戸塚「八幡・・・今日泊まりに行ってもいい?」(185)

八幡「・・・どうした突然?いや突然なのはまぁいいとして、普段学校外で遊んだこともほとんどないクラスメイトに対し、泊まりに行ってもいいかという質問をするという行為に疑問を覚えるが」


戸塚「実は昨日寝る前に怖い話の番組見ちゃって、あまり寝れなかったんだよ・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372783392

八幡「それでなぜうちに泊まりに来たいんだ?怖かった記憶は時間が経てばなくなるだろ(ほんとどんだけ可愛いんだコイツは)」


戸塚「それがね八幡・・・」


八幡「(上目遣いで見るなよ・・・抱きしめたくなるだろ)」

戸塚「その番組で紹介された怖い話の内容がね、自分以外の家族が旅行中に起きた殺人事件の話だったんだけど」


戸塚「今僕の両親も海外に旅行中で、あと一週間帰ってこないんだよ」


戸塚「それでね、もしも僕が一人で寝てる間に、強盗とか入ってきたらどうしようと考えてたら」


戸塚「・・・なんだかすごく怖くなってきちゃって」グスッ

八幡「 」


戸塚「・・・八幡?僕の話ちゃんと聞いてる?」



八幡「・・・あぁすまん、ちゃんと聞いてるよ、それはさぞかし怖かっただろうな」


戸塚「そうなんだよ!分かってくれた?」


八幡「事情は分かったが、殺人事件なんてそうそう起こることはないし、鍵の施錠をきちんとしておけば問題ないと思うぞ?」

戸塚「それでも怖いものは怖いしうちに一人だけで寝るって初めててだから、やっぱり不安だよ!」


八幡「分かった分かった、ただし俺の部屋は狭くて布団も一つしかない」


八幡「よって俺がお前のうちに泊まりに行く、それでいいか?」


戸塚「えっ!?八幡が泊まりに来てくれるの?」

八幡「ああ、一人で寝れないという問題は解決するから、俺が行っても無問題だろ、それとも俺が行くと何か不都合なことでもあるのか?」


戸塚「そんなことないよ!すごく嬉しいよ!友達がうちに泊まりに来てくれるなんてこと今までなかったから」



戸塚「でもひとつだけ、最初に言っておかなきゃいけないことがあるんだけど・・・」


八幡「なんだ?」



戸塚「僕の部屋のベッド、ダブル一つしかないんだ・・・」


八幡「」

戸塚「ごめんねやっぱり嫌だよね僕と同じベッドで寝るなんて」


八幡「・・・いや、まぁいいんじゃないか、ほら、寝る時にお互い近い方が何かあった時安否を確認しやすいだろ?」

戸塚「そっ、そうだねっ!うん、じゃぁ今日から一週間よろしくね、八幡!」



八幡「・・・一週間毎日一緒に寝るのか?」


戸塚「え?八幡は僕と一週間一緒に寝るの嫌なの・・・?」グスッ

支援さんくす、最後まで頑張る



八幡「別に嫌ってわけじゃないが、お前はいいのか?他人と一緒に寝るのってきっとストレス溜まるぞ」


戸塚「・・・八幡となら平気だよ、だって一緒にいても落ち着くし・・・」



八幡「えっ?」


戸塚「あ、ごめん、変な意味じゃなくて、その、友達の中でも八幡は話しやすいっていうか、気を使わなくていいっていうか・・」


戸塚「とっ、とにかく八幡となら安心して寝れそうなんだよっ!」

八幡「分かった分かった、じゃ今日から毎日泊まりに行ってやるから」


戸塚「ありがと八幡!」


八幡「ところで晩飯はどうしてるんだ?」


戸塚「いつもはお母さんが作ってるけど、今は僕が作ってるよ、こう見えて結構料理得意なんだ」

戸塚「・・・もしよかったら、うちでゴハン食べていかない?」

八幡「いいのか?」

戸塚「うん、1人で食べてもつまんないし、寂しいっていうか、
八幡さえよければ」

八幡「(この提案は非常に魅力的だが、毎日戸塚の家で食事をすることになると、小町が怪しむことになるな)」


八幡「(というか食事も一緒なら自宅に帰る必要もないわけで、ということは当然風呂も借りることになる訳か)」


戸塚「どうしたの八幡?」


八幡「戸塚、いったん自宅に戻るのは面倒だから、一週間お前の部屋に着替えとか置いといてもいいか?」


戸塚「え?うん、もちろん構わないけど」


戸塚「あの、それって、一週間・・・同棲する・・・ってことでいいのかな」

八幡「誤解されるような表現をあえて使うならそうだな、同棲だ」


戸塚「そっかぁ、八幡と同棲かぁ」


八幡「(頬を染めながら照れ隠しをするな抱きたくなるだろ)」


戸塚「じゃ食材いっぱい買っとかないとだね!」


八幡「まぁそんなに手の込んだの作らなくていいからな、俺苦手なもんとかないし

戸塚「うーん・・・でもどうせなら八幡においしいって言われたいよ、
  
   ちなみに八幡の好きな料理ってなに?」


八幡「好きってのとは違うが、いつも家では和食が中心だから、たまには洋食がいいな」



戸塚「洋食だね、じゃーオムライスなんてどう?」



八幡「えらくベタだな」


戸塚「じゃーオムライスで決定だね!」



八幡「そうだな。さて夕食の献立も決まったことだし、

   部活が終わったら俺は一度家に着替えを取りに戻るわ」



戸塚「うん、僕は部活が終わったら食材買いにスーパー寄るから

   八幡も急がなくていいからね」



八幡「あぁ、それで戸塚んちの住所をメールで送っておいてくれ

   そうすりゃ一人でも行けるから」



戸塚「うん、後で送っておくねっ」

キーンコーンカーンコーン


八幡「それじゃ部活に行ってくるわ、また後でな」


戸塚「また後でね、八幡」




奉仕部


八幡「うーす」ガラガラ


雪ノ下「あら、今日はやけに嬉しそうな顔をしてるわね、比企谷君」


由比ヶ浜 「ヒッキーやっはろー♪

     何かいいことあったのー?」

八幡「・・・いや別に(ここで戸塚の件がバレたら面倒なことになりそうだな)」


雪ノ下「比企谷君、あなた嘘をつくのが下手ね、顔に出てるわよ

    【今日僕にとって最高に嬉しいことがありました】ってね」


由比ヶ浜 「えーヒッキーなにそれ!気になるなー!」

八幡「(下手に嘘をつくと余計詮索されそうだから一部の事実だけを伝えておくか)」



八幡「・・・だから大したことじゃないって、

   戸塚に今両親不在だから飯食べに来ないかって誘われた、そんだけだ」




雪ノ下「あら、比企谷君にしては珍しいイベントね、友人からの招待なんて」


由比ヶ浜 「へーさいちゃんち今ひとりなんだー」


八幡「そういうことだ、ひとり分の食事を作るのも二人分作るのも手間は同じだからな」

雪ノ下「そうだったの・・・・・・

    それじゃ二人分作るのも同じ手間なら、

    3人分も変わらないのではないかしら?」



八幡「は?どういう意味だそれ」



雪ノ下「全く貴方のIQの低さには呆れてしまうわね」





雪ノ下「私も戸塚君の家に食事をさせていただこうかしらと、つまりそういう意味よ」




八幡「・・・すまん最近耳が遠くてな、もう一回言ってもらえるか?」



由比ヶ浜 「あははは、ゆ、ゆきのんもジョーク言えるようになったんだね!」



雪ノ下「冗談ではないわ」



八幡「いや誘われたのは俺一人であってお前は関係ないだろ」


雪ノ下「ええそうね、ただ、戸塚君の家に貴方が行くということに対して、

    なんだか言い知れぬ不安を感じるのよ」


由比ヶ浜 「・・・ヒッキーもしてさいちゃんに手出そうなんて・・・」



八幡「アホかお前らは」


雪ノ下「ともかく私も同行させていただくから、

    戸塚君には話をしておきなさいね」



八幡「断固拒否する」



由比ヶ浜 「えーゆきのんだけズルイー!

     ヒッキーあたしもさいちゃんち行きたい!」

八幡「いや雪ノ下も由比ヶ浜も連れていかねーから」


雪ノ下「そこまで言うのなら今回は引き下がりましょう」


由比ヶ浜 「えーヒッキーのケチー」
戸塚「八幡・・・今日泊まりに行ってもいい?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372783392/)



八幡「(雪ノ下がやけに素直だな・・・・何か企んでるとしか思えない・・・)」



雪ノ下「(戸塚君の住所は後で調べてから先回りしておけば問題ないわ)」

キーンコーンカーンコーン


雪ノ下「それでは本日の部活動はここまで、解散しましょう」


由比ヶ浜 「じゃーねゆきのん、ヒッキーまた明日ね♪」


八幡「あぁ、気を付けて帰れよ」


由比ヶ浜 「うん、またねー」ガラガラ

雪ノ下「さて、それじゃ私も帰ろうかしら」



八幡「俺も帰るか、着替え取りに行かないとだし」ボソッ


雪ノ下「・・・・・比企谷君、今なんて言ったのかしら?

    私の聞き間違いでなければ、

    着替えを取りに行く と聞こえたのだけれども」


雪ノ下「着替えを取りに行って、その後どこへ向かうのかしら?」



雪ノ下「貴方は先ほど戸塚君のうちに食事をしに行くと言ってたけど

    もしかしてそのまま宿泊するなんてことは、ないわよね?」

八幡「(あーめんどくさいことになったな)」


雪ノ下「私の質問に答えてくれないかしら?」



八幡「(こうなったら・・・・・)」


八幡「あ、窓の外に巨大なパンさんが!」


雪ノ下「!どこ!?パンさん・・・・・って」


雪ノ下「・・・・逃げる時だけは一流ね」

長くなりそうなんで一旦休憩

少し書き貯めてからきます

八幡「ふぅ・・・危ないところだった」



八幡「まぁ明日になってれば雪ノ下も忘れてるだろ」



八幡「っとそういえば戸塚からメールきてたな」




八幡「『お疲れ様はちまん、僕の住所はここだよ!』」Googlmap添付



八幡「なんだ、うちからそう遠くないな」


八幡「さっさと着替え取って戸塚んち向かうとするか」


八幡「ただいまーっと」


小町「あ、おにーちゃんお帰り!」


八幡「おお、そりゃ俺の帰る家はここしかないからな」


小町「はいはいそういうのもーいいから、

   手洗ってお風呂でも入ってくれば?」



八幡「いや、俺この後出かけるから」


小町「出かけるって、・・・・コンビニ?」


八幡「コンビニ行く用事があるなら帰りに寄ってくるだろ、普通」


小町「それもそうだねー、じゃどこに行くの?」

八幡「(小町は雪ノ下とは違うからここで正直に言っても問題だいだろう・・・)」


八幡「ちょっとな、友達のうちに泊まりに行くんだよ」


小町「えっ?お兄ちゃん、そんな仲のいい友達いたっけ?」



小町「あっ!分かった!ほんとは雪ノ下さんでしょ!?」

八幡「ばーか、違ぇーよ、同じクラスの戸塚って男子だよ(男子とは思ってないが)」


小町「ヘー、小町の知らない間にお兄ちゃんにそんなお友達ができてたとは・・・」ニヤニヤ


八幡「なんだ、自分の兄に友達がいることがそんなにおかしいのか妹よ」


小町「べっつにー」


八幡「まぁそういう訳だからメシも戸塚んちで食べる、よって今日の晩飯はいらん」


小町「はいはい、お母さんには小町から伝えとくから、お兄ちゃんは早く用意してくれば?」

八幡「(こいつもあまり深く追及してこないな・・・・何か嫌な予感がする)」


八幡「じゃ着替え取ったら出るから、鍵かけとけよ」


小町「うんっ、行ってらっしゃーい♪」



小町「・・・・さてLINEで由比ヶ浜さんに返信しないと」



小町「『やっぱりお兄ちゃんご飯食べるだけじゃなくて泊まるようです』っと・・・・」送信



小町「よし、任務完了♪」
 


小町「お兄ちゃんには申し訳ないけど、

   これもお兄ちゃんのためなんだから、仕方ないよね」ペロッ

アニメしか見てないので間違いとか相違点あれば指摘ください、今後のSSに活かしますので・・・






八幡「戸塚から送ってもらった地図だとこの辺のはず・・・・」



八幡「お、ここか」




八幡「・・・(人生初の友人宅訪問だがチャイム鳴らすもんなのか分からん)」



八幡「ま、鳴らすのが普通だろう」ピンポーン


タタタタタタタタッ


戸塚「はーい」 ガチャ



八幡「よ、よう」



戸塚「い、いらっしゃい八幡っ!」

八幡「おう、い、いらっしゃいましたぜ」



戸塚「あはは、なにそれ、変な八幡っ!」



八幡「いや、友達んち来るの初めてだからな・・・」



戸塚「そ、そうなんだ、僕が・・初めてなんだね・・・」



八幡「(おいおいこんなとこ誰かに聞かれたら完全に誤解されるぞ)」



戸塚「あ、ごめんね、とりあえず上がってよ!」



八幡「お、おう、お邪魔します・・・・」

戸塚「今食事の準備してるところだから、

   八幡は僕の部屋でゆっくりしてて、

   出来たら呼びにいくから」



八幡「いやなんか悪いしお前の部屋で一人とか落ち着かねーからなんか手伝うわ」



戸塚「えーいいよいいよ、八幡はお客さんなんだからっ!」



戸塚「それにあと30分くらいで準備できるから」



八幡「じゃ、じゃあ部屋で待たせてもらうとするか・・・」



八幡「(実は戸塚の部屋ってどんなものか気にはなっていたが・・・・)」

戸塚「ここが僕の部屋だよ、って言ってもふつーだけど」ガチャ


八幡「おぉ、なんか思ったより普通だな」


戸塚「思ったよりって、どんな部屋想像してたの?」


八幡「いや、もっとピンク色な感じがしてたが、意外に男らしいな、少年漫画も男向けが多いし」



戸塚「もー八幡、当たり前じゃない、僕男の子だよ!」


戸塚「じゃぁ食事の準備してるからちょっと待っててね!」バタン

八幡「さて、それではまずはベッド下からっと・・・・」 ガサゴソ



八幡「あっ・・・・これは・・・・・」

八幡「これってこないだの合宿の時の写真じゃないか」



八幡「ん・・これは俺と戸塚の2ショット写真か」



八幡「なんでこんなとこに隠してたんだ・・・?」


八幡「まぁ隠してるってことは見られたくないってことだから」


八幡「これはそのまま元の場所に戻しておいて・・」ガサゴソ


八幡「おっ・・・これは・・・・・」







八幡「まさか戸塚がこんな本を持ってるとは・・・・」 BL同人本


八幡「・・・おいおいこれ結構ガチなやつじゃねーか・・・」


八幡「まさか戸塚のやつこっちの気が・・・・・」


戸塚「はちまーんご飯できたよ・・・・」ガチャッ




戸塚「」


八幡「」

戸塚「ちょっ、えっ、八幡それは違うんだよっ!」


八幡「あ、ああ・・・いや別に俺は友人の性癖についてとやかく言う気はないぞ」


戸塚「違うんだよっ!それ僕のじゃなくて」


戸塚「海老名さんが読んでって無理やり渡してきたんだよっ!」

八幡「・・・・なんだ、そうだったのか(少し期待してしまった俺ガイル)」



戸塚「うん・・僕も返そう返そうって思ってて、忘れちゃってたんだ・・・」


八幡「いや、そんなことだろうと思ったよ(実際は少しがっかりな様な・・・)」


戸塚「っていうか八幡!勝手にベッドの下漁るなんてひどいよっ!」


八幡「すまんすまん、ちょっと魔が差してな」

戸塚「もうっ・・・・、他に何か見なかったよね・・・?」


八幡「ん?あ、あぁ・・・これしか見つからなかったが」


戸塚「そ、そう・・・・じゃ、ゴハンできたから一緒に食べよっか!」


八幡「そうだな、じゃぁリビングに行くとするか」

八幡「おっ、美味そうなオムライス・・・・とサラダとスープも作ったのか」



戸塚「えへへ・・・、せっかくだから、ちゃんとしたゴハン食べさせてあげようと思って」


八幡「(これならいい嫁になるな・・・・)」



戸塚「八幡?」



八幡「ん?あ、あぁ悪い、じゃいただくとするか」



戸塚「うん、いっぱい食べてね!」

八幡「ふー、美味かった、ごちそうさま」



戸塚「ふふふ、お粗末さまでした」


八幡「あ、洗いものくらい俺にやらせてくれよ」



戸塚「えーいいよ、八幡はお茶でも飲んでくつろいでて」

八幡「いやいや、こんな美味いもの食べさせててもらって何もしないのは俺のポリシーに反する」



戸塚「もー変なところで真面目なんだから」


八幡「しょうがないだろ、性格なんだから」


戸塚「じゃー僕お風呂の準備してくるから、洗い物任せちゃっていいかな?」


八幡「おう、任せとけ」

八幡「さて洗い物も終わったことだし・・・・」



戸塚「八幡っ、先にお風呂入っちゃっていいよ!」



八幡「いやいや、戸塚が先に入れよ、部活で汗かいてるんだし」



戸塚「ううん、僕は帰ってからシャワー浴びたから大丈夫だよ」



八幡「・・・そうか、いやでもなんか悪いし」



戸塚「うーん、じゃ、じゃ一緒に入る?」



八幡「」

戸塚「べっ、別に変な意味じゃなくてっ!」


戸塚「ほらっ、二人で入れば背中とか流しっこできるし!」


戸塚「こういう時くらいしか人に背中洗ってもらう機会ないから」


戸塚「だめかな・・?」

八幡「いや、お前がそこまで言うのなら、別に構わないけど・・・・」



戸塚「ほ、ほんとっ!?嬉しいよ、憧れてたんだー、友達と背中の流しっこするの!」



八幡「(もうどうにでもなれ・・・)」


ピンポーン



戸塚「あれ?誰だろ?こんな時間に・・・・」



八幡「(やな予感が・・・・)」



戸塚「はーい」 ガチャ

雪ノ下「こんばんは、戸塚くん」


戸塚「あれ、雪ノ下さん?どうしたのこんな時間に・・・」


雪ノ下「いえ別に用事というほどでもないのだけれど」


雪ノ下「えっと、比企谷君はいるのかしら」


八幡「おい、なぜお前がここにいるんだ」


雪ノ下「あら、部活の終わりに貴方としていた会話がまだ済んでいなかったからに決まってるじゃない」


八幡「いやいや、常識的に考えてここまで来ることはないだろ」


雪ノ下「貴方の常識が私にとっての常識とは思わないでいただきたいわね」

戸塚「八幡、どういうこと?」


雪ノ下「あら比企谷君から何も聞いてなかったのね」


雪ノ下「今日は私も」


八幡「去れ」 バタン


雪ノ下「」

八幡「全くあいつはストーカーかよ」ガチャガチャ


戸塚「いいの八幡?雪ノ下さん、八幡に何か話があったようだけど・・・・」


八幡「いいんだ、見なかったことにしよう」


戸塚「八幡って結構ヒドイんだね」

八幡「さて、気を取り直して風呂に入るか」


戸塚「そ、そうだったね、じゃぁ八幡先に入ってて、

   僕着替えとか用意してるから、後で入るよ」 タタタタッ

八幡「ここが風呂か」ガララ


八幡「・・・うちの風呂の広さの軽く2倍はあるな」


八幡「とりあえず頭だけ洗っておくか」ジャー

戸塚「はちまーん、もう入ってもいいー?」



八幡「おー、いいぞー」



戸塚「失礼しまーす・・・・・」 ガラガラ

八幡「(タオルで股間を隠すと余計エロいな)」


戸塚「はちまんっ!どこ見てるの!?」


八幡「あ、いやすまん、だが男同士なんだから前隠す必要はない気がするが」


戸塚「だって恥ずかしいよ、小学生以来、家族にすら見られたことないのに・・・」

戸塚「そっ、そんなことよりはちまん、背中洗ってあげるよ!」


八幡「あ、ああ、じゃぁ頼むとするか」


戸塚「うん、じゃー背中向けて?」


八幡「(戸塚と風呂でふたりきり・・・いやいや何を考えてるんだ落ち着け俺)」


戸塚「ジャーボディーソープつけるね?」手デヌルヌル


八幡「ひぅっ!」

戸塚「え、ごめんくすぐったかった!?」


八幡「(まさか直接手で触られるとは思わなかった)」


八幡「い、いや、ちょっとびっくりしただけだ」


戸塚「そっか、じゃぁ・・続けるね?」

八幡「お、おう(やばい戸塚の手が男の手に思えないくらい小さくて・・・)」



小八幡「↑」



戸塚「どうしたのはちまん?」



八幡「いや何でもない(バレたら青春どころか人生がなくなる)」



戸塚「じゃ流していきますねー」ジャー

八幡「(ふぅ・・なんとか収まってきたな)」



戸塚「よしっ、おしまい!」



戸塚「次ははちまんが僕の背中洗う番だよ!」



八幡「」

八幡「(戸塚の背中綺麗だな・・・・)」ゴクリ



戸塚「ボディーソープはそこだよ、はちまん」



八幡「あぁ、じゃ洗っていくぞ」



戸塚「うん、よろしくお願いします」フフッ

思ったより長くなりそう 150くらいまでには終わらせるようにします

八幡「テニス部なだけあって右肩の辺りはガッシリしてるな」 ゴシゴシ



戸塚「えーそうかな?自分だとよく分からないけど」



八幡「いやそこまで極端じゃないけど、じっくり見ると・・・・」



戸塚「は、恥ずかしいからあんまりじっくり見なくていいよっ!」

八幡「じゃ流すぞ」 ジャー



戸塚「ありがとはちまんっ!」



八幡「さて、体が冷えるから湯に浸かろうぜ」



戸塚「うんっ!」

八幡「はぁー・・・・・いい湯だな」



戸塚「はちまんオジさんみたいだねっ」 アハハ



八幡「いや、誰でもこれくらい言うだろ、風呂に入ると」



戸塚「そうかなー」 アハハ


八幡「それにしても戸塚の身体、やっぱり華奢だな」



戸塚「もー気にしてるんだから言わないでよー」



八幡「いやいや、別に悪い意味で言ってるんじゃない」



戸塚「じゃーどーゆー意味?」

八幡「それは・・・その・・・」



八幡「そう、例えば、お前が今後部活動に精を出しても筋肉がついていくとしよう」


八幡「そうなると体格だけでなく顔つきなんかも変わってくるだろ?」


八幡「そうなってしまったら、俺はもうお前を今までと同じように接することはできないかもしれん」



戸塚「うーん僕の体格はこれ以上変わることはないと思うけど」


戸塚「僕の身体つきが変わるとはちまんはもう僕と遊んでくれないの?」


八幡「いやまぁそういうことじゃないが・・・・」


八幡「(言ってしまいたい、お前は俺の嫁になれって・・・)」



八幡「・・・・まぁ戸塚は今の戸塚でいいってことだ」



戸塚「?」

八幡「いや今の発言忘れてくれ、自分で言っててなんだが非常に気持ち悪い発言だった」



戸塚「ううん、なんかよく分からないけど、はちまんにそう言ってもらえると嬉しいよ」




八幡「じゃぁそろそろ出るか」



戸塚「そうだね、身体も温まったしね!」

八幡「床にまだ泡残ってるから気をつけ・・・」


戸塚「わぁっ!」ツルッ


八幡「戸塚!」ガシッ


戸塚「いたたたた・・・」


八幡「大丈夫か戸塚?」


戸塚「うん・・・ありがとはちま・・・・」


小戸塚「ポロン」


八幡「」


戸塚「」

戸塚「////////」タオルデカクス


八幡「怪我ないか・・?(ついに戸塚のアレを見てしまったが冷静に行動しよう)」


戸塚「う、うん・・・・ありがとっ!」


八幡「(毛・・・ほとんど生えてなかったな・・・)」

八幡「さて、風呂上がりと言えば」



戸塚「コレでしょ、はいコーヒー牛乳」コト



八幡「お、気が利くな」グビグビ



戸塚「ところではちまん?」



八幡「なんだ?」



戸塚「さっき・・・その・・・・」



八幡「どうした、顔真っ赤だぞ?」



戸塚「・・・ぼくの・・アレ見たでしょ?//////」



八幡「」

八幡「・・・・・なんのことだ?」



戸塚「だからっ!その・・・・」



八幡「・・・ちゃんと言わないと分からないぞ?」



戸塚「お・・・・ちんちん・・・/////」

八幡「(もう男でもいいかな・・・)」



戸塚「ねぇっ、はちまん!」


八幡「ん?」



戸塚「見たんでしょ!?」



八幡「・・・・ま、まぁちらっとな」

八幡「でもそれがどうした?別に男同士だから気にすることはないだろ?」



戸塚「・・・ずるいよ僕だけ恥ずかしいところ見られて・・・・」



戸塚「は、はちまんのも見せてよっ!」


八幡「」

八幡「なぜそうなる・・・・」



戸塚「だって僕だけ下半身見られてるって何か不公平だよ」



八幡「いやだからといって俺の下半身を見せなきゃいけないってことにはならんだろ」



戸塚「いいからはちまんパンツ脱ぎなよっ!」 ガシッ



八幡「おっおいやめろ戸塚!」





戸塚「」



八幡「」


戸塚「・・・・・・」



八幡「いや黙ってないで何か言えよ、沈黙は逆に恥ずかしいわ」



戸塚「えっ!?あ、うん・・・・・」


戸塚「ぼっ、僕のより・・・り、立派だね・・////」


八幡「気がすんだらパンツ履いてもいいか?」

戸塚「う、うん、ごめんね突然・・・・」


戸塚「自分以外の見たことなかったから・・・、

   他の人のどうなんだろって、ずっと気になってて・・・・」


戸塚「でも、べ、別に変な意味じゃなくて・・・、

   僕の人よりも小さいかもってずっと思ってたから・・・・」

八幡「・・・まぁ誰でもそう思うことはあるから気にすんな」



戸塚「・・・ありがとはちまん、ずっとコンプレックスだったんだけど」



戸塚「なんかあまり気にならなくなったよ///」




八幡「じゃあ気が済んだところで寝るとするか」



戸塚「そ、そうだね!」

八幡「じゃー戸塚が壁側で、俺はこっちに寝るか」



戸塚「うん、枕はコレ使ってよ」ポス



八幡「お、テンピュールじゃないか」

戸塚「それ最近買ったんだけど、僕にはなんだかあまり合わなくて・・・」



八幡「使ってないのか・・?」



戸塚「うーん、最初の1週間くらいは使ってたかな・・?」



八幡「(微かに戸塚のシャンプーの匂いが・・・・」スンスン



戸塚「ちょっとはちまん匂いかがないでよっ!」

続きは起きたら書きます

とぎれとぎれで申し訳ない

戸塚「じゃー電気消すね」カチ



八幡「おう」



戸塚「なんか不思議な感じ」



八幡「何がだ?」



戸塚「いつも寝てるベッドに、今日ははちまんも寝てる」 フフ




八幡「俺も誰かと寝るなんて、小学生以来だな」



戸塚「・・・小学生の時は誰と寝てたの?」



八幡「・・・・妹」



戸塚「仲いいんだね」アハハ



八幡「まぁそんときコマチモチイサカッタシ・・」 ペラペラ



戸塚「ヘーハチマンモオニイサンシテタンダネー・・・・・」クスクス


八幡「でさー、・・・・戸塚・・・?」



戸塚「・・・・・」



八幡「寝たのか?」



戸塚「・・・・・」



八幡「俺も寝るとするか」ゴロン



戸塚「・・・・・」

八幡「・・・・・」



戸塚「・・・・・チマン・・・」


八幡「(寝言か?)」



戸塚「ハチマン・・・ダイスキダヨ・・ムニャムニャ」



八幡「」

八幡「(どんな夢見てるんだよ・・・)」


八幡「(てか今俺のこと大好きって言ってたような・・・)」


戸塚「んーはちまん・・・・」ダキッ


八幡「(うおっ背中に抱き着いてきやがった)」ドキドキ

戸塚「はちまんのことだいすきだよ・・・・」 ギュッ



八幡「(寝言にくらいマジで返事してもいいか)」



八幡「俺も戸塚のことが好きだぞ」ボソッ



戸塚「・・・・ほんと?」



八幡「うぉっ、起きてたのかよ!?」



戸塚「ふふっ、ひっかかったねはちまん?」

八幡「(穴があったら入れ・・じゃなかった入りたいわ)」


戸塚「ねー今言ったこと、ほんと?」


八幡「・・・・何がだ?」


戸塚「はちまん言ったよね」


戸塚「俺も戸塚のことが好きだ、って」


八幡「・・・さぁ何のことやら、寝言じゃないのか?」


戸塚「寝てなかったのに?」クスクス

八幡「・・・言わないと駄目か?」


戸塚「だめー」クスクス


八幡「分かったよ・・」ゴロン


八幡「戸塚・・・・」


戸塚「ねぇ、さいかって呼んで?」

八幡「・・・・・さいか」


戸塚「なーにはちまん?」


八幡「・・・・好きだ」


戸塚「僕もはちまんのこと、大好きだよっ」ギュ

八幡「なぁ戸塚・・・」


戸塚「・・・・」


八幡「さいか」


戸塚「なーにはちまん?」


八幡「親御さんが旅行から帰ってきても」


八幡「一人で寝るにはベッド広すぎないか?」


戸塚「そうだね、このベッドで一人で寝たら寂しくて死んじゃうかも」クスクス

八幡「じゃぁ、その・・・親御さん帰ってきてからも」


八幡「・・・・たまに泊まりにきてもいいか?」


戸塚「そんなこと決まってるじゃない」クスクス


戸塚「これからもずっと一緒だよっ、はちまんっ」 ギュッ



俺の青春ラブコメはこれで間違ってない・・・・と思いたい



終わり

え?
エロは?

>>172
エロありは別のさいちゃんSSで書く予定なので少々お待ちください・・

このSSまとめへのコメント

1 :  ガルドゥ77   2015年06月28日 (日) 16:14:51   ID: 1gcue8iX

いいですねぇさいちゃん

2 :  SS好きの774さん   2016年03月08日 (火) 21:58:12   ID: ttyu3E5o

八幡 去れwwww

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