妹「お兄ちゃん、たまには一緒に帰ろーよっ!」(362)

兄「ん?別に構わんよ。どうせ帰る場所は一緒だしな」

妹「でさちょっと池袋のアニメイト寄りたいなーなんて」

兄「…お前また俺にマンガ買わせる気だろ」

妹「いいじゃん、どうせお兄ちゃんも読むんだしさー」ブンブン

兄「おぃっこらっ、俺の腕をぶんまわすの止めろって」

妹「……だめ?」ギュッ

兄「うっ…///」

妹「ね~ぇ~、おにぃちゃ~ん」ウルウル

兄「し、仕方ねーな。まぁ俺も続き気になってたしな」

妹「やたー!!」



続け

兄「しっかしビルまるごとだもんなー。池袋のはやっぱすげーわ」

妹「せっかくだしエスカレーターで一番上まで行って降りてみようよっ!」ワクワク

兄「…エレベーターな。まだちゃんと覚えてねーのかよ」

妹「あっ、そーか。また間違えちゃった。えへへー」

兄「ったくw …お、エレベーター来たぞ」グイッ

妹「あっ///もう子供じゃないんだから手繋がなくても大丈夫だってー」


続かない?

続けたまへ(*_*)

兄「最上階は丸々イベントスペースか」

妹「ねぇお兄ちゃん!コスプレコスプレ!!」

兄「おーホントだな。どれどれ?…ふむ、これを着てご自由に記念撮影をどうぞってことか」

妹「お兄ちゃんっ!」グイ

兄「…」

妹「お兄ちゃん!!」グイグイ

兄「俺にどうしろ…

妹「着てみてっ!!」キラキラ

兄「…はぁ」



誰か続けてくんない?

シチュがあんま良くなかったな…
落ちるまで適当に書くわ

兄「…これでいいか?」

妹「おーーー、わたしのお兄ちゃんカッコいいっ!!」

兄「そ、そうか?///」テレテレ

妹「そうだってっ!ほら、周りを見てみなよ」


アノコチョットカッコヨクナイ?
ホントダ
アレッテセプター4ノセイフクダヨネ
バットウッテイッテクレナイカナキンキュウバットウッテー


妹「ねっ?わたしも鼻が高いよ」

兄「ったく偉そうに」コツン

妹「えへへー」


トナリニイルノカノジョカナー
イイナーカレシトアニメイトトカー
リアジュウハバクハツシロッ


兄「///」
妹「///」

兄「そ、そろそろ下の階に行くか?」

妹「う、うん。そうだね」

イソイソ


妹「お兄ちゃん…わたし達…その…カップルに見えたりするのかな?」

兄「そうだな…まぁ見ようによっちゃ制服デートに見えなくもないんだろ」

妹「…お兄ちゃんとデート」ボソッ

兄「ん?なんか言ったか?」

妹「え?ううん、何でもないよなんでも」

兄「よし、じゃあ下の階行くぞ」

兄「しっかしこの階段狭いし急だよなぁ…」

妹「そーだねー。でもわたし怖くないよ」

兄「へー、そうなのか?」

妹「うん、だって…」


ギュッ


妹「お兄ちゃんと手をつないでれば安心だよー。えへへー」

兄「お前ついさっき子供じゃないんだからーとか言ってたじゃないか。ったく…ちゃんと握ってるんだぞ」


ギュッ


妹「うんっ!」

続きを

兄「このフロアは…んー、原画とか見ても良く分からんなぁ…」

妹「すごいっ!キューティクル!キューティクルっ!!」

兄「」

妹「キューティクル!キューティクルっ!!キューティクルっっ!!!」

兄「あーもう少し落ち着け。ってか女子高生がマンガくらいでそこまでテンション上げんな」

妹「…」ピタッ

兄「あ、あれ?」

妹「マンガ…くらい…だと?」

兄「え?」

妹「お兄ちゃんのバカっ!謝れっ!ドンに謝れっ!!」

兄「ひぃっ!」

妹「お兄ちゃんは分かってくれてると思ってたのに…もう知らない」プイッ

兄「悪かったよ。なぁ、機嫌直してくれよ」

妹「…」プイッ

兄「ほ、ほらっ、あっちはアザゼルさんのブースがあるみたいだぞ?」

妹「…」ピクッ

兄「お前アザゼルさんも好きだったもんな」

妹「だったじゃないもん…」

兄「そうだよな、2期始まってめっちゃ喜んでたし今でも大好きだもんな?」

妹「うん…」

兄「じゃあ行こうぜ」


ギュ


妹「も、もうお兄ちゃんったら調子良いんだから///お兄ちゃん?転ばないようにちゃんと手握っててよね」

兄「ここは…あぁ、なるほど。クイズに答えて受付に持ってくとコインがもらえて、それをこのガシャポンに入れると中の…紙切れ?がもらえるのか」

妹「ん~なんだろ~?ネームの一部とかかなぁ?」ノゾキノゾキ

兄「どうする?やってくか?」

妹「んー、いいや」

兄「なんだ、やけにあっさりしてるじゃんか」

妹「だってもらってもどうしようもないし?」

兄「お前そういうとこ結構ドライだよな…」

妹「でもお兄ちゃんが取ってくれたものならずっと大事にしちゃう///」クネクネ

兄「いや、めんどいからいいや」


妹「……お兄ちゃんも相当ドライだよね…」

兄「これは…暗殺教室だな。てかこの学校机まんまうちのじゃねーか」

妹「おーーーー、殺せんせーだwww」

兄「これってあれだろ?ドーピングコンソメスープとかの…」

妹「違うよお兄ちゃん。それは魔人探偵ネウロ!まぁおんなじ作者さんだけどね」

兄「へー。面白いのか?これ」

妹「うん。かなり売れてるみたいだしねー。4巻しかまだ出てないから買っちゃえばいいじゃん!」

兄「んー、いや、やめとく」

妹「えー?なんでーーーー?」ブーブー

兄「そんなに人気があるならいずれアニメ化するだろ。そん時色々店舗特典付けるだろうからその時買う!」キリッ

妹「しっかりしてるんだかせこいんだか微妙なラインだよ、お兄ちゃん…」

兄「こっちは…あぁ電撃関連か」

妹「サンシャインでも特別展やってるよね」

兄「ロウきゅーぶ!2期もやるし今から楽しみだぜ。小学生は最高だなっ!」

妹「…わたしのお兄ちゃんはロリコンです」

兄「違うぞ?俺はシスコンだ」

妹「っ/// なっ、何いきなり言ってんのお兄ちゃん」

兄「?俺はシスコンだ」

妹「え?え?え?え?/////」

兄「スー、俺はシスコンだああああああ!!」

妹「っ//////// お、お、お、おそとはしってくるぅーーーーーーーっ!!!!!」


ダダダダダダダダ


兄「こっ、こらっ!!危ないから走んな…って行っちまったか。さすが俺妹の京介さんのセリフ、破壊力ぱないすわ」




兄「…ってかあいつマンガ買いに来たんじゃなかったのかよ。ったく、こりゃ明日も来る羽目になりそーだな」






おわり

こんな感じでとりあえず
誰かの暇つぶしにでもなったなら良かったです

妹2「兄さん、今日の放課後はお楽しみだったみたいですね」

兄「放課後?」

妹2「えぇ。クラスの友達が見たそうです。兄さんと姉さんが池袋でラブラブデートをしていたところを」

兄「いや、あれはただ買い物に付き合ってただけで…」

妹2「買い物?一体何を買ったんですか?」

兄「…まぁ実際には何も買ってないが…」

妹「やっぱりデートだったんじゃないですか。言い訳があるなら言ってみてください!」

兄「いや、だってあいつがいきなり…

妹「うるさいですっ!言い訳なんて聞きたくありません!」


兄(えー)


妹→妹2

妹2「っていうか続けるんですか?これ」

兄「あぁ、せっかく残ってるし落ちるまで適当にな」

妹2「ならさっさと私との妊娠エンドで締めて下さい」

兄「」

妹2「さっさと私との妊娠エンドで

兄「いや聞こえてるからね!?繰り返さないでいいからね!?」

妹2「なら何かしら反応して下さい。私も恥ずかしいんです」

兄「…顔色一つ変えず言われたって。月子かお前は」

兄「だいたい兄妹で結婚してあまつさえ子供作るなんてありえんだろ」

妹2「…分かりました。私達もまだ学生ですし慌ててするような話でもありませんね。こういう事はどこかの穹さんにでも任せておきましょう。」

兄「いや、学生とかそういう話じゃないんだが…まぁいいや」

妹2「では学生の間は健全なカップルという事で」

兄「おい待て、どうしてそういう話になる。てか妹を女としてみれる訳ないだろ」

妹2「?」

兄「お前のその反応の方が俺にはよっぽど?だよ…」

妹2「兄さんは私を女として見れないと?」

兄「兄妹なんだし当然だろ?」

妹2「しかし古来より近親相姦のお話はたくさんありますし、兄さんは要らぬ我慢をしてるのでは?」

兄「そんなことないぞ?お話になってるのはあくまでアブノーマルだからであって普通の兄は妹に欲情なんてしません」キリッ

妹2「ふーん。…じゃあ…」

ペタッ

兄「!?」

妹2「…」

フニフニ

兄「ちょっ!おまっ!何やってんだよ!!」

妹2「何って私の胸のマッサージを兄さんに手伝ってもらってるだけですが。女として見てないなら当然なんともないですよね?」フニフニ

兄「っ!!」

妹2「ほらほら、顔が真っ赤ですよ?」フニフニ

兄「べっ、別に?妹の胸を触ってもなんともないし?」ドキドキ

妹2「へーそーですか。じゃあもっとしっかり…んっ…揉んでくれますよね…」ハァハァ

兄「お、おう。ただのマッサージだもんな…」

モミモミモミ

妹2「あんっ!…兄さんっ…ちょっと強く揉み過ぎ…んっ…」ハァハァ


ダンッ


妹「入るよー。お兄ちゃん呼んだー?…ってお兄ちゃんがふーちゃんのおっぱい揉んでるっ!?」

妹2「ハァハァ…あ、姉さん…」

兄「おまっ!?なんでここにっ!?」

妹「え?え?お兄ちゃんが呼んだんじゃん」

妹2「…私が兄さんの携帯でさっき呼んでおきました…」ハァハァ

妹「や、やっぱりお兄ちゃんとふーちゃんってそういう関係だったの?」ウルウル

兄「ちげーよ!ってかお前はめやがったな!」

妹2「ハァハァ…何の…事でしょう?」ハァハァ

兄「…と、こういう事情なんだ。だからやましいことは何も…」

妹「へー」ジトー

妹2「…兄さんは時々大胆です」ポッ

兄「だからいい加減やめてくれぇ~orz」

妹「ふーちゃん?どういうつもり?」ギロッ

妹2「今日放課後兄さんと抜け駆けしてデートしたらしいじゃないですか。そのお返しです」シレッ

妹「いや、あれは買い物に付き添ってもらっただけで…てかこの妹・妹2って表記まぎらわしくない?」

妹2「そうですね…。私が冬美、姉さんが夏子だから冬と夏でいいんじゃないですか?」

夏「ならこれからはそんな感じで」

冬「えぇ」

兄「……名前的にあと二人、春と秋が付いた妹が出てきそうだな」

夏「お兄ちゃん、こんな可愛い妹が二人もいてまだ足りないの?」

冬「…というか我が家の家族構成くらい覚えておいてください。兄妹は私たち三人だけですよ?」ハァ

みてるぞ

冬「ところで兄さん、彼女はいないですよね?」

兄「彼女?あぁ、今はいないな」

夏「お兄ちゃん見栄はんなくていいよ?今はって言う人の9割はいたことないんだからw」

兄「…あぁ、そうだよ!ラブレター一通すらもらった事ねーよ」

夏「かっこいいと思うんだけどねー」

冬「まぁ当然ですね」

兄「ひでっ!当然とか言いやがったよこいつ…」

冬「えぇ、だって毎日兄さんの下駄箱チェックしてラブレターが入っていたら私が即処分してますから」

兄「衝撃の事実!?」

夏「ふーちゃんグッジョブ!」グッ

冬「ありがとう姉さん。まぁそんな訳で、このまま彼女のいない灰色の高校生活を送るよりは、私を彼女にするべきだと思いますよ」

兄「どうやらその彼女のいない理由が多分にお前にありそうな事が判明したばかりなんだが…」

夏「ふ、ふーちゃん。やっぱり兄妹でこ、恋人とか変じゃないかな…」

冬「姉さんはそうやって外面を気にして好きな人に好きって言えなくていいんですか?」

夏「え?そ、それは…」

冬「別にいいならいいんですよ。私が兄さんの彼女になるだけですから」ダキッ

兄「ちょっと…ひっつくな。ってか俺は普通に彼女をだな…

夏「っ///」ダキッ

冬「クスッ…さて兄さん。茶髪でビッチな姉さんと黒髪で清楚な私、どっちを選びますか?」

夏「ちょっ!ひどっ!!わたしビッチじゃないし!ふーちゃんの方が色々ビッチだしっ!」

兄「…」

兄「なぁ、俺は普通に彼女を作りたいんだが…」

冬「はぁ?何を言ってるんですか。今までできなかった人間にこれからできる訳ないじゃないですか」

夏「お兄ちゃんはわたしじゃやなの?」ウルウル

兄「うっ///」
冬「うっ///」

冬「ま、まぁ私を選ばなければ許しませんけど百歩譲って姉さんなら認めてあげなくもありません。ですが他の女を選んだりしたらデコンポーザーでデストロイです」

兄「パラライザーもエリミネーターもすっとばして分子分解かよ…」

冬「妹スレは」

夏「ぶんかだー♪」

夏冬「…」ドヤァ


兄「…え?なに?なんでやり切った風な顔してんの?」

うむ

冬「兄さん。最近私と姉さんとの扱いに差を感じるんですが」

兄「ん?そーかー?」

夏「そーかなぁ?お兄ちゃんわたし達にはいつもおんなじ感じだと思うけど」

冬「いいえ、何というか私に対する扱いがおざなりというかぞんざいな気がします」

夏「え?おざな?ぞんざい?なにそれ」

兄「まぁいい加減とかそんな感じの意味だな。分ったか?」

夏「うん!ありがとーお兄ちゃん!」

兄「おぅ!」

冬「」イラッ

冬「…そうですよね、私と姉さんは1歳差。つまり兄さんとの絆が1歳分私の方が短い…扱いに差が出るのも当然です」

夏「ふーちゃん…」

冬「それに私から見ても姉さんは可愛いです。明るくて少し恥ずかしがりやな所もポイント高いです」

夏「や、やだなぁ~そんな事ないって~」

冬「胸が私より小さくて茶髪でビッチなのもある意味チャーミングです」

夏「…あ、あれ?なんかわたし軽くディスられてる?」

冬「そんな姉さんと私が同じ扱いをしてもらおうだなんて厚かましいですよね…」サメザメ

夏「ちょっ、ちょっとお兄ちゃん!ふーちゃん泣いちゃったじゃん!もっとふーちゃんに優しくしてあげてっ!!」

冬「しくしく」チラッ

兄「いや、俺は別に扱いに差を付けてる気は…」

夏「お兄ちゃんはそんな気なくてもふーちゃんはそう感じてるのっ!だからお兄ちゃんはふーちゃんにもっと優しくするのっ!」

兄「わ、分ったよ…ったくなんで怒られてるんだよ俺…」



冬「」ニヤリ

兄「で、優しくったって具体的にはどうすればいいんだよ」

冬「んー、さしあたっては…」

兄「てかやっぱり嘘泣きじゃねーかよ」

冬「さぁなんの事でしょう?」テヘペロ

夏「お兄ちゃん!?ふーちゃんをいじめたらダメだよ?」

兄「分かってるって…で、どうすればいいんだ?」

冬「そうですね…。まずは私とせっぷ…


ペシッ


冬「…痛いです、兄さん」サスサス

兄「痛いですじゃねーよ。なに「まず」とか言って気軽にさせようとしてんだよ」

夏(せ、接吻ってキスの事だよね。ふーちゃん大人っ!)

冬「誤解です、兄さん。まずは話を最後まで聞いて下さい。私が言おうとしたのはですね?せっぷんではなくてセック…


ペシッ


冬「……痛いです、兄さん」サスサス

兄「よけー悪いわ!!」

夏(セ、セックスって!きゃーっ!ふうちゃん大人すぎるよっ!!)プシュー


ふうちゃん→ふーちゃん

兄「何が誤解だ。ってか俺は接吻って聞こえたなんて言ってないぞ?」

冬「あら?つい欲望が先走って口を滑らせてしまいました。まぁ仕方ありません。この場は引きましょう」

夏「ふーちゃん、もういいの?」

冬「はい姉さん。どうやら私の勘違いだったみたいです。兄さんは私達ふたりとも平等に愛してくれるそうですよ」

兄「…お前が言うといやらしく聞こえるのはなぜなんだろうな」

冬「さぁ?きっと兄さんの歪んだ願望がそうさせるんじゃないですか?」

夏「よかったー。ふーちゃん?わたしもお兄ちゃんとふーちゃん同じくらい大好きだから安心してね」ギュッ

冬「…はい、ありがとうございます。私も姉さんの事大好きですよ」ギュッ(まったく…姉さんには敵いませんね…)


兄「イイハナシダナー」

冬「…気持ち悪い目で見ないで下さい兄さん。あれですか?百合好きですか?」ジトー

兄「…イイハナシダッタノニナー」サメザメ

夏「妹スレは」

冬「文化ですっ!」

夏冬「…」ドヤァ


兄「だからなんなの?アイキャッチ?アイキャッチ的な何かなの!?」

夏「反射と思考の融合、それが妹のあるべき姿なんだよっ!」

兄「なんだ突然…てかお前はどこの超兵だ」

冬「ふむ、なるほど。それは確かに至言ですね」

夏「しげん?お兄ちゃん…」

兄「んー、本質を捉えた言葉とかんな感じだ」

夏「おー!さすが兄ペディア!」

冬「…姉さん、もしかしてさっきのただ適当に言っただけですか?」

夏「うんっ!」

冬「…」

兄「ちなみにお前はどんな意味だと思ったんだ?」

冬「いえ、兄にとっての理想の妹像の事かと」

兄「ふむ」

冬「姉さんの様に本能的な仕草で兄への愛をぶつけつつ、私の様に策略を巡らせ兄が逃げられない状況に追い込む…」

夏「それじゃふーちゃんとわたしが合体すれば最強だね!」

冬「まぁ合体は無理でしょうけど協力すれば割りとたやすく兄さんを籠絡させることが出来るかもしれませんね」

兄「なんで妹に籠絡される事が兄の理想みたいになってんだよ。てかむしろそれってお前らの理想の妹像じゃねーか」

夏冬「…ちがうの?」ウワメヅカイ

兄「うっ///」

夏「なるほど…」

冬「これは予想以上に」クスクス

兄「」

兄「ってかふーこ。お前元から反射的というか相当自由に行動してる様に見えるが」

冬「そうですね。プリミティブな衝動に正直というのが私のモットーですから、そう見えるかもしれません」

夏「ぷりみ?」

兄「原始的とかまぁそんな感じだ。要は本能のまま生きたいんだとよ」

夏「へー…ってかなに?もしかしてふーちゃんはわたしがいなくてもお兄ちゃんを籠絡できる完璧な超兵!?」

冬「いえ、あくまでモットーであって実際に出来てる訳じゃないんです。姉さんの様に何も考えず自然に反射的に兄さんを誘惑することが出来たらいいんですが…」

夏「えっ?わたしお兄ちゃんを誘惑だなんてそんな///」

冬「兄さんもたまに姉さんの仕草にドキッとする事はありませんか?」

兄「……ま、まぁごくたまに…なら」

冬「私には?」

兄「…うん、ないな」

冬「…自分で説明してて悲しくなりますがまぁこんな感じです。考えてアピールした人口物よりも素でアピールした天然物の方が有効だということです。自然にアピールする事が出来る姉さんがうらやましいです」

夏「そ、そんなぁ~やめてよ~照れるなぁ~♪」

冬「さすがは茶髪貧乳ビッチです。わたしより胸も小さくて頭も悪い癖に天然というだけでこれ程まで差を付けられるとは」

夏「あ、あれ?やっぱりわたしディスられてるよね?軽くどころか相当ディスられてるよね!?おっぱいとか関係ないよね!?わたしだってそれなりにはあるよっ!?」ムニッ

兄「っ!///」



冬「…姉さん、さすがです」


人口物→人工物

夏「そいえばお兄ちゃん、ふーちゃんのことふーこって呼ぶの久しぶりだよね」

兄「そうだったか?」

冬「えぇ、そうですよ。最近はお前だのおいだの乱暴な呼び方ばかりです」

夏「わたしのことも昔みたいになっちゃんって呼んでもいいのにね」

冬「まぁ、思春期特有の近親者への恥じらいみたいなものなんでしょう。あんまりつついても可哀想ですしほうっておいてあげましょう」

兄「」

夏「そーなんだ。それならしょうがないのかなー」チラッ

冬「そうです。ある程度仕方ない事なんですよ姉さん」チラッ

兄「やめてっ!チラチラこっち見ながら本人の前でそういう話するのやめてっ!!」サメザメ


夏(お兄ちゃん泣いた!面白い!)
冬(兄さん泣いてます。可愛いです)

冬「時に兄さん。兄さんは理想の妹像ってありますか?」

夏「あ、それわたしも聞きたいっ!」

兄「理想?」

冬「えぇ、具体的にはどんな妹なら性的に乱暴したあげく、たっぷり中出しして孕ませたいと思いますか?」

夏「えっと…あれ?そんな話?」

兄「ふーこ…兄ちゃんはお前の将来が心底心配だよ…」

冬「ご心配には及びません。私の将来は兄さんの所への永久就職で既に確定していますから」キリッ

兄「…」

夏「わ、わたしはもっと普通にどんな妹だと嬉しいかなとか聞きたいな…」

兄「ん?そうだなー」

冬「私の事はスルーですか」

兄「俺は別にお前らに不満なんてないぞ。二人ともどこへ出しても恥ずかし…チラッ…コホン、うん、二人とも俺の自慢の妹達だ」

夏「え?そー?えへへー」

冬「…なんで私を見て台詞を変えやがりますか」

夏「でもラノベとかでも主人公には大抵かわいい妹がいるじゃん?あれってお兄ちゃん…というか男の人の理想の妹像なんじゃないのかな?」

兄「あー確かに…ってか考えてみると兄や弟はともかく姉がいるってパターンすらほとんどないよな。正に妹キャラの独壇場だ」

冬「何を今更。私はとっくの昔に気付いてましたよ?妹萌えの文字媒体にこそ兄さん攻略の鍵があると」

夏「え?そーなのっ?」

冬「えぇ、この言葉遣いだってそうです。敬語で話す妹キャラは当時かなり人気でしたし乗るしかないこのビックウェーブにっ!…という感じで」

兄「お前そんな理由で…いきなり敬語でしゃべりだしたからびっくりしたぞ」

夏「わたしもだよー」

冬「すいません姉さん。ですがこれも私の個人的な幸せの為…許して下さい」

兄「ひでー言い草だな…。てかもう普通にしゃべってもいいんじゃないか?」

冬「いえ、もう何と言うかこのしゃべり方が地になってしまって今更無理ですね」

夏「で?で?効果はあったのっ!?」

冬「どうなんですか?兄さん」

兄「そーだなー、正直良く分からん。ふーこはそういう話し方だってとっくの昔に慣れちまったから新鮮味とかも特に無いしなぁ」

夏「あー、ドンマイっ、ふーちゃん!!」

冬「わ、私の長年の努力がぁ~」ズーン

支援

兄「妹スレは」

兄「文化だ!」

兄「…」


夏「うわぁ…何言っちゃってるのお兄ちゃん」
冬「さすがの私でもその発言は若干引きます」

兄「お前らが言えって言ったんだよ!?無理やり言わせたんだよ!?」サメザメ


夏(お兄ちゃんまた泣いた!面白い!)
冬(兄さんまた泣きました。可愛いです)

冬「ご支援頂いてますね」

夏「ありがたいことだねー」

冬「ここで一つサービスシーンというかもっと色っぽい展開になりませんかね、兄さん」

兄「なんねーよ」キッパリ

夏「えー」

兄「えーじゃねぇ。そういうのは他にもっといいスレがあるからそっちに任しとけ」

冬「私は兄さんともっといやらしい事をしたいので他スレへの移籍を希望します」

夏「…ふーちゃんどっか行っちゃうの?」ウルウル

冬「うっ///…ま、まぁよく考えたら兄さんでなければ意味がありませんからね。姉さんの事も心配ですし、やはり先程の発言は撤回します」

夏「はぁ、びっくりしたー。わたしはふーちゃんとずっと一緒にいたいな」

冬「///」


兄「…お前案外ちょろいよな」

うむ

夏「お兄ちゃん」

兄「ん?」

冬「兄さん」

兄「…なんだよ」

夏「あー」

冬「やっぱり…」

兄「え?なに?なんなの!?」

夏冬「……」ジー

兄「なにその見透かしたような目!?マジで不安になるからやめてくださいおねがいしますorz」


冬「…という様にいとも容易く兄の尊厳などというものは崩れ去る物なんですよ、姉さん」

夏「なるほどー。じゃあ妹の足を喜んで舐める変態お兄ちゃんにも…」

冬「当然私達妹になら調教可能です」

兄「ナツがふーこに毒されてる!?ってかお前らなにとんでもない事企んでやがる」

冬「では兄さんM奴隷化計画作戦会議を始めます」

夏「おー」

兄「おーじゃねーよ…てかひでーネーミングだなおい」

夏「やっぱり理想としてはご主人様の言うことをなんでもきいてくれるわんちゃんみたいな感じかな」

冬「仕方ないのですよ兄さん。兄さんに理想の妹像を提示出来ない以上、兄さんを私達の理想の兄像にするしか皆が幸せになる方法がないのです」

兄「いや、そのりくつはおかしい」

夏「で?で?どーしたらいいのかな?」

兄「…」

冬「…妙に乗り気ですね姉さん」

夏「みけつかみくんっ!みけつかみくんみたいのがいいっ!」ムフー

冬「妖狐×僕SSの御狐神双熾さんですか。知的なキャラクターなので兄さんには若干荷が重いかもしれませんが…まぁやるだけやってみましょうか」ヤレヤレ

兄「何その上から目線のてんこ盛り!?」

夏「お兄ちゃんもみけつかみくんカッコイイって言ってたじゃん」

冬「キャラを知っているなら話は早いですね」

夏「ね~え~、おねがいお兄ちゃん~」ウルウル

兄「っ!/// ったくしゃーねーなー。ちょっとだけだぞ?」

夏「やたー!みけつかみくんやってくれるってふーちゃん!」

冬「良かったですね姉さん。…では兄さん、早速発情期を迎えた豚の様にブヒブヒ鳴きながら四つん這いになって私の足を舐めて下さい」

兄「ちょっ!いきなりハードル高くないすかね!?」

冬「何を言ってるんですか兄さん。私達の様な美少女女子高生の足を舐められるなんてむしろご褒美じゃないですか」

夏「お兄ちゃんは逆らっちゃダメなんだよ?かしこまりました凜々蝶って何でもゆーこと聞かなきゃ」

兄「お、おい…もうそろそろ

冬「まだ口答えしますかっ!」ダンッ

兄「ひっ!」

冬「今の兄さんは犬以下の扱いを受けて当然なんですよ?人の言葉を吐く事を許してあげてる分破格の待遇です」ジロ

兄「え?なに?なんで俺こんなひどい目にあってるの?…えっと確か


ダキッ


兄「…え?」

夏「でもね?信じてお兄ちゃん。これは全部お兄ちゃんの為なの。ふーちゃんもわたしもお兄ちゃんのこと本当に大好きなんだよ?」ギュッ

兄「俺の…為…」

冬「そうです。全ては兄さんの為なんてますよ?私達二人とも兄さんの事を愛しています。ですから今はともかく私達の言う事に従って下さい」

兄「そ、そうなのか…なら仕方ないな」

夏「そーそー、仕方ないんだよ♪」

冬「えぇ、仕方ないんです♪」




夏冬(落ちた!)


凜々蝶→ 凜々蝶様

夏「でもわたし別に足舐めてもらうのはいいかなー。足とか汚いしさ」

兄「そんな!ではもう夏子様にとって兄は不要ということですか!?では私の存在する意味もありませんね」シュン

夏「え?なつこ…さま?あの、いやね?でも足舐めるのは汚いよ?お兄ちゃん」

兄「何を仰いますか。夏子様の体に汚い所などあるはずがございません」キラキラ

冬「…すっかり役に入ってますね」

兄「これは大変失礼を。まずは先にご要望を出された冬美様へご奉仕させていただくのが筋でした。あぁ、申し訳ありません。この愚鈍な豚めを存分にお叱り下さい」

冬「姉さん…さすがにやり過ぎでは?」

夏「ひどっ!全部わたしのせいみたいに言わないでよっ!」

冬「このタイミングなら言えるっ!…兄さん、早速私とまぐわプフッ!

夏「だ、だめー!ふーちゃん、な、なに言い出すの!?」

冬「プハッ…いきなり口を塞がないで下さい姉さん。ですから私は兄さんとラブラブ子作りセックスを…」

夏「だめだめだめだめ!!!」ハァハァ

兄「どうかされましたか?お二人とも」ニコニコ

夏「なんでもないよ!?ね、ふーちゃん?」ジロ

冬「……はぁ。えぇ、なんでもないです兄さん。それより気の利かない愚鈍な兄さん?お茶の一つも言われないと用意出来ないのですか?」

兄「はっ!?これはまた大変な失礼を!お二人にお茶を出し損ねるとは死すら生温い大失態!!今すぐお持ち致します!!」タタッ


バタン


夏「ふーちゃんさん…実の兄に容赦ないすね…」

冬「犬の様に従順な兄さん可愛いです」ハァハァ

>>53
兄さんの為なんてますよ?→兄さんの為なんですよ?

夏「まさかここまでお兄ちゃんがちょろいとは思わなかったよ。わたし的にはちょっと心配だよ…」

冬「良かったですね姉さん、希望通りの奴隷になってくれて。やったね、たえちゃん!奴隷が出来たよ!!」

夏「たえちゃんって誰!?てかふーちゃん完全にひとごとだよね!?」

冬「いえ、ここまでとは私にも予想外で正直若干引いてるだけです」

夏「どーする?さっさといつものお兄ちゃんに戻してあげる?」

冬「…ふむ。兄さんの為を思うならここはむしろこの状況を継続するべきでしょう」

夏「そーなの?ふーちゃん」

冬「えぇ。姉さんも子供の頃予防接種を受けましたよね」

夏「ん?うん」

冬「予防接種というのは予め病気に対する免疫を得るために、あえて毒を弱めるなどした病原体を注射などで投与する事なんです」

夏「妹ペディアもすげー!」

冬「ありがとうございます姉さん。まぁ、そうする事で大人になった時に感染すると危険な病気に対して影響を和らげたり感染しない様にするなどの準備をしておくんですよ」

夏「へーへーへー。で、それがお兄ちゃんとどう関係があるの?」

冬「姉さんそれ古いです…。」

夏「えへへー。ちょっと古かったね///」

冬「…まったく、計算なしでそんな可愛い反応が出来てしまうんですからずるいです。でですね、今は騙す…というか洗脳してるのが私達だからいいもののもし悪意ある第三者ならどうなってしまいますか?」

夏「……はっ!ヤバイよふーちゃん!あんなちょろいお兄ちゃんみんなに騙されてロロ雑巾みたいに捨てられちゃうよ!!」

冬「ロロ雑巾?…まぁそんな感じです。ですから悪意ない、むしろ兄さんを愛している私達が例え辛くとも愛ある嘘で騙して免疫を付けてあげる必要があるんです!」グッ

夏「なるほど!愛ゆえにだね」グッ

冬「そうです。聖帝曰く愛ゆえに人は苦しまなければならないのです」

冬「ですので具体的に言うと兄さんには正気に戻った時に思い出して悶絶してしまうような恥ずかしい体験をしてもらいます」

夏「ふむふむ。それでお兄ちゃんはもう恥ずかしい思いをしたくないから騙されないように気を付けるようになるんだね」

冬「えぇ、そうです。生き物は基本喜びを求める欲求よりも苦しさから逃げたいという欲求の方が強いですからね。躾には飴より鞭です」クスクス

夏「…なんかものすごく楽しそうだよ、ふーちゃん」


バタン


兄「お待たせいたしました。お飲物のアールグレイ、軽食としてアプリコットジャムを乗せたクラッカーをご用意致しました」

夏「わーい!ありがとーお兄ちゃん!」

冬「こらっ、姉さん!…コホン、遅いですよ兄さん。紅茶一つにどれだけ時間をかけてるんですか。こんな愚鈍な兄など明日の燃えるゴミの日にでも出してしまいましょうか」

兄「申し訳ありません美冬様!これからお二人にご満足頂ける様努力致します!家畜以下の扱いで十分ですのでどうか、どうかお側にっ!!」

夏「あ、そっか。…コホン、ま、まぁお兄ちゃんにしては頑張ったんじゃない?」

兄「あぁ…なんという勿体ないお言葉。夏子様、冬美様…私は従順な貴方様方の僕。どうかこれからもお側にいさせて下さい」



夏(きゃー!お兄ちゃんが執事みたいっ!!)ドキドキ
冬(いつものちょっと不愛想な兄さんも素敵ですがこれはこれで…)ゾクゾク


美冬→冬美

保守

夏冬「妹スレはー?」

兄「文化でございます」キラキラ


夏冬「おー!」


夏(なんかもうこのままで……ってだめだめだめだめ!)アセアセ
冬(もういっそこのままでも良いかもしれませんね)キリッ

冬「保守もして頂いていますね」

夏「ありがたいことだねー。これでもう少しお兄ちゃんといちゃいちゃできるよ///」

冬「やはりここは感謝の気持ちとしてサービスシーンを!」

夏「だ、ためだって!洗脳中はさすがにかわいそうだよ」

冬「そうですか?まぁ姉さんがそう言うなら仕方ありません。では私が一肌脱ぎましょう」


ススッ


夏「ふーちゃん!?いきなりスカートたくし上げてなにしてるの!?」

冬「言葉通り一肌脱いでるんですよ?もう少し…ですかね…」


スススッ


夏「きゃー!!ふーちゃんパンツ!パンツ見えてる!!」

冬「クスッ、見せてるんですよ。世の殿方がチラリズムに魅了されるのはもはやグローバルスタンダードです。さらに上も…」

夏「きゃー!!だいたん!だいたんだよふーちゃん!!」



夏冬「…」



夏「…ふーちゃん、これ文章じゃあんま伝わんなくない?」

冬「…そうですね。私とした事がうっかりしてました」

夏「で、結局どーするの?」

冬「兄さんに足を舐めさせます」キリッ

夏「あ、やっぱりやるんだそれ…」

冬「当然です。こんな機会滅多に…いえ、兄さんに免疫を付けさせる上で一番有効です」

夏「…。ねぇ、やっぱりかわいそうじゃない?」

冬「姉さん?これはあくまで兄さんの為、治療の一環なんです。やるからには徹底しないと。中途半端な優しさは誰も幸せにしませんよ?」

夏「うー、なんなうまく乗せられてるよーな…」

冬「兄さん?ちょっとこっちに来て下さい」

兄「はい。お呼びでしょうか冬美様」


夏「もはやなんの違和感もないよ、お兄ちゃん…」

うむ

冬「跪いて足をお舐め下さい」

夏「アリプロ!?」

兄「はい。かしこまりました」

夏「即答!?」


兄「…」


冬「どうしたのですか兄さん。まさか今更出来ないとは言いませんよね?」

夏「お兄ちゃん、無理しなくていいんだよ?」

兄「いえ、そういう訳では。ただ出来るならソックスの上からではなく直に舐めさせて頂ければと…」

夏「…」

冬「…上手くしつけましたね。姉さんはMに見せかけた調教上手のとんだドSさんでしたか」ヌギヌギ

夏「だから全部わたし一人のせいにするのやめてよ~」

夏「規制解除されたねー」

冬「えぇ、P2経由でも回避出来ませんでしたしどうなってたんでしょう」

夏「ここまででもうおしまいかなって思ったよ」

冬「まぁ、私としては別に終わりでも構わなかったんですけどね」

夏「またまたー。そんなこといってほんとはまだお兄ちゃんといちゃいちゃしたいくせにー。ふーちゃんツンデレだーwww」

冬「っ///うるさいですよ姉さん!」プイッ

夏「ツンデレふーちゃんかわいいっ!」ダキッ

冬「~~~っ!///」

夏「今ならお兄ちゃんなんでもしてくれるんだよね…」

冬「我が姉ながら酷い外道ですね。何をさせるつもりなのか怖くて想像する事すら出来ません」

夏「今まさに足を舐めさせようとしてるふーちゃんに言われたくないよ!?」

冬「お望み通り靴下を脱いであげましたよ。さぁ兄さん」

兄「ありがとうございます、冬美様。では早速…」ペロッ

冬「んっ…良いですよ兄さん。続けて下さい」

兄「はい…」ペロッ…ピチュ…パチュ……

夏(きゃー!なにこれなにこれ!お兄ちゃんわんちゃんみたい!)

冬「んっ…どうですか兄さん。私みたいな美少女の…それも妹の足を舐められて……はぁ……嬉しいでしょう?遠慮しないでもっと……足の指を…しゃぶっても…いいんですよ?」ハァハァ

兄「…冬…美様」ハァハァ



夏(……でもなんか…)

冬「さぁ、無様に膝を折って豚の様に私の足の指をしゃぶって下さい」ハァハァ

夏(……やっぱり…)

兄「はい。かしこまりました」

夏(……グスッ)

冬「兄さん。ほら口を大きくあけて早く」

兄「はい。あーー…

夏「やっぱだめーーー!!」


ドンッ


兄「おっと、な、夏子様!?」
冬「へぶっ!」ドサッ

夏「グスッ…やっぱやだ」グスグス

冬「いたた…まったくいきなり突き飛ばすとはどういうつもり…というかなんで姉さんが泣いてるんですか。むしろ泣きたいのはこちらなんですが?」サスリサスリ

兄「冬美様っ!お怪我は!?」

冬「大丈夫です、兄さん。大したことはありません。それより姉さん、なんでこんな事…」

夏「グスッ…やなの。お兄ちゃんがカッコ悪く足を舐めるの見るなんてやっぱやなのっ!」グスグス

冬「そうは言っても喜んで足を舐める変態にって言ったのは姉さんじゃ

夏「それでもやなのっ!!」キッ

冬「わ、分かりましたからそんなに怒鳴らないで下さい。まったく、この様子じゃこれは兄さんの為だとか言っても聞いてもらえなさそうですね」

兄「夏子様!?なぜ泣かれているのですか!?」

夏「うー、おにぃぢゃーん!」ダキッ

兄「夏子様…」

冬(こうなったら早々に私の目的を果たして兄さんを元に戻すしかありませんね…)

冬「分かりましたから泣かないで下さい姉さん。もう足を舐めさせたりしませんから」

夏「グスッ……ほんと?ごめんね?ありがと、ふーちゃんっ!」ニコッ

冬「やれやれ、泣く子と姉さんには勝てませんが泣いている姉さんにはもう降参するしかありませんね」

兄「おぉ、何と言ういたわりと姉妹愛じゃ。王蟲が心を開いておる。子供達よ、わしのめしいた目の代わりによく見ておくれ…」

夏「グスッ……お兄ちゃんもしかしてもう正気に戻ってる?」ジロ

兄「瘴気?なんの事でしょう?」

冬「それより姉さん、せっかくの可愛い顔が涙で台無しですよ?顔でも洗ってスッキリしてきたらどうですか?」

夏「え?あ!うん、そうするっ!」タタッ


バタン


冬(計画通り)ニヤリ

冬「さてと…」ヌギヌギ


パサッ


兄「冬美様、室温が高過ぎましたか?」

冬「いえ…んしょと、これで最後です。さぁ兄さん、さっさと私に中出ししていっしょにポテ腹妊娠エンドを迎えましょう」パサッ

兄「冬美様、まだその様な事を…。はしたない真似はおやめ下さい。第一先程夏子様にこのような事はしないと仰ったばかりではありませんか」

冬「あぁ、姉さまお許し下さい。これは私が悪いのではなく欲望という悪魔が私に取り付いたせいなのです」

兄「その様な言葉で夏子様がご納得されるとでも?」

冬「兄が妹で童貞を卒業するのはもはや自然の摂理…その役目不肖私めが謹んでお受けします。大丈夫!十分過ぎる程に私は兄さんを愛しています」

兄「その様な摂理聞いた事もございません」

冬「たとえ幾千幾万の姉さんがあり、その愛情すべてを寄せ集めたとしても、私一人のこの愛には到底、およぶまい」

兄「シェイクスピアのハムレットでございますね」

冬「そういう訳でレッツラブラブ子作りセックスです。出来る時にしておかないとAGEのゼハートみたいに死に際に微妙なセリフを吐く事になりますよ?」

兄「いえ、たとえ冬美様のお言葉でもそればかりはお受け出来ません」キッパリ



冬「…え?」

冬「…まさか奴隷にしてさえ拒否されるなんて……そんなに私が嫌いですか」グスン

兄「いえ、そんな…」

冬「グスッ…見ないで下さいっ!わ、私だって本当は恥しいんです。兄さんの前で裸でいるなんて…。でも本当に…私は一人の男性として兄さんを愛しているから…」グスグス

兄「冬美様…」

冬「…」

兄「冬美様は誤解をされています。私は冬美様の事を敬っていますしそれ以上に愛しています」

冬「それならっ!」

兄「だからこそなんです。私がただのM奴隷なら従順に命令だけを聞き快楽に身を任せれば良いでしょう」

冬「ならば私の言う事を聞いて下さいよっ!」

兄「いえ、それは出来ません。私は美冬様の奴隷であるのと同時に兄でもあるのです」

冬「!!」

兄「冬美様が今もし私との子供を身ごもられたりしたら、これからの進路や社会の目、冬美様自身のお身体…あまりにも良くない事が大過ぎます」

冬「グスッ…まったくお節介なM奴隷もいたものですね。……当然これは兄さんの為だと言っても…」

兄「兄とは何においても妹を優先するものにございます。例えそれが私の為でもそれで冬美様が犠牲になるのでは選べる選択肢ではありません」

冬「クスッ…ですね。ふぅ…まったく完敗です。まさかM奴隷にしてさえこれ程までに…鉄壁…だとは。グスッ…やはり兄さんと姉さんには…グスッ…本当に勝てませんね…」グスグスグス


バタン


夏「たっだいまー!ついでにトイレも済ませてきちゃった……ってお、お、お、お、お兄ちゃんのヘンタイッ!!!!」

ドゴッ

兄「グホッ…な、夏子様、これには事情が…」

夏「なにふーちゃん裸にして泣かせてんのっ!!!!」

ガスッ

兄「話を…」バタッ

冬「ね、姉さん…」

夏「バキッガスッゴスッ……よし、これだけ頭叩けばしばらくは大丈夫かな。ふーちゃん!大丈夫!?なんにもされてない!?」アセアセ

冬「……ふぅ。えぇ、危ないところでした。助けてくれてありがとうございます姉さん。いきなり豹変した兄さんが襲って来て…」シクシク…チラッ

夏「そーだったの!?んー、やっぱり洗脳は危険だね。普段のお兄ちゃんならそんなことしないもんね」

冬「そうですね。今後はこんな事するのはやめましょう」

夏「でもほんとなんにも無くてよかったよー」ダキッ

冬「…本当にすいませんでした、姉さん」シュン

夏「なんでー?ふーちゃんが謝ることなんてないじゃん!無事ならそれでいいんだから」

冬「いえ、私は欲望に負けて抜けがけしようとしてしまいました。駄目ですね私は…。ですからせめてけじめとして謝らせて下さい」

夏「?なんのことかよく分かんないんだけど…まぁいいや、お姉ちゃんが許そう!」エヘン

冬「クスッ、なんですかそれは。でも…ありがとうございます。これからも抜けがけしますが笑って許して下さいね?」クスクス

夏「あれ?なんか分かんないけど反省してない!?おまけにわたしこれからずっと抜けがけを許さなきゃいけない空気!?」


兄「っててて…あれ?」キョロキョロ


夏「あ、お兄ちゃんが起きた!」
冬「あら、気が付きましたか?兄さん」

兄「あれ?お前ら…ってか頭いてぇー」

冬「…姉さんの無慈悲な打撃で元に戻ったみたいですね」

夏「無慈悲って某将軍様みたいな…。そだ、お兄ちゃん、ふーちゃんに何したか覚えてる?」ジト

冬「…」

兄「何をした?ってかなんだっけ、えっと…ダメだ何も覚えてない。俺何してたんだ?」

冬「あらあら、頭部への強い衝撃で記憶がすっぽり抜け落ちてますね。ふむ、私としては大変ラッキーな展開です」

夏「ラッキー?」

冬「いえ、そうですね。コホン…あれはある意味不可抗力のお互いにとって不幸な事故の様なもの。兄さんが覚えていないのなら私が忘れればいいだけ。それで元に戻るのなら私にとってはラッキーです」シクシク

夏「ふーちゃん…。お兄ちゃん!?お兄ちゃんは覚えてなくてもふーちゃんにはおっきな借りがあるんだからねっ!それは忘れちゃダメなんだからねっ!!」

兄「わ、分かったよ。…おい、俺何をした?何でなんにも覚えてないの?すげー怖いんですけど!?」オロオロ

冬「クスッ…やっぱり元の私達が一番ですね」

夏「そーだよ。いつものわたし達が一番だよー」

夏「女の子は生まれつきあらゆる男性との結婚に向いているんだってー」

兄「…なぜ満面の笑みでこっちを見ながら言う」

冬「良かったですね姉さん。パスカルが言うのですから間違いありません」

兄「お前の入れ知恵か…ってか勝手に改悪すんな。すっかり頭の悪いアラサー向け結婚雑誌の煽り文みたいになってんじゃねーか。パスカルさん泣いてんぞ」

冬「人間は生まれつきあらゆる職業に向いている…永久就職と言う位ですし、女にとって結婚は職に就く事と同義でもありますから、あながち間違いでも無いですよ」

夏「だ、だからさ、お、お兄ちゃんとも向いてるのかなーなんて///」テレテレ

兄「いや、向いてるも何も兄妹は結婚出来ないだろ」

冬「古いですね兄さん」

兄「何でも新しけりゃいいってもんじゃねーよ。てか古いも古くないも昔からこの決まりは変わっちゃいねーし」

夏「でもさ、ほら、内縁の妻?みたいのもあるしさー」

冬「そうですね。役所にペラ紙一枚出すだけの形だけのものより、例え世間的には認められてなくとも愛のある共同生活の方が正しい結婚の形ではないのですか?」

兄「一見正しい事言ってる様で全然正しくないからな?共同生活してれば結婚とかどこの宇宙ルールだよ」

冬「では兄妹でも結婚出来る方法を真剣に考えてみましょう」

夏「そーだね。わたしとふーちゃんのどっちがなるにしてもまずはその問題をクリアーしなきゃだね」

兄「おい、俺の意思はやっぱ無視なわけ?」

冬「うるさいですよ兄さん、外野は黙っていて下さい」

兄「いや俺思いっきり内野だよ!?」

夏「んー、いっそ兄妹の縁を切るとか?そうすれば他人だから結婚できるよ?」

冬「変態王子と笑わない猫の筒隠つくしが建ててたプランですね。ですが作中でも言われてる様に縁を切ったところで結婚は出来ませんよ」

夏「えー。いい考えだと思ったんだけどなー。んーなんかいい考えない?お兄ちゃん」

兄「なぜ俺に振る。ってかそもそもお前らと結婚する気ねーぞ俺は」



夏冬「…なん…だと」

夏「えーなんでー?わたしら自分でいうのもなんだけど結構かわいくない?」

冬「えぇ、姉さんも私も学校ではかなりもてますし、街を歩けばナンパもされます」

兄「そりゃ可愛いとは思うが…」

夏「どーしても選べないなら二人ともでもわたしはいいよ。ふーちゃんなら二股でも許してあげる!」スリスリ

冬「明るくてちょっとおバカなタイプの姉さんと知的で清楚なタイプの私、タイプの違う女の子二人を同時に楽しめるなんて、誰もが羨む夢シチュエーションじゃないですか。良かったですね兄さん」スリスリ

兄「いやいやいや、だからそもそも兄妹ってのがありえないんだって…てか二人ともちけーよ」

冬「今まで隠していましたが実は私達義妹なんです」

夏「衝撃の新事実!?」

兄「ねーよ。なんだその後付け設定」

冬「割りと多いですよね、義妹設定」

兄「そこまでして妹にこだわりたいかね」

夏「このご時世堂々とヨスガでソラるのはいろいろまずかったりするからねー」

冬「あっ!おにーちゃん!あんっ、はげしすぎっ!…とか言われたい願望が世の兄には確かにあるという証拠です」

夏「おー、ふーちゃん迫真の演技エロい
!でも兄はそっかー妹にエロいことしたいのかー」チラッ

兄「ふーこ、お前はもっと恥じらい持てな…。よく考えてみろ、俺が実はお前らの事を四六時中エロい目で見てただなんて知ったら家族として一緒に居られないだろ」

冬「いやん。兄さん大胆カミングアウト///」

夏「え、えっとー…へー、お兄ちゃんそんな風にわたしたちのこと見てたんだ///」



兄(…はっ、しまったーーー!!)

兄「ち、違うぞ!決してそんなやましい気持ちでは」

冬「と、容疑者は話しており…」

夏「判決、有罪!」

兄「はえーよ!弁護士を呼びやがれ!」

冬「愛とは罪なものなのです」

夏「そしてわたしたちは罪な女だね!」



兄「あーもう頭痛くなってきた…」

夏「やっぱりお兄ちゃんわたしたちのことエッチな目で見てたんだねー」

兄「ち、ちげっ

冬「違くはありませんよね?知ってるんですよ?時々私達の胸元や太ももをチラチラ見てる事を」

夏「へーそーなんだー」ニヤニヤ

兄「そ、それはだな、男としては仕方ない反応で…」

冬「あら、鎌を掛けただけだったんですが…クスッ、本当に見てたんですか。兄さんのエッチ///」

兄「てめっ!ハメやがったな」

冬「あらあら、これはすいません。ハメたいのは兄さんの方でしたっけ?」クスクス

夏「きゃー!大人!大人な会話だよっ!!」


兄「すいませんマジ勘弁して下さい…orz」

冬「姉さん、これは意外に脈ありかもしれませんよ」

夏「そいえば洗脳中も妙にうれしそうに従ってたし…ぶっちゃけわたしたちのこと女の子として好きなんじゃないかな」

兄「洗脳?」

夏「な、なんでもないよ!?それより大人しく白状しちゃいなよ。妹を性的な目で見てますーって」

冬「そうですよ。一部学会の最新の論文では妹には例え恋愛感情は持てなくとも間違いなく性欲は湧くという研究結果も…」

兄「いやなにその最悪な学会。なにをどう研究したらそんな学会で論文を発表する事になるんだよ」

冬「アブストラクトだけならネットで手軽に無料で見れますので、後で兄さんも是非」


兄「…え?マジであるの?」

夏「でもわたしは性欲だけじゃなくて恋愛感情も持って欲しいなー」

冬「そうですね。肉便器として利用されるだけなんて悲し過ぎます」

兄「兄妹愛じゃダメなんですかねー。ってか女の子が肉便器とかゆーな」

夏「もっとこう恋人みたいにベタベタしたいかも///」

冬「もっとこう恋人みたいにベタベタになりたいかも///」


兄「ふーこ、お前が言うと似てる言葉でも全然ニュアンスが違って聞こえるから不思議だよ…」

夏「妹スレは文化ですかー!」

冬「文化ですよー!」


兄「どこの新興宗教!?こえーよ!」

冬「歪んだ兄妹愛」

兄「ん?」

夏「なるほど、歪んでても兄妹愛は兄妹愛と。お兄ちゃんの希望とわたしたちの希望をうまく混ぜた感じだね」

冬「えぇ、折衷案というものです。さぁ兄さん、私と歪んで爛れた兄妹愛を育みましょう」

兄「いやいや歪み過ぎだろ。リボンズ顔負けの世界の歪みだわ」

夏「わたしたちの愛は憎しみに変わんないから安心していいよー」

冬「でも兄さんがヤンデレ妹をご希望でしたら…」

兄「お前もう素でヤンデレ一歩手前だよね!?」

冬「中に誰もいませんよ?」

夏「でも歪み方にもいろいろあるよねー」

冬「そうですね。付加する歪み要素によってはもしかしたら兄さんも私達を恋愛対象として見てくれるかもしれませんよ」

兄「歪み要素?なにそれ初めて聞いた」

夏「あれだよね、なんたらフェチとかなになに萌えとか」

冬「それが一般的な呼び方ですね」

夏「お兄ちゃんはなにフェチなのか教えて?」

兄「んー、いきなりそんな事聞かれてもなー」

冬「では聞き方を変えましょう。兄さん、パソコンのエロ画像フォルダの暗証番号を教えて下さい」

兄「聞き方変わり過ぎ…てかこの子俺のお宝フォルダ開いてそこから性癖探る気だよ!お願いだからやめて下さい…」サメザメ

いいぞいいぞ

冬「そういえば録画した俺妹を見ました」

夏「へー。面白かった?」

兄「あれ意外…というか普通に面白いよな」

冬「?…あぁ、兄さんを攻略するヒント探しの為に見てますので。娯楽目的じゃないです」

兄「お前ストイック過ぎんだろ…。いつかマジで落とされる気がするわ」

夏「そ、そうなんだ…。でヒントは見つかった?」

冬「んー、京介は桐乃が好きみたいなんですよね。桐乃に彼氏が出来たと聞くや意味不明に怒鳴り散らす位には」

兄「あれは何なんだろうな兄妹愛にしては行き過ぎな気もするけど」

夏「でも確か桐乃って実妹だよね?」

冬「えぇ、そうです。実妹にも関わらず京介は恋愛感情に近いものを桐乃に持ってるんじゃないかと」

夏「じゃあ桐乃の萌え要素を取り入れればわたしたちもお兄ちゃんから恋愛感情を…」ゴクリ

冬「桐乃の萌え要素と言えば…ツンデレですかね?」

夏「んー、でもツンデレってありきたりじゃない?べ、別にあんたの為じゃないんだからねっ!…ってやつだよね」

冬「そう…かもしれませんね、確かに。最近巷にはツンデレ妹が無駄に溢れてる気がします」

兄「逆に俺ガイルの小町みたいなキャラの方が珍しい位だもんな」

冬「では少しアプローチを変えてみましょう。ギャップ萌え…という括りで考えてみてはどうでしょう」

夏「そっかー、ツンデレも要はギャップ萌えの一つだもんね。普段はツンツンしてるけど時々デレるみたいな」

兄「いやナツ、ツンデレとはそんな単純なものじゃないぞ。そもそもツンデレという言葉が生まれた当時は…」

冬「はいはい、少し気持ち悪いですよ兄さん。ツンデレに一家言あるのは分かりましたから、ややこしくなるので少し黙ってて下さい」


兄「(´・ω・`)」

夏「応援してもらってるねー」

冬「えぇ、パンツ脱いで待機してた的な展開なんて無いのにありがたい事です」

夏「いやいや、そんな展開を期待してのコメントかもしれないよ」

冬「ふむ、確かにそういう捉え方も出来ますね。私達はいつでもOKなのであとは兄さん次第なんですけどねー」チラッ

夏「ねー」チラッ

兄「…くそっ卑怯だぞ、第三者を盾にしやがって」

夏冬「やーいやーい。益体なしのうつけ者ーwww」

兄「そ、そんな挑発をしたって乗ってあげないんだからねっ!」

夏「…ツンデレ?」

冬「いえ、ただの気持ち悪いオカマですね」


兄「(´;ω;`)」

冬「ギャップというものは萌えに限らず相手に強く印象付ける際にとても有効なんです」

夏「ふむふむ」

冬「例えば普段悪さばかりしている不良が捨て猫に餌をやっていたら…」

夏「ホントだ!確かに普段とのギャップですごいいいことしてるみたいに感じる!」

冬「それが兄さんなら…」

夏「ちょっとお兄ちゃん!最後まで面倒見る気ないなら中途半端に餌とかあげないでよねっ!」ペシッ

兄「いてっ…黙っててもこの仕打ちとか…何これひでぇ」サスサス

冬「普段の行いのせいですよ。自業自得です」


兄「良い方の意味でそのセリフ言われたのは俺が初めてだと思うわ…」

夏「お兄ちゃんに意外と思ってもらえてかつフェチ心をくすぐるもの…」

冬「姉さんの場合は直感で行動した方がいいと思いますよ。意外な行動も姉さんの魅力の一つですし」

夏「そ、そーかなー」テレテレ

冬「えぇ、下手の考え休むに似たりです」

夏「またディスられた!?ふーちゃんほめると次の瞬間絶対けなすよね!?」

冬「上げて落とすは基本です」シレッ

冬「さて兄さん、私達に何をして欲しいですか?この流れなら普段しない様な事でも要望が通りそうですよ」

兄「だから俺はいつも通りのお前らで

夏「あーはいはい、お兄ちゃんがわたしたちを愛してるのは知ってるから。だからこれは日頃の感謝?みたいなものだと思って」

兄「おい、今なんで疑問形になった」

冬「細かいですよ兄さん。さあ、とりあえず要求を言って下さい」

夏「わ、わたしたちに何をさせるつもりなの!?このケダモノッ!!」ウルウル

兄「っ///……くっくっく。なに、大人しく言う事を聞けば命までは取らんさ」


冬「あら、変なスイッチが入りました」

兄「そうだな、まずは服を脱げ」

夏「なっ!?」
冬「きゃっw」イソイソ

兄「おっと勘違いするなよ。ここでは脱ぐなよ?恥ずかしいからな!クックック…」

夏「ヘタレた…」
冬「ヘタレましたね…」

兄「そしてこれに着替えるのだ!」

夏「メイド服…だよね?」

冬「なぜこんな物を…」

兄「ナツ、お前は日頃の感謝の気持ちだと言ったな」

夏「いったっけ?」

冬「…言いましたよ姉さん」

兄「…ゴホン、なら俺に奉仕をしてもらおうじゃないか。そしてお前達にはそれに相応しい格好をしてもらう」

夏「あー、それでさっきのメイド服だったんだねー。わたしはいいよ。メイドさんごっこ楽しそう!」

冬「どうしてそんな物を兄さんが持っていたのかはさておき私も構いませんよ。なんなら今すぐ下のご奉仕をば…」ゴソゴソ

兄「ちょっ!だからふーこ、いきなり下をまさぐるのはやめろ!」

夏「あ、素に戻った」

兄「ゴホン、とにかくさっさと着替えてこい!」

夏冬「はーい♪」

夏「これネコミミ?」

冬「…ですね。もはやメイド関係ないじゃないですか」

夏「美少女女子高生妹ネコミミメイド!」

冬「明らかに盛り過ぎですね。スタバでもここまでトッピングしませんよ…」

夏「ほらほらカワイイ!おかえりニャさいませ、ご主人様!」

冬「もはやメイドじゃなくてメイド喫茶に…。ていうかノリノリですね姉さん」

夏「ふーちゃんもカワイイよ!ふーちゃんのはイヌミミだねー」

冬「べ、別にやりたくてやってる訳じゃ無いんだからね…ワン…」

夏「はいツンデレも追加でいただきましたー!」クワッ

冬「はい兄さん着替えて来ましたよ」

夏「どう?カワイイ?カワイイ?」

兄「おう、超絶可愛いぞ」

冬「あら、いつもより正直ですね」

夏「でしょでしょ!お兄ちゃんも分かってるじゃん」

兄「確かに可愛い。可愛いがメイドたるものそれだけでまだ足りん。俺が真のメイドというものを教えてやろう」

冬「兄さんにメイドの何が分かるんですか…。うちは極々ありふれた一般家庭ですからメイドなんて雇ってませんよ?」

兄「ふん、アニメとかで散々見てるから問題無い!」ドンッ

夏「それってすっごく偏ったメイド感だよね…」

冬「まぁネコミミイヌミミを付けさせる所から普通じゃないですしね」

夏「おかえりニャさいませ、ご主人様っ!」ニャン

冬「いやいや、それはメイドじゃなくてメイド喫茶の

兄「ナツ合格っ!!」

冬「あ、それでいいんですか…」

夏「さ、ふーちゃんも!」

兄「…」ジーッ

冬「…はぁ、分かりました。お、おかえりなさいませご主人様…わん…」テレ

兄「ふーこ不合格!!」

冬「えっ?何でですかっ!?」

夏「やれやれ、ふーちゃんはメイドのなんたるかが分かってないなー」

兄「やれやれ、全くだなー」

冬「くっ!兄さんはともかく姉さんにまで…。わ、私のどこが駄目だと言うんですか!?」

兄「いいか?メイド道というのは即ち奉仕の道だ。究極の奉仕を理解する事こそ真のメイドにとって一番重要な事だ」

夏「うむうむ。そーなんだよふーちゃん」

冬「…まぁ思うところはありますが続けて下さい」

兄「そして究極の奉仕とは即ち自分よりも相手の事を慮る、まさに博愛の心より生まれるのだ!!」

夏「…心か」

冬「…いまいち要領を得ません」

夏「それがお前の限界じゃぁー」

冬「いい加減うるさいですよ姉さん」ジロ

夏「めんご」

冬「その博愛とやらでどうしてねえさんは合格で私は不合格になるんですか?納得のいく説明をお願いします」

兄「ふーこ。さっきお前は恥ずかしがりながら、おかえりなさいませご主人様と言ったな」

夏「恥ずかしがってるふーちゃんもカワイイと思うけどねー」

兄「確かに可愛い。正直超萌える」

冬「…萌えるとか言わないで下さい」

兄「だが、可愛いだけではメイドは務まらん。お前のその恥ずかしさはどこから来たものだ?」

冬「どこからって…」

夏「そいえばふーちゃん割と恥ずかしいこといつもへーきでやってるよねー」

夏「なんでさっき恥ずかしがってたの?」

冬「そ、それは…」

兄「当ててやろう。人は誰でも自分の中に己のキャラクター像というものを持っている。そして無意識にそのキャラクターから外れない様に行動するんだ」

夏「また難しい話に…わたし付いてけないよー」

冬「…」

兄「そしてふーこ。お前にとってイヌミミメイド姿で萌え萌えキャラになるのはお前の中にある自分像から外れる行動だった。そこでお前は相手の為に尽くす博愛の心から外れ自己保身に走った為に恥ずかしがってしまったのだ!!」

冬「わ、私が我が身可愛さに…!」

兄「故に究極の奉仕精神を持たないお前はメイド不合格なのだっ!」ズギャーン

夏「な、なんかよくわかんないけどそんな気がしてきたよ…まさかお兄ちゃんは話術サイドの人間!?」

冬「そんな…私はなんて…なんてメイドとして未熟っっ!」ズーン

追いついた

冬「私では兄さんの求める真のメイドにはなれないorz」ガックリ

夏「ふーちゃん…」

兄「なぁふーこ。誰だって初めから完璧な人間なんていないんだ」

冬「にい…さん?」

兄「お前は何でも初めから要領よくこなしてきたから挫折というものををほとんど味合わずにきた。でもな、本来人間は色々な失敗から学び成長していくものなんだよ」

夏「おぉ、お兄ちゃんが幻想殺しの人みたいにになった…」

冬「そう…ですね。私ともあろう者が簡単に諦めてしまうところでした」

兄「諦めの悪いところはお前の美徳だろ?俺がお前を真のメイドにしてやる。だから俺について来いっ!!」

冬「っ!!私を鍛えて下さい、コーチ!!」



夏「……おーい」

ナツ派です保守

夏「ほしゅありがとー♪」

冬「ありがとうございます。というか、いやに上機嫌ですね姉さん」

夏「そ、そーなかー。…ぐへへ」

冬「ぐへへって…どこの秋子ですか。まぁおおよそ察しはつきますが」

夏「ナツ派だってさー。今、どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち?」トントン

冬「良かったですね姉さん」ニコニコ

夏「え?あれ?う、うんありがと…」

冬「姉さんはモテモテで羨ましいです。きっと沢山の殿方の中からお相手を好きに選び放題じゃないんですか?」

夏「えー、まさかそんなことないよー///」クネクネ

冬「それに引き換え私には兄さんしかいません。沢山の殿方にモテモテの姉さんは、さらに私の愛する兄さんを取ったりはしませんよね?」

夏「えっとー……あ、あれ?」

冬「という訳で姉さんは私と兄さんのささやかながらも幸せな生活を温かく見守っていて下さいね」ニッコリ

夏「だ、ダメーーッ!!違うのっ!わたしはお兄ちゃんが一番で

冬「あらあら、さっき他の殿方から言い寄られてあんなに喜んでたじゃないですか」

夏「ちがうのぉぉぉー!ふーちゃんごめんなさいぃぃぃぃーーー!!」ダキッ

冬「クスッ…やれやれ、ちょっとからかっただけですよ」ヨシヨシ

夏「で、具体的にはどーするの?」

冬「愛する兄さんの為ならどんな試練も耐えてみせます!脱げばいいんですか?脱げばいいんですね!?」

兄「いきなり脱ぐという発想が出てくる辺りさすがふーこだわ…」

夏「わ、わたしも脱いだ方がいいのかな?///」

兄「まぁ落ち着け二人とも…ってか速攻で脱ぐなふーこ!」

冬「…え?」モゾモゾ

夏「いさぎよすぎだよふーちゃん///」

兄「まったく何の為のメイド服だ。せっかく用意したものをそう簡単に脱ぎ捨てるなんて言語道断。いつものお前ならそれくらい気付くはずだぞ?」

冬「そう…ですね、私とした事が…これでは始まって5分もしないうちにコスプレを脱ぎ捨てて全裸になる残念な企画物AVと同じです…」

夏「?…どゆこと?」

兄「ナツ、お前は知らなくていい…っかふーこお前…」

冬「やですね兄さん、本当に見た事がある訳無いじゃないですか。私は18歳未満ですよ?」

兄「だ、だよな」

冬「えぇ。それに兄さんのコレクションがほぼコスプレ物だなんて知るよしもありません」

夏「?」

兄「」

冬「冗談ですよ?」クスクス

冬派ですwwww
保守

キモイのが書いてんだろうな

冬「で、話は進んでないですけどつまり?」

兄「そうだなー。やっぱりお前のキャラから外れた思いっきり媚びまくった喋りに慣れるのが一番早いだろ」

夏「それで恥ずかしさをなくせばご奉仕する時の障害もなくなって、ふーちゃんが真のメイドに目覚めると」

兄「なんだ、めずらしく理解が早いな」

夏「でしょでしょ?ふーちゃんより真のメイドに近いわたしは頭の回転も早いのだよ」エヘン

冬「…本当にめすらしいですねぇー」

夏「め、メス!?なんでいきなり動物扱い!?」

冬「これは失礼、噛みました」シレッ

夏「わざとだっ!!」
兄「わざとだっ!!」

夏「ほら、ふーちゃん。冬派ですだってー」

冬「そ、そうですか。まぁ有難いお言葉ですが私は兄さん一筋なので」

夏「またまたー、うれしいならうれしいって素直に言えばいいのにー」ウリウリ

冬「姉さんみたいに子供じゃないので、はしゃいだりなんかしませんよ?」

夏「えーつまんないー…ってかわたし子供じゃないし!ふーちゃんより年上でお姉さんだしっ!!」

冬「はいはい、分かりましたからお姉さんらしくして下さいね。まったく…」

夏「ぶー」





冬「…冬派」ニヤニヤ

夏「ふーちゃんブリっ子ビッチ化計画!!」

冬「姉さんが二人になってもしょうがないでしょうに…」

夏「ひどっ!わたしブリっ子でもビッチでもないしっ!!」

兄「ほらほら、その切れ味鋭過ぎなツッコミ。まずはそれ封印な。あ、あと語尾にわんと付けろ」

冬「わ、私のアイデンティティが………わん」

夏「ぷーくすくす」

冬「うぅー///」


兄(やり込められて照れてるふーこってのも珍しい…ってかあれ?なんかスゲー可愛いんだけど)

冬「…こうなったら仕方ありません。少しだけ本気を見せてあげましょう。私を追い詰めた事を後悔させてあげるわんっ!」

夏「おー、自然にわんって付けた」

兄「なに!?ふーこの妹メイド力が一気に膨れあがった!!」


冬「お兄様ぁ~。ふーこはお兄様専用のメイドだわんっ。もっとお兄様のお役に立ちたいわんっ」シッポフリフリ

兄「なん…だと」

夏「いつもと違う呼び方のお兄様3連続コンボ!さらにわんちゃんぽい仕草をプラスしてメイドの従順さをさらに底上げしてるよ!」

兄「ぐっ…や、やるではないか。流石はふーこ、男を落とす演技をストイックに勉強していただけある」

冬「演技~?ストイック~?ふーこなんのことか分かんない~。それよりお兄様、ふーこはお兄様専用のメイドなんだよ?だから何でも命令していいんだよ?お、お兄様なら…ちょっとだけならエッチな命令でも…その…いいから///」

夏「ぐはっ!は、鼻血が…ティッシュティッシュ…」

兄「ぐふっ!まさか、これ程とはな…ふっ、とんだ計算違いだ。俺達はとんでもない化物を作り出してしまったのかもしれない…」

兄「ふ、ふむ。そこまで言うのなら…そうだな、膝枕しながら耳かきでもしてもらおうか」

夏「メイドのご奉仕という枠から外れずかつ密着できていちゃいちゃ出来る…この兄もなかなかやりおる!まぁ正直いきなりそのセレクトが出てくるお兄ちゃんちょっと気持ち悪いけど…」

冬「はーい、お任せあれー。さぁお兄様こっちに来てわんっ!ふーこ頑張るよ!」

兄「くっ、いつものキャラとのギャップで…。これがギャップ萌えの力だというのか!この力!抗い難し!!」コロン

夏「あのお兄ちゃんが落ちる寸前!?」

冬(さぁ姉さん、そこで指を加えて見ているがいいです。兄さんが私のものになる瞬間をっ!!)

夏(こいつ、直接脳内に…!)

冬「お兄様、気持ちいいわん?」コショコショ

兄「おおう…人に耳かきしてもらうのがここまでとは」

夏「そういえば昔聞いたことがあるよ…某アホ毛の兄が妹をハミガキプレイで逝かせたと。このままだとお兄ちゃん間違いなく落ちちゃうよ!」

冬「もー、他の人と一緒にされたら困るわん!ふーこの耳かきだから気持ちいいんだよ?こんな事お兄様だけにしかしないんだからね?さ、反対側もやるよー」コショコショ

兄「んっ……そ、そうか、特別かー」コロン

冬「きゃっw もー、こっちに顔向けたら恥ずかしいわんw」

夏「と言いつつ全然恥ずかしがってる様に見えないよ…。もう恥ずかしさとか克服してるんじゃ

兄「クンクン…ふーこはいい匂いがするなー」

冬「だ、だめだわん!あんまり嗅がれると…その…ふーこ恥ずかしいよー」ニヤリ

夏「!!も、もしかしてホントは初めから恥ずかしがってなかった?…メイド不合格になったのもブリっ子キャラになったのもこうなる為の布石っ!?ふーちゃん、恐ろしい娘!!」

兄「太ももの膝枕も気持ちいいなー」スリスリ

冬「やーもー、お兄様エッチだわん」(さて、そろそろ仕上げですかね)

冬「ふーこはお兄様だけの特別なメイドだわん!だからお兄様もふーこだけの…その…特別な男の人になって欲しいわん///」

兄「そーかー。ふーこが俺の特別なメイドになってるのに俺がなにもしないのは不公平かもしれないなー」クラクラ

夏「お兄ちゃん騙されてるよ!?筋が通ってるようで全然通ってなんかないしー。ふーちゃん、抜けがけなんて…」

冬(よし、あと一押しで落ちます!!)「お願い、お に い さ ま……わんっ」スリスリ

兄「うっ…そ、それじゃあ…」クラクラ

夏「お、お兄ちゃんまで……はぁ、やっぱりふーちゃんもお兄ちゃんもわたしのことジャマなんだね。嫌いなんだね…」グスッ


兄冬「えっ?」

夏「グスッ…だってそうじゃん。ふーちゃんもお兄ちゃんも二人でいちゃいちゃしたいんでしょ。…それじゃわたしの居場所、ないじゃん」グスグス

兄「ナツ…」

冬「か、勘違いだわん!ふーことお兄様が恋人同士になってもお姉様の事は

夏「おいてけぼりはやだし、わたしもお兄ちゃんと恋人同士になりたいけどふーちゃんもいなきゃやなの!3人一緒で恋人同士じゃなきゃやなのっ!」グスッ

兄「ナツ、お前…ってか俺は何を…」

冬「姉さん……あーもうしょうがありませんね。えっと…姉さん忘れたんですか?これは真のメイドになる為の訓練、言わば演技なんですよ?そうですよね兄さん?」

兄「お、おう。と、当然だろ?俺達は世界でたった3人の兄妹じゃないか」

夏「ほんと?一人にしない?嫌いにならない?」

冬「えぇ…、私達が姉さんを嫌いになる訳ないじゃないですか」(後ちょっとで兄さんが落ちる所でしたのに…まさか自分自身で勝ち戦を放棄する事になるなんて)

夏「ふーちゃんっ!やっぱりふーちゃん大好きっ!!」ダキッ

冬「っ/// あーはいはい、私も愛してますよー」ヨシヨシ(まぁ後ろめたさを残して兄さんと恋人同士になるのもいやですし、姉さんをほっとけないのも事実ですしね。それに、まぁ、失敗はしましたが嫌な気分ではないです///)ヨシヨシ

兄「お、おーい。お兄ちゃんにも愛の抱擁をしてもいいんだぞー」

夏「…お兄ちゃん今はちょっとジャマかも。ふーちゃん大好きー!」ゴロゴロ

冬「やれやれ、本当に甘えん坊ですね。あ、兄さんまだいたんですか。今いいところなのでお茶でも取りに行って下さい」ヨシヨシ


兄「…はい(´・ω・`)」

うらやましからん

バタン

冬「さて姉さん、兄さんの事なんですが…」

夏「…」プィ

冬「姉さん?」

夏「…ふーちゃんやっぱり抜けがけしようとしてたよね?お兄ちゃん独り占めしようとしてたよね?」

冬「うっ…バレてましたか」

夏「さすがに全部演技は無理があるよ。ってか途中から真のメイドとか関係なくなってたし」

冬「恋は盲目とはよく言ったものです」

夏「…ふーちゃん反省してる?」ジトー

冬「えぇ、盤洲干潟並には」

夏「それどこ…ってかなんで干潟で例えたし。明らかに浅いよねそれ!?」

冬「さすが姉さん、干潟に気付いての的確なツッコミです。私のツッコミなど足元にも及びません。やはり姉より優れた妹などいないのですね」

夏「え?そ、そーかなー。あんまりほめないでよーw ふーちゃんのツッコミだって超イケてるよー。で、お兄ちゃんがなんだっけー?」テレテレ


冬(…ちょ、ちょろ過ぎて姉さんの将来が本気で心配です)

冬「私が言うのもなんですがちょっと兄さん雰囲気に流されやすいと言うか洗脳されやす過ぎじゃないですか?」

夏「んー、言われてみればそうかもねー」

冬「このままだと他の女にその場の雰囲気で恋人同士になってしまうかもしれませんよ?」

夏「うっ…それは最悪。もしそうなったりしたら誰も幸せになれないかもねー」フフッ

冬「まぁ誰もかは知りませんが私達には良くないですよね。…というか姉さん時々発言が怖いです。流血沙汰は駄目ですよ」


ガチャ


兄「ほい、お茶持ってきたぞ。なんか知らんが無意識に紅茶入れてしまった。なんでわざわざこんな手間の掛かるもんを…おっかしーなー」ブツブツ

夏「洗脳解けてない!?」

冬「やめて下さい兄さん…うっかり付け込みたくなるじゃないですか」クスクスクス

夏「ふーちゃん悪い顔!!」

夏「われはさいやくをつぐものっ!だんさいぶんりのくらいむえっじっ!!」

冬「突然なんですか。あと全部平仮名で言うのアホっぽいのでやめて下さい」

夏「ひどっ!ひらがなはわたしのせいじゃないよ!?」

兄「またメタな…。あれか?祝ちゃんペロペロ的な話題か?」

夏「きり君カッコイイよねー」

冬「そっちですか。ていうか兄さんはロリどころかペドもいけちゃうクチなんですね」ジトー

兄「いや、俺はあくまで一般論をだな…ってか祝ちゃんは高校生だぞ。ペドじゃねーだろ」

夏「つっこむのもあれだけどそんな一般論はお兄ちゃんの中だけだし」

冬「幼女の体なら私達のを飽きるほど見てきたでしょう。あんな平たい胸族の何がいいんですか」

兄「おいおい、分かってねーなー。祝ちゃんの魅力は…っていつの間にか俺が祝ちゃん大好き擁護派に!…ふーこの誘導ぱないな」

夏「お兄ちゃんが勝手に地雷埋めて自分で踏んでるだけな気がするよ…」

冬「私達が小さい頃は母さんや兄さんが髪を切ってくれてましたよね」

兄「よく覚えてんな。まぁ俺がやったのは小学校の低学年までだけどな」

夏「お兄ちゃん切ると前髪をぴしっと揃えるからちょっとやだった…」

冬「あら、私は日本人形みたいで割りと気に入ってましたよ」

兄「帽子をかぶせて出た所を切るのがポイントだ」

夏「なんでホタルすぐ死んでしまうん?」

冬「…確かにまんま節子でしたね」

夏「そいえばふーちゃんって髪肩より伸ばしたことないよね」

冬「そうですね、妹たるものショートが基本です。姉さんはちょくちょく髪型変えますけどあれですか?ビッチアピールですか?妹としての自覚が足りないんじゃないですか?」

夏「だからわたしビッチじゃないし!ふーちゃんと違っておしゃれなのっ!」

冬「あらそれは失礼しました。それじゃあこれから姉さんの事はオサレ師匠と呼びましょう」


夏「…なん…だと」

冬「兄さんはどんな髪型がお好みですか?」

夏「お!ふーちゃんにしては普通な質問」

兄「ん?そーだなー」

冬「因みにこの質問の答えで兄さんの性癖が分かります」

兄「黙秘権を行使する!弁護士を呼んでからじゃないとしゃべらないからな!」

夏「普通の質問だと思ったか?残念やっぱりふーちゃんでした!まさに外道!!」

夏「ふーちゃんは髪染めたりしないの?」

冬「妹に染髪など不要です。姉さんは本当に妹としての自覚が足りませんね。そろそろ日本妹協会から仕分けされますよ?」

夏「立て襟怖い!てか妹協会ってなに!?」

兄「逆にお前は何で染めてんの?」

夏「わたし?えっとねー、遠くからでもぱっと見でふーちゃんと見分けがつくよーに。あとみんなやってるし」

兄「お前はサッカー選手かと」

冬「え?私と姉さんそんなに似てます?ちょっとショックなんですけど…」

夏「わたし的にはその発言が大ショックだよ!?」

冬「まぁ冗談はさておき今はそんな心配しなくても大丈夫だと思いますよ」

夏「なんで?」

冬「祝ちゃんと同じ平たい胸族の姉さんと違って私はそれなりに大きいですからシルエットで十分見分けがつきます」

兄「あー」

夏「ひどい…てかお兄ちゃん納得してるし。これが胸囲の格差社会か…」

冬「まぁそんなに気にする事はありませんよ。貧乳はステータスで希少価値らしいですし」

夏「うー。で、でもイメージ的に胸があんまり大きくない方が妹っぽくない?」

冬「……(;゚Д゚)!ハッ」

兄「確かにな。日本妹協会的にはどうなんだ?」

冬「クッ……そうですね、悔しいですが認めざるを得ないです。貧乳は妹らしい!」

夏「勝った。初めてふーちゃんに勝った」

兄「…これは勝ったと言えるのか?」

冬「羨ましい!私の胸も姉さんみたいに絶壁だったらっ!」



夏「…なにこの勝ったのに悲しい気持ち。おかしいなぁー、全然嬉しくないよ!?」

支援

今まで胸がある想定だったけど、貧乳の夏子さんも素敵だ・・・

夏「胸なんてただの飾り!偉い人にはそれが分からんのです!」

冬「でも無いより有る方がいいですよね?」


夏「…どっち!?」
冬「…どっちですか?」


兄(どうする!?どっちに答えても面倒な事になる……この場はとりあえず無駄な事は話さないでやり過ごすべき!)「えっと…」

冬「因みにこの答えから兄さんの性的趣向がはっきりとします」

兄(もっと面倒な事になったーー!)

妹「ちょっとー、その聞き方ずるくない?お兄ちゃん、別にわたしを選んだからってロリコンじゃないからね?」

冬「おっぱいには殿方の夢が詰まっているそうですよ。夢は大きい方がいいですよね兄さん?」


兄(俺の妹と妹が修羅場すぎる!!)

冬「ご支援ありがとうございます」

夏「夏子さん素敵だってー。えへへ///」

冬「都合の良いところだけ切り取るのは良くありませんよ。貧乳の夏子さん?」

夏「うっ…わ、分かってるよー。…なんかわたし胸が大きいってイメージ持たれるんだよね。なんでだろ」ペタペタ

冬「そんな残酷な事、私の口からはとても言えません…。真実とは時に残酷なものなのです」シクシク

夏「ちょっ!?なになに?そんな風に言われたら余計気になるんだけど」

冬「…教えるのは構いませんが姉さんが
現実を受け止められるかどうか…」

夏「もったいぶらないで教えてよー」

冬「分かりました…姉さん、アホの子キャラというのは大抵スタイルがいいものなんです。そして姉さんは私と比べて明らかにアホの子です。だから皆さん姉さんはおっぱいが大きいと勘違いするんです」

夏「なっ!!そんな理由で…ってかアホの子アホの子うるさいよ!?」

冬「基本的にはスタイルが良いキャラはアホの子とか知的なキャラはスタイルが残念とか不公平が無い様にステータスが割り振られるものなんですが……うぅ…姉さん可哀想!」

夏「絶望した!ステータスが平等に割り振られてない社会に絶望した!!」

夏「このままじゃらちがあかないねー」

冬「ではやはりここは兄さんに触って確認してもらうしか」

夏「ずるい!ふーちゃんの胸の方が揉み心地いいに決まってるってかわたしが揉みたいし!」

冬「さぁ兄さん、姉さんのウォールマリアより私のおっぱいの方が気持ちいいですよー」タプタプ

兄「!!」

夏「ウォールマリアとかひどい!ちょっとはあるしっ!!……てかふーちゃん、そ、その…お、おっぱいとか言うのちょっと恥ずかしいからやめてよー///」

冬「?では乳房とか」

夏「今度は生々しいよっ!?」

冬「あら、そういえば姉さんのは房という程ありませんでしたね。私とした事が浅慮でした。傷付けてしまってごめんなさい」

夏「…その一見優しい言葉が一番傷付くよ(´;ω;`)」


冬「兄さんは恥ずかしがって会話に参加しませんでしたね。さすがの童貞力です」クスクス

兄「…ごめんなさいマジで今はいじらないで///」

夏「あ、ホントだ。お兄ちゃん顔赤いwww」

兄「///」

冬「兄さんはもっとこの状況を有り難がるべきです」

夏「そーそー。なんでもないようなことが幸せだったと思うんだよ」

兄「いやいや超有り難がってるって。毎朝起こしてくれてスゲー便利だし」

冬「目覚まし時計程度の有り難さですかそうですか。これは本格的に教え込む必要がありますね」

夏「ふーちゃんが毎朝起こしてくれるからわたしも遅刻しなくて済んでるよー」

冬「ねぼすけで兄さんを起こすこともできない姉さんは目覚まし時計未満の有り難さですね」

夏「うっ…。で、でもほら、お兄ちゃんと一緒にゲームしてあげられるし」

兄「それはお前がしたいだけだろ。テスト前にPSP持って突入してくんな」

夏「うー。こういうのは役に立ってるかどうかより自分のことが大好きな妹がそばにいるってことが大切なんだよ」ピト

冬「確かにそれはその通りですね。姉さんはたまに良い事を言います」

夏「わたしの愛はすごいんだから。ケータイの待ち受けはお兄ちゃんだし壁にはお兄ちゃんのポスター貼ってるしパジャマはお兄ちゃんの使わなくなったシャツなんだよ」

兄「重い重い!愛が重いよ!?」

夏「今度オープンスペース使ってメール打ってあげるよ」

冬「かなーしーみの、むこうーへと♪」

兄「怖いからやめて!大丈夫、某マコト君みたいにモテないから!」

夏「自慢したいからお兄ちゃんにはモテて欲しいけど、取られるのはやだからモテて欲しくない」

冬「微妙な妹心ですね」

兄「彼女欲しいからモテたいけど、妹に殺されそうだからモテたくない」

冬「微妙な兄心…というか妹を彼女にすれば万事解決じゃないですか」

夏「さっすがふーちゃん!どんな流れでもその結論に持っていく!そこにしびれるあこがれるぅー!!」

兄「一瞬納得しかけた自分が嫌だ…」

冬「いつまでも私達が兄さん大好きっ子だと思わない事です。そうやって慢心していると…

夏「わたしはずっとお兄ちゃんのこと大好きだよ?」

兄「ナツ…」

冬「…姉さん少しは空気を読んで下さい。それともあれですか?わざとですかー?分かっててやってるんですかーー?」グリグリ

夏「いだいー、ぐりぐり痛いよふーちゃんー。うー、なんでわたし怒られたのー?」サスサス

兄「まったくナツの不意打ちは危険だ。まぁでも兄と妹で仲がいいやつばかりじゃないってのも確かだな」

冬「えぇ、そしてその不仲は大抵妹が兄を遠ざける事で起きるのです。兄は妹が大好きというのは万有引力の法則位当たり前の事ですからね」

夏「すごい自信だよ…」

冬「アニメ、ゲーム、ラノベで妹が圧倒的にもてはやされてる現状を見れば一目瞭然です」

兄「くっ、色々間違ってる気がするが反論出来ねぇ…」

冬「つまりは私達素敵妹の慈愛の元成り立っているこの関係を兄さんは感謝すべきですし、兄さんは私達素敵妹にもっと愛を返さなければいけないのです!」

夏「よく分かんないけどそーだそーだ!ジークふーちゃん!!」

夏「愛を返してっ!」

兄「!?」

冬「あらあら修羅場ですね。ひとでなしの兄さんは何をしたんですか?とりあえず土下座しておく事をおすすめしますよ」

夏「ちょっと言い方を変えただけでぜんぜん印象が違うよね」

冬「日本語の妙ですね」

兄「おいお前らそういう心臓に悪い冗談はやめてくれ。男が言われて困るセリフトップ10に入るぞ」

夏「で、なんでお兄ちゃんは正座してるの?」

冬「男の悲しい習性ですね。無様で可愛らしいですよ兄さん」クスクス



兄「…(;゚Д゚)!!」

冬「それでどうやって兄さんに愛を返してもらいましょうかね」

兄「結局返すのかよ。…まぁいいや、なんか欲しい物あったらプレゼントしてやるぞ。日頃世話になってるのは確かだしな」

夏「やったー!」

冬「では私は兄さんを

兄「あ、あと俺自身とか言い出したらプレゼントの件はなしな」

冬「…」チッ

兄「舌打ちすんな。丸聞こえだぞ」

夏「わたし服が欲しいー」

冬「意外にまとも…というかいやに即物的ですね」

兄「服かー。あんま高くなければいいぞ」

夏「あーいや、そーゆーのじゃなくてお兄ちゃんの着なくなった服が欲しいな。もう一着パジャマ欲しいし」

冬「…これはありですか?」ソワソワ



兄「この状況、安くあがって喜ぶべきなのかどうか…」

兄「でもまぁお前らがいいならそれでいいぞ」

夏「やったー!じゃあわたしはお兄ちゃんが今着てるトレーナーがいいな」

冬「やったー!じゃあ私は兄さんが今履いてるトランクスがいいな」

ペシッ

冬「…痛いです兄さん。兄さんとの大切な思い出を忘れてしまったらどうするんですか。思い出はプライスレスなんですよ」サスサス

兄「ふーこは本当にぶれないなぁ。兄ちゃん頭痛くなってきたわ。それで一体何するつもりだよ」

冬「何するってナニするんですよ?妹の性事情に踏み込むのはあまり感心しませんね」

夏「くんかくんかー!」

兄「…ナツ、お前もか」

冬「ジュリアス・シーザーですね。まぁ暗殺される訳でもないんです。諦めて渡して下さいな、シーザーさん」

ふーちゃんかわいい!

夏「じゃあ身ぐるみ全部置いてってもらおうか、ぐへへへー」グイグイ

兄「こらっ!引張んな!ったく、着替えてくるからちょっと待ってろ」


バタン


冬「兄さんのトランクス…」

夏「あ、冗談じゃなかったんだ…。誰だってさすがに下着渡せって言われたら抵抗するよ」

冬「そうですか?私は構わないですけど」

夏「さすがだよふーちゃん…。でもふーちゃんも服でよかったの?」

冬「えぇ、実はまだ迷ってます。折角の機会ですし、やったのを思い出しただけで兄さんが布団に潜り込んでバタバタするくらいの恥ずかしいお願いがしたいんですが…」

夏「目的が嫌がらせになってない?大丈夫?」

冬「自分の事より相手の事を考えて行動出来る様にならなければ立派な人間にはなれませんよ?」


夏「…ふーちゃんの場合その考えるベクトルが真逆なんだけどね。まったく思いやりの方向音痴だよ」

夏「ふーちゃんってかわいいよねー」

冬「なんですか姉さん、藪から棒に…」

夏「ふーちゃんかわいい!」

冬「ですから…」

夏「ふーちゃんかわいい!」

冬「その…」

夏「ふーちゃんかわいい!」

冬「///」



夏「ふーちゃんかわいい!!」

俺は弟










冬子です

バタン

兄「はいよ、これでいいか?」

夏「おー、これこれ。まだちょっと温もりが残ってるよ…ふひひ」

冬「くっ!なんという魅惑的なアイテム。FFで言うところのエクスカリバー、マサムネ、ブラッドソード辺りでしょうか」

兄「もうそれ最強じゃねーか。そんでお前はどする?適当に服持ってくるか?」

夏「ふーちゃんも服もらいなよー。お兄ちゃんスメルで癒されるよー。くんかくんか」

兄「…やっぱ返せ」

夏「もうわたしのだもんねー。返して欲しかったら100億万円用意しろー」


冬「…決めました」

兄「ん?なんだ?」

冬「私は水着が欲しいです」

兄「」スッ

冬「ま、待って下さい。早とちりはいけません。それとそんなペコペコ妹の頭を叩かないで下さい。DVはせめて籍を入れてからにして下さい」

夏「水着もトランクスも変わらないよ…」

冬「私は自分の水着が欲しいと言ったんです」

兄「ん?そういう事なら構わんぞ。欲しいのはもう決まってるのか?」

冬「いえ、まだです。ですから試着するので兄さんが見て選んで下さい」


兄「!!」
夏「!!」

冬「あぁ、今から楽しみです。兄さんとお買物デート♪」フンフン

夏(ふーちゃんうまい!一つのお願いでデートショッピング、新しい水着、お兄ちゃんへのセクシーアピールを叶えちゃったよ)

兄(くっ…さっきOKを出した手前今更ダメだとは言いづらいし、もし駄目だと言えば妹の水着姿で動揺する変態だとからかわれかねない…)

夏「じゃ、じゃあわたしも…」

冬「あら、姉さんは兄さんスメルが付いたお気に入りの大切なトレーナーを貰ったじゃないですか。それにこの前兄さんと二人で池袋行ったんですし今度は私に譲ってくれてもいいんじゃないですか?」

夏「ぐぬぬ…」


冬(完璧です。もはや世界は我が手の中!)クスクスクス

夏「ふーちゃん、わたしもついて行っちゃダメ?」ウルウル

冬「うっ…だ、駄目です。これは姉さんの為でもあるんですから」

兄「誰かの為って言葉ほど胡散臭いものも無いよな」

冬「失礼な。姉さんは目の前の欲しいのもに考えなしに飛びつき過ぎです。もっとちゃんと考えてから行動するべきです」

夏「うー。ふーちゃんまるで先生みたい」シュン

兄「まぁ当面の快楽を求める姿こそ人間の本質だって考えもあるけどな」

冬「兄さんはキュレネ派ですか?でもそれはあくまで極端な快楽主義の哲学ですし、本能のまま行動するのが人間的だとは思えませんよ」

夏「きゅれね?またお兄ちゃんとふーちゃんが難しいこと話し出したー」プシュー

兄「姉と妹どうしてここまで差がついた。慢心、環境の違い…。まぁそうでもナツの思いつきの行動にもいいところはあるんだ。それを伸ばしてやるのもいいんじゃないか?」

冬「何が言いたいんですか?」

兄「つまりナツをわざわざ一人にしなくても3人で出掛ければいいんじゃねーのってコトだ」

夏「え?いいの?わたしも一緒に行っていいの?」

冬「はぁ…兄さんは姉さんを甘やかし過ぎです。姉さんがダメ人間になって苦労するのは私達なんですよ?……まぁ兄さんが言うなら仕方ないですが」

夏「やったー!ふーちゃん愛してるっ!!」ダキッ

冬「ちょ、ちょっと!いきなりアタックしないで下さい。…まったく、今回だけですからね」

兄「いつも悪いな」アタマポンポン


冬「あっ/// も、もう…本当にずるい兄妹ですね」

冬「姉さんを置いてけぼりにしないその優しさも兄さんの魅力ですしね。さぁ、それでは今から出掛けましょうか」

夏「おー!いこー!」

兄「まぁ待て妹達よ」フッ

冬「なんですか?今更約束を反故には出来ませんよ。というか何ですかその芝居がかった態度は」

夏「…お兄ちゃん悪いこと考えてる顔だ」

兄「一緒に水着は買いに行く…!行くが…今回はまだその時と場所の指定はしていない。そのことを諸君らも思い出していただきたい」

冬「ちょっと待って下さい。まさか…」

兄「つまり…私がその気になれば買い物に行くのは10年後、20年後ということも可能だろう…ということ…!」

夏「ひどっ!どこの利根川さん!?」

冬「さっき兄さんの優しさに感動した私が馬鹿でした…。兄さんなんて嫌いです」プイ

兄「まぁ落ち着け。今はちょっと都合が悪いってだけだ。夏までにはちゃんと連れてってやるよ」

冬「…」

兄「ホントだって。俺を信じろよ。人を信じられなくなる事ほど悲しい事はないぜ」

夏「うわー、お兄ちゃんが言うと薄っぺらいなぁーーー」

冬「…はぁ、まぁいいです。信じてますからなるべく早くして下さいね」

兄「あぁ、分かってる」

冬「…」
兄「…」


夏「え?なんで見つめ合ってるの?」

冬「あっ/// も、もう…本当にずるい兄妹ですね」
に萌えた

てかカイジネタが出てくるとは思わなかったw

夏「さぁ、わたし達のデートを始めよう!」

冬「そうです。既に好感度MAXなんですからさっさとキスして下さい。さくっと世界を救っちゃって下さい」

兄「お前らは精霊かっつーの」

夏「そいえばデートアライブにも妹出てたよねー」

冬「えぇ、それも実妹、義妹両方ですよ。豪華ですよ?」

兄「そーだよなー。でもなんつーかいまいち妹色が前面に出てきてない気がしないか?」

夏「あー確かに。妹らしいイベントって一話目の朝くらいだったかも」

冬「実妹に至っては呼び方以外ほとんど妹らしいとこが無いですよね」

兄「ファンタジー色が強いとどうしてもな。つまり妹キャラの魅力は日常の中にこそありというところか」

冬「変わらぬ日常の象徴なんですよ。妹は」ズズー

夏「いいこと言ったねーふーちゃん。…ってか紅茶を湯呑みですするのやめなよ。お婆ちゃんみたいだよ?」

冬「こっちの方が美味しいんです。ほっといて下さい。姉さんはいつまでも子供っぽくていいですねー」ズズー

夏「わたし子供じゃないし!お姉ちゃんだしっ!」

兄「そういう反応が子供っぽいんだけどな」

夏「ぐぬぬ…」


冬「♪」ズズー

冬「兄さんは紅茶派?緑茶派?それともコーヒー派ですか?」

夏「わたしは紅茶派だよ」

冬「ちなみに私は緑茶派です」

兄「んー、どれかと聞かれればコーヒーかな」

夏「…バラバラだね」

冬「兄妹は味覚が似ますから自然と好みが似るらしいのですが」

兄「確かに血が繋がってれば似そうなもんだな」

夏「ふーちゃん喉乾いたの?」

冬「いえ、そういう訳ではないです。ただ私達では好みが似るはずなのに似ていない。つまり逆に考えて私達は血が繋がってない義妹だということになりなます」

夏「そうなのか!!」



兄「…そうなのか?」

夏「もしわたし達と血が繋がってなかったらどう?」

冬「一つ屋根の下ムラムラして夜も眠れませんか?」

兄「そんなこと言ったって小さい頃からお前らの事知ってるしなー」

夏「だからもしもの話だよー」

冬「何事も決めつけてかかるのは良くないですよ。常識の殻を打ち破ってこそ見える瀬もあります」

兄「そーだな、結婚を前提に付き合ってたかもなーなんて

夏「マジで!!」グイッ
冬「本当ですか!!」ズイッ

兄「お、おう…」(おいおい、必死過ぎて冗談だって言いそびれたじゃねーか)

冬「やっと本音を言ってくれましたね///」

夏「やっぱりお兄ちゃんわたし達と結婚したかったんだね///」

兄「そう取られたか」

夏「昔お母さんに怒られた時に橋の下から拾ってきたって言われたよ。あの時は悲しかったけど今思えばお兄ちゃんと結婚出来るって教えてくれてたんだね!」

冬「実は私父さんの前妻の連れ子なんです。ですから兄さんとは血が繋がってないので結婚とか全然問題無いでんすよ!」

兄「重い重い!設定重いよ!?だから必死過ぎだって!第一父さんが再婚なんて聞いてないし、ナツにいたっては言葉のあやってやつだ」

夏「ぶー」

冬「えー」

兄「まったく、諦めのわるいやつらだな…」

夏「ふーちゃん、まだ手はある!?」

冬「まだだ!まだ落ちんよ!!」

兄「…本当に諦め悪いな」

夏「ふーちゃんのセリフに萌えたってー」

冬「ですから萌えたとか言うのやめて下さい。なんだか俗っぽいです」

夏「じゃーどう言えばいいの?」

冬「そうですね… 濡れたっ!! とかですかね?」

夏「…俗っぽさを通り越してお下品だし。ってかゾンビとか出てきそうだよ」

兄=Kの伏見、夏=俺修羅チワワ、冬=俺修羅の真涼で変換してるわ

夏「やっとお兄ちゃんがプロポーズしてくれたんだし気の変わらないうちにさ」

兄「そんな事実はない」

冬「姉さんは早速既成事実を作りたいんですか?」

兄「…聞けよお前ら」

夏「そ、そこまでは///…でもお兄ちゃんがしたいってゆーなら///」テレテレ

冬「満年発情期の姉さんらしいですね」ニッコリ

夏「だからさわやかな笑顔でナチュラルにおとしめるのやめてよぉーーー」

冬「まぁ姉さん弄りはこれくらいにして…我に策有りです」

夏「…そなの?あれ?お兄ちゃんなんか言った?」


兄「…」

冬「兄さんは先程妹と結婚してラブラブ中出しセクロスをしたいと言いました」

兄「言ってねー!つかどんどん誤解がひどくなってるんだが」

冬「ですが実際するとなると様々な障害があるのもまた厳然たる事実です」

夏「ふむふむ……げんぜん?」

冬「障害は大きく分けて外的要因と内的要因の二つ。前者は法的なものや世間体、後者は兄さんの中の倫理的なものです。兄さんに私達と結婚したいという意思がある以上この二点の障害を取り除く事がそのまま私達の勝利条件となります」

兄「粛々と攻略しようとすんな。第一俺は…ってナツのやつまたオーバーヒートしてんぞ」

夏「」プシュー

冬「ね、姉さん…まぁ構いません。兄さんを論破する事など私一人で十分です。妹とは結婚出来ない…その歪んだ幻想をぶち殺す!!」

兄「いやいやいや!至って正常だぞ?ってか歪んでんのはお前の方だからな!?」

冬「保守して頂いて」

夏「ありがとうございまーす」

夏「本とか読むとき無意識に声あてちゃうよね」

冬「そうですね。で、ラノベとかだとアニメ化された時自分のイメージとキャラの声が違うって電凸するんですよね」

夏「あーあるある…ってふつー凸らないよ!?あ、ところでふーちゃん、わたしの声ってチワワちゃんに似てるかな」

冬「そうですね、割と似てると思いますよ」

夏「そ、そう?えへへ、かわいい声だしうれしいかも///」

冬「えぇ、特にすっとんとんな体型が似てますよ」

夏「それ声関係ないよね!?」

すっとんとんww
だがそれがいい

冬「まずは外的要因から」

兄「日本では血の繋がった兄妹は法律で結婚する事が出来ない。以上証明終了。この話題は全く無意味だ」

夏「どんな内容だってお兄ちゃんとのお話しに無意味なんてことはないよ?」

兄「お、復活したか。もう少し寝ててもいいんだぞ」

冬「姉さん…話がそれるので少し静かにしてて下さい」

夏「二人ともなんか冷たくない!?」

冬「コホン…まぁ確かに書面上ではそうかもしれません。でも婚姻届け1枚ないからって何ですか。世の中には婚姻届けを出していても冷め切った仮面夫婦なんてごまんといます」

兄「まぁ実を取るってのはふーこらしいな」

冬「ぺら紙1枚だけの関係と心の繋がった…私達の場合にはさらに血まで繋がった深い関係。どちらがより結婚や夫婦として正しいかは考えるまでもありません」キリッ

兄「でも法的な部分は解決出来てないだろ」

冬「逆に兄妹で一つ屋根の下夫婦の様に暮らしても罪にはなりませんし罰則もないんです。罰則のない法律など何の意味がありましょうか」

兄「む、なるほど…」

冬「えぇ。お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ!」キャピ


夏(あやふやなまま押し切った!)

夏「でもやっぱり周りの目とかはやっぱり気になるよねー」

冬「そうですか。では姉さんはそこらの凡庸な殿方と平凡な人生を歩んで下さい。人生は一度きりだというのに勿体無い事ですね」

夏「普通の幸せをバッサリ否定!?」

兄「最近は普通もなかなか難しいもんだぞ」

冬「確かにそうです。ですがだからこそ普通である事すら難易度が高い今日、それならいっそ極上の幸せを求める事こそ人のあるべき形では無いでしょうか。困難を乗り越えた先にこそ真の幸せはあるのです」

夏「そ、そうだね!われにかんなんしんくをあたえたまえー!」

兄「あえて苦難の道を進もうとする妹達の覚悟を本来なら応援してやるべきなんだろうが…」

冬「誰も私達の事を知らない所でひっそりと、ささやかだけれど幸せな家庭を作りましょう。心配は要りません。兄さんとならうまくやれるはすです!」グッ

夏「駆け落ちみたい!やっぱり禁じられた恋の定番だよねー。大丈夫だよ!どんなに辛くてもお兄ちゃんとなら乗り越えられるよ!」グッ


兄「この覚悟の方向音痴さん達め…」

冬「まぁ基本的に外見だけで血が繋がってるかどうかなんて双子でもない限り分かりません」

夏「じゃー新しい場所で新しい生活を始めれば問題ないんだね」

冬「えぇ、何一つ問題ありません」

兄「どんどん包囲網が狭められてるなー。あ、でもあれだ、子供作れないぞ?」

冬「いきなり子づくりの話なんて…きゃっ///」

夏「お、お兄ちゃんもやっとその気になってくれたんだね///」

兄「いやいやいやいや、そういう事じゃなくって」

冬「大丈夫です。愛する兄さんとの将来の事ですからちゃんと調べてあります」

夏「さっすが妹ペディア!頼りになるー」

冬「ありがとうございます、姉さん。さて姉さんはいつになったら頼りになってくれるんでしょうねー」

夏「うっ…ほ、ほら。わたしはみんなの心の支え的な?」


兄「その残念さはある意味お前ら姉妹の良心だよ…」

冬「すっとんとんな姉さんにも需要はありそうですよ」

夏「だからわたしの体型をおむすびころりんの歌みたいにゆーのやめてよー」

冬「ちなみにすっとんとんに凹凸のない真っ平な体型という意味はありません」

夏「え?そーなんだ。でもニュアンスで伝わるね」

冬「さらに言うと愛知の方言で素っ裸って意味です」

夏「!?」

冬「…すっとんとんな姉さん」ボソッ

夏「な、なななななななな///」

ほしゅ

冬「例えば兄さんと私の間に子供が出来たとします」

夏「私と…?」ジトー

冬「…コホン、私達との間に子供が出来たとします。そうすると子供と私達との間に親子関係が生まれます」

兄「ふむ。だがその言い方だと俺との間には親子関係が生まれない。つまり父親がいないことになるんじゃないか?」

冬「大丈夫です。そこで認知という方法を兄さんがとってくれれば戸籍の父親の欄も兄さんの名前が入ってめでたく書面上も家族ということになるんですよ」

夏「難しいけど…とりあえず子供が出来ても問題ないってこと?」

冬「書面上兄さんと私達はあくまで子供の親という繋がりで婚姻関係はないので子供は非嫡出子にはなりますが」

兄「結婚してない者の間に生まれた子か…なんかかわいそうじゃないか?」

夏「そうだね。ばれたらかわいそうだからちゃんと隠し通そうね!」グッ

冬「確かに辛い思いをさせるかもしれません。でもこれもすべて私の欲望を満たす為…うっ…許してください」シクシク



兄「うわーお前らひでーなー」

夏「ふーちゃんはどこでそんな知識を…」

冬「ネットです」

兄「だろうな。ガセネタも多いから気を付けろよ?特に某巨大掲示板はろくな奴がいないからな」

夏「嘘を嘘と見抜けない人は…」

冬「ネットは広大ですしゴーストは囁きますからね。でもまた玉石混交な所も面白いところです」

兄「ナツはあんまネットしないよな」

夏「んー?そだねー。機械はちょっと苦手かな。でも友達と出掛ける時地図とかクーポン印刷するよ」エヘン

冬「姉さんの場合は機械も苦手なんでしょう?というか得意な事なんてありましたっけ?」

夏「あ、あるよ!わたし歌得意だしっ!」

兄「あー確かにな。それに比べて…」

冬「う、歌の上手い下手なんて極めて主観的なものです。そんなもので何が測れましょうか」

夏「でも採点モードでも散々だよね。基本60点代だし」

冬「うぅ…」

兄「珍しいな。ふーこがやり込められるなんて」

冬「歌なんて…カラオケなんて…」ブツブツ

兄「お、さらにいじけた」

夏「大丈夫だよふーちゃん!上手く歌えなくたってわたしふーちゃんの声大好きだし、わたしで良ければいつでも練習付き合うよっ!」

冬「姉さん…うっ…なんという慈愛、めしいた婆様の目も開かれる勢いです。いたずらにからかったりした私が恥ずかしいです」

兄「この芝居がかったセリフ…なにやらかすつもりだ」

夏「そ、そんなー。姉として当然のことだよー」テレテレ

冬「これは何か恩返しをしなければなりませんね。…そうだ!初めての子供は姉さんにお譲りします」

夏「えっ?いいのっ!?」

兄「全然良くねーよ!!」

夏「でもあれだよね。兄妹で子供つくると奇形児とかになっちゃうんじゃなかったっけ」

冬「まぁ確かにそのリスクは高くなりますね」

兄「この辺が近親婚を禁止してる最大の要因だろうな」

冬「でも最近ダウン症を出産前の血液検査で判別できるとかありますよね」

夏「あーそれニュースでやってたよね」

冬「それを応用すれば近親婚での遺伝子異常も神回避できるんじゃないですか?むしろ天才が生まれる可能性も高くてお得ですよ」

兄「お前まさか先にって譲ったのはナツを人柱に…」

夏「うー、やっぱり裏があったし…」

冬「いわれのない誹謗中傷は辞めてください。私は人類の遺伝子工学の進歩を信じているだけですよ。医学は人の想像を超えて進化しているものなのです」

夏「私は絶対にやらないよ!」

冬「姉さんやらないんですか?では私がやります」

夏「え?…じゃあやっぱりわたしやるよ」

冬「どうぞどうそ!」


兄「…ダチョウ倶楽部かお前らは」

冬「…おわかりいただけただろうか」

兄「怪談話にはちょっとはえーぞ」

夏「違うよー。お兄ちゃんがわたしたちと結婚するのが問題ないってこと」

冬「無事兄さんも納得していただけた様で何よりです」

兄「いや、それは…」

冬「反論するなら具体的にどうぞ」

夏「というか反論する必要なんて全然ないのにねー」

兄(えっと…あれ?どうして反論しようとしてるんだっけ)

冬「足るを知るの足るは、常に足る」

夏「出た、ふーちゃんの物知り講座」

冬「老子の言葉です。今の状況に合わせて考えてみて下さい。他の誰かからの更なる愛を求めるよりも今私達から愛されてる事に満足してください。それが兄さんの幸せに繋がっているんですよ?」

兄「くっ…偉い人の言葉を引用されるとそんな気がしてきてしまう」

夏「ねぇ…わたしたちじゃホントにダメなの?」ギュッ

兄「うっ…」///

冬「常識だとかそんな他と比べる様な方法で自分の幸せを決めないで下さい。今はともかく兄さんは何を望みますか?」ギュッ

兄「うっ///……そ、そうだな。まぁ一応考えておこう」

夏「えーーー?」

冬「いえいえ、中々の前身だと思いますよ姉さん。とりあえず今のところはこの返事で我慢しておきましょう」

夏「そー?まぁふうちゃんがゆーなら。確かにばっさり否定しなかったしね」

兄「べ、別に考えるって言っただけでだな…」

冬「クスッ…前向きなお返事、期待していますよ」

夏「えへへー。なんかお兄ちゃんとの距離が近くなった気がするよー」

冬「そうですね。少しずつですが着実に近づいてますね」ギュッ

兄「こらっ、抱きつくなって」

夏「ちょ、ちょっと!ふーちゃんばっかりずるくない!?」

冬「心の距離は近づきましたが体の方はどうでしょうか」

夏「からだ?」

兄「つってもこれ以上はやらせんぞ」

冬「はぁ…まったく意気地が無いですね。妹の体の一つや二つ受け入れてこその兄でしょうに」

夏「そーだそーだ!」ダキッ

兄「ナツ!お前まで抱きつくな。暑苦しいだろ」

冬「兄は童貞を妹で捨てるのが世の常ですよ。さぁ一発ガツンと!」ズイッ

兄「そんな世界はお前ん中だけだ!」

夏「そーなんだー、さすがふーちゃんは物知りだね」ズイッ

兄「お前はもっと自分の頭で考えろっ!」

冬「兄さん、キスを///」

兄「あぁ、そろそろシーズンだな。砂浜での投げ釣りは最高だぜ」

冬「…はぐらかさないで下さい」

夏「わたしも行く行くー!やっぱり天ぷら最高だよねー」

兄「お、分かってるな。やっぱり何だかんだ言って天ぷらだよな」

冬「…姉さん」

夏「餌付けはお兄ちゃんがやってね♪」

兄「ったく、いい加減餌くらい自分で付けろよな…はぁ」

冬「いえ、ですから…」

夏「えー。やっぱり気持ち悪いし、お兄ちゃんが付けた方が釣れるんだもん」

兄「今度行くときは人口餌持ってってやるからちゃんと自分で付けるんだぞ。付け方教えてやるから」

夏「はーい♪」

兄「やれやれ、返事だけはいいな」

夏「えへへー」



冬(完全に釣りの話で終わってしまった…)

>>176
なんだこれww

夏「ふーちゃんも釣り行かない?キスなら簡単に釣れるよ?」

冬「えー、嫌です。だって海は日焼けするじゃないですか」

兄「ふーこは肌弱いからな。すぐ赤くなるし」

冬「えぇ。まったく夏は苦手ですね」

夏「白い肌もいいけど健康的に日焼けした肌もいいでしょお兄ちゃんっ!」

冬「ふんっ、姉さんはそうやってシミだらけになるがいいです」

夏「おやおや冬美さん、そんな事言っていいんですか?キスの天ぷらは食べたくないんですかねー?」

冬「うっ…、そ、そんな私を食いしん坊キャラみたいに言わないで下さい。…まぁ兄さんの料理は美味しいのでいただきますが」

兄「料理を美味しいって食べてくれるのは嬉しいけどたまには外で運動しないと太る…って痛い痛い痛い!つねんなつねんな!!」

冬「…女の子に向かって太るとかどういう事ですか?まったく兄さんはデリカシー無さ過ぎです」

夏「…ふーちゃん太ったの?」



冬「ノーコメントで」

冬「はぁ…。兄さんの料理が美味しいのがいけないんです」

兄「美味しいのがいけないのか?」

夏「もー、ホントに分かってないなぁー。お兄ちゃんの料理が美味しいからついつい食べ過ぎて太っちゃ痛い痛い痛い痛い!!だからグリグリやめてよー」

冬「はっきり言わないで下さい。わざとですか?やっぱりわざとなんですか?」グリグリ

兄「あー、そういう事か。でもそんな変わってる様には見えないけどな」

冬「甘いですね兄さん。その油断が取り返しのつかない事態を生むんですよ」

兄「昨日の夜プリン作っておいたんだけど食うか?」

冬「はい!食べます♪」

兄「…うん、まぁお前がいいならいいんだが」

夏「いたたたた…ってかふーちゃん意志弱過ぎだよ。もうちょっとわたしを見習った方がいいんじゃない?」フフン

冬「嫌ですよ。おっぱいが小さくなったらどうするんですか」

夏「べ、別に軽いのは胸がないからじゃないし!」

冬「私の体重が増えたのはきっとおっぱいが大きくなったからに違いありません」



兄「人間現実を直視するって事が一番難しいことだよな」

夏「ふにふにふに」

冬「あはっ!やっ!わき腹はっ、く、くすぐらあはははははは!」

兄「どうだ?」

夏「ふむ、やはり少しお肉がついてますなー」

冬「ハァハァ…まったくいきなり何をするんですか。こんな恥ずかしい姿をさらしてはもうお嫁に行けません。兄さん責任を取って下さい」

兄「心配すんな。お前ならいくらでも貰い手はあるだろ。俺が保証してやるよ」

冬「/// いえ、兄さんに貰って欲しいんですが…ま、まぁ今回は誉めてくれたのでいいです」

夏「どーするふーちゃん?水着着るまでにダイエットする?運動するならつきあうよー」

冬「嫌です。食べなければどうということはないです。なんなら即身仏になる勢いです」


兄「そこまでするなら運動しろよ…」

冬「この暑い中運動なんてしたら死んでしまいます。私は頭脳労働専門なんで特に体を鍛える必要はないです。夏はクーラーがんがん効かせた部屋でアイスを食べるのが至高です」

夏「いやいや、運動不足とか通り越して不健康過ぎるし…」

兄「ダイエットは日頃の習慣の中に運動を取り入れると無理せず続けられるらしいぞ?」

冬「日常に運動を取り入れるですか…まぁ新しい習慣を取り入れるのも悪くないかもしれませんね」

夏「おっ、ふーちゃんやる気だ!どうする?学校まで軽く走るようにする?」

冬「そうですね…では兄さん、私と日常的にセック


ペシッ


冬「…痛いです。ですから何度も言うように私の頭をペシペシ叩くのは辞めてください。兄さんには私の頭が早押しボタンにでも見えてるんですか?」サスサス

兄「黙らっしゃい。なにさりげなくさせようとしてんだ」


夏「なにげない会話から速攻でそっちに持っていくとは…フフフ、さすが我が妹よ」

夏「エアロビクス」

兄「有酸素運動の事だな」

夏「ゆうさんそ?なにそれこわい」

冬「…まぁ今では普通ダンスの事を指しますよね」

夏「それだよそれ。もーお兄ちゃんなにいってんのw」

兄「おかしい…なぜ俺が馬鹿にされてる」

冬「それでエアロビクスがどうしました?」

夏「あれってさー、なんかちょっとエロいじゃん?」

冬「物凄い偏見ですね。今すぐ世の真面目にエアロビクスに取り組んでる方に謝って下さい」

兄「…ふむ」

夏「なら運動しつつお兄ちゃんを誘惑出来るんじゃないかな?」

冬「!!天才です!ここに天才がいます!!」ダンッ


兄「うぉ!!…びっくりしたー」

冬「それならあえてエアロビクスにこだわらなくても…例えば水泳とか」

夏「ポロリもあるよ?」

兄「ダイエットという当初の目標からズレてないか?」

冬「いえ、ダイエットにこそ水泳です。水中で体を動かすだけで水の抵抗でかなり運動になりますし、冷たい水の中にいるだけで体との温度差からカロリーを消費するんですよ」

夏「なにそれすごい」

兄「でも俺はダイエットなんてするつもりは無いからなー」

冬「一緒に付き合って下さい。可愛い妹が溺れたらどうするつもりですか。…あ、人工呼吸…ククク」

夏「っ! わたしも溺れる!!」


兄「」

書くスピード遅い
書きためるかなんかして

だいたい1日2個投下してくれてるから俺にとっては十分だけど

夏「あ、でもやっぱり初めてはムードも大事かな」

冬「確かに…。人工呼吸とか事故的な感じじゃなくて…こう、兄さんからしてくれる感じがベストですね」

兄「あれ?お前ら彼氏とかいないの?」

夏「逆に問おう…なぜ彼氏がいると思った?」

兄「なん…だと」

冬「当然初めてはキスもあっちも兄さんの為に取って置いてありますから。姉さんも私も彼氏はいませんよ。この覚悟、無駄にしないで下さいね」ニッコリ

兄「重い重い重い重い!!」

夏「勘違いしないでよね!べ、別にお兄ちゃんの為に取ってある訳じゃないんだからねっ!!」

冬「姉さん、兄さんにツンデレは通用しませんよ。行くなら直球で」



兄「もうやだこの姉妹」

冬「もういっそ水着でエアロビクスしますか」

兄「いいよもう、勝手にやってくれ」

冬「もちろん兄さんの部屋で」

夏「MPガンガン減るよー♪」

兄「頼むから自分の部屋でやってくれよ!!」

冬「何をトンチンカンな事を」

夏「お兄ちゃん時々お馬鹿さんだよねー」

兄「ナツに馬鹿にされた…」

冬「ほぅ、兄さんを凹ませるとは…姉さんさすがです」

夏「でさ、エアロビクス…じゃなくていいか。どんなダンスをしよっか」

冬「そうですね…出来れば水着である事を生かせるダンスが良いと思いますけど。…ポールダンスとか?」

夏「ぽーるだんす?」

兄「自分の部屋で妹に水着でポールダンスさせてるとか知られたら社会的に抹殺されかねないな」

夏「え、エッチなだんすなの?///」

夏「進むのが遅いってさー」

冬「仕方ありませんよ。私達は今精神と時の部屋にいますからね。外の世界との時間の進み方が違うんです」

夏「な、なんだってーーーー!!!」

冬「というのは冗談で単にこの程度のスピードが限界って事です」

夏「んー、あー、まーしょうがない…かな?」

冬「えぇ、しょうがないのです。世の中はしょうがないで出来ているのです」


夏「うわ、てきとうだなー」

このペースで十分だぞ

冬「別にエッチなダンスでは無いですよ。兄さん、姉さんに変な先入観を与えないで下さい。兄さんの頭の中には精液でも詰まっているんですか?」

兄「いやいや、だってあれだろ?アメリカンな美女が露出の激しい服でポールを使ってクネクネするやつだよな?」

夏「え?え?どっちなのー?」

冬「はぁ…これはまず正しい認識を持ってもらう必要がありますね。まずポールダンスのポールですがこれは垂直柱を指します」

夏「昇り棒みたいなの?」

冬「その通りです。で、それを使ってダンスをする訳ですが、昇り降りはもちろん逆さまになったりスピンをしたりと技を入れる事によって主に上半身の筋力トレーニングになります」

兄「そう聞くと確かに真っ当な体操だな」

冬「えぇ、今では資格や認定スクールもあるんですよ」

夏「へー…というかお兄ちゃん、これのどこにエッチな要素があるの?」ジトー

兄「い、いや、でも世間一般では…」

冬「資格やスクールもあるのにですか?兄さんの言う世間一般とは兄さんの中だけの世間なんじゃないですか?」

夏「お兄ちゃんサイテー。ポールダンスやってる世間の人に謝って!」

兄「うっ……ゴメンナサイ」


冬「兄さんかっこ悪い」クスクスクス

夏と冬のエッチなダンス期待

夏「あれ?でもそれじゃお兄ちゃんを誘惑するとかできないよね。まぁふーちゃんが運動したいだけならそれはそれでいいんだけど」

冬「私がなんの見返りも無く運動する訳ないじゃないですか。クスッ、可笑しな姉さん」クスクスクス

兄「いやいや、別に笑うとこじゃねーよ?」

冬「まぁ一般的にポールダンスと言えば官能的なダンスを指しますからね。エロいので問題ありません。余裕で誘惑出来ます」

夏「結局エロいんじゃん!」
兄「結局エロいんじゃん!」

冬「あら、息ぴったり。妬けちゃいますね」

兄「前振り全然意味ねぇ…」

夏「でもなんとなく分かったよ。とりあえずお兄ちゃんの部屋で水着になって…その…ポールを使ってエッチな感じで踊ればいいんだよね?」テレテレ

冬「そうです。では早速着替えてきましょうか」スッ

兄「ちょっと待て。色々突っ込みたいがとりあえず俺の部屋にポールは無いぞ」

夏「…( ゚д゚)ハッ!」
冬「…( ゚д゚)ハッ!」

兄「…」

夏「だ、大丈夫だよっ!ほら、学校にならのぼり棒あるしっ!!」

冬「そ、そうですね。では水着に着替えて学校ののぼり棒まで行きましょう!ほら、兄さんも!」

兄「なに?俺に妹達が学校ののぼり棒でポールダンスをしてるところを目の前で鑑賞しろと?」



夏「…やっぱりなしかな…これ」

冬「私としたことが少し冷静さを欠いていたようです…」

なっちゃんも、ふーちゃんもどっちも好きです

でもお兄ちゃんが一番好きです♂///

夏「えっちなのはいけないと思います」

冬「私達が言えた義理じゃないですけどね」

夏「お兄ちゃんさえあと一押ししてくれたらねー」

冬「エッチなダンスもやぶさかではないんですがねー」

兄「」

夏「…なんか反応薄いね」

冬「そりゃそうですよ。…兄さん、ホモの嫌いな女子なんていませんよ?」

兄「」ビクゥッ!!


夏「うわー、お兄ちゃんめっちゃおびえてるよ…」

新キャラ登場で兄とホモ√か……

冬「兄さん、ぶっちゃけ私の体型どう思いますか?やっぱり太ってますか?」

兄「ふつーに標準体型じゃないか?むしろ少し細い位に見えるけど」

夏「でもわき腹おにく付いてたかもー。ぷにぷにで気持ちよかったよ」

冬「っ!く、くすぐるのは無しですよ!」バッ

兄「…気持ち良いのか」ボソッ

冬「あら?兄さん、興味有りますか?」

兄「いや、でも妹とはいえ女の子の脇腹を触る訳には…」

夏「もー、兄妹なのにお兄ちゃん気にし過ぎだよ。ぷにぷにだよー、柔らかくて吸い付く様な感触だよー」

冬「もー仕方ありませんね。兄さんだけ特別ですよ?こんなサービス滅多にしないんだからねっ!」ススッ

夏「わたしのうたをきけー!」ススッ

兄「こら、まくり上げるな…ってナツまで腹見せる必要ないだろっ!」

夏「わたしも太ってないかチェックして欲しいかなーなんて」テレッ

冬「姉さんは心配ありませんよ」

夏「え?そ、そーかなー」

冬「えぇ。断崖絶壁ウォール・ローゼの如き姉さんの体型にお肉の付く場所などありません」

夏「ウォール・マリアからさらに撤退した!?」

兄「はぁ、お前ら変な心配すんな。一体誰が料理作ってると思ってるんだ。カロリー計算も考えてるんだから間食を摂り過ぎなきゃ問題ないはずだぞ」

冬「分かってますよ、兄さん。いつもありがとうございます」

兄「でも少しは運動しろな?」

冬「…………………善処します♪」

兄「何だ今の間は…」

夏「もうお兄ちゃんなしじゃ生きていけない体にされちゃった///」

兄「妙な言い回しすんな」

夏「てへ♪」

夏「ホモ√?」

冬「姉さんは気にしなくていいです。ただでさえ学校で兄さんにたかるハエを追い払うのが大変なのに…」

夏「のーもあはーれむ?」

冬「イエス!ノーモアハーレム!!」

外側から順に
ウォール・マリア
ウォール・ローゼ
ウォール・シーナ

兄「結局ふーこのダイエットはどうする?味は多少犠牲にしてもカロリー落とすか?」

夏「えー、病院食みたいのはやだよー」

兄「舐めんなよ?俺にかかればカロリー落としても有名私立病院並の味付けが可能だ」

冬「それって結局病院食じゃないですか…。まぁ私も成長期な訳ですし多少体重が増える事もあると思います」

夏「そーだね。むしろ成長期のむりなダイエットはよくないかも」

冬「その通りです。ですのであまり気にし過ぎるのはやめます。全然成長してない割に良く分かってますね、姉さん」ニッコリ

夏「ちきしょー!わたしもまだまだ成長期だしおっきくなるんだから!」

兄「ナツはナツであんま気にし過ぎんな。それはそれで需要はある…らしいから」フイッ

夏「お兄ちゃん、なんで目そらすのっー!」

夏「お兄ちゃんてさー、男なのに料理上手だよね。それって女の子的に結構ポイント高いよ」

兄「そ、そっか?照れるな」

冬「そうですね。ギャルゲーの主人公みたいで格好いいです。ついでに前髪を顔が隠れる位に伸ばしてみたらどうですか?」

兄「…一応褒め言葉として受け取っておこう」

夏「あー、確かにゲームとかアニメとかの男主人公って料理スキル高いよね」

冬「女性の場合もまず胃袋から掴めという事でしょうか」

兄「さらにはヒロインの料理が壊滅的ってパターンも多い気がするな」

夏「空鍋?」

兄「いや、あれは料理じゃないだろ…」

冬「普段隙の無い女の子が料理だけはダメみたいなギャップ萌えを狙ったものが多いです。まったく安易な事です」

夏「でもあんまり常識外れだとちょっと引いちゃうよねー」

冬「そうですね。普段からまともな食べ物を食べてればそう酷い事にはならないはずですがね」

兄「ほー、ならお前達はまともなもん作れるんだな?料理してるとこなんて見た事ねーぞ」

夏「あ、当たり前だよ!ねーふーちゃん?」

冬「…」


兄「おい…」

冬「何ですかその目は」

兄「いや、だってなー」

夏「女の子だったら料理はできた方がいいと思うよ?」

冬「い、今時男だから女だからなんて前時代的過ぎます。時代遅れです。姉さんは行き遅れです」

夏「ちょっ!わたしまだそんな歳じゃないよ!?」

兄「安易なとか言ってた癖にな。てか料理出来ないのは認めるのか?」

冬「酷い勘違いですね。出来ないんじゃなくてしないんです。料理スキルにパラメーターを割り振ってないだけです」フンッ


夏「ふーちゃんはすっかりゲーム脳だね…」

wktk

夏「あれ?でもふーちゃんバレンタインのチョコたくさん手作りしてなかったっけ?」

冬「あれですか?あんなものチョコを溶かして型に流し込んで冷やすだけですから料理の内に入りませんよ」

兄「それは意外だな。バレンタインのチョコなら買って済ますタイプだと思ってたけど」

冬「コスパの問題です。クラスの男子にあげるのに一個一個買ってたら高くつきますしね」

夏「というか義理でもクラスの男子全員にあげるとかふーちゃん偉いよね」

冬「男子達ったら溶かして型で固めなおしただけのチョコを手作りだって有難がって受け取るんですよ。可愛いですよね」クスクス

兄「お前、世の男子の純粋な心を…」

冬「それで私の頼み事とかなんでも聞いてくれる様になるんですよ?さらにホワイトデーでも高い物を貢いでくれるんです。全くちょろいものですよね」クスクスクス



夏「…た、楽しそうだね、ふーちゃん」

ゴスロリが似合いそうなふーちゃん

ふーちゃんと夏の絵が見たい
誰か描いて~

冬「あ、でも変な勘違いして嫌わないで下さいね兄さん」

兄「ん?純粋な男子高校生の心を弄んでる事か?」

冬「そんな瑣末な事ではありませんよ。まったく兄さんたら可笑しいですね」クスクス

夏「ふーちゃん黒い!笑いどころが黒いよ!?」

冬「バレンタインのチョコの話です。もちろん兄さんのは他の雑多なチョコと違って特別製ですから安心して下さい///」

兄「微塵も安心感出来ない…ってかむしろ不安でいっぱいだよ!」

夏「ちなみにどこがどう特別なの?」

兄「まてナツ。この世界には開けてはならないパンドラの箱があるんだ。この箱には間違いなく最後まで絶望しか入ってないぞ。確実に」

冬「そこまで知りたいんでしたら仕方ないですね。…兄さん、チョコのお味はいかがでしたか?」

兄「結局こうなるのかよ…。そうだな激甘で味は良く分からなかったと思うけど」

夏「お兄ちゃんには特別甘いのをってこと?」

冬「違いますよ姉さん。考えが甘いですね。チョコだけに」ドヤー


兄「…」
夏「…」

夏「ふーちゃんゴスロリファッションとかってどう?」

冬「どうでしょう。大和撫子な私に似合いますかね?」

夏「ホントの大和撫子は自分のこと大和撫子なんて言わないよ…。ほらゴシックのヴィクトリアちゃんみたいな」

冬「んー、異国迷路のクロワーゼの湯音ちゃんみたいな着物の方が似あいませんか?純粋なところもそっくりですし」

夏「…純粋?」

冬「えぇ、純粋無垢」

夏「あははは…」

兄「無理に笑うと寿命が縮むらしいぞ」

夏「マジで!?」

冬「二人ともひどいです。果敢にギャグに挑んだものに対して人は肝要であるべきです」

兄「果敢と無謀は違うぞ。ふーこはギャグセンス無いんだから無理するな」

冬「むー」プク

夏「それで結局どこがどう特別製なの?」

兄「…折角話が逸れたのに」ボソ

冬「あ、そうでしたね。やはり特別な日の特別な贈り物、手作りなら特別な物をあげたいじゃないですか」

夏「んーまぁそーだね」

冬「でもチョコなんてそうそう特別な手を加えられるものじゃないです。なので私は特別な材料を加える事にしたんです」



兄「駄目だ…悪い予感しかしない」

>>1

続けってなんだよ・・・

支援

冬「ご支援ありがとうございます」

夏「わたし達の絵が見たいだってー」

冬「嫌ですよ人前に全裸を晒すなんて」

夏「なんで!?違うよ!?全裸じゃないよ!?裸族みたいに言わないでよ!!」

冬「まぁ冗談は置いておいて、ロリ巨乳系美少女女子高生の私とツルペタ残念系女子高生の姉さんの姿はご想像にお任せします」

夏「ふーちゃんのセリフに悪意的なものを感じるんだけど…」

冬「…気のせいです♪」

俺、ロリ巨よりツルペタ派なんだ…

冬「そんな警戒しなくても大丈夫ですよ。別に血液を入れたりなんかしてませんから」

兄「!?」
夏「!?」

冬「あらあら、そんなに固まらないで下さいよ。チョコだけに」ドヤー

兄「…」
夏「…」

冬「…コホン、ぶっちゃけますと色々精力剤を入れてました。兄さんがムラムラして一夜の過ちを犯してくれますようにと願いを込めて///」

夏「精力剤?」

冬「えぇ。マムシとかスッポンとかを煮込み料理の如く鍋でグツグツと。ふふっ、私は良い奥さんになれますね」クスクス


兄「ふーこは悪い魔法使いにならなれるよ…」

俺もつるぺた派だぜ

夏「激甘だったのってもしかしてその味を…」

冬「えぇ、消す為です。あまり不自然な味だと不審がられてしまいますからね。兄さん、これが家庭の味ですよ」

兄「そんな家庭の味はいらねーよ!」

冬「まだまだネットで手に入れたバイアグラとか色々有るんですから試させて下さいな」

夏「ちなみに味見は?」

冬「?する訳ないじゃないですか。あんな危険物食べるだなんて正気じゃないですよw」

夏「…」
兄「…お前本当は俺の事嫌いなんじゃないか?」

冬「それこそそんな訳ないです。愛していますよ、兄さん」クスクス



夏「ふーちゃんに料理をさせるといろんな意味で危険そうだよ…」

続き楽しみにしてるよ

冬「…ろんでしまえば良いのに」ブツブツ

夏「ん?どーしたのふーちゃん」

冬「こんな世界……でしまえば…」ブツブツ

夏「なになに?聞こえないよ」

冬「こんな…こんな世界!滅んでしまえばいいのにっ!!」クワッ

夏「ひっ!ふーちゃんがダークサイドに落ちた!?」

冬「何がツルペタ派ですか。大きいのが良いに決まってるじゃないですか。この世界は歪んでいるっ!私はガンダムになれないっ!!」

夏「あ、あー、なるほど。それで…」

冬「どんなに世界が変わろうとこの事実だけは絶対に変わらないはずです」

夏「…ふーちゃん」

冬「なんですか、姉さん」

夏「世の中に絶対なんてないんだよ。あるとしたら絶対なんて事は絶対に無ないって事だけなんだから」ドヤァ



冬「なんでしょう。ダブルの効果でイラっときますね」

ツルペタ派でも、巨乳派でもない俺が④

冬「ことほど左様に料理には独創性が必要なのです」

兄「独自のアレンジを加えるのと味見をしないのは料理下手原因の最強タッグなんだけどな」

夏「わたしなんかは本の通りにしか作らないからねー。得意って訳じゃないけど失敗もしないよ」

兄「基本に従順な事はいいことだぞ。ナツの素直な性格がそのまま出てるな」ウンウン

夏「えへへー」

冬「まったくこんな若い内から挑戦する事を忘れて基本通りにしか作れないなんて。保守的な日本教育の弊害がこんな所にも表れてますね」

兄「基本が出来てこその応用だろ。守破離って言葉知ってるか?」

夏「妹ペディアちゃん?」


冬「誰が妹ペディアですか。…確か文化発展の思想でしたかね」

兄「そうだ。まず師匠の教えを守る。次に自分の型を作ることで今までの型を破る。そうすることで人は型いうものから離れて振る舞うことができるんだ」

冬「そうですね。応用も大切ですが確かに基礎が大切というのももっともです」

夏「あれ?ずいぶん簡単に折れたね」

冬「ですが師から教わろうとしてもその師がいなければどうしようもありませんよねー。という訳で兄さん、私に手とり足とり腰とり料理の基本を教えて下さいな。あぁ、二人でキッチンに立って料理なんてまるで新婚夫婦みたいですね///」

夏「あ、わたしも…」

冬「いえいえ姉さん、これは基礎の出来ていない私の為の、言わば補習の様なものです。姉さんは参加する必要は無いので大丈夫ですよ」

夏「ちきしょー!またさらっと除け者にしてー!」

兄「ったく、料理上達の為ならまぁいいぞ。くれぐれも言っとくが料理上達の為だからな?」

冬「はい、もちろん分かってます。では早速裸エプロンに着替えてきますね」イソイソ

兄「全っ然分かってねーじゃねーか!!」

夏「うー、わ、わたしも…」

冬「まったく仕方のない姉さんですね。では今回は特別にアシスタントという事で参加を認めましょう」

夏「やたー!お兄ちゃん、わたしアシスタントだからお手伝いするよ!」

冬「ではアシスタントさん、喉が渇いたのでジュース取ってきて下さい。1分以内に」

夏「え!?は、はーい!!」ダダダ

バタン

兄「お前は鬼か…」



冬「姉さんチョロ可愛い」ホゥ

チョロ可愛いぜ・・・

追いついてしまった

ふーちゃんが貧乳ならいいのに

バンッ

夏「これってアシスタントの仕事じゃなくない!?」

冬「あら、お早いお帰りですね。ジュースは持ってきてくれました?」

夏「はいっ!あとお兄ちゃんのもっ!」プンスカ

兄「あんがと。ナツはいい人だって良く言われるだろ。良い様に使われてそうで兄ちゃんは少し心配だよ」

冬「姉さんは人が良いですからね。私以外の人に使われないかとても心配です」ハァ

兄「…ふーこは間違い無く悪い人だって言われてるよな」

冬「クスッ…人が悪いですね兄さん。可愛い妹に悪い人だなんて。まぁたまに悪女となら呼ばれてますけど?」クスクス

冬「貧乳だったらいいとか失礼してしまいますね。バーバラさんより月子ちゃんの方が良いとでも言うんですか」

夏「いや、その二択なら間違いなく月子ちゃんだよね」

冬「…例えが悪かったです。第一外見で人を判断するとかナンセンスです」

夏「いつもツルペタとかバカにするくせにー」

冬「ぐぬぬ…」


兄「おー」

ふーさんの性格が好み

冬「で、まだ料理を教えてくれないんですか?兄さん」ゴクゴク

兄「脱線させてる本人が何を言うか」ゴクゴク

夏「アシスタントって結局なにすればいいの?」ゴクゴク

プハー

兄「まぁとりあえず包丁の使い方は基本だな。とりあえずリンゴでも剥いてみろ」

夏「わたしもやるやるー」

冬「私も見くびられたものですね。この程度余裕です」

ショリショリ…

夏「できたー」
冬「私も出来ました」

兄「どれどれ…。なんだ、お前ら上手いもんだな。ってかふーこもこれだけ包丁を使えれば料理もいけるだろ」

冬「ありがとうございます。だから言ったじゃないですか。これ位余裕だって」

夏「…ふーちゃん、その手に持ってるのなに?」

冬「これですか?ピーラーですが何か?」


兄「…」

流石、ふーさん賢い(´・ω・`)

さすがはふーさん、なっちゃんに出来ない事を平然とやってのける

夏「ふーちゃん、包丁の練習なんだから包丁使わなきゃダメだよ」

冬「結果が同じならいいじゃないですか。道具を使う事で人類は発展していったのです。人類が万物の霊長を自負するのであれば文明の灯を恐れるべきでは無いです」

兄「お前は魚や肉もピーラーで調理する気か。とにかく包丁でやってみろ。ほら」ギュ

冬「あっ///…そんな、姉さんの前で強くてを握らないで下さい。恥ずかしいです///」

夏「お兄ちゃんが包丁握らせてるだけじゃん。ほらふーちゃん、観念して」

冬「…はぁ。笑わないで下さいよ?」

ショリザク
ザクザク

冬「…はい」

夏「まるで現代芸術のオブジェ…」

兄「…これは酷い。早くなんとかしないと」

冬「うぅ…いっそ笑って下さい!」サメザメ

冬「どうですかこの賛美の嵐」ドヤ

夏「うー、認めたくないけど確かに…」

冬「受け入れよ」ドヤヤ

夏「自演の匂いがするな…」



冬「これが自演とでも?」

夏「分かってるよー。でもこの流れならジアートネタ噛ませたくなるじゃん!」

冬「ですね。ノリの良い姉さんは好きですよ」

夏も冬も好きだけど、
兄が1番好きだ!

冬さんprpr(^p^)

兄「今まで包丁使った事無かったっけ?」

冬「えぇ、箸より重い物は持った事がありません」

夏「さすがにそれは極端だけどねー」

兄「お前はどこの上流貴族だ…」

夏「はっ!…ついに見つけた」

冬「どうしました?姉さん」

夏「苦節17年、わたしついにふーちゃんに勝てるものを見つけたよっ!」

兄「包丁の扱いをか?」

夏「うんっ!刃物の勝負なら、剣豪も、剣王も、剣帝も、剣聖も、相手じゃねぇ!」ドヤァ

冬「いやいや、流石に大きく出過ぎでしょう。どこの切彦ですか…」

兄「つーかノリノリだな」


夏「~♪」

夏「ついに妹の下位互換って不名誉なレッテルから解放される時がきたよ!」

兄「下位互換って…。お前にはお前の良いところがあるだろ」

冬「そうですよ。ちょっと勉強が出来なくてアホの子でツルペタすっとんとんなだけじゃないですか」

夏「ちょっと!ふーちゃんそれ全然なぐさめになってないから!」

兄「まぁまぁ、そうだナツ、お姉ちゃんらしくふーこに包丁の使い方教えてやったらどうだ?」

冬「えー。わたしは兄さんからの密着レッスンを希望します」

夏「仕方ないなー。しょうがないから教えてあげるよー」フフン

冬「いえ、ですから私は兄さんから教わりたいんですが」

夏「べ、別にわたし直々に教えてあげてもいいんだからねっ!」テレテレ

冬「いえですね、私は兄さんと一緒に一つのナイフを持ってケーキ入刀を…」

夏「…ふーちゃん、そんなにわたしと一緒は…いや?」ウルウル

冬「…はぁ、分かりましたよ姉さん。では私に包丁の使い方を教えて下さい」

夏「もー、しょーがないなぁー。ふーちゃんはわたしがいないとだめなんだからー♪」



冬「なんでしょう。このモヤモヤする感じは…」

なっちゃんのツルペタぺろぺろ

冬「良かったですね兄さん。兄さんにも需要があるみたいですよ」

兄「ちょっと、ホモホモしい方向に持っていこうとするの辞めてくんない?」

夏「そ、そうだよ!やっぱり主役は妹たるわたし達なんだし。それにお、男の人同士なんて良くないよ…」

冬「はいダウト」

兄「ん?」

冬「姉さん、知っているんですよ。去年のコミケで姉さんがチェックしていたブースはBLの

夏「だ、ダメー!!!!違うのっ!あれは一時の気の迷いなのっ!!だってキャラがお兄ちゃんにちょっと似てたし…」


兄「(∩゚д゚) アーアーアー 聞こえない聞こえない」

冬「では早速…そうですね、リンゴの剥き方を教えて下さいな」

夏「まっかせなさーい!」

冬「勿論刃物マスターの姉さんは目を瞑ってでもでも綺麗に剥けるのでしょうね」

夏「え?も、もちろんだよっ!」

冬「という訳でこちらに目隠しを用意しました」

夏「なんでここにそんなものがあるのっ!?」

冬「さて、なんででしょうね。世の中は不思議な事がいっぱいです」

夏「不思議過ぎるよ!」

兄「はいストーップ。目隠しで刃物扱うな。普通にケガすんだろ」

冬「ですよね。まったくそんな事も分からないだなんてよく刃物の扱いが得意だなんて言えたものです」ハァ

夏「ちきしょー!なんでわたしが悪いみたいに…」クスン



冬「はぁ…。姉さんチョロ可愛いです」

冬「姉さん、ペロペロしていいですか?」

夏「だ、ダメだよー」

ペロッ

夏「ひゃっ!もーダメっていってるのにー」

冬「ふふっ、とっても甘いですよ。姉さん」

夏「もー、それじゃあこっちもお返しだよっ!」

ペロッ

冬「あっ、い、いきなりそんなっ///」

夏「…ふーちゃん、なんだか恥ずかしいね///」

冬「いいじゃないですか








アイスの舐めさせ合いっこくらい」

ズドシャー

夏「ドアの向こうで誰かがこけた音がした」

冬「そうですね。恥ずかしい想像をしてた兄さんがこけた音がしましたね」クスクス

アイスの舐め合いっこ
つまりWフェ○の形になるな…

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

夏「ふーちゃん真面目に教わる気あるの?」ジトー

冬「そんなもの有る訳無いじゃないですか」クスクス

夏「即答の上に笑われた!?」

兄「お前…。まぁふーこはそういう奴だよな。ナツ、ふーこをやる気にさせるには理屈で納得させないとだぞ」

冬「そうですよ姉さん。さっさとして下さい」

夏「なんでそんなに偉そうなの!?」

冬「ほら、今時の若者はただやれじゃ動かないんですよ?」

兄「頑張ってふーこを論破してみろ」


夏「…勝てる気がしない」

冬「では私から包丁を使わなくていい理由を」

夏「え?なに?そっちからもありなの?」

冬「まずはそうですね…ピーラーが有ります」

兄「あぁ、確かに物によってはピーラーの方が早かったり綺麗に剥けたりはするわな」

夏「う…まぁものによっては、そうかもね。えっと…ほら、お肉料理が出来る」

冬「肉なんてそうそう切る機会無いですよ。もう調理するだけ…っていうか下味まで付いているものがあります」

夏「うー。あ、ほら魚!魚はさばけないでしょ?」

冬「知らないんですか?最近の鮮魚コーナーでは魚の下ごしらえまでしてもらえるんですよ。刺身が良ければパックになってるのを買えばいいです」

夏「むぅ…確かにそうかも」

兄「完全に言いくるめられてる…。もうちょい頑張れよナツ」

冬「あらあらもう終わりですか?そんな事だから駄シスタントって呼ばれるんですよ」

夏「そんなの呼ばれてないよ!?って駄シスタントってなに!?アシスタントだよ!!」

ちょろかわ駄シスタント④

夏「まだだよ!たかがメインカメラがやられたくらいで!」

冬「という訳で満場一致で料理の必要性は否定されました」

兄「こいつ料理そのものを否定しやがった…」

夏「えっと、えっと…」アセアセ

冬「何をそんなに必死になってるんですか。力無き論理では私は倒せませんよ?」

夏「だってねっ!…だって、わたしどーしても!」

兄「どうしても何だ?」

夏「どーしてもふーちゃんと一緒に料理……したかったんだもん」シュン

冬「うっ///」

兄「この手が有ったか…」

夏「ふーちゃん、一緒に料理…しよ?」ウルウル

冬「くっ/// し、仕方の無い姉さんですね。姉さんがそこまで言うのなら…」

兄「そしてお前はこっち方面の耐性無さ過ぎだからな」

ふーちゃん好き

冬「姉さんが可愛過ぎるのがいけないんです」

兄「確かに上目づかいでお願いされると断れないよな」

冬「そうですね。あの破壊力はやばいです。むしろ兄さんは要らないくらい可愛いです」

兄「いつも愛してるとか言ってる癖に不用物扱いかよ…」

冬「ニードレスですね」

夏「あぁ、あったねー」

冬「という訳で姉さん。私は兄さんを愛する事を辞めて姉さんを愛する事にします」



夏「え?え?ちょっと意味が分からない」

夏「ふーちゃんすきだってー」

冬「ふふっ、ありがとうございます。ストレートな物言いは嫌いではありませんよ」

夏「おー。やけに好意的だね」

冬「最近の殿方は…そう、良く言えば奥ゆかしい、悪く言えば意気地のない方が多いですからね。今時下駄箱に手紙とか勘弁して下さい」ハァ

夏「ふーちゃんモテるもんねー」

冬「自慢ですが私はモテます。街中を歩けばおじ様方の熱い視線を浴びまくりです」

夏「自慢なんだ…。っていうか制服マジックみたいのもあるよね」

冬「赤くは無いですが能力3倍アップ的な」

夏「ふーちゃん、お父さんお母さんが心配するよーなことしちゃだめだよ?」

冬「あら、まるで姉さんみたいな事を言いますね」

夏「間違いなく正真正銘お姉ちゃんだよ!?」

夏「わたしもふーちゃんのこと好きだけど愛するとかいわれてもちょっと困るかなー、なんて…」

冬「全て兄さんがいけないのですよ?いくら想いを伝えても応えてくれないんですから」

兄「え?なに?俺のせい?」

冬「ほら、姉さん」

ギュッ

夏「わぷっ!お、おぅ…ふーちゃんのおっぱい気持ちいい…」

冬「でしょう?兄さんに有るのは粗末な棒だけですからこんなに気持ち良くはなれませんよ?」

兄「あのさぁ…粗末な棒とか言うの辞めてくれる?妹に言われるとなお傷つくわ」

冬「ふんっ、兄さんにはしてあげません」プイッ

兄「べ、別にして欲しくなんて無いんだからねっ!」

夏「今度こそツンデレ?」

冬「さぁ?どうなんですか?兄さん」



兄「…」

冬「折角3人いるんですし三角関係になればいいと思うんですよ」

夏「きーみはだれとキスをすーるー♪」

冬「もちろん姉さんとです。さぁ、私と熱い口づけを」

夏「えっ?いや、さすがにちょっと…」

冬「ふふっ、冗談ですよ。姉さんは兄さん一筋ですもんね。それでいいんです。そのまま兄さんを愛して下さい」

夏「うん…ふーちゃん、なんかごめんね」

冬「構いませんよ。私が姉さんを、姉さんが兄さんを愛するとなれば当然…」

夏「お兄ちゃんはふーちゃんを……はっ!まさか今までのはこの為の布石だったのっ!?」

冬「という訳で兄さんには私を愛していただく事に大決定しました」

兄「ちなみに俺の意志は…」

冬「もちろん有りませんよ。美しい三角形を作る為です。そろそろ観念して下さいな」

ふーさんは絶対に敵に回したくないな(´・ω・`)

ふーさんのおっぱいに埋れたい

夏「ふーちゃんだけずるい!」

冬「あら、愛する上に愛されたいだなんて、なんてわがままな姉さんでしょう」

夏「なんでわたしが悪いみたいになってるの!?わたしも愛されたいよ!」

冬「分かってませんね。愛する気持ちこそ何より大切なんですよ?愛されるよりも愛したい真剣でと歌でも歌われてるじゃないですか」

夏「それでもさぁー、愛するだけじゃなくて愛して欲しいよぉー」

冬「はぁ…姉さん、良く聞いてください」

夏「うん?」

冬「本当の愛とは見返りを求めないものなのです」

兄「言葉だけ聞けば立派なんだけどな…」

冬「愛が欲しいから愛するだなんて打算的です。そんな事では本当の愛は得られませんよ?」



兄「…本当に言葉だけ聞けばなぁ」

冬「私も辛いんです…」

夏「なんでさー。お兄ちゃんに愛されて幸せじゃん」

冬「姉さん分かりませんか?愛されてもそれを返す事の出来ないこの不幸を。あぁ…私はなんて不幸なんでしょう」シナシナ

兄「しなを作るな気持ち悪い」

冬「酷いですね兄さん。いいですか?私はこの美しい三角関係を維持する為にあえてスケープゴートになると言っているんです」

夏「すけーぷごーと?」

兄「ふーこは俺達三人の関係が上手くいくように犠牲になってるんだってさ」

冬「心配しなくても大丈夫ですよ。兄さんを愛せないのが辛いだけで私が姉さんを愛する事を犠牲だなんて思ってませんから。さぁ姉さん存分に愛し合いましょう。まずはそうですね…久しぶりに一緒にお風呂に入りましょうか///」フフッ

夏「ふーちゃんちょっと怖いんだけど…。あれ?えっと…じゃあ私はお兄ちゃんと一緒に…お、お風呂入りたいとか…おねだりしていいのかな///」テレッ

冬「さぁ兄さん。兄さんも私を愛してお風呂に一緒に入りたいとかおねだりしてもいいんですよ?」

兄「いや、ふつーに無理だし」



冬「……またまたご冗談をw」

夏「ふーちゃんって敵にまわしたら一番厄介なタイプだよね」

冬「なんですか?敵になる予定でもあるんですか?宣戦布告ですか?」

夏「ち、違うって!もしものはなしだよっ!!」

冬「それは良かったです。私は姉さんと敵同士になんてなりたくないですから…」

夏「ふーちゃん…」

冬「お風呂場とか家の中で撮った姉さんの盗撮動画をネットにアップするなんて残酷な事、出来ればしたくないですし…」

夏「ふーちゃん!?」

兄「ふーこ。お前の理論には決定的な穴がある」

冬「この私の計画した愛のトライアングラー作戦に穴などある訳がありません。私が姉さんを、姉さんが兄さんを、兄さんが私を愛する、そうする事で世界はリングを紡いで行くのです」

夏「世界!?わたし達の関係ワールドワイド!」

兄「ふーこ…俺がお前ら妹のどちらか一方だけ愛せると思うのか?」

冬「!!」
夏「お兄ちゃん…」

兄「俺はいつだって同じ様にお前らを愛してきたつもりだし、それはこれからもずっとだ!」

冬「ついに!」
夏「告られた!」


兄「え?あ、いや!そういう意味じゃ!!」

なっちゃんはこんなだから悪い男に騙されそう(´・ω・`)
そうならないためにも、お兄さんが一生面倒みてあげるしか…

夏「やったね!ふーちゃん」

冬「やりましたね!姉さん」

兄「だからやってないよ!?二人とも」

夏「いやいや、今確かに言ったよ?」

冬「私達二人を平等に寵愛して下さると!」

兄「何!?なんでそんなに喰い気味にテンポ良く返してくるの!?」

夏「それはねっ!」

冬「こうなる事を予見しておいたのさ!」

兄「スパイダーマッ!?」


夏「ここはノリで押し切る場面だよ!」

冬「えぇ、分かっていますとも、姉さん!」

冬「姉さんは悪い男に騙されそうですね」

夏「え?どういう意味?」

冬「そうですね。具体的に言うと言葉巧みに騙されて性的な悪戯をされやすそうです」

夏「ちょっと?生々しいよ!?」

冬「確かにツルペタ残念ボディですが顔立ちは整ってますしロリコンの方々には堪らない感じなので気を付けた方がいいです」

夏「それならふーちゃんだって…」

冬「何を言ってるんですか?脳みそツルツルの姉さんと一緒にしないで下さい」

夏「ひどっ!」

冬「私が姉さんを出し抜いて自分だけ兄さんから愛されようとするとでも思いましたか?」

兄「…」
夏「…」

冬「なんで姉さんまで黙りますか」

兄「だってなぁ」

夏「だってねぇ。ふーちゃん今までさんざん出し抜こうとしたし」ジトー

冬「姉さん、人を信じられなくなったら人間お終いですよ?」

兄「突っ込みてー」

冬「まぁ/// し、仕方のない兄さんですね。でも流石に姉さんの見ている前じゃ///」

兄「だから違うよ!?突っ込みたいのはそこじゃないからな!?」

冬「まさか口で…ですか?はぁ…いきなりハードル高いですね。これがエロゲ脳の弊害ですか…」

夏「…お兄ちゃんはどうしようもない変態さんですね。お兄ちゃんが変態なのですか?それとも変態がお兄ちゃんなのですか?」

兄「いや、今の流れなら分るよな!?完全に勘違いだから!!ってかなんで月子ちゃん!?」



冬「まったくこの兄妹はいじりやすくて困ります」クスッ

夏「ふーちゃんのせいでまたぐだぐだに…」

冬「姉さんが私を信じてくれないからですよ。信じられぬと嘆くよりも人を信じて傷つく方がいいでしょう?」

兄「別にそれは騙す事を許容するセリフじゃないからな」

夏「なんでいい歌もセリフもふーちゃんが使うと台無しになるんだろうね」

冬「日本語って不思議ですね」

兄「いやいや、お前が言うな…」

夏「という訳で」

冬「私達を平等にどう愛してくれるんですか?」

兄「なに、その話題まだ続いてたの?」

夏「どっちかひいきしちゃだめだよ?」

冬「あくまで平等に、です」

兄「むー。そう言われると難しいな」



冬「やりましたよ。なんだかんだで愛してもらえる流れに持っていけました!」

夏「してもらうこと前提で話を進めたのがよかったね!」

冬「ではさっそ


ペシッ


冬「…兄さん、さすがに今のは酷いと思います。早押しクイズならフライングどころか問題すら出されてない勢いですよ」サスサス

兄「もうそのパターンは飽きた。ってかお前はいきなり過激に行き過ぎなんだよ。ネコなの?発情期なの?」

夏「もうすでに様式美だよね…」

冬「二人とも早とちりはいけません。話し合う事で人は分り合えます。第一平等にって話じゃないですか」

兄「まぁな…じゃあなんだ?」

冬「この際3ピ


ペシシッ


冬「だから喰い気味に叩くの辞めて下さい。それともあれですか?それが兄さんの言う所の愛の形なんですか?」サスサス

夏(いきなり3Pとかムリーーーー!!!)///



兄「はぁ…もういい。俺が決める」

夏「お、珍しくお兄ちゃんから」

兄「お前ら…ってか主にふーこに任せるとろくな事にならなそうだからな」

冬「失礼な、と言いたい所ですが私も兄さんの言い出す事に少し興味は有ります」

兄「そもそも愛ってなんだ?」

冬「ためらわない事…でしょうか」

夏「それって若さじゃなかったっけ?」

冬「若さは振り向かない事ですよ、姉さん」

兄「うん、まぁネタ的にはそれも有りなんだけどな」

夏「もったいぶらないで早くいってよー」

冬「まぁ兄さんの言う事です。大したことでは無いんでしょうが」

兄「愛ってのは結局の所相手に何かをしてやりたいって思う気持ちなんじゃないかと思うんだ」キリッ

冬「」ピッ

兄「…ふーこ、それは?」

冬「ICレコーダーですが何か?それにしても何ですか今の臭いセリフは」



夏「ふーちゃん正に外道!!」

冬「」ピッ

アイッテノハケッキョクノトコロアイテニ…

兄「いやーーーー!やめてーーーーー!!!!」

冬「…リピートアフターミー。愛ってのは?」

夏「愛ってのは!」

兄「すいまんせん。いや、もう何に謝ってるのか分からないけどすいません勘弁して下さい…」

夏「きっと何だかんだいって煙に巻くつもりだったんだろうけどねー」

冬「フフッ、私の目が黒い内はそうはさせません」

夏「お兄ちゃんは逃げられない。回り込まれてしまった!」

兄「お前ら…そんなに俺が苦しむ様が見たいか…」

冬「私は、兄さん支援啓発妹。兄さんが、より多くの苦しみを獲得することで、存在意義を達成する」

夏「チェインバーーーー!!!!」

夏「ふーちゃんはお兄ちゃんをいじめてるの?」

冬「いえ、そういう訳ではありませんよ。これは愛の鞭なんです。人は苦しみや悲しみを乗り越えてこそ成長出来るのです」

兄「お前は俺の何なんだ…」

冬「愚問ですね。私は兄さんの妹ですよ?」

夏「まぁお兄ちゃんには成長して立派な大人になってもらわなきゃだしね」

兄「ナツ…お前もか」

夏「だってこれからずっとわたし達二人とも養ってもらわなきゃいけないし?」

兄「何?もうそれ確定事項なの!?」

冬「姉さん、養ってもらうだけでは対等な相手、対等なパートナーとしては認めてもらえませんよ?」

夏「えー。働いたら負けだと思う」

冬「件の彼も今は立派に飛行場で働いています。労働という因果からは逃れられないのですよ」



兄「…ナツがいつの間にかダメ人間になってた」

冬「兄さんのせいですよ。散々甘やかすから…」ハァ

兄「お前も相当なもんだけどな」

夏「わたしがダメな子扱いされてる…」

冬「叩いたら直りますかね」スッ

夏「ひっ!!スレッジハンマーさん!?」

兄「また何でトンカチなんてバッグに入ってるんだよ」

冬「最近痴漢とか物騒ですからね。それにただでさえ天使の私ですからね、防犯グッズ位持ち歩いてます。ちなみに正しくは玄翁ですよ」

兄「そんなもんでぶっ叩いたら正当防衛どころか過剰防衛だろ…」

冬「女子高生は何をしても多少の事ならば大目にみてもらえるんですよ?」テヘ

兄「はいはい、分かったからボッシュートな」



夏「テレッテレッテーン。てか助かったよ…」

んでいつセックスするの?

夏「でもアルバイトとかはちょっとしてみたいけどね」

冬「うちの学校じゃ原則不可ですからね」

兄「まぁ結構やってる奴はいるけどな」

夏「それに友達とかと遊びに行くにもお金がないとね。やっぱりお小遣いだけじゃ足りないし。ふーちゃんもそう思わない?」

冬「そうですね…特に不足とかは感じて無いです。元々友達と遊びに出掛けたりしませんし」

兄「そうだっけか?なんか割と休みは出掛けてるイメージあるんだけど」

冬「私割と一人でも人生楽しめるタイプなんで」

夏「じゃあいつも一人で出掛けてるんだ…。ふーちゃん、今度一緒に遊びにいこ?ね?」

冬「まったく、そんなかわいそうな物を見る目で見ないで下さい。…一体いつから一人でしか出掛けていないと錯覚していました?私結構男子達と出掛けているんですよ?」



兄「なん…だと…!?」

冬「お兄ちゃん、ふーこね、お股がキュンキュンする


ペシッ


兄「キャラ作ってまで何言ってんだお前は…」

冬「いえ、ですからもうそろそろしてくれても…というか何度も言いますがいい加減叩くの辞めて下さい。乱暴するなら性的な方向でお願いします。他のスレでもやってるじゃないですか」

兄「よそはよそ。うちはうち」

冬「どこの母さんですか…」

ふーさんモテモテ( ・`ω・´)

なっちゃんは(´・ω・`)?

むしろ冬いらね。
兄と夏でほのぼのしてていいのに、うざい。
ていうか、冬だけ性格違いすぎる。
ほんとに兄妹かってかんじ?










よかったね、ふ~ちゃん(え

なっちゃんの本当の兄です

冬「あら、気になりますか?」クスッ

兄「い、いや?別に?そそそそそそそんなの全然気になんないし?」

夏「お兄ちゃん、きょどり過ぎて逆に可愛いよ…」

冬「安心してください兄さん。別にデートという訳では…少なくともこっちはそのつもりは無いですから」

夏「というと?」

冬「バレンタインの話はしましたよね」

兄「あぁ、…なんというか男子の純情をもてあそんだ悪女の話は聞いたな」

冬「女に悪女は褒め言葉ですよ?」クスッ

夏「あー、ふーちゃんがどんどん悪い女になってるよ…」

冬「で、その後何でも言う事を聞くから私と一緒に出掛けたいとか、何でも買ってあげるからショッピングに行きたいとか、そんな話ばかり来るんですよ」

兄「で、ふーこはそいつらを手玉に取って遊んでいると」

冬「人聞きの悪い。これは慈善活動ですよ?私の様な超絶美少女とお出掛け出来るんですからそれ位の対価は当然です。むしろ等価交換じゃなくて賢者の石を使ってるレベルですね」

夏「だからふーちゃんはお金に困ってないんだね」

冬「そういう事です♪」

夏「ふーちゃん義妹説再び」

冬「そうですね、私も常々思っていました。私だけスペシャル過ぎませんか?」

夏「でもわたしと似てるとこたくさんあるしやっぱり兄妹だよ!」

冬「…」

夏「なんでそこで黙るの!?」

冬「いえ、姉さんと似てるとか…」

夏「似てるよー。…っていうかふーちゃんと似てるとこがいっぱいあると、わたし…嬉しいな」テレッ

冬「っ/// …まぁ、そうですね。そういう所も有るかもしれません」

夏「ふーちゃん!誠君みたいになっちゃうからやめようよー」

冬「心配し過ぎですって」

兄「いや、相手がどう思ってるか分からないからな。ストーカー化なんて事になったら大変だぞ」

冬「兄さんまで…」

夏「ふーちゃん、わたしふーちゃんが心配なんだよー」ギュッ

冬「うっ…。…はぁ、分かりました。では今後は無い様にしましょう」

兄「うんうん、恋愛感情のもつれはトラブルの原因だからな」

夏「…彼女いないくせに」

兄「…馬鹿にすんな。彼女くらいいるさ」

夏「!?」
冬「!?」

兄「ただ極度の恥ずかしがりやでな、ディスプレイの中から出てこないんだよ」


夏「お兄ちゃん…」ヒキッ

冬「今の発言はマジでキモいです…」ヒキッ



兄「うけ狙いだったのに(´;ω;`)ウッ 」

冬「ストーカー云々言うなら姉さんも気を付けた方がいいですよ」

夏「え?わたし?」

冬「えぇ。姉さんも実は学内の人気投票の上位ランカーですから」

兄「マジでか」

夏「そうなのっ!?初耳…ってか投票とかって初めて知ったよー」

冬「こういう所に疎い辺り姉さんらしいですね。ちなみに私も姉さんに投票しましたよ」

夏「そ、そんなぁー。美少女ランキングの上位ランカーとか恥ずかしいよぉー」テレッ

冬「はい?私は美少女ランキングだなんて言ってませんけど」

兄「ツルペタランキングとか?」

夏「…お兄ちゃん?」ジロ

兄「わ、悪かったから睨むな睨むな」

冬「中らずと雖も遠からずといったところでしょうか。正解は妹にしたいランキングです」

夏「なんでっ!?わたしお姉ちゃんだよっ!?」

冬「ちなみに私も姉さんに投票しましたよ。…大切な事なので二回言いました」

夏「だからなんでっ!?わたしお姉ちゃんだよっ!?抗議の意味を込めて二回言ったよ!!」

兄「いーじゃねーか妹でも。属性的には明らかに姉じゃねーし」

冬「そうですよ。そんなにこだわる必要は無いと思いますが」

夏「いーや、だめ!ここは譲れないねっ」

兄「そりゃまたどうして…」

夏「わたしはふーちゃんのお姉ちゃんなの」

冬「えぇ、まぁそうですね」

夏「だからわたしは頼りがいのあるお姉ちゃんでいたいの。ふーちゃんが困った時にちゃんと頼ってもらえるように」

冬「姉さん…」

夏「だから…だからねっ」


ギュッ


夏「あっ…」

冬「分かってますよ、姉さん。校内ランキングがどうだろうと私が一番に頼りにしてるのは…困った時に最初に頼りにするのは姉さんですよ」ギュッ

夏「も、もー、ふーちゃんは甘えん坊さんなんだからぁ///」ヨシヨシ

兄「まぁふーこも妹にしたいランキングでナツに入れたクチだけどなw」

夏「…」
冬「…」

兄「あ、あれ?」

夏「お兄ちゃん?」ジトー

冬「少しは空気読んで下さい」ジトー


兄「う…、すいませんでした。…なんか最近こんなんばっか(´;ω;`)ウッ…」

夏「お姉ちゃんにどーんと頼りなさい!」フンッ

冬「あら、無い胸張ってどうしたんですか?」

夏「ひどっ!無いは余計だよ!?」

冬「まぁ冗談はさて置き…」

夏「うぅ…、ふーちゃんの冗談キレッキレだよ…」

冬「それでは早速一つ相談事をば」

兄「おぉ、良かったなナツ」

夏「うんっ!で、なにかななにかな?」

冬「いや、ここは「姉さん、ご相談があります」でしたかね…」ブツブツ

兄「また小ネタを…」



夏「なんだかいきなり相談内容に不安が出てきたんだけど」

冬「じ、実は私好きな方がいまして…」

夏「へ?」

冬「それは、その…に、兄さんが好きなんですっ!きゃっ、言っちゃった!」

夏「え?」

冬「相談というのは姉さんにも協力して欲しくて…。勿論協力してくれますよね?」

夏「…ハッ、これが相談に見せかけた恋愛の牽制球って奴かー!!」

兄「なんだこの愉快な姉妹は」

夏「相談に見せかけて先に好きな相手を宣言する事で手を出しずらくする高等テク…」

冬「そうです。そして手を出そうものなら泥棒猫と罵られる事必須!!」

夏「よくもだましたアアアア!!」


兄「突っ込んだら負け突っ込んだら負け…」ブツブツ

夏「ってまた独り占めしようとしてるし」

冬「悲しい人間の性ですね。分かち合う事で真の平和は生まれるというのに。だから人は時代を越えて人は争いを繰り返すのでしょう」

夏「ふーちゃん?」ジロ

冬「分かってますよ、姉さん。冗談です。冗談半分♪」

夏「冗談かー…って半分は本気だし!?」

冬「実の所姉さんにお願いなんて無いです。そんな事しなくても姉さんはこれ以上無い程私の姉さんですよ」

夏「ふーちゃん///」

冬「まぁ兄さんにはお願い…というか不満は多々有るんですが」

兄「突然こっちに振ったと思ったら何言いやがる。俺で不満が有るなら太陽系の外でも探さないと満足できる兄なんて見つからないぞ」

夏「なにその自信!?」

冬「あらあら、随分とノリが良いですね。気持ち悪いですよ?ナル兄さん」



兄「」

兄「…まぁいい。とりあえずその不満とやらを聞いてやろうじゃないか」

夏「この流れは?」

冬「この俺を存分に罵ってくれ、的な流れでしょう」

兄「別にMじゃないから。罵られても嬉しくないから。そこんとこちゃんと考慮してこう、ソフトな感じでな」

夏「あ、ヘタレた」

冬「えぇ。兄さん格好悪い」

兄「な、なんだよ…。じゃあいいよ。存分に罵れよ」

夏「やっぱドMだ」

冬「えぇ。兄さん気持ち悪い」


兄「なにこれ!?どっち選んでもダメじゃん!詰んでんじゃん!!」

なっちゃんかわええ!

夏子さんの扱いが雑になってきてる気が・・・

兄はロリ巨派かツルペタ派かどっちなんだ

冬「まず基本話が面白くないですよね」

兄「うっ…」

冬「突っ込み役という立場にかまけて面白くしようという努力を疎かにしてませんか?」

夏「あー、わたしもこれは心当たりが…」

兄「…かと言って俺がボケたら収拾つかないだろ。第一俺は芸人じゃないんだからいちいちそんな事考えてられんし。なんなの?この会話は面白くなきゃいけないみたいな風潮は。みんなテレビの見過ぎだっつーの」

冬「確かにその風潮には私も疑問を感じてます。でオチは?みたいな空気は気まず過ぎです」

夏「二人とも気にし過ぎだってー。普通にしゃべっててもそんな感じにはめったにならないしw」

冬「良いですよねー、姉さんは。存在自体がオチてるみたいな感じですから」

夏「良く分かんないけどそれ絶対バカにしてるよねっ!?」

夏「たいぐーのかいぜんをよーきゅーします!」

冬「新しい言葉を覚えたんですか?偉いですねー」ヨシヨシ

夏「ちょっ!ふーちゃん!?バカにし過ぎだよ!?」

冬「で、どうしたんですか?」

夏「…最近わたし突っ込みしかしてない気がするんだけど」

冬「突っ込みは必要不可欠です。言うなればぱっつあん的な…いや、姉さんの場合はパチ恵ですかね」

夏「もっとまともに会話に参加したいよー」

冬「私に言われても困ります。あ、メタな感じも困りますのでこれ以上わがまま言わないで下さい」

夏「うー。自力でなんとかするからいいし!!」

夏「あとはわたし達への愛が足りないね」

兄「いやいや、足りないどころかシスコンを疑われるレベルだよな?」

冬「私達が足りないと言っているんですから足りないんです。愛は数値化出来ない以上私達の主観が正義です。ありていに言えば早くセックスして下さい」

夏「そ、そこまでは言わないけどさー。ほら、お休みのキスとかしてくれてもいいんじゃない?///」

兄「ホントなんなの?この姉妹は。兄妹でしないでしょ普通。もしかして俺の常識が間違ってる?」

夏「えー、この前家族でキスしてたよ?教育テレビで」

冬「視聴料強制徴収の天下の公共放送様が推奨するのなら間違いありませんね。むしろやらないと非国民ですよ?」

兄「それってあれだろ、\オ~ゥ……/みたいのが舞台のバックで聞こえる奴…」

夏「アーアーアーアー♪」

冬「ドゥビドゥバッバダー♪」

お茶ドゾー 旦

冬「あとは…」

兄「もうやめて!お兄ちゃんのライフはゼロよ!!」

夏「まだふたつしか言ってないじゃんw」

兄「案外ナツも鬼だな。間違いなくお前ら姉妹だよ…」ハァ

冬「クスッ…まぁ百の言葉で罵ってあげるのもやぶさかではないですが今回はこの辺りにしておきましょう」

兄「なにお前、百も俺の悪い所挙げられるの?本当は俺の事嫌いなんじゃないの?」

冬「やですね、私はさらにその十倍の千の言葉で兄さんを褒め称える事も出来ますよ?それだけ私は兄さんの事を良く見ているという事です」

兄「…ったく、その口の上手さは誰に似たんだか///」

夏「あれ?ねー、またわたしのいないところでいい話になっちゃってない?」

冬「あら姉さん、いたんですか」シレッ


夏「ぐふっ…」

夏「わ、わたしってもしかしてキャラ薄い?」

冬「い、いえ…」フイッ

兄「そ、そんな事はないぞ」フイッ

夏「なんで二人とも目そらすのー!?」

冬「姉さんは…ほら、アホ可愛いのがキャラみたいな?ね?兄さん」

兄「あ、あぁ。そうだな、そういう所もあるかもな」

夏「え?なに?わたしそんなに気を使われちゃうレベルでキャラ薄いの…?」シュン

冬「兄さん!姉さんが落ち込んじゃったじゃないですか。責任もってフォローして下さい」

兄「どんな責任だよ…。まぁナツ、キャラ濃いというのは別に良いことじゃないんだぞ。ふーこを見てみろ。キャラは濃いがその方向は口が悪かったり計算高い悪女だったりロクなベクトルじゃないだろ。むしろ逆説的にいって影が薄いのは良い奴の証でもあるんじゃないか?」

冬「く、口が悪い…計算高い…悪女…兄さんはそんな風に私を…」シュン


兄(しまったーー!!事態が悪化したーーーーー!!!!)

保守がてら

夏はキャラ薄く無いよ!
可愛いよ!!

冬「そうですか。先程の仕返しという訳ですね」

兄「そんなつもりは無いぞ?思わず本音が…あ」

冬「…本音?」コー

夏「ふ、ふーちゃんからすさまじい冷気が!!てか今はそうじゃなくてわたしのキャラのことっ!!」

冬「え?まだ引っ張りますか」

兄「まだ引っ張るのか?」

夏「二人とも間違いなく兄妹だよっ!!」

冬「やれやれ、仕方のない姉さんですね。では…」

兄「俺達がなんとかしてやるか」

冬「姉さんをプロデュースですね」

夏「お願いします!プロデューサーさんっ!!」

冬「保守ありがとうございます」

夏「ありがとー!あ、あと可愛いって言ってくれて…それもね///」

冬「あまり調子に乗らないで下さい?叩きますよ?」

夏「ひっ!ふーちゃん怖い!!」

冬「あと「仕事が修羅場なので進行遅め」だそうです」

夏「?どゆこと?」

冬「さぁ?」

夏「で、わたしは何をすればいいのかなっ?」

冬「駄目ですよ、姉さん。物事を解決するには問題をはっきりさせてから解決策を考えるべきです。お手軽に解決策を教えてもらおうとするのは悪い癖ですよ?」

兄「おー、いつになく本気だな」

冬「あら、いつでも私は全力投球ですよ?今までは私の本気が伝わっていなかったみたいですね。ではこれからはもっと過激に兄さんにアピールする事にしましょう」

兄「勘弁して下さい。ふーこさんはいつでも全力全開スターライトブレイカーです」

夏「うぅ…、じゃ、じゃあその問題?ってなにかな?」

冬「そうですね…まず夏子という名前が地味です。もう少しキャッチーな感じになりませんか?」

夏「なりませんよっ!?ちょ、ちょっと根本的過ぎない!?」

兄「そうだぞ、ウインタービューティー冬美。そうそう名前なんて変えられないだろ」

冬「…なんですかその恥ずかしい名前は」

兄「いや、ついでにお前の名前もキャッチーにしてみた」

夏「プリキュアみたいwww」


冬「」

兄さんのセンスに絶句(´゚д゚`)

そのセンスで行くと夏子さんはサマーチャイルド夏子になるのかな

冬「ウインタービューティー…」

夏「冬美ビューティーブリザード!www」

兄「ぷっ!い、いやナツ、あんま笑わせないでくれw」ククク

冬「…じゃないですか」

夏「え?」

兄「なんだ?」

冬「ちょ、ちょっとかっこいいじゃないですか///」



兄「…いやいやいやいや、なに?その超感覚!?」

夏「むしろまたふーちゃんのキャラが立っちゃったよっ!?わたしまた存在感薄くなるし!格付けチェック的に映す価値なし!?」

妹 「キモッ うざい しね」

おれ的なっちゃんのイメージhttp://i.imgur.com/JoE4IxS.jpg

スレ主は漫画かけたらどこかの4コマ雑誌で
萌え漫画やれそうなレベルじゃねえか・・・?

夏「じゃ、じゃあわたしはサマーチャイルド夏子で///」

冬「私、実を言うと昔からコスプレとか興味あったんですよね」

夏「華麗にスルー!?恥ずかしかったけど頑張って言ったのに!!」

冬「はいはい、サマーチャイルド夏子さん。ひまわりみたいで姉さんにぴったりですねー(棒)」

夏「なおざり過ぎるよ!?」

兄「正確にはおざなりだな。なおざりは全く相手にしないって意味だしおざなりはいい加減だけど相手にはしてるニュアンスがあるからな」

夏「でた、久しぶりの兄ペディア…」

冬「では些事は置いておいて私のキャラを立てよう会議の続きですが…」

夏「いつの間にすり替わってたの!?違うよ!?わたしのだよ!?」

兄「ほらまた突っ込みばっかしてる。だからみんなからパチ恵って呼ばれるんだぞ?」

夏「それふーちゃんにしか言われてないよ!?」

冬「姉さんは騒々し…賑やかですね。それは良い所ですよ」

夏「ふーちゃん!?考えてる事ダダ漏れでフォローになってないよ!?」

冬「素敵なイラストありがとうございます」

夏「…」

冬「あら、どうしました?姉さん」

夏「なんで裸だし…」

冬「私達美少女女子高生は街中を歩いているだけでおじ様達のオカズになってしまうんです。これ位大目に見ては?」

夏「表現が生々し過ぎるよ!?」

冬「それにほら、実際の姉さんより胸が5割増し位じゃないですか。良かったですね」

夏「そこまでじゃないよ!?せ、せいぜい2割増し位だし!!」

冬「でもそれ当社比ですよね?」

夏「うぅ…」

夏「私達の会話マンガになりそうなレベルだって?」

冬「あら、口の上手い殿方もいたものですね」

夏「ま、まぁそうだよねー。ずっとたらたらしゃべってるだけだし」

冬「折角ですから7つの玉を集めて願いを叶える旅に出たり海賊王を目指してみたりしましょうか」

夏「それパクリ!!まるまるパクリだよ!?」

なっちゃんが大好きだわ

サマーチャイルド夏子が採用されててワロタww

可愛ければ許される
可愛いは正義、この世の心理です

なっちゃんに癒やされる

冬「もういいじゃないですか。こう…特徴がないのが特徴みたいな感じで?」

兄「そうだな。まぁ、淡白な味わいみたいな?」

夏「ちょっと!?プロデューサーさん達!?投げやり過ぎるでしょ!?」

冬「いや、でもよく考えてみてください?例えば魚料理ですが、往々にして白身魚が料理する上で重宝がられるのは素材そのものが主張し過ぎないからなんですよ。ですから洋風ならソースと、和風なら出汁の風味と喧嘩しないんです」

夏「う…うん、確かにそかも…」

冬「ですから主張が薄い=魅力が無いと短絡的に考えてしまうのは如何なものでしょうか」

兄「…もうお前のセリフを聞いてると言葉なんてどうにでもなる気がしてくるよ」

冬「いやですね、全く。いいですか、姉さん。私の言っている事は間違っていますか?」

夏「え、えと。間違ってない…と思う」

冬「そうでしょう、そうでしょう。間違っていないという事はつまり正しいという事です。よって私の言っている事は少しの余地を挟む事無く正しいのです!」

夏「そうだねっ!ふーちゃんは正しい!常に正しいよ!!」

冬「分かってきたじゃないですか!そうです。私が神なのですっ!!」

夏「オール・ハイル・ふーちゃん!!オール・ハイル・ふーちゃん!!オール・ハイル・ふーちゃん!!」



兄「あ、頭痛てぇ…」

冬「姉さん最近やけに人気じゃないですか」

夏「え?そ、そかなぁー」テレッ

冬「…日本には判官贔屓という言葉があるのを知ってますか?」

夏「?」

冬「ま、まぁ、そういう所も魅力になってしまうのでしょうね」

夏「あ!もしかしてはんがんびいきのこと?ふーちゃんでも間違えるんだー」

冬「わ、私も少々頭痛が…」

支援

http://i.imgur.com/o2qMSRw.jpg
http://i.imgur.com/uUxQvBd.jpg
どっちがふーちゃんに近い?

http://i.imgur.com/K8J1Ii1.jpg
http://i.imgur.com/9Rf9lot.jpg
どっちがなっちゃんに近い?

http://i.imgur.com/tdShEHT.jpg
http://i.imgur.com/hxssK0b.jpg
http://i.imgur.com/OzqUNgQ.jpg
どれが兄に近い?

夏「はっ!!またふーちゃんのたくみな話術に騙されるところだったよ」

冬「騙すだなんて人聞きの悪い。私のしているのは洗脳ですよ?」

夏「よけい悪いよっ!!」

兄「もうその突っ込みポジションでいいじゃねーか。何が不満なの?ナニガフマンなの?アンパンマンの友達なの?」

夏「これは絶対に負けられない戦いなの!ってかもうナニガフマンとか意味分かんないし…」

冬「突っ込み辛いボケは辞めて下さい、兄さん。ですが私も兄さんと同意見ですよ?姉さん結構適正高いと思います。それに存在感薄いキャラって結構美味いと思うんです」

夏「え?そなの?」

冬「えぇ。ミスディレクションでパスを回しまくったりステルスで独壇場だったりもうやりたい放題ですよ?」

夏「それ相当ケース限られてるよねっ!?バスケも麻雀もわたしできないし!!」

冬「やれやれ、仕方のない姉さんですね」ハァ…

夏「…言ったじゃん」

兄「なに?」

夏「プロデュースしてくれるってなっちゃんもお兄ちゃんも言ったじゃん!」

冬「うっ…」

夏「二人とも嘘つくの?」ジトー

兄「…まぁ仕方ないな。なぁふーこ」

冬「そうですね。確かにプロデュースをすると明言しましたし。では改めて姉さんモブキャラ脱出会議を始めましょう!!」

夏「モブ!?そこまでひどくないよねっ!?」

冬「ご支援」

夏「ありがとーございますっ!」

冬「というか沢山イラストを頂いてしまいましたね」

夏「おー!ポップな感じでシャツとかにプリントして街中で着たい勢いだよ」

冬「ですね。これもう普通に商品化していいんじゃないですか?」

夏「ってゆーかもうマンガとか描いてもらおうよ!」

冬「なるほど良い考えですね。萌えマンガなんて所詮絵が九割で中身一割みたいな所ありますし」

夏「う、うん。なんかそう考えるとわたし達じゃなくてもいいかもね…」

冬「そ、そうですね。恐れ多い事ですね。どれに似ているかどうかはご想像にお任せするのが良さそうですね」

夏「かわいいイラストホントにありがとー!!」

冬「あ、あの…綺麗に描いてもらって、その恐縮です///」

兄「」コソッ

ピッ…シャーシャーシャー…カション

兄「……」ニヘラ


冬「…兄さん?何をしてるんですか?」

兄「ふ、ふーこ!?」ビクッ

夏「あ、それお兄ちゃんのイラスト…」

兄「いや、これは…そのだな…」

夏「お兄ちゃんも嬉しかったんだね」

兄「そそそそそそそそそんなんじゃねーし?」///

冬「まぁまぁ。姉さん、ここは見なかった事にしてあげるのが優しさですよ?」

兄「くっ…なら初めから話しかけんなよ…」

冬「しかしプリントアウトまでして。部屋にでも飾る気だったんですかね」

夏「せっかくならわたし達のを印刷してくれればいーのにね」

冬「そうですよ。で、夜な夜なオカズとして使って…

夏「そういうイラストじゃなかったでしょ!?」

冬「そうですね。兄さんなら既に盗撮写真の一枚や二枚ありますよね」

夏「ふーちゃんじゃないんだから…」

冬「失礼な、にいと一緒にしないで下さい。この私が一枚や二枚しか持ってない訳無いわけないじゃないですか」

夏「そっち!?」

冬「そうですね…。まず今あるアホ可愛いという属性をもう少し伸ばしてキャラを立たせてみるというのはどうでしょう」

兄「まぁ妥当な案だな」

夏「アホ!?わたしそんなにアホな子じゃないし!!」

兄「と本人は言っていますが?ふーこさん」

冬「えぇ。悲しいかな人は己を決して客観視出来ない生き物なのです。そこで私達の手で姉さんには自分がいかにアホかという事を認識していただきます」

夏「またアホいったし!ふーちゃんいつもよりきつくない!?」

冬「仕方のない姉さ…いえ、仕方のない事なのです」

兄「もうそれ口癖みたいになってるな…」

冬「今はまだいいですが、これから大学、そして社会人となった時、毎日の様に姉さんは周りからアホと言われる事になるんです。なら、その時が来るまでに私達がアホという言葉に耐性を付けてあげるしかないじゃないですか」

夏「もう社会人になる前にくじけそうだよ…」

兄「ナツを賢い子にするという選択肢もあるんじゃないか?」

冬「私はより確実性の高い現実的な案を提案しただけです」


夏「オゥフ…」

夏ちゃんも冬ちゃんも可愛すぎる
でも俺は兄さんと結婚したい///

アッー!♂

夏さんとふーさんはイラスト2枚ずつだったけど
兄さんだけ3枚だったし案外そっち系かもしれないね

夏さんとふーさんはイラスト2枚ずつだったし

ここにきて、兄さん株高騰中やなw

俺はこのふたつを推したい

http://i.imgur.com/o2qMSRw.jpg
http://i.imgur.com/9Rf9lot.jpg

兄は全部////

夏「わたしアホじゃないと魅力ないのかなぁ…。キャラ立ってないのかなぁ…」グスッ

兄「はぁ…。いいかナツ。キャラ…個性ってのは後付けする様なものじゃなくてその人の内面から自然と出てくる物だと思うんだ」

夏「お兄ちゃん?」

兄「それにな、もし後付けで形になったとしてもそのキャラでお前は今までみたいに自然に笑えるのか?」

夏「そ、それは…」

兄「俺がお前の良い所をもう一つ教えてやろう。それはそのなんの混じり気もない純粋で素直な心とその笑顔なんだよ。だからお前はそのままでいいんだよ。嘘のキャラで塗りつぶしてしまうだなんて…俺はして欲しくないな」

夏「っ!!そ、そっかぁ。うん。わかったよ!あ、あり…ありがとう、お兄ちゃん」///

冬「あらあら、つまらないですね。突然なんというかネタばらし?みたいのは空気読めてないですよ?」

兄「まぁさすがにちょっとかわいそうになってな。それにお前も十分楽しんだだろ」

冬「ふぅ。まぁ確かにそうですね。古人曰く過ぎたるは猶及ばざるが如しと」

兄「それにネタばらしって事はお前もナツは今のままで十分良いって、俺と同じ事考えてたって事だろ?」

冬「うっ/// まったく、に、兄さんの癖に生意気ですよ///」ペシッ!

冬「兄さん最近妙に人気ですね」

夏「いいことだねー」

冬「いえ、そうとも限りませんよ?姉さん」

夏「ん?どーゆーこと?」

冬「私達の様な美少女の可愛さをお楽しみいただく為には、兄さんの様な男性陣には極力特徴やクセのない方向でやっていただく必要があるのです」

夏「へー。そなの?」

冬「えぇ。ギャルゲーマスターである私が言うのですから間違いありません」キリッ

夏「そ、そんな事キリっとした顔で言われても…」

なっちゃんはナデナデしたい(・ω<)
ふーさんには踏まれたい(*´∀`*)
兄さんは蔑みたい( ・`ω・´)

むしろ兄さんを踏んづけたい

冬「さて、いい話風にまとまったところで姉さんモブキャラ脱出会議はひとまず終了しましょう」

夏「結局なにも解決しなかったような…」

兄「会議なんてそんなもんだ。時間ばかり浪費して何も生み出さず、結論を先延ばしする事を結論として終了する。これぞジャパニーズスタンダード」

夏「やな現実知っちゃったよ…。ってかお兄ちゃんサラリーマンみたいだし」

冬「なぁなぁで済ますのは決して悪い事ばかりではありませんよ。中途半端な態度とは即ち人間関係の緩衝材。違う考えを持つ一個人同士が馴れ合…仲良くいる為の知恵です」

夏「ふーちゃんまで…。ってか今馴れ合いって言いかけたよね!?ちょっと怖いし!!」

兄「まぁ馴れ合いならその辺、俺達よりもナツの方が上手くやれてる気がするけどな」

冬「えぇ。姉さんの人に合わせる時の苦笑いとかとても素敵ですよ。私にはとても真似出来ません」

夏「いやいや、普通に笑ってるだけだし!別に苦笑いじゃないよ!?なんでもっと、素直に見れないの!?」

兄「さてと…」

冬「あ、はい。準備は整ってますよ」

兄「ん?」

夏「え?なになに?」

冬「え?ですから私に乱暴するんじゃないんですか?性的な方向で」

兄「あー、いや、待て。話がぶっ飛び過ぎてマジで意味分からん」

冬「?…あぁ、ゴムなら必要ありませんよ。初めては生と決めているんで」キリッ

夏「な、なま!?」///

冬「殿方は生がお好きですものね」///

兄「あーなるほど、いつもの発作か。最近無かったから油断してたわ」

冬「…兄さん反応が薄くてつまらないですよ?」

兄「こう頻繁にやられたらさすがに免疫付くわ。むしろ付きすぎてアナフィラキシーショックの方が心配なレベル」

夏「な、ななな」///

冬「姉さんは免疫無さ過ぎです。というか夏待ちの不思議生物みたいな声出して…。しっかりして下さい?」

夏「そういえばふーちゃんって昔からこうだったっけ?」

冬「こうとは?」

夏「なんかこう…ストレートにお兄ちゃんにぶつかる…というか激突してるみたいな」

兄「そうだな。ふーこだって生まれた時からこうだった訳じゃないだろうに。どこで育て方を間違えたのか…」

冬「若干気になる物言いですが、つまりはいつから兄さんの事を愛する様になったかという事ですか?」

夏「そうそう!そんな感じ」

冬「やれやれ、仕方ありませんね。お二人がどうしてもと言うなら教えてあげても良いです」

兄「いえ、お断りします!どうしてもってむしろどうしても聞きたくないレベルだよ」

冬「ではまず私達の馴れ初めからお話する必要がありますね」

兄「必要ねーよ!ってか兄妹に馴れ初めもなにもあるか!もうお願いだから俺の話聞いてくれよ!!」

冬「そうですか?では私が兄さんの事を一生愛すると決めた日の事を話しましょう」

兄「あぁ、もうこれ止まんないよな。何言っても止まんないタイプの流れだよな」

夏「パンツ脱いだ!!」

冬「いえ、姉さん、パンツ脱ぐ様な展開にはなりませんよ?というか某大型匿名掲示板に毒され過ぎです。あそこにはロクな連中がいないのであまり関わらない方がいいですよ」

兄「おいこらやめろ。あそこに書き込んでても真面目で真っ当に生きてる人だっていっぱいいるんだぞ?特に妹が好きでそれ関係のスレを覗いちゃう様な人に悪い人はいないと断言出来るな!」

冬「あら、それもそうですね。的確な媚び…指摘ありがとうございます」

夏「ふーちゃん!本音漏れてる!!本音!!」

冬「あれは私がまだ幼少のみぎり。自身の可愛さにまだ自覚の無かった頃の話です」

兄「まだって今は自覚してるってのかよ。どんだけ自信満々だよ」

冬「今週のSEED DESTINYでもアスランが言っていたじゃないですか。力を持つ者ならその力を自覚しろ!!と」

夏「曲解もいいところだよ!?むしろすがすがしくてちょっとカッコいいよ!!」

なっちゃんがパンツを脱いだ…だとΣ(゚Д゚)

なっちゃんのパンツを大切にしよう

そろそろ部屋からでないか

夏「あー、でも確かに昔からお人形みたいに可愛かったもんね、ふーちゃん」

冬「えぇ。ですから言い寄られる事が日常茶飯事で…特に大人の男性から」

兄「最低だな。YesロリータNoタッチって言葉知らねえのかよ」

夏「お兄ちゃん、割とその言葉も最低だからね?」

冬「で、強引に言い寄られているところを大人に助けられて、さらにその殿方から言い寄られるという負の無限ループ…」

夏「そこまでなの!?いやもう逆に日本の未来が心配だよ…」

夏「そして、そんな絶望的な状況から私を助け出してくれたのが兄さんだったんです」


兄「…?そんな事あったっけか?」

冬「姉さんがパンツ脱いだ!!」クワッ

夏「実際には脱いでないよ!?ものの例え!!だたのテンプレで常套句だからね!?」

冬「脱いだって言うから期待しちゃったじゃないですか」ハァ…

夏「ふーちゃんが一体なにを期待するの!?」

冬「私が期待するのは新展開です。むしろ超展開です」

夏「あー、まぁ確かにねー。基本部屋から出ないし」

冬「えぇ。外に出たのって姉さんが池袋に行った時だけじゃないですか?」

夏「だねー。でもこう暑いとさぁ…」

冬「自分の体が灰になるのが先か目的地に着くのが先かみたいなところはありますね」

夏「どこのドラキュラだし…。まぁお出掛けについてはあとでお兄ちゃんにも聞いてみよ?」

冬「そうですね。私とのデートについては兄さんに聞いておきましょう」

夏「さりげなくハブらないで!?」

冬「昔の事ですからね。覚えていないのも無理はありません。ですが私を助け出してくれたのは確かに兄さんの言葉だったんです」

夏「ふーちゃんの過去にそんなことが…。わたし全然知らなかったよ」

冬「繊細な私と違って姉さんは男子達に交じって元気に野山を駆け回っていましたからね…猿の様に」

夏「猿のってくだり必要だった!?も、もしかして気付いてあげられなかったこと怒ってる?」

冬「クスッ…いえいえ、そんな事ないですよ。それにちょっとした不幸エピソードは女を魅力的に魅せるものなのです」クスクス

兄「嫌なベクトルのポジティブシンキングだな…」

冬「まだ私が可愛過ぎて言い寄られまくっているとまだ自覚出来ていなかった時分、どうして私ばかりこんなに怖い思いを…私が何をしたというんだろう…と思っていました」

夏「か、可愛過ぎ…。まぁ子供の時って大人の男の人って基本怖かったからねー」

冬「そして私は兄さんにどうしてなのか理由を尋ねたんです。そうしたら兄さんはこう答えました」


昔兄「そりゃもちろんふーちゃんがが超可愛いからだよ。だから別にふーちゃんが悪い訳じゃないんだよ!偉い人もこう言ってるよ。可愛いは正義なんだって!!」




夏「う、うゎ…」

兄「やめてっ!俺の記憶のブラックボックスを開けるのはやめてっ!!」///

夏「かわいいは正義って…ってかそれ言ってるの偉い人じゃなくてただのエロい人だと思うけど」

冬「あら、姉さんにしては上手い事言いましたね。でも当時の私にとって兄さんのその言葉は天啓と等しいものでした」

夏「てんけい?」

兄「んー、神様のお告げみたいなもんだ」

冬「決して私は悪くない。私がただ可愛いから殿方が寄ってくるだけ。ならもし可愛いは正義というのなら、この可愛さをもって行われる行為もまた正義である」

夏「なんかふーちゃんが神様…っていうか神父様みたいに語りだしたんだけど…」

冬「なら私は自身の可愛さを自身の利益の為に存分に使う事も正義であり、もし下心丸出しで近づいてくる殿方をこの可愛さをもって手玉に取り痛い目に合わせる事も正義である!」

兄「神父というなら悪魔教かなんかだな…」

冬「いやむしろそれはもう大正義と呼んでも良い様なものではないかと!!」

夏「ふ、ふーちゃんー。戻ってきてー」ユサユサ

冬「世界の関節は外れてしまった。ああ、何と呪われた因果か。それを直すために生まれついたとはっ!!」



兄「なにこれ?もしかして俺のせい?ふーこがこんなんになっちゃったの俺のせいなの?」

お兄ちゃん罪な奴だなぁ…

兄「まぁこれでなんとなくお前の愛が重い理由が分かった気がするよ…」

冬「えぇ、そりゃもうタングステン並に重いですよ。兄さんが結婚してくれないなら私死にます」

夏「重い!!重すぎるよ!?」

冬「冗談ですよ、冗談。でもまぁもし兄さんが彼女を作ったりなんかしたら彼女を殺して私も死ぬ程度には重いですよ」

兄「だから重い重い重い重い!!なんなのこの子は…。侘助で何回攻撃されればここまで重くなっちゃうの?面を上げちゃうの?」

夏「ふーちゃんちょっとヤンデレ入ってるよね」

冬「あら、新しいステータス追加でクラスチェンジですか?でもかしこさが5くらい下がりそうなんで遠慮しておきます。ところで姉さんは無いんですか?」

夏「ん?」

冬「こう…ちょっと自慢できるような不幸体験…みたいな?」

兄「自慢なのかよ」

冬「そうですよ。あぁ、私ったら悲劇のヒロイン…みたいにちょっと浸れちゃう感じです」

夏「急にそんなこと言われても…んー」

冬「ヒロインは大抵過去に辛い体験をしつつもそれを隠して健気に笑顔で暮らしているものです。ギャルゲーでは大抵そうです。姉さんはヒロイン足る資格をお持ちなんですかねー」チラッ

夏「わ、わたしだってヒロイン体質だしっ!?ちょっと自慢できる不幸体験の一つや二つ持ってるもん!!」

冬「姉さんのー、ちょっと不幸な話ー聞いてみたいー♪」


兄「ナツ、完璧に乗せられてんぞ…」

冬「兄さんは罪な男ですよねー」

夏「そうだねー。こんな可愛い妹をたぶらかしてー」

冬「私達をこんなにした責任はきちんと取ってもらわないとですね」

夏「うんうん。もう一生養ってもらわないと割に合わないね!」

冬「まぁ私としては養ってあげる方向でも構わないんですけどね」

夏「となるとお兄ちゃんは専業主夫?」

冬「それは姉さんの仕事でしょう」

夏「そうなるとふーちゃんが稼いでわたしが家事をする…。ならお兄ちゃんはなんだろ?」

冬「んー…性奴隷?」


夏「」

なっちゃんの不幸体験はふーちゃんという妹を持った事だな…

冬「という訳でエントリーナンバー1番夏子さん、不幸自慢をどうぞー」

夏「えとえとえと…あ、この前友達とファミレス行ったらわたしだけ注文忘れられて料理が来なかった!」

兄「あー」

冬「そ、それはなんといいますか…自虐ネタですか?存在感の無さをネタにするのはいささか私も扱いに困るというか…」

夏「え!?ダメだった!?んと…それじゃそれじゃ…」

兄「ぶっちゃけふーこ程のネタは中々出て来ないよな」

冬「それはそうです。私レベルになると不幸話でさえ超高校級なんですよ。むしろ不幸話で希望ヶ峰学園入れちゃいます」

夏「んーんー…あ、もうお小遣いがない!!」

冬「ですからあれ程計画的に使う様にいったじゃないですか…。どうするんですか?まだ月末まで半月も残ってますが」

兄「ちっちぇー…。いや、まぁ兄としては不幸な体験をしてないって事で喜ぶべきところなんだけどな」

冬「あぁ、あれですか?おバカ自慢ですか?まぁある意味不幸だとは思いますが…」

夏「ちがうよ!?おバカ自慢なんてしてないよ!?」

兄「もういいじゃねーか。ナツが不幸にならなかったってのは俺にとって何より嬉しい事なんだぞ。兄は妹が幸せになる為に頑張るもんだからな」

夏「お、お兄ちゃん/// そうだよね。わたしねっ、昔からずっと、生まれた時からずっと幸せだよっ!!」

冬「そうですよ、姉さん。姉さんは今まで苦労しなかった分これから辛い目に遭うんですから幸せな記憶を大切にして下さいね」クスクス

夏「ひどっ!!わたしこれから辛い目にあうの決定!?」


兄「ふーこのその黒いところはきっと不幸体験の賜物なんだろうな…」

夏「わたし時々ふーちゃんにいじられてちょっと不幸かも」

冬「あら、では姉さんの不幸体験は私がいる事ですか?」

夏「あははは、そんな訳ないじゃん。ふーちゃんがいない不幸の方が何億倍も不幸だよー。わたしふーちゃんがいるから幸せなんだよ?」

冬「うっ/// まったく、不意打ちはずるいです。…そうですね。私も姉さんがいて幸せですよ?」

夏「ふーちゃん…」

冬「まぁ姉さんのドジの尻拭いをするのは少し不幸ですが。なるべく早めに貸してあるお金返して下さいね?」

夏「うっ…。今月中!…は無理だから、ら、来月までしばしお待ちを…」

冬「…ハァ」

なっちゃんを保護したい

夏「不幸体験がなくてもヒロイン体質な女の子っていると思うんだよね」

兄「さっきも思ったんだけどなにその恋愛体質みたいな言葉」

冬「まぁ確かに絶対条件という訳では無いと思いますが…例えば他に何かありますか?」

夏「えーと…小さい頃に会っててフラグ立ててるとか?わたしとお兄ちゃん小さい頃に会ってるから、ほらヒロイン体質!!」

冬「兄さん、姉さんの頭が益々残念な事になっている気がするんですが」

兄「最近半端なく暑いからな…。おいナツ、良く考えろ?それは何年ぶりに再会してーとか実は昔会っていたーみたいな感じだろ?俺とお前は兄妹で毎日顔合わせてるんだからその理屈はおかしい」

夏「あれ?そっかー。じゃあ他には…んー」

冬「私に言わせれば姉さんはヒロインというかサブヒロインだと思うんですよね」

夏「サブ!?」

冬「えぇ。攻略対象外キャラでもし人気が出たらファンディスクでヒロイン昇格するみたいな?」


兄「だからお前はどうしてすぐにギャルゲーで例えようとするんだよ。的確過ぎて分かりやすいじゃねーか」

冬「例えば胸がまな板すっとんとん体型な所とか」

夏「意義ありっ!!ふーちゃん知らないのー?貧乳はステータスだし希少価値なんだよー?」

兄「あー、懐かしいなそのセリフ」

冬「確かにそれも一つの真実です。ですが分かっていますか?それはあくまでロリキャラであることが前提なんですよ?」

夏「そ、そんな事ないもんっ!」

冬「ですがそんな事があるんですよねー。いいですか?厳密に言うと貧乳であることがそのまま希少価値とはならないんですよ」

兄「さっき一つの真実だって言ってただろ。どういう事だ?」

冬「そうですね。例えば、兄さんは貧乳であるけれどそれ以外は普通体型のおばさ……いえ、妙齢の方に希少価値が存在すると思いますか?」

夏「う、うまくオブラートに包んだね…」

兄「そ、それは…まぁ確かに希少価値があるとは言えないかもな」

冬「では女子高生でありながら小学生に間違われる様な体型の貧乳な女の子ではいかがでしょう」

兄「…」


夏「…お兄ちゃんのロリコン」ジトー

兄「い、いや誤解だナツ!!俺は変態じゃないぞ!仮に変態だとしても変態という名の紳士だからな!!」

冬「どこのクマ吉ですか。ですがまぁこういう事です」

夏「つまりどういう事?」

冬「とどのつまり貧乳という事は幼子の象徴であり、そちら方面に興味のある殿方にとって需要がある事で希少価値が生まれているのです」

兄「なるほどな。貧乳というだけではヒロイン体質を名乗るには不足という事か」

冬「えぇ、察しが良くて助かります。つまりすくすくと身長は標準的な女子高生かそれより少し大きい位に育っている姉さんには貧乳という特徴は決して殿方を落とす為のプラスのアビリティとは成り得ないんです」

夏「そ、そんな落とし穴があっただなんて…」

冬「よく考えてみてください。ギャルゲーで貧乳が善しとされているのはロリキャラだけでしょう。普通体型で貧乳が許されるのは知的な万能キャラで唯一胸がない事がコンプレックスみたいな場合だけです」

夏「な、ならそれでっ!!」

兄「ちて…き?すまん、俺の中で知的という言葉がゲシュタルト崩壊を始めた」

夏「ひどっ!そこまで言わなくても!!」

冬「因みに小柄で巨乳な私はギャップ萌えの対象で需要有りまくりです。もし貧乳だったとしてもそれはそれで需要はあったでしょうからふーちゃん大勝利♪」

夏「う、うわぁーーん、お外走ってくるーーーー!!!!」


バタン


冬「あら、苛め過ぎました?」

兄「容赦ねーなおい…。つか全部お前の主観じゃねーかよ」

この話のヒロインはなっちゃんに一票!!

とうとう外に出たな

なっちゃん株が急上昇

冬「さて、姉さんも出て行ってしまった事ですし、唯一無二のメインヒロインである私と気持ち良いこ

バタン!!
夏「まだあった!!!!」


冬「ひゃうっ!?」


夏「…」

兄「今の妙に可愛らしい悲鳴はお前か?」

冬「な、何の事でしょう。このクールビューティーな私が可愛らしい悲鳴などあげる訳が無いでしょうに。まったくおかしな兄さんはおかしな事を言わないで下さい」

夏「いやいや、絶対ふーちゃん「ひゃうっ」って言ったって」

冬「ですからそれは空耳です。気のせいです。まったくもって心外です。そ、それより姉さん何があったんですか?」

兄「さすがにそんな露骨な話の逸らし方じゃ…」

夏「へ?あ!そうそう!あったんだよ!!まだわたしがヒロイン体質だって言っていい特徴が!!」

兄「…」

冬「へ、へー。それは興味深いですね。是非話してみて下さい」

夏「お?めずらしく食い付きがいいねー。それじゃあ発表しますっ!わたしのヒロイン足る特徴…それはダメっ娘属性ですっ!!」キリッ

兄「こいつ開き直りやがった…。いいのか自分で自分をダメとか言って。今後のナツの成長に悪い影響とか出ない?」

冬「まぁ己を正しく認識するという意味では良い事だと思いますよ。人は自分のマイナスな部分を認識し改める事で成長するのですから」

夏「ふふーん♪」

冬「…改める気が有ればの話ですが」

兄「…」

夏「ご支援ありがとーございますっ!」

冬「ありがとうございます」ペコリ

夏「ねぇねぇ、なんか最近わたしの人気急上昇みたいな感じしない?」

冬「そうですね。庇護欲をくすぐられるところが人気の理由かもしれませんね」

夏「でしょでしょ?わたしの時代キターーー!!!!」

冬「ですがここで姉さんに残念なお知らせがあります」

夏「…え?な、なにかな?」

冬「大抵そういったダメっ娘キャラって彼女にしたいランキングでは上位に行けても、結婚したいランキングでは決して上位には行けないんです」

夏「え!?両方ともおんなじじゃないの!?」

冬「いえいえ。やはり結婚ともなれば殿方だって相手はダメっ娘よりは頼れるパートナーであってほしいと思うものなんです!。あぁ、きっと姉さんは悪い殿方に散々弄ばれた挙句いざ結婚という事になったら捨てられてしまう運命なんですね…。なんて可哀想な姉さん!!」

夏「いーーーやーーー!!おにーちゃーーーん!!はやくわたしとけっこんしてーーーーーー!!!!」

なっちゃんは料理もできるし結婚まで行きたい相手だよ!

ダメっ娘は守ってあげたくなるからな…

なっちゃんは理想の嫁!

私女だけど

夏「もちろんダメなところは直してくつもりだよ!」グッ

冬「え?そうなんですか?」

夏「え?いや、そんな意外そうな顔で見られても…」

兄「だってさっきあれだけダメっ娘属性を推してたじゃないか。せっかくの優位性を手放すのか?」

夏「ふふーん、わかってないなぁーお兄ちゃんは。今ダメってことはそれだけ伸びしろがあるってことだよ?それにダメな女の子が一生懸命頑張って出来る子になるってのもヒロインっぽいでしょ?わたしマジヒロイン!!」

冬「くっ…、確かにそれはヒロインっぽいです。初めから完璧な女の子より一緒に成長していくタイプの女の子の方が人気があるのもまた事実…」

兄「開き直ったナツ意外に手強いじゃねーか。あのふーこが押されてるぞ」

夏「さぁお兄ちゃん、わたしを育てて!課金ゲーの美少女育成アプリのように!!」ギュッ

冬「うらやましい!私も兄さんに一から調教されたいですっ!!主に性的な方面でっ♪」フー

兄「近い!ちけーよ!!つかナツ抱きつくな、暑いだろ!ふーこは耳に息吹きかけんな!」

夏「だからさ…お兄ちゃん…パラメーター上げる為にさ…その、い、一緒に…しよ?」ギュッ

兄「ナツ……本気、なんだな?」

夏「!?う、うんうんうんうんっ!!え?ホントにいいの?きゃー!奇跡の急展開!!」キャーキャー

冬「姉さんの熱意がついに兄さんに届いたみたいですね。おめでとうございます」

夏「ありがと、ふーちゃん!で、でも、いいの?ふーちゃん…」

冬「もちろんですよ、姉さん。私はいつだって姉さんの味方のつもりです。ですから姉さんの為というのならば是非もありません。兄さんも乗り気というのなら尚更です」

夏「ふーちゃん…グスッ…ありがとう!ふーちゃん大好きだよっ!!わたし一足先に大人の階段登るねっ!!」

兄「近い!ちけーよ!!つかナツ抱きつくな、暑いだろ!ふーこは耳に息吹きかけんな!」

夏「だからさ…お兄ちゃん…パラメーター上げる為にさ…その、い、一緒に…しよ?」ギュッ

兄「ナツ……本気、なんだな?」

夏「!?う、うんうんうんうんっ!!え?ホントにいいの?きゃー!奇跡の急展開!!」キャーキャー

冬「姉さんの熱意がついに兄さんに届いたみたいですね。おめでとうございます」

夏「ありがと、ふーちゃん!で、でも、いいの?ふーちゃん…」

冬「もちろんですよ、姉さん。私はいつだって姉さんの味方のつもりです。ですから姉さんの為というのならば是非もありません。兄さんも乗り気というのなら尚更です」

夏「ふーちゃん…グスッ…ありがとう!ふーちゃん大好きだよっ!!わたし一足先に大人の階段登るねっ!!」

兄「じゃあ早速準備するか。さっそくナツの部屋に行かないとな」

夏「お、お兄ちゃんいつになく積極的だよ!!…ってわたしの部屋でするの?ベッドの上ちょっと今散らかってるから先に片付けちゃうね」

兄「何言ってんだ、片付けるならベッドじゃなくて机の上だろ」

夏「あ、あれ?なんかおかしい?」

冬「クスクスクス」

夏「えと…お兄ちゃんはわたしの部屋に来ます。ここまではオーケーだよね?」

兄「あぁ、OKだ」

夏「で、わたしのパラメーターを上げるために…その…一緒にしてくれるんだよね?」

兄「おぅ、そうだぞ」

夏「じゃあベッドの上が散らかってたらその…エッチなこと出来ないよね?」

兄「……はい?」

冬「クスクスクスクス」

夏「えーーー!?だってさっきエッチなこと一緒にしてくれるって言ったじゃん!!恋愛のパラメーター上げるためにしてくれるんでしょ!!」

兄「んな事言ってねーよっ!!お前に必要なパラメーターは恋愛じゃないくて常識と学力だ!!だから俺は一緒に勉強してやるって言ったんだよ!!」

冬「あははははは!!もう姉さん傑作ですっ!!」

夏「え、えーーーー!?なに?勉強の話だったの!?ってふーちゃん初めから気付いてたのっ!?」

冬「クスクスクス…当然じゃないですか。チキンでヘタレの兄さんがそんな事言い出すはずがないでしょう。まったく姉さんの精子脳にも困ったものですね。あ、姉さんは女性ですから卵子脳ですかね」クスクスクス


夏「う、うーーーーーーーーー///」

ダメなところ直さなきゃダメだ!って思っているけど子宮脳ですぐにエロ展開にほだされてしまうなっちゃんそれなんてエロゲ

夏「あ、被ってるとこあるね」

冬「ほんとですね。兄さんのアソコみたいです」

夏「ふ、ふーちゃん、さすがにそれは…」

冬「ですね。自分で言ってて後悔しました…。被ってるのは以下の部分です」



兄「近い!ちけーよ!!つかナツ抱きつくな、暑いだろ!ふーこは耳に息吹きかけんな!」

夏「だからさ…お兄ちゃん…パラメーター上げる為にさ…その、い、一緒に…しよ?」ギュッ

兄「ナツ……本気、なんだな?」

夏「!?う、うんうんうんうんっ!!え?ホントにいいの?きゃー!奇跡の急展開!!」キャーキャー

冬「姉さんの熱意がついに兄さんに届いたみたいですね。おめでとうございます」

夏「ありがと、ふーちゃん!で、でも、いいの?ふーちゃん…」

冬「もちろんですよ、姉さん。私はいつだって姉さんの味方のつもりです。ですから姉さんの為というのならば是非もありません。兄さんも乗り気というのなら尚更です」

夏「ふーちゃん…グスッ…ありがとう!ふーちゃん大好きだよっ!!わたし一足先に大人の階段登るねっ!!」

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