上条「なら無理だ、俺死ぬよ!」(237)

上条「まぁ……天気も良いし、布団でも干すかなぁ……」

上条「つか、いきなり夕立とか降ったりしねぇよな……」

上条「ん?」

禁書目録「……ん」

禁書目録「……ねぇ君」

上条「へ?」

禁書目録「ご飯を食べさせてくれたら、嬉しいな!」

上条「……無理だ」チャキッ

禁書目録「!?」

上条「だから俺、死ぬよ!!」

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禁書目録「ちょちょちょちょちょちょ!!」

上条「何だ?死ぬ前だし、一言位は聞いてやるよ」

禁書目録「まずはそのカッターを捨てて!!捨てて!!」

上条「だって……俺には飯を奢るなんてこたぁ……」

禁書目録「分かった!ご飯はいらない!いらないから話だけ聞いて!ね!?」

上条「仕方ないなぁ……何だよ」

禁書目録「実は……」

―――――――――――――――

上条「はぁ?魔術だぁ?」

禁書目録「うん」

上条「あのなぁ、ここは科学の街だぞ?そんな事信じれる訳……」

禁書目録「だったら……!!」

禁書目録「この包丁で試して欲しいかも」スッ

上条「……分かった」チャキッ

上条「俺に女の子を刺し殺す事なんて出来ない」

上条「だから俺、死ぬよ!!」

禁書目録「だからー!!」

禁書目録「何で君はそう簡単に死のうとするのかな……」

上条「実はな、医者に言われてるんだよ……」

禁書目録「え?」

上条「君には生れつき、多少無理な事があったとしても無理だと判断して自殺しようという癖がな」

禁書目録「……にわかに信じがたい事なんだよ」

上条「だよな……」チャキッ

上条「信じてもらえ無いなら死ぬしか無いよな」

禁書目録「やめるんだよ!その包丁戻すから貸して!」バッ

上条「あぁ!!」

禁書目録「(これ以上何か言ったら、本当に自殺しかねないんだよ……)」

禁書目録「(ここは立ち去るのが、この人の為なんだよ)」

禁書目録「……あんまり長居しても悪いし、もう出るんだよ」

上条「おい!困った事があったら!いつでも力になるからな!!」

禁書目録「(なら自殺癖を治して欲しいかも)」

すごく前に見たことある感じのようなネタな気がするんですがそれは

上条「あ、補習行かなきゃ」

―――――――――――――――

小萌「はい上条ちゃん、答えて欲しいのですー」

上条「……無理だ」チャキッ

小萌「か、上条ちゃん?」

上条「だから俺、死ぬしか無いよ」

土御門「あー!先生!俺が答えるにゃー!!」

小萌「そ、そうですかー!!なら土御門ちゃんお願いします!!」

上条「……」スッ

土御門「(あ、あぶねぇ……)」

小萌「(何とかしまってくれました……)」

>>7
そんなのあったのか……事前に確認するべきだった

すみません

上条「ふぅ、補習も終わったし帰ろう」

御坂「あ、アンタ!!」

上条「あー、オッスビリビリ中学生」

御坂「ビリビリ言うな!!今日こそ勝たせて貰うわよ」

上条「……」キョロキョロ

御坂「な、何キョロキョロしてんのよ!?」

上条「いや、何か切れる物落ちてないかなぁって……」

御坂「!!!?」

御坂「(こ、コイツ……私を殺す気だわ!)」

御坂「(能力を打ち消せる事をいい事に……私を刺し殺すって言うの!?)」

御坂「ひ、ヒィィィ!!」ダッ

上条「あれ?」

―――――――――――――――

上条「はよ帰って寝よう……」

禁書目録「ちょっと助けて欲しいんだよ!!」

上条「お前は今朝のなんちゃってシスター!」

禁書目録「なんちゃってシスター!?」

ステイル「……お喋りはそこまでにしてもらえるかな?」

上条「!?……誰だお前は……」

ステイル「誰って……魔術師だけど……」

上条「そうか……お前が魔術師だったのか……」チャキッ

ステイル「!?」

上条「魔術師なんかに勝てる訳無いし、人生終わらせても……」

ステイル「やめろ!」バッ

上条「あぁ!!」

ステイル「そんな簡単に命を捨てようとするなんて……君は本当に人間なのかい!?」

禁書目録「ちょっと魔術師!来て来て」

ステイル「……なんだい?」

禁書目録「実はね……」ヒソヒソ

ステイル「……なるほど、そういう訳か」

禁書目録「うん、だからあの人が死なない程度の力で戦ってくれないかな?」

ステイル「……仮にも僕は神父だ、自ら命を絶つ人間を目の前では見ていられない」

ステイル「分かった、約束しよう」

禁書目録「……良かったんだよ」ホロリ

上条「?」

ステイル「いけ!イノケンティウス!」

イノケンティウス「うがー!」

禁書目録「(ちっちゃ!!30センチくらいしか無いんだよ!!でもその調子なんだよ!!)」

上条「無理だ……」

禁書目録「!?」

ステイル「!?」

上条「俺に、こんな化け物は倒せない……」チャキッ

上条「だから死ぬよ、俺」

禁書目録「あー!あー!」

ステイル「あー!一回退かなきゃいけなくなったなー!」

上条「え?」

ステイル「だからまた会おう!」ダッ

上条「……なんか知らないがやった」

禁書目録「(良かった……マジで良かったんだよ……)」

上条「ふぅ、なんか落ち着かないし、銭湯にでも行ってくるよ」

禁書目録「私も行くんだよ」

上条「そうか……なら準備しようぜ」

禁書目録「(知らない間に死なれたりしたら……)」

―――――――――――――――

上条「なんか人気が無くなったなぁ」

禁書目録「あれ?これって……」

神裂「ステイルが人払いのルーンを刻んだからですよ」

上条「……」

禁書目録「(やべー、マジでやべーんだよ……)」

神裂「さて、魔法名を名乗る前に……そこに居る彼女を保護したいのですが?」

上条「……無理だ」

神裂「……もう一度言いますが」

上条「俺は女を殴れない……だから死ぬしか無いよね」チャキッ

神裂「ちょっ!?」

神裂「七閃!」シュッ

上条「あぁ!マイ包丁が真っ二つに!!」

神裂「貴方、自分が死んでそれで解決……等と思っていませんか?」

禁書目録「(お?)」

上条「いや、どうせ俺には無理だし、死んだ方が楽に……」

神裂「与えられた命を自ら絶とうなんておかしいです!!」

上条「という訳で、俺は死ぬよ」スッ

禁書目録「どこから割れた空き瓶出したの!?」

神裂「待って下さい!マジで待って下さい!!」

上条「……何だよ」

神裂「私を殴らなくても勝てる方法とか探さないんですか!?」

上条「うん、死んだ方がいい」ザシュッ

禁書目録「あっ!!」

神裂「ちょっ!!」

―――――――――――――――

上条「……あれ?此処は……」

冥土返し「病院だよ、全く……君は何回運ばれれば気が済むんだい」

上条「先生……という事はまた死ねなかったのか……」

冥土返し「君が隠し持っていた刃物、切れやすい物は全てこっちで処分しといたよ」

上条「そんな……」

冥土返し「……一回は喉を切り刻み搬送、二回は頭を切り付け搬送……そして今回は腕なのかい?」

上条「……」

神裂「失礼します」ガラッ

冥土返し「君は?」

神裂「……彼の連れです、少し話をしても良いですか?」

冥土返し「……まぁ構わないよ」

神裂「ありがとうございます」

冥土返し「じゃあ僕はこれで」ガラッ

神裂「……先程のご無礼を許してくれませんか?」

上条「許すも何も、俺の癖だからな、仕方ない」

神裂「……どうして貴方は、自分を刺す時も、平然としてられるのですか?」

上条「まぁ楽になるし良いかなぁって……」

神裂「……少し昔の話をして良いですか?」

上条「ん?」

―――――――――――――――

神裂「と、言う訳なのです」

上条「禁書目録の記憶を消す……」

神裂「……三日後に彼女を回収して記憶を消します、なのでそれまでは彼女と居てあげて下さい」

上条「……」

神裂「それでは失礼します」ガラッ

ガラッ

小萌「上条ちゃーん!!」

土御門「お見舞いに来たぜぃ!!」

上条「おぉ、いらっしゃい」

小萌「いやぁ、まさかまた上条ちゃんが倒れるなんて……あ、りんご剥いたんで食べて下さい」

上条「ありがとうございます」モグモグ

土御門「(かみやん……どうしてお前はそう死にたがるんだ?)」

土御門「(たしかにまだかみやんと出会って数ヶ月しか経たない……けど相談してくれても良い筈だ)」

上条「……なぁ先生」モグモグ

小萌「はい?」

上条「記憶が圧迫して死ぬ……なんて事あるんですか?」

小萌「あるわけ無いじゃないですかー……まさか上条ちゃん!!あったら試そうとか考えてませんか!?」

上条「……それも有りかもしれない」

小萌「駄目ですよー!!」

上条「(なら何故アイツ等は死ぬなんて……まさか魔術的な何かが施されていたりして……)」

上条「……無理だ」

小萌「へ?」

上条「俺に女の子の身体なんて触れない……死のう」パリーン

土御門「か、かみやん!!壷なんて割ってどうするにゃー!!」

上条「死ぬんだよ」

小萌「あー!!ホームシックなんですか上条ちゃん!仕方ないなぁ!!私が先生に上条ちゃんの部屋に送り届けると言ってきますよー!!」

土御門「せ、先生ナイスアイディアだぜい!」

上条の部屋

上条「ただいまー」

小萌「ちゃんと寝て下さいね」

土御門「風邪引くなよにゃー」

上条「おう」

上条「さて、禁書目録の身体を……」チラッ

禁書目録「グー……スピー……」

上条「大口開けて寝やがって……ん?なんか口の中にあるな……」スッ

パキーン

上条「!?」

自動書記「――侵入者個人に対して最も有効な魔術の組み込みに成功しました」

自動書記「――これより特定魔術『聖ジョージアの聖域』を発動、侵入者を破壊します」

上条「……無理だ、倒せない……」チャキッ

自動書記「ちょっ」

自動書記「死なないで下さい、マジで死なないで」

上条「いやだってアンタみたいな奴を倒す方法なんて……」

ステイル「これは……」

神裂「一体……」

自動書記「あの、この人止めて」

ステイル「!?」

上条「皆、さような」

自動書記「ちょちょちょちょ!!ヒント!!ヒントあげるから!!」

自動書記「ヒントは顔!!ね?分かりますよね?」

上条「……駄目だ、分からない」チャキッ

ステイル「わー!わー!」ボゥ

上条「あぁ!!カッターが燃えて……」

自動書記「貴方の右手で私の顔を触るだけだから!」

上条「え?そんな馬鹿な……」

自動書記「良いから触れ!!死ぬな!!」

上条「え……」

神裂「彼女の言う通りですよ!!」

ステイル「だから早く触るんだ!!」

上条「でも……」

どことなく雰囲気が  上条「……不幸だ」美琴「あんたまたリスカなんかして!」 に似てる気がする
面白いからいいけど

上条「じゃあえっと……はい」パキーン

禁書目録「……」バタッ

パラパラ

ステイル「あの羽は……!!」

神裂「早く避けて下さい!!」

上条「あ……これで死ねるなら良いかも……」

ステイル「くそ!」ガシッ ダッ

上条「あー……」

>>60
ちょっと読んでくる ザシュッ

ステイル「間一髪だった……」

上条「なんで助けたんだ……」

ステイル「馬鹿!死のうとするな!!」

神裂「お腹を痛めて産んだお母様が悲しみますよ!?」

上条「あー……大丈夫だうん、大丈夫」

ステイル「……君みたいなのを放っておかないな」

神裂「ですが私達にはやらなければならない事があります……」

ステイル「……頼みたくは無い、けど……」

神裂「禁書目録に……頼みますか」

上条「さて上条さんは安らかに」

神裂「せいっ!!」ドスッ

上条「うがっ!?」ガクッ

ステイル「……この子とコイツは休ませておこう」

神裂「えぇ……その方が良さそうですね」

―――――――――――――――

アナウンサー「さーて今日の12位は……ごめんなさ~い、〇〇座の貴方です」

上条「また12位か……」

禁書目録「死ぬなんて考えて無いよね?」

上条「あぁ、してないよ」

プルルル

上条「はい」

小萌『上条ちゃん馬鹿だから補習でーす』

上条「……無理だ」

禁書目録「え?何が?」

上条「補習に行っても、俺は駄目なんだ」チャキッ

小萌『ちょちょ!!上条ちゃん今の音は!?』

上条「だから死のう」

禁書目録「死なないで!!」

小萌『死なないで下さい!!』

無理だ……もう続きなんて書けない

アウレオルス編とかあんまり覚えてないし………やっぱり無理だ……

アウレオルス編……覚えてる限り書こうかな

上条「参考書高かった」チャキッ

禁書目録「ふん!」ペシッ

上条「あぁ!!」

禁書目録「だから易々と死ぬのは止めるんだよ!!」

上条「……」

土御門「よーかみやん」

青ピ「元気かいなー」

上条「……なぁ、刃物持ってないか?」

土御門「!?」

青ピ「!?」

青ピ「……なぁつっちー、かみやんはあそこまで追い詰められとったんかいな……」

土御門「あぁ、みたいだにゃ……」

青ピ「しゃあない、ここは僕が何か奢ったる」

土御門「……半分出すにゃー」

ご飯食べてくる チャキッ

青ピ「なぁなぁかみやん、ハンバーガー食べへんか?」

土御門「今なら俺達がおごってやるにゃー」

上条「……ありがとう、気持ちだけでも」

禁書目録「あー!なら食べに行くんだよ!!」

青ピ「そうやな、行くでかみやん!!」ガシッ

上条「うわっ!」

ハンバーガー屋さん

上条「駄目だ、お金返せそうに無い……」チャキッ

土御門「だから奢るって言ってるだろ!!」

青ピ「せやで、お金なんて返さんでええから!!」

上条「……」

禁書目録「(この二人は毎日こんな目にあってたのかな……)」

土御門「えっと俺達の席は……アレだにゃー」

青ピ「ん?」

■■「……」

土御門「なんか居るぜぃ……」

青ピ「つっちー、話かけてぇな」

土御門「断るにゃー、青ピが行け」

青ピ「……まぁかみやんは……」

土御門「頼めないにゃー……」

禁書目録「もう!!私が行くんだよ!!」

禁書目録「そこの貴女!!さっさとどくんだよ!!」

■■「……食い倒れ」

禁書目録「は?」

■■「百円足りない。貸して」

土御門「いや、見ず知らずの奴に貸すのは……なぁ?」

青ピ「なぁ?」

上条「百円すら持ってない……もう無理だ」チャキッ

■■「ちょっ!?」

禁書目録「止めるんだよ!!皆見てるんだよ!!」

■■「分かった。百円いらないから。死なないで」

上条「でも……」

土御門「せい!」バシッ

上条「あっ!!」

青ピ「危なかったで……」

先生「……」

禁書目録「ん?」

青ピ「誰や?」

姫神「塾の。先生」

姫神「百円」

先生「……」スッ

姫神「ありがとう」

土御門「……なんで先生が百円を渡すんだにゃー?」

上条「ハンバーガー冷めてる……もう無理だ、食べられない」チャキッ

禁書目録「贅沢なんだよ!!冷めてても食べれるんだよ!!」

―――――――――――――――

上条「腹いっぱいだな」

禁書目録「(こっちは食べた気がしないんだよ)」

ニャー

禁書目録「あ、猫なんだよ」

上条「ごめんな、お前を飼う事は出来ない……」

上条「もう無理だ、お前の爪で俺の喉を……」

禁書目録「ちょっ!?猫になんて願いをしてるの!?」

禁書目録「分かった!!私のご飯減らしても良いから飼うんだよ!!」

上条「……本当に良いのか?」

禁書目録「うん!!だから死なないで!!」

上条「分かった、飼おう」

禁書目録「ほっ……」

ニャー

上条「良かったな」ナデナデ

禁書目録「(ん?これは……ルーン?)」

禁書目録「(ってこんなのに構ってる暇は無いんだよ、早くとーまを部屋に入れないと……)」

禁書目録「さ、とーま、帰ろう」

上条「うん」

ニャー



ステイル「……やはりあの子は彼を優先するか」

ステイル「仕方ない、一人で行こう、元々彼には関係無いしな」

―――――――――――――――

上条「……ちょっと散歩に行ってくる」

禁書目録「なら私も行くんだよ」

上条「そうか……なら行こう」

禁書目録「うん」

―――――――――――――――

ステイル「くそっ!やはり僕一人の力じゃ無理だ!!」

アウレオルス「ははは!唖然!所詮はその程度か!!」

ガチャッ

アウレオルス「ん?」

上条「あの……」

禁書目録「おかしいよね、ただ散歩に出ただけなのにここにたどり着くのはおかしいよね」

アウレオルス「!?」

上条「無理だ……」

アウレオルス「未然、誰だ貴様は」

上条「こんな強そうな奴に勝てる筈がない……」

上条「なぁアンタ」

アウレオルス「何だ?」

上条「その持っている拳銃で俺を撃ち殺してくれ」

アウレオルス「え!?」

禁書目録「何頼んでんの!?」

アウレオルス「唖然……貴様、自分が何を言っているのか分かるのか!?」

上条「あぁ分かっている!!だから早く!!撃ち殺してくれよ!!なぁ!!」

アウレオルス「ひっ!!」

禁書目録「……相手もビックリしてるんだよ」

アウレオルス「……」ガクッ

ステイル「あまりの恐怖に失神したか……」

禁書目録「まぁ、無理も無いよね」

姫神「私の。出番……」

―――――――――――――――

ステイル「今回も……なんか釈然としないが君に助けられたね」

上条「……」チャキッ

禁書目録「なんでこのタイミングでナイフを出すのかな!?」ペシッ

上条「あぁ!!」

ステイル「……それじゃあ僕はこれで失礼する」

姫神「……私は。どうすれば」

禁書目録「(家に来るなんて言ったらヤバそうだし……こもえの家にでも連れて行くんだよ)」

禁書目録「ついてきて、貴女が住めるかどうかは分からないけど……とりあえず頼める人がいるから」

姫神「……ありがとう」

上条「……俺はなんの力にもなれない、死のう」チャキッ

禁書目録「何個持ってんのかな!?没収!!」バッ

―――――――――――――――

禁書目録「という訳でこもえ、頼めるかな?」

小萌「勿論なのですよー」

姫神「……よろしく。お願いします」

上条「……やっぱり俺は……」チャキッ

禁書目録「だから死なないで!!」

アウレオルス編を適当に終わらせてごめん……

続きはお風呂に入ってから……

やっぱり俺は……

―――――――――――――――

上条「自販機から二千円札が出てこない」チャキッ

禁書目録「だからカッター出さないで」ペシッ

御坂「……アンタ何をやってるのかしら?」

上条「ビリビリか……」スッ

御坂「刃物……!?」

御坂「(ヤバイヤバイ!!刃物持ってるわ!!今度こそ刺し殺される!!)」

上条「死のう……」チャキッ

禁書目録「だから!!」

御坂「……あれ?」

御坂「アイツ……何やってるの?」

禁書目録「実は……」

―――――――――――――――

御坂「はぁ!?自殺する癖!?」

禁書目録「そうなんだよ……」

御坂「なるほど……だからあの時も刃物を探してた訳か」

いいんだよ!! 好きなシーンだけ切り取って書いても良いんだよ!!
だからカッターは一回置こう!? ねっ!!?

この鬱条さんに一方通行を倒せる未来が見えない…もうだめだ……ザシュ

>>120
だいじょうぶだよ!! SSならイッツーさんは割と常識人でお人よしだから!!
だから安心してカッターは置こう!!?

三主人公全員鬱なら面白そうだな

鬱な浜面はあんまり想像できないが

禁書目録「だからあのね、出来るだけでいいから死のうとした時は止めて欲しいんだよ……」

御坂「……分かったわ」

御坂妹「お姉様」

御坂「アンタ……」

上条「誰だ?」

御坂「アンタには関係無いわよ……ちょっと来なさい」

御坂妹「はい」

上条「……ウザがられた……」チャキッ

禁書目録「あーもー!!」

―――――――――――――――

禁書目録「今日はとても疲れたんだよ……」

上条「あ、テニスボールだ」

禁書目録「!!」バッ

上条「お前……テニスボールが好きなのか?」

禁書目録「う、うん!!そうなんだ!」

禁書目録「(あぶねぇんだよ、これでこけてまた死なれたら困るんだよ……)」

>>125
麦野「ほ、本気で怒ってるわけないでしょ! ほら、よしよしよし!!」
フレンダ「にゃー! 結局そのナイフをさっさとはなすわけよ!!」
絹旗「ちょうめんどくさい…」
滝壺「そんなはまづらをおうえんしてる」

上条「あっ」

禁書目録「どうしたの?」

上条「特売逃した……」チャキッ

禁書目録「残り物がまだ冷蔵庫にあるから!カッターはしまって!!」

上条「そうか、残り物があったな」

御坂妹「あのとミサカは今朝会ったばかりの男性に声をかけます」

上条「お前は確か……」

御坂妹「いきなりで申し訳ありませんが、猫には何を与えれば良いのでしょうかとミサカは問いただします」

上条「スフィンクスに餌あげてるのは禁書目録だし……こんな駄目な俺は」チャキッ

御坂「え!?」

禁書目録「私が知ってるから!!知ってるから!!」

禁書目録「猫にはキャットフードをあげればいいんだよ」

御坂妹「キャットフード……とは何処にいけば手に入りますかとミサカは再び問いただします」

禁書目録「そこらへんのスーパーで売ってるんだよ」

御坂妹「分かりました……そして申し訳ありませんがこの猫を預けても良いですか?とミサカは他人任せにします」

禁書目録「え……いいけど……」

上条「俺には猫の命は保証できない……」

禁書目録「私がするから!出そうとしないで!!」

御坂妹「(本当に大丈夫でしょうかとミサカは少し心配します)」

―――――――――――――――

禁書目録「遅い!めちゃくちゃ遅いんだよ!!」

上条「やはりお前も捨てられたか……」

ニャー?

禁書目録「まだ確定してないから!!そうだ!!みことの所に預けるんだよ!!」

上条「……俺家しらないし……」

禁書目録「私が聞くから安心して?ね?」

上条「……おう」

常盤台中学の寮

禁書目録「やっと着いたんだよ……」

上条「はぁ……」

禁書目録「(ここに来る前に42回も自殺しかけたから大変だったんだよ……)」

上条「えっと御坂は……っと」ポチポチポチ

黒子『どちら様ですの?』

上条「えっと……御坂の知り合いの上条って言うんだが」

黒子『上条……まさか貴方はあの類人猿!!キー!!』

上条「はぁ……」チャキッ

禁書目録「ちょっ」

黒子『……今何か音がしましたが?』

上条「死ぬんだよ、じゃあな」

黒子『何を言いますか!!止めて下さいまし!!』

上条「だってよ……」

禁書目録「てぇい!」ペシッ

上条「あぁ!!」

黒子『……部屋は開けておきますので早めに来て下さいですの』

禁書目録「分かったんだよ」

―――――――――――――――

禁書目録「入れてくれてありがとうなんだよ」

黒子「いえ……しかしこの方は一体……」

上条「キモいよな俺……」チャキッ

禁書目録「だから止めろって言ってるんだよ!!」ペシッ

禁書目録「実はね、とうまは自殺する癖があって……」

黒子「……一度カウンセリングを受けてみてはいかがですの?」

禁書目録「私もそう言ったけど……とうまは嫌みたいなんだよ」

コツ コツ コツ

黒子「この足音は寮監さん!!急いでベッドの下に隠れて下さい!!」

禁書目録「分かったんだよ!」

上条「いっそ見つかって八つ裂きにされるのも……」

禁書目録「はよ入れ!」グイッ

上条「うわっ」

上条「……なんか紙があるな」

レベル6実験

上条「(レベル6になるには、二万体のクローンを殺害する必要がある……)」

上条「まさかビリビリが居ないのも……」

禁書目録「この実験のせいだね多分」

黒子「もう良いですわよ」

禁書目録「ぷはっ!ありがとう、あと私達は用事があるから行くね」

黒子「えぇ……気をつけて下さいまし」

禁書目録「……うん」

―――――――――――――――

禁書目録「とりあえずこの工事現場みたいな所に行かなきゃ」

上条「また変な事に巻き込まれた……」チャキッ

禁書目録「もう!!」ペシッ

工事現場

一方通行「ははははァ!覚悟は良いかよクローン!!」

御坂妹「うぅ……」

一方通行「(俺はレベル6の為にコイツ等を殺して……いや、殺すのは可哀相だから気絶させている)」

一方通行「(だから天井の糞野郎に気付かれず、今日も気絶させてやらねェとな……)」

御坂「待ちなさい!一方通行!!」

一方通行「……あン?」

御坂「アンタの悪事もそこまでよ!!」

一方通行「(やべェェェェ!!オリジナル来ちゃったよやべェェェェ!!)」

一方通行「(どうしよう、マジでどうしよう……)」

御坂「……何汗なんてかいてるのよ」

一方通行「……かいてねェよ」

禁書目録「やっとついたんだよ!!」

上条「……」

一方通行「!?」

御坂「ちょっと!?なんでアンタ達が来てるの!?」

一方通行「(なンか知らねェが人が増えやがった……どうしよう)」ガクブル

上条「……やっぱり駄目だ、あんな目つきが悪い奴に勝てる筈が無い……」チャキッ

一方通行「ンなっ!?」

一方通行「おい!」バッ

上条「あぁ!俺のナイフが!!」

一方通行「死ぬなンて考えるンじゃねェ!!」

上条「だって……」

御坂「(アイツ、クローンを殺してるのに何言ってるのかしら……)」

一方通行「どォしても死にてェなら勝手にしろ、知らンぞ」

一方通行「(ここで突き放せば諦めて……)」

上条「あぁ、そうする」ザクッ

上条「」バタッ

一方通行「えェェェェェェェェ!?!?」

御坂「ちょっと!?」

禁書目録「何やっちゃってくれてるのかな!?」

一方通行「だって……まさかマジで刺すとは……」

御坂「いいから病院に運んで!!」

一方通行「お、おう」

―――――――――――――――

上条「……あれ、ここは」

冥土返し「次は下腹部を刺して搬送かい……やはりカウンセリングを受けた方がいいね」

上条「いや、カウンセリングにはトラウマがあるんですよ……」

冥土返し「まぁ深くは追求しないけどね……」

禁書目録「あぁとうま!やっと起きたんだね!!」

上条「禁書目録……」

御坂「やっと起きたのね……ほら入って」

一方通行「……」

上条「おぉ、アンタは……」

一方通行「すみませンでした!!」

上条「え?」

一方通行「俺が煽ったからお前はナイフで自分の腹を刺したンだよな!?」

上条「いや……」

一方通行「出来る限りの事はする、そォだ、治療代も払ってやる」

禁書目録「……ていうか、なんで人を殺してた貴方が、今更人が倒れた位で騒ぐのかな……」

一方通行「……実は、血が苦手なンだよ俺……人の命も奪いたくないしなァ」

御坂「じゃあ今までの実験は?」

一方通行「気絶させて……天井の糞野郎に見つからない場所に居させてる」

御坂「そっか……」

禁書目録「あれ?じゃあこの事件解決で良いのかな?」

御坂「良いんじゃない?」

第一位を倒してないっつー事でここからは原作と違うルートになる

ザクッ

―――――――――――――――

シェリー「どいつもこいつも……甘っちょろいなオイ」

シェリー「なら私が学園都市に行って……」

ステイル「行くな」ガシッ

シェリー「んなっ!?離しやがれ!!」

神裂「すみませんが、学園都市には行かせません」

シェリー「……なんでだよ」

ステイル「君が行くと自殺する奴が居てね」

シェリー「自殺!?」

ステイル「あぁ、彼ならこういうだろうね」

神裂「こんな強そうな奴に勝てる訳が無い、死のう……と」

シェリー「あははははは!!そんな奴が居る訳ねぇだろ!!」

ステイル「いや……居るんだ実際……」

神裂「えぇ……」

シェリー「えぇ……マジかよ……」

シェリー「じゃあ……行ったらいけないのか」

ステイル「行くな」

神裂「行って彼が自殺でもしたら……」

シェリー「あぁ分かったよ!行かねぇから!!」

それから沢山の人が見舞いに来た

吹寄「上条当麻!何また自殺をしかけてるの貴様は!!」


小萌「今度は下腹部辺りですかー……早く元気になって顔見せて下さいねー!!」


土御門「また派手にやらかしたにゃーかみやん、ほれ見舞い品だぜぃ」


青ピ「全く、かみやんは僕らが居ないと駄目なやー」


姫神「早く。元気に……」

禁書目録「とうまには沢山友達が居るんだね」

上条「あぁ……なんで……」

禁書目録「へ?」

上条「なんで俺はそうホイホイと死のうとするんだろうな……心配してくれる奴も居るのに……」
禁書目録「……そんなの気にせず、ゆっくりと体を治していこうよ」

上条「……あぁ」

退院日

上条「やっとかぁ」

禁書目録「うん、やっとだね」

上条「さて帰りに特売……あっ」

禁書目録「な、何かな?」

上条「特売逃した……」チャキッ

禁書目録「また入院する気なのかな!?」ペシッ

新学期

小萌「さぁ、夏休みの宿題を提出するのですよー」

上条「あっ……」チャキッ

土御門「わー!手が滑ったー!」バシッ

小萌「上条ちゃん……明日まで待ちますから持って来て下さいね」

上条「はい……」

青ピ「(こら危ないわ……)」

吹寄「(コイツは全くもう……)」

土御門「かみやーん、授業も早く終わったしゲーセンにでも行くにゃー」

青ピ「せやな、行こうでかみやん」

上条「あぁ……あっ金が……もう無理だ、死のう」チャキッ

土御門「だぁー!!金なら俺が払うにゃー!!」

青ピ「ほらはよしまって!!」

上条「……おう」スッ

ゲーセン

青ピ「さぁ何して遊ぼか」

土御門「まずはレースゲーをだな……」

スキルアウト「おっと兄ちゃん達、お金ありそうだね」

スキルアウトA「何なら俺達に貸してくんない?」

青ピ「……早速これかいな……」

土御門「はぁ……こっちにはかみやんが居ると言うのに……」

上条「金が無い……あぁ……」チャキッ

青ピ「ブッ!?」

土御門「か、かみやん!!」

上条「許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して」

青ピ「か、かみやーん!!」

スキルアウト「ひっ……」

スキルアウトA「ひぃぃ!!」

上条「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ」バタッ

土御門「かみやん!!大丈夫か!?」

スキルアウトA「待ってろ!!今救急車を呼ぶから!!」

病院

上条「あぁ……あぁ……」

土御門「かみやん……前まではこんな事には……」

冥土返し「これはストレスによる物だね」

青ピ「ストレス……?」

冥土返し「あぁ、今まで自殺を寸止めされて……その不安とストレスが溜まりに溜まって爆発したんだよ」

土御門「先生……一体どうすれば……」

冥土返し「三日もすれば治るだろう、安静にさせときなさい」

青ピ「分かりました……」

土御門「……青ピ」

青ピ「何やつっちー……」

土御門「かみやんをどうすれば良いんだにゃー?」

青ピ「……分からへんけど、僕らが何とかせなアカンやろ」

土御門「そうだにゃー……禁書目録にも言えないし……」

青ピ「しっかし……禁書目録ちゃん一人でよくかみやんの面倒をみてられたなぁ」

土御門「俺も不思議で堪らないにゃー……」

土御門「でも、このままだとまたかみやんのストレスを溜めてのループになるぜぃ?」

青ピ「せやな……どうにかして自殺を止めながらストレスを溜めへん方法が無いんかいな……」

土御門「ていうか俺達ってかみやんの好きな物わかるかにゃー」

青ピ「そういやそうやな」

土御門「これは、目を覚ました時に聞くかにゃー」

青ピ「せやな」

土御門「じゃあ今日は解散……お疲れ」

青ピ「お疲れさん」

三日後

禁書目録「とうま!!とうまはどこ!?」

冥土返し「彼なら二階の1番奥の部屋に居るよ」

禁書目録「ありがとうなんだよ!!」

冥土返し「……嫌な予感しかしないね」

ガチャッ

禁書目録「とうまー!!」

上条「」タラー

禁書目録「と、とうま!?」

禁書目録「(左手に何か持ってる……まさか毒殺!?)」

禁書目録「そんな……とうま……あんまりだよぉ……」

上条「はっ……何だ、来てたのか禁書目録……って何泣いてるんだよ」

禁書目録「とうま!?毒殺したんじゃ……」

上条「俺は薬品飲んで死ぬより刺し殺して死んだ方がいいんだよ」

禁書目録「左手に持ってるのは?」

上条「ん?あぁこれはイチゴジュースだよ」

禁書目録「……よかったぁ……」ペタッ

土御門「よーっすかみやん」

青ピ「元気かいなー」

上条「土御門……青ピ……」

土御門「いやぁ、かみやんが倒れた時はかなり焦ったぜぃ」

青ピ「せやなー、心臓止まるか思たわ……」

上条「すまんな……」

土御門「まぁ気にするなってかみやん」

青ピ「そうや、かみやんに聞きたい事があったんや」

上条「聞きたい事?」

青ピ「そこで寝てるシスターは一体かみやんとどないな関係で」

土御門「違うわ!」バシッ

青ピ「いたっ!?」

土御門「かみやん、お前って好きな物とかあるかにゃー?」

上条「好きな物……切れる物かな……」

土御門「うっ……」

青ピ「アカンでこれは……」

上条「あとはそうだな……鯛焼きかな」

土御門「鯛焼きかぁ」

青ピ「なら僕が買うてくるわ」

上条「なんだか……悪いな世話になりっぱなしで」

土御門「何言ってるにゃー、困った時はお互い様だぜぃ」

土御門「(まぁ本当はかみやんがほっとけないだけなんだが)」

御坂「おーい、元気かしらー?」

一方通行「メロン買ってきたぜェ」

土御門「ほらかみやん、お客さんだぜぃ」

一方通行「誰だてめェは」

土御門「土御門元春、まぁしがないシスコンだにゃー」

御坂「へー」

御坂「(本当に沢山の人に恵まれてるわね……コイツ……)」

青ピ「かみやん買うてきたでぇ!ってメロンがあるやないか!!」

土御門「コイツが持ってきたんだにゃー」

一方通行「……どォも」

青ピ「君……その服常盤台中学やないか!!ウヒョー!!」

土御門「ふんっ!!」ドスッ

青ピ「あばっ!?」

御坂「(……恵まれては居るけど……なかなか癖がある連中ね……)」

上条「さて……着替えるから早く部屋の外に出てくれないか?」

御坂「へ?あぁ……うん」

ガチャッ

バタンッ

上条「……」

上条「……俺は何でこう、人に迷惑をかけるんだろうな……」

上条「いっその事……知らない場所で死んで皆に忘れて貰うか……」

上条「……」チラッ

上条「ナイフ……か」

―――――――――――――――

御坂「遅いわね……」

青ピ「ホンマやな、何しとるんやかみやん」

一方通行「……なンだか嫌な予感がする」

土御門「あぁ……俺もだ……」

禁書目録「もう!!とうま入るよ!!」ガチャッ

ヒュウウウ

禁書目録「大変!!とうまが居ないんだよ!!」

土御門「何だと!?」

青ピ「窓が開いとる……脱走したんか!!」

御坂「早く探しに行きましょう!!」

一方通行「……あの馬鹿野郎」

土御門「俺は吹寄や小萌先生に電話してから行く!!だから先に探しに行ってくれ!!」

青ピ「頼んだでつっちー!!」

―――――――――――――――

上条「……どこもかしこもビルばっかりだな……」

上条「こんな所で死んだら真っ先に発見されるな……」

御坂「あの馬鹿!!また死のうとしてるって言うの!?」

御坂「ちょっと!!」

スキルアウト「あぁ!?何だよ!!」

御坂「この辺で……ツンツン頭の高校生を見なかったかしら?」

スキルアウト「お前、アイツの知り合いか!!」

御坂「へ?」

スキルアウト「さっき……そいつが俺にこう言ったんだよ」

スキルアウト「俺を知らない場所で殺せってな……」

御坂「それを言われた場所覚えてない!?」

スキルアウト「確か第七学区の学生寮辺りだったな……」

御坂「分かった、ありがとう!!」ダッ

青ピ「ぜぇ……ぜぇ……かみやん……勝手に死ぬとか許さんで!!」

上条「……」フラフラ

青ピ「かみやん!?」

青ピ「かみや――」

ガタン ガタン ガタン

青ピ「チッ!!電車か!!」

青ピ「あーもー!!はよして!!」

ガタン ガタン

青ピ「やっとか!!」

青ピ「って居なくなっとる……」

青ピ「いや、まだ近くに居る筈や、待ってろかみやん!!」

一方通行「あの野郎……人が心配してンのに何死のうとしてンだよ……」

一方通行「必ず探し出して取っ捕まえて……説教でもしてやるか」

一方通行「だが問題は野郎がどこに居るか……だよな」

スキルアウト「見つけたぞ一方通行!!」

スキルアウトA「今日こそお前の命日だぞ!!」

一方通行「……この忙しい時に雑魚の片付けかよ……」

土御門「かみやん……自分が死んで皆が幸せになるとか思ってないよなぁ……」

土御門「……いや、まだかみやんは生きてる!!必ず探し出してまた一緒に学校に通うんだにゃー!!」

土御門「くそっ!何かかみやんの手掛かりになりそうな物はないのか!?」

土御門「かみやんが好きな物……切れる物……」

土御門「もしかしてかみやん……包丁を買いに行ったとかじゃないよにゃー……」

土御門「迷ってる暇は無い!!行くぜよ!!」

禁書目録「とうまぁ……とうまぁ……」

禁書目録「うぅ……ひぐっ……」

禁書目録「どこなんだよ……とうまぁ……」

禁書目録「何で死のうとするのかな……うぅ」

禁書目録「……そういえば」

―――――――――――――――

上条『俺、死ぬならこの橋から飛び降りて死にたいなぁ』

禁書目録『いや、いきなり何言ってんの!?』

―――――――――――――――

禁書目録「……もしかして!!」



上条「あぁ……良い眺めだなぁ」

上条「水死体なら、発見してもらえないかもな……」

上条「さてと時間だ……さようなら皆……」

禁書目録「待つんだよとうま!!」

上条「……禁書目録」

禁書目録「何でなのとうま!!皆心配してるのに!!更に心配かけるような事して!!」

上条「……これ以上、心配かけないように死ぬんだよ」

禁書目録「馬鹿!!とうまの馬鹿!!」ギュッ

上条「……」

禁書目録「そんな事したって、嬉しくなんか無い!!とうまの事を忘れられる訳もない!!」

禁書目録「だから死なないでよとうまぁ……ひくっ……」

上条「禁書目録……」

上条「(俺は馬鹿だ……こんなに俺のことを思ってくれてる奴が居るのに……死のうだなんてな……)」

上条「……ゴメンな」

禁書目録「ううん、とうまが生きてるだけで良いんだよ」

―――――――――――――――

青ピ「あ、見つけたでかみや――」

土御門「せい!!」ドスッ

青ピ「うごばっ」

御坂「全く……あの二人を見てよく割り込もうとしたわね……」

一方通行「全くだな……」

青ピ「ぐっ……」

禁書目録「ねぇねぇとうま」

上条「何だ?」

禁書目録「とうまは何が好きなの?」

上条「そうだな……」









上条「皆……かな」

上条「あっ……見たいテレビ見忘れた……」

禁書目録「えっ」

上条「はぁ……」チャキッ

禁書目録「だから死のうとしないで!?」

おわれ

なんか途中から鬱条さんじゃ無くなったような気がしてならない

とりあえず、見てくれた皆に感謝します

ではさようなら ザシュッ

要望があれば続きは書くかも
別スレになるけども

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