天道「加速世界?」(724)

アクセル・ワールドと仮面ライダーカブトのクロスです

初ssです
原作は未読です

投下スピードはゆっくりになると思います。

キャラ崩壊や時系列など色々と問題が発生するかもしれませんが、それでもよかったらお読みください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359030923

天道「このニューロリンカーと呼ばれるものは便利だな。これさえあれば、樹花やひよりとすぐに連絡が取れる…」ピンポーン

天道(客か…)

天道「誰だ?」

加賀美「よう、天道!お前もついに手に入れたのか!?」

天道(…相変わらず、煩い男だ)「まぁな…で、何の用だ?」

加賀美「オマエはこれ使ってゲーム遊んだことあるか?」

天道「遊んだことなどない。誘いに来たのならいますぐ失せろ」

加賀美「そんなこといわずに一緒にやってくれよ!これすごいリアルで面白いし、おまけに特殊な力も手に入るんだ!」

天道「…特殊な力?一体どんな力だ?話だけは聞いてやる」

加賀美「やっぱりそこ気になるよな!聞いて驚くなよ~天道…その力っていうのはな~……加速する力だ!!」バァン

天道「加速などクロックアップで間にあっている。帰れ。俺はこれから夕飯を作る」

加賀美「そんなこと言わずに付き合ってくれよ~オマエ万年ニートだろ?毎日ヒマだろ?」

天道「それが人に頼む態度なのか?」

加賀美(あぁもう面倒臭いな!)「お願いします天道さん!!俺と一緒にブレインバーストをやってください!!」

天道「ブレインバースト…まぁ一回試すぐらいならいいだろう」

加賀美「ホントか!?じゃあ、早速このケーブルで…」カチッ

天道「…」カチッ

加賀美「実はこのゲーム生まれた時からニューロリンカーを付けてなきゃ無理らs」

天道「天の道を往くこの俺に不可能などない。インストールはもう終わった。早くやり方を説明しろ」

加賀美 ( ゚д゚)ポカーン

天道「いつまでそんな顔をしている?そもそもお前も生まれた時からなんて付けてないだろう?お前にできて俺が出来ないわけがない。」

加賀美「そ、それもそうだな!でも、今日はもう遅いから明日また来るぞ!じゃあな」ノシ

天道「…わかった」

樹花「ただいま!お兄ちゃん、お客さん来てたの?」

天道「あぁ、加賀美がいた。入れ違いだったな。今夜のおかずはハンバーグだ。もう少しで出来上がるからな」

天道「今日はなんだか疲れたな。早めに寝るか」バサッ

夢の中

???「お兄ちゃん…」ググッ

天道(少年)「〇〇◯!」ググッ

天道(少年)「もう少しで手が…」グググッ

???「きゃっ!」

天道(少年)「◯〇〇!!」

ガラガラガラガラガラガラガラ(瓦礫の崩れる音)

いつ思い出しても後悔してしまう。無駄だとわかっているはずなのに。あの時の俺が瓦礫を砕く「力」があれば、アイツをあの場から一瞬で助け出せる「速さ」があれば…

天道「……っ!!」ガバッ

天道「…夢か」ハァハァ

ハイパークロップアップで未来さえ掴んでいるのに飽きたらず…
もう最高だよぉおおおぉぉッ!!!!!ライダースレ今日で2つってうああああああぁぁぁ!!!!さいこっおおおおおぉぉぉ!!!!

天道「まだアイツが来るまでかなり時間があるな。もう一眠りするか」ボサッ

数時間後

加賀美「よう、天道!待ったか!?」

天道「…待ってない。早くやり方を教えろ」

加賀美「せっかちな奴だな~。まぁ悪い夢も見ただろうし、多少せっかちになっても仕方がないな!」

天道「!?」

加賀美「なんで知ってるんだって顔してるな。なんでも、ブレインバーストが恐怖とか欲望とかを元にアバターを作るらしい。その時見るのがあの悪い夢なんだ」

天道「…趣味が悪いな。作った奴はワームか?」

加賀美「ま、とりあえず今は嫌なこと忘れて楽しもうぜ!」

天道「あぁ、で?俺はどうすればいい」

加賀美「まずは加速世界に入るぞ。叫べ!バーストリンク!!」

天道「叫ぶ必要が有るのか?恥ずかしいな」

加賀美「ないけど、かっこいいじゃないか!」

天道「ハァ……バーストリンク」バァァァン

おばあちゃんが言っていた…「書き手はメール欄にsagaをいれろ」ってな

天道「ここが…」

ガタックM「そうだ!ここが加速世界だぞ!って天道!お前なんでアバターじゃないんだよ!戦えないだろ!」

天道「俺が知るか」

ガタックM「まぁいいか。これが俺のアバター、ブレイズ・ウォリアー(Blaze Warrior)」だ!」

天道「…どう見てもガタックだ。名前は自分でつけたのか?」

ガタックM「名前もブレインバーストが勝手につけたぞ。天道、お前アバターの名前は?」

天道「俺の名前はサン・ロード(Sun Lord)だ。」

ガタックM「Sun Lord?天道?まんまだなwwwwwwww」

天道「加賀美、道はRoadだ。Lordは主君、つまり太陽の主ということだ。天の道を往き総てを司るこの俺にふさわしい名だな」

ガタックM「………そうだな。まずは自分が使える技とかを確認しよう!」

天道「戦闘において自分のスペックを知るのはたしかに重要だな。技を表示するのはこれか?俺の技は…変身?それだけか?」

ガタックM「ベルトはもう装着しているみたいだし、試しに呼んでみたらどうだ?」

天道「そうだな、来い!カブトゼクター」

ブゥゥゥン…パシィッ!!

天道「変身…!!」

【HENSHIN】ギュイイイン

カブトM「本当にリアルだな。これなら戦い方も現実と一緒で問題ないだろう」

ガタックM(俺も変身したかったな~…)

カブトM「加賀美、次はルールを教えてくれ」

ガタックM「カクカクシカジカ」

カブトM「…なるほどな」

カブトM「他に覚えることは?」

ガタックM「後はレギオンと色、そしてレベルについて覚えたら大丈夫だ」

このあと加賀美は純色の七王のことやそれぞれの色の特徴、レベルアップの方法などを説明してくれた。

ガタックM「おっ、もうすぐ時間切れだな。現実でできる加速は現実で説明した方がいいな。」

カブトM「わかった」

加賀美「どうだ?楽しめそうか?

天道「なかなか気に入った。現実での加速についてだが、俺は力が欲しくてこのゲームをやるわけじゃない。だから、説明はいらん」

加賀美「ok!じゃあ、俺は用事があるしまたな天道!楽しめよ!レベル4になったら教えてくれよ~」ノシ

天道「ああ」


今日はここまでにします。また明日来ます。

くそっ、そっちの天道か。
天道世死視の方かと思った

乙!

やばい、楽しみすぎる。是非完走目指して下さい。応援してます

設定だとデュエルアバターの名前には色かメタルカラーだと元素の名前が入る。シアンとかライムとか、シルバーとコバルトは両方とも当てはまるけど。

だから強いて名前を挙げると天道だと“レッド・サン”加賀美だと“コバルト・ウォリアー”とかか?まぁ別に例外がいなくもないからいいのだが。

色のサイドでどーたらこーたらはどうにもなるからいいか。それよりも天道と加賀美は2047年だと何歳になるんだ?もはやジジイの可能性が……

>>14
>>1に時系列無視ってあったな。ごめんなさい。

質問で矢車さん登場しますか?

>>15
みんな大好き地獄兄弟は残念ながらこのssには登場しません。
アバターの名前についてですが、カブトやガタックは遠距離(赤)高い防御力(緑)近接(青)とめちゃくちゃなので
名前もイレギュラーにしてみました。色々とわかりにくくてすいません。

>>16
thx、ついでにAWの時系列はどこらへんか?ハルユキ覚醒前からやってくれるなら楽しみだし、能美辺りからでもいい。

つまりはメガ期待してるぞ、ヒャッハァ-!!

>>17
アニメの4話あたりからです。

今夜、9時頃に投下します。

では再開します。

次の日 とある街角

天道(レベルを上げるには戦闘で勝ち続ければいいんだったな…)

天道「ここでいいか…バーストリンク」バァァァン

【HERE COMES A NEW CHALENGER!!】

天道「早速来たか」

バイク「オラァ!!KILL ユー!!ん?みかけねぇ顔だな?」

天道「昨日はじめたばかりだからな」

バイク「まぁ、いいぜNEWだからって容赦はしねぇぞ!!」

天道「フッ…変身!!」

【HENSHIN】ギュイイイン

モブ「始まったぞ。新人はメタル系か?」ザワザワ

バイク「さあ、俺のバイクでGo To HELL!!」バオオオン!!

カウントが始まると同時にアッシュ・ローラーは猛スピードでカブトに突っ込んでいった。

カブトM「くっ!」ガゴッ!!

バイク「オラオラ!そのゴツゴツの鎧は飾りか~?」バルバルバルン!

激しいタックルの連撃がカブトのライフを少しずつ、しかし着実に削り取っていた。

カブトM「チィッ!」ゴツン!!

カブトM(思った以上にやるな。アイツの行動はかなりバイクに依存している…ということは乗っているアイツは逆に弱い?試す価値はあるな)

カブトM「まずは相手のペースを崩す、キャストオフ!」バギィィン

【CAST OFF】ウィイン

【CHANGE BEETLE】

バイク「うぉっ!」キキィッ

カブト「ここからが本番だ…こい」

バイク「OK、ぶっ飛ばしてやる!」

モブ「姿が完全に変わった!?なんだ、あのアバター?」

カブト「クロックアップ」

【CLOCK UP】

バイク「消え‥グハアッ!」バキィッ!

クロックアップにより一気に距離を詰め本体を多方面から殴り続ける!

モブ「姿が見えない。速すぎる!!」

ドカッ!ボコッ!ガスッ!

【CLOCK OVER】キュゥゥン

カブト「やはり、本体が弱点だったか」

バイク「そこをすぐ見破るたぁ、やるじゃねぇか。俺の名前はアッシュ・ローラーだ。お前、名は?」ゼェゼェ

カブト「俺の名はサン・ロード。いずれは加速世界の頂点に立つ男の名だ」

バイク「レベル10を目指すってのか…COOL!!じゃ、こっちも全力行くぜぇ!これが最期だ!!」

カブト「…こい」

バイク「オラアアアアアア!!」バルルルルン!!

アッシュ・ローラーはさっきまでとは比べ物にならないスピードでカブトに捨て身の一撃を放つ!

 【1 2 3】カション

フルスロットルを順に押していくカブト。ボタン一つを押すたびにカブトの必殺技ゲージが飛躍的に上昇していった。

カブト「ライダーキック…」カション

【RIDER KICK】キュインキュインキュインキュイン

カブト「ハァッ!!」

完璧なタイミングで放たれたカブトの強烈な蹴りがアッシュ・ローラーの胴体を粉砕した。

バイク「グッハアアア!」ドガァァァン!!

モブ’S「おい、何だ今の技…なんて破壊力だ」スゴカッタナー

バイク「ウグッ…‥ゲホッ‥…熱いBATTLEだったぜ。こりゃ俺も負けてられねぇな!また会おうぜ、サン・ロード!!」

カブト「あぁ、楽しかったぞアッシュ・ローラー。次に会う日を楽しみにしている」

カブトとアッシュは熱い握手を交わし、再戦の約束をした。実はこの後、興奮したアッシュさんにとある銀の鴉がぶっ飛ばされるのだが、それはまた別のお話

数日後 梅郷中学 

黒雪姫「ハルユキ君、ハルユキ君、ちょっと」チョイチョイ

ハルユキ(直結しようとしているってことはシアン・パイルのことかな?)

ハルユキ「何かあったんですか?黒雪姫先輩?」カチッ

黒雪姫「ハルユキ君。君は銀の狂牛の噂は聞いているかい?」

ハルユキ「いえ、なんですかそれ?」

黒雪姫「突如現れた新手のバーストリンカーらしいのだがな、レベル3のソロプレイにも関わらず、上位のバーストリンカーを次々と葬っているらしい。」

ハルユキ「同じ銀なのに凄いなぁ…」

黒雪姫「ちなみに銀ではないぞ。色でも金属でもない。彼の名はサン・ロード。太陽だ」

ハルユキ「太陽?でも銀色なんですよね?」

黒雪姫「そうとも言い切れない。なんでも怒ると鎧がはじけ飛び、目にも留まらぬ速さで襲ってくるらしい。そして、その時の色は真っ赤だとか。」

ハルユキ「かなり怖いですね…あ!使う武器でソイツが何に属しているかわかるんじゃないですか?」

黒雪姫「おぉ、いいところに目をつけたな。だが残念なことにそれは無理だ。サン・ロードは近距離切断、打撃、遠距離射撃、高い防御力とすべての力がごちゃ混ぜになったようなやつなんだ」

ハルユキ「本当に何者なんですかソイツ?」

黒雪姫「さぁな…だが、違法プログラムも使ってないようだし、いきなり襲ったりもしない。そこまで気にする必要はないだろう」

ハルユキ「先輩がそう言うなら…」

黒雪姫「だが、もし闘うことになったら十分注意してくれたまえ。私としても君が傷つくのは見たくないからな」ニコリ

ハルユキ(…なんであなたはそんな綺麗な笑顔を汚い僕に向けるんですか?)

ハルユキ「ちy…倉島のことについては僕も進展がありました」

黒雪姫「そ、そうか。でもその話は放課後にしないか?」

ハルユキ「わかりました。ではまた放課後に」プツッ

黒雪姫「またな、ハルユキ君」フリフリ

なんでよりにもよって僕なんだろう?どう考えても思いつくのは「あの」結論。もし僕が考えているのが真実なら、この本当はあってはならない関係は今日の放課後で全て終わりにしよう。


今日はここまでにします。明日もまた同じ時間に来る予定です。
我ながら酷い戦闘描写でした。アイデアしかないダメな>>1ですが、
最後まで付き合ってもらえれば嬉しいです。

設定の矛盾やキャラの喋り方、わかりにくい表現があればどんどん指摘してください。


加賀美が親って・・・なんか似合わな・・・うわあああああ!(ウンメイノー

天道は楽しみにしてるぞとか言わない。でもカブトのキャラは扱いにくいそうだし>>1は凄いなー、カブトスレ待ってた
あとカブトの世界の時系列って今どこらへん?できれば無理ゲーな相手にハイパーキャストオフしてほしい。

そういえばハイパーガタックなんてテレビくんのDVDであったなー。

ハイパーは出るとして…、映画で出たパーフェクトは出るのかな?

問題はハイパーガタックが出るかどうかだな……。

コーカサス、ヘラクス、ケタロスの三人も出てこないかな?

ハイパーは出すつもりです。
他のライダーの登場は今のところは考えていません。

それでは再開します。


放課後 街中

黒雪姫「待たせたね、ハルユキ君」

ハルユキ「いえ、それより倉島のことについて話をしましょう」

黒雪姫「あ、うん…そうだな。教えてくれ、彼女がシアン・パイルなのか?」

ハルユキ「いえ、倉島はシアン・パイル本人ではありません。バーストリンカーでもないです。彼女のニューロリンカーでバックドアプログラムを見つけました。恐らくそのバックドアを仕掛けたのがシアン・パイルの正体です。ウイルスがあるかもしれないのでバックドアに入ってはいませんが、間違いないと思います」

黒雪姫「…君はさっきから何故イライラしているんだ?それにそれでは証拠があまりに不十分ではないか」

加賀美(あ、あのカップル直結してる。ずいぶん綺麗な子だな。横の男の子は幸せものだな~)

ハルユキ「別にイライラなんてしてませんよ。証拠がないことを疑っているってことはなんですか?僕があなたに嘘をついていて、シアン・パイルに寝返ったとでも言いたいんですか?」

黒雪姫「そ、そこまで言ってないだろう!?それにもし君が本当に裏切ったというなら、私はこの場で君を狩るぞ?」

加賀美(俺も早く可愛い彼女が出来ないかな…)

ハルユキ「あなたがそうしたいならそうすればいいじゃないですか。僕みたいな道具に気遣いは無用です」

黒雪姫「本当にそんなことできるわけ無いだろう!?だって私は君を…」ガシッ

ハルユキの肩を掴む黒雪姫。だがそんなことは気にも留めず、ハルユキは言葉を続けた

ハルユキ「もういいですよ。見ていて痛々しいんですよ。あなたはあなたのことが嫌いなんでしょう?だから僕みたいなデブで嫌われ者の汚物を横に置くんです。違いますか?」

黒雪姫「~~~っ!」ジワッ

ハルユキ「別にいいんですよ?無理しなくても?僕は自分が道具扱いされることも、見捨てられることも慣れています。だから…うっ!」バチン!

焼けるような痛みを感じ、ハルユキの頬がはじけた。見上げると綺麗な顔を歪めた彼女が大粒の涙をこぼしながら彼を罵っていた。

黒雪姫「バカッ!バカ!ばか!ばかぁ~」ポロポロ

ハルユキ「!」オドオド

加賀美(あ、泣かせちゃった。こんなに可愛い子が泣いていると、見てるこっちも気不味くなるな~)

黒雪姫「うっ…ひっぐ…ぐしゅ…」ポロポロ

ハルユキ(この人なら、怒って愛想を尽かしてどっかに行くと思ったのに…まさか泣くなんて)

加賀美(彼、これからどうするんだろう…)「ん?なんだあの車?うわあああ!突っ込んできた!」

ハル・黒「!!」

バオオオオオオオ!!轟音をまき散らしながらこちらへと進む大型のセダン

加賀美(と、とりあえず、どうするか考えよう!)

加・ハ・黒「バーストリンク!!」

加・ハ・黒「え?」バァァァン

加賀美「止めておけ!100倍の速度なんかで生身の人間が動いたら、その体に掛かる負担は!」

ハルユキ「そうですよ、先輩!まだ方法があるはずですよ!」

黒雪姫「言い争いをしている暇はない!」

ハル・加賀「!」ビクッ

黒雪姫「…私は君の親だ、ハルユキ君。親が子を守らずしてどうする?」

ハルユキ「で、でも…」

黒雪姫「もう、時間がない。あなたは思い切り、後ろに飛んだらぎりぎりかわせるでしょう?」

加賀美「…わかった」

黒雪姫「最後にハルユキ君…今なら信じてくれるよね?」ニコッ

ハルユキ「な、何ですか先輩?んっ!」チュッ

黒雪姫「私は君を愛しているよ」

本当にすいません。こっちが先です。


黒雪姫「なぜ、成人が加速世界に?まさか!あなた、ブレインバーストの開発者!?」

加賀美「ちょ、ちょっと!なんでいきなり敵意丸出しなんだよ!?開発者とか知らないし!」アセアセ

ハルユキ「でも確かに怪しいです。大人は使えないはずですから…開発者でもない限り」

加賀美「だから違うって!そんなことよりどうするんだよ、この車?このままだとみんな死ぬぞ!?」

黒雪姫「…そうだな、ハルユキ君だけは必ず助けてみせる」

加賀美「でも、そんな方法ないだろ?1,000倍で考えることは出来ても、1,000倍で動くなんて無理だって」

黒雪姫「100倍でなら可能だ。レベル9のみが使える最大、最後の加速後からを使えばな。ポイントの99%を失うが、そんなのは安いものだ」

加賀美(………やっぱり目の前の命を見捨てるなんて真似はできない。俺がこの二人を守る、守ってみせる!)

黒雪姫「お別れだな…フィジカル・フル・バースト!」ギギギギ

黒雪姫「くっ!うううっ!」

痛みに苦しみながらも黒雪姫はハルユキの体を車の前から押し出した。それと同時に時は元のスピードで動き出す。

バオオオオオ!!

黒雪姫「さようなら…」

加賀美「させないっ!」ガシッ

覆いかぶさるように、その身を呈して黒雪姫をかばう加賀美。

黒雪姫「あなたなんで!?」

ガッシャアアアア!!車は容赦なく二人を吹き飛ばした。

加賀美「ぐっ…怪我しちゃったな……でも、死ななくて…良かった」バタッ

ハルユキ「…お兄さん…」

ハルユキ(僕は何も出来なかった…)

ハルユキ「あ、あ…あ…うわあああああああ!!!!」


ちょっとお風呂に。

面白いな
風呂いてらー

再開します


病院

看護婦「ふたりとも命に別状はないみたい。女の子の方はまだ意識が戻るまで時間がかかるでしょうけど…今日はもう遅いし帰ったら?親御さんも心配するでしょう?」

ハルユキ「いえ、僕はここにいます」

看護婦「そう、優しいのね。もし良ければこれ使って?」ニッコリ

ハルユキ「あ、どうも。あの…お兄さんと話はできますか?」

看護婦「いいですよ。あの人、車に轢かれたのにすぐに元気になってすごいわ…」

ハルユキ「はい、本当に凄いですよね………」

看護婦「あら、あなただって凄いわよ?」

ハルユキ「…え?」

看護婦「彼女のご家族まだ来てないのよ…連絡すら取れないの。
    でも、あなたはずっと彼女を見守っている。なかなか出来ないわよ?こんなこと」

ハルユキ「あ、ありがとうございます!」ペコッ

看護婦「フフッ…どういたしまして。早く行かないと加賀美さん眠っちゃうわよ?」

ハルユキ「わかりました!」タッタッタッ

看護婦「………良いわね、若いって♪」

加賀美の病室

ハルユキ「失礼しま~す」ガラガラ

加賀美「おっ!今日の男の子。ごめんな…彼女さん怪我させちゃって」

ハルユキ「いえ、お兄さんすっごく格好良かったです。立派だと思いました」

加賀美「ハハッ、そう言われると飛び込んだ甲斐があったよ。そんなことより俺に話があるんだろう?なんだい?」

ハルユキ「実は……」

ハルユキはシアン・パイルのことを包み隠さず話した。

ハルユキ「シアン・パイルは多分ここに来ます。万が一のために彼女を守ってもらえませんか?」

加賀美「う~ん…そうしてあげたいのは山々なんだけど、事故のせいかネットワークに繋げないんだ」

ハルユキ「そうですか…すいませんで。した会ったばかりなのに厚かましいお願いをしちゃって…」

加賀美「いや、俺はまだ諦めると入ってないぞ?俺の知り合いに凄い奴がいるから、ソイツを呼ぶよ!」

ハルユキ「そんな…悪いですよ」

加賀美「頼んだのは君だろ?ここは大船に乗ったつもりで、な?」

ハルユキ「………本当にありがとうございます」

加賀美「いいって、いいって♪」

30秒後

【CLOCK OVER】キュゥゥン 

天道「それで、俺が呼ばれたわけか…」

加賀美「あぁ、頼めるか?天道?」

ハルユキ(お兄さんもだけど、ものすごいイケメンだな…てか、来るの早っ!)

天道「レベル9には俺も興味があるからな。いいだろう少年。この俺がオマエの愛する人を守ってやる」

加賀美「正直、驚いたな…オマエが素直に手を貸してくれるなんて」

天道「おばあちゃんが言っていた、子供は宝物……この世で最も罪深いのは、その宝物を傷つける者だ。そのような輩を放って置けるか」

ハルユキ「ありがとうございます!天道さん!」

天道「礼なら俺を呼んだ加賀美に言え。俺はそのシアン・パイルとやらの正体を調べ、ちょっとした小細工を仕掛けに行く。
   バックドアを作られた子に先に伝えておいてくれ」ガラガラ

ハルユキ「わかりました。じゃあ、僕もこれで。加賀美さん、色々とありがとうございました」ペコリ

加賀美「2人とも頑張れよ!」

翌日 病棟

ハルユキ「怪しい奴はいないな…」ギラギラ

天道「ずっと起きていたのか有田。ほら、おにぎりだ。おばあちゃんが言っていた、腹が減っては戦はできぬと」

ハルユキ「天道さん。何から何までありがとうございます。」

天道「そうだ、シアン・パイルの正体が分かったぞ。黛拓武という男だ」

ハルユキ「!?」ガタッ

天道「幼馴染で親友というのは本当だったか…彼女の方も酷く驚いていた」

ハルユキ「そうですか…」(チユ、大丈夫かな?)

天道「奴のニューロリンカーには位置特定のプログラムを仕込んでおいた。あともう少しで来るだろう」

ハルユキ(何者なんだろう?この人)

天道「俺はあくまで守ることに徹底する。お前は黛を倒す。これでいいな?」

ハルユキ「えぇ、アイツには一回、ガツンとやっておかないと」

天道「間違いを正すこともまた友人の勤めだ。仲直りは忘れるなよ」

ウイイイイン 病院の入口が開く音がする。噂をすれば影がさす。黛拓武がそこに立っていた。

天道「行ってこい」

ハルユキ「はいっ!」


今日はここまでにします。明日には終われそうです。

面白いです!続き期待!それより明日には終わってしまうんですか?

>>45
あ、この章が終わるということです。
アニメでやったところは全てやりたいと思っています。
紛らわしくてすいません。

乙です!
今からライダー2人がどうやってダスク・テイカーをブチのめすかが楽しみで仕方ない

クロックアップ奪われて、加速世界でさらに加速戦闘だな。おまけに飛行能力持ち、回復アバター持ちってチート過ぎんだろ……これ。

そういえばファイズとシルバー・クロウって造形が少し似てる気がした。両方ともブラスター使ったし、悩みも少し似てる。後友達がヘタレ

それでは再開します。

タク「やあ、ハル。先輩は大丈夫かい?」

ハルユキ「あぁ、に別状はないみたいだよタク。いや、シアン・パイル」

タク「!!?」

ハルユキ「その反応、やっぱり本当だったのか!信じたかったのに!」

タク「黙れ!」

ハルユキ「先輩は俺が守る!」

タク・ハル「バーストリンク!!」

天道「始まったか…バーストリンク」

ハルユキはマッチングリストからシアン・パイルを探す。
一番上は自分、次にブラック・ロータス、その次にサン・ロード、
最後に倒すべき相手、シアン・パイルの名があった。ハルユキはそれを高速で叩く!

銀鴉「タク!お前は俺がここで止めてやる!」

シアン「やれるもんならぁ!!」

シアン「ハル!実を言うと僕は君のことが昔から憎かったんだ!
    なんでキミの手を引っ張るチーちゃんは僕がいる時より幸せそうなんだよ!!?」

銀鴉「だからってチユを先輩を狩るための道具みたいに使っていいわけがないだろぉ!」ブン!

ハルユキが放ったパンチは簡単に避けられ、その肘に巨大な鉄杭を叩きこまれた。
レベルの違いのせいか、耐性を持つはずのシルバー・クロウの左腕は派手な金属音とともに吹き飛んだ。

銀鴉「ぐっ!」

シアン「おいおい、さっきまでの勢いは何処へ行ったんだい!?」

銀鴉「クソッ!」ダッ

シアン「ハハハ!!逃げてばかりじゃ勝てないよ!ハル!」

銀鴉「言われなくても‥ハァッ!」ゲシィッ!

左足を軸に回転し、ハルユキはシアン・パイルの顔を思い切り蹴りこんだ。
予期せぬ攻撃をくらい倒れたシアン・パイルにハルユキは馬乗りになってパンチのラッシュを叩きこむ。

銀鴉「お前は確かに凄いよタク!俺が持ってないものをお前は全部持ってる!」バキッ!ゴガッ!ドゴッ!

銀鴉「でも、いくら成績優秀で剣道が強くても、
   今のお前の姿を、チユが見たら、嫌いになるに決まってる!」ボコッ!ガスッ!

シアン「黙れデブ!調子に乗るなよこの豚野郎!!スプラッシュスティンガー!」

腕を掴まれ、投げ飛ばされると同時にいくつもの杭が発射される。
足元からバキリと嫌な音がした。見ると右足がもぎ取られていた。もうこれでは歩くことは愚か、立つことすら出来ない。

シアン「ハハハハハ!!その壊れた人形のような姿が君にはお似合いだよ。
    じゃあ、そろそろ終わりにしようか?スパイラル・グラヴィティ・ドライバー!!」メキメキメキ!

銀鴉「ぐああああああ!!」

ドドオオン!!轟音とともにハンマーは床を突き破り、ハルユキを一階、黒雪姫と天道がいる場所へと落ちていった。
落ちるハルユキを追うように、タクムはその穴に飛び込んだ。

シアン「もう動けないだろ?楽になっちゃえよ!」グリッ

シルバー・クロウの顔を踏みにじる。

銀鴉「ぐぁっ!」

シアン「君をそのまま退場させるのは簡単なんだけど、それじゃあ面白く無い」ガシャリ

シアン「大事な人を目の前で失え!スプラッシュスティンガー!!」

銀鴉「止めろおおおおおおおおお!!」

ハルユキの必死の叫びは彼には届かず、数多の杭が黒雪姫の眠る黒い茨のベッドにむけて発射された。

だがそれは、最後まで彼女に届くことはなかった。

【CLOCK OVER】キュィィン

シアン「全ての杭が壊された!?そんな馬鹿なことが…」

カブト「随分と派手にやられたな、有田」

銀鴉「天道さん…」

シアン「誰だ!?お前は何故、この戦いに参加できている!?」

カブト「彼女に仕掛けたバックドアが仇になったな。俺の参加を承認するよう小細工をさせてもらった」

シアン「クソッ!なにが目的だ!」

カブト「俺の目的はただひとつ。お前をコイツに指一本触れさせないことだ」

銀鴉「先輩は…大丈夫なんですね?」

カブト「無事だ。破片も全て跳ね除けた」

銀鴉「そうですか…良かった」

カブト「何を安心している。まだ終わってないだろう?」

銀鴉「でも、もう僕は…」

カブト「確かにこのまま全てを俺に任せるのもいい。俺ならばアイツごとき一瞬だ。
    だが、それでは黛とお前のためにならん。有田、お前が今一番望んでいることは何だ?」

銀鴉「僕は…………勝ちたいです!タクムに!シアン・パイルに!」

カブト「よく言ったな、行けシルバー・クロウ。今のお前に不可能はない」

銀鴉(そうだ、僕ならできる!今の僕ならきっと…)「飛べる!」

次の瞬間、シルバー・クロウの背中から二枚の巨大な翼が装甲を破り、生えてきた。

銀鴉「これが僕の力…行くぞタク!ありがとうございます天道さん!」ビュン!

ハルユキはシアン・パイルを抱え込み、一気に病院の外まで加速し、投げ捨てた。

モブ「おい、落ちてこないぞ!ジャンプじゃない、あれは飛行だ!ついに現れたんだ!飛行アビリティを持つアバターが!」

シアン「グフッ…」ギリリッ

シアン「ハル……お前ごときがぁああ僕を見下ろすなー!!」

シアン「くたばれぇ!ライトニング・シアン・スパイク!!」

シアン・パイルの腕からとてつもないスピードで杭が伸びる。
だが、彼にはそれが見えていた。翼を広げ、瞬時にそれを避けると足を真っ直ぐに伸ばし、シアン・パイルに飛び込んでいった。
光の弾丸と化した彼を止めるものは誰もいない。

銀鴉「タクーーーーーーッ!」

シアン「う、うわああああああ!!」

メシャアアアア!!!シルバー・クロウが放った蹴りはシアン・パイルの鎧を砕き、
ライフゲージを鬼のように削りとった。差があったはずの両者の体力はいつの間にか同じ数値になっていた。

シアン「頼む!やめてくれ!僕はここで加速を失う訳にはいかない!オマエは負けてもまだまだ余裕があるじゃないか!?な?だから」

銀鴉「……わかった」

シアン「ハル…!」

銀鴉「でも何もなかったことにすることは出来ない。チユになにがあったか全て話そう。そして、俺の仲間になれ!」

シアン「そ、それだけでいいの!?でも、チーちゃん凄く怒るだろうな…」

銀鴉「確実に殴られるだろうな。でも、最後はこうやって仲直りできるさ。絶対に…」

シアン「…ありがとう、ハル」

一階

カブト(どうやらうまく行ったようだな…)

黒雪姫「う、うぅん…」

カブト「こっちもお目覚めか」

黒雪姫「お前は……? 」

カブト「俺のことはいい。それより早く上にいけ。有田が待っているぞ」

黒雪姫「有田?…ハルユキ君!」タッタッタッ

カブト「…俺も行くか。おばあちゃんが言ってた……仕事は最後までやり遂げるが大切だと」

屋上

カブト「よく頑張ったな、有田。仲直りは出来たか?」

銀鴉「はい、お陰様で」

黒雪姫「ハルユキ君、私のためにこんなにもボロボロになって…ありがとう。本当にありがとう」ギュッ

ハルユキ「気にしないでください。貴女を守ることが僕の役目です」

黒雪姫「君達にも迷惑をかけてしまったな、シアン・パイル、そして…」

カブト「サン・ロードだ。俺は大したことはしていない」

黒雪姫「サン・ロード!?」

シアン「あなたが!?」

銀鴉「やっぱり…」

カブト「いずれは加速世界の頂点に立つ男の名だ。覚えておけ」

黒雪姫(噂よりずっと穏やかで、変わっているな…)「ハルユキ君、私も復活の時が来た。逃げるだけの生活はもう終わりだ!」

銀鴉「ということは…」

黒雪姫「今こそ見せよう、私の真の姿」バチバチバチィッ!

黒き稲妻に包まれたあとそこに立っていたのは、妖精ではなく漆黒を身にまとった手足が鋭い剣でできている、とても美しいアバターだった。

ロータス「さぁ、ハルユキ君。私を抱いて飛んでくれ」

銀鴉「はいっ!」バサッ

黒雪姫「この感覚…癖になりそうだ」フフッ

モブ「おい見ろ!黒の王だ!黒の王が生きていたんだ!」ザワザワ

ロータス「聞け、六王のレギオンに連なるバーストリンカーたちよ!
     我が名はブラック・ロータス!僭王の支配に抗うものだ!」

ロータス「我と我がレギオン<ネガ・ネビュラス>、今こそ雌伏の網より出でて偽りの平穏を破らん!
     剣をとれ!炎を掲げよ!戦いの時――来たれり!」

―――――――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――
――――――
――――

天道「というのが事の顛末だ」

加賀美「カッコイイな、黒雪姫ちゃん。俺もスピーチ聞きたかったな~」

天道「なかなか立派なものだったぞ。中学生とは思えないほどに」

ハルユキ「こんにちは!加賀美さん、天道さん。加賀美さんはもうすぐ退院ですか?」ガラガラ

加賀美「あぁ、お陰様でね」

天道「コイツは頑丈なだけが取り柄の男だからな」

加賀美「おい、天道!だけは余計だろ!だけは!」

ハルユキ「ハハハハハ…ちょっと先輩が呼んでいるんで来てもらってもいいですか?」

天道「ロータスが?何の用だ?」

黒雪姫 病室

黒雪姫「おぉ、きてくれたか。座ってくれたまえ」

天道「要件は何だ?」

黒雪姫「君たちを少し調べさせてもらった。君達はどのレギオンにも所属してないね?」

天道「…それがどうした?」

黒雪姫「単刀直入に言おう。私達のレギオンに入って欲しい。
    伝説にもなりつつある男とものすごい勇気と根性がある男。君達に入ってもらえると私達にとっても心強い」

黒雪姫「どうかな?決して悪い話ではないと思うんだが…」

天道「断る」

加賀美「ちょっと天道!いきなりは非道いだろう!?」

黒雪姫「いや、いいんだ。だが、もし良ければ、理由をきかせてもらえるかな?」

天道「俺は全てのバーストリンカーを倒し、その頂点に立つ。どの組織にも属さない、俺の器はそれ程に大きい」

黒雪姫「そうか…残念だよ」

天道「だが…」ピラッ

ハル・黒「これは?」

天道「オレの住所と連絡先だ。困ったことがあれば力になってやる。料理を食べに来るだけでも大歓迎だ」ニコリ

ハルユキ「天道さん…」ジーン

加賀美「天道…お前は相変わらずツンデレだなぁ!!」ガシッ

天道「抱きつくな!気色悪い!」ブンブン

黒雪姫「フフッ…ではこれからは遠慮無く相談させてもらうよ、サン・ロード。そういえばまだ加賀美さん。
    あなたからはまだ返事をもらってなかったな。あなたは私のレギオンに入ってくれのるか?」

加賀美「俺の答えは…YESだ。よろしくお願いします!ブラック・ロータス」

黒雪姫「そうか!入ってくれるか!やったぞハルユキ君、仲間が一気に3人も増えた!」

ハルユキ「はい!僕も嬉しいです!」

天道「…話は終わったな。俺はエネミー狩りにでも行ってくるとしよう」

加賀美「エネミー!?独りでか?てか、お前の今のレベルなんなんだよ?」

天道「6だ。では行ってくる」ガラガラ

黒雪姫「ソロプレイで…レベルが6?」ボウゼン

ハルユキ「なんかもう、驚かされてばっかりな気がします…ハハハ」

加賀美「じゃあ俺もそろそろ自分の部屋に戻るな。黒雪姫ちゃんお大事に~」カツカツ

その後は本当に色々あった。タクと一緒に謝りに行ってチユに絶交だと言われたり(仲直りはした)
天道さんが神獣級エネミーを蹴りで簡単に吹き飛ばしたり(タクがその場面に遭遇して腰を抜かしてしまったらしい)
レベル2になることに浮かれてポイントがほぼ無くなってしまったり(天道さんが一気に300ポイントほど稼いでくれた)
僕や、タク、加賀美さんの奮闘で今日も領土は制圧されずにすんでいる。ピンチの時は天道さんも来てくれる。
激しくも平穏なこの日常はもうしばらく続きそうだ。

黒雪復活 天道降臨編 終わり

これでひとまず終わりです。
最後の方はちょっと強引な終わりでしたね。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
続きの章もこのスレッドでやるつもりです。

最後に予告を。
読む前にこれをお使いください。http://www.youtube.com/watch?v=RlX0Xh0IpZM   


次回予告

―――――災禍の鎧?――

――アンタたちの力を借りたいんだ!――――

―――薔薇の花言葉は…愛――――

―お前、ほんとに裏切ったのか!?―――

―――見せてやる!これが俺達の真の力だ!――――

天の道を往き総てを司る!

乙です。

>(天道さんが一気に300ポイントほど稼いでくれた)
出番を取られたアクア・カレントさんが不憫過ぎるw

ガタックがちゃっかり加わってる(笑)

つーか神話級をとか天道さんマジパネェ!!

とりあえず乙です。


やっぱ天道はかっこええな
それにしても次回予告BGM懐かしい


面白かった
だけど黒雪姫センパイの出した勧誘文句に入りたいと思う点がなさすぎるw

災禍の鎧編を始めたいと思います。

今回は書き溜めは少ししかないので前の章より投下の間隔が大きく開いてしまうかもしれません。

それでは再開します。


有田家

ハルユキ「約束の時間までもう少しだな…」

ピンポーン

ハルユキ「来た!」タタタタタ

ハルユキ「はい」ガチャ

天道「待たせたな、有田」

ハルユキ「いえ、どうぞこちらに」

ハルユキは天道を部屋に招き入れると向かい合うようにして椅子に座った。

ハルユキ「じゃあ、今日もご指導よろしくお願いします」

天道「任せておけ」

天道は週に何回かのペースでハルユキに指導をしていた。

指導の内容は主にブレインバースト。たまに勉強なども教えてもらっている。

彼の頑張りと天道の完璧な教えによりハルユキは人間として、バーストリンカーとして着実に進歩していた。

天道「今日の課題でわからなかったところはあるか?」

ハルユキ「いえ、全て一人で出来そうです」

天道「そうか…ならいい。次はブレインバーストだ。今日は俺と戦ってもらう」

ハルユキ「えぇ!?天道さんと!?勝てるかなぁ…」

天道「大事なのは勝ち負けではない、その闘いでなにを学ぶかだ。それに、俺を倒せないようではレベル10など夢のまた夢だぞ?」

ハルユキ「…わかりました」

天・ハル「バーストリンク」バァァァン

ハルユキは天道との修行のおかげでレベル4になっていた。

天道「手加減はしないぞ…変身!」

【HENSHIN】ウィイン

銀鴉「行きます!うおおおお!!」

スタートと同時に一気に懐まで潜り込み強烈なアッパーを食らわせようとするハルユキ、
だが渾身の力ではなったその一撃は呆気無く受け止められてしまった。

カブトM「徹底的にスピードをイメージしろ。」

そう言うと、天道は彼を振り回し思い切り壁に叩きつけた。

銀鴉「ウッ!」

カブトM「その程度で怯むな、投げられたら受け身をとれ」

銀鴉「はいっ!僕も全力で行きます!」パァァン!

翼を広げ、大空を駆けるシルバー・クロウ。普通のバーストリンカーなら、その姿に圧倒され、戦意を喪失するかもしれない。
だが、天道は違った。彼の目は標的を撃ち落とす狩人の目に変わっていた。

カブトM「高く飛べばいいという問題ではないといつも言っているだろう」チャキッ

天道はポインターで標準を合わせ、シルバー・クロウの自慢の翼を狙い撃つ!…はずだったのだが、
引き金を引こうとした瞬間頭に鈍い痛みを感じ、加速が解除されていく。上を見るとシルバー・クロウが消えていた。

カブトM「現実でなにが起こったんだ…」

天道が加速世界でてくると目の前には二人の女性と二人の男が居た。
一人は目を潤ませながらこっちを睨み、もう一人はハルユキにお説教をしていた。
男達はハルユキのフォローをしているようだ。

チユ「日曜の真っ昼間からゲームだなんて、なに考えてんの!?返事がなくて心配したのに損しちゃった!」ガミガミ

ハルユキ「す、すいません!」ペコペコ

タク「まぁまぁ、チーちゃんそれくらいにして…」

加賀美「そうだ。そこまで怒ることでもないだろ?」

チユ「アンタ達は黙ってて!!」カッ!

タク・加賀「ご、ごめんなさい…」

天道(俺達が強制退場したのはこれが原因だったか……ところでコイツはいつまで俺を睨んでいるつもりだ?)

黒雪姫「ハルユキ君をいじめるな!!」クワッ

天道「訳がわからん。俺がいつ有田を虐めたと言うんだ?」

黒雪姫「私は見ていたのだぞ!さっき、お前がハルユキ君を壁に叩きつけているのを!
    大の大人が恥ずかしいとは思わんのか!?だから貴様はニートなのだ!」バン!

天道「…有田に説明は聞いてないのか?」

黒雪姫「勿論、聞いていたさ。最近、君と一緒に修行をしていると。
    でもまさかこんなことをしているなんて思わなかった!見損なったぞ、天道総司!!
    私がここでお前をポイント全損して加速世界から永遠に葬ってやる!」

天道「今日はたまたま…」

黒雪姫「と・に・か・く!あんな一方的な暴力を修行とは言わん!」

天道「ハァ…有田、コイツに教えてやってくれ。俺達が普段なにをやっているのか」

ハルユキ「先輩…いつもはエネミー狩りやタッグ戦をしています。今日がたまたま、ああいう感じだっただけですよ」

黒雪姫「…そうなのか?」

ハルユキ「はい。それに、天道さんのおかげでほとんどの対空射撃を避けられるようになりました」

黒雪姫「だから最近‥…そ、それならいいのだが…その…‥たまには私……ワタシトモシュギョウヲ///」ボソボソ

ハルユキ「はい?」

天道「お前と一緒に、俺に教えを請いたいそうだ。お前が良ければ俺も構わないが?」

ハルユキ「はい!先輩なら大歓迎です!」

タク「あ、じゃあ僕も!最近のハルの進化は凄いからね」

加賀美「人気者だな、天道!」

黒雪姫「むううぅ……」(違うのに…‥二人きりが良かったのに)

チユ「もおおおおお!!またそのゲームの話してる!つまんない!!」

ネガ・ネビュラスの面々は今日も元気で仲が良かった。

天道「…もうこんな時間か、俺は帰るぞ。お腹を空かせた樹花のために夕飯の支度をしなければいけないからな」

ハルユキ「そういえば、天道さんって妹さんが居たんですね。どんな人なんですか?」

天道「アイツはとても優しい子だよ。また来るぞ有田」

ハルユキ「はい!今日もありがとうございました」

天道「…じゃあな」

タク「じゃあ、ハル。僕もそろそろ家に帰るね」

加賀美「んじゃ、俺も」

チユ「また明日ね、ハル」

黒雪姫「またな!ハルユキ君」

ハルユキ「さようなら」ノシ

バタン。ドアが閉まる音がした。彼の家がさっきまで騒がしかったのが、まるで嘘のように静まり返っていた。

ハルユキ(妹か…‥いいなぁ。僕も欲しいよ)

そんなことを考えながらハルユキはお風呂に入る準備を始めた。

翌日 放課後 ハルユキ家

ハルユキ「ただいま~」

???「お帰りなさい。お兄ちゃん♪」

ハルユキ「ん?」

???「クッキーもうすぐ出来上がるから、待っててね♪」

謎の美少女はハルユキに天使のような笑顔を向けた。

ハルユキ(昨日見た夢が一夜にして現実に!?)「君は誰?」

???「親の事情で3日程ここに泊めてもらうことになりました♪
    小学5年生の斎藤とも子と申します♪お兄ちゃんとははとこです♪よろしくね、お兄ちゃん♪」

ハルユキ「本当だ…母さんからボイスメール来てた」

ハルユキ(どうしよう!どうしよう!妄想はしてたけど、本当に可愛い妹が来るなんて自体は想定していない!…妹?そうだ!あの人なら)

ハルユキ「ちょっと僕、大事な話があるから」ガチャ

とも子「クッキーが冷めない内に帰ってきてくださいね♪」

ハルユキ(もしもし?天道さん?)

天道(どうした有田?こんな時間に)

ハルユキ(実はカクカクシカジカで)

天道(…だから、俺にも3日ほど泊まって欲しいと)

ハルユキ(はい……どう考えても無理ですよね)

天道(答えがわかっているなら、一々電話をするな。俺にも樹花という妹g)

樹花「お兄ちゃん!今から樹花はお友達の家でお泊りをすることになりました!
   5日間ほどで帰ってくるから心配しないでね?じゃあ、行ってきます!」バタン

天道(……‥有田、予定が変わった。今すぐお前の家に行くぞ)

ハルユキ(? わかりました。じゃあ、切りますね…)

ハルユキ「今からお客さんが3日ほど泊まるけど、いいよね?」

とも子「お兄ちゃんのお友達なら私も大歓迎です♪」

ピンポーン 

ハルユキ「あ、着いたみたいだ」

とも子「お早いご到着ですね♪」

ハルユキがドアを開けるとそこには結構な量の荷物を持った天道が立っていた。

天道「邪魔するぞ、これがオマエの妹か。綺麗な子だな」

とも子「ありがとうございます♪斉藤とも子と申します♪」

ハルユキ「リビングで布団を敷いて寝ることになりますが、いいですか?」

天道「構わん。ところで、このクッキーは誰が作った?」

とも子「私です♪どうですか、お兄さん?」

天道「…なかなか良い出来だ。だが、生地を寝かせていないな?最低でも二時間は冷蔵庫で寝かせないとダメだ。
   そうすることによって生地がよりしっとりとする。型を抜く時も楽になるぞ」

ハルユキ「今からお客さんが3日ほど泊まるけど、いいよね?」

とも子「お兄ちゃんのお友達なら私も大歓迎です♪」

ピンポーン 

ハルユキ「あ、着いたみたいだ」

とも子「お早いご到着ですね♪」

ハルユキがドアを開けるとそこには結構な量の荷物を持った天道が立っていた。

天道「邪魔するぞ、これがオマエの妹か。綺麗な子だな」

とも子「ありがとうございます♪斉藤とも子と申します♪」

ハルユキ「リビングで布団を敷いて寝ることになりますが、いいですか?」

天道「構わん。ところで、このクッキーは誰が作った?」

とも子「私です♪どうですか、お兄さん?」

天道「…なかなか良い出来だ。だが、生地を寝かせていないな?最低でも二時間は冷蔵庫で寝かせないとダメだ。
   そうすることによって生地がよりしっとりとする。型を抜く時も楽になるぞ」

とも子「そうですか…勉強になりました♪ありがとう、お兄さん♪」

天道「礼などいらん…夕飯は俺が作ろう」

ハルユキ「ありがとうございます天道さん、材料は好きに使ってくださって結構です」

とも子「最初大人が居た時はびっくりしちゃいましたが、良い人ですね♪お兄さん♪」

このあと彼らはテレビを見たり2Dゲームをしたりして遊んだ。
2Dで遊んだ理由はとも子はニューロリンカーが苦手だからだ。
天道が作ってくれたオムライスは店を開いても充分やっていけるんじゃないかと思ってしまうほどに美味しかった。

ハルユキ「ごちそうさまでした。すごく美味しかったです」

とも子「ほんとに美味しかったです♪今度教えて下さいね♪」

天道「わかった。俺は片付けておくからお前等は先に風呂でも入れ」

とも子「お兄ちゃん♪お先にどうぞ♪」

ハルユキ「あ、ありがとう」

風呂

…チャポン‥ピチャン

ハルユキ(一時はどうなることかと思ったけれど天道さんのおかげで上手くやれてるな‥あの人には本当にお世話になってる)

ハルユキ(それにしても、なんか引っかかるな~。本当にこんな可愛い子がはとこにいたっけ?ちょっと調べてみよう)

ハルユキはニューロリンカーで斉藤とも子の写真を探し始めた。
写真はすぐに見つかったのだが、その写真の斉藤とも子は今、彼の家にいる斉藤とも子とは全くの別人だった。

とも子?「お兄ちゃん♪私もお風呂に入れてください♪」

裸の彼女の首筋にはうっすらとニューロリンカーの痕が残っていた。

ハルユキ「ねぇねぇ?新手のバーストリンカーが僕に何の用?」

とも子?「な、なんですかそれ?」

ハルユキ「恍けなくてもいいよ、本物の斉藤とも子の写真も見つけたし。
     こう言っちゃあなんだけど、君の方が10倍可愛いや」

とも子(偽)はしばらく俯いていた。だが、次の瞬間ハルユキを鬼のような形相で睨むとさっきまでとは別人のような口調で喋りはじめた。

偽とも子「チッ…たっくよぉ‥そんなとこまで調べるたぁ疑り深すぎんぜ、アンタ!!」

ハルユキ「で、何をしに来たの?そりゃああの黒の王に勝つのが無理だって思っちゃう気持ちもわかるけどさ?
     正直、こんなやり方は良くないと思うなぁ~」

偽とも子「あぁん!?誰がアイツに正々堂々勝負したら勝てないってぇ~?よくもアタシを侮辱したな!!
    いいぜ、テメェには力づくで言うことを聞いてもらうからよぉ!」

そう言うと、彼女はドアへ駆け出した。下に落ちている濡れたタオルに気づかずに。

偽とも子「うわぁ!」ツルッ

ハルユキ「危ない!」ガシッ

転んだ偽とも子を後ろから抱きつくような形でハルユキは彼女の転倒を防いだ。
彼女を救えたのは良かったのだが、彼の手は彼女の胸を鷲掴みにしていた。

偽とも子「え?…あ…あ…ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!」

ハルユキ「うわあああああああ!!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!」

しばらく彼女は震えながら俯いていた。やがて、顔を上げると虚ろな目でハルユキを見ながら言い放った。

偽とも子「ブッ殺シテヤル……このスカーレット・レイン様がオマエをぶっ殺してやる!」

彼女は再びドアへと駆け出した。そして、すぐに着替えて戻ってきた彼女の首には赤いニューロリンカーがまかれていた。

偽とも子「覚悟しろよ、シルバー・クロウ!バースt」



天道「バーストリンク」バァァァン

いつの間にか、彼女の後ろに立っていた天道が加速世界へと彼らを誘った。
名前の場所にはサン・ロードとスカーレット・レインの文字が。天道はこの世界に入ると同時にカブトゼクターを呼び寄せた。

天道「悪いが、お前の相手はこの俺だ…変身!」

【HENSHIN】ギュイイイン

スカーレット「チッ…噂にゃ聞いてたが、まさか本当にこんなバケモンを 飼ってるたぁ思わなかったぜ。
       おいアンタ、いつからアタシの嘘を見抜いていた?」

カブトM「オマエが有田をお兄ちゃんと呼んだ時からだ。おばあちゃんが言ってた…‥本物を知るものは偽物には騙されないと」

スカーレット「まさか、シスコンだったとはな…『神速』が聞いて呆れるぜ」

カブトM「俺は断じてシスコンなどではない。それよりもオマエの目的を聞かせてもらおうか」

スカーレット「いいぜ…アンタがアタシを倒せるんならな!!!」

最強の加速能力を持つサン・ロード。そして最強の遠距離火力を誇るスカーレット・レイン。最強同士の戦いが今幕を開けた。


今日はこれで終わりです。

キャラ崩壊が酷すぎる(´Д`;)

続きはまた明日。

おばあちゃんが言っていた…更新乙ってな

次回バトルか続きが気になるぜ

乙です。

クロックアップはディケイド版はともかく本家はタキオン粒子で感覚を上げて周囲が遅く動いてるように見えると言うかんじらしいので加速とは少し違うらしいけどまあ間違いでは無いです。

しかし最速vs最大火力、面白くなってきた!!


いいえシスコンです

妹に好きな人が出来たと思い込んで取り乱す様はシスコン以外の何物でもなかったじゃありませんか

火力ならガタックも負けてないぜ?
ガタックバルカンは半径1kmを焦土にできるプラズマ弾を無限に放てるチート武器だ!(因みにドレイクのライダーシューティングとも互角)

今日の投下を始めたいと思います。



スカーレット「こい!強化外装!!」

彼女がそう叫ぶと同時にいくつもの巨大なパーツが彼女を覆い始めた。

カブトM「成る程…それが2代目赤の王の力というわけか」

ハルユキ「え?赤の王!?2代目!?」

スカーレット「そうさ!アタシこそが2代目赤の王。スカーレット・レイン様だよ!!
       変態に受けた屈辱は、アンタに全部ぶつけてやる!」バシューッ!

彼女が操る要塞の蓋が開く。そこから幾つもの巨大なミサイルがカブトに向かって発射された。
だがそれはキャストオフによって弾き出された鎧によって全て粉砕される。

スカーレット「やるじゃねぇか!ならこれはどうだ!?」ガシャン

休むことなく彼女は2つに別れた角のような突起物をカブトに向ける。次の瞬間、レーザーの嵐がカブトを襲った。

カブト「…クロックアップ」ペシッ

【CLOCK UP】

カブトはクロックアップを発動。静止の世界へと移動する。
その世界で動けているのはレーザーと彼のみ。カブトはそのまま後ろへと回りこみ、
何十発もの拳を加える。だが彼女が纏う装甲は予想以上に硬かった。

【CLOCK OVER】

スカーレット「それが噂の超高速移動かい?甘いねぇ!?速いだけじゃアタシは倒せないよ!」ドシュ!ドシュ!ドシュ!

再び弾丸の嵐が降り注ぐ!

カブト「何度やっても無駄だ」ペシッ

【CLOCK UP】

スカーレット「何度も同じ手を食うかよ!ヴァーッカ!!」

彼女の放った数多の弾丸が、天道を囲んだ。逃げ道がなくなった天道は弾の一つをクナイで切り裂く。
すると、次の瞬間大爆発が起き、ビルが崩れた。

カブト「グアアッ!!」

スカーレット「ヘヘッ…どんなに速くても避けられなくすりゃあ、意味ねぇよなぁ?」

カブト「クッ……」

スカーレット「アハハハハハ!圧倒的な力を前にした気分はどうよ!?」

カブト「たしかにお前は強い…だが俺はお前より強い」

スカーレット「はっ!その減らず口を叩けるのも今が最後だぜ!?シスコン野郎!!」

カブト「また俺をシスコン呼ばわりとは………少し強めにいかせてもらおう」

次の瞬間、空間に緑色のヒビが入り一匹のカブトムシが飛んできた。

ブゥウウン…パシィッ!!

スカーレット「銀色のカブトムシ?」

カブト「ハイパーキャストオフ!」カシャン

【HYPER CAST OFF】
    
【CHANGE】

【HYPER BEETLE】

カブト「俺の進化は光より速い。全宇宙の何者も俺の進化についてくることは出来ない…!」

スカーレット「………………………っ!」ビリビリッ

ハルユキ「凄い…………………」

ハルユキは感じていた、天道から発せられる恐ろしいまでの力を。
それは、彼に恐れと憧れを同時に抱かせていた。

スカーレット「姿が変わったからって、調子に乗ってんじゃねぇよ!!」

スカーレット・レインはさっきと同じ方法で彼を囲うように弾丸を発射した。

【HYPER CLOCK UP】ピシィン
     
     ギュウウウン!

!ュシド!ュシド!ュシド「!!よぇねゃじんてっ乗に子調、てっらかたっわ変が姿」

       ヒュン  

【HYPER CLOCK OVER】

    ドガアアアアアアン!

大爆発が起こる。しかし、爆発の中心地にいるはずの天道は全く別のところへと移動していた。

スカーレット「!? アタシの弾丸はたしかにアンタを囲ったはず!?グフッ!」

ハイパーカブトの拳が彼女の装甲を貫通する。パンチ力がさっきとは明らかに違っていた。

スカーレット「チクショー!アタシをバカにしやがって!!
       死ね!ヘイルストーム・ドミネーション!!」ババババババ!!!ドドドドドドド!!!

【HYPER CLOCK UP】

    ギュルルルル!

!!!ドドドドドドト!!!゙ババババババ「!!ンョシーネミド・ムートスルイヘ!
                ね死!!てっがやしにカバをシタア!ーョシクッチ」

 バキィッ!ガシャッ!メキィッ!

【HYPER CLOCK OVER】

撃った筈の弾は全て元通りになっており、発射口が全て猛スピードで叩き潰された。

Hカブト「何をやっても無駄だ。お前の攻撃で俺を傷つけることは絶対に出来ない」

スカーレット(おかしい!絶対におかしい!あれは速さなんかじゃねぇ!もっと別次元の「何か」だ!
       発動したはずの必殺技が発動してなくて、囲んだのに、囲んでなかった…………まさか!)

Hカブト「…気付いたようだな」

スカーレット「そんな…ありえねぇ……そんな力が在っていいはずがねぇ…
       時間移動(タイムワープ)なんて、ふざけた能力があってたまるか!!」

Hカブト「……終わりだ」ヒュルルルル ガシッ!

巨大な剣が天道の手に飛んできた。彼がその剣についたボタンを押し始めると機械の虫達が集まってきてそこにくっ付いていく。
もしも、ここでスカーレット・レインが不意打ちでレーザー砲を浴びせたら逃げられたかもしれない。
しかし彼女には何をしても天道にはなんの効果もないという決定的な事実からくる絶望で恐怖に震えることしか出来なくなっていた。

   【KABUTO POWER】

   【THEBEE POWER】

    【DRAKE POWER】

   【SASWORD POWER】

【ALL ZECTER COMBINE】

【MAXIMUM HYPER TYPHOON!】

Hカブト「喰らえ!」

巨大な赤い光の刃が彼女自慢の不動要塞を真っ二つに切り裂いた。
スカーレット・レインは直撃こそ避けたようだったが、右半身を消されていた。
天道はつかつかと彼女に近づくと、こう言い放った。

Hカブト「話をしてくれるな?…」

彼女の答えは即答で「YES」だった。

次の日 学校

ハルユキ「今日も早いですね。先輩」

黒雪姫「2年製の教室のほうがこちらに近い。それに、君を待つ時間が私はなによりも好きなのだよ」

ハルユキ「そう言ってもらえると嬉しいです。2代目赤の王について話があるんですが…」

黒雪姫「スカーレット・レインがどうかしたのか?」

ハルユキ「はい。今、彼女は僕の家に住んでいるんですけど…」

黒雪姫「ちょっと待て。なぜ、君そんな凄いことをさらっと言うんだい?」

ハルユキ「べ、別にそんな変なことしていませんよ!?天道さんも一緒に住んでるし」

黒雪姫「天道まで!?」

ハルユキ「はい。二人きりが気まずかったんで…」

黒雪姫(ヘタレめ……でもちょっと安心した)

黒雪姫「話がなかなか進まないな。彼女は一体なんのために君の家に住んでるんだい?あと、襲わされたりはしなかったか?」

ハルユキ「僕達にとあることを依頼したいそうです。
     これ以上は先輩と直接あってから詳しく話したいと…バトルもふっかけられかけはしたんですが………」

黒雪姫「されたのだが?」

ハルユキ「彼女が僕にするより早く天道さんが勝負を挑んで、彼女を完膚なきまでにボコボコに……」

黒雪姫「やはりあの男は無茶苦茶だ……」

黒雪姫「ところで、君はその戦いを見ていたのだろう?どうだった?」

ハルユキ「そりゃあ、もうハイレベルなんてもんじゃなかったですよアレ…
     巨大な要塞を召喚するわ、時を巻き戻すわ、無敵だと思ってた超高速移動を封じるわ、要塞を剣で真っ二つに引き裂くわ……」

黒雪姫「でも、とても勉強になったんじゃないか?そんな戦い、どんなにポイントを積んでもなかなか見れるものじゃない」

ハルユキ「まぁ、確かに新しい力を知る良い機会でした。」

黒雪姫「そうか、そうか。繰り返し聞くようだが、赤の王は君になんの危害も加えてないんだね?」

ハルユキ「はい。今頃天道さんと一緒にゲームでもやってるんじゃないですか?」

黒雪姫「それを聞いて安心したよ。今日の放課後、ネガ・ネビュラス全員を招集し、彼女と話し合いを行う。場所は君の家でいいね?」

ハルユキ「わかりました」

放課後 有田宅

パラッパッパ♪ラッパ♪パン♪

天道「帰ってきたか。ニコ、そこでジャンプだ。キノコをとれ」パエーン イヤッフゥ!!

ニコ「OK! 任せな!」マンマミーア!

ハルユキ「ただいま~…約束通り先輩を連れてきたよ」

黒雪姫「邪魔するよ…君が赤の王か」

ニコ「あぁ、そうだ…アンタが黒の王だな?真っ黒で触覚までついてやがるwww
   もしトイレで見かけたら、丸めた新聞紙で叩いちまうかもしれねぇなぁ?wwww」

黒雪姫「貴様こそ真っ赤ではないか。交差点にでもぶら下げたら車が止まってしまうんじゃないのか?赤の王さん?」

黒・ニコ「ぐぬぬぬぬぬぬ!」ビリビリビリ

天道「ニコ、喧嘩をしたらダメだろう?」

ニコ「ごめん…」

天道「いや、わかればいいんだ。ニコは偉いな」ナデナデ

ニコ「/////」ポ~ッ

ハルユキ(本当の妹みたいになってる……)

黒雪姫「赤の王。話し合いについてだが、ネガ・ネビュラス全員が来るまで待ってくれないか?」

ニコ「別にいいけど?」

数十分後

加賀・タク「お待たせしました~」

黒雪姫「よく来てくれたな2人共、さあ、座ってくれたまえ」

加賀美「天道!?お前なんでここに?」

天道「俺が何処に居ようが俺の勝手だろう。話し合いを進めろ。ニコ、まずは自己紹介でもすればどうだ?」

ニコ「わかった。アタシの名前は上月由仁子、ニコって呼んでくれ」

タク「確認のためにネームタグの提示をお願いします」

ニコ「…やりゃあ良いんだろ?ほれ」ヒョイ

タク「ありがとうございます。じゃあ次は僕が行きますね。シアン・パイル、黛拓武です」ヒョイ

黒雪姫「ん?私か…」ヒョイ

ニコ「オイオイオイ、明らかに偽名じゃねぇか? 」

彼女のネームタグには黒雪姫とあり。本名らしい名は一切記載されていなかった。

黒雪姫「別に私の勝手だろう?」シレッ

ニコ「…まぁいい。自分から姫って名乗る図々しいやつだって覚えとくよ」

加賀美「じゃあ次は俺か。ブレイズ・ウォリアー、加賀美新だ。よろしく」ヒョイ

ニコ「イレギュラーな存在を二体も飼っているたぁ驚きだぜ…次はお兄ちゃん。アンタだよ」

ハルユキ「みんな、僕の本名知ってるじゃないか…シルバー・クロウ、有田ハルユキです」ヒョイ

加賀美「天道、お前もやれよ。自己紹介」

天道「いいだろう。俺は天の道を往き総てを司る男、天道総司だ」ビシッ

黒雪姫「では、自己紹介も終わったし、次は君の目的について話してもらおうか」

ニコ「わかった………アタシはアンタたちの力を借りたいんだ。仲間を呪いから救うために」

黒雪姫「呪い?なんのことだ?」

ニコ「……災禍の鎧」

ハ・加・タ「災禍の鎧?」

天道「身に纏った者の精神を侵し、凶暴化させる外装の名だ。
その呪いは四代にわたって受け継がれ続けたらしい。
四代目の討伐はお前も参加していたんじゃないのか?黒の王」

黒雪姫「あぁ…私達は四代目を倒したあと、他の王達と一緒にストレージを確認した。
    誰も災禍の鎧を持つものはおらず、あの時に呪いは完全に断ち切られたはずだ」

ニコ「じゃあこの現状をどうやって説明するんだよ!」ガタン

ニコが思い切り立ち上がり、椅子が大きな音を立てて倒れた。

天道「ニコ、落ち着けとは言わん。だが今ここで暴れたらソイツを止められるのか?」

ニコ「そうだけど、あの優しかったチェリーが暴れていると思ったら胸が痛くてよ…
   アイツには凄い能力なんて無かったけどコツコツレベルを上げてようやくレベル6になったんだ…
   これから楽しくなるところだったんだ!」

ハルユキ「ニコ……」

ニコ「私はレギオンマスターとしてやるべきことをやる。でもアタシ一人じゃそれは無理なんだ。
   お願いだ!飛行能力に超加速があれば多分、ジャッジメントブローを成功させられる。頼む、早くアイツを楽にさせてやりたい…」

黒雪姫「…わかった。この依頼、受けさせてもらおう。みんなもそれでいいな?」

ハルユキ「はい!」

タク「マスターが良いのなら‥僕も」

加賀美「早くお友達を助けてあげないとな!」

ニコ「本当か!?」

黒雪姫「天道さん。あなたの返事をまだ聞いてないが?」

天道「何度も言うが、俺はお前等のメンバーではない。だから許可を取る必要などない」

黒雪姫「……そうだったな。敵はいつ何をするかわからない。
    いつ招集がかかってもいいようにしておいてくれ。では、そろそろ帰ろうか」


今日はこれで終わりです。
期待してもらった割にグダグダな戦闘描写で本当にすいませんでした。
矛盾やわからない点などの指摘よろしくお願いします。
ハルユキがジャッジメントブロー知ってるのは天道に教えてもらってたということでお願いします。
それでは、また明日

エクストリーム 乙

乙です。

天道さん容赦ねぇ!!
時間移動とか使わなくてもハイパークロックアップだけでも充分そうなのに。

つーか王に勝利しちゃったよ!!

乙乙
天道さんは負けないし
ぶれないから安心してみれる

何故に所々逆読み?

>>122
時が戻るからじゃね?

>>123
なるほど!

細かいところですがカブトの時間移動はマジで時間を移動してるのでそもそも巻き戻ったかんじに認識してるのがおかしいかな?

あと>>102はクロックアップ発動してる場合、天道さんから見れば爆発自体がスローモーションに見えるはずです。

あと公式でクロックアップは速度が測定不能とか言われてるのでもしかしたらレーザーすらもスローモーションに見える可能性あるかもです。

本当に細かいことですのでそこまでおかしいかんじでは無いはずです。

>>125
ご指摘ありがとうございます。
爆弾についてですが、マイザーボマーに似た物をニコが使ったと思ってくれれば嬉しいなと(´Д`;)
クロックアップや時間移動については返す言葉もございません。
こんなssですが、もうしばらく続きますのでこれからもよろしくお願いします。

実際カブトって滅茶苦茶強いよな。

ただのクロックアップについてこれるヤツはファイズとスーパータトバ?とアクセル・・・あとディケイド位か?

ハイパークロックアップと戦えるやつはディケイドの召喚があったけどあれも天道が勝つ希ガス

融合したブレイド忘れてた・・・・まあ、それでも天道が勝つかな?たぶん

>>127
ディエンドもちょくちょくクロックアップっぽいの使ってるからいける。多分トライアルでクロックアップに追いつくのは無理だと、シュラウドの特訓で市販?のバイクを使用して、コースを10秒だから秒速50メートルとかそこらへん。桁増えても100mを0.0045秒で消化するファイズアクセルには勝てん。

カブト勢2人でレディオ軍団(レディオ含む)は全滅確定だろう。安心して災禍の鎧を倒せるよ、やったね!!ハルちゃん!!

>>127
そもそも本家とディケイド版のクロックアップが同じかどうかが疑問。
>>125が言ってるようにクロックアップは測定不能のはずだから計れるやつと対抗出来てるのがな…
まぁ議論するつもりはないが。

「自分が速くなる」アクセルやトライアルと「周りが遅くなる」クロックアップは能力の性質が微妙に違うイメージはある


既に散々議論されてるだろうけど

カブト原作版クロックアップは「そういう時間の流れを発生させる能力」
(タキオン粒子は時間操作の媒介として必須)
→通常時間でいくら速かろうと追いつけないはず

ディケイド・客演版クロックアップは「加速能力」
(タキオン粒子はただのエネルギー源)
→速いだけだからペガサスフォームで捉えられるし、同じ加速能力持ちのアクセルフォームやレッドバスターでも追いつける

こんな感じ?

ちょっと調べてみると本家版は
「体を駆け巡るタキオン粒子を操作し時間流を自在に行動出来るようになることで行う。」
らしい。

それで自分の周囲がスローモーションに見えるみたいだ。
というよりクロックアップしてるもの以外の時が止まってるように見える。

あと、タキオン粒子が流れる目でないとクロックアップしてる者は視認出来ないみたいだ。

アクセルフォームとかの様に自身を加速させてるんじゃなくて
タキオン粒子で時間の流れを遅くしてるってのが正確みたいだね
だからクロックアップ時に車がほぼ止まってたりボウリング玉が遅くても動いてたりするのは時間の速さがまちまちなんだろう。決して適当演出じゃ(ry

この>>1テレビのカブトみたのか?加賀美が銃を撃ってもちょっとずつふよふよしか動いてなかったぜ?レーザーとか余裕でよけれる
>>134の銃の弾より遅い物が動いたりしてるのは、決して適当演出じゃ(ry

つまり過程は違うが結果ははたから見たらほぼ同じってことでいいの?

雨が降ってる中クロックアップして降ってくる水滴がほぼ静止した状態で戦ってるシーンあったよな

あれを見たときは自身の動きが加速してると思ってたんだけどな
周りがスローモーションに見えるっていうのが正しいのか

まぁ天道さんの場合はクロックアップせずにクロックアップしてるの倒したりするからな…

>>138確かになwつか1話目でクロックアップした敵を鏡の反射を利用してレーザーガンうって倒したんだっけ。

タキオン粒子の有無にしろ、加速してない第三者からすれば同じ事にしか見えないな
マスクドフォームで成虫ワーム倒した件は、クロックアップしてるのにおっそい攻撃当たりに行くワームがよっぽど余裕ぶっこいてたとしか…
運転中にアクセル踏みすぎてハンドル切り損ねて激突みたいな?ww

昭和ライダーの方々なんて、素で「レーザー見てから回避余裕でした」だから困る
さすが改造人間

春の劇場版でディケイドがCUする度に敵に破られて
CUが噛ませ能力化しつつある

おのれディケイド!

そもそもハルユキも加速世界でレーザーの弾道予測&回避はできてるし、さらに言えば通常のリンクでそれができる以上現実でもハルユキ避けれんじゃないのと思うの。ショッカー改造=ハルユキの数日間の修行とはショッカーが馬鹿なのかハルユキがすごいのか。

動かないでレーザーや弾をかわす奴だってこの世界にはいるぞ、バイオライダーとかシャウタとかウォーターとか。

結論:ヒーロー相手に速い遠距離攻撃は当てにならない。弾幕かホーミング性能をつけましょう。

皆さんの議論参考になります。
今日も変なシーンを生み出していくでしょうが、
最後までお付きあい願います。

では、今日の投下を始めます。


タク「またね、ハル」

加賀美「またな!」

ハルユキ「さようなら。先輩、加賀美さん。じゃあな、タク」

ニコ(なぁ、黒の王)チョイチョイ

黒雪姫(どうした?)

ニコ(お兄ちゃんの寝顔すっげぇ可愛いんだぜ?キスしたくなっちまうほどにwwwww)

黒雪姫「んあっ!?貴様ぁ~…」ワナワナ

ニコ「あれ、どうしたんだ~?帰るんじゃなかったのか~?」ニヤニヤ

黒雪姫「気が変わった。ハルユキ君、今日は私も泊まる!」

ハルユキ「えぇ!?そんな急に…」

黒雪姫「なんだ?赤の王はいいのに私はダメなのか?」

>>141
ディケイドのクロックアップは別物とした方がいい。
激情態の時は全てのライダーの能力が使用可能だからともかく。

まぁクロックアップとただの高速移動の違いを例えるなら
乗り物で普通にスピード出してるのが高速移動であまりに速過ぎると制御しにくく方向転換などに支障が出る。
しかしクロックアップの場合、そのスピードでも通常の移動と同じ感覚で動けるって感じかな?

ハルユキ「いや…そういう訳では……」

黒雪姫「ならいいだろう?私はちょっと買い物に行ってくる!」バタン!

そう言うと黒雪姫は荷物をおいて足音を荒げ、外へ飛び出していった。

天道「ニコ…お前アイツになにか吹き込んだのか?」

ニコ「別に~?アタシはなにもしてないよ~」ニッタァ

ハルユキ(あれ、絶対悪いこと企んでる人の顔だよ…)

天道「ならいいんだが…俺は晩飯の準備にとりかかるとしよう」

ハルユキ(気付かなかった!?)



ハルユキ(先輩とニコ…今二人の美少女が僕の家でお風呂に入っている。
     これは男として覗かない訳にはいかない!)

天道「有田、それは男ではなく変態だ」

ハルユキ「なんであなたは人の思考が読めるんですか…」

黒雪姫「上がったぞ、ハルユキ君」ガチャ

ニコ「ふぃ~…さっぱりした~♪なあなあ、聞いてくれよお兄ちゃんwwww
   こいつ中2で大人っぽい喋り方のくせにアソコがつるっt…グッハア!!」

ニコの話を遮るように黒雪姫の拳が彼女の鳩尾を抉った。

ハルユキ(今のは聞かなかったことにしよう……)

黒雪姫「そ、そんなことよりゲームでもしようか///」

ニコ「いてててて…‥あ、これやらしてくれよ」つ【スマ〇ラ】

ハルユキ「いいよ。天道さんもやります?」

天道「いいだろう…俺のガ◯ンド◯フが火を噴くぞ」

このあと彼らは夜中までゲームをし続け、ニコ、黒雪姫、ハルユキの順に眠りに落ちていった。
天道は夜通しニューロリンカーで何かの作業をしていた。

翌日

黒雪姫「では、行こうか。ハルユキ君」

ニコ「いってらっしゃいお兄ちゃん♪」

ハルユキ(姉と妹が一気にできたみたいで幸せだ~)ポ~

天道「何を惚気ている。さっさと学校にいけ」

ハルユキ「の、惚気てなんかいませんよ。い、いってきます!」バタン!

天道「…ヤツに動きは?」

ニコ「無いみたいだよ」

天道「そうか……ならいい。今日の放課後より前に動かれては困るからな」

エレベーター

黒雪姫「今日は一日曇りだそうだな」

ハルユキ「そうなんですか」

チーン

チユ「あ…!」

ハルユキ「げっ!」

チユ「ちょっと『げっ!』って何よ!?『げっ!』って!
   それよりも、なんで黒雪姫先輩がハルと一緒に登校してるわけ?」

黒雪姫「ブレインバーストについて大事な話があってな。昨日、彼の家に泊まらせてもらったのだ」

チユ「またそのゲームの話…‥加速とか意味がわからないよ……
   でも、私もそれ一緒にプレイしたいな~。そうしたらまたおんなじ話ができるのに~」プク~

そう言うと、千百合は頬をふくらませながら、ロビーの前に立っていたタクムの元へと駆けて行った。
彼に愚痴をこぼすつもりなんだろう。

昼休み

ハルユキと黒雪姫とタクムは三人で千百合の参加について話をしていた。

ハルユキ「千百合は第一条件はクリアしていると思いますし、僕はいいと思いますけど…」

黒雪姫「そうか、大脳応答の適性よりそっちの方が大事だからな。
    まぁ、身近にあの二人がいるし説得力などあまり無いだろうが」                                                         近にあの二人がいるし説得力などあまり無いだろうが」

あの二人とは勿論、天道総司と加賀美新のことである。

ハルユキ「ハハハ…そうですね。タクはどうしたい?」

タク「僕もチーちゃんと一緒にやりたいけど」

ハルユキ「なら、決まりだな」

黒雪姫「……わかった。ただ、バーストリンカーにおいて親と子の間には深い絆が生まれる。
    そして、その絆がプラスの要素だけではないということをくれぐれも覚えておいてくれ」

タク「はい、肝に銘じておきますマスター。じゃあ、僕はこれで」

そう言うと彼は足早に立ち去っていった。

ハルユキ「そういえば、先輩の親ってどんな人なんですか?」

黒雪姫「……悪いがこのことはまだ君に話したくはないよ。バーストリンカーとして、一人の女として」

黒雪姫の声は口調こそ丁寧だったものの、憎しみや怒りからであろう、荒々しい感情が垣間見えた。

ハルユキ「すいませんでした。嫌な質問しちゃって…」

黒雪姫「いや、いいんだ。そういえば、さっき天道から連絡があった。
    クロム・ディザスターの討伐は今日の放課後にするそうだ」

ハルユキ「わかりました。タクには僕から伝えておきます」

放課後 有田家

黒雪姫「全員、集まっているな。今から5代目クロム・ディザスターの討伐ミッションを開始する」

ニコ「アイツはもう動き始めたぞ。今までのパターンからして、今日の狩場は池袋だ」

加賀美「俺達も池袋に行くのか?」

天道「いや、俺達は中から行く。このメンバーならエネミーも簡単には寄ってこないだろう」

黒雪姫「では行くか」

全員「アンリミテッド・バースト」バァァァン


無制限中立フィールド

ガタックM「相変わらず凄いな~。現実世界と全く変わらない」

スカーレット「まったくだ。作った奴の脳みそはどうなってんだか」

カブト「無駄口を叩いている暇はない。ここから飛ぶぞ」

スカーレット「は~い♪お兄ちゃん、落ちないでね?」ガシッ

そう言うとスカーレット・レインはシルバー・クロウの体にしがみついた。

ロータス「ほら、もっと脇によれ!アタシは手足がないからお姫様抱っこしてもらわないとダメなんだ!」

スカーレット「わかったよ……そういえば、お前らどうするんだよ?さすがに5人は無理だろ」

カブト「安心しろ。ハイパーキャストオフ!」

【HYPER CAST OFF】
    
【CHANGE】

 【HYPER BEETLE】

ニコ「ヒィッ!」ガクガクブルブル

ハルユキ「ニコ、大丈夫?天道さん。それでどうするんですか?」

Hカブト「…飛ぶこと以外になにがある?」ガシャン!

そう言うと同時に彼のアーマーが展開し、背中から斜め下に鋭く伸びる青い羽が現れた。
彼はタクムと加賀美を抱きかかえ、大空を舞った。

ガタックM「天道!オマエ飛べたのかよ!?」

シアン「凄い……」

銀鴉「僕の唯一無二のアイデンティティまでもが……」シクシク

ロータス「わ、私は君の翼のほうが10倍。いや100倍好きだぞハルユキ君」

銀鴉「うぅ……せ、せんぱいぃ」ギュッ

ロータス「ひゃっ!///い、イチャイチャしている暇はない!
     クロム・ディザスターを倒しに行くぞ!」

スカーレット「お前が言うなよ…」

彼らは池袋へ向けて旅立った。途中でエネミーと戦っているアバター達がいたが、
皆目の前の敵に集中しているようで、天道達に気づく様子はなかった。

加賀美「この調子だと戦闘なしで目的地に辿り着けそうだな……」

シアン「そうですね…‥‥ !! 天道さん!避けてください!」

下を見ると何者かによって、数十発のミサイルが彼らに向けて発射されていた。
天道は美しい旋回で見事なまでに回避した。しかし、ミサイルはそのままハルユキ達へと直進していった。

スカーレット「クソが!!」バン!バン!バン!

スカーレット・レインが拳銃でミサイルを撃ち砕く。
しかし、全てを破壊することは出来ずなかった。生き残った弾を全て黒雪姫が切り裂くが、
それによる爆風で彼らは下へと落ちていった。

ハルユキ「うわあああああ!!」ゴロゴロゴロ

ハルユキは盆地の中へと転がり込む。天道達も後から続いて降りてきた。

シアン「ハル、大丈夫?皆さん怪我はありませんか?」

ロータス「私は大丈夫だ」

スカーレット「アタシもダメージは受けてねぇ」

ガタックM「安心している場合じゃないぞ!囲まれてる!」

上を見ると、そこには30人程の武装したアバターがハルユキ達の周りにいた。
その後ろからひょろりとした黄色いピエロが現れる。

スカーレット「イエロー・レディオ、なんでオマエが!?そうか!テメェが全部仕組んだのか!!」

銀鴉「イエロー?てことはあの人が黄の王?」

レディオ「おやおや~。これは、これは赤の王。奇遇ですね~」

スカーレット「何を白々しい!待ち伏せてやがったくせに!!」

レディオ「酷い言いがかりですね~…私はただ可愛い配下を赤のレギオンの誰かにポイント全損をさせられたので、
     そいつを殺りに行くため出向いたまでですよ~」

銀鴉(絶対そうだ!黄の王は災禍の鎧を隠し持ち、チェリー・ルークに渡したんだ! )

レディオ「不可侵条約にはこうあります。誰かが条約を破り、他のレギオンの者を誰かを強制アンインストールに追い込んだ場合、
そのレギオンの誰か一人を同じ運命を与えることができると。まさか、その一人が赤の王ご本人になるとは思ってもいませんでした」

銀鴉(合法的に王を狩り、自分がレベル10になるために!)

スカーレット「チッ……やっぱりそういう魂胆かよ。だが、オマエにも誤算はある。
       こっちには今、王がもう1人いる。たった30人で狩られると思うなよ!」

レディオ「おやおや、それは困りますね~。ブラック・ロータス、
     これから始まる楽しいカーニバルの邪魔をしないでもらえますか?」

ロータス「断る。貴様の思惑通りに私が動くと思うなよ?」

レディオ「フフフフフ……やはりそう来ますか。嬉しいですね~王が一気に2人も倒せるなんて」

ロータス「ほう、私達を狩れると本気で思っているのか。おめでたいやつだな」

レディオ「ハハハハハハハ!!おめでたいのはあなた達の方ですよ。本当に戦力がこれだけだとお思いで!?」

ロータス「何を…グハッ!」ゴスッ!

ブラック・ロータスの腹部に何者かの鋭い蹴りが突き刺さる。
痛覚4倍のこのフィールドでは結構なダメージだ。
そしてこれを期に次々と仲間がやられはじめる。

銀鴉「先輩!グフッ!」ガゴッ!

シアン「なにが…ガハッ!」バキッ!

スカーレット「グアッ!」ドゴッ!

ガタックM「グゥッ!」ゲシッ!

Hカブト「こいつは…くっ!」ガキン!

レディオ「フハハハハハ!!実に面白い!」ケラケラ

【HYPER CLOCK OVER】

聞き慣れた電子音が近くで鳴り響いた。

???「これぐらいでいいのですか?」

レディオ「えぇ、ヒヒヒヒヒ……実に良い不意打ちでした。もう1人にも仕事を与えなければいけませんしね~」

???「そうですか…物足りませんね」

ガタックM「なんだアイツ!?」

Hカブト「わからん。だが今やつが使ったのはハイパークロックアップだ」

銀鴉「天道さんと同じ力?」

レディオ「アッハハハ!その通りです。彼はウチの切り札の一人ですよ。もう一人は……おや、来たようですね~」

???「遅れて悪かったな」

この天道ってナルシストぶりがないな
それにいつもだったら加賀美が話してくる事件を、興味無さそうに聞いていて、それでいて全く逆の違う事をするけど、全て天道が正しかったみたいな。そんな奴なのになぁ。
あとハイパーって、時間が逆戻りする設定だっけ?テレビの放送されたカブトは、一瞬でハイパークロックアップとか言って加賀美を最終回で助けていた所あるんだよな

レディオ「いえいえ、あなたにはお世話になっていますしね~。ブロンド・コマンダー。存分に暴れてください」

ケタロス「じゃあ、今日も蛆虫どもを潰すとするか」コキッコキッ

コーカサス「私も行っていいのかな?」

レディオ「勿論ですよ、ゴールド・キラー。他の者は砲撃準備を」

イエロー・レディオが腕を振り上げると同時に黄の軍勢は銃口を天道たちに向けた。それと同時に彼らも臨戦態勢に入る。

確か天道以外は戻されたことに気づけないはず

あの頃は天道さんパネェッスてな感じで見てたな…

ハイパークロックアップなら2~3人はほぼ同時にダメージ感じる気がするが…

ガタック「行くぞ!キャストオフ!」バキィィン!

【CAST OFF】

【CHANGE STAG BEETLE】

レディオ「行きなさい!」

戦力はほぼ互角、勝利の鍵を握るのは4人のライダー達。加速世界史上、最速の戦いが今始まる。


今日の投下はこれで終わりです。

実はこれ最初、天道を二重に裏切らせてコーカサスからハイパーを奪い
ガタックに渡す予定だったのですが、面倒くさくなっちゃって………
色々ごめんなさい。それでは、また明日。ハイパーガタックにはなるよ。

乙乙!

>>162
映画で加賀美が乗った脱出ポットにコーカサスが穴開けて、
それを天道が時を巻き戻して、防ぐっていうシーンが有るんですね。
その時、拳を止められたコーカサスが「まさか、時間を戻したのか!」
って言うんですね。だからわかっちゃったりするのかななんて。

長文失礼しました。

>>167
すまん、映画だけは見たことないんや

乙です!!

しかし天道さん、ニコのトラウマになっちゃってるよ…(笑)

乙です!
天道・・・お前働けよ・・・



客演版クロックアップが純粋な加速能力扱いだから、その延長で言えば客演版ハイパークロックアップは時間巻き戻し能力という解釈でもいい気はする

個人的にクロックアップは意識というか動体視力とかも加速させて使用者に負担無く活動させてるイメージ、
ファイズAFは単純に加速させてオルフェノクの超感覚であとはどうにかしてるって脳内補完してた

>>172
負担が無いというより周りが遅くて自分だけ普通に動いてるかんじかな?
だからクロックアップに普通の高速移動で対抗するにはスローモーションと±0になるくらい加速しないといけない。
ようは測定不能の域にまで。
じゃないとクロックアップしてるのから見たら他と比べて多少速く動いてる程度だからな。

>>167映画みたがそんな所あったけ?うわぁぁぁっ的な事いって、宇宙の彼方落ちていった気がするんだけど。それにそのあと一瞬でワープみたいに7年後行って隕石破壊してなかったっけ?

ああ、ゴメン。演出的に巻き戻す場面あったな。でもあれ一瞬で脱出ポッドの前現れたからじゃねーの?ハイパ
ゼクター奪ったし。

カブト本編:自分だけ体感時間を加速させ、それに応じて思考や感覚も引き伸ばされる。要はメイドインヘブン
ディケイド以降の客演:ただの加速能力

こんな感じか?

ディエンドのクロックアップ対策は本編カブトにも通じそうだと思う
弊所で弾幕張りまくったりインビシブル使ったり

>>176
メイドインヘブンとは逆だと思う。
あっちは時を加速だがクロックアップは時を遅くするかんじ。

>>175
そうなんですかね~。でも、一瞬で目の前に現れるんだったら
普通のハイパークロックアップでも可能だと思うんですよね。
なんで「時を戻した」って言ったんでしょうね。屁理屈ですいません。

>>178
僕はてっきりタキオンを纏って、高速で時が進む別の時間軸へと移動してると思っていました。半分異世界にいるようなもんだから
タキオン使わないと姿が見えないんだと。時を遅くしてるんですね。勉強になります。

今夜9時頃投下できたらいいなと思います。

>>179
正確には自分の周囲の時を遅くしている。
体感時間が変化したと同じかんじです。

じゃあ、投下を始めます。
書き溜めていないのでゆっくりです。


ロータス「私はレディオを片付ける!レインは雑魚達の排除を!シアン・パイルとシルバー・クロウは彼女の援護を頼む!
     あの4人の戦いには手を出すな!」

黒雪姫は的確に指示を出すと同時にイエロー・レディオに向かって突進していった。

レディオ「来なさい、反逆者!私があなたに引導を渡してさしまげますよ!」

巨大なバトンのような武器を振り回すイエロー・レディオ。ひょろひょろとした体に似合わず、肉弾戦も得意のようだ。

ロータス「私は負けるわけにはいかないのだ!」ガキイィン!!

ケタロス「お前が俺の相手をするのか?」

ガタック「あぁ……お前のリーダーの野望は俺達が止めてみせる!」

ケタロス「レディオに歯向かうとは愚かな!貴様はここで消えていけ!」

そう言うと、ケタロスはアックスモードのクナイガンで加賀美に切りかかった。加賀美もガタックダブルカリバーでそれを迎え討つ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Hカブト「まさか、同じ力を持つ奴がいるとはな」

コーカサス「この世界で二人もハイパークロックアップが使える者はいりません。
      貴方にはここで私の薔薇に色合いを加えてもらいましょう。砕けた鎧と屈辱の涙で!」

Hカブト「…やってみろ」

【HYPER CLOCK UP】

ガッシャアアアアン!

目にも留まらぬ速さで2つの影が激突する。風が吹き荒れ、地面に穴がいくつもの穴が空く。
決して視認はできないが、あの二人が激闘を繰り広げているのが充分に理解できた。

シアン「ハル、僕達も頑張らないと…!ハッ!」グサッ

敵「ぎゃあっ!」

銀鴉「あぁ、いつまでも頼りっぱなしじゃダメだ!」ボカッ!

敵2「あべしっ!」

息のあった攻撃で敵を倒していくタクムとハルユキ。彼らの頑張りのおかげで不動要塞へのダメージは最小限ですんでいた。

スカーレット「その調子でアタシに群がる雑魚を片付けてくれよ!オラオラオラァ!」チュドドドーン

敵3「ぎゃあああああ」

敵4「ぐああああああ」

敵5「兄貴ィィィィィ」

圧倒的な数の力に苦しめ立てながらも、3人の大奮闘により敵の勢いは徐々に減っていく。

ガッキィン!ギャシィン!ギャリリリリ!

バトンと剣が激しい音を立ててぶつかり合う。

レディオ「いい加減に諦めたらどうです!?逃げてばかりだった、あなたに勝ち目なんてないんですよぉ!」ゴスッ!

強烈な突きが黒雪姫の腹部に入る。さっき、コーカサスからキックを受けた箇所だ。
あまりの痛みに思わず怯んでしまう。その隙にイエロー・レディオが追加の一撃を加える。

ロータス「くあっ!」ボコッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【HYPER CLOCK OVER】

【HYPER CLOCK UP】

     ギュン!

コーカサスとカブトの二人は加速し続ける。すでに両者の体にはかなりのダメージが蓄積していた。
それでも彼らは拳をぶつけることを止めない。

コーカサス「しかし、貴方ほどの力を持っている男が悪の反逆者につくとは愚かしい。
      味方ならば、二人で最速という選択もあったかもしれないんですがねぇ!?」ブン!

強烈な右フックがカブトの顔を見事に捉える!

【HYPER CLOCK OVER】

Hカブト「カハッ!」

コーカサス「これで終わりです。薔薇の花言葉は…愛。愛とともに散りなさい…」

【MAXIMUM RIDER POWER】

ビチッ!バチッ!ビチッ!ビチッ!バチッ!

コーカサス「ライダーキック…!」

【RIDER KICK】

Hカブト「まだだ…!」ヒュルルル

カブトはとっさにパーフェクトゼクターを呼び出した。それについた黄色いボタンを速攻で押し、強烈な蹴りを迎え討つ!

【THEBEE POWER】

【HYPER STING】

タキオン粒子によって作られた槍がコーカサスの足を貫いた。
しかし、彼が放ったキックの威力は凄まじく、その衝撃が剣に伝わり天道の右腕を破壊した。

Hカブト「グゥッ!」ボキッ!

コーカサス「ぬぁっ!」グサッ!

右足が貫かれたことによって、うまく歩けないコーカサス。天道はまだ使える左手を使い、ハイパーゼクターを彼の腰からもぎ取った。

コーカサス「く…貴様だけは許さない!それを返せ!」

Hカブト「悪いな…これは俺にとって必要な物だ。残念だがお前はここで終わる」

コーカサス「ほざけぇ!!」

そう言うと、彼は足を引きずりながらも天道に掴みかかる。
天道は迫り来る彼の手をうまく躱し、そのまま空中へと力いっぱい放り投げた。

【HYPER CLOCK UP】

コーカサスの落下スピードが急激に落ちる。

【MAXIMUM RIDER POWER】

【1 2 3】カシャン

Hカブト「ハイパーキック…!」カション

【RIDER KICK】

Hカブト「喰らえ!」

コーカサス「ぐあああああああああ!!」

巨大な爆発とともに蒼い炎が空に散らばる。爆発によってできた煙が消え、
そこからカブトが現れた。天を指し示すポーズを取りながら。

Hカブト「俺が正義だ…!」



かなり短いですが、今日はこれで終わりです。
コーカサスさんはあくまでもハイパーガタックのための踏み台にすぎないので、
こんな扱いを受けています。好きだった人はごめんなさい。
明日もまた来ます。

>>187
ハイパークロックアップならもはや落下なんて静止に近いと思います。

とりあえず乙です。

>>187
ハイパークロックアップならもはや落下なんて静止に近いと思います。

とりあえず乙です。

天道「そんな装備で大丈夫か?」

加賀美「大丈夫だ、問題ない」

―――――――――――
加賀美「ぐはッ!!」バタ

────神は言っているここで死ぬ運命(定め)ではないと────


―――――――――――
天道「そんな装備で大丈夫か」

加賀美「大丈夫じゃない、一番良いのを頼む」

天道つハイパーゼクター




次はこれが見れるわけだな!

超期待

>>188-189
どっちがワームだ?

乙彼

>>189だ。

冗談としてミスって連投してしまった。

乙!
遂にハイパーガタック登場か、胸熱

乙です!
ところでこのssにはカブト以外のシリーズのライダーは出ないんですか

あとちなみに
スーパータトバコンボは時を止めます(笑)

>>194
今のところ出す予定はありません。ややこしくなってしまうので。
でも、ブラック・バイスの代わりにディエンド出したりするのは面白いかもしれませんね。
かなり姿が似てるし。

姿は似てても攻撃手段と性格がかなり違いますけどね。
チノマナコディエンドならともかく。


>>194
時止めくらいならブレイドキングも出来るけどな。

影山がゴンを人質にとって風間に命令してたあたりの

①通常状態のドレイクがライダーシューティング

②クロックアップ状態のザビーが回避

③クロックアップ状態のカブト、ライダーキックでシューティングを跳ね返す

④ザビー、通常状態のドレイクの後ろに回り、押さえ付けて盾に

⑤ドレイク、クロックアップを発動して回避

とか、

通常状態でのシューティングとクロックアップ状態でのシューティングで、クロックアップ状態のウカワームを挟み撃ち

とかはどういう原理だったんだろう?


時間巻き戻しがわかるかどうかは、コーカサスの立場になればわかるでしょ
同じ程度のクロックアップ→A地点からB地点までの移動が見える
それ以上のクロックアップ→A地点からB地点までの移動が見えない。体感的にはテレポート
クロックアップというシステムの能力だと思ったなら、時間戻しを考えてもおかしくはないと思う
あと、クロックアップって劇中で度々速度変わってるからそういう意味でも測定不能だと思う。

このSSの場合はゲームの世界だから、全ては>>1のさじ加減だけどな。

ところで、ケタロス達三人がいきなりなのと、ガタックさんの活躍は見られないのかが気になります。
それはこれから見ていてわかるのでしょうか?

クロックアップはいくらはなしても結論はでないだろ
クロックアップ中ジェットコースターのチェーンとか普通の速度で動いてるから・・・

>>199
それは演出というかなんというか…

ハイパーがタックってどんなんなの?

>>201
なんかの付録かなんかに付いてたDVDの奴で上半身が変化している。
下半身は変化無し。

てれびくんで毎年やってる「ハイパーバトルDVD」ってシリーズ
カブトはハイパーガタックが登場する話

じゃあ、今日もゆっくりやっていきますね。


ケタロス「ふんっ!」ブンッ!

ガタック「くっ!」ガキン!

ガタックは押されていた。圧倒的な差がケタロスとの間にあるわけではないが、
どうしても攻撃に移れない。それほどに彼の動きは隙がなかった。

ケタロス「どうしたゴミクズ?貴様はその程度の実力で俺達に喧嘩を売ったのか!?」ブォン!

力任せに振られた斧が加賀美の体を弾き飛ばした。
さらに追撃を加えようと、ケタロスは猛スピードで彼を追いかける。

ガタック「ぐぅう…!プットオン!」

【PUT ON】

ガタックは鎧を身に纏い、ケタロスも猛攻を耐え切った。カウンターとしてプラズマ弾の連射をお見舞いする。

ケタロス「なにっ!?ガアァッ!」

至近距離で撃った弾が効いたのか、ケタロスの動きが前よりも重々しくなった。
それを見切った加賀美は再びその身から鎧を弾き飛ばし、反撃を開始する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ロータス「私は……まだ……くっ!」

蹴りと突きが効いているのか、体を若干前に屈みながら闘う黒雪姫。この体制での長時間の戦闘はキツイものがあった。

レディオ「ハハハハハハ!!さっきできた傷が堪えているようですね~。しかし、この程度で怯むくせに
     レベル10を目指すなどとは片腹痛い!これで終わりにしてやりますよ!」ブンブンブンブンッ!

銀鴉「先輩!」

慌てて黒雪姫の元へと飛んでいこうとするハルユキ。しかし、敵が放ったワイヤーのようなものに翼を捕まれ、
辿り着く前に地面にたたきつけられてしまった。

黒雪姫「私は大丈夫だ!君は目の前の敵に集中してくれ!」ガギギギギ!!

彼女は回転するバトンを足でなんとか受け止めた。

ハルユキ「わ、わかりました!」

本当は彼女の言葉を無視して彼女を助けるために飛びたかったが、彼女を信じない訳にはいかない。
こみ上げる気持ちを抑え、ハルユキは敵を倒すことを再開する。

銀鴉「はっ!」グルン

体を思い切りねじり、翼についたワイヤーを振り回す。そしてそのまま敵をレインの上にいる、
もう一人の敵に叩きつけた。その衝撃でワイヤーによる拘束も外れる。

敵6「ぎょえええええ」ゴチン!

敵7「ぐわあああああ」ガツン!

シアン「ハル!マスターのためにも早く全ての敵を倒さないと!」

銀鴉「あぁ、俺は先輩を必ず守る!」

ガタック・ケタロス「クロックアップ!」

【CLOCK UP】

ガタック「はあああああ!!」ビュン!ビュン!ビュン!

ケタロス「ふっ!はっ!おああああ!!」ガキン!ガキン!ガシィン!

双剣による乱撃で自分のペースに持っていく加賀美。それでも、ケタロスにはどうしても決定打が与えられずに反撃されてしまう。

ケタロス「はっ!所詮はクソか!雑魚に生きる価値などない!」ガキン!ザシュッ!

【CLOCK OVER】

ガタック「があああっ!」ズバァッ!

傷が熱い。あまりの痛みに目眩もする。がっくりと膝をついてしまったガタックにケタロスは躊躇なく斬りかかる。

ケタロス「これで終わりだ!!」

ガタック(みんな……ごめん!)

ケタロス「オラアアアア!……グハッ!」

【HYPER CLOCK OVER】

天道が猛スピードでケタロスにタックルをかまし、彼の体勢を崩す。
その隙に加賀美は素早く戦闘態勢に戻り、ケタロスの体を蹴り飛ばした。

ケタロス「くっ……ゴールドの野郎、負けやがったか……!まぁいい…手負いのお前らがこの俺になにができるか見せてみろ!」

ガタック「どうするんだ?コイツかなり強いぞ?」

Hカブト「何を言っている?最強はこの俺だ…」

ガタック「けど、そんな右手じゃできる事も限られるだろう?」

Hカブト「…わかっている。加賀美、これを使え」

ガタック「これは!?」

天道は加賀美にハイパーゼクターを手渡した。彼はそれを腰につけ、天道の動作を思い出しながら、ゆっくりと腰のレバーを倒す。

ケタロス「作戦会議は終わったか!?」

二人に向けて走りだすケタロス。

ガタック「あぁ!ハイパーキャストオフ!」

【HYPER CAST OFF】

【CHANGE】

【HYPER STAG BEETLE】

ケタロス「なっ……あの野郎!装備を奪われたのか!?」

Hガタック「オマエの負けだ!ブロンド・コマンダー!」

ケタロス「ふざけるなぁ!!レディオの未来の為に俺は負けるわけにはいかんのだー!」

【HYPER CLOCK UP】

ボコッ!バシィッ!ゴガッ!

ケタロス「グハアッ!」

天道と加賀美はハイパークロックアップを発動し、二人でケタロスに怒涛の連撃を叩きこむ。
予想をはるかに超えるダメージを受けたケタロスは立っていられるのがやっとだった。

【HYPER CLOCK OVER】

ケタロス「ぐううぅぅ……!!」ガクガク

Hガタック「…とどめだ。見せてやる!これが俺達の真の力だ!」

【MAXIMUM RIDER POWER】

【1 2 3】

Hカブ・Hガタ「ハイパーキック…!」

【RIDER KICK】

Hカブ・Hガタ「はあああっ!」

ドッガアアアアアア!!

息のあった強力なキックがケタロスを激しく燃やし、吹き飛ばす。

ケタロス「ぐあああああああ!!我が魂はぁぁぁ!!レディオと共にありぃぃぃぃ!!」

燃えるケタロスはそう叫ぶと共にビルに激突、爆散した。炎が消えた後、彼の姿はもうそこにはなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レディオ「まさか、2人共やられるとは……まぁいいでしょう。私も貴女を倒してここからおさらばしますよ」

ロータス(もう奴の必殺技ゲージは完全に溜まっている。発動のタイミングが勝利の鍵……!)

レディオ「喰らいなさい!フュータルフォーチュンウィール!!」

ロータス(今だ!)「宣告・貫通による死!!《デス・バイ・ピアーシング!!》」

二人のレベル9の必殺技がぶつかり合う。だが次の瞬間、イエロー・レディオの背後から巨大な剣が腹部を貫いた。
後ろを見るとそこには、ここに居てはならない、黒い鎧をまとった獣が立っていた。

ロータス「クロム・ディザスター!何故ここに!?」

予想だにしなかった強敵の来訪に集中力が切れ、黒雪姫の技がそのまま横へ逸れた。

レイン「おいおい、まる一日余裕があったんじゃねぇのかよ!」

スカーレット・レインが叫ぶ。

銀鴉「まさか、電車の中で加速を…!?」

災禍「クルルルルルルル」

剣をゆっくりと持ち上げるクロム・ディザスター。傷口が開くのか、少し上にあげるたびにイエロー・レディオは呻き声を上げた。

レディオ「くっ!……ぐうっ………この狂犬め!……デシート・ファイヤークラッカー…!」ドロン!

イエロー・レディオは煙幕とともに瞬間移動を行なった。突然の刺突が聞いたのか、よろめきながらもその場を後にする。

レディオ「とんだ邪魔が入りましたね……!」スタコラサッサ

災禍「喰ヷゼロ゙!ア゙ア゙ガガガアアアアアア!!!」

クロム・ディザスターが一人のアバターに手を伸ばすと、吸い寄せられるようにそいつは手の中へと飛んでいく。
クロムは体をがっちり掴むとアバターの頭を噛み千切った。ブチブチと首が引き裂ける音が痛々しい。

Hガタック「なんだアイツ、アバターを食べてる!」

Hカブト「あれがクロム・ディザスター。災禍の鎧だ。まさか、ここまで禍々しいものだったとはな……」

ロータス「止めろぉお!」ガシィィン

黒雪姫が高速でクロムの命を狩りに行く。目にも留まらぬ斬撃の数々がクロム・ディザスターの体に切り傷をつける。
しかし、つけたはずの傷は急激に回復していった。

災禍「グルルルルァァアアアアア!!」

雄叫びを上げるとともに黒雪姫に斬りかかる。重くのしかかる奴の攻撃は、
手負いの彼女にはかなりの負荷だった。

黒雪姫「くああっ!」

彼女の体が宙に浮く。その一瞬の隙をつき、クロム・ディザスターは渾身の一撃を叩きこもうとする。
しかし、その攻撃はハルユキのキックで狙いがずれ不発に終わった。

銀鴉「大丈夫ですか!?先輩!」

黒雪姫「あぁ、助かった。ありがとうハルユキ君」

Hガタック「良かった~」

Hカブト「あぁ…(!)加賀美、手を貸せ!」

何の異変に気づいたのか、何時になく語気を荒げる天道。
いつもと全く違う声を出す天道に加賀美は黙って従うことにした。

Hガタック「何をすればいいんだ?」

Hカブト「奴をブラック・ロータスごと、マキシマムハイパーサイクロンで吹き飛ばす」

Hガタック「!?」


今日はこれで終わりです。
今週の土日は更新できないかも。
いつも意見ををしてくれる皆様、
感謝しています。それではまた月曜日。

乙です。

ゼクターは強化外装扱いか。

乙です!!
>>196
ブレイドは時止めてる時に攻撃しても意味ないけど
スーパータトバは時止めて攻撃できるっていう違いですね

乙です!!
>>196
ブレイドは時止めてる時に攻撃しても意味ないけど
スーパータトバは時止めて攻撃できるっていう違いですね



>>218-219
どっちがワームなんだ…

乙!!

やはりケタロスは初代メテオだったか……
アニメじゃやらなかった複線がこの先にあるが天道が災禍の鎧止めれば無くなるな。

個人的にはハルユキの代わりにそうなった天道も見たいがアニメの所までしかやらないんじゃ多分ないな。ネタバレ封殺できてるよな……

お久しぶりです。
今日ものんびり更新します。


予想の斜め上を言った提案に驚きを隠せない加賀美。

Hガタック「天道!お前、自分が何を言ってるのかわかっているのか!?」

Hカブト「俺を信じろ加賀美…!彼女が生き残るにはこれしか方法がない」

Hガタック「……わかった、あとでちゃんと説明してくれよ」

Hカブト「あぁ……俺の左腕を支えてくれ」

天道はパーフェクトゼクターをガンモードに変え、クロム・ディザスターに標準を合わせる。
加賀美はそれを両手で支えながらボタンを押し始めた。

    【KABUTO POWER】

    【THEBEE POWER】

     【DRAKE POWER】

【SASWORD POWER】

  【ALL ZECTER COMBINE】

【MAXIMUM HYPER CYCLONE】

膨大な量のエネルギーが黒雪姫達のいる方向へと突き進む。
ハルユキはそれにいち早く気付いた黒雪姫に突き飛ばされ、九死に一生を得る。
残った彼女とクロム・ディザスターは強力な渦にそのまま飲み込まれていった。

ロータス「きゃあああああ!」

彼女の体力ゲージは0になり、アバターはその場から消えた。

銀鴉「え……先輩?…先輩!! 」

一瞬なにが起こったのかが全く理解できずに困惑するハルユキ。

天道「……ニコ、さっさとジャッジメントブローでとどめを刺せ」

スカーレット「あ、あぁ……」

何故か酷く狼狽えているスカーレット・レインは要塞から降り、つかつかとクロム・ディザスターへ歩み寄る。

Hカブト「これで終わりだな…」

銀鴉「天道さん!……なんで、なんでですか!!なんで先輩を!?」

Hカブト「…お前に話すことなど何もない」

銀鴉「いいから、教えてください。じゃないとここは通しません。」

天道の前に立ちふさがるハルユキ。加賀美はどうすればいいのかわからずに戸惑っている。

Hガタック「で、でもさ!ポイントを全損したわけでもないし、いいんj」

バキィン!

何かが弾き飛んだ音が加賀美の声を遮った。見ると、倒したはずのクロム・ディザスターがスカーレット・レインをがっしりと掴んでいた。

Hカブト「何故撃たなかった…」

Hガタック「気のせいかもしれないけど、俺はあの二人からなにか特別ななにかを感じる。多分あの二人は親子だよ。チェリー・ルークが親だ」

Hカブト「…くだらないな」

銀鴉「なっ!」

Hカブト「くだらないと言っているんだ。いずれ子は親を乗り越えなければいけない。
     その程度の覚悟もないやつに戦いの世界を生きる資格なんてない」

銀鴉「~~~っ!」ボカッ!

ハルユキは天道の顔を殴りつけた。かなりの力で殴ったにもかかわらず、
平然としている天道にハルユキは余計に腹が立った。

銀鴉「僕は彼女を助けます。親子の絆はくだらなくなんかない!」ビュン!

そう言うと彼はクロム・ディザスターにめがけて飛んでいった。

Hガタック「…行っちゃったな。で、天道。お前なんであんなことしたんだ?」

Hカブト「俺がロータスを消し飛ばしたことか?」

Hガタック「あぁ」

Hカブト「…その前に奴らには言わないと約束しろ」

Hガタック「わかった。約束する」

加賀美がそう言うと、天道はゆっくりと話しを始めた。

Hカブト「お前は気づいていたか?ニコがあの時、俺と同じ事をしようとしていたことを」

Hガタック「えぇ!?嘘だろ!?」

Hカブト「本当だ。アイツはクロム・ディザスターを有田もろとも消し飛ばそうとしていた。
     お前も知っているだろう…レベル9がレベル9を殺すとどうなるか」

Hガタック「ポイントが一瞬で0に……だから!」

Hカブト「現時点でアイツに消えられると色々と面倒だからな」

Hガタック「でも、何で隠すんだよ?お前がやったことは悪いことじゃないじゃないか」

Hカブト「アイツもそろそろ、俺と言う名の巣から旅立つ時が来た。アイツには本当の親がいる。そこへ戻るだけの話だ」

天道の声はどこか寂しげだった。

Hガタック「そうか……それに比べてお前の巣立ちは早かったな!」

Hカブト「そういえば、俺の親はお前なんだったな…すっかり忘れていた」

Hガタック「おい!」

Hカブト「……フッ」

天道はそのまま帰ろうとしたが、加賀美が引き止め二人の帰りを待つことになった。最後までしっかりと見届けるために。

災禍「ガウゥゥ」シュバッ

クロム・ディザスターは恐ろしいまでの跳躍力でサンシャインシティに向けて飛んでいった。

スカーレット「アイツ、ログアウトするつもりだ!」

銀鴉「逃がさない!ニコ、僕は君が追いつくまでアイツを足止めする」

スカーレット「無茶だ。まだあんなに動けるんだぞ!?」

銀鴉「僕なら大丈夫だから。こんどこそ撃てるよな?ジャッジメントブロー」

スカーレット「クロウ…………わかった。アイツを頼む」

銀鴉「任せろ!」

そう言うと、彼は大きく翼を広げ、クロム・ディザスターを追いかけ始める。
スピードはハルユキの方が上だったので、予想以上に早く彼に追いつけた。

銀鴉「跳躍中の回避は無理だ。だから!」ギュオン!

急降下し、その勢いを使い、凄まじい速度で災禍の鎧を蹴り込もうとするハルユキ。
だが、クロム・ディザスターは回避できないはずのそれを避けた。

銀鴉「え…なんで!?」

避けられたことに納得がいかないハルユキ。よく見ると彼の手から細い糸のようなものが伸びていた。

銀鴉「ワイヤー?そうか。だから、アバターを吸い寄せることができたんだ。それなら…!」

ハルユキはクロム・ディザスターが飛ばしたワイヤーへ飛んでいく。彼はそのままそれを追い抜かし、
糸の進行方向に自分を移動させることによってクロム・ディザスターと自分をくっつけた。

銀鴉「よし!うおおおおおお!!」

彼はそのままビルへと突っ込んでいった。そして、当たるギリギリの所で急上昇をする。
勢いがついたワイヤーはブランコのように揺れ、クロム・ディザスターはビルに正面から突っ込んでいった。

銀鴉「やった!」

クロム・ディザスターを倒したと思い込むハルユキ。
しかし次の瞬間、ワイヤーがありえない力で引っ張られ始めた。

災禍「グア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」



今日はこれで終わりです。
明日も多分こんなスピードですが
よろしくお願いします。

乙です。

そういやシアンどこ行った?(笑)

天道さん汚れ役を……

>>233
多分ハイパークロックアップの一撃でHP全損したんでしょう。

ロータス撃ちは天道らしいな。その後のセリフもぽかったしギガグッド

ただディザスター戦見送るのは残念、加賀美も余力があれば……。

話変わるがスーパーヒーロー大戦Z宇宙ならカブト勢若干有利に働くな(期待)
後戦隊で宇宙行ったのゴーカイぐらいしかいないが大丈夫か?

>>235
コーカサスの奇襲の後も普通に戦闘していたし……
あれ?マジでシアンが消えたぞ?


SH大戦は情報見る限り、フォーゼ勢とスーパー1が活躍するっぽい……

そういや撃破後に残る印みたいのに意識ってあったっけ?
あったとすると……

>>235
宇宙対応戦隊ならフラッシュマンとかメガレンジャーもいるよ
むしろメガレンをライダー風にしたらそのままフォーゼになる

今回はウィザード、ギャバン、
イエローバスター、ゴーカイシルバーの4人が主役だそうですね。
蜘蛛男のリファイン版もかっこいいし楽しみです。


シアン・パイルのことはマジで忘れてました(´Д`;)
すいません。ライダーの巻き添え食らって死んじゃったと思ってくれればありがたいです。

シアン…
哀れだな~~

じゃあ、再開したいと思います。


銀鴉「うわあ!!」グイイイ!!

掃除機のコードのようにクロム・ディザスターに吸い寄せられるハルユキ。
ワイヤーの速さは恐ろしいほどに速かったが、修業の成果かパニックになることはなく、素早くキックの体制に入る。

銀鴉「うおおおおおおお!!」

ガッシャアアアアアアアア!!

引っ張られる力を利用した物凄いスピードのハルユキの蹴りがクロム・ディザスターの顔にめり込んだ。
赤い宝石のような目は粉々に砕け、そこからチェリー・ルークの顔がでて来る。

チェリー「僕ハタダ強クナリタイダケナンダ。君ナラ分カッテクレルヨネ?」

銀鴉「だからって全てが許されると思ってるのか!?」

チェリー・ルークを遮りハルユキが叫ぶ。

銀鴉「俺だって全てに立ち向かえる力がほしい!でも、
   その鎧をまとって自分の子のニコまで喰おうとして……そんな行為が正しいわけ無いだろ!」

ズドオオオオオオオオン!!

災禍の鎧が地表に激突する。その衝撃で鎧は全て砕け散り、クレーターには瀕死のチェリールークだけがいた。

レイン「やったな、シルバー・クロウ」

いつ追いついたのだろうか、後ろにいたスカーレット・レインがチェリー・ルークへ歩き出す。

レイン「後は……任せな」

彼女は彼を後ろ手に抱くと胸に拳銃を押し当てた。






パァン!



静寂を破るように銃声が鳴り響く。撃たれた彼からは金色の光が昇り、遥か空へと消えていった。

レイン「アタシとチェリーは親を知らねぇんだ……加速世界じゃねぇ現実の親を」

背中に哀愁を漂わせ、ニコは語りだす。ハルユキは黙ってそれを聞いていた。

レイン「アタシの通っている学校は遺棄児童総合保護育成学校っていうのさ」

レイン「アタシはこんな性格だから、周りに馴染めずゲームばっかやってた」

レイン「でも三年前、2つ上の男子が話しかけてきてさ。
    笑っちゃうほど顔を真っ赤にして、もっと面白いゲームがあるからやらないか?ってさ」

銀鴉「………」

レイン「バーストリンカーになった後も一生懸命教えてくれて、
    ピンチの時は盾になってくれた」

レイン「でもアタシがレベル9になってからはレギオンマスターの仕事とか色々あって、
    アイツがなに考えてるとか考えもしなかった」

レイン「リアルで様子が変だったのにも気づかずに……アイツは私の親でいたかったんだ。
    アタシがひと声かけてりゃ変わったかもしれないのに…アイツが災禍の鎧に手を出した原因はほかでもないアタシなんだ…!」

悔しそうに地面を叩くスカーレット・レイン・

銀鴉「ニコ……」

すすり泣く彼女の背中を優しくさするハルユキ。

銀鴉「大丈夫だよ。違うレギオンの僕らでも友達になれたんだ。きっとやり直せるさ」

レイン「クロウ………だ、誰が友達だ!アンタはせいぜいアタシの手下になれたかどうかだ!」

激しく否定する彼女は少しハルユキの言葉から元気をもらえたようだった。
彼自身は気付いてないようだが。

銀鴉「そ、そんなぁ~」

???「誰が誰の手下だって?」

上を見ると、待機ペナルティから開放された黒雪姫と拓武が居た。
少し後ろには加賀美と天道も。

銀鴉「タク!無事だったのか!」

シアン「あぁ、おかげさまでね」

ロータス「さて…これで全員揃ったな。まずは二人とも討伐成功おめでとう」

銀鴉「先輩……ありがとうございます!」

レイン「…………ケッ」

口ではそう言っているもののニコはどこか嬉しそうだった。

ロータス「君達もよく頑張ってくれたな」

そう言うと彼女は加賀美と天道の方を見る。

Hガタック「いえいえ、にしても全員無事でほんとよかった」

Hカブト「……俺はなにもしていない」

ハルユキは天道へと歩み寄る。敵意は感じられない

銀鴉「天道さん、今度こそ理由を教えてください。先輩を撃った理由を」

Hガタック「理由なら俺が説明するよ。天道はk」

Hカブト「決まっているだろう、俺がさらなる高みへ到達するためだ」

真実を話そうとする加賀美を天道が遮った。

ロータス「高み?」

Hカブト「レベル10になるための最低条件だ。これで心置きなく王達を倒せる」

シアン「まさか!?」

Hカブト「お前たちは運がいい。太陽の王の誕生を目撃できるのだからな」

天道の手が空を切る。次の瞬間、彼のレベルは7から9に上がった。

Hガタック(まさか、このためだけにこんな大量のポイントを!?)

Hカブト「ゴールド・キラー、ブロンド・コマンダー、
     そしてブラック・ロータス。実にいい狩場だった」

Hカブト「今は戦う気はないが、次会う時は……敵だ」

【HYPER CLOCK UP】

そう言うと天道は超スピードで消えていった。

銀鴉「そんな……」

あまりの出来事に全員状況の整理ができていなかった。

ロータス「恐ろしいな……シングルプレイで王となった男か」

レイン「次会う時は……敵」ブルッ

シアン「気持ちを落ち着かせるためにもひとまずリアルに戻りましょう」

Hガタック「そうだな。今は帰るべきだ」

ロータス「それも、そうか。帰るぞ!みんな!」

そう言うと一同はアイテムストレージを確認した後、リーブポイントへと向かった。

銀鴉「災禍の鎧は完全に消えましたね」

ロータス「あぁ、君が今回失ったものは大きいだろうが安心しろ。アタシがついてる」

ハルユキ「先輩……はい!」






喰イタイ

ハルユキ「!?」ビクッ

シアン「どうしたの?ハル」

銀鴉「いや…なんでもない」

銀鴉(なんだったんだろう…今のは)



今日はここで終わりです。
書き溜めないとここまでゴミになるとは(´Д`;)
こんな時間まで付き合ってくれた人ありがとうございます。
明後日あたりにはみんな大好き能美が出せると思います。
それではまた明日。

乙です!

ニコは一回殺られてるしヤバイか?

オツゥ!!マキシマムドライブ!!

天道レベルホイホイ上がってくな。オンラインゲームってここまで上がり安いもんじゃないから1レベ上がっただけで格差が大きいって約20年前の某黒の剣士が言ってた。

上がって7→8でも良かったと思うの。ポイントに関しては弾幕無双でレインは痛くもかゆくもないと思うが。

>>254
王が王を殺るとポイント全損だ。
だから8で留めておくメリットも一応ある。


天道さん何やらかす気だ・・・

乙!おつ!オツッ!
スキャニングチャージ!

能美編に乱入する天道さんか…
沖縄編はどうなるやら…

質問なんですが、他のライダー達も出した方がいいですか?
それとも、今まで通り天道&加賀美だけでいいですか?
ご意見よろしくお願いします。

出すにしても少数が一番

多すぎるとキャラを捌くのが面倒になるからね

でも出す方に一票

出すならカブトのライダーだけで
他の作品のライダー出すと力関係などで面倒

とりあえず出す方向でやっていきますが、
風間や剣のキャラを結構忘れてますので
指摘の方よろしくお願いします。


現実世界

彼らが出てきた時、既に天道の姿はなかった。荷物も全て回収されており、
テーブルには世話になったと書かれた置き手紙があった。

ハルユキ「………」グスッ

黒雪姫「私はもう帰るが、そんなに落ち込まないでくれハルユキ君。元気な君のほうが私は好きだ」

ハルユキ「ありがとう…ヒグッ……ございます」ポロポロ

黒雪姫「じゃあ、また明日。学校で」

彼女はハルユキの家からでた。黒雪姫の目の奥は怒りの炎に燃えていた。

黒雪姫(私の子をあそこまで追い詰めるとは………あの男だけは許さない!)ギリッ

加賀美「じゃあ、俺達も帰るな。天道には俺もまた話してみるし」

タク「元気だしてね。ハル」

黒雪姫の後を追うように二人もいそいそと帰っていった。部屋にはニコとハルユキだけが残された。

ハルユキ「僕……ちょっと自分の部屋に行くね」トボトボ

ニコ「クロウ……」

さっき元気と勇気をくれた彼がこんな風になってしまい、
彼女はとても心が痛かった。同時に天道へとてつもない殺意が湧いた。

ニコ(あのクソがぁ!!ぶっ殺してやる!)

天道は荷物を家に置き、樹花の無事を確認すると、いそいそと出ていった。

とある飲食店

天道(レギオンマスターの資格は既に手に入れた。あとは俺の読みが正しければ…)

???「待たせたな天道」

???「何の用ですか?」

ギターケースを持った男と優雅に歩く貴族のような風貌をした男が天道に話しかける。

天道「来たか剣、風間。座ってくれ 」

剣と風間は天道と向かい合うようにテーブルに座る。

剣「さぁ、要件を話せ」

天道「単刀直入に言おう。俺に手を貸してほしい」

風間「………どんな仕事かによります…まず時間をとるものならお断りです。私には仕事があるので」

天道「安心しろ5分から10分で済む」

風間「そうですか……その時間なら危ない仕事でもないんでしょう」

剣「で、何をするのだ天道?」

天道「戦いだ」

風間「戦い?たった5分でですか?」

天道「ゲームだがな……」

天道はブレインバーストのことを全て話した。

天道「どうだ?」

風間「断る理由がありませんし。いいですよ」

剣「我が友、カ・ガーミンもやっているのだろう?それに俺はすべての頂点に立つ男だからな!
  その加速世界とやらでも神に変わって剣を振るうこの俺が頂点にたってやる!」

天道「ありがたいな…では俺がお前にプログラムを渡す。それを明日、剣に渡してくれ」

風間「何故いっぺんに渡さないのです?」

天道「面倒くさいシステムでな…一人につき渡せる回数が一回なんだ」

剣「楽しみは一番最後にとっておいたほうが良いと爺やも言っていたしな。
  また明日ここで落ち合おう」

天道「わかった…‥出来れば三日後、予定を開けておいてほしい」

風間「はい。では今日はこれで解散ということで」

彼らは自らの家へ帰っていった。

夜 天道家

久しぶりに樹花とご飯を食べた天道が楽しそうに皿洗いをしていると、そこに一通の電話が天道のニューロリンカーにかかってきた。

天道「……ロータス、何の用だ?同盟なら断るぞ」

黒雪姫「同盟……だと…ギリッ……貴様のような裏切り者の外道と手を組むなど万に一つもあり得ん!」

黒雪姫の鬼気迫る声にも動じずに天道は笑う。

黒雪姫「何がおかしい!」

天道「王達を裏切ったお前が、俺を裏切ったことを咎めるのは無理があるんじゃないのか?」

黒雪姫「(!)そ、それは……」

天道「裏切り者が子を裏切った男を恨む。おかしいとは思わないか?」

黒雪姫「うぅ……」

天道「これ以上、用がないなら切るぞ」

黒雪姫「まっ…待て!」ブッ ツーツー

黒雪姫(アイツ!……私は…私はぁ!!)ガシャァン

あまりの怒りと歯がゆさに思わず物にあたってしまう黒雪姫。
頭ではやっても無駄だとわかっているが、どうしても怒りを抑えられない。

天道「まったく…」カチャカチャ

天道の脳内に音楽が流れる。また誰かから電話が来ていた。

天道(今度はニコか…)「…俺だ」

ニコ「アンタだけは許さねぇ!」

天道「そうか……用件はそれだけか?」

ニコ「随分余裕じゃねぇか…おい?」

天道「さっき、お前と同じ内容の電話をかけてきた女がいてな」

ニコ(黒いの……)「とにかく、アタシがアンタをぶっ潰してやる!覚えときな!前のリベンジもあるしな!」

天道「フッ……期待しておこう」

ニコ「おい!テメェいい加減n」ブッ ツーツー

彼女が喋り終わる前に彼は会話を強制終了させた。

三日後 

剣と風間は無事ダウンロードできたらしいので天道は前の飲食店へと向かった。

剣「早速プレイしたぞ!皆、俺の剣技に酔いしれていた!」

風間「僕は普段ゲームなどしないのですが、戦闘の練習にもなっていいですね」

天道「そうか、ありがたいな…もう二人加えたい奴らがいる。今からソイツらに頼みに行くぞ」

風間「今日は仕事も午後までありませんし、いいですよ。僕も付き合いましょう」

剣「で、誰を誘うのだ?」

天道「お前達もよく知っている奴らだ」

とある町

天道「ここらにいるはずだが…」

???「兄貴!アイツ天道じゃない?」

???「なんだアイツ…俺達を笑いに来たのか」

天道「探したぞ。矢車、影山」

矢車「なんだよ…眩しいんだよ。とっとと消え失せろ」

影山「そうだ天道。兄貴と俺は地獄に堕ちた。もう光を浴びる人間とは関わらないんだよ!」

天道「その程度の地獄で満足してるとは。お前達もまだまだだな」

矢車「なに……?」ピクッ

天道「俺がもっと凄い地獄へと連れて行ってやろうか」

影山「騙されちゃだめだよ兄貴!アイツはホラを吹いてるだけだ!」

天道「怖いのか?確かにお前達には身体と心の年齢が離れる地獄なんてキツ過ぎたかもしれないな」

天道はブレインバーストについて説明した。

天道「どうする?」

矢車「ハハハハハッ!!いいぜ天道。今回はお前の話に乗ってやる」

影山「兄貴!」

矢車「黙ってろ」

天道「そうか、乗ってくれるのか……剣、プログラムを渡してやれ」

天道はダウンロードに関するルールも説明した。

矢車「確かに受け取った…明日これをコイツに渡せばいいんだな?」

天道「あぁ…うまくできたら連絡をくれ」

矢車「ククククク…早く行きたいぜ。その地獄に」


今日はこれで終わりです。
色々と酷いですね。頑張って改善したいと思うので
これからもよろしくお願いします。


カブトの時系列ってどうなっているんだ?
ぼっちゃまも影山も生きていたし…

パラレルでいいんじゃね

乙!

天道さんがレギオン作り始めたか……
第三勢力にでもなるのかな?


レギオンつーかZECTww

天道さん逆恨みされすぎじゃね……

こ、この流れだとザビーは出そうにないな・・・

すいません。まさゆきの地図に入り浸ってました(´Д`;)
展開が強引すぎたりしたら突っ込んでくださるとありがたいです。
では、今日の更新を始めたいと思います。


梅郷中学

最初は学校に行きたくない、ブレインバーストなど二度としないと言っていたハルユキだったが、
ニコや黒雪姫などの周りの温かい声援によってどうにか立ち直ったのだった。
黒雪姫「もう大丈夫かい?ハルユキ君」

ハルユキ「はい。心配してくれてありがとうございました」

黒雪姫「当たり前だろう?私は君の親なのだから」

ハルユキ「僕は貴女のお陰で元気になれました。本当に感謝しています!」

黒雪姫「そうか…‥そうか。倉島くんにはもう渡したのかい?」

ハルユキ「はい。無事にダウンロードできました。回復の能力を持ってるんですよ」

黒雪姫「そうか、それは珍しいな……これから君には酷な話をする。覚悟はできているかい?」

ハルユキ「……はい」

黒雪姫「なら言うぞ。天道が本格的に加速世界の征服へと動き出した。
    既にレギオンは完成しており、少人数だが強力な能力を持った奴らばかりが集まっている」

ハルユキ「そうですか……どんな人がいるのか詳しく教えて下さい。後レギオンの名前を」

黒雪姫「奴らは【ZECT】と名乗っている。正式な許可もとっているようだ。
    新人にもかかわらず数日でレベル5や4になっているところを見ると、
    全員が天道とほぼ互角の実力を持っていると見ていいだろう」

黒雪姫の解説は続く。

黒雪姫「メンバーは5人。サン・ロード、ポイズン・フェンサー、ウィンド・シューター、
    そして、ヘル・ホッパー。このメンバー全員が彼と同じ超加速(クロックアップ)を使える」

ハルユキ「この人達はすでに全員レベル4以上?あと、それだと四人じゃありません?」

黒雪姫「不思議なことに二人、ヘル・ホッパーがいるんだよ。名前が同じアバターなど他に類を見ないのだが…
    彼らは全員レベル4以上だ。既に多くのレギオンの者達が彼らによって加速能力を奪われている」

ハルユキ「酷い……それぞれの特徴をお願いします」

黒雪姫「まず、ポイズン・フェンサーは剣を使った接近戦を得意とする。その剣の毒は非常に強力で、斬られた者は数分で息絶えるらしい。
    不意打ちなどはしてこず、真っ向から挑んでくる。決闘が大好きな奴だ」

黒雪姫「ウィンド・シューターは銃撃戦が得意だ。異常なまでの命中率を誇り、様々な種類の銃弾を扱う。
    風の様に気まぐれに現れ、エネミーを狩るらしい。あまり好戦的ではないようだし、
    めったに姿を表さない。コイツもそこまで害はないだろう」

黒雪姫「最後に二人のヘル・ホッパー。こいつらとだけは関わることをおすすめしない。
    卑屈でやさぐれており、一度絡まれるとポイントを全損するまで叩き潰しに来るらしい。
    実はでた被害のほとんどがこの二人による仕業だ」

ハルユキ「予想はしていましたが、強烈なメンバーですね…それをまとめている天道さんはやっぱり凄いです」

黒雪姫「全員をよく理解している証拠だな。悔しいがヤツの実力は本物だ」

昼休みが終わり、校舎にチャイムが鳴り響く。

黒雪姫「話が長くなってしまったな。私は3日後には修学旅行で沖縄に行ってしまう。
    領土戦、よろしく頼むぞ。私のものが他の者の手に渡るなどあってはならないことだからな」ニコ

彼女はいたずらっぽく笑うとその場を後にした。

ハルユキ(先輩がいないなんて…‥不安だなぁ。そういえば今日はタクの練習があるんだっけ?)タタタッ

放課後 道場

ハルユキ「あ、タクの試合が始まる」

拓武は紫髪でおかっぱの美少年と今まさに打ち合おうとしていた。
初めて見る顔だった。多分、今年入ってきた一年生だろう。

タク「はぁぁぁっ!!」ビシッ!バシッ!

???「…………ボソッ」パァァン!

審判「胴ありっ!」

明らかに不自然な技で拓武がやられる。

タク「!?」

ハルユキ「今の………まさか!?」
ハルユキは急いでバーストリンカー達も名簿を見る。しかし、そこには彼らのアバターの名前しかなかった。

ハルユキ「おかしいな……確かに加速したと思ったのに…」

練習試合が終わった。結果は拓武の惨敗。次の動きがわかっているかのような能美の動きに彼が為す術はなかった。

その夜、ハルユキ、拓武、千百合の三人は夕食を食べながら能美のことについて話をした。

ハルユキ「ねぇ、タク。能美はやっぱりバーストリンカーなのかな?」

タク「たしかにあの動きは加速コマンドを使ったんだろう…」

ハルユキ「でも、加速世界で生身の体を動かすのはレベル9しかできないはずじゃ。
     たかが練習試合のためにポイントを99%も使うかな?」

チユ「え!?レベル9の人ってそんなことができちゃうの?」

タク「あぁ、でもレベル9は今のところ8人しか居ないしありえないと思う」

ハルユキ「じゃあ、やっぱり僕の勘違い?」

タク「いや、現実世界で使えるコマンドはまだあるよ」

そう言うと拓武はコップに入ったジュースを上に向かってぶち撒けた。

タク「フィジカル・バースト」

そう呟くと彼は手に持ったコップを素早く動かし、ほぼ全てのジュースを回収した。

チユ「う‥そ…ありえない」

タク「これが5ポイント使って意識だけを10倍に加速させるフィジカルバースト。
   これさえあれば野球でホームランを打ったり、ボクシングで相手のパンチを避けたりすることも容易い。
   勿論剣道でもこれは役に立つ………かつて僕がやっていた時のように」ズーン

彼は過去の罪の意識が再発したのか机に顔をうずめてしまう。そこに千百合が拳骨を食らわす。

チユ「たっくんはアイツとは違うよ!」

タク「チーちゃん…」

チユ「たっくんは私のためにそれを使ってた!でもアイツは違う。
   勝ったあと、嘲るみたいに笑ってた!だから違うの!」

ハルユキ「そうだぜ、タク!お前は昔のお前とは違う!とっとと能美のトリックを暴いて、正々堂々バトルで戦うんだ!
     それに、俺達には加賀美さんっていう心強い味方もいるんだぜ!」

チユ「そうだよ!仮に三人がやられても、私がバカバカ回復しちゃうんだから!」

タク「……二人とも本当にありがとう。僕も頑張るよ!部活中に能美の招待を暴いてみせる!」

実は天道は彼らと同じように悩んでいた。見えない敵の存在に。

天道「ようやく掴めたぞ加速研究会…剣、聞こえるか?」

剣「どうした天道?」

天道「お前に依頼をしたい。三日後、沖縄に行ってほしい」

剣「今なんと言った…」ピクッ

天道「三日後、沖縄に行ってほしい。頼めるか?」

剣「オ・キナーワだと!ぜひとも行かせて貰おう!爺や!飛行機の手配を!」

爺や「分かりました坊ちゃま。くれぐれもお気をつけて」

剣「おう!では天道、俺はオ・キナーワに行くための準備をする!またな!」

天道「あぁ…」(煩いやつだ)

天道「次はあいつらに……」

矢車「なんだよ……俺は今忙しいんだよ天道」

天道「それは悪かった」

矢車「やけに素直じゃねぇか…気色悪い」

天道「これから頼み事をする身だからな」

矢車「ほぉ~…俺達にどんなことをさせるつもりなんだ?」ニヤニヤ

矢車の意地の悪い声が天道の脳に響く。

天道「ある男を始末して欲しかったんだが…お前が無理なら俺が直接行くしかないか…」

矢車「ちょっと待てよ天道…やらねぇなんて一言も言ってねぇぜ」

天道「そうか、ありがたいな…お前達には梅郷中学に行ってほしい。そこでダスク・テイカーというアバターを消してくれ。
   他のアバターには極力手を出さないでくれ。奴は名簿に現れない。そこを注意して探してくれ」

更に天道は奴の持つ略奪の能力について彼に説明した。

矢車「わかった…楽しめそうだ」

天道「なるべく早く殺してくれよ」

矢車「フン……どうやって潰そうが俺達の勝手だろうが」

そう言うと矢車は会話を終了した。

天道(まさか、話に乗るとは思わなかった…あくまで奴らは他のレギオンの目眩まし以外で使うつもりはなかったが)

天道「……有田が翼を奪われる前に潰して貰いたいな」

天道「これでいいんだろう…未来の俺」


今日はこれでおしまいです。
明日から火曜日まで用事があるので更新出来ません。
ご意見ご感想お待ちしております。
それではまた来週。

乙です!火曜日まで更新無しとは生殺しですなぁ…。

アニメしか見てないからなんともわからんが、ハルユキが翼を奪われない=スカイ・レイカーとも会わないし心意の習得も遅くなるって所だけど…。そう言えば天道がポイント稼いでくれたからアクア・カレントとも会ってないんだよな。

未来の天道はネガ・ネビュラスに力を付けてほしくないのかな?

乙!
矢車さん、まさか返り撃ちにあわないよな?
剣が沖縄か…どうなるやら?
敵は加速研究会か…
つーかカ・ガーミンだけ仲間外れか

しかしライダー組は実際に殺し合いを経験してるからゲーム感覚でやってる奴等よりは強いよな
どこぞの黒の剣士ならまだしも

そういやライダー達は心意使えるのかな?
まぁクロックアップに心意まで加えたらチートにも程があるが


ハルユキたちには悪いが天道は最強の存在であって欲しいな


加賀美は残念ながら出番なしか
質問
ライダー組は兄弟除くとみんなキャストオフもちですか?

後 残っているのは Dカブトとntrザビーだけだったよな……
戦力増強はここまでか

>>291

そうですよ。でも、天道だけは人の状態から変身できます。

>>292
まだ量産型のゼクトルーパーも…

あっ ヘラクス残ってたは まだ戦力増強できるな

乙!!

にしてもライダー陣にとっては幸せ極まりない世界だな。平常運転の天道と風間、自分がワームであることに気づかず加賀美達との友情を続けている剣、BBという地獄を暴れまくる地獄兄弟………

にしても>>1ドラクエ9プレイ中か……中古で安く手に入れたがすれ違えなかった記憶があるな(涙)

どうなるかわからないのが怖いな。

矢車の「どうやって潰そうが~」のどうやってが気になるな。

今日は来るかな?

お久しぶりです
今日もゆっくりやって行きたいと思います。


ハルユキは部活が終わった能美を尾行していた。タクが調べてくれたのだが、
見つかったのは写真一枚で、兄が一人いるということ以外わからなかった。

ハルユキ「絶対に暴いてやるぞ」コソコソ

能美がロッカールームに入ったのを確認すると同時にハルユキもそこへ忍び込む。

ハルユキ「今のうちにニューロリンカーと直結してプログラムを見つけてやる!」ガザゴソ

部屋に侵入したハルユキがニューロリンカーを見つけるのには5分とかからなかったが、
それは明らかに女性用のものだった。次の瞬間、シャワールームのドアが開き、そこから全裸の幼馴染が現れた。

チユ「ハ、ハル……?」

ハルユキ「チ、チユ……?」

チユ「な、なんでアンタがこんなところに!?」

彼女はハルユキを問いただそうとしたが、人の気配を感じ、慌てて彼をシャワールームに放り込む。

ハルユキ「なんで…僕は確かに……」ボソボソ

チユ「喋らないで」ヒソヒソ

ハルユキ「まさか、タクが見つけたあの写真にニューロリンカーの視覚を電子マスキングするウイルスを!?」

チユ「ちょっと…なに言ってんの?」

同級生「チー、まだお風呂入ってるの~?」

チユ「(!)う、うん~♪今日たくさん汗かいちゃって~」アセアセ

同級生「だよね~www先生、張り切り過ぎ~」ハハハ

このあともハルユキは何度もバレかけたが、千百合のフォローのおかげでどうにか無事脱出することができたのだった。



梅郷中学の近所の喫茶店

影山「兄貴、ホントにできるの?ここからあそこの学生全員と直結状態にするなんて」

矢車「あぁ、可能だ…‥あそこには今、4匹も獲物(バーストリンカー)がいるんだ。
奴らが安全だと思っていた場所が地獄に変わる……最高だぜ…」

影山「流石だよ兄貴!もう準備はできているんだろう?早くやっちゃおうよ!」

矢車「焦るなよ相棒……今日は探すだけだ…明日、叩き潰しに行く」

影山「分かった‥…そういえばさっき天道から連絡があったみたいだけどなんだったの?」

矢車「もし、失敗したらライム・ベルを拉致れってよ……舐めてんのか」イラッ

影山「大丈夫だよ兄貴!兄貴が考えた作戦は完璧だもの!」ニヤッ!

矢車「……まぁな」ニッタァ

ニヤニヤと不敵に笑う地獄兄弟。彼らのひねくれた考えはとどまることを知らない。


ちょっとお風呂に

再開します

翌日

ハルユキ「ん?能美からメールが来てる」ポチ

メールには昼休みに一人で裏庭に来いと書いてあった。

ハルユキ「一体、何をするつもりなんだろう…」

授業が終わり、裏庭へと向かうハルユキ。茂みに入りしばらく歩くと、
木の陰から能美が不気味な笑顔を浮かべながら出てきた。

能美「ゲームオーバー。僕の勝ちですね。有田ハルユキ先輩」

ハルユキ「なにが勝ちだ!まだ戦ってもないじゃないか!?」

能美「いえ、あなたはもう負けたんですよ。シルバー・クロウ」

そう言うと彼は自分のニューロリンカーから一つの画像を取り出した。
そこにはハルユキが女子更衣室へと入っていくところがバッチリ写っていた。

ハルユキ「これはお前が視覚を狂わすウイルスを俺に送ったからこうなったんだ!調べたらわかる!」

能美「甘っちょろい考え方ですね~有田先輩。いつまでもそんなもの残しておくと思います?」

ハルユキ「くっ……なんのつもりだ!?そんなに僕をこの学校から排除したいのか!?」

能美「ハハハハハッ!そんなことして僕になんの得があるんです?
   僕はただ自分に毎日加速するためのバーストポイントを貢いでくれる忠犬が欲しいだけですよ」

チユ「そんな事させない!」

ハルユキの跡をこっそりと付けていた千百合が飛び出してきた。

ハルユキ「チユ!?」

チユ「私がハルを女子更衣室に呼んだって言うわ。理由は足を挫いたから助けてもらうため!
   そしたら、その動画にはなんの力もないわ!」

能美「ふ~ん…なかなか良いですね~倉島先輩」

千百合が作ったハルユキを救う言い訳にも動じず、余裕で賛辞を送る能美。

能美「では、これならどうでしょう?もし、僕がさっき見せた動画を撮ったカメラと同じ物が今、
   女子更衣室から見つかったら…そしてさっきの動画を学内ローカルネットに晒したら
   ……それでもあなたは彼を庇いきれますかね~?」

能美がそう言うと同時に彼らのニューロリンカーに隠しカメラの発見を知らせるメッセージが送られてきた。

能美「ようやく見つけましたか~。思ったよりもずいぶん遅かったですね」ニマァ

チユ「そんな……」

能美「フフフフフフ‥貴女は僕の愛玩犬にしてあげますよ。
   僕が戦う時はいつも応援して、僕に傅くんです」ガシッ

チユ「ヒィッ!……」ガタガタ

彼女を無理やり抱き寄せ、耳元で囁く能美。あまりの冷たい声に千百合は背筋がゾッとなる。

ハルユキ「お、お前だけはぁ!」ダッ

感情が抑えきれなくなり、能美に殴りかかるハルユキ。能美は彼がそうするのを
わかっていたかのように千百合を突き飛ばし、ハルユキを迎え討つ。

ハル・能「フィジカル・バースト!」

意識を10倍に加速したことによって手に取るように能美の動きがわかるハルユキ。
だが、喧嘩など滅多にしない彼がこういう事態に慣れた能美を倒すにはあまりに無理があった。

ハルユキ「ぐあぁ!」ズザァ

フェイントに引っかかったハルユキは顔を殴られ吹き飛んだ。
起き上がれない彼を踏みつけ、能美は無理やり直結した。

能美「最後はあなたが大好きな加速世界の戦闘で終わりにしてあげますよ………バーストリンク」

彼らは加速世界へと入っていった。だが、彼らが入って最初に目にしたのは
相手のアバターではなく、二人のバッタ人間だった。

テイカー「な、なんでオマエ達がここにいるんだ!?ヘル・ホッパー!」

Kホッパー「うるせぇな…テメェは黙って俺に殺されな……行くぜ相棒」

Pホッパー「OK、兄貴!ぶっ飛ばしてやろうよ!」

銀鴉「ヘル・ホッパー……この人達がZECTの…!」

黒雪姫の説明が脳裏によぎる。彼女は言っていた…出来る限り彼等にだけは関わらないほうがいいと。

テイカー「くっ!…とんだ誤算でした。これは逃げるしかないですかね~ (!?) 何故でられない!」

Kホッパー「バカが…‥ここでは誰かを殺さないとでられない仕組みなんだよ……」

テイカー「くっ……誰の差し金です?」

Kホッパー「教えてやると思ってんのか?…死ね!」ゴガッ!

矢車は強烈な蹴りをダスク・テイカーに放つ。幾多の経験から、上級者の不意打ちでも防ぐ自信があった
能美だが、矢車の放ったものはあまりにレベルが違いすぎた。

能美「ぐわぁっ!」

レーザービームの如くまっすぐに吹き飛ぶ能美。後ろにはその背中に追撃を叩きこもうとする影山の姿があった。

Pホッパー「フンッ!」バキッ!

能美「ぎゃあああああああっ!」

背骨を叩き折られ、あまりの激痛に叫び声を上げる能美。だが、そんなことはお構いなしに彼らは攻撃を続ける。

Kホッパー「この程度で音を上げるたぁ、期待はずれだな…」ボカッ!ゲシッ!ガスッ!

Pホッパー「エネミー狩りのほうが10倍楽しいね兄貴」ドスッ!ベシッ!メキョッ!

テイカー「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!え゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」ジタバタ

今まで受けたことのない苦痛によって能美はまともに喋ることができなくなる 。

Kホッパー「ピーピーうるせぇな…黙れねぇのか?……」ギチッ!

矢車が能美の右手を踏み躙る。頑丈そうだったハサミはひしゃげ、使い物にならなくなった。

テイカー「助けで……イグッ…ぐらさい……な゙んでぼ…じばずがら……」

能美の必死の命乞いにも彼らは耳を傾けない。

Kホッパー「お前は同じように命乞いをする奴等の能力を奪い、
      そいつらの心を潰してきたんだろ?……自分だけ助けてもらえるとでも思ってんのかよ…‥」

Pホッパー「しかも、そうやって地獄に落とした奴からさらにポイントを吸い取っていたなんて
      最低だなオマエ……堕ちた人間には優しくしないとダメだろう?」

能美「そ、そんな……」ガクッ

もしかしたらと期待した最後の希望も打ち砕かれ、能美は抗う気力を完全に失った。

Kホッパー「おいおい、まだ諦めるような時間じゃねぇぜ!?…」ドスッ!

Pホッパー「そうだ…もっとこの地獄を盛り上げてくれよ!」バガッ!

テイカー「あがっ!うぅうぅぅぅうううぅ」ポロポロ

銀鴉(酷すぎる……こんなのバトルじゃない )

ハルユキは昔の自分と能美を重ねてしまう。彼もブレインバーストがなければ
今頃現実で今の能美のようになっていたかもしれないのだ。

銀鴉(確かに能美が僕やチユにやったことは絶対に許せない……
   でも、だからってこんな行為を見過ごす訳にはいかない!)

銀鴉「やめろおぉぉ!!」ドガッ!

Pホッパー「ガフッ!」

全力疾走したハルユキはそのまま影山へと突っ込んだ。まったく予想だにしなかった攻撃に対応しきれず、
真正面からタックルを受けた影山はそのままステージの端へと吹き飛んだ。

銀鴉「よしっ!」

テイカー「あ、有田先輩…?」

銀鴉「勘違いするなよ…俺はオマエを許したわけじゃないからな!」

テイカー「……はい!」

Kホッパー「おい…オマエ今、相棒を笑ったな…!?」ビキビキ

影山をやられたことに怒り狂う矢車。

Kホッパー「相棒…俺はあの銀蝿を叩き潰す…!オマエはコソ泥を殺せ!」

Pホッパー「くっ……分かったよ兄貴!」

銀鴉「言っとくけど、協力はしないからな」

テイカー「わかってますよ……うおおおお!!」

Pホッパー「いいよなぁ…‥オマエは…クズのくせに光の住人と一緒に戦えるなんてさぁっ!!」

Kホッパー(他のアバターには手を出すななんて言われたが…コイツだけはこの手でぶっ殺してやる…)

銀鴉「はああああああああっ!!」バサァッ!

能美は影山に飛びかかっていった。それと同時にハルユキも天高く飛び上がり、
矢車を迎え討つ体勢に入る。正史ならば絶対にあり得ない二人組のタッグ戦が今始まる。


今日はこれで終わりです。
なんか、ユウゴと兄貴がごっちゃになってしまっている気がします(´Д`;)
お先真っ暗なssですがこれからもよろしくお願いします。
それではまた明日

乙!

乙!

本当にまさかの組み合わせだ!

テイカーは何故、背骨折れたのに動ける?

しかしやっぱり本当の闘いを知ってるライダーからすれば中学生とか雑魚だよな。
実戦経験のレベルが違うし。
ホッパーは設定上使えるが劇中使わなかったクロックアップ使うかな?

乙!待ってましたー!
いきなり能美フルボッコとか流石に気の毒になるなw
それにしてももし失敗した場合はチユを拉致れとか犯罪ですよ天道さん

トリップつけることにしました。

>>316
背骨を叩き折ったの完全に忘れてました(´Д`;)
クロックアップはする予定です

>>317
アバターしか拉致りませんので多分セーフです(笑)



>>314
急にユウゴなんて名前見たから誰だっけと一瞬考えた、フェニックスかww

>>1サン
>>292 >>294 >>295 の残りライダーは出ますかな?

アバター拉致るだけでもリアルの体が動かないから別の意味で問題が・・・

(…それはそれでアリな気もするなんて言えない…)

いや、そもそも首のやつを外せばいいからアバターのみ拉致は意味が・・・

乙!
頼む地獄兄弟から能力奪うのはやめてくれ


ようやく銀河の剣が作れました。
では今日もゆっくりやって行きたいと思います

>>324
最初に言っておきます。ごめんなさい


銀鴉(この人は遠距離型の武器を持ってない…ヒット・アンド・アウェイの戦法を取れば楽に勝てるはず……)

Kホッパー「人を見下すのは楽しいか?どうせ、俺のことなんか地面に這いずり回る虫だとでも思ってんだろ?」

銀鴉(すごい殺気…!押し潰されそうだ……)ビリビリ

Kホッパー「来ねぇならこっちから行くぜ……クロックアップ」ペシッ

【CLOCK UP】

矢車は高速でハルユキの周りを走りはじめた。これでは彼がどこから襲いかかってくるのかわからない。

銀鴉(でも、大丈夫だ!ここに届くことができる攻撃をあの人は持っていない……このままやり過ごせば…!)

Kホッパー(……とでも思ってんなら、テメェはまだガキだ…甘いんだよ)

Kホッパー「ライダージャンプ…」カション

【RIDER JUMP】キュワンキュワンキュワン

ズドン!

弾丸のようにハルユキへ跳んでいく矢車。彼よりも少しだけ高い位置に移動し、足を曲げキックを叩きこむ体制に入る。

ハルユキ(後ろ!?)「そんな…なんで飛べるんだ…!」

Kホッパー「飛んでるんじゃねぇ……跳んでるんだよ…ライダーキック…!」カシャン

【RIDER KICK】

矢車はゼクターレバーを再び倒した後、足を真っ直ぐと伸ばしハルユキの背中に蹴りを叩きこむ。
キックが当たると同時に彼の足についたアンカージャッキが作動し、エネルギーの解放を助長する。

ズドオオオオン!

大爆発が起こる。ハルユキの翼は爆発の衝撃で粉々に砕け散り、落下していった。

銀鴉「うわああああ!」

>>325
影山は能力盗られるのか.....

ズドオオオオン!

能美の直ぐ側に落下するハルユキ。地面には大きなクレーターが出来ていた。

テイカー「先輩…‥!」

Pホッパー「おいおい、心配する余裕がオマエにあるのかよ……舐められたもんだな」ブンッ!

テイカー「うぐっ…!先輩、まだ戦えますか?」

銀鴉「あぁ…ゲホッ……まだ大丈夫だ」

Kホッパー「そうかよ……まだ足りねぇか!」ゲシャッ!

銀鴉「ぐわぁっ!」

サッカーボールのように蹴り飛ばされ、能美とぶつかるハルユキ。

クロックアップを認識した!?

テイカー「協力してください有田先輩。僕達一人の実力じゃ、彼等の足元にも及びません」

本心では組みたくない気持ちが圧倒的に強かったが、
彼の言うとおりこのまま続けてもジリ貧になるのが目に見えていた。

銀鴉「…わかった……何をすればいい」

テイカー「緑の方を何とかして動きを封じてください…一瞬だけでいいですから」

銀鴉「それだけ?お前はどうするんだ?」

テイカー「まぁ、見ててくださいよ」

ニヤリと笑う能美。味方にすればかなり頼りになる男だ。

Pホッパー「すっかり仲良しじゃねぇか……羨ましいねぇ~」

Kホッパー「死ぬ時は誰かと一緒がいいってやつだろ…お望み通り殺してやるよ」ビュン!

銀鴉「一か八か…!」ガシィッ

ハルユキは矢車の足に抱きつき、彼のバランスを崩した。

Kホッパー「なにっ……!」ドテッ

Pホッパー「兄貴!」

テイカー「貴方は少しあっちで寝ててください!」

矢車を助けようと駆け寄る影山をイソギンチャクのような腕で弾き飛ばす能美。

矢車さん.....

そういや、奪う技には容量というのがあるらしいが・・・

Pホッパー「ぐあっ!」ズザァ

Kホッパー「相棒!」

矢車は立ち上がろうとするが、地面から生えた骸骨に手足を捕まれ起き上がることができない。

Kホッパー「クソが……!」

銀鴉(そうか!能美はこれを狙って…)

テイカー「さてと…チェックメイトですよ……ヘル・ホッパー」

矢車の上に馬乗りになる能美。

テイカー「魔王徴発令《デモニック・コマンディア》」

兄貴ぃいいいいい!

二度も力を失うなんて悲惨な人生だな兄貴…

まあ忘れるんだから良いんじゃない?

大丈夫だ!
矢車さんはホッパーの時は使えるのにクロックアップしなかったんだから変わりはないはずだ!!

ダスク・テイカーの瞳から太い一筋の光が放たれ矢車の顔に直撃する。
しかし、矢車はダメージを受けている様子は全くない。

銀鴉(能美の技は発動にタイムラグがあるのかな…)

技が終了した。能美は反撃を食らわないように素早く彼から離れる。

Pホッパー「兄貴!……大丈夫!?」

Kホッパー(天道の言ってることが正しけりゃ、俺は今、クロックアップを奪われた
      …『あの姿』をコイツに見られるわけには行かねぇ)

Kホッパー「相棒……失敗だ。お前は例の動画を使って、ライム・ベルを脅せ」

Pホッパー「そんな……」

Kホッパー「さっさと行け!」

ここで駄々をこねる訳にはいかない。影山はフィールドに掛かったロックを外し、加速世界から出ていった。

能美「ハハハハハ!形勢逆転ですねぇ…行きますよ!クロッk…グハッ!」

ブゥゥゥン!

突如現れた謎のハチが能美のクロックアップ発動を妨害をした。

矢車「これが手に入った時、俺のポリシーってやつに反するから使わねぇって決めてたんだが…」

バッタがベルトから離脱し、スーツが消える。矢車はポケットから出したリストバンドを腕に装着した。

矢車「背に腹は変えられねぇ……変身!」

さすが矢車さんや
なんだかんだで天道の次手くらいの力がある

ntrに定評のあるザビーかよ
変化球でヘラクスかと思ってた

やっぱりかよ!!

これは燃えるわ

ゼクターは強化外装扱いなのかな?
ザビーは誰も変身する人いないと思ったら矢車さんか!

【HENSHIN】

Mザビー「キャストオフ!」

バチィィィン!

【CAST OFF】

【CHANGE WASP】

名前欄に乱れが生じ、ヘルホッパーはヴェノム・スティンガーへとその名を変えた。

銀鴉「こんな事が出来るなんて…」

能美「なんだそれ……馬鹿げてる…ふざけるな!」

ザビー「パーフェクトハーモニー…完全調和復活の時だ」

矢車の後ろにはいつの間にか大勢のアリをモチーフにした兵隊が立っていた。


今日はこれで終わりです。
今回も色々と矛盾がありましたね(´Д`;)それを指摘してくれる皆さん。
いつも感謝しています。明日もこんな調子だと思いますが、よろしくお願いします。
それではまた明日。

乙!
ZECT隊員もいるとか強すぎだな

パーフェクトともハーモニーも無かったんじゃ無いのかよ兄貴!!

でもまぁいいや。乙

乙!

ゼクトルーパーはザビーの兵隊か。
さすがにブレインバースト内でまで勝手なことしないよな?ザビーゼクター・・・
ハイパーカブトのパーツ扱いじゃないだけいいだろ?

乙!
ほぼ集団リンチだ!
矢車さんは指揮能力凄いからな。
天道さんがいなければ集団戦で最強だろ。

そーいえば能美には奪える能力のキャパがあったな。てことは、ハルユキ心意修得とゲイルスラスターまさかのスルーじゃなかろうな?

早く黒雪姫と神代の絡みがみたいぜ乙。

それは師匠の出番が・・・ガタガタ
あの人、意外に恐ろしいからな~
奪える技は容量がある上に必殺技、強化外装、能力のどれかをランダムでだからな。
クロックアップなんて大容量だろうから翼なんてとても奪えないだろ。


ドラクエ9で最強装備を作る場合は最初の教会で始まる時、スライム、スライム、スライムベスになったら確実に成功しますよ。

>>351
天道はそれが狙いっぽい気がする。
ハルに力を付けてほしくない理由があるんだろうかね?

乙!
影山さん・・・まさかザビーになるなんて・・・
後質問影山さんも天道と同じように人間体のアバターから変身しますか?

>>353
理由なんてあの【鎧】くらいしか思い付かない

遅くなりました(´Д`;)すいません
こんな時間ですが、今日もまったり投下して行きたいと思います。


ザビー「第一部隊と第四部隊はコソ泥を抑えろ!第二部隊は待機!第三部隊は俺の援護だ!」

的確かつ最適の指示を出す矢車。彼の指揮官としての腕はまったく鈍っていなかった。
だからこそ、ザビーゼクターも再び彼の元へと姿を表したのだろう。

銀鴉「なんなんだ、コイツ等!?気味が悪いぐらい統率が取れてる……」

テイカー「アバターではないみたいですね……彼のアビリティでしょう。何回か攻撃したら消えますよ!」ベチィッ!

鞭のように無数の触手を振り回し、ゼクトルーパーをなぎ払う能美。

ザビー「今度こそ死ね!」ブンッ!

鋭いパンチがハルユキの顔にめがけて飛んできた。彼は地面を転がり間一髪でそれを避ける。

ザビー「チッ……クロックアップ」

【CLOCK UP】

矢車の姿が一瞬で消えた。次の瞬間、ハルユキが宙に浮きあらゆる方向から攻撃が叩き込まれる。

ザビー「テメェがあのコソ泥を庇いさえしなけりゃ、
    こんな目には合わなかったのかもしれないのになっ!」ボカッ!バキィ!

銀鴉「いぎゃあっ!」

【CLOCK OVER】

矢車の強烈なパンチの応酬を受け、ゴム鞠のように跳ねるハルユキ。

ザビー「ったく、手こずらせやがって……」カチッ

フルスロットルを押す矢車。手についた針が粒子を帯びて光りだす。

【RIDER STING】

ビチッ!ビチチッ!ビチッ!

ザビー「ハァッ!!」ブン!

銀鴉「ぎゃああああああああああっ!!」

針が背中に突き刺さり、刺さると同時に毒が流れ込んだ。
しかし、シルバー・クロウには毒と刺突に耐性があったのでなんとか一命を取り留めた。

銀鴉「ハァ…‥ハァ……うぐっ!」

矢車「メタルカラーに救われたか……まぁいい、二回食らえばさすがに死ぬだろ」カチッ

銀鴉「に、逃げなきゃ…!」

翼を広げようとせなかに意識を集中させるハルユキ、しかしいつまで経っても翼が生えてこない。

銀鴉「え……なんで!?」

ザビー「ん?翼なら生えないぜ?俺の毒で『壊した』からな」

銀鴉「ど、どういう意味ですか!?壊すって!」

矢車の衝撃的な発現に動揺するハルユキ。

ザビー「俺の毒の効果はアビリティ、もしくは強化外装の完全破壊だ。二度と戻ってこねぇよ」

銀鴉「そ、そんな……返してください!僕の翼を返せ!!」

ザビー「うるせぇな…今すぐテメェの翼と同じ場所に送ってやるよ」カチッ

再度、フルスロットルを押す矢車。絶望と激しい痛みによりハルユキは動けない。

矢車さんが不可逆の破壊を扱うだと!?

【RIDER STING】

ザビー「死ねぇ銀蝿!」

ハルユキ(これで終わるのか…?僕の加速世界は……)

拳から目を背けるハルユキ。だが、いつまで経っても攻撃が来ない。不思議に思い上を見上げると、
トンボをモチーフにした鎧をまとったアバターが銃についた羽からできている、青く光る短い刀でその拳を受け止めていた。

ザビー「オイ、コラ!勝手な真似してんじゃねぇぞ風間!」ギリリ

ドレイク「勝手なことをしたのは貴方ですよ。他のアバターには手を出すなと言われていたじゃありませんか」ガギギ

ザビー「知るか!大体、仕掛けてきたのはあっちなんだよ!」

ドレイク「だからといって本来の目的を見失う理由にはならないでしょう」

そらそうなる

ザビー「…チッ……ったよ。全兵に注ぐ!攻撃中止!撤退だ!」

矢車がそう言うと、ゼクトルーパー達が次々と消えていった。

ドレイク「あの兵隊、便利な能力ですね」

ザビー「テメェに言われたかねぇよ……反則だろうが…強制離脱なんてよ」

風間は風の様に自由気侭に生きていたいという願望から、どのような状況においても
ルールを無視し即座に加速世界から抜け出せる、減速能力を持っていた。

ドレイク「そうですか?……そうだ、ダスク・テイカーの抹殺は失敗したので延期です。
     まぁ、その代わりに重要な役割のカードを影山が手に入れたので咎められることもないでしょう…」

ザビー「……そうかよ…にしても勝手な奴だ」

ドレイク「そのぶん、私達も好き勝手やってますから。ではそろそろ行きましょうか」

テイカー「逃がしませんよぉZECT!」ダッ

確かに反則級能力だな

ゼクトルーパー達の拘束が解かれた能美が風間達に向かって駆け出した。

ドレイク「随分と元気ですね……ですが、戦うのはまた今度にしてください。仕事があるので」カチッ

そう言うと彼は銃の後ろについたレバーを引いた。

【RIDER SHOOTING】

巨大な水色の球体を足元に放つ。土煙が広範囲に舞い上がり、1m先も見えない状態になった。煙が消えた時には彼等の姿は既に消えていた。

テイカー「くっ…逃げられましたか。まさか素で減速能力を持つアバターがいるとは……」

銀鴉「うぐぅ……」(あの人達は強すぎる……まるで、本当の殺し合いを経験したことがあるみたいだ)

テイカー「大丈夫ですか?有田先輩?」

銀鴉「翼…エグッ…翼がぁ……ヒッグ」

テイカー「………僕は忠実な飼い犬はそこそこ大事に扱うタイプなんです。
     超加速も手に入りましたし今日のポイントはもういいですよ。さようなら」

銀鴉「グスッ………」

現実世界に戻った能美はケーブルを外すとそそくさと自らの教室へ帰っていった。

乙です!
この状況、ライダー達が乱入して一時的にハルと能美が共闘はしたけど、能美がハルを強請れるって現状は変わってないよな。
相手は違えど翼を失ったことに変わりはないわけで、こっからスカイ・レイカーに会いに行くことになるのかな?

ごめんなさい。書き溜めが切れてノロくなってるだけでもうちょっと続くんですよ(´Д`;)

チユ「ハル!大丈夫!?」

倒れているハルユキに駆け寄りくよく抱きしめる千百合。それと同時にハルユキは泣きだした。

ハルユキ「チユ……グスッ………俺の翼、壊されちゃった…もう俺は何もできない!戦えない!守れない!」ポロポロ

チユ「そ、そんなぁ……酷いよ…どうしてこうなっちゃったの?」

ハルユキ「ごめんな……チユ。心配させちゃって……怖い思いさせちゃって」

チユ「嫌だよぉ……また壊れちゃうの?せっかく前みたいに戻れたのに…ヒグッ…」

二人は昼休み中ずっとし泣きながら抱き合った。

でも、シトロンコールで直るんやろ?

それを言ったらおしまいだろ・・・
さて殺し合いが本職の人とどう対抗するやら?
やっぱり心意かな?
心意じゃないと心意は防げないし

戦闘能力もそうだけど、それよりも覚悟の問題だよな。
今回のハルにしたって能美を見捨てていれば翼をもがれることもなかったわけだし、その場限りの情に流されてしまうような甘さを捨てる必要もあるね。

天道家

風間の報告を聞いたあと、天道は珍しく頭を悩ませていた。

天道(矢車め……まさかあんなものを隠し持っていたとは…やはりライム・ベルを手に入れたのは正解だったな)

天道(不本意だが翼の代用を手に入れてもらわねば……アイツに頼むほかないか)

天道(そういえば、剣はうまくやっているのだろうか……)

天道「これからさらに忙しくなるな……『あれ』の完成も急がねばならない…」

彼は加速世界へ潜り込み、交渉と開発を再開した。天道の真意は彼以外の誰も知る由はない。


今日はこれで終わりです。これから木曜日まで更新ができなくなります。ごめんなさい
ネタバレは控えめにおねがいしますね。>>1の頭が爆発してしまいます(´Д`;)
それではまた来週。

乙!
木曜まで待つの辛いなぁ……

乙!

そういえば、風間流アルティメットメイクアップの出番はあるかな?

本気の殺し合いになれてるのはAWから十数年前のどっかの黒の剣士くらいだろうな。
『あれ』って何かな?
まさか、加速研究会より先にあのキットを・・・?
さすがにないだろうけど。

乙!

能美は翼のかわりにクロックアップか・・・
あきらかに翼の時より難易度が上がってるな。
天道さんみたいにクロックアップせずにクロックアップ倒せるならともかくな~

>>371 同感 放っといたらそれはそれで近代の主人公らしさを捨てることになるけど

地獄ハルユキ(Dカブトorヘラクス)期待してたのは私だけでいいや

アビリティ破壊とか兄貴にぴったり過ぎる
綺麗な矢車さん状態だったらどんな効果になったんだろ

>>376
なるほど、ヘラクスも銀だったしその可能性はありそう。

>>376
ハル・影山「「俺の翼(ザビーゼクター)返してくれよ!!」」


少しして、

地獄ハル・地獄影山「「いいよな…お前たちは……取り柄も光もある……汚しきってやる!!…変身!!」」



ワロタ

仮面ライダースカイホッパーか…

バッタも一応羽あるし

ここはチョップホッパーの登場か

闇落ち更正せずな主人公 誰かいたかな?

>>383
灼眼のシャナの坂井悠二とかは・・・

まぁあれそもそもが闇落ちじゃないしな。
それでも反省というか償いはしても更正はしてないような。

>>382
ヘッドホッパーじゃね?
シルバー・クロウの初期必殺技って頭突きだったしw

ヘッド・バット当たれば強いらしいんだよな。ニコ百見るといろいろ貫通できるらしいしSGD(笑)よりかは役に立ちそうだし、そもそも初代と2号がライダークラッシャーとして頭突き技がある以上ヘッドホッパーは間違ってない。

奪われたじゃなくて壊されただから能美より泣きたくなるわなそりゃ

眈々と恐ろしい話題が続いてるな

>>383
アーチャーって当てはまるのかな

そういやチョップホッパーって実際どっかで聞いたことあるような?

たぶんwikiかニコニコ大百科あたりで見ただけだろうけど。

>>389
確か後楽園の遊園地のヒーローショーで誕生していた気ガス。

それはそうとカブトがニコニコで配信されましたな。配信期間もクロックアップして早いが4話に期待。

水嶋ヒロも最初は棒読みだったんだなぁ~~それがここまで成長するとはこの時の誰も思わないっしょ。

バッドボーイズって漫画にチョップライダーってがいたな

サソードもホッパーじゃないのに兄弟入りしたし………

ヘラクスよりはDカブトがいいかな

小説版カブト読んだ人いる?

仮面ライダーの小説全般見付からない・・・

大雑把でいいから内容どんなのか教えてくれないか?

>>393
Amazonで全部買えるはず

カブトは…序盤と終盤の展開を文章に書き起こしただけ+α
正直ラノベみたい
Wの小説版はあんなに秀逸だったのにどうしてああなった…

ついに今日だな、待っているぞ。

>>394
小説版って中々店には置いてないよな。
まぁネットで買えば手っ取り早いけど。

wはあのロストドライバーの出所が分かったしな。

お久しぶりです。1週間ぶりでしょうか?

パソコンが使えない環境にずっといたのでこれだけ時間が開いたにもかかわらず、
書き溜めが一つもありません(´Д`;)

という訳で今日もゆっくり投下していきますね


放課後

ハルユキは本屋やゲームショップを見て回っていた。

ハルユキ「ん?このゲーム、今日発売だったんだ。買おっかな……もしニューロリンカーのメモリが足りなかったら、
     あれを消せばいいや……やたらと大きな…グスッ…ブレインバーストとか言うゲームを…」ポロポロ

決心したはずなのに、いざ口にだすと泣いてしまう。彼とブレイン・バーストはもはや切っても切れない関係となっていた。

ハルユキ(クソッ……クソッ!!こうなったのも絶対にアイツのせいだ!
     あいつがヘル・ホッパー達に僕を甚振るように命令したんだ!)

怒りに燃えながら歩くハルユキ。すると前から見慣れた顔が歩いてきた。

ハルユキ「ぼ、僕!?なんで!?」

ハルユキ?「グギギギギギギ」

もう一人の自分が鈍い光を放ち、醜い緑色の獣へと変化する。

ハルユキ「う、うわあああああ!!」ドテッ

走って逃げようとするハルユキ。だがあまりの恐怖に彼は腰を抜かしてしまう。

ワーム「ギャギャギャギャギャ!グガッ!?」

ザシュッ!

突然現れた青い男が双剣をクワガタの角のようにクロスさせ、ハルユキを襲ったバケモノを挟んだ。

【RIDER CUTTING】

ガタック「ハァッ!」

ズドオオオン!

緑色の爆発とともに怪物は砕け散った。怪物の死を確認した男はその変身を解く。
鎧の中から出てきたのは彼もよく知ってる男だった。

加賀美「大丈夫か?」

ハルユキ「加賀美さん?さっきのは……」

加賀美「とりあえず、落ち着いた場所で話をしよう」

とあるファミレス

ハルユキ「さっきは助けてくれてありがとうございます」

加賀美「気にしなくていいよ。仕事みたいなもんだし」ズズズ

ハルユキ「あの時の格好、デュエルアバターと同じですよね…
     ひょっとして他にも変身できる人が何人かいるとか…?」

加賀美「あぁ…天道もその一人だよ。あいつが作った
    レギオンも多分、全員がマスクドライダーの資格者だ」

ハルユキ「やっぱり……加賀美さんの仕事ってなんですか?あの化け物は何なんですか?」

加賀美「俺の仕事は普通に警察官だよ。たまにあぁいう生き残りを狩ってるだけ。
    ちょっと昔に渋谷に巨大隕石が落ちた事件は知ってるよな?」

ハルユキ「はい。今はもう直ってますけど、ものすごい被害だったらしいですね」

加賀美「実はその時、隕石が齎した物はもう1つあったんだ」

ハルユキ「それがあの怪物?」

加賀美「あれはワームと言って、誰かを殺してその人に擬態するっていう化け物なんだ。
    だから世間でこれを知ってる人は数えるほどしかいない」

ハルユキ「……」ゾクッ

もしあの時加賀美があいつを倒してくれなかったら…考えただけで寒気がした。

ワーム居るのか……

加賀美「警察官になる前はそいつらと戦うための組織で俺は働いてたんだ」

ハルユキ「そうだったんですか…話が変わりますが、あそこまで
     派手な戦闘をしたら、いくらなんでもバレません?」

加賀美「いや、そうでもないよ。ワームとライダーが持っているもう一つの力があるから」

ハルユキ「…超加速(クロックアップ)ですか………」

加賀美「うん。あの速度で戦ったら、物が壊れてもそれが戦いによるものだとは気付かれない」

ハルユキ「よくわかりました……加賀美さん達が強いのは本当に殺し合いを経験したことがあるからなんですね」

加賀美「シルバークロウだって強いじゃないか!空が飛べるなんて凄いことだと思うぞ?」

ハルユキ「いえ…飛べません。飛べないんですよ…もう二度と」

加賀美「え…!?嘘だろ?」

ハルユキ「本当です…壊されたんですよ…」

加賀美「誰がそんなことを…」

ハルユキ「天道……アイツですよ…あの人のせいですよ!
     あの人が壊したんです!壊せって命令したんだ!」ドン!

加賀美「それはないんじゃないか?それと壊したのはどんなアバターだった?」

ハルユキ「緑色のバッタでした…途中でハチに変わりましたが…」

加賀美「俺はそいつを知ってる。気に入らなかったら襲うチンピラみたいな奴だ」

ハルユキ「でも、その人の性格は天道さんも知ってたはずだ!それなのにアイツを送ってきた!
     あの人は絶対に最初から翼を奪う気だったんだ!卑怯で嘘つきで最低な奴なんだ!」

加賀美「いい加減にしろよ?」

ハルユキ「……っ!」

同一人物とは考えられないオーラを放つ加賀美。そのあまりに強烈な威圧によりハルユキは言葉を押しとどめる。

加賀美「俺はずっとアイツと一緒にいた。対立したこともあった、人としてどうかと思うこともアイツは度々やっていたしな」

加賀美「それでも、アイツは正しい。最後はすべてを救う男だ」

加賀美「黒雪姫ちゃんを倒したのだって、赤の王の攻撃から彼女を守るためだったんだぞ?」

ハルユキ「え…」

加賀美「アイツはよく嘘をつく。でも卑怯で最低なやつなんかでは絶対ないよ。ゲームだろうと現実だろうと」

まあ 良くも悪くも憧れだからな

ハルユキ「すいませんでした。あの人のこと全然よく分かってないのに、たくさん失礼なこと言っちゃって」

加賀美「そこまで気にしてないよ。それにアイツなら『俺が世界の中心だ…何が正しいかは俺自身が決める(キリッ』とか言いそうだしな」

ハルユキ「ぷっ…それ天堂さんのモノマネですか?」

加賀美「似てなかったか…?」

ハルユキ「いえ、とっても似てましたよ」ニコッ

加賀美「やっと笑えるようになったな」

ハルユキ「あ…」

加賀美「黒雪姫ちゃん今、沖縄だろ?ちゃちゃっと問題を片付けて彼女を迎えれる環境を作ってあげようよ」

ハルユキ(そうだ…先輩のためにも僕は……)

あれ?
アッシュさんの役割・・・・

ハルユキ「加賀美さん。ありがとうございました。僕、頑張ってみます!」

加賀美「おう!君を応援してる人はたくさんいるぞ?それと、困ったことがあったら、
    ライバルに聞くのもひとつの手かもしれないな」

ハルユキ「ライバル…(!)…分かりました!やってみます」

加賀美「頑張れよ~」

加賀美とわかれるとハルユキはバスで渋谷に向かった。緑のレギオンに所属するあのバイクの男に会うために。


今日はこれで終わりにします。
修行だ師匠だは明日頑張りたいと思います(´Д`;)
まったく先が見えないですが、これからもよろしくお願いします。
それではまた明日

乙!

アッシュさんはちゃんとあるのか。
そういやカ・ガーミンが警察ということは・・・あれ?
しかし久々の登場だな。

まぁどんな展開になろうとアッシュさんの正体以上の衝撃はないはずだ!

乙乙!
やっぱかがみんは先輩とかお兄ちゃんみたいなポジが様になる
親しみ易くて、でもなかなかに辛い経験をしてる(弟のワーム化、保護した少年がワームだった)し、相談役には基本的に厳しめな天道より向いてるかも
何にせよ次回も期待

今日は無しか・・・

そういや影山がチユ拐いにいってたんだっけ
普通に地獄兄弟がやると違和感どころか絵になるから困る
原作だと能美にポイント稼ぎさせられてたけどどうなんだろ

そういや天道さんがハイパーの時に使うザビーゼクターと矢車さんのザビーゼクターは別物か?

むしろ一緒じゃなかったら何なんだ

>>414
一緒です。だから天道が呼びだすと変身解除されちゃうんですね。

ようやく、りんねの盾がようやく4つ手に入りました。
ドラクエのせいでこれからも投下間隔が開くかもしれませんが、
完結はしたいです。終わりのない物語は悲しいですからね。
それでは今日もまったり投下したいと思います。



バス内

ハルユキ「そろそろ緑のレギオンの領土だ…バーストリンク」

そう呟くと、彼は加速世界へと入っていった。アッシュ・ローラーと出会うのには5分程度しか時間がかからなかった。

バイク「ヒャッフー!!メガ久しぃじゃねぇかよぉ!?」

銀鴉「お久しぶりです。アッシュさん」

バイク「まさか、本当に俺様に会うためにビターヴァリーにまで来るとは……泣かせるねぇ!」

銀鴉「ビターヴァリー?」

バイク「おいおい、アンダスタンしろよ!ヤーシブのことだよ、ヤーシブ!」

銀鴉「ビターは渋いじゃなくて苦いですよ。渋いだったらラフとかじゃないですか?」

バイク「え……マジリアリー!?」

銀鴉「はい……ビターだと苦谷になっちゃいますよ」

バイク「……ま、ンなこたァどぉでもいいんだよ!」

銀鴉「自分から言い出したのに……」

バイク「黙らシャラーップ!そんなことより俺様に相談事があるんだろう!?」

銀鴉「はい……アッシュさんはもしそのバイクが二度と使えなくなったらどうします?」

バイク「その質問…やっぱりか…… 」

銀鴉「やっぱり?さっきから僕が来るのを知っていたみたいですけど……」

バイク「おうよ!とある王からの依頼だ!」

銀鴉「王?まさか……太陽の王ですか?」

バイク「イェース!アイツの記念すべき初大戦の相手は他でもないこの俺様だからな!!」

いや、このssで天道さんがハイパーでザビーゼクター使ってるけど矢車さんも持ってるから。
ブレインバースト内にザビーゼクターが二つあるのか、天道さんの元にあるゼクターが矢車さんのとこに行ったのどっちかと思って。

書き込んでたら答えられてた・・・

>>418
すいません。さっきのは見なかったことにしてくれますか(´Д`;)
隠し持ってたって書いたの忘れてました。ドレイクもサソードも別ってことで…‥



銀鴉「え!?本当ですか!」

バイク「あれ以来、二度と戦ってないけどな。あの時からアイツは凄かったぜ!」

銀鴉(アッシュさんと天道さんのバトル。見てみたいな~)

バイク「話がずれたな。悪いが俺はお前を助けることは無理インッポシィボーゥ!」

銀鴉「そうですよね……アッシュさんは緑のレギオン、僕は黒のレギオンですもんね…」

バイク「バァーット!俺はお前を助けることが出来るかもしれない人を知っている。だからまっすぐ家に帰って、9時に上に来な!」

銀鴉「上?」

バイク「上つったら、無制限中立フィールドに決まってんだろうがよ!いいか!?今夜9時、またここで会おうぜ!」

銀鴉「わ、分かりました!ありがとうございます!」

9時 中立フィールド

ハルユキはアッシュ・ローラーと共にバイクに乗り、旧東京タワーを目指していた。

銀鴉「あんな所に何があるんですか!?」

バイク「あそこにお前に会わせたい人がいる…俺の親であり、お前がここに来るまで加速世界で最も空に近かったバーストリンカーだ」

銀鴉「最も空に近かった人……」

バイク「第一線から退いて長いからお前さんが知らねぇのも無理はねぇよ。そんじゃ、風も止んだしホールド・ミー・タイト!」

銀鴉「え?ちょっ!うわあああああ!」

猛スピードで壁に突っ込むアッシュ・ローラー。彼はそのまま壁面走行アビリティを発動し、旧東京タワーを一気に駆け上った。

バイク「このまま一気に行くぜ!」

更に速度を加速させるアッシュ・ローラー。だが、横から強烈な風が彼らを襲う。

バイク「シィーット!風シィーット!」

強風により、揺さぶられる二人。バイクは今にも転げ落ちそうだった。

銀鴉「絶対、死にますって!こんなの~」

バイク「心配すんなって!フライ・ハーイ!」

壁を登り切り、彼等は頂上へ到達した。

バイク「ようし、無事到着~」

銀鴉「僕もう車輪が4つ以上ない乗り物には一生乗りませんからね!」

バイク「分かってねぇな~…バイクはコケるから楽しいんじゃねぇか」

銀鴉「コケるとかそういうレベルじゃないでしょアレは……ん?」

ハルユキが辺りを見回すとそこにはのどかな草原が広がっていた。
その真ん中には木でできた質素な家があり、そこから一人の女性の服を着たアバターが現れた。

バイク「お、お久しぶりっす!師匠!」

銀鴉(この人がアッシュさんの親?)

???「久しぶりねアッシュ。忘れられてないとわかってホッとしたわ」

バイク「わわわ、忘れるなんてそんな…とんでもない!」

銀鴉(めが久しぃじゃないんだ……)

???「貴方がシルバー・クロウね?」

銀鴉「は、はい!はじめまして!」

レイカー「はじめまして、私の名前はスカイ・レイカー。会えて嬉しいわカラスさん」

バイク「えっと…そんじゃ師匠。俺はこれで失礼しまっす」

銀鴉「えっ!僕はどうしたら…」

バイク「おいクロウ。俺ぁ詳しい事情は知らねぇが、お前さんの翼は消えたからって諦めていいような代物じゃねぇ。
    そんなコトされたら今までテメェを見上げてきた奴等は…俺達は…チッ!」

言葉が見つからず地面を蹴り上げるアッシュ。

バイク「とにかく、テメェは何とかしやがれ!」

銀鴉「な、何とかって言われてもぉ~…」

レイカー「カラスさん」

会話に割って入るスカイレイカー。

レイカー「アッシュはね、私ならあなたの翼を取り戻せる手助けができるんじゃないか、そう思ったんじゃないかしら」

銀鴉「えっ!本当ですか?アッシュさん」

バイク「は!?別にそんなんじゃねぇよ!…これはその……あれだ、お前の好感度パラメータぶち上げて、
    黒のレギオンを裏切らせようっていうシークレットオペレーションよ!ウッヒー!俺様メガ・クール!」

そう言いいながら彼はバイクに乗り、中指を突き立てた。

レイカー「下品ですよ。アッシュ」

バイク「す、すいません!師匠!」

スカイ・レイカーに注意されると慌てた彼はリーブポイントへと走り去っていった。

レイカー「頭と口と見かけは悪いけど、それ以外はまぁマシな子なのよ」

銀鴉(スカイ・レイカー……かつて最も空に近づいたアバター…)

銀鴉「あの!あなたなら僕の翼を取り戻せるって本当ですか!?」

レイカー「……無理でしょうね。デュエルアバターから何かが消えたということは
     そこに失われねばならない理由があるということです。私にはそれを解消する手立てはありません」

あっさりと否定するスカイ・レイカー。期待を裏切られハルユキは失望した。

銀鴉(やっぱり無理なんじゃないか……)

レイカー「ですが、とべないとは言ってませんよ」

銀鴉「!?」

レイカー「ですが、そのことの説明をする前にあなたには会うべき人がいるようです」

銀鴉「会うべき……人?」

レイカー「耳を澄ましてみてください」

ハルユキは集中した。どこからか壁を削るような音が聞こえてくる。それはどんどん近づき、大きくなっていた。

ガリッ!ズシャッ!ゴリッ!ザクッ!ダン!

    シュタッ

【CLOCK OVER】キュウウン

いつの間にか目の前には憧れと憎しみを抱いてきたあの男が立っていた。

天道「久しぶりだな…有田」

銀鴉「て、天道さん!?なんで!?」

カブト「俺はオマエにあるものを渡しに来た。使えるのはコイツの修行が終わった後だが」

銀鴉「渡したいもの?」

カブト「これだ」

彼の手には銀色のカブトムシが握られていた。

カブト「強化外装だ。名はヘラクス。これを使えばオマエも俺と同じ力が使える」

銀鴉「なんでそれを僕に…?」

カブト「そのことについては答えられん。ただ、必要にはなるだろう」

銀鴉「……分かりました。ありがたく受け取ります」

カブト「用事はこれだけだ…俺は行く」

レイカー「太陽の王」

歩き出す天道をスカイ・レイカーが止める。

レイカー「あなたが何をしたいのかは問いません。ですが、私の友達を傷つけるようなことがあれば容赦はしませんよ?」

カブト「現実世界だろうと加速世界であろうと最強はこの俺一人。オマエが止めることなど不可能だ」

レイカー「その答え…倒されたいと受け取っていいのかしら?」

恐ろしい殺気が彼女から発せられる。だが、それを無視し天道は歩き去っていった。

レイカー「待ちなさい!」

追おうとする彼女をハルユキが阻む。そして、叫んだ。

銀鴉「天道さん!僕は信じます!貴方のことを!」

天道(加賀美め……)

天道「…そうか」

彼はそれだけ言うと消えていった。

レイカー「さっきは取り乱してすいません。あの人はなんか苦手だわ」

銀鴉「僕もついさっきまでは誤解してましたし…」

レイカー「そうなんですか…」

銀鴉「はい…でも、ある人に聞いたんです。あの人がどんな人かを」

レイカー「信じる事ができる…それは素晴らしいことです。
     貴方ならすぐに今から教えることをマスターしてしまうかもしれません」

銀鴉「ほ、本当ですか!?」

レイカー「えぇ…でも今日はもう休みましょう。修行は明日」

銀鴉「はい!」

彼等は小屋へと入っていった。


今日はこれで終わりにします。
それではまた明日。

天道のやろうとしてることがわからない
というか予想できないわ。

乙!

師匠なら天道さんに対抗出来ると思えてしまう(笑)
師匠は色々と恐ろしいからな~

しかし、銀鴉はザビーは倒せるかもな映画的な意味で
さすがに対抗出来るくらいだろうけど

アッシュのリアルを知ってると好感度パラメータってのが別の意味に聞こえるな
アッシュのリアル程、意外なものはないからな~

ヘラクスのが 見栄えいいからな

Dカブトは擬態天道しかないな

そういや強化外装ってリアルで直接繋がないと渡せないんじゃなかったっけ?

いや、天道さんがハイパーゼクターを強奪してるあたりゼクターは特別かもしれないが


そういえばどっかでハイパーダークカブトってのがあったような・・・

コラじゃね?

1度に装着できる強化外装って確か1つだけだったよな?ただし災禍の鎧は心意かアビリティで組み合わさって2つの外装が1つになってるとか。

ハイパーダブトは知らんが王邪サバイブはなんかあった。

ハイパーダークカブトは個人のSIC改造とかだと思う、検索すると結構出る

ゾルダサバイブとかカイザブレイクフォームとかWブレイブインフィニティーとか、それっぽいコラは割と多いし案外かっこいいよね

HEROSAGAで結構出てるよな。
公式認定的なのが。

今は確かオーズでゲルショッカーグリードとかデストロングリードとか出てきてるからな~

カブト系のは覚えてないな。

ヒーローサーガだとifやパラレル扱いで色々出せるしな
コンセプト上ある程度の無茶がきくからか原型師の方がノリに乗って好き勝手やってくれる場合もあるから毎回楽しみにしてるわ

確かダークカブトはハイパーゼクターの・・・


カブト勢が宇宙で戦闘可能ってたまに忘れられるよな・・・
今度のスーパーヒーロー大戦は宇宙なのにカブトがそこまで出そうにない・・・

まぁそれはともかくもし天道さんが宇宙ステージに行ったら・・・

そういえば、ケタックはでるわけないよな・・・

>>439
(#0w0)ナニバカナコトイッテンダ!

>>440(^U^)良い科白だ。感動的だな。だが無意味だ。

ゼクトマイザーは記憶にすら無いだろうな

パワーゼクター

マイザーマボー

>>441
(#0m0)ヒトォオチョクッテルトブットバスゾ!

(A) 申し訳ありません このようなライダー共で

これも全て乾巧ってやつの仕業なんだ。

まだかな?

(^U^)申し訳ありません、このような顔文字で

マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

もう1週間更新が無いね、忙しいのかな?続き気になってしょうがないよ。

この板的には1週間ぐらいならまだ短い方だ、気長に待とう

長らくお待たせいたしました(´Д`;)
明日、更新できそうです。

(ホィ) show time

お久しぶりです。
それでは更新を始めますね。


レイカー「はい、どうぞ。食べながら説明しましょうか」

銀鴉「分かりました」

ハルユキにシチューを渡すレイカー。

銀鴉「あの~すいません……ぼく口が無いんですけど…」

食べるのを諦めようと思った瞬間、彼のマスクの一部が消え、そこから歯と口が現れた。

銀鴉「うわあっ!い、いただきます」

レイカー「その記憶を長く保てるよう、頑張ってください」

銀鴉「分かりました……それで、貴方は僕に何を教えてくれるんですか?」

レイカー「分かりやすく言うと、イメージ力です」

銀鴉「イメージ力?」

レイカー「はい。例えばこの車椅子、推進装置も何もついてないただの車椅子です。でも、ほら」

彼女が何もしてないのにも関わらず、車椅子が動き出す。

銀鴉「えぇ!?でも、それってサイコキネシスの能力とかじゃないんですか?」

レイカー「違います。私は今、この2つの車輪が回るイメージを強く思い描いたのです」

銀鴉「そんな…ブレイン・バーストは呆れるくらい物理現象のリアリティを追求してるのに」

レイカー「貴方だって翼を制御する時、これを無意識の内に使っているはずですよ」

レイカー「意志の力、インカーネート・システム。これを使いこなす人は心意とも呼んでいますね。
     それこそが全てのバーストリンカーが持つ秘めたる力なのです」

銀鴉「それをマスターすれば僕は飛べるようになるんですか?」

レイカー「可能性はあります。もし、マスターできたら私からもプレゼントを用意しましょう」

銀鴉「プレゼント?なんですか?」

レイカー「ふふっ…‥内緒です。楽しみにしててください」

寝る間際、レイカーは黒のレギオンに所属していたこと、足を切り落としてもらったこと、
黒雪姫が彼女の唯一の友達だということなど、ハルユキに自らの事について色々と話した。そして夜が明ける。

レイカー「おはようございます。カラスさん」

銀鴉「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」

レイカー「ふふっ、元気ですね。心意とはたったひとつの言葉で表せます。
これを理解すれば誰でも心意を使いこなせるようになるでしょう」

銀鴉「教えてください!その言葉を!」

レイカー「いいですよ。ただし……」

ドン!

彼女はハルユキを崖から突き飛ばした。

レイカー「次にまた私に会えたら」

銀鴉「うわあああああ!!」

ヒュウウウウ

ズドオオオン!!

一時間後

銀鴉「ハァ……いきなり突き落とすなんてスパルタだなぁ……アッシュさんが怯える理由が少し分かったかも」

銀鴉「登って来いってことだよな……ようし!頑張るぞ!」ガシッ

ゆっくりと壁を登っていくハルユキ。途中で強い風に襲われたが、
シルバー・クロウのすらりとした身体のおかげで風の抵抗を思ったより受けなかった。
最初は物凄く遠く感じていた頂上はいつの間にか目の前に来ていた。

銀鴉(頂上まであと少しだ……一日で到達したらあの人びっくりするだろうな)

銀鴉(ん?あれは……)

異変を感じ横を見ると、巨大な虹色の壁が彼に向かって迫ってきていた。

銀鴉「変遷!?やばっ!」

慌ててペースを上げるハルユキ。だが、間に合うはずもなく、彼は壁から勢い良く引き剥がされてしまった。

銀鴉「うわあああああああ!!」

ヒュウウウウ

ズドオオオン!

待機ペナルティから開放された彼は再び壁を登ることを試みる。しかし、
魔都ステージのオブジェクトは掴むところが一切なく、その硬さ故に足を引っ掛ける為の穴を開けることも不可能だった。

銀鴉「はぁぁぁ~……次の変遷を待てってことかよ~」

しゃがみ込むハルユキ。すると上から小さな小包が落ちてきた。包の中にはパンと手紙が入っていた。

銀鴉「お!ありがたくいただきます!何が書いてあるんだろう」

パンを頬張りながら手紙を読み始めるハルユキ。手紙には何故今日風に飛ばされなかったのかを考えろと書かれていた。

銀鴉「なんでって……そうか!僕は今日風が吹いた時飛ばされるなんて微塵も考えなかった!もしそれが心意の力だとしたら………」

立ち上がり再び壁へと向かうハルユキ。

銀鴉(集中しろ……所詮はプログラムでできたオブジェクト……壊せないはずがない…!)

彼は手を剣のように見立て、そのまま突き立てる。
依然として痛みは感じたが、前はびくともしなかった壁に穴が空いていた。

我が魂は(ry

銀鴉「よしっ!」

ガシャッ!ギシャッ!

穴ができたことによって自信がついたのか、ハルユキはどんどん壁に
傷をつけていく。このあとも彼は一晩中、壁に手を突き刺し続けた。

銀鴉(今朝落ちてきた手紙には何の指示も書かれていなかった……ってことは
   僕はもう知るべきことは全て知ってるってことなんだろうけど…)

グシャッ!ゲシャッ!

銀鴉(何かが足りない…)

銀鴉(天道さんや先輩は既に心意を習得しているだろう…‥あの人達になにか言われたことは……)

回想

天道「徹底的にスピードをイメージしろ」

黒雪姫「君は速い。誰よりも速くなれる。速さこそがバーストリンカー最大の力だ」

銀鴉(スピード…速さ……分かったぞ!)

銀鴉(イメージするべきはパワーじゃなくてスピード…‥極限まで速くこの世界と同化する…!)

彼の手が水色に輝きさっきよりも強力な一撃が生まれた。

銀鴉「これだっ!」

彼は4日ほどこれを続けた。そして7日目、彼は二度目の挑戦を開始する。

銀鴉「今の僕ならきっと出来る!頑張るぞ!」

銀鴉「ハァッ!」グサッ

両腕がしっかりと突き刺さることを確認したハルユキは上へ上へと進んでいった。

ハルユキが旧東京タワーを登っている合間の出来事。
人気のない場所で天道はある男を待っていた。

Hカブト(加賀美め…余計なことを…恨みが『あれ』の威力を倍増させるというのに)

Hカブト(まぁいい…それ以上の怒りを有田に抱いてもらうだけだ…)

Hカブト(そうと決まれば、剣に『標的』の追加を依頼せねば)

Hカブト「あとは……」

天道の背後から陰が迫る。

Hカブト「よく来られたな…‥」

テイカー「どの口が言うんですか‥…来なければ、僕達、加速研究会の全てを破壊するなんて脅したくせに」

Hカブト「ハッタリだとは思わなかったのか…?」

テイカー「ハァ…‥貴方と愉快な仲間達が今までやってきたことをみんな見続けてきたんでね、
     誰もそうとは思わなかったようですよ」

Hカブト「そうか…オマエを呼んだのは他でもない…」

テイカー「同盟でしょ…もう聞きましたよ」

Hカブト「違うな」

テイカー「はい?」

Hカブト「貴様を加速世界から永久に追放するためだ」

テイカー「なっ!?意味がわからない!なんで今!?部下に任せっきりじゃなかったのか!?」

Hカブト「あの時は色々と忙しくてな…動く暇がなかった。だが、今からは……」











Hカブト「……俺の時間だ……」










テイカー「クソッ!やっぱりこうなるんですか……まぁいいでしょう…
     貴方にも見せてあげますよぉ!あなたのお仲間から僕が奪った超加速を!」

テイカー「クロックアップ!」シュン

【HYPER CLOCK OVER】

能美の体の中心に一本の光の線が入る。

テイカー「え?……う、嘘でしょう…‥こ、こんな所で…僕が…嫌だ…嫌だ‥…ああああああああああああああっ!!」

彼の身体は真っ二つに崩れ落ち、塵となって加速世界から消えた。永遠に。

Hカブト「ちゃんと上も見ずに、自分を無敵だと勘違いする輩の命は短い……」

現実世界

天道「矢車、風間、影山、聞こえるか?」

風間「なんです?」

矢車「あ゙ぁ?」

影山「何の用だよ?」

天道「ダスク・テイカーを消した」

矢車「オイコラ!?テメェなに勝手に手ぇ出してんだよ!?」

影山「そうだ!アイツは兄貴の獲物だぞ!」

天道「手をだして悪かったな…この件はあれの修理に免じて許せ」

矢車「ちゃんと戻ったのかよ」

天道「俺に不可能はない」

矢車「そうかよ…ならいい」

風間「で、本題はなんです?自慢をするためだけに話しかけてきたわけじゃないでしょう?」

天道さん!?
何してんの!?
役割取っちゃったよ!!

Hカブト「お前達には全レギオンへの攻撃を頼みたい。勿論、ヴァンキッシュやインバルナラブルに勝てるなどとは思っていない
     ……加速世界すべてのバーストリンカーに憎悪を抱かれる大打撃を与えるだけでいい」

風間「これはまた随分とハードルの高い……」

矢車「面白そうじゃねぇか…なぁ相棒?」

影山「そうだね…俺達にぴったりな仕事だ」

矢車「ようし、そうと決まれば狩りの時間だぜ?」

影山「光り輝く英雄共に地獄を見せてやろうよ…」

そう言うと、地獄兄弟はチャットから消えた。

天道「風間、お前はやってくれるか?」

風間「これを与えてくれたのは他でもない貴方ですし。付き合いますよ」

天道「そうか。剣も終わったらすぐ来るらしい」

風間「それは頼もしい。では、私もこれで」

天道「あぁ…じゃあな」

天道(サルガタナス計画…とでも名付けようか…もはや、何者もこれを止めることはできん…)


今日はこれで終わりです。ヤケになってる訳じゃありませんよ?(´Д`;)
ちゃんとオチも考えてますから……次からは剣の出番です。それではまた明日。

乙!

そういやライダー達はバイク使えるのかな?
使えたらアッシュさんが涙目だが。


考えてみたら天道さんと心意の組み合わせって最強じゃね?
あの人は心意の限度がないぞ・・・

乙 残りはdカブトか

ケタック「」

>>472
お前はただの表記ミスの産物だろ(笑)


銀鴉に強い怒りや憎しみ与えたらあの鎧が・・・


ようやっと坊ちゃまの出番か、期待してます
そしてさらばテイカー・・・

乙です。

天道さんが動くとなると災禍の鎧事件以上の事件が起こりそうだ。

>>473
謎の男「」

(#0M0)ザヨゴオオオオオオオオオオオオオオ


そういやなんでテイカーは一撃で死んだ?
一回でポイント全損はレベル9同士の場合と特殊な条件の時だったような?

しかしここでテイカー殺られたとなるとシアンの出番が・・・

加賀美は心意も習得してないレギオンメンバーの影も薄い天道とも絡みが少ないで完全に蚊帳の外か
俺が歴代で一番好きなライダーなのに

でも専用ハイパーゼクターはゲットしたから…?

戦力的に見れば天道と唯一互角に戦える存在!
レギオンの中で実力ならトップ!
でも天道に「余計なことを・・・」と言われてるのが加賀美

カ・ガーミンはさすがにssでまでウンメイノーにならないよな?

|/|-|\
| 0M0)ジー
|⊂ /
|  /

( 0w0)ダディャーナザァン!?ナズェミテルンディスカ!

(0H0)オンドゥルルラギッタンディスカ

ヴァルゴさんこっちです

>>485
ダークネビュラだけはあああああああああああああああああ

(<::V::>) スピニングダンス

>>485
(#0M0)ウワァァァァァァァァァァ


校長と橘さんが混じってるな。
どっかにリブラとヴァルゴのAAないかな?

校長早く成仏しろよ、5年後まで居座る気かよwwww

最近、如月がどうやって大学に入ったかとその間のフォーゼドライバーの処遇が気になってしょうがない

教授「この仮面ライダー部と言うのはどのような部活でしょうか?」
弦太朗「怪人から学園の平和を守るための部活です!!」キリッ
教授「」
てな事にAOだとなりかねんし如月の頭脳で受験も戦闘終了時には間に合わないだろうし。

大学生活でも怪人とのひと悶着があったのではないかとwktkしてしまうの俺だけ?

>>489
スポーツ特待かなあ
香川教授、もとい佐竹先生の仮面ライダー特待があれば…

本編終了後にも現れる怪人はドーパントぐらいだろうから、変身する機会自体まずなさそう
風都新聞が届く程度には風都と近場っぽいから分からないが

>>490
ファントムを事情を知らずに倒してたりして
もしくは財団Xのゾディアーツとか

カブトss
 ↓
増援
 ↓
ケタック
 ↓
謎の男
 ↓
( 0m0)
 ↓
リブラ
 ↓
フォーゼ

これまでの話の流れ

>>492
大体が橘さんのせいか・・・

???「いいや、これもすべて乾巧ってやつの仕業なんだ」

なんだってそれは本当かい!?

やはりそういうことか

違うな。ここまでの流れはゴルゴムになった乾巧の変身するディケイドの仕業だ。

いや、根岸の仕業という可能性も

おのれディケイド!

○<俺の実力だ

絶対にゆ゛る゛さ゛ん!!

この流れ…嫌いじゃないわ!

○<俺は・・・俺は嫌だぁ・・・!

クワガタ!! カマキリ!! バッタ!!

  /<   >\
  { <   > }
  { </⌒\> }
  /       \
 / (⌒\  /⌒) \
| \ / |
| > 二 < |
\ 三 三三 三 /
\____________/

あれ?
なんでAAが失敗してる?
空白が消えたのか?
絶望した・・・
ピシピシピシピシ

ダークネビュラハイヤダ!!

お久しぶりです。それでは今日の投下を始めますが、ルカとマナの二人が何言ってるか全然わからなかったので
変なところが幾つもあるかもしれません。なので、訂正の方よろしくお願いします。あと、雑談は別に構わないのですが、
>>1の投下中には控えてくださいね。ファントム生み出しちゃいます(´Д`;)

>>477
前に兄貴が使った誰か殺さないと出られないフィールドの
全損版を使ったと思ってくれればありがたいです(´Д`;)


剣のオ・キナーワ編 

加賀美の頭のなかに音楽が鳴り響く。

加賀美(ん?誰だ?)ピッ

剣「会いたかったぞ!我が友、カ・ガーミン!」

加賀美「剣か!久しぶりだな~……ってお前そこ何処だよ?」

剣「俺は今、オ・キナーワに来ているのだ!」

加賀美「沖縄!?なんでまた?」

剣「 オ・キナーワ料理が食べたくなってな!」

加賀美「へぇ~」(そういえば、黒雪姫ちゃんも修学旅行で沖縄に行ってるんだっけ…偶然ってあるもんだな~)

剣「お前に必ず土産を 買ってきてやるからな。楽しみにしていてくれよ!」

加賀美「ホントか!?…ありがとな!」

剣「気にするな…俺とお前は強い絆で結ばれた友達だ。友人に自分の楽しみを分け合うのは当然のことだ」

剣「お、もうこんな時間だ…さらばだ!我が友、カ・ガーミン!じゃあな!」プツッ

加賀美(アイツ…楽しそうだな~)


どこかのビーチ

剣「うむ、雲ひとつ無い青空、さんさんと輝く太陽。この景色をミサキーヌにも見せてやりたいな…」

剣「そうだ!ビデオを撮ろう!ミサキーヌもきっと喜んでくれる!待ってろ!ミサキーヌ!!」ドタバタ

黒雪姫「?」キョトン

恵「あの人どうしたんでしょうね。さっきからあんなに騒いじゃって……姫とは正反対」フフッ

黒雪姫「そうだな…」フフッ

剣「ミサキーヌ!見てくれ、この美しいオ・キナーワの海を!この海のように
  大きく深い愛を共に育m……誰だ?俺の愛の詩を邪魔するのは…」

天道「…俺だ。楽しんでいるか剣?」

剣「天道ぉー!俺は今ミサキーヌに愛のビデオを撮っているのだ!邪魔をするな!」

黒雪姫「!」ビクッ

黒雪姫(天道だと!?となるとアイツはZECT!?まさか私を殺すために派遣されてきたというのか!?)

恵「どうしたの?怖い顔して…」

親友が心配そうに顔を覗きこんでくる。

黒雪姫「なんでもない…」

黒雪姫(全く…別人かもしれないのにここまで慌ててしまうとは…我ながら情けないな)

恵「ならいいけど……あ…!そろそろシーカヤックツアーの集合の時間ですよ」

黒雪姫「そうか……悪いがツアーはキャンセルする。理由は…体調不良でいい」

恵「ふぅん……じゃあ私もパス!理由は……救命艇がない船には乗るなっていうのが代々の家訓なの!」

黒雪姫「フフッ…ご先祖様の乗っていた豪華客船が遭難でもしたのか?」

互いに笑いあう親友。この二人がいることに、剣は気付いてすらいなかった。

天道「…‥というわけだ。やってくれるか?」

剣「おい天道!そんなのどうやって見つけろというんだ!手がかりが一つもないじゃないか!?」

天道「そうか…出来ないか…俺はオマエのことをすべての頂点に立つ男だと思っていたのだが…残念だ」

剣「(!)……いいだろう。俺は剣術…人探し…加速世界…すべての頂点にたってやる!」

天道 「やってくれるか…では、頼んだぞ…じゃあな」プツッ

剣(ん?ひょっとして俺、乗せられた?せっかくのオ・キナーワだというのに…5日以内にすべての料理を制覇できるだろうか…?)ハァ


黒雪姫と恵は沖縄の町を歩いていた。恵が昔なくした本の話、別の世界の
存在の話など他愛のない会話をしながら、彼女たちは店を見て回っていた。

黒雪姫「なぁ、恵。お前はお土産を買わなくてもいいのか?」

恵「えぇ……残念ながら、東京で帰りを待っていてくれる殿方もおりませんし」

黒雪姫「そ、そうか……なら一つ提案があるのだが…」

恵「なんですか?」

黒雪姫「なにか一つお互いのためにお土産を買って、学校で披露しあうというのは……どうだ?」

恵「サプライズプレゼントね!姫にしては素晴らしいアイデアだわ!」

黒雪姫「私にしては……?」

恵「うんうん!そうと決まれば、別行動しなくちゃ目的を果たせませんね!今から30分後にホテルの入口で落ち合うというのは?」

黒雪姫「そ、そうだな!…いいぞ」

恵「では、こうしましょう。姫が今年、一番びっくりするもの買ってきますからね~! 」

そう言うと彼女は街の反対側へと走り去っていった。

黒雪姫(びっくりか……フフッ……楽しみだ)

彼女が歩き出した次の瞬間、彼女の周りが青い世界に包まれる。

黒雪姫(対戦!この沖縄でか…!?)

しかし、目の前に現れたのは二人の女性型のアバターだった。

ドルフィン「お前、あのホテルに泊まっている修学旅行生だな!」

ロータス「そういうお前達はこの地に住まうバーストリンカーなのか?」

ドルフィン「あってぇめー…じゃない……当たり前だ!わんは先祖代々ウチナーンチュさ!」

メロウ「あ、一応、私もです~」

ロータス「これは驚いた…地方にバーストリンカーが複数いるとは…‥面白い!」

ドルフィン「やる気だな~…よ~し、わんと一本手合わせ願おう!」

メロウ「き、気をつけてルカちゃん。この人レベル9だよ。すっごく強いよ?」

ドルフィン「へっ!どうってことないさ。師匠とたった2つしか違わないだろ?はぁぁっ!」

サソード(まさか、こんなに早く見つかるとは。俺は運においても頂点に立つ男のようだな)

ロータスに殴りかかるラグーン・ドルフィン。彼女から放たれる拳の連撃をすべて受け流し、
ドルフィンを床に投げ飛ばす。剣は古城の上からその戦いを見下ろしていた。

メロウ「あぁ!」

心配するメロウ。だが、ドルフィンは投げ飛ばされただけだったので大したダメージを受けていなかった。
彼女は素早く立ち上がり、正拳突きの連続して放ち、隙を見て足に回し蹴りを放った。
しかし、ロータスは足を地面に突き刺しその攻撃を耐える。その時の衝撃によって、地面に巨大な穴が開いた。

メロウ「も、もう充分だよ。この人にしようよ、ルカちゃん」

ドルフィン「まだまだ~!ウチのアラブサーが大和の侍に負けならん!」ダッ

ドルフィン「タイダルウェーブ!」

ロータス「宣告・連撃による死!!《デス・バイ・バラーシング!!》」

ドルフィンの放った必殺技を一蹴し、彼女を空高く打ち上げる。
それと同時にロータスは駆け出し、落下する彼女をキャッチした。

ドルフィン「くっ!参った…」

ロータス「うむ…なかなか良い戦いだったぞ。特にフェイントからの回し蹴りは実に良かった。
     つなぎをもう少しスムーズに出来れば、なお良いな」

ドルフィン「うっす…汝、直してきます!」

メロウ「ま、待ってぇ~ルカちゃん。まだ肝心の話してないよぉ~」

ドルフィン「あっ!すっかり忘れとった…ねぇね、その腕を見込んでのお願いがあるんです。話を聞いてくれませんか」

ロータス「それは…まぁ、聞けというなら聞くが……」

メロ&ドル「ニフェーデービル! 」

ドルフィン「それでは、この買物通りの奥にサバンニって喫茶店がありますんで、
      向こうに戻ったら店先のテーブルで一分後にお会いしましょう!」

ロータス「ま、待て!」

彼女がそれを言うより早く、ドルフィンはそのまま自らにとどめを刺し、加速世界から出ていってしまった。

サソード(手加減していたせいで奴の実力がわからなかった……まぁいいか、そこの喫茶店とやらで俺もなにか食べるとしよう)

剣も後を追うように加速世界から立ち去った。

ロータス「ん?この戦いを見ていたアバターがもう一人いたのか?にしてもあの2人……会うって、リアルでか?」


喫茶店

ルカ&マナ「ふぉおおお……」

黒雪姫「…あんまりジロジロ見るな」

ルカ「わっさーびーん。あの……ねぇねがあんまりにちゅらかーぎーじゃから…!」

マナ「ちゅらかーぎーっていうのは美人って意味ですよ」

剣「すまん、紅茶とこの特製クラブサンドを一つくれ」

ルカ「あの…!わんは久辺中学校2年2組、安里琉花です!」

マナ「わ、私も同じく久辺中学校1年3組、糸洲真魚です!」

ルカ&マナ「よろしくお願いします!」

黒雪姫「ブッ!待て待て待て。今のは君達のリアルネームなのか?」

マナ「勿論、そうですよ」

黒雪姫「ハァ…いきなりリアルで会おうと言われ、いかなる策略かと警戒したというのに……」

マナ「ど、どうしたんですか?お姉様?」

黒雪姫「え…えっと、君達の師匠はブレインバーストに関する約束事をいくつか伝えなかったのか?」

ルカ&マナ「ん?せぇ~の、ひとーつ!加速を使って悪いことをしない!
      ふたーつ!加速のことについてみだりに喋らない!以上!」

黒雪姫「……それだけか?」

ルカ&マナ「はい!これだけです!」

黒雪姫「これは、君達の師匠とやらにひとこと言ってやる必要が有るみたいだな」

ルカ「本当ですか!ねぇね!ちびらーさん!どうやって、お願いしようかっつず~っと迷ってたんです!」

黒雪姫「な…なに?」

マナ「私達、お姉さまに私達の師匠にあって欲しかったんです~」

剣「うむ…モグモグ……中々のものだ……モグモグ……今度、爺やに…ゴックン…作ってもらうか」

黒雪姫「……つまり、ルカ君はその東京から転校してきた師匠の子で、マナ君はルカ君の子ということか?」

マナ「はい。今はまだ三人ですけど、こうやって輪を広げて、沖縄に東京以上の加速コミュニティを作るって……」

ルカ「あいびーん」

マナ「なのに、最近その夢が駄目になりそうなことが起こって…最初は師匠も立ち向かおうと
   頑張ったんですけど、今ではすっかり投げやりになってしまって……」

黒雪姫「……何があったんだ?」

マナ「それが……なんて言うか…私達も正直よく理解できてないんです…」

マナ「師匠は『マジムン』…お化けがでたっていうんですが…」

ルカ「ヤクトゥ…だから、ねぇねには師匠の助っ人を頼みたいのです」

マナ&ルカ「お願いします!」

剣(お化け→妖怪→怪物→加速世界内の怪物→エネミー→王に頼まなきゃいけない位強い→神獣級→標的その1:サルファ・ポット)

剣(……我ながら名推理だな。さすが俺だ)

黒雪姫「頭を下げられても、そのマジムンとやらがなんなのかがわからなければ返答のしようがないな……」

黒雪姫「だから、まずは会おう。君達の師に」

ルカ「よかったー!やっぱ、マナの見た通りやっさ―!」

黒雪姫「見た通り?」

ルカ「じゃあ、早速わんの家に!」

黒雪姫「待て、待て。リアルでの面会は勘弁してくれ」

マナ&ルカ「?」

黒雪姫「東京から転校してきたのなら、かつて私と加速世界で遭遇した相手かもしれないし…」

ルカ「うぉおお、そういうもんか~」

マナ「確かに師匠がお姉様みたいな、ちゅらかーぎー見たら大変だよ」クスクス

黒雪姫「ん……あぁっ!しまった!」

彼女が時計を見るともうすぐ4時になりそうだった。もうこれでは約束の時間に間に合わない。


ホテル 入り口前

恵「あ、姫!」

黒雪姫「遅れて悪かった」

恵「気にしないで!私もギリギリだったの~。色々迷いながら今、姫も私のために
  迷ってくれてるんだと思うと、私すごく嬉しくて、つい時間が……」

黒雪姫「その…すまない恵……プレゼント買えなかったんだ…」

恵「え……い、いいのよ姫。旅行はまだまだ続くんだし、おみやげ探す時間なんてこれからいくらでもありますもの」

黒雪姫「だが、約束したのに…」

恵「ホントにいいの。私はただ…」ポロポロ

恵「あれ…ヤダ私、こんなつもりじゃ……ごめんなさい…私、部屋に戻ってるから……姫は集合時間までゆっくりしてて」

黒雪姫「待って!恵…」

ホテルルーム

黒雪姫「すまない恵。私が愚かだった…」

恵「うぅん…姫は悪くない。私が勝手に盛り上がって空回っちゃったのがすごく恥ずかしくて……」

恵「お願い姫…30分だけ放っておいて。そしたら元の私に戻るから……」

黒雪姫「恵、少し聞いてほしい…恵が今日ビーチで言ったことは本当だ。私にはこの世界とは異なる時が流れる別の世界がある」

黒雪姫「七年前に初めてその世界を訪れて以来、多くの時間をかの世界で過ごしてきた。
    私にとってどちらが本当の現実なのか、分からなくなってしまうほどな」

黒雪姫「そんな迷い、自分がどこに属しているかもわからない曖昧な私を救ってくれたのはお前だ。
    入学式の日に一緒にお昼ごはんを食べてくれたお前が私を現実に繋ぎ止めてくれてるんだ」

黒雪姫「あの世界を媒介とする絆の多くは失われ、今また少しずつ蘇ろうとしているが、
    この世界に私をつなぐ絆。友はお前だけなんだ!恵」

ギュッ

恵「ひ…め…」

恵「今言ってくれたことすごく嬉しかった。でも、ごめんなさい」

黒雪姫「お前が謝る必要はない。お土産の約束を忘れたのは私」

恵「違うの…ホントは私、姫にずっと前に謝らなければいけないことが…私…本当はあの時」

ジリリリリン

恵の言葉を遮るようにアラーム音が鳴り響く。

恵「あれ?私、実行委員会のミーティング忘れてた!ちょっと行ってくるんで、待っててくださる?」

彼女は慌てて部屋から出ていった。

次の日

黒雪姫(全く……現実世界をおろそかにするなと言いながら、恵に
    あんな顔をさせてしまうとは……私もまだまだだよハルユキ君)

黒雪姫「きっと今、君もなにか大変な事態に巻き込まれているのかもしれない。でも、君が求めない限り、
    私は動かない。頑張れ!ハルユキ君!私もこの地でバーストリンカーとしてやるべきことをやる!)

ルカ「おぉーい!」

黒雪姫「ん?」


夜 ホテルロビー

マナ「勿体無くないですか?お店で十分なのに」

黒雪姫「馬鹿者、切断セーフティーもなしに、上に潜るなど、何かあったらどうする?」

マナ「なんくるないですよ~。いざとなったらお店の人が引っこ抜いてくれますし~」

黒雪姫「いいから、言うことを聞け!」

ルカ&マナ「うひぃ…」

剣「………」

黒雪姫「では、5秒のカウントと同時にダイブする」

ルカ「待って!」

黒雪姫「なんだ…?」

ルカ「カンダーリ、ユタの血がでたんさ」

黒雪姫「ユタ?沖縄のシャーマンか…」

ルカ「マナはサーダカウマリさぁ」

マナ「お姉様、もう一本ですぅ。この紐」

黒雪姫「わかった。プラグはどこに刺すんだ?」

マナ「その辺に置いといてください」

黒雪姫「……わかった。それでは今度こそ行くぞ」

ル マ 黒「アンリミテッドバースト!」

ロータス「風化ステージだな…で、君達の師匠はどこだ?」

メロ&ドル「こっち!」タッタッタ

酒場

ロータス「本当にこんな所にいるのか?」

メロ&ドル「はいさい!師匠!」

???「おぉ~……はいさい…」

メロウ「あぁ~、もうこんなに飲んでぇ~…こんなとこだけは師匠もすっかり沖縄おじいだね~」

???「おじいはないやろぉ!わんはまだ高1やるむんな!マスタァー!クース300年もの、おかわり」

ルカ「もぉー!今は飲んでる場合じゃないんだってばぁー!師匠、連れてきたんだよ!わん達を助けてくれる人!」

???「辻デュエルいくらやったって無駄だっつったろーよ!無駄!無駄!無駄!んっく!……プハー」コトン

ロータス「おい、お前!」

???「助っ人の一人や2人であのバケモンはどうにもなんないですよーだ。レベル7の俺様ちゃんでも無理なんだ!
    レベル8でも足りねぇ足りねぇ。せめてレベル9の王ぐらい連れてきてもらわねぇとなぁー」

ロータス「おい、お前!ちょっと顔を見せろ!」

???「いんや、王でもまだ危ねぇや!物理攻撃特化のヴァンキッシュか、それともいっそワールドエンドあたりじゃねぇと……」

ロータス「おい!」

???「んだよ!さっきから!俺は黒の王でも連れてこない限り、梃子でもこの店から動かな……」

ロータス「やはりお前か、久しいなクリキン」

クリキン「え…嘘…ちょっとタンマ……その姿、俺をクリキンと呼ぶ。
     まさか……マジモンの黒の王!?ブラック・ロータス……」カランカラン

あまりの衝撃に彼は酒の入ったコップを落とす。

ロータス「あぁ……」

クリキン「マジかよ…こりゃ夢か?まぁいいや、とにかく座れよ」

彼は両親の離婚の影響によって沖縄にいる遠い親戚の琉花の家に寄宿しているらしい。

クリキン「ここに最初来た時は落ち込んだぜぇ~バーストリンカーのバの字もいねぇからよ!」

ロータス「それでよく今までバーストリンカーでいてくれたな」

クリキン「半分以上、成り行き任せだけどな。賭けに出たのよ。このルー坊にブレインバーストをコピーインストールさせて、
     もし無事にインストールできたら俺のバーストポイントつぎ込んでレベル4にしようって」

ロータス「では賭けに勝ったのだな」

クリキン「おう、その後2人でコツコツとポイント貯めて、二度目のマー坊のインストールも奇跡的に成功。今に至るってわけよ!」

ロータス「なるほどな……この地ではエネミー狩りこそが命綱になるわけか……(!)なんだこの揺れは!」

外へと駆け出す黒雪姫。三人も彼女の後を追う。

???「グルルルォオオオオオオオ!!!」

そこには一匹のエネミーがステージを破壊していた。

ロータス「なんだアイツは……!?」

ドルフィン「アレだよねぇね。アレが全部食べちゃうんだ」

クリキン「ロータス、今すぐここから、ルー坊とマー坊連れてリーブポイントに向かってくれないか?」

ロータス「なに?そこまでする必要があるのか?」

クリキン「あぁ…アイツはただのエネミーじゃねぇテイムされてるんだ!」

ロータス「飼われているだと!?誰がそんな真似を…!?」

クリキン「わからねぇんだ……」

メロウ「何度マッチングリストを見ても名前がないんです」

ドルフィン「きっと、アレに乗ってる奴もマジムンなんさ……」

ロータス「マッチングリストに現れない敵だと…」

ロータス「逃げるなら三人で行け、私は少し、コイツに聞きたいことができた。それに一太刀交えずに引くのは性に合わん!」

クリキン「変わってねぇなぁ……まぁせっかく鉄の多い風化ステージに来てくれたんだ。
     しかも王までいるときたもんだ。こりゃ、なんくるないさ―」

ロータス「来るぞ!」

クリキン「ぐへぇっ!」

???「ギャオオオオオオオオオ!!」

ロータス「しかし、コイツ一体…」

ポット「正式な名称は神獣級エネミー、ニーズホッグだよ…僕はニックって呼んでるけどね」

ロータス「貴様、何者だ!?」

ポット「本当は必要なく名乗るなってのがウチの会則何だけど……初めまして黒の王。
    そして地元の人達、僕の名前はサルファ・ポット。以後よろしくお見知り置きを」

ロータス「バックドア、プログラム……」

ポット「なぁにかな…それ」

ロータス「やはりか!お前も類似の技術を使用しているな」

ポット「……」

ロータス「更に言うならお前は沖縄にはいない。東京から遠隔でダイブしているな!」

クリキン「な、なんだってー!」

メロウ「ず、ずるいですぅ~!」

ポット「なるほど、なるほど。何年も節穴に籠もっちゃいても、牙までは抜けていなかったというわけか
    なるほど、なるほど……仕方ない、アナタにはここで消えてもらうよ黒の王。
    こんな所で僕等の辺境ファーミング実験が潰されちゃあかなわないからね!」

クリキン「辺境ファーミングだぁ!?」

ロータス「落ち着け、クリキン…サルファ・ポットよ。レジェンドスレイヤーの称号が青の王だけの
     専売特許だと思うなよ!その乗り物ごとき様の小狡い秘密を三枚におろしてやる!」

ポット「言ってくれるねぇ……こりゃあ普通の殺し方じゃ治まりそうに無いや……ニックに手足を一本ずつ
    食いちぎられても、その虚勢が張り続けられるかどうか試してあげるよ!行けぇ!ニックゥ!!」

ニック「グゥアアアアアアアアアアアアアア!!!」

次の瞬間、ニーズホッグに幾重もの紫色の閃光が走る。身体に次々と亀裂が入り、
10秒と経たない内にニックの身体はバラバラに崩れ落ちた。

【CLOCK OVER】

ポット「い、一体何が!?う、うおわあああああ!」

ドルフィン「流石ねぇね!攻撃さ全然見えんかった!」

クリキン「あの攻撃はコイツのじゃあ無いぞ」

メロ&ドル「え?」

ロータス「あぁ…私ではない……誰だ!姿を見せろ!」

ニーズホッグの死骸の後ろから、サルファ・ポットを引き摺って歩く、
長刀を持った一人のアバターが現れた。色や姿形から彼のモチーフがサソリであることが見て取れる。

お待ちしておりました、ぼっちゃま…!

ドルフィン「す、すごいな!にぃに!」

メロウ「凄いです~!どうやったらあんなに速く動けるんですか?」

ロータス「アイツはあの時、私達の戦いを見ていた……逃げろ!2人共!」

クリキン「オマエ等!今すぐそいつから離れろ!!」

メロ&ドル「え?」

殺気に一早く気付いた2人が叫ぶが、彼等の声が届くよりも早く、剣が全身から紫色の波動を放つ。
メロウとドルフィンのヒット・ポイントがごっそりと削られ、黒雪姫の元へと押し戻されてしまった。

ロータス(心意システムだと!?なんだあの馬鹿げた威力は…!?そして何故、新人のアイツがあれを使えるんだ!? )

クリキン「オマエ等、大丈夫か!?」

メロ&ドル「うぅぅ……痛い」

サソード「………」ジロッ

ポット「 うわあっ!離せ!離してくれ!」

サソード「言われなくとも、すぐにその首を切り離してやる」

ポット「ヒィッ!や、止めろ!は、話せば分かる!俺は無理矢理エネミーのファーミング実験をやらされていたんだ!
    俺の意志じゃない!だから、見逃してくれ!加速研究会の秘密だって全て話す!だから…!」

サソード「男が命乞いをするな。最期まで誇り高く生きろ」

サクッ

サソード「まぁ、死者に言ったところで意味もないか……」

黄土色の首がコロコロと地面を転がる。

ロータス「貴様…!ZECTか!?」

サソード「その通りだ、黒の王。俺は神に代わって剣を振るう男…神代剣……全てにおいて頂点に立つ男の名だ。覚えておけ」

ロータス「貴様の目的は何だ!?答えろ!」

サソード「オマエを討伐…そしてオ・キナ―ワ料理の制覇だ!」

ロータス「ほぉ……ふざける余裕が有るのか……いいだろう!貴様の親玉から貰った
     私の子の悲しみを、怒りを!全て貴様に ぶつけてやる……!」

クリキン「俺も手伝うぜ。どこの誰だかしらねぇが、弟子を二人共やられて、黙ってられるかってんだ!」

サソード「ならば、2人まとめてかかって来るがいい!俺は複数を相手にする戦闘においても頂点に立つ男だ!」

ぼっちゃまは無意識に心意使えそうだよな。
そういやライダースラッシュの扱いはどうなるやら?

クリキン「お前達は向こうで鉄を集めた後、できるだけ遠くへ逃げろ」

メロ&ドル「はぁい!」

クリキン「絶対に近づくなよ。アイツはさっきのエネミー何かとは比べモンにならねぇ力を持ってる
     …レベル自体は4と低めだが、実力は俺とコイツの2人でギリギリ届くかってレベルだ…」

メロウ「そ、そんなに……!?」

クリキン「ほら、分かったらさっさと行け」

2人は鉄材を集めながら、ステージの向こう側へと走り去った。

クリキン「……待たせたな」

サソード「さぁ、こい!」

両者が切っ先を討つべき敵に向ける。鍵を握るはメガマシーン。南海の楽園で今2人の剣士が刃を交える。


とりあえず今日はこれでおしまいです。ZECTのメンバーはみんな心意使えちゃいます。風間の心意は勿論アレ。
このスレだけで終わらせることができたらいいな。それではまた今度。

乙!

乙です!

クリムゾン・キングボルトが活躍しそうでしなさそう斬り刻まれそうだ。

サソードのライダースラッシュ使うとぼっちゃまは『あれ』になっちゃうがゲームの中なら大丈夫か?

そういやぼっちゃまは変身せずにワーム倒してたよな?
そして天道さんはクロックアップせずにクロックアップしたのを倒したがどっちが凄いやら?

あれはぼっちゃまの実力以上にディスカリバーが凄過ぎる

今週ニコニコでカブト4話配信してたから見たが
やっぱ雨の中のクロックアップはかっこいいね

そういやぼっちゃま、ソバを片手に変身して闘ったことあったな

毒液ビュッビュッ!もあるんか

>>539
※ただし予算が死ぬ
ドレイク登場回の桜舞う中でのクロックアップも好きなんだよな~

ただニコニコで見ると加賀美の決意のシーンで茶化すバカがいるのがなぁ~
※越えられませんってのはわかる。加賀美自身が天道の道じゃなく自分の道を行くから並んでも超えることはない。
だけどウンメイノー米はひどいよ、やられたくてやられた訳じゃないし脚本の都合なのに……

話変わるがバトライドウォーみんな買う?俺はPS3ないからできないのだが…

バトライドウォーは超出来がよさそうで面白そうだが無理だ・・・

なんでうちにはPS3が無いんだ!
(絶望する音)ピシピシピシ

>>542
気持ちは分かるがコメント消せば解決だろ
申し訳ないがウンメイノーは俺も何回か観てるうちに笑えてきた

加賀美大好きだからネタとはいえいじって欲しくないんだよなぁ
加賀美みたいに優しくて愚直なライダーがやっぱ好き
最近のライダーは泥臭さが足りないわ

>>545
翔太郎とかどうよ、ハードボイルド気取ってる優しい熱血バカだぞ
弦太朗も愚直だし泥臭さ上等、ただ観察眼は妙に鋭い

あと最近の晴人は、普段の余裕しゃくしゃくキャラからいい意味でメッキ剥がれてきた感じする

後藤さんもライダーになるまで苦労したし、十分に泥臭いと言えると思うけどね

ダブル系列のライダーは全員重い物背負ってる感じが強い

>>545

(0w0)<フュージョンジャック

(0M0)<フュージョンジャック

(0H0)<フロート

ってかんじのネタにされるよりいいだろ。
ハブラレンゲルよりマシだろカ・ガーミンは。

>>549
お前・・・ハブラレンゲルは言うなよ・・・

半公式とは言え強化フォームある時点でガタックのが恵まれてる
でも睦月には留年してまで待ってくれてる彼女がいる
加賀美とひよりの恋は映画のパラレル設定、しかも悲恋

>>551
そのレンゲルは一応設定上というよりHEROSAGAでジャックフォームなったし
小説では最強形態なったし
登場遅い上戦闘シーンがラストのちょい以外操られてカリスと闘ってるとこしかないが

そういや、天道さんは設定上平成ライダーで一番生身の性能高いらしいな。

まぁ電王のオーナーの方が人外的なスペックだろうけど。
デンライナーと並走するくらいだし

>>553
オーナーは中の人からしてスペック高いからな
SASUKEの第1ステージゴール間近まで順調に行ってた

同じコースで753ともやしの中の人はさっさと落ちてたのに

あの人フリークライミングとか登山が趣味らしいからな
ケイビングも得意らしいし

デンライナーをマウンテンバイクで動かしてたりするしな。

響鬼さん修行してるやろ

>>557
天道さんも鍛えてるはずだが。
響鬼程かは知らないが。

>>554
てか753ともやし(の中の人)SASUKE出てたのかよ、その回超見てぇ

戦隊の中の人はスポーツ王No.1決定戦で頑張ってたし、今度のSASUKEにスーアク出ないかな?

高岩さんが最終ステージまで残るに300セルメダルとトラメダルを賭けよう。

あと>>555
よくないなぁ……せっかく取れたレス番なのにネタを挟まないのは……

>>559
2009年のSASUKEだったはず
当時ディケイド放送中だから、井上君スタート前の紹介でディケイドの映像も(他局にも関わらず)ちょっと流れた

753は確かダイジェストで落ちる一瞬しか写ってなかったwwwwww

次のネタレス番は>>753>>913か・・・

>>561
>>939は?

Don't you forget 315?

(ホィ) either you or me

>>559
ごめん2010年の正月回だった
http://www.syu-ta.com/blog/2010/01/02/223821.shtml

そういや天道さんと翔一のどっちが料理の腕は上なんだろうか?

>>566
技術面では天道、サービス面では翔一くんのイメージ
あと食材の調達方法も、天道は市場で買ってたが、翔一くんは菜園やってたからか自給自足っぽい雰囲気がある
鯖味噌作るにも自分で鯖釣ってきそう、根拠はないが

剣は2番目に最強のワームになれるし(1番目はハイパーソードをへし折ったワーム)
どの道勝てるんだろうな

|M0)ジー

( Ω ) 「Exceed Charge」

|/|-|\  
| 0M0)ジー
|⊂  /

|   /
|   \
|⊂  \

| 0W0)
|\|-|/

(#0H0)最強だぁぁぁ!!!

地味に気になるんだが、なんでいきなりこの>>1は面白くなっているんだ?
見直したけど、やっぱりレス番が増えてるほうが面白いわ。
無理やりな整合性とか考えなくてよくなったからか?

ファイヤドロップジェミニ……バーニングディバイド

(#0M0)<ザヨゴォォォォォォォォ



 0W0)  0W0)  0W0)
\|-|/ \|-|/ \|-|/

、,r‐''" "。'!`./'i、i、''┴.

     .,,//  ./` .,ヽ  、'!、 -,..,,゙'-、
   .,r'"  、,、  `   | .|  ゙'ハ ヽ
  .,/、  .'"l゙  .,.._ ,l゙ .ヽJ│ `, 、<i、
  丿/    ゙.,_,゙,,,.,`,i、,!" `,,,,,ll,, .""`.♭
  ,/ " ,i´.,ノ ゾ/,i,,,|,,,゙″  ゚゙゙,,,,,\ ." 'i、
 ,l゙ .! ` " ,/` ゙( ●)‐   .゙(● )彳 │|   クワッ
 !  、  |""     _.‐ !、   ゙l i、 |
 │ |  ,.|      (●、●)   .| ".l,|     __________
 l゙ "" ," ゙l、     ,,,,,,-,、   ,(, l゙.,jリ   /

 `、 l、タ,i´゙l、    f{++++lレ.  ,l゙,l゙,|l゙  <  オレァ クサムヲ ムッコロス !!
  |  l゙ l゙| │    `'''`'″  ,「"".|l゙    \
  l゙ェ'." ,.彳 `"~ 、     ,ィ'゙冫,r゙′      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  フ l ゙l |      `゙'''―'''` ,l゙.| |,i
..,r" !  .、          |-,"゙l、

″  ``'‐ !             " \`″..

>>575
頭のほうを上手く出来なかった

ここでクエスチョン
上手く出来なかったのはなぜでしょうか

うまくできなかったのは私の責任だ。
だが、私は謝らない。

>>575
その欲望解放しろ>(虫)つ三●

( Ф ) ウットオシイ start up

(0M0)が結婚するみたいだ

なんだとッ!?

後、sageようね

校長、もとい橘さんが結婚するようで実に嬉しい。
こんな嬉しい事は3年ぶりくらいだ

>>575
頭の方がうまくできなかったのも全部乾巧ってやつのしわざなんだ。

>>580
ダディ、結婚おめでと。

>>583
いいや、ゴルゴムの仕業だ!

ダディはどうやら相手が子連れらしく結婚したらマジでダディになるな。

愛称でなくマジもんのダディになる日が来ようとは…
剣ライダーでは一番恵まれてるよな天野さん
最近色んなドラマでも良く見るし、ライダー的にも校長という準レギュラーかつ敵幹部かつ新たなネタキャラになったり

>>580
天野さん結婚おめでとう!!
クジャク型のアンデットに注意しろよ

最近のドラマにも出てたのか。見てねーからわかんないな。

ファイヤドロップジェミニ……バーニングディバイド
ファイヤドロップジェミニ……バーニングディバイド
ファイヤドロップジェミニ……バーニングディバイド


(#0M0)<ザヨゴォォォォォォォ
(#0M0)<アギゴォォォォォォォ
(#0M0)<ザエゴォォォォォォォ

 0W0)  0W0)  0W0)
\|-|/ \|-|/ \|-|/

>>587
橘さん、ウィザードのコピー戦法が似てるからって張り合わないで下さい

橘さんってギャレンラウザーが銃型じゃなくて接近戦武器だったらもっと強かったんじゃないかなって思う

ガンダガーとか良かったかもな

>>589
Jフォームなら一応近接も……

弱フォームより通常で銃使い(物理)の方が強く見える橘さん・・・

>>589
遠距離武器を使ってるから余計強く感じるんじゃないの?

バックル破壊されなきゃなぁ…

とりあえずヴァルゴさんこいつらをネビュッてください

伸びてると思って来たらこれかよ。しかもカブトの話ですら無いとか。
別のとこでやればいいのに

>>595
(#0M0)<ウワァァァァ

>>595(#0M0)ザヨゴオォォォォォォ

生存報告&質問

剣と黒雪姫どっちに勝って欲しいですか?
負けた方のキャラが消えるということはありませんのでご安心を
明日か明後日にでも更新するのでその間に投票が多かった方を採用します。

生存報告乙です
剣で


剣さんで

剣はすべてにおいて頂点に立つ男だから剣でお願いします。

坊 ちゃま

剣で
ニックをレベル4で瞬殺程だし

坊っちゃま

そら坊ちゃまでしょ

何という坊ちゃま率

坊ちゃまでイイじゃない

安定のつるぎ

ここは大穴のクリムゾン・キングボルトに一票・・・というのは冗談で

普通に剣でお願いします。
ただライダースラッシュの扱いが気になる

そら剣

ライダー勢最強揃いだな
時間さえあればみんなレベル9なれそう

(0w0)……じゃなくて剣で

剣で



<ウエーイ
ボソッ

マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

俺たちに明日は来ないのか…

>>616
その欲望を解放しろ!>(虫)⊃三○

>>618
               r、v-≦ハ ̄≧─、
             ,r、'丶\、、ゝ、∨/|/ァイ\
            /\ \\丶、ミV/|レ//´ 丶

            /三ラゝ、ー、ヽ、jリハVノ\彡' <}
           {≦三/´        `丶、ミヾl
           |三三|            ト、ヽ、|
           |三ヲ/ -----、八、──-、\丶j

           ト、ヾ〉  _ィrッァ、 |! ,ィrッァ、 !、\7
           (、ゝ´{      ,:|| 、     }|ミヽ
           ヽ lv、`ヽ   r'、__j ヽ   ノ7}ゝ='
            |ゝ-!  、  `´ `'   ' lゝ'リ|
            | |:八   、イ+~+≧、   八ノ|!

          __彡'j://!.、  `ゝニニノ´  // ,イj

           ノレ| {/:| \  ´ `   /| /
            >、_j   >---<   |K
           // 7!      v  ;!   |  \
      _.....-ィ/ / ∧、   ヽ   /   i、   丶、___
  _....-≦  /  / /ゝ:::::\_     __../::::}    、   ≧-、_
 /l      /  / /l::::::::\::::::: ̄ ̄ ̄:::::::::/::|     、     丶、
/ |    /  /____∧::::::::::::::`>──<::::::::::::∧    、      |lヽ

>>619
コソコソせずに出てきたらどうです>(真木)⊃三●
                   バッタ↑

更新日までハイパークロックアップ

(虫)<完全復活をなめるな!!

>>1の奴遅いな~、ショッカーにでも目を付けられたか?生存報告プリーズ

そういえば流星さん(の中の人)戦闘中に出てたな。本編で忍者倒してたのに忍び倒せないとは蟹と獅子公とタチバナさん泣くぞwwww

逃走中にも誰かいればいいのだが……

更新が遅いのはゴルゴムの仕業だ!

作者の更新が遅いのも乾巧って奴の仕業なんだ

>>625何だって?それは本当かい!?

>>625
(#0w0)ナニヲショウコニズンドコドーン!!!

「___フェニックスは__
 二度と地球へは戻れなかった…。
 太陽に焼かれ続け永遠に生と死を繰り返すのだ
 そして死にたいと思っても死ねないので
 __そのうちフェニックスは考えるのをやめた」


「___読者は__
 好物と生物の中間の生命体となり続きを待ち続けている
 そして読みたいと思っても読めないので
 __そのうち読者は考えるのをやめた」

スーパーヒーロー大戦Z公開まで待ってるのかも知れん

書く書くと言って2週間……お久しぶりです。こんな時間ですが再開します。


ロータス「ハァッ!」

一気に距離を詰める黒雪姫。彼女はそのまま腕を下から大きく振り上げる。剣は素早くそれを回避する。

ロータス「このっ!」スカッ

彼女の全身から放たれる無数の攻撃を剣は全て避けていく。

サソード「……ふっ!」ボガッ

僅かな隙を突かれ、左頬に強烈な拳が叩き込まれる。黒雪姫は回転しながら吹き飛ばされた。

ロータス「あぐっ!」

クリキン「ロータス!」

サソード「………」

ロータス(天道もそうだが、何なんだコイツ等の異常な強さは!?)                     

サソード「少しは俺を熱くさせてみろ!」

一瞬で間合いを詰めた剣が刀を振るう。彼女はそれを受け流し、肩に踵落としを放った。
通常のアバターならば腕を切り落とされる一撃のはずなのだが剣の装甲は硬く、傷を負わせるのが精一杯だった。

サソード「ぐっ……今のは…少し効いた」

ロータス(あの程度の傷で済むとは、なんて防御力だ…)

ロータス「分からんな、貴様のような奴が誰かの下につくとは思えんのだが」

サソード「何を言っている?俺はどこの世界であろうと誰かに服従したことなど一度もない」

ロータス「…詰まらない事を聞いて済まなかったな」

サソード「俺は心に広さにおいても頂点に立つ男…気にしてない」

ロータス「ならばもう1つ聞かせてくれ、貴様……いや、貴様達はなぜこれをプレイできる?」

サソード「 天道が副産物がどうとか言っていた気がするが……詳しくは知らん」

ロータス「副産物?もっとくわしく教えろ!貴様n」

サソード「もうこれ以上の雑談はリアルで天道とでもやってくれ。お前の時間稼ぎはこれで終了だ…!」

話を無理やり切り上げ、瞬時に距離を詰める剣。油断していた黒雪姫は剣の動きに反応しきれず、攻撃を諸に受けてしまう。

ロータス「ぐわあっ!」

サソード「このまま眠れ、黒の王」

ドルフィン「ねぇね!」

メロウ「あっ!ダメだよ!」

マナの制止を振り切ったルカは剣に飛び掛かり、彼を妨害した。

サソード「邪魔をするな」

   ゴッ!

ドルフィン「うがっ!……」ドサ

剣はルカをすぐさま引き剥がし、刀を彼女の鳩尾に振るう。その打撃は痛みに
慣れていない子供を動けなくするには十分すぎるものだった。

メロウ「ルカちゃん!」

ロータス「よくも!デス・バイ・エンブレイシング!《宣告・抱擁による死!》」

ルカが作った隙をつき、黒雪姫は剣に必殺技を発動する。首を狙った斬撃を剣は咄嗟に腕と刀で受け止めた。
握った手に刃が食い込み、焼けるような痛みが彼を襲った。

サソード「 ぐっ!……ふんっ!!」

ロータス「がふっ!」

剣は黒雪姫の腹を思い切り蹴り飛ばした。

サソード「普通ならあれで終わりなのだろうが…相手が悪かったな」

クリキン「そうはいかないぜ!」

サソード「?」

クリキン「ロータス!今すぐ俺様がそいつをぶっ倒してやんよ!」

クリキン「行くぜぇ、金属共!俺様色に染まりな!メガマシーン・アウェイクニング!」

集めた鉄クズの山が赤く光りだす。キングボルトの身体がネジとなり、
回転しながらそこへ突っ込む。鉄は見る見るうちに、巨大なロボットのパーツへと変化していった。
それと同時に幾つものネジがそれぞれのパーツを繋ぎ止めていく。

サソード「巨大化?」

Mクリキン「うらあ!!」ドシュドシュドシュッ

ドゴオオオオン!!

サソード「ぐわあっ!」

剣はミサイルによる爆風を受け、ビルの真横に吹き飛んだ。

サソード「チィッ…クロックアップ」カシャッ

    【CLOCK UP】

クリキン「透明になったところでっ!」ガガガガガガッ!!

体中から無数の弾丸を射するキングボルト。剣はそれらを全て破壊する。
それと同時に彼は一気に身体を駆け上がり、刀を連続で振るい腕をバラバラに切り落とした。

    【CLOCK OVER】

Mクリキン「ぬぁっ!?」

サソード「 ふっ!」ドスッ

剣はそのまま刃をロボの頭に突き立てた。焼けるような音とともにキングボルトが苦悶の声を上げる。

Mクリキン「頭が溶ける!うっ…ぐわあああああああ!!」

ズドオオオオオン!!

ロータス「クリキンッ!」

キングボルトの身体が大爆発を起こし、その爆発による煙が全員の視界を覆った。
煙が晴れるとそこにはボロボロになった赤いネジが這いつくばっていた。

クリキン「…ぐぅ」

ロータス「もう…ダメなのか……」


少し時は遡り 現実世界 

恵「姫は確かここに……居た…!」

恵「これさえ引き抜けば、姫は私の手が届く所に帰ってきてくれる!」

???「ダメだよ!」

黒雪姫のプラグに手をかけた恵を謎の少女が止めた。

恵「!?」

???「それは扉、貴方をもう一度だけ魔法の世界にいざなう扉」

恵「………」カチッ

恵は謎の少女が指したプラグを自身のニューロリンカーと繋げた。
彼女は目の前に現れた分厚い本を開き、そこにあった一つの言葉を読み上げた。

恵「アンリミテッド・バースト」


加速世界

剣「………」ゲシッ

クリキン「あうっ」

ルカ&マナ「師匠!」

剣「…そろそろ終わりにするか」

HPゲージがまだ半分以上ある剣に対して黒雪姫達のは3分の1を切っていた。

ロータス「なにか……なにか方法はないのか…!」

サソード「これで…ん?」

ぼっちゃまがノブレスオブリージュを忘れてらっしゃる

刀についたレバーを引くのを止め、上を見上げる剣。それにつられて黒雪姫達も上を向く。
空には桜色の巨大な渦が現れていた。そこからピンクのドレスを纏った奇妙なアバターが降り立った。

オラクル「姫……来たよ」

ロータス「その声…恵か!?危ないから逃げろ!コイツは…!」

オラクル「大丈夫。私が姫を守るから」

オラクル「パラダイム・レボリューション!」

杖から虹色のベールが吹き出し、フィールドを包んでいく。

サソード「なんだ……ぬわっ!?」ボチャン

ロータス「強制変遷…?」

メロウ「師匠とルカちゃんが沈んじゃう~!」
 
ステージはあっという間に海水で満たされた。

オラクル「姫、魔法の時間は終わり。貴方はあなたの物語をまっすぐ生きて」

ロータス「あぁ…ありがとう恵」

ペコリと頭を下げると彼女は空へ飛び去った。かすかに透けていた身体はどんどん薄くなり、完全に加速世界から姿を消した。

ロータス「…本当にありがとう」

ロータス「ゆくぞ!」バシャッ

ガキン!

サソード「くっ!」ブンブン

海へ潜り、瞬時に攻撃を仕掛ける黒雪姫。剣は慣れない水中では
うまく体を動かすことができず、まともな攻撃ができずにいた。

ロータス「これが経験の差だ…!デス・バイ・ピアーシング!《宣告・貫通による死!》」

サソード「ぐっ…ぐおおおおおおおっ!!」パァァン!!

黒雪姫の腕から伸びた光の槍が剣に向けて放たれる。彼は刀で受け止めるが、
攻撃の勢いを殺しきることはできず、そのまま宙高く打ち上げられてしまった。

サソード「ぐがっ!だが俺は負けん!全てに勝利し、全ての頂点に立つ!」ブォン

空に打ち上げられた剣は紫色の輝きに包まれた刀を黒雪姫がいた場所に振り下ろした。
光が海を2つに裂き、ゴツゴツとした海底が露出する。

ロータス「なぁっ!?」

海底に着地すると剣はサソリの尾の形のレバーを素早く二回動かした。

サソード「ライダースラッシュ!」

【RIDER SLASH】

刀から濃い紫色の液体が大量に溢れ出る。

サソード「クロックアップ」

【CLOCK UP】

ロータス(まだだ…集中しろ……動け…極限まで速く…)

ロータス「はあっ!」

ガキィィン!

サソード「ほぉ…発想は悪くないが」ヒュン

ズバッ!

ロータス「ぐああああああっ!!」

サソード「そんな付け焼刃の技術で俺の剣を防げると思うな !」

素早く次の攻撃に移った剣は二回目の斬撃でガードを崩し、その後も連続で全身を斬り裂いた。
数回の斬撃を終えると同時に彼は後ろへ飛び退き、小さな岩に着地した。

【CLOCK OVER】

ザバアアアアアア

水が再び動き出し、露出した海底と黒雪姫を瞬く間に飲み込んだ。

サソード「アレはまだ強くなれるな。もし、アイツがあれをもう少し早く習得していれば……」

サソード「まぁ、とにかく勝ったのだ。深く考える必要性もないか……さて…ゆっくりと俺の休暇を楽しむとしよう」

剣はそのままリーブポイントへ向かった。


数時間後 無制限中立フィールド

???「…ぃ…おい!……ロータス!」

ロータス「ん……ここは…クリキン?」

ロータス(そうだった…私は負けたのだな……)

クリキン「沈んでいた俺とお前をコイツ等が助けてくれたんだ」

ロータス「…すまなかったな……ん?」

違和感を感じ、自らの体を見ると手足がバラバラに切断されていた。

ロータス「うわああっ!」

クリキン「アイツは多分、その体のアンタを海に沈めて永久に封印しようと思ったんだろう。
     ま、俺のせいで計算が狂っちまったみたいだけどな」グハハ

ドルフィン「ちょっと!師匠~!頑張ったのはわんとマナさ~」

ロータス「……何にせよありがとう。助かったよ」

メロウ「いいえ~。気にせんでくださ~い」

クリキン「よしっ!じゃあ、お前ら!コイツをリーブポイントまで運んでさし上げろ!」

メロ&ドル「はーい!」

ロータス「ちょっと!うわああっ!」

クリキン「あっ忘れないうちに……」ヒョイ

ロータス「これは何だ?」

クリキン「あの化け物飼ってた奴が使ってた手綱だよ。近いうちに役に立つってマー坊が」

ロータス「ありがたく受け取っておこう。アイツはほっといてもいいのか?」

クリキン「相棒はバラバラ、新しいエネミーも飼おうにも道具がない。
     もう悪さはできないだろ?こればっかりはサソリの兄ちゃんに感謝だな」

ロータス「そう…だな…」

ロータス(私を本当に封印したいのならば、サルファ・ポットとある程度戦って弱ったところを叩くだろう。
     クリキン達にもとどめを刺したはずだ。それを奴はしなかった…彼奴等の目的は一体何なんだ……)


バス停

ルカ「ねぇね!」

黒雪姫「…ん?」

マナ「お姉様!」

ルカ「また沖縄に来てね~」

マナ「お元気で~!」

ルカ&マナ「せぇ~のっ!ぐぶりーさびらー!」

黒雪姫「……」フリフリ

恵「またあんな可愛いファンを作っちゃって……流石ね姫!」

黒雪姫「ファンではない…何と言うか…その~文化交流的な…?」

恵「はいはい。じゃあ生徒会の日誌にはそう書いておきますね」

黒雪姫「えっ…それはちょっと…」

黒雪姫(あの後、恵はあそこで起こった全ての記憶を失っていた。彼女がなぜあそこに来れたのか、
    昔どのような関わりがあったのかは分からない。だが、詮索はしない。恵には恵の物語があるのだから…)

剣「ぅんまぁい!」

天道『その様子だと楽しんでるみたいだな。頼んだことはもうやってくれたのか?』

剣「俺を誰だと思っている?全ての頂点に立つ男、神代剣だ。あの程度の敵は楽勝だ」

天道『そうか…ところでお前はいつまでそこに居座るつもりだ?』

剣「一週間」

天道『……やはりこれを手に入れたのは正解だったか』

剣「これはなんだ?」

天道『バックドア・プログラム。俺の予備と通じている。これでいつでも東京でのプレイが可能だ』

剣「あまりゲームを生活の中心にしないほうがいいぞ。嗜む程度がいいと爺やが言っていた」

天道『これはゲームだが、非常に危険だ。現実への影響力が半端ではない』

天道(だからこそ、俺は……)

天道『すぐに出来るように準備しておいてくれよ。じゃあな』

剣「あぁ…」ブチッ

天道『明日か……加賀美をどうするかが鍵だな』

天道の目指す場所は彼以外にはまだ誰もわからない。


とりあえず今日はこれで終わりにします。お休みなさい

乙乙!
久しぶりの更新だけど相変わらずおもしれーわ

乙!!
天道さん、カ・ガーミンの事は忘れてないな

乙です 久しぶりの更新ですがとても面白いです

待ってた、乙

ハイパークロックアップ

まだですかね?

タイマーセット

>>651あげない方がいいぜ。
作者以外はメール欄にsageって打つのがマナーみたいなもんだから。・・・まぁそれのお陰で見つけれたんだが。イッチー乙。

氷川さん結婚

まだかなぁ…

ツヅキ プリーズ

更新が遅いのは乾巧って奴の仕業なんだ

>>656
なんだって、それは本当かい!?

>>656
(0w0)ウゾダドンドコドーン!

違う!更新が遅いのも全てディケイドの仕業だ。おのれ!ディケイド?

私の責任だ。だが私は謝らない。

|M0)<やはりそういうことか!

草加って小説版じゃレイプして妊婦を集団リンチして
キレた木場に達磨にされた上に自分を超えるヤンデレに監禁されるんだな。

(#0w0)<コレガ…死カ……

>>662
( <::V::>)<久しぶりだな…死ぬのは…

|M0)<・・・

生きてますか??

返事がない……ただの屍のようだ

>>664
(0w0)<橘さん!なぜ見てるんです!本当に裏切ったんですか?

少し修正が必要になった。タイムベント

○<コノママジャスマサン

続きを読みたいという欲望!素晴らしい!

 /\ /\
↓ ( 0M0) ↓

こういうやつが絶滅しない限り来ないだろうな。南無

いや、続きを書かないのは私の責任だ……だが、私は謝らない。
全部…全部バトライドウォーのせいなんです!(;´Д`)
さ来週にでも投下しますです。はい。

ひどいこと言いましたマジごめん。続き待つから頑張れ

やっと追いついた、だが更新が遅いな

「「「ゴルゴムの仕業だ!」」」

楽しみに待っています

しかしバトライドのせいか……
なるほどディケイドのせいか!!
おのれ、ディケイドォォォ!!

(^U^)申し訳ありません、このようなコメントだらけで。

やめてくれないか!そうやってすぐニーサンを持ち出すのは!

これも全部乾巧って奴の仕業なんだ

なんだって!それは本当かい!?

>>676
何故バトライドがディケイドのせいに……

ああ、そうか
バトライドのラs(ry

>>1~681
ここではオンドゥルの言葉で話せ

>>682
( 0w0)ナニイテンダ?

これも全部、晴人のせいよ!!

さぁ、ショータイムだ!

おのれゴルラム!

おのれゴルゴムゆ゛る゛さ゛ん゛!!

マダカーナ

更新が遅いのは乾巧ってやつの仕業なんだ

違うよオーズのせいだ

おのれ、ディケイド!

いや、根岸の仕業だ

いつまでやってんだ…

それも全て橘朔也のせいなんだ

ダディャーナザン‼ オンドゥルルラギッタンディスカー!?

最近誰も書き込まないのは私の責任だ
だが私は誤らない

お婆ちゃんが言っていた

引きわり納豆は納豆に対する冒涜だと

しかし納豆巻きに限っては風味や食感を上手く引き立てる良い加工だ

なぜ納豆・・・

ってな

天道「全ての仮面ライダーとスーパー戦隊は俺が倒す……」

剣「俺はライダーと戦隊においても頂点に立つ男だ」

もう落とせよこんなくっさいスレ

>>1さん、続きを・・・

更新が遅いのも「けんいちくんとひろしくん(38)」ってやつの仕業なんだ

おいおい特撮?のネタを持ち込むなよww

けんいちくん(ryも~の仕業なんだも特撮?の固有ネタじゃない筈なんだがな・・・
一応避難所だし

ネタ知らんからどうでもいいわ

それ言いだしたら二次創作全般どうでも良くなるな

あと約一週間以内に>>1が来ないと落ちる!!

更新が無いのは私の責任だ、だが私は謝らない。それは>>1が必ず書いてくれると信じているからだ。

続きはまだか…

タイムリミットまで残り5日

残り4日だよ
落ちるよこれ

あと3日か

作者発見用に上げ

しくったあげ

あと二日だ
誰かウンメイノーを流せ

2ヵ月か…

さて、今日中に>>1が来ないと落ちるな

これが雑談スレの末路です
良き終末を

さようなら

実際消されるのはまだ先かもしれんがな

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