァァン!!


ピノッキモン「わあぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ドゴオォォォォォォン!!


中沢「強ぇぇ…強いよ!ラストティラノモン!!ティラノモンファンをやってて本当に良かったよ俺……」


恭介「さやか、コイツは僕とミラージュガオガモンに任せて!」

さやか「恭介…!」

恭介「行け、ミラージュガオガモン!!」

ミラージュガオガモン「イエス、マスター!」ドッ!

ピエモン「フフフ…ピエモンの地獄の手品の始まりです。今度はそちらのお嬢さんを相手してた時の様に手加減はいたしませんよ」

ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!


ガキキキキィィン!!


恭介「大丈夫かミラージュガオガモン!?」

ミラージュガオガモン「ぐっ…このくらい!」

ピエモン「では、更にウルカヌスモンに作って頂いた強化版トランプソードもサービスです」シュバッ!


ズバッ!


ミラージュガオガモン「うわっ!このぉ!!」シュッ!


ズバババッ!


ミラージュガオガモン「うぐっ!見切れない!?」


ピエモン「どんなスピードを持つデジモンでも、ワープする私のトランプソードからは逃れられないのですよ!!」

さやか「恭介!剣は無視してミラージュガオガモンをピエモンに接近させて!!」

恭介「わかってる!ミラージュガオガモン、左から回り込め!!」

ミラージュガオガモン「イエス!!」

ピエモン「だから、私のトランプソードからは逃げられないんですよ!!」



ズザンッ!!


ミラージュガオガモン「ぬあぁ!!」

クルモン「ダメクル!剣をどうにかしないとピエモンに近づけないでクルぅ!!」

さやか「そうだ!恭介もデジヴァイスを得たんだから、あたしのカードを使って!!」

恭介「わかった…使わせてもらうよ、さやか……」


恭介『カードスキャン!防御プラグインS!!』


ガキキキィン!!


さやか「よしっ!ピエモンの剣を弾いた!!」

ピエモン「む?カードでミラージュガオガモンの鎧の強度を上げましたか……ならばっ!!」

ミラージュガオガモン「この隙に間合いに入る!!」シュバッ!


ズンッ!!


ミラージュガオガモン「ぐ…ぐおっ……!?」

恭介「ミ、ミラージュガオガモン!?」


さやか「ミラージュガオガモンの身体の中に……直接剣をワープさせたっていうの!?」

ピエモン「運が良いですね…もう少しズレていれば急所に当たって即死だったのですが……ですが、続けて行きますよ!!」シュバッ!

さやか「恭介!カードで今のダメージの回復を!!」

恭介「カードスキャン……キュアBOX!」シュッ!

ピエモン「ふはは…そんな事しても、いつまで持つかな?」

さやか「そう…外で戦ってるインペリアルドラモンだって…いつまで持つかわからないのに……!!」

QB「これ以上時間は掛けられないね」

さやか「あ…てゆーか、この隙にあたしがオメガブレード探しに行けばいいんじゃ……」

ピエモン「行かせませんよ!」シュバッ!


ギィィィン!


さやか「…ですよねー……」

恭介「いや、さやか…もう終わらせるよ……確か、デジヴァイスでデジモンへの指示が送れるんだったね?」

さやか「ああ、うん…コマンド・アップリング操作でね……」

恭介「うん、なら行ける。あのピエモンのトランプソードのワープのリズム……奴の音楽の鼓動を全て聴き取ったから!!」

ピエモン「何を言ってるのですか!!」

ピエモン『トランプソード!!』シュバッ!

恭介「今だミラージュガオガモン!右30Mに移動!!」ピッ

ミラージュガオガモン「!!」シュンッ!

ピエモン「何!?今のワープからのトランプソードをかわしただとぉ!?だが、一回ぐらいで!!」

恭介「続けて二時方角へ10M!次は下!一度20M後退!!そして、上昇してから前進!!」


シュシュシュシュッ!!


さやか「デジヴァイスの連続コマンドで指示させて……」

ピエモン「全てのトランプソードのワープを見切ってるだと!?人間の小僧ごときが!!」


恭介「見切ったわけじゃないよ…君の奏でる音楽を、君のリズムを聴いただけだよ……リズムを感じれば、ソードのワープも何処から来るのか予測できる」

ピエモン「何だそれは!?」

さやか「天才バイオリニスト上条恭介の絶対音感を舐めるなって事だよ!!」

恭介「あと、ティラノ師匠の修行のおかげでもあるね……」

ピエモン「ぐっ…!だが、デジヴァイスの操作とコマンドアップのタイムラグがあるので、私のトランプソードのワープからは完全に逃げ切る事はできませんよっ!!」

恭介「もう、デジヴァイスの操作は必要無いよ……ミラージュガオガモン、君も感じたはずだ!奴のリズムを!!」

ミラージュガオガモン「イエス、マスター!一度デジメモリで一心同体になった私ですから……マスターが聴く音楽は全て私にも聴こえるっ!!」シュバッ!

ピエモン「うぐぅ!?」

さやか「やった!トランプソードを抜けて間合いに入った!!」

ミラージュガオガモン『ゲイルクロー!!』


シュパパパパパパパァン!!


ピエモン「ぐああぁぁぁぁ!!」

恭介「よくやった…ミラージュガオガモン!!」

ミラージュガオガモン「マスターのおかげですよ」

ピエモン「ぐっ…これで勝ったとは思わない事ですね……!!」

ピノッキモン「まだ外にはアーマゲモンがいるんだからね!!」


シュバッ!


ラストティラノモン「あぁ!逃げんなよぉ!!」

ミラージュガオガモン「深追いは禁物だ」

さやか「それより、オメガブレードを探さないと……」


~見滝原中学校・校庭~

アーマゲモン『アルティメットフレア!!』ボッ!ボッ!ボッ!!


ドゴオォォォォォォォォォン!!


インペリアルドラモンFM「一発でもまともに喰らったら一貫の終わりだ……!!」バサァ!

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォ…


バシュウゥゥゥゥゥン!ドゴォン!!


アーマゲモン「キシャアァァ!!」

女子生徒「ピンピンしてるわよ志筑さん!!」

男子生徒「何だよ…勝負になってないじゃん……」

インペリアルドラモンFM「さやか…何やってるんだよ……!!」

仁美「持ち堪えてくださいインペリアルドラモン……さやかさん達が戻ってくるまで!!」

アーマゲモン『アルティメットフレア!!』


ボガアァァァァァァン!!


教師「おいっ!その内校舎に当たるんじゃないのかアレ!?」


インペリアルドラモンFM「…そうだ!奴がもう一度あの炎を吐き出す時にアホみたいに口を開ける時に近づいて、このポジトロンレーザーの砲身を突っ込んでしゃぶらせて、そのままギガデスをブチ込んでやる!!」ガシュンッ!

アーマゲモン「……」クパァ…

インペリアルドラモンFM「今だっ!!」ズォ!

アーマゲモン「!!」ガッ!

インペリアルドラモンFM「破裂しろっ!!」

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』

アーマゲモン「!!!」ドドドドドドドッ!

インペリアルドラモンFM「やったか!?」

仁美「いえ……!!」

アーマゲモン「……」ドジュゥゥゥ……!

インペリアルドラモンFM「何!?コ、コイツ……俺のギガデスのエネルギーを……」

仁美「食べた……吸収したのですわっ!!」

アーマゲモン「ガァァァ!!」ガギッ!!

インペリアルドラモンFM「しまった!ポジトロンレーザーが噛み砕かれた!!」

和子「あ…あれじゃあ、もうインペリアルドラモンは必殺技が使えないんじゃないの……?」

アーマゲモン『ブラックレイン!!』ジュババババババッ!


ドゴオォォォォォォォォン!!


仁美「インペリアルドラモン!!」


インペリアルドラモンFM「ぐわ…あぁぁ……!!」ヨロッ…

避難民「ボロボロじゃん……」

男子生徒「そんな…ダメなのかぁ……!?」

ババモン「ジョグレスしたダーリンでも……超究極体には及ばずなのか……せめて、死ぬ前にダーリンと別の意味のジョグレスがしたかった!!」

仁美「私とさやかさんのインペリアルドラモンでも……あのデジモンを倒せない……」

さやか「諦めるな仁美ぃ!!」

仁美「さやかさん!!」

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』

ミラージュガオガモン『フルムーンブラスター!!』


ドガアァァァァァァン!!


アーマゲモン「グルルルル……!!」

インペリアルドラモンFM「…ラストティラノモン…ミラージュガオガモン……?」

和子「中沢君!上条君!!」

恭介「ご心配おかけしました」

中沢「オメガブレード、見つけて来たよ!」

さやか「あたし達は、デジタルワールドの冒険で……どんな時も諦めずに、全力で戦ってきた……!!」

インペリアルドラモンFM「さやか……!!」




――そうだ、君達は最後まで諦めてはいけない――




インペリアルドラモンFM「!! この声は……?」

女子生徒「頑張れー!インペリアルドラモーーン!!」

教師「この学校…いや、世界を救ってくれぇぇぇぇぇ!!」

男子生徒「お前がスーパースターになるんだー!!」

ワー!ワー!ワー!!


さやか「全校のみんなの声援がこんなにあるんだから……ここで諦めて負けちゃったらカッコ悪すぎだよね?」

インペリアルドラモンFM「ああ……!!」



――君の勇気と、皆の友情を一つにしろ。そして、私の力を託す――



インペリアルドラモンFM「あんたが…オメガ……モン?」

さやか「そうよ!受け取ってインペリアルドラモン!!オメガモンの魂が宿った剣……オメガブレードを!!」スチャッ!


ピカアァァァァァ……!


仁美「さやかさんのデジヴァイスから出てきた剣が……!!」

ババモン「聖剣……オメガブレード!!」

インペリアルドラモンFM「……!!」ガシッ!


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=xjpm0aT-CMI



――インペリアルドラモン・パラディンモード!!――



“インペリアルドラモン:パラディンモード”

超究極体 古代聖騎士型 ワクチン

古代竜戦士型デジモンのインペリアルドラモン:ファイターモードが
聖騎士オメガモンのパワーを得て、パワーアップし伝説の聖騎士(パラディンモード)へと形態を変化させた姿
これが古より伝わるインペリアルドラモンの最終最強形態で
古代デジタルワールドの大破壊の時に降臨し、世界を完全な崩壊から救った
しかし、その頃の詳細なことは一切謎であり、いずれデジモンやデジタルワールドの研究が進めば解明されるであろう
必殺技は究極剣『オメガブレード』で敵を一刀両断し、構成データを初期化して無にしてしまう



インペリアルドラモンPM「これが…オメガモンの……力!!」

仁美「インペリアルドラモンが…白くなりましたわ……!」

さやか「しかも…超究極体!超究極体だよ!!オメガブレードを手にした……ううん、オメガモンの力を受け継いだインペリアルドラモンは超究極体に進化したんだ!!」

QB「進化できたか…ロイヤルナイツの始祖、パラディンモード!」

仁美「パラディンモード?」

さやか「ロイヤルナイツの始祖ぉ!?オメガモンの力を受け継いだからあの姿に進化したんじゃないの?ロイヤルナイツの始祖ってどいう事!?」

QB「パラディンモードの詳細はイグドラシルのデータベースにも記録が残ってないんだよ」

ババモン「オメガモンが先か、パラディンモードが先か…卵が先か、鶏が先か……」

中沢「そんなのどっちでも……」

ラストティラノモン「どっちでもいいのよ!」

ミラージュガオガモン「ああ、オメガモンの……」

さやか「いや、みんなの想いを受け取ったインペリアルドラモン・パラディンモードは……」

仁美「負けませんわっ!!」


アーマゲモン『アルティメットフレア!!』ボボボボッ!!

恭介「撃ってきた!!」


ドゴォン!


インペリアルドラモンPM「……」

仁美「効いてませんわ!!」

中沢「あのインペリアルドラモンも超硬いんだな……」

さやか「インペリアルドラモンッ!その正義の刃で悪を断ち切れっ!!」

インペリアルドラモンPM「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーっ!!!」シュゴッ!!

さや仁「「行っけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーっ!!!」」

仁美「ですわぁ!!!」



インペリアルドラモンPM『オメガブレーーーードッ!!!』


アーマゲモン「!!!?」



ズッザァン!!



さやか「やった…!超究極体のアーマゲモンを一刀両断!!」

インペリアルドラモンPM「いや…まだだ!!」

アーマゲモン「……」シュパァァ……



ワラワラワラ……


クラモン「……」ワラワラ

クラモン「……」ワラワラ

仁美「クラモンに分裂しましたわ!?」

恭介「全部退治しないとまた進化されるんじゃ……!?」

インペリアルドラモンPM「一匹たりともも逃すかよ!この姿ならポジトロンレーザーをコネクトしなくても、直接胸部からギガデスを撃ち出せるんだぜ!!」グパァ!

インペリアルドラモンPM『ギガデス!!』

ミラージュガオガモン『ダブルクレセントミラージュ!!』

ラストティラノモン『テラーズブラスター!!』

クラモン達「!」


ドゴォォォォォォォン!!



インペリアルドラモンPM「ダメだ…数が多すぎる……!!」

クラモン達「……」ワラワラ…

クルモン「ガッコーの中に入って来るクル!!」

中沢「うわっ!マジかよぉ!!」

インペリアルドラモンPM「なら…皆の力を貸してくれ!」


パァァァァ…!!


さやか「インペリアルドラモン……何をするつもり……?…あっ!」


ピカアァァァ…!

仁美「私達のデジヴァイスから……」ピカアァァァ…!

恭介「光が!!」

和子「私のデジヴァイスからもだわ!!」ピカアァァァ…!

さやか「って、何で先生もデジヴァイス持ってるの!!?」

和子「あ、私さっきババモンのテイマーになったみたいなの」

ババモン「デジノームが和子にもデジヴァイスを与えてくれたぞい」

さやか「…早乙女先生がババモンのテイマー……(ある意味嫌味の様な気がするよデジノーム……)」

男子生徒「先生達のデジヴァイスだけじゃないぜ!!」ピカアァァァ…!

女子生徒「私達……全校皆の携帯やスマホからも光が……!」ピカアァァァ…!

さやか「そうか…皆の力……想いを一つにするってわけだね!インペリアルドラモン!!」

仁美「みなさーん!皆さんの光を、インペリアルドラモン・パラディンモードの剣にっ!!」

男子生徒「よしきた!」スチャッ

女子生徒「ええ!」スチャッ


スチャスチャスチャチャチャチャチャチャチャッ!!


インペリアルドラモンPM「ありがとう、みんなっ!!」ピカアアァァァァァァァ!

インペリアルドラモンPM『オメガブレード!!』


ピカアァァァァァァァァ……!!


クラモン達「!!?」


シュワァァァァァァァ……!


さやか「みんなの力をオメガブレードに集めて放った光が!!」

仁美「クラモン達を全て消滅させていきますわ……!」


QB「なるほど。あのクラモン達は、この学校の人間各々が所持していた端末から出てきた……だから、逆に携帯の消去機能を利用して、そのプログラムを光に変換してオメガブレードに集中させて消去したというわけか」

さやか「アイツがそんな事考えつくわけないじゃん。ただ、みんなの想いを一つにしようと思っただけだよ」

仁美「いえ…さやかさんのブイモンはともかく、私のワームモンは考えられる頭脳をお持ちになってますわ」

さやか「あー、言ったな仁美ぃ!」

仁美「ウフフフ…でも、私達のデジモンが守ったのですわね……この学校のみなさんを……うっ!!」

恭介「!? 志筑さん!?」

さやか「仁美!どうしたの!?」

インペリアルドラモンPM「仁美……!?」

仁美「あ…あぁぁぁぁ……!!」ピカアァァァァ……!!

女子生徒「何か志筑さんが凄い光ってるわよ!?」

男子生徒「光って苦しんでる!!」

仁美「あああぁぁぁぁぁーーー……っ!!」ピカアァァァァ……!!

さやか「これって……!?」


QB「ほむらと超究極体に進化したベルゼブモンと同じ現象さ」

さやか「えっ……!?」

QB「超究極体のベルゼブモンの闇の力に蝕まれるほむらの様に、志筑仁美もインペリアルドラモン・パラディンモードの膨大な光の力に呑み込まれようとしてるのさ」

さやか「闇じゃなくて光でもなの……!?しかも、デジモンと合体してるわけじゃないのに!!」

QB「融合進化じゃなくても、デジヴァイスでテイマーとデジモンのデジソウルがリンクしてるからね。さやかはともかく、魔法少女ではない普通のテイマーの彼女じゃ超究極体の光の力に耐えきれないのさ」

さやか「……っ!!」

仁美「うああぁぁぁぁ……っ!!」ピカアァァァァ…!!

恭介「とにかく、志筑さんをどうにかしないと!!」

中沢「このままじゃ死んじゃうよ!!」

さやか「!! インペリアルドラモン!今すぐその剣を離して!!」

インペリアルドラモンPM「!!」ズンッ!


シュウゥゥゥゥゥ……


ワームモン「仁美さん!大丈夫!?」

仁美「ええ…心配ありませんわ……ワームモン……」

和子「志筑さんを保健室に連れて行かなきゃ……保健係の人!!」

中沢「先生、鹿目さんはいないって」

仁美「さやかさん…ご迷惑をおかけしてごめんなさい……せっかく手に入れたオメガモンの剣…超究極体への進化なのに……私、これに耐えられる様に……」

さやか「いいんだよ無理しないで仁美!オメガブレードはもう使わないから……!!」

ブイモン「今度は俺とさやかだけの力で…超究極体に進化してみせるさ、仁美!」

さやか「それに…自分でやってる“あのバカ”と違って、あたしの都合で仁美を巻き込むわけにはいかないよ……」

仁美「でも…私だって皆さんをお守りしたいと……」

恭介「志筑さん、僕達もテイマーになったんだから……」

中沢「一緒にこの学校を守って行こうよ!」

仁美「…はい……」



ウルカヌスモン「なんじぇけぇ~……つまらん!せっかくワイの傑作オメガブレードを手にしたっつーのに……一回ぽっきりで見納めかぁ?あの力が加われば…確実にワルプルモンに勝てる……いや、確実とは言わんなぁ……むしろ、あの力を使わない奴等はワルプルモンに勝てないけぇのう……」

ウルカヌスモン「しゃあない……なら、昔のベレンヘーナを託したベルゼブモンと新作のベレンヘーナを使う赤ベルゼブモンの勝負……ソッチの見物も愉しませてもらおうじゃけぇのう!!」シュバッ!


さやか「ん…?ブイモン、今屋上の方に誰か居なかった?」

ブイモン「え?気のせいじゃない?」

ガオモン「マスター、正直私はクタクタです……」

恭介「わかったよガオモン。ご褒美のマヨネーズかけだよ」ブジュウウゥゥゥ

男子生徒「おい、上条!何自分のデジモンにマヨネーズぶっかけてるんだよ!?デジモン虐待!?」

ガオモン「おぉ~…♡マスターは最高のテイマーですっ!!」

女子生徒「でも、喜んでる……」

恭介「じゃあ、次は僕にかけて」

男子生徒「上条!?」

中沢「見ろぉ!俺のデジモンは……究極体に進化するティラノモンだぁぁぁぁぁぁ!!」

ティラノモン「イエーイ!…って、誰も聞いてないよ……」

中沢「まあ、どっちでもいいけど……」

ババモン「和子や、これからはワシが男の作り方をアドバイスしてやろう」

和子「はい、お願いします!!」

ワームモン「仁美さん……」

仁美「もう大丈夫ですわ…ワームモン……」

さやか「……」


あたしが手に入れたオメガモンの力、オメガブレード

しかし、仁美がオメガブレードの大きな光の力に耐えられないのなら
もう、パラディンモードに進化するわけにはいかない……

インキュベーモンが言うには、アルフォースブイドラモンにこの剣を持たせても
超究極体に進化できるわけではないらしい……その力を発揮できるのは今のところインペリアルドラモンの時のみ

なら、他にこのオメガブレードの力を使いこなす方法は……?


~次回予告~

ジジモン「ババモン……」

エレキモン「あー…テイマーができちゃったなぁ……その内、あんたにもテイマーができたりして……でも、前やった番外編では先生のデジモン、違う奴だったような……」

エレキモン「ま、いっか。てなわけで、今回はまどマギのサブキャラのパートナーデジモン!!」


ホーリーエンジェモン
テイマー:鹿目タツヤ
力:B 防御:A スピード:A 魔力:S 賢さ:A 持続力:C (全て完全体基準)

ホーリーエンジェモン、進化前のエンジェモン共に闇のデジモンと対峙した場合には
その力と魔力が倍のものとなるので、進化世代が一段上の闇のデジモンとも互角以上に戦う事ができる
更にテイマーのタツヤは幼児とは思えない判断と閃きを発揮する時があるので
テイマーとして将来有望なタツヤと組んだホーリーエンジェモンを前にした闇のデジモンは
彼の聖なる光で浄化されるしか道はないのかもしれない……


ジュエルビーモン
テイマー:志筑仁美
力:A 防御:A スピード:S 魔力:C 賢さ:A 持続力:D (全て完全体基準)

玉虫のような虹色の輝きを放つ昆虫型デジモン
見る角度で色がかわるプリズムのようなヨロイは、頑丈なだけでなく敵の目をくらませる効果もある
格闘のエキスパートで美しい戦いを好む
因みに、ワームモンの2014番目の新たな特技は今回の話で出てきた『パラディンモードへの超究極進化』
しかし、テイマーの仁美がオメガモンに力に耐えきれなので、その特技を披露する機会はもう無いのだろうか?


ミラージュガオガモン
テイマー:上条恭介
力:C 防御:A スピード:A 魔力:C 賢さ:A 持続力:B

デジメモリから解放されたミラージュガオガモンは
かつて自分のメモリで進化した恭介と心を通わせており、恭介の音楽を理解している為
これからの彼の指示はデジヴァイスのコマンドや口で言わずとも
即理解し、即時に実行するためスピーディなリズムのバトルができるだろう
しかし、バーストモードに進化できる可能性が無いのが痛手である


ラストティラノモン
テイマー:中沢
力:A 防御:S スピード:D 魔力:D 賢さ:E 持続力:C

念願のティラノモンのテイマーになった中沢!
しかし、ティラノモンはパートナーになったにも関わらず
彼の下の名前を教えてもらってない(でも、別に興味ないでどっちでもいいらしい)
そして、絶賛発売中の漫画版デコードの単行本一巻には
ラストティラノモンのデジモンカードが付録で付いてるので
ティラノモンファンは書店にレッツゴーである

ババモン
テイマー:早乙女和子
力:D 防御:D スピード:C 魔力:A 賢さ:A 持続力:C

ファイル島の夫ジジモンの元から飛び出し、バルバモンの所へ押しかけた
それを迷惑がったバルバモンはババモンにダルクモンのデジメモリを差し込み
ダルクモンの自我と記憶のデータに書き換えられてしまう
和子はババモンを見てると、若き日に亡くした“祖母”を思い出し親しみを持ち
ババモンの方も“少し”年が離れた“妹”ができた感じに思っている


エレキモン「そして、次回は番外編クリスマススペシャル!!」

ジジモン『クリスマスだよデジモンSP!』

エレキモン「まんまじゃねぇか!つーか、何だそのドラ〇もんみてーなタイトルは?」

ジジモン「いや…実はまだロクに話考えてないから……」

エレキモン「んだよそれー」


今回はここまで
何か、インペパラディン回というより恭介&中沢回の様な気が…
次回の番外編はクリスマスぐらいに投下
ではまた

乙!
オメガブレードの入手経緯飛ばしすぎぃ!どっちでもいいけど!

ちょっと気になったのだが
アルファモンは普通の状態でも超究極体なのだろうか?

アルファはモードがあるでしょ

まあアルファモン王龍剣はかずみ編ラストの登場だろうねえ……。

もうパラディン殆ど使えないのかな

アルファモンは普通でもオメガモンより強かったしな

まぁ,x抗体持ちだしね
アルファは普通に強い

王竜剣を持つとさらに強い。
でもデクスモン出されたら終わりのような気が…

メリークリスマス

>>953
スイマセン、確かに端折りすぎですね
でも、あの後城の奥に刺さってた剣をあっさり手に入れちゃう感じなんです
まあ、中沢君やティラノモンが力一杯引っ張っても剣が抜けなかったのを
さやかちゃんがあっさり抜いちゃうな感じのイベントを書けばよかったですね
02のデジメンタルを持ち上げるイベントの様に

>>954-956
実はそこんとこどっちにしようかなと思ってるんですよね
作品によっては単なる必殺技扱いの王竜剣ですが
このSSではテイマー付けちゃいましたからね

>>957
今回出ますよ!

>>958-959
アルファモンどころかドルゴラモンに負けたオメガモンは
アーマゲモンに負けたオメガモンと同じく
ウォーゲームのオメガモンと強さ違うから…(震え声)

>>960
デクスモンは色々違う設定での登場になるかもしれません


てなわけで今回はクリスマス番外編スペシャル
そして、02とのコラボ回になりますが
キャラの出番の差が大きいのはご容赦ください…
ついでにあの魔法少女達にもデジモン付けました

投下


西暦2003年12月24日


~お台場~

大輔「痛ってぇ~…太一さんもヤマトさんもマジで殴る事ねぇじゃねーかぁ……」

チビモン「そりゃ、大輔が酔っ払って太一達に変な事言うからだよ」

大輔「酔ったのは俺のせいじゃないぞ!京がシャンメリーとシャンパンを間違って持ってきたせいだよ!!コンビニの娘のくせによぉ……ヒック!」

チビモン「でも、大輔のせいで、せっかくのクリスマスパーティーが台無しだよ」

大輔「お…俺はただ、去年のクリスマスの話をしただけじゃねぇか……色々あったなぁ……って!」

チビモン「いや、だから、その去年のクリスマスの時ぐらいに空とヤマトが付き合い始めた事で大輔がからかうから」

大輔「別にからかったつもりはねぇよ!…まぁ、酔っ払ってたから自分でも何言ったのかあんまよく覚えてないけど……でもさ、小学校の頃クラブでサッカー一緒にやってた太一さんと空さんの方がお似合いだと思ってたんだけどなぁ…ミミさんも前に三年前の春休みの空さんの誕生日の一件であの二人良い感じになったのに意外とか言ってたし……」

チビモン「ソレを本人達の前で言ったから怒らせたんだよ」

大輔「太一さんと空さんは幼馴染みなのになぁ……いや、幼馴染みだからこそ上手くいかないのか……」

チビモン「その理屈なら大輔とヒカリも上手くいかないよね。大輔とヒカリも一応幼馴染みって事になるし」

大輔「おい、コラ!そりゃどういう意味だチビモン!!」

チビモン「あ、待て。それならヒカリとタケルだって……って、大輔とタケルどっちが先にヒカリと出会ってるんだ?」

大輔「ああ、ヒカリちゃんとはじめて一緒のクラスになったのは……でも、ヒカリちゃんと一緒にデジタルワールドを冒険したのはタケルの野郎のが先だしなぁ……」

チビモン「だから、出会い自体はどっちが先なんだよ?」

大輔「…おぇぇ…やっぱまだ酔いが……」

チビモン「おい、大輔!吐くなよ大輔!!」


賢「おーい、大輔ー!」タッタッタッ

チビモン「あ、賢がオレ達を追っかけて来たみたいだよ大輔」

賢「戻ろうよ大輔。僕も一緒に太一さん達に謝るからさ」

大輔「うぅぅ……けぇん…お前は本当優しくてイイ奴だよなぁ……俺達を散々苦しめたデジモンカイザーと同一人物とは思えないほど……」

賢「…人の古傷をえぐって、僕にも喧嘩売ってるのかい?」

ワームモン「まだ酔っ払ってるんだよ賢ちゃん。戻ってクリスマスケーキ食べようよ。イチゴが沢山乗っかった大きなチョコのケーキだよ!」

チビモン「チョコ!オレの大好きなチョコのケーキ!?大輔!早く戻ろ戻ろっ!!」

大輔「…やっぱ戻りづれぇよ…どっちかと言うと、太一さん達に殴られた事より…さっきヒカリちゃんから向けられた軽蔑の眼差しで受けた心の傷のが痛いんだ…そして、タケルの野郎からの嘲笑に対する怒り……!!」

チビモン「そんなのいつもの事じゃん!いいから早くチョコケーキぃ!!」


シュゴオォォォォォォ……!


チビモン「な…何だ!?」

賢「この時空の歪みは……デジタルゲートか!?」

大輔「何でパソコンが無いのにデジタルゲートが開くんだよ…お前も酔ってるのか賢?…ウィ~……」

ワームモン「この先に繋がってるのは……ボク達が知ってるデジタルワールドじゃないよ!!」

賢「この感じは……!!」

チビモン「吸い込まれるよ大輔っ!!」

大輔「うわ…うわあぁぁぁぁぁぁーー!!」


シュィィィィン……


西暦2013年12月24日


~見滝原市街~

アベック女「うふふふ……」イチャイチャ

アベック男「アハハハ……」イチャイチャ

アベック女「ねぇ、あのビルの屋上にコスプレした人がいるけど……」

アベック男「クリスマスのイベント関係だろ」

アベック女「普通サンタさんの衣装じゃないの?」

アベック男「それより、今夜はどうする?」

アベック女「あ、じゃあ私の家で…今夜、私以外誰もいないから……////」

アベック男「やっふぅぅぅぅぅ!!」


リリスモン「オエェェ……この日のリアルワールドは何処も彼処もあんな感じ……男女カップルの淫らな聖なる夜から生まれる色欲の感情エネルギーは不味くて不味くってしょうがないわぁん……」

インダラモン「はぁ…性なる夜っすね……でも、リリスモン様の嫌いなノンケの色欲のエネルギーでも魔力にできるんでしょ?」

リリスモン「でも、不味いものは不味いのよ…ホモの色欲よりはマシだけど…それでも……オエッ…あたしマジ吐きそう……」

インダラモン「まあ、お気持ちはわかりますよリリスモン様。来年は午年という事でリリスモン様に復活させていただいたこのデーヴァのインダラモン、クリスマスで浮かれてる街のリア充共を蹴り飛ばしてきましょうか?」

リリスモン「あらぁん…?あっちからは美味しいそうな百合の感情エネルギーが……」

インダラモン「む?奴等は!!」


まどか「マミさんの家でのクリスマスパーティー楽しみだね、ほむらちゃん!」

ほむら「…できれば、あなたとの二人っきりの性…聖なる夜が……」

まどか「今、漢字が間違ってた様な気がするけど気のせいだよね?」

ほむら「でも、こうしてまどかと共にクリスマスが過ごせるだけでも私は幸せ…それが私にとってのクリスマスプレゼント……」

まどか「ウェヒヒ!わたしもだよ!」

テイルモン「そう、黒バスを脅迫してた奴も逮捕され、冬コミも楽しみだし、良い新年が迎えられそうね!!」

インプモン「冬コミはテメーだけで行けよ腐猫……つーか、何でこのチビ助までついてくんだよ!!」

タツヤ「あぃ?」

まどか「ごめんね、タツヤ、デジモン大好きだからインプモン達とクリスマスパーティしたいってどうしても……」

パタモン「たちゅやはインプモンの事も気に入ってるんだよ?」

テイルモン「ああ、幼児と同レベルの脳味噌だから気が合うのね」

ほむら「たっくんの方が賢いんじゃないのかしら?」

インプモン「おい、俺のナイト・オブ・ファイヤーでテメェ等をクリスマスキャンドルにしたろか?」

タツヤ「インプモンあそぼー!」グィィィ

インプモン「ぐえぇぇ…スカーフ引っ張んな……!!」ギギギ

まどか「でもタツヤ、あんま遅くまで起きてるとサンタさん来てくれないからね?」

ほむら「プレゼントが貰えないわね」

タツヤ「ヤー!サンタしゃんにおにぇがいした仮面ライダー鎧武変身ベルト、DX戦極ドライバーとDXフォーゼ&オーズロックシードセットとウィザード&W ロックシードセットほしー!!」

パタモン「何で商品名だけは律儀にもフルで言うの!?」

ほむら「それだけ手に入れたいものなのよ」

タツヤ「まえは特命戦隊ゴーバスターズ、バスターギアシリーズ08DXライオブラスターサンタしゃんからもらったー!!」

インプモン「おい、タツヤ。サンタなんてのは本当はいないんだぜ?去年オメーの枕元にプレゼントを置いたのはお前の親父――」

テイルモン「子供の夢壊すなっつーのよ!」バゴッ!

インプモン「イデッ!!」

テイルモン「サンタクロースがプレゼントしてくれるのはね、オモチャだけじゃないのよ。ある少年が「友達が欲しい」とサンタさんにお願いしたの…そしたら、サンタさんが来て「ワシが君の友達になってやろう…“ワシ自身がプレゼント”」と言ってサンタ衣装を脱ぎ、トナカイの鼻よりも真っ赤で熱くなった股間のクリスマスツリーを……」

まどか「テイルモンも子供の夢を悪夢に変えようとしないでよ!!」

インプモン「まぁ、サンタなんていねーって事だ!ナハハ」

タツヤ「いるよ!あしょこ!!」

インプモン「んなもん、ケーキ売ってたり、看板持ちやチラシ配りしてるアルバイトとかだよ」

タツヤ「トナカイのってるからほんもののサンタしゃん!」

ほむら「トナカイ?」

インプモン「だから、着ぐるみのトナカイだろ……」

ムースモン「ブオォォォ!」

インプモン「うおっ!マジでトナカイ!!」

テイルモン「トナカイじゃなくってムースモンじゃないの!!」


“ムースモン”

アーマー体 古代獣型 フリー

“希望のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の古代獣型デジモン
山岳地帯に生息しており、希薄な空気や極寒などの悪条件をものともしない強靭な肉体を持っている
ムースモンは「山の守り神」として敬われており、自分の住む山を汚すものが現れるとその命を削ってでも守り抜こうとする
感情の起伏が激しく、穏やかなときはよいが機嫌が悪いと手がつけられなくなる一面も持っている
ムースモンの機嫌はその山の気候とリンクしているらしく
時々起こる原因不明の雷や雪崩がおきるときは、ムースモンの機嫌の悪さから来ると伝えられている
必殺技の『ホーンブレード』は巨大な角で空間そのものを切り裂く技で、相手が離れていようとも空間ごと切断することが可能である


タツヤ「サンタサンター!トナカイとサンター!!」

ウィザーモン「こんばんは、サンタクロースだよ(裏声)」

テイルモン「って、ウィザーモンじゃないの!!」

ウィザーモン「ウィザーモンじゃない、ウィザーモン・クリスマスカラーモードだ!!見ろ、サンタの様に赤い俺の衣装を!」

ほむら「そのトナカイの様なデジモンにソリを引っ張らせて何故サンタの格好を?」

まどか「ウィザーモン本当にサンタさんになったの!?」

ウィザーモン「バイトだ」

インプモン「結局バイトじゃねーか」

ムースモン「この格好のウィザーモンさんと私となら結構クリスマスケーキが売れるんですよ」

ウィザーモン「テイマーのいない俺がリアルワールドで生活してくには自分で稼ぐしかないからな。お前達も一つ買ってくれないか?」

ほむら「遠慮しておくわ」」

まどか「マミさんがケーキ用意してくれてるから……これからマミさんの家でクリスマスパーティなの」

ウィザーモン「まどか達はあっちのスタジアムで開いてるD-1クリスマス・グランプリに出ないのか?」

テイルモン「クリスマス・グランプリぃ?」

インプモン「デジモンバトルの大会か!おもしろそうじゃねぇか!ほむら、俺達も出ようぜ!!」

ほむら「これからパーティなのにそんな時間はないわ」

まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんだって先にマミさんの家に行ってるし」

ウィザーモン「ん?その二人ならさっき、その大会の会場に入ってくのを見たぞ」

まどか「えぇ!?」


~見滝原スタジアム・D-1クリスマス・グランプリ会場~


司会者「ハロー!見滝原シティ!このホーリーナイトを制するテイマーは誰か!?優勝者には豪華なクリスマスプレゼントが待ってるぜぇい!!」


ワー!パチパチパチパチ!!


司会者「この大会のデジモンバトルは普通の大会のとは一味違うぜぇ!このリアライゼーションマシーンにギアをコネクトすれば、君達のゲームの中のデジモンをリアライズ……つまり、実体化させて本物のデジモンバトルを体感できるんだぁ!!」

参加者A「うおー!すげぇ!!」

参加者B「俺のデジモンを本物にできるのかぁ!!」

司会者「もちろん、既にデジモンをリアライズさせている本物のテイマーとデジモンの参加も熱烈大歓迎だぁ!!試合はバトルロイヤル式、最後まで生き残ってるデジモンが優勝だ!OK?」


参加者達「「「イエーイ!!!」」」

さやか「イエイイエーイ!!」

司会者「よぉし、参加者全員のデジモンがリアライズしたらスタートの合図をするぜ!既にデジモンを持っているリアルテイマーはデジモンのウォーミングアップを忘れるなよ?」

さやか「おーし、ブイモン!張り切って行くよ!!」

ブイモン「あ、ああ……」

さやか「杏子ー!そこの観客席から応援ヨロシクねっ!優勝賞品はあとでプレゼント交換してもいいかな~……アハハハ!」


杏子「はぁ…さやかの奴……本当は坊やとクリスマスを過ごすはずだったのに……よりにもよって今日やるバイオリンのコンクールに行っちまってすっぽかされたからってヤケになっちまってまぁ……」

ギルモン「幼馴染みとはうまくいかないもんなんだね杏子」

杏子「お前、ソレ何処で覚えてきたんだよギルモン?いいか、さやか本人の前では絶対言うなよな……「幼馴染みは負けフラグ」なんて……」

ギルモン「でも、ボクたちは出なくてよかったの?」

杏子「こんなトーシロだらけの大会にアタシ達が出るのは元軍人が街の不良共の喧嘩に乱入する様な…メジャーリーガーが小学生の草野球の試合に出る様なモンじゃん」

ギルモン「ドラゴンボール的にいえば、最初の天下一武道会に超サイヤ人3になれる悟空が出場するようなモンだね」

杏子「そりゃオーバーな例えだ」

ギルモン「でも、ブイモンとさやかはいいの?」

杏子「まあ、さやかの憂さ晴らしの為の場だよ。アイツらならさっさと終わらせられっからマミん家のパーティには間に合うでしょ」

ギルモン「うん!オジサンが作ってくれたパン持ってって食べよう!!」

杏子「それにしても……」


シュイィィィン……


デルタモン「グオオオォォォォ!!」

きたざき「わぁ、凄いよみはら君…ぼくたちのデルタモンが本当に実体化した……!」

みはら「でも、何だか怖いよ……」

きたざき「ヤダなぁ…自分のデジモンを怖がってどうするのさ……」

杏子「あんなゲームのデジモンを契約も無しに簡単にリアライズさせる機械…誰が作ったんだ?室長のオッサンか……?」

司会者「よぉし、みんな準備はいいかぁ?では、バトルスタートゥ!!」

さやか「ブイモン、早速究極体に進化だよ!」

ブイモン「いや、素人さん達のデジモン相手にいきなりの進化は可哀相だろ?まずは成長期のまま準備運動だぜ!!」ドッ!

ブイモン『ブイモンヘッド!!』

モノクロモン「ひぎぃ!!」バコォン!

ブイモン『ブンブンパンチ!!』


ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!


モジャモン「わだぁ!!」

ベジーモン「ぎょべっ!!」

参加者A「あぁっ!モジャモン!!」

参加者B「ワテクシのベジーモンがぁ!!」

ブイモン「へへっ!片っ端から飛ばして行くぜ!!」

さやか「ブイモン…この程度じゃあ、あたしのイライラはおさまらないんだよ……恭介のバッカヤロオォォォォォォォーーッ!!!」

ブイモン「でりゃぁ!!」パコォ!!

司会者「おぉっと!成長期ながら次々とデジモンを突破し、快進撃を続けるブイモンがいるぞぉ!なのに、テイマーの女の子は怒ってるようだが!?」

ギルモン「ありゃりゃ……」

杏子「あのままさやかの怒りのデジソウルで暗黒進化するんじゃね?」


みはら「きたざき、ここは協力して倒していかない?」

きたざき「しょうがないなぁ……いけ、デルタモン」

みはら「ぼくのデルタモンも!あそこのティラノモンにチェック!!」

ティラノモン「!?」

Wデルタモン『『トリプレックスフォース!!』』


ジュバアァァァァァァァァン!!


ティラノモン「ダブルのデルタモンでトリプルとはこれいかにぃぃぃぃぃ!?」


ドガアァァァァァァァン!!


みはら「やった…!?」

中沢「フフフ…坊や達……俺のティラノモンは実際にリアライズしているデジモン……しかも、究極体に進化するティラノモンなんだぜっ!!」



―ティラノモンワープ進化ぁぁぁ!ラストティラノモン!!―



Wデルタモン「「グオッ!?」」

きたざき「あーあ…進化されちゃった……」

みはら「も…もうお家に帰ろうよ……」

中沢「そうだ!幼稚園児はとっととお家に帰って、お布団の中でサンタさんを待ってな!!」

ラストティラノモン『テラーズクラスター!!』


ドバァァァァァァン!



Wデルタモン「「ギャオオォォォォォォン!!!」」


ドゴオォォォォォォォォン!!



みはら「あぁ…ぼく達のデルタモンが……」

きたざき「やられちゃったね……」

中沢「ハハハハハッ!園児達よ!デジモンバトルはゲームであっても、遊びではないんだよ!!どっちでもいいけどね!ナハハハハハハハハッ!!」

きたざき「ヤダなぁ…あのお兄さん、中学生が幼稚園児相手に大人げ無い……」

みはら「ああいう人がろくな大人にならないんだよね」


和子「甘いわよ中沢君!!」

ババモン「ほいさぁ!!」


ドゴォ!!


ラストティラノモン「あうちっ!!」

中沢「せ、先生!?早乙女先生もこの大会に出てたんですか!?」

和子「ええ、そうよ…どうせ先生なんか…クリスマスを一緒に過ごす彼氏もいない賞味期限切れ寸前のダメな女よ……」

中沢「い、いや……俺そこまで言ってないんですけど……」

ラストティラノモン「つーか、賞味期限寸前じゃなくて、とっくに切れてるよね?先生の女としての賞味期限、どっちでもいいけど」

中沢「おいいぃぃぃぃぃぃ!ラストティラノモン!!」

ラストティラノモン「まあ、この会場の中で実際にリアライズしている究極体デジモンなんて向こうで戦ってるさやかと先生のババモンくらいだから……」

ババモン「そうじゃな、ワシはダーリンとは戦えんし…お主くらいじゃのぉ……楽しめそうなのは……!!」

和子「さあ、覚悟しなさい中沢君!ここでは生徒と教師の関係じゃない、テイマー同士のデジモンバトル!!」

中沢「俺だって先生相手でも……遠慮はしませんよ!!」

?「おっと、究極体のデジモンを持つ本物のテイマーは……あんた達だけじゃないのよ!!」

中沢「え…誰!?」

ボルトモン『バトルトマホーク!!』


ズドオォォォォォォォォン!!


ババモン「あびゃっ!?」

和子「私のババモンがぁ!!」

小巻「この浅古小巻のボルトモンがあんた達に喧嘩を売ってやるわ」

ボルトモン「怒れ、勇者よ、バトルトマホーク」


“ボルトモン”

究極体 サイボーグ型 データ

アンドロモンと同時期に造られた試作型サイボーグデジモン
機械ベースで作られたアンドロモンとは違い、肉体ベースで造られたボルトモンは感情を持ち
パワーも優れていたが、制御が難しく暴走してしまい、闇に葬られてしまった
自らの存在を否定され悲しみの闇の中でさまよう悲運のデジモンである
必殺技は巨大なバトルアックスを軽々と扱う『トマホークシュタイナー』


中沢「魔法少女のテイマーか!?」

小巻「そう、しかも究極体を持つね。あんた達一般テイマーと一緒だと思うと痛い目に遭うわよ」

ラストティラノモン「痛い目見るのはそっちなのよ!!」

中沢「よし、ラストティラノモン!先生のババモンの仇討だ!!」

ラストティラノモン「その自慢の斧を俺のラストブレスで錆付けにして「オーノー!」って言わせてやるのよ!!」

中沢「寒っ!!」

ラストティラノモン『ラストブレス!!』ボッ!

小巻「ボルトモン、かわして反撃!!」

ボルトモン「おおっ!」シュバッ!

ボルトモン『バトルトマホーク・ブーメラン!!』ブォン!


ガキンッ!


ラストティラノモン「痒くもないのよん♪」

ボルトモン「うっ!?」

中沢「そんな斧じゃあ、ラストティラノモンの装甲は砕けないぜ!!」


小巻「そう。なら、その装甲を外しちゃえばいいのね」

中沢「何言ってるんだ?そんな事できるわけないだろ!ラストティラノモン、テラーズクラスターでトドメだ!!」

ラストティラノモン「あいよっ!チャージ開始!!」ガシュンッ!

小巻「私のボルトモンの特技……それはどんなに固く締め付けられた“ボルト”を物理的にもデータ的にも解除できる事!!」

ラストティラノモン「はぁ?」

中沢「どういう意味さ?」

ボルトモン「この斧でナットからボルトを外して、お前のパーツをバラバラにできるって事さ!!」バッ!


ギュルルルルッ!ガシャアァァァァン!!


中沢「げぇ!ラストティラノモンの背中のキャノンが外されたぁ!?」

ラストティラノモン「テラーズクラスターのチャージしてたのにぃ!!」

小巻「更に、装甲も外して丸裸にしてやるわよ!!」


ガシャガシャガシャガシャッ!

シュウゥゥゥゥ……


ティラノモン「いやぁん!装甲を剥がされたら退化しちゃったのよぉ!!」

中沢「そんなぁ!?」

小巻「ボルトモン、フィニッシュ!」

ボルトモン『トマホークシュタイナー!!』


ズドオオォォォォォォン!!


ティラノモン「ボルトモンの強さに俺が泣いた!うええぇぇぇぇぇん!!」

中沢「ああっ!PSVITAのまどペンじゃ出番無かったけど、劇場版で暁美さんに上条達と同格のサブキャラと認められたこの中沢のティラノモンがあんなぽっと出のマイナーな外伝キャラのデジモンなんかに!!」

小巻「何の事言ってるのよ!?ふん、まあいいわ…この調子で……」

?「流石小巻さん…やりますね……でも、あなたのボルトモンは利用させてもらいますよぉ♪」

小巻「お前は!!」


ブイモン『ブンブンパンチ!!』バゴッ!ズゴォン!!

イガモン「ぐりどぉん!!」

コウガモン「かげぇ!!」

参加者A「俺達のコウガモンとイガモンがぁ!クソッ!最低のクリスマスだぜ!!」

参加者B「昼はトナカイの着ぐるみ着てバイトで夜はデジモンバトルでボロ負けだからね、はせちゃん……」

さやか「ブイモン!マミさん家に早く行かなきゃならないんだから、そろそろ進化してちゃっちゃと全部片付けて優勝するよ!!」

ブイモン「早く行かなきゃいけないなら、こんな大会はじめっから出るなよ…恭介の事で頭きてるからって…」

さやか「…何か言った?」ギロッ

ブイモン「おお…怖っ……ん?待て…あっちから新手が来る!!」

さやか「え…!?あれは!!」

ブイモン「あっ!!」

ブイモン『ブイモンヘッド!!』


バゴォン!!


ブイモン「ぐっ…!?」

さやか「ブイモンが……もう一人!?」

司会者「おぉっと!ここでブイモン同士の対決かぁ!!」

ブイモン「大輔!」

大輔「へへ、俺以外にもブイモンをパートナーにしてる奴が居たなんてなぁ……!!」


ブイモン「でも、オレの方が強いに決まってるよな大輔!!」

大輔「おう!当たり前だぁ!!」

ブイモン「はんっ!お前、どうせあの機械でリアライズしたゲームのデジモンだろ?」

さやか「そう!同じブイモンでも、ゲームの中のバトルしかしてないようなブイモンが、リアルワールドとデジタルワールドの実戦で戦ってきた経験豊富なさやかちゃんのブイモンに勝てると思わない事だねっ!!」

大輔「あぁ?ゲームの中ぁ?俺のブイモンだってデジタルワールドで戦い抜いてきた歴戦のデジモンだぜ!!」

さやか「はぁ?何で男のあんたがデジタルワールドに行けるのよ?ソレ、ゲームの中の妄想と現実をゴッチャにしてない?」

ブイモン「も…妄想だとぉ!?大輔、オレ達馬鹿にされてるぞ!!」

大輔「あぁ…なぁんかあの女……俺の姉貴と似たタイプの性格してそうでムカツクしなぁ……!どーせ、俺の姉ちゃん同様、男を追い回そうとすると逆に逃げられるタイプだろ?お前」

ブイモン(うわっ…地雷踏みやがった!!)

ブイモン(大輔…ヒカリの事があるから人のこと言えないよソレ……)

さやか「…あたしもねぇ…初対面の女の子に向かってそういう事言うデリカシーの無い男もムカツクわぁ…どっかの無神経なバイオリン馬鹿同様に……!!そういうあんただって女の子にモテなさそうだけど?」

大輔「……!!」ピキピキピキッ!

さやか「……!!」ムカムカムカッ!

司会者「おーっと!ブイモン使い同士のにらみ合いで熱い火花が散ってるぞぉ!!」

杏子「何かあの二人……似てる?」

大輔&さやか「「ブイモン!進化だっ!!」」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


――ブイモン進化あぁぁぁぁぁ!!――


――エクスブイモン!!――


――ブイドラモン!!――



さやか「エクスブイモン?」

大輔「ブイドラモン…?どっかで見た記憶があるような気がするけど……!?」

杏子「同じブイモンでも成熟期はそれぞれ別のデジモンか……」

大輔「まあ、いいや!行けぇエクスブイモン!そんな犬みたいなブイモンモドキやっつけろぉ!!」

さやか「言ったな!ブイドラモンこそが正統なブイモンの進化系なのよ!!」

エクスブイモン『ストロングクランチ!!』ガブッ!

ブイドラモン「ぐわっ!噛み付きは反則だろ!!」

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』ドガァ!!

エクスブイモン「くっ!?」

大輔「そんな女のブイモンに負けるなエクスブイモン!!」

エクスブイモン『エクスレイザー!!』

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』


ドゴォォォォォォン!!


大輔「必殺技のパワーは互角か!?」


さやか「くっ…何であんなゲームの中のデジモンなんかに実戦で鍛えたあたしのブイドラモンが……!?」

大輔「だから!俺のエクスブイモンも場数を踏んでるんだよ!先輩達には及ばないけどな!!」

さやか「その先輩が誰だか知らないけど、あたし達だってそれなりの修羅場を潜り抜けてるのよ!だいたい、あんたどう見てもあたしより年下でしょ!何年生よ!!」

大輔「はぁ?春になったらもう中学生だよ!!」

さやか「って事は小六!まだ小学生じゃん!あたしより二個も下じゃん!!敬語使いなさいよ!!」

大輔「うるせぇな!二個ぐらいでいい気になんなよな!俺は一個上の京だって呼び捨て&タメ口で話してるしよぉ!!」

さやか「杏子とほむらはともかく、あたしとまどかは一個上のマミさんにはちゃんと敬語だよ!中学から部活とかで先輩後輩の上下関係厳しくなるもんなんだよ!!」

大輔「サッカークラブの先輩にはちゃんと敬語使ってたよ!でも、俺より二個下の伊織は誰に対してもさん付け&敬語で話すが……俺にだけ先輩に対する敬意を表してない気がするんだぜ!!」

さやか「知らないわよそんなの!ブイドラモン!!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』シュゴッ!

エクスブイモン「!!」バサァ!

ブイドラモン「上空に逃げられてよけられた!!」

エクスブイドラモン『エクスレイザー!!』


ドゴォォン!!


ブイドラモン「うおっ!翼が有る分アッチが有利か!?」

さやか「なら、こっちも翼を!!」



―ブイドラモン超進化ぁぁぁ!エアロブイドラモン!!―


大輔「超進化!?」

エクスブイモン「完全体に進化されたんだ!!」

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』ドッ!


ズバババババッ!!


エクスブイモン「うわぁぁぁぁ!!」

大輔「!! クソオォォ!エクスブイモン!!」

さやか「あんたのデジモンも完全体に進化させたらいいじゃん?フェアじゃないからね、待っててあげるよ」

大輔「ぐっ…できるなら……とっくに……!!」

さやか「え、何?もしかしてあんたのデジモン……完全体に進化できないの~?やっぱ、デジタルワールドで戦ったって嘘なんじゃ~ん?完全体に進化できなきゃあの世界から生きて帰って来れないし~……ププププッ!」

杏子「…調子こいてるなさやか……」

大輔「ああっ!ちっきしょぉ!!ケーーン!!賢何処だあぁぁぁぁぁーーっ!!一乗寺けえぇぇぇぇぇぇーーん!!!」

エアロブイドラモン「ケン……?」

さやか「研……?」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』シュバッ!

エアロブイドラモン「うわっ!?」バサッ!

さやか「スティングモン!?」

大輔「賢!来てくれたかぁ!!」

スティングモン「賢ちゃん!」

賢「僕とスティングモンはあっちの方で戦ってたからね……もう、片付けてきたけど」

さやか「仁美のスティングモンじゃない!あの男の子の……?」

エアロブイドラモン「まさかアイツらも!!」

大輔「よし、行くぜ賢!あの女に一泡吹かせてやる!!」

賢「大輔…本当はこんな事してる場合じゃないのに……“この世界”で僕らがやる事は……」

大輔「だからこうしてデジモンが集まってるここに来てみたんだろうが!いいから、ジョグレス進化だ!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k


―エクスブイモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―



大輔「どうだぁ!こっちも完全体だぜ!!」

さやか「ジョグレスを!!」

エアロブイドラモン「やっぱり奴等もパイルドラモンに!!」

大輔「行けぇパイルドラモン!さっき俺達の事笑ったお礼をしてやるぜぇ!!」

パイルドラモン「うおおぉぉぉぉ!!」


ドガッ!ガスッ!バスッ!!


エアロブイドラモン「ちぃ!負けるかよぉ!!」

大輔「勝つのは俺達だ!!」

賢(こんな無意味な戦いをしている場合じゃないんだよ大輔……街行く人々が持つ携帯電話の殆どが画面のタッチパネル操作の物になってたり(スマホとか言ってたな)レンタルビデオ店ではもう全ての商品がDVDのディスクでVHSのテープが置いてなかったり、コンビニではSui〇aで買い物できたり、ゲーム屋ではプレステの3どころか4の予約が始まってたり……様々な文明が発達していた……)

賢(そして、落ちている新聞を見たら今日の日付けは2013年の12月24日!はじめ僕達は10年後の未来に来てしまったと思った……でも、違う!!)

賢(ここは僕達の居た世界の未来じゃない……まったく違う世界なんだ……だって、決定的に違うのは……随分昔からこの世界ではデジタルモンスターがゲームのキャラクターとして人々に認識されていた事……!!)

賢(現にこうやってデジモン同士の戦いが繰り広げられる大会が人間界で開かれてるなんて……例え僕達の世界で10年の時を費やしても考えられない事だ)

賢(そして、僕達は何故この世界に?僕達がこの世界でするべき事は?僕達をこの世界に連れてきたのは誰なんだ……?…いや、それは何となく察しが付いている……!!)

大輔「おい、何ボーッとしてんだよ賢!見ろよ、俺達のパイルドラモンがあの女のブイモンモドキを圧倒してるぜ!!」

エアロブイドラモン「誰が……モドキだっ!!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』


ドドドドドドドッ!!



エアロブイドラモン「当たってたまるか!スピードならこっちのが上だ!!」バサァ!

パイルドラモン「逃がさないっ!!」


ドドドドドドッ!!


ドゴォン!!


エアロブイドラモン「うわぁ!!」

さやか「エアロブイドラモン!!」


ドサッ!シュウゥゥゥゥゥ……


ブイモン「くうぅぅぅ……」

ギルモン「ブイモンにもどっちゃったよ!」

司会者「進化が解けてしまったブイモン!ここでリタイアかぁ!?」

杏子「さやか!何、トーシロ相手に手間取ってるんだよ!!」

さやか「いや…コイツ、素人じゃない……本物のテイマー……?まさか、本当にデジタルワールドで戦い抜いてきた……!?」

ブイモン「だったら、さやか…そろそろ本気と書いてマジで行こうぜ!!」

さやか「そうだね、マジの究極体に進化だね!!」

賢「究極体だと……?」

大輔「へんっ!こっちだって究極体に進化できるんだぜぇ!パイルドラモン!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―パイルドラモン究極進化あぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―



さやか「あいつ等のパイルドラモンもインペリアルドラモンに進化できるの!?」

UFブイドラモン「奴等がデジタルワールドで戦ってきたって事……嘘じゃないみたいだなさやか!!」

司会者「さぁ、二大究極体激突!果たして最強のブイモン系究極体デジモンはどちらかぁ!?」

さやか「そんなのあたしの……」

大輔「俺の……」

賢(僕達のだろ……)

さやか「アルオフォースブイドラモンに!」

大輔「インペリアルドラモンに!」

さやか&大輔「「決まってるっ!!」」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』


ドゴオォォォォォォン!!


大輔「インペリアルドラモン!もう一発だぁ!!」

インペリアルドラモン『ポジトロン――』

さやか「させるかぁ!アルフォースブイドラモン!!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!


ガキキキキキキキキィン!!


インペリアルドラモン「うぐっ…!!」

大輔「なろぉ…怯まず撃てインペリアルドラモン!!」

UFブイドラモン「ふっ!」シュバババババババッ!

賢「動きが速い!!」

大輔「ハエみたいにチョロチョロしやがって!!」

インペリアルドラモン「速くて狙いが定まらない!!」

大輔「くそぉ!構うもんか!とにかく撃ちまくれ!!」

賢「馬鹿!無闇に撃つと観客席にインペリアルドラモンのポジトロンレーザーが当たるぞ!!」

大輔「くそぉ…観客を盾にしてるのか…卑怯だぞコンチクショウ!!デジモンカイザー時代の賢並に卑怯な手を使いやがってぇ!!」

賢「おい」

UFブイドラモン「卑怯!?」

さやか「か、観客を盾にって…別にあたしそんなつもりは!!」

賢「…今だ!」



―インペリアルドラモンモードチェンジ!ファイターモード!!―


さやか「ファイターモードにまで!!」

インペリアルドラモンFM『スプレンダーブレード!!』ドッ!

UFブイドラモン「し、しまっ…うわあぁぁぁぁぁ!!」


ズドゴオオオォォォォン!!


さやか「ああっ!こっちが動揺してる隙に攻撃を喰らったぁ!卑怯はどっちだぁ!!」

大輔「はははっ!元デジモンカイザーの一乗寺賢様の卑怯さを舐めるなよぉ!!」

賢「大輔、君まだ酔っ払ってるんだよね?じゃなきゃ今ここでぶん殴ってるんだけど」

UFブイドラモン「うぅぅ…クソ……!」

インペリアルドラモンFM「よし、コイツもプレゼントしてやるよ!!」ガシュンッ!

インペリアルドラモンFM『ギガデス!!』シュゴオォォォォ…


バシュゥゥゥゥゥゥゥン!!


UFブイドラモン「!!」


ドゴオォォォォォォォォォン!!


ギルモン「杏子!アルフォースブイドラモンが!!」

杏子「つーか、あそこまで派手にやってよく壊れないなこの会場」

さやか「大丈夫…ダメージなら……」


シュウゥゥゥゥ……


賢「なっ…!?インペリアルドラモンの攻撃で受けたダメージが……」

大輔「回復しただと!?」

UFブイドラモン「へへん!インペリアルドラモンは持ってない再生能力アルフォースだぜ!!」

インペリアルドラモンFM「再生能力だと!?」

UFブイドラモン「それにしても、お前強いなぁ…悔しいけど、俺が進化したインペリアルドラモンより強いかもしれないな……でも、負けるつもりはないっ!!」

インペリアルドラモンFM「それはこっちだって同じだ!!」

大輔「ああ!ここで負けたら選ばれし子供としての名がすたるってもんよ!!」

さやか「選ばれし子供……!?」

UFブイドラモン「はあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」

インペリアルドラモンFM「うおおおぉぉぉぉーーっ!!」

ボルトモン『バトルトマホーク!!』


ズドオォォォォォォォォン!!


インペリアルドラモンFM「うっ…何だ!?」

UFブイドラモン「この野郎!俺達の決闘に割って入りやがって!!」

ボルトモン「……」

賢「ボルトモンか!!」

大輔「ボルトモン?ああ…バレンタインの時にデパートで……」

さやか「あいつがテイマー!?」

沙々「うふふ…わたし、優木沙々といいます」

UFブイドラモン「魔法少女か!ユウキササだか笹の葉だか知らないけど、邪魔すんならお前のそのボルトモンから片付けてやる!!」

小巻「違う!そのボルトモンは私のデジモンよ!優木沙々……私のボルトモンを返せ!!」

さやか「え…何?どういう事……!?」

沙々「しつこいですねぇ、小巻さん……まあ、あなたのボルトモンは」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』


ドゴオォォォォォォン!!



ボルトモン「ぐわっ……!!」ドサッ

大輔「やったぜ!!」

小巻「ボルトモン!!」

沙々「もう用済みなんだけどねぇ~♪」


シュバッ!


UFブイドラモン「ボルトモンの背中から何かが飛び出したぞ!!」

沙々「これがわたしのパートナーデジモン、パラサイモンで~す♡」

パラサイモン「ぎょっぎょえぎょえぎょえぎょえ……」


“パラサイモン”

究極体 寄生型 ウィルス

究極体でありながら他の存在に寄生しないと生存できない特別なデジモン
パラサイモンは単体では力は弱いが、複数集まると成熟期レベルのデジモンであれば簡単にたおすことができる
パラサイモンが寄生すると、宿主のデジモンは能力を極限にまで引き出すことができ、恐るべきパワーを発揮する
また、宿主の願望を増幅させ、弱みに付け込む性質がある
パラサイモン以外にも何種か寄生型のデジモンの存在が確認されており
凶暴化したデジモン達の原因として、ウィルス化の他に寄生型デジモンの影響が考えられる
必殺技は長く伸びた触手で敵を縛り上げて強烈な電撃を繰り出す『エレクトリックバインド』


さやか「うわっ!何あのデジモン!キモっ!グロッ!!」

沙々「そうでしょ?キモグロカワイイ系でしょぉ?」

さやか「はぁ!?」

賢「あのデジモンがボルトモンに寄生して操ってたのか……」

小巻「よくも私のボルトモンを……あんたにピッタリの醜悪なデジモンだね優木沙々!聞いたよ!以前、そいつと美国織莉子に挑んだけど、結局負けたそうじゃないか!!」

さやか「織莉子の知り合いなのあいつ等?」

沙々「うるせぇんだよクソカス女がぁ!テメェのムシケラみてぇに糞弱ぇ雑魚ボルトモンじゃあ失敗だったけど、あのニ体のどちらかはパラサイモンの良い宿主になりそうだなぁオイっ!!」

さやか「うわっ!急に口調が変わった!?」

杏子「な…何て口の悪い子なのかし…らね……ギルモン……ちゃん?」

ギルモン「杏子…その喋り方すごく変だから無理しなくていいよ」

賢「しかも、他人のデジモンをムシケラ呼ばわりするなんて……!!」

大輔「つーか、今度は俺達のデジモンに寄生するつもりか!?」

沙々「そうだよぉ!わたしがこの大会に出た目的はなぁ!パラサイモンの宿主となる強いデジモンを手に入れて美国織莉子に復讐して、こ

の見滝原もわたしの縄張りとして貰い受けるんだよぉぉぉぉ!!」

さやか「ふんっ!仮にあたしのアルフォースブイドラモン一体手に入れたところで、あたしには仲間が他にもいるからね!!」

沙々「巴マミとかでしょ?知ってるよ、あんた達の噂は……でもよぉ!!」

パラサイモン「ぎぇっぎぇぎぇ……」ワラワラ

パラサイモン「じゃじゃまりゃあ……」ワラワラ

UFブイドラモン「他にもパラサイモンが!?」

沙々「わたしのパラちゃんのお友達で~す!」

さやか「ちょっ…複数のデジモンを使うなんて反則でしょ!?司会者のオジサン!!」

司会者「え…?あ、うん……優木沙々選手失格!退場ぉ!!」

沙々「大会なんかもう関係無ぇんだよ!取り付けぇ!パラサイモン達!!」

パラサイモン達「ギョギャアァァァァァァァン!!」ドッ!

さやか「来るっ!!」

大輔「インペリアルドラモンを取られてたまるかよ!!」

インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』

ドゴオォォォォン!!

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ザンッ!

パラサイモン「ギョギャギャッ!!」ズバァン!

UFブイドラモン「大丈夫ださやか。寄生するだけしか能がないデジモンだから、コイツら大して強くないぞ!!」

さやか「それにアルフォースブイドラモンの神速ならパラサイモンに捕まる事ないしね!」

沙々「それなら他のど素人共のデジモンはどうかなぁ!!」


Wデルタモン『『トリプレックスフォース!!』』ドゴォォォォン!

みはら「うわーん!ぼくのデルタモンがパラサイモンに寄生されちゃったよぉ!!」

きたざき「あーあ…ぼく達だけじゃなく、この会場殆どのデジモンが……」

エアドラモン「キシャアァァァァーー!!」ドガアァァァン!!

クワガーモン「ザヨゴオォォォォォォ!!」ズババババッ!!

参加者「あたしのエアドラモンがパラサインモンに取りつかれて言う事聞かなくなったわぁ!!」

参加者「クワガーモン!モズクをあげるから落ち着け!!」

参加者「駄目だ逃げろおぉぉぉぉ!!」

さやか「会場が大パニックじゃん!!」

ティラノモン「うひゃひゃひゃひゃ!!」ドダダダダッ!

中沢「くそぉ!俺のティラノモンから離れろ!!」

和子「私のババモンを元に戻してぇ!!」

ババモン「ダーリィィィィン!!」ドッ!

UFブイドラモン「うわっ!コイツはいつも通りじゃないか!!」ゲシッ!

ババモン「ボベッ!!」

沙々「そして、パラサイモンが寄生したデジモンは全てわたしの“洗脳”の能力によってデジヴァイスからコントロールする事ができる!!」

さやか「あいつ…はじめっから会場全てのデジモンを乗っ取る事が目的で!!」

沙々「寄生できるのはデジモンだけじゃないんですよぉ♪」

UFブイドラモン「さやか危ない!!」

パラサイモン「ギュベェェェーー!!」

さやか「え!?わっ!!」ザンッ!

さやか「あ…魔法少女のあたしでも倒せる程弱い…究極体なのに!」

UFブイドラモン「でも、寄生されたら終わりだぞ!!」

沙々「なら、あのジョグレス体のテイマーのガキに!!」

大輔「あ?」

パラサイモン「キエェェェ!!」ダッ!

賢「大輔危ない!!」ドガッ!

大輔「うわっ!!」

賢「ぐぅぅぅ!!?」シュルルルルッ!

インペリアルドラモンFM「賢!?」

大輔「しまったぁ!俺を庇った賢がパラサイモンに寄生されたぁ!!」

沙々「あら?よく見たらあの子、結構イケメンじゃない……本当は年下は趣味じゃないけど、デジモン達のついでに良いオマケをゲットできたわね!ねぇ君、名前は?」

賢「……」ゲシッ!

沙々「きゃあっ!?」

さやか「うわっ!魔法少女を蹴り飛ばしたよ!?」

沙々「な…何でぇ!?パラサイモンが寄生した人間はわたしに従順になるはずなのに……!?」

賢「何、寝ぼけた事を言ってるんだい?天才少年である僕が君みたいな小者に従うはずないだろう」

さやか「うわっ!自分で自分の事天才って言ってる!?」

大輔「賢…お前、まさか……」

賢「さっき僕の名前を聞いていたね?教えてあげるよ!僕の名前は“デジモンカイザー”!!全てのデジモンを支配する選ばれし帝王だあぁぁぁぁぁぁーーっ!!!」


スティングモン『け、賢ちゃん…パラサイモンに寄生されてデジモンカイザーに……』

大輔「デジモンカイザーに戻っちまってるよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

沙々「で…デジモンカイザー……?」

賢「フハハハハハハハハハハッ!!」

さやか「うわぁ…何か痛いねあの子……」

UFブイドラモン「中二病的な何かか……!?」

賢「そいつを寄越せ!」ガッ!

沙々「あんっ!」

小巻「沙々のデジヴァイスを奪った!!」

デジモンカイザー「ハーハッハッハッハッハッ!!」シュゴォォォォ……

大輔「げぇ!?あの女のデジヴァイスを奪ったら、服までデジモンカイザーになったぞぉ!!」

さやか「ああ…多分、あいつのデジヴァイスの魔法少女の変身機能を利用して……」

UFブイドラモン「男なのに?」

デジモンカイザー「僕の暗黒D-3を通せば、コイツのデジヴァイスだって自在にコントロールできるんだよ。そして、パラサイモンと寄生したデジモンのコントロールもね!!」

ティラノモン『ファイヤーブレス!!』

ババモン『エンプレスヘイズ!!』


ドゴォォォォォォォン!!


大輔「わぁ!やめろよ賢!目を覚ませぇ!!」

デジモンカイザー「フハハハハハ!本宮大輔、今一度君も僕の家来にしてやろうか?」

大輔「一度たりともお前の家来になった覚えはねーよっ!!」

沙々「デジモンカイザー様……ス・テ・キ……♡あなた様に比べたら、わたしはチンケな小悪党でした!悪には悪の救世主が必要です!だから、わたしをあなたの家来にしてくださーい♡♡♡」

さやか「ベタ惚れになってる……」

小巻「いや、アイツ美国織莉子にもああやって媚び売って取り入ろうとした事あったけど……アレはどっちだろう……」

インペリアルドラモンFM「とにかく、賢を元に戻さないと!!」

大輔「こういうのはイービルリングで慣れっこだぜ!」

さやか「イービルリング?そうか、背中のパラサイモンだけ攻撃すれば!!」

司会者「そうはさせん」

さやか「司会者のオジサン!?」


シュゴオォォォォ……


デーモン「ククク……」

大輔「あ、あいつは……!!」

インペリアルドラモンFM「で…デ、デーモン!!?」


さやか「デーモン!七大魔王のデーモン!?」

インペリアルドラモンFM「七大魔王…?いや、お前は暗黒の海に追いやったデーモンだろ!?」

デーモン「そうだ。ダゴモンの海から脱した私だったが、その先はお前達の人間界ではなく、何故かこの世界だった」

デジモンカイザー「…そうか、やはりこの世界に僕達を連れてきたのはお前だったのか」

大輔「何!?」

さやか「この世界!?あんた達、別の世界から来たの!?」

リリスモン「ふぅ~ん、別次元のデジタルワールドのデーモンねぇん…どーりで私の知ってるデーモンと口調が違うわけねぇん」

さやか「リリスモン!!」

リリスモン「メリークリスマス、さやかちゃん♪」

デーモン「お前も大きな闇の力を持つデジモンの様だな」

リリスモン「で、あなたはこの世界を支配するつもりぃん?」

デーモン「この世界の後は元のお前達の人間界とデジタルワールドもな!!」

大輔「そんな事はさせるかよ!!」

デジモンカイザー「そう!この世界も、元の僕が居た世界も支配するのはこのデジモンカイザーだ!!」

大輔「おいぃぃぃぃ!?」

デーモン「フフフ…何の為にこの茶番を開き、そこの娘に大量のパラサイモンを与え、貴様を再びデジモンカイザーにしたと思ってる?」

沙々「えっ!?わたし、あいつに踊らされてたの!?」

デーモン「ふんっ!」ガスッ!

デジモンカイザー「うっ…!?」ドサッ!

大輔「賢がデーモンに腹パンされて気絶した!!」

デーモン「全ては一乗寺賢に再び暗黒の種を植え付け、私が更なる力を得る為だっ!!」

さやか「暗黒の種!!」

大輔「デーモンテメェ!!」

インペリアルドラモンFM「なら、ここで今度こそお前を倒してやる!!」

デーモン「来るがいい、この世界を支配する前に、あの時の礼をせねばならぬからな!!」

リリスモン「面白そうだから私も手伝ってあげるわぁん。それに、外では……」


~見滝原スタジアム外~

まどか「あの中から邪悪な魔力を感じるって本当テイルモン!?」

テイルモン「ええ、何か大変な事が……」

通行人「おい、何かスタジアムの中でデジモンが大暴れして会場は大パニックらしいぞ!!」

一般市民「マジかよ!こりゃ、真っ赤な血が降るクリスマスになるぞ!!」

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃん達が!!」

ほむら「そうね、彼女達だけじゃ不安だし、急ぎましょう」

インダラモン「おぉっと!リリスモン様の命により、貴様等を行かせるわけにはいかん!!」

インプモン「テメェは!…誰だっけ……?」

インダラモン「インダラモンだ!デーヴァのインダラモン!来年の年賀状の準備はいいかぁ?」

テイルモン「四聖獣に仕えるデーヴァがリリスモンの手下になるなんて!!」

インプモン「いいから、どきやがれ馬!馬刺しにして食うぞ!!」

テイルモン「デーヴァとはいえ、完全体程度!!」


ドゴォォォォォン!!


パラサイモン「ギャギャボォォォォン!!」

通行人「うわぁ!スタジアムで暴れてるデジモンが外にも出てきたぞぉ!!」

インダラモン「フフフ…コイツ等も協力してくれるようだな」

タツヤ「ねーちゃ…!」

まどか「タツヤ、大丈夫だからね……テイルモン!」

ほむら「行くわよ、インプモン」

インプモン「おっしゃ!」

テイルモン「せっかくのクリスマスなのに…!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―



エンジェウーモン「あなたに…“馬並のモノ”をクリスマスプレゼントよ!!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』シュバッ!

インダラモン「アアアッーー!ウマナミなのねえぇぇぇぇん!!あなたとってもおおぉぉぉぉーーッ!!!」ズブブッ!

タツヤ「おうまさんのおしりのあなー!」

まどか「エンジェウーモン!タツヤの前でそれはやめてよ!!しかも、ホーリーアローでもその戦い方なの!?」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバッ!

インダラモン「ぎゃあっ!おのれぇ…パラサイモン、お前達も手を貸せ!!」

パラサイモン「ギョホホホッ!!」ドッ!

エンジェウーモン「行けない!パラサイモンに寄生されたら意識を乗っ取られるわよ!!」

ほむら「まどか、危ない!!」ドガッ!

まどか「きゃあっ!!」

ほむら「ぐぅぅぅ!!?」シュルルルルッ!

ベルゼブモン「ほむら!?」

まどか「あぁ!わたしを庇ったほむらちゃんがパラサイモンに寄生されちゃったぁ!!」

ほむら「ハァ…ハァ……まどか…今こそ私と性なる夜を……ルミナス・コネクトをおぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

まどか「きゃああぁ!意味わかんないよほむらちゃん!正気に戻ってえぇぇ!!」

ベルゼブモン「おぉ…パラサイモンに寄生されて本能を剥き出しにされてるぜ……」

エンジェウーモン「いいから、こんな真冬の外でまどかを裸にされたら風邪ひかれるわよ!!」

ベルゼブモン「問題はそれだけじゃねぇだろ…ま、ほむらの背中のパラサイモンを潰しゃあ……」

インダラモン「させるか!!」

インダラモン『アドームクハ!!』ブオォォォ!

ベルゼブモン「ぐっ!?」

インダラモン「フハハハハ!パラサイモンよ、ベルゼブモンとエンジェウーモンにも寄生してやれ!!」

ベルゼブモン「何!?」

タツヤ「パタモン!」

パタモン「進化、間に合わないよぉ!!」

ペガスモン『シルバーブレイズ!!』ビビビッ!

インダラモン「俺の出番これで終わりいぃぃぃぃ!!?」ズバァン!

ネフェルティモン『カースオブクイーン!!』ビビビッ!

パラサイモン達「ギョギュギュグウゥゥゥゥ!!」ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「あれは…!?」

パタモン「ペガスモンだよ!!」



“ペガスモン”

アーマー体 哺乳類型 フリー

“希望のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の聖獣型デジモン
“希望のデジメンタル”は“神聖”の属性を持っており
このデジメンタルを身に付けたものは神聖な力を得ることができる
この力を得たものは、邪悪なるものに対して絶対的な強さを発揮することができる
得意技は後ろ足で強烈な一撃を繰り出す『ロデオギャロップ』
必殺技は額から聖なる光線を放つ『シルバーブレイズ』と
両翼の内側に宇宙空間を作り出し、流れ星を打ち出す『シューティングスター』


ほむら「うっ…!」ドサッ

まどか「ほむらちゃんに寄生してたパラサイモンも倒してくれた……あのデジモンは?」

エンジェウーモン「きゃあ!ネフェルティモン!顔恐っ!!」

ネフェルティモン「助けてやったのに何て言い草よ!!」

ヒカリ「でも、この世界に私と同じエンジェウーモンをパートナーにしている人がいるなんて……ねぇ、タケル君?」

タケル「うん、君もパタモンをパートナーにしてるんだね?僕のペガスモンもパタモンからアーマー進化したデジモンなんだ」

タツヤ「おしょろいー?」

タケル「アハハ!うん、お揃いだね」

ヒカリ「大丈夫ですか?」

まどか「八神…ヒカリちゃん……?」

ほむら「高石タケル……?」

ヒカリ「え?どうして私達の名前を?」

エンジェウーモン「正月の時出会った別世界のテイマー?」

ベルゼブモン「おいおい、アイツ等もっとガキだったろ!それが一年でこんなデカくなるって……成長期ってレベルじゃねーぞ!!」

タツヤ「きゅーきょくたーい?」

パタモン「たちゅや、デジモンの進化レベルの意味の成長期じゃないから」

ペガスモン「タケル!このデジモン……!!」

タケル「闇のデジモン!?」

ベルゼブモン「あ?またこのパターンかよ!」

まどか「わたし達が前に逢ったヒカリちゃん達と違うのかな?」

ほむら「平行世界の同一人物かもしれないわね」

ペガスモン「あのゲートはお前の仕業だな!!」

タケル「大輔君達を何処にやった!!」

ベルゼブモン「あぁん?またやんのかコラァ!!」

ほむら(あの時の彼よりも闇を憎む心が増してるようね……)


タツヤ「ベーゼーモンいじめちゃめっ!!」バッ!

パタモン「めっ!!」

ペガスモン「!?」

タケル「え……!?」

まどか「タツヤ!!」

ベルゼブモン「オイオイオイオイ……別にいじめられてねぇだろ!?何で究極体の俺がアーマー体程度にいじめられなきゃいけねぇんだよ!いいから、お前ら危ねーからどいてろ!」

ヒカリ「……信じよう、タケル君。あのデジモンを信じるこの子達の“純真”な心を……」

タケル「…うん……」

ヒカリ「ごめんなさい、私達はこの世界に迷い込んだ仲間を追いかけて来たんです」

まどか「それって、太一君やヤマト君の事?」

タケル「兄さん達を知ってるの?」

ネフェルティモン「ヒカリとタケルの事も知っているみたいだし……あなた達は一体?」

ほむら「いいえ、あなた達が私達の事を知らないのなら、私達が以前出会った石田ヤマトや八神太一は別の時間軸…いえ、別の世界の彼等とあなた達よ」

エンジェウーモン(或いは何者かによって、あの時の出来事の記憶を消されている可能性もあるわね)

ヒカリ「でも、お兄ちゃん達はこの世界に来れなかったの」

タケル「光子郎さんが時空の歪みの痕跡からデータを解析して開いたゲートは、僕達だけが通るので精一杯だったんだ」

ヒカリ「それで…私達の仲間……本宮大輔君と一乗寺賢君は知りませんか?」

ほむら「その名前の人物は知らないわ」

まどか「わたし達、あった事ないよね……」

ベルゼブモン「元野球選手と長野県の刑事?」

タケル「君達が出会った僕達は三年前の僕達って事なのかな……?」

エンジェウーモン「でも、あのスタジアムの中に居る可能性は大いに高いわね」


ドゴオォォォォォォン!!


ヒカリ「!!」


~スタジアム内~


インペリアルドラモンFM『ポジトロンレーザー!!』


ドゴオォォォォォォン!!


デーモン「その程度か?では、今度はこちらの番だ!!」

デーモン『フレイムインフェルノ!!』シュゴォォォォ…



ボガアァァァァァァァン!!


インペリアルドラモンFM「うわあぁぁぁぁ!!」

さやか「なんて力……!!」

リリスモン「あなたもその魔装束で魔力を抑えてるはずなのに…かなりの力ねぇん……私の知ってるこの世界のデーモン以上だわ」

大輔「以前戦った時よりも強くなってやがる!!」

リリスモン「その強さの秘訣は?」

デーモン「私をダゴモンの海へ追いやった事を後悔するとお前達に告げたはずだ。あの海で私の暗黒の力を増したのだ!そして、こいつの暗黒の種を得れば私は……!!」

リリスモン「その強さへの執念はアルカディモンを使って超究極体に進化しようとしたデーモンと同じねぇん」

大輔「ふざけるなっ!賢はもうデジモンカイザーじゃないんだ!さっきは酔ってあんな冗談を言っちまったけど……賢の心を再び闇に染まらせようとするなら……」

インペリアルドラモンFM「俺達が許さない!!」

さやか「…大輔っていったね。あんたの友達助けるの、あたしにも手伝わせてくんないかな?あたし、美樹さやか」

大輔「ああ、お前も手伝ってくれ、さやか!!」

さやか「二個年下のくせに呼び捨てにすんなよなぁ!」

UFブイドラモン「よし、行くぞ!!」

インペリアルドラモンFM「ああっ!!」

リリスモン「私がいる事を忘れないでほしいわねぇん!!」

杏子「なら、アタシとギルモンもだぁ!!」

さやか「杏子!!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


大輔「うえぇ!?人とデジモンが合体して進化したぁ!!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴッ!

リリスモン「きゃああぁぁぁぁぁ!!」ドゴォォォォォォン!!

デュークモン「異界のデーモン!聖なる夜を貴様の邪悪な闇で穢すとならば……このデュークモンが絶対に許さないっ!!」

リリスモン「フンだっ!キリスト様の誕生日を無視して、男女カップルがイチャコラするだけの汚らわしいクリスマスよりはマシよ!!」

杏子『あのなぁ…一応、教会の娘だったアタシが教えてやるけど、クリスマスは別にキリストの誕生日じゃないぜ?つーか、キリスト様の誕生祝いを気にするなんて……魔王デジモンのくせに意外と信心深いのか?』

リリスモン「日本のクリスマスが大嫌いなのよ!!男の汚らわしい“クリスマスツリー”をプレゼントする為に女の煙突の“穴”に入るサンタ……そんな色欲のイヴなんてっ!!」

大輔「…? さやか、今のどういう意味だ?いくらサンタさんでも、クリスマスツリーをプレゼントする為に煙突に入るのは無理があるんじゃないのか?ツリーが煙突に引っ掛かるだろ?」

さやか「しょ…小学生はまだ知らなくていい事よっ!!」

エンジェウーモン「勘違いするんじゃないわよリリスモン!!」

リリスモン「エンジェウーモン!?」

エンジェウーモン「男の“ツリー”と男の煙突の“穴”が繋がるクリスマスもありでしょ!!」

ベルゼブモンBM「違ぇよ!!」

まどか「クリスマスはサンタさんが子供達に夢と希望を与える日なんだよ!!」

ほむら「そして、愛をね……!」

さやか「まどか!ほむら!って、そっちの子達……」

大輔「ヒカリちゃん!?…ついでにタケルも」

タケル「僕はついでかい?」

大輔「俺を助けにこの世界まで追っかけて来てくれたんだね~ヒカリちゃ~ん!」

ヒカリ「デーモン!?まさかダゴモンの海からこの世界に!!」

大輔「シカトぉ!?」

タケル「闇のデジモンは闇に帰れってのに……!!」

デーモン「希望と光を持つ者か……お前達もここで葬ってくれる!行け、パラサイモン達よ!!」

パラサイモン達「シネエェェェェーーッ!!」


パラサイモン『エレクトリックバインド!!』シュルルルルッ!

さやか「触手攻撃!!」

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ペガスモン『シューティングスター!!』

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』

ネフェルティモン『ロゼッターストーン!!』


ドゴオォォォォン!!


パラサイモン達「バビェエェェェェェ!!」ズバァン!

大輔「あれ?エンジェモンとペガスモン…エンジェウーモンとネフェルティモンが同時にいるぞ!?もしかして、ベリアルヴァンデモンの時みたいに……」

タツヤ「ちーがーうー!タツヤとねーちゃのパトナ!!」

大輔「おぉっ!?結構俺達のデジモンと被ってるんだなぁ……」

さやか「あ、ついでに言うと、あたしの友達にもスティングモンをパートナーにしてる子がいて、あたしのブイドラモンとジョグレスもできるから」

大輔「お前もかよ!?だからインペリアルドラモンを知ってたのか……でも、お前のインペリアルドラモンでも“あの進化”は……」

ベルゼブモンBM『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!


ズバァン!


ティラノモン「ぬあっ!?」

ババモン「おぉ!!!」

中沢「俺達のデジモンがパラサイモンから解放された!」

和子「ありがとうベルゼブモン!」

まどか「先生達は会場の外へ避難してください!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』ジュバアァァァァァン!!


ドガアァァァァァァン!!


パラサイモン「ギョベェヘヘヘヘヘ……」

デュークモン「切りが無い……!!」

杏子『どんだけ潰しても一向に数が減らねぇ!!』

パラサイモン「いずれ息切れするだろうなぁ……」

パラサイモン「その時お前の体に寄生してやる!!」

パラサイモン達『エレクトリックバインド!!』シュルルルルッ!

デュークモン「ぐわあぁぁぁ!!」バリバリバリッ!!

さやか「杏子とデュークモンが複数のパラサイモンの触手に巻き付かれて電撃を喰らってる!!」

デュークモン「ま…負けるもんか……パラサイモンの……!!」

杏子『思い通りにはさせるかよぉ!!』


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=q59XZKmZ2eU

―デュークモンモードチェンジ!クリムゾンモード!!―


デュークモンCM『インビンシブルソード!!』


シュパパパパァン!!


パラサイモン達「フビャヒャーーッ!!」ズバァン!

デーモン「何!?」

リリスモン「超究極体に進化したのね……!!」

杏子『一気にパラサイモンの大群を始末するぜ!!』

デュークモンCM「よしっ!」

ベルゼブモンBM「俺にもやらせろ!!」

デュークモンCM『クォ・ヴァディス!!』

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』


バジュウゥゥゥゥゥゥゥン!!


パラサイモン達「ヒヒヒヒャアアァァァァァァーーッ!!!」


ドゴオォォォォォォォォン!!


ほむら「パラサイモンを全て撃退したわ……!」

デーモン「おのれ……!!」


ズバァン!シュバッ!!


デーモン「何!?」

デジモンカイザー「うぅ……」

UFブイドラモン「コイツに寄生してたパラサイモンも始末して取り返したぜ!!」

デーモン「貴様ぁ!!」

UFブイドラモン「おっと!捕まってたまるか!!」バサァ!

大輔「サンキューな、さやか!」

さやか「どういたしまして!」


賢「大…輔……?」シュウゥゥゥ……

大輔「よかった賢……元のお前に戻ってくれて……」

デーモン「これで勝ったと思うな!」

杏子『テメーを潰せばこっちの勝ちさ!!』

デュークモン『グングニル!!』


ズンッ!!


デーモン「ぐっ……!!」ドジュゥゥゥ…

杏子『ちっ!仕留め損なったか!?』

ほむら「超究極体のデュークモン・クリムゾンモードなら勝てる相手のはずよ!」

デュークモンCM(今、確かに手応えがあったはずだが……)

ベルゼブモンBM「だったら、俺が殺るぜ!!」

ベルゼブモンBM『デス・ザ・キャノン!!』


ドバアァァァァァァァン!!


デーモン「ククク……!!」シュゴォォォォ…

ベルゼブモンBM「何だコイツ!不死身なのか!?」

ほむら「どんな攻撃でも奴を倒せないの……!?」

まどか「どうなってるのエンジェウーモン!?」

エンジェウーモン「あのデーモンからは……大きな闇の力…いえ、得体の知れない暗黒の力を感じるっ!!」

ネフェルティモン「ダゴモンの海の暗黒の力よ……」

エンジェウーモン「ダゴモン…?」

まどか「ダゴモンって完全体の海に住んでるデジモンでしょ?」

エンジェウーモン「何でその程度のデジモンが…?あなた達の言うそれは本当にダゴモンなの……!?“ダゴモンの姿をしたナニカ別の存在”じゃあ……」

ヒカリ「でも、ダゴモンの海から得た暗黒の力でデーモンは不死身になってる……」

賢「僕達には……アイツを倒す術が無いのか!?」

さやか「いや、ある!」

大輔「何が!?」

さやか「あんた達なら、あんた達の“絆”ならこれを使いこなせるはず……受け取って!!」スチャッ


ピカアァァァァ……!!


大輔「!! さやかのデジヴァイスから出てきたあの剣は……!!」

賢「あの時と同じ……オメガモンの!!」

UFブイドラモン「そう、聖剣オメガブレード!この世界のオメガモンの勇気と友情を受け取ってくれ!!」

インペリアルドラモンFM「わかった!!」ガシッ!


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=MtcxNfli0RM


――インペリアルドラモン・パラディンモード!!――


リリスモン「オメガモンの力で進化した超究極体のインペリアルドラモン!?」

さやか「その力を得たインペリアルドラモンなら、あの得体の知れない暗黒の力を持つデーモンだって倒せるはず!!」

大輔「おうっ!お前達からの友情、そして俺達の勇気で奴を断ち切れ!インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモンPM『オメガブレード!!』

デーモン「!!」


ズンッ!!


大輔「やったぜ!デーモンの身体を上半身と下半身で真っ二つにしてやったぜぇ!!」

賢「いや…よく見ろ大輔!!」

デーモン「ハハハハハ……!!」シュゴオォォォォ……!!

タケル「真っ二つにした体が元に戻ってくよ!!」

まどか「オメガモンの光の力でも……」

ほむら「あのデーモンの闇を滅ぼせない……!?」

賢「倒せなくても、あのインペリアルドラモンならもう一度奴を……インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモンPM「そうか…わかった、賢!!」

大輔「え?何がわかったんだ!?」

インペリアルドラモンPM『オメガーブレード!!』ドッ!

デーモン「何度やっても同じ事だ」


ズパァン!


リリスモン「しかも、てんで的外れのとこに剣を振ってるじゃないのよぉん」

インペリアルドラモンPM「俺が斬ったのは……最初からデーモンじゃない!!」

デーモン「!?」


グパァ…シュゴォォォォォォ……!!


さやか「インペリアルドラモンがオメガブレードで斬った所から次元の裂け目が!!」

UFブイドラモン「オメガブレードでデーモンじゃなく次元を斬り裂いたのか!!」

賢「そして…僕の暗黒D-3であの次元の裂け目からゲートを開く……暗黒の海へのゲートを!!」スチャッ!


シュゴオォォォォォ……!!

ヒカリ「ダゴモンの海へのゲート開いた!!」

大輔「賢!そうか、もう一度奴を暗黒の海へ封印するのか!!」

デーモン「くっ!?」

タケル「よし、ペガスモン!」

ヒカリ「ネフェルティモン!」

ペガスモン&ネフェルティモン『『サンクチュアリーバインド!!』』


シュルル…ビシッ!


まどか「マミさんのリボンみたいにデーモンを縛り上げた!」

デーモン「ふん…この程度の物……」

タケル「お前をあのゲートへ追いやる為の時間を稼ぐのには十分だ!タツヤ君!」

ヒカリ「まどかさん、お願い!」

まどか「わかったよ!エンジェウーモン!!」

タツヤ「エージェモン!!」

エンジェモン『へブンズナックル!!』シュゴォ!

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

デーモン「うおっ…!」ドゴォン!!

ほむら「ベルゼブモン、今よ!!」

ベルゼブモンBM『カオスフレア!!』ジュバァァァァァァァァァン!!

デーモン「ぐおぉぉぉぉっ!?」ジュゴォォォォォッ!!

ベルゼブモンBM「このままあのゲートの中へブチ込んでやるぜぇ!!」

デーモン「こ、これしきの事ぉ……!!」ジュゴォォォォォッ!!

デュークモンCM『インビンシブルソード!!』

UFブイドラモン『ドラゴンインパルスX!!』

ズバババババッ!!

デーモン「がはぁ!!」

さやか「今だよ大輔!!」

大輔「よぉし!行っけえぇぇぇぇぇぇーーっ!!」

賢「インペリアルドラモォォォォォォォォン!!」

インペリアルドラモンPM『オメガブレーードッ!!!』

ズッパアァァァァァン!!

デーモン「うおぉ…おぉぉぉぉぉぉ……!!」シュゴォォォォォ……

大輔「やったぜ…デーモンを!!」

賢「再び暗黒の海へ閉じ込めた!!」

リリスモン「…冗談じゃないわ!私は逃げるわ!!」シュバッ!


ヒカリ「…でも、よく考えたら今回の様に暗黒の力を得て、あの海から出てきたんだから……」

タケル「また更なる力を付けて復活するかもしれないね……」

大輔「そうかぁ?今ので倒せた様にも見えたぞ?まっ、また復活したら今度こそ倒してやるぜ!」

タケル「楽観的だなぁ大輔君は」

杏子「やっぱ同じブイモンのテイマー同士、さやかと似た奴だな」

さやか「杏子!あたし、馬鹿だけど楽観的じゃないでしょ!!」

ブイモン「馬鹿なのは認めるのかさやか!?」

ブイモン「大輔も結構馬鹿だよ」

大輔「おい、ブイモン!!」ガスッ!

ブイモン「痛っ!!」

さやか「あたしのブイモンに何すんのよ!!」

大輔「あ、ゴメン!間違えた!!」

まどか「ウィヒヒ!本当、おっちょこちょいなのとこがさやかちゃんとソックリだよね大輔君!」

さやか「まどかぁ!!」

ほむら「それに比べて、あなたからは気品と知性が感じられるとこが同じワームモン使いの志筑仁美と似てるわね」

賢「いや…その人がどんな人か知らないけど……僕は普通だよ……」

大輔「なぁに言ってんだよ、元天才少年!今でも結構成績良い方だろ!!」

さやか「どーせワームモン使いは優等生で、ブイモン使いは馬鹿ばっかですよだ!!」

テイルモン「馬鹿なのはコイツも一緒だけど」

インプモン「んだと腐猫ゴルァ!!」

テイルモン「腐猫?何であなたのテイルモンはそう呼ばれてるの?」

まどか「ヒ、ヒカリちゃんのテイルモンは知らなくていいから!!」

ヒカリ「? それにしても、タツヤ君を見てると3年前のタケル君を思い出すね」

タツヤ「あい?」

パタモン「タケルは三年前でもこんなに小さくなかったよ!!」

パタモン「でも、ボクとたちゅやもいつか一緒にデジタルワールドで冒険するんだ!」

タツヤ「ダイボーケーン!!」

賢「あ、ゲートが……光子郎さんが帰りのゲートをオープンしてくれたみたいだ」シュィィィィン…

大輔「…それじゃあな、さやか。また逢う時が来たら……今度こそどっちのブイモンが強いか……」

さやか「うん、白黒はっきり付けようね、大輔!」

ブイモン「今度やる時は俺が勝つからな!」

ブイモン「オレだよ!」

大輔「じゃあなっ!行こうぜブイモン!」グイッ

ブイモン「おいいぃぃ!俺はさやかのブイモンだ!!」

大輔「おっとヤベェ!!」

ヒカリ「ホント大輔君は……」

賢「それじゃあ、みなさん…お世話になりました」

まどか「また逢おうね、みんな!」

ヒカリ「はい、さようなら!」

一同「さよならっ!!」シュイィィィン……


~大輔達の世界・お台場~


京「あ、賢君と大輔達が戻ってきた!」

伊織「心配してたんですよ」

賢「京さん…伊織君……!」

大輔「おー、悪ぃ悪ぃ!」

ブイモン「それじゃあ、戻ってパーティの続きだ!チョコケーキ♪チョコケーキ♪」

ホークモン「いえ、残念ですがケーキどころじゃないのです。私はかんぴょう巻きを食べたから満足ですが」

ブイモン「何だよそれ!?」

アルマジモン「ゲンナイさんからお呼びがかかってるだぎゃ」

タケル「ゲンナイさんが僕達に?」

京「ううん、それがあたしと伊織と大輔と賢君の4人だけだって」

賢「僕達だけ?」

ゲンナイ「そうだ、早速で悪いが、君達にはこれからある別の世界で“助っ人”をしてほしいんだ」

タケル「ゲンナイさん!!」

大輔「別世界?今、別世界に行ってきたばっかなのにまた!?」

ブイモン「ケーキは!?ねぇ、チョコケーキ!!」

伊織「別の世界で助っ人として戦ってほしいって事ですか?」

賢「それなら、僕達より太一さんやヤマトさんの方が……」

ゲンナイ「いや、その4人以外の子供は連れて来てはいけないそうだ」

タケル「僕達“8人の選ばれし子供達”が?」

ヒカリ「どうしてですか?」

老人「“別の時間”とはいえ、“同じ世界の人間”が“一つの世界に同時に存在できない”からの」

大輔「あん?誰だこのジーサン?これがゲンナイさんがジーサンだった時の姿?」

ゲンナイ「違う…今回の助っ人の件の……依頼人だ」

ブイモン「そんな事どうでもいいからチョコケーキぃぃぃぃぃぃ!!!」


~まどか達の世界・見滝原市街~

杏子「すっかり遅くなっちまったな!」

さやか「マミさん待ちくたびれてるだろうなぁ……」

まどか「しかもせっかくのお料理が冷めちゃってるよ……」

杏子「そういや、あの浅古小巻と優木沙々って奴等はどうしたんだ?」

ほむら「優木沙々はパートナーのパラサイモンだけは回収して逃げてったわ。「美国織莉子と同様、テメェ等もわたしのブラックリストに加えておくわよ!必ず復讐してやるわ、このビチグソボケナス共がぁ!!」……と捨て台詞を吐いて」

さやか「小巻って子も「ボルトモンを操られた借りを返す」って言ってソイツを追っかけて行ったけど……どうなるんだろうね」

ほむら「どっちにしろ、美国織莉子と一括りにされるのは不愉快だわ……あっ」

まどか「どうしたのほむらちゃん?」

ほむら「まどか…雪が降ってきたわ……」

まどか「わぁ…本当だ……タツヤ、ほら雪だよ!」

タツヤ「ユッキン!ゆきゆき!!」

さやか「ホワイトクリスマスだね!」

ブイモン「ロマンチックだなぁ……」

ギルモン「ロマンチックあげるよ?」

杏子「天気予報じゃ、雪なんて降らないって言ってたぞ?」

まどか「クリスマスの奇跡だよ杏子ちゃん!」

ムースモン「あ、僕の友達のユキダルモンに降らしてもらいました」

ユキダルモン「どうも~」

インプモン「って、オメーらかよっ!!」

ウィザーモン「クリスマスっぽいオチにする為にスタんばってました」

テイルモン「だったらムードぶち壊さない為に出てくんじゃないわよ!!」

まどか「まあ、いいじゃないテイルモン…ウィザーモンが素敵なクリスマスプレゼントを用意してくれたんだから……」

さやか「それじゃあ、クリスマスっぽいオチで締めるように……せーのっ!」

さや杏まどほむ「「「「メリー・クリスマス!!」」」」

デジモン達「「「「「メリー・クリスマス!!」」」」」

タツヤ「めりくりしゅましゅっ!!」

一同「アハハハハハ!!」


その頃…

~マミホーム~

ゆま「キョーコ達おっそぉい!!」

なぎさ「もう我慢できないのです!なぎさは先にこのチーズケーキを食べるのですっ!!」

マミ「コラ、まだだめよ」

テリアモン「え…てゆーか……僕達の出番……ここだけ?」

ゴマモン「番外編終わり!そして次スレってばよ!!」

マミ「テイマー魔法少女」テリアモン「デジモン☆マギカセイバーズ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387857045/)

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