シーザー

リージョンルートは唯一攻略してないからうまく書けるか不安なんだよなぁ
鉄の杭にネウロイのコアが掲げられてる基地とか
アメリーがノイローゼになりそうなんですけどそれは大丈夫なんですかね？

前のやつのパラレル？別視点？

リージョンルートクリアしてきたので明日から投下します
あのハゲのツラ見るたびに殴り殺したくなりますよーほんとに

>>6
一応別視点って感じだけど、時期的に101のアイツより先に来てることになるから501要素はありません

リージョンルートクリアしてきたので明日から投下します
あのハゲのツラ見るたびに殴り殺したくなりますよーほんとに

>>6
一応別視点って感じだけど、時期的に101のアイツより先に来てることになるから501要素はありません

クライン「よく来たな、ロボトミー！」

運び屋「あなたたちの機嫌を損ねると、何が起こるか分かったもんじゃないから。それで、何の用？」

ゼロ「つい先日のことだ、あれはボロスが自分のバイオジェルを新しいのと交換しようとしたとき……」

ボロス「ちょっと待て。その話をするつもりなら、エイトがサイコ・ボルテージ・ユニットのアップデートに失敗したところからひもといて話せ！　私の名誉と沽券に関わるからな」

エイト「@@[#-!!!!-#]@@ @@[#-!!!!-#]@@」

ダラ「エイトの言う通りだわ。私の記憶が正しければ、エイトがアップデートに失敗したのはボロスがジェルの入れ替えを始めるより後のはずよ」

ボロス「私のレジハーモニクスカウンターがエイトのミスを予知したせいでバグが発生したのだ！　でなければあんなに下品な音を立ててジェルをこぼしたりしないぞ！」

ゼロ「ああ、あれはまさしく人間でいうところの失禁だった」

ダラ「テディベアちゃんが漏らしてくれたのなら良かったのだけど。ねえ、相談なんだけど、ちょっとここで排泄行為をしてくれないかしら」

エイト「@@[#-!!!!-#]@@」

ボロス「黙れエイト！」

クライン「黙るのは貴様だDr.ボロス！　次に許可無く発言した奴は脳を犬に移植してやる！」

運び屋「はぁ……」

運び屋「空間転移？」

クライン「うむ。原理はお前がビッグ・マウンテンを訪れる時に使うトランスポータルポンダーと同じだ」

クライン「お前には転移先の土地で情報収集をしてもらう。悪用されているテクノロジーがあれば奪い取り、争いや貧困に喘ぐ人間にはビッグ・マウンテンの力を分け与える」

クライン「お前は人助けをして自尊心が満たされ、我々も外の世界の情報を得られる。いつも通りだな」

クライン「分かったか？」

運び屋「あんまり」

クライン「ちっ。人間の処理能力に合わせて会話をすることのなんと難しいことか」

運び屋「なんていうか、あなた達にしては話が出来すぎてない？　誰かを助けるとか、争いを止めるとか……科学者らしくないな」

クライン「そうするように話したのはお前の方だ！　まさか忘れたのか？」

運び屋「そうじゃないけど、あんまり素直で気持ち悪……ちょっと、ショックガンは下ろして……ごめんってば」

クライン「私はお前やモハビがどうなろうと構わないが、こいつらがやかましいから渋々約束を守ってやっているんだ。分かったら言うことを聞け」

運び屋「はいはい。もう一個質問。転移って、どこに繋がってるの？」

クライン「うむ……ネバダかその周囲のどこかだと思うが、はっきりとは分からん」

運び屋「ネバダの周囲って……かなり広範囲だけど」

クライン「せいぜい数百kmのズレだ。大した違いは無い」

運び屋「確かに。スーパーミュータントの住処に出たりしない限りは安全だし」

ダラ「その点に関しても心配は無用よ。つい先ほど、ロボトミーを何体か転移させておいたの」

運び屋「は？」

ボロス「露払いというやつだ。私はナイトストーカーを送るべきだと推したのだが、近頃は巣に籠っているのかあまり姿を見せなくてな」

運び屋「だからモハビに逃げてるんだって。それより、ロボトミーを送ったって……」

ゼロ「ロボトミーが帰ってきたら、その状態を見て装備を変えるといい。傷ついていれば気を付けて行けばいいし、帰って来なければ更に気を付けて行けばいい」

エイト「@@[#-!!!!-#]@@ @@[#-!!!!-#]@@」

運び屋「……」

クライン「そういうことだ。さあ、行けロボトミー！」

運び屋「……前言撤回させて。やっぱり全然変わってないよ、あなた達」

―ザ・シンク?

脳「なるほど。それでこの装置がここに運び込まれて来たわけだな」

運び屋「そうみたい。この先に何があるか分からないけど、ロボトミーが無関係な誰かに危害を加える前に始末しなきゃ」

脳「……リージョンに与すると聞いた時は驚いたが、割と人間らしい心が残っているんだな？」

運び屋「勘違いしないで。私はシーザーに感化されちゃいないし、ラニウスに怯えてる訳でもない。NCRがこれ以上消耗する前に、さっさと戦争を終わらせたかっただけ」

脳「それならNCRに味方するべきじゃないのか？　いや、消耗しきったNCRにベガスを統治する力は無い、か」

運び屋「そう。いくらリージョンでもカリフォルニアのNCR本隊を落とすのは無理だし、小競り合いはネバダでおしまい」

運び屋「もしリージョンが西海岸まで手を伸ばすようなことがあれば、私が止める。どんな手を使ってでもね」

脳「……よし。おい、私も連れていけ」

運び屋「いいの？」

脳「たまには体を動かさないとな。ベガスの外に出るのは久しぶりだ」

運び屋「分かった。準備が出来たら行こうか」




運び屋「……よし。あー、なんか頭が重くなった気がする」

オートドクター「すぐに慣れますよ。自分の体ですから」

運び屋「うん、ありがとう」

マギー「おい、またどっかに行くのか？　頼むからマギーにお土産を持ってきてくれ！　最近は洗い物が出たそばからあの洗面台がでしゃばってきて退屈なんだ！」

運び屋「なるべくマグを探すようにするよ。そんな暇があればね……」

運び屋「じゃあ、行ってくるから」

運び屋（今更だけど、ユリシーズがくれたこの服、リージョンの雄牛が刺繍してあるからNCRの領地に出たらまずいかも……）

運び屋（まあ、なんとかなるか―?）

ｷﾞｭｳｳｳｳﾝ

―？？？？?

運び屋「っと」

運び屋「ここは……？　どこか家の中みたいだけど」

運び屋「いけない、探索はあと回しだ。まずはロボトミーをどうにかしよう」

運び屋「……Pip-Boyに反応は無し。遠くまで逃げたのか？　誰かに殺されてればベストなんだけどね」

運び屋「家主に見つかる前に家を出ないと」

ｶﾞﾁｬｯ

運び屋「あ……」

運び屋「滑走路だ。もしかしたら、ネリスみたいな空軍基地に来たのかも。それにしては建物が少ない気がするけど……」

運び屋「でも、家も滑走路も綺麗だし、人はいるはず。ロボトミーの餌食になってないことを……」

「あっ！？」

ﾄﾞﾝｯ

運び屋「うわっと」

？？？？「いたた……ごめんなさい、大丈夫？」

運び屋「ああ、うん、私は……」

？？？？「良かった」

運び屋「あの」

？？？？「ごめんね、隊長達が『ネウロイ』と交戦中みたいだからまた後で！」

運び屋（『ネウロイ』？　ギャングかなんかの組織かな）

？？？？「……ねぇ！　あなた、ウィッチじゃないわよね？」

運び屋「ウィッチ？」

運び屋（私が『魔女』に見えるってこと？　それともそういう名前のグループ？）

？？？？「ああ、違うならいいわ。じゃ！」

運び屋「……」

運び屋（気になるな。つけてみるか……）