銀さん「魔法少女リリカル銀さん」なのは「始まらないで下さい」(290)

・何番煎じかもわかりませんが銀魂とNANOHATheMovie1stのクロスオーバーです
・キャラ崩壊、割と起こります
・銀さん記憶喪失トリップです。


海鳴市…田舎過ぎず都会過ぎず、空気も綺麗でアスリートが好んで住むような平和な町。
偶に誘拐やら異世界を巻き込む程の危険物が落っこちて来る平和な町。

深夜に徘徊するは白い髪の天然パーマ。
「あー、何処だ此処?やっべぇよまた迷っちまった。住宅街って何でこんなに入り組んでるんだよ…やべーよこのままだと美由希に殺されるぞぉ…」
彼の名は坂田銀時、現在記憶喪失中。
名前と日本語と少年ジャンプの漫画の展開という都合のいいところだけを覚えている。
3か月前のある日ある時、白目を剥いて高町家の風呂に漬かっていた所を…
否、その状態で風呂に入りに来て彼の第一発見者となってしまった長女である高町美由希に痴漢として殺害されかけていた所を救助され
そのままなし崩し的に高町家の居候となったのである。
以前に何処かで鍛えていたのだろうか、それなりに剣の腕は高く
現在は高町道場の反面教師もとい塾頭、そして葵屋の極潰しもといアルバイト。
そして美由希の使い走りもとい儀兄として、毎週彼女のマガジンを買いに走っているのである。
そしてその日銀時はマガジンの発売日とジャンプの発売日を間違え、深夜彼女の機嫌を取り繕うためこっそりとコンビニへ走ったのである。

銀さん「くそっ、迷ってる間に糞長え解説も終わっちまった…こりゃ死を覚悟した方が…あ?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364655986

その時彼は偶然にも珍しい光景を目にした、高町家のマスコットキャラ的存在である末っ子、高町なのはである。
戦闘民俗高町家の中にあって、唯一体力に物を言わせる主義ではない彼女は珍しく深夜の街をランニングしていたのだ。

なのは「はぁ…はぁっ」

銀さん「よーぉなのは、ランニングとはついにお前も戦闘民俗の血が覚醒したか?しかしこんな夜中にやんのは頂けねえな不良め」

なのは「ふえっ、銀さん!?こ、これはそう言うのじゃなくって…」

銀さん「わかってるわかってる皆まで言うな、銀さんもお前くらいの歳になりゃあ盗んだバイクで駆けだしてブイブイビクトリー言わせてたよ?」

なのは「記憶喪失でしょ!?というかネタが微妙に古いよ銀さん!!」

銀さん「わかったわかった、で?こんな深夜に何してんだ?」

なのは「さりげなく自分を棚に上げないでよ…あのね…よるにフェレットを拾ったって言ってたでしょ?」

銀さん「あぁ、いたちもどきな?」

なのは「フェレットだってば!!…えっとね、それでさっき…声が聞こえて」

銀さん「声だぁ?」

なのは「うん、その子を拾った時と同じ『助けて…助けて…』って声。」

銀さん「 」

なのは「銀さん?」

銀さん「あいたたたたおかーさーん、ボクの肩に変な人が乗ってるよー頭から血が出てる人―」

なのは「そういうのじゃないよぉ!!」

銀さん「だってよぉ、そんな魔法少女アニメの主人公じゃないんだからそんな怪奇現象ほっとけばいいじゃねぇか」

なのは「微妙にメタいよ銀さん…でも、ほおっとけないよ…」

銀さん「…まったく、お前は良い奴過ぎるんだよな」ポムッ

なのは「にゃっ」ナデラレ

銀さん「付き合ってやるよ、代わりに美由希への言い訳考えてくれ一緒に」

なのは「…うんっ♪」ニパー

その時彼は偶然にも珍しい光景を目にした、高町家のマスコットキャラ的存在である末っ子、高町なのはである。
戦闘民俗高町家の中にあって、唯一体力に物を言わせる主義ではない彼女は珍しく深夜の街をランニングしていたのだ。

なのは「はぁ…はぁっ」

銀さん「よーぉなのは、ランニングとはついにお前も戦闘民俗の血が覚醒したか?しかしこんな夜中にやんのは頂けねえな不良め」

なのは「ふえっ、銀さん!?こ、これはそう言うのじゃなくって…」

銀さん「わかってるわかってる皆まで言うな、銀さんもお前くらいの歳になりゃあ盗んだバイクで駆けだしてブイブイビクトリー言わせてたよ?」

なのは「記憶喪失でしょ!?というかネタが微妙に古いよ銀さん!!」

銀さん「わかったわかった、で?こんな深夜に何してんだ?」

なのは「さりげなく自分を棚に上げないでよ…あのね…よるにフェレットを拾ったって言ってたでしょ?」

銀さん「あぁ、いたちもどきな?」

なのは「フェレットだってば!!…えっとね、それでさっき…声が聞こえて」

銀さん「声だぁ?」

なのは「うん、その子を拾った時と同じ『助けて…助けて…』って声。」

銀さん「 」

なのは「銀さん?」

銀さん「あいたたたたおかーさーん、ボクの肩に変な人が乗ってるよー頭から血が出てる人―」

なのは「そういうのじゃないよぉ!!」

銀さん「だってよぉ、そんな魔法少女アニメの主人公じゃないんだからそんな怪奇現象ほっとけばいいじゃねぇか」

なのは「微妙にメタいよ銀さん…でも、ほおっとけないよ…」

銀さん「…まったく、お前は良い奴過ぎるんだよな」ポムッ

なのは「にゃっ」ナデラレ

銀さん「付き合ってやるよ、代わりに美由希への言い訳考えてくれ一緒に」

なのは「…うんっ♪」ニパー

銀さん「で?病院に預けてるんだっけか?そりゃ何処なんだ?」

なのは「え、此処だよ?」

ドガシャアアアアアァァァァァ

銀さん「 」
なのは「 」

銀さん「し、心霊現象(物理)きたああぁぁぁぁぁ!!!」

なのは「…!!あの子が!!」

フェレット「キュー!!」スポッ

銀さん「何だ、あれ…」

異相体「ぐぅぅおぉぉぉぉぉぉ!!!」

銀さん「おい、逃げるぞ!」

フェレット「に、逃げちゃだめ!!」

銀さん「 」
なのは「 」

銀なの「「喋ったああぁぁぁぁぁ!!!!」」

キイィィィィィィィン

なのは「…ッ!!また、この音…!!」

異相体「ぐぅぅぅるおおぉぉぉ!!!」バッ

銀さん「…!!あぶねぇ!!」バシッ

なのは「銀さん!!」

銀さん「持ってて良かった木刀ぅ!!」

なのは「木刀持って深夜徘徊してたの!?」

フェレット「あの…お願いがあるんです」

なのは「ふぇ…な、何?」

フェレット「ボクに少しだけ…力を貸して!」

銀さん「おいいぃぃぃぃぃ!!テメェ何処の勧誘だコラぁ!!人の妹に気安く口きくんじゃねぇぞ化けイタチモドキぃ!!」バキ!!

異相体「ぐおおぉぉぉぉ!?」ズズゥン

銀さん「でりゃああぁぁぁぁ!!」ズバズバズバ

なのは「凄い…!!」

フェレット「でも、あれだけじゃあ…物理攻撃だけじゃジュエルシードの異相体は倒せない…封印しないと」

銀さん「ちっ、どうやらその通り見て―だな」

銀さんに散り散りに切り裂かれた異相体はずるずると元の姿へ戻って行く。

フェレット「あれは、ジュエルシードの異相体…ボクはあれを封印する為に此処へやってきました…でも、今の僕にはそれが出来ない…ボクの声が聞こえたキミにしか…!!」

銀さん「……」

なのは「で…でも…!!」

フェレット「お礼はします!必ずしますから!」

なのは「お礼とか…そんな場合じゃないでしょう!?」

なのは「目の前で命狙われてる子が居たら、良い子でも悪い子でも手ぇ差し伸べる、それが人の道だよ!!」

銀さん「おい化けイタチモドキ…お礼ってのはどれくらい払える」

なのは「銀さん!」

異相体「ぐうぅぅぅぉぉぉぉぉぉぉ!!」ビュルルル

銀さん「聞いとけなのはぁ!!」バシバシ!!

銀さん「依頼主に譲れねぇ魂ってのがあれば、背負ってやれる気になれるなら!!責任持って受けろ!!」

なのは「…!!は、はいっ!!」

フェレット「ありがとう…」

なのは「で、どうすればいいの!?」

フェレット「これを持って、目を閉じて心を澄ませて…」

なのは「……」

異相体「があああぁぁぁぁぁぁ!!」ググググググググ

銀さん「やかましい!!」ググググググ

フェレット「風は空に、星は天に、不屈の心はこの胸に」
なのは「風は空に、星は天に、不屈の心はこの胸に」

フェレット/なのは「「この手に魔法を!レイジングハート、セットアップ!!」」

異相体「ぐおおぉぉぉぉぉ!!」ぐぐぐ

銀さん「やっぱ無理いぃぃぃぃ!!やるなら早くしてえぇぇちょっとおぉぉぉ!!」ギギギ

ゴバァ!!

銀さん「 」

なのは「請け負ったよ、銀さん!!」

しょっぱなから誤爆したあァァァァ!!!
とりあえず初回は此処まで。
TheMovie2ndA's編プロットと同時進行でザクザク書いてますので、溜まったらまた投下します。

何故か昨日書きこめなかった…
このコメントが書けたら投下します

なのは「 」

銀さん「 」

なのは「ふぇ!?ふえぇ!?」

フェレット「成功だ…!!」

銀さん「成功だ…!!じゃねええぇぇぇよぉぉぉ!!」バキ

フェレット「ぶええぇぇぇ!?」

銀さん「おいぃぃ腐れ化けイタチモドキ、今一瞬見たよな?一瞬裸になったの見たよなじっくりと!!てめぇそんなちいせえ成りしてロリコンかあぁ!?」

フェレット「フェレットです!…ってフェレットじゃないユーノです!!あの子の魔翌力なら、あれを封印できます!!あの子に力を貸してもらえば…」

異相体「ぐぅおぉぉぉぉ!!」

異相体が変身を終えたばかりのなのはに襲いかかる。
しかし異相体が体当たりをした先にはもう既になのはは居ない。

RH『魔法の経験はおありでしょうか?』

なのは「ありませんん!!」

空に飛んで回避したなのはは

RH『では教えます、私の言うとおりに』

RH『敵三体、急速接近!』

なのは「きゃっ」

RH「PROTECTION」

レイジングハートの張ったバリアによって、異相体は押し返される。
そして名の葉を襲う事を諦めた異相体は、街に潜んだ他の異相体を従えてその場から逃走を始めようと跳び上がる…が

銀さん「おいテメェら…喧嘩を売っといてそりゃあねぇよなぁ?」

ニタリと笑った夜叉が、有り得ない高さに跳び上がっていた。
足元には、本来着地用のシールドとして用いられる筈の魔法陣が一つ。

銀さん「手伝って貰うだけなんていわねぇよな?ネズ公」

ユーノ「ネズ公じゃないユーノです!!」

銀さん「どうだっていいんだよ!!これ以上この剣の届く範囲、俺の国で好き勝手はさせねぇ、それだけだああぁぁ!!!」ズガアァァァ

一閃、横薙ぎにふるわれた木刀が異相体を弾いた。
弾かれた異相体は、他の異相体を巻き込みながら元来た場所へと飛ばされていく。
その先には、レイジングハートに一通りの機能を教わり終えたなのはの姿があった。

異相体「「「ヴァアアアァァァァァァ」」」

RH『そうです、胸に宿る熱い魂を両腕に集めて…ロックオンと同時に撃って下さい」

なのは「………ッ」ピピピピピピピピピ…カチッ

その瞬間、閃光が異相体達を包み込んだ。

ユーノ「有難うございます…まさか3つも同時に封印できるなんて」

なのは「にゃはは…」

喋る動物もといユーノ・スクライヤと魔法少女、記憶の隅にある眼鏡ならば喜ぶであろう光景を見ながら、銀時は打ちひしがれていた。

銀さん(やべーよ、夢じゃねぇよ昨日なのはがビーム出したよ、本当に末っ子まで戦闘民族に覚醒しちゃったよ!!あれ?これやばくね?翠屋の名前も間違えたし…後押ししたのばれたら美由希に殺されるうぅぅ!!!)

ユーノ「……というわけで、あれは危険なものなんです。」

なのは「ふえぇ…って、銀さん?ちゃんと聞いてた?」

銀さん「え?何?ジャガリコフーズ開けたら中身地面にぶちまけた話だっけ?よくあるよくある~」

ユーノ「徹頭徹尾聞いてないじゃないですかあぁぁぁ!!」

なのは「ごめんユーノくん、銀さん基本こんな人だから…」

ユーノ「あれは、ジュエルシードは僕が発掘した古代の遺産…何でも願いをかなえる事が出来る高純度のエネルギー結晶体です。しかし使い方を誤ればエネルギーは暴走し、最悪世界を滅ぼしかねない…護送中に事故があって、21個のジュエルシード全部がこの世界に…」

銀さん「全部テメェの仕業かあぁぁぁぁぁ!!!!」ドゴォ

ユーノ「ごっはあぁぁぁぁ!!!?」ドザー

なのは「ユーノくんんん!!?銀さん何やってるの駄目だよ小動物苛めたら!!!一応このSS劇場版って設定なんだから顰蹙買うよ!!?」

銀さん「小学生が顰蹙なんて漢字で使ってる時点で顰蹙買うわ!!ちなみにひんしゅくな!!!」

なのは「どうでも良いよそんな事!!」

銀さん「第一こんな誤字だらけの二次創作でひんしゅくも何もねぇよ…やべーよユーノベータにまんまと口車に乗せられちまったよ」

なのは「それでも、私はユーノくんの依頼を受けちゃったから…責任持って受けろ、でしょ?」

銀さん「…ったく」

ユーノ「誰か……ボクの心配を…たすけて…」ピクピク

そして銀時となのははどうにか回復したユーノを連れて高町家へと帰るのだった。
勝手に出掛けた事に気付いていた両親になのはは注意され、銀時は結局美由希に絞られるのであった。


一方で、海鳴市のあるマンションの屋上…。

フェイト「第九十七管理が異世界、現地名称…地球」

フェイト「母さんの探し物、ジュエルシードが此処にある…」

次の日の朝――
恭也と銀時は朝の稽古に性を出していた。
といっても、撃ちこんでいるのは恭也であり銀時は構えもしないでひたすら恭也の市内を避け続けている。

恭也「ふっ…!はぁっ!!」ビュッ、バッ

銀さん「あー…ダリィ」ヒョイヒョイ

恭也「…はぁ、真面目にやって下さいよ銀さん」

銀さん「だって真面目にやってたら絶対『オラわくわくすっぞ』とかいって遠慮なくなって来るだろうが戦闘民族が。なにあの瞬間移動、道場剣術ってレベルじゃねーんだよ。昨日なんかなのはも瞬間移動かましてたし…」

恭也「それを避けてケーキ喰ってる銀さんに言われたくない!!ホントに我流なの!?」

銀さん「さぁねぇ…誰かに教わったのかもしれねぇけど、今はそれすら思い出せねぇ…こうしてうちこんでりゃいつかは戻って来るかと思ってたんだが…」

恭也「避けてるからだと思うんだけど」

美由希「あとそれバイトサボる口実にしようとしても無駄だから」ギラァ ガシッ

銀さん「あ、やっぱり?っていだだだだ取れる!!銀さんのふわもこヘアーが取れちゃううぅぅぅ!!!!」ギャアアァァァァァ



美由希「それで、本当なの?」

銀さん「あ?何が?」モグモグ

美由希「何勝手に商品食ってるのかなぁぁ」ガッ ギリギリギリ

銀さん「魔がさしたあァァァ!!!割れるもげる割れるもげるううぅぅ!!」

美由希「そりゃあ…あの子が瞬間移動したって話…」

銀さん「もうこれ、テンパってレベルじゃない頭の形だよね?つか何で暴力の後にそんな切なげな顔できんの?」

銀さん「…まぁ、ふとした拍子にだけどな。あん時調子もよさそうだったしな」ウソハイッテナイ…

美由希「多分、思い違いだとは思いたいんだ」

銀さん「…?」

美由希「父さんがね、うちの剣術を使って昔…結構危険な仕事をしていたんだって。私も恭也も、その為もあって…才能もあって剣術を磨いて来たんだ」

美由希「でも、なのはは違った…なのはには幸か不幸か、運動の才能は無かったんだ。それでもなのはは大事な家族だった…だけど、やっぱり昔のなのはには寂しい思いをいっぱいさせたんだと思う」

美由希「ある日、父さんが大怪我して帰ってきてね…あの時は、本当に一歩間違えれば死んでいたかもしれなかった。あの子は、普段泣かないのに…その時だけは大泣きしてた」

銀さん「……」

美由希「それからうちは、一切その仕事を引き受けなくなった。これ以上家族に心配を書けないように、これ以上なのはに寂しい思いをさせないように…」

美由希「なのはにも、同じような道を歩ませないように…」

銀さん「…けっ」

美由希「…!」

銀さん「人間が恐れる物は二つある、それは死と恥だ。死を乗り越えようなんてのは馬鹿がやる事だ。だが恥を乗り越えようとするやつを俺は笑わねぇ…俺はそう言う馬鹿が好きだ…あんたの親父さん、いまはどっちの馬鹿だと思うよ」

美由希「…はっ、あんた本当に記憶喪失なの?」

銀さん「さて、どうだかな?案外魂に染み付いたことだけは、覚えてるのかもしれねぇなぁ…前に記憶喪失になった時よりスッキリしてんだ」

美由希「…前にもなったことあるんかい!!」

今回は此処まで、なんで書き始めた途端にプチ不幸が連発するのか…
書きため出来ない…

ちなみになのはの過去微妙にうろ覚え
美由希のキャラは完全にうろ覚えです(

ついに台詞を間違えたああァァァ!!
あ、因みにこのクロスを書くのはこれが初です。
他には銀魂×武装神姫とか書いた事ありますがにじファンの閉鎖に伴いエタってます

×銀さん(やべーよ、夢じゃねぇよ昨日なのはがビーム出したよ、本当に末っ子まで戦闘民族に覚醒しちゃったよ!!あれ?これやばくね?翠屋の名前も間違えたし…後押ししたのばれたら美由希に殺されるうぅぅ!!!)

○銀さん(やべーよ、ついになのはがビーム出したよ、本当に末っ子まで戦闘民族に覚醒しちゃったよ!!あれ?これやばくね?翠屋の名前も間違えたし…後押ししたのばれたら美由希に殺されるうぅぅ!!!)

夕方

なのは「ただいまぁ…」

銀さん「おう、おかえり…!」

なのは「……」コソコソ

銀さん「おい、なのは」

なのは「っ」ビクッ

銀さん「ちょっと腕見せてみろ」

なのは「にゃはは…ばれちゃった」

銀さん「…」

なのは「ごめんなさい」ダラー

なのはの部屋
今日あった事…

銀さん「馬鹿野郎!」

なのユー「 」ビクッ

銀さん「ユーノ!てめぇ手伝って貰うとか言っておきながらなのはに頼り過ぎだ。テメェがイタチモドキにしてどんくらいなのか知りゃしねーが、なんてザマだ」

ユーノ「…返す言葉もありません…」

銀さん「なのはもなのはだ、相手の力量くらいわかったんならとっとと逃げろ」

なのは「で、でもっ」

銀さん「でももへったくれもねぇ!!」

なのは「…」シュン

銀さん「なのは、お前は何のためにユーノの依頼を請け負った?ユーノの覚悟を、ユーノの譲れないって魂を感じたからだろうが。それとも、テメェの魔法とやらの才能を自慢したかったからとか言うんじゃねぇだろうな?」

なのは「…!そんな事は!!」

銀さん「テメェの才能を過信するって言うのはそう言う事だろうが、その金髪女と戦ったってのもそうだ、てめぇの力で何でも乗り越えられると思ってるのが今のお前だ」

なのは「…」

銀さん「良いかなのは、力ってのは他人を抑え込むのに使うもんじゃねぇ…他人を傷つける為の力なんざいくら持ってても仕方がねぇだろう?」

なのは「うん…」

銀さん「お前のレーシング…パート?」

RH『レイジングハートです』

銀さん「…そいつがお前を認めたって言うのも、そういう覚悟がお前にあるって感じたからだろう?」

RH『復唱します、レイジングハートです』

銀さん「その力は刀だ、他人を斬る為の剣じゃねぇ…弱い己を斬る為の剣だ。テメーを護る為じゃねぇ、テメーの魂を護る為の剣だ。覚えときな」

なのは「は…はい」

銀さん「それとなぁ、バケタチ」

ユーノ「バケタチじゃないユーノです。ていうか略さないで!!」

銀さん「俺も請け負うぜ、お前の依頼」

翌日、早朝
なのはは銀時に言われた言葉を胸中で反芻しながら、体力をつけるために公園へと走る。
肩に乗るユーノを落とさないように気をつけながら。

なのは(弱き自分を斬る刀、自分の魂を護る剣…)

なのは「ユーノくん」

ユーノ「どうしたんだい、なのは?こんなに朝早く…」

なのは「私、やっぱりあの子のこと気になるんだ」

なのは「お願いの途中になっちゃうけど、やっぱりちゃんとあの子と話がしたい」

なのは「あのままだと、やっぱりあの子と競う形になって…もっと決心がつくまで時間がかかったかもしれないけど」

ユーノ「…うん」

なのは「あの子、昨日私を落とす時「ごめんね」って言ってた。きっとあの子にも、ジュエルシードを集める理由があるんだよ…だから、それを知る為に」

 キッと、なのははユーノを正面に見据えて自らの意思を槍のように固める。
 そう、槍だ。なのはの在り方は正しく槍だ、槍に弱い自分を斬る事は果たして可能なのだろうか…それはまだ自分にはわからないだろう。
 しかし、なのはは己の魂も…相手の魂も、守りたいとそう思ってしまった。
 ジュエルシード集めには支障をきたすかもしれない、しかしユーノはなのはの想いにやはり何処かで共感していたのだろう。
 なのはのお願いに、ただ黙って首を縦に振る。

なのは「…私に教えて、魔法の上手な使い方!」

ユーノ「…わかった、教えてあげるよ…君のその魂の使い方を!」


そして夜、海鳴市の都心に落ちたジュエルシードの一つが輝きを増した。
 それに呼応するように躍り出た二つの小さい影、どちらも齢はおなじくらい。
 片や地を走る、高町なのはとユーノスクライア…
 片や宙に佇み、ジュエルシードの発動を待つ金髪の少女、そしてその使い魔たる長身の女性。

ユーノ「なのは、結界を張るよ!そしてあの子よりも先に封印を!こんなまちなかで発動されたら大変な事になる!」

なのは「わかった…!」

フェイト「…!」

宙でなのはと少女が交錯する。
そして、地ではユーノに飛びかかる長身の女性。
 しかし、なのはの味方は彼だけではなかった。

銀さん「ずぇあああぁぁ!!!」ガッ

アルフ「!!…ッう!!バリアで強化した木刀…!?あんた、一体…」

ユーノ「銀さん気をつけて、そいつは多分あの子の使い魔…あの子の魔翌力で作りだされた魔導生命体です!!」

銀さん「すげぇな魔法、俺も習おうかね…」イロイロジロジロ

アルフ「なっ…何いやらしい目で見てんだい!相手が何であろうと、何人であろうと…フェイトの邪魔はさせないよ!!」

 そう言うと女性の全身が濃い魔翌力に包まれて変形する。それは彼女の素体の性質を色濃く表した狼の姿だった。

銀さん「やっぱいいわ」

ユーノ「それ以前に教えませんから、なのはで手一杯です」

本当は銀さんに教えても色んな意味で碌な事にならないのが目に見えているからである。

アルフ「がうぅぅぅ!!」ガバァ

銀さん「でりゃあ!!」ブン

一方、なのはとフェイトは空を舞いながら互いの砲撃をぶつけ合っていた。
否、フェイトの回避性能は非常に高い。
しかしなのははより研ぎ澄ますような砲撃を、より正確にフェイトに向けて発射できるようになりつつあった。

フェイト(前より早いし、鋭い…!!)

なのは「教えてよ、この間は自己紹介できなかったけど…」キキッ

なのは「私なのは、高町なのは!聖祥大付属小学校三年生」

フェイト「ジュエルシードは諦めてって言った筈だよ」バシンッ

バルディッシュ『Size Form』

なのは「それなら…私の質問にも答えて、まだ名前も聞いてない!」


銀さん「よぉ姉ちゃん、何でジャガリコフーズを集めるんだ!いい加減答えやがれ!!」

アルフ「ジュエルシードだ!!そんなの、あんたらなんかに応える義理は無い!!」

銀さん「つれねぇ事言うなよ、目的は同じ…俺達は俺達で忙しいし強力出来りゃあ万々歳じゃねぇか」

アルフ「あんたたちみたいに、幸せな育ち方をしたアマちゃんに…手を出されたくないって言ってるんだ!!」

銀さん「アマちゃんねぇ…お座り!」

アルフ「わんっ…ハッ」パッ

銀さん「テメェも随分幸せに育ってきた見てぇだな?」ニヤニヤ

アルフ「あ、ん、たああぁぁぁぁぁ!!」ブチィ

銀さん「ほぉらほらどうした?全然当たらねぇぞ?」ヒョイヒョイドヤァ

アルフ「むきいぃぃぃぃ!!」

ユーノ「す、すごい…魔法も無しに使い魔と渡り合うなんて、何者なんだ彼は…」

なのは「でぇぇぇえい!」バシュバシュン

フェイト「くっ…!!」ジュッ

RH『Canon mode』ガシュン

なのは「シュート!!」ドバァ

フェイト「…ッあ!!」

 なのはの砲撃が、ついにフェイトの速さを一瞬だけでも上回った。
 技術も何もかもが荒削り、しかしながらも己の想いを貫くために鍛えあげた魔法。
 それはその執念、否、信念がフェイトに渡った証拠にも見えた。

なのは「目的があるなら、ぶつかり合ったり競い合ったりするのは仕方がないのかもしれない…でも何も知らないままぶつかり合うのは嫌だよ!!」

なのは「私も教えてあげる、だから貴方の理由も教えてよ!!」

フェイト「…っ、私は……」

フェイト「私は、母さんのために、あれを集めなきゃだめなんだ…優しい母さんを、取り戻すために!!」


アルフ「がうぅぅ!!…!!!!フェイト、答えなくて…ぐっ!!」ヒュバァ

銀さん「オラオラァ!!妹同士の話し合いだぜぇ、俺達が口を出すだけ野暮ってもんだろうがああぁぁ!!!!」ブン

アルフ(コイツ…ッ、これが目的でアタシを挑発していたのか!!)


フェイト「アルフ…!!」

なのは「!!」

二人は同時に見つけた、路上に転がる全ての原因、ジュエルシードを。
それと同時に二人は駆けた、互いの最高速度で、全く逆の鏡合わせの状態で。
その杖同士が、ジュエルシードの封印を開始するのもまた同時だった。

イィィィィィィィィィィィィィィィ……ン

その時、空間が悲鳴を上げた。

ドガアアアァァァァァァァァァァァァァァ…ン

今回は此処まで。
うん、駆け脚で書いてるからか消し忘れが目立ちますね;
申し訳ない;

それとなのは劇場版は割と真面目な子ばかりなので銀魂のギャグも混ぜにくいです。
でもアリサだけは…アリサだけは根性で銀さんと絡ませたい…!!

 それは小規模の爆発だった。
 現になのはとフェイトは弾き飛ばされただけで傷一つ負っていない。
 しかし異常なのはその威力、その局地的な衝撃は二人のデバイスに致命的なダメージを負わせ、余波は大規模な振動と衝撃波を巻き起こした。

アルフ「フェイト!」

銀さん「ちぃぃ!何だってんだぁぁ!!」

ユーノ「ジュエルシードが!!たぶん、二人の場力のぶつかり合いで暴走を…!!」

銀さん「くっそ、これだから餓鬼の喧嘩は保護者が止めねぇとダメなんだ!!」

アルフ「あんた数レス前の発言覚えてねぇのかあぁぁぁ!!!!」

銀さん「仕方ねぇ…!!」

銀時は吹き荒れる魔翌力の奔流の中、力技で爆心地に向けて歩を進め始める。
 一歩、また一歩と確実にジュエルシードとの距離を詰めていく銀時にアルフとユーノは手を伸ばす。

アルフ「ちょっと、あんた何してるんだい!!」

ユーノ「銀さんだめです!!危険すぎます!!封印されるのを待たないと…」

なのは「ゥぅ…ん……」

銀さん「かといっても肝心の杖が両方折れちまってるだろうが!!願いを叶える宝石なんだろ!?止まれって願えば良いだけの話だろうがあァァァ!!!」ガシッ

フェイト「うぅ……!!やめ…!?」

一歩遅く気がついたフェイトは驚愕に目を丸くした。
笑っている、男は危険なエネルギーの塊を両手に包んで、暴力的な魔翌力の奔流に晒されながらも笑っていた。

銀さん「それになぁ、こんなもん今までに比べれば屁でもねぇんだよぉぉ…!!!!」

 銀時は木刀を逆手に持って、腹の前に持ってきたジュエルシードに向ける。
 フェイトには知る由もない、それを近くに見るアルフとユーノもだ。
しかしそれは、古く侍が切腹を行う構えのように見えた。

銀さん「こんな危険物目の前にして…餓鬼に任せるようじゃあ、魂が折れちまうんだよ…あいつらに顔向けできねぇんだよ…」

 そう言いながら、銀時はジュエルシードに向けて木刀を振り下ろした。
 爆風の中、銀時の脳裏に複数の笑顔が蘇って来る。
 丁度今と同じような状況、なにかの力の奔流を共に抑え込む強がりの笑顔達…

銀さん「俺の記憶の底で、俺の帰りを待ってる…」

それは大切な、自らの世界。
大切な、掛け替えのない仲間達。
 大切な……

銀さん「生きとし生ける、全ての馬鹿共になあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」


爆風が収まった頃には、それまでの惨劇が嘘だったかのような静寂が結界内を支配していた。
しかし、銀時はその中で拳を握り立っていた。
立ったまま、何も無い掌を拡げて呟いた。
 
銀さん「帰ってきたぞ…馬鹿共」

 フェイトは狼狽していた。
 魔導師でもない男が、拳一つでジュエルシードの暴走を止めた事実。
 何と言う願いの力だろう、しかしそれ以上にジュエルシードが一つ”消えた”
という事実がフェイトを何よりも絶望に陥れた。

『21個全部のジュエルシードを集めて来なさい…それまで帰って来ないで…』

 母の願いを、叶える事が出来ない。
 ましてや今の壊れたデバイスでは、封印する事もままならない。

アルフ「フェイト!!」

フェイト「ぁ…アルフ…」

アルフ「何やってるんだい!!今の内に退くよ!?」

フェイト「う…うん!」

アルフの言葉に従うように、フェイトは空へ飛びあがっていく。
ふと、後ろへ振り向いた。

なのは「銀さん!!銀さん大丈夫!?」ユッサユッサ

銀さん「いだだだそんなに振ったらもげる、折角取り戻した何かが頭からもげ落ちちゃう!!」

ユーノ「無茶するからです!!今治療しますから!!」

 そこには、暖かい家族の姿が…重なって見えて…

アルフ「フェイト!!」

フェイト「……銀、さん…」

呟いて去っていくフェイトを、なのはは見上げていた。
しかし直ぐに銀時に向き直り、ユーノの治療魔法に魔翌力をバイパスする。

ユーノ「なんだこれ…!!銀さん、いったい何したんですか…体内に、ジュエルシードが入りこんじゃってますよ!?」

銀さん「え、何?それヤバいの?」

ユーノ「ヤバいのって…さっきの爆発が此処で起きちゃうかもしれないんですよ!?」

銀さん「あー…なんか大丈夫な気がするんだよなぁ」

ユーノ「どうしてそんな…!!」

銀さん「だって俺、記憶戻ったもん」

ユーノ「 」

なのは「 」

銀さん「良い様に聞くのが薬ってもんだろ?違う?」

 銀時の様子に二人は絶句するほかなかった…が、とりあえずユーノは口を開いた。

ユーノ「銀さん…とりあえず副作用って言葉があるよね?」

今回は此処まで。
だんだんAs編の書きためも溜まってきたので今日明日中に1st編一気に書き上げます

高町家に帰ったなのは達。
銀さんとユーノは同じ部屋で銀時の過去について話し合っていた。
自らの居場所を洗脳波によって奪い取ろうと企んだ機械の万事屋リーダー…坂田金時。
彼との戦いの中、自分と万事屋の仲間達は金時の頭が死に際に放つ膨大な洗脳波を抑え込んだ。

銀さん「だからな、結局どうやってこの世界に来たかは解らねぇんだ。金髪野郎の頭をブチ壊してからの記憶がすっぽり抜けててな?」

ユーノ「まさか銀さんが時空漂流者だったなんて…」

銀さん「あ?またややこしい単語出して来やがって…どういうこった?」

ユーノ「銀さん、前に世界は複数あるって事は言ったよね?きっと銀さんはその内の一つ…第97管理外世界とほぼ同じ歴史を歩みながら江戸時代に宇宙人の襲来した…そんな可能性上の世界から何かの衝撃で零れ落ちたんだ」

銀さん「あぁ、あれか…」

ユーノ「僕らが世界の渡航に使う魔翌力は元々は感情の生み出すエネルギーなんだ。そして銀さん達が直接浴びたのはその真逆のベクトル…記憶を失い自分の望むままの記憶を埋め込む催眠波…つまり、ベクトルは違えど魔翌力の塊だったんだ」

ユーノ「恐らくは、それと真逆の意思を持っていた銀さん達の魂とその金時ってロボットの膨大なアンチ魔翌力波がぶつかり合った衝撃で原始的な転位魔法が発動して…」

銀さん「俺と新八達は別の世界へ零れ落ちちまったって訳か…」

なのは「銀さん…」キィ…

銀さん「なのは?」

なのは「銀さん…ユーノくんと同じで、別の世界の人…だったんだ」

銀さん「まぁ、そう言う事になるな?」ボリボリ

なのは「思い出したからには、その・・・いつか帰っちゃうんだよね?」

銀さん「そうだな」

なのは「二度と、会えなくなるかもしれないんだよね?」

銀さん「そうかもな・・・」

 気まずい沈黙が、部屋の中に満ちる。

銀さん「心配すんなよ、なのは」ポム

なのは「にゃっ」

銀さん「俺がこの先何処に行こうが、俺がおまえの兄であることは代わりねぇ」ナデナデ

なのは「銀さん・・・っ」

銀さん「それにいない間ずっと元いた万事屋の家賃ちょろまかせてるしな」

なのは「それ、下手したらもう撤去されてるんじゃぁ・・・?」汗

ユーノ「それじゃあ、時空管理局に問い合わせを・・・」

銀さん「あぁ良いって・・・どうせ警察みたいなもんなんだろ?だったら知らせないで終わらせてからでもおそかねぇだろ?」

ユーノ「でも・・・」

銀さん「俺の事情で、おまえ等の願いを台無しにする気もねぇ・・・せめてこの以来が終わるまでは、おまえ等の兄貴でいさせてくれや」

なのは「銀さん・・・?」

銀さん「願い下げだと、思ってたんだがね・・・」ボリボリ


次の日の夕方、銀時はコンテナの裏に隠れて外の様子をうかがっていた。
外を幽鬼の如く歩く、恐ろしい敵から逃げる為に。

美由希「おらぁ何処いった天然パーマァ!!また商品盗み悔いやがって、見つけたらたたじゃおかねぇからなあぁぁぁ!!!!」

銀さん「とと・・・暫くここで時間つぶすか・・・ぁ?」

フェイト「・・・・・・・・・」

銀さん「・・・よう」

フェイト「・・・・・・・・・」

銀さん「・・・え、何?おたくらもサボり?だよねぇ常にあんなに気を張って宝石探しやってるワケねーよなぁアハハ」

フェイト「・・・・・・そのジュエルシード、回収させてもらう」

銀さん「・・・・・・」

 銀時はフェイトの視線の先を見る。丁度自分の後ろにあるコンテナの陰に、青く光る宝石があった。

銀さん(か、完全に気づかなかったああぁぁぁ!!何でこんなとこにあるんだよマジ空気読めよジャガリコフーズウウゥゥゥゥ!!!!)

フェイト「・・・貴方は、何で」

銀さん「・・・あ?」

フェイト「家族でもないあの子に、そこまで協力できるの?」

銀さん「・・・何を言ってるんだか、家族だぜ?なのはもユーノも・・・な!!」バッ

バルディッシュ『Size Form』

銀さん「おせえ!!」ガギッ

フェイト「く・・・!!」ツバゼリアイ

なのは「銀さん!!」

銀さん「なのは・・・!!」

 そこで銀時はとっさに考えた。
 フェイトと鍔ぜり合っている銀時、そして銀時を挟むようにしてなのは。
 なのはとフェイトの間に起きた昨日の爆発・・・
 体内に入ったジュエルシード・・・

銀さん(あれ・・・)

ユーノ『あの爆発が今度はここで起こるかもしれないんですよ!?』スヨ・・・スヨ・・・スヨ・・・

銀さん(この状況、やばくね?)

なのは「銀さん、じっとしてて!!」

銀さん「待て待て待て待ってええぇぇぇ!!!!ストップ!!ストォォォォップ!!!!」

クロノ「ストップだ!」

 その時、なのはとフェイトは驚愕した。
 自分達の間に、一瞬の間もおかずして国威の少年が現れたからだ。

クロノ「時空管理局執務官、クロノハラオウンだ・・・悪いが、君たちには次元震発生の容疑がかかっている。速やかにご同行願いたい・・・」

アルフ「管理局・・・っ!!」

フェイト「くっ・・・!!」バチッ

なのは「だ、駄目ぇ!!撃ったら駄目だよ!!」


 なのはの叫びが通じたのか、フェイトの手が止まった。
 なのはは直感で感じていた、今クロノを撃つことは何かしらの罪につながると。
 そして、なのははまた直感的に、フェイトに罪がかぶらないようにしたのだ。
ーーしかしーー

銀さん「誰がご同行してやるかコノヤロー!!!!」バゴォ

クロノ「ぶえぇぇぇぇえええ!!!?」

なのは「 」
フェイト「 」
ユーノ「 」
アルフ「 」

クロノ「ぐっ・・・君は、いったい何を・・・ぐえっ!?」フミツケラレ

銀さん「てめぇみてぇな権力の犬っぽい奴が一番嫌いなんだよ!!
なに?時空管理局?知るか!!治外法権振りかざしてんじゃねぇぞ明治初期へ帰れ馬鹿野郎!!」

銀さん「何より税金無駄に使ってるようなその偉そうな態度が気に入らねえんだよぉぉぉ!!!」

クロノ「だから何の話だあァァァァ!!!!」

フェイト「銀さんさん…!!」ハッ

S2U『ストラグルバイン・・・』

フェイト「長距離転送!!」バッ

銀時「なにしやがっ…!!」

なのは「ええええぇぇぇぇぇえええええ!!?」

フェイト「えっと…とりあえず、一個回収…ッ」

アルフ「撤退!!」カッ

なのは「きゃぁっ!!」

アルフが放った閃光弾の光が消える頃には、フェイト達の姿は既にロストしていた。

なのは「 」あんぐり

クロノ「さて・・・詳しくO・HA・NA・SHI・・・聞かせてもらおうか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

なのは「ふえっ!?」

クロノ「さっきの白い奴の事も、洗いざらいな?さっさと吐かないとしょっぴくぞコラぁ」ゴゴゴゴゴゴゴ

なのは「銀さんの馬鹿あぁぁぁぁぁ!!!!」

リンディ『・・・・・・あらあら』


夜、フェイトのマンションの一室に銀時は座らされていた。

フェイト「ただいま…」

アルフ「やばいよフェイトぉ、管理局にまで目をつけられちまったんだよ?もうジュエルシードは諦めて、投降しよ?心配なんだよあんたの事が…」

フェイト「うん、アルフは良い子だね…でも、母さんの頼みだから…」

銀さん「おい、ちょっとー?人を犬以下の待遇で軟禁するのもそのお母さんの頼みなんですかー」

 銀時は部屋の空いたスペースに、フェイトの魔翌力によって作られた電気の檻に閉じ込められた状態で監禁されていた。

フェイト「ごめんね、でも…あなたの身体をいろいろ調べないと…」

銀さん「ちょっとやめてくんない?小学生とK点越える気は無いよ銀さん」

アルフ「ぶっ…何考えてるんだい!!あんたの中にあるジュエルシードを封印する方法を考えるんだよこれから!!」

フェイト「…?けーてん?」

銀さん・アルフ「「知らんでよろしい」」

フェイト「…プッ、クスクスクス」

銀さん「なんでぇ、お前さんもちゃんと笑えるじゃねえか」

 銀時の言葉にはっとしたように、フェイトは口元を抑えた。
 アルフ以外の誰かと関わって、初めて笑った…そんな気がした。

フェイト「何で、貴方は家族でもない人とそんなに笑えるの?」

銀さん「何でって言われてもよォ…そうだな、ダチになるのに家族だのなんだの関係ねえだろ?それに…俺には血のつながった家族なんて昔からいなかったしな」

フェイト「…!!ごめん……なさい」

銀さん「まぁ、腐れ縁って奴よ」

銀さん「昔、徳川田信秀っていう戦国大名が言った格言にこんなんがある。」

フェイト「…?」

銀さん「人の一生は重き荷を背負って歩むがごとし…昔はなにしみったれたこと言ってんだかと思ったもんだが、こいつが中々馬鹿にできねぇ」

銀さん「気がつけば背負っちまうんだよ。何度失っても、何度嫌になっても…気が付いたら背負込んじまう」

フェイト「わかります…多分、私にとっての貴方もそれなんだと思います」

銀さん「どうだかねぇ…だが、こうして話す分にはお前もなのはと仲良く出来そうなもんなんだがね」

フェイト「教えてください…銀さんさん…私にとって、あの子は敵ですか?それとも、荷ですか?」

銀さん「さぁね、でも…気にはなってるんだろう?」

なのはとユーノは、時空管理局の船アースラの客室で二人思い悩んでいた。
あれから十日、家族には学校の願主区として・・・銀さんはその保護者として出かけると伝えてある。
しかし、未だ見つからない銀さんにフェイトたち・・・現状に焦りがみられるのも仕方がないことだった。

ユーノ「・・・なんとか戦力外通知は避けられたけど、命令あるまで待機か・・・」

なのは「解説乙なの」

ユーノ「解説じゃないユーノだよ、ていうかなのは?僕が人間に戻ってからやけに冷たくない?」

なのは「だって着替え見られたりしたし、お風呂も除かれたなの
銀さんの言うとおりユーノ君がロリコンだったなの
もう何も信じられない何も聞きたくないなの」ズゥゥゥン

ユーノ「同い年でロリコンはないよなのは!それに語尾になのが付いてるみたいになってるし、そんな設定ほとんどスタッフさえもわすれてるよなのは」

なのは「・・・ずっと考えてるの、銀さんの家族ってどんな人たちだったんだろうなって・・・」

ユーノ「・・・」

なのは「フェイトちゃんだってそう、お母さんのために戦ってるって・・・なら、それほど大切な人のために戦ってるフェイトちゃんを責めることなんて出来ないんじゃないかなぁって・・・」

なのは「・・・こんな時、銀さんだったらどう言ってただろう」

そして、その日はやってきた。
フェイトはアルフとともに海鳴市近海の上空に出現。
結界を張って大量の魔翌力を海上に流すことで海に落ちた大量のジュエルシードを活性化させたのである。
しかし、それは自殺行為でもあった。

クロノ「ほおっておこう」

なのは「なっ・・・!!」

ユーノ「彼女を見捨てるって言うんですか!?」

クロノ「どのみち彼女はこのままだと自滅する・・・その隙にジュエルシードを封印、フェイトも捕らえる」

なのは「・・・・・・っ」バッ

リンディ「待って、なのはさん・・・出撃命令を出すわけにはいきません」

なのは「・・・そんなの、関係ありません」

リンディ「なのはさん・・・!!」

クロノ「これは命令だ、従ってもらう・・・」

なのは「・・・」

ユーノ「・・・・・・」ハァ

ユーノ「なのは・・・覚えているかい、フェイトに負けた日のこと」

なのは「うん・・・」

ユーノ「なのはの魔法は」

なのは「弱き己を斬るために・・・己の魂を守る為に・・・なの」タンッ

クロノ「おい・・・君たち!!」

なのは「ゴチャゴチャうるさいの」

クロノ「っ」

なのは「偉そうなことを散々言っておいて、結局貴方たち・・・女の子を見殺しにして横からかっさらうだけなの?」

ユーノ「僕たちにはそんなこと・・・誰が相手だって出来やしません、申し訳ないですが」

ユーノ・なのは「「勝手に行動させていただきます」」

リンディ「・・・ハァ」

クロノ「君たちは・・・何をいってるのかわかってるのか!?」

なのは「それに、今行かなかったら私はきっと死ぬの・・・心臓よりも大事な私の魔翌力の源が折れちゃうの・・・」

ユーノ「長距離転送・・・目標、結界上空・・・」

なのは「魂が、折れちゃうの」

 なのはの言葉とともに、長距離転送は発動し二人は天高く放り出される。

なのは「風は天に、星は空に・・・不屈の心はこの胸に
・・・砕けぬ魂は、この心に!!この手に魔法を、レイジングハート、セットアップ!!」

クロノ『君は!!君達は一体何をしているのかわかっているのか!!』

ユーノ「君じゃないユーノです、それに僕でも良く解らないんですよ…」

クロノ『君は…ッ馬鹿か!!』

ユーノ「…」ニカッ

なのは「教えて…あの人は、私のお兄ちゃんは…無事なの?」

フェイト「無事」

フェイト「教えて…貴方は、なんなの?」

なのは「…」ニカッ

なのは/ユーノ「「宇宙一馬鹿な魔導士です!!」コノヤロー!!!」

今回は此処まで、連投ってどれくらいできるんでしたっけ?
毎度ヒヤヒヤしてます。

TIPS と言って抜かしたシーンを補足してみる


なのは「銀さん…こんな時になんだけど、ちょっとお話があるの…」

 それは、少し前の話。
 管理局の仲裁が入るほんの少し前の話。
 銀さんは翠屋のバイトをしている所で帰ってきたなのはに話を持ちかけられていた。

銀さん「あ?ダチと喧嘩しただ?」

なのは「うん…」


アリサ『いい加減にしてよ!何時まで私達に隠し事してんのよ!』

なのは『でもっ…ごめん、アリサちゃん』

アリサ『~~~~っ、もう知らない!!』

すずか『アリサちゃん!!…えっと…』オロオロ

なのは『ごめん…』

すずか『…っ』ダッ


銀さん「わかんねぇな、何で隠してるんだ?べつにあの二人に話してもひどい目に会う訳じゃねぇだろう?」

美由希「あ?」ギラリ

銀さん「 」コソコソ

なのは「ぎ、銀さんは美由希お姉ちゃんにばれたら怒られちゃうけどね;…でも、やっぱり話すのが怖くって」

銀さん「怖い?」

なのは「もし話しちゃったら、巻き込んじゃうんじゃないかって…」

なのは「ジュエルシード集め、この前の爆発で危険だってわかると余計に言いづらくって…」

銀さん「…ふ~ん」ホジホジ

なのは「…えっと」汗

銀さん「…お前何でそう言うとこだけは小学生?」

なのは「うぐっ」グサッ

銀さん「いつも小学生離れしたことばっかりぬかしやがる癖によぉ」

なのは「うぐっ」グサグサ

銀さん「お前実は紙一重のバカだろ」

なのは「あうぅっ」グッサァ

銀さん「お前が言うべきだと思った時には、別に言ったっていいじゃねぇか」

なのは「…!!」

銀さん「護りてー護りてー自分の主張ばっかりで、色んな誰かに守られてる事に気づいちゃいねー奴が誰かを護るなんて、最初から出来やしねぇよ」ヨッコラセ

なのは「……うん」

 カララン

すずか「なのはぁ!!」ガタッ

なのは「すずかちゃん?」

すずか「はぁ…はぁ、アリサちゃんが…アリサちゃんが!!」

 とあるある廃ビル、アリサは口にガムテープを張られた状態で柱に縛りつけられていた。

チンピラA「へっへっへ」

アリサ「んーっ、んーっ」口ガムテ

チンピラA「おい、そろそろ剥がしてやんな」

アリサ「・・・っ!!何よアンタたち、私にこんな事してただですむと思ってんの!?」ベリッ

チンピラB「さぁねぇ?少なくともタダではすまねぇぜぇ?身代金たんまりもらえるからなぁ」ヒッヒッヒ

チンピラC「もう親には連絡済みだぜぇ?じきに金がくる・・・用が無くなったらテメェは俺たちのおもちゃとして使われて、それからじっくり殺されんのさぁ」ゲヒヒヒ

アリサ「ひっ・・・」

カン、カン、カン、カン

チンピラA「あ?ちょっと見てくる・・・なんかあったらそのガキ迷わず殺しとけよ?一応企業様の依頼なんだからな?」

銀さん「へぇ?そりゃ奇遇だな」

チンピラA「あぁ!?ぶっへぁ!!?」ドガシャア

チンピラB「兄貴!?てんめぇ、何しやがっ!?!!」ゴシャッ

銀さん「テメェらと同じさ、偉い奴に言われたからガキをいびりに来た…まぁこっちは戦闘民族のお姫様とお嬢様だけどな?」

チンピラA「ガッ…!!てめぇぇぇ!!舐めてんのかコスプレ野郎があぁぁ!!」

銀さん「あ?」ガッ

チンピラA「え?ギャアァァァ頭割れるううぅぅぅ!!!!」

銀さん「テメェら…コスプレコスプレ言うけどなぁ…これ一張羅の私服だからあァァァ!!!!」ドガシャアァァァ

チンピラA「ごああぁぁぁ!!?」ゴシャア

銀さん「それになぁ・・・なに、この町サラサラヘアーかハリネズミしかいないわけ?」ゆらぁ

チンピラB「ヒッ!!こ、この野郎おおぉぉぉ!!」

銀さん「髪の色がやたらとカラフルなのは良いとして、天パがいないのはどういうこったこの野郎ぅぅぅぅぅ!!!!」ガゴッ

チンピラB「ごぉっ!!?それ・・・俺たちに、いわれても・・・・・・」ズルズル

チンピラC「ヒイィィィ!!!!」ダッ

なのは「アリサちゃん!!」タッタッタッ

チンピラC「どけえぇぇぇ!!!」ヒュッ

RH『Protection』パァ…ガキュッ

チンピラC「ヒィっ!?な、ナイフが…」アワワワワワ

なのは「銀さん!!アリサちゃんは!?」

銀さん「あ?」チョイチョイ

アリサ「な…なのは」プルプル

なのは「…………」ギリッ

チンピラC「あ…あのですね、話し合いでなんとか……」

なのは「何をしたの?」ギラッ

チンピラC「」ビクッ

なのは「あなた、私の友達に…何をしたって聞いてるの」

チンピラC「 」ニゲラレナイ

チンピラB「アワ、アワワワワ」

チンピラA「 」チーン

なのは「少し、頭冷やそうかあああぁぁぁぁ!!!!!」


アリサ「なのは…さっきの壁みたいなのって…」

なのは「ごめん、ごめんねアリサちゃん」グスッ

アリサ「バカ…何で黙ってたのよ、何でも一人で抱えちゃって」

なのは「…っ、うわあぁぁぁん」

銀さん「なぁ、感動してるとこ悪いがこの事美由希には…」


美由希「ぎ~ん~さん~~仕事サボってどこ行った~~~~~」ゴゴゴゴゴゴ


銀さん「………」ソソクサ



そして>>34

クロノ「~~~~~っあいつ等念話でどうやってあんな大声出せるんだ?」キーン

リンディ「もうあの子たちには何をいっても無駄ね・・・」

クロノ「母さっ・・・艦長!そんなこといってる場合じゃあありませんよ!!これはれっきとした管理局への反逆・・・」

リンディ「たまにいるのよねぇ・・・そうやって己の力でなんでも前に突き進む人って。大抵そういう人は犯罪者になるわ、それは間違っていない・・・」

クロノ「ならどうして・・・!」

リンディ「でもあの子たちは、決してそうはならないでしょ。筋が通っているのだもの、あるいは魂が揺れない限りね・・・」




なのはとフェイトは再会とともに海のジュエルシードらを相手に海戦を繰り広げていた。
しかし、管理局の読み通りフェイトにはもはや魔力がほとんど残っていない。
力つきたフェイトは海中へと落ちようとしていた・・・

なのは「ああぁぁぁ!!」バシュバシュ

誘導弾に気合を乗せるようにして海柱を打ち抜き動きを止めながら、なのははフェイトを助け起こした。
そして自身の魔力を杖を介してフェイトに送っていく。

フェイト「何のつもり…?」

なのは「それは無粋な問いだよフェイトちゃん、困ってる子を助けるのに理由は要らないの」
    フェイトちゃんこそ、ありがとうなの…あの時銀さんをとっさに逃がしてくれて」

フェイト「ジュエルシードが体内にあるから、保管しただけ」

なのは「それでも、無事なんでしょ?」

フェイト「……」

なのは「私、ようやく解ったの」

フェイト「……?」

なのは「何もわからないままぶつかり合うのは悲しい事だけど…ぶつかり合わなきゃ、わからない事もあるって」ジャキッ

フェイト「やっぱり、私の敵になるの?」ジャキッ

なのは「そうじゃない、一度腹を割ってお話し合おうよ」ジャキッ

 互いに向けたデバイスの先端に、高濃度の魔力が放出されて行く。
 その向く先は、互いの肩先。

なのは「戦って、解り合って…友達になりたいんだ」

フェイト「……」

なのは「その前に」

フェイト「…うん」

 そして、光線は放たれた。
 互いの背後の海柱へと。
 ジュエルシード暴走体は激しく破裂し、二つのジュエルシードへと収束する

なのは「フェイトちゃん…」

フェイト「私は…私はっ」

 その時、空が割れた。
 紫色の超空間から同色の雷が放たれ、フェイトの背中を焼く。

フェイト「あぐっ!!」

なのは「フェイトちゃん!?」

アルフ「……ッ!!邪魔を…」ガバァ

なのは「!!?」

アルフ「するなああああァァァァぁ!!!」ガッ

なのは「邪魔じゃ…ないのっ……」ギギギ

アルフ「!?」

なのは「私だって、良い子となんか呼べない…悪い子かもしれない、自分を大切にしないフェイトちゃんはもっと悪い子だよ」グギギギ

RH『Exactry Barrier Burst』キィィィン

なのは「でも、悪い子が悪い子見捨てたら…お終いでしょ!!?」ボガァン

アルフ「うわぁ!!?」

なのは「子供にだってわかるよ、汚れた目だからこそ見える、汚しちゃならない物があるんだよ…貴方にだって、わかるでしょう!?」

アルフ「…ッ!!銀時みたいな事を!!」

フェイト「アルフ…退こう」

クロノ「悪いが、そんな事はさせない」

フェイト「!!」

RH『Devine Schooter』

アルフ「がっ…ぐえッ!?」ドカッドカァ

 ディバインシューターに弾かれたアルフが、フェイトに迫るクロノの背中にぶつかった

クロノ「うわっ、くっ…!!」

なのは「うわーこんとろーるくるったのー」

RH『~♪』

 更にその場でシューターは海水に漬かって爆発、大規模な水しぶきを上げた。
 後にはずぶ濡れになったクロノだけが残されていた。

なのは「ちょっと、やりすぎた?」汗

RH『好いんじゃないでしょうか?』

クロノ「き、み、た、ちぃぃぃぃ…」ピクピク

なのは「…?」

ユーノ(最近どこか銀さんに似てきたなぁ…好い影響なのか、悪い影響なのか)

銀さん「なのはがそんな事を?しらねー間にどこぞのマダオから悪い影響でも受けたのかねぇ」モグモグ

アルフ「おーいマダオが此処にいるぞー、居候のくせして勝手に家主のケーキ喰ってるぞー」

銀さん「てめーらがこの部屋からださねぇんだろうが?」アーン

アルフ「ていうかケーキ喰うのやめろおォォォ!!それうちのケーキ!!フェイトのケーキイィィィ!!!」

フェイト「あ、アルフっ、大丈夫だから…お母さんへのお土産だけでも残して貰えればそれで…」

銀さん「あ?娘ほったらかして危険物集めさせてるまるで駄目なおばさん――略してマダオなんだろ?そんな奴がこんなんもらって喜ぶかねぇ」

アルフ「同意見なのが腹立つわ…」

フェイト「そんな事言わないで…母さんは病気なの」

フェイト「本当は凄く偉くて、とても凄い魔導士なんだ」

銀さん「…そうか」

アルフ「…あたしはそうは思えないよ」

フェイト「アルフっ」

アルフ「この前、集めたジュエルシードを持って行ったときだってフェイトにひどい言葉を浴びせたじゃないかっ」

フェイト「母さんは病気で大変なんだよ、だから…」

フェイト「母さんなら、きっと銀さんの中に入ったジュエルシードも何とかしてくれる…」

銀さん「…たく、信じてやるよ」

アルフ「銀時…!」

銀さん「いつもいつも…娘がそんな顔して言うんだ、そんな目に逢いながらな」

銀さん「大切な荷ほど重く背負いにくいもんだ、ならどれ程のものか見せて貰おうじゃねぇか」

応援ありがとうございます、頑張ります
なかなか1st編が書き終らない
2nd編はじゃんじゃん浮かぶのに…

時の庭園

アルフ「悪いけど、少し隠れててくれないか?」ボソッ

銀さん「あ?」

アルフ「フェイトはああ云ってたけど、あいつは…本当にフェイトの親かってくらいにあの子に辛く当たるんだ」

銀さん「そうみてぇだな…」

アルフ(やっぱり…何だかんだで気づいてたか…)

アルフ「だから、暫くの間だけでいいから…」ボソボソ

銀さん「…あ、やべ…やっぱ転送っての俺にゃあわねーわ」

アルフ「は?」

銀さん「うっぷ、昨日のケーキぶちまけそう…いいよね、なんかダストシュートっ簿いウネウネした穴もあるし」グェッ

フェイト「ちょ、ちょっと!」

アルフ「い、良い訳あるかい!!トイレそっちだから早くゲロって来なさい!!」

銀さん「わりい…ちょっと先行っててくれや」ヨロヨロ

フェイト「…はぁ」キョトン

アルフ「あ、あはは、仕方無いねぇ。まずはプレシアと話そう、それからでも遅くは無いさ」

アルフ(銀さん…すまないねぇ)



一方、なのはとユーノはアースラにほぼ強制的に回収されていた。
命令違反、執務官の公務執行妨害疑惑等々の罪に問われる寸前ではあったものの
ジュエルシードの融合暴走を起こす危険性と、それを見逃していた管理局の判断ミスなどの要因があったため
公務執行妨害もあくまでも疑惑であった事から特別処置として不問となった。

そして……

エイミィ「例の超時空攻撃に用いられた魔力の特定、完了しました」

リンディ「ありがと。それでなのはちゃん、フェイトちゃんは『お母さん』と…そう言ってたのね?」

なのは「はい…」

リンディ「親子…ね。わかりました…始めてクロノ」

クロノ「プレシアはミッドチルダのエネルギー運営会社に勤務していたオーバーSランク魔導士でした…ですが、新型魔導炉の暴走事故で責任を問われて以降は行方をくらませています」



プレシア「あれだけの好機を前にして…こんな量じゃ、とてもアルハザードには!!届かないじゃない!!」ビシィバシィ

フェイト「ウワァァッ…!!ごめんない…」

プレシア「まして部外者を勝手に庭園に入れるなんて…そんなに母さんを悲しませたいの!?」バシィ

フェイト「……ッ」ガクッ

プレシア「………はぁ」

アルフ「フェイト!!フェイトぉッ!!」


プレシア「たった10個…これじゃあとてもアルハザードには届かない…!!」

ズシン ズシン ズシン ズシン

アルフ「うああああぁぁぁぁああああああ!!!!!」

アルフ「アンタは母親で、あの子はあんたの娘だろぉ!!!!実の娘に、どうしてあんなひどい事が出来るんだよ!!!!」

プレシア「……邪魔よ」カッ ドン!!

アルフ「がっ……!!」

プレシア「消えなさい…」キュウゥゥゥゥゥゥゥ


銀さん「」ズァッ

プレシア「・・・!」バリバリバリバリ

 咄嗟の行為だった。
 アルフを消すために溜めた魔力を、プレシアは放たれた殺気の先に放出した。
 銀時はそれを真正面から受け、服の所々が焼け焦げる。
 しかしその表情は崩れない、怒りを込めた顔だった。

銀さん「どーうも電撃糞ババア、随分熱い親子のスキンシップじゃねーですか
    ドSの俺でもあれはちょっと引くぜ?」

プレシア「……貴方、何もの?」

銀さん「わたくし娘さんの家庭教師の坂田銀時っつーもんです」

アルフ「銀時…!!すまないね…」シュゥゥゥゥ…バシュン

 銀時が気を引いている間に、瀕死のアルフは別の世界へ転移した。
 プレシアは舌打ちした、フェイトが連れて来た部外者が思わぬ邪魔になった事に腹を立てて。

プレシア「…チッ、あの子はまた私の邪魔を…」

銀さん「おっと、コイツは俺の課外授業だぜ?ちょっくら三者面談といきましょうか、糞ババア!!」

すずか「それで、暫く謹慎処分?」

なのは「それみたいなものだって…やっぱりクロノくんにはやりすぎちゃったかなぁ」ショボーン

アリサ「仕方無いわよそれ、だってフェイトちゃんって子見殺しにしようとしてたんでしょ?」

なのは「助けはするつもりだったみたいだけどね…やっぱり見捨てられないよね」

すずかアリサ「「全く(だ)よ」」

なのは「やっぱり、フェイトちゃんとちゃんと会う約束したいなぁ…」

アリサ「あ、見捨てられないと言えば…謹慎の間に今度うちに遊びに来ない?」

なのは「それ謹慎って言わないんじゃあ;」

アリサ「この前すっごい大型犬二匹も拾ったのよぉ!一匹目は白くて狛犬みたいな子で
    もう一匹はオレンジ色の見たこと無い犬種でね、頭に宝石がついてて…」

なのは「 」



 一方――フェイトは目を覚ますと、信じられない光景を目の当たりにして眼を見開いた。
 先程までのフェイトと同じような体制で満身創痍の銀時が括りつけられていたのである。

銀さん「よ…よぉ、遅かったな…フェイト」

フェイト「銀さん…ッ!!そんな、母さんが…」

銀さん「お前の荷、肩代わりしようと思ってみたが思ったより重ぇな…」

フェイト「ごめんね…ごめんねっ…私が、連れてきたから…!!」ポロポロ

銀さん「ばーか、泣くんじゃねぇよ…お前が信じてる親のやった事だ」

銀さん「なぁ、フェイトよ」

銀さん「ホントに大事なもんってのは持ってる奴寄り持ってね―奴の方が知ってるもんさ
    お前の家族を信じたいって思いもな」

フェイト「…まだ、信じてくれてるの?」

銀さん「しかしな、あいつはその重荷に耐えきれる程強え奴には見えねーがな?
    …そんな奴を背負うって事は、そいつの重荷も全て背負うって事になる…その覚悟は、あるのか?」

フェイト「……ッ」

銀さん「どうしたよ、フェイト?」

フェイト「アルフが、彼女の所にいる」

銀さん「なのはの?」

フェイト「ジュエルシードを賭けて、一対一の勝負を申し込むって」

銀さん「 」

銀さん「……はぁ、どいつもこいつも…頑固者ばっかりだな此処は…」

フェイト「……」

銀さん「行ってこいよ、頑固者」

フェイト「……はいっ」

フェイト「……え?アルフ?アルフどうしたの!?…アルフ?アルフ―!!!!」

銀さん「…どうしたよ?」

フェイト「わからない…なんか、いきなりプロポーズされたって…?」

銀さん「?」

定春「わんっ!わんわんっ!」ハッハッ

アルフ「ちょ、何するんだい!!やめ、わふん」ア~レ~

アリサ「ちょっと、定春、めっ!!」

すずか「定春?」

アリサ「首輪に名前が書いてあったのよ、何故か私の言う事しか聞かなくって」

アルフ「どうでも良いからコイツ止めておくれよおおぉぉぉ!!!」アワワワワ

アリサ「はいよしよしドウドウ」

アルフ「ハーッハーッ…逞しい奴」ポッ

なのは「…なんか、真面目な場所で凄い現場を目撃しちゃった気がするの」汗

すずか「定春くんって情熱的なんだねっ」

リンディ『あらあら、若いわねぇ』ウフフ

なのは「って違うぅぅ!!フェイトちゃんと連絡ちゃんと取れたの!?」

アルフ「そ、そうだったよ!!ちゃんと遅れたから、指定した場所に来ると思うよ!!」

アリサ「あとは私達が付近の人たちを人払いすればいいのね!!」

すずか「待ってて、今月村財閥の総力を挙げて」

リンディ『それには及ばないわよ二人とも、舞台はちゃんとそこに用意しておくからね』



リンディ「うふふ、頼もしい子たちね」

エイミィ「でも良かったんでしょうか、現地の一般人まで巻き込んじゃって」

リンディ「数人くらいはどうってことないわよ、それになのはちゃん自身から責任を持ちますって言われてね」

エイミィ「やっぱり、強いですねあの子」

リンディ「そうね……」

クロノ「母さ…艦長、プレシアの娘についてですが…やっぱり…」

エイミィ「クロノくん…」

リンディ「我が子ながら、なんて空気の読めない…」

クロノ「え?何?何この空気!?」

約束当日

海の見える街海鳴市、その海岸沿いからのみ見える蜃気楼のような舞台。
まるで撃ち捨てられた遺跡のように海に突きささる廃ビルの屋上噴水の前で、なのはは待った。

なのは「…此処ならいいよね、出て来てフェイトちゃん」

フェイト「…」バサッ




アリサ「ふぁー…海の上にあんな町を作れるなんて」

すずか「お姉ちゃんが知ったらすごく興味持ちそうだよね」

定春「わんっ」

アルフ「…っ」



アルフ『フェイト、もう辞めようよ!!』

フェイト「……」

なのは「やめて欲しいのは私も同じ、でも私だって…フェイトちゃんだって…
    途中で捨てちゃうくらいなら、最初から背負いこんじゃいないから」

フェイト「…この荷だけは死んでも下ろしはしない、私はあの人の娘だから」ジャキッ

アルフ『フェイト…』

なのは「きっかけは、ジュエルシード…だけど背負う者はお互い別のもの」

フェイト「私は家族を」

なのは「私は約束を…この魂を!!」

RH/BD「「Release Juel seed」」

なのは「だから賭けよう、互いのジュエルシードを!」

なのは「私達の総ては、きっとまだ始まっても居ない…だから始めよう、本当の自分を」

なのは「そのために、始めよう…最初で最後の本気の勝負!!」


 アースラにて…

エイミィ「戦闘開始…だねぇ」

クロノ「そうみたいだな」

エイミィ「しかしこんなギャンブルをよくクロノ君も認めたね?」

クロノ「なのはが勝つにこした事は無いからね…それに…」

クロノ(また空気読めない子扱いされるのは…)ズーン

エイミィ「それで、なのはちゃんには言い損ねちゃったね…プレシアの娘の事」

クロノ「それは良いんだ、今彼女を迷わせるわけにはいかないからね」

 その一方で、封印処理も受け付けない銀時の解析を進めながら、プレシアは玉座からフェイトの戦いを監視していた。

プレシア「アリシア…辛い目に合わせてしまったけど、もうすぐだから……ぅっ、ゲホ!!ゴホッ!!!!」

 咳き込んで抑えた掌を見れば、そこには吐き出した血がべっとりとこびりついていた。

銀さん「へぇ~アリシアねぇ」ヂャラ

プレシア「…!!起きていたのね、しぶとい男」

銀さん「んな身体でSMプレイやるあんた程でもないさ…お互いマダオだからかねぇ」

銀さん「あぁ、娘ほったらかしてアリシアとやらに浮気するような奴の何処にそんな芯があるんだかな」

プレシア「アリシアこそ、私の芯とやらだから…」マダオ…?

銀さん「 」ピクッ

プレシア「あの子は、この世の誰よりも大切なものよ…あの子の為に働いて、働いて、寂しい思いをさせてしまった…その結末がっ」

銀さん「ふざけんな、同じ思いをフェイトにもさせている奴が何を言ってんだ」

プレシア「あれはアリシアじゃない!!」ダン

銀さん「…哀れだな、あんたの目には何も映ってねーじゃねぇか」

プレシア「何も知らない貴方が、何を言うの!!!!」

銀さん「確かに俺はあんたの事なんざ何も知らねぇ、フェイトとアリシアにどんな関係があるかも解らねぇ
    だがな、知る必要もねえ。もうろくした眼でよく見てみろよババア」

フェイト『はああぁぁぁ!!』

プレシア「……」

銀さん「そこに映ってるのは、どうしようもねぇマダオを親に持ちながら
    それでも親を助けようともがいてる…ただの、あんたの『家族』の姿じゃねーか」





 場所は再び戦場へ…
 再現された廃墟に二人の魔砲弾が飛び交う。

RH『やはり実力は彼女が上です』

なのは(でも負けない…!!)バシュシュ

なのは(ユーノくんに教わった魔法、RHと建てた知恵と戦術…そして、銀さんにもらった…魂が有るから!!)キュィィィ…ドン

RH『…All right Master』

フェイト(勝つんだ…)バシュッバシュッ

フェイト(勝って母さんの所に……帰るんだ!!)バチバチバチバチ

なのは「……!!!!」

フェイト「ファランクスシフト…撃ち、砕けええええぇぇぇ!!!!」

なのは「…!!!バインド!!?」ガシッ

 無数の魔砲弾がなのはの元に殺到し、煙でその姿がまったく見えなくなる。

フェイト「スパーク…」バチバチバチバチ

 そして最後に雷の槍を生みだして煙の中に投げ込んだ。

フェイト「エンド!!」

 直後、大爆発。

アリサ「なのは!!」

なのは「受け切った…!!」

 しかし、なのはは倒れていない。煙の中からボロボロのバリアジャケットを身にまとって現れたなのはは
フェイトよりも更に高高度の空中にまっすぐと佇み、フェイトに杖を向けた。

RH『…………Star Light Braiker!!』

なのは「これが私の全力全開!!」キィィィィィィンン

フェイト「まさか、収束砲…!?」

 狼狽するフェイトを前に、段々と桃色の光球が肥大化していく。
 その両手両足がバインドに固定される。

フェイト「う、うおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」バチバチバチバチ

 しかしフェイトはそのまま眼前に幾重ものシールドを張る。
 なのはは耐えたのだ、自身も耐えきれる筈だと。
 少し前の揺れていた自分ではない、荷を背負うと誓った母の為に。

なのは「スターライトおォォォ……」

なのは「ブレイカアアァァァァァァァァァ!!!!!!」

 なのはの星光が無慈悲に振り下ろされた。
 パリンパリンと音を立てて、まるで薄い硝子のようにシールドは砕けて行く。

フェイト「くっ…あああぁぁぁあああああああ!!!!!」

 しかし諦めはしなかった、それが結果を変えたのだろう。
 星光の奔流と、その二次被害である大規模な爆発。
 その災害的ななのはの奥の手に、フェイトは最後まで耐えきっていた。
 耐えきっただけで、その身は最早飛ぶだけで限界の状態だった。
 疲労で緩慢となった動きのままバルディッシュを振り被り、なのはに斬りかかる。

フェイト「私がここで負けたら、母さんを助けてあげられない!!!!」

なのは「っ」ガッ

フェイト「家族の所に、戻れなくなる!!!!」

なのは「っ」ガキュッ

フェイト「私が欲しかった、あの家に!!!!」

なのは「私は貴方の敵じゃない!!」

フェイト「!!!!」

なのは「私は正義の味方でも、貴方のお母さんの味方でもない…あなたの友達になりたい!!」

なのは「だからそのために、お話…聞かせてよ」

フェイト「本当に…助けてくれるの……」

なのは「そうだよ、だから」




プレシア「もう良いわ」

銀さん「!!!!」

プレシア「貴方は…もう良い」


 その時、突如として立ち込めた案雲から紫色の雷が溢れだし始める。
 それを察知したなのはは、誰よりも早くフェイトの元へ駆けつけた。
 理由はわからない、何を考えているのかもしれない、しかしこの雷はフェイトに対して悪意を持っている事だけは確かだった。
 そして雷は堕ちる、なのはは渾身のプロテクションでそれを防いだ。


なのは「くうぅぅぅぅ…!!!」バリバリバリバリ

フェイト「な、なのはぁっ」

なのは「この…引き籠ってないで出てくるの、いい加減に!!」


定春「ぐるるるる…」

アルフ「あんたにもわかるかい…この雲……プレシアっ!!!」ギリッ

アリサ「なのはぁ!!」
 
エイミィ『空間攻撃…確認!!発射地点を特定します!!』

クロノ『来たか…!!!』

管理局管制官『発射地点から空間座標を逆算完了、武装局員を転送します!!』



 時の庭園

管理局員「プレシアテスタロッサ!!遺失物不法所持および、公務執行妨害の容疑で連行するってうわああぁぁぁ!!?」ゴオォォォォ

 圧倒的な魔力に、押し入った管理局員達は一歩後ずさる。
 そこでは立ち上がったプレシアと、片腕を縛るチェーンバインドを力技でほどいた銀時がいざ襲いかからんとする凄味を以て対峙していた。

銀さん「プレシアアアァァァァ!!!!テメェぇぇ、何を見てやがったぁぁ!!!!」ジャラララッ ブチブチブチィ

プレシア「五月蠅い…邪魔よ、退きなさいいいぃぃぃぃ!!!!」バチバチバチバチ

銀さん「っがああぁぁぁ!!!!」

 プレシアの放った魔力に弾き飛ばされた銀時は、焼け焦げた部位を増やしながら管理局員たちの一団に飛ばされる。

プレシア「もう仕方がないわ…この10個のジュエルシードだけでも…行くしかない」

銀さん「ま、待ちやがっ…」ガクッ

管理局員「報告に逢った一般人一名を確保、これより保護します」

銀さん「待てって言ってんだろうが!!!!」

クロノ『バカか君は!!治療しないでここまで生きているのも奇跡のようなものだぞ!!至急艦内に送れ!!!!』

 クロノからの通信に頷いた局員の転位魔法によって、銀時はアースラへと強制転送させられた。

 アースラ

 アースラの艦橋に居る誰もが、局員の送った映像に目を奪われていた。
 アースラにかつぎ込まれた銀時も、局員達に肩を組まれながら艦橋へと足を運び…映像を見て眼を見開いた。

 そこに、時の庭園の奥底にあったのは…巨大な試験管に浮かぶフェイトによく似た少女の死体だった。

銀さん「こいつぁ…」

プレシア『私のアリシアに…近よらないでええぇぇぇ!!!!』バリバリバリバリ

管理局員『『『ぐああぁぁぁぁ!!!』』』』

 雷撃の一発で管理局員達を沈黙させたプレシアは、開き直ったかのように不気味に笑ってモニターへと向き直った。

プレシア『ふふふ…ふふふふ…そうよ銀時、これがアリシアよ。私の本当の娘…フェイトは死んだアリシアの穴を埋めるために作られた魔導生命
     尤も、とてもアリシアとは似ても似つかない偽物だったのだけれどね』

フェイト「そん…な……」

 その映像を見て誰よりも驚いていたのは、なのはとアリサに両肩を担がれたフェイトだった。
 自らの記憶、魂を構成する最も根本的な柱が破滅の音を立て始める。

プレシア『折角アリシアの記憶まで上げたのに、役に立ちもしない出来そこないのお人形』

エイミィ「4年前の事故でね――新型魔導炉の暴走事故…アリシアはそれに巻き込まれて……その後プレシアが行っていた研究は、使い魔を超えた人造生命の生成…そして、死者蘇生の技術…」

クロノ「記憶転写型特殊クローン技術…プロジェクトフェイト…」

プレシア『その通り…でも、失った者の代わりにはならなかった…これでも、貴方はその人形を私の家族と言い張れるのかしら?』

銀さん「…………」

プレシア『もう貴方は要らないわ…何処へなりと消えなさい!!』

プレシア『良い事を教えてあげるわ…フェイト、貴方が生まれてからずっと私…貴方の事が……』

 
プレシア『大嫌いだったのよ』

 その言葉と共に、フェイトは崩れ落ちた。
 身体だけではなく、その手から落ちたデバイスだけではなく、大切な何かが。


なのは「ふざけるんじゃないの…」

アリサ「なのは…」

なのは「それでもフェイトちゃんは、貴方を信じていたって言うのに…」

なのは「何で家族の思いを誰よりも受けている貴方がそれに気付けないの!!!」


プレシア『あぁ…これでようやく終わる!!アリシアの居ないこの世界も、人形を娘の代わりに愛でる苦しみも!!』

プレシア『そして私達は旅立つの…永遠の都、アルハザードへ!!!!取り戻すのよ、総てを!!!!!』


エイミィ「時の庭園に、複数の魔力反応!!…波動係数拡大、このままでは次元断層が…!!!!」

クロノ「忘却の都…アルハザード……禁断の技術が眠る土地…その秘術で無くした命を呼び戻そうとでも…!?」ダッ

 クロノをはじめとした執務官達が出動する中、銀時はその場にあぐらをかいてユーノに問いかける。

銀さん「おい、この傷…魔法でどのくらいで治せる」

ユーノ「え…?」

銀さん「子供が罪を犯した時、世界で最も悲しみ憎んでやるのも親の責務なら
    子供がいい事をした時、世界で最も喜び誉めてやるのが親の責務ってもんだ
    あいつはまだ、フェイトを誉めてねぇ」

ユーノ「銀さん…このサークルの中で暫く待てば、また動けるくらいには回復します。決して、無茶はしないで下さい」キィン

なのは「行こう、ユーノくん…フェイトちゃんのお母さんを止めないと!!」


時の庭園。
プレシアを護る人間が誰ひとりとして居なくなったその異空間で、いまは生命の無い番人達が城への進入を拒んでいた。

クロノ「気をつけろ、そこらに開いている虚数空間に落ちれば魔法が使えなくなる…そのまま重力の井戸の底まで落ちる事になるぞ」

なのは「なにその誰か落ちるフラグ辞めてくれない!?」

ユーノ「なのは落ち付いて!?」

クロノ「僕はプレシアを止めに行く、最上階の駆動炉で稼働しているジュエルシードを封印するんだ!!」

 クロノがそう言った所で、傀儡兵達が行き先への道を塞ぐ。

クロノ「僕が道を作る…!!!」



アルフ「フェイト…あたしも、あいつらが心配だから、いって来るね」

銀さん「おう、行ってこい…」

アルフ「ありがとう…すまなかったね、はっきり言っておけば…」

銀さん「だいたい予想ついてた事だ、気にすんな…ていうか何でお前そんな定春に寄り添ってんの?てか何で定春いんの?」

定春「わんっ」

アルフ「あんたも残るって…?わかったよ、やっぱり銀さんの関係者だったか」

定春「」ガブガブ

銀さん「関係者どころかご主人様だぞコラ、回復中に新しい傷こさえてんじゃねーよ」ダラダラ

アリサ「定春めっ」



 管制官とアリサ達だけが取り残された艦橋で、銀時とフェイトはただ時を待っていた。
 その間、銀時がふと口を開いた。

銀さん「なぁ、まだあのババアを信じてるのか?」

フェイト「    」

銀さん「無理もねぇ…あんだけお前の事を憎んでるんだ、勝手にな」

フェイト「   母さんは、最後まで私に微笑みかけてはくれなかった…私が生きていたのは、母さんに認めて欲しかったからなのに…」

銀さん「……お前が信じていたのは何だ?認めて欲しかったのは何だ?」

フェイト「なんだろう…」

銀さん「しがみついてる物は、何だ」

フェイト「アルフも…何度もぶつかった、真っ白い服の女の子も…言う事を聞かない私はいっぱい迷惑をかけちゃった……でも
生きていたいと思ってたのは、母さんに認めて欲しかったからだった…それだけが、私が生きている意味だと思ってた。」

銀さん「あいつらは、ちゃんとお前を見ていたぜ…おまえが何にしがみついているかも、ちゃんと見えていた筈だ」

銀さん「お前はちゃんと、誰かの荷として認められてるんじゃねぇか…それは人形とはいわねぇ、魂ってもんを持った人間なんじゃねぇか?」

フェイト「銀さん…私は、どうしたらいいの…逃げれば良いってわけじゃない、消えれば良いってわけじゃない…」

銀さん「知るかよ。テメーの答えだ、テメーで選べ。そんな事も、お前はまだ始めてねぇじゃねぇか」

フェイト「………バルディッシュ、私…まだ始まっても居ない?」

BD『……Get set!!』ガシュン

フェイト「……ッ!!そうだよね、バルディッシュもずっと私の傍にいてくれたんだよね…このまま終わるのなんて、嫌だよね」

BD「Yes sir!!」

フェイト「…銀さんも」

銀さん「さぁね、見てるのは案外アルフのボインボインばっかりだったかもしれねぇぞ?」ニカッ

フェイト「うぅん…銀さんは、初めから私を信じていてくれた…あの白い女の子も」

銀さん「行くのか、フェイト」

フェイト「行くよ…本当の私を、始める為に」

銀さん「じゃあ、ちょっくら俺も連れて行ってくれ…こいつもな」

定春「わんっ」ハッハッ

フェイト「でも…」

アリサ「そうだよ銀さん、まだ傷が…」

銀さん「俺も…そろそろ始めねえとならねぇのよ…あの馬鹿共に顔向けできる、主人公って奴をよ」

フェイト「……わかった」

銀さん「さぁて、今までの自分を…ぶった切りに行くか!!!」


 時の庭園

アルフ「くっ…数が多い!!」

なのは「だけならいいんだけど…」

ユーノ「!!なのは!!」

 なのはも気づかないうちに、ユーノのバインドから抜け出した傀儡兵がなのはに斧を投げた。

なのは「………ッ」

フェイト「サンダー……レイジイイィィィィ!!!!!」

 なのはに迫るその凶刃は、なのはの身を裂く直前に雷撃に叩き落とされた。

アルフ「フェイト…!?」

銀さん「でぇりゃああああぁぁぁぁ!!!!!!」

定春「わぉーん!!!」

 定春に跨った銀さんが振り下ろした木刀が、傀儡兵の巨体を両断した。
 手には今までの魔法でシールドされた木刀では無い、塚に『洞爺湖』と書かれた使い古された木刀だった。

 定春だけが知る、あの日洗脳波を受けても記憶を失わない唯一の味方であった定春は、爆発の余波で吹き飛んだ洞爺湖の木刀を加えて彼らの元へ駆けつけていたのだ。
 時間はかかれど、異世界へ飛ばされた定春が匂いを頼りに海鳴へと向かい、あのタイミングでアリサの元へとたどり着いたのは奇跡に近かった。

銀さん「ちょっくら先に行ってるぜぇぇ!!!」

 銀さんは洞爺湖を片手に、定春の機動力を活かして奥の間へと進んで行く。

アルフ「あぁん定春ぅ」ホゥ

 アルフが別れを惜しんでいる間に、壁を突き破って巨大な傀儡兵が姿を現した。
フェイト「大型だ、防御が固い…でも、二人でなら」

なのは「…!!!うんっ…うんうん!!!!」

 フェイトの提案に、笑顔で頷くなのは。
 二人の絆がようやく始まったその時、銀時はもう一つの絆を確認する為に時の庭園の最奥へ向かった。

よっしゃあ後ちょっとおォォォ!!!
定春を出してからあの時定春居なかった事に気付いた私です。(SLB

時の庭園:最奥

 一方で、プレシアは苛立ちを覚えながらも最奥の間から駆動炉を超過駆動させていた。
 しかし、リンディの強大な魔力によって次元振を抑えられていた。

リンディ『失われし都アルハザード…そんなもの、とうの昔に次元世界のはざまへ消えている…そんな秘術も、とうの昔に失われている筈よ?』

プレシア「いいえ、アルハザードは次元のはざまに存在するわ…その道だって開いて見せる」

リンディ『仮にその道を進めたとして、貴方はどうしたいの?』

プレシア「決まっているわ…全てを、取り戻すのよ!!」

 プレシアが高らかに宣言したと同時に、土煙が上がる。
 そこには定春に跨った銀時と、クロノが降り立っていた。

クロノ「知らない筈がないだろう!!どんな魔法を使っても、過去を取り戻すことなんかできやしない!!!!」

銀さん「いい年こいて駄々こねてんじゃねぇぞ、糞ババア!!」

プレシア「やっぱり、貴方なのね…」

 ため息をつくプレシア、その表情を見て銀時はある確証を持った。

銀さん「おい、クロ坊主…暫く手出しはしないでくれ」

クロノ「銀時…?」

銀さん「臆病者の相手は、臆病者で十分だ…このババアの相手は…この俺で、十分だ」

プレシア「臆病者…?何を世迷言を!!!!」ズバァ

 プレシアが再び紫色の雷を放つ、しかし銀時は眼前に木刀を突き立ててそれを避雷針が割にする事で攻撃を受け流した。

銀さん「おいババァ」

銀さん「つまづき転んだのを石のせいにして…何か変わるのか?」

プレシア「……!!」


時の庭園:吹き抜け

巨大傀儡の砲門から無数のビームが放たれる。
しかし、なのは達は撹乱するように息の合った飛行でそれを避け、合流と同時に確実な攻撃を加えて行く。
そして最後の砲門から傀儡兵がビームを放とうとチャージを始めると、なのは達もそれに負けじとデバイスを構えた。

フェイト「サンダアァァァァァ、レイジイイイイィィィィィ!!!!」

なのは「ディバイイイィィィン、バスタアアァァァァァァ!!!!」

フェイト/なのは「「せええぇぇぇのおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」



時の庭園:最奥

プレシア「…!!駆動炉…がっ!!!」ゴボォ

銀さん「結局テメェは逃げてばかりじゃねーか!!」ブォッ

プレシア「かふっ、無駄口を叩くな…!!」ガキッ

銀さん「アリシアを救う?違う!テメェは娘の死という現実の重荷から逃げたかっただけだ…」ズバァ

プレシア「黙れ……!!」バチィ

銀さん「フェイトの事が大嫌いだった?違う!テメェは娘と同じ顔のあいつを娘の妹と見るのが怖かったんだ…大切なものを無くしたお前は、再び背負う事に恐れを感じたんだ」

プレシア「辞めろ……!!」

銀さん「全てを取り戻す?違う!テメェは何もかも投げ出して、全てを巻き込んで逃げる事も捨てる事も叶わなかっただけの…ただの臆病者だ!!」

銀さん「娘蘇ったとしても…そいつ背負う背中が、今のテメェにあるか……」

 銀時の言葉が続く、気がつけば攻撃の手を止めていた事に気がついたプレシアは…杖を鞭に変えて銀時に振り下ろした。
 銀時は電撃を帯びた鞭を洞爺湖で受け止めて、一気に近づいた。

銀さん「今のテメェに、荷ごと命乗せる程の背中があるかああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

プレシア「やめろおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 ズガアアアァァァァァァァァァ

 互いの頭が、凄まじい勢いで激突した。
 静寂、その後に倒れたのはプレシアだった。

フェイト「母さん……」

銀さん「…フェイト」

プレシア「……嫌いだと、言ったでしょう?何処へなりといきなさいと、言ったでしょう?……何で、こんな所に居るの?」

フェイト「私は、母さんの娘だから」

プレシア「……バカな娘ね」

プレシアは、仰向けに倒れながら目を閉じる。
蘇るのは、思い出す事さえ奇跡に近い過去の何気ない会話。


プレシア「アリシア、お誕生日のプレゼント何が良い?」

アリシア「私、妹が欲しい!」

プレシア「え、」

アリシア「だって妹がいたら、お留守番も寂しくないし…お母さんの手伝いだって出来るよ!」

プレシア「で、でも…」///

アリシア「妹が良い!」


 プレシアは、自らの愚かさに失笑をこぼした。
 その時、時の庭園全体を大きな揺れと破壊が襲った。

エイミィ『ごめん皆!!そろそろ時の庭園が持たないよ!!直ぐに避難して!!!!』

なのは「う、うんっ!!」

フェイト「かあさんも…!!」

プレシア「言ったでしょう、私は貴方が大嫌いだって…でも、貴方が生まれた事…その事実だけは…この世界に、残していたいから」

 フェイトが振り返った時には、プレシアは既に立ち上がってアリシアの試験管に寄り添っていた。
 そして、杖で強く地を突いた。

フェイト「…!!母さん!!!!」

 その時、空間を覆う虚数空間と庭園を隔てる壁のような地面は砕け落ちた。
 プレシアはそのまま身をゆだねるように、アリシアと共に落ちて行った。


クロノ「なんてバカな事を…!!フェイト!!フェイトテスタロッサ!!戻れえぇぇ!!!!」

プレシア「本当に…私は何時だって気づくのが、遅すぎる……」

 呟くプレシアは、そのままアリシアの試験管にしがみつき瓦礫と共に虚数空間へと落ちて行く――しかし

銀さん「全くだぜもうろくババア」

プレシア「!!!!」

銀さん「ずえぇぇぇぇあああああぁぁぁ!!!」ブォン

 銀時はそのままプレシアの襟首をつかむと、なのはに向けて放り投げた。
 既にフェイトを助けるためにその身を掴んでいたなのはだが、そのまま反すわけにもいかないと咄嗟にプレシアの襟首をつかむ。

なのは「っんごおおぉぉぉぉ!!!!」

ユーノ「なのは!!それ既にヒロインの掛け声じゃない!!!!」

銀さん「定春ウウウゥゥゥゥ!!!!」

定春「わんっ!!」

プレシア「あなた…!!何のつもりなの!!?アリシアが、アリシアがぁぁ…!!」

銀さん「知るかよ、まぁうちの犬はいじきたねぇからな。その辺の試験管くらいは拾ってやってるだろうよ」

定春「わふっ」あんぐり

プレシア「あぁっ…アリシア……」

銀さん「まぁ、あのままごちゃごちゃしたとこ落ちて一緒にゲロまみれになるよりはましだろ」

フェイト「吐いたの!?あの時やっぱりそこに吐いたの!?」

プレシア「こんな事をしても、どうせ私は獄中で病死よ…あの子の親になんてなれるわけがないわ……今更」

銀さん「目の前で落ちるものがあったら、拾ってやりてーのさ」




 ロストロギア、ジュエルシードを用い、周囲の次元世界に大規模な次元真を及ぼした大災害、PT事件。
 この事件は、奇跡的に一人の犠牲を出すこともなく収まる事となった。
 主犯格であるプレシア・テスタロッサは管理局と、その協力者たちによる保護を受け罪を認め、余生の限り継ぐなっていく事を表明する事になる。
 彼女に親としての責任が果たしてそこにあるのか、本人がそれを自覚しているのかは定かではないが、彼女の働きによってフェイトの関わったジュエルシード事件の被害や公務執行妨害などの罪は大きく軽くなったと言える。
 正史と同じ道、最後の最後でその違いはあれど大筋においてその通りに進んだこの事件はこうして幕を閉じる事になった…

今日は此処まで―!!
明日は1st編エピローグと、2nd編の冒頭いけるといいなぁ

アースラ館内 資料室


クロノ「資料のまとめは出来たかね?」

ユーノ「出来てるよ」ドサッ

銀さん「あー?」ボリボリゴロゴロ

クロノ「ユーノは優秀だな、そしてそこのマダオはもう少しまじめに働け馬鹿野郎」

ユーノ「どうも・・・」

銀さん「あー?」ボリボリゴロゴロ

ユーノ「・・・・・・」

銀さん「あー…あ、ジャンプの買い溜めみっけ」

ユーノ「やってられるかああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

クロノ「見たまえ、君の不正実な態度が善良な民間人でさえも腐らせるんだぞ」

銀さん「善良な民間人に仕事押しつけてる奴に言われたくねーや」

ユーノ「アンタ等二人ともに対してキレてるんだよいい加減にしろおおぉぉ!!!!!」

クロノ「僕からしてみれば二人とも同罪だ、義務を押しつけたわけでもない」

クロノ「違法すれすれの捜索活動、現地人の少女に許可無く魔法を教え、あまつさえ魔法の才能のない現地人にすら魔法の存在を知られる始末。本当ならなのはも連れてきて手伝わせゴホン、もとい協力を仰ぎたいところだ」

ユーノ「う・・・」

クロノ「そして彼女やあなた方をいち早く日常に返すサポートをしてやろうと提案しているんだ、したいのならしてもいい、したくないならしないでもいい」

銀さん「あっそ」ゴロン

クロノ「おまえは別に僕に対する公務執行妨害があるだろうが働け馬鹿野郎」

銀さん「ったくしょうがねぇなぁ」ドサドサ

クロノ「・・・・・・?自分のことに対する資料はないように見えるが?」

『次元法律全集』『ブラック企業完全論破マニュアル』『親子関係の直し方』

銀さん「知るかよ、そっちの資料ばっかり先に掘り出すんだよそこのイタチモドキヒトモドキが」

ユーノ「イタチモドキヒトモドキじゃありませんユーノです」

クロノ「全く、どうして今回の犯罪者共はこうも意地っ張りなのやら…」ドサ

『おまわりさんを殴っちゃったときの謝り方』『天然パーマの直し方』『犬同士の結婚マニュアル』

銀さん「まったく、どこの『家族』も似たような事しやがるぜ」ハァ

バニングス家

アリサ「えぇっ!?じゃあ暫くフェイトちゃんお母さんの弁護人として向こうに行っちゃうのぉ!?」

すずか「解説どうもだよアリサちゃん」

アリサ「うるさいうるさい!!」

なのは「フェイトちゃん・・・」

アルフ「なのは・・・」ドスドス

なのは「アルフ、定春・・・」

定春「わんっ」

アルフ「・・・・・・という訳なんだ」

なのは「いや私たちにまで犬語がわかること強要しないで?」

アリサ「まさか・・・そんな」

なのは「わかっちゃったの!?それが普通なの!?私がおかしいの!?」

アリサ「牛丼一杯350円になっちゃうなんて、これからどう生きていけば」

なのは「何の話をしてるのおぉぉぉ!!?」

アルフ「違うんだ、なのは」


アルフ「銀さんも、一緒にいくってさ」

海鳴市:海上公園



フェイト「……来てくれるかな」

銀さん「来てくれるだろ、なのはの頑固っぷりは折り紙付きだぞ?」

フェイト「確かに…」クスクス

なのは「フェイトちゃーん!!銀さーん!!」

フェイト「・・・・・・!!」

なのは「はぁ、はぁ、間に合った」

銀さん「よう、なのは」

なのは「えへへ・・・」

銀さん「なんかすまねえな、いきなりの出発になっちまってよ」

なのは「また、戻ってくるの?」

銀さん「・・・・・・俺も定春もこの世界にいたんだ、うちのボンクラ共もこの世界の何処かに居るはずだ」

銀さん「元来た世界が見つかりゃあすぐ帰ってくるさ・・・」

フェイト「ふふ、帰ってくるって・・・まるで家族みたい」

なのは「うん…家族だよ」

銀さん「……ったく、戻って来た時が恐ろしいぜ」ボリボリ

 銀さんが公園のはずれを見ると、そこにはクロノとアルフ、そして高町家の人々が見送りの為に並び立っていた。
 
士朗「銀さーん」

桃子「銀さんの部屋取っておくからねーッ」

恭也「また一手死会って貰いますよー!!」

美由希「銀さーん!!ケーキの代金は良い、戻って来た時黙っていた分のうっ憤キッチリ払って貰うかんなあァぁぁ!!!」


銀さん「まったく、トンデモねえ家族だなオイ」

なのは「にはは…」汗

フェイト「……本当に、良い家族だ」


プレシア「……」プイッ

アルフ「フェイト…」ヨリソイ

定春「…ワンッ」ハッハッハッハ


銀さん「……お互いな?」

なのは「だね。」

フェイト「……上手く、言葉に出来ない…けれど嬉しかった、まっすぐに向き合ってくれて」

なのは「でも…今日、これから出掛けちゃうんだよね」

フェイト「少し悲しいけど、やっと本当の自分を始められるから」

フェイト「来て貰ったのは返事をするため」

なのは「……?」

フェイト「君のくれた言葉…友達になりたいって。私に出来るなら…私でいいなら…」

フェイト「だから教えて欲しいんだ…どうしたら、友達になれるのか」

銀さん/なのは「「・・・」」

銀さん「まったく、何をいまさら言いやがると思えば」

なのは「凄く簡単だよ、フェイトちゃん」

なのは「名前を呼んで……はじめは、それだけでいいの」

なのは「ちゃんと相手の目を見て、はっきりと相手の名前を呼ぶの」

なのは「私、高町なのは…なのはだよ」

フェイト「……なのは…」

なのは「……うんっ」

フェイト「なのは」

なのは「うんっ」

フェイト「君の手は暖かいね、なのは」

なのは「うん…うん」グスッ


アルフ「なのはって、ホントに良い子だねえ。フェイトが、あんなに笑って…」グスグス

士朗「いえいえ…お宅のフェイトちゃんだって…なのはがあんなに泣いてるの、久しぶりに見ましたから」グスグスチーン


銀さん「………」

フェイなの「」イチャイチャ リボンコウカンシヨー

銀さん「………」

銀さん(ひ、引き際間違えたああァァァァ!!!!)ズガアアァァァァン

銀さん(何この甘ったるい空間、コンデンスミルクにはちみつブチ込むより甘い…あ、良いなそれ今度やって見よう……じゃなくてぇ!!!!)

銀さん(場違いじゃね?俺場違いじゃね!?)


アルフ「ああ」

美由希「ありゃ引き際間違えて困ってる顔だな」

 ※ここ以降外野席は年輪でお楽しみ下さい

銀さん「はい終了おおぉぉぉぉおおお!!!!!」ヌガアアァァ

なのフェイ「!!?」

アルフ『あァッ!!』

美由希『ついにブチ壊しやがった!!!!』

なのは「で、でももうちょっと…」

銀さん「ああそう?じゃ、じゃあ俺だけはちょっといちごミルク買って来るわこの空気を薄めてくれそうなやつ」

アルフ『本音が漏れてる漏れてる!!!!』

美由希『てか甘いもんに甘いもんで薄まるかあああァァァ!!!!』

プレシア『止めなさいイィィィ!!!!誰かあの馬鹿止めに行ってええぇぇえぇぇ!!!!』

クロノ「時間だ、そろそろいいか?」

アルフ『空気読めない奴がいったあァァァァ!!!!』

リンディ『さすが並行世界で傷心の二人戦い合わせるような外道は格が違ったあァァァァ!!!!』

フェイト「じゃあ…行って来るね、なのは」

なのは「ぅん…フェイトちゃん」

銀さん「まったく、なんて顔してやがる…」ダラダラ

アルフ『てめえが言えた事かああぁぁぁぁぁ!!!!!』

なのは「……」

銀さん「本当に大切なもんが、もう繋がってるじゃねえか」

銀さん「てめえがそいつを折らねえ限り、俺達は何時でも一緒だ…魔法だろーが超科学だろーが届かねえ所に行っても決して絶ち切れねぇしなやかで頑丈なもんに絆括りつけてんだからな」

なのは「……うんっ」

フェイト「……うん!」


銀さん「じゃあ、またな…兄妹!!」




NANOHA×GINTAMA 
新約無印編  劇終

闇の中


「あれ、何で空がこんなに真っ黒なんだ?」

「あれ、というか真っ黒なのって僕らじゃないか?」

「あれ、ていうか僕・・・・・・」

『闇の書の封印を解除します』




『起動』

深夜・バス停
一人車いすを引く少女の姿。
少女の名は八神はやて。
天涯孤独、半身不随と言う不幸にも笑顔で向き合う少女である。
その日は、少女の誕生日であった。
通っている病院の担当医から祝いの電話が来ている、しかし少女はそれでも寂しさを感じずにはいられなかった。
そして少女が横断歩道を渡ろうとしたその時…
一台のトラックが………

キキイイィィィィィィ………!


はやて「うう…ん…!?」

轢かれた、そう思って意識を手放していたはやては意識が戻ったと同時に驚愕した。
空に浮いている――正確には、空高く浮いている魔法陣の上に、車いすごと乗っていたのだ。
そして、はやての眼前には生物のように不気味に脈打つ一冊の本。
闇の書、はやてが生まれたその日から彼女の元にあった彼女の宝物である。
彼女が9歳の誕生日、それを契機としてその本は魔道の書としてはやてを正式な主として認めたのである。

はやて「こ…これは…?」

闇の書『封印を解除…闇の書、起動します』

はやて「あ、ぐっ…!!」

はやては突然痛み出した胸を抑える。
胸の痛みに呼応するように、周囲に浮かぶ5つの魔法陣…5つ?

闇の書『守護騎士システムを起動します』

闇の書の声に呼応し、全ての魔法陣がひときわ強い光を放ちはやては目を閉じる。
うっすらと颯が目を開けると…そこには……

シグナム「闇の書の起動を確認しました」

シャマル「我ら、闇の書の守護騎士プログラム」

ヴィータ「ヴォルケンリッター」

ザフィーラ「なんなりとご命令を…」

神楽「いや良いアルよ命令なんてかったりぃ」

新八「神楽ちゃん、駄目だよそんな事言っちゃあ。ていうかどう見ても主人あの子だからね?」

・・・・・・・・・

ヴォルケンリッター「「「「誰?」」」」

新八神楽「「…さぁ?」」

シグナム「貴様何者だ!」ジャキッ

新八「ヒィィィィ!!すんません!!ホントに解んないんすすんません!!」

ヴィータ「ちっ、目覚めて早速管理局の追手かよ!!ぶっ壊れろおぉぉぉ!!!!」グアアァ

新八「待ってえぇぇぇぇ!!あの子気絶しちゃってるからあァァァァ!!!!!!」

ヴィータ「は!!!?」

シグナム「なん、だと!!?」

シャマル「大変ッ!!」

はやて「きゅぅ~」

神楽「あ?なに寝てるアルか起きるヨロシ」ガッガクンガクン

新八「やめろおォォォ!!!反応見て何も思わねーのかぁぁぁ!!」

シグナム「貴様ら、主に対して無礼な!!」

シャマル「待って皆、この人たち多分敵じゃない!!」

ザフィーラ「どういう事だ?」

シャマル「この子たち、どういう訳だか守護騎士登録されてる…?」

はやて「う~ん…」

闇の書「おはようございます…お目にかかるのは、初めてかと思います」

はやて「ふぁ…おはよぉ」

闇の書「私は闇の書の完成融合機にございます」

はやて「うーん…なんや変な気持や」

闇の書「私はずっとこの書物の姿で、貴方の御幼少の頃よりお傍に居させて貰いました。貴方は正式に闇の書の所有者と成りました。闇の書の守護騎士4騎と、二人の侍は貴方の力と成り、知恵となって貴方を助ける事でしょう」

はやて「な、なんやえらい早足やなぁ」

闇の書「時間は限られていますから…話したい事は星の数ほどあるのです…」

はやて「あぁ…なるほどなぁ、そんなことよりそのおっぱ」

闇の書「お願いします、どうか守護騎士4人に幸せな生活を送らせてやって下さい……」

はやて「いやまずおっぱ」

闇の書「そして願わくば、貴方にとっても幸福な結末を……」

はやて「聞いてえぇぇ!!!主のボケにすこしは突っ込んでええぇぇぇえ!!!……ってなんやこれ?」パァァ

闇の書「まどろみの時間が終わったのでしょう……この夢からさめれば、これまで話した事は殆ど忘れてしまうかもしれません……」

はやて「そんな!!せっかく銀魂クロスなんや、ちょっとは悪乗りする暇くらいあってもええやんかぁ……」グスッ

闇の書「…………それは、主の幸せなのですか?」

はやて「え?……うん」

闇の書「それでは……」

はやて「え、ええのん!?」

闇の書「……」///

はやて「う、ひゃっほー!!」ガバァ


シグナム「……」

はやて「……ん?」モムモム



ヴィータ「つまりオメーら、闇の書に何らかの拍子で吸収されちまったんだろうな」

シャマル「何かしらのバグがその時発生して、誤って守護騎士システムに組み込まれてしまったんでしょう…可哀相に」

新八「はぁ…」

神楽「魔法とか言われてもさっぱりわからんアル」

シャマル「微弱ながら才能はるみたい…吸収される位はリンカーコアもあるみたいだし」

ザフィーラ「おい小娘、とりあえず俺の鬣を撫でるのをやめろ」

神楽「なにアルか定春403号?」

ザフィーラ「勝手に名付けるな!!というか一号から402号は何処にいる!!?」

シグナム「う……うぉあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガシャアアァァ

はやて「ぎゃああぁぁぁぁ!!!」

ザフィーラ「主がお目ざめになったようだ」

新八「てか今の音、目覚めて直ぐに眠りに叩き落とされてませんか?」汗

はやて「う~ん、つまりこの本はベルカ言う古代の魔法の本で、私はその所有者に選ばれたと…それでシグナム達は闇の書の守護騎士、新八さん達は何かの拍子で入った新入りさんいうことやね?」タンコブ

新八「はぁ……そう言う事のようです」

シグナム「その通りです……」

神楽「ギャラは高いアルよ~日給酢昆布と卵かけごはん3杯よこせアル」

ヴィータ「お前はちょっと黙れ」ベシッ

はやて「うん、かまわへんよ」

ヴィータ/新八「「……え?」」

はやて「…あ、あった♪わかった事が一つある、私は闇の書の主人として守護騎士さん達の衣食住、まとめて面倒見なあかん言う事や」

新八「ま……マジすか!!?僕ら含めて結構な人数ですよ!!?」

神楽「おい!!卵かけご飯に醤油はつくんだろーナ!?まさかとは思うけど、しゃけフレークまで出るんじゃないだろーナ!!!」

新八「お前はいい加減にしろおォォォ!!!」

はやて「うんっ、なんとかしよ♪」パアァァ

新八(ぼ……)ア~

神楽(菩薩……ッ!!)ア~

はやて「さいわい住むとこはあるし、卵かけごはんといわず料理は得意や。あとは、お洋服っ♪」

 はやては守護騎士たちと言う突然の来訪者達を何のためらいも苦もなく、その家に受け入れていた。
 それが果たして闇の書の主としての素質なのか、はやての持つ独特の母性が成せる技なのかは定かではないが、守護騎士たちははやてとの静かで幸せな生活に、初めは鋭く研ぎ澄まされていた氷のような心を優しく溶かされていった…
 記憶を失い守護騎士入りしていた新八と神楽も、前の仕事場の微かな記憶より遥かに好待遇ともいえる扱いに幸せを感じていた。

はやて「正直なところ、闇の書の主言うても何したらええか解らへんし、皆で一緒に静かに暮らしていけたらそれでええ」

新八「そうですか…はやてちゃんはこんな所で一人で暮らして…」

はやて「新八さん達には家族はおらへんの?」

新八「さぁ……記憶も無いし、本当はすぐ帰らなきゃって思うんでしょうけど、何故だろう……すぐそばにいるような気がして」

神楽「私は、人間じゃなくて天人いう宇宙人の出アル。元々家族があって無かったようなものアルからな……大事な事を忘れてる気もするアルけど…気が向いたら探しに行くアルよ」

はやて「あはは、神楽ちゃんは自由人やなぁ。でもその割には新八さんと仲良さげにみえるで?」

神楽「ちげーよこんな駄眼鏡、きっと玄関に飾ってあった眼鏡かけ機程度アル」

新八「眼鏡かけ機って何だあァァァァぁ!!!!!」

はやて「あははっ、やっぱり仲良しさんや♪」

シグナム「不思議な二人だ、幾千年以上もの絆で結ばれた我々ヴォルケンリッターとも…負けるとも劣らない絆を感じるのは本当ですね」

はやて「あはは、私もその絆の内に入るんちゃうん?」

シグナム「!…申し訳ありません」

はやて「ええんよぉ…でも、その幾千年ずっと戦い続けてきた守護騎士さん達には、私が主でいる間だけは休んでいて貰いたいんよ」

シグナム「はい……我らが騎士の誓いに欠けて」


×シグナム「はい……我らが騎士の誓いに欠けて」
○シグナム「はい……我らが騎士の誓いにかけて」

欠けてどうする…orz
これはひどい…

神楽「この本高く売れるんじゃね?」はやて「やめて!」


新八「シャマルさん、どうしたんですかそれ?」

シャマル「あぁ、新八くん?はいこれ」

新八「これって・・・木刀じゃないですか?」

シャマル「サムラーイっていったら刀でしょう?シグナムとも被っちゃうといけないし」

新八「これ、デバイスですか!?シャマルさんのクラールヴィントと同じような」

シャマル「転移徳化型アームドデバイス、ジミー・ヘブンリーよ」

ZIM『おはようございます』

新八「あの・・・・・・ネーミングにすごい悪意を感じるんですけど」

シャマル「低コストでの転移魔法に徳化してるし、簡単なものだけど補助AIも組み込んであるからこれを使えばちょっとお願いするだけで簡単に転移魔法が使えるわ」

新八「だから、なんでこんなものを・・・・・・」

シグナム「私が頼んだんだ、お前の今後のためにもな」

新八「シグナムさん」

シグナム「お前にだって返る世界はあるはずなんだ、いつか帰るべき元居た世界を思い出したときは、それを使って帰るといい」

新八「シグナムさん・・・・・・」

シグナム「主はやては、我々守護岸にもつかの間の休息を・・・戦いの運命に翻弄されぬ平和を願っておられる。私たちも、新入りに同様の思いを抱いていてもおかしくはないだろう?」

新八「・・・・・・っ!!ありがとうございます・・・シグナムさああぁぁぁぁん」ガバァ

シグナム「・・・・・・・・・ッ」ゾゾゾゾゾゾ

 そのときシグナムは目覚めたはやてから不意打ちに食らったセクハラを思い出した。

シグナム「う、うわああぁぁぁぁ!!!!私にさわるなああぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ズガアアァァァァ

新八「ぎゃあああぁぁぁぁ!!!!!!」




シグナム「命の危険・・・!?」

シャマル「どうにかならないんですか・・・!?」

医者「最前は尽くしますが、このままでは内蔵機能にまで麻痺が及ぶ危険性も・・・」

シグナム(なんてことだ・・・っ)

 疾風の体をむしばむものは病気などではなかった。
 闇の書の防衛機能、ナハトヴァールは未だ未熟なはやての魔導師としての心臓、リンカーコアを浸食していた。
 このままでは疾風の命が危ない、そう感じたシグナムは迷うことなく守護騎士達にその事実を伝えた。

ヴィータ「助けなきゃ・・・・・・」

ヴィータ「はやてを助けなきゃ!!!!」

新八「で、でも、どうやって!!」

シグナム「収集だ」

新八「!!!!」

シグナム「・・・主はやてを蝕むものは、闇の書の自動防衛システム」

シャマル「はやてちゃんを、心の闇の書の主として覚醒させることができれば」

ザフィーラ「浸食は止められる、少なくとも進行は止められる」

新八「でも、それじゃあはやてちゃんとの約束が・・・・・・」

神楽「新八、私もハラぁ括るね。卵かけご飯だけじゃない、ギガうまなはやての飯も、みんなの笑顔も、あんなカビた古本に奪わせるわけにはいかないネ」ジャコッ

ヴィータ「はやての未来を地で汚したくないから殺しはしねー、けどそれ以外なら・・・・・・何だってする!!」

シグナム「無理強いはしない、新八は主はやての元に残ってくれてもいい・・・・・・しかし」

新八「・・・・・・しかし何だってんだ・・・・・・馬鹿野郎おおぉぉぉ!!!!!」ガッ

シグナム「ッ」

新八「僕だってなぁ!!!!はやてちゃんのことが大好きだよ!!!!失いたくなんかねぇよ!!!!あんた達と一緒に、それを守るって誓っただろうがあぁぁぁ!!!!」

シグナム「・・・・・・」

新八「・・・・・・シャマルさん、あれ・・・例の木刀に組み込んでください」

シャマル「!!でもあれは・・・・・・」

新八「少しでも役に立ちたい!!魔王よりも大魔王軍四天王よりもね、侍ってのは上なんですよ。一度守ると決めたものは死んでも守り通す・・・・・・たとえ成功する確率は低くても、ここで立てなきゃ侍は死ぬんですよ」

シャマル「・・・・・・わかったわ」

シグナム「・・・・・・ぅ」

シグナム「ぅおおおああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ワタシニサワルナアアァァァアァ

新八「なんでぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



NANOHA×GINTAMA
新訳 えぇす編 開幕

 12月、なのはは海沿いの道を期待に震えながら走っていた。
 プレシア・テスタロッサの裁判と、銀時の出身世界の捜索がひと段落ついたとの連絡が入ってから
待ちに待った親友との再会、そして待ちに待った兄との感動の再会を心待ちにしていたのだから無理もない。
 待ち合わせ場所は、親友と別れた公園。
 そこに足を踏み入れた所で、なのはは違和感に気付きながらも歩を進める。

RH『警告、結界展開中』

RH『結界突破……防音結界と判断』

なのは「……?」


「かぁ~めぇ~はぁ~めぇ~」


銀さん「波―――――――――――!!!!!!」ブゴォォォォォ


なのは「    」

銀さん「違うなーなんかあれだなぁ」デナイ…

フェイト「違うよ先生、気を練るのはきっとこんな感じで……」

フェイト「はぁ~めぇ~はぁ~めぇ~」

フェイト「波―――――――――――!!!!!」ズバーン

銀さん「ちょ、ズリいよそれ魔法じゃん?魔力って気となんか違くね?」

フェイト「うーんでも試しに一緒にやって見ようよ」

銀フェイ「「くぁ~~むぇ~~~ふぁ~~むぇ~~~……」」ンゴゴゴゴゴゴ


なのは「ブレイカアアァァァァァァァァァァァァァアアア!!!!!」ドガアアアアアァァァァァァ


銀フェイ「「 ・・・ 」」正座

なのは「銀さん、親友との再会をなんだと思ってるの?馬鹿なの?くたばってなの頼むからくたばってくれなの」

フェイト「ち、違うんだよなのは、待ってる間に先生のくれた教本に関する談義が盛り上がっちゃって」

銀さん「こいつもこいつで強い女になろうとしてたんだよ、だから少年少女のバイブルをだな」

なのは「ただジャンプ談義が盛り上がっただけじゃねぇかぁぁ!!!!」


BD『卍解実装したい…』ペラペラ

RH『おっすワクワクすっぞ』ペラペーラ


なのは「裁判が早く済んでよかったの」

フェイト「凄いんだよ先生、自分の世界探すのそっちのけで弁護士を買って出てきたかと思ったら子供みたいな屁理屈で検察側を押し黙らせちゃって」

銀さん「ニカッ」糖分扇子

なのは「さすが銀さん、口先から生まれてきた男なの」ムカツク

フェイト「流石に無罪とまではいかなかったけど、暫く執行猶予も付くって。服役の間私はリンディ提督の保護下に入る事になって…」

なのは「定春は?」



アルフ「あ、その荷物こっちでーす」

業者A「な、なんかすごいベッドだな」

業者B「回転機能にドッグフード?どんだけマニアックなプレイなんだあのオレンジの子…」ゴクリ

定春「わんっ」ノシノシ

業者「「ぎゃ、ぎゃああぁぁぁ化物おぉォォォ!!!!!」」

アルフ「あ、定春v」ギュムゥゥゥ

定春「わんわんっ」ノシノシ

アルフ「わかってるよぉ子供は八匹はこさえようなv」尻尾フリフリ

業者A「・・・」

プレシア「ちょっとアルフ、そう言うのは公に持ち込まないでっていつも言ってるでしょう!!?公私のけじめが大事なのよはしゃぐな!!!」ボンテージ

リンディ「あらあら、プレシア女史もはしゃいじゃってるじゃないの」ウフフ

業者B「なんだ、いつもの海鳴市か…」


銀さん「まさか定春とくっつくたぁなぁ」

フェイト「定春くんも使い魔にする?」

銀さん「冗談、あんな奴が喋ったら新八達が帰って来た時やかましいじゃすまねぇだろ」

なのは「ぁ……」

フェイト「まだ、見つかって無いんだよね」

銀さん「ったくあの馬鹿共が、何処ほっつき歩いてんだか…」

その夜

新八「ぶぇっくしゅん!!あー、風邪ひいたかな」

神楽「マイケルジャクソン!!!!」バブシュ

ヴィータ「うわっ、バッチいな駄眼鏡。こっち向いてくしゃみすんじゃねーよ」

新八「駄眼鏡って!!!!神楽ちゃんもくしゃみしてたでしょうが!!!!」

神楽「うっさいネ駄眼鏡。お前は一生駄眼鏡で十分アル」

神楽ヴィ「「ねー☆」」

新八「うごおぉぉぉぉなんか腹立つんだけどこの幼女ども!!!」

ヴィータ「!! かかった、大物みっけ!!」ピィーン

新八「よし…」シュッ

神楽「行くカ……」

ヴィータ「アイゼン!!」

GA『Gefängnis der Magie』

ヴィータ「駄眼鏡は遠いから民家にいる奴、アタシは外うろついてる奴…神楽は外からの増援に警戒しててくれ」

神楽「おっす!!!」ババッ

新八「かなり大きい反応みたいだけど、ヴィータちゃん大丈夫?」

ヴィータ「新入りが心配すんな、一対一ならベルカの騎士に負けはねぇ」



 高町家

なのは「~♪」

RH『警告!!結界の反応、オラわくわくすっぞ!!!!』

 レイジングハートの警告音と共に、空間を包む違和感が待ちを包んだ。

なのは「結界!?」

RH『非常に強固な結界魔法です』

なのは「家族にばれないのはありがたいけど……」タタッ



 ビルの屋上、異相空間とは言え周囲への被害を鑑みて、なのはは誰もいない此処へと足を運んでいた。

なのは「……」

RH『……転移反応、来ます!!』

なのは「!!!!」

ZIM『転移解除』

新八「ぜあああぁぁぁぁああ!!!」

RH『Protection!!』ガギィ

新八「堅いな…って女の子!!?」

なのは「誰なの!?どうしてこんな事いきなりするの!!」

新八「……ッ、名は明かせない…一身上の都合により、ヴォルケンリッター見習いジミー・ヘブンリー!!そのリンカーコアを頂戴しに仕った!!!!」ジャキィ

なのは「話を聞いてってばぁぁ!!!!」カノンモード

新八「 」

RH『Divine Baster!!』

新八「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!?」チュドオオォォォォン

ゴゴゴゴゴゴゴ

なのは「ちょっとやりすぎた?」

RH『良いんじゃないでしょうか?』

新八「なんでお話と言っておきながら開幕ビーム!?意味解んないからさあァァァ!!!!」

なのは「!?」

RH『何時の間に転移魔法を……!?』

新八「いや、普通に避けたんだけど…」

ZIM『マイスターの影の薄さは魔法並です』

新八「いや五月蠅いよ!!!」

なのは「もう一発……!!!」

新八「済まないけど、僕だってもう見切ったよ…!!」

バキイィィィィ!!!!



 一方、ヴィータはグラーフアイゼンを携えて銀時の元へと襲撃する。

銀さん「んぁ?」

ヴィータ「でええぇぇぇぇぇりゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ブン

銀さん「うおぉ!?あぶねぇな糞餓鬼!!!!当たったらどうしてくれんだ!!!!」

ヴィータ「殺しはしねぇ、安心してブッ潰れろ!!!!」ブォン

銀さん「だぁーかぁーらぁー」ブォ

銀さん「アブねぇっつってんだあァァァァ!!!!!」ガギィ

ヴィータ「ウワアァ!?たく、新八みたいな技使いやがって…!!!!」

銀さん「…あ?」

ヴィータ「テートリヒ、シュラーク!!!!」

 ヴィータと銀さんの獲物が交錯した瞬間、凄まじい衝撃波が辺りを粉砕した。

銀さん「ぶっへ、げっほ!!!!テメーやっぱ殺す気だろうが!!!!」

ヴィータ「テメーが頑丈すぎるんだろうが、とっとと気絶して魔力よこせ!!!」

銀さん「あ?俺は生憎魔力のまの字もねぇぞ?」

ヴィータ「嘘つくな!!!探知魔法にビンビン引っ掛かってんだよ!!!!」

銀さん「んな事言っても……あ。」

銀さん(ジュエルシード取りこんでる設定忘れてたあァァァァ!!!!)

なのは「ディバイイィィィィン…バスタアアアァァァァァァァァ!!!!!」

銀さん「おわああぁぁぁ!!!!」

ヴィータ「ウワアアァァァ!!??」

 ヴィータが咄嗟に降り注ぐ魔力砲を避けると、風圧と弾みで帽子が飛んでしまった。
 そして帽子が魔力砲に触れてジジジ……と焼け焦げて行く。

ヴィータ「……!!!」カァ

銀さん「ナイスなのは!!!!銀さん咄嗟に来てくれると信じてたよ!!!!」

なのは「当て損ねたの」チッ

銀さん「なのはさああぁぁぁぁんんん!!??反抗期ィィぃ!!??」

ヴィータ「ふざけてんじゃねーぞ…こっちは大切なもん護るために戦ってんだ…」

銀さん「…!」

ヴィータ「グラーフアイゼン、カートリッジロード!!!!」

グラーフアイゼン『Exprotion!!…Raketen form.』ガヒュン!!! ガキョ、ガキキキ ガチャン

銀さん「オイオイ、随分物騒な魔法少女じゃねーか…最近流行りなのそれ?」

ヴィータ「ラケエエェェェテエエエェェェェン」ギュオオォォォォオオオ

銀さん「がっ…」バキィ

なのは「あぐっ」ガギィ

ヴィータ「ハンマアアアァァァァァァアアアアアアア!!!!」ブオオオォォォン

なのは「キャアァァァァぁ!!?」バキャ!!ゴガン!!!!ガゴオォォォォ!!!!

ヴィータ「ふーっ、ふーっ」

新八「ごめんヴィータちゃん、そっちに逃した…ぶええぇぇぇ!!?」バシュン バキッ

ヴィータ「てめーなぁ!!ボンクラだからよかったものの、逃がしてんじゃねーよ!!!!」

新八「いやぁ、女の子相手だからやりづらくって」

ヴィータ「そう言う台詞はもっと強くなってから言いやがれボンクラ!!!!」ボカスカ

新八「ギャアァァァ!!!!怒んないでってヴィータちゃ……あぁ、帽子か…」ヒョィ

銀さん「待ち…やがれぇ……新八!!!」

新八「!?」

ヴィータ「まだ気絶してねーのか…哀れなくらいタフだな」

銀さん「てめぇ…暫く見ねえうちに妙な技使うようになったじゃないの…チャドかテメー」

新八「そんな霊圧が消えそうな役願い下げだあぁぁ!!……!!?」ハッ

銀さん「はは…まさかこんな形で再会する事になるたァな……」

 新八は銀時の言葉に、何処か強烈な懐かしさを感じる。
 しかし、その言葉の懐かしさよりもはやてとの生活を護る事を誓う新八はその考えを拒絶した。

新八「何処の誰だか存じませんが、今の僕は新八じゃない……」

新八「ヴォルケンリッターの、新八だあぁぁぁぁ!!!!」

 バキィ

新八「!!?」

ヴィータ「仲間か…!?」

「依頼主さ…ずっと君を見ていたよ、地味なんだって?」

ユーノ「君と僕とでは、地味の格が違う!!!!ストラグルバインド!!!!」ジャラァ

新八「!!!!」ジャララララ

ユーノ「ははははは!!!!無限書庫に行ってて出番無くされるとでも思ったか馬鹿め!!!!」

ヴィータ「アイゼン」

GA『Ja wohl』



ユーノ「 」チーン

やはりユーノは地味の格が違ったとさ、ユーノファンごめんなさい一度やって見たかったんです
でもあの扱いは最早ギャグにしかみえn(ストラグルバインド

新八「上には上がいるものだなぁ……」

ヴィータ「いや、下には下だろ?…闇の書」

闇の書『収集』バシュゥン

なのは「うぁ…ぁぁあああああっ」シュゥゥゥゥ

ユーノ「うぐうぅ……」シュウゥゥゥ

銀さん「…おい駄眼鏡」

新八「!!!!」

銀さん「訳くらい聞かせろ馬鹿野郎うううぅぅぅぅぅ!!!!!」ガバァ

新八「!!? こいつまだ動けるのか…ッ!!!!」ガッ

銀さん「やっぱり忘れちまってるかよぱっつぁん…」ギリッ

ヴィータ「チッ、新八、コイツはまた今度だ!!今はこの二人から収集するので忙しい、そいつを適当な所へ送れ!!!!」

新八「了解いいぃぃぃ!!!!」

銀さん「うおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」ブォン

 ガギィ

新八「ジミー!!カートリッジロード!!」

ZIM『OKぱっつぁん』ガシュン!! パァァァ

銀さん「新ぱt……」バシュゥ

新八「結界の外へ強制転送完了」

ヴィータ「…!!あーくそ、いまの騒ぎを聞きつけやがったか…増援が来やがった」

新八「……片付けます」ジャキ

ヴィータ「おい新八」

新八「……何ですか?」

ヴィータ「今の奴、お前の知り合いみたいだったぞ?…いいのか?」

新八「僕の今の家族は、君達だけだ……その日常を、死んでも守りとおす…そう決めたんだ」

フェイト「なのは…ッ」キイイィィィィィン

新八「でりゃああああぁぁぁあああ!!!!」

フェイト「!?」ガギッ

フェイト(木刀・・・?まさか・・・!!!)

新八「邪魔をさせてもらっちゃ困るんですよ」

新八「ジミー・ヘブンリー!!!!」

ZIM『了解ぱっつぁん』ガシュゥ

 新八の木刀、ジミーのカートリッジが炸裂する。
 同時にフェイトの周囲に複数の転移反応が起こり何処から攻撃が来るのかを悟らせないように気配がかき消えた。

フェイト「・・・!!転移魔法・・・何処へ」

新八「ぜああぁぁぁあああ!!!!!」

フェイト「っ!!!」バキィ

新八「シグナムさん!!!!」

ZIM『招集』

 木刀の召喚魔法によって呼び出されたのはヴォルケンリッター烈火の将。

シグナム「心得た……!!!!」

フェイト「くっ…!!!」




アルフ「フェイト・・・!?」

定春「ガウウウウウウ!!!!」ヒュバァ

ザフィーラ「!!!! やるな、この国の守護獣・・・狛犬というやつか・・・」

アルフ「使い魔…!?定春、気をつけ…」

神楽「定春413号に手出しはさせないアル」ヒュ…

定春「わう…!?」

ガゴォ



決着は、呆気ない程に早くついた。
立ち上がる気力の実のフェイトに、シグナムは容赦なく闇の書を向ける。
フェイトの視線の先には、収集を終えられ横たわるなの派の姿の実が映っていた。

フェイト「なのは…なのはぁ……」

シグナム「…済まない事をした」

新八「あの子は君の家族……だったのかな」

フェイト「友達だ…ッ、やっと会えた、友達なんだ!!!!」

新八「……本当にごめん、でも僕らには」

シグナム「やらねばならない事がある」バシュウ

闇の書『収集』

フェイト「……ッ!!!!!!!」

うわアアアアァァァァァァァァァ…………ッ


ドン!!と、結界の壁に拳を打ちつけて、銀時は項垂れる。

銀さん「やっと会えたってのに……テメェら、何してやがる…ッ」

銀さん「新八イイイイイィィィィぃ!!!!!
    神楽ああああああァァァァぁぁぁぁ!!!!!」

クロノ「違法渡航者事件…ここ半年、近隣の魔法生物や魔導師が襲撃されて奪われる事件が多発している」

銀さん「奪われるってなに、え?そういうの奪われちゃうの?」

クロノ「ごほん、奪われるのは魔導師の魔力の源・・・・・・リンカーコアだ」

銀さん「いや映像にあった桃色髪の奴確かに淫乱そうだよな、昔っからピンクは淫乱とジャンプでも相場が決まってて」

クロノ「話を聞けええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

銀さん「わーってる世、ちょっと小粋なジョークじゃねーか」

クロノ「小粋どころかファンを敵に回しかねない暴言だろうが控えろ馬鹿野郎」

銀さん「で?魔法の源奪われたってことは、なのはたちはもう魔法が使えねーってこと過?」

クロノ「いいや、リンカーコアは内蔵のようなものだ。時間がたてば回復する。特に今回は一度動けないほどに痛めつけておいてから収集、後に治療した痕跡がある」

銀さん「偉く律儀な連中だな、目的は魔力だけってか」

クロノ「君の友人らしき人物がとも似行動していると報告されているが?」

銀さん「ちっ・・・・・・」

クロノ「巻き込まれたにせよ、自ら行っているにせよ、これを追わないわけにもいかなくなった」

そういってクロノはホロウィンドウである画像を表示する。

銀さん「こいつぁ、新八たちが持ってた本か」

クロノ「レイジングハートたちが撮っておいてくれたんだ。これは・・・明らかに魔力収集を行っている、間違いない」

銀さん「自己完結してんじゃねーぞクロ坊主、何だってんだこれは」

クロノ「闇の書・・・・・・主と世界をいくつも破滅へと追いやった、事故再生機能付きの第一種危険指定ロストロギアだ」

銀さん「・・・・・・え、なにあの世界危険物集める掃除機でもついてんの?」

クロノ「それをいうなら君の世界もたいがいだろう?」

銀さん「あぁそうだったな・・・」

クロノ「しかし・・・・・・闇の書か・・・・・・」

銀さん「タイトルが中2臭いな」

クロノ「いや通称であってタイトルじゃあないはずだが・・・」

シャマル「神楽ちゃんん!!!!神楽ちゃんでしょ大事な闇の書に落書きしたの!!」

神楽「バルムンク・フェザリオン設定資料集は落書きじゃないネ!!!追加したらページもちょっとは埋まるかなとおもって」

新八「埋まるかああぁぁ!!!」

はやて「ふあぁ・・・おかえりやぁみんな」

新八「あ、遅くなってごめんよはやてちゃん・・・」

はやて「ええんよぉ、それより今日はすき焼きパーティや♪シグナムたちが奮発して材料選んできてくれたんやでぇ」

神楽「マジでか!!偽物の豚肉とかじゃないダローナ!!!!」

はやて「今までどないな戦場にいたねん!!でも安心しい、おじさんのくれた予算を考慮して最高のを用意したさかい」

グツグツグツグツ・・・・・・
と、すき焼きの鍋が煮えたって芳醇な香りが八神家を包む

新八『すいません、シグナムさん・・・手伝ってもらったのにこんな事までしてもらって』

シグナム『私たちが主をあまり寂しがらせる事なく収集できるのは新八たちのおかげだ、これくらいの礼はが弾んでも罰は当たらないだろう』

はやて「煮えたでー」かぱ

八神家「「「「「「「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」」」」」

ど ぱ あ

新八「礼どころか肉まで弾んで四散してるじゃねえかあああぁぁぁぁ!!!!!!!!」

シグナム「しまった!!戦場での癖がつい!!」ハッ

シャマル「シグナム、あの鍋レオンとの戦いを忘れたの!?すき焼きは常に戦場、隙を見せたら焼かれるわよ!!」

新八「あんたら今までどんな戦場にいたの!!!!」

はやて「いけファンネル!!!!」

闇の書『肉、収集』ハシハシハシハシ

ヴィータ「Σ闇の書が起用に10本箸使ってやがる!!」

神楽「やるな小娘ぇ!!!!その歳その体で十人力アルか!!」

八神「使えるものは何でも使う、これ策士の技なりや!!!!」

新八「策士でも何でもねーよ!!!!やめろおおぉぉぉ肉がなくなるううぅぅぅぅ!!!!!!!」



銀さん「闇の書ねぇ・・・」


リンディ「ちょうど、闇の書事件の専門家を呼んであるわ」

銀さん「NANOHAたちがまだ動けねーってのに、ずいぶん今回はやる気じゃねーかい提督殿?」

リンディ「・・・・・・10年前、闇の書の暴走事故で夫を亡くしてね・・・・・・」

銀さん「・・・・・・」

リンディ「クロノも今回の件はずいぶんとやる気よ・・・・・・あの子はクライドの葬式でもなく事はなかった、けれどそれだけ強く奥底で闇の書への復習を望んでいるのはわかる・・・私だってそう・・・・・・」

銀さん「てめーのペースでやりゃあいいだろ、『自分』を殺すな」


グレアム「こんにちは、お侍殿」

リンディ「紹介するわね銀さん、こちらギル・グレアム教官。10年前の闇の書事件の時夫と共に闇の書を一度は封印した功績があって・・・」

グレアム「封印は失敗だったんだがね…まぁ、堅い話は抜きにしようじゃないか、同郷のよしみだ」

銀さん「・・・・・・あ?」

グレアム「君は第256管理外世界の出身だろう?儂もそこの攘夷戦争の出でね・・・・・・」

銀さん「あぁ、異人か…天人のついでで開国の際にやってきた連中の」

グレアム「戦争で傷ついた外国人渡航者の私を助け次元世界へと救い出してくれたのがクライドくんでね、それ以降わたしは次元世界からあの世界のように戦乱と支配に見回れる世界を無くすために戦ってきたんだよ・・・・・・」

銀さん「そりゃあ殊勝なこった、俺達の世界には飽き飽きしたって訳かい」

グレアム「戦場が変わっても、守るものはかわらない…そう言う生き方は、君だってそうだろう?」

銀さん「けっ」

グレアム「何はともあれ、今後ともよろしく」スッ

銀さん「……遠慮しとく」パシッ

リンディ「ちょっと銀さん」

グレアム「……彼は元の世界に変える気は無いのかね?」

リンディ「いえ、行方不明の彼の仲間を捜索している間は帰らないって聞かなくて…」

グレアム「そうか……」


グレアム「哀れだな、侍という生き物は」



高町家

なのは「あの子、大切な物を護るために戦うって言ってた」

フェイト「やっぱり…あの人たちも、収集の時すごくつらそうな顔してたよね…」

なのは「なんか、どこか銀さんに似てたの…私達にも」

フェイト「・・・うん」

なのは「だから今は…!!」

フェイト「うんっ、練習だね」

銀さん「いやその理屈はおかしい」ボロッ

なのは「うわ、銀さん!?」

フェイト「どうしたの先生!!?まさか、守護騎士に襲われたの!?」

銀さん「いや、もっと怖いものぐぇ」ガッ

美由希「銀さぁ~ん?何処へ行くのかなぁ~?」コハアァァァァ

銀さん「あの、娘さん立ち結構危険な修行してますよ?お若い頃からあんな棒きれ振りまわして…」

美由希「別に普通じゃない?さぁ戻りなさい、あんたには溜めに溜めこんだ文句がまだあるんだかんね!!」ズルズル

銀さん「いやだああァァァァ!!!!ヘルプ!!ヘルスミイイィィィィィ!!!!」ズリズリズリ

フェイト「此処からが本当の地獄だ…」ゴクリ

なのは「フェイトちゃん?」ニコリ

フェイト「 」ビクッ

 それから暫くの後、海鳴市

ヴィータ「オーバーSランクの魔導士だ、気ぃつけてかかれ」

シグナム「近場で補足されるのも避けたいが、なにより主の近くを管理局にうろつかれるのも困るしな」

新八「すいませんシグナムさん、誰に対しての説明ですか」

シグナム「決して逃すな…」

神楽「オメーらこそしくじんじゃネーゾ」

新八「無視!!?…はぁ、それじゃあ行きますか」

 
マリエル「やー、ギリギリ期間に間に合ったよ~」ゲソ

なのは「!! レイジングハート、その形…」

フェイト「バルディッシュも…」

マリエル「ベルカ式カートリッジシステムを淹れて欲しいって言って聞かなくてね」

RH『如何でしょうか、マスター?』

なのは「ううん!!凄く可愛いよ!!」

フェイト「うん…」

銀さん「え、よけいゴツくなってねぇ?なに俺がおかしいの?」

マリエル「あぁ、あとこっちの木刀も…管理局の陸戦魔導士の術式をモデルにしてデバイスに改良しといたよ」

銀さん「はぁぁ!?何やってくれてんのお前!?下手したら自爆すんだろうがふざけんじゃねーよ!!」

プレシア「貴女の体内のジュエルシードは取り出せない程異常に安定しているから、そこから魔力を供給して安定した魔法が行使できる筈よ」

銀さん「おいいぃぃぃ!!!どっちも自爆装置つけたがる管理局の二大マッドサイエンティストだよ!!!誰か再逮捕してくれこいつうぅぅぅ!!!」

木刀『そんな事言わずに、木刀の柄を押すがいい』

銀さん「なんかシステムボイスまで洞爺湖仙人に呪われてるんだけど…大丈夫なのかよこれ?…あ?」ぐい

ピュー「」

木刀『みりんも出る』

銀さん「 」ボキィ

プレシア「ああぁぁぁぁぁあああああ!!!!あなたなんて事をするの!!?」

マリエル「あぁ折っても無駄ですよ?魔力で構成するデバイス仕様になりましたから」

木刀『りかばりいぃぃぃ』バシュゥ

銀さん「おいSSなのにおどろおどろしい声でわざわざ魔法名言うんだけど、確実にバグってるよこれ!!!!」

なのは「銀さんの洞爺湖もかわいいよ?」

フェイト「うん、凄く」

木刀『いやぁそれ程でも』

銀さん「だれかこの子たちに普通の感性を教えてあげて下さい!!!!」

ヴィー!!ヴィー!!ヴィー!!ヴィー!!

なのは「!!」

エイミィ『皆大変、リンディ提督の所に守護騎士出現だよ!!』

なのは「フェイトちゃん!!」

フェイト「……うん!!」ダッ

銀さん「あの、これ俺も行かなきゃだめなの?もうちょっと安全か確かめてからでも」

プレシア「良いからととっとと逝きなさい」ブゥン

銀さん「おい、転送すんなああぁぁぁぁx」フッ

なのは「戻ってきて早速の起動になるけど…」ゴオォォォォ

フェイト「ごめんね?」

RH『問題ありません』

BD『その為の私達です』

銀さん「問題あるわあァァァァ!!!!なんで空飛べない俺までフリーフォールううぅぅぅぅ!!!?死ぬうぅぅぅぅぅぅぅ誰か助けてええェェェェェ!!!!!!」ゴオォォォォ

木刀『良いから早く名前をつけるがよい、貴様に必殺技を伝授してやろう』

銀さん「やっぱコイツバグってるよ!!!!洞爺湖仙人に呪われてるよ!!!!!」

RH『我々も新システムの初起動です』

BD『新たな名前と共に、起動してください』

なのは「うん、レイジングハートエクセリオン!!!!」

フェイト「バルディッシュアサルト!!!!!」

なのフェイ「「セエエェェェェェット、アアアァァァァァァップ!!!!」」

銀さん「もう知るかこうなりゃ自棄だ!!!!洞爺湖改!!!!」

洞爺湖『心得た!!リングディンドンリングディンディンドン…』

銀さん「それやる必要あるの!!?あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ヒュゥゥゥゥゥゥ…ズガアァァァ



シャマル『…!?結界が突破されました…魔力反応は、三つ!?』

シグナム「!!」

銀さん「……あ?」

洞爺湖『風の道、エミュレーター安定起動中』

 銀時は白銀色の魔法陣の上に立っていた。
 そして銀時の対角線上に向けて放物線状に魔力の道が出来ている。

銀さん「まったくよぉ、粋な事してくれるじゃねェのあのマッド共…!!」

シグナム「昨日収集し損ねた木刀男か……魔導士となったか。私は烈火の将シグナムと炎の剣れヴァンティン。問おう、名は何と言う」

銀さん「あ?坂田銀時…新八と神楽のボケ上司だ馬鹿野郎うぅぅぅ!!!!」

新八のはだいたいそんな感じのイメージですw>蛇魂
ちなみに洞爺湖はノーマルな木刀にレヴァンティン見たいなカートリッジついてます

イノセント見てなかったけど一気に読みたくなった…コミック版まだかな―

シグナム「はぁぁあああああ!!!!!」

銀さん「ずぇあ!!!!」

 炎と白銀の道が交差して火花が中りに飛び散った。

シグナム「速いし重い・・・強いな、魔法もほとんど道の生成のためのものだというのに。本当に新八とよく似ている」

銀さん「だったらどうしたピンクちゃんよお!!!!言っとくがあんな眼鏡かけ器どうだっていい、とっとと新八本体(眼鏡)と神楽を返しやがれええぇぇぇ!!!!」

シグナム「やれん!!!!彼は大事な我々の家族だ、持っていくなら眼鏡かけ器を持っていけ!!!!!」ズバァ

新八「こっちが本体だああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ズガァァ

 銀時とシグナムのやりとりに耐えかねたのか新八が転移してシグナムに加勢する。

銀さん「よぉぱっつぁん、来ると思ってたぜ?」ニヤッ

新八「!!!!」

シグナム「新八、『跳べ』ぇぇぇ!!!!!」

フェイト「繰気弾・・・・・・もといフォトンランサーファランクスシフト・・・ファイヤ!!!!」バシュシュシュ

新八「! ジミー!!!!」

 危険を察知した新八はカートリッジを吹かすと連続転移魔法でフェイトの魔弾から逃れようとする。
 しかし槍は方向転換を繰り返し確実に新八を追いつめた。

新八「う、うわあああぁぁぁぁぁx!!!!!!」チュドオオォォォォ

シグナム「やるな・・・新八のつっこみを仲間の射程範囲内に入れる目的で誘発させるとは・・・しかし、小賢しい!!!!」

REV『Exprotion』カギャン ジャララララララゴクン

銀さん「! 剣に炎が・・・!!!!」

シグナム「紫電一閃!!!!」ズバアァぁ

銀さん「かっ・・・!!!」

シグナム「これなら・・・・・・!!」

銀さん「なんてな」ズァ

シグナム「っ」

銀さん「名前からして炎の剣なんかネタ割れてんだこの中2本があぁぁぁ!!!!」ズガァ

シグナム「ぐああぁぁぁ!!?」ガゴォ

銀さん「やったか?」

シグナム「強いな、この場でなければもう少し楽しめたのだが・・・」

銀さん「オイオイ、誰だピンクは淫乱って言ったやつぁ・・・・・・」汗

シグナム「ここまで強い相手と戦うとなれば、殺さずの誓いを破ることになるかもしれん、この身の未熟を許してくれるか?」ジャラララララ

銀さん「こいつぁ淫乱と言うより、狂乱じゃねぇか」



 一方で、なのはは神楽と激突していた。
 なのはは空戦魔導師、対して神楽は機関銃内臓の傘一本。
 通常であれば圧倒的な戦力差だが、しかし神楽は通常の生き物ではなかった。
 神楽はビルの壁やなのはのシールドを足場代わりになのはを誘導し、時折攻撃まで加えてきている。

なのは「お話聞かせてってば!!!!」

神楽「うっさいネ白いの!!!!中古品はとっととお家に帰るネ!!!!」

なのは「ちゅ、中古品んん!?ちょっとそこに直るの!!!!OHANASIするの!!!!!」アクセルシューター

神楽「ホゥアッチョウウゥゥ!!!!」ズガガガガ

なのは「強化したアクセルシューターが全部打ち落とされた・・・!?」

神楽「ほぁぁああああ!!!!」

なのは「防御!!!!」

RH『Cartridge Road』ガキュウ

神楽「!! 堅!!!!」

なのは(かといって、魔力を全然使わないで空中戦なんてできるこの子とまともに接近戦ができる気はしないし・・・でも!!!!)

なのは「うちの流派を、嘗めるなああぁぁぁ!!!!」ヒュガッ

神楽「!!!!」

 御神流、熟練に対しては未熟ながらもなのはの技による受け流しは、それまでビルやなのはのシールドを足場に飛び交っていた神楽を宙に孤立させた。
 しかし、このまま落下させることに罪悪感を感じたなのははとっさにその手をつかんでしまう。

なのは「!!」パシッ

神楽「・・・施しは受けないネ、中古品んんんん!!!!」ブォン

なのは「きゃああぁぁぁぁ!!!?」キイィィィン ズガァ

神楽「」ヒュウゥゥゥ ズガアアァァァ

ヴィータ「神楽あぁぁぁ!!!!」

なのは「あいたた・・・・・・!!神楽ちゃんん!!?」

神楽「あいヨ」ガラガラガラ

なのは「 」

ヴィータ「宇宙人ってほんとなのかな・・・」汗



シャマル『みんな不味いわ、そろそろ管理局の増援が来る。閃光弾を出すからその隙に!!!!』



新八「あいたたた・・・は、了解!!!!」

神楽「わーったアル」

シグナム「承知した・・・」


シグナム「ヴォルケンリッター烈火の将、シグナムだ」

銀さん「あ?坂田銀時だ・・・」

シグナム「銀時か・・・・・・悪いがこの勝負、しばらく預ける」ババッ


シャマル『クラールゲホイル!!!!』


銀さん「!! 待ちやがっ」カッ



シグナム「・・・・・・」

新八「いやぁ、ひどい目に遭いましたね」

ザフィーラ「詮無いことだ、しかしこれからは少し遠くから収集せねばな」

新八「そうですね・・・?シグナムさん?」

シグナム「強いな、坂田銀時」

ヴィータ「あのボンクラが?確かにあの体力で、空で行動できるようになったのは厄介だな」

シグナム「惚れた」

新八「確かにシグナムさんなら」

ヴィータ「良い勝負だとは思うけど・・・・・・」

ヴィー八「「って、えええええぇぇぇぇぇ!!??」」

クロノ「それで、報告を聞こうか資料探し担当」

ユーノ「資料探し担当じゃないユーノだ。・・・・・・闇の書って言うのは、あのロストロギアの正確な名前じゃないらしい
    正式名称は夜天の書・・・・・・主と一緒に旅をして各地の魔道を収集、研究するための書物だったらしい」

銀さん「夜店の書・・・」

ユーノ「夜店じゃない屋店だ・・・あ、間違えた夜天だ」

クロノ「その風俗天の書がどうしてあんな危険なものになったんだ?」

ユーノ「もう原形留めてないよね?・・・・・・まぁある意味正しいか・・・夜天の書は、さまざまな主の元を渡り歩くうち、悪意のある改竄をいくつもうけてきたみたいなんだ・・・その中で特に最悪なのが、旅をする昨日を延長した無限転生機能と、自動防衛システム・・・・・・ナハトヴァール。」

銀さん「おいおいこりゃあもう原形留めてねえじゃねえか、本てより化け物じゃねえか」

ユーノ「夜天の書には本来、書の意志とでも言うべき融合管制システムが存在するようなんだけれど、こいつが起動すると最終的に主導権がナハトヴァールに移ってしまうらしい。そして望まずとも周囲のあらゆるものを取り込んで暴走する・・・・・・」

クロノ「・・・・・・ッ」

銀さん「その事を守護騎士の連中は・・・・・・」

ユーノ「知らないだろう、闇の書が完成する際、最終的には騎士たちの魔力を収集、消滅させるそうだ。」

アルフ「そういえば、あいつ・・・青い使い魔の野郎が言ってたよ」


ザフィーラ『我が主が収集の事をご存じではない、すべては我らの不徳のなすところだ
     守るべきものを・・・・・・守り通すためなのだ!!』


ユーノ「・・・・・・闇の書の所有者は、しばらく収集を行わないと、ナハトヴァールに徐々にリンカーコアを浸食されるらしい。たぶん、守護騎士たちは闇の書を完成させることで主を浸食から救おうと・・・・・・」

銀さん「・・・・・・!!じゃあ何か、あいつら・・・・・・大切なもんを守るためにと思いこまされて、そいつを食い殺させようとしてやがるってのか・・・・・・!!!!」

クロノ「早急に騎士たちを捕獲して収集をやめさせないと・・・・・・」

銀さん「・・・・・・俺はいったん降りるぜ」

クロノ「!?何をいってるんだ!!!!」

銀さん「背負い込めねえものは最初から背負わねえ主義でね・・・・・・俺は巻き込まれただけだ、ソープの書だかには関わらねえよ。それに、そんなことには新八と神楽が絶対にさせねえ」

クロノ「記憶を失っているんだろう?そんなの信頼とはいえない・・・・・・」

銀さん「信頼ぃ?馬鹿いうんじゃねぇよ、あいつらはそういう道理もわからねえ馬鹿だって知ってるだけだよ」

なのは「銀さん・・・」

フェイト「先生、降りちゃうの!?」

銀さん「ああ、俺には荷がおもすぎるわ」

フェイト「でも、先生・・・!!」

銀さん「・・・・・・」バタン

 ハラオウン家の玄関を占めると、玄関先にはプレシアが待ち構えていた。

プレシア「・・・」

銀さん「よおババア、折角素敵な木刀も貰ったが、残念だったな」

プレシア「貴方も、確かに臆病者よね」

銀さん「・・・」

プレシア「闇の書には関わらない?違うわね、守護騎士には関わりきりたいくせに」

プレシア「お仲間が馬鹿だと知っているだけ?違う、貴方自身でもそのしがらみと関係なく彼らを助け出したいくせに」

銀さん「・・・・・・ったく、天才と馬鹿は紙一重ってか?」

プレシア「近所のつきあいっていうのがあってね、最近近くの奥様がたとよく話をするのよ」

銀さん「あ?」

プレシア「とけ込むのは大事よ、暫く忘れていたけど・・・・・・最近、日本人外国人関わらず、多くの従兄弟たちと暮らし始めた女の子が近所にいるそうよ?」

銀さん「そいつぁ・・・・・・てめえ」

プレシア「臆病者のマダオ同士考えることはよくわかるわ、管理局とは縁を切った上で彼らと交渉にいくつもりだったんでしょう?」

銀さん「・・・・・・」

プレシア「大切なことを思い出させてくれた借りを返したとでも受け取っときなさい」

銀さん「よせよ、ババアのツンデレなんて気持ち悪」バチィ

銀さん「すんませんありがたく情報いただいてきます」

プレシア「まったく、お互い素直じゃないわね・・・・・・あ、そうそう」

銀さん「あ?」

プレシア「結局、マダオって何?」


フェイト「・・・・・・よかった、殆ど聞こえなかったけど」

なのは「・・・フェイトちゃん?」

フェイト「銀さんも、あの子たちも荷に背負う気だったんだなって」

なのは「そうだね・・・・・・そう言うところに私たちも憧れてる」

フェイト「絶対に解決しよう・・・」

なのは「うん・・・!」

ピンポーン

銀さん「すんまっせーん、シグナムさんいらっしゃいますかー?」

新八「あ、はい。シグナムさんなら買い物に・・・・・・!!あんた・・・」

銀さん「よぉぱっつぁん、腹割って話そうや」ニカッ


シャマル「念話ジャミングは張らせて貰うわね・・・・・・」

ヴィータ「てめぇ・・・・・・何しにきやがった」

銀さん「だから言ってんだろ、腹割って話しにきたって」

シャマル「武器の反応もないわ、それは信用して良いとおもう」

ヴィータ「新八たちを、連れ戻しにきたのか?」

銀さん「それも新八たちが決めることだがね」

新八「仮にあんたが僕たちと関わる人間だったとしても、僕たちは戻りませんよ」

神楽「給料もこっちのが何倍も良いしナ」

新八「いやそう言う話じゃねぇだろ」

銀さん「・・・・・・おまえ等、闇の書についてどんだけ知ってる?」

ヴィータ「あ?」

シャマル「……知っているような口ぶりね」

ザフィーラ「口には気を付けるのだな、何か隠し手を持っているようだが…ここを知られた以上は我らも貴殿をただで返す気はないぞ」

銀さん「あ、そう?」

ザフィーラ「……っ」

銀さん「どうしたよ、手を出してみやがれって」ニカッ

守護騎士「「「「・・・」」」」

銀さん「どうやらお前らの守るべきもんってのは本当に何も知らねえようだな」

新八「・・・僕たちは、はやてちゃんに幸せになってほしいだけなんだ、手段が問題なのがわかってるよ、でもそれの何が悪いってんだ!!!!」

ヴィータ「新八!」

新八「黙っててよヴィータちゃん!!!!あんただって侍だろ!!!?解るはずだろ!!!?一度守ると決めたモンは死んでも守り通す・・・僕にそう教えてくれたのは、あんたの筈だろ!!!?」

銀さん「・・・・・・それがおまえ等の大切なもんの首を絞めることになっててもか」

ザフィーラ「それは我々の積だと言ったはずだ」

銀さん「そう言うことじゃねぇ・・・だが、それも違えねぇな。仮にその方法で助かったとしても、覚醒したってそいつは嫌でも魔法の世界に居座ることになるだろうよ。なんせそこには闇の書って抜き身の刀が転がってるんだからな」

銀さん「そいつがその刀の使い道を求める頃には、おまえ等その側にいてやれる自信はあるのか?」

ザフィーラ「・・・・・・!!!!」

銀さん「それとも、そいつも連れていつまでも逃げ続ける気か?」

ヴィータ「じゃあ・・・どうしろってんだよ!!!!」ジャキッ

シャマル「ヴィータちゃん!!!!」

ヴィータ「そんなもん知るかよ、あたし達はどんな手を使ってでもはやてを守ると決めたんだ!!!!」

さん「・・・・・・闇の書の本当の名前、おまえ達は知ってるのか?」

ヴィータ「・・・・・・」

銀さん「主と旅をする魔導書だったっけ?そいつは本当に、そんな旅を望んでんのか?」

シグナム「いいや、求めているわけがない」

シャマル「!!シグナム・・・」

シグナム「坂田銀時、貴殿に決闘を申し込む」

銀時「・・・・・・」

シグナム「貴殿の言うことは尤もだ、しかし我らは闇の書の騎士・・・ただ書の収集のための存在。これが尤も正しい形なのだ」

銀さん「主の首を絞める、呪いのパシリでもか?」

シグナム「・・・・・・」

銀さん「受けてやるよ、時刻は?」

シグナム「12月26日の明朝6時・・・・・・せめて主には幸せなクリスマスを送らせてやりたい」

銀さん「わかったよ、それまでなのは達にもポリ公どもにも黙っててやる」

はやて「みんな・・・・・・どないしたん?」

ヴィータ「!! はやて・・・」シュゥン

新八「えっと、これは・・・」アセアセ

銀さん「どーもー、デリバリー万事屋の坂田銀時でーす」ニカッ

はやて「でりばり・・・?」

銀さん「いやね、この方々が最近手持ちぶさただってんで、近所の道場から稽古試合の予約貰って来たんすよ」

シグナム「!」

銀さん「金さえ貰えりゃ何でもやるぜ?賭け込みの試合から隠蔽工作までな」

シグナム「・・・あぁ、よろしく頼む」

シグナム『済まない』


 異世界

ヴィータ「いいのかよ、あのまま返しちまって」

シグナム「管理局のように我々を止める気なら、あの場で主に我らの不始末を申し開くことだってできただろう」

ザフィーラ「・・・」

シグナム「あくまで我々の意思を尊重した上で、我々を止めるつもりなのだろう
あの男、ますます気に入った」

ヴィータ「なぁ、シグナム・・・あいつの言ってたこと、どう思う?」

シグナム「?」

ヴィータ「あたし達の行動が、はやての首を絞めることになるって」

シグナム「・・・・・・」フム

シグナム「シャマル」

シャマル『はい、シグナム?』

シグナム「家にいる間、闇の書のリソースを調べておいてくれ、時間はかかっても良いがクリスマスまでに」

シャマル『了解』

シグナム「主はやての浸食がいつ本格化するかも解らん、収集を急ぐぞ」

守護騎士s「「「「了解!(アル)」」」」

ヴィータ「でも意外だな、シグナムが惚れたっていきなり言い出したのもそうだけど・・・そこまであいつのことを信じるなんて」

シグナム「剣をあわせれば、自ずと相手の考えが読めてくるものだ・・・特にあの男の剣は愚かしいほど純粋だった。その上強い、純粋な強さを・・・魂をどこまでも昇華させた剣だった」

ヴィータ「それって、バカだから剣が正直だったって事か?」

シグナム「そうとも言えるな」

ヴィータ「意外に駄目男が好みだよなお前・・・」汗

シグナム「それに・・・あの男は我々とどこか似ている。長い戦いに疲れ、それでも何かを守ろうと壊れるまで剣を振って足掻く・・・そんなものを感じたのだ」

数日後、翠屋

なのは「銀さん、いったい何があったの?」

銀さん「知るかよ、てめぇらはてめぇらで勝手に調べやがれ」ハシュハシュ

フェイト「それが、管理局の内部から妨害工作があったみたいで捜査が滞ってて」

銀さん「なんだぁ?仲間割れかよ」

なのは「仲間割れって、そんなことあるわけ・・・」

フェイト「先生、先生の方では何もなかったの?」

銀さん「あ?ボインのねーちゃんとデートの約束とってきただけだよ」

フェイト「デッ・・・・・・!!!!」フラッ ガン!!

 フェイトはよろめいて机に頭を打ちつけた。

なのは「フェイトちゃんん!?」

銀さん「そんじゃーな、ツケはとっといてくれや」

なのは「あ、銀さん!!!!あんまりツケるとお姉ちゃんに言いつけちゃうよ!?」

フェイト「フフ・・・フフフフ・・・・・・」

なのは「フェイトちゃん?大丈夫?」

フェイト「私たちも特訓しよう!!!!ちゃんと相手とはOHANASIしないとね!!!!」がっ ダダダダダ

なのは「フェイトちゃんんん!!!!どうしたの!?打ち所が悪かったの!?ちょっと待って袖とれちゃうからああぁぁぁぁ」ダダダダダ

バタン・・・

美由希「あ、い、つ、ら・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ


すずか「あ、なのはちゃんにフェイトちゃん?」

なのは「あ、すずかちゃんこんにちはー」スーリズーリ

すずか「何で引きずられてるの?」汗

フェイト「ちょっと恋敵を滅する算段を建てに」

なのは「物騒だよフェイトちゃん!?OIHANASIになってないから!!!」

すずか「そのOHANASIも物騒に聞こえるのは何でだろう・・・」汗


なのは「お友達が入院しちゃったの?」

すずか「うん、図書館で知り合った子なんだけど・・・心配で」

フェイト「確かに心配だね」

すずか「大変そうだけど、一緒にお見舞い来てもらえるかなぁ?」

なのは「もちろんだよ!!」

フェイト「特訓もその日には穴あけとくからね」

なのは「フェイトちゃんん」泣



銀さん「よお、今日は主さんは居ねえのかい?」

シグナム「あぁ・・・浸食が速まってな、入院中だ・・・悪いがこれから収集のペースを早めなければならん
     しかし、約束の日にはまだ完成する事はないだろうから安心してほしい。完成は、決闘の後・・・お前のリンカーコアでやらせて貰う」

銀さん「聞いてねーのか、俺のこれは」

シグナム「ロストロギア、だろう?しかし、だからこそその魔力ならば完成できる」

銀さん「わからねえな、管理局に協力はしてねぇ・・・しかし俺も敵だぜ?なんでここまで話す、すこし疑いがなくねーか?」

シグナム「それも、決闘の際に解ることさ」

 そしてクリスマス、八神家の居間ではシャマルが闇の書の解析を終えていた。
 シャマルはふるえる手で、闇の書に触れる。

シャマル「まさか・・・まさかそんなことが・・・!!!」

???「気づいてしまったか」

???「あぁ、残念だが、暫く眠っていて貰おうか」

シャマル「!!?」

 ドシュッ



アースラ

なのは「守護棋士の一人が捕まったって、本当ですか!?」

エイミィ「うん、グレアム提督の使い魔が、おそわれた時に返り討ちにしたって」

クロノ「しかし・・・こんなのやりすぎだ!昏睡状態じゃあ話を聞くこともできない」

グレアム「いや、私の使い魔が済まないことをした」

なのは「・・・・・・!!」

クロノ「提督・・・アリア、ロッテ!!」

アリア「だってぇ~、私たち襲われたんだしねぇ」

ロッテ「それに、彼女らはクライド君の敵じゃない。少し力が入ってしまったのよ」

クロノ「それは彼女たち自身が望んでやったことではないでしょうが!!!!」

グレアム「しかし、捕まえたのは大きな収穫だ。目を覚まし次第事情を聞いても遅くはないだろう?」

クロノ「・・・・・・っ」ツカツカツカ

アリア「・・・・・・まさかこんな時期に」

ロッテ「闇の書の秘密に迫るなんてね」

グレアム「坂田銀時、やはり彼には注意しておくべきだったか・・・」


八神家

ザフィーラ「管理局にシャマルが捕まった・・・」

ヴィータ「奴らにうちがばれたってことは・・・!!!」

シグナム「信じたくはないが・・・・・・そう言うことだろう」

新八「そんな・・・・・・あの人が、管理局にリークしたって言うんですか!?」

神楽「奴にそんな脳があるわけ・・・」

ヴィータ「じゃあどうしろってんだよ!!!!畜生、あいつの言うとおり隠れて暮らさなくっちゃならねえのかよ!!!!!」

シグナム「とりあえず、すぐに主はやての容態を見に行こう。頃合いをみて、別世界に逃げるぞ」

銀さん「シ~グナ~ムく~ん、あ~そび~ましょ~・・・」ピンポ~ン、ピンポンピンポンピンポン

銀さん「・・・・・・んだよ居ねえのかよ」

なのは『銀さん聞いた?』

銀さん「あ?何を・・・・・・」

なのは『シャマルさん、守護騎士の一人をグレアム提督が捕まえたって』

銀さん「・・・・・・!!」


病院

なのは『シャマルさんのことは心配だけど・・・』

フェイト『そうだね、とりあえず状況が動くのを待たないと・・・』

すずか「あれ?誰か居るのかな?」


シグナム「主、容態は大丈夫ですか?」

ヴィータ「最近どっか痛いとかないか!?」

はやて「え、えぇっ?いやそんなことあらへんよ?」

神楽「よっしゃ早速持ってくアル!!」

シグナム「ちょ」

新八「待てええぇぇぇ少しは時と場合を考えろ!!!!」

はやて「いたたたた今痛いちょうど痛い!!!!変なところもっとる変なところもっとる!!!!」


すずか「おじゃましま~す」

なのは「呼ばれてきまし・・・・・・」

守護騎士達「「「「「・・・・・・」」」」」

なのは(さ・・・・・・)

新八(さ・・・・・・)

なの新((最悪のタイミングではち合わせたあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!))


ヴィータ「いいから下ろせ馬鹿あああぁぁぁぁ!!!」ベシィン

神楽「おぶっ」

はやて「きゅう」

すずか「はやてちゃん大丈夫!?」

アリサ「だ、誰かああぁぁぁ!!!!変質者の集団があああぁぁぁ!!!!!」

新八「やめてええぇぇぇぇ管理局どころか警察に追われるうぅぅぅぅ!!!!」

ヴィータ「あ、あああたし達は彼女の親戚だ!!」

シグナム「そうだ!!私とも見覚えがあるだろう!?」

すずか「あ、あぁそういえば」

新八「それではやてちゃんが元気って言うから神楽ちゃんがはしゃいじゃって」


どーたらこーたら


守護騎士「」ゼーゼー

フェイ『・・・・・・!・・・あわてているうちに、結界を張りましたね?』ドウモスイマセン

シグナム『すまん、これしか連絡を絶つうまい手段を今の我々は持たんのでな』イエイエ

なのは『でも、すずかちゃん達は・・・』プレゼントモッテキタンデスー

シグナム『解っている、彼女たちは何も気づかせずに結界から逃がす・・・終わったら、屋上へ来てくれ』



なのは「来ました、シグナムさん」

シグナム「・・・・・・」

フェイト「!!なのは!!」

新八/ヴィータ「「でりゃああぁあぁぁぁぁ!!!!!」」ブォ

なのは「!!!!」シールド ガキィ

ヴィータ「あんた等は、いつもあたし達のじゃまをして!!!」

新八「シャマルさんを返せ、この野郎おおおぉぉぉぉぉ!!!!」

フェイト「待って、話を・・・」

新八「もう少しで帰れたんだ、はやてと、みんなとの幸せな生活に」

ヴィータ「だから、ジャマすんなあああぁぁぁぁぁ!!!!」シュワルベフリーゲン

ズドォン



 すぐ近くのビル、屋上

銀さん「おい出やがれデバガメジジイ、見てるんだろうが」

仮面の男「「・・・」」シュゥン

グレアム「アリア、ロッテ、返送を解きなさい。どうせばれている」

アリア&ロッテ「「・・・了解」」変装解除

銀さん「おかしいとは思っていたんだ、あんた闇の書のプロとかいっておいてシグナム達の襲撃に無関心だったしな
それに俺でも見つけられた主の居場所に、お前が気づいてなかったはずがねえよな」

グレアム「やはり君は危険だな・・・」

銀さん「答えろ、なんであいつ等の怒りを買うようなまねをした」

グレアム「闇の書は、ページを増やすごとにその浸食度を増していく・・・そう、騎士達の思考パターンでさえもより収集に適した形へと塗り変わっていく」

グレアム「そして完成前に追いつめられた騎士達はかあの若い魔導士達に戦いを挑むだろう・・・そろそろ、ナハトヴァールが防衛プログラムとして覚醒し、騎士達を食らう頃だ」

銀さん「てめぇ・・・なるほど、呼ばれたのは俺のほうだったってわけかい」

グレアム「そして覚醒した闇の書は、その主ごとリンディ君に預けた氷結の杖、デュランダルで凍結封印される」

銀さん「気にいらねぇと思っていたが、ここまでくるともう親近感が芽生えてくらぁこの外道・・・」

グレアム「そうだとも、この空の下には星の数ほどの重いと意志が時には解り合い、時にはぶつかり合いながら存在する。相反する思いはぶつかって、勝者のみを押し通すほかない・・・君とはいずれぶつかることになると思っていたよ、侍」

銀さん「・・・・・・てめえと一緒にするんじゃねぇ」

グレアム「一緒さ・・・異人とは言え、私も攘夷戦争を生き抜いた侍の端くれ。守るべきものを守れなかった無念を命をとしてはらすのもまた、侍の本懐だろう」ガシュゥ

銀さん「散らす命を間違えてんだよ、馬鹿野郎おおおぉぉぉぉ!!!!」

ヴィータ「・・・・・・!!」

なのは「・・・・・・」

ヴィータ「悪魔め・・・」

なのは「悪魔で、いいよ」

RH『Set Up』

なのは「これが私の荷の背負い方…話を聞いてもらえるなら、悪魔でもいいんだよバカヤロー!!!!」




今回はここまで
一応GODまで予定は立ててますがどうなるでしょうねw>アインハルト&新八

以外にキャラが勝手に動いてる状態だとなのはとかヴィータと息が合うんですよねパっつぁん>新八のフラグ

あれはテンションの現れです、普段はフェイとの夢の中と同じようなセーター着てます

声が銀さんのヅラになる気もします>糞まじめ

TIPS カニの鋏でも断ち切れない絆がある



 その日、八神家を重い沈黙が包んでいた。

シグナム「まさかこいつが、この世界にまで生息しているとはな……」

シャマル「そんな……この世界にも、争いは絶えないというの……!?」

ザフィーラ「いいや、それこそが天命なのかもしれん」

はやて「みんな受け入れよ……悲しいけど、これこそが運命なんや」

闇の書「……」クゥン

ヴィータ「そんな……もう嫌だ、嫌だよ!!!!なんで皆こんなつまんないことで争わなきゃならねぇんだよぉ!!!!」

神楽「ならヴィータのは私が貰うネ」

ヴィータ「ふざけんな!!!!」ガタッ

シグナム「あぁ、やはり争いは収まらないのだな……」

新八「………いや、あんたら蟹ひとつでどんなトラウマ持ってるんですか」


 そう、それは蟹だった。
 それも最高級のタラバガニ、程よい大きさでありながら瑞々しい生命力に溢れた赤い巨体が机の上の皿に威風堂々と鎮座していたのである。

 そう、はやてに資金を送ってきているという『おじさん』から送られてきたのだ。


シグナム「蟹を舐めるな新八!!!!蟹とはあらゆる次元世界に古くから存在し、その誘惑によって幾つもの争いの火種を起こして来た生けるロストロギアなんだぞ!!!!」

闇の書「Σ」

新八「あんた本当に守護騎士!!!?闇の書と蟹を堂々と同列にしたよ!!!!」

シャマル「エンシェントベルカの戦乱と狂気も、元は覇王、冥王、聖王、そして夜天の王とで蟹パーティをした際不正があった事が元凶といわれているわ……」

新八「そんな低レベルな世界滅びてしまえええええぇぇぇぇ!!!!」

シャマル「伝説によれば、蟹の足が八本になったのはあまりにもその身を取り合い幾つもの戦乱が起きたためにそれを天から見下ろしていた蟹様が」

新八「神様みたいに言わないでください」

シャマル「それを嘆かわしく思い一家団欒の中でその身を分け合えるよう足を八本にしたといわれているわ」

ザフィーラ「しかし我等は……7人」

ヴィータ「鋏を入れて10本としても…一人一本にしても、余った一本の行先が……」

 フッ

はやて「停電!?」

新八「あれ、ブレーカーが落ちたのかな?」

神楽「土日送信してなかったくせにもう息切れかゴラァ」

新八「いや、SSでそんなの手抜きにならないから」

シグナム「皆、蟹を守れえええぇぇぇぇ!!!!!」

「「「「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」

新八「お前らどんだけ警戒してんだああぁぁぁぁぁ!!!!」

はやて「待つんやみんな!!そんなゴタゴタしとったえらその内に取られてまうよ!!!!」

 パッ

新八「あ、ついた……あの、言ってたうちに蟹様が…」

新八「停電中に怪我されてます」



「「「「「「「………」」」」」」」

神楽「私じゃないからナ!!!言っとくけど私じゃないからナ!!!!おめーじゃねーだろうな!!!!」ガルルル

新八「僕でもありませんよ!!!!」

ヴィータ「まさか…!!!!さっき取られちゃうって言ったのは!!!!」

はやて「いやいやいや私も食べてへんよ!!!?さすがにそんな出番ないのにネタに落ちるようなことせぇへんから!!!!」

新八「あっさり主を疑ったよこの守護騎士!!!!あとはやてちゃんはもう色々手遅れです!!!!」

シグナム「我々も食べていない、騎士の誓いにかけて」

神楽「あぁ!!?安い誓いだなゴラァ!!!!」

はやて「やめえや皆!!!!せっかくTIPSでまともな出番来たんに皆悪乗りしたら目立てへん!!!」

新八「いやそっちじゃねぇだろおおぉぉぉ!!!!」

 フッ

神楽「レジェンド作家の悪口を言ったわけでもないのに……!!!!」

新八「今度はみんな机から離れるんだ!!!!」

「ぐえ!!!!」

はやて「!!?なんか踏んだんやけど!!?」

シャマル「皆落ち着いて!?」

シグナム「剣を抜くんだ!!!!」

新八「ちょっとおおぉぉぉぉ!!!!!シグナムさん落ち着いてくださいいいぃぃぃ!!!」

ヴィータ「そうじゃねぇ!!!!あたしのラケーテンとシグナムの紫電で明かり代わりにするんだ!!!!」

はやて「そゆことやったら、許可や!!!!」

シグヴィー「「御意!!!」」エクスプロショーン ガション、ゴクン

新八「あんたらそれでいいの!?蟹のために武器を取るのが騎士なの!!!?」

シグナム「紫電…っ!!!!」ボァッ…トメッ

ヴィータ「ラケーテェェェェン!!!」ボアッ…トメッ

銀さん「んぁ?」モシャモシャ

「「「「「「「………」」」」」」」

銀さん「……こんばんは、魔人・山本五郎左衛門です」ゴクッ

シグナム「一閃!!!!」

ヴィータ「ハンマアアァァァァァァ!!!!」

ドガアアァァァァァァ

ア゙アアアアアァァァァァァァァ…...

以上、決闘の約束をした当日のお話でした。
データを持ってき忘れてしまったので急遽TIPSを挟みました。

一ヶ月前

ビュォン!!!!

豪快に風を切る音が響きわたり、剣圧による暴風が吹きすさぶ。
銀時の木刀と模擬戦モードで刃を交わしたフェイトは、その喉元に突きつけられた木刀の切っ先に冷や汗をかいた。

フェイト「・・・・・・ッ」タラリ

銀さん「・・・・・・はぁい、終了」

エイミィ『お疲れさまでしたー』

銀さん「お疲れさまじゃねーよ!!いきなり呼び出しといていきなり天下一武道会みたいな事やらせやがって!!!!!!」

エイミィ『だって銀さん模擬戦やるよーってよぶといっつもどっか隠れちゃうんだもん、約束のパフェ交換券あげるから許してー』アハハ

銀さん「ものっそい腹立つんだけどあのアマ!!ゴチになります!!!!」

フェイト「でも、銀さんさんすごく速いし強い・・・母さんにも勝てるくらい強い人だから覚悟してたけど」

銀さん「あ?あんな病人マダオに勝ったとこで自慢になるかよ」

フェイト「それに楽しかったし」

銀さん「・・・・・・変な趣味には目覚めないでね?」汗

フェイト「銀さんさん、魔法もないのにどうやってあんなに速く動けるんだろう」

銀さんさん「あーもうその銀さんさんっての辞めろうっとうしい」

フェイト「ごめんなさい、この呼び方に慣れちゃって」

銀さんさん「わざとだよね?割とわざとやってるとこあるよね?」

銀さん「そうさなぁ・・・俺はただ気の向くままに木刀降ってるだけだよ。気合いさえ込めればだいたい何とかならぁ」

フェイト「う~~・・・」

銀さん「ジャンプ読めジャンプ、腕に力つくし友情!努力!勝利!の三代原則がわかるぞ?」

フェイト「銀さんさんは、何のために強くなったの?」

銀さん「あ?・・・・・・覚えてねーや、先生に貰った教科書もラーメンこぼして捨てちまったからな・・・・・・」

フェイト「先生・・・?」

銀さん「俺の師匠だ」

フェイト「銀さんにもいたんだ、そういう人が」

銀さん「まぁ、とっくにおっ死んじまったけどな」

フェイト「・・・!ごめん・・・・・・」

銀さん「謝んな一々、しかし・・・正直言うとその事でムキになってたってのもあるんだよなあのババアに勝てたのは。親のいねえ俺を、親代わりに育ててくれたのも先生だったからな・・・だから、居なくなったときは俺も、ダチ達も思いっきり泣いた・・・・・・だから泣かせたくなかったんだよ」

フェイト「・・・・・・」

銀さん「先生に追いつけてるのかもわからねぇ、てめーの守りたいもん守れてるかもわからねぇ・・・死人に口はねぇ」

銀さん「だからお前は、親が生きているうちにそれを越えて見せろ・・・あいつを安心させてやんな」ポン

フェイト「銀時・・・・・・先生」

銀さん「 」

フェイト「うん、決めた。私先生って呼ぶ」

銀さん「あの、できれば俺も名前で呼んでくださいませんか?」汗

フェイト「ううん、私・・・母さんも、銀さんも、目指すもの全部追いついて見せたいの・・・だから」

現在

新八「ぜええぇぇぇあ!!!」

フェイト「ソニックフォーム・・・!!!」パキィン

新八「!!!!」ズバァ

フェイト「」

新八「装甲を捨てた・・・!?そんな事したら」

フェイト「一撃でももらえば致命傷・・・でも、そうでもしないと追いつけない・・・あなた達にも、リニスにも、母さんにも、銀さんにも!!!!」

新八「なんで・・・どうしてそこまで!!!!」

フェイト「私達は、背負ったから・・・あなた達という荷を、銀さんから預かったから!!!!」ズバァ

なのは「闇の書の闇から、あなた達を助け出す!!!!」アクセルシューター

神楽「大きなお世話ネ小娘ェェ!!!!」ガガガガガ

新八「僕たちは僕たちではやてちゃんを救うって決めたんだ!!!!」

シグナム「我々はもう、止まれんのだ!!!!」ズァッ

なのフェイ「「そんなこと、知るかあああぁぁぁぁ!!!!」」ドガアアァァァァ





グレアム提督の持つトランク型のアームドデバイスは、本来の形状よりも幾重の封印を施され弱体化したものである。
しかしそれでもその一撃は重く早い。

グレアム「ふんっ」ゴキィ

銀さん「がっ」

 一振りごとに、周囲のビルがグシャアとひしゃげ窓ガラスの破片が中りに飛び散った。

銀さん「おいおい・・・こいつぁマジで化け物じゃねぇか・・・」汗血

アリア「あたし達も」

ロッテ「忘れないことね」

 怯んだ銀時の体をリーゼ姉妹のバインドが縛る。

グレアム「ふんん!!!」ぶあ!!!!

銀さん「があぁ!!!!」ブチブチブチィ ガギィ

グレアム「強いな、しかしその程度・・・攘夷初期には五万といたぞおおぉぉぉぉ!!!!!」

銀さん「でえええぇぇぇぇぇxりゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 グレアムのデバイスと銀時の木刀が悲鳴を上げながら交錯した。

銀さん「ったくよぉ、どこも爺は思いで話が多くていけねぇな!!!!」

グレアム「いやはや、申し訳ない・・・ね!!!!」ブゥゥン

銀さん「があぁっ!!!!てめぇは制限かかってんのか、魔法がほとんど使えねぇみたいだな!!」ゴキィ ギュン

グレアム「!! ご明察だ・・・」

アリア「だから!!」ドカ

ロッテ「私たちが居るんだよ!!」バキ

銀さん「くっそ・・・!!」

グレアム「魔導を手にした我が一撃は夜王にすら匹敵する・・・この力を持ってしてあの世界へ干渉できない苦しみがわかるか・・・」ズァ

グレアム「親友の敵を目の前にして、あのような年端もいかぬ娘を人質のようにして鎮座する災厄の種を目の前にして、手をこまねいてみている事が侍のすることか・・・」

グレアム「あの時代を生き延びておきながら、ただ安寧とした日を送ることなどできるものかああぁぁぁぁ!!!!」ゴガァ

銀さん「があああぁぁ!!!!」



シャマル「みんな待って!!!!」

シグナム「!!?」

新八「シャマルさん!?」


クロノ「ストラグルバインド!!!!」 

アリアロッテ「「!!?」」

グレアム「・・・っ」


シャマル「闇の書の解析、終了してたの!」

シグナム「なんだと・・・!?」

シャマル「はやてちゃんを助けるためには、闇の書を完成させちゃいけなかったのよ!!!!」



クロノ「事情はシャマルから聞き出した、違法渡航者とはいえ、無断での襲撃行為は厳罰に処される。すべてが終わってから自首するつもりだったのだろうけど、あいにく我々には回復専門のイタチもどきが居る」

ユーノ『イタチもどきじゃないユーノだ』

銀さん「これでしめーだな・・・」

グレアム「あぁ、終了だ」






闇の書『・・・・・・』ブゥン

銀さん「!!!!」ガシン


シャマル「バインド!?まさか・・・!!!!」ガシン

守護騎士達「「「「「!!!!!」」」」」ガシシシン

ナハト『収集に深刻な障害がしました、これより自動迎撃機構ナハトヴァールを起動します』ジュルルル

なのフェイ「「!?」」

シグナム「なっ・・・!!!!」

ヴィータ「そうだ・・・いつも、いつもこいつのせいであたし達は!!!!」

新八「え・・・一体何が・・・何なんすかこいつは!!!!」

ヴィータ「新八ぃぃぃぃ!!!!転移で抜け出せええぇぇぇぇ!!!!」

新八「で、でも!!」

ZIM『了解』ブン

ヴィータの叫びに反応したジミーは新八ごと転移でバインドから抜け出した。

新八「ヴィータちゃん!!!!」

ナハト『守護騎士システムを破棄、収集』バチバチバチバチ

シグナム「ぐあああぁぁぁぁぁ!!!!」シュウゥゥ
シャマル「あああぁぁぁぁぁ!!!!」シュウゥゥ
ザフィーラ「うおおおぉぉぉぉ!!!!」シュウゥゥ
ヴィータ「くそっ、お前が!!うわああぁぁぁぁ!!!!」シュウゥゥ

新八「!! 皆ァァァァァ!!!!」


神楽「んごおぉぉぉ・・・!!!!」シュウゥゥ ブチブチブチ

ナハト『!?バインドの物理破壊を確認』

神楽「ウネウネええぇぇぇぇ!!!!私たちをただで食えると思うナァァァァァ!!!!」ガギィ

ナハト『収集を続行、イレギュラー守護騎士をコアモードで強制収容』バチバチバチバチ

神楽「!!!!ハラ下してもしらないアルからな?」ニヤッ

神楽「新八いぃぃぃぃ!!後は頼むネぇぇぇ・・・!!!!」シュウゥゥゥゥ

神楽が消滅していくと同時に、ビルの屋上に闇色の魔法陣を伴ってはやてが転送される。

はやて「くぅ・・・ぅ・・・あれ、ここ・・・どこ?みんなは、どこに・・・」

新八「ァ・・・ァァ・・・・・・そんな、神楽ちゃんが・・・神楽ちゃんが・・・!!」

はやて「新八・・・さん!?神楽ちゃんが、どないしはったん!?」

新八の見つめる方向へとふと視線をずらすと、はやてもまた目を見開いた。
そこには植物のような触手に張り付けにされた守護騎士達が居たのだ。

そして、風に乗って舞い飛ぶのははやてが選んだ神楽の洋服。

はやて「なんなん・・・?これ・・・・・・いやや、皆を返して!!!」

ナハト『了解しました、影響下にある正規守護騎士4名をコアモードに変換し主へと還元いたします』

はやて「!? ちゃう、そうやない!!やめてえ!!!!」

新八「や、やめろおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

はやての叫びもむなしく、触手は狙いを定めると無慈悲に守護騎士達の急所を貫いた。

はやて「!!!!!!」

見開いたはやての視界の中で、守護騎士達の肉体が魔力の光となり、はやての体へと沈んでいく。
今、闇の書が・・・はやて自身が家族を喰ったのだ、そう嫌でもはやては認識させられた。

はやて「う・・・・・・ぅ・・・・・・」

新八「は・・・はやてちゃん・・・・・・・・・?」

はやて「うううああああああああああああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!」

はやての理性とともに、闇が爆弾のように破裂する直前。
銀色の道が新八を救い出した。

新八「ぐっ・・・はやてちゃん!?はやてちゃんんん!!!!!」

銀さん「落ち着け新八ぃ!!!!よく見ろ!!!!」

新八「!!??」

管制人格「また・・・すべてが終わってしまった。せめて主達には安らかな眠りを・・・すべての敵には、滅びの光を」

なのは「はやてちゃ・・・!!!!」

フェイト「あれが・・・!!!!」

管制人格「・・・・・・闇に沈め」ずああぁぁぁぁぁ

なのは「!!!!」プロテクションエクシード

フェイト「なのは!!」

銀さん「洞爺湖ぉぉぉ!!!!」

洞爺湖『心得たり!!』プロテクション+木刀強化

新八「銀さん!?」

管制人格「デアボリック、エミッション」ズガアアアァァァァ

数日アクセスできなくてビビった……
とりあえず本日はここまで

キャラ崩壊とか結構ありますからね、受け付けない人は本当に最初の文読んで引き返してほしいです。
しかしアンチと喧嘩はVIPの花、とりあえず私は妄想できるだけ書くだけですから
書くのが楽しいんです、書いて楽しいと笑いあうのが楽しいんです。SSVIPってそういうもんだと思います。

銀さん「んごおぉぉぉぉぉおおお!!!!」ガガガガガガガ

なのは「くうぅぅぅ・・・・・・!!!!」ガガガガガガ

フェイト「なのは!!」シールドツイカ

洞爺湖『警告!耐久力のが限界にちかかかかか』

銀さん「ふんばれええぇぇぇ!!!!」
銀さん「んごおぉぉぉぉぉおおお!!!!」ガガガガガガガ

なのは「くうぅぅぅ・・・・・・!!!!」ガガガガガガ

フェイト「なのは!!」シールドツイカ

洞爺湖『警告!耐久力のが限界にちかかかかか』

銀さん「ふんばれええぇぇぇ!!!!」

ZIM『転移』

銀さん「!! ぱっつぁんよぉ、初めからそうしてくれや」

新八「すいません・・・はやてちゃんのことで呆けてしまって」

銀さん「ったく、面倒くさいことになったな」

なのは「銀さん!!」

銀さん「!!!!」

管制人格「主の敵を殲滅する・・・最大の難関はお前だな?」ビュオ

銀さん「こんの・・・っ!!」ゴォッ

管制人格「遅い」シュヴァルツェヴィルクング

洞爺湖『』ボキィ

銀さん「がぁっ・・・!!!!」メキィ

ズガァァァァァ

なのは新八「「銀さんんん!!!!」」」

管制人格「次はお前達だ・・・」ギギギギ

銀さん「待てよ姉ちゃん」

管制人格「!?」ガッ

銀さん「あいにく俺の装備は呪われてるんでねえぇぇぇぇ!!!!」ゴシャアアァァ

洞爺湖『りぃかぁぁばりいぃぃぃ』シュウゥゥゥ

なのは「・・・」ホッ

管制人格「・・・・・・・」パララララララ

新八「あ、あれは!!!!」

バルムンク・フェザリオン「・・・・・・」

新八「バルムンク・フェザリオンほんとに出てきたああぁぁぁぁ!!!!」

銀さん「何でコンナトコにまででてくんだぁぁぁ!!!!」

管制人格(なんか書かれてるページがあったから出してみた・・・使えそうだな・・・)

バルムンク「咎人達に漆黒の闇を・・・はああぁぁぁぁぁ」

銀さん「やばいやばいやばい今度こそ元祖ヘルズファキナウェイ撃つつもりだぞ!!!!なんとかの惨劇起こす気満々だよ!!!!」

なのは「ふぁ、ふぁきなうぇ!?」ラウンドシールド

銀さん「なのはあああぁぁぁ!!!!シールド入れてええぇぇぇぇ!!!!」ダダダダダダ

なのは「ふえぇ!!?」

バルムンク「ヘルズ・ファキナウェエエェェェェイ」ビュッ

シールド「 」べちゃぁ

なのは「 」

管制人格「 」

新八「って」

銀さん「こっちでも猿並かよバルムンクうぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

バルムンク「ふはははははは!!!!」ビュビュビュビュビュ

なのは「いやああああぁぁぁぁぁ!!!!砲撃並の質量がああああぁぁぁぁ」シールドキョウカキョウカキョウカ

銀さん「ふんばれなのは!!!!所詮う○こだ!!!!」

なのは「いや○○○の時点で無理いいいぃぃぃぃぃ!!!!」

新八「闇の書さん止めてええぇぇぇぇ!!!!闇にでも何でも沈むから止めてええぇぇぇぇ!!!!」

管制人格「・・・!?・・・・・・!?」オロオロ

銀さん「ぜんぜん制御できてねぇじゃねぇかああぁぁぁぁ」

新八「駄目だったんだ!!やっぱ手書きされたのいけなかったんだ!!!!」

バルムンク「ふぅ・・・」シュウゥゥゥゥ

銀さん「助かった、収まったら消えるのか・・・・・・」

新八「あの、白い子が髪の毛まで白くなっちゃってるんすけど」

なのは「 」


管制人格「・・・・・・すまない」オロオロ

フェイト「・・・なのは!!」

なのは「 」フラッシュムーブ

管制人格「!! 後ろか・・・」

なのフェイ「「止まれぇぇぇぇぇ・・・!!!!」」ズドオオォォォォ

ガギン

銀さん「!! 両手で防ぎやがった!!」

新八「そんな、片手であの砲撃を!?」

管制人格「撃ち貫け」ブラッディダガー

チュ・・・・・・ドン!!!!!

銀さん「くそっ!!」

なのは「やっぱり強い・・・!!」

管制人格「早く眠ってくれ・・・・・・私は、もうすぐナハトに人格を浸食されてしまう・・・その前に主の望みを叶えてやらなければならない・・・」ツゥ

なのは「!!!!」

銀さん「主の望みぃ・・・?」

管制人格「主はやては最後の時に望まれた。これがすべて悪い夢であってほしいと・・・故に、主には最後の時まで幸せな夢を、そして敵には永久の闇を・・・」

銀さん「てめぇ・・・!!本気で・・・・・・」

新八「本気で言っているのか!!?」

管制人格「ゆがんでいることはわかっている・・・だが、我は闇の・・・ただ主の望むままに」

ヒュ・・・・・・

管制人格「!!!!」

新八「勝手なこと!」ゴキィ

なのは「ごちゃごちゃ!!」アクセルシューター

銀さん「抜かしてんじゃ」バキドカ

フェイト「なああぁぁぁぁぁい!!!!」バチバチバチィ

管制人格「くぅぅ・・・!!!」

新八「主の望みぃ!?歪んでいるのが解ってるなら、何で現実を変えようとしない!!!?」バシッ ガッ ガッ

銀さん「安らかな眠りだの何だの、流行だかしらねぇが、泣きながら言われても説得力なんざあるかああぁぁぁ!!!!」ズガガガァ

管制人格「っ!!!!私は闇の書、感情など、悲しみなど・・・ない!!!!」

なのは「本当に悲しくないのなら、あなただって泣いたりなんかしないよ!!!!」ズドドドドドォ

フェイト「大切な人にあんな涙を流させて、平気な人なんかいるはずない!!!!」ズドォ

管制人格「この涙は、主の涙で・・・・・・」

新八「そうさ、惚れた女を泣かせるような奴ぁ!!!!」ヒュバッ

銀さん「親子でも兄弟でも関係ねぇ!!!!」ゴァッ

銀八「「チンかすじゃボケエエエェェェェェ!!!!」」バキイイィィ

管制人格「!!!!」

なのは「チン・・・?」

フェイト「かす・・・?」

新八「まったく、そんな男にはなりたくありませんよ・・・ね、銀さん」チャキ

銀さん「全くだ新八くん」チャッ

管制人格「そうだ・・・おまえも、主の家族だったな」スッ

新八「!!!!」シュウゥゥゥ

フェイト「!! 新八さん!!」バッ

管制人格「ちょうどいい、おまえも眠れ」

フェイト「ッ あぁっ」シュウゥゥゥ

銀さん「し、新八いぃぃぃぃぃ!!!!」

なのは「フェイトちゃぁぁぁん!!!!」

シュウゥゥゥ・・・バダン

闇の書『吸収』




新八(あれ、それが真っ暗だ)

フェイト(あれ?真っ暗なのは私?)

新フェイ((あれ、ていうか・・・僕ら(私たち)・・・))



妙「新ちゃーん、朝よー」

新八「んぁ・・・姉上?」

妙「もうすぐ門下生がきちゃうわよ?師範代がそんな調子じゃあ生徒に示しが突かないわよ?」

新八「門下生?・・・あれ、闇の書は?はやてちゃんは?」

妙「もう、何を言ってるの新ちゃん。はやてちゃんはまだ江戸に帰ってきてないでしょ」

新八「???」



フェイト「ううん・・・・・・」

アリシア「あ、フェイトやっと起きたー」

フェイト「!? あ、アリシア・・・?」

プレシア「フェイトー、ご飯冷めてしまうわよ?」

フェイト「・・・っ、母さん」ビクッ

フェイト「・・・・・・・・・!」

???「まったく、フェイトはお寝坊さんですね」

フェイト「リニ・・・ス・・・?」

リニス「?」




 海鳴市沖


 ひきよせろ 魂を  

銀さん「でぇぇぇりゃあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

 たぐりよせろ 生を 

なのは「ディバイイィィィィン、バスタアアァァァァァァ!!!!!」

 しがみつけ すがりつけ

銀さん「ボインボインンンンンンン!!!!!!!!」

 どんなになっても

なのは「私達の護るものぜんぶううぅぅぅぅっぅ!!!!!!」

銀さん「返しやがれえええぇェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!」

管制人格「はああぁぁぁぁぁ!!!!」ドゴォ

なのは「・・・っ」

銀さん「・・・ゴフッ」

 護り抜け・・・!!

銀さん「げほっ・・・・・・よぉなのは、まだ行けるか」

なのは「大丈夫だよ、銀さんとレイジングハートが護ってくれてるから」

RH『敵は非常に強力です、何か隙を突くことさえできれば』

銀さん「レイジングハートよぉ、おまえも解ってるじゃねぇか」

RH『当然です、インテリジェントデバイス・・・不屈の心でもあるのですから』

なのは「だから私たちは決して折れない」

銀さん「上等ぅ・・・!!」

管制人格「貴様らああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バヂィ

管制人格「!!!?」

リンディ『臨時的に、リミッターを解放するわ。でも良いの?魔法を使いすぎると、あなたの体はますます・・・』

????「知ったことではないわ、あの子はアリシアにとっての希望・・・アリシアを目覚めさせることができても、あの子がいなければ意味がない」

管制人格「オーバーSランク・・・・・・っ」

銀さん「まったく・・・無茶しやがって、ババア」

プレシア「娘を・・・返しなさい、この出来損ない!!」





今日はここまで
As編が終わったらStS編とGoD編どっち先にしよう…

水色「はーっはっは!!ボクさんじょーう!!」

赤色「遅くなりました、師範。水色がアニメに夢中で引っ張り出すのに手が掛かりまして」

新八「は、はぁ・・・・・・」ボー

赤色「? どうかなされましたか、師範?」

新八「い、いやぁ・・・ボクも寝ぼけてるのかな、なんだか記憶が混乱してて」

赤色「ふふふ、そんなんだから師範は駄眼鏡とか呼ばれるのですよ」

新八「いや棒読みで笑いながら辛辣な言葉投げかけてくるのやめてくんない!?」

水色「やーいやーい、そんなんだからグッズとかあまり売れないんだよー」

新八「なっ・・・オメー等ゲームだけの殆どパラレル設定のキャラのくせにグッズ売れてるからって調子乗ってんじゃねぇぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
今日は素振り100回追加!!」

水色「ええぇぇぇぇぇ!?」

赤色「ふふ、いつもの師範です」

妙「あらあら、今日も元気ねぇ」

紫色「くっくっく、今日もきてやったぞお妙、今日も例のものをいただこうか」

妙「あら王様、はいはい」


リニス「はい、アリシア」

フェイト「・・・」オロオロ

アリシア「? どーしたの?フェイト?」

プレシア「しかし江戸に引っ越して数年になるけど、住めば都とはよく言ったものね」

リニス「そうですね、空気は汚いし攘夷志士はいるし・・・でもプレシアの病気も今はすっかり治ってよかったです」

アリシア「それにお母さんほどの技術者ならあちこちで引く手あまただもんねー」

プレシア「ほんとクビにされたときはどうしようかと思ったけど、なるようになるものねぇ」

テスタ一家「「「HAHAHA」」」

フェイト(どうしよう・・・・・・あきらかに解説してくれてるけど)ダラダラ

フェイト(これ、夢だ・・・・・・だって、私がいるのにアリシアが生きているはずがない)

フェイト(それに、母さんも・・・・・・)

プレシア「フェイト?」

フェイト「っ!!!!!」

プレシア「まったくもう、どうしたのよフェイトったら」

アリシア「フェイトお寝坊さんになることもあるんだねー」

リニス「そりゃそうですよ、なにせ今日は日曜日です。日曜日は、学校に行かなくてもいい日なんです」

テスタ一家「「「HAHAHAHAHA」」」

フェイト「 」ビクビク

フェイト(そりゃビクリともするよおぉぉぉぉぉ!!!!なにこの出来損ないのオーマイキー的な流れ!!パクろうとして失敗したの目に見えてるよ!!脚本の限界が早くも見えてるよぉぉぉぉぉ!!)






残念ながら多忙につき今日はここまで、次は火曜になります
あげらんない期間のうちに、GoD編のプロットを書きます。
ちなみにGoD編は事情によりA's編とBoA編と混ざるます。

プレシア「ほらフェイト、お父さんにおはようは言ったの?」

フェイト「えっ!?」

フェイト(どういうことだろう…ここは多分取り込まれた人たちの記憶から作られた世界のはず……)

フェイト(なのに父さんがいる…!?私もアリシアもお父さんはおぼろげにしか覚えていないのにそんなことがあり得るの!?)

フェイト(でも…まさか、これが現実だったらあり得るかもしれ)

長谷川「おう、フェイト。おはよう。」

フェイト「 」(※K点超えの顔

プレシア「泰三、そんなに遅いとまた会社くびになるわよ」

長谷川「そん時はお前が養ってくれるだろ?」

プレシア「もう、泰三ったら」

イチャイチャ

フェイト「 」

フェイト「ま……」

フェイト「マジでかあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



新八(何でだろう……何かが足りない)

水色「はーはっはー!みてみて師範、この構えかっこよくない!?」

新八「いやそんなギニュー特選隊みたいな恰好からどうやって切りかかるつもりだよ!!」

新八(道場の復興、温かい家族、平和な日常)

水色「こうやって」ゴシャア

新八「ぎゃああぁぁぁぁ!!!!」ドゴォ

新八(いや、平和じゃなかった…)

新八「SSだからって擬音だけで攻撃してくるなああぁぁぁ!!!」

水色「あっはっはー師範よわーい」

新八「うるさいよ!!!!何でうちの門下生になったのこの子!?」

新八「赤色ちゃんも何とか言ってよ!!僕一人じゃこの子突っ込みきれないよ!!」

新八(でも、ここには僕の望むものがすべてある……まるで、夢みたいに)

赤色「先生のツッコミはいつ聞いても面白いです、何と言いますか…必死さが愉悦?」

新八「意外にこの子もダメだドSだったああぁぁぁぁぁ!!!!」

フェイト「……」ズウゥゥン

アリシア「フェイトーフェイトー、何でそんなに塞ぎ込んでジャンプ読んでるのー?」

フェイト「いや…まだ私にもこんな未練があったんだなーって思って……」アハハー

アリシア「……やっぱり全部ばれちゃってるか」ハァ

フェイト「ばれるわあああぁぁぁぁ!!!!」ガタァ!!

フェイト「あの似非おーまいきーやその辺で拾ってきたお父さんでごまかせると思ってたの!?どれだけ演技力に自信があってもあの脚本はないよ!!!!」

アリシア「な、なんか吹っ切れちゃってるねフェイト」タジ 汗

フェイト「そりゃあ、先生と一緒に過ごしてるから」

アリシア「……やっぱり、この夢よりも現実の先生のほうが大事なのかな?」

フェイト「……」

アリシア「…すこし悲しいな、偽物でも私はあなたの記憶から再構成されたアリシアなんだよ?」

フェイト「本物も偽物もないよ」

アリシア「……?」

フェイト「アリシアが私の魂の中で生き続けていること、それがわかっただけでも私もうれしい」

フェイト「偽物よりも現実が大事?そんなことない、全部大事だよ」

アリシア「……っ」

フェイト「でもあの母さんはちょっと不気味」

アリシア「やっぱり?」

フェイト「それに……先生はね、幸せなことに逃げないんだよ」

アリシア「幸せなことに、逃げない?」

フェイト「この世界は確かに幸せだよ、だけどそこに逃げてたら私は一生進めない…魂がそのまま錆びていっちゃうと思うんだ」

アリシア「……そこまで言われちゃあ私も止めるわけにはいかないね」

フェイト「アリシア……」

アリシア「行こう?ほかの子たちを連れて、ここを出ないと」





今回はここまで、別所でのオリジナル小説のためちょっとこっちがゆっくりになってます

新八「はぁ……はぁ……」

青色「はっはっはー!!無敵に素敵にかっこいい!!僕さいきょーう!!」

新八「まったく、敵わないなぁ」

お妙「ほらみんな、今日のお稽古はそのくらいにして支度しないとでしょ」パンパン

新八「あれ、今日なんかありましたっけ姉上?」

お妙「何言ってるの、もう今日は本当にお寝坊さんねぇ」

新八「えっ…」

???「がっはっはっは!たるんどるのう!!」

新八「 」

お妙「あぁ、もうお帰りになられたんですか?言ってくれれば迎えに行ってたのに……」

青色「あ、じゅくとーう!また技教えてよ、ビームサーベルかっこよかった!!」

???「はっはっは、アンタ本当に人間か?」

新八「あ、あぁ…そんな……」

???「んん?しばらく会わんうちに、なんて顔するようになったんじゃい」

尾美一「元気かよ、新坊?」



銀さん「であああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

なのは「せぇ----------!!!!」

闇の書「っ!!!!」ガギィ

プレシア「消えなさい!!!!」バヂィ

銀なの「「ちょ」」

闇の書「!!!!」ドン!! ゴバァ!!!!

銀さん「っぶねーんだよクソ婆ぁ!!!!」

なのは「わざとなの!?今のわざとなの!?」

プレシア「チッ」

銀さん「おい誰だこの婆ァ呼んだの!!!!コンビネーションのこのじもねぇよ!!」

なのは「帰ってください300円上げるから!!!!」

闇の書「お前たちは……そんなに憎み合っているのに、どうして夢を拒む…眠ればだれもが争うことなく、永遠に続く幸せな最期を迎えられるというのに」

プレシア「さぁねぇ……私もそれを、願っていたはずなんだけど」ジャキッ

なのは「永遠なんてないよ」ジャキッ

闇の書「・・・・・・」

銀さん「俺たちを見てもわからねぇかねーちゃん?確かに俺たちはすんげー仲悪くてむしろ死んで欲しいって思ってるくらいだがなぁ……お互いとんでもなく強いってのは良く解ってるんだよ」

闇の書「強い…?」

銀さん「あぁ、魂がな!!」ブォ

フェイト「はぁっ…はぁっ……」タッタッタッ

アリシア「ね、ねぇ。フェイト?」トコトコトコ

フェイト「なに?」タッタッタ

アリシア「どこ行くか知ってるの?」トコトコトコ

フェイト「 」タッタッタ

フェイト「どうしよう…時の庭園ならまだわかるけど、江戸全然わかんない」

アリシア(お姉ちゃん妹の今後が心配になってきた……)



お妙「どうしたの、新ちゃん…」

新八「姉上……これ、夢なんですよね?」

お妙「……っ、いやだわ、なんでそんな事」

新八「だって、一兄いが生きてるわけないじゃないですか……一兄ぃが生きてたら、僕なんかが師範をしてるはずがない…違いますか?」

お妙「……やめなさい」

新八「でも!」

お妙「やめなさいって言ってるでしょう!!!!」

新八「っ」

お妙「夢だって……良いじゃないのよ」

新八「姉上……」

お妙「オビ一兄様が生きてるのなら、どんな世界でだっていい……」

尾美一「ヨォヨォヨォ!!どうした二人ともそんな所でしけた面しよってからに!!!!」

新八「一兄ぃ」

オビ1「忘れたんか……俺たちの天道無心流の教え」

新八お妙「「……!」」

オビ1「いいか二人とも、涙っつーのはな…流せば辛い気持ちや悲しい気持ちも一緒に洗い流してくれる便利な代物だ
    だが人生には涙なんかじゃ流せん大きな悲しみがある。涙なんかじゃ流しちゃいかん 大切な痛みがある。
    だから本当に強い人間ってのは……」

新八「泣きたい時程笑うのさ」スッ

お妙「!」

尾美一「 」ニカッ

新八「痛みも悲しみも全部抱えてそれでも笑って奴等と一緒に歩いていくのさ…」トッ トッ トッ

お妙「新ちゃん……」

尾美一「……よぉ、良い顔するようになったな、新坊」

新八「ありがとう…一兄ぃ」ス…

新八「志村新八、行ってまいります」ニカッ

魔法少女伝奇がひと段落したので今日から更新再開します。
予告から一日遅れてしもうてホンマスンマソン!!

はやて「ぅぅ・・・・・・ん」

闇の書「我が主・・・・・・どうかお眠りください」

はやて「んん・・・・・・なんか、大事なことがあったような気が」

闇の書「あなたの大切なものは、すべて夢の中にあります」

はやて「いや・・・・・・そや、ないねん」ウトウト

はやて「それは、ここに・・・」ウト・・・

闇の書「・・・?」タプン



新八「此処だ・・・」

フェイト「此処って・・・」

新八「あぁ、何時だって僕たちの大切なものは此処にあったんだ!!」

新八「万事屋・・・・・・!!」

 それは、新八にとって半年ぶりの万事屋だった。
 胸中に望郷の念がこみ上げる、しかし此処は本物ではない。
 その証明のように、万事屋は他者の進入を拒むような黒い殻に包まれていた。

フェイト「新八さん、いいですか?」

新八「ええ、思いっきりやっちゃってください」ニカッ

フェイト「・・・・・・わかりました」バチバチバチバチ

新八「ジミーも行けるね」

ZIM『了解』

フェイト「ザンバーフォーム・・・スプライトザンバー!!!!」ガチャガコン バリバリバリバリィ

新八「せーので行きますよ!!!!」

フェイト新八「「せぇぇぇぇのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」

バギイイィィィィィィィィ

新八「!!!!」

世界が砕けていく・・・思い出と幸せの詰まった夢が、魔道言語のプログラムとなって消えていく。

その中には尾美一の姿も、アリシアの姿もあった。

新八「一兄ぃ」

フェイト「アリシアお姉ちゃん」

新フェイ「「行ってきます・・・!」」

一アリシア「「行ってらっしゃい・・・!」」

闇の書「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」ジャアアラララララ

銀なの「「!!?」」ジャラララァ

闇の書「お前さえ!!!!」ブゥン

なのは「きゃああぁぁぁぁ!!?」ジャララァ ギュルルルルル

銀さん「うおおぉぉぉ!!?ぶげらぁ!!」ギュルルル ドカッ

銀さん「うっぷ、おえっ。吐きそう・・・」グプッ

なのは「こんなところでやめて!!!?」プラーンプラーン

プレシア「何をする気・・・!!?」

闇の書「まずは覚醒の原因を叩く・・・・・・」ズアアァァァァ

闇の書「眠れえええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ズアァギュルルルルル

なのは「・・・!?何の音!?」

銀さん「おいおいなんか嫌な音すんぞ?」ギュイイィィィィ

 ガガガガガガガガガゴバァ

なの銀「「 」」

銀さん「い゙や゙ああぁぁぁぁぁぁぁぁ戦闘妖精シャザーンはいやだああぁぁぁぁせめてベティつけてええぇぇぇぇぇ!!!!」ジタバタ

なのは「落ち着いて銀さん!!!!ていうか誰それ!?」

プレシア「・・・っダメ、弾けない・・・!!!」バヂィ

新フェイ「「ぜあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」

ズバアアアァァァァァァァァァァァァァァ

プレシア「フェイト・・・・・・!!!!」

フェイト「母さん・・・・・・!?来て、くれてたの?」

プレシア「・・・・・・ふん、貴女がいなかったらアリシアが悲しむわ」プイッ

フェイト「・・・・・・やっぱり独身の母さんの方がいいや」ボソッ ニコ

プレシア「そんなに鞭がほしい?」


バギン!!!!

はやて「!!!!」ハッ

闇の書「!!!!」

はやて「おっぱいいぃぃぃぃぃ!!!!」ガバァ

ゴ ン

はやて「思い出した・・・全部思い出したんよ!!どうしてこうなったのか、此処がどこなのか!!」タンコブ

闇の書「我が主・・・!!どうか、どうかお眠りください・・・っ」

はやて「・・・」

闇の書「ナハトを止められないのです・・・もうすぐ私は意識を失い貴女を殺してしまいます
   その前に、どうか幸せな夢を」

はやて「せやけど・・・・・・それはただの夢や」

ガン!!!! ガン!!!!

神楽「ホアッチョオオォォォゥ!!!!」ゴバアアァァァァ

闇の書「!?」

神楽「オラぁ古本!!!!何時までも私を押さえ込んでられると思うなヨ!!!!」

闇の書「そうか、貴様には最初から記憶が・・・!!!!なら、なぜ今になって主はやての夢見を邪魔する」

神楽「銀ちゃん達と戦ったのははやてのためアル、私は私のために戦うアル
   辛かったけど、きっと銀ちゃんなら解っててくれるアルからな」

闇の書「辛いけど・・・・・・わかりあえる・・・・・・」

はやて「あの子達と過ごして解ったんや・・・貴女も、感じとったはずや」

闇の書「っ」

はやて「神楽ちゃんも新八君も、私の守護騎士である必要はあらへんかった・・・
    それでも、みんなと楽しく過ごしてこれたんはみんながみんな魂を持っとるからや。
    せやから楽しいこともある、譲れへんもののために苦しむこともある。
    荷物があるからこそ、この世界は楽しいんや」

はやて「笑っていきることができるんや」ニカッ

闇の書「我が・・・・・・主」ホロホロ

はやて「・・・・・・名前をあげる、もう呪われた闇の書とか呼ばせへん」

夜天の書「・・・・・・」

はやて「祝福の風・・・祝福のエール・・・西の最終兵器」

神楽「イゴールボブチャンチン」

夜天の書「やめて」




一旦CMです

 これは、悲劇から始まる物語。


 2008年、9月26日。
 青銅欄……人工の綺麗な海に面した平和な街。


「はぁっ…はぁっ…まってよー美香ぁ!」

「にひひ~、この美香の情報網を甘く見たらアカンぜよ~?」

「あぁ、朝露に混ざって散る少女たちの健康的な汗…やっぱり小学校近くに店を構えて正解だったわねぇ♪」

「決闘の申し込みだ!」

「それなら手袋を投げろ」


 少女……晶水マルコは賑やかな友人に囲まれて平和な日常を過ごす、ごく普通の小学三年生だった。

 転校生の正体と、この街の裏で起きている異常の事を知るまでは……

「他の人には、秘密にしておいてほしい…僕はこの意味を奪われたモノの成れの果て――『ブランク』を生みだす『魔術師』を追ってこの街へ来た…」

「魔術師……!?」

 歴史の裏から世界の魔術を取り締る薔薇十字騎士団の魔術師、神賀戸レン。
 青銅欄に巣食う有害な魔術師を追ってきた彼との邂逅で、マルコの運命は動き出す。

「唱えるんだ、ブランクを生み出した魔術を超える…本物の魔法(きせき)の言葉を!」

「王の財宝よ、流れる円環の渦よ、顕現せし『王国』の魔法を示せ。私は『王国(マルクト)
』の魔法使い!
フェオ・ユル・ウル・アンスール!!」

 二人を襲う、魔術師の企みによって意味を奪われたあわれな怪物たち『ブランク』。
 二人の危機を救った天使エリヤの助けによって、マルコはあらゆる流れを操る第十魔法『王国』の力に覚醒する。

 魔法を知り、魔術師の企みを知ったマルコは魔法少女として動き出す。

 そして邂逅するもう一人の魔法使い、ジュリア=F=ヘンデル。

「魔術師にとっての魔法使いなんて言うものは『そういうもの』だ……彼女でさえもそれは既に諦め、受け入れてしまっている……それだけはもう変えようが」

「魔法使いの価値が魔法だけにあるなんて間違ってる!!!!
魔法は願い……人の心を移す力!!魔法使いだって人間なんだ、ブランクにされた人たちだって人間なんだ!!!!」

 魔法使いの宿命に縛られた少女を助けるために、マルコは魔法を開花する。

「人形なんて、いやだ…っ……誰か、助けて……っ」

「それを違うっていうのなら、ジュリアちゃんのためにも…ブランクにされた人たちのためにも
私は負けない……いや、負けられない!!!!」

 誰かを助けられる自分、その憧れを胸に戦うマルコ
 果たして、その戦いの果てに何が待つのか……

「完全な確率と結果だけを求めるなら、神はだた一編の物語を書けば良い
もしあの子が…この町の真相に気がついてしまったならば、その時は……」

私とあの子の戦いが待っている…それだけね」

「あぁ、願おう…その時が来ない事を
その時は、私は貴女の最悪の武器となる
願わくば、苦しみのない終焉を
私達の望みは、ただそれだけなのだから…」


 魔法と魔術
 二つの神秘が行き交う、魔法少女伝奇小説!!

 新約:魔法少女マルクトマルコ

 小説を読もう!にて、ほんのちょっとは好評連載中

ttp://ncode.syosetu.com/n0136bp/

これは、奇跡の残した物語。


2013年、4月25日。


仮想空間アドナイメレク。通称アドナイ。
言葉の垣根が存在しない、世界を覆う完全没入ネットワークサービス。
その中央管制センターで歌う二人の歌声から物語は始まる。

「--っ♪……はぁ、ありがとーございましたーっ♪」

「この度は、私たち【シャイニング】の電子路上ライブに足を止めていただき誠にありがとうございまーすよぃ♪」

アイドルを目指す少女西原兎鞠は、アドナイで引っ越し別れた親友山本勇魚との再開を果たす。

「それじゃいさなん、またね」

「とまりんこそ、またここで会おうね」

しかし、現実世界に帰還する直前

「な……ぇ?」

兎鞠は魔術師、マリー=D=ハロップに囚われてしまう。
兎鞠の素質を見抜いたマリーは彼女を人体実験に用いようとする。

「しかしこのわたくし、実験体には敬意をもって話すのデス
わたくし、アストロノミコン学派の魔術師--マリー=D=ハロップと申します
……あぁ、つっても魔術師ってのすら知りませんよね手前?」

「そいつを知る前に、まっこと残念なことデスがぁ」

「ちょっと、死んでもらうデス?」

「さぁ~て、お仕事始めますかい?」

「そうだね、頑張ろう!」

「主よ、憐れみたまえ(キリエ、エレイソン)!!!!」
「呪われた宿命に我は祈る(キリエ・エレイソン)!!!!」

しかしマリーを追ってアドナイへとやってきた二人
『四年前』を戦い抜いた威光の魔法使いジュリア=F=ヘンデルと、美の魔法使い金奈美香が助けに入る。
しかし……

「もう一度警告したげる、降伏しなさい」

「…嫌だね!!………デス!!!!」

「舐めんな、アドナイ内でなら魔術が使えるからって…魔術で魔法に勝てるのは私の愛する前団長だけだよ」

「……なぁるほど、それも一理あるデス」

「……何?」

「我が愛に栄えあれ(カノニツァティオ)!!!!」

マリーはその場で、既に存在する筈の栄光の魔法を発動させる。
魔法使い同士の戦いに巻き込まれた兎鞠はその中で命の危機に直面した……そのときだった。
四年前の再現のように、突如兎鞠は黄金の光に包まれる。

「聖者は此処に帰還する(カノニツァティオ)」

それは四年前の再現のように現れた。
エリヤと違う魂を宿し、再び降臨した天使サンダルフォン。
記憶のない彼女を優しく抱き止めた兎鞠は
アドナイを巡る力によって新たな魔法に覚醒する。

「まさか……第十…魔法?」

「そんな…だって、マルコは…!」

それは、四年前の奇跡によって世界から失われた筈の王国の魔法だった。

「何かがおかしい……」

「何でアドナイでは魔術を使えるのでしょう……?」

 『アドナイメレク』の謎と真実。

「あたし達はアドナイを、アドナイに集う全ての人を守る…その為なら、あたしは何だって望む!!!」

「良いでしょう、契約してやりますわ……私に力を寄越しなさい!!」

 新たに現れる、アドナイの加護を得た『裏の魔法使い』。

「星の使途……っ、もう来やがったデスか!!」

「あいつは……あいつは四年前……真理奈村をっ!!!!」

 新たな敵、『星の使途』と
 兎鞠の親友を襲う残酷な過去。

「総ては四年前の奇跡、新たなる神話の再現の為に」

 そして、『最後の魔法』再現計画。

 全ての真理が出揃うその時
 仮想の世界は、惑星を賭けた戦いの舞台と化す!!

「あたし達には愛おしいんだ、この仮想の空を照らす星達の必死な輝きが
だから、何が相手でもアドナイに手を出す奴は許さない
それがキャプテンの誇りとか、意地ってやつさ」

「そんな・・・・・・まさか、それが本当なら
 兎鞠ちゃんは、もう・・・・・・二度と現実世界に帰れない!!」

「私のせいなんだ。私が、巻き込んじゃったから・・・・・・とまりん・・・・・・ごめんね、さよならだ!!」

「いさなん・・・そんなの、絶対に認めない!!!!」


科学と魔法が織りなす、もうひとつの奇跡!!
これは続編にして外伝である!!

魔法少女ケーニギンとまりん

小説家になろうにて、連載中。
ttp://ncode.syosetu.com/n6763bp/

       ガシィィン!!
ジャ~ンジャ~ンジャ~ンジャジャジャン♪ジャ~ン♪



銀さん「よお新八、良い顔するようになったな」

新八「はい、志村新八・・・ただいま帰りました!!!!」

銀さん「よっしゃあ!!!!」バキィ

新八「ぶええぇぇ!!?って何すんの!!意味わかんないからさぁ!!!!」

銀さん「うっせーぇぇぇぇ!!!!てめぇらが忘れて平和に暮らしてる間ドンだけ死にかけたと思ってる!!!!いまも体内に爆弾入ってるからねこれ!!!!」

なのは「自分のせいなの、というか銀さんもそれのおかげで思い出したの」

銀さん「よし!!あとはうちのじゃじゃ馬娘とどこぞの姉上だけだな」

新八「・・・・・・・・・ん?あれ、姉上・・・・・・あの姉上は・・・」

『あー、あー、マイクテスマイクテス・・・・・・外にいる方、聞こえますか!?』

「「「!?」」」

銀さん「んだこの声・・・・・・シグナムん家の関西弁主か!?」

はやて『あ、シグナムの仲良しさんこんにちはぁ・・・ってそやなくて!!ちょぉ手伝ってください!!』

プレシア「何ですって・・・?」

新八「うわ・・・!!見てくださいあれ!!!!」

闇の書「うぅ・・・・・・うわああぁぁぁぁ!!!!」ジュルジュルルル



はやて「止まって」



闇の書「!!!!」ジュルジュ・・・・・・ビタァ

銀さん「おいおい、取り込まれたら終わりなんじゃなかったのかあのフェレットもどき博士はよぉ」

ユーノ『フェレットもどき博士じゃありませんフェレットです、あ間違えたユーノです。』ピコン

なのは「ユーノ君!?」

ユーノ『彼女の場合が特殊なんです、融合状態で本人の意識が残っている今なら・・・!!』

新八「は、はは・・・そうだよ、はやてちゃんなら。騎士達も闇の書もみんな認めた主だったじゃないか!!」

銀さん「そんで、どうすりゃ良い?」

ユーノ『あの管制人格を取り込もうとしている、ナハトヴァールのうねうねを純粋魔力でふっとばすんです!!』


ユーノ「全力全開、手加減なしで!!!!」グッ


銀さん「 」

銀さん「はっ、そりゃあまた・・・」クイッ


フェイト「流石ユーノ・・・」ジャキッ


なのは「わっかりやすい!!!!」ジャキッ

新八「銀さん、あの子達、なんかすごいイキイキしてるんですけど」

銀さん「あーあれだ、死ななきゃいいね」

新八「ちょっとおおぉぉぉぉぉ!!!!」

なのは「さぁて、この中で誰が一番イライラしてるか、天下一ストレス大会おっぱじめようなの」ハハハハハ

銀さん「やべーよ怒ってるよ、うっかりACS使ったシーン忘れられちゃってめちゃくちゃ怒ってるよ」

なのは「ようこそ!!私のフルボッコタイムへ!!!!」

新八「なのはさンンンンン!!!!早いよ!!まだフルボッコタイムには早いよ!!!!」



はやて「ほな気を取り直して・・・・・・夜天の主の名において、何時に新たな名を送る。
強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール」

神楽「さだは」ベシッ

はやて「リィンフォース・・・」


なのは「それじゃあ行くよ、フェイトちゃん」

フェイト「そうだね・・・N&F中距離せん滅コンビネーション」ギュオオォォォォォォォ

なのは「ブラストカラミティ!!!!」ギュウォォォォォォォォオオオオ

なのフェイ「「シュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥト!!!!」」ゴバアアアアァァァァ

闇の書「」チョッ ブェッ アッーーー!! ジュウゥゥゥ

新八「結局せん滅する気満々じゃねぇかああぁぁぁぁぁ!!!!」

銀さん「!! 見ろ新八・・・!!」

神楽「うほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい」ヒュルルルルル

新八「神楽ちゃん!!?」

神楽「よぉオメーラ、新八目ぇ覚めたアルか?」シュタッ

銀さん「てめーやっぱり思い出してやがったな?」イラッ

神楽「察せない銀ちゃんが悪いネ、私ずっと居場所が木に戻るの待ってたアルよ」

新八「!! それって・・・・・・」

神楽「やっぱり万事屋はこの三人揃わないとだめネ」ニコ

銀さん「ったく」

新八「とりあえずこれで、万事屋完全復活ですね・・・あとは」

神楽「はやて次第アル」

リィン「夜天の書と、その管制プログラムリィンフォース・・・この身と魔道は、貴女とともに」

はやて「うん、管理者権限発動。守護騎士プログラム破損回帰・・・・・・おいで、私の騎士たち」


銀さん「!!!!」

神楽「あれは・・・」

新八「あの四つの光は・・・・・・!!!!」


 パキイィィィィィン


シグナム「我ら、夜天の主の元に集いし騎士」

シャマル「主ある限り、我らの魂尽きることなし」

ザフィーラ「この身に命ある限り、我らは御身の元にあり」

ヴィータ「我らの主、夜天の王、八神はやての名のもとに!」

新八「みんな・・・!!」

シグナム「侍よ、お前たちは己の魂に仕えるもの」

ザフィーラ「それは我らも同じこと」

ヴィータ「あたしたちの魂は、いつもはやてと共にある!」

シャマル「だから、新八君と神楽ちゃんは、自分の魂に仕える侍でも・・・私たちの仲間よ」

新八「・・・・・・・はいっ!!」



リィン「修復完了・・・しかし、ナハトの暴走は止められません。システムは切り離すことに成功しましたが、じきに暴れ出します」

はやて「うん・・・・・・まぁなんとかしよ」

ジャキッ

はやて「夜天の祝福我が手に集え、リィンフォースセットアップ!!」




???「くくく、ついに時は来た・・・・・・」

???「夜天の王、その覚醒を持って私たちも目覚める」

???「スーパーフルボッコタイムの始まりだーっ!!!!」

???&???「「・・・・・・」」

???「あれ、え?どうしたの?」

???「いや、なんかこれからの私たちを暗示するような」

???「いやそんな事はない!!!!今の我らには、これがあるのだからなあぁぁぁ!!!!」



今日はここまで。
マルマルもケーとまも案の定誤字まみれです(爆

なのは「はやてちゃん…!!」

はやて「うちの子たちが迷惑かけてもうてごめんなぁ」スタッ

銀さん「ク、クララが立っ……飛んだああぁぁぁぁ!!!!」

新八「銀さん、やめてください。ていうか空気読んでください」

はやて「みんなにも、心配かけてもうたなぁ」

ヴィータ「…っ!!うわぁぁぁん!はやて、はやてぇ!!」エーンエーン

はやて「よしよし」

シグナム「銀時……」

銀さん「あ?」

シグナム「夜天の書の……ナハトヴァールの真実から我々は目を背けていたのかもしれない。お前は、決闘の申し込みを受けてまで私たちにそれを気付かせようとしてくれた……すまない」

銀さん「誰だって、大切なもん守るためには無理も無茶も押し通したくなるもんさ・・・・・・そいつを俺は否定する気もねぇし、否定もできねぇ」

フェイト「先生・・・」

銀さん「だがよ、だからこそがんばったら次は尻拭いせにゃならねーだろ」

シグナム「あぁ、そうだな・・・・・・まったく、気持ちの良い男だ」フッ

シグナム「……然らば、決闘の約束は」

銀さん「あ?そんなん……」

シグナム「日を改めて決行という事で良いな?」ズズイ

銀さん「あの、シグナムさん?なんか息荒いんですけど?」

クロノ「話の腰を折るようで済まない、夜天の書の主と管制人格だな?」ヒューン

神楽「あ?何アルかあの空気読めなさそうな黒いノ」

クロノ「ッ!!!!時空管理局執務管、クロノハラオウンだ」ピクピク

クロノ「あの黒い塊が切り離された自動防御プログラムで間違いないか」

リィン『あぁ、その筈だ……しかし想定よりもプログラムの復旧速度が速い』

クロノ「じゃあ時間はない、早急に作戦を立てる必要がある……」

 あーだこーだ

銀さん「宇宙までぷっ飛ばして戦艦の主砲で消滅たぁ、なかなかエグイ考え思いつくなお前」

なのは「だってぇ、」

新八「シャマル先生この子砲撃中毒になってる治してあげてぇぇぇ!?」

シャマル「あぁ、そうね。砲撃中毒は無理だけど作戦前に…クラールヴィント、癒しの風を運んで」フワワワ

なのは「!」

銀さん「おぉ」

シャマル「湖の騎士シャマルと風のリングクラールヴィント、癒しと補助が本領です」

銀さん「ますますラスボス前の休憩っぽくなって来やがったな」

神楽「いい年こいてパンチラぎりぎりとはヤルアルなシャマル」

シャマル「神楽ちゃーんちょっと黙ってて」

???「そうとも、まぁ勝のは勇者でなく魔王といったところかのう」

「「「!?」」」

 海中によどむ黒い塊の上に、三つの人影が見える。
 その姿にその場にいる全員が息をのんで目を見開いた。

新八「な……!!!あれは!!!」

赤色「先ほどぶりです、師範」

なのは「私と、そっくり!?」

水色「ラスボスの登場だ!!」

フェイト「私にも…でもなんか、ちょっと口調がかわいい」

紫色「くっくっく、この姿では初めてお目にかかるな。管制人格よ」

リィン『……っ』

はやて「私のそっくりさんまでおる…!!」

リィン『ナハトヴァールの構築体…マテリアル!?しかし…今まで彼女らが人格を持って現出したことなど…』

統べ王「我は黒天に座す闇統べる王……本来であれば心地よい闇の中で微睡んでおったところだが、書が取り込んだ塵芥どもが負荷をかけまくってくれたおかげで処理速度が低下したようだな」

星光の殲滅者「我らがいる限り、闇の書の闇は終わらせるわけに参りません」ジャキ

統べ子「尤も…まどろみの中、闇の書が興味深いエネルギーを生成する機関を取り込みおった故に、我らの力もほぼ無限よ。そう簡単に滅ぼされはせんがなぁ!!」

はやて「そんな・・・・・・!!!!」

銀さん「ごちゃごちゃうるせーよ」ザッ

統べ子「!?」

神楽「要するにお前等ブッ倒せばこんなフザケた呪いは終わるんダロ」ザッ

統べ子「・・・・・・」

新八「世界を滅ぼすロストロギアだかなんだか知りませんが・・・僕ら万事屋三人揃ったからには、もう何も失わせはしない!!」

統べ子「はっ、そこの赤団子はともかく、闇の書の浸食に振り回されておったメガネのいうことなど・・・」

神楽「万事屋ナメんなよ、万事を守り続けてきた私たちの本当の実力、見せてやるヨ」キュッ

銀さん「そういうこった、お前等!!」

なのフェイはや「「「!!!!」」」

銀さん「ここは俺たち万事屋が請け負った!!」

新八「だからなのはさんたちは安心してナハトヴァールを!!!!」

神楽「あの黒いのをブッ叩くネ!!!!」

統べ子「嘗めてくれるな塵芥ァァァァァ!!!!」

星光「せん滅者の名の通り、せん滅させてもらいましょう」

雷光「んーよくわかんないけど、しはん勝負だー!!!!」


その時、海上に鎮座した丸く巨大な闇の塊が大きく脈打った。

クロノ「・・・!!始まる!!」

はやて「夜天の魔道書を、呪われた闇の書と呼ばせたプログラム・・・・・・ナハトヴァール、浸食暴走体!」

統べ子「違うなぁ、最早あれは闇の書の闇をさらに濃くしたもの・・・・・・ダークマター製造期間を備えた、哀れなる闇よ!!!!」

 砕けた闇のからから生まれでたそれは、今まで収集してきた魔法生物がぐちゃぐちゃに集まったかのようなグロテスクな巨体、そしてその天辺に座す相反する神聖さを感じさせる光輪を背負った女神のような・・・・・・

お妙暴走体『ぶわはははははは!!!!お弁当の時間にしてやろうかああぁぁぁ!!!!』

 何かを握るお妙の姿だった。

銀さん「 」

新八「 」

神楽「 」


万事屋「「「お・・・・・・お前かいィィィィ!!!!」」」



エイミィ『中心の人型ボディに生体反応!?一般人を取り込んでる!!』

フェイト「・・・!!あの人、新八さんの道場でみた・・・新八さんの姉上さん!?」

なのは「そんな、どうして!!」

ヴィータ「・・・!!おい見ろあれ!!」

 ニギニギニギ・・・・・・ポイッ

ヴィータ「なんか握って食わせてんぞ!!!!」

リィン『空間を圧縮してダークマターを生み出し、浸食暴走体に食わせているのか!!』

お妙暴走体『卵焼きだあああぁぁぁぁぁ!!!!』チュドオォォォォ

ヴィータ「うわ撃って来やがった!!」

シャマル「とにかく、作戦通りに!!ヴィータちゃん、なのはちゃん!!」

ヴィータ「応!!」

なのは「はいっ!!!!」

ヴィータ「鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン!!!!」

なのは「高町なのはとレイジングハートエクセリオン、行きます」



銀さん「あれ俺たちもやっといたほうがいいの?」

新八「やっときましょうよ一応」

神楽「夜兎族神楽と番傘アル!!!!」ザッ

雷光「雷光の襲撃者と、バルフィニカス!!素敵に無敵にいざ参る!!!!」ザッ

神雷光「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」」


星光「馬鹿共が始めてしまいましたので、星光の殲滅者と申します。こちらはルシフェリオン」

新八「恒道館道場、天堂無心流跡取り志村新八とジミーヘブンリー!」

星光「闇の書と分離した時点で我らは丸裸も同然、あの状態の浸食暴走体を止められるとも思いませんが……ですが私はこの状況、少し感謝しているのです」

新八「……?」

星光「私自身の手で、師範の良い悲鳴を奏でられる事が!!」バシュ

新八「まてえええぇぇぇぇぇ!!!!的だから仕方ないけどどんだけドSなんだあぁぁぁ!!!!」サッ サッ


銀時「坂田銀時でーす、趣味は糖分接種特技は目を開けたまま寝ることでーす」

統べ子「な、真面目にやらんか!!!!」

銀さん「あ?銀さんいつも真剣だよ?」

総べ子「ぐっ……気に入らんな、その嘗め腐った態度…我は黒天に座す闇統べる王、エルシニアクロイツにて打ち滅ぼしてくれるわぁ!!!!」




本日はここまで
人が増えるとごちゃごちゃして大変……StS編いけるかな俺…

 そこは万事屋、案の定絵は動かない……

新八「……あの、決戦直前でいきなり長期不在やらかしていきなりこれですか」

神楽「かろうじて生存報告として、やる気も反省も全くうかがえないネ」

銀さん「しょうがねぇだろ?引っ越しで暫く来れなくなるの分かってて引っ越し済んだら謝ろうなんて甘ぇ事考えてたらコレだよ」

フェイト「しかもその間にPOMERAが壊れるならまだ予想できるけど」

なのは「バックアップ入れてたマイクロSDごと携帯をトイレにドボンするなんて誰も予想できないの」

新八「ですよねー……で済むかあああぁぁぁぁぁぁ!!!!何今時両さんでもやらないような負の連鎖やらかしてんだ作者ああぁぁぁ!!!!」

銀さん「それがあいつのリアルラックだろうが昔から、床屋いったら何故か坊主にされ、治ったらそれまでのサラサラヘアーが急にちぢれ天然パーマになるなんで奇跡かました作者だぞ?」

新八「あぁ、それで銀さんさっきから作者庇ってるわけですか」

銀さん「小説をちょっと評価してもらったっていう成功の後に、なぜか必ず不幸に見舞われるそれがここの作者だ。大学受かればトイレが壊れケツに重傷を負い、TRPGのオンセで感動のリプレイを完成させたらオフの帰りに路銀が底をついて途方に暮れ、小説大賞用の小説完成させたら投稿する前にスズメバチに刺されぶっ倒れる…そんな作者だぞ!!!!」

新八「庇護どころか殆ど作者の愚痴!?というか結局その年中には投稿できなかったじゃねーか、とっととファンタジアにでもオーバーラップにでも良いから投稿しろ作者あぁぁぁ!!!!」

神楽「奇跡というより粗忽ネ。この前だって武装神姫バトマスのマリーセレス買ったと思ったら武装セット買っちゃったとか言ってマジ凹みして結局バトルサムライズ(笑)をエタったばかりアル」

たら子「……」イジイジ

神楽「その癖オリジナル小説二つ並行しようなんて図々しいにもほどがアルネ作者!!!」

新八「まったく、だからバックアップはなろうに保存しておけって何度も言ったんですよ」

銀さん「まぁまぁまぁまぁ、作者も今反省して書き溜めし直してんだからここは温かく見守ってやろうじゃねーか」

新八「はぁ、そうですね。僕だって万事屋チーム復帰早々エタられるのは勘弁願いたいですし」

銀さん新八「「というわけで、今週中には続きを上げますのでなにとぞ暫くお待ちくださいますよう、お願い申し上げます」」フカブカー

なのは「間に合わないことも…あるの?もしそうなったら、 お 仕 置 き だ よ ?」

銀さん「それ違う冥王!?」

という訳で本当に済みません。
代理の携帯からなろうの小説はあげられていたのですが暫くこっちに顔を出せない状態にありました。
不在の間暖かい応援の声をいくつも頂いて本当に有難かったです。
頑張って続きも執筆いたしますので何卒見捨てないでもといお付き合いくださいませ。(ドゲザ

え…ちょっとまって、あの武装神姫と銀魂書いてたの>>1だったの!?



もしうまいことこれが完結したらそれの続き書いてくださいおねがいしますorz

とにかく今はあまり無理をなさらないようにお気を付けて

どうトイレが壊れたら、重症をおうんだよ

ヴィータ「轟天爆砕!!ギガントシュラアァァァク!!!!」ズドオォ


銀さん「おぉおぉ派手にやってるねぇ」

総べ子「何を呑気に見ておるか!!!!」アロンダイト

銀さん「っと」ヒョイ

星光「浸食暴走体のコアに組み込まれているのは貴方達の親しい人物の筈、不本意ですが人質のようなものの筈ですが」ズ┣¨┣¨┣¨┣¨

新八「いやそんなの気にするのムリイィィィィ!!!!避けるので精一杯です!!生き残るので精一杯です!!!!」

神楽「アネゴがあの程度でくたばる訳ないネ、寝言は寝て言えガキがあぁぁぁ!!!!」ズドォ

雷刃「な、ガキじゃないもん!!!!」

神楽「っと」シュタ

銀さん「おっと」シュタッ

総べ子「追い詰めたぞ塵芥ども…」

雷刃「もう逃げ場がないぞー…って、あれ?」

総べ子「貴様、なぜ本気を出さぬ?」

銀さん「さぁて、何のことかね」ホジホジ

総べ子「ふざけるな、何故道を作る魔法を使っておらんのだ!!」

銀さん「使ってるぜ?相棒が今全力でな」ニカッ


なのは「お、お兄ちゃん、お姉ちゃん!?」

恭也「まったく、銀さんからもしものために待っとけって言われてたけど」シュタタタタタタ

美由希「あのバカ後でOHANASIだね!!!!」シュタタタタ


総べ子「ふん、やはり斥候のために道を作っておったか、だが」

星光「そんなの読めていないとでも思っていたのですか?」

新八「させるかぁっ!!!!」

星光「!!」ガッ

星光「逃げるので精一杯なのでは?」ググググ

新八「よそ見をすれば、それだけ隙は生まれるものだよ」グググッ

星光「成程、精進します師範」パイロシューター

新八「どわぁぁっ!!!!」ズドドド

星光「弱い……しかし」

新八「ハーッ…ハーッ」テンイ

星光「素早さと影の薄さ……気配の薄さ。成程、相性が悪いですね」


 浸食暴走体の足元から一気に直情へと駆け上がる恭也と美由希は、お妙を取り込む肉の塊を鉄糸で縛り上げる。

恭也「…御免!!!!」

美由希「はぁぁ!!!!」

 ズバァァと、縛り上げた個所から計4本の小太刀がお妙を切り取った。
 その瞬間、浸食暴走体の傷から失った箇所を取り戻そうと肉の塊が盛り上がっていく。

ユーノアルフ「「転送!!」」

 しかし肉の塊が彼らのいた場所を包むときにはもう、そこに三人は居なかった。

恭也「っと」ドサッ

美由希「あいたっ!?」ドサッ

リンディ「救護班急いで、浸食体の除去を!!」

恭也「あ、貴方は!!!!」

リンディ「あら、引っ越しの挨拶以来ね♪でも、何でこんな無茶したの?」

恭也「あぁ……銀さんに呼ばれて、病院の上でのドンパチあたりから遠くで一部始終見ていたんですよ」

美由希「でも出てくるのがどれもこれも私たちじゃ手の打ちようがなかったんで、出番を見計らってたらあの馬鹿が道を作って…顎で使いやがっていい度胸してるわあの腐れ天パー、次会ったらどうしてくれよう…」フフフ

恭也(銀さんェ…)



シグナム「駆けよ隼!!!!」シュツルムファルケン

フェイト「貫け雷神!!!!」ジェットザンバー

ズドォォ…ン



総べ子「なんと……!!!!」

銀さん「さって、これで思う存分やりあえる」

神楽「まとめて相手してやるネ小娘共、かかって来いアル!!」

総べ子「嘗めおって塵芥ぁ…!!」

神楽「塵芥じゃないネ、歌舞伎町の女王とは私のことアル!!!!」ズガガガァ

総べ子「我を差し置いて王を名乗るか、頭が高い!!!!」アロンダイト乱数展開

神楽「お前と私じゃあ器が違うネ!!!!」

雷刃「器だのなんだの、よくわかんないけれど…僕達はあの安寧した闇の中に帰る!」ガシャコン

銀神「「!!!!」」

雷刃「砕け散れ!雷神滅殺…きょっこーーーざん!」

銀さん「確かにそうだ、な!!!!」ヒュ ズガァ

総べ子「がっは…なん、だと!?」

神楽「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ぶぁ

雷刃「うぇ!?うわぁっ!?」ズガァ

神楽「それがオマエの居場所カ!!!!」

雷刃「うわわっ、そうだよ!!好きなだけ遊んで、好きなだけ壊して、好きなだけ[ピーーー]!!!!それが僕らマテリアルの理想、強くて無敵でかっこいい闇の書の闇本来の……」

神楽「そんなのがかっこいい?ハッ、とんだお子ちゃまアルな」ヘッ

雷刃「な、なんだとぅ!?」




ザフィーラ「デェェェェェェリャアアァァァァァ」

はやて「かなたより来たれヤドリギの枝」

リィン「銀月の槍となりて打ち貫け」

はやリィン「「石化の槍、ミストルティン!!!!」」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…ビキビキビキィ



新八「君達は僕らの道場で何も学ばなかったのか!!」ガッ ガッ

星光「……っ!!」

新八「うちの剣は、守るための剣!!」

神楽「真にかっこいいのはな小娘、守ると決めたものを…己の魂を守るための力アル!!」

星光「しかし師範、私の力は元より殲滅のための……貫くための力」

新八「甘ったれるなァァァ!!!!」

神楽「その力に……自分の力に負けないのが、本当の強さネェェェ」

 ズドォォォ



クロノ「凍てつけ!!!!」エターナルコフィン

ビキビキビキィ



総べ子「何故だ…なぜこうも容易く覆る!!!!今まで幾人もの闇の書の主が闇の書の闇にのまれ、闇の歴史は繰り返してきた!!!!何故、今!!貴様らのような塵芥がこの絶望を覆せる!!!!」

銀さん「わからねぇのも無理はねぇ、大本のあいつがあんな泣き虫ですぐ諦めちまう弱ぇ奴だからな」

神楽「戦って戦って夜兎滅びたネ、戦って戦って夜兎一人ぼっちになったネ、パピーも兄ちゃんもみんな…戦わなきゃいけないのは自分自身アル、いつまでたってもそのままじゃみんな一人ぼっちになってしまうヨ。きっと、リィンフォースだって何度もおなじ思いをしてきたアル」

新八「でも、それも受け入れて皆を守るだれよりも強い女の子がいる。それで充分だったんだよ」

星光「王よ、無念ながら」プカプカ

雷刃「こいつら強いよぉ、ダークマターの供給即断たれちゃったしぃ」プカプカ

総べ子「くっ…やはり、アレがなければ……っそうか、そういうことか…!!!!」

総べ子「あの子烏が、すべての元凶か!!!!」ギュオォォォォ

新八「なっ…!!!まだあれだけの力を!!!!」

統べ子「ダークマターを最も多く取り込んでおったのは我よ、あれは辛かった…しかし、我が闇は永遠よ!」ズァ

はやて「!!!!」

統べ子「絶望にあがけ塵芥……散れッ!エクスカリバーッ!!」ズドオオォォォォ

神楽「ハヤテぇぇぇぇ!!!!」

新八「はやてちゃんんんんん!!!!」

銀さん「……」ヘラッ


なのは「塵芥塵芥……」ザッ

フェイト「やかましいんだ、貴女は」ザッ


なのフェイ「「お掃除大好きですか馬鹿野郎うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」」ガギイィィィィィ

総べ子「な……なぁっ!!防いだだと!?……う、ゴハァッ!!」

神楽「様子が変ネ?」

新八「そりゃそうだ、姉上の料理を食いすぎるなんてどう聞いても死亡フラグだもの」

総べ子「馬鹿なぁっ、我でさえも御せぬ闇だとぉっ……そんなもの、ある訳が…!!!!」

銀さん「ケリつけようや、裸の王様」ザッ

総べ子「貴様ぁ……坂田、銀時ぃ…!!!!」


星光「裸の王ですか……イイですね」プーカプーカ

雷刃「シュテるん?」プーカプーカ



なのは「全力前回、スターライトぉぉぉぉぉ」

フェイト「雷光一閃、プラズマザンバーぁぁぁぁぁぁ」

はやて「ごめんな、おやすみな…!!響け終焉の笛、ラグナロク…!!!!」


なのフェイはや「「「ブレイカアアァァァァァァァァァァ!!!!!!」」」

チュドオオオォォォォォォォォォォ

なのは「私たちの信じる絆を!!」

フェイト「先生から貰った魂を!!」

はやて「守り抜け……!!」

ズガアアァァァァァァァァァァァ……ン



総べ子「おのれぇぇぇ!!!!」ブォン、ガッガッ

銀さん「あんたが王様名乗ろうが何しようが構わねェ……だが、俺の剣がとどく範囲は、俺の国だ」ガッ、ガギッ、ガガガッ

総べ子「っあ!!!?」

銀さん「闇だろーが光だろーがダークマターだろーが……俺の国で、好き勝手できると思うなぁぁぁぁぁ!!!!」ズドオォォォォォ バギン!!!!

総べ子「ぐあぁぁぁぁ!!!!…っおの、れ……忘れぬぞ、坂田…銀時ぃ……!!!!」シュオォォォォ パラパラパラ

銀さん「そうか、三秒で忘れてやるよ…次はもっと魂磨いて生まれ変わってきな」


新八「これは……!!消えていく…!?」

星光「仕方ありませんよ、師範。もとはといえば、我々はナハトの一部。ナハトの力が極限にまで損なわれれば、消えるのは必然でしょう」シュオォォォ

雷刃「あーあ、もっと遊びたかったのになぁ……ねぇ、じょーおー様?」シュオォォォォ

神楽「……私も戦うの好き、それ夜兎の本能…否定しないアル。でも私その夜兎の本能と戦いたいと決めたネ、変わるために戦うアル」

雷刃「へぇ……それも、カッコいいかも………」パラパラパラ……

星光「願わくば、またご指導願いたいものです……師範」パラパラパラ……

新八「星光……ちゃん」

ズドドドォォォォォォォ………

銀さん「空ででけぇ花火が上がってらぁ、どうやら…終わったみてぇだな」

新八「全部、終わったんですね」

神楽「銀ちゃん」

銀さん「あ?」

新神「「ただいま」」

銀さん「………おけーり」ポンポン

saga忘れてたぎゃああぁァァァァァァ(お仕置き中

>>197~ 近いです、便座割れて、そこにケツ肉が食い込んではさまれて切れて…実際重症とまではいかないんですけど血がドバドバ出て死ぬかと思いました。
部活の打ち上げ合宿で古いトイレに座ったらコレだよ

>>194 銀さんの世界で武装神姫が流行ったらといった内容のクロスSSです。
転載して続けてたにじファンがアボンしてコピーは残ってるんですけど続けるか迷ってました。
実はクロスで終わらずにこのSSも含めての裏設定とか考えてたりします。
StS編あたりと並行して再開しようかなと思ってます。

>>204
まさかカイバーマンさん!!?

予告 GOD編

魔法少女達の世界を発って、半年。
なんか将軍とドンパチしたりマカデミアナッツを食べたりして暫くの頃…


新八「な、何で!!」

銀さん「おいおい、なに人の妹連れ回してんだマヨロリ」

土方「知るか、幕府の勅令で…ていうかこいつらが万事屋に世話になりたいって聞かなくてな」

なのは「銀さーん」

フェイト「来ちゃいました、先生…♪」
半年ぶりの再会と、新しい来訪者。

ヴィヴィオ「な、なのはママ!!何でそんなにちっちゃいの!?」

なのは「え…ええっ!?そんな、私まだK点なんて超えてないよ!?」

フェイト「落ち着いてなのは、生々しいよ」

ヴィヴィオ「それに、パパァ!?」

銀さん「は?」


なのは「 」寝起きドッキリの顔

フェイト「へぇ…近親とは」ズン
シグナム「我々も盲点だったぞ、高町なのは」ゴアッ

なの銀「「け…K点どころか太陽にぶち込みやがったぁぁぁ!!!!」」


複雑化するそれぞれの関係を、ひっかき回すように現れる偽物たち

伊東「どうやら私と君は、どこまでも敵対しあう関係のようだ」

土方「いっ……!!!!」ズガァァ


似蔵「おやぁ…何処かで嗅いだ匂いがするよぉ?」

フェイト「へ、変態さん?」


尾美一「おいおい、儂ぁこんなにも往生際悪かったかのう」

シグナム「貴様は…!!!!」


復活するマテリアルと、その裏で暗躍する怪しい女。

お妙「黙りなさい」
統べ子「」正座


アミタ「こんなに世界線を引き回して…!!そうまでして!!」

キリエ「お姉ちゃんには判らないわ、絶対に!!!!」

時空を揺るがす姉妹喧嘩はついに、奇跡をも起こす!!

「は、り、せ、ん、すまぁぁぁっしゅ!!!!」

「いい加減にしろォォォォ!!!!」

予告 StS篇

ある事件に巻き込まれ、時空をとばされる銀さんとなのは達
その先は、銀さんと魔法少女が出会わなかった未来のミッドチルダだった!!
未来の世界で、銀さんとはぐれたなのは達は未来の自分に出会う。


なのはさん「そんな堅苦しい言い方はやめよ?なのはさん、で良いよ」ニコッ

なのは「誰だこれェェェェ!!!!」

フェイトママ「あの、大丈夫ですか?」高級車から降りてくるボイン

フェイト「知らねえェェェェ!!!!」

機動六課の保護の元、チーム万事屋なのはとして協力するなのは達
…しかし

なのはさん「少し、頭冷やそうか」キュイイイイ…

ドン!!!!

なのは「ドンドコドンドコ、やかましいの。発情期ですかこの野郎」シールド

フェイト「少し体罰がすぎるんじゃないかな、なのはさん?」シールド

なのはさん「あなた達…そうか、それがあなた達のあり方か……なんて、甘い」
衝突しあう過去と未来、異なるなのは達。

なのはさん「私は今まで色々な称号を貰ったわ、エースオブエース、白い悪魔、魔王、冥王…あなたは、どの私なの?」

なのは「まったく、自分とはいえ年とると思いで補正が激しいの…私は昔っから、この程度で十分なの」ニッ




なのは「スゥ…宇宙一馬鹿な魔法少女だ!!くそババァァァァァァ!!!!」




>>207
いいえ、我慢できない子です
そんな御大ではありませぬ


カイバーマンじゃなければ誰なんですか?


 ナハトヴァールの破壊は成功し、闇の所の闇を構成するマテリアルたちも消滅した。
 しかしそれと同時にはやては昏倒し、一同は大慌てでアースラへと帰還するのだった。

 病室

新八「って疲れただけかよおォォォォ!!!!」

ヴィータ「う、うるせぇ!!はやて起きたらどうすんだ!!!!」

シグナム「ヴィータお前もだ!!」

ザッフィー「もうわんことは呼ばせん!!!!」

シャマル「テメェ等全員うるせえェェェェそして私もおぉォォォォ!!!!」

リィン「」オロオロ

銀さん「うーっす、どうよ調子は?」ウィーン

ヴィータ「そんな早く起きてこれるお前程じゃねぇが大丈夫だと」

銀さん「おいおいちょっと動いただけでぶっ倒れるやつが二人もいるんだぜ?もうどっちが普通かわかったもんじゃねぇよ」


プレシア「」チーン

フェイト「か、母さんしっかり…!!」


リィン「すまなかった、私のせいでお前たちには色々と迷惑をかけたな……」シュン

銀さん「はっ、そんなん今更だろ?」

シグナム「それで、我々は我々で身の振り方を考えねばならんな……」

銀さん「あ?」

新八「え……襲撃事件はナハトヴァールのせいですし、僕達だって暫くの間償うだけでいいって提督に言われたじゃないですか」

リィン「……ナハトヴァールは、まだ消えていない」

銀新「「…!!」」

リィン「今も抑えられてはいるが、徐々にプログラムが復旧していっている。じきに、ナハトヴァールは復活してしまうだろう」

ヴィータ「その前に、ナハトが消えて闇の書が素っ裸のうちに本体を消すしかねぇ」

新八「そんな…そんなことって!!!!」

リィン「大丈夫、新八と神楽はもとより闇の書とは何ら関係ないイレギュラーだから運命を共にすることもない。それに、守護騎士システムも今は闇の書から分離している」

シグナム「……!!」

ヴィータ「な、おまえ!!」

リィン「消えるのは、私一人だ……」

新八「そんな……」

銀さん「……」ボリボリ

銀さん「…ったく、うるっせぇなさっきから。どいつもこいつも此処を何処だと思ってやがる?」

リィン「……」

銀さん「ついてきな」

 食堂     ココデミツカッタラショックドゥ……

なのは「闇の書の破壊って…!!」

フェイト「本気なの?先生……」

銀さん「さぁね、依頼主に聞いてみないことにゃわからねぇよ」

リィン「だから……」

銀さん「てな訳で!!お前ら任せた!!」

なのは「ちょ、銀さん!!」

銀さん「テメェの大事なもん守るためにしに行くような奴、俺には留められねぇよ。だから、気が変わるまで外にでも連れ出してやってくれや」

なのフェイ「「…!!…はいっ」」ニコ


新八「……なんだかあの子たち、銀さんに似てましたよね…さっきの戦いのときも」

神楽「悪い大人に悪影響受けた典型的な例ダナ」

銀さん「おいおい、せめて反面教師と言ってくれよお前ら」

新八「認めるのかよ!!!!」

銀さん「まぁ、人間いやでも近くに居る連中の影響を受けるもんだ。俺もあいつらも」

新八「あ、それわかります。ヴィータちゃんもはやてちゃんと暮らすうちに擦れた性格がどんどん丸くなって……」

神楽「まぁお前が終始ただの駄眼鏡だけどナ」

新銀「「いちいち傷つけてくるのやめてくれない!!!?」」

銀さん「まぁ、あいつらなら大丈夫だろ…」


病室

はやて「……」

お妙「……起きちゃったわねぇ、二人揃って」

はやて「…アハハ、めっちゃ賑やかでした」

お妙「いいの?見送りに行かないで」

はやて「……私は…あの子たちの罪に気づいてあげられへんかった……何もかも遅かった」

お妙「……もし友達が間違った道に進んでしまった時は、その時は、友情を壊してでも友達を止めなさい。それが真の侍の友情よ」

はやて「せやから…!!」

お妙「大切な人を残して遠くへ行くことが、果たして正しい事なのかしら……」

はやて「!!」

お妙「私も、新ちゃんを置いて遠い所へ行こうとしてしまったことがあるわ。後悔があった、どうしようもないことだと諦めて達観したつもりになっていたわ…でもね、あの子たちはバカだから…私を取り戻そうとして大喧嘩して……情けない話だけど気づかされた、後悔していたって…みんなのところへ帰りたいって」

はやて「……」

お妙「きっと、それも絆よ。友達でも、家族でも、それは変わらない…あなたがあの闇と戦ったのは誰のため?」

はやて「リィンフォースと、守護騎士みんなのため…」

お妙「そして、自分の為よ……」

はやて「……ありがとぉ、お姉さん」

お妙「あら、姉上でも構わないのよ?」フフ

お妙「私からもありがとうを言わせて、素敵な夢を見せてくれて……」ヨイショ

はやて「あ、お姉さん?動いてもうても大丈夫なん?」ヨイショ

お妙「そう言いながら貴女も立ち上がろうとしてるじゃないの。私も、侍の娘ですから♪」

 海鳴市 公園

リィン「本当に、美しい街だな……ここは」

なのは「リィンさん、本当にいいんですか?」

リィン「あぁ、頼む」

フェイト「………」フィッ

なのは「………」コクッ

ジャキッ

リィン「……何のつもりだ?」

なのは「……駄目だよ、やっぱり駄目」

フェイト「言ってもわからない馬鹿を、説得させてもらう」

リィン「仕方がないのだ」

なのは「それでも!!それでも最後まであがいて生きてみようよ!!」ブァ

ヴィータ「て、テメーら…!」バッ

リィン「待て!…手出しは無用だ」バサァ

 キィン ※結界音

なのは「私も知ってるよ…まっすぐ、走ってきたつもりが、いつの間にか泥だらけになっちゃった馬鹿な人を。それでも一心不乱に突っ走ってりゃ、いつか泥も乾いて落ちんだろって!!そんな軽い考えで生きてる人だって世の中にはいるんだよ!!!!」アクセルシューター

リィン「私はそこまで馬鹿に生きることはできないのだ……いずれ主に同じ悪夢を見せるくらいなら」

フェイト「馬鹿だよ……私の母さんも、すべてを諦めて死のうとした…でも、目の前で命を捨てようとしてる人がいるなら、それを拾ったって文句はないはずだ」フォトンランサー

リィン「くっ……!!!!」ババッ ガシッ

なのは「貴女が勝手に掘った小さい溝なんて私たちは知らないの!!!!」ガッ

リィン「なっ!?これは、体術!?くぁっ」ボフッ

なのは「そんなもん何度でも飛び越えてって何度でも貴女をブン殴りに行ってやるの……だから、少しははやてちゃんの為に生きることも考えるの!!!!」

リィン「……しかし、ナハトを完全に除去しようとすれば私の命は大きく損なわれる。いずれにせよ持ってあと半年の命だろう……そんな長い間、わが主と一緒に居たら!!!!」シュヴァルツェヴィルクング(小規模)

なのは「きゃっ…!!」

リィン「私はまた泣いてしまう…主にも、辛い思いをさせてしまう……それくらいならっ」ボロボロ

はやて「私は、それでかまへんよ……リィンフォース」

リィン「…!!わが主!!」

なのは「は、はやてちゃん!!」

フェイト「それに、新八さんのお姉さんも」

お妙「はじめまして、リィンフォースさん……お話は聞いているけど、やっぱり泣き虫ね」クスッ

リィン「……っどうして」グシグシ

はやて「泣いてる家族を見送るなんて、私にはできへんよ…リィンフォース」

リィン「  っ」

はやて「私はさびしんぼやさかい…みんながいつも笑ってる道場が好きなんや
誰かの泣き顔見るくらいならあんなうちいらへんねん」

リィン「我が…主……ッ」ドクン

はやて「リィンフォースっ!?」

リィン「しま……気を緩めたから、プログラムの修復がッ」ドクン ドクン

お妙「留まりなさい」

    ビタァッ

リィン「……!!!?ナハトの、再構築が止まった!?いや…ナハトは、もうすでに此処にある!?」

シグナム「!? どういう事だ!!」

なのは「……っあ!!」

フェイト「まさか、お妙さん!!」

お妙「相性がいいみたいね?こんな物抑えきれないほうがどうかしてるわ?」ゴゴゴゴゴ

リィン「貴女自身が、ナハトの代わりになっている…!?」


銀さん「え?」

新八「なんか姉上が化け物になったって聞こえたんで」ゴシャア

なのは「銀さん!!」

ヴィータ「新八に神楽も!!」

銀さん「な?何とかなるもんだろうが…」

リィン「銀時……おまえ、こうなる事が」

銀さん「解かるか馬鹿、俺ぁ生憎魔法だのなんだの専門外なんだよ」

銀さん「でもな…美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか」

銀さん「その方が、残してった奴泣かせるよりよっぽど良いに決まってる」



 こうして、海鳴市と万事屋一行を巻き込んだ闇の書事件は幕を閉じることとなった。
 志村新八と神楽は強制送還という名目で保護者である銀時とお妙と共に元の世界へ返され
また八神はやてとヴォルケンリッターたちは、夜天の書自体が今となってはお妙のすぐ近くに居なければならなくなってしまった為、当事者たちの強い希望もあって彼らと共に江戸へ渡ることが決まった……

ご都合?悪いがそれしかない、諦めてくr(SLB

もうすぐA'sへん終了です!!
あ、StS編は正史のStS世界のなのはさんです、『このなのは世界線』自体がすでに分史ですので。
それであの教育的指導を、彼や彼の影響を受けた人たちが黙ってみてられるかって話ですw

>>211
だから、『我慢できない子』です。
ユーザーネームは既にマルクトマルコとかのCMでわかってる人もいると思いますが明 綾乃です。
銀魂クロスは武装神姫とこのなのはクロスしか書いたことありませんよー

 すべて終わった後 恒道館道場

はやて(………これが、私と…私の家族とが経験した不思議な出来事の顛末です…)カキカキ

はやて(優しい魔導師たちと、強い侍たちは、綺麗にまっすぐと己の進むべき道を歩いて行きました…)ウーン

はやて「さすがに全部元通りとまではいかへんかったけれども、それでもきっと私たちだけでは乗り越えられへんかった壁を超えることはできたんやと思います……と」カキカキ

お妙「はやてちゃーんそろそろ行くわよー」

はやて「あ、はーい!」カラカラカラ

銀さん「よーぅちび狸」

はやて「あ、銀さん」

新八「悪いね、はやてちゃん達までつきあわせちゃって」

はやて「いやいやええんよ、あれから私もだんだん回復しとっとるし…回復したら、道場でリハビリがてら稽古つけてもらおかなぁ思うとるくらいや」

はやて「こんくらい付き合えるくらいでないと」

新八「うへぇ…また女性陣が強くなっていく」

お妙「あらあら、それもいいんじゃないかしらねぇ」ウフフ



 歌舞伎町

 江戸のいつもは賑やかな街並みで、それは珍しい事だった。
 静まり返った歌舞伎町、主人公を失った歌舞伎町。
 たしかにそれでも、銀時が帰ってくるまでは眠らない街の異名の通りその町は終わらない喧騒に包まれていた。
 しかしこの日、この時はある男を中心としてシンと静まり返って主催の到着を待っていた。

 暗い道端に棒立ちしながら立ちすくむ金髪の男、銀時たちが離れ離れになった元凶である偽物の主人公……坂田金時。
 後ろに立つ機械家政婦、たまのアンチ洗脳波によって彼は己の望む夢の中をさまよっている。

リィン「哀れだな……夢に縛られて、幸せな時間を過ごすだけというのは…傍から見るとこうも寂しく、哀れなものだったのか……」

 そこに集まったのは、奇しくも同じ夢を見せて永遠の幸せを自らの主に見せようとしていた夜天の書の意思、リィンフォースら八神家を含めた万事屋メンバーだった。

銀さん「だから別に来なくていいって言ったんだろうが、物好きな奴らだ」

銀さん「まぁいいや。いい加減こいつもぶっ叩いて起こさなきゃならねえ…悪いがその幸せな夢、只のテメェの墓標だ」ヒュ…

ズガアアアアァァァァァァ

 金時の目覚めとともに、たまもまた目を覚まして金時を見下ろした。

たま「どうでしたか?一時としはいえ主役を味わった気分は、そして他人に大切なものを奪われる気分は…みんな、あなたがやったことです」

金さん「そうか…俺が見ていたのはお前が作り出した仮想世界……奴らが催眠爆発を受けてなお記憶を保持していたのも、お前の……」

源内「奴らにゃんなもん必要ねぇさ。しばらくの間、どっかの世界をふらふら歩きまわってたが…勝手に集まって、勝手に帰ってきやがったんだよ」

銀さん「たまぁ、俺はけじめをつけた。あとは煮るなり焼くなり好きにしろ」

新八「たまさん、お願いします!!!!」ガバッ

神楽「どうかそれだけは勘弁してやってくれないアルか」

新八「もともと彼を作ってくれといったのは僕らなんです!!!!」

神楽「こいつは銀ちゃんの代わりにリーダーを務めあげてくれようとしただけネ、今回はそれが行き過ぎてしまっただけネ!!」

新八「僕らも彼と一緒にみんなのところに土下座して回りますから、どうか!!!!」

金さん「……っはっ、見ろよ銀時…これがお前の取り戻した現実だ。見ろ、敵にとどめを刺すこともできねえ情けねえ仲間を…そして見ろ、一人じゃ何もできねえ脆弱な己を!!」

金さん「俺が自ら手を下さずとも、不完全隊はいずれ滅び去ることになろうよ」

銀さん「オメーの言う通りだ。ここには完全無欠のヒーローなんてどこにもいねぇ、みんな欠点抱えた欠陥品ばかりだ」

リィン「……っ」

はやて「……」

銀さん「でも だからこそ俺達はつながり合う、互いに欠けたものを補おうと支え合う
俺は一人じゃ何も出来ねェ不完全体主人公だ、だが俺達不完全体達は…」


なのは『……駄目だよ、やっぱり駄目』

フェイト『言ってもわからない馬鹿を、説得させてもらう』

なのは『私たちの信じる絆を!!』

フェイト『先生から貰った魂を!!』

はやて『守り抜け……!!』


銀さん「まぎれもねェ完全無敵の主人公だよ」ニッ

金時「…………」

銀さん「そーいうこった。気にくわねーならまた来い いつでも相手してやるよ、じゃあな不完全体プラモデル」

銀さん「夢でも現実でも関係ねえ、銀の魂ぶら下げて、他人に誇れるくらいまっすぐ生きてけることが、魔法なんかじゃどうにもならねえくらい難しい、それでも生きてる限り続けなきゃならねぇ己の道ってもんだ」

はやて(……騎士たちは人々を守り救う仕事で罪を償いながら、主とともに生きることを許されて…そして祝福の風はわずかな間でも私のもとで生きることを許された……住んでるところは違うけど、いろんな人たちのおかげで、私たちも笑顔でいることができるんやと思います……)

 時空管理局 本局

 なのははドアの向こうで、リンディと二人っきりになったフェイトを待っていた。
 今日は執務官試験、その結果発表の日だったのだ。
 フェイトは事件の少し前からすでに、時空管理局執務官になることを目指していた。
 若すぎるし、フェイトの身の上を考えれば早すぎる目標だったのかもしれない…しかし、フェイトは一つの目標のために頑張っていた。
 それをなのはも応援していた。
 もう一度会いたい人に会うために……

なのは(それはきっと、本当に小さな願い。叶えることのできなかった思いがあって、掌に残った今があって…どんな担い手も、別れを惜しんでも、過去は戻ってこないけれど……)ハラハラ

フェイト「な、なのはぁ……っ!!」バタン

なのは「フェイトちゃん…!!どうだった……」

なのは(だけど未来を作っていける思いを貫く力と、空を飛ぶ翼があるから私たちはきっと)

フェイト「受かった、受かったよ…!!」

なのは「……!!よかった…やったねフェイトちゃんん!!」ギュゥゥ

 二人の姦しい笑い声が、後の波乱を江戸に呼び込むことになるのはまた別の話である…


 歌舞伎町

金さん「爺さん、磨きなおせるか……俺を」

源内「さぁな、取り合えす金ぴかにするところから始めるか・・・いや、金ぴかじゃたりねぇ」

 ガチャン と、ブレーカーの上がる音とともに眩い光が歌舞伎町を包んだ。

「「「おかえりなさい!!!!」」」

「ぎんぎらぎんに、よろしく頼む」

はやて(私たちは笑顔でいます、元気です)


    NANOHA×GINTAMA 
   新約第二弾えぇす編  劇終

ラストの構成に迷いに迷いまくって時間だけが過ぎてしまった…
とりあえずA's篇ようやく終了!!次なるGOD篇をふと思い浮かんだ妄想でも読みながらお待ちくださいませ。






 それは、たった一つの願いが呼んだ奇跡。
 見滝原、急速な発展に伴い増える負の感情を糧にして増える魔女と
 たった一人で戦い続ける魔法少女の住まう町。

マミ「……はぁ、今日も魔女退治で友達との約束を逃しちゃうなんて…」ガチャ…

マミ「やっぱり私には、友達つくるなんて無理なのかしら」バタン

 巴マミ、彼女は願いを叶えた対価として魔女と闘い続ける運命を課された魔法少女である。
 その願いは生きること、家族を見捨てて自分だけが生き残った罪悪感に縛られる彼女は
 ほかの町の魔法少女たちよりも強く、魔法少女としての義務感に縛られていた。

マミ「……っ、そうよ。私は魔法少女だもの、皆のために戦うだけの存在」

マミ「だから、寂しくなんか……」

 しかし彼女は、どれだけ強がろうと実際に強い魔法少女であろうとただの中学三年生なのである。

マミ「……っ……っ」

 義務感や責任感で補えるほど、彼女の戦いは生易しいものではなかった…。

マミ「……いや、いや…誰にも覚えられないまま、死ぬなんていや」

 誰もいない生活感を感じさせない個室の中、一人ひとしきり泣き終えた彼女は泣き疲れてため息をついた。

マミ「……はぁ、疲れちゃった」

マミ「寝よう、今日はキュウべぇも居ないみたいだし……」

 誰だって、寝る前には用を足すものである。
 疲れていてもその習慣は嫌でも発揮されるものだろう。
 早く寝たいと思いながらも、マミは早々とドアを開けた。

ギィ……

銀さん「……」…ポチャン

マミ「……」

銀さん「こんにちは、サンタクロースだよ」ウラゴエ


マミ「……キャ、キャアアアアアア!!??」ティロフィナーレ

銀さん「ヤッダーバァァァァ!!?」ゴシャアアァァァ


外伝 見滝原篇
余力があったらいつか書きます

 エルトリア 片隅の小さな家

キリエ「ねぇお姉ちゃん」

アミタ「なぁにキリエ?」

キリエ「ハカセ、今日もお出かけ?」

アミタ「そ、ハカセは今日もママと一緒に、エルトリアの大地のためにお仕事中」

キリエ「むう、いっつもそればっかり…つまんない」

アミタ「キリエはわがまま言わないの、私たちが大きくなれば博士と一緒にお仕事できるんだから…そうなったら、一緒に遠くへ行こ?」

キリエ「良いの?どんなに遠くでも?」

アミタ「うん!死蝕の森の向こうだって行けるんだから」

キリエ「わかった!キリエ早く大人になる、大人になって博士のお手伝いする!お姉ちゃんよりもっと大きくなる!」

アミタ「えー負けないもん!」

キリエ「あはははは、ねぇお姉ちゃんあそぼ!」

アミタ「うん、あそぼ!」 

 幸せな毎日だと思っていた、こんな毎日がいつまでも続けばいいと本当に思っていた。


NANOHA×GINTAMA
新訳 GOD編 開幕

 銀時たちが江戸に帰還して半年後……
 その間に将軍にケンカを売ったり新八の兄弟子が帰って来たり銀時がまた別の魔法少女とごたごたを起こしたりしたものの…彼らはいつも通りの慌ただしい日常の中平和に暮らしていた。
 八神家の面々は管理局の嘱託として働きながらも恒道館に住み込みで働いている。
 心配事も何もない珍しく安寧した休日だった筈なのだが…

 バンバン!! バンバンバン!!

土方(戸の向こう)「おい万事屋ァァァ!!居るのはわかってんだとっとと開けろォォォ!!」バンバン

銀さん「んだよったくうるせーな」

新八「どうします?」

銀さん「居留守だ居留守、どうせめんどくせえ話持ち込んでくる気だろ?今日は銀さんお休みで~す」

シグナム(向こう)「土方殿、そんな呼び方では銀時はかえって警戒してしまいます。ここは私が…」

土方(向こう)「あ?仕方ねえな…」

シグナム(向こう)「忝い…では、レヴァンティン」

RV「ヤヴォー!!」ガシュン
. ア  ソビ
シグナム(向こう)「ぎ~んと~きく~ん、死~合い~ま」ゴォォォォ

銀さん「せぇぇぇぇぇん!!!!」ガラッ

シグナム「来たな、会えて嬉しいぞ銀時」
.                      アソビ
銀さん「呼び方が性質悪いんだよ狂乱ピンク!!何死合いって!!当たり前のようにルビふってもその字そう読めないから!!」

新八「ていうか、何ですかこの組み合わせ…シグナムさんと真選組って」

土方「あぁ、部署も所属も違うが一応公務員絡みでな…最近はこの世界でも何かと魔法だのなんだの得体のしれねぇもん使う犯罪者しょっぴくのに管理局ともめたり共闘したりってのがあんだよ」

土方「んで今日は、管理局のほうからお荷物渡されてここまでお使いしに来たってわけだ糞ったれ。有難く受け取れ」ビキビキ

新八(うわぁあからさまに不機嫌)

新八「有難くも何もいったい何を」

なのは「銀さーん!」

フェイト「先生ー!」

銀さん「あ?」

 銀時が手すりから下を見下ろすと、そこには半年前まで見慣れた二人の魔法少女が万事屋を見上げていた。

 万事屋 客室

神楽「おぉ~!フェイトも黒いのと同じ公僕になったアルかかっけぇ!!」

なのは「執務官だよ神楽ちゃん、それ誉めてない」

フェイト「あはは…」

銀さん「んで?なのはが此処に居るって事はお前も…」

なのは「あ、違うの」

 なのはがそう言うと、手に持ったバスケットからユーノが顔を出す。

ユーノ「彼女は僕らの一族と月村グループの援助で次元世界専門の万事屋を始めてるんです」

銀さん「 」

神楽「 」

新八「 」

なのは「次元世界じゃ年齢なんて関係ないから結構やりたい放題なの、万事屋なのはちゃん結構好評に運営してるの、いつか援助抜きで行けるくらい大きな組織にするつもりなの!」

銀さん「 」

神楽「 」

新八「 」

なのは「あ、お兄ちゃんお姉ちゃんもたまに付き合ってくれてるの」

銀さん「それ万事屋とは言わねえヤクザっつーんだ」


新八「ェ、エエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!??」

 ガバッと元祖万事屋の面々が円陣を組んで小声で話しはじめる。

銀さん「ばっか新八うろうろうろ狼狽えるな!」ヒソヒソ

新八「ででででもいくらなんでもなのはちゃんが万事屋って」ヒソヒソ

銀さん「あぁ、まさかすすんで商売敵になってくるたぁ」ヒソヒソ

新八「そっちいぃぃぃぃ!?」

神楽「でもマズイネ銀ちゃん、たかだか田舎世界の端っこでチマチマやってる私たちに比べてなのはの万事屋はやたらグローバルアル」ヒソヒソ

銀さん「なんたって相手は次元世界だからなぁ…このままじゃあ俺達の万事屋が喰われるぞ!!野郎宣戦布告のつもりか!!」ヒソヒソ

新八「いやいやいくらなんでもそんな…」ヒソヒソ

なのは「ここの標語、糖分よりも翠屋が似合ってると思うの」ニコニコ

銀さん「狙ってるううぅぅぅぅ!!もう乗っ取った後のレイアウトとか考えてるぅぅぅぅぅ!!でも良いな翠屋大江戸支店グブッ」ヒソヒソドゴッ

神楽「しっかりしろ銀ちゃんんん!!!!あのアバズレそうやって銀ちゃんの心から籠絡していく腹心算ネ!!!!」

銀さん「ぅおろろろろろろ」シャーバダーバダーアバドゥビダーバドゥーバー♪

新八「うわぁぁぁ汚っ…うっ僕も貰いゲロロロロロ」シャーバダーバダーアバドゥビダーバドゥーバー♪

神楽「ついでに私もろろろろろろ」シャーバダーバダーアバドゥビダーバドゥーバー♪

今回はここまで。
前回思いっきり間違えた…源内と言外の違いがゲシュタルト崩壊起こしてもうた……

なのは「にゃはは、冗談なの」

銀さん「あ?」ゼーヒー

ユーノ「僕らこの世界に魔法文明の残滓を発見して、その調査に来たんです」

なのは「乗っ取りとか考えてるんだろうけど、そんなことはしないの」

銀さん「マジで?」

なのは「マジで」

銀さん「ほらなぁ?!だからアホなこと考えるなっつったんだ!!血はつながってなくても持つべきもんは妹って事だ!!」

新八「なかったことにした!!自分から邪推したくせにサラッと無かった事にしようとしてるよこの人!!」

なのは「だからその間ここを本拠地にさせてもらおうかなって思ってたんだけど……」クサッ

ユーノ「……これは別のところを頼ったほうが良さそうだね」ウップ


銀さん「あーそれじゃあ新八の道場にでも泊めて貰え」フキフキ

神楽「そうネそれがいいアル。土地だけは無駄に持ってるネ」フキフキ

新八「なっ!!あんたうちをなんだと思ってるんですか!!」フキフキ

なのは「あっでもはやてちゃんも住んでるんだよね」

フェイト「それなら…」

新八「……はぁ、いいよ姉上には僕から話しとくから」フキフキハァ

なのは「やったぁ!」

フェイト「よかったね、なのは」キャッキャ

銀さん「おいおい俺との再会よりずいぶん嬉しそうじゃねぇか」

なのは「再会の場にゲロぶちまけたお兄ちゃんに言われたくないの」

銀さん「ゲロじゃありませんー塩酸に溶かしたロールケーキですー」

神楽「卵かけごはんの塩酸割ですー」

新八「あんたらちょっと黙れ」



 その夜 江戸上空

 空に凄まじい光源を伴って、二人の機影が躍り出る。
 それらは互いにぶつかり合いながら江戸の町に降り立とうとしていた。

アミタ「キリエ!!待ちなさぁーい!!」キイィィィン

キリエ「やーよぉ、そんな言われて待つお馬鹿さんがいると思う?」キイィィィン

アミタ「本当にこんなところまで来てしまって……博士が知ったらどんなに悲しむか」

キリエ「それなら来なきゃよかったじゃない?」

アミタ「そうは参りません!!妹がバカなことをする前に止めるのが姉の務めです!!」

キリエ「そんなことも言えずにママは博士を止められなかったじゃない?」

アミタ「うぐっ…は、博士たちは博士たちです!!絶対に止めて見せますよキリエ!!」

キリエ「あらぁ、そううまくいくかしらねェ?」ニヤッ

アミタ「あ……あら?」グラッ

キリエ「特製のウィルスバレットがようやく効いてきたみたいねん♪」

キリエ「本当ならここでぶち壊してあげちゃってもいいんだけど…まぁそんなことしたら博士が悲しむしママも許してくれないでしょう…じゃあねアミタ」バシュン

アミタ「キリエ…まちなさっ……これは、どこかで治癒を受けないとマズイですね…」グラグラ

 江戸 夜の繁華街

 一日銀さんの仕事を見物していたなのは達とシグナムは、半ば呆れた顔で銀さんを見ていた。

なのは「銀さん暇なんだねー」

シグナム「嘆かわしい…あんなことをしている暇があるならもっと私と手合わせをだな」

フェイト「あ、私もせっかくだから」

銀さん「うっせえバトルマニアと狂乱ピンクと腹黒妹、仕事はちゃんとしてただろうが」

神楽「途中から死んだ目をしてパトリオット作ってただけアル」

銀さん「うるせエエエェェェェ!!!!今日はたまたま仕事が来なかっただけだろうが!!毎日来るほうがおかしいんだよ万事屋の仕事は!!」

なのは「ほとんど毎日依頼来るよ?管理局からお手伝いの要請とか、取り逃したジュエルシードの回収とか」

銀さん「さぁて、明日もパトリオット作り頑張るか!!」

新八「パトリオットに全部なげうったよ!!もうパトリオットで全部ごまかす気だよ!!」

銀さん「ちくしょお、本当だったらこういうタイミングで以来のほうからこう空から落ちてくるんだぞぉ」

新八「いやいやそんな都合のいいことあるわけ……」

ビービービー!!

ZIM『ぱっつぁん、頭上に奇怪な転送反応を検知』グニョンウニョンウニョンウニョン

新八「は?」

???「わああぁぁぁぁぁ!!?」ヒュウゥゥゥ

銀さん「あ?…!!親方空から女の子がふぉっ!!?」ゴキィ ドサッ

なのは「ぎ、銀さあぁぁぁぁん!?」

???「きゃぁぁぁぁぁ!?」
???「にゃー」

新八「なぶぇっ」ドシャア ザクッ

新八「ぎゃあああぁァァァ!!肉球のぷにぷに感と鋭い爪が頭にいぃぃぃぃぃ!!!!」

フェイト「だ、大丈夫!?」

???「うぁいたたた……あれ、此処は…」

なのは「あ、あなたも大丈夫?」

ヴィヴィオ「うぇ、ま…ママァ!?」

なのは「 え?」



 江戸 暗い夜道

土方「ったく、管理局の連中は所構わずガキを連れまわして何がしたいんだか…しかし魔法少女か……!! いやいやいや俺はトッシーじゃねぇ俺はトッシーじゃねぇ…」ブツブツ

アミタ「もし……もしもし、そこの方!!」

土方「あ?」

アミタ「突然のことですいませんが、どこかに治癒術師か、AC93系の抗ウィルス剤をお持ちの方はいらっしゃいませんか…?」

土方(治癒『術』?……こいつも管理局関連のガキか?そういやあのネズミもどきが)

ユーノ(ネズミもどきじゃないユーノです……)

土方(治癒とかできるっつってたな……しかし)

土方「おい嬢ちゃん、廃刀令って知ってるか?頼み事するにしてもこのご時世にそんな物騒なもん向けてONEGAIするんじゃねぇよ」

アミタ「無礼は重々承知しています…ですが急いでいるんです、早くしないと妹がここでとんでもない事をしちゃうんです!!」

土方「話を聞くきはねぇって訳か……」キン

アミタ「申し訳ありませんが、無理にでも訊かせてもらいます!!」バッ

恒道館道場

なのは「 」正座

ヴィヴィオ「……えと、あの…」正座

お妙「あらあらあら…」

はやて「これはこれは…」

銀さん「……まぁ、なんだ。次元世界に年齢は関係ないって言ってたもんな、でもよぉ」

なのは「ち、違いますううぅぅぅ!!!!」

ヴィヴィオ「えーと」

なのは「わたしK点なんて越えてないの!!」

フェイト「なのは、生々しいよ」

お妙「なのはちゃん、その歳でお母さんになる自由も確かにあるのかもしれない、でも実の娘の目の前でそれを否定するのはどうかと思うわ」

はやて「そうやで、大切な家族なんやから」

フェイト「確かに、それも一理あるかも」

なのは「フェイトちゃんんん!!フェイトちゃんまでそっちに取り込まれないで!!私を一人にしないで!!」

ヴィヴィオ『やっぱり、みんなの様子からして此処過去の世界だよね…?』ネンワー

アインハルト『どうしましょう、確かこういうのって過去の人たちに余計なことしゃべっちゃいけないんじゃあ』ネンワー

ヴィヴィオ『うぅう……なんかもういろいろ手遅れだよぉ…あれ、でもちょっと待って…あ、そうだ!!確かあの人なら…』

アインハルト『?』

ヴィヴィオ「あ、あのっ!!」

銀さん「あ?」

ヴィヴィオ「パパなら私のことわかるよね!?」

銀さん「 」

なのは「 」ネオキドッキリノトキノカオ

ヴィヴィオ「あ、あれ?私いま致命的なことしちゃった…?」

セイク『(同意の構え)』

アインハルト「……しちゃったかと」

ティオ「にゃあ」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ズン!!

フェイト「へぇ…近親とは」ギン

シグナム「我々も盲点だったぞ、高町なのは」ゴォォォォ

なの銀「「け…K点どころか太陽にぶち込みやがったぁぁぁ!!!!」」

お妙「道場壊さないでね?」ニコ

シグナム「はい」ビクッ

フェイト「うーっ」

はやて「まぁまぁ」ドゥドゥ


江戸 都心部

???「あいたたた、何だってんだい」

????「いったー、あれ…何処だろ此処…いつの間にかセットアップしちゃってるし、仮想空間?」

????「…って何この小っちゃい子!」

???「ああ?小さくて悪いか!!こう見えても万事屋のルーキーつっこみだよ!!」

???「しかし…なんなんだ此処、見たところ江戸なんだけど…ゲーセンも仲間もいないし……」

????「江戸?まさか私達タイムスリップしちゃった!?」

???「みたところ、もっとややこしいかもしれないねェ…あんたも私と同じなんだろ?ちょっと、しばらく隠れて様子を見るかい?」

????「う、うん」

???「幸い江戸の歩き方は知ってるんだ、言うとおりにしてれば目立たないから…あんたの名前は?」

アリシア「あ、アリシアです」

???「あたしは……」




今日はここまで、フラグを立てるだけ立てていく回。
ちなみにフォース勢はあんまり読んでないので出す予定はないですが、要望があれば…
しかし代わりに出した子は賛否両論になるかも?

銀さん「あーつまりぃ?」

なのは「貴方は未来の私が預かった養子でぇ?」

新八「過去からきた僕ら万事屋ともなんやかんやで知り合った…と」

ヴィヴィオ「ハイ…そういう、事になるかと……」ダラダラ

アインハルト(結局全部しゃべっちゃった……)

銀さん「成る程なぁー」

なのは「それなら納得なのー」


銀なの「「って納得できるかあああァァァ!!!!」」ウガァァァ

ヴィヴィオ「やっぱりぃぃぃ!!?」


銀さん「またか!!俺たちまた異世界トリップするの!!?そりゃ予想不可能よりはましだけど予告されんのも地味にキツいんだよバカやろう!!!!」

ヴィヴィオ「そう言われても私だっておぼろげにしか覚えてないんですよぉぉぉ!!」

なのは「私に至っては20歳過ぎてコブ付き独身なのを娘に予言されるなんて!!高町家のエロゲオーラでその内彼氏できるだろうって安心してたのに…っ」シクシク

ヴィヴィオ「ま、ママ安心して…フェイトママも居るから」

なのは「百合夫婦ゥゥゥ!?」

フェイト「わ、私には先生が…」オロオロ

シグナム「…」チャキ

新八「やばい!!このままだとヴィヴィオちゃんを爆心地にカオスが広がって行っちゃいますよ!?」

ヴィヴィオ「うわぁぁんどうしたらいいのかわからないぃぃぃ!!!!」

リィン「我が主ここは危険です非難を…あれ、我が主?」

銀さん「あのちび狸雲隠れしやがったァァァ!!!?」

フェイト「先生ルートが駄目ならみんな死ぬしかないじゃない!!」ザンバーフォーム

銀さん「何処の金髪縦ロール!?」

ヴィヴィオ「誰かぁぁぁ!!この地獄絵図止めてェェェ!!」

土方「はい全員静まれェェェ!!!!」ガラッ

ピタッ

銀さん「…あ?」

土方「取り込み中すまんが、ネズミもどきいるか?」

なのは「あ、ユーノくんならあの隅っこで未来の話にかけらも出てこなかったことに対していじけてますけど」

ユーノ「ネズミもどきじゃないユーノです…」

土方「まぁどうでもいい、コイツ直せるか?」ドシャッ

アミタ「 」キュウ

フェイト「この子は…?」

土方「知らん、なんか治癒師か薬はないかと銃突きつけてきたから適当に伸しといた。変な術使いやがるし、どうやらテメェ等に関わる方の来訪者みてぇだからな」

アミタ「う、うーん……」ムニャムニャ

新八「こっちも今急な来客でそれどころじゃないんですけど…あ、起きるみたいですよ?」

アミタ「はっ…!!キリエ…妹は何処に…!?」ガバッ

土方「落ち着け青いの。取りあえず治癒師は用意したから早く治して事情を話しやがれ」ゲシ

アミタ「あうぅっ…お役所仕事だけは勘弁して下さい…」


土方「阿呆かテメェは、お役所仕事が早く済むも済まないも市民の協力次第だ。早くいわねぇとこっちでしょっぴくぞクソガキ」 グリグリ

アミタ「ひぇぇっ…この時代の警察機構は酷く乱暴です……話しますから蹴るの止めて下さいぃ」

銀さん「あ?」

なのは「この時代の?」

ヴィヴィオ「って事は…」

アミタ「はい…?」

銀なのヴィ「「「テメェの仕業かァァァァァァ!!!!」」」ズガァァ

恒道館上空

キリエ「んっふっふー♪いい具合にパニックになってて助かったわぁ、きっとどの世界線の私たちよりも見事な手際じゃないかしら?」

はやて「むー…」ガンジガラメ

キリエ「さぁて、早速システムUDを渡してもらうわよ、黒天に座す闇統べる王さん?」ベリ

はやて「ぷは、あのぉさっきから私のことそう呼んどりますけど、それ人違いです」

………

キリエ「…へ?ヒトチガイ?」

はやて「はい、ちょうど半年前に退治してもうて…残念ながらもうこの世には…」ナムー

キリエ「……うそぉん」チーン

ぶっ倒れた身内の世話に奔走してて夏休みの潰れた1です。
お待たせして申し訳ありません、一段落したので家族の隙を見つけて更新再開します

キリエ「何てこと何てこと!?これじゃあ手際どころか計画そのものが台無しじゃない!!」ギャァァァ

はやて「まぁまぁ、タイミングを逃したんやね。そういう間違いは誰にだってあります、リーダーは遅れてくる的な空気出しながらスタンバってたら変身シーンすら出なかった人やって世の中には居るんや。次は頑張ろ、クアンタムやっけ?まだ機会はあるから、な?」

キリエ「急に優しくなった!?やめてェェそんな完全新作にすべてを託すみたいな諦めかた!!裏切られたら立ち直れないわよ?!」

キリエ「というか、次もないのよ…機会も、そして時間も…」ヨヨヨ

はやて(空中で器用に女の子座りしとる…)
ゴゴゴゴゴゴ…

はやて「な、なんや?」


恒道館道場

アミタ「」チーン

ヴィヴィオ「ちょっとやりすぎた?」

なのは「いいんじゃない?」

新八「いや良くないよ!!せっかくの手掛かり何度昏倒させる気なの!!」

銀さん「良いんじゃねぇの?見た目より頑丈っぽいし…ていうかこいつ……」

お妙「…えっ?」

銀さん「あ?」

洞爺湖『銀時ぃぃぃ』ビコーン


銀さん「ギャァァァ!?……なんだテメェかよ!!いきなり鬱陶しい呼び方するな気色悪い!!」

洞爺湖『上空に異常な魔翌力反応を検知』

銀さん「あ?」

リィン「……!!この魔翌力の波動は…」

シグナム「まさか……」

お妙「どうやらそうみたいね、変ねぇ…」

銀さん「オイオイ解るように言ってくれよダブルおっぱいプラスまな板ぐふ」ドス

シグナム「貴様も薄々感じているだろう?このような禍々しい魔翌力、他には早々ない」

銀さん「だから銀さん魔法はからきしですからね?ジャガリコフーズでギリギリ出せてるだけだからね?」

お妙「このままサクサク砕いてやろうかしら…リィンさん、私も連れて行ってもらえるかしら?」

リィン「御意」

今回はここまで。
しかし間を空けるとちょっと違和感覚えるな。
調子取り戻すまではしばしお待ち下さい。

統べ子「はぁーっはっは!!黒天に座す闇統べる王、ふっかーつ!!」

キリエ「あれが……!!」

はやて「あちゃあ、また面倒くさい子が面倒くさいタイミングで……」

統べ子「溢れるぞパワー、漲るぞ魔翌力、震えるほど…っあんこきゅェェェ!!?」ゴシャァァァ

銀さん「うるせェェェ!!!近所の迷惑も考えないで波紋疾走しやがって、テメェは一生静かにみなぎってろ!!」

はやて「銀さん!!いやぁすいませんうちの身内が…」

統べ子「うぐぐぐ…この容赦ないつっこみ、貴様か綿埃!!」

銀さん「綿埃って何、塵芥の天パ版!?往生際悪く生き返っても口の悪さは治らねえのかよ!!」

はやて「駄目やろ王さま、悪い子は滅って教えたやろ?」

統べ子「さり気なく滅びの宣告しておろうが貴様もォォォ!!」

統べ子「しかしまぁ、忘れず学んだこともある…貴様等に胸を貫かれたこの痛みは千年経っても忘れはせん!!」ヒュ

ガキキキン!!

銀さん「!!こいつぁ…」

はやて「遠近自在の高速バインド!?」

統べ子「隠れておる貴様等もだ、王の御前で頭が高いぞ」

キリエ「あぁん特に隠れてないのにぃ」

統べ子「今こそこの恨み、千兆倍返しにしてくれるわァァァ!!」

お妙「お待ちなさい」

統べ子「!!?」ビックゥ

リィン「我が主、ご無事ですか?」カカエ

お妙「暫く振りね、王さま?」ニコ

統べ子「き、ききき貴様か…」ガクガク

お妙「あらあら、何をそんなに震えてるの?いつかはあんなに美味しそうに私のご飯食べてくれたじゃない?」スッ

統べ子「ヒッ?!いや、あれは仮想空間であったからで…」

お妙「統べ子ちゃんの好きな卵焼き、作ってきたらちょっと時間がかかっちゃったわね?」ジュウ

統べ子「あ、あ、わぁァァァア゛!!」バヒュン

銀さん「 」

キリエ「 」

銀さん「逃げたァァァ!!恥も外聞も捨てて逃げやがったあの王さま!!」

はやて「流石は姉さんや」キラキラ

銀さん「影響受けなくて良いからね!?特に料理!!」

キリエ「ちょっと待って逃げたら困るの…よっ!!」バキン

キリエ「アクセラレイタァー!!」バシュン

はやて「あっ…きえてもうた……」

銀さん「さっきの青いのといい、面倒くせぇ話になってきやがったなぁ……」ボリボリ




バトルの入り方に悩む……
今回はここまで

万事屋


銀さん「おい黒坊主、何でここに居やがる」


クロノ「うるさい、僕だってこんなところに来たくはなかったんだ」


フェイト「あ、私が呼んだんです。一応ナハトの構築体が逃げ出したから」


銀さん「んなのかわいそうな卵から逃げ出すようなへたれに成り下がった裸の王さま一匹だぜ?」


クロノ「卵焼きから逃げようとあれは暦としたロストロギアだ、それが管理外世界のここにあり続けるのは両世界にとって非常に困る事なんだ」


お妙「王さまグレちゃったのかしら……」


新八「姉上、違う意味ではじめからグレにグレてますから」


クロノ「それで?例の時間渡航者の重要参考人はまだ眠ったまま…どれだけのしたんだ君らは」


ユーノ「それが、はじめから特殊なウィルスに侵されていたらしくて…今まで本当にどうやって歩いてきたのか、ほとんど人並みはずれたタフネスとしか言いようがない状態だからね」


クロノ「どこぞの天パと同じか」


銀さん「おい今さりげなく馬鹿にしただろ泊めねえぞ黒尽くめ」


エイミィ『みんな、大変だよ!』


クロノ「どうした!?」


エイミィ『王様が逃走した後、歌舞伎町を中心にして大量の魔力反応が現れるようになったの・・・それも、その中にはなのはちゃんやフェイトちゃん、ユーノ君や新八くん……知らないのもいくつかあるけどほとんど同じ魔力反応!!』


銀さん「おいおいどういうこった、あの3バカはなのはとフェイトとちび狸のパチもんだったはずだろ?」


エイミィ『どうやら事件にかかわった複数の人間の記憶から無差別に複製を作ってるみたい!!』


新八「ええっ!?ま、まずいですよ…ただでさえ曲者揃いの歌舞伎町でそんなコピー人間が増えまくったら…!!」


「お、お、お、お妙さあぁぁぁぁん!!!!」ガララッ


新八「近藤さ・・・!?」ピキッ


近藤「お妙さん!!お妙さんはおらぬかああぁぁぁぁぁ!!!!」パンイチ血みどろ


なのフェイ「「 」」


近藤「ん?どうしたお嬢ちゃんたち…こんなむさい店に居たら危ないy……」ゴキ


お妙「テメェが今この世で一番危険物ウゥゥゥゥゥゥ!!!!」ゴシャァァァ


近藤「あぁよかった!!たった今外でお妙さんに会って」プシュードクドク


フェイト「あ、あのあの人血が…治療が…」


はやて「大丈夫やよフェイトちゃん、あの人はじめから致命傷やから…頭が」


ユーノ「いやぜんぜん大丈夫じゃないから!!」


シャマル「いっぱいいっぱいなんです!!これ以上医者の仕事増やさないでください!!!!」


アミタ「 」キュゥ


クロノ「ちょっと待った!!お妙くんに会ったって?」


近藤「おぉ…なんだか珍しくしおらしい様子でなぁ、どうしたのかと話しかけたら…」




回想シーン


お妙『うっ…ぐすっ……ひっく……』


近藤『やぁお妙さん奇遇ですね、ちょっと今からデートにでも行きませんかァァァ!!!!』ドドドド


銀さん(現在)「予想してたけどね!?まったく違うこといってるじゃねぇぇか!!」


お妙『ぐすっ…近藤……さん』


近藤『!! …ど、どうしたんですか!?いつもらしくもないご様子で…!!?』


お妙『』ギュッ


近藤『(何だ!?何だなんだなんだこれはあぁぁぁぁ!!?!?まさか、まさかこれは今日こそはホォォムラァァァァン!!!?)』


お妙『私、かえりたい…みんなのところへ帰りたい……』グスグス


近藤『えぇ、そうですね…帰りましょう……僕らのマイハウスへ!!』キラキラ


お妙『みんなの所っつってんだろうがァァァァァァ!!!!』ゴシャァァァァァ


回想終わり


近藤「そんな感じで教われてな、やっとのことで家にまで連れ込んだところで急に力尽きたようにパラパラと崩れるように消えてしまってな」ガッ


お妙「じゃあ何か?偽者でも本物でも、道端で泣いてたら家に連れ込むんかおどれは」ギギギギギギギギ


近藤「い…いやぁ家で落ち着いて話を聞こうと、ほら服も脱いで腹を割って話そうと…ね!?」ギリギリギリギリ


お妙「テメェは野生に帰ってぬいどけぇぇぇぇ!!!!」ゴシャァァァ


銀さん「おいおいやべーな…もし恥ずかしい時期の偽者とか出てきてみろ、近藤は相手がお妙だったからよかったものの相手が相手だったら…」ふと


 銀時はふと木刀をたてに向けて天井を貫いた。

 すると二つの影が落ちてくる。


猿飛「んーっむvんーっむvv」チュッチュ


銀さん欠片「  」白目キスマークまみれ


銀さん「・・・・・・」


パラパラパラパラ


猿飛「あっ、あぁぁん!銀さん消えないで!?待ってて今すぐ新しい銀さん仕入れてくるから…」


銀さん「俺は特売の野菜かあぁぁぁぁ!!」ゴバァァァ




今回はここまで

外伝、はじめました

銀さん「魔法少女銀さん☆マギカ」マミ「それは御免こうむりたいなって」
銀さん「魔法少女銀さん☆マギカ」マミ「それは御免こうむりたいなって」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379920085/)

クロノ「変態二人はおいといて、とにかく今はこの現象を『闇の欠片』と呼称して今はこの対処を急いだほうがいいな」

近藤「むぅ…大方の話はわかった、地上に出てくるやつは真選組に任せろ」

新八「近藤さん、その前に服着てください」

クロノ「空を飛べる連中は散開して闇の欠片に対処…可能ならマテリアルを捜索してくれ」

なのは「了解!」

銀さん「おい勝手に話進めてんじゃねぇよ」

クロノ「……は?」

なのは「銀さん…?」

銀さん「これは、時空管理局サマから『元祖』万事屋への依頼と受け取っていいんだよな?」

クロノ「……まったく、そうだ。お願いする!」

銀さん「よっしゃあ、張り切っていくぞテメーら!!元祖万事屋時空世界(グローバル)デビューじゃあァァァァ!!!!」

新八「ハイ!!」

神楽「餓鬼の遊びとの違いを見せてやるヨ!!」

ヴィヴィオ「あ、あのー…」オソルオソル

クロノ「あぁ、君たちが例の未来から来た子達か」

ヴィヴィオ(クロノさん若ーい…じゃなくて)

ヴィヴィオ「私たちも手伝ってよろしいですか?」

クロノ「駄目だ、君たちはまだ若すぎ…」

ヘシン!!

大人ヴィヴィ「若くても」

大人アイン「鍛錬は積んでおります」

新八「……!?」ズキュン

クロノ「……未来にどんな影響を及ぼすかわからないが…」

ヴィヴィ「いやぁ、パパとママに大方のことを話してしまったので…影響が出るならもう手遅れかなって」

クロノ「はぁ…向こう見ずなのは両親に似たんだな、あまり未来のことを話さないのが条件だ」

ヴィヴィ「・・・! はい!」

アイン(でも、ちょっとだけ言ってみたい…未来のクロノさんの声銀さんにそっくりって)

ヴィヴィ(だ、だめだよ!下手したら首くくりかねないよ!?)

クロノ「? よし、チーム分けだ!!」

あーだこーだ

 結局チーム分けは最初から組むことを決めている人たちを除きくじ引きで決めた

フェイト「…v」くじ抱え
銀さん「ったく、」

アインハルト「よろしくお願いします」
新八「ど、どうも…」ドキドキ

シグナム「くっ」ギリリ
ヴィヴィ「あわわわ…」

アルフ「定春ぅ♪暫く会えなくて寂しかったよぉ」もふもふ
定春「アンッ」ヘッヘッヘ パタパタ

神楽「よろしくアル中k」
なのは「いわせないの」ニッコリ

ユーノ「あの…空での戦いなんですが」
お妙「ご心配なく」

はやて「ほな行こうか」
リィン「はい、我が主」

銀さん&フェイトチーム

銀さん「っと、見つけたぞ馬鹿っぽいピンク」

フェイト「ちょっとよろしいでしょうか」

キリエ「あらー♪かわいい子に呼び止められちゃった♪」

フェイト「こちら時空管理局です、渡航証明書は持っていらっしゃらないでしょうか?」

キリエ「ぱすでーた?ごめーん、そういうのは持ってないの♪」

銀さん「じゃあ未来から新聞とか持ってきてねぇか姉ちゃん?競馬の欄とか」

キリエ「!!」

フェイト「ぎ、銀さん!」

銀さん「どうもキナくせエやり取りは苦手でね、単刀直入に訊いてやるよ。テメェらが歌舞伎町の周りをシッチャカメッチャカにしてやがるのか?」

キリエ「あーら、それならアミタに…私の姉に訊けばいいじゃない」

銀さん「いまもぐっすり寝てて話訊くにも訊けねえのよ、お前の打ち込んだウィルスでな」

キリエ「……ッ」

銀さん「どんな事情があるのかしらねえが、テメェの都合で家族に手を上げる根性は頂けねぇな」スッ

キリエ「…まったく、馬鹿な姉よね。来るなって言ったのに突っ込んできたんだもの……だからあなた達も切って張って、先に進ませてもらうわ」

銀さん「やって見ろや、馬鹿ピンク!」



アインハルト&新八チーム

新八「え、えっと……やっぱり地上から見てもあんまり見つからないね」

アイン「すいません、私たち空戦はあまり得意ではないので」

新八「っ い、いや良いんだよ!!」ドキッ

アイン「?」

新八(何なんだこの動悸はああァァァ!!ときめいてるの!?ときめいちゃってるの!?いやいやいやこの子見た目は大人だけどまだ9歳だしでも何で)ドキンドキン

アイン「どうかしましたか?新八さん?」

新八「ひゃ、はい!?」

新八(こ、声か!!声がファーストキスのあのひとに似てるからか!?いやいやいや彼女は別人だ彼女は別人だそれ以前に僕にはお通ちゃんという心に決めた人がががが)ギギギギギ

アリシア「わーい浴衣だ浴衣だ!」ピョンピョン

???「ったく呑気なもんだねぇ、電子マネーだけは取り扱ってて助かったよ…って!!」

新八「あれ、フェイトちゃん?」

アリシア「ふぇ?」

???「新八……?」

新八「あれ?何だ今の声…」

アイン「…!!その子の肩に誰か乗って居ます!!それに、その人はフェイトさんの気配じゃない!!」

新八「なっ…!?」

???「やっぱり…違う新八か!!アリシアちゃん、それ乗って!!」

アリシア「え、えええ!?こう?」チョコン

???「ロード…ファイタァー!!!!」ギャキィ

新八「な、エェェェェェ!?早い!!どうやったら台車でそんな速度が出せるの!?それに…アリシアって」

アイン「考えるのは後です、追いましょう!!」

今回はここまで。
だんだんゲストのヒントが増えてきました、てか答えてるようなもんでしょうか?

アルフ&定春チーム
ビルの屋上

アルフ「!! お前は…!!」

リニス「此処は…何処なのでしょう?私はいったい…」

アルフ「リニス!?」

リニス「アルフ…なのですか?ずいぶんと大きくなって……」

アルフ「あぁそれは…色々あったんだよ」

アルフ(って何言ってんだアタシは!!相手は記憶から再生された幽霊みたいなもので…)

リニス「なるほど…此処は私から見れば未来の世界なのね?納得がいったわ」

アルフ「なっ…!?」

リニス「それで、あなたの後ろに居るその大きい犬は…」

定春「アンッ」ハッハッハッ

アルフ「えっ!?えっと、それは……その……」モジモジ

アルフ「あの、私の遠距離恋愛のダーリンっていうか…単身赴任の旦那様って言うか……」カァァ

リニス「な」

リニス「何ですってぇぇぇェェ!!?」ズガァァァン

アルフ「あ、あのね!?知らないだろうけどね?このひとなんというか野性的だけど凄く紳士的で、男気あってその……」アクセク

リニス「……試させてもらいます」

定春「アゥ?」

リニス「元保護者として、アルフに果たして見合う男かどうか!!試させてもらいます!!!!」カッ


シグナム&ヴィヴィオチーム

シグナム「ふむ……よく鍛えられた体だ、流石は銀時の娘なだけはある」

ヴィヴィ「う~ん…ほんのちょっと一緒にいただけですし、ほとんど刷り込み見たいなので勝手に呼んでたんですけど」

ヴィヴィ「って!!これも未来の情報でしたぁ!?ミライガーミライガー!!」アワワワ

シグナム「構わん、そうか……養子だったのだな……」ムムムム

ヴィヴィ(あれ…?シグナムさんこんなに銀さんのこと気にしてたっけ…?)

シグナム「…!見えたぞ」

ヴィヴィ「あれは…うわ」

ヴィ欠片「ぐすっ……ひっく…ママァ、パパァ…何処行ったのぉ?」

シグナム「やはりあれは…」

ヴィヴィ「私の過去だと思います…うわぁ他人に見せると恥ずかしい」

シグナム「事情は深くは聞かん、必要な情報だけ教えろ」

ヴィヴィ「多分…一番まずい時期だと思います。何も考えられなくなっていて、回りのものにとにかく攻撃を加えようとするような時期です」

シグナム(はた迷惑な反抗期だな…)

ヴィ欠片「お姉ちゃんたち、誰?」グスン

ヴィヴィ「えぇっ!?えっと…私たちはね、あなたを助けに来たんだよ?」

シグナム「お前は今、悪い夢を見ている。おとなしくしていれば、いずれ悪夢は終わる…だから」

ヴィ欠片「やーっ!!パパを帰して、ママを帰して!!」ブワッ

ヴィヴィ「待って!!くっ…やっぱり、強さもあの時のまま」ガキィ

ヴィ欠片「お姉ちゃんたち、消えちゃえー!!」ブア

ガギイ

「おいおい、儂ぁこんなにも往生際悪かったかのう」

ヴィヴィ「えっ…!?」

シグナム「お……お前は…!!」

「だめじゃのう嬢ちゃん、探してんのは涙なんかじゃ流しちゃいかん大切なものなんじゃろ?」

尾美一「なら…泣きたい時ほど笑わにゃなぁ」ニカッ

神楽&なのはチーム
ビル街

なのは「あなたは…!!」セオイ

神楽「いつかの砲撃パチモン小娘!!」

星光「お久しぶりです……といっても、直接相対するのは初めてですね」

神楽「また私たちにボコられに来たアルか?」

なのは「というかいい加減降りて神楽ちゃん!」

星光「無論、そんな気はありません。我々もなにかに時計の針を進められたような感覚なのです」

神楽「よくわからんアルが、要するにたたき起こされたって事だロ?上等アル、またベッドに叩き落してやるヨ」

なのは「神楽ちゃん!…ねぇ、今回もまたナハトでこの世界に悪いことをしようとしてるの?」

星光「いいえ、私にそのような意思はありません。王様はどうだか知りませんが、できるだけ周囲への被害も抑えるつもりです」ジャコン

神楽「…!お前も欠片を潰して回ってたアルか」

なのは「それなら、お話してお互いわかりあうこともできると思うの!」

星光「そうですか…やはりOHANASIし合うしかないようですね」

なのは「え、いやそっちじゃないから。お話の方だから」

星光「私も眠っている間に真なる殲滅者の力を開花させたところです…やはりあの時の当事者で試すのが一番です。あなたを倒しこの力に確信がもてたら、師範に再戦を申し込みましょう」

神楽「上等ネ!!」

なのは「聞いてえェェェェ!!!!馬鹿なの!?バトルマニアにも程があるの!!誰に似たの!?」

ユーノ&お妙チーム

雷光「はーっはっはー!!素敵に無敵に僕参上!!」

ユーノ「君は…!!フェイトをコピーしたマテリアル!!」

雷光「そう!!………って、お前誰?」

ユーノ「…ですよねー」

お妙「あらあら、雷光ちゃんは相変わらずのようね」

雷光「あ、姉さん!!」

お妙「ごめんなさいね雷光ちゃん、ちょっとお話聞かせてもらえるかしら?」

雷光「ふ、ふーんだ!!姉さんの言うことでも駄目だよ、僕にはやることがあるんだから!!」

ユーノ「させないよ!!」

雷光「ふんだ、どっちも戦闘向きじゃないくせに!!僕は止められないよ?」

お妙「あらあら……ツヴァイちゃーん」

????「はい、マイスターお妙!」ヒョコ

ユニゾン・イン!!

ユニゾンお妙「あまり言うことを聞かない子には、お仕置きしなきゃならないのだけれど…」ゴゴゴゴゴ

雷光「 」

今回は此処まで
ユニゾンお妙はやり過ぎなきもしなくもない

アインハルト&新八

???「しまった、新八相手だったら特に逃げる必要なかったんじゃないか!?」ブロロロロ

アリシア「じゃあ戻るの?」

???「うーん」

新八「偽者め!!よりにもよってアリシアちゃんの姿で出てくるなんて、許せない!!」テンイ

・・・・・・・・・

???「…なんか余計な勘違いしてるゥゥゥ!!」

アイン「逃がしませんよ!?」タタッ

新八「こっちだ!!」テンイ

???「うわっ!?くそっ、こっちの新八は妙な技もってやがる!!」

アリシア「どどどどうするの!?すごい剣幕で挟み撃ちだよ!?」

???「ぱっつぁんよぉ、あんまりこのアタシを嘗めるなァァァ!!!!」ふんごををを

ギャギギギギ

アイン「なっ」

新八「エ゛エ゛エ゛ェェェ!!!?台車で壁走りぃぃぃ!?」

アリシア「わぁ凄ーい♪」キャッキャッ

ギャギギギギ…ガシャン

???「ごめ……もう……無理」ぷしう

アリシア「え!?ちょっと、たらさん!?」

新八「ゼェ…はぁ…やっと…やっと追いついた」

アイン「お覚悟を!!」ザッ

アリシア「えーっとえーっと…フォーチュンドロップ、マイクスター!!」ポン

新八「え゛」

アリシア『『キャー!!変質者ー!!!!』』キィィィィン

新八「えええぇぇぇぇぇ!!?」

ザワザワ アレシムラサントコノ… ヤダアンナチッチャイコヲ…

新八「え゛え゛え゛ェェェ!!!?違うからァァァ!!そういうのじゃないからァァァ!!」

アイン「し、新八さん!!とりあえず今は撤退を!!」

新八「は、はひぃぃぃ…」テンイ

???「た…たすかったぁぁぁ」へなへな

アリシア「こ、怖い人たちだったねぇ…」

???「いやぁ、あの新八が人を意味なく追い回すなんて有り得ないよ。たぶん今は凄くややこしい事態になってるんだ」ガリガリ

???「アリシアちゃん、とりあえずここまでアタシを運んでくれない?もし居るヒトがあたしの知ってるヒトならどの世界でもひとまずは匿ってくれる筈だから」

アリシア「えっと、ゲンガイさんだね?わかったよたらさん!」ヒョイ


たら子(アーク型武装神姫)「それじゃ、疲れたからちょっくら寝るよ…おやすみぃ…」

アルフ&定春

リニス「セイバースラッシュ!!」シュシュシュ

定春「がうぅ…!?」

リニス「スマッシャー!!」ズガァ

定春「あうぅん!!」ドガァ

アルフ「リニスやめてくれよぉ!!」

定春「がうっ」ブワ

リニス「!!」ドタッ

アルフ「定春!?」

定春「ガウッ、アウワウ」

リニス「信用できません!!あなたみたいなちゃらんぽらんな男にアルフを託すなんて…」

定春「ガウ、グルル」

リニス「アルフが私のことを…?」

定春「アウアウっ」

リニス「ならわかる筈です、消えてしまった私にとってアルフとフェイトの将来は何よりの希望なんです」

定春「ガウッ、ワン!!」

アルフ「そんな…定春ッたら」ポッ

リニス「……ブラスト!!」ドガン

定春「アウッ!?」

リニス「ならばその覚悟、この一撃で試させていただきます!!」ゴゴゴゴ

リニス「プラズマ…セイバー!!!!」

どがあぁぁぁぁぁぁ

アルフ「定春ーーーーーー!!」

定春「……ワンッ!!」バッ

リニス「!!」

定春「ワン、ワンワン、くぅーん」

アルフ「定春の言うとおりだよリニス……離れ離れで暮らすことは私も定春も覚悟の上だ。愛している以前にあたしたちは何より主の幸せが大事だ。だからこそ、いつか一緒になるそのときまでお互いがんばっていくつもりさ」

リニス「…そうですか、ならもう何も言う事はありません…ふたりとも、幸せになってください…」ぎゅぅぅぅぅぅぅん ピシュン

アルフ「消えた…?」





今回はここまで。
定春のせりふは考えてはいたのですがなんだか人語にすると定春っぽくなくなるので
ご想像にお任せする形になりました。

フェイト&銀さん

キリエ「ほいほい♪」ラピッドトリガー

銀さん「ちぃ!!少しはよってきやがれってんだ!!」ギギギギン

キリエ「やーよぉ、私も近接戦の方が得意だけどわざわざ近接オンリーな奴によって戦うほど馬鹿じゃないの」ファイネストカノン

銀さん「あばばばばば!!」ズガガガ

キリエ「あっはっはっは、非殺傷設定にはしておいたから!それじゃあねぇ♪」

フェイト「そうはいきません!!」ギュン

キリエ(な……速っ!?)アクセラレイター

フェイト「まだまだ!!」フォトンランサー

キリエ「でやぁっ!!」ギギギン

フェイト「遅い!!!!」スマッシャー

キリエ「このっ…!!」ガード

銀さん「おらどうした」ヒュ

キリエ「………!!」

銀さん「近接戦が得意っつったな、採点といこうじゃねえか!!」ブオ

キリエ「…っ!!」ギンギギン

キリエ(こっちも速くて重い、こいつら本当に人間!?)

キリエ「あたしが速さで負けるなんて……きゃあっ!?」ズガァ

フェイト「大人しく、投降してください」

キリエ「……そうはいかないのよ」

銀さん「わからねぇな、そうまでして未来くんだりからやってきておめえ等何がしたいんだ」

キリエ「お父さんを助けたいの…だからお願い、見逃して!?」

銀さん「……!!」ピクッ

フェイト「え……」ピクッ

キリエ「早くしないと、間に合わないかもしれないの…せめて最後に、お父さんに褒められることがしたいの…だから」

銀さん「てめぇ、そりゃ……」

キリエ「なーんちゃって♪隙あり~♪」バシュン

銀さん「ぶわっ!?」

フェイト「わぁっ!?」

キリエ「K.K.T♪アクセラレイタァーッ!!」バシュン

フェイト「ま、まさか今のって嘘!?」

銀さん「おいおい、銀さんがあんな子供だましにまんまと化かされちまったとおもうのか?」

フェイト「先生……?」

銀さん「上等だコラ、見つけてとっ捕まえたら事情吐かせるだけじゃ物足りねぇ!!定春の餌にしてくれるわああぁぁぁぁ!!!!」ふんがあぁぁぁぁぁ

フェイト(お父さんって…やっぱり先生もそういう過去を引きずってるのかな……)

シグナム&ヴィヴィオ

尾美一「おー!シグナムじゃなか!!」

ヴィヴィ「あの、あのひとは……?」

シグナム「新八殿の兄弟子だ…恐らくは全快であれば銀時よりも強かったであろう……な」

ヴィヴィ「Σパパよりも…!?」

シグナム「先に、ある事件で惑星破壊兵器と相打ち…歌舞伎町と道場を護って、死んだ」

ヴィヴィ「……っ」

尾美一「流石にあれで綺麗に逝けたと思うたんじゃがのう、どうやら儂は余程往生際が悪いらしい。ほんますんまそん!!」

シグナム「いえ、そんなことはありません。寧ろ私達の心にあなたが深く残っていたが故に、ふたたび一夜の夢として現れたのでしょう」

シグナム「あやまるなら、今宵の夢は寧ろ我々の不手際」チャキ

尾美一「そうか…ほんでこの夢から叩き起こしてくれるんか、我ながら良い妹弟子を持ったもんじゃ」

シグナム「貴殿とは一度、本気で太刀を交わしてみたいと思っていました宇宙剣聖」

ヴィヴィ「いや何その肩書き!?」

ヴィ欠片「ふぇー…?」

シグナム「いざ!!」

尾美一「…!!!!」ニッ

神楽&なのは

神楽「ホアッチョォォォォウァァァァ!!!!」ゴォォォォォ

星光「ブラスト…」キュォ

なのは「神楽ちゃん!!!!」キィン

星光「ファイア!!!!」ズドン

星光「うまいものです、シールドの乱数展開で神楽さんの足場を作るとは」ガシャコン

神楽「感謝してやるアル、なにゅは!!」

なのは「そのまま叩き落してやろうか」

なのは「…銀さんとユーノくんがやってたのを真似してみただけ…でも」

神楽「十分アル!!」ブワ

星光「ですが、関係ありません」ガシュン

なの神楽「「!!」」

星光「殲滅します…ディザスターヒート!!!!」ゴオォォォォォォ

キュドドドドドドドド!!!!!!

星光「やったか…とでも言えばいいでしょうか?」モクモクモク

なのは「そいつぁ…!!!!」ブワ

神楽「殊勝な心がけアル!!!!」ブワ

ズドドン

星光(やはり私たちの力は限りなく本来のそれへと昇華している、しかし記憶だけがもやが掛かったかのように戻ってきていない)

なのは「せぇーっ!!!!」ゴォア!!!

星光(砕け得ぬ闇を得ていないから5軸の統合意識を持てないのか…ちがう、これは人為的なもの)ガギン

神楽「赤色ぉぉぉぉ!!!!」ゴキィ

星光「っ!!」

星光(これが、これから起こる一連の出来事が何者かの思惑なのだとすれば…掌の上だとしたら…)

神楽「戦いながら何ごちゃごちゃ考えてるネ!!!!」シュタ

星光「なっ!!!?」

神楽「侍の一刀は幾千の言葉に勝る!!!!」

なのは「何を考えてるかは、戦いの中で話し合おうよ!!!!」

星光「………そうですね、そちらのほうが…わかり易い!!!!」パイロシューター

なのは「終わったらちゃんと、お話聞かせてもらうから!!」ロードロードロード

星光「私は今、貴方を越えます…受けてください!!」

星光「真・ルシフェリオォォォォン……」

なのは「これが私の全力前回!!!!」

なのは「スターライトォォォォォ……」

なの星「ブレイカアアァァァァァァァ!!!!」

星光「互いに互角……ですが、貴方が上回った」

なのは「今回はね……」

ユーノ&お妙

ユーノ「まさか夜天の書をコピーした融合機を作ってたなんて」

お妙「私の中にはリィンちゃんの一部が入ってるからね、はやてちゃん達がもしものときの為に使えるようにしておいてくれたのよ」

ユーノ(あれ……一部っていうか闇の書として最悪の部分って言うか殆ど本体だよね?もしかして今お妙さんが一番強い?……まぁそうでなかったらこんな事にはならないか)

雷刃「  」ボロッ

お妙「ちょっとやりすぎたかしら…」

ツヴァイ「いいんじゃないでしょうか、マイスターお妙?」

以下回想

雷刃『うわぁぁぁぁぁぁ!!!!』

Yお妙『あっはっはっは、さいっこうにハイってやつだぜえェェェェ!!!!』

雷刃『怖いよぉぉぉ王様ァァァァシュテるんんん!!!!誰か助けに来てよおぉぉぉ!!!!』

ユーノ『できないんだなこれが』ケッカイ

雷刃『なっ、なにこれ!?』

Yお妙『んっん~何処へ行こうというのかしらねぇ?雷刃ちゃん?』

雷刃『ひっ』

Yお妙『貧弱貧弱貧弱ぅ!!!!』ズガガガガガ

雷刃『なんでええェェェェェェ!!!!』

回想終わり

ユーノ「人格変わるとかそういうデメリットは……ないですよねぇ」

お妙「さて…歌舞伎町に偽者を散らかしてくれたおいたを反省してもらわないとねぇ?」

雷刃「ぴっ!? あ…… う……」

お妙「あ、あら?」

雷刃「うわあああぁぁぁぁぁん!!!僕まだなにもやってなぁぁぁいいぃぃぃ!!!!」

ユーノ「 」アーアヤッチャッタ

お妙「あ、あのね雷刃ちゃん?ちょっとやりすぎちゃったかしら?ご、ごめんなさい?」

雷刃「姉さんなんか嫌いだぁ!!嫌いだぁ!!!!びええぇぇぇん!!!!」ブンブン

お妙「ほ、ほら雷刃ちゃん。バーゲンダッシュあげるから機嫌直して?ね?」ソーダ味

ユーノ「いやどうやって保管してたんですか!?」

雷刃「くんくん……なんだか甘いにおい…」

お妙「美味しいわよ?」撫で撫で

雷刃「んー…よし、もらってあげよう…むぐむぐ」

雷刃「むむっ!!悪くない、決して悪くない!!というか美味しい!!これはいいものだー!!」

今回はここまで。

銀フェイチーム キリエ逃走

アルフ定春チーム リニス欠片逃走?

アイン新八チーム たら子アリシアチーム逃走

ヴィヴィシグナムチーム ヴィヴィ欠片戦意喪失 尾美一欠片と戦闘開始

神楽なのはチーム 星光の殲滅者確保

お妙ユーノチーム 雷刃餌付け中…確保

※なの神チーム一番重要部分が抜けたァァァ



星光「私は今、貴方を越えます…受けてください!!」

星光「真・ルシフェリオォォォォン……」

なのは「これが私の全力前回!!!!」

なのは「スターライトォォォォォ……」

なの星「ブレイカアアァァァァァァァ!!!!」

ズガアアァァァァァァァ……ン

・・・・・・ズボッ

神楽「ぶは!!げっほえっほ!!殺す気アルか小娘ども!!!!」

ザッ

星光「互いに互角……ですが、貴方が上回った」 ガクッ

なのは「今回はね……お話、聞かせてもらえる?」

星光「構いません…ですが、その前に一度王の下に行かせていただいて構いませんか?」

神楽「逃げるつもりじゃないダローナ?」

星光「いえ、確かめたい事があるだけです。お二人もご同行していただいて結構ですから…われわれの悲願、砕け得ぬ闇の復活と我等の解放が成されるその場所へ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月26日 (水) 00:20:47   ID: o4YTsqH7

正直銀魂のノリを再現してると思い込んでる奴だけが楽しめる作品、片方の作品のファンはまず笑えないし楽しめない

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